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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4672チバQ:2015/03/19(木) 22:29:52
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/mie/CK2015030602000222.html
<焦点 県議選まで1か月>(下)県南部の選挙区展望 
2015年3月6日

 4月3日告示の県議選(総定数五一)は17選挙区中、9選挙区で選挙戦に突入し、8選挙区で無投票となる公算が大きくなっている。県議会は2014年5月、選挙での「一票の格差」是正に向けて県南部の定数6減を柱とする選挙区、定数の見直しを盛り込んだ条例改正案を可決した。今年5月1日から施行されるため、見直しの適用は4月の県議選ではなく、4年後の19年から適用される見通しだ。

【松阪市】(定数四-5)
後藤健一64 無現(2)
中西勇59 無現(1)
田中祐治60 自新
中瀬古初美50 無新
野口正62 自新

 民主系の笹井健司さんが引退し、現職2人と新人3人が争う激戦区になりそうだ。自民は前職の市長選出馬で空白区となっていたが、公募を経て市議の田中さん、野口さんを擁立。新政みえは地域政党として、昨年末に立候補を表明した市議、中瀬古さんの推薦を決めた。中西さんはみんなの党の解党を受け、新たな一人会派「新しい翼」を結成した。

【多気郡】(定数二-3)
西場信行63 自現(8)
浜井初男65 みえ現(1)
西川浩52 無新

 西場さん、浜井さんの現職2人に新人1人が挑む構図となりそうだ。多気町議だった西川さんは今年1月に立候補を表明した。19年から定数は1減の見通しだ。

【伊勢市】(定数四-5)
奥野英介68 自現(2)
中川正美64 自現(8)
中村進一67 みえ現(5)
内藤弘一50 共新
広耕太郎52 民新

 前回は無投票。今回も当初は無投票とみられたが、新人の内藤さんが2月に立候補を表明し、選挙戦に突入する見通しになった。民主系の辻三千宣さんが引退し、広さんが民主から出馬する。19年から定数1減の予定。

4673チバQ:2015/03/19(木) 22:30:33
【志摩市】(定数二-2)
中嶋年規48 自現(3)
山本教和67 自現(7)

 中嶋さん、山本さん以外に出馬の動きは具体化しておらず、前回に続いて無投票の公算が大きい。保守地盤が厚い選挙区で、自民が二議席を独占。新政みえは会派として候補者を公募したが擁立には至っていない。19年から鳥羽市と合区し、定数が2になる予定。

【鳥羽市】(定数一-1)
中村欣一郎56 自現(1)

 前回は選挙戦。中村さん以外に出馬の動きは具体化しておらず、無投票の可能性が高い。新政みえは候補者を公募したが擁立には至っていない。19年から志摩市と合区し、定数は2に減る見通し。

【度会郡】(定数二-2)
村林聡37 自現(2)
吉川新67 みえ現(1)

 前回と同様、無投票で自民、民主系が議席を分け合う公算が大きくなっている。19年から定数1減の予定。

【尾鷲市・北牟婁郡】(定数二-2)
津村衛39 無現(2)
東豊59 自現(1)

 2議席を4人が争った前回の激戦から一転、無投票の公算が大きくなっている。19年から定数1の見通し。

【熊野市・南牟婁郡】(定数二-2)
大久保孝栄48 自現(1)
藤根正典53 無現(1)

 前回は新人3人の争いだったが、大久保さん、藤根さん以外に具体的な出馬の動きは見られない。19年から定数1となる予定だ。

 (相馬敬)

4674チバQ:2015/03/19(木) 22:31:15
長野
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015031202000072.html
<党派の動き>(上)自民、公明
2015年3月12日

「地方で勝つことが党の戦い」と力を込める自民の後藤県連会長=1月、長野市内で
写真
 四月十二日の県議選投開票まで一カ月。昨年八月に再選した阿部守一知事は、共産以外の主要政党の支援を取り付け、県政をめぐる政党の情勢は四年前の前回選から大きく変わった。主要政党の動きを二回に分けて紹介する。

    ◇

 「統一地方選で自民が勝つことが党にとっての戦いだ」

 一月に長野市内で開かれた自民県連の選対会議の席で、後藤茂之会長は四月の県議選に向けて、こう出席者にげきを飛ばした。

 県議選には、党県議団の現職十八人に加え、新人一人と他会派の現職一人の計二十人を公認。国が掲げる地方創生と歩調を合わせて、それぞれの地元で景気浮揚と雇用の充実を訴える方針だ。

 後藤会長は「県議団二十人以上」を目標としたが、県連は選挙後の会派再編をにらみ、二十九人超の過半数も視野に入れる。萩原清県連政調会長は「選挙後に編成される会派に一人でも多くの人に入ってもらいたい」と期待する。

 前向きな発言の裏には四年前との環境の変化がある。一一年の県議選は、前年の知事選で県連が支援した候補が阿部知事に敗れた後にあり、国政、県政ともに野党で戦った。

 しかし、今回は真逆の立場で迎える。昨年八月の知事選で阿部知事を推薦し、共産を除く「オール与党態勢」の主軸として阿部県政を支える。国政でも、一二年衆院選で政権を奪還した後、一三年参院選、一四年衆院選で続けて勝利し、盤石にも見える。

 ただ、全国的に自民支持が安定する中、県内は一四年衆院選の自民の比例得票率が26・07%と、全国で下から三番目だった。県内五つの小選挙区独占を狙ったが、前回と同じ1、3区で敗れ、党勢の拡大は道半ばだ。

 萩原政調会長は「長野は自民票と個人票が一致しないところがある。党支持者だけで選挙するのではないので、幅広く個人票を集めたい」と意気込む。

    ◇

 公明は県議会で「県民クラブ・公明」として党公認以外の議員を含めた計九人で会派をつくる。県本部は県議選に現職三人を擁立し、二十人程度を推薦する見込みだ。

 過去の衆院選、参院選ともに県内で十万票前後を獲得し、安定した結果を残すが、党公認現職三人のうち二人は一期目。太田昌孝県本部代表は「自力で歩けるよう次につながる戦いをしてほしい。県連としては防災面や福祉、教育、景気回復などを中心に訴えたい」と先を見据える。

4675チバQ:2015/03/19(木) 22:31:31
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015031302000271.html
<党派の動き>(下)民主、社民、共産、維新
2015年3月13日

県議の引退を表明する民主の倉田幹事長=2月、長野市で
写真
 「政権与党だった前回選と違って、今回は野党の立場。失った信頼は、まだ戻っていない」。民主県連の倉田竜彦幹事長は、党の置かれた厳しい状況を認める。

 県連が県議選の公認候補として擁立したのは五人で、前回選から半減した。県連幹部は「民主の看板では戦えないということだろう」と内情を明かす。長年にわたり県連を引っ張ってきた倉田幹事長も引退を表明しており、公認と推薦を合わせて現有十二議席を維持する目標を掲げる。

 昨夏の知事選で共産を除く主要各党が阿部守一知事の支援に回ったため、一期目の当選を支えて、「知事与党」で主要な立場を保ってきた民主の存在感は相対的に低下。昨年末の衆院選では長野3区で議席を奪われ、県選出の衆院議員が二人から一人に減った。

 かつての「民主王国」の面影は失いつつあるが、明るい兆しも見え始めている。昨年の衆院選で、県内民主候補の小選挙区の得票数は、前回選より二万五千票増えている。

 倉田幹事長は「統一選の活動を通じて訴えを浸透させ、(来年夏の)参院選につなげたい」と意気込む。地域版の公約をまとめた「信州版マニフェスト」を近く発表し、地方創生などで自民との違いを訴える方針だ。

     ◇

 県議会で民主と同一会派を組む社民県連は県議選に公認二人と推薦四人で臨み、現有議席の維持を目指す。

 昨年衆院選の県内小選挙区で候補者擁立を見送った。竹内久幸代表は「国政では厳しい現状はあるが、社民党は今、地方議会が主体の党だ。来夏の参院選につなげる結果を出したい」と語る。

     ◇

 衆院選で比例北陸信越ブロックで十一年ぶりに議席を獲得し、勢いに乗る共産。県議選で現職五人を含む十人を公認し、さらに擁立の可能性を探る。現有六議席を上回る十人以上を当選させる強気の目標を掲げる。県議団長の石坂千穂県議が引退する長野市区では二議席維持を狙う。

 知事選で唯一、阿部知事への対決姿勢を打ち出した。鮎沢聡県委員長は「オール与党のなれ合い県政から転換が必要だ」と語る。子どもの医療費窓口無料化に加え、リニア中央新幹線の開業に向けて県が進める道路整備など大型事業の見直しも訴える。

     ◇

 維新は党としての動きはないが、同党の井出庸生衆院議員が地元の佐久市・北佐久郡区の候補者を支援する。

 (この連載は小西数紀、武藤周吉が担当しました)

4676チバQ:2015/03/21(土) 11:21:02
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20150321/201503210939_24559.shtml
下呂市新庁舎は白紙 市議会否決 市長「1年内に方向性」
2015年03月21日09:39
写真:下呂市新庁舎は白紙 市議会否決 市長「1年内に方向性」
新庁舎整備関連議案が市議会で否決され、記者会見する野村誠市長=下呂市役所
 下呂市が旧下呂温泉病院跡地(同市幸田)に計画していた新市庁舎整備に関し、市議会は20日、定例会本会議で市役所の位置を定める条例改正案を賛成少数で否決した。野村誠市長は定例会後の記者会見で「庁舎と各振興事務所の耐震問題や組織の在り方について、ゼロベース(白紙)からあらためて議論し、1年以内に方向性を示したい」との考えを明らかにした。

 2015年度一般会計当初予算案も関連予算を減額し、修正可決された。

 野村市長は「大変残念だが、民意として真摯(しんし)に受け止めたい」と話し、市民や議員からの反対意見が多かったことには「議論が足りていなかった」と認めた。

 今回の否決で、老朽化した庁舎と組織の再編、病院跡地の利用などについて課題が残った。「耐震化だけでも多額の費用が掛かるため、合併特例債を使わない手はない。活用期限まであと4年しかなく、任期中に道筋をつけることが市役所整備を選挙公約に掲げた私の責任」と語った。

 新庁舎整備は、現庁舎の老朽化と市内3カ所に分散する組織の効率化を目的に、13年から外部委員会などと検討してきた。しかし、市民説明会などで反対意見が噴出。11日の市議会庁舎整備検討特別委員会でも、同条例改正案が否決されていた。

4677チバQ:2015/03/21(土) 11:24:11
>>4627

http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/gifu2015/news/gifusenkyo20150319_2.shtml
村上氏、県議選立候補を断念 可児市選挙区
2015年 3月19日
 4月の県議選の可児市選挙区(定数2)で、現職の村上孝志氏(67)=同市愛岐ケ丘=が18日、立候補を断念する意向を明らかにした。

 村上氏は民主党公認候補として2007年、11年の県議選で当選。今回の県議選では県連や支持団体との調整がまとまらず、県連は伊藤英生氏(42)=可児市今渡=を擁立。村上氏は2月には除籍処分になっていた。

 岐阜新聞の取材に、村上氏は「出馬の意思を示してきたことで、民主党内部でも一部の人は考えてくれたと思う。やるだけのことはやった」と述べた。

 同選挙区では、自民現職の小原尚氏(55)=同市下恵土=と伊藤氏、無所属新人の佐伯哲也氏(44)=同市若葉台=が立候補を表明している。

4678チバQ:2015/03/21(土) 11:26:27
>>4628
自民分裂へ
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/gifu2015/news/gifusenkyo20150319_1.shtml
高原市議が県議選出馬意向 飛騨市選挙区、無所属で
2015年 3月19日
 4月の統一地方選で行われる県議選の飛騨市選挙区(定数1)で、市議の高原邦子氏(57)=同市神岡町釜崎=が無所属で立候補する意向を固めた。19日に正式に出馬を表明する。

 高原氏は国学院大法学部卒。2004年に市議に初当選し、現在3期目。今月13日に所属する自民党神岡支部の役員を辞職し、16日に離党届を提出した。

 同選挙区では、現職の洞口博議長(65)が今季限りで引退を表明。自民党県連が公認候補者を公募し、党飛騨市支部青年局長の布俣正也氏(50)=同市古川町黒内=の擁立を決めており、選挙戦になる見通し。

4679チバQ:2015/03/21(土) 11:30:53
http://www.yomiuri.co.jp/local/aichi/news/20150320-OYTNT50189.html
戸籍と異なる性別で出馬へ 名古屋市議選
2015年03月21日
 4月12日に投開票される名古屋市議選の事前審査が20日始まり、市選挙管理委員会は戸籍上は男性となっている立候補予定者の性別を女性として受理した。同市議選では初めて、戸籍と異なる性別での立候補になる見通し。


 この候補者は中区選挙区(定数3)に政治団体「無所属の会」から出馬する安間優希氏(45)。性同一性障害で38歳から女性として生きていくことを決め、性的少数者を支援するNPO法人代表理事などとして活動している。

 市選管は、女性として受理をしたことについて性別は公職選挙法上の届け出の必須事項になっていないことを踏まえて判断したと説明。担当者は「基本姿勢として戸籍通りというのはあるが、法律で定められた事柄ではなく拒否することはできない」と話した。

 一方、総務省に対して届け出人数や当選人数を報告する際は、戸籍上の男性として報告する方針という。

 安間氏は本紙の取材に対して、「女性として生活しているので女性で届け出をするのは当然のこと。私が立候補することで、性別のあり方について考える契機になれば」と話している。

2015年03月21日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4680チバQ:2015/03/21(土) 11:51:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150313ddlk20010125000c.html
’15統一地方選:県議選の構図/1 12選挙区で無投票か 戦後最少84人下回る可能性 /長野
毎日新聞 2015年03月13日 地方版

 統一地方選第1ラウンドの県議選告示(4月3日、定数58)まで約3週間に迫った。毎日新聞の集計では今のところ、現職、元職、新人合わせて81人が立候補の準備を進めているが、戦後最少だった前回2011年の84人を下回る可能性がある。12選挙区で立候補予定者が定数と同数となっており、無投票の選挙区が多数に上ることも懸念される。各選挙区の戦いの構図を報告する。【統一地方選取材班】

 ◆長野市区

 ◇ベテラン引退で激戦
 定数10に対して、計15人が立候補を表明している。現職7人に、元職1人と新人7人が挑む構図で、ベテラン議員の引退などで激戦が予想される。

 自民は昨年10月、当選9回で前回トップ当選の石田治一郎・県連幹事長が死去し、まとめ役が不在となっている。石田氏の後継者は不在で、前回集めた約1万5000票の行方が注目される。公認候補は、前回より1減の現職2人。

 民主は、党幹事長の倉田竜彦氏が引退する。後継者は元JA全農県本部長の埋橋氏。課題は「知名度の低さ」(陣営関係者)とするが、篠原孝衆院議員らの支援を受ける。公認候補は今のところ埋橋氏だけだ。

 共産は、石坂千穂・県議団長が引退するため、公認候補として党県書記長の山口氏を擁立した。昨年12月の衆院選で県内総得票数を大幅に伸ばすなど追い風ムードにあり、現有2議席の維持に向け引き締めを図る。

 前回2位の票数で再選を果たした公明県本部代表の太田氏は、防災対策や子育て支援などの強化を訴える。

 民主と会派を組む社民県連代表の竹内氏は、前回選で獲得票数が1万票を割ったため、危機感を隠さない。また、10年の参院選に民主公認で出馬し、13年の長野市長選に無所属で立候補した、元職の高島氏も無所属で名乗りを上げている。

 ◆須坂市・上高井郡区

 ◇現新4人の公算大
 前回は無投票だったが、今回は定数2を現職2人と新人2人で争う公算が大きい。

 6選を目指す自民の村石氏は「社会でリーダーとなる人材を育てることが地域発展につながる」と強調する。4選を目指す無所属の永井氏は「安心して暮らせる県政を」とし、子育てができる地域の実現などを訴える。

 前回は候補者擁立を断念した共産は、新人の土谷氏を擁立。「県民の暮らしを守る」と主張。元須坂市議で新人の堀内氏は長野、須坂両市を結ぶ「千曲大橋」の早期建設を訴えている。=つづく

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 ◆長野市区(定数10)

太田昌孝 53 公現(2)

風間辰一 53 自現(4)

鈴木清 67 無現(3)

高橋宏 76 無現(6)

竹内久幸 61 社現(4)

西沢正隆 43 自現(4)

和田明子 55 共現(2)

高島陽子 46 無元(1)

埋橋茂人 62 民新

鎌倉希旭 32 無新

中島嘉一郎 69 無新

松橋達生 49 無新

宮川好正 64 無新

山口典久 54 共新

若狭清史 34 無新

 ◆須坂市・上高井郡区(定数2)

永井一雄 72 無現(3)

村石正郎 75 自現(5)

土谷フミエ 67 共新

堀内孝人 66 無新

 ※原則として、現職、元職、新人で50音順。年齢は投開票日(4月12日)現在。カッコ内数字は当選回数。

4681チバQ:2015/03/21(土) 11:52:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150314ddlk20010023000c.html
’15統一地方選:県議選の構図/2 /長野
毎日新聞 2015年03月14日 地方版

 ◆千曲市・埴科郡区

 ◇現新三つどもえ
 現職2人に無所属新人の三つどもえとみられる。各陣営とも地元出身の候補者がいない坂城町、上山田地区での浸透に力を入れる。8期目を目指す自民の下崎氏は、地元の更埴地区を固める傍ら、前回落選した旧上山田町長、小山立氏の支援も取り付けた。坂城町に党支部を設け、支持の拡大を図っている。

 旧戸倉町職員の現職、荒井氏は民主や連合長野に加え、羽田雄一郎参院議員らの後援会「千曲会」から推薦を得た。上山田、坂城の両地区でも集会を重ねる予定で「若者の県外流出を防ぐため大学教育の充実が必要」と訴える。

 小川氏は1月末に市議を辞め、前回に続く挑戦。地元の更埴地区の知人・親族らの支援を受け、街頭演説を続ける。「行政改革に期待する声の受け皿となりたい」と現職2人への批判票の取り込みを狙う。

 ◆中野市・下高井郡区

 ◇現職2人に新人挑む
 現職2人、新人1人が争う形になりそうだ。再選を目指す現職の丸山氏は自民の公認を得た。支持基盤は農業関係者ら。各市町村の支援組織を中心に支持固めを進めており、「人口減の中、農業や観光といった足腰の強い産業を育成する」と主張する。

 無所属現職の小林氏は、自民に対抗する勢力づくりを模索する民主、社民から初の推薦を得た。「国押しつけの地方創生ではなく、地方が自治力を高めて自立する態勢が必要」と訴え、街頭演説で浸透を図る。

 一方、新人の深井氏は11月から街頭演説を続け、課題の知名度アップを図っている。長野冬季五輪組織委など国際実務経験の豊富さを強調し、現職2人に挑む。

 ◆飯山市・下水内郡区

 ◇現職以外に動きはなく
 2回連続無投票で当選している現職の宮本氏が立候補を表明しているほかに、目立った動きはない。宮本氏は政党推薦は受けない方針だが、自民の若林健太、小坂憲次両参院議員の地区後援会からの推薦を得て、各地で開くミニ集会で支持固めを進める。「北陸新幹線の金沢延伸で開業する飯山駅を活用した広域観光や地域の活性化が必要」と訴える。

 ◆上水内郡区

 ◇無投票の公算大
 7期目を目指す現職の服部氏以外は立候補を巡る動きはなく、3回連続の無投票となる公算が大きい。服部氏は、自民が野党だった前回は無所属での出馬だったが、今回は公認を得た。郡内3町村に設けた後援会を中心に県政報告会を重ねており、「災害に強い街づくり」や「地方創生」を重点施策に掲げる。

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 ◆千曲市・埴科郡(定数2)

荒井武志 63 無現(1)

下崎保 77 自現(7)

小川修一 47 無新

 ◆中野市・下高井郡(定数2)

小林東一郎 56 無現(2)

丸山栄一 59 自現(2)

深井克純 58 無新

 ◆飯山市・下水内郡区(定数1)

宮本衡司 63 無現(3)

 ◆上水内郡区(定数1)

服部宏昭 70 自現(6)

 ※原則として現職、元職、新人で50音順。年齢は投開票日(4月12日)現在。カッコ内数字は当選回数。

4682チバQ:2015/03/21(土) 11:53:48
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150316ddlk20010137000c.html
’15統一地方選:県議選の構図/3 /長野
毎日新聞 2015年03月16日 地方版

 ◆松本市区

 ◇少数激戦の模様
 5党6人の現職全員と諸派新人1人が立候補の意向を示しており、少数激戦模様となっている。

 自民はベテラン2人が出馬予定。萩原氏は「観光・スポーツ振興などを通じた景気対策の充実を」と訴えて支援者や企業へのあいさつ回りを続ける。本郷氏は市内各地区や企業に設けた後援会を軸にした活動で「人口減対策と経済活性化のため企業を誘致して地方創生を」と力説する。

 下沢氏は「高速交通網の充実など中信地区でも社会資本整備を進める」とし、個人演説会などで支持を呼びかけている。公明・中川氏は100カ所でミニ集会を重ね「若者と女性が活躍し定住できる県にする」と強調。両角氏は「集団的自衛権など戦争への危機感が強まっている」とし、党や医療団体などでの個人演説会で支持拡大を図る。社民・中川氏は35地区それぞれに設けた後援会を通じて支持を固め「保育料の無料化など格差をなくす県政の実現を」と訴える。

 今のところ唯一の新人、手塚氏は「利益誘導型政治の打破を」と強調。地域住民や出身校関係者らに支持を呼びかける。

 ◆塩尻市区

 ◇現・元・新4人、前哨戦
 県民ク・公明会長で3期目の小松千万蔵氏が引退を表明。現職、元職各1人と新人2人が立候補を表明し、激しい前哨戦を繰り広げている。

 続木氏は“元祖・知事与党”として「市民の声を県政につなぐパイプ役」と強調。前回2人だった連合の推薦は今回一本化された。雪辱を期す備前氏は過去2期の実績を掲げ、街頭活動や会合で「地域医療と福祉、農業を守る」とアピールしている。市議の青柳氏は「中信地域の地盤沈下回避を」と力説。2010年の市長選で1万票以上を得るなど知名度は高く、市内全域に活動を広げている。

 酒造会社長の丸山氏は小松県議や小口利幸市長らの支援を受け「少子化に歯止めをかけ、産業振興に取り組む」と訴える。

 ◆木曽郡区

 ◇3期目の現職に新人が挑む構図
 3期目の現職に新人が挑む構図となる見込み。

 副議長の村上氏は、相次いだ自然災害などを受け「今年を木曽復興元年とし、地方創生や少子化対策に取り組む」と強調。三浦氏は街頭演説や小集会を重ねて浸透を図り「人口減と地域経済低迷に対し、もっとできることがある」と訴える。=つづく

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 ◆松本市区(定数6)

下沢順一郎 55 民現(2)

中川博司 56 社現(1)

中川宏昌 44 公現(1)

萩原清 64 自現(6)

本郷一彦 68 自現(5)

両角友成 62 共現(1)

手塚大輔 32 諸新

 ◆塩尻市区(定数2)

続木幹夫 57 民現(1)

備前光正 52 共元(2)

青柳充茂 62 無新

丸山大輔 40 無新

 ◆木曽郡区(定数1)

村上淳 60 無現(3)

三浦茂樹 46 無新

 ※原則として現職、元職、新人で50音順。年齢は投開票日(4月12日)現在。カッコ数字は当選回数。

4683チバQ:2015/03/21(土) 11:54:22
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150317ddlk20010103000c.html
’15統一地方選:県議選の構図/4 /長野
毎日新聞 2015年03月17日 地方版

 ◆安曇野市区

 ◇無投票の公算大
 自民、民主の現職2人が立候補を表明。それ以外に今のところ動きはなく、前回に続いて無投票となる公算が大きい。

 望月氏はミニ集会を20カ所以上で開催し、さらに五十数カ所で予定。「農業振興に力を入れ、若者と女性が子育てしながら働ける場づくりを」と訴える。

 豊科地区を地元とする甕氏は「にぎわいと働く場のある市街地にする」とアピールし、後援会活動に加え市内各地に足を運んで支持拡大を図る。

 ◆大町市区

 ◇新人出馬し選挙戦濃厚
 前回は無投票だったが、今回は現職と新人各1人が立候補を表明した。

 諏訪氏は6地区ごとの後援会組織を軸に、支持拡大を進め「安心して生活や子育てができるよう2次医療圏の充実を図る」と主張する。重田氏は農業分野やイベント企画などでの実績を掲げ「新しい発想と手法で、地域の停滞感打破を」とアピールしている。

 ◆北安曇郡区

 ◇6選阻止へ自民新人
 過去2回連続で無投票だったが、今回は6選を目指す無所属現職に自民新人が挑む展開が見込まれる。

 内山氏は自民公認を前面に打ち出して国・県との連携強化を掲げ、各戸を訪問して「地域に新風を」と呼び掛ける。宮沢氏は農業・商工団体などから幅広く支援を受け「県民党の立場で、地域密着の視点から課題に取り組む」と訴える。

 ◆東筑摩郡区

 ◇現職以外に動きがなく
 これまでに現職の清沢氏以外に動きがなく、3回連続の無投票となる可能性がある。

 清沢氏は前回に続く自民公認での立候補となり、子育て環境の整備や農業など働く場の創出を掲げ「支援者の会合やミニ集会で支持を広げたい」と意欲を見せる。=つづく

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 ◆安曇野市区(定数2)

甕裕一 44 民現(2)

望月雄内 73 自現(6)

 ◆大町市区(定数1)

諏訪光昭 63 無現(2)

重田康宏 60 無新

 ◆北安曇郡区(定数1)

宮沢敏文 62 無現(5)

内山重喜 56 自新

 ◆東筑摩郡区(定数1)

清沢英男 65 自現(3)

 ※原則として現職、元職、新人で50音順。年齢は投開票日(4月12日)現在。カッコ数字は当選回数。

4684チバQ:2015/03/21(土) 11:54:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150318ddlk20010034000c.html
’15統一地方選:県議選の構図/5 /長野
毎日新聞 2015年03月18日 地方版

 ◆上田市・小県郡区

 ◇主要各党、現職のみ
 立候補を表明しているのは、主要各党が支援する現職4人のみで、他に表立った動きはない。自民・現職の平野氏は、県議会議長などの経験を強調し、地方の景気回復や活性化を訴える。地域や企業による後援会を中心にミニ集会を重ね、支持の浸透を図っている。

 再選を目指す堀場氏は、民主や連合長野、羽田雄一郎参院議員らの後援会「千曲会」の推薦を受ける。無投票への「緩み」に警戒し、「態勢作りを着実に進める」と話す。

 再選を目指す公明の清水氏は、支持母体の創価学会票に加え、「生活者層まで支持を広げたい」とする。地域医療の拡充や認知症の早期発見、治療体制の構築を訴えている。

 共産の高村氏は、1月末に後援会の決起集会を開き、選挙選への準備を本格化させた。朝は街頭に立ち、看護師としての経験を生かした「地域医療や介護の充実」を訴えている。

 ◆東御市区

 ◇石和氏のみ表明、政党色を出さず
 立候補を表明しているのは、前回選で現職候補との一騎打ちを制した元市議、石和氏のみ。特定の政党色を出さずに支持を広げる考えだ。市内約70地区の後援会がミニ集会を開いているほか、花岡利夫・東御市長の後援会からの推薦も取り付けた。「健康長寿の推進や少子化対策のための複合的施策が必要」と訴える。

 ◆佐久市・北佐久郡区

 ◇現新6人の激戦に
 現職4人、新人2人が名乗りを上げ、5人が出馬した前回以上の激戦が予想される。県政から転じた木内均衆院議員の後継として再選を目指す桃井氏は「県立武道館誘致に取り組む」などと訴える。2期目に挑む藤岡氏は「雇用や暮らしを守り、政治を変えよう」とアピール。党組織が全力を挙げる。

 4期目を目指す今井氏は唯一の郡部出身。「やり残したことがある」として、教育や福祉施策の充実を掲げる。補選で2回当選の清水氏は「自然エネルギーの促進など県の強みを伸ばす」と訴え、生き残りを懸ける。

 県政から転じた寺島義幸元衆院議員の後継の花岡氏は、若年層を狙い「政治をもっとシンプルに」と呼び掛ける。小山氏は昨年末に佐久市議を辞職して挑戦。「現場に立脚し、具体的な政策提言をする」と強調する。

 ◆小諸市区

 ◇山岸氏出馬表明、無投票の可能性

 立候補を表明したのは山岸氏だけで、無投票の可能性がある。前回(2011年)、一騎打ちの激戦を展開した福島鶴子氏は1月の市議選に出馬して当選した。山岸氏は「転換期の小諸のため、福祉・医療の充実などに取り組む」と語る。今月下旬に後援会総会を開き、臨戦態勢に入る。

 ◆南佐久郡区

 ◇前回の激戦一転、依田氏のみ表明
 立候補を表明したのは依田氏だけで、一騎打ちの激戦だった前回から一転して、無投票の可能性がある。「2期目はいろいろな仕事ができる。地域を元気にしたい」と強調する。今月中旬から各町村で県政報告会を開催し、選挙へ向けた活動を本格化させる構えだ。=つづく

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 ◆上田市・小県郡区(定数4)

清水純子 50 公現(1)

高村京子 61 共現(4)

平野成基 65 自現(5)

堀場秀孝 59 無現(1)

 ◆東御市区(定数1)

石和大 50 無現(1)

 ◆佐久市・北佐久郡区(定数4)

今井正子 65 無現(3)

清水秀三郎 47 無現(2)

藤岡義英 43 共現(1)

桃井進 55 自現(1)

小山仁志 39 無新

花岡賢一 35 無新

 ◆小諸市区(定数1)

山岸喜昭 63 無現(1)

 ◆南佐久郡区(定数1)

依田明善 52 無現(1)

 ※原則として現職、元職、新人で50音順。年齢は投開票日(4月12日)現在。カッコ数字は当選回数。

4685チバQ:2015/03/21(土) 11:55:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150320ddlk20010089000c.html
’15統一地方選:県議選の構図/6 /長野
毎日新聞 2015年03月20日 地方版

 ◆諏訪市区

 ◇無投票ムード一転
 現職の金子ゆかり氏が、諏訪市長選に出馬を表明。空いた席を巡り、市議の横山氏が2月に立候補を表明して以降無投票ムードが漂ったが、今月に入って市議の森山氏が出馬を表明。さらに元市議の今井氏も名乗りを上げ、激戦の様相となった。旧村部への浸透が鍵。

 横山氏は市議2期目。世代や政策テーマごとの部会を取りまとめ、広がりのある後援組織を目指す。自民の推薦を受ける。「住民の声を県に届けたい」とする。

 森山氏は2007年県議選に初挑戦し落選。11年、市議に初当選した。「無投票は避けたいとの思いがある。他の県議との連携で県政と地域を結ぶ」と訴える。今井氏は市議2期目の11年、諏訪市長選に立候補し敗れた。会社経営やPTA役員の経験を生かし「リベラルな立場で、教育に力を入れたい」とする。

 ◆岡谷市・下諏訪町区

 ◇構図が変わり4氏の激戦に
 2議席を現職、元職、新人2人が争う激戦となりそうだ。前回は自民、民主、共産各候補の三つどもえの争いだったが、民主現職の野沢徹司氏が引退予定で、構図が変わった。

 自民現職の小松氏は、岡谷市内各区と下諏訪町に支部を設置。支持層が重なる新人の動きもあり、「非常に厳しい選挙」(陣営関係者)と危機感をにじませる。「今回は何としても」と雪辱を期す共産元職の毛利氏は、街頭活動や小集会を精力的に展開し、平和や命、子供たちの未来を重視した政策の浸透を図る。

 新人で元同町議会議長の浜氏は政党とは一線を画す。議員や元同市職員として培った経験を前面に出し「地域をもっと元気に」と力を入れる。新人で同市議の武井氏は、野沢氏の後継的な立場。民主、社民、連合の推薦を受ける方針。組織づくりを急ピッチで進め「県政を身近に」と地域づくりへの思いを訴える。

 ◆茅野市・富士見町・原村区

 ◇現職の2氏のみ、無投票の可能性
 現職の今井、小池両氏以外に表立った動きはなく、無投票の可能性もあるが、両陣営とも選挙戦を見据えて気を引き締める。

 自民の今井氏は、2期8年の実績と人柄を前面に出し、地元・茅野市と原村を中心に住民対話を重ねる。「地域と県の発展に尽力する」と訴え、富士見町への浸透も図る。小池氏は、富士見、原を軸に人脈のある茅野市でも支持拡大を図る。連合長野の推薦を受ける。「住民の声を県政に反映させ、実現する」と述べる。=つづく

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 ◆諏訪市区(定数1)

今井愛郎 45 無新

森山広 55 無新

横山真 43 無新

 ◆岡谷市・下諏訪町区(定数2)

小松稔 62 自現(2)

毛利栄子 63 共元(2)

武井茂夫 46 無新

浜章吉 67 無新

 ◆茅野市・富士見町・原村区(定数2)

今井敦 53 自現(2)

小池久長 54 無現(1)

 ※原則として現職、元職、新人で50音順。年齢は投開票日(4月12日)現在。カッコ数字は当選回数。

4686チバQ:2015/03/21(土) 11:57:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150321ddlk20010031000c.html
’15統一地方選:県議選の構図/7止 /長野
毎日新聞 2015年03月21日 地方版

 ◆伊那市区

 ◇無投票、疑問の声も
 立候補に意欲を示すのは現職、新人の2人。有権者の中には、無投票に疑問の声もある。ベテランの現職、木下茂人氏は引退を表明している。

 自民の向山氏は4期の実績をアピール。「普段着のままの実践派」を信条とし、リニア中央新幹線開業を見据えた地域振興策などで支持拡大を図る。酒井氏は、昨年末に伊那市副市長を退任。「県政に新しい風を」と40年に及ぶ行政経験を強調する。あいさつ回りやミニ集会で政策浸透と知名度向上を図る。

 ◆駒ケ根市区

 ◇佐々木氏以外に出馬の動きなく
 これまで佐々木氏の他に具体的な立候補の動きはなく、無投票で5選の公算が大きい。「経験と実績」を強調しながら、雇用の創出や災害対策、観光産業の振興、議会改革などを掲げる。県政報告会なども開いている。

 ◆飯田市区

 ◇現職顔ぶれ同じ奪取狙う2新人
 2007年の前々回から顔ぶれの変わらない現職3人に、共産と無所属の2新人が議席奪取を狙う。

 古田氏は、リニア中央新幹線や三遠南信道の開通を控えた地域づくりに「最後の仕上げ」と意気込み、多選批判には「経験が大切」と切り返す。小池氏は「地域全体の経済発展」を掲げ、昨年末からミニ集会などを重ねる。

 生活者を重視する小島氏は、民主、社民、連合などの支援も受け、一層の支持拡大を図る。共産の水野氏は昨年末の衆院選で長野5区に出馬し、飯田市では約9000票。党初の議席を目指し、予定者の中では唯一、現状のリニア計画に異を唱える。河野氏は急きょ出馬を決めた。

 ◆上伊那郡区

 ◇現新4人表明、激戦の様相に
 自民、共産の現職2人に新人2人が挑む。いずれも上伊那郡北部を地盤にしており激戦の様相だ。

 垣内氏は3期目で、党県議団政調会長を務める。「地方創生に向け町村長と連携する」と訴える。5選を目指す小林氏は、街頭活動や小集会をこまめに開き「弱者を切り捨てない政治の実現、県民の暮らしを守る」と、支持を呼び掛ける。

 辰野町長を4期16年務めた矢ケ崎氏は、政界復帰を目指す。「阿部県政を支える県民党の立場で国、県の人脈を生かす」と訴える。寺平氏は、前回に続き2度目の挑戦。結党以来の民主党員で、公認を受けた。街頭演説を中心に「世代交代で伊那谷再起動」を掲げる。

 ◆下伊那郡区

 ◇現職2人に挑む1新人

4687チバQ:2015/03/21(土) 11:57:25
 現職2人に新人1人が挑む構図。高橋氏は各地の後援会会合で自らが旗振り役という「第2県庁構想の実現」などを訴える。吉川氏は正式に出馬表明した直後の1月末から病気療養中だが、後援会は本人の意向を確認し予定通りの出馬を決めた。出馬表明が2月末となった児島氏は「経済人としての経験を生かす」と意欲を見せる。=おわり

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 ◆伊那市区(定数2)

向山公人 72 自現(4)

酒井茂 62 無新

 ◆上伊那郡区(定数2)

垣内基良 65 自現(3)

小林伸陽 71 共現(4)

寺平秀行 40 民新

矢ケ崎克彦 72 無新

 ◆駒ケ根市区(定数1)

佐々木祥二 63 無現(4)

 ◆飯田市区(定数3)

小池清 57 自現(3)

小島康晴 59 無現(2)

古田芙士 74 自現(7)

河野勉 61 無新

水野力夫 35 共新

 ◆下伊那郡区(定数2)

高橋岑俊 70 自現(1)

吉川彰一 44 無現(2)

児島博司 65 無新

 ※原則として現職、元職、新人で50音順。年齢は投開票日(4月12日)現在。カッコ字は当選回数。

4688チバQ:2015/03/21(土) 18:38:10
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/localelections/66880.html
福井市議選、前回以上の激戦必至 4月19日告示、26日投開票
(2015年3月21日午後5時00分)


 任期満了に伴う福井市議選は、4月19日に告示、同26日に投開票される。現在のところ、定数32人に対し現職27人、新人13人の計40人が出馬への意欲を示しており、36人が立った前回以上に激しい選挙戦になる様相だ。

 福井市会は現在、1人欠員。議員数31人のうち、引退の意思を示しているのは県議選転出の2人を含めた4人。27人が立候補する見通し。

 一方、新人は自民、公明、維新各党の推薦、公認を含め、自営業者や元会社員、ボランティア団体の代表ら13人が準備を進めている。20〜40代の若手が目立つ。

 激戦区はあずまブロック(東藤島、啓蒙、円山、和田、岡保)と、みなみブロック(東安居、社北、社西、社南、清明、麻生津)とみられている。現在、当選回数4回1人と1回2人の計3人が議席を得ているあずまブロックは、この3人に新人3人を加えた6人が出馬を予定。票を求めた動きが他の地域にまで広がっている。

 前回4議席を得たみなみブロックは現職3人と新人5人が乱立。党派、労組などの組織を持つ候補者が入り交じり、混戦は必至だ。

 前回出馬のなかった西藤島、東藤島、鷹巣の各地区からは新人が名乗りを上げている。市内で最も人口の多い明新をはじめ日之出、和田地区などが草刈り場となりそう。

 議会運営の主導権を握ろうと、各会派は水面下で立候補予定者の取り込みを進めている。議長選を見据え、会派の連携など再編を含めた駆け引きが始まりつつある。

 当落ラインは、立候補予定者の多さや低調な投票率を踏まえ、前回の1829票を下回るとみる関係者は少なくない。ただ「近年は地域や組織のつながりが弱く、票が読めない」との声もある。

 3月2日現在の選挙人名簿登録者数は21万4751人。前回の投票率は52・88%と過去最低となり、投票棄権者が初めて10万人を上回った。

4689チバQ:2015/03/22(日) 17:30:13
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/gifu/CK2015032002000270.html
県議選情勢(上)岐阜地区
2015年3月20日

【岐阜市】(定数九)
玉田和浩71 自現(6)
長屋光征35 自現(1)
広瀬修44 自新
若井敦子43 自新
渡辺嘉山57 民現(4)
太田維久46 民現(2)
水野吉近51 公現(1)
澄川寿之35 公新
中川裕子34 共新
道家康生46 無現(1)
笠原多見子49 無元(3)
平野智久42 無新

 県内で最多の定数九を十二人で争う激戦区。

 現有二議席から上積みを狙う自民は、現職、新人二人ずつの計四人を擁立。市北東部が地盤の玉田は農業、建設団体などの支持を受け、長屋も地元の市北部を中心に票固めを図る。市議の広瀬は地盤の旧柳津町など市南部への浸透を目指す。西濃運輸空手道部監督の若井は空手の実績をアピールし、業界団体の支持も狙う。

 民主は現職二人が立つ。渡辺は衆院議員だった父親時代からの後援会に支えられる。太田は労組票を中心に票固めを目指す。

 公明は現職水野に加え、引退する別の現職の後継として澄川を擁立し、二議席維持を図る。党の支持母体の創価学会が支援する。

 昨年末の総選挙への転進で議席を失った共産は、市議を二期務めた中川を立て、党の組織力を生かして議席復活を狙う。

 無所属の道家は市議時代からの後援会など市南部の保守層に浸透。衆院議員も務めた笠原は後援会を中心に支持拡大を狙い、平野は現職の父親から引き継いだ後援会を固める。

 【羽島市】(定数一)
山田優53 無現(1)

 自民の推薦を受けた山田が、県政報告会を繰り返す。他に出馬の動きはない。

 【各務原市】(定数三)
足立勝利69 自現(4)
松岡正人51 自現(2)
伊藤正博64 民現(4)

 自民の足立、松岡と民主の伊藤の現職三人以外に立候補に向けた動きはなく、初の無投票となる公算が大きい。

 【山県市】(定数一)
郷明夫66 自現(1)
恩田佳幸32 無新

 自民の郷に、自民を離党した市議の恩田が挑む構図。四年前の前回選と同じく、自民の市支部は分裂状態になっている。郷は旧高富町の地盤を固め、恩田は旧美山町で支持を広げ政党支持なし層への浸透も狙う。

 【瑞穂市】(定数一)
篠田徹54 自現(2)
森治久54 無新

 こちらも自民系が分裂する選挙区の一つ。三期目を狙う篠田が、離党した元市議の森と争う。篠田は自民系の市議会最大会派の支持を取り付け、その会派を離脱した森は支持拡大に向けてあいさつ回りを続ける。

 【本巣市】(定数一)
松村多美夫64 自現(3)

 自民の松村以外に出馬を目指す陣営はなく、二回連続で無投票の可能性が高い。

 【羽島郡】(定数一)
田中勝士49 自現(2)

 自民の田中のほかに立候補の動きはなく、前回に続いて無投票になる見通し。

 (自は自民党、民は民主党、公は公明党、共は共産党、無は無所属。敬称略)

    ◇

 県議選の告示まで、あと二週間となった。十九日には県議会二月定例会が閉会し、現職の選挙準備も本格化する。全二十七選挙区の情勢を、三回に分けて紹介する。

4690チバQ:2015/03/22(日) 17:31:22
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/gifu/CK2015032102000232.html
県議選情勢(中)西濃、中濃地区 
2015年3月21日

【大垣市】(定数四)
猫田孝74 自現(11)
岩井豊太郎70 自現(7)
野村美穂45 民現(2)
松岡唯史38 共新
橋本勉61 無新

 自民の猫田は企業や小学校区に設けた後援会などの組織を固め、岩井は支持基盤の農業、福祉団体を中心に支持を広げる。民主の野村は連合傘下の労組票に加え、女性票の取り込みにも期待。初挑戦の共産松岡は、街頭活動で党支持層以外にもアピールする。六日に正式に出馬表明した橋本は元衆院議員。政党支持なし層への浸透を狙う。他にも立候補を検討する動きがある。

【海津市】(定数一)
森正弘67 自現(3)

 自民の森は、各種団体から推薦や支持を受ける。三回連続で無投票になりそうだ。

【養老郡】(定数一)
村下貴夫58 自現(3)

 自民の村下は副議長経験もあり盤石の態勢。無投票の公算が大。

【不破郡】(定数一)
藤墳守73 自現(5)
木村千秋40 無新

 自民の藤墳に、自民を離れた垂井町議の木村が挑む。藤墳は垂井、関ケ原の両町議の大半の支持を取り付け、商工会など各種団体にも浸透。木村は週末に五〜十回の街頭演説を重ね、子育て世代や若年層への支持拡大を図る。

【安八郡】(定数一)
脇坂洋二66 自現(2)

 出馬を予定するのは自民の脇坂だけ。無投票の公算が大きい。

【揖斐郡】(定数二)
所竜也40 自新
国枝慎太郎38 無現(1)
牧村範康47 無新

 ベテラン現職が引退する自民は、後継に所を擁立。一昨年に民主を離党し、無所属で立候補予定の国枝に推薦も出した。元池田町議の牧村は自民を離党して出馬するため、自民系による三つどもえの戦いとなった。

【関市】(定数二)
酒向薫58 自現(2)
尾藤義昭69 自元(5)
林幸広62 無現(3)

 二議席独占を狙う自民は、酒向と、前市長で県議経験もある尾藤を擁立。民主から推薦を受ける林と三つどもえの混戦模様だ。酒向は小規模の県政報告会を開く。尾藤は後援会組織を固めつつ、各企業へのあいさつ回りに奔走。林は労組団体といった支持基盤を固める。選挙戦は十二年ぶり。

【美濃市】(定数一)
佐藤武彦57 自現(3)

 自民の佐藤のほかに出馬の動きがなく、無投票の可能性が高い。

【美濃加茂市】(定数一)
小川恒雄68 無現(3)
森厚夫65 無新

 四選を狙う小川と、前市議長の森による自民系の一騎打ち。党県連は当選者を県議会会派に入れる。小川は、藤井浩人市長の現市政への支持を掲げ、各種団体からの支援固めを急ぐ。森は、二十年の市議経験や市議長としての実績を強調し、地元の加茂野地区から支持拡大を目指す。

【可児市】(定数二)
小原尚55 自現(2)
伊藤英生42 民新
佐伯哲也44 無新

 保守系を一本化した自民の小原は、安定した支持基盤を持つ。民主から除籍された現職の村上孝志が引退を表明し、伊藤は民主支持層の分裂を回避。前回選に続き、市議を辞して臨む佐伯は、政党支持なし層への浸透を狙う。

【郡上市】(定数一)
野島征夫69 自現(2)

 自民の野島のほかに出馬表明はなく、無投票になる見通し。

【加茂郡】(定数一)
加藤大博35 自現(2)
矢田宗雄64 無新

 二十年ぶりの選挙戦。自民の加藤は後援会を引き締め、党組織を基盤に七町村へ浸透を目指す。元川辺町議長の矢田は、同町を基盤に支持拡大を図る。

 (自は自民党、民は民主党、共は共産党、無は無所属。敬称略)

4691チバQ:2015/03/22(日) 17:32:24
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/gifu/CK2015032202000209.html
県議選情勢(下)東濃、飛騨地区
2015年3月22日

【多治見市】(定数二)
山本勝敏51 自現(2)
高木貴行36 無現(2)
 自民の山本が保守層の支持を固めた。高木は民主を離れたが、連合岐阜から推薦を受ける。二回連続で無投票になる公算が大きい。

【中津川市】(定数二)
早川捷也71 自現(6)
平岩正光59 自現(3)
伊藤駿介26 無新
鷹見信義68 共新

 自民の早川、平岩に民主推薦の伊藤と共産の鷹見が挑む。早川は地盤の旧恵那郡北部を中心に農林関係団体や地域の集会を訪問。平岩は出身の青年会議所の人脈を生かし、主に市中心部を回る。伊藤は労組の支援を頼りに後援会づくりを急ぎ、知名度向上を狙う。鷹見は党支持層のほか、街頭演説で政党支持なし層への浸透を図る。

 【瑞浪市】(定数一)
渡辺真73 自現(4)
山田実三60 無新

 自民県連副会長で元県議長の渡辺に、元自民市支部幹事長で元市議長の山田が挑む。自民系の市議会最大会派「新政みずなみ」は渡辺の支援を決定。渡辺は国、県とのパイプの太さや四期の経験を強調する。山田は後援会を軸に、世代交代をアピール。市内各地の会合にも精力的に顔を出す。

 【恵那市】(定数一)
水野正敏56 自現(2)

 自民の水野以外、立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 【土岐市】(定数一)
矢島成剛65 自現(3)
小関祥子62 共新
木股与司夫56 無新

 自民の矢島は、地元の自治会や陶磁器工業協同組合の推薦も受ける。三度目の挑戦となる共産の小関は、スーパーや市役所前で演説しつつ、業界、市民団体へのあいさつ回り。元自民県議の長男の木股は、小中学校の同級生や同年代の地元住民が中心となり、後援会の案内を配っている。

 【高山市】(定数二)
高殿尚52 自現(1)
小井戸真人50 無新
川上哲也51 無現(3)

 八年ぶりの選挙戦。自民の高殿は、保守層を中心に支持者へのあいさつ回りを重ねる。民主から推薦を受ける小井戸は、市議を五期務めた知名度を生かす狙い。四選を狙う川上は、街頭演説を重ね、政党支持なし層にアピールする。

 【飛騨市】(定数一)
布俣正也50 自新
高原邦子57 無新

 自民の布俣と、自民に離党を届け出た市議の高原による一騎打ちの見通し。布俣は、自民県連の公募により擁立された。一方、その公募で選ばれなかった高原は無所属で立候補する予定。古川町数河の産廃処分場建設計画に関しては、いずれも「反対」の姿勢を示している。

 【下呂市】(定数一)
駒田誠69 自現(5)

 自民の駒田のほかに出馬の動きはなく、無投票の可能性が高い。

4692チバQ:2015/03/22(日) 17:32:41
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/gifu/CK2015032002000227.html
県議選、1人区多く目立つ無投票
2015年3月20日

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 岐阜県議選は従来、他の都道府県と比べて無投票で終わる選挙区が目立つ。四月三日に告示される今回の選挙(定数四六)も、全二十七選挙区のうち半数近い十二選挙区は選挙戦が行われない見通しだ。背景には、自民党の支持基盤の強さと、「一人区」の多さがある。

 元川辺町議長の矢田宗雄さん(64)が立候補の意思を固め、二十年ぶりに選挙戦となる見込みの加茂郡選挙区(定数一)。矢田さんは四年前、自身も出馬した町議選が無投票になった時、住民から不満の声を耳にした。以来「無投票は政治への無関心の原因になる」との思いを抱く。

 対するのは、三期目を目指す自民現職の加藤大博さん(35)。「多額の税金がかかる以上、きちんとした政策論争をして、有権者に選択肢を提示できる選挙戦にしたい」と淡々と受け止める。

 過去五回の統一地方選では、無投票での当選者の比率を示す「無投票当選率」で、岐阜県議選はいずれも全国平均を上回る。今回、無投票の選挙区は二〇一一年から五つ減る見込みだが、それでもほぼ三人に一人が無投票当選となる。

 「岐阜は一人区が多い。幅広い業界団体から支持を集め、組織力で圧倒する自民以外で勝つのは難しく、立候補者が減るのは当然」と分析するのは県内の政界関係者。

 定数一の選挙区は、全体の三分の二にあたる十八。一一年はうち十四が無投票で、当選者全員が県議会の自民会派に入った。岐阜地域の元民主市議は「他の政党には、住民に最も身近な市町村議を増やす活動が足りないのも確か」と嘆く。

 一方、無投票が続く一人区の有権者の思いはさまざまだ。

 一九八七(昭和六十二)年を最後に選挙戦がない美濃市選挙区は、今回も自民現職だけが立候補を予定。市内の男性会社社長(68)は「県議がコロコロ変わると、県とのパイプも細くなる。選挙はやった方がいいが、県との関係を考えると…」。ある町内自治会長の男性(66)は「選挙戦になれば、議員は自分の考えを広く表明することになる。市民として聞いてみたい」と話す。

 (統一地方選取材班)

◆「候補立てない他党も問題」

 朝日大法学部、斎藤康輝教授(憲法) 県内は自民党の支持基盤が強く、伝統や地縁などから争いを好まない傾向もあるため、選挙戦になりにくいのでは。ただ、三十代以下からは「政治を変えたい」という声を聞くことも多い。無投票は有権者が選択できないばかりか、政治的な意思形成が阻害される恐れもある。候補者を立てられない政党にも責任があり、「ふがいなさ」を指摘されても仕方がない。

4693チバQ:2015/03/22(日) 18:49:10
岐阜
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/gifu/CK2015031402000290.html
<県議選>自民党
2015年3月14日

衆院解散への反対を決議した自民党県連の常任総務会。統一選への布石でもあった=昨年11月、岐阜市の自民県連で
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 「また、やらなあかんかな」

 安倍晋三政権が掲げる農協改革の議論が大詰めを迎えた一月下旬、自民党県連の一部の幹部は対応策を練っていた。農協は、県連にとって大切な支援団体。一方的な改革を強制しないよう安倍政権に求める意見書案を立案し、県議会での可決を想定した。ただ、党と全国農業協同組合中央会(JA全中)が改革案を合意。意見書案の提案は見送られた。

 この一年、自民県連はたびたび安倍政権に反旗をひるがえした。昨年六月には、憲法解釈の見直しによる集団的自衛権の行使容認と、農協改革について慎重な検討を求める意見書案を県議会で可決。十一月には、突然の衆院解散による総選挙に反対する決議を採択した。

 「支援者の不満に応えるために、党の中央と地方組織は違うと示したかった」とはベテラン県議。安倍政権の強引さが、県連への逆風につながらないようにする戦略は、統一地方選をにらんでのものだった。

 今県議選(定数四六)、自民は三十二人を公認、無所属一人を推薦。全二十七選挙区で議席を獲得し、現有の三〇議席から上積みを狙う。ただ、想定外の事態が足元で起きた。自民系の市議、町議が無所属に転じて出馬するケースが続発。瑞浪市や山県市、不破郡など七選挙区が「自民系対決」になっており、他にも同じ構図になりそうな選挙区がある。

 その背景について、無所属で立候補予定の自民系新人は「世代交代が進んでいないことが一因」と口にする。自民が公認、推薦した三十三人のうち二十八人が現職。四人は既に県議を二十年以上務めている。自民王国を築いた一部のベテランが依然として主導権を握り続けているが、「求心力が弱まりつつある」と指摘する。

 県連は、組織の引き締めに躍起だ。揖斐郡選挙区では、自民系の対立候補への支援に動いた郡支部の幹部五人に離党勧告を出した。猫田孝幹事長は「前例のない厳しい対応。厳格な姿勢で結束を図っていく」と強調する。

 県議選の告示まで、あと二十日。他の政党を圧倒する数の立候補予定者を擁立しながらも、身内への対処に追われる状況に、別の県連幹部は苦々しい表情でつぶやく。「岐阜の自民は過渡期に入っているのだろう」

   ◇  ◇

 四月の統一地方選が迫ってきた。三日告示、十二日投開票の県議選には、これまでに六十五人が正式に立候補を表明。二十六日には、各市町村で首長選や議員選が行われる。有権者の審判を前にした、各政党の動きや思惑を県議選を中心に紹介する。

 (統一地方選取材班)

4694チバQ:2015/03/22(日) 18:49:34
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/gifu/CK2015031602000255.html
<県議選>民主党
2015年3月16日

地道な活動の徹底を呼びかける県連代表の小見山幸治参院議員(右から2人目)=7日、岐阜市美江寺町の民主党県連事務所で
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 「立候補者が票を拾えるような活動をしてほしい」

 七日に岐阜市美江寺町の民主党県連事務所で開かれた、四月の統一地方選を前にした最後の会合で、県連代表の小見山幸治参院議員がげきを飛ばした。労組などの支援組織や企業へのあいさつ回りに、小まめな個人演説会の開催。求めたのは「地道な活動」の徹底だ。

 二〇一一年の前回統一選から四年。民主は政権の座から転落し、党勢の回復は見通せていない。もともと自民党が強固な支持基盤をもつ県内では、一二年と一四年の衆院選、一三年の参院選で、民主党から出たすべての立候補者が落選。最多で九人いた県選出の国会議員は、今、小見山代表だけになった。

 そんな党の凋落(ちょうらく)ぶりに、統一選を控える地方議員からは、民主の“看板”への危機感を訴える声がわき起こった。

 県議会の民主系会派は昨年夏、政治団体「新政ネットぎふ」を設立した。「新しい岐阜をつくる政策集団」と銘打ったが、実際は県議選の選挙母体。非自民勢力の結集をうたって、候補者の公募も行った。ある県連幹部は「民主色を薄めないと、新人候補が集まらない不安があった」と明かす。

 だが、二カ月の募集期間に集まった応募者はゼロ。“看板隠し”とも受け取れる行動は会派内で亀裂を生み、退会する議員も出た。「選挙対策が先行しすぎ、有権者には『政策集団』とは理解されなかった。今の集団は、有名無実化している」と県連幹部は振り返る。

 今県議選、民主が擁立したのは、前回選より一人少ない八人(公認五人、推薦三人)。一九九八年の結党以来、二〇〇七年と並んで最少だ。ただ、県連の伊藤正博幹事長は「党再生には、各地域に根を張る地方組織の強化が不可欠。統一選をその第一歩にしないと」と反転攻勢を見据える。

 県連幹部は“風頼み”の体質からの脱却の必要性を訴える。「岐阜では自民のような後援会、支援組織は簡単につくれない。ならば、政策で地域と結び付かないと。地元を回って丁寧に意見を聞き、政策に反映させる。そんな議員本来の仕事を、これからは徹底する必要がある」。そして、続ける。「民主を変えるには、まずは選挙で生き残らないと」 

 (統一地方選取材班)

4695チバQ:2015/03/22(日) 18:50:37
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/gifu/CK2015031702000099.html
<県議選>公明党 
2015年3月17日

 県議選では、岐阜市選挙区で長らく、2議席を確保してきた公明党。今回も、その議席維持を目標に掲げる。党県本部長で、現職の岩花正樹議員が引退するため、もう一人の現職に加え、後継の新人を擁立。一方、他選挙区では、国政で連立政権を組む自民党への支援に応じる方針だ。

 ただ、集団的自衛権の行使容認など、安倍政権の安全保障政策に関しては、公明党支持者からも反発がある。岩花本部長は「自民の言いなりにならず、歯止め役になる姿勢をアピールする」と存在意義を示す考えだ。

 (統一地方選取材班)

http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/gifu/CK2015031702000100.html
<県議選>共産党
2015年3月17日

 党所属県議が昨年末の衆院選に立候補し、一九七一(昭和四十六)年から保ち続けてきた県議会の議席を失った共産党。次の県議選での最優先課題は、その議席回復だが、最近の国政での躍進を追い風に、初の「二議席以上」も視野に入れる。

 「共産党が自民党に待ったを掛けたい」。一日に開かれた、岐阜市選挙区に立つ共産新人の事務所開きで、松岡清・党県委員長は声を張り上げた。

 党は昨年末の衆院選で、公示前の八議席から二十一議席に躍進。県内の比例得票(八万四千票超)は、二〇一二年の前回選の一・五倍に増えた。

 「非自民層の受け皿」としての手応えを感じる中、県議選では岐阜市に加え、大垣、中津川、土岐の各市選挙区にも候補者を擁立する。

 松岡委員長は「地方には、アベノミクスや集団的自衛権の行使容認への不信感がある」と、自民との対決姿勢を前面に打ち出す構え。別の党県幹部は「県議会は今、オール与党でモノが言えない。その中で、野党の必要性を訴える」と意気込む。

 (統一地方選取材班)

http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/gifu/CK2015031702000101.html
<県議選>維新の党
2015年3月17日

 日本維新の会の分党により、昨年九月に発足した維新の党。昨年十二月の衆院選では、比例代表で県内では自民党、民主党に次ぐ三番目の得票を獲得した。しかし、地方組織は県内ではほぼ皆無。統一地方選を足場固めの機会と位置付け、自民批判層が多い都市部への浸透を目標に掲げる。

 議員定数が四一から三八に削減される見通しの中、五十人が立候補予定の岐阜市議選では、新人一人を公認。県内初となる維新の地方議員誕生を狙う。

 県議選では、岐阜市、大垣市の両選挙区で候補者を探す一方、他では民主の支援に回る方針。一部の民主陣営の選挙対策組織には、既に維新関係者が名を連ねている。

 党県総支部長の今井雅人衆院議員(比例東海)は「今の県議会は自民だけしかいないような状況で、何も(県政を)変えられない」と嘆く。だが、歴史の浅い党には攻勢をかけるほどの力がないだけに、「まずは民主との連携を強め、非自民勢力を伸ばすことに注力する」と強調した。

 (統一地方選取材班)

4696チバQ:2015/03/22(日) 18:55:32
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150322ddlk23010035000c.html
追跡2015:26日統一選スタート 「自民1強」地方に変化は /愛知
毎日新聞 2015年03月22日 地方版

 東海3県では、26日告示の三重県知事選を皮切りに統一地方選がスタートする。国政では自民が野党を圧倒する「自民1強」状態が続いているが、その構図に地方から変化の兆しが表れるかが注目される。3県の選挙のうち、4月12日投開票の前半日程で行われる三重県知事選と3県議選、名古屋市議選の5選挙の情勢を探った(候補者数などの数字は20日現在、毎日新聞調べ)。【統一地方選取材班】

 ■愛知

 ◆名古屋市議選

 ◇河村市長の勢い低下 減税日本、全選挙区に候補擁立も
 前回統一選が行われた2011年、愛知県の政治の舞台は、河村たかし名古屋市長の独壇場と化していた。市長就任以来、対立を繰り返していた市議会の解散を実現させ、「出直し市議選」で自らが率いる地域政党・減税日本を第1党に押し上げた。河村氏に呼応して同年2月の同県知事選に立候補し、初当選した大村秀章氏とタッグを組み、統一選で行われた県議選でも一定勢力を確保した。旋風を巻き起こしてから4年、その勢いは今や見る影もない。

 名古屋市議選(定数75)は前回、河村氏が主導した解散請求(リコール)運動が結実して住民投票で解散が決まり、統一選直前の11年3月に実施された。減税は、擁立した41人のうち28人が当選し、議会最大勢力に躍り出た。しかし、この4年間に、不祥事を起こしたり、河村氏の方針に反発したりするなどして党を離れる市議が相次ぎ、所属市議は半数以下の11人に減った。

 党勢立て直しのきっかけをつかみたい今回、市内16選挙区全てに公認候補を立てるが、18人の擁立にとどまる。議会の過半数を狙うことさえできず、河村氏も「前回の選挙で第1党になり、いよいよ今回は過半数を、と期待してくれた有権者には申し訳ない」と4年前の力強さはない。

 今月13日に開かれた市議選の立候補予定者説明会には、態度未定者も含め142陣営の関係者が参加し、前回並みの140人前後の立候補が予想される。減税以外の政党の公認候補者数は、自民26人▽民主19人(別に推薦1人)▽維新13人▽公明12人▽共産17人−−など。社民や生活、次世代も候補者を立てる予定だ。

 民主は、昨年12月の衆院選で県内小選挙区で一定の勢力回復を果たしており、現有(11人)からの上積みと全選挙区での当選を目標とする。維新と共産も躍進をうかがう。

 同日程で行われる愛知県議選(定数102、55選挙区)では、減税の公認候補はわずか4人(前回19人)にとどまる。今年2月の知事選で再選された大村氏は、共産を除く主要政党から支援を受けたため、会長を務める地域政党・日本一愛知の会からの候補擁立は控えざるを得ない状況だ(前回は24人を擁立)。

 県議選は今月17日の説明会に、162陣営の関係者が出席した。公認が固まっているのは、自民60人▽民主40人▽維新11人▽公明6人▽共産11人▽次世代2人−−などで、擁立の動きは告示直前まで続きそうだ。国政政党間で勢力争いが展開される。

    ◇

 名古屋市議の任期は今月12日に満了しましたが、統一選日程での市議選実施に伴い、表記は前職とせず現職とします。

4697チバQ:2015/03/22(日) 18:56:16
 ■三重

 ◆知事選

 ◇現新、一騎打ちの公算大 民主、独自候補擁立を断念
 東海3県で唯一の知事選となる三重県知事選には、再選を目指す現職の鈴木英敬氏(40)=自民、公明推薦=と、県民主医療機関連合会事務局次長で新人の藤井新一氏(56)=共産推薦=がいずれも無所属で立候補を表明し、一騎打ちとなる公算が大きい。

 新人3人の争いとなった前回、自民とみんな(当時)、公明県本部の推薦を受けた鈴木氏が、約1万票の僅差で民主推薦候補らを破って初当選した。元経産省官僚の鈴木氏は、当時の全国最年少知事となった。

 民主は今回、岡田克也代表のお膝元で独自候補の擁立を断念した。県連幹部は「県政に目立った失点はない。党内や支援団体から、『無理して対立候補を出さなくても』という声があった」と話す。

 鈴木氏は「前回、推薦を受けたので筋を通す」と自公両党に推薦申請をした。それ以外の政党や団体には推薦の依頼をせず、「県民党」を掲げて幅広い浸透を目指す。既に1300以上の団体が推薦を決め、これまで民主系候補を支援してきた連合三重も今月13日、初めて政策協定を結ばないまま異例の形で推薦を決めた。民主・連合系の県議でつくる地域政党「新政みえ」も17日、鈴木氏の2期目に向けた政策集を検討し、「大筋で方向性が一致している」として推薦を決めた。民主県連は21日に推薦しないことを決めた。

 これに対し、共産などがつくる「県民本位のやさしい三重県政をつくる会」が擁立した藤井氏は、医療や介護、福祉の充実などを訴え、鈴木県政に対する批判票の取り込みを図る。

 一方、三重県議選(定数51)には、17選挙区に現職44人、新人18人の計62人(前回比3人減)が立候補を予定する。党派別では、自民26人▽民主9人▽公明2人▽共産3人▽新政みえ5人▽無所属17人。国政と同様に、公明などと連携して議会運営の主導権を握る自民(2会派・現有23議席)は、単独過半数を目指す。これに対し、第1会派の新政みえは、昨年12月に1人が会派を離脱し、現有は23議席に減った。立候補予定者は公認と推薦合わせて現職20人、新人3人の計23人にとどまる。2選挙区での候補者の公募は不調に終わり、追加の擁立を断念した。

 公明は、昨年12月の衆院選で国政に転出した1人の後継候補を立て、前回並みの2議席確保を目指す。前回、現職2人が落選した共産は、議席奪還に全力を挙げる。

 ■岐阜

 ◆県議選

 ◇65人が立候補準備 無投票、前回の17から12選挙区に
 岐阜県議選は、前回と同じ定数46の27選挙区に、65人が立候補を準備している。無投票は、過去最多だった前回の17選挙区から、12選挙区に減る公算が大きい。1人区が大半で、定数3の各務原市選挙区や定数2の多治見市選挙区も無投票となる見通し。

 県議会第1会派の30議席の自民は、現職27人、新人4人、元職1人を公認し、前回と同数の32人が立候補するほか、現職2人を推薦した。美濃加茂市選挙区(定数1)では、自民系の現職と市議の一騎打ちとなりそうで、県連は当選者を追加公認する方針。公明は現職と新人の2人を公認した。

 第2会派の7議席の民主は、現職と新人計8人を公認、推薦する。県連代表の小見山幸治参院議員は「最低限の目標をクリアできた」と話すが、前回擁立した9人を下回り、党勢回復の道のりは険しい。

 共産は、新人4人を公認した。唯一の現職が昨年12月の衆院選立候補に伴い辞職して議席がゼロになり、前回より1人多く擁立し、議席の復活を目指す。

 無所属は22人が立候補を予定し、うち2人の元衆院議員の当落にも注目が集まる。

 ◇投票率低下懸念も
 いずれの選挙も大きく注目されそうな争点や構図を欠き、投票率の低下が懸念される。

 近年(三重県知事選は1995年から統一選で実施)の状況を見ると、低下の傾向が強い。2011年は、解散による「出直し選挙」として注目を集めた名古屋市議選、三つどもえとなった三重県知事選と同日程の同県議選は上昇した。

 ただ、上がったとはいえ、名古屋市議選の投票率は4割を少し超えたに過ぎない。昨年12月に衆院選があり、愛知県では今年2月に知事選もあったばかり。関係者からは、「選挙疲れ」による投票率の低下を心配する声も聞かれる。

4698チバQ:2015/03/22(日) 18:56:37
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150322ddlk24010104000c.html
’15統一地方選:知事選 民主県連、鈴木氏を推薦せず 「自主投票」へ /三重
毎日新聞 2015年03月22日 地方版

 民主党県連は21日、津市内で常任幹事会を開き、知事選(4月12日投開票)に立候補を表明している現職の鈴木英敬氏(40)=自民、公明、新政みえ推薦=を推薦しないことを決めた。

 同県連は2月に独自候補の擁立断念を正式に表明。支持母体の連合三重と、民主・連合系県議で組織する地域政党「新政みえ」は今月、鈴木氏の推薦を決め、同県連の対応が注目されていた。

 芝博一代表は「推薦はしない。連合三重や新政みえの判断は十分に尊重した上で、自主投票という形になっていく」と述べた上で、鈴木氏の評価については「及第点で、県の発信などは一生懸命に頑張ってもらったが、県政の課題を全てクリアできているわけではなく、方向性も定まっていない」と話した。

 知事選には、団体役員で新人の藤井新一氏(56)=共産推薦=も出馬を予定している。【谷口拓未】

〔三重版〕

4699チバQ:2015/03/24(火) 20:20:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150324ddlk21010046000c.html
’15統一地方選:瑞穂市長選 市議の棚橋氏が出馬へ /岐阜
毎日新聞 2015年03月24日 地方版

 5月31日の任期満了に伴い、統一地方選後半戦で行われる瑞穂市長選(4月19日告示、26日投開票)を巡り、市議で衣料品製造販売会社経営、棚橋敏明氏(65)が23日、無所属で立候補する意向を表明した。

 棚橋氏は市議2期目。「歳出、税に対する考え方を見たとき、税を大切にしていない。もう少し税を生かす政治にしなければならない」と出馬の決意を語った。市長選立候補で自動失職するまで議員活動を続けるという。

 市長選には建築設計事務所経営の鳥居佳史氏(60)、現職の堀孝正氏(73)が立候補の意向を表明しており3人目。【山盛均】

4700チバQ:2015/03/24(火) 20:27:37
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/fukui/CK2015031902000263.html
<激突 知事選>(上)高浜原発
2015年3月19日

 二十六日告示、四月十二日投開票の知事選は、四選を目指す無所属で現職の西川一誠氏(70)と、共産新人の金元幸枝氏(56)による一騎打ちとなる公算が大きい。原発、北陸新幹線、人口減少という県政の課題をどう捉え、取り組んでいくのか。両氏の主張をたどり、争点を追った。

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 「原子力の重要性に対する国民理解は十分とはいえず、政府がしっかり説明、説得する必要がある」

 二月中旬に新規制基準に適合した関西電力高浜原発3、4号機(高浜町)について、直後に始まった県議会定例会の提案理由説明で知事の西川一誠氏は従来の主張を繰り返した。

 再稼働に向けて新基準適合という大きなヤマ場を越え、焦点は「地元同意」に移った。だが西川氏は慎重な姿勢を崩さず、判断の前提となる五条件を政府に示している。

 十分な国民理解のほか、最適な電源構成の提示と実現、使用済み核燃料の中間貯蔵施設の県外立地へ向けた国の積極的な関与、東京電力福島第一原発事故を教訓にした事故制圧体制の強化、原発の長期停止で低迷する嶺南地方の経済対策という内容だ。

 さらに、原子力規制委員会による残りの審査状況も「確認する」としており、判断する時期はまだ先になりそうだ。

 一方、共産党県書記長の金元幸枝氏は出馬会見で、西川氏との対決姿勢を明確にした。「最適な電源構成を求める条件は再稼働が前提。原発をやめるわけじゃない。高浜原発が引き金になり、全国の原発が動くような状況は許せない」

関西電力高浜原発3号機、4号機=高浜町で2月、本社ヘリ「まなづる」から
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 福島の現場に足を運び、その思いを強くしている。「現場の光景は時間を経ても変わらず、いまだ十万超の人が避難し、毎日のように汚染水が漏れ続ける。事故は終わっていない」

 再稼働をめぐっては責任論も浮上している。規制委の田中俊一委員長は新基準に適合してもなお「リスクゼロではない」と発言し、政府は「規制委が安全と判断した原発は再稼働する」との姿勢。安全責任が宙に浮いた状況に対し、西川氏は二月の定例会見で「隙間がある」と政府や規制委に責任ある対応を求めた。

 金元氏も「判断することを逃げている」と政府や規制委に対する指摘は同じ。ただ、同じ矛先を西川氏にも向ける。理由は二つ。高浜再稼働に反対する県内外の二十万五千人分の署名を西川氏本人が受け取る機会を設けないこと。もう一つは原発の安全性や避難計画などの住民説明会を県主催で開かない点だ。

 西川氏は開催の必要性について「一義的に市町が判断する事柄」との見解を示すが、金元氏は「立地市町に(再稼働の)判断を押し付けているようだ」と疑問を投げ掛ける。

4701チバQ:2015/03/24(火) 20:28:02
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/fukui/CK2015032002000224.html
<激突 知事選>(中)新幹線
2015年3月20日

北陸新幹線で走る新型車両。2022年度の敦賀開業が決まり、さらに福井先行開業も検討されている=金沢市のJR金沢駅で(2月5日の試乗会)
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 北陸新幹線の金沢開業が迫っていた一月。新幹線の県内延伸実現を推進してきた県内関係者に朗報が届いた。政府・与党が金沢-敦賀間の開業を二〇二五年度から二二年度まで三年早めることを正式に申し合わせたのだった。

 西川一誠氏は一二年夏の金沢-敦賀間着工のころから「できるだけ早く工事が完了し、皆さんが利用できることが大切」と話し、前倒しを主張し始めた。その後、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)などに対し、県は「少なくとも三年の前倒しが可能」との独自試算も提示。PTの議論もそうした提案をベースに進み、思惑通りに工期短縮が決まった。

 ただ、西川氏は前倒し決定に際し「大きな成果」とのコメントを発表したが、「一日でも早い開業に向け、引き続き努力を重ねる」とも。県議会の二月定例会の提案理由説明では早期の用地取得に全力を尽くすと表明し、三月から用地交渉を担当する職員を増やし、一五年度からは市町の派遣も含めて一層増強する方針を示した。

 北陸経済連合会の試算では敦賀開業により年間約八百億円の経済波及効果があるとしている。福井先行開業については、政府・与党の議論を見守る姿勢の西川氏だが「可能なことは全力でやっていただきたい。われわれもそれに協力する」とも。整備効果を生かすための早期延伸を望む姿勢には変わりはない。

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 それに対し、金元幸枝氏は「自分が聞く中でも『新幹線はいらない』との声が年々増えている」と指摘。「県は前倒しで県の持ち出しが減ることが良いことのように言うが(減ったところで)そのお金は誰が出すのか」と強調する。

 現時点で見込まれる県内区間の総事業費は約七千八百億円。三年前倒しによる財源見直しで、JRから支払われる施設使用料(貸付料)の投入額が増えることが決まり、地方負担分の割合が減少。交付税措置後の県の実質負担額は従来の約八百億円から約六百億円に減る見通しという。しかし、金元氏は「要らないものに使っていただきたくない。見直しをかけるべきだ」と切り捨てる。

 その主張は公共事業の在り方にも及ぶ。「新しいものを今造っている場合ではない」として「見直しをかけて地域循環型の身近な公共事業、老朽化したものの補修などを考えた計画に緊急に改めることを検討したい」と話す。

4702チバQ:2015/03/24(火) 20:28:17
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/fukui/CK2015032102000004.html
<激突 知事選>(下)人口減
2015年3月21日

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 民間の研究機関「日本創成会議」が昨年五月に公表した「消滅自治体リスト」。県内九市町を含む全国の自治体の半数で、二十〜三十代の女性が三十年間で半減するとの試算結果は自治体に衝撃を与えた。二〇一二年には県人口が八十万人を割り込み、危機感は高まる。

 県は人口減少対策を柱とする一四年度二月補正と一五年度当初の一体予算を編成。西川一誠氏は「待機児童ゼロなどの全国トップクラスの環境やU・Iターン、若者の仕事創出などを強化したい」と各種対策案を盛り込んだ。

 県は二〇一〇年度から結婚を仲立ちする「縁結びさん」制度を開始。地域だけでなく、職場にも縁結びさんを拡大した。

 子育て支援では〇六年度から三人目以降の子どもの保育料を一部無償化するなど「ふくい三人っ子応援プロジェクト」を実施。四月からは無償化を三歳未満から就学前までに拡大する。一人の女性が産む子どもの平均数は、一三年では全国八位と上位を保っている。

 一方、金元幸枝氏が強調するのは雇用の安定。「若い人の雇用がこんなに不安定では安心して結婚、子育てはできない」と増加する非正規雇用の是正に努める考えだ。直近の総務省の就業構造基本調査で、県内の雇用者に占める非正規の職員・従業員の割合は〇七年に29・9%だったのが、一二年には32・7%へ増加。金元氏は「労働者派遣法の改悪は許さず、原則として正社員とすることを打ち出したい」と語る。

 子育て支援については高校卒業まで医療費の窓口無料化を提案する。奨学金についても「借りても返せないケースが増えている」として給付型の奨学金の拡充にも取り組む意向を示している。

 また、女性の県外流出をいかに防ぐかも喫緊の課題だ。県政策推進課によると、現在三十五〜三十九歳の世代はUターン率が約四割あったのに対し、二十五〜二十九歳の世代では約二割。西川知事は「大都市に出る女性の気持ちや生活など社会学的、行動学的に調査し、対応する必要がある」として、県は首都圏に住む県出身の女性への聞き取り調査を実施している。

 立候補すれば、知事選初の女性候補者となる金元氏。「女性だということにまつわる差別は絶対に許したくない。女性が子を産み育てることは当たり前のこと。ハンディを負うべきでない」と労働分野での改善を訴える。

 (この企画は西尾述志、桂知之、塚田真裕、北原愛が担当しました)

4703チバQ:2015/03/25(水) 20:16:51
愛知県議会
自由民主党愛知県議員団 (47名)
横井五六 中野治美 伊藤辰夫 坂田憲治
倉知俊彦 筒井タカヤ 直江弘文 水野富夫 小林秀央
川上万一郎 青山秋男 岩村進次 小林 功 久保田浩文
奥村悠二 三浦孝司 鈴木孝昌 深谷勝彦 澤田丸四郎
田辺克宏 鈴木 正 伊藤勝人 杉浦孝成 神野博史
神戸洋美 吉田真人 森下利久 峰野 修 鈴木喜博
須崎かん 石井芳樹 原よしのぶ 渡辺 昇 川嶋太郎
青山省三 佐藤一志 堀嵜純一 飛田常年 近藤ひろひと
島倉 誠 安藤正明 寺西むつみ 石塚吾歩路 山本浩史
中根義高 山下智也 藤原宏樹


民主党愛知県議員団 (23名)
黒川節男 高橋正子 西川厚志 西久保ながし 佐波和則
塚本 久 かしわぐま光代 中村友美 近藤良三 仲 敬助
かじ山義章 中村すすむ 安藤としき 鈴木 純 長江正成
浅井よしたか 谷口知美 小山たすく 永井雅彦 樹神義和
日比たけまさ 稲垣昌利 河合洋介

減税日本一愛知 (14名)
安藤まさひこ 高桑敏直 野中泰志 野田留美
浅井喜代治 岡江智子 みやけ 功 加藤喜久江 宮地美角
荒深久明臣 東 裕子 鈴木まさと 佐藤 敦 平岩 登


公明党愛知県議員団 (6名)
小島丈幸  木藤俊郎 犬飼明佳
鬼頭英一 渡会克明 市川英男


無所属 (5名)
松山登 小久保三夫 柴田高伸 半田晃士 いなもと和仁

4704チバQ:2015/03/25(水) 23:53:43
http://www.asahi.com/articles/ASH3R563JH3RUTPB017.html
静岡)川勝知事、新教育長人事巡り議会総務委員会を批判
2015年3月24日03時00分
 県議会総務委員会が新教育長人事案を否決した問題で、川勝平太知事は23日の定例記者会見で、「総務委員会の動きは『異例』ではなく『迷走』だ」と批判した。記者の質問に答えた。27日の臨時本会議では「一人一人の見識に基づいて判断してほしい」と、人事案への同意を求めた。

 川勝知事は高木桂蔵・県立大名誉教授(73)を起用する案を2月定例県議会に出したが、総務委員会は一度、同意の後、今月11日の再審査で継続審査を決定。18日の委員会で否決した。

 知事は、新教育長人事については文部科学省が「候補者が所信表明を行った上で質疑を行う」などと、議会の同意を丁寧に得る手続きを求めていると説明。初めの審査で高木氏を招致せずに同意した総務委の対応に疑問を示した。

4705チバQ:2015/03/26(木) 00:00:24
静岡県議会
■自民改革会議 森竹治郎 小野達也 石橋康弘 土屋源由 仁科喜世志 宮沢正美 鳥澤由克 和田篤夫 杉山盛雄 多家一彦 遠藤榮鈴木澄美 吉川雄二 天野進吾 天野一 山田誠 相坂摂治 佐地茂人 深澤陽一 塚本大 良知淳行 加藤與志男 落合愼悟 大石哲司 伊藤育子 藪田宏行 宮城也寸志 増田享大 東堂陽一 渡瀬典幸 野崎正蔵 竹内良訓 中沢公彦 鈴木洋佑 小楠和男 鈴木利幸 渥美泰一 中谷多加二 38
■ふじのくに県議団
橋本一実 遠藤行洋 髙田泰久 池谷晴一
曳田卓 櫻町宏毅 四本康久 小長井由雄
鈴木智 林芳久仁 佐野愛子 大池幸男
三ッ谷金秋 岡本護 山﨑真之輔 田口章
田形誠 野澤義雄 阿部卓也 田内浩之 20
■公明党静岡県議団
蓮池章平 早川育子 髙田好浩 前林孝一良
盛月寿美 5

■富士の会
中澤通訓 山本貴史 大石哲司 3

■無所属
柏木健 藤田寛2

4706チバQ:2015/03/26(木) 19:49:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150326ddlk20010136000c.html
’15統一地方選:県議選・松本市区 維新公認百瀬氏、立候補へ /長野
毎日新聞 2015年03月26日 地方版

 統一地方選前半戦の県議選(4月3日告示、12日投開票)で、百瀬智之・元衆院議員(32)が松本市区(定数6)から立候補することが分かった。維新の党が24日に公認内定を発表した。県議選で同党の公認は初めて。

 百瀬氏は2012年の衆院選で日本維新の会公認で2区から出馬し、比例復活で初当選した。昨年12月の選挙は維新の党公認で出馬し、落選した。

 松本市区では、これまで現職6人と新人1人が立候補を予定しており、百瀬氏を含め6党8人の争いになる見込み。今月28日、出馬を表明する。【福富智】

4707チバQ:2015/03/26(木) 19:56:19
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/gifu/CK2015032602000261.html
38議席を50人が争う岐阜市議選直前情勢
2015年3月26日

 統一地方選挙後半戦で行われる岐阜市議選(定数四一)は、四月十九日の告示まで一カ月を切り、立候補予定者がほぼ出そろった。引退やくら替えで現職七人が出馬せず、立候補予定者は現職三十二人、元職四人、新人十四人の計五十人。開会中の市議会定例会で、定数を三減らして三十八議席にする条例改正案が可決される見通しで、激戦が予想される。

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 自民は、山田大(70)、堀征二(70)、大野邦博(67)、大野通(75)、林政安(64)の当選五回以上のベテラン五人が引退。一人が県議選にくら替えする。現在自民系の三会派に所属する松岡、浅井、渡辺要、高橋正、国井、竹市、須賀、杉山、須田、石川、大野一、黒田、谷藤、若山の十四人に加え、別会派の信田も公認。新人のうち無所属の早田、長屋、渡辺貴の三人に推薦を出した。選挙後に三会派を一本化する方向で調整しており、改選後も議会運営の主導権獲得を狙う。

 民主公認は現職松原和と元職鷲見の二人。ほかに現職の柳原、富田が推薦を受けて、無所属で立候補する。維新は今統一地方選での県内唯一の公認候補として、新人沢井を擁立する。

 公明は現職の辻、山口、西垣、江崎、小堀の現職五人を公認し、議席維持に全力。一人が県議選にくら替えする共産は、堀田、井深、原の現職三人と新人山越を公認し、現有議席の確保を狙う。

 無所属のうち、現職は会派「無所属クラブ」の服部勝と田中、「市民ネット」の西川、松原徳、「クラブ青空」の和田、「市政ぎふ未来」の石井がそれぞれ出馬する。元職は丸山、浅野、高橋和が立候補。新人は青谷、可児、郷、佐藤、高木、土屋、野本、服部学、前山が立つ。

 =敬称略

(統一地方選取材班)

4708チバQ:2015/03/26(木) 19:56:59
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015032602000239.html
減税日本退潮、県議会でも現職擁立3人
2015年3月26日

 減税日本の退潮ぶりは、愛知県議会でも著しい。所属県議は4年前の選挙で13人となったが、今回、名古屋市議選と同日投開票の県議選に公認候補として擁立した現職は3人にとどまる。

 一部議員の政務調査費(現政務活動費)をめぐる疑惑などで辞職や離党が相次ぎ、所属県議は7人まで減った。前回に続き公認された3人以外の4人は、引退したり無所属で出馬したりする。

 愛知県議会で代表質問や議会運営委員会出席の権利がある「交渉団体」は現在、6人以上の会派が対象。議会事務局担当者によると、この下限は改選後の話し合いで決まるが、「知る限り、これまで6人を下回ったことはない」。減税の公認候補は新人1人を含む4人で、全員が当選しても、議会で存在感を示すのは厳しそうだ。

http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/aichi/CK2015032602000238.html
減税日本、旋風のち逆風名古屋市議選は擁立18人だけ
2015年3月26日

統一地方選で減税候補への支持を訴える河村たかし名古屋市長=同市で(一部画像処理)
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 四月の統一地方選で実施される名古屋市議選(定数七五)は、河村たかし市長率いる地域政党「減税日本」が前回選で巻き起こした旋風が、ぱたりとやんだ。「議員の家業化」に異を唱え、既存政党と対峙(たいじ)した四年前。二十八人が当選し、市議会の最大勢力に躍り出た。だが、相次ぐ不祥事や離反で半数以下の十一人に。「市長与党」として有利に迎えるはずが、土俵際の戦いを強いられている。

 「いろいろありましたが、十一人ですか。まあ、よう残りましたわ」。三月七日、買い物客でにぎわう名古屋市中区の大須商店街。統一地方選の出発式で、マイクを握った河村市長はしみじみ振り返った。

 「庶民革命」を掲げて就任以来、市議会と対立を繰り返していた市長は、市議会解散請求(リコール)を主導。ようやくこぎつけた二〇一一年三月の出直し市議選で、前年に結党したばかりの与党「減税日本」が二十八議席を獲得し、最大会派となった。

 だが、所属議員による政務調査費(現政務活動費)の不正使用や当て逃げ事件などが発覚。考え方の違いから離党者も相次いだ。

 「期待が大きかった分、裏切られたという思いが市民に広がっていった。取りまとめ役がいなかったのが響いた」。元愛知県議で党幹事長の広沢一郎さん(51)は、新人議員ばかりの「素人集団」に統率者が欠けていたと指摘する。唯一、議員経験があった市議団長も公約違反の不祥事で議員辞職。重しを失い、他会派からの揺さぶりにも遭った。

 「減税日本は市長の個人商店。私たちは市長の三大公約実現のための(議決時の)起立要員にすぎなかった」と打ち明けるのは、会派の初代幹事長だったが、新会派をつくって党から除名された舟橋猛さん(56)。

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 四年の間に議員報酬を半減して八百万円とし、5%の市民税減税を実現。選挙で選ばれた公募委員らによる「地域委員会」もモデル実施し、市長の三大公約はほぼ実現したが「ほかに議員を結び付ける理念や志がなかった」と語る。役割は終わった、と一期で引退する。

 離党者の中には、批判していた既存政党にくら替えし、二期目を目指す人も。減税日本は今回、十八人の擁立にとどまる。

 減税に残った山田真奈さん(29)は「報酬半減で議員が市民の側に近づいたが、庶民革命は道半ば」と悔やむ。四年前、大学院在学中に議員を志し、選挙区でトップ当選。今回は「名古屋を離れて家族と暮らすため」と不出馬を決めたが、庶民革命の夢は諦めていない。「市民の心が離れたのは事実。でも、政治を変えてほしいとの思いは変わっていないはずです」

4709チバQ:2015/03/26(木) 22:30:55
三重県議会
新政みえ

5期 中村進一 三谷哲央 舟橋裕幸
4期 前田剛志 日沖正信
3期 舘直人 北川裕之 稲垣昭義
2期 笹井健司 辻三千宣 後藤健一 藤田宜三 杉本熊野
水谷正美 森野真治 津村衛
1期 吉川新 濱井初男 彦坂公之 小島智子 藤根正典
田中智也 下野幸助

自民みらい
8期 中川正美 西場信行
7期 山本教和 永田正巳
4期 山本勝 貝増吉郎 岩田隆嘉
3期 水谷隆 前野和美 中森博文 青木謙順 中嶋年規
津田健児 服部富男
2期 小林正人 村林聡
1期 小野欽市 中村欣一郎 石田 成生 粟野 仁博

鷹山
2期 奥野英介
1期 東豊 大久保孝栄

公明党  
2期 今井智広

能動
2期 長田隆尚

新しい翼
1期 中西勇

4710チバQ:2015/03/27(金) 22:00:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150327ddlk17010292000c.html
’15統一地方選:10選挙区で無投票の公算 過疎化 民主主義、退潮の恐れ /石川
毎日新聞 2015年03月27日 地方版

 統一地方選前半戦の県議選が4月3日告示、同12日投開票の日程で実施される。26日現在、全15選挙区(定数43)に54人が立候補を表明した。選挙戦が見込まれるのはわずか5選挙区。能登地方を中心とした他10選挙区では無投票当選の公算が大きい。無投票見通しの選挙区の大半は、将来的な地域崩壊が危惧される「消滅可能性都市」と重なっており、極端な過疎化が民主主義の退潮を招いている。【横田美晴】

 ◆能登

 ◇擁立見送り、無風に
 2011年前回選では計59人が立候補し、無投票は、加賀市(定数3)▽かほく市(同1)▽鹿島郡(同1)−−の3選挙区だった。

 今回は、定数1の全6選挙区と、定数2の5選挙区中4選挙区の計10選挙区で、前回を大幅に上回りそうだ。

 この10選挙区中8選挙区が能登地方。このうち6選挙区が「消滅可能性都市」とされた過疎の市町を含む。

 無投票公算の10選挙区では、いずれも立候補予定者が自民公認か無所属だけだ。こうした地域では、自民以外の他党は組織が脆弱(ぜいじゃく)で、擁立を軒並み見送っていることが無投票を招いている。

 こうした状況について金沢大の木村高宏准教授(公共政策)は「地域に人が少ないことが結果として無風につながっている」と指摘。「過疎の自治体は税収が乏しく、行政サービスを充実させにくい。住民も議員を通じた行政への意見・要望がなく、関心が薄れている」と警鐘を鳴らす。

 ◆加賀

 ◇激戦「地域対決」に
 一方、加賀地方の選挙区の多くは選挙戦となる見通し。

 定数4の小松市では自民だけで公認のベテラン現職2人と推薦を受ける新人2人の計4人が出馬を予定する。さらに県議選唯一の民主公認と、市長経験のある無所属元職が絡んで激戦となる模様だ。

 白山市は定数4に対し、8人が出馬を予定している。山間地出身の新人と都市部の現職が激しい一騎打ちを繰り広げた昨年11月の市長選の影響がいまだ尾を引き、「地域対決」の様相も呈している。

 全選挙区の立候補予定者54人の党派は、最多が自民で26人。他3人の同党推薦候補も加えると、全体の過半数を自民が占める。

 昨年末の衆院選で県内で議席を得られなかった民主は統一選で反転攻勢する考えだったが、公認、推薦が各1人にとどまる。近藤和也県連代表は26日、「これが今の実力だ」と述べた。

 公明、共産両党は公認が各2人で、社民は1人の予定。

 選挙のあり方について、木村准教授は「地域対立をあおるのはよくない」と断りつつ、「例えば全県を一つの選挙区にすれば状況は違ってくるのではないか」と主張。「県議がこまめに県政課題を住民に説明して関心をもってもらう努力が必要だ」と訴える。

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 ■ことば

 ◇消滅可能性都市
 若者流出や少子化で将来的に消滅する恐れがある自治体。昨年5月に民間の有識者会議「日本創成会議」が提唱した考え方で、出産世代の20〜39歳の女性人口が2010〜40年に半減する自治体を定義した。全国の市区町村の約半数にあたる896自治体が該当する。県内では5市4町が当てはまる。

==============

4711チバQ:2015/03/27(金) 22:00:48

 ■各選挙区の党派別公認候補予定者数■

 選挙区      定数 予定者  自 民 公 共 社  無

 金沢市      16  17  7 − 2 1 1  6

◆七尾市       2   2  2 − − − −  −

 小松市       4   6  2 1 − − −  3

◆輪島市       1   1  1 − − − −  −

◆珠洲市       1   1  1 − − − −  −

 加賀市       3   6  1 − − − −  5

◆羽咋市羽咋郡南部  2   2  1 − − − −  1

◆かほく市      1   1  1 − − − −  −

 白山市       4   8  2 − − 1 −  5

◆能美市能美郡    2   2  2 − − − −  −

◆野々市市      2   2  1 − − − −  1

 河北郡       2   3  2 − − − −  1

◆羽咋郡北部     1   1  1 − − − −  −

◆鹿島郡       1   1  1 − − − −  −

◆鳳珠郡       1   1  1 − − − −  −

  計       43  54 26 1 2 2 1 22

 (注)◆印は無投票公算の選挙区。自=自民、民=民主、公=公明、共=共産、社=社民、無=無所属。−は立候補予定者なし。

4712チバQ:2015/03/27(金) 22:01:14
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150327ddq041010014000c.html
’15統一地方選:三重県知事選 「自公対共産」鮮明に 民主は「蚊帳の外」
毎日新聞 2015年03月27日 中部朝刊

 26日告示された三重県知事選は、共産党が推す団体役員の新人、藤井新一氏(56)と、自民党や公明党などの推薦を受け再選を目指す現職の鈴木英敬氏(40)の一騎打ちとなった。民主党は候補者を擁立できず、民主・連合系の県議でつくる地域政党「新政みえ」は鈴木氏を推薦したものの、第一声に関係者の姿はなかった。「自公対共産」の構図が鮮明で、民主系は“蚊帳の外”に置かれている。

 県民党を掲げる鈴木氏は第一声で「1400を超える団体、企業から推薦をいただいた」と述べた。新政みえの推薦について、自民党県連会長の川崎二郎衆院議員は「民主党が候補者を立てられなかったから、約1400の推薦団体の中に入ったということだろう」と皮肉った。

 この日、自公両党の県組織代表が応援演説をしたのとは対照的に、新政みえの関係者は姿を見せなかった。代表の中村進一県議は「第一声への案内もなかった」と話す。県議選の告示を来月3日に控え、所属議員は自らの選挙準備に忙しくしていた。

 民主党が同知事選で自主投票にするのは1998年の結党以来初めて。地元選出の岡田克也代表は今月14日、「現職に代わる人を立てなければならないほどの問題がなかったので、立てなかった」と説明した。ある県議は「党勢低迷の中で出馬に名乗りを上げる人もなく、適任者が見つからなかった」と言う。

 これに対し、藤井氏の陣営は「鈴木氏が自民、公明の候補者というのは明らかで、“県民党”はごまかしだ。昨年末の衆院選で議席を増やした共産党の勢いを見せたい」(共産党県委員会の大嶽隆司委員長)と、対決色をあらわにする。藤井氏は第一声で「安倍晋三政権は戦争する国づくり、原発再稼働など、県民の暮らしや不安をよそに大暴走を続けている。これに付き従うのが鈴木知事。希望あふれる県政に切り替えていきたい」と訴えた。【田中功一、谷口拓未】

4713チバQ:2015/03/29(日) 12:13:46
岐阜
http://www.yomiuri.co.jp/local/gifu/news/20150328-OYTNT50148.html
県議選民主候補予定者 全8人維新推薦
2015年03月29日
 4月12日投開票の統一地方選前半戦で行われる県議選(定数46)で、民主党の候補予定者全8人(公認5人、推薦3人)が、維新の党県総支部の推薦を受けることが決まった。民主党県連の小見山幸治代表と維新の党県総支部の今井雅人代表が28日、岐阜市内で記者会見して明らかにした。


 今井代表は、「一強多弱の状態で野党が協力関係を作っていくことが大事。自民会派が大多数の県政でも、対抗勢力を作っていく必要がある」と述べた。

 維新は、定数3以上の選挙区で独自候補を模索したが、擁立には至らなかったという。両党は昨年12月の衆院選で互いの候補を支援する協定を結んでおり、引き続き「非自民」で協力する。衆院選では、民主市議が今井代表を応援するなどしており、小見山代表は、「できる限りのお手伝いはしていただく」と述べた。具体的には、今井代表が出陣式や個人演説会に出たり、一緒に街頭演説をしたりするという。

2015年03月29日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4714チバQ:2015/03/29(日) 12:14:21
富山
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/feature/CO014951/20150328-OYTAT50001.html
県議選2015 各党の戦略
(上)自民 投票率低下を警戒
2015年03月27日 05時00分
自民党の公認証を受け取る県議選立候補予定者(右)(2月9日、富山市舟橋南町で)
自民党の公認証を受け取る県議選立候補予定者(右)(2月9日、富山市舟橋南町で)

 「政権復帰の最大の原動力は地方議員の踏ん張りだった。政権復帰の締めくくりが今回の県議選だ。32人全員の当選を目指す」

 1月31日に富山市内のホテルで行われた県議選に向けた自民党県連の会合で、会長の宮腰光寛衆院議員は気勢を上げた。

 県議会40議席のうち、30議席を占める最大会派の自民は、今回の県議選で32人が出馬する予定だ。昨年12月の衆院選で、自民の県内得票率は小選挙区、比例選、ともに全国の都道府県でトップだった。自民県連はこの勢いを駆って、県議選でも公認候補の全員当選を掲げ、議席伸長を目指す。

 現在の県議会では、代表質問を行える会派は所属議員数が4人以上というルールがあり、2013年8月以降、自民のみという「一強」状態だ。

 ただ、自民党にも懸念材料はある。

 民主党政権下で行われた前回11年県議選では、自民は公認30人のうち、新人と現職の各1人が敗れた。出馬予定者を増やした今回も、少数激戦、保守分裂の選挙区があり、全員当選の目標には届かない可能性もある。

 もう一つの懸念は、投票率の行方だ。

 ある県連幹部は「国政で自民が安定多数を占め、景気も上向いているので争点が見えにくい。県内は北陸新幹線開業のお祝いムードが続いており、選挙前だという雰囲気も感じられない」としたうえで、「支持者が選挙に行かなくなると、取りこぼす可能性がある選挙区は複数ある」と気をもむ。

 昨年衆院選の県内3小選挙区の投票率は47・46%。前回県議選投票率の57・54%を10ポイント余り下回る数字だった。今回県議選は、昨年衆院選からさらに低下する可能性もある。

 県連の山辺美嗣幹事長は「全員当選のために、国会議員にもフル回転で動いてもらう」と引き締めに躍起だ。

 自民と連立を組む公明は、富山市第1選挙区で吉田勉・県本部代表の議席死守を目指す。それ以外の選挙区では、各市町の議員が自民候補の支援を個別に検討する構えだ。

 自公両党は、国政で安全保障法制を巡る議論などで温度差がみられるが、吉田代表は「地方の活性化を担う党と議員を選ぶのが今回県議選のテーマだ。地方創生は自公で呼吸を合わせてやる」と話す。

 自公両党が、県内で衆院選に続いて安定した戦いぶりを見せるか。今後の県政の行方を占う上で注目される。

4715チバQ:2015/03/29(日) 12:14:48
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/feature/CO014951/20150328-OYTAT50005.html
県議選2015 各党の戦略
(下)守りの民主 攻めの共産
2015年03月28日 05時00分
民主党県連の常任幹事会で県議選に向けた取り組みを語る高田代表(右から2人目)(26日、富山市内で)
民主党県連の常任幹事会で県議選に向けた取り組みを語る高田代表(右から2人目)(26日、富山市内で)

 「空白地を一つでも二つでも埋めて党勢拡大、基盤拡大に向けて頑張り抜きたいという思いは変わらないが、環境、情勢が整わず、空白地を埋めることが出来なかった」

 民主党県連の高田一郎代表は26日、富山市内で開いた定例常任幹事会のあいさつで、県議選立候補予定者が公認・推薦を合わせて現職3人にとどまり、新人候補を擁立できなかったことを釈明した。

 政権与党として臨んだ前回2011年県議選では、現職2人、新人3人の計5人を擁立し、4人が当選を果たした。ところが、このうち1人は13年に離党し、今回は無所属で出馬予定だ。現職3人のうち、前回初当選した1人は、党公認をあえて受けずに再選を目指す。

 民主党は昨年の衆院選で、県内3小選挙区で候補を擁立できず、不戦敗に終わった。今回県議選では、射水市選挙区などで新人擁立を検討したものの、調整がつかなかった。県連幹部は「今回は守りの戦いに徹するしかない」と話す。

 これに対し、衆院比例選北陸信越ブロックで得票を増やし、14年ぶりに議席を獲得した共産党は、民主を上回る4人の候補者が出馬予定だ。現職1人に加え、昨年衆院選に出馬した立候補予定者を含む新人3人を擁立することで、1979年県議選以来の複数議席獲得を目指す。

 党県委員会の上田俊彦委員長は「国政で躍進し、4人全員当選を目指す。攻めの選挙で来年の参院選につなげる」と意気込む。

 現有3議席の社民党は、前回県議選で5人を擁立したが、今回は現職2人と新人1人の計3人にとどまる見通しだ。党県連の柴義治幹事長は「3議席維持に全力を尽くす。県全体の組織を挙げて戦う」と話す。

 昨年の衆院選で吉田豊史氏が比例復活で当選し、県内で初めて議席を獲得した維新の党は、今回県議選での候補擁立を見送った。

 柴田巧参院議員がトップを務める党県総支部内で出馬を打診された元県議は、富山市第1選挙区からの立候補を希望したが、衆院選時に支援を受けた民主党県議の選挙区と重なるため、調整を断念した。県総支部幹部は「野党共闘を優先した」と説明するが、党勢拡大が容易でないことを示した格好だ。

 無所属からの出馬は、前回県議選は10人に上ったが、今回は7人となる見通しだ。



 この連載は、八角一紀、岡田遼介が担当しました。

2015年03月28日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4716チバQ:2015/03/29(日) 12:15:28
http://www.yomiuri.co.jp/local/gifu/news/20150327-OYTNT50190.html
岐阜市議定数3減 可決
2015年03月28日
 岐阜市議会の本会議が27日開かれ、現行の議員定数41を3減らして38とする条例改正案を、賛成多数(賛成29、反対8)で可決した。来月26日投開票の同市議選から適用される。


 定数削減案は、「現在、欠員2だが支障はない」などとして、自民系などの5会派が提案。告示が迫った提案に、市議の中には「唐突だ」という意見もあったが、賛成議員は「これまで市議会活性化検討協議会内で検討を重ねてきた」とし、「昨年末に衆院選があった影響で、3月になった」と説明した。

 これに対し、共産は、議員報酬を月額65万円から1割削減し、政務活動費を同15万円から2万円削減する条例改正案を提案。共産市議は採決前の討論で、「定数削減は、市民の声を減らすことになる。身を切るということは、スリムな議会ではなく、報酬や活動費を削減することだ」と主張したが、否決された。

2015年03月28日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4717チバQ:2015/03/29(日) 19:31:40
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032802000213.html
静岡市長選 県都の課題<上>止まらぬ 若者「流出」
2015年3月28日

人口70万人維持の一環で、静岡市は保育所の定員不足への対策として独自に「待機児童園」を設けている=静岡市葵区で
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 現職、新人による三つどもえの選挙戦が予想される静岡市長選。二十九日の告示を前に、県都が抱える課題を二回に分けて検証する。

 「都市間競争の時代を迎えた今、人口が減少している都市は競争で後れをとっていることになる」。静岡銀行のシンクタンク、静岡経済研究所の顧問でシニアエコノミストの中嶋寿志さんは人口減少に警鐘を鳴らす。

 静岡市の人口は一日現在で七十万五千二百人余。全国二十の政令市の中で最も少ない。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、五年後に六十六万七千八百人、二十年後の二〇三五年には五十七万四千四百人と六十万人を下回る。

 年代別では、十五〜十九歳、二十〜二十四歳の若年層の市外転出割合が高い。大学進学と就職時に当たる年齢層だ。

 市は子どもの医療費助成を拡充するなど子育て世代が魅力に感じる政策を進めたが、人口減少に歯止めはかからない。県内市町別で、静岡市は二月からの一カ月間で五百五十人減少し、二位の沼津市(百二十七人減)と比べても飛び抜けて多い。

 田辺信宏市長(53)は人口七十万人維持を唱え、一五年度から対策を強化する方針を示している。東京・有楽町に移住促進センターを設け、移住希望者に住宅、就職などの情報を提供。市内から東京の大学に通えるよう新幹線通学の助成制度も検討する。市の奨学金を拡充し、Uターン就職する学生は返済を免除する制度も設ける方針だ。

 人口減対策は市長選の争点でもある。薬局会社役員の高田都子(ともこ)さん(62)は「人口百万人」を掲げ、女性の流出に歯止めをかけるべく「女性の市民税ゼロ」も打ち出す。九十四億円の歳入減になるが、建設事業など投資的経費や補助金などを見直し、財源を確保する考えだ。

 前県商工団体連合会事務局長松浦敏夫さん(62)は、子どもの医療費助成の十八歳まで拡大、若者の家賃助成や低所得者の児童クラブ料金減免の拡充を掲げ、特別養護老人ホームの増設を訴える。

 「静岡の温暖な気候、友人と過ごした豊かな時間が忘れられなかった」。青森県十和田市出身の福山康大さん(25)は県立大を卒業後、東京都内の飲食店で働いていたが、半年で青森ではなく静岡市に戻った。ただ恵まれた自然環境などに任せてばかりで人口が上向きに転じるわけではない。次の四年間で、目に見える成果が求められる。

(横光竜二)

4718チバQ:2015/03/29(日) 19:32:00
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032902000204.html
静岡市長選 県都の課題<下>東静岡 土地活用は
2015年3月29日

20年以上活用策が決まらない市有地。この間に市長は3人代わった=静岡市葵区で
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 JR東静岡駅北口にある二・五ヘクタールの市有地は、好立地ながら二十年以上、空き地のままだ。サッカースタジアムや多目的アリーナの建設構想があるものの、市民からは「商業施設にしたら」「子どもが遊べる施設を」と異議を唱える声も多い。

 市有地は一九九二、九三年度に旧国鉄用地六・八ヘクタールを市が百三十四億円で購入。その後売却などで二・五ヘクタールに減った。当初、浮上したのは多目的アリーナ構想だ。その後、旧清水市と合併後の新市庁舎に変わったが、厳しい財政状況で断念。市は県の草薙総合運動場体育館をアリーナとして市有地に移転するよう要望した。しかし、川勝平太知事の就任後、移転は中止になった。

 二〇一四年には、市体育協会が多目的アリーナ建設を、清水エスパルスが新スタジアム建設を市に要望したが、スタジアム建設も課題がある。現在のエスパルスのホームグラウンドは球場のみで二・三ヘクタールあり、市有地に建てるには手狭だ。

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 田辺信宏市長(53)は一五年度からの市政運営指針となる第三次総合計画で、市有地の具体的活用策に踏み込まなかった。「東京五輪で人件費、資材費が高騰している時期に投資するべきではない」と、当面イベント広場として使う方針だ。

 薬局会社役員の高田都子(ともこ)さん(62)は「清水エスパルスの新サッカースタジアムを提案する。早く決めなくては」との考え。前県商工団体連合会事務局長の松浦敏夫さん(62)は「スタジアム、アリーナともに他施設と重複し無駄。イベント広場や緑地広場にする」と訴える。

 静岡市同様、旧国鉄用地十七ヘクタールを購入した札幌市は区画整理で公共施設を造り、二・八ヘクタールを売却した。今は大型商業施設ができている。

 市内でまちづくりを研究する静岡地域学会会員の望月誠一郎さん(65)は、売却も選択肢の一つとして「リニア中央新幹線ができると静岡は通過県になってしまう。国の機関やアニメ、模型やガンダムの常設展示場など、独自性があり世界と競争しても人を呼べるものでなくては」と幅広い選択肢を持つよう提案する。

(河野貴子)

4719チバQ:2015/03/29(日) 19:33:42
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032602000221.html
節目のはままつ<上>人口減少
2015年3月26日

 県内で唯一、市長選、県議選、市議選のトリプル同日選が行われる浜松市。合併十年の節目は、市の目指すべき姿が問われる節目にもなっている。市の将来を左右する重要課題への市の対応と、各党・各会派が打ち出している方策を紹介していく。

◆育児支援で歯止め模索

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 静岡県内最大の「八十万都市」が「六十六万都市」に縮小してしまう-。

 衝撃の数字を伝えるのは浜松市が二年前にまとめた市人口の将来推計。少子高齢化が進み、二〇一〇年の約八十万人が、今から三十年後の四五年には17%減って六十六万四千人になる。

 特に六十五歳以上の高齢者は、四人に一人から、五人に二人の二十五万二千人に増加。半面、働き手(十五〜六十四歳)は五十万四千人から三十四万人と人口の半分近くに減ってしまう。推計通りなら、市の運営を支える税収は減る一方だ。

 衰退に歯止めをかけるため市は、働く世代の暮らしを重視。待機児童の解消を目指すなど子育てに適した環境づくりに力を入れる。

 現状では、仕事と育児の両立を支える保育園やこども園は、定員を増やしても需要の高まりに追いついていない。一四年度当初は定員を二百八十人増やしたが、待機児童は三百十五人に上る。子どもの入園を希望しながら選外となった会社員男性(35)は「夫婦のどちらかが仕事を辞めないといけない。このままでは浜松に住み続けられない」と途方に暮れる。

 これに対し、市は「子ども・若者支援プラン」をまとめ、一九年度までの待機児童ゼロを目標にする。一六年度当初に定員を千九十人増やすのをはじめ各年度で増員を予定するが、共働き世帯の増加などで、なお十分とは言い切れない。

 このほか市はこれまでに子どもの医療費自己負担の軽減や不妊治療への補助上乗せといった子育て支援策をとってきた。一五年度に就園前の子どもや保護者が集う「子育て支援ひろば」を増やすなど、妊娠から育児までの各段階で支援の充実を図ろうとしている。

 待機児童問題は、市議会各会派も共通して重要課題に挙げ、政策集や市への政策提言に盛り込んでいる。

 労働組合出身議員らでつくる市民クラブは、地域ニーズに合わせて、保育士の人数など国が定めた設置基準を満たす認可保育園や、市の独自基準を満たす認証保育園の拡充を掲げる。共産党も「認可保育所の増設による待機児童解消を」と訴える。

 最大会派の自民党は、不妊治療の助成充実や子育て支援ひろばの拡充などを政策集に明記した。鈴木康友市長に近い第二会派の創造浜松は「市に人口減少・少子対策の担当部署を創設すべきだ」と主張。公明党は子育て、教育、就労を一つの窓口で受け付ける「女性総合相談センター」の実現を目指している。

(久下悠一郎)

4720チバQ:2015/03/29(日) 19:34:03
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032702000229.html
節目のはままつ<中>産業振興
2015年3月27日

◆車頼みから脱却を

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 県庁所在地でもなく、東京・大阪・名古屋の三大都市圏内に位置するわけでもない浜松市が、不利な立場をはね返し、政令市にまで発展できたのは「ものづくりのまち」としての民間の産業力があったからだ。

 直近(二〇一〇年)の国勢調査によれば、浜松市の第二次産業の就業人口割合は34・4%。政令市の中では唯一30%を超え、他都市を突き放す。一三年度の製造品出荷額は二兆一千三百二億円。中でも自動車などの輸送用機械器具は半分近い一兆三百二十二億円を占める基幹産業だ。

 市産業振興課の担当者は「輸送用機械器具という基幹産業があるのは市にとって大きなメリット」と前置きしつつ「特定産業に依存するのはリスクも大きい」と語る。

 なぜなら〇八年のリーマン・ショックにより、市内の製造業は三百七十カ所の事業所、一万六百二十二人の従業員が一年間に減り、地域経済は深刻な打撃を受けた。それ以降、全国の中でも浜松は特に回復が遅れているからだ。

 そこで市が推進し始めたのが産業構造の多極化。一一年十月に策定した「はままつ産業イノベーション構想」には、新産業創出の戦略が盛り込まれた。

 次世代輸送用機器(電気自動車やロボット関連)、健康・医療、新農業、光・電子、環境・エネルギー、デジタルネットワーク・コンテンツを成長六分野と位置付け、戦略的に輸送用機械器具に続く基幹産業を生みだそうとしている。

 市議会各会派も新産業創出の方向性にはおおむね同調しており、政策集や市長に提出した政策要望の中では、関連する提案が産業政策の主要な部分を占める。

 自民党は「多様な産業分野でのイノベーションの推進」、市民クラブは「六つの新産業創出の各事業分野ごとの目標と戦略ロードマップの構築」と、いずれも産業構造の多極化に言及している。

 浜松市は第二次産業だけでなく、第一次産業の就業人口割合も4・2%と政令市の中で最も高く、全国平均の4%も上回っている。今後発展する可能性のある分野の一つとして、農業に着目する会派もある。

 創造浜松は「企業の農業参入、一次産業の六次化政策などを通じた農業の活性化」を訴えている。公明党は中小企業の振興を通じた農林水産品、観光資源などのブランド化を提言している。一方で共産党は大企業よりも中小零細企業への支援強化を訴える。

(長崎高大)

4721チバQ:2015/03/29(日) 19:34:35
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032802000215.html
節目のはままつ<下>財政健全化
2015年3月28日

◆市債削減に異論も

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 年収の数倍はするマイホームをローンで買い、二、三十年かけて少しずつ借金を返済している家庭は多いはずだ。年間総予算に匹敵する借金(市債)を抱える浜松市も、次世代に過大なツケを回さないよう残高をこつこつ減らしてきた。

 財政立て直しのため、政令市に移行する前の二〇〇六年度末に策定した中期財政計画では、当時の予算総額を上回る五千六百三十二億円に膨らんだ総市債残高を、八年後に五千億円未満にする目標を設定。リーマン・ショックや東日本大震災の影響で財政事情が苦しい時も、インフラ整備などの投資的経費を極力抑え、予定を上回るペースで借金を減らした。

 その結果、一四年度末には四千九百五十六億円として目標を達成。政令市では市民一人当たりの残高が三番目に少なくなった。

 さらに市は、今後も徹底した行政改革を進め、財政健全化への歩みは緩めない構えだ。一五年度からの次期中期財政計画では、十年間で六百四十八億円減らし、二四年度末に四千三百八億円まで圧縮することを目指す。

 だが市は、高度成長期に造られた道路や橋などのインフラや公共建造物の老朽化、団塊世代の高齢化に直面している。今後、公共サービスの水準を維持しようとすれば、相当の出費が必要になるのは避けられない。

 次期計画では、市債残高削減の一方、新清掃工場の建設などの大型事業やインフラの老朽化対策などを考慮し、現行水準と同じ投資的経費も計上している。市の財務担当者は「これくらいの削減なら無理せずに到達できる」と自信を見せるが、思惑通り出費と財政健全化のバランスを取れるかが課題だ。

 市の取り組みに対し、市議会も行財政改革の必要性自体は、ほとんどの会派が認めている。半面、今後の方向性には異論もある。

 代表質問や各議員の主張などをみると、鈴木康友市長に近い創造浜松や市民クラブには「未来の借金はできるだけ少ない方がいい」と市債残高のさらなる削減に積極的な意見が多い。

 残高減らしよりもインフラや公共サービスの維持に重点を置く会派もある。自民党は「やみくもに減らせばいいものではない」との立場で、「適正な残高を維持し、投資的事業を早期に推進することが結果的に世代負担を公平にし、安定的な財政運営につながる」と指摘する。

 共産党は、他の政令市との財政指標の比較から「財政状況は今が極めて健全と言った方が適切。この財政力を市民の暮らしに振り向けるべきだ」と主張している。

(古田哲也)

4722チバQ:2015/03/29(日) 19:36:23
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015031702000279.html
県議選 選挙区情勢<1>
2015年3月17日

◆95陣営が立候補予定

 統一地方選前半戦で行われる県議選(四月三日告示、十二日投開票)の告示まで二週間余りに迫った。定数六九に対し、九十五陣営が立候補を予定し、激しい選挙戦となる見通しだ。最大会派の自民改革会議は四十議席超を目指す。第二会派のふじのくに県議団は自民の過半数阻止に向け選挙態勢を固める。無投票の可能性が高い九選挙区を含め、全三十三選挙区ごとに情勢を探った。(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆湖西市(定数一) 民主系現職に自民系新人挑む

田内浩之 37 無現(1)
蛭川麻季子 48 無新

 民主系現職と自民系新人が立候補を表明している。

 田内氏は前回選、自民系新人との一騎打ちを四十一票差で競り勝った。八期にわたる議席を失った自民は、選挙区で初めて公募を実施、一月下旬に前熱海市議の蛭川氏を擁立した。

 田内氏は防災対策の推進などを掲げ、連合静岡の推薦を受けて支持基盤を固める。蛭川氏は子育て支援などを掲げ、地元議員の人脈を足掛かりにして浸透を目指す。

◆浜松市北区(定数二) 2現職が立候補 無投票の可能性

鈴木利幸 58 自現(4)
野沢義雄 66 無現(5)

 党県連副会長を務める自民・鈴木氏と、五回の当選を誇る民主推薦の野沢氏が立候補を表明している。

 二人以外に立候補の動きはなく、無投票の可能性が高い。

 両陣営ともに、実績をアピールしつつ、農業関連票を軸に、地盤を固める。選挙区には人口が増えている地区もあるため、新たな支持層の獲得にも奔走している。

◆浜松市西区(定数二) 現職2人出馬 無投票の公算
鈴木洋佑 71 自現(5)
田口章 53 無現(1)

 党県連副会長の自民・鈴木氏が六選を目指し、保守層を中心に地盤固めを図る。

 無所属の田口氏は、再選へ向け、出身母体のスズキ労組を核に準備を進めている。

 前回は三人が争ったが、今のところ現職の二人以外に出馬に向けた動きは見られず、無投票の公算が大きくなっている。

◆浜松市中区(定数四) 民自2人ずつ 共が議席狙う
岡本護 70 民現(7)
杉本好重 53 自新
竹内良訓 53 自現(2)
平賀高成 60 共新
山崎真之輔 33 無現(1)

 民主系と自民が二人ずつ出馬を予定、「味方」同士でもつばぜり合いをする中、共産が割り込みを狙う。

 民主系は、労組出身で公認のベテラン岡本氏と、二年前の補選で初当選した無所属の若手山崎氏が議席死守を目指す。

 自民は、政令市移行で現行選挙区になって初めて公認候補を二人擁立。現職竹内、新人杉本の両氏は地区割りなどを設けず競り合いの中で議席増を狙う。

 共産は「県議ゼロ」解消が統一地方選最大の目標。補選を含め県議選三度目の挑戦となる元衆院議員の平賀氏で必勝を期す。

(統一選取材班)

4723チバQ:2015/03/29(日) 19:37:06
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015031802000282.html
県議選 選挙区情勢<2>
2015年3月18日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆浜松市東区(定数二) 三つどもえの激戦に
大石哲司 62 無現(1)
鈴木滋芳 60 無新
中沢公彦 46 自現(2)

 前回選を制した自民・中沢氏、二〇一三年六月の補選で競り勝った無所属・大石氏に、民主系無所属新人の鈴木氏が挑む。支持層の異なる三つどもえの構図は前回と同じで、激戦が見込まれる。

 中沢氏は自民市議四人の応援を受け、政権支持層の取り込みを図って三期目を目指す。

 政党や大企業の推薦がない大石氏は自治会を中心に固める。大票田の積志地区を地盤とするのが強みだ。

 補選では僅差で敗れた鈴木氏は連合静岡が推薦。元浜松市議の経験を生かして県と市をつなぎたいと訴える。

◆浜松市南区(定数二) 2現職のほか動きみられず
小楠和男 54 自現(5)
田形誠 38 民現(1)

 元議長の自民・小楠氏が六選を目指し、保守層を中心に取り込みを狙う。

 民主・田形氏は再選に向け非自民層に浸透を図る。

 他に新たな出馬への動きは具体化しておらず、無投票の可能性が高まっている。

◆浜松市浜北区(定数二) 現職2人出馬 無投票の公算
渥美泰一 64 自現(5)
阿部卓也 48 民現(2)

 元職を含めた三つどもえの戦いとなった前回選から一転、今回は自民・渥美氏、民主・阿部氏の現職二人以外に出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 前副議長の渥美氏は五期の実績を強調する。支持者には中高年層が多く、若者票の掘り起こしに努める。

 阿部氏は六千人からなる後援会組織を柱に、連合静岡や地元企業からの支援を受ける。

◆浜松市天竜区(定数一) 現職のみ出馬 連続無投票か

中谷多加二 64 自現(5)

 現職の自民・中谷氏しか名乗りを上げておらず、五期連続の無投票となる公算が大きい。

 中谷氏は県議を五期務め、県議長も歴任した。地元の旧天竜市をはじめ区内全域をくまなく歩く。元森林組合幹部で、区の基幹産業である林業の再興、木材の販路拡大などを訴える。

4724チバQ:2015/03/29(日) 19:37:47
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015031902000277.html
県議選 選挙区情勢<3>
2015年3月19日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆磐田市(定数三) 現職に新人が挑む
江間治人 54 自新
柏木健 46 無現(2)
野崎正蔵 51 自現(1)
三ツ谷金秋 69 民現(5)

 現職三人と新人一人による少数激戦。

 江間氏は市教育委員長だった経歴を生かし、教育行政の充実や子育て支援を訴える。

 三ツ谷氏はふじのくに県議団顧問や民主党県連会長代行といった実績を訴え、六選を狙う。選挙区内全域で民主結束を図る。

 柏木氏は浜岡原発の再稼働反対を訴える。「廃炉にすべき」と踏み込み、賛意を示す市民への浸透を図る。

 自民・野崎氏は、二〇一三年六月の補選で初当選した。災害対策や産業振興を強く訴えて、支持拡大を狙う。

◆袋井市・森町(定数二) 前回から一転 三つどもえに
水野憲司 68 無新
山本貴史 45 無現(1)
渡瀬典幸 52 自現(1)

 今月十日に新人が立候補を表明、無投票の前回選から一転、現職二人との三つどもえの争いとなりそう。

 水野氏は「68歳の新人」をアピール、民主系支持層など非自民票の取り込みを図る。

 山本氏は女性や子育て世代など若年層への支持を訴えて二期目を狙う。

 自民・渡瀬氏は保守層を中心に支持固めに努め、現職としての実績を売り込む。

◆掛川市(定数二) 2自民現職に元職挑む構図
東堂陽一 59 自現(1)
戸塚久美子 56 無元(1)
増田享大 47 自現(1)

 ともに二期目を目指す自民現職二人に、前回選は僅差で敗れた元職が挑む構図。顔触れが変わらない分、支持層に大きな変化がなく、前回同様の激戦が予想される。

 東堂氏は、市議を務めた旧掛川市地区が地盤。元知事の石川嘉延氏が支援に回る。

 増田氏は、衆議院議員秘書の経験を生かし、幅広い層へ浸透を図る。二十七日に総決起大会を予定。

 一期目は民主だった無所属・戸塚氏は、早々と連合静岡の推薦を取り付けるなど体制固めを図っている。

4725チバQ:2015/03/29(日) 19:38:23
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032002000218.html
県議選 選挙区情勢<4>
2015年3月20日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆菊川市(定数一) 現職のみ出馬 無投票の公算
宮城也寸志 55 自現(1)

 前回選で、民主新人との一騎打ちを制した自民・宮城氏が、二期目に向けて立候補を表明している。ほかに動きはなく、無投票の公算が大きい。

 宮城氏はJAや消防団OB、スポーツ団体などからの支援を受け、茶業をはじめとした農業振興や地域防災、子育て支援などを訴えている。地元の小笠地区を基盤に、菊川地区への浸透にも余念がない。

◆御前崎市(定数一) 現職が立候補 連続無投票か
藪田宏行 68 自現(2)

 前回選に続き、現職の自民・藪田氏以外は立候補を表明しておらず、二期連続の無投票となる可能性が高い。

 党県連政調会長を務める藪田氏は、これまでの実績を訴え、区内全域をくまなく歩いている。浜岡原発の安全対策や海岸地域の津波対策、企業誘致の促進などを強調し、保守層を中心に幅広い支持を集める。

◆島田市・川根本町(定数二) 3氏が2議席争う
大池幸男 59 民現(2)
河原崎聖 51 自新
桜井勝郎 70 無新

 民主現職の大池氏と、自民新人の河原崎氏、無所属新人の桜井氏の三人が二議席を争う。

 大池氏は二期の実績を前面に知事とのパイプの太さをアピール。脱原発などを訴え非自民層への浸透を図る。

 前島田市議長の河原崎氏は知名度アップに全力を挙げる。党各支部の支援を受け、保守票固めに懸命。

 桜井氏は三期十二年の市長時代の人脈を生かし、企業や関係者へのあいさつ回りに力を注ぐ。

4726チバQ:2015/03/29(日) 19:39:02
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032102000228.html
県議選 選挙区情勢<5>
2015年3月21日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆牧之原市・吉田町(定数一) 前回は600票差 2氏出馬表明
大石哲司 75 自現(4)
大石裕之 47 無元(1)

 前回選と同様、自民党県連幹事長の大石哲司氏と、約六百票差で涙をのんだ大石裕之氏が立候補を表明している。

 大石哲司氏は、旧榛原町長四期、県議四期の豊富な経験を生かして、国や県との太いパイプをアピール。本人は二月下旬から体調を崩しているが、後援会では知名度の高さにおごらず、引き締めを図っている。

 大石裕之氏は、世代交代を旗印にして、行動力とパワーをPR。「命」最優先の環境づくりなどを掲げ、一人区の県議は団体や組織に偏らず、万人の意見を吸い上げることが大事と訴え、牧之原市に浸透を図っている。

◆藤枝市(定数二) 現職の他には動き見られず
落合慎悟 66 自現(2)
佐野愛子 59 民現(3)

 議席を分け合う自民、民主の現職の他に出馬の動きは見られない。無投票になれば、合併前の旧藤枝市時代以来二十八年ぶり。

 落合氏は志太地域の一体的な発展を求め、志太中央幹線の整備促進や国道1号藤枝バイパスの四車線化を訴える。

 元小学校教諭の佐野氏は、教育環境や子育て環境の充実など、働く女性の目線に立った主張を展開する。

◆焼津市(定数三) 自民の3氏と新人の争いに
杉山仁志 57 自新
塚本大 40 自現(1)
諸田洋之 48 無新
良知淳行 50 自現(1)

 自民の三氏と無所属新人の四氏の争い。現職は塚本、良知両氏に加え、二年前の補選で当選した加藤与志男氏の自民三氏が独占。引退を決めた加藤氏が後継に元島田信金支店長の杉山氏を据えた。

 杉山氏は地元企業に顔が広く、中小企業支援策の充実などを掲げる。元維新で加藤氏と補選を争った諸田氏は「自民ばかりに偏っては多様な民意が届かない」と再び挑戦し、浜岡原発の廃炉や津波対策の強化を訴える。

4727チバQ:2015/03/29(日) 19:40:04
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032202000031.html
県議選 選挙区情勢<6> 
2015年3月22日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆静岡市葵区(定数五) 自、民、公の現職に共産の新人が挑む

天野進吾 73 自現(8)
天野一 72 自現(7)
小長井由雄 61 民現(3)
高田好浩 58 公現(2)
森大介 46 共新
山田誠 53 自現(3)

 自民、民主、公明の現職五人が出馬。共産は新人を擁立し、四年ぶりの議席奪取を目指す。

 自民は、ともに議長経験がある天野進吾氏、天野一氏に加え、四選を目指す山田氏が支持固めを進める。県都で三議席を確保し、影響力の維持を図る。

 民主・小長井氏、公明・高田氏も支持基盤の引き締めに懸命。現行の選挙区になった二〇〇七年以降、現職五人の顔ぶれは変わっていない。

 共産・森氏は一三年の参院選に出馬した。浜岡原発の再稼働反対などを訴える。

◆静岡市駿河区(定数四) 5氏出馬表明 4氏が40歳代
相坂摂治 41 自現(1)
佐地茂人 44 自現(1)
鈴木智 45 民現(1)
鈴木千佳 44 共新
前林孝一良 61 公現(4)

 出馬表明した五人のうち四人が四十代。若手が多く、現職四人と新人一人が争う。

 自民の相坂、佐地両氏はともに市議出身。自民推薦の現職が出馬する静岡市長選とも連動し、県市連携の必要性などを訴える。

 民主・鈴木智氏は、危険ドラッグ対策など四年間の実績を街頭演説などでアピール。共産・鈴木千佳氏は前回選も出馬した。母親の視点から福祉の充実や原発再稼働反対を打ち出す。

 五期目を目指す公明党県副代表の前林氏は防災の充実などを訴え、幅広い世代への浸透を図る。

◆静岡市清水区(定数四) 無投票が一転 5氏の争いに
外岡宗雄 63 無新
中沢通訓 70 無現(6)
林芳久仁 70 民現(3)
深沢陽一 38 自現(1)
盛月寿美 47 公現(1)

 今月上旬に無所属新人が出馬の方針を示し、無投票の情勢が一転した。現職四人に新人が挑む。

 第二会派のふじのくに県議団会長の林氏と、無所属議員でつくる「富士の会」代表の中沢氏はベテランの強みを生かして戦う。ともに知事との連携の実績もアピールする。

 自民・公明の二氏はともに二期目を目指す。三十代の深沢氏は若さ、盛月氏は女性の視点を打ち出し、政権与党として国政との連携も訴える。外岡氏は、沿岸部の人口減少対策や財政の健全化を打ち出す。

4728チバQ:2015/03/29(日) 19:42:23
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032202000031.html
県議選 選挙区情勢<7> 
2015年3月23日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆富士宮市(定数二) 現職の2人に新人挑む構図

木内  満 35 無新

吉川 雄二 63 自現(6)

四本 康久 53 民現(2)

 現職二人に新人が挑む構図。保守票の行方が鍵を握る。

 木内氏は新人として二度目の挑戦。子育て世代への共感を広げ、保守層や無党派層への浸透を狙う。

 吉川氏は市長選転出を昨秋まで検討していたが断念。自民票の取りまとめに躍起になっている。

 四本氏は川勝知事を支えた実績を強調。連合静岡の推薦を受け、労組票を固めていく。

◆富士市(定数五) 5議席8人争う

植田  徹 65 無元(5)

遠藤  栄 73 自現(8)

岡村 義久 49 無新

菊池 初彦 62 無元(1)

桜町 宏毅 49 民現(2)

鈴木 澄美 59 自現(1)

西村 綾子 67 共新

早川 育子 55 公現(3)

 現職四人、元職二人、新人二人が五議席を争う激戦区。自民党籍を持つ五人が保守票を奪い合う。

 元職は自民党員ながら無所属で出馬する植田氏と、自民推薦の無所属の菊池氏。それぞれ地盤の市西部、東部以外への支持拡大を図る。新人で自民推薦を受ける無所属・岡村氏は世代交代を訴える。

 自民公認の遠藤氏は八期の実績を武器に市南部の票を固め、鈴木氏は福祉教育の充実を主張する。

 保守混戦の中、民主・桜町氏、公明・早川氏は着実に組織固めを進める。西村氏は市議出身の経歴を生かし、共産ゼロ議席の解消を目指す。

◆沼津市(定数四) 5氏の争いで選挙戦公算大

近藤 泰平 55 無新

杉山 盛雄 56 自現(4)

多家 一彦 67 自現(6)

蓮池 章平 61 公現(4)

曳田  卓 61 民現(1)

 沼津駅周辺の鉄道高架化事業見直しを訴える市民グループが一月末、候補者擁立を表明。現職四人と新人一人による選挙戦となる公算が大きい。

 近藤氏は事業の是非を争点に、浜岡原発の再稼働反対も主張。

 杉山氏はインフラ整備などの実績を強調、企業誘致を訴える。

 県議会議長を務める多家氏は、六期務めた実績を武器に戦う。

 蓮池氏は組織固めに力を注ぎ、若年層への浸透も狙う。

 曳田氏は連合静岡から推薦を受け、地域経済活性化を強調する。

4729チバQ:2015/03/29(日) 19:44:15
性と名の間のスペース消すの忘れたのでもう1回

http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032202000031.html
県議選 選挙区情勢<7> 
2015年3月23日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆富士宮市(定数二) 現職の2人に新人挑む構図
木内満 35 無新
吉川雄二 63 自現(6)
四本康久 53 民現(2)

 現職二人に新人が挑む構図。保守票の行方が鍵を握る。

 木内氏は新人として二度目の挑戦。子育て世代への共感を広げ、保守層や無党派層への浸透を狙う。

 吉川氏は市長選転出を昨秋まで検討していたが断念。自民票の取りまとめに躍起になっている。

 四本氏は川勝知事を支えた実績を強調。連合静岡の推薦を受け、労組票を固めていく。

◆富士市(定数五) 5議席8人争う
植田徹 65 無元(5)
遠藤栄 73 自現(8)
岡村義久 49 無新
菊池初彦 62 無元(1)
桜町宏毅 49 民現(2)
鈴木澄美 59 自現(1)
西村綾子 67 共新
早川育子 55 公現(3)

 現職四人、元職二人、新人二人が五議席を争う激戦区。自民党籍を持つ五人が保守票を奪い合う。

 元職は自民党員ながら無所属で出馬する植田氏と、自民推薦の無所属の菊池氏。それぞれ地盤の市西部、東部以外への支持拡大を図る。新人で自民推薦を受ける無所属・岡村氏は世代交代を訴える。

 自民公認の遠藤氏は八期の実績を武器に市南部の票を固め、鈴木氏は福祉教育の充実を主張する。

 保守混戦の中、民主・桜町氏、公明・早川氏は着実に組織固めを進める。西村氏は市議出身の経歴を生かし、共産ゼロ議席の解消を目指す。

◆沼津市(定数四) 5氏の争いで選挙戦公算大
近藤泰平 55 無新
杉山盛雄 56 自現(4)
多家一彦 67 自現(6)
蓮池章平 61 公現(4)
曳田卓 61 民現(1)

 沼津駅周辺の鉄道高架化事業見直しを訴える市民グループが一月末、候補者擁立を表明。現職四人と新人一人による選挙戦となる公算が大きい。

 近藤氏は事業の是非を争点に、浜岡原発の再稼働反対も主張。

 杉山氏はインフラ整備などの実績を強調、企業誘致を訴える。

 県議会議長を務める多家氏は、六期務めた実績を武器に戦う。

 蓮池氏は組織固めに力を注ぎ、若年層への浸透も狙う。

 曳田氏は連合静岡から推薦を受け、地域経済活性化を強調する。

4730チバQ:2015/03/29(日) 19:44:47
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032402000213.html
県議選 選挙区情勢<8>
2015年3月24日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆御殿場市・小山町(定数二) 2現職に新人挑む
池谷晴一 65 民現(3)
勝又英博 58 無新
和田篤夫 63 自現(1)

 自民・民主の現職二人に対し、無所属の新人一人が挑む構図になる見込み。

 連合静岡から推薦を受けた池谷氏は、三期十二年の実績を強調。富士山の火山防災や環境保全を掲げる。

 勝又氏は、選挙区を細かく回って名前の浸透を図る。地元で活躍できる人材の育成を主張する。

 和田氏は陸上自衛隊出身。陸自駐屯地のまちの組織票を固め、危機管理への取り組みを訴える。

◆裾野市(定数一) 現職のみ出馬 無投票の公算
鳥沢由克 61 自現(1)

 自民・鳥沢氏が再選を目指す。地元JAや建設業界などから推薦を受け、市内で着々と支持を固めている。

 前回は民主現職との一騎打ちだったが、無投票になる公算が大きい。

◆清水町・長泉町(定数一) 民主と自民が1議席を競う
高田泰久 68 民現(3)
坪内秀樹 49 自新

 民主現職と自民新人による一騎打ちとなる可能性が高い。両者が地元票をいかにまとめるかが鍵となりそう。

 長泉町出身の高田氏は連合静岡やJAなんすんなどから推薦を受けた。両町に事務所を構えてミニ集会を重ねており、観光資源の活用強化を訴える。

 清水町出身の坪内氏は、清水町議から転身を狙う。長泉町も回って保守層への浸透を図る。子育て支援策や高齢者福祉の充実を主張している。

4731チバQ:2015/03/29(日) 19:45:38
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/shizuoka/CK2015032502000208.html
県議選 選挙区情勢<9>
2015年3月25日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆三島市(定数二) 自、民、無 三つどもえの争い
遠藤行洋 53 民現(1)
古長谷稔 43 無新
宮沢正美 65 自現(2)
 自民・宮沢氏と民主・遠藤氏の現職二人に、無所属新人の古長谷氏が挑む激戦となりそうだ。

 宮沢氏は農業関係を中心に三十九団体から推薦を受け、組織戦で保守層を固めている。

 遠藤氏は支持基盤の労組票に加え、元アナウンサーの知名度を武器に広く浸透を図る。

 三島市議の古長谷氏は、子育てしながら安心して働ける環境づくりを訴え、支持拡大を狙う。

◆函南町(定数一) 自民の現職に 民主新人挑む
塩崎敬子 59 民新
仁科喜世志 64 自現(1)

 再選を目指す自民・仁科氏と新人の民主・塩崎氏が一議席を争う。

 仁科氏は三十を超える団体の推薦を受け、後援会女性部を中心に組織戦を展開。防災の視点から伊豆縦貫自動車道の整備を主張し、保守層を固める。

 塩崎氏は党支持基盤の労組票固めに加え、母親や生活者として女性の視点をアピール。女性県議が少ない点を訴え、子育て世代への浸透を図っている。

◆伊豆の国市(定数一) 自民、無所属 2氏一騎打ち
土屋源由 57 自現(1)
増山敬一 56 無新

 自民現職に民主系の新人が挑む一騎打ち。二〇一三年の補選で無所属新人三氏の争いを制した土屋氏は、県議や旧伊豆長岡町議、伊豆の国市議の経験をアピール。市内だけでなく伊豆半島全体で観光や人口減対策が必要だと訴えている。

 民主の推薦を受ける増山氏は、支持基盤の労組への浸透を図る。地元の衆院静岡6区選出の渡辺周氏の秘書を務めた経験を前面に出し、観光や歴史などの情報発信の変革を主張している。

4732チバQ:2015/03/29(日) 19:48:06
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015032202000211.html
<県議選 各区の情勢>(1)南信地区(上)
2015年3月22日

 四月三日告示、十二日投開票の県議選(定数五八)まで二週間を切った。選挙戦は、国の進める地方創生や、二〇二七年の開業に向けて本格工事が始まるリニア中央新幹線への対応などが焦点となりそうだ。県議会の政党勢力図がどう変化するかも注目される。二十六選挙区の情勢を探った。

【飯田市区】(定数三)
古田芙士74自現(7)
小池清57自現(3)
水野力夫35共新
小島康晴59無現(2)

 現職三人に新人一人が挑む。他にも無所属新人が立候補の意向を示しており、近く正式表明する。リニア中央新幹線中間駅へのアクセス道路整備が具体化する中、リニアを見据えた街づくりをめぐる論戦になりそうだ。

 八選を目指す古田は強固な組織を背景に支持拡大を狙い、青年部をつくって若年層や無党派層への食い込みも目指す。長年の経験や知識を生かした県と地元のパイプ役の必要性を強調する。

 小池は市内全域に後援会組織を置き、あいさつ回りを展開。リニアを契機にした中北信地域との格差解消を訴える。第二県庁設置を模索する県議らでつくる研究会の会長である点もアピールする。

 水野は昨年の衆院選で得た票の上積みを目指し、無党派層への浸透を図る。国道沿いでの街宣のほか、保育園の近くで医療費の窓口無料化などを訴え、子育て世代を中心に支持拡大を目指す。

 前回トップ当選の小島は労組への働きかけや各種団体への推薦取り付けを強める。地盤の中心市街地に重点を置きつつ各地でミニ集会も計画。人口減で存続が危ぶまれる集落への対応を訴える。

【伊那市区】(定数二)
向山公人72自現(4)
酒井茂62無新

 昨年中に立候補を表明した現職、新人各一人が着々と準備を整えている。

 向山は市内各地区の後援会支部を中心に支持固めを図り、商工業団体の支援も取り付けた。リニア開業を見据えた地域振興や、来年開校予定の南信工科短期大学校を中心にした人材育成を訴える。

 酒井は副市長を含めた行政経験と即戦力をアピール。引退する木下茂人が支援の意向を示している。後援会の組織づくりは中山間地から進め、高速交通網整備を念頭にした産業振興を強調する。

【下伊那郡区】(定数二)
高橋岑俊70自現(1)
吉川彰一44無現(2)
児島博司65無新

 郡北部に地盤を持つ現職二人に、南部出身の新人一人が挑む。

 高橋は宮下一郎財務副大臣や吉田博美参院議員の後援会から支援を受け、郡内十三町村すべてに支部を置く。第二県庁の早期実現やリニア開業を見据えた地域活性化を訴える。

 民主推薦の吉川は一月に脳出血で倒れて入院中だが、今月末には退院の予定。後援会は地元を中心に票固めに力を入れており、医療福祉体制の充実などに重点を置く。

 児島は郡南部から北部への浸透を図る。「地方事務所の機能を充実すべきだ」と第二県庁設置には反対し、経営者の立場から飯田下伊那の一体的な発展を訴える。

【駒ケ根市区】(定数一)
佐々木祥二63無現(4)

 佐々木のほかに立候補の動きは表面化しておらず、無投票の可能性がある。後援会事務所開きには宮下財務副大臣、杉本幸治市長、保守系市議らが勢ぞろいし、強固な関係をアピールした。

【注】立候補予定者の掲載順は政党、諸派、無所属で、政党は衆院勢力順。同一党派では現職、元職、新人の順で、現職は当選回数順。新人は五十音順。党派略称は、自民=自、民主=民、公明=公、共産=共、社民=社、諸派=諸、無所属=無。

 (敬称略、統一地方選取材班)

4733チバQ:2015/03/29(日) 19:49:13
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015032302000226.html
<県議選 各区の情勢>(2)南信地区(下)
2015年3月23日

【上伊那郡区】(定数二)
垣内基良65自現(3)
寺平秀行40民新
小林伸陽71共現(4)
矢ケ崎克彦72無新

 四人の地盤が、郡北部に集中。各陣営は地元の票固めと郡南部の支持拡大に奔走しており、激戦となりそうだ。

 垣内は景気対策や防災強化などが重点政策。郡内六町村に事務所を置き県政報告会を開く。宮下一郎財務副大臣の支援を受ける。

 寺平は箕輪町議を二期経験。県政二度目の挑戦で、街頭演説やネットで政策を訴える。世代交代を掲げ、若さを前面に出して戦う。

 小林は党組織を基盤に活動を展開。格差是正や政権の憲法改定反対を強く訴える。小集会を開き、党支持層以外への浸透を図る。

 矢ケ崎は辰野町長四期の実績、国や県との人脈を強調する。阿部県政を支える立場を明言。飯島勲内閣官房参与が支持している。

【茅野市・富士見町・原村区】(定数二)
今井敦53自現(2)
小池久長54無現(1)

 現職の二人以外に表立った動きはなく、無投票の可能性が高まっている。

 今井は県政懇談会を精力的に開き、実績を前面に人口減少対策などの政策をアピール。地元茅野市内全十地区と原村の後援会組織を軸に支持拡大を図る。

 小池も集落や支援団体単位にミニ集会を重ね、地域の声を県政に届ける姿勢を強調。公共交通網の充実などを訴え、浸透を図る。連合長野の推薦も得た。

【岡谷市・下諏訪町区】(定数二)
小松稔62自現(2)
毛利栄子63共元(2)
武井茂夫46無新
浜章吉67無新

 現職、元職、新人の計四人が政党色と地域色が入り交じった激しい前哨戦を展開する。

 小松は現職として実績も訴えながら、地域ごとの後援会支部組織を中心に支援者の拡大に力を注ぐ。陣営は「大変厳しい選挙」と危機感を強める。

 毛利は子ども医療費の窓口負担無料化などを訴える。「安倍政権の暴走を地方政治から変える」と、議席奪還へミニ集会や街頭演説を精力的にこなす。

 武井は民主、社民、連合長野の推薦を受ける。後継指名する民主現職野沢徹司氏らとあいさつ回りをこなし、若さを前面に出して支援者拡大を図る。

 政党の支援を受けない浜は「政党ではなく、真に地域に貢献できる(人の)選択を」と訴え。さらに組織を引き締め、無党派層を中心に浸透を図る。

【諏訪市区】(定数一)
今井愛郎45無新
森山広55無新
横山真43無新

 市議二人と元市議一人が名乗りを上げ、三つどもえの様相。いずれも上諏訪地区が地盤で、旧村部にどれだけ入り込めるかが鍵となりそうだ。

 元市議の今井は「有権者の選択肢を広げたい」と出馬を決断、子育て・教育施策の充実を訴える。四年前は市長選に挑んだ。培った人脈を生かして政策浸透を目指す。

 市議の森山は「無投票にすべきではない」と今月中旬に立候補を表明。阿部知事を支持する姿勢を示し、大学の同窓生らを中心に組織づくりを急ぐ。県議選は二度目の挑戦。

 二月に出馬表明した市議の横山はインフラ整備の推進などを掲げ、同世代の商工関係者らを母体に支持拡大を狙う。自民の推薦を取り付け活動を活発化させる構えだ。

 【注】 立候補予定者の掲載順は政党、諸派、無所属で、政党は衆院勢力順。同一党派では現職、元職、新人の順で、現職は当選回数順。新人は五十音順。党派略称は、自民=自、民主=民、公明=公、共産=共、社民=社、諸派=諸、無所属=無。

 (敬称略)

4734チバQ:2015/03/29(日) 19:49:55
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015032402000236.html
<県議選 各区の情勢>(3)中信地区(上)
2015年3月24日

【松本市区】(定数六)
萩原清64自現(6)
本郷一彦68自現(5)
下沢順一郎55民現(2)
中川宏昌44公現(1)
両角友成61共現(1)
中川博司56社現(1)
手塚大輔32諸新

 主要政党が公認する現職六人に新人一人が挑む構図だ。政党対決の様相を呈し、舌戦が熱を帯びている。

 萩原は地元の市東部を中心に市全域に後援会組織をつくる。安倍内閣の経済政策アベノミクスの恩恵を信州に呼び込もうと景気回復と雇用促進を掲げる。

 本郷は議長や党県議団長を務めた実績を強調。県内で昨年相次いだ災害を教訓に防災や減災対策を強化し、県民の安全を守ると訴えている。

 下沢は県営松本空港の活性化、中部縦貫道の早期実現を主張。連合長野の推薦を受けたほか、経営者や農業者、主婦層への浸透も目指す。

 中川宏昌は市内の支援者宅などで連日、ミニ集会を重ねる。「地方創生」事業を着実に実行し、社会保障や防災といった生活に身近な施策強化も掲げる。

 中川博司は、支持母体の労組や地元支持者らとの意見交換などで支持を呼び掛ける。子どもの貧困対策や女性が活躍できる社会の実現などを強調する。

 両角は現県政を「オール与党」と批判し、全面対決する構えを見せる。昨年の衆院選での党躍進を追い風に、街頭演説に力を入れて支持を求めている。

 手塚は政治団体有志党の幹事長を務める。利益誘導型の政治の打破を主張し、農業や教育施策の充実のほか、少子化問題への対応強化など訴える。

【大町市区】(定数一)
諏訪光昭63無現(2)
重田康宏60無新

 三選を目指す現職と新人が立候補し、八年ぶりの選挙戦になりそうだ。

 諏訪は、団体や企業など六十ほどの推薦を受け、市内各地で県政報告会を開いて二期の実績をアピールし、浸透を図っている。

 重田は団体などの推薦は求めず、出身高校OBらに支持を呼び掛け、街頭活動も展開。観光振興や農業の六次産業化などを訴える。

【北安曇郡区】(定数一)
内山重喜56自新
宮沢敏文62無現(5)

 六選を目指す現職に新人が挑み十二年ぶりの選挙戦となりそう。

 自民公認の内山は建設や食品関連の企業・団体から支持を受ける。復興対策などの強化を訴え街頭活動などで支持を呼び掛ける。

 宮沢は約五百五十団体から推薦を受け、各地で集会を百回以上こなす。地震からの早期復興や地域医療の充実などを掲げる。

 【注】立候補予定者の掲載順は政党、諸派、無所属で、政党は衆院勢力順。同一党派では現職、元職、新人の順で、現職は当選回数順。新人は五十音順。党派略称は、自民=自、民主=民、公明=公、共産=共、社民=社、諸派=諸、無所属=無。

 (敬称略)

4735チバQ:2015/03/29(日) 19:50:34
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015032502000234.html
<県議選 各区の情勢>(4)中信地区(下)
2015年3月25日

【塩尻市区】(定数二)
続木幹夫57民現(1)
備前光正52共元(2)
青柳充茂62無新
丸山大輔40無新

 二議席に四人が挑む構図で、激戦が予想される。

 続木は、街頭演説やミニ集会などで支持拡大を図る。手話通訳士の待遇改善など一期目の実績や阿部守一知事との信頼関係を強調。二期目は即戦力として活躍できると訴える。

 前回選で破れた備前は、党地区委員会を挙げて議席の奪還を目指す。阿部県政との対立姿勢を明確にし、共産以外のオール与党の県政をストップさせると意気込む。

 青柳は、地元の洗馬地区に後援会支部を置き、支援者との意見交換会などを開いて幅広い支持を目指す。松本地域の広域体制の強化や松本空港の国際化に取り組むと主張する。

 丸山は、今期で引退する小松千万蔵氏(72)の後援会や小口利幸市長の支援を軸に支持拡大を図る。自民推薦と公明支持を受けた。若さをアピールし、知名度アップを狙う。

【安曇野市区】(定数二)
望月雄内73自現(6)
甕裕一44民現(2)
寺沢功希40無新

 自民、民主の現職に新人が挑む。二期ぶりの選挙戦となる見通しだ。

 七選を目指す望月は農業政策を重視。豊富な経験と実績をアピールし、地元の穂高地域を中心に市内全域で支持拡大を図る。

 甕は力強い産業の推進や雇用創出、労働環境の改善などを掲げる。インターネットを利用し、若い世代にも支持を呼び掛ける。

 寺沢は連続無投票を懸念し、立候補を表明した。四人の子どもを育てている自身の経験を踏まえ、子育て施策の充実などを訴える。

【木曽郡区】(定数一)
村上淳60無現(3)
三浦茂樹46無新

 四期目を目指す現職に新人が挑み、前回選に続いて一騎打ちの選挙戦となりそうだ。

 副議長を務める村上は三期の実績を強調。郡内に九つある後援会支部ごとの県政報告会を終え、さらに集会を重ねている。「地域の将来像を決める選挙」と表情を引き締める。

 三浦は二度の国政挑戦を経て、初めて県議選に出馬する。年明けから朝のつじ立ちを続け、各地での集会やあいさつ回りに力を注ぐ。「反応はいい」と意気が上がっている。

【東筑摩郡区】(定数一)
清沢英男65自現(3)

 四選を目指す清沢は郡内五村で集会などを重ね、支持拡大を図る。人口減少問題への対応や子育て支援、働く場確保の充実を挙げ「地方創生で地域を元気にしたい」と訴える。

 ほかに立候補の動きはなく、三回連続で無投票の公算が大きい。

 【注】立候補予定者の掲載順は政党、諸派、無所属で、政党は衆院勢力順。同一党派では現職、元職、新人の順で、現職は当選回数順。新人は五十音順。党派略称は、自民=自、民主=民、公明=公、共産=共、社民=社、諸派=諸、無所属=無。

 (敬称略)

4736チバQ:2015/03/29(日) 19:51:49
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015032602000266.html
<県議選 各区の情勢>(5)北信地区
2015年3月26日

【長野市区】(定数一〇)
風間辰一52自現(4)
西沢正隆43自現(4)
埋橋茂人62民新
太田昌孝53公現(2)
和田明子55共現(2)
山口典久54共新
竹内久幸61社現(4)
高橋宏76無現(6)
鈴木清67無現(3)
高島陽子46無元(1)
鎌倉希旭32無新
中島嘉一郎69無新
松橋達生49無新
宮川好正64無新
若狭清史34無新

 自民県連幹事長の石田治一郎氏が昨年死去し、民主県連幹事長の倉田竜彦氏と共産県議団長の石坂千穂氏が引退。ベテランが相次いで議席を離れる。

 自民は、石田氏の後継は立てず現職の風間、西沢の二氏が立候補する。自民の推薦を得た新人松橋は出身地などに重点を置く。県議会で県政ながのに所属する鈴木も推薦を受けた。

 同じ県政ながのの高橋は、後援会回りで六期の実績を訴える。

 民主は倉田氏の後継に埋橋を擁立し、組織固めを図る。

 公明の太田は支援者のあいさつ回りを重ね地方創生を訴える。

 共産は石坂氏の後継に山口を擁立。三期目を目指す和田とともに、党勢の拡大を図る。社民の竹内は後援会の支持者回りに力を入れる。

 高島は無所属で出馬。女性の立場を訴える。鎌倉は起業支援を訴え中山間地も積極的に回る。市東北部が地盤の宮川は青少年の健全育成などを訴える。

 中島は松代地区が地盤。市南部の地域代表として支持を求める。若狭は会社の朝礼などを回り、健康都市推進や地方創生を訴える。

【須坂市・上高井郡区】(定数二)
村石正郎75自現(5)
土谷フミエ67共新
永井一雄72無現(3)
堀内孝人66無新

 前回の無投票から一転、四氏による激戦となる。自民の村石は支援者へのあいさつ回りをこなし、共産の土谷は子どもの医療費窓口無料化などを訴える。永井は三期の実績で支持層を固める。新人で元須坂市議の堀内は、保守層の支持獲得を目指す。

【中野市・下高井郡区】(定数二)
丸山栄一59自現(2)
小林東一郎56無現(2)
深井克純58無新

 丸山は前回推薦だった自民の公認を得た。小林は民主、社民の推薦を受け、新人深井は知名度向上を狙う。

【千曲市・埴科郡区】(定数二)
下崎保77自現(7)
荒井武志63無現(1)
小川修一47無新

 自民の下崎は、ミニ集会を重ねて七期の実績を訴える。民主、社民の推薦を得た荒井もミニ集会で支持拡大を狙う。新人の小川は前回に続く挑戦。

【飯山市・下水内郡区】(定数一)
宮本衡司63無(3)

 宮本は新幹線延伸による観光活性化や、震災五年目に入った栄村の産業振興を訴える。

【上水内郡区】(定数一)
服部宏昭70自現(6)

 服部は選挙区の二町一村をまんべんなく回り、防災対策に力を入れる。

 【注】立候補予定者の掲載順は政党、諸派、無所属で、政党は衆院勢力順。同一党派では現職、元職、新人の順で、現職は当選回数順。新人は五十音順。党派略称は、自民=自、民主=民、公明=公、共産=共、社民=社、諸派=諸、無所属=無。

(敬称略)

4737チバQ:2015/03/29(日) 19:52:34
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/nagano/CK2015032702000230.html
<県議選 各区の情勢>(6)東信地区
2015年3月27日

【上田市・小県郡区】(定数四)
平野成基65自現(5)
清水純子50公現(1)
高村京子61共現(4)
堀場秀孝59無現(1)

 定数と同じ現職四人が立候補を表明している。

 平野は、地元の上田市南部を中心に、経済活性化や観光振興を訴え、経済団体への浸透を図る。

 前回トップ当選の清水は「前回選のことは忘れて取り組む」と講演会を重ね地域医療や女性の活躍を訴える。

 高村は、大小の集会で組織の引き締めを図りつつ、街頭活動での支持取り込みにも力を入れる。

 堀場は、健康長寿の街づくりを掲げる。後援会を引き締めつつ、中高の同級生を中心に支持拡大を狙う。

【小諸市区】(定数一)
山岸喜昭63無現(1)
 山岸は、少子化対策や市内の農業大学校を中心とした農業振興などを訴える。無投票になる可能性がある。

【佐久市・北佐久郡区】(定数四)
桃井進55自現(1)
藤岡義英43共現(1)
今井正子65無現(3)
清水秀三郎47無現(2)
小山仁志39無新
花岡賢一35無新

 現職四人と新人二人がひしめき合い、国会議員らがそれぞれ候補を支援する激戦区。

 再選を目指す桃井は自民公認で、木内均衆院議員が支援する。藤岡は共産の議席死守を目指す。衆院議員の井出庸生氏は今井、清水、小山を支援する。花岡は前衆院議員の寺島義幸氏の元秘書。選挙戦では「千曲会」などの支援を受ける。

【東御市区】(定数一)
石和大50無現(1)

 石和は、市内に七十ある後援会を中心にミニ集会を重ねる。少子化対策や農業の六次産業化を訴える。

【南佐久郡区】(定数一)
依田明善52無現(1)

 依田は、郡内の六町村で県政報告会を開き、支持拡大を図る。農業や山岳観光の振興を軸とした中山間地活性化を訴えている。

=終わり

【注】立候補予定者の掲載順は政党、諸派、無所属で、政党は衆院勢力順。同一党派では現職、元職、新人の順で、現職は当選回数順。新人は五十音順。党派略称は、自民=自、民主=民、公明=公、共産=共、社民=社、諸派=諸、無所属=無。

4738チバQ:2015/03/29(日) 19:53:58
石川
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015031702000226.html
県議選直前情勢1
2015年3月17日

 統一地方選・前半の県議選は四月三日告示(同十二日投開票)まで二週間余りに迫った。住民の意向を県政に反映させる重要な役割を担う県議を選ぶ四年に一度の貴重な機会だが、現時点で無投票の可能性が高い選挙区も多い。一票を行使できるか否か。県内十五選挙区の情勢を紹介する。

鳳珠郡選挙区(定数1)

「一枚岩に」強い声

 能登町と穴水町の鳳珠郡選挙区(定数一)は前回、能登町笹川から出馬した新人山口彦衛氏が初当選。穴水町の元職が出馬を取りやめ、民主推薦の現職との一騎打ちを制した。今回は一転、住民から「地域の主導権争いをしている場合ではない」「奥能登のため一枚岩になるべきだ」などの声が多く、無投票の公算が大きい。

 能登町で注目されるのは、山口氏と持木一茂町長の関係。前回は持木町長が落選した現職を支持し、二〇一三年の町長選では山口氏が村長を務めた旧柳田村地区の町議が一時、立候補の構えを見せた。区長の一人は「本命は山口さん本人だった」と明かす。

 しかし、両者の対立はそれ以上深まらず、持木町長は無投票で再選。両者の足場が固まったその後は、目立った動きはない。別の町議は「山口氏の元村長らしい行政への対応、県と地元をつなぐ役割を評価する声は高まっている。最近は二人とも融和路線、大人の対応といった感じ」と評する。

 観光業関係者からは「内輪の争いによる悪い印象を、地域全体が警戒している」との声も上がる。

 前回、当時与党だった民主の推薦で落選した元職は政治活動から離れているといい、元陣営幹部は「民主対自民の構図はここ数年で薄くなった」ときっぱり。一二年に政権に返り咲いた自民の一強ぶりも影響していることを示唆し「目立つ人材もいない。奥能登の停滞を打破するため、現職に期待し一丸で送り出す雰囲気づくりが目立つ」と話す。

 穴水町では、元職の周辺で擁立を模索する動きもあったが進展せず、ほぼ無風。ある区長は「県に対する要望などを考えると、現職に任せた方が奥能登で一枚岩になりやすいのでは」とみる。

 町内で候補者が立たない背景には、過疎化による人材不足も挙げられるが、自営業の男性は「仮に擁立しても人口が倍の能登町に勝てない」と分析する。

 (志村拓、加藤健太)

 【立候補予定者】

  山口彦衛(69)自現(1)

 (氏名、年齢、自は自民党公認、現は現職、丸数字は当選回数、敬称略)

鹿島郡選挙区(定数1)

対立候補名前なく

 中能登町の鹿島郡選挙区(定数一)は県議長も経験した自民党現職の山田省悟氏(67)=久江=が出馬予定。現時点で他に動きはなく無投票とみられる。

 山田氏は今年一月に同町で開いた杉本栄蔵町長との新春互礼会で、観光振興や人口減少対策などを課題に挙げ「未来の子どもたちのために責任を果たしたい」と決意表明。杉本町長も、全面的な支持を呼び掛けた。

 山田、杉本両氏は、県議と町長の立場ですみ分け、友好関係を築いている。ともに一九九五年の県議選で初当選したが、三期目を目指した二〇〇三年県議選で杉本氏が落選。しかし二年後、中能登町合併後初の町長選で、杉本氏はライバルだった山田氏に推され無投票当選した。〇七年県議選は旧鳥屋町長の長屋一二氏が出馬し接戦だったが、その後は対抗勢力も影を潜めている。

 しかし、同町は昨年十二月の衆院選で、自民の北村茂男衆院議員と激戦の末に惜敗した近藤和也・民主党県連代表の地元。同町の得票は北村氏の倍で強固な支持基盤があり、政治的に中立の町議も「近藤さんが候補を立てれば支持する人は多いだろう」とみる。

 それでも近藤氏は「人材と勝機が見いだせれば候補を擁立したいが、今のところ具体的名前はない」と、擁立を否定。衆院選で近藤氏は同町で六千票余を得たが、山田氏の支持層と一部重なることもあり、県議選で支持者を困惑させる争いは避ける見通しだ。

 町民の一人は「若くて元気ある適任者がいれば面白くなるんだろうが。このままで良いと思っているわけではないが、諦めムードといったところ」とこぼす。 (荒木正親)

 【立候補予定者】

  山田省悟(67)自現(5)

4739チバQ:2015/03/29(日) 19:54:19
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015031802000220.html
県議選直前情勢2
2015年3月18日

羽咋郡北部選挙区(定数1)

16年ぶり無投票か

 「大丈夫 言われ出したら 要注意」。七日、七期目を目指す自民党現職の石田忠夫氏(72)=志賀町富来領家町=の後援会事務所開き。会長を務める志賀町の小泉勝町長が自作の川柳であいさつを締めると、石田氏の支援者からは余裕の笑い声がもれた。

 志賀町の羽咋郡北部選挙区(定数一)は、現時点の出馬予定者は石田氏だけ。一時は町出身の金沢市議の出馬が取り沙汰されたが、十六年ぶりに無投票となる公算が大きい。

 県議長、党県連幹事長も務めた石田氏。選挙戦を前提に気を引き締め「地域には地方創生に向け波風を立てたくない思いがある」と他の動きをけん制。小泉町長は「石田さんは実績も経験も十分。町民は安定を望んでいる」と後押しする。

 無風の要因について、旧富来町の石田氏と旧志賀町の小泉町長の良好な関係を指摘する声は多い。二人は二〇〇三年と〇七年の県議選で争い一勝一敗だったが、〇九年町長選で石田氏は一転、当時政治の表舞台から離れていた小泉氏を支援。以来、持ちつ持たれつの関係を築く。

 前回、石田氏と争った人物の元後援会関係者は「今は旧志賀から町長、旧富来から県議を出し、すみ分けできている。がっちり手を組む間は誰も勝ち目はない」と話す。

 北陸電力志賀原発の固定資産税の先細りや原子力防災など独自の重い課題を抱える志賀町。町民からは「選挙がないと政治に無関心になる」との声が漏れる一方、「選挙で争っても誰の得にもならん」と無風を歓迎する声も多い。 (渡辺大地)

【立候補予定者】

石田忠夫(72) 自現(6)

(氏名、年齢、自→自民党公認、無→無所属、現→現職、丸数字は当選回数、敬称略)

野々市市選挙区(定数2)

現職安定 関心薄く

 現職二人の無投票当選が濃厚となっている野々市市選挙区(定数二)。「よくいえばバランスが取れている。裏を返せば選択肢がない」。市内の五十代男性は冷めた様子だ。

 出馬する現職二人は、いずれも元野々市町議で、三期目を目指す県議会会派・県政石川の無所属、吉田修氏(52)=野代二=と、二期目を目指す自民党の徳野光春氏(57)=太平寺一。県内の自民一強の流れに乗りたい徳野氏、市長との近さで浸透を図る吉田氏がともに着々と準備を進める。

 非自民の流れをくむ粟貴章市長は今回、両氏の後援会事務所に自ら出向いてげき文を届けた。これに象徴されるように、住民からは「県内で最も狭い市域での政治的対立はまちづくりにプラスに働かない」と安定を志向する声も聞かれる。

 かつて、平成の大合併で白山市になった旧鶴来町や白山麓五村(旧河内村、旧吉野谷村、旧鳥越村、旧尾口村、旧白峰村)と同じ石川郡東南部選挙区だった野々市町時代は、激しい選挙戦を展開した時期もあった。

 野々市市の別の五十代男性は「野々市には白山麓の出身者も多い。地域で割り切れる選挙ではなかった」と振り返る。

 二回連続の無投票を経た前回二〇一一年四月の単独選挙区への移行時には吉田、徳野両氏を含む三氏による選挙戦となったが、投票率は43・81%にとどまり、両氏がダブルスコアの差で圧勝した。

 市は人口が急速に伸びている一方で、持ち家率41・7%(一〇年)と学生や転勤族の多い土地柄。投票率は毎回最下位を争う低迷が続く。新たな政治的うねりが生まれにくい背景について男性の一人は「住民の地元意識は低く、政治への関心は薄い」と分析する。

  (谷知佳)

【立候補予定者】

吉田修(52) 無現(2)

徳野光春(57) 自現(1)

4740チバQ:2015/03/29(日) 19:54:44
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032002000237.html
県議選直前情勢3
2015年3月20日

河北郡選挙区(定数2)

攻防 地盤を越える

写真
 津幡、内灘両町の河北郡選挙区(定数二)は、いずれも自民党現職の米田昭夫(70)=三期、内灘町鶴ケ丘五、焼田宏明(57)=一期、津幡町庄=両氏のほか、元内灘町教育長で無所属新人の西尾雄次氏(66)=内灘町大根布七=が出馬表明している。米田、西尾両氏が地盤とする内灘を中心に、焼田氏の津幡を巻き込んだ激戦となりそうだ。

 同選挙区が選挙戦になれば、現在の区割りになって以降、補選を除き三回連続となる。

 初挑戦する西尾氏は、昨年十月に出馬表明し知名度アップを図る。「草の根」を掲げており、両町民有志による組織「サポーターズ」が活動を支える。役員は「とにかく人と会っている」と浸透を図る。

 地縁のある内灘に限らず、津幡でも精力的に活動。新興住宅地などを回り、中心街で声を上げる。県議会に新風を吹かせることや、教育、子育て支援といったソフト事業の充実を訴える。

 三期で県議会副議長も務めた米田氏相手に、支援者の一人は「アリがゾウに挑むようなもの」と冗談交じりに話すが、「会ってもらえれば人を引きつけられる」と人柄に自信を見せる。

 一方、米田氏は県技監を経て内灘町助役も経験した人脈などを生かした実行力を前面に。国が掲げる「地方創生」の下で、国や県と町をつないできた自身の役割が重要性を増すと強調する。三月下旬からは小まめに県政報告会を開く。

 内灘町では川口克則町長や大半の町議、区長らから全面支援を受け町内を一巡したが、津幡へのアピールにも心を砕く。自己紹介する小冊子は、内灘版と津幡版を初めて作製。実現した道路整備などのハード事業を別々に列記した。

 ある支援者は「津幡でも『静かに深く』やっている」。津幡を地盤とする同党の焼田氏に配慮しながらも、攻め込まざるを得ない状況を明かす。

 その焼田氏は、西尾、米田両氏の津幡町への“攻勢”に、危機感を募らせる。矢田富郎町長や多くの町議らとタッグを組んでおり、最優先に進めているのは「足元固め」(後援会役員)だ。

 町民と丁寧にやりとりを重ねることを基本に、矢田町長らとともに企業も回った。各地区で今後開かれる「励ます会」に顔を出し、無我夢中でやってきたという一期目の実績や「ふるさと発展」への思いを訴える。

 四年前は米田氏を大きく上回る一万票超を獲得して初当選したが、支援者からは上積みを求める声が大きい。焼田氏は「内灘に足を運ぶことも考えないと」。三陣営とも互いの地盤を越えた激しい攻防に身構えている。 (高橋淳)

 【立候補予定者】

 米田昭夫(70) 自現(3)

 焼田宏明(57) 自現(1)

 西尾雄次(66) 無新

 (氏名、年齢、自→自民党公認、無→無所属、現→現職、新→新人、丸数字は当選回数、現職、新人の順、現職は期数順。敬称略)

4741チバQ:2015/03/29(日) 19:55:08
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032102000249.html
県議選直前情勢4
2015年3月21日

前回乱立から一転

能美市能美郡選挙区(定数2)

写真
 能美市能美郡選挙区(定数二)はいずれも自民現職の井出敏朗氏(52)=寺井町=と、善田善彦氏(50)=岩内町=が二期目を目指し出馬予定。民主党は自民一強の中で候補擁立を断念。共産党は「調整中」とするが告示まで約二週間となり焦りを隠せない。四人乱立の前回から一転、無投票の公算が大きくなっている。

 井出氏は昨年十月、善田氏は同十一月に出馬表明し、ともに三月上旬に市内に事務所を開いた。現時点で他に出馬表明はなく、陣営幹部は集まった支援者に「油断せず、他候補が決して出られないような状況をつくることが大事だ」などと引き締めを図った。二氏は「告示まで構図は分からない」と地元町会や企業、催しに細かく足を運ぶなど支持固めに力を注ぐ。

 前回、民主公認で戦った元職の沢田貞氏(62)は「自身や女性候補の擁立の可能性を探ったが、いずれも環境が整わなかった」と今回は見送る判断。背景として「自民の一強支配が強まった」ことを挙げる。

 この四年間で能美市からはいずれも自民の佐々木紀衆院議員(40)、宮本周司参院議員(43)が相次ぎ誕生。「環境は随分変わった。反自民の方から出馬を促す声もあったが、勝つことにこだわれば六、七千(票)では難しい」と明かす。

 一方、共産は市議二人を含め候補選定を進めるが、党加南地区の西村祐士委員長(60)は「議論がまとまらず難しい状況」と話す。「自共対決という限り最後まで可能性は探る。ただ、遅くなれば浸透も難しくなり、早くまとめたい」と気をもむ。

 無風の様相に、表向きは「油断大敵」を口にしつつも、市議の一人は「現職の二人は昨年から県政報告会を細かく開き、丁寧に要望を聞くなど精力的に活動してきた。選挙まで一カ月を切った今、他候補が出る隙は無い」と自信をのぞかせる。

 ただ、有権者の中には無風を残念がる声も。同市の六十代主婦は「選挙が無ければ現職二人の得票数は出ない。四年間の評価が形として見られないのは残念だ」と話した。 (世古紘子)

【立候補予定者】

井出敏朗(52) 自現(1)

善田善彦(50) 自現(1)

(氏名、年齢、自→自民党公認、現→現職、新→新人、丸数字は当選回数、年齢順、敬称略)

4742チバQ:2015/03/29(日) 19:55:26
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032202000229.html
県議選直前情勢5
2015年3月22日

8人が乱立 大混戦

白山市選挙区(定数4)

写真
 白山市選挙区(定数四)は現職三人に、元職一人、新人四人の計八人が出馬表明。近年にない、し烈な選挙戦に突入しそうだ。

 同選挙区は現在、県議だった山田憲昭氏が昨年十一月の市長選で当選し欠員一。現職は県議長で五期の吉崎吉規氏(66)=自民党公認、剣崎町=と、いずれも一期の大口英夫(49)=同、新成三=、無所属の米光勲(61)=松本町=両氏の三人。

 現職三人は市長選で山田氏の対立候補で落選した前市長・作野広昭氏(58)=上小川町=支持に回り、市長選後は山田市政との協力関係構築が懸案。新人四人のうち、共産党公認の八田好弘氏(68)=八ツ矢町=を除く三人は、いずれも県と市のパイプ役の必要性を訴え対決姿勢を打ち出す。

 市長就任前に自民県議を三期務め県副議長も務めた元職の作野氏は二月下旬に出馬表明。早い時期から出馬が取りざたされていたが、「多くの方から市や県のために力を尽くしてほしいと声があった」と決意を固めた。

 作野氏にとっては市長選で応援してくれた県議三人と争う形になり、同氏出馬に疑問の声も。ある市議は「市長選で応援してもらった以上、今回は応援する立場に回るのが道理」と閉口する。別の市議も「二十五年の政治経験は重要だが、賛否両論あるのでは」と複雑な思いを明かす。

 山田氏の市長転身で県議不在の白山麓地域から、森喜朗元首相秘書出身で元市議の新人・横山隆也氏(50)=河内町久保=が出馬。市議会三月会議で市議を辞職し退路を断った。隣接する鶴来地域から地元の後押しを受け新人の車幸弘氏(46)=自民党推薦、鶴来大国町=が名乗り出た。父が合併前の旧鶴来町長で知名度があり、両地域の有権者数を見て二人とも当選する可能性があるとの見方の一方、地域内の票の奪い合いになる可能性もあり、緊張感が高まる。

写真
 昨年の市長選の影響は美川地域にも及んだ。同地域には現職米光氏と、無所属新人の竹内孝徳氏(41)=蓮池町=が後援会事務所を構えた。米光氏は県議だった兄の正次氏=享年六十二=死去に伴う昨年三月の県議補選で当選したが、補選で竹内氏の名前も挙がっていた。「美川を二分してはいけない」との地元の声が強かったことや、急死した現職の弟が立候補することなども踏まえ竹内氏は辞退した。

 しかし、県議だった山田氏の市長選勝利を受け竹内氏は「状況が一変した」と決意。父が旧美川町長だった知名度も生かし、県政とのパイプ役を訴えての出馬だが、地盤が重なる米光氏と票を取り合うことは必至で、共倒れを危ぶむ声もある。

 八田氏は、昨年の衆院選で目立った自民と共産の対決構図を土台に支持を広げたい考え。定数四の倍の八人の混戦に、各陣営は危機感を強める。各後援会は「まず地元から」と支援者を集め支持固めを急ぐ。

 市選管によると、二〇一一年の前回投票率は53・32%止まり。新興住宅地を歩き、若い世代に選挙参加を呼び掛ける方針の陣営もある。候補乱立で情勢が読みにくく、水面下の綱引きが激化している。 (稲垣遥謹)

【立候補予定者】

吉崎吉規(66) 自現(5)

大口英夫(49) 自現(1)

米光 勲(61) 無現(1)

作野広昭(58) 無元(3)

八田好弘(68) 共新

横山隆也(50) 無新

車 幸弘(46) (自)新

竹内孝徳(41) 無新

(氏名、年齢、自→自民党公認、共→共産党公認、無→無所属、(自)→自民党推薦、現→現職、元→元職、新→新人、丸数字は当選回数。現職、元職、新人の順。現職は当選回数と当選時期の順、新人は年齢順、敬称略)

4743チバQ:2015/03/29(日) 19:55:46
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032402000218.html
県議選直前情勢6
2015年3月24日

課題山積 協調探る

珠洲市選挙区(定数1)

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 珠洲市選挙区(定数一)は、二期目を目指す自民党現職の平蔵豊志氏(38)=宝立町鵜島=の他に出馬の動きはみられず、無投票の可能性が高い。

 平蔵氏は二月から、市議会最大会派「政友会」の市議らの同行で市内のあいさつ回りに励む。三月中旬までに半分以上回り終えたといい、平蔵氏は「(あいさつ回りは)油断大敵との思いとともに、市民の声を直接聞いて県政の場へ届けるための機会とも考えている」と力を込める。

 平蔵氏は前回、市議から無所属で出馬。現職だった塚崎康彦氏を破り、初当選を果たした。塚崎氏は前々回、泉谷満寿裕市長らが擁立し無投票当選。しかし、泉谷市長は「(塚崎氏とは)連携を図ることが難しかった」とたもとを分かち、前回は平蔵氏の全面支援に転じた。市長は「二人三脚で連携が図れ、県の事業も進んできた」と、平蔵氏との四年間を肯定する。二人の関係は盤石だという。

 こうした関係を前に塚崎氏を支援した中秀一元市議は「今回は動くことはない」ときっぱり。その上で、無風について「珠洲だけでなく、地方全体の政治が活力を失っている気がする。よしやろうという若い人がいない。結局行き着くところは少子高齢化だ」と人材不足を要因に挙げる。

 かつて原発誘致をめぐり、推進派と反対派が市を二分する激しい対立があった珠洲市。反原発派で六期二十四年務め、三月定例会で引退表明した市議会の重鎮、新谷栄作氏が言うように「原発計画がなくなった今、珠洲の将来を考えれば過去を引きずっている場合ではない」との声が支配的だ。

 「少子高齢化や地域経済の冷え込み」など山積課題への対策は待ったなし。新谷氏も「足を引っ張るより、協調し支えていこうという思いがあるのでは」とみる。

 県とのパイプを期待される平蔵氏。「市長や市議会、各種団体と県とのパイプ役としてよく頑張っている」との評価もあり、対抗勢力を呼び込む要因が少ない現状も無風につながっているようだ。 (近江士郎)

【立候補予定者】

平蔵豊志(38) 自現(1)

(氏名、年齢、自→自民党公認、現→現職、丸数字は当選回数、敬称略)

4744チバQ:2015/03/29(日) 19:56:12
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032502000211.html
県議選直前情勢7
2015年3月25日

市長選余波で乱立

加賀市選挙区(定数3)

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 二〇〇五年十月に旧加賀市と旧山中町が合併し十年を迎える節目の年の県議選加賀市選挙区(定数三)は、現職三人と新人三人が名乗りを上げた。二回連続の無投票から一転、地域対決も絡んだ大激戦が予想される。

 乱立の背景には、市が一六年四月開業に向けて整備中の統合新病院建設の是非が争点となった一三年十月の市長選の影響がある。

 「当選したら、宮元陸市長と腹を割って話し、市のために一緒にやる」。自民党現職の向出勉氏(77)=上河崎町=は一日の後援会事務所開きで力を込め、二〇年の東京五輪開催に向けた北陸新幹線の福井先行開業実現に期待し、県と市の連携を深める考えを示した。市内二十地区の後援会組織を中心に支持固めを図る。

 市長選をめぐって対立した宮元市長との関係改善を訴えた決意表明には危機感がにじむ。向出氏は統合新病院の計画推進を主張し落選した寺前秀一前市長を支持。一方、自民県議出身の宮元氏は再検討を主張。自民も分裂し市政の主導権を争う形になった。

 宮元氏は過去に秘書として仕えた森喜朗元首相の支援を得て、計画に反対した住民らの応援もあり勝利したが、保守系勢力の間にはしこりが残る。向出氏の陣営幹部は「宮元市長が誰を支援するかが鍵」と指摘する。

 宮元市長との連携を強調するのは無所属新人で会社社長の田中哲也氏(53)=山中温泉菅谷町。旧山中町長、合併後の副市長を務めた父実氏と地盤の山中地区などを回る。二月の後援会事務所開きには宮元市長も出席。田中氏は「市長選の影響が残る市政を正常な形に戻し、県政とのパイプ役を果たしたい」と訴えた。

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 田中氏を特に警戒するのは、同じ山中地区が地盤の無所属現職の若林昭夫氏(75)=河南町。旧加賀市でも上積みを狙うが、旧山中町と区別する住民意識は根強い。ただ、若林氏は唯一の革新系候補として連合石川の推薦を得て、労働組合を回り「県当局に通じた革新は貴重」と強調し、反自民や民主票の取り込みに躍起だ。

 無所属現職の室谷弘幸氏(47)=山代温泉=も焦りを隠せない。一四年三月の県議補選では、宮元氏を応援した大聖寺地区住民の支持も得て自民公認候補を破り初当選したが、田中氏の出現に危機感を抱く。地盤の山代地区を固め、大聖寺地区などにも後援会を設立。県政報告会などでは市政課題を示し「二十〜六十代の責任世代が考えないと」と説く。

 「誰を支持していいか分からない若者を動かす」。大聖寺地区出身で無所属新人の浅尾仁氏(26)=松が丘三=は若さを前面に。家庭教師をしながら、同地区を地盤とする大幸甚元市長が主宰するまちづくり研究会に参加。若い世代を意識し、レンタルビデオ店前で演説し、インターネットでも呼び掛ける。

 無所属新人の豊田晃快(てるよし)氏(71)=大聖寺南町=は組織に頼らず、地盤の大聖寺地区以外でもPRリーフレットを配布。自然再生エネルギーを開発する研究所(小松市)の代表で、一四年まで元参院議員の私設秘書も務めていた。「市の財政悪化に歯止めをかけ、市民病院の跡地の活用にも取り組みたい」と訴える。 (出口有紀)

 【立候補予定者】

 向出勉(77) 自現(7)

 若林昭夫(75) 無現(5)

 室谷弘幸(47) 無現(1)

 豊田晃快(71) 無新

 田中哲也(53) 無新

 浅尾仁(26) 無新

 ※氏名、年齢、自→自民党公認、無→無所属、現→現職、新→新人、丸数字は当選回数。現職は期数順、新人は年齢順、敬称略

4745チバQ:2015/03/29(日) 19:57:10
>>4742  (検索用)
【立候補予定者】
吉崎吉規(66) 自現(5)
大口英夫(49) 自現(1)
米光勲(61) 無現(1)
作野広昭(58) 無元(3)
八田好弘(68) 共新
横山隆也(50) 無新
車幸弘(46) (自)新
竹内孝徳(41) 無新

4746チバQ:2015/03/29(日) 19:57:34
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032602000216.html
県議選直前情勢8
2015年3月26日

現職存在感 無風か

七尾市選挙区(定数2)

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 七尾市選挙区(定数二)には、いずれも自民党現職で六期の和田内幸三氏(67)=矢田町=と二期の西田昭二氏(45)=石崎町=が立候補を予定。ほかに目立った動きはなく、無投票の公算が大きい。

 定数削減で現職三人が二議席を争った前回の激戦を勝ち抜いた両氏は、選挙でも強いと言われる。ベテランの和田内氏は建設業界などに安定した支持基盤を持ち、年明けの新年互礼会では千人規模の支持者を集めた。西田氏はかつて秘書を務めた故・瓦力元衆院議員の支持者や市議らを味方に態勢を整える。

 両氏とも日ごろから、地域のイベントや式典、会合などにこまめに顔を出し、存在感を発揮。「勝ち目の薄い戦い」と思わせることで、他候補擁立の動きを鈍らせている。

 昨年十二月の衆院選で七尾市の得票をみると、落選した民主党の近藤和也氏が、当選した自民党の北村茂男氏を三千五百票ほど上回り、県議選でも民主勢力が候補を立てれば善戦するかに見える。

 しかし、衆院選の結果は政党間の勝負ではなく、地道に街頭活動を続けた近藤氏の力によるところが大きいとの見方が強い。比例代表では自民が民主に勝っており、近藤氏本人が出馬でもしない限り勝機は見いだしにくいといい、その可能性はない。

 「選挙があるといろんな人から投票を頼まれ、うんざりする」。市民からは、旧来型の選挙戦術から脱却して政策論争による選択肢の提示を望む声も聞こえるが、実現しそうにない。 (鈴村隆一)

 【立候補予定者】

 和田内幸三(67) 自現(6)

 西田昭二 (45) 自現(2)

 (氏名、年齢、自→自民党公認、現→現職、丸数字は当選回数、期数順、敬称略)

「他におらん」の声

輪島市選挙区(定数1)

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 輪島市選挙区(定数一)は、自民党現職の宮下正博氏(65)=門前町深田=の他に出馬の動きはなく、無投票の可能性が高い。

 「四年前の県議選はいろんな苦労がありました」。七日にあった宮下氏の後援会事務所開き。あいさつ冒頭、後援会長の梶文秋輪島市長の胸には、さまざまな思いが去来したようだ。

 選挙区と定数の変更で、輪島市で二人いた自民現職のうち一人が勇退し円満に行くはずだった四年前。ところが旧輪島市域から保守系の無所属新人が立候補し、保守一本化を訴え市の融和を目指した梶市長が辞職願を提出する事態に発展した。

 選挙戦は避けられなかったが、結局、旧門前町の宮下氏が当選し、今任期中に副議長に就任。輪島市出身の北村茂男衆院議員とも連携し、国と県、市のスクラムは安定期を迎えたように映る。

 過疎化が進む奥能登は高齢化率(人口に占める六十五歳以上の割合)が四割超。高校を卒業した若者の多くは地元を離れていく。「奥能登にとっては政治の力が大事」。梶市長は力を込める。

 来年二月、旧の輪島市と門前町が合併し十年。「四年前とは違う。今はもう、輪島だ、門前だ、という時期は過ぎた」。市民だけでなく、宮下氏を支持する市議の中にもそんな声がある。中谷達行市議長(74)もその一人だが、「知事とのパイプが太く、課題が多い現状と市の将来を考えたとき、最も仕事ができるのは宮下さん。他に誰もおらんやろ」と説明する。

 四年前の騒動時に市議長を務め、前回選で落選した保守系新人を支援した上平公一市議(59)は「知事、市長、県議の結び付きが強く、建設業界も一つのグループにまとまっている。刷新は難しい」と実感がこもる。一方で「現状に不満や閉塞(へいそく)感を抱く市民もいる。私も含めて政治家は謙虚さを忘れてはいけない」とくぎを刺す。

  (松瀬晴行)

 【立候補予定者】

 宮下正博(65) 自現(3)

(氏名、年齢、自→自民党公認、現→現職、丸数字は当選回数、敬称略)

4747チバQ:2015/03/29(日) 19:57:56
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032702000238.html
県議選直前情勢9
2015年3月27日

2人引退 激戦必至

小松市選挙区(定数4)

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 小松市選挙区(定数四)は現職二人に加え、元職一人、新人三人の合わせて六人が出馬表明し激戦が予想される。県議長を務めた自民党の重鎮二人に、同党推薦新人の女性と若手男性、市長経験のある無所属の元職、県内唯一の民主党公認新人の元市議と多彩な顔ぶれ。引退するベテラン二人の支持層の動向も含め、混戦模様だ。

 六期の山根靖則氏(72)=河田町=と、五期の北村繁盛氏(73)=今江町=が引退表明し、長らく強固だった非自民の二議席が空く。山根氏は民主新人の一川政之氏(41)=西軽海町=の支持を表明したが、各一万票前後を集めた両氏の支持層がどの候補の支援に回るか焦点。特定の候補予定者を中傷するような怪文書が早くも飛び交い、乱戦を予感させる。

 九期で自民県連の要職も歴任した福村章氏(76)=土居原町=は谷本正憲知事との強力なパイプで県政への影響力を誇示し、和田慎司市長との関係も深い。市中心部が地盤で、企業の支持も多いが「油断大敵。新人のような気持ちでやっている」。各地で県政報告会を開き精力的に回る。

 六期目を目指す藤井義弘氏(71)=大領中町=は当選五回のうち四回トップ当選。県議長も務め、地元向本折校下を地盤に市北部などにも浸透。森喜朗元首相の信頼も厚く、市文化協会長や県カヌー協会長など幅広い役職を持ち各種団体の支持も得る。各地で集会を開き支持を固める。

 市長退職後に県議を一期務めた北栄一郎氏(67)=白山町=は、旧自治省(現総務省)の官僚時代に培った人脈を強調し、市の改革に意欲を示す。公認や推薦を受けない唯一の候補として、幅広く支持を集めたい考え。金沢市の山野之義市長と旧知の関係といい、金沢と連携したい考えだ。

 自民推薦新人の南(旧姓八田)知子氏(52)=安宅町=は、安宅郵便局長を十七年半務めた。選挙区初の女性候補といい、地域の期待も受け出馬を決意した。子育てや介護、教育に関心が高く「女性ならではの感性で訴えたい」と話す。女性や高齢者、若い世代へのアピールを狙う。

 同じ自民推薦新人の木村賢治氏(31)=若杉町=はハワイ大卒業後、ハワイ州議会職員として二年働き英語が堪能。帰国後、下村博文文部科学相秘書を約二年務め教育にも意欲を示す。「若い県議が必要。若い力で盛り上げないと南加賀は取り残される」と危機感。街頭でも支援を呼び掛ける。

 一川氏は一川保夫元防衛相(73)の次男。連合石川が推薦する民主公認候補として市議の経験を生かしたい考え。二月の後援会事務所開きで和田市長もエール。中山間地などを回り支持を求める。自民が四議席を狙うだけに「きちんと対峙(たいじ)する。責任がある」と決意は固い。

 市選管によると、前回投票率は62・29%で過去最低。激戦必至の今回は投票率アップの期待も高まる。 (浜崎陽介)

 【立候補予定者】

 福村章 (76)自現(9)

 藤井義弘 (71)自現(5)

 北栄一郎 (67)無元(1)

 八田知子 (52)(自)新

 一川政之 (41)民新

 木村賢治 (31)(自)新

 (氏名、年齢、自→自民党公認、無→無所属、民→民主党公認、(自)→自民党推薦、現→現職、元→元職、新→新人、丸数字は当選回数。現職、元職、新人の順。現職は期数順、新人は年齢順、敬称略)

4748チバQ:2015/03/29(日) 19:58:39
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032802000218.html
県議選直前情勢10
2015年3月28日

守り合い少数激戦

金沢市選挙区(定数16)

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 金沢市選挙区(定数一六)は現職十三人に加え、昨秋の金沢市長選立候補のため辞職し返り咲きを狙う元職二人、新人二人の合わせて十七人が出馬予定。定数一超は戦後初の少数激戦だ。

■薄れる政党色

 前回から四年、民主党政権から自民党政権に戻り県政界も大きく変貌した。森喜朗元首相が引退し、自民の対抗勢力の軸だった県議会会派・新進石川も分裂。金沢市選挙区は、森氏系と故奥田敬和氏系が激しく主導権を争う「森奥戦争」の主戦場だったが終焉(しゅうえん)。奥田系だった中堅県議が自民に加わり、新進石川から分かれた第二会派・県政石川も民主を離党するなど、非自民勢力の瓦解(がかい)が進み「自民一強」が加速した。

 勢いに乗り自民は半数八議席を目標に空白区の南部で候補擁立を模索。女性候補名も上がったが出馬に至らず、公認は現職六人と元職の計七人。前回の五人に比べ二人上積みしたが、目標に達していない。議員空白地域の南部の浸透もにらみ、選挙後に無所属当選者の取り込みを図るかどうかも焦点となる。

 一方の民主は前回公認だけで七人擁立したが、今回は公認ゼロ、連合石川が支える新人一人の推薦にとどまる。公明二人、社民一人はそれぞれ現有議席を維持する戦い。共産は昨秋の補選で初めて二議席を得たが、過去の教訓から共倒れを避けるため候補を一本化した。自民を含め“守り”の姿勢が政党対決色を薄めている。

■トリプル選余波

 「泡沫(ほうまつ)候補のいない不気味な選挙」「誰が貧乏くじを引くか分からない」。地域回りに奔走する現職に危機感がにじむ。昨年三月の知事選以降、金沢市では、昨秋に急な引責辞職に伴う市長選と県議補選、市議補選の「トリプル選」、任期満了に伴う市長選、年末に急転直下の衆院選があり「選挙疲れが残る」と頭を抱える陣営も少なくない。

 競輪場外車券売り場問題に端を発した市長選では自民が分裂。現職を支持したある自民現職は今回、市長と自身の写真を並べるポスターを作製し「市長派」を前面に出すが、党派を超えて勢力が入り乱れたこともあり、どこまで効果があるか不透明だ。

 別の陣営では北陸新幹線開業で市内が沸き、選挙の低調ムードを懸念。「能登地区の無風で統一選そのものの関心が薄れている」とのぼやきも漏れる。「関心が薄れれば、組織があるものが強い」と引き締めを図る陣営もあり、水面下の探り合いが続く。

■年齢の幅広く

 候補予定者の平均年齢は前回が十八人で五十五歳だったが、今回は十七人で五十七歳で、約二歳上がった。女性は前回より少ない一人で、年代は三十九歳から現職では全国最高齢の八十五歳までが争う。

 出馬予定十七人のうち前回に続く出馬は十四人。平均年齢を押し上げるが、今期で引退する六十八歳現職の世代交代や、その他候補の若返りなどでプラス幅は二歳にとどまった。 (統一地方選取材班)=おわり

【立候補予定者】
 金原博 (85)無現(11)
 宇野邦夫 (72)無現(7)
 紐野義昭 (59)自現(6)
 中村勲 (73)自現(4)
 米沢賢司 (64)自現(4)
 盛本芳久 (60)社現(3)
 谷内律夫 (57)公現(2)
 増江啓 (60)公現(1)
 佐藤正幸 (47)共現(1)
 安居知世 (46)自現(1)
 川裕一郎 (43)無現(1)
 不破大仁 (39)自現(1)
 白崎勇人 (55)自現(1)
 石坂修一 (62)無元(6)
 下沢佳充 (54)自元(5)
 冨瀬永 (50)民新
 田中敬人 (44)無新
(氏名、年齢、無→無所属、自→自民党公認、社→社民党公認、公→公明党公認、共→共産党公認、民→民主党推薦、現→現職、元→元職、新→新人、丸数字は期数。現職、元職、新人の順。現職は期数や年齢、当選時期順、元職は期数順、新人は年齢順、敬称略)

4749チバQ:2015/03/29(日) 19:58:58
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/chihosen2015/ishikawa/CK2015032802000216.html
無投票危うい県議会 石川かほく以北は全選挙区で濃厚 
2015年3月28日

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専門家「正統性揺らぐ」

 統一地方選・都道府県議選の四月三日告示(同十二日投開票)まで残り一週間、石川、富山両県議選の立候補予定者もほぼ固まった。石川は十五選挙区のうち十選挙区で無投票が濃厚で、県選管によると十選挙区なら戦後最多。富山は十三選挙区のうち五選挙区が無投票の可能性があり、四年前より一つ多い見込み。住民から、現職が安定し、新幹線開業で結束する時に争うべきでないとの意見が出る一方、選択肢がなく残念との声も。専門家は無投票が多いと議会の正統性が揺らぐ危険性を指摘する。(統一地方選取材班)

 富山は二〇〇七年の前々回は八選挙区が無投票で、今回の石川並み。石川の無投票は〇七年が五選挙区、民主党政権だった一一年は三選挙区。戦後は一九七九(昭和五十四)年の七が最多で、十になると三十六年ぶりに更新する。特にかほく市以北の能登地方はすべて無投票が濃厚。加賀地方は激戦区が多く、違いが際立つ。

 一一年は民主の公認十一人、推薦三人と非自民候補が多く現職の自民候補と争う選挙区が多かったのも要因。一二年に政権に返り咲いた自民は県内でも「一強」を加速し、逆に民主は離党議員が相次ぎ県議はゼロ。影響が尾を引き今回は自民が公認二十六人、推薦三人に対し民主は公認一人、推薦一人にとどまる見通し。各地で対抗馬擁立を模索しながら状況が厳しく断念したケースが目立つ。

 能登は自民現職が多く、住民から「県とのパイプ役を果たしている」と評価の声が多く、安定感が対抗馬擁立を鈍らせるようだ。また、新幹線開業を生かそうと結束して誘客、人口減対策などに取り組みたい意識もあるせいか「内輪で争う時でない」との意見も多い。しかし、能美市の主婦は「現職の四年間の評価が票数にならないのは残念」、志賀町の住民は「選挙がないと政治に無関心になる」、野々市市の男性は「選択肢がない」と嘆く。

 北陸の情勢に詳しい河村和徳・金沢大法務研究科講師(地方政治論)は「三分の二が無投票では議会の正統性が失われる。住民と議会の思いがずれ、民主主義が揺らぐ」と危惧。「選挙戦を行うための区割りになっていないのでは。県議自身で区割りを決めるのは限界。第三者が加わり見直すべきだ」と指摘する。

 さらに、三重県議が「選挙で民意を受け止めると自分の支持率が分かり、至らなさも分かる」と話したことを紹介し、「現職が評価されているから無投票でいいとの考えでは、有権者が黙らされることになる。政治にパーフェクトはない。選挙で謙虚に批判も受けることこそ民主主義」と投げかける。

4750とはずがたり:2015/03/29(日) 21:32:18
>>4749
>石川かほく以北は全選挙区で濃厚 
ひでえなぁ。。

4751チバQ:2015/03/30(月) 18:39:24
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150330ddlk22010036000c.html
’15統一地方選:2政令市長選告示 静岡に3氏、浜松は2氏 /静岡
毎日新聞 2015年03月30日 地方版

 静岡、浜松両政令市長選が29日告示され、県内でも統一地方選がスタートした。静岡は、再選を目指す田辺信宏氏(53)=自民、公明、新党改革推薦▽市民団体役員の松浦敏夫氏(62)=共産推薦▽薬局会社役員の高田都子(ともこ)氏(62)の3人が立候補。浜松は3選を目指す鈴木康友氏(57)▽県地区労連議長の嶋田博氏(66)=共産推薦=の一騎打ちで、ともに現新の争いとなる。人口減少や行政改革などが争点。4月3日告示の県議選、浜松市議選とともに同12日投開票となる。

 ■静岡市

 2月末時点の人口は71万4831人で、2010年に上回っていた岡山市(2月1日時点71万5315人)に抜かれ全国20政令市中最少。田辺氏は待機児童解消に取り組んだ実績を強調、松浦氏は中小企業支援を掲げ、高田氏は手当充実などで女性を呼び込むと主張する。

 再開発中のJR東静岡駅前はアリーナかサッカー場の建設、公園等としての活用かで議論が分かれる。田辺氏は「財政状況を見て判断」の立場で、松浦氏は「箱物は不要で緑地にすべきだ」とし、高田氏は「サッカー場の建設」と訴えている。

 他にも駿府城の天守再建問題や、リニア中央新幹線工事による環境への影響、過疎化が懸念される市北部の山間地の振興をどうするか論戦が注目される。

 ■浜松市

 前回無投票だった浜松市長選は8年ぶりの選挙。鈴木氏は地元経済界の支持に加え、民主党市議らから幅広い支援を受ける。嶋田氏は県・市議選の共産系候補と連動して戦う。

 争点の一つが、現在7の行政区の再編問題だ。市の行政経営諮問会議から出された「3区に再編すれば10億円以上の財政効果」との答申などを背景に、鈴木氏は積極的に推し進める方針。嶋田氏は「再編は市民との距離を遠ざけることにつながる。防災拠点になる区役所は残すべきだ」などと反対している。【平塚雄太、飯田和樹】

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 ◆静岡市長選 立候補者の第一声(届け出順)

 ◇70万人口を維持 田辺信宏(たなべ・のぶひろ) 53 無現(1)
 この4年間土台を作ってきた。一つは財政健全化。事業仕分けをして税金の無駄遣いを撤去し、人件費を圧縮した。借金も削減した。

 投資する時には投資する。その思いは第3次総合計画に込めた。駿府城の再建を目指す決意を固め、桜の名所をつくる。交流人口を増やしていく。

歴史文化の町と健康長寿の町を追求することで70万人の人口を維持し市民生活の活性化に尽くすのが私の志。次の4年間はギアチェンジをして加速していく。優しさと強さを兼ね備えた静岡市のリーダーとして私に期待してほしい。【西嶋正信】

 ◇憲法を暮らしに 松浦敏夫(まつうら・としお) 62 無新
 暮らし、福祉、地域経済を守るこの静岡市政を切り替える。憲法を暮らしに生かす市政を作っていきたい。

 女性が働きやすい町にするため、18歳までの医療費無料化や、第2子の保育園料半額、第3子は無料にすることを考えたい。

 50キロ圏内に浜岡原発があるが、原子力対策、防災対策を急ぐべきだ。「再稼働するな。廃炉にしろ」と声を大にして言うのが市長の役割であり市政の在り方。今、国の政治が私たちの暮らしを追い詰めているが、防波堤となって努力するのが市政の姿。住民を守るための仕事に全力を尽くすつもりだ。【井上知大】

 ◇人口流出止める 高田都子(たかた・ともこ) 62 無新
 静岡市の人口が大変なことになっており、頑張らなくてはいけないと立候補した。政令市にもかかわらず、人口70万を切ろうとしている。20ある政令市のうちビリだ。県内でも人口流出で一番足を引っ張っている。何とかしなくてはいけない。

 人口が減っている理由は女性。帰ってきたいが雇用がない。女性にとって優しい、活躍できる、住みやすい街を目指す。また流出の多くは清水区だ。地場産業の桜エビ、ビワをもっとブランド化し、新しい企業を誘致したい。そのために私自身がトップセールスをどんどん進めていく。【平塚雄太】

4752チバQ:2015/03/30(月) 18:39:41
 ◆浜松市長選 立候補者の第一声(届け出順)

 ◇行政区の再編を 鈴木康友(すずき・やすとも) 57 無現(2)
 8年ぶりの選挙になるが、2期8年の実績と3期目のビジョンを堂々と伝えて14日間を戦いたい。

 行政区の再編を公約に掲げた。合併から10年がたち、今の構造でいいのか、それとも大きな構造改革でより効率的な行政体に変えていくべきなのかを考える時期に来ている。

 また、行財政改革の一方で、市民サービスの充実にも努めたい。子育て支援や教育にしっかりと取り組む。また、産業力強化も大変重要な課題だ。

 県並みの規模である浜松市の経営がうまくいけば全国をリードできる。それを目指して3期目に挑戦する。【飯田和樹】

 ◇現行7区は守る 嶋田博(しまだ・ひろし) 66 無新

 安倍(晋三)首相の暴走をストップさせて市民の命と暮らしを守る浜松市政を進めていく。私が立候補した理由はそこにある。暴走政治の防波堤としての役割を果たしていきたい。国の政治が国民の願いに逆行している時に、国民の命と暮らしを守る浜松市政はどうしても必要だ。

 原発ゼロ、再稼働反対という態度を、市長として明確にしていくとともに、市の平和都市宣言にふさわしく憲法9条を守る立場を進めていく。区と市民(の間)が遠いと言われている中で市民に役立つ身近な区役所にするため、現行7区は守っていく。【沢田均】

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 ◆静岡市長選

田辺信宏 53 無現(1)

 全国市長会理事[歴]松下政経塾研究員▽静岡市議▽県議▽静岡産業大講師▽松下政経塾政経研究所副所長▽早大マニフェスト研究所客員研究員▽早大院=[自][公][改]

松浦敏夫 62 無新

 市民団体役員▽共産党県委員[歴]会社員▽小笠掛川民主商工会事務局長▽県商工団体連合会事務局長▽掛川工高=[共]

高田都子 62 無新

 ドラッグストア会社取締役[歴]高田薬局社長▽城西大

 ◆浜松市長選

鈴木康友 57 無現(2)

 [元]衆院議員[歴]松下政経塾生▽イベント企画会社社長▽松下政経塾OB会長▽衆院経産委理事▽民主党県幹事長・党中小企業局長・党国会対策副委員長・県会長▽全国介護者支援協会理事▽慶大

嶋田博 66 無新

 県西部地区労連議長[歴]建交労静岡鉄道地方本部委員長▽愛知・豊川工高=[共]

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 ◇候補者一覧の見方
 氏名▽年齢(投開票の4月12日現在)▽党派▽現元新の別▽当選回数(丸囲み数字)▽職業・肩書([元]は前職を含む)、[歴]は経歴▽学歴、=以下は推薦・支持政党

 ※政党略称は、自=自民党、公=公明党、共=共産党、改=新党改革、無=無所属

4753チバQ:2015/03/30(月) 18:41:54
http://www.sankei.com/region/news/150324/rgn1503240059-n1.html
2015.3.24 07:02
【統一地方選】
静岡県議選情勢 伊豆、湖西など1人区激戦





 ■県西部中心に9選挙区で無投票の見込み

 定数69、33選挙区で投票が行われる県議選。23日現在で、前回よりも14少ない95陣営が立候補に向けた準備を進めている。特に、伊豆市など県東部の定数1の選挙区や、自民系候補が乱立模様の富士市選挙区などで激戦が予想される。ただ、菊川市や浜松市の西区、南区など県西部を中心に、9選挙区は無投票の見込みとなっている。

 「単独過半数は難しいが公明など親知事派で過半数をとれれば」。知事与党のふじのくに県議団幹部は、69の全議席のうち、公明などと合わせ35議席獲得を狙う考えを示した。ふじのくに県議団は、民主党公認や同党推薦などで27の候補者を擁立する予定だ。

 一方、最大会派の自民改革会議所属の自民県連幹部は「最低限、過半数をとる」と気を引き締める。現在、自民は、伊豆市と湖西市を除く31選挙区で公認41人を擁立する予定。さらに、自民から推薦を受ける候補者や自民党籍を持つ候補者、当選後に自民改革会議に所属する可能性が高い候補者も合わせると、計49の自民系候補者が立候補するとみられる。

 33選挙区のうち、注目が集まっているのが、伊豆市や湖西市、富士市など。伊豆市は、7期目を目指すベテランの現職、石橋康弘氏(69)と新人の野田治久氏(57)の無所属候補が一騎打ちの見通しだが、いずれも自民系なため、県連は両者ともに公認しないという異例の対応をとった。

 湖西市は、自民から推薦を受けた県最東端の元熱海市議の新人、蛭川麻季子氏(48)が県最西端まで転戦し、ふじのくに県議団の無所属現職、田内浩之氏(37)と対決。接戦が予想されている。同県議団幹部は「田内氏は前回も厳しい戦いを経験しており、接戦もものともしない」と期待を示す。また、自民県連幹部も「自民系候補でないとダメという声も多い」と話している。

 県民人気の高い川勝平太知事が、新教育長人事に会派全体で反対の意向を示す自民改革会議に対して不満を述べるなど、新教育長人事が川勝知事と自民系県議の新たな火種になる様相も呈し始めており、27日の人事案採決が県議選の動向に影響を与える可能性もある。波乱含みなまま、3日の告示を迎えることになりそうだ。

                    ◇

 来月12日に投開票される統一地方選挙の前半戦まであと20日。県議選、今月29日告示の静岡市、浜松市両市長選とも、ほぼ対立の構図は固まってきており、各候補ともいよいよ臨戦態勢に入った。各選挙の構図や争点など情勢を探った。

4754チバQ:2015/03/30(月) 19:05:42
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150327ddlk15010014000c.html
’15統一選:県議選の動向/上 北区 8年ぶり選挙戦か/西区 5氏、名乗り混戦か /新潟
毎日新聞 2015年03月27日 地方版

 統一地方選は、第1陣の県議選と新潟市議選が来月3日告示される。同12日の投開票に向け、県議選は27選挙区の計53議席、新潟市議選は前回より5削減された51議席を巡って事実上の選挙戦が始まっている。現段階での立候補予定者の動きを探った。

 ◇新潟市北区
 8年ぶりの選挙戦の見込み。「政策に党の理念がない」などとして2012年に民主党を離党した現職の石塚氏は、3期目を目指し無所属で立候補する予定。民主は無所属の新人、長谷川氏を推薦している。自民現職の青柳氏は新潟市議時代からの知名度で再選を目指す。

 ◇新潟市東区
 元議長で8期目を目指す自民の渡辺氏、6期目を狙う民主の市川氏に、共産新人の渋谷氏が挑む前回と同じ構図になりそう。共産は昨年の新潟市長選で支援候補の得票が1位となった地盤を生かし議席獲得を目指す。

 ◇新潟市中央区
 主要各党が候補を擁立。6期目を目指す公明・志田氏、3期目を狙う自民・小島氏、再選に挑む民主・上杉氏の現職3人に対し、前回に続き共産新人の町田氏が挑む。共産は昨年12月の衆院選では、区内で獲得した比例票が公明を上回っており、勢いをどこまでつなげられるかがカギ。

 ◇新潟市江南区
 過去2回の選挙では自民現職の佐藤氏がいずれも無投票当選した。今回も4期目を目指す同氏の他に立候補の動きはなく、無投票となる公算が大きい。

 ◇新潟市秋葉区
 民主は県連幹事長の内山五郎氏が引退し、後継候補として連合新潟副事務局長の小島氏を擁立した。同氏と自民現職の小林氏のほかに立候補の動きは見られない。

 ◇新潟市南区
 2012年の補選で初当選した自民現職、笠原氏のほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 ◇新潟市西区
 6度目の当選を目指す無所属の青木氏、4期目を目指す民主・大渕氏、前回初当選した自民・高橋氏と、無所属の野口氏、共産・武田氏の2新人が対決。4回目の挑戦となる野口氏は維新の推薦を得た。共産は国政選挙での立候補経験がある武田氏を擁立し、議席獲得を狙う。

 ◇新潟市西蒲区
 脱原発を訴え2012年の補選で返り咲いた無所属の米山氏は、今回も社民の推薦を得た。ニューイヤー駅伝に出場した建築会社の社長として知られる重川氏も脱原発を訴え、民主が推薦。候補者擁立に手間取った自民は五十嵐氏を擁立し、議席奪還を目指す。

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 ●立候補予定者●

 ◆新潟市北区(定数2−3)

青柳正司 59 (1)自現

石塚健 43 (2)無現

長谷川優 52 無新

 ◆新潟市東区(定数2−3)

市川政広 61 (5)民現

渋谷明治 76 共新

渡辺惇夫 76 (7)自現

 ◆新潟市中央区(定数3−4)

上杉知之 46 (1)民現

小島隆 67 (2)自現

志田邦男 65 (5)公現

町田明広 49 共新

 ◆新潟市江南区(定数1−1)

佐藤純 45 (3)自現

 ◆新潟市秋葉区(定数2−2)

小島晋 48 民新

小林一大 41 (2)自現

 ◆新潟市南区(定数1−1)

笠原義宗 40 (1)自現

 ◆新潟市西区(定数3−5)

青木太一郎 76 (5)無現

大渕健 42 (3)民現

高橋直揮 44 (1)自現

武田勝利 51 共新

野口よそ美 60 無新

 ◆新潟市西蒲区(定数1−3)

五十嵐諭 45 自新

重川隆広 64 無新

米山昇 63 (4)無現

 (50音順)

4755チバQ:2015/03/30(月) 19:06:09
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150328ddlk15010260000c.html
’15統一選:県議選の動向/中 長岡市三島郡 カギ握る女性票/上越市 4現職に挑む2新人 /新潟
毎日新聞 2015年03月28日 地方版

 ◇長岡市三島郡
 現職では、自民の星野氏、西川氏、柄沢氏、社民・長部氏、共産・竹島氏、無所属・松川氏の中堅・ベテラン6人が立候補を準備。これに対し、民主・佐藤氏、公明・安沢氏の新人2人が世代交代を掲げて挑む見通しで、定数6に8人が争う混戦となりそうだ。自民の3氏は危機感を強め、各地盤での票固めとともに、業界団体などを巻き込んだ票の掘り起こしに努める。前回議席を失った民主は市議の佐藤氏を擁立。労組の支援を受けて支持拡大に精力を注ぐ。安沢氏は公明初の議席獲得を目指す。竹島、松川両氏を交えた女性票の奪い合いが注目される。

 ◇上越市
 自民の小林氏と楡井氏、矢野氏、社民の小山氏の現職4人に対して、無所属の秋山氏と共産の橋爪氏の新人2人が挑む。秋山氏は衆院選に転出した梅谷守氏の後継で民主の推薦を受けた。橋爪氏は市議3期目途中で辞職し立候補する。

 ◇三条市
 2議席を独占する自民は3選を目指す佐藤氏のほか、前回推薦で初当選した坂田氏が今回は公認で立候補する。前回公認候補を見送った民主は、市議を辞職した藤田氏を擁立し、議席奪還を目指す。無所属新人の田村氏は今月に入り立候補を決めた。

 ◇柏崎市刈羽郡
 10期目を目指す自民現職の三富氏に、社民推薦の池田氏と民主推薦の鷲尾氏の、新人女性2人が挑む。もう1人の自民現職、東山英機氏が引退を決めた後、昨夏に池田氏が立候補を表明し無投票とも思われた。だが今年2月に鷲尾氏も名乗りを上げた。東山氏支持だった票がどう流れるかがカギを握る。

 ◇新発田市北蒲原郡
 元議長の石井氏と5期目を目指す岩村氏の自民2人と同じく5期目を狙う無所属の佐藤氏の3現職に対し、新人の三村氏が挑む前回と同じ構図になりそう。

 ◇小千谷市
 前回の選挙戦で事実上の「民・自対決」を制した自民現職の宮崎氏が、再選を目指して立候補の準備を進める。他に出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 ◇加茂市南蒲原郡
 5期目を目指す自民現職の金谷氏のほかに立候補の動きは見られていない。

 ◇十日町市中魚沼郡
 7期目を目指す元議長で自民現職、村松氏と6期目を目指す前副議長で同、尾身氏のほかに立候補の動きはない。無投票になる可能性が高い。

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 ●立候補予定者●

 ◆長岡市三島郡(定数6−8)

安沢峰子 46 公新

長部登 66 (3)社現

柄沢正三 60 (5)自現

佐藤伸広 48 民新

竹島良子 65 (2)共現

西川洋吉 74 (3)自現

星野伊佐夫 75 (10)自現

松川キヌヨ 71 (4)無現

 ◆上越市(定数5−6)

秋山三枝子64 無新

小林林一 70 (3)自現

小山芳元 67 (5)社現

楡井辰雄 63 (2)自現

橋爪法一 65 共新

矢野学 74 (1)自現

 ◆三条市(定数2−4)

坂田光子 60 (1)自現

佐藤卓之 50 (2)自現

田村正宏 59 無新

藤田博史 45 民新

 ◆柏崎市刈羽郡(定数2−3)

池田千賀子 54 無新

三富佳一 76 (9)自現

鷲尾百合子 33 無新

 ◆新発田市北蒲原郡(定数3−4)

石井修 67 (8)自現

岩村良一 53 (4)自現

佐藤浩雄 70 (4)無現

三村誉一 68 無新

 ◆小千谷市(定数1−1)

宮崎悦男 48 (1)自現

 ◆加茂市南蒲原郡(定数1−1)

金谷国彦 79 (4)自現

 ◆十日町市中魚沼郡(定数2−2)

尾身孝昭 62 (5)自現

村松二郎 60 (6)自現

 (50音順)

4756チバQ:2015/03/30(月) 19:06:42
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150329ddlk15010099000c.html
’15統一選:県議選の動向/下 佐渡市 2現職に挑む2新人/阿賀野市 再編後、初の選挙戦 /新潟
毎日新聞 2015年03月29日 地方版

 ◇見附市
 立候補を表明しているのは6期目を目指す自民現職の早川氏のみとなっている。

 ◇村上市岩船郡
 7期目を目指す自民県連幹事長の小野氏、4期目を目指す無所属の片野氏の両現職以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 ◇燕市西蒲原郡
 自民からは、前回は推薦で3回目の当選を果たした桜井氏が今回は公認に。民主は2期目を目指す高倉氏を擁立。現職2氏以外の立候補の動きは今のところ見られない。

 ◇糸魚川市
 自民の小川和雄氏が引退し、後継として運輸会社社長の中村氏が出馬の準備を進めているが、中村氏のほかに立候補の動きはない。同選挙区は合併前の1999年から前回まで4回連続無投票となっている。

 ◇妙高市
 無投票で前回、再選された横尾氏は3選を目指す。これに妙高市職員だった新人、渡部氏が挑む。無所属同士の対決だが、横尾氏は自民、渡部氏は民主の推薦をそれぞれ受けた。

 ◇五泉市東蒲原郡
 5期目を目指す自民の沢野氏、無所属で3期目を目指す小島氏のほか、新人の宮崎氏が無所属で立候補を表明している。

 ◇阿賀野市
 選挙区再編後初の選挙戦となりそう。前回前々回と無投票当選した自民現職の帆苅氏に無所属の新人、田中氏が挑む。

 ◇佐渡市
 定数2に4人が立つ激戦となりそう。現職では、6期目を目指す自民の中野氏と、再選を狙う無所属の佐藤氏が立候補を表明。新人は、加賀氏と祝氏が両氏とも無所属で立候補する見通しだ。

 ◇魚沼市
 3期目を目指す自民現職の皆川氏のほかに立候補の動きはなく、無投票の可能性が高い。

 ◇南魚沼市南魚沼郡
 無投票が続いていたが、12年ぶりの選挙戦となりそうだ。自民現職で5期目を目指す斎藤氏、無所属現職で連合新潟の推薦を受けて3期目を目指す若月氏、自民新人で元南魚沼市議の松原氏が立候補を表明。三つどもえの激しい戦いになる見通し。

 ◇胎内市
 3期目を目指す自民、冨樫氏のほかに立候補の動きは見られず、無投票の公算が大きい。

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 ●立候補予定者●

 ◆見附市

 (定数1−1)

早川吉秀 74 (5)自現

 ◆村上市岩船郡(定数2−2)

小野峯生 62 (6)自現

片野猛 64 (3)無現

 ◆燕市西蒲原郡(定数2−2)

桜井甚一 62 (3)自現

高倉栄 43 (1)民現

 ◆糸魚川市(定数1−1)

中村康司 56 自新

 ◆妙高市(定数1−2)

横尾幸秀 69 (2)無現

渡部道宏 49 無新

 ◆五泉市東蒲原郡(定数2−3)

小島義徳 55 (2)無現

沢野修 65 (4)自現

宮崎伸 32 無新

 ◆阿賀野市(定数1−2)

田中元 38 無新

帆苅謙治 66 (6)自現

 ◆佐渡市(定数2−4)

加賀博昭 80 無新

佐藤久雄 67 (1)無現

中野洸 73 (5)自現

祝優雄 71 無新

 ◆魚沼市(定数1−1)

皆川雄二 47 (2)自現

 ◆南魚沼市南魚沼郡(定数2−3)

斎藤隆景 71 (4)自現

松原良道 63 自新

若月仁 56 (2)無現

 ◆胎内市(定数1−1)

冨樫一成 44 (2)自現

 (50音順)

4757チバQ:2015/03/30(月) 19:16:40
新潟 鍵がかかってないのだけ
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150318171427.html
県議選 長岡・三島は8人争う混戦か
保守・女性票の動向が焦点

 4月3日告示、12日投開票の県議選で、長岡市・三島郡選挙区には主要政党が候補を擁立。県内全27選挙区中最多の定数6に対し、8人が争う混戦となる見通しだ。自民党と社民党、共産党、無所属の中堅・ベテラン現職6人に対し、民主、公明両党が新人を立てて「世代交代」を訴え、攻勢を掛ける。最大選挙区の戦いは、流動化する保守票や女性票の動向が鍵を握りそうだ。

    ◆    ◆

星野氏 強い危機感早い始動

 自民現職で自民県連会長の星野伊佐夫氏(75)は人口減少対策を中心に訴える。「これまでと同じ戦い」を強調するが、1月末に選挙事務所を設けて票の掘り起こしに入るなど、通常より早い本格稼働から強い危機感が垣間見える。
 127の後援会を核に建設業者や企業の支援を受け、トップ当選を重ねてきた。しかし、連立を組む公明が候補を立てたことで状況は一変。「国政以上の激しい選挙」(後援会長の長島忠美衆院議員)とげきを飛ばし、引き締めを図る。


    ◆    ◆

柄沢氏 三島中心に支持固め

 「票をはぎ取られないようガードを固めてほしい。総力戦だ」。県議会議長を務める自民現職の柄沢正三氏(60)も支持者に呼び掛け、警戒感を漂わせる。住民との対話を重視し各地区で30人規模のミニ集会を重ね、地盤の旧三島郡地域を中心に支持を固める。
 若者の定住促進に向けて雇用創出やインフラ整備の重要性を主張。陣営は議長や自民県連の要職を務めた経験、県執行部とのパイプを強調し、「地域を発展させるためには票の上積みが必要」(幹部)と訴える。

4758チバQ:2015/03/30(月) 19:17:01
  ◆    ◆

西川氏 栃尾以外の広がり鍵

 自民現職の西川洋吉氏(74)も議席維持に懸命だ。地盤の栃尾地域の人口は2万人を割った。当選するためには地域挙げての押し上げが必要だとして各業界団体を巻き込んだ「オール栃尾」体制を組み、「栃尾から県政の灯を消してはいけない」と強調する。
 前回の得票は約1万5千票。他地域からも得票を増やせるかが鍵で、栃尾出身者などをたぐって票の掘り起こしを狙う。自民県連農業問題プロジェクトチーム座長も務め、農業振興や雪問題、防災対策を訴える。


    ◆    ◆

長部氏 原発問題争点化狙う

 社民現職の長部登氏(66)は、自治労など社民支持労組を軸に選挙戦を展開する。長岡市議時代からの支援者や、細かく地域を回って集めた「個人票」を武器に前回、約1万5千票を獲得して復活を果たした。しかし、社民支持層は高齢化などで減少傾向にあり、危機感は強い。
 社民県議は長部氏を含め2人。「二枚看板」の長部氏の支援のため福島瑞穂副党首が駆け付けた。決起集会で長部氏は「最大の争点は原発問題」と強調。再稼働反対を鮮明に掲げる。


    ◆    ◆

竹島氏 共産「追い風」に期待

 共産現職の竹島良子氏(65)は共産支持層を基盤としつつ、27年間助産師として多くの出産に立ち会い、築いた人脈や女性ファンが強みになっている。
 前回の得票は当選者の中で最も少ない約1万2300票だが、昨年12月の衆院選で党の議席が増え、「追い風」と受け止める。共産唯一の議席の維持に向け、市田忠義副委員長が応援に入った。15日の街頭演説で竹島氏は「県政は共産を除くオール与党体制。しっかりチェックする役割が必要」と支持を呼び掛けた。


    ◆    ◆

松川氏 女性への訴え強める

 無所属現職の松川キヌヨ氏(71)は福祉の充実や人口減少対策を掲げる。故村山達雄元蔵相の後援会「山紫会」系の支持者など保守層を基盤にするが、高齢化も進んでおり、草の根選挙で議席維持を目指す。
 長岡市議3期、県議4期の経験や、県女性議員の会会長として男女共同社会実現を主張。女性候補が3人となるため女性票をめぐり激しい戦いが予想され、8日の決起集会では「生活向上へ女性が頑張らないといけないとき。県会に押し上げて」と声を張り上げた。


    ◆    ◆

佐藤氏 民主議席の奪還期す

 民主新人で長岡市議の佐藤伸広氏(48)は民主系の「民主ながおか」代表を務め、雇用の改善や「県と市町村の政策連携」を訴える。選対本部長は田中直紀参院議員。連合中越傘下の民主系労組の支援を受け、前回失った民主議席の奪還を目指す。
 前回、落下傘の民主候補は約9500票にとどまり、票の上積みが必要となる。旧川口町出身のため長岡全域での知名度アップも課題。若さを武器に「世代交代と県議会活性化」を訴え、無党派層の獲得も狙う。


    ◆    ◆

安沢氏 公明初の議席目指す

 公明新人の安沢峰子氏(46)は旧小国町出身。北陸農政局に務めた「農政のプロ」として農業振興や食育、地方創生を掲げる。女性集会を開き「長岡の女性がより輝くよう全力で取り組む」とアピールする。
 公明が長岡地域に候補を擁立するのは長岡市・古志郡選挙区時代の1975年以来。公明の基礎票は1万票前後とみられ、山口那津男代表が来援するなど、党を挙げて初の議席獲得を目指す。支持母体の創価学会も動き、支援者らが電話などで浸透を図っている。

    ◇    ◇

【図表】前回の選挙結果
 当 星野伊佐夫 自現(10) 27,487
 当 柄沢正三  自現(5) 21,646
 当 長部登   社元(3) 15,660
 当 松川キヌヨ 無現(4) 15,307
 当 西川洋吉  自現(3) 15,193
 当 竹島良子  共現(2) 12,285
   板橋卓也  民新     9,466
※丸数字は当選回数

4759チバQ:2015/03/30(月) 19:17:18
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150320171411.html
県議選、南魚沼は三つどもえの公算
自民分裂、3期ぶりに激突

 4月3日告示、12日投開票の県議選で、定数2の南魚沼市・南魚選挙区は3期ぶりの選挙戦となる見通しだ。5回目の当選を目指す自民党・斎藤隆景氏(70)と3選を期す無所属・若月仁氏(56)に、新人で元南魚沼市議の自民党・松原良道氏(63)が挑む構図。分裂した自民2氏が保守票を奪い合うのは必至だ。一方で、無所属の若月氏が非自民票を固めた上で無党派層にどれだけ食い込めるかも焦点で、三つどもえの激戦となりそうだ。

 斎藤氏と松原氏は自民党六日町支部の支部長と幹事長の関係だったが、松原氏が支部を割る形で立候補を表明。2011年の新潟・福島豪雨への対応や翌12年の南魚沼市長選をめぐる不満、しこりが背景にあるとされる。一方、若月氏は無投票で初当選、再選を重ね、選挙戦で勝った経験はない。3人の戦いは予断を許さない状況だ。

   ■    ■

 斎藤氏は昨年、自民県連の総務会長に就任した。4期16年の実績と斎藤記念病院(南魚沼市)の理事長という知名度を武器に、医療分野などでの地域貢献を訴える。

 1月にあった事務所開きでは、「6月開院の魚沼基幹病院を医療人として手伝わなければならない」と強調。「『新潟・福島豪雨では復興予算をよく付けてくれた』と言われた。ここで引くわけにいかない。地盤を整備し後継者を育てたい」と次期への決意を熱く語った。

 支持基盤である建設業界などを中心に組織を強化する一方、各地で「健康サロン」を開き女性や高齢者への浸透も図る。

   ■    ■

 元教員の若月氏は、連合新潟の推薦を受け、県教職員組合などの労組、教員時代の教え子らで組織づくりを進める。

 3月上旬に南魚沼市で開いた大集会には千人以上が参加。決意表明で、2期8年の教育・福祉分野での実績を強調し「支援が必要な人が輝くことができる社会はすべての人に良い社会。弱者のために働きたい」と訴えた。

 県議選に初挑戦した12年前は今回と同じように自民2氏と戦い、苦杯をなめた。「県議会にはさまざまな意見を持つ議員が必要」と、魚沼地域で唯一の非自民議員としての存在意義を訴え、非自民支持層や無党派層への呼び掛けを強める。

   ■    ■

 新人の松原氏は「現場主義」を掲げ、昨年夏の出馬表明直後から選挙区を細かく回ってきた。

 「県政と住民との距離を縮めたい」と訴える。ミニ集会では、昨春の高校入試で市内の高校の定員が大幅に減らされ、多くの不合格者が出たことに触れ「もっと早く情報をつかむことができれば対処ができた」とし「自分の目と耳で地域の実情を知り、県とのパイプを太くしたい。今、この地にはその機能が必要とされている」と強調した。

 井口一郎市長や引退した元自民県議の支持者、市議らの支援を受ける。保守層の引き寄せとともに、唯一の新人として知名度アップに励む。

■過去の選挙結果
【2003年】
 当 種村芳正 自現 14,998
 当 斎藤隆景 自現 14,855
   若月仁  無新 13,580
 ※07年、11年は斎藤氏と若月氏が無投票当選

4760チバQ:2015/03/30(月) 19:17:35
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150324171409.html
県議選、三条は現新4氏が出馬へ
自民・民主 2議席めぐり火花

 4月3日の県議選告示まで2週間を切った。三条市選挙区(定数2)では、自民党の現職2人と、民主党と無所属の2新人が立候補を表明している。「2議席死守」を掲げる自民と、「2議席独占阻止」を旗印に、4年前に失った議席の奪還を目指す民主。それぞれの思惑が激しくぶつかり合う構図となりそうだ。

 三条市区(旧三条市区含む)は定数2となった1955年以降の15回の選挙のうち、83年と91年の2回、自民が2議席を独占。それ以外はほぼ自民が社会や自由、民主などと1議席ずつ分け合ってきた。

 しかし2011年の前回県議選で、民主は引退を決めた現職の後継候補を立てられなかった。支持者の一部は無所属新人で自民県連推薦だった坂田光子氏(60)に流れた。坂田氏は初当選後に自民会派入りし、約16年ぶりに自民が2議席を独占する格好になった。

    ■    ■

 3期目を目指す自民現職・佐藤卓之氏(50)は、県議だった義父から引き継いだ旧南蒲の栄、下田両地区に加え、水害対策などを通じ旧三条市にも足場を築いた。トップ当選した過去2回の選挙で強さを印象づけたが、混戦模様の今回は安泰ムードを警戒する。

 「県議選は国政の代理選挙ではない」として政党色を薄める。2月下旬の事務所開きでも党国会議員らを招かず、「県と市、市民のつなぎ役として仕事をする」と2期8年の実績を強調した。今後は大規模な集会は開かず、企業や集落の会合などできめ細かく支援を呼び掛ける方針だ。

    ■    ■

 一方、初の自民公認で2期目を目指す現職・坂田氏は、民主新人・藤田博史氏(45)の出馬に危機感を強める。2月上旬の事務所開きでは「先回、協力してくれた民主が今度は相手方。(落選した)先々回の票から上積みしなければならない」と気を引き締めた。

 11年の前回選挙では07年から4千票余り伸ばしたが、佐藤氏には7千票差を付けられた。今回は「2議席死守」を掲げる党が全面支援。18日の総決起大会には金子恵美衆院議員(新潟4区)や県選出参院議員らが顔をそろえた。自民唯一の女性県議として「女性が輝く社会の実現」も訴える。

    ■    ■

 三条市議を2期目途中で辞職して出馬する民主新人・藤田氏は、立候補表明が昨年12月の衆院選の影響で、同年末にずれ込んだ。衆院選で比例復活した民主の菊田真紀子氏や、高橋一夫・前三条市長らの支援を得て、企業回りなど知名度アップに懸命だ。

 8日の事務所開きでは「三条市区はもともと自民だけでなく別の党が1議席を持ってきた。反骨精神あふれる市民の声を県政に持って行く」と悲願の議席奪還に向け意気込んだ。県と市のパイプづくりや、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働阻止、ものづくり振興などを訴える。

    ■    ■

 無所属で出馬する元銀行員の田村正宏氏(59)はつじ立ちなどで「しがらみのない政治」を訴えるとする。

 こうした状況に対し、国定勇人三条市長は佐藤、坂田、藤田の3氏をバランスを取って応援する意向だ。10日の会見では「3人とも個人的に非常に深いつながりを持っている。全員当選してほしい気持ち」と話した。

 24日には市議らが佐藤、坂田、藤田の3氏を招いた公開討論会を開く。

[過去2回の選挙結果]
【2011年】
 当 佐藤卓之 自現 19,778
 当 坂田光子 無新 12,360
   原茂之  無新  9,479
【2007年】
 当 佐藤卓之 自新 13,436
 当 竹山昭二 民現 12,258
   山井伸泰 無新 10,944
   坂田光子 無新  8,095
   嵐勝也  自新  7,739

4761チバQ:2015/03/30(月) 19:17:50
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150324171410.html
県議選、五泉・東蒲は2現職1新人
当選ライン1万票へしのぎを削る

 4月3日の県議選告示まであと10日。五泉市・東蒲選挙区(定数2)では、連続トップ当選で5期目を狙う自民党現職と、3度目の議席を目指す無所属現職に、無所属新人が挑む構図となっている。両現職は後援会などの組織を固め、県政報告会などで実績をアピール。新人は前回、前々回の県議選で両現職と争った元民主党県議の次男で、30代の若さを強調する。各陣営とも当選ラインは1万票以上とみており、前哨戦が熱を帯びている。

    ■    ■

 旧津川町長の自民現職、沢野修氏(65)は、現在の区割りになった2007年からトップ当選を続ける。地元の阿賀町の神田敏郎町長や大半の町議、建設業者などの支援を受け、ミニ集会や支持者回りを精力的にこなす。

 阿賀町の支持者を着実に固めるとともに、有権者が多い五泉市での上積みを目指す。他候補予定者2人の地元の旧五泉市を、どう攻略していくかが鍵だ。19日に五泉市内で開いた集会では、これまで4期の実績を挙げて、「県や国に太いパイプで通じるようになっている」と強調した。

 阿賀町をはじめ県内全体で人口流出や高齢化が深刻化する中、「この選挙区から県を元気にしていきたい」などと人口減対策を訴えている。

    ■    ■

 会社社長の無所属現職、小島義徳氏(55)は2期連続当選を目指す。五泉市の保守系と社民党系の市議、市役所OBらの支援を受け、ミニ集会を重ねる。

 18日に市内で開いた県政報告会では、河川改修、道路整備などに力を入れた点を強調。「市と連携し、県に働き掛けのできる人材が引き続き必要だ」と呼び掛けた。

 新人・宮崎伸氏(32)の父増次氏とは過去3回の県議選で戦い、通算2勝1敗。自民党現職だった前々回は惜敗、無所属になった前回は105票差で競り勝った。得票は過去3回とも9400票台で、目指す1万票が「未知の領域」として気合を入れ直す支援者も。小島氏は「地域回りなど基本の動きを一生懸命やる」と気を引き締める。

    ■    ■

 父に続いての出馬を決めた新人の元契約社員、宮崎伸氏は、現時点の県内立候補予定者で最年少。若さを前面に打ち出し、こまめに家々を回って知名度の向上に努める。

 五泉市の民主党系市議のほか、同級生や父増次氏の後援会員らが支援。前回県議選に保守系無所属で出馬した五泉市議会副議長も支持している。連合新潟の推薦は受けるが、「特定のカラーを出さない」(陣営)として、政党の推薦は受けていない。

 「政治、このまちをよくしたい。若い世代の課題を当事者の目線で考えたい」。22日、五泉市で開いた集会では若者の政治離れを食い止めるため、最前線に立つ意向を強調した。同世代や無党派層にいかに浸透できるかが課題だ。


[過去の選挙結果]
 【2011年】
当 沢野  修 自現 12,499
当 小島 義徳 無元  9,416
  宮崎 増次 民現  9,311
  阿部 周夫 無新  3,660
 【2007年】
当 沢野  修 自現 11,956
当 宮崎 増次 無元 11,209
  小島 義徳 自現  9,414
  塚野  弘 社現  8,647

4762チバQ:2015/03/30(月) 19:18:06
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150326171105.html
県議選、新潟北区8年ぶり選挙戦へ
新潟市・北区 現職2氏に新人挑む

 4月3日告示の県議選まで明日で1週間となる。新潟市北区選挙区では、定数2に対して自民党と無所属の計3人が名乗りを上げ、本番さながらの激戦を展開している。8年ぶりとなる選挙戦では、保守票をめぐってしのぎを削る自民党と元民主党の現職2人に、民主党推薦の新人が絡む。広大な水田を抱える選挙区で農業支援策が争点に浮上しており、農家票の行方も注目される。

<農業支援策が争点に>

    ■    ■

 自民現職で建築設計事務所を経営する青柳正司氏(59)は前回2011年の県議選で、5期務めた自民元職の後継として新潟市議から転身し、無投票当選した。旧市域の北地区を拠点に市議時代から広げてきた後援会を軸に再選を期す。

 自民の支持基盤の農家層を意識し、「大規模経営だけでなく兼業の小規模農家も続けられるようにして農家所得の向上を図りたい」と訴える。

 ただ、選挙対策本部を設置したのは3月中旬になってから。陣営には「準備不足」との危機感が強い。市議選の経験はあるが、県議選は今回が初めてで手探りの部分が多い。

 14年12月の衆院選では、小選挙区(新潟3区)で自民・斎藤洋明氏が民主・黒岩宇洋氏に敗北。新潟市北区でも票差が開いた。

 県議選を「北区自民党の存亡をかけた戦い」(自民市議)と位置付け、党支部の引き締めを図る。



    ■    ■

 無所属現職で3期目を目指す元雑誌記者の石塚健氏(43)は、地元・豊栄地区を中心に全域に広げた後援会を主力に2期8年の実績をアピールし、幅広い支持獲得を狙う。

 07年県議選では民主公認で出馬し初当選したが、2期目途中の12年に「民主の施策には一貫性がない」として離党。従来の支持者に保守層が多く、県議会でも自民県議団と同一行動を取った。自民支持者への浸透を精力的に続けている。

 かつて所属した青年会議所のつながりで経営者らの支援を受ける。「やる気のある企業への支援を強化したい」と中小企業の活性化策を強く訴える。

 選挙区の主要産業の一つである農業支援も訴えの柱だ。「6次産業化やコメと園芸との複合化で稼げる農業にしたい」と話す。

 民主を離党したことで民主支持層が離れる中、浮動票と保守票をどれだけ上積みできるかが焦点だ。

    ■    ■

 初挑戦の同区の会社社長、長谷川優氏(52)は昨年6月の出馬表明後、企業関係の人脈を頼りに支持拡大に務めてきた。

 民主から推薦を受け、黒岩氏と連携を強める。昨年の衆院選では黒岩氏が戸別所得補償制度の復活を訴え農家票の取り込みに成功した。長谷川氏も歩調を合わせ、県議選でも同制度の必要性を訴え、攻勢を強める構えだ。

 農業資材販売会社を経営してきた実績を強調し、「複合営農などを進め次世代に引き継げるよう農業の発展に力を入れる」と話す。

 民主県連にとっても、石塚氏の離党により空白区となった北区で民主議席を奪還する好機と見ており、連合新潟とともに組織戦を展開する。

 最大の課題は知名度不足だ。拠点の豊栄地区を中心に支持者回りを行うほか、区内の幹線道路や商業施設で連日つじ立ちを行い、浸透に躍起だ。

[過去の選挙結果]
【2007年】
 当 三林碩郎 自現 14,595
 当 石塚健  民新 11,363
   川島勝  自新 10,069

※2011年は石塚氏と青柳正司氏が無投票当選。

4763チバQ:2015/03/30(月) 19:18:29
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo-ser/20150328171881.html
県議選、阿賀野市は16年ぶり選挙戦へ
大票田・水原への浸透が鍵

 4月3日の告示まで1週間を切った県議選(12日投票)で、阿賀野市選挙区(定数1)は、7選を目指す自民党現職・帆苅謙治氏(66)に、元国会議員秘書の無所属新人・田中元氏(38)が挑む一騎打ちの公算が高まっている。同区は無投票が続き、阿賀野市民にとって16年ぶりの選挙戦。人口減少が進む中、雇用創出や農業振興をめぐり、前哨戦も熱を帯びている。有権者の4割強を占める水原地区への浸透が鍵を握る。

    ◆    ◆

帆苅氏 「産業振興で人口減防ぐ」

 阿賀野市は2004年に旧水原町、安田町、笹神村、京ケ瀬村が合併して誕生した。県議選は、4町村を含む旧北蒲原選挙区(定数3)時代の1999年が最後。このときは帆苅氏が1万9千票余りを獲得し、トップで3選を果たした。

 16年ぶりの選挙戦に帆苅陣営は「支持者の高齢化も進んでいる。厳しい選挙になる」(幹部)と気を引き締める。市建設業協会や商工会などが推薦するほか、市議20人のうち11人が支援する分厚い陣立てだ。

 出身の旧安田町を含め6地区に置く後援会支部と連動し、ミニ集会を開催。人口減対策として農業振興などを中心に据え、帆苅氏は「ほ場整備、農地集積を進め、産業として成り立つ農業にする。企業立地を進め、若い人の働く場も創出する」と訴える。

 最大会派・自民党の県連筆頭副会長を務めることをアピール。15日の京ケ瀬地区の集会では「県連の中枢にいられるようになった。予算をはじめ、われわれの賛同なくして、県政運営はできない」と語った。

 周囲が懸念材料とみるのは、帆苅氏が08、12年の阿賀野市長選で推した候補がいずれも敗れたこと。今回の県議選への影響があるかどうかも焦点だ。

    ◆    ◆

田中氏 「雇用創出へ観光活性化」

 1月に名乗りを上げたゴルフ場運営会社顧問の田中氏は旧水原町出身。自民党などの国会議員秘書を6年余り務めた。キャッチフレーズは「阿賀野市再生」。五頭温泉など市内の観光資源を意識し、「交流人口を増やし、観光が活性化することで、雇用創出を図りたい」と唱える。

 民主党系の市議会議員3人が「無投票が続くのはよくない。世代交代も必要だ」と支援する。田中氏は3人の地盤の水原地区を中心に支持者回りを展開し、知名度アップに懸命だ。

 地元町内会の関係者らも事務所に詰めて支える。連合新潟の推薦を受けたほか、阿賀野市を含む新潟3区選出の黒岩宇洋衆院議員も事務所開きに駆け付けた。

 38歳の若さや東京での秘書経験を打ち出すが、帆苅氏ほどの組織はない。陣営幹部は「田中氏の若さを売りにしていけば、若い人も共感してくれるだろう」と期待するが、どこまで浸透できるかは未知数だ。

 両陣営が決戦場とみるのは、有権者役1万6千人の大票田・水原地区だ。地元で票を伸ばしたい田中氏に対し、帆苅氏も水原地区でこまめに集会を開き、攻勢を強める。両陣営は水原に選挙事務所を設置。ともに「重点区」と位置付け、票の掘り起こしを強めていく構えだ。

4764チバQ:2015/03/31(火) 20:03:13
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150330ddlk15010056000c.html
’15統一選:新潟市議選の動向/上 中央区 16人出馬で激戦模様 /新潟
毎日新聞 2015年03月30日 地方版

 県議選と共に統一地方選の第1陣となる新潟市議選が来月3日告示される。今回の選挙から、全8選挙区の定数は5減の計51となる。全区で選挙戦となる見込みで、定数1減の北区▽東区▽中央区▽江南区▽西区を中心に、同12日の投開票に向け事実上、激しい選挙戦が始まっている。3月2日現在の選挙人名簿登録者数は66万2583人(男31万4980人、女34万7603人)。各区の情勢を追った。

 ◇北区
 前回は新人5人が立候補したが、今回は現職5人、新人1人が名乗りを上げている。ベテランの金子氏は無所属で4選を目指し、共産の風間氏が3選、自民の平松氏、民主の南氏、無所属の皆川氏がそれぞれ再選を目指す。旧豊栄市出身で、元衆院議員秘書の小柳氏が無所属で初挑戦する。

 ◇東区
 新人4人を含む12人が立候補を表明している。自民は、佐藤豊美氏と志田氏がそれぞれ7選、6選を目指す。また新人の豊島氏と、引退する橋田憲司氏の後継に荒井氏を擁立する。民主は現職の細野・渡辺両氏の議席確保を目指す。公明は3期目を狙う佐藤誠氏のほか、引退の青木千代子氏の後継に新人の松下氏を擁立。五十嵐氏、飯塚氏は共産2議席の死守を期す。無所属では小泉氏が4期目を目指し、新人の中島氏も準備を進めている。

 ◇中央区
 16人が立候補を表明しており激戦模様だ。無所属ではともに現職の山田、渡辺両氏のほか、新人の伊藤氏、内山氏、出頭氏や元職の斎藤氏が立候補の準備を進める。自民は現職の佐藤耕一、美濃の両氏と新潟市長選に立候補した元職の吉田氏を、民主は現職の山際敦、山際務の両氏をそれぞれ擁立する。維新は佐藤幹夫氏、公明は西区からくら替えの小山氏、共産は野本氏、次世代は深谷氏、社民は青木氏を立てており、しのぎを削っている。

==============

 ●立候補予定者●

 ◆北区(定数5−6)

風間ルミ子 65 (2)共現

金子益夫 71 (3)無現

小柳聡 28 無新

平松洋一 55 (1)自現

皆川英二 68 (1)無現

南真由美 55 (1)民現

 ◆東区(定数9−12)

荒井宏幸 48 自新

飯塚孝子 60 (2)共現

五十嵐完二 62 (1)共現

小泉仲之 62 (3)無現

佐藤豊美 70 (6)自現

佐藤誠 54 (2)公現

志田常佳 65 (5)自現

豊島真 53  自新

中島志門 40 無新

細野弘康 40 (1)民現

松下和子 57 公新

渡辺和光 49 (3)民現

 ◆中央区(定数11−16)

青木学 48 (5)社現

伊藤健太郎 41 無新

内山航 33 無新

小山進 47 (2)公現

斎藤栄路 65 (1)無元

佐藤耕一 58 (1)自現

佐藤幹夫 68 維新

出頭秀紀 46 無新

野本孝子 63 (1)共現

深谷成信 53 (1)次現

美濃欣之 43 (1)自現

山際敦 37 (3)民現

山際務 49 (1)民現

山田洋子 72 (4)無現

吉田孝志 52 (2)自元

渡辺均 58 (4)無現

 (50音順)

4765チバQ:2015/03/31(火) 20:03:36
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150331ddlk15010052000c.html
’15統一選:新潟市議選の動向/下 秋葉区 無党派層取り込み鍵 /新潟
毎日新聞 2015年03月31日 地方版

 ◇江南区
 前回と同じ顔ぶれの現職5人、新人1人が立候補を表明しているが、定数が1減となり、わずか8票差で当落が分かれた前回以上の激しい選挙戦が予想される。共産の渡辺氏を除く現職の串田、古泉、藤田、本図の4氏は前回と同様、無所属での立候補を予定。前回8票差で涙をのんだ民主の宇野氏が雪辱を期す。

 ◇秋葉区
 5議席に対し、7人が名乗りを上げている。自民の阿部氏、いずれも無所属の栗原氏と渡辺氏はそれぞれ4選を目指し、各陣営とも引き締めを図る。無所属ではまた、青野氏が再選、新人の佐藤、中野の両氏が初の議席獲得を目指す。共産は3期務めた小山哲夫氏の後継に倉茂氏を擁立。有権者数の多い旧新津市を中心に、子育て世代や若年層など、無党派層の取り込みが鍵となりそうだ。

 ◇南区
 3議席に対し、自民の遠藤氏、いずれも無所属の内山氏、小野氏の現職3人に、無所属新人の清野氏が挑む構図となりそう。現職の3人は前回、いずれも得票数が4000票台で競り合った。大票田の旧白根市での票の取り込みが鍵となりそうだ。

 ◇西区
 自民、共産、無所属2人の計4人が引退を表明し、現職6人と新人5人が立候補する見通し。自民からは、現職で最多となる8選を目指す佐藤幸雄氏、4選を目指す永井氏、いずれも新人の佐藤正人氏、田村氏の4人が名乗りを上げる。民主の加藤氏、政治団体「緑の党グリーンズジャパン」共同代表の中山氏はいずれも3選を狙う。公明は、中央区にくら替えした現職の地盤に新人の志賀氏、共産が後継に新人の平氏をそれぞれ擁立する。無所属では、5選を目指す高橋氏、3選を狙う梅山氏、新人の石附氏が立候補を表明している。

 ◇西蒲区
 いずれも無所属で現職の金子、竹内、田辺、水沢の4氏以外に立候補の動きはみられなかったが、無所属の新人、幸田氏が前回に続いて名乗りを上げた。竹内氏は社民の推薦を受ける。

==============

 ●立候補予定者●

 ◆江南区(定数4−6)

宇野耕哉 46 民新

串田修平 59 (2)無現

古泉幸一 53 (2)無現

藤田隆 61 (4)無現

本図良雄 58 (3)無現

渡辺有子 65 (4)共現

 ◆秋葉区(定数5−7)

青野寛一 69 (1)無現

阿部松雄 63 (3)自現

倉茂政樹 58 共新

栗原学 39 (3)無現

佐藤善甫 31 無新

中野和美 52 無新

渡辺仁 65 (3)無現

 ◆南区(定数3−4)

内山則男 66 (2)無現

遠藤哲 65 (3)自現

小野清一郎 53 (1)無現

清野伸一 59 無新

 ◆西区(定数10−11)

石附幸子 60 無新

梅山修 41 (2)無現

加藤大弥 54 (2)民現

佐藤正人 57 自新

佐藤幸雄 67 (7)自現

志賀泰雄 43 公新

平あや子 35 共新

高橋三義 64 (4)無現

田村要介 46 自新

永井武弘 73 (3)自現

中山均 55 (2)諸現

 ◆西蒲区(定数4−5)

金子孝 73 (3)無現

幸田健太 38 無新

竹内功 65 (1)無現

田辺新 70 (3)無現

水沢仁 64 (2)無現

 (50音順)

4766チバQ:2015/03/31(火) 20:06:26
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33755
特集 : 針路はどこへ・諏訪市長選への課題【上】駅前再開発
更新:2015-3-20 6:02
 任期満了に伴う諏訪市長選は、4月19日の告示まで1カ月を切った。現職が引退を表明し、新人1人が名乗りを上げている。転換期を迎える諏訪市の針路をどう見据え、将来像を描くのか。市の抱える主な課題を追った。

 「スワプラザ商業棟が閉鎖して余計買い物客が減った」。諏訪市のJR上諏訪駅近くで10年前から店舗を営む50代の女性店主は、駅前の人通りの減少を嘆く。「観光客を歓迎する雰囲気がなく、寂しい」。2011年2月にまるみつ百貨店が閉店して4年。昨年12月には隣接のスワプラザ商業棟が閉鎖した。駅前の再開発事業の進展が具体的に見えない状況に危機感を募らせる。

 諏訪市の民間会社「諏訪駅前開発」が、旧まるみつやスワプラザなどを含めた区域で計画する駅前再開発の構想。14年4月にスワプラザ商業棟の売却が合意に達した。ただ、隣の業務棟の権利者らとの交渉は継続中で、駅前のにぎわい再生へ事業の進展には依然不透明さも残る。

 「諏訪駅前開発」は再開発事業で、生鮮食料品店を含む商業施設や160戸程度の集合住宅などを建設する構想を描く。業務棟や周辺の地権者との交渉について、井口恒雄社長は「少しずつ進んでいる。住民の意見を聞きながら、駅前にふさわしい開発にしたい」。4月中にはスワプラザ業務棟の地権者らとの交渉をまとめたいとし、15年度の旧まるみつなどの建物解体、16年度の着工を目指す。

 市が実施した「市民満足度調査」では13、14年度の2年連続で満足度の点数が最も低かったのが「にぎわいのある商業地」の施策だった。住民からは再開発に対する市の一層の関与を求める声も根強い。市は財政面などを理由に民間主導、行政支援の立場を崩さない。スワプラザなどに市が持つ土地については、開発会社に売却しない方針で、その土地を活用して再開発エリアに公共スペースの設置を求めている。井口社長は「市の意向は尊重したい」とする。

 地元には開発自体に対する不安もある。駅周辺の浜町一、二区、片羽町の住民有志らは14年10月、再開発事業に要望などをしていこうと、「駅前まちづくり懇談会」を発足。想定される高層の建物は景観を損なう恐れもあるとし、周辺との調和の取れた開発を望んでいる。

 周辺住民からは駅周辺のまちづくりのビジョンが見えないとの声もある。駅近くの女性店主は「高校生なども含めいろんな声を聞くべきではないか」。再開発は駅前のにぎわいを復活させる好機でもある。市や開発業者は、住民の意見を聞きながら、事業を丁寧に進める姿勢が欠かせない。

4767チバQ:2015/03/31(火) 20:06:41
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33771
特集 : 針路はどこへ・諏訪市長選への課題【中】旧東洋バルヴ跡地利用
更新:2015-3-22 6:00
 諏訪湖畔の好立地にある諏訪市の旧東洋バルヴ諏訪工場跡地は、2006年に市土地開発公社を通じて取得して約9年が経過する。山田勝文市長の4期目の公約だった温泉リハビリテーションセンター誘致は実現せず、土地利用の将来展望は依然見えない。諏訪圏工業メッセで使う建屋(諏訪湖イベントホール)の老朽化という課題も重くのしかかる。

 市が専門的な立場から跡地に関して意見を出してもらおうと11年に設置した有識者会議。諏訪商工会議所、金融機関、会計事務所、不動産関係者ら7人が意見交換している。市によると、これまでに5回開き、経済情勢などを踏まえて当初計画の宅地分譲は構想から外すといった助言を受けている。

 メンバーからは湖畔に残された広大な土地であり、当面はこのまま残してじっくり検討すべき―との意見が出ているという。隣の諏訪赤十字病院の将来的な建て替えの用地を念頭にした話題が出ることもあるが、具体的な検討には至っていない。

 さらに市は、8月15日の諏訪湖祭湖上花火大会の桟敷席として跡地で1万人近くが見物し、代替の場所の確保が難しいことから、当面は「原っぱ」のまま取っておく必要がある―とする。

 跡地内にある建屋は広さ約9800平方メートル。増築分を含め昭和30〜40年代に建設された。市は13年度に利用方法を広げようと、建築基準法に基づく用途を「工場」から「屋内運動場」に変えた。だが、改正耐震改修促進法に基づき、面積5000平方メートル以上の施設は、15年12月末までに耐震診断し、県に結果を報告する必要が出てきた。

 これを受けて市は来年度、建屋の耐震診断を実施する。方向性は未定だが、「改修する場合でも規模によって費用は変わってくる」とし、費用対効果などを考慮して検討する意向。「県にも相談して進める」とする。

 諏訪圏工業メッセは昨年までに13回を数え、「工業メッセがない諏訪圏は考えられない」(岩波寿亮・諏訪商工会議所会頭)というほどにまで成長した。1カ所で同程度の展示や駐車のスペースが確保できる施設は諏訪地域にはなく、岩波会頭は「恒久的に使える会場を諏訪圏6市町村で考えたい」とする。

 諏訪市はJR上諏訪駅前の再開発問題や文化センターの保存活用事業などハード面の事業が残る。「同時期の集中投資は避けたい」(企画部)とする中、事業の優先度をどう考え、議論を具体化していくか知恵を絞る必要がある。

4768チバQ:2015/03/31(火) 20:06:56
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33779
特集 : 針路はどこへ・諏訪市長選への課題【下】焼却灰最終処分場
更新:2015-3-23 6:01
 岡谷、諏訪、下諏訪の2市1町でつくる湖周行政事務組合が計画する、広域ごみ処理施設の焼却灰を処理する最終処分場を諏訪市に整備することが決まって4年。諏訪市は、候補地の地元と協議を続けているが、場所は依然として公表されず、選定は難航している。最終処分場の整備は広域の自治体にも関係する“約束事”。安全面などに十分な配慮が必要な施設で、簡単ではない事情があるとはいえ、先送りできない課題だ。

 同組合のごみ処理基本計画では、ごみ焼却施設の整備後、2016年に最終処分場を稼働させ、民間施設を併用しながら焼却灰の受け入れを開始する予定だった。処分場の設置場所が決まっても、環境アセスメントや建設などに3年程度かかる見通しで、基本計画のスケジュールは間に合わない状況だ。

 市議会3月定例会で候補地選定の現状について問われ、上原哲夫副市長は「安全性が一番大きな課題。将来にわたって残る施設なので、安全性を地域の皆さんに理解いただくよう取り組んでいる」と述べるにとどめ、慎重な姿勢を崩さなかった。

 山田勝文市長は、処分場の形式は処分場が建築物に覆われ、環境への負荷を減らすとされる「クローズド型」が望ましいとの考えを示している。市は地元との交渉の詳細を明らかにしていないが、「(施設に対する)地元住民の理解は深まってきている」(市民部)とする。

 現在、諏訪市内のごみの焼却灰を埋め立てる大曲最終処分場は市東部の角間新田にある。現在の処分場は1999年4月から稼働しており、使用期限は、延長した上で2017年3月末までとする公害防止協定書を市と角間新田区が取り交わしている。こういった面から、新たな処分場は西側の山間部では―との見方もあるが、市は「新たな処分場は角間新田以外で整備する、としか言えない」とする。

 岡谷市内に建設する広域ごみ処理施設「諏訪湖周クリーンセンター」は16年9月の稼働を予定し、焼却灰は当面、県外の複数の民間施設で処理する方針でいる。

 今期限りでの退任を表明している山田市長は、任期中に候補地を公表したいとの考えを示しているが、任期は残り1カ月しかなく、表明できるかは見通せないまま。一方で、ごみ処理は市民生活に直結する問題であり、いつまでも持ち越せない。地元住民への丁寧な説明を続けつつ、着実に前に進める姿勢が欠かせない。

4769チバQ:2015/03/31(火) 20:07:12
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33828
特集 : 高原都市の行方 茅野市の課題【上】景観と観光
更新:2015-3-29 6:01
 任期満了に伴う茅野市長選は、4月19日の告示が3週間後に迫った。すでに、3選を目指す現職の柳平千代一氏(61)=塩之目=と、市議で新人の野沢明夫氏(60)=湖東新井=が前哨戦を繰り広げており、一騎打ちの公算が大きい。諏訪地方最大の人口規模を誇るまでに成長した“高原都市”の将来像をどう描くのか。茅野市の現状と課題を追う。

 八ケ岳を望む茅野市北山の蓼科中央高原。ペンションやレストランが点在する国道299号沿いの田園地帯に、太陽光発電パネルが整然と並ぶ。「観光地で太陽光発電事業を行う妥当性に一考を投げ掛けたかった」。建設に反対してきた農園経営の佐藤俊之さん(54)は数カ月に及んだ運動をこう振り返った。

 昨年10月、農地転用した土地2800平方メートルに発電業者2社が247.2キロワットの太陽光発電施設を建設する計画が表面化。佐藤さんら周辺の観光業者や住民は、営業権や景観が損なわれるとして、建設の白紙撤回を求めた。市の仲介で2度の説明会が開かれ、業者側が譲歩案を示したが、折り合いはつかなかった。

 住民側は同12月、建設差し止めの仮処分命令を地裁諏訪支部に申し立てる法的手段に訴えた。裁判官を交えて3月11日までに5回の話し合いを行い、業者側に農薬の使用禁止や植栽、水質検査などを課す和解に同意したが、建設は止められなかった。

 住民側は当初、行政の規制強化に期待を寄せた。市側は問題浮上の直前、近隣への説明や市への届け出を業者に求めるガイドラインを制定。さらに景観法に基づく「景観計画」を見直し、出力10キロワット以上の太陽光発電施設を開発行為の対象に加え、今年4月からの届け出を義務付けた。

 それでも現行法では建設を規制できないという。市は、農地以外の利用を厳しく制限する農業振興地域が「太陽光発電の規制区域に準ずる」と指摘する。しかし、今回問題となったのは農振地域外の農地転用が可能な場所だった。

 背景には、高値で売電できる国の再生可能エネルギー固定価格買い取り制度がある。収益性が見込める太陽光発電施設の設置は、担い手不足や高齢化に悩む農家の有効な土地利用として定着。その半面、観光業者などと利害が対立する事態を招いている。

 蓼科中央高原観光協会の次期会長で横谷温泉旅館社長の篠原元文さん(55)は「景観を無視して観光は成り立たない」と語り、自然景観が観光振興や移住促進に果たす役割の大きさに理解を求める。

 再生可能エネルギーが急速に普及し岐路に立つ茅野市の景観。対立する利害をいかに調整し、八ケ岳山麓の美しい景観を守り発信するか。景観形成に向けた公民協働の取り組みが求められている。

4770チバQ:2015/03/31(火) 20:07:25
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33837
特集 : 高原都市の行方 茅野市の課題【中】最終処分場
更新:2015-3-30 6:00
 茅野市の市民1人が1年間に排出する可燃ごみは317キロ。富士見町、原村の可燃ごみとともに諏訪南清掃センター(茅野市米沢)に持ち込まれ、焼却される。その後に残った焼却灰は、すべて県外に搬出されている。茅野市の最終処分場がほぼ満杯で、これ以上の埋め立てが困難なためだ。

 茅野市と富士見町、原村は1999年から、3市町村などでつくる諏訪南行政事務組合で、可燃ごみの共同処理に取り組んでいる。諏訪南清掃センターで発生する焼却灰は年約3000トンに上る。

 最終処分場は茅野市と富士見町にある。しかし、2施設を合わせた残容量は約1万5000トン(茅野市5000トン、富士見町1万トン)で、焼却灰を全量投入した場合の使用期限は5年余り。同組合は延命を図るため、2006年度から焼却灰処理の民間委託を続けてきた。

 最終処分場の長寿命化に向け、焼却灰を燃やして固形化する灰溶融施設の整備を計画したこともあったが、住民の合意が得られず09年に中止を決めた。今はトラックや貨車で焼却灰を輸送し、三重、群馬、栃木、山口の4県にある最終処分場に持ち込んでいる。

 「今年度で受け入れを終了したい」。13年6月、年2000トンの焼却灰の処理を委託していた佐久市の民間業者が、最終処分場の残容量が少ないことを理由に14年3月での受け入れ中止を発表。組合事務局が委託先探しに東奔西走する事態に発展した。

 その後、3市町村は焼却灰処理の安定化を図るため、自前の最終処分場を整備する方針に転換。14年度には最終処分場の整備を組合の新たな事務に加えた。背景には、処理単価の増大で民間委託の優位性が薄らいできたこともある。

 組合は来年度、最終処分場の候補地選定に着手する。組合長でもある柳平千代一市長は3月5日の市議会全員協議会で、中間処理施設と最終処分場の集積立地が「理想的」と語り、「用地選定が大きな課題。これから3市町村で取り組む」と述べた。

 3市町村のごみ処理の方法を定めた「ごみ処理基本計画」では、最終処分場の整備を「急務」とし、2020年度の稼働を目指す。3市町村の広域連携と住民の協力が欠かせないごみ減量と施設整備。首長のリーダーシップが問われている。

4771チバQ:2015/03/31(火) 20:07:39
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33839
特集 : 高原都市の行方 茅野市の課題【下】パートナーシップのまちづくり
更新:2015-3-31 6:00
 「お買い物はストレス解消にもなり、毎週バスが来るのを待ち遠しく思っている」。1月27日。茅野市宮川地区を走るお買い物無料送迎バス「すまいる号」の運行開始1周年を祝う記念式典。80代の女性が手書きの紙を手に感謝の言葉を寄せた。

 お買い物バスは、徒歩以外に手段がなく買い物に不自由しているお年寄りの実情調査を踏まえ、宮川地区社会福祉協議会(篠原郁子会長)が、商業者に参加を呼び掛けて昨年1月から運行を始めた。運賃は「無料」にこだわり、運行費用は全て商業者が負担する仕組みだ。

 賛同したのは地元のショッピングセンター「メリーパーク」と、隣接するケーヨーデイツー茅野店、アップルランドデリシア宮川店。開店30周年を迎えていたメリーパークが「地域の恩返しに」と協力を申し出た。運行は月曜と火曜の週2回、登録者を乗せたバスが地区内のバス停を回り、メリーパークへ向かう。2月現在の登録者は106人で、ほぼ横ばいという。

 帰りのバスまでは約2時間。このうち1時間は喫茶コーナーのベンチに座って談笑するのが恒例だ。集合住宅に住む女性(80)は「みんな家に帰れば1人。この時間が張り合いなのよ」。バスに乗り込む女性たちの表情は明るい。メリーパーク代表の杉本浩美さん(52)が「来週も待ってるから」と声を掛けた。

 買い物だけで採算を取るのは難しいが、地区社協や商業者など運行関係者は事業継続のため、補助金獲得や車内広告募集といった新たな財源確保に乗り出す。一方で、市は「特定企業の応援はできない」と一定の距離を置く。篠原会長(71)は「お年寄りの心も体も動かす事業。困っている人に目を向けて行動を起こしてほしい」と願う。

 同市は、公民協働で進める「パートナーシップのまちづくり」を掲げる。戦後の生涯学習活動を発展させ、市民と行政が対等な立場でまちづくりを進め、「地域主権」を目指す試み。1995年に矢崎和広前市長が提唱した。

 「第1ステージ」は環境、福祉、教育など分野別に発足した市民活動組織「実践する提言集団」が原動力となり、全市的なネットワークで成果を上げた。2005年からは、その理念と手法を地域で展開する「第2ステージ」が始まり今年でちょうど20年の節目を迎える。

 03年に制定した「パートナーシップのまちづくり基本条例」の前文は、まちづくりの原点を「市民・民間が主導し、行政が支援する」と規定する。その約束をいかに果たすか。特色ある地方創生に向けて、パートナーシップの真価が問われている。


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