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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

2616チバQ:2011/06/04(土) 19:50:23
>>2510>>2535>>2577>>2580>>2885>>2601
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201106040057.html
有権者、募る不安と期待=「最も拒否感強い2候補」―ペルー大統領選2011年6月4日15時6分

 【リマ時事】在任中の人権侵害で禁錮25年の有罪となった元大統領の娘と、急進左派的な元軍人。5日投開票のペルー大統領選決選投票は、一部の国民にとって「最も拒否感の強い2候補」の対決となった。首都リマの有権者からは、経済成長を遂げたペルーを担う次の指導者に対する不安と期待が交錯した声が聞かれた。

 リマ近郊チョリヨス地区。3年ほど前から、太平洋を望む場所に高級住宅が建ち始めた新興地域だ。1999年から日系人が地区長を務める。

 しゃれた街並みが続く海沿いから車で数分も走れば、開発が遅れたスラム街が点在する。住民によれば90年代までは電気も水道もなかったが、フジモリ政権下で道路が舗装され、生活が幾分改善されたという。路上で菓子を売るビクトル・アルダベさん(62)は「『フジモリ』に悪いイメージはない。日系人は働き者だし、ケイコが国のことを考えればもっと良くなるだろう」と期待を寄せる。

 ただ、隣にいた息子ホセさん(39)は「経済は伸びたが、その成果が行き届いていない。国を変えられるのはウマラだけだ」と漏らす。「フジモリは既に国を支配した。ケイコは父の顔を変えただけ」と既存政治の変革が必要だと訴える。

 両候補とも熱狂的な支持地盤を固めており、都市部の浮動票が勝敗のカギとなる。富裕層が多く住むスルコ地区のリリアさん(40)は、4月の第1回投票で3位のクチンスキ元首相に入れた。同氏はケイコ氏支持に回ったが、「決選の2人とも共感できない。白票か落書き票を入れるかも」と浮かぬ表情を見せた。

 今も支持候補を決められない有権者は推計で全体の2割。支持取り付けのため、両候補とも相手への中傷を激化させている。このため、「選挙をめぐる二極化が進み、投開票後も混乱が長期化するのではないか」(地元評論家)との懸念も出始めている。 


[時事通信社]

2617チバQ:2011/06/04(土) 19:51:26
もう少し美人だったらなあ・・・

http://www.asahi.com/international/update/0604/TKY201106040332.html
ペルー大統領選、5日決選投票 ケイコ氏とウマラ氏接戦2011年6月4日19時7分
 南米ペルーで5日、大統領選の決選投票が行われる。左派の退役軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)と、フジモリ元大統領の長女で国会議員のケイコ・フジモリ氏(36)による大接戦だ。ケイコ氏が当選すれば、親子二代の日系人大統領誕生となる。

 2日夜、オレンジ色のTシャツを着てリマ市内の広場を埋めた支持者らを前に、ケイコ氏は「貧困と闘い、ペルーにさらなる経済発展を」と呼びかけた。会場でフジモリ元大統領の弟サンチアゴ・フジモリ氏は「家族から二人目の大統領が出たら誇らしい。収監中の兄も喜ぶだろう」。

 ケイコ氏は、フジモリ政権時代(1990〜00年)に進められた道路や学校、病院などの建設の恩恵を受けた貧困層や、経済成長が続く同国への外国企業の投資を増やし、FTA(自由貿易協定)を尊重してほしいと希望する人々の間で支持が高い。一方、ウマラ氏は、米国やチリとのFTAを見直し、天然資源の管理に国が関わるなど、抜本的な政策変更を訴えている。

2618チバQ:2011/06/04(土) 19:52:01
http://www.afpbb.com/article/politics/2803990/7293662
ケイコ・フジモリ氏、ペルー大統領候補の横顔
2011年06月04日 19:15 発信地:リマ/ペルー

【6月4日 AFP】ペルーで初めての女性大統領を目指すケイコ・フジモリ(Keiko Fujimori)氏は弱冠36歳かもしれない――だが、彼女には、19歳のころから父、アルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元大統領のファーストレディーを務めてきた経歴がある。

 父のアルベルト・フジモリ氏は1990〜2000年までペルー大統領を務めた末、汚職スキャンダルでペルーを出国した。帰国後、人権侵害や汚職の罪で有罪判決を受け、いまも服役中だ。

 ケイコ・フジモリ氏は、その父と距離を置くどころか、逆に選挙ポスターに父を起用し、父のかつての同志たちと活動をともにする。父フジモリ氏が獄中から娘の選挙活動を指揮しているのではないかとの懸念も聞こえてくるほどで、さらには、ケイコ・フジモリ氏が大統領に就任すれば、父に恩赦を与えるのではないかと危ぐする声もある。

 だが一方で、アルベルト・フジモリ氏の支持者は現在も多い。ハイパーインフレを打開し、武装ゲリラを打破した人物として、いまもなお、有権者の5分の1に支持されている。

 ケイコ氏は、その父の人気を元手に、自らへの支援を広げてきた。

■強硬路線、貧困対策、自由貿易推進…次々と政策

 ケイコ・フジモリ氏は、父の強硬路線を受け継ぎ、死刑を再導入して暴力犯罪に立ち向かい、ペルーに長年はびこる汚職と闘うことを約束している。

 さらには、左派の対立候補であるオジャンタ・ウマラ(Ollanta Humala)氏と同じく、貧困問題の解決も掲げる。10年間に及ぶ経済成長にもかかわらず、ペルーでは3分の1以上の国民が貧困の中で暮らしている。

 ウマラ氏はかつてベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領を公然と支持してきたことがネックになっているが、ケイコ氏は、財界からも自由経済政策の推進者として理解されている。

 また、2人の娘や米国人の夫、さらには汚職を非難してアルベルト・フジモリ氏と離婚した実の母さえも選挙運動にかつぎだし、ソフトなイメージを打ち出している。

 一方で、コカイン密輸組織がケイコ氏の選挙運動を支援しているとの疑惑が上がるなど、汚職疑惑からは、ケイコ氏もクリーンではいられなかったようだ。

 ケイコ氏がリマ(Lima)から同国北中部一帯で選挙運動を行えば、多くの人びとが集まるのは事実だ。だが、ケイコ氏は、父の政策を受け継ぎ、父と同じ軍部と財界のコネクションを使うのではないかと疑いのまなざしを向けられる存在でもある。(c)AFP

2619チバQ:2011/06/04(土) 19:53:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110604-00000038-mai-int
<ペルー大統領選>極貧の村「ケイコですべて変わる」
毎日新聞 6月4日(土)12時19分配信

 5日に大統領選挙の決選投票が行われる南米ペルーで、フジモリ元大統領(服役中)の長女で日系3世の国会議員、ケイコ・フジモリ氏(36)と元軍人のオジャンタ・ウマラ氏(48)が接戦を繰り広げている。フジモリ元大統領への根強い人気を背景に勢いに乗るケイコ氏と、「フジモリ批判」で攻勢を強めるウマラ氏。ケイコ氏の名を冠した「ケイコ・ソフィア村」で、その最前線を追った。【ベンタニリャ(ペルー中部)國枝すみれ】


 ◇5日に決選投票

 リマ中心部から北へ約50キロ。ベンタニリャ地区にある海岸沿いの砂丘には、編んだわらやブリキを積み上げただけの小屋が並ぶ。地方から出てきた極貧層が空き地を不法占拠し、スラムを形成している。ケイコ・ソフィア村も、その一角にある。

 「ケイコ村」は95年、当時のフジモリ政権から貧困層への手厚い支援を受けようと、村人らが自ら名付けた。期待通り、政府は村に電気を通し、学校を建設。土地を占拠した人には、既得権としてその所有権も認めた。

 村で見かける選挙ポスターは、ケイコ氏のものばかり。1.5ソル(約43円)で昼食を出す公共食堂を運営するマルシア・コルドバさん(37)は「ケイコが当選すれば、すべてが変わる。フジモリ路線が戻り、村は潤う」と話す。

 貧困対策に力を入れたフジモリ政権は当時、公共食堂に米、油、アルパカ干し肉、豆などの食材を無料で配給した。イモやバナナは好きなだけもらえた。

 だが、00年にフジモリ政権が崩壊し、村の状況は一変した。次のトレド政権下では、イモ、バナナ、干し肉の配給はゼロ。「この10年、中央政府は何も援助してくれない。調理をするための燃料もなくて、マキで調理している」(コルドバさん)

 ケイコ村の人口は、現在約1150人。1カ月の平均賃金は推定700ソル(約2万円)。同国の最低賃金600ソルより、わずかに多いだけだ。3歳未満の子供の6〜7割は栄養失調という統計もある。

 先月31日、ケイコ氏はケイコ村のあるベンタニリャ地区を訪れ、住民に上下水道の整備と大学建設を約束した。村民の期待は高まるばかりだ。

 だが、フジモリ元大統領の人気を受け継ぐケイコ氏は、その「負の遺産」も背負う。ウマラ氏の支持者らはケイコ氏を「(南米チリの元大統領で、後に虐殺などの罪に問われた)ピノチェトやヒトラー(ナチス・ドイツ総統)の娘が大統領を目指すようなもの」と批判する。

 ペルーでは80年代後半、極左ゲリラによるテロ事件が頻発。90年に発足したフジモリ政権は掃討作戦を徹底、大きな成果を上げた。だが戦闘に多くの大学生や市民が巻き込まれ、元大統領は殺人罪などで禁錮25年の刑を受け、服役中だ。

 ケイコ村のロサ・クシプマさん(38)は89年、武装ゲリラにより自宅を占拠され、15日間監禁された。当時16歳だった。「あのころ毎日誰かがゲリラに殺されていた。フジモリのおかげで安心して暮らせるようになった。父親のイメージだけで、ケイコを批判するのはおかしい」と話した。

 地元の民間調査機関「ダトム」が3日発表した世論調査によると、外資導入の促進など経済開放路線を取る右派、ケイコ氏の支持率は50.6%。貧困層を支持基盤に経済規制を求める左派、ウマラ氏は49.4%で、拮抗(きっこう)状態が続いている。

2620チバQ:2011/06/05(日) 00:52:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110605/mds11060500170000-n1.htm
シリア 13歳の拷問死「殉教」 少年の犠牲者30人以上か…無差別弾圧に国民の怒り
2011.6.5 00:15 (1/2ページ)

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3日、トルコ・イスタンブールのシリア領事館近くで、治安当局の拷問によって死亡したハムザ君の写真を掲げ、アサド政権の弾圧に抗議するシリア人の子供たち(ロイター)
 【カイロ=大内清】反政府デモ隊への弾圧が続くシリアで、一人の少年が「殉教」のシンボルとして大規模デモの動員の原動力となっている。当局から拷問を受けた末に死亡したとされるハムザ・ハティーブ君(13)。同国ではほかにも約30人の少年が当局によって殺害されたとみられ、子供をも無差別の弾圧対象としていることに国民の怒りは激しさを増し、国際社会の非難も高まっている。

 ハムザ君は4月下旬、一連のデモの“発火点”となったダルアー近くで父親とデモ参加中に治安部隊に拘束され、約1カ月後、変わり果てた遺体となって自宅に戻された。ハムザ君の体には、むち打ちや電気ショックを受けた痕や、腕などに銃創があり、体の一部が切断されていたという。

 同国の人権団体が遺体の映像を動画投稿サイトなどに公開。拘束や拷問の恐怖に常にさらされている国民の怒りと連帯感を生んだ。

 今月3日に各地で行われたデモは、会員制交流サイト「フェイスブック」などで、「子供の金曜日」と銘打たれ、中部ハマだけで数万人が参加、治安部隊の発砲などによる同市の死者は70人前後に達した。

 反体制派などの情報によると、シリアでは3月のデモ発生以来、約30人の少年が当局の拘束や拷問を受けるなどして死亡したとみられる。ダルアーで本格的なデモが始まったのも、アサド政権に批判的なスローガンを壁に落書きしたとして拘束された少年の釈放を求めたのがきっかけだった。

 シリアでは、秘密警察などの治安機関が国民を監視し、令状なしの拘束や拷問が日常化。4月の非常事態令解除後も「恐怖支配」は変わっておらず、デモ開始から1万人以上が拘束され、凄惨(せいさん)な拷問による死者も後を絶たない。

 それでもデモは衰えを見せない。同国の人権活動家の一人は「(政権への)怒りが恐怖に打ち勝っている」ためだと語る。ただ、13歳の死を「殉教」のシンボルとすること自体、民衆側の追い詰められた状況をも印象づけている。

 人権問題に敏感な米欧などによる批判も一段と高まり、クリントン米国務長官は5月31日、「少年の死が無駄ではなかったことを切に願う」とシリア政府の残虐行為を非難。国連の潘基文事務総長も3日、「子供が拷問を受け死亡するという深刻な人権侵害が続いている」と述べ、武力弾圧の停止を強く求めた。

2621チバQ:2011/06/05(日) 12:01:17
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011060501000128.html
ペルー、ウマラ氏わずかにリード 大統領選、投票直前

 【リマ共同】5日投開票のペルー大統領選で、直前に行われた2社の世論調査結果が4日発表され、一時優位に立ったフジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(36)を左派の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)が最終盤に再逆転、1・6〜3・8ポイント上回った。差は小さく、どちらに投票するか未定の有権者もおり、接戦のまま投票日を迎える。

 選挙前日の4日に実施された大手調査会社アポヨ社の調査によると、ウマラ氏支持が51・9%でケイコ氏支持は48・1%。3〜4日に発表された4社の調査全てでウマラ氏がケイコ氏をわずかに上回った。

2011/06/05 10:51 【共同通信

2622チバQ:2011/06/05(日) 12:04:21
>>2417>>2462
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060502000036.html
暫定政府なのに安定 ベルギー連立交渉1年
2011年6月5日 朝刊

 ベルギーに正式な政府のない異常事態が一年に達した。昨年六月の総選挙直後から難航していた北部オランダ語圏と南部フランス語圏の政党同士の連立交渉が今も続いている。これまで国政にも国民生活にも大きな支障は生じていないが、中途半端な政情に国民はいらだち、無関心も広がっている。 (ブリュッセルで、清水俊郎)

 「正式な政府がなくても戦争に参加できるのか?」。ブリュッセル自由大のジョンブノワ・ピレ教授(32)=ベルギー政治=はこの春驚いた。米英仏などがリビア空爆を決定すると、ベルギーも即座に戦闘機の派遣を発表したからだ。

 なかなか発足しない新政府に代わり、総選挙前に内閣総辞職したルテルム前首相(50)の暫定政府が存続。できるのは政治判断が必要ない「通常業務」だけのはずだったが、二〇一一年予算案を編成、五月に国会を通過させた。高速道路の一部有料化、救急通報番号の統一なども実現した。

 リビア空爆への出撃もルテルム前首相が議会に提案し、国会でほぼ全会一致で承認された。地元紙ソワールのベロニク・ランカン記者は「暫定政権なのにまるで安定政権のようだ」と苦笑いする。

 この「不安定な安定」(仏紙ルモンド)の背景には、人口一千万人余のうち六割がオランダ語、三割がフランス語を母語とするベルギーならではの複雑な国情がある。文化も歴史も異なる両言語圏の根深い対立を緩和するため、戦後間もなく地方分権が進んだ。各地域の小中高校の教育課程や経済政策はそれぞれの地方政府が決定する。

 欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の本部を擁する“欧州の首都”という事情から、外交や通商、軍事は所管機関に判断を委ねる傾向も強い。

 ただ「こんな状態を続けてよいわけがない」とピレ教授。「暫定政府は短期的な政策ならこなせるが、この国の五年後、十年後を見据えた年金制度改革やがん対策などは打ち出せない」

 五月のよく晴れた週末、ブリュッセル郊外で、男女の学生たちが広場に座り込み、フライドポテトをかじりながらデモ集会をしていた。集会の名前は「ピクニックじゃないよ」。参加者に緊張感が見えないため、あえて強調しないと誤解されてしまうのだ。

 プラカードで主張するのは、新政府の早期樹立と国政の正常化。揚げたてのフライドポテトはベルギー名物で、言語圏にかかわらず好まれる。国の統一の象徴としてこの種の集会によく登場する。ジャガイモの着ぐるみ姿で周囲の笑いを誘う若者もいた。

 こうした集会を地元メディアは「ポテト革命」と命名。一月は三万人が参加したが、三月は八千人に減少。五月は主催者側が一万人の参加を期待したのに対し、集まったのはわずか七百人にとどまった。

2623チバQ:2011/06/05(日) 12:11:55
http://www.asahi.com/international/update/0605/JJT201106050005.html
イエメン大統領、サウジ入り 「砲撃でけが」治療のため2011年6月5日9時26分
 ロイター通信によると、サウジアラビア王室は5日、イエメンのサレハ大統領が、3日に首都サヌアの大統領府砲撃で受けたけがの治療のため、サウジの首都リヤド入りしたことを明らかにした。

 イエメンの与党・国民全体会議(GPC)当局者は、サレハ大統領は後頭部に軽傷を負っただけと説明している。しかし、首や胸を負傷し、容体はより深刻との情報もある。(時事)

2624チバQ:2011/06/05(日) 14:37:51
>>2614
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060501000225.html
印、ヨガ指導者ら数万人排除 安全上の理由と警察
2011年6月5日 12時34分

 5日、インドの首都ニューデリーで、ハンガーストライキが実施されていた会場からラムデブ師の支持者を排除する警察官ら(AP=共同)


 【ニューデリー共同】PTI通信などによると、インド警察当局は5日未明、政府に汚職対策の徹底などを求めて無期限のハンガーストライキを実施していたヨガの著名指導者ラムデブ師(46)と支持者数万人をニューデリーの会場となったテントから強制排除した。

 警察当局は、大人数が集まったため、安全上の理由から排除に踏み切ったとしている。

 警官隊は催涙弾や警棒を使用、支持者らから反発する声が上がっている。一時身柄を拘束されたラムデブ師は、警察の行為に平和的手段で抗議するよう支持者に訴えた。

 ラムデブ師は汚職の罪に死刑や無期懲役を科すことや汚職専門の裁判所の設置、さらには首相の直接選挙制などを要求。門外漢の政治介入とも言えるが、野党だけでなく、多くの国民も賛同、シン政権は対応に苦慮していた。

2625チバQ:2011/06/05(日) 18:55:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110605/asi11060518250006-n1.htm
シン政権に焦り? インド超人気ヨガ指導者の汚職対策要求ハンストを強制的に中止
2011.6.5 18:25
 【ニューデリー=田北真樹子】インドの著名なヨガ指導者ラムデブ師(46)が4日、首都ニューデリーで、政府に汚職対策の徹底などを求める無期限のハンガーストライキを始めたところ、警察当局が5日未明になりハンスト会場に集まっていた数万人の支持者を強制排除する事態があった。

 インドでは、政府の汚職対策への腰の重さを批判する活動家が3月にもハンストを行った。それに続く今回のハンストは、国内に大きな影響力を持つラムデブ師の行動だけに、求心力を失っているシン政権にさらなるダメージとなりかねない。焦りを感じたシン政権が強制排除に乗り出したのではないかとの見方が出ている。

 ラムデブ師を支持する活動家や野党指導者らは「集会は平和的だった」と政府を強く非難。ラムデブ師は5日、政府への抗議としてハンスト継続を表明した。

 一方で、ラムデブ師がハンストを政治利用しようとしたとの見方もある。多くの支持者を抱えているとされる同師は、政界参入に意欲を見せている。実際、ハンスト中止の条件に首相の直接選挙制導入など、ヨガ指導者らしくない要求を政府に突きつけている。警察当局は、ラムデブ師が本来の目的であるヨガの集会以外で会場を使用したため、強制排除したとしている。

 政府は、ハンスト前から同師と再三協議を行い中止を働きかけてきた。だが、ハンスト中止の動きが見られないことから、実力行使に踏み切ったようだ。

2626jbbs.livedoor.jp:2011/06/06(月) 00:02:26
Read.. Not so bad :)

2627チバQ:2011/06/06(月) 20:51:05
>>2625
経済政策で評判の高いシン首相が変なトコで足元救われた感じですね。
しかし 強制排除なんてしなくても、トカゲのしっぽ切りで2・3人木っ端役人を逮捕すりゃ良かったんじゃ....

2628チバQ:2011/06/06(月) 22:15:51
>>2616-2619
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060601001050.html
ペルー、フジモリ批判が奏功 ウマラ氏が勝利宣言
2011年6月6日 21時40分

 5日、ペルーの首都リマで、支持者にVサインで応えるオジャンタ・ウマラ氏(ロイター=共同)


 【リマ共同】5日のペルー大統領選は左派の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)が、服役中のフジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(36)との大接戦を制し、勝利宣言した。元大統領を徹底的に批判したのが主な勝因だが、ケイコ氏は父の強権政治のマイナスイメージを背負いながらも半数近い票を得た。ケイコ氏派は議会でも第2党に躍進、一定の発言力を持つことになる。

 選挙管理当局によると、開票率約88%の段階で、ウマラ氏の得票率は51・25%、ケイコ氏は48・75%。

 ウマラ氏は選挙戦で、元大統領の政権の汚職や人権侵害事件を蒸し返して徹底的に糾弾。ウマラ氏に近い新聞社やテレビ局も巻き込んで、過去に証拠不十分で捜査が終結した事件も繰り返し批判し、ケイコ氏のマイナスイメージ増長に努めた。

 一方、ケイコ氏側は、ウマラ氏とベネズエラの反米左翼チャベス大統領との深い関係や資金援助疑惑を批判したが、ウマラ氏が「ベネズエラとペルーは違う。(経済成長が続く)ブラジル型の経済を目指す」と強調して急進左派のイメージを消すと、ケイコ氏側には攻撃材料がなくなった。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110606/amr11060621160013-n1.htm
ペルー大統領選 ウマラ氏勝利濃厚父娘2代の日系大統領は厳しい情勢に
2011.6.6 21:11

 5日、ペルーの首都リマで、投票前に報道陣に姿を見せるケイコ・フジモリ氏(右)。中央は母スサーナ・ヒグチさん(共同)
 【リマ=黒沢潤】南米ペルーで5日投開票された大統領選決選投票で、中央選挙管理委員会は6日、開票率90・06%時点の公式集計を発表した。それによると、左派の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)の得票率は51・18%、フジモリ元大統領(72)の長女、ケイコ氏(36)は48・82%で、ウマラ氏の勝利が濃厚となっている。

 同国メディアは、ウマラ氏優勢の地方で開票が進めばリードは拡大するとの見通しを伝えており、ウマラ氏は5日夜「変化を待ち焦がれていた」と勝利宣言。ケイコ氏も劣勢を認めた。

 ウマラ氏は、年率8%前後の急成長を続ける同国の自由経済体制が貧富の格差を拡大させたと主張。大企業の年金財源を取り崩して貧困者に老齢年金を支給するほか、世界有数の鉱山を所有する外資系企業の富を徴収し貧困者に分け与えるなどの公約を掲げ、ケイコ氏との違いを見せた。

 同国初の女性大統領を目指すケイコ氏は、左傾化を懸念する都市部中間層の支持を集めたものの、ウマラ陣営による「ケイコ氏が政権に就けば、フジモリ政権下の独裁や腐敗などが繰り返される」との批判にさらされ、苦戦を強いられた。

 ただ、4月の国会議員選挙では、ケイコ氏の弟ケンジ氏(31)がトップ当選しており、ケイコ氏が大統領選に敗れても一定の影響力は保持しそうだ。

 ウマラ氏は、企業国営化を推進するベネズエラの反米左派チャベス大統領と親交を持ち、連続再選を禁じた憲法改正を目指すとされる。首都リマにあるカトリック大学のエドアルド・ダルザン教授(政治学)は「ウマラ氏の支持層は(第1回投票で獲得した)有権者の3割だけ。仮に当選し、チャベス氏と連携しようとしても、少なくとも経済界がそれを許さない」と指摘している。

2629チバQ:2011/06/06(月) 22:18:08
>>2600
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060601000515.html
ポルトガル、連立政権発足の公算 総選挙で野党勝利
2011年6月6日 17時10分

 5日、リスボンで、社会民主党の勝利後に支持者にあいさつするパソス・コエリョ党首(AP=共同)


 【リスボン共同】財政危機のポルトガルで5日に行われた総選挙で勝利した中道右派の社会民主党は、第3党で中道右派の民衆党との連立協議を6日に開始、両党とも連立に前向きで社会民主党党首のパソス・コエリョ氏(46)を首相とする連立政権の発足がほぼ確実な情勢となった。

 欧州連合(EU)などから金融支援を受けることで合意した同国は財政再建が喫緊の課題で、同氏は、緊縮策を着実に進めつつ早期に経済成長を回復させるという難しいかじ取りを強いられる。

 コエリョ氏は5日夜、同党が過半数を得られなかったことについて「(連立を望む)国民の意思を尊重しなければならない」と連立政権をつくる方針を明確に打ち出した。民衆党の党首も選挙結果は「わが党にも政権を担ってほしいとの国民の気持ちの表れだ」と積極姿勢を示した。

 財政危機が先行したギリシャでは、再建策が行き詰まってEUなどから2度目の救済措置を受けることが確実視される。国内経済の低迷と税収不足はポルトガルにも共通の課題。コエリョ氏は、国営企業の民営化や行政のスリム化、社会保障改革などを打ち出している。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060602000176.html
ポルトガル政権交代へ 中道右派が大躍進
2011年6月6日 夕刊

 【パリ=清水俊郎】深刻な財政難のポルトガルで五日投票された国会(一院制、定数二三〇)総選挙は即日開票され、国民選挙委員会の速報(開票率99・37%)によると、野党第一党だった中道右派の社会民主党が、与党で中道左派の社会党に大勝し、改選前の八十一議席から少なくとも百五議席に躍進した。

 社会民主党は同じ中道右派で二十一議席から二十五議席に伸長した第三党の民衆党と連立し、六年ぶりに中道左派から政権を奪回する。

 社会民主党のコエリョ党首(46)は五日深夜「ポルトガルをもう他国の重荷にはしない」と勝利宣言。欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)から受ける最大七百八十億ユーロ(約九兆一千億円)の緊急融資の条件となる財政緊縮策の強化をあらためて掲げた。

 コエリョ党首は今月十五日以降、カバコシルバ大統領から新首相に指名される見通しだ。

 一方、社会党は改選前の九十七議席から七十三議席に後退した。ソクラテス首相(53)は同日夜、敗北を認め、党書記長職の辞任を表明した。二〇〇五年総選挙で三年ぶりに政権を獲得したが、〇九年総選挙で議席が単独過半数を下回り、政策ごとに少数政党と協力して政権を運営していた。

2631チバQ:2011/06/06(月) 22:37:32
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201106060016.html
右派が政権維持へ=マケドニア議会選2011年6月6日10時6分

 【ベルリン時事】マケドニアで5日、議会(一院制、定数123)選挙が行われ、与党・国家統一民主党を中心とする右派政党連合が最大勢力を維持し、同党を率いるグルエフスキ首相が引き続き政権を担う見通しとなった。

 6日未明(日本時間同日午前)までの集計によると、右派連合の得票率は40%で、最大野党・社会民主同盟を軸とする左派政党連合の33%をリード。グルエフスキ首相は「国家統一民主党とその政党連合が勝者だ」と勝利宣言した。 


[時事通信社]

2632チバQ:2011/06/06(月) 23:06:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110606/mds11060620040005-n1.htm
イエメン大統領の手術成功 帰国に意欲
2011.6.6 20:03
 【カイロ=大内清】中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどは5日、サウジアラビア当局者の話として、砲撃を受けて負傷し治療のために同国の首都リヤド入りしている隣国イエメンのサレハ大統領の手術が成功したと伝えた。サレハ氏は2週間ほどサウジに滞在し、帰国する意思を示しているという。

 サレハ氏は、3日の大統領宮殿への砲撃で胸部にめり込んだ木片を取り除く手術を受けた。顔などにもやけどを負っていることから、今後は整形外科手術も受ける予定という。

 一方、イエメンの首都サヌアでは6日、政権側と対立している最大部族ハシド族の指導者サーディク・アフマル氏の支持者らが狙撃を受け、3人が死亡した。

 これに先立ち、アフマル氏は5日、大統領職務を代行するハディ副大統領との間で停戦合意し、政権側の部隊が攻撃を停止するのを条件に占拠している政府庁舎を引き渡すとしていた。しかし、6日の狙撃により、戦闘が再開する恐れが強まっている。

 AP通信によると、サレハ氏は出国直前の4日、サウジや米国から大統領権限をハディ氏に移譲するよう迫られたものの、これを拒否していた。

 権力維持にこだわるサレハ氏は、自身の不在の間にハディ氏への権力移行が進むことを懸念しているとみられている。このため、サレハ氏の支持勢力が攻撃を仕掛け、ハディ氏とアフマル氏の停戦合意を妨害しようとしているとの見方も出ている。

2633チバQ:2011/06/06(月) 23:08:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110606-00000089-san-int
イエメン大統領出国、亡命も 停戦合意…内戦懸念消えず
産経新聞 6月6日(月)7時56分配信

 ■「けが治療」でサウジへ

 【カイロ=大内清】大統領宮殿内で砲撃を受け負傷したイエメンのサレハ大統領は4日深夜、治療のためとして出国、隣国サウジアラビアの首都リヤドに到着した。家族の大半を伴っているといい、事実上の亡命の可能性がある。これに先立ち、同氏と対立する最大部族ハシド族は同日、サウジのアブドラ国王の仲介を受け入れ、政権側との停戦に合意した。ただ、首都サヌアでは5日、反サレハ派の軍部隊への攻撃で少なくとも2人が死亡、15人が負傷しており、内戦の懸念はなおも払拭されていない。

                   ◇

 5日にはこのほか、南部タイズなどで反サレハ派とみられる民兵の襲撃で政権側の兵士13人が死亡した。

 一方、サヌアで座り込みを続ける反サレハ派のデモ隊は同日、声明を出し、サレハ氏出国は「新しい歴史の始まりだ」と勝利宣言、同氏の与党・国民全体会議(GPC)を排除した暫定政権樹立を求めている。当面の大統領職務は、憲法の規定に基づきハディ副大統領が代行する。

 隣接するイエメンの不安定化が安全保障に直結するサウジは、デモ隊と政権側の衝突が激化して以降、湾岸協力会議(GCC)の仲介案を主導するなど調停努力を続けていた。今回はサレハ氏の診察のために医師を派遣。同氏が最低限のメンツを保てるよう治療目的での出国を促したとみられる。

 サレハ氏は軽傷とされていたが、リヤドで5日、胸部の手術を受けたとの報道もあり、容体は深刻だとの見方もある。

 ただ、フランス通信(AFP)がサウジ当局者の話として伝えたところでは、サレハ氏は治療後の帰国に意欲を示しているほか、同氏の長男で共和国防衛隊司令官のアハマド氏らもイエメンにとどまっている。

 5日の反サレハ派への攻撃は、政権側が仕掛けた可能性もあり、サレハ氏一族が権力維持を狙って情勢の攪乱(かくらん)を図る恐れもある。

 また、サレハ氏の突然の出国で生まれた「権力の空白」につけ込んで、同国の武装勢力「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」が活動を活発化させる懸念もつきまとっている。

2634チバQ:2011/06/07(火) 23:06:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060702000018.html
大統領不在 イエメン混迷 サウジ、政権移行どう説得
2011年6月7日 朝刊

 【カイロ=今村実】イエメンのサレハ大統領が反政府勢力の砲撃で重傷を負い不在となったことで、イエメン国内の混とん状況に拍車がかかっている。サレハ政権が抑え込んできた北部のイスラム教シーア派民兵組織に加え、南部では国際テロ組織アルカイダ系武装勢力の活動が活発化しており、混乱が長期化すればイエメンがソマリアと同様の“破綻国家”に陥る恐れも出ている。

 イエメンでは「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の動きが活発。昨年十月に米国向け航空荷物から爆発物が見つかった事件に関与しており、米国は、サレハ政権の掃討作戦を全面支援したが、成果は不十分。先月末には、AQAPとみられる武装勢力が南部アビヤン州の州都ジンジバルを制圧。米国などが恐れていた事態が、現実となった。

 また、政府軍は二〇〇四年以降、スンニ派大国サウジアラビアを敵視する北部のシーア派ザイド派の民兵組織と、戦闘を繰り返してきた。

 南部の中心都市アデンは反政府デモの拠点の一つ。南北統一を実現したのが北部出身のサレハ氏だっただけに、サレハ氏の出国で、南部の独立運動も勢いづきそうだ。

 こうしたイエメンの不安定化に、最も神経をとがらせてきたのが、国境を接するサウジだ。AQAPやシーア派勢力が拡大すれば、サウジにとり、治安上の深刻な脅威となるからだ。サウジは反政府デモの高まりに伴い四月以降、サレハ氏に引導を渡す形で、安定的な権限移行を盛り込んだ湾岸協力会議(GCC)の調停案を主導してきた。

 治療名目で自国に飛び込んできたサレハ氏にサウジ側がどう対処するかが今後のカギを握る。サウジの政治評論家ムハンマド・アルゾルファ氏は本紙の取材に「イエメンの危機回避にはGCC調停案の履行しか道はなく、サウジの役割は重要だ。今後、米国の支持を受けつつ、サレハ氏に受け入れるよう説得するだろう」と指摘している。

2635チバQ:2011/06/07(火) 23:06:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060702000017.html
ウマラ氏 対立勢力と連携模索 ペルー
2011年6月7日 朝刊

 【リマ=青柳知敏】南米ペルーで五日行われたアルベルト・フジモリ元大統領(72)=殺人罪などで収監中=の長女ケイコ・フジモリ国会議員(36)との大統領選決選投票で、当選が濃厚になった左派の元陸軍中佐オジャンタ・ウマラ氏は、議会内の多数派工作に既に着手した。七月の新政権発足後も勢力を維持するフジモリ政党の封じ込めが目当てだが、一致点は「反フジモリ」にとどまり、政権の安定運営につながるかは不透明だ。

 ウマラ氏は支援者を前にした五日夜の勝利宣言で「国民の同意の下で幅広い政治を進める」と表明。従来の急進的な政治姿勢を中道左派路線に修正、対立勢力との協調で政権運営に臨む意欲を示した。

 その一例が、第一回の投票で敗退したトレド前大統領との急接近だ。決選投票でウマラ氏を支持し、優勢が伝わった五日は「民主主義の勝利だ」と早々に持ち上げる蜜月ぶりだが、ウマラ氏の側近は「トレド氏以外にも複数の政党や有力者から連携の合意を得ている」と明かした。

 ただ、在リマの外交筋はこれらの動きを「フジモリ憎しの感情だけの結び付き。政策がベースになっていない脆弱(ぜいじゃく)な関係だ」と指摘。実際、決選投票で戦ったケイコ・フジモリ氏が率いる「フエルサ(勢力)2011」は、党勢を拡大している。連携の背景には、影響力の阻止に向けた包囲網形成への思惑が透けて見える。

 一方で、ケイコ氏を支持したクチンスキ元首相のグループの一部も離反の動きをみせるなど、国を二分した選挙がしこりを残すのは確実。ウマラ氏が政策に従来の急進的な考えを反映させれば、混乱がさらに広がる可能性もある。

2636チバQ:2011/06/07(火) 23:24:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110607/mds11060709330002-n1.htm
女性選挙権の実現を サウジ諮問評議会
2011.6.7 09:32
 サウジアラビアの国政の助言機関、諮問評議会は6日、自治評議会(地方議会)選挙について、現在認められていない女性の選挙権を将来的に認めるため必要な措置を政府が講じるべきだとの認識で一致した。国営サウジ通信が伝えた。

 サウジでは9月22日に自治評議会選が予定されているが、焦点の女性選挙権については今回は認められていない。首都リヤドでは女性らによる抗議デモが起きたほか、インターネットの交流サイト「フェイスブック」で抗議キャンペーンも行われている。

 保守的なイスラム社会のサウジでは女性の社会参加は大きく制限されている。ロイター通信によると、サウジ当局は男女別の投票所を準備することが困難と説明している。(共同)

2637チバQ:2011/06/07(火) 23:24:43
http://www.cnn.co.jp/world/30002990.html
ペルー大統領選、ウマラ氏の勝利が確定 市場は急落
2011.06.07 Tue posted at: 09:17 JST
(CNN) ペルーの大統領選挙は6日、貧困層への富の配分を訴えた元軍人、オジャンタ・ウマラ氏(48)の勝利が確定した。国営ニュースによると、決選投票で接戦を展開したフジモリ元大統領の娘、ケイコ・フジモリ議員(36)は敗北を認めた。

ウマラ氏は5日夜に首都リマで支持者を前に演説し、「ペルーの家庭が前進すれば国もますます前進する」と述べて勝利を宣言。挙国一致政府をつくり、弱者層の支援に力を入れると表明した。

選挙管理当局によると、開票率約90%の段階で得票率はウマラ氏が51.5%、フジモリ氏が48.5%だった。

大統領選の結果を受けて同国の株式市場は12.5%以上下落し、1日の下げ幅としては過去最大を記録した。市場では、ウマラ氏が増税に踏み切り、ペルーの経済成長を支えてきた政策を転換するのではないかとの観測から警戒感が強まっていた。あるアナリストは、政策の動向を不安視する外国人投資家の売りが大半だとの認識を示した。

2638チバQ:2011/06/07(火) 23:32:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110607/amr11060720460012-n1.htm
ペルーにのしかかる経済課題 ケイコ氏は敗北宣言
2011.6.7 20:43 (1/2ページ)

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6日、リマ市内のホテルで、ペルー大統領選に勝利したオジャンタ・ウマラ氏(右)を祝福するケイコ・フジモリ氏(共同)
 【リマ=黒沢潤】南米ペルーの大統領選決選投票で、フジモリ元大統領(72)の長女ケイコ氏(36)は6日、敗北を認め、左派の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)の勝利が事実上、確定した。ただ、豊富な天然資源の国有化をもくろむとされるウマラ氏の勝利に対して、株価が急落するなど市場がさっそく不安定な動きをみせている。今後の経済のかじ取りに、早くも重い課題がのしかかっている。

 「ウマラ氏の勝利を祝福し幸運を祈る」。ケイコ氏は6日、記者会見で敗北を認めた後、ウマラ氏を訪問し、直接祝意を伝えた。

 しかしこの日、リマの株式市場では取引開始と同時に株価が急落して取引が度々停止となった。総合株価指数は前週末比12・5%安で取引を終え、通貨ソル、国債価格も下落し、「トリプル安」という異様な展開となった。

 ウマラ氏は、企業国有化を推進するベネズエラの反米左派チャベス大統領と親交を続けているとされる。ウマラ氏の大統領就任後、チャベス政権のような企業国有化など左傾化が次第に進み、経済成長が停滞するとの懸念が投資家の間に広がっている。

 国有化の対象として取り沙汰されているのは、銀や銅を産出する外資系企業運営の鉱山だ。ウマラ氏はケイコ氏との戦いを有利に進めるため、国有化政策を含む当初の公約を4度にわたって変更、左派色を極端に薄めてきた。ただ、経済界の不信感は根強い。

 経済専門家は「このままでは外資が海外に逃げる」と指摘する。有力紙コメルシオのホワン・パレデス論説委員長も「ウマラ氏は今後、どのカード(政策)を切るのか全く展開が読めない」と頭を抱える。

 ウマラ氏は、政策の実現のためには連続再選を禁じた憲法改正をも目指すといわれている。ただ、AP通信によれば、ウマラ氏は最近、国民向けのパフォーマンスなのか、聖書に手を乗せ、自由経済や民主主義体制の「順守」をことさら誓ってみせたという。

 にもかかわらず、世論調査では、ウマラ氏が独裁的な手段をとる−と予想する国民が49%に達し、父親のように「強権政治」を行うだろうと非難されたケイコ氏(21%)を上回る結果となっている。

 南米では現在、ブラジル経済の過熱が指摘され、チリも豊富な鉱物資源を背景に順調な経済成長を続けている。ペルーも資源や農産物の好調な輸出に支えられ、2010年の国内総生産(GDP)成長率が8・8%に達し、経済規模も過去10年で3倍弱に拡大する成長を遂げた。しかし、新政権が経済政策のかじ取りを誤れば、南米全体の経済の足を引っ張りかねない。

2640チバQ:2011/06/08(水) 20:40:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110608/amr11060820030008-n1.htm
期待と戸惑い…日系社会が見た選挙 ペルー大統領選、苦い歴史への思いも
2011.6.8 20:02 (1/2ページ)

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ケイコ氏について語る日系2世、3世の女性たち(黒沢潤撮影)
 当選すれば世界で初めての「日系女性大統領」となるはずだった、ペルーのフジモリ元大統領(72)の長女ケイコ氏(36)。ケイコ氏の挑戦、敗北を同国に住む約9万人の日系人は期待や戸惑いなど、さまざまな思いで見つめていた。(リマ 黒沢潤)

 「ケイコの出馬には最初反対だった。問題が起きれば日系人にまた“災難”が降り掛かるから」。首都のリマ近郊で大農園を営む日系2世のユキコ・フクダさん(70)はこう語った。

 「また」とは、「フジモリ政権下の汚職などで日系人が迷惑を被った」(外交筋)1990年代後半を指す。リマには当時、「日本人よ帰れ」の看板が立ち、日系人は肩身の狭い思いを強いられた。

 日本初の契約移民がペルーの土を踏んだのは1899(明治32)年。1940年5月には日米関係の悪化に伴って、親米的なペルーでも日系人への反感が強まり、日系商店への略奪など排日暴動が起きた。翌41年には米国の要請に応じて約2千人の日系人が北米の強制収容所に送られた。

 こんな過去の苦い歴史とフジモリ政権時代の教訓から、日系人たちは「目立たぬよう」に生きてきた。

 このため、4月の大統領選第1回投票では「日系人社会に近すぎるケイコではなく、(経済学者の)クチンスキ候補に投票する仲間が多かった」(2世のヤスコ・ナグラさん)。

 ただ、ケイコ氏が6月5日の決選投票に駒を進めると、多くの日系人が“腹”を決めた。電気店を営む2世のルイス・ヒラオカさん(61)は「一連の事件でフジモリ元大統領は日本に逃げたが、ケイコは逃げなかった。そんなケイコを今回、応援した」と語る。

 だが、結果は約3ポイント差の敗退に終わった。

 リマにある日系人施設「日秘文化会館」では、ケイコ氏敗北を惜しむ声が聞かれたが、ある日系人は「『誠実』や『勤勉』という日系人への評価は、100年かけて築き上げられたもの。フジモリ元大統領に続いて、もしケイコが失政をしたら、日系人社会は完全に“息の根”を止められたかもしれない。ホッとした気持ちがあるのも事実」と話した。

2641チバQ:2011/06/08(水) 20:42:57
>>2589
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110608/erp11060818410003-n1.htm
露前上院議長、下院に転身
2011.6.8 18:40
 ロシアの最大与党「統一ロシア」と対立し5月に上院議長職を失った「公正ロシア」党首のセルゲイ・ミロノフ氏が8日、下院議員に転身することが正式に決まった。タス通信が伝えた。

 ミロノフ氏は上院議長解任後に下院転出の意向を表明、公正ロシア選出の下院議員が自身の議席をミロノフ氏に引き渡すとして辞職していた。中央選挙管理委員会は8日、ミロノフ氏への議席譲渡を認めた。

 ミロノフ氏はプーチン首相の大統領時代に「大統領の盟友」といわれ政界での影響力を拡大。しかし、今年12月の下院選を控えて首相が党首を務める統一ロシアとの対立を深め、先月18日に選出元のサンクトペテルブルク市議会でリコールが成立、上院での議席と議長職を失った。(共同)

2642チバQ:2011/06/08(水) 20:46:32
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011060801000158.html
ブラジルの官房長官辞任 不正蓄財疑惑、政権に痛手
2011年6月8日 09時25分

 石油掘削現場での式典で手を振るブラジルのルセフ大統領=3日、ブラジル南部アングラドスレイス(ロイター=共同)


 【リオデジャネイロ共同】ブラジルのパロシ官房長官が7日、不正蓄財疑惑の責任を取って辞意を表明し、ルセフ大統領が受け入れた。大統領府が発表した。同長官はルラ前大統領の腹心で2006年にも汚職疑惑が浮上し財務相を辞任していた。ことし1月に就任し人気の高いルセフ大統領には政権発足後初めての大きなスキャンダルとなった。

 ルセフ大統領は後任の官房長官に与党の左派、労働党のホフマン上院議員を指名した。

 疑惑の発端は地元紙の報道。ルセフ氏の選挙活動を支援した同党幹部のパロシ氏は、ルセフ政権発足直前、経営するコンサルタント会社の収入などにより資産を20倍に増やしたなどとされる。パロシ氏は地元紙の取材に対し顧客名を明かさず、賄賂の疑いもあるとみて検察当局が捜査を開始。与野党から辞任圧力が高まっていた。

 パロシ氏は03年に発足したルラ政権で財務相としてブラジル経済を発展軌道に乗せた立役者。06年3月、違法な政治資金の保管場所となっていた住宅に出入りしていたとの疑惑が浮上し、財務相を辞任していた。

2643チバQ:2011/06/08(水) 20:47:36
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110608/mcb1106080505024-n1.htm
新党で打倒ムスリム同胞団 エジプト、選挙控え実業家が結成 (1/2ページ)2011.6.8 05:00
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エジプトの通信王、オラスコム・テレコム・ホールディングのサウィリス会長。財界防衛のため、新党を結成して9月の選挙に臨むという(ブルームバーグ)【拡大】
 エジプトでムバラク政権崩壊後、財界人に逆風が吹いている。エジプトの財閥オラスコム傘下の携帯電話大手オラスコム・テレコム・ホールディングのナギーブ・サウィリス会長は新政党によって、実業家らを政治の世界へ連れ戻そうとしている。

 ◆前政権との差別化

 ラドワン財務相は今月1日、10%のキャピタルゲイン税の導入を発表し、企業収益に対する最高税率を引き上げた。経済界との癒着で政治家が私腹を肥やしたと批判を集める前政権との差別化を打ち出した格好だ。

 反政府デモに参加した市民の多くは、腐敗や貧困といった諸悪の責任がムバラク前大統領だけでなく、国内の大物実業家らにもあると非難。2月11日のムバラク氏辞任後、労働争議や政治的紛争に加えて汚職をめぐる調査が多くの企業を業務停止に追い込み、エジプト株の暴落と国外からの投資の激減を招いた。

 サウィリス会長は5月14日の公開討論会で、自身が参画する新党「自由エジプト人党」は資本主義を推進し「雇用を生み出す公正な実業家の支持を集める」ことで、9月の人民議会(下院に相当)選で最有力勢力のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団に挑むと宣言。「実業家という言葉が侮辱になるべきではない」と述べた。

 オラスコム・テレコムは上場企業で同国3位。米経済誌フォーブスによると同会長の資産は推定35億ドル(約2800億円)。

 ◆「諸悪の根源は腐敗」

 エジプト財界では、プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社シタデル・キャピタルの共同設立者、ヒシャム・エルクハンダル氏も別の新党に協力するなど、経済界のリーダーらに政界進出の動きが出てきている。サウィリス会長はムスリム同胞団に対抗するため、考え方が共通する政党で連合を結成したい考えだ。

 とはいえ、ムスリム同胞団を基盤とする新党「自由と公正党」も、基本政策案で自由競争経済を提唱、党幹部に複数の資産家を擁しており、サウィリス会長らの政党との対立は、社会政策が焦点となる見通しだ。

 カイロ大学のムスタファ・カメル・エルサイード教授(政治学)は「政界での実業家の存在は合法」だが、利益相反防止策がなければ「違法に政治的影響力を手に入れるために財産を利用することが許されることになる」と述べた。

 エジプトでは先月26日、前住宅相が国有地を、自分が株主の不動産会社に相場以下の金額で払い下げをしたとして有罪判決を受け、また同10日には、旅行会社社長を兼務する前観光相が不当に利益を得たとして禁固刑になった。

 軍最高評議会による暫定政府が3月に作成した政党規則が献金に制限を設けていないことも、富裕層が政治に影響を与えるとの懸念をかき立てている。

 企業幹部のモハメド・タラートさん(29)は既にサウィリス会長支持を決めている。「過去の問題は資本主義ではなく腐敗にあった。私はリベラル派で資本家だが、何も悪いことではない」と語った。(ブルームバーグ Alaa Shahine)

2644チバQ:2011/06/08(水) 20:48:54
http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20110607-787171.html
モルドバのテニス協会会長爆死、暗殺か記事を印刷する

 モルドバからの報道によると、同国の首都キシニョフ中心部の同国テニス協会が入居する建物付近で7日、駐車中の車が爆発し、近くにいた同協会のトゥルカン会長が死亡した。暗殺の可能性が指摘されている。

 キシニョフでは5日、市長選が行われ、リベラル派の現職候補と野党共産党候補が決選投票に進んだが、同協会副会長はインタファクス通信に対し、会長は両候補とは別の独立系候補の選挙本部長を務めていたため「脅迫電話などの圧力がかけられていた」と説明、政治的背景がある暗殺テロの可能性を示唆した。

 内務省報道官は、会長が車の近くを歩いていた際に爆発したと説明したが、爆発の原因などは明らかにしていない。同副会長は、会長が自分の車を駐車し、車から出てきた直後に爆発が起きたと述べた。

 [2011年6月7日23時50分]

2645チバQ:2011/06/08(水) 21:03:10
>>1801
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110608-00000006-jij-int
クロアチア、EU加盟へ=13年に28カ国体制
時事通信 6月8日(水)1時21分配信

 【ブダペスト時事】欧州連合(EU)欧州委員会のバローゾ委員長は7日、声明を発表し、EU各国にクロアチアのEU加盟を提案する方針を明らかにした。2013年に加盟が実現する見通し。加盟すればEUは28カ国体制となる。
 声明で同委員長は「欧州委とクロアチアの(EU加盟)交渉は間もなく終わる。10日に良い知らせがあるだろう」と語った。

2646チバQ:2011/06/08(水) 22:17:44
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2804791/7313470
大統領不在のイエメン、反体制派は暫定評議会の設置を要求
2011年06月08日 12:49 発信地:サヌア/イエメン

【6月8日 AFP】イエメンの首都サヌア(Sanaa)で7日、反体制派の支持者らが、砲撃による負傷の手術のためにサウジアラビアに出国したアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領の政権復帰の阻止と、大統領権限を引き継ぐ暫定評議会の設置を求めて、サレハ大統領不在中の職務を代行するアブドラボ・マンスール・ハディ(Abdrabuh Mansur Hadi)副大統領の邸宅に向けてデモ行進した。

 デモ行進を終えたあと、デモを率いた「若者革命(Revolution Youth)」は「即時に1年間の政権移行期間を宣言し、暫定評議会を設置することを求める」との声明を発表した。同時に、暫定評議会にはサレハ政権の閣僚を入れないことと、評議会メンバーが後に行われる大統領選後に出馬しないことを要求した。

 その一方で、同国第2の都市、南部タイズ(Taez)では、反体制派と地元部族の武装勢力が市内をほぼ掌握し、政府軍は撤退を強いられている。地元住民によると、市内では2日前から政府側の治安部隊の姿は見られないという。(c)AFP

2647チバQ:2011/06/09(木) 21:45:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110608-00000091-mai-int
<ベラルーシ>欧州最後の独裁…経済危機で反政府の抗議行動
毎日新聞 6月8日(水)21時3分配信

 【モスクワ田中洋之】旧ソ連のベラルーシで経済危機が深刻化している。「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ大統領の経済政策の行き詰まりによるもので、急激な物価上昇が市民生活を直撃。反政府デモが相次ぐ中東諸国と同様、社会に不満が広がっており、混乱拡大につながる可能性もある。

 ベラルーシでは7日、ガソリン価格が3割も値上げされた。3月以来5回目の値上げで、価格はそれ以前の2倍に。同日夜、首都ミンスク中心部では1000人以上のドライバーが幹線道路に車を止め、2時間にわたり封鎖する抗議行動に出た。ルカシェンコ大統領(94年就任)の強権支配が続く同国で、同様のデモは異例だ。大統領は8日、ガソリンを9日朝から値下げするよう政府に命じた。

 ベラルーシは放漫財政や貿易赤字の増大で、今春から経済危機が表面化。昨年12月の大統領選で、ルカシェンコ氏が選挙対策として公務員の給与引き上げなど「大盤振る舞い」したのも影響した。

 輸入コーヒーの値段が4倍になるなど物価が上昇、多くの市民が買い占めに走り、ソ連時代末期のように商品が消える店も出た。また、自国通貨ベラルーシ・ルーブルを売ってドルを手に入れようとする人が両替所に殺到する騒ぎとなった。

 外貨準備の減少で、政府は5月末、通貨の対ドルレートを36%切り下げた。ロシアなど旧ソ連6カ国でつくるユーラシア経済共同体は今月4日、救済措置としてベラルーシに今後3年間で30億ドルの融資を決めた。

 ただ危機克服には不十分で、政府は国際通貨基金(IMF)に80億ドルの支援を要請。しかし、欧米諸国はルカシェンコ政権を「非民主的」と批判して制裁措置を科しており、融資が実現するメドは立っていない。

 ルカシェンコ大統領は主要食料品の価格据え置きを指示するなど不満の抑え込みに懸命。今のところ反政府デモが一気に広がる事態にはいたっていないが、当面、慎重な政権運営を迫られそうだ。

2648とはずがたり:2011/06/09(木) 22:27:29
>>2467
>ユーラシア経済共同体
こんなものが有ったんですねぇ。。

ユーラシア経済共同体
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%85%B1%E5%90%8C%E4%BD%93

ユーラシア経済共同体(EAEC、EurAsEC)とは、ロシア、ベラルーシ及び中央アジアの4ヶ国からなる経済共同体である。2000年10月10日創設。

加盟国
正加盟国

ベラルーシ
カザフスタン
キルギス
ロシア
タジキスタン
ウズベキスタン

オブザーバー

アルメニア
モルドバ
ウクライナ

2649チバQ:2011/06/10(金) 19:55:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110610/mds11061019340003-n1.htm
12日にトルコ総選挙 イスラム系与党の政権維持濃厚 大統領の権限強化進むか
2011.6.10 19:33 (1/2ページ)
総選挙を前に、エルドアン首相の選挙ポスターが掲示されたビル=10日、イスタンブール(ロイター)
 【カイロ=大内清】厳格な政教分離に基づく世俗主義を国是とするトルコで12日、国会(定数550、一院制)議員選挙が行われる。2002年から単独政権が続くイスラム系与党・公正発展党(AKP)の政権維持は濃厚な情勢。AKPは、現在は実権のない国家元首である大統領の権限を大幅に強化し集権化をいっそう進めることなどを柱とする憲法改正を目指している。定数の3分の2以上の議席を獲得すれば、国民投票による承認がなくとも憲法改正が可能になるため、どこまで議席を伸ばせるかが最大の焦点となる。

 トルコの現憲法は1980年のクーデター後の軍政下で制定されたもので、国内世論は、同国が目指す欧州連合(EU)加盟を実現するには人権面などで大幅改正が必要だとの認識でほぼ一致しているとされる。

 しかし、AKPが昨年3月、「世俗主義の守護者」を自任する軍や司法機関の権限を縮小させる改憲案を提出した際には野党が激しく反発。同案は結局、一部修正後、9月に国民投票で承認されたが、与野党に大きな溝を残した。

 エルドアン首相は、国会で指名される首相ではなく、国民の直接選挙で選ばれる大統領により大きな権限を与えるべきだと主張、全面的な憲法の改正を実現した後の自身の大統領選出馬にも意欲を示している。

 世論調査などによると、今回の総選挙では、昨年の国内総生産(GDP)成長率が約13%に達するなど経済がおおむね順調なことを背景に、AKPが2002年、07年に続き勝利する可能性が高い。AKPが定数の3分の2にあたる367議席を獲得すれば、国民投票を経ずに憲法改正に道が開かれることになる。

 これに対し最大野党・共和人民党(CHP)など世俗主義派は、大学での女性のスカーフ着用容認(08年に違憲判決)などイスラム色の濃い政策を進めるAKPが改憲プロセスを主導すれば、世俗主義が骨抜きにされる恐れがあると警戒。

 エルドアン政権が近年、「過去のクーデター計画に関与した」として多数の記者を拘束するなど権威主義的な傾向を強めていることにも不信感を募らせており、AKP圧勝阻止に向け同国南西部に多い少数民族クルド人の取り込みを図っている。

 極右の民族主義者行動党(MHP)の動向もカギを握る。同党が一定の票を得ればAKPの「3分の2」獲得が難しくなるとみられていることから、AKPはMHP支持層の切り崩しにも注力している。

2650チバQ:2011/06/11(土) 00:19:16
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061001000513.html
フジモリ氏が緊急入院 長女落選直後、持病悪化か
2011年6月10日 14時02分

 【リマ共同】人権侵害事件などで実刑判決を受け警察施設に収監中のペルーのフジモリ元大統領(72)は9日、繰り返し再発している舌部の腫瘍を処置するため、首都リマ市内の病院に緊急入院した。地元メディアが伝えた。少なくとも3日間入院し治療を受けるという。

 元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏が5日の大統領選決選投票で左派の元軍人ウマラ氏に敗れたばかり。7月28日に発足するウマラ新政権の新副大統領は収監先での特別扱いが批判されている元大統領について「普通の刑務所に入れることになるだろう」と表明したが、病気が悪化すれば恩赦の可能性もある。

 元大統領は高血圧症などの持病があるほか、1997年、2008年、10年に続き今年2月にも舌部の手術を受けた。

2651チバQ:2011/06/11(土) 20:13:51
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061101000347.html
IMF初の女性トップ誕生へ 仏ラガルド氏ほぼ確実
2011年6月11日 13時34分

 【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は10日、ストロスカーン前専務理事の起訴、辞任に伴う次期専務理事選の立候補受け付けを締め切った。欧州連合(EU)が推すフランスのラガルド経済・財政・産業相の選出はほぼ確実で、IMF初の女性トップが誕生する見通し。

 複数の国際金融筋によると、態度を明らかにしていない米国と日本は「来週中にもラガルド氏支持を表明する」とみられ、理事会での審査、選挙を経て月内に就任が決まる予定。

 対抗馬として、メキシコは自国のカルステンス中央銀行総裁を擁立し、ラガルド氏と事実上の一騎打ちの構図。カルステンス氏は欧州主要国によるポスト独占に批判的な新興国の支持を募るが、統一候補として一本化できていないもようだ。

 ラガルド氏は、ロシアや韓国など新興国の一部にも支持を広げる。IMF最大出資国の米国は輩出してきた世界銀行の総裁職を死守するためにも、欧州側に付くもよう。出資比率2位の日本も、米国と歩調を合わせラガルド氏支持を表明するとみられる。

 一方、中国、ブラジル、インドなど主要な新興国は、専務理事以外のIMF理事会人事に関心を寄せている。


http://www.asahi.com/business/update/0611/TKY201106110109.html
IMFトップ選、ラガルド氏が有力 立候補締め切る2011年6月11日13時8分
 国際通貨基金(IMF)のトップである次期専務理事の選出をめぐり、立候補の受け付けが米東部時間の11日午前0時(日本時間同日午後1時)で締め切られた。フランスのラガルド財務相と、メキシコのカルステンス中央銀行総裁がそれぞれ擁立された模様だ。ラガルド氏は英独仏など支持を着実に広げており、同氏の選出が有力な情勢になっている。

 ラガルド氏は、ロシアやアフリカ諸国にも支持を広げ、すでに30%超の支持を確保している模様だ。一方でカルステンス氏は、メキシコなどによる5%弱にとどまり、両氏の差は拡大している。約17%の議決権を持つ米国の動向が焦点だ。米政府高官は、これまでの朝日新聞の取材に、一定の時間をかけて決断する意向を示している。

 IMFは5月に、ストロスカーン専務理事が性的暴行容疑で逮捕され、辞任したことに伴い、次期トップ選出を進めている。(ワシントン=尾形聡彦)
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2652チバQ:2011/06/11(土) 20:14:36
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK892341920110608
IMF専務理事ポストめぐり、米加からの支持は得られず=メキシコ中銀総裁
2011年 06月 8日 11:42 JST

 [オタワ 7日 ロイター] メキシコ中央銀行のカルステンス総裁は7日、国際通貨基金(IMF)専務理事ポストをめぐりガイトナー米財務長官やカナダ高官らと会談したが、自分に対する支持は得られなかったと明らかにした。
 同総裁は、7日にカナダを訪れてフレアティ財務相やカナダ銀行(中央銀行)のカーニー総裁と会談し、危機対応の経験や、政治交渉能力について説明したという。

 ストロスカーン前専務理事がニューヨークでの女性ホテル従業員強姦未遂罪などで起訴された後、専務理事のポストをめぐっては、カルステンス総裁のほかにフランスのラガルド経済・財政・産業相が正式に名乗りを上げているが、ラガルド氏が有力視されている。

 カルステンス総裁は「ガイトナー財務長官と会談したところ、長官はラガルド経済相も私も信頼できる候補者であり、オープンな(指名)手続きを歓迎・期待しているとするこれまでの発言を再び繰り返した」と述べた。

 フレアティ財務相は、モントリオールで記者団に「どちらの候補者についても、支持するかどうかに関する決定は下していない。これまでのところ候補者は2人にとどまっているが、まだ新たな候補者が浮上する可能性もある」と語った。

2653チバQ:2011/06/12(日) 00:30:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000093-mai-int
<シリア>国軍で脱走や仲間割れ 弾圧緩む兆候はなし
毎日新聞 6月11日(土)21時19分配信

 【カイロ和田浩明】シリアのアサド政権による民主化要求デモの武力弾圧が長期化する中、同胞への発砲命令に反発して脱走したり仲間割れを起こす国軍兵士の事例が、難民や人権団体により相次いで報告されている。政権側は「事実無根」と完全に否定しているが、権力基盤の根幹である国軍が離反すれば死活問題だ。ただ、現状では脱走などは限定的で、弾圧が緩む兆候も見えていない。

 国軍兵士や治安要員の脱走や発砲命令への反抗、命令拒否による射殺は、南部ダルアーや北部ジスル・アッシュグールなどで報告された。一部兵士はトルコに逃げたとの情報もある。米国の民間情報機関「ストラトフォー」は、約30万人の国軍兵力中1万人が脱走したと推定している。

 ただ、脱走兵は、人口上は多数派だが軍内では約3割と推定されるイスラム教スンニ派が多いと見られる。国軍内の多数派で、アサド大統領の出身母体アラウィ派の兵士・将校のほとんどは命令通りに行動しているようだ。背景には、総人口の約1割と少数派のアラウィ派にとり、アサド体制の崩壊が「自らの存在の危機」をもたらすとの認識があるとの分析もある。

 弾圧の主力で精鋭の陸軍第4師団や共和国防衛隊は、米政府の制裁対象であるアサド氏の弟マーヘル氏が指揮を執るとされる。

 内外のシリア人民主活動家によると、ジスル・アッシュグールでは一部住民らが武器を取って弾圧に反撃している。このことも、政権側が住民を「武装テロリスト」と決め付け、戦車の砲撃や武装ヘリからの機銃掃射まで行った強硬な抑え込みを続ける口実となっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000065-jij-int
ヘリでデモ隊に機銃掃射=現場兵士に離反の動き―シリア
時事通信 6月11日(土)17時14分配信

 【カイロ時事】イスラム教金曜礼拝があった10日、シリア北西部マーレト・ヌーマンで、シリア当局がヘリコプターで民主化要求のデモ隊に機銃掃射を加えていたことが分かった。現場の兵士には、デモ隊への発砲を拒否する動きも出ており、権力維持に執着するアサド政権の強権的体質が露骨になってきた。
 ロンドンを拠点とする「シリア人権監視団」などが得た現地住民の目撃証言から11日までに明らかになったもので、デモの規制に航空機が投入されたのは、3月中旬に民主化要求デモが始まって以降初めて。10日には全土でデモ参加者ら33人が死亡した。
 国営テレビは、マーレト・ヌーマンで「テロ集団」が警察署に火を放ち、治安部隊を殺害したと報じた。シリアは、反体制デモを「武装蜂起」と位置付けており、現地住民の証言によれば、デモ隊への発砲を拒否した数人の兵士らをデモ参加者が肩に担ぎ上げて練り歩いていたところ、上空からヘリが発砲してきたという。

2654チバQ:2011/06/12(日) 00:31:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000094-san-int
シリア、北部で軍事作戦 「住民を解放」弾圧正当化も
産経新聞 6月11日(土)7時56分配信

 【カイロ=大内清】シリアの国営テレビは10日、反政府デモに対する政権側の弾圧で多数の避難民が発生している北部ジスル・アッシュグールで、戦車数十台を含む軍部隊による軍事作戦が始まったと報じた。「武装集団」から住民を解放するためだとしている。

 AP通信は同日、ジスル・アッシュグール近郊で数十人が戦車の砲撃を受け死傷したと報じた。

 シリア当局は、同市で今月初め、外部からの武装集団が治安部隊員ら120人以上を殺害したと主張。ただ、AP通信などが目撃者の話として伝えたところでは治安部隊の一部が住民への発砲を拒否し、同士打ちが起きたためだとの情報もある。ジスル・アッシュグールはトルコ国境から約20キロにあり、これまでに住民約1600人が弾圧を逃れトルコ側に避難している。

 今回の軍事作戦には国営テレビ記者も同行させていることから、シリア当局には、自分たちこそが「被害者」だと内外にアピールし住民弾圧を正当化する狙いがあるとみられる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110610-00000052-mai-int
<シリア>逃亡の兵士「デモへ発砲拒む警官、上司が殺した」
毎日新聞 6月10日(金)13時57分配信

 【エルサレム花岡洋二、カイロ和田浩明】シリア北部ジスル・アッシュグール地区で治安部隊120人が殺害された事件を巡り、現場からトルコへ逃れたシリア国軍兵士らは9日、反政府デモへの発砲を拒んだ警官らが上司らに殺害されたと証言した。トルコ紙などが報じた。シリア政府は「武装勢力に襲撃された」と主張しているが、市民弾圧を巡り治安当局が内部分裂した事実を政府が隠蔽(いんぺい)しようとした疑いが浮上している。

 トルコ紙ヒュリエト・デーリー・ニューズ(電子版)がトルコへ逃れたシリア国軍兵士(21)の証言として報じたところでは、同地区に駐屯する軍部隊に対し今月3日、「デモ隊全員を銃殺せよ」との命令が指令系統の「中枢から下った」。その後、「命令を拒んだ兵士5人が目の前で殺された」という。5人の殺害後、なお命令を拒否する兵士と上官との間で銃撃戦があり、その結果、「120人が死亡した」。兵士60人が武器を捨て住民とともに避難したという。

 また別の男子学生(22)はAP通信に「1週間前に市民2人が殺され、以後、発砲を命令する警察署長と、拒否する警官との衝突になった」と話した。このほかにも、ある難民(18)は「軍はヘリで地区を攻撃し、バズーカ砲で家屋を撃った」などと、住民への弾圧の様子を話した。

 インターネットの動画サイトには、シリア軍兵士とされる軍服姿の男性が「これ以上弾圧に加担できないので軍から離脱した」などと証言する動画も掲示されている。

 一方、国営シリア・アラブ通信は9日、武装勢力がジハード(聖戦)を叫びながら治安部隊に発砲したとの隊員の証言を伝えた。また同地区で「武装勢力が無実の市民を殺し、恐怖に陥れている」と報じた。

 クリントン米国務長官は9日、訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)で改めてシリアの武力弾圧を非難。アサド大統領に対し「(民主化を求める)変化は遅らせることはできても逆転はできない」と呼びかけた。

 トルコ側へ逃れた難民は9日までに、計約2400人に達した。

2655チバQ:2011/06/12(日) 00:35:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110610/mds11061019370004-n1.htm
シリア北部で軍事作戦 国民に恐怖心を植え付ける狙い?
2011.6.10 19:37
 【カイロ=大内清】シリアの国営テレビは10日、反政府デモに対する政権側の弾圧で多数の避難民が発生している北部ジスル・アッシュグールで、戦車数十台を含む軍部隊による軍事作戦が始まったと報じた。「武装集団」から住民を解放するためだとしている。

 シリア当局は、同市で今月初め、外部からの武装集団が治安部隊員ら120人以上を殺害したと主張している。ただ、AP通信などが目撃者の話として伝えたところでは、治安部隊の一部が住民への発砲を拒否し、同士討ちが起きたためだとの情報もある。

 ジスル・アッシュグールはトルコ国境から約20キロにあり、これまでに住民約1600人が弾圧を逃れてトルコ側に避難している。

 今回の軍事作戦には国営テレビ記者も同行させていることから、シリア当局には、自分たちこそが「被害者」だと内外にアピールし住民弾圧を正当化するとともに、軍の使用も辞さない姿勢を改めてみせつけて国民に恐怖心を植え付ける狙いがあるとみられる。

 また、国境付近に軍を展開することで、シリアへの批判を強めつつあるトルコに、これ以上、干渉しないよう牽制(けんせい)する意味合いもありそうだ。

2656チバQ:2011/06/12(日) 00:58:28
>>2649
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000052-mai-int
<トルコ>12日に総選挙 新憲法目指す与党の議席数に注目
毎日新聞 6月11日(土)19時8分配信

 【エルサレム花岡洋二】トルコ国会(定数550)の総選挙が12日、実施される。イスラムの伝統重視と「民主主義の尊重」を掲げる与党・公正発展党(AKP)が圧勝し、02年から続く単独政権を維持する見通しだが、AKPが単独で新憲法を制定できる3分の2の議席を獲得できるかが最大の焦点だ。

 AKP党首のエルドアン首相は5日、イスタンブールの支持者集会で「我々の最大の事業は自由意思に基づく憲法制定だ」と宣言した。AKPは公約する新憲法の目的を、軍の政治介入を抑制することなどによる「民主化」だと説明してきた。軍は国是である世俗主義の守護者を自任し、クーデターなど政治介入を繰り返してきた経緯があり、現憲法も80〜83年の軍政下で制定された。昨年の憲法改正で軍や最高裁の権限がやや弱められたが、さらに軍の権限を抑えた新憲法が必要だという主張だ。

 しかし、中道左派で世俗主義の最大野党・共和人民党(CHP)などはAKPの「独走」を批判。AKPの狙いは現在の議院内閣制を大統領制に変更し、エルドアン氏自身が大統領を2期10年務めて国の「イスラム化」を進めることだと反発している。

 新憲法制定は、国会で3分の2の議席にあたる367人が賛成すれば可能。またこれに達しない場合は、330人の賛成で新憲法案を国民投票に諮ることができる。AKPは前回07年の総選挙で341議席を獲得し、昨年は国民投票を経て憲法改正を実現した。今回さらに上乗せできるかには、他政党の動向が大きくかかわる。

 総選挙で得票率が10%に満たない政党には議席が配分されない。そのため得票率が10%前後と予想されている極右の野党第2党・民族主義者行動党(MHP)の得票率に注目が集まっている。同党は幹部10人が不倫騒動に巻き込まれて立候補を取り下げるなど揺れている。

 トルコ紙「ザマン」(電子版)によると、最新の世論調査による各党の支持率はAKP46%(326議席)、CHP27%(142議席)、MHP13%(54議席)となっている。しかし、MHPが10%を獲得できずに議席を失い、結果的にAKPが370議席を確保するとの予想もある。

 憲法問題以外では、財政赤字を増大させてきた政権の経済政策や、人口の2割を占めるクルド民族の権利拡大問題などが争点となっている。

 議会は1院制で任期4年。有権者数は約4940万人。

2657チバQ:2011/06/12(日) 01:05:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110612/mds11061200460001-n1.htm
大統領の容体「悪い」 イエメン消息筋
2011.6.12 00:45
 イエメン消息筋は11日、大統領宮殿への攻撃で負傷し、隣国サウジアラビアへ搬送され手術を受けたイエメンのサレハ大統領の容体について「悪い状態が続いており、肺などの問題で苦しんでいる」と述べた。フランス公共ラジオが伝えた。

 消息筋は「イエメンの閣僚がサレハ氏に面会しようとしているが、拒絶されている」と話した。

 サレハ氏は3日、首都サヌアの大統領宮殿敷地内への砲撃で負傷。米CNNテレビはサレハ氏が全身の40%にやけどを負い、肺がしぼむ症状を起こしていると伝えた。(共同)

2658チバQ:2011/06/12(日) 14:47:33
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2011/06/49742.php
フィンランドは6党連立目指す、真正フィン人党含まず=カタイネン次期首相
2011年06月11日(土)04時50分


 6月10日、フィンランドのカタイネン次期首相(国民連合党首)は、6党による連立を目指しているとした上で、反欧州連合(EU)を掲げる真正フィン人党(True Finns)は含まれない考えを明らかにした。社民党のウルピライネン党首(左)とカタイネン国民連合党首(2011年 ロイター/Antti Aimo-Koivisto)
 [ヘルシンキ 10日 ロイター] フィンランドのカタイネン次期首相(国民連合党首)は10日、6党による連立を目指しているとした上で、反欧州連合(EU)を掲げる真正フィン人党(True Finns)は含まれない考えを明らかにした。

 同氏は記者団に対し「われわれは安定的かつ予測可能な政府政策、国際情勢における安定的政策を国と国民に示し得ると確信している」と語った。

 連立に加わる政党は、同氏の国民連合と第2党の社会民主党のほか、左翼同盟、緑の党、スウェーデン人民党 、キリスト教民主同盟で、200議席中126議席を占める。

 4月の総選挙で第3党に躍進した真正フィン人党について、カタイネン氏は、EUをめぐる考えで合意できず、同党は連立協議から離脱したと述べた。同氏は17日までの連立協議終了と23日までの政権発足を目指している。

2659チバQ:2011/06/12(日) 14:50:44
http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2011/05/post-220.php
選挙という最後の「神通力」失った伊首相
2011年05月23日(月)21時35分
 度重なるセックススキャンダルや汚職疑惑に見舞われながら、なぜか選挙になると無類の強さを発揮して首相の座に居座り続けてきたシルビオ・ベルルスコーニ。だが彼にとって最大の武器だったその選挙でも、ついに「神通力」が通じなくなってしまったようだ。

 今月16日に締め切られたイタリア統一地方選挙では、多くの首相派の候補が手痛い敗北を喫した。特に驚きだったのは、ベルルスコーニの出身地であり1997年から首相派の市長が選出されているミラノ市長選。現職のレティツィア・モラッティが、中道左派のピサピア候補に得票率で7%近い差を付けられて2位に沈んでしまったのだ。

 ベルルスコーニ自身、今回の選挙は政権と自らに対する信任投票だと位置づけていた。地方選挙の結果を自分に対する信任の証とするのはベルルスコーニお得意の戦法で、これまで繰り返しスキャンダルを追求されながらも政治的なダメージを避けることができたのは、こうした選挙で勝利してきたからだった。

 今回も少女買春や職権乱用をめぐる自らの裁判が行われているミラノでは、ミラノ地方裁判所への不満を繰り返し訴えることで、市長選の争点を自らの問題にすり替えようとした。ニューヨーク・タイムズ紙の記事も、ベルルスコーニは左派寄りの裁判官たちが容疑をでっち上げることで、自分の政治的なキャリアを壊そうとしていると主張してきたと指摘する。

 こうした対立構造を打ち出したことから見ても、さすがにミラノで敗れることは想定していなかったのだろう。イタリアの選挙制度では過半数を取らなければ決選投票が行われるため、最終的な結果は今月29、30日に行われる決選投票まで持ち越される。とはいえ、お膝元のミラノで野党の後塵を拝したことはベルルスコーニにとっても大きな衝撃だったようで、イタリアANSA通信によれば首相は「驚き悲しんでいる」という。

 今回の結果は、今度こそ有権者たちがベルルスコーニのスキャンダルに愛想を尽かしたということだけでなく、自国経済の窮状に有効な手が打てない政権の能力を見限ったことでもたらされたと見られる。今やイタリアは、PIIGSと揶揄されるヨーロッパの落ちこぼれ仲間、ギリシャやアイルランド、ポルトガルなどに続き「ユーロ凋落」の象徴的な存在になりつつある。

 地方選の結果が国政に直接影響してベルルスコーニが退陣に追い込まれるわけではないが、選挙に勝てなくなった首相に対する辞任圧力は身内からも強まるかもしれない。すでに連立政権を組む北部同盟(やはり今回の地方選では大苦戦した)からも、ベルルスコーニへの避難の声が上がっている。

 周りはゴチャゴチャ言うが、選挙で示されたとおり国民は私を支持している――その言い訳が通用しなくなったことは、裁判で裁かれる以上にベルルスコーニに大きなダメージをもたらしたのかもしれない。


――編集部・藤田岳人

2660チバQ:2011/06/12(日) 15:02:45
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_248739
イスラエルのフィッシャー中銀総裁、IMF専務理事選への立候補を表明
2011年 6月 12日 12:13 JST
【テルアビブ】イスラエル中央銀行のスタンレー・フィッシャー総裁は11日、国際通貨基金(IMF)専務理事選への立候補を正式に表明した。性的暴行容疑で起訴され辞任したストロスカーン前専務理事の後任レースでダークホース的な存在となる。


 エコノミストとしても著名でIMFでは筆頭副専務理事を務めた経歴を持つフィッシャー氏はまず、立候補の承認をIMFから得る必要がある。同氏は現在67歳だが、IMFの内規では専務理事立候補時の年齢制限を65歳としているためだ。


 このハードルをクリアしたとしても、イスラエル中銀総裁という立場にあるため、アラブ諸国や他の新興国から支持を得ることが困難になる可能性もある。


 イスラエル中銀が11日夜に発表した声明のなかでフィッシャー氏は、ネタニヤフ首相とシュタイニッツ財務相に対し、「大いにためらった」あとに下した立候補の意思を伝えたと述べている。


 同氏はIMFで7年間筆頭副専務理事を務めた経験を活かし、「金融危機後の世界経済に貢献したい」と述べた。


 現在、次期専務理事の有力候補としてはラガルド仏財務相のほか、メキシコのカルステンス中銀総裁らの名前が挙がっている。

2661チバQ:2011/06/12(日) 17:24:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110612-00000039-jij-int
トルコ総選挙で投票=与党「3分の2」が焦点
時事通信 6月12日(日)14時28分配信

 【アンカラ時事】トルコで12日、総選挙(国会定数550)の投票が行われた。イスラム系与党、公正発展党(AKP)が過半数を獲得するのは確実とみられている。焦点は、エルドアン首相が公約に掲げた憲法改正を単独で可決できる3分の2以上の議席を確保するかどうかに移っている。
 投票は即日開票され、13日未明(日本時間同日朝)にも大勢が判明する見通し。世論調査でAKPは45%超の支持率を維持。最大野党、共和人民党(CHP)の支持率は25%程度で推移しており、AKPを脅かす勢いはない。
 選挙は比例代表制で、得票率10%を下回った政党の得票は全て死票となる阻止条項がある。野党第2党の右派、民族主義者行動党(MHP)が10%を下回れば、議席配分が大幅に変わる。その場合、AKPが3分の2を占める可能性も高まる。 

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061201000443.html
与党勝利へ、議席数が焦点 トルコ総選挙スタート
2011年6月12日 16時51分

 12日、トルコ・イスタンブールの投票所で、票を投じる有権者(AP=共同)


 【アンカラ共同】トルコ国会(一院制、定数550)選挙の投票が12日午前、全国で一斉に始まった。エルドアン首相率いるイスラム色の強い保守系与党、公正発展党(AKP)の勝利が確実で、エルドアン政権は3期目に入ることになりそうだ。大勢判明は同日深夜(日本時間13日未明)。

 現在331議席を持つAKPが、憲法の改正が可能となる議席数を獲得できるかどうかが焦点。単独で国会での憲法改正ができる367議席に達するのは難しい情勢で、国民投票を通じた改正が可能となる330議席を獲得できるかどうかが注目されている。

 現在の憲法は1980年の軍事クーデター後につくられたもので、AKPは欧州連合(EU)加盟などをにらみ、少数民族クルド人の権利に関する「民主的な改正」を訴えている。ただ、エルドアン政権を「独裁的」と批判する声も増えており、憲法改正に警戒感を示す国民も少なくない。

 AKPは国是である「政教分離」の枠の中での柔軟な政策を進め、好調な経済を背景に、国民の厚い支持を得ている。総選挙では「イスラムか、世俗主義か」などの選択はほとんど争点になっていない。

2662チバQ:2011/06/12(日) 17:47:49
2309 名前:チバQ 投稿日: 2011/06/12(日) 17:46:48
http://www.asahi.com/international/update/0612/TKY201106120150.html
イタリア、脱原発問う国民投票始まる 投票率が焦点2011年6月12日16時30分

 イタリアで原発を再開するかどうかを問う国民投票が12日朝(日本時間同日午後)、始まった。イタリアの国民投票制度は97年以降、投票率が50%を超えずに不成立が続いているが、「フクシマ」後に各国で加速する脱原発機運で、成立するかどうかが焦点だ。

 投票は13日午後3時(日本時間同日夜10時)まで。イタリア内務省によると、有権者は18歳以上の約4735万人。

 イタリアは1986年の旧ソ連・チェルノブイリ原発事故後、5基あった原子炉を順次閉鎖しており、脱原発が実現している。だが、電力の1割強を輸入に頼る状況は変える必要があるとして、ベルルスコーニ政権が2009年、原発再開を視野に入れて政策を転換した。これに対し野党側が署名を集め、今回の国民投票実施に持ち込んだ。政権側や産業界などの原発推進派は沈黙を保っており、投票率の50%割れによる不成立を狙っている。

http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011061201000405.html
伊で原発国民投票始まる 成立左右する投票率が焦点
 【ローマ共同】イタリアがかつて放棄した原発の再開の是非を問う国民投票が12日、2日間の日程で始まった。3月の福島第1原発の事故を受けて国内では反原発世論が高まっており、反対票が上回るのは確実とみられるが、国民投票成立の条件である50%を超える投票率が達成されるかどうかが焦点。

 福島の事故後に原発をめぐる国民投票が行われるのは世界で初めてとみられる。投票は13日午後3時(日本時間同午後10時)に締め切られ、即日開票される。投票率は同日夕に、結果は同日深夜以降に判明する見通し。

2011/06/12 16:18 【共同通信】

2663チバQ:2011/06/12(日) 17:58:15
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110611-OYT1T00834.htm
チャベス大統領が膿瘍の手術…病状悪化の臆測も

 【リオデジャネイロ=浜砂雅一】スペイン通信などによると、ベネズエラのチャベス大統領は10日、訪問先のキューバの首都ハバナの病院で、骨盤膿瘍(のうよう)の手術を受けた。


 術後の経過は良好で、数日以内に帰国できる見通しという。チャベス氏は先月、膝の手術を受けたばかり。最近、公の場への登場が減っており、野党勢力などの間では、病状が悪化しているのではとの臆測を呼んでいる。

(2011年6月11日23時35分 読売新聞)

2664チバQ:2011/06/12(日) 22:42:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011061200008
連続爆弾テロで39人死亡=混雑の商店街狙う−パキスタン北西部
 【ニューデリー時事】パキスタン北西部のペシャワルで11日夜、商店街を狙った連続爆弾テロがあり、AFP通信によると39人が死亡、108人が負傷した。
 犯行声明は出ていないが、同国では国際テロ組織アルカイダの指導者ビンラディン容疑者が5月に米軍により殺害されて以降、反政府勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」による報復テロが頻発している。
 地元警察などによれば、爆発は午後11時半ごろ、数分間のうちに2度発生。最初の爆発は小規模で負傷者が出る程度だったが、その後、騒ぎを聞きつけた人々が集まったところで強力な爆発が起きた。2度目は自爆とみられる。
 週末でもあり、深夜にもかかわらずレストランなどは客でごった返していた。現場近くには複数の新聞社の事務所が入居するビルもあり、AFPによれば死者にはパキスタン有力紙ニューズの記者ら2人も含まれている。(2011/06/12-21:04

2665チバQ:2011/06/13(月) 12:34:18
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110613k0000e030045000c.html
トルコ:総選挙で与党勝利 新憲法制定には議席足りず
 【エルサレム花岡洋二】トルコ国会(1院制、定数550)の総選挙が12日投開票され、与党・公正発展党(AKP)が勝利した。開票率99.99%でAKPの得票率は49.9%で、前回07年選挙から3ポイント上乗せして02年から続く単独政権への「信任」を得た形。AKP党首のエルドアン首相が3期目再選となるのは確実な情勢だ。

 ただ、獲得議席の326は前回の15減で、同党が目指した新憲法を単独で制定できる3分の2の議席(367)どころか、国民投票を実施する要件の330議席も下回った。今後は新憲法を巡る与野党協議に焦点が移る。

 トルコ紙ヒュリエト・デーリー・ニューズ(電子版)によると、中道左派で世俗主義の最大野党・共和人民党(CHP)が得票率25.9%で135議席(前回112)、極右の民族主義者行動党(MHP)が13.0%で53議席(前回71)、無所属候補が6.6%で36議席(前回26)。当選した無所属候補はクルド民族主義の平和民主党(BDP)系の候補で、国会では同じ会派を形成する見通し。

 エルドアン首相は同日夜、首都アンカラの党本部で「交渉と合意形成を通じて新憲法を制定するよう、国民から託された」と勝利演説した。現憲法は軍事政権下の82年に制定されており、どの政党も憲法を改める必要性を訴えた。

 しかし、AKPが目指しているとされる、議院内閣制から大統領制への移行は「独裁を招く」などと野党が反対。CHPは、AKPの新憲法制定の意図や政権運営を「独裁的」と主張したほか、財政赤字と経常赤字が増大したことで「高失業率が続いた」と非難、AKPへの批判票を集めて議席を増やした。

 BDP系の無所属候補も、少数民族クルド人の権利拡大に対する与党の取り組みを「不十分」だと訴えて議席を伸ばした。

 これに対し、AKPは昨年の国内総生産(GDP)実質成長率が8.9%を記録した実績なども訴えたが、得票率は伸ばしながらも議席を減らした。

2666チバQ:2011/06/13(月) 21:05:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110613/mds11061308260001-n1.htm
トルコ総選挙で与党が勝利、3期目へ 改憲は当面困難
2011.6.13 08:25

12日、トルコの首都アンカラにある公正発展党(AKP)本部の前で、選挙結果を喜ぶAKP支持者ら(ロイター)
 【アンカラ=大内清】トルコ国会(定数550、一院制)の総選挙は12日、投開票が行われ、地元メディアによるとイスラム系の与党・公正発展党(AKP)が過半数を大きく上回る325前後の議席を確保、3期目の単独政権を確実にした。ただ、議席は改選前の331と比べると、わずかながら減少しており、国会承認だけで憲法改正が可能となる定数の3分の2には届かなかった。このため、大統領権限の強化などを盛り込んだ憲法の大幅改正は、すぐには実現が難しい状況となった。

 12日深夜、首都アンカラにあるAKP本部で支持者に向けて勝利演説したエルドアン首相は、将来の改憲について「すべての者と合意を図っていく」と述べ、野党勢力に協力を求めていく考えを示した。

 選挙戦で首相は、1980年のクーデター後の軍政下で制定された現行憲法の改正の必要性を強調するとともに、現在は象徴的な国家元首である大統領の権限を大幅に強化すべきだと主張、改憲後は、自身が大統領選に出馬する考えも示していた。

 これに対し、最大野党・共和人民党(CHP)など世俗主義派は、イスラム色の強い政策を進めるAKPが世俗主義を骨抜きにしようとしていると警戒、総選挙でのAKP圧勝を阻止することに力を注いだ。

 トルコの国営テレビによると、得票率はAKPが約50%。CHPは約26%、極右の民族主義者行動党(MHP)は約13%だった。

2667チバQ:2011/06/13(月) 21:08:36
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110613-OYT1T00741.htm
シラク氏、サルコジ氏不支持を表明…仏大統領選
 【パリ=三井美奈】フランスのシラク前大統領(78)が来年の仏大統領選で「(野党・社会党の)オランド前党第一書記に投票する」と発言、後継のサルコジ大統領(56)への不支持を表明したものとして波紋を広げている。


 発言は10日、シラク氏の地元で県会議長を務めるオランド氏と共に博物館を視察した際のもの。シラク氏はサルコジ氏と犬猿の仲だが、オランド氏とは古くからの親友。シラク氏は、やはり旧友のジュペ外相が与党・民衆運動連合から出れば支持するとも述べた。

 オランド氏は、ストロスカーン国際通貨基金(IMF)前専務理事が性的暴行罪で米国で起訴された後、社会党最有力候補に浮上。支持率もサルコジ氏を上回り、与党では「サルコジ氏では大統領選に勝てない」との空気が広がりつつある。

(2011年6月13日20時00分 読売新聞)

2668チバQ:2011/06/13(月) 21:46:09
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110613-OYT1T00790.htm
おそらく原発計画と決別…伊首相が敗北宣言

 【ウィーン=末続哲也】原発をすでに全廃しているイタリアで原発再開の是非を問う国民投票は13日、2日目の投票が行われた。

 投票は同日午後3時(日本時間同午後10時)に締め切られ、即日開票される。世論の大勢が「原発再開反対」の意を示していたことや、投票率が50%を超えて国民投票が成立する見通しとなったことから、ベルルスコーニ首相は13日、「イタリアはおそらく原発計画と決別し、再生可能なエネルギー分野の開発に取り組む必要があるだろう」と述べ、事実上の敗北宣言を行った。

 イタリアはチェルノブイリ原発事故(1986年)後、国民投票で原発全廃を決めたが、電力の1割以上を海外からの輸入に頼り、電力コストが割高になっている。2008年に政権復帰したベルルスコーニ首相は原発を再開する方針を表明したが、反対する野党側の求めで国民投票が行われた。福島第一原発事故後、反原発世論が高まったため、同国政府は4月に原発再開の無期限凍結を決めていた。

(2011年6月13日21時24分 読売新聞)

2669チバQ:2011/06/14(火) 20:53:13
>>1894>>1929>>1931
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110614-00000021-mai-int
<レバノン>組閣名簿を発表…ヒズボラ系閣僚が過半数
毎日新聞 6月14日(火)10時33分配信

 【カイロ和田浩明】レバノンのミカティ首相は13日、今年1月の首相候補指名から約5カ月ぶりに組閣名簿を発表した。閣僚30人のうち、イスラム教シーア派組織ヒズボラが主導する会派「3月8日運動」が過半数を占め、ヒズボラを支援するイランやシリアの影響力が強まった。

 組閣は主要ポストの割り振りをめぐって紛糾し、中東の民主化運動「アラブの春」の影響もあって長期化していた。組閣を発表したミカティ首相は記者会見で「全てのレバノン人のために働く内閣だ。行動で評価してほしい」と発言、党派色の打ち消しを図った。

 だが、サウジアラビアや米国に近いサード・ハリリ前首相の会派「未来運動」は入閣を拒否。新内閣を「ヒズボラの政府」と批判、対決姿勢を強めている。ヒズボラとハリリ陣営の溝は今後の内紛の火種になりかねない。米国はヒズボラをテロ団体に指定、後ろ盾であるイランが中東で勢力を拡大することを警戒している。

 新内閣の最大の課題はハリリ氏の父親ラフィク・ハリリ元首相の暗殺事件(05年)への対応。暗殺事件を担当する国連の特別法廷がヒズボラ関係者を訴追するとの観測が強まっており、ヒズボラは法廷への協力をやめるようレバノン政府に求めてきた。

 今年1月にハリリ内閣が崩壊したのも、法廷への協力問題をめぐりヒズボラが閣僚を引き揚げたことが原因だった。ヒズボラ関係者の訴追が発表されれば政治問題化するのは確実で、ミカティ首相は国家運営の難しいかじ取りを迫られることになる。

2670チバQ:2011/06/14(火) 21:01:46
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-21667120110613
イランで改革派が「沈黙のデモ」、大統領選から2年で
2011年 06月 13日 14:40 JST
 [テヘラン 12日 ロイター] 2009年のイラン大統領選挙から2年を迎えた12日、首都テヘランで改革派の支持者らがデモを行い、同派サイトによると、治安部隊が警棒などを使って取り締まった。
 この日のデモは「沈黙のデモ」と名付けられたが、目撃者の情報では、数千人規模の治安部隊員がテヘラン市内に動員され、大統領選後に拡大したような反政府活動が再発しないよう警戒した。

 ウェブサイトによると、治安部隊は電流が流れる警棒などを使って、デモ参加者を散会させようとし、数百人が身柄を拘束されたという。

 イラン当局は、2年前の大統領選でアハマディネジャド大統領に敗れた改革派指導者のムサビ元首相とカルビ元国会議長を、2月に行われたデモを呼び掛けたとして自宅軟禁に置いている。

2671チバQ:2011/06/15(水) 23:01:15
>>2650
http://www.asahi.com/international/update/0615/TKY201106150169.html
フジモリ元大統領、抑うつ症体重15キロ減 恩赦の観測2011年6月15日16時35分


 南米ペルーで、軍警察の特別施設に収監中のフジモリ元大統領(72)の担当医が14日、記者会見し、フジモリ氏が抑うつ症で、最近4カ月で体重が15キロ減ったと語った。一方、大統領選に当選したウマラ氏は地元メディアに、「人道的な見地から恩赦もあり得る」と語り、ペラレス検事総長も13日、「不治の病の場合は恩赦もあり得る」と発言、恩赦が現実味を帯びてきた。

 フジモリ氏は、軍による民間人殺害事件で25年の禁錮刑を受けているが、9日、舌の腫瘍(しゅよう)再発に伴う出血で入院。腫瘍のがん性が判明したものの、末期症状ではなく手術はしないという。

 一部地元メディアは、政府や司法レベルで、恩赦が具体的に話し合われているとし、治療のため、フジモリ氏を日本に送ることも検討されている、と伝えている。(サンパウロ=平山亜理)

2672チバQ:2011/06/15(水) 23:03:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110615/erp11061519570001-n1.htm
遠のく盟主の座 中国の浸透に苦慮の露 上海協力機構創設10周年
2011.6.15 19:55 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐藤貴生】中露と中央アジア4カ国で構成する上海協力機構(SCO)は15日、カザフスタンの首都アスタナで首脳会議を開き、創設10周年を記念した「アスタナ宣言」を採択した。ただ、豊富な資金力を背景に中央アジアへの浸透を図る中国の陰で、ロシアの求心力の衰えは否めないのが実情だ。旧ソ連を構成した“裏庭”への中国の進出ぶりに警戒を強めるロシアは、インドを正式加盟国に引き入れて中国の影響力をそぐ戦略を描いているともいわれる。

 インタファクス通信によると、会議には加盟6カ国の首脳が顔をそろえ、北大西洋条約機構(NATO)が欧州で進めるミサイル防衛(MD)の「一方的な」実施に反対することなどを盛り込んだアスタナ宣言を採択。反テロ協力や麻薬の密輸撲滅など、犯罪阻止に関する覚書も採択する。

 会議には準加盟国のイランやパキスタンのほか、アフガニスタンのカルザイ大統領もゲストとして出席、組織としての存在感を示した。メドベージェフ露大統領は「SCOは開かれた組織で、エリートクラブではない」と加盟国拡大に賛意を表明。準加盟国のインドやパキスタンなどは正式加盟を求めている。

 一方、中国の胡錦濤国家主席は、加盟国を対象に総額120億ドル(約9700億円)を低利融資すると表明、中央アジアの経済支援に力を注ぐ方針を示した。

 2001年、中露を中心に創設されたSCOの目的は対米牽制(けんせい)だったといわれる。しかしこの10年で、中央アジアをめぐる中露の勢力図は大きく変わった。特に08年の米国発の金融危機以降、経済の復調に手間取るロシアを横目に急成長を維持した中国は着々と地盤を固めてきた。

 モスクワ国立国際関係大学の公式サイトなどによると、中国は過去、カザフスタンに160億ドル▽SCO非加盟のトルクメニスタンに30億ドル▽ウズベキスタンに4億ドルの投融資をそれぞれ実施。各国に眠る石油や天然ガス、天然ウランなどの輸入を本格化させた。

 さらに、中央アジアの最貧国で地下資源に乏しいタジキスタンには8億ドルを投融資、同国最大の債権国として影響力を行使しているほか、キルギスは安価な中国製品の海外輸出の中継地と化している。

 こうした情勢をふまえ、露有力紙コメルサントは15日付で、「ロシアが中央アジアでの影響力強化のために欲してきたSCOの盟主は、中国であることがこの10年で明らかになった」という趣旨の記事を掲載。「インドの(正式加盟)申請を歓迎しており、全力で支援する」との関係者の談話も紹介、インドの力を借りてでも中国の影響力を薄めたいロシアの思惑がにじんでいる。

2673チバQ:2011/06/15(水) 23:03:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110615/chn11061519550004-n1.htm
中国・カザフ 国境またぐ異例の「経済特区」
2011.6.15 19:53
 【上海=河崎真澄】上海協力機構(SCO)の首脳会議に合わせ、中国とカザフスタンは15日までに、両国の国境をまたぐ経済特区を7月1日に正式スタートさせることで合意した。外国人を含め30日間のビザ(査証)なし滞在や、資本や貨物を含むヒト・カネ・モノの自由な移動を認める異例の特区となる。

 中国国営新華社通信が伝えたところによると、この特区は、新疆ウイグル自治区側の約4平方キロと、国境を接するカザフ側の約2平方キロにまたがるホルゴス地区に置かれる。7月1日から両国が共同管理する「ホルゴス国境辺境協力センター」が特区運営を行う。

 特区には、すでに保管倉庫や会議センター、金融サービス拠点などが建設されており、民間企業の進出が一部始まっている。特区経由での中国製の自動車や家電などの中央アジア向け輸出増が期待されている。

 中国にとって、天然ガスや石油など地下資源の供給国となるカザフとの関係拡大が重要な国家戦略になってきている。訪問先のアスタナで、カザフのナザルバエフ大統領と会談した胡錦濤国家主席は、「2015年までに両国の貿易規模を400億ドル(約3兆2000億円)にする」と述べた。

2674チバQ:2011/06/16(木) 20:06:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110616/mds11061619290000-n1.htm
トルコ側国境にあふれる避難民 シリア「人道危機」の様相
2011.6.16 19:26 (1/2ページ)

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シリアとの国境に近いトルコ南部の村ヤイラダグの避難民キャンプでは、テントが所狭しと立ち並んでいた(大内清撮影)
 負傷したシリア人を運ぶ救急車がけたたましいサイレンとともに何台も往来していた−。シリアとの国境に近い、トルコ南部の村ヤイラダウ。バッシャール・アサド大統領の政権による住民弾圧が続くシリアからトルコ側へ逃れた避難民の数は、16日までに8500人を超えた。今後も増え続ける見通しで、事態は人道危機の様相を呈している。(ヤイラダウ=トルコ南部 大内清)

 ヤイラダウ村に、トルコ政府が避難民向けに設置したキャンプの一つがある。

 「兵隊があちこちで家々を撃ちまくっていたんだ」

 トルコ当局は避難民への自由な取材を認めていないが、当局が目隠しのために敷地の外周に設けた青いシートから顔をのぞかせ、十代前半ぐらいの少年が話してくれた。銃声が忘れられないのか、みるみるうちに瞳に涙がたまっていく。

 シリア北部ジスル・アッシュグールから家族とともにヤイラダウに逃れて6日目、恐怖の記憶は鮮明だ。

    □ □

 シリアでは3月、南部ダルアーを“発火点”に反政府デモが全国に拡大した。アサド政権は懐柔策を打ち出しつつも武力弾圧を強め、ジスル・アッシュグールで警官ら120人が「武装集団」によって殺害されたと主張。それを口実に今月10日、軍事作戦を開始し、14日までに同町を制圧したとされる。

 シリア国内の取材は厳しく制限されており、当局の主張の真偽は不明だ。だが、ヤイラダウの避難民の男性は産経新聞の電話取材に、弾圧に抵抗するため「自らも銃を持っていた」と明かした。銃器がどの程度、住民に行き渡っているかは明らかではないものの、反政府行動が今後、本格的な武装闘争に発展すれば内戦の懸念が現実味を増すことになる。

 さらに情勢を複雑化しかねないのが宗教対立だ。

 現大統領の父、ハフェズ・アサド前大統領は1970年のクーデターで権力を握って以来、自身が属するイスラム教シーア派の一派とされるアラウィ派出身者を軍の要職などに重用、同派はシリアの支配階層を形成してきた。国民の大多数を占めるスンニ派の不満は大きく、政権への怒りの一因になったともいわれる。

 反体制派は「デモはあくまで民主化が目的」と、宗派対立を否定はしている。しかし、政権による弾圧が続く中、最近では宗派間の対立感情が高まっているとの指摘も出始めている。

   □ □

 ヤイラダウの避難民女性たちは電話取材に対し、「(ジスル・アッシュグールでは)若い娘が裸で兵士のお茶くみをさせられている」と訴えた。

 兵士たちはそれを写真に撮って女性らの家族に当局に協力するよう脅迫。避難している親族などに電話をかけさせ、シリアに戻るよう説得させているという。

 人権団体のまとめでは、シリアではこれまでに当局の発砲などで1400人以上が死亡、1万人以上が拘束を受けたとされる。

 トルコの報道によると、同国のエルドアン首相は14日、アサド大統領と電話会談し、暴力の即時停止を強く求めた。

 その際、「受け入れられなければ国際社会はシリアに対し行動を起こすだろう」と警告したとも伝えられており、トルコが良好な関係を維持してきた対シリア外交を転換させるとの見方も浮上している。

2675チバQ:2011/06/16(木) 23:06:34
http://www.asahi.com/international/update/0616/TKY201106160165.html
スウェーデン国王、権威失墜 風俗店出入り・火消し疑惑2011年6月16日12時23分


 スウェーデンのグスタフ国王(65)の友人が、国王が風俗店に出入りしていたとされる「証拠写真」をギャングから買い取ろうとしたもみ消し工作が最近、発覚。清廉なイメージが強かった国王を巡るスキャンダルに衝撃が広がっている。

 同国の民放TV4などによると、昨年11月に国王の親友の男性が首都ストックホルムで風俗店を経営するギャングに接触。写真を買い取ろうとしたが、大金を要求され交渉は決裂したという。男性は交渉の事実を認め、「独断で行った」と弁明した。

 グスタフ国王は地元通信社のインタビューで、風俗店への出入りと交渉への関与を否定した。

2676チバQ:2011/06/16(木) 23:10:27
http://www.asahi.com/international/update/0616/TKY201106160153.html
ギリシャ、内閣改造へ 大連立失敗で財政危機再燃の恐れ2011年6月16日11時3分


アテネの国会前で15日、にらみ合うデモ隊と警官隊=AP
 財政危機に陥っているギリシャのパパンドレウ首相は15日夜、アテネでテレビ演説し、追加の財政緊縮法案を成立させるため模索した野党との「大連立構想」が、不調に終わったと表明した。緊縮策の実施は欧州連合(EU)が支援の前提としており、政局の混乱でギリシャ発の危機が再燃するおそれがある。

 政府筋によると、首相は自らの辞任を申し出たうえで、野党からの首相選出を前提とした大連立構想を提案。だが野党側は、EUによる支援の枠組みを最初から交渉し直すことを条件としたため、話し合いは決裂した。

 首相は演説で「引き続き(財政緊縮の)路線を続ける」と強調したうえで、内閣改造を打ち出し、国会で新内閣の信任投票を実施すると述べた。首相が率いる与党は国会(定数300)で過半数の155議席を確保しているが、緊縮法案に公然と反対している閣僚もいる。内閣改造には、党内の反対派を排除したうえで求心力を高め、今月末の国会審議を乗り切るねらいがある。

2677チバQ:2011/06/17(金) 00:17:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110616-00000883-yom-pol
クック諸島と外交関係樹立へ…193か国目
読売新聞 6月16日(木)18時59分配信

 菅首相は16日、首相官邸でクック諸島のヘンリー・プナ首相と会談し、外交関係を樹立することを確認した。

 今後、両国間で大使館開設に向けた手続きを進める。日本が外交関係を有する国は193か国となる。クック諸島はニュージーランドの北東約3000キロに位置し、鹿児島県・徳之島とほぼ同面積。人口は約2万2600人。 .

2678チバQ:2011/06/18(土) 08:28:23
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011061802000031.html
財務相に政敵起用 ギリシャ内閣改造
2011年6月18日 朝刊

 【パリ=清水俊郎】深刻な財政赤字に陥っているギリシャのパパンドレウ首相は十七日、緊急の内閣改造を実施した。財政再建に向けた緊縮策に対する与野党からの批判の矢面に立っていたパパコンスタンティヌ財務相を更迭して環境相に転任させ、与党内の政敵ベニゼロス国防相を財務相兼副首相に起用した。

 与党内をまとめ、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)からの支援融資の前提条件となる国営企業民営化や増税など緊縮策の実現を図るのが狙い。ただ、野党は反発を強めており、関連法案が国会を通過してデフォルト(債務不履行)を避けられるかは不透明だ。

 緊縮策をめぐり、パパンドレウ首相が野党との大連立を打診したことを受けて与党内から離反議員が続出して内政が混迷。内閣改造は十六日の予定だったが、与党内の調整が難航して十七日にずれ込んだ。

 ベニゼロス氏は、中道左派与党の全ギリシャ社会主義運動の二〇〇七年の党首選でパパンドレウ首相と争って敗れた党の重鎮。


http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT893505220110617
ギリシャ新内閣は厳しい改革を遂行、成長支援も重視=パパンドレウ首相
2011年 06月 18日 00:52 JST
 [アテネ 17日 ロイター] 内閣改造を実施したギリシャのパパンドレウ首相は17日、新内閣として財政・構造改革に向けた厳しいプログラムを遂行すると同時に、成長を促すために一段の措置を講じる考えを表明した。
 首相は新閣僚に対し「エバンゲロス・ベニゼロス新財務相は、抜本的な構造改革という、とりわけ困難で痛みを伴うプログラムを導入することを約束している」と述べた。

 同時に「成長にも一段と重点を置く」とした。

 

 ベニゼロス氏は記者団に対し、ギリシャは財政目標からそれることなく危機から脱することができると述べた。

2679チバQ:2011/06/18(土) 08:28:57
http://www.asahi.com/international/update/0617/TKY201106170532.html
人気の国防相、不人気の財務相に 財政危機のギリシャ2011年6月17日22時6分


 財政危機に陥っているギリシャからの情報によると、パパンドレウ首相は17日、内閣改造を行い、国民の不満が強い財政緊縮法案を担当する財務相に、ベニゼロス国防相を任命した。

 ベニゼロス氏は国民の人気が高く、欧州連合(EU)が支援の条件としている緊縮策の実施を実現させるためとみられる。パパンドレウ首相と党首選を争ったライバルでもあり、挙党体制を作るねらいもある。

 緊縮策をめぐっては数万人規模のデモがあり、与党議員2人が抗議の辞任を表明するなど、混乱が続いていた。(ジュネーブ=前川浩之)

2680チバQ:2011/06/18(土) 08:29:31
http://www.asahi.com/international/update/0617/TKY201106170531.html
秩序優先の「プーチン型」経済からの転換促す ロ大統領2011年6月17日21時14分

 ロシアのメドベージェフ大統領は17日、サンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムで演説し、「我々は国家資本主義はとらない。経済への国家関与の時代は去った」と述べ、自ら提唱する「現代化」路線の推進を訴えた。ソ連崩壊後の1990年代の経済混乱を安定させ、秩序を優先した「プーチン型」経済の転換を事実上促すものだ。

 同大統領は、91年末のソ連崩壊で生まれた新生ロシアを「若い20歳」と表現し、「国家の役割強化で発展する段階があった。90年代のカオスを治めるため、それは一定期間は必須だった」と指摘。00年から2期8年間大統領を務めたプーチン氏(現首相)の経済政策をそう位置づけた。

 さらに、「汚職や投資の閉鎖性、国家の過剰な経済関与、中央集権主義は将来への負債だ。これらを解消しなければならない」と述べ、欧米との統一経済空間をつくる必要性を説いた。

2682チバQ:2011/06/19(日) 16:02:45
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011061801000871.html
6党が連立政権で合意 フィンランド
2011年6月18日 23時09分

 新政権の構成について話す国民連合のカタイネン党首(左から4人目)ら=17日、フィンランド・ヘルシンキ(ロイター=共同)


 【ロンドン共同】4月の議会選以降、連立協議が続いていたフィンランドで18日までに、第1党の穏健保守主義、国民連合や、第2党の社会民主党など6党が連立政権樹立で合意した。ロイター通信などが伝えた。

 国民連合のユルキ・カタイネン党首(39)が22日に首相に指名され、23日に新政権が発足する見通し。6党連立で新政権は定数200議席の議会で過半数の126議席を占めることになる。

 フィンランドはこれまでも中道右派の中央党、国民連合などの連立政権だったが、首相を選出していた中央党は選挙で後退、新政権からは外れる。

 新政権は歳出削減や増税により財政再建に取り組む。これまで同国は原発を積極利用し、現在4基の原発があるが、新規建設は認めない方針。

 4月の議会選では反欧州連合(EU)を掲げる保守系右派の真正フィン人党が第3党に躍進。政権入りに向け国民連合と協議したが、EUによるポルトガルなどへの財政支援をめぐる方針の違いから決裂。連立協議は仕切り直しを迫られ、難航していた。

2683チバQ:2011/06/19(日) 16:03:30
http://www.asahi.com/international/update/0618/TKY201106180353.html
トルコ総選挙、少数民族クルド人が躍進 権利拡大要求へ2011年6月18日19時51分
 トルコ総選挙(定数550)で少数民族クルド人の無所属が躍進し、今後のエルドアン政権の対クルド政策が注目されている。クルド人側は新国会で権利拡大の要求を強めるのは必至。新憲法の制定を課題とするエルドアン政権もむげにはできず、駆け引きが強まる可能性がある。

 投票が12日にあった総選挙でクルド人の無所属は36議席を獲得。全員がクルド系政党・平和民主党(BDP、改選前20)に合流するとみられる。トルコの政党は全国で10%以上の得票がなければ国会議席が得られない。「死票」を出さないため、BDPは全員を無所属で立候補させた。

 BDPのデミルタシュ党首は選挙結果について「満足している。人々の自由を求める声が強まった結果だ」と述べた。悲願とする公立学校でのクルド語教育の実施や、クルド人による自治要求を強める動きに出るのは間違いない。

2684チバQ:2011/06/19(日) 16:10:38
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110619-OYT1T00274.htm
「能吏」潘国連事務総長、再選へ…指導力に課題

 【ニューヨーク=柳沢亨之】国連の潘基文(パンギムン)事務総長が17日、安全保障理事会の推薦を受けて再選を確実にした。


 選出に拒否権を持つ米中など安保理常任理事国に「逆らわない能吏」(国連筋)を演じてきた潘氏は、2期目の課題に人道介入や原子力の安全を掲げる。こうした政策には大国の利害が絡むだけに、指導力の真価が問われそうだ。

 潘氏は気候変動対策や貧困削減を1期目の業績に挙げるが、「実績らしい実績はない。大国への配慮で精いっぱいだった」(アジア外交筋)との声も根強い。

 北朝鮮情勢では一時、訪朝も考えたが、米中の対立を見て目立った関与は控えた。イスラエル軍のガザ侵攻(2008〜09年)に関する本格調査を見送ったのも米国への配慮の色が濃厚。中国の民主活動家・劉暁波氏が昨年ノーベル平和賞を受賞した際は歓迎声明も出さなかった。

(2011年6月19日11時08分 読売新聞)

2685チバQ:2011/06/19(日) 16:11:19
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110617-OYT1T00297.htm
仏アレバ社の女性CEO更迭…大統領と対立?
 【パリ=三井美奈】フランス首相府は16日、福島第一原発事故で発生した汚染水の処理を支援している原子力大手アレバ社のアンヌ・ロベルジョン社長兼最高経営責任者(CEO)を6月末で退任させる人事を決定した。


 アレバ社は仏政府が株式の約90%を保有しており、事実上の更迭となる。

 サルコジ仏大統領や電力会社幹部との対立が取り沙汰されていた。3月末にはサルコジ大統領と共に来日し、原発事故対応で東京電力への支援を約束した。

(2011年6月17日14時16分 読売新聞)

2686チバQ:2011/06/19(日) 16:15:24
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061901000308.html
シラク氏、仏大統領批判 「日本を中傷」と不快感
2011年6月19日 15時17分

 フランスのシラク前大統領(ロイター=共同)


 【パリ共同】フランスのシラク前大統領はこのほど出版した「回想録」第2巻で、サルコジ大統領を「神経質」などと描写、特に自分が愛好する日本の相撲をサルコジ氏が以前こき下ろしたとされることについて「日本を中傷した」と強い不快感を示した。シラク氏は知日派として知られる。

 「回想録」第2巻は、1995年の大統領就任から2007年の退任までを600ページ以上にわたりつづった大著。

 この中でシラク氏は、内相時代のサルコジ氏が04年に中国を訪問した際に「日本より中国が好き。相撲は知的なスポーツではない」と発言したとされることを取り上げた。シラク氏は当時、沈黙を貫いたが、著書では「相撲を皮肉り、日本を中傷した。私が情熱を傾ける二つを彼が知らないわけはない」と憤りを示した。

 また05年、フランスの大都市郊外で若者の暴動が広がった際、サルコジ内相が若者らを「社会のくず」と呼んだことについて「内相の、場をわきまえない発言を是認することはできなかった」と批判。サルコジ氏について「確かに長所もある」と手腕を認めつつも「神経質で、激しい気質。野心むき出しで、自分を疑うことを知らない」と評した。

2687チバQ:2011/06/19(日) 20:41:48
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110616-OYT1T01241.htm
ギリシャ首相、窮地に…信任案否決なら解散も

 【ウィーン=末続哲也】財政危機に直面するギリシャで続く政局混迷は、パパンドレウ首相が月内の議会通過を目指す緊縮策を巡り、与党の中道左派・全ギリシャ社会主義運動の内部から造反者が相次ぎ、首相を窮地に追い込んでいる。


 19日にも行われる信任投票で、信任案が否決されると、解散総選挙の可能性が強まり、一層の混乱が予想される。与党議員は緊縮策に反対し、14日に1人が離党、16日には2人が辞職した。造反議員続出で議会(一院制、定数300)の与党勢力は155に減少。与党内でさらなる離党者が出る可能性がある。

 背景には今回の緊縮策への世論の強い反発がある。新たな緊縮策は公務員数削減、公営企業民営化、増税などを含む。人口の約1割を占める公務員や、就職難に苦しむ庶民は激怒した。

(2011年6月17日09時55分 読売新聞)

2688チバQ:2011/06/20(月) 18:48:51
http://mainichi.jp/select/world/news/20110617ddm007030163000c.html
遠い春:揺るがぬイラン/上 人権活動家、暴力の犠牲に
 ◇民兵100万人、デモ封じ
 6月1日早朝、テヘラン郊外の住宅地に、バシジと呼ばれる保守派の屈強な民兵や警官ら数百人が集結した。前日病死した、著名な人権派野党政治家、エザトラ・サハビ氏(81)の葬儀だった。

 混乱は突然起きた。集まった男たちがエザトラ氏の遺体を奪い取り、抵抗した長女で人権活動家のハーレ・サハビ氏(54)が、男にわき腹を殴られ即死したのだ。政府は「ハーレ氏の死は持病悪化が原因」と発表したが、葬列が反政府デモに発展するのを警戒した保守派ともみ合ったことが原因とみられ、国内で批判が高まっている。

 イランでは09年6月、保守派のアフマディネジャド大統領が大差で再選したとする開票結果に疑問の声があがり、改革派による反政府デモが拡大した。

 ハーレ氏は連日デモに参加し同年8月に逮捕され、禁錮2年の刑で服役中だった。父親の葬儀のため一時釈放されていたのだ。判決前の昨年5月、ハーレ氏は毎日新聞の取材に実名で応じ「自由に意見が言えるイスラム社会が欲しいだけです」と語っていたが暴力の前に命を落とした。

 父のエザトラ氏は、イスラム革命(79年)前、当時のパーレビ王制を批判して投獄された。故ホメイニ師の指導で革命が達成されると閣僚にもなったが、革命後の権威的体制に反発して再び投獄された。革命で体制は変わっても強権体質が不変なことを、父子2代が体現している。

 「アラブの春」を受けテヘランでは今年2、3月にも「反政府デモ」が散発したが即座に鎮圧された。アラブ諸国との違いは治安部隊の圧倒的規模だ。警察や軍、革命防衛隊に加え、全国約100万人のバシジの存在は強力だ。「人々は治安部隊におびえ、無言でばらばらに歩くしかなかった」(40代男性)。米メディアは「数万人のデモ」と報じたが、デモ集団を形成することすら難しかったのが現実だ。

 弾圧はデモだけでなく言論に対しても進む。反政府的な記事を書いたとして逮捕され、1カ月間独房に入れられた女性記者は語る。「記者仲間が次々とペンを捨て海外に出て行く。表面上平静な今こそ言論の危機です」

 今年1月、エジプトで起きた民主化デモでは、一時鎮圧に乗り出した警察が結局撤収し、軍も事態を静観した。そしてデモは連日拡大しムバラク政権崩壊へとつながった。一方、イランの場合、治安当局は反抗の「芽」を徹底的につぶし、国内外の批判は気にしない。

 改革派の人々は口をそろえる。「この国の指導部は革命を経験したプロばかり。革命の怖さも抑え方も知り尽くしている」

  ×   × 

 チュニジアの政権崩壊から始まった「アラブの春」。リビアやシリアなど周辺諸国が揺れる中、イランでは春の風が吹かない。その背景を探る。【テヘラン鵜塚健】

毎日新聞 2011年6月17日 東京朝刊

2689チバQ:2011/06/20(月) 18:49:11
http://mainichi.jp/select/world/news/20110618ddm007030122000c.html
遠い春:揺るがぬイラン/中 ばらまきで反乱防ぐ
 ◇大統領に陳情、7割が実現
 「大統領への手紙なら私が書くよ」。テヘラン中心部の大統領府前の通りには早朝から「代書屋」の声が響く。「夫が亡くなり、暮らしていけない」「妻の医療費が払えない」。文章が書けない市民に代わり、アフマディネジャド大統領に宛て悩みをつづるのが仕事だ。人々は200円程度を払って手紙を受け取ると、近くの大統領府付属「市民陳情センター」に駆け込む。

 約20人いる代書屋の一人、ハミドさん(38)によると、テヘラン周辺部から毎日数百人が同センターを訪れて、現金援助や融資について陳情する。約7割が実現するというから驚きだ。

 地方出身で、妻と3人の子供を抱えるハミドさん自身も「左腕を骨折して会社を解雇された」と手紙を送ると、後日同センターから25万円程が振り込まれた。「大統領は庶民の味方さ。デモを繰り返す金持ちの連中にはわからないよ」

 イランでも格差拡大は深刻だ。労働者の月額最低賃金は3万円以下だが、テヘラン北部には1億円以上の邸宅や高級外車が珍しくない。イスラム教は不労所得である金利をとることを禁じるが、同国の事実上の金利(投資配当)は5年で約15%。資産運用だけで暮らす住民も多い一方、庶民は毎年上がる家賃に苦しむ。

 極めて大ざっぱに分けると改革派は富裕層、保守派は貧困・庶民層になり、富裕層と庶民の溝は、改革派と保守派の政治対立になる。09年6月、保守派のアフマディネジャド大統領の再選を不服とする改革派が大規模デモを展開。しかし、都市の貧困層や宗教的保守層、多くの地方住民には依然大統領支持は根強い。05年の初当選以来、地方遊説は90回。高騰する家賃抑制策、富裕商人への課税強化など大統領が掲げる政策はすべて「弱者の味方」に映る。

 今春、映画「追放者3」が国内史上最高の人気になった。09年の大統領選で敗れた改革派候補をちゃかした娯楽作品で、監督は超保守派のデフナマキ氏。同時期に上映された、イラン人監督によるベルリン国際映画祭受賞作品を上回る興行成績で、庶民と改革派の意識の乖離(かいり)を露呈した。

 言論弾圧、人権侵害、政治の腐敗……。イランは問題が山積するが、世界4位(09年)の産油国の底力が、ポピュリスト(大衆迎合主義者)大統領によるばらまきを可能にし、チュニジアやエジプトのような「経済弱者の反乱」を防ぐ。改革派の中堅映画監督は「国民は考える力を失った」と嘆くが、その声は庶民には届かない。【テヘラン鵜塚健】

毎日新聞 2011年6月18日 東京朝刊

2690チバQ:2011/06/20(月) 18:49:29
http://mainichi.jp/select/world/news/20110619ddm007030121000c.html
遠い春:揺るがぬイラン/下 権力分散、見えぬ目標
 ◇「革命恐怖症」若年層にも
 「我々の革命(79年)を見本にしたイスラムの目覚めだ」。イランの最高指導者ハメネイ師は、アラブ諸国で続く民主化運動をこう表現する。「すでに革命を経たイランのイスラム体制は盤石だ」とも言いたげだ。確かに今すぐ体制自体が崩れる兆候はないが、内部では激しい衝突が収まらない。アフマディネジャド大統領と国会多数派の対立に加え、大統領とハメネイ師との関係が悪化。来春の国会議員選挙、13年の大統領選を巡り「内輪」の主導権争いが過熱している。

 イランでは大統領の権限が限られ、個人による独裁体制にはない。むしろ、さまざまな権力機関が複雑にけん制し合い、権力の中枢がどこなのか見えにくいのが特徴だ。国内外から批判を受ける大統領だが、退陣すれば強権的支配が改善するほどイラン政治は単純ではない。現大統領より抑圧的な有力政治家、宗教指導者も数多い。

 09年の大統領選以降、改革派指導者のムサビ元首相が救世主のように語られるが、ムサビ氏はハメネイ師(保守派)の縁戚だ。首相当時(81〜89年)は原理主義的な人物としても知られ、今も若者の熱狂的支持はない。

 確かに社会には大きな不満が横たわる。では、だれに権力を託し、何を変えればいいのか。「ムバラク政権打倒」で国民がまとまったエジプトのような統一目標が描けないのがイラン人の悩みだ。

 テヘラン北部の男子大学生、アミンさん(21歳、仮名)は、床面積300平方メートル近い実家マンションで不自由ない暮らしだが、恋人と手をつないで散歩することさえできない窮屈な監視社会に我慢ならない。09年以降のデモに毎回参加したが、今年3月のデモで兄とともに警察に一時拘束され、「次は刑務所行き」と脅された。以降は参加を控えている。

 革命時に自分と同年齢だった医師の父(53)は「革命に期待し過ぎるな」と繰り返す。父はかつて理想に燃え革命に身を投じたが、革命後に見たのは各政党・組織間による醜い権力、利権の争奪戦だったという。

 今月までイランに長期滞在した桜井啓子・早大教授(イラン地域研究)は「イランの中高年には、自分たちで革命を達成した自負と、革命で理想の社会が得られなかった後悔が入り交じる」と分析する。そんな複雑な感情から来る「革命恐怖症」が次世代のためらいにつながる。

 「革命を起こして自由でより良い社会が訪れる保証があればデモで死んでもいい。けれど、今は具体的な未来が見えない」。アミンさんのため息は深い。【テヘラン鵜塚健】

毎日新聞 2011年6月19日 東京朝刊

2691チバQ:2011/06/20(月) 18:52:23
http://www.afpbb.com/article/politics/2807560/7396049?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
シリア独裁政権に崩壊はあるか、専門家分析
2011年06月20日 18:04 発信地:カイロ/エジプト
【6月20日 AFP】中東・北アフリカのアラブ諸国全域が民衆蜂起の波にのまれる中、シリアのアサド政権の基盤は他の独裁政権とは異なり、いまだ揺らいでいない――が、今後、政権が嵐を切り抜け生き残れるかどうかに関しては、専門家の予測は分かれている。

■構造的に堅固なシリアの政権中枢

 周辺国のチュニジア、エジプト、イエメン、リビアでは、民衆蜂起からわずか数週間で反体制の動きが顕在化したが、シリアでは反体制デモへの残虐な弾圧や、それに対する国際社会の非難にもかかわらず、アサド政権の最上層部にも治安部隊内部にも、離反の動きや亀裂は確認できない。

 専門家たちはその理由について、シリアはバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領1人による個人独裁ではなく、政権中枢を取り巻く側近集団による寡頭制独裁だからだと分析する。

 英ロンドン(London)に拠点を置くリスク分析専門会社エクスクルーシブ・アナリシス(Exclusive Analysis)によると、政権中枢にはアサド大統領の親族のみならず、大統領と同盟関係にある軍や治安機関の上層部も含まれており、政府の重要な決定はこの側近たちとの協議を通じて下される。

 1970年から30年間続いた父、ハフェズ・アサド(Hafez al-Assad)前大統領から権力を引き継いだ現大統領を、親族とこの側近集団が支え、さらにアサド家の出自である同国のイスラム教少数派、アラウィ派(Alawite)が支持基盤となっている。このため「シリア政治の根幹には、少数派のアラウィ派が、バース党や軍・治安機関を通じて政治と経済を支配する、との不文律があり、大々的な武力行使によるデモ鎮圧にも、エリート層内では大きな異論が出ない」という。

 英エジンバラ大学(University of Edinburgh)で9月から教鞭を取るシリア情勢の専門家、トマス・ピエレ(Thomas Pierret)氏も「側近たちはみな、この独裁政権に改革などありえないことを分かっている。独裁が強力な制度に基づく場合なら改革も可能だが、世襲制ではそれは望めない」と同感する。

■政権は国内少数派、抗議運動が高じれば収拾不可にも

 しかし、政権中枢に今後も分裂が生じないかどうかについては、専門家の意見は分かれる。
 
 エクスクルーシブ・アナリシスは、現在までのところ彼らの政権掌握に揺るぎはなく、軍にも離反の動きはほぼ見られないが、「現状をいつまでも維持できるわけはなく、デモが収束するか、さもなくば国家が崩壊するかだ」と注視する。

 現在、政府はデモの鎮圧に、政権への忠誠度が高いアラウィ派の治安部隊に加え、国内多数派であるスンニ派の予備兵部隊も動員している。混乱が長引けば、さらにスンニ派部隊に依存せざるをえなくなる。スンニ派地域に制裁を加えるためにスンニ派部隊を動員すれば当然、逃亡兵や離反者が出、軍の分裂をも招きかねない。

 こうした勢力図の中で、政権は支配力を失いつつあると指摘するのは、独立系研究機関のネットワーク「アラブ改革イニシアチブ(Arab Reform Initiative)」のBasma Kodmani所長だ。「治安部隊を各地に一斉動員するには、限界がある。既に形勢は不利になりつつある。個々のデモを鎮圧しようとしているからだ。だからこそ反体制派は、できるだけたくさんのデモを起こそうとしているのだ」

 この点について、前出のピエレ氏は「理論上で言えば、デモの参加者に強い意志さえあれば、軍の限界を突き破ることができる。けれど、そのためには、もっとずっと運動が大きくなる必要がある」と述べる。

■過ぎてしまった引き返し可能地点

 一方、ドイツ国際安全保障研究所(German Institute for International and Security Affairs)のフォルカー・ペルテス(Volker Perthes)所長は、政権側に鎮圧をあきらめる気配は現在全くないようだと指摘する。「政権側は、混乱を長引かせたいようにさえ見える。支持者は大勢いる。逆に反体制派は弱く、国内外で組織を作り始めたばかりだ」

 しかしペルテス氏は「同時に、後戻りできる地点は過ぎてしまったようにも見える。あまりにも多くの血が流されてしまった」と語った。

 人権団体「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によると、シリアでは反体制デモが本格化した3月中旬以降これまでに、民間人1309人、治安部隊341人が死亡した。また、1万人が身柄を拘束され、1万5000人が周辺国のトルコやレバノンへ国外避難している。(c)AFP

2692チバQ:2011/06/20(月) 18:52:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110620/mds11062009520004-n1.htm
改革不十分と数千人デモ モロッコ国王の改憲案に
2011.6.20 09:48
 モロッコ最大都市カサブランカで19日、国王モハメド6世が17日に発表した憲法改正案は「改革が不十分」として、数千人がデモ行進した。ロイター通信が伝えた。

 7月1日に国民投票にかけられる改憲案は、絶対的な国王の権限を縮小し、議会や政府の役割を強化する内容。賛成多数で可決されるとの見方が強い。

 ただ、治安や軍、宗教に関する権限は国王が維持しており、民主化勢力は不満を表明。投票のボイコットを訴える声もある。

 市内では国王支持派も近くでデモを実施、ロイターによると、約500人が参加したという。(共同)

2693チバQ:2011/06/20(月) 18:55:42
http://mainichi.jp/select/world/news/20110614ddm003030178000c.html
クローズアップ2011:イタリア、脱原発を継続(その1) 脅威避け故郷守る
 ◇「国より自分」の伝統 首相不信も一因
 先進国の中で唯一原子力発電所のないイタリアの国民は12、13両日の国民投票で改めて「原発拒絶」の姿勢を明確にした。背景には、東京電力福島第1原発事故の衝撃に加え、ベルルスコーニ首相らへの政治不信、重要な問題は伝統的に国民が決める−−という三つの要素がある。しかし、代替エネルギーや、電力の大半を輸入化石燃料に頼る構造にも改善の道は見えない。ドイツなど脱原発への動きが目立つ欧州だが、原発推進を維持する国も多く、欧州は「フクシマ・ショック」後の原発政策を巡って二分され始めた。【ローマ藤原章生、ロンドン会川晴之】

 イタリア人は87年の国民投票で、原発建設地を自治体ではなく国が優先的に決めることや、自治体への優遇措置を拒否し、90年の原発全廃に結びついた。

 同国では自治体レベルで「緑の党」など環境、生活重視派が強い。今年は国家統一150周年だが、国民は国家より地域、故郷への帰属意識が強く、国よりも自治体を信じる伝統が強い。

 08年に政権の座に就いたベルルスコーニ首相は、「20年の稼働」を目標に原発再開策を進めたが、受け入れる自治体はなかった。それでも国民が原発を巡る2度目の国民投票を求めたのは、「政府は裏で何をするかわからない」という政治不信からだった。

 そこに福島原発事故が起き、「技術を持つ日本で起きた以上、イタリアでの原発管理は無理」という声が一気に拡散。大震災直後に大阪に避難した国営放送RAIの記者らが日々「原発の脅威」をあおり、税関庁が欧州連合(EU)に先駆けて日本からの輸入品検査を急がせたのも原発への不信感を広めた。

 イタリアでは戦後、46年の王制廃止、74年の離婚合法化、81年の中絶容認などを国民投票で決めてきた。「無知な庶民がその場の感覚で二者択一するのは賢明ではない」(フォカルディ・ボローニャ大教授=核融合専攻)との批判もあるが、人生にかかわる重要な問題こそ専門家の説より個人の考え、直観で決めたいという思想は、国よりも自分の身を第一に考える伝統だ。

 イタリアは商店などの営業時間の短さや個人の節電から、1人当たりの電力使用量は日本の約7割。それでも09年政府統計では、電力源の83%を主に原油、ガスなど海外の化石燃料に依存し、電気代は欧州一高い。

 反原発派は風力、太陽光発電をうたうが、双方で全電力量の0・85%で、急速に伸びる見込みもない。農地利用が必要な両発電には、補助金の横領を狙ってマフィアの暗躍が取りざたされもしている。

 政権による原発推進は、膨らむ政府債務の削減が狙いだった。電力消費を大幅に減らさなければ、周辺国からの高い買電が増える。

 代替案や国の計画よりも、まずは個人の感覚に頼ったイタリア人の選択は、原発の是非を決める一つの先例を示したと言える。

2694チバQ:2011/06/20(月) 18:56:01
◇英仏は「推進」、欧州二分
 ドイツ、スイスに続き、イタリア国民が「脱原発」を選択したが、15カ国に148基ある原発が電力の約3割をまかなう欧州全体で同じ機運が高まっているわけではない。

 電力の8割を原発に依存するフランスのサルコジ大統領は「(脱原発は)軽率で理性のない選択だ」と強調。旧型原発の更新期を迎える英国など西欧諸国のほか、チェコやポーランドなどの東欧諸国は、明確に原発推進を打ち出している。

 欧州では、79年の米・スリーマイル島事故、86年の旧ソ連・チェルノブイリ事故を機に、原発見直し論が高まった。80年にスウェーデンが世界で初めて脱原発を決めたのを皮切りに、イタリアが87年、ドイツ、ベルギーが02年に脱原発政策を採択した。

 しかし、代替エネルギー源の確保が難しいことや、地球規模の気候変動問題を背景に原発見直し論が高まり、脱原発路線を撤回する国が相次いだ。スウェーデン議会は10年に原発の寿命延長を小差で可決、福島事故後もラインフェルト首相は「10年の決定に変更は無い」と明言した。

 ◇「脱露」の東欧も
 ロシアにエネルギー供給源を依存する東欧諸国にとっては、ロシアの影響力をそぐことが国家安全保障上の最大の課題。自前のエネルギー源確保のため、原発重視の政策を取る。産炭国のポーランドは2020年までに2基の原発を建設する計画で、ドイツなど近隣諸国に電力を輸出するチェコも原発増設計画を進めている。

 欧州の脱原発は、環境団体の運動だけでなく、「緑の党」の躍進などを背景に2022年までに順次廃炉を決めたドイツのほか、反原発を国是とするオーストリアなど多様な事情がある。原発批判のトーンを強めているオーストリアのファイマン首相は4月末、「チェルノブイリ事故後も160基の原発が新設された」と批判した。

毎日新聞 2011年6月14日 東京朝刊

2695チバQ:2011/06/20(月) 18:56:18
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110614ddm002030169000c.html
クローズアップ2011:イタリア、脱原発を継続(その2止) 日本へ波及も
 ◇運転再開、知事判断に影響か
 イタリアの「原発拒絶」は、欧州での脱原発の流れのきっかけとなった日本にも波及しそうだ。日本の国民投票は、憲法改正の是非を問うための制度。イタリアのように、原発再開をテーマに実施することはできない。さらに、電力業界幹部は「イタリアは原発から撤退していた国。発電電力の約3割を占める日本とは事情が違う」と強調。日本で国民投票をしたとしても、同じ結果にはならないとみる。菅直人首相も停止要請した中部電力の浜岡原発以外の原発について、安全性が確認されれば、運転を認める方針を示している。

 しかし、これまで「原発は安全」と繰り返してきた国や電力会社への立地自治体住民の信頼は、福島第1原発事故で根底から崩れている。知事からは「今は電力供給より安全性が先」(古川康・佐賀県知事)、「国は原発再開に安全上の支障がないという一方、浜岡に停止要請した。(安全面で)何をどう評価したのか分かりにくい」(三村申吾・青森県知事)と不信の声が続出。定期点検などで止まった原発の運転再開の前提となる立地自治体知事の同意が必要だが、欧州での脱原発の広がりが、原発への不安を高め、知事の判断にも影響を与える可能性がある。

 イタリアの国民投票について、環境系シンクタンク「幸せ経済社会研究所」の枝広淳子所長は「ドイツなどに次ぐ脱原発への真剣な動きだ。『真剣に原発について考え、行動してきただろうか』と思い起こさせる効果が日本にも出てくるのではないか」と分析。その上で、「重要な政策自体への賛否を直接、問う政治システムの可能性も示した」として、「日本でも、私たち自身がエネルギーについて意見を持ち、声に出すことで、電力政策を変革できるのでは」と期待する。【立山清也、竹地広憲、江口一】

毎日新聞 2011年6月14日 東京朝刊

2696チバQ:2011/06/20(月) 18:57:43
http://mainichi.jp/select/world/news/20110620k0000m030104000c.html
ギリシャ:EU追加支援策前に緊縮政策で国内対立
 【ロンドン会川晴之、ローマ藤原章生】財政危機が続くギリシャへの支援を巡り、ユーロ圏財務相会合が19、20日にルクセンブルクで開かれる。合意済みの支援策の実施を決めるが、ギリシャ国債のデフォルト(債務不履行)懸念は根強く、時間稼ぎの色彩が濃い。焦点は追加支援策へと移っており、欧州連合(EU)は7月に決めたい意向だが、その前提となるギリシャの財政再建策では公務員給与削減や公営企業民営化などを巡る対立が激化。追加支援の行方は混とんとしている。

 EUと国際通貨基金(IMF)は昨年5月、総額1100億ユーロ(約13兆円)のギリシャ支援枠を決定した。だが、ギリシャの財政改革は進まず、市場での資金調達は困難な状況が続いている。今回の財務相会合は既存の支援枠の第5次分として120億ユーロの7月支払いを承認し、ひとまず今夏のデフォルトは回避される。しかし、今秋以降、追加支援が必要となるのは必至だ。

 17日にギリシャ問題を協議した独仏首脳会談は早期の追加支援策取りまとめで一致した。ドイツは「支援拡大は国民負担増につながる」とギリシャ国債を保有する金融機関に負担を強いる償還期間延長などを模索。ギリシャ国債を保有する銀行を多く抱えるフランスが反発していたが、首脳会談後の会見でメルケル独首相は「民間投資家には自発的に(支援に)参加してほしい」と述べ、従来の方針を軟化させた。

 独仏対立を背景にギリシャがデフォルトに陥れば、アイルランドやポルトガルなどEUの支援を受ける国々が連鎖破綻する可能性が高い。独仏の歩み寄りで最悪の事態はひとまず回避されたが、財政再建を巡るギリシャの政治情勢は混迷を深めている。

 パパンドレウ首相は9日、増税や公務員給与削減など283億ユーロ規模の新緊縮財政法案を議会に提出した。デフォルト回避には600億ユーロ規模の追加支援が必要だが、ドイツやIMFは同法成立を支援の条件としている。

 だが、与党にも反発が強く、首相は辞意を示して野党に大連立を呼び掛けたが失敗。財務相交代などに踏み切り月内成立を目指すが、アテネでは連日のように大規模デモが続き、追加支援策を協議する次回のユーロ圏財務相会合(7月11日)までに決着させる道筋はついていない。

 反発が強いのは、国民負担が大幅に重くなるためだ。計画では、レストランやバーの付加価値税(日本の消費税に相当)は9月以降、13%から23%に大幅に引き上げられる。加えて、リストラのターゲットとなる公務員の抵抗も強い。計画では、公務員の給与削減で8億ユーロを捻出する。

 さらに政府は、鉄道や電力など国有資産についても15年までに500億ユーロ規模の売却を目指す。民営化の対象は公営競馬やカジノ、宝くじまで幅広い。

 ギリシャは少なくとも労働者の2割を公務員が占める。公務員は給与や福利厚生が充実しており、給与削減や民営化で「特権」が剥奪されることへの反発が強く、労組主導のデモにつながっている。

 ギリシャからの報道によると、パパンドレウ首相は19日の議会演説で、デフォルトを防ぐには新緊縮法案の可決が必須であり、「非常時には分裂を避け、議会や国がまとまらなければならない」と訴えた。だが、野党を中心に解散、総選挙を求める声もあり、21日の議会での内閣信任投票が焦点となる。

毎日新聞 2011年6月19日 23時05分

2697チバQ:2011/06/20(月) 19:07:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110620-00000066-san-int
英領出身者に「身分証」 アルゼンチン、領有権争い再燃も
産経新聞 6月20日(月)7時55分配信

 【ニューヨーク=黒沢潤】アルゼンチン政府が今月、同国沖の大西洋に浮かぶ英領フォークランド諸島出身の男性に対し、アルゼンチンの「国民身分証」を付与した。フォークランド諸島は、同国政府が領有権を主張して1982年に英国と戦火を交えた場所で、同諸島出身者に身分証を発行したのは紛争後初めて。同諸島がアルゼンチン領であると主張したに等しく、今後、英国との領有権争いが再燃する可能性もある。

[フォト]フォークランド紛争で爆発炎上する英フリゲート艦

 現地からの報道によると、アルゼンチンの出生証明書である「国民身分証」を付与されたのは、同国人女性と結婚し、首都ブエノスアイレスに住む英国人芸術家。自ら身分証取得を望み、フェルナンデス大統領から14日に付与された際には、「アルゼンチンこそ私の国だ」と語った。

 フォークランド諸島には約3千人の英国人が住む。若者の中には、ブエノスアイレスの大学に通うなどしてアルゼンチンに愛着を持つ者も少なくないという。男性の父親は、フォークランド紛争時、英国兵としてアルゼンチンと戦ったが、男性はマルビナス諸島(同諸島のアルゼンチン名)の統治者は南米の国であるべきだ、と主張する。

 今年10月に再選を狙うフェルナンデス大統領は「私たちは、失ってはならないものを返還してもらうべく声を上げ続ける」と強調、英国に領有権交渉の開始を呼び掛けた。

 しかし、キャメロン英首相は「終わった話だ」と事実上黙殺。これに対し、同諸島に近く、愛国的空気に満ちた南部パタゴニア地方で政治キャリアをスタートさせた大統領は、「21世紀なのに英国は依然、植民地主義国家であり続けている」とかみついている。

 ガルティエリ元軍事政権が軍を侵攻させ、約3カ月後に敗北で終わったフォークランド紛争については、アルゼンチン国内で「避けるべき紛争だった」などと、否定的な見方も少なくない。ただ、同諸島の領有権を主張する声は依然強く、今回の身分証付与を契機に右派勢力が勢いづいた場合、英国との領有権争いがぶり返される恐れもある。

2698チバQ:2011/06/20(月) 21:22:32
http://www.afpbb.com/article/politics/2807576/7397856?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
メドベージェフ大統領、続投はしたいが「プーチン氏とは競いたくない」
2011年06月20日 19:16 発信地:モスクワ/ロシア

【6月20日 AFP】ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領(45)は、20日の英紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)に掲載されたインタビューで、2期目を務める意欲はあるもののウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相(58)とは競いたくないという複雑な心境を明らかにした。

 プーチン首相と同じサンクトペテルブルク(Saint Petersburg)出身のメドベージェフ大統領は「ウラジーミル・プーチンは私の同僚であるとともに古くからの盟友でもあり、政治的な立場も近い。(プーチン氏と競うことを)想像するのは難しい」と述べた。しかしその一方で「政治的競争がなければ、市場経済の基礎が消滅し始めてしまう」と語った。

 この発言には、ロシアには政治的競争が必要だという考えの一方、プーチン氏に対抗して2012年3月に行われる大統領選に出馬すればロシアの発展の妨げになるかもしれないという、複雑なメッセージが込められていそうだ。

 ロシアの次期大統領選まで9か月となっているが、メドベージェフ氏もプーチン氏もいまだ出馬を表明していない。このことによる見通しの不透明感が投資ムードに影響を与えつつあるという批判も財界からは出始めているが、今回のメドベージェフ大統領の発言はいっそう不透明感を強める形になった。(c)AFP/Anna Smolchenko

2699チバQ:2011/06/21(火) 22:45:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110619/erp11061914500002-n1.htm
【ソ連崩壊20年 解けない呪縛】
第3部 強権への序章(上)
2011.6.19 14:46 (1/4ページ)

エカテリンブルク中心部にそびえるエリツィン像。国民レベルでは不人気のままだ(遠藤良介撮影)

エリツィン氏の“再評価”


 ロシアの初代大統領、故ボリス・エリツィン氏(1931〜2007年)が故郷ウラル地方・スベルドロフスク州の「名誉州民」になったのは、没後3年近くもたった昨年1月のことだった。州都エカテリンブルクに白い大理石のエリツィン像(高さ10メートル)が完成したのは、生誕80年にあたった今年2月である。

 政権末期の1990年代末には支持率が数%にまで落ち込み、不人気だったエリツィン氏にようやく“再評価”の光が当たり始めたようにも見える。

 2月のエリツィン像の除幕式にはメドベージェフ大統領が駆けつけ、「最も困難な時期に国の改革が行われ、今日の前進があることについて、ロシアはエリツィン氏に感謝すべきだ」と述べた。

 ソ連解体と民主化の立役者、エリツィン氏は中央政界入りするまでの76〜85年、州の共産党委員会第1書記として地元発展に辣腕(らつわん)を振るった。

 当時を知るエカテリンブルクの新聞記者、ベリャエフ氏(54)は「エリツィン氏は各地を精力的に飛び回り、住民や労働者と対話した。当時から、モスクワの党官僚とは全く違う言葉で話す政治家だった」と振り返る。

 「エリツィン氏のおかげで90年代には中小ビジネスが発展し、言論の自由もあった」。ベリャエフ氏はこう語る一方で、「しかし現在のエリツィン再評価は住民に発したものではない。エリツィン関連の記事に寄せられる反響の9割はエリツィン批判だ」と話す。


「安定」得た政権に危機感


 「エリツィン氏に万一のことがあった時に備え、エカテリンブルク郊外の地下核シェルターに『臨時政府』を設ける準備も進められていたのです」

 ロシア・エカテリンブルクにある民間学術機関、エリツィン・センターのキリロフ所長(63)は、ソ連末期の1991年8月にこんな計画があったことを明かす。

 共産党守旧派が当時のゴルバチョフ・ソ連大統領を軟禁し、クーデターを試みた時のことだ。エカテリンブルクに州都を構えるスベルドロフスク州は、ロシア共和国大統領だったエリツィン氏の故郷である。

 クーデターが4日目に失敗に終わるまで、エカテリンブルクでは、クーデター粉砕を呼びかけていたエリツィン大統領を支持するために連日、数万人がデモを続けた。「臨時政府」は、クーデター2日目にエリツィン氏が特使を通じて準備を指示したものだという。

 85年に党中央に進出したエリツィン氏は、ペレストロイカ(改革)を打ち出すゴルバチョフ政権下で反主流の急進改革派として台頭。ゴルバチョフ氏が守旧派と改革派の板挟みになる中、ロシア共和国に大統領制を導入したエリツィン氏は大衆の支持を最大の武器に存在感を増していく。

 そして91年8月のクーデターでゴルバチョフ氏の権威失墜とエリツィン氏の優位が決定的となり、歴史の歯車は12月のソ連解体へと急回転していった。

2700チバQ:2011/06/21(火) 22:46:02

正当化された強権


 国民がエリツィン氏を熱く支持したのはしかし、ここまでだった。

 モスクワの独立系世論調査機関、レバダ・センターのドゥビン社会・政治研究部長(64)は「92年にはもうエリツィン人気が下がり始めていた」と話す。

 ドゥビン氏は支持率急落の理由として、(1)「ショック療法」と呼ばれた急進的経済改革(2)共産党優位だった議会との不断の対立(3)第1次チェチェン戦争−を挙げる。特に「価格の自由化」と国有企業の「民営化」を柱としたショック療法は、ハイパー・インフレや貧富の格差急拡大を招いて強い反発を買った。

 98年の金融危機と自身の健康悪化も重なり、エリツィン大統領は99年末、KGB(ソ連国家保安委員会)出身のプーチン氏(前大統領・現首相)を後継者に指名して退任。プーチン氏は「安定」を望む国民心理を逆手にとって強権統治を推し進め、それが多数派の支持も得ることになる。


あくまで政治主導


 エリツィン氏は「ロシアを大事にしてくれ」と言い残してクレムリンを去った。エリツィン政権初期のナンバー2だったブルブリス元国務長官(65)は「大事にすべきロシアについて、プーチン氏の考え方は違った」「出来上がったのはプーチンの個人権力体制であり、プーチンを後継者に指名したことは大きな過ちだった」と話す。

 政権が今になってエリツィン氏を“再評価”してみせるのは、90年代と2000年代の「断絶」を糊塗(こと)し、民主化を後退させた自らを正当化する思惑からだろう。ブルブリス氏は、一応の「安定」を得た政権が「停滞」を危惧し始めたことが改革者・エリツィンを見直す背景にあるとみる。

 ただ、“再評価”はあくまでも上からの政治主導である。

 エカテリンブルクから車で約9時間のベレズニキ。エリツィン氏の母校プーシキン第1学校の前庭には、詩人のプーシキンでもエリツィン氏でもなく、ロシア革命の祖レーニンの胸像がたつ。校史を紹介するミニ博物館の一室でエリツィン氏に関する展示は、数点の書籍と新聞記事だけだった。

                   ◇

 20年前の6月12日、ソ連の中核だったロシア共和国で大統領選が行われ、当時のエリツィン共和国最高会議議長が当選した。直接選挙による指導者選出はロシア史上初めてだった。第3部は、民主化と改革への高まる期待が急速にしぼんでしまった、エリツィン政権の90年代を振り返る。(遠藤良介)

2701チバQ:2011/06/21(火) 22:46:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110620/erp11062017580006-n1.htm
【ソ連崩壊20年 解けない呪縛】
第3部 強権への序章(中) 資本主義が世代を分断した
2011.6.20 17:55 (1/3ページ)

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ソ連崩壊前の1990年、食料品を求めて長蛇の列をつくる人々(国営ロシア通信)
 大学ノートよりやや小さめの紙には、ロシアの国章「双頭の鷲」が押されていた。バウチャー(民営化小切手)などと呼ばれるこうした紙が、人々の運命を大きく変えた。

 「記念にあげる。配当金が請求できるわよ」。ソ連時代、“欧州への窓口”として栄えた露西部サンクトペテルブルクのアパートの一室。動物学者のワレンチーナさん(69)は、そう冗談を言って笑った。

 末期のソ連は生産性低下や農業不振などの問題が一気に吹き出して、国民生活が困窮。エリツィン政権は1992年、急速な市場経済導入を目指して国営企業の民営化に着手した。国営企業の株式購入に使える額面1万ルーブル(同年6月時点で推定約1万円相当)のバウチャーを国民1人ずつに無料配布したのだ。

 ところが、市場経済とは何かを理解しない人々は「半リットルのウオツカや、いくばくかの金と引き換えにバウチャーを売った」(ワレンチーナさん)。やがて莫大な数のバウチャーや株式を買い集めた少数の者たちが、国じゅうの生産工場や商業施設の所有者となる。

 オリガルヒ(新興寡占資本家)と呼ばれる大富豪の中には、こうした混乱に乗じて財を成した者もいる。「国の資産を盗んだ」として、彼らを忌み嫌う高齢者は少なくない。

    □ □

 「ソ連崩壊は中年以上の層にとって半生を全否定されたようなものだった」とワレンチーナさんはいう。

 質の高い教育と医療がほぼ無料で受けられたソ連では、食費も安く、真面目に働けば狭くとも家族が一緒に住める部屋が得られた。

 ところが、エリツィン政権はソ連崩壊後の92年1月、国家の価格統制を撤廃し1年で物価は26倍に跳ね上がった。93年は8倍、94年は2倍(いずれも前年比)とその後も上昇し続けた。

 「貧しくともみなが平等」だったソ連は「金がすべて」のロシアに取って代わられ、重んじられたモラルや秩序も崩れ去った。ワレンチーナさんは「今でも共産党に一定の人気があるのは、古き良き時代に戻りたい高齢者らが投票するからよ」と指摘する。

   □ □

 「ソ連崩壊で暮らしはよくなると信じ続けたが、何も変わらなかった。この20年は私には失望の時代。政治や政府をもう信じない」

 サンクトペテルブルクに住むリュボーフィさん(55)は涙声で語った。大学で教えているが、月給は1万5000ルーブル(約4万3000円)。部屋は質素でダイニングキッチンは3人も座れば隙間もない。ソ連崩壊前の91年初めに結婚して以来、この部屋に住んでいる。

 仕事から戻った夫は当時、不在の新妻を探してたびたび街を歩いた。妻は夕食の材料を求めて食料品店の長い行列に加わり、売り切れたら別の店で列に並ぶことを繰り返していた。

 「家には、枕も皿も冷蔵庫も何もなかった。だけど私たちは若かった。チーズが買えればチーズの日だ、肉が買えれば肉の日だといって、近所の友人を招いてパーティーをしたものよ」

 しかし、彼女の父親は違った。価格が自由化された92年1月のレート・1ドル=110ルーブルは96年には5000ルーブルを割り込み、娘のためにと嫌いな自動車工の仕事で貯めたお金は紙くずになった。ルーブル暴落で生きる気力をなくした父親は、病に伏せり97年に死亡した。

 エリツィン政権下の急進改革で絶望に見舞われた父親の世代と、ソ連時代を知らない若い世代。その間の世代に位置するリュボーフィさんは、「世代によって環境が違いすぎて、だれにも本当のロシアの姿は見えないのではないか」と話した。(佐藤貴生)

2702チバQ:2011/06/21(火) 22:47:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110621/erp11062108070004-n1.htm
【ソ連崩壊20年 解けない呪縛】
第3部 強権への序章(下)
2011.6.21 08:05 (1/3ページ)

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モスクワで昨年10月、反政権リベラル派の連合体の初集会に参加した市民ら。警官隊が厳重に取り囲む中、約1000人が政権打倒を叫んだ
 ■過ちも希望もあった時代

 ロシアのウラジーミル・ルイシコフ元下院議員(44)が故郷のシベリア・アルタイ地方で副知事になったのは1991年、弱冠25歳の時だった。地元でペレストロイカ(改革)を支持する民主化運動組織を主宰しており、当時のエリツィン大統領が任命した改革派知事によって抜擢(ばってき)されたという。

 ソ連崩壊を経た93年以降、ルイシコフ氏は下院選に連続4回当選し、若手リベラル派の旗手として活躍。だが、2003年の選挙を最後に出馬の機会を奪われる。00年にエリツィン氏の後を継いで大統領に就任したプーチン氏(現首相)が、下院選の小選挙区制度を廃止して比例代表に一本化、ルイシコフ氏の政党も登録を抹消されたためだ。

 ルイシコフ氏はエリツィン氏の「過ち」として、(1)第1次チェチェン戦争(2)民主主義の「制度づくり」を軽視したこと(3)プーチン氏を後継指名したこと−の3点を列挙。他方、「功績は市場経済を導入し、プーチンと違って民主的に政治を行ったことにほかならない」と話す。

 ◆リベラル派の反発

 ソ連崩壊後にエリツィン政権が断行した急進的経済改革が庶民生活を翻弄し、不評だったことは前回までに紹介した。そのあと登場したプーチン政権は「1990年代=混乱期」と喧伝(けんでん)し、「安定」と「大国再興」を盾に、強権支配や経済の国家統制を推し進めた。

 リベラル派は、そうしたプーチン流の90年代評価に真っ向から反発する。

 94〜97年に大統領補佐官を務めたサタロフ氏(63)は「(経済体制の)移行が過酷だったのは、長らく必要な改革が行われず、経済がもはや心肺停止状態になっていたためだ」とし、急進改革以外に道はなかったと強調する。

 「2000年まではビジネスが発展し、経済は十分に良い傾向を見せていた。(プーチン氏がいなければ)人々はより豊かになり、今ほど(役人に賄賂を)かすめ取られることもなかったに違いない」

 サタロフ氏が最も問題視するのは、プーチン政権下で官僚機構を監視すべき議会や報道機関、社会団体が骨抜きにされ、汚職が深刻さを増したことだ。

 エリツィン時代末期、商売絡みで支払われる賄賂の平均額で新築アパート30平方メートルが買えるとされたが、05年にはそれが200平方メートル相当にまでなったという指摘まである。

 ◆風前のともしび

 だが、プーチン批判が大きな政治的うねりになる兆候はなく、リベラル派は風前のともしびだ。このことは政権による反対派弾圧や選挙不正、言論統制だけで説明できるものでもない。

 モスクワの独立系世論調査機関、レバダ・センターのドゥビン社会・政治研究部長(64)は「国民の6割がエリツィン時代には『悪いことの方が多かった』とみている。(1990年代に)エリツィン氏の支持率が急落したのと並行し政治への関心も失われた」と話す。

 逆に、「ある程度の生活水準が確保されることと引き換えに、時の権力に全てを委ねる」というロシアの伝統的な政治観が頭をもたげており、ドゥビン氏は「石油価格の下落や戦争が起きない限り、多数派は今ある政権に投票するだろう」とみる。

 冒頭の政治家、ルイシコフ氏は昨年9月、ネムツォフ元第1副首相らと反政権リベラル派の連合体を結成し、今年12月の下院選、来年3月の大統領選に向けて政党登録を申請している。「90年代には多くの過ちがあったが、希望もまた多かった」と話すルイシコフ氏が、再び中央政界に返り咲く日は来るだろうか。(遠藤良介)

2703チバQ:2011/06/22(水) 00:22:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110621-00000003-mai-int
<リビア>見えぬ「戦後」…NATO空爆3カ月
毎日新聞 6月21日(火)2時33分配信

 【カイロ和田浩明】リビアで北大西洋条約機構(NATO)が主導する空爆が始まってから19日で3カ月が経過した。反体制派は第2の都市ベンガジを拠点に東部地域で実効支配を続け、西部では首都トリポリを目指し戦闘を展開中だ。反体制派幹部は毎日新聞に、最高指導者カダフィ大佐の支持派と「カダフィ後」の政治体制について交渉中であることを明かしたが、戦況は一進一退でカダフィ氏は退陣を断固拒否しており、打開のめどは見えていない。

 反体制派の統治機関「国民評議会」メンバーのファティ・バジャー氏によると、同評議会は19日、民主体制移行への「行程表」を承認した。カダフィ政権崩壊後、13カ月以内に▽暫定政府の設置▽憲法起草と国民投票▽議会と大統領選挙−−を行うという内容。現在60人で構成する評議会にカダフィ支持派の10人を増員する予定で、相手側の承認も得たという。

 しかし、NATO空爆下でもカダフィ氏の戦意は高く、17日にも国営テレビが放送した電話での演説で「彼ら(NATO軍)は敗北する」と主張した。

 潘基文(バンキムン)国連事務総長は18日、事態の政治的解決に向けた交渉が「始まりつつある」と述べたが「合意への道のりは長い」とも語り、収拾は容易ではないとの認識も示した。

 反体制派は西部ミスラタやジンタン近郊、チュニジア国境に近いナルートなどで政府軍と戦闘を続けている。「トリポリに近づけば首都の反体制派も呼応する」との情報もあるが、実態は不明だ。

 反体制派は資金難にも直面している。リビア支援国会合は9日、10億ドルの資金供与を決めたが、反体制派の経済担当タルフーニ氏は18日、ロイター通信に「資金は枯渇しつつある。(支援は)実現していない」と述べた。

 こうしたなかで、中国外務省は20日、国民評議会のジブリル議長が21〜22日に訪中すると発表した。

 中国はNATO主導の空爆に批判的で、7日にはカダフィ政権のオベイディ外相も北京に招いており、政権と反体制派の交渉を仲介する意図があるとみられる。

2704チバQ:2011/06/22(水) 22:02:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011062100678
アラブ連盟事務局長がリード=エジプト大統領選の世論調査
 【カイロ時事】国際平和研究所(IPI=本部ニューヨーク)は21日までに、ムバラク独裁政権が倒れたエジプトに関する世論調査を公表、年内に実施予定の大統領選では、回答者の32%がアラブ連盟のムーサ事務局長に投票すると回答した。
 それによると、ムーサ事務局長に次いでシャラフ首相が16%、暫定統治する軍最高評議会のタンタウィ議長が8%、野党指導者ヌール氏が3%、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ前事務局長が2%の支持を得た。
 調査は、5月30日〜6月4日にかけ、800人を対象に面接方式で実施した。(2011/06/21-17:39)

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2705チバQ:2011/06/22(水) 22:06:02
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062201000143.html
ギリシャ新内閣を信任 首相、当面の危機乗り越え
2011年6月22日 08時52分

 21日、ギリシャ新内閣の信任投票を前に国会で演説するパパンドレウ首相(AP=共同)


 【アテネ共同】ギリシャ国会(300議席)は22日未明(日本時間同日朝)、今月17日に発足したパパンドレウ新内閣の信任投票を行い、賛成多数で信任した。同国は深刻な財政危機からデフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念が指摘されていたが、パパンドレウ首相は当面の危機を乗り切った形だ。

 デフォルト回避のため不可欠な欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)の第5弾支援融資について、EUなどはギリシャの追加緊縮策決定を条件としていたが、新内閣信任により来週、同国国会で緊縮策関連法案が可決される可能性が強まった。

 与党全ギリシャ社会主義運動(PASOK)議員155人全員が信任票を投じた。追加緊縮案は与党内にも批判の声が強かったため、政権側は造反者が出ないか懸念していた。野党143人が不信任票で、棄権が2人だった。

 パパンドレウ内閣は2015年までに増税や国有企業の売却・民営化などで約280億ユーロ(約3兆2000億円)の財政赤字削減を目指す追加緊縮策をまとめたが、与野党の猛烈な反対に直面。首相は15日、最大野党の新民主主義党(ND)に大連立協議を持ち掛けたが決裂。与党内の反対派議員懐柔のため17日、内閣改造に踏み切った。

2706チバQ:2011/06/22(水) 22:06:25
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062201001124.html
新首相に39歳第1党党首を選出 6党連立のフィンランド
2011年6月22日 21時34分

 【ロンドン共同】4月の議会選以降、約2カ月にわたる連立協議を経て6党連立政権の樹立が決まったフィンランドで22日、第1党の穏健保守主義、国民連合のユルキ・カタイネン党首(39)が議会で首相に選出された。

 新政権は、財政危機に陥ったユーロ導入国への追加的な金融支援に厳しい姿勢で臨むとみられており、ユーロの信認を維持する上での波乱要因となる可能性もある。

 議会選では反欧州連合(EU)、反ユーロを掲げる保守系右派の真正フィン人党が第3党に躍進。連立に向けた協議に加わったが、EUによるポルトガルなどへの財政支援をめぐる政策の違いから決裂した。

 その後も、財政難に陥ったユーロ導入国への支援の在り方や財政健全化に向けた税制改正などをめぐって各党の意見がまとまらず、連立協議が難航していた。

 フィンランドは現在4基の原発を保有。新政権は既に建設中の1基と、前政権が昨年建設計画を承認した2基を除き、新たな原発の建設は認めない方針。

 財務相には第2党の社会民主党のウルピライネン党首が、外相には同党のトゥオミオヤ氏が就任。連立にはほかに、第5党の左翼同盟や第6党の緑の党、スウェーデン人民党、キリスト教民主同盟が参加。

2707チバQ:2011/06/23(木) 20:51:35
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062301000760.html
エジプト最大イスラム勢力に亀裂 世代対立も
2011年6月23日 17時59分

 エジプト・カイロの本部に集まったムスリム同胞団指導部=4月30日(AP=共同)


 【カイロ共同】エジプトの穏健派イスラム原理主義組織、ムスリム同胞団がこのほど、指導部の方針に反して大統領選出馬を表明した有力幹部アブルフォトフ師を除名処分にした。背景には組織内の世代対立もあるとみられ、同国最大のイスラム勢力として絶大な組織力を誇る同胞団内部の亀裂が表面化している。

 医師出身のアブルフォトフ師は同胞団では改革派として知られ、若手メンバーの間で人気が高い。他のアラブ諸国にも知名度がある。

 同胞団は、9月に予定される人民議会(国会)選に向け別組織の「自由公正党」を4月に設立。エジプトの「イスラム化」に対する国内外の懸念に配慮し、議会選には過半数しか候補者を立てず、大統領選にも候補者を擁立しないと明言してきた。

 だが、指導部の説得にもかかわらず同師は18日、立候補を正式表明。地元メディアに「全ての国民の候補者となるつもりだ」と述べ、無所属で出馬する意向を示した。

 同胞団のメンバーの中には、ボランティアで同師の選挙運動を手伝う人も。同師の除名処分に反発する若手は自由公正党とは別に新党を結成する計画を進め、指導部の怒りを買った。

2708チバQ:2011/06/23(木) 21:14:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110623-00000014-cnn-int
世界の「破綻国家」ランク、ソマリアが首位 4年連続
CNN.co.jp 6月23日(木)16時42分配信

(CNN) 世界177カ国を対象にした「破綻(はたん)国家」の指数調査で、アフリカ東部のソマリアが4年連続で首位だったことが非営利機関(NPO)の「Fund for Peace」がまとめた報告書で23日までに分かった。

米誌「Foreign Policy」が21日に掲載したもので、2位から4位まではチャド、スーダン、コンゴ民主共和国(旧ザイール)とアフリカ諸国が並び、5位はカリブ海のハイチだった。昨年1月に大地震に見舞われたハイチは2010年の同様調査では11位だった。

ソマリアでは政府とイスラム反政府武装勢力との戦闘が今なお続き、沿岸部での海賊行為も頻発しているが、有効な対応策が打ち出せない無政府状態にある。ハイチについて同NPOの責任者は、国内情勢が早急に好転するとは思えないとの悲観的な見方を表明。過去の破綻国家調査で同国が上位15カ国から外れたことがないことから、今後もこの状態が続くと予想した。

米国の軍事作戦が進められているアフガニスタンは7位、イラクは9位だった。

一方、破綻度の少ない国家の順位ではスカンジナビア諸国が上位を占め、首位はフィンランド、ノルウェーが2位、スウェーデンが3位だった。米国は158位だった。

破綻国家のランキング報告書は、社会、経済、政治的な課題を基準にした計12指標に基づき作成。同NPOは、リストの上位にある国家は必ずしも破綻国家を意味するものではないとしながらも、政治、経済や社会各分野で大きな問題を抱えていると指摘、「不幸なことに多くの国ではわずかの改善しかない」と述べた。

2709チバQ:2011/06/23(木) 21:20:57
>>1676>>1682
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110623/erp11062319280007-n1.htm
ロシア 反政府野党の登録認めず 
2011.6.23 19:26
 ロシア法務省は22日、カシヤノフ元首相、ネムツォフ元第1副首相らが昨年設立した反政府野党「国民自由党」の政党登録を認めない決定をした。これにより同党は今年12月の下院選から排除された。

 ロイター通信によると、クリントン米国務長官は決定に「失望した」との声明を発表。インタファクス通信によると、欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表は「有権者の選択を制限し多党制の障害となるものだ」との声明を出し、強い懸念を表明した。

 国民自由党は「専制と汚職のないロシア」を掲げ、プーチン首相の政治手法を厳しく批判している。カシヤノフ氏は「わが党を選挙に参加させないためのプーチンの決定であることは明らかだ」と非難した。(共同)

2710チバQ:2011/06/23(木) 21:35:19
http://www.asahi.com/international/update/0623/TKY201106220765.html
ハイチ首相人事案、議会が否決 新大統領、組閣つまづく2011年6月23日1時41分

 中米カリブ海の島国ハイチの下院は21日、マーテリー大統領が提案した実業家のルジエ氏を首相に起用する人事案を反対多数で否決した。

 昨年1月の大地震や、コレラ禍からの復興への期待を集めて人気歌手から大統領に転じたマーテリー氏だが、前大統領派が多数を占める議会が立ちはだかり、組閣でつまずいた。

 AP通信などによると、ルジエ氏は米国で教育を受けた起業家で、ハイチで車会社や電力会社など複数の企業を経営している。マーテリー氏の長年の友人で、経済復興を重視して起用を決めていた。

2711チバQ:2011/06/23(木) 21:35:53
http://www.asahi.com/international/update/0621/TKY201106210128.html
南北スーダン、境界上地域の非武装化に合意 AUが仲介2011年6月21日10時39分


 スーダン南部が北部から7月に分離・独立するのを控え、南北境界上の産油地帯アビエイを非武装化することが20日、アフリカ連合の仲介で決まった。ともに領有権を主張する南北の間で5月から戦闘が続いており、事態の打開が期待されている。

 交渉の仲介には南アフリカのムベキ元大統領が当たった。南北両政府の合意によると、アビエイを占拠している北部政府軍は近く撤退し、代わりにエチオピアから、4千人規模の平和維持活動(PKO)部隊がアビエイに派遣される予定だという。

 アビエイは面積約1万平方キロと狭いながらも、石油が産出され、土壌も豊かなことから、2005年まで続いた南北内戦の激戦地になった。南部の独立が決まっても、帰属が決まらず交渉は難航している。

2712チバQ:2011/06/24(金) 18:56:41
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_253976
療養中のベネズエラ大統領の帰国延び、高まる後継者論議
2011年 6月 24日 18:10 JST
.. チャベス・ベネズエラ大統領の兄のアダン・チャベス氏が、チャベス大統領はあと12日ほどキューバの病院にとどまるだろうと話したことから、同国の高官らは23日、大統領は重病ではないと国民に伝えるべく奔走した。12日間入院が延びることになれば、チャベス大統領は1カ月近くベネズエラから離れているこ とになる。


Reuters

キューバ・ハバナの病院でフィデル・カストロ前国家評議会議長(左)の見舞いを受けるチャベス氏(17日)
 大統領の不在により、その健康状態に関してさまざまな臆測が飛び交っている。その結果、多くのベネズエラ国民が「ベネズエラを12年間支配してきたチャベス大統領が、突然業務を遂行できなくなったら、あるいは死亡したら何が起こるのか」と考えるようになっている。

 カラカスの政治アナリスト、サパタ氏は言う。「これはチャベス政権にも終わりがあり、誰も後継者がいないことを示す最初のシグナルだ。大統領は戻ってくるかもしれないが、これまでと同じではあり得ない」

 22日の夜、キューバから戻ったばかりだと言うチャベス大統領の兄のアダン氏は、チャベス大統領は6月10日の緊急手術から「満足のいく」回復をしつつあると話した。アダン氏がテレビ番組で話したところによると、チャベス大統領がカラカスに戻るまでには10日から12日かかるだろうという。

 ベネズエラの憲法によれば、チャベス大統領が業務を遂行できない場合、ハウア副大統領が大統領としての執務を行う。しかし、ハウア副大統領が、2012年12月に予定されている大統領選挙以降も、権力の座に居続けるかは分からないと、アナリストらは言う。

 アナリストらはさらに、ポピュリストの軍事独裁主義者であり、貧しいベネズエラ国民との間に個人的、感情的な結びつきを作ってきたチャベス大統領には、ふさわしい後継者がいないとも話す。

 他の軍事独裁主義者と同様に、チャベス大統領は自身を個人崇拝させ、国の電波を支配して、テレビやラジオで一度に何時間も話し続ける。国中の看板には、彼の顔写真が貼られている。

 チャベス大統領が政治の舞台から姿を消せば、激しい後継者争いが起こるのは間違いない。ハウア副大統領は、チャベス大統領の政治集団の中では最も左翼にいるとみられ、キューバとのつながりも強い。また、元兵士で現在は議員のディオスダード・カベージョ氏ら、チャベス氏の強力な支持者たちも争いに加わりそうだ。

 ほかにも、国営の石油会社のトップであるラファエル・ラミレス氏や、チャベス大統領の弟のアダン氏も候補となるとみられている。

 チャベス大統領をウォッチしている人たちにとって鍵となる日は、ベネズエラの独立記念日である7月5日だ。この日にチャベス大統領は、ベネズエラの独立200年を記念した地域サミットで、ホストを務めることとなっている。

2713チバQ:2011/06/25(土) 00:00:37
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062301001249.html
議員62人の当選取り消し アフガン最高裁、混乱必至
2011年6月23日 21時51分

 【カブール共同】昨年9月に行われたアフガニスタン下院選の不正を審理する最高裁特別法廷は23日、全249議席のうち約4分の1に当たる62議席の選挙結果を取り消し、新たな当選議員を発表した。AP通信が報じた。

 議会側はカルザイ大統領の命令で設置された特別法廷には法的根拠がないとして、新議会招集前から廃止を大統領に要求してきた。1月に開会した新議会は特別法廷の判断に強く反発しており、再び混乱が起きるのは必至だ。

 下院選では多数の不正が指摘され、約130万票を無効とした選挙管理委員会の処理について、落選者が「正当な票まで無効にされた」などと抗議。自らの支持者が多く落選したとされるカルザイ氏が昨年12月、最高裁に特別法廷を設置した。

 カルザイ氏は特別法廷の要請に基づき、今年1月に新議会の招集延期を命じたが、当選議員の猛反発を受け、方針を転換。しかし、法廷の廃止を求める議会の要求には応じていなかった。

2714チバQ:2011/06/25(土) 00:08:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011062400075
クルド政党、国会ボイコットへ=補欠選挙実施も−トルコ
 【エルサレム時事】トルコのクルド系政党、平和民主党(BDP)は23日、12日実施の総選挙(国会定数550)で得た議席のうち1人分が無効になったことに反発し、国会をボイコットする方針を明らかにした。ロイター通信が伝えた。
 BDPは総選挙で、無所属として候補を擁立。36人が当選したが、高等選挙委員会は21日、過去にテロ活動に関与したとして、同党のハティプ・ディジレ氏の当選を取り消し、イスラム系与党・公正発展党(AKP)の候補が繰り上がった。BDPは、同氏の議席が回復されない限り、ボイコットを続けるとしている。(2011/06/24-06:11)

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