したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

1トキ:2012/12/23(日) 20:36:16 ID:emPPCAKg
 このスレッドは、生長の家の「今の教え」と「本流復活」の問題に関連し、
「生長の家政治連合」と「今の教え」について、自由に議論をするため
に作成したスレッドです。
 生長の家に関連する話題なら、上記に話題に限定しないで、広く受け付けます。また
どの立場の人の投稿も歓迎しますが、基本的に生長の家の教義と谷口雅春先生の説かれた教え
を支持、共鳴する人のためにサイトです。生長の家と谷口雅春先生へのご批判をされる内容
の投稿はご遠慮下さい。
 投稿の削除はしない方針ですが、アダルトサイトや出合い系サイトの勧誘を含む内容など
明らかに目的外の投稿は、削除の対象となります。
 目的外の投稿の判断は、最終的には、管理人である「トキ」の判断になります。
ご理解下さい。

 スレッドのルールと方針は、生長の家の「今の教え」と「本流復活」を考えると、と同じに
考えております。

3348トキ:2015/07/17(金) 18:05:07 ID:NxmvabhE

 一連の安全保障法案について、政府はあまり詳しい説明をしていません。
この理由として説得力があるのは、一連の安全保障法案の本来の目的は中国の南沙諸島の基地建設と中国の南シナ海の制海権の抑制だが、それを表に出すと中国を刺激し、かえって軍事的な緊張を強めるので、あえてホルムズ海峡での機雷除去を名目にしているのだ、というものです。池上彰さんが週刊文春で書いておられたものですが、最近、読売新聞でも同様の主張が書かれていました。

 それを前提にして、この問題を考えてみます。

 まず、最初に、今、アメリカはたいへんな財政赤字にあります。赤字ということは、当然、歳出の削減が必要になります。国防費もその対象になります。ロイターの報道では、以下の通りになります。

「[ワシントン 24日 ロイター] -米国防総省は24日、陸軍の兵力を現在の約52万人から44万─45万人規模に削減する方針を明らかにした。実現すれば、米陸軍の規模は第2次世界大戦に参戦する前の規模に縮小する。」
出典 http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYEA1N08720140224

 軍事費が減少する事自体はたいへん結構なことなのですが、問題はもう一つの大国、中国がものすごく軍事費を増やしていることです。時事通信は以下の通り報道をしています。

「全人代に合わせて公表された15年の国防予算は8868億9800万元(約16兆9000億円)で、前年比10.1%増になった。国防費の2桁増は5年連続。1989年以降、10年を除いて2桁増が続いている。
 李首相は政府活動報告で「軍事闘争への備えをしっかりと固め、国境・領海・領空防衛の安定を保つ」と強調。尖閣諸島など東シナ海や南シナ海への野心的な海洋戦略を加速させる中、膨張する国防費の透明性を求める声が国際社会から改めて高まるのは必至だ。」
出典 http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_int_china-kokubouyosan

(つづく)

3349トキ:2015/07/17(金) 18:07:22 ID:NxmvabhE
 その結果、どういうことが起きているかというと、中国は米軍の弱体化を見越して南シナ海で事実上の軍事行動を始めています。CNNは以下の通り報道をしています。

「香港(CNN) 

 中国外務省は17日までに、南シナ海8 件の南沙(スプラトリー)諸島で進めてきた岩礁の埋め立て8 件作業がまもなく完了するとの見通しを示した。
具体的な日程は明らかにしていない。造成された人工島には引き続き、軍事目的などに使う施設を建設する計画だという。
米国によると、中国はすでに、人工島の一つに複数の大砲を設置。さらに灯台2基を建設すると表明している。
水産資源が豊富で海底資源の開発も期待される南シナ海をめぐっては、中国、ブルネイ、マレーシア、フィリピン、台湾、ベトナムが領有権を争ってきた。
中国が昨年、岩礁の埋め立て作業を加速したことに対し、近隣諸国は強い警戒感を示していた。米国は、中国が過去1年半のうちに造成した埋め立て地の面積は約8平方キロメートルに上るとして、工事の即刻中止を求めている。」

出典 http://www.cnn.co.jp/world/35066082.html

 ここで私を含めて西側の人間から見たら、素朴な疑問があります。現在の中国は外国との貿易で発展をしています。それなのに、自ら軍事的な緊張を高めることは、貿易や経済という視点から見たら、まったく逆効果ではないか、という点です。私は中国問題の専門家ではありません。ですから、説得力のある答えはありません。ただ、中国がフィリピンやベトナムからの南沙諸島の撤退要求は拒否したのに、米国政府が軍事力での対応を言われると、途端に工事を終了させた点を見ると、力やメンツには敏感である点は言えると思います。中国はアメリカの国債をかなり保有していますが、経済と軍事は別の存在という考えを両者ともしているみたいです。(参考 http://www.seki-hei.com )

 中国の指導者については、ビジネスをしている中国人の友人が、「中国の指導者を西側の常識で見ることは危険です。中国には6億人の人間がいます。指導者から見ると、百万人死んでもたいしたことではない、という発想です。」、と言っています。実際のその後に天安門事件があったので、この言葉は印象に残っています。(参考 http://www.epochtimes.jp/jp/2012/04/print/prt_d12503.html )

 日本の場合、後ろに米軍があり、また、ビジネスをしている中国人の友人の話では、「中国政府は日本の環境保護技術がものすごく欲しい」ということで、直接の喧嘩は控えていますが、それでも、軍事的なプレッシャーは強くなっています。産経新聞は以下の通り報道しています。

自衛隊スクランブル、ピーク時に匹敵 26年度、中国軍機対象は最多更新
出典 http://www.sankei.com/politics/news/150415/plt1504150017-n1.html

(つづく)

3350トキ:2015/07/17(金) 18:10:59 ID:NxmvabhE
 本来、そうなると日本も国防費を増加して中国に対抗する必要がありますが、今の日本の財政状況で国防費を増やす余裕などありません。そうすると米国の出番になりますが、米国も上のような状況です。その上、中国は南シナ海で「九段線構想」を出しています。The Wall
Street Journalによれば、

彼らの歴史的な主張に基づく境界は、9本の境界線「九段線」で記されている。これは中国南部の海南島から遠くはインドネシア北岸近くまで伸びる線で、だらりと垂れた大きな舌のように、輪を描くように下がっている。

出典 http://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702303348104579476973339539140

 朝日新聞の報道では、全世界の物流の3割がこの地域を通っているのですから、ここが中国の領海になったら、たいへんなことになります。特に、この地域の国々にとって、南シナ海の制海権が中国に握られることは死活問題となります。

 インドネシア、ベトナム、フィリピンなどの国は、そのための対応をアメリカとの同盟関係の強化と
いう選択をしました。

 「戦争終結から40年 急接近するベトナムとアメリカ」(NHKのテレビ番組)

出典 http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2015/04/0430.html

フィリピンへの米軍駐留復活へ、中国の南シナ海進出をけん制
出典 URL http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2187453.html

 「アメリカのオバマ大統領が28日からフィリピンを訪問しますが、これを前に、両政府はアメリカのフィリピンにおける軍事拠点を復活させる新たな軍事協定に署名しました。

 オバマ大統領は、日本時間の28日午後、フィリピンに入り首脳会談を行います。今回署名された協定では、アメリカ軍の兵士や艦船、航空機の巡回配備の運用が拡大されるほか、フィリピン軍施設の使用が可能となります。有効期限は10年ですが、延長は可能で、派遣の規模や期間などの詳細は今後も協議を続けるということです。これにより、東西冷戦終結後の1992年に駐留軍をフィリピンから引き上げたアメリカ軍が、事実上再びフィリピンに拠点を置くことになります。」

 「経済、軍事の両面で、ベトナムには中国と事を構える力はない。そこで浮上しているのは日本への親近感と日越連携への期待だ。」(日経新聞)とあります。ベトナムなどは戦争が終わって間もない国ですから、国民の間に戦争を嫌う気分が充満しています。それが正常な人間の感性ですが、その国ですら、かっての敵国と手を結ぶことを余儀なくされるのですから、気の毒だと思います。

http://www.nikkei.com/article/DGXZZO74108230R10C14A7000000/

「進む東南ア諸国との安保パートナー戦略:インドネシアと防衛協力も 中国に対抗」
出典 http://newsphere.jp/politics/20150327-2/

(つづく)

3351トキ:2015/07/17(金) 18:18:28 ID:NxmvabhE
 これに対して、韓国はバウンサーという方針をとりました。中国ともアメリカとも等距離を保つ、という外交方針です。これは韓国の国内では支持を集めましたが、中国もアメリカも最初から全く相手にせず、すぐに、路線の変更を余儀なくされたと言われています。
ただ、一度失われた信用を取り戻すのは難しく、アメリカがかなり韓国に冷たくなっているみたいです。そこで、韓国はごく最近は日本に接近をはかっていますが、日本側も敬遠していると言われます。
出典 http://koreanmystery.seesaa.net/article/381506663.html

 これは憶測ですが、現在、韓国はウォン高で苦しんでいます。昔は米国がウォン安を容認していたことを考えると、米国の態度の変化は何かを示唆していると感じます。 http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150527/frn1505271700007-n1.htm

 今週号の週刊ポストによれば、米国が韓国を見放し、中国の影響力が強まった結果、韓国は事実上中国の属国に近い状態になっているみたいです。記事の中で、拓殖大学教授の富坂 聰先生(中国問題)は、中国は外交上、米国には最も神経を使い、日本にもある程度は神経を使っているが、韓国のことはまるでバカにしている、というコメントを載せていました。

 以上を勘案すると、たいへん残念ですが、現在の日本には、選択肢はほとんどなかったということかもしれません。

 それがこんなにもめたのは、一つには、自民党の奢りとか気の緩みがあるのではないか、と思います。議席数で絶対多数をとっているから多少の失策があっても議案が通ると高をくくっている人が、全部ではないでしょうが、相当数おられ、それが緊張感をなくし、結果として混乱を招いたという感想を持っています。参考人として読んだ学者が自分たちに都合の悪い発言をしたからと言って、憲法学者を軽視する発言をするのは失礼だと思います。いきなり議員が増えたので、頭がよくない人も何人か議員に当選したみたいです。

「理解が得られないのは自民に原因の一端」小泉政務官 安保法案衆院通過で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150716-00002499-kana-l14

 他方、野党は、何とか反転攻勢の機会を狙っており、そこに食い込んだみたいです。それは野党の立場では当然ですが、一国の安全保障を政争に使い、内実のある話し合いができなかったという印象もあります。維新の会が小林節慶応大学名誉教授の指導で対案を出したのは良いことだったと思います。ただ、それ以外の人たちが「中国の脅威」について質問をされて、具体的な対応を言えなかったのは、問題だったと思います。

 なお、日本会議が今回の一連の騒ぎの裏面にいるという報道があるみたいです。小林節慶応大学名誉教授の発言が根拠です。私は日本会議とは関係がなく、また、関係するつもりもありませんが、この報道には少し疑問を感じています。それは、安保法案が合憲なら憲法改正の必要はなくなるし、逆に、安保法案が違憲の場合、もし中国が南沙諸島の基地が感性し、航空機を常駐させ、制海権も握れば、日本国内はパニックになり、憲法改正の可能性は限りなく高くなるからです。私は一連のドタバタを見ていて、どうも流れにながされただけ、という印象を持っています。簡単に言うと、国防予算を削減する米国は最悪の場合、アジアを放棄する可能性もあり、それを食い止めるために集団的自衛権の法制化を急いだという印象を持っています。

(つづく)

3352トキ:2015/07/17(金) 18:25:49 ID:NxmvabhE
 かって日本は、明治時代には日英同盟、昭和には日独伊三国同盟を結びました。前者は成功の例、後者は失敗の例といえるでしょう。
集団的自衛権は、使い方ではきわめて有益ですが、一つ間違えると、たいへんな事になるということは自覚しなければなりません。それだけ危険なものです。

 これは法律に詳しい友人の話ですが、刑法の概念に「共謀共同正犯」というものがあるみたいです。かって刑法学者はこれは、「罪刑法定主義に違反する」「憲法違反」という意見が大半でした。しかし、実務ではこれは当然の概念で、しかも、学説の無視をよいことにどんどん拡大解釈をするようになったので、学者も態度を変えて、「共謀共同正犯」という概念を認めた上で、これに制限を加える方向で議論をするようになったと言われます。

 私は、この問題も、集団的自衛権自体を否定することは難しいと思います。概念は認めた上で、それに制限を加えるほうが実際的ではないか、と考えています。

 以上は外交というレベルでは仕方がない、ということです。この問題に積極的な意味を与えるものでも、否定的な意味を与えるものでもありません。この問題は、あくまでも政治の問題であって、信仰の問題ではない、という立場です。個人としては、中国人の大半が家族を愛し、平和を望むという点では日本人と同じだと思います。政治の問題とは関係なく、すべての人を「神の子」として拝むことが大事だと思います。

さらに付け加えると、教団の公式見解は、この法案は違憲で廃案にすべきだというものですし、学ぶ会などは、おそらく、この法案は素晴らしい法案で直ぐに制定をすべきだ、というものだと考えていると思います。しかし、国論を二分する法律ですから、信徒の個人の判断に任せるのが普通である、というのが私個人の考えであります。


合掌 ありがとうございます

3353誰か教えて:2015/07/17(金) 19:33:14 ID:kEnG6jMo
国論を二分する法律ですから、信徒の個人の判断に任せるのが普通である、というのが私個人の考え
*************************************************************************************************
じぁあ帝国憲法復元改正なんて唱えて教団の方針とした雅春先生はどうなるの、
二分どころか千分の一もいないのじゃないかね、ナノに生長の家を名乗るトキさんが各々勝手に判断するのが普通だというとは

3354トキ:2015/07/17(金) 19:54:23 ID:NxmvabhE
>>3353

 今の教団は、公式の方針として政治活動をしない、という建前になっています。
そうなった以上は、それでいけば良いです。

3355「訊」:2015/07/17(金) 22:45:55 ID:???

>>3341
>>3342
>>3343
>>3344関連投稿です。「破邪サン達の件がフェイスブックで拡散中!」という話の、そのつづき。

 ・・・・まあしかし、アレですね。「危機」かもしれませんね。

 いや、なんか、ざっと読むとあの百田尚樹氏発言ですが、あの妄言(「本当に沖縄の二つの新聞社は絶対つぶさなあかん。」)すらも「生長の家のセイにされかねない」、そんな書かれ方ですね。

 読んでみましょう・・・・・

――――――――――――
○ 「集団的自衛権を合憲とする」憲法学者は全員、日本会議関係者――シリーズ【草の根保守の蠢動 第9回】
http://hbol.jp/45061

○ 「新聞潰せばいい」発言が出た「文化芸術懇話会」所属議員と日本会議の浅からぬ関係――シリーズ【草の根保守の蠢動 第10回】
http://hbol.jp/47903
――――――――――――

 いやホント、破邪サン達よ・・・・・気を付けてくださいよ、ご発言。ちなみに現在、このシリーズはフェイスブックで拡散中みたいですよ。まあ、私個人は破邪サン達ですが、ここ5年交流してみて「かなり変わった方々」との認識は持ってます。ですがさすがに、ヘイトスピーチを擁護しているとまでは、思っておりませんが・・・・・ですが世間のイメージ、「ネウヨ=生長の家」です。少なくとも一部ではそう、信じられております。ですんで、ご発言にはご注意くださいよ。

 先ずは感情論を、脱してください。論点移動も×です。そこから始めましょう。




追伸

 あと再度申しておきますが、「日本会議や生長の家愛国派」に関し、今まで以上に注目が高まっております。正々堂々としてくださいませよ・・・・

3356「訊」:2015/07/22(水) 09:11:49 ID:???


>>3355に関し

 完全にシカト(笑)シカト戦術採用の破邪サン達です(笑)。あーあ・・・・・・・・・普段から一般人との交流を重視していないから、こうなっちゃうんじゃなかろうかと。

 FBで拡散してますが、大丈夫ですか。そして、本流運動ですが、尻つぼみの事態ですよ。スマホを持ってる若者層ですが、本流運動を検索したら「あの記事が上位表示されてしまう事態」なんです。組織として危機管理、きちんと出来てますか。もはや、教団を批判しているヒマは、ナイものと診ますが・・・・・




3357「訊」:2015/07/22(水) 10:02:44 ID:???


 憲法を解釈改憲し、言論統制までしている政権なんですが・・・・・なんで未だに支持率が高いんだろうか。ところで、突然話が飛びますが日本のお笑い芸人も、気概を見せて欲しい(笑)



○ FIFA会長の会見でハプニング、英コメディアンが偽札ばらまく
https://www.youtube.com/watch?v=2f9rNNQJBZM



 これが本来の、コメディアンの役回りですよ、素晴らしい(笑)こんな感じの風刺(厳密には違うケド)、政権に対してやってくれませんかね(笑)たとえば今なら「旧日本兵の格好」をして、ですね、「安倍サンッ!敬礼ッ!」とか(笑)そして、「陛下の赤子、としてではなく、アメリカ大統領の赤子として、立派に死んで参りマスッ!!」とか(笑)

 やってくんないかな、日本のお笑い芸人(笑)かなり効くと思うんですがね。



3358集団的自衛権バンザーイ!:2015/07/22(水) 10:05:09 ID:???


米大統領の赤子として!立派に死んで参りマスッ!!

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          __
         /__|__
       /_了゚Д゚)
        (|〆/|)
       /|  ̄ |
          ∪ ∪

3359コマーシャル:2015/07/22(水) 12:00:15 ID:/1vRLZbA

2000 :謎のイケメン男:2012/06/15(金) 11:32:21 ID:???


 私は、「猫ひろし」が好きです。










 2000ゲット、ニャー!


      从ハ
     /  \
    /    \
   //⌒~~~~⌒ヽヽ
   H _   _ | |
   Y(/   \)ヽ|
  (| /・)/ (・ ヽ |)     「不謹慎に生きてます。」
   |  ̄(  ) ̄  |
   |  /_二_ヽ  |
`  ヽ  |亠亠|| ノ __
|」」」∩ ヽェェノ /∩LLL|
ヽ ノ \ _/ ヽ ノ
/ /  猫 魂   | |

3360「訊」:2015/07/22(水) 12:21:31 ID:???


 ・・・・・・・・。




3361アクエリアン:2015/07/22(水) 21:35:34 ID:bXmMWTIs
■「平和安全法制は独立国なら当たり前」西田昌司 街頭活動
https://www.youtube.com/watch?v=HHdmKz6fxZc

■「何故、九条があるのに自衛隊が存在するのか」西田昌司 街頭活動
https://www.youtube.com/watch?v=MndDARt4jpg

西田議員、非常にセンスのいい方ですね。

生長の家が従来説いて来た、憲法論、安全保障論を展開されています。

この街頭演説で発言されていることは、谷口先生の憲法論や安全保障論になじんでこられた方には、当たり前すぎるのですが、現在の、自称生長の家の法統継承者という人は、まったく、こういうセンスゼロです。

結局ところ、「センス」の問題なのだと思います。

宗教論しかり、

憲法論しかり、

歴史認識しかり、

「センス」のない人が、本来いるべきでない場所に居座って、生長の家の開祖と異なる自説を発言しているということが、生長の家の「問題の根源」ではないのか、そんなことを感じる、今日この頃です。

3362島津綾久:2015/07/23(木) 05:44:26 ID:???
センスってことにしちゃえば当面は、集団的自衛権の細部に触れずに済みますもんね。

さすが、貴殿はセンスいい(笑)


個別的自衛権の話を延々と行う演説を投稿され、集団的自衛権の細目には「ぜったい触れない」戦術は、センスいいです。いや、敵前逃亡してんのに、そうは見えないですからね(笑)

3363「訊」:2015/07/23(木) 07:58:00 ID:???


 さて、CD(集団的自衛権)擁護者の言説特徴、それを列記すれば以下の如しです。センスいい方は、騙されないようにご注意を。

● 「自国を自国で守る!それのドコがイケナイのか?」と来ますがそれは、個別的自衛権のお話なんです(笑)CDの話では、ありません。つまり、CDがナイと「自国で自国が守れない」わけではナイのです、意味は伝わりますか・・・・・・ 「自国を自国で守る!それのドコがイケナイのか?」を論点とされるのであればCDではなく、個別的自衛権のお話をすべきなのです。

● また、「自衛隊は違憲でも認められているでしょ!?CDも認めなさい!」みたいな暴論は、ふたつの方向から笑ってあげましょう。ひとつ目は「自衛隊は個別的自衛権のお話ですよ(笑)」と。さらにふたつ目は「それって暴論ですよ(笑)」です。違憲である自衛隊を認めているんだからCDも認めよ!そんな事言ってるなら納税の義務だって我々は、免れマスよね(個人的には嬉しいですが)

● (上記に関連し)「自衛隊」とは現状、合憲になってます。根拠は明文化されてはイナイが国家には「自衛する権利があるため」です。で、CD擁護者はそれを今回、「CDに用いようとしているワケ」です。(解るかな?センスのいい方・・・意味はわかります?)つまり、「違憲の自衛隊を認めてる」っていう前提が、少々オカシイわけです。さらにつづけて「だからCDも認めよ!」ってのは、かなりオカシイです。なぜならCDはどこからも、憲法で宣言した内容に沿っていないのですから(いや「沿ってるぞ!」がご意見なのであれば堂々、論をお張りなさいな。当方も堂々、お受けしますんで)

 ・・・・・まだまだ言いたいことがありますが、論点が多岐に渡ります。現状はこの程度にしておいて差し上げましょう(笑)。いやホント、保守と云うよりネウヨですよ、貴殿等は・・・・青山サンにせよ西田サンにせよ、もう少し「頭のイイ方だと思ってた」んですが、残念!




追伸

 「国民の皆さまへ丁寧な説明をして参りマス」な首相の説明が、二転三転しているんですから不安なのです。一例だけにとどめますが首相は以前、「自衛隊が海外で活動することはアリマセン!」と言ってました。しかも、私が確認しただけでも「4回はそう述べた」んです。それが、どうですか、フタを開ければ自衛隊・・・・・・・海外に行くことになってるじゃないか(笑)

 アホなんですか、アクエリアンさんは(笑)しかも貴殿は安倍サン政策をして「雅春先生の教えにも適ってイル」とか断言なさってますが、「文字は読めますか」・・・・・・・・ホンキで心配してます。

 さらに、ついでに申しあげておきますが貴殿による「センス論」で行けば今上陛下・・・・・・・・・・・・・・かなり、センス悪い君主なんですね(笑)。返答に窮してしまいますが、そうなりますね。

3364行雲流水:2015/07/23(木) 11:26:16 ID:yCrx7no6
目から鱗、楽しく勉強、今週も青山繁晴の熱血ニュース解説を聞かずにはいられない。

虎ノ門ニュース8時入り:https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=QR2Ocivc9zM

人間が何を信じるかといえば、上辺の言葉ではなく、ことばを語る人の誠意であり真心である。

そして、人間は信じた通りに行うのである。そして、その行為の結果についていかなる果実を得るかによって、木の善悪を認識し得るである。

3365「訊」:2015/07/23(木) 11:52:38 ID:???

>>>人間が何を信じるかといえば、上辺の言葉ではなく、ことばを語る人の
誠意であり真心である。<<<

 なんかこれ、「南京虐殺で追い詰められたサヨクの理屈」ですね(笑)。「事実はなかろうとも、真心が問題だ!」みたいな(笑)。

 ついに貴殿も、その領域ですか。

3366「訊」:2015/07/23(木) 12:09:23 ID:???


 そもそも「集団的自衛権の話」なのに、個別的自衛権の話で誤魔化す連中は、「どんな真心がある」んでしょうか?(笑)。ぜひ、お答え願いたいものです。

3367行雲流水:2015/07/23(木) 17:48:28 ID:yCrx7no6
>>3332補遺2、記事の続き

日本の国柄(くにがら) 第73号   福住蟷螂

 サン・トーマス大学に収容されていた捕虜などの釈放について、更に詳しく分かりました。
学内に突進してきたアメリカ軍に、日本軍は収容者4000人中の3700人を直ぐに引き渡しています。
300人を手元に置いたのは、交渉のためです。
日本兵の安全の確保という条件を「米軍連隊長は…快諾し」「暴民に対して〔連隊長〕自ら林中佐以下を護衛して」翌日朝に日本軍陣地まで送っています。
前線ではこのように、両軍は信頼感で結ばれていました。
 ところが「マニラの悲劇」に引用された「〔日本の〕防衛軍命令」には、「二月十日──『…目標:聖トマス大学(………)八時三十分ニ砲撃開始…』」とあります。
4日には、収容されていたアメリカ人は解放されました。戦場に止まるはずはない。5日に日本兵は撤退しました。
10日に大学内にいたのはアメリカ軍です。日本軍が砲撃するのは当然です。
GHQのアメリカ人は、省略した括弧内に、収容中のアメリカ人がいた、と書き入れて史料を改竄し、日本軍が彼らを虐殺したと言っています。
 マッカーサーの『回想録』も同じです。
「サン・トーマス大学、オールド・ビリビッド、カバナツアン、ロスパニオスの「収容所を管理している日本兵は、次第に暴虐ぶりを発揮しはじめた。」
この四箇所以外の「収容所にも、同じような奇襲を行なって」救出した。
「これはあらゆる戦史を通じて、もっとも傑出したものだろう」と自慢しています。
これでは、日本軍が全収容所で多人数を虐殺したことになります。法螺話としか判断できません。
宇都宮直賢は「例の鳴り物入りの自己宣伝以外の何ものでもない」と評しています。
 この後も、大量の民間人虐殺記述が続きます。この虐殺を事実とするためには、山下大将の命令を捏造しなければなりません。
それが、アメリカ国内で行われた対日悪宣伝の結果であることが、『回想の山下裁判』に書かれていました。
戦後、丸山眞男など多くの学者も西洋かぶれのために、宣伝に乗ってしまったのです。


引用元:『 ChannelAJER プレミアムメールマガジン』 Vol.454 2015/7/23(木)発行
筆者経歴:
福住蟷螂
昭和16年、東京生まれ。
昭和34年、都立九段高校卒業。
昭和40年、東京大学文学部哲学科卒業。
同年より41年間、私立錦城高校(小平市)に勤務、担当、現代文。

3368行雲流水:2015/07/23(木) 19:37:44 ID:yCrx7no6
木曜ボイス、安倍総理も参加している。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&amp;v=8W5ZiUrg_M4

3369アクエリアン:2015/07/24(金) 18:11:00 ID:bXmMWTIs
訊けさん、ご丁寧なコメントありがとうございます。

>> さて、CD(集団的自衛権)擁護者の言説特徴、それを列記すれば以下の如しです。センスいい方は、騙されないようにご注意を。

● 「自国を自国で守る!それのドコがイケナイのか?」と来ますがそれは、個別的自衛権のお話なんです(笑)CDの話では、ありません。つまり、CDがナイと「自国で自国が守れない」わけではナイのです、意味は伝わりますか・・・・・・ 「自国を自国で守る!それのドコがイケナイのか?」を論点とされるのであればCDではなく、個別的自衛権のお話をすべきなのです。<<

個別的自衛権のみでは、自国の安全が確保できない恐れがあるから、アメリカと同盟関係を結んだり、集団的安全保障を認めている国連に日本は加盟しているわけでしょう。


>>● また、「自衛隊は違憲でも認められているでしょ!?CDも認めなさい!」みたいな暴論は、ふたつの方向から笑ってあげましょう。ひとつ目は「自衛隊は個別的自衛権のお話ですよ(笑)」と。さらにふたつ目は「それって暴論ですよ(笑)」です。違憲である自衛隊を認めているんだからCDも認めよ!そんな事言ってるなら納税の義務だって我々は、免れマスよね(個人的には嬉しいですが)<<

なるほど、訊けさんの問題意識が何となく見えてきたように思います。

本来、自衛隊は違憲の存在ではあるが、自国の防衛を否定する国家はあり得ないから、かろうじて自衛隊が自軍のみで自国を防衛する権利は認めよう、だが、それも他国と共同で守ることは憲法上、禁止されているのである、ということなのでしょうが、であるならば、日米同盟はどうなるのでしょうか。日米安保は否定するのですか。

日米安保は集団的安全保障の領域でしょう。

これを結んでいる以上、日本に集団的自衛権は存在しているし、日本国民はこれの行使を認めているのだ、と解釈するのが、自然な考え方というものでしょう。

いまさら、集団的自衛権は憲法上認められないというのは、それこそ、暴論ですよ。

この考え方は青山さんも主張されていますよね。

筆坂秀世元参議院議員・元日本共産党中央委員会常任幹部会委員は次のように主張されている。

_____________


■反対派は「日米安保破棄、自衛隊解散」のスローガンを掲げよ 

同じことは、自衛隊についても言える。「戦争法案反対」を掲げている共産党系の市民団体は、そもそも自衛隊の存在そのものも敵視してきた。共産党の若い女性国会議員が、自衛隊の訓練に反対のプラカードを持って押しかけたりしている。憲法違反の軍隊というのが、共産党の立場である。
 
ならば簡単な話なのである。自衛隊という軍隊が存在するから集団的自衛権の問題が発生するのである。この根源を断ち切ればよいのである。自衛権の解散である。自衛隊が解体されれば、海外で戦争を行う危険性は一切なくなる。そのうえ日米安保条約も破棄すれば、もう完璧である。集団的自衛権など、一切問題にならなくなる。
 
反対派に推奨したい。「日米安保破棄、自衛隊解散」のスローガンこそ掲げるべきだと。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44108

_____________


保守回帰された筆坂さんが述べておられるように、安倍政権の安全保障法案を「戦争法案」だと主張する人たちは、このような主張を展開されるべきだと思いますが、どうも、批判のための批判だという感じで、日本の安全保障をどのようにやっていくのかの道筋が見えないですねえ。

3370アクエリアン:2015/07/24(金) 18:13:07 ID:bXmMWTIs
>>● (上記に関連し)「自衛隊」とは現状、合憲になってます。根拠は明文化されてはイナイが国家には「自衛する権利があるため」です。で、CD擁護者はそれを今回、「CDに用いようとしているワケ」です。(解るかな?センスのいい方・・・意味はわかります?)つまり、「違憲の自衛隊を認めてる」っていう前提が、少々オカシイわけです。さらにつづけて「だからCDも認めよ!」ってのは、かなりオカシイです。なぜならCDはどこからも、憲法で宣言した内容に沿っていないのですから(いや「沿ってるぞ!」がご意見なのであれば堂々、論をお張りなさいな。当方も堂々、お受けしますんで)<<

日本の安全保障に関して、もっと、シンプルに考えたらどうですか。

安倍政権の安全保障法案というのは、国際環境が激変してきているから、それ相応の準備をしましょうよ、ということなんでしょ。

普通の国家として当たり前のことですよね。

日米安保に基付いて、日本の国家存立の危機が発生したとき(たとえばシーレーン防衛の危機が発生した場合など)、日本の自衛隊も日米安保の範囲内において、アメリカ軍が攻撃された場合、自衛隊はアメリカ軍と共に、戦いますよ、ということですよね。

何か、問題ありますか。

同盟国として当たり前のことでしょ。

国家の安全にとって、憲法に問題があるならそれを変えればいいだけの話ですよね。

安倍政権に不満があるとすれば、それを正面から国民に問いかけなかったというこでしょうか。

しかしながら、日本の戦後の平和をもたらしたのは、集団的自衛権に基付いたアメリカとの同盟に他ならないのであって、これを否定することは、戦後の日本の歴史を否定することになりませんか。

戦後の日本の歩みは、憲法九条を実質的に超越してしまっているのであるから、遅ればせながら、憲法を日本の現実に合わせましょう、というのが安倍政権の姿勢ではないですか。

そりゃ、今回の法案成立によって戦争になる危険はあります。

確かに、戦争に発展するリスクはありますが、その割合は限りなく低いと思いますよ。

というのも、中国、北朝鮮は、アメリカと事を構えることは、パーフェクトに勝てる自信が無い限り、絶対にやらないと思いますから。

日本のリスクと利益を考えた場合、利益のほうが圧倒的に多いと考えた結果が、今回の法案だと、私は捉えています。

日本に今、求められていることは、日本に対しておかしなことをやると、タダでは済ませませんよ、という国家としての強固な意思であり、矜持ではないでしょうか。

3371「訊」:2015/07/25(土) 08:53:39 ID:???



 貴殿の前提がよく判りません。そこで質問をしますが、

>>>日米安保に基付いて、日本の国家存立の危機が発生したとき(たとえばシーレーン防衛の危機が発生した場合など)、日本の自衛隊も日米安保の範囲内において、アメリカ軍が攻撃された場合、自衛隊はアメリカ軍と共に、戦いますよ、ということですよね。<<<

 と、云うことは「現状の日米安保ではムリ」なんですよね、その出動方法は。

 ならば前段で述べられた貴殿の論は破綻しませんか。いや、つまり貴殿は「日米安保=集団」というご認識の下、「日米安保があるんだから今回のCDだってイイじゃないか」てな論を展開されておられますけれども、それ、前提が違ってきますよね、意味は伝わりますか。

 ・・・・現在の日米安保は集団的自衛権とは「別物」です。それが証拠に貴殿だって、上記のようなことをお述べでしょ?つまり、現在の日米安保は「米軍出動の際に日本は行かなくていいもの」になっているんですから、日米安保を基礎に「CD擁護論」を展開した貴殿論は、前提からして破綻しているんです。そうは、思われませんか。

 さて、論点が多岐に渡っておりますんで、他にもお聞きしたい点などあるんですが、先ずはここから参りましょうか。まとめますが、

● 「日米安保があるんだからCDだってOK」は暴論です。なぜなら貴殿が言われた如く現状の同条約では日本は、米軍出動についていく必要がナイためです。

 となります。先ずはここから参りましょうか、論点が多岐に渡っておりますんで。



3372「訊」:2015/07/25(土) 08:56:27 ID:???

<註>

※ 論点が多岐に渡っておりますんで、他にもお聞きしたい点などあるんですが、

貴殿ご発言「国家の安全にとって、憲法に問題があるならそれを変えればいいだけの話ですよね。」に関する件なども、今後は問うて参ると思います。なぜなら憲法ですが「改憲せずに今回ヤッた」わけですからね。ここは問題だと考えますよ(まさかとは思いますがCDは、合憲ですか?)

3373「訊」:2015/07/25(土) 09:07:47 ID:???



<再補足>

 さて、現状の日米安保では「以下のような任務に就く義務は生じない」わけですよ。いいですか?ですんで、「日米安保があるじゃないか、だから、CDだってOKじゃないか」ってのは、暴論です。見てみましょう・・・・・・

○ パルチザンに疑われた住民殺害シーン(映画「GenelationWar」より)
https://www.youtube.com/watch?v=UUDuPuqWrSo

 日米安保=集団的てな認識を基礎に貴殿は、「ならばCDだってOKですよね」とお述べですが、それらは「ぜんぜん違うもの」ですよ(分かり易さ重視で、ザックリした物言いにしてますが)・・・・・・・・たとえば「かけつけ警護」なんて貴殿は、ご認識がおありですか。日米安保には義務のなかった海外派兵ですが、「それを今後行う」というのがポイントのひとつです。で、かけつけ警護なんて現状では、「ゲリラ掃討戦を含む」わけです。米軍はこれに、悩まされてイタんですからね。

 ところで「日米安保を否定するんですか?」との問いですが、(当然個人的には「そんなもん不要」との考えを持ってますけど)「日米安保を肯定しようとも、CDを否定することは論理的に可能」です。論拠は上記に挙げた(一例に過ぎないが)「かけつけ警護」という名のゲリラ掃討戦です。無実の市民に向かって小銃、バンッと引けなきゃムリですよ。そして、そんなモンを肯定するにあたって「日米安保を引き合いに出す」のはちょっと、違うと思います。安保はどちらかと云うと「個別的自衛権の話としては相応しい」です(必要ならば縷々、語る用意はありますが)




3374「訊」:2015/07/25(土) 22:37:36 ID:???


>>アクエリアンさん

 さて、時間が出来たので「一歩進んだ話」も投稿しておきます。下記貴殿ご発言に関する意見の掲載でありまして、本論点は後回しでも構わないのですが時間のあるうちに私見を披露しておきます。テーマは「同盟国として当たり前は危険」ってなものになろうかと。

 さて貴殿は、以下のように述べておられます。そして、以下論を以てCD擁護論とされておられますが、

――――――――――――
日米安保に基付いて、日本の国家存立の危機が発生したとき(たとえばシーレーン防衛の危機が発生した場合など)、日本の自衛隊も日米安保の範囲内において、アメリカ軍が攻撃された場合、自衛隊はアメリカ軍と共に、戦いますよ、ということですよね。

何か、問題ありますか。

同盟国として当たり前のことでしょ。
――――――――――――

 に関して触れます。で、「それでは」ってな話になるのですがそれでは我が国は、今後も、あの「イラク戦のようなものにも助力していくのですか」と。

 ・・・・・さてイラク戦ですが、自作自演説が確報となってます。あの、ニューヨークタイムスやワシントンポストでも昨今は「ブッシュ政権による自作自演だった事実」が一面で堂々と報じられているわけなのですが、ここで「それでは」と問います。

 「それでは」我々はCD整備を進め、あんな戦いにも助力していくのでしょうか。

 貴殿は「何か、問題ありますか」と書かれた上で、つづけて「同盟国として当たり前のことでしょ」とも書かれておられますが、どのような見解をお持ちでしょうか。我々は今後もあの、イラク戦が如き〝大義なき戦い〟にも参戦していくのですか?「同盟国として当たり前」「何か問題がありますか」と貴殿は書いておられるが、貴殿は「イラク戦のような戦いにも巻き込まれる危険性」、これをどの程度考慮されておられるのでありましょうか。



さて、冒頭述べた如く本論点は、後回しでも構いません。当方は時間のあるうちに私見を披露しておきたい、そう思っただけであります。ですので>>3371〜の論点を優先されて結構ですが、今回のテーマ「同盟国として当たり前は危険」は当方の投稿意図の補足説明、にもなろうかと判断し投稿したものです。>>3371文等の真意解釈の参考になさってくださいませ。そして、ここでのまとめを行うならば、

● イラク戦の総括も出来ぬ国が集団的自衛権整備など出来るハズがナイ(必ずアメリカの言いなりにさせられる、の意味)

 になります。「イラクに大量破壊兵器はナイことは自明」でした。それでも我が国は「米国を支持!」なんて声明を出しちゃったワケですが、これら行動が「同盟国として当たり前」「何か問題がありますか」とは、とても思えないのです(笑)。



3375「訊」:2015/07/25(土) 22:49:15 ID:???



<余談>


 アクエリアンさん以外の方も大歓迎ですよ。

 日本会議はあの、「イラク戦」ですが、断固支持を表明されておられましたよね(笑)。ですんで、日本会議の「我こそは!」な方、大歓迎です。どうぞ登場されて、この、キャバクラ廃人で野球脳な一般人を粉々にしてみせてください。「ああやはり、集団的自衛権は必要だな」と、完膚なきまでに説得してみせてくださいよ。

 ところで、生長の家愛国派諸氏よ・・・・・・・一般人はなかなか、手ごわいでしょう(笑)。

 お身内内部で予定調和な話ばかりされておられると、どうしても偏向して来ます。そしてその偏向ぶりは最近では、南京虐殺を必死で「あった!」と言い募る「サヨクと変わんないモノに堕して」ます。気を付けてくださいね。総論を振りかざし「具体論には立ち入らせない」議論のやり方を行うサヨクですが、最近は、貴殿等がそうなってますよね。ですんでたまには、一般人と議論されて、言説を洗練させていかれてはいかがでしょうか。



3376行雲流水:2015/07/26(日) 01:34:44 ID:ZNwhytm.
目から鱗、楽しく勉強、ch桜の経済討論。

え〜〜!!、そうだったの、という新知識が得られるのが専門家の話である。

神想観して、心を清めて、一切の先入観、雑念、妄念を去り、執着心も去って、気楽に勉強するとよいのでる。

【経済討論】中国・ギリシャと世界経済の行方[桜H27/7/25]

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&amp;v=g8twrKtCSUc

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&amp;v=kD4hn9Qdsic

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&amp;v=ZshBtEM2ilQ

3377誰か教えて:2015/07/26(日) 14:12:50 ID:kEnG6jMo
 また上記文章は、日中が「有事」になった際の米国の動きも考慮していない。【戦争勃発で国際社会で中国が孤立した場合、「政権崩壊」につながりかねない経済の混乱が発生する
可能性にも言及していない。】

訊けさんが集団安保でなく経済で行くべきとの意見を書かれたのはこんな意味かな

http://news.searchina.net/id/1567245?page=1

3378「訊」:2015/07/26(日) 21:42:57 ID:???


>>3377さん

 詳しく話しをするならば「貿易保険」がキーワードなんです。貿易船舶には保険がかけられているワケですが、「紛争地域に行く船の保険料」は高額になるのが相場なんです。で、私見ですがこの、「貿易保険の仕組みこそが紛争を抑止している」というモノなんでありまして、商売人なら当たり前に持っている感覚なのです。

 話をつづけます。貿易保険ですが「東シナ海で紛争勃発」せば、経済がダメージを被るのです・・・・・日支共に、ですね。特に支那側に於いては壊滅的な被害となることでしょう。先ず、紛争地域である東シナ海を行く海運会社は、ゼロになる事態です。どうやって経済を、まわしていくのでしょう。ホシュ派はここに、返答せねばならぬのです。

 ・・・・・支那側に絞って話をしますが、かの国は支那大陸と目と鼻の先にある「金門島」すらも、取れぬのです。そして、取れぬ理由がこの、貿易保険の仕組みなのです。日本のホシュ派は、特に日本会議系の保守団体はさかんに「対支那危機を煽る」ワケですが、彼らはソロバンが出来ません。損得の視点を著しく欠いておりますから、米空軍の宣伝(※)にも乗っかって盛んに危機を煽ります。経済人に言わせれば「本当に幼稚な議論」なのであり、火星人が攻めて来る!なんていう妄想談と、たいして変わらないものに見えます。

 まとめますが、「貿易保険」がキーワードなんです。貿易船舶には保険がかけられているワケですが、「紛争地域に行く船の保険料」は高額になるのが相場なんです。そしてこの、「貿易保険の仕組み」ですが、これこそが「紛争を抑止している」というモノなんでありまして、商売人なら当たり前に持っている感覚なのです。支那が尖閣なんてモンに来る事態など、「¥20儲けるために¥1億の損を覚悟」てな感じに見えます。(尖閣の海洋資源を収益化する前に、支那経済は崩壊を迎えます)



<註>

※ 米空軍の宣伝

 シナ軍の脅威を最も煽っているのが米空軍です。彼らは存在意義をアピールするのに必死でして、盛んにシナ軍脅威を宣伝してます。予算獲得の、ためにですね・・・・・・で、シナ軍もそれらの誤報を放置、してます(当たり前です。米側が過大評価してくれているんですからわざわざ否定はしないですよね)

 これら、予算獲得のための「米空軍発の情報」ですが、真に受けちゃってる純粋培養な方々が「日本会議」系に多数いらっしゃいます。彼等日本会議にとっても危機は、大歓迎なんでしょうね、ご自分たちの存在意義のためにはネ・・・・・我々は、真に受けてはなりません(笑)

3379行雲流水:2015/07/28(火) 18:46:38 ID:fycQKvU6
目から鱗、楽しく勉強、7.23李登輝元総統の記者会見

私は李登輝先生を尊敬する

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&amp;v=5JCPCZAcbGA

3380行雲流水:2015/07/30(木) 18:39:36 ID:giI6BtMw
目から鱗、楽しく勉強、青山繁晴のニュース解説

危機管理とはなにか。いざという時あたふたしない為に、具体的にシミュレーションしてみることが必要である。

虎ノ門ユース8時入り:https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&amp;v=aUQt28q-HN4

3381行雲流水:2015/07/30(木) 18:58:03 ID:giI6BtMw
木曜ボイス:https://www.youtube.com/watch?v=osc0PScqcTY&amp;feature=player_detailpage

3382「訊」:2015/08/03(月) 11:32:14 ID:???



 こんなことが起こってますね。


● 渋谷で高校生デモ「安保法制反対」 SNS通じ集まる
http://www.asahi.com/articles/ASH825H14H82UTIL00X.html?ref=newspicks


 さて、上記記事に対し安倍擁護派が「デモに参加するより議論をしろ」とか言ってます。もう、最高のコントですね。だって議論を拒んでいるのは賛成派ですよね(笑)

 逆にお聞きしますが「議論されたて困るのは、皆さんでは?」(笑)・・・・議論できるオトナが、何名いるんでしょうか、安保法制賛成の方の中で(笑)

 生長の家本流を自称する「学ぶ会」すら、議論は出来ぬわけです。ヘイトスピーチに邁進するオトナが多すぎるんで高校生も、怒っているんじゃないですか。



追伸

 ミギとかヒダリではなく、「大御心」から見た場合ですが・・・・・天皇陛下に忠実なのは、反対デモ参加者側では?

3383行雲流水:2015/08/06(木) 16:31:37 ID:JkXzXlkM
目から鱗、楽しく勉強、青山繁晴のニュース解説

今日は広島原爆投下の日、虎ノ門ニュースも黙祷で始まった。私も静かに黙祷に参加した。

8.6(木)DHC虎ノ門ニュース8時入り:https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&amp;v=-TheIt1fDnU

3384行雲流水:2015/08/06(木) 18:46:47 ID:JkXzXlkM
8.6木曜ボイス:https://www.youtube.com/watch?v=LBAo9WV6EgQ&amp;feature=player_detailpage

3385トキ:2015/08/08(土) 22:44:28 ID:1JsHGbzU
 昨日、こういう記事を読みました。

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6169823

「ネット右翼は弱者ではない」という記事で、内容は以下の通りでした。

1)「ネット右翼」の年収は中産階級水準(世帯平均のやや上)であり、とりわけ東京を中心とした首都圏の自営業者が多く、富裕層も少なくない
2)労働者の中でも管理職など比較的指導的立場に就く場合が多く、所謂「ワーキングプア」「ニート」「無職」や「ブルーカラー」は少ない
3)「ネット右翼」はおおよそ、同世代に比べて四大卒者が多く、その学歴は概ね高水準である。

と、今日の夕方、同窓会の打ち合わせで何人かの同級生と会ったら、なんと、その中に、「ネット右翼」団体の関係者がいました。

 ちなみに、断っておきますが、生長の家とは全く関係のない人です。

 その友人は、有名大学の大学院を卒業し、その後、有名企業に就職し、現在は管理職をしています。
その友人は、安保法制賛成の意見の人なので、打ち合わせが終わったら、早速、説教を始めました。

 彼が勤めている会社は、大企業なので海外にも支社がいくつもあるのですが、危機管理マニュアルがあり、海外で何かあったときの手順が
定められているが、現在の体制では、海外にいる日本人の人命が守れないと力説をしていました。

 友人たちは、政治活動をしている場所で、左翼などの反対派ともよく突っ掛かられるみたいですが、その度に反論をし、説明はすると
いうことです。確かに、頭の良い人なので、解りやすい話はします。

 今話題のSEALsとも対談をするらしいのですが、彼は「SEALsの連中は若くて、頭が柔らかいので、説明をするとわかってくれるよ。」と褒めていました。
あと、左翼の人と話をすると、「彼らの頭の中には、朝鮮半島有事の時に、自衛隊が米軍と一緒に最前線でドンパチをするというイメージが
あるみたいで、そういう人に対しては、今の自民党も右翼もネット右翼も韓国なんかのために指一本動かすつもりはない、と縷々説明をすると
安心するよ。」とのことでした。

 私は、友人に、憂国の行動には敬意を表するが、ヘイトスピーチと誤解されるような言動は気をつけるよう、強くお願いをし、友人もその点は気をつけると
返事をしてくれました。

 彼らと私とは立場は違いますが、反対派と堂々と議論をし、話をするという態度は立派だと感じました。

3386行雲流水:2015/08/13(木) 13:09:32 ID:gqmqJTps
目から鱗、楽しく勉強、青山繁晴の熱血ニュース解説

木曜DHC虎ノ門ユース8時入り:https://youtu.be/UdI6cOWi6uQ

戦後マスコミは主にGHQに阿り、ニュースを政治プロパガンダに利用してきた。

反日勢力が牛耳る朝日毎日東京沖縄2紙などの偏向捏造報道が最近ネットで暴露されるようになったので、国民はかなり正確な情報を知りうるようになって覚醒してきたように思う。

3387トキ:2015/08/14(金) 19:11:08 ID:LUiBmEpg
 谷口雅春先生の「明治憲法 復元・改正」のご主張に関して、最近は憲法の本や憲法制定時の歴史の本
ばかり読んでおります。この問題は、真面目にやりだすとおそらくは大学院の卒業論文が書けるぐらい
難しい内容を含んでおります。これについては、特に本流復活派の主張とも関連しますが、明治憲法の
「復元」の部分だけが取り上げられ、戦前回帰の象徴として取り上げられるケースがあるみたいです。

 この点については、まだ、全ての関連書を読んだわけではありませんが、一般の通念とは異なり、
少なくても谷口雅春先生ご存命の時代には、理論的には成り立ちうる内容の話だったという印象を
持っています。例えば、日本国憲法無効論というのは、現在の憲法の教科書(例えば、「日本国憲法論」
佐藤幸治著、成文堂、p67)でも触れられているものが多いです。

 その上で、谷口雅春先生の「明治憲法 復元・改正」について私見を申し上げると、本流復活派や
左翼が力点を置く「明治憲法の復元」ではなくて、「明治憲法 復元・改正」のワンセットで考える
のが、谷口雅春先生のご真意ではないかと考えています。

 終戦後、憲法改正についての動きはそれほど急ではなかったです。美濃部達吉や金森徳次郎などの
著名な憲法学者も、程度の差はあれ、憲法の改正はいずれは課題にはなるだろうが、急ぐ必要はない、
というものでした。(「金森徳次郎の憲法思想の史的研究」霜村光寿著、同成社、p185)

 とはいうものの、これは憲法の本を読むとわかりますが、民間でも日本共産党や森戸辰男ら学者
グループの案、政府案でも、近衛文麿が佐々木惣一博士に委託した案、されには松本烝治博士の
甲案と乙案など、いくつか提案がなされていました。

(つづく)

3389トキ:2015/08/14(金) 19:45:18 ID:LUiBmEpg
これから先のことは、よく知られています。天皇制についての連合国から構成される極東委員会
の攻撃が始まるのは確実でした。で、マッカーサー元帥は、極東委員会が作られるまでの間に
憲法を作る必要がありました。当時のアメリカ側、日本側の関係者が、少数の例外(例えば、金森徳次郎)
を除いて一致して、アメリカ側の脅迫があった、と証言をしています。それは、何がなんでも、その間に
憲法を作る必要があったからです。

 当時の関係者にとって重大事だったのは、「国体護持」があったのか、という点です。

 美濃部達吉や斎藤隆夫といった議員たちも、この点は強く主張していました。

 余談ですが、美濃部達吉にしろ、斎藤隆夫にしろ、佐々木惣一にしろ、当時、議会で国体護持を強く
訴えた人たちは、戦前、軍部や政府の弾圧に公然と反対し、自由と人権を守る戦いをした人たちです。
興味深い話だと思います。

 この点については、憲法担当大臣である金森徳次郎はどう説明をしたかと言うと、保守派のところに
言っては「国体は護持された」と言い、革新派の議員のところへ行っては「国体は変わった」と言った
とかで、金森の二刀流と言われたみたいです。(「金森徳次郎の憲法思想の史的研究」p213)

(つづく)

3390「訊」:2015/08/14(金) 20:57:34 ID:???


>>>その上で、谷口雅春先生の「明治憲法 復元・改正」について私見を申し上げると、本流復活派や左翼が力点を置く「明治憲法の復元」ではなくて、「明治憲法 復元・改正」のワンセットで考えるのが、谷口雅春先生のご真意ではないかと考えています。<<<

 チェスト!(同意)です。もう、そんな結論にしかなりません。雅春先生の御本ですが「100人が読めば100人が同じ解釈になる」というものです。解釈が分かれることなんて考えられないし、トキさんが言われるが如くの解釈、つまり、以下の

「明治憲法 復元・改正」のワンセットで考えるのが、谷口雅春先生のご真意ではないかと考えています。

 が、正しいと思います。雅春先生ですが、明治憲法を「完全肯定していたわけではナイ」と考えますけれどもね・・・・・つづきを期待します。



3391トキ:2015/08/15(土) 18:08:25 ID:RyfeZg9M
>>3390

 コメント、ありがとうございました。竜頭蛇尾に終わる危険性は強いですが、できるだけ
頑張ります。

 憲法について言うと、小林節先生や百地章先生が書いていましたが、東京大学法学部の
憲法担当教授の影響力がものすごく強くて、事実上、東大の先生の言い分以外の学説から
大きく外れる考えは、認められないみたいな雰囲気だそうです。

 少し余談ですが、戦前、東京帝国大学法学部では、競争講座として、憲法は上杉慎吉教授
と美濃部達吉教授の二人が憲法を担当していました。上杉慎吉教授は右寄りで、美濃部達吉
教授は左よりです。それぞれ、上杉教授は七生会という会を、美濃部教授は新人会という会
を通して学生を指導していました。立花隆の「天皇と東大」という本を読むと、七生会の出身者
からは自民党の政治家が、新人会からは共産党や社会党の政治家が出ていたそうです。

 だいたい、戦前の東大では、政府の高級官僚がそのまま教授になっていたケースも多く、
国家との関わりがもろに出ていた大学だったみたいです。

 閑話休題。

(つづく)

3392トキ:2015/08/15(土) 18:34:03 ID:RyfeZg9M
 東大と比較されるのが、京都大学ですが、こちらは自由な学風で知られています。
京大の憲法は、戦前、佐々木惣一教授が指導者として活躍をしていました。ところ
が、いわゆる滝川事件で文部省の弾圧が始まると、佐々木惣一教授が先頭に立って
学問の自由を守るために奮闘しますが、最後には佐々木惣一教授は免官になってし
まいます。この佐々木惣一教授の後継者が大石義雄教授で、このお二人は「京都学派」
と呼ばれ、東大とは立場は違いますが、高く評価をされているみたいです。

 佐々木惣一教授は、終戦後、大石義雄教授を助手として、近衛文麿の委託を受けて
大日本帝國憲法の改正案を作っています。佐々木惣一教授は戦前の弾圧の経験から
政府に憲法を守らせる制度(これを「憲法保証」と言います)の導入を早くから主張
し、地方自治制度、憲法改正にあたっての国民投票制度、憲法裁判所の導入を骨格と
した改正案を作りますが、事情により途中で挫折します。

 この大石義雄教授が書かれた「日本憲法論」という本があります。昭和48年に
出版された本ですから、現在では入手は困難ですが、かなりの部分、谷口雅春先生
の憲法論と近い考えだという感想を持っています。大石義雄先生は谷口雅春先生と
親交があり、生長の家も高く評価されておられました。この「日本憲法論」を読む
と、谷口雅春先生の憲法論も理解できるのではないか、と個人的には考えておりま
す。

(つづく)

3393行雲流水:2015/08/16(日) 12:21:48 ID:ZNwhytm.
目から鱗、楽しく勉強、CH桜討論「大東亜戦争と戦後70年」

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&amp;v=bDiXeFTTg-k
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&amp;v=EDf5utmp8Q0
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&amp;v=ZuixFMEy4po

戦後70年、日本人の劣化が極限に達しているとおもうのである。

アメリカによる日本占領支配が70年間やりたい放題に続いてきた結果、今日のような哀れな日本に成り果てた。

国民は総白痴化し、無能な政治家が跋扈し、教養の欠片もない若い世代が大繁殖している。

ここまで来たら、いくらお人好しの凡人でも覚醒しない訳が無い。陰極は陽転する筈である。

私が尊敬する数少ない日本人の1人である85歳になる日下公人氏でさえ、いまは行動する時であると言う。

不滅の日本を信じるのが真の生長の家人である。

3394トキ:2015/08/16(日) 16:35:31 ID:gXBTXr9s
 佐々木惣一教授、大石義雄教授さらには佐藤幸治教授と京大法学部憲法教室の基本的な
考えは一貫しています。人権は尊重しなければならないし、独裁制度には反対しなければ
ならないし、民主的な政体が理想である、という点です。佐藤教授は憲法改正については
発言はされていませんが、佐々木惣一、大石義雄の両教授は現行憲法の問題点については
はっきりと言われています。一見すると、現在の憲法に反対する理由がないはずなのです
が、この根拠は、明治憲法の評価が背景にあると思われます。

 佐々木惣一教授の代表的な著作に「立憲非立憲」というものがあります。絶版ですが、
ネットでは読めます。これを読むと、佐々木教授は、大正デモクラシーを賛美し、自由と
民権の大切さを説きながらも、明治憲法下では憲法を保証する制度がないから、独裁へと
転化する危険性も指摘しています。そのため、憲法裁判所の設立を訴えています。

 この憲法保証がないという欠点を除けば、明治後期から大正時代、昭和の初めまでは
政党政治がかなり発達した時代でした。戦後の偏向した教育を受けた人は、戦前は暗黒
時代、という思い込みがありますが、この時代を生きた人の回顧録を読むと、現在ほど
ではないが、かなりリベラルな時代であったという印象を受けると思われます。

(つづく)

3395トキ:2015/08/17(月) 12:52:30 ID:DRHorAYY
 「日本憲法論」の緒言には、大日本帝國憲法が崩壊した経過として
 
 「政治の実際が次第に専制化し、個人の人格を尊重すべきこともだんだん忘れられ、国民個人の
生命、身体の自由、言論の自由も不当に無視され、憲法はあれどもなきが如く、
議会は無力化され、我が国の立憲主義政治は殆ど忘れ去られてしまった感がある。」

とし、続いて、

 「しかし、これには、学者や、評論家や、新聞などが大いに責任があるのである。何となれば、
憲法が変わらないのに、ロシアに共産党一党独裁の国家が現れ、イタリーにファシスト政権が
成立し、ドイツにナチス政権が成立するや、学者や、評論家や、新聞の多くは先を争うて、彼の
過激な専制政治の思想を受け入れ、これを我が国の政治の思想の基礎とするようになったのである。」

と書いています。(日本憲法論 p7)

 ただし、大石義雄教授の後継者である佐藤幸治教授になると、大日本帝國憲法の問題点として、
統帥権独立の問題、首相の権限のなさ、人権規定の根拠の弱さ等も加えて指摘しています。しかし、
どの天皇制自体が戦前の軍部独裁の根拠となったのではない、という理解は共通しているような
印象はあります。

 申し訳ないですが、法律家の書かれた文章なので、ややわかりにくいです。

 この点は、司馬遼太郎が「昭和という時代」という本の中で、「魔法の森」という表現を使っています。
つまり、明治から昭和になって官僚機構が整備され、陸軍大学や東京帝國大学が整備され、入試制度が
整備されると、点数主義が横行します。

(つづく)

3396トキ:2015/08/17(月) 13:25:35 ID:DRHorAYY
 少し本題からずれますが、ご容赦を。

 「昭和という時代」よりもわかりやすいのは、伊藤桂一さんの「静かなノモンハン」という
本の最後に司馬遼太郎さんが、伊藤さんと対談をしているのですが、その中のくだりです。

 軍人にしろ、官僚にしろ、良い学校を出て、卒業時の点数や採用試験の点数の良い人が
出世をした。それが一生、付いて回った。常識的に考えると、採用時に点数が良くても悪く
ても、その後、仕事をしていて仕事ができる人もいれば、逆もある。ところが、日本の場合
それが平時でも戦争中でも付いて回ったそうです。こういうシステムが横行すると、官僚や
高級官僚は都合が良いが、国民や国家にとってはたまらない、

 実際、英米にしろ、ドイツにしろ、能力があるとなったら、すぐに抜擢して要職につかせ
ています。これが日本には少なかった。

 つまり、敗戦時の学識者の認識として、確かに日本の社会のあり方、政治のあり方、教育
のあり方、そして憲法についても変えなければならない、という考えはありました。ただ、
天皇制のあり方つまり国体まで変化させる必要もないし、理由もない、という認識があった
ということでしょう。

(つづく)

3398トキ:2015/08/17(月) 18:38:00 ID:DRHorAYY
 児島譲さんの「史録 日本国憲法」は、昭和47年に出版された本ですが、当時は、関係者が
多数存命しており、ケーディス大佐や白洲次郎を含め、主な関係者にインタビューをして書かれた
本です。児島譲さんは、正直に書いています。

 「当時、日本政府は憲法の改正については、まったく考えていなかった」(p21)

その理由は3つあります。一つは、当時は憲法どころではなかったからです。

 昭和24年4月、経済安定本部が発表した統計によれば、軍人、軍属、市民の戦死、行方不明者
は253万3025人、船舶は80%が失われ、建物は24.6%が被害を受け、罹災者は国民の12.1%にあたる875万4041人
を数えたそうです。これでは、憲法どころではない、というのが実情でしょう。

 次に、進駐軍への対応もあります。

 当時の東久邇宮首相は、昭和20年9月18日、外人記者団との会見で、憲法改正の用意ありや、と
質問をされると、東久邇宮首相は、むしろ意外そうに答えた。

 「われわれは連日、マッカーサー司令部の要求に追われてその完遂に全力を挙げているので、まだ
内政面に関し、いかなる改革を行うべきかを考える時間的余裕がない」(p23)

 さらに、ポツダム宣言受託のさいに出した唯一の条件が「国体護持」である以上、終戦後も国体に
変化はないものと理解をしていたのです。(p23)

 ただし、これは日本側の認識でして、連合国側は明らかに天皇制を問題視していました。

 「極東の小国日本が連合国を悩ませた強大な国力の源泉、それは、国民統合の中心とな
っている天皇制であるとみたからこそ、占領政策の基本方針は憲法を改正させ、天皇の地位
をかえることだとしているのである。」(大石 「日本憲法論」 p35)

 児島譲さんの「史録 日本国憲法」では、占領軍のクリスと准将とケーディス大佐の会話
が描かれています。

 「ケーディス大佐も眼を伏せたが、答えた。
 『ノー、閣下。名案はありません。しかし、最低の必要条件は思いつきます。国家の政治は
法治国家である以上、法律にしたがって運営されますから、政治を変えるには法律とくに憲法
を変えれば良いわけです。

 だから、われわれが望む方向にそった政治ができるような憲法変革を日本政府に要求する必要
があると思います。」(「史録 日本国憲法」p18)

(つづく)

3399「訊」:2015/08/18(火) 15:11:03 ID:???



∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

<天皇陛下のおことば–終戦70年・全国戦没者追悼式>

戦没者を追悼し、平和を記念する日にあたり、全国戦没者追悼式に臨み、先の大戦においてかけがえのない命を失った数多くの人々と、その遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。

 終戦以来、すでに70年。戦争による荒廃からの復興、発展に向け、払われた国民からの弛みない努力と、平和の存続を切望する国民の意識に支えられ、我が国は今日の平和と繁栄を築いてきました。

 戦後という、この長い期間における国民の尊い歩みに思いを致すとき、考えは誠に尽きることがありません。

 ここに過去を顧み、先の大戦に対する深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、全国民とともに、戦陣に散り、戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


 日本には天皇陛下がおられます。だから、大丈夫です。

「戦後という、この長い期間における国民の尊い歩みに思いを致すとき、考えは誠に尽きることがありません。」

 



3400「訊」:2015/08/18(火) 15:13:23 ID:???


 あ、「帰れ」掲示板にこの、>>3399をコピペされますと、粛清されますんで注意です。どうしてもコピペされたい方は、以下の文章だと喜ばれますよ。こっちをコピペされてください。

○ 「天皇陛下は安倍政権を批判するな」安倍首相のブレーンである八木秀次麗澤大学教授が天皇陛下を批判!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2577.html

 いやー、八木秀次サンて偉い方なんですね・・・・本流派並みにエライ方なんでしょうか。ところで安倍サンや安倍シンパのおかげで陛下に対する評価は、上がっていると思いますね。自分を犠牲にして陛下の評判を上げるなんて、サスガ保守派!



3401トキ:2015/08/18(火) 19:07:42 ID:5fGEXGcs
 上に書いた、東久邇宮首相の返答には伏線があります。

 ジャーナリストの日高義樹氏が、ウイリアム・ブラウン博士のインタビューを紹介しています。
ブラウン博士は、マッカーサー司令部の憲法改正問題の責任者の一人で、ホイットニー准将の
率いる占領軍総司令部のガバメントセクションで日本政府との折衝にあたっていた人です。

 以下は、そのインタビューです。

日高 繰り返しになりますが、新しい憲法を作る指令がワシントンから出され、マッカーサーが
   その指令に基づいて憲法を作ったのですね。

ブラウン マッカーサーが最初にしたのは、東久邇宮首相に旧憲法の改正が最も重要であると知らせた
     ことです。東久邇宮内閣というのは、降伏した内閣でしょう。東久邇宮首相は間もなく退陣
     し、幣原首相が就任し、憲法改正の重責を背負いました。旧憲法改正の大部分は、幣原首相
     のもとで行われたのです。

(「アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相」 日高義樹 PHP P83)

 少し解説すると、戦争終結で有名になった鈴木貫太郎首相は終戦の責任を負って辞任、その後、日本
の武装解除という重責を果たすため、皇族で陸軍大将であった東久邇宮 稔彦王が首相になられました。

 東久邇宮はフランス留学の経験があり、自由主義的な考えを持ち、日米開戦にも反対していたので、
適任だと思われました。しかし、占領軍の政治犯の釈放や内務大臣の罷免などの「自由の指令」に直面
し、総辞職。後継者は、吉田茂外相の推薦で、元外相で男爵の幣原喜重郎になりました。

 実は、幣原首相は、総理に内定した時には仰天し、辞退をしています。

 「小生は近年著しく老衰せるのみならず、元来内政問題に対する興味皆無にして、到底刻下の難局を
燮理(しょうり)するの自信を有せず。」というのが理由です。

 これが口実ではない証拠に、児島さんは次のようなエピソードを紹介しています。

 戦争末期、吉田茂は幣原男爵を首相にして和平工作をはかるべく、側近の市川泰次郎を派遣して男爵の
出馬をうながしたことがある。市川は、そのときの印象を次のように記述している。

 「2、3分も待つと幣原さんが出てこられた。非常に痩せて生気がなく、がくがくとあごをならし、手
もふるへ、誠に老齢そのものであった。このような御老体を和平運動にかつぎあげて、果たしてどうかと
さへ怪しんだ。」

 そのときよりも、男爵はさらに老化している感じである。

(「史録 日本国憲法」 児島譲 p43)

 しかし、他に人がいない、という理由で強引に説き伏せられ、とうとう首相になってしまいます。

(つづく)

3402曳馬野:2015/08/18(火) 19:47:16 ID:JPiKJZkg

終戦以来、すでに70年。戦争による荒廃からの復興、発展に向け、払われた【国民からの弛みない努力と、平和の存続を切望する国民の意識に支えられ】、我が国は今日の平和と繁栄を築いてきました。戦後という、【この長い期間における国民の尊い歩み】に思いを致すとき、考えは誠に尽きることがありません。

憲法九条の『不戦の誓い』守り続けたことが【この長い期間における国民の尊い歩み】に当たることは自明です。一切戦いはしないが前文と九条の意味でありましょう。自衛権が有る無しの世界観でなく、如何なる戦争も国家間の問題解決手段としてはしないということ、これをそのままに実行するためには軍備を持たなければいいのです、少なくとも国外では軍備を如何なる用途にも使わない、とすれば陛下の御心に叶うでありましょう。

憲法談義をするトキさんは何を考えているのでしょう。【この長い期間における国民の尊い歩み】は日本国憲法のもとに達成されたのです。70年前の憲法談義をして何になるのでしょう。この一点だけで分派は天皇陛下の御心には叶っていないと云うべきでしょう。

3403トキ:2015/08/19(水) 18:59:10 ID:c8OsvbOs
>>3401から続けます。

 谷口雅春先生も対象になった公職追放ですが、この文章を書くにあたって調べると大変な
数の人が対象になったみたいです。最終的には25万もの人が公職追放の対象になりました。しかも
数年間、何回も公職追放がなされたので、誰が対象者か予測ができなかったみたいです。

 現在では「左」の評価を受けている市川房枝や松本治三郎と言った人たちですら、公職追放の
対象になりました。東久邇宮首相自体ものちに公職追放の対象になっています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/公職追放

 これを知ると、幣原喜重郎が首相に推薦された理由がわかります。
彼は、元外相でしたが、幣原外交は軟弱外交とされ、戦前や戦中の軍人からは大変に嫌われ、それは
世間では有名でした。(「海軍主計大佐の手記」 岩田清治著、p38)

 逆に言えば、公職追放の可能性が少なかった。
それが、おそらく首相に推薦された最大の理由でしょう。

(つづく)

3406トキ:2015/08/19(水) 19:25:28 ID:c8OsvbOs
ところで、当時の日本政府内でも、この大日本帝國憲法の改正の問題については、
かなりの温度差がありました。以下のくだりは有名な話で日本国憲法の歴史の本に
はだいたい書いてありますので、簡単に触れます。

 昭和天皇とマッカーサー元帥との有名な会見の後、東久邇宮首相と会見。続いて元帥と
会見した日本側の要人は、近衛文麿元首相でした。近衛文麿は筆頭華族つまり臣民で
一番高い地位を占めている人でした。もっとも歴史家から見ると、この人の評価は
かなり悪いです。日華事変を拡大し、大東亜戦争の遠因を作った責任の一端はこの人
にあると言われます。

 それはともかく、マッカーサー元帥との会見で、元帥は近衛文麿元首相に憲法改正
を強く勧めました。実はマッカーサー元帥は、近衛文麿の影響力に期待して日本側に
憲法改正を示唆したのですが、近衛文麿は「自分が憲法改正をマッカーサーから命令
された」と思い込んで、憲法改正の動きに着手します。

 近衛文麿は京都帝國大学の卒業生で、憲法の佐々木惣一教授門下でした。ですから
近衛文麿は佐々木惣一教授に連絡を取り、憲法改正の作業を依頼。佐々木惣一教授は
これを快諾します。

 佐々木惣一教授は、滝川事件で政府の弾圧と戦うなど自由と人権、立憲政治の確立
に尽力し、ついに大学を追われた人です。高潔な人格と強い信念の持ち主として知ら
れていました。また、憲法裁判所の確立を戦前から訴えていたように、大日本帝國憲法
の改正も感じていたみたいです。佐々木惣一教授は、大石義雄教授などの弟子を助手に
憲法改正の作業に着手します。

 本当なら、日本政府が憲法改正について動かなければいけないのですが、東久邇宮首相
も幣原喜重郎首相も「憲法改正の必要はない。帝國憲法自体は問題はなかったが、運営に
問題があり、人権侵害に至ったので、法律の手直しで十分に対応できる。」という対応で
あり、それはかなり固い信念だったみたいです。

 という次第で、帝國憲法改正については、近衛文麿グループが先行する状態になったの
です。

(つづく)

3408トキ:2015/08/19(水) 22:33:33 ID:c8OsvbOs
>>3402

曳馬野 様

 ご投稿、ありがとうございました。ご意見は賜りました。

 生長の家が、かって「大日本帝國憲法復元・改正」と唱えていたのは事実です。
谷口雅春先生ご遷化にともない公式には議論は封印されましたが、関係者や批判者
から、それぞれ賛成、批判の意見の表明がなされています。

 現在の教団の指導部や現在の教団の方針を支持する人からは都合の悪いテーマで
あることは理解しています。しかし、議論を封印するのは私は賛成しません。

  少し時間をかけて調べてみたいと思います。

 なお、掲示板を閲覧された方から、大石義雄教授(故人)が、生前、新教育者連盟
の顧問をされていた旨のご教示をいただきました。憲法学の京都学派の中心人物のお
一人であり、憲法の権威であった大石義雄教授と谷口雅春先生のご主張との類似点
については感じる点がありましたが、これを裏付ける事実だと思います。大石義雄教授
は大日本帝國憲法改正で、佐々木試案の作成に関係され、一連の憲法改正の経過を熟知
した人です。京都大学名誉教授であり、大石憲法学と言われたほどの影響力を
持っておられました。谷口雅春先生の憲法についてのブレインではなかったかと想像を
しております。

合掌 ありがとうございます

3409曳馬野:2015/08/20(木) 02:10:51 ID:JPiKJZkg

 ●現在の教団の指導部や現在の教団の方針を支持する人からは都合の悪いテーマであることは理解しています。しかし、議論を封印するのは私は賛成しません。

かなりの思い違いではありませんか、トキさん

 ●昭和五十八年(一九八三年)夏、生長の家が政治との絶縁を宣言したのは衝撃的な出来事でした。

 ●生長の家は政治と絶縁しただけではありません。昭和六十年(一九八五年)に初代総裁の谷口雅春先生が亡くなられて二代目の清超先生が後を継がれると、三代目候補の雅宣さん(現生長の家副総裁兼総裁代行)の主導権がそれまで以上に強くなった。そして雅宣さんは初代の雅春先生の教義についての解釈自体まで変えていったんです。

この村上さんの語るところそのものが分派の主張でしょう? しかし昭和五十八年は雅春先生のなくなる二年前です。雅春先生に一言の相談もなく、また報告もなく清超先生との話もなく雅宣先生の独断で事が決定され実行されたというのですか? 「三代目候補の雅宣さん(現生長の家副総裁兼総裁代行)」と書いてあるところからこの村上さんの話は実質清超先生が職務を取れなくなったころのものです。清超先生が現場の実質の長として総裁をしているときには、だんまりでその後に政治からの撤退の責任を雅宣先生に持ってくる、分派のしていることと何も変わらない。

私の言いたいことは政治からの撤退が問題ならばなぜ昭和五十八年雅春先生の時から清超先生の時を通算してすぐに問題提起をし続けなかったのかということです。誰の考えからの行動であったのかです、政治的な活動からの撤退が。【現在の教団の指導部や現在の教団の方針を支持する人からは都合の悪いテーマであることは理解しています。しかし、議論を封印するのは私は賛成しません。】と云う前に今の路線をだれが決めたのか?をハッキリさせるべきでしょう。

3410トキ:2015/08/20(木) 09:34:01 ID:Mx7sgpnk
>>3409

 私の書いた文章がかなりご都合が悪かったと推測します。
あなたがご自身のご意見を発表するのは歓迎しますが、場所は別の
ところでお願いします。

 私の文章は今の路線云々とは全く関係ありません。

3411「訊」:2015/08/20(木) 17:06:54 ID:???
http://lite.blogos.com/article/129139/

山ちゃんは山ちゃんでも、こっちの山ちゃんがやりました。永田町最大のタブーに切り込んだみたい・・・・・・殺されないか?山ちゃんこと、山本太郎。

ところで本来、これは、保守派の仕事のはずなんです。戦後史に残る質問だと思いますよ。亀井さんすら、ここまでは聞けなかったもんなぁ・・・

3412トキ:2015/08/20(木) 17:57:30 ID:j/wZ6vk6
>>3406

 ところが、調子に乗った近衛文麿元首相は、外国人記者とのインタビューでペラペラと憲法改正に
ついて話してしまい、それが世界中に打電されるということになってしまいました。

 元来、近衛文麿元首相は、女癖が悪い、責任を取らない、傲慢不遜という特徴に加えて発言が軽い
という傾向があります。戦前、「国民政府を相手にせず」と発言し、日華事変を長期化させた前科が
あります。

 間の悪いことに、このインタビューが新聞に掲載された前に、マッカーサー元帥は幣原喜重郎首相
と会見し、憲法改正を要求しました。この面会の時に居合わせたアメリカ側出席者は、幣原首相の脳力
の老化を痛感したそうですが(「史録 日本国憲法」p63)、この要求を受けて幣原首相は松本烝治氏
をこの問題の国務大臣に任命。内閣の側でも大日本帝國憲法の改正作業を始めたのです。

(つづく)

3413トキ:2015/08/20(木) 18:16:42 ID:Mx7sgpnk
 松本烝治氏は東京帝大の出身で、東京帝大法学部教授を経て内閣法制局長官や関西大学学長
などを歴任。会社法や商法の権威で知られます。幣原首相の5歳年下ですが、かなりエネルギッシュ
な人だったみたいです。この松本氏が新聞を見て激怒します。時を前後して、東大の憲法の教授
の宮澤俊義教授や元東大教授の蝋山 政道氏(行政学)が近衛文麿が憲法改正を担当することに
反対する意見を新聞に発表します。これに佐々木惣一博士が反論をする、という事態に至りまし
た。

 この議論の論点は、要するに近衛文麿元首相が内大臣府つまり宮中から憲法改正の発議をする
のが大日本帝國憲法上、合憲か違憲か、という点になります。ただ、合憲説は近衛文麿元首相や
佐々木惣一博士などの京都帝國大学出身者であるのに対し、違憲説は松本烝治大臣や宮澤俊義教授
など東京帝大系の人なので、「学閥の争い」ではないか、という人もいるみたいです。

(つづく)

3414トキ:2015/08/21(金) 18:08:15 ID:FFeugo3U
 昭和20年10月13日に政府は松本大臣を委員長とする憲法問題調査委員会
を設置。10月27日に第1回総会を開きました。委員長の松本大臣に加え、宮澤俊義
東大教授、清水登、美濃部達吉、野村淳治博士、楢橋渡法制局長官などが出席しま
した。

 余談ですが、委員として推薦された人物には、東大教授の高木八尺氏も含まれて
いました。高木教授は政治学者でアメリカ研究の専門家でアメリカでも名前が知ら
れていました。占領軍顧問のアチソンと近衛文麿とともに早くに面会し、憲法改正
についてのアメリカ側の考えを聴取しています。その意味では適任者だったのです
が、結局は近衛文麿と近いことや、憲法学者でないことなどを理由に委員から外さ
れてしまいます。

 「史録 日本国憲法」によれば、会議は終始、松本大臣、美濃部、野村博士の
リードで行われたとあります。それはそのはずで、楢橋渡以外の出席者は東大出身
ですが、松本、美濃部、野村の三名は東大教授だったので、みんな、彼らの教え子
だということになります。(楢橋渡は、筑豊の炭鉱夫から一念発起して独学で
弁護士試験に合格し、戦前は左派の自由法曹団に所属していた。)

(つづく)

3416トキ:2015/08/22(土) 20:04:02 ID:lPyhuqgU
>>3414

 ところが、この第1回総会の雰囲気はかなりのんびりしたものだったみたいです。

 まず、松本大臣が、近衛文麿元首相の委託で憲法改正の作業を行っている佐々木惣一博士
を委員に迎えることを提案。しかし、美濃部博士が激怒して拒否したのでこの提案は流れて
しまいます。

 野村博士は、米国側から憲法改正の要求が来ることが必至で、その要求には天皇制も含まれる
可能性があることを指摘しますが、他の委員から「ありえない」と反駁されます。
 
 この理由は後ほど説明しますが、ポツダム宣言の内容を読むと、アメリカ側といえどもここま
で踏み込めない、と考えるのが普通だったからです。

 時期についても、時期についても、急ぐ必要はなく、慎重にすべきである、というのが結論に
なりました。「史録 日本国憲法」p115には、このようなやりとりが書かれています。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 かろうじて、楢橋法制局長官が「改正の時期のメドはいかが」と、職務上で知りたい唯一の質問
をこころみたのは、会議の終わりごろであったが、美濃部博士は、ムッとした表情で答えた。

 「あらかじめ時期をかぎって、案を早急にまとめる。政治的に急いでおこなうということなら、
自分は委員を辞職したい。」
 松本国務大臣もすかさず、「この委員会としては、政治的のはこびとは関係なく独自に調査を
進めたい」と言葉をそえて、楢橋法制局長官をにらんだ。楢橋法制局長官は、太い猪首をすくめ、
黙礼して口をつぐんだ。」

(中略)

 宮澤教授の表現によれば、「ほかの連中も同じだが、一種の時間かせぎと明治憲法の手直し
といった気持ちで、いまから考えれば、バカバカしいほどノンキな次第でした。」ということ
になる。

(つづく)

3417トキ:2015/08/22(土) 21:57:52 ID:ZdqWercc
 余談ですが、こんな記事を見つけました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150822-00000012-xinhua-cn&amp;pos=4

3418トキ:2015/08/23(日) 19:54:43 ID:PpcrGHZA
>>3416

 ただし、この後、憲法問題調査委員会は頻繁に会合を重ね、いわゆる松本試案
と言われるものを作りました。これは2つあり、甲乙の2つの名称がつけられました。

 なお、研究会の研究課題として委員独自の案も作られました。その中の一つに
宮澤俊義教授の試案もありました。これはそれほど真剣に作ったものではなかったの
ですが、参考程度にと委員会に提出されました。

 これが後日、大変な事態を招くことになります。

 一方、佐々木惣一博士の側をみます。

 10月20日、近衛文麿元首相は、牛場友彦、白洲次郎、佐々木惣一博士を交えて
会食をしました。白洲次郎は、複数の情報から憲法改正作業を急いだほうが良いと
いう感触を得ていたので、佐々木惣一博士にその旨を話しました。佐々木惣一博士
は、威儀を正して、

 「何をおっしゃりますか。かりにも一国の憲法を吟味するのです。簡単にお考えに
なってはこまります。」

と返答をし、周囲が慌てて止めに入ります。その場はそれで収まったのですが、
佐々木惣一博士も白洲次郎の発言に感じるところがあったみたいで、この後、ピッチ
をあげて憲法改正作業にかかることになります。

(つづく)

3419トキ:2015/08/23(日) 20:11:33 ID:PpcrGHZA
 佐々木惣一博士は箱根宮ノ下「奈良屋別館」という旅館に弟子の大石義雄博士と
磯崎辰五郎 立命館大学教授を助手に、憲法改正作業に入りました。

「史録 日本国憲法」によれば、

 「博士は当時67歳であったが、粉の仕事にはよほどの決意を固めていたと見え、精進の一語が
ふさわしい日常であった。

 朝は午前4時に起床した。(中略)朝飯の前、温泉につかり、昼食後に前庭を散歩し、また夕食
後に一風呂浴びたが、それ以外は机の前を離れず、夜も12時近くまで、憲法条文の検討をつづけた。」

「史録 日本国憲法」p109

 他方、近衛文麿元首相と高木教授は、米国のエマソン顧問と面会。ここで重要な情報を得ます。

 米国本国は、マッカーサー元帥に天皇制が存続した場合と廃止された場合の憲法への要求事項を
内密に打電していました。その内容を高木教授に漏らします。近衛文麿元首相はこれを佐々木惣一教授
に伝えます。

 ちなみに、この情報は政府側つまり松本大臣には伝えられませんでした。

 他方、内大臣府が11月24日に廃止されるため、期限が11月23日しかないことも伝えます。

佐々木惣一教授は激怒しますが、結局は、それまでに草案を作ることは了承されます。

(つづく)

3420トキ:2015/08/24(月) 16:37:24 ID:jDE0Dx5.
 さて、佐々木惣一博士、松本大臣が憲法草案を作成しているのとは別に、全く別のグループが憲法草案を
作っていました。

 本題に触れる前に、ハーバート・ノーマンという人物について触れます。

 彼は、在日カナダ人宣教師のダニエル・ノーマンの子として長野県軽井沢町で生まれ、16歳まで日本で育ちます。
その後、ケンブリッジ大学やハーバード大学を卒業し、カナダの外交官になります。カナダ外務省の在日本公使館
に勤務し、その間、左翼の羽仁五郎に師事します。しかし、これは「表」の顔で、ケンブリッジ大学時代に共産党
に入党し、熱心な共産主義者として活動を続けます。ハーバード大学時代には都留重人と知り合い終生交友を結び
ます。都留重人は後年、ハーバード大学在学中は共産主義者だったと告白しています。

http://www.sankei.com/world/news/140727/wor1407270013-n1.html

 ケンブリッジ大学では学生を共産主義者にリクルートする活動が熱心になされており、いわゆるケンブリッジ
スパイとしてソ連のスパイになったエリートが有名です。ケンブリッジ大学はエリート大学で、ここを卒業した
学生が外交官や高級官僚になる人が多いのです。その中で、少なくとも5名の高級官僚がソ連のスパイとして
活動をしていました。いわゆるケンブリッジ・ファイブです。彼らのことは映画やテレビの題材になっておりま
す。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ケンブリッジ・ファイヴ

 ノーマンも、後年、ソ連のスパイだと糾弾され、最後は自殺します。この糾弾は、解読されたソ連の外交暗号や
いろいろな調査から、現在では、ほぼ事実だとされています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/エドガートン・ハーバート・ノーマン

(つづく)

3421トキ:2015/08/25(火) 23:06:34 ID:FOECYR/M
>>3420

 ノーマンは大東亜戦争開戦にともないカナダに帰国します。

 ハーバート・ノーマンの伝記「悲劇の外交官」-ハーバート・ノーマンの生涯
(工藤美代子著、岩波書店)によれば、ノーマンは帰国後情報関係の仕事に従事
し、次第に頭角を現したようです。もともとカナダ政府には日本問題の専門家
はほとんど(というよりも、彼しかいない)いない上に、専門的な論文を
執筆するなど学者としても評価を得ていたので、カナダだけではなく、連合国
の対日情報関係者に名前が知られ、次第に影響力を強めていきます。

 もっとも、それはあくまでも連合国側の視点であり、日本側から見ると、彼
の考えはかなり偏ったものであり、正確性に欠けるものに見えたみたいです。

 さて、戦争が終わり、連合国が日本に進駐する頃になると、彼は日本問題の
専門家としてマッカーサー元帥の絶大な信頼を得るに至ります。彼は16歳まで
日本にいたので日本語はできますし、公使館勤務時代は羽仁五郎から個人教授を
受けていたので、ある程度の近代史の知識は持っていました。そこをマッカーサー
元帥から評価されたのです。
 
 もっとも、近衛文麿元首相がマッカーサー元帥と面会した時に、元帥が考えて
いる日本についての認識がまるでおかしなものであった事に近衛文麿はきがつきます。

 例えば、戦犯として指名するリストに、全く戦争とは関係のない人の名前や
中野正剛や内田良平のように故人の名前が掲載されている事や、戦争原因とし
て、既に存在しない黒龍社の名前をあげたりしました。

 この情報源がノーマンだったのです。
(「無念なり」 近衛文麿の闘い 大野芳著、平凡社)

(つづく)

3422「訊」:2015/08/26(水) 10:33:26 ID:???

 昨日の国会中継が非常にオモシロかったんですが、山本太郎はなかなかやりますね。なんと彼、「ゲリラ掃討戦に言及した」んですよ。

 これ、誰も言及しませんでしたからね・・・・・

 さて、当方が以前から主張しております、「CDとは米軍を守る『他衛権』である」との主張はこの、山本太郎指摘に関連するんです。看板は「日本の平和を守る」ですが中身は「米軍を助けてゲリラ掃討戦をする」なんです。


 ああ、早く昨日の国会中継ですが、youtubeにアップされないかと。



 ちなみに以前の、山本太郎です。安倍サンにとって痛い点を突きますね。


○ 山本太郎×安倍サン
https://www.youtube.com/watch?v=H-LpV9zJWTk


 これ、あの件です。「空自が米軍を輸送した」って話です(法律違反)。さらにはその、空輸した米軍部隊が「イラク住民を(合法的に)虐殺した件」です。空自が米軍輸送を開始して以来、イラク住民の死亡数がうなぎ上りになっております。国会で指摘しちゃいました。

 そしておそらく山本太郎ですが、近いうちに殺されるかもしれません・・・・心配。

3423「訊」:2015/08/26(水) 10:47:56 ID:???

 閲覧注意

 イラクでのゲリラ掃討戦

https://www.youtube.com/watch?v=jGOwYlWlfUQ

 ・・・・こんな任務に自衛隊を就かせて、なんか、国防と関係ありますか?破邪サン・・・・・・(勉強不足です、生長の家愛国派)

3424「訊」:2015/08/26(水) 10:57:36 ID:???

 で、極論めいたことを発言しますが、本物の保守ならば「イラク側に立ち、米軍と戦う」です。それが、皇軍だと思います。ファルージャでは結婚式前日のカップルが、ゲリラ容疑で殺されてるみたいですし、劣化ウラン弾によりイラクの子供たちは「広島よりも悲惨だ」と言われてます。

 真に自衛隊が皇軍ならば、イラク側に立ち米国へ宣戦布告すべきですよ。私は、そう思うが。




追伸

 学校を占拠した米軍に対し、「子供の学習機会を奪うな」とデモが起こったそうですが、そんなイラク人に対し米軍は応射したそうな・・・・・・ところで、ねえ、破邪サン。貴方は本当に法案ですが、読んでおられます?そして、真の保守派ならばこれ、「イラク人が可哀そうではないか!」と激高する状況ではありませんか。「チベットは悲惨だ。しかし、イラクほどではない」とはある、ジャーナリストの言葉でしたが、日本会議はいまだに、こんな戦いを支持してるんでしょうか。

3425「訊」:2015/08/26(水) 15:27:42 ID:???


>>3422動画の「山本太郎発言」にマチガイがあります。その点も付記しておきましょう。ところで私は賛同者であれ、「マチガイはマチガイとして指摘」する者です。で、その、山本太郎議員の発言マチガイですが、

● 住民殺害は非合法

 という点です。

 彼はゲリラ掃討戦での住民殺害、つまり、「ゲリラでない者も殺害している=非合法」てな認識みたいですが、これはマチガイです。正しくは「合法」というものでして、ゲリラ掃討戦では「疑わしき者は殺害OK」となっているワケですね。ここが、マチガイです。

 で・・・・・・・だからこそ、コワイのです。

 合法だからコワイ、そういう意味です。

 集団的自衛権ってな美名(?)の下、自衛隊は〝合法的に〟住民殺害をヤラされるのです。で、この山本太郎発言にマチガイはあれども、この危険性に触れた彼の功績は、大だと思います。集団的自衛権に於ける警護活動とは、ゲリラ拠点の殲滅を含みます(もしくは「含む方向で調整せざるを得なくなる」)。まあ、法案すらロクに読んでいないネウヨ諸君には、チンプンカンプンかもしれませんが。

 ・・・・こんなモンですが、ホンキで支持してるんだろうか、愛国派は。

 国会での事前承認すら不要らしいじゃないですか(!)、派兵の決定って・・・・・・



追伸

 そりゃ、陛下も妃殿下も、体調をお悪くされますよ・・・・・

3426「訊」:2015/08/26(水) 15:34:40 ID:???


<余談>

 さて、こんな、当方からの問いかけを「友人が少ない訊けが、必死で相手にしてもらいたがっている」と解釈されるのも、自由です(笑)。自由ではありますが、以下の話をよーく、お聞きなさいませ。

 ・・・・・当方が破邪サンや山ちゃんサマへ問いかける理由ですが、それは、「一方的な演説を好まぬため」でして、それ以外の理由はございません。

 当方は一方的に自説を演説し、相手側からの反論を封じることを、潔しとしないのです。

 それだけの理由です。ですんでどうぞ、破邪サンや他の「集団的自衛権バンザーイ!」なゲンキな方ですが、ドシドシと反論をお寄せください。まあ、「すべて論破してみせます」よ(笑)ですんでそちらも、「訊けを論破してみせる」くらいの意気を(たまには)見せてくださいませ。まあ、私程度を論破出来ないようでは、世間へ向けてのご発言ですが、お控えになられた方が得策です。今は、HARBOUR BUSINESS Onlineが皆さんの動向を、ウォッチしてますからね(気を付けて!)



3427トキ:2015/08/26(水) 17:12:20 ID:80y8yCMM
>>3421

 ハーバート・ノーマンが来日にしたことは、かっての親友 都留重人を探し出すことでした。
都留重人は、戦争中、海軍のブレイントラストをしていました。(この当時のことについては、
元海軍中佐の中山定義氏の著書「一海軍士官の回想」に詳しく書かれています。)そのため、
戦争中の日本の様子に詳しかったので、ノーマンのアシスタントとしてかなり役立ったみたい
です。

 ここで、少しノーマンのプロフィールに触れると、ノーマンは、高い知性と教養を持ち、
エネルギッシュな人物でした。戦中、戦後に渡り数多くの論文を書き、外交官としても
多くの報告書を書いています。ある時、フランスの外交官との対話でホメロスの詩
「イリアース」(ギリシャの古典)を朗唱したエピソードを作家の中村真一郎が書いて
います。後年、彼がスパイの容疑を受けて自殺した時、カナダ政府はアメリカ政府に
抗議をしたのも、彼の能力が高く評価されていた証拠だと言えます。(現在でも、公式
には、カナダ政府はノーマンのスパイ説を否定しています。)日本では学者との交流も
深く、学者としての全集も出版させています。日本でもインテリの間で熱狂的な支持を
受けていたと言えます。

 と、同時に、彼は、日本の「封建制」の廃止を主張していました。1945年6月に、
ノーマンはこう主張しています。

 「天皇制が日本の人種偏見と帝国主義の基礎であり、日本の平和と文明のために
大きく変革するか、廃止さえしても良いという考え方を奨励すべきである。」と。

「悲劇の外交官」 p243より

(つづく)

3428トキ:2015/08/26(水) 17:34:24 ID:80y8yCMM
 来日後、ノーマンの能力に着目したアメリカの要請により、ノーマンは連合国占領軍総司令部
に出向、対敵諜報部調査分析課長に任命されました。工藤氏の本によれば、ノーマンは収監中の
政治犯の調査や釈放を命じられたとあります。

 「その一環として、東京から20マイルほど離れた刑務所に、16名の主要な政治犯を訪ね、
マッカーサー元帥の指令により釈放された旨を伝えた。この時ほど楽しかったことは、自分の
生涯でなかったとノーマンは無邪気に書いている。」(「悲劇の外交官」 p168)

 この時の釈放者の中には、徳田球一や志賀義雄など共産党の指導者も含まれていました。

 余談ですが、これが後年、アメリカで問題になり、ノーマンの失脚の原因の一つになりました。

 と、同時に着手していたのが、戦争犯罪人の指名でした。戦争中の日本の指導者を「戦争犯罪者」
として糾弾することも彼の「仕事」でした。その中で、ノーマンと都留が、特に照準を合わせたのが
近衛文麿元首相でした。

(つづく)

3429トキ:2015/08/26(水) 18:54:10 ID:80y8yCMM
 都留とノーマンが近衛文麿元首相を「戦争犯罪人」に指名するのには二つの理由が
ありました。

 近衛文麿元首相は、日華事変の拡大に責任がある、という声は早い段階から上がって
いました。本題ではないので簡単に書きますが、当時の関係者の回顧録を読むと、かな
りの人が近衛文麿元首相の責任であると書いています。松本烝治大臣が近衛文麿元首相
の憲法作成への関与を嫌ったのは、この点に生理的な嫌悪を感じたからだと言われてい
ます。(「史録 日本国憲法」)

 もう一つ、これが重要だったのですが、近衛文麿元首相がマッカーサー元帥と面会した
時に、日本の早急な民主化は、共産主義の浸透の原因になる、と警告していたのからです。

 近衛文麿元首相は、もともと、ブレイントラストを集めた「昭和研究会」に尾崎秀実と
いうソ連のスパイを潜入させ、尾崎の”アドバイス”に従い、日華事変を拡大させたという
苦い失敗を経験しています。終戦直前に、有名な「近衛上奏文」を提出し終戦を主張して
いますが、そのときも共産主義革命を警告しています。

 当時、マッカーサー元帥はノーマンのことを信頼しており、かなりの秘密事項まで
ノーマンに打ち明けていました。(「マッカーサーの二千日」袖井林二郎著)

 ノーマンにとって、こういう人物の存在を許すことができないのは当然ですが、
近衛文麿元首相が憲法改正に関わることなど論外だったといえるでしょう。

(つづく)

3430「訊」:2015/08/27(木) 11:18:05 ID:???



 「永田町では誰でも知ってることですが、誰も聞かないので私が聞きます」てな感じで山本太郎、国会で爆弾投下です。マスコミは華麗にスルーしてますが、スゴイ質問ですよ。

● 山本太郎・国会での質問「いつまで植民地をつづけるのか」(平成27年8月19日)
https://www.youtube.com/watch?v=P8UL8b4cdr4

 まあ、要約すれば「日本国民ではなく米国の要望が優先される国なんですか」と、そんな感じです。そして、対米追従に関し「ここまで踏み込んだ(暴露した)」国会質問はおそらく戦後初ではなかろうかと・・・・・マスコミが機能してれば緊急特番をプログラムする状況ですが。



追伸

 山本太郎ですが、たぶん、殺されますね。もしくはこれから、「山本太郎は頭がオカシイ・キャンペーン」が張られることでしょう。その際はお声がかかるんじゃないですか、生長の家愛国派には。

3431「訊」:2015/08/27(木) 11:26:54 ID:???


<余談>

 中谷サンの答弁もトホホですね。安保法制は「(米国要望ではなく)あくまでも国民の意思によって主体的に検討・研究をしたものであり」とのこと。つづけて「国民へ説明をしていき」となるんですが、「主体的に検討してナイから説明せねばならんのだろうが」ですよね(笑)。国民の要望ではなく、米国の要望だから「説明に窮している」んじゃないか(笑)。また、「中国の脅威?そのための集団的自衛権?・・・・・・地球の裏側まで自衛隊がいけば、本土が手薄になり中国を利するじゃないか」てのは、破邪サンたちが全く答えられない質問でもあります。

3432「訊」:2015/08/27(木) 11:43:55 ID:???

 米国の新聞に報じられてるみたいですが、米軍は安倍サンの新安保をアテにして米軍の軍事費削減を図るみたいです。「肩代わりをさせられる」ってことですね。意味は分かりますか?

 ・・・・米軍の支出を減らして、日本に肩代わりさせるってことです。山本太郎動画の最後半で語られてます。よく視聴しましょう。

 そして、まあ、破邪サン(笑)これからは天皇陛下ではなく、「アメリカ大統領の赤子として!立派に死ねる日本の若者」ですが、大量育成してください(笑)あたしゃ、イヤですがね。イヤなんで知り合いにはすべて、「自衛隊なんか行くな!」と言っていきます。「アホな大人(保守派)の言うことなんて、疑って聞け!」とね(笑)



3433尊皇:2015/08/27(木) 13:41:50 ID:9QTM0ago
恐ろしい現状ですし皇軍をアメリカのために私用するのは反対だ。
保守派はしっかり本質を見抜かねばならぬ。

3434トキ:2015/08/27(木) 17:07:19 ID:zbNfT.Mo
>>3429

 ノーマンが近衛文麿元首相の追放の準備を始めていた頃、鈴木安蔵を訪問します。

 少し回り道になりますが、生前の鈴木安蔵にインタビューをした大野芳さんの力作
「無念なり」に書かれている鈴木安蔵の人物像を紹介したいと思います。

 大野さんは、鈴木安蔵とのインタビューは爆笑の連続だったと書かれています。
性格も愉快な人みたいですが、その経歴も面白いです。

 鈴木は旧制の第2高等学校から京都帝国大学経済学部に入学。そこで、左翼運動を
して警察に捕まり、2年間服役します。釈放後、京都に戻ると河上肇の弟子になります。

 河上肇は、今でこそ知る人は少なくなりましたが、当時のマルクス経済学の大権威で
共産党の党員でした。
 著書の「貧乏物語」のヒットで大金持ちになった河上肇は、続いて、個人月刊雑誌の
「社会問題研究」という雑誌を大正8年1月から発行して大学の俸給の2倍以上の収入を
得ます。その金を河上肇は左翼運動をしている人にカンパをします。その頃宇都宮徳馬と
鈴木が河上の自宅で勉強会をしたりします。

 ここまでは良かったのですが、鈴木は河上に「社会問題研究」を共産党の党員に開放
すべきで、東京に拠点を移すべきだと説得します。鈴木は河上に旅費を出させ、疲れてい
るからと寝台車で上京し、細君とともに東京の郊外に小綺麗な家を構えます。金を出し
た河上は三等にしか乗らないので、贅沢に目をむきます。数ヶ月すると「社会問題研究」
すらも鈴木安蔵の名義となり、河上は”金のなる木”をそっくり奪われました。その上、
京都にいる河上に一万円を送ってよこせと連絡があったそうです。二千円で立派な家が
建つ時代の一万円です。結局、河上は黙って送ったそうです。

 鈴木が上京した翌年、ある決起大会があるというので、河上も上京し参加しました。
そこを警察の手入れが入り、出席者はほとんど逮捕されます。河上は危機一髪、「同志」
の助けで逃げ出し、鈴木の家に逃げ込みますが、その鈴木はいち早くタクシーで逃げ出
していたそうです。

 さすがの河上も鈴木に愛想を尽かし、これ以後、連絡を絶ちます。

 その後、戦争中は、左翼から転向して大東亜戦争を推進するイデオローグとして活躍
しますが、戦争が終わると、また左翼として活動を始めます。

 (つづく)

3435トキ:2015/08/27(木) 17:43:29 ID:zbNfT.Mo
 この鈴木は、戦前からノーマンと面識がありました。ノーマンが鈴木を訪問し、明治維新
についておしえを受けていたのです。

 戦後、憲法についての文章を新聞や雑誌にさかんに書いていた鈴木にノーマンは
着目します。後年、鈴木は、大野さんのインタビューにこう答えています。

 「GHQのハーバート・ノーマンが僕のところへやってきてね、日本の憲法をつくって
みないか、と誘ってくれた。僕は当時、さかんに新聞や雑誌に憲法のことを書いていた
んですよ。それで僕が目をつけられた。俺たちでも憲法を作れるのかって、僕は驚いた
よ。ならばやってやろうじゃないかって、仲間はみんな燃えたねぇ」
(「無念なり」 p338)

(つづく)

3436トキ:2015/08/27(木) 18:34:23 ID:zbNfT.Mo
 ここで「仲間」とあるのは、「新生」という雑誌の創刊にかかわった人たちです。
 ジャーナリストの岩淵辰雄や室伏高信などという連中が作った雑誌ですが、そこに
鈴木も合流しました。多くは新聞記者出身者でした。森戸辰男などは、東大助教授
時代に論文が問題になり、首になった経歴があり、全員が左翼思想の持ち主でした。

 岩淵は早くから「革新的」な憲法改正を主張し、そのため、近衛文麿や吉田茂にも
接近していたのですが、効果がないので、「民間から強い与論をもちあげて」憲法改正
を行う方向へ変わったのです。

 彼らが結成した研究会は「憲法研究会」となずけられ、定期的に会合が開かれま
した。最年長の大原社会問題研究所所長の高野岩三郎が座長にありましたが、彼は
共和制を想定していました。が、そこまではいきすぎというので、天皇を象徴という
ことにしたみたいです。

(つづく)

3437トキ:2015/08/27(木) 19:12:48 ID:zbNfT.Mo
 鈴木がせっせと民間の憲法草案を作っている最中、ノーマンも近衛文麿元首相を失脚させる調査書を
書きます。もともとノーマンは任務上、複数の「戦争犯罪人」に関する調査結果をまとめていますが、
11月5日付でまとめた「近衛文麿」についてのリポートが特に有名です。

 なぜ、有名になったか、といくと、ノーマンが「近衛文麿」について書いたリポートにより、
マッカーサー元帥が近衛文麿への態度を急変させ、最終的には「戦争犯罪人」への指名、そして、
近衛文麿元首相の自殺へと繋がったからです。

 このリポートの内容は、徹底的に近衛文麿を糾弾したものでした。しかも、その内容は事実と異なる
点が多く、「無念なり」のなかで著書の大野芳さんは、「素人目にも怪しいとみられる記述は枚挙に
いとまがない」と書かれています。

 このリポートに基づいて、アメリカの戦略爆撃調査団の尋問が近衛文麿元首相に対してなされます。
 その日、用事がある、と断った近衛文麿元首相を無理やりアメリカの砲艦に連れ出しての尋問でし
た。

 この調査には、都留重人が加わっていました。ただし、尋問に当たったのは、ガルブレイス(後年、
学者として有名になります)など、ハーバート出身のアメリカ人でした。この尋問記録は、現在では
公開されています。

 主に尋問に当たったのは、都留重人の先輩のポール・バラン。ウクライナ出身で、このとき30歳
のマルキストでした。ロシア訛りの英語で、近衛文麿元首相を終始侮辱と脅迫に満ちた口調で尋問
をしています。吊るし上げと表現してもよい内容だったみたいです。彼らにとって、共産主義の脅威
をマッカーサー元帥に説く近衛文麿元首相は、早急に除去しなければならない存在だったのです。

 この尋問が近衛文麿元首相の自殺の遠因だと言われています。

(つづく)

3438トキ:2015/08/28(金) 20:06:06 ID:tG/o1mHM
 また脱線しますが。

 この近衛文麿元首相への攻撃には、木戸幸一内大臣がかんでいる、という説があります。
歴史学者の鳥居民氏や大野芳さんが主張している話です。

 ノーマンは木戸幸一内大臣についても調査報告書を書いていますが、これが近衛文麿元首相
と違って、異常に「甘い」内容でした。また、戦略爆撃調査団の尋問は、木戸幸一内大臣にも
なされていますが、近衛文麿元首相のときとは違い、大変に丁寧な態度に終始しました。

 木戸幸一内大臣は、近衛文麿元首相が辞任した後、後継の総理に東久邇宮陸軍大将を推薦する
声が多かった中、あえて東條英機陸軍大将を強力に推薦したという過去がありました。フランス
留学の経験があり国際感覚の豊かで、しかも皇族という東久邇宮陸軍大将でも、ひょっとしたら
開戦は避けられなかったかもしれません。しかし、戦争の経緯も変わっていたかもしれません。

 政治的な過誤が犯罪になるか、どうかは疑問ですが、木戸幸一内大臣は、このままでは自分
の生命が危ないのを感じたので、ノーマンと取引をし、近衛文麿元首相へと責任を転嫁させた
というのです。
 
 この点は、私は判断を留保します。

(つづく)

3439トキ:2015/08/28(金) 20:14:24 ID:tG/o1mHM
 近衛文麿元首相は、憲法制定作業でも行き詰まっていました。

 佐々木惣一博士による憲法草案作業は進んでいましたが、高木教授がアメリカ側から
入手した、アメリカ政府の憲法についての方針をもって近衛文麿元首相が熱海の奈良屋
旅館を訪問したのは、11月1日でした。このとき、佐々木惣一博士と近衛文麿元首相との
間で激論が交わされました。

 大日本帝國憲法を改正する必要性については、佐々木惣一博士も近衛文麿元首相も
一致していました。しかし、動機という点については大きな差がありました。

 近衛文麿元首相は、このままでは天皇陛下や天皇制が危ないので、ここは天皇陛下
や天皇制を守るために、アメリカの言う通り、憲法を改正したほうがよい、という
動機でした。

 対して、佐々木惣一博士は、大日本帝國憲法には問題があったので、天皇陛下と
日本国、日本国民のために憲法改正が必要である、という動機でした。

(つづく)

3440トキ:2015/08/30(日) 00:33:23 ID:bADBuaBM
 近衛文麿元首相は、昭和天皇が退位して京都のお寺に入られたらよい、という発想も持っており、
どうも平安時代のような感覚でおられたみたいです。

 とは言え、佐々木惣一博士も近衛文麿元首相経由で得られる情報から、占領軍の態度が極めて
強硬であることは認識され、近衛文麿元首相の意見も尊重されるようになります。

 しかし。

 11月1日、マッカーサー元帥は、占領軍が近衛文麿元首相に憲法改正を依頼した覚えはない、
という声明を出します。この声明は、近衛文麿元首相にしてみれば、二階にあげられてハシゴ
を外されたような形になりました。

 果たして、近衛文麿元首相が誤解したのか、それともマッカーサー元帥が裏切ったのか。

 児島譲さんは、「史録 日本国憲法」の中で、マッカーサー元帥が度々、自分の発言を
変える前歴があることを書いています。アイゼンハワー大統領も、その被害にあった経験
があると回顧録で書いています。

 マッカーサー元帥が、近衛文麿の評判の悪さに驚き、自分に火の粉が降りかかるのを
防ぐため、こういう声明を出したと私は感じています。

 ハーバート・ノーマンの近衛文麿に関するリポートは11月5日ですから、この声明と
は関係がないようには思えます。

 しかし、11月1日の前から、占領軍の近衛文麿元首相に対する評価は変化していたと
言います。

 「無念なり」の中では、マッカーサー元帥が占領軍顧問のアチソンを通じてノーマン
に近衛文麿元首相の情報を求めた可能性がありうる、と書いています。

 この推論は、妥当だといえるでしょう。

(つづく)

3441神の子さん:2015/08/31(月) 11:01:36 ID:E0j30Bv2
少し脱線しますが、この解説は面白かったです。

http://diamond.jp/articles/-/76140?page=3

まるで今と同じ!?
今こそ知っておきたい
1960年の安保闘争とデモの結末

3442トキ:2015/08/31(月) 21:53:56 ID:E0j30Bv2
>>3440

 近衛文麿元首相についていうと、この先、どんどん追い詰められていきます。

 11月1日。

 近衛文麿元首相が憲法改正を行う法律上の権限は、内大臣府からの委任というもので
したが、木戸幸一内大臣は、自身の内大臣辞任と内大臣府自体の廃止を提案します。こ
の提案は、当時の政府と枢密院により認められます。

 つまり、内大臣府が廃止されると、近衛文麿元首相と佐々木惣一博士の憲法改正作業
は法的な根拠を失います。その期限は、11月24日。つまり、それまでに近衛文麿元首相
と佐々木惣一博士は天皇陛下に憲法改正の案を提出しなければならなくなったのです。

(つづく)

3443トキ:2015/08/31(月) 21:54:32 ID:E0j30Bv2
>>3441 はトキです。失礼しました。

3445トキ:2015/09/01(火) 19:11:37 ID:L2x2Cxas
 近衛文麿元首相と佐々木惣一博士が憲法改正を急がねばならない理由は、他にもありました。
共産主義勢力の急激な拡大です。

 作家の故・畠山清行さんは、こう書いています。

 「日本に進駐したGHQ(占領軍司令部)が、日本国民を、軍や政治、あるいは右翼的動向や国家
主義の傾向から引き放す心理工作をすすめたことは前にものべたが、またその手段として一方で
は左翼育成政策をとった。メーデーなどに際しては、一週間も前から、
「聞け万国の労働者、とどろきわたるメーデーの……」
 という、あのメーデー歌をくりかえしくりかえし、歌謡指導でもするかのように放送したり、
「民衆の旗赤旗は……」
 という、戦前には口にするだけでも拘留処分にされた「赤旗の歌」まで放送するという、度を
越えた育成策をとったのである。

 この政策推進の中心にあったのがGS(民政局)次長のチャールズ・ケージス大佐であった。弁
護士で陸軍参謀学校に学んだ彼は、日本の憲法草案を八日間でかきあげたというほど、頭のいい
自由主義者である。民政局長のコートニー・ホイットニー少将は、一時マニラで弁護士をしてい
たこともあるが、もともと軍人で頭の回転の早いはうではない。五年半も民政局長の椅子に坐っ
ていたのも、ケージスのような頭のいい男が部下にいたからで、彼は絶対的にケージスを信宿し
ていた。またこのホイットニーが、マッカーサーの大のお気に入りだったから、つまりこの三者
が一本の線につながっていて、ケージスも思うままに腕をふるうことができたのである。

 そのため、新憲法の起草をはじめ、公職追放、財閥解体、農地改革、婦人参政権、汚職の追及
から隠退蔵物資の摘発まで、占領当初のマッカーサーの政策のはとんどは、このケージスの手に
よってなされたのだが、なかでも予想以上の成果をあげたのが左翼の育成であった。

 戦後四年目の、昭和二十四年一月の総選挙では、共産党は実に三十五名の代議士を国会に送り、
巷間「革命近し」を叫ばせるまでにいたったのである。」

(つづく)

3446トキ:2015/09/01(火) 19:20:52 ID:L2x2Cxas
(「何も知らなかった日本人」青春出版社 畠山清行著 p141)

 畠山清行さんは、戦前、左翼運動をして、何度も特別高等警察に捕まった経験を持っています。
その人が、「度を越えた育成策」と書いているのですから、相当なものがあったのでしょう。

 日本共産党副委員長だった袴田里見さんの「わたしの戦後史」によれば、工場に共産党のオルグ
が行くと、入り口の守衛さんが挙手の礼で入れてくれる時代だったそうです。
「わたしの戦後史」 朝日新聞社 P59)

 この日本共産党が、新憲法の草案を発表し、それを新聞が大々的に報道したのです。

(つづく)

3447トキ:2015/09/02(水) 22:12:20 ID:FOECYR/M
 謹告

 この「生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2 」板で大日本帝國憲法改正の経過
を書いてきましたが、調べているうちに結構な内容があると感じました。

 これでは、他の人に多大なご迷惑がかかってしまいます。

 そこで、以前あった「生長の家政治連合と「今の教え」を考える」板を再開し、そこに
私の投稿を続けて書かさせていただきます。

 よろしくお願いします。

合掌 ありがとうございます

管理人敬白


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板