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国際政治・世界事情

3380とはずがたり:2011/11/11(金) 21:29:35

パパデモス新政権発足=構造改革再始動へ−ギリシャ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011111101018&j4

 【パリ時事】ギリシャのルーカス・パパデモス新首相(64)が11日、正式に就任し、主要政党が協力する大連立内閣が発足する。議会の圧倒的多数を抑えた強力な政権の下、ギリシャは債務危機脱却に向けた構造改革を再始動させることになる。
 新政権には、パパンドレウ前政権を支えた中道左派の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のほか、最大野党だった中道右派の新民主主義党(ND)、民族主義政党の国民正統派運動(LAOS)の3党が協力。与党勢力は議会(1院制)定数300のうち8割超を占める。(2011/11/11-20:10)

3381チバQ:2011/11/12(土) 10:37:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111112/erp11111200370000-n1.htm
ギリシャ新内閣が発足 包括策の受け入れ 最悪の事態はひとまず回避
2011.11.12 00:36
 【ローマ=木村正人】ギリシャ政府は11日、欧州中央銀行(ECB)前副総裁のルカス・パパデモス氏(64)を新首相とする新内閣を発表した。与党と最大野党が参加する大連立内閣で、欧州連合(EU)による財政危機に対する包括策の国会承認に全力を注ぐ。しかし、増税など痛みを伴う緊縮策をめぐってはなおも国民の強い反発が予想される。

 包括策の受け入れで、最悪の事態はひとまず回避され、財政の専門家でもあるパパデモス氏の就任には、欧州ではとりあえず歓迎する声が出ている。 

 財政再建をめぐりEUなどとの折衝の中心となる財務相ポストは、ベニゼロス財務相が留任した。

 パパデモス氏は本格的な財政再建のための期間が必要として選挙日程を来年2月19日から遅らせるよう求めており、選挙日程が当面の焦点となる。

3382チバQ:2011/11/12(土) 10:37:57
http://www.asahi.com/international/update/1112/TKY201111120113.html
2011年11月12日10時23分
メキシコ内相のヘリ墜落 麻薬対策に取り組む
 メキシコのブレーク内務相(45)らを乗せたヘリコプターが11日朝、首都メキシコ市南東部の山間部に墜落、内相やパイロットを含む8人が死亡した。AP通信などが報じた。

 ブレーク内相は司法関係者らとの会合のため南部モレロス州クエルナバカへ向かう途中だったという。墜落の原因はわかっていない。内相は2010年7月に就任以来、激化する麻薬組織間の抗争の対策に取り組んでいた。

 メキシコでは08年、モウリニョ内相(当時)も政府機の墜落で死亡。米紙ロサンゼルス・タイムズによると、当時は事故死と発表されたが、その後、麻薬組織の仕業だったとの見方が強まっていた。(ロサンゼルス=藤えりか)

3383チバQ:2011/11/13(日) 12:39:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011111302000033.html
シリアの会合参加停止 アラブ連盟
2011年11月13日 朝刊

 【カイロ=今村実】反政府デモへの武力弾圧を続けるシリアのアサド政権に対し、アラブ連盟は十二日、シリアの連盟会合への参加停止や経済制裁などの処分を決めた。アサド政権は今月二日に合意した連盟の打開策を無視しており、連盟が厳しい措置を打ち出した形だ。中東の衛星放送アルジャジーラなどが伝えた。

 連盟は、各加盟国に駐シリア大使の召還を呼び掛けたほか、近く反政府派と会談する方針を表明。経済・政治制裁の具体的内容は明らかになっていない。

 処分内容の発効は十六日からで、政権側が連盟との合意事項を履行するまで続く。処分には、一部の加盟国が反対したもようだ。

 カイロの連盟本部で開かれた緊急会合後、シリア問題担当のカタールのハマド首相は「シリアで暴力と殺害が続くようなら、連盟のアラビ事務局長は国連など人権問題を扱う国際機関に支援を求めることになる」と警告した。

 一方、シリア側は「処分は憲章に違反する。米国の命令に従ったものだ」と激しく反発したが、処分の決定によりアサド政権は苦境に立たされた。

 二日の合意には、軍撤収や拘束したデモ参加者らの釈放などが含まれていた。弾圧を続ける政権に対し、反政府派は連盟の加盟資格の停止を求めていた。

http://www.cnn.co.jp/world/30004567.html
アラブ連盟、シリアの資格停止を決定 異例の強硬姿勢
2011.11.13 Sun posted at: 11:04 JST

カイロ(CNN) アラブ連盟(22カ国)は12日、シリアが反体制デモへの武力弾圧を続けていることを理由に、同国の加盟国としての資格を停止するとの決定を下した。16日に発効する。

カイロ市内にある本部での緊急外相会合で採決が行われ、シリアを除く加盟国21カ国のうち18カ国が賛成、レバノンとイエメンが反対し、イラクは棄権した。

議長国カタールのハマド首相兼外相が、会合後の記者会見で決定を読み上げた。同連盟は同時に、加盟各国に駐シリア大使の召還を呼び掛けた。シリア軍に対して市民への武力行使を中止するよう求め、3日以内に反体制派との会合を開くと述べるなど、異例の強硬姿勢を示した。アラブ連盟は、シリアに対する制裁も示唆しているが、具体的な内容については明らかにしていない。

アラブ連盟は今月初め、シリアに暴力の停止をはじめ、拘束者釈放、人口密集地からの軍撤退や報道陣、監視団への立ち入り許可などを提案した。これらが実現していないことに対する対抗措置とみられる。

民間人の死者はこの数日間も引き続き報告されており、シリアの反政府団体LCCによれば、12日は21人に上った。シリア側は、デモの背後にテロ組織がいるとの主張を繰り返している。アハマド・アラブ連盟大使は国営シリア・アラブ通信を通して連盟の措置を「不法」と非難し、「欧米への従属を表明しているに等しい」と述べた。

オバマ米大統領は、アラブ連盟が「危機の収拾に向けてリーダーシップを示した」と評価。ジュペ仏外相も「今こそシリア政権への圧力を強めるべきだ」と支持を表明した。人権団体などからは、同連盟の行動が国連安全保障理事会による制裁につながることを期待する声も上がっている。

3384チバQ:2011/11/13(日) 12:57:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111112/erp11111217180006-n1.htm
スペイン総選挙まで1週間 与党惨敗の予測
2011.11.12 17:16

7日、マドリードでスペイン首相候補同士の討論会の会場に入る与党、社会労働党のルバルカバ前第1副首相(左)と野党、国民党のラホイ党首(ロイター)
 20日投開票のスペイン総選挙まで1週間。サパテロ政権の左派与党、社会労働党は、ギリシャ危機に端を発したユーロ圏の経済的低迷から、記録的な水準に達した高失業率への国民の強い反発に直面。世論調査によると、最大野党の保守、国民党に惨敗するとの予測が出ている。

 同国の独立系公共機関が11月上旬に実施した世論調査によると、社労党の支持率は29.9%。国民党は46.6%で、約17ポイントの差がついた。議席予測では下院350議席のうち国民党が190〜195議席と、単独で過半数を占める見通し。社労党は116〜121議席と歴史的な敗北の可能性がある。

 与党劣勢の主因は、21.5%と欧州最悪の水準に高止まりする失業率。約440万人が職を失っている状況で、特に若年者の失業率は約46%にもなる。(共同)

3385チバQ:2011/11/13(日) 12:59:22
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/13/20111113ddm007030149000c.html
イタリア:まだ、やる気満々 ベルルスコーニ氏、新党も視野
 【ローマ藤原章生】ベルルスコーニ首相(75)が12日夜にも、辞任する見通しだ。日本の55年体制に似たイタリアの強固な政治体制が崩れた直後の94年、首相は新党「フォルツァ(がんばれ)イタリア」を率い、政権を奪った。その後も延べ9年間、首相の座にあった。「破天荒でエネルギッシュなイタリア」のイメージを広めたベルルスコーニ時代は、今回の辞任で終わるのか。本人は依然、やる気満々の様子だ。

 8日夜に辞任を決めた首相は当初、来春の早期選挙を要求したが、モンティ氏による暫定政権案が固まった9日以降は低姿勢を貫いた。経済専門家による暫定政権は1年ほど続くのが慣例で、選挙を叫ぶのは賢明でないと判断したようだ。

 仮に早期の選挙が実現した場合、首相は与党「自由国民」の次期首相候補にアルファノ幹事長(41)の名を挙げ、自身は舞台裏に消える口ぶりだった。しかし、与党関係者によると、首相は新党発足も視野に入れているという。人気がどん底でも「有権者の15%はベルルスコーニに投票する。中道右派票を現与党に集め、そこに参入すれば、返り咲きも夢ではないというシナリオ」(閣僚秘書)という。

毎日新聞 2011年11月13日 東京朝刊

3386チバQ:2011/11/13(日) 21:24:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111113-00000007-cnn-int
五輪やサッカーW杯控え軍を投入しスラム街制圧 ブラジル
CNN.co.jp 11月13日(日)14時33分配信

(CNN) ブラジルのリオデジャネイロ市の治安当局は12日、軍の特別作戦部隊を大量に投入し、麻薬密輸などの犯罪組織が牛耳る市内3カ所のスラム街の制圧作戦を13日に実施すると発表した。

ブラジルが2014年に主催するサッカーのワールドカップ(W杯)本大会、リオデジャネイロが16年に開催する夏季五輪に備えた治安対策の一環。

戦車、ヘリコプターや海軍部隊が動員される13日の作戦は、ロチーニャ、ビディガル、チャカロドセウの3地区にあるファベーラと呼ばれるスラム街が対象となる。住民は約13万人。作戦に伴い観光名所を含む一部地区が閉鎖される。

地元のCNN系列局によると、市中心部にあるロチーニャでは作戦が12日に始まっており、武器を押収し、犯罪組織構成員を逮捕するなどした。警察は9日、ロチーニャを10年にわたって支配し、凶悪犯の一人として手配していた麻薬密輸組織の首領を逮捕している。警察の包囲網をかわすため車のトランクに隠れているところを拘束した。

スラム街にはびこる犯罪組織の掃討作戦は過去にも実施されており、1年前の作戦では銃撃戦に発展し、少なくとも35人が死亡していた。

3387チバQ:2011/11/13(日) 21:25:02
http://www.cnn.co.jp/world/30004568.html
モスク建設予定地にブタの死骸 イスラム教拡大に抗議か スイス
2011.11.13 Sun posted at: 12:28 JST
.(CNN) スイス北西部グレンヘンで11日、モスク(イスラム礼拝所)の建設予定地に切断されたブタの死骸が埋められているのが見つかり、国内のイスラム教徒らに衝撃が走った。ブタはイスラム教で不浄な動物とされている。スイスでは近年、イスラム教徒とキリスト教徒の間で緊張が高まっている。

地元警察が同日、何者かが予定地を「汚す」目的でブタの死骸を埋め、ブタの血液120リットルをまいたとの情報を受けて発掘した。

無記名のパンフレットにドイツ語で「スイス国内でのイスラム教拡大に抗議するための作戦だ」と書かれ、スペインでも同様の作戦でモスク建設計画が中止されたとの説明があったという。

警察幹部がCNNに語ったところによると、今のところ容疑者は浮上していないものの、本格的な捜査が進んでいる。専門家を現場へ呼び、ブタの血液が実際にまかれたかどうかなどを検証する予定。犯人は動物の死骸遺棄や環境汚染の罪に問われる可能性があるという。

この土地は数年前、地元のイスラム教徒らが極右活動家の土地所有者から購入した。この所有者はモスク建設のための土地だとは聞かされていなかったと主張し、取引の停止を求める民事訴訟を起こしたものの、最近敗訴していた。

同国の人口約700万人のうち、イスラム教徒は約50万人と推定される。イスラム団体の報道担当者によると、近年右派を中心にイスラム教徒への攻撃が目立つようになり、2009年には国民投票でイスラム寺院のミナレット(尖塔)の新規建設禁止が可決された。同担当者は「雨か雪が降れば土地は清められる」と話す一方、「この国ではキリスト教徒とイスラム教徒がずっと平和的に共存してきたのに」と、反イスラム感情の拡大に懸念を示した。

3388チバQ:2011/11/13(日) 21:29:16
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011111300087
独裁国家で国民投票=大統領、世襲の準備か−赤道ギニア
 【ロンドン時事】ヌゲマ大統領(69)による独裁が30年以上も続いている中部アフリカの産油国、赤道ギニアで13日、新憲法の是非を問う国民投票が行われた。新憲法は、大統領の任期を最大2期14年に制限、「民主化」を掲げているが、実は世襲に向けた準備とみられている。
 ヌゲマ大統領は1979年、おじのマシアス大統領を処刑して権力を握った。独裁国家だが、大統領選は行われてきており、毎回圧勝だ。次の大統領選は2016年。そこからさらに14年「88歳になる30年まで続けることを担保する」(人権団体)ための改憲と疑われている。
 しかし、一番の狙いは、副大統領職の新設にある。大統領が指名できる新副大統領に有力視されているのが、息子のヌゲマオビアンマンゲ農林相(40)だ。米仏での豪遊で「世界的に有名などら息子」(外交筋)を、段階を踏んで後継者に据えたい親心が背景にあるとされる。(2011/11/13-18:27

3389チバQ:2011/11/14(月) 12:48:18
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/13/20111113ddm007030137000c.html
ソマリア:外国人誘拐急増 「保護」名目にケニア進軍、緊張高まる
 【ヨハネスブルク高尾具成】東アフリカ・ソマリア周辺で外国人を狙った誘拐事件が続発し、9月以降だけでも英、仏、スペイン、デンマークなど欧米5カ国の旅行者らが相次いで誘拐された。ソマリアの海賊や国際テロ組織アルカイダ系とされるイスラム過激派組織アルシャバブの関与が疑われ、ケニアは「外国人保護」などを名目に先月中旬、ソマリア南部に進軍。反発したアルシャバブがケニア側で無差別テロを起こすなど両国間の緊張が高まっている。

 ソマリアは中央政府の崩壊した91年以降、事実上の無政府状態にある。暫定政府が首都モガディシオの一部を統治しているが、中・南部はアルシャバブが実効支配している。

 外国人誘拐事件は、特にケニア東部のソマリア国境付近で多発している。9月11日には、東部ラムで英国人夫妻が襲撃され、夫の殺害後、妻はモーターボートで誘拐された。10月1日にもラムのマンダ島沖で仏人女性が誘拐され、死亡した。ボートを使った手口などから、ソマリア沖や紅海、アデン湾で活動するソマリア海賊の犯行も疑われている。

 ソマリア沖では現在、海賊対策のため欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)、独自派遣する日本や中国、ロシアなどの艦船20隻以上が展開。日本は09年以降、海上自衛隊の護衛艦などを派遣し、民間船舶を護衛している。6月にはソマリアに隣接するジブチに拠点施設を設置。先月11日には、横須賀基地から新たな部隊が出発した。

 だが、ソマリアの海賊は勢力を拡大しており、国際海事局(本部・ロンドン)の調査によると、今年1〜9月に世界で起きた海賊行為は過去最悪の352件。うち半数以上の199件がソマリア海賊によるものだった。

 一方、隣国ケニアは10月16日、「外国人保護」や「アルシャバブ掃討」を理由にソマリアへと進軍。アルシャバブは誘拐事件への関与を否定し、逆にケニア軍に撤退を要求して、応じなければ攻撃すると通告した。10月24日には、ケニアの首都ナイロビ市内で手投げ弾を使用したテロ事件2件が発生。11人が死傷し、アルシャバブ系の犯行と見られている。

 事件後、ケニアでは無差別テロへの不安が高まり、夜間や盛り場への外出を自粛する動きも出ている。ツジュ元外相は「ケニアはソマリアを隣人に持つがゆえに、矢面に立たされている。このままでは周辺国は崩壊する」と進軍を支持した。

 しかし、10月30日にソマリア南部ジリブの国内避難民キャンプが空爆され、子供を含む50人以上が死傷。ケニア軍による誤爆の疑いが浮上している。ケニアの政治経済学者、ビロウ・ケロー氏は「ケニア側には、ソマリア南部キスマユ付近の油田探査や開発事業の進むラム島周辺の領海域を支配したい思惑もありそうだ。進軍は口実の疑いがある」と指摘している。

 ソマリアは過去60年で最悪と言われる食糧危機に直面し、推定人口(930万人)の約4割にあたる370万人に緊急支援が必要とされている。国連難民高等弁務官事務所は、すでに約90万人がケニアやエチオピアに逃れたと報告。誘拐事件には難民への援助活動をしてきた職員も含まれ、両国の緊張が人道支援への障害となる可能性も懸念されている。

毎日新聞 2011年11月13日 東京朝刊

3390チバQ:2011/11/14(月) 22:35:03
>>2908
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201111140014.html
南オセチア大統領選、決選へ=グルジア紛争後初2011年11月14日10時6分
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. 【モスクワ時事】グルジアからの独立を宣言している南オセチアで13日、ココイトイ大統領(47)の任期満了に伴う大統領選の投開票が行われた。暫定結果によると、当選に必要な過半数に達する候補がおらず、女性のジョエワ元教育相(62)=得票率24.6%=、ココイトイ氏が推すビビロフ非常事態相(41)=同23.8%=の決選投票に持ち越される見通しになった。結果確定から15日以内に実施される。

 2008年のグルジア紛争後、ロシアが一方的に独立を承認してから初の大統領選で、任期は5年。グルジア外務省は「いかなる法的根拠も持たない」と選挙の無効を主張している。 


[時事通信社]

3391チバQ:2011/11/14(月) 22:39:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111114/erp11111421230004-n1.htm
イタリア新政権発足 課題は山積
2011.11.14 21:21 (1/2ページ)

 13日、イタリア・ローマでナポリターノ大統領と会談後に記者会見するモンティ氏(ロイター=共同)
 【ローマ=木村正人】イタリアのベルルスコーニ首相が12日夜、ナポリターノ大統領に辞表を提出したのを受け、同大統領は13日夜、欧州連合(EU)欧州委員会のマリオ・モンティ元委員(68)に次期首相として組閣を委任した。

ベルルスコーニ氏の退場と新内閣誕生が確実になったことを市場も好感、イタリアは絶体絶命のピンチを免れた。しかし、低い競争力など債務危機を招いた同国の根本的な問題はそのまま。EUや市場の信頼も厚いモンティ氏だが、道のりは平坦(へいたん)ではない。

 ■内閣発足に時間も

 モンティ氏は記者会見で「イタリアはEUの欠点ではなく長所であるべきだ。財政状況を改善するとともに経済成長や将来世代のため尊厳と希望を取り戻す」と経済財政改革を実行する決意を表明した。

 モンティ氏は14日、与野党関係者らと内閣の顔ぶれなどについて協議を始め、16日ごろをめどに閣僚名簿を大統領に提出。大統領は首相と内閣を任命し、宣誓式が行われる。約12人の新閣僚には政治家ではなく判事や学者らモンティ氏と同じテクノクラート(専門家)が指名される見通し。

 前首相率いる与党「自由国民」は、新内閣支持の姿勢を示すが、野党から閣僚を出さないことや財政再建が軌道に乗った段階での解散・総選挙を要求。前首相と連立を組んでいた「北部同盟」は年金改革を進めるとみられるモンティ氏に強い警戒感を示しており、内閣発足に時間がかかる可能性もある。

■縁故主義の克服

 イタリアの課題のひとつが競争力だ。ユーロ導入後、インフレや賃金上昇でイタリアの労働競争力はドイツに比べて50%もダウンした。

 しかも、同国では地縁、血縁の縁故主義が蔓延(まんえん)し、世界銀行の調査ではビジネスのやりやすさはモンゴルやザンビアを下回る世界87位。他の調査でも生産性の成長力は167位にランクされた。

 モンティ氏にとってはこうした“慣行”も含めた社会改革も大きな課題だ。

 ■どうする救済資金

 欧州単一通貨ユーロ圏3位の経済規模を誇るイタリアが破綻すれば、ギリシャと違い、現在の欧州金融安定化基金(EFSF)ではとてもまかなえない。

 EFSFの融資枠は4400億ユーロだが、ギリシャやアイルランド、ポルトガルへの支援分を差し引くと2500億ユーロ。イタリアは1390億ユーロを拠出しているため、同国が支援を受ける側に回ると、EFSFには約1100億ユーロしか残らない計算になる。

 同国は来年に3500億ユーロの償還を控え、2015年までに総額7500億ユーロを調達する必要がある。イタリア救済には国際通貨基金(IMF)の協力が欠かせなくなるが、ブラジルなど新興国はユーロ圏への支援を増やすことに反対している。

 残された選択肢は欧州中央銀行(ECB)だ。ECBがEFSFと協力してイタリア国債を買い取るのが一番現実的な救済策だが、インフレとモラルハザードを恐れるドイツは難色を示しており、ユーロ圏での調整が急務になっている。

3392チバQ:2011/11/14(月) 22:39:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111113/erp11111303180001-n1.htm
イタリア便り 司法と金庫破りの技術
2011.11.13 03:18 [外信コラム]
 イタリアの金庫破りの技術の高さは想像を超え、これまで何度も映画の題材にもなった。以前はトンネルを掘り、銀行の地下金庫を狙う事件が頻発した。

 1989年夏、銀行の貸金庫が襲われ、ローマ在住の借り主のお金3600万リラ(当時の為替レートで約360万円)が盗まれた。警察に直結する警報装置を備え、3重の鍵で守られた貸金庫がどうして破られたのか大きな謎となった。

 結局、貸金庫の借り主と銀行とで被害金の損害賠償をめぐる裁判になり、第1審では借り主が勝訴したが、銀行は控訴した。

 審理は遅々として進まず、2005年にようやく第2審判決が下され、「落ち度は軽微」として、銀行は約款上の損害補償額の最高である100万リラのみを支払うよう命じられた。借り主は最高裁に上告したのだが、今年9月、思いも寄らぬ最終判決が下された。このような内容だった。

 「金庫破りは当時としては予測不可能な高度技術を駆使し、銀行は防御の術がなかったと判断される。よって銀行の非は認められず、上告は却下。上告人は裁判費用の1700ユーロ(約18万円)を支払うべし」

 借り主にとってはまさに「盗人に追い銭」の結果に。いやはやイタリアの泥棒の技術と裁判所の判断は恐ろしい。(坂本鉄男)

3393チバQ:2011/11/14(月) 22:47:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111114-00000083-mai-int
<南欧>経済専門家へ首相交代 高まる政治家嫌悪 
毎日新聞 11月14日(月)22時37分配信

 財政再建に苦しむギリシャで11日、首相がパパンドレウ氏からパパデモス氏へ、イタリアでも12日にベルルスコーニ氏からモンティ氏へと交代劇が起きる騒ぎとなった。いずれも▽市場の信用不安▽与党議員の離反▽大統領の仲裁▽首相辞任▽危機管理内閣発足−−という道をたどった。市場をきっかけに内政が乱れ、民主主義の手続きで選ばれた首相が選挙の洗礼を受けていない経済専門家と交代する構図は、南欧だけの話なのか。南欧で一つ際立つのは、国民の政治家嫌悪の高まりだ。

 この10月、イタリア国営放送である映像を目にした。左翼政党「ラディカレ」の創始者、マルコ・パネッラ欧州議会議員(81)がローマの反ベルルスコーニ集会に顔を見せると「なぜお前がここにいる」と罵声を浴びた。それでも笑顔を見せる議員に中年の男が近づき「ストロンツォ(クソ野郎)!」と顔に唾を浴びせた。

 高級車に乗らず、ラジオ番組でベルルスコーニ前首相批判を続け「弱者の代表」を自任してきた老政治家も憎まれている。ギリシャと同様、与野党の政治家が嫌われるイタリアを象徴する出来事だった。

 ローマの国立デモポリス研究所が10日に行った1004人対象の世論調査によると、ベルルスコーニ政権支持は08年就任直後の55%から18%に落ちた。国会への信頼度も08年の28%から16%となり、首相以上に嫌われた。

 「既成政党や政治全般への嫌悪は、首相の醜聞などで議会が空転し続けた過去2年、急速に深まった。公務員嫌悪もかなり大きい」と政治学者、ピエトロ・ベント氏は語る。

 一方、ギリシャのパパンドレウ前首相も辞任表明後の地元紙の調査で、続投を望む声はわずか6%だった。草の根的な支持を狙ったとみられる、欧州連合などからの包括支援策受け入れを問う国民投票は「市民のため」とうたわれたが、7割が反対した。

 トップが政治家から経済専門家に代わることで迅速さは増すが、相次ぐ緊縮策は国民の不満を高める。暫定政権が社会や市場の不安を鎮められなければ、次に何が来るのか。

 高い議員報酬、省庁の無駄遣い、慣例化した汚職を改めるだけでなく、派手でうるさい弁士の集まりから実務をこなす議会へと少しでも改めない限り、政治家憎悪はさらに深まるだろう。(藤原章生)

3394チバQ:2011/11/15(火) 22:22:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111115/mds11111515220004-n1.htm
旧政権党員の出馬容認 エジプト、裁判所決定
2011.11.15 15:21
 エジプトの高等行政裁判所は14日、旧ムバラク政権の与党で、その後解党した国民民主党の元党員が28日から行われる人民議会(国会)選挙に立候補できるとの最終的な判断を下した。

 元党員の出馬を禁じた下級審の判断を「憲法で保障された政治的権利を奪う」として覆した。

 国民民主党の元党員は無所属などで立候補を届けている。地域の名士も多く、特に地縁血縁がものをいう農村部では根強い支持があるとみられている。(共同)

3395チバQ:2011/11/15(火) 22:23:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111115/erp11111514160007-n1.htm

 
イスラエル首相と仲直り? 「友人」と仏大統領 「うそつき」呼ばわり撤回?
2011.11.15 14:14
 「あなたは友人だ」。イスラエルのネタニヤフ首相を「うそつき」などとこき下ろしたフランスのサルコジ大統領が、ネタニヤフ氏に“仲直り”を求めるかのような書簡を送っていたことが15日分かった。イスラエル政府当局者がロイター通信に明らかにした。

 サルコジ氏は3日会談したオバマ米大統領に対し「ネタニヤフ氏とはもう会いたくない。彼はうそつきだ」と酷評。オバマ氏は「あなたはうんざりしているようだが、私は毎日でも(ネタニヤフ氏と)対話しなければならない」と応じた。

 サルコジ氏は、最近義父が亡くなったネタニヤフ氏への弔電の中で「あなたは私の友人だ。それは、中東問題での見解の違いに左右されるものではない」と強調したという。(共同)

3396チバQ:2011/11/17(木) 00:00:26
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111116-OYT1T01140.htm

イタリア新内閣は全員民間人、早期解散要求も


【ローマ=大内佐紀】イタリアの新首相に指名されたマリオ・モンティ氏(68)は16日、組閣作業を完了し、ナポリターノ大統領に提出後、閣僚名簿を発表した。


 新内閣18人全員が非民選の民間人で、多くは「教授」の肩書を持つ学者や官僚出身。同日夕、大統領府で宣誓式を行い、週内に上下両院で信任を得て正式発足し、イタリア経済の信用回復に努める。

 イタリアでの民間人内閣の発足は、1995年1月、第1次ベルルスコーニ政権の崩壊を受けて発足したディーニ政権以来で2度目。

 最大の焦点である財政再建を担う財務相は、新首相が当面、兼務する。経済発展・インフラ相には国内有数の銀行家コラド・パッセラ氏(56)を抜てきした。首相のほか、司法相など6人が学者出身となった。

 即戦力が求められる内相と外相には、官僚出身のアンナマリア・カンチェリエリ氏(67)(女性)、キャリア外交官のジュリオ・サンタガタ駐米大使(65)をそれぞれ充てた。

 モンティ氏が組閣に着手した13日には主要与野党からも入閣を仰ぎ、挙国一致内閣を構成するとの観測があったが、旧・与党第1党「自由の人民」が入閣を拒否し、調整がつかなかった。「政治家不在の政権で安定するのか」との記者団からの質問に対し、モンティ氏は「政策で判断してほしい」と一応の自信を示した。だが、「自由の人民」内には早期の総選挙を求める声がくすぶるなど、不安要因を抱えての船出となる。

(2011年11月16日23時18分 読売新聞)

3397チバQ:2011/11/17(木) 00:01:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111116/asi11111621010005-n1.htmタクシン元首相帰国への布石 タイ政府が恩赦令を承認
2011.11.16 21:01
 【ヌサドゥア=青木伸行】タイ英字紙バンコク・ポスト(電子版)によると、タイ政府は15日の閣議で、恩赦令を承認した。インラック首相の実兄で、海外で事実上の亡命生活を送るタクシン元首相の帰国を実現させる狙いだとみられており、野党側は激しく反発している。

 恩赦は今後の手続きしだいでは、12月5日の国王誕生日にも実施される可能性があるという。

 恩赦の対象は60歳以上、禁錮3年以下の刑。2008年10月に、汚職罪などで禁錮2年の実刑判決を受け、現在62歳のタクシン氏も対象となる内容だ。

 閣議はチャルーム副首相が主宰し、インラック首相は洪水の被災地視察のために出席しなかった。

 これに対し、野党・民主党のアピシット前首相は16日、「恩赦令は受け入れられない」と非難し、この問題を厳しく追及していく意向を表明した。

 恩赦の動きが急浮上したことで、洪水被害で“休戦状態”にあった親タクシン、反タクシン両派の反目が、再び先鋭化するものとみられる。洪水被害への対応にも影響し、国民から批判が高まりそうだ。

3398チバQ:2011/11/17(木) 00:08:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111116/mds11111609280002-n1.htm
リベリア大統領再選 多難な船出 「鉄の女」手腕はいかに
2011.11.16 09:27 (1/2ページ)

SANKEI_EXPRESS__2011(平成23)年11月16日付EX(16、17面(見開き))
 ■シーン1

 西アフリカ・リベリアで11月8日に行われた大統領選は、現職のエレン・サーリーフ氏(73)が再選された。信念を曲げない「鉄の女」とも評されるサーリーフ氏は政権運営に自信を深めるが、対立する野党候補がボイコットし、極めて低い投票率で当選するなど、多難な船出となった。

 今回の選挙は、2003年まで14年間続いた内戦の終結後、2度目の大統領選として、治安向上や復興の進展へ向けた試金石とみられたが、野党候補が「選挙プロセスが公平でない」と撤退。今後も不安定な政情が続くことを予感させるものとなった。

 サーリーフ氏はあくまで「公正に行われた選挙だ」と主張、政権基盤の安定を急ぐ構えを見せる。しかし、選挙前日にはデモを行う野党支持者と治安部隊が衝突し、死傷者を出す事態が起きるなど、政権維持は困難ではないかとの声もある。

 女性の権利向上へ向けて貢献したとして、今年のノーベル平和賞の受賞者に決まったサーリーフ氏。手腕が問われるのはこれからだ。

 ■シーン2 政情安定化への道 切り開く

 リベリアの女性平和活動家、リーマ・ボウイー氏(39)とイエメンの女性民主活動家、タワックル・カルマン氏(32)とともにノーベル平和賞に決まったサーリーフ氏はアフリカ女性の“希望”ともいえる。

 2006年1月、アフリカ初の女性大統領に就任した。

 1938年、首都モンロビア生まれ。米国に留学しハーバード大で行政学の修士号を取得。帰国後、79〜80年に財務相を務めた。80年に誕生したドウ軍事政権の人権侵害を批判し、一時投獄された経験も持つ。

 米国に亡命後、国連開発計画(UNDP)のアフリカ局長などを歴任。97年の大統領選で落選後、脅迫を受け再び亡命したが、2005年の大統領選で当選した。

 「リベリアは女性の社会参加のモデルになれる」。14年にわたる内戦で荒廃した国家の和解と復興に尽力。そのリーダーシップと行動力は国際的な評価を得た。

 08年の横浜での第4回アフリカ開発会議(TICAD)に出席するなど日本にも何度か訪れた。息子4人の母親でもある。

 「女性が新たな地平を切り開くチャンスを得た」

 1期目の大統領就任時、サーリーフ氏は笑顔でこう語った。次は政情安定化へ向けた長い道のりを切り開くことになる。(共同/撮影:AP、ロイター/SANKEI EXPRESS)

3399チバQ:2011/11/17(木) 22:25:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111117/mds11111720490001-n1.htm

シリアで離反部隊の襲撃相次ぐ 武装闘争拡大、内戦懸念に現実味
2011.11.17 20:49 (1/2ページ)
 【ニコシア(北キプロス)=大内清】バッシャール・アサド政権による市民弾圧が続くシリアで、政府軍から離反して反体制派に加わった部隊が、政府軍を相次いで攻撃している。米欧だけでなく、周辺のアラブ諸国からもアサド大統領に対する退陣圧力が強まる中、政権側は武装闘争に対して一切妥協しない構えをみせており、本格的な内戦に突入する懸念が現実味を増している。

 フランス通信(AFP)などがシリア反体制派の話として伝えたところによると、政権からの離反を表明し隣国トルコに逃れているリヤド・アサアド大佐らが結成した「自由シリア軍」が16日、首都ダマスカス郊外にあるシリア軍の情報施設をロケット砲や機関銃で攻撃した。施設内に拘束されている市民らの解放が目的だったが、反撃に遭い失敗したという。

 また自由シリア軍は同日、アサド政権打倒に向け、離反兵を束ねる軍事評議会を結成したと発表、「いつでもどこでも、攻撃を実行する能力がある」と、政権側への攻勢を強める考えを示した。

 14日には南部ダルアーで離反部隊と治安部隊との戦闘があり、双方の兵士と市民が多数死亡。自由シリア軍は北西部イドリブや中部ホムスでも活動を活発化させているもようだ。

 アサアド大佐は10月、産経新聞の電話取材に対し、「すでに1万人以上の兵士が政権を離反した」と説明していた。同大佐と連絡を取り合う在外反体制派組織「シリア国民評議会」の幹部によると、離反兵の多くは周辺のトルコやレバノン、ヨルダンで組織化され、アサド政権に対する本格攻勢の時機をうかがっているという。

 こうした中、すでにシリアの加盟資格停止を決めているアラブ連盟は16日、アサド政権に3日以内の暴力停止を要求、カタールのハマド首相は「実行に移されなければ制裁を科す」と警告した。

 ただ、孤立感を深めるアサド政権としては、離反部隊による襲撃が相次ぐ中で武力行使を停止すれば、即座に政権崩壊につながりかねないとの警戒感がある。政権延命のためには、アラブ連盟などからの改革要求に応じる姿勢を見せるなどして時間を稼ぎつつ、弾圧を継続して反体制派の弱体化を図るしか選択肢はないのが実情といえ、今後も反体制派との対立がいっそう泥沼化する可能性は高い。

3400チバQ:2011/11/17(木) 22:30:00
2761 名前:チバQ 投稿日: 2011/11/17(木) 22:27:57
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111117/fnc11111721460025-n1.htm

シリアで離反部隊の襲撃相次ぐ 武装闘争拡大、内戦懸念に現実味
2011.11.17 20:49 (2/2ページ)
 【ニコシア(北キプロス)=大内清】バッシャール・アサド政権による市民弾圧が続くシリアで、政府軍から離反して反体制派に加わった部隊が、政府軍を相次いで攻撃している。米欧だけでなく、周辺のアラブ諸国からもアサド大統領に対する退陣圧力が強まる中、政権側は武装闘争に対して一切妥協しない構えをみせており、本格的な内戦に突入する懸念が現実味を増している。

 フランス通信(AFP)などがシリア反体制派の話として伝えたところによると、政権からの離反を表明し隣国トルコに逃れているリヤド・アサアド大佐らが結成した「自由シリア軍」が16日、首都ダマスカス郊外にあるシリア軍の情報施設をロケット砲や機関銃で攻撃した。施設内に拘束されている市民らの解放が目的だったが、反撃に遭い失敗したという。

 また自由シリア軍は同日、アサド政権打倒に向け、離反兵を束ねる軍事評議会を結成したと発表、「いつでもどこでも、攻撃を実行する能力がある」と、政権側への攻勢を強める考えを示した。

 14日には南部ダルアーで離反部隊と治安部隊との戦闘があり、双方の兵士と市民が多数死亡。自由シリア軍は北西部イドリブや中部ホムスでも活動を活発化させているもようだ。

 アサアド大佐は10月、産経新聞の電話取材に対し、「すでに1万人以上の兵士が政権を離反した」と説明していた。同大佐と連絡を取り合う在外反体制派組織「シリア国民評議会」の幹部によると、離反兵の多くは周辺のトルコやレバノン、ヨルダンで組織化され、アサド政権に対する本格攻勢の時機をうかがっているという。

 こうした中、すでにシリアの加盟資格停止を決めているアラブ連盟は16日、アサド政権に3日以内の暴力停止を要求、カタールのハマド首相は「実行に移されなければ制裁を科す」と警告した。

 ただ、孤立感を深めるアサド政権としては、離反部隊による襲撃が相次ぐ中で武力行使を停止すれば、即座に政権崩壊につながりかねないとの警戒感がある。政権延命のためには、アラブ連盟などからの改革要求に応じる姿勢を見せるなどして時間を稼ぎつつ、弾圧を継続して反体制派の弱体化を図るしか選択肢はないのが実情といえ、今後も反体制派との対立がいっそう泥沼化する可能性は高い。

3401チバQ:2011/11/17(木) 22:36:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111117-00000063-mai-int
海外総合中国韓国..<イタリア新政権>「お笑い」から「超真面目」に大転換
毎日新聞 11月17日(木)19時33分配信


 【ローマ藤原章生】イタリアで18日に発足するマリオ・モンティ氏(68)率いる新政権は、政治家を排し、著名な学者や弁護士、軍人らをそろえた「仕事師」内閣だ。失言やスキャンダルが絶えなかったベルルスコーニ前政権の「お笑い」から「超真面目」な専門家集団への大転換。首相は早くも、組閣を巡る辣腕(らつわん)ぶりから「スーパー・マリオ」と呼ばれ始めた。市場の不安を払いのけるため、極から極へと大胆に振れた格好だ。

 イタリアでは93年以降、専門家中心の政権が2度あったが、政治家が一人も入らないのは戦後初めてだ。「私自身が政治家になる」と語るモンティ氏の試みは、大きな政治実験となる。

 だが、政治家の不参加はモンティ氏の狙いというより、実は各政党の事情が反映した側面が強かった。当初、ベルルスコーニ氏が率いる与党「自由国民」の重鎮、レッタ前官房長官や最大野党「民主党」のアマート元首相を閣内に招く案があり、モンティ氏も12日の就任会見では「政治家の力を借りる」と述べていたからだ。

 これに対し、野党側が「ベルルスコーニ氏に近すぎる」とレッタ氏の入閣に反対。結局は両党が手を引いたのだが、その背景について、ローマのイル・テンポ紙のガッロ副編集長は「市場不安という難しい局面で、各党はモンティ氏と責任を分かつのを嫌い、場外に逃げた」と分析する。

 真っ先に逃げたのは策略家として知られるボッシ北部同盟党首で、「野党に回る」と明言した。モンティ新政権が取り組むことになる、国民に不人気の年金改革に反対しており、下野した方が立場は楽だからだ。

 主要政党は新政権に対し、表向き「全面支持」を表明しているが、自由国民は富裕層への課税強化に反対し、左派の民主党は労組の手前、労使契約の柔軟化に反発している。

 こうした中、モンティ氏は「早期選挙」を求める政治家たちを横目に、13年5月の任期全うを目指している。「政治家がいない方が仕事がしやすい」とも語っており、穏やかな口調ながら政治に対するエコノミストの挑戦ともとれる。

 そうした自信の背景には、「市場不安という国難に直面し政治家は協力せざるを得ない」「国会議決が無理な場合は非常時を理由に政令で緊縮策を断行できる」といった読みがあるからだろう。

 モンティ氏に対しては、ある世論調査で7割が「協力し、自分たちの犠牲をいとわない」と答えている。背景には「イタリア人らしくない風貌、生真面目さが信頼感を生んでいる」(経済学者、マルコ・ズーピ氏)との指摘もある。

 だが、最大の「敵」は予測のつかない市場だ。国民のモンティ人気が続けばいいが、国民に相応の痛みを求める緊縮策などを巡り陰り始めた時、どう出るか。これも予測がつかない。

3402チバQ:2011/11/17(木) 23:09:16
2011年11月17日18時37分印刷

http://www.asahi.com/international/update/1117/TKY201111170184.html

大物同士の合成キス写真に物議 ベネトンの広告
 イタリア衣料大手ベネトンが16日から始めた世界規模の広告キャンペーンが、物議を醸している。「アンヘイト(憎しみ反対)」と題して、対立関係にあるとされる指導者がキスする合成写真を使っているためだ。ローマ法王庁(バチカン)の抗議で一部は取り消されたが、キャンペーンは続いている。

 キスの合成写真は、オバマ米大統領と中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記と韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領、ローマ法王ベネディクト16世とイスラム教スンニ派の最高権威アズハルのタイイブ総長といった組み合わせだ。

 AP通信などによると、バチカンの広報官は「法王の写真を改ざんし、商業目的で使うのは絶対に受け入れられない。尊敬の念がなく、信徒の感情も侮辱している」と抗議した。ベネトン側は謝罪し、間もなくこの写真は取り消された。

3403チバQ:2011/11/18(金) 12:37:12
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/18/20111118ddm007030152000c.html

タイ洪水:首都移転、議論再燃も 与党議員20人、検討委設置求める
 【バンコク鵜塚健】大洪水に見舞われたタイで、首都機能移転に向けた議論が再燃する可能性が出ている。与党「タイ貢献党」の国会議員20人が16日、検討委員会設置を求める文書を国会に提出したからだ。

 地元紙バンコク・ポストによると、温暖化によるタイ湾の潮位上昇で、バンコクの地盤は年々海面の水位に近づいており、洪水や津波に備えて内陸部への移転が必要と指摘する専門家もいる。

 インラック首相の兄タクシン元首相の政権当時、タイ中部のナコンナヨック県などが移転候補地に挙がり、政府内で検討されたが、候補地を巡り政治家の用地買収疑惑が浮上し、計画は凍結された。

毎日新聞 2011年11月18日 東京朝刊

3404チバQ:2011/11/19(土) 14:02:05
http://www.newsweekjapan.jp/column/ikegami/2011/11/post-413.php
あまりに悲惨なソマリア
2011年11月18日(金)11時17分
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 ソマリア難民の取材にジブチに行ってきました。ソマリア沖の海賊から船舶を守るため、日本の自衛隊が、船の護衛と上空からの海賊探しを担当。そのための活動拠点を北東アフリカのジブチに置いています。

 そのジブチには、隣接するソマリアから、連日大量の難民が陸路やってきます。自衛隊の活動と、ソマリア難民の様子の両方を取材したのです。

 ジブチには2万人の難民がいます。私が取材した難民キャンプは、そもそもの収容人員が7000人。定員オーバーで、人口82万人の小国ジブチには大変な負担です。家族と離れ離れになったり、銃撃で負傷したり、子どもを置いてきたり......。難民キャンプには、そんな悲劇が日常のごとく転がっていました。

 ソマリアで長年続く内戦。国内産業は破壊され、仕事のなくなった人々は、海賊となって沖合を航行する船を襲います。内戦を逃れて、多くの人が難民となる。海賊と難民は、原因が同じなのです。

 ソマリア難民は、私が取材したジブチにもやってきますが、圧倒的多数はケニアに向かいます。ソマリア南部で深刻な旱魃が続き、食料不足に陥っているのに、この地域はイスラム過激派のアルシャバブが支配。人々は、飢えとアルシャバブの支配から逃れるため、隣接するケニアに入ってくるのです。

 このため、ケニアには54万人の難民キャンプが出現しました。いまや世界最大のキャンプです。その難民キャンプを、アルシャバブが攻撃。医療支援活動をしていた「国境なき医師団」のスタッフが誘拐されてしまいます。

 これに切れたのが、ケニア政府。遂にケニア軍が越境してソマリアに入り、アルシャバブを攻撃しました。

 しかし、順調にはいっていないようです。本誌日本版11月9日号の「悲劇を助長するケニアの怠慢」という記事には、こう書いてあります。

「雨期が終わるまで待つべきだったのかもしれない。ケニアが先月ソマリアに送り込んだ軍隊は今、文字通り泥沼と格闘している」

「だがソマリアへの軍事介入は規模が小さ過ぎるだけでなく、時期も遅過ぎた可能性がある。アメリカがアフガニスタンやイラクで痛いほど学んだように、アルシャバブのような武装組織を根絶するのは容易ではない」

 この記事は、こう指摘しながらも、ケニア政府は、これまで適切な対応をとって来なかったと批判しています。「ケニアはまともな国境管理さえ怠ってきた」というのです。

 ところが、その一方でこの記事は、「ソマリアに海賊行為を取り締まる強力な中央政府がない限り、ケニア軍だけでこの問題を解決できるとは思えない」と書きます。

 だったら、ケニア軍の対応を批判しても仕方ないじゃないか、と突っ込みを入れたくなります。「アメリカも、この地域で最大の軍事力を誇るエチオピアも、ソマリア内戦を解決しようと試みて失敗してきた」というのですから。

 ケニア政府には、それがわかっていたから、早期介入を躊躇していたのかもしれません。きっと早期に介入したら、「侵略行為だ」と批判されたでしょう。しかし、介入しないと、「ケニアの怠慢」と書かれる。どっちにしても、ケニアは困惑するばかりではないでしょうか。

3405チバQ:2011/11/19(土) 14:08:34
>>3146>>3265-3266
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011111801028
「ユーラシア経済同盟」創設へ=ロシアなど旧ソ連3カ国首脳
 【モスクワ時事】関税同盟を結成しているロシア、ベラルーシ、カザフスタン3カ国首脳は18日、モスクワで会談し、来年1月に統一経済圏を発足させると正式に宣言するとともに、将来的に3カ国を含む一部旧ソ連諸国で「ユーラシア経済同盟」創設を目指す合意文書に署名した。
 ユーラシア経済同盟は、ロシアのプーチン首相が同国紙への寄稿で提唱した構想がベース。実現目標は2015年ごろとされる。プーチン氏は来年3月の大統領選で当選が確実視されており、外交・経済政策の主軸として注目されそうだ。(2011/11/18-22:44)

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http://sankei.jp.msn.com/world/news/111103/erp11110320530006-n1.htm
旧ソ連圏、再統合へ加速 独裁・強権国の「異様な連合体」に
2011.11.3 20:53 (1/2ページ)[ロシア]
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアの最高実力者、プーチン首相が「ユーラシア連合」創設の構想を打ち出したのを受け、旧ソ連諸国で再統合に向けた動きが加速している。

 来年1月、ロシアなど3カ国では人、モノ、カネの移動を自由化する「単一経済圏」が始動するほか、8カ国は一部商品を除く域内関税を撤廃して「自由貿易圏」を発足させることに合意した。ロシア周辺諸国の独裁・強権政権が、政治・経済の両面でロシアに接近する利点を見いだし始めたことが弾みとなっている。

 旧ソ連諸国11カ国で構成する独立国家共同体(CIS)のうちロシア、ベラルーシ、カザフスタンの3カ国はすでに「関税同盟」を形成しており、来年1月には単一経済圏に移行する。これにウクライナ、キルギス、モルドバ、タジキスタン、アルメニアを加えた8カ国が10月、自由貿易圏を創設する条約に調印した。

 自由貿易圏は域外共通関税を伴う関税同盟への移行段階と位置づけられており、ロシアは2015年頃に共通の経済・通貨政策をとる「ユーラシア連合」を発足させたい考えだ。

 自由貿易圏に関する条約は1994年にも締結されたが、当時はソ連崩壊で独立したばかりの各国が「主権」問題を懸念し、批准されなかった。CIS諸国が改めてロシア主導の経済統合に踏み出したのはまず、域内障壁の撤廃で市場規模が拡大することの効果を認識し始めたためだ。

 一方のロシアは、自国の「勢力圏」と考える旧ソ連地域で欧米や中国の影響力が強まっている現実を苦々しく思ってきた。プーチン氏は欧米の経済が債務問題で苦境にある状況も見越し、一気に親露的な旧ソ連諸国の糾合に動いた形だ。

 欧州連合(EU)への接近路線をとっていた地域大国ウクライナがティモシェンコ前首相の拘束問題でEUとの関係を悪化させた時機をとらえ、安価な資源供給という“餌”をちらつかせて同国を自由貿易圏に引き込むことにも成功した。

 今回は自由貿易圏条約への調印を見送ったウズベキスタンなど残る3カ国も加われば、CISには11カ国の人口2億7700万人、経済規模では1兆9000億ドル(約148兆2000億円)とブラジルを超える市場が生まれる。

 ただ、独裁・強権国を中心とする「ユーラシア連合」は、EUとはほど遠い異様なものになることが確実だ。透明かつ効率的な市場が形成されるかは疑問視されている上、プーチン氏の構想が単なる経済連合にとどまらない兆候もある。

 たとえば、ロシアは2020年までに20兆ルーブル(約50兆4000億円)もの国防費を支出して軍備を増強する方針だ。9月には自国と中央アジア諸国を舞台に大規模な合同軍事演習を行うなど、旧ソ連地域での軍事的存在感を高めることにも力を入れている。

 ロシア周辺諸国の政権がロシアにすり寄るのは、一つには、中東・北アフリカ地域のように民主化運動が高まった場合に、強大な軍事力を持つロシアの庇(ひ)護(ご)を受ける思惑からでもある。

3406チバQ:2011/11/19(土) 14:16:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111119-00000104-san-int
スペイン、政権交代確実 あす総選挙、緊縮策は維持
産経新聞 11月19日(土)7時55分配信

 【ロンドン=木村正人】イタリアに続き、債務危機が波及するスペインの総選挙が20日行われる。世論調査では最大野党・国民党は与党・社会労働党を大きく引き離し、国民党のラホイ党首が首相に指名され7年半ぶりに政権が交代するのは確実。同党首は緊縮策と構造改革を掲げるが、スペイン10年債の利回りは危険水域の7%に接近、政権交代前から赤信号がともる。

 頭文字を取り「PIIGS」と呼ばれる重債務国ポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペインの5カ国すべてで首相が交代する見通し。

 スペインの政府系シンクタンクが10万人を対象にした世論調査で、国民党の支持率は46・6%(定数350の下院で195議席)、社会労働党は29・9%(同121議席)。国民党による単独政権樹立が確実な情勢になっている。

 社会労働党のサパテロ首相は今年、国内総生産(GDP)の7%以上に達しそうな財政赤字を来年に4・4%まで削る財政再建に取り組むが、若年層の失業率が46%に及ぶなど経済政策の失敗を問われ、総選挙への不出馬を表明。総選挙の前倒しを余儀なくされた。

 有権者の関心は足元に火がついた債務危機と経済対策に集中している。国民党のラホイ党首は政権奪取後、短期間に年金・医療・教育を除く分野で歳出削減を一段と加速させ、労働市場改革にも取り組む方針だ。

 スペインではユーロ導入後、低金利で融資が受けられるようになり、1998年から10年間で住宅価格が3倍に高騰。金融危機で2〜3割下がったが、今後、銀行の資本増強で貸しはがしが進み、さらに住宅価格が下落、銀行の不良債権が膨らむ恐れを抱えている。

 欧州のシンクタンク、欧州外交評議会(ECFR)マドリード事務所のトレブランカ所長は「スペインの債務レベルはGDPの61%と独仏両国に比べても低く、返済は可能だ。市場は欧州金融安定化基金(EFSF)が欧州中央銀行(ECB)の資金協力でイタリア、スペイン国債の直接買い付けに踏み切れるかどうか、欧州の覚悟を試している」と話す。

3407チバQ:2011/11/19(土) 14:16:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111119-00000112-san-bus_all
【世界経済危機】フランス国債にも飛び火 双子の赤字、負担増…格下げ懸念
産経新聞 11月19日(土)7時55分配信


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欧州各国の10年国債利回り(写真:産経新聞)

 ギリシャ発の債務危機の連鎖が、イタリア、スペインに続き、国債の格付けが最上位の「トリプルA」を誇るフランスも脅かし始めた。市場は国債格下げの事態を想定し始めており、10年物の利回りが3・6%台に上昇。同じ最上位国のドイツとの利回りの差が、ユーロ導入後初めて一時2%を超えた。危機拡大を受け、主要20カ国・地域(G20)臨時財務相会合の年内開催も浮上している。

                   ◇

 ◆年内にG20開催検討

 日本の安住淳財務相は18日の会見で、「そういう話が出ていることは事実だ」と述べ、G20や先進7カ国(G7)による臨時財務相会合の開催が検討されていることを認めた。

 18日の欧州債券市場では、利払い負担で財政再建が困難になる「7%」の危険水域を突破していたイタリア国債が6%台後半に戻した。買い戻しや欧州中央銀行(ECB)による買い支えがあったためで、前日に7%目前に迫ったスペイン国債も6・4%台で取引された。

 ただ、フランス国債は前日と同じ3・6%台で推移した。同国は、財政赤字と経常赤字の双子の赤字を抱え、「財政が健全で経常黒字のドイツとの比較で売られやすい」(アナリスト)という。

 さらに、欧州金融安定化基金(EFSF)拡充に伴う負担増で財政が一段と悪化し、格下げされる恐れが出ている。同じく最上位格付けのオーストリアとオランダの利回りも上昇している。

 欧州当局は、危機拡大に歯止めをかけようと躍起だ。17日にはメルケル独首相とサルコジ仏大統領が、イタリアのモンティ新首相と電話会談を行い、財政再建の遂行を改めて要求。国際通貨基金(IMF)も今月末までに財政監視団をイタリアへ派遣する方針を表明した。

 だが、イタリア国民は監視団受け入れに反発しており、ギリシャのような大規模デモで政局が混乱し、財政再建計画が行き詰まる懸念が拭えない。

 最上位のフランス国債は、世界中の金融機関が保有しており、危機が波及すれば、世界の金融システム全体が揺らぐ恐れがある。このため、米国は、EFSFやECBによる国債の買い支えを強く求めている。

 しかし、包括対策で打ち出されたEFSFの拡充は、資金確保のめどがたっていない。

 ECBの活用拡大も、ドイツが消極姿勢を崩しておらず、足並みの乱れが、市場の不安心理を助長している。

3408チバQ:2011/11/19(土) 14:30:44
http://www.asahi.com/international/update/1119/TKY201111180719.html
2011年11月19日1時56分
エジプト軍の特権維持に抗議 カイロで大規模デモ.
 2月に崩壊したムバラク政権に代わりエジプトの実権を握るエジプト軍最高評議会が、軍の特権を維持する動きを見せている。政党側は「『革命』がムバラクの首をすげ替えただけに終わってしまう」と危機感を強め、カイロ中心部タハリール広場で18日、数万人規模の抗議デモを開いた。

 エジプトでは28日から人民議会選挙(総選挙)が行われ、新議会が中心となって憲法起草委員会(100人)をつくり、新憲法を起草することになっている。ところが今月1日、セルミ副首相が政党各派に「軍事予算と軍の方針は、議会の承認を必要としない」などとの「憲法の基本原則」を提示し、承認を求めた。

 これが通れば、1952年の軍事クーデター以来、歴代の軍人大統領を通じて支配を続けてきたエジプト軍部が、新憲法下でも国民の監視を逃れ、特権的な地位を維持することが可能になる。このため、各派は一斉に反発していた。

3409チバQ:2011/11/19(土) 14:42:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111118/erp11111818150005-n1.htm
スペイン総選挙、政権交代確実も…債務危機、赤信号ともる
2011.11.18 18:14 (1/2ページ)

スペイン・バルセロナで無料の食料配給を待つ人々=13日(AP)
 【ロンドン=木村正人】イタリアに続き、債務危機が波及するスペインの総選挙が20日行われる。世論調査で最大野党・国民党は与党・社会労働党を大きく引き離し、国民党のラホイ党首が首相に指名され7年半ぶりに政権が交代するのは確実。同党首は緊縮策と構造改革を掲げるが、スペイン10年債の利回りは危険水域の7%に接近、政権交代前から赤信号がともる。

 頭文字を取り「PIIGS」と呼ばれる重債務国ポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペインの5カ国すべてで首相が交代する見通し。

 スペインの政府系シンクタンクが10万人を対象にした世論調査で、国民党の支持率は46.6%(定数350の下院で195議席)、社会労働党は29.9%(同121議席)。国民党による単独政権樹立が確実な情勢になっている。

 社会労働党のサパテロ首相は今年、国内総生産(GDP)の7%以上に達しそうな財政赤字を来年に4.4%まで削る財政再建に取り組むが、若年層の失業率が46%に及ぶなど経済政策の失敗を問われ、総選挙への不出馬を表明。総選挙の前倒しを余儀なくされた。

 有権者の関心は足元に火がついた債務危機と経済対策に集中している。国民党のラホイ党首は政権奪取後、短期間に年金・医療・教育を除く分野で歳出削減を一段と加速させ、労働市場改革にも取り組む方針だ。

 スペインではユーロ導入後、低金利で融資が受けられるようになり、1998年から10年間で住宅価格が3倍に高騰。金融危機で2〜3割下がったが、今後、銀行の資本増強で貸しはがしが進み、さらに住宅価格が下落、銀行の不良債権が膨らむ恐れを抱えている。

 欧州のシンクタンク、欧州外交評議会(ECFR)のホセ・イグナシオ・トレブランカ・マドリード事務所長は「スペインの債務レベルは61%と独仏両国に比べても低く、返済可能だ。市場は欧州金融安定化基金(EFSF)が欧州中央銀行(ECB)の資金協力でイタリア、スペイン国債の直接買い付けに踏み切れるかどうか、欧州の覚悟を試している」と話している。

3410チバQ:2011/11/19(土) 17:30:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111118-00000101-san-int
離反部隊が政権側攻撃 シリア、本格的な内戦突入懸念
産経新聞 11月18日(金)7時55分配信

 【ニコシア(北キプロス)=大内清】バッシャール・アサド政権による市民弾圧が続くシリアで、政府軍から離反して反体制派に加わった部隊が、政府軍を相次いで攻撃している。米欧だけでなく、周辺のアラブ諸国からもアサド大統領に対する退陣圧力が強まる中、政権側は武装闘争に対して一切妥協しない構えをみせており、本格的な内戦に突入する懸念が現実味を増している。

 フランス通信(AFP)などがシリア反体制派の話として伝えたところによると、政権からの離反を表明し隣国トルコに逃れているリヤド・アサアド大佐らが結成した「自由シリア軍」が16日、首都ダマスカス郊外にあるシリア軍の情報施設をロケット砲や機関銃で攻撃した。

 施設内に拘束されている市民らの解放が目的だったが、反撃に遭い失敗したという。

 また自由シリア軍は同日、アサド政権打倒に向け、離反兵を束ねる軍事評議会を結成したと発表、「いつでもどこでも、攻撃を実行する能力がある」と、政権側への攻勢を強める考えを示した。

 14日には南部ダルアーで離反部隊と治安部隊との戦闘があり、双方の兵士と市民が多数死亡。自由シリア軍は北西部イドリブや中部ホムスでも活動を活発化させているもようだ。

 アサアド大佐は10月、産経新聞の電話取材に対し、「すでに1万人以上の兵士が政権を離反した」と説明していた。同大佐と連絡を取り合う在外反体制派組織「シリア国民評議会」の幹部によると、離反兵の多くは周辺のトルコやレバノン、ヨルダンで組織化され、アサド政権に対する本格攻勢の時機をうかがっているという。

 こうした中、すでにシリアの加盟資格停止を決めているアラブ連盟は16日、アサド政権に3日以内の暴力停止を要求、カタールのハマド首相は「実行に移されなければ制裁を科す」と警告した。

 ただ、孤立感を深めるアサド政権としては、離反部隊による襲撃が相次ぐ中で武力行使を停止すれば、即座に政権崩壊につながりかねないとの警戒感がある。政権延命のためには、アラブ連盟などからの改革要求に応じる姿勢を見せるなどして時間を稼ぎつつ、弾圧を継続して、反体制派の弱体化を図るしか選択肢はないのが実情といえ、今後も反体制派との対立がいっそう泥沼化する可能性は高い。

3411チバQ:2011/11/20(日) 11:57:25
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111119/mcb1111190502006-n1.htm
スペイン国民は「痛み」覚悟 20日総選挙 “緊縮党”に圧倒的支持 (1/2ページ)2011.11.19 05:00
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バレンシアの闘牛場で13日に開かれた国民党の党大会で支持者らと握手するラホイ党首。20日の総選挙では国民党が過半数を獲得するとみられている(ブルームバーグ)【拡大】
 過去60年で最悪のリセッション(景気後退)に続く財政緊縮策で国内が動揺しているスペインで20日、総選挙が実施される。世論調査によると「抑制と厳格」を掲げる野党・国民党がすべての政党の中で1982年以来最大の過半数議席を確保すると見込まれ、有権者は経済的困難を受け入れる覚悟を示している。

 同党のマリアノ・ラホイ党首はユーロ圏で3番目に大きいスペインの財政赤字を来年には国内総生産(GDP)比で4.4%に縮小することを目指している。

 サパテロ首相が2010年5月に導入した財政赤字削減策の一環で年金支給が凍結されているマドリード在住の未亡人、ゴイ・ボオヨさん(61)は「状況が改善するにはこれに耐えることが必要だ。われわれは放漫財政に慣れてしまっている。スペインは民主主義が誕生する前ははるかに貧しかった。40年前に戻りたくはない」と話す。

 ギリシャとイタリア、アイルランド、ポルトガルに続き、スペインでも欧州債務危機に伴う政権交代が実現するもようだ。ただ、スペインはこうした国々とは異なり、財政政策に関する欧州連合(EU)の要求を完全に支持する政党が圧倒的多数の議席を確保するとみられる。スペインでは景気が停滞し、失業率は23%に達している。

 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)の金利ストラテジスト、ハービンダー・シャン氏(ロンドン在勤)は、ラホイ党首が勝利すれば、「一部の国は自発的に緊縮策を実行する用意があるとのメッセージを送ることになる」と指摘した。

 スペイン紙ムンドの最新世論調査によると、獲得議席数は国民党が350議席中198議席、与党・社会労働党は112議席となる見通し。パイス紙は、国民党が最大196議席を確保すると伝えている。

 サパテロ首相は2004年、不動産ブームに牽引された15年間にわたる成長期の真っ最中に就任。失業率が記録的低さの8%に抑制されるなど、国内は好景気にわいたが、米サブプライムローン問題に端を発する危機の影響で、一転してバブルが弾けた。

 財政立て直しのための刺激策、歳入減で昨年、一気に赤字財政に転落。国債依存を強めたため、拡大した欧州ソブリン危機に抵抗力を失っていた。(ブルームバーグ Craig Stirling)

3412チバQ:2011/11/20(日) 12:08:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111119-00000058-mai-int
<スペイン>政権交代か…緊縮策に国民反発 20日に下院選
毎日新聞 11月19日(土)19時20分配信

 【マドリード宮川裕章】欧州債務危機でギリシャ、イタリアに続いて財政破綻への不安が広がるスペインで20日、下院選挙(定数350)が投開票される。穏健左派・社会労働党のサパテロ政権は、市場からの財政再建を求める圧力と、緊縮策への国民の反発の板挟みにあっており、最新の世論調査でラホイ党首率いる中道右派の最大野党・国民党に大きく水をあけられている。政権交代が実現すれば7年半ぶり。欧州で債務危機が懸念されるPIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)すべての政権が交代することになる。21日未明(日本時間同日朝)までに大勢が判明する見込み。

 スペインの政府債務残高はリーマン・ショック後の不況に対応する財政出動で急増し、対国内総生産(GDP)比で08年の40%から10年は60%に達した。急速な財政悪化からスペインの債務不履行を市場が不安視し始め、現在スペイン国債(10年物)の利回りは6%の高水準となっている。

 サパテロ政権は公共事業の凍結、公務員給与の削減、付加価値税率の引き上げなどの財政再建策を急いだが、国民の反発を招き、17日にはバルセロナで、18日には首都マドリードで、失業にあえぐ若者らが抗議運動を展開した。最新の世論調査によると、支持率は、国民党45.4%▽社会労働党30.9%と約15ポイント差で、国民党は議席の過半数を獲得する勢いだ。

 一方で、経済成長率が0.8%(11年見通し)と低迷していることなどから、市場では政権交代があっても急激な財政の改善は見込めないとの観測も出ている。新政権が早期に市場を納得させる再建策を打ち出せるかが問われる。

 総選挙は当初、来年3月に行われる予定だったが、サパテロ政権が7月、前倒し実施を決めた。サパテロ首相は今回、総選挙に出馬せず、社会労働党はルバルカバ前内相を首相候補に立てている。選挙戦での議論は経済一色で、7日のラホイ氏との候補者討論では、外交、防衛、環境問題についてほとんど触れられないなど、他の争点はかすんでいる。

3413チバQ:2011/11/20(日) 12:26:54
http://www.asahi.com/international/update/1119/TKY201111190565.html
2011年11月20日0時2分パキスタン大統領側の極秘メモ暴露 軍との関係悪化
 パキスタンのザルダリ大統領が、軍による政治介入を恐れ、軍首脳に釘を刺すよう米軍トップに要請していたとされる極秘メモが暴露された。政権側はメモを否定しているが、同国の政治に強い影響力を持つとされる軍との関係は極めて悪化。最大野党が18日、最高裁に調査を求めるなど政権への風当たりは強まっている。

 極秘メモは今年5月に国際テロ組織アルカイダ指導者オサマ・ビンラディン容疑者が同国北部で米軍により殺害された直後に、パキスタン系米国人男性の仲介でマレン米統合参謀本部議長(当時)に渡された。この男性が先月明らかにし、マレン氏側も今月16日に「受け取ったが信用性が疑わしかったため無視した」とメモの存在を認めた。

 地元メディアが全文を報じたメモによると、ビンラディン殺害作戦直後、責任の所在をめぐり軍と政権が対立した。メモは「軍からの圧力が強まれば文民政権は耐えきれない」と危機感を示し、キアニ陸軍参謀長を抑えるようマレン氏に要請。米国の介入があれば、国防幹部チームを刷新し、対テロ戦での米国への協力を強化すると約束した。

 仲介した男性は地元紙の取材にザルダリ氏の意を受けたハッカーニ駐米大使から依頼されたと暴露。ハッカーニ氏は否定しているが、辞意を表明しており、事情説明のため米国から近く帰国する。(カブール=五十嵐誠)

3414チバQ:2011/11/20(日) 12:27:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111119/asi11111918240005-n1.htm
“メモゲート”大騒動 パキスタン、軍刷新で協力要請の疑い 駐米大使召還 
2011.11.19 18:23 (1/2ページ)
 【ニューデリー=田北真樹子】パキスタンで、ザルダリ大統領が軍のクーデターを恐れて、米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長(当時)にクーデター阻止や軍部刷新などの協力を要請したとするメモの存在が明らかになり、“メモゲート”と呼ばれる大騒動に発展している。軍は強く反発し、政府はメモ作成の関与に疑いがもたれるハッカニ駐米大使を本国に召還。ザルダリ政権と軍の亀裂を象徴する出来事といえそうだ。

 発端は先月中旬、英紙に掲載された米国在住のパキスタン人男性による投稿だった。

 この男性は今年5月、ザルダリ氏が軍や情報機関を迂(う)回(かい)して米政府にメッセージを伝達したいとの連絡を、ザルダリ氏の名代という外交官から受けたと主張。国際テロ組織アルカーイダの指導者だったウサマ・ビンラーディン容疑者が米軍に殺害された1週間後のことで、この外交官とのやりとりの末、メモが作成され、同月10日にマレン氏に届けられたという。

 最近になってマレン氏がメモの受理を認めたことから騒動が拡大。男性が「外交官はハッカニ駐米大使」と証言し、一部メディアでメモが公開されたことも追い打ちをかけている。

 「極秘メモ」と題された文書は、「政権が失脚すれば、パキスタンはアルカーイダの狂信的言動やテロの拠点になるかもしれない」と指摘。その上でマレン氏から直接、キヤニ陸軍参謀長らに政権失脚を狙った瀬戸際戦術をやめるよう伝達を求めている。

 ハッカニ氏は関与を一切否定している。同氏は、軍政に批判的で親米派と目されるだけに軍部からの批判の対象となってきた。今回の騒動も、同氏の失脚を狙ったものとの指摘もある。

 政府は軍の圧力を受けて同氏に本国に戻るよう指示。同氏は政府に辞意を伝えたものの、政権が軍との摩擦を回避するため、軍の要求通りに同氏を更迭するとの見方が強まっている。

 ただ、ハッカニ氏を失えば、政権がぎくしゃくした関係にありながらも、頼りにする米国との関係に影響を及ぼしかねない。パキスタン人ジャーナリストのナジャム・セティ氏は、パキスタン紙でハッカニ氏を「ザルダリ氏と米国をつなぐ最も雄弁で友好的な存在」と表現し、そのハッカニ氏を駐米大使ポストから追い出すことは、「ザルダリ氏自身をさらに弱体化させるだけだ」と批判した。

3415チバQ:2011/11/21(月) 12:13:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000009-jij-int
スペイン総選挙、政権交代へ=野党・国民党が単独過半数―ラホイ氏の首相就任確実
時事通信 11月21日(月)9時10分配信

 【パリ時事】スペイン総選挙は20日、投開票が行われた。現地からの情報によると、雇用悪化で批判を浴びたサパテロ政権の与党・社会労働党が大きく議席を減らす一方、最大野党・国民党が単独で下院(定数350)の過半数を制し、2004年以来の政権交代が実現する見通しとなった。
 ほぼ開票が終了した段階で、国民党は下院で45%の票を獲得し、08年の前回選挙の154議席から、党創設以来最多となる186議席に伸長。マリアノ・ラホイ・ブレイ党首(56)の首相就任が確実となった。ラホイ党首は20日夜、首都マドリードの党本部で開かれた集会で「私はスペインとスペイン国民のために統治する」と勝利を宣言した。
 一方、社会労働党は29%の得票にとどまり、前回選挙の169議席から110議席に後退。首相候補のルバルカバ前副首相は敗北を認めた。このほか地方政党のカタルーニャ同盟、統一左翼などが議席を伸ばした。選挙は県単位の比例代表制。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000024-mai-int
<スペイン総選挙>野党・国民党が圧勝 政権交代へ
毎日新聞 11月21日(月)10時43分配信

 【マドリード宮川裕章】欧州債務危機の行方を左右するスペインの総選挙は20日投開票され、中道右派の最大野党・国民党が下院(定数350)で単独過半数を確保し、圧勝した。経済・雇用情勢への国民の批判を受けてサパテロ首相の穏健左派・社会労働党は大敗を喫し、7年半ぶりに政権が交代する。新首相には国民党のマリアノ・ラホイ党首(56)が就任する見通し。

 開票率99%の段階で国民党は現有153議席から186議席に躍進、社会労働党は現有169議席から110議席へと後退した。今年に入って、債務問題を抱え、国名の頭文字から「PIIGS」と呼ばれる5カ国(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)のすべての政権が交代する事態となった。

 スペインの失業率は21%、財政赤字は対GDP(国内総生産)比9.3%。国債(10年もの)の利回りは6%台の高水準で、ギリシャ、イタリアに続いて財政破綻への懸念が広がっている。

 サパテロ政権は赤字削減方針を打ち出し、緊縮財政策を実施したが、雇用悪化などで国民の反発を招いた。ラホイ党首は勝利宣言で「敵は失業と財政赤字だ。経済成長を成し遂げ、スペインを再び、欧州連合(EU)で尊敬される国にする」と述べた。

 国民党は76年の結党以来、最多の議席数を獲得、社会労働党の議席数は過去最少となった。現地メディアは経済を低迷させ、危機を解決できなかった社会労働党の「独り負け」(国営テレビ)と受け止めている。

3416チバQ:2011/11/21(月) 20:41:28
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-24266620111121?feedType=RSS&feedName=topNews
焦点:スペイン新政権は課題山積、迅速な対応が必要
2011年 11月 21日 15:42 JST
 [マドリード 20日 ロイター] スペインで20日実施された総選挙で、与党の社会労働党が大敗し、中道右派の国民党が政権を奪回することとなったが、ユーロ圏債務危機は深刻化しつつあり、新政権は景気支援に向けた迅速な行動が求められる。

 イタリアとスペインの国債利回りは前週、持続不可能とされる水準に上昇した。新首相に就任する国民党のマリアノ・ラホイ党首は、市場の懸念緩和を望むのであれば、政策の詳細な策定を遅らせることはできない。

 だが、スペインは過去2年間で2度目のリセッション(景気後退)寸前の状態にあり、財政赤字に加え、失業率も15年ぶりの高水準となっており、ラホイ氏を待ち受ける課題は山積みだ。

 スピロ・ソブリン・ストラテジーのエコノミスト、ニコラス・スピロ氏は「市場の観点から見れば、国民党の絶対過半数獲得は、『医師の処方箋』に沿ったものだ」と指摘。その上で「ただ、一段の財政緊縮でリセッションに陥る恐れはある。深刻な経済の実態を踏まえ、ラホイ氏には政策運営に細心の注意が求められる」と語った。

 ラホイ氏は勝利演説で、17の州政府首脳を直ちに招集し、共同の経済対策をまとめる方針を示した。

 州政府は多額の支出を行っており、財政赤字の国内総生産(GDP)比率は大方の州政府で今年7%を超える見込みで、目標の6%達成は不可能な情勢となっている。

 これによって、ラホイ氏が堅持する方針を示している来年の目標(GDP比4.4%)も達成が困難になる見通しであり、アナリストは、必要な歳出削減により景気回復が数年にわたって遅れる可能性があると指摘している。 

 欧州では、債務危機への対応をめぐる国民の反発を受けて、ギリシャやイタリア、ポルトガル、アイルランドですでに政権が交代しており、スペインはこれに続く格好となった。
 ラホイ氏は、12月の首相就任前に、サパテロ首相と協力し、緊急対策を発表する見通しだが、危機はユーロ圏第2位と第3位の経済大国であるフランスとイタリアにまで波及しており、スペインは問題全体のごく一部にすぎない。

 欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の詳細はまだ決まっておらず、欧州中央銀行(ECB)は最後の貸し手にはならない方針を示している。

 ECBによる無制限の支援なしでは、ユーロ圏の競争力を高め、同地域を持続可能にするための措置は、投資家の懸念を再び呼び起こすことになる。

 スペインの政権交代は、ギリシャのパパンドレウ首相とイタリアのベルルスコーニ首相の辞任から1カ月足らずで起きた。両国では投資家の懸念に敏感なテクノクラート型の新政権が発足している。

 ラホイ氏が今週、適切な対応をとれば、危機を抑制できずにいるとみられるユーロ圏首脳に苛立つ投資家に、加盟国が解決策を見いだせると確信させることができるかもしれいない。

 スペインの新政権は、困難な法案を通過させるために地方政府の支持を取り付ける必要がなくなったが、最後までやり遂げる意思を示す必要がある。

 マドリードのシンクタンクFuncasのアナリスト、Angel Laborda氏は「市場を落ち着かせる可能性があるものの、新政権が公約することを実行するまで何も変わらないだろう」と指摘。「イタリア、ギリシャ、スペインの3国となった政権交代で、状況を変えることができるか見極めなければならない」と語った。 

 (Paul Day記者;翻訳 佐藤久仁子 ;編集 宮崎亜巳)

*余分な部分を削除して再送します。

3417チバQ:2011/11/21(月) 20:42:03
http://mainichi.jp/select/world/news/20111121dde007030011000c.html
スペイン:政権交代 経済低迷に国民失望 市場は様子見
 【マドリード宮川裕章】20日のスペイン総選挙で国民は欧州債務危機と好転しない国内経済への不満を1票に託し、与党・社会労働党に「ノー」を突きつけた。不動産バブルに沸いた04年の好況時に政権に就いた社会労働党は7年半後、国家を経済危機に直面させた責任を問われた形だ。国民党に対する期待よりも、与党への国民の失望が実現させた政権交代劇といえそうだ。

 スペインメディアは、「国民党は政権批判と『改革』を唱えるだけで追い風が吹いた」(ABC紙)と選挙戦を振り返った。

 ラホイ党首率いる国民党は「年金、教育、医療以外すべて削減する」と発表したが、具体的政策は明らかにしていない。それでも勝利につながったのは社会労働党に国民が愛想を尽かしていたからだ。

 スペインの経済成長率は社会労働党の第1次サパテロ政権が発足した04年には3・3%だったが、10年はマイナス0・1%と低迷。失業率は11%から倍に上昇した。経済評論家のタマメス氏は「サパテロ政権による付加価値税の増税は16%から18%で、引き上げ幅が小さい。スペインは依然、欧州連合(EU)加盟国の中で税率が低く、甘い財政政策が金融市場での信用低下につながった」と批判する。

 国民党は下院で単独過半数を得たほか、地方議会の大半で与党となっている。「市場の信頼を回復するため、新政権が発足直後の支持率が高い時期に厳しい緊縮財政策を打ち出す可能性がある」との見方もあり、スペイン国民と市場が新政権の動向を見守っている。

毎日新聞 2011年11月21日 東京夕刊

3418チバQ:2011/11/21(月) 20:43:12
http://mainichi.jp/select/world/news/20111121dde007030006000c.html
エジプト:まだ来ぬ春 「国軍は去れ」怒りのデモ 民政移管進まず

エジプトを暫定統治する軍最高評議会に抗議する男性ら=カイロ中心部のタハリール広場で2011年11月20日夜、和田浩明撮影 ◇強権的「守護者」に人心離反
 【カイロ和田浩明】「国軍は権力の座を去れ!」。カイロ中心部のタハリール広場に20日夜、1万人を超す市民が集まり、エジプトを暫定統治する軍最高評議会への怒りの声を上げた。軍と治安部隊はデモ隊を強制排除し、国営テレビによると、10人が死亡、200人以上が負傷。弾圧に反発した人々は広場を再占拠し、2月のムバラク前大統領退陣を受けて国のかじ取りにあたってきた軍政当局にも「不信任」を突きつけた。

 デモに参加した自営業のアムグド・コダールさん(31)は市民の不満爆発の理由を「軍部の権力への執着だ」と説明する。軍政支配下にある暫定内閣は、民政移管後も国軍に予算編成などで特別な権限を認めることを決めた。大統領選挙の日程も未定だ。「いつ民政移管するのか。これではムバラク時代と変わらない」。洋服店員のマルワン・オマルさん(28)が憤りをぶちまける。

 旧政権の屋台骨だった国軍は1月下旬から2月上旬の民主化騒乱でムバラク前大統領(デモ参加者殺害指示の罪などで公判中)の退陣に貢献した。一時は「国民の守護者」として人気を得たが、その後の強権的な対応で国民の支持は次第に離れた。

 今回の衝突のきっかけは18日に開かれた軍政に対する抗議集会だ。穏健派のイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」などが動員をかけ、約5万人が集結。治安部隊が19日、座り込みを続けていた若者らの強制排除に踏み切った。19日から2日間の死者は12人、負傷者は1300人に達した。

 タハリール広場には強制排除に怒った人々が集結。若い男性が目立つが、年配者や女性、子供もいる。治安部隊の催涙ガスが目を刺す中、群衆は「(軍最高評議会議長の)タンタウィは去れ」と叫び、エジプト国旗を振る。道路は治安部隊との衝突時に投げられた石だらけだ。

 広場内には治安要員の姿は見当たらなかったが、南東側の内務省などに至る道路で一部のデモ隊と一触即発の状態が続いた。広場近くの仮設病院には負傷者が運ばれ、頭部から血を流して意識不明の若者もいた。現場の人々は「軍に撃たれた」と叫ぶが、当局は実弾の使用を否定している。会計士のイクラム・ザイヤドさん(34)は「政治家が事態収拾を図るべきなのに姿が見えない。軍は本来の任務である国防に戻るべきだ」とまくし立てた。

 当局とデモ隊の衝突は北部アレクサンドリアなどに広がり、28日に予定されている人民議会(国会)選挙の実施にも影響を与えかねない情勢だ。だが暫定内閣は20日、予定通りに選挙を実施するとの方針を示した。軍最高評議会はタハリール広場の衝突に「遺憾の意」を表明、民政移管を遅らせる意図はないと強調した。

毎日新聞 2011年11月21日 東京夕刊

3419チバQ:2011/11/21(月) 20:47:18
http://www.asahi.com/international/update/1121/TKY201111210093.html
2011年11月21日19時55分印刷

カイロ軍政批判デモ、治安部隊との衝突続く


 エジプトの首都カイロなどで18日から21日にかけ、2月の革命後に全権を握った軍政を批判するデモ参加者と、排除しようとした治安部隊の衝突が繰り返された。エジプト保健省は21日までに22人が死亡したとしている。負傷者は1千人を超えた模様だ。

 カイロ中心部のタハリール広場などで18日、エジプト軍最高評議会が、軍事予算の公開拒否など、軍の権益を守ろうとしたことなどを批判するデモがあり、数万人規模の市民が集まった。治安部隊は、同日夜以降も広場に残った数千人を排除しようとゴム弾や催涙ガス弾を発射、デモ隊も投石して対抗し、死傷者が増えた。治安部隊がデモ隊を殴りつけたりする映像が衛星ニュース局やネットで流れたことから、一度は帰宅した市民も次々と広場に戻り、混乱が続いている。

 政府側は「28日から始まる総選挙をやめさせようとする策動だ」と衝突を非難。一方でデモを呼び掛けたムスリム同胞団や青年グループなどは、軍と政府の暴力を批判する声明を出した。(カイロ=貫洞欣寛)

3420チバQ:2011/11/21(月) 20:47:48
http://mainichi.jp/select/world/news/20111122k0000m020030000c.html
スペイン組閣:財政専門家集め改革の意志示す
 【マドリード宮川裕章】20日のスペイン総選挙で下院(定数350)の単独過半数を獲得して圧勝した中道右派の最大野党・国民党のラホイ党首は21日、組閣作業に入った。地元メディアによると、経済財務相や産業相などのポストには、国際通貨基金(IMF)元専務理事で、04年までのアスナール政権時代で副首相兼経済相を務めたラト氏や銀行幹部らの名前が浮上。IMFや欧州中央銀行などとの連携を強化し、市場の信用を回復して財政再建を図りたい考えとみられる。

 このほか閣僚ポストには、元スペイン銀行理事のリンデ氏、元スペイン貯蓄銀行連盟の通商顧問、カルバホ氏などの名も挙がっている。

 スペインの国債(10年もの)利回りは現在6%台の高水準にあり、市場の懸念を払拭(ふっしょく)するためには、IMFや欧州中央銀行との連携は欠かせない。また08年当時の不動産バブル崩壊で、貯蓄銀行は甘い審査に基づく融資による巨額の不良債権を抱えており、合併などの整理統合を進める必要もある。今回の組閣は、スペインが現在抱える財政課題の専門家を集めることで、市場に改革の強い意志を示す狙いもある。

毎日新聞 2011年11月21日 20時02分(最終更新 11月21日 20時21分)

3421チバQ:2011/11/21(月) 23:02:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011112000134
シリア大統領、デモ弾圧継続の構え=アラブ連盟・トルコが制裁警告
 【エルサレム時事】シリアのアサド政権に対し、アラブ連盟が突き付けている反政府デモ弾圧の停止要求は19日で期限を迎えた。しかし、アサド大統領は「外国の圧力に屈しない」と今後も弾圧を続ける強硬姿勢を示した。アラブ連盟は、停止しなければ制裁を科すと警告しており、シリアへの圧力を一段と高める構えだ。ヨルダンのアブドラ国王もアサド大統領に辞任を迫っており、アサド政権への包囲網は欧米のみならず、アラブ諸国にも広がっている。
 こうした中、ロイター通信が首都ダマスカス住民の話として伝えたところによると、20日未明、アサド大統領の与党バース党のビルに少なくとも2発のロケット弾が撃ち込まれた。3月に反政府デモが始まって以来、首都で反政府側による攻撃があったのは初めてという。
 政権から離反した兵士らが結成し、トルコに拠点を置く「自由シリア軍」が犯行声明を出した。ただ、シリアはジャーナリストの活動を制限しており、同通信は、同軍の主張が事実かどうか確認できていないとしている。
 また、ロンドンを拠点とする「シリア人権監視団」によると、19日も14人が治安部隊の攻撃で死亡した。(2011/11/20-18:43)

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3422チバQ:2011/11/21(月) 23:02:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011112100872
IMF、EUに支援要請=ユーロ危機余波で通貨下落−ハンガリー
 【フランクフルト時事】ハンガリー政府は21日までに、国際通貨基金(IMF)と欧州連合(EU)欧州委員会に対し、「(危機の)予防的手段」として金融支援を要請した。IMFと欧州委が同日発表した。同国では通貨フォリントが下落し、信用不安が拡大しており、不安解消のために支援要請に踏み切ったとみられる。
 IMFとEUは「要請の内容を精査する」としている。要請内容には具体的な必要金額は盛り込まれていない。
 ハンガリーは17日、「長引くユーロ圏の債務危機の影響で、市場での資金調達が困難になっている」として、IMFへの支援要請を検討すると表明していた。(2011/11/21-21:39)

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3423チバQ:2011/11/21(月) 23:03:13
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-24264820111121
特別リポート:リビア劇場の終焉、「最後の大物」拘束に同行取材
2011年 11月 21日 12:19 JST
 [オバリ(リビア) 20日 ロイター] 19日にリビア南部で拘束された、元最高指導者カダフィ大佐の次男で後継者とみなされていたセイフイスラム氏(39)。ロイター取材陣は、同氏を移送する飛行機で同行取材をすることができた。
 数カ月にわたる逃亡生活を続けたセイフイスラム氏は、かつての粋な黒いセーターとジーンズ姿でも、最後まで戦うとテレビで宣言した時のカーキ色の軍用Tシャツ姿でもなかった。遊牧民がまとうローブに身を包み、無精ひげはさらに濃く、口の周りを覆い尽くしていた。しかし、縁なし眼鏡をかけていても、眼光鋭いまなざしは見て取れた。

 今や捕らわれの身となったセイフイスラム氏は、南部の産油都市オバリ近郊から首都トリポリ南西部のジンタンまで、リビア空軍の旧型輸送機で移送された。暫定政府の報道官は、同氏の拘束について「リビア劇場の最後の一幕」と語った。自らを「王の中の王」と呼んだカダフィ大佐はかつてアフリカ支配を夢見たが、その後継者と目されたセイフイスラム氏が最後に語ることなく、リビア劇場は幕を閉じようとしている。

 ジンタンに着くまで、セイフイスラム氏は厳しい表情で黙って座っていた。時折、じっと考え込んでいるようで、包帯の巻かれた右手を気にしたりしていた。また、兵士らと言葉を交わしたり、写真撮影にも応じたりしていた。

 セイフイスラム氏の最後の1カ月間の逃亡と拘束に関するこの記事は、兵士らと同氏へのインタビューに基づくものである。同氏の移送にはロイターの記者、テレビカメラマン、フォトグラファーが同行した。

 <真夜中の出来事>

 セイフイスラム氏と側近の一行は真夜中に、反カダフィ派の兵士らにより拘束された。同氏を拘束したのは、ジンタンの兵士たち。15人から成るこの部隊のメンバーであるアハメド・アマル氏によると、同日午前1時半(日本時間19日午前8時半)ごろ、オバリから約70キロ離れた砂漠地帯で車両2台を止めたところ、セイフイスラム氏と他4人が乗車しているのを発見した。アマル氏は、「最初、彼(セイフイスラム氏)はとてもおびえていた。殺されると思ったのだろう」と説明。「友好的な態度でリラックスさせ、傷つけたりはしないと伝えた」と語った。

3424チバQ:2011/11/21(月) 23:43:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111121/mds11112101450001-n1.htmメッセ 印刷 大統領顧問に禁錮刑 イラン、政治的背景か
2011.11.21 01:44
 イランの司法当局は、イスラム教徒の女性が身に着けるチャドル(コート)を批判したとして、イスラム教の規範に反した罪で、アフマディネジャド大統領のメディア担当顧問ジャバンフェクル氏に禁錮1年の判決を言い渡した。また、同氏のマスコミ業界での活動を3年間禁じた。イラン学生通信が20日伝えた。

 イラン学生通信によると、ジャバンフェクル氏は政府機関紙イランが発行する雑誌のインタビューで、チャドルは外国から持ち込まれたものだなどと発言。イランの女性がチャドルを必ずしも身に着ける必要はないとの考えを示唆した。

 ハメネイ師は、チャドルはイランの女性が身に着けるべき国民的な衣装としている。判決に異議があれば20日以内に上訴できる。(共同)

3425チバQ:2011/11/21(月) 23:44:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111121/erp11112123150007-n1.htmメッセ 印刷 脊椎に痛み、体調悪化 勾留中のウクライナ前首相
2011.11.21 23:10

10月11日、ウクライナの首都キエフの地区裁判所で禁錮7年の判決を言い渡されたティモシェンコ前首相(ロイター)
 ウクライナ最高会議の人権オンブズマンは21日、ロシアとの天然ガス取引をめぐる職権乱用罪で禁錮7年を言い渡されたティモシェンコ前首相=上訴、勾留中=が脊椎の痛みのため自力での起床や移動ができない「極めて重い」容体だと、テレビで明らかにした。ロシアメディアが伝えた。

 人権オンブズマンは20日、勾留施設のティモシェンコ氏を予告なしに訪問。体調が以前に比べてかなり悪化しており「勾留施設外での検査と治療が必要だ」と指摘した。

 ティモシェンコ氏は、2004年の大統領選でヤヌコビッチ氏の当選を不当とする街頭デモが政変につながった「オレンジ革命」の指導者の一人。判決をめぐり、欧米やロシアから「政治的裁判だ」などと批判が出ている。(共同)

3426チバQ:2011/11/22(火) 12:16:51
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/22/20111122ddm007030181000c.html
シリア:離反将校訴え「イスラム諸国は介入を」
 【カイロ和田浩明】民主化蜂起の武力弾圧を続けるシリアのアサド政権打倒を目指す離反軍人団体「自由シリア軍」の副司令官、マリク・クルディ海軍大佐(48)が21日、滞在先のトルコから毎日新聞の電話取材に応じた。弾圧による死者が急速に増えていることについて、大佐は「イスラム諸国による直接介入が必要だ」と強調。内戦化の懸念も深まる中、「アサド政権が武力を使う限り対抗する」と語った。

 アサド大統領は英紙のインタビュー(20日付)で「(事態解決の)唯一の方法は武装勢力の排除だ」と武力行使を継続する方針を改めて明示。ムアレム外相も20日、和平調停を目指すアラブ連盟を「問題を国連安保理に持ち込もうとする者の道具だ」と批判し、強硬姿勢を強めている。

 自由シリア軍は7月に離反将校らが結成を表明した。リヤド・アサド大佐が司令官で、クルディ大佐によると、シリア中部のハマ、ホムス県などに「1万5000人以上の兵力を持つ」。トルコなどに一部幹部が滞在している。

 クルディ大佐は、弾圧による死者は「1万人を超えた」と主張。シリア軍をけん制するため、国際社会に対し、飛行禁止区域の設定や武器供給を呼び掛けた。

 国連推計によると、11月初旬時点での弾圧に伴う死者は3500人以上。反体制派によると、その後も連日数十人が死亡しており、既に4000人を超えた可能性がある。

 自由シリア軍は16日に首都ダマスカス近郊の空軍情報部施設を攻撃。20日も中部ホムスで大統領支持派の「シャビーハ(暴漢)」と呼ばれる武装集団を殺害するなど、戦闘を強化している。

 総兵力約32万人のシリア国軍は幹部をアサド大統領の出身母体でイスラム教シーア派の一派アラウィ派が占めており、クルディ大佐も「国軍幹部の多くは今も大統領に忠誠を誓っており、兵士は殺害を恐れて離反が難しい」と語った。

毎日新聞 2011年11月22日 東京朝刊

3427チバQ:2011/11/22(火) 12:53:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111122-00000216-yom-int
赤字・債務・高失業率・不景気…スペイン四重苦
読売新聞 11月22日(火)9時18分配信


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営業を停止したマドリード中心部のホテルに不法に住み込み、生活苦を訴えるエスペランサ・エンカドさん=三井美奈撮影
 【マドリード=三井美奈】20日のスペイン総選挙で下院の過半数を獲得して大勝した中道右派・国民党のマリアノ・ラホイ党首は、財政赤字、巨額の累積債務、22%の高失業率、景気低迷という「四重苦」に直面する。

 スペインの株式市場は21日、大幅に値を下げ、国債の利回りは上昇。政権交代に市場は厳しい反応を示した。

 マドリード市場の株式指数(IBEX35)は21日昼までに2%あまり下がった。国債(10年)利回りも6・5%を超え、危険水域の7%に近い水準に迫った。新内閣発足は12月後半になるが、メディアは「閣僚人事を早く示せ」(同国紙ABC)と、新首相となるラホイ氏に一斉に迫った。

 注目の財務相人事は、大手銀行BBVAのフランシスコ・ゴンザレス会長、元スペイン中央銀行理事のホセ・ゴンザレスパラモ欧州中央銀行(ECB)専務理事らが候補にあがっている。

 ラホイ氏は20日の勝利演説で「私の敵は失業と財政赤字、過大債務、経済停滞」と、課題を要約したが、四つの問題は絡み合っており解決が困難だ。スペインが2012年に財政赤字を国内総生産(GDP)の4・4%に抑える目標を達成するには、約300億ユーロ(約3兆1200億円)の緊縮策が必要とされる。だが歳出削減は景気を冷え込ませ、雇用状況を悪化させる。

 マドリード中心部では、失業者が営業停止したホテルを占拠。貧困層の約20人が住み込み、ホテルは経済悪化の象徴となっている。

 ホテルを占拠する一人で元清掃員のグローサ・マルティンさん(50)は「福祉や教育予算を減らされたら、娘や8人の孫を抱えてやっていけない」と訴えた。エスペランサ・エンカドさん(75)は「年収は約5000ユーロ(約52万円)の年金だけ。南米からの移民5人とアパートを共同で借りていたが、我慢できず逃げ出した」と嘆いた。歳出削減が貧困層を追いつめ、消費は冷え込み、失業が増える。

3428チバQ:2011/11/22(火) 12:54:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111122-00000088-san-int
スペイン改革、道険し 政権交代 次期首相「就任後30分で財政再建着手」
産経新聞 11月22日(火)7時55分配信

 【ロンドン=木村正人】欧州債務危機で国債金利が危険水域に近づいたスペインの上下両院選は20日夜、開票が行われ、最大野党の中道右派・国民党が上下両院で単独過半数を得て、7年半ぶりに社会労働党から政権を奪還した。来月20日ごろに国民党のマリアノ・ラホイ党首(56)が宣誓式を行い、新首相に就任する。市場の信頼を回復し、債務危機の連鎖を断ち切るために、財政再建と経済構造改革が急務となる。

 「就任後30分以内に財政再建に着手する」−。ラホイ党首は、国債を売り浴びせる市場に向けて、大胆かつ広範囲に財政再建を進める方針を強調した。昨年に国内総生産(GDP)比で9・3%に膨らんだ財政赤字を2013年末までに3%に削減し、労働市場の改革にも着手する考えだ。

 ◆上下両院で単独過半数

 「圧倒的過半数を得たラホイ党首は改革を進めやすい。欧州中央銀行(ECB)はスペインとイタリアで財政赤字削減が実行されるのを確認した後、利回りが持続可能な水準に下がるまで両国の国債を買うべきだ」と、マドリード・カルロス3世大のカブラレス教授(経済学)は指摘する。

 債務危機が続く欧州で、国名の頭文字を取り「PIIGS」と呼ばれるユーロ圏の重債務国のポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペインの5カ国すべてで政権が交代することになる。

 ギリシャやイタリアでは政治不信からテクノクラート(実務家)による暫定内閣が発足。スペインの10年国債利回りも一時、返済が難しい7%に急接近した。

 「スペインの民主主義はギリシャやイタリアより機能している」(欧州外交評議会のトレブランカ・マドリード事務所長)のに、市場が攻撃の矛先を収めない理由は、ユーロ導入後の住宅バブルに踊ったツケが予想以上に重いからだ。

 マドリードから郊外に出ると、至る所で砂ぼこりをかぶって赤茶けた新築住宅が目につく。スペイン銀行(中央銀行)は新築住宅の売れ残りは約70万戸と発表するが、実数はその倍の約140万戸ともいわれる。

 ユーロ導入で低金利融資が受けられるようになり、大勢の外国人や国民が別荘を買いあさり、1998年から10年間で住宅価格は3倍に高騰。大量の若年労働者が建設業に流れ込み、ローンで高級車を買って乗り回す社会現象まで起きた。

 ◆「危機核心は不良債権」

 世界金融危機の2008年を頂点に住宅市場は2〜3割下落。建設ラッシュも終わり、失業者は5人に1人、若年層では2人に1人が職にあぶれる。「債務危機の核心はユーロバブルに踊った不良債権問題」との指摘もロンドンの金融筋では聞かれる。

 スペインの政府債務残高はGDPの61%と独仏両国と比べて低いものの、不良債権処理額は計1760億ユーロ(約18兆円)に膨らむと予測され、金融機関への公的資金注入で政府財政が逼迫(ひっぱく)する恐れがある。景気後退懸念も浮上し、ラホイ新首相のかじ取りは並大抵ではない。

3429チバQ:2011/11/22(火) 20:29:46
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111122/t10014134431000.html
エジプト内閣総辞職表明で混乱
11月22日 18時1分
軍の暫定統治に抗議するデモが続くエジプトで、内閣が突然、総辞職の意向を表明するなど、政治レベルでも混乱が広がっており、民主化に向けた来週からの議会選挙の実施に影響が及ぶことを懸念する声も出ています。

エジプトでは、軍の暫定統治に不満を抱くデモ隊と、治安部隊の衝突が続いており、政府によりますと、この4日間で少なくとも24人が死亡、1900人以上がけがをしました。カイロ中心部のタハリール広場では、数千人のデモ隊が依然占拠を続けており、周辺では、デモ隊と治安部隊の衝突で、至る所から黒煙が上がっているほか、デモは、ほかの地方都市にも拡大しています。こうしたなか、21日夜になって、シャラフ首相率いる暫定政権の内閣が突然、総辞職の意向を表明し、決定権限を持つ軍の最高評議会は、辞職を受理するかどうか態度を明らかにしておらず、政治レベルでも混乱が広がっています。軍の最高評議会は、国内のすべての政治勢力に対話を呼びかけるなど、事態の収束を目指していますが、デモの参加者らは22日に大規模なデモを呼びかけるなど、混乱が収まる気配はありません。エジプトでは、民主化に向けた重要な節目となる議会選挙が28日から始まる予定ですが、混乱が深まることで、選挙の実施に影響が及ぶことを懸念する声も出ています。

3430チバQ:2011/11/22(火) 20:38:27
http://mainichi.jp/select/world/news/20111122dde007030015000c.html
エジプト:暫定内閣が総辞職表明 効果薄い「ガス抜き」
 【カイロ和田浩明】シャラフ・エジプト暫定内閣の総辞職表明はデモ隊の軍政批判をかわす「ガス抜き」が狙いとみられる。だが、シャラフ内閣は軍最高評議会の「操り人形」(民主活動家)と受けとめられており、あくまでも軍政の排除を要求するデモ隊の怒りは収まりそうもない。

 治安部隊との衝突による死傷者が増えるにつれ、デモ隊の要求は先鋭化している。カイロ中心部のタハリール広場に21日集まったデモ参加者の多くは「殉教者として死ぬ用意がある」と印刷された紙片を掲げていた。タンタウィ軍最高評議会議長の即時退陣を求める決意を示したものだ。

 国軍は2月のムバラク政権崩壊から9カ月が経過しても権力の座にとどまり、民政移管が遅れている。不安定な情勢が続く中、エジプト経済は低迷しており、21日のデモに加わった自営業者のリヤドさん(32)は「治安の回復が急務」と訴える。タハリール広場南東部に通じるムハンマド・マフムード通りでは21日も治安部隊とデモ隊が衝突した。内務省に接近しようとする群衆に治安部隊は催涙ガス弾を発砲、群衆側は投石で対抗した。

 反ムバラク運動を主導した若者団体などは「100万人デモ」計画を翌日に控えた21日、来年4月までの大統領選挙実施を当局に求めた。一方、28日の国政選挙で躍進が予想される穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」は早期の民政移管を求めつつ、メンバーのデモ参加は公式には認めず、軍部との正面からの対立は避けている。

毎日新聞 2011年11月22日 東京夕刊

3431チバQ:2011/11/22(火) 20:43:51
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20111122k0000e030010000c.html
ゴルバチョフ氏:プーチン首相らの選挙戦批判

ベルリンのホテルで会見するゴルバチョフ元ソ連大統領=2011年11月21日、篠田航一撮影 【ベルリン篠田航一】ゴルバチョフ元ソ連大統領(80)は21日、訪問先のベルリンで記者会見し、12月4日のロシア下院選を前に「政権与党側のごまかしが横行している。自由選挙と民主主義の欠如はロシア最大の問題だ」と述べ、プーチン首相とメドベージェフ大統領の与党「統一ロシア」による選挙戦を批判した。

 与党は9月の党大会で党首・プーチン首相の大統領復帰を打ち出したが、支持率は低迷し、下院選の苦戦が伝えられている。ゴルバチョフ氏は旧ソ連の独裁者スターリンが述べた「選挙で重要なのは投票ではなく、票を数える作業だ」との言葉を引き、開票作業が操作される危険性に言及。「うそや策略が横行し、人々は献金を強要されている。公正な選挙になる望みはない」と語った。

 ゴルバチョフ氏は80年代に推進したソ連改革政策ペレストロイカにちなみ、「世界を変えた」人物を表彰する「ゴルバチョフ賞」を創設。その第2回表彰式を来年3月にベルリンで行うのに先立ち、宣伝目的で訪独した。今年3月の第1回受賞者は米CNNテレビの創設者ら3氏だった。

3432チバQ:2011/11/22(火) 22:34:36
http://www.afpbb.com/article/politics/2841837/8114581?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
プーチン首相に異例のブーイング、ロシアの格闘技大会で
2011年11月21日 17:42 発信地:モスクワ/ロシア
【11月21日 AFP】ロシアで行われた格闘技大会で20日、リングに登場したウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相に観客がブーイングと口笛を浴びせ、その様子が生中継されるという異例の出来事があった。反プーチン派からは称賛の声があがっている。

 その日行われたのはロシアの格闘家、エメリヤーエンコ・ヒョードル(Fedor Emelianenko)と、米国のジェフ・モンソン(Jeff Monson)の総合格闘技の一戦。流血の戦いは、ヒョードルの勝利で終わった。

 総合格闘技のファンを公言しているプーチン首相がヒョードルの立つリングに上ってスピーチを始めると、観客たちはブーイングと口笛で応じた。

■プーチン首相がスピーチ、観客はブーイング

 動画の中でプーチン首相はヒョードルを抱擁した後に話し始めたが、観客からの口笛や低いブーイングが止まらないためにいったん話を止めたように見える。プーチン氏がヒョードルを「ロシアの真のヒーロー」とたたえると、ようやく観客は歓声を上げた。

 プーチン氏のテレビ出演は厳密に演出されるのが通例で、見ず知らずの観客を前に即興で演説することはほとんどない。
 
 柔道の黒帯を持つプーチン氏が格闘技の試合会場でスピーチするというのは強権的指導者のイメージに合っているように思えるが、今回は同氏のパフォーマンスとしてはあまり例のない失敗となった。

■「時代の終焉」か「米国人に対するブーイング」か 

 翌日の人びとの反応はさまざまだった。腐敗告発ブログで知られるアレクセイ・ナバルニー(Alexei Navalny)氏はブログに動画を掲載し、「一時代の終焉(えん)」と書いた。

 露ウェブサイト「gazeta.ru」も、「公共のイベントでプーチン氏に対する嫌悪感が発露されたことなど、いまだかつてなかった」と伝えた。

 一方、大会が開かれたオリンピスキ(Olimpiisky)スタジアムの責任者、ミハイル・モスカリョフ(Mikhail Moskalyov)氏は、露ウェブサイト「Lenta.ru」に対し、観客のブーイングはリングを去る米国の格闘家に向けられたものだったと主張した。

 動画サイトのユーチューブ(YouTube)に投稿されたテレビ放送の映像は、21日午前中までに50万回以上再生された。(c)AFP

3433チバQ:2011/11/22(火) 22:36:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111122-00000106-mai-int
<チュニジア>主要政党3党 ポスト配分で合意
毎日新聞 11月22日(火)21時9分配信

 【カイロ和田浩明】チュニジアの主要政党3党は21日、連立政権の樹立で正式合意し、首相、大統領、制憲議会議長職を各党で分配することを決めた。首相には10月下旬の制憲議会選挙(定数217)で第1党となった穏健派イスラム政党「アンナハダ」のハマディ・ジェバリ事務局長が就任する。民主化運動「アラブの春」で政権が崩壊した国で、初めてイスラム勢力が国政を率いることになる。

 大統領には第2党の世俗主義政党、共和国評議会のモンセフ・マルズーキ党首が就任する。制憲議会議長には社民主義政党エタカトルのムスタファ・ベンジャファール党首がなる。連立内閣人事はジェバリ氏が発表する予定だ。

 ロイター通信によると、アンナハダの報道官は3党が1年以内に次回の総選挙を実施することでも合意したと述べた。1月に崩壊したベンアリ前政権下で弾圧された人権活動家のマルズーキ氏は21日の合意を「歴史的だ」と評価した。

3434チバQ:2011/11/23(水) 09:10:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111123/mds11112307270003-n1.htm
エジプト、救国内閣樹立で合意 デモ沈静化へ対症療法
2011.11.23 07:26 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】早期の民政移管などを求めるデモ隊と治安部隊との衝突が続くエジプトで全権を掌握する軍最高評議会(SCAF)は22日、一部の政党などと事態打開に向けた協議を行い、前日に総辞職を表明したシャラフ暫定内閣に代わり、主要な政治勢力が参加する「救国内閣」の樹立で合意した。同国の中東通信などが、協議の出席者の話として伝えた。

 協議は、SCAFメンバーのサミー・アーナーン参謀総長が主催した。

 エジプトのメディアによると、SCAFは2012年6月末までに大統領選を実施し民政に復帰するとの日程を提示、迅速な民政移管を求めるデモ隊に一応は譲歩した形だ。これまでは、大統領選は12年末か13年初頭に行われるとの見方が有力だった。

 今月28日に始まる人民議会(下院に相当)選については、予定通り実施するとしている。

 救国内閣を率いる暫定首相には、大統領選に意欲を示す国際原子力機関(IAEA)前事務局長のエルバラダイ氏らの名前も取り沙汰されている。SCAFとしては、軍部と距離があるとみられてきた人物を起用することで、デモ隊側の理解を得る狙いがあるとみられる。

 ただ、今回の一連の衝突は、シャラフ暫定内閣が、今後制定される新憲法の下でも軍部の特権的地位を保障するとする指針を発表したことに端を発したもので、デモに参加する民主化勢力には軍部が民主化プロセスを骨抜きにするつもりだとの根強い不信感がある。

 今回の合意では、民政移管後の軍部のあり方についての議論は事実上、棚上げされており、その意味ではデモを一時的に沈静化させるための“対症療法”に過ぎないといえる。

 22日夜、市民数万人が集まった首都カイロ中心部タハリール広場では、同合意の内容が伝えられると、歓声とともに、「(軍トップの)タンタウィ陸軍元帥は去れ!」と、SCAFがなおも権力の座にとどまることへの反発の声も上がった。デモがすぐに収束するかはなお不透明な状況だ。

3435チバQ:2011/11/23(水) 09:16:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011112300059&google_editors_picks=true
暫定政府の陣容発表=主要閣僚に武装勢力−リビア
 【トリポリAFP=時事】リビアを暫定統治する国民評議会のキーブ暫定首相は22日、暫定政府の陣容を発表した。カダフィ政権打倒に貢献した論功行賞で、主要閣僚に各地の武装勢力代表を充てた。
 国防相は、19日に元最高指導者カダフィ大佐の次男セイフイスラム氏を拘束した西部ジンタンの武装勢力の野戦司令官ウサマ・ジュワリ氏を起用。内相には、10月にカダフィ大佐を拘束・殺害した中部ミスラタの武装勢力からファウジ・アブデラル氏が選ばれた。(2011/11/23-06:10)

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3436チバQ:2011/11/23(水) 19:10:10
http://www.afpbb.com/article/politics/2842177/8121810?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics

「全リビアを代表する政府」、リビアの暫定政府が発足
2011年11月23日 12:04 発信地:トリポリ/リビア
【11月23日 AFP】リビアのアブドルラヒム・キーブ(Abdel Rahim al-Kib)暫定首相は22日、暫定統治機関「国民評議会(National Transitional Council、NTC)」の承認を受けた閣僚名簿を発表し、暫定政権が発足した。

 国防相には、19日に元最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の次男セイフイスラム(Seif al-Islam Kadhafi)氏を拘束した同国北西部ジンタン(Zintan)の反体制派を率いたオサマ・ジュワリ(Osama Juili)氏を起用した。
 
 また内務相には、反体制派の拠点となったリビア西部ミスラタ(Misrata)出身で、前月カダフィ大佐を拘束した反体制派部隊を率いたファウジ・アブデラル(Fawzi Abdelal)氏が起用された。
 
 首都トリポリ(Tripoli)で記者会見を開き、閣僚名簿を発表したキーブ暫定首相は、新政府はリビア全土を代表するものになったと述べた。

 NTCの報道官を兼任するアブドル・ハフィズ・ゴガ(Abdel Hafiz Ghoga)副議長は、新政権は暫定統治機関であるNTCの信任を得ていると述べた。(c)AFP

3438チバQ:2011/11/23(水) 20:49:09
>>3413 >>3414
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111123-OYT1T00579.htm
  パキスタン軍クーデター恐れ…極秘メモで大騒動

 【カブール=横堀裕也】パキスタンのザルダリ大統領が、米軍による国際テロ組織アル・カーイダ指導者ウサマ・ビンラーディン殺害後、パキスタン軍のクーデターを恐れ、軍の動きを抑えるよう米軍トップに要請していたとされる極秘メモが暴露され、政権を揺るがしている。


 絶大な影響力を誇る軍は強く反発、メモ作成への関与が指摘されたハッカニ駐米大使が22日、辞任に追い込まれた。

 メモは5月、米軍によるビンラーディン殺害後まもなく作成され、米国在住のパキスタン人男性の仲介によって、マレン米統合参謀本部議長(当時)に渡ったとされる。

 先月から今月にかけて、この男性がメモの伝達を「ザルダリ大統領の意を受けたハッカニ大使から依頼された」などとメディアに暴露。マレン氏側も今月中旬、「受け取ったが、信用性に乏しく無視した」とメモの存在を認めたため、大騒動に発展した。

 地元メディアが報じたメモ全文によると、ビンラーディン殺害後、責任の所在を巡って政権と軍の対立が表面化。政権側が「文民政権が転覆に追い込まれれば、パキスタンはテロの温床になりかねない」と、クーデターに対する危機感を示し、マレン氏に仲裁を求めた。対テロ戦争への一層の協力などといった「見返り」も記されていた。

(2011年11月23日19時53分 読売新聞)

3439チバQ:2011/11/23(水) 20:50:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111123/mds11112319320014-n1.htm

広場に響く辞任要求 デモ隊、軍の“譲歩”を拒否 エジプト
2011.11.23 19:31
 「出て行け、出て行け」。エジプトの軍最高評議会のタンタウィ議長が民政移管前倒しを表明した22日夜。カイロのタハリール広場を埋め尽くしたデモ隊に、議長が示した譲歩を受け入れる兆しはない。広場には議長の辞任を求める声が響いた。

 広場の中心部には、治安部隊との衝突などで負傷した市民らを手当てするためのテントが設置された。治安部隊の姿は見えないが、広場付近にある内務省庁舎に続く道では、衝突が続いているもようだ。

 28日には、ムバラク政権崩壊後初となる人民議会(国会)選が予定されており、デモ隊には選挙の実施を求める意見も多い。しかし、衝突で多数の死傷者が出ており、デモ隊の一人は中東の衛星テレビに「ここまでの非道を目にして、軍の正当化につながる選挙の実施を受け入れることはできない」と反発を強めた。(共同)

3440チバQ:2011/11/23(水) 20:51:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&rel=j7&k=2011112300273
権力移行案に調印へ=イエメン大統領がサウジ入り
 【エルサレム時事】イエメンのサレハ大統領は23日、事前に予定を公表せずサウジアラビアの首都リヤドを訪問した。湾岸協力会議(GCC)が提示したハディ副大統領への権力移行案に調印するためという。権限委譲が実現すれば、民主化運動「アラブの春」で独裁的な長期政権が打倒される4例目のケースとなる。
 イエメン情勢は今年1月下旬以降、10カ月にわたって民主化要求デモや権力闘争で混乱。サウジを中心とするGCCや国連が事態収拾に向けた外交努力を続けていた。
 GCC案では、サレハ大統領が直ちにハディ副大統領に権限を委譲するのと引き換えに、反対派の弾圧などに関する訴追を免れる。同副大統領が野党勢力の参加を得て暫定政権を樹立し、3カ月以内に大統領選を行う。(2011/11/23-18:24)

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3441とはずがたり:2011/11/24(木) 08:54:09
>>3440

イエメン大統領が権限移譲の仲介案署名、33年の独裁に幕
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-24310720111123
2011年 11月 24日 04:58 JST

 [ドバイ/国連 23日 ロイター] イエメンのサレハ大統領は23日、サウジアラビアの首都リヤドを訪れ、副大統領への権限移譲などを柱とする湾岸協力会議(GCC)の仲介案に署名した。

 イエメンは約10カ月にわたる反体制派デモと治安部隊の衝突によって、内戦寸前の状態に陥っていたが、今回の署名により33年間に及んだサレハ政権は事実上幕を下ろすことになる。

 サウジアラビア国営テレビは、サレハ大統領がサウジのアブドラ国王とナエフ皇太子を前に、仲介案に署名する映像を放映した。

 イエメンの野党勢力代表者も大統領に続いて署名した。

 GCCによる仲介案には、サレハ大統領がすべての権限をハディ副大統領に移譲するほか、副大統領が野党勢力と暫定政権を樹立する方針に加え、向こう3カ月以内の大統領選実施が盛り込まれている。

 また、国連の潘基文事務総長はこの日、サレハ大統領が仲介案への署名後、療養のためニューヨークに向かうとの連絡を受けたことを明らかにした。

 潘事務総長は、サレハ大統領との22日の電話会談で直接話を聞いたとし、「彼がニューヨークに来るなら喜んで会う」とコメント。電話会談では、サレハ大統領は「すべての権限を移譲すると明言した」とし、事務総長は「国連は支援を惜しまない」と伝えたという。

3442チバQ:2011/11/24(木) 23:15:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111124-00000049-mai-int
 <イエメン>サレハ体制終えんへ…国民に溝、反乱
毎日新聞 11月24日(木)13時33分配信

 【カイロ和田浩明】イエメンのサレハ大統領は23日、サウジアラビアの首都リヤドでサウジ主導の湾岸協力会議(GCC)などが仲介した権限移譲案に署名し、南北イエメン時代から33年続いたサレハ体制は終えんに向け踏み出した。だが、仲介案により、90日以内に実施される大統領選までサレハ氏は名目上の大統領にとどまり、訴追も免除される。首都サヌアでは23日、多くの市民が大統領の権限移譲を喜ぶ一方、即時辞任や訴追を求めるデモも行われた。

 権力に対する強い執着を見せてきたサレハ氏が、確実に移譲手続きを実行に移すか、反大統領派から疑問も出ている。

 サレハ氏は署名式典で「重要なのは署名ではなく、各派が真剣に国の再建に取り組むことだ」と語った。10カ月にわたる民主化騒乱で広がった国民の間の溝を意識した発言だ。イエメンは国際テロ組織アルカイダの活動、北部の反乱、南部の分離独立の動きなどの難題を抱える。大統領権限を移譲されても、ハディ副大統領は困難なかじ取りを迫られる。

 サレハ氏は78年に北イエメンの大統領に就任。90年の南北統一後も、イエメン社会の基盤である有力部族連合の支持を取り付け権力の座を維持してきた。しかし、00年代中盤ごろから軍・治安機関のトップを親族で固める動きを見せ始めたことから一部有力部族が反発。アラブの春の影響で発生した民主化運動を武力弾圧して、一気に退陣要求が強まった。

 ハディ副大統領は南部出身で各派が支持するとされるが、「理由はサレハでないという一点」(反大統領派の政治アナリスト、アブドルガニ・エリヤニ氏)。部族の力が強く中央政府の支配が及ばない地域も多いイエメンで、国をまとめ切れるかは未知数だ。

 若者が先導したイエメンの民主化運動は、離反した国軍幹部や有力実業家らの参入で既成勢力間の権力争いに変質し、政府推計で約1500人の死者を出している。サレハ氏という「重し」が失われた後、国家分裂をもたらしかねない各派の抗争が広がる可能性を懸念する声も根強い。

3443チバQ:2011/11/24(木) 23:17:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111124-00000104-mai-int
 <アラブの春>一進一退…続く弾圧、民主化へ多難
毎日新聞 11月24日(木)21時6分配信

 【カイロ和田浩明】イエメンのサレハ大統領が23日、権限移譲案を受け入れたことで、中東の民主化運動「アラブの春」で退陣に追い込まれた指導者はチュニジア、エジプト、リビアに続き4人目となった。しかし、イエメンでは24日も反大統領派と大統領派の衝突で死傷者が発生しており、民主化と安定への前途は多難だ。エジプトでは軍最高評議会のタンタウィ議長の即時退陣を求める大規模デモが続き、シリアはアサド政権と離反軍兵士らの衝突で内戦の危機にひんしている。また、ペルシャ湾岸諸国では反政府デモは抑え込まれており、中東民主化は「一進一退」を繰り返している。

 サレハ氏は湾岸協力会議(GCC)を主導するサウジアラビアの首都リヤドで権限移譲案に署名、サウジのアブドラ国王は「イエメンの歴史の新たな章が始まった」と称賛した。だが、サレハ氏が名目上の大統領にとどまる中、全権を移譲されたハディ副大統領が90日以内に野党勢力も含めた国民内閣を樹立し、大統領選を実施できるかどうかは不透明だ。

 反サレハ派はこれまでの武力弾圧で1500人が死亡したにもかかわらず、移譲案ではサレハ氏が訴追を免除されることに反発しており、一部が移譲案署名直後から首都サヌアでデモを開始した。24日にはデモ隊に大統領派治安部隊などが発砲し、5人が死亡した。

 エジプトでは反軍政デモが24日で6日目に入った。軍最高評議会は38人の死者、2000人以上の負傷者を出した対応を謝罪し、責任者の処罰を表明した。だが、タンタウィ議長の即時退陣を求めるデモ隊はカイロ中心部のタハリール広場に居残り、衝突は他都市にも広がっている。

 イサウィ内相は23日、地元テレビの番組で、現在の治安状況では人民議会(国会)選挙を予定通り28日に実施するのは困難、と発言。しかし、軍政幹部は24日、改めて「総選挙の予定通りの実施」を明言した。民政移管の重要な通過点である総選挙を遅延できないとの判断が軍政指導部で働いたとみられる。

 シリアでもアサド政権による民主化デモ隊の弾圧が続き、アラブ連盟による和平仲介努力も奏功していない。フランスのジュペ外相はシリア内部に「民間人保護区域」を設定するよう提案した。西側主要国による初めての国際介入論だが、国連安保理常任理事国のロシア、中国が慎重姿勢を取る現状では実現は難しそうだ。

 ペルシャ湾のGCC諸国では民主化の動きは停滞の傾向にある。世界最大級の産油国サウジでは24日、東部カティフでのイスラム教シーア派のデモで、4人が発砲で死亡した。

3444チバQ:2011/11/24(木) 23:23:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111124-00001009-yom-int

エジプト、28日の人民議会選延期論浮上
読売新聞 11月24日(木)18時31分配信

 【カイロ=田尾茂樹】中東の衛星テレビ「アル・ジャジーラ」は24日、エジプト暫定内閣のエサウィ内相が軍に対し、28日から始まる人民議会(下院)選の延期を提案したと伝えた。

 同国を暫定統治する軍評議会のタンタウィ議長は22日、選挙を予定通りに行うと述べたが、軍の権限放棄を求めてデモ隊が警官隊と衝突する中、治安上の懸念から選挙実施は困難との見方が出始めている。

 エジプト紙によると、昨年まで野党第2勢力だった保守政党「新ワフド党」などの主要政党も、軍に選挙延期の要請を検討しているという。デモとの連帯を示すため、選挙運動を中断する立候補者も増えている。

 広場のデモ隊の間でも選挙延期を求める声は強く、団体職員ヒシャム・ファラハートさん(34)は「軍が権限を保ち続ける限り、選挙結果も都合良く操作されるのではないか」と不信感をあらわにする。

3445チバQ:2011/11/24(木) 23:24:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111123-00000034-mai-int
 <エジプト>催涙ガスの中で抗議 デモ隊第二革命目指す
毎日新聞 11月23日(水)19時18分配信


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カイロ中心部タハリール広場近くのムハンマド・マフムード通りで、治安部隊から催涙ガス弾の攻撃を受け後退する軍政批判デモ隊=2011年11月22日、和田浩明撮影

 【カイロ和田浩明】「エルハン、エルハン(去れ、去れ)!」。カイロ中心部タハリール広場に集まった大群衆が叫んだ。22日夜、エジプトを暫定統治する軍最高評議会のタンタウィ議長が提示した、来年7月までの民政移管完了などの妥協案に対する拒否の声だ。「多数の死傷者が出た今、軍政の即時終了以外に選択肢はない」。反軍デモ参加者の多くはそう語り、催涙ガス弾を相次いで発射する治安部隊に向かい続けていった。

 タハリール広場南東部につながるムハンマド・マフムード通り。タンタウィ議長の退陣を求めるデモ隊と治安部隊の衝突の最前線だ。ほぼ東西に走る幅15メートルほどの通りは、マスクやヘルメットを身に着けた人々で埋まっている。若い男性だけでなく、女性や年配者、子どもまで、東へ、東へと歩いている。内務省などの方向だ。

 150メートルほど先に、治安部隊が陣取っている。デモ隊の前進を阻止するため、相次いで催涙ガス弾を発射。白い煙の尾を引いた長さ15センチ、直径4センチほどの円筒が群衆の中に落ちてくる。強烈な痛みが目や鼻をつく。ひるんだ人々は後退するが、再び前に進む。

 治安部隊が使用する催涙ガス弾は、強力な「CRガス」との情報もある。大統領選の有力候補と目されるエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長は簡易ブログ「ツイッター」で「神経ガスを使っている」と当局を批判した。軍は23日に使用を否定した。

 通りでは時折、前方からバイクや救急車がクラクションを鳴らしながら人ごみをかき分けて走ってくる。負傷者を後送しているのだ。だが、続々と新たな群衆が通りに入ってくる。

 現場近くには仮設病院も複数設置され、ボランティアの医師や看護師らが24時間態勢で治療にあたっている。2月にムバラク前政権を崩壊させた民主化運動が再現されたようだ。保健省によると、5日間の騒乱での死者は31人、負傷者は2300人を超えた。

 デモに参加していた建築士、アシュラフ・イマドさん(23)が言う。「21日にここに来るまでは、新内閣と民政移管スケジュールが明示されればいいと思っていた。しかし、これほど多数の死傷者が出た以上、タンタウィが去らない限りここを離れない」

 反ムバラク運動の中核だった若者団体「4月6日運動」の報道担当者、マフムード・アフィフィ氏は「これは第二の革命だ」と言う。「軍最高評議会は権力を去れ。我々の要求はそれだけだ」

 ◇

 AFP通信によると、エジプトの首都カイロで23日、デモ隊と警察が再び衝突し、少なくとも3人が死亡した。

3446チバQ:2011/11/24(木) 23:29:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011112402000173.html
アラブの春 シリア、次の焦点
2011年11月24日 夕刊

 【カイロ=今村実】北アフリカ・中東地域の民主化運動「アラブの春」は、この一年足らずの間にチュニジア、エジプト、リビア、イエメンの四カ国の長期政権を崩壊に追い込むことになった。

 強権的な指導者が次々と葬り去られる「革命ドミノ」の流れは止まらず、国際社会は、内戦状態に陥りつつあるシリアのアサド政権をめぐる情勢を注視している。

 シリアではアサド大統領(46)父子二代の政権が、約四十年に及ぶ。デモ禁止などを定めた「非常事態法」などが強権体制を支えてきたが、激化する反政府デモを収束させることができず、政権側も譲歩の姿勢を示した。

 アサド政権はまず、非常事態法を撤廃し、拘束中の政治犯の恩赦を決定。それでも民主化を求める反政府デモは勢いを増し、政権側は武力で抑え込む強硬手段を続けた。

 デモ活動が始まった三月以降、武力弾圧による死者は三千五百人を超え、国内外の政権批判は強まるばかりだ。今月に入るとアラブ連盟(加盟=二十一カ国と一機構)が、シリアの会合などへの出席停止を盛り込んだ処分を決定。加盟国には駐在大使の召還を呼び掛け国際社会での孤立は一層深まっている。

 国内各地で政府軍からの離反兵が相次ぎ、数万規模の兵士の組織化も進んでいるという。首都ダマスカスでは二十日、政権を支える与党バース党の建物をロケット弾で攻撃し、「内戦」は現実になりつつある。

 中東では一月、二十三年に及んだチュニジアのベンアリ大統領(当時)が反政府デモを抑えきれずに国外に逃亡。二月には約三十年続いたエジプトのムバラク政権、八月には約四十二年にわたってリビアを強権支配したカダフィ体制がそれぞれ崩壊。バーレーンやサウジアラビアなどの一部地域でも散発的な衝突が起きている。

3447チバQ:2011/11/25(金) 00:31:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111124-00000173-reu-int

リビア内閣人事に部族が抗議デモ、「部外者の政府に反対」
ロイター 11月24日(木)12時16分配信


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 11月23日、リビア新内閣の組閣人事をめぐり、重要ポストを得られなかった部族が暫定政府を承認しないと表明した。写真は閣僚を発表するキーブ暫定首相(右)ら。22日撮影(2011年 ロイター/Mohammed Salem)

 [トリポリ 23日 ロイター] リビアの国民評議会(NTC)がキーブ暫定首相を首班とする内閣を発表した翌日の23日、組閣人事で重要ポストを得られなかった部族がデモを行い、暫定政府を承認しないと表明した。

【写真】カダフィ大佐次男の移送に同行

 目撃者によると、NTCが拠点を置く東部ベンガジでは、約150人が「部外者による政府に反対する」と書かれた横断幕を掲げ、組閣人事に反対を表明した。デモは、自らの部族出身者が要職に選出されなかったことを不満としたアワギ部族とマガリバ部族が中心となって行われた。

 またベルベル部族が多数派を占める西部ジャドゥでは、約30人の同部族民が中心部の広場で新内閣に抗議。デモ参加者の1人は、同地はカダフィ大佐からの離反を最も早く表明した地域の一つだと指摘。首都トリポリで座り込みデモを行う計画を明らかにした。

 組閣人事に反対するデモはいずれも小規模で、大きな影響を持たない部族によるものとされている。一方、過去数カ月で主要勢力として浮上しながら、新内閣では1人も重要ポストへの選出がなかったイスラム主義勢力からは、現時点では大きな反応は確認されていない。

 22日の組閣人事は、地域や部族などのバランスに配慮した結果とみられている。NTCのアブドルジャリル議長は一部の部族によるデモについて、「意図的に特定の組織、地域、部族を除外するなどしておらず、リビアはすべての人々のためにある」と述べた。

3448チバQ:2011/11/25(金) 12:23:22
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20111125k0000e030018000c.html
エジプト:ガンズーリ氏が新首相に 若者団体は抗議継続か

エジプトのカマル・ガンズーリ元首相=AP 【カイロ和田浩明】エジプトを暫定統治する軍最高評議会のタンタウィ議長は24日、カマル・ガンズーリ元首相(78)に新首相就任を求め、「救国内閣」の組閣を要請した。ガンズーリ氏は原則的に承諾した。国営メディアが報じた。しかし、同議長の即時退陣を求めて抗議活動を続ける若者団体などは25日、「100万人デモ」を実施し圧力を強める構えだ。

 シャラフ前内閣は多数の死傷者を出した治安部隊による反軍政デモ弾圧の責任を取って21日に総辞職したが、首都カイロでのデモは開始から1週間が経過し、終結の見通しは見えていない。ガンズーリ氏は早期に組閣を完了してタハリール広場に残留するデモ隊などと話し合い事態収拾を図るのが当面の最大の課題となる。28日には人民議会(国会)も予定されており、治安改善は急務だ。

 ガンズーリ氏は96〜99年に首相を務め、財政・金融政策での実績を持つ。軍政は、治安の混乱で低迷するエジプト経済の立て直しにも期待している可能性がある。しかし、高齢であることや、2月に民主化運動で退陣に追い込まれたムバラク前大統領に仕えた経歴などから、一部のデモ参加者からはすでに批判の声も出ている。

 保健省によると、治安部隊による反軍政デモの弾圧による死者は24日までに41人に達した。負傷者は2000人を超える。

 デモ隊は「当局が実弾を使用している」と批判するが、軍政幹部は24日行われた記者会見で、実弾使用を改めて否定した。

3449チバQ:2011/11/25(金) 21:16:18
>>3209-3210
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK803448020111125
仏大統領選、中道のバイル元国民教育相が出馬表明
2011年 11月 25日 11:11 JST
[パリ 24日 ロイター] 来年行われるフランス大統領選に、国民教育相を務めた中道派のフランソワ・バイル氏が出馬すると24日に表明した。保守派のサルコジ大統領の票の一部がバイル氏に流れる可能性がある。


 中道派「民主運動」の議長であるバイル氏は、2002年と07年の大統領選にも立候補しており、今回の出馬も予想されていた。同氏は12月初めに出馬を表明するとしていた。

 同氏は、テレビTF1の夜の番組で「この国には新たなスタートが必要であり、現状でさらに5年間過ごすことは不可能だと心から思う。このため、大統領選に立候補する」と述べた。


 バイル氏は、98─07年にフランス民主連合(UDF)の議長を務め、07年の大統領選第1回投票で僅差で敗北した後、新党「民主運動」を結成した。

 オピニオン・ウェーの世論調査によると、2012年の大統領選第1回投票の予想得票率は、サルコジ大統領が26%、野党社会党のオランド前第1書記が30%なのに対し、バイル氏は7%となっている。

3450チバQ:2011/11/26(土) 11:49:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111125/mds11112523240007-n1.htm

エジプトの新暫定首相にガンズーリ氏 デモ隊は拒否 混乱長期化の様相
2011.11.26 00:41
 【カイロ=大内清】即時の民政移管を求めるデモが続くエジプトで全権を掌握する軍最高評議会は25日、辞任したシャラフ暫定首相の後任に、ムバラク前政権で首相を務めたカマール・ガンズーリ氏を指名した。

 一方、首都カイロ中心部タハリール広場では同日、イスラム教の金曜礼拝後に数万人規模の反軍政デモが行われた。デモに参加する民主化勢力は「ガンズーリ内閣を認めない」と無期限の座り込みを宣言、事態は長期化の様相を呈している。

 広場に集まったデモ隊は「(最高評議会の)タンタウィ議長は去れ!」などと気勢を上げた。市内では最高評議会を支持する数千人規模のデモも起き、両者の衝突も懸念されている。

 ガンズーリ氏は1996年から99年にかけて首相を務めた。今年1月に発生した反政府デモでは、ムバラク前大統領に批判的な立場をとり、一部には次期大統領に推す声も出ていた。

 最高評議会としては、実務経験が豊富で、かつ国民からも受け入れられやすい人物とみて、ガンズーリ氏に白羽の矢を立てたとみられる。

 これに対し、若者グループ「4月6日運動」などの主要民主化勢力は25日、共同声明で、ガンズーリ氏に代わり、大統領選に意欲をみせる国際原子力機関(IAEA)前事務局長、エルバラダイ氏を暫定首相に据えて即座に民政移管を実現するよう要求、最高評議会との対決姿勢を強めている。

 こうした中、最高評議会は、今月28日からの人民議会(下院に相当)選は予定通り行うとの方針を崩していない。組閣作業などのため、ガンズーリ内閣の発足は28日以降にずれ込む見通しだが、実際に発足後は、デモに対応しつつ、約1カ月半の長期に及ぶ選挙を乗り切ることが当面の課題となる。

 また、エジプトでは前政権崩壊後、主要産業である観光の落ち込みなどで経済混乱が続いており、国際通貨基金(IMF)などからの融資の必要性が指摘されている。新内閣にとっては、国民の不満を緩和するためにも経済・財政面の立て直しが急がれている。

 一方、エジプト国営メディアによると、東部シナイ半島で25日、イスラエル向けのガスパイプラインが何者かによって爆破された。同様の事件は今年に入り8件目。

3451チバQ:2011/11/26(土) 11:51:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111125-00000099-san-int

イエメン、サレハ大統領退陣合意 残る影響力、やまぬ衝突
産経新聞 11月25日(金)7時55分配信

 ■反体制派はデモ継続、5人死亡

 【カイロ=大内清】反体制派と政権側との対立が続くイエメンの首都サヌアで24日、政権支持派とみられる男らが反体制派デモ隊を襲撃し、少なくとも5人が死亡、多数が負傷した。ロイター通信などが伝えた。同国のサレハ大統領は23日、隣国サウジアラビアなどで作る湾岸協力会議(GCC)の仲介案に署名、辞任に同意したが、反体制派はあくまでも即時退陣を求めてデモを継続しており、不安定な情勢が長期化する懸念が強まっている。

                   ◇

 同氏が実際に失脚すれば、中東・北アフリカに民衆デモが広がった「アラブの春」での政権崩壊はチュニジア、エジプト、リビアに続き4カ国目。

 ただ、サレハ氏は政府や軍の中枢に息子ら親族を多数配置することで影響力を残しており、それらを通じて権力維持を画策する可能性も否定はできない。

 サウジの首都リヤドで23日、同国のアブドラ国王と並び署名式に臨んだサレハ氏は「野党と協力関係を築き、ともに国の再建を進めていく」などと述べ、ときには笑顔さえ浮かべた。今後も政局に積極的に関与する意向のようだ。

 仲介案によると、サレハ氏は、自身や家族への訴追免除と引き換えにハディ副大統領に権限を移譲、ハディ氏は野党の参加する挙国一致内閣を樹立し、3カ月以内に事実上の信任投票を経て暫定大統領に就く。同案ではその間、サレハ氏が「名誉大統領」にとどまるとしており、同氏のメンツに最大限、配慮した内容だといえる。

 これに対し、今年1月以来、サヌアなどで座り込みを続けるデモ隊は、デモ弾圧の最高責任者であるサレハ氏を厳罰に処すべきだと主張。同氏の影響力を完全に排除するまでは一歩も引かない構えをみせており、すでに仲介案に同意している野党勢力との溝も深まっている。

 さらに、部族社会である同国では、部族間の利害調整役だったサレハ氏が失脚すれば、部族同士による今後の政局での主導権争いが激化するおそれがある。混乱拡大により、同国を拠点とするイスラム武装組織「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」が勢力を伸ばす懸念も拭えない。

 一方、国連の潘基文事務総長は23日、サレハ氏が署名後、けがの治療のために米ニューヨークを訪問する予定だと明かした。サレハ氏は6月、反体制派によるものとみられる攻撃で重度のやけどを負い、サウジで手術を受けていた。

3452チバQ:2011/11/26(土) 11:52:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111126/mds11112610170000-n1.htm

イエメン戦闘で2人死亡 野党が首相候補選出
2011.11.26 10:16
 イエメンの首都サヌアで25日、治安部隊と政権離反部隊の間で激しい戦闘があり、AP通信によると、双方の兵士計2人が死亡した。同国各地では、サレハ大統領の辞任と引き換えに訴追免除を盛り込んだ仲介案を批判する大規模なデモが行われた。

 一方、仲介案に署名した野党グループは25日、野党からの起用を定めた挙国一致内閣の首相候補にバシンドワ元外相を選出した。近くハディ副大統領が組閣を要請する見通し。(共同)

3453チバQ:2011/11/26(土) 12:10:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111126-00000013-jij-int
ジャメ氏が4選=ガンビア大統領選
時事通信 11月26日(土)6時11分配信

 【バンジュールAFP=時事】24日投票が行われたアフリカ西部ガンビアの大統領選で25日、最終結果が発表され、現職のジャメ氏(46)が72%の得票で圧勝し、4選を果たした。
 4度目の挑戦となった野党統一民主党(UDP)のダルボ党首(63)は17%の得票にとどまった。同党首は記者団に「激烈かつ無条件に選挙結果を拒否する。この結果は偽物、不正であり、国民の意思をごまかすものだ」と述べた。 

http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2010/06/post-112.php
魔女狩りの国でクーデター計画
2010年06月24日(木)11時01分
 アフリカ大陸の西部に位置するガンビアで、数年前にクーデターを企てたとして6月18日までに元軍人2人が起訴された。

 ほとんどニュースにもなることのないガンビアだが、かなり異質な国だ。

 人口180万人ほどで、国民の平均寿命は54歳。主要産業はピーナッツ栽培だ。

 ガンビアを統治するのはヤヤ・ジャメ大統領。94年に無血クーデターで大統領の座についてから15年近く独裁者として君臨している。ジャメは国民に自分のことを「将軍様」ならぬ、「偉大なる博士アルハジ・ヤヤ・ジャメ大統領」と呼ばせ、国内でやりたい放題だ。たとえば、ジャメはエイズを数日間で治すことができると公言し、エイズ患者にはハーブとバナナを混ぜて飲ませる治療を施す。同性愛者は打ち首にすると宣言し、クーデターの記念碑であるアーチが掲げられた道路は大統領以外、通行することが許されない。

 言論統制にも抜かりがない。行方不明になるジャーナリストや反体制派には数知れず。投獄されると、ナイフで斬りつけられたり、タバコを押し付けられたり、電気ショックを与えられるなど、拷問も普通に行われるという。そんな状況だから、亡命するジャーナリストが後を絶たない。

 悲惨なのは残された国民だ。

 昨年、ジャメが奇妙な「魔女狩り」に傾倒しているとして欧米メディアで騒がれた。目撃者などの証言によれば、ある日、村に銃を携えた「グリーンボーイズ」と呼ばれる大統領の民兵が現れる。「グリーンボーイズ」と呼ばれる理由は、彼らが緑の服を着用し、時に顔を緑にペイントしているからだ(緑は大統領の政党「再指針と構築フための愛国同盟」のカラー)。そして何百という村民がバスに詰め込まれ、連行される。人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルによれば、魔女の疑いをかけられ連れ去られた人々は当時1000人に上った。

 さらにおぞましいのは、拘束された村人たちは「秘密」の強制収容所で、悪臭を放つ秘薬を飲まされること。魔女や悪魔の妖術師が国家に害を与えていると説明を受け、体を清めるために飲むことを強要されるのだ。それを飲んだ者は、幻覚を起こし、床に穴を掘ろうとする者や、壁をよじ登ろうとする者、そのまま死亡する者までもいるという。謎の飲み物の中身は不明だが、アムネスティによれば、少なくとも6人がそれを飲んで死亡した。

 ある村では住民が捕まらないようにパニックになって逃げまどい、隣国セネガルに逃げ込んだり、村人全員が逃げて村がゴーストタウンになったというケースも報告された。さらに赤い服を着た工作員まで現れ、「国内に魔女がいて、大統領命で国民を捕まえて殺している」と平然と説明したという。

 魔女狩りを批判した野党の党首は投獄され、国民も魔女狩りについて話せば拘束されるなどの仕打ちがあるから、みな黙って逃げるしかなかった。

 そんなガンビアでクーデターを企てるとは、正気ではない。大統領の妄想でなければ、の話だが。

――編集部・山田敏弘

3454名無しさん:2011/11/26(土) 17:47:17
http://mainichi.jp/select/world/news/20111126ddm007030123000c.html
イエメン:新体制へ多難 サレハ氏「介入」に懸念
 【カイロ和田浩明】10カ月に及ぶ民主化騒乱の末、サレハ大統領が権力移譲案に署名したイエメン。署名から90日以内に大統領選が実施される予定だが、新体制への移行が順調に進む保証はない。25日も首都サヌア中心部ではサレハ氏の訴追免除に反発する反大統領派の座り込みが続く。今後予想される問題点を整理した。

 情報省幹部や国営メディアによると、権力移譲手続きでは、大統領派と反大統領派の双方が半数ずつ参加する新内閣を組閣する。議会によるサレハ氏訴追免除法案の可決を経て、署名から30日以内にサレハ氏がハディ副大統領に権限移譲。それから60日以内に、ハディ氏が大統領代行として大統領選挙を挙行する。この間、サレハ氏は権限のない名目上の大統領として残る。

 サレハ氏は6月の暗殺未遂事件の負傷を治療するため、署名後に渡米すると潘基文(バンキムン)国連事務総長に話しており、出国すれば影響力は低下しそうだ。

 しかし、サレハ氏は与党・国民全体会議の党首にはとどまる。これまでに見せた権力への執着もあって「介入」を図る可能性も残る。

 ジャナディ副情報相は毎日新聞の取材に対し、次期大統領には与野党の「統一候補」としてハディ氏が選出され、2年間の任期で制憲委員会の設置や新憲法案の国民投票を担当するとの見通しを示した。しかし、ハディ氏がイエメン社会で強い影響力を持つ有力部族連合や政治勢力を取りまとめられるかは未知数だ。サヌアでデモを続ける若者団体幹部のアブドルガニ・マルーニ氏は電話取材に「ハディ氏は完全に独立していない」と懸念を表明する。

 大統領側には精鋭の共和国防衛隊を率いる長男アフマド氏や中央治安部隊を指揮するおいのヤヒヤ氏がいる。反大統領派を主導する有力部族連合ハシドに属する実業家ハミド・アフマル氏や離反した第1機甲師団司令官のアリ・モフセン将軍らと、武装権力闘争を続ける可能性もある。

 与野党勢力は「軍事委員会」を結成して大統領派部隊と離反兵士の引き離しを図る意向だが、双方に多数の死傷者が出ており、和解の実現は容易ではなさそうだ。

毎日新聞 2011年11月26日 東京朝刊

3455名無しさん:2011/11/26(土) 17:48:44
http://mainichi.jp/select/world/news/20111126k0000e030034000c.html
ソマリア:エチオピア軍侵攻 過激派への包囲網強化

アディスアベバで開かれたソマリア情勢に関する会議に出席するエチオピアのメレス首相(中央)=2011年11月25日、ロイター 【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ東部ソマリアに隣国エチオピア軍が侵攻し、国際テロ組織アルカイダ系とされるイスラム過激派組織「アルシャバブ」への包囲網が強化されつつある。アルシャバブは、首都モガディシオでソマリア暫定政府を防衛する「アフリカ連合」(AU)の派遣部隊との戦闘も継続しており、勢力が分散化しだした可能性もある。

 ケニア軍は10月中旬、ソマリア南部へと侵攻。今月20日までにエチオピア軍がソマリア中部ベレドウェインなどに進軍した。ロイター通信によると25日、エチオピア政府は越境を認めた。

 今月半ばにはケニアとウガンダ、ソマリア暫定政府首脳がケニアの首都ナイロビで非公式会合を開き、アルシャバブ掃討に向けた軍事作戦の協力を確認した。AU部隊の主体となっているウガンダ、ブルンジなどの首脳は部隊増強に向け、緊急的援助をアフリカ各国へと呼びかけた。AU部隊との戦闘でアルシャバブが弱体化しているのを好機とみたケニア、エチオピア両軍が米国など国際社会の意向を受ける形で相次いで侵攻している可能性もある。

 ソマリアは中央政府の崩壊した91年以降、事実上の無政府状態にあり、暫定政府が首都モガディシオの一部を統治しているが中・南部はアルシャバブが実効支配してきた。しかし、ここにきて各地での戦闘でアルシャバブ勢力が分散化し、内部抗争や資金不足に直面しているとの観測も流れ始めている。

 一方、AUも資金難に直面しており、アルシャバブ掃討に向けて、AUが一枚岩となれるかは不透明なままだ。

 エチオピア軍は06年、米国の支持を受け、イスラム原理主義勢力が首都モガディシオを掌握していたソマリアに軍事介入し、エチオピア軍が支援する暫定政府が全土をほぼ制圧したが治安は悪化し、09年に撤退した経緯がある。

毎日新聞 2011年11月26日 12時02分(最終更新 11月26日 13時17分)

3456名無しさん:2011/11/26(土) 17:51:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011112400542&google_editors_picks=true
有力後継不在、衝突長期化も=部族間で利害対立−イエメン
 【カイロ時事】イエメンで33年にわたり指導者の座に君臨してきたサレハ大統領が23日にハディ副大統領への権力移行案に署名したことで、長期独裁政権終結に向けた道筋が取りあえずついた。しかし、反体制勢力は即時退陣などを求めて抗議行動を続ける構えだ。また、有力後継者が見当たらず、部族が群雄割拠する複雑な政治情勢もあり、衝突がさらに長期化する懸念がある。
 サレハ氏は、政権幹部に親族や出身部族関係者を登用するなど縁故人事や腐敗で批判を浴びてきた。精鋭部隊、共和国防衛隊の司令官には長男アフマド氏を就任させ、同氏が後継指導者と目された時期もあった。
 移行案によれば、同副大統領が野党勢力の参加を得て暫定政権を樹立し、3カ月以内に大統領選が行われる。この過程では、サレハ政権退陣を求めてきた野党連合のほか、反体制派に付いて5月下旬から治安部隊と武力衝突した最大部族ハシド族指導者サディク・アフマル氏の陣営が主導的な役割を果たすとの見方がある。(2011/11/24-14:15)

3457チバQ:2011/11/26(土) 20:03:14
>>3449
wikiより。07年第一回投票
(02年に決戦投票に進出した)ルペンより取ってるんですね

位候補者名(政党名)得票数得票率
1 サルコジ(国民運動連合) 11,448,663 31.18%
2 ロワイヤル(社会党) 9,500,112 25.87%
3 バイル(民主連合) 6,820,119 18.57%
4 ルペン(国民戦線) 3,834,530 10.44%
5 ブザンスノ(革命的共産主義者同盟) 1,498,581 4.08%
6 ヴィリエ(フランス運動) 818,407 2.23%
7 ビュフェ(共産党) 707,268 1.93%
8 ヴォワネ(緑の党) 576,666 1.57%
9 ラギエ(労働者の闘争) 487,857 1.33%
10 ボヴェ(無所属) 483,008 1.32%
11 ニウ(狩猟、釣り、自然、伝統) 420,645 1.15%
12 シヴァルディ(労働党) 123,540 0.34%
投票総数 37,254,242 83.77%(有権者比)
有効投票 36,719,396 98.56%(投票総数比)

3458チバQ:2011/11/26(土) 20:14:20
>>3453

29歳でクーデター起こしてトップについてるんですね

3459名無しさん:2011/11/26(土) 22:51:46
NZ総選挙、与党陣営が過半数で政権維持
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111126-OYT1T00764.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111126-00000764-yom-int

 【ジャカルタ=梁田真樹子】任期満了に伴うニュージーランド総選挙(一院制、基本定数120)が26日行われ、キー首相の与党・国民党を中心とする中道右派陣営が過半数を確保し、政権を維持することが決まった。

 選挙は小選挙区比例代表連用制で行われ、各党の比例選での得票率を反映していく独特な計算方式に従い、基本定数を上回る計121議席が配分された。選管発表によると、国民党は得票率48%で60議席を確保し、連立パートナーの消費者・納税者同盟党、統一未来党も各1議席を得て、連立3党で過半数を上回る62議席となった。最大野党・労働党は得票率27%で34議席にとどまった。

 キー首相は26日夜、北島オークランドで支持者に、「今後3年間も政府は国民党が率いる」と勝利宣言した。
(2011年11月26日21時40分 読売新聞)

3462チバQ:2011/11/27(日) 14:54:15
>>3390
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011112700069

大統領選の決選投票=「独立」後初、接戦も−南オセチア
 【モスクワ時事】グルジアから独立宣言している南オセチアで27日、ココイトイ大統領(47)の任期満了に伴う大統領選の決選投票が行われた。13日の第1回投票でほぼ同じ得票率で首位に立ったビビロフ非常事態相(41)と女性のジョエワ元教育相(62)が争っており、接戦も予想される。
 2008年のグルジア紛争後、ロシアが一方的に独立を承認してから初の大統領選で、任期は5年。今後も親ロシアの基本路線に変更はないとみられる。グルジアなどは選挙の無効を主張している。(2011/11/27-14:26)

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3463チバQ:2011/11/27(日) 14:55:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111127-00000012-mai-int

<欧州危機>スペイン 16〜24歳の失業率45%
毎日新聞 11月27日(日)13時21分配信


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スペイン

 欧州財政危機でイタリア同様、国債の利回りが上昇しているスペイン。信用不安の高まりから国民は総選挙(20日)で政権交代の道を選んだが、「次期政権が国際支援を要請する」との観測が流れるなど、来月発足する新政権の船出は多難だ。週明けのユーロ圏財務相会合でもスペインへの対応は焦点の一つだが、若者の失業率が45%になる状況下、市民には社会への不満や不安、やり場のない怒りが渦巻いている。

 首都マドリードのマンション。フェルナンドさん(20)は地下の小さな部屋で住み込みの管理人の父(50)と2人の弟と暮らす。16歳で義務教育を終え、短期契約で洋服店に5カ月勤めたが契約更新されなかった。以後、約4年間、会社やインターネットの就職あっせんサイトに履歴書を送り続けているが、ほとんど返事はない。

 スペインの失業率(21.5%)は96年以降最悪で、欧州で最も悪い。中でも16〜24歳の失業率は45%。90年代後半からの不動産・建設バブルがはじけた途端、巨額の財政赤字を生んだ。政府の緊縮財政策のしわ寄せは学歴が低く、職務経験の浅い若者を直撃する。

 フェルナンドさんは、中学の先輩たちが工場などに就職し、楽しそうに暮らすのを見て、就職の道を選んだ。しかし、米国発のリーマン・ショック(08年)で状況は一変。07年まで3%を超えていた経済成長率は、その後2年間でマイナス3.7%、失業率は8.3%から18%に跳ね上がった。「大学卒業者や仕事の経験がある人でも職を探しているので就職はますます難しくなった」とフェルナンドさんは語る。

 マドリード中心部のプエルタ・デル・ソル広場。総選挙前日の未明、警察車両が囲む中、約1000人の若者たちが集会を開いた。「名ばかりの民主主義」の横断幕が揺れる下で若者たちは座り込んだ。5月15日に緊縮財政の見直しや政治改革などを求める若者1万人が大型集会を開いて以降、「15M運動」(5月15日運動)は全国に広がり、広場は今、政治、経済の改革を求める若者たちの聖地だ。

 一方、政府の経済政策に不満を抱くのは若者だけではない。スペインでは伝統的に労働組合が強く、正社員を解雇しにくいことが、企業が新たな正規雇用を控える背景になってきた。政府は昨年7月、雇用主が解雇時に労働者に支払う解雇補償金の負担を軽減する「労働市場改革」を実施した。しかし、市内の流通会社に非正規雇用で勤めるブレインさん(41)は「政府も企業も経費削減しか頭にない。雇用対策は、企業に解雇の良い口実を与えただけだ」と手厳しい。【マドリードで宮川裕章】

3464チバQ:2011/11/27(日) 15:03:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011112600202
キー首相2期目へ=単独では過半数届かず−NZ総選挙
 【シドニー時事】ニュージーランド総選挙(一院制、任期3年)の投開票が26日行われ、キー首相(50)の高い人気に支えられた与党国民党は、単独過半数には届かなかったものの、議席を伸ばして第1党の座を維持した。キー首相は、これまで閣外協力してきた少数政党の支持を受けて2期目に入ることになる。ゴフ元外相(58)率いる野党労働党は伸び悩んだ。
 キー首相は「向こう3年間は国民党主導の政府になる」と勝利を宣言。「国民は明るい未来のために票を投じた」と語った。ゴフ党首は敗北を認め、「われわれの時代は再びやってくるだろう」と述べた。(2011/11/26-21:24

3465チバQ:2011/11/27(日) 15:04:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111126/mds11112619330004-n1.htm
イスラム穏健派が勝利宣言 モロッコ下院選
2011.11.26 19:32

25日、カサブランカ市内の投票所で投票する市民(ロイター)
 中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどによると、モロッコで25日に行われた下院(395議席)選でイスラム穏健派の正義発展党幹部は26日、「90〜100議席を獲得する見通しだ」とし、勝利を宣言した。公式の選挙結果は、26日にも発表される見通しだ。

 国王の権限を縮小、議会権限を強化する7月の憲法改正を受けた初めての選挙。同党勝利が確定すれば中東・北アフリカの民主化運動「アラブの春」の発端となったチュニジアの選挙に続き、イスラム勢力が第1党に躍進することになる。国王は議会第1党から首相を任命するが、正義発展党も単独過半数には届かない見通しで連立協議が進むことになる。同党幹部は26日、王室と協力し、格差の是正や貧困の解消を進めたいと述べた。(共同)

3466チバQ:2011/11/27(日) 18:42:44
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-24360820111127?feedType=RSS&feedName=topNews

NATO誤爆でパキスタン兵24人死亡、報復に物資ルート閉鎖
2011年 11月 27日 15:08 JST

 [YAKKAGHUND(パキスタン) 26日 ロイター] アフガニスタンとの国境に近いパキスタン北西部で26日、北大西洋条約機構(NATO)軍のヘリコプターが検問所2カ所を爆撃し、パキスタン軍当局者らによると、同軍兵士24人が死亡、13人が負傷した。これにより、米パ関係がさらに悪化する可能性が出てきた。
 アフガニスタンでNATOが主導する国際治安支援部隊(ISAF)の報道官は、この空爆でパキスタン兵が死亡したようだと語り、詳細について現在調査していると述べた。

 また、NATOと米当局者らは誤爆である可能性を示唆した上で、パキスタン兵に死者が出たことについて遺憾の意を表明。米国家安全保障会議(NSC)の報道官は、クリントン国務長官がパキスタンのカル外相と電話会談したと明らかにした。

 一方、パキスタンは報復措置として、アフガニスタンに通じるNATOの物資供給ルートを閉鎖。ギラニ首相は、同国兵士の殺害は主権に対する攻撃だと非難し、「パキスタンの主権を侵すようなことはさせない」と語った。

3467チバQ:2011/11/27(日) 21:33:08
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011112702000027.html

ロシア下院 与党苦戦 プーチン首相に飽きる?
2011年11月27日 朝刊

 【モスクワ=原誠司】ロシアの主要な二つの世論調査機関は二十五日、十二月四日投開票のロシア下院選(定数四五〇)に関し、有権者の投票行動調査結果からみた各党の予想獲得議席数と支持率を発表した。プーチン首相率いる与党・統一ロシアは過半数を確保するものの、現有議席を大幅に減らして苦戦する可能性を指摘している。

 レバダセンターは今月二十〜二十一日に世論調査を実施。現有三百十五議席の統一ロシアは支持率53%で二百五十三議席、共産九十四、自由民主五十九、公正ロシア四十四と予想した。統一ロシア不振の理由を、大統領退任後も事実上の最高権力者として君臨するプーチン首相に、国民が飽きてきたなどと分析している。

 一方、全ロシア世論調査センターは、統一ロシアが二百六十二議席を獲得し、共産八十二、自民五十七、公正ロシア四十九と予想する。両機関とも、残る三党は議席を得られないとみている。

3468チバQ:2011/11/27(日) 23:41:47
http://news24.jp/nnn/news89025937.html

大統領選を前に衝突 コンゴ民主共和国

■ 動画をみる  アフリカ中部・コンゴ民主共和国では、28日に投票が行われる大統領選挙で対立する候補者の支持者らが衝突し、死者が出る事態となっている。 コンゴ民主共和国では28日、大統領選挙と下院議員選挙の投票が行われる。ロイター通信によると、投票日を前に、首都・キンシャサの広場で26日、別々に集会を開こうとしていた大統領候補の各陣営の間で石を投げ合うなどの衝突が起き、そこに警察が催涙弾を撃ち込み、激しい混乱が起きた。大統領候補の一人は「4人が死亡した」と話しているが、当局の発表はない。 コンゴ民主共和国は独裁と内戦が続き、民主的な選挙は5年ぶり2度目となる。広い国土に散らばる約6万か所の投票所には、周辺国の支援を受けてヘリコプターで投票用紙を運ぶ予定だったが、天候不良のため計画通り進まず、選挙の実施自体が危ぶまれている。
[ 11/27 19:50 NEWS24]

3469チバQ:2011/11/28(月) 12:41:18
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/28/20111128ddm012030065000c.html
アルゼンチン:軍政下の左翼狩り 「奪われた赤ん坊」出自判明で苦悩

ブエノスアイレスの記念公園にある壁に、軍政下で行方不明になった人の名前や当時の年齢、妊娠の有無が刻まれている=10月26日 南米アルゼンチンの軍政(1976〜83年)下、軍が反体制派とみなした市民を拉致する出来事があった。その数は推定3万人。多くが殺害されたとみられる。母親と一緒に拉致された乳児や収容所で産まれた赤ん坊は軍人家庭に引き取られ、出自を知らされないまま成長した。近年、近隣住民の通報などで捜査が始まり、DNA鑑定で「奪われた赤ん坊」と判明する事例が増えている。【ブエノスアイレス國枝すみれ】

 ◇「親の敵」に育てられ30年
 ブエノスアイレスに暮らすコンピュータープログラマーのペドロ・ナダルさん(36)は、29歳まで警察官の息子ルイス・フェリアンとして生きてきた。匿名通報がきっかけで04年6月、裁判所に呼ばれてDNA鑑定を受けた。まもなく判事に「あなたの本当の名前はペドロ・ナダルです。父親は生きています」と告げられた。驚くと同時にずっと抱えていた疑念が解けたと感じたという。

 実父は75年、左派「労働者革命党」党員として軍に逮捕された。実母と生後9カ月のペドロさんは翌年に拉致される。路上に放置された1歳年上の兄だけが、祖母に保護され無事だった。


ペドロ・ナダルさん 釈放された実父はペドロさんを捜し続けた。人権団体の協力で「それらしき人物」の特定に結びついた。鑑定結果が判明する1カ月前、実父は待ちきれず、郵便配達人を装ってペドロさんの勤務先の会社を訪れ、一目みて息子と確信したという。1歳違いの兄とそっくりだったのだ。

 軍事政権はイデオロギーの違う左派の親を殺して乳児を奪い、右派の家庭で育てる「思想矯正」を試みた。拉致した女性が妊婦の場合、出産までは殺害しなかった。5000人を収容した海軍工兵学校には妊婦部屋が二つあり、妊娠7カ月を過ぎると集められ、出産した。全国で約500人の赤ん坊が、子供を望む軍人や警察官に引き取られた。

 ペドロさんは出自を知った2カ月後、離婚後に1人で息子ペドロさんを育てた養母を訪ねた。「事実を知った」と告げると、養母は小さな袋をくれた。拉致された時に着ていたベビー服、小さなブラシと枕が入っていた。

 養母は09年に73歳で亡くなった。がんで死の床にある彼女の看病はいとこに任せていた。感情のわだかまりがあったからだ。最後に訪ねたのは息を引き取る15日前。養母は幼少期のペドロさんの写真を納めた箱を差し出した。「そのとき初めて『あなたを許します』と言った」と、ペドロさんは振り返る。

3470チバQ:2011/11/28(月) 12:41:31
◇広がるDNA鑑定の動き

クラウディア・ポブレテさん 赤ん坊を取り戻す活動の中心は、行方不明者の家族が設立した人権団体「5月広場の祖母たち」だ。97年からキャンペーン「自分が誰だか知っていますか?」を始め、30代前半の若者に「出自に疑いを持っているなら連絡を」と呼びかけてきた。

 政府もこうした要求を受け、92年にアイデンティティー権利委員会を設立した。検察官が身元調査に協力し、希望者は無料でDNA鑑定を受けることができる。また、97年に養子縁組法を改正し、養子に本当の親の情報を開示することを義務づけた。

 今年10月までに「奪われた赤ん坊」の105人が本来のアイデンティティーを取り戻した。だが、出自判明で問題が解決するわけではない。養父母に対して訴訟を起こす者がいたり、逆に「本当の家族」との対面を拒否する者もいる。

 陸軍中佐の一人娘メルセデスとして育ったクラウディア・ポブレテさん(33)は21歳の時、左翼ゲリラだった実父、それに実母が軍に拉致されていたことを知る。

 軍の幹部だった養父は未成年者の出自を隠して所持した(家族に留め置いた)罪などで有罪判決を受けた。それでも可愛がってくれた養父母を捨てきれず、5年間同居した。

 だが結婚して家を離れ、3年前に娘が生まれ、育てる中で養父母への感情は変化した。

 「子供にうそをつかれるのが最もつらい。私も娘にうそはつかない。養父母は私が奪われた赤ん坊と知っていた。いくら愛情があっても、毎日子供にうそをついて育てることの罪の大きさを感じないわけにはいかない。ゆがんだ愛だった」

 クラウディアさんはそう話し、80歳代になった養父母に娘を抱かせたことはないと打ち明ける。

 自身は出自を知って以来の10年間、心理カウンセリングに通った。「メルセデスとして生きた21年間も私の一部分だと、やっと納得できるようになった」と語る。

 政府が軍政下の人権侵害について調査を始めたのは83年の民政復帰後だ。だが歴代政権は一般軍人の責任追及に及び腰だった。軍のクーデターを恐れたからだ。左派のキルチネル政権が05年にやっと拉致事件の訴追を本格化させ、今年10月までに、収容所での拷問や殺害に関与した軍人約250人が殺人罪などで有罪判決を受けた。

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 ■ことば

 ◇軍政下の左翼狩り
 アルゼンチン、チリ、ブラジルなど南米6カ国の右派軍部は75年、連携してマルクス主義者を掃滅することに合意し、拉致や暗殺を含む「コンドル作戦」に着手した。アルゼンチン軍政は76年に左翼狩りを始め、確認されただけで1万1000人、推計3万人が拉致された。多くは収容所で拷問された後、睡眠剤を注射され、軍用機から河川や海に投げ込まれ、葬られた。

毎日新聞 2011年11月28日 東京朝刊

3471チバQ:2011/11/28(月) 22:10:05
http://www.afpbb.com/article/politics/2842998/8138143?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
モロッコ下院選、イスラム穏健政党が勝利
2011年11月28日 20:24 発信地:ラバト/モロッコ

【11月28日 AFP】モロッコ内務省は27日、25日に実施された下院(定数395)選の最終結果を発表した。穏健派イスラム主義政党「正義発展党(Justice and Development Party、PJD)」が107議席を獲得して第1党に躍進し、正義発展党が初めて連立政権を率いる見通しになった。

 改選前の47議席から大きく勢力を伸ばした正義発展党のアブデリラ・ベンキラネ(Abdelilah Benkirane)党首は首都ラバト(Rabat)の党本部で、歓声を上げる支持者らを前に「断固として改革を要求したときでも、われわれの目標は常に国の安定だった。選挙結果は予想よりも良かった」と述べた。

 選挙は7月の憲法改正後初めて。新憲法では、国王の議会に対する強力な権限の一部が議会と首相に移譲された。

 国王は旧憲法のもとでは任意の人物を首相に任命することができたが、新憲法のもとでは選挙で勝利した政党から首相を選ばなければならない。また、閣僚の選任や議会の解散は首相が行うことになった。

 前月にはチュニジア初の自由な選挙で穏健なイスラム主義政党が勝利したばかり。また「アラブの春」と呼ばれる民主化要求運動で近く総選挙が行われる予定のエジプトでもイスラム政党の躍進が予想されている。(c)AFP/Daniel Silva

3472チバQ:2011/11/28(月) 22:13:10
>>3462
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011112800663
新大統領に女性のジョエワ氏=南オセチアで決選投票
 【モスクワ時事】グルジアから独立宣言している南オセチアで27日実施された大統領選決選投票で、中央選管が28日発表した暫定結果によると、女性のジョエワ元教育相(62)が現職ココイトイ大統領の後継とされるビビロフ非常事態相(41)を破り、初当選した。任期は5年。
 得票率はジョエワ氏が56.7%、ビビロフ氏が40.0%。
 2008年8月のグルジア紛争後、ロシアが一方的に独立承認してから初の大統領選。他の主要国やグルジアは独立を認めておらず、選挙は無効としている。(2011/11/28-18:15)

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3473チバQ:2011/11/28(月) 22:14:32
>>3468

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011112800480

現職カビラ氏が優勢=流血拡大、国連総長が警告−コンゴ大統領選
 【ロンドン時事】サハラ砂漠以南のアフリカで最大の国土を持つ中部アフリカのコンゴ(旧ザイール)で28日、大統領選の投票が行われた。チセケディ元首相(78)ら11人が出馬しているが、現職カビラ大統領(40)が優勢とみられている。
 1997年まで30年以上続いたモブツ独裁体制とその後2003年までの内戦を経て、大半の国民は06年の前回大統領選で初めて民主的な選挙を体験した。内戦後2回目となる今回選挙は国連の全面支援があった前回と違って自力で行うため、民主主義の定着度が問われる。
 しかし、内戦以来の各派、各地域の対立感情は根深く、選挙戦では衝突による死者も出ている。流血拡大が不安視される中、国連の潘基文事務総長は27日、声明を出し、平和な環境で選挙を行う「一義的責任」は政府にあると強調。実弾を使った警官隊による野党弾圧に警告を発した。(2011/11/28-14:44)

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3474チバQ:2011/11/28(月) 22:27:35
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111128-OYT1T00288.htm

政治空白500日のベルギー、連立政権で合意

 【ブリュッセル=工藤武人】昨年6月の総選挙以来、正式政権が不在のベルギーで27日、主要6政党による連立交渉が合意に達した。


 6党党首が同日、共同記者会見し、「連立政権が数日中に発足できる」との見通しを示した。米格付け会社による長期国債の格付け引き下げで、危機感を強めた6党が緊縮策を盛り込んだ2012年予算案で歩み寄り、連立政権発足を急ぐことにした。

 国王アルベール2世は、南部フランス語圏(ワロン系)社会党のエリオ・ディルポ党首(60)に組閣を指示しており、同党首が新首相になる見通しだ。

 ディルポ党首は27日の記者会見で、12年予算案で財政赤字を国内総生産(GDP)比約2・8%に圧縮し、15年に財政均衡を目指す方針に6党が合意したと正式に発表。「ベルギーは財政健全化に向け、必要な策を打ち出せることを証明した」と述べた。

 ベルギーの公的債務残高は、GDP比約97%と、ユーロ圏17か国ではギリシャ、イタリアに次いで3番目に大きい。だが、フランス語圏と北部オランダ語圏(フラマン系)との根深い地域間対立から連立交渉が長引き、500日以上にわたって正式政権を欠く中、本格的な財政再建策に着手できずにいた。

(2011年11月28日10時51分 読売新聞)

3475名無しさん:2011/11/28(月) 22:45:43
>>3467
どの政党が、どう言うスタンスだっけな?
まともな政党あったっけ?

3476チバQ:2011/11/28(月) 23:19:17
>>3058>>3078とか
共産党以外は親政権ですね

3477名無しさん:2011/11/28(月) 23:32:40
>>3476
さすが、俺のチバさん。
現状、共産党か、公正ロシアにがんばってもらうしかないね。

3478チバQ:2011/11/29(火) 22:44:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111129/mds11112921410007-n1.htm

票伸ばすイスラム保守政党 エジプト総選挙2日目 
2011.11.29 21:40
 【カイロ=大内清】エジプト人民議会(下院に相当)選は29日、2日目の投票が行われた。イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党が得票を伸ばす中、イスラム教の原点回帰を唱える保守派のサラフ主義政党「ヌール党」が一定の票を獲得しているもようだ。宗教政党の躍進に危機感を抱くリベラル系政党は、1月までに行われる残り2回の投票に向け巻き返しを図っている。

 28日、首都カイロ中心部に近い貧民街の投票所。分厚いあごひげを蓄え、ヌール党のロゴ入り野球帽をかぶった男性たちが、選挙パンフレットを配っていた。

 やはり野球帽をかぶった運動員を動員してビラ配りや戸別訪問で票の掘り起こしを進めている同胞団の組織力に対抗したものだ。

 投票所を訪れた女性(36)は「いつも伝統的な服装をしているサラフ主義者がそろいの野球帽をかぶっているのは奇異に映った」と語る。

 近年、増加傾向にあるサラフ主義者は、音楽や映画なども“非イスラム的”だと断じて物議をかもしてきた。男性は預言者ムハンマドにならってひげを生やし、女性は全身を覆うニカーブを着用する人が多い。

 ただ、その関心はもっぱら個人の信仰に集中し、政治的に大きな「脅威」とはみなされなかったため、ムバラク前政権では一定の行動の自由を得てきた。

 2月の政権崩壊後は、サラフ主義者の間でも政治参加の機運が高まり、ヌール党などを結成。今選挙では地盤の北部アレクサンドリアや南部地方で議席を獲得し、情勢次第では新議会でのキャスチングボートを握る可能性もある。

 同党は「サラフ主義を押しつけるつもりはない」とする一方で、「新憲法はシャリーア(イスラム法)に従ったものでなくてはならない」と訴えるなど、自らの信仰を今後の政治プロセスに反映させる意欲もみせており、国民の多くは警戒心を抱いている。

 政府系シンクタンク、アハラム戦略研究所のアブドルムネイム・サイード所長は「選挙後は同胞団もヌール党も経済政策などを評価される立場になる。いつまでも教条主義的ではいられない」と語り、イスラム政党は今後、現実路線に向かうと予測する。

 存在意義を保ちつつ、どう有権者にアピールするか。イスラム系政党の、似合わない野球帽での選挙活動は、新しい政治環境への順応過程ともいえそうだ。

3479チバQ:2011/11/29(火) 22:49:44
http://www.afpbb.com/article/politics/2843152/8138999?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics

コンゴで大統領・議会選挙、投票所の襲撃など相次ぐ
2011年11月29日 11:09 発信地:キンシャサ/コンゴ民主共和国


【11月29日 AFP】アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)で28日に行われた大統領選と国民議会選挙の投票は、各地で襲撃や混乱が相次ぐ不穏なものとなった。 

 コンゴ議会では1月の憲法改正で、これまでの2回投票制の選挙を廃止し、1回制の比較多数得票方式を採用した。今回の選挙では野党側が分裂し、10人の候補者が乱立する事態となったため、2001年以降、大統領の座にあるジョゼフ・カビラ(Joseph Kabila)氏の再選が有力とみられる。

 大統領選の暫定結果は12月6日、議会選の結果は2012年1月13日に判明する見通し。

 情勢不穏なカタンガ(Katanga)州の州都ルブンバシ(Lubumbashi)では、選挙をめぐる緊張が高まり、分離独立派の武装勢力によるものとみられる暴力行為が相次ぎ、銃撃を受けた投票所もあった。

 この投票所の作業員によると、投票所に入ってきた複数の男らが「お前たちを解放してやる!」と叫んで警察官2人を至近距離から射殺。流れ弾にあたった女性1人も死亡した。

 このほかにもルブンバシでは夜明け前に、選挙用の備品を積んだ車列が7〜8人からなる武装集団に襲われた。軍および警察がこの武装集団を追跡し、男らを殺害したという。

 カタンガ州のモイーズ・カトゥンビ(Moise Katundi)知事によると、州内の状況は現在は落ち着いているという。

 一方、国連(UN)筋によると、野党の有力指導者、エティエンヌ・チセケディ(Etienne Tshisekedi)氏が拠点とする西カサイ(West Kasai)州カナンガ(Kananga)では、投票の遅れや不正疑惑に怒った市民らが、投票所に放火したり投票用紙を積んだトラックを襲うなどの行為に及んでいるという。(c)AFP/Joshua Howat Berger


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