Esperanto 2.0b
2.3 能動分詞
分詞形容詞が叙述形容詞として使われるときは、分詞形容詞は動詞の不定形をとる。(-anti,-inti,-ontiを語尾にとる)
つまり、叙述修飾句の分詞は動詞の不定形を用いる。
Mi rigardis akvon falanti sur la straton.
私は水が路上に落ちつつあるのを見た。
Mi rigardis akvon falantan sur la straton.
私は路上に落ちつつある水を見た。
Kvartalo estas parto de urbo, sed gxi ne estas administra distrikto. Gxi estas ia ka-
rakteriza parto de la urbo ekz.: komerca kvartalo; la latina (studenta) kvartalo; cxina
kvartalo.
このように、いくつかの辞書を見てきたわけですが、ここまで来れば、これらの表現をも
っと明確に表わす方法はないだろうかと考えるわけです。
まずは「割り勘」ですが、いろいろと考えて思いついたのは egala pago という表現でした。
みんなで同額を支払うことなので egala を付けてみたわけです。
次に「分割払い」ですが、lau'grada pago あるいは grada pago というのはどうでしょうか。
po-parta(po-ioma、po-era) pago とか、「分割払い」を直訳した divid-pago なんてのも
考えたんですが、これらは「割り勘」と誤解される危険があるかもしれませんね。
---
私事ですが、今年になって貧乏暇なしで余裕がありません。
この次は水曜日以降に書かせていただきます。
Kia-kablo-mi-estu? Mi devas esti la kablo kun -pa- kaj -ul-.
Nun mi ne estas kapablulo, sed nur kablo.
彼から聞いた使用法で、へ〜、と思ったのは、
ある有名な魅力あるアメリカの婦人が"Bonvolu tre bele saluti al〜" って彼にある人の事を言っておられたので、なるほどこれは日本語で言う「〜さんにくれぐれも宜しく」という事なのかなぁ?と思ってその様に使用してみたところ、正しくその様で良かった様に思われる。と言っておられました。
(3) 〔学校の〕クラス,学級;学年: Mi kaj sxi lernis en la sama 〜o. 私と彼女は同じ
クラスで学んだ / lernantoj de [el] pli alta 〜o 上級生.
と書いてあるんですが、考えてみれば「学年」と「学級」というのは、まったく別のものなん
ですよね。
英語でも「学年」は grade、「学級」は class と区別しています。
そこで、NPIVの klaso の項を見てみますと
(3) Aro de cxiuj lernantoj, kiuj sekvas la saman kurson: la unua, dua, tria 〜o
(kalkulitaj, lau' la landoj, de supre au' de malsupre); lernejkamaradoj el pli alta 〜o;
(analoge) fari siajn klasikajn 〜ojn.
さて、「高校」を supera mezlernejo と訳したのは、ロシア語で povysennaja srednaja
skola (plialtigita meza lernejo)と訳しているのを参考にしました。
あとで知ったのですが、イタリアでは実際に「高校」のことを、liceo[リチェーオ]ともい
い、scuola media superiore (lernejo meza supera)ともいうのだそうで、後者はまさに
supera mezlernejo ですね。supera mezlernejo が適切な言い方であることが証明され
たような気がして、筆者の私もいささかうれしくなりました。
とはいえ、supera mezlernejo というのは、耳慣れない表現のはずですから、Kio estas
supera mezlernejo?と聞かれたら、Gxi estas japana liceo.「日本のリセです」と答えて
おけばよいでしょう。ただし、スペイン語で liceo[リセーオ]は、チリでは「中学校」、メキ
シコでは「小学校」のことなのだそうです。ご留意のほどを。
「中学校」は、mezlernejo だけでも十分でしょうが、強いて「高校」と対照・区別する必要
のあるときには baza mezlernejo といえばよいでしょう。イタリア語では、単に scuola
media (meza lernejo)ともいい、scuola media inferiore (lernejo meza malsupera)とも
いう由。
(同書100〜101ページ)