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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2

3394トキ:2015/08/16(日) 16:35:31 ID:gXBTXr9s
 佐々木惣一教授、大石義雄教授さらには佐藤幸治教授と京大法学部憲法教室の基本的な
考えは一貫しています。人権は尊重しなければならないし、独裁制度には反対しなければ
ならないし、民主的な政体が理想である、という点です。佐藤教授は憲法改正については
発言はされていませんが、佐々木惣一、大石義雄の両教授は現行憲法の問題点については
はっきりと言われています。一見すると、現在の憲法に反対する理由がないはずなのです
が、この根拠は、明治憲法の評価が背景にあると思われます。

 佐々木惣一教授の代表的な著作に「立憲非立憲」というものがあります。絶版ですが、
ネットでは読めます。これを読むと、佐々木教授は、大正デモクラシーを賛美し、自由と
民権の大切さを説きながらも、明治憲法下では憲法を保証する制度がないから、独裁へと
転化する危険性も指摘しています。そのため、憲法裁判所の設立を訴えています。

 この憲法保証がないという欠点を除けば、明治後期から大正時代、昭和の初めまでは
政党政治がかなり発達した時代でした。戦後の偏向した教育を受けた人は、戦前は暗黒
時代、という思い込みがありますが、この時代を生きた人の回顧録を読むと、現在ほど
ではないが、かなりリベラルな時代であったという印象を受けると思われます。

(つづく)


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