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国際政治・世界事情
6213
:
チバQ
:2013/05/06(月) 18:41:03
http://mainichi.jp/select/news/20130505k0000e030107000c.html
プーチン大統領:復帰1年 長期政権、飽きられ
毎日新聞 2013年05月05日 10時32分(最終更新 05月05日 10時46分)
【モスクワ田中洋之】ロシアでウラジーミル・プーチン氏(60)が大統領に復帰してから7日で1年。内政・外交など国のかじ取りに絶大な権威をふるう一方、支持率は「長期低迷」の傾向が続いている。メドベージェフ首相の解任説もくすぶり、政権の先行きに不安定材料もうかがえる。
◇「マッチョ」から、穏やかな賢人に?
4月25日、11回目となる恒例の国民対話集会に臨んだプーチン大統領は、全国から寄せられた計85の質問に答え、所要時間は4時間47分と過去最長を記録した。昨年秋に浮上した健康への懸念を払拭(ふっしょく)し、内外全ての問題に精通していることを改めてアピールした形だ。ただ、体を張った派手なパフォーマンスは最近影を潜めている。還暦を迎えたことで「従来の『マッチョ』(男性的な力強さ)から、穏やかな賢人にイメージ転換を図っている」(独立新聞)との見方がある。
民間世論調査機関のレバダセンターによると、かつて9割近くあった大統領の支持率は政権長期化による「飽き」などで近年は60%台で推移している。側近のセルジュコフ前国防相をはじめ政府高官らの汚職疑惑が相次ぎ、好調だった経済も減速傾向が目立つなか、人気のV字回復につなげる展望は見いだせていない。
大統領復帰前に国内で高まった反政府運動は、デモ規制など政権側の締め付け強化で沈静化している。ただ野党勢力は復帰1年に合わせて5、6日にモスクワなどで抗議集会を開く計画で、「反プーチン」は社会の底流でくすぶっている。
大統領は最近、旧ソ連時代に経済、芸術分野の功労者らに贈った「労働英雄」の称号を復活させ、歴史教科書の統一や学校での制服着用の義務化などの政策を打ち出した。保守色の強い路線で国民統合を図る狙いだが、逆に自由を求める市民社会の離反を招いている側面もある。
またプーチン大統領はメドベージェフ首相率いる政府に対し「国民の生活改善などで成果を上げていない」と不満を持っているとされる。先月の国民対話で大統領は「ある大臣や全閣僚の解任を求める声は聞いているが、(大統領復帰後に発足した)政府はまだ1年も仕事をしていない」と述べ、現時点での更迭を否定した。しかし経済・社会情勢がさらに悪化した場合、責任を取らせる形でメドベージェフ首相の解任に踏み切るとの観測は消えていない。
メディアでは後任の首相候補として、クドリン前財務相やロゴジン副首相、ソビャーニン・モスクワ市長などの名前が取りざたされている。
6214
:
チバQ
:2013/05/06(月) 18:41:35
http://mainichi.jp/select/news/20130506k0000e030154000c.html
カシミール:国境地帯で対峙、中印両軍が撤退
毎日新聞 2013年05月06日 15時44分(最終更新 05月06日 16時00分)
【ニューデリー杉尾直哉】中国人民解放軍がインド北部ジャム・カシミール州の国境地帯に先月15日から約30人の部隊を野営させ、インド軍部隊と対峙(たいじ)していた問題で、両軍部隊は5日夜、それぞれ撤退した。ヒンズー紙などによると、両軍代表が5日協議し、撤退に合意した。両軍の対峙は3週間で収束した。
インド側は「中国軍はインド領内に約10キロ入っている」と主張したが、中国側は「領土侵犯」を否定し、両国間の外交問題となっていた。インドのメディアによると、インド政府は、今月9日のクルシード外相の中国訪問を中止することを検討していたが、中国軍撤退を受け、外相訪中は予定通り実施されることになった。また、今月20日の李克強・中国首相のインド訪問も予定通り行われる見通しとなった。
6215
:
チバQ
:2013/05/06(月) 18:45:35
http://mainichi.jp/select/news/20130430k0000e040150000c.html
パレスチナ・ガザ地区:「敵」の言葉学ぶ子供たち
毎日新聞 2013年04月30日 13時52分(最終更新 04月30日 14時13分)
ヘブライ語の授業を受けるガザ地区の生徒たち=2013年4月18日午後2時45分、大治朋子撮影
拡大写真
ガザ地図
拡大写真 ◇ハマスが学校でヘブライ語授業
パレスチナ自治区ガザ地区の一部の学校で、イスラエルの言語であるヘブライ語の授業が行われている。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが昨年秋から始めた「試験的プログラム」だが、規模を拡大する方針だという。「敵の考え方を知り、ガザを守るため」と教諭らは教えるが、生徒たちは授業を楽しみ、「将来の夢」さえ抱いている。【ガザ市(パレスチナ自治区)で大治朋子】
ガザ市内にあるハサン・サラマ校。「なぜ私たちはヘブライ語を学ぶのでしょう」。9年生(日本の中学3年に相当)のクラスで教諭がヘブライ語で問いかけると、女子生徒たちが声をそろえてヘブライ語で答えた。「敵を知り、私たちの国を敵から守るためです。イスラエルは私たちの土地を占領しても、私たち(人間)を占領することはできない」
ガザ地区は1967年の第3次中東戦争でイスラエルに占領され、ヘブライ語教育が義務付けられた。だが93年のパレスチナ暫定自治宣言(オスロ合意)で大半がパレスチナ自治区の管理下となり、公立校でのヘブライ語授業は廃止された。ただ、当時は100万人以上の住民が日帰りでイスラエルで働き、多くがヘブライ語を話した。しかしイスラエルによる07年のガザ封鎖措置以降、ガザを一度も出たことのない市民が増え、ヘブライ語を話す人は現在、約5万人にまで減少しているという。
ハマスのアンナジャー国際広報部長によると、ヘブライ語授業は、現在ガザにある公立校400校のうち、16校の9年生全員と10年生の一部希望者に試験的に実施している。「必要性と需要を考えて、フランス語からヘブライ語への移行を試みている」という。
投石などを理由に、生徒がイスラエル治安当局に逮捕されることも多く、「権利を主張する必要がある」。ガザではイスラエルのテレビなども受信可能で、「彼らが我々との戦争をどう報じているかを知ることも重要だ」と話す。教育省の授業プログラム部門を統括するアナハラ代表は、「生徒の関心が強いので、対象の学校や学年の拡大を検討中だ」と話した。
授業では「敵の言葉」と強調されるが、ハサン・サラマ校の9年生、ヌール・ルドワンさん(15)は取材に対し、「アラビア語に似ているから分かりやすいし楽しい」と笑顔で語った。同級生のナディーン・アルシさん(15)は、「イスラエルに行くことはできないけれど、言葉を学ぶとその国を旅しているような気持ちになる。いつかイスラエルで、ヘブライ語を話せるアラブ人として仕事をしたい」と話した。
6216
:
チバQ
:2013/05/06(月) 18:46:34
http://mainichi.jp/select/news/20130501k0000m030129000c.html
オランダ:「寛容と自由」伝統守れるか 新国王に課題
毎日新聞 2013年04月30日 22時55分(最終更新 05月01日 00時43分)
【アムステルダム斎藤義彦】30日に即位したオランダのウィレム・アレクサンダー新国王(46)は欧州債務危機を背景に移民排斥など過激主義に陥りやすい社会と向き合い、いかに「寛容と自由」という伝統的価値観を守るかという課題に直面している。王室の政治関与を制限する動きもあり民主主義と王室の共存という先進国の王室共通の問題にも向き合わざるをえない。
30日、ベアトリックス女王(75)はアムステルダムの王宮で退位宣誓書に署名。国王は市内の新教会で即位宣誓を行った。
女王は同性婚も許容し、極右の台頭に不快感を示し欧州統合を支持してきた。ルッテ第1次内閣(2010年)に極右・自由党が閣外協力し政権入りした際に難色を示した。一方、欧州債務危機で優等生だったオランダも、不景気や高齢化で財政赤字が拡大。国民には福祉カットなど緊縮財政に不満も強く、欧州連合(EU)への批判や移民への嫌悪感も高まり、王室が政治に関わり過ぎるとの批判も根強い。
現政権党の労働党などが国王の政治権限を縮小する法案を準備。連立政権作りの際、国王が調停者を指名する慣例だったが、昨年、議会が独自に指名するよう変わった。新国王はこれらを意識して即位式での演説で「今、多くの人が苦難に陥っており、助け合う必要がある。政府と市民の信頼を強化したい。私たちの力は世界に開かれていることだ」と述べた。
王室に詳しいクース・ハウイセン博士(歴史学)は「女王は中立を貫き、極端な思想を抑制し社会を安定させた。一方、寛容や自由は女王など上流層の価値観で、不安を募らせる庶民と隔たりがあった。庶民的とされる新国王は新たな役割を見いだすだろう」と話す。
6217
:
チバQ
:2013/05/06(月) 18:56:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130504/erp13050408070000-n1.htm
【日露首脳会談】
露側、平和条約に関心薄く 北方領土なおざり懸念
2013.5.4 08:05 (1/2ページ)
【モスクワ=遠藤良介】安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領による4月29日の首脳会談について、露主要紙では経済関係のみが報じられるなど、平和条約締結交渉の再開で合意したことには関心が薄い。有力識者からは、領土問題の有無にかかわらず経済協力を得られるとの“平和条約不要論”も聞かれる。安倍政権は今回、経済や安全保障など全般的な日露関係拡大を優先させたが、北方領土問題解決に向けたロシア側の意欲には疑問符がつく。
平和条約交渉の再開合意について、主な中央紙では国営ロシア新聞と政権派のイズベスチヤだけが報じた。有力経済紙のコメルサントとベドモスチは、日本への天然ガス供給に関する記事を掲載しただけだ。
国営テレビ「ロシア24」が首脳会談後に放送した討論番組では、パノフ元駐日大使が「平和条約が存在しないことで日露関係が妨げられていることはない」と発言。旧ソ連が領土問題の存在を否定していた1970年代にも極東で日ソの共同事業が進んだとし、「日本ほど極東に投資してきた国はない」と述べた。
同テレビはまた、日本の主要紙は「双方の立場を考慮せねば領土問題を解決できないと確信している」などと伝え、日本メディアの態度“軟化”を指摘した。
ロシアは従来、「経済などあらゆる分野で関係を深めれば領土問題の解決策も見つかる」とし、「領土問題が前面に出ない環境づくり」を主張してきた。首脳会談をめぐるロシア側の報道は、日露関係がロシアのシナリオに沿って動き、領土問題がなおざりにされかねない印象を与える。
安倍・プーチン会談で採択された共同声明には、「過去の全ての諸文書・諸合意に基づいて平和条約交渉を進める」と記された。
だが、前出の討論番組で言及されたのは、平和条約の締結後に色丹、歯舞の2島を引き渡すとした「日ソ共同宣言」(56年)だけ。「法と正義」の原則で「4島の帰属問題」を解決するとした東京宣言(93年)などには触れられなかった。
プーチン氏が平和条約交渉再開に同意した背景には、中国の台頭に危機感を抱く政権が、日本の資金や技術を取り込んで極東地域の開発を急ぎたいという思惑がある。米国の「シェールガス革命」で資源大国ロシアの地歩は揺らいでおり、政権は日本などアジア諸国への石油・天然ガス輸出の拡大にも躍起だ。
ただ、人口の希薄な極東は市場規模が小さく、民間企業が純粋な商業ベースで参入できる分野は多くない。ロシアが積極的に持ちかけている資源・エネルギー関連の共同事業にしても、「ロシアが日本の需要や世界の動向を誤解し、前のめりになっている」(商社筋)との側面が強い。
極東開発など本格的な経済協力には国レベルの戦略や支援が必要で、その土台として、北方領土問題の解決による真の信頼関係が欠かせない−。このことをどこまでロシアに理解させられるかが、今後の北方領土交渉の成否を握る。
6218
:
チバQ
:2013/05/06(月) 18:57:17
>>6194
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130506-00000049-jij_afp-int
英下院副議長に男性への性的暴行容疑、「ぬれぎぬ」主張
AFP=時事 5月6日(月)18時52分配信
【AFP=時事】英議会で与野党を超えて高い信頼を得ているナイジェル・エバンス(Nigel Evans)下院副議長(55)が4日、男性2人に対する性的暴行の容疑で警察の取り調べを受け、議員らの間に戸惑いが広がっている。同性愛者であることを公表しているエバンス副議長は5日、「全くのぬれぎぬだ」と容疑を否認する声明を発表。自分を告訴した男性2人について「友人だと思っていたのに」と述べた。
デービット・キャメロン(David Cameron)首相率いる保守党(Conservative Party)に所属するエバンス氏は、イングランド北西部ランカシャー(Lancashire)州リブルバレー(Ribble Valley)選挙区選出の議員で、3人いる英下院副議長の1人。ジョン・バーコウ(John Bercow)下院議長の不在時には議長役を務める。2010年に「偽りの人生に疲れた」として、同性愛者であることを公表した。
ところが英メディアは5日、エバンス氏が20代の男性2人のうち1人を強姦し、もう1人に性的暴行をはたらいた疑いで4日に逮捕され、取り調べを受けたと伝えた。
ランカシャー州警察当局は、男性2人に対するレイプと性的暴行の容疑で55歳の男性を逮捕し、その後6月19日までの期限で保釈したことを認めた。警察によると、容疑は同州ペンドルトン(Pendleton)で2009年7月と13年3月に起きたとされる性的暴行に対するものだという。ペンドルトンはエバンス氏が在住する村だ。
エバンス氏は5日、自宅前で嫌疑を否認する声明を発表。「昨日、2件の告訴状に関して警察から事情聴取された。1件は4年も前の出来事についてで、告訴人は私が良く知っている2人の人物だ。私は昨日まで、彼らを友人だと思っていた」と説明した。
「告訴事実は全くのぬれぎぬだ。(告訴人2人のうち)1人とはずっと交流があり、つい先週にも会ったばかりで、2人がなぜ私を訴えたのか、皆目分からない」(エバンス氏)
エバンス氏の代理人によると、同氏には副議長職も議員も辞任する意思はないという。
■同僚議員は驚愕
事件を受け、与党・保守党には激震が走った。
ウィリアム・ヘイグ(William Hague)外相は、衛星放送スカイニューズ(Sky News)テレビで「正当な指摘として、また長年の友人として、エバンス氏が非常に評判の良い人物で、議員としても副議長としても尊敬を集めているということをはっきり言っておきたい」と擁護した。
一方、フィリップ・ハモンド(Philip Hammond)国防相は、エバンス氏にとって「慎重を要する重要な役職」に就いたままで性的暴行容疑をはらす闘いを続けるのは「非常に難しいだろう」との見方を示している。【翻訳編集】 AFPBB News
6219
:
チバQ
:2013/05/06(月) 18:58:32
http://www.cnn.co.jp/fringe/35031641.html
仏大統領府、高級ワイン1200本を競売に 経費節減で
2013.05.03 Fri posted at 16:10 JST
(CNN) パリの競売会社ドゥルオーは3日までに、エリゼ宮(大統領府)所蔵の高級ワイン約1200本を今年5月末の競売に出品すると発表した。歴代の大統領が晩さん会などに出した銘柄を含む。
仏政府は他の欧州諸国と同様、緊縮財政を強いられており、今回のワイン放出は財源ねん出努力の一環。今後はより廉価なワインを揃えるとしている。
競売に出されるのは、エリゼ宮が保有するワインの総本数の1割。出品のワインの多くはボルドーやブルゴーニュが産地だという。
競売では、ワインマニアが100ユーロ(現在の為替相場では約1万2800円)以下でこれらの高級ワインの多くを入手出来る機会となる。競売での価格幅は15ユーロから2200ユーロになる見通し。
ドゥルオーは、ワインの競売の売上高は25万ユーロに達すると予想している。仏の財政赤字は現在、1000億ユーロに膨らんでいる。
欧州諸国の政府が経費削減を狙って所蔵ワインの売却に踏み切ったのは今年になって2例目。英国政府は3月、競売商クリスティーズと組んでワインを出品し、7万5000ポンドの売上金を得ていた。現在の為替相場では約1163万円相当だが、外国の賓客をもてなす費用の一部に充てると説明していた。
6220
:
チバQ
:2013/05/06(月) 19:00:20
http://www.cnn.co.jp/world/35031500.html?tag=mcol;relStories
「アラブの春」は今 5つの兆候が示す中東の変化
2013.05.05 Sun posted at 18:00 JST
ヨルダン・アンマン(CNN) 先入観は忘れ、固定観念も消し去ろう。少なくとも今は。
過去数十年間、中東の様々な国を訪れ、大昔に時計の針が止まったかのような場面を数多く見てきた。だが、以下に挙げる5つの兆候が示すように、長い歴史を持つ中東は今、驚くような変化を遂げつつあるのだ。
1.政治や宗教よりもラテンダンス
政治や宗教の影響は今でも非常に大きい。また、ヨルダンは、アラブでは近代化の先頭に立っている。それでも、イデオロギーや宗派間の対立よりも、タンゴやサルサといったラテンダンスの方が多くの人にとり重要だという事実は驚きだろう。
ヨルダンの首都アンマンのナイトクラブは夜になると、流行のファッションで身を包んだアラブ人の若者であふれるが、政治への関心が低い者も多い。
大きな音楽の中で、若者たちが巧みに踊り、ほおにキスをするあいさつを交わしながら男女が陽気に交流するナイトクラブのシーンは、一見政治とは無縁だ。しかし実際は、近代的で世俗的、さらには非宗教的な中東が切望されているというサインなのだ。
2.ユーモアが政治の強力な武器に
民主化運動「アラブの春」以降、中東では、イスラム組織「ムスリム同胞団」が主要選挙のほとんどで勝利を収めており、リベラル派には、有効な選挙運動の展開さえも困難なようだ。
しかし、近代化推進派は新しい戦術を発見した。イスラム原理主義者に選挙で勝てないならば、彼らを笑い飛ばせばいいのだ。
特にエジプトなどでは、効果的に対抗しているようだ。風刺作家やコメディアンが、宗教的権威を擁護する神聖な雰囲気を否定し、インターネット上のツイッターや動画投稿サイト「ユーチューブ」なども駆使して非常に大きな支持を集めており、聖職者や権力者にとり大きな脅威となっている。
そのために中東各国で抑圧され、イスラム教や大統領などを侮辱した容疑で逮捕されることもあるが、逮捕によりさらに人気が高まるという皮肉な結果にもなっている。
3.米大統領の訪問にも高まらない関心
オバマ米大統領が3月にアンマンを訪問したが、大半の人はほとんど関心を示さなかった。オバマ大統領を乗せた車列が街中を走っても、抗議する人もいなかった。レストランから好奇のまなざしで大統領を眺める人はいても、街の活気のなさについて大統領を責めるものはいなかっただろう。米国はもはや、良い意味でも悪い意味でも、かつてのように畏怖の念を抱かれる存在ではなくなった。
中東における「米国の陰謀」論や、シリアへの不介入やイスラエル寄りの姿勢への批判も存在はするが、強烈だった米国への関心が過去のものとなったのは明らかだ。
4.「イスラエルが諸悪の根源」という主張は後退
イスラエルに対する強い敵意はまだ広く残るが、イスラエルが、中東の問題の全ての原因だとはもう考えられてはいない。
イスラエルへの責任転嫁に熱心だった独裁者たちが打倒されてから時間もたち、(望まれてはいるが)パレスチナ国家の樹立や、イスラエルの排除が、中東地域の諸問題の改善や宗派間対立の解消につながるとの見方は非常に少ない。
イスラム原理主義政党が呼びかけたアンマンでの「反イスラエル百万人大行進」に集まったのは300人程度だった。
5.国王も民主主義を求めている
アラブの春は、人々が望んでいたような展開とはなっていないし、一部の国では変革に対する圧力も弱まっている。それでも、改革を求める声はやんではいない。
ヨルダンなどのアラブの王制国家では、国王の側からも民主主義や立憲君主制へ向かう動きが出ている。
中東諸国は全て同じではなく、抗議活動が日常化する中で今後の変化は見通しにくい。しかし、これまでの固定観念や先入観は間違っているといえる。アンマンのナイトクラブでサルサを踊る若者に聞いてみればすぐに分かることだ。
◇
本記事は、米マイアミ・ヘラルド紙などの国際問題コラムニストで、CNNのプロデューサーと記者の経験もあるフリーダ・ギティス氏によるものです。
6221
:
チバQ
:2013/05/06(月) 19:29:46
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201305/2013050200983
極右議員、アテネ市長に暴行未遂=「慈善事業」不許可に反発−ギリシャ
【ジュネーブ時事】ギリシャからの報道によると、極右政党「黄金の夜明け」の国会議員が2日、同党による「慈善事業」の開催を不許可とした首都アテネの市長に反発し、襲おうとしたが失敗、警備員に取り押さえられた。議員は銃を所持していたという。
同国紙カティメリニによれば、同党のイェルメニス議員が庁舎で開かれていた子供のイベントに出席していた市長を襲おうとした。その際近くにいた女の子がけがをしたという。
黄金の夜明けはこの日、議会前のシンタグマ広場で、貧しいギリシャ人だけに限った食料配給チャリティーを無許可で開こうとした。しかし市長は「イベントは人種差別的で違法」と非難。広場に集まった党支持者ら約100人を解散させるため、警察が催涙ガスを使う騒ぎになっていた。(2013/05/02-23:40)
6222
:
チバQ
:2013/05/06(月) 19:32:07
>>6196-6197
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013050600189
アイスランド保守系2党が連立協議開始=グンラウグソン首相誕生か
アイスランド総選挙で勝利した進歩党のグンラウグソン党首(左)と独立党のベネディクトソン党首=4月28日、レイキャビク(AFP=時事) 【レイキャビクAFP=時事】4月27日投票のアイスランド総選挙(定数63)で勝利した保守系の進歩党は5日、同じ保守系の独立党と連立協議を開始した。両党が確認した。
総選挙での得票率は、26.7%だった独立党が、24.7%の進歩党を上回った。獲得議席は両党とも19議席ずつ。本来なら得票率上位の独立党の党首が首相に指名されるが、グリムソン大統領は選挙後、改選前の9議席から大きく勢力を拡大した進歩党の躍進を評価し、進歩党のグンラウグソン党首(38)に組閣を指示した。
独立党も改選前の16議席から積み増し、首相職にも意欲を示してきたが、ベネディクトソン党首(43)は選挙後、同国テレビに対し「連立協議合意に向け難しいことは特に何もない」と発言、政権獲得を優先しグンラウグソン首相誕生を容認する構えを示した。(2013/05/06-15:56)
--------------------------------------------------------------------------------
6223
:
チバQ
:2013/05/06(月) 22:18:24
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130501/mcb1305011226013-n1.htm
欧州、再び「脱緊縮」の機運 独の姿勢に「ジコチュー」批判も (1/2ページ)2013.5.1 08:25
. 【ベルリン=宮下日出男】債務危機に陥った欧州で、財政緊縮路線に対する逆風が再び強まっている。イタリア新政権は「脱緊縮」を掲げ、欧州連合(EU)も緊縮路線の「限界」を訴える。長引く経済低迷が域内の人々の生活に及ぼす不安も強まっており、早期の回復を図るには緊縮緩和が必要との認識が広がっているためだ。
モンティ前政権が緊縮策を進めてきたイタリアでは4月29日、レッタ新首相が所信表明演説で経済成長重視への路線転換を表明。前政権が導入した不動産税や、実施予定だった付加価値税引き上げを停止するとした。
レッタ氏は「欧州が今までと異なる決断を下せば、私たちの運命は望む通りになる」と、EU全体での路線転換を図る考えも強調。協議のため30日からドイツなど欧州歴訪を始める。
「脱緊縮」の動きはEU内にとどまらない。2008年の金融危機後に財政緊縮策を進めてきたアイスランドでは4月27日の総選挙で与党が敗北、脱緊縮を掲げた野党陣営が勝利した。野党はEU加盟にも消極的で、EUと距離を置く可能性がある。
債務危機では昨年、財政緊縮偏重に批判が集中し、EUは経済成長と均衡を図る方針に転換した。この結果、ユーロ圏の12年の財政赤字は改善したが、南欧などで過去最悪水準の失業率が続き、経済成長率予測も下方修正されるなど、回復の兆しは見えない。
欧州委員会のバローゾ委員長は4月、「緊縮策は原則的に正しいが、限界だ」と表明した。米国のルー財務長官も4月の欧州歴訪時に「消費刺激策は有益だ」とし、経済成長を促す一段の対応を求めた。金融市場も最近は、財政規律の緩みより経済低迷の深刻化を懸念しているとされる。
専門家は、ギリシャでは緊縮策を発端とする医療サービスの質の低下により、自殺や精神疾患、感染症の件数が増加したと指摘。イタリアでも過去4年で自殺者が2〜3割増え、その多くが失業者や自営業者たちだと報告されている。
これに対し、ドイツではショイブレ財務相が「危機の原因は債務だ」と反論、財政規律を緩める路線への反対姿勢を改めて表明した。フランスでは、与党社会党が内部文書でメルケル首相ら独側の姿勢を「自己中心的な非妥協性」と批判したことが判明。文言は後に修正されたが、ドイツへの不満の高まりが再び目立ってきている。
6224
:
チバQ
:2013/05/06(月) 22:31:55
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201304300077.html
2013年4月30日14時13分
焦点:イタリアは総選挙の余波で世論の支持に変化、勝者と敗者が明確に
4月29日、イタリアの中道左派勢力は5カ月前まで世論調査で15ポイントのリードを得ていたが、今では状況が180度転換した。異例の混乱は2月の総選挙の力強い余波の結果だ。写真はベルルスコーニ元首相。ローマで3月撮影(2013年 ロイター/Stefano Rellandini)
[ローマ 29日 ロイター] イタリアのベルルスコーニ元首相のライバルである中道左派勢力は5カ月前まで、世論調査で15ポイントのリードを得ていたが、今では状況が180度転換した。
中道左派は党内が分裂し、ベルルスコーニ氏は世論調査で5─8ポイントリードしている。異例の混乱は、「五つ星運動」が政治家への多大な抗議の票を得て、25%の得票率で議会の第3勢力へと躍進した2月の総選挙の力強い余波の結果だ。
レッタ新政権が正式発足に向かう今、イタリア政局の混迷期の勝者と敗者がはっきりとしてくる可能性がある。
勝者の1人はベルルスコーニ氏。ベルルスコーニ氏は昨秋の状況とは一転、レッタ新政権に強い影響力を持つ。
数多くのスキャンダルにもかかわらず、長く首相を務めたベルルスコーニ氏の卓越した政治的手腕は、中道左派を率いていたベルサニ氏とは対照的だ。
ベルルスコーニ氏は総選挙以降、一貫して大連立が唯一の方法だと主張、選挙後の2カ月にわたる行き詰まりを打開するための手段として、ナポリターノ大統領の再選を強く推した1人でもある。
レッタ新政権の副首相に起用されたのは、ベルルスコーニ氏の側近のアンジェリノ・アルファノ氏。政権の生死を分ける実質的な権限を有し、不動産税の廃止を柱とした中道右派の政策を推し進める強い影響力が与えられることになった。
29日の所信表明演説でレッタ氏は、6月の不動産税徴収を取り止めることを表明、要求に対し早速賛同の意を示した。
コメンテーターのセルジオ・ロマーノ氏はロイターに対し「ベルルスコーニ氏は政権を日ごとにむしばむことができる」と述べた。
ただし、その力は無条件ではない。ベルルスコーニ氏は、自政党内強硬派からの再選挙即時実施を求める強い圧力に抵抗している。2月の総選挙では中道左派が僅差で勝利したものの、単独で政権運営ができるほどの支持を得ておらず、現行の選挙法で選挙を実施した場合に、これと同様の状況に追い込まれる可能性があるためだ。
さらにベルルスコーニ氏は政治家らしい、自制と責任のイメージを醸し出そうという意図があるようだ。コメンテーターのロマーノ氏によると、ナポリターノ大統領が7年の任期を全うする可能性が極めて低い中、ベルルスコーニ氏は次期大統領になる野望を諦めていない。
6225
:
チバQ
:2013/05/06(月) 22:32:18
<ベルサニ氏が最大の敗者>
最大の敗者が民主党を率いてきたベルサニ氏であることは疑う余地がない。ベルサニ氏は総選挙前の大幅リードを守れず、繰り返しの拒否にもかかわらずグリッロ氏との連立樹立を押し通そうとした。
ベルサニ氏が抱えていた問題は、中道左派の分裂を招いた主な原因でもある。勢力内の左派は長年の政敵であるベルルスコーニ氏と手を組むことを容認できず、レッタ新政権に対しては譲歩する姿勢がみられるものの、いつでも分裂する可能性があるとも言える。
最大の勝者はナポリターノ大統領だ。ジョンズ・ホプキンス大学のジャンフランコ・パスキーノ教授はロイターに対し、「ナポリターノ大統領は断固とした行動を取ってきた。彼ではなかったら、憲政の主要な危機に陥っていたかもしれない」と指摘した。
ナポリターノ大統領は1週間前の就任演説で、議員らを厳しく非難し、もし責任ある行動を取らず、政権を樹立しなければ辞任する姿勢を鮮明にした。
2月の選挙でのグリッロ氏の圧倒的な成功は、典型的な政治家にとっては依然として脅威ではあるものの、選挙以降は影響が薄れてきている。
軽率で扇動的な声明など、一連の行動が支持低下につながった可能性があり、既存政党による信頼できる政権発足も逆風となるようだ。
ジョンズ・ホプキンス大学のパスキーノ氏は「グリッロ氏は敗北に向かっている。彼が持つ議会での力を極めて巧みに利用してきたというわけではなく、支持を失いつつある」と述べた。
レッタ氏の成功も、グリッロ氏の支持をさらに脅かすものかもしれない。
レッタ氏はあまり脚光を浴びることはなかったが、民主党内の右派からは尊敬を集め、新政権は有権者の変化を求める声の多くに応じられるようだ。
イタリアの首相としてはこれまでで3番目に若く、閣僚の顔ぶれも平均年齢が53歳と、これまで多くの政権とは対照的。また21人のうち、過去最多の女性7人が閣僚入りした。閣僚の知名度も低く、腐敗した政治上の「カースト制度」が支配的になっている状況の打開を求める有権者の要求に見合っている。
コメンテーターのロマーノ氏は「グリッロ氏の票は借りてきた票、抗議の票、誰かへの反対票だと確信している。もし政権運営がうまく運んで、状況が改善し、失業率のトレンドが変わり、レッタ氏の支持が拡大すれば、グリッロ氏の票は逃げていく」と指摘した。
(Barry Moody記者;翻訳 青山敦子;編集 佐々木美和)
6226
:
チバQ
:2013/05/06(月) 22:34:14
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130428-OYT1T00807.htm?from=ylist
イタリア大連立発足、レッタ氏が組閣名簿提出
. 【ローマ=末続哲也】イタリアの首相候補に指名された議会第1勢力・中道左派の中核政党「民主党」のエンリコ・レッタ副党首(46)は27日、他陣営と連立政権の樹立で合意し、組閣名簿をナポリターノ大統領に提出した。
レッタ氏と閣僚らはこれを受け、28日に就任宣誓を行い、新政権を発足させた。2月下旬の総選挙後、新政権を発足できず約2か月間続いた政治空白は解消された。
上下両院では29日にも新内閣承認のための信任投票が行われる。新政権与党は議席の7割以上を占め、信任は確実視されている。
新内閣は、ベルルスコーニ元首相率いる第2勢力・中道右派の中核政党「自由の人民」や、第4勢力・中道陣営などと大連立を組んだ。閣僚21人の平均年齢はモンティ前政権より11歳若い53歳。初の女性外相を含め、女性7人を閣僚に起用した。副首相兼内相には、ベルルスコーニ氏の側近アンジェリノ・アルファノ「自由の人民」幹事長(42)を充てた。
(2013年4月28日22時53分 読売新聞)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130428/erp13042822310006-n1.htm
イタリア大連立政権が発足 1年5カ月ぶり政治家内閣 元首相の協力カギ
2013.4.28 22:30 (1/2ページ)
【ベルリン=宮下日出男】イタリアのレッタ新首相(46)が率いる内閣は28日、就任宣誓式を行い発足した。同国では債務危機の渦中に実務家内閣が緊急登板したが、左右二大政党中心の連立政権誕生で国のかじ取りは再び政治家の手に委ねられた。総選挙後2カ月以上続いた政治空白は解消されたが、政治を機能させるにはこれからが正念場となる。
政権にはレッタ氏の中道左派・民主党とベルルスコーニ元首相の中道右派・自由国民、モンティ前首相の中道連合が参加。自由国民からは元首相の側近であるアルファノ幹事長が副首相兼内相として入閣し、重要ポストの経済・財務相にサッコマンニ・イタリア銀行副総裁、外相にボニーノ元欧州委員が就任した。
新内閣は重鎮政治家の起用を避けた結果、国民に新鮮さをアピールできる人選となった。女性も全閣僚21人中3分の1を占めた。
同国では2011年11月、債務危機の影響などでベルルスコーニ政権が崩壊した後、政治家が閣僚にいないモンティ政権が経済・財政改革を断行、危機波及を阻止した。レッタ内閣発足により実務家内閣は正式に退陣し、約1年5カ月ぶりに政治家が政権を担う。
ただ、2月の総選挙後、対立する主要陣営が協力できず、2カ月以上も政権をつくれなかった混乱は、同国政治の深刻な機能不全ぶりを示した。ナポリターノ大統領の強い指導力で政権発足にこぎ着けたが、不安定要因が解消されたわけではない。
下院最大勢力の民主党ではベルルスコーニ元首相との協力への反発は依然強い。29日にも実施される議会の信任投票で、大統領選同様に造反者が出ることが懸念されている。その場合、レッタ首相は出だしから身内に足を引っ張られることになる。
元首相の出方も不透明だ。一時は政治的影響力を失ったとされたが、今では政治混乱の一番の「勝者」といわれる。協力姿勢がいつまで続くかは予断できず、1年ほどで再び総選挙になるとの見方もくすぶっている。
6227
:
チバQ
:2013/05/06(月) 22:35:13
http://www.afpbb.com/article/politics/2941218/10654502?ctm_campaign=txt_topics
イタリア、新閣僚名簿を発表 ようやく新内閣発足へ
2013年04月28日 15:42 発信地:ローマ/イタリア
【4月28日 AFP】イタリアの首相に指名された中道左派のエンリコ・レッタ(Enrico Letta)前民主党副書記長は27日、新政権の閣僚名簿を発表した。景気後退に見舞われているイタリアは、2月の総選挙から2か月も新政権を樹立できずにいたが、右派・中道・左派からなる大連立政権がようやく発足する見通しになった。
レッタ氏はシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)元首相の側近、アンジェロ・アルファーノ(Angelino Alfano)氏を副首相兼内相に指名し、右派との連携姿勢を示した。しかし、ベルルスコーニ氏に批判的な勢力は、ベルルスコーニ氏が裏で権力を握ることにつながると批判している。
経済財政相には、イタリアの中央銀行のファブリツィオ・サッコマンニ(Fabrizio Saccomanni)副総裁が起用された。国際社会の注目が集まる中、ユーロ圏第3位の規模を持つイタリア経済を、この20年間で最悪と言われる不況から脱却させる任務を負う。
外相には、前欧州委員会委員で人権活動家のエンマ・ボニーノ(Emma Bonino)氏が任命された。前政権で内相だったアンナ・マリア・カンチェリエリ(Anna Maria Cancellieri)氏は法相に起用された。レッタ氏は、女性閣僚が目立つ内閣になるだろうと話している。
新内閣は28日に宣誓式を行って正式に発足する予定。レッタ氏は、政権発足後は失業問題に取り組むと同時にマリオ・モンティ(Mario Monti)前首相が行った緊縮財政から方向転換して、不況による社会問題に速やかに取り組みたいと語った。(c)AFP/Ella Ide
6228
:
とはずがたり
:2013/05/07(火) 18:45:58
プーチン氏支持 国民運動体が本格始動へ 政府・政党超え、権力保持狙う
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20130506073.html
2013年5月6日(月)08:34
【モスクワ=遠藤良介】7日で就任から1年を迎えるプーチン・ロシア大統領を支持する国民運動体「全露人民戦線」が、6月11、12日に“再旗揚げ”の創立大会を開き、本格的に始動する計画であることが明らかになった。都市部を中心に反政権機運や国家機構への不信感がくすぶる中、プーチン氏は人民戦線のテコ入れにより、「政府や政党を超越した指導者」として権力を保持する思惑だ。
人民戦線幹部のルイサコフ下院議員によると、人民戦線は近く公式の社会団体として国に登録し、各地方の事務組織も整える。6月の創立大会では指導部選出や規約の承認を行い、代表にはプーチン氏自身が就任する見通しだという。
人民戦線は、2011年5月に創設された。労働組合や経営者団体など約1600の組織を包含。同運動体の発足は当時のメドベージェフ大統領(現首相)が大統領再選出馬を断念した理由のひとつともされたが、12年3月の大統領選以降は活動が滞っていた。
ルイサコフ氏は「人民戦線はプーチン氏の中期的なプロジェクトだ。プーチン氏と市民社会の意思疎通を可能にし、具体的な問題を解決していく」とし、「人民戦線とプーチン氏の定期的な会合が行われることになるだろう」と語った。
通算3期目のプーチン大統領は依然、60%超の支持率を維持。だが、その支持基盤は、地方住民や公務員、国営企業の従業員といった層に偏り、大都市部では政権長期化への不満が根強い。選挙不正疑惑や議会のスキャンダル、深刻な汚職などにより、「国家制度全般への不信感」(社会学者)も強まっている。
このため、プーチン氏は政府や議会、政党など既存の国家機構とは一定の距離を置き、“国父”のような存在として支持基盤の強化・刷新と権力保持を図るものとみられている。
プーチン氏の介入なくしては地方レベルの問題も解決できない政治の機能不全は、「システムの統治」と対比して「手の統治」と揶揄される。人民戦線の重視はこの傾向に拍車をかけることにもなりそうだ。
6229
:
とはずがたり
:2013/05/07(火) 18:46:11
反プーチン・デモに8000人=大統領復帰1年―ロシア
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-130507X663.html
2013年5月7日(火)07:45
【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領の通算3期目就任1年(7日)を控えた6日夜、首都モスクワの広場で大規模な反政権デモが行われた。警察当局によると、約8000人が参加。覆面や火気使用を理由に6人が拘束されたが、大きな混乱はなかった。
当初計画は最大3万人で、野党勢力は警察発表を大幅に超えたと主張している。参加した40代男性は「こんな抑圧体制の下では暮らせない。北朝鮮と同じだ」と政権批判を鮮明にした。
参加者はプーチン大統領退陣の他、2012年5月6日のデモでの警官隊と衝突事件をめぐる拘束者・受刑者の釈放を要求。デモの罰則強化で過激なプラカードは姿を消したが、「ロシアは自由になる」などと気勢を上げた。また、反政権ブロガーのナワリヌイ氏がマイクを持つと、参加者から「彼こそが大統領」と歓声が湧き起こった。
「ロシアを自由な国に」就任1年を前にモスクワで反プーチン集会
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20130507522.html
2013年5月7日(火)11:07
【モスクワ=佐々木正明】就任から丸1年を迎えるロシアのプーチン大統領を批判する抗議集会が6日、治安部隊が警護する中、モスクワ中心部で開かれ、集まった反政権派の人々が「ロシアは自由な国になるべきだ」などと気勢をあげた。地元メディアによると、マスクをして集会に参加するなど違反行為があったとして6人が拘束された。
集会は、昨年5月7日のプーチン氏の大統領就任の前日に、治安部隊とデモ隊が衝突し、多数の逮捕者が出たのと同じ広場で行われ、警察の発表で約8千人が集結。野党勢力指導者のネムツォフ元第一副首相は、憲法の改正やデモ隊逮捕者の釈放などを訴えた。
プーチン政権はこの1年で、デモ規制法の罰則を強化するなど反体制派の封じ込めを図っており、かつて数万人規模だった抗議デモの参加者は圧倒的に少なくなっている。
6230
:
チバQ
:2013/05/07(火) 22:58:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013050600265
反体制派がサリン使用か=病院関係者ら聞き取り−シリア人権調査団
【ジュネーブ時事】国連人権理事会が設置したシリア情勢に関する独立調査団のデルポンテ氏は6日までに、シリアの反体制派が神経ガスのサリンを使用した疑いがあるとの見解を示した。スイスのメディアに語った。米政府はアサド政権が化学兵器を用いた可能性があるとの見方を示しているが、反体制派による使用疑惑も浮上した。
デルポンテ氏は、調査団がシリアに隣接する国で医師を含む病院関係者らに聞き取りを行ったと説明。「新たな証言などで詳細を確認する必要があるが、現時点でサリンガスを使用したのは反体制派だ」と明言した。ただ、シリアが調査団の入国を認めていないため、デルポンテ氏は「調査完了にはほど遠い」とも述べた。
一方、調査団はその後声明を発表、「シリアでいかなる勢力によっても化学兵器が使用されたとの決定的証拠は見つかっていない」と述べ、デルポンテ氏の発言から軌道修正を図った。
調査団は6月3日の人権理でシリア情勢について報告するとしている。(2013/05/07-01:28)
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6231
:
チバQ
:2013/05/07(火) 22:59:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2013050700627
中立性欠くと被告側抗議=ネオナチ裁判、最初から波乱−ドイツ
【ベルリン時事】ドイツ各地でトルコ系住民ら10人を殺害したとして起訴されたネオナチ組織の女ベアーテ・チェーペ被告(38)の初公判が6日、ミュンヘン上級地方裁判所で開かれた。被告側は裁判官が中立ではないと抗議。公判は14日まで中断され、波乱の幕開けとなった。
被告は「国家社会主義地下運動」を名乗る男女3人組の1人で、2000年から07年にかけ、10人を殺害したとされる。警察は当初、事件を移民間の抗争として捜査していた。しかし、11年11月に銀行強盗に失敗したメンバーの男2人が死亡した後、アジトを捜索したところ、殺害現場を撮影したDVDや使用した拳銃が見つかり、犯行が発覚した。
被告側は、入廷の際に被告側だけ身体検査を求められたことに不満を表明。裁判官は公平ではないと主張した。(2013/05/07-16:33)
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6232
:
チバQ
:2013/05/07(火) 23:00:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2013050700630
部隊撤収、「一時休戦」=カシミール、対立長期化か−インド、中国
【イスラマバード時事】インドと中国が4月以降、領有権を争うカシミール地方の実効支配線を挟んでにらみ合いを続けていた問題で、両国軍は7日までに互いに部隊撤収を開始し、対立はひとまず収束する見通しとなった。ただ、支配線をめぐる認識の差異は埋まっておらず、「一時休戦」が実情のようだ。インドは中国が今後、国境問題で強硬姿勢に出かねないと警戒を強めている。(2013/05/07-16:40)
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6233
:
チバQ
:2013/05/07(火) 23:01:20
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2013050700676
候補者登録始まる=改革派の出馬困難か−イラン大統領選
【カイロ時事】6月14日に投票が行われるイラン大統領選の立候補者登録が7日、始まった。受け付けは11日までの5日間。改革派の立候補が認められるかが焦点だが、2009年の前回大統領選で起きた混乱の再発を恐れる当局が改革派の出馬登録を認めず、選挙から排除するのではないかとの見方が強まっている。
前回大統領選では、改革派候補者のムサビ元首相らが、再選された保守強硬派のアハマディネジャド大統領陣営が不正を働いたと主張。体制側は改革派を弾圧し、流血の事態に発展した。ムサビ氏は現在も自宅軟禁下にあり、今回の出馬は絶望視されている。(2013/05/07-17:25)
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6234
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チバQ
:2013/05/07(火) 23:01:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2013050700770
英連邦首脳会議欠席へ=公務削減の一環−エリザベス女王
【ロンドン時事】英王室は7日、エリザベス女王(87)が今年11月にスリランカで予定される英連邦首脳会議を欠席し、代わりにチャールズ皇太子が出席すると発表した。王室報道官は理由として、女王の海外公務の見直しを行っていることを明らかにした。
英連邦は英国の旧植民地をはじめ54カ国が加盟。2年に1回開催される首脳会議は旧宗主国の英国として重要な行事だ。女王は1973年(カナダ開催)以降、毎回出席しており、前回(2011年)のオーストラリアでの会議にも夫のフィリップ殿下と共に元気な姿を見せていた。
英国からスリランカまでは飛行機で長時間の移動が必要で、王室報道官は「長距離移動が必要な女王による海外公務を再検討中」と強調した。女王は今年3月、胃腸炎のため入院し、一部公務をキャンセルするなど健康が優れない時期があった。
エリザベス女王は1990年代から公務の一部をチャールズ皇太子に任せる措置を取っている。今後も高齢の女王の公務負担を減らす必要から、皇太子が代わりを務める機会が増える見通しだ。(2013/05/07-18:42)
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チバQ
:2013/05/07(火) 23:02:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2013050700952
スペイン王女に出頭求めず=夫の公金横領疑惑で予審判事
【パリ時事】スペインのフアン・カルロス国王の次女、クリスティーナ王女(47)が夫の公金横領疑惑への関与が取り沙汰されていた問題で、捜査担当の予審判事は7日、従来の方針を覆し当面は王女に出頭を求めないことを決めた。現地メディアなどが報じた。
クリスティーナ王女の夫で元ハンドボール選手のイニャキ・ウルダンガリン氏は、会長を務めていた非営利団体を通じ、地元政府から資金を不正に取得した疑いで捜査を受けている。予審判事は4月、王女も不正を知っていた疑いがあるとし、刑事責任を問われ得る重要参考人としての出頭を命令。検察当局や王女本人が異議を申し立てていた。(2013/05/07-22:49)
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6236
:
チバQ
:2013/05/07(火) 23:08:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130507/erp13050711070001-n1.htm
「ロシアを自由な国に」就任1年を前にモスクワで反プーチン集会
2013.5.7 11:03
6日、モスクワ市内の広場で開かれた反プーチン政権集会の参加者(共同)
【モスクワ=佐々木正明】就任から丸1年を迎えるロシアのプーチン大統領を批判する抗議集会が6日、治安部隊が警護する中、モスクワ中心部で開かれ、集まった反政権派の人々が「ロシアは自由な国になるべきだ」などと気勢をあげた。地元メディアによると、マスクをして集会に参加するなど違反行為があったとして6人が拘束された。
集会は、昨年5月7日のプーチン氏の大統領就任の前日に、治安部隊とデモ隊が衝突し、多数の逮捕者が出たのと同じ広場で行われ、警察の発表で約8千人が集結。野党勢力指導者のネムツォフ元第一副首相は、憲法の改正やデモ隊逮捕者の釈放などを訴えた。
プーチン政権はこの1年で、デモ規制法の罰則を強化するなど反体制派の封じ込めを図っており、かつて数万人規模だった抗議デモの参加者は圧倒的に少なくなっている。
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チバQ
:2013/05/07(火) 23:12:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130507/mds13050723050001-n1.htm
エジプトで内閣改造 経済混乱の打開は困難か
2013.5.7 23:04
中東通信などによると、エジプトのモルシー大統領は7日、経済悪化への政府の対応に批判が高まったことを受け、財務相ら9閣僚を交代させる内閣改造を実施した。しかし、野党勢力が求めていたカンディール首相の更迭と挙国一致内閣樹立には応じず、経済、政治の混乱打開につながる可能性は低い。
交代したのは、経済立て直しの鍵となる国際通貨基金(IMF)融資の交渉を担当する財務相のほか、計画・国際協力相、法相、石油鉱物資源相ら。モルシー大統領は1月にも10閣僚を交代させる内閣改造を実施していた。
エジプトでは革命後の経済の混乱により外貨準備高が危機的な水準に低下し、通貨エジプトポンドも対ドルで大幅に下落。物価高騰や燃料不足を招き、国民の不満が高まっている。(共同)
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:
チバQ
:2013/05/07(火) 23:23:25
http://mainichi.jp/select/news/20130508k0000m030044000c.html
欧州:財政再建より成長…「脱緊縮」の波 警戒の声も
毎日新聞 2013年05月07日 20時09分
【ロンドン坂井隆之】欧州に「脱緊縮」の波が押し寄せている。4月末成立したイタリアのレッタ内閣が、モンティ暫定内閣の下で進められてきた財政再建路線の修正を表明したほか、国際通貨基金(IMF)などこれまで緊縮路線を主導してきた機関も成長重視に傾きつつある。金融市場の関心が債務問題から景気の動向にシフトしつつあることが背景にあるが、ドイツなどからは、改革姿勢や財政規律が緩むことを警戒する声も出ている。
欧州各国は、2009年10月のギリシャに端を発する債務危機が深刻化する中、市場の信頼をつなぎとめるため緊縮策を相次いで導入した。だが、イタリアは2月の総選挙で「反緊縮」を掲げる政党が躍進。これらの政党も加わる大連立政権が成立した結果、レッタ首相は前政権が導入を決めた60億ユーロ(約7800億円)規模の増税策の撤回を決めた。スペインも先月下旬、財政赤字を国内総生産(GDP)の3%以下に抑えるユーロ圏の財政再建目標の達成期限を14年から2年延長。フランスやオランダも目標達成を来年以降に先送りする方針だ。
こうした動きの背景には、不況からなかなか抜け出せないことへの各国の不満がある。ユーロ圏の3月の失業率は12・1%と過去最悪を更新。ギリシャやスペインは4人に1人が失業しており、国内の「反緊縮」の波は一段と強まっている。
一方で、欧州中央銀行(ECB)による金融安定化策の導入や世界的な金融緩和で、各国の長期金利は安定水準で落ち着いており、「市場の関心は、いつ欧州が成長軌道に戻るか」(在英大手証券)に移りつつある。これを反映して、欧州委員会のバローゾ委員長は4月下旬、「緊縮策は限界に達している」と表明。IMFのラガルド専務理事も「財政健全化は各国の状況にあった柔軟な進め方が必要」として柔軟姿勢を鮮明にしている。
これに対し、ドイツのショイブレ財務相は「危機の原因は財政規律ではない」と緊縮の徹底を主張。ドラギECB総裁も「(緊縮緩和を訴える首脳は)危機に陥った原因を思い出すべきだ」と述べ、改革努力が緩むことに懸念を示す。
欧州三井住友銀行の山口曜一郎シニアエコノミストは「成長への配慮は必要だが、フランスやイタリアのように経済・行政の効率化が進んでいない国の改革が中途半端に終われば、長期的には問題が大きい」と指摘する。
6239
:
チバQ
:2013/05/07(火) 23:25:58
http://mainichi.jp/select/news/20130508k0000m030028000c.html
インドネシア:自由パプア運動が英国に事務所 波紋広がる
毎日新聞 2013年05月07日 19時07分
【ジャカルタ佐藤賢二郎】インドネシアから東部パプアの分離・独立を求める武装組織「自由パプア運動(OPM)」が先月末、英国内に事務所を開設した。これを受け、インドネシア政府が英国政府に対し、友好関係に影響すると強く抗議するなど、波紋が広がっている。
事務所は、英国で暮らすパプア人亡命者らが大学街のあるオックスフォード市に開設。4月28日の開所式典には地元市長や国会議員も出席した。
パプアでの独立運動に神経をとがらせるインドネシア政府はこれに強く反発。マルティ外相は6日、ジャカルタ駐在の英国大使を呼んで「強い懸念」を伝えた。ユドヨノ大統領は7日、自身のツイッターに「OPM事務所の開設に拒絶と不快感を表明する。両国関係を阻害する出来事だ」と投稿した。
英国大使は書面で「我々はインドネシアの領土保全を尊重し、パプアの独立を求める声を支持しない」と表明し、一線を画した。
パプアでは今も治安部隊による独立派に対する弾圧が続き、4月30日には警察がデモ隊に発砲。2人が射殺された。国連のピレイ人権高等弁務官は今月2日、「パプアでは表現の自由の抑圧と過度な暴力の行使が続いている」と批判している。
インドネシアでの分離・独立運動では、過去にスマトラ島北部アチェ州の独立派武装組織「自由アチェ運動(GAM)」がスウェーデンの首都ストックホルムに「亡命政府」を樹立し、海外から独立運動を支援した。
6241
:
チバQ
:2013/05/08(水) 22:22:41
http://mainichi.jp/select/news/20130509k0000m030095000c.html
ロシア:副首相を解任…首相進退につながる可能性も
毎日新聞 2013年05月08日 22時02分
【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン大統領は8日、スルコフ副首相兼官房長官を解任した。スルコフ氏はプーチン氏が前回の大統領時代から政権中枢で内政やイデオロギー面を支えてきた。プーチン大統領は3期目就任から丸1年の7日に開いた会合で政府の活動全般を批判しており、今回の解任劇はメドベージェフ首相の進退問題につながる可能性もある。
ペスコフ大統領報道官は副首相解任について「本人の希望」であり、「大統領令を実行できなかったことに関係する」と述べた。イノベーション分野などを担当するスルコフ氏は7日の会合で、1年前の大統領令で示された課題200件のうち約50件が実行できていないと表明していた。
スルコフ氏は銀行勤務などを経て1999年に大統領府入り。プーチン大統領1、2期目に大統領府副長官としてロシア型の「管理された民主主義」を提唱し、プーチン政権支持の若者組織「ナーシ」を創設した。
6242
:
チバQ
:2013/05/09(木) 00:07:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130508/amr13050822580009-n1.htm
シリア内戦 政治解決路線再び 対話の枠組み構築が焦点
2013.5.8 22:57 (1/2ページ)
8日、モスクワで記者会見するロシアのラブロフ外相(右)とケリー米国務長官(AP)
【カイロ=大内清】米露両国が7日、シリア問題に関する国際会議の開催で合意したことで、国際社会は、頓挫していた「政治解決」路線を再び模索することになった。今回の合意でも言及されている「移行政府」樹立には、アサド政権と反体制派双方の納得を得る必要があり、今後は国際社会が両者を含んだ対話の枠組みを構築できるかが大きな焦点となる。
「国際会議は現実的ではない。アサドに時間を与えるだけだ」。反体制派の統一組織「シリア国民連合」の幹部アフマド・ラマダン氏は8日、今回の合意への不満をあらわにした。
昨年6月のジュネーブ合意に際し当時のクリントン米国務長官は、政権移行プロセスにはアサド大統領の退陣を含むとの認識を明確に示した。しかし、ケリー国務長官は今回、「(アサド氏が退陣すべきかどうかは)私が決めることではない」と、ロシア側に譲歩して立場を弱めたとも取れる発言をしている。
こうした米国の微妙な変化の背景には、シリア内戦の泥沼に絡め取られることへの警戒感がある。
ジュネーブ合意で米露は、暴力停止と移行政府樹立に向けた工程表を承認したものの、その後の戦闘激化で合意は有名無実化。あくまで武力での政権打倒を目指す反体制派は、米欧に兵器供与や軍事介入の要求を強めている。
これに対しオバマ米政権は、軍事支援の是非についてはあいまいな態度をとる一方、ロシアを排除した「シリアの友人会合」などの枠組みを通じて反体制派を育成し、「アサド後」のシリア安定化を図る戦略をとってきた。
しかし、反体制派は現在に至るまで一本化できず、国際テロ組織アルカーイダに共鳴する勢力も台頭。出口の見えない状況が続く中、米国としては、内戦への深入りを避けるためにもアサド政権に影響力を持つロシアに協力を求めざるを得なかったといえる。
ただ内戦の両当事者、特に反体制派は対話路線をかたくなに拒否している。米国が方向転換を促しても政治解決に向けた機運が高まるかはなお不透明だ。
6243
:
チバQ
:2013/05/09(木) 00:12:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130508/erp13050810090003-n1.htm
プーチン露大統領、復帰1年 抑圧と迎合、危うい安定
2013.5.8 10:06 (1/2ページ)[ロシア]
プーチン露大統領
■反政権運動退潮も不満鬱積
【モスクワ=遠藤良介】ロシアの最高実力者、プーチン氏が通算3期目の大統領に就任して7日で丸1年となった。プーチン氏はこの間、反政権派に対しては抑圧、自らの支持基盤である地方の保守層にはバラマキと硬軟両様の政策で臨み、「安定」を確保している。だが、プーチン氏の後継候補が一向に見えず、都市部を中心に反政権機運が鬱積している現状には、政権の中長期的な行方を読めない危うさがある。
「プーチンは泥棒だ」「自由なロシアを」−。6日、厳戒態勢のモスクワ中心部で行われた反政権デモ。主催者発表で約3万人が集結し、プーチン退陣や政治犯の釈放を求めた。
だが、プーチン氏の就任前にはデモが最大10万人超まで膨らんでいただけに、反政権運動の退潮は明白だ。反政権派指導者の1人、ポノマリョフ氏は「統一的なリーダーや政策を欠き、当時の(大衆の)エネルギーを生かせなかった」と顧みる。
プーチン氏は就任後、大都市部の中産階層に高まった反政権機運に「締め付け」で応じた。集会に関する「違反」の厳罰化や非政府組織(NGO)の統制強化など、反政権派や市民団体を萎縮させる新法を相次いで制定。3月には著名人権団体を含む数十のNGOが捜査当局による一斉捜索を受け、反政権派の有力ブロガー、ナワリヌイ弁護士は横領容疑などで起訴された。
他方、保守層の支持固めを狙った大衆迎合的な姿勢も鮮明だ。医師や教員の給与引き上げ、軍需産業支援といったバラマキ公約を全て実現すると、任期の6年間で4兆8千億ルーブル(約15兆3千億円)の支出増になるとみられている。欧米への強硬姿勢にも保守層を意識している側面がある。
「プーチン氏を支持している中核は、政権の統制下にある主要テレビから情報を得ている地方住民や、国家予算に生活を依存している人々だ」。独立系世論調査機関「レバダ・センター」のボルコフ氏はこう分析し、「プーチン氏は当面、この層の“忠誠”を確保できるだろう」と話す。
しかし、60%を超えるプーチン氏の支持率も長期的には低落傾向にある。大統領選後、目標を失った反政権派は分裂と迷走を続けているが、6日のデモが示したように、政権への不満はくすぶり続けてもいる。
ボルコフ氏は「国民の不満や怒りが一定限度を超え、何かのきっかけさえあれば、現在の安定は容易に崩れうる」とも指摘する。
最大の不透明要素は経済だ。昨年の資本流出はビジネス環境の悪化を背景に568億ドル(約5兆6300億円)に達し、今年の経済成長は主要新興国で下位の3%強にとどまる見通し。政権のバラマキ支出に国際石油価格の急落などが重なった場合の打撃は大きい。
プーチン氏の後継者も政権批判の受け皿も見えず、議会や選挙、司法など国家システム全般への不信感は増している。いつか来る政権交代の形は、まだ全く予測できないのが現実だ。
6244
:
チバQ
:2013/05/09(木) 00:20:43
http://mainichi.jp/select/news/20130509k0000m020107000c.html
WTO新体制:存在意義示す正念場
毎日新聞 2013年05月08日 22時50分(最終更新 05月08日 22時59分)
世界貿易機関(WTO)の次期事務局長に決まったブラジルのロベルト・アゼベド氏は、159カ国・地域による複雑な利害対立で機能停止状態に陥った多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の再構築に取り組むことになる。ただ、米国や欧州など主要貿易プレーヤーはWTOでの交渉に見切りをつけて個別の地域貿易協定に軸足を移しつつあり、WTOの存在意義が問われている。【大久保陽一、ロンドン坂井隆之】
WTOのドーハ・ラウンドは2011年に一括合意を断念し、交渉は事実上棚上げ状態だ。原因は、日米欧など先進国が農業で、中国など新興国側が工業で自国産業保護を主張したほか、加盟国の多数を占める途上国が大幅な優遇措置を求めたことなどで、利害が鋭く対立したためだ。近年は、WTOの形骸化と並行する形で、主要国は地域レベルの貿易協定交渉を加速させている。
次期事務局長に選出されたアゼベド氏は「FTA(自由貿易協定)が先行すれば、多角的貿易体制は取り戻せなくなる」として、12月にインドネシア・バリ島で開かれる閣僚会議で打開の糸口を探る構えを強調した。
ただ、2国間や地域の貿易協定の動きは加速する一方だ。今年2月には、世界の国内総生産(GDP)の半分を占める米国と欧州連合(EU)がFTA締結に向けて交渉を始める意向を表明。成長著しいアジア・太平洋地域では、日本も交渉参加を表明した環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉が進む。
先進国がFTAなどを優先するのは、開発途上国への配慮を要求され、より多くの妥協を迫られかねない多角的交渉より、主要貿易国間のルール作りを優先しているためだ。しかし、途上国が貿易圏から締め出されかねずWTOの存在意義が問われる状況といえる。
第二次世界大戦後に始まった多角的貿易交渉の枠組みは、世界共通ルールの下で自由貿易を活発化させ、世界経済の発展につなげることが目的。95年に設立されたWTOは、交渉対象をサービス取引や知的財産保護などにも広げたほか、貿易紛争の仲裁機能なども拡充していた。01年に始まったドーハ・ラウンドでは、鉱工業、農業、サービスといった分野の一括合意を目指していた。
「バリで成果が出せなければ、WTOの交渉にわざわざ労力を使う政府はいなくなる」(在英外交関係者)という崖っぷちの状況だ。アゼベド氏の手腕が試される。
6245
:
チバQ
:2013/05/09(木) 01:28:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130508-00000035-reut-eurp
12年のドイツ移民、南欧からの流入で約20年ぶりの伸びに
ロイター 5月8日(水)9時2分配信
[フランクフルト 7日 ロイター] ドイツ連邦統計局が7日発表した2012年のドイツへの移民の数は108万1000人と、前年比13%増加した。これは1995年以降で最大。スペインやイタリア、ギリシャといった南欧諸国からの流入が背景にある。
連邦統計局は「金融・債務危機に見舞われた欧州連合(EU)諸国からの移民の増加が特に大きい」と指摘。スペイン、ギリシャ、ポルトガル、イタリアからの移民数の伸びは前年比で40─45%増となった。
ただしこれらの国を合わせた移民数は、依然としてポーランドとルーマニアからの移民数をはるかに下回った水準にある。
ドイツの失業率は6.9%で、東西統一以降の最低水準をわずかに上回る水準を維持。一方、スペインやギリシャでは4人に1人以上が就業していない状態で、若年層の失業率は60%近くとなっている。
6246
:
チバQ
:2013/05/09(木) 01:29:29
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE93O05920130425?rpc=122
焦点:欧米にひそむ「過激派の芽」、イスラムになびく若者たち
2013年 04月 25日 17:58 JST
[ロンドン 23日 ロイター] 今月15日に米ボストン・マラソンで起きた爆破事件は、チェチェン系移民の兄弟が犯行を起こしたとみられている。一方、カナダでもモントリオール大学博士課程の留学生が、列車脱線を企てた容疑で逮捕されたことが22日分かった。
この1週間、北米で相次いだ2つの事件は、当局が10年以上にわたって立ち向かってきた一つの問題に共鳴する。それは、欧米の移民社会に暮らすごく少数の男性たちが、なぜイスラム過激派になびくのかという問題だ。
英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)のテロ対策専門家ラファエロ・パンツッチ氏は、多くの事件の動機解明には、政治や宗教的な側面とともに、心理学と社会学的な分析も必要だと指摘。「通常、動機は国境を越えたものであると同時に、個人的なものでもある」と述べ、犯罪にかかわる理由が複雑に絡み合っていると指摘する。
若い男性たちの中には、社会で活躍できないと感じたりした場合、自分の無力さを感じる者もいる。「確かな法則ではないが、おおまかに言うと、40歳以下のイスラム教徒男性にそうした傾向がある。最近は女性のケースも見られる。普通、彼らを仲間に取り込むための接触のようなものがある」とパンツッチ氏は語る。
中には、海外旅行中にイスラム過激派と出会ったという例もあっただろう。ボストンの爆破事件を捜査する当局は、警察との銃撃戦の末に射殺された兄のタメルラン・ツァルナエフ容疑者(26)について、そうした可能性を調べている。
弟のジョハル容疑者(19)にも、こうした傾向は一部当てはまる。周囲から好感を持たれ、事件を起こすなど想像しがたいという点だ。
「世界的ジハード(聖戦)」に引き込まれた英国人のオマル・シェイクを例に見てみよう。ロンドン北部の学生で、パブでの腕相撲や友達とのチェスを愛していた。学生時代の一部をパキスタンで過ごし、優秀な成績を挙げてハーバード大学に入学することを夢見ていた。
シェイクのクラスメートで、現在ロイターの記者であるダニエル・フリンは、シェイクについて「多くの点でとても感じがよかった」と振り返り、「けんかはほとんどしなかったが、する時は他人のために戦った。もし年下の学生がいじめられていると、彼らのために立ち上がった」と述懐する。
6247
:
チバQ
:2013/05/09(木) 01:30:21
そのシェイクは2002年にカラチで起きた米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのダニエル・パール記者の誘拐・殺害事件に関与したとして有罪となり、現在パキスタンで服役中だ。
昨年、フランス南西部トゥールーズのユダヤ人学校などで7人が死亡した銃撃事件の容疑者で、警察に射殺されたアルジェリア系フランス人のモハメド・メラ(当時23)もそうした1人だろう。貧しい町であまり恵まれない家庭環境に育ち、軽犯罪歴があり、モスクに行くよりナイトクラブに出かけるタイプだった。
当初は組織に属さなない「一匹狼(ローンウルフ)」とされていたが、仏警察のその後の発表で、メラがアフガニスタンとパキスタンに旅行していたこと、2010年に少年に斬首場面のビデオを見せたとの疑いで情報機関に取り調べを受けていたことが分かった。
最近では今年2月、英バーミンガム出身の男3人が大規模攻撃を企てたとして有罪となった事件がある。検察は、2005年7月7日に52人が死亡したロンドンの爆破事件以来の被害になる可能性があったと指摘。被告らは若いパキスタン系移民で、2011年に米無人機による攻撃で死亡したイエメン系米国人のアンワル・アウラキ師や同師が作った雑誌「インスパイヤ」に影響を受けていた。
ロンドン爆破事件の実行犯と同様、彼らも訓練のためにパキスタンを訪れていた。しかし、ロンドン事件の自爆犯4人と違い、彼らは帰国後にパキスタンからの支援がほとんどなかった。欧米の情報機関当局者によると、国際武装組織アルカイダはもはや、遠くの国から事件の指示を出す能力を失っているという。
<民族紛争から世界的聖戦へ>
欧米の安全保障当局が長年懸念しているのは、自国の移民コミュニティーに暮らす市民が海外に出掛け、祖国でイスラム系組織の最前線に接触する可能性だ。
過去には、英国の大規模なパキスタン系コミュニティー出身の市民がインドとのカシミール紛争に取り組むパキスタンの組織に引き込まれ、その後、より国際的な反欧米イデオロギーを持つアルカイダに接近するというケースがあった。研究者らの間でこうしたルートは「カシミール・エスカレーター」と呼ばれている。
ボストン爆破事件のツァルナエフ兄弟は、1990年代に第一次・第二次チェチェン紛争を見て育ち、その後、ロシア南部にイスラム過激派が拡大するのを目の当たりにしたのだろう。
カーネギー国際平和財団のスティーブン・タンケル客員研究員は、「これまでの情報では、祖国を離れた若者であるタメルラン・ツァルナエフ容疑者は不満を抱え、周囲に馴染めず、不幸な人生を送っていたとみられる。そして、過激かつ過度に単純化したイデオロギーの中に、自分の問題への慰めや説明を求めたようだ」と分析する。
さらに、「そのイデオロギーは、米国での自分の不幸や失敗を誰かの責任にする形で説明するだけでなく、おそらく彼にとって神話化された祖国で苦しむ人たちと彼を結び付けた。もしそうなら、これまでにも同じようなケースはあった」と述べる。
欧米各国が、情報活動での協力や国内監視、警察活動を通じて破壊工作に関する経験を得ていたなら、若者をジハードに引き込む論理にも少しはうまく対処できるようになっていただろう。
6248
:
チバQ
:2013/05/09(木) 01:30:38
英政府の対テロ担当高官であるスチュワート・オズボーン氏は先月、「9.11(米同時多発攻撃)や7.7(ロンドン爆破事件)のような大規模で周到に用意された攻撃は、計画するのがますます難しくなってきた」と指摘。一方で、「アルカイダの指導者には『(大規模攻撃が)できなければ、どんな攻撃でも、どういう規模でも有用だ』などと言う者もいるはずだ」と話した。
新しい世代も育ちつつあると言うのは、米国留学やロンドンで生活した経験を持つパキスタン紙「ドーン」のコラムニスト、フマ・ユサフ氏。この世代は、母国の都市化や移住による一家離散で家族、民族、種族、言語に関するアイデンティティーと切り離された上、西洋化された無宗教層にも共感できないでいるという。
ユサフ氏によると、彼らは保守的で、不平等を経験し、アイデンティティーが欠落し、過激派の論理以外には政治的な表現を見い出せないという。
前出のパンツッチ氏は、アフガンやイラクでの戦争も、もともと存在した問題を加速させたと指摘する。
「おそらく9.11以降の戦争によって、欧米がイスラム教徒に関心を持たないだけでなく、イスラム教徒を殺害しようと積極的に世界に出向いているという論理が本当だと信じやすくなった」と見る。
こうした考え方は、バーミンガムでの活動家らとの会話からも裏付けられる。彼らは、2011年にウサマ・ビンラディン容疑者が米部隊に殺害された後、アルカイダが今日的な意味を持たないと考えていたほか、自分たちは暴力に興味がないと強調し、退廃的で堕落した欧米に対して立ち上がる必要があるとも話した。
1人の若者は、バーミンガム近郊にあるアラムロックのカフェで「アルカイダは滅んだ」と語り、「これはイスラム教の闘争ではなく、腐敗や帝国主義、シオニズム(ユダヤ主義)に対する世界の闘争だ」と訴えた。
(ロイター日本語サービス 原文:Myra MacDonald、翻訳:橋本俊樹、編集:宮井 伸明)
6249
:
とはずがたり
:2013/05/09(木) 14:09:48
プーチン大統領側近、スルコフ副首相が解任
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20130508575.html
2013年5月8日(水)20:02
【モスクワ=佐々木正明】ロシアのスルコフ副首相兼官房長官が8日、解任された。「一身上の都合」として自ら辞任を申し出て、同日付でプーチン大統領が解任の大統領令に署名した。
プーチン大統領の1期目から重用されてきたスルコフ氏は裏方の仕切り役で、表に出ないその政治手法に「灰色の枢機卿」とも呼ばれた。国家主権の維持は個人の自由より優先されるとする「主権民主主義」を唱えるなど、プーチン体制を理論面などから支えてきた。
理由について、モスクワ郊外で進むロシア版シリコンバレー構想「スコルコボ」計画絡みとの見方もある。先に発覚した汚職事件をめぐり、スルコフ氏は検察側と対立していた。スコルコボはメドベージェフ首相肝いりの国家事業。スルコフ氏は3年前から関わり、「ロシアで最も透明性の高い計画の1つだ」と擁護していた。
また、プーチン大統領は3期目の就任から丸1年となった7日、政府閣僚を集めた会合で、選挙公約の遅れを叱責。スルコフ氏は「70%は要求通り遂行している」などと周囲に不満を漏らしていたという。
スルコフ氏は2011年12月の下院選後、反政権デモが続く中で大統領府第1副長官から副首相に事実上更迭されていた。
ロシア:副首相を解任…首相進退につながる可能性も
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20130509p1500m030095000c.html
2013年5月8日(水)22:06
ロシアのプーチン大統領は8日、スルコフ副首相兼官房長官を解任した。スルコフ氏はプーチン氏の前回の大統領時代から政権中枢で内政やイデオロギー面を支えてきた。7日で3期目就任1年となったプーチン大統領は政府の活動全般を批判しており、今回の解任劇がメドベージェフ首相の進退問題につながる可能性もある。
6250
:
チバQ
:2013/05/10(金) 00:05:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013050901072
前首相の息子、誘拐される=選挙戦中のパキスタン
パキスタンのギラニ前首相の息子アリ・ハイデル・ギラニ氏(AFP=時事) 【ムルタン(パキスタン)AFP=時事】総選挙の投票まで2日に迫ったパキスタンで9日、ギラニ前首相の息子で、与党パキスタン人民党(PPP)から州議会議員に立候補していたアリ・ハイデル・ギラニ氏(27)が誘拐された。犯行声明は出ていない。
地元警察によると、事件が起きたのは東部パンジャブ州の都市ムルタン郊外。犯行集団は、オートバイと車に乗り、銃で武装していた。誘拐時に銃撃戦となり、アリ・ハイデル氏の秘書が死亡、5人が負傷した。(2013/05/09-23:06)
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6251
:
チバQ
:2013/05/10(金) 00:11:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013050900547
中道右派躍進、政権交代か=11日に総選挙−パキスタン
【イスラマバード時事】パキスタンで11日、任期満了で3月に解散した国民議会(下院、定数342)の選挙が実施される。ザルダリ大統領率いる中道左派の最大与党、パキスタン人民党(PPP)は経済低迷や汚職疑惑で支持率が急落。その支持層を取り込み、選挙戦を終始リードするのがシャリフ元首相を擁する中道右派の最大野党、パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)だ。地元メディアの予測では同党主導の連立政権の誕生が最も確率が高いとみられている。
また、クリケットの元スター選手イムラン・カーン氏の右派政党パキスタン正義運動(PTI)も終盤にかけ勢力を拡大。「ダークホースから侮れない勢力に成長した」(地元紙)と第2党を予測する見方もある。(2013/05/09-14:32)
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6252
:
チバQ
:2013/05/10(金) 22:33:53
http://mainichi.jp/select/news/20130511k0000m030044000c.html
パキスタン総選挙:元首相、返り咲き濃厚 現政権支持失い
毎日新聞 2013年05月10日 19時56分(最終更新 05月10日 21時19分)
【イスラマバード杉尾直哉】任期満了に伴うパキスタン総選挙は11日、投開票される。下院の「国民議会」(定数342)と四つの州議会選挙が行われる。2008年の前回総選挙で勝利した与党・人民党は、ザルダリ大統領(57)を含む指導者の腐敗や、経済政策の失敗から国民の支持を失っている。このため、ナワズ・シャリフ元首相(63)率いる最大野党・イスラム教徒連盟の勝利が予想されている。大勢判明は12日朝(日本時間同)の見通し。
これまで3度の軍事クーデターが繰り返されたパキスタンで、文民政権の任期満了で選挙が実施されるのは、1947年の建国以来初めて。
だが「民主選挙は反イスラム的」と主張する国内武装勢力「パキスタン・タリバン運動」が、投票日当日に投票所などを狙ったテロ攻撃を予告しており、治安面で大きな不安を抱えたまま選挙を迎える。4月以降、候補者や選挙集会へのテロ攻撃が相次ぎ、すでに90人以上が死亡。下院候補者が殺害された選挙区も複数ある。
3度目の首相就任が予想されるシャリフ氏は、99年に軍トップのムシャラフ陸軍参謀長(当時。後に大統領)を突然解任。これにより軍事クーデターを招いた。パキスタンの外交や治安政策の実権を握るとされる軍が、今でも憎悪する人物といわれる。
また、シャリフ氏率いるイスラム教徒連盟も腐敗政党と目されている。こうしたことから、シャリフ氏が首相に返り咲いた場合、内政が不安定となる可能性がある。
第2党をうかがうのは、クリケットの元パキスタン代表チーム主将のイムラン・カーン氏(60)が率いる野党「正義のための運動」だ。
現在、同党は下院に議席を持たないが、カーン氏は人民党とイスラム教徒連盟の2大政党を批判することで若者らの間で人気を集めてきた。カーン氏は、米国がパキスタンで実施してきた無人機空爆を批判するなど、反米的な姿勢を示しており、軍が協力しやすい人物ともみられている。
今回の選挙で政治復帰を目指し、3月に政治亡命先の中東ドバイから帰国したムシャラフ前大統領は、ブット元首相暗殺事件(07年)などへの関与疑惑から立候補を認められず、自宅軟禁下に置かれている。さらに、裁判所に「終身立候補禁止」を言い渡され、ムシャラフ氏が率いる新党「全パキスタン・イスラム教徒連盟」は、抗議の選挙ボイコットを決めた。
下院選挙では、定数342のうち272議席が選挙区で選ばれる。残る70議席は比例代表により、女性や少数民族に議席が割り当てられる。中央選管によると、有権者は約8600万人。
◇腐敗根絶に期待…野党集会に5万人
【イスラマバード杉尾直哉】パキスタン総選挙で台風の目となっているイムラン・カーン氏(60)率いる野党「正義のための運動」が選挙戦最終日の9日深夜(日本時間10日未明)、首都イスラマバードで最後の政治集会を開いた。支持者約5万人が参加。「腐敗政治の終結」を求める声は、大きなうねりとなっている。
カーン氏は今月7日、東部ラホールで開かれた政治集会で、演台に上がろうとして転落し、重傷を負った。この集会では、入院先の病院と会場を回線でつなぎ、映像で「今こそパキスタンを変えるとき」と訴えた。カーン氏は選挙戦中にけがしたことで、回復を願う人々の同情を急速に集めている。
【ことば】パキスタン総選挙
ムシャラフ陸軍参謀長の無血クーデター(1999年)以来、今回が3度目の総選挙。クーデターで政権を掌握したムシャラフ氏は2001年6月、大統領に就任。02年10月に軍政下で行われた総選挙ではムシャラフ支持派が勝利した。ムシャラフ氏は07年の大統領選で当選した後、兼務していた陸軍参謀長を辞任。文民として大統領に就任し、8年ぶりに「民政」が復活した。08年2月の前回選挙は公正に行われたとされ、第1党の人民党を率いるザルダリ氏が大統領となった。
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6253
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チバQ
:2013/05/10(金) 22:38:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013051002000132.html
パキスタン あす総選挙 野党勢い 政権交代か
2013年5月10日 朝刊
【バンコク=杉谷剛】パキスタン下院(定数三四二、任期五年)の選挙が十一日、投開票される。軍事クーデターが繰り返されてきたパキスタンで、文民政権の任期満了による初の歴史的な選挙となり、民主体制の試金石として注目される。与党批判の高まりからナワズ・シャリフ元首相率いる最大野党「イスラム教徒連盟シャリフ派」が支持を広げ、政権交代の可能性が高まっている。
選挙戦ではザルダリ大統領が率いる与党第一党の「パキスタン人民党」が苦戦を強いられている。大統領や閣僚の汚職疑惑に加え、混迷する経済や対米関係に批判が大きい。中でも物価高や高い失業率に有権者の不満が積もり、解散前の百二十五議席を維持するのは不可能な情勢だ。
政権批判の受け皿となっている「シャリフ派」(解散前九十二議席)は、一九九〇年代に二度首相を務めたシャリフ氏が権力の刷新を前面に打ち出し首相返り咲きを狙う。九九年の軍事クーデターで失脚しており復権すれば軍との間で対立や緊張が高まる恐れがある。
無党派層の支持を中心に追い上げているのが元クリケット界のスーパースター、イムラン・カーン氏率いる野党「パキスタン正義運動」だ。国民的人気を誇るカーン氏は汚職撲滅や対米関係の見直しを掲げ、急速に支持を集め、台風の目になっている。人民党が敗れれば連立政権入りが現実味を帯びてくる。
一方、選挙戦が本格化した四月以降、連立与党三党の候補者や事務所を狙ったテロが各地で続発、AFP通信によると、百人以上が死亡した。反政府武装勢力パキスタンのタリバン運動(TTP)の犯行とみられ、三党はテロの警戒から集会や演説が思うようにできず、選挙戦に大きな影響が出ている。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130510/asi13051000020000-n1.htm
政権交代焦点 パキスタン、11日に総選挙 野党シャリフ派優勢か
2013.5.10 00:01
【イスラマバード=岩田智雄】パキスタンで下院の任期満了に伴う総選挙が11日、行われる。文民と軍の統治を繰り返してきた同国で下院は今年3月、建国以来初めて任期を満了した。選挙では文民による政権交代が行われるかどうかが焦点だ。各地ではイスラム武装勢力によるテロが頻発し、民主政治の行く手に立ちはだかっている。
パキスタンは二院制で、下院の議席数は小選挙区制の一般272と、比例代表で選出する女性枠60、非イスラム教徒枠10からなる342が定数。任期は5年。
最大与党だったザルダリ大統領率いる中道左派のパキスタン人民党(PPP)に、中道右派の最大野党だったシャリフ元首相が率いるパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)が挑む構図だ。
物価高やエネルギー不足、汚職問題で人民党政権への国民の不満は強く、2月の世論調査では、支持率でシャリフ派が41%と人民党の17%を引き離した。
シャリフ氏は経済の立て直しのほか、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」との対話を訴えている。8日の英BBCのインタビューでテロとの戦いからの撤退について問われ、「そうしなければならない」と答えた。シャリフ派が勝利すれば同氏が3回目の首相に返り咲く可能性が高いが、過半数獲得は難しく連立協議が必要になると予測される。
加えて、クリケットの元スター選手、カーン氏率いる野党パキスタン正義運動(PTI)が第三極として、若者を中心に支持層を拡大している。2月の世論調査では14%の支持率だった。カーン氏は「米国への隷属からの脱却」や腐敗根絶を訴えている。
タリバン運動はシャリフ氏を対話相手の1人だと表明し、人民党など旧与党、世俗主義の3党をテロの標的にしてきた。過去1カ月間で約100人がテロで死亡し、南部カラチの選挙区では投票が延期された。また、現地の報道では9日、州議会選の候補者であるギラニ元首相の息子が拉致されるなど、波乱含みの情勢が続いている。
6254
:
チバQ
:2013/05/10(金) 22:38:54
http://www.cnn.co.jp/world/35031795.html
首相有力候補が遊説先で転落、脊椎骨折 パキスタン
2013.05.08 Wed posted at 19:20 JST
イスラマバード(CNN) 11日に総選挙を控えるパキスタンで7日、次期首相の有力候補とされる元クリケット選手のイムラン・カーン氏が遊説先のフォークリフトから転落し、脊椎(せきつい)の2カ所を骨折するけがを負った。
カーン氏は選挙前の8日間に国内50カ所を回る計画で、北部ラホールを訪れていた。集会会場のステージに上がるために乗っていたフォークリフト上でバランスを崩したとみられ、約6メートルの高さから転落。機材から突き出た金属製の棒に頭を打ちつけた。同行していた警護要員2人も同時に転落したが、軽傷だった。
カーン氏を診察した医師によると、神経に損傷はない。本人は入院先の病室から、有権者らに投票を呼び掛けているという。
対立候補のナワズ・シャリフ元首相はこの知らせを受け、選挙運動の延期を決めた。
総選挙では同国初の民主的な政権移行が実現する見通しだが、選挙期間中に政党本部や集会会場を狙ったとみられる爆弾事件が続発。このうち数件でイスラム武装勢力タリバーンが犯行声明を出している。
6255
:
チバQ
:2013/05/10(金) 22:39:56
http://news.livedoor.com/article/detail/7661692/
パキスタン元首相の息子誘拐、総選挙でテロ激化
読売新聞2013年05月10日00時27分
. 【イスラマバード=丸山修】11日に投開票されるパキスタン総選挙(下院、定数342)で、世俗派の政党や候補者を標的としたテロや暴力行為が激しさを増している。
治安への不安から公正な選挙の実施を危ぶむ声も出ており、治安当局は選挙当日、候補者や投票所への警備を強化するなど厳戒態勢を敷く方針だ。
地元テレビ局「ジオ」によると9日、中部ムルタンで開かれていた与党「パキスタン人民党」の選挙集会でギラニ元首相の息子が武装集団に誘拐された。北西部ペシャワルでは無所属候補の事務所が爆破された。
独立系調査機関「パキスタン平和研究所」によれば、イスラム武装勢力が候補者や政党事務所など選挙関係者を狙ったテロは4月に56件発生し、81人が死亡、348人が負傷した。5月に入っても武装勢力によるテロは連日起きている。
主な標的となっているのは、ザルダリ政権の連立与党としてイスラム武装勢力の掃討作戦を後押ししてきた人民党、ムータヒダ民族運動、アワミ民族党の世俗派3党。テロの大半が武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)の犯行とされ、対テロでTTPと敵対する各党に打撃を与える狙いは明白だ。ロイター通信によるとTTPは、「民主主義と称する異教徒の制度は認めない」として、選挙当日に全国で自爆テロを決行すると予告した。
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:
チバQ
:2013/05/10(金) 23:13:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130510/asi13051022580006-n1.htm
パキスタン総選挙 テロ激化のペシャワル 命がけSNSで運動
2013.5.10 22:55 (1/2ページ)
9日、パキスタン・ラホールでの集会で演説するナワズ・シャリフ元首相(AP)
【ペシャワル(パキスタン北西部)=岩田智雄】11日のパキスタン総選挙を前に、イスラム武装勢力によるテロが激しさを増している。主な標的は武装勢力掃討作戦に協力的だった政党の関係者で、この1カ月で100人以上が犠牲となった。武装勢力の拠点に近い北西部カイバル・パクトゥンクワ州の州都ペシャワルでは、街頭演説もままならない候補者らが、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを駆使した戦いを最後まで行った。
ペシャワル市内にあるアワミ民族党(ANP)の党本部。分厚い壁と厳重な警備に守られた建物は要塞を思わせる。与党連合の一角として武装勢力への軍事作戦を支持してきた民族党は、「パキスタンのタリバン運動(TTP)」のテロの標的になってきた。
下院選と各州議会選が行われる今回の選挙では、民族党の多くの候補者が街頭での選挙運動を断念、SNSやDVDなどを使った運動を余儀なくされた。
前州情報相で、州議会選に立候補している民族党のミアン・イフティカル・フセイン氏(55)は「党内にテロに屈する者は一人もいない。しかし、街頭で運動をすれば、支持者を危険にさらすことになる」と苦しい胸の内を明かした。
フセイン氏は3年前、タリバン運動に一人息子(29)を殺害された。その葬儀に出席した際にも自爆テロ犯の襲撃を受け、親類らが殺害された。
約900枚配ったDVDには、フセイン氏が息子の墓地の前で祈りをささげている様子が収録されている。映像でフセイン氏は、「みなさんや子供たちをテロリストから救うために身を投じたい」と訴えている。スカイプ(インターネット通話)や電話を通じた集会への演説は40回以上こなし、フェイスブックやツイッターでも支持を呼びかける。
ペシャワルには4つの下院選挙区があり、最大与党だったパキスタン人民党(PPP)と民族党が選挙前まで2議席ずつを分け合い、州議会では民族党が第1党だった。
タリバン運動は、根城にしている部族地域の玄関口、ペシャワル周辺で両党を狙ったテロ攻撃を強めている。警察によれば、パキスタン全土では、この1カ月間で選挙に関連したテロで113人が死亡し、半数以上の60人以上がカイバル・パクトゥンクワ州で犠牲になった。タリバン運動は9日、投票日の11日に各地で自爆テロを実行するとの声明を発表した。
州選挙管理委員会によれば、投票日には州内だけで10万人以上の治安部隊が展開し、投票所になる学校などで警備に当たるという。
ソノ・カーン・バローチ州選管委員長は「私たちは他の場所へ行くことはできず、テロに立ち向かうしかない」と決意を語った。
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:
チバQ
:2013/05/10(金) 23:13:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130510/mds13051022410003-n1.htm
コプト法王がバチカン訪問 40年ぶり、ローマ法王歓迎
2013.5.10 22:40
キリスト教の一派、エジプトのコプト正教会の法王タワドロス2世が10日、バチカンでローマ法王フランシスコと会談した。コプト正教会の法王がバチカンを訪問するのは約40年ぶり。
ローマ法王庁などによると、法王フランシスコは「きょうの訪問は両教会の友情と兄弟愛の絆を強める」と歓迎し、タワドロス2世と共に祈りをささげた。タワドロス2世も法王をエジプトに招待した。
コプト正教会の前法王、シェヌーダ3世は1973年にローマ法王パウロ6世をバチカンに訪問し、両教会間の対話に関する共同声明に署名した。2000年にはローマ法王ヨハネ・パウロ2世がシェヌーダ3世とカイロで会談している。
コプト教徒はイスラム教を国教とするエジプトで、人口の10%程度を占める少数派。5世紀に教義上の相違からローマ法王庁とたもとを分かった。(共同)
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:
チバQ
:2013/05/10(金) 23:16:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130510/mds13051021330002-n1.htm
前国会議長が立候補届け出 イラン大統領選
2013.5.10 21:32
イランのハダドアデル前国会議長が10日、6月14日に投票が予定されている大統領選への立候補届け出を行った。国営イラン通信などが伝えた。
ハダドアデル氏は、最高指導者ハメネイ師の顧問、ベラヤチ元外相とガリバフ・テヘラン市長の3氏で「1+2」と呼ばれるグループを結成。いずれもハメネイ師に近い立場で、現時点では有力候補に挙げられている。最も当選の見込みがあると判断した1人が出馬、他の2人が支援に回る計画とされるが、ハダドアデル氏は「最終的な決断は護憲評議会の審査終了後になる」と述べており、残る2人も届け出を行うとみられる。
一方、改革派のアレフ元第1副大統領も10日に立候補を届け出た。しかし、2009年の前回大統領選後の混乱を受け、改革派は当局から弾圧されており、アレフ氏が立候補の資格審査を通るかは不明。立候補届け出は11日まで。(共同)
6259
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チバQ
:2013/05/10(金) 23:31:26
http://mainichi.jp/select/news/20130511k0000m030062000c.html
仏大統領:自動車工場閉鎖の街 支持者らに広がる失望
毎日新聞 2013年05月10日 20時38分
パリに隣接するセーヌサンドニ県は低所得者層が占める割合が仏国内で最も高く、昨年の大統領選でオランド氏の得票率が全国の51%を大きく上回る65%を記録した。だが1年後、自動車工場の閉鎖が決まった労働者の街では大統領への期待が失望に変わっていた。【オルネースーボワ(フランス北部セーヌサンドニ県)で宮川裕章】
県北東部オルネースーボワ市の低所得者向け団地。1階部分の店舗にはイスラム教徒向けの食料品店や洋服店が並び、近くにはアフリカ系移民向けの専用住宅が建つ。
昨年オランド氏に投票した警備会社社員、ムラド・ウアリドさん(23)は「政治家が約束を守らないことがまた分かった。今は支持したことを後悔している」と話す。会社の緊縮策で超過勤務が減り、サルコジ政権時代に1800ユーロ(約23万4000円)だった月収が今は1200ユーロだ。
自動車大手プジョー・シトロエン・グループ(PSA)は昨年7月、市内にある工場の閉鎖計画を発表した。欧州経済の低迷から昨年の決算で過去最大の50億ユーロ以上の赤字を計上し、国内8000人規模の人員削減など経営合理化策を打ち出した一環だ。オランド氏は当初「人員削減は受け入れられない」としていたが、政府は最終的にPSAグループへの金融支援策を発表する一方、人員削減策は容認した。
PSAは拡大する中国市場に販売の重点を移しつつある。オルネースーボワでは約3000人の労働者が退職や配置転換で街を去ることになる。工場に勤務するアメド・サアディさん(41)は「政府と会社側が共謀しているように見えた。社会党はもはや労働者ではなく経営者のための政党だ」と憤る。
1日のメーデー。パリのバスティーユ広場で工場閉鎖に反対するデモの先頭に立った労働組合CGTのジャンピエール・メルシエ書記長は「労働者を守れないようではサルコジ前政権とどこが違うのか」と切り捨てた。
社会党政権は4月、同性結婚を容認する法案を成立させ、左派的な「平等」の価値に訴え支持回復を狙っている。だがサアディさんは「同性婚法に時間をかける余裕はなかったはずだ。最優先なのは雇用。オランド大統領はそのためだけに選ばれたはずだ」と不満をぶつけた。
6260
:
チバQ
:2013/05/11(土) 12:52:46
http://mainichi.jp/select/news/20130511ddm007030063000c.html
オランド仏大統領:就任1年 経済停滞で支持率低迷
毎日新聞 2013年05月11日 東京朝刊
【パリ宮川裕章】昨年5月のフランス大統領選で、「経済成長重視」「雇用拡大」を訴え、緊縮財政路線のサルコジ前大統領を破って17年ぶりの社会党政権を実現したオランド大統領(58)が15日、就任1年を迎える。だが経済は回復せず支持率は史上最低水準の25%に落ち込んでいる。6月6日に仏大統領としては17年ぶりの国賓として訪日、エネルギーや安全保障分野での協力について安倍晋三首相と会談する予定だが、日仏関係強化に加えて経済分野での実質的成果も求められている。
「改革はいずれ実を結ぶが時間がかかる」。オランド氏は当選から1年に当たる6日の演説で釈明した。
就任時、中小企業への投資拡大などで経済成長と雇用増加を実現する方針を示したが、当初1・7%を見込んだ今年の経済成長率予測を2月に0・8%に下方修正。失業者も就任時より約1割増の322万人に達した。
仏政府は昨年11月、企業の競争力強化を狙い、3年間で計200億ユーロの法人減税策を発表。税収減を補うため日本の消費税にあたる付加価値税の税率を引き上げ、国民には「変節」と映っている。パリ政治学院のジェラール・グランベール名誉教授は「低支持率の最大の要因は雇用状況の悪化。社会党内の政策協議に時間をかける統治手法も指導力、権威の不足とみられている」と分析し、「今後は労働市場改革など構造的な課題の早期克服に取り組むことが重要だ」と指摘する。
オランド氏は6日、「再生可能エネルギーや健康、インフラ、新しいテクノロジーに重点投資する」と経済再生に意欲を見せた。企業の解雇規制の緩和などを盛り込んだ労働市場改革法案は既に下院を通過し、上院で審議中だ。だが経済協力開発機構(OECD)はフランスの今年の経済成長率を政府予測より大幅に低い0・1%と見込み、政策の即効性には慎重な分析をしている。
6261
:
チバQ
:2013/05/11(土) 12:55:53
http://www.afpbb.com/article/politics/2943380/10723157?utm_source=google&utm_medium=news&utm_campaign=recommend-rss
パキスタン選挙前日、攻撃相次ぎ10人死亡 タリバンは脅迫強める
2013年05月11日 10:58 発信地:イスラマバード/パキスタン
【5月11日 AFP】文民政権の任期満了によるパキスタン初の歴史的総選挙を翌日に控えた10日、同国各地で候補者などを狙った攻撃が相次ぎ、10人が死亡した。一方、同国のタリバン(Taliban)系イスラム武装勢力は、有権者に投票のボイコットを求める脅迫を強めている。
投票は現地時間の11日午前8時(日本時間同日正午)に始まり、午後5時(同午後9時)に終わる。8600万人以上の有権者が、国会議員342人、そしてカイバル・パクトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa)、パンジャブ(Punjab)、シンド(Sindh)、バルチスタン(Baluchistan)の4州の州議会議員を選出する。
4月中旬以降、政治家と政党への攻撃で殺害された人はAFPの集計で127人に上り、パキスタン人権委員会(Human Rights Commission of Pakistan、HRCP)は、同国史上最も暴力に満ちた選挙だと指摘している。
イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(Tehreek-e-Taliban Pakistan、TTP)」のエフサヌッラー・エーサン(Ehsanullah Ehsan)広報担当は、「現体制に対する反乱として、TTPは5月11日に複数の行動を計画しており、自分の命を守りたければ投票所から離れているよう人々に訴える」と述べた。
カラチ(Karachi)では10日、シンド州議会選挙の立候補者1人が支持者2人とともに射殺された。
バルチスタン州の州都クエッタ(Quetta)南方のマストゥング(Mastung)地区では、投票用紙を運んでいた武装護衛付の車列を武装集団が襲い、警備員2人が死亡した。
北西部では、北ワジリスタン(North Waziristan)の主要都市にある複数の政党の事務所近くでオートバイ爆弾が爆発、4人が死亡、15人が負傷した。アフガニスタンとの国境沿いにある同地域は、タリバンと国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の関連武装集団の主要拠点となっている。
スワビ(Swabi)北西部では非宗教政党「アワミ民族党(Awami National Party、ANP)」の事務所近くで爆弾が爆発し、警察によると1人が死亡、3人が負傷した。
10日に起きた一連の攻撃の犯行声明は出されていない。(c)AFP/Sajjad Tarakzai
6262
:
チバQ
:2013/05/11(土) 17:43:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013051100233
「変革」求め、投票所に列=生活改善、腐敗脱却が焦点−パキスタン総選挙
【ラホール(パキスタン)時事】パキスタン総選挙が実施された11日、東部の主要都市ラホールでは気温が40度に近づく中、政治に「変革」を期待する市民が各地の投票所に長蛇の列をつくった。
「物価は倍に跳ね上がり、借金も増える一方だった」。主婦ファルザーナ・アシムさん(42)は5年間政権を担った与党パキスタン人民党(PPP)をこう批判する。「とにかく生活を改善してほしい」との願いを込め、今回は最大野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)に票を投じた。
公務員ムハンマド・ガファールさん(48)もPML−N支持者の一人。「PPP政権下では停電がより頻繁に起き、生活は最悪だった」と語る。地方政府の与党としてラホール市内に高速バス輸送システムを導入し、渋滞緩和に貢献したPML−Nの実行力に期待を寄せる。
一方、パンジャブ大の学生ビラル・アワイスさん(19)は「新しい政治」を求め、クリケットの元スター選手イムラン・カーン氏率いるパキスタン正義運動(PTI)に投票した。「古い政党では腐敗はなくならない。国民は大きな変化を望んでいる」と力を込める。
イスラム武装勢力がテロを予告する中、ラホール中心部の各投票所では自動小銃などで武装した警官20〜30人が警戒に当たった。投票所がある大学構内では、鉄製の門の前でボディーチェックも行われ、物々しい雰囲気が漂った。(2013/05/11-17:26)
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チバQ
:2013/05/11(土) 17:44:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013051100058
与党失速、最大野党躍進か=当局厳戒もテロ、10人死亡−パキスタンで総選挙実施
11日行われたパキスタン国民議会選挙で、投票する女性=イスラマバード(AFP=時事) 【イスラマバード時事】パキスタン国民議会(下院、定数342)選挙が11日、実施された。投票は同日午後5時(日本時間同9時)に締め切られ、即日開票される。停滞する国家経済の再生を旗印にするシャリフ元首相率いる中道右派の最大野党、パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)が第1党を確保するとの見通しが有力。圧勝すれば同党を核とした連立が誕生し、シャリフ元首相が首相に返り咲く可能性が高まる。
過去何度も軍事クーデターが起きたパキスタンで、下院が任期5年を満了して選挙が行われたのは初めて。大勢判明は12日午前(同12日昼)とみられている。
今回の選挙戦では反政府勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」によるテロが頻発し、過去1カ月間で候補者ら100人以上が死亡した。治安当局は11日、投票所などに60万人以上の部隊を派遣して厳戒態勢を敷いたが、各地で爆弾テロが発生。地元警察によれば、南部カラチでは10人が死亡したほか、北西部ペシャワルでも7人が負傷した。
5年の任期を全うしたザルダリ大統領の最大与党パキスタン人民党(PPP)は大きく議席を減らす見込み。PPP政権はインフレや失業率増加など経済低迷に加え、大統領の汚職疑惑もあり逆風にさらされていた。(2013/05/11-17:06)
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チバQ
:2013/05/11(土) 18:13:17
http://mainichi.jp/select/news/20130511dde018030006000c.html
リビア:反カダフィ派、省庁包囲 前政権一掃求め
毎日新聞 2013年05月11日 東京夕刊
【カイロ秋山信一】リビアの首都トリポリで4月下旬以降、反カダフィ派の武装勢力が政府庁舎を包囲し、一部の行政機能が停止している。武装勢力は、現在も政府に残っているカダフィ前政権の高官経験者の追放と内閣の交代を要求。「アラブの春」による民主化に逆行し、武装勢力の脅迫に国政が振り回される異常事態となっている。
ロイター通信などによると、武装勢力は4月28日、20台以上のピックアップトラックに分乗し、「カダフィ前政権の当局者が今も残っている」として外務省や内務省を襲撃した。外務省は包囲され、業務を停止。さらに30日以降は法務省も数十人の男に包囲され、機能停止に陥った。重武装した武装勢力を武力で排除しようとすれば、首都中枢の混乱は避けられず、政府は対応に苦慮している。
武装勢力は議会に対して、現在の政府に残っている前政権高官の追放法案を可決するよう要求。ゼイダン首相やマガリエフ議長も追放対象になる可能性があり、審議は長引いていたが、議会は5日、圧力に屈する形で法案を可決。議会内の委員会で、追放対象者の基準を決めることになった。だが武装勢力は、さらに内閣の交代などを要求し、包囲を続けている。
バルガシ国防相は7日、「武力によって左右される政治など受け入れられない」として辞意を表明。ゼイダン首相の慰留に応じて辞意を撤回したが、混乱収拾の見通しは立っていない。
リビアでは内戦後、政府による武器の回収が進まず、武装した部族勢力や民兵組織が治安への脅威となっている。昨年9月には東部ベンガジの米領事館が武装集団に襲撃され、当時の駐米大使が殺害された。さらに今年4月にもトリポリのフランス大使館前で自動車爆弾が爆発するなど、治安が不安定な状態が続いている。
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■ことば
◇リビアの混乱
中東の民主化要求運動「アラブの春」の影響で、2011年8月、40年以上にわたり独裁を続けたカダフィ政権が崩壊、10月にカダフィ大佐が殺害された。その後、武装した部族勢力や民兵組織による衝突やテロ攻撃が頻発。カダフィ政権や反カダフィ派の武器が国外に流出し、内戦が続くシリアにも武器流入が続いているとみられる。
6265
:
チバQ
:2013/05/12(日) 07:24:23
>>6258
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013051200004
ラフサンジャニ師が立候補登録=適格審査が焦点に−イラン大統領選
【カイロ時事】6月14日に投票が行われるイラン大統領選の立候補者登録が11日、締め切られた。米欧との核協議を担当するジャリリ最高安全保障委員会事務局長ら保守派が有力視される中、締め切り直前の段階で、2009年の前回選挙で弾圧された改革派に理解を示す元大統領のラフサンジャニ師が名乗りを上げた。
立候補者登録受け付けは7日に始まり、イランからの報道によると、450人以上が登録を済ませた。ほかに登録した有力者は、ガリバフ・テヘラン市長、レザイ元革命防衛隊司令官、ハダドアデル前国会議長らいずれも保守派。改革派は有力候補を擁立できなかったが、重鎮のハタミ前大統領がラフサンジャニ師を支持する考えを示している。(2013/05/12-00:41)
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6267
:
チバQ
:2013/05/12(日) 07:32:46
http://mainichi.jp/select/news/20130512k0000m030045000c.html
パキスタン総選挙:全国でテロや銃撃戦 17人が死亡
毎日新聞 2013年05月11日 20時29分(最終更新 05月12日 01時21分)
爆弾テロが発生した「アワミ民族党」の事務所=パキスタン南部カラチで2013年5月11日、AP
拡大写真 【イスラマバード杉尾直哉】パキスタン下院「国民議会」(定数342)選挙の投票が11日、行われた。1947年の建国以来、初めての文民政権の任期満了に伴う選挙だが、最大都市の南部カラチで爆弾テロが起きるなど全国でテロや銃撃戦が相次ぎ17人が死亡した。ザルダリ大統領の最大与党・人民党が劣勢で野党が第1党となる勢いで、大勢判明は12日の見通し。
カラチでは、与党系の政党「アワミ民族党」の事務所などを狙った爆弾テロが2カ所で相次ぎ、党員11人が死亡、約40人が負傷した。また乗り合いバスを狙った爆弾テロで、乗客ら6人が負傷した。さらに準軍事組織のパトロール部隊を狙った自爆テロがあり、兵士ら少なくとも3人が死亡した。北西部ペシャワルの投票所では、何者かが手投げ弾を投げ込み、4人が負傷した。一連の攻撃は、「パキスタン・タリバン運動」などイスラム過激派による犯行とみられる。
西部バルチスタン州バルカンでは、投票所にロケット弾が撃ち込まれ、数人が負傷した。バルチスタン独立派武装勢力の犯行とみられる。同州と東部パンジャブ州で政争による銃撃戦が起き、計6人が死亡した。テロによる候補者殺害や治安事情悪化のため、カラチなど4選挙区で投票延期となった。また、多くの投票所で有権者が投票を終えることができなかったため、投票締め切りが1時間延長となった。
下院選では、ナワズ・シャリフ元首相率いる最大野党・イスラム教徒連盟と、クリケットの元パキスタン代表チーム主将、イムラン・カーン氏の野党「正義のための運動」の事実上の一騎打ちの様相となっている。
首都イスラマバードの投票所で、与党・人民党幹部の私邸で長年、使用人として働いてきた男性(54)は、「人民党政権の5年間で経済は破綻し、生活も疲弊したので野党に投票した。しかし、カーン氏派が躍進すれば、多数党による連立でしか政権が作れず、政治混乱が続くのではないか」と話した。
6268
:
チバQ
:2013/05/12(日) 07:33:39
http://mainichi.jp/select/news/20130512k0000m030090000c.html
パキスタン総選挙:「ボイコットを」反シャリフ派がデモ
毎日新聞 2013年05月11日 22時33分
【イスラマバード杉尾直哉】パキスタン総選挙の投票が行われた11日、首都イスラマバード中心部では、約3000人の住民が「腐敗した選挙をボイコットせよ」と訴え、座り込みのデモを展開した。今年1月に首都で数万人規模の反政府デモを行い、人民党政権を揺るがしたイスラム教説教師カドリ氏の支持者たちだ。
カドリ氏は、パキスタン軍が背後で支えているといわれている。カドリ氏自身は、最近は沈黙していたが、選挙の行方によっては、大規模な抗議デモを再び展開し、新政権を揺るがす存在として台頭する可能性がある。
カドリ氏のスポークスマンのオマル・リアズ・アッバシ氏は毎日新聞に対し「選挙結果がシャリフ元首相派圧勝となれば、不正による選挙でしかない。その際は、抗議デモで選挙結果を無効にする。そのため、(野党『正義のための運動』を率いる)イムラン・カーン氏と協力する可能性もある」と語った。
シャリフ元首相は1999年にムシャラフ陸軍参謀長(当時。後に大統領)を突然解任したことから軍事クーデターを招き、今でも軍側から憎まれているといわれている。「腐敗一掃」を訴えるカーン氏は、カドリ派と近い立場にある。
6269
:
チバQ
:2013/05/12(日) 08:10:52
イラン大統領
ハネメイ:81-89年 →最高指導者に
ラフサンジャニ:89-97年
ハタミ:97-05年
アフマディネジャド:05-13年
6270
:
チバQ
:2013/05/12(日) 19:04:05
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013051200083
ラフサンジャニ師、最後の挑戦=「ハメネイ派」に挑む−イラン大統領選
11日、テヘランでイラン大統領選の立候補者登録を行ったラフサンジャニ師(EPA=時事) 【カイロ時事】6月14日投票のイラン大統領選で、1989年から97年まで2期にわたって大統領を務めたラフサンジャニ師が11日、出馬を見送るのではないかとの観測が強まる中、締め切り直前に立候補者登録を行った。かつて最高指導者の故ホメイニ師に次ぐナンバー2として権勢を振るった大物政治家だが、78歳と高齢で、今回の選挙が政界最後の挑戦になる可能性が高い。
ラフサンジャニ師は79年のイラン・イスラム革命以降、体制を中枢で支えてきた保守派だが、大統領在任中に米欧との関係改善を模索するなど、革命のイデオロギーに固執しない現実的な政策を志向する穏健派としても知られる。
ホメイニ体制下では、ホメイニ師後継の最高指導者ハメネイ師より強い影響力を誇った時期があり、両者の関係は微妙だ。一方、今回選挙でほかに立候補を届け出たガリバフ・テヘラン市長やハダドアデル前国会議長らはハメネイ師に近い。選挙になれば、ハタミ前大統領ら改革派の支持を取り付け、「ハメネイ派」に挑む形となる。(2013/05/12-14:25)
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6272
:
チバQ
:2013/05/12(日) 19:13:36
http://www.afpbb.com/article/politics/2943537/10728707
パキスタン国民議会選挙、最大野党率いるシャリフ元首相が勝利宣言
2013年05月12日 09:20 発信地:ラホール/パキスタン
【5月12日 AFP】パキスタンの国民議会(下院)選挙(定数342)は11日に投開票が行われ、最大野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(Pakistan Muslim League-Nawaz、PML-N)を率いるナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)元首相が勝利宣言をした。
非公式の暫定結果によると、1999年の軍事クーデターで首相の座を退いたシャリフ氏が驚異の返り咲きを果たし、首相として次期政権を作る見通しだ。投票はタリバン(Taliban)系イスラム武装勢力が投票日の攻撃を予告し、投票日当日に24人の死者を出す中で行われたが、選挙委員会によると投票率は1977年以降で最も高い60%程度に達した。
一方、シャリフ氏のライバルで元クリケット選手のイムラン・カーン(Imran Khan)氏が率いる「パキスタン正義運動(Tehreek-e-Insaf)」は、政治汚職をなくすと訴えて中間所得層と若者の支持を集めたが、今回の投票では敗北を認めた。カーン氏は同国北西部の次の地方選で勝利することを誓った。
今回の選挙は、3度の軍事クーデターと4人の軍出身者による配者が続いたパキスタンで初めて選挙で選ばれた文民政権が任期を満了し、選挙を通じて次期政権に権力を渡す歴史的なものとなった。
選挙戦では不振が続いているパキスタン経済、1日に20時間も停電することがあるエネルギー問題、米国主導の「テロとの戦い」への協力、慢性的な汚職、強く求められている開発の問題などが争点になった。
非公式の途中結果によると、172議席の単純多数を単独で占める政党はない見込みで、連立政権樹立に向けた政党間協議は長引くと予想される。(c)AFP/Damon Wake
6275
:
チバQ
:2013/05/13(月) 23:39:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130513/asi13051308100001-n1.htm
新政権の閣僚選定へ パキスタン元首相
2013.5.13 08:09
11日投開票のパキスタン下院選で第1党が確実となった野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派=PML(N)=を率いるナワズ・シャリフ元首相(63)は12日、東部ラホール郊外の自宅で、党幹部と新政権の閣僚選定の作業を進めた。地元民放ジオ・テレビが報じた。
それによると、財務相や水利・電力相など主要閣僚の人事を詰めた。元首相の弟で中部パンジャブ州首相を務めたシャバズ・シャリフ氏は「ナワズ氏が首相になる」と話している。
一方、選挙運動中にリフトから転落して負傷した野党パキスタン正義運動(PTI)のイムラン・カーン党首は入院先の病院で、過去最高水準の60%程度とされる投票率を評価した上で「不正投票があった可能性もある」とするビデオ声明を発表した。惨敗した与党パキスタン人民党(PPP)のザルダリ大統領は、選挙結果についてコメントしていない。(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013051302000120.html
パキスタン総選挙 元首相派が第1党確実 対米協力見直しも
2013年5月13日 朝刊
【イスラマバード=杉谷剛】パキスタンで十一日に行われた下院(定数三四二)総選挙で、最大野党「イスラム教徒連盟シャリフ派」が改選前の九十一議席を大きく上回り、第一党を確実にした。地元メディアの十一日夕までの集計で百二十議席以上を獲得。一九九〇年代に二度首相を務めたナワズ・シャリフ党首(63)の首相返り咲きが濃厚になった。
シャリフ氏は十一日深夜に地元の東部ラホールで勝利演説し、「国家の危機を脱するためすべての政党に対話を求める」と述べ、連立政権の意向を示した。
若者や無党派層を中心に支持を急拡大したクリケットの元スター選手イムラン・カーン氏(60)率いる「パキスタン正義運動」は、議席ゼロから一気に三十議席以上を獲得し第二位をうかがう勢い。今後、議会で一定の影響力を持つことになる。
ザルダリ大統領(57)の与党パキスタン人民党は改選前の百二十四議席の三分の一程度にとどまるとみられ、大敗を喫した。このため大統領の五年の任期が切れる今年九月に、国会議員らによる投票で新大統領が選ばれる可能性が高まった。
ザルダリ政権は米国の対テロ戦争に協力して国内に潜伏するイスラム過激派の掃討作戦を続けてきたが、米無人機による民間人への誤爆がやまず、国民の批判が強まっていた。
「シャリフ派」は現政権を米国とべったりと批判。「正義運動」も対米政策を見直して過激派との対話による解決を目指すと主張しており、新政権は米国の戦略にも影響を与えそうだ。
http://www.afpbb.com/article/politics/2943649/10731314?ctm_campaign=txt_topics
パキスタン総選挙、シャリフ氏が連立協議へ
2013年05月13日 07:33 発信地:ラホール/パキスタン
【5月13日 AFP】11日投票のパキスタンの国民議会(下院)選挙(定数342)で勝利を確実にした最大野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(Pakistan Muslim League-Nawaz、PML-N)を率いるナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)元首相(63)は12日、新政権樹立へ向けた協議に入った。
地元メディア各社によると、PML-Nは小選挙区272議席のうち最大で130議席近くを獲得すると予測されている。ただし単独で絶対多数には届かないため、連立協議が必要となる見込みだ。
汚職の根絶を訴えて若者の支持を集めた、クリケットの元スター選手イムラン・カーン(Imran Khan)氏が率いる「パキスタン正義運動(Tehreek-e-Insaf)」は25〜30議席程度を獲得し、選挙前の与党だったパキスタン人民党(Pakistan People's Party、PPP)とほぼ並ぶ見込みだ。
経済の立て直しとタリバン(Taliban)系イスラム武装勢力との戦いなどが新政権にとって大きな課題になる。シャリフ氏はタリバンとの和平交渉に前向きな姿勢を見せる一方、米国による無人機攻撃についてはライバルのカーン氏ほど批判的ではなく、米政府にとっては協力できる現実主義者と見られている。(c)AFP/Damon Wake
6276
:
チバQ
:2013/05/13(月) 23:40:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130512/asi13051223500005-n1.htm
対米と武装勢力との和平、舵取り困難 パキスタン総選挙
2013.5.12 23:48 (1/2ページ)[米国]
11日、パキスタン東部ラホールの投票所に到着し、手を挙げて支持者に応えるナワズ・シャリフ元首相(ロイター=共同)
【イスラマバード=岩田智雄】パキスタンの総選挙は野党、パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)が勝利を収めた。イスラム武装勢力のテロや米無人機による空爆が相次いで治安への不満が高まる中、首相就任が確実となった同党を率いるシャリフ元首相は、対米関係に配慮しながらイスラム武装勢力との和平を探る難しいかじ取りを迫られる。
「わが党にチャンスを与えた(イスラム教の神)アラーに感謝する」
シャリフ氏は11日深夜、東部ラホールでの演説で勝利を宣言し、支持者らは歓喜に沸いた。
しかし、行く手には難題が山積している。アフガニスタン国境に近い部族地域などには、当局へのテロを行うイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」や、この組織と同盟関係にありアフガンで対米テロを繰り返すイスラム原理主義勢力タリバンが潜伏している。
米国は武装勢力に無人機を使った攻撃を行い、無実の市民も巻き込まれてきた。前政権のパキスタン人民党(PPP)や軍は抗議してきたものの、先月、軍と米国の間に無人機攻撃を認める密約が存在したことが米紙に報道された。
こうした世論をふまえ、シャリフ氏は対テロ戦での米国への協力を見直す考えを示唆したほか、タリバン運動の交渉可能な勢力と対話による和平を図る方針を示しており、これが今回の勝利の一因となった。
躍進したパキスタン正義運動(PTI)の総裁でクリケットの元人気選手のカーン氏は、米無人機の撃墜にまで言及していた。特にアフガンと国境を接する北西部カイバル・パクトゥンクワ州で下院選とともに実施された州議会選では議席ゼロから一気に第1党に躍り出ており、国民の不満を象徴する結果となった。
ただ、シャリフ氏にとって、「対米外交で取り得る選択肢は限られている」(政治・軍事アナリストのタラト・マスード氏)のが現状といえる。パキスタンは米国の巨額の軍事・経済支援に頼っているほか、経済立て直しのため国際通貨基金(IMF)への支援要請は待ったなしの状態にあるからだ。「対テロ戦での協力見直しは選挙前の国民向けメッセージ」(専門家)との見方もあり、シャリフ氏は今後、現実的な対米政策を取りつつ、タリバン運動との和平交渉の道を探ることになりそうだ。
6277
:
チバQ
:2013/05/13(月) 23:44:20
http://www.cnn.co.jp/world/35031949.html
イラン大統領選、686人が立候補届け出
2013.05.13 Mon posted at 11:23 JST
(CNN) 6月に実施されるイラン大統領選の立候補受け付けが締め切られ、国営テレビによると計686人が立候補を届け出た。
立候補を届け出たのは、アフマディネジャド大統領が推す側近のモシャイ氏、元大統領のラフサンジャニ氏など。これまで2期を務めたアフマディネジャド大統領は、連続3選を禁じる規定のため出馬できない。
専門家によると、モシャイ氏はアフマディネジャド大統領の後継として対外強硬路線を保ち、宗教指導部と距離を置く姿勢も共通する。
ただ、立候補者については最高指導者ハメネイ師が実験を握る護憲評議会が審査を行うことから、アフマディネジャド大統領を支持する「逸脱派」の候補者は承認されない可能性があるという。
一方、ラフサンジャニ氏は1989〜97年に大統領を務めアフマディネジャド大統領に対しては対立姿勢を貫いてきた。2009年の大統領選後には、政権が野党の抗議デモを武力で弾圧したと批判、国民には平和的な抗議運動を行う権利があると訴えていた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013051302000119.html
イラン大統領選 ラフサンジャニ氏出馬 保守強硬派に対抗
2013年5月13日 朝刊
【カイロ=今村実】六月十四日投票のイラン大統領選の立候補者受け付けが十一日締め切られ、顔ぶれが出そろった。保守穏健派の元大統領ラフサンジャニ氏らが届け出て、保守強硬派の争いとの見方があった選挙戦で、有力対抗馬となる可能性が出てきた。ロイター通信などが伝えた。
二期務めたアハマディネジャド大統領は、連続三選を禁じる憲法の規定で出馬できない。八年ぶりの大統領交代で、強硬な核問題などへの対応が変化するのかが注目される。
他の届け出は、核問題の交渉責任者で最高安全保障委員会の事務局長ジャリリ氏、テヘラン市長ガリバフ氏、元外相ベラヤチ氏、アハマディネジャド氏の側近モシャイ氏、副大統領ラヒミ氏ら。
ジャリリ氏はハメネイ師に近い保守強硬派で、出馬により核問題の対応が争点となる可能性がある。モシャイ氏はハメネイ師との確執が表面化した同じ保守強硬派アハマディネジャド大統領が後継候補とするとみられる。
これに対し、ラフサンジャニ氏は保守穏健派の重鎮で、一九八九年〜九七年まで大統領を二期務めた。出馬すれば改革派支持層から一定の票を得られるとの計算がありそうだ。
前回の出馬で、アハマディネジャド氏と一騎打ちとなって敗れ、選挙の不正を主張した元首相ムサビ氏ら改革派は自宅軟禁など抑圧下に置かれている。
今後、最高指導者ハメネイ師が任命した聖職者らでつくる護憲評議会が、立候補の資格を二十三日までに審査。選挙構図が固まるのは、審査で候補が絞り込まれた後となる。
イランは、核兵器開発疑惑をめぐって欧米などの厳しい制裁を受けて経済が低迷。国民の不満が、水面下で拡大しているとみられており、イスラエルによる攻撃などが取り沙汰される中、国政運営に影響しそうだ。
6278
:
チバQ
:2013/05/13(月) 23:45:31
http://mainichi.jp/select/news/20130513k0000m030089000c.html
イラン大統領選:ラフサンジャニ氏出馬 3派が乱戦
毎日新聞 2013年05月12日 23時46分(最終更新 05月13日 00時51分)
【テヘラン田中龍士】6月14日投票のイラン大統領選挙に向けた立候補者登録が11日、締め切られ、686人が登録した。かつての保守派は、最高指導者ハメネイ師(73)に近いグループと、アフマディネジャド大統領(56)のグループに分裂し、それぞれが複数の候補を擁立。締め切り直前に登録したラフサンジャニ元大統領(78)が台風の目となり、「3派乱戦」の様相を見せている。今後、ハメネイ師の影響が強い護憲評議会による立候補資格審査が行われ、体制側と対抗する各候補の出馬が認められるかが焦点となる。審査後、内務省は23日までに最終候補者リストを発表する。
ラフサンジャニ氏は1989年から97年まで2期大統領を務め、今回も立候補待望論があった大物政治家。欧米との関係改善を模索してきた重鎮で、改革派との連携の可能性が浮上している。登録締め切りの約10分前に会場に姿を現し、一部の地元記者たちは「ハシミ」と名前を呼び、歓迎した。
ラフサンジャニ氏は核交渉担当を務めたロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)と関係が近く、地元メディアによると、先に立候補したロウハニ氏が辞退する可能性がある。改革派からはアレフ元副大統領(61)らが立候補したが、政府批判への弾圧で勢力が弱体化しており、ラフサンジャニ氏らと連携する可能性もある。
アフマディネジャド大統領は、欧米に対する強硬路線一辺倒の現体制に行き詰まりを感じたとされ、次第に距離を置くなかでハメネイ師側から独立。自身は2期8年の任期満了で出馬できないため、側近のマシャイ元大統領府長官(52)を擁立した。ほかに、ラヒミ副大統領(64)やジャバンフェクル大統領メディア担当顧問(53)らも立候補した。
ハメネイ師に近いグループからは、ジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)▽ベラヤティ元外相(67)▽ガリバフ・テヘラン市長(51)▽モッタキ元外相(60)ら有力者が乱立している。届け出前までに十分な調整ができなかったとみられ、一枚岩とは言えない。
6279
:
チバQ
:2013/05/13(月) 23:46:35
http://mainichi.jp/select/news/20130513ddm007030097000c.html
イラン大統領選:元外相、経済変革訴える
毎日新聞 2013年05月13日 東京朝刊
最高指導者ハメネイ師に近い保守派候補者の一人、モッタキ元外相(60)が毎日新聞のインタビューに応じ、「イランには潜在的な経済力があるが、政治や法が常に関与しておりシステムを変える必要がある。経済を国民の手に戻さなければならない」と話した。
かつて駐日大使を務め親日家として知られるモッタキ氏は「日本では経団連が経済の中心的役割を演じる。政府は政策を担うべきだと考えるが、残念ながらわが国では経済活動の約8割が政府の影響下にある」と指摘。民間企業の成長や、消費者、投資家を重視した経済システムへの移行の必要性を強調した。
アフマディネジャド政権下で2010年12月、突然外相を解任されたモッタキ氏は、核開発問題を巡る交渉について「米欧諸国と前進できる解決法があり、当時も進言していた」と述べたが、内容は明かさなかった。自身の立候補は34年の政治経験を生かすためと語り、ハメネイ師への相談は「ない」と答えた。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130512-OYT1T00701.htm
イラン大統領選、元大統領出馬で改革派結集へ
【テヘラン=酒井圭吾】6月14日投票のイラン大統領選で、改革派に近い保守穏健派ラフサンジャニ元大統領(78)が立候補を届け出たことで、衰退していた改革派は息を吹き返し、元大統領支持で結集する動きをみせている。
「自分を選ぶか、選ばないか。国民にはその権利がある」。届け出後、元大統領は、出馬が国民に選択肢を与えるものだとの認識を示した。改革派のグループは11日夜、会議を開き、元大統領支持で一致。改革派の重鎮ハタミ元大統領も「改革派は全面的に支持する」との声明を出し、結集の動きは加速している。
イラン大統領選は従来、対外強硬路線の保守派と、国際社会との調和を図る改革派で争われたが、2009年の前回選挙後、当局は大規模デモを起こした改革派を粛清。今回、最高指導者ハメネイ師に近い保守派内の戦いとみられていた。
(2013年5月13日00時06分 読売新聞)
6280
:
チバQ
:2013/05/13(月) 23:47:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130513/mds13051301060001-n1.htm
【シリア内戦】
“シーア派地帯”周辺国巻き込む構図 ヒズボラ・イランが政権支持公然化
2013.5.13 01:05 (1/2ページ)[政変・反政府デモ]
【カイロ=大内清】内戦が泥沼化しているシリア情勢をめぐり、アサド政権側に協力するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやイランが関与を深めている。周辺国を巻き込む傾向がさらに強まり、今後の動向は予断を許さないものになってきた。
ヒズボラの最高指導者ナスララ師は最近、声明で相次ぎアサド政権支持の立場は不変だと強調。4月末には政権側と反体制派の戦闘で「政府軍に協力するのは当然だ」とし、シリアへの戦闘員投入を認めた。
ヒズボラを全面支援するシーア派大国イランも、軍高官らが政権側への軍事訓練強化の考えを示すなど、内戦への関与拡大の方針をより公然化させている。
背景には、シーア派の一派とされるアラウィ派が実権を握るアサド政権が、イランからレバノンにまたがる“シーア派三日月地帯”の重要な一角を占めている事情がある。ヒズボラはアサド政権の後押しを受けてきたこともあり、同政権支援はヒズボラの「生存をかけた戦い」(シリア問題研究者)ともなっている。
事態をさらに複雑にしているのが、今月、2度にわたり行われたイスラエルによるシリア領内の空爆だ。敵対するヒズボラの高性能兵器入手を阻止する目的だったとみられている。
アサド政権側は反撃の用意があると示唆。これにはエジプトで政権を握るイスラム原理主義組織ムスリム同胞団などの反アサド勢力も、イスラエルを「共通の敵」とする立場から、歩調を合わせて同国非難の声明を出さざるを得なかった。
6281
:
チバQ
:2013/05/13(月) 23:54:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130513/erp13051308080000-n1.htm
中道右派優勢、再び政権か 前内閣辞職のブルガリア
2013.5.13 08:07
12日、ブルガリアの首都ソフィアで投票する「欧州発展のためのブルガリア市民」のボリソフ前首相(左)と社会党のスタニシェフ議長(ロイター=共同)
電気料金の高騰をきっかけに反政府デモが拡大、前内閣が総辞職したブルガリアで12日、3月に解散した議会(定数240)の選挙が行われ、出口調査によると、ボリソフ前首相率いる中道右派「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」が優勢で、再び政権に就く可能性が出てきた。ブルガリア通信が伝えた。
出口調査によると、GERBは3割超の支持を得て中道左派の社会党をリード。約100議席を獲得する勢いだが過半数には届かず、他党との連立政権になる見通しだ。
ブルガリアは欧州連合(EU)の最貧国。国民の不満を抑えようと、GERBはインフラ拡充や若者の起業支援など雇用拡大策を公約。社会党は大幅な雇用創出のほか貧困層への減税を訴えた。
ボリソフ前内閣は財政緊縮策を進めたが電気料金の高騰で国民の不満が噴出、反政府デモや抗議の焼身自殺が相次いだため2月に総辞職、3月に暫定政府が発足、議会が解散した。(共同)
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チバQ
:2013/05/14(火) 00:17:34
http://mainichi.jp/select/news/20130513k0000e030152000c.html
ローマ法王:集会で「中絶反対」呼びかけ
毎日新聞 2013年05月13日 11時43分(最終更新 05月13日 12時19分)
【ローマ福島良典】フランシスコ・ローマ法王は12日、バチカン(ローマ法王庁)のサンピエトロ広場で開いた祈りの集いで「受胎の瞬間からの人命尊重」を訴え、妊娠中絶禁止法の制定を求める市民運動への支持を表明した。以前から中絶反対の立場だが、3月に法王に選出されて以来、公の場で反対を呼びかけたのは初めて。
12日の集いには、ローマ市内の円形競技場跡コロッセオからバチカン近くまで行進した中絶反対の市民活動家ら数千人が参列した。法王は行進参加者に活動を継続するよう促し、欧州各国で中絶禁止法制定を求めている市民運動をたたえた。
法王は出身国アルゼンチンのブエノスアイレス大司教時代も「受胎の瞬間から胎児はすべての遺伝子情報を持っている」「中絶は自分を守ることのできない人物(胎児)を殺すことだ」などと中絶反対を主張していた。
法王は集いに先立ち、オスマン帝国に占領された現イタリア南部オトラントで1480年にイスラム教への改宗を拒んだ殉教者813人と、コロンビアとメキシコの修道女計2人をキリスト教カトリック最高位の聖人とする列聖式を行った。前法王ベネディクト16世時代に決まっていたものだが、現法王による列聖の儀式は初。
「聖人」の称号は生前、イエス・キリストの教えに忠実に従い、信徒の模範となる信仰者に与えられる。「尊者」「福者」の段階を経て、奇跡の認定を踏まえて「聖人」に位置づけられる。
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チバQ
:2013/05/14(火) 00:19:20
http://mainichi.jp/select/news/20130513k0000e030176000c.html
ナイジェリア:路上生活の子10万人 成長で広がる格差
毎日新聞 2013年05月13日 15時00分(最終更新 05月13日 15時21分)
◇暴力、犯罪の温床にも
すし詰めになった乗り合いバスや長距離バスがひっきりなしに入ってきては、人々をはき出す。その人の波を縫うように、飲み水を売り歩いたり、頭に大きな荷物を乗せて運ぶ駄賃稼ぎの子どもたちがいた。中には5〜6歳にしか見えない子もいる。アフリカ最大の人口2000万人に達したとの説もあるナイジェリアの旧都ラゴス。この街に暮らすストリートチルドレンは10万人を超えたと言われる。
豊富な石油資源を背景に経済成長を続けるナイジェリア。首都の地位を譲った後も商業の中心であるラゴスには人口流入が続く。中でも最大のバスターミナルがあるオショディ地区は、玄関口として多くの人が集まる。地区の男性自治会長、パスト・オグンラナさん(67)は両手を振り上げながら説明した。「毎日たくさんの子どもたちがやってきて、住みつく。手助けしようにも追いつかない」
そんなストリートチルドレンには、仲間たちだけのルールがあった。
◇
地元NGO「チャイルドライフライン(CLL)」が運営する郊外の少年保護教育施設。エマニュエル・サリー君(12)も、オショディで約1カ月路上生活した後、ここで暮らすようになった。
路上生活中は年長のリーダーの指示で、バス乗降客らの荷物運びを稼ぎ口にした。受け取れるのは1日50〜100ナイラ(約30〜60円)。だが、全額リーダーに渡す。代わりに食事のビスケットを受け取る。それがルールだった。
母と兄弟3人で東部の州から叔母を頼って来たが、学校に行かせてもらえず、家を出た。
路上では、顔や頭を毎日のように殴られたという。「誰に?」「なぜ家を出たの?」。質問を重ねると、大きな瞳が潤んだ。
施設の職員が代わりに語った。「子供たちは多くを語らないが、親に追い出されたり、自分で稼ぐよう命じられたケースも多い」
◇
CLLは市中心部でも一時保護施設を運営し、毎月、少年少女が400人以上連れてこられる。男性プログラムマネジャーのマチルコ・ボイさん(36)は「路上生活が長引くほど集団から引きはがすのは難しくなる。そのため早期保護が不可欠だ」と語る。
ストリートチルドレンの各グループは、それぞれの勢力拡大を狙い、「新人」が来ると引き込みを狙う。帰属の印として、細い肩には間もなく、十字架やサソリなど集団ごとに違うタトゥーが刻まれる。集団への忠誠の証しは、体で示す。それもルールだった。
ボイさんは明かす。「集団内の論理に染まり、窃盗など犯罪に走る子もいる。結局、多くの子どもたちが路上に出るのは、経済的に追い詰められた親が多いから。この国は紙の上では確かに成長を続けている。でも、これが現実なんです」
◇
経済成長の恩恵を受ける富裕層が誕生する一方、国民の7割は1日1.25ドル(約126円)以下で暮らすアフリカの大国。富と金が集まる街には、とてつもない格差が横たわっていた。【ナイジェリア・ラゴスで町田結子】
◇ ナイジェリア連邦共和国
日本の約1.3倍に当たる人口1億6600万人のアフリカ一の大国。石油収入により近年は7%前後の高い経済成長率を維持している。250以上の民族が混在。イスラム教徒が多い北部に対し、石油資源が豊富な南部はキリスト教が浸透する。1960年の独立後、民族対立などを背景に激烈なビアフラ内戦(67〜70年)が発生。現在も過激派によるテロ事件が相次ぐ。南西部のラゴスが首都だったが、地域間融和のため91年に国中央部のアブジャに遷都した。
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チバQ
:2013/05/14(火) 00:20:34
http://mainichi.jp/select/news/20130513dde007030041000c.html
グルジア:与党、大統領候補擁立
毎日新聞 2013年05月13日 東京夕刊
旧ソ連グルジアの与党連合「グルジアの夢」は11日、今年10月の大統領選の候補としてマルグベラシビリ第1副首相兼教育科学相を擁立する方針を決めた。イワニシビリ首相が明らかにした。マルグベラシビリ氏は学術機関出身で、イワニシビリ氏の側近。「グルジアの夢」が昨年10月の議会選で勝利後、政界入りした。
グルジアでは大統領選後に施行する憲法改正により、大統領は象徴的な役割となるが、選挙はサーカシビリ大統領とイワニシビリ首相の権力争いの一環として注目されている。【モスクワ】
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チバQ
:2013/05/14(火) 00:37:19
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130513/k10014550041000.html
ブルガリア議会選挙 与党が第1党守る
5月13日 23時8分厳しい経済状況が続く東ヨーロッパのブルガリアで、議会選挙が行われ、中道右派の与党が、第1党の座を守り政権を維持する見通しになったものの、国民の不満を反映して議席を減らす結果となり、新しい政権は雇用を改善することが最大の課題となりそうです。
ブルガリアでは、ことし2月、電気料金の高騰から市民による大規模な抗議デモが相次ぎ、ボリソフ内閣が辞職に追い込まれ、12日、議会選挙が行われました。
選挙管理委員会によりますと、開票はほぼ終わり、与党で中道右派の「欧州におけるブルガリアの発展のための市民」が、およそ30パーセントの票を獲得する見通しであるのに対し、野党で中道左派の社会党は27パーセント前後の得票にとどまり、与党が第1党の座を守り政権を維持する見通しになりました。
当初は野党側の優勢が伝えられ、政権交代の可能性も指摘されていましたが、デモを主催した市民グループなどが結束することができず、支持を広げられませんでした。ただ、与党側も、これまで117あった議席を10近く減らして過半数には及ばず、他の政党との連立交渉を強いられることになります。
ブルガリアでは、国民の平均月収が5万円余りと、EU=ヨーロッパ連合の中で最も低いうえ、失業率も12パーセント以上に高止まりしており、新しい政権は、国民の不満を和らげるため雇用をいかに改善するかが最大の課題となりそうです。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013051300980
中道右派の第1党確定=ブルガリア総選挙
【ベルリン時事】ブルガリアで12日に投開票された総選挙(一院制、定数240)は13日までに、ボリソフ前首相の中道右派「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」が第1党となることが確定した。
選挙管理委員会によると、開票率96.1%の段階でGERBの得票率は30.7%。中道左派の社会党が27.0%、トルコ系の「権利と自由運動」が10.6%、極右「アタッカ」が7.4%となっている。(2013/05/13-23:38)
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チバQ
:2013/05/14(火) 00:44:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2013051300772
巨大野党、誕生へ=反ジョナサンで大同団結−ナイジェリア
ナイジェリアのジョナサン大統領(左)とブハリ元最高軍事評議会議長(AFP=時事) 【ラゴスAFP=時事】アフリカ最大の人口を擁するナイジェリアの主要3野党が大同団結、巨大野党が誕生する見通しとなった。北部が基盤の進歩変革会議(CPC)、全ナイジェリア国民党(ANPP)両党が11日、合併を承認。南西部が基盤のナイジェリア行動会議(ACN)は4月に合流を表明済みで、選管に政党登録が認められれば新党、全進歩会議(APC)が誕生する。
元ANPP大統領候補で、現在はCPCを率いるブハリ元最高軍事評議会議長(国家元首)は「救国のためには進歩勢力が結集し与党、国民民主党(PDP)を追放するしかない」と訴えた。自らは新党APCの候補として2015年の次期大統領選に臨みたい考えだ。
ナイジェリアはキリスト教徒が多い南部と、イスラム教徒が多い北部の間に根強い対立がある。ジョナサン現大統領は南部出身、ブハリ氏は北部出身。大統領は、与党内の北部出身者からの「ジョナサン降ろし」も警戒が必要で、内憂外患が続きそうだ。(2013/05/13-18:39)
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チバQ
:2013/05/14(火) 23:41:22
http://mainichi.jp/select/news/20130515k0000m030071000c.html
イラン:アフマディネジャド大統領を告発 選挙違反で
毎日新聞 2013年05月14日 20時53分
【テヘラン田中龍士】6月投票のイラン大統領選挙を巡り、アフマディネジャド大統領が特定候補を公に支援したのは違法行為に当たるとして、国会議員約150人が13日、同大統領を司法当局に告発した。国営プレステレビなどが報じた。最高指導者ハメネイ師に近い保守派から離れ、独自候補を擁立した大統領側の足かせとなりそうだ。
アフマディネジャド大統領は12日、側近のマシャイ元大統領府長官の立候補届け出に付き添い、報道陣の前で一緒にVサインするなど全面支援をアピールした。
議員らは、この行為が特定候補のための公権力行使を禁じた選挙法に違反すると主張。選挙を管理する「護憲評議会」も違法性を認めた。一方、アフマディネジャド大統領は12日の記者会見で「休暇を取って来た」と述べ、問題はないとの認識を示した。
立候補者の資格審査を進める護憲評議会はハメネイ師の影響下にあり、これを通過しないと最終的に候補者になれない。メヘル通信によると、同評議会のキャホダエイ報道官は「違反があり、審査に影響しうる」と話した。
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チバQ
:2013/05/14(火) 23:42:16
http://mainichi.jp/select/news/20130515k0000m030037000c.html
パキスタン:シャリフ氏、現実路線か 対米関係
毎日新聞 2013年05月14日 19時39分(最終更新 05月14日 21時46分)
【イスラマバード杉尾直哉】パキスタン総選挙の下院選で勝利したナワズ・シャリフ元首相は、無人機空爆による武装勢力暗殺作戦など米国の「対テロ戦争」を批判してきた人物だ。ただ、経済が事実上破綻しているパキスタンは、米国による巨額な財政支援を必要としており、シャリフ氏が政権を握れば、対米関係では現実路線を取らざるを得ないとの見方が出ている。
オバマ米大統領は12日、「選挙後に発足する政権を対等なパートナーとして今後も協力関係を続けたい」との声明を発表した。
米国にとって「対テロ戦争」の最前線の国であり、イスラム圏でただ一つの核保有国として慎重な対応を迫られる国でもある。「対等なパートナー」の言葉に米側の気遣いがうかがえる。
パキスタンの国内治安情勢は、2001年開戦のアフガニスタン戦争にムシャラフ大統領(当時)が協力して以来、悪化の一途をたどった。アフガン側から旧支配勢力タリバンや国際テロ組織アルカイダがパキスタンに流入。「パキスタン・タリバン運動」などパキスタン人の武装勢力を育てる結果となった。
対米追随の当局や、一般住民を狙ったテロ攻撃が繰り返され、今年4月から今月11日の総選挙までの1カ月だけでも約150人が死亡した。
反米感情の要因の一つは、米中央情報局(CIA)がアフガン国境付近で繰り返している無人機空爆だ。空爆で多数の民間人が犠牲になっているためだが、ムシャラフ政権が容認し、今回の選挙で敗北した人民党政権も事実上黙認していた。
しかし、11年1月、シャリフ氏の支持基盤がある東部ラホールで、CIA契約職員の米国人がパキスタン人の若者2人を射殺する事件があり「死刑」を訴える声が全国に広がった。野党党首のシャリフ氏もこうした世論を無視はできなかった。
ただ、北西部ペシャワルの政治・治安問題アナリスト、ラヒムラ・ユスフザイ氏は「シャリフ氏は現実的に物事を考える指導者だ。ほかの野党党首が『無人機撃墜』を訴える中、そこまで過激な発言はしていない。対米政策も慎重に構築していくだろう」と話した。
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チバQ
:2013/05/14(火) 23:44:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013051400972
単独過半数は困難=シャリフ派、無所属吸収も−パキスタン総選挙
【ニューデリー時事】パキスタン国民議会(下院、定数342)選挙で、選管当局が14日発表した暫定集計結果によると、小選挙区272議席のうち257議席が確定し、シャリフ元首相率いるパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)が122議席を確保した。政権樹立には比例代表70議席を含めて過半数172議席が必要。シャリフ氏は単独過半数を目指していたが、達成は困難な情勢だ。
ただ、PML−Nの圧勝により、シャリフ氏を首相とする新政権の誕生は間違いない。6月初めまでには新議会が招集され、首相が選出されるとみられている。(2013/05/14-19:42)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130514/asi13051400480000-n1.htm
勝利のシャリフ氏、首相就任式に印首相招待の意向 パキスタン
2013.5.14 00:42
【イスラマバード=岩田智雄】パキスタンの総選挙で勝利したパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)を率いるシャリフ氏は13日、東部ラホールで記者会見した。フランス通信(AFP)などによると、自身が首相に選出された際の就任式には「インドのシン首相を招待したい」と述べ、対印関係改善に意欲を示した。パキスタンが首相就任式に印首相を招くのは初めてという。
国内で反発が強まっている米無人機による空爆については、「主権に対する挑戦だ」と従来の主張を繰り返すとともに、「パキスタンは米国と良好な関係だ。互いに相手の話を聞く必要がある」として、米国と協議を進める意向を表明した。
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チバQ
:2013/05/14(火) 23:52:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130514/erp13051420490004-n1.htm
「普通の大統領」試練続く 仏オランド氏就任1年
2013.5.14 20:47 (1/2ページ)
閣僚らと会合するオランド大統領(左から2人目)=6日、仏大統領府(ロイター)
【ベルリン=宮下日出男】フランスのオランド大統領は15日、就任から1年を迎える。17年ぶりの社会党出身大統領は当初、欧州の債務危機対応に新風を起こしたが、公約の「経済成長」と「雇用拡大」で目に見える成果を出せず、支持率は歴代最低水準に落ち込んでいる。“普通の大統領”は指導力も疑問視されており、試練が続いている。
フランス通信(AFP)によると、オランド氏は6日、エロー首相ら閣僚を大統領府に集め、「1年で多くを達成したが、まだやるべきことは多い。今後1年は結果の年だ」と激励した。大統領選勝利から丸1年の日だったが、記念ムードはなく、会合では経済再生策を協議した。
オランド氏は債務危機の最中、サルコジ前大統領がドイツと主導した財政緊縮重視の対応から、経済成長とバランスをとる路線への転換を掲げて大統領選に勝利。欧州連合(EU)の成長戦略の取りまとめを主導するなど存在感を見せた。
ただ、国内経済は好転せず、3月の失業者数は約320万人と過去最悪。経済成長率も政府は今年0.1%増を見込むが、EUなどはマイナスに落ち込むと予測する。財政赤字を今年、国内総生産比3%に削減するとの目標も見送られた。
公約の同性婚合法化を激論を巻き起こしながらも実現する一方、公約に反して付加価値税増税を決めるなどした結果、反発は右派だけでなく左派の支持者からも上がっている。最近の世論調査の支持率は25%。第5共和制下の大統領では最も急激な低下とされる。仏メディアは「ひどい1年だった」(ルモンド紙)などと概して厳しい評価だ。
「調整型」のオランド氏は選挙で「普通の大統領」を訴えたが、その指導力も課題のようだ。アフリカ・マリへの軍事介入の迅速な決断は評価されているが、国内の改革では動きの鈍さが指摘され、政権が進める労働市場改革では左派の一部や労組の抵抗もあり、不十分さも懸念される。
パリ政治学院政治研究所のパスカル・ペリノー所長はオランド氏について「大統領を体現しておらず、妥協を探るために曖昧さを残している」と欧州メディアで指摘。オランド氏は「われわれはもっと迅速に動かねばならない」と仏誌に語り、今後の指導力発揮に意欲を示している。
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チバQ
:2013/05/14(火) 23:53:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130514/amr13051419390013-n1.htm
スタバ、グーグル…米企業の租税回避が論議、怒る英首相、欧米間の火種に
2013.5.14 19:33 (1/2ページ)
【ワシントン=柿内公輔】節税に熱心な米企業が低税率国を活用して海外拠点での納税を抑える手法が論議を呼んでいる。法人税率が高く“狙い撃ち”されている英国は、米側に憂慮を表明。緊縮財政を強いられる他の欧州各国も不満を募らせており、欧米間の火種となりつつある。
「私はビジネスを尊重する政治家だが、両国の経済を開かれたものにするためにも、すべての企業にきちんと納税させるべきだ」
13日にホワイトハウスで行われた米英首脳会談後の記者会見。キャメロン英首相は米企業の租税回避に不快感を示し、「この悩みの種に取り組むことで大統領と合意した」と強調したが、対照的にオバマ大統領は直接の言及を避けた。
1998年に英国進出したスターバックスは約30億ポンド(約4654億円)の売上高を挙げたが、課税対象となる利益を計上したのは1年のみ。支払った法人税は860万ポンド(約13億円)にとどまる。秘密は英国以外の低税率国の活用で、コーヒー豆をスイスの関連法人から割高に仕入れて英法人の利益を圧縮している。グーグルもアイルランド、アマゾン・コムはルクセンブルクを経由することで英国での納税を抑えている。
英国をはじめ欧州各国は債務危機から脱却するため財政の立て直しを急いでいる。米国では株主から企業へのコスト削減と利益還元の圧力が強いとはいえ、節税にいそしむ米企業の手法は違法でなくとも、欧州各国にとって面白くはない。
前出の3社は昨年、英議会で「税金逃れ」と幹部がつるし上げにあい、デモや不買運動も続発。たまらずスターバックスは今年から2年間、法定以上の税金を自発的に納付することで英当局と“手打ち”した。
ドイツやフランスも銀行に低税率国での事業内容や顧客情報などの報告強化を義務づける方向で、英独仏にイタリアとスペインを加えた5カ国は税務情報を交換することで合意。欧州は6月の主要8カ国(G8)首脳会議でも、多国籍企業の租税回避問題を取り上げる方針で、米側に厳しい注文が突きつけられそうだ。
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:
チバQ
:2013/05/15(水) 20:48:08
http://mainichi.jp/select/news/20130508ddm007030033000c.html
惑うアラブ:革命後のエジプト/1 復活した元テロ組織 治安悪化で警備活動「皆さんを守ります」
毎日新聞 2013年05月08日 東京朝刊
<惑(まど)うアラブ>
中東の民主化要求運動「アラブの春」が始まって2年が過ぎた。独裁政権が倒れた4カ国は政治や経済の動揺が収まらず、シリアの内戦は泥沼化している。連載「惑うアラブ」の第1部で、民主化の道を歩む地域大国エジプトの今を追う。【アシュート(エジプト南部)で秋山信一】
「私たちが皆さんを守ります」。3月1日午前2時、エジプト南部アシュート中心部に男たちの声が響いた。黄緑色のベストには「イスラム集団」のロゴ。日本人10人を含む62人が犠牲になった1997年の「ルクソール事件」を起こした、かつてのテロ組織だ。警察官が待遇改善ストを打つ中、治安の空白を埋めようと街に繰り出した。
イスラム集団はアシュート大学の学生らが70年代に組織。80年代以降は反政権運動を強め、サダト元大統領暗殺(81年)に関与し厳しく弾圧され続けた。ルクソール事件後は暴力路線から転換したが、存在感も失った。
だが2011年にムバラク前政権を崩壊させた革命後、復活した。アシュートでは、ガマイヤ・シャライヤ・モスクのイマーム(礼拝指導者)にイスラム集団の幹部が復帰。約20回投獄された幹部ターレク・ビディーラ師(52)は「革命は我々の運動の果実でもあります」と胸を張る。
イスラム集団は今、寡婦の債務肩代わりやもめ事仲裁などの地道な活動で社会に根を張りつつある。政党を作り国政にも進出した。
3月の「警備活動」について、ビディーラ師は、「銀行などが襲われる恐れがあった。警察に代わる気も力もない」。警官ストは1日で終わり、イスラム集団が動いたのは半日程度。だが住民らは「意図が分からず不気味」と口をそろえる。
「我々はもう暴力は使わない。武器だってない」。ビディーラ師は断言する。
「イスラム集団は存在感を示したかっただけ」。地元警察責任者のアブドルカセム・アブディーフ氏は3月の一件を一笑に付した。だが警官ストという異常事態が今回の状況を招いたことは認めた。
エジプトは81年以降、非常事態令下にあった。十分な証拠なしでの逮捕は当たり前で、強権体制を支えた。アシュート近郊の男性警察官(31)は「非常事態令が市民に恐怖感を与え、治安を維持できていた。今は警察への畏怖(いふ)や敬意がない」とこぼす。
11年の革命後に非常事態令は解除。12年6月に就任したモルシ大統領は「復活させない」と誓った。ところが今年1月、革命2年を契機に大規模なデモが起き、北部ポートサイドでデモ隊が警察署などを襲撃。モルシ大統領は北部3県に非常事態を宣言した。
だが暴徒化は止まらず、内務省によると、4月までにデモ隊との衝突で死亡した警察官は185人。警察では内務省への反発が広がり、2月以降、武器の携帯や待遇改善を求めるストが頻発した。
「治安は大きく後退している」。首都カイロの警備会社「キアク」のフエド・サマディ社長(55)は言う。内務省によると、12年の殺人は前年比約2・5倍の1885件、強盗は約3・4倍の2611件、誘拐も約2・5倍の258件だ。
サマディ社長によると、カイロでは警備会社が革命前の約4倍に増えた。キアク社は革命前、約100カ所を1500人体制で警備したが今は約50カ所を約3000人で担当する。
最近増えたのが個人からの警備相談で、月100件以上。だが「安全の保証には警備員5人が必要」との方針と月6500エジプトポンド(約9万円)の費用を伝えると大半はあきらめる。
「警察は頼りにならない。こんなものは使いたくないけどね」。威嚇用の音だけが出る拳銃を手に、サマディ社長は苦笑いを浮かべた。=つづく
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■ことば
◇ルクソール事件
エジプト南部の観光地ルクソールの古代遺跡で1997年11月に起きた無差別テロ事件。イスラム原理主義組織「イスラム集団」のメンバー6人が、自動小銃などを乱射し、新婚旅行中の夫婦ら日本人10人を含む62人を殺害。実行犯は射殺された。主要産業の観光に打撃を与えるのが狙いだったとみられる。イスラム集団は事件後、当局の取り締まりや内外の非難を受け、武装闘争を全面停止した。
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:
チバQ
:2013/05/15(水) 20:48:25
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◇革命後のエジプトの歩み
2011年 1月 ムバラク大統領の退陣要求デモ
2月 ムバラク政権崩壊、軍政開始
3月 改憲案が国民投票で承認
2012年 1月 人民議会選でイスラム勢力圧勝
6月 ムバラク前大統領に終身刑判決
モルシ氏が大統領当選
8月 モルシ大統領が軍政トップ解任
11月 モルシ大統領が大統領権限を強化する憲法宣言を発布。各地で抗議デモ
12月 モルシ大統領が憲法宣言撤回。新憲法案を国民投票で承認
2013年 1月 ムバラク前大統領の裁判やり直し決定。革命2年でモルシ政権への抗議デモが激化
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チバQ
:2013/05/15(水) 20:49:17
http://mainichi.jp/select/news/20130509ddm007030166000c.html
惑うアラブ:革命後のエジプト/2 イスラム、影響力拡大 スカーフ着けぬと髪切る
毎日新聞 2013年05月09日 東京朝刊
「先生に髪の毛を切られたの」。2012年10月10日、エジプト南部ルクソールで農業を営むベルベシ・ハイールさん(41)宅に、小学6年生の長女モナさん(12)が泣きながら帰ってきた。リボンで結ったポニーテールの毛先が、数センチ短くなっていた。
「女の子はスカーフをかぶってこなければ、ハサミで髪を切ります」。ニカブ(目以外を覆うベール)を着用した化学担当の女性教師が児童たちに告げたのは、その1週間前だった。モナさんは嫌々、言う通りにしたが、事件の前日、他の教師に「似合わないね」とからかわれた。
翌日、スカーフを着用していないモナさんを女性教師はしかった。クラスメートの男児が差し出したハサミでモナさんの髪を切り、約35分間の授業中、両手を上げた状態で教室の前に立たせた。
マフムード副校長(48)によると、この地域では中学生からスカーフを着用するのが一般的で、小学6年の女児20人のうち着用者は5人。熱心なイスラム教徒だという教師は学校の調査に「地域の習慣に合わせようとした」と釈明したが、教育省に異動になった。
エジプトでは11年の革命後、イスラム教の影響力が拡大したと指摘される。イスラム教徒が国民の約9割を占めるが、世俗主義のムバラク前政権下では、イスラム教を厳格に社会に適用する動きは抑えられた。
だが革命後、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が政権を握った。イスラム教に従って髪をスカーフなどで覆う女性や、預言者ムハンマドに倣ってあごひげを蓄える男性も増えた。こうした潮流が極端な形で社会に顔をのぞかせる例も出てきた。
「保釈前に80回のむち打ちをせよ」。4月14日、中部ミニヤ県マタイの警察署で、署長らが検事の「命令」に頭を悩ませていた。同日未明、会社員の男(30)が路上で泥酔した容疑で逮捕された。通常は保釈金を支払えば保釈される事件だが、検事は勝手にイスラム法(シャリア)に基づくむち打ちを命じたのだ。しかも指示書には「実行しなかった場合、汚職行為とみなす」と記されていた。シャリアに基づき「担当警察官の手首を切り落とす」という意味だという。エジプトの通常の刑事手続きから逸脱した、法的根拠のない内容だ。
検事は普段からコーラン(イスラム聖典)を持ち歩く、物静かな男性だという。署長らが検察上部に相談した結果「命令」は撤回され検事は更迭された。
ただ検事の主張は一定の理解も得ている。事件を担当した警察官はこう明かす。「厳罰が実行されれば、犯罪も減るはずだ。むち打ちに賛成した同僚も多い」【秋山信一】=つづく
6296
:
チバQ
:2013/05/15(水) 20:50:20
http://mainichi.jp/select/news/20130510ddm007030155000c.html
惑うアラブ:革命後のエジプト/3 外貨不足の解消急務 生活必需品補助金がカギ
毎日新聞 2013年05月10日 東京朝刊
エジプトの首都カイロ郊外にある政府系ベーカリーの販売所で、列を作る近隣住民ら。750枚は5分で売り切れた=2013年4月10日午前11時57分、秋山信一撮影
拡大写真 <惑(まど)うアラブ>
4月10日、エジプトの首都カイロ郊外にあるアエーシュ(丸いパン)の販売所には、近隣住民の行列ができていた。価格は1枚わずか5ピアストル(0・7円)。近くの政府系ベーカリーから焼きたてのパンが運び込まれると、客は競うように小額紙幣をカウンターに差し出した。750枚は5分で売り切れた。
「ここのパンは安くておいしいから助かる」。妻子4人と暮らす運輸省職員のムハンマド・アフマドさん(51)は20分間並んで30枚をまとめ買いした。エジプトでは公務員の給与は一般に安く、近所の民間ベーカリーで売っている1枚25〜50ピアストルのパンは買ったことがないという。
ベーカリーを運営するアッティヤ・エイドさん(63)は3代目だ。政府の補助金を受けて、格安の公定価格で販売する。1日に使う小麦粉は2・5トン。午前6時から午後7時まで休みなくパンを焼き、約2万7500枚をさばく。「市民の食を支える責任がある」と誇らしげに語る。
エジプトは長年、小麦や砂糖、ガソリンなど生活必需品に多額の補助金を出し、約4割を占める貧困層の不満を和らげてきた。2012年度の補助金予算は年間約200億ドル(約2兆円)で、歳出予算の約25%を占める。
だが革命後、治安への不安から主要産業の観光業や海外からの投資が低迷し、財政は一気に悪化した。ムバラク政権末期の11年1月に360億ドルあった外貨準備高は今年3月末には134億ドルに落ち込み、失業率も9・2%(10年)から12・3%(12年)に上昇した。
信用回復の鍵となる国際通貨基金(IMF)からの48億ドルの融資も、実現のめどが立たない。「補助金削減を含む財政改革が経済再生の柱となる」。昨年11月に政府と基本合意したIMFの調査団長は「聖域」の補助金にメスを入れることを明かした。だが当時、憲法改正を巡って野党勢力から猛反発を受けていたモルシ政権は、最終合意を先延ばしにした。国民の負担増となる改革案が、さらに反発を生むのを恐れたとみられる。
IMFとの交渉は妥結のめどが立たず、政府はカタールやトルコなどのつなぎ融資で息をついている。だが外貨不足が解消できなければ、小麦などの輸入に支障が出て、パンなどの物価が高騰する恐れがある。過去には死傷者が出る「パン暴動」もあった。エコノミストのイブラヒム・マンスール氏はこう警告する。「食糧難で暴動が起きれば、混乱は革命の比ではない。治安も経済も崩壊しかねない」【秋山信一】=つづく
6297
:
チバQ
:2013/05/15(水) 20:51:24
http://mainichi.jp/select/news/20130511ddm007030079000c.html
惑うアラブ:革命後のエジプト/4 9歳児が政権批判 自由と抑圧、せめぎ合う社会
毎日新聞 2013年05月11日 東京朝刊
<惑(まど)うアラブ>
エジプト東部ハルガダで4月28日、教員養成学校の開校式があった。出席したゴネイム教育相の前で、小学5年のハビーバ・ヤヒアさん(9)が手ぶりを交えて詩を披露した。
「祭りで羊が私をぶった。だけどそれは高くつくわ。お前を焼き尽くしてやる」
約200人の出席者はざわついた。モルシ大統領の出身組織の穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は、上意下達の徹底ぶりから「羊の群れ」と皮肉られている。出席者はハビーバさんが政権批判をしていることに気づいたのだ。
ハビーバさんは3分間の朗読を終えると、教育相の前に進み出て「革命で国は何も良くならなかった」と訴えた。教育相が「ここで言わなくてもいい」とやんわりと言うと「小さな声で詩は読めない」と決然と返した。
式典後、詩を作った父ヤヒアさん(51)の携帯電話が鳴った。同胞団系の自由公正党の党員からだった。「よくあんなことを言わせたな」。嫌がらせの電話は数十件続いた。産婦人科医になるのが夢だというハビーバさんは「脅しは怖くない。私はただ自分の国が心配なの」と話す。
「パンと自由、社会正義を」。2011年の革命で強く叫ばれたのは、基本的人権の保障だった。打倒された前政権下では、汚職と並び言論や思想の統制への不満が強かった。
「独立系メディアでも編集責任者は政権のスパイ。事実上の検閲をしていた」。イスラム教組織が専門の記者、モウニール・アデーブさん(36)は革命前を振り返る。だが昨年6月に発足したモルシ政権や同胞団も、批判的なメディアは「反イスラム」などと攻撃する。アデーブさんは「前政権ほど巧みではないが、検閲したがっているのは明らかだ」と指摘する。
一方、イスラム教の立場から自由を求める声もある。4月16日、カイロ中心部にある内務省の前で、イスラム教の預言者ムハンマドさながらの顎(あご)ひげを蓄えた10人の男性警察官が、座り込みをしていた。ハニ・エル・シャキリさん(30)はキャリア10年。世俗主義のムバラク前政権下で、イスラム教の影響を想起させる顎ひげは厳禁だった。「革命で自由になったはず」と上官にひげを生やしたいと申し出たが、休職処分となった。
裁判所は2月、シャキリさんらにひげを生やすことを認める判決を出したが、内務省は無視して復職を拒んでいる。強権体制の象徴だった内務省は今も前政権の影響が色濃いと指摘されている。「私は過激派でも何でもない。ただ預言者を見習いたいだけなんだ」。シャキリさんが声を落とした。【秋山信一】=つづく
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:
チバQ
:2013/05/15(水) 20:52:22
http://mainichi.jp/select/news/20130512ddm007030102000c.html
惑うアラブ:革命後のエジプト/5止 「消えた」歴代大統領 現代史教育、迷う現場
毎日新聞 2013年05月12日 東京朝刊
<惑(まど)うアラブ>
2012年9月。新学期を迎えたエジプトの小学校で教科書が配布された。南部ルクソールで歴史を教えるダイ・アフマドさん(35)はページをめくりながら、異変に気づいた。現代史の章から、ナセル、サダト、ムバラクの歴代3大統領の業績を説明する13ページ分の記述が消えていたのだ。代わりに11年の革命に関する説明が7ページ分加わっていた。「歴史を書き換えようとする意図」を感じた。
教科書通りに授業を進めると、児童から「ナセルやサダトは何をしたの?」と聞かれる。以前の教科書も参考にしながら説明をしているが、「独自に教えてもいいものなのか」という迷いもある。アフマドさんは「子供たちは歴史を『物語』として学びたいと思っている。今の教科書には物語がない」と嘆く。
「なぜ革命で追い出された大統領のことを教えなければならないのか」。取材に応じた教育省のセラジ報道官は事も無げに言った。報道官は穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団のメンバーでもある。改訂作業は同胞団出身のモルシ大統領が昨年6月に政権に就く以前の軍政下で行われ、同胞団は関与していないと説明した。
だが教育省関係者によると、昨年春、同胞団出身の人民議会(国会)議員が、ムバラク氏の記述を消すよう教育省担当者に要求したという。歴史学者で作る改訂委員会が急きょ開かれ、歴代大統領の記述削除を決めた。
革命の影響は、教科書の書き換えだけにはとどまらない。
ルクソールにあるハッダディンド小学校教師のアブドルラヒーム・ムハンマドさん(34)は「生徒のマナーが明らかに悪くなった」と嘆く。授業中に出歩いたり、騒いだりするクラスが増え、一部の学級は授業ができない「学級崩壊」の事態に陥った。だが児童たちを叱ると、今度は一部の保護者が「どうせ教育を受けても今はろくな職もない。せめて自由にさせてやってくれ」と学校に怒鳴り込んできたという。「モンスターペアレント」さながらの振る舞いだ。
同校があるルクソール県アルゴルナ地域の教育省担当者アフマド・ハムザさん(60)によると、こうした状況は多くの小中学校に共通する。今年3月、厚化粧で登校してきた中学1年の女子生徒を担任が叱ると、父親が警察に訴えた。別の小学校では、1年生が社会科の授業をボイコットするために廊下に座り込んだ。ハムザさんは「革命の悪影響だとしか思えない」と嘆く。
「教育は社会の未来を映す。エジプトの未来はどうなるんだろうね」。ハムザさんは力なく笑った。【秋山信一】=第1部おわり
6299
:
チバQ
:2013/05/15(水) 20:52:44
http://www.cnn.co.jp/world/35032053.html
ナイジェリア、3州に非常事態宣言 「テロリストの反乱」で
2013.05.15 Wed posted at 10:49 JST
(CNN) ナイジェリアのジョナサン大統領は14日、北東部ボルノ、ヨベ、アダマワの3州で「テロリストの反乱」が市民を恐怖に陥れ、法と秩序を崩壊寸前まで追い込んでいるとして、これらの州に非常事態宣言を出した。
ジョナサン大統領はさらに、先週数十人の警官が殺害された中部ナサラワ州など8州で、武装勢力による暴力が激化していると警告した。
大統領は、単なる犯罪者ではなく「テロ集団」が同国を脅かしていると主張。すでにボルノ州北部の一部地域はそのような集団に占拠されていると述べた。
同国北部では、イスラム武装勢力「ボコ・ハラム」が厳格なイスラム法の適用を求めて武力闘争を展開している。
大統領は、市民や政府職員が殺害されたり、政府関連施設が攻撃を受けたりした最近の例を挙げ、「こうした行為は宣戦布告に相当する。政府として容認できない」と断言。北東部3州に兵員を増派し、「あらゆる手段」で攻撃を阻止させると述べたうえで、「この対テロ戦に何としても勝利する」と強調した。
6300
:
チバQ
:2013/05/16(木) 19:11:07
http://mainichi.jp/select/news/20130517k0000m030010000c.html
英国:EU離脱の是非、議会で激論
毎日新聞 2013年05月16日 18時49分
【ロンドン坂井隆之】欧州連合(EU)からの離脱の是非を巡る英国議会の議論が白熱化している。15日には、与党・保守党の反EU派議員92人が今国会のエリザベス女王の施政方針演説に対し、「離脱の是非を問う国民投票に言及がなかったのは遺憾」として異例の修正動議を提出。否決されたものの与党内で採決が割れる事態になった。閣内にもEU離脱に公然と賛成する意見も出ており、キャメロン首相の求心力低下が目立っている。
同日夜に行われた採決では、305人の保守党議員のうち116人が賛成したが、連立与党の自民党、野党・労働党が反対し否決された。反EU派議員は、月内にも国民投票法案を議員立法で提出する方針で、対立はさらに続く見込みだ。
英国では、低賃金労働者の流入や規制を押し付けられることへの不満から反EU感情が根強く、ユーロ圏で債務危機が深刻化した2011年以降は世論調査で「EU離脱」の回答が「残留」を上回っている。今年行われた地方選挙では、EU離脱と移民規制を掲げる「英国独立党」が大きく躍進。支持層が重なる保守党内の危機感が一気に高まった。キャメロン首相は今年1月、「15年の次期総選挙で保守党が勝利すれば17年末までに国民投票を行う」と表明したが、反EU派は「口約束だけでは国民に真剣さが伝わらない」と法制化を強く求めていた。
12日には、ゴーブ教育相とハモンド国防相の2閣僚が「いま国民投票が行われれば離脱に投票する」と発言。ローソン元財務相ら党重鎮からも離脱を支持する意見が相次いでおり、党内には「総選挙前に国民投票を実施すべきだ」との声まで出始めている。
EU離脱に対しては、保守党の連立相手の自民党や、企業活動への影響を懸念する経済界の反対意見が強い。キャメロン首相は賛否双方への配慮から「国民投票の前に、まずEUの改革を目指す」として明確な態度表明を避けているが、労働党は「首相はもはや党のコントロールを失っている」と攻勢を強めており、首相にとって頭の痛い状況が続いている。
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6301
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チバQ
:2013/05/16(木) 19:12:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130516/mds13051618560002-n1.htm
イラン大統領選まで1カ月 保守派3陣営の争いか
2013.5.16 18:52 (1/2ページ)
【カイロ=大内清】6月14日のイラン大統領選まで1カ月を切った。強硬保守派のアフマディネジャド大統領に改革派が挑む構図だった2009年の前回選挙とはうって変わり、今選挙は保守派内の争いとなる見通しだ。
「私とマシャイ元大統領府長官は一つだ」。連続3選禁止の規定で今選挙に出馬できないアフマディネジャド大統領は、側近で姻戚関係もあるマシャイ氏への全面支援を表明している。
アフマディネジャド氏は1期目当初からマシャイ氏をブレーンとして政権運営にあたった。しかし、2期目でマシャイ氏を強引に第1副大統領に昇格させた人事などをめぐり最高指導者ハメネイ師や議会との確執が激化、昨年3月の国会議員選でハメネイ師に近いグループが勝利してからは「レームダック(死に体)」状態が続いていた。
アフマディネジャド氏としては、大統領選でマシャイ氏が当選すれば、ハメネイ師に対抗するだけの影響力も取り戻せるとの計算があるとみられる。
これに対し、強硬保守派内でもハメネイ師に近いとされるグループからは、テヘラン市長のガリバフ氏、ベラヤティ元外相、ハダドアデル前国会議長の3人が届け出た。3氏は候補の一本化を模索するとしているが、統一候補はなおも固まっていない。
ハメネイ師に近い人物としては、核開発問題の交渉責任者を務めるジャリリ最高安全保障委員会事務局長も出馬を届け出ており、強硬保守派内の票が分裂する可能性も指摘されている。
一方、抜群の知名度を誇るのがラフサンジャニ元大統領だ。1979年のイラン革命を指導したホメイニ師の弟子であるラフサンジャニ師は、保守派内では現実的な穏健派だとされ、2009年の前回選挙では改革派のムサビ元首相を支持したといわれる。
改革派は前回選挙後、アフマディネジャド陣営による不正があったとして大規模な抗議デモを展開、当局との衝突で流血の事態にまで発展したが、その後はムサビ氏が自宅軟禁下に置かれるなどして勢いを失った。それだけに、今選挙に有力候補を立てられていない改革派は、最も立場が近いラフサンジャニ師支持に回る可能性が高い。
各候補の外交方針ははっきりしていないが、誰が勝った場合も、最高指導部直轄とされる核開発政策に大きな変化はないとの見方が一般的だ。ただ、米欧などとの交渉担当者の人事には大統領の意向が反映するだけに、国外の関心も高い。
今回の大統領選には約670人が届け出、最終的な候補者はハメネイ師が任命した聖職者らによる護憲評議会の審査を経て今月下旬に確定する。
6302
:
チバQ
:2013/05/17(金) 21:48:16
http://mainichi.jp/select/news/20130517ddm007030161000c.html
英国:強まるEU離脱論 与党・閣僚からも 首相の求心力低下
毎日新聞 2013年05月17日 東京朝刊
【ロンドン坂井隆之】欧州連合(EU)からの離脱の是非を巡る英国議会の議論が白熱化している。15日には、与党・保守党の反EU派議員92人が今国会のエリザベス女王の施政方針演説に対し、「離脱の是非を問う国民投票に言及がなかったのは遺憾」として異例の修正動議を提出。否決されたものの与党内で採決が割れる事態になった。閣内にもEU離脱に公然と賛成する意見も出ており、キャメロン首相の求心力低下が目立っている。
同日夜に行われた採決では、305人の保守党議員のうち116人が賛成したが、連立与党の自民党、野党・労働党が反対し否決された。反EU派議員は、月内にも国民投票法案を議員立法で提出する方針で、対立はさらに続く見込みだ。
英国では、低賃金労働者の流入や規制を押し付けられることへの不満から反EU感情が根強く、ユーロ圏で債務危機が深刻化した2011年以降は世論調査で「EU離脱」の回答が「残留」を上回っている。今年行われた地方選挙では、EU離脱と移民規制を掲げる「英国独立党」が大きく躍進。支持層が重なる保守党内の危機感が一気に高まった。キャメロン首相は今年1月、「15年の次期総選挙で保守党が勝利すれば17年末までに国民投票を行う」と表明したが、反EU派は「口約束だけでは国民に真剣さが伝わらない」と法制化を強く求めていた。
12日には、ゴーブ教育相とハモンド国防相の2閣僚が「いま国民投票が行われれば離脱に投票する」と発言。ローソン元財務相ら党重鎮からも離脱を支持する意見が相次いでおり、党内には「総選挙前に国民投票を実施すべきだ」との声まで出始めている。
EU離脱に対しては、保守党の連立相手の自民党や、企業活動への影響を懸念する経済界の反対意見が強い。首相は賛否双方への配慮から「国民投票の前に、まずEUの改革を目指す」として明確な態度表明を避けているが、労働党は「首相はもはや党のコントロールを失っている」と攻勢を強めており、首相にとって頭の痛い状況が続いている。
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:
チバQ
:2013/05/17(金) 21:56:49
http://mainichi.jp/select/news/20130518k0000m030076000c.html
過激派:国境越え暗躍…ケニア、ソマリア隣接の町
毎日新聞 2013年05月17日 21時39分
アフリカでイスラム過激派が勢力を拡大している。過激派が国境を超えて連携し、政府の支配が弱い地域に移動して拠点を作り、地域の不安定化につながっている。無政府状態が続いたアフリカ東部ソマリアで、拠点都市から追い出され隣国ケニアで活動を広げるイスラム過激派アルシャバブの実態を追った。【ケニア東部ガリッサで服部正法】
◇砂糖密輸で年数十億円
ソマリア国境に近いケニア北東州のガリッサ。首都ナイロビから町に近づくにつれ、治安当局の検問が増える。街中は平穏そうだが、最近のテロ続発を受け、夜間外出禁止令が敷かれている。
「もうこのぐらいに」。テロ事件とアルシャバブの関係について記者の取材を受けていた男性が突然、席を立った。男性はソマリ系の敬虔(けいけん)なイスラム教徒。若手リーダーの一人で、地域事情に詳しい。
案内人は、男性が取材を中断させた理由について「下手にアルシャバブに触れれば、彼らの『(暗殺)リスト』に男性が載ってしまうからだ」と声を潜めた。「何に触れると危険なのか」と、立ち去ろうとする男性にそう畳み掛けると、男性が言った。「彼らのネットワークさ」
ガリッサでは昨年から、街中の飲食店やホテルなどを狙った攻撃や爆弾テロが散発的に発生。地元紙によると、100人以上が死亡し、アルシャバブの犯行が疑われている。先月には、「治安関係者がよく集まる場所」(地元公務員男性)といわれる中級ホテルで複数の男が銃を乱射し、9人が死亡した。
「ケニア軍のソマリア介入への報復だろう」。ガリッサ郡のモハメド・マーリム郡長(46)はテロの理由を推測する。地域の有力国ケニアとエチオピアは、アルシャバブ掃討のため2011年秋に相次いで軍事介入し、アルシャバブは撤退を余儀なくされた。
ソマリア国内で弱体化が指摘されているが、アルシャバブの「ネットワーク」はガリッサ住民の恐怖の的だ。その資金源は砂糖の密輸とみられている。
案内人によると、砂糖を入れた袋を積載したトラック20〜30台程度が連日、秘密裏に国境を越えてソマリアからケニアに入る。ソマリアから来る砂糖は安く、ケニアでは重宝がられるからだ。国連の調査団も、ソマリアから木炭を湾岸諸国に輸出、逆に湾岸経由で砂糖を輸入し、この砂糖をケニアに持ち込む裏ビジネスにアルシャバブが関与していると指摘する。
地元報道などを総合すると、砂糖・木炭取引への関与でアルシャバブは年間数十億円を得ている疑いがある。金は武器購入のほか、非ソマリ系も含めた若者らを戦闘員や協力者にスカウトする際に使われると考えられる。
先月、複数の治安当局者がアルシャバブの砂糖密輸に関わった疑いなどで職務停止処分を受けた。マーリム郡長は「反政府組織の資金源をつぶす」と意欲的だが、当局側にも浸透するネットワークの取り締まりは簡単ではなさそうだ。
さらに、民族と宗教も複雑に絡む。ガリッサにある約30カ所のキリスト教会のうち4教会が襲撃され、礼拝中に14人が死亡するテロ攻撃も起きている。
多数派のソマリ系住民はイスラム教徒であるのに対し、教会の信者は非ソマリ系住民。教会信者の間には「アルシャバブの名前を利用して、地元の人間(ソマリ系)がキリスト教徒を追い出そうとしているのではないか」との疑念も渦巻く。
◇隣国に流入、組織存続
アフリカでは、支配地域を追い出されたイスラム過激派が新たな移動先で生き延びている。典型的なのが北・西アフリカの例だ。
アルジェリアで1990年代に伸長したイスラム原理主義勢力が、政府に追われる形で隣国マリに流入。政府の支配の弱いマリ北部で勢いを増した過激派は、昨年のマリの軍事クーデターなどを利用し、北部を支配下に置いた。今年1月にフランス軍が軍事介入して、過激派は北部の都市部から放逐された。
だが、マリの隣国ニジェールのバズーム外相は今月、マリから逃げ出した過激派がリビア南部に根拠地を作っていると、懸念を表明した。カダフィ政権崩壊以降続く同国の混乱を利用して逃げ込んだ可能性がある。
アフリカのイスラム過激派に詳しい南アフリカ・フリーステート大のフセイン・ソロモン教授はケニアへのアルシャバブ浸透について、政府や行政の問題点を指摘する。「市民へのサービスが欠如する中で、モスク(イスラム教礼拝所)が食料配布などを行い、そうした過程で貧困層にイスラム(過激派の)思想が広まっており、キリスト教徒からの改宗も見られる」と言う。
6304
:
チバQ
:2013/05/17(金) 22:00:01
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130516-OYT1T01318.htm?from=ylist
ブルガリア議席確定、連立相手を確保できず
【ローマ=末続哲也】ロイター通信によると、12日投票のブルガリア総選挙(一院制、240議席)は15日、各党の議席数が確定した。
ボリソフ前首相が率いる中道右派「欧州発展のためのブルガリア市民」が97議席で第1党となり、中道左派の社会党(議席数84)が続いた。両党とも議会過半数を制するために必要な連立相手を確保できていない。連立交渉が不調なら、再選挙の可能性もある。
両党のほかに議席を得たのは、社会党と連携する可能性があるトルコ系政党「権利と自由運動」(同36)と、極右政党「アタッカ」(同23)だけだった。
(2013年5月16日22時06分 読売新聞)
6305
:
チバQ
:2013/05/17(金) 22:02:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130517/erp13051708450001-n1.htm
姿消すか“プーチン行列” ブーイング緩和へヘリポート完成
2013.5.17 08:43
ロシア大統領府があるモスクワ都心クレムリンにプーチン大統領用のヘリポートが完成、大統領はモスクワ郊外の公邸からの通勤をヘリコプターに切り替える見通しになった。ロシア主要メディアが16日伝えた。
ヘリ利用はモスクワのひどい渋滞を一層悪化させないための配慮だとされる。他の車を排除したがらんとした道路を黒塗りの大統領リムジンや警護車の車列が独占し、猛スピードで突っ走る大名行列ならぬ“プーチン行列”はモスクワ名物だが、今後はあまり見られなくなりそうだ。
プーチン氏はロシア製の中型ヘリを使う予定。クレムリンは古い教会などが立ち並ぶ世界遺産でもあるが、ペスコフ大統領報道官は「歴史的建造物への悪影響はない」と述べた。
近年の大統領の権威低下に伴い、最近は走行を妨げられた市民の車が大統領車列にクラクションでブーイングする場面も目立ち、メドベージェフ首相は3月からヘリ通勤に切り替えた。(共同)
6306
:
チバQ
:2013/05/17(金) 22:03:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130516/erp13051621240008-n1.htm
ベルギー国王が退位検討 首相は難色と報道
2013.5.16 21:23
16日付のベルギー有力紙ルソワールは、国王アルベール2世(78)が健康上の理由で退位を望んでおり、ディルポ首相と協議したと伝えた。首相は来年5月に予定されるベルギー総選挙前の退位は望ましくないと難色を示しているという。
首相は「政府はこの問題を検討していない」と否定する声明を出したが、国王は既に健康上の理由で遠距離の外国訪問を控えており、近くフィリップ皇太子に王位を譲るとの観測が高まっている。
アルベール2世は心臓や腰痛などの問題を抱え周辺に退位の希望を漏らしており、最近、ディルポ首相、皇太子にも改めて退位の意向を伝えたという。
国王が7月21日のベルギー国家の祝日に退位を発表し、11月15日の王家の祝日に退位、皇太子に王位を移譲するとの日程が取り沙汰されている。(共同)
6307
:
チバQ
:2013/05/17(金) 22:11:16
http://www.afpbb.com/article/politics/2944361/10749902
飲まなきゃやってられない?独メルケル首相
2013年05月16日 17:30 発信地:ミュンヘン/ドイツ
【5月16日 AFP】ドイツ南部ミュンヘン(Munich)で15日に開催されたお祭りで、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相(58)がジョッキのビールをおいしそうに味わう姿をAFPのカメラが捉えた。
欧州債務危機への対応で、欧州連合(EU)を率い債務超過に陥った各国に緊縮財政を迫る姿勢が非難の的となっているメルケル首相。似顔絵にはナチス・ドイツ(Nazi)のアドルフ・ヒトラー(Hitler)の独特のひげが描かれることすらあるが、9月22日に総選挙を控えるドイツ国内では、慎重な危機対応が評価されている。
先日はドイツの女性誌「ブリギッテ(Brigitte)」主催のフォーラムで、ほとんど明かされていない私生活を垣間見せた。それによると、メルケル首相が最も魅力的だと感じる男性は「すてきな目をした人」だそうだ。また、首脳会談の際には一晩中でも議論を続けられるほど体にエネルギーを蓄えられる「ラクダのような」能力が自慢という。政治家として語るときの秘けつは「まず黙ること」で、それによって「知的な話し方ができるようになる」と話している。(c)AFP
6308
:
チバQ
:2013/05/18(土) 00:05:49
>>6283
http://mainichi.jp/select/news/20130514dde041030016000c.html
豊かさの陰で:ナイジェリアから/2 若者就職難、ギャングに
毎日新聞 2013年05月14日 東京夕刊
ラグーン沿いに広がるスラム。ハイウエー(左)の先には経済成長を物語るビル群がそびえる=ナイジェリア・ラゴスで
写真特集へ 英語の「ラグーン」(潟湖)が地名の語源となったナイジェリアの旧都ラゴス。街の象徴である大きな潟湖には、水際まで板張りの粗末な家がひしめく。水面の向こうには、急速な経済発展を物語る巨大なビル群が浮かぶ。ハイウエーからの景観上問題があるとして政府によって一部のスラムは撤去されたが、仕事と富を求めて集まり続ける人波が間もなく、再び岸辺を埋め尽くした。
そんなスラムの一つ、マココ地区。家並みは岸辺に収まりきらず、一部の建物は湖面上にせり出す。日が高く昇る中、板張りの小屋から身を乗り出した青年が記者に声をかけた。「もう帰っちゃうの?」。ろれつが回らない口ぶり。左手にはウイスキーのボトルがあった。所在なげな若者の姿は、路地を曲がる度に目に付いた。
豊富な石油資源を背景に過去10年の平均経済成長率は7%を超え、2020年までには経済規模で世界上位20カ国入りを目指すナイジェリア。だが、原油輸出で潤う一方、雇用機会を増やすような他の産業は育っておらず、就職は地縁血縁が頼りとされる。失業率は23・9%(11年)。特に都市部の若年層(15〜24歳)では33・5%(同)と深刻だ。
高い失業率は社会不安と隣り合わせだ。若者の起業支援などを行う地元NGOの男性職員、オグンウォレ・アビオドゥさん(30)はマココ地区出身。「一緒に高校まで出たのに、仕事がなくてギャングになった友達もいる」と表情を曇らせた。
マココでは、20〜30人の若者でつくるギャング同士の抗争も問題化。今年2月にも5人が死亡する衝突が起きた。アビオドゥさんは課題をいくつも挙げた。「酒やドラッグに浸り、強盗などの犯罪にも手を染めやすい環境ができてしまっている。若者の不満の背景は、失業や不平等だ」
◇
「潟湖のほとり」のスラムから南に約5キロ。大西洋に面したバー・ビーチでは海岸を埋め立て、居住区やオフィス街を整備する「エコ・アトランティック・シティー」プロジェクトが進む。だが、この地でも日中、所在なげにすごす若者たちがいた。友人と3人で海を見つめていた青年(23)はため息交じりに語った。「専門学校で配管を学んだ。仕事を探しているけど、ここでの就職はコネが全てなんだ」【ナイジェリア・ラゴスで町田結子】=つづく
6309
:
チバQ
:2013/05/18(土) 00:06:50
http://mainichi.jp/select/news/20130515dde041030064000c.html
豊かさの陰で:ナイジェリアから/3 貧富の格差、発想にも
毎日新聞 2013年05月15日 東京夕刊
ゲートで封鎖された橋。オデさん(右)は貧富の「意識の差」の象徴と指摘した=ナイジェリア・ラゴスで
写真特集へ 片側2車線の真新しいスマートな橋。完成しているようだが、両端は鉄のゲートで封鎖されていた。侵入を防ぐため複数の警備員が目を光らせる。
社会問題を取材する全国紙の記者、オンチェ・オデさん(29)が言った。「見てください。これが、金持ちと貧困層の考えの違いを浮き彫りにした橋。『メンタルギャップ』の象徴です」
ナイジェリアの商都ラゴスでも代表的な、二つの高級住宅街を結ぶ全長3キロのレキ−イコイ橋。官民連携で5年前に始まった工事は昨年完了したが、「通行料が高すぎる」と反発を招き、いまだに開通に至っていない。
片道最低500ナイラ(約300円)。富裕層には大した額ではないが、周辺のスラムの住民にとっては大問題だ。通行料は乗り合いバス料金にも影響する。「金持ちの発想で安易に考えるから、こういうことになるんだ」とオデさんは嘆いた。
オイルマネーに沸くこの国の格差はすさまじい。日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、月収10万ナイラ(約6万円)以上の中所得層以上は推定90万人(2008年)で、人口1億6600万人の1%以下だ。一方、国民の7割は1日1・25ドル(約126円)以下で暮らす。
ポルシェが月に50台売れ、富裕層をターゲットにした外資系ショッピングモールも増えるラゴス。モール内には衣料品や電化製品など各売り場のほか、映画館やフードコートも。英国留学から一時帰国中の娘を連れて車で買い物に来た男性(34)は、石油関連会社で働いているといい、「経済はこれからもっと良くなる」と笑った。
だが、国の成長を象徴するこの都市には、スラムも100以上ある。「富裕層は国家権力から富を得ている」と貧困層は不満を抱いている−−国際機関の現地スタッフらが語るこの国の問題点だ。
◇
封鎖されたままの橋のたもとには高級住宅街が広がり、家々の多くが3メートルを超える塀に囲まれる。新聞記者のオデさんは熱っぽく語る。
「政治家は富を囲い込み、自分の周りに高い壁を造ることばかりに熱心だった。やってほしいのは、金持ちのための橋づくりではなく、国民が力を発揮できる『道』づくりなんです」【ナイジェリア・ラゴスで町田結子】=つづく
6310
:
チバQ
:2013/05/18(土) 00:07:54
http://mainichi.jp/select/news/20130516dde041030023000c.html
豊かさの陰で:ナイジェリアから/4 政府不信で自宅出産
毎日新聞 2013年05月16日 東京夕刊
診療所で次女を出産した女性は「スタッフも信頼できる人ばかりなのに」と自宅出産にこだわる知人らを思いやる=ナイジェリア・ラゴスで013年4月15日午後0時33分(日本時間午後8時33分)、町田結子撮影
写真特集へ 「診療所でのお産は無料なのに、私の友達は自宅で出産したの。お金を取られると思ってるみたい」
ナイジェリアの旧都ラゴスの公立診療所。2月に出産した次女の予防接種に来た母親(29)が、我が子を抱きながら打ち明けた。自宅での出産には医師や助産師の立ち会いはなく、危険が伴う。
国連児童基金(ユニセフ)によると、直近の同国の妊産婦死亡率は10万人当たり840人。新生児死亡率は1000人当たり40人で、共にアフリカ平均(590人と33人)を大きく上回る。5歳未満児の死亡率は1000人中143人で世界ワースト12位だ。
安全に出産してもらおうと、ラゴス州政府は昨秋から州内の全287診療所での自然分娩(ぶんべん)を無料にした。乳幼児への予防接種は全て無料という全国統一サービスの周知にも力を入れる。それでも、いまだに6割以上の妊婦は自宅で伝統的スタイルで出産し、3割は出生登録もしない。なぜか。
背景には政府に対する根強い不信感がある。「どうせ何もしてくれない、期待もしていない、と諦める住民が多い」とユニセフ現地事務所の泉紀子さん(46)は説明する。
地方にも度々足を運ぶ泉さんは、公共サービスに対する住民の不満を何度も耳にした。役場に行けば金を要求され、相次ぐ公務員給与の遅配・欠配で教師は学校に来ない−−。同国北部の別の州ではそんな状況に見切りをつけた住民が、自分たちで教師を雇い、学校を運営していたという。
世界の汚職を監視する国際NGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」による腐敗認識指数ランキングでは、ナイジェリアは176カ国・地域で139位(2012年)と最低レベル。腐敗は信頼の欠如を招き、子どもの命を奪うことにもつながる。
富裕層が集まるラゴス・アイランド地区と貧しい地域の間で妊産婦死亡率が3倍近い差が出るなど、州内格差が激しいラゴス。それでも国を代表する地域として、必死の取り組みや啓発を続ける。
泉さんは言う。「住民に期待され信頼されるよう、まずは行政側が変わらないといけないんです」【ナイジェリア・ラゴスで町田結子】=つづく
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チバQ
:2013/05/18(土) 00:08:30
http://mainichi.jp/select/news/20130517dde041030004000c.html
豊かさの陰で:ナイジェリアから/5止 問われる、支援の形
毎日新聞 2013年05月17日 東京夕刊
補習授業でアルファベットを習うスラムの子どもたち。見守るサンゴサンヤさん(奥)の目も真剣=ナイジェリア・ラゴスで
写真特集へ 「O(オー)はオレンジのO、P(ピー)はパイナップルのP!」
ラゴスのゴミ捨て場にできたスラム近くの「教室」から子どもたちの元気な声が響く。アルファベットの暗唱だ。別の部屋では上級生が数学の授業を受けていた。
地元のNGO「LOTS(ロッツ)」は、スラムの子どもたちのために放課後の補習授業を開いている。責任者のトルロペ・サンゴサンヤさん(30)は「学校には行っているけれど、英語の読み書きも満足にできない子が多い。教育の質が低いからです」と狙いを語る。
近隣の小学校では80人近い児童を1人の教師が教えていた。隅まで目が行き届くはずがない。サンゴサンヤさん自身、学校に通っていたにもかかわらず、10歳までほとんど読み書きができなかった。
LOTSは補習のほかにも、ゴミに囲まれて暮らす子どもたちに外の世界を知り夢を持ってもらうため、富裕層向けに誕生したショッピングモールに連れ出すなど多様なプログラムを組む。補習を受ける少女(13)は「将来の夢は医者」と笑顔を見せた。
同国では近年、LOTSのような草の根支援活動が広がっている。ユニセフ(国連児童基金)現地事務所によると、子ども関連のNGOだけで50以上。支えているのは個人や海外からの寄付だ。2年前にはNGOや政府関係者、警察、弁護士らを結ぶ「子どもの保護連絡会」もできた。
サンゴサンヤさんはこうした取り組みを評価しつつ、課題を挙げる。「保護しても、親の経済力がなければ同じことを繰り返す。必要なのは、物事を包括的にとらえる『システム・シンキング』。各分野の団体が強みを生かして協力し合えば、もっと良くなるはず」
◇
アフリカへの支援策について話し合う第5回アフリカ開発会議(TICAD)が6月1〜3日、横浜市で開かれる。経済成長を通じた貧困解消を主要な柱に、投資促進策などが話し合われる予定だ。
だが、経済成長の恩恵は一部に集中し、多くの人々は取り残されがちだ。それは、大陸のリーダーとして知られるナイジェリアで極端なまでの姿で現れていた。アフリカ研究者の島田周平・東京外大特任教授は強調する。「投資増大がもたらす格差問題には十分な留意が必要だ。アフリカの政府は新しい問題に直面することになるが、人間開発や社会開発の分野で日本が協力できる面は多い」【ナイジェリア・ラゴスで町田結子】=おわり
6312
:
チバQ
:2013/05/18(土) 01:31:31
http://mainichi.jp/select/news/20130518k0000m030101000c.html
シリア情勢:トルコ、米で増す存在感
毎日新聞 2013年05月17日 22時38分(最終更新 05月17日 23時32分)
【エルサレム大治朋子】オバマ米大統領は、訪米中のトルコのエルドアン首相と16日に開いた共同記者会見で、両国の連携強化を強調した。シリアの内戦状態が続くなか、「新たな戦争」や中東全体の不安定化を回避したい米国にとって、トルコはさらなる脅威の拡散を食い止める「防波堤」にもなりうる存在だ。シリア情勢の悪化が、トルコの存在感を高める形となっている。
「今回の訪問は、米国にとってトルコがいかに重要な同盟国であるかを示すものだ」。オバマ大統領は会見でそう述べて、両国の「絆」をアピールした。エルドアン首相の訪米は15回目だが、米軍による正式なセレモニーで迎えられたのは今回が初めて。背景には、両国の経済関係の急速な拡大がある。過去4年間で両国の貿易総額は75%増の200億ドル(約2兆円)近くに成長。軍事面でも、35億ドル(約3500億円)規模の最新鋭ヘリの共同開発を進めるなど、関係強化を図っている。
トルコ南部にはシリアからの難民約20万人が押し寄せ、国境付近でテロ事件が起きるなど治安が悪化。トルコにとって米国との連携が欠かせない状況だ。
トルコは昨年、米国などを通じ、北大西洋条約機構(NATO)にパトリオットミサイルの配備を要請。NATOは今年1月、シリアとの国境付近に配備した。欧州への「防波堤」ともなり、米欧の思惑とも一致した。
対イスラエル関係でも、トルコは存在感を高めている。両国空軍がトルコ北部で行っていた合同演習は、パレスチナ自治区ガザ地区に対する空爆などをきっかけに、2009年から中断している。トルコでの演習はイランへの空爆を想定した訓練などが可能で、イスラエルにとってはメリットが大きい。シリア情勢の影響で中東の不安定化が懸念されるなか、イスラエルは演習再開を希望しているとされ、トルコがイスラエルに対し優位な立場になりつつある。
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