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国際政治・世界事情

2220チバQ:2011/02/27(日) 20:58:27
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2787635/6881252?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
北アフリカ反政府デモの恩恵、スペインへの観光客増える
2011年02月27日 12:59 発信地:マドリード/スペイン

【2月27日 AFP】中東・北アフリカで相次ぐ反政府デモの恩恵をスペインが受けている。太陽の光を求めてやってくる欧州からの観光客が増えているのだ。

 スペインの観光地は近年、主にドイツや英国からやってくる観光客をめぐってエジプトの紅海(Red Sea)沿岸やチュニジアの地中海沿岸と競争を繰り広げていた。

 しかし、ことし1月にチュニジアを皮切りに中東・北アフリカ各地で反政府デモが相次ぐと目的地をスペインに変更する観光客が急増。 スペイン政府の発表によると、1月にスペインを訪れた外国人観光客は前年同月比4.7%増の266万人で、18か月ぶりに増加に転じた。

 特に1月に前年同月比8.8%増の86万6476人の外国人が訪れたモロッコ沖のカナリア諸島(Canary Islands)の人気が高い。(c)AFP/Daniel Silva

2221チバQ:2011/02/28(月) 20:53:57
http://www.asahi.com/international/update/0228/TKY201102280226.html
リビア、反体制派内で温度差 カダフィ氏、国連決議批判
2011年2月28日15時1分
 【ベンガジ(リビア東部)=井上道夫、カイロ=古谷祐伸】リビアでは、最高指導者カダフィ大佐の政権から離反したアブドルジャリル前司法書記(法相)が「暫定政府」樹立の意向を表明し、反体制派の市民グループが「国民評議会」を設立すると発表するなど、政権崩壊を見据えた動きが相次いでいる。ただ、反体制派内にも方針を巡って温度差があるとみられ、どこまで協調できるかが今後のカギを握りそうだ。

 反体制派が支配する東部ベンガジの市民グループは「国民評議会」について「移行期のリビアの革命の『顔』になる」と記者会見で語った。反体制派が支配する町ごとに住民組織をつくり、代表者からなる国民評議会が今後の方針を決めていくという。

 アブドルジャリル氏は暫定政府を樹立し、3カ月以内に選挙をする構想を発表しているが、市民グループ側は「首都が落ちてもいないのに選挙を語るのは時期尚早」としており、反体制派同士の協調が課題になりそうだ。

 カダフィ氏は27日、セルビアのテレビ局の電話取材に応じ、「国内問題への干渉は許されない。少数の反乱派が我々に包囲されているだけ。まったく平和だ」と述べ、制裁決議をした国連を批判した。

2222チバQ:2011/02/28(月) 20:54:30
http://www.asahi.com/international/update/0227/TKY201102270328.html
リビア反体制派、東部で暫定政府樹立へ 前法相が発表(1/2ページ)
2011年2月28日2時10分

  
 【ベンガジ(リビア東部)=井上道夫、カイロ=古谷祐伸】リビアのアブドルジャリル前司法書記(法相)は26日夜、暫定政府を近く樹立することを明らかにした。反体制派によるカダフィ政権崩壊をにらんだ動きとして注目される。政権側は徹底抗戦の構えを崩していないが、首都トリポリの一部は反体制派が掌握した模様だ。

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどによると、アブドルジャリル氏は東部の町ベイダで、(1)暫定政府は各都市の代表者らで構成、軍人も加わる(2)暫定政府本部は東部の拠点都市ベンガジに置く(3)3カ月以内に選挙を実施――と発表した。アブドルジャリル氏は「母国は一つ。首都はトリポリだ」と語り、国土の一体性を維持する考えを強調した。

 政権からの離反を表明しているリビアのオジリ駐米大使は、暫定政府樹立への支持を表明した。アブドルジャリル氏はカダフィ政権による市民への攻撃に反発して21日に辞職、反体制派の指導者の一人と目されている。

 一方、ベンガジの反体制派市民グループも27日、記者会見し、「国民評議会」を設立するための準備に入ったと発表した。

 カダフィ氏の後継候補とされる次男セイフルイスラム氏は26日、衛星テレビ局アルアラビアの取材に「内戦と外国の干渉の兆候が出ている」と話し、反体制派の包囲網が狭まりつつあることを認めた。

 カダフィ氏をめぐって、アラブ圏紙アッシャルクルアウサトは27日、親族の一人が「(カダフィ氏は)トリポリに最後まで残り、死ぬまで戦うだろう」と語ったと報じた。同紙によると、カダフィ氏の自宅と軍司令部を兼ねる首都郊外のアジジーア門兵舎は3重のコンクリート壁に守られており、戦車や対空ミサイルを備え、息子らに率いられる四つの精鋭部隊が配置されている。

 AP通信などによると、首都東部のタジュラ地区は反体制派が掌握し、コンクリートのブロックや切り倒したヤシの木で道路を封鎖し、武装した地元住民が出入りする人々をチェックしているという。

 国連難民高等弁務官事務所によると、リビアを脱出した人は外国人も含め、27日までに10万人にのぼった。

2223チバQ:2011/02/28(月) 20:55:03
http://mainichi.jp/select/world/news/20110228ddm007030147000c.html
リビア:前法相「暫定政権樹立」 政府、首都の一部統制放棄
 【カイロ大前仁】反政府側の支配地域が広がる北アフリカ・リビアで26日、首都トリポリの一部にも、カダフィ政権の支配の及ばない地区ができた模様だ。また、政府の民衆弾圧に抗議し法相を辞任したばかりのアブドルジャリル氏が暫定政権の樹立を表明した。暫定政権が新政権の受け皿になるかどうかは不明だが、最高指導者カダフィ氏への包囲網は狭まるばかりだ。

 リビア紙クリナ(電子版)によると、アブドルジャリル氏は反政府運動の拠点である東部ベンガジで東部部族の代表たちと会談後、暫定政権の樹立を表明した。またAFP通信は、同氏が国軍を離反した複数の司令官らを内閣に登用し、3カ月以内に自由で公平な選挙を実施する方針と伝えた。

 ロイター通信によると、リビアのアウジャリ駐米大使が暫定政権への支持を表明した。また、21日に法相を辞任したばかりの同氏は、一連の混乱の責任がカダフィ氏にあると非難する一方、体制を支えてきた出身部族には責任がないとして、国民に和解と連帯を呼び掛けた。

 一方、ベンガジでは別の反体制グループも記者会見を行って「国民評議会」を設立したと発表した。ロイター通信などが伝えた。

 英BBCなどによると、トリポリ市内では政府から武器を渡されたカダフィ派住民が監視巡回し、依然として政府の統制下にあるものの、数カ所で散発的な衝突も起きている模様だ。特に市中心部から東へ約15キロ離れた、貧困層が多く住むタジューラ地区では26日、反政府派の住民がコンクリートのブロックや岩、切り倒したヤシの木などで臨時のバリケードを作り上げた。治安当局は既に同地区の統制を放棄。住民は政府派との市街戦を視野に入れた準備を進めているとみられる。

 AP通信によると、反政府派は26日までにトリポリ以外の地中海沿岸の約1600キロにわたる地域をほぼ制圧。27日にはトリポリの西約50キロにあるアズザウィーヤも支配した。ただし反政府派が掌握した西部ミスラタの空軍基地に対し、カダフィ支持派が戦車部隊を投入して一部を奪還するなど、攻防は続いている。同通信は現地の医師の話として、空軍基地の衝突で25人が死亡したと伝えた。

 トリポリ国際空港には国外への避難を試みる中東やアフリカ諸国からの労働者が殺到し、パニック状態となっている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は27日、一連の衝突が始まって以降、リビアから隣国チュニジア、エジプトに約10万人が出国したと発表した。また、英紙インディペンデントによると、ブレア元英首相は25日に2回にわたりカダフィ大佐に対し極秘に電話し、市民への暴力を停止するよう求めたという。

2224チバQ:2011/02/28(月) 20:55:34
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110228-OYT1T00912.htm
オマーン北部で3日連続デモ、国王は懐柔策

 【カイロ=加藤賢治】ロイター通信によると、オマーン北部サハールで2月28日、民主化デモが3日連続で発生し、製油所がある港湾地区への幹線道路を数百人の群衆が封鎖した。


 市内のスーパーも略奪に遭い炎上した。地元医師によると、27日の警官隊との衝突による死者は6人に増えた。これに反発した一部のデモ隊が暴徒化している模様だ。

 王制のオマーンは、選挙で選ぶ諮問議会に立法権はなく、政党も認められていない。デモ参加者は、諮問議会の権限拡大や失業対策などを要求している。

 オマーン国営通信によると、カブース国王は27日、デモ拡大阻止を狙って、諮問議会の権限見直しを検討する閣僚委員会の設置を命じたほか、月額約3万2000円の失業者手当の新設などを決めた。

(2011年2月28日19時58分 読売新聞)

2225チバQ:2011/02/28(月) 20:56:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/mds11022819410024-n1.htm
チュニジア首相交代 デモ隊さらに要求強める恐れも
2011.2.28 19:39 (1/2ページ)

 【カイロ=岩田智雄】ベンアリ前大統領の亡命後も反政府デモが続くチュニジアで、ガンヌーシ首相が2月27日、辞任を表明し、メバザア暫定大統領は、ベジ・カイドセブシ元外相(84)を新首相に任命した。デモ隊は発表を歓迎しているもようだが、今後政府への要求をこれまで以上に強めていく可能性もあり、混乱が収束へ向かうかどうかは予断を許さない。

 チュニジアでは、今年1月のメバザア暫定政権発足後、有力労働組合を中心とするデモ隊が、ガンヌーシ氏ら旧与党・立憲民主連合(RCD)出身者の追放を主張。同氏らはRCDを離党したが、デモ隊は行動を過激化させていた。

 2月26日には刃物を持ったデモ隊が首都チュニスの内務省を襲撃。警察車両への放火や商店への略奪を繰り返し、政府は「組織的な犯罪行為」と非難していた。デモ隊と治安部隊の衝突により、25日以降の死者は5人に上った。

 首相交代の発表を受け、デモ隊の数千人は国会議事堂付近で歓喜の声を上げたものの、有力労組の担当者はロイター通信に「辞任は正しい方向へ向かう一歩」と話しており、労働者の待遇改善などへ向けた要求は今後も続くとみられる。

 また、暫定政権内には、ベンアリ氏に近い有力閣僚らが残っており、デモ隊の不信感が完全に払(ふっ)拭(しょく)されたとはいえない状況だ。

 新首相のカイドセブシ氏は、1987年に当時首相だったベンアリ氏に大統領を解任されたブルギバ初代大統領のもとで、外相などを務めた旧世代の政治家。チュニジアは高齢のカイドセブシ氏に、7月までに実施予定の総選挙と大統領選に向けた国家のかじ取りを託すことになる。

2226チバQ:2011/02/28(月) 22:49:44
http://www.afpbb.com/article/politics/2788042/6887566
どうなる「カダフィ後」のリビア、国民国家と部族の間で揺れる未来
2011年02月28日 14:16 発信地:ワシントンD.C./米国
【2月28日 AFP】反体制派が勢いを強めるリビアで、最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐による独裁体制が終焉(しゅうえん)を迎えれば、国は体制移行期に入る。若者たちやオイルマネーで潤った富裕層は自由と民主主義を求めているが、リビアは統治機構がぜい弱で国家としての結束も弱いため、体制の移行には多くの困難が待ちかまえている。

 リビアはエジプトやチュニジアとは異なる、と指摘するのは、作家で政治コンサルタントのハリル・マタル(Khalil Matar)氏だ。1998年に英スコットランド(Scotland)ロッカビー(Lockerbie)上空で起きたパンアメリカン(Pan Am)航空103便爆破事件の犯人を分析した『Lockerbie and Libya(ロッカビーとリビア)』などの著書があるマタル氏は、リビアはイエメンやペルシャ湾周辺の君主国などと同じ「極端な事例」だと指摘する。

■部族への高い帰属意識

 マタル氏によると、リビアにおける東部、西部、南部の区分は、建国のはるか以前から存在する。そこでは、「部族間の結束が何よりも重要」だという。「部族的な結束が基盤になっている点で、エジプトやチュニジアとはまったく違う。異なる部族同士がどこまで結束できるかがポイントになる」

 米シンクタンク、外交問題評議会(Council on Foreign Relations、CFR)の中東専門家、ロバート・ダニン(Robert Danin)氏はCFRのウェブサイトに、「カダフィ大佐の退場は、悲しむ者こそ少数ながら、非常に大きな権力の空白を生み出すだろう。中央集権化が進んでおらず、国民意識が低くて部族や仲間への帰属意識が高いリビアという国を、何が1つにつなぎとめられるのか、まるで分からない」と書いた。

■ぜい弱な統治機構

 カダフィ大佐が42年間の独裁で意図的に行ってきた統治機構の不在も、大きな障壁だ。

「チュニジアとエジプトにも独裁者がいた。しかし両国には、憲法があり、議会があり、選挙を行い、うわべだけとはいえ民主主義があった」と、リビア人権連盟(Libyan League for Human Rights)の広報担当者は語る。「リビアにとっては、これらすべてが初めてのことだ。その事実が、移行をより困難にしている」

■新世代のグローバルな若者たちがカギ

 一方、こうした指摘は「根拠のない懸念」だと一蹴(いっしゅう)する専門家もいる。

 ロンドン(London)を拠点に活動するアルジェリア人弁護士、Saad Djebbar氏は、リビアの首都トリポリ(Tripoli)や東部ベンガジ(Benghazi)で抗議集会を開き、デモ行進をした若者たちが、エジプトやチュニジアの若者たちと同じく、米SNSフェイスブック(Facebook)や米マイクロブログ・ツイッター(Twitter)でつながっていた点に注目する。

「これらの若者世代は、すでに世界秩序(universal order)の一員となっている。この世界秩序の下では、人びとは法の秩序、開放された社会(オープンソサエティー)、良き統治(グッドガバナンス)を尊重することを求める。彼ら(若者たち)は衛星テレビを視聴し、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領がいかにして大統領になったのかを知り、人びとが恐怖を感じずに声を上げ、何の心配もなく集会を開いている様子を知っているのだ」

 カダフィ大佐の失脚によってリビアが複数の小国に分裂するとの予測もあるが、Djebbar氏は、リビア東部のデモで「リビアは1つの部族、1つの国家」とのスローガンが掲げられていたことを指摘した。

■「カダフィ打倒」で国民意識生まれるか

 英誌エコノミスト(Economist)は、25日付の社説で「カダフィ大佐失脚後も、リビアが混乱し、暴力の横行する場所であり続ける可能性は高い」とする一方で、「とはいえ、リビアは資金が潤沢で、外貨準備高のみでも1400億ドル(約11兆4000億円)近い。国外に脱出していた有能な人びとも帰国を望んでいる」と論じた。

 その上で同誌は、「カダフィ大佐自身は予見しなかったことだろうが、カダフィ大佐の統治に対するトラウマが、国民意識を以前よりも高めたかもしれない」と推測している。(c)AFP/Christophe Schmidt

2227チバQ:2011/02/28(月) 22:57:03
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110228-OYT1T00912.htm
オマーン北部で3日連続デモ、国王は懐柔策

 【カイロ=加藤賢治】ロイター通信によると、オマーン北部サハールで2月28日、民主化デモが3日連続で発生し、製油所がある港湾地区への幹線道路を数百人の群衆が封鎖した。


 市内のスーパーも略奪に遭い炎上した。地元医師によると、27日の警官隊との衝突による死者は6人に増えた。これに反発した一部のデモ隊が暴徒化している模様だ。

 王制のオマーンは、選挙で選ぶ諮問議会に立法権はなく、政党も認められていない。デモ参加者は、諮問議会の権限拡大や失業対策などを要求している。

 オマーン国営通信によると、カブース国王は27日、デモ拡大阻止を狙って、諮問議会の権限見直しを検討する閣僚委員会の設置を命じたほか、月額約3万2000円の失業者手当の新設などを決めた。

(2011年2月28日19時58分 読売新聞)

2228チバQ:2011/02/28(月) 22:58:05
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20110228-OYT1T00407.htm
アラブ連盟のアムル・ムーサ氏、出馬意向

 【カイロ=長谷川由紀】アラブ連盟のアムル・ムーサ事務局長(74)は27日、反体制デモ拡大で辞任に追い込まれたエジプトのムバラク前大統領の後継を決める次期大統領選に立候補する意向を表明した。

 半国営「中東通信」が伝えた。ムーサ氏は「私は(大統領選に)出るつもりだ。適切な時期に発表する」と述べた。同氏が明確に出馬の意思を表明したのは初めて。

 大統領選の候補には、ノーベル平和賞受賞者のムハンマド・エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長ら複数の名前が取りざたされているが、ムーサ氏はムバラク政権下の1991年から2001年まで外相を、その後、アラブ連盟事務局長を務めた行政・外交手腕の評価が高く、有力候補の一人とされている。

(2011年2月28日14時14分 読売新聞)

http://www.asahi.com/international/update/0228/TKY201102280036.html
エジプト元外相、大統領選出馬表明 今年後半にも選挙2011年2月28日10時20分

アムル・ムーサ氏
 【カイロ=石合力】民衆デモがムバラク大統領を退陣に追い込んだエジプトで、野党勢力に加わったアムル・ムーサ元外相(アラブ連盟事務局長)が27日、大統領選への立候補を正式に表明した。AP通信などが伝えた。有力政治家の立候補表明は初めて。大統領選は、憲法を改正して立候補の要件を大幅に緩和したうえで、今年後半にも直接選挙で実施される見通し。

 ムーサ氏は27日、民政移管まで全権を握る軍最高評議会が指名した憲法改正委員会が26日に、与党側に極めて有利だった立候補規定の改正案をまとめたことを受け、記者団に「候補者の一人になるだろう」と語った。特定の政党との結びつきはないが、「詳細についてはこれから決めていく」と述べた。

 ムーサ氏は外相、アラブ連盟事務局長としてイスラエルのパレスチナ占領に批判的な立場を取り、国民の人気、知名度が高い。野党側の候補としてはエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長の名も挙がっているが、国外での生活が長かったこともあり、国民的な人気は広がっていない。

 憲法改正案は、長期多選を防ぐことなども規定。3月中にも国民投票にかけられる見通しだ。

2229チバQ:2011/02/28(月) 23:05:02
http://www.afpbb.com/article/politics/2787964/6879411?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
アイルランド総選挙、与党大敗で政権交代へ
2011年02月28日 09:08 発信地:ダブリン/アイルランド
【2月28日 AFP】25日に投票が行われたアイルランド下院(定数166)総選挙は、27日時点で153議席が確定、与党・共和党(Fianna Fail)が惨敗し、欧州連合(EU)などからの金融支援の見直しを公約に掲げる中道右派の最大野党・統一アイルランド党(Fine Gael)が勝利を確実にした。

 153議席が確定した時点で、統一アイルランド党の獲得議席数は70議席、労働党が35議席。共和党は18議席で、80年間維持してきた第1党の座から転落。前月、連立政権から離脱した緑の党(Green Party)は6議席すべてを失った。

 次期首相への就任が確実視される統一アイルランド党のエンダ・ケニー(Enda Kenny)党首(59)は首都ダブリン(Dublin)で26日、支持者を前にした演説で「無駄にする時間はない」と語った。

 最終的な統一アイルランド党の獲得議席は、わずかに過半数に届かないとみられ、同党の幹部らは労働党との連立の可能性を示唆している。(c)AFP

2230チバQ:2011/02/28(月) 23:10:05
>>2216
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011022802000156.html
フランス外相 更迭 チュニジア旧政権から便宜
2011年2月28日 夕刊

 【パリ=清水俊郎】フランスのアリヨマリ外相が昨年末、チュニジアで休暇を過ごした際に当時のベンアリ政権の周辺から便宜を受けていた問題で、同外相は二十七日、辞任した。

 アリヨマリ氏は昨年十一月の内閣改造で法相から外相に転じたばかりだった。

 サルコジ大統領は同日のテレビ演説で、外相の後任にジュペ国防相、国防相に与党・国民運動連合(UMP)のロンゲ上院議員団長を充てる内閣改造を発表。

 外相の辞任理由に一切触れず、中東で政変が相次ぐ中で「経験豊富な人物を重要ポストに任用した」と強調したが、事実上の更迭とみられる。

 アラブ系移民に差別的な発言をしたとして昨年に罰金刑を受けたオルトフー内相も退任し、ゲアン大統領官房長官が後任となる。

 仏メディアによると、外相は事実上の夫のオリエ議会担当相や両親とチュニジアを訪問。ベンアリ前大統領の親族に近い実業家の自家用小型機を国内移動に使い、株取引の商談もしたとされる。

 フィヨン首相も年末年始のエジプト旅行で当時のムバラク政権から旅費の一部を提供されたことが判明しており、サルコジ大統領にとっては二〇一二年大統領選に向けて痛手となっている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/erp11022819100006-n1.htm
チュニジア旅行で批判された仏外相が辞任 後任にジュペ国防相
2011.2.28 19:04
 【パリ=山口昌子】フランスのサルコジ大統領は2月27日夜、テレビ演説し、アリヨマリ外相を更迭し、アラン・ジュペ国防相を外相に任命したことを明らかにした。アリヨマリ外相は昨年末、反政府運動が広がるチュニジアで休暇を過ごし、当時のベンアリ政権周辺から便宜供与を受けたことで野党の強い批判を受けていた。

 大統領は演説で、中東や北アフリカで「大変動」が起きていると指摘。フランスが旧植民地を含むこれらの国との関係を見直すときにきていると強調し、これらの国の民主主義政権への移行を支援する方針を鮮明にした。

2231チバQ:2011/02/28(月) 23:14:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/mds11022800460002-n1.htm
レバノンでも政権批判デモ 平等な社会実現など要求
2011.2.28 00:34
レバノン南部の都市、シドンでカダフィ大佐のポスターを持ち、抗議の叫びをあげるデモ隊=27日(ロイター)
 ロイター通信などによると、レバノンの首都ベイルートで27日、宗教や宗派に基づいて元首や首相が選出される同国の政治体制を批判する市民ら数百人がデモ行進を行った。参加者の一部は「政権打倒」を叫んだという。

 デモはインターネットの交流サイト「フェイスブック」を通じて呼び掛けられた。宗教や宗派にとらわれない平等な社会の実現や、最低賃金の増額などを求めているという。

 レバノンでは1975年、イスラム教徒とキリスト教徒が衝突し、15年間を超す内戦に突入した。現在は宗派間の均衡を図るため、大統領はキリスト教マロン派、首相はイスラム教スンニ派、国民議会議長はイスラム教シーア派から選出されている。(共同)

2232チバQ:2011/02/28(月) 23:15:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/mds11022822120029-n1.htm
「市民の戦い」を世界へ 検閲消え、ベンガジで新聞発行続々
2011.2.28 22:09
 28日、リビア北東部のベンガジで、街の解放を祝して王政時代の国旗を振る反体制派のリーダーら(AP)
 リビア反体制派の拠点となっている北東部ベンガジで、反体制派が「市民の戦い」を世界に伝えようと28日までに広報拠点を設け、各国メディアに情報提供をしている。一方、カダフィ政権の検閲がなくなったことで、地元記者らは次々と新聞を発行、街は報道の自由に沸いている。

 「彼は仲間を助けるために殉教した。娘2人を残して」。壁が黒く焼けた政府庁舎内の「報道センター」。ボランティアの大学生フセイン・カブランさん(22)が、戦闘で死亡した人々の写真をパソコン画面に呼び出し、説明を加えた。

 インターネットの接続が困難な中、反体制派は市民らから集めた衝突の映像や被害者の写真のデータを100人以上の各国記者に提供。カブランさんは「われわれは(最高指導者)カダフィ(大佐)が言うようなテロリストや薬物中毒者ではない。本当の姿を世界に知ってほしい」と言う。(共同)

2233チバQ:2011/02/28(月) 23:16:51
http://mainichi.jp/select/world/news/20110301k0000m030082000c.html
リビア:地中海沿岸部、反政府勢力下に 首都包囲網着々
 【カイロ大前仁】北アフリカ・リビアの騒乱は、反政府勢力が地中海沿岸部の大部分を制圧し、最高指導者・カダフィ大佐が「最後の拠点」とする首都トリポリへの包囲網を縮めている。反政府勢力は基幹産業である石油関連施設を次々と掌握し、ライフライン(生活に必須のインフラ設備)も握りつつある。大佐支持派は形勢逆転を狙って反撃を準備、大混乱が起きる可能性もある。

 人口が集中する沿岸部で28日現在、政府が確実に押さえている都市はトリポリのみ。首都でも、抗議デモを弾圧された郊外タジューラ地区では住民がバリケードを作り、治安当局が立ち入れない状態で、体制崩壊の兆しが見え始めた。カダフィ大佐の出身地であるシルトでも、反政府勢力の支配地域が広がっているという。

 リビア第2の都市ベンガジで15日に始まった反政府デモは一両日のうちに他の4都市に広がった。治安部隊が武力で排除したことが反感を呼び、ベンガジやトブルクは20日までに反政府勢力が占拠。東部一帯はもともと反カダフィ感情が強く、次々と「陥落」した。

 抗議の波は西部にも広がり、反政府勢力は24日までにズワラの実権を握った。ミスラタやアズザウィーヤは政府軍から度重なる反撃を受けながらも、反政府勢力が支配を固めている。多くの都市で軍や警察の一部が住民側につき、政府軍と対峙(たいじ)する武力を与えた。

 一方、リビア南部は砂漠地帯で人口が少なく、「戦況」へ与える影響は小さい。ただし、カダフィ大佐の出身部族カダファは南部が拠点で、臨時政府の発足を宣言したアブドルジャリル前法相は「カダフィ後」の国内融和を考慮して、同部族の取り込みを始めた。

 リビアは通常、世界総生産2%の原油を生産するが、先週から原油輸出が全面的に止まっていた。反政府勢力は南部の主要油田、マルサエルブレガやアズザウィーヤなどの積み出し港を支配下に置いたことから、トブルクの船舶会社社長は27日に同港で輸出が再開、正常化が始まったと強調する。

 追い詰められるカダフィ大佐は27日、セルビアのテレビ局との電話会見で改めて徹底抗戦を訴えた。だが、エジプトの軍事問題専門家、ハッサン・アルメダニー氏は、「(大佐は)逃走する」との見方を示す。一時はベネズエラへの亡命情報も流れたが、国連安保理が大佐と側近の「人道に対する罪」を国際刑事裁判所(ICC)に付託したことから、受け入れ先が見つからない可能性が大きい。

 カダフィ支持派が「最後の反撃」に出る恐れも浮上している。ロイター通信によると、アズザウィーヤの反政府勢力は28日、カダフィ支持派の軍や民兵約2000人が町を包囲し、「間もなく攻撃を仕掛けてくるだろう」と語った。大規模な攻撃を受けた場合、多くの犠牲者が出る懸念が強まっている。中東の衛星テレビ・アルアラビーヤによると、ミスラタでは政府軍のヘリコプターが地元ラジオ局を攻撃したが、反政府勢力がこれを撃墜した。

2234チバQ:2011/02/28(月) 23:17:17
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110301k0000m030038000c.html
リビア:米、反体制派と接触 「カダフィ後」見据え
 【ワシントン草野和彦】クリントン米国務長官は27日、リビアの最高指導者カダフィ大佐について「一刻も早く去るべきだ」と即時退陣を求める米国の立場を改めて主張し、リビア国内の反体制派と接触していることを明らかにした。長官は「いかなる援助をも行う準備を進めている」と述べ、「カダフィ後」をにらんだ動きを加速させる姿勢を鮮明にした。

 リビアでは26日、政府の人権弾圧に抗議して辞任したアブドルジャリル前法相が、東部ベンガジで暫定政権樹立を表明しており、長官は「革命の動きが西部にも向かう中、東部で組織化を試みているさまざまなリビア国民と接触している」と述べた。

 長官は28日、ジュネーブでの国連人権理事会に参加し、各国外相と国連安保理の対リビア制裁決議を巡る協調に加え、「人道支援だけでなくカダフィ後をにらんだ体制作りを模索しているリビア国民の、政治・社会的な要求にどう対応するかも検討する」という。

 長官は接触している相手や支援の中身には触れなかったが、マケイン(共和)、リーバーマン(民主系無所属)の両上院議員は27日、訪問先のカイロから米CNNのテレビ番組に出演。オバマ政権が東部の暫定政権を認定し、自衛のための軍事支援をすることを求めた。米軍の介入の必要性は主張しなかった。

 長官はまた、カダフィ政権がアフリカ諸国からの雇い兵を使って人権弾圧をしていることから、これをやめさせるため「(リビア)周辺国と緊密に協力する」と述べた。リビア国境の警備強化などを求めるとみられる。

 米国は25日に対リビア経済制裁を発動したのに続き、26日には長官が、人権弾圧に加担したリビア政権高官への米国ビザの取り消しや新規発給の停止措置を発表。オバマ大統領もドイツのメルケル首相との電話協議で「国を統治する正統性を失っており、すぐに去るべきだ」とカダフィ大佐の退陣を求めた。

2235チバQ:2011/02/28(月) 23:19:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/mds11022819360023-n1.htm
窮地のカダフィ大佐、主要部族に買収工作 大量殺戮(さつりく)兵器使用の懸念も
2011.2.28 19:34 (1/2ページ)

 2月27日、リビア北東部ベンガジで、反体制派のデモ中に王政時代の旗の前で祈る女性(AP)
 【カイロ=大内清】リビアの最高指導者カダフィ大佐が、離反した部族を再び自陣営に取り込もうと買収工作を進めていることが表面化してきた。ただ、反体制派による包囲網が着々と狭まる中、カダフィ氏が取り得る対抗策は限られており、追い詰められた末に大量殺戮(さつりく)兵器を使用するなどの“暴発”も懸念されている。

 リビアの独立系紙などによると、首都トリポリのある北西部のネフーサ山地周辺の有力部族ゼンタン族の族長はカダフィ氏から、再びカダフィ氏側に寝返れば1世帯あたり20万ドル(約1630万円)を支払うと持ちかけられたという。

 部族側はこの提案を拒否したというが、カダフィ氏は米欧各国で資産を凍結されたとはいえ国内になお潤沢な資金があるとされる。在外リビア人ジャーナリストは「生き死にがかかっているカダフィ氏は、カネに糸目をつけない」と話し、他の部族に対しても同様の切り崩し策を進めている可能性が高いと指摘する。

 次男サイフルイスラム氏は、北東部を居住地域とするオベイダ族の有力者で反体制派に合流したオベイディ前公安書記(公安相)らについて、「裏切り者」ではなく反体制派に誘拐された「被害者」だと再三主張。そこには、政権が求心力を失った現実を隠したい思惑に加え、政権側に戻れば罪には問わないとのメッセージがにじむ。

 一方、首都周辺や南部砂漠地帯を除く主要都市の大半を制圧した反体制派は、空からの反撃に神経をとがらせている。同国内には数百の空軍機があり、カダフィ氏がなお多くを温存しているとみられるためだ。

 自国民への攻撃を命じられたパイロットが反体制派に合流するケースが相次いでいるが、カダフィ氏が外国人パイロットを雇っているとの情報もあり、さらに追い詰められれば無差別爆撃などに踏み切る可能性も否定できない。

 北東部トブルクの反体制派リーダーの一人は産経新聞の電話取材に「カダフィは狂っている。何をし出すか分からない」と話し、国際社会が早期に飛行禁止区域を設定するよう求めた。

2236チバQ:2011/02/28(月) 23:20:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/mds11022819230020-n1.htm
化学兵器、今も国内に 保管体制に懸念も
2011.2.28 19:23
 反政府デモが広がるリビアはかつて大量破壊兵器開発計画を進め、ひそかに核開発にも乗り出していた。2003年に計画放棄を発表し、廃棄を進めているが、今も国内で化学兵器の毒ガスなどを保有する。混乱の拡大で、保管体制を懸念する声も出ている。

 化学兵器禁止条約に基づき査察などを行う化学兵器禁止機関(OPCW、本部オランダ・ハーグ)は、リビアの計画放棄表明後、マスタードガス23トンなどの存在を確認。07年までに完全廃棄する見通しだったが、作業が遅れ、リビア国内にはマスタードガス9・5トンが残る。同ガスなどの前駆物質は1300トンあったが、廃棄されたのは半分程度にとどまる。

 OPCWは「化学兵器用の爆弾は廃棄されており、マスタードガスを運ぶ手段がない」とする。ただ米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、米政府当局者らは今後の警備態勢への懸念を表明した。(共同)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/mds11022812460016-n1.htm
進む“軍事力の整備” 首都攻防に備えるベンガジ
2011.2.28 12:46
 「リビアを解放するために喜んで首都での決戦に参加する」。反体制派が実効支配するリビア北東部ベンガジでは27日、軍の施設から奪われ散逸した武器を反体制派が回収して“軍事力の整備”を進めるなど、首都トリポリに居座る最高指導者カダフィ大佐を退陣に追い込むための準備が着々と進められていた。

 ロケット砲や機関銃、手榴(しゅりゅう)弾などあらゆる武器が無造作に詰め込まれた小型トラック。かつて反政府活動家らを次々に拘束、時には拷問も加えたという政府情報機関の建物の中庭で、反体制派の男性が「既に約70台分の武器を回収した」と誇らしげに語る。

 回収した武器の管理は市民と軍人が協力して行い、傍らでは実弾が詰め込まれた鉄製の箱やロケット砲を市民が続々と運び込んでいた。(共同)

2237チバQ:2011/03/01(火) 22:52:01
>>2101
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011030101000894.html
独国防相、盗用で辞任へ メルケル連立政権に痛手

 【ベルリン共同】ドイツのグッテンベルク国防相(39)は1日、数年前の博士論文で政治学者らの新聞寄稿記事などを盗用していた問題で、引責辞任することを表明した。国内人気ナンバーワンの政治家で、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)内では、首相の有力な後継者の一人。

 支持率が低迷するメルケル連立与党にとって、有力閣僚の辞任騒動は大きな打撃。3月下旬など年内に計六つの州政権を決める州議選(特別市含む)が予定されており、こうした重要選挙への影響を考慮し与党側が辞任を促したとみられる。

 盗用問題では、博士号を授与した同国南東部のバイロイト大学が2月23日、多数の盗用が見つかったため、博士号剥奪を決定。野党だけでなく、与党幹部からも辞任を求める声が出ていた。

 グッテンベルク氏は与党の若手のホープで、経済技術相を経て2009年10月に、アフガニスタンへのドイツ軍派兵問題を抱える国防相に就任した。

2238チバQ:2011/03/01(火) 22:55:37
http://www.afpbb.com/article/politics/2788339/6893720?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
北アフリカ・中東の反体制デモはサハラ以南にも波及するか
2011年03月01日 15:51 発信地:ダカール/セネガル

【3月1日 AFP】抑圧、貧困、汚職が代名詞となっているサハラ以南のアフリカ諸国は今、アフリカ北部などのアラブ世界を席巻する革命の波に、希望のまなざしを向けている。

 サハラ以南には、ワンマン体制が20〜30年以上続いている国が数多く存在する。だが、富裕エリート層と貧困にあえぐ大多数とのギャップがあまりにも大きく開き、圧政も当たり前のように続いているこれらの国々は、チュニジアやエジプト、リビアにおけるような怒れる大衆の大きなうねりを作り出すことができるのだろうか?

 ナイジェリアの人権活動家シェフ・サニ(Shehu Sani)氏は、「北アフリカの反体制デモはアンゴラからブルキナファソ、ナイジェリアからエリトリアに至るまで、サハラ以南のアフリカを刺激することになるだろう。サハラ以南の民衆が蜂起するのは時間の問題だ」と話す。

 しかし、サニ氏自身、(サハラ以南の)民族と宗教の多様性が一致団結を難しくさせている可能性を認識している。

 ナイジェリアの学者、エゼ・オシタ(Eze Osita)氏は、「北アフリカはサハラ以南と違い、人種、文化、宗教の点で同質であり、このことが国民の動員をたやすくした」と解説する。

■サハラ以南の各地でデモ

 それでも、サハラ以南の野党指導者らは支持者に対し、アラブの例にならって反乱を起こすよう呼びかけている。その一方で、国の指導者たちはそうした動きの封じ込めに躍起になっている。

 赤道ギニアは「報道管制」を行い、チュニジアとエジプトの大統領退陣に関するニュースを一切国民の目に触れさせないようにしている。

 アンゴラでは、匿名の人物が政府への大規模な抗議デモを呼びかけたが、1975年の独立時から政権の座にある与党は「デモ参加者には重い刑罰が科される」と警告した。

 ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領(87)の政権が1980年から続いているジンバブエでは、エジプトの反政府デモに関する研究会を開いたとして、元国会議員1人を含む47人が逮捕された。

 国民がそれほど抑圧されていないモザンビークやブルキナファソ、民主主義が進んでいるとされる南アフリカやセネガルといった国々でも、デモが起きている。いずれも、貧困・失業対策、インフラ整備を求めるといった内容だ。
 
■サハラ以南で反体制デモが置きにくいその他の理由

 チュニジアとエジプトでの政権崩壊の鍵となったのが「ソーシャルネットワークによる動員」と「軍の中立的態度」だと指摘されているが、サハラ以南の各国の軍は権力者に擦り寄る傾向が強く、インターネットの普及率もマグレブ諸国に比べると圧倒的に低い。 

 前者の例は、コートジボワールが良い例だ。前年11月の大統領選でアルサン・ワタラ(Alassane Ouattara)元首相が現職のローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)大統領を破って当選したが、バグボ氏は権力移譲を拒否。軍はバグボ氏の後ろ盾に回った。

 ウガンダでは、 ヨウェリ・カグタ・ムセベニ(Yoweri Kaguta Museveni)大統領が1986年から政権の座にあり、前月の大統領選でも再選されたが、選挙に不正があったと指摘されている。同国マケレレ大(Makerere University)のフレデリック・ムテビ(Frederick Golooba Mutebi)教授は、「ウガンダの軍は政権を強く支持しており、政府の民兵として振る舞うことも多い」と指摘した。

 ムテビ氏はさらに、サハラ以南、特にウガンダは、教育を受けた中流階級が少ない上、北アフリカに比べて都市化も進んでいないと話した。

「反体制デモを開始、継続していくためのインフラは、北アフリカではここよりはるかに整備されている。エジプトのデモ隊は、インターネットにせよ、ほかの手段にせよ、緊密に連絡を取り合っていた。そのようなことを可能にするインフラはここにはない」(ムテビ氏)

 一方、ジンバブエ国立マスビンゴ大(Masvingo University)のある専門家は、北アフリカの反体制デモは別の方面にも影響をもたらす恐れがあると警鐘を鳴らす。独裁者が地位を固めようと努めるようになり、その結果、強権体制が強化されることになりかねないという。(c)AFP

2239チバQ:2011/03/01(火) 22:56:20
http://www.afpbb.com/article/politics/2788335/6893752?utm_source=afpbb&utm_medium=detail&utm_campaign=must_read
バグボ氏派が国連調査団に発砲、緊迫の度を増すコートジボワール
2011年03月01日 16:42 発信地:ニューヨーク/米国
【3月1日 AFP】コートジボワールで28日、大統領選で敗れた後も大統領職を辞さないローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)氏支持派の部隊が、同国の武器禁輸違反を調査していた国連チームに発砲した。

 国連(UN)筋によると、国連のコートジボワール制裁委員会の専門家たちと国連平和維持部隊の幹部1人が、首都ヤムスクロ(Yamoussoukro)の空港で武器禁輸違反について調査していたところ、バグボ氏を支持するグループに銃撃され、撤収を余儀なくされたという。報告によると負傷者はいなかった。

 前年11月28日に行われたコートジボワールの大統領選の結果、国際社会は元首相のアルサン・ワタラ(Alassane Ouattara)氏を新大統領と認めているが、バグボ氏は権限移譲を拒否している。

■ベラルーシが攻撃ヘリ輸出か

 そんな中、国連安全保障理事会が決めたコートジボワールへの武器禁輸制裁措置を破ってベラルーシから攻撃ヘリコプター3機などがバグボ氏派に送られたとして、潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)国連事務総長が批判している。

 潘事務総長は、コートジボワールは内戦へ逆行しかねないと懸念を表明し、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領もワシントンで行われた会合で同様の発言をした。

 潘事務総長によると、コートジボワールへは27日にベラルーシからヘリコプター1機が届き、残る2機も28日に到着するとみられていた。ベラルーシからコートジボワールへの武器禁輸違反の報告について、潘事務総長は安保理での協議を呼びかけた。

 同理事会のコートジボワール専門家パネルはニューヨーク(New York)で協議し、コートジボワールに派遣されている国連ミッションに武器輸出の事実を確認できるような詳しい情報を提供するよう要請した。

■国連職員が一時誘拐される
 
 発砲と同時刻、やはりバグボ氏支持派の若者がアビジャン(Abidjan)市内でウクライナ国籍の国連職員2人を誘拐し、事態はいっそう緊迫したが、数時間後に2人の身柄はバグボ氏直属の治安部隊に移り、その後国連に引き渡された。

 一方、ベラルーシは外務省が「安保理による制裁を破ったことなどない」と発表するなど、禁輸違反を否認している。またバグボ氏の広報担当者も、国連の主張は「バグボ大統領の政府に対する攻撃を正当化する詭弁(きべん)だ」と反論している。

バグボ氏派とワタラ氏派の衝突が増える中、コートジボワール情勢はこのところ日に日に緊迫の度を強めている。現在同国では1万500人を超える要員が国連の平和維持活動を行っており、その一部はワタラ氏陣営の本部を警護している。司令官によると、国連ミッションに対するバグボ氏派の敵意は高まっており、前週末には国連ミッション要員3人がバグボ氏派に撃たれ、負傷している。

 コートジボワール大統領選の結果については、アフリカ連合(African Union)の調停パネルもまもなく独自の裁定を下すものと見込まれている。(c)AFP/Carlos Hamann

2240チバQ:2011/03/01(火) 22:57:43
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110301dde012040012000c.html
特集ワイド:デモしない若者たち エジプト、リビア、そして−−日本は?
 「まさか!」の驚きのうちに、世界史の教科書に新たなページが加わった。チュニジア、エジプトで独裁政権が倒され、今またリビアが揺れている。革命の主役は若い世代とされるが、翻ってニッポン。この重苦しい時代に若者たちは一向に立ち上がる気配を見せないが−−。【平野幸治】

 ◇「おとなしい」……酷ですよ
 ◇一人一人分断され孤独
 ◇体制批判より「新しいもの」志向
 東京大学の安田講堂。60年安保から続いた学生運動は、ここを舞台にした1969年1月の警察との攻防でハイライトを迎えた。建物に残るおびただしい傷はその名残だろうか。

 カップルが歩いていた。

 「中東の革命に触発されて何かのデモに参加してみたいと思わない?」

 「どうでしょうねえ……。火炎瓶とか武力を使うのは、よくないかな。誰かを傷つけちゃ、運動の意味がない。僕はもっと違うかたちで世の中を変えてみたいですね」

 なるほど東大生らしいというべきか。知的で、どこか冷めているような。

 エジプトでは市民がツイッターやフェイスブックなどのネットサービス(ソーシャルメディアとも呼ばれる)を駆使し、情報を共有して巨大なデモへとつなげた。その中心を担ったのは若者たちだと言われている。中東ばかりではない。昨年には英国で大学生らが学費値上げ反対のデモを繰り広げ、フランスでも年金改革に異議を唱える300万人規模のデモがあった。

 では日本は? 就職難、正規と非正規の格差、貧困などの厳しい状況は変わっていないのだが……。

 なぜ?

 「日本の若者だって皆、本当に怒っている。でも、一人一人が分断され、孤独だからじゃないかな。どんなにコミュニケーションのツール(道具)があっても、現実のコミュニティーがないところでは役に立たない」

 東京・高円寺の商店街で雑貨リサイクル店「素人の乱」を営む松本哉(はじめ)さん(36)が言う。「家賃をタダにしろデモ」などのユニークな活動を通じて「生きにくい世の中と楽しく闘おう」と提唱している。

 松本さんはヨーロッパを旅し、雇用の不安定な若者たちが大勢の友人を持ち、自由に生きている姿に感銘を受けた。「空き家や空きビルを勝手に使って、ライブやコンサートをしたり、遊び場にしている。大家も寛大なんです。人が集まり、コミュニティーを生み、そこでデモに行くか議論したりする」

 「団塊の世代には、会社の仲間で打ち解けて飲んだりとか、コミュニティーがあったでしょう。でも経済成長第一を追求するうちに、地域コミュニティーは崩壊し、企業も業績第一になって、友達をつくる場所もないことが悩みになった。世代間交流もなく、互いの顔が見えないまま『若いやつらは』『団塊の世代って』などと言い合い、若者の居場所がどんどん減っているんです」

 「なぜ日本の若者はおとなしいか? その質問、若者には酷ですよ」。哲学者で、「超マクロ展望 世界経済の真実」の共著もある、津田塾大学准教授の萱野稔人さん(40)はぴしゃりと遮った。

 「だって、ほんの11年前には、佐賀バスジャック事件などがあって大人たちは若者の凶暴化を叫んでいた。それなのに、今ではおとなしいことが問題だなんて。そんなのは単なる大人の鬱憤晴らしです」

 フランス在住経験のある萱野さんは「若者を批判し、萎縮させる圧力は、ヨーロッパ諸国よりも日本の方が強い」と指摘するのだ。

 「若者は、常に社会の新規参入者。景気の悪化で経済のパイの拡大が止まってしまうと、既存の社会人にとって新規参入者はうとましい存在となる。ヨーロッパでは70年代に低成長時代に入り、それに対応してきたが、日本では90年代後半から急激に変化が訪れた。そのため、本来ならエンカレッジ(勇気づける)すべきなのにバッシングへと傾いてしまったのです」

 言論集団「シノドス」代表で慶応義塾大学非常勤講師(現代社会論)の芹沢一也さん(43)も、若者が社会的行動を起こさないことについてこう語る。

 「確かに今の若者は、一つの現象を社会問題と捉え、どう解決すべきか想像する力に欠けている。でもその責任は大人にある。私益を犠牲にしてでも優先すべき社会的正義があることを子供たちに教える大人が、どれだけいますか。『現実は変わりうる』と言うなら、中高年こそが身をもって示さなければ説得力はありませんよ」

2241チバQ:2011/03/01(火) 22:57:57
 しかし、一昨年には曲がりなりにも政権交代があった。若者に政治への期待は全くないのだろうか。

 「若者は政治家を自分たちの代弁者とは思っていない」と松本さん。萱野さんは言う。「学生と話すと、政治家はお金に汚い、という紋切り型の印象を抱いているようです。選挙のたびに『投票にいきなよ』と促すのですが、『誰に入れるべきか分からない』という。そこには二つの意味がある。一つは誰に投票しても結果は同じというあきらめ。実際、政権交代と騒いでも何も変わらないじゃないかと。もう一つは、変わらないということは悪くもならないだろうと。社会への信頼というか、今のシステムに寄りかかっている。社会が複雑・巨大化したことの良い面であり悪い面でもあると思います」

 どうやらデモへの道のりは遠いようである。

 芹沢さんは「若い人たち、特に80年代以降生まれの世代には、今はもう、体制批判より新しいものを生み出す局面だという意識が生まれている。実際、脱引きこもり支援をするNPO法人や、発展途上国で雇用を生み、利益も還元する会社などを設立する社会起業家が次々に生まれている。上の世代は『なぜ若者は立ち上がらないのか』などと言う前に、そんな若者たちにお金やリソース(資源)を渡してほしい」と力を込める。

 ただ、松本さんはこうも指摘する。「チュニジアでもエジプトでもリビアでも、今回はデモの指導者がいなかったじゃないですか。あれがすごく新しいと思う。小さいリーダーはたくさんいたと思うけれど、反体制のリーダーとか党とかがなくて、自然とワーッと広がっている感じがすごく新しい反乱だと思う」

 政局に明け暮れる与野党。油断していると、何万人もの若者の携帯電話に「×月×日×時、国会議事堂デモ」というメールが駆けめぐる日が来ないとも限らない。

2242チバQ:2011/03/01(火) 23:24:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011030102000033.html
チュニジア・リビア国境ルポ 「衝突前 早く国外へ」
2011年3月1日 朝刊

28日、ラスジディルに集まったリビアからの避難者ら=有賀信彦撮影


 【ラスジディル(チュニジア南東部リビア国境)=有賀信彦】「銃声が一日中響き、怖くて外に出られなかった」。チュニジアのラスジディルに避難したトリポリ市民らは二十八日、リビアの首都の状況を語った。治安部隊と反政府勢力の衝突はまだ最終段階には至っていないが、国境の街には一日に数千人以上が「一刻も早く国外へ」と押し寄せている。

 出国審査を済ませ、国境を越えたばかりのラムーン・ビガーさん(29)は「道路には五十メートル置きに銃を持った兵士が立っていて、数多くの戦車が配置されている」とトリポリ市街の様子を説明した。

 多くの人々がずっと家の中に閉じこもっており、街の中に市民の姿は見えなかった。反政府勢力と治安部隊が衝突しているのか判然としないが、銃声が昼夜問わず、鳴り響いていたという。

 「避難しようと二十五日に街に出たときには、死体が転がっている光景はなかった。だから、本格的な衝突が始まる前にと、必死で逃げた。二十六日に国境に着いたが、チュニジアに入るのに二日かかった」とラムーンさん。持っているのは衣類を詰め込んだ大きなビニール袋一つだけだった。ラムーンさんの会社の同僚、ハリー・ビガーさん(25)は「銃声が怖くて、とても外には出られなかった。七日間家の中にいたが、すぐに食料も尽きて、水だけを飲んで暮らした」と振り返った。

 入国管理所のあるラスジディルには、チュニジア軍が出動。リビア側から大量の市民が一度に押し寄せないように管理しているが、国境沿いの柵の前はすし詰め状態。柵を乗り越えようとする人々が後を絶たない。

 さらに、数日前にチュニジアに避難したものの、行く当てのない数千人が同管理所から数キロ離れた野原に集まっており、その規模もどんどん広がっているという。

2243チバQ:2011/03/01(火) 23:25:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011030102000032.html
「極秘に宮殿」 プーチン氏疑惑次々
2011年3月1日 朝刊

 【モスクワ=酒井和人】ロシアの事実上の最高実力者とされるプーチン首相が、ロシア南部の黒海沿岸に極秘裏に専用の宮殿を建設中との情報が相次ぎ、インターネットなどで批判が高まっている。中東での反政府デモが拡大する中、来年春の大統領選に影響を及ぼす可能性も指摘されている。

 発端は昨年末、プーチン氏に近いとされるロシア人実業家コレスニコフ氏が、メドベージェフ大統領にあてた告発の書簡を米紙ワシントン・ポストが報じたこと。

 同紙によると、建設にはロシアの新興財閥が献金した資金を不正に流用。宮殿は冬期五輪会場となるソチのある南部クラスノダール地方にある。イタリア風の造りで、フィットネス施設やコンサート場、ヘリポートなどを備え、総工費は十億ドル(約八百十億円)に上るという。

 今年一月中旬には建設中の宮殿とされる写真がネット上に流出。また、別の実業家は、ロシアの有力経済誌に、首相が他にも複数の秘密宮殿を所有しており、裁判で事実を明らかにしようとしたが、訴えを無視されたと証言した。

 これに対し、首相側はワシントン・ポストの報道後、「首相と宮殿は関係ない」(ペスコフ首相府報道官)と短く否定しただけ。政府系の主要メディアは疑惑を報道せず、黙殺を決め込んでいる。

 一方、ネット上ではプーチン氏に対する批判の声が噴出。中には中東での反政府デモを引き合いに「革命を起こせば宮殿は幼稚園になる」との書き込みもみられた。あるニュースサイトは「メディアをコントロールする権力者に打撃を与えるのはインターネットだ」などとして、大統領選へ向け、さらなる批判の高まりを予測した。

2244チバQ:2011/03/01(火) 23:26:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011030100838
首都中心部に数万人集結=大統領の退陣要求−イエメン
 【サヌアAFP=時事】イエメンの首都サヌア中心部で1日、野党勢力が呼び掛けた反体制デモに数万人規模の人々が集結した。デモ参加者は「サレハ(大統領)は去れ」「体制転覆を」と気勢を上げ、サレハ大統領の退陣を要求した。
 デモ隊はサヌア大学に近い広場に大挙して押し寄せ、広場に通じる三つの通りを埋め尽くした。反体制派は大学一帯を拠点に、1週間以上にわたって民主化要求のデモを続けていた。(2011/03/01-22:43)

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2245チバQ:2011/03/01(火) 23:27:52
http://www.cnn.co.jp/world/30001975.html
イラン反体制派指導者2人、刑務所に収監か 現地報道
2011.03.01 Tue posted at: 11:24 JST
テヘラン(CNN) イランの反体制派ウェブサイトは28日、信頼できる筋からの情報として、改革派指導者のムサビ元首相とキャルビ元国会議長が妻らと共に政府に拘束され、テヘランの刑務所に収監されたと報じた。

これに対し半国営のファルス通信は司法当局筋からの情報として、反体制派のリーダー2人は自宅にとどまっており、疑わしい者との通信だけが制限されていると伝えた。イラン国営通信、ファルス通信とも、報道では2人の人物を特定していない。

反体制派はムサビ氏とキャルビ師の収監に反対するデモの実施を1日に呼びかけている。

人権団体は先週末、2人とその妻の所在がわからなくなったとして、身の安全に対し深い懸念を示していた。国営テレビではこれまで、ムサビ氏とキャルビ師の処刑を訴える複数の政府当局者の動画が放映されている。

イラン政府はエジプトのムバラク政権の崩壊を歓迎する一方で、先月14日にテヘランで行われたデモを弾圧した。その直前には、デモを呼びかけた反体制派メンバーの一斉検挙も行っている。

テヘランのデモは数万人規模に及び、数十人が拘束された。動画投稿サイト「ユーチューブ」には殴打されるデモ参加者を映した動画が投稿された。ファルス通信によると、一連のデモで2人が死亡、銃撃により複数人が重傷を負った。

イラン政府は厳しい報道規制を敷いているため、海外メディアが同国内の情報を入手するのは困難な状況となっている。

2246チバQ:2011/03/01(火) 23:29:35
http://www.asahi.com/international/update/0301/TKY201103010449.html
バーレーン王室、デモ批判の声明 強硬姿勢をとる警告か2011年3月1日19時56分



 【マナマ=古田大輔】反政府デモが続くバーレーンで2月28日、サルマン皇太子が声明を出し、「人々の利益を損ねる行動に終わりを」と呼びかけた。2月中旬のデモ隊の強制排除で多くの死傷者が出てから、王室が実権を握る政府は平和的なデモは許容する立場をとってきたが、声明は再び強硬姿勢に転じる可能性を示唆した警告と受け止められている。

 皇太子は声明で「混乱が経済に影響し始めた」「改革を望まない者たちが受け入れがたい手法で邪魔している」などとし、政府との対話を拒んでいるデモ隊を批判した。

 デモ隊は首都マナマ中心部の真珠広場を占拠して連日、数千〜数万人規模のデモを展開し、28日朝には一時、国会議事堂を包囲した。国王の叔父で在任40年のハリファ首相の内閣総辞職を対話の前提としている。

2247チバQ:2011/03/01(火) 23:32:38
http://www.asahi.com/international/update/0301/TKY201103010562.html
志願兵募り、首都へ 武装リビア反体制派「未来を開く」(1/2ページ)2011年3月1日22時16分
 リビア東部のベンガジ。2月28日午後、郊外にある邸宅を訪れると、菜の花が咲き誇る庭で地元部族の有力者が出迎えてくれた。

 「リビアの現状をありのまま伝えてほしい」

 白髪頭にがっしりとした体格。仲間から「父親」と呼ばれている男性は、こう切り出した後、志願兵を募り、最高指導者カダフィ大佐がいる首都トリポリに向かう計画を語り始めた。

 反体制派の拠点となっているベンガジだけで、18歳から50代後半まで81人が名乗りを上げ、反体制派が掌握したベイダ、ダルナ、トブルクでも街の世話役を通じて声をかけているという。

 納戸代わりの部屋には、ロシア製の対戦車砲弾が3発入った木箱が36箱、手投げ弾が16発、さらに機関銃や対空砲の弾帯、照明弾のほか、戦車の砲弾までそろっていた。

 反体制派側についたり、放棄されたりしたベンガジ近郊の軍・治安部隊の基地や拠点から運び出した武器や弾薬の一部だ。危険分散のため、別の仲間の家などにも相当量を運び入れたという。

 「父親」の右腕として作戦を練る男性(36)が、地図を示しながら現況を説明し始めた。彼らが掌握している地域の西端にあるアジュダビヤからトリポリまでは約千キロ。その途上には、カダフィ大佐の出身部族が拠点とする中部シルトがある。街中に検問所が張り巡らされ、「アリ一匹見逃さない態勢だ」との報告が入った。

 船は考えていない。目立たない小さな漁船に重い武器や弾薬を積めば速度が上がらないし、政府軍に見つかったら逃げ場がないからだ。

 八方ふさがりなのかと聞くと、男性はニヤリとして携帯電話の画面を見せた。道がない砂漠を四輪駆動車が疾走する動画。リビア国土の90%は砂漠地帯だ。「おれたちは遊牧民の子孫。砂ごとの微妙な手触りの違いで、どの地域の砂漠か判別できる」

 志願兵らは今にも飛び出しそうな勢いだが、命を預かる「父親」は慎重を期す。「一刻も早く駆けつけたいが、できるだけたくさんの武器を調達し、各地の勢力と連携してトリポリを目指したい」

 「父親」はカダフィ政権打倒の動きを、「国民が一つにまとまるための闘い」と感じる。40年以上に及ぶカダフィ政権下で部族間にあつれきが生じ、東西も地域格差で分断された。「今リビアは打倒カダフィでまとまっている。過去になかったことだ」

 志願兵の39歳の男性は、ブロック造りの粗末な家に家族14人で暮らす。自分を含め9人のきょうだい全員が定職に就いていない。港で働いていた父親(64)の月額200リビア・ディナール(約1万3300円)の年金だけが頼りだったが、8カ月前に説明もなく打ち切られたという。

 「カダフィは国民の資産である石油収入を懐に入れ、自分を守るためだけに傭兵(ようへい)に1日2千ドル(16万3500円)も使う。でたらめだ。戦って命を失っても悔いはない」

 別の志願兵の母親(60)は息子に声をかけた。「リビアの未来を切り開くための闘いだ。行ってきなさい」(ベンガジ(〈リビア東部〉=井上道夫)

2249チバQ:2011/03/01(火) 23:33:51
http://mainichi.jp/select/today/news/20110302k0000m030086000c.html
リビア:逃亡外国人を拷問 情報流出恐れ
2011年3月1日 21時29分

 【ラサジール(チュニジア南東部)藤原章生】チュニジアのリビア国境の町ラサジールでは、カダフィ政権に関する情報の流出を警戒するリビア当局による拷問を受け、命からがら逃れてきた人々がいた。一方で、避難民の増加による町の混乱を恐れた住民らが、避難民を追い返そうとしており、受け入れ国の「限界」を指摘する声も出始めた。

 先月26日夕、国境から最寄りの町へ向かうミニバスに3人の若いチュニジア男性が乗ってきた。道端の政府職員が「行ける所まで連れてってやってくれ」と頼んだのだ。バスが走り出すと、一人が運転手に電話を借りた。一言二言話すと男は涙を流し、声を上げて泣きだした。3人は明らかにショックを受けており、みな一様に目が充血していた。

 3人は23日朝、トリポリから5キロほどの町ゴトロマンで故郷に帰る車を探していたところ、カダフィ政権の軍に捕まった。近くの兵舎に連行され、3日間食料も水も与えられず拘束された。「持ち物すべてを奪われ、ひどい拷問を受けた」。自動小銃の底部で腹部や腰を数度、そして顔を拳で殴られたという。男性2人のこめかみは腫れていた。

 3人は31、29、22歳の電気技師。リビア企業で配電盤とりつけの仕事をしていた。リビアに残る身内や会社に迷惑がかかると、写真と実名の掲載を拒んだ。

 国境に逃げて来る外国人の大半が無傷なのに、なぜ彼らは拷問を受けたのか。「兵舎には我々のほかにもチュニジア人が45人いた。捕まったのは逃げるとき、パソコンなど精密機器を持っていたからだ」と年長の男性が言う。「携帯電話に町の映像が映っていたので、『どうして撮った』としつこく聞かれた」

 国籍を問わず、話を聞いた避難民のほとんどが、リビア軍に携帯電話などのメモリーカードを奪われていた。

 戦いを情報戦とみなしているのか、カダフィ軍は国内映像の流出をひどく恐れているようだ。「検問所では兵隊が携帯電話のカードを手際よく抜き取り本体を返してくれた」と複数の避難民が語る。

 「外国人を追い出すのも、国内の様子をとにかく知られたくないからだ」。では、その先にいったい何があるのか。「国民だけが残ったところで、反逆者を探しだし処刑するのだろう」。男性は予言するように語った。

 ◇避難民1万人超 受け入れ限界
 それから2日後の28日。避難民はどんどん膨れ上がり、この日も1万人を超えた。

 そうした中、鉄パイプを手に地元の若者たちが国境の壁に乗り、「これ以上、来るな。帰れ」「町が荒れる」などと避難民たちを脅している。チュニジアの地元民が、入管職員や軍を差し置き、入国を阻んでいるのだ。

 27日まで順調だった入管作業は若者の乱入で一時止まり、押し寄せる2000人ものエジプト人らは壁を乗り越えたり、疲労で倒れるなどした。

 チュニジア軍の陸軍少佐は「1月の政変に首相交代が続き、兵の動員がうまくいかない。このままでは暴動になる」と受け入れ国の限界を訴えた。

2250チバQ:2011/03/01(火) 23:34:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110301/mds11030120450011-n1.htm
リビア東部の石油、中国へ 騒乱後初 国営傘下会社が国営石油から離反
2011.3.1 20:44
 【カイロ=岩田智雄】リビアの反体制派が支配する東部トブルクの港から、原油を積んだタンカーが2月28日、中国へ向けて出航した。同港から原油が輸出されたのは、反体制派の東部制圧以来初めて。リビア国営石油会社傘下で東部ベンガジの石油開発生産会社アラビアン・ガルフ(AGOCO)は、カダフィ政権が倒れるまで、国営石油からは分離して操業するとしており、基幹となる産業界でもカダフィ離反の動きが進んでいるもようだ。

 AGOCOの担当者は1日、産経新聞の電話取材に、中国石油化工集団(SINOPEC)のタンカー1隻が出港したと述べた。

 フランス通信(AFP)などによれば、タンカーの出航は2月19日以来で、100万バレルを積み出した。反体制派指導者は28日、AGOCOがすでに反体制派の支配下にあり、近日中に60万バレルを積んだタンカーが再び中国へ向かうと語った。

 リビアで操業していた欧州など世界の石油開発会社は現在、軒並み生産を停止しているものの、AGOCOの担当者は、同社が1日22万バレルの原油を生産しており、騒乱の影響はほとんど受けていないとしている。

 また、AGOCOの幹部はロイター通信に、今回の中国向けと準備中のオーストリアのタンカーについて、「いずれも国営石油会社を通じて契約したものだが、私たちが原油生産に真剣に取り組んでいるというメッセージを自由な世界へ送るため、原油の積載を許可した」と述べた。

 欧州連合(EU)欧州委員会のエッティンガー委員(エネルギー担当)は28日、カダフィ氏がすでに国内の油田とガス田の大部分を掌握できていないとの見方を示した。

 国際エネルギー機関(IEA)の推計によると、世界12位の石油輸出国であるリビアの1日の原油生産量は約85万バレルに半減している。

2251チバQ:2011/03/01(火) 23:35:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110301/mds11030120420010-n1.htm
カダフィ大佐、北西部都市の奪還めざし攻勢
2011.3.1 20:38

1日、ベンガジの陸軍基地で武装する反カダフィの市民兵士ら(ロイター)
 【カイロ=岩田智雄】内戦状態にあるリビアの最高指導者カダフィ大佐側の軍部隊は2月28日から3月1日にかけ、反体制派に制圧された北西部の各都市の奪還を目指し攻勢を強めている。AP通信などによると、首都トリポリの西約50キロの要衝ザーウィヤでは反体制派がカダフィ氏側を撃退したが、チュニジアとの国境地帯はカダフィ氏側が取り返し国境を閉鎖した。

 ザーウィヤでは、反体制派とカダフィ氏側の双方が戦車や自動小銃、対空砲で武装し、28日から翌日にかけて約6時間にわたり戦闘を繰り広げた。カダフィ氏側は七男ハミース氏が率いる部隊で、6方向から同時に攻め込んできたものの、反体制派がザーウィヤを死守したという。

 またフランス通信(AFP)は住民の話として、カダフィ氏側の空軍機が28日、北東部の第2の都市ベンガジ南方のラジュマとアジュダービヤの武器庫などを攻撃したと報じた。

 一方、リビアの独立系メディアによると、トリポリ東部のタジューラ地区では同日、1万人規模の反体制デモがあり、カダフィ氏側軍部隊が銃撃、強制排除した。カダフィ氏はこれまで、おひざ元のトリポリでのデモをほぼ押さえ込んできたが、周辺都市の奪還に戦力を振り向ける中、首都の反体制派が息を吹き返してくる可能性もある。

 カダフィ氏は一部メディアをトリポリに招待しており、28日には米英テレビとのインタビューで「国民は私のことを愛している。私を守るために死んでくれるだろう」と述べるなど、国際社会からの退陣要求を改めて拒否した。

2252チバQ:2011/03/01(火) 23:37:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110301/mds11030100320000-n1.htm
カダフィ氏、油田支配権失う 地方の有力者が管理か
2011.3.1 00:31
 欧州連合(EU)欧州委員会のエッティンガー欧州委員(エネルギー担当)は28日、リビアの最高指導者カダフィ大佐は、国内の油田、ガス田の支配権を失ったとの見方を示した。

 エッティンガー委員は、リビアの油田、ガス田の管理権の多くは、騒乱でカダフィ政権の統治が揺らいだ隙を突いて台頭した地方の有力部族や指導者に移ったと指摘した。

 石油輸出国機構(OPEC)加盟国であるリビアの混乱は供給不安をあおり、原油相場の高騰を招いている。

 リビアはイタリア、ドイツ、フランス、スペインなど主に欧州諸国に原油を輸出している。(共同)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011030100859
首都西郊で反転攻勢へ=部隊展開、部族と交渉も−リビア軍
 【トリポリ時事】リビアの反政府勢力が首都トリポリ周辺に迫る中、最高指導者カダフィ大佐を支持する政府軍は1日、チュニジア国境に近い西部のナルトやザウィヤなどで反転攻勢の準備に入ったもようだ。政府側は、反政府勢力の支配都市周辺に精鋭部隊を展開させる一方で、地域の部族長らに支援を求める交渉を開始した。アラブ圏紙アルハヤトなどが伝えた。
 ロイター通信などによると、チュニジア国境から60キロの町ナルト周辺には、重火器を搭載した政府軍の車両が集結。住民の間で緊張が高まっている。
 反政府勢力が実効支配する首都近郊のザウィヤでも政府軍が戦闘準備に入っており、カダフィ氏の七男ハミス氏率いる精鋭部隊も参加しているという。軍当局者は、反政府勢力が抵抗を続ければ空爆すると警告した。ザウィヤでは食料が欠乏し、1週間分も残っていないといい、今後、反政府側が劣勢に立たされる可能性もある。
 リビア紙によると、カダフィ政権のお膝元のトリポリでは、2月28日に1万人規模のデモが発生し、衝突で死傷者が出たと伝えられ、厳戒態勢が敷かれている。(2011/03/01-22:27)

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2253チバQ:2011/03/01(火) 23:41:21
http://mainichi.jp/select/world/news/20110301dde007030029000c.html
リビア:チュニジア国境で明暗 アフリカ人の脱出拒否
 チュニジアの国境ゲートの向こう、リビア側に不安そうな顔のアフリカ人がいた。中国人やエジプト人などが続々とリビアから避難してきているが、マリやチャド、スーダンなどの118人は入国を拒否されたのだ。チュニジア入管当局者は、大使館の身元保証がなければ入国させられないという。「雇い兵だった疑いもあり、不法移民として居座られると困る」そうだ。

 チュニジア赤新月社のラドゥアンヌさんは「食料だけでも渡したいが、リビア領なので近づくこともできない」と10メートルほど先にたたずむ彼らを見やった。【ラサジール(チュニジアのリビア国境)で藤原章生】

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011030102000037.html
リビア 第3の都市再び激戦
2011年3月1日 朝刊

 【カイロ=杉谷剛】リビアの騒乱で、最高指導者カダフィ大佐率いる政権派の部隊は二十七日夜から二十八日にかけ、首都トリポリ東方にある反政府派が制圧した第三の都市ミスラタなど数カ所を空軍機で攻撃、再び激しい戦闘を繰り広げている。

 空軍基地があるミスラタは戦略上の拠点の一つ。ロイター通信によると、反政府派が軍用機一機を撃墜し、操縦士らを拘束した。目撃者は「カダフィ派が基地の一部を掌握したが、大部分は反政府派が依然として支配している」と話している。

 また、中東の衛星放送アルアラビーヤによると、政権派は二十八日、トリポリ西方のサブラタを制圧。さらに戦闘機が東部ベンガジ近くのアジダビヤにある武器庫を空爆するなど、激しい攻撃を加えた。

 一方、アルアラビーヤは二十八日、反政府側の情報として、カダフィ氏が、治安問題を担当する側近のアブドラ・スヌーシ氏を更迭したと報じた。事実なら体制内部で深刻な亀裂が起きていることになる。

 スヌーシ氏は、カダフィ体制の支持基盤となっている中部地方の最大部族「マカレハ」の出身。カダフィ氏は後任として、自身と同じ部族「カザーゼファ」出身のマンスール・ダウ・アルガハシ氏を任命したとしている。

2254チバQ:2011/03/01(火) 23:42:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110301/mds11030102330001-n1.htm
拠点都市を相次ぎ空襲 カダフィ反撃
2011.3.1 02:32 (1/2ページ)
 【カイロ=岩田智雄、ワシントン=犬塚陽介】内戦状態のリビアで、最高指導者カダフィ大佐側は28日、反体制派が制圧した都市に対し相次いで空軍機を投入した。北東部の第2の都市ベンガジ南方のアジュダビーヤでは武器庫2カ所を攻撃、首都トリポリの東約200キロにあるミスラタ近郊でも地元ラジオ局を軍用ヘリで襲撃した。フランス通信(AFP)などが伝えた。反体制派による各地の制圧が進む中、カダフィ氏側も奪還を狙って反転攻勢を強めている。

 一方、クリントン米国務長官は28日、ジュネーブでの国連人権理事会で演説し、カダフィ氏の即時退陣を求めた。米国はリビア東部で暫定政権の樹立を模索する反体制派との接触を開始。欧州諸国とともにリビア国内の飛行禁止区域設定の検討も始めた。カダフィ氏に対する国際的な包囲網も狭まりつつある。

 リビア第3の都市ミスラタ近郊では28日、ヘリがロケット弾3発をラジオ局の電波塔に撃ち込んだのに対し、反体制派が対空砲でヘリを撃墜、乗員を拘束した。同市付近の空軍基地争奪をめぐる戦闘も2月27日夜から激化し、反体制派が弾薬の保管場所を含む大半を支配、カダフィ氏側も一部を占拠した。

 トリポリの西約50キロにあり反体制派が支配するザーウィヤではカダフィ氏側の部隊約2千人が町を包囲。トリポリ東部のタジューラ地区では28日、住民数百人が反体制デモを始めたが、治安部隊に排除された。

 こうした中、中東の衛星テレビ局アルジャジーラによるとカダフィ氏は同日、傘下の諜報機関の責任者に対し、反体制派指導者らとの対話に乗り出すよう指示。2月27日には、セルビアのテレビ局の電話インタビューで、国連安全保障理事会が採択した対リビア制裁決議について、「何の価値もなく、無効だ」と反発した。

 しかし、欧州連合(EU)欧州委員会のエッティンガー委員(エネルギー担当)は28日、カダフィ氏がすでに国内の油田とガス田の大部分を掌握できていないとの見方を示した。

2255チバQ:2011/03/01(火) 23:43:41
http://www.asahi.com/international/update/0228/TKY201102280521.html
リビア脱出10万人超す 国境のキャンプ、パンク状態2011年2月28日23時51分
チュニジア東部ラースジャディールのリビア国境から避難する人は累計5万人を超え、チュニジア側の避難民キャンプは人であふれかえっていた=27日午後、橋本弦撮影
 【ラースジャディール(チュニジア東部)=前川浩之】混乱が続くリビアから逃れ出る人の波が続いている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、リビアから周辺国に流出した人の数は10万人を超え、うち5万人がチュニジア東部国境経由で逃れた。チュニジア東部では多くの避難者が、キャンプなどで不安な日々を過ごしている。

 UNHCRによると、避難者はリビアへの出稼ぎ労働者らで、大半はエジプト人。リビアには100万人を超えるエジプト人労働者がいるとされる。エジプトもムバラク政権が崩壊したばかりのうえ避難者の数が多すぎて支援が届かず、自力で脱出してくる。

 国境のキャンプは数百人規模しか収容できないため、強風のなか周辺の砂地に毛布やマットを敷いて寝る人も多い。キャンプ周辺では「エジプト政府はどこだ」と叫ぶデモも起きた。

 赤新月社の医師らが健康診断をした上で、近隣の町村の学校や体育館の避難所に振り分けているが、避難者が多いために周辺の街も避難民であふれ返っている状態だ。

 体育館などの避難所では衛生状態の悪化もみられ、チュニジア政府は保健省の職員を現地に派遣した。ただチュニジアも、ガンヌーシ暫定首相が27日夕に突然辞任するなど「革命直後」の混乱のさなかにある。

 UNHCRは毛布やテントなど100トン分を26日夜、チュニジア東部に空輸。国境沿いに1万人規模のキャンプを設置する方針だ。

2256チバQ:2011/03/02(水) 22:07:42
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110302-OYT1T00785.htm
カダフィ氏五男わがまま奇行の3泊4日韓国の旅

 【ソウル=竹腰雅彦】韓国紙、ハンギョレ新聞は2日、リビアのカダフィ氏の五男ハンニバル氏が昨年2月、韓国を3泊4日の日程でひそかに訪問し、数々の奇行とわがままで関係者を驚かせたと報じた。


 関係者によると、同氏は初日、準備された最高級ホテルに入ったが、夜10時に突然、気に入らないと変更を求め、別の宿に移動。レストランでは「私の水準に合わない」と不満を爆発させ、内外の著名人が食事する場面の写真やサインを見せられ、機嫌を直した。

 「韓国の夜文化」を体験すると繰り出したナイトクラブでは、案内役が夜通し英語で応対できる女性を探し回るはめになり、観劇では、「1列分」も用意された特等席が気に入らず、一般席の客と席を入れ替えた。滞在最終日、大雪で移動の航空便が欠航すると、船を準備するよう求め、関係者が1日延泊するよう必死で説得したという。

(2011年3月2日20時03分 読売新聞)

2257チバQ:2011/03/02(水) 22:09:07
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011030201000219.html
リビア政権、反撃態勢強化 反体制派制圧地域に展開
2011年3月2日 10時10分

 1日、リビア・ザウィヤで陸軍を離脱した兵士や戦車とともに反カダフィのスローガンを叫ぶ反体制派(ロイター=共同)


 【カイロ共同】フランス公共ラジオなどによると、リビアのカダフィ政権統制下の軍部隊などは1日、首都トリポリの南西約150キロのゼンタン周辺に展開を始めた。また、チュニジア国境に近い西部ナルートにも政権側の部隊が派遣されるなど、反体制派が制圧した西部の町などの奪還に向けた反撃態勢を強めており、緊張が一段と高まっている。

 欧米諸国は政権側の航空作戦を防ぐため飛行禁止区域設定に向けた調整を加速したが、短時間での実施は困難。2日は最高指導者カダフィ大佐が1977年に独自の「直接民主制国家」体制への移行を宣言した記念日で政権側は士気を高めるとみられ、反体制派住民らは不安を高めている。

 ゼンタン周辺では対空機関銃を積んだトラックや装甲車両など約40両が目撃され、住民は攻撃や空爆がいつ始まってもおかしくないと話している。反体制派はバリケードなどを築いて攻撃に備えているが、武器は乏しいという。

 一方、北東部ベンガジの弁護士によると、反体制派は1日までに、反体制派に参加した軍部隊の指揮を統一するための「軍事評議会」を設置した。各地の軍部隊を指揮下にまとめる方針で、評議会メンバーの人選などを進めて「首都解放」を目指す。

2258チバQ:2011/03/02(水) 22:19:26
http://www.asahi.com/international/update/0302/TKY201103020408.html
スーダン南部で戦闘、98人死亡の報道 選挙巡る対立
2011年3月2日20時18分
 【カイロ=古谷祐伸】今夏の独立が決まったスーダン南部で2月27日、自治政府軍と反乱派の間で戦闘があり、多数の死傷者が出た。反乱派側は「自治政府軍の兵士86人を殺し、こちらも12人の仲間を殺された」と主張している。ロイター通信などが報じた。

 現場はジョングレイ州で、反乱派は元自治政府軍の元将軍に率いられている。元将軍は昨年4月の州知事選で、自治政府を率いる南部の与党・スーダン人民解放運動の公認をもらえず、無所属で立候補したが落選。以来、私兵を率いて自治政府に反旗を翻すようになったという。

2259チバQ:2011/03/02(水) 22:31:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110302/mds11030222160012-n1.htm
医薬品や食料欠乏…人道危機の懸念深まる
2011.3.2 22:15

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2日、リビア・トリポリで、爆発したタンクローリーの近くで最高指導者カダフィ大佐のポスターを掲げる男性ら(ロイター=共同)
 騒乱が続くリビア各地の関係者は2日までに、医薬品や食料が欠乏、人道危機の懸念が深まっている状況を語った。カダフィ政権派の治安部隊に包囲された都市は特に深刻で、欧米はリビアの人道をめぐる姿勢を非難、政権への圧力を強めている。

 「医薬品も食料も絶対的に足りない。乳児用ミルクにも事欠いている」。政権側の部隊約2千人が包囲、1日に反体制派との大規模な戦闘があった首都トリポリの西約50キロのザウィヤの地元記者(33)は、市民の窮状を訴えた。

 政権は首都とつながる道路の至る所に検問所を設け、ザウィヤへの医薬品や生活必需品の持ち込みを禁じた。主食のパンや米は不足し、市民は食料を探し求めているという。別の市民はアラブのメディアに「輸血用の血液が不足し、住民が自分の血を提供している」と話した。(共同)

2260チバQ:2011/03/02(水) 22:34:42
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2788396/6896725
「ポスト・カダフィ」に動くリビア反体制派、しかし情勢はまだ流動的
2011年03月02日 14:23 発信地:ベンガジ/リビア
【3月2日 AFP】リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の退陣を求める反体制派が、政権打倒の方法をめぐる意見の違いを残しながらも、混沌とした抗議運動から急速に「もうひとつの政府」に進化しつつある。

 41年間に及ぶカダフィ大佐の強権支配に対する反乱は最初の数日間で多数の死者を出した。その後北東部ベンガジ(Benghazi)などの都市で組織され始めた反体制派による政治評議会や軍事評議会が、「カダフィ後」の構想を描き始めている。

 リビアの国連代表団の1人は1日、カダフィ大佐が首都トリポリ(Tripoli)の守りを固め、とどまり続けたとしても、暫定政権が機能し始めるだろうと語った。また陸軍の離反組も、カダフィ政権に対抗する反体制派との統一戦線構築に向けた検討を始めたと言う。

■反体制各派に意見の隔たり、治安部隊の反撃にも懸念

 しかし、こうした評議会が移行期のリビアの顔になるとしても、その内部には欧米諸国の武力介入による空爆の必要性から評議会の構成に至るまで、多くの点で意見の隔たりがある。

 例えば停止している公共サービスを再開させようと奮闘する中、反体制派の多くが懸念しているのはカダフィ大佐の治安部隊との力の差だ。反体制派がリビア東部の拠点から西部に突き進もうとした場合、統制のとれていない自分たちの部隊が、治安部隊に圧倒されてしまう可能性を恐れている。

 また西部では、一度は反体制派が掌握した都市でも、政府軍やカダフィ支持勢力が反転攻勢に出ている。反体制派が強い東部でも、カダフィ側の妨害工作員が入り込んでいないかどうか自主的に夜間パトロールを行っているほか、対空砲を配置するなどさらなる政府軍の空爆を恐れて緊張が高まっている。

■情勢はまだ流動的

 こうした恐怖と不安のなかで暫定的な権力が姿を現しつつあるが、情勢は混沌としている。司法書記(法相)を辞任したムスタファ・アブドルジャリル(Mustafa Abdel Jalil)氏は27日に東部のバイダ(Baida)で暫定評議会の発足を宣言したが、その翌日にはベンガジの反体制派も具体的な参加者の顔ぶれを明らかにすることなく独自の評議会の発足を発表した。

 リビアのイブラヒム・ダバシ(Ibrahim Dabbashi)国連次席大使はAFPの取材に対し、暫定政府の拠点はまずベンガジに置かれ、トリポリが「解放」された後にトリポリに移るだろうと語った。

 一方、カダフィ政権に対する武力行使の是非をめぐって割れている国際社会も、カダフィ政権後に目を向けている。米国のスーザン・ライス(Susan Rice)国連大使は、米政府はすでに反体制派の指導者たちに幅広く接触しており、リビア国民が「正当だと感じられる組織や政党、機構」作りを支援していくと表明した。(c)AFP/Samer al-Atrush

2261チバQ:2011/03/02(水) 22:34:59
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110302-OYT1T00812.htm
チュニジア側国境、外国人労働者押し寄せ混乱

 【ラスジディル(チュニジア南東部)=末続哲也】リビアの騒乱から逃れるため、外国人労働者らが押し寄せるチュニジア側国境で、混乱が拡大している。


 騒乱発生以来の入国者が1日、7万人を超過。国境での受け入れは限界に達し、リビア出国後、チュニジア側に入れず、国境線付近で待機する人々が急増している。

 チュニジア側国境の村ラスジディル。出入国管理機関の門の外は先週末から、入国を待つ数万人がすし詰め状態で待つ事態に陥っている。

 「早く入れてくれ」。荷物を頭に載せ、絶叫する人がいる。門の横の塀を乗り越え、入国手続きに走る人もいる。人並みに押しつぶされて卒倒し、運び込まれる中年の男性――。

 「門の外で3日待った。チュニジア側からパンや水が投げ込まれ、飢えはしのげたが、くたくただ」。入国したエジプト人建設作業員男性(30)が話した。

(2011年3月2日20時15分 読売新聞)

2262チバQ:2011/03/02(水) 22:36:15
http://www.asahi.com/international/update/0302/TKY201103020078.html
リビア反体制派、軍事評議会を設立 首都進攻に向け
2011年3月2日10時29分
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 【カイロ=古谷祐伸】リビアの最高指導者カダフィ大佐と反体制派の攻防戦が西部を中心に続くなか、東部の拠点都市ベンガジで1日、支配を固めつつある反体制派の指導者らが、首都トリポリ進攻にむけた軍事評議会の設立を発表した。

 AFP通信などによると、詳細は明らかにされていないが、ベンガジなどでは有志の軍事訓練が始まっており、首都進攻のための作戦本部としての位置づけとされる。ただ、「我々の戦力とカダフィ氏のそれとはバランスが取れていない」との声が反体制派内から出ており、表向きは拒んでいる国際社会の軍事介入を依頼する可能性が強まっているという。

 AP通信によると、トリポリで包囲されつつあるカダフィ氏は1日までに、息子などが率いる精鋭部隊を使って反体制派の支配する都市を攻撃させた。ザウィヤとミスラタ、ジンタンの奪還には失敗したが、ガリヤンとナフサ、サブラタの各都市は奪い返した。国連によると、2月19日以降、隣接するエジプトとチュニジアに計14万人が脱出した。

2263チバQ:2011/03/02(水) 22:36:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110302/mds11030209160007-n1.htm
傭兵はサハラの遊牧民 「ドルと武器が待っている」
2011.3.2 09:14

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リビア国営テレビで放映された、親カダフィ派の集会に参加するトゥアレグ人のグループ=2月25日、トリポリ(AP)
 【カイロ=岩田智雄】西アフリカの国マリの当局者は1日、マリや隣国のニジェールでかつて反政府勢力として軍と衝突したサハラの遊牧民トゥアレグ人が、内戦状態が続くリビアのカダフィ大佐側の傭兵(ようへい)として雇われていると明らかにした。フランス通信(AFP)が伝えた。

 この当局者によると、かつての反政府勢力兵士を含む数百人が、リビアに向かっている。当局が誘いに乗らないよう説得に当たったが、「ドルと武器が待っている」ため、止めることは難しかったという。

 トゥアレグ人は、マリ、ニジェールのほか、リビア、アルジェリア、ブルキナファソに約150万人が居住している。西アフリカ諸国の独立後、雇用機会が得られなかったことから一部はリビアの都会に移住し、カダフィ大佐のもとで「イスラム軍」の兵士となった。

 その後、マリとニジェールに帰国したトゥアレグ人は2007年以降、反政府武力闘争を活発化させた。調停に当たったカダフィ大佐は09年10月、トゥアレグ人とマリ、ニジェール両政府が包括的和平に合意したと述べたが、一部は闘争を続けている。

 マリの当局者は「かつての反政府勢力指導者は、現在もリビアに居住している」と述べた。また、「カダフィ政権が倒れようが倒れまいが、トゥアレグ人たちはいずれ武器を持って帰ってくる」と、再び地域が不安定化する恐れに懸念をあらわにしている。

2264チバQ:2011/03/02(水) 22:37:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011030202000030.html?ref=rank
リビア 首都で大量虐殺
2011年3月2日 朝刊


 【ラスジェディール(チュニジア南東部リビア国境)=有賀信彦】リビアの首都トリポリで二月二十三〜二十五日に行われた反体制派のデモに治安部隊が無差別発砲し、大量の死傷者が出ていたことが分かった。さらに治安部隊はデモ参加者の自宅や負傷者が収容されている病院に押し入って連行、殺害しているとみられる。AP通信が一日、デモ参加者が撮影したビデオや証言をもとに伝えた。

 デモは、最高指導者カダフィ大佐が掌握するトリポリ市内では、数少ない反体制派が強い地域の住民を中心に行われた。イスラム教の安息日(休日)にあたる二十五日は三日間の中で最大の数千人規模のデモとなった。治安部隊は高射砲をデモ隊に向かって乱射。遺体はトラックで運んで埋め、大量虐殺の証拠を隠滅しているという。

 また、反体制勢力が制圧した西部の都市ザウィヤで二十八日午後から一日未明にかけ、カダフィ氏の七男ハミース氏が率いる精鋭部隊が反撃をかけたが、反体制勢力が撃退した。

 東部を反体制勢力が掌握する中、トリポリの西五十キロに位置するザウィヤは双方にとって戦略上、重要な都市。カダフィ氏は、数十台の装甲車や戦車、高射砲など最も装備が充実した部隊の投入で奪取を図った。

 しかし、反体制勢力にはほぼ同じ装備を持つ軍部隊の一部が加わっており、これらの武器で撃退した。国軍はトリポリの東にある第三の都市ミスラタにも反撃を加えたが敗退。チュニジア国境に近いナルートも反体制派が制圧している。

 一方、ロイター通信などは一日、北大西洋条約機構(NATO)がリビア上空の飛行禁止空域設定を想定して米英主体の部隊をリビアに派遣する検討に入ったと伝えた。

2265チバQ:2011/03/02(水) 22:38:12
http://mainichi.jp/select/world/news/20110302ddm002030014000c.html
リビア:戦闘激化 体制派、西部の都市攻撃
 【カイロ大前仁】反政府勢力が地中海沿岸部の大半を制圧したリビアで28日から1日にかけて、最高指導者カダフィ大佐に忠誠を尽くす勢力と反政府勢力の間で激しい戦闘が行われた。中東の衛星テレビ・アルジャジーラによると、大佐支持派の軍は28日、反政府勢力支配下の東部主要都市アジダービヤの反体制派の武器庫を空爆した。カダフィ大佐は反撃を強化するとみられ、犠牲者の増加は必至の情勢となっている。

 アルジャジーラなどによると、反体制側はミスラタなど地中海沿岸部の都市のほか、チュニジア国境に近いナルートなど西部の複数の都市を掌握。軍から戦車や地対空ミサイルなどを入手し、東部からの「志願兵」の応援も得て首都への包囲網を狭めている。

 これに対し、大佐支持派の軍はナルートの町を重火器を装備した車両で包囲。AP通信によると、反政府勢力が支配する首都の西約50キロのアズザウィーヤでは28日夜、カダフィ大佐の七男ハミス氏率いる軍部隊が戦車も投入し、総攻撃を仕掛けたが、約6時間に及ぶ戦闘の末に撃退された模様だ。首都トリポリのタジュラ地区で同日、軍が反政府勢力に発砲し、数人が死亡したとの情報もある。

 カダフィ体制の崩壊が現実味を帯びる中、クリントン米国務長官は28日、米メディアとのインタビューで、体制崩壊後を見据えて反体制派との接触を継続する考えを示した。ただ、長官は、政権移行で国軍が重要な役割を果たすことが可能なエジプトとは異なり、リビアには「(政権の)受け皿がない」と指摘。国際社会では、体制崩壊による混乱を懸念する声も強まっている。

2266チバQ:2011/03/02(水) 22:39:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110302/mds11030201370003-n1.htm
カダフィ大佐、北西部都市の奪還めざし攻勢
2011.3.2 01:36 (1/2ページ)

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1日、ベンガジの陸軍基地で武装する反カダフィの市民兵士ら(ロイター)
 【カイロ=岩田智雄】内戦状態にあるリビアの最高指導者カダフィ大佐側の軍部隊は2月28日から3月1日にかけ、反体制派に制圧された北西部の各都市の奪還を目指し攻勢を強めている。AP通信などによると、首都トリポリの西約50キロの要衝ザーウィヤでは反体制派がカダフィ氏側を撃退したが、チュニジアとの国境地帯はカダフィ氏側が取り返し国境を閉鎖した。

 ザーウィヤでは、反体制派とカダフィ氏側の双方が戦車や自動小銃、対空砲で武装し、28日夜から翌日未明にかけて約6時間にわたり戦闘を繰り広げた。カダフィ氏側は七男ハミース氏が率いる部隊で、6方向から同時に攻め込んできたものの、反体制派がザーウィヤを死守したという。

 フランス通信(AFP)は住民の話として、カダフィ氏側の空軍機が28日、北東部の第2の都市ベンガジ南方のラジュマとアジュダービヤの武器庫などを攻撃したと報じた。ベンガジでは反体制派が同日、軍評議会を設立。別の都市とのグループと連絡をとり、政権打倒を目指すという。

リビアの独立系メディアによると、トリポリ東部のタジューラ地区では同日、1万人規模の反体制デモがあり、カダフィ氏側軍部隊が銃撃、強制排除した。カダフィ氏はこれまで、おひざ元のトリポリでのデモをほぼ押さえ込んできたが、周辺都市の奪還に戦力を振り向ける中、首都の反体制派が息を吹き返してくる可能性もある。

 カダフィ氏は一部メディアをトリポリに招待しており、28日には米英テレビとのインタビューで「国民は私のことを愛している。私を守るために死んでくれるだろう」と述べるなど、国際社会からの退陣要求を改めて拒否した。

 また、出稼ぎ労働者の外国人などがリビアを脱出しようと国境に殺到。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は1日、チュニジアに7万〜7万5千人、エジプトに6万9千人が避難し、「危機的状況」だとしている。

2267チバQ:2011/03/02(水) 22:40:20
http://www.asahi.com/international/update/0301/TKY201103010562.html
志願兵募り、首都へ 武装リビア反体制派「未来を開く」(1/2ページ)
2011年3月1日22時16分
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反体制派が支配するベンガジで1日、政府軍が放棄した戦車で遊ぶ子どもたち=越田省吾撮影
ベンガジで政府軍が放棄した戦車の上で遊ぶ子どもたち。手前はイスラム教の礼拝をする男性たち=2月27日、越田省吾撮影
ベンガジ郊外で2月28日、トリポリでの戦闘に備え集められた反体制派の弾薬=越田省吾撮影
 リビア東部のベンガジ。2月28日午後、郊外にある邸宅を訪れると、菜の花が咲き誇る庭で地元部族の有力者が出迎えてくれた。

 「リビアの現状をありのまま伝えてほしい」

 白髪頭にがっしりとした体格。仲間から「父親」と呼ばれている男性は、こう切り出した後、志願兵を募り、最高指導者カダフィ大佐がいる首都トリポリに向かう計画を語り始めた。

 反体制派の拠点となっているベンガジだけで、18歳から50代後半まで81人が名乗りを上げ、反体制派が掌握したベイダ、ダルナ、トブルクでも街の世話役を通じて声をかけているという。

 納戸代わりの部屋には、ロシア製の対戦車砲弾が3発入った木箱が36箱、手投げ弾が16発、さらに機関銃や対空砲の弾帯、照明弾のほか、戦車の砲弾までそろっていた。

 反体制派側についたり、放棄されたりしたベンガジ近郊の軍・治安部隊の基地や拠点から運び出した武器や弾薬の一部だ。危険分散のため、別の仲間の家などにも相当量を運び入れたという。

 「父親」の右腕として作戦を練る男性(36)が、地図を示しながら現況を説明し始めた。彼らが掌握している地域の西端にあるアジュダビヤからトリポリまでは約千キロ。その途上には、カダフィ大佐の出身部族が拠点とする中部シルトがある。街中に検問所が張り巡らされ、「アリ一匹見逃さない態勢だ」との報告が入った。

 船は考えていない。目立たない小さな漁船に重い武器や弾薬を積めば速度が上がらないし、政府軍に見つかったら逃げ場がないからだ。

 八方ふさがりなのかと聞くと、男性はニヤリとして携帯電話の画面を見せた。道がない砂漠を四輪駆動車が疾走する動画。リビア国土の90%は砂漠地帯だ。「おれたちは遊牧民の子孫。砂ごとの微妙な手触りの違いで、どの地域の砂漠か判別できる」

 志願兵らは今にも飛び出しそうな勢いだが、命を預かる「父親」は慎重を期す。「一刻も早く駆けつけたいが、できるだけたくさんの武器を調達し、各地の勢力と連携してトリポリを目指したい」

 「父親」はカダフィ政権打倒の動きを、「国民が一つにまとまるための闘い」と感じる。40年以上に及ぶカダフィ政権下で部族間にあつれきが生じ、東西も地域格差で分断された。「今リビアは打倒カダフィでまとまっている。過去になかったことだ」

 志願兵の39歳の男性は、ブロック造りの粗末な家に家族14人で暮らす。自分を含め9人のきょうだい全員が定職に就いていない。港で働いていた父親(64)の月額200リビア・ディナール(約1万3300円)の年金だけが頼りだったが、8カ月前に説明もなく打ち切られたという。

 「カダフィは国民の資産である石油収入を懐に入れ、自分を守るためだけに傭兵(ようへい)に1日2千ドル(16万3500円)も使う。でたらめだ。戦って命を失っても悔いはない」

 別の志願兵の母親(60)は息子に声をかけた。「リビアの未来を切り開くための闘いだ。行ってきなさい」(ベンガジ〈リビア東部〉=井上道夫)

2268チバQ:2011/03/03(木) 00:00:27
>>2263
トゥアレグ
分布 [編集]
トゥアレグ族の分布域現在では、トゥアレグ族は主にアルジェリア、マリ、ニジェールを中心に生活しており、その数は100万から350万人の間のといわれる。

1992年頃から、ニジェール北部を中心に反政府組織の活動が活発化、外国人観光客を襲撃するなどの武装闘争を展開した。ただし、大規模な拡大には至らず政府と和平協定を締結。2002年には武装解除されたと伝えられる。

文化と風習 [編集]
トゥアレグ族の衣装使用する言語はトゥアレグ語 (en:Tuareg languages)=タマシェク語である。タマシェク語は独自の表音文字を持っている。

青いターバンと民族衣装を着用することから青衣の民として知られる。一般にイスラーム世界では女性が全身や顔を衣装で隠す習慣があるが、トゥアレグでは逆に男性が全身そして顔を衣装で覆い、女性は皮膚を露出していることもある。また女系社会でもある。

職業や婚姻を制限する身分制度(カーストと訳されることもある)が存在する。上級階級の混血が進まないようにするための措置とされる。ニジェールでは他の周辺民族の身分制度も含めて差別を禁止する法律が施行されている(実効性は不明)。

2269チバQ:2011/03/03(木) 00:01:10
http://www.afpbb.com/article/politics/2788433/6900383?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
イスラム冒涜罪に反対のパキスタンの少数民族相、銃撃受け死亡
2011年03月02日 22:55 発信地:イスラマバード/パキスタン

【3月2日 AFP】パキスタンの首都イスラマバード(Islamabad)で2日、シャバズ・バッティ(Shahbaz Bhatti)少数民族相を乗せた車が白昼の住宅地で数人の男に銃撃された。バッティ少数民族相は搬送先の病院で死亡が確認された。

 警察によると、自宅を出たバッティ氏を乗せた公用車の進路を白いスズキ(Suzuki)車がさえぎり、乗っていた3〜4人の男が公用車に銃を乱射した。バッティ氏は市内の病院に運ばれたが、病院に着いた時にはすでに死亡していた。

 男たちはショールをかぶっており、犯人は特定できていない。この銃撃で、バッティ氏の運転手も負傷した。

■「イスラム教に対する冒涜罪」に反対していた

 バッティ氏はパキスタンでは少数派のカトリック教徒で、1月4日に警護官から銃撃されて死亡したパンジャブ(Punjab)州のリベラル派の知事サルマン・タシール(Salman Taseer)氏と共に、「イスラム教に対する冒涜(ぼうとく)罪」に反対する姿勢を鮮明に打ち出していた。タシール氏を殺害した警護官はイスラム強硬派から英雄視されている。

 タシール氏暗殺後、バッティ氏はAFPのインタビューで「現時点で最高のターゲットは私だ」と語り、殺害予告を受けていることを明かしていた。

 イスラマバード警察のワジド・ドゥラニ(Wajid Durrani)署長はバッティ氏の警護は適切だったと話しているが、狙撃された時に警護部隊はバッティ氏についていなかったという。ドゥラニ署長は「警護部隊の隊長は少数民族相から執務室で待機しているよう指示を受けたと話している。色々な角度から調査を進めている」と語った。

 パキスタンの「イスラム教に対する冒涜罪」の最高刑は死刑だが、実際にこの罪で死刑が執行されたことはない。しかし人権活動家らは、個人的な怨恨や商取引上の紛争に絡んでこの罪状が悪用されていると指摘している。(c)AFP/Sajjad Tarakzai

2270チバQ:2011/03/03(木) 00:02:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110302/mds11030223450017-n1.htm
カダフィ軍が反転攻勢 「血みどろの戦争に」欧米に警告
2011.3.2 23:44 (1/2ページ)
 【カイロ=岩田智雄、ワシントン=犬塚陽介】内戦状態にあるリビアで、反体制派が制圧した諸都市に対するカダフィ政権側の攻勢が続いている。AP通信などによると、最高指導者カダフィ大佐に忠誠を誓う戦車部隊が2日、首都トリポリの南約50キロのナフーサ山地にある陸上交通の要衝、ガリヤンを奪還した。

 これに対し、トリポリの東約200キロの第3の都市ミスラタでは、反体制派がなお頑強に抵抗しているとみられる。北東部の第2の都市ベンガジの南西約200キロにあるブレイガは、カダフィ氏側の軍部隊がいったん支配下に置いたものの、その後、反体制派が空港や石油施設を再び奪い返すなど激戦となっている。

 カダフィ氏は同日、トリポリで演説し、デモ隊の背後に国際テロ組織アルカーイダがいると改めて主張。また、「米軍か北大西洋条約機構(NATO)軍が来れば、血みどろの戦争となり多くのリビア人が死ぬ」と米欧に警告した。

 こうしたなか、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は1日、ベンガジを実効支配する反体制派が、カダフィ氏の軍事拠点への空爆を国連を通じて欧米諸国に要請するかどうか検討していると報じた。

 一方、米国のゲーツ国防長官は同日、米国防総省で記者会見し、中東に展開している原子力空母2隻に続き、強襲揚陸艦「キアサージ」と輸送揚陸艦「ポンス」、さらに海兵隊員400人を地中海に派遣したことを明らかにした。リビアの避難民救援など人道支援を想定した派遣であることを強調し、現時点での軍事介入には慎重姿勢を示した。

 オバマ米政権内では軍高官を中心に、英国などで強まるリビア上空での飛行禁止区域設定の動きに対し消極論が広がっている。

 ゲーツ長官は1日の会見で、国連安保理のリビア制裁決議は軍事力行使を許可するものではないと指摘、「NATOでも合意はできていない」として、飛行禁止区域の設定など現時点での軍事力を伴う制裁強化の実施に懐疑的な見方を示した。飛行禁止区域の維持には、リビアの対空ミサイル施設の破壊など軍事行動が不可欠になるとみられている。

 オバマ政権は民主化勢力を背後で操っているとの印象を与えることを警戒しており、米軍のリビア展開でイスラム諸国に反米感情が沸騰すれば、アフガニスタンでの対テロ戦争にも影響が出かねないとみている。

2271チバQ:2011/03/03(木) 00:03:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110302/mds11030222590016-n1.htm
攻勢強めるカダフィ大佐 反体制派の物資が不足
2011.3.2 22:57 (1/2ページ)
2月28日、リビア・トリポリで、米ABCテレビのインタビューに応じるカダフィ大佐(右)(ロイター=共同)
 【カイロ=岩田智雄】リビアの最高指導者カダフィ大佐の軍部隊が反体制派の支配下にある各都市への攻勢を強める中、武器、弾薬や食料、医療器具など反体制派の物資が不足している状況が、現地からの報道で伝えられている。

 市民のデモが一気に政権打倒の戦闘に発展したため、反体制派の兵站(へいたん)が準備不足で十分に機能していないことが苦戦の理由の1つとなっている。

 「私たちは孤立している。食料も赤ん坊のミルクもほとんどない」

 首都トリポリの西約50キロに位置し反体制派が支配するザーウィヤの人権活動家は1日、ロイター通信に窮状を訴えた。残る食料は1週間分との報道もある。

 ザーウィヤはカダフィ氏側の軍部隊約2千人に包囲され、反体制派は周囲の検問所を攻撃して兵站の突破口を開こうとしている。

 西方のナルートでは2月28日、チュニジア国境から70キロ弱までの道がカダフィ氏側の手に渡った。AP通信によると、反体制派の一人は仲間との電話で「私たちにはカラシニコフ(銃)しかない。何ができるというのだ」と声を荒らげた。

 反体制派の根拠地となっている東部ベンガジでは、病院の院長が、「基本的な医薬品はそろっているものの、医療器具や麻酔剤、手術のための人員が不足している」と述べた。外国人労働者の出国で、漁船の操業は軒並み停止している。弾薬はわずかしかない。カダフィ氏側部隊が徐々に迫り来る中、反体制派の装備は旧式で、かき集めた市民からなる義勇兵はほとんど訓練を受けていないなど問題が山積している。

 一方、カダフィ氏側が押さえるトリポリでは、物資不足は起きていないようだ。ロイターによれば、物価は高騰しているが、空港職員は「政府はすべての人に500デイナール(約3万3千円)を与えた。それで十分だ」と語った。

 カダフィ氏は1日、コメや卵、医薬品など支援品を積んだ保冷車やトラック18台をベンガジへ向かわせた。反体制派に政権側の物資の豊富さを見せつける狙いがありそうだ

2272チバQ:2011/03/03(木) 00:03:59
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110302-OYT1T00855.htm
リビア反体制派、広がる石油関連施設掌握
 【トブルク(リビア北東部)=田尾茂樹】リビアで最高指導者カダフィ氏の独裁に抗議する反体制派は石油施設も次々に支配下に置いている。


 国内有数の石油輸出拠点である北東部トブルクでは2日、反体制派が関連施設を押さえて輸出を継続していた。

 トブルク南部にある国営石油会社「アラビアン・ガルフ石油」の関連施設で、社員の一人は「我々も『革命』の一員だ。もう石油はカダフィのものではない」と話した。トブルクには、その南約500キロの砂漠地帯にあるリビア最大規模のサリル油田からパイプラインで運ばれる原油の積み出し港や精製施設がある。

 施設の検問では作業服姿の社員が警戒、反体制派についた兵士もカダフィ政権側の反撃に備えて警備に協力している、という。

(2011年3月2日23時23分 読売新聞)

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011030290232521.html
リビア騒乱で反体制派が外国支援検討 アラブ連盟「軍事介入反対」
2011年3月2日 23時29分

 【カイロ=内田康】リビアの騒乱で、同国東部を制圧した反体制派の報道官は2日、ロイター通信に対し、最高指導者カダフィ大佐派との戦闘について「外国の援助を求めることになるだろう」と述べた。一方、アラブ地域の22の国と機構で構成するアラブ連盟(本部・カイロ)のヘッリ副事務局長は、2日の緊急外相会合に先立ち、米英両国など外国によるリビアへの軍事介入を拒否する姿勢を示した。

 リビア東部ベンガジに拠点を置く反体制派組織「二月十七日連合」のゲリアーニ報道官は「カダフィを棺(ひつぎ)に入れるため、外国勢力にリビアの軍事拠点への空爆をお願いすることになる」と語った。

 ただ、本紙の電話取材に応じたベンガジ在住の関係者によると、反体制派内部では外国の軍事介入に反対する声も根強いという。

 一方、カイロで始まったアラブ連盟緊急外相会合で、ムーサ事務局長は「リビア情勢は悲劇的であり、受け入れがたい」などと演説した。

 ロイター通信などによると、反体制派が制圧している東部ブレガで2日、政権側との戦闘があった。リビア国営テレビは、政権側がブレガ近くの空港と港湾を制圧したと伝えたが、反体制派は短時間の戦闘後、奪還したと話している。

 カダフィ氏は2日、国営テレビを通じ「海外のメディアや(国際テロ組織)アルカイダが、リビアに介入している」などと演説。演説会場にはカダフィ氏支持派が詰め掛け、「われわれには大佐が必要だ」などと叫んだ。

(中日新聞)

2273チバQ:2011/03/03(木) 00:08:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110228-00000465-reu-int
リビアの外国人労働者、「出身国の貧富差」で多数が脱出できず
ロイター 2月28日(月)13時56分配信


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 2月27日、リビアでは治安の悪化が懸念されているが、多くの外国人労働者が出身国の「貧富の差」によって国外脱出できなくなっている。写真はベンガジの港で出国用の船を待つ人々。26日撮影(2011年 ロイター/Suhaib Salem)

 [ベンガジ(リビア) 27日 ロイター] カダフィ政権と反体制派が激しい攻防を繰り広げるリビアでは治安の悪化が懸念されているが、同国で働く多くの外国人労働者が、出身国の「貧富の差」によって国外脱出できない状況に追い込まれている。

 インド出身の運転手、オマール・チャンドさん(50)は27日、ベンガジの港に停泊する英国の戦艦を、数百人の外国人労働者とともに見つめた。アジアの貧しい国々から出稼ぎに来た同僚たちと同様、彼もまたリビアから脱出できないでいる。こうした外国人はほかにも数多くおり、そのほとんどがアフリカや南アジアの出身者だ。

 チャンドさんは、小雨が降る港で「金はないし、何もない」と語り、「船はおそらく明日来る。多分。でも分からない」と、わずかな期待に希望をつないだ。

 リビアの外国人労働者は推計150万人とみられ、多くが石油や建設関連の職に就いている。出身国はベトナム、バングラデシュ、エジプト、マルタ、オーストラリア、ブラジル、ガーナなど、多岐にわたる。

 他の労働者と同じく、チャンドさんもパスポートを会社に預けていたため、手元にはない。その会社の事務所は、騒乱の中で炎上してしまったという。

 ベンガジの住民らは港にキッチンや病院を設置し、行き場をなくした労働者を診察するために医師を派遣している。反体制派が採用した王政時代の旗のバッジを身に付けたボランティアたちが、ツナサンドイッチを配る姿も見られ、支援団体の代表は「隣人が困っていれば、人種や言語や宗教にかかわらず、支援するべきだ」と語る。

 外国人労働者らを支援するリビア人技術師、ハイサム・ジャディルさん(36)によると、ベンガジの港や大学構内にとどまっている人は3000人から5000人に上り、その多くがバングラデシュ、ベトナム、ガーナ、エリトリアなどの出身者だという。

 こうした人たちの帰国の見通しは立っておらず、ジャディルさんは「中国やトルコの会社はすべての責任者が脱出し、バングラデシュやベトナムなどの人たちが残された」と話している。

2274チバQ:2011/03/03(木) 21:33:56
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110304k0000m030080000c.html
リビア:反政府側の脆弱さ露呈 カダフィ政権側が巻き返し
 【カイロ大前仁】北アフリカ・リビアの最高指導者カダフィ政権の軍用機が3日、前日に続き反政府勢力が制圧した東部マルサエルブレガを攻撃、反政府勢力の拠点や空港を空爆した。反政府勢力がリビア東部の大部分を支配する中、政府側は必死の巻き返しに出ている。これまで支配地域を広げてきた反政府側だが、ここに来て脆弱(ぜいじゃく)な組織力や装備の問題も浮上している。

 一方、リビアと友好関係にある中南米ベネズエラのイサラ通信・情報相は2日、同国のチャベス大統領がカダフィ大佐と電話会談したことを明らかにした。中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、チャベス大統領は、中南米や中東など各国の代表で構成する委員会を設置し、カダフィ政権と反政府勢力の交渉を仲介することを提案したという。カダフィ大佐は提案を受諾したが、ロイター通信は反政府勢力側が政権との対話を拒否したと伝えた。

 反転攻勢に出るリビア軍は総勢7万6000人だが、自らが将校時代にクーデターを起こしたカダフィ氏は、軍が強大化することを警戒し、兵士の待遇は低く抑えられてきたとされる。そのため軍の士気は高くなく、反政府運動が広がると、多くの兵士が部隊を離脱したり、反政府側に加わったりした。

 そうした中、大佐は七男ハミス氏が率いるハミス旅団を厚遇し、重点強化してきた。また、アフリカ諸国から兵を高給で雇い、息子たちの下で部隊を編成させてきたといわれる。雇い兵部隊の実態は不明だが、残された正規軍と合わせ「カダフィ氏は約4万人の兵力を持つ」(エジプトの軍事専門家)との見方もある。

 雇い兵部隊は現在の反転攻勢の中核を担っている模様で、反政府勢力を激しく攻撃している。また、革命防衛隊なども大佐に忠誠をつくしている模様だ。

 先月に始まった反政府運動では、住民が個別に各都市を制圧したが、統一した統治機構や軍事力の組織化は遅れていた。東部では1日、「軍事評議会」が設立され、ようやく各地の離反部隊や義勇兵団の取りまとめが始まったばかりだ。1万人以上の義勇兵のほか多数の離脱兵が参加しているという。評議会幹部は兵力の訓練を積んだうえで、カダフィ氏が拠点とするトリポリの攻撃を想定しているという。

 しかし、カダフィ派の軍が戦闘機や戦車を投入しているのに対し、反政府勢力は政府軍や警察が放棄した兵器を利用しているとみられ高射砲やロケット弾などが確認されている程度。都市を広範囲に攻略する能力はない模様だ。

 また、トリポリのカダフィ一家は通常、軍事施設「バブ・アルアジジア」を生活拠点としており、「周囲に強固な軍が配備されているし、短期間では攻略できない」(ブルッキングス・ドーハ研究所のシャルキー副所長)といわれる。

 東部の反政府勢力が結成した統治機構の「国民評議会」は当初、他国の武力干渉に反対してきた。だがカダフィ派が反攻を強めている事態に危機感を強めている模様で、評議会の報道官は2日「(外国軍は)カダフィ派の外国雇い兵の拠点に限定し空爆すべきだ」と訴えるなど、「外国軍頼み」となっている。

 しかし、北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は3日、雇い兵勢力への空爆について、「NATOには(リビア情勢に)介入する意思はない」と述べ、軍事介入に否定的な見解を示した。

2275チバQ:2011/03/03(木) 21:34:31
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110303-OYT1T00935.htm
カダフィ氏側、引き続き東部ブレガを空爆し攻勢

 【カイロ=大内佐紀】最高指導者カダフィ氏支持派と反体制派の武力衝突が激化するリビアで、カダフィ氏側は3日、前日に続き、反体制派が制圧した東部の産油都市ブレガの空港施設などを空爆、反転攻勢を続けた。

 反体制派はカダフィ氏側が再度、ブレガ奪還を目指し地上軍による攻勢をかける可能性があるとみて、周辺のアジュダービヤから兵力を増強、再決戦に備えている。

 カダフィ氏側は2日未明、地上から重火器を使ってブレガを急襲し、制圧したが、午後になって反体制派の反攻に遭い、撤退した。反体制派は2日、国連などに対して、カダフィ氏に仕える外国人雇い兵の拠点への空爆を要請する方針を明らかにしている。

 一方、AFP通信などによると、カダフィ氏と親交が深いベネズエラのチャベス大統領は2日、カダフィ氏との電話会談後、リビアの和平交渉を仲介する「国際平和調停団」の設置を国際社会に提案した。

(2011年3月3日20時35分 読売新聞)

2276チバQ:2011/03/03(木) 21:36:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110303/mds11030321150006-n1.htm
軍事介入の意思なし NATO、作戦は立案中
2011.3.3 21:11

 北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は3日、記者会見し、緊迫するリビア情勢について「NATOは軍事介入する意思はない」と重ねて強調する一方で、「あらゆる事態に備えて」リビアに対する軍事行動の作戦立案を進めていることを認めた。

 リビアの反政府勢力が国際社会に対し、カダフィ政権派の雇い兵らに対する空爆実施を求めたことについては「NATOは留意する」と述べた。しかし、飛行禁止区域の設定を含むいかなる軍事行動にも国連安全保障理事会の承認が必要との認識を繰り返した。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110303/erp11030320170009-n1.htm
元大佐側近「カダフィ狙い撃ちは不可能」
2011.3.3 20:15 (1/2ページ)
 2日、リビアの首都トリポリで演説前の最高指導者カダフィ大佐(ロイター)
 【パリ=山口昌子】リビアの最高指導者カダフィ大佐の側近の1人で儀典長として仕え、昨年からフランスに滞在しているヌーリ・ミスマーリー氏が2日、パリ市内で会見し、「カダフィ氏は最後まで戦う」と述べ、国外脱出はしないとの見方を示した。また、カダフィ大佐は居場所を転々とするので、「(空爆などで)狙い撃ちすることは不可能だ」とも指摘した。

 ミスマーリー氏は35年近く政権中枢にありながら、昨年11月に訪仏、「現在は仏政府の保護下」にあるという。出国の理由について、「カダフィ氏の41年間の統治の間、人権は存在しなかった。こういう男と一緒に働いたことを恥じている」と述べた。

 また、「3歳の息子が自宅の庭で胸に弾丸を受けて殺された。誰が殺したのかを明確にしたい」と語り、自身の出国への報復で、幼児がリビア当局によって殺害されたことを示唆した。

 ただし、欧米諸国によるリビアへの軍事介入には反対を表明。「リビア人は自尊心が強い。イラク戦争の経過も把握しており、地上軍の展開など絶対に受け入れない」ためで、反体制派が要請している空爆の実施についても、「滑走路を破壊すれば十分であり、空爆は必要ない。リビア国民が誤爆される可能性もある」と否定的な見解を示した。

 反体制派に激しい攻撃を加えている外国人傭(よう)兵について、ミスマーリー氏は「カダフィ氏はごく一部のリビア軍兵士しか信用せず、金の欲しい若者を徴用して武器を与えて訓練している」と述べ、「首都トリポリでも最近、若者が傭兵用に拉致されている」との情報を明らかにした。

 独裁政治が長期間続いた理由については「カダフィ氏は、恐怖政治をカムフラージュすることを知っている。だからこそ国民も西欧諸国の首脳も彼に手を貸した」と述べた。

 ミスマーリー氏は「カダフィ氏は絶対にリビアから脱出しない。首都トリポリに最後までとどまるだろう」と述べ、出国の可能性も否定した。

2277チバQ:2011/03/03(木) 21:37:39
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110303/dms1103031600013-n1.htm
カダフィ寝起き襲って連行 石油ターミナル近くに空爆も
2011.03.03
 「血みどろの戦いになる」と外国の軍事介入をけん制しているリビアの最高指導者カダフィ大佐(68)が、反体制派へ猛攻を加えている。ロイター通信によると、2日にカダフィ政権側と反体制派の激しい攻防戦があった中部ブレガでは政権側の軍用機が石油積み出しターミナルから約2キロの地点にある石油工学大学近くに爆弾を投下した。

 さらに首都トリポリでは政権側の民兵らが反体制派の摘発を開始。反体制デモに加わった人々を写真やビデオで特定し、早朝に自宅を襲撃して一斉に連行したという。AP通信が伝えた。

 2日付の英紙デーリー・テレグラフは、リビア軍の化学兵器を押収するため、英陸軍の特殊空挺部隊(SAS)が潜入しているとみられると報じたが、米政権内部は混乱。リビア上空に飛行禁止区域を設定する問題をめぐり、クリントン米国務長官とゲーツ国防長官が2日、それぞれ議会証言で積極論と慎重論を展開し、早期の軍事介入の見通しは立っていない。(共同)

2278チバQ:2011/03/03(木) 21:40:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110303/mds11030301300001-n1.htm
反体制派「国民評議会」が空爆要請へ 評議会代表に前司法相就任見通し
2011.3.3 01:30
 【カイロ=岩田智雄】内戦状態にあるリビアの反体制派が拠点とする北東部の第2の都市ベンガジで、反体制派「国民評議会」のスポークスマンは2日、記者会見し、最高指導者カダフィ大佐に反旗を翻し反体制派に合流したアブドルジャリル前司法書記(司法相)が同評議会の代表に就任する見通しであると発表した。ロイター通信などが伝えた。同評議会は30人で構成されるという。

 アブドルジャリル氏は先月26日、ベンガジを拠点に暫定政権を樹立する考えを表明。国民評議会は、暫定政権構想は同氏の「個人的意見」だとの見解を示していたが、カダフィ政権後の受け皿作りが本格化した格好だ。

 スポークスマンはまた、カダフィ氏側の外国人傭兵(ようへい)を攻撃するため、国連を通じて欧米諸国に空爆の実施を要請することを明らかにした。ただし、リビアへの外国部隊の派兵については反対する考えを示した。

2279チバQ:2011/03/03(木) 21:41:19
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110302-OYT1T00898.htm
「カダフィ氏との勢力差大きすぎ」反体制派

1日、リビア北東部ベンガジで、対空砲の射撃訓練を受ける反体制派の志願兵(AP)

 【カイロ=加藤賢治】リビア北東部を制圧した反体制派諸派は1日、ベンガジで幹部会合を開き、「軍事評議会」の設置を決めた。

 空爆を激化させるなど反撃を強める最高指導者カダフィ氏側に対抗するため、これまで一枚岩とはいえなかった反体制派が勢力結集に動き出した。AFP通信などが伝えた。

 同通信によれば、初会合は数時間に及んだ。出席者の一人、サルワ・ブガイギ氏は「カダフィ氏と我々の勢力差が大きすぎる」と述べた上で、飛行禁止空域の設定や、国連安全保障理事会決議に基づく体制派拠点への空爆要請が集中討議されたことを明らかにした。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、空爆対象として首都トリポリのカダフィ氏邸宅やレーダー基地が検討されている。ただ、米英による軍事介入に慎重な意見もあり、最終的な結論は持ち越した。

 カダフィ氏は2日、首都で支持者を前に演説、米国など外部の介入を断固拒否すると警告した。

 一方、反体制派が制圧した東部の主要な産油都市ブレガと近郊のアジュダービヤでは2日、政府軍が空爆を加えた上で侵攻するなど激しい戦闘が起きた。双方ともブレガの支配権を主張するなど、情報が錯綜(さくそう)している。体制側が、東部への反転攻勢を本格化させた可能性がある。

(2011年3月3日01時19分 読売新聞)

2280チバQ:2011/03/03(木) 21:48:59
http://www.asahi.com/international/update/0303/TKY201103030451.html
イエメン、デモ長期化 妥協点さぐる動きも
2011年3月3日20時35分
 【マナマ=古谷祐伸】イエメンの野党勢力は3日、約32年間の長期政権を続けるサレハ大統領に対して、年末の辞任に向けたロードマップを提案したと発表した。野党側は即時退陣を求めてデモを続け、サレハ氏は辞任を拒んできた。ロードマップは、両者の妥協点を探る動きだ。

 イエメンからの報道によると、ロードマップは、年末のサレハ氏の平和的な退陣を目標として、憲法や選挙関連法の改正も提案している。サレハ氏は、2013年の任期満了で引退すると表明したが、即時退陣は拒んできた。政府高官も3日、「(サレハ氏から)前向きな反応があるだろう」と明らかにした。

 バーレーンでも、イスラム教スンニ派の王政に反発するデモが続いており、4日には、首都マナマ中心部で大規模な集会が予定されている。一方で、国民の7割を占めるシーア派を代表する野党側は3日、王室のサルマン皇太子が提唱する国民対話に参加する意向を示した。

2281チバQ:2011/03/03(木) 21:50:58
http://mainichi.jp/select/world/news/20110304k0000m030071000c.html
エジプト:元運輸相のシャラフ氏に首相交代
 【カイロ和田浩明】エジプトを暫定統治する軍最高評議会は3日、退陣したムバラク前大統領が任命した軍人出身のシャフィク首相が辞任し、後任に元運輸相のイサム・シャラフ氏(58)が就任すると発表した。シャフィク氏辞任はムバラク政権の名残払拭(ふっしょく)を求めていた若者グループの主要な要求の一つ。今回の措置で軍側は国民の要求に柔軟に対応する姿勢を改めてアピールした。

 シャフィク氏はムバラク時代の民間航空相で、1月末に首相に就任。ムバラク氏が2月11日に辞任した後も留任していた。しかし、ムバラク退陣要求運動を主導した若者グループは前政権との決別を要求。軍最高評議会は同月22日に野党幹部を入閣させるなどの内閣改造を行ったが「シャフィク辞任」を求める声は続いていた。

 若者グループ「4月6日運動」は首相交代に関する声明で「シャラフ氏は(デモの中心地だったカイロの)タハリール広場での座り込みにも参加していた」と歓迎した。

 シャラフ氏は04〜06年に運輸相としてエジプトの交通インフラ改良などに取り組んだ。米国留学経験がありカイロ大で土木工学の教授として教えたこともある。

 軍最高評議会は今回の首相交代を交流サイト「フェイスブック」で発表した。フェイスブックはムバラク氏を退陣に追い込んだ若者グループらが情報発信などに活用しており、若者受けを配慮したとみられる。

2282チバQ:2011/03/03(木) 21:59:44
http://www.asahi.com/international/update/0303/TKY201103030107.html
伊下院、ホテル滞在税可決 政権崩壊を再び回避
2011年3月3日12時4分

 【ローマ=南島信也】イタリア議会の下院は2日、全土のホテルで滞在税を徴収することなどを盛り込んだ税制改革法案を賛成多数で可決した。同法案は上下院合同委員会で一度否決されたが、政府は税制改革を求める北部同盟の連立離脱を避けるために、必死の多数派工作で可決に持ち込んだ。これでベルルスコーニ首相は、再び政権崩壊を回避した。

 同法案は先月3日、合同委員会で否決されたが、首相は委員会の決定を無視して政令を提出しようとしたため、ナポリターノ大統領が政令への署名を拒絶。そこで首相は多数派工作を行ったうえで改めて採決にかけ、賛成314、反対291で可決された。

 滞在税はホテルに宿泊する観光客から1泊につき最高5ユーロ(570円)を徴収するもので、税額はホテルの格付けによって異なる。また所得税も0.2〜0.3%増税となる。こうした増税分は地方自治体の歳入に組み込まれる。連立与党の一角、北部同盟は連邦制の導入を唱え、その一環として税制改革法案の成立を強く求めていた。

2283チバQ:2011/03/04(金) 19:48:13
http://mainichi.jp/select/today/news/20110305k0000m030008000c.html
レバノン:リビアで不明宗教指導者の真相解明に期待高まる
2011年3月4日 17時27分

 【カイロ大前仁】北アフリカ・リビアのカダフィ体制が揺らぐ中、レバノンのシーア派の間に、同国の宗教指導者ムーサ・サドル師に関する情報が確認できることへの期待が膨らんでいる。同師は33年前、リビア訪問後に失踪したが、カダフィ政権は同師失踪事件の調査に本腰を入れてこなかった。

 サドル師はレバノンのシーア派の高位聖職者。78年8月に随行者2人とともにリビアを訪れた後、行方が分からなくなった。リビア当局はイタリアへ出国したと説明するが、そのような記録はない。そのためレバノン司法当局は08年8月、サドル師らが殺害された恐れが強いと判断し、誘拐教唆などの容疑でカダフィ氏ら8人の逮捕状を出した。

 リビアで反政府運動が本格化してから、サドル師らに関する情報が少しずつ出てくるようになった。アル・ホウニ前アラブ連盟担当大使は、サドル師らが殺害され、南部セブハに埋葬されたと証言。一方で複数の政府関係者は、同師は現在も投獄中と述べている。

 サドル師は生きていれば82歳となるが、現在でもレバノンのシーア派住民の間では絶大な人気を誇る。娘ハウラさんはAP通信に、「生きていると信じている。リビアで状況変化が起きて、自由の身となることを願う」と語っている。

2284チバQ:2011/03/04(金) 19:50:50
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110304-OYT1T00447.htm
リビア反体制派、調停団拒否…カダフィ氏次男も

 【カイロ=加藤賢治、リオデジャネイロ=浜砂雅一】リビア東部を支配する反体制派の自治組織「国民評議会」の報道官は3日、南米ベネズエラのチャベス大統領が提案したリビアへの国際調停団派遣について、「カダフィが退陣するまで交渉の余地はない」と述べ、提案を拒否する構えを示した。

 ロイター通信が伝えた。

 リビア最高指導者、カダフィ氏の次男セイフ・イスラム氏も同日、英スカイニュースに対し、「外国の介入は必要ない」と提案に否定的な考えを示した。アラブ連盟はチャベス提案を検討する意向を表明したが、実現性は不透明だ。

 これに先立ち、ベネズエラのイサラ通信・情報相は3日、カダフィ氏側が提案を受諾する意向だとの見方を示していた。ロイター通信が伝えた。反米の急先鋒(せんぽう)、チャベス大統領はカダフィ氏と親交が深い。

 一方、セイフ・イスラム氏は、反体制派が掌握した東部ブレガについて、石油積み出し港がある最重要拠点であり、「必ず奪還する」と宣言した。ブレガでは2、3の両日、カダフィ派と反体制派が激しく交戦。反体制派は、カダフィ派の地上部隊がブレガの西方約130キロにある町、ラスラヌフで攻撃準備を整えているとみて、警戒している。

(2011年3月4日13時31分 読売新聞)

http://www.asahi.com/international/update/0304/TKY201103040119.html
オバマ氏、カダフィ氏の退陣迫る 当面は人道支援に注力
2011年3月4日10時49分

リビア東部アジュダビヤで3日、戦闘で死んだ仲間たちの葬儀で、空に向けて銃を撃つ反体制派の人たち=AP
 【ワシントン=望月洋嗣】オバマ米大統領は3日、リビアのカダフィ大佐について「政府を率いる正当性を失った」と述べ、「権力の座を降りて去らねばならない」と即時退陣を強く迫った。リビアへの対応では飛行禁止空域の設定を含めて「軍事、非軍事のあらゆる選択肢を吟味している」としたが、当面は救出活動や人道援助に力を注ぐ考えを示した。

 メキシコのカルデロン大統領とホワイトハウスで会談後、共同会見した。オバマ大統領は「無防備な市民が重大な危険に陥るような事態になれば、米国は完全に対応する能力がある」とし、武力介入も辞さない構えも示した。

 ただ、当面は「リビアの人々にとって最善の対応を、国際社会と協議して決める」とし、リビアから脱出したエジプト人らを米軍機や民間機で輸送するほか、カダフィ政権が拠点とする首都トリポリ市民への食糧配給を検討する考えを示した。

2285チバQ:2011/03/04(金) 19:56:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011030402000029.html
反体制派亀裂の恐れ リビア
2011年3月4日 朝刊

 【カイロ=内田康】リビアの騒乱で、東部を制圧した反体制派勢力内に、最高指導者カダフィ大佐の拠点を狙った海外各国の空爆支援を求める声が出始めた。国内反体制派の軍事力だけでは、大佐派が支配する首都トリポリへの進攻は難しいとの判断だ。だが、外国の軍事介入には庶民の抵抗感が強く、反体制派内に深刻な亀裂が広がる可能性がある。

 東部ベンガジの反体制派報道官アブドル・ハフィズ氏(50)は二日、本紙の電話取材に「軍事拠点になっているトリポリのカダフィ邸を空爆してもらいたい。これを認める国連安全保障理事会の決議も必要だ」と述べた。

 ハフィズ氏によると、国内反体制派単独でも東部地域の防衛は可能。ただ、大佐派はアフリカ各国出身の雇い兵部隊も擁し、戦力的にも充実。トリポリ進攻には、空爆支援が不可欠という。

 これに対し、ベンガジの反体制活動家ナイム・オシェイビ氏(31)は「軍事介入には反対。これは私たちの革命だ」と憤る。リビアの穏健派イスラム原理主義組織、ムスリム同胞団のアフマド・ブシャヒ師(40)は「アラブ人は外国の介入に敏感。空爆があれば、カダフィが庶民の共感を集める。時間がかかっても、自分たちで戦うべきだ」と力説した。

 ベンガジ市内には、介入反対を訴えるポスターも張られている。リビアはイタリアに支配された経験もあるだけに、市民の介入容認は容易でない。

 元エジプト軍幹部ムハンマド・ビレル氏は「カダフィ打倒には空爆支援では不十分。いずれ、各国地上軍も必要になる。反体制派は、勝ちたければ受け入れざるを得ないが、国民の間に深刻な亀裂が生じる」と語った。

2286チバQ:2011/03/04(金) 20:33:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110304/mds11030420060017-n1.htm
カダフィ支持? 風変わりな中南米諸国
2011.3.4 20:05 (1/2ページ)

 【サンフランシスコ=松尾理也】反米強硬派のベネズエラ・チャベス大統領が提案したリビアへの国際調停団派遣について、ベネズエラ政府は3日、カダフィ政権が受諾の意向を示したと述べるなど、仲介に意欲を示している。しかし反体制側は提案を拒絶する構えをとっているのに加え、国際社会の反応も冷ややか。今のところ、ベネズエラを中心とした南米の左派反米諸国の風変わりさが強調されるだけの結果となっている。

 ロイター通信などによると、ベネズエラのイサラ通信・情報相は3日、チャベス大統領がリビアの内戦状態の平和的解決に向けて提案した米国ぬきの国際調停団派遣について、カダフィ政権が受諾する意向を示したと述べた。

 だがリビア東部ベンガジを拠点とする反体制派「国民評議会」のスポークスマンは「遅すぎた。あまりに多くの血が流れた」と述べ、仲裁を拒絶。カダフィ大佐の次男サイフルイスラム氏も否定的な反応を示したと伝えられている。さらにクローリー米国務次官補は「国際調停団など必要ない。国民のために政権を辞任し、攻撃をやめればいいだけだ」と、取り合わない姿勢を明確にした。

 チャベス氏はカダフィ氏を「親しい友人」と呼び、一時はカダフィ氏のベネズエラ亡命説まで飛び出すほど密接な関係を構築してきた。加えて、独裁者として民主化を恐れる立場は同じなだけに、「米国が話を大げさにしているだけだ」などとカダフィ氏を事実上、擁護してきた。

 中南米ではほかにも、ニカラグアのオルテガ大統領が公然とカダフィ政権を支持し、キューバのカストロ前議長は「米国がリビアに侵攻しようとしている」との持論を展開。国連安保理が異例のスピードで制裁決議にこぎつけるなどカダフィ政権非難で国際社会がほぼ一致する中で、特殊さが浮き彫りになっている。

2287チバQ:2011/03/05(土) 13:52:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110221/erp11022108140001-n1.htm
(1)セルビア(上)EU加盟へ、戦犯を逮捕せよ
2011.2.21 08:10 (1/3ページ)

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ラドバン・カラジッチ被告(左)とともに記者会見に臨むミロスラブ・トホリ氏(1995年当時、トホリ氏提供)
 文学者を思わせる穏やかな風貌の男性は静かな口調で語り始めた。

 「1980年にチトー大統領が死去してから旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国ではそれぞれの勢力が権力争いを始めるなど、紛争の兆候は見られた。イスラム教とカトリック、セルビア正教の3勢力が血みどろの争いを繰り広げてきたバルカン半島では、些細(ささい)なことで民族の憎悪が燃え上がる」

 1992〜95年のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で、同国内のセルビア人勢力が樹立を宣言したセルビア人共和国の情報相だったミロスラブ・トホリ氏。セルビア人が圧倒的多数を占める隣国セルビアの首都ベオグラード郊外のレストランで当時を振り返るトホリ氏の表情は次第に熱を帯びていった。

 トホリ氏は2008年にセルビア政府に拘束されたボスニア・ヘルツェゴビナ紛争時の戦犯、ラドバン・カラジッチ被告の右腕を務めた。カラジッチ被告は1995年、東部スレブレニツァでイスラム教徒8千人が犠牲になったとされる虐殺事件などを指揮したとして、旧ユーゴスラビア国際戦犯法定(ICTY)で公判中だ。

 カラジッチ被告が96年に姿を消してからも、トホリ氏は極秘の連絡ルートを通じて送られてくる同被告の小説や詩を出版し続けた。約12年に及ぶ潜伏生活に入る前日、同被告はトホリ氏を含む側近数人と民家で最後の夜を過ごした。同被告はグラスに1センチほど注いだ酒をなめるように飲み、たばこを1本くゆらした。

 このとき同被告への連絡手段が指示された。トホリ氏が決められた場所にメモを置けば必ず同被告に伝わり、しばらくして返答が送られてくる。こうした伝言のチェーンが幾重にも設けられ、全体のつながりを知るのは同被告だけだった。

 トホリ氏は「最後にラドバンは親類の家に自分の声で電話をかけた。セルビア人共和国の無事を見届けたラドバンは、家族や支援者が生活に窮しているのを見かねて自ら拘束されたのだ」と語る。

 精神科医で詩人だったカラジッチ被告と同人誌の集まりで知り合ったトホリ氏は「ラドバンは、欧米が描くようなセルビア民族主義者ではなかった」と繰り返した。

                 □   □

 90年代の旧ユーゴ解体の過程で、各共和国の政治指導者が権力奪取のために民族の不安心理をあおった結果、民族の憎悪が燃え上がった。イスラム教徒、セルビア人、クロアチア人の対立が激化したボスニア・ヘルツェゴビナ紛争では20万人以上が死亡、難民・避難民は250万人を超えた。

 白い墓標が立ち並ぶスレブレニツァ虐殺記念墓地。

 「虐殺を生きのびた一人」という墓地の管理人の男性は「近所や同級生の誰が自分の家族や親類を殺したか知っている。それでもあいさつだけはする。ここに住み続けなければならないし、人生を途中でやめるわけにはいかないから」と声を落とした。

 旧ユーゴは6つの国に分裂し、2008年にはセルビアの自治州だったコソボが独立を宣言した。旧ユーゴからはスロベニアが04年に欧州連合(EU)に加盟。11年にクロアチア、12年にはマケドニアが加盟するとみられている。

 旧ユーゴ紛争で欧米から“悪玉”の烙印(らくいん)を押され、EU加盟の動きから取り残されたセルビアのタディッチ大統領は周辺国との和解を進め、09年12月、EU加盟を正式に申請した。

2288チバQ:2011/03/05(土) 13:52:33
 しかし、加盟には高いハードルが待ち受ける。カラジッチ被告と同様、セルビア民族主義者から英雄視される大物戦犯、ボスニア・ヘルツェゴビナのセルビア人共和国軍司令官ラトコ・ムラジッチ被告らの拘束だ。

 EUの要請に応え、セルビア政府は昨年10月、ムラジッチ被告の逮捕につながる情報提供に関し、懸賞金を10倍の1千万ユーロに増額した。

 しかし、トホリ氏は「ムラジッチ被告は間違いなく域外に逃亡した」と語る。同被告のシンパの表情がある日を境に和らいだという。逃亡先はロシアとみられている。

 紛争の後遺症を引きずり街全体がくすんだ印象を受けるベオグラード市内の露店ではカラジッチ、ムラジッチ両被告のキーホルダーが警官の目を盗んで販売されていた。EU加盟を果たすため欧州の論理にあらがえないセルビア人の葛藤を物語っているようだった。

                   ◇

 1993年のEU発足を機に欧州の統合は急速に進んだ。しかし、金融危機で欧州単一通貨ユーロ圏で勝ち組・負け組の二極化が顕著になり、イスラム系移民排斥の動きが目立つなど、あちこちからきしみが聞こえる。拡大する欧州の断面を、まずはEU加盟に腐心するバルカン半島のセルビアから報告する。(ベオグラード 木村正人)

                   ◇

【用語解説】ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争

 1992年、ボスニア・ヘルツェゴビナが旧ユーゴスラビア連邦からの独立を宣言したことに端を発する民族紛争。敵対民族を虐殺する惨事へ発展し「民族浄化」の言葉を生み出した。95年のデートン合意で紛争は終結。ボスニア・ヘルツェゴビナはイスラム教徒とクロアチア人が中心の「ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦」と「セルビア人共和国」から成る。

2289チバQ:2011/03/05(土) 13:53:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/erp11022807590001-n1.htm
(2)セルビア(下)ブルドーザー・ジョーの嘆き
2011.2.28 07:55 (1/3ページ)

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「ブルドーザー・ジョー」の愛称で知られるリュビザブ・ジョキッチ氏。ブルドーザーの窓ガラスには弾痕が残っていた
 「欧州連合(EU)に加盟すれば仕事が見つかる」「いやEUに入れば、セルビアは自由を失う」

 昨年12月、サンタクロースのルーツとされる聖ニコラスの祭日、セルビアの各家庭では知人や親類を招いて手料理が振る舞われた。セルビアの歴史を回転させた立役者で「ブルドーザー・ジョー」の愛称で知られるリュビザブ・ジョキッチ氏の自宅にも約10人の仲間が集まって、仕事や政治の話に花を咲かせた。

 2009年末にEU加盟を正式申請したセルビアでは昨年10月、失業率が19・2%に達し、EU加盟への賛成論が強まっている。

 「月200ユーロ相当の年金をもらっている。この10年で生活は良くならなかった」とジョキッチ氏。歴史の“証人”でもあり、かつて氏の収入を稼ぎ出したブルドーザーはエンジンを取り外され、野ざらしにされている。

 ユーゴスラビア連邦(1992〜2003年、セルビアとモンテネグロで構成)のミロシェビッチ独裁体制を崩壊させた「ブルドーザー革命」はセルビア民主化の原点として今も人々の記憶に残る。

 同連邦大統領選で不正操作を行ったミロシェビッチ大統領に対し、野党連合のコシュトニツァ氏が00年10月5日までに選挙結果を発表するよう迫り、野党支持者に連邦議会に集結するよう呼びかけた。

 どの政党にも属していなかったジョキッチ氏だが、デモ隊を阻止する治安部隊やパトカーを押しのけようと、愛用のブルドーザーを運転してベオグラードの連邦議会広場に向かった。ブルドーザーの後には次第に市民が列をなし、その数は7万人にのぼった。

 連邦議会広場周辺には約50万人が集結した。治安部隊が催涙ガスを使用するとデモ隊は一気に後退した。ジョキッチ氏は仲間2人をブルドーザーに乗せて、連邦議会に突入した。

 ジョキッチ氏がブレードを持ち上げ2階の窓に横付けると人々はブルドーザーによじ登って連邦議会の窓ガラスを打ち破り、押し入った。ユーゴ紛争と経済制裁に疲弊した人々の憤りがミロシェビッチ独裁体制を押し倒した瞬間だった。

 ミロシェビッチ大統領は6日深夜、ユーゴ国営テレビを通じて大統領選の敗北を認めて下野した。

 ジョキッチ氏は「ブルドーザーには治安部隊の銃弾83発が撃ち込まれていた。自分のためでなく民主主義とは何かを学ぶ若者たちのためにやったことだ。しかし、小石を集めて売る私の商売は上向きにはならなかった」とため息をついた。

2290チバQ:2011/03/05(土) 13:53:43
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 01年にミロシェビッチ前大統領を逮捕したセルビアの元秘密警察長官ゴラン・ペトロビッチ氏は、ミロシェビッチ政権の腐敗についてこんなエピソードを打ち明ける。西側の記者がミロシェビッチ大統領に「ドイツの高級車メルセデス・ベンツを買おうと思うと何日ぐらいかかるか」と質問した。大統領は「私と妻、長男の収入を合わせて2年間ぐらいだろう」と答えた。記者が「そんなに時間がかかるわけがない」と聞き返すと、大統領は「車を製造している会社と勘違いしていた」と言ってのけた。

 紛争に伴う欧米の経済制裁で旧ユーゴ連邦ではハイパーインフレが進み、5千億デイナールという空前の高額紙幣が登場した。「国家全体が闇経済化し、酒やたばこの密輸などを通じてミロシェビッチ一家の不正蓄財が進んだ。ミロシェビッチ氏は秘密警察を使って反体制派を暗殺していた」とゴラン氏は語る。腐敗が紛争をさらに泥沼化させていた。

 ゴラン氏を長官に抜擢(ばってき)して、ミロシェビッチ氏を旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(ICTY)に引き渡す作戦を強行したセルビアのジンジッチ首相は03年に暗殺された。ミロシェビッチ氏はICTYに引き渡されたが、06年3月に拘置所内で死去、公訴は取り下げられた。

 ゴラン氏は「忙しすぎて暗殺を恐れている暇もなかった。ミロシェビッチ氏を逮捕した私たちはセルビアの新たな歴史をつくった。それでこの国が良い方向に向かっているなら良いのですが」と控えめに話した。

 セルビア議会は昨年3月、ボスニア東部スレブレニツァのイスラム教徒虐殺に関する謝罪決議を採択した。セルビアは虐殺を否定してきたが、タディッチ大統領は過去と決別し、EU加盟を進めるために議会の決議を求めていた。

                 □   □

 英語ニュースの通信社VIPニュース・サービスのブラティスラブ・グルバチッチ氏は「EUに加盟する目標では政治的合意はほぼできているが、EUに入るだけで仕事が増えて高額所得が実現できるという甘い幻想が独り歩きしている。経済政策など各論を詰める必要がある」と語る。

 08年にセルビアからの独立を宣言したコソボのサチ首相がコソボ紛争中にセルビア人捕虜の臓器売買に関与していたと告発する報告書が昨年12月に公表された。しかし、地元主要紙ポリティカのコラムニスト、ボスコ・ヤクシッチ氏が「コソボの話にはもう疲れた」とつぶやいたように、ベオグラードの街はこの話題に関心を示さなかった。(ベオグラード 木村正人)

2291チバQ:2011/03/05(土) 14:13:09
http://news.livedoor.com/article/detail/5388987/
この混乱の時に渡部陽一と山路徹が戦場に出かけないワケ
2011年03月04日17時00分
提供:ゲンダイネット
 中東ではエジプトのムバラク政権崩壊をきっかけに、“砂漠の狂犬”と恐れられたリビアのカダフィ大佐も政権の座を追われそうな事態に発展。アジアに目を移せば、中国では「ジャスミン革命」と呼ばれる民主化運動が勃発し、国際情勢はこの20年で一番ホットな動きを見せている。

 国際紛争を取材するジャーナリストや戦場カメラマンにとって「今を逃したら……」という一生に一度あるかないかの激動の時である。ところが、日本でもっとも有名な紛争ジャーナリストの山路徹氏(49)と戦場カメラマンの渡部陽一(38)は国内にいる。日夜、バラエティー番組、CM、イベントなどの出演に忙しくて現地に行く時間の余裕はない状態だ。

「渡部のイベント出演のギャラは今や1クール契約で300万円にまで跳ね上がっています。アニメの声優にも起用されるなど、専門外の仕事が増える一方です。山路氏のイベント出演のギャラは今はまだ文化人枠なので30万円ほどですが、『サンデージャポン』(TBS)に準レギュラー出演するなどしてタレント扱いになれば、渡部と同レベルに跳ね上がるのは間違いありません」(広告代理店関係者)

 ちなみに、2日山路氏は映画「神々と男たち」のトークショー付き試写会に出席。情報番組などにひっぱりダコであることに対して「本当に僕の言葉でしゃべれる機会を与えていただけたことがうれしくて。こういったイベントも話をいただければ、積極的に出たい」と語り、「これからも恋愛をいっぱいしていきたい」とも。

 平和な日本でタレント稼業とは。戦場カメラマン、戦場ジャーナリストの看板が泣く。

(日刊ゲンダイ2011年3月3日掲載)

2292チバQ:2011/03/05(土) 14:15:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011030502000177.html
リビア 西部で衝突30人死亡
2011年3月5日 夕刊

 【トブルク(リビア北東部)=杉谷剛】リビアの騒乱で、首都トリポリの西方約五十キロの町ザウィヤで四日起きた最高指導者カダフィ大佐派と反体制派の衝突で、反体制派を中心に少なくとも三十人が死亡した。一方、リビア東部の港町ラスラヌフでは同日、反体制派が空港をはじめほぼ全域を制圧したもよう。ロイター通信などが伝えた。

 ザウィヤでは四日、金曜日礼拝後にデモ行進する反体制派のデモ参加者らを政権側の部隊が重機関銃や迫撃砲で攻撃。屋上には狙撃兵が配備され、デモ参加者を次々と狙い撃ちしていたという。四、五十人が死亡したとの情報もある。

 ロイター通信によると、反体制派はまだザウィヤ中心部の広場を掌握している。ただ政権側は「一部を除いて町は解放された」と、反体制派からザウィヤを奪還したと発表した。

 一方、トリポリの東方約六百六十キロにある同国東部ラスラヌフでは、反体制勢力が「カダフィ大佐派の兵は退却した」ことを明らかにした。空港のほかに国軍基地や石油精製施設も完全に支配しているという。

 その半面、同じく東部のベンガジでは、政権側が反体制勢力に対し激しい空爆を繰り広げ、多くの犠牲者が出ているという。

http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CO2011030501000056_Main.html
反体制派指揮官ら40人以上死亡 カダフィ政権、反攻強める


 【トリポリ共同】リビアの首都トリポリ西約50キロのザウィヤで4日、政権側部隊による激しい攻撃があり、現地からの情報によると、反体制派指揮官を含む40人以上が死亡した。政権側は町の大半を奪還したと主張。地元の医師(36)は同日「町の中心部に狙撃兵が侵入し、救急車も狙い撃ちされた」と語った。

 カダフィ政権は今月、反体制派が掌握した都市への反攻を強め、戦線は首都トリポリの東西に拡大している。

 中東の衛星テレビ、アルジャジーラは4日、カダフィ政権の軍用機が同日、反体制派の拠点となっている北東部ベンガジ郊外の弾薬庫を空爆、17人が死亡したと報じた。負傷者も多数出たという。

2293チバQ:2011/03/06(日) 03:31:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110306/mds11030601200000-n1.htm
カダフィ派、無差別砲撃 ザーウィヤ
2011.3.6 01:17

5日、リビア・ザウィヤで、銃を構える反体制派(ロイター=共同)
 【カイロ=大内清】内戦状態が続くリビアで、最高指導者カダフィ大佐側の軍部隊は5日、反体制派が支配する、首都トリポリの西約50キロの要衝ザーウィヤの住宅地に無差別砲撃し、市民を含む多数の死傷者が出ているもようだ。中東の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、無差別砲撃を前に、反体制派は一時、防衛線を突破され約70人が死亡した。

 ザーウィヤの攻防では5日未明、カダフィ氏側が迫撃砲などによる攻撃に続き戦車や歩兵などの部隊を投入。同部隊は反体制派の抵抗でいったん押し返されたものの、その後も砲撃を続けた。負傷者は数百人に上っている。

 北東部ベンガジを拠点とする反体制派も攻勢を強めており、4日に石油関連施設のある北部ラスラヌフを制圧、5日には西隣ベンジャワードを通過し進撃しているもようだ。

 フランス通信(AFP)によると、ベンガジ郊外の武器庫で4日、爆発があり、付近の住民ら27人が死亡した。爆発原因は不明。

 また、反体制派の「国民評議会」は5日、ベンガジで初の公式会合を開いた。

 一方、米国防総省は4日、リビアからの避難民向け救援物資を運ぶため、チュニジアへの輸送機派遣を発表。米海兵隊員1300人を乗せた米海軍の強襲揚陸艦と輸送揚陸艦も同日、ギリシャ南部クレタ島の米海軍基地に到着した。

 情勢が緊迫する中、ベネズエラ当局は4日、同国のチャベス大統領が提案したリビアへの国際調停団派遣について、カダフィ氏側が受け入れを承諾したと明らかにした。反体制派は調停団派遣を拒否している。

2294チバQ:2011/03/06(日) 03:32:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110305/mds11030520290011-n1.htm
「女性、子どもも犠牲に」 猛攻進軍のカダフィ政権軍
2011.3.5 20:28
 「女性や子どもも殺害されている。病院も包囲された」−。5日早朝、リビアの首都トリポリの西50キロのザウィヤの反体制派に対する猛攻を開始したカダフィ政権軍。反体制派も激しい応戦を展開するが、死傷者が次々と運び込まれる病院の男性医師は、力なく声を落とした。

 この医師によると、政権軍の攻撃が始まったのは午前6時ごろ。戦闘機とみられるごう音やヘリコプターの飛行音が町を押しつぶすように響き渡った。その後、「西や東、北側からも攻撃が続いている」と医師。住宅地区も空爆を受けており「一般の民間人まで攻撃にさらされている」と憤る。

 政権軍は、ザウィヤの外縁部で防衛線を敷く反体制派の部隊を激しく攻撃する一方、中心部の広場へ向け進撃。軍を離反した兵士らも加わる反体制派側は、戦車2両を破壊するなど一部では政権軍を押し戻しているともいい、激戦が続いている。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110305/mds11030520180008-n1.htm
「処刑直前」突然に解放 カダフィ派拘束の捕虜ら
2011.3.5 20:17
 リビア北東部ベイダ近郊で2月、カダフィ政権に雇われた外国兵らと交戦した際に捕らえられ、首都トリポリの施設に約2週間収監された反体制派の捕虜24人が今月3日、突然解放され、翌4日にベイダに戻った。

 反体制派はこれに先立ち、交戦の際に捕らえた政権側の雇い兵ら約200人を解放しており「捕虜交換」とみられる。自由の身になった反体制派の市民らは「処刑直前だった」と恐怖の体験を振り返った。

 政権側に捕まり捕虜となったエンジニアのファラジュさん(47)によると、交戦は2月19日、ベイダ近郊の空港で、カダフィ政権が送り込んだ雇い兵らと反体制派の間で起きた。

 反体制派は雇い兵らを打ち破り、空港を制圧したがファラジュさんら26人は雇い兵を乗せた飛行機に乗せられ、トリポリに連れ去られた。(共同)

2296チバQ:2011/03/06(日) 14:57:01
http://www.asahi.com/international/update/0305/TKY201103050496.html
リビア反体制派、半年以内の選挙目指す 暫定政権へ調整(1/2ページ)2011年3月6日0時41分

 【ベンガジ(リビア東部)=山本大輔】リビアのカダフィ政権を退陣に追い込んだ後の新国家構想を議論している反体制派は5日、東部ベンガジで国民評議会の発足に向けた初会合を開いた。反体制派はアブドルジャリル前司法書記(法相)を議長とする同評議会を運営母体として暫定政権をスタートさせることで最終調整しているという。

 関係筋によると、構想は前法相が中心となって進めている。国民評議会は、暫定政権下での最高意思決定機関の位置づけで、民主的な選挙を経て新政権を発足させるための準備をするのが目的だ。そのため、カダフィ政権の崩壊後直ちに憲法起草にとりかかる。憲法案は国民投票にかけられ、賛成が得られれば、選挙を実施して新政権が生まれるという流れを想定している。前法相側は、半年以内に選挙を実現することを目指すとしている。

 国民評議会では、首都トリポリなど各都市からの代表者に、人口比に応じた議席を配分するという。また、軍に代わる軍事評議会を傘下に設置し、国民評議会の指示の下で治安維持にあたらせる。軍事評議会の代表者や、反体制デモに参加した若者の代表らにも議席を振り分けることを検討しており、幅広い層から代表者を集めることで、民意を反映した暫定政権との位置づけを確立したい考えだ。定数は30議席程度になる見通しだという。

 ただ、いつまでにカダフィ政権を崩壊に追い込めるかの見通しはない。リビア西部と東部で激化している政府軍による攻撃で多くの死傷者が出ている今、反体制派の民衆の関心は、暫定政権の発足よりも、政府軍との戦闘に集中しているのが現状だ。新国家構想の具体化についても反体制派の指導者には様々な意見があるとされる。暫定政権が構想通りに進むかは、前法相が反体制派内を一つにまとめる指導力を発揮できるかにかかっている。

 カダフィ体制下のリビアでは、議会も憲法も存在しない事実上の独裁体制が40年以上も続けられてきた。そのため、国家元首が退陣しても国家運営の基盤は残っているチュニジアやエジプトと異なり、リビアでは完全にゼロからのスタートとなる。憲法や選挙を知らない国民も多く、民意を反映した新国家建設ができるかどうかは未知数だ。

2297チバQ:2011/03/06(日) 15:03:08
http://www.cnn.co.jp/fringe/30002027.html
イヤリング着けて登院し追放処分に、ケニアの男性議員
2011.03.05 Sat posted at: 16:01 JST

ナイロビ(CNN) アフリカ東部のケニアの議会は5日までに、サングラスとイヤリング姿で議場に現れた若手の男性議員が服装規定に抵触したとして、適切な衣服を着用するまで登院を禁じる訓告処分を下した。

議場から追い出されたのはムブビ議員で、1日に淡色のスーツを着込み、パイロット用のサングラスをつけ、両耳にイヤリングを飾って登院し、他の議員多数からひんしゅくを買っていた。

議会副議長は、ムブビ議員の服装は議会の威厳にふさわしいものではないと強く批判する議長の発言を紹介し、処分を発表した。土地省の大臣補佐は、神が世界を創出して以降、男性は女性の真似をしたことがないとムブビ議員の服装をこきおろしている。

一方、ムブビ議員は議場で、「若手世代の代表者として議会に臨んでいる」とし、「他の尊敬すべき議員たちは私に干渉するよりは有権者の問題に集中すべきだ」と反論した。同議員の選挙区は首都ナイロビ。華やかなファッションセンスで、スワヒリ語の俗語で「金持ちの男性」を意味する「ソンコ」のニックネームを付けられている。

2298チバQ:2011/03/06(日) 15:05:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110305/amr11030512060009-n1.htm
米がバグボ氏の即時退陣要求 コートジボワール情勢
2011.3.5 12:05

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2月4日、アビジャンで軍の式典に出席したバグボ氏(ロイター)
 クリントン米国務長官は4日、大統領選の結果をめぐり混乱が続く西アフリカ・コートジボワール情勢について、選挙で敗退した後も職を辞さないバグボ氏は「平和の名において即座に身を引くべきだ」として、退陣を要求する声明を発表した。

 クリントン長官は、最大都市アビジャン郊外でバグボ氏派の治安部隊が、同氏の退陣を求める女性のデモ隊に発砲したことを強く非難。さらに「権力にしがみつこうとする自己中心的な行動で緊張が高まり、国民の基本的な権利が侵されている」と指摘し、暴力の即時停止も求めた。(共同)

2299チバQ:2011/03/06(日) 19:44:10
>>1888
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110306-OYT1T00431.htm
政界衝撃…極右女性党首、仏大統領選の人気首位

 【パリ=林路郎】フランス大衆紙パリジャンが6日掲載した世論調査で、2012年次期大統領選の第1回投票で極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首(42)が現職のサルコジ大統領(55)と最大野党・社会党のマルティヌ・オブリ第1書記(60)を押さえて首位に立つとの結果が出て、政界やメディアに衝撃を与えている。

 調査では、決選投票に臨む2人を選ぶ第1回投票でルペン氏が23%を得票し、サルコジ氏とオブリ氏は21%で並ぶと出た。ルペン氏は1月中旬の党首就任以来じわじわと支持率を伸ばしてきたが、主要政党の候補が後塵を拝したのは初めて。

 02年にはルペン氏の父ジャンマリ・ルペン氏が社会党のジョスパン候補を押さえて2位に立ち、決選投票に進んだが、世論の大勢は「反極右」で結集し、決選投票でジャック・シラク氏が圧勝した経緯がある。

(2011年3月6日18時24分 読売新聞)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110306/erp11030619220006-n1.htm
仏ルペン極右政党党首、世論調査で1回投票でトップ
2011.3.6 19:21
FN新党首に選ばれ党大会で演説するマリーヌ・ルペン氏=1月16日、トゥールズ(AP)
 【パリ=山口昌子】来年行われる仏大統領選挙(直接選挙、2回投票)の第1回投票では、極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(42)が得票率で1位を獲得するとの世論調査結果が5日、出された。大統領選の世論調査で極右政党党首がトップに立つのは、第五共和制が始まった1958年以降で初めて。仏紙パリジャンによると、第1回投票でルペン氏に投票するとした人は23%で、サルコジ大統領とオブリ社会党第1書記はともに21%だった。

 ルペン氏は5日の会見でこの結果に「当然ながら、おめでたいことだ」と満足気で、「サルコジ氏は落選するだろう」と早くも“勝利宣言”。

 ルペン氏は1月に父親のジャンマリ・ルペン氏の後任として党首に選出されたばかり。人種差別で過激な発言を繰り返した父親と異なり、「共和国の価値」や「非宗教」に言及して極右色を薄めると同時に、従来のFNの主張である「反欧州」を掲げ、ユーロ危機に揺れる人心に訴えている。

 とくに治安対策や移民政策などで成果を上げられないサルコジ政権に不満をいだく伝統的な右派支持者からの支持を集めている。

2300チバQ:2011/03/07(月) 00:05:30
http://mainichi.jp/select/world/mideast/news/20110307k0000m030028000c.html
リビア:武器庫にも空爆 散りぢりの遺体、現場は廃虚に

治療を受けながら空爆の状況について語るアブドラヒムさん(左)とマハムドさん。マハムドさんは左目付近など頭部の痛みが続いている=リビア北東部ラジマで2011年3月5日、高尾具成撮影 【ベンガジ(リビア東部)高尾具成】病院の霊安室には、散りぢりとなった肉片が遺体と共に安置されていた。リビア北東部の反政府勢力の拠点ベンガジの南東約30キロにあるラジマ。4日夕に敢行された国軍による空爆攻撃は、多数の死傷者を出した。爆撃現場に入り、負傷者に話を聞くと、無差別殺害の実態が明らかになってきた。

 イスラム教徒の休日にあたる4日の金曜日午後6時半過ぎ、ラジマにある最高指導者カダフィ大佐率いる国軍の武器庫にミサイルが撃ち込まれた。武器庫には爆弾も保管されており、連続爆発を繰り返し、約1キロ四方の一帯は一瞬にして炎に包まれた。

 ベンガジ中心部の公立ジャラー病院には爆発後、少なくとも50人以上の死傷者が運ばれた。5日昼までに同病院に収容された19遺体の中には4歳の女児と1歳半の男児も含まれていた。サバ・ラグマティ女医(38)は「顔の一部や腕だけなど身体の部位のみが回収された遺体も数十に上る。DNA鑑定用の機材がなく、遺族の特定も難しい」と目を赤らめた。

 爆発の瞬間、付近を通行中だった商店主のナセル・アブドラヒムさん(47)とアニュアル・マハムドさん(42)は同病院で「爆音と共に車が宙を舞い、数回転した後、地面にたたきつけられた」と証言し、「自国民を殺害しておきながら、『リビアを愛する』などと決して言えないはずだ」と憤った。マハムドさんは左目などに破片物を受け、視界不良となったままだ。5日運ばれた遺体を前に、イブラヒム・サビル医師(44)は「大きな破片物で頭部を強打した可能性が強い」と語った。

 空爆現場は廃虚と化していた。残り火や煙が立ち込め、ほぼ1日を経た5日夕もきな臭いにおいが漂っていた。直径40メートルほどの大きな穴が二つ見え、2階建ての兵舎や武器庫は完全に崩れている。約500の対空機関砲などの武器は焼け焦げ、鋼鉄がねじ曲がっている。消火用に置かれていた消防車はバラバラになり、約100メートル離れた場所に赤色の車体が飛び散っていた。

 「先月17日の民主化運動の開始以降、国軍の軍人が逃げ、武器庫の武器を反政府勢力に利用されることをカダフィが恐れたためだろう」。そう話す約4キロ離れた場所に住むファラジ・イシエビさん(41)宅の窓ガラスも割れた。カダフィ氏への怒りと非難は、東部地区で増幅している。

2301チバQ:2011/03/07(月) 00:06:32
http://mainichi.jp/select/world/news/20110307k0000m030045000c.html
リビア:中部ラスラヌフ周辺で激戦 カダフィ大佐故郷近く
 【カイロ大前仁、ベンガジ(リビア北東部)高尾具成】リビア政府軍と反政府勢力は6日、大規模な石油関連施設がある中部ラスラヌフ周辺で激しく交戦した。ラスラヌフは最高指導者カダフィ大佐の故郷で政権派拠点のシルトの東約200キロ。反政府側は「(カダフィ体制崩壊に)弾みがつく」(米アナリスト)といわれるシルト陥落を視野に置いているが、政府側は空爆などで応戦している。

 一方、反政府勢力の代表でつくる国民評議会は5日、第2の都市東部ベンガジで初会合を開催し、軍事、外交のトップを含む危機管理委員会を発足。カダフィ政権に代わって国際社会の認知を求めていく方針を示した。

 反政府勢力は5日までに、ラスラヌフや、シルトの東約150キロのビンジャワドを支配下に入れた。しかしAFP通信によると政府軍は6日、ラスラヌフを空爆。また、ビンジャワドでは政府軍との交戦で2人が死亡、仏人記者を含む少なくとも30人が負傷したという。

 リビア国営テレビは6日、政府軍が、反政府勢力の支配下にあった西部ミスラタなどを奪還したと報じた。だが、現地からの報道では各市とも反政府側の支配が続いている模様で、政府側の宣伝の可能性が高い。

2303チバQ:2011/03/07(月) 00:08:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110306/mds11030619500006-n1.htm
反体制派が国際承認に向け接触 カダフィ派はザーウィヤ制圧か
2011.3.6 19:49

5日、リビアの首都トリポリ西方のザウィヤで、反体制派が使う戦車(奥)のそばを通る市民(ロイター)
 【デルナ(リビア北東部)=黒沢潤】内戦状態が続くリビアの北東部ベンガジを拠点とする反体制派の「国民評議会」は5日、同評議会が同国全土を代表する唯一の機関だと宣言した。最高指導者カダフィ大佐に抗議して司法書記(司法相)を辞任した評議会のアブドルジャリル議長は、国際承認に向け欧州やアラブ各国と公式に接触を始めたとし、「数カ国が(われわれを近く)承認するだろう」との見通しを示した。

 一方、カダフィ氏側部隊と反体制派は中部や北西部で激しい攻防を続け、リビアの国営テレビは6日、首都トリポリの西約50キロの要衝ザーウィヤをカダフィ氏側が奪還したと報じた。

 国民評議会は5日、ベンガジでの初会合で、外交・軍事分野の意思決定を統括する「危機委員会」を設置し、外交官や軍人ら3人の委員を指名。外国軍に改めてカダフィ氏側への空爆を呼びかけた。

 5日までに北部ラスラヌフとベンジャワードを制圧した反体制派部隊は6日、カダフィ氏の出身地シルト方面へ進軍を始めた。AP通信によると、カダフィ氏側は同日、進軍中の同部隊へ空爆を開始した。カダフィ氏側はシルト付近を防衛線と位置づけているもようで、ラスラヌフにも小規模な空爆を行うなど、反体制派への攻勢を強めている。

 北西部ザーウィヤでは5日、カダフィ氏側が住宅地を無差別砲撃し、現地入りした英テレビ記者は「カダフィ氏側兵士が10歳の子供にも銃撃した」と伝えた。

2304チバQ:2011/03/07(月) 00:10:05
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2788916/6921026
カダフィ政権が主要都市奪還と主張、反体制派は否定 リビア情勢
2011年03月06日 19:08 発信地:トリポリ/リビア
【3月6日 AFP】(写真追加)リビアの国営テレビは6日、最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐に忠誠を誓う治安部隊が、複数の主要都市を奪還したと発表したが、反体制派は即座に否定した。
 
 首都トリポリの東部と西部では戦闘が続き、銃声が鳴り響いている。数千人が避難する中、主要都市を攻撃している治安部隊が虐殺を行っていると非難されている。一方、英紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)は同日、英特殊部隊がリビア東部のベンガジ(Benghazi)で、反政府勢力に拘束されたと報じた。

 リビア国営テレビはリビア軍の部隊が、前日に反体制派が制圧した主要な石油産地、「ミスラタ(Misrata、同国第3の都市)とラスラヌフ(Ras Lanuf)」を掌握したと伝えた。また東部トブルク(Tobruk)も再びリビア軍が制圧したとの報もある。カダフィ大佐の出身地でリビア中部地中海沿岸のスルト(Syrte)や南部のセブハ(Sebha)、首都トリポリでは、カダフィ派の拠点で奪還の成功を祝っていると報じられている。

 ラスラヌフでは反体制派が報道を一蹴(いっしゅう)したが、そのわずか数分後に空爆があり、2発のロケット弾が打ち込まれた。しかし、負傷者その他の被害はなかったと言う。AFP特派員によると、反体制派は検問所から対空砲で応酬し、石油施設付近にいた人たちは一斉に逃げ出した。道路から約20メートルと、検問所から50メートル地点にそれぞれ直径2メートルほどの穴が開いた。

 一方、主要な石油パイプラインのハブであるトブルクを政府軍が奪還したという情報についても、反体制派は否定している。同市の反体制派が指名した評議会のメンバーの1人、ファテ・ファラジ(Fateh Faraj)氏はAFPの電話取材に対し、東部アジュダビヤ(Ajdabiya)からエジプト国境までは、反体制派の支配下にあると語った。現地は静かで「何一つ起こっていない」という。

 反体制派は、地中海沿岸部で掌握している最も遠隔地であるビン・ヤワド(Bin Jawad)から、カダフィ大佐の出身地スルトまで、約150キロのデモ行進を行うと宣言している。5日、スルトへ進むのかとの問いに、ビン・ヤワドにいた反体制派の指導者の1人は「分からない。われわれ戦闘要員は全員、ベンガジから来た。8000人以上いる」と答えた。(c)AFP

2305チバQ:2011/03/07(月) 00:13:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110306/erp11030615290004-n1.htm
カダフィ氏が「新大使」任命 国連事務総長、扱いに苦慮
2011.3.6 15:28

5日、リビア中部ベンジャワド近郊で高射砲を発射する反体制派(ロイター)
 リビアの最高指導者カダフィ大佐が、自分を「虐殺者」と非難した国連大使を解任し、トレキ前国連総会議長を新大使に任命したと国連に伝達、潘基文事務総長が対応に苦慮している。すんなり認めれば、住民の武力弾圧を続けるカダフィ氏の「信任」と受け取られ、認めなければ「内政干渉」との批判がロシアなどから出かねないためだ。

 国連加盟国の大使は任命後、自国政府の元首らの信任状を事務総長に提出し、手続きが完了する。潘氏にとって厄介なのは、カダフィ氏は国際社会から「住民殺害」を批判され即時退陣を求められている身だが、まだ「国連加盟国リビアを代表する正統な元首」(外交筋)である点だ。

 潘氏の本音は新大使を認めないこととみられ、あらゆる法的側面から検討させているという。「リビア情勢が劇的に動く可能性もにらみ、しばらく塩漬けにするかもしれない」(外交筋)との臆測も出ている。(共同)

2306チバQ:2011/03/07(月) 20:43:19
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201103060058.html
早期の首都攻略は困難か=カダフィ大佐、戦力で圧倒―リビア
2011年3月6日19時6分

【トリポリ時事】リビア情勢は、反政府勢力が首都トリポリ西方の要衝ザウィヤで最高指導者カダフィ大佐の部隊と激戦を展開するなど、東西の戦線で一進一退の攻防を続けている。しかし、戦力的には航空機や精鋭部隊を持つカダフィ大佐の政府軍が圧倒しているため、反政府勢力による首都攻略は当面困難との見方が出ている。

 英国際戦略研究所(IISS)の国際軍事年鑑「ミリタリー・バランス」(2010年度版)によると、リビア軍は徴集兵を中心に7万6000人の兵力を持つ。だが1969年のクーデターで権力を掌握したカダフィ大佐は軍を増強せず、民衆蜂起の勃発後には、東部を中心に兵士の離反の動きが目立った。一方で、大佐は出身部族や身内による親衛隊を強化。七男ハミス氏率いる「第32旅団」(通称「ハミス旅団」)などの精鋭部隊がザウィヤや首都東方ミスラタに投入されているもようだ。これとは別に数千人以上とされるアフリカ系雇い兵も、その残虐ぶりから市民に恐れられている。

 英大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)のファワズ・ゲルゲス教授はBBCテレビで、「カダフィ大佐は稼働可能な260機の戦闘機も投入していない。反政府側は組織化された大佐の戦力に到底及ばない」と分析する。

 反政府勢力の部隊は、離反兵や反カダフィ派の若者らで構成。にわか仕立てで、装備は離反兵から得た対空砲や機関銃にすぎず、航空戦力や戦車といった兵器は皆無に等しい。AFP通信は反政府勢力の規模を約8000人と伝えているが、カラシニコフ機関銃を取り扱うため15分間の訓練を受けただけだと話す反政府派もいる。カダフィ大佐は首都の防備を固めており、ザウィヤなど郊外の要衝を反政府派が完全に手中にしなければ、戦局の大幅な転換は困難だ。カダフィ政権側の戦略拠点を狙った外国軍による空爆など国際社会の介入がない限り、こう着状態が長期化する可能性もある。 


[時事通信社]

2307チバQ:2011/03/07(月) 21:23:53
>>2302
>カダフィ大佐は6日付の仏紙とのインタビューで「これはテロとの戦いであることを誰も理解しない」といらだちを見せ、英紙に対しては亡命の考えがないことを改めて強調した。


寝言は寝てから言えってヤツで、自国民を無差別攻撃するのはテロではないのかと...

2308チバQ:2011/03/07(月) 22:40:18
http://www.asahi.com/international/update/0307/TKY201103070379.html
イラン軍関係者、人権状況を憂慮 国連に改善協力要請2011年3月7日20時30分

 【テヘラン=北川学】イランの野党勢力「改革派」のウェブサイトは6日、軍関係者を名乗るグループが国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長に書簡を送り、国内の人権状況の改善に向けて協力を要請したと伝えた。軍関係者による体制批判がイランで表面化するのは、極めて異例だ。

 グループは改革派のシンボルカラーにちなんで「緑の兵士たち」と名乗り、「イラン・イラク戦争(1980〜88年)に参戦した者の代表」としている。多くは退役軍人とみられるが、現役軍人が加わっている可能性もある。

 書簡は「イラン国民は独裁者の抑圧の下で暮らしている。法律は忘れられ、民主主義や自由を求める者は処刑される」と指摘。自宅軟禁された改革派指導者のムサビ元首相とキャルビ元国会議長や政治犯の解放、公正な選挙の実施などに向けて「国連が役割を果たして欲しい」と求めている。

 イランでは79年のイスラム革命を機に創設された精鋭部隊・革命防衛隊が正規軍の動向を監視しており、軍人が政治的な意見を表明することは難しいとされる。

2309チバQ:2011/03/07(月) 22:48:37
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2789190/6925843?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
エストニア議会選、連立与党が勝利 インターネット投票率も上昇
2011年03月07日 14:24 発信地:タリン/エストニア
【3月7日 AFP】バルト諸国のエストニアで6日に投開票された議会選挙(定数101)は、改革党(Reform Party)と祖国・共和連合(Pro Patria and Res Publica Union)の中道右派の連立与党が過半数を超える56議席を確保して勝利した。世界経済危機をうけて与党が導入した緊縮財政を、国民が容認したかたちだ。引き続き連立与党には、各党への閣僚ポスト振り分け協議という難関が待ち受けている。

■インターネット投票で世界の先頭を走るエストニア

 今回の議会選ではインターネット投票の動向にも注目が集まった。エストニアの選挙管理委員会によると、6日の議会選では全投票者の約25%に相当する14万846人が自宅などのパソコンを使って投票した。

 エストニアでは、専用ソフトがインストールされていればどのパソコンからでもネット投票が可能だ。セキュリティ対策が施された専用ウェブサイトにログインし、暗号化されたIDナンバーを送信して投票する。

 半世紀にわたって旧ソ連に支配されていた人口約130万人のエストニアは、1991年の独立後ハイテク化を積極的に進め、公共サービスのほとんどを国のウェブサイトを通じて利用できるようになっている。2004年に加盟した欧州連合(EU)のなかでもハイテク度は群を抜いていることから、「E-stonia」と呼ばれることもある。

 オンライン投票が初めて実施された2005年の地方議会選では投票した人の2%(約9000人)がオンラインで投票した。以後、2007年の議会選では5%(約3万人)、2009年の欧州議会選挙では15%(約5万8000人)、そして2010年10月の地方議会選では16%(約10万4000人)と、オンライン投票率は着実に上昇している。

 他にもネット投票を採用した国はあるが、住民投票や政党内部の予備選に限られている。ネット投票に前向きといわれるスイスでさえ、議会選ではエストニアよりはるかに遅れている。(c)AFP

2310チバQ:2011/03/07(月) 22:49:53
http://www.afpbb.com/article/politics/2788428/6897623
アルメニアで野党支持者1万人がデモ、3年前の死者追悼し
2011年03月03日 10:02 発信地:エレバン/アルメニア
アルメニアで3年前、大統領選の結果に抗議する野党支持者と機動隊の衝突で亡くなった犠牲者を悼み、首都エレバン(Yerevan)の中心部で1日、セルジ・サルキシャン(Serzh Sarkisian)大統領の退陣を求めて1万人を超える集会が行われた。

3年前の選挙は混乱し、最終的に当時首相だったサルキシャン氏が大統領に就任したが、これに抗議した野党支持者と機動隊が夜間に衝突、警官2人を含む10人が死亡した。

1日に行われたデモでは野党支持者の遺族が遺影を掲げ、家族の死に責任を負う者への処罰を求めた。

写真は集会中、アルメニア国旗を背に拳骨をかざす参加者(2011年3月1日撮影)。(c)AFP/KAREN MINASYAN

2311チバQ:2011/03/07(月) 22:57:22
>>2229とか
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201103070014.html
アイルランド連立政権樹立で合意、財政再建期限は踏襲へ2011年3月7日

 [ダブリン 6日 ロイター] アイルランド総選挙で第1党となった中道右派の統一アイルランド党と第2党の労働党は連立政権樹立で合意した。新政権は財政再建に向けた欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)との合意期限を踏襲する方針だ。

 首相には統一アイルランド党のケニー党首が就任する。中道左派の労働党は財政再建期間を1年遅らせるべきとしていたが、統一アイルランド党の要請で撤回した。アイルランドの財政赤字については、財政赤字を2015年までに国内総生産(GDP)比で12%近くから3%以下に引き下げる計画を欧州連合(EU)が昨年承認、計画達成に向け歳出削減を進めることになる。

 関係筋によると、新財務相には、統一アイルランド党で財務分野を担当していたマイケル・ヌーナン氏が就任する予定。同じく歳出削減を担当することになる公共部門担当相には労働党のパット・ラビット氏が就任する可能性が高いという。

 新政権は9日に発足する。

2312チバQ:2011/03/07(月) 23:13:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110307-00000449-reu-int
エジプト、組閣でムバラク色ない閣僚を相次いで指名
ロイター 3月7日(月)10時41分配信

 [カイロ 6日 ロイター] エジプトでは、シャラフ新首相が率いる新内閣の閣僚選びが進み、内相、外相などが指名された。外相に指名されたのは国際司法裁判所判事などを歴任したエルアラビ氏。


 シャラフ首相は、シャフィク前首相の後任で、反政府行動を展開した若者グループの支持を得ている。

 閣僚の就任には、軍最高司令官であるタンタウィ軍最高評議会議長(副首相兼国防相)の承認が必要。

 同国の暫定統治にあたっている軍最高評議会は、ムバラク政権時代の閣僚追放を求める声にこれまでで最も忠実に応えて改革を進めており、今回の組閣に国民が満足するとともに、政府の信頼が回復され、経済が再び動き出すよう期待している。タンタウィ氏は、国防相留任となる。

2313チバQ:2011/03/08(火) 23:25:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110308/mds11030822420014-n1.htm
反体制派の略奪兵器、闇市場に拡散の脅威
2011.3.8 22:34 (1/2ページ)

8日、リビア東部のラスラヌフで対空火器弾を準備する反体制派の人々(AP)
 【カイロ=岩田智雄】内戦状態にあるリビアで、最高指導者カダフィ大佐の軍部隊の武器が反体制派によって奪い取られる中、こうした武器が将来、闇市場を通じてテロリストの手に渡り、国際社会の脅威になることを懸念する声が専門家たちから上がっている。

 「問題は反体制派が入手した携行式対空砲だ」と指摘するのは、ジュネーブの研究機関、小型武器調査のエリック・バーマン氏だ。

 カダフィ氏側の空爆に対抗するため、反体制派が使用しているのは旧ソ連製SA−7の改良型とみられる。熱源の航空機のエンジンを追って命中する仕組みだ。これらは、リビア情勢の沈静化後、売却される恐れがある。

 対空砲の攻撃を避ける装備は、民間航空機にはほとんどない。2002年にはケニアのモンバサを離陸したイスラエルの航空機が狙われた。1994年には、ブルンジとルワンダの大統領が乗った飛行機が撃墜され、両大統領が死亡、ルワンダ大虐殺のきっかけとなった。

 バーマン氏は、「命中しなくても、民間機が狙われただけで観光産業は大打撃を受ける」と警告した。

 ベルギーの非政府組織(NGO)、国際平和情報サービスのピーター・ダンサート氏は、カラシニコフ銃などの小火器についても、「他国ではこうした兵器が闇市場で売られ、その金は新しい武器の購入に充てられている」と述べる。

 オスロの小型武器取引平和研究所のニック・マーシュ氏は、リビアの武器が、アルジェリアやチャド、スーダン、エジプト、チュニジアに持ち出されることが懸念されると指摘。ダンサート氏は「いったん奪われた武器は環流し続け、回収するのは困難だ」という。

 マーシュ氏は、国際社会が取りうる武器拡散を防ぐ最良の手段は「リビアの混乱を一刻も早く終わらせることだ」と提言した。

2314チバQ:2011/03/08(火) 23:26:24
http://www.asahi.com/international/update/0308/TKY201103080490.html
リビア政府軍、石油関連都市に激しい空爆 閉鎖する港も2011年3月8日22時32分
リビア東部の産油都市ラスラヌフで7日、政府軍の空爆を受ける反体制派=ロイター

リビア東部ラスラヌフで7日、政府軍の空爆を受け、逃げる反体制派=AP
 【カイロ=玉川透】リビア政府軍は8日、反体制派の首都トリポリへの西進を阻止するため、地中海沿岸の石油関連都市に繰り返し空爆攻撃を仕掛けた。反体制派が制圧した各都市も重火器や組織力で勝る政府軍に包囲され、医薬品などが不足し始めている。

 ロイター通信によると、反体制派が掌握している東部の港湾都市ラスラヌフでは、政府軍の相次ぐ攻撃で先週末から石油の積み出しが停止。8日も少なくとも4回空爆された。同じく東部のブレガでも港湾が操業停止に追い込まれており、海運業者は「大半の石油関連の港は閉鎖している。仮に開いていても危険で作業ができない」と語った。

 無差別空爆で民間人の被害も多発。AFP通信は、ラスラヌフ郊外で家族連れの車に爆弾が命中し、父親と息子が大けがを負ったと伝えた。

 首都トリポリ近郊にある西部のザウィヤやミスラタにも政府軍が攻撃を継続。ロイター通信によると、カダフィ大佐の息子が率いる精鋭部隊に包囲されたミスラタでは、病院のベッドが足りずけが人が床まであふれ、医薬品も底をつき始めているという。

 カダフィ氏の三男サアディ氏は、中東の衛星テレビ局アルアラビアのインタビューに「我々は外国からの攻撃にも備え戦力を温存しており、全戦力を投入していない」と述べ、戦闘が長期化しても耐えられると強調した。

2315チバQ:2011/03/08(火) 23:27:46
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110308-OYT1T01001.htm
リビア「内戦」長期化必至、反体制派は対話拒否

 【カイロ=田尾茂樹】AFP通信などによると、リビアでは8日、最高指導者カダフィ氏派が中部の石油拠点ラスラヌフへの空爆を継続した。


 反体制派側は、カダフィ氏側が自身の退陣する条件などを提案してきたと明らかにしたが、カダフィ氏側との対話拒否の姿勢は崩していない。反体制派のデモ開始から8日で3週間となるリビアは、事実上の内戦状態に突入しており、長期化は避けられない見通しとなっている。

 反体制派は、ラスラヌフから西方200キロの、カダフィ氏の生地で中部最重要拠点シルテへの進攻を目指しているが、空爆のため足止めを余儀なくされている。空爆では、一部住居に被害が出た模様だ。

 反体制派によると、カダフィ氏側は退陣の条件として、自身や家族が第三国に安全に出国することや内外での訴追免除、保有資産の保証を挙げている。

(2011年3月8日22時40分 読売新聞)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19878420110308
カダフィ大佐側から退陣に関する交渉呼びかけられたが、拒否=リビア反体制派
2011年 03月 8日 21:33 JST
 [ベンガジ(リビア) 8日 ロイター] リビアの反体制派スポークスマンは8日、カダフィ大佐の代理から退陣について交渉を呼びかけられたことを確認した上で、交渉を拒否したことを明らかにした。
 反体制派「国民協議会」のスポークマンは、ロイターに対し「カダフィ大佐の代理から、退陣について交渉を求める接触があったことは確かだ。われわれはそれを拒否した。われわれはリビア人の血を流し、今後もそうし続けるであろう人物とは交渉しない。そのような人物は信用できない」と述べた。

2316チバQ:2011/03/08(火) 23:28:26
http://mainichi.jp/select/world/news/20110309k0000m030116000c.html
リビア:空爆「政府軍にためらい」 幹線道路狙わず散発的

前線への進軍に向けて装備を整える反政府勢力側の部隊員ら。背景にあるのは石油関連施設。ラスラヌフは石油の主要輸出港となっている=リビア北中部ラスラヌフで、2011年3月7日、高尾具成撮影 【ベンガジ(リビア北東部)高尾具成】最高指導者カダフィ大佐率いるリビア政府軍と、反政府勢力の激しい攻防が続いているリビア中部で、リビア空軍による空爆が大規模化せず、散発的にとどまっている。反政府勢力からは軍の一部に自国を爆撃することへのためらいがあり、「政権中枢部がもはや一枚岩でなくなっている」との臆測が広がっている。一方、公式には市民の虐殺を否定している大佐の発言を意識し、少ない空爆で効果を狙う戦略との見方もあり、反政府勢力は警戒を緩めてはいない。

 空爆が続く最前線からリビア北中部のラスラヌフに戻った義勇兵のタクシー運転手ラファ・アワド・ガバエリさん(43)は、「カダフィ政権側は巨大な兵力を持ちながらも集中的に空爆を実施していない。国軍兵士であれ、家族や親族が住む土地への空爆などできないはずだ」と、空爆に“ためらい”があるとの見方を明かした。

 政権側は、ラスラヌフやその西にあるビンジャワドに進軍しようとする反政府勢力に空爆をしかけている。しかし、空爆は幹線道路の破壊は行わず、周辺部に散発的に続いているのが実情だ。逃げ場のない土漠で進軍する反政府勢力を皆殺しするようなじゅうたん爆撃などは能力があっても行っていない。

 先月のデモ発生時にリビア国軍機の隊員が空爆を拒否、マルタへと緊急着陸して亡命申請したのに見られるように、「国軍内部にも自国民への爆撃に強い抵抗がある」と反政府勢力側幹部は分析している。

 一方、政権側はベンガジの弾薬庫などピンポイントで軍事拠点も空爆している。外国メディアには、戦闘は「テロリストとの戦い」であり、自国民に銃を向けていないとするカダフィ大佐の発言と矛盾しないように、限定的な爆撃で反政府勢力に打撃を与え、戦意をにぶらせる策略との見方もある。

 反政府勢力は、引き続き西進し、カダフィ大佐の出身地で、政権側の牙城であるシルト攻略を目指す。

2317チバQ:2011/03/08(火) 23:28:57
http://mainichi.jp/select/world/news/20110309k0000m030112000c.html
リビア:「自由を」 若者ら義勇軍に参加

 遠方に大きな白煙が上がった。反政府勢力兵士の顔に緊張が走る。対空高射砲が発射されるたび、細かな砂じんが舞い上がった。前線の町リビア北中部ラスラヌフ。最高指導者カダフィ大佐率いる政府軍に向かい合うのは、東部の町から三々五々集まった若者たちだ。大佐の拠点がある西に進むにつれ、義勇兵の数は増え、弾薬・食料の補給などが手厚くなってくる。「反カダフィ」のうねりが大きな一つの流れになり、前線に向かっているようだ。【ラスラヌフ(リビア北中部)で高尾具成】

 ラスラヌフまで義勇兵の進軍に付き合った。兵士たちと休息を取り、お茶の代金を払おうと1リビアディナール札を出すと若い商店主は「こんな札は受け取れない」と笑顔で話す。札に描かれた大佐の肖像を見せ、人さし指を左右に振り「即刻退陣」を求めた。

 補給物資はラスラヌフの東約400キロにある北東部ベンガジから送られてくるだけでなく、周辺の反政府側支援者からも集まる。義勇兵に水やジュースのケースを提供する商店主の姿もあった。

 反政府勢力が使用する赤、黒、緑の3色に月と星が描かれた旧国旗を掲げた車両が何台も通り過ぎる。

 大学生のモハンマド・ヨネス・アハマドさん(23)はラスラヌフ近郊から来た。「間もなくリビアは、ムアマル(カダフィ氏)の国でなく、我々のものになる。私の家族も含め、自由を求める市民の革命なんだ」と胸に手をあてた。命の危険について訪ねると「神のおぼしめしのままだよ」と天を見上げた。

 前線では、義勇兵が「腹は減っていないか」「のどは渇いていないか」と盛んに記者を気遣う。勧められたデーツ(ナツメヤシ)を1粒手にとり、口に含むと「あと二つ」と無理やり手のひらに押し込まれた。

 時折響く銃声に記者がうろたえると「おれたちがお前も守る。心配するな。リビアを平和な国にすることを約束するよ」とヤシン・シャリさんが笑った。

 「すごいゴールだったな」。イタリアのサッカーチーム・インテルに所属し、6日、初ゴールを決めた長友佑都選手を絶賛する声もかかる。つい前日まで普通にテレビを見て、過ごしていた若者たちが集まってきていることを実感した。

2318チバQ:2011/03/08(火) 23:29:58
http://mainichi.jp/select/today/news/20110309k0000m030094000c.html
リビア:NATOが介入示唆 米国と思惑の違い鮮明に
2011年3月8日 21時20分 更新:3月8日 22時34分

 【ブリュッセル福島良典、ワシントン草野和彦】欧米の軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO、加盟28カ国)のラスムセン事務総長が7日、リビアへの「人道的介入」の可能性を示唆した。背景には、政府軍による反体制派攻撃が鎮まる気配のない戦況への人権上の懸念がある。人道を重視する欧州では英仏が飛行禁止空域設定を求め、国連安保理決議草案も準備するが、空爆被害は重くないとみる米国は慎重姿勢を崩さない。リビアへの軍事介入を巡る欧米の思惑の違いは一層鮮明になっている。

 NATOが「飛行禁止空域」の設定などの軍事作戦立案に着手したのは、リビアで空軍力を使った事実上の内戦に突入したためだ。カダフィ政権による民間人に対する組織的な無差別攻撃は「NATOに対する直接の脅威ではないが、言語道断」(同事務総長)であり人道上、看過できないという思いがある。

 ただ、イラク戦争などの記憶から「外国の軍事介入」を嫌うアラブ世界の空気が二の足を踏ませている。アラブ諸国の地域機構・アラブ連盟は飛行禁止空域設定に賛同する構えだが、市民レベルでは反対意見が強いとみられ「国際社会はジレンマに直面している」(同事務総長)。

 人道的介入の代表例はコソボ紛争でのNATOによるユーゴスラビア空爆(99年)だ。ミロシェビッチ政権によるコソボでの「民族浄化」を理由に人道目的で実施されたが、国連安保理決議の裏付けがなかったため、正当性に疑問符が付いた。ラスムセン事務総長が安保理決議を介入条件に強調するのはユーゴ空爆の教訓がある。

 一方、米国は飛行禁止空域設定という軍事介入になお慎重だ。飛行禁止空域が暴力停止に有効か、という本質的な疑問も背景にあるようだ。

 ダールダー駐NATO米大使は7日、飛行禁止空域の設定について「戦闘機には効果的だが、ヘリコプター(による攻撃)や地上戦への効果は限定的だ」と指摘。カダフィ政権による空爆の減少を挙げ、飛行禁止空域でも「今起きていることにあまり影響を及ぼさない。すべての問題が解決するわけでもない」と述べた。

 しかし、カダフィ政権への圧力の意味合いもあり、米国は軍事介入の可能性は否定せず「無防備の市民が重大な危機に陥る」(オバマ大統領)事態になれば介入する場面も出てくるとみられる。

 中東の衛星放送アルジャジーラによると、北中部ラスラヌフでは、8日も民家周辺などで空爆があり、市民数人が死亡した。西部のミスラタとアズザウィーヤでも激しい戦闘が行われ、少なくとも18人が死亡した。

2319チバQ:2011/03/08(火) 23:31:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110308/mds11030817300007-n1.htm
リビア中部攻防、鍵握る部族勢力  政権拠点で離反も
2011.3.8 17:24

7日、リビア中部ラスラヌフで、政権側による空爆の後に立ち上る煙(AP)
 リビア最高指導者カダフィ大佐の出身地であり、反体制派勢力の西進を阻む政権側の拠点となっている中部シルトをめぐる激戦が続く中、戦いの鍵を握る存在として部族勢力の動向が注目されている。反体制派は、シルトの主要部族が政権から離反する兆候があると指摘した。

 「シルトの主要5部族のうち3部族がわれわれに友好的な姿勢を示している」。国軍を離脱、反体制側に加わった准将は7日、共同通信にこう指摘。政権側についているのは、カダフィ氏出身部族のカダードファ族など2部族だと語った。

 准将は「リビア人同士で血を流さないよう部族間で対話が進んでいる」と述べ、シルト攻略に自信を示す。またロイター通信によると、シルトのカダードファ族も反体制側に交渉の打診を始めたとの情報もある。(共同)

http://mainichi.jp/select/world/news/20110308ddm002030041000c.html
リビア:3部族の動向カギ 政府軍は東進、戦闘激化
 【カイロ大前仁】北アフリカ・リビアでは、政府軍が反政府勢力の拠点数都市を攻撃、北中部ビンジャワドを奪還し7日、反政府勢力が掌握する東方のラスラヌフに向けて進軍している模様だ。一方、反政府勢力側もカダフィ大佐の故郷で政権派の拠点都市シルトに向け西進しており双方の戦闘が激化している。

 反政府勢力は5日にビンジャワドを支配下に置いたが6日の政府軍の反撃でラスラヌフまで撤退を強いられた。政府軍は6、7両日、ラスラヌフも空爆しビンジャワド、ラスラヌフ両市で10人以上が死亡した。一方、首都トリポリ周辺で西部ミスラタや西部アズザウィーヤでも政府軍が奪還を目指し攻撃を仕掛けたが、反政府勢力が退けた。

 戦闘が激化する中、双方による国内の有力部族の取り込みも激しくなっている。反政府勢力代表でつくる国民評議会は5日に初会合を開いた。評議会は東部諸部族を中心に構成されるが、最も注目されるのが推定100万人の部族員を抱える国内最大部族ワルファラの動向だ。

 ワルファラはカダフィ氏が優遇する「主要3部族」の一角だったが、先月下旬、幹部の一人が反政府派支持を表明した。カダフィ氏が、93年に起きた自分に対する暗殺未遂事件に絡んで、同部族の関係者を処罰したことへの反発が離反の背景にあるとみられている。

 リビア人ジャーナリストのアフメド・アルクエアディ氏によると、すでに一部のワルファラ族は評議会参加の意向を示し、「同族が全面的に参加すれば、政権にとり大打撃となる」という。

 カダフィ氏が優遇した主要3部族のうち、マグラファと自らの出身部族カダファの2部族は、政権支持を変えていない。これらの部族は治安機関や「革命指導評議会」の要職を与えられるなど優遇されてきた。

 主要3部族のさらなる切り崩しを狙う国民評議会は、市民への政府軍による軍事攻撃の責任がカダフィ氏個人にあり、出身部族に責任はないとすることでカダファ族に連携を呼びかけている。一方でカダフィ氏は反政府側に参加した北西部部族に現金の提供を持ちかけ、取り込みをはかっているという。

 リビアには小さなものも含め100以上の部族があり、うち有力部族は15〜20とされる。特にカダフィ体制では議会や地域統治組織が存在せず、国の実態は「部族の寄せ集め」とみられてきた。そのためカダフィ政権が崩壊するような場合、部族連合が有力な受け皿になるとみられている。


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