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国際関係・安全保障論
1
:
■とはずがたり
:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。
2127
:
名無しさん
:2009/12/06(日) 19:17:29
>>2125
>フィリピンのどっかの基地も民意の盛り上がりで出て行かざるを得なくなった
95年の沖縄少女暴行事件がまさにそれですね。SACO合意も今の日米合意も、原点はそこです。
フィリピンのスービックみたいな移設なしの完全撤去となると、果たして日本人はそこまで望んでいるのか。
フィリピンも結局は中国が南シナ海に進出してくることに困って、何とか米軍との関係を再構築しようとしているようですし。
日本でまともな政権交代の経験がなくて、新政権・新与党が混乱しているのは仕方ないと思うのですが、それにしても外交で余計な火種を作りすぎです。
参院選までは内政に集中して外交では安全運転に徹するかと思ったのに、何をそんなに急いだのか理解に苦しみます。
議会が是としないという点では、日本人はどうも対米外交を考える時に政権側ばかり見ていて米議会も外交アクターの1つであることを見落としがちだと思います。
古くは貿易摩擦がそうですが、普天間問題でもオバマ政権さえ何とかできればと鳩山政権が考えているのなら米議会に足を掬われるでしょう。
米議会は政権みたいに物分かり良く日本の特殊事情を汲んではくれませんし、予算も行政刷新会議みたいに切る時はバッサリ切りますから。
普天間の打開策としては、参院選がターニングポイントになるのは勿論ですが、ここまで来るとそれだけもダメでしょうね。
菅首相か岡田首相のどちらになるか分かりませんが、もはや鳩山首相の首と引き替えに仕切り直しする以外にないと思います。
それでもゼロからではなくマイナスからの再出発になるでしょうが。
2128
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/12/06(日) 23:30:25
>>2123
それこそ小沢がですねえ、組織票というのは少しでも積み重ねろ、油断大敵、という人ですからね。
政権交代が確実になったから、(沖縄や左翼系の)組織票を配慮を控えるべき、なんて思想回路の人
(それこそ岡田)だったら、小沢の指示は得られなかったでしょう。
選挙後、社民と連立が組むことが決まった後は、まして軌道修正は難しい。
実際、岡田幹事長(当時)は軌道修正を図ったわけですが、重野幹事長が小沢次期幹事長に直接、
電話を入れて、米軍再編や在日米軍基地の見直しを三党同意として認めさせました。
本当の意味で米軍再編をやる気があるなら、前原あたりを防衛相にして、対等同盟(日本側が現在の
米軍の役割を同盟下の義務として引き受ける)を前提にするしかないでしょうけどね。
それこそ、社民党どころか、民主党支持層の多くが認めまい。
2129
:
とはずがたり
:2009/12/07(月) 00:44:07
外相が首相に地元要求を報告 普天間移設で
12/06 18:05
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_pol/2009120601000190.htm
鳩山由紀夫首相は6日、岡田克也外相と公邸で会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設に関する沖縄訪問の報告を受けた。外相は日米合意で移設先となっているキャンプ・シュワブ沿岸部を抱える沖縄県名護市民の県外移設要求など地元の意向を伝えた。
外相は4、5両日に訪問。名護市の住民集会では参加者から県外移設を求める声が相次いだ。また伊波洋一宜野湾市長からは全面的なグアム移転を米側に求めるよう要請された。
首相との会談で外相は、米側が年内決着を強く求めているとして政府の対処方針を早急に策定するよう進言したとみられる。
5日の那覇市での記者会見で外相は、今後の日米協議について「日本政府として方向性を決めるのが先だ。日米同盟の現状に強い危機感を持っている。打開するためには一定の決断が必要だ」と表明した。
2130
:
とはずがたり
:2009/12/07(月) 00:49:10
>>2127
可成り重大な失政との認識ですな。鳩山は最早完全にアメリカの信頼を損ねたと。となると外相の岡田の信認も低下してそうですが名無しさんの認識では岡田はそうでもないと云う感触でしょうか?
>菅首相か岡田首相のどちらになるか分かりませんが、もはや鳩山首相の首と引き替えに仕切り直しする以外にないと思います。
其処迄は望んでいないでしょうね。従って,掛け金をつり上げたツケは当然鳩山内閣が払わなければならないのですけど。
自民党政権との合意から何らかの妥協をアメリカから引き出せない限り日本国民からの信頼を損ねてしまうでしょう。
あんまややこしくないニュージーランドと違って日本は要地でありますのでアメリカもなんらかの妥協をしなければならないと思ってるのではないでしょうかね。確かにアメリカの経済状況も悪いし安易な妥協は議会どころか政府もし難くなっているので」俺の考えが甘い安易なモノだと云われてしまうとそうかもしれませんが。
>フィリピンのスービックみたいな移設なしの完全撤去となると、果たして日本人はそこまで望んでいるのか。
2131
:
とはずがたり
:2009/12/08(火) 02:29:31
なんか各箇所でちょいと矛盾があって煽り入ってる感じもしますが。
上瀬谷通信施設:接収農地の返還待ち68年 89歳元兵士
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091208k0000m040112000c.html
在日米軍85施設のうち、東西冷戦期に「第7艦隊の耳」として旧ソ連などの電波を傍受していた上瀬谷通信施設(横浜市瀬谷区)の敷地内で、農業を営む元日本兵がいる。土地利用は、日米地位協定で今も制限され、日本政府から支払われる頼みの綱の軍用地料も、施設返還後は期待できない。太平洋戦争開戦から8日で68年。元兵士は黙々と農作物の世話を続ける。
7日、大塚源次郎さん(89)は、ウドを栽培する地下トンネルで出荷予定のサツマイモをチェックした。ほそぼそと栽培するホウレンソウなど「露地モノ」の売り上げは10アール当たり20万円程度にすぎない。
戦前も、ここに畑を借りていた大塚さんは陸軍に召集され、中国・山東省で開戦を迎えた。その後南方に転戦。乗っていた輸送船が台湾沖で米潜水艦に撃沈され、たどり着いた島では米戦闘機の機銃掃射に追い回された。
復員後、借りていた耕作地は米軍に接収されていた。施設内の遊休地を日本政府から借りたが、周囲には巨大なアンテナ群が建設され、電波に影響するとの理由で、電気・かんがい設備の設置やハウス栽培も禁じられた。
「ならば地下でできる作物を」と、自治体が造った地下トンネルで69年から始めたのがウド栽培だ。大塚さんは「今でこそ『相模ウド』ブランドになったが、農業だけでは食えない」と話す。
そんな生活を軍用地料が支えた。大塚さんは再三政府に愛着のある耕作地の売り渡しを求め77年、施設内の80アールを買って政府に貸した。当初10アール当たり年1万5000円だった地料は現在17倍の26万円になった。
とはいえ、地料にも期待はできない。冷戦終結などで04年、日米両政府が施設返還に合意したからだ。返還時期は未定。しかし、米軍と地権者側の覚書によると、建物の建設は米軍の許可が必要。大塚さんら地権者は耕作以外何もできない不平等な状況が続く。
大塚さんは「あの戦争で国民は踊らされたが、(今も)翻弄(ほんろう)されている」とつぶやいた。
【ことば】上瀬谷通信施設
広さ約242ヘクタール(東京ドーム52個分)でうち110ヘクタールが民有地。アンテナ群などは撤去され、大部分が農地。防衛省によると、在日米軍施設と自衛隊基地内の民有地は各約160平方キロと約120平方キロ。計約4万7000人の地権者と賃貸借契約を結ぶが、約4万人が沖縄県分。軍用地料の合計は年間約1190億円。
毎日新聞 2009年12月7日 21時48分(最終更新 12月7日 21時52分)
2132
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/08(火) 05:38:43
やり取りが長くなってきたのでトリップをつけます。
>>2130
>可成り重大な失政との認識ですな。鳩山は最早完全にアメリカの信頼を損ねたと。
というより、政治資金問題の行方によっては参院選まで鳩山首相が持たないのではないかという気が最近してきてるんですよね。
もしそうなったとしたら首相交代を奇貨に仕切り直す以外にもはや方法が残されてないんじゃないかと。
逆に鳩山首相が来年の通常国会を乗り切った場合は、このままズルズルと状況を打開できずに普天間移設の話そのものが流れると思います。
>日本は要地でありますのでアメリカもなんらかの妥協をしなければならないと思ってるのではないでしょうかね。
訓練を本土に移転・分散したり、地位協定に環境条項を設けたりといった譲歩はしてくると思いますが、県外・国外といった移設計画そのものの大幅な見直しには応じてくれないでしょう。
極東米軍の再編計画を白紙からやり直すエネルギーも余裕も今のオバマ政権にはないと思います。
2133
:
とはずがたり
:2009/12/08(火) 10:39:36
>>2132
トリ装着感謝。
>政治資金問題の行方によっては参院選まで鳩山首相が持たないのではないか
俺もその辺は結構あるのではないかとは思ってましたけど,法律の要件が高くてなんとか逃げおおせたのかなぁと云う感じも受けました。
これ以上まだなんか出てきますかねぇ。
>訓練を本土に移転・分散したり、地位協定に環境条項を設けたりといった譲歩
沖縄県民の方々は納得しないかも知れませんが,その辺の譲歩を引き出せるならそれだけで揉めた意義はあるんじゃないでしょうかね。大山鳴動させて1匹でも鼠が出てくれば勝ちかなと思ってるんですけど。
大山鳴動させることによる日米同盟への信頼感とか考えると鼠1匹では果実が少ないのかも知れませんが。。
その際,経済が巧く行かずオバマへの支持が低下してますので,確かにエネルギー従って妥協の決断の余裕は乏しそうですね。。
2134
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/12/08(火) 12:16:05
>>2132
> 極東米軍の再編計画を白紙からやり直すエネルギーも余裕も今のオバマ政権にはないと思います。
これはあるでしょうね。
昨年来、米民主党政権に接触を続けてきた前原・岡田らは、米側にも再編計画の見直しの余地があると見て、
党の政策にも反映してきたのですが、今年6月だったかな、2人が秘密裏に訪米して協議の場を設けた時、
態度の硬化に驚いた、という記事を沖縄紙の記事で読みました。
このあたりから岡田自身は現実路線に傾くのですが、小沢が選挙直前に選挙協力に影響を与えかねない
政策転換を許すはずもなく(基本的にマニフェストなんて空証文だと思っている人ですから)、
当時幹事長の岡田に外交・安保政策に強い権限があるわけでもなく、そのまま行ってしまったと。
2135
:
とはずがたり
:2009/12/08(火) 13:46:07
>>2134
そんな記事があったんですね。。沖縄紙も基地再編記事も安保が鬼門の俺
>>1
は追ってなかったんでスルーしてしまってると思うのですが,未だネットに転がってませんかね?
オバマのチェンジが米軍基地再編にも適応される可能性は一定の時点迄はあったんですな。。
正直あんま関心無くて沖縄基地問題に関して民主党内で何処の時点でどんな風に政策に固まったかあんま印象に残ってません。。
2136
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/08(火) 22:37:41
>>2128
◆ESPAyRnbN2氏のレスを読むと、今の状況が国内政治事情的に必然とまでは行かなくても、ほとんど避けようがなかったという印象を受けます。
もちろん社民党との連立という状況的な制約はあるでしょうが、鳩山首相が自ら下手な選択を積み重ねていった結果、今の事態を招いた側面は多分にあると私は思ってます。
少なくても政権発足後、鳩山首相がリップサービスをちょっと控えるだけでここまで拗れることは避けられたと思うんですよね。
またこれまで鳩山首相が採ってきた行動が、彼の政治目的に照らして果たして合理的な戦略だったのか?という疑問もあります。
普天間問題に関して、
>>2123
に書いた「参院選後まで結論を先送りする」「可能であれば現行計画は見直す」というのが仮に鳩山首相の政治目的であったとすると、他にもっと上手なやり方は十分考えられた。
前者について言えば、表向き「包括的なレビューを行いたい」と表明しつつ非公式ルートで「参院選が終わるまで時間を稼がせてくれ」とオバマ政権に伝える方法があったはず。
総選挙が終わった時点からアメリカ側とコミュニケーションを密にして、鳩山政権の真意がオバマ政権にきちんと伝えられていたらも向こうもそこまで焦って結論をせっついて来なかったでしょう。
後者については、従来の政府間合意を見直すという膨大な政治的エネルギーを必要とすることやりたいのであれば、なおさら日米間の信頼関係という政治的資源を損なう訳に行かなかったはずです。
さらに言うと、そもそも民主党政権の中核的な政治目的は政策決定システムの改革と国民生活の再建にあったはずで、外交問題みたいな余計な課題が政権を揺るがすような事態は望んでなかったのでは?
「外交課題を穏便に処理して内政課題に集中する」ということが叶わなくなった時点で、鳩山首相は普天間問題のハンドリングに失敗したと評価せざるを得ません。
2137
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/08(火) 22:53:05
>>2133
>その辺の譲歩を引き出せるならそれだけで揉めた意義はあるんじゃないでしょうかね。大山鳴動させて1匹でも鼠が出てくれば勝ちかなと思ってるんですけど。
訓練分散も環境条項もそれ自体価値のある成果だと思いますが、これくらいの譲歩であれば別に揉めずとも日米間の信頼関係があればオバマ政権も応じてくれたと思うんですよね。
首脳間・政府間の信頼関係も政治的資源の1つですから、それをこういう形で浪費したのは今後の鳩山外交に禍根を残すと思います。
>>2134-2135
自分もその記事が気になります。
ただ全国紙の記事をフォローしてた限りでは、オバマ政権側はキャンベルらを使って現行案の見直しはないというメッセージを民主党側に送り続けてたはずです。
民主党側がその外交的なサインをきちんと理解していたのかは知りませんが。
2138
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/12/09(水) 00:42:41
>>2136
鳩山が選挙用の発言を控えて政権運営後をにらんだ現実発言をすべきだった、というのは私も本来、
同意するところですが、それを許さない小沢代表代行(当時)の存在を無視することはできないでしょう。
それと、ここまで問題を大きくした、鳩山に社民党や沖縄世論に配慮した発言をさせるようにブレさせた
原因に、岡田の原理主義言動を見逃すわけにはいきません。
鳩山は「軽い御輿」であることが基本であり、それが良い部分でもあり、悪い部分でもあります。
彼は首相でありながらリーダーではなく、フォロワーです。
(そのことが、そもそも◆sn2EOyFHzgさんの首相観にそぐわないのも、よくわかります)
普天間基地移設問題でも、最初の1ヶ月は岡田が強硬に県外移設を合意文書から撤回させようとして
重野が小沢に直訴するなど政争化させ、北沢の沖縄訪問での軽い発言を次に訪問した前原が軌道修正
したぐらいで、鳩山が目立つことはありませんでした。
問題が一気に深刻化したのは、同じ岡田の「天皇のお言葉」問題の直後に出た、辺野古移設容認発言です。
政権発足1ヶ月強での「方針転換」は、沖縄県民感情を逆撫でさせ、社民党が重野が岡田ではなく、
小沢に真意を確かめようとすると(福島が小沢に直接会談をしようとしてましたが、交わされました)、
折からの国会開会で野党(自民党)が閣内不一致を追及することで、岡田発言に対する鳩山の見解を
問われる場面が増えました。
◆sn2EOyFHzgさんは、岡田の姿勢を評価しているように見受けられますが、私は鳩山のブレの対極に
岡田の原理主義があると捉えてまして、その相互作用で問題が生じたと観測しています。
むしろ私は岡田の方に要因があるとの見方で、対極の鳩山が社民党や世論への配慮に追われている。
岡田も原理主義を貫くなら、社民党離脱後の国会運営のあり方について、小沢や山岡に相談を持ちかける
ぐらいまでしてほしいと思います。
私個人のことを言えば、岡田や前原の「原理主義」の方が「政局主義」よりもずっと自分の好みですが、
今や大臣なのだから、そこまでしてほしい。
2139
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/12/09(水) 00:44:35
>>2135
ちゃんと検索しないとダメですね。微妙にいろいろ違いました。沖縄紙ではなく毎日。
ただ、今年6月ぐらいに前原と岡田が訪米したという記事を読んで、ここ(とは板)に転載した記憶も
あるんですけどねえ。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/1288
> 米国相手にかたくなな姿勢をとる鳩山由紀夫首相。だが、混迷は自身の言動が誘発した面もある。
>
> 「どういうつもりですか」。衆院が解散された7月21日、国会内で民主党の前原誠司氏(現国土交通相)、
> 長島昭久氏(現防衛政務官)が鳩山氏を呼び止めた。鳩山氏は2日前、沖縄市で「最低でも県外移設に
> 向けて積極的に行動を起こす」と表明。米国に太いパイプを持つ両氏が懸念を深めたためだ。
>
> 「県外移設」は08年7月にまとめた党沖縄ビジョンにある。同年6月、策定責任者の武正公一氏
> (現副外相)と訪米した前原氏は、普天間返還合意の当事者で、後にキャンプ・シュワブ案の変更を
> 唱えたキャンベル元米国防次官補代理(現国務次官補)らと会談。「オバマ政権になれば普天間問題は
> 白紙から議論できる」との確信を持ったことが伏線にあった。
>
> しかし、1月のオバマ政権発足後、米国防総省は現行計画の推進を確認。前原氏らの読みは外れ、
> マニフェスト(政権公約)では「在日米軍基地のあり方について見直しの方向で臨む」と抽象的な表現に
> 後退した。だが、鳩山発言は今も沖縄では「公約」と受け止められており、沖縄の期待を安易に裏切れ
> ない立場にある。
2140
:
とはずがたり
:2009/12/09(水) 11:53:13
民主党政権スレに海兵隊グアム移設について等の記事がありました。
無知な俺にはよく判らないんですけど「1.海兵隊のグアム移転が司令部中心というのは間違い。沖縄海兵隊の主要な部隊が一体的にグアムへ移転する。普天間飛行場の海兵隊ヘリ部隊も含まれる。」計画が或る段階・或る時点迄あって,その計画でも辺野古のV字滑走路は必要だったんでしょうか?
単なる宜野湾市長の思いこみ?
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/1642-1647
2141
:
片言丸
:2009/12/09(水) 13:07:53
安全保障問題は,平和主義の枠を踏み越えない限り一般人にとってどうでもいい問題だし,
社民党が反発することも一般人にとってどうでもいい問題だから,
当面,どのように政権(連立の一部は仕方ないとして)を壊さず現行案を修正して解決していくかというところだったんだと思うんですが,
鳩山が小沢・社民党を慮りすぎたのと,移設の難しさを認識しないまま突っ込んだことでこうなっているという感じなんでしょうかね・・・。
グアム移設等に現実的な可能性があるかどうかについて,見込み違いがあったのでしょうか。
2142
:
とはずがたり
:2009/12/10(木) 01:03:40
北沢防衛相、グアム移設を否定 「日米合意にはずれる」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091209-00000611-san-pol
12月9日19時48分配信 産経新聞
【グアム=大谷次郎】北沢俊美防衛相は9日(日本時間同)、社民党などが求める米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)のグアム移設について「日米合意から大きくはずれる。そのことを期待して何かをしようと思うと頓挫(とんざ)する」と述べ、移転先の選択肢には入らないとの考えを示した。米領グアムの米軍基地視察後、同行記者団に語った。
[図で見る] 普天間飛行場の移転計画
移設問題の年内決着を先送りする政府方針については「決着の遅れは米軍再編にかなり影響が出る。日本の責任も重い」と異例の指摘を行った。
平成18年に日米両政府が合意した在日米軍再編のための工程表では、普天間飛行場のキャンプ・シュワブ(同県名護市辺野古)沿岸部への移設とセットで、沖縄駐留海兵隊約8000人がグアムに移転することになっている。
北沢氏は、普天間移設を先送りし、日米合意にある海兵隊8000人のグアム移転を先行実施することについて「グアムでは(海兵隊移転を)予定通り進めたいという気持ちが強い。こっちだけ片づけ、こっちは後回しというのは難しい」と述べ、困難との見方を示した。
一方、社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は9日の記者会見で、キャンプ・シュワブ沿岸部への移設について「(海上埋め立て工事の)利権のために基地をつくることは許されない。党としてきちんと調査する」と述べた。
普天間移設で鳩山首相「だいぶ詰まってきた」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091209-00000650-yom-pol
12月9日13時58分配信 読売新聞
【アンダーセン空軍基地(米領グアム)=白川義和】在日米軍再編問題に関連し、北沢防衛相は9日午前、グアムのアンダーセン米空軍基地などを視察した。
2006年の日米合意で岩国基地(山口県)の海兵隊ヘリ8機を移すとされた同基地で、司令官から説明を受けた防衛相は同行記者団に「よく理解できた」などと語った。その後、14年までに沖縄県からグアムに移る予定の海兵隊約8000人の隊舎などが建設される北部フィネガヤン地区を視察した。
海兵隊のグアム移転は普天間飛行場(同県宜野湾市)の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)への移設と一体で、米政府は鳩山政権が普天間飛行場移設を巡る最終判断を先送りした場合、グアムへの移転計画に影響が出ると警告している。
◇
これに関し、鳩山首相は9日午前、首相公邸前で記者団に「政府の考え方はだいぶ詰まってきている。考え方、交渉材料として主張する方針を固めていく」と語った。
日米安全保障条約改定50周年に向けた「日米同盟の深化」の協議延期の通告については「交渉中の話だから先方はそういう意見を述べるかもしれない。ただ、正式の交渉での発言ではない。かなり難しい局面だが解決策はあると思っている」とも強調した。
最終更新:12月9日13時58分
読売新聞
2143
:
建設的与党らいおんはーと
◆S3/.7DxKSg
:2009/12/10(木) 01:17:34
オマエら、アメリカ様が激怒してるからって、
「あの米国を想い、この属国を創る(by マッド・アマノw)」の
アメリカポチじゃあるまいし、ビビんなよ。
郵政選挙投票日夜のお通夜みたいになってないで
みんなでやろうぜ!普天間県外移設wwwww
2144
:
建設的与党らいおんはーと
◆S3/.7DxKSg
:2009/12/10(木) 04:05:37
オマエらを見てると俺は情けない!NO!KOIZUMI同盟でおなじみのテッサロニキ氏を見習え!
_____
日米同盟は不要 - マスコミはなぜ普天間の世論調査をしない
http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-192.html
日米同盟の重要性とか、日米同盟の強化という言葉が簡単に言われる。
さも当然の前提のように政治やマスコミの世界で言われる。
日米同盟は軍事同盟である。この軍事同盟が今の日本に本当に必要なのか。
何のための軍事同盟なのか。おそらく日米同盟は、現在はNATOほどの
必要性もないのだ。軍事同盟として全く無意味化している。
保守の政治とマスコミは常に「国益」の論理で正当化し、
反論を封じて日米同盟の暴走を既成事実化してきた。
あるいは、イラクに自衛隊を派遣した小泉純一郎のように、
「自衛隊が駐屯する地域が安全地域」などという詭弁を弄してしてきた。
マスコミもそれを翼賛した。
現在、日本には安全保障上の脅威などない。
だから国防のための軍事同盟など必要ない。北朝鮮が脅威だと宣伝する人間が
いるが、北朝鮮が戦争など遂行できる国でないことは小学生が考えてもわかる
ことで、日本海を渡って兵員輸送できる船舶も持っていないし、船を動かす
燃料すら持ち得ていない。森本敏は、二言目には朝鮮人民軍の兵員数と自衛隊
の兵員数の比較を上げて北朝鮮の脅威を言い上げるが、北朝鮮軍の兵士は飢餓
に苦しみながら芋掘りを日常としている兵士であり、現代の地上戦に必要な武
器を十分に所持しているかどうかも疑わしい。
本当は、日本のマスコミは、普天間問題をどう解決すべきか、
日米合意を重視して辺野古沖に移設すべきか、県外国外移設に
するべきなのか、世論調査して発表しなければいけない。
だが、それをせず、NHKはマイケル・グリーンをニュース番組の
スタジオに呼び、米国政府の主張を宣伝させて世論誘導を図るばかりだ。
伊波洋一を呼ばずにマイケル・グリーンを呼ぶ。世論調査をすれば、
県外国外移設が圧倒的な数字になるからだろう。日本の国家権力は
米国に完全に牛耳られている。政治家も官僚もマスコミも。
私は、戦後社会に生まれてから数十年間、一度として日本が明治国家的な独立状態
にある姿を見たことがなく、わが国はずっと米国の支配下にあり、そして冷戦後は
さらに強烈に植民地的従属の度を酷くする中で鬱屈させられてきた。
『坂の上の雲』が眩しく見えるのは、そこに独立日本があるからであり、
列強世界の中で必死に民族の独立を守ろうとする日本人の姿が見えるからである。
幕末に国事に奔走して死んで行った志士たちが、今の日本を見たら何と思うだ
ろう。米国に言われるままにカネを貢ぎ、米国に言われるままに国富を吸い取
られ、その収奪と従属の関係を自己の幸福の如く倒錯している日本の現状を彼
らが見たら、どれほど激しく悲憤慷慨することだろう。そう思うのである。
2145
:
とはずがたり
:2009/12/10(木) 10:39:19
>>2144
何処に着弾するか全く判らないような危なっかしいミサイル持ってる北朝鮮が驚異ではないとは随分のんびりしてますな。
2146
:
名無しさん
:2009/12/10(木) 10:44:14
沖縄海兵隊グアム移転予算、米議会が満額復活
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091209-OYT1T01557.htm
【ワシントン=小川聡】米議会は8日の両院協議会で、2010会計年度の駐沖縄海兵隊8000人のグアム移転に関する予算を、国防総省の要求額に近い約3億1000万ドルとすることを認めた。
グアム移転の前提となる沖縄の米軍普天間飛行場の移設が難航する中で、要求通り認めた下院に対して上院は約7割を削減して可決したが、両院が共同でまとめた軍事施設建設に関する予算の最終法案では結局、普天間問題の進展は本格的には考慮しないこととした。
米議会筋は「普天間問題との関係は、2011会計年度の予算審議で本格的に考慮する」としている。グアム移転に関する環境影響評価が来年夏まで続き、予算執行はいずれにしてもそれ以降になるため、普天間問題との関係は来年2月からの2011会計年度の予算審議で検討すれば十分というわけだ。
議会が予算法案に先立って審議した、予算の大枠を決める国防予算権限法では、グアム移転の予算を要求通りに認めた事情も影響しているようだ。普天間問題の進展にかかわらず、グアム移転や沖縄県名護市への代替施設建設費に関する予算措置をとる日本側の方針に合わせたという見方も出ている。
(2009年12月10日03時03分 読売新聞)
2147
:
建設的与党らいおんはーと
◆S3/.7DxKSg
:2009/12/10(木) 14:06:59
>>2145
カリスマブロガーwテッちゃんは、NO!KOIZUMI同盟とかちょっとアレな方なので
堪忍してやってくださいwwww
______
日米首脳会談、米側が事実上の拒否
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091210-00000448-yom-pol
12月10日11時19分配信 読売新聞
【ワシントン=小川聡】ギブス米大統領報道官は9日の記者会見で、
沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題をめぐり、鳩山首相が意欲を示し
ていたオバマ米大統領との首脳会談について、
「わずか数週間前にこの問題を議論したばかりで、(両国の閣僚級による)
作業部会を継続することが最良の道だ」と述べ、必要性はないとの考えを
示した。
日本政府の正式な申し入れを行っていない段階で、事実上の拒否を公表
するのは「異例の対応」(日米外交筋)だ。米側が強く求める現行計画で
の年内決着に応じようとしない首相に対する大統領自身の厳しい姿勢を反
映したものと見られる。首脳会談の実現は困難な見通しとなった。
2148
:
名無しさん
:2009/12/10(木) 21:03:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009121000862
鳩山首相の思惑空振り=米、小沢氏に照準か−普天間移設
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、鳩山由紀夫首相が模索した来週の日米首脳会談が10日、見送られることになった。米政府の対日不信の払しょくが狙いだったが、単なる懸案先送りととらえた米側が応じようとせず、首相の思惑は空振りに終わった。普天間問題の早期決着を求める米国は、民主党の小沢一郎幹事長に照準を合わせたと取れる動きを見せており、首相官邸は神経をとがらせている。
首相は10日、日米首脳会談について、訪問先のバリ島で「こちらから提示している段階ではない」と語り、事実上断念したことを認めた。
コペンハーゲンで18日に開かれる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)首脳級会合に合わせ、首相は「オバマ大統領とお会いできればありがたい」と意欲を示していた。移設先決定の「越年」が確実になったことを受け、大統領と会い、現時点での政府方針を説明して理解を得たいと考えたためだ。
首相は、キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)に移設する現行計画に、連立与党の社民党が強く反対していることなど国内情勢の厳しさを説明すれば、米側も納得してくれると踏んだようだ。「大統領との信頼関係はできているんだから、迷惑を掛けて申し訳ないと言えばいい」。首相周辺の一人はこう語っていた。
しかし、米側は「(日米の閣僚級)作業グループでの取り組みが最善の道だ」(ギブズ報道官)と首脳会談に否定的な姿勢を示し、日米の溝の深さがかえって際立つ結果になった。政府内からも「日本側の方針が決まっていないのに会談しても意味がない」(外務省幹部)と、冷ややかな声が上がった。
一方、米側はズムワルト駐日首席公使が8日に民主党の山岡賢次国対委員長、9日には輿石東参院議員会長と相次いで会談し、普天間問題の早期決着に協力を求めた。小沢氏に近い民主党幹部への接触で、米側が鳩山首相の頭越しに事態打開を図ったとの見方もある。こうした米側の動きを念頭に、ある政府関係者は「米国が一番信頼を置いているのは小沢氏だ」と語った。(2009/12/10-19:36)
2149
:
建設的与党らいおんはーと
◆S3/.7DxKSg
:2009/12/11(金) 01:22:59
鳩山イニシアチブ 「第1弾」は自公政権が始めた円借款
2009年12月10日23時20分
http://www.asahi.com/politics/update/1210/TKY200912100439.html
鳩山由紀夫首相が地球温暖化対策の目玉に打ち出した途上国支援の枠組み
「鳩山イニシアチブ」。その第1弾として、政府は10日、インドネシアに
円借款事業を行う文書に同国と署名した。しかし、この事業は自公政権下で
昨年始まった継続案件。
「前からやっているのに『第1弾』というのは疑問」
との声が政府内でも出ている。
2150
:
とはずがたり
:2009/12/12(土) 14:00:17
沖縄本島の基地周辺住民だけが過剰な負担を強いられている現状は不公正であると思うし其の思いは国民にも共有されてると思ってるんだけど,それ故アメリカも反米感情が高まる前に,日米合意計画を履行を条件とか云わずに8000人のグアム移転とか出来る施策から順次やっていけばいいのではないか。政権交代で外交政策がひっくり返るのはアメリカでもよくあることではないか?まあアメリカとしてもずるずると日本の居心地の良い拠点追い出される訳には行かないのでしょうけど。
>キャンベル氏は協議で、普天間飛行場移転問題で米国の2010会計年度予算(9年10月〜10年9月)の暫定予算期限切れとなる今月18日までに結論を出すよう要求。その上で「駄目な場合はグアム移転予算を別の予算に回す」と述べ、日本側が日米合意計画に同意しない場合、来年度予算で海兵隊のグアム移転経費の計上を断念する可能性を示唆した。
>米側は、普天間飛行場周辺で行っているヘリの飛行訓練の飛行回数を減らすことには難色を示しており、新提案による移転が実現した場合でも、周辺住民への騒音がどの程度軽減されるかは不透明だ。
>米側の提案は、鳩山由紀夫首相が普天間飛行場を米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市)に移設するとした日米合意計画を履行することを前提としたものとみられ、計画の変更を求めた場合は白紙に戻る可能性が高い。
普天間移設:米、一部訓練移転案「18日までに合意を」
http://mainichi.jp/select/today/news/20091212k0000e030031000c.html
2009年12月12日 11時36分 更新:12月12日 13時24分
米軍普天間飛行場の場所
【ワシントン古本陽荘】米政府が沖縄の基地負担軽減策として、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の海兵隊ヘリコプター部隊が県内で行っている訓練の一部を、静岡県御殿場市にある海兵隊施設のキャンプ富士に移す新たな提案をしていることが分かった。米国務省のキャンベル次官補(東アジア・太平洋担当)らが11日、訪米している国民新党の下地幹郎政調会長との協議で語った。
キャンベル氏は協議で、普天間飛行場移転問題で米国の2010会計年度予算(9年10月〜10年9月)の暫定予算期限切れとなる今月18日までに結論を出すよう要求。その上で「駄目な場合はグアム移転予算を別の予算に回す」と述べ、日本側が日米合意計画に同意しない場合、来年度予算で海兵隊のグアム移転経費の計上を断念する可能性を示唆した。
ヘリ部隊の訓練移転は、4日の普天間飛行場の移設問題に関する日米閣僚級作業グループで米側から提案された。移設が日米合意通りに進んだ場合でも実現は2014年とされており、日本政府は早期に普天間飛行場の危険性や負担を軽減するよう求めていた。
米海兵隊は、在沖縄米軍基地の整理・縮小に関する96年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で、沖縄県の砲兵部隊の実弾射撃訓練を本土に一部移転することで合意。キャンプ富士と隣接する陸上自衛隊の東富士演習場と山梨県側の北富士演習場で実弾射撃訓練を行ってきた。
同キャンプのホームページによると、キャンプのヘリコプター滑走路は陸自と共用している。今回の新提案の詳細は不明だが、沖縄で行っている歩兵や砲兵部隊との共同訓練などの移転先として想定しているとみられる。
ただ、米側は、普天間飛行場周辺で行っているヘリの飛行訓練の飛行回数を減らすことには難色を示しており、新提案による移転が実現した場合でも、周辺住民への騒音がどの程度軽減されるかは不透明だ。
また、米側の提案は、鳩山由紀夫首相が普天間飛行場を米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市)に移設するとした日米合意計画を履行することを前提としたものとみられ、計画の変更を求めた場合は白紙に戻る可能性が高い。
2151
:
とはずがたり
:2009/12/12(土) 14:14:52
普天間結論「18日までに」 米要請、予算停止も示唆
http://www.asahi.com/politics/update/1212/TKY200912120161.html
2009年12月12日11時29分
【ワシントン=伊藤宏】キャンベル米国務次官補は11日、国民新党の下地幹郎政調会長と会談し、鳩山由紀夫首相が今月18日までに米軍普天間飛行場の移設問題の結論を出すべきだとの見解を示した。現行計画が履行されない場合、米軍再編の一環である在沖縄海兵隊のグアム移転費用を予算計上しない可能性があることにも言及した。
下地氏が会談後の記者会見で明らかにした。米側からはキャンベル氏のほか、ドノバン筆頭国務次官補代理、メア日本部長が出席。キャンベル氏らは海兵隊のグアム移転費用を含む2011会計年度予算に触れ、「いま予算編成が行われていて、厳しい編成の最中だ。早く結論を出す方がいい」と指摘し、首相の早期決断を要請。「だめなら議会の予算に乗せない。グアムに関する予算は別の予算に回す」と語ったという。
一方、与党幹部は11日、今月4日の日米作業部会で、米側が普天間飛行場の米軍の訓練の一部をキャンプ富士(静岡県)などに移す考えを示したことを明らかにした。米側は鳩山政権が現行計画履行に同意することを前提に、普天間移設が完了するまでの負担軽減策として提示したという。
2152
:
とはずがたり
:2009/12/12(土) 14:15:37
「米国よ、大局見失うな」 普天間問題でWポスト紙
http://www.asahi.com/international/update/1212/TKY200912120142.html
2009年12月12日11時29分
【ワシントン=伊藤宏】米紙ワシントン・ポストのフレッド・ハイアット論説面編集長は11日付の同紙に掲載した論文で、米軍普天間飛行場の問題で、日米関係が悪化している現状に触れながらも、オバマ政権に対し、「大局を見失ってはならない」として、日米関係維持の重要性を強調した。
ハイアット氏は「日本はそれでも重要か」と題する論文のなかで、鳩山政権が普天間問題で日米関係を混乱させており、「オバマ政権は、鳩山首相の素人的な対処にいらだっている」と指摘。オバマ政権が地域の安定のために、軍事的な観点から同盟の重要性を主張するのは当然だ、との考えを示した。
一方で、ハイアット氏は「日本はアジアの中で、最も重要で、民主的な同盟国だ」と指摘。米国は、大局的な視点に立って、鳩山政権が景気回復や日本全体の再生への道筋を見いだすよう望み、日本を重視する姿勢を示す必要がある、との見方を示した。
また、米紙ニューヨーク・タイムズも11日付の電子版で、日米両国の信頼関係が普天間問題で崩れつつある、との認識を示しながら、「普天間問題では柔軟であるべきだが、日米の戦略的な責務については揺るぎないものにしなくてはならない」と指摘した。
2153
:
とはずがたり
:2009/12/12(土) 14:18:52
グアムもダメだし辺野古もダメだとなると何処にすんねんって話しでどうもふらふらしている感じが否めませんなぁ。。
年末までに現行計画と異なる解決案なんてどっかにあるのか?
普天間移設の現行案 北沢防衛相「合意得られない」
http://www.asahi.com/politics/update/1212/TKY200912110533.html
2009年12月12日1時9分
北沢俊美防衛相は11日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、「沖縄の皆さんの思いを考えると、新たにあそこへ埋め立てて滑走路を作るのは、なかなか合意は得られない気がする」と述べ、名護市辺野古に移設する現行計画の実現は困難との考えを示した。TBSの報道番組で語った。
北沢氏の発言には、来年1月に名護市長選があることや、仮に鳩山内閣が名護市移設を決断しても、県外移設派が多数を占める県議会の合意は得にくいとの見立てがあるからとみられる。
また、北沢氏は「私は年内決着が必要と思っている。第三の道を作り出そうと(している)」と述べ、年末までに現行計画と異なる解決案を模索していると説明した。首相が解決策を受け入れれば、米側に提起していくという。
2154
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 16:47:39
>>2138
岡田外相は日米首脳会談以降に急速に現実路線に舵を切って、それ自体は自分は評価してますが(もはや手遅れな感はあるけど)、不用意に日米合意見直しの期待感を高めたという点では鳩山首相ほどではないけど責任の一端はあると思ってます。
9月・10月頃の報道をきちんと読み返さないといけませんが、政権発足当初は鳩山首相がというより外相の方が普天間に関して色々と観測気球を上げていて、それが沖縄県民の期待を膨らませていた印象があります。
11月に入って鳩山首相の発言が増えてきますが、それまでは首相はこの問題について一体どんな方針を持っているのか全く窺い知れず、むしろ岡田外相の発言が目立っていました。
なのでこの頃までは鳩山首相個人のリーダーシップの問題というより、鳩山政権全体が火種をまいていたように思います。
(蛇足ですが、首相が「軽い御輿」であること自体は私はそこまで問題だと思ってません。
民主党政権の性格を考えると、個々の大臣や各省三役チームにイニシアチブを取らせるやり方に「軽い御輿」は合っていると思います。
問題なのはそういう大臣同士の意見が衝突した時や、政権としての基本方針を示さなくてはならない時など、肝心要の局面で鳩山首相が事態の収拾に積極的に動かないことです。)
色々と書いてきて思いますが、この問題で裏方となって閣僚間や連立与党間の調整に動き回る存在が本当に見当たりませんね。
本来であれば官房長官か、官房副長官(政務でも事務でも)の役目なんでしょうけど、平野長官はあんな有り様だし。
アメリカ側ともまともなコミュニケーションのチャンネルがあるのか疑問ですが、政権内でも意思疎通が取れてる様子がありません。
2155
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 17:10:51
>>2150
>日米合意計画を履行を条件とか云わずに8000人のグアム移転とか出来る施策から順次やっていけばいいのではないか。
アメリカ側としては、日米合意全体が実現して初めて所要の基地機能とか作戦上のニーズを満たせるように計画を組んでるので、最終的に日米合意が実施される保証なしに一部分だけ摘み食いすることは許せんのでしょう。
>政権交代で外交政策がひっくり返るのはアメリカでもよくあることではないか?
京都議定書とか、多国間合意だとひっくり返ることはありますね。
2国間合意だとどうだろう。
>沖縄本島の基地周辺住民だけが過剰な負担を強いられている現状は不公正であると思うし
ちなみに意外かもしれませんが、今の日米合意は当時のラムズフェルド国防長官のイニシアチブでまとめられたものです。
普天間を現地視察して、こんな危険な基地を放置する訳にはいかないと実感したのがきっかけです。
独善的な姿勢で知られるラムズフェルドですが、制服組の反発をものともしない彼だからこそ海兵隊の反対を押し切って普天間移設を決められた部分はあります。
2156
:
とはずがたり
:2009/12/12(土) 17:25:38
>>2155
俺の意見は素人の素朴なものなので,お詳しいとお見受けする◆sn2EOyFHzgには笑止な意見ばかりでありましょうが,コメント付けていただけて感謝です。
>アメリカ側としては、日米合意全体が実現して初めて所要の基地機能とか作戦上のニーズを満たせるように計画を組んでるので、最終的に日米合意が実施される保証なしに一部分だけ摘み食いすることは許せんのでしょう。
俺も此処は非常に理解できるんですけど,取り敢えず普天間の負担軽減を云うならば,8000人を普天間から退却させて辺野古なりそれ以外の基地への移転計画を再検討しても良いんじゃないでしょうかね?
俺も現物を見たわけではないんですけど,市街地のど真ん中に立地する普天間の基地(殆ど植民地の二等市民的扱いを普天間周辺の日本国民が未だ受けている様な気がします。ラ氏はその辺の感覚を正常に汲み取ってくれたんでしょうかねぇ。)を撤退するのは最優先とするならば,少なくともグアムと新基地で役割分担する分をグアムと現普天間,更に東富士(やその他新田原や築城なんかでしょうか)と先行機能分担してもいいんじゃないでしょうか?
2段階の移動になる分の余計な調整費用が掛かるとするならば,勿論日本の都合で辺野古を一旦停める訳ですから負担せねばならないでしょうけどそんなに莫大なものになるんでしょうか?
普天間を人質に取るかのようなアメリカの出方はなんか嫌な感じが否めないんですが,勿論単なる交渉術や本気の苛立ちの表明でもあるかと思いますが,日本もそれに対しておろおろするばかりではなくちゃんと交渉が出来ているんでしょうかねぇ。
2157
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 17:29:31
数日前の記事ですが。
普天間、首相いつ決断 解けぬ連立4次方程式 続く“初心者運転”
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091208/plc0912080745003-n1.htm
2009.12.8 07:41
沖縄の負担軽減・日米同盟・連立政権・国益
鳩山由紀夫首相は7日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題に関する政府方針を年内に決める考えを示したが、首相は移設先を特定しない可能性も示唆しており、政権運営の迷走ぶりは決定的だ。社民党への配慮から、決着を来年に先送りする考えを表明したそばから、再びハンドルを切り戻したのは、米政府の強い抗議があったためだ。沖縄の負担軽減、日米同盟、連立政権、国益−という4つの変数を持つ「4次連立方程式」(政府高官)の解を見いだせないまま、初心者運転が続く。(加納宏幸)
◇
首相は7日午後、岡田克也外相、北沢俊美防衛相、前原誠司国土交通相、平野博文官房長官の関係閣僚らと首相官邸で政府方針に関する最終調整を行った。だが、米国のいらだちが沸点に達した現在もなお、「意見交換」(平野氏)をしただけに終わった。
「日米合意も沖縄県民の思いも、連立を維持することも大事だ。この三者を生かしてどういう結論を見いだすかに苦労をしている」
会談後の7日夕、首相は自らの苦渋をあけすけに語った。だが、米側はクリスマス休暇前の18日までの決着を求めており、状況は待ったなしだ。沖縄県名護市に代替施設を造る現行計画以外の代案を米側に提示するのは困難な情勢だ。
移設問題で鳩山政権が最も重視してきたのが「沖縄の負担軽減」。首相は先の衆院選で沖縄県の4小選挙区で県外、国外移設派が全勝したことを「民意」と受け止め、移設先を白紙から再検討する方針で臨んだ。
このため、政権内では嘉手納基地(嘉手納町など)への統合、現行計画の微修正、グアムへの全面移転などの複数案が次々と浮上した。ただ、11月13日の日米首脳会談で、オバマ米大統領から現行計画に沿った迅速な解決を迫られた首相は「プリーズ・トラスト・ミー」(私を信じてほしい)と応じ、同盟重視に舵を切ったかに見えた。
これで一時、現行計画を微修正して年内に結論を出す方向性が出つつあった。
だが、社民党の福島瑞穂党首が党首選という党内事情から今月3日、“連立離脱カード”を振りかざしたため、首相は一転、連立重視の観点からグアム移転に言及し、米政府の堪忍袋の緒を切ってしまった。
「鳩山政権では、国会議員ではない3人が外交政策を仕切っているのだろう」
今年10月、キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は外務省幹部にこう指摘した。キャンベル氏が挙げたのは、寺島実郎・日本総合研究所会長、須川清司・内閣官房専門調査員、佐野忠克首相秘書官(政務)の3人。首相側近として、外務省や防衛省ルートとは別に米政府高官と非公式に接触している。
首脳会談前、首相が「普天間問題が大きなイシューになることはない」と断言していたのも、この「側近グループの影響が大きい」(周辺)という。
その結果、日米閣僚級作業グループでも、「米国側が命懸けで交渉に臨んでいるのに、日本側は素人に毛の生えたような議論をしてきた」(政務三役)という状況に陥った。
日米交渉にかかわる政府高官がいう。
「とにかく政治主導なの! 国民の圧倒的支持がある政権だからいいんじゃないの?」。
2158
:
名無しさん
:2009/12/12(土) 17:34:54
長すぎると言われたので
>>2157
のコメントはこちらに。
> 「鳩山政権では、国会議員ではない3人が外交政策を仕切っているのだろう」
> 今年10月、キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は外務省幹部にこう指摘した。キャンベル氏が挙げたのは、寺島実郎・日本総合研究所会長、須川清司・内閣官房専門調査員、佐野忠克首相秘書官(政務)の3人。首相側近として、外務省や防衛省ルートとは別に米政府高官と非公式に接触している。
> 首脳会談前、首相が「普天間問題が大きなイシューになることはない」と断言していたのも、この「側近グループの影響が大きい」(周辺)という。
鳩山首相の姿勢の裏には、この側近グループの存在があるんでしょうね。
以前から寺島実郎の言うことを真に受けていたら碌なことにならんだろうと思ってたら、案の定…。
別にブレーンを使うなと言いませんが、野党時代のブレーンをそのまま使い続けるのも考え物です。
あと以前から鳩山首相はアメリカ側の反応を(過小な方向に)読み違える傾向にあったのですが、その元凶も彼らとは。
政治主導で官僚ルートをバイパスするのであれば、まともに相手国とコミュニケーションを取れる人材を使えよと言いたい。
内政と違って外交では実務家レベルでの事前協議が重要なのに、こんな連中に任せてたら首相は裸の王様だろう。
首相動静を見ていると外務官僚や内閣情報官とほとんど会ってないみたいだし、誰が首相に国際情報をブリーフィングしてるんだろう?
2159
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/12/12(土) 18:35:29
ああ寺島か、なるほど。
日本では外交・安保問題への関心は薄いので、無理に野党的な外交方針への政策転換をアピールして
現実に混乱を引き起こしても、得るものが少ないということなのでしょうなあ。
産経だと、寺島に対する勢力が記事(小説)を書かせてる可能性を否定できないけど。
個人的には「素人運転」は悪いことではないと思っています。
民主制度である以上、外交は玄人で分野であることを理由に、素人である国民を煙に巻く対応は
中長期的視点から見れば良いことではない。
日露戦争後から太平洋戦争への流れの背景にも、外交・安保分野の知識(特に日本にとって不利な情報)を
官僚が独占し、実情以上に日本を強国だと国民に信じさせていたことがあります。
今回の沖縄県内移設の見直しが、今ひとつ国民の反発を生んでいないことにも、日米同盟の重要性を
国民が知る機会が、今まで少なかったことにあるでしょう。
それ故に、次の参院選への影響についても片言丸さんの
>>2141
の見解が正しいと思います。
それが日本の将来にとって、良いこととかは別。
>>2154
岡田の場合は、外相就任後1ヶ月間の期待をもたらす言動と、その後、いきなり国会開会直前、
県外・国外移設は無理と断言してしまった落差の問題だと思ってます。
その単刀直入、歯に衣を着せない直言こそ、岡田の良さではあるのですが、それを好んでいる私ですら、
あの発言には唐突な印象を持ちましたもの。
2160
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 18:43:43
>>2158
はトリップ忘れてますが私です。
>>2156
>俺の意見は素人の素朴なものなので,お詳しいとお見受けする◆sn2EOyFHzgには笑止な意見ばかりでありましょうが,コメント付けていただけて感謝です。
いえいえ、他の方へのレスをまとめる中で自分の考えを整理している面もあるので、とんでもないです。
こちらこそ2chと違って落ち着いて議論できる貴重な場を提供していただいて感謝です。
>取り敢えず普天間の負担軽減を云うならば,8000人を普天間から退却させて辺野古なりそれ以外の基地への移転計画を再検討しても良いんじゃないでしょうかね?
自分の推測ですが、現行合意の実施を鳩山政権が確約してたのであれば、具体的な実施方法とかスケジュールとかはオバマ政権側も柔軟になってくれたんではないでしょうか。
鳩山政権の外交方針が不透明で、例の「反米論文」とかで鳩山首相の真意にアメリカ側が疑心暗鬼になっていたからこそ、強硬に現行案での決着を迫ってきたのだと思います。
最初に「鳩山新政権はアメリカと距離を置きたがってる」「普天間の県外・国外移転を狙っている」というオバマ政権側の疑念をきちんと払拭できていたら、もっと建設的に交渉できたんじゃないかと思います。
まあ今から普天間の先行撤去を言い出しても、アメリカ側からすると「日本側はテイクばかりでギブがないじゃないか」と言われて終わりな気がします。
元々アメリカ側には日本は負担軽減ばかり言ってて「日米同盟としてどういう安保戦略を目指すのか」という視点が薄いという苛立ちがあるので。
今の日米合意をまとめる際も、閣僚級の戦略対話を通じて「日米共通戦略目標」の策定(05年2月)→日米の「役割・任務・能力」の確認(05年10月)→米軍再編実施の「ロードマップ」(06年5月)という「目標から実施方法へ」という手順を踏みましたし。
鳩山首相が普天間の県外移設を本気で望んでいるんだったら、まずオバマ政権と戦略対話を行って「日米同盟として何を目指すのか」、「その中で日米でどう役割分担するか」、「その中で普天間をどこに移設するか」という順に協議すべきだったんですが…。
そこを抜きにいきなり実施計画である「ロードマップを見直す」とだけ言ってもアメリカ側もおいそれとウンとは言えないでしょう。
2161
:
名無しさん
:2009/12/12(土) 19:10:28
安全保障の参院選への影響について。
安全保障政策そのもので国民の関心・投票の動向が左右されないというのはその通りです。
ただし、たとえ、関心の低い安全保障問題であっても、首相が指導力の低さを露呈するのは、投票行動へマイナスの影響があります。
これは結果論になりますが、「国民の関心が低い=成功しても得るものが少ない」安全保障問題で、
冒険する必要はなかったですね。
貰わなくていい赤点を貰う結果になってしまった。
2162
:
とはずがたり
:2009/12/12(土) 19:25:38
>>2160
解説感謝。
>>2156
ではトリのコピペして満足してしまい敬称略で失敬しましたm(_ _)m
確かに信頼の積み上げによる問題解決という手順が欠けていて,反米論文とか県外移設とか政権交代の高揚感からかアメリカを刺戟するような事案ばかり浮上してしまった印象はあります。
>>2158-2159
俺は選挙マニアからこの政界ウオッチ趣味に入りましたんで,あんま各種論客連中の言動に興味ないんであんま詳しくないんですが,寺島氏はどの辺がどうダメなんでしょうかね??
>>2159
>今回の沖縄県内移設の見直しが、今ひとつ国民の反発を生んでいないことにも、日米同盟の重要性を
>国民が知る機会が、今まで少なかったことにあるでしょう。
俺も素人の1人として普天間が直面している其処にある危険と較べて,日米安保の危機に対しては話し合えば何とかなるのではないかと思ってしまっている節がありますね,確かに。
2163
:
名無しさん
:2009/12/12(土) 19:52:04
>>2159
外交史家の入江昭曰く、明治以来日本の外交では「政府の現実主義」と「民間の理想主義」が対立してきた、と。
政権交代が時々でもある国だったら在野の勢力が政権入りして理想と現実の折り合いを付けていくんでしょうけど、保守一党優位制が続いてきた日本では革新・リベラル勢力がそうする機会はつい先日までやって来なかった。
(村山政権時の社会党の方針転換はあまり無節操すぎて、逆に革新側の支持者を頑なにさせてしまったし。)
民主党は原則論に拘る政党なので野党時代の方針のまま外交運営をしようとしているんでしょうけど、そろそろ現実を踏まえて考え方を修正する時期です。
>民主制度である以上、外交は玄人で分野であることを理由に、素人である国民を煙に巻く対応は中長期的視点から見れば良いことではない。
そういう意味では岡田外相が手掛けている密約の検証は正しいことだと思います。今どき秘密外交が通用する時代でもないし。
ただ外交は国民の関心が低く、政治家や官僚などエリートの裁量に任される余地が大きい領域だからこそ、時の為政者には適切なハンドリングを期待せざるを得ません。
国民の関心を喚起するのに多少の「素人運転」はあってもいいと思いますが、それはあくまで後でリカバーできる限度内の話であって、普天間問題でオバマ政権側の鳩山政権に対する信頼は容易には回復できないところまで落ちてしまったと思います。
安保問題の国政選挙への影響は、私も
>>2141
に同意です。小泉首相の自衛隊イラク派遣も選挙には響かなかった。
>>2141
の片言丸さんの言う「見込み違い」も、たぶん外交助言を寺島実郎らに頼った結果なんだろうなあ。
アメリカ側の出方を読み違えたり、普天間問題が進まなくても日米関係に影響はないと言ってみたり、対米外交について鳩山首相はあまりに希望的観測に基づいた行動ばかり採っているんですが、彼らの誤った入れ知恵のせいか。
>産経だと、寺島に対する勢力が記事(小説)を書かせてる可能性を否定できないけど。
他紙(読売と毎日だったかな)でも寺島の名前は挙がっていたので、産経の小説ということはないと思います。
2164
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 19:52:38
またトリップ忘れたorz
>>2163
は私です。
2165
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 20:14:26
>>2162
自分も寺島氏の言説を逐一フォローしている訳じゃないので正確なことは言えないのですが、イラク戦争批判を機に反米的な論客として脚光を浴びた人ですね。
(それ以前からも商社マン出身の論客として活躍してましたが。)
イラク戦争と経済危機でアメリカの国力は落ちていく一方、中国はこれから伸びる国であり、やがて米中二極時代がやってくるので日本は対米追従を止めてもっと中国と協調しろ、って感じの主張だったはず。
もちろん長期的なトレンドとして米中の相対的な国力は変わっていくんでしょうけど、それをそのまま政府の政策として採用すると角が立つだけです。
いろいろとグダグダと長文を書き連ねてきたけど
>>2161
氏の
>これは結果論になりますが、「国民の関心が低い=成功しても得るものが少ない」安全保障問題で、冒険する必要はなかったですね。
>貰わなくていい赤点を貰う結果になってしまった。
というコメントが全てを物語っているなあ。
鳩山政権は内政で冒険すべき政権なのに、わざわざ外交で赤点をもらってくるなんて…。
2166
:
名無しさん
:2009/12/13(日) 12:23:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091213-00000004-mai-pol
<沖縄密約>文書現存せず 外務省廃棄か 元局長証言と矛盾
12月13日2時30分配信 毎日新聞
1972年の沖縄返還に絡み、「米国が支払うべき米軍用地の原状回復補償費400万ドルを日本側が肩代わりした」とされる密約そのものを記した文書が、外務省の調査で見つからなかったことが、12日分かった。サインした吉野文六元同省アメリカ局長自身が法廷で密約文書の存在と保存したことを証言しており、外務省がいずれかの段階で廃棄した可能性が高くなった。
密約問題を解明するため先月発足した有識者委員会(座長・北岡伸一東大教授)の関係者が毎日新聞の取材に「サインされた文書そのものは見つからなかった」と明らかにした。同時に調査では、この密約に関連して日本側が400万ドルを直接負担したことを推定できる交渉過程の関連文書は発見された。このため、有識者委員会で精査しているが、最終的に外務省が密約の存在自体を認める可能性は高い。その場合「密約はあったが、文書は失われたか、廃棄された」という結論になるとみられる。
この密約文書は、すでに米国で原本が公開されており、そこには当時交渉に当たった吉野氏のイニシャルである「B・Y」というサインも残っている。
この密約に関連しては71年に密約を報じた西山太吉元毎日新聞記者らが起こした密約文書の情報公開訴訟が東京地裁で進んでいる。吉野氏は今月1日にこの訴訟に証人として出廷して、サインを自身のものと認め「事務官が(密約原本の)コピーを取り、ある程度保存していた」と証言した。外務省にいったんはこの文書が保存されていたことはほぼ確実だ。
外務省幹部は「もし意図的に廃棄したとすれば、違法性が高いと裁判で判断されるかもしれない」と指摘しており、裁判の行方にも影響を与えそうだ。
01年4月の情報公開法施行前に同省が文書管理の在り方を見直した際、「存在しない」としてきた文書が将来発覚する事態を恐れ、廃棄した可能性もある。【中澤雄大】
2167
:
とはずがたり
:2009/12/16(水) 03:46:07
鳩のことだから,ご免やっぱ辺野古ってのがあり得るけど,辺野古以外って明言しちゃいましたねぇ。
辺野古以外の地域模索=普天間問題、結論に数カ月必要−鳩山首相明言
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-091215X662.html
2009年12月15日(火)20:03
(時事通信)
鳩山由紀夫首相は15日夕、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設先について、同県名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部とした現行計画の修正を目指す考えを表明した。首相は「沖縄県民の思いを理解する中で、やはり辺野古ではない地域を模索し、決めるという状況を何としてもつくり上げていきたい」と明言。結論を出す時期について「必要な時間は数カ月単位ではないか」と述べ、十分な時間をかけたいとの意向を示した。首相官邸で記者団に語った。
政府が同日開いた与党党首級による基本政策閣僚委員会では、日米で合意した現行計画も排除せず、移設先は与党3党で協議する方針を確認した。しかし、首相は沖縄県民の負担軽減を重視する立場から、米側に理解を求めつつ、県外移設を模索したいとの考えを示したとみられる。
[時事通信社]
「できれば具体案提示を」仲井真知事が不快感
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20091215-567-OYT1T01143.html
2009年12月16日(水)03:07
「なるべく早く方向を決めて、できれば具体案を提示してもらわないと、意見の言いようがない」
政府が移設先決定を先送りしたことについて、沖縄県の仲井真弘多知事は15日午後、県庁内で記者団に不快感をあらわにした。
政府方針の概要について、知事は14日に岡田外相から電話で説明を受けた。この日は「普天間の危険性の除去をきちんとしてくれるかどうかが我々の関心事だ」と強調し、「時間をかけても逆に何もないという可能性もある」と突き放した。
10年以上普天間移設先となってきた名護市でも、首相が「辺野古以外の地域」を模索すると言明したことで、新たな波紋が広がった。現行計画を容認する現職と、移設に反対する新人の一騎打ちの公算が大きい来年1月の名護市長選へも影響が予想される。現職を支持する島袋権勇・名護市議会議長は「日米合意は何だったのだろうか。見守るしかない。選挙戦では移設問題を争点にしない」と憤りを隠さない。一方、新人を支持する玉城義和・沖縄県議会副議長(無所属)は政府の方針に、「ようやく辺野古案がなくなる気がするが、最終結論が出たわけではない。現職市長が基地移設反対を主張しない限り、移設の是非を争点に主張し続けていく」と語った。
一方、自民党沖縄県連の翁長政俊幹事長は「政府は責任をもって対応してほしかった」と批判する。同県連は、政府が年内に結論を出さなければ年明けから「県外・国外」移設に転じる方針を決めており、民主党と歩調を合わせることになる。「普天間は結局、固定化されるのでは」。翁長氏は、複雑な心境をのぞかせた。(政治部 杉田義文、那覇で)
2168
:
名無しさん
:2009/12/16(水) 17:17:55
しかしこれまで何回「明言」を覆し続けてきたかと思うと……
2169
:
名無しさん
:2009/12/16(水) 19:28:44
http://www.j-cast.com/tv/2009/12/16056331.html
山本一太参院議員、小池元防衛相発言に苦笑
2009/12/16 17:06
山本一太参院議員が2009年12月16日のブログで、小池百合子元防衛相の発言に苦笑した出来事を報告している。
12月15日、自民党本部で元防衛相に会った。その際、彼女が愛用している「ユニークな携帯ストラップ」を見せてもらったらしい。それは自衛隊のユニフォームを着て、ほふく前進する「キューピー」人形だった。防衛省などで買えるらしいこの「キューピー」に、山本も「カワイイ!」と絶賛。ただ、そのあと元防衛相が続けた言葉が引っかかった。
「あのね、他にも零戦のキューピーちゃんとか、回天のキューピーちゃんもあるのよ!」
「零戦」とは、大日本帝国海軍の主力艦上戦闘機。また、「回天」とは太平洋戦争末期に開発された、人が乗り操縦できるようにした魚雷で、特攻兵器の1つだ。
これはちょっとやり過ぎだと感じたのか、山本は「『零戦』はまだしも、『回天』に乗るキューピーちゃんストラップはマズいと思う、な。(苦笑)」と少し面食らった様子を綴っていた。
2170
:
チバQ
:2009/12/16(水) 22:35:31
http://mainichi.jp/select/world/news/20091214dde007030092000c.html
分断の学舎:内戦後のボスニアから/上 被害者は子供たち
「ナイフ、針金、スレブレニツァ」。ボスニア・ヘルツェゴビナ西部の町ビテツ。9月中旬、中心部の公立小学校の教室の外壁に落書きが見つかった。95年、イスラム教徒がセルビア人勢力に殺された「スレブレニツァ虐殺」を挙げ、イスラム教徒を脅す内容だ。消しても数週間後にまた落書きされた。「一部の人の意識の底に差別がある」。イマモビッチ校長は嘆く。
2階建てと平屋の校舎が並ぶ。通うのはイスラム教徒とクロアチア人。一つの学校だが別々の教室で別々の授業を受ける。校長も2人。「一つ屋根の下の二つの学校」とも呼ばれる。
内戦(92〜95年)で周辺をクロアチア人勢力が攻撃。イスラム教徒は少数派となった。クロアチア人の学校にイスラム教徒が同居し学ぶ試みだ。2階建て校舎の広い教室で学ぶクロアチア人とは対照的に、イスラム教徒は平屋の木板で仕切った狭い教室に机を敷き詰めて学ぶ。
内戦前に一つの教室で多民族が学んでいたボスニア。95年の和平合意後、ボスニアは二つの準国家に分かれ、準国家の一つ、ボスニア連邦はさらに10州に分けられた。民族・宗派対立を黙認する形で「地方分権」が進む。
「教育の統合は自民族の文化を消滅させる」としてセルビア人、クロアチア人、イスラム教徒で異なるカリキュラムが導入された。歴史や宗教などの科目は違いが大きい。地域でどれを選ぶかはどの勢力が優勢かで決まる。差別を恐れ、遠方の学校に通う例もある。一部では隣国クロアチアやセルビアから輸入された歴史教科書が使われている。
08年、教育の統一を目指し、中央政府内に教育局が設立された。しかし地方に口出しはできず「紙の上の存在」とされる。背景には「分断が解決策」と見なす民族政党がいる。
イマモビッチ校長は言う。「民族・宗教により学ぶ環境が違うのは理不尽。子供は分断の被害者だ」
◇ ◇ ◇
「分断」が教育に暗い影を落とすボスニアの実情を報告する。【ビテツで隅俊之】
毎日新聞 2009年12月14日 東京夕刊
2171
:
チバQ
:2009/12/16(水) 22:36:01
http://mainichi.jp/select/world/news/20091215dde007030056000c.html
分断の学舎:内戦後のボスニアから/中 国際支援の果てに
「ボスニア・ヘルツェゴビナの学校は『冷戦』の場になっている」。08年5月、国連人権理事会は、ボスニアの教育制度に関する報告書の中で断罪した。報告書は同じ学校なのに民族・宗教ごとに教員、教室、授業まで異なる「一つ屋根の下の二つの学校」を「偏見や不寛容を助長する」と非難した。
だが、国際社会が批判する学校は国際機関が提案したものだ。
選挙監視や教育支援など民主主義構築を目的とする全欧安保協力機構(OSCE)は99年ごろ、各民族・宗教が民家など不適切な環境でバラバラな教育を行っているのに危機感を抱いた。AP通信によるとクロアチア人の学校にイスラム教徒が午後だけでも通えるよう説得。イスラム教徒の登校初日、クロアチア人の教職員は学校にバリケードを築いた。
「一つ屋根の下の二つの学校」はいつしか固定化され、約50校に広がった。分断は民族・宗教で分かれる政党の勢力維持に役立つからだ。各地で優勢な政党が指名する教育相はカリキュラム選択や校長の人事まで幅広い権限を持つ。「教育が政治の道具になっている」(同理事会)
OSCEは「一つ屋根の下の二つの学校」は「一時的解決策として受け入れられ、子供は適切な教育環境を得た。地元政府が解決策を見つけると期待したが果たされていない」と釈明する。
銃弾による穴が蜂の巣のように建物に残る内戦の激戦地ボスニア南部モスタル。中等学校4年生のクロアチア人、プリモラス君(17)は「この分断は政治家が生み出した。彼らは何もしない」と話す。同校も「一つ屋根の下の二つの学校」だが、体育や技術ではイスラム教徒も同じ教室で学ぶ。クルポ校長は「各勢力で言葉の違いもほとんどなく、統合に問題はない」と話す。
国際社会の善意がもたらした分断の固定化。ある州の教育省幹部は顔をしかめて話す。「すべての子供に教育を受けさせるにはこれしかなかった。だが我々は身動きができなくなっている」【モスタルで隅俊之】
毎日新聞 2009年12月15日 東京夕刊
2172
:
チバQ
:2009/12/16(水) 22:36:33
http://mainichi.jp/select/world/news/20091216dde007030022000c.html
分断の学舎:内戦後のボスニアから/下 EU加盟、険しい道
「民族・宗教により数学まで別々に学ぶ必要はない。このままでは欧州連合(EU)加盟は難しい」。EU外交筋は苦々しげに語る。
国際社会から「教育を受ける権利を侵害している」(国連人権理事会)と烙印(らくいん)を押されたボスニア・ヘルツェゴビナの教育は、将来のEU加盟の障害にもなっている。民族・宗教ごとに教員、教室、授業も分かれる「一つ屋根の下の二つの学校」はその象徴だ。
ボスニアは08年、加盟の前段階となるEUとの安定連合協定に署名した。今も対立するセルビア人、クロアチア人、イスラム教徒の3勢力にとって加盟は数少ない共通目標だ。
教育改革は加盟の必須条件ではない。しかし、EU側には教育の分断が将来の政情不安につながるとの懸念がある。「EUのように多様性を認め合うことが必要だ」とEU外交筋は説明する。
駐EUボスニア政府代表部のトプチャギッチ大使は「(民族・宗教間の)複雑で深刻な問題を抱えているが、対話を重ねれば合意できる」と反論するが道は険しい。
今年10月上旬、内戦終結を仲介した米国とEUは、憲法改正を含めた包括的な改革案をボスニア政府に提案した。3勢力で8カ月ごとの交代制になっている大統領(幹部会議長)の権限を縮小、選挙で選ばれる首相に権限を集中させる内容だ。だが、2週間後にボスニアは拒否した。
ドイツ・ニーダーザクセン州が支援するゲオルク・エッカート国際教科書研究所はボスニアの学者らと3勢力共通の教科書作りに取り組むが、全土には広がらない。「国民の75%は導入を支持しているのに政治が認めなければ無になる」と同研究所は指摘する。
外交筋はボスニアのかたくなな態度の背景に「民族主義政治家が既得権益を失うことを恐れる」事情をあげる。
EU内には「膨大な支援の金を投じてまで加盟を実現する必要があるのか」との疑問の声もくすぶる。「教育の分断」の対価はあまりにも重い。【サラエボで隅俊之】
2173
:
名無しさん
:2009/12/17(木) 02:14:49
民主党の掲げた「対等な日米同盟」って具体的に何を指してるんだろう。
マイケル・グリーンは「積極的に日本が防衛負担を引き受けていく意味かと思って歓迎したがそうではないらしい」みたいな
こと言ってたが
2174
:
とはずがたり
:2009/12/17(木) 12:04:45
米司令官「海兵隊移転に遅れも」 普天間先送り「遺憾」
12/16 11:18
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_pol/2009121601000031.htm
【ワシントン共同】米海兵隊トップのコンウェー司令官は15日、国防総省での記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関する結論を先送りした鳩山政権の方針について「それが彼らの決定なら遺憾だ」と述べ、この影響で在沖縄海兵隊のグアム移転完了が現行案の2014年から遅れる可能性に言及した。国務省のクローリー次官補(広報担当)も同日の記者会見で、移設先修正をめぐる再交渉には応じない考えを重ねて示した。
普天間移設計画が停滞した場合、海兵隊グアム移転に応じない米軍側の姿勢が鮮明となった。現行計画以外の移設先を模索する鳩山政権との間で議論が今後も平行線をたどるのは必至だ。
司令官は鳩山政権の方針決定について「まだ連絡は受けていない」と前置きしながら、日米合意上、普天間移設と海兵隊グアム移転の両事業は不可分で、14年にいずれも完了すると明記されていると指摘。
ただ、クローリー氏は「日本にとって複雑な課題だと分かっている」と一定の理解も示し、事態打開に向けた日米間の協議継続に意欲を示した。
2175
:
とはずがたり
:2009/12/17(木) 12:07:16
>>2173
今迄の日米関係が発言力と負担が応分なものであったなら口もより出す代わりに血も流すって事になるんでしょうけど,今迄アメリカの云うなりだったという認識だと口を出すけど負担は別に増やさないって方向性になるんでしょうなぁ。
2176
:
チバQ
:2009/12/18(金) 00:13:15
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009121702000218.html
実質的な拡大路線に 10年度防衛予算 “実”を取る防衛省
2009年12月17日 夕刊
<解説> 政府が決定した二〇一〇年度防衛予算の編成方針は「現在の防衛計画の大綱の考え方に基づく」ことを掲げながら、現大綱には記されていないミサイル防衛(MD)の迎撃ミサイルPAC3の追加配備に、実質的に着手する内容となった。
大綱は一九七六年、日本が軍事大国とならない意思を示すために導入。これに基づく中期防衛力整備計画で防衛力の上限が定められている。だが、大綱見直しが先送りされたことで、一〇年度の防衛費は基本方針を喪失した状況で決めざるを得ない。
こうした中、今回の方針では「現有機能の維持」の路線から、PAC3のミサイル本体は追加配備を見送ったが、周辺システムの改修を明記。防衛省としては“実”を取った格好だ。ある幹部は「PAC3の『頭と目』を先に用意しておいて『やり』は後で買えばいい」と語る。
旧海軍の空母に匹敵する大きさのヘリ空母型護衛艦の建造についても、方針には明記されていないが、同省は「装備品の更新」に当たるとして進める意向。日本の防衛力は、基本設計図を欠いたまま拡大しようとしている。 (政治部・三浦耕喜)
2177
:
チバQ
:2009/12/19(土) 20:44:27
>>2067
>>2078
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121901000508.html
アフガン新閣僚、過半数が留任 議会審議曲折も
【カブール共同】アフガニスタンのカルザイ大統領は19日、2期目の閣僚名簿を下院に提出した。経験を重視するとして23人のうち13人は1期目の最後の内閣と同じ閣僚を指名した。上下両院の承認後、新内閣が正式に発足する。
反政府武装勢力タリバン掃討のため駐留部隊を派遣する欧米各国が統治能力向上を強く求める中、治安回復と汚職撲滅を達成できなかった閣僚の再登用で、反カルザイ勢力が発言を強める議会の審議では曲折も予想される。
大統領選決選投票前に撤退したアブドラ元外相の陣営からの指名はなかった。
主要閣僚では、ワルダク国防相とアトマール内相が留任。アハディ財務相が経済相となり、財務相には元財務副大臣のザケルワル氏が指名された。外相と都市開発相は指名が保留され、後日発表される。
労働社会問題・殉教戦傷者相の分割が提案され、承認されれば閣僚数は1増となる。
2009/12/19 20:23 【共同通信】
2178
:
チバQ
:2009/12/20(日) 10:15:33
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091219-OYT1T01081.htm
アフガン組閣名簿、汚職疑惑閣僚は排除
【イスラマバード=酒井圭吾】アフガニスタンのカルザイ大統領は19日、新政権の閣僚25人のうち23人の名簿を議会に提出した。
国防相や内相など主要閣僚の大半が留任となったが、収賄疑惑を持つ閣僚は排除され、無難な顔ぶれを並べることで、政権運営に監視の目を強める国際社会の非難をかわす形となった。
今後、閣僚の議会承認を経て新政権が正式にスタートする。ただ、この日は新外相の発表はなく、来年1月にロンドンで開かれるアフガン支援国際会議後に指名される予定だという。
留任が決まったのは、米国との人脈が強いラヒム・ワルダク国防相とハニフ・アトマル内相のほか、オマル・ザヘルワル財務相ら11人。英国の信頼が厚いファルク・ワルダク教育相も留任となった。
一方、首都カブール郊外の銅鉱山開発を巡り中国企業から約30億円の賄賂(わいろ)を受け取った疑惑が浮上しているイブラヒム・アデル鉱工業相は再任されなかった。汚職一掃を求める国内外の声に配慮したとみられる。
(2009年12月19日23時11分 読売新聞)
2179
:
チバQ
:2009/12/20(日) 10:34:26
http://www.asahi.com/international/update/1219/TKY200912190322.html
アフガン新閣僚名簿、にじむ論功行賞色 旧軍閥から登用2009年12月19日22時22分
【カブール=四倉幹木】アフガニスタンのカルザイ大統領は19日、2期目を支える新閣僚候補の名簿を国会に提出した。閣僚の半数以上を留任させる一方で、腐敗ぶりが批判された閣僚を退任させる案で国際社会からの汚職一掃の求めに配慮を見せた。だが8月に行われた大統領選でカルザイ氏の再選に貢献した旧軍閥指導者も登用しており、欧米などから批判も出そうだ。
内閣には現在、26閣僚が名を連ねるが、今回提出された名簿は23人。外相、建設・都市開発相、殉教・障害者相については後日、提出されるという。新閣僚のほとんどは国会の審議をへて承認される見通しだが、一部の人事について国会側が修正を求める可能性もある。
名簿によると、滞米経験などが長く西側諸国とつながりの深いザヒルワル財務相、ワルダク国防相、アトマル内相はいずれも留任する。
また将来、多額の貿易収入が期待される鉱物資源開発を手がける鉱業相には、中国企業による銅鉱山開発をめぐり巨額のリベートを受けた、と報じられた現職が再任されず、現職の通商相で省内の腐敗一掃に積極的なシャラニ氏が起用された。
一方で、旧軍閥指導者のイスマイル・カーン水エネルギー相は留任。軍閥時代に宗教警察を使って市民を抑圧したなどとして、欧米の人権団体から非難されているカーン氏は、西部に広範な支持基盤を持つ。選挙戦終盤でカルザイ氏支持を表明し、「再選を決定づけた」(カルザイ陣営)と評価されていた。
さらに今後指名される建設・都市開発相には、自身や親族が多くの建設関連会社を経営する旧軍閥指導者のグルアガ・シャラザイ現ナンガルハル州知事が有力だ。
名簿の顔ぶれについて国連の現地幹部は「新味がなく、カルザイ氏のお気に入りか、今回の大統領選で貢献した有力者への論功行賞的人事。政権の腐敗体質を変えられるとは考えにくい」と手厳しい。
2180
:
とはずがたり
:2009/12/21(月) 00:47:07
小沢氏、辺野古案に反対 今月初め首相に表明 普天間移設 (12/20 07:09)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/206378.html
民主党の小沢一郎幹事長が鳩山由紀夫首相に対し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先について、日米合意に沿った現行の同県名護市辺野古への移設計画は反対との意向を伝えていたことが19日分かった。複数の関係者が明らかにした。
小沢氏は首相への配慮から同問題について表向き発言を控えているが、政府・与党最大の実力者の意向は、日米協議を進める首相の判断にも大きな影響を与えそうだ。<北海道新聞12月20日朝刊掲載>
2181
:
名無しさん
:2009/12/21(月) 22:01:17
反対なら反対でその先どうするという考えがあるのかなあ。
2182
:
名無しさん
:2009/12/23(水) 10:40:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091223-00000145-yom-pol
核密約公表「真実残すことが大事」…佐藤元通産相
12月23日3時0分配信 読売新聞
沖縄返還交渉をめぐる有事の際の核持ち込みに関する日米間の「密約」文書は、佐藤栄作首相(当時)の次男で元通産相の佐藤信二氏(77)が30年来悩んで保管してきたものだった。
公表に踏み切った背景には、政権交代によって、民主党が密約の存在の検証に本格的に動き始めたことがあった。
信二氏によると、1975年に佐藤元首相が死去して、親しかった新聞記者の一人に「形見分け」として元首相が生前、愛用していた机を譲ることになり、中身を整理するため引き出しを開けたところ出てきた。机は私邸(東京・代沢)の書斎にあった。発見時、信二氏は参院議員になったばかり。元首相は密約の存在を明かしていなかったが、引き出しから出てきた文書の持つ意味は政治家として十分理解した。
その後、80年代に入り、佐藤家に一人の学者が訪ねてきた。返還交渉で元首相の密使を務めたとされる若泉敬・京都産業大教授だった。若泉氏は「奥様(元首相の寛子夫人)に会いに来た。元首相の日記を見せてほしい。公開されると大変なことになる」と切り出したため、佐藤家は日記を見せることにしたという。
日記には、若泉氏の名前が所々出てくるものの、密約を巡る若泉氏との具体的なやりとりの記述はなかった。若泉氏はその後、94年になって返還交渉の舞台裏を描いた「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」(文芸春秋)を著し、密約の存在を明らかにした。
密約をめぐる政治的な重みを認識していた信二氏は、本来、その時に文書の存在を明らかにすべきだと思ったはずだ。しかし、公表は思いとどまった。外務省が密約の存在を一貫して否定していたからだ。元首相が「非核三原則」でノーベル平和賞(74年)を受賞したという事実も信二氏をためらわせたようだ。
佐藤氏が今回、文書をあえて公表したのは、ここ数年、外務省の元局長らが相次いで日米間の核密約の存在を明らかにしたことが大きい。民主党政権の発足も決断を後押しした。
文書の公表を決断したことについて、佐藤氏はこう語った。
「文書にはすでに政治的な意味はなく、公表によって現在の日米安保体制が大きな影響を受けることはないと思う。おやじがどう考えたかわからないが、歴史に真実を残すことが大事だと思う」 最終更新:12月23日3時0分
2183
:
とはずがたり
:2009/12/23(水) 14:14:25
>>2165
解説感謝です。
一時期実験的に民主党が出してたDiscussion Journal 『民主』の創刊号(2002年夏出版。季刊で出して2003年春の4号で休刊)で鳩山代表(当時)と寺島氏が対談してました。
冒頭,鳩山が民主党はバラバラだと云われるけどそれは我々の健全さ,党内の言論が保証されている証拠だと云ってますけど,今一度其れを声をでかくして云って置いた方が良いな。
で,その自由闊達さは内政問題での議論でするべきであるって,相手のある外交では封印しとかないとダメでしょうね。。
寺島氏はその対談の中でリーダーシップが大事で,特に外交で必要になると云っております。今日的な話題ですなぁw
確かに,あんまはっきりと反米を云ってはないけど,アメリカは自国の国益の範囲内でしか日本を護って呉れないぞ的な事も云ってますね。
2184
:
とはずがたり
:2009/12/23(水) 14:30:56
>>2182
懐かしい名前が出てきましたねぇ>佐藤元通産相
2185
:
名無しさん
:2009/12/23(水) 18:52:36
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091223-OYT1T00008.htm
核密約文書、沖縄返還実現で苦渋の決断
沖縄返還交渉をめぐり、当時の佐藤栄作首相がニクソン米大統領と有事の際の核持ち込みに関する「密約」を結んだのは、日本国民に核アレルギーが根強い一方で、東西冷戦を背景に日本の防衛義務を担う米国の戦略にも配慮する、という苦渋の政治決断の結果だったといえる。
悲願の沖縄返還実現のためにも、やむを得ない状況だった。
◆安保闘争◆
沖縄返還は1969年11月の日米首脳会談で合意され、密約もこの時に結ばれたことがはっきりした。
佐藤氏は自らの長期政権の集大成として、沖縄返還に政治生命をかけて取り組んでおり、沖縄からの核兵器撤去も求めた。これに対し、米国は朝鮮半島有事などの緊急時を想定し、沖縄の在日米軍基地への核持ち込みにこだわった。
日本国内では、翌年に日米安保条約の自動延長を控え、政府内では反安保闘争の盛り上がりへの懸念が強まっていた。核持ち込みを表立って容認するなど、とてもできない状況だった。
最終的には、この日米首脳会談で〈1〉米軍の核兵器はすべて沖縄から撤去〈2〉日米安保条約と関連する取り決めを本土並みに適用――という「核抜き・本土並み」が合意された。
返還交渉で佐藤氏の密使を務めたとされる若泉敬・元京都産業大教授(故人)は1994年に著書「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」(文芸春秋)で密約の存在を暴露した際、「自国の生き残りをアメリカの“核の傘”の保護に求めている敗戦国日本としては、緊急不可避の非常危機事態が生起した場合、自国の生存と安全のためにもこの文書が必要となるかもしれない。それが、そもそも日米安保条約の存在理由ではないか」と指摘している。
佐藤氏の遺族は文書を発見した後、外務省関係者に同省の外交史料館での保管を申し出たが、「公文書ではなく私文書に当たる」として断られたという。
◆宰相の覚悟◆
今回の発見を受け、各党からも反応が相次いだ。
民主党の藤田幸久国際局長は「佐藤氏は当時、必要だと判断したと思う。自民党政権は整合性を考えて否定してきたのだろうが、今後は検証し、未来に生かすことが大事だ」と語った。同党の輿石東参院議員会長は「(密約解明を掲げた)民主党の姿勢が正しかったことが証明された」と述べた。社民党の又市征治副党首は「非核三原則を堅持すべきだ」と訴えた。
一方、自民党の石破政調会長は「『秘密にしたことは許せない』といった議論をするのは今後の日米関係に良い影響をもたらさない。抑止力が持つ意味について、冷静かつ真剣な議論が必要だ」と指摘した。公明党の山口代表は「日米関係は今、米軍普天間飛行場移設問題で揺れている。これ以上混乱させてはダメだ」と述べ、両国が今後の核抑止について緊密に協議する必要性を唱えた。
佐藤氏は生前、この密約文書について、夫人にさえ漏らさなかった。鳩山首相は米国務長官との非公式な会話を記者団にすぐ公表してしまう軽率さを見せたばかりだ。真の宰相としての「覚悟」とは何かを改めて問いかけているようだ。
(2009年12月23日18時39分 読売新聞)
2186
:
とはずがたり
:2009/12/23(水) 18:58:36
当時としては現実的な賢明な決断だったと思いますね。
その後,近年ではバレバレだったのに密約無しに拘泥した姿がちょっと滑稽だったけど。
2187
:
ぐらもん
:2009/12/23(水) 23:52:14
アメリカがなぜ辺野古にこだわるのか?答えはヘリの飛行距離にあった!
(長いので転載省略)
「Baatarismの溜息通信」「やっと普天間問題の構図を理解できました」
http://d.hatena.ne.jp/Baatarism/20091223
2188
:
とはずがたり
:2009/12/28(月) 14:54:42
5月に社民党に踏み絵!?
岡田外相、来年5月の決着伝達 普天間移設で米国務長官に
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/2009122501000568.htm
鳩山由紀夫首相は25日の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関し「来年5月までに新しい移設先を含めて決定したい。そのための最大限の努力をする」と表明した。これに先立ち岡田克也外相は記者会見で、クリントン米国務長官と24日夜に電話会談し、こうした政府方針を伝達したことを明らかにした。
2010年度予算案成立後の「来年5月」を決着時期とする方針は、首相が明言、岡田氏が米側に伝えたことで対米公約となった。クリントン氏は岡田氏との電話会談で、日米合意に従ったキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)への移設を「唯一、実現可能な案」とする立場を繰り返し、早期決着を求めたとみられる。政府は辺野古移設を排除していないが、新たな期限内決着に向けた国内外の合意取り付けの難航は必至だ。
岡田氏は会見で、年内の移設先決定を先送りし、与党3党で協議するとした政府方針に関し「先送りは大変残念だが、やむを得ない決断だった。これ以外の答えはなかった」と指摘。日米関係は「厳しい状況は変わらないが、破綻する状況にはない」と強調した。
2009年12月25日金曜日
2189
:
名無しさん
:2009/12/28(月) 23:20:48
決断か、さもなくば日本の危機=北岡伸一(その1)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091221-00000301-chuokou-pol
決断か、さもなくば日本の危機=北岡伸一(その2)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091221-00000302-chuokou-pol
2190
:
チバQ
:2009/12/29(火) 13:22:23
http://mainichi.jp/select/world/news/20091227ddm007030093000c.html
戦火の果て:ガザ攻撃1年/上 敗者、生活苦の住民
◇がれきでブロック製造 テントに依然1000人
がれきを荷台に満載したロバが次々とやって来る。パレスチナ自治区ガザ北部ベイトハヌーンの建材工場。がれきはすべて昨冬のイスラエル軍による攻撃の残骸(ざんがい)だ。粉砕機にかけて再利用できる砂利を選別し、エジプト側から密輸したセメントと混ぜてブロックを作る。「1日40シェケル(約1000円)の稼ぎだが、ようやく仕事にありつけた」。作業員が汗をぬぐった。
工場を経営するアブドルラフマン・アブジャラドさん(28)によると、ブロック製造は夏ごろから本格化した。イスラム原理主義組織ハマスがガザを武力制圧した07年6月以来、イスラエルとエジプトの境界封鎖による原料不足で、工場は閉鎖していた。ところが、エジプト境界の地下を通る密輸トンネル網が拡充し、セメントの入手が容易になった。「がれきなら今、いくらでもある。再稼働できて安心した」
ガザ南端ラファ。密輸トンネルの入り口を覆い隠すビニールハウスが以前にも増して連なる。柵の向こうのエジプト領では掘削機を使って密輸防止の壁を埋設しているようだが、密輸業者は「抜け道はある」と強気だ。
先のイスラエル軍の攻撃の狙いはハマスの弱体化だった。ハマスには武器や資金を密輸する専用トンネルがあるといわれ、軍は連日、ラファを激しく空爆したが、結局、「元のもくあみ」だった。
封鎖下にあるガザだが、想像以上にモノはある。最新の携帯電話が店頭を飾り、輸入できないはずの「新車」が町を走る。しかし一方で、復興に不可欠な建設材料は足りない。国連によると、家を失った約1000人が依然、テントで生活している。
ガザ北部ベイトラヒヤに、主婦オルファット・カラーウィさん(24)ら一家8人のテントを訪ねた。夫はけがで働けず、国連の食料支援に頼るが、コメや缶詰が多く肉や魚は食べられない。配給物の小麦粉を売って野菜を買う。「『政府』は口ばかりで信用できない」。怒りの矛先はガザを実効支配するハマスに向いた。
アズハル大学(ガザ市)のタラル・オカル教授は「住民は現状を熟知している」と、ハマスへの不満の高まりを指摘する。だが、圧倒的な武力を後ろ盾とする「力の統治」に陰りはなく、「(ハマスと対立する穏健派)ファタハさえ声を上げられずにいる」。今月の世論調査で、ハマスのハニヤ最高幹部はガザで4割強の支持を維持した。「戦いの『敗者』は日々の生活に苦しむ住民だ」。オカル教授がつぶやいた。【ガザ地区で前田英司】
◇ ◇
昨冬のイスラエル軍のガザ攻撃開始から27日で1年。大規模空爆から地上侵攻に至った戦闘は約3週間に及び、パレスチナ側で1300人以上、イスラエル側で13人の犠牲者を出した。激しい戦火の果てに何が残ったのか。現状を取材した。
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■ことば
◇イスラム原理主義組織ハマス
イスラエルに抵抗するため87年に創設されたイスラム教スンニ派組織。主流派のパレスチナ解放機構(PLO)に属さず、イスラエルの存在を認めていない。武装闘争の傍ら、教育・医療福祉活動で支持を広げた。06年1月のパレスチナ評議会(国会)選挙で圧勝し、一時は穏健派ファタハと連立したが、その後対立を深めて07年6月にガザを武力制圧した。以後、パレスチナ自治区はガザ(ハマス)とヨルダン川西岸(ファタハ)に分断されている。
2191
:
チバQ
:2009/12/29(火) 13:23:04
http://mainichi.jp/select/world/news/20091228ddm007030077000c.html
戦火の果て:ガザ攻撃1年/中 薄れる和平への意識
◇平穏が生む「次の戦闘」
静かな夏の日だった。イスラエル南部の町スデロトにスイカ売りの行商の車が乗り入れた。熟れた中身を示す「赤色」を大音量で宣伝しながら。その直後、多くの住民がパニックに陥り、次々と精神衛生センターに担ぎ込まれた。「原因は『赤』という言葉だった。住民の不安障害は計り知れない」。精神科医のアドリアーナ・カッツ氏は現場の混乱を思い出し、やり切れない表情を見せた。
スデロトで「赤」は、身の危険を意味する。パレスチナ自治区ガザ地区に近いこの町には、ガザの武装勢力が発射するロケット弾の接近を知らせる警報網があり、「赤」は警報発令を知らせる色だ。イスラエルの早期警戒システムがロケット弾の発射を察知してから着弾するまで、わずか約15秒。無機質な人工音声が「ツェバ・アドム」(ヘブライ語で赤色)と連呼する中、住民は一目散にシェルターに駆け込む。
◇ ◇
昨冬のイスラエル軍のガザ攻撃後、同地からのロケット弾攻撃は沈静化した。軍の集計では、08年中のロケット弾数が3200発を超えていたのに対し、今年1月18日の「停戦」以降は、その10分の1以下に激減した。アビブ・コハビ准将は「(ガザを支配するイスラム原理主義組織)ハマスに大打撃を与えた」と成果を誇る。
その一方で、イスラエル情報当局は先月、ハマスがイラン製とみられる射程60キロ以上の新型ロケット弾を入手した、と明らかにした。境界を封鎖されたガザだが、エジプト側に通じる密輸トンネルが使われたとみられる。新型ロケットの射程は最大都市テルアビブにも到達する距離だ。軍幹部は「ハマスは(平穏に乗じて)組織を再建し、武器を密輸して次の戦闘に備えている」と危機感を強める。
平穏なひとときが生み出す、新たな緊張。イスラエルが昨年末、ハマスとの停戦を延長せず実力行使に出た際にも、繰り返し強調された図式だ。
イスラエルではガザ攻撃後に強硬派ネタニヤフ首相が返り咲いた。中東和平交渉は停滞したが、国民の政権支持は安定している。最近、イスラエル軍が徴兵対象者に実施した調査では、過去10年で最高の73%が戦闘部隊への配属を志願した。
イスラエル紙ハーレツのアキバ・エルダー論説委員はイスラエルの現状を「病気治療」に例えた。劇薬(ガザ攻撃)で痛み(ロケット弾)を一時的に抑えた結果、本来の治療(和平)の意識が薄れた、と−−。【スデロトで前田英司】
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■ことば
◇ロケット弾攻撃
ガザのパレスチナ武装勢力は01年にロケット弾の製造を開始。これまでに1万発以上がイスラエル領に撃ち込まれたとされる。当初は手製で4キロ程度の飛距離だったが、近年は射程・精度ともに向上。イラン製などの密輸が疑われ、イスラエルにとっては激減した自爆攻撃に代わる最大の脅威となっている。イスラエル側の通算犠牲者は27人で、スデロトは被弾の「最前線」。
2192
:
チバQ
:2009/12/29(火) 13:23:39
http://mainichi.jp/select/world/news/20091229ddm007030190000c.html
戦火の果て:ガザ攻撃1年/下 中東和平への道筋
◇カギ握るオバマ政権
会場が緑に染まった。今月14日、パレスチナ自治区ガザ市で行われたイスラム原理主義組織ハマスの創設22周年集会。シンボルカラーの緑の帽子に、緑の旗を手にした数万もの人波が、ハマスの組織力を物語る。ハニヤ最高幹部が対イスラエル武装闘争の継続を叫ぶと、会場は「イスラエルを認めない」とどよめいた。
イスラエル軍による1年前のガザ攻撃の狙いは、(1)エジプトからガザへの武器密輸防止(2)ハマスの弱体化(3)ガザからのロケット弾攻撃阻止−−だった。だが、結果は事実上、(3)を達成しただけだった。地下の密輸トンネルは攻撃前よりも物流量を増やし、ハマスの支持基盤も揺るぎない。その半面、国連調査団は先の攻撃で多数の民間人が犠牲になったことを問題視し、イスラエル軍の「戦争犯罪」を糾弾した。
最近では、英国の裁判所が戦争犯罪容疑で当時のリブニ・イスラエル外相の逮捕状を出す事態も起きた。イスラエル紙ハーレツのアキバ・エルダー論説委員は「イスラエルは外交的に高い代償を負った」と指摘する。
ガザ攻撃は、ハマスと対立するパレスチナの穏健派勢力にとっても打撃だった。ハマスに武力でガザを奪われ、本拠のヨルダン川西岸から攻撃を遠巻きにしていたパレスチナ自治政府のアッバス議長は、中東和平の実現に意欲的なオバマ米政権が、イスラエルとの「公正な仲介者」として振る舞うことに期待した。
だが、1月18日の「停戦」直後に就任したオバマ大統領は、ガザ攻撃でイスラエル非難に傾いた国連人権理事会の審議入りを渋り、先延ばしに応じるよう自治政府に圧力をかけた。これに応じたアッバス議長はパレスチナ内部で不興を買った。
また、イスラエルが占領する西岸のユダヤ人入植問題でも、アッバス議長は当初、オバマ政権の後ろ盾でイスラエルに入植活動の「完全凍結」を迫った。ところが、イスラエルの強硬な反対でオバマ政権は腰砕けとなり、アッバス議長は「はしごを外された」格好になった。鬱積(うっせき)した不満は次期議長選への「不出馬表明」として現れた。
和平交渉再開への道は険しくなったが、パレスチナ政策調査研究センターのハリル・シカキ代表は「米国が明確な達成を約束できれば、交渉再開の余地はある」とみる。
欧州連合(EU)は今月8日、イスラエルが「永久不可分」とする聖都エルサレムについて、将来のパレスチナ国家との「2国家の首都」とする解決策に踏み込んだ。ミッチェル米中東特使も近く現地を再訪する。多くの命と引き換えに成り立った一時の「平穏」を、和平への確かな礎とできるか。国際社会はまだその方策を示せずにいる。【エルサレム前田英司】
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■ことば
◇中東和平交渉
米国などが03年に提示した新中東和平案(ロードマップ)を基にイスラエル、パレスチナ独立国家の「2国家共存」を目指す。07年11月の米アナポリス国際会議で再確認されたが、08年12月のガザ攻撃で中断したままだ。
2193
:
名無しさん
:2009/12/30(水) 12:33:35
http://mainichi.jp/select/world/news/20091230ddm001010084000c.html
在日米軍再編:普天間移設 民主・小沢氏、社民幹事長に「下地島」提起
◇現行案には否定的
民主党の小沢一郎幹事長は29日夜、東京都内で開いた与党3党の幹事長・国対委員長の忘年会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題について「(同県宮古島市の)下地島に使っていない空港がある」と述べ、現行計画に基づく米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に代わる移設先として、下地島を検討すべきだとの認識を示した。
小沢氏は会合で、社民党の重野安正幹事長に対し、移設先について「あなたのところ(社民党)は沖縄県だったら全部駄目なのか」と質問。重野氏が米グアム移設案を主張したところ、下地島案に言及したという。小沢氏は「きれいな海を埋め立てるのは駄目だ」とも語り、現行案での決着に否定的な考えを示した。
下地島は沖縄本島と台湾のほぼ中間にある。3000メートルの滑走路を持つ下地島空港(79年7月開港)があるが、現在定期便はなく、航空会社がパイロットの離着陸訓練などに利用してきた。普天間飛行場の移設先として浮上したこともあり、北沢俊美防衛相は10月、井上源三地方協力局長を派遣し、沖縄県の伊江島などとともに視察させていた。
忘年会には、民主党から山岡賢次国対委員長、社民党からは重野氏と辻元清美副国土交通相、国民新党から自見庄三郎幹事長と下地幹郎政調会長がそれぞれ出席した。小沢氏は来夏の参院選後も3党連立体制を続ける意向を示したという。
2194
:
チバQ
:2009/12/31(木) 15:37:51
http://www.asahi.com/politics/update/1230/TKY200912300304.html
普天間の継続使用案が浮上 ヘリ訓練を離島に移転(1/2ページ)2009年12月31日3時2分
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、普天間を拠点とするヘリコプターの訓練の一部を同県内の離島に移転したうえで、普天間の継続使用を容認する案が30日、鳩山政権内で浮上した。住宅密集地にある普天間の危険軽減策を米側に求め、県外・国外移設を主張する沖縄県民の理解も得るという考え。訓練移転先には、伊江島(同県伊江村)や下地島(同県宮古島市)が検討されている。
こうした案が浮上した背景には、2006年の日米合意に基づく同県名護市辺野古への移設は実現が難しく、民主党の小沢一郎幹事長も難色を示していることや、期限とする来年5月までに新たな移設先を決められる見通しが低いことがある。日米合意の早期履行を求める米側も、普天間の継続使用なら受け入れる可能性がある。
伊江、下地両島について、北沢俊美防衛相は30日、「地理的な問題やキャパシティー(受け入れ能力)の問題がある」と述べ、普天間移設先としては難点があると指摘。一方で「どういう役割をそういう島が担えるかだ」として、訓練移転先にはなり得るとの考えを示した。県外・国外移設を主張する社民党の福島瑞穂党首も同日、「提案が出ているわけだから、それも含めて検討する」と語った。
連立3党幹部が集まった29日夜の会合で、小沢氏は「きれいな海を埋め立ててはだめだ」と辺野古移設に否定的な考えを改めて表明。関係者によると、その際、小沢氏は下地島に言及。「何とでもなる」とも述べ、移転に前向きの姿勢をみせたという。
伊江島は沖縄本島北部の西側にあり、海兵隊の訓練施設として使われている伊江島補助飛行場がある。沖縄本島から南西約300キロの下地島には3千メートルの滑走路を持つ下地島空港があり、航空会社の離着陸訓練場として利用されている。いずれも過去に普天間移設先として検討されたが、地元の反対などで断念した経緯がある。訓練移転が受け入れられるかどうかは、今後の地元との協議次第になる。
普天間の継続使用を認めた場合、1996年に日米が合意した普天間飛行場返還が白紙に戻ることになる。06年の日米合意に盛り込まれた米海兵隊8千人のグアム移転も中断される可能性がある。移設問題は連立3党の「沖縄基地問題検討委員会」で協議している。来年1月中に3党が移設案を持ち寄って検討することにしている。
2195
:
チバQ
:2009/12/31(木) 15:38:47
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-154987-storytopic-53.html
普天間移設 小沢氏、下地島に言及 国民新は分散提案へ
2009年12月31日
【東京】民主党の小沢一郎幹事長は30日までに、米軍普天間飛行場移設に関連して、下地島空港を移設案として挙げた。小沢氏は、29日夜開かれた社民、国民新の両党幹事長らとの会食で、使用していない空港として下地島空港を指摘し、県内移設の可能性を出席者に打診した。 普天間移設では、与党3党で新たな移設先を検討する沖縄基地問題検討委員会が28日に発足しており、小沢発言は今後の協議にも影響を与えそうだ。
席上、小沢氏は社民の重野安正幹事長らに「下地島に使っていない空港がある」と指摘した上で、「社民党は、沖縄県は全部駄目なのか」と県内移設の可能性に言及したという。これに対し、重野氏は、あくまで移設先としてグアムや硫黄島を挙げた。
会合に出席していた国民新の下地幹郎政調会長は30日、小沢氏から提案のあった下地島空港案について、国民新からの提案として考えていないとし、「私たちは他のプランが二つぐらいある。拠点として本土と沖縄県内の分散型で提案できればと思っている」と述べた。提案の詳細については、党の決定がまだだとして明らかにしなかった。
北沢俊美防衛相は「(下地島などが)ストレートに普天間の代替になるかというと、地理的な問題などがある」と指摘。自民党の石破茂政調会長は下地島案に関し「過去に検討したが、県議会が軍用に使わないと決議している。小沢氏がきちんと研究した上で発言したとは思えない」と批判した。
従来、普天間移設問題には言及してこなかった小沢氏だが、28日に国会内で鈴木宗男衆院外務委員長と面談した際にも「あの青い沖縄のきれいな海を汚してはいけない」と強調するなど、日米合意の辺野古への埋め立てに否定的な姿勢を示している。
2196
:
とはずがたり
:2010/01/01(金) 19:18:56
普天間移設先に下地島案、与党内に浮上
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20091231-OYS1T00199.htm
普天間移設
与党内で30日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、移設先を下地島(しもじしま)空港(同県宮古島市)とする案が浮上した。民間パイロット訓練用の下地島空港は、3000メートルの滑走路を持ち、普天間飛行場の米海兵隊ヘリ部隊を受け入れる能力があるためだ。
ただ、沖縄県は「県内移設であることに変わりはなく、住民の理解は得られない」(県幹部)としており、政府・与党の現実的な検討課題となるかどうかは不透明だ。
下地島空港の活用案は、29日夜開かれた与党3党の幹事長・国会対策委員長の会合で、国民新党の下地幹郎政調会長が提案した。民主党の小沢幹事長も関心を示したという。下地氏は30日、都内で記者団に「移設先の選択肢の一つだ」と語った。これについて、北沢防衛相は30日、首相官邸で記者団に、「(下地島空港が)普天間の代替にストレートになるかというと、地理的な問題やキャパシティーの問題がある」と慎重な考えを表明した。
下地島空港への移設案は、日米間の米軍再編協議でも検討されたことがあるが、困難と結論づけられた経緯がある。下地島空港は、沖縄本島から約270キロ・メートル離れているため、海兵隊の陸上部隊が本島に残る場合、運用面で支障をきたすためだ。日本政府内には「米国が受け入れる可能性は乏しい」との見方が多い。
(2009年12月31日 読売新聞)
2197
:
チバQ
:2010/01/03(日) 13:53:24
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS856174220100103
アフガン議会、カルザイ大統領指名の閣僚の大半を不信任
2010年 01月 3日 11:13 JST
[カブール 2日 ロイター] アフガニスタンの下院は2日、カルザイ大統領が指名した閣僚候補24人の信任投票を行い、3分の2超にあたる17人を不信任とした。
不信任となったのは、法相、通商相、経済相、麻薬対策相などで、中にはカルザイ大統領の側近数人や内戦時代の軍閥の長でエネルギー・水資源相に指名されていたイスマイル・ハーン氏も含まれる。
一方で財務相、国防相、内相、教育相、農相といった重要ポストの候補者は信任されたため、今回の投票結果が政府の政策に与える影響は限定的とみられる。ただし、カルザイ大統領本人にとっては少なからず痛手となりそうだ。
カルザイ氏と大統領選を争ったアブドラ前外相は、信任投票の結果を受け「明確な不信任の採決だった」とコメントした。
http://www.afpbb.com/article/politics/2678914/5113282
アフガン議会、新閣僚7人のみ承認 カルザイ大統領に痛手
2010年01月03日 07:38 発信地:カブール/アフガニスタン
【1月3日 AFP】アフガニスタン議会は2日、ハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領が新閣僚に指名した24人のうち7人だけを承認した。議会が17人もの閣僚候補を拒否したことで、カルザイ大統領にとって痛手になるとみられる。
無記名で行われた投票で国防相、農相、内相、財務相、教育相、文化相、鉱工業相の7人が承認された。いずれもカルザイ政権を支援する諸外国が有能で清廉だと認めていた人物だ。
承認されなかったのはエネルギー・水資源相に指名されていたモハマド・イスマイル・ハーン(Mohammad Ismail Khan)氏や、女性として唯一指名されていたフサン・バノ・ガザンファル(Husn Banu Ghazanfar)女性問題相ら。
ハーン氏は軍閥の長で、閣僚指名は選挙違反が多発した前年8月の大統領選挙でカルザイ氏を支持した見返りだとの見方が一般的だった。一方、ガザンファル氏がわずか2票の不足で承認されなかったとこは意外感をもって受け止められた。
カルザイ大統領が前月議会に提出した閣僚候補名簿は、西側の支援国を満足させつつ、カルザイ氏を支持する国内各派にも配慮したことをうかがわせる内容で、政府の汚職根絶を目指す2期目のカルザイ政権にとって最初の試金石と目されていた。
カルザイ大統領は、28日にロンドン(London)で開かれるアフガニスタン側への治安権限への委譲について話し合う国際会議までに新内閣を決める方針だった。(c)AFP/Sharif Khoram
2198
:
チバQ
:2010/01/03(日) 13:55:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010010300006
カルザイ新内閣、過半が不信任=政治空白で混乱の恐れ−アフガン
【ニューデリー時事】アフガニスタン下院で2日、カルザイ大統領が再選を受けて提示した第2次政権24閣僚の信任投票が行われ、過半の17人が否決された。昨年11月2日にカルザイ氏の再選が確定してから既に2カ月が経過しており、政治空白で混乱が生じる恐れがある。
不信任となったのは旧軍閥司令官のハーン・エネルギー水資源相やダニシュ法相ら。アトマル内相、ワルダク国防相、ザヒルワル財務相の主要3閣僚を含む7人が信任された。(2010/01/03-00:52)
2199
:
とはずがたり
:2010/01/07(木) 17:07:32
下地、伊江両島は普天間移設拒否 議会が反対意見書可決へ
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/2010010701000326.htm
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設先として浮上している下地島の宮古島市議会と伊江島の伊江村議会は7日までに、それぞれ移設受け入れに反対する意見書を臨時議会に提出する方針を決めた。いずれも可決される見通しで、政府与党の移設検討方針に影響しそうだ。
伊江村議会(内間博昭議長)は、伊江島への移設に反対する意見書を、16日に開く臨時議会に提案、全会一致で可決される見通し。可決後、意見書を政府に送付し、20日にも沖縄防衛局や外務省沖縄事務所、県に移設反対を要請する予定。
一方、宮古島市議会(下地明議長)は15日にも臨時議会を開き、移設反対の抗議決議と意見書を可決する見通し。下地議長は取材に「全会一致で反対の意見表明になると思う。下地島空港は設置の際、民間以外に使用しないとの覚書を沖縄県(本土復帰前の琉球政府)が政府と交わしている。普天間の移設であれ、軍事利用は絶対に容認できない」と話した。
米軍伊江島補助飛行場などを抱える伊江島が、普天間のヘリコプター部隊の分散移転先として浮上した2005年4月にも、村議会は移設反対の意見書を全会一致で可決した。
2010年01月07日木曜日
2200
:
とはずがたり
:2010/01/07(木) 23:27:39
沖縄本島以外拒否と云う訳ですな。
「ヘリ部隊は20分以内に配置」 在沖縄米海兵隊が見解
2010.1.5 20:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100105/plc1001052009020-n1.htm
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設候補地をめぐり、在沖縄米海兵隊は「普天間のヘリコプター部隊は移設後も、一体運用する地上部隊と飛行時間で20分以内の近接距離に配置する必要がある」との軍事上の見解を明らかにした。
海兵隊の航空部隊と地上部隊を直結させる即応性の観点から、現行計画通りキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)への移設が最善との考えを「20分以内」という具体的な数字で示したもの。
地上部隊は沖縄本島のキャンプ・ハンセンやキャンプ・シュワブに駐留。政府与党内では普天間の航空部隊を下地島(同県宮古島市)へ移す案も浮上しているが、同島から北東へ300キロ以上離れた本島に、ヘリが20分で到達することは不可能で、海兵隊の見地に立つならば下地島への普天間移設は極めて困難だ。
2201
:
名無しさん
:2010/01/08(金) 11:13:22
普天間「米は忍耐強く交渉を」 ナイ・ハーバード大教授
http://www.asahi.com/international/update/0107/TKY201001070476.html
2010年1月8日0時13分
【ワシントン=伊藤宏】米元国防次官補で知日派として知られるハーバード大のジョセフ・ナイ教授が、ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)に7日付で、米軍普天間飛行場の移設問題に関する論文を寄稿した。「ワシントン(米政府)の一部は、日本の新政権に対して強硬な姿勢をとりたがっているが、思慮が足りない」などとして、忍耐強く交渉にあたるよう求めた。
ナイ氏は「個別の問題よりも大きな同盟」と題する論文で、「我々には、もっと忍耐づよく、戦略的な交渉が必要だ。(普天間のような)二次的な問題のせいで、東アジアの長期的な戦略を脅かしてしまっている」とした。
東アジアの安全を守る最善の方法は、「日本の手厚い支援に支えられた米軍駐留の維持」だと強調。「外圧」によって鳩山政権を切り捨てれば、普天間問題で主張を通せても、より大きな犠牲を払うことになる、とした。
ジョセフ・ナイ寄稿論文の原文
An Alliance Larger Than One Issue
http://www.nytimes.com/2010/01/07/opinion/07nye.html?scp=1&sq=%20Nye&st=cse
2202
:
yusuichi
:2010/01/08(金) 14:45:07
http://cid-03c3fabbf383a151.spaces.live.com/blog/
2203
:
とはずがたり
:2010/01/13(水) 01:08:22
長崎・大村市長「反対」明言…社民・照屋氏視察で
特集 基地移設
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100112-OYT1T01565.htm
沖縄の米軍普天間飛行場移設問題で、社民党のプロジェクトチーム座長を務める照屋寛徳・衆院議員(沖縄2区)が12日、長崎県大村、佐世保両市の自衛隊施設を視察した。
移設先選定に絡む動きだったが、松本崇・大村市長から「(受け入れは)絶対反対」と明言され、党が掲げる「県外、国外移設」は出ばなをくじかれた格好となった。
視察先は海自大村航空基地(大村市)と陸自相浦駐屯地(佐世保市)。照屋氏は一連の視察終了後、大村基地について「(有識者による)研究会の提言で名前が挙がった。近々議論の俎上(そじょう)に上る」と説明。「市長の発言は率直に受け止めるが、どう理解し、分析するかという問題が残る」と話し、党内で引き続き議論の対象とする考えを示した。
相浦駐屯地については、上陸作戦を行う部隊が所属していることを挙げ、「米海兵隊と似ている。その関連で視察に来た」と語った。
(2010年1月13日00時33分 読売新聞)
2204
:
チバQ
:2010/01/14(木) 22:13:44
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100115k0000m010126000c.html
普天間移設:訓練など一部機能を関空に 国民新党が提案へ
米軍普天間飛行場(沖縄県)の移設問題について、国民新党の下地幹郎政調会長は14日、訓練などの一部機能を関西国際空港に移す案を、同党として政府・与党の沖縄基地問題検討委員会に提案する考えを示した。
下地氏はこの日、沖縄の米軍基地機能の移転先を模索する一環として米軍岩国基地(山口県)を視察し、福田良彦岩国市長と会談。その中で、普天間飛行場と米空軍嘉手納基地を統合し、訓練などの負担を分散移転させる持論を主張。「航空母艦の艦載機の訓練を関空で引き受けられないか。あそこは騒音問題は絶対ありえない。関空の活用については(検討委への)提案には必ず書こうと思っている」と述べた。
この発言について、大阪府の橋下徹知事は記者団に「沖縄のみなさんの負担軽減につながる話なら、(政府から)要請があれば、テーブルに着きたい」と、議論を受け入れる考えを改めて示した。【福田隆】
2205
:
チバQ
:2010/01/14(木) 22:16:23
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100114/stt1001141744008-n1.htm
鈴木宗男氏、普天間移設で「下地島が適当」
2010.1.14 17:44
鈴木宗男衆院外務委員長は14日、大阪市内で開かれた共同通信社の「きさらぎ会」で講演し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として「訓練できる滑走路があり騒音も関係ない」と述べ、沖縄県宮古島市の下地島空港が適当との考えを示した。
鈴木氏は移設先について「沖縄県外や海外などいろいろ検討したらいい」としつつ、「(県営の)下地島空港は民間しか使えないが、知事から自衛隊が使える許可をもらえば、米軍も使える」と指摘。「固定化ではなく、期限付きでもいい。本土でも訓練を受け入れローテーションをつくるのが一番の解決」と強調した。
2206
:
チバQ
:2010/01/17(日) 00:19:40
>>2197
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100116-OYT1T00956.htm
アフガン下院、組閣案を再否決…大統領に反発
【カブール=酒井圭吾】アフガニスタン下院は16日、カルザイ大統領が指名した閣僚17人のうち、10人の承認案を否決した。
1月2日に17閣僚の承認を否決したのに続くもので、議会の異例の反旗に直面した大統領は、2期目就任から約2か月を経ても組閣のめどが立たずにいる。
大統領は9日、否決された17閣僚候補の顔ぶれを一新して再度、下院に承認案を提出。「必死の根回し」(地元記者)を続けて承認獲得を目指していた。
しかし、16日の2度目の採決で下院が承認したのは、ザルマイ・ラスル外相など7人だけ。ヘラート州出身の下院議員は、「大統領の資質に疑問を感じて、(17人)全員に反対票を投じた」と打ち明け、承認難航の背景に、カルザイ氏の求心力低下があることをうかがわせた。
下院(定員249人)は、野党「国民戦線」が約70人を数える以外は少数政党の乱立状態だが、これまでは強大な権限を持つカルザイ氏の意向に反する決議が行われることはめったになかった。地元記者は、今回の組閣難航を「大統領主導の政治バランスが崩れ始めた象徴的事件」と指摘している。
米国は2011年7月から駐留米軍の撤退を開始する出口戦略を表明しており、アフガン政府には国軍や警察の増強、汚職対策など、山積する課題処理を急ぐことが期待されている。
だが、下院の抵抗で、28日にロンドンで開かれるアフガン治安国際会議までに組閣が終わらない懸念も高まっている。その場合、国際社会からカルザイ氏の手腕を不安視する見方が強まるのは確実だ。これまでも、復興や汚職一掃に結果を出せずにいるカルザイ氏への国際社会の不信感は強まる一方で、カルザイ政権2期目は多難の滑り出しとなっている。
(2010年1月16日20時10分 読売新聞)
2207
:
チバQ
:2010/01/17(日) 09:12:14
http://www.asahi.com/international/update/0116/TKY201001160401.html
アフガン下院、再提出閣僚候補の半数以上を不信任2010年1月17日0時3分
【イスラマバード=四倉幹木】アフガニスタン下院は16日、カルザイ大統領から再提出された17人の新閣僚候補の信任投票を行い、外相ら7人を信任、10人を不信任とした。欧米諸国から腐敗一掃を迫られている2期目のカルザイ政権は、議会から再び厳しい注文を突き付けられ、難題に挟まれた格好だ。
下院は今月2日、大統領が提出した24人の閣僚候補について信任投票を実施、17人を不信任としたため、今回の投票では、大統領が9日以降に提出した新たな顔ぶれの17人の信任が問われた。
新外相となったザルマイ・ラスール大統領顧問(国家安全保障担当)など、今回信任された7人はいずれも多数派のパシュトゥン人、タジク人で、少数民族ハザラ、ウズベク系の5人はいずれも信任に必要な過半数に届かなかった。また女性3人の候補のうち信任されたのは労働・社会問題相の1人だけだった。
前回投票での7閣僚と合わせた14閣僚のうちでも、少数民族はウズベク系の鉱業相だけ。少数派を排除した形の下院の判断には、アフガンの民主化を支えてきた欧米などから批判が出そうだ。
ただ、不信任となった少数民族出身者には旧軍閥関係者もおり、国連の現地幹部は「選挙での支持の見返りにポストを要求する旧軍閥と、国際社会からの軍閥排除の求めの板挟みになったカルザイ氏にとって、かえって好都合な結果だ」とみる。
大統領側はすでに新たな候補の人選を進めており、今月28日にロンドンで開かれるアフガン支援国会合までの組閣作業を急いでいる。
2208
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/01/17(日) 19:44:07
古い記事ですが、興味深い内容なので転載しときます。
> 最近では、自身の外交ブレーンについても米国に批判的な寺島実郎・日本総合研究所会長から知米派の外交評論家、岡本行夫氏への乗り換えを模索している。
> 首相は11日、北沢俊美防衛相の紹介で官邸で岡本氏と会い、昼食をともにした。21日には再び官邸に岡本氏を招き、外交面での協力を要請した。首相周辺には岡本氏を首相補佐官とするアイデアもあったが、岡本氏はあくまで「個人的な立場」で協力することになったという。
日米関係の深刻さにやっと気づいた?首相、外交ブレーン交代を模索
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091222/plc0912222135023-n1.htm
2009.12.22 21:30
東アジア重視の姿勢を強調する一方、「今まで米国に依存しすぎていた」としていた鳩山由紀夫首相が、米国に気を使い始めている。米軍普天間飛行場の移設先送りなど「鳩山政権の一連の対米挑発行為」(政府高官)が招いた米側の怒りに気づき、ようやく対米関係の重要性を認識し始めたようだ。最近では、自身の外交ブレーンについても米国に批判的な寺島実郎・日本総合研究所会長から知米派の外交評論家、岡本行夫氏への乗り換えを模索している。
首相は22日、普天間問題でクリントン米国務長官が藤崎一郎駐米大使を呼び、日米合意に基づく現行計画の早期履行を求めたことについて「米国の姿勢を日本政府としても理解する必要がある」と述べた。
コペンハーゲンでのクリントン米国務長官との会話について、首相は19日には、移設先変更を検討するための結論先送りを米側も理解したとしていたのに対し、22日には発言を修正した。クリントン氏による大使呼び出しという異例の事態に、慌てたものとみられる。
首相は就任以来、周囲に「普天間の件は心配していない」と漏らし、首相周辺も「普天間は日米関係のほんの一部」と楽観的だったが、認識を改めざるをえなくなったようだ。
今回、藤崎氏は国務省に入る際の映像をメディアに撮らせ、クリントン氏との会談後には記者団の取材に応じて「重く受け止める」と述べた。この意味について外交筋はこう解説する。
「藤崎さんは慎重な性格で、ふだんはぶらさがり取材に応じないが、今回は国務省に行くのもあらかじめメディアに知らせておいたのだろう。首相らに現実を理解してほしかったということだ」
首相の言動も微妙に変化してきた。21日には、首相官邸を訪ねた日本と中国の有識者でつくる「新日中友好21世紀委員会」の日本側メンバーに、「(提言をまとめる際には)日米中3国の関係にしっかり目配りしてほしい」と要請した。
寺島氏は12月初め、「鳩山首相への誤解を解く」という趣旨でワシントンを訪れたが、米政府の現職当局者らは面会を拒否した。実は、日本政府内にも寺島氏の反米傾向や同盟軽視論を危ぶむ意見があり、「駐日米大使館のズムワルト首席公使を通じ、米側に寺島氏とは会わないよう働きかけた」という関係者もいた。
首相も遅まきながら寺島氏一辺倒では判断を誤ると考えたのか、目をつけたのがかつて首相が批判してきた橋本、小泉両内閣で首相補佐官を務めた岡本氏だった。岡本氏は今月中旬に訪米し、民主党、共和党を問わず幅広い関係者と日米関係を語り合っている。
首相は11日、北沢俊美防衛相の紹介で官邸で岡本氏と会い、昼食をともにした。21日には再び官邸に岡本氏を招き、外交面での協力を要請した。首相周辺には岡本氏を首相補佐官とするアイデアもあったが、岡本氏はあくまで「個人的な立場」で協力することになったという。
2209
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/01/17(日) 19:47:14
>>2208
の関連記事は
>>2157
に。
2210
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/01/17(日) 19:53:54
連投すみません。
民主党政権スレにも関連記事がありました。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/1719
2211
:
チバQ
:2010/01/20(水) 21:25:08
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201001200031.html
2010.01.20 Web posted at: 21:09 JST Updated - CNN
ワールド
アフガン大統領、人権侵害疑惑の旧軍閥指導者に軍ポスト提示
カブール(CNN) アフガニスタンのカルザイ大統領は20日、北部一帯を支配していた軍閥を以前率いていたドスタム将軍を軍内のナンバー2のポストに起用すると発表した。大統領府の報道官が発表した。
参謀総長に次ぐポストとしている。同将軍はウズベク人で、2001年末のイスラム強硬派勢力タリバーンの政権崩壊時、投降したタリバーン戦闘員少なくとも1000人を殺害した人権侵害で責任を問われたことがある。
その後、政争絡みでアフガンを離れていたが、昨年の大統領選に合わせ帰国、カルザイ大統領の再選支持を宣言していた。米政府は同将軍の帰国を非難していた。カルザイ氏は選挙戦で閣僚ポストの提示などで軍閥指導者の支援を得たともされ、北部に影響力を依然保持するドスタム将軍への軍ポスト提供も憶測を呼びそうだ。
2期目政権の組閣を急ぐカルザイ大統領はこれまでアフガニスタン下院に2度、閣僚名簿を提出しているが、多数が不信任となった。同大統領の政治的な求心力の退潮を象徴する事態ともなっている。
昨年8月の大統領選では、カルザイ氏の再選が決まったが、不正行為疑惑が発覚。結局、決選投票にもつれこんだが対立候補の出馬辞退もあり、同氏の2期目就任が決まった。ただ、カルザイ政権の統治能力の欠如、根深い汚職体質に国際社会の批判は強く、大統領は2期目政権で腐敗一掃を印象づける組閣も求められている。
2212
:
とはずがたり
:2010/01/22(金) 14:03:30
>>2208-2210
投下あざーっす。
寺島外交では不味い,日米外交は鳩山辞任しないと正常化しないと云うsn2EOyFHzgさんの危機感はそれほど大袈裟なものでもないと云う感じですねぇ。。
2213
:
とはずがたり
:2010/01/25(月) 17:12:16
普天間「決断、知事にお願いするかも」 平野官房長官、会談で表明
2010.1.9 10:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100109/plc1001091036006-n1.htm
沖縄県を訪問中の平野博文官房長官は9日午前、同県庁で仲井真弘多知事と会談した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題の早期決着を要望する知事に対し、平野氏は鳩山政権が5月までの決着を目指す中で、「知事に決断をお願いするかもしれない」と述べた。平野氏は移設問題を含む基地問題について首相官邸サイドが県など地元自治体と緊密な連携をとることも約束した。
会談では、仲井真知事が普天間移設について「県民は県外を強く望んでいる。早く答えを出してほしい」と訴え、米軍再編ロードマップで計画されている沖縄駐留海兵隊8000人のグアム移転や嘉手納基地以南の6施設の返還が進むことへの県民の期待を説明した。
平野氏は政府・与党が昨年末に設置した「沖縄基地問題検討委員会」で普天間の新たな移設候補地を検討していることを紹介し、「5月を政治決断できる目安においている」と説明。さらに「知事のご決断をお願いすることもあるかもしれません」とも述べた。
平野氏は「決断」の意味について会談後、「諸課題を個別に詰める中で政治判断が入るところでは、お願いをしなければ止まってしまう」と記者団に語った。
会談ではまた、官邸と県側の連携については、仲井真知事が従来の政府への要望に回答がないと訴えたことに対し、平野氏は「窓口を設けて大幅に改善したい」と応じた。
普天間移設問題:県外の視察も示唆 平野官房長官
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100111rky00m010008000c.html
来県中の平野博文官房長官は10日、米軍普天間飛行場移設問題をめぐり浮上している下地島(宮古島市)や伊江島(伊江村)などの離島を、航空自衛隊機で上空から視察した。その後、那覇市で記者会見し「(移設先の検討は)ゼロベースだ。過去の経緯など先入観を持たず、いろいろ視察することが沖縄訪問の最大の目的だ。沖縄以外の違う場所を視察することも当然あり得る」と述べ、過去に浮上した案も含めて幅広く検討する考えを示した。平野氏は同日午後、帰任した。
下地島や伊江島が移設先になる可能性について、平野氏は「小沢一郎民主党幹事長が発言したかどうかは把握していない。今までいろいろな議論があることは承知しているが、現在ここで皆さんに示すことは適切ではない」と言及を避けた。
離島を視察した理由については「沖縄は非常に離島が多い。経済振興を考えたとき、マーケット(市場)が分散されることもある。その実情を把握したい」と説明した。
3日間の滞在を振り返り、「とりわけ普天間周辺を自分の足で、自分の目で見て、騒音と安全性の確保をしっかりと担保しないといけないと感じた」と述べ、基地負担を軽減する必要性を強調した。
昨年11月に発生した読谷村の米兵ひき逃げ死亡事件では「(9日に面会した)米軍に、二度と事件事故を起こさないよう綱紀粛正を求めた。万が一事件事故が起こったときは、日米間でスピーディーに対応するよう協力してほしいと強く求めた」と述べた。
(琉球新報)
2010年1月11日
2214
:
とはずがたり
:2010/01/25(月) 17:12:32
在日米軍再編:普天間移設 現行案、排除せず 鳩山首相「ゼロベースで検討」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100125dde001010020000c.html
鳩山由紀夫首相は25日朝、沖縄県名護市長選の結果が米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題に与える影響に関し、「ゼロベースで国が責任を持って5月末までに結論を出すとしているから、そのことは必ず履行する」と述べ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沖に移設する現行案を排除しない考えを示した。首相公邸前で記者団に語った。同市長選では県外移設を掲げる新人の稲嶺進氏が当選した。
首相は選挙結果を「名護市民の一つの民意の表れだ」としたが、移設問題では「普天間移設に関する検討委員会を作った。精力的に活動いただいている」と語るにとどめた。
これに関連し、平野博文官房長官は同日午前の記者会見で、「検討する上で(選挙結果を)斟酌(しんしゃく)しなければならない理由はないと思う」と述べ、選挙結果に左右されないとの考えを示した。平野氏は政府・与党で移設先を検討する「沖縄基地問題検討委員会」の委員長。
平野氏は市長選の位置づけについて「辺野古移設だけの住民投票的な民意なのか」と指摘。「選挙結果がすべて、移設問題に大きな影響を及ぼすとは私はとっていない」と述べた。社民党や国民新党が現行案を検討対象から除外すべきだとしていることには「委員会として外すという考え方にはまだ立っていない」とし、「ゼロベースで最適な候補地を探す」と強調した。
北沢俊美防衛相は同日午前、国会内で記者団に「検討委は新しい案を含めて現行案と一緒に検討するということ。沖縄の皆さんに政府が本来決めるべきものをあまり過重に選択を任せる風潮になることはよくない」と語った。【小山由宇、横田愛】
毎日新聞 2010年1月25日 東京夕刊
共産・市田氏が官房長官を批判 「名護市民無視の暴言」
2010年1月25日 16:36 カテゴリー:政治
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/148385
共産党の市田忠義書記局長は25日の記者会見で、沖縄県名護市長選に関し「(移設先を)検討する上で斟酌する理由はない」とした平野博文官房長官の発言を、「市民の意思を無視する許せない暴言だ。民意を何と心得るか」と強く批判した。
その上で「基地移設を直接の争点として戦われた市長選で下された審判だ。政府は重く受け止め、普天間飛行場の無条件返還を求め、米国と交渉すべきだ」と強調した。
2215
:
とはずがたり
:2010/01/26(火) 03:07:51
イラク元国防相「ケミカル・アリ」の死刑を執行
2010.1.25 23:49
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100125/mds1001252351008-n1.htm
イラク政府のダバグ報道官は25日、故フセイン元大統領のいとこで「ケミカル・アリ(化学兵器のアリ)」の異名で知られるマジド元国防相の死刑を執行したと明らかにした。
イラクの裁判所は今月17日、1988年に化学兵器を使用、北東部ハラブジャのクルド人住民約5千人を虐殺した事件に関与したとして、人道に対する罪で死刑判決を言い渡していた。元国防相は、化学兵器を使った別の虐殺をめぐっても死刑判決を受けていた。(共同)
2216
:
チバQ
:2010/01/27(水) 12:12:31
下地島、伊江島、硫黄島、佐賀空港、関空
この辺ですか?案として流れてきたのは
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100127-OYT1T00493.htm
普天間移設先に徳之島浮上、首相「白紙」強調
鳩山首相は27日朝、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、政府・与党内に現行計画の実現は困難になったとの見方が出ていることについて、「いろいろな考え方があるのは、今の過程ではあり得る話だが、ゼロベースで議論している最中だ。我々の検討状況を冷静に見守っていただきたい」と述べ、白紙で議論する考えを改めて強調した。
首相公邸前で記者団の質問に答えた。
移設候補地として鹿児島県の徳之島が浮上しているとの一部報道については、「いろいろなものが検討される可能性がある。そのことを否定するつもりはないが、すべてゼロベースでやっているわけだから、どこが入って、どこが入っていないという議論ではない」と述べるにとどめた。
この問題では、平野官房長官が26日の記者会見で、移設先の地元自治体の同意が得られない場合、法的決着を図る可能性に言及した。
◆無理やりやれば、成田と同じに◆
一方、政府高官は同日夜、記者団に「今のままでは(現行計画の)辺野古移設なんて絶対に無理だ。法的権限から言えば、国が無理やりやろうと思えばできるわけだが、それでは成田闘争と同じになる」と語った。
(2010年1月27日11時29分 読売新聞)
2217
:
とはずがたり
:2010/02/01(月) 10:59:41
アンチ民主の産経だから訳判らん御託並べてるけど,今回の市長選は鳩山与党の勝利だからフリーハンドを得たんだから自由に決めて良いから辺野古しかないではないかといえばいいのにw
>選挙にも「たられば」はありませんが、仮に鳩山政権が市長選前に、現在の日米合意を踏まえて移設先を名護市と決断していたら、私は選挙結果は逆になった可能性があったと思います。
【高橋昌之のとっておき】名護市長選結果を考える(上)移設拒否とは言えない
2010.1.31 12:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100131/plc1001311201004-n1.htm
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題が最大の焦点となった名護市長選が24日行われ、移設反対派の稲嶺進氏が当選しました。これを受けて、政界でもマスコミでも、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部への移設は極めて難しくなったとの見方が大勢です。しかし、これはあまりにも短絡的だと思っていて、私は違った見方をしているので、今回はその点について書きたいと思います。
名護市長選は大接戦となりました。稲嶺氏は1万950票を得て勝利しましたが、移設を容認してきた島袋吉和氏も敗れはしたものの、1万362票を獲得しました。その差はわずか1588票にすぎません。これをもって、名護市民は「基地受け入れを拒否した」と言い切れるでしょうか。私は「名護市民の意見は反対、容認で拮抗(きっこう)している」と見るべきだと思います。
選挙にも「たられば」はありませんが、仮に鳩山政権が市長選前に、現在の日米合意を踏まえて移設先を名護市と決断していたら、私は選挙結果は逆になった可能性があったと思います。
鳩山首相が昨年末、普天間飛行場の移設先を来年5月に先送りする方針を表明したことで、国外・県外への移設への期待が急速に高まり、稲嶺氏にとっては追い風、島袋氏には逆風になったのは間違いありません。逆に首相が名護市への移設を決断していたら、それを前提に名護市民は市長選での投票先を判断したでしょう。市長選の差がわずかだったことを考えると、首相の決断次第で選挙結果が変わった可能性は否定できないのです。
私は以前、このコラムで「普天間飛行場移設問題は日米間の外交・安全保障という国益にかかわる問題であり、国が責任をもって判断すべき事案」であり、「その判断を名護市民に委ねるのは酷で、鳩山首相は市長選前に移設先を決断すべきだ」との趣旨を書きました。
残念ながらそうならなかったわけですが、不幸だったのは市長選で「受け入れ容認か、拒否か」という国政にかかわる決断を迫られた名護市民です。市長選での投票にあたって悩みに悩まれた方もたくさんおられたと思います。そして、その結果についても今、複雑な思いがあるのではないでしょうか。
稲嶺氏に投票された方でも「本当に移設反対と受け止められてよかったのか」と思っている方がいるに違いありません。一方、わずかの差で敗れた島袋氏に投票した方には「名護市民が受け入れを拒否したわけではない」という思いがあると思います。
市長選の結果を受けて、社民党の福島瑞穂党首は「辺野古移設は実現不可能な案だとして除外すべきだ」と述べるなど、与党幹部からは辺野古への移設はもはやなくなったという趣旨の発言が相次ぎました。しかし、これらは先に述べた名護市民の複雑な心情を考えると、短絡的すぎる発言だと思います。
一方、鳩山首相はじめ政府は「ゼロベースで検討していく」として、まだ辺野古移設を選択肢から排除していません。政府高官は「(辺野古への移設は)今のままでは絶対無理だ」との認識を示したそうですが、市長選の表面的な勝ち負けだけではなく、小差であったことなど名護市民の複雑な思いをきちんと分析すべきでしょう。そのうえで、普天間飛行場移設は国益にかかわる問題なのですから、あくまで国が責任をもって日本としてベストな判断をしなければなりません。
2218
:
とはずがたり
:2010/02/01(月) 11:11:18
>>2217-2218
>この問題はメンツや党利党略で行う決断ではなく、まさに首相が歴史的評価を受けることになる国益にかかわる決断だからです。
自民党が沖縄移転に伴う利権まみれにしちゃわなければこうはならなかったんではなかろうか。
この問題は安全保障の決断ではなく,阪和道の4車線化が二階系の土建屋が発注が決まってた(とは推定)為に一旦凍結せざるを得なかったように,自民党利権政治屋どもが利権の配分決めて我々の血税を不正に掠め取ろうとしていた為に一旦止めざる得なかったのが本質的と見るべきで,沖縄の人に夢をばらまくような鳩のやり方は巧手とは言い難かったんじゃないか。
【高橋昌之のとっておき】名護市長選結果を考える(下)実現可能な移設先は名護市
2010.1.31 12:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100131/plc1001311201005-n1.htm
名護市長選に先立ち、移設受け入れ反対で運動した方々には、名護市が受け入れを拒否したと受け止められるような結果が出れば、移設先は国外か県外になるとの期待があったのかもしれません。しかし、グアム島という国外への移転を米国が受け入れる可能性はなく、政府部内でも実現可能性のある選択肢としては検討されていません。
現実的に政府が検討している選択肢は、米軍伊江島補助飛行場、下地島空港などへの移設で、いずれも沖縄県内です。名護市でないとしても、移設先が県外になるわけではないのです。民主党内では鹿児島県徳之島も検討されているようですが、島内の町長らは打診した民主党議員に、すぐさま反対の意向を伝えたそうです。
米軍基地を好んで受け入れる自治体はないでしょう。名護市の移設受け入れも「好んで」というわけではなく、「移設を受け入れることで、最も危険な基地といわれる普天間飛行場の移設が実現するなら」という「やむをえず」の決断です。
そして、それは名護市の辺野古地域がャンプ・シュワブを昭和31年に受け入れた際、親善委員会という場を設けて話し合いをしたり、交流を深めるなどして、良好な関係を築いてきたという独特の背景があります。その住民感情をもとに、平成9年12月、当時の比嘉鉄也名護市長が自らの辞任と引き換えに移設受け入れを表明し、その後の市長が引き継いできたのです。
そうした沖縄県内で唯一といっていい米軍基地と協調してきた貴重な歴史と、トップの苦渋の決断によって、名護市への移設が決まったのです。この事実を鳩山政権は重く受け止めるべきです。移設先をめぐる迷走ぶりには、先の衆院選で国外・県外への移設を主張してきたメンツにとらわれ、それが簡単にできるかのように考えている「軽さ」が感じられて仕方がありません。
鳩山首相は「日米関係」「連立合意」「沖縄県民の思い」を踏まえて、5月までに移設先の結論を出すとしています。手品ではありませんから、すべてがもろ手を挙げて大賛成という結論などありえません。どこからかは批判を受けることを覚悟したうえで、決断しなければならないでしょう。
私は名護市長選で「移設受け入れ反対」を掲げた稲嶺氏が勝利した結果を踏まえても、移設先は名護市辺野古が(1)受け入れ容認の住民が他の地域より多いこと(2)日米ですでに合意が成立していること(3)キャンプ・シュワブという米海兵隊の基地に隣接していることーなどから考えて、現実的には実現可能な最善の選択肢だと思っています。
稲嶺氏は、移設受け入れ反対を掲げて選挙を戦ってきた経緯があり、それを覆すことは容易ではないと思いますが、それを声高に叫び続けるのではなく、島袋氏が獲得した票、つまり移設受け入れ容認の意見もかなりあることに配慮して、この問題に対応すべきでしょう。小差であったことを考えると、そうしなければ市民の中の意見対立は今後、さらに強まってしまう恐れがあります。
一方、鳩山政権に望むことは、客観的かつ冷静な検討を真剣に重ねることです。その際、最も重要な視点は国益です。住民感情も重要で、複数の地域で住民の意見を聞いてみればいいと思います。そうすれば相対的に名護市に受け入れ容認の意見が多いことがはっきりするでしょう。そうした検討に検討を重ねた結果、やはり移設先は名護市辺野古だとなるかもしれません。それはありうべしです。ただその場合、首相は結論を先送りして、市長選で苦しい決断をさせた責任として、名護市民に対しては政府・与党あげて誠意をもって説得にあたってほしいと思います。
「結局迷走しただけではないか」「公約違反ではないか」などの批判も出るでしょう。しかし、検討の結果、正しいと思う決断であれば、そうした批判は恐れてはなりません。この問題はメンツや党利党略で行う決断ではなく、まさに首相が歴史的評価を受けることになる国益にかかわる決断だからです。
2219
:
とはずがたり
:2010/02/06(土) 02:12:12
普天間移設、滑走路1本の微修正案「遠大だ」…不採用に
2010.2.5 20:54
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100205/plc1002052055009-n1.htm
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で平成18年4月、自民党の額賀福志郎防衛庁長官(当時)が現行案をまとめる前に同県名護市と検討した滑走路1本による「微修正案」について、敷地2.6平方キロの大規模リゾート施設の移転計画が含まれていたため、当時の島袋吉和市長が「あまりに遠大な計画だ」と難色を示し、採用されなかったことが5日、分かった。額賀氏が10日発売の「中央公論」への寄稿で明らかにした。
微修正案は、日米両国政府が17年10月に合意した滑走路1本の「沿岸案」から、名護市が求める地区を飛行ルートが回避するよう滑走路の角度を反時計回りに10度ずらした内容。額賀氏はリゾート施設の経営者と合意していたが、島袋氏が移転先の市有地の提供に二の足を踏んだとみられる。
その後、着陸用と離陸用の滑走路2本をV字形に建設する現行案で合意。ただ、海上埋め立て面積が拡大し、移設反対派が批判する論拠の一つになった。
2220
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/02/06(土) 02:20:07
> 米政府高官が国会に出向くのは異例だが、オバマ政権きっての知日派として、鳩山政権の最高実力者である小沢氏のメンツを立てようと考えたようだ。
> 米側は閣僚の発言不一致に不快感をあらわにし、小沢氏だけが事態を打開できると踏んでいる。
キャンベル氏が小沢氏に直談判
2010.2.2 22:21
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100202/plc1002022222019-n1.htm
米国防総省の「4年ごとの国防計画見直し」(QDR)発表に合わせるように、日米両政府は2日、外務・防衛当局の局長級による日米安全保障高級事務レベル協議(SSC)を開き、同盟深化協議を本格化させた。キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は民主党の小沢一郎幹事長と直談判し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で生じた亀裂を修復する筋道を探った。だが、鳩山政権は安保政策でなお迷走を続け、事態打開の糸口は見えない。(加納宏幸)
「私どもは二国間の同盟をさらに強化するための再確認をしている。これはアジアにおける米国の政策の核心となるものだ」
キャンベル氏はSSC終了後の2日午後、国会内の民主党幹事長室で小沢氏に訴えた。米政府高官が国会に出向くのは異例だが、オバマ政権きっての知日派として、鳩山政権の最高実力者である小沢氏のメンツを立てようと考えたようだ。
会談は1時間に及んだが、冒頭発言以外は一切非公開。事後説明も小沢氏の意向で中止になった。小沢氏はキャンベル氏を衆院玄関まで丁重に見送り、キャンベル氏は記者団に「ナイス・トークス(いい会談だった)」とほほ笑*んだ。
会談で普天間問題が話題に上ったことは間違いない。米側は閣僚の発言不一致に不快感をあらわにし、小沢氏だけが事態を打開できると踏んでいる。キャンベル氏の“表敬訪問”には小沢氏の腹を探る狙いがあるようだ。
QDRは普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)移設を含めた日米合意の「履行」を明記し、日本政府に現行案の着実な実施を求めた。キャンベル氏はSSCで日本側にこうした米政府の立場を伝え、記者団に「現行計画がベストであることは明確に伝えた。緊密に作業を進め、前進させたい」と強調した。
だが、鳩山由紀夫首相は移設先の検討を政府・与党の沖縄基地問題検討委員会に任せきり。その検討委も与党3党の足並みがそろわず迷走している。
2日夕の検討委では、社民党が移設先として主張するグアムに政府・与党視察団を今月中旬に派遣することで合意したが、米側は視察団受け入れに難色を示しており、1月中に予定していた各党の移設先案提示は2月下旬以降にずれ込むことが確実になった。
岡田克也外相が普天間飛行場の継続使用の可能性に言及し、社民党が反発したことも協議にブレーキをかけた。首相は2日夜、社民党の反発を受け「普天間飛行場の移設が発端だから、(同飛行場に)戻ったのでは答えにならない。外相も理解している」と記者団に語ったが、外相は2日夜の記者会見でも「最悪の場合は今のままということになりかねない」と重ねて述べ、火種はなおくすぶる。
移設問題に限らず、安全保障に関する政権内の認識はバラバラだ。防衛省幹部はこうため息をついた。
「QDRを踏まえ、日本が取るべき戦略を練ることができる政治家は今の政権には皆無だ…」
2221
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/02/06(土) 02:20:32
> 同氏は「政府関係者だけでなく、より多くの与党議員と強固な関係を築きたい」と述べ、訪米団の規模はできるだけ大きくするよう要望。
民主党訪米団の派遣要請=小沢氏に米国務次官補
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010020500162
【ワシントン時事】キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は4日、民主党の小沢一郎幹事長と2日に会談した際、同党で大規模な訪米団を編成し、5月の大型連休中にワシントンを訪れるよう要請したと明らかにした。キャンベル氏は小沢氏の回答については言及を避けたが、「小沢氏の都合もつけば、彼や他の党幹部を大いに歓迎したい」と述べ、小沢氏の訪米に期待を表明した。
日韓両国訪問から帰国後、ワシントン郊外のダレス空港で記者団に語った。
キャンベル氏によると、会談で同氏は「政府関係者だけでなく、より多くの与党議員と強固な関係を築きたい」と述べ、訪米団の規模はできるだけ大きくするよう要望。訪米が実現すれば、オバマ政権の対日政策などについて説明し、理解を求めたいとの意向を伝えた。
小沢氏をめぐっては、昨年12月に民主党議員約140人を率いて訪中したことが、米側の警戒感を招いた経緯がある。
一方、キャンベル氏によれば、小沢氏は会談で米軍普天間飛行場移設問題に関し、「政策決定には関与していない」として、政府間協議を見守る考えを表明。また、日米関係は「日本外交の中心」との認識も示したという。(2010/02/05-09:10)
小沢幹事長が訪米検討 キャンベル次官補の要請で
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010020501000159.html
【ワシントン共同】日本を訪れていたキャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は4日、東京で民主党の小沢一郎幹事長と会談した際、4月下旬からの大型連休中を念頭に民主党議員団のワシントン訪問を希望したことを明らかにした。この要請を受け、小沢氏は米国訪問の検討に入った。国会日程に配慮しながら調整を進める方針。
キャンベル氏が米国への帰国にあたりワシントン郊外の空港で記者団に語った。2日に小沢氏と会談したキャンベル氏は、これまで自民党議員団が大型連休に訪米して米側当局者と意見交換することが恒例だったと指摘。「何年もワシントンを訪れていない影響力のある民主党議員は多い」と述べ、民主党とのパイプづくりに意欲をのぞかせた。
小沢氏については「彼の予定が(渡米を)許せば、われわれは敬意を持って迎える」と歓迎する意向を示した。
会談では、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題でも意見交換したが、詳細な議論はしなかったと説明。小沢氏は、自身は日本政府の政策決定に関与していないと強調していたという。
2010/02/05 14:09 【共同通信】
2222
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/02/06(土) 23:51:22
最後の一文が気になります。
> 一方、自民党は5日、ハイチPKOに社民党も賛成したことから、懸案である自衛隊海外派遣のあり方を定める恒久法(一般法)制定の好機と判断、今国会提出に向けた作業に着手した。
ハイチPKO、陸自派遣を閣議決定
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100205-OYT1T00976.htm
政府は5日の閣議で、大地震に見舞われたハイチの復興支援のため、国連平和維持活動(PKO)協力法に基づき、陸上自衛隊の施設部隊を中心に約350人を派遣する実施計画と関連政令を決定した。
鳩山政権下でのPKOの新規参加は初。部隊は「国連ハイチ安定化派遣団」(MINUSTAH)の要員として、避難民収容施設の用地造成やがれき除去、道路整備などを行う。自衛隊のPKO参加は7回目で、1992〜93年のカンボジア(約600人)、2002〜04年の東ティモール(約690人)以来の大規模派遣となる。
北沢防衛相は閣議決定を受け、5日夜に派遣命令を出した。陸自中央即応連隊(宇都宮市)などによる第1次要員約160人が6日出発し、早ければ8日未明(現地時間7日午前)にハイチに到着する。陸自第5旅団(北海道帯広市)を中心とする第2次要員は今月下旬から順次、現地入りする。MINUSTAH司令部にも自衛官2人が派遣される。
陸自部隊の宿営地は首都ポルトープランス市内で、空港の南東約5キロのモンケット地区になる見込み。ブラジル、チリ、エクアドルなどのPKO部隊が周辺に駐留し、防衛省は「治安は安定している」としている。派遣期間は11月30日までで、情勢に応じて延長も検討する。
部隊はブルドーザーやトラック、軽装甲機動車など約150両の機材を持ち込み、護身用に拳銃、小銃、機関銃を携行する。
国連は1月12日(日本時間13日)の地震発生を受け、同19日(同20日)にMINUSTAH要員の3500人増派を決定し、加盟国に協力を要請していた。ハイチではすでに、陸自の医官ら約100人による国際緊急援助隊が医療支援活動を行っている。
一方、自民党は5日、ハイチPKOに社民党も賛成したことから、懸案である自衛隊海外派遣のあり方を定める恒久法(一般法)制定の好機と判断、今国会提出に向けた作業に着手した。
(2010年2月5日21時34分 読売新聞)
2223
:
ぐらもん
:2010/02/08(月) 01:43:07
知識レベルが唐沢俊一以下のペイリンを何でそんなに共和党は重視するんだろう。
日米関係「最悪の状態」=オバマ外交を批判−ペイリン氏
2月8日0時16分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100208-00000002-jij-int
【ワシントン時事】2008年の米大統領選で共和党の副大統領候補だったペイリン前アラスカ州知事は6日、南部テネシー州で開かれた保守派連合「ティーパーティー」の全国大会で演説した。オバマ大統領の外交政策を批判し、日米関係について「日本はアジアの重要な同盟国なのに、最悪の状態になっている」と述べた。
北朝鮮やイランに対する外交方針に関しても、「オバマ大統領はこの1年間、敵対する体制に手を差し伸べているが、成果を上げていない」と指摘した。
また、経済対策について、「オバマ大統領とペロシ下院議長の政策は、国の負債を拡大させ、国を危険にさらす」と批判した。さらに、マサチューセッツ州連邦上院議員補欠選挙での共和党の勝利は、一層良いことが起きる兆候だと指摘し、「米国は新たな革命の準備ができている。みなさんはその一翼を担っている」と呼び掛けた。
2224
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/02/08(月) 03:11:03
>>2223
ペイリンってアメリカの草の根保守ウケするキャラクターなんですよね。
2008年の選挙では共和党から草の根保守が離反して大統領だけでなく議会選でもボロ負けしたので、共和党としては中間選挙に向けて支持層を固めたいんでしょう。
それにしても「鳩山民主−オバマ民主」という組み合わせでもギクシャクしてるのに、共和党政権なら鳩山政権ともっと上手く付き合えるとでも言うんだろうかw
政権から知日派がいなくなったブッシュ政権の2期目後半なんて酷かったのに。
2225
:
チバQ
:2010/02/08(月) 21:48:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010020800012
議会選の女性候補を暗殺=イラク北部
【カイロ時事】イラクからの報道によると、北部の都市モスルで7日、来月7日投票予定の連邦議会選に出馬予定だった女性候補者が、何者かに銃撃されて死亡した。選挙に関連した暗殺とみられる。
同候補は、親米のアラウィ元首相の陣営から出馬予定だった。親せきの家から出てきたところを銃撃されたという。元首相の関係者は「政治的な動機を背景とした殺人だ」と語った。(2010/02/08-05:45)
2226
:
とはずがたり
:2010/02/10(水) 17:18:14
台湾朝鮮有事の際の即応力はやや劣るけど,実現したら鳩山の大勝利だ。
普天間:米自治領テニアン市長 受け入れに前向き姿勢表明
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100210k0000e010081000c.html
位置
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/ampo/20100210k0000e010086000p_size5.jpg
米自治領・北マリアナ諸島テニアンのデラクルス市長は10日、共同通信の電話取材に対し、在日米軍再編に伴いテニアンに米軍部隊を受け入れたいとの意向を示した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)についても「移設先になりうる」とし、受け入れに前向きな姿勢を表明した。
日本政府の沖縄基地問題検討委員会は10日、在沖縄海兵隊が移転を予定している米領グアムを視察。一部議員はテニアンに立ち寄り、北マリアナ諸島のフィティアル知事とも会合。米軍受け入れに積極的なテニアンが、普天間の移設先候補になるか、検討するとみられる。
テニアンは観光地サイパンの南5キロにある島で、現行の再編計画では海兵隊の訓練地となる。デラクルス市長は取材に「島の土地を米軍に貸しているが、有効利用されていない。受け入れ能力は十分にある」と説明。軍部隊や施設がテニアンに移転すれば、経済効果を期待できると語った。
米軍側にも受け入れの意向を既に伝えたという。テニアンは太平洋戦争で激戦地となり、米軍による占領後は広島と長崎に原爆を投下した爆撃機が出撃した。(共同)
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