[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
自民党スレ2
353
:
OS5
:2024/09/27(金) 20:31:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/834281ec978981d607b571de07c01f2fa6fd3411
1回目は2位…石破氏逆転劇の裏側 高市氏を“うっちゃり”票はどう動いた?
9/27(金) 18:22配信
FNNプライムオンライン
決選投票の末、自民党の新総裁に石破茂氏が選ばれました。
1回目の投票では2位だった石破氏。
この逆転劇の舞台裏について解説します。
1回目の投票では、国会議員の他に全国の党員・党友による投票も行われました。
各都道府県で得票数1位を獲得した候補者を見てみると、神奈川県では小泉進次郎氏、栃木県では茂木敏充氏と、やはり“地元”というのは強く影響したものとみられますが、党員票としては高市早苗氏と石破氏が他の候補者に大きく差をつけて圧勝となりました。
その結果、1回目の投票では高市氏が議員票72票、党員票109票の合計181票。石破氏が議員票46票、党員票108票の合計154票を獲得しました。
1回目の党員票が109票と大きく伸びた高市氏ですが、各都道府県での得票数を見ると、宮城、埼玉、東京、千葉、愛知、京都、福岡など特に大都市での票を集めました。
一方、前評判が高かった小泉氏については、選挙戦中に報じられた答弁の不安定さや、短い言葉で語る姿勢が裏目に出た形となり、得票数が伸びませんでした。
また、自民党の保守系の支持者にとっては選択的夫婦別姓といった考え方について、反発もあったとみられます。
続いて行われた決選投票は、1回目の投票と比べ石破氏の票数が大きく伸びる結果となりました。
当初は、麻生氏のグループと小林氏の保守系の票、さらに茂木氏の派閥の票が高市氏に乗ると予想されていました。
一方、石破氏には、菅氏、林氏、岸田氏らグループの票が乗るとの予想で、こちらのほうがやや優勢かと思われましたが、今回、中間的な小泉氏を支持した人たちのかなり多くの部分が石破氏に流れたとみられています。
さらに岸田派もほぼ一体となったことに加え、茂木派の中でも参議院を中心に票が流れるなど、地殻変動的に「高市氏では次の総選挙に必ずしも勝てないんじゃないか、石破氏のほうが幅広い支持を得られて国も安定するのではないか」と、土壇場で石破氏のほうが有利になったのではないかとみられています。
1回目と2回目で議員票に大きな違いが出た要因の1つには、リーフレット問題などを巡る高市氏への警戒感があったとみられます。
高市氏の人望と比較した時、石破氏のほうが幅広い支持が得られるのではということで、高市氏への不安感を、石破氏の持つ安心感が勝った結果とみられます。
今後、組閣、党の3役も含めどういうふうに選んでいくのか、石破新総裁の動向に注目が集まります。
354
:
OS5
:2024/09/27(金) 20:33:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd9d9cb189b06b5476330488a3b84721564668fd
自民新総裁に石破氏 衆院解散「国会論戦後に判断」 決選投票で高市氏逆転
9/27(金) 15:26配信
時事通信
自民党の新総裁に選出された石破茂元幹事長=27日午後、東京・永田町
岸田文雄首相の後継を決める自民党総裁選は27日、党本部で投開票され、石破茂元幹事長(67)が決選投票で、第1回投票でトップだった高市早苗経済安全保障担当相(63)を逆転で破り、第28代総裁に選出された。
【主な経歴】石破 茂(いしば しげる)氏
10月1日召集の臨時国会で第102代首相に指名される見通し。石破氏は記者会見で、衆院解散について「野党と論戦を交わした上で(国民に)判断いただきたい」と語った。
石破氏は「新政権が発足する。なるべく早く審判を賜らねばならない。適切な時期を判断したい」とも述べた。党役員・閣僚人事に関し「共に戦った方にそれぞれ最もふさわしい役職をお願いするのは当然だ」と述べ、他の候補を要職に起用する意向を示した。
石破氏の総裁任期は2027年9月までの3年間。石破氏は選出後に両院議員総会であいさつし「国民を信じ、勇気と真心を持って真実を語り、日本国をもう一度、皆が笑顔で暮らせる国にするため全身全霊を尽くす」と表明。派閥裏金事件による深刻な政治不信を踏まえ「一丸」となるよう呼び掛けた。
総裁選には1972年の推薦人制度導入以降で最多の計9人が立候補。1回目の投票は棄権1人を除く国会議員票367票と党員・党友票368票の計735票で争われ、高市氏が181票で1位、石破氏は154票で2位となった。上位2人による決選投票は党員票を47票に圧縮して計414票で行われ、石破氏が215票を獲得し、194票の高市氏を21票差で破った。
石破氏は直ちに幹事長などの人事に着手。30日に新たな党執行部の陣容を決定する。臨時国会召集日に首相に指名され、石破内閣を発足させる見通しだ。党内では衆院選の日程について、10月27日や11月10日の投開票が取り沙汰される。
355
:
OS5
:2024/09/27(金) 20:34:23
9/2の記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f5125393920d60b3e679b14a1e46ed07c5823f1
岸田首相の “本命候補” は石破茂氏!麻生・菅「2大キングメーカー」の排除を狙う策略とは
9/2(月) 18:47配信
高市早苗経済安保担当相は、自民党総裁選への出馬会見を9月9日にもおこなうと公表した。すでに総裁選への出馬を明らかにした5人と高市経安相、さらに茂木敏充幹事長の出馬もほぼ確実とされており、過去最多の7人以上の立候補が確実になった情勢だ。
現在の推薦人制度が導入された1971年以降では、これまで最多だった2008年と2012年の5人を上回る混戦になる。
「今回の総裁選では国会議員票が分裂し、1回目の投票で過半数を超える候補者がおらず、決選投票になる公算が大きい。つまり、1回目の投票で上位2位までに入らなければならず、党員党友票を合わせた地方票がまずカギを握りそうです」(政治部記者)
地方票としては、石破茂元幹事長と小泉進次郎前環境相が2強とされ、大きく離されて高市早苗経安相が続くと予想されている。コバホークこと小林鷹之議員には旧安倍派の若手中堅議員が結集していることから、議員票はトップになる可能性はあるものの、地方票への広がりはほとんど見られないという。むしろ、高市経安相と岩盤保守層票の食い合いになる懸念さえ囁かれる。
となると、やはり石破元幹事長と小泉前環境相のどちらかが1位になって決選投票になる可能性が高い。
「決選投票は、逆に、議員票の比重が大きくなります。現在、ある程度、固まって動けるのは、旧岸田派と現存する唯一の派閥である麻生派です。
ただ麻生派は、もともと結束が緩いですからね。今回も麻生太郎元首相が河野太郎デジタル相を派閥候補とする一方、山東昭子顧問は上川陽子外相の出馬を後押ししました。
つまり、固まって動けるのは旧岸田派だけです。林芳正官房長官が派閥候補ですが、今回は顔見世の意味合いが強く本命ではありません。
岸田文雄首相は党内への影響力を残すために、総裁選への不出馬を決断したわけですから、ここは勝ち馬を慎重に選ぶはず。そのためにも、旧岸田派が中心になって推す候補が決選投票を制する展開に持ち込み必要があります」(同前)
もっとも今回の総裁選では、石破元幹事長を除けば、他はすべて岸田内閣で要職を占めた議員で争う。小泉前環境相すら国対副委員長の任にあるのだ。
となれば、満場一致で小泉首相でほぼ決まりかと思いきや……
「いやいや、岸田首相の本命候補は石破さんですよ」
と語るのは、石破元幹事長に近い自民党の中堅議員だ。
「今回、石破さんの選対部長には岩屋毅元防衛相、本部長代理に青木一彦議員がつきました。それぞれ旧麻生派と茂木派を退会していますが、岩屋元防衛相は岸田首相の学生時代からの旧友ですし、青木議員は参議院自民党に絶大な影響力があります。
さらに、旧安倍派最高顧問だった衛藤征一郎元防衛相も選対に入りました。3人とも閥務が長かった議員で、進次郎さんまで一気に世代交代が進むことに不安も不満もあるベテラン・中堅議員を陣営に引き込むことができるはずです。
そもそも、進次郎さんは自分が2位だった場合、石破さんと連携する可能性すらありますからね。世間が言うほど、進次郎さんが固いわけじゃないんです。
そして、石破内閣が誕生すれば、麻生元首相はほぼ手駒を失い、菅元首相の影響力も限定的になります。岸田さんの狙いは、この2人のキングメーカーの排除です。
麻生さんには散々悩まされてきたし、菅さんは今でも、旧岸田派幹部から見れば、『加藤の乱』で真っ先に裏切った逆臣。岸田首相は、石破内閣を誕生させ、キングメーカーとして隠然たる勢力を持つことを狙っています」
足の引っ張りあいの挙げ句、総選挙に負ければ野党に落ちるだけなのだが……。
356
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:00:31
>>343
ポスト石破に岸田文雄っての忘れた
357
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:05:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ea8aec6e1643cf0e1e78b7f7798587955a92a15
石破新総裁、政策通だが遂行能力は? 官僚らに渦巻く期待と警戒
9/27(金) 20:52配信
毎日新聞
自民党の総裁室の椅子に座る石破茂新総裁=同党本部で2024年9月27日午後6時51分、平田明浩撮影
防衛相や農相などの閣僚を歴任し、「政策通」とも言われる石破茂氏。政策立案を担う霞が関の官僚たちの間では早くも期待と警戒が渦巻いている。
「公共インフラの重要性にも精通している。災害対応のほか地方の移動手段の不足にも関心が高い」
国土交通省の幹部は地方創生担当相などを歴任し、総裁選中に防災省の創設などを訴えた石破氏に期待する。総務省幹部も「地方に交付金を配って終わりではない政策をやるために知恵を借りたい」と前向きだ。
経済産業省の幹部は、11月に大統領選を控える米国との関係を念頭に「石破氏は防衛や外交に詳しいので同志国との連携をしっかりやってくれると思う」とする。
石破氏は総裁選で経済・財政政策について、岸田文雄首相の路線を引き続くと同時に、富裕層や収益を上げている企業への課税強化に言及してきた。そして現政権との違いを「(実現の)スピード」と説明するなど政策の執行加速を掲げる。
ただ近年は閣僚などの要職を外れ、自民党内の基盤が弱い石破氏が主張通りの政策を実現できるかは見通せない。ある経済官庁幹部は「新しい政策を打ち出すには時間がかかるのでは」と距離を置く。財務省幹部も「閣僚から何年も離れており、年内に防衛増税の実施時期を決められるかどうか」と懸念を示す。
石破氏の総裁選中の主張に警戒を示すのはデジタル庁だ。マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」推進に伴い、12月に新規発行を廃止予定の現行保険証について「併用も選択肢として当然だ」としており、「首相の意向次第で方針が変わる可能性もある。説明していく」(幹部)と構える。【杉山雄飛、佐久間一輝、古屋敷尚子、藤渕志保、福富智】
358
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:06:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bda6cd07adf3545a52f76a79bdc3d346db7b7f5
「ジーンときてます」石破総裁誕生で推薦人の橘氏は興奮冷めやらぬ 富山県選出国会議員は誰に国政を託したのか
9/27(金) 20:46配信
チューリップテレビ
チューリップテレビ
27日の自民党総裁選で、富山県選出の国会議員は誰に投票したのか聞きました。
破氏の推薦人 橘慶一郎議員(衆院富山3区)「まだ冷めやらぬですね、なんでも聞いてください」「ジーンときてます、実は。こんなこともあるんだなと思っちゃいました、人生。人生こうであるべきなのかな。報われるときもある日突然来るんだなと」
【写真を見る】「ジーンときてます」石破総裁誕生で推薦人の橘氏は興奮冷めやらぬ 富山県選出国会議員は誰に国政を託したのか
衆議院富山3区選出の橘慶一郎議員は石破氏の推薦人に名を連ね1回目、決選投票ともに石破氏に投票しました。
橘慶一郎議員「みんなを守り切るんだと、日本国を守り、国民を守り切るというその意気込みと、今までの経験を生かしながら、かつ党内はこれから一致団結みんなで頑張らなきゃいけないのでいろんな声にも耳傾けていただいて全員野球で望んでいけるように頑張っていただきたいと思っています」
衆議院富山1区選出の田畑裕明議員は1回目は事前の意向のとおり小林氏に投票、決選投票での投票先は明らかにしませんでした。
田畑裕明議員(衆院富山1区)「分断を招くことは避けたいと思いますから(投票先は)言及は避けさせていただきたいと思います」「(石破氏は)国民に信頼される政治を、そしてまたルールを守ることも含めてですね、何度も言及されておりました。政治は信頼があってこそしっかり前進させることができるんだと思います。総裁のそのイズムをしっかりと私も理解をし、そしてまた富山の有権者の皆さんとの対話、富山の皆さんの生活の安心安全、また経済的な成長をしっかり感じていただける、そうしたことに私もしっかり仕事に励んでいきたいと思います」
衆議院富山2区の上田英俊議員は1回目は茂木氏に決選投票では石破氏に投票したということです。
上田英俊議員(衆院富山2区)「石破先生は富山県にもちょくちょく(来て)地方の現場というものを知っておられますし、また富山県内において、今回の投票結果は石破さんがトップだったということも当然判断材料にはさせていただきました。しっかりと地に足をつけてですね、これからの日本のあるべき姿とか地方のあるべき姿とか、政策として訴えて実現していける力のある総裁だと思っていますので、投票いたしましたし、ご期待申し上げたい」
参議院の野上浩太郎議員は投票先について明らかにしませんでした。
また、参議院の堂故茂参議院議員も1回目、決選投票ともに投票先は公表しないとしています。
チューリップテレビ
359
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:08:03
>旧岸田派や他の派閥からは、支持を大幅に広げ4位に食い込んだ林官房長官を幹事長に起用し、党運営を安定させるべきだとの声も上がっています。
>高市氏の処遇については「アメリカ・韓国・中国との外交を考えた時に、外交に関わるべきではない」として、党の役職や内政関連の閣僚になるとの見方が上がっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b02b03bacd252efa4ac5df56f9736358559ff249
0石破新総裁“誕生”の舞台裏 最大の功労者は菅前首相と岸田首相
9/27(金) 20:43配信
11
コメント11件
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン
27日に行われた自民党総裁選について、フジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が国会記者会館から最新情報を中継でお伝えします。
今回の逆転劇の最大の功労者は、決選投票で支持に回った菅前首相と岸田首相だとして、石破新総裁自身を含めた3人の意向が大きく反映された体制になるとの見方が上がっています。
石破新総裁は記者会見で、人事の基本的な考え方として、総裁選を争った他の候補者に最もふさわしい役職をお願いすると話しました。
注目の幹事長ポストについては「選挙に強いことが極めて重要だ」とした上で、衆参の選挙で勝利することが要求されるとの見方を示したほか、「なるべく首相に負担をかけてはならない。泥をかぶるのは幹事長の仕事だ」と述べました。
これを受けて、石破陣営からは「まずは衆院選を勝たなければ意味がない。選挙情勢は厳しい」として、「選挙の顔」になる小泉氏の起用に期待する声が上がっています。
ただ、小泉氏の周辺からは「この政権の幹事長ほど難しい役職はない。経験不足を指摘された小泉氏は今は経験を積むべきで、経産、防衛などの重要閣僚がいい」との声が上がっています。
一方、旧岸田派や他の派閥からは、支持を大幅に広げ4位に食い込んだ林官房長官を幹事長に起用し、党運営を安定させるべきだとの声も上がっています。
これまで麻生氏が務めてきた副総裁については「菅前首相を起用し後ろ盾とするのではないか」との見方がある一方、「岸田首相が直接副総理にスライドするのは考えにくい」との声が上がっています。
決選投票を争った高市氏の処遇については「アメリカ・韓国・中国との外交を考えた時に、外交に関わるべきではない」として、党の役職や内政関連の閣僚になるとの見方が上がっています。
また、内閣の要となる官房長官については石破陣営の中核を担った岩屋選対本部長や盟友関係にあった斎藤経産相などの名前が取り沙汰されています。
ただ、2人とも党内の基盤は弱い上、石破新総裁も党内に確たる後ろ盾がないだけに、周辺からは「新体制を安定させるには絶妙なパズルが必要だ」との指摘も出ています。
つい先ほど党内では、各議員に対し、来週前半までに希望の役職を伝えるよう指示があったということで、これらを踏まえて人事に踏み切るものとみられます。
フジテレビ,政治部
360
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:08:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2c5b4daab6675418575181c5ebe2e8569907b96
本命視された小泉進次郎氏、党員・党友票「惨敗」…論戦で経験不足の見方拭えず
9/27(金) 20:40配信
読売新聞オンライン
自民党総裁選で敗れ、記者団の質問に答える小泉進次郎・元環境相(27日、党本部で)=松本拓也撮影
自民党総裁選に初挑戦した小泉進次郎・元環境相は27日の投開票で決選投票に進めず、3位で終わった。党員・党友票が集まらなかったのが敗因で、急進的な改革姿勢などが党員の幅広い支持を得られなかった。
【写真】自民党総裁選で敗れ、記者団の質問に答える小泉進次郎・元環境相
小泉氏は総裁選終了後、記者団に「政治は結果がすべてだ。敗因があるとしたら、私の中で足りないものがあったと思う」と目を赤くしながら語った。
1回目の投票で国会議員票は候補者9人中トップの75票を獲得したが、党員・党友票は61票で、石破茂・元幹事長と高市早苗経済安全保障相にそれぞれ50票弱もの差をつけられた。
都道府県別で見ると、地元の神奈川県のみでしか石破氏を上回れず、高市氏に勝てたのも神奈川のほか、青森、秋田、山形、鹿児島、沖縄の計6県のみだった。小泉氏の陣営幹部は「惨敗だ。ここまで党員票が低迷すれば仕方がない」と語った。
小泉氏は政治改革や規制改革などを1年以内に実現すると強調し、スピード感を前面に打ち出した。出馬表明直後の東京・銀座での街頭演説には多数の聴衆が集まり、次期衆院選での「選挙の顔」としての期待感もあいまって本命候補に躍り出た。
しかし、論戦が始まると「労働市場改革の本丸」と位置付けた解雇規制の見直しは「解雇の自由化」とみられ、討論会などで他候補から集中砲火を浴びた。小泉氏は「(解雇の)緩和でも自由化でもない」などと釈明したが、懸念を拭い去れなかった。
世論の賛否が割れる「選択的夫婦別姓」の法制化方針も党内保守層の反発を招いた。法案を国会提出する場合は採決で党議拘束をかけない方針を示したが、他候補からは疑問の声が出た。
43歳の若さには「経験不足」との見方がつきまとった。「地元で高齢の党員からは、まだ早いと言われた」。小泉氏を支持した議員はそう振り返る。
23日に立憲民主党代表に野田佳彦・元首相が選ばれると「野田氏と渡り合えない」(若手議員)との声も出た。最終盤に小泉氏の陣営は、党員票での差を国会議員票で補って挽回しようとしたものの及ばなかった。
361
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:09:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/58955caa65b9356a57de8c38a1ff14e9336b4063
決選投票で逆転、3回目 石破・高市氏、党員票で競る 自民総裁選
9/27(金) 20:33配信
時事通信
自民党総裁選の決選投票=27日午後、東京・永田町の同党本部
自民党総裁選は、石破茂元幹事長が三つどもえとなった激戦を決選投票の末に制した。
1回目の投票で1位だった高市早苗経済安全保障担当相を逆転し、21票差で振り切った。総裁選での逆転劇は3回目。
過去最多の9人が出馬して議員票(367票、1人棄権)が分散し、1回目投票では党員票(368票)の行方が焦点となった。党員票は全国集計の得票数に応じて各候補に比例配分され、高市氏が首都圏や関西圏で強さを見せ、トップの109票を獲得。石破氏は東北や九州などで支持を広げて108票を得て拮抗(きっこう)した。
議員票は小泉進次郎元環境相が75票と首位に立ち、高市氏が72票と迫った。石破氏は46票。小泉氏は党員票が61票と、当初期待したほど伸びなかった。全体で3位となり、決選投票に進めなかった。解雇規制見直しを巡る発言などが失速の要因との見方がある。
一方、決選投票は議員票が全体の約9割を占めて一気に重みを増した。「派閥なき総裁選」と言われたが、一定の議員は「派閥」単位でまとまって行動した可能性がある。
決選投票に残れなかった7候補に投票した議員は石破氏と高市氏のどちらを選ぶかの決断を迫られた。石破氏は議員票を1回目から143票積み増して189票に。高市氏は101票増やして173票。都道府県連票も石破氏が26で、高市氏の21を上回った。合計は石破氏が215票(得票率52.6%)、高市氏が194票(同47.4%)だった。
旧岸田派を率いた岸田文雄首相は、所属していた議員に決選投票で石破氏に一本化するよう要請。菅義偉前首相を後ろ盾とする小泉氏の陣営や、旧二階派の一部も石破氏に流れたとみられる。
麻生派は同派所属の河野太郎デジタル相を含む7陣営に推薦人を出し、所属議員の支持が割れた。決選投票では、同派会長の麻生太郎副総裁が高市氏を支援。旧茂木派はおおむね、衆院議員が高市氏を、参院議員が石破氏を支持したとみられる。
総裁選で決選投票となったのは今回で6回目。このうち1回目投票の1位と2位が決選投票で入れ替わったのは、1956年(石橋湛山氏が岸信介氏に勝利)、2012年(安倍晋三氏が石破氏に勝利)に続く3例目となった。
同党によると、高橋はるみ参院議員は病気のため欠席。不在者投票もできず棄権扱いとなった。
362
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:14:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc9ed62e455003dbece5bdc8e340c77788fa1215
「石破総裁誕生に一役買った」林氏陣営 4位以降の候補者たちは
9/27(金) 21:09配信
毎日新聞
選挙戦を戦った候補者や岸田文雄前総裁(前列左から5人目)と手を取り合う、自民党新総裁に選出された石破茂氏(同6人目)=同党本部で2024年9月27日午後3時39分、平田明浩撮影
自民党総裁選での得票数は、候補者たちの今後の政治力を占うとされる。石破茂元幹事長(67)、高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉進次郎元環境相(43)の上位3人だけでなく、4〜9位に終わった候補者たちもさまざまな表情で開票結果を受け止めた。
【一覧】石破新総裁の誕生を支えた人たち
1回目の投票で65票を獲得し、4位だった林芳正官房長官(63)は記者団に「次の活動に生かしていければ」などとそつのないやりとりをしつつ、満足そうな表情を時折見せた。
林氏は知名度不足という課題を元々抱えていたうえに、石川県能登半島の豪雨災害に現役官房長官として対応するため選挙活動の一時中止も余儀なくされ、陣営は何位で終われるかにやきもきしていた。候補者9人中4位という結果は陣営にとって、次につながる「大健闘」(陣営幹部)だったという。
更に林氏陣営の中核を担った旧岸田派議員の多くは決選投票で石破氏に投票し、石破総裁誕生に一役買ったと林氏の陣営関係者は誇ってみせた。この陣営関係者は、林氏が旧岸田派ナンバー2の座長だったことを念頭に「(論功行賞として林氏に)それなりの待遇を、とは思っている」とも語った。
60票を獲得し5位だった小林鷹之前経済安全保障担当相(49)も意気盛んだった。総裁選後、記者団から次期総裁選への対応を問われると「挑戦します。チャレンジャーですから」と即答した。
他の候補者に先駆けて総裁選への出馬を表明した小林氏の知名度は、総裁選を通じて急上昇。中堅・若手国会議員らからの支持を集め、獲得した国会議員票は林氏を上回る41票。総裁選は今回が初挑戦。年齢的にもまだ若く、「次」に向けての確かな手応えを得たようだ。
47票で6位だった茂木敏充幹事長(68)は「いろいろ反省する部分はある」と神妙な面持ちで語った。茂木氏は候補者の中で唯一の派閥トップ経験者で、現職の幹事長でもある。特に議員票が34票と伸び悩んだことを重く見ている様子だった。
告示日前日に9人目の候補者として名乗りを上げた上川陽子外相(71)は40票で7位。次期総裁選について問われると「どのような形で進めていくべきかよく対話をしながら、一つずつ重ねていくことが大事」と述べた。
河野太郎デジタル相(61)は、決選投票に進んだ2021年の前回総裁選から一転し、30票で8位に沈んだ。麻生派に所属したままだったことが嫌気されたとの見方があるが、河野氏は「派閥が問題だとは思っていない」と記者団に強調。今後の総裁選に向けては「まずは石破総裁のもとで、政策をしっかり進めていけるように頑張っていきたい」と話した。
告示日には、各候補の出馬に必要な推薦人20人が発表されたが、1回目の議員票の開票結果では加藤勝信元官房長官(68)の議員票が20人を割り込み16票だった。合計得票は22票。加藤氏は「いろんな皆さん、事情がある中で、逆に言えばこうやって支えていただいてきた」と語った。【鈴木悟、野間口陽、加藤明子】
363
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:18:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/dccb6ea8c764acc74378dc506d95b167b6c1c1e8
自民総裁選、石破茂氏が選出 大逆転勝利は「2つのかたまり」 新内閣の要職に誰が?
9/27(金) 21:03配信
テレビ朝日系(ANN)
自民総裁選、石破茂氏が選出 大逆転勝利は「2つのかたまり」 新内閣の要職に誰が?
過去最多9人が立候補した自民党総裁選。石破茂氏(67)が新たな総裁に選ばれました。注目の人事について政治部・官邸キャップ千々岩森生記者の解説です。
【画像】政治部・官邸キャップ 注目の人事について解説
■自民党「9人のスター」が誕生?
(Q.今回の総裁選は石破氏が逆転勝利を収めました。しかも、議員票も大きく伸ばし逆転しましたが、何があったのでしょうか?)
これは2つの「大きなかたまり」が動きました。
もともと石破氏には46人の議員票がありましたが、ここに今回3位の小泉進次郎氏(43)の陣営が乗りました。
そしてもう一人のキーパーソンは、岸田文雄氏(67)です。政治的立ち位置は石破氏と近い。さらに立候補していた林芳正氏(63)や上川陽子氏(71)も岸田氏の派閥でしたし、この岸田氏を中心とするグループが乗ったと。つまり「石破・小泉・岸田連合」が決選投票では成立したということになります。
(Q.党役員人事の予想を見ると、幹事長に小泉氏の名前があります)
可能性が高いわけではないのですが、石破氏が「刷新・改革・新鮮さ」をどう考えるかです。幹事長というのは選挙の顔ですが、小泉氏のような新しい形にしていくか。もしくは小泉陣営に今回入っていた、森山裕氏(79)です。自民党の中で人望もある。経験も豊富です。小泉氏と真逆のタイプですが、このようなタイプも選択肢の一つかと思います。
(Q.副総裁を見てみると、菅義偉氏(75)や岸田氏の名前があります)
副総裁は本当に党内の「重し」です。これまで石破氏が党内で人気がない、人望が今一歩となっていたなかで、党内に顔が利く菅氏や岸田氏のどちらかを副総裁に据えれば、党も安定感が出るかと思います。
(Q.副総裁は長年、麻生太郎氏(84)が務めていましたが、どうなるでしょうか?)
今回麻生氏は、直前になって高市氏を支持すると表明し、自民党内はかなりざわつきました。結果的に麻生氏は外れることになると思います。
(Q.閣僚を見ると、官房長官は岩屋毅氏(67)、齋藤健氏(65)です)
岩屋氏と石破氏は信頼関係が絶大です。今回も最後に石破氏の隣で涙を流していました。
この岩屋氏と共に小泉陣営にいて、もともと岩屋氏と近かった齋藤氏の名前も挙がってくるかとみています。
(Q.今回、史上最多9人での総裁選となりましたが、共に争った面々はどうなってくるのでしょうか?)
決選投票を争った高市早苗氏(63)は必ず入ってくると思います。そして、若手のホープとして今回名乗りを上げた小林鷹之氏(49)も十分あり得ると思います。
もともと近かった改革派の河野太郎氏(61)も考えられます。功労者であり、実力者でもある上川氏と加藤勝信氏(68)も入ってくるかもしれません。
今回自民党は、ある意味で「9人のスター」が生まれたと考えれば、顔が売れただけではなく実力もあるので、石破氏以外の8人は多くが党幹部か閣僚として登用されると思います。
(Q.本当に自民党が変わったかどうかは、我々も見ていかなくてはいけませんね)
まさにそうです。改革が必要だからこそ石破氏が当選したわけですし、不可欠な要素です。
(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年9月27日放送)
テレビ朝日
364
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:19:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/6247da56386eee022f30923446a21c8989a6c230
後藤謙次氏 自民党総裁選、決選投票で石破氏逆転の舞台裏解説 麻生時代は終わった?「事実上…」
9/27(金) 21:05配信
スポニチアネックス
東京・赤坂のTBS社屋
政治ジャーナリストの後藤謙次氏が27日、BS-TBS「報道1930」(月〜金曜後7・30)に生出演。自民党総裁選の決選投票で石破茂氏の「逆転勝ち」について解説した。
【写真あり】ファーストレディーとなる石破氏の美人妻・佳子さん
高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉進次郎元環境相(43)による三つどもえの争いとなり、1回目の投票で過半数を獲得した候補はなく、石破氏と高市氏による上位2人の決選投票に。1回目の投票では高市氏181票(議員票72、党員・党友票109)、石破氏154票(議員票46、党員・党友票108)だったが、2回目の投票で石破氏215票(議員票189、地方票26)、高市氏194票(議員票173、地方票21)と、石破氏の逆転勝利となった。
後藤氏は逆転が起きた理由として「一番大きいと思ったのは岸田さんのところ」と旧岸田派の力が大きかったと指摘。「岸田さんのところは候補者がいなかった。林さん、上川さんに乗せていた票を石破さんのところにそっくり乗せた」と林芳正氏と上川陽子氏の支持票が流れたと分析した。
「伏線があって、石破さんが24日に岸田さんと電話会談している。2つの質問、それは日米地位協定の改定問題、アジア版NATOについて問いただした。(石破氏は)物事の議論をするのにとっかかかりが必要なんで、今すぐという話じゃないと釈明した上で、岸田政権の政策の継続性というところで約束してるわけです」と政策を継続する約束を取り付けたことがプラスに働いたとみられる。
また「昨日の夜、麻生さんが岸田総理に電話して、もう一度3頭政治をやろうと。岸田、麻生、茂木という岸田政権を支えた3人をもう一度、次の高市さんのところでやろうと。それに対して岸田さんは拒絶した。その時点で、小泉さんたちのグループ含め、当選できなかった人の大勢が石破さんに流れた。それがこの差で逆転したと思う」とし、「麻生派は一枚岩になりきれなかった。そこの差が出たんだと思います」と指摘した。
麻生派が支援した高市氏は僅差で敗れ、麻生時代は終わったかという質問に「私は事実上終わったと思いますね」とズバリ。
「長老グループの退場の総裁選だったと思います。森喜朗さん、二階さん、83歳の麻生さん、そして菅さん。たった一人、60代で残ったのが岸田さん。しかも岸田派は解散しながら形は残っている。という面では、岸田さんに石破さんが大いに頼る部分が多いと思う。発足する人事も岸田さんのアドバイスをかなり受けるんだという形で進んでいくと思います」と見通しを示した。
365
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:32:58
https://mainichi.jp/articles/20240927/k00/00m/010/326000c?inb=ys
回目投票2位からの逆転劇 石破氏の総裁選勝利を生んだ「秋波」
深掘り
川口峻
竹内望
毎日新聞
2024/9/27 20:03(最終更新 9/27 21:24)
過去最多の9人が出馬し、異例の混戦となった自民党総裁選が27日投開票され、決選投票の末、石破茂元幹事長(67)=無派閥=が逆転勝利を収めた。決選投票は、高市早苗経済安全保障担当相(63)とわずか21票差だった。何が勝敗を分けたのか。
「誤算」だった1回目投票の結果
「私もこの仕事を38年やっているが、こんな総裁選は初めて体験した。今までは派閥の合従連衡で総裁が決まることが多かったが、今回はそれがなかった」
新総裁に選出された後の記者会見で、石破氏はそう振り返った。
石破陣営にとって、1回目の投票結果は「誤算」だった。陣営は1回目の党員・党友票(地方票)で首位に立ち、総裁となる正統性を示すことで決選投票を優位に進める狙いだった。
地方票の開票が進んでいた27日昼。石破氏の壮行会で、選対本部長を務める岩屋毅元防衛相は「石破氏がトータルで1位になることは確実だ」と自信を見せていた。
しかし、ふたを開けると、優勢とみられていた地方票は1票差で高市氏の後じんを拝し、議員票に至っては26票の差をつけられた。
議員票の比重が大きくなる決選投票で、最大派閥の安倍派(解散を決定)や麻生派の多くの議員から支持を受ける高市氏と戦うことになった石破氏。勝利に…
https://mainichi.jp/articles/20240927/k00/00m/010/333000c
麻生、安倍派は「消極的支持」で広がり欠く 決選投票で破れた高市氏
深掘り
遠藤修平
園部仁史
高橋祐貴
毎日新聞
2024/9/27 20:00(最終更新 9/27 21:06)
過去最多の9人が出馬し、異例の混戦となった自民党総裁選が27日投開票され、決選投票の末、石破茂元幹事長(67)=無派閥=が逆転勝利を収めた。決選投票は、高市早苗経済安全保障担当相(63)と21票差の激戦。何が勝敗を分けたのか。
決して高くなかった注目度
「高市早苗くん72票」
1回目の投票で高市氏の議員票が読み上げられると、投開票会場となった党本部8階ホールに詰めかけた自民議員から「おおーっ!」とどよめきが起きた。報道各社の事前調査での30〜40票を大きく上回る結果だったためだ。
序盤戦では、高市氏への注目度は決して高くはなかった。出馬表明の時期は9人中7番目。ようやく集まった推薦人20人には政治資金パーティー裏金事件で収支報告書に不記載があった議員が13人に上り、推薦人集めに苦労したことがうかがわれた。
潮目を変えたのは、予想…
https://mainichi.jp/articles/20240926/k00/00m/010/377000c?inb=ys
小泉氏まさかの失速 「次世代のリーダー候補」決選投票残れず
森口沙織
毎日新聞
2024/9/27 14:10(最終更新 9/27 19:01)
27日投開票された自民党総裁選で、小泉進次郎元環境相(43)は、党所属の国会議員票368票と党員・党友票(地方票)368票の計736票で争われた1回目の投票で3位に終わり、上位2人による決選投票に進めなかった。「次世代のリーダー候補」の初出馬は大きな注目を集め、議員票は9候補中トップだったものの、想定外だった地方票の伸び悩みが影響し、失速した格好だ。
「よく分析したい。チームは最高だったので、敗因があるとしたら、私の中で足りないものがあったと思う」。総裁選後、記者団に敗因を問われた小泉氏はこう答えた。
「大丈夫なのか?」「やばいでしょ」
選挙戦が終盤にさしかかった9月下旬の3連休、小泉陣営に衝撃が走った。週末に陣営が実施した地方票の動向調査の結果が想定以上に悪かったためで、関係者によると、石破茂元幹事長(67)がトップに立ち、高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉氏の順だった。なかでも関係者を驚かせたのは、小泉氏と2位高市氏との差。決選投票に進めるかどうかを占う大事な数字だが、10ポイントほどの差がついていたという。陣営関係者は「地方票がこんなにも積み上げられていないのは予想外だ」と力なく語った。
そもそも小泉氏の最大の強みは地方票獲得にも通じる高い知名度と人気だ。小泉氏は9人の候補のなかで最も若く、元首相の純一郎氏を父に持つ。9月6日の出馬記者会見では、「聖域なき規制改革」など改革姿勢を前面に押し出し、早期の衆院解散・総選挙に踏み切る考えを示すなど話題をさらった。街頭演説には5000人を超える聴衆(陣営発表)を集め、その勢いをまざまざと示した。
選挙期間中、議員からの支持は着実に広がりを見せた。告示日に発表された推薦人には、出馬を断念した野田聖子元総務相が入り、それ以降も、同じく出馬を断念した斎藤健経済産業相や、岸田文雄首相側近の木原誠二幹事長代理らが陣営に加わった。小泉氏周辺は「日々、どんどん増えている」と手応えを語っていた。
一方で、…
366
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:33:33
https://mainichi.jp/articles/20240927/k00/00m/010/296000c
「安倍氏の天敵」石破新総裁 自民党内に残る拒否感、どうなる衆院選
深掘り
川口峻
竹内望
毎日新聞
2024/9/27 18:49(最終更新 9/27 20:42)
自民党総裁選は27日、決選投票の結果、石破茂元幹事長(67)が高市早苗経済安全保障担当相(63)を破り、第28代総裁に選出された。
石破新総裁は10月1日に新首相に指名される見通しで、厳しさを増す安全保障環境や経済対策など、山積する国内外の課題に向き合うことになる。近く実施される可能性がある次期衆院選を見据え、挙党態勢を構築できるかも問われる。
日米地位協定「見直しに着手」
防衛庁長官や防衛相を歴任するなど安全保障政策に精通しているとされる石破氏。総裁選でもロシアのウクライナ侵攻に触れ、アジア版NATO(北大西洋条約機構)の創設に意欲を示すなど持論を展開した。
総裁選9候補による17日の那覇市の演説会では、米軍の法的な特権を認めた日米地位協定について「見直しに着手する」と表明。「主権国家としての責任を果たしていかなければいけない」として、沖縄県内の米軍基地を自衛隊との共同管理にすべきだと主張した。
10日の政策発表記者会見では地位協定改定に関し「検討を始める」としており、より踏み込んだ形だ。運用改善にとどまらない改定は、戦後の歴代政権が手を付けられなかった課題で、石破氏はまずは党内議論を開始させたい考えだ。
金融所得課税、実行なら株価に影響も
総裁選では、岸田文雄政権が棚上げした金融所得課税の強化が論点として再浮上し、石破氏は…
367
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:35:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/62419dbd17f24e7bcf31e88a25c34304d47b3e64
麻生派の高市氏支援が逆効果?石破氏“大逆転”で涙の議員も…小泉氏陣営や旧岸田派が石破氏支持に流れたか
9/27(金) 16:03配信
FNNプライムオンライン
自民党総裁選の結果と党内の反応について、最新情報を国会記者会館の瀬島記者がお伝えします。
【画像】激闘の総裁選を終え、小泉進次郎氏の目には光るものが…
一回目の結果が大きく覆る大逆転劇ともいえる展開に、会場内からは大きなどよめきが起こり、涙を流す議員の姿もみられました。
あるベテラン議員は「アメリカ、中国との外交関係を考えても良い結果になった」と話している他、岸田総理周辺は、「ギリギリの戦いだった。皆、衆議院選挙でどちらが勝てるかを考えたのではないか」と話しています。
一方、高市陣営からは「党員票の結果を覆すことになり、ありえない」との声もあがっています。
一回目では、予想より差を付けて高市氏が勝利していたため、一時、高市氏優勢との見方も出ていたため、これを覆す結果に驚きの声も多く上がっています。
逆転の要因については、高市氏を麻生派などが支援したものの、「これが逆効果だったのでは」との見方もあがっていて、決選投票では、3位となった小泉氏陣営や旧岸田派が大きな塊として、石破氏に流れたものとみられます。
石破氏はこの後週末にかけて、人事構想を練る見通しで、ライバル候補を起用するのかなどが焦点となります。
フジテレビ,政治部
368
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:37:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/37f9554e429c6d42790c96544d8e845e06e249e6
「石破新総裁誕生」の立役者となった”もうひとりのキングメーカー”とは? 決選投票「大逆転」の舞台裏
9/27(金) 20:09配信
集英社オンライン
やはり背後ではドンたちが…
9月27日に行われた自民党総裁選は、1回目の投票で2位に甘んじた石破茂元幹事長が、逆転で当選した。序盤は「進次郎の圧勝まである」といわれ、終盤は「高市が猛追」といわれた今回の総裁だが、最後に笑ったのは石破氏だった。その背後ではやはり“派閥ボス”たちがうごめいていて…
【写真】総裁選「影の勝利者」といわれるのはこの人
逆転を狙った麻生氏の「一手」
結局はキングメーカーの座を争う“派閥ボス”たちの意向がモノを言う総裁選だった。
9月27日に行われた自民総裁選は石破茂元幹事長が当選した。
石破氏は1回目投票で、181票を集めてトップになった高市早苗経済安全保障相に次ぐ2位(154票)に甘んじたものの、決選投票では議員票を143票も積み増して高市氏に逆転勝利、第102代総理大臣に就くことが確定的となった。
この逆転劇をもたらしたのは水面下での派閥ボスらによるめまぐるしい攻防戦があった。まずは唯一、派閥を維持している麻生派の麻生太郎副総裁。
麻生氏の狙いは次期首相を自らの手で誕生させ、総裁選後も自民党内で主流派の地位に留まり、影響力を維持すること。
「ただ、麻生派として推していた河野太郎デジタル相、上川陽子外相ともに支持が増えず、決戦投票に残れない見込みとなった。
一方でキングメーカー争いをする菅義偉元首相は関係のよい石破氏、小泉進一郎元環境相が決選投票に駒を進める可能性が大で、どちらが当選してもいい左うちわ状態。
このままでは手駒切れの麻生氏は非主流派に転落するだけでなく、84歳という年齢を考えれば、政界引退も迫られかねない崖っぷち状態にありました」(全国紙政治部デスク)
そこで打ち出したのが河野、上川支持を見合わせ、1回目の投票から麻生派として決選投票に残りそうな高市氏に票を集めて、チーム菅に対抗するという作戦だった。
「麻生氏が高市支持に回り、茂木派にも同調を呼びかけたという情報が自民党内に飛び交ったのは総裁選2日前の9月25日夜半のこと。
総裁選当日、1回目投票で直前まで議員票は35票ほどと目されていた高市氏が72票も集めて総裁選会場がどよめきましたが、この異様な票の積み増しは麻生派、茂木派、さらには勝ち馬に乗ろうとする約45票の浮動票からの得票があったから。
実際、54人もいる麻生派が推す河野氏の得票は22票にすぎなかった。麻生氏の呼びかけを受け、かなりの麻生グループ票が高市氏へと流れたと考えるべきでしょう」(前同)
ただし、結果は石破陣営の大逆転。当選のあいさつをする石破氏を見つめる麻生氏が苦虫を嚙み潰したような表情だったことは言うまでもない。
高笑いが止まらない岸田派
対照的に会心の表情だったのが、麻生、菅両氏とキングメーカーを争う岸田首相だった。
総裁選前日の26日午後、岸田グループ内にこんな首相の支持が飛び交ったのだ。岸田派国会議員秘書がこう証言する。
「決戦投票で岸田グループとしてどのような投票行動をとるのか、アメリカからの外遊帰国後も音沙汰なしだった岸田首相が突然、だれであろうと1回目投票で1位になった候補に岸田グループとして投票をしようとの呼びかけがあったんです」
この指呼びかけの意味することは「事実上の石破氏への投票指示だった」と指摘するのは前出の政治部デスクだ。
「党員の投票も反映される1回目投票こそ民意であり、それを尊重して決選投票では1位候補に投票することになったというのが、岸田首相周辺の説明でした。
369
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:37:48
この言い分なら岸田グループが派閥による数字合わせに動いたという批判を浴びずにすむ。
ただ、その時点ではだれもが1回目投票では地方人気の高い石破氏がトップに立つと考えていた。つまり、1位候補に投票せよという呼びかけはイコール”石破に投票せよ”という指示なんです」
その真意を汲んだ岸田グループ議員は、1回目投票で予想を覆して高市氏が1位になるというサプライズにも動じず、石破候補に票を投じたと見られる。
「靖国参拝継続、対中国外交の強硬路線化など、高市さんの政策は自民内でも最右派。
その高市さんが首相では穏健保守層などが離反し、総選挙は戦えないというのが岸田首相の持論。対中関係を重視する公明党も高市政権誕生には消極的だった。
そこに直前の岸田首相の指示で決戦投票では岸田グループは結束して石破支持に回った。それが石破氏の議員票143票積み増しとなって現れ、決戦投票での大逆転につながったというわけです。
これで岸田グループの主流派入りは決まった。石破新政権では岸田派は閣僚ポストや党人事でかなりのポストを得られるのではと期待しています」(前同)
岸田派は高笑いが止まらないのではないか?
進次郎氏は「官房長官」か「幹事長」?
それではもう一人のドン、菅元首相の動きはどうだったのか? 政治ジャーナリストがこう解説する。
「これは既定路線通りです。まずは進次郎氏を全力で推し、決選投票に残れなかった場合は関係の良好な石破推しに切り替えるというのが菅元首相の作戦。実際、決選投票では小泉陣営に投票した75人の国会議員のうち、かなりの部分がそのまま横滑りで石破氏に投票したと見ています」
じつは石破氏は7月1日に二階派の大番頭である武田良太元総務相を交え、菅元首相と都内のホテルで食事をしている。
「その時、総裁選での支援を求める石破氏に対して、菅元首相は『今回は同じ神奈川県選出の進次郎を推す。ただし、それはあくまでも神奈川県連として推すということ』と伝えたと聞いています。
その意味することは個人としては石破支援もありうるということ。石破氏も小泉氏が決戦投票に進めず、神奈川県連で推すという縛りがなくなれば、菅元首相は2回目投票では自分の支援に回ってくれるという手ごたえを感じたはずです」
永田町では菅・小泉陣営が石破当選に貢献したことから、組閣後に小泉氏が官房長官、または党幹事長に就任するのではという観測が早くも浮上するほどだ。
まぎれもなく菅・小泉連合軍は新政権で勝ち組に残ったと言えるだろう。
とはいえ、裏金問題など、自民党への怒りはまだまだ大きい。
党再生に向けて派閥を解消したとアピールしておきながら、実際には決戦投票直前に派閥ボスたちがキングメーカーの座を賭けて水面下で数字合わせに走っていたとわかれば、次の総選挙で自民は有権者にそっぽを向かれ、敗北することになるかもしれない。
次期衆院選は年内、早ければ11月初旬にも行われる見込みだ。
取材・文/集英社オンラインニュース班
集英社オンライン編集部ニュース班
370
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:41:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/05ade07ba403070ef017fa231d506268fd750553
派閥単位の動き制約、党内基盤弱い2人が決選投票に…石破茂・新総裁「今までと全く異なる」
9/27(金) 21:29配信
読売新聞オンライン
自民党の総裁選を終えて、健闘をたたえ合う石破茂新総裁(右から2人目)と高市早苗経済安保相(同4人目)ら。中央は岸田首相(27日、党本部で)=川口正峰撮影
27日に投開票された自民党総裁選は、派閥単位の動きが制約され、地方の声が大きく反映される結果となった。「派閥」を支持基盤とする候補は苦戦を強いられる一方、かねてから党内基盤が弱いと指摘され続けてきた石破茂・元幹事長と高市経済安全保障相が決選投票に進み、「脱派閥」も印象付けた。
「(これまでは)派閥の合従連衡で総裁が決まることが多かった。今回は今までと全く異なる総裁選だった」
石破氏は党本部で開かれた新総裁選出後の記者会見で、こう強調した。
党派閥の政治資金規正法違反事件を受け、派閥解消の流れを受けて初となった今回の総裁選では、派閥の締め付けが緩くなり、立候補に推薦人が必要となった1972年以降、過去最多の9人が出馬した。
候補が乱立し、それぞれに推薦人を出した結果、派閥や旧派閥の支持は分散した。唯一従来の派閥を維持する麻生派でも、麻生副総裁が河野デジタル相の支持を表明する一方、推薦人は7陣営に分かれた。
旧安倍派も支持はバラバラだった。福田達夫・元総務会長ら中堅・若手が小林鷹之・前経済安保相を支持したが、「裏金議員」の負のイメージが解消されず、表立った支援を敬遠されるケースもあった。
「股裂き状態だ」(中堅)との悲鳴が上がったのは、総裁派閥だった旧岸田派だ。同派から林官房長官と上川外相が出馬したほか、岸田首相側近の木原誠二幹事長代理らが小泉進次郎・元環境相を支持した。旧茂木派も茂木幹事長と加藤勝信・元官房長官の2人が出馬した。
派閥単位の支持が割れた結果、1回目の投票で党員票の比重が高まり、党員票を激しく奪い合った石破、高市両氏が決選投票に進み、最後まで競り合った。当初は出馬に必要な20人の推薦人確保も危ぶまれた両氏だけに、党内では「総裁選が様変わりした証しだ」と受け止められている。
もっとも、最終盤では麻生派や旧岸田派がそれぞれの枠組みで連携する動きを見せた。党内には「権力闘争は党を活性化させる。一定の塊は必要だ」(閣僚経験者)との声も出ている。
371
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:50:44
https://www.tokyo-np.co.jp/article/356985
「あれで石破さんに決めた議員は多いと思う」 決選投票前、最後の訴えで石破茂氏が語った「お詫び」 自民総裁選
2024年9月27日 20時52分
27日の自民党総裁選の決選投票で、国会議員票の行方の決め手となったのは、石破茂氏と高市早苗氏の「最後の訴え」だった?
今回の総裁選では、決選投票に残った2人の候補者に5分間ずつのスピーチの時間が設けられた。石破氏の演説には「心を動かされた」(旧岸田派中堅)などと好意的な反応が見られた半面、高市氏は制限時間を超えて話し続けてスタッフに指摘されるなど、ちぐはぐな印象を与えたようだ。(デジタル編集部)
決選投票を前に支持を訴える石破茂氏=9月27日午後、自民党本部で(佐藤哲紀撮影)
石破氏は冒頭、第2次安倍晋三政権など歴代政権に批判的な立場をとることが多かった過去について「多くの足らざるところがあり、多くの方々の気持ちを傷つけた」と述べ、「心からお詫びを申し上げる」と謝罪。その上で、「1人残らず同志が、来たる国政選挙において議席を得ることができるよう、日本国のために全身全霊を尽くしていく」と呼び掛けた。
2人の演説を聞いた麻生派の若手は「最後のスピーチで石破さんに決めた議員は多いと思う。高市さんはもっと準備すべきだった」と話した。
372
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:50:58
【石破茂氏の演説全文】
衆議院議員の石破茂であります。冒頭、お正月の震災そして先般の豪雨、犠牲になられた方、傷つかれた方、そういう皆様方に心から哀悼の誠を表し、お見舞いを申し上げる次第であります。そして今この瞬間も懸命に職務に当たっておられる多くの皆様方に、心から敬意を表します。
決選投票を前に支持を訴える石破茂氏=9月27日午後、自民党本部で(木戸佑撮影)
この総裁選挙に当たりまして、ここまでこさせていただくことができました。大勢の同志議員の皆様、そして全国の党員党友の皆様そして広く国民の皆様方に、賜りましたご厚情に心から厚く御礼を申し上げます。
この総裁選挙は岸田総理総裁が、この自由民主党に対する多くの不信、そういうものにけじめをつけるために、自ら身を引かれた。ということに大きな要因がございます。
岸田総理総裁が、3年にわたりまして内政そして外交を果たしてこられた大きなご功績に同志の皆様とともに、心から敬意を表します。総理総裁、誠にありがとうございました。
私は至らぬものでありまして、議員生活38年になります。
多くの足らざるところがあり、多くの方々の気持ちを傷つけたり、いろんな嫌な思いをされたりされた方が多かったかと思います。自らの至らぬ点を心からお詫びを申し上げます。とともに、この総裁選挙を通じまして、多くのことを学ばせていただきました。
ともに戦いました多くの候補者の皆様方から、多くの教えをいただきました。政治家としての生きざまも教えていただきました。総裁選が終わりました後は、本当に心を一つにして、日本国のために自由民主党のために、ともに手を携え、全身全霊を尽くしたいと思っております。
立候補への決意を表明しましたときに、私は育ちました地元の神社の前で出馬表明をいたしました。暑い日でした。
もう今から60年も前のことになります。夏休みでした。そこで夏祭りがありました。今ほど豊かではなかったけれど、そこには大勢の人の笑顔がありました。今ほど豊かではなかったかもしれないけれど、大勢の人が幸せそうでした。もう一度そういう日本を取り戻したいと思っています。
お互いが悪口を言い合ったり、足を引っ張ったりするのではなく、ともに助け合い、悲しい思いでいる人、苦しい思いでいる人、そういう人たちを助け合うような、そういう日本にしてまいりたいと思っております。
決選投票を前に支持を訴える高市早苗氏=9月27日午後、自民党本部で(木戸佑撮影)
日本を守りたい。国民を守りたい。地方を守りたい。そしてルールを守る自民党でありたい。そのように思い、訴えてまいりました。
日本を守りたいと思います。この総裁選挙の間も様々なことがございました。今のままでいいと私は全く思っておりません。
安全保障に長く携わってまいりました。国を守ってまいります。そして、国民を守ってまいります。1人1人が幸せを実感できる。安心と安全を実感できる。もう一度1人1人に笑顔が戻ってくる。そういう日本を必ず作ってまいります。
地方を守っていかなければなりません。どんどんと人口が減っていく、そういう地方であってはなりません。地方を取り戻してまいります。
そして、ルールを守る自民党でなければなりません。ルールを守る自由民主党、そして国民を信じる自由民主党でなければなりません。
国民の皆様方は、なお自民党を信じていないかもしれない。しかしながら私は国民を信じて逃げることなく、正面から語る自由民主党を作ってまいります。勇気と真心を持って真実を語る。そういう自由民主党を、私は同志の皆様とともに必ず作り、1人残らず、同志が来る国政選挙において議席を得ることができますように、日本国のために全身全霊を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
373
:
OS5
:2024/09/27(金) 21:55:08
https://www.asahi.com/articles/ASS9W3RWSS9WUTFK00BM.html
石破総裁が誕生した逆転劇の要因 「結局、岸田だ」高市陣営は恨み節
有料記事自民
今野忍2024年9月27日 20時31分
27日に投開票が行われた自民党総裁選は、決選投票の末、石破茂元幹事長(67)=無派閥=が勝利した。勝敗の行方を左右したのは、退任する岸田文雄首相(67)が率いる旧岸田派の支援だった。国民目線の政治の実現に向けて、新首相となる石破氏の手腕が試される。
自民党本部8階のホール。決選投票の結果が発表されると、新総裁に決まった石破氏は立ち上がり、周囲の議員に頭を下げた。そして、うっすら笑みを浮かべ、右手を高々と上げた。
初挑戦は2008年。歴代最多の5度目の立候補となった今回の総裁選を、石破氏自身が「最後の戦い」と位置づけた。
12年の総裁選は、地方票で圧倒的な支持を得ながら決選投票で安倍晋三氏に逆転を許した。議員の仲間を増やすため、15年には自らの派閥を立ち上げた。
だが「議員同士の会合より読書を優先したい」と群れることを嫌う石破氏の周囲に、なかなか仲間は集まらなかった。
18年、20年の総裁選に挑んだが、いずれも敗退。責任を取って派閥会長を辞し、仲間は散り散りになった。党内の誰もが「石破は終わった」と感じていた。
374
:
OS5
:2024/09/27(金) 22:35:04
衆議院 令和6年9月19日現在
258自由民主党・無所属の会
099立憲民主党・無所属
045日本維新の会・教育無償化を実現する会
032公明党
010日本共産党
007国民民主党・無所属クラブ
004有志の会
003れいわ新選組
007無所属
額賀福志郎 議長
海江田万里 副議長
秋本真利
>>1754
汚職事件で起訴
池田佳隆
>>1452
裏金問題で起訴
塩谷立
>>1659
裏金問題で離党勧告
吉川赳
>>41
パパ活で離党
吉田豊史
>>145
金銭問題で離党勧告
参議院 令和6年9月26日現在
114自由民主党
041立憲民主・社民・無所属
027公明党
021日本維新の会・教育無償化を実現する会
011国民民主党・新緑風会
011日本共産党
005れいわ新選組
002沖縄の風
002NHKから国民を守る党
011各派に属しない議員
尾辻秀久 議長
長浜博行 副議長
大野泰正 自民離党裏金
世耕弘成 自民離党裏金
鈴木宗男 維新離党(ロシア訪問)
寺田静 野党系当選2019秋田
堂込麻紀子野党系当選2022茨城
永江孝子 野党系当選2019愛媛
(嘉田由紀子と碧水会→解消)
上田清司 国民民主推薦当選2022さいたま
(24年1月国民民主会派を脱会)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1348989696/8276
神谷宗幣 参政党比例2022
平山佐知子2016民進党線2017離党 2022非自民非民主系で再選
375
:
OS5
:2024/09/27(金) 22:36:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/073621adef1aa40dc2a68f5c0a570da51e1067a0
小泉進次郎氏が総裁選で失速した理由、政策打ち出しの初動ミス挽回できず、地方票に泣く
9/27(金) 21:55配信
産経新聞
自民党総裁選後、報道陣の取材に応じる小泉進次郎元環境相=27日午後、党本部(鴨志田拓海撮影)
「議員票1位、党員票3位、胸を張って堂々と(陣営の選対事務所に)戻ってこられた。皆さんが使ってくれた時間を、何倍にもお返しできるように頑張っていきたい」
小泉進次郎元環境相(43)は27日、自民党総裁選終了後に支援を受けた議員たちを前にこう述べた。
「ポスト岸田」の大本命として国会議員票では首位となる75票を集めたが、党員票で石破茂元幹事長と高市早苗経済安全保障担当相に想定以上の大差をつけられた。
小泉純一郎元首相を父に持ち、巧みな弁舌を併せ持つ小泉氏は当初、抜群の知名度で党員票でも優位に立つとみられていた。
しかし、報道各社の調査によると、他の総裁選候補と臨んだ討論会を重ねるごとに失速の傾向が強まっていった。選挙戦中盤に地方創生などに関する追加公約を発表したが、勢いは取り戻せなかった。
小泉氏を支援した若手議員は解雇規制の見直しなどを念頭に「政策の打ち出し方を誤らなければ勝っていた」と悔やむ。
特に、これまでの家族観を変える選択的夫婦別姓制度の早期導入は、保守層の警戒を招いたとの見方が根強い。
14日に名古屋市で行われた初の合同街頭演説会で夫婦別姓に触れた際も聴衆の反応は鈍かった。総裁選の途中から急遽、「愛国心」に言及し始めたが、後の祭りだった。
島根県連幹部は「党員は一般有権者よりも年齢層が比較的高い。小泉氏の主張が『わがこと』として響かなかったのではないか」と解説する。
史上最年少首相の誕生は党員の厚い壁に阻まれた。小泉氏は記者団に「この糧を次の一つ一つに生かしていきたい」と意気込んだ。(竹之内秀介)
376
:
OS5
:2024/09/27(金) 22:37:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/95b37962b9b9c9986a7b67a6e14f23609774c58d
安倍氏国葬から2年 高市早苗氏総裁選善戦も「包囲網」で敗れる、保守層の期待変わらず
9/27(金) 21:52配信
産経新聞
自民党総裁選後、報道陣の取材に応じる高市早苗経済安全保障担当相=27日午後、党本部(鴨志田拓海撮影)
27日に行われた自民党総裁選で、高市早苗経済安全保障担当相(63)が決選投票の末、女性初の首相の座を逃した。選挙管理委員会が文書郵送の禁止を通知して以降に政策リーフレットが全国の党員らに届いたことが他陣営から問題視され、これが尾を引いたとの見方もある。ただ、1回目の投票で最多の181票を獲得したことで、保守層からの期待の大きさを改めて見せつけた形だ。
高市氏は総裁選後、目を赤くしながら党本部で記者団の取材に応じ、「私自身の力不足だ。多くの方に助けていただきながら申し訳ない」と語った。
前回総裁選で支援を受けた安倍晋三元首相の死去に伴い、党内基盤の弱体化が懸念された中、1回目の投票では9候補の中でトップに立った。
しかし、上位2人による決選投票では一転、国会議員票が伸びを欠いた。陣営関係者は、18日に高市氏の地元秘書が記者会見を開き、他陣営にも同様の事案があると持ち出したことも念頭に「『高市包囲網』ができてしまった」と悔やんだ。
もっとも、高市氏の勢いはリーフレット問題が発覚した後も衰えなかったことは事実だ。安倍氏と同様、男系による皇位継承の伝統を守り抜くという意志や、これまでの家族観を変える選択的夫婦別姓制度導入に慎重な姿勢などが党員から高く評価されたとみられる。
「今日で安倍元首相の国葬儀から2年になる。良い報告ができなかったことを申し訳なく思っている。今後の予定については申し上げられる状況にはない」
高市氏は記者団にこう述べるにとどめた。しかし、自民幹部は「高市氏は都市圏などで想定以上に支持を集めた。保守層への影響力は大きく、石破茂新総裁がどう処遇するかが重要になる」と語った。(長橋和之)
377
:
OS5
:2024/09/27(金) 22:54:43
https://www.tokyo-np.co.jp/article/356902
「飛ばし記事だ」河野太郎氏が批判 「麻生太郎氏が高市早苗氏支援」一部報道は「選挙妨害」 自民党総裁選
2024年9月27日 13時12分
自民党総裁選の投開票日となった27日午前、候補者の1人である河野太郎デジタル相が記者会見で「こういう報道は選挙妨害でもありますし、政治不信を招く要因だと思います」と語気を強めて批判する場面があった。(デジタル編集部)
自民党総裁選の報道を批判した河野太郎デジタル相(デジタル庁の会見動画のスクリーンショット)
河野氏が言及したのは、所属する自民党麻生派のトップである麻生太郎副総裁が、総裁選で高市早苗経済安全保障担当相を支持する意向を固めたとする産経新聞の報道だ。
産経新聞は26日夜、「<独自>自民・麻生副総裁が高市氏支持へ、麻生派議員にも指示 1回目から」と題して報じた。複数の党幹部に確認した話として、麻生氏が派閥議員に、総裁選の1回目の投票から高市氏を支援するように指示を出したという内容だ。
閣議後の記者会見で報道について問われた河野氏は、「そんなことは全く、私、聞いておりませんし、麻生副総裁は、きょうの私の決起集会にも出席予定と聞いております」と事実関係を否定した。
◆「どれだけ政策を訴えても政局ばかり優先される」
報道機関への苦言は止まらず、「結局、候補者がどれだけ政策を訴えても政局ばかりが優先され、しかも、こういう『飛ばし記事』(事実確認が不十分な記事)があたかも事実であるかのごとく流されるのは、極めて残念」などと1分超にわたって訴えた。
以前は、自民党総裁にふさわしい政治家の世論調査で上位に入ることがあった河野氏だが、今回の総裁選では苦戦を強いられている。
自民党麻生派会長の麻生太郎副総裁
8月26日の立候補表明の記者会見では、河野氏は「かつて世論調査やると、『河野太郎さん第1位』ということもあった」と苦笑いを浮かべつつ、「残念ながら少し数字が悪くなっておりますが、デジタル化を進めていく上であったり、いろんなことが影響しているのかなというふうに思います。世論の支持を得られるように努力をしていきたい」と語っていた。
国民人気に陰りがみられる河野氏が頼ったのは、麻生派の支援だった。河野氏は、同じ神奈川県連所属で「脱派閥」を唱える菅義偉前首相とも近い関係にあるが、今回は菅氏と距離のある麻生氏に頼った形だ。
河野氏は記者会見で、派閥のあり方について「自民党全体として派閥は解散すべきとした方向性は妥当だと考えるか」と問われると、「カネについては、派閥のパーティーはやらないということになり、この問題はなくなってきた。人事についても自民党のガバナンスコードで、派閥による人事はやらないということになっている」と答え、派閥解散に慎重な姿勢を示した。
378
:
OS5
:2024/09/27(金) 23:04:42
来年は都議選と参院選が重なる年なのか
ここが石破総理の鬼門かな?
逆に乗り越えられれば黄金の3年間か
2025年7月参院選
2025年7月都議選
2025年10月衆院任期満了
2027年4月統一地方選
2028年7月参院選
2028年末ころ 次の任期満了
379
:
OS5
:2024/09/27(金) 23:06:10
総裁の任期満了が27年9月だから黄金の2年間か
2025年7月参院選
2025年7月都議選
2025年10月衆院任期満了
2027年4月統一地方選
2027年9月自民党総裁任期満了
2028年7月参院選
2028年末ころ 次の任期満了
380
:
OS5
:2024/09/27(金) 23:29:40
https://www.sankei.com/article/20240927-NRCJKLX5LZPZTILIZ63TNOZ7ZA/
小泉進次郎氏が総裁選で失速した理由、政策打ち出しの初動ミス挽回できず、地方票に泣く
2024/9/27 21:48
「議員票1位、党員票3位、胸を張って堂々と(陣営の選対事務所に)戻ってこられた。皆さんが使ってくれた時間を、何倍にもお返しできるように頑張っていきたい」
小泉進次郎元環境相(43)は27日、自民党総裁選終了後に支援を受けた議員たちを前にこう述べた。
「ポスト岸田」の大本命として国会議員票では首位となる75票を集めたが、党員票で石破茂元幹事長と高市早苗経済安全保障担当相に想定以上の大差をつけられた。
小泉純一郎元首相を父に持ち、巧みな弁舌を併せ持つ小泉氏は当初、抜群の知名度で党員票でも優位に立つとみられていた。
しかし、報道各社の調査によると、他の総裁選候補と臨んだ討論会を重ねるごとに失速の傾向が強まっていった。選挙戦中盤に地方創生などに関する追加公約を発表したが、勢いは取り戻せなかった。
小泉氏を支援した若手議員は解雇規制の見直しなどを念頭に「政策の打ち出し方を誤らなければ勝っていた」と悔やむ。
特に、これまでの家族観を変える選択的夫婦別姓制度の早期導入は、保守層の警戒を招いたとの見方が根強い。
14日に名古屋市で行われた初の合同街頭演説会で夫婦別姓に触れた際も聴衆の反応は鈍かった。総裁選の途中から急遽、「愛国心」に言及し始めたが、後の祭りだった。
島根県連幹部は「党員は一般有権者よりも年齢層が比較的高い。小泉氏の主張が『わがこと』として響かなかったのではないか」と解説する。
史上最年少首相の誕生は党員の厚い壁に阻まれた。小泉氏は記者団に「この糧を次の一つ一つに生かしていきたい」と意気込んだ。(竹之内秀介)
381
:
OS5
:2024/09/27(金) 23:30:05
https://www.sankei.com/article/20240927-K5QT3LCLHFI3NFX72PU6V3HZRE/
安倍氏国葬から2年 高市早苗氏総裁選善戦も「包囲網」で敗れる、保守層の期待変わらず
2024/9/27 21:45
27日に行われた自民党総裁選で、高市早苗経済安全保障担当相(63)が決選投票の末、女性初の首相の座を逃した。選挙管理委員会が文書郵送の禁止を通知して以降に政策リーフレットが全国の党員らに届いたことが他陣営から問題視され、これが尾を引いたとの見方もある。ただ、1回目の投票で最多の181票を獲得したことで、保守層からの期待の大きさを改めて見せつけた形だ。
高市氏は総裁選後、目を赤くしながら党本部で記者団の取材に応じ、「私自身の力不足だ。多くの方に助けていただきながら申し訳ない」と語った。
前回総裁選で支援を受けた安倍晋三元首相の死去に伴い、党内基盤の弱体化が懸念された中、1回目の投票では9候補の中でトップに立った。
しかし、上位2人による決選投票では一転、国会議員票が伸びを欠いた。陣営関係者は、18日に高市氏の地元秘書が記者会見を開き、他陣営にも同様の事案があると持ち出したことも念頭に「『高市包囲網』ができてしまった」と悔やんだ。
もっとも、高市氏の勢いはリーフレット問題が発覚した後も衰えなかったことは事実だ。安倍氏と同様、男系による皇位継承の伝統を守り抜くという意志や、これまでの家族観を変える選択的夫婦別姓制度導入に慎重な姿勢などが党員から高く評価されたとみられる。
「今日で安倍元首相の国葬儀から2年になる。良い報告ができなかったことを申し訳なく思っている。今後の予定については申し上げられる状況にはない」
高市氏は記者団にこう述べるにとどめた。しかし、自民幹部は「高市氏は都市圏などで想定以上に支持を集めた。保守層への影響力は大きく、石破茂新総裁がどう処遇するかが重要になる」と語った。(長橋和之)
382
:
OS5
:2024/09/27(金) 23:51:55
https://news.goo.ne.jp/article/dot/nation/dot-235133.html
#google_vignette
逆転勝利した石破茂・新総裁に訪れる最初の難問 「とんがっている」高市氏をどう処遇するのか
2024/09/27 21:47
9人もの立候補者が乱立した自民党の総裁選を制したのは、石破茂元幹事長だった。
各種の情勢調査などから9人のうち、石破氏と高市早苗経済安保相、小泉進次郎元環境相の3人がリードしていることが明らかで、3人のうち2人が決選投票に進むとみられていた。実際、9月27日の投開票結果は、1回目の投票で高市氏が1位で181票、石破氏が2位で154票を獲得し、決選投票に進んだ。「勝ち馬」とみられた小泉氏は136票で3位に沈んだ。
1回目の投票で高市氏は国会議員票で2位、党員票は1位だった。とくに決戦投票で重視される議員票で72票を獲得して、46票の石破氏に大きな差をつけ、このまま勝利するかと思われた。
だが、決選投票では石破氏が215票を獲得し、194票の高市氏を押さえて、新総裁の座を掴み取った。獲得した議員票は、石破氏が189票、高市氏が173票で、2回目の投票で、国会議員が大挙して石破氏に流れたことがわかる。
■石破氏が選ばれた3つのポイント
自民党の政務調査役を長く務めた政治評論家の田村重信氏は、こう解説する。
「石破氏が選ばれたポイントは3つほどあると思います。衆院の解散総選挙が近いこと、野党の立憲民主党が論戦に強い野田佳彦元首相を代表に選んだこと、そして総理大臣の靖国神社参拝など、とんがっている高市氏より総裁選5回目という安定感の石破氏、という結果でしょう」
田村氏が「とんがっている高市氏」というのは、タカ派的な高市氏の発言や行動が、批判を招きかねないという点だろう。高市氏はこれまで靖国神社に春・秋の例大祭と終戦の日に参拝をしてきたといい、総裁選中に靖国参拝について問われた際には、
「靖国神社は戦争を美化する施設ではなく、外交問題にされるべきではない。自分の気持ちに正直でありたい。適切な時期に普段通り、淡々とお参りしていく」
と総裁選で勝利し、総理大臣になっても靖国参拝を続けることを公言していた。
総裁選後、報道陣に対応する高市氏
■「10月にすぐ靖国参拝は、やばい」
1回目は小泉氏、決選投票では石破氏に投票したというA議員は、
「高市氏が首相になっても靖国参拝を続けるというのは、極端に右寄りの自民党になりかねないと引っかかった。岸田文雄首相になって、韓国との関係を改善し、中国とも話し合いのテーブルにつけるように立て直した。それをゼロどころかマイナスにしかねない。それに靖国神社の秋の例大祭は10月中旬。高市氏が総裁になったとしたらすぐに靖国参拝になります。それはやばい」
と、石破氏を選んだ理由を説明した。
また、立憲民主党のある幹部は、
「うちの新代表となった野田佳彦元首相は国会論戦には定評がある。高市氏が勝ったほうが、正直突っ込みどころが多くて、選挙も戦いやすかった。石破氏なら、大きな失策はしないだろうから、アテが外れた」
と苦い表情を見せた。
今後、石破氏は首班指名後に組閣、党役員人事に着手する。総裁選で多くの議員票を獲得した高市氏をないがしろにするわけにはいかず、重要閣僚もしくは、党役員で処遇するものとみられる。
1回目、決選投票とも高市氏に投票したB議員は、こう注文をつける。
「1回目の議員票の差から、高市氏が勝つと思ったので残念だ。勝てなかったが、高市氏に多くの支持があったことも事実。石破氏は総裁選の結果をしっかり受け止め、それに見合うポストで起用してほしい。高市氏を支援した議員が冷や飯を食うようなことがないように、石破氏側には物申すつもりだ」
383
:
OS5
:2024/09/27(金) 23:52:09
■「高市氏に財務相や外相は難しい」
石破氏の推薦人となったC議員はこう話す。
「石破氏が最初に直面する難問が、高市氏の処遇だろう。高市氏はすでに総務相、党の政調会長など要職を務めている。決選投票の結果を受けて高市氏を重用するなら、閣僚では財務相か外相、防衛相となるだろう。だが、財政政策では石破氏とかなり距離感があるし、靖国参拝のことで、当然のことながら外相は難しい。防衛相も同様だ。高市氏の起用でもめれば、石破氏の政権運営は最初から厳しいものとなる」
新総裁に決まり、岸田首相と握手を交わす石破氏
また、高市氏の推薦人に裏金議員や旧統一教会関連議員がいたことについて、こう言う。
「国民から見れば、裏金も旧統一教会問題も終わっていない。とてもそんな議員は登用できませんが、重用しないと高市氏側はメンツもあって黙っていないでしょう」
■安倍元首相は負けた石破氏を幹事長にした
前出の田村氏はこう話す。
「高市氏は党の幹事長に据えるのが一番ではないか。高市氏は1回目の投票で、党員票で石破氏より1票上回ってトップだった。国民からの支持が高いことを示したので、総選挙では動きやすい幹事長が適役だ。靖国参拝のことで様々な指摘もあるだろうが、閣僚ではなく幹事長だと、『党としての考え』だとワンクッションおけて、かわすことができる」
石破氏や安倍晋三元首相ら5人が争った12年の総裁選では、1回目の投票で石破氏は安倍氏を上回りトップに立った。しかし、決選投票で安倍元首相が逆転。総裁となった安倍氏は、石破氏を幹事長として起用した。
今回は正反対の展開となり勝利した石破氏。最初の難問、高市氏のポストをどう判断するだろうか。
(AERA dot.編集部・今西憲之)
384
:
OS5
:2024/09/28(土) 05:03:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1a46fbf8529e2b0964f55480350bf603579cbbb
キングメーカー争いも過熱 石破茂総裁誕生に岸田首相動く?高市氏推し麻生太郎氏はひとり負け?
9/28(土) 5:00配信
日刊スポーツ
石破茂氏(2024年9月19日撮影)
自民党総裁選は27日に投開票され、決選投票の結果、石破茂元幹事長(67)が高市早苗経済安保相(63)を逆転で破り、第28代総裁に選出された。5度目の挑戦での悲願達成。1回目投票で46票だった議員票は、決選投票で189票に激増した。今も麻生派を束ねる麻生太郎副総裁(84)が高市氏支援で動くとの情報が流れる中、新たなキングメーカーを目指す岸田文雄首相(67)が旧岸田派をまとめ、石破氏を押し上げたと見る向きも。麻生氏の影響力低下は必至だが、結局は派閥が水面下でうごめく権力闘争の末、9人が乱立した前代未聞の大乱戦総裁選は幕を閉じた。
◆ ◆ ◆
石破氏が初めて味わう総裁選の勝利は、大逆転劇だった。1回目の投票は党員票こそ高市氏と1票差の108票だったが、「同僚に人気がない」といわれる懸案の国会議員票は46票と3位に沈んだ。トップの高市氏と26票差がつき、党内では「石破さんは厳しい」との声も出た。
しかし決選投票で石破氏は国会議員票で高市氏を16票差で逆転。215票対194票と21票の僅差とはいえ劣勢をひっくり返した。
26日夜以降、石破氏と「犬猿の仲」の麻生氏が、決選投票で派閥として高市氏を支援するとの情報が流れた。「石破氏憎し」で高市氏支援で派閥をまとめ「勝ち馬」に乗ろうとしたとみられる麻生氏だが、関係者によると、岸田文雄首相の指示で旧岸田派のまとまった票が、石破氏に流れたとという。「岸田首相は、麻生氏の支援の確約を取れずに今回の出馬見送りに追い込まれた。麻生氏が高市氏を担いで、あわよくば今後もキングメーカーとして君臨しようとすることに、反発があったのではないか」(関係者)。
さらに石破氏支持票が増えた背景には、時にタカ派的な言動で知られる高市氏への懸念から「バランス感覚という良識がはたらいた」(中堅議員)面もあったとみられる。しかし最後は結局、派閥がうごめいた。岸田首相はともかく、安倍、菅、岸田政権でにらみをきかせてきた麻生氏の影響力低下は必至だ。小泉進次郎元環境相(43)を全面支援し、麻生氏と「キングメーカー対決」といわれた菅義偉前首相(75)は、石破氏と関係は悪くない。「麻生氏のひとり負け」(党関係者)との声もある。
石破氏は、4度目の総裁選の後、1度は「もう出るのはやめよう」と決めたが、激動する国際情勢や災害多発など、国民生活に多くの問題を抱えた日本の現状を踏まえ、「最後の戦いに」と退路を断って臨んだ。総裁としての初会見では「国会議員を38年やっているが、こんな総裁選は初めて」と、結果が読めなかった戦いを振り返った。
今後の焦点になるのが衆院解散の時期だ。「野党と論戦を交わし(国民に)なるべく早く審判を受けなければならない」と、国会論戦後の解散を示唆した。その後の出演したBSフジの番組では「年を越えて、というのは想定しにくい」と述べ、年内に行う考えを示した。
人事については白紙としたが、幹事長は「選挙に強いことが重要」と述べ、派閥単位での起用は否定。総裁選で戦った他の8人の要職起用については「それぞれ、最もふさわしい役職にお願いするのは当然のことだ」と述べた。
ただ、裏金事件への国民の評価は、総裁が代わっても変わらない。「日本をもう1度、みんなが笑顔で暮らせる安全で安心な国にする。全身全霊を尽くす」と訴え、総裁のいすにも初めて座った石破氏だが、悲願達成後は、中身が問われる厳しい現実が待っている。【中山知子】
385
:
OS5
:2024/09/28(土) 05:04:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/f31c86c407f95c3495b55f212556ee8dae5a2bd9
小泉進次郎氏は失速3位も選対委員長への登用論浮上 幹事長就任案も
9/28(土) 4:40配信
スポニチアネックス
自民党総裁選後に開かれた両院議員総会で、握手する石破茂新総裁(右)と小泉進次郎氏。中央は高市早苗氏(代表撮影)
最有力とみられていた小泉進次郎氏は1回目投票で3位に沈んだ。敗北が決まると目には涙。敗因について「私の中で足りないものがあったと思う」と言及。次期衆院選に向けて「自分のできることをしっかり実行し(石破政権を)支えていきたい」と述べた。
敗因として挙げられるのが選択的夫婦別姓の法制化。前向きな候補は他にもいたが「1年以内」と区切ったのは小泉氏のみ。一般世論に比べ保守的とされる党員。高市氏に食われていき、党員票は61票にとどまった。
同じく「1年以内」を掲げた解雇規制の見直しも足かせに。討論会で挙がった異論や拙速批判に具体的な反論をできず、国会答弁を不安視する空気が増大。岸田派関係者は「来夏改選を控える参院側を中心に小泉敬遠論が間違いなく広がっていた」と指摘。期限を示すことで実行力をアピールする狙いが裏目に出て、議員票も75票と伸び悩んだ。
とはいえ、後見人である菅義偉前首相と良好な関係にある石破氏の選出で、初めての党四役となる選挙対策委員長への登用論が浮上。党関係者は「閣僚となると国会で野党の標的になるのは避けられない」とした上で「一般有権者の間では依然として人気が高い。無党派層対策の“選挙の顔”としてうってつけ」と話した。一方、史上最年少43歳での幹事長就任案も取り沙汰されている。いずれにせよ、裏金議員の公認問題への対応が最初の関門となりそうだ。
386
:
OS5
:2024/09/29(日) 22:44:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/585915f4721464642bb833192781d6c825e1ee9a
麻生氏が最高顧問、過去に岸信介氏らの名も 党役員・閣僚人事の全容
9/29(日) 21:20配信
朝日新聞デジタル
自民党本部に入る麻生太郎副総裁=2024年9月27日午後0時43分、東京・永田町、杜宇萱撮影
自民党の石破茂新総裁による党役員・閣僚人事の全容が29日、判明した。党最高顧問に麻生太郎副総裁(84)を充て、総務会長には鈴木俊一財務相(71)を起用する。1日に発足する新内閣では、いずれも防衛相経験者の岩屋毅衆院議員(67)を外相に、中谷元衆院議員(66)を防衛相に起用。こども政策担当相は三原じゅん子・元厚生労働副大臣(60)で、初入閣となる。
■組織運動本部長に小渕氏、小泉氏は選対委員長
幹事長に内定している森山裕総務会長(79)が同日、都内で麻生氏と会談した。関係者によると、森山氏から最高顧問を打診し、麻生氏は応じる意向を示したという。総裁選の決選投票で高市早苗経済安全保障相(63)を支持した麻生氏を処遇し、党の最高意思決定機関である総務会のトップに麻生派の鈴木氏を充てることで挙党態勢を演出する。過去には首相経験者の岸信介氏、福田赳夫氏らが最高顧問を務めた。
また、組織運動本部長に小渕優子選挙対策委員長(50)、国会対策委員長に坂本哲志農林水産相(73)を充てる。副総裁に菅義偉前首相(75)、政調会長に小野寺五典元防衛相(64)、選対委員長に小泉進次郎元環境相(43)はすでに内定している。
■文科相に阿部俊子氏、三原じゅん子氏も初入閣
閣僚人事では、裏金問題で政治資金収支報告書の不記載が発覚した議員は起用しない方向だ。
外相の岩屋氏、防衛相の中谷氏はいずれも石破氏に近く、外交・安全保障を重視する姿勢を打ち出した。石破氏が主張する日米地位協定の改定やアジア版NATO創設の実現に向けた交渉を担当する。女性閣僚は三原氏のほか、文部科学相に阿部俊子・文科副大臣(65)を起用する。
総裁選で石破氏の推薦人となった村上誠一郎元行政改革相(72)は総務相、小里泰弘首相補佐官(66)は農林水産相、平将明党広報本部長代理(57)はデジタル相、赤沢亮正財務副大臣(63)は経済再生相に充てる。
法相に牧原秀樹(53)、厚生労働相に福岡資麿(51)、経済産業相に武藤容治(68)、環境相に浅尾慶一郎(60)、復興相に伊藤忠彦(60)、国家公安委員長に坂井学(59)、経済安保相に城内実(59)、沖縄・北方担当相に伊東良孝(75)の8氏が就く。
安全保障担当の首相補佐官には長島昭久衆院議員(62)が就く。官僚トップの事務の官房副長官は佐藤文俊・元総務事務次官(67)を起用する。政務の官房副長官は橘慶一郎衆院議員(63)と青木一彦参院議員(63)が内定している。
朝日新聞社
387
:
OS5
:2024/09/29(日) 22:45:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0a172af6a942327f57849be8633968a8a6e6f3e
副総裁・菅氏、総務会長・鈴木氏 財務・加藤氏、外務・岩屋氏 石破内閣、1日発足
9/29(日) 15:06配信
時事通信
自民党の石破茂新総裁は30日、新たな党執行部を決定する。
副総裁に無派閥の菅義偉前首相(75)、総務会長に麻生派の鈴木俊一財務相(71)を起用。閣僚人事では、財務相に加藤勝信元官房長官(68)、防衛相に中谷元・元防衛相(66)を充て、外相に岩屋毅元防衛相(67)を調整している。臨時国会が召集される10月1日の首相指名を経て、同日中に石破内閣を発足させる方針だ。
党役員は、政調会長に旧岸田派の小野寺五典元防衛相(64)、国対委員長に旧森山派の坂本哲志農林水産相(73)を充てる。麻生太郎副総裁(84)を最高顧問で処遇。既に森山裕総務会長(79)が幹事長、総裁選で3位だった無派閥の小泉進次郎元環境相(43)が選対委員長に内定している。
閣僚では、武藤容治衆院議員(68)を経済産業相、小里泰弘首相補佐官(66)を農水相、城内実副幹事長(59)を経済安全保障担当相に起用。浅尾慶一郎参院議院運営委員長(60)を環境相、伊東良孝衆院議員(75)を地方創生担当相、三原じゅん子参院議員(60)をこども政策担当相、伊藤忠彦氏を復興相に充てる。
福岡資麿参院政審会長(51)を厚生労働相、阿部俊子文部科学副大臣(65)を文科相で調整。坂井学元官房副長官(59)と赤沢亮正財務副大臣(63)の入閣が固まり、平将明衆院議員(57)の起用を検討している。いずれも初入閣となる。
旧岸田派の林芳正官房長官(63)と公明党の斉藤鉄夫国土交通相(72)は続投させる。復興相には御法川信英国対委員長代理(60)の起用を検討していたが、見送った。関係者は御法川氏が選挙運動に専念したいと辞退したとしている。
固まった陣容を見ると、石破、菅、森山3氏で政権の骨格を形成。岩屋氏は総裁選で石破陣営の選対本部長を務め、赤沢、平両氏は旧石破派のメンバーだった。小泉氏と三原氏は菅氏に近い。城内氏は坂本氏と同じ旧森山派に所属した。
一方、石破氏が処遇を明言した総裁選候補のうち、高市早苗経済安保担当相は党総務会長を固辞。小林鷹之前経済安保担当相は広報本部長を打診されたが、「仲間を優先してほしい」と辞退した。
政務の官房副長官に橘慶一郎衆院議員(63)、青木一彦参院議員(63)、事務の副長官に佐藤文俊元総務事務次官(67)も固まった。
388
:
OS5
:2024/09/29(日) 22:46:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/7acf8cf17257df004849d92b801e2a12a9d81885
小林鷹之氏は党広報本部長打診を固辞 推薦人念頭「ポストは仲間に」
9/29(日) 15:47配信
朝日新聞デジタル
自民党総裁選を終え、取材に応じる小林鷹之前経済安保相=2024年9月27日午後3時49分、東京・永田町の自民党本部、杜宇萱撮影
自民党の石破茂総裁(67)が党役員・閣僚人事の調整を進める中、小林鷹之前経済安全保障相(49)が、党広報本部長のポストを石破氏から打診され、固辞したことが29日、分かった。広報本部長は、幹事長や政調会長などと同じ「党7役」と呼ばれる幹部職の一つ。
小林氏は27日投開票の総裁選に立候補。若手・中堅の国会議員を中心に支持を集めたが、9候補中5位に終わった。
関係者によると、小林氏は総裁選で自身の推薦人となった20人を念頭に、「ポストは仲間に譲ってほしい」と伝えたという。
朝日新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/a51709ca6866971c0948fa9599ade1966dfa74fa
総務会長に鈴木財務相、外相に岩屋氏 石破新政権の顔ぶれほぼ固まる
9/29(日) 22:06配信
毎日新聞
記者会見をする、自民党の石破茂新総裁=東京都千代田区で2024年9月27日午後6時4分、藤井達也撮影
自民党の石破茂総裁は29日、党総務会長に鈴木俊一財務相を充てる方針を固めた。閣僚人事では、岩屋毅元防衛相を外相に、加藤勝信元官房長官を財務相に起用。阿部俊子副文部科学相を文科相、福岡資麿党参院政審会長を厚生労働相として初入閣させる方向で調整している。
石破氏は30日に新しい党執行部を発足させる。石破氏は当初、総裁選で決選投票を戦った高市早苗経済安全保障担当相に総務会長を打診したが、高市氏は固辞していた。鈴木氏は、総裁選で高市氏支持に回った麻生太郎副総裁が率いる麻生派の重鎮で、麻生氏の義弟。総務会長経験もあり、党運営や政権基盤を安定させる狙いがあるとみられる。
石破氏と良好な関係にある菅義偉前首相は副総裁に起用する。鈴木氏以外の党四役は、幹事長に森山裕総務会長、選対委員長に小泉進次郎元環境相、政調会長に小野寺五典元防衛相の起用が内定している。
森山氏は29日、東京都内で麻生氏と約20分間会談した。麻生氏は党最高顧問に就くことを受け入れた。
党国対委員長には坂本哲志農相、組織運動本部長には小渕優子選対委員長をそれぞれ充てる。幹事長代行には福田達夫元総務会長が内定した。
1日に発足させる新内閣の閣僚人事ではこのほか、村上誠一郎元行政改革担当相を総務相、中谷元・元防衛相を防衛相、武藤容治元副経済産業相を経産相、牧原秀樹元副経産相を法相、小里泰弘首相補佐官を農相、浅尾慶一郎参院議院運営委員長を環境相で起用する。総裁選で石破陣営を支えた赤沢亮正副財務相を経済再生担当相に充てる。城内実元副外相を経済安保担当相、伊東良孝元副農相を地方創生兼沖縄・北方担当相、伊藤忠彦元副環境相を復興相にそれぞれ起用する。坂井学元官房副長官は国家公安委員長、平将明党広報本部長代理はデジタル相、三原じゅん子元副厚労相はこども政策担当相とする方向で調整している。
政務の官房副長官には橘慶一郎元副復興相と青木一彦元副国土交通相を、事務の官房副長官には佐藤文俊・元総務事務次官を充てる。政務の首相秘書官には槌道明宏・元防衛審議官と、石破氏の政策秘書を務める吉村麻央氏を起用する。
石破氏は総裁選を争った8候補について「それぞれ最もふさわしい役職をお願いする」との立場をとる。これまでに林芳正官房長官の続投や、加藤、小泉両氏の要職起用が内定した。石破氏は29日のNHK番組で、林氏の起用に関し「岸田政権を基本的に引き継ぐ。そういう意味ではそういう方に官房長官として座っていただくのは当然だ」と語った。
一方、党関係者によると、石破氏は小林鷹之前経済安保担当相に党広報本部長を打診したが、小林氏は「選挙で支えてくれた仲間たちが(人事で)生かされることを望む」として辞退したという。【川口峻、高橋祐貴、野間口陽】
389
:
OS5
:2024/09/29(日) 22:48:44
https://x.com/kokkai_kengaku/status/1840375863688458552
よもやま
@kokkai_kengaku
石破茂内閣(仮) 2024/09/29 2130
※変更可能性はありますが、閣僚全て埋まりました。
総理 石破茂 旧石破
財務 加藤勝信 旧茂木
総務 村上誠一郎 無派閥
法務 牧原秀樹 菅G
外務 岩屋毅 麻生→離脱
文科 阿部俊子 麻生→棚橋G
厚労 福岡資麿 旧茂木→離脱
農水 小里泰弘 谷垣G→無派閥
経産 武藤容治 麻生
国交 斉藤鉄夫 公明
環境 浅尾慶一郎 麻生
防衛 中谷元 無派閥
官房 林芳正(拉致問題) 留 旧岸田
副 橘慶一郎 無派閥
副 青木一彦 旧茂木→離脱
デジ 平将明 旧石破
復興 伊藤忠彦 旧二階
公安 坂井学 菅G
こど 三原じゅん子 菅G
経財 赤沢亮正 旧石破
経安 城内実 無派閥 ←旧森山の訂正あり
地方 伊東良孝 旧二階
副総裁 菅義偉 菅G
幹事長 森山裕 旧森山
総務 鈴木俊一 麻生
政調 小野寺五典 旧岸田
選対 小泉進次郎 無派閥
国対 坂本哲志 旧森山
組織 小渕優子 旧茂木→離脱
390
:
OS5
:2024/09/29(日) 23:04:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/84c83cee8ec575563cd44fc00b65af1b8bac3f3b
総務相に村上誠一郎元行政改革担当相起用へ かつて安倍晋三氏を「国賊」と批判し処分
9/29(日) 20:46配信
産経新聞
村上誠一郎元行政改革担当相(矢島康弘撮影)
自民党の石破茂総裁は29日、次期政権の総務相に村上誠一郎元行政改革担当相(72)を起用する方針を固めた。複数の関係者が明らかにした。
村上氏は安倍晋三元首相の死去後、安倍氏を「国賊」と呼び、1年間の党役職停止処分を受けた。先の総裁選では石破氏の推薦人を務めた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d844a76d712e5cb568aeb80c6c67e645f15a8ac
法相に牧原秀樹氏起用へ 上川氏の推薦人代表 自民の閣僚人事
9/29(日) 20:46配信
毎日新聞
牧原秀樹・自民党衆院議員
自民党の石破茂総裁は29日、牧原秀樹衆院議員を法相に起用する方針を固めた。
牧原氏は2005年初当選で現在5期目。衆院比例北関東ブロック選出。東大法学部卒で弁護士資格を持つ。副厚生労働相や副経済産業相などを歴任した。総裁選では上川陽子外相を支援し、推薦人代表となった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d58c8b74685461f000eb5c4fdaf125048aeb771b
次期首相秘書官の8人内定 石破氏、政務2人体制に
9/29(日) 20:45配信
共同通信
自民党の石破茂総裁は、政権発足時に起用する首相秘書官8人を内定した。政務担当の首相秘書官に槌道明宏元防衛審議官を起用する他、石破氏の政策秘書を務める吉村麻央氏を充て2人体制とする。複数の関係者が29日、明らかにした。槌道氏は、石破氏の防衛相在任時に大臣秘書官を務めた経歴を持つ。
事務秘書官には、警察庁の土屋暁胤警察大学校副校長兼官房審議官、外務省の貝原健太郎北米局参事官、財務省の中島朗洋主計局次長、厚生労働省の熊木正人官房審議官、経済産業省の井上博雄資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長、防衛省の吉野幸治防衛政策局次長を登用する。
391
:
OS5
:2024/09/29(日) 23:33:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/9eede183cc505270e92833c21919554e399c3958
【一覧で見る】自民党新執行部の顔ぶれ
9/29(日) 21:51配信
日テレNEWS NNN
日テレNEWS NNN
自民党の石破茂総裁は、党の新執行部の陣容を固めた。衆議院の解散総選挙を視野に、党の要の幹事長には経験豊富なベテランの森山裕氏。「選挙の顔」として、ともに総裁選を争った小泉進次郎氏を起用する。
◇ ◇ ◇
【自民党新執行部の顔ぶれ】※敬称略。衆参の後の数字は当選回数。
総裁 石破茂 衆12 無派閥
副総裁 菅義偉 衆9 無派閥
幹事長 森山裕 衆7参1 旧森山派
政調会長 小野寺五典 衆8 旧岸田派
総務会長 鈴木俊一 衆10 麻生派
選対委員長 小泉進次郎 衆5 無派閥
国対委員長 坂本哲志 衆7 旧森山派
幹事長代行 福田達夫 衆4 旧安倍派
広報本部長 平井卓也 衆8 旧岸田派
組織運動本部長 小渕優子 衆8 無派閥
【派閥】
無派閥 4
旧岸田派 2
旧森山派 2
旧安倍派 1
麻生派 1
【総裁選候補との関係】
総裁選の高市早苗氏、茂木敏充氏、加藤勝信氏の3陣営からは起用がなかった。
【“裏金議員”の起用】
いわゆる裏金問題に関与した議員のうち、福田達夫氏が執行部に起用された。不記載額は98万円で、日本テレビの取材に対し、これまでに使途についての回答はなし。
■ポイント解説
最注目は決選投票で戦った高市早苗氏の処遇だった。石破総裁は要職である総務会長を打診したが、高市氏は「幹事長以外はやらない」と固辞したという。ある自民党幹部は「異例だ」他の閣僚経験者は「倒閣運動をすでに始める」と話している。
総裁選決選投票の石破総裁と高市氏の票差はわずか21票。安定した政権運営には高市氏や高市氏を支えた議員の協力が不可欠だ。しかし、最初から高市氏が「協力を拒否」した形だ。
これを受けて石破総裁は、麻生派の鈴木俊一氏を総務会長に起用した。総裁選最終盤で高市氏の支持に回った麻生氏の派閥からの起用だけに、人事を固めるにあたっては、幹事長となる森山氏が29日、麻生氏の事務所に足を運んで、了承を得た。
石破総裁は周辺に「人事は大変だ」と苦しい胸の内を語っているという。
392
:
OS5
:2024/09/29(日) 23:39:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/0457749ad1e10105bf0ca1cca3b427befe400fc6
総裁選「高市失速→石破大逆転」が起きたなぜ、結局最後に笑ったのは誰だったのか
9/29(日) 17:11配信
史上最多の9人が出馬し、議員票367票(高橋はるみ参院議員が欠席・棄権で1票減)・党員票368票を争った自民党総裁選では石破茂元幹事長が選任された。
上位2人の決選投票では、石破氏が高市氏を逆転。決選投票で逆転するのは、故・安倍晋三元首相が復権を果たした2012年9月の総裁選以来だが、この時に涙を飲んだのは石破氏だった。
■過去には大逆転された石破氏
当時石破氏は1回目の投票で、党員算定票こそ34票にとどまったものの、165票もの党員算定票を獲得し、党員票54票・党員算定票87票の安倍氏をぶっちぎりで引き離した。「党員に人気のある石破氏」のイメージはこの頃から作られたと記憶している。
だから今回の総裁選でも、党員票では石破氏が優位と思われたが、なんと高市氏が1票差でリードした。しかも高市氏は予想を大きく上回った議員票を獲得。ちなみに筆者が入手した9月20日現在のリストでは、高市氏が確保した議員票は32票にすぎず、その後の各社報道でも、だいたい同じ数字だった。
それが総裁選当日に72票と大きく増えたのは、“麻生票”が入ったためだ。一部のメディアが投開票日の前夜、麻生太郎元首相から「高市に入れろ」と“指示”が飛んだと報じている。
「実際には“指示”というほどのものではなかった。すでに他の候補の推薦人になっている人もいるし、まあなんというか、『2回目には高市に入れてくれないか』といったところか」と、麻生派の関係者が打ち明ける。
そもそも麻生氏は河野太郎デジタル相を支援することを表明済みだ。実際に茂木敏充幹事長が麻生氏に支援を求めた時、「うちには(河野)太郎がいるから」と断っている。
だが2021年の総裁選で決選投票に残り、岸田文雄首相と闘った河野氏は、今回の総裁選では議員票22票・党員票8票と冴えず、「首相候補」から脱落。「もはや河野は人気がない」ことを事前に察知して、麻生氏は「死票にするよりも」と、高市氏に議員票を振り分けたのだろう。
その高市氏の党員票はぐんぐんと伸びていた。もし麻生氏が小泉氏と2位争いしていた高市氏に加勢して小泉氏を追い落とせば、その背後にいる菅義偉前首相を刺すこともできる。今回の総裁選は次期総理総裁を選ぶ選挙であると同時に、キングメーカー同士の争いでもある。
393
:
OS5
:2024/09/29(日) 23:40:14
■うまく立ち回った岸田首相
一方で岸田首相は、最終的には石破氏を支持した。岸田首相は2021年12月、自民党内に総裁直轄の財政健全化推進本部を立ち上げ、財政余力の確保を目指した。また、2023年4月には新たな日銀総裁に、異次元の金融緩和を死守した黒田東彦前総裁に替えて植田和男総裁を任命。植田日銀は2024年3月、マイナス金利解除を決定した。
このようにアベノミクスを徐々に修正していった岸田首相。その路線を継承するには、アベノミクスを堅持し、金利引き上げに反対する高市氏ではなく、財政再建派で円安修正の観点からも金利引き上げを容認する石破氏でなくてはならない。
もっとも1回目の投票では旧岸田派の林芳正官房長官に票を寄せて、議員票38票・党員票27票を獲得させ、9人中4位に押し上げた。石破政権でも官房長官を続投する予定の林氏は、これで「総理総裁候補」の座を確保したことになる。
もう1人のキングメーカーである菅義偉前首相は、小泉氏のほか、同じ神奈川県連に所属する河野氏も“駒”として保持し、石破氏との関係も悪くはなかった。ただ河野氏の背後には麻生氏が控えていた。菅氏には菅政権の末期、人気回復の切り札として提示した河野氏の登用を麻生氏に拒否された苦い思い出がある。
小泉氏は絶大な人気を誇った小泉純一郎元首相の次男で、2009年に初当選して以来、自民党の若手ホープ。父・純一郎氏は「50歳までは出るな」と総裁選出馬を反対していたが、森喜朗元首相らが説得。消極的に“承諾”を得たとされた。
こうした話題性もあって、当初は他の候補に頭ひとつ分抜きん出ていた小泉氏だが、総裁選が始まるとどんどん失速していった。理由は小泉氏が主張する解雇規制の緩和などの政策で詰めの甘さが露呈したうえ、多数の論客の中ではどうしても力不足が悪目立ちしてしまったからだ。
ある関係者は「自民党員は目が肥えているから、小泉氏は政策能力不足で票が入らないだろう」と述べていたが、その通りに小泉氏は決選に残ることはできなかった。
■多くの議員が「次の選挙」を考えて投票
こうして決選投票では、岸田・菅票は石破氏に入る段取りとなった。かたや高市氏には麻生票の他、麻生氏に近い茂木氏も「決選で高市に入れろ」と指令を出したと言われている。しかし、すべての票が“ボス”の思惑通りに動いたとは限らない。多くの議員票は「次の選挙」を考えて投じられたのではないか。
そして今回の総裁選の流れを作ったのは、岸田首相だろう。旧岸田派から林氏と上川氏を出馬させて、総裁選の最中は両者の間でバランスをとり、林氏を突出させなかった。また岸田首相の側近である松山政司参院幹事長を通じて、多くの参議院票を石破氏に入れたと見られる。
臨時国会が10月1日に招集され、石破氏は第102代総理大臣に指名される。ともに戦った8人について「ふさわしい役職をお願いしたい」と、石破氏はノーサイドの姿勢を示すが、党内の力学は大きく変化することは間違いない。「田中角栄の最後の弟子」と言われる石破氏は、いったいどのような政権運営を行うのか――。
安積 明子 :ジャーナリスト
394
:
OS5
:2024/09/29(日) 23:41:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a88674e97b2271f0d46cc912e7599372237b122
石破茂氏が頭を悩ますのは高市早苗氏と茂木敏充氏の処遇 あまり受け入れたくないが、敵にも回したくない
9/28(土) 18:17配信
AERA dot.
自民党総裁選で当選し、自民党総裁選で新総裁に選ばれた石破茂氏=24年9月
自民党総裁選で逆転勝利した石破茂氏。ようやく念願がかなっただけに喜びもひとしおだろうが、そう浸ってもいられない。次の政権運営に向けた人事にとりかからなければならないが、悩みどころは今回の総裁選に出馬した候補者の処遇だ。長年、政治取材をしてきた政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「高市早苗氏と茂木敏充氏をどうするかが難しい」と話す。逆転勝利となった総裁選の裏側と、注目の人事について聞いた。
【写真】石破氏の人事構想で外れる?入る? 気になる2人はこちら
* * *
■党内に広がった「決選投票は石破」の声
――まずは総裁選を振り返って。石破氏は国民人気がある一方で、「議員人気が低い」と言われ続けてきました。しかし、今回は決選投票で大逆転しました
党員党友票の見立てとして、高市さんが想像以上に高かったことには驚きましたが、実は、決選投票では石破氏が勝つのは事前の取材で明白でした。今週に入ってから「決選投票では石破さんに入れる」と話す議員は多かったんです。派閥まんべんなく20人くらいに取材をしたんですが、9割くらいが「石破」と言ってたんですね。参院議員は、1年後に選挙を控えているというのが大きな要因になっていましたが、衆院では、立憲民主党の代表に野田佳彦氏がなった、というのが影響していました。安倍派の若手議員は、「高市さんが総裁になったら保守票の半分くらいが立憲にいく可能性がある」と危惧していました。野田氏との論戦になったときにどうなるのか、と。高市氏は右派の中でも先鋭的です。野田氏は、穏健な保守、いわゆる中道右派です。この2人が議論になったら、同じ保守なら穏健保守の野田氏にしよう、という動きが出てきてもおかしくないわけです。保守票は、無党派層(中間保守票)にも広がりがあるわけですから、それを取り込まれるとまずい。そう考えると石破さんだな、となるわけです。
――派閥の動きはどうだったのでしょう
岸田派は決選投票になったらまるっと石破氏に流れていました。麻生派は54人いるといっても、前ほどの結束力はないです。河野太郎氏の推薦人になった18人くらいの麻生派はいますが、それでも彼らは小泉進次郎氏にいっているし、決選投票になったら石破氏ということになりました。麻生氏が動いたところで20票くらい。菅義偉氏に近い加藤勝信氏の推薦人の中からも石破氏にいっています。林芳正氏も岸田派なので石破氏に。従来の、派閥のトップが「白」と言ったら黒いカラスも白くなるような票の動き方はしなくなったわけですよ。議員が個々で動くような、いつもとは違う力学が思った以上に働いた。そういう選挙になったのだと思いますよ。
■党内から出る、「小泉氏を幹事長に」の声
――今後の注目は人事ですが、どのように見ていますか
まあ土曜、日曜に石破さんがニヤニヤしながら考えると思いますよ(笑)。論功行賞で一つのポイントとなるのは、バッと乗ってくれたであろう岸田派に対してですよね。林氏、上川陽子氏をしっかり入れることになれば、その現れだと思います。二つ目のポイントは、「小石河連合」です。小泉氏、河野氏を閣僚にするのか、党三役にするのか。僕が取材している限りでは、8月に石破氏は菅氏と会っているんです。菅氏は、「もし進次郎が出るなら、申し訳ないけど進次郎を応援する。神奈川県連として、進次郎を応援します』という“建前”をつけてきたらしいです。これは、わざわざ大儀をつけて「石破氏は切るよ」じゃなくて、「また一緒にやろう」という信号なんだと石破氏は受け取りました。今回は岸田文雄首相が総裁選不出馬を表明したことで、小石河の3人はそれぞれで戦いましたが、結束は保っていたんです。おそらく、河野、小泉両氏のところからも半分以上は石破氏に票がいってると思います。そうすると、例えば小泉氏を選挙対策委員長にするとか。党内からは幹事長に推す声もあります。河野氏は先鋭化するところがありますが、総務会長などが適任じゃないでしょうか。
395
:
OS5
:2024/09/29(日) 23:41:43
――他の候補者らについてはどうでしょうか
忘れていけないのは、加藤氏です。菅政権時代の官房長官ですから、いわば菅氏の右腕。菅氏が加藤氏のことを非常に高く評価しており、肝いりですから、ここは入ってくるのではないでしょうか。官房長官人事でいうと、斎藤健氏を推す声が党内からは多いです。石破派を離脱していますが、石破氏は斎藤氏のことを買っています。難しいのは高市氏と茂木氏でしょうね。茂木氏は次を狙っていると思いますので、石破氏としてはあまり入れたくないだろうけど、敵に回すのもあまり得策ではないです。高市氏は、石破氏とは政策が正反対です。石破氏が受け入れたら懐が深いと思いますが…なかなか難しいのではないでしょうか。
■石破氏にかかる「これまでの総裁よりも大きい重圧」
――鈴木さんが石破氏に期待することはどんなことでしょうか
石破氏の立場が変わります。これまで自民党を批判してきたが故に国民人気を獲得してきました。しかし、今度は自分が総裁になりましたから、批判してきた分、自分がしっかりと改革をしなければなりません。むしろ、期待が大きい分、これまでの総裁よりもかかる重圧は重いと思います。ここで重要なのは、経済政策です。「岸田路線を継承する」というようなことを少し前にわざわざ言っているんですね。いやらしい言い方だけど、「握ったのかな」とも思いました。つまり、「岸田さんの経済政策を継承します。だから(票を)お願いします」みたいな話がもしあったとすれば、どうなのかと思います。
また、岸田氏の経済政策の検証も済んでいません。賃上げは物価上昇に追いついていないし、投資政策も迷走しています。「これで良かったのか」という検証をしてほしい。安倍晋三元首相の時代に戻さず、今の時代、状況にあった経済政策を、“石破さんらしい”ものを出してほしい。(岸田政権の経済政策を)継承していったら財務省の手のひらに乗っかるといったことも出てくるので、ここはしっかりやってほしいと思いますね。
(聞き手:AERAdot.編集部 小山歩)
鈴木哲夫(すずき・てつお)1958年生まれ。テレビ局記者などを経て、2013年からフリージャーナリスト。政治、災害、事件、福祉など、多岐にわたるテーマを取材。近著に、『期限切れのおにぎり―日本危機管理の真実』『石破茂の頭の中』など。
小山歩
396
:
OS5
:2024/09/29(日) 23:43:37
加藤推薦人
2007 :OS5 :2024/09/29(日) 22:59:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/07da86a9531436317d8a26317e9bd471c80c0959
御法川氏、入閣取りやめ 「本人が辞退」と関係者
9/29(日) 21:23配信
共同通信
御法川信英氏
自民党の石破茂総裁は御法川信英国対委員長代理を新内閣の復興相に充てる方向で調整していたが、29日になって急きょ取りやめた。関係者は「御法川氏本人が辞退した」と述べた。次期衆院選に集中するためとの見方が出ている。
397
:
OS5
:2024/09/30(月) 00:00:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9dff54bd55f683bcbc44b929c063f8e05329c99
自民組織本部長に小渕氏 幹事長代行は福田氏
9/29(日) 20:57配信
14
コメント14件
時事通信
自民党の石破茂新総裁は29日、組織運動本部長に小渕優子選対委員長(50)、幹事長代行に福田達夫元総務会長(57)を充てる人事を内定した。
平井卓也広報本部長(66)は留任する。
398
:
OS5
:2024/09/30(月) 00:03:48
高市の推薦人からの起用がゼロ&石破推薦人が8人って偏重過ぎて大丈夫か!?
総理 石破茂 旧石破
財務 加藤勝信 旧茂木 【総裁選出馬】
総務 村上誠一郎 無派閥【石破推薦人】
法務 牧原秀樹 菅G【上川推薦人】
外務 岩屋毅 麻生→離脱【石破推薦人】
文科 阿部俊子 麻生→棚橋G【加藤推薦人】
厚労 福岡資麿 旧茂木→離脱 (石井準一らと茂木派離れる)【参院】
農水 小里泰弘 谷垣G→無派閥【石破推薦人】
経産 武藤容治 麻生【河野推薦人】
国交 斉藤鉄夫 公明
環境 浅尾慶一郎 麻生【河野推薦人】【元民主党】【参院】
防衛 中谷元 無派閥 (岸田内閣の総理補佐官)
官房 林芳正(拉致問題) 留 旧岸田【総裁選出馬】
副 橘慶一郎 無派閥【石破推薦人】
副 青木一彦 旧茂木→離脱【石破推薦人】
デジ 平将明 旧石破【石破推薦人】
復興 伊藤忠彦 旧二階【河野推薦人】
公安 坂井学 菅G
こど 三原じゅん子 菅G【小泉推薦人】【参院】
経財 赤沢亮正 旧石破【石破推薦人】
経安 城内実 無派閥 ←旧森山の訂正あり
地方 伊東良孝 旧二階【石破推薦人】
副総裁 菅義偉 菅G
幹事長 森山裕 旧森山
総務 鈴木俊一 麻生
政調 小野寺五典 旧岸田
選対 小泉進次郎 無派閥【総裁選出馬】
国対 坂本哲志 旧森山
組織 小渕優子 旧茂木→離脱
広報 平井卓也 旧岸田
幹事長代行 福田達夫 安倍派
石破 (推薦人8人入閣)
高市 総務会長を辞退 (推薦人の入閣等なし)
小泉 選対委員長(推薦人1人の入閣)
林 官房長官続投(推薦人の入閣等なし ただし岸田派の小野寺が政調会長)
小林 広報本部長を辞退 (推薦人の入閣等なし ただし福田は小林を支援)
茂木 報道なし(推薦人の入閣等なし)
上川 報道なし(推薦人1人の入閣)
河野 報道なし(推薦人3人の入閣)
加藤 財務大臣(推薦人1人の入閣)
森山派 森山・城内・坂本の3枠
菅系 菅/加藤/小泉/ 牧原・坂井・三原
399
:
OS5
:2024/09/30(月) 00:06:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/2629d6b55883424f27fc624758d59babf67577b5
石破氏、衆院選シフト鮮明に 挙党態勢の構築腐心
9/29(日) 7:02配信
時事通信
自民党総裁選を終え、握手する石破茂新総裁(右)と小泉進次郎元環境相。中央は高市早苗経済安全保障担当相=27日午後、東京・永田町の同党本部
自民党の石破茂新総裁は、党運営の要となる幹事長に森山裕総務会長を選んだ。
10月1日召集の臨時国会中の衆院解散が想定される中、選対委員長に就く小泉進次郎元環境相との「二枚看板」で、野党の攻勢に対抗する考えだ。小泉氏を含め、総裁選のライバル候補の要職起用などで、挙党態勢の構築にも腐心した。
「選挙に勝つこと。党内を掌握すること。泥をかぶる(こと)」。石破氏は27日の記者会見で、幹事長に求める資質をこう説明。28日は、公明党大会への出席などを除き、衆院議員宿舎にこもって人事構想を練った。
森山氏は、党役員や閣僚の経験が豊富。過去に選対委員長を務め、全国の選挙区情勢に通じている。岸田文雄首相や麻生太郎副総裁、菅義偉前首相ら重鎮も手堅い仕事ぶりを評価。石破氏はこれらを踏まえ、挙党態勢の構築に向けて適任と判断したようだ。
国民的人気の高い小泉氏には、衆院選の「顔」としての役割を期待。派閥裏金事件の逆風が続く中、党の刷新を印象付ける狙いも透ける。小泉氏自身も全国行脚に意欲的だ。
安定した行政手腕に定評のある林芳正官房長官は続投させる意向。狙いは「霞が関」の掌握だ。政府関係者も「政策の安定性や省庁との連携を考えれば、林氏の留任が望ましい」と歓迎する。
党内基盤が脆弱(ぜいじゃく)な石破氏としては、林氏の続投で岸田氏の路線継続をアピールし、後ろ盾を得る思惑もあるとみられる。菅氏に対する副総裁就任の打診も同様の理由からだ。
一方、総裁選の決選投票で争った高市早苗経済安全保障担当相は、石破氏と距離を置く姿勢をにじませる。28日には、自身のX(旧ツイッター)で「1人の国会議員として知恵を絞り働く」と記し、早くも人事に予防線を張った。今後の政権運営で、不安定要因となる可能性もある。
400
:
OS5
:2024/09/30(月) 00:10:19
https://news.ntv.co.jp/category/politics/5a76cf0ac3354617b58a77476518f429
自民党・石破総裁、議員に「役職希望」聞く “脱派閥”で初の試み
日本テレビ放送網
2024年9月29日 9:06
自民党・石破総裁、議員に「役職希望」聞く “脱派閥”で初の試み
自民党は多くの派閥が解消されたことを受け、党所属の衆議院議員を対象に、初めてとなるオンラインでの役職希望アンケートを始めました。
アンケートは石破総裁の指示で行われ、これまでに経験した主な役職などに加えて党、政府、国会での役職を第5希望まで回答できるようになっています。
回答は任意となっていますが、案内のメールには「至急」と書かれ、30日正午が締め切りとなっています。
これまで、副大臣や政務官、党の部会長などの人事については、派閥ごとの「枠」が設けられ、派閥が要望をまとめていました。
ただ、いわゆる裏金事件を受けて、派閥が人事に関与することを禁止したため、アンケートに基づいて人事を行うこととしたものです。
401
:
OS5
:2024/09/30(月) 00:15:40
https://www.asahi.com/articles/ASS9Y3PTKS9YUTFK00XM.html
石破人事、固辞相次ぎ火種 難しい挙党態勢、船出は分断消えぬまま
有料記事自民
西村圭史2024年9月29日 20時39分
新たに自民党を率いる石破茂総裁は、29日も党幹部・閣僚の人事調整を進めた。総裁選で決選投票まで激しく競り合った高市早苗経済安全保障相らにも重職を充てる挙党態勢を目指したが、ライバルたちは相次ぎ固辞。石破自民党は、火種を抱えた船出になりそうだ。
28日、夕方に東京・赤坂の衆院議員宿舎に戻った石破氏が、本格的な人事の調整に着手した。最側近の赤沢亮正財務副大臣や、官房副長官に内定した橘慶一郎衆院議員、青木一彦参院議員らも集まった。
石破氏は、その会合の前に政権の骨格を固めた。党ナンバー2の幹事長に「党人派」として与野党に太いパイプを築く森山裕総務会長を指名。後ろ盾となる副総裁には、菅義偉前首相の起用を決めた。
派閥単位の調整できず、全議員に希望募ったが…
402
:
OS5
:2024/09/30(月) 00:18:49
https://www.asahi.com/articles/ASS9W4DMXS9WTZNB007M.html
「山口9人目」めざした林氏、県内党員票の過半数 安倍氏には及ばず
自民
大室一也 白石昌幸 山野拓郎 青瀬健2024年9月28日 10時30分
自民党の新総裁に、石破茂・元党幹事長が選ばれた。山口県内から9人目の首相をめざして立候補した林芳正・官房長官は1回目の投票で9人中4位。県内の議員・党員はだれに投票したのか。林氏の支持者や自民党県連、県内の主な政党は結果をどう受け止めたのか。
林氏は県内の党員・党友の有効投票の56%にあたる6650票を獲得。高市氏の2647票、石破氏の1091票を大きく上回った。
ただ、故・安倍晋三氏が「8人目の首相」をめざした2006年の総裁選で、安倍氏は95%にあたる1万3023票を獲得しており、この時ほど県内の党員・党友の支持を集めることはできなかった。21年の前回総裁選で、安倍氏は高市氏を支援しており、そうした経緯も影響を与えたとみられる。
決選投票では、県連の1票は、県内の党員・党友投票で石破氏を上回った高市氏に投じられた。
総裁選の終了後、県連所属の国会議員らに取材したところ、投票先を明かさない人が多かった。
高村正大衆院議員は「いろんな人間関係のしがらみがあるから」と、2回の投票とも投票先を明かさなかった。高村氏は麻生派に所属しており、麻生太郎副総裁は同派メンバーに高市氏支持の方針を伝えたとされる。その高市氏が敗れたことで、「多分我々の派閥は冷や飯を食うことになるらしいです」と語った。
北村経夫参院議員は、1回目の投票先は明かさなかったものの、決選投票では高市氏に投票したと述べた。候補9人の中に若手もいたことに触れ、「自民党も若い力が出てきた」と評価。「新しい総裁の下、一致団結して選挙に臨んでいきたい」と話した。
江島潔参院議員は2回ともだれに投票したかコメントせず、「派閥(安倍派)は解散しているので、本当に個々人の判断で動いています」と語った。決選投票に進んだ2人の票は僅差(きんさ)だったが、「一致結束して、自民党として再び信頼を取り戻していくことが一番大事。そのためには大変いい総裁選だったんじゃないか」と評価した。
杉田水脈衆院議員の事務所は、杉田氏が2回とも高市氏に投票したことを明らかにした。(大室一也)
◇
下関市貴船町4丁目にある林氏の地元事務所には、午後1時ごろから後援会の幹部らが集まり、テレビで総裁選の行方を見守った。林氏の表情が映し出されるたびに、事務所では拍手が起きた。
林氏は4位で、決選投票に残れなかったが、支持者からは「よし、小林鷹之氏より上だ」「いや、4位で喜んでいてはいけない」といった声が上がった。
総裁選後に取材に応じた岡本博之・下関後援会長(81)は「もう少し(順位が)低いかと思っていたが、今後に期待できる結果だ。全国の皆さんも林さんがどういう人間なのかある程度理解したと思う。ますます頑張って日本のかじ取りをしてほしい」と評価した。
全国の党員・党友票では伸び悩んだが、「(林氏は)非常に穏やかに物を言う。もう少し思いをむき出しにして一般の人にPRする必要がある」。次の総裁選に向けては「我々が応援するのは一緒だが、本人の判断に任せるしかない。また本人から報告があると思うので、どうするかを聞いてからだ」と述べるにとどめた。
県議会棟の自民党会派の控室では、本会議を終えた議員らがテレビで決選投票の様子を見守った。午後3時20分すぎ、1回目の投票でトップだった高市氏を抑えて石破氏が新総裁に選ばれると、「あらー」という声が上がった。友田有・県連幹事長は「ちょっとびっくりしている。国会議員票でこれだけ差がついたのはどういう中身だったのか」と首をかしげた。
県内の党員・党友投票で林氏が過半数を獲得したことについては、「たいへん高い票をいただいたと思っているし、これからの活躍を期待したい」と語った。
県議が結成した「林芳正先生を総理にする議員の会」の守田宗治会長は、4位という結果について「林先生の政治力が全国の党員に浸透しているのではないか。今後につながるという期待を大きく持った」と話した。県内での得票率が6割に迫ったことについて、「会としては活動が一定浸透したと思う」と述べた。
今後については、「林先生は外交面も内政面も非常に安定感のある政治家。今後、どういう局面にあってもどういう立場にあってもご活躍して頂ける方だ」と期待を示した。(白石昌幸、山野拓郎、青瀬健)
403
:
OS5
:2024/09/30(月) 00:19:07
◇
小田村克彦・立憲民主党県連代表 政治とカネの問題を原因究明、解決してもらいたい。石破さんが言われてきたことが本人の意思でガバナンスが効くなら、目指すものを国民に説明し、信を問うだろう。看板が変わっただけで政治とカネの問題を帳消しにする総選挙はあってはならない。
伊藤博文・日本維新の会県3区支部長 首班指名があり、所信表明演説で政策パッケージが打ち出されるので、まずはその内容を見定め、日本維新の会の方針や対案など政策論とあわせ、政治姿勢とともに有権者の理解を求め、いつ選挙になっても正々堂々と戦い、支持を広げたい。
曽田聡・公明党県本部幹事長 (石破氏は)政治経験も豊富で、ブレのない考え方が見て取れた。鳥取県出身の総裁として、地方を元気にしてもらいたい。より強固な自公連立を続けるため、自公連立の信を問い、民意を問う総選挙は年内のなるべく早い時期に行うことを期待している。
吉田貞好・共産党県委員長 石破氏は持論として憲法9条2項を削除し、自衛隊を国防軍にせよと主張する党内きっての改憲タカ派。総裁選では自衛隊明記論で9人が足並みをそろえたが、戦争のための国づくりをさらに進める危険な人物。共産党は次の総選挙で正面から対決していく。
大内一也・国民民主党県連代表 まずはしっかり政権運営、特に能登半島の震災復興、今回の豪雨災害の対応に当たっていただきたい。国民民主党もその点はしっかり協力し、他の政策については是々非々で議論を進める。解散・総選挙となればわが党の政策を訴え、正々堂々と戦っていく。
佐々木明美・社民党県連合代表 新総裁が誕生したようだが、期待は何もなし。私たちは憲法を活かした平和・外交・人権尊重政治、大企業優遇税制を改正し最低賃金1500円、税金は日々の暮らし対策最優先などを追求する。市民と立憲野党の連携共闘を協調性をもって取り組む。
404
:
OS5
:2024/09/30(月) 09:16:47
牧原秀樹はvs枝野幸男で一度も小選挙区で勝てていない。
現職大臣の落選するとすれば彼くらいか?
他は選挙強い もしくは比例上位見込み
405
:
OS5
:2024/09/30(月) 17:22:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/163d015f67bc4057f00ff03dfe89071e3b1db5db
「反高市」「反安倍」が露骨、石破茂総裁〝論功行賞〟の閣僚人事 「挙党一致」「刷新感」程遠い布陣 古い自民党を想起、党内分断を懸念
9/30(月) 17:00配信
13
コメント13件
夕刊フジ
自民党の石破茂総裁
自民党の石破茂総裁は30日までに、閣僚・党幹部人事の骨格を固めた。総裁選で石破氏を支援した側近や、決選投票で票を上乗せした岸田文雄首相の旧岸田派、菅義偉前首相率いる無派閥系の議員が重用された。保守派が支持し、第1回投票でトップだった高市早苗経済安保相には幹事長や重要閣僚ではなく、総務会長を打診して固辞された。「論功行賞」「リベラル重用・保守外し」「安倍晋三路線からの決別」という色彩が鮮明で、「挙党一致」「刷新感」には程遠い布陣といえる。古い自民党を想起させ、深刻な党内分断を懸念する声もある。石破氏は10月1日召集の臨時国会で首相に就任後、9日にも衆院解散に踏み切り、「15日公示、27日投開票」の日程で衆院選を実施する意向だが、暗雲が垂れ込める船出となりそうだ。
【写真】石破茂氏が学生時代に一目惚れした美人妻の佳子さん
15日公示、27日投開票 衆院選へ
「それぞれの能力を最大限発揮できる人事を考えたい」「最もふさわしい役職をお願いするのは当然」「『どの派閥から何人』とは考えない」
石破氏は総裁選後、裏金事件を発端にした派閥解消の流れを受け、「挙党一致」や「党刷新」を反映した人事を実行する意向を重ねて強調していた。
ところが、30日朝までに明らかになった人事を見ると、石破氏に近いリベラル系議員や、決選投票を含む総裁選で支援した面々が重用された。 決選投票で激突した高市氏は「私を支えてくれた方々の登用を」と自身はポストを固辞したが、安倍政権を支えた保守派は少なかった=別表。
例えば、外相に内定した岩屋毅元防衛相と、防衛相に決まった中谷元・元防衛相は、国防族として石破氏と親しい。総務相に起用が固まった村上誠一郎元行政改革担当相は総裁選では石破氏の推薦人を務めたが、安倍元首相の死去後、安倍氏を「国賊」と呼び、1年間の党役職停止処分を受けた人物である。
旧石破派としては、経済再生担当相に内定した赤沢亮正財務副大臣と、デジタル相に内定した平将明広報本部長代理がいる。
平氏は総裁選中のBS番組で、高市氏への支持拡大について、政策リーフレットを全国党員らに郵送したことが一要因と主張した。「高市潰し」と批判する声もあった。
ちなみに、高市氏側はリーフレット完成は総裁選出馬が不透明だった7月末で、選管通知前の今月4日時点で発送完了していたと説明している。
旧岸田派も目立つ。
決選投票当日、岸田首相は「決選投票は、高市氏以外の党員票が多い候補でいく」と旧岸田派議員らに〝指令〟を出したとされる。この論功行賞なのか、旧岸田派では、林芳正官房長官が内閣の要である同ポストを続投、小野寺五典元防衛相が政調会長に抜擢された。
同じく決選投票で票を上乗せした菅義偉前首相の周辺では、菅氏の副総裁をはじめ、法相に牧原秀樹元経産副大臣、国家公安委員長に坂井学元官房副長官、こども担当相に三原じゅん子参院議員の起用が固まった。財務相に内定した加藤勝信元官房長官も菅氏と懇意だ。
島田氏「対北外交の危険性が顕在化か」
406
:
OS5
:2024/09/30(月) 17:23:08
今回の人事をどう見るか。
政治評論家の有馬晴海氏は「通常、総裁選が終われば『ノーサイド』だが、相反する人事になった。石破氏に近い人材が重用され、決選投票で石破氏を推した菅氏のお膝元である『神奈川勢』の坂井氏や三原氏らが登用されている。政権ナンバー2の官房長官には、岸田派の林氏が続投する見通しだ。よく悪くもブレない、わが道を行く姿勢が特徴だった石破氏だっただけに、『強み』がそがれた印象だ」と評する。
保守政治を象徴した「安倍・高市外し」の背景は何か。総裁選で展開された露骨な「高市潰し」が影響しているのか。
有馬氏は「高市氏が総務会長を、小林鷹之前経済安保相が党広報本部長を固辞し、〝対立〟が強調される形になった。本来、不本意でもポストは受け、閑職でも党内や閣内に足場を残し、政治力の芽を温存するのがセオリーだったが、今回は違う。保守系を中心にした『石破氏への忌避感』もさることながら、『石破政権は長く続かない』との見方から、あえて行動をともにしない判断も働いたのではないか」と分析する。
外交面、特に北朝鮮による拉致問題への強い懸念も浮上している。
福井県立大学の島田洋一名誉教授は「石破氏と、外相に固まった岩屋氏、防衛相就任が予想される中谷氏がそろって、日朝国交正常化推進議員連盟(日朝議連)に所属している。同議連は、北朝鮮に寄り添う姿勢が批判されてきた。石破氏が総裁選で主張した『東京と平壌への連絡事務所設置』の構想も相まって、日本人拉致問題を置き去りにした対北外交の危険性が顕在化しそうだ。安倍元首相は『拉致問題解決』を悲観としていた。安倍氏を『国賊』と呼んだ村上氏を総務相に起用するなど、あまりにも『反安倍』の露骨な人事だ」と指摘する。
党内分断も指摘される石破新体制だが、今後どうなるか。
あるベテラン議員は「石破氏支持者も、高市氏支持者も、熱心であればあるほど、相いれない。それほど、政治信条が違う。異例ずくめの人事だが、事実上、『倒閣運動』が始まっているともいえる。総裁選は僅差だった。高市氏の支援が受けられない以上、党内はほぼ半分で『断絶』した状態になっている。早期の総選挙に踏み切るのも、『敵の敵は味方』論で難局を回避するためではないか」と語った。
407
:
OS5
:2024/09/30(月) 17:24:43
珍しく、ひろゆきに賛同する
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b8c5ee49b7c8bd2cd4ac0ba14be983748a50597
ひろゆき氏 高市早苗氏の総裁選敗因に言及「やる気のある無能な味方は敵より怖い」
9/30(月) 15:56配信
東スポWEB
ひろゆき氏
2ちゃんねる開設者で実業家のひろゆき氏(47)が30日「X」(旧ツイッター)を更新。自民党の自民党の党首選の決選投票の末敗れた高市早苗氏に言及した。
27日に行われた自民党の党首選で、高市氏は決選投票の末に石破茂氏に敗れた。高市氏の敗因については一部の支持者がSNS上などで攻撃的なスタンスを取っていたことがあげられている。
ひろゆき氏は「今後を考えた時、悔しい気持ち分かりますが『高市先生のためにならないから、他候補やその推薦者に攻撃的リプとかしないで』は、今後も頭の片隅に残して欲しいです」という自民・小野紀美議員のコメントを紹介した記事を引用。
その上で「『やる気のある無能な味方は、敵より怖い』現象ですね」と、“無能な味方”が高市氏の足を引っ張ったという見解を示した。
東スポWEB
408
:
OS5
:2024/09/30(月) 20:06:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/af5db3d64d9caa5f8e357aa0895a432c5a988ee6
「次」見据え…高市早苗氏は石破政権と距離置く構え 「国賊」発言の村上氏起用も党内刺激
9/30(月) 19:49配信
産経新聞
自民党総裁選後の両院議員総会で握手を交わす石破茂新総裁(左)と高市早苗経済安全保障担当相=27日午後、党本部(鴨川一也撮影)
先の自民党総裁選で石破茂総裁に決選投票で敗れた高市早苗経済安全保障担当相は、新政権と距離を置く構えだ。党内では人事などを巡って石破氏に対する不満がくすぶっており、高市氏としても次期総裁選を見据え、自由に行動できる道を選んだとみられる。
【表でみる】自民の新体制、判明した閣僚の顔ぶれ
■総務会長の提示「低く見られすぎ」
「丁重にお断りした」。党役員人事で石破氏から総務会長就任を打診された高市氏は周囲にこう語る。総裁選で支援を受けた同僚議員らから「(党ナンバー2の)幹事長以外は受けるべきではない」と助言されたことも背中を押した。
安倍晋三元首相は平成24年の総裁選で、決選投票の末に破った石破氏を幹事長に起用し、挙党態勢を構築した。しかし、今回の総裁選の1回目の投票で最も多くの票を集めて決選投票に進んだ高市氏に対し、石破氏が提示した役職は総務会長だった。
高市氏周辺は「低く見られすぎだ」と憤る。もっとも石破氏には好待遇だとの思いがあり、固辞された後、周囲に「そうですかって感じだな」と淡々と語った。
■人事「振り切れてしまった」
石破氏が、安倍氏を「国賊」と呼び、1年間の党役職停止処分を受けた村上誠一郎元行政改革担当相を総務相に起用する方針を固めたことも党内を刺激している。
旧安倍派の若手議員は「われわれに対する宣戦布告だ」と激怒。石破氏と親しい自民重鎮も「果たして新政権は持つのか…。人事が振り切れてしまった」と懸念する。
総裁選で高市氏を支持した中堅議員は「無役」でいた方が次期総裁選挑戦に好都合だと指摘。「地方をこれまで以上に回って牙を研げばいい。下手に役職に就いたら言動も制限される」と巻き返しを誓う。(竹之内秀介、長橋和之)
409
:
OS5
:2024/09/30(月) 21:26:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/78867617f4dbf09f5e20f0e1c89a319bf7829456
石破政権は菅・森山氏が中核 茂木氏は外れ主流派が逆転、火種くすぶる
9/30(月) 21:07配信
産経新聞
自民党の茂木敏充氏(関勝行撮影)
30日に発足した自民党の新執行部の肝は森山裕幹事長と菅義偉副総裁だ。石破茂総裁が首相として内政や外交に追われる中、森山氏が選挙や国会運営など党務を掌握し、菅氏が石破総裁の後見役を担う。岸田文雄政権発足当初は冷や飯を食わされた森山氏と、終始無役だった菅氏が再び中核に。一方、主流派を謳歌(おうか)した茂木敏充前幹事長は外れ、主流派と非主流派の立場が逆転した。
【表でみる】自民の新体制、判明した閣僚の顔ぶれ
■新政権人事で火種
「自民党が最も誇れることは、いろんな議論をするが、いったん決まったらみんなで(一致して)実現する歴史を作ってきたことだ」。森山氏が30日の記者会見で語気を強めたのは「挙党態勢」を訴えたときだった。
30日までに固まった新政権の人事は火種を残した。総裁選に立候補した高市早苗、小林鷹之両氏は石破総裁から打診されたポストを固辞。こうした党内事情を意識し、森山氏は記者会見で「党内の融和に十分配慮する」と強調した。
石破総裁が森山氏の幹事長起用を考えていることを水面下で伝えたのは9月27日の総裁選直後だった。石破氏は同日夜の記者会見で「泥をかぶるのが幹事長の仕事」と語ったが、すでに「森山幹事長」が念頭にあった。
■辛酸なめた茂木氏
菅氏には「全体を取りまとめてほしい」と政権の重し役を依頼した。
石破氏周辺によれば、石破氏本人は予算委員会開催を経た11月以降の衆院選実施が念頭にあった。だが、考えを変え、最速の「10月27日投開票」を決断したのは森山氏の進言を受け入れたからで、菅氏も同じ考えだったという。
人事でも、菅氏が寵愛(ちょうあい)する小泉進次郎氏を党四役の選対委員長に、菅政権の官房長官だった加藤勝信氏を財務相に起用し、国会運営の司令塔には森山氏側近の坂本哲志農林水産相を充てた。
辛酸をなめたのが幹事長だった茂木氏だ。茂木氏は麻生太郎副総裁、岸田首相との3人で政権を動かしているとして「三頭政治」と表現していた。しかし、決選投票では麻生氏とともに高市氏に投票した。茂木氏と歩調を合わせた旧茂木派議員は党役員や内閣に登用されなかった。
ただ、石破総裁は首相経験者の麻生氏の協力は不可欠だと判断。9月29日夕、森山氏が麻生事務所に出向き、最高顧問就任と義弟の鈴木俊一財務相の総務会長起用、麻生派の武藤容治衆院議員の経済産業相起用を依願し、承諾された。仮に菅氏に断られた場合は副総裁を打診する意向だった。(田中一世)
410
:
OS5
:2024/09/30(月) 22:27:46
https://mainichi.jp/articles/20240930/k00/00m/010/291000c
意趣返し? 岸田首相も憂う「鬱憤晴らす」石破政権の“無派閥”人事
深掘り
遠藤修平
小田中大
政治
速報
国政選挙
毎日新聞
2024/9/30 21:07(最終更新 9/30 21:07)
記者会見をする石破茂総裁=東京都千代田区で2024年9月30日午後3時4分、渡部直樹撮影
「派閥なき総裁選」を経て誕生する石破政権だが、派閥解消の流れは閣僚人事にどう反映されたのか。
目を引くのは無派閥議員の多さだ。新内閣で20人の閣僚のうち、12人に及んだ。他に麻生派と二階派が各2人、茂木派、旧岸田派、旧森山派が各1人だった。
2021年10月の岸田文雄政権発足時の派閥別(名称は当時)の構成は、岸田派3人▽竹下派4人▽細田派4人▽麻生派3人▽二階派2人――と派閥均衡で起用された。一方、無派閥は3人に過ぎなかった。
今回は最大勢力となった無派閥は、総裁選で石破氏や小泉進次郎元環境相を推した議員らで構成される。ただし、実態は旧石破グループと小泉氏を支援した菅義偉前首相のグループが多くを占める。岸田文雄政権での非主流派が、石破体制で主流派に転じたと言える。
安全保障政策に詳しい「国防族」が目立つのも特徴だ。入閣する防衛相経験者は石破氏を含め、岩屋毅、中谷元、林芳正の計4氏を数える。安全保障担当の首相補佐官には長島昭久元副防衛相を起用する。党側でも、政調会長に就いた小野寺五典氏や衆院議院運営委員長に就く予定の浜田靖一前国対委員長が防衛相を務めた。石破氏は国防族の代表格だが、党内の人脈は乏しい。自らと個人的な親交がある議員を起用した結果とみられる。
安倍派の入閣なし
…
411
:
OS5
:2024/10/01(火) 07:31:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/b028c3ae175419fd8047a38dcbd3bece07a7c5a3
「党内融和」へ調整力発揮なるか 森山裕氏が自民党幹事長に就任 地元・鹿児島4区は党ナンバー2の活躍に期待「地方の時代来る」
10/1(火) 7:00配信
南日本新聞
新執行部呼び込みで総裁室に入る森山裕氏=30日、東京・永田町の自民党本部
自民党の森山裕前総務会長(79)=衆院鹿児島4区=が30日、党幹事長に就いた。県関係では故・二階堂進氏以来で、国会対策委員長など多くの要職に就き党務に精通する手腕を買われての抜てきとなった。総裁選による摩擦への対応や、解散・総選挙も間近に控え早くも調整力の発揮が求められる局面だ。会見では「党内融和に十分配慮する」と決意を語った。
【写真】記者会見後、写真撮影に応じる森山裕氏(左から2人目)ら党4役と菅義偉副総裁=30日、東京・永田町の自民党本部
衆院議員会館内の事務所には朝から祝電やコチョウラ
ンが続々届き、秘書らは多数の来客対応に追われた。午後1時、呼び出しを受けた森山氏は硬い表情で総裁室入り。総務会で幹事長就任が決まると「石破総裁を支え安定した党運営に努める」とあいさつした。
鹿児島市議から国政に転じ、財務副大臣や農相を歴任。安倍・菅政権では国対委員長を歴代最長務め、与野党に幅広い人脈を持つ。
岸田政権下では、選挙対策委員長として衆院小選挙区定数「10増10減」の候補者調整を進め、派閥裏金事件の聞き取り調査の座長も引き受けるなど、歴代首相の信頼を得てきた。
就任会見では「私は浅学非才。どちらかというと高齢者の部類に入る」とした上で、「若い人の意見も高齢者の意見も受け止める政治をするのが大事」と強調。日本経済が転換点にあることを念頭に「党内融和に十分配慮し、野党協議もしっかりやり、政治を間違いのないようにしたい」と抱負を述べた。
裏金事件による政治不信を巡っては「国民の信頼回復に向けさらに努力しないといけない」。総裁選による摩擦も指摘される中、挙党態勢をどう築くか問われると、「自民党の歴史で最も誇れるのは、一度決まったら皆でそれを実現する歴史を作ってきたことだ。総裁選で出た結論には、皆が真摯(しんし)に謙虚に向かうことが大事だ」とした。
◇
「難局を打開できるのは、この人しかいない」。自民党の森山裕氏(79)=衆院鹿児島4区=が幹事長に就任した30日、旧知の地元関係者は人口減少や低迷する地方経済への手腕に期待した。党ナンバー2として派閥裏金事件で落ち込む信頼の回復も求めた。
永野和行肝付町長(73)は「地方に光が当たる時代が来るのでは」と声を弾ませた。党役員として多忙でも、週末のたびに地元で国政報告会を開き有権者と語り合う姿を知るからだ。地方創生を掲げる石破茂新総裁とも考え方が近いとみる。
県関係者が党幹事長に就くのは、旧高山町出身の故二階堂進氏以来。森山氏は基幹産業の農林水産業にも精通しており、「資材高騰や子牛価格低迷などの厳しい状況を理解している。国政に反映して」と注文した。
森山氏は2005年の衆院選で郵政民営化に反対して無所属で出馬、党本部が送り込んだ対立候補を破った。
当時の鹿屋市長だった山下栄さん(89)=鹿屋・肝属地区後援会長=は、「地方を守るため、不利になってもぶれない姿勢を今も貫いている」と感慨深げ。党には裏金事件などの逆風が吹くが「党を変えられるのはこの人しかいない。これまで同様、いろいろな人の話を聞いて整理し答えを出すはずだ」と期待する。
鹿児島市議出身で、37歳で全国最年少議長(当時)にも就いた森山氏は度々、「本籍は地方自治にある」と強調してきた。
40年以上の付き合いがあり、国政初挑戦の際には陣営幹部も務めた入船攻一市議(79)は「市議時代から週末は県内各地に足を運び、現場の声を聞いて鹿児島全体の課題に目を向けていた」と明かす。「築いた人脈を何より大事にする。なるべくして幹事長になった。新総裁をしっかり支えて」とエールを送った。
南日本新聞 | 鹿児島
412
:
OS5
:2024/10/01(火) 07:31:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffc9d694c5187fb456e49e7a79d5a137553b4a87
早期解散「ご祝儀相場」狙い 重鎮助言、議論重視から一転 高市氏要職固辞、火種に〔深層探訪〕
10/1(火) 7:00配信
時事通信
自民党新総裁に就任し、記者会見する石破茂氏=27日、東京・永田町の同党本部
自民党の石破茂新総裁が「10月総選挙」にかじを切った。総裁選では、臨時国会で与野党議論を重視する発言もあったが、早期解散を促す重鎮らの意向もあり、「ご祝儀相場」を見込んで衆院解散戦略を転換した。党内では総裁選のライバル候補が人事への協力を拒否。新政権は船出を前に早くも揺れている。
◇「党首討論をやれ」
「いろんな可能性は否定しない」。石破氏は29日、出演したNHK番組で衆院選「10月投開票」の可能性を問われ、珍しく言葉少なにこう言い切った。
半月前、総裁選の渦中にあった石破氏は真逆とも取れる発言をしていた。小泉進次郎元環境相が臨時国会で新首相選出後、直ちに解散すべきだと唱えたのに対し、「(与野党による)本当のやりとりは予算委員会だ。国民の判断材料を提供するのは責任だ」と反論。全閣僚出席の下で一定の審議を行う意向を示していた。
ただ、派閥裏金事件による逆風の中、審議時間を十分確保すれば野党の厳しい追及にさらされるのは必至。政権発足直後に期待される高い内閣支持率がおぼつかなくなる可能性さえある。
「党首討論をやったほうがいい。1日で済むから」。総裁選後の27日、自縄自縛に陥りつつある石破氏に助言したのは、旧岸田派を動かし「石破総裁」誕生につなげた岸田文雄首相だ。脳裏には2021年総裁選直後の衆院選勝利を弾みに、3年間政権の座を占めた経験がある。同じく決選投票で石破氏を支持した菅義偉前首相も総裁選後、周囲に「選挙は早いほうがいい」と語った。
28日夜、東京都内の議員宿舎で机を囲んだ石破氏と最側近らは投開票日を「10月27日」「11月10日」の2パターンとすることで一致。「時間はもうない」と決断を迫られた石破氏は29日の民放番組で「党首討論をやるなら、予算委の時間は短くてもいい」と話すなど、ここ数日は国会論戦で党首討論に比重を置く発言を続けていた。
連立を組む公明党は「10月27日投開票」に向けすでに準備に入っており、同党幹部は「早い決断は歓迎だ」と語った。
野党は石破氏の変わり身に批判を強める。「論戦から逃げるなら『裏金解散』『臭いものにふた解散』だ」。立憲民主党の野田佳彦代表は29日、盛岡市で記者団の取材に応じ、早速けん制した。
◇「論功行賞」
人脈の幅の狭さゆえ石破氏の党内基盤は盤石にはほど遠く、解散を先送りすれば不協和音が表面化しかねない事情も抱える。
28日夕、石破氏から直接、総務会長就任を打診された高市早苗経済安全保障担当相は「自分より若手を処遇してください」と、にべもなく断った。決選投票で逆転され、求めていた幹事長ポストが得られなかったことへの不満は明らかで、高市氏を支援する自民中堅は「無役で次に備える」と、早くも捲土(けんど)重来を口にする。
一方、陣容が明らかになってきた新政権人事では、総裁選で自身を支えた陣営議員や岸田首相、菅前首相に近い顔触れが並び、「身内」への配慮を優先させた格好だ。
安倍政権以降は主流派だった麻生派や旧安倍、旧茂木両派からの登用は限定的となる見通し。旧安倍派の若手は「論功行賞のオンパレードだ」と、「非主流派」転落に恨みを募らせた。総裁選で表面化した亀裂は深まりを見せている。
413
:
OS5
:2024/10/01(火) 12:02:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/c17020a21e8ec12ae3bc898f2af94e28bec94f94
閣僚・党人事で明暗、勝利貢献の旧岸田派・旧森山派を厚遇…旧茂木派・旧安倍派はほとんど起用せず
10/1(火) 8:10配信
読売新聞オンライン
初役員会に臨む石破新総裁(中央)ら。右隣は菅副総裁、左隣は森山幹事長(30日、党本部で)
自民党の執行部・閣僚人事は、派閥や旧派閥の処遇で明暗が分かれた。石破茂新総裁は総裁選での勝利に貢献した旧岸田派などを厚遇しつつ、「反石破」に回った麻生派への配慮もにじませた。旧茂木派と旧安倍派はほとんど起用せず、「非主流派」を印象付けた。
総裁選の決選投票で、石破氏は岸田首相が率いた旧岸田派の支援を受け逆転勝利した。閣僚人事では同派ナンバー2の座長だった林官房長官を続投させ、党四役にも小野寺五典・元防衛相を政調会長に起用した。小野寺氏は30日の記者会見で衆院解散・総選挙に向け、「政権公約の取りまとめに入りたい」と語った。
旧森山派の重用も目立つ。幹事長に森山裕総務会長が就き、党運営を主導する。森山氏は岸田氏や菅前首相との関係が良好で、党内では存在感が高まるとの見方が多い。
(写真:読売新聞)
菅氏と近い議員の登用も多い。選挙対策委員長に小泉進次郎・元環境相を充てたほか、閣僚人事では坂井学・元官房副長官らの入閣が内定した。いずれも決選投票では石破氏を支持したとされる。
党内融和にも工夫を凝らした。麻生太郎・前副総裁を最高顧問としたほか、麻生派から鈴木俊一財務相が総務会長に起用され、閣僚にも2人が内定した。麻生氏は決選投票で高市経済安全保障相を支持したが、冷遇すれば、「党内不和の火種になりかねない」(中堅)と判断したとみられる。
「負け組」となったのは茂木敏充・前幹事長が率いた旧茂木派と、旧安倍派だ。
総裁選で敗れた茂木氏は要職から外れた。一方、茂木氏と距離のある加藤勝信・元官房長官は財務相に内定し、派内では「茂木氏が入り込む余地をなくすためでは」との見方もある。
最盛期に100人を数えた旧安倍派は、幹事長代行に福田達夫・元総務会長の起用が決まったが、入閣はゼロ。今年1〜2月に派閥を退会した岩屋毅・元防衛相、福岡資麿参院政策審議会長を含め、内定した閣僚19人のうち11人が無派閥で、対照的な結果となった。
414
:
OS5
:2024/10/01(火) 12:04:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/b60b88ad432582dc2d4eadf9df41037aca3c2cfd
田崎史郎氏 石破新内閣をバッサリ「非主流派の在庫一掃セール」 閣僚19人中、6人が“身内議員”「ここまでやるか」
10/1(火) 10:42配信
デイリースポーツ
田崎史郎氏
政治ジャーナリストの田崎史郎氏が1日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。石破内閣の顔ぶれについて、「非主流派の在庫一掃セール」と切り捨てた。
【写真】幼少期の石破茂氏 眉毛キリッ!髪の毛ビシッと分けた美少年
番組では、この日午後に開かれる衆院本会議の首相指名選挙を経て発足する石破新内閣の閣僚人事の顔ぶれについて特集。閣僚19人のうち、初入閣は13人で、総裁選で石破氏の推薦人を務めた議員6人を起用したことを報じた。
内閣のうちおよそ3分の1を“身内”で固めたことについて、同局官邸キャップの千々岩森生氏は「おっと思いましたよね。なかなか見たことのないぐらいの数。石破さんとずっと一緒にやってきたからこそ、冷や飯を食わされていたと。能力、実力、党内の評価も高いけども、そういうポストに冷や飯ゆえに入ってこれなかった人は別なんですが…。固有名詞は言いませんけれども、ちょっと、という人は何人かいます…」とその顔ぶれに疑問を呈した。
田崎氏は「何か非主流派の在庫一掃セールみたいな感じなんですね。これまで非主流、石破さんと近いがゆえに冷遇された人たちを一挙に起用している感じなんですね」とバッサリ。
これまで一貫して安倍元首相に批判的だった村上誠一郎氏を総務相として起用したことに触れ、「この中でも村上さんに対する批判はかなり強くて。さきほど執行部の一人と話しましたら、その方も『ここまでやる必要あったのか?』というようなことを言われてました」と明かした。
「菅(義偉副総裁)さんがこれにかかわってらっしゃるという観測もあるんですけど、確認しましたら、菅さんがこの人事に全くかかわってない。この人事は石破さんと森山幹事長で進められた人事じゃないかと思います。ここまでやるかってことですよ」と話した。
石破氏が組閣を前に「派閥はもうなくなった。どの派閥から何人ということは考えない」と話していたが、田崎氏は「派閥解消を理由にしたあまりに露骨な身内びいきんお人事になっている」と断じていた。
415
:
OS5
:2024/10/01(火) 13:58:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/b803523edda88e1ab37e3025f50e696fd18e4a5f
「麻生氏」の誤算のもとは「茂木コンピューター」の狂いにあり
10/1(火) 6:01配信
93
コメント93件
デイリー新潮
推薦人が足りなかった2人が
連携して動いてきた麻生太郎氏と茂木敏充氏
過去最多の9人が立候補し、過去最長の選挙戦を経て9月27日に投開票された自民党総裁選。石破茂氏の勝利が決まったあとの麻生太郎副総裁の苦々しい表情は大いに話題になった。
【写真をみる】進次郎氏と“蜜月関係”だった「政界のプリンス」って?
ギリギリまで石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境相、そして高市早苗経済安保相の三つ巴の展開が予想された決選投票で、どの組み合わせが進むのかさえなかなか断定できない中、キングメーカーの1人である副総裁の麻生太郎氏やそれに連なる幹事長の茂木敏充氏はミスを犯していたという(肩書はいずれも当時)。
「もう随分長く政治の現場を見てきましたが、間違いなく最も読みきれない戦いだったと思います」
と、政治部デスク。
「フタを開けるまで石破、小泉、高市の各氏の誰が決選投票に進むのか、なかなか見えない大激戦でした。結果的に高市、石破の両氏になったわけですが、いずれも当初は20人の推薦人に手が届かないかもしれないとの見方も浮上していたほどでした。乱戦ぶりを物語っていたと思います」(同)
麻生氏と茂木氏の誤算
キングメーカーの1人である麻生太郎氏は当初、自派閥の河野太郎デジタル相を推してきたが、見込みなしと判断すると、有力3氏の中では高市氏支持で連携を強めて行く。
「決選投票が石破vs小泉となると、いずれももう1人のキングメーカーである“菅義偉前首相銘柄”なので麻生氏としては、その組み合わせを何としてでも回避したかったはず。結果として高市vs石破となって、高市氏に乗るのは自然な流れでした。そもそも石破氏に対しては麻生政権時に“麻生おろし”を演じられたことについて、看過しがたいとの思いを抱き続けてきたとされています」(同)
今回の投開票日直前に麻生・石破会談がありましたが、両者の関係がどの程度修復されたのか、あるいはやはりまったく溝が埋まらなかったのか、現時点でもミステリーなのだという。
「決選投票に臨むにあたって、麻生氏と茂木氏は連携して高市氏を推したわけですが、誤算がありましたね」(同) キングメーカーの1人である麻生太郎氏は当初、自派閥の河野太郎デジタル相を推してきたが、見込みなしと判断すると、有力3氏の中では高市氏支持で連携を強めて行く。
「決選投票が石破vs小泉となると、いずれももう1人のキングメーカーである“菅義偉前首相銘柄”なので麻生氏としては、その組み合わせを何としてでも回避したかったはず。結果として高市vs石破となって、高市氏に乗るのは自然な流れでした。そもそも石破氏に対しては麻生政権時に“麻生おろし”を演じられたことについて、看過しがたいとの思いを抱き続けてきたとされています」(同)
今回の投開票日直前に麻生・石破会談がありましたが、両者の関係がどの程度修復されたのか、あるいはやはりまったく溝が埋まらなかったのか、現時点でもミステリーなのだという。
「決選投票に臨むにあたって、麻生氏と茂木氏は連携して高市氏を推したわけですが、誤算がありましたね」(同)
小泉支持票と旧岸田派の行方
「茂木氏はこの手の票読みや情勢分析に長けており、これまでに外したことがないとされてきました。茂木コンピューターなんて持て囃す向きもいたくらいです。今回も自信を持って麻生氏に進言し、麻生氏もこれを受け入れ、高市支持で共に行動しました」(同)
どこで見誤ったのだろうか。
「1回目の投票で国会議員票を最も獲得したのは小泉氏で75票です。この票の多くは石破氏に向かうとしても、少しは割れるだろうと見ていました。さらに、旧岸田派も石破支持で動くだろうが、一部は高市支持に流れると判断していました」
決選投票での票差は21。一見大きいように映るが……。
「わずか11票動けば逆転なので決して大きいとは言えません。が、茂木氏は態度が微妙な議員がどちらに投票するかをギリギリまで見極め、ある程度の確度で高市勝利を弾き出していただけに、今回の結果には落胆しているようです」(同)
AIが感情を持つレベルにまで達していないのと同様、実績を誇る「茂木コンピューター」もまた同志たちの心を読み切ることは難しかったということになるだろう。当面、茂木氏は冷や飯を食うことになるとも見られているが、その間にヴァージョンアップは出来るだろうか。
デイリー新潮編集部
新潮社
416
:
OS5
:2024/10/01(火) 16:37:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa8ac59c4fd16da0576421ee290a5bc476afc412
高市早苗氏に1票 参院の首相指名選挙で…茂木敏充氏にも 総裁選で石破茂首相と戦った2人
10/1(火) 15:52配信
日刊スポーツ
高市早苗氏(2024年9月9日撮影)
首相指名選挙が行われた1日の参院本会議で、自民党総裁の座を石破茂総裁(67)と争った高市早苗前経済安保相(63)と茂木敏充前幹事長(68)に1票ずつが投じられた。
【写真】第102代首相に指名され拍手される中、起立する自民党の石破茂総裁
尾辻秀久参院議長が参院(計242票)の投票結果を読み上げた際、石破氏に143票、立憲民主党の野田佳彦代表に45票、日本維新の会の馬場伸幸代表に21票、国民民主党の玉木雄一郎代表に12票、共産党の田村智子委員長に11票が投じられた。
これに続いて、国民民主党の伊藤孝恵参院議員、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一参院議員、参政党の神谷宗幣参院議員の名前が読み上げられた後、高市氏と茂木氏も含めて、それぞれに1票が投じられたことが報告された。
石破氏が首相に指名された衆院本会議の首相指名選挙では、自民党議員で名前が読み上げられたのは石破氏だけだった。今回の参院での結果に、インターネット上でも「参議院の首班指名選挙で高市早苗さんに1票が入るwwwwww」「キター!高市早苗君1票」など、話題になっている。
参院の首相指名選挙でも石破氏が首相に指名され、石破氏は正式に第102代内閣総理大臣に選出された。
417
:
OS5
:2024/10/01(火) 16:44:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/bea3edf329114680ccb706739e8b773d973841f9
副議長事務所も異例批判、れいわはプラカードで投票妨害 大波乱の首相指名
10/1(火) 16:00配信
J-CASTニュース
壇上で紙を掲げる、れいわ新選組の大石晃子共同代表。直後に衛視によって排除された(写真:ロイター/アフロ)
自民党の石破茂新総裁が2024年10月1日に召集された臨時国会で、第102代首相に指名された。石破氏はこれに先立つ9月30日に総裁として開いた記者会見で、「新政権は、できる限り早期に国民の審判を受けることが重要だと考えている。諸条件が整えば、10月27日に総選挙を行いたい」と解散・総選挙を表明した。
【画像】副議長の事務所も異例の批判を展開した
首相就任前の解散宣言に、野党からの批判が続出。立憲民主党出身の海江田万里衆院副議長の事務所アカウントも「首班指名の本会議を何だと思っているのか」などと異例の批判を展開した。首相指名選挙では、プラカードを掲げて排除される議員もおり、波乱含みの新政権スタートだ。
■石破「不適切とは考えていない」野田「不見識極まりない」
石破氏は9月30日、党本部での臨時総務会で人事を決定。その後に開いた記者会見で、衆院選の日程を10月27日に予定していることを明かした。首相指名前の解散宣言は異例ながら、石破氏は「異例のことだが、不適切とは考えていない」と語っていた。
石破氏の方針には、野党からの批判が相次いでいる。
立憲民主党の野田佳彦代表は、国会内で報道陣に対し「首相就任前であり国会軽視だ。不見識極まりない」と遺憾の意を示していた。
海江田氏の事務所公式Xは、9月30日深夜、「本日(9月30日)午後3時過ぎの石破自民党新総裁の記者会見をテレビで見ていて驚きました」と投稿した。
首相指名前の解散宣言について「明らかにフライングの発言で、明日の国会での首班指名の本会議を何だと思っているのかと考えざるを得ません」とつづり、「それにそもそも、総裁選では早期解散を主張する小泉進次郎代議士を諫めるかたちで、十分議論を重ねて、国民に選択肢を示してから解散すべきであると主張していたことを多くの国民が覚えています。これでは食言を重ねたこれまでの自民党総裁と何ら変わりがありません」と石破氏の主張が二転三転しているのではないかと批判した。議長と副議長は就任時に会派を離脱するのが慣例。その上で与党批判を展開するのは珍しい。
れいわ大石氏「こういう茶番はやめろー!」
衆院本会議で行われた首相指名選挙の投票でもアクシデントがあった。れいわ新選組共同代表の大石晃子衆院議員は投票箱の前まで歩み寄ると「能登の補正予算を」と書いた大きなプラカードを取り出し、両手に掲げて立ち止まった。
額賀福志郎議長に「やめてください」と制止されるも、「こういう茶番はやめろー! なんやねんこの茶番は! 被災者は投票なんかできません!」などと繰り返した。投票は議員らが大石氏の背後を通る形で行われ、大石氏はマイクを遮断されるも声を張り上げ、主張を続けた。
場内にざわめきが広がる中、「降壇してください! 直ちに降壇をすべきです」と促されるも、大石氏は数分間にわたって壇上に立ち続けた。「演壇で物品を掲げる行為はおやめください。降壇を命じます」との指示を受けても抗議を続けた大石氏は、その後2人の女性衛視によって排除された。
※タグは以下をいれてください
418
:
OS5
:2024/10/01(火) 21:45:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/dac512711ff8dc43fc8fdf7e036904f99b24913e
高市、茂木氏に各1票 離党世耕氏は石破氏 参院本会議
10/1(火) 19:56配信
時事通信
参院本会議で1日に行われた首相指名選挙で、参院会派「NHKから国民を守る党」の斉藤健一郎氏と浜田聡氏が自民党総裁選に出馬して石破茂首相に敗れた候補に投票した。
斉藤氏は高市早苗前経済安全保障担当相に、浜田氏は茂木敏充前幹事長に1票を投じた。
石破氏には自民、公明両党のほか、無所属の鈴木宗男、世耕弘成両氏らが投票し、143票だった。参院安倍派に影響力があるとされる世耕氏を巡っては、総裁選で高市氏支持を呼び掛けたと指摘する声もあった。
419
:
OS5
:2024/10/01(火) 21:52:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/72a6850ef765f4e79d09c002a0ed912e15c491f7
「一人良識派」自任する「国賊」発言の村上誠一郎氏 20年ぶり入閣に処分後も残るしこり
10/1(火) 17:54配信
産経新聞
総務相に起用される村上誠一郎元行政改革担当相(矢島康弘撮影)
自民党の村上誠一郎元行政改革担当相が1日夜に発足する石破茂内閣で総務相に起用される。入閣は初入閣した平成16年以来。村上氏は党内で「一人良識派」を自任し、安倍晋三元首相の政権運営に強く異論を唱え続けたことで知られる。安倍氏が令和4年7月に銃撃され死去した後、安倍氏を「国賊」と呼んだとして1年間の役職停止処分を受けた。処分を終えたとはいえ、死者に向けた心ない言葉を巡り、党内に感情的なしこりを残している。
【石破新内閣の顔ぶれ】村上誠一郎氏、武藤容治氏、三原じゅん子氏ら初入閣は13人
■石破氏の思いにじむ登用
「担当範囲が広いから準備が大変だよ」
村上氏は1日、周囲にこう漏らしつつ、20年ぶりの入閣に表情を引き締めた。
村上氏は戦国時代に瀬戸内海を制圧した海軍衆「村上水軍」の末裔(まつえい)で、村上一族の18代目という。立憲民主党の岡田克也前幹事長は義弟に当たる。平成28年6月には『自民党ひとり良識派』(講談社現代新書)という著書も出版した。
石破氏とは昭和61年の衆院選初当選同期の間柄で、平成30年、令和2年の総裁選で石破氏の推薦人を務めた。今回も石破氏を支援し、決起集会では涙ながらに「勝つぞー」と声を張り上げた。
9月28、29日に複数のポジションを石破氏と調整した結果、総務相に任じられたという。論功行賞の色彩より、花形のポストに当てられる機会のなかった「正論を吐く能力ある友人」(石破氏)に対する石破氏の強い思いがにじむ登用となった。
一方、村上氏は安全保障法制、特定秘密保護法に関する法案審議や森友・加計学園問題などを巡って安倍氏に対し厳しく注文を付ける。旧民進党や立憲民主党、共産党などと足並みを合わせるような主張に、安倍氏に批判的な記者から「党重鎮」としてコメント取材を受ける機会は少なくなかった。
■「安倍派に対する宣戦布告」
安倍氏が死去した後は、記者団に対し安倍氏について「国賊」と言い放ったとして、発言内容が報じられた。党紀委員会は令和4年10月、村上氏の発言を事実と認定し、党員としての品位をけがす行為に当たるとして、1年間の党役職停止処分を決めた。当時、石破氏も「私なら、あのような表現は使わない」と苦言を呈していた。
その後、村上氏は記者会見で、「発言を撤回し、深くおわび申し上げる」と釈明し、安倍氏の遺族に謝罪に赴きたい考えも示した。安倍氏に対する思いを問われると「(国賊という)意図は全くなかった」と述べ、10秒以上沈黙した後、「残念に思う。政策について正しいかどうか言っていただけで、(安倍氏に対する)個人的な感情を考慮したことはない」と語った。
3年10月に処分は終えたものの、村上氏の入閣は党内で複雑な感情をもって、受け止められている。
石破内閣の入閣予定者も村上氏の起用に「まずいかもしれない」と表情を曇らせ、安倍氏を慕う旧安倍派(清和政策研究会)の若手は「耐えられない。旧安倍派に対する宣戦布告ではないか」と語る。(奥原慎平)
420
:
OS5
:2024/10/01(火) 21:54:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/980f71e4f7e11ce11b7f66e38b5c3e5665e06dd2
麻生太郎氏、自民執行部の写真撮影を辞す 一礼後退室に石破氏も深々お辞儀、遺恨か慣例か
10/1(火) 12:09配信
産経新聞
自民党臨時総務会に出席する(左から)石破茂総裁、森山裕幹事長、麻生太郎最高顧問=9月30日午後、党本部(春名中撮影)
自民党の石破茂総裁率いる党執行部人事が了承された9月30日の臨時総務会で、最高顧問に就任した麻生太郎前副総裁が集合写真の撮影を辞する場面があった。15年前の首相時、石破氏に退陣を迫られた経緯がある麻生氏。両者の間の溝の深さが早くも露呈したとの見方のほか、慣例上麻生氏が身を引いたとの指摘もある。
【イラストでみる】石破茂新総裁はこんな人
「新たに最高顧問を創設した。麻生太郎くんをお迎えしたい」
石破氏は総務会で、手元の紙に目を落としながら、こう述べた。
最高顧問は常設の役職ではなく、平成6年に退任した中曽根康弘元首相以来となるという。党則によれば、「顧問は総裁又は党執行機関の諮問に応じて意見を述べる」とされ、名誉職の色が強い。
麻生氏も「石破総裁のもと、最高顧問という役職を拝命することになりました。全力を挙げて邁進(まいしん)させていただきます」などと応じた。険しい表情は崩さなかった。
会合が終わると、新執行部での写真撮影が急遽求められたが、席を立った麻生氏は石破氏に向かい、一礼。引き留める声が飛ぶ中、会議室の出口に向かった。
先の総裁選で、麻生氏は石破氏に敗れた高市早苗経済安全保障担当相を支援した。平成21年には麻生内閣の支持率が低下する中、当時農林水産相だった石破氏が麻生氏に退陣を促すなど遺恨が残ったとされる。
会場を後にしようとする麻生氏に対し、石破氏は深々と頭を下げていた。その後は「グータッチ」のポーズを求めるカメラマンに対し、「グータッチ。最近はグータッチなのか」と言いながら、執行部のメンバーらと撮影に応じた。
421
:
OS5
:2024/10/01(火) 22:32:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/60f420c1bf75a4d32251f5187413438c54604e1a
石破茂内閣 閣僚19人の横顔 国際弁護士に俳優、配管工、元刺客…異色の経歴持つ閣僚も
10/1(火) 21:55配信
9
コメント9件
産経新聞
石破茂内閣
石破茂内閣が1日、発足した。自民党総裁選で石破陣営の推薦人となった6人を閣僚に登用するなど石破首相自身が信頼するメンバーらを据えた。初入閣は13人。閣僚19人の横顔を紹介する。
【イラストでみる】石破茂新総裁はこんな人
◆村上誠一郎総務相 安倍氏を「国賊」発言で処分
石破茂首相と昭和61年の衆院選初当選同期で、首相が平成30年、令和2年の総裁選に出馬した際に推薦人となった仲だ。
安倍晋三元首相に対しては、森友・加計学園問題や安全保障法制などを巡り批判。安倍氏の死去後、「国賊」と発言したとして、党紀委員会から1年間の党役職停止処分を受けた。戦国時代に瀬戸内海で活動した海賊衆「村上水軍」の末裔。
◆牧原秀樹法相 地元のライバルは立民・枝野元代表
総裁選では、上川陽子前外相の推薦人代表として奔走した。愛称は「マッキー」。大学受験中、バラエティー番組にレギュラー出演した異色の経歴を持つ。国際弁護士から政界に転身。環境政務官時代に動物愛護に力を入れ、殺処分ゼロに向けた「牧原プラン」を策定した。
地元のライバルは立憲民主党の枝野幸男元代表で、一度も実現していない選挙区当選が悲願。
◆岩屋毅外相 総裁選では石破陣営の選対本部長
衆院当選9回を重ねるベテランだが、2度の落選で7年の浪人生活を送った苦労人。総裁選では石破茂陣営の選対本部長を務め、石破総裁誕生に奔走した。国防族として知られるが、時の首相に対し持論を展開することも。
ホームページでは趣味のギターの弾き語りの動画や、孫とのセッションの様子の写真を投稿し、普段は見せない一面も披露している。
◆加藤勝信財務相 安倍氏最側近だった「たわし」
総裁選では「国民の所得倍増」を掲げ、政策通ぶりや安定した答弁はSNSでも好評。最下位の9位だったが、政権の要職に起用された。
旧大蔵省出身。義父の加藤六月元農林水産相は安倍晋三元首相の父、晋太郎元外相の側近で、加藤、安倍両家は家族ぐるみの付き合いだった。安倍政権を最側近の一人として支えた。髪質の硬さからSNSでは「たわし」の愛称で呼ばれる。
◆阿部俊子文科相 看護・福祉に精通する元「刺客」
平成17年の衆院選で、郵政民営化に反対した平沼赳夫元経済産業相の「刺客」として、縁もゆかりもなかった岡山3区から出馬。比例復活当選を果たし、現在6期目。数少ない女性閣僚として初入閣となった。
看護師を目指して短大に進学した後、「老人施設の経営者になる」ために米国に留学。博士号を取得した。好きな言葉は、ヘレン・ケラーの「希望は人を成功に導く」。
◆福岡資麿厚労相 参院で返り咲きの苦労人
平成21年の衆院選で議席を失い、翌年の参院選でくら替えして返り咲いた苦労人。自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受け、所属していた旧茂木派を退会した。
小学2年で剣道を始め、慶大剣道部で副将を務めた腕前を持つ。党厚生労働部会長を務め、厚労行政に明るい。ただ、扱う政策の幅が広い厚労相は、安定感のある国会答弁など求められるハードルは高い。
422
:
OS5
:2024/10/01(火) 22:33:08
◆小里泰弘農水相 阪神大震災時は震災担当相秘書官
証券会社勤務、父の小里貞利元自民党総務会長の秘書を経て平成17年に衆院初当選した。谷垣禎一元総裁の側近で、旧谷垣グループの事務総長を長年、務めた。
23年の東日本大震災では、阪神大震災時の震災担当相秘書官経験を生かし、野党でありながら対策を立案した。農林水産行政にも精通する。趣味は魚をさばくところまでやり遂げる釣り。
◆武藤容治経産相 4代続く政治家一家、父は通産相
衆院当選5回ながら重要閣僚の一つである経済産業相に抜擢された。4代続く政治家一家で育ったが、父・嘉文通産相(現経産相)の秘書、酒造会社経営と多彩な経歴を持つ。経験を生かし、中小企業・小規模事業者対策などに取り組む。
高校時代にアイスホッケー部でインターハイに出場した経験も。所属する麻生派では、「いい人」と評価が高い。
◆斉藤鉄夫国交相 ライドシェアの全面解禁は慎重
公明党枠となって久しい国土交通相を引き続き担う。党代表を退任した山口那津男氏と同じ72歳。15年ぶりの代表交代で刷新が進む中、衆院当選10回のベテランは健在だ。
自動車大手の「型式指定」認証申請不正、自身が慎重なライドシェアの全面解禁といった課題が山積し、手腕が問われる。東工大院出身の工学博士。鉄道とあんこが大好物。
◆浅尾慶一郎環境相 祖父と父は在外公館の大使
曽祖父2人が衆院議員、祖父と父が在外公館の大使を務めた「華麗なる一族」出身。平成10年参院選で民主党公認で初当選。みんなの党結成に参加し、21年に衆院に転身した。
26年の同党解散に際し代表として政党交付金総額14億円超の国庫返納を決断。落選を経験し、令和4年参院選で自民党公認で当選した。赤ワインを好んで飲むが、酒はさほど強くなく、酔うタイプだ。
◆中谷元防衛相 「千手観音大臣」、3度目の登板
元陸上自衛官で、厳しい訓練で有名な「レンジャー隊員」の教官を務めた。安全保障政策に精通し、防衛庁長官時代も含め、3度目の防衛相就任となった。前回は安保関連法の審議で忍耐強さと実直さを発揮し、成立に尽力。びっしり付箋を貼った答弁原稿を用意した様子から、「千手観音大臣」とも呼ばれた。カラオケで強烈な風刺を効かせた替え歌を披露する一面も。
◆林芳正官房長官 音楽と食愛する「ピンチヒッター」
政策全般に通じ、時の政権が閣僚の不祥事などで窮地に陥るたびに後任に起用されてきたことから「政界のピンチヒッター」の異名を持つ。
楽器演奏を得意とし、外相時代はジョン・レノンの「イマジン」をピアノで即興演奏し、各国外相の拍手喝采を浴びた。会食好きで、飲食店予約サイト「食べログ」を重宝。座右の銘は松尾芭蕉が見いだした俳諧の理念とされる「不易流行」。
423
:
OS5
:2024/10/01(火) 22:33:21
◆平将明デジタル相 政界進出前は青果仲卸業を営む
令和3年に解散した旧石破派のメンバー。先端技術の動向に明るく、生成人工知能(AI)などに関する党プロジェクトチームで座長を務める。政界進出前は青果仲卸業を営み、資金繰りに奔走した経験も。平成17年、日本青年会議所会頭選挙に立候補。OBである麻生太郎最高顧問の「影響力」を排除するためだったが、落選。市場で使うモートラ(運搬用の小型車)の操縦も得意。
◆伊藤忠彦復興相 事態急転で悲願の初入閣
入閣が予定されていた他の議員が辞退したため、急遽の差し替えで復興相のポストにすべり込んだ。5期目で悲願の初入閣。旧二階派で二階俊博元幹事長に師事し、国土強靱化や環境分野の政策に明るい。総裁選では河野太郎氏の推薦人を務めた。
父は東海銀行の元頭取で、伯父は山本壮一郎元宮城県知事。小渕恵三元首相の秘書を務めた経験もある。座右の銘は「天下為公」。
◆坂井学国家公安委員長 菅義偉氏最側近の元配管工
菅義偉副総裁の最側近。菅氏を慕う衆院の中堅・若手らでつくるグループ「ガネーシャの会」のまとめ役で、菅政権時代は官房副長官として支えた。総裁選では小泉進次郎陣営の中核を担った。
東大法学部卒で松下政経塾生でもあったエリートだが、熊本県で配管工として働いた異色の経歴を持つ。小学生から大学卒業までは野球漬けの日々。趣味はウオーキング。
◆三原じゅん子こども相 医療制度改革訴え政界入り
TBSドラマ「3年B組金八先生」の生徒役で有名に。女優や歌手として活躍するかたわら、子宮頸がんを患った経験から医療制度改革の必要性を訴え平成22年参院選で初当選。菅義偉副総裁に近く、28年参院選では菅氏の地元・神奈川選挙区から立候補、トップ当選を果たした。
カーレーサーとして活躍していたことも。4月に愛車が盗難に遭ったことが話題になった。
◆赤沢亮正経済再生相 政策通の「石破マニア」
自ら「趣味は石破茂」というほど、同じ鳥取県選出の石破首相の側近を自任する「石破マニア」。旧石破派の政策委員長として過去の総裁選で政策集の作成に携わった。首相が「最後の戦い」とした今回の自民党総裁選でも奔走した。
元国土交通省の官僚で、平成17年の衆院選で初当選。内閣府副大臣や財務副大臣を歴任して政策全般に明るく、国会対策にも精通する。
424
:
OS5
:2024/10/01(火) 22:33:37
◆城内実経済安保相 造反、落選経験の保守論客
外務官僚を経て平成15年衆院選で初当選。安倍晋三元首相に見いだされたが、17年の郵政民営化法案採決では本会議場内での安倍氏の説得を振り切って反対。「刺客」を放たれ、落選の憂き目に遭った。
復党後は保守論客として活動。総裁選では高市早苗氏を支援した。高市氏が顧問の「保守団結の会」幹部で、靖国神社参拝を欠かさない。趣味はレコード収集とサッカー。
◆伊東良孝地方創生相 美術教諭でアマチュア画家
総裁選でいち早く石破茂首相支持を決め、推薦人として勝利に貢献。75歳と遅咲きでの初入閣となった。初当選は60歳だった平成21年衆院選で、自民党への逆風をはねのけた。
農林水産副大臣を2回務めた農水族で、国対副委員長や衆院議院運営委員会理事を経験し、国会運営にも明るい。大学時代に美術教諭の資格を取得。アマチュア画家の顔を持ち、ギターの腕前もプロ並み。
425
:
OS5
:2024/10/01(火) 22:35:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a7c6f99eebeb333afc2f23677dc328e9f637210
岸田文雄政権、1094日に幕 外交・安全保障・経済…実績への評価高く再登板の芽も
10/1(火) 19:49配信
産経新聞
花束を受け取り、笑顔を見せる岸田文雄首相=1日午後、首相官邸(岩崎叶汰撮影)
岸田文雄前首相は1日、戦後の首相で8番目の長さとなった政権運営に幕を下ろした。反撃能力(敵基地攻撃能力)を盛り込んだ国家安全保障戦略など安保関連3文書を策定し、戦後日本の安全保障政策を転換したほか、賃上げへの注力でデフレ脱却の土台を築いた。自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件の責任を取る形となったが、外交・安全保障、経済など政策的な実績への評価は高く、再登板の芽も残す。
【時系列で見る】岸田文雄政権の歩み
■棚上げの政策課題に結論
「3年間、多くの皆さんに支えていただいた。感謝の気持ちでいっぱいだ」
岸田氏は1日午後、記者団の問いかけに笑顔で答え、官邸を後にした。スタッフからは花束が贈られ、大きな拍手で見送られた。
3年に及んだ岸田政権の最大のテーマは、棚上げになっていた政策課題に結論を出していくことだった。エネルギーの安定供給のため原発の再稼働にかじを切ったほか、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を断行した。
外交では米国のバイデン大統領や、韓国の尹錫悦大統領と強固な信頼関係を築き、日韓関係を修復。日米韓の枠組みを強化し、東アジアの安全保障体制を再構築した。ロシアのウクライナ侵略にあたっては欧米と足並みをそろえた対露制裁とウクライナ支援を実施した。
退陣表明後も中国による日本産水産物の全面禁輸措置の緩和にこぎ着け、任期の最後まで結果にこだわった。周辺は「一点突破ではなく、必要なことを全てやった」と振り返った。
■将来的に岸田氏「1強」か
一方で脆弱(ぜいじゃく)な党内基盤のため、党運営には苦しめられた。就任当初は麻生太郎副総裁(当時)ら重鎮への根回しを怠らなかったが、不記載事件の発覚後は党改革の姿勢を示すため、トップダウンで旧岸田派(宏池会)解散などに踏み切り、調整不足を指摘されることもあった。
9月の総裁選では岸田路線の継承のため石破茂新首相の支援に回り、勝利に導いたことで新たなキングメーカーに浮上した。党有力者の麻生氏や菅義偉副総裁が70〜80歳代と高齢のため、将来的には60歳代の岸田氏の「1強」になるとの見方があり、再登板説が早くもささやかれている。
岸田氏は「俺のことはいい」とけむに巻くが、側近の一人は「いよいよ国難というときには出てきてもらうしかない」と話す。(永原慎吾)
426
:
OS5
:2024/10/01(火) 22:44:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/1aa0b3f7a440f6b9a47458366e580ab1972675c0
旧安倍派事務局長に有罪判決、事件は節目迎えるも告発相次ぎ再捜査 公選法違反で立件も
9/30(月) 18:50配信
産経新聞
東京地検が入る中央合同庁舎=東京都千代田区
自民党の派閥パーティー収入不記載事件は、最大派閥だった旧安倍派事務局長の松本淳一郎被告に有罪判決が下され、一つの節目を迎えた。だが、その後も告発は続き、東京地検特捜部は再捜査を進めている。事件の余波は収まっていない。
特捜部は昨年12月、政治資金規正法違反の疑いで旧安倍派の事務所などを捜索。1月までに不記載額が計3000万円を超えた国会議員や秘書ら10人を起訴・略式起訴する一方、ほかの議員らは不起訴とし、捜査を一度は終結させた。
だが、事件の端緒の一つとなった告発をした神戸学院大の上脇博之教授らが、政治資金収支報告書への不記載が発覚しても刑事処分がなかった議員らを次々に告発。対象議員は数十人を超えており、特捜部は一部を不起訴としたものの、再捜査を進めている。
一連の捜査の過程では堀井学元衆院議員(52)が有権者に香典を違法に配布していた公選法違反の疑いも発覚した。
堀井氏の不記載額は2000万円弱だったが、特捜部は公選法違反罪と政治資金規正法違反罪の「合わせ技一本」(検察幹部)で略式起訴した。
不起訴とされた議員については検察審査会への申し立ても続いている。検察幹部は「不記載額が相応に高額だが不起訴となった議員について検審がどう判断するか注目している」としている。
427
:
OS5
:2024/10/02(水) 10:55:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/23da07681af4732f788177f36cac30339687bcb6
石破茂首相に旧安倍派「喧嘩売ってんのか」の声→やりすぎ人事、閣僚ゼロの冷や飯 田崎氏明かす「よっぽど安倍さんに恨み辛みがあったのか」
10/1(火) 23:05配信
デイリースポーツ
石破茂首相
自民党の石破茂新総裁が1日の衆参両院の本会議で102代首相に指名され、皇居での親任式、閣僚の認証式を経て、夜に石破内閣が発足した。
【写真】まるでファッションショー 全身黒でビシッと決めた三原じゅん子大臣→1時間後、雰囲気ガラリで颯爽と登場
発表された閣僚は石破氏に近い議員が重用されているとの指摘もあり、麻生派、旧茂木派、旧二階派からはいずれも2人が入閣したが、旧安倍派からはゼロだった。
テレビ朝日「モーニングショー」では、総務相に起用された村上誠一郎氏が、22年に安倍晋三元首相の国葬への欠席理由を説明する際に、安倍氏について「国賊」と発言したとして、1年間の党役職停止処分を受けていることがテーマとなり、政治評論家の田崎史郎氏は、高市早苗氏の陣営から「俺たちに喧嘩売るのか」との声があがっていると述べた。
石破氏の人事を「総理大臣は絶大な権力なわけですから、身内は控えて、ほかの派閥に譲るということをやってきたんですけど、それをあまりやってない」と指摘。自民執行部の1人も「ここまでやる必要があったのか」と話している、と語った。
またTBS「ひるおび」でも、田崎氏は旧安倍派を「干してる、果たしてこんなこと許されるのかって感じの人事です」「(党内で)勝ち組負け組に関わらず、不評ですね」と述べた。
「よっぽど安倍さんに対する恨み辛みがあったのかなと思うんですよね。この12年間のうっぷんを晴らす象徴のよう」と語った。
428
:
OS5
:2024/10/02(水) 10:56:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0edd4de2ad5f4f75110fa6f328c21e171d9d2ed
無派閥過半数、「論功」鮮明 若手ゼロ、女性2人 石破内閣
10/2(水) 7:10配信
時事通信
1日発足の石破内閣では自民党の無派閥議員が過半数を占め、「脱派閥」をアピールする陣容となった。
石破茂首相は党総裁選で自らを支えた面々を手厚く処遇し、「論功行賞」の側面も鮮明となった。一方で若手の登用はなく、女性も2人にとどまった。
首相と閣僚計20人のうち無派閥(旧石破グループ、旧谷垣グループ含む)は11人。麻生派、旧茂木派、旧二階派から各2人、旧岸田派と旧森山派から各1人が入った。公明党は従来通り1人。旧安倍派からの入閣はなかった。
村上誠一郎総務相や岩屋毅外相、赤沢亮正経済再生担当相、伊東良孝地方創生担当相ら6人は総裁選で石破氏の推薦人を務めた。特に赤沢氏は首相の最側近と言える存在だ。小泉進次郎氏を推した坂井学国家公安委員長も、決選投票では石破氏支持に回った。
総裁選の対抗馬では林芳正官房長官が再任され、加藤勝信氏が財務相として再入閣した。関係者によると、両氏については首相が総裁選の論戦を通じて力量を評価したという。
一方、現職閣僚として戦った高市早苗、上川陽子、河野太郎の3氏は内閣を離れた。ただ、上川、河野両氏と小泉、加藤両氏の推薦人は計6人が閣僚に就任。首相と距離を置く高市氏の推薦人からはゼロだった。
全20人の平均年齢は63.6歳。直近の第2次岸田再改造内閣発足時(2023年9月)の63.5歳とほぼ変わらなかった。最高齢は伊東氏の75歳、最年少は福岡資麿厚生労働相の51歳だった。
初入閣は13人。岸田政権からの続投は林氏と公明の斉藤鉄夫国土交通相の2人だ。閣僚はいずれも衆院5回以上か参院3回以上の当選を重ねており、「若手」の起用は見送られた。
女性は阿部俊子文部科学相と三原じゅん子こども政策担当相。共に初めての閣僚だ。民間からの登用もなかった。参院からは福岡、三原両氏と浅尾慶一郎環境相が入った。衆院当選回数の最多は首相と村上氏で、12回を数える。
429
:
OS5
:2024/10/02(水) 11:02:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/900b4ab53f3b99037beeea1c81255c3c7e2ef832
決戦見据え攻防激化 「論戦なき解散」野党猛反発 内憂外患、揺れる石破自民〔深層探訪〕
10/2(水) 7:00配信
時事通信
自民党新執行部の発足を受けて、記者会見する自民党の石破茂総裁=30日午後、東京・永田町の同党本部
自民党の石破茂総裁が熟議を重んじる姿勢を一変させ、10月27日に衆院選を行う意向を表明した。新政権発足の余勢を駆って衆院解散に踏み切るのは、時間がたてばたつほど政権運営が立ちゆかなくなる恐れがあるとの危機感の裏返しだ。野党は「党利党略」と猛反発。1日召集の臨時国会は冒頭から大荒れの兆しだ。自民内では「石破人事」への不満が渦巻いており、政権発足を前に「内憂外患」があらわになりつつある。
【写真】記者団の取材に応じる立憲民主党の野田佳彦代表
◇「変節」
「かなり異例と承知している。理由は(全国の)選挙管理委員会の準備で、それ以外はない」。石破氏は30日、党本部で記者会見に臨み、首相就任を待たずに解散表明を急ぐ理由を問われ、言葉少なにこう語った。
衆院議員の任期満了は約1年後。実務的な準備を考慮するなら、選挙日程に余裕を持たせればいい。「真実を語る」をモットーとしてきた石破氏がつじつまの合わない説明に終始したのは、衆院選の投開票日を日程的に極めて窮屈な10月27日とする理由を合理的に説明できないためだ。
東京地裁は30日、自民派閥裏金事件で旧安倍派の会計責任者に有罪判決を言い渡した。野党各党は同日、「裏金議員」の政治倫理審査会出席を10月1日からの臨時国会で求めることを確認。事件の余波が収まる気配はない。
党内では事件による衆院選への影響は避けられないと懸念が募っており、公明党は新内閣の高支持率を期待できる「ハネムーン」期間が終わる前の解散が望ましいとのメッセージを公然と送る。
石破氏の解散表明と歩調を合わせた動きも着々と進む。自民は30日、臨時国会の会期を10月9日までとする方針を立憲民主党に伝達した。石破氏が総裁選で約束した「衆院選前の十分な質疑」を確保するのは不可能で、「選挙重視」(政府関係者)への「変節」は否めない。
◇「野党分断」
「まさか論戦から逃げるとは思わなかった。がっぷり四つに(組もう)と思っていたが、いきなり張り手で来た」。立民の野田佳彦代表は30日、石破氏の姿勢を痛烈に批判。「政治とカネの議論を一定程度やってから信を問うのがあるべき姿だ」と強調した。
代表就任から間もない野田氏には早期解散を避けたい事情もある。衆院選で目標とする政権交代をたぐり寄せるには野党の候補者調整が不可欠。しかし、10月9日に解散されれば「すみ分けを話す時間もない」(立民関係者)ためだ。
「野党の分断」は第2次安倍政権以降、自民が選挙戦略で最も重視してきた要素だ。立民若手は「議席の大幅な積み上げは難しいかもしれない」と漏らす。
野党は30日、臨時国会を10月9日までとする案を受け入れず、召集前日に会期が決まらない異例の事態となった。国民民主党の玉木雄一郎代表は記者団に「石破氏は自民を変える前に自分自身が変わってしまった。早くも赤信号がともった」と批判のトーンを上げた。
◇「党内対策」
自民内に目を転じれば、党役員・閣僚人事を巡る不満が充満している。石破氏の人事は自身を支持した議員の処遇が目立つ一方、「裏金議員」を抱える旧安倍派からの起用をほぼ見送った。党内からは「男性ばかり」「どこがオールスターなのか」などの声も上がる。
長年確執のあった麻生太郎元首相には「最高顧問」を用意。森山裕幹事長が29日に麻生氏の事務所に足を運び、何とか政権運営への協力を取り付けた。麻生氏は30日の臨時総務会で「総選挙で必ず安定政権を獲得するようまい進する」と語ったが、この後の写真撮影には加わらず、会議室を後にした。
「早期解散は党内の『反乱』に先手を打つ狙いもある」。自民関係者はこう解説した。
430
:
OS5
:2024/10/02(水) 11:04:55
a6ed0f5c9b45c13a6df890dc7d9e9345
「防災庁設置準備担当相」新設 石破新内閣「ロシア経済分野協力」は置かず
10/1(火) 18:19配信
産経新聞
首相官邸に入る赤沢亮正氏=1日午後(斉藤佳憲撮影)
石破茂内閣の林芳正官房長官は1日、新閣僚の担当を発表した。石破首相が目指す「防災省」設置に向け、新たに「防災庁設置準備担当」の閣僚を置いた。首相の側近である赤沢亮正経済再生担当相が兼務する。
【石破新内閣の顔ぶれ】村上誠一郎氏、武藤容治氏、三原じゅん子氏ら初入閣は13人
首相は自民党総裁選の公約で防災省設置を主張し、その前段階として「防災庁」設置を目指すとしていた。
また、新たに「サイバー安全保障担当」の閣僚も設置した。喫緊の課題であるサイバーセキュリティー対策の態勢強化を狙ったとみられる。平将明デジタル相が兼務する。
一方、前政権まで経済産業相が兼任していた「ロシア経済分野協力担当」は今回の内閣で置かなかった。同担当は、平成28年に当時の安倍晋三首相が北方領土返還をめぐる対ロシア経済協力を具体化するために新設した。だが、2年前のロシアによるウクライナ侵略で状況は一変。その後も歴代政権は担当相を置いていた。
431
:
OS5
:2024/10/02(水) 17:12:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/251475af9849b61c1476d85c4183808e73b1ee11
無派閥貫き重要ポスト 橘氏、官房副長官に 万葉集朗唱「交代式にとっておきます」
10/2(水) 8:02配信
北國新聞社
官邸からの呼び込みの電話を受ける橘氏=1日午後2時40分、衆院第1議員会館
富山3区選出の橘慶一郎衆院議員が議員生活15年で、官邸の中枢を担う重要ポストをつかんだ。初当選時から派閥には所属せず「無派閥」で活動を続け、一部からは「出世のためには派閥に入った方がいい」と諭される時もあった。派閥政治への不信感が高まる中で風向きは変わり、「脱派閥総裁選」を経て、橘氏の歩みが報われた。
【写真】橘氏の官房副長官が決まり、電話に対応するスタッフ=高岡市内
●「身が引き締まる」
1日午後2時35分、本会議を終え、衆院第1議員会館の事務所に戻ってきた橘氏。「任命されたので、官邸に入ってください」。40分に槌道明宏首相秘書官から電話が入った。「身が引き締まる思い」と緊張した面持ちで官邸に向かった。
約2時間後には初仕事として林芳正官房長官が閣僚名簿を読み上げる会見に同席。参院側の青木一彦、事務の佐藤文俊両官房副長官とともに紹介された。皇居での認証式後は、石破首相の記者会見にも同席し、初閣議に臨んだ。
この日は万葉集をモチーフにした赤色のネクタイを着用した橘氏。国会での質疑で恒例となっている万葉集の朗唱にちなみ、今の心境を聞かれると「明日の副長官の交代式でのあいさつにとっておきます」と笑顔を見せた。
本会議に先立って開かれた自民党代議士会では報告係として最後に仕事をこなした。「内閣総理大臣の指名では投票用紙に石破茂とフルネームを記入してください」と説明し、議院運営委員会理事を辞職した。
事務所には角田悠紀高岡市長らから祝福の電話が相次ぎ、続々とコチョウランが届いた。恒例となっている官邸の階段での記念撮影は深夜に及び、晴れの日の行事を終えた頃にはやや疲れた表情を見せていた。
432
:
OS5
:2024/10/02(水) 17:16:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/66fb5471fb3b23280fecda7cbbe8e9df3b536954
新潟県は閣僚不毛地帯?石破内閣にも入閣なし 「大臣ゼロ期間」は全国最長
10/2(水) 11:51配信
新潟日報
国会議事堂
10月1日に発足した石破内閣の閣僚に新潟県関係の国会議員の名はなかった。新潟県は2012年の政権交代で安倍晋三内閣が発足して以降、約12年間大臣を出していない。新潟日報社の調べでは、大臣ゼロ期間の長さは全都道府県で最長となっている。
自民党では衆院で当選5回以上、参院で3回以上が「入閣適齢期」とされる。新潟県関係では衆院当選6回の鷲尾英一郎氏(比例北陸信越)、衆院当選5回の高鳥修一氏(比例北陸信越)、参院当選3回の佐藤信秋氏(新潟市出身、比例代表)が当てはまる。
だが 鷲尾氏は2019年の自民入党後の当選はまだ1回。高鳥氏は政治資金パーティー裏金事件を巡り4月に党から処分を受けた。佐藤氏は任期満了となる25年夏に引退する意向を示している。
新潟県は戦後、19人が入閣した有力県だったが、衆院選に小選挙区制が導入された1996年以降、勢いを失っている。入閣は、旧民主党政権で田中真紀子氏が文部科学相を務めた2012年10〜12月を最後に途絶えている。
433
:
OS5
:2024/10/02(水) 17:17:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9fc4e9f21f585af517dd72910461441654996a3
石破新内閣、経済閣僚の顔ぶれに抜擢感なく 景気浮揚へ課題山積、キーマンは平デジタル相
10/2(水) 11:34配信
産経新聞
記者団の取材に応じる石破茂首相=2日午前、首相官邸(春名中撮影)
1日発足した石破茂内閣では、経済閣僚の顔ぶれにサプライズはなく、要となる政策の推進役を側近や経験豊富な議員で固めた。首相の弱点とされる経済政策では「デフレからの完全脱却」など前政権の基本路線を踏襲し、安定感に重きが置かれる。景気底上げに向けて課題が山積する中、新内閣には総裁選で首相が打ち出した政策を実現するための具体策が求められる。
【一覧表で見る】石破茂内閣 閣僚19人の横顔 国際弁護士に俳優、配管工、元刺客…異色の経歴持つ閣僚も
石破ショック-。自民党総裁就任を受け、9月30日に株価が一時2千円超も下落したことはこう揶揄(やゆ)された。首相の経済政策を巡る不透明感は根強く、市場関係者の悲観的な見方を払拭できるかが喫緊の課題だ。
大黒柱である財務相と金融担当相には、総裁選で安倍晋三元首相の経済政策「アベノミクス」の継承を掲げた加藤勝信氏を起用。石破氏は総裁選で金融所得課税の強化に言及し、市場の警戒感が強まった経緯もあることから、軌道修正を急ぐ。
加藤氏は自民党税制調査会で各年度の重要テーマの結論を固める「インナー」のメンバーとして税制改正に関わり、厚生労働相や官房長官として働き方改革などにも取り組んだ政策通。旧大蔵省OBでもあり、財務省幹部も「よく存じ上げている方」「政策の理解は早そう」と期待を込める。
経済・財政政策の司令塔である経済再生担当相を任されたのは、総裁選で石破陣営の経済政策のブレーンを務めた最側近の赤沢亮正氏だ。物価を上回る賃上げや最低賃金の引き上げ前倒しなどの実現に向け「どのように加藤氏とバランスを取り、経済運営を進めるかが注目される」(野村総合研究所の木内登英エグゼクティブ・エコノミスト)。
石破カラーの経済政策では地方創生を担う地方創生担当相に伊東良孝氏、農業振興を担う農林水産相に小里泰弘氏と、総裁選で推薦人を務めた2人を充てた。
もっとも、首相は地方経済や農業のテコ入れにデジタル技術の活用を挙げており、デジタル相に就いた平将明氏がキーマンになる。平氏は自民党の人工知能(AI)活用などの作業チームで座長を務める党きってのデジタル通。行政改革のためデジタル化を急ぐべきだというのが持論で、改革のスピード感も期待される。
エネルギー政策でも原発活用を打ち出した前政権の路線をおおむね引き継ぐ見通しだ。ただ、首相は当初「原発ゼロ」にも言及しており、電力業界などでは方針転換が本物か訝(いぶか)しむ声もある。とはいえ、経済産業相に就いた武藤容治氏は自民党の総合エネルギー戦略調査会事務局長や経産副大臣を歴任するなどエネルギー政策に明るく、「現実的な政策運営を推進するだろう」(経産省幹部)と期待する声が上がっている。(万福博之、永田岳彦)
434
:
OS5
:2024/10/02(水) 17:59:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1686444ad146e7cf50098a3db91fbadfdb3bd88
「選挙の顔」小泉氏出番 無党派取り込みに期待、拙い論戦力に疑問視も 自民選対委員長就任
10/1(火) 9:58配信
西日本新聞
小泉進次郎氏
自民党の選挙対策委員長に就任した小泉進次郎氏は、初めて臨んだ記者会見で「(次期衆院選では)一人でも多くの仲間を当選させたい」と意気込んだ。起用は高い知名度や発信力を武器に無党派層への浸透を図る狙いがある。小泉氏にとっては総裁選で支持が伸びなかった党員にアピールして「次」に備える好機。ただ、論戦力不足が露呈した今、「選挙の顔」に疑問を投げかける声もある。
「党一丸となって、しっかりと結果を残せるよう全力を尽くす」。会見で力強く語った小泉氏。周辺によると、9月27日の投開票の数時間後には石破氏側から打診された。森山裕幹事長からも「頼むな」と連絡があったという。「全国を飛び回り、無党派層の掘り起こしを期待されているのだろう」と小泉氏周辺はみる。
総裁選で3位だった小泉氏。議員票こそトップの75を獲得したが、党員票は61にとどまった。各地で「応援弁士」を務めれば、党員に顔を売ることができる。初めての党の要職。経験豊富で「党人派」の森山氏の下で、候補者調整などの難題で汗をかくことができるか、早速試される。
一方、起用した石破氏は小泉氏に対し、「若さ、華やかさ、人気があるのは良いこと」と総裁選中に持ち上げていた。中盤以降失速したとはいえ国民人気は高いままとみられ、党内融和の観点からも執行部に引き入れたことで「ウィンウィン」と石破氏周辺は解説した。
小泉氏陣営で支えた中堅議員は「総裁選では『経験を積みなさい、勉強してください』ということを突き付けられた。まずは“選挙の顔”として頑張ればいい」とエールを送る。総裁選の討論での拙さから、党関係者は「客寄せパンダでいいのか。(総裁選で)メッキははがれた。国民をばかにしているのでは」といぶかしむ。
敗戦を財産にし、次もこのチームで戦いたい-。小泉氏は30日午前、総裁選で支援を受けた議員の秘書を集め、「来たるべき再挑戦」に意欲をにじませた。
(金子晋輔、小川勝也、村田直隆)
西日本新聞
435
:
OS5
:2024/10/02(水) 20:37:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/64f15032d13431061888093a8b98ad35264d1585
挙党態勢とは無縁の「お友達内閣」 自民内から石破首相に不満の声 衆院選前に揺らぐ結束
10/2(水) 19:53配信
産経新聞
初閣議を終え、石破茂首相(前列中央)と記念撮影に臨む新閣僚ら=1日午後、首相官邸(鴨川一也撮影)
2日に本格始動した石破茂内閣を巡って、自民党内で不協和音が生じている。新閣僚に先の総裁選で首相を支えた推薦人や、自らに近い「国防族」が目立つ一方、40代以下の若手の起用は皆無で、女性閣僚も2人にとどまったからだ。衆院選を目前に党の結束は早くも揺らぎつつある。
【石破新内閣の顔ぶれ】俳優に元刺客…異色の経歴持つ閣僚も
「所管内容の状況や本人の手腕、経験を踏まえて首相が起用したものだ」
林芳正官房長官は2日の記者会見で、新内閣の人選の経緯をこう説明した。
だが、首相の「お友達偏重」は隠しようがない。村上誠一郎総務相や岩屋毅外相、最側近の赤沢亮正経済再生担当相ら計6人はいずれも総裁選で首相の推薦人を務めた。岩屋氏や中谷元防衛相ら首相と同じ国防族の起用も目立つ。
特に波紋を呼んでいるのが、安倍晋三元首相の死後に安倍氏を「国賊」と呼び、役職停止1年の処分を受けた村上氏だ。2日の会見では「遺族に謝罪した。もう終わったものと考えている」と火消しに走ったが、党内では「(安倍長期政権下で)『冷や飯』を食べる期間が長すぎて怨念のようなものを感じる」(旧安倍派の中堅議員)と首相への不信感を招いている。
■「若手抜擢する気ない」指摘も
衆院選の目玉となる若手や女性閣僚を積極的に登用しようとした形跡もない。直近の第2次岸田文雄再改造内閣には40代が2人いたが石破内閣はゼロ。先の総裁選で小泉進次郎選対委員長を支援した中堅議員は「普通ならば総裁選で戦った(49歳の)小林鷹之元経済安全保障担当相を閣僚に起用する。人事を見て若手を抜擢する気がないことがよく分かった」と突き放す。
直近の内閣で5人いた女性閣僚も2人に減少した。そのうちの一人の三原じゅん子こども政策担当相は2日の記者会見で、「適材適所の結果と受け止めている」と述べるにとどめた。
岸田前首相は不記載事件で後退した党勢回復に向けて今回の組閣で「ドリームチーム」の誕生を望んだ。しかし、挙党態勢とは程遠い陣容に党内では「まったくドリームチームじゃない」(別の中堅議員)といった声が大勢だ。(永原慎吾、竹之内秀介)
436
:
OS5
:2024/10/02(水) 21:07:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/34c21e5e0dbd061724066b084426dc310bc51849
衆院選、小泉進次郎氏が「次の首相」へ正念場の応援行脚 石破氏「殺人的な忙しさになる」
10/2(水) 20:37配信
産経新聞
自民党議員の国政報告会で気勢を上げる小泉進次郎選対委員長(中央)=2日午後、石川県七尾市(竹之内秀介撮影)
自民党の小泉進次郎選対委員長は2日、石川県入りし、地震や記録的豪雨で被災した能登半島を視察するとともに、県選出国会議員らの支援を訴えた。次期衆院選が目前に迫る中、「選挙の顔」として全国の激戦区でテコ入れを急ぐ。先の総裁選では地方票が伸び悩み3位に終わった。衆院選で結果を残せなければ「次の首相候補」のイメージが崩れかねず、初の党四役就任から早くも正念場を迎えている。
【写真】小泉進次郎氏、政界きっての〝人たらし〟 人の顔や名前をすぐに覚える記憶力があり…
小泉氏は2日、石川県七尾市で開かれた西田昭二総務政務官=衆院石川3区=の国政報告会に出席し、「私は総裁選に負けたが、西田さんを負けさせるわけにはいかない」と呼びかけた。会場からは拍手が起き、根強い人気ぶりを見せつけた。西田氏は令和3年の前回衆院選で、立憲民主党候補に約4000票差で辛勝しており、今回も接戦が予想される。
石破茂内閣発足に伴う「ご祝儀ムード」が期待できるとはいえ、派閥のパーティー収入不記載事件に端を発した自民への逆風は止んでいない。小泉氏は周囲に「このままでは自民候補がバタバタと倒れかねない。先頭に立って全力で全国を回るしかない」と危機感をにじませる。
小泉氏はこの日、同県羽咋市長選に出馬した自民系候補の応援にも入った。地域で一定の集票力を持つ首長候補にも目配せし、衆院選に向けて地固めをしたいとの思惑が透ける。首相からは「殺人的な忙しさだが、よろしく」と伝えられているという。
高い知名度と巧みな弁舌を併せ持つ小泉氏は、平成21年の初当選直後から応援弁士として全国で引っ張りだことなった。自民重鎮は「演説力にかけては党内トップクラスだ」と太鼓判を押す。
小泉氏は総裁選の1回目の投票で、国会議員票を最も多く獲得したが、選択的夫婦別姓制度導入などの訴えが響かずに地方票で苦戦した。総裁選で小泉氏を支援した閣僚経験者は「選対委員長として汗をかく姿を見せることが党員の支持拡大につながる」と指摘する。(竹之内秀介)
437
:
OS5
:2024/10/03(木) 16:21:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/197c95235b30bb2203cecb7932a3457075e0de5a
外相で入閣、岩屋毅氏は落選も2度経験…妻「足踏みが長い夫だが皆さんが諦めず支えてくれたおかげ」
10/3(木) 10:42配信
読売新聞オンライン
首相官邸に入る外相が決まった岩屋氏
1日に発足した石破内閣で、大分3区の岩屋毅・衆院議員(67)が外相として2度目の入閣を果たし、地元関係者からは喜びの声が相次いだ。大分県関係国会議員の入閣は、2019年9月に発足した第4次安倍再改造内閣で沖縄・北方相に就いた自民党の衛藤晟一参院議員(77)(比例)以来。難しい国際情勢下での重任に「経験を生かして、手腕を発揮してもらえると思う」との期待に沸いた。
【写真】入閣発表をテレビで見て拍手する知子夫人ら
大分県別府市の事務所では、支持者ら約30人が組閣の状況をテレビで見守った。岩屋氏が首相官邸に入る映像が流れると、一斉に歓声と拍手が起こった。
岩屋氏は、政治改革を唱えて新党さきがけに参加し、新進党を経て自民党に復党した。2度の落選も経験した。支持者と一緒に見守っていた知子夫人(62)は「足踏みが長い夫だが、皆さんが長く諦めず、支えてくれたおかげ」とあいさつ。その後の取材に「地元や全国の観光地のために力を発揮してほしい」と話した。
18年10月〜19年9月に、防衛相を務めた岩屋氏。後援会の女性部「あおぞら会」の緒方里恵子会長(66)は「中国、ロシアとの関係、台湾有事など課題が多いが、平和を守る外交をしてくれると思う」と期待を込めた。
岩屋氏の地元・別府市は、多くの国々の留学生を受け入れている立命館アジア太平洋大(APU)もある国際色豊かな都市。同市にはロシアの侵略を受けるウクライナからも、15世帯28人(1日現在)が避難している。
避難民を支援している同市のNPO法人「Beautiful World」の小野ヤーナ理事長(42)は岩屋氏の外相起用を受け、「直接話を聞いてもらったこともあり、避難民の現状を含む日本で暮らす外国人への理解はあると思う。ウクライナと日本のつながりが深まることを期待している」と歓迎した。
佐藤知事は1日の定例記者会見で「日本を代表し、各国と交渉する大変重要な職責にあたる。大分の国際化も支援してくれるとありがたい」と語った。
438
:
OS5
:2024/10/03(木) 17:00:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0962fc781aab114de08fadfa8d971a893b96454f
異例の“居抜き人事”に…大半を再任にした石破内閣 副大臣と政務官人事が決定 立憲・野田代表は衆院選での野党候補一本化へ本格調整
10/3(木) 13:02配信
FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン
石破首相は、3日、副大臣と政務官の人事を決定し、衆議院の解散総選挙を月末に控える中、大半を再任させる異例の「居抜き人事」となった。
林官房長官:
所管分野の状況や本人の手腕や経験などを踏まえて行われた。
石破内閣の副大臣と政務官人事は、午前の閣議で決定した。
10月27日に衆議院の解散・総選挙の投開票が控えているため、人事は副大臣が大臣として入閣し、空席となった財務・文科副大臣と公明党の議員のポスト以外は再任となった。
本格人事は選挙後に行われる予定だ。
副大臣は午後に皇居での認証式を経て、夕方に初めての会議を開く予定だ。
立憲・野田代表「裏金問題まだ終わっていない」
また、立憲民主党の野田代表は、次の衆議院選挙での野党候補の一本化に向けて、他の野党と相次いで党首会談を行い、本格的な調整に入った。
立憲民主党・野田佳彦代表:
裏金問題はまだ終わっていない。政治への信頼を取り戻すため、自公過半数割れを目指すことの必要性について認識を共有することができた。
国民民主党や日本維新の会との党首会談で、立憲側は自民党派閥の裏金事件に関係した議員の選挙区で、野党の対抗馬の一本化を呼びかけた。
これに対し、国民民主は慎重な姿勢を示し、維新は今後擁立する場合には立憲側と協議する方針を伝えた。
党首会談は、3日午後には共産党とも予定している。
(「Live News days」10月3日放送より)
Live News days
439
:
OS5
:2024/10/03(木) 17:04:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/853daacd640f35135ddfc774d1e49d403ac5b795
文科副大臣に武部新氏 衆院選控え、自民の大半は再任
10/3(木) 11:04配信
共同通信
首相官邸
政府は3日の臨時閣議で、石破内閣発足に伴う副大臣・政務官人事を決定した。文部科学副大臣に武部新衆院議員、財務副大臣に斎藤洋明衆院議員を充てた。27日投開票の衆院選を控え、自民党の副大臣・政務官の大半が再任された。副大臣は皇居での認証式を経て初の会議を開く。
1日に就任した石破茂首相は9日に衆院を解散する方針。多くを再任するのは現行憲法下で最短の就任8日後の衆院解散となり、時間的な制約が生まれたことが背景にある。一方、同様に発足直後に衆院を解散した2021年の岸田内閣では、副大臣・政務官を大幅に入れ替える人事を行った。
今回副大臣に登用された武部、斎藤両氏の前任は閣僚に就任した阿部俊子、赤沢亮正両氏。阿部氏は文科相、赤沢氏は経済再生担当相として入閣し、副大臣が空席となった。
公明党の副大臣・政務官計6人は全て交代した。副大臣は復興に輿水恵一衆院議員、財務に横山信一参院議員、厚生労働に鰐淵洋子衆院議員を起用。政務官は文科に金城泰邦衆院議員、農林水産に庄子賢一衆院議員、経済産業に竹内真二参院議員を充てた。
440
:
OS5
:2024/10/04(金) 06:31:22
公明議員のこと無視
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0ffb006856288452092834f30c0030111121a55
48人中交代は2人 石破首相 副大臣・政務官人事も「刷新感」なし「らしさがどんどん消えている」
10/4(金) 5:30配信
34
コメント34件
スポニチアネックス
石破茂首相
政府は3日の臨時閣議で、石破内閣発足に伴う副大臣・政務官人事を決定し、文部科学副大臣に武部新衆院議員、財務副大臣に斎藤洋明衆院議員を充てた。武部、斎藤両氏の前任は、閣僚に就任した阿部俊子(文科相)、赤沢亮正(経済再生担当相)両氏。自民から任命されている副大臣・政務官48人のうち交代したのはこの2人の副大臣のみで、ほかは再任。新内閣もふたを開けてみれば女性閣僚は2人。国民から期待されていた“刷新感”とは程遠い人事が続いている。
石破茂首相は9日に衆院を解散する方針。“ほぼ再任”の人事の背景には、現行憲法下で最短の就任8日後の衆院解散で時間的な制約が生まれたことと、27日投開票の衆院選前に新たな失言やスキャンダルのリスクを回避する狙いもあるとみられる。政治評論家の伊藤惇夫氏は「(裏金事件で)安倍派からも起用できないので選択肢が狭まった」と指摘。「早期解散を最優先にしたことで、人事も含め、石破氏らしさがどんどん消えている」とした。
衆院選の最大のテーマでもある「裏金議員」の公認問題もなし崩し的な対応になりそうだ。非公認、小選挙区で公認はするが比例区での重複立候補は認めない、支給する公認料(選挙活動資金)の減額などのペナルティー案が現時点で挙がっている。石破氏は総裁選出馬表明で「公認するにふさわしいかの議論は徹底的に行われるべきだ」と非公認も辞さない姿勢を見せたが、その後トーンダウン。伊藤氏は「非公認にするのは難しいだろう。石破首相にとっては、比例重複を外せるかどうかだ。ただ有権者は非公認にできるかどうかを見ている」とした。
総裁選では選択的夫婦別姓の導入に前向きだったが、総裁に選出後に公明党と交わした連立政権合意文書にはその項目はなかった。「選挙を乗り切れば政権も安定し軌道に乗る、やりたいことはそれ以降に、と考えているのではないか」と伊藤氏。総裁選で訴えた日米地位協定の改定については「大統領が誰になるかにもよるが、米国は前向きではない。政権安定後に手をつけることに期待したいが、実現できれば歴史に名を残す政権になる」とその難しさを指摘。石破氏は金融所得課税の強化についても軌道修正した。“ブレっぷり”に有権者は困惑するばかり。投票行動に大きく影響する可能性も否定できない。
441
:
OS5
:2024/10/04(金) 21:41:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/18ffaafaa8d1b4f8656a45c45a68aaf30c6832b4
「新三頭政治」政権が船出 森山氏存在感、旧安倍派に不満も 予算委拒否に野党猛反発〔深層探訪〕
10/4(金) 7:00配信
時事通信
初閣議を終え、記念撮影する石破茂首相(前列中央)と閣僚ら=1日午後、首相官邸
石破茂内閣が27日投開票の衆院選に向けて臨戦態勢で始動した。自民党役員や内閣の布陣では、党内基盤が極めて弱い石破首相に代わり、調整力に定評がある森山裕幹事長の存在感が高まる一方、総裁選で争った高市早苗前経済安全保障担当相の要職起用や旧安倍派からの入閣が見送られ、党内には不満が募る。政権発足直後の高支持率を期待した「超早期解散」戦略を巡り、野党は、国会論戦を重視するとした当初の首相発言との「矛盾」に猛反発。臨時国会の初日から与野党が激突した。
【写真】天皇陛下から任命を受ける石破茂首相
◇「国賊」発言
石破内閣の閣僚19人のうち、6人は総裁選で首相の推薦人に名前を連ねた議員。「非主流派」とされたメンバーを積極的に登用したのが特徴だ。
首相が率いた旧石破派に所属した側近の赤沢亮正経済再生担当相、平将明デジタル相が初入閣。安倍晋三元首相を「国賊」と表現し、党の処分を受けたこともある村上誠一郎総務相の起用には、旧安倍派などから「反発が大きい」(石破内閣の閣僚)。
首相と同じく防衛相経験者の岩屋毅氏を外相、中谷元氏を防衛相に充てた。党の政策責任者である政調会長にも小野寺五典元防衛相を起用。「国防族」政権の色彩が強まる一方、首相の人脈の狭さを露呈した形だ。
◇党内で「政権交代」
権力構図は一変した。岸田政権では岸田文雄首相(当時)、麻生太郎副総裁(同)、茂木敏充幹事長(同)の三者が「三頭政治」と称して政権運営を担ったが、麻生、茂木両氏は中枢から退いた。
石破政権は、森山氏と菅義偉副総裁が首相を支える「第2回三頭政治」ともいえる体制。非主流派だった石破氏と菅氏らによる党内「政権交代」が起きた格好だ。人事面では、菅氏に近い坂井学国家公安委員長らを閣僚に起用した。
加藤勝信財務相は、総裁選の決選投票で高市氏に投票したものの、菅、森山両氏が強く推薦し、重要閣僚として処遇された。党幹部は「旧茂木派出身の加藤氏を重用することが茂木氏へのけん制になる」と解説した。
◇短期決戦へ攻防
首相は森山氏の進言を受け入れ、10月総選挙を決断した。政権発足直後の「ハネムーン期間」に踏み切る衆院選で勝利し、求心力を高めたい狙いだ。短期決戦をにらみ、4日にも衆院選公約をまとめる。
首相は総裁選中に、衆院解散の前に予算委員会などを開き、与野党論戦を重視すると大見えを切った。この「食言」に野党は強く反発。予算委開催を求めたが、与党は拒否。国会初日から日程を巡り与野党が紛糾し、衆院本会議の開会時間が30分遅れた。
9日の衆院解散を前提に、与党は臨時国会の会期を「9日まで」と提案。会期に関する衆院本会議採決の直前、立憲民主党の小川淳也幹事長が異例となる反対討論に立ち、「国会を9日間で閉じることは何もやる気がないのと全く同じだ」と糾弾した。
こうした批判に対し、首相は1日夜の記者会見で「国民に早く信を問うべきだ。判断いただける材料を提供することに努める」と反論した。
与野党は、4日に首相の所信表明演説を行うことでは合意したが、各党代表質問などその後の日程は決まらなかった。麻生派の閣僚経験者は石破政権について「国会運営が乱暴だ。もっと丁寧にやるべきだ」と指摘した。
442
:
OS5
:2024/10/05(土) 17:30:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a5d3d553564a5a2157654e6f98cd7e12855b3a6
「党高政低」、森山裕幹事長の強みは【解説委員室から】
10/5(土) 10:30配信
19
コメント19件
時事通信
首相官邸に入る自民党の森山裕幹事長=1日、東京・永田町
1日に就任した石破茂首相(67)は、自民党総裁選での発言を翻し、野党と本格論戦をせずに9日に衆院を解散(15日公示、27日投開票)する方針だ。説き伏せたのは森山裕幹事長(79)。新政権が発足するや、官邸よりも党の影響力が強い「党高政低」が鮮明となった。党を牛耳る森山氏の強みは?(時事通信解説委員長 高橋正光)
【ひと目でわかる】石破内閣の顔触れ
◇トップ狙わぬ大番頭
森山氏は1945年4月、鹿児島県鹿屋市生まれ。働きながら高校の夜間部に通った苦労人。中古車販売会社を設立し、事業が軌道に乗ると、鹿児島市議選に出馬。市議を23年間務め、98年の参院選で初当選(鹿児島選挙区)した。そして、党税調のドンと言われた山中貞則氏の死去に伴う2004年4月の衆院補選(旧鹿児島5区)で衆院にくら替えし、当選7回を数える。
この間、第2次安倍晋三政権で農水相として初入閣。その後、国対委員長に就き、歴代最長の1534日間務めた。さらに、選対委員長、総務会長を経て、石破政権発足に伴い幹事長に就任した。
自民党の歴史を振り返っても、地方議員や首長を20年以上務めてから国政に転じ、ナンバー2の幹事長に上り詰めたのは、森喜朗政権の野中広務氏くらい。経歴からも稀有(けう)な政治家だ。
森山氏が安倍、菅義偉、岸田文雄の三つの政権で、絶えず要職を任された理由の第一は、年齢的にトップを狙う野心がなく、首相に忠誠を尽くし、職務に励んだことだ。任命権者の首相にとっては、要職を任せて力をつけても、寝首をかかれる心配がない。安心して仕事を任せられ、抜群の調整力を発揮して必ず結果を出す。貴重な存在と言える。
岸田政権の末期、岸田前首相と「ポスト岸田」への意欲を隠さない茂木敏充前幹事長との関係が、ぎくしゃくしたことと対照的だ。
◇「犬猿」の二人と良好
二つ目の強みは、豊富な政界人脈だ。石破首相が総裁選の決選投票で、高市早苗前経済安保相を逆転したのは、菅元首相が後見役を務める小泉進次郎選対委員長の陣営、岸田前首相が率いた旧岸田派それぞれの大半が、支持に回ったから。この結果、菅、岸田両氏がキングメーカーとして、政権に君臨することになった。
一方、3年前の総裁選で菅氏を不出馬に追い込んだのは岸田氏。そして今回、岸田氏の追い落としに動いたのは菅氏。まさに「犬猿の仲」だが、石破首相が安定して政権を運営するには、両氏への配慮が欠かせない。さまざまな課題で両氏の間に立ち、調整できるのは、それぞれと良好な関係にある森山氏以外、見当たらない。
また、石破首相が衆院選を乗り切れば、次の「政治決戦」は来年夏の参院選。その前に、来年1月召集の通常国会が控え、野党と全面対決となるのは必至だ。
歴代最長の国対委員長の在職期間が示すように、立憲民主党などの野党に太いパイプがあるのは明らか。国会を乗り切る上でも、森山氏の豊富な野党人脈は貴重だ。長く「党内野党」的な存在で党内外に足場がない石破首相が、森山氏に幹事長を依頼したのは、政権維持という点では妥当な判断だろう。
443
:
OS5
:2024/10/05(土) 17:31:03
公明・学会と太いパイプ
三つ目の強みは、公明党や同党の支持母体である創価学会とのパイプだ。第2次安倍政権で連立を組む公明党とのパイプ役を務めたのは、官房長官だった菅氏。菅氏はしばしば懇意の学会幹部と直接連絡を取り合い、安倍氏の了解を得て、政策として実現させた。この構図は、菅政権になっても変わらなかった。
しかし、岸田政権が発足し、「公明嫌い」とされる麻生太郎前副総裁と茂木前幹事長が党の実権を握ると、公明党とのパイプが一気に細くなった。象徴的な例が、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う、自民、公明両党の候補者調整を巡る対立だ。反発した公明党は東京での選挙協力の打ち切りを一方的に通告。当時幹事長の石井啓一代表は「東京における自公の信頼関係は地に落ちた」と自民党を激しく非難した。
こうした岸田政権にあって、公明党との関係修復に務めた1人が森山氏。旧安倍派などの裏金事件を受けた政治資金規正法の改正が焦点となった先の通常国会の最終盤。パーティー券購入者の公開基準について、公明党が押し切られる形で両党幹事長は「10万円超」とすることで大筋合意した。
ところが、これが報じられるや、野党各党は「自民党と同じ穴のむじな」と公明党を揶揄(やゆ)。学会内から激しい不満が噴出し、あわてた山口那津男代表(当時)は、総務会長の森山氏に事情を説明し、さらなる譲歩を求めた。
森山氏は首相の岸田氏と「譲歩やむなし」を確認すると、菅元首相に協力を要請。菅氏の了解を取り付けると、岸田氏は、麻生、茂木両氏の反対を押し切り、公開基準を「5万円超」とすることを決めた。
この結果、党や学会幹部の森山氏に対する信頼が一気に高まった。石破政権では、森山氏が公明・学会との最大のパイプ役であるのは間違いない。
森山氏が公明党との関係を重視するのは、鹿児島市議時代に薫陶を得た地元の二階堂進元幹事長の影響もある。二階堂氏は、公明党の仲介を得て、日中国交回復を実現した田中角栄元首相の側近。二階堂氏から、交渉の一端を聞かされている。
◇衆院選勝利なら「石山茂裕」政権
衆院選で自民党が単独過半数を維持できれば、石破政権は国民から信任されたことになり、石破首相の求心力は高まるだろう。同時に、選挙を指揮、勝利に導いた森山幹事長の影響力もさらに強まるのは確実。「党高政低」の実態が変わることはないだろう。
石破政権は事実上、石破首相と森山幹事長の2人の政権。政界で、それぞれの性と名から一文字ずつ取り「石山茂裕政権」と呼ぶ声が聞かれるかもしれない。
もっとも、野党各党は発言のブレが目立つ石破首相を「変節した」などと厳しく批判しており、国民がすんなりと信任するかは分からない。審判は27日に下る。
444
:
OS5
:2024/10/06(日) 16:12:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/493b1672bcab343bf38ef831bd8d6d329c145cff
「高市、用意しとけ」次の総裁選に向けた麻生氏の助言 高市早苗氏が目指す総理の座 石破政権の次を見据え課題払しょくに動き
10/6(日) 6:32配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
TBS NEWS DIG Powered by JNN
総裁選直前の9月24日、報道各社の世論調査で高市氏の支持率が次第に上がっていく中、高市氏の総裁選を支えてきた側近議員はしみじみとこう語った。
【写真で見る】麻生氏と菅氏が隣り合わせ 本会議場で石破総理の演説を見る2人の表情
高市氏の側近議員
「去年の勉強会発足の頃を考えると、今の状況は予想外の展開になっている」
前回とは違い、後ろ盾となってくれた安倍元総理はもういない。しかし、高市氏は安倍氏から「戦い方を教えていただいた」と話す。安倍氏の薫陶を受けた高市氏の、1年にも渡る総裁選の戦いを追った。
■安倍元総理なき総裁選 仲間づくりへ「日本のチカラ研究会」発足
2021年の総裁選では安倍元総理の後ろ盾を得て、「泡沫候補」から岸田文雄氏に次いで2番目の議員票を獲得するなど善戦した高市氏。来たるべき総裁選に向けて高市氏が取り組んだのが「仲間作り」だった。
そこで高市氏を中心として去年11月中旬に立ち上げたのが「日本のチカラ研究会」。総合的な国力強化のために外交や防衛などについて講師を招いて月に1〜2回勉強会を開くもので、入会者は当初50人にのぼった。
しかし政局的な動きと自民党内では受け取られたため、自民党幹部からは公然と批判の声があがることになる。
世耕参院幹事長(当時)
「現職閣僚がこういう形で勉強会を立ち上げるのは、私はいかがなものかと思っている」(11月17日の会見)
批判的な声が上がる中、派閥に所属している議員は勉強会に参加しづらいこともあり、参加者は終始10〜19人にとどまった。また、勉強会設立をきっかけに、2021年の総裁選で高市氏のことを支えた議員の一部は高市氏と距離を置くことになり、参加人数は最後まで、総裁選立候補に必要な推薦人の数である「20人」を超えることはなかった。
紆余曲折あった「日本のチカラ研究会」だが、臨時国会が始まったら勉強会を再開することが決まっている。純粋な勉強会ではなく、政局的な動きを見せるのか。今後の動きが注目される。
■総裁選に関する言動を戦略的に封印 まずは悲願の重要法案成立へ
高市氏は2回目となる総裁選の出馬に、かねてから意欲を隠さなかった。
高市氏
「まずはセキュリティ・クリアランスを仕上げます。そしてまた(総裁選を)戦わせていただきます」(2023年10月、民放BS番組)
「『身を屈して、分を守り、天の時を待つ』という心境」(1月8日、ラジオ番組)
高市氏は年明けまでは総裁選の出馬について公然と意欲を示してきたものの、2024年の通常国会に入ってからは経済安保担当大臣就任以来の悲願であったセキュリティ・クリアランス制度の成立に奔走していたこともあり、総裁選に関する発言が聞かれなくなった。
その背景として、高市氏に近い議員は「出る杭は打たれやすい。総裁選に関する言動を早い段階ですることはマイナスに働く」と考えて、意欲が表に出ないように高市氏に助言していたことがある。7月31日に「日本のチカラ研究会」の参加者と都内のホテルで懇親会を開いた際も、記者やカメラが待っていない裏口からホテルに入る徹底ぶりであった。
こうした中、8月14日岸田前総理が突如、総裁選不出馬を表明。この日を境に永田町は一気に総裁選ムードに包まれていく。これまで総裁選に関してノーコメントを貫いてきた高市氏も、8月下旬に出馬の意向を周辺議員に伝達した。
そして“過去最多”9人の候補による総裁選レースがスタートすることになる。
445
:
OS5
:2024/10/06(日) 16:12:31
■禁断のリーフレット送付問題 党内に禍根を残す形に
総裁選の1回目の投票で勝敗の左右を握る地方票について、当初は石破氏と小泉氏が優勢と見られていて、高市氏は両者と差が開いているというのが世論調査の大方の結果だった。
しかし、報道各社の自民党員を対象とした世論調査では、日を追うごとに高市氏の数字が伸びていく。こうした中、9月9日、高市氏側が作成した政策リーフレットが自民党員らに届いたという報告が相次いだ。
自民党の選挙管理委員会が“党員らへの文書の郵送を告示前から禁止する”ことなどを決めた後に届いたことから、他の陣営や党員らから“ルール違反ではないか”などと抗議の声が相次いで上がった。
石破陣営議員
「あれがありなら、次から皆同じ事をする。やった者勝ちを許してはいけない」
自民党幹部
「総裁選の正当性が問われることになる。事実上総理大臣を決める選挙で、ルールを守るようにと言わなきゃいけないこと自体情けないよな」
また、このリーフレット送付問題は自民党の政治資金不記載問題と本質的には変わらないという指摘も。
別の石破陣営議員
「高市陣営がやってることって、裏金づくりと同じだと思う。『やっても良いと思っていた』、『ルールを逸脱していない』。これって、政治資金不記載議員の弁明と一緒だもん」
高市氏側は「発送したのはルールが決まる前。リーフレットでは総裁選挙には全く触れておらず、党の方針に一切違反はしていない」と反論。林官房長官や石破元幹事長の陣営などは選挙管理委員会に抗議したが、管理委員会は「注意は既にしているから、追加の処分は行わない」ことを決定した。
“リーフレット問題”は高市氏の選挙戦に逆風になるかと思われたが、これ以降も世論調査の数字は下がることはなかった。
446
:
OS5
:2024/10/06(日) 16:12:54
■1位となった1回目投票結果 「どよめき」と「愕然」
迎えた9月27日、運命の投開票日。
マスコミ各社が、高市氏が固めた議員票は30〜40票と伝える中、地方票でどれだけ上乗せできるかが、決選投票に進むためのポイントと見られていた。
午前、各都道府県連で地方票が開票されていく。石破氏と高市氏が頭一つ抜けていて、議員票次第では1回目の投票で1位となって決選投票に進める可能性があるとの情報に接した高市氏は「よしっ!」と呟き、気合を入れて総裁選の会場である自民党本部8階ホールへ向かって行った。
そして1回目投票の結果発表では…。
総裁選管理委員会・逢沢一郎委員長
「議員票は高市早苗君、72票」
この瞬間、自民党本部でテレビ中継を見ていた記者からは「どよめきの声」があがった。というのも、前述した報道各社の倍の数字だったからだ。
しかし、高市陣営の中心メンバーは72票という数字に”悪い意味で”「愕然とした」と言う。
高市陣営幹部
「マスコミの皆さんは低く報道されてたけど、基礎票で54票は見込んでいた。そこに麻生さんと世耕さんの力添えで上乗せした結果、議員票で90票以上は1回目で行く計算だったんだよ」
その後発表された地方票は石破氏に1票差をつけて1位となり、議員票との合計で石破氏に27票差をつける1位で高市氏は決選投票へ進むことになった。
■逆転負けの決選投票 勝敗の分かれ目は?
1回目投票を終えた直後に、決選投票に進んだ2人の演説が行われる。
午前中に高市氏は決選投票前の演説について、以下のように記者とやり取りがあった。
記者
「決選投票前の演説の内容をお考えになったりは?」
高市氏
「全く(考えていない)。もう考え方はいつも一緒ですので」
原稿を見ずに政策や持論を語れるのが強みと言われる高市氏だが、出馬会見の日の朝は宿舎にこもって話す内容を整理していた。このように特に大事なスピーチは周到に準備する印象があっただけに、「決選投票前の演説内容は全く考えていない」と答える高市氏に違和感を覚えた。
1人5分の持ち時間が与えられる中、石破氏は5分ほぼピッタリで演説を終える。一方で高市氏は5分を超えても話し続け、6分半を過ぎた頃に超過してる旨を伝えられ、結果的に7分の演説になってしまったのである。
ある若手議員は、この決選投票前の演説が勝敗を決したターニングポイントだと見る。
旧安倍派・高市氏周辺(陣営には入らず)
「決戦前の演説を聞いて、高市さんはダメだなと思った。一方の石破さんはすごい良かったもんね、作り込まれていた」
演説後に行われた決選投票では、高市氏は議員票173票、都道府県連票21票の合計194票。いずれも石破氏を下回り、総裁の座を掴むことはできなかった。
447
:
OS5
:2024/10/06(日) 16:13:18
■「21票差」の総裁選を終えて非主流派に 見据える先は?
高市氏は総裁選が行われた27日の夜、自身を支えた数人の議員と慰労会を開いた際、「2012年総裁選の決選投票で勝ち抜いた安倍元総理が石破氏を幹事長に起用した例がある。ポストを受けるなら幹事長しかない」という方針を決めていた。
総裁選を終えた翌日、石破総裁から高市氏へ自民党4役の1つである総務会長のポストが打診されたが、高市氏は前日の話し合いの通り、これを固辞する。これにより2021年の総裁選以降、政調会長や経済安保担当大臣を歴任してきた高市氏は、役職なしの“いち衆院議員”となった。
少し時を戻して総裁選後の話に戻る。高市陣営の報告会と議員会館での挨拶回りを終えた高市氏は、総裁選で自身の支援に回った麻生氏のもとを訪ねた。その場で麻生氏は高市氏に対して以下のように助言した。
民党・麻生元総理
「自民党の歴史の中で3年以上総理を務めた例は7人しかいねえ。俺も菅も一年で終わった。石破はもっと短いかもしれねえ。だから高市、用意しとけ。議員は仲間作りが大事だから、これから半年くらい飲み会に行け」
安倍氏がいない中「仲間作り」に取り組んだものの、輪を広げきれず総裁の座には届かなかった高市氏。しかし「変化」は確実に見られる。前回は世話になった議員に対して「お礼がなかった」などと批判を受けたが、今回高市氏は総裁選のお礼を綴った手紙を各議員に送った。
自民党内では高市氏が総務会長ポストを固辞したことについて「挙党一致体制を拒否したということだ」「ノーサイドという言葉を知らないのか」といった苦言も出ている。しかし、麻生氏の助言を胸に、次の総裁選に向けて高市氏は既に走り出している。
TBSテレビ政治部 平河クラブ
大室 裕哉
448
:
OS5
:2024/10/06(日) 16:14:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c8b6d3337b6fafe8ed928c2ae6254ba930f80f8
【速報】石破首相 衆院選公認問題「相当程度の非公認が生じる」説明責任不十分な者など 不記載議員の重複は認めず
10/6(日) 14:17配信
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン
自民党総裁の石破茂首相は6日、政治資金問題を受けた衆院選の公認問題について、党本部で記者団に対し、党の処分の重い人や説明責任を十分果たしていない人など、「相当程度の非公認が生じる」と述べた。
公認されないのは、既に行った党の処分を踏まえ、
▲非公認より重い処分を受けた人。
「党員資格停止」となった旧安倍派幹部の西村康稔元経産相、下村博文元文科相、高城毅元国対委員長が対象。
▲現時点で処分が継続していて、政治倫理審査会で説明責任を果たしていない人。
萩生田光一元政調会長、三ッ林裕巳衆院議員、旧二階派の平沢勝栄元復興相らが非公認となる見通し。
▲説明責任を十分に果たさず、地元での理解が十分に進んでいないと判断される人。
石破氏は、「結果として相当程度の非公認が生じることとなるが、国民の信頼を得る観点から公認権者として責任を持って最終的に判断をする」と強調した。
さらに、派閥の政治資金パーティーを巡る不記載があったその他の議員についても、「比例名簿への搭載はしない」として、重複立候補を認めない方針を示した。
フジテレビ,政治部
449
:
OS5
:2024/10/07(月) 07:44:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/69db66cc35483efa947b364ea04778901a95b7c5
森山幹事長の存在感突出 裏金公認・解散・人事を主導 自民
10/7(月) 6:44配信
時事通信
自民党の幹事長に就任し、記者会見する森山裕氏=9月30日、東京・永田町の同党本部
自民党の森山裕幹事長の存在感が、政権内で突出している。
石破茂首相に早期の衆院解散を進言。党役員・閣僚人事では、首相に批判的な麻生派の麻生太郎会長と直談判して最高顧問就任を実現した。派閥裏金事件に関係した旧安倍派議員らの公認問題でも、党内調整を主導した。ただ、その影響力の強さから「事実上の『森山内閣』だ」(閣僚経験者)とやゆする声も上がる。
「非常にタイトな日程で国会や国政が進んでいく。しっかり党の運営を図りたい」。森山氏は4日、幹事長の職務に全力を傾注する考えを示した。
森山氏は国対委員長を歴代最長の約4年2カ月務めたほか、党四役の選対委員長や総務会長を歴任。党内外に豊富な人脈を持つ。党内基盤が脆弱(ぜいじゃく)な首相は、その調整力に期待して「党の要」に起用したとみられる。
森山氏の影響力が最初に発揮されたのは衆院解散だ。幹事長就任が内定すると、新政権の「刷新感」を最大限生かすため、臨時国会での与野党論戦を極力避ける「27日投開票」の日程を提案。首相は総裁選で、解散前の衆参予算委員会の開催に前向きな考えを示していたが、森山氏の意見を受け入れ方針転換した。
人事では、会長を務めた旧森山派が国対委員長と閣僚のポストも得た。8人の最小勢力では極めて異例だ。さらに、総務会長の調整が難航すると、麻生氏の個人事務所を訪問。麻生派の鈴木俊一前財務相の起用と、麻生氏自身の最高顧問就任について了承を得た。
幹事長として試金石になるのは、裏金議員の公認問題だ。党への厳しい批判が収まる兆しは見えず、首相は6日、裏金議員の一部を非公認とする方針を明らかにした。旧安倍派は反発しており、衆院選の結果にかかわらず、政権が揺らぐリスクをはらむ。
森山氏の幹事長就任に関し、党内は「正論を好む首相を現実路線に引き戻す役割」(若手)とおおむね好意的。ただ、党幹部として支えた菅義偉元首相が政権末期に解散や人事を模索して迷走したのは、森山氏の意向が影響したとの見方もある。政府関係者は「政局的判断が必ずしも正しい人ではない」と指摘した。
450
:
OS5
:2024/10/07(月) 19:20:49
https://www.asahi.com/articles/ASSB72SM6SB7UTFK01HM.html?iref=pc_politics_$PAGE_TYPE_EN_list_n
首相の能登視察、官邸Xの言葉遣い修正 与党からも「違和感満載」
国吉美香2024年10月7日 18時49分
林芳正官房長官は7日の記者会見で、首相官邸の公式X(旧ツイッター)について、石破茂首相に対して敬語を使った投稿があり、言葉遣いを修正したことを明らかにした。党内外から表現が不適切と指摘する声が上がっており、林氏は「投稿翌日に表現を適正化した。私からも改めて適切な情報発信を行うよう指示をした」と述べた。
首相官邸のXでは5日、1月の地震や9月の記録的な大雨で大きな被害が出た能登半島の被災地を、石破氏が同日に訪問した様子を紹介。「お一人お一人と話され、困難な環境下にある人々のために力を尽くす決意を新たにされました」などと表現していた。翌日、「一部、表現の適正化を行いました」と断ったうえで、「お一人お一人と話し、困難な環境下にある人々のために力を尽くす決意を新たにしました」と修正した。
投稿に対しては、「なぜ、総理官邸が広報用Xで、石破総理に敬語使うのか?違和感満載のツイート」(佐藤正久参院議員)などと、自民党内からも表現を疑問視する声が上がっていた。(国吉美香)
451
:
OS5
:2024/10/08(火) 14:14:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/64bcf01de478ae73027ddf3b44bc7c2d413e40ac
早くも始まった“ポスト石破”探し「小林、茂木、武田、萩生田…」政界のフィクサーが注目する「怪力男」の正体
10/8(火) 9:10配信
みんかぶマガジン
(c) Adobe Stock
石破茂総裁が誕生した。長期政権になるのか短命政権になるか……。一体どうなるかはまだ何もわからないが、政治の世界は常在戦場。早くもポスト石破は誰になるのかと、永田町の噂好きの間では話題になっている。政治に詳しいジャーナリストの池谷悟氏が解説するーー。
早くも次の総理を探す永田町
自民党総裁選が終わった。過去最多の9人が立候補した今回の総裁選だが、今回の敗戦者から「その次の総理候補」も見えた。当然、決選投票に残った高市早苗氏や得票数で3位だった小泉進次郎氏にも「次こそは」という想いもあるだろうが、それ以外の候補者も大きく名をあげた。
例えば、小泉進次郎と同じく40代の候補者として小林鷹之氏は「コバホーク」という愛称で売り出して認知度を一気にあげた。しかし、党員票も議員票も思うようには伸びなかった。政策については「明らかに保守の立場をとっていたが、もともとはそんな保守的な人物ではなかったはず」(閣僚経験者)だといい、コバホークらしさを党員らに今後更にアピールできれば、次回は違う結果になるだろう。
岸田文雄政権で自民党幹事長を務めた茂木敏充氏もアピールに成功した。茂木氏はもともとは怖いイメージが先行していた議員だ。また幹事長というポジションにいることからこれまであまり自分を出してこなかったが、今年の春ごろから総裁選を見据えてイメージアップ戦略に打って出た。PR会社らと一緒に「優しい話し方や笑顔の練習」(広告会社幹部)を断行し、数多くのウェブメディアやユーチューブチャンネルに登場。若年層へのリーチをはかった。政策についても候補者の中で唯一「増税しない」という方針を打ち出し、現役世代からの支持を集めた。自民党内のポジション的にしばらくは厳しい状況が続くかもしれないが、だからこそその時に備えて準備もしやすいだろう。
意外な形で注目を集めたのは林芳正氏だ。総裁選報道がヒートアップしつつあった9月6日に官邸内のエレベーターの故障により30分間閉じ込められてしまった。そんなハプニングもあったが、小泉純一郎内閣で外務大臣を務めた田中真紀子氏が、総裁選候補の中で唯一、林氏を「賢いし経験もあるし、育ちもいい」と絶賛。ワイドショーを中心に話題を呼んでいた。石破政権でも引き続き官房長官として任命されるなど、今後も国民から注目されることは多いはずだ。
旧安倍派の行方、求められる強いリーダー像
一方で今回の総裁選ではあまり話題に上らなかったのが旧安部派の面々である。故安倍晋三安倍総理の死去、そして裏金問題以降、永田町の中心からは遠ざかっている。今回は多くの派閥がなくなった中での総裁選だったが、皮肉なことに改めて派閥が持つ政治力を実感した総裁選でもあった。派閥の解消を拒んだ麻生派に小泉氏も石破氏も頭を下げに行くなど、総裁選終盤には麻生太郎氏の動向に大きな注目が集まっていた。
旧安倍派を巡っては、かつて松野博一氏、高木毅氏や萩生田光一氏、西村康稔氏に加え現在は離党している世耕弘成氏の「五人衆」による集団指導体制をしいてきた。だが、そんな状況の中でも裏金問題の加熱前には「萩生田をたてよう」(旧安部派議員)という動きがあったという。今回の総裁選でも離党した世耕のもとに小泉陣営と高市陣営から協力の要請がきていた。未だに自民党での影響力は強い。トップが誰になるにせよ、旧安倍派が再び一つにまとまるようなことが起きれば永田町を大きく動かしかねない。
菅義偉政権時代に総務大臣を務めた武田良太氏も見過ごせない。「剛腕」「二階派の若頭」などの異名を持つ武田氏だが、大臣時代には楽天を携帯電話事業に参入させるなど改革の手腕をふるった。新しい総理になっても自民党の支持率が回復しない場合、武田氏のような「強いリーダー像」を国民が求める可能性はある。
452
:
OS5
:2024/10/08(火) 14:14:48
怪力の官房副長官
また、まだ国民の認知度はそこまで高くはないが自民党内で着々と成果を残し、注目を集めている若手議員もいる。
9月22日の日刊スポーツで<「怪力」官房副長官に「おおお」場内どよめき 40キロ内閣総理大臣杯抱え上げ再び大の里に授与>という見出しが踊った。
9月22日、東京・両国国技館で行われた大相撲秋場所千秋楽の表彰式において、2場所ぶりに優勝を果たした関脇・大の里(24=二所ノ関)に内閣総理大臣杯が授与されたが、その場に登場したのが村井氏だ。この内閣総理大臣杯は重さが40キロ以上あり、通常はサポートが必要とされる。しかし、村井氏は今年の5月にもサポートなしで自力でこの重い杯を持ち上げ、大の里に授与した。今回が2度目の登場となり、その「怪力ぶり」を再び見せた。
東大、財務省、ハーバード
岸田政権の官房副長官であった村井英樹氏は埼玉県さいたま市でサラリーマン家庭に生まれ、いわゆる「地盤」「看板」「カバン」といった典型的な政治家の支えを持たない。しかし、ジャーナリストの田原総一朗氏が「政策的に分からないことは、村井さんに聞く」と語るなど、政治家としての能力の高さのみで頭角を現した。
村井氏は東京大学を卒業後、財務省に入省し、その後ハーバード大学大学院を修了。2012年には初めて衆議院議員に当選し、2016年に36歳で自民党副幹事長に就任した。自民党の歴史上最年少の副幹事長就任であり、党内外から大きな驚きがあった。また内閣官房副長官として岸田政権において要職を務めている点も注目されている。政界の“フィクサー”からも信頼されるなど、将来の総裁候補としての期待が一層高まっている。
埼玉県の「最終兵器」として、日本全体をリードする存在になることが期待されている 。将来は代理ではなく、横綱に総理大臣杯を手渡す日が来るのかもしれない。
池谷 悟
453
:
OS5
:2024/10/08(火) 22:02:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4484b252282bb29b8e0664818085e9dde835a43
首相、10日からラオスへ初外遊 持論封印で〝石破カラー〟出せるか
10/8(火) 20:33配信
産経新聞
石破茂首相(春名中撮影)
石破茂首相は10〜12日の日程で、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議出席のため、ラオスを訪問する。首相就任後初めての外遊で、9日に衆院を解散してほとんど間を置かずに日本をたつ異例の日程となる。首相としては衆院選を前に外交成果をアピールする機会だが、持論であるアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想などは封印するとみられる。
【写真】石破茂氏が学生時代に一目惚れした美人妻の佳子さん
■積極的な首脳外交を展開
「各国首脳との会談を重ねるなど、私自ら積極的な首脳外交を展開していく」
首相は8日の参院本会議で、ASEAN関連首脳会議に向け、意欲を語った。
首相は9日に立憲民主党の野田佳彦代表らと党首討論に臨んだ後、午後3時半から開かれる衆院本会議で衆院を解散し、10日午前に政府専用機でラオスに向かう予定だ。
同国の首都ビエンチャンに到着後、10日午前(日本時間10日午後)にASEANと日本の首脳会議を開催。その後、ASEANプラス3(日中韓)首脳会議に出席する。
11日にはASEANに日米中露など8カ国を加えた東アジア首脳会議(EAS)に出席するほか、東南アジアなどとの脱炭素の連携枠組み「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」の首脳会合で議長を務める。
首相は一連の国際会議の合間を縫って、中国の李強首相や韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領ら各国首脳との個別会談も調整する。李氏との会談では中国軍機による領空侵犯や深圳(しんせん)で起きた中国人の男による日本人男児(10)の殺害事件に関し、説明や再発防止を求めるとみられる。
■アジア版NATO封印か
一方、アジア地域のリーダーが一堂に会するASEAN関連首脳会議は、首相が創設を訴えてきたアジア版NATOについて説明する絶好の機会といえる。ただ、アジア版NATOに対しては、国内外で実現性を疑問視する見方が根強いうえ、中国を刺激する可能性もあるだけに、首相は持論を封印する見込みだ。
衆院選を前に、首相が初の対面の首脳外交で独自色を出せるかは不透明だ。(原川貴郎)
454
:
OS5
:2024/10/08(火) 22:19:18
https://www.sankei.com/article/20241007-PXDXQ2ZBCFJBZEGKYCD446JGQM/
石破首相「事務的ミスあった」 旧派閥の政治資金パーティー巡り刑事告発
2024/10/7 11:09
石破茂首相は7日、自身が代表を務めた政治団体「水月会」による政治資金パーティーを巡り、政治資金規正法違反容疑で告発されたことについて「事務的なミスがあったことは好ましくない。厳粛に受け止める」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。
水月会事務局で収入の記載誤りがあったと説明。「事務的なミスが起こることがないようにしたい」と強調し、今後、訂正されるとした。
神戸学院大の上脇博之教授が3日、東京地検に告発状を出した。告発状によると、石破氏らが代表を務めた水月会は、2019〜21年に開いた政治資金パーティーで、収支報告書の収入に計80万円分少なく記載したとしている。
455
:
OS5
:2024/10/08(火) 22:23:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/7791cd1e9693c0f59bb0ccd39b83020a5857866b
石破首相「岸田路線」前面に 参院代表質問 経済、外交・安保踏襲、個性見えずジレンマも
10/8(火) 18:10配信
産経新聞
参院本会議で答弁する石破茂首相=8日午後、参院本会議場(相川直輝撮影)
石破茂首相は8日、参院本会議の代表質問に臨んだ。岸田文雄前首相の経済政策「新しい資本主義」を加速させることを強調したほか、防衛力の抜本強化も推進する考えを示した。経済や外交・安全保障で成果を挙げてきた岸田路線を踏襲し政権の安定感をアピールする狙いが透けるが、首相の個性が見えてこないジレンマも抱える。
【写真】石破茂氏が学生時代に一目惚れした美人妻の佳子さん
「岸田政権の3年間は経済、エネルギー政策、子供政策、安全保障政策、外交政策など幅広い分野で具体的な成果が形になった3年間だった」
首相はこの日の代表質問で岸田氏の政権運営をこうたたえた。岸田氏が率いた自民党旧岸田派(宏池会)の松山政司参院幹事長から、岸田氏が取り組んだ政策の成果について質問され、答えたものだ。首相は岸田氏が掲げた「新しい資本主義」について「さらに加速度をつけ、賃上げと投資が牽引(けんいん)する成長型経済を実現し、日本経済の未来をつくり、日本経済を守り抜く」と訴えた。
また、岸田氏のレガシー(遺産)の一つとなった防衛力の抜本強化に向けた増税方針に関しては「今を生きるわれわれの将来世代への責任」という岸田氏が国会答弁などで繰り返し使ってきた表現をそのまま引用し、必要性を強調した。
就任前に前向きな考えを示した選択的夫婦別姓に関しても「家族のあり方の根幹にかかわる問題だ。政府としては国民各層の意見や国会での議論の動向を踏まえ、必要な検討を行う」と述べるにとどめ、岸田氏の慎重姿勢を踏襲した。
首相がことさらに岸田路線の継承を訴え、岸田氏に秋波を送るのは、首相の党内基盤の脆弱(ぜいじゃく)さが根幹にある。岸田氏は総裁選の決選投票で首相を支援し、政権発足の立役者となった。人事構想などには直接はかかわらなかったが、首相はその後、自民派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を巡り、次期衆院選で不記載があった議員らの比例代表との重複立候補を認めない方針を提示。旧安倍派(清和政策研究会)などの反発を買っており、今後、岸田氏への依存は一層強まる可能性がある。
岸田氏も周囲には「できることは協力したい」と話す。
もっとも、肝心の独自色はこの日ほとんど目立たず、自らをトップとして立ち上げる自衛官の処遇改善に向けた関係閣僚会議の初会合を、今月中に開催すると表明したことなどにとどまった。
政権幹部は、首相が現実的な岸田路線に着地したことを「政府としての答弁なんだから当然だ」と歓迎するが、立憲民主党の田名部匡代参院議員はこう突き放した。
「ようやく首相になったのに、なぜ自身のやりたいことを貫かないのか」(永原慎吾)
456
:
OS5
:2024/10/08(火) 22:41:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/a327bc13dc9be22b351be30b77c04621214f7b0e
《不可解な入閣辞退の裏側》“菅側近”御法川信英衆院議員が贈賄逮捕のラブホ経営者から400万円超の献金を受けていた
10/8(火) 16:16配信
文春オンライン
秋田3区が地盤の御法川氏 ©︎時事通信社
菅義偉副総裁の側近として知られる自民党の御法川信英衆院議員(60)が、秋田県が発注した公共事業を巡る贈収賄事件で今月逮捕された人物から、過去に少なくとも412万円の献金を受けていたことが「 週刊文春 」の取材でわかった。不可解な入閣辞退との関連性が焦点となりそうだ。
【写真】「ラブホ経営者から400万円超の献金」“菅氏の鏡像”の除幕式で熱弁をふるう御法川氏
与野党の調整に長けた国対族として存在感を示してきた
御法川氏は2003年に秋田3区から出馬し、初当選。財務副大臣や国土交通副大臣の経験もあるが、永田町では与野党間の調整に長けた国対族として存在感を示してきた。現在、当選6期目。
「注目を集めたのが、不可解な入閣辞退です。同じ秋田が地盤で近い関係にある菅氏の復権に伴って、石破政権では復興相での起用が検討されましたが、本人の意向で取りやめになったと報じられました」(政治部記者)
実は、地元関係者の間では「有力支援者への捜査が数カ月前から進んでいたことが、原因ではないか」と取り沙汰されているという。
県職員に現金100万円を渡した疑い
その御法川氏の有力支援者とされるのが、10月6日に秋田県警に贈賄容疑で逮捕されたA容疑者(51)。昨年7月に秋田県内で起きた記録的大雨の復旧事業に伴う下請け業務を、自らが取締役を務める土木建設会社にあっせんしてもらう代わりに、県職員に現金100万円を渡した疑いがもたれている。
「A氏は複数の会社を経営し、不動産や飲食、中古車など、様々な事業を手がけている人物です。横手市内ではラブホテルも経営しています」(地元関係者)
実際、A氏は御法川氏の資金管理団体などに過去、少なくとも計412万円を献金していた。
入閣辞退との関連性は「事実ではありません」と否定
御法川氏の事務所に見解を尋ねると、「(入閣取りやめの理由がA氏への捜査だという指摘は)いずれも事実ではありません」とのみ回答した。
「 週刊文春電子版 」ではオリジナル記事として、御法川氏の人物像や経歴、麻生太郎氏(党最高顧問)との因縁、A容疑者と取締役を務める会社の実名、A容疑者からの御法川氏側への献金の詳細などについて報じている。
「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル
457
:
OS5
:2024/10/10(木) 18:13:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd9ac6895c10152cbbe6b7e26bce570468284a7a
「負け惜しみにしか聞こえない」 落日の麻生太郎氏、最高顧問を打診され「俺も大勲位と同じ立場か」
10/10(木) 6:08配信
デイリー新潮
麻生太郎氏
ともに第2次安倍政権を支えた間柄ながら、彼ら二人の首相経験者の間には常に緊張感が漂っていた。かたや菅義偉氏(75)は一貫して無派閥、こなた麻生太郎氏(84)は裏金問題の発覚以降も自派閥を維持。両者は総裁選でくっきり明暗が分かれ、麻生氏の落日がなお鮮明に。
【写真】「メッチャ美人!」の声続々 対抗馬・石破氏が大学時代に“一目ぼれ”した妻・佳子さんの秘蔵写真
***
菅氏は3年前の退陣以来、非主流派として無役に甘んじてきた。その菅氏を新副総裁に任命したのは、石破新政権の象徴的な人事といえよう。
「菅氏は小泉進次郎氏を支援していましたが、裏で石破氏にも保険を掛けていました。推薦人集めに苦労していた石破氏のために、“誰か出せないか”と周囲に声をかけただけではありません。総裁選の終盤、小泉氏の失速が明らかになると、近しい議員に内々で“決選投票では石破だ”との意向を伝えていたのです」(政治部デスク)
苦杯を嘗めた麻生氏
党内基盤の弱い石破氏が党のトップとなるのに、菅氏の助力は必要不可欠だった。それゆえの論功行賞というわけだが、それは菅氏本人を要職で遇しただけにとどまらなかった。
菅グループから坂井学元官房副長官(59)が国家公安委員長に、また牧原秀樹元経産副大臣(53)が法相に抜てきされたほか、
「菅氏の地元・神奈川県選出で、菅氏と近い三原じゅん子参議院議員(60)も、子ども担当相で初入閣を果たしています」(同)
新政権が菅カラーに染まった一方で、苦杯を嘗(な)めたのが麻生氏だ。岸田派や茂木派までもが解消に動く中、麻生氏だけは派閥を存続させたが、今回そのかじ取りでしくじった。
「自派閥の河野太郎前デジタル相(61)の劣勢が確定的になると、麻生氏自身、高市早苗前経済安全保障担当相(63)支持に傾きました。首相時代に退陣を自らに突きつけてきた石破氏を麻生氏は蛇蝎(だかつ)のごとく嫌ってきた。一方、党内で覇を競う菅氏が後ろ盾の小泉氏のことも支持できない。高市氏が決選に残る道に望みをつなぐしかなかった」(同)
麻生氏の直電
追い込まれた麻生氏は投開票日の前日、岸田文雄前首相(67)に電話をかけて高市氏支援を要請している。
「その際、麻生氏は“岸田、茂木、麻生の三頭政治をまたやろう”と口説いたといいますが、岸田氏が誘いに乗ることはなかった。岸田氏としてはタカ派色の濃い高市氏の政策を受け入れられなかっただけではない。政権末期に面従腹背の態度をあからさまにした茂木敏充前幹事長(69)と再び組むなど、到底受け入れがたかったのです」(同)
麻生氏は投開票当日の昼ごろまで、自派閥で他候補の推薦人に名を連ねる議員にまで直電。「1回目の投票から高市で頼む」と依頼を続けたというが万事休す。
「派内では麻生氏の義弟である鈴木俊一新総務会長(71)を筆頭に複数人がそうした指示に従わず、決選でも石破氏に投票した。麻生派ながら鈴木氏が総務会長の要職に就いたのは、決選での行動の見返りの意味合いもあります」(同)
敗戦の将、麻生氏は結果、最高顧問に棚上げに。
「副総裁と異なり、最高顧問は党則に規定のない完全な名誉職で、大勲位こと中曽根康弘元首相が1994年に退任して以来、30年ぶりに復活したポストです。麻生さんは“俺も大勲位と同じ立場か”なんて周囲に語っているのですが、負け惜しみにしか聞こえません」(自民党関係者)
最高位の勲章を賜るのにふさわしい人物ならば、恩讐を越えて党内融和を図るべきところだが、その心境には至りそうにない。
関連記事【「親離れができていない」「たくさん助けたけど一方通行」 石破首相の「決定的な欠陥」を恩人らが指摘】では、恩人らが明かした石破首相の政治家としての「決定的な欠陥」について詳しく報じている。
「週刊新潮」2024年10月10日号 掲載
新潮社
458
:
OS5
:2024/10/22(火) 17:26:02
スレ間違えてた
9602:OS5:2024/10/20(日) 20:51:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/119390067298d17e7a61fdd04cb4cf8553a96551
維新、万博アピールより「政治とカネ」追及 自民は対抗 公約に「大阪再興」明記
10/19(土) 18:07配信
産経新聞
大阪・関西万博を巡る各党の姿勢
来年4月の開幕まで半年を切った2025年大阪・関西万博を巡り、衆院選(27日投開票)における自民党と日本維新の会の公約の違いが際立っている。政権与党の自民は成長戦略の一環として万博を活用し「大阪の再興」に取り組むと明記。一方、本拠地・大阪への万博誘致を推進した維新は「政治とカネ」の問題追及を優先し、重点の基幹政策に万博を盛り込まなかった。
【リストでみる】夕刊フジが作成した「大阪全選挙区当落予測」
大阪府内の小選挙区議席の奪還を期す自民の公約からは、10年以上にわたり大阪の政治を主導してきた維新への対抗意識がうかがえる。
人工知能(AI)など「新技術の社会実装(実社会での活用)を先行体験する」機会として万博を活用すると記載。成長分野に対する規制緩和と投資などを通じ「所得増加と経済成長を実感できる〝経済都市・大阪〟の再興」を掲げた。自民府連幹部は「国家事業として自公で連携して進める」と強調する。
一方の維新。吉村洋文共同代表(大阪府知事)は衆院選公示の15日、大阪市内での演説で「新しい経済、新しい未来をつくっていく。そのきっかけが万博だ」と成功への決意をアピールした。
ただ、公約上の位置づけには変化がみられる。令和4年の参院選公約では万博成功に向けて「国と開催都市、官民が強力に連携して国内機運の醸成に努める」と明記したが、今回は公約の基幹政策として特記せず、439項目にわたる公約全文の中で参院選のときと同様の記載をしている。
吉村氏は万博を運営する日本国際博覧会協会の副会長も務めるが、自民の派閥パーティー収入不記載事件の影響で今回、政治改革が主要争点に浮上したことから「『政治とカネ』の問題をただすことが重要。何を前面に打ち出すかだ」と語る。
他党はどうか。自民と連立を組む公明は、これまで予算管理を徹底するよう国に提言。自民との大阪版共通政策では健康・医療や環境などの分野の最新技術を社会実装させ、国際競争力を高めるとする。公明府本部幹部は「万博成功のため、政権与党で全力を尽くす」と意気込む。
立憲民主党や国民民主党はこれまで万博開催に反対はしていないが、予算増額や安全管理を問題視。3月には大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)の会場建設現場でガス爆発が起きており、立民府連幹部は「維新が夢洲に誘致した責任は重い」と話す。
反対姿勢を明確に打ち出すのが共産党だ。夢洲で12年秋にカジノを含む統合型リゾート施設(IR)が開業予定であることを踏まえ、公約では万博について「カジノのインフラ整備に公金を投入するために誘致された」と批判し、中止すべきだとしている。れいわ新選組や社民党、参政党も万博中止を主張している。(山本考志)
459
:
OS5
:2024/10/22(火) 17:26:14
9603:OS5:2024/10/22(火) 14:51:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/63ba4512ba81b0a536db7b0892fabc6bd5de4299
総選挙惨敗予測で「石破おろし」加速も次期首相最有力は「高市早苗氏」ではない 急浮上した“意外な人物” 古賀茂明
10/22(火) 6:32配信
衆議院選挙が後半戦に入った。10月27日に投開票されるが、依然として自民への逆風は強く、自民党議席がかなり減り、立憲民主党の議席が大幅に増えるというのがほぼ一致した見方だ。選挙の最大の焦点は、自民と公明党による与党勢力が過半数割れとなり、政権維持が難しくなる事態が生じるか否かになってきた。
【写真】「次の首相」の最有力候補はこちら
もちろん、過半数割れになっても、非公認候補と無所属候補を取り込み、さらには日本維新の会や大きな躍進が予想される国民民主党などの野党勢力を連立や閣外協力に引っ張りこんだりすることで、自民党中心の政権が継続する可能性は高いが、その場合でも、与党側の結束を維持するのはかなり難しくなるだろう。
自民内部では、9月の総裁選で党員・党友票で石破茂首相を上回った高市早苗前経済安全保障相が、公然と反石破の姿勢を見せ、唯一温存された派閥・麻生派を率いる麻生太郎党最高顧問が次の総裁選が近いから準備をしておけとアドバイスしたと報じられるなど、石破氏の党内基盤は足元から脅かされている。
さらに、党役員や閣僚人事などで旧安倍派を徹底的に冷遇したこと、裏金議員の非公認や比例重複立候補禁止の方針を打ち出したことなど自民党内では旧安倍派のみならず、こうした石破氏の政治手法に対する不満が鬱積している。選挙に勝っても石破氏には協力しないという議員の声も報じられるほどだ。
これらの反石破勢力は、石破おろしを決行して、高市氏あるいは他の議員を新総裁、首相にしたいと機を窺っている。
選挙後の臨時国会や来年の通常国会で野党から不信任案の提出があれば、仮に自公過半数による政権を維持できていたとしても、反石破勢力の造反でこれが可決されるおそれもないとは言えない。そこまでいかなくても、造反をちらつかせながら、石破首相の政策の推進を邪魔する勢力も出てくるだろう。
米国の共和党が、ごく少数の極右議員のゴリ押しを受け入れないと、多数を占める下院でも議会運営を思うように進められないのによく似た状況になっている。
先週の本コラムでは、石破茂首相の下で行った衆議院の総選挙で自民大敗となれば、来年の参議院選挙までに総裁選前倒しで高市早苗新総裁・首相誕生の可能性があるという話を書いた。
先の総裁選の結果、高市極右政権誕生が阻止されてほっと一息ついたと思っている人から見れば、絶対避けたいシナリオだろう。
では、高市首相ではなく、他の自民党議員が率いる政権が誕生するとしたら、誰が首相になるのだろうか。
仮に、来年の参議院選までに総裁を代えるという場合は、任期満了ではなく、臨時の総裁選となるので、党員・党友の投票を行うフルスペックの総裁選ではなく、党所属の国会議員だけが投票する選挙になる可能性が高い。
■林芳正氏の「異例」のコメント
その場合でも、選挙が近ければ、党員や一般有権者に人気のある「選挙の顔」を選ぶ選挙になりがちだ。来年の夏には参議院選挙が行われるので、その前の総裁選は選挙の顔選びになるという見方もある。しかし、参議院選では、参議院議員の約半数が改選されるだけで、残りの半数はその3年後まで安泰である。また、衆議院議員は今回の選挙後4年の任期が残っているので、しばらくの間は選挙のことをあまり気にしなくて済む。つまり、自民党議員の大半は、選挙最優先という判断はしない可能性が高いのだ。
その代わりに、自分にとって得になる候補を選ぶことになる。求めるものは、利権かもしれないし、ポストかもしれない。候補者が直接そうした利益を供与してくれなくても、麻生派はもちろん、解消はしたが事実上存続していると言って良い旧派閥のボスの言うことを聞くことで、そうした利益を得られるという場合もある。
その結果、大きく言えば、自民党議員の利権を維持拡大してくれそうな候補で、党内の多数の議員に嫌われていない議員が有力になると言って良いだろう。
460
:
OS5
:2024/10/22(火) 17:26:34
9604:OS5:2024/10/22(火) 14:51:58
具体的には誰が有力なのか。
総裁選の第1回投票で石破氏、高市氏に次ぐ3位につけた小泉進次郎元環境相は、今回の総裁選で能力がないという評価が定着したばかりなので、すぐに総裁選に出られる状況にはない。以前は人気の高かった河野太郎前デジタル相も完全に脱落した。
ここで次期総裁に最も近い候補として浮上するのが、先の総裁選で小泉氏に次ぐ4位につけた林芳正官房長官である。
林氏は、石破氏のように尖った主張をすることはなく、高市氏のように右に偏った言動もしない。何を聞かれても、揚げ足を取られないように、しかも、反感を持たれないような穏当な言い回しでその場を収める能力はピカイチだ。大臣経験も豊富で、行政手腕にも定評があり、論客としても知られる。党内に敵も少ない。
林氏は、官房長官の職にとどまり、石破氏を支える姿勢だが、石破おろしになったとき、石破氏を最後まで守って次の総裁ポストを狙わないのかと言えば、もちろん、そんなことはない。立場上、自ら石破おろしに動くわけにはいかないが、石破氏が辞任を表明すれば、迷わず立候補するだろう。
それを示すある驚きのニュースが報じられた。
10月11日の時事ドットコムplusの記事だが、その見出しは、
「林官房長官、拉致解決『有効な手だてを』 自民総裁選に意欲―新閣僚インタビュー」
というものだった。
その記事の中で、林氏は、「総裁を引き続き目指すか」と聞かれて、
「(9月の総裁選で9人中)4位という素晴らしい成績を頂いたことは大変うれしく思っている。一方で喜んでいてはいけない。戦う以上は勝たなければならない。引き続き精進を重ねたい」と述べている。
これは極めて異例なことだ。
■立憲・野田代表は政権交代を目指していない?
なぜなら、石破総裁の任期はまだ3年近くある。3年後の総裁選のことを聞かれたら、「まだ先のことで何も考えていない」と答えるのが普通だ。
しかも、林氏は、石破政権の官房長官だから、石破氏を最後まで支える役回りにある。
首相を支えるという趣旨のコメントはしているものの、次の総裁選に意欲を示したと取られる発言をするのは極めて不適切だ。時事通信もこれに驚いたからこそ、「自民総裁選に意欲」という見出しまでつけて報じたのだろう。
普段は、非常に慎重で落ち着いた言動をとることで知られる林氏が、このような発言をしてしまったのは、おそらく、「次の総裁選は近い」という考えに取り憑かれていたからではないか。
それほど、自民党内の反石破の雰囲気が強まっているのだ。
林氏以外にも候補はいる。加藤勝信財務相はその一人だ。今回の総裁選で人望のなさが露呈した茂木敏充前幹事長の可能性は低そうだが、一方で、総裁選に立候補できなかった斎藤健前経産相なども浮上する可能性はある。
だが、彼らのうちの一人が首相になったら日本の政治は大きく変わるかと問われれば、答えはNOだろう。石破氏とどちらが良いかと問われれば、石破氏と答える人がかなりいるのではないか。
461
:
OS5
:2024/10/22(火) 17:26:44
9605:OS5:2024/10/22(火) 14:52:17
こう考えると、今回の選挙で、政権交代が実現できないと、仮に石破政権が倒れても、大きな政治の変化は期待できないことがわかる。
では、政権交代を目指す野党の状況はどうか。ここで一番重要なのは、もちろん野党第1党の立憲民主党だ。9月の同党代表選で、「政権交代前夜」をキャッチフレーズに新代表になった野田佳彦元首相は、野党協力を行って自公の議席を減らして自公過半数割れに追い込むと繰り返し訴えた。
しかし、その言葉に行動が伴っていない。
彼は、代表選の時から、共産党とは連立しないと明言した。多くの選挙区で共産候補が立たないことでなんとか当選できる候補を多数抱える立憲は、共産に協力を要請する立場なのに、いきなり上から目線で切って捨てるような発言をしたのだ。私は、この時点で、実は政権交代など目指していないのではないかと疑ったくらいだ。
さらに政策面でも、野田氏は立憲の公約を事実上大幅に後退させた。
集団的自衛権の行使を容認する安保法制に関する違憲部分は廃止するというのが立憲の公約なのに、野田氏は、違憲でも直ちには廃止できないとわざわざ明言した。しかも、それは、国会での法改正が必要という理由ではなく、相手があるからということだった。
つまり、アメリカが怒ると大変だから違憲でもすぐには変更しないという意味になる。憲法よりもアメリカへの忖度が優先するということだから、「立憲」に真っ向から反する立場の表明だ。こんな発言をされれば、共産党も立場がない。選挙協力はしたくてもできなくなり、立憲候補がいる選挙区に多数の候補者を立ててしまった。
■石破氏に対する強烈な「恨み」
野田氏は、今回の選挙は10年に一度来るかどうかというような政権交代のチャンスだと強調していたが、その割には、選挙協力のための努力は全くしていない。ある政治記者は、「野田氏は選挙協力のために努力すると口では言いながら、驚くほど何もしなかった、完全な詐欺師だ。一体何のために代表になったのか。もし自公過半数割れにならなければ、全て野田氏の責任。仮に立憲の議席が大幅に増えても辞任すべきだ」と語っていた。
確かに、自公過半数割の可能性さえ見える中で、仮に野党協力不在によって、ギリギリ自民中心の政権が維持されるとなれば、野田氏の責任は極めて大きいと言わざるを得ない。
このままいくと、立憲は選挙で共産の協力を得られないだけでなく、選挙後も、維新や国民などが是々非々で自民補完勢力として動く中で、大きな図体を持て余す無用の野党第1党になる可能性すらある。
ここで終わっては身も蓋もないので、政権交代が起きなくても何か望みはないかと考えると、微かな希望がないわけではない。
それは、裏金事件という自民党が犯した大きな失策で与えられた政権交代のチャンスを野党が活かせなくても、もう一度、自民党が野党に大きなチャンスを与えてくれる可能性があるという話だ。
中でも一番ドラスティックなのは、来年の参議院選までの間に、反石破の空気がさらに盛り上がり、高市グループ、旧安倍派などが、野党の不信任案に賛成または棄権などをすることで、不信任を可決させ、石破内閣に解散か総辞職を突きつけるという展開だ。もちろん、このような反党行為には、除名などの厳しい処分をせざるを得ない。その先には、自民党の分裂、維新や国民と一部の自民党議員の合流などの政界再編が起きるシナリオがほのかに見える。
政権与党であることの重要性を自民党議員は骨身に染みて感じている。そう簡単に党の分裂など起こすはずはないというのが常識的な見方だろう。
しかし、今回は、そうした理性的判断が、石破氏に対する強烈な「恨み」という感情的な要因で捻じ曲げられる可能性があるように思える。政治は理屈では動かないのだ。
そのような展開になれば、与野党を超えた政界再編が起きて、日本政治大転換の始まりになるのではないか。
これもまた、野党の力によるのではなく、自民党の大失策に期待するというおかしな話だが、こうした荒唐無稽とも言える「夢」にすがるくらいしか日本の政治には希望が持てないということなのかもしれない。
古賀茂明
462
:
OS5
:2024/10/22(火) 17:26:56
9606:OS5:2024/10/22(火) 16:57:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e33aef6402771481b8c43d00d898b47f23fcaf9
創価学会の大幹部が「あいつだけは勘弁ならねえ」と激怒…裏金で逆風の「萩生田光一氏」と公明党との間に決定的な溝が生まれた理由とは
10/22(火) 11:14配信
デイリー新潮
学会票は4万4000票あまり
松井氏支援の効果は
かつて将来を嘱望された自民党の元幹部が逆風に喘いでいる。官房副長官、経産大臣、文科大臣、自民党政調会長など幹部職を歴任した萩生田光一氏だ。
【写真】 「祈りは絶対にかなう!」と語った聖教新聞紙面。動画の番組案内も
安倍晋三元総理に近かった萩生田氏は旧安倍派に所属し、一連の裏金問題の象徴的な存在となった。そのため、今回の衆院選では野党の立憲民主党に有田芳生元参院議員を対抗馬として立てられることに。現状、各社の世論調査などでは両者がデッドヒートを繰り広げている。
その萩生田氏にとって手痛かったのは無所属での出馬になったことだろう。石破茂首相は一連の問題を受け、裏金議員の一部を非公認としたが、萩生田氏も例外ではなく、公明党からの推薦も出ていない。
もっとも萩生田氏は折から公明党との関係が不安視されていた。
地元政界関係者が解説する。
「萩生田さんの地元である八王子市は創価大学や東京富士美術館など学会関連施設が多く集まる創価学会の大票田です。萩生田さんは前回衆院選で14万9000票あまりを獲得していますが、そのうち学会票は4万4000票あまり、得票のうち実に30%を学会票に依存していると自民党の中で見られています」
そのため、萩生田氏は地元では公明党・創価学会に全く頭の上がらない状態だった。
「八王子には地元選出の都議で公明党の東村邦浩さんがいます。東村さんは都議会公明党で幹事長を務めるドンのような存在です。萩生田さんが大臣になれたのも、東村さんの支援があってこそ。そのため、萩生田さんは平身低頭で東村さんに接してきました」
萩生田氏が支援者を擁立
その萩生田氏と公明党・創価学会の信頼関係に亀裂が生じたのは昨年5月のことだった。選挙区の10増10減に伴う調整の中で、新設される東京28区(練馬区の一部)について両者で大揉めしたのである。
その経緯を「週刊新潮」は当時、仔細に報じている。
公明党は新設される選挙区の中でも、東京28区で擁立することを狙っていた。しかし、萩生田氏がある候補を立てると言って、強硬だったのだ。
「28区に、八王子の医師で萩生田さんの支援者だった安藤高夫・前衆院議員を自民党候補として立てたのです。支援者だけに、公明党が独自候補を擁立したいと要求しても萩生田さんが安藤さんを外さないのでは、といわれていました」(都連所属の自民党議員)
さらに隣の東京29区でも公明党候補が出馬することを公にしているにもかかわらず、自民党の独自候補を立てる動きが水面下であった。しかも、その候補は萩生田氏を子飼いとする森喜朗元総理がかわいがっていた人物だったのだ。
こうした一連の動きが創価学会の怒りを買った。
「東京における自公の信頼関係は地に落ちた」
公明党の石井啓一幹事長が会見でそう語ったほどである。中でも激怒したのは創価学会の大幹部として知られる佐藤浩副会長だった。
「菅義偉元首相との強いパイプを活かし、政治担当として学会に君臨してきました。自公で何かトラブルが起こると最後は、菅-佐藤ラインで解決するということがままありました」(政治部デスク)
463
:
OS5
:2024/10/22(火) 17:27:08
9607:OS5:2024/10/22(火) 16:57:38
“本当にその対応でいいのか”
最近では自公のパイプが弱まっているとされるが、その大きな要因は菅氏が首相を退き、メインプレーヤーでなくなったことも一因と言えるだろう。
その佐藤氏、当時、萩生田氏に対する怒りを周囲に以下のようにぶちまけていた。
学会関係者がささやく。
「佐藤さんは党幹部の中でも28区と29区で譲らない萩生田さんに対する怒りをあらわにしていました。周囲に“あいつだけは勘弁ならねぇ”と怒気を隠すことなく語っていたそうです。佐藤さんは萩生田さんに対し“本当にその対応でいいのか”と念押ししていたのに、何も変わらなかった。佐藤さんは“こちらが折れると思ってなめているんだろう”と怒り心頭だったんですよ」
結局、28区については安藤氏が立候補することになったものの、29区については独自候補擁立を見送った。それでも、萩生田氏と創価学会のしこりは残っているとされる。一方で、今回の衆院選の投開票に向け、公明党との関係改善に向けた動きもあると言われている。
「各社の世論調査などではここのところ、萩生田さんが支持を伸ばし始めているのは事実です。とはいえ、公明党・創価学会の関係が悪化していたことが尾を引き、そのため、学会もあからさまに萩生田さんを支援することはできません。かといって、学会票がそのまま有田さんに流れるとも思えず、事態はまだ流動的です」(先のデスク)
自らの振る舞いが招いた事態とはいえ、萩生田氏は今回の逆風から、当選を果たすことができるのか。
デイリー新潮編集部
新潮社
464
:
OS5
:2024/10/22(火) 17:27:18
9608:OS5:2024/10/22(火) 17:19:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6ebd035a51c1632d865152744a4af54fff506f4
石破首相〝戦後最短内閣〟の危機 衆院選終盤情勢で永田町に衝撃、自公で過半数割れの可能性「有権者に見透かされている」
10/22(火) 17:00配信
産経・FNN調査
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が公表した衆院選(27日投開票)の終盤情勢調査(19、20日実施)が、永田町に衝撃を与えている。石破茂首相(総裁)率いる自民党は大きく議席を減らし、連立政権を組む公明党と合わせても過半数(233議席)を割り込む可能性があるという。一方、立憲民主党は大幅増の勢いという。石破首相は1日に就任したばかりだが、「戦後最短内閣」の危機に直面している。
「石破首相は、衆院選の勝敗ラインを『自公で過半数』と明言した。公約の一番には『ルールを守る』と掲げた。早期解散や政策を含め、決裁者は首相自身だ。自公で過半数割れなら、責任論は不可避だろう」
自民党ベテラン議員は大逆風の中でこう語った。
産経・FNNの情勢調査によると、自民党は公示前の256議席から、小選挙区と比例代表を合わせて「60議席程度減少」する可能性がある。公明党を加えた与党全体でも、公示前の288議席から70議席程度落ち込みそうだという。
これに対し、野党第1党の立憲民主党(公示前98議席)は「50議席程度増やす」見込みで、国民民主党(同7議席)は「15議席程度を積み増す」勢いという。共産党(同10議席)も数議席増の可能性がある。日本維新の会(同43議席)は議席維持が困難な情勢だという。
ベストセラー作家の百田尚樹氏らが立ち上げた政治団体「日本保守党」は、公職選挙法上の「所属国会議員5人以上」の政党要件を満たす可能性がある。
石破政権が大苦戦に見舞われている背景としては、石破首相の「変節」や「豹変(ひょうへん)」、安倍晋三元首相を「国賊」と罵倒した人物の入閣、すでに処分を受けた政治資金「不記載」議員に対し、新たに「非公認」「比例重複を認めず」という対応を決めたことがありそうだ。
自公両党で過半数割れなら、石破首相は政権を維持するため、新たな政党の連立参加や閣外協力を模索する展開になるとの見方が浮上している。
ただ、野党幹部は「選挙結果は『国民の審判』であり、過半数割れなら『石破内閣はノー』ということだ。連立の枠組み拡大で延命したら、民意の無視にほかならない」と批判する。
ちなみに、戦後、首相の在職日数の最短は東久邇宮稔彦王(ひがしくにのみや なるひこおう)の54日。石破首相はこれを更新するのか。
政治学者の岩田温氏は「自公で過半数を割れば、『石破内閣の総辞職』もあり得る。石破首相には当初の発言を翻して早期解散に踏み切ったことに始まり、ウソが多い。不記載議員への『非公認』対応なども基準が明確ではない。(時事通信の)内閣支持率が危険水域(28%)だったことも含め、有権者に見透かされている。戦後最短内閣になる可能性はゼロではない」と語った。
465
:
OS5
:2024/10/22(火) 17:36:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d74afda915072ed63f4570cc97ff072ae0bf5d5
特別国会、来月7日召集案 衆院選次第でずれ込みも 政府・自民
10/22(火) 16:18配信
時事通信
国会議事堂=東京都千代田区
27日投開票の衆院選後に開く特別国会について、政府・自民党内で11月7日に召集する案が浮上していることが分かった。
首相指名選挙を行って第2次石破内閣を発足させ、5日間程度で閉会する日程を想定している。ただ、与党が衆院で過半数を割り込めば政権樹立に向けた与野党の駆け引きが活発化し、召集がずれ込む可能性もあり、日程は流動的だ。
複数の政府・自民関係者が22日明らかにした。石破茂首相(自民総裁)は、11月15日からペルーで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、同18日からブラジルで行われる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)への出席を検討している。臨時国会は2024年度補正予算案の編成作業を考慮し、同月下旬〜12月上旬に召集する案が出ている。
466
:
OS5
:2024/10/27(日) 21:52:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/9eb6f77ec35f131d3d1bf0d852881f0429e38ea7
自民・公明「過半数割れ」で政局に突入か、想定される三つのシナリオ…追加公認・一本釣り・連立
10/27(日) 21:02配信
読売新聞オンライン
第50回衆院選は、メディア各社の開票速報によると、有権者は自公政権に対し、厳しい審判を下したようだ。「自民党派閥のパーティー収入不記載事件」を受け、選挙戦では「政治とカネ」の問題に関心が高まった。与党が勝敗ライン「自公で過半数(233議席)」を下回る見通しとなったことで、永田町は今後、波乱含みの政局に突入しそうな気配である。
石破氏の去就は?
過半数割れでどうなる
まず注目されるのは、石破茂首相(自民党総裁)が引責辞任するかどうかだ。
1980年代以降の短命政権は、1994年に非自民連立で首相となった羽田孜(つとむ)政権の64日、1989年にリクルート問題で退陣した竹下政権の後を継いだ宇野宗佑(そうすけ)政権の69日がある。石破退陣となれば、これを上回る、たった1か月の超短命政権となる。
もっとも、石破氏が即座に辞任するかどうかは微妙だ。
そもそも自民党への逆風は、前の岸田政権から続くもので、さらに言えば「不記載事件」は、旧安倍派が震源地だった。自分一人にその責任を押しつけられるのは石破氏としては不本意だろう。
党内に「石破おろし」の動きが起きるかもしれないが、首相指名選挙を行う特別国会は11月7日召集の見通しである。それまでの短期間に「石破おろし」の動きが自民党内でうねりをあげそうにはない。本来、「反石破」の旗振り役になる可能性があった旧安倍派の「裏金議員」の多くは落選の見込みが濃厚だ。
追加公認、「一本釣り」
そうなると「当面、石破退陣がない」との前提で政局は動く。
自民党内でいくつか手順が想定されている。
特別国会に向け、まず自民・森山執行部が取りかかるのは当選者の「追加公認」だ。非公認だった当選者を追加で公認する。追加公認は手っ取り早い当選者の「かさ上げ」である。公示直後に党執行部が非公認議員が代表を務める支部に「2000万円」を給付したのも「追加公認」のための下慣らしだ。
次は「保守系無所属」の当選者を囲い込み。自民入党を迫る。そのあとは、野党議員の「一本釣り」ではないか。
「一本釣り」は90年代後半、自民党がしばしば使った手法だ。
96年10月の衆院選で自民党は過半数に届かなかった。このため、当時の野中広務幹事長代理らが野党・新進党議員らの引き抜き工作を進め、単独過半数を回復した実績がある。当時、野中氏は自身のことを「釣り堀屋のオヤジ」と自嘲していた。
森山氏「連立枠組みの拡大」に言及
これまでは小手先的な手段だが、少数与党のままだと政権基盤が危うい。
そのため自民は「連立枠組みの拡大」に打って出る可能性がある。キーマンは森山裕自民党幹事長だ。
選挙期間中、森山氏は、テレビ番組で意味深な発言をしている。
「(与党が)過半数割れをしようとしまいと、同じ政策を持って、国の発展を図ろうという政党とは、協議は前向きにしていくべきだ」
「政策的に一致することができれば、拒むことはあってはならない」
森山氏の念頭には日本維新の会や国民民主党があるのはいうまでもない。
ただ、衆院選で激しく角を突き合わせた直後だけに、両党が即座に連立入りする、というわけではない。実際、国民の玉木雄一郎代表や維新の馬場伸幸代表は記者団の質問に対し、連立入りを否定している。
とりあえずは、来年通常国会の会期中、2025度予算案の衆院採決時あたりが「連立枠組み拡大」の一つの目安ではないか。これまで政府予算案に国民や維新は賛成した経緯がある。
ここで一つ指摘しておきたい。自民にとって「国民の連立参画」は大きな意味がある。国民は立憲民主党とともに連合が有力支持基盤である。国民が連立に加われば、連合票を切り崩すことになる。連合を支持基盤とする国民、立憲両党は「また裂き」状態になる。
連立の枠組み拡大とまではいかないが、与野党が政策ごとの部分連合(パーシャル連合)で連携するという選択肢もある。
このほか永田町では、立憲民主党を加えた「与野党大連立」を指摘する向きもあるが、その可能性は極めて低いと見たほうがいい。政治を活性化させる「政権交代」の意味がなくなるからだ。
467
:
OS5
:2024/10/27(日) 21:53:10
自民1強時代の終焉
ただ、永田町は「一寸先は闇」だ。何が起こるかわからない。「55年体制」で敵対してきた自民党と社会党が手を結び「自社さ政権」(1994〜98年)を発足させたケースもある。
第2次安倍政権(2012年)以降、「自民1強・野党多弱」の時代が長く続いた。今回の衆院選でその構図に変化が出てきたことは間違いない。それが政権交代につながるのかは今の時点では不透明だ。来年夏の参院選に向けて政局はさらに流動化しそうだ。(編集委員・吉田清久)
468
:
OS5
:2024/10/27(日) 22:24:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6f2c671d623597866c5e30ed477b342bcbc5b35
〈石破“1ヶ月天下”の危機〉「自公過半数割れ」予測に永田町大激震…「ポスト石破」「連立拡大」最悪のケース想定で自民ドタバタ
10/24(木) 7:02配信
集英社オンライン
自民にとって最悪の結果になるか
衆院選の投開票日まで1週間を切り、報道各社の情勢調査で、自公の過半数割れの可能性が相次いで報じられている。自民党内では、当初の「自民で単独過半数を取れなくても、自公での過半数は大丈夫」とのムードは消え去り、悲愴感もただよう。そして早くも「過半数割れ後」を見据え、「ポスト石破」や「連立拡大」に向けたシミュレーションがささやかれ始めた。
前回、予測通りとなった朝日の情勢調査に永田町は戦々恐々
投開票日を1週間後に控えた10月20日夜、朝日新聞デジタルに情勢調査をもとにした「自公過半数、微妙な情勢」との見出しが躍ると、永田町関係者の間で衝撃が走った。
他社の調査がおおむね「自民で単独過半数割れの可能性はあるが、自公で過半数は確保できる情勢」という傾向だったなか、朝日新聞が予測した自公の獲得議席は、中心値で225議席。過半数の233議席に届かなかった。
「朝日新聞は前回の衆院選で、他社が軒並み『自民の単独過半数は微妙』と予測していたなか、『自民が単独過半数確保の勢い』と予測し、その結果通りになりました。
朝日の調査に一目置く人は多く、『自公過半数、微妙』の見出しに、自民党内の雰囲気は重いです」(全国紙政治部記者)
実際に、ある自民陣営関係者も「ウチの議員は、前回は小選挙区で大差をつけて勝てていました。今回は、裏金議員でもないのに情勢調査で大差をつけられ負けています。党が先週末に実施した調査も、その前の週よりも悪い結果になっていて、比例復活も危なそうです。日に日に野党候補に差を広げられています」と嘆く。
石破茂首相は集会で、かつて安倍晋三元首相が使ってきた「悪夢の民主党政権」というフレーズを口にした。
かつて自身が「過去に終わった政権のことを引き合いに出して『自分たちが正しいんだ』というやり方は危ない」と警鐘を鳴らしてきたフレーズを使わなければならないほど、追い込まれている。
対する野党は「今回は有権者の反応も良い。前回は相手に余裕の戦いだと思われていたが、今回は首相も応援に入ってきた。自民陣営の焦りを感じる」(立憲民主党候補者)と勢いづく。
469
:
OS5
:2024/10/27(日) 22:25:35
裏金議員の追加公認、国民民主取り込み画策も…
最終盤に入り石破首相や党幹部は、19、20日に実施した情勢調査をもとに、野党候補と10ポイント差以内の選挙区を重点選挙区としてピックアップした。
「『自民王国』のはずが、安倍元首相の甥、岸信千世氏が立憲の平岡秀夫氏と激戦を繰り広げる山口2区、現職閣僚の坂井学国家公安委員長と立憲の山崎誠氏が競る神奈川5区、維新の地盤である大阪府内の全選挙区などが重点選挙区となったようです。
そして、10ポイント以上の差で負けている選挙区も多数ありますが、そういったところは『切り捨て』られた形です。最終盤は、野党候補と僅差で競り、勝てる可能性がある重点選挙区を中心に、石破首相や党幹部が応援に駆けつけます」(自民党関係者)
そして早くも、自公が過半数割れした後を見据えた話も出てきている。
自公で過半数が取れなかった場合、非公認となっていた裏金議員の当選者も追加公認するとみられているが、現在、小選挙区で優勢なのは西村康稔元経産相や平沢勝栄元復興相など数人にとどまる。
そこで、連立拡大も視野に入ってくるという。
「21日夜には、19、20日に実施した自民党の情勢調査の結果をもとに、石破首相や森山裕幹事長、小泉進次郎選挙対策委員長らが今後の戦略を話し合いましたが、自公で過半数が取れなかった場合に備え、国民民主党を取り込む相談もしたようです」(自民党関係者)
早くも流れる“ポスト石破”の名前
ただ、全国紙政治部記者はこう解説する。
「国民民主党には国民・立憲の支持母体である連合の組織内議員もいるため、与党入りは簡単ではありません。
また、これまで自民と国民民主の間は麻生太郎最高顧問が取り持ってきました。石破首相と犬猿の仲の麻生氏が仲介役に入れるかというと、これも難しいです。
一方、同じく自民への協力が取りざたされる維新は、菅義偉副総裁と関係が近いですが、維新も党勢不振など課題が山積で、与党入りとなるとハレーションが大きく、できても部分的な政策ごとの協力くらいでしょう」
21日夜、石破首相ら党幹部の雰囲気は非常に暗く、石破政権が早くも行き詰まることを覚悟している様子だったという。
「石破首相が衆院選の勝敗ラインを『自公で過半数』と設定していた以上、その目標を割り込むと、石破首相の責任論が出るのは必至です。党内基盤が弱い石破首相だけに、史上最短の1ヶ月で退陣という可能性も現実味を増してきます。
党内では早くも『高市早苗氏は、近しい議員の落選が相次ぎそうだし、緊急で総裁選をやるなら党員票の割合も低いから、次は無理』『リリーフとして安定感のある林芳正官房長官では』など、ポスト石破に関する憶測が流れています」(同前)
自民党内では「最後に野党がゆるんで、負けを最小限にとどめられないか」と弱気な声も聞こえてくる。
「5度目の正直」でようやく首相の座についた石破首相は、「1ヶ月天下」で終わってしまうのか。有権者の下す審判の行方は……。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
集英社オンライン編集部ニュース班
470
:
OS5
:2024/10/28(月) 06:25:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/6030d284a4871436eb7e0521d59be54a25bf972d
石破首相、辞任せず国民民主に協力呼びかけ政権維持図る意向
10/28(月) 5:00配信
読売新聞オンライン
自民党の開票センターで候補者名が記されたボードに、当選確実を示す赤いバラを付ける石破首相(27日午後9時43分、東京都千代田区で)=川口正峰撮影
第50回衆院選は27日投開票された。自民党は「政治とカネ」の問題を受けて大敗し、公明党を合わせた与党で総定数465の過半数(233議席)に届かなかった。立憲民主党は、公示前から議席を大幅に増やした。今後、政権の枠組みを巡って与野党の攻防が始まり、政局が流動化する可能性もある。日本維新の会や、公示前から議席を伸ばした国民民主党の動向も焦点となる。
与党の過半数割れは2009年衆院選以来だ。自民は第1党は維持した。
与党での過半数確保を勝敗ラインに掲げていた石破首相(自民総裁)は27日夜、NHK番組で「非常に厳しいご審判をいただいたと認識している。謙虚に厳粛に受け止めている」と語った。その上で、野党の協力を得て自民中心の政権を維持する考えを強調した。
首相は28日未明、周囲に対し、辞任せず政権維持に向け国民民主に協力を呼びかける意向を示した。
自民は衆院選にあたり、政治資金問題に関わった前議員ら44人のうち10人を公認せず、34人は比例選との重複立候補を認めなかった。自民、公明両党は選挙戦で、経済政策や外交・安全保障政策の実績を強調して自公政権の継続を訴えたが、選挙戦終盤には、自民が非公認となった候補側に2000万円の政党交付金を支給していたことが発覚し、逆風が強まった。
公明の西田幹事長は27日夜、BS朝日の番組で「『政治とカネ』を含め与党への怒り、厳しい反応が如実に表れている。公示後に『2000万円問題』が急浮上したこともだめ押しになっている」と語った。
公明は21年の前回選で9選挙区に候補を擁立して全勝したが、今回は11人が小選挙区選に出馬し、当選は4人にとどまった。
立民は与党の過半数割れを目標として、選挙戦では自民の政治資金問題を徹底的に批判した。野田代表は28日未明の記者会見で、「目標を達成できたことは大きな成果だ」と語った。他の野党との連携に向けては27日のフジテレビ番組で「自公政権継続がダメという立場と、政治改革を推進するという点で一致するなら対話はしていきたい」と意欲を示した。
衆院選後は30日以内に特別国会が召集され、首相指名選挙が行われる。与党が過半数割れしたことで、維新や国民を含めて与野党の駆け引きが活発化するとみられる。
維新の馬場代表は27日夜、NHKの番組で、自公両党との協力について「全く考えていない。『政治とカネ』の問題で国民の怒りに火がついている」と否定した。一方、立民との連携についても、大阪市での共同記者会見で「(立民は)外交・安全保障、エネルギー、憲法など基本的な政策で党内がまとまっていない」と消極的な姿勢を示した。
国民の玉木代表も文化放送のラジオ番組で、自公との協力について「考えていない」と否定しつつ、「政策を実現できるよう、協力できるところとは協力していきたい」とした。
衆院選は21年10月以来3年ぶりに行われ、衆院小選挙区の「10増10減」を受けた新区割りが初めて適用された。小選挙区選289、比例選176の総定数465議席を争った。
471
:
OS5
:2024/10/28(月) 06:58:10
2847 :OS5 :2024/10/28(月) 06:56:11
■■■■現役大臣■■■■■■■■■■■
合計4選挙区
・埼玉5区(4人)調査なし立>自
✕牧原秀樹 53☆法相 自前(5)
◎枝野幸男 60☆元党代表 立前(10)
共産:山本悠子 参政:辻村千尋
・神奈川5区(4人)自=立
◎坂井学 59☆国家公安委長自前(5)
△山崎誠 61☆元横浜市議 立前(3)
✕久坂くにえ51☆元鎌倉市議 維新
共産:高宮美智子
・愛知8区(3人)自=立
△伊藤忠彦 60☆復興相 自前(5)
◎伴野豊 63☆元国交副大臣立前(6)
共産:古川大暁
・鹿児島3区(2人)立=自
✕小里泰弘 66☆農水相 自前(6)推(公)
◎野間健 66☆党国対副委長立前(3)
共産:(無)
2848 :OS5 :2024/10/28(月) 06:57:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d54cd1b8576bea0802065bce74a25264b9a1597
落選の牧原氏、法相退く意向「ふさわしくないと判断いただいた。ありがたく受け入れる」
10/28(月) 3:40配信
産経新聞
支持者に頭を下げる牧原秀樹法相=28日午前2時12分、さいたま市中央区の選挙事務所
衆院選埼玉5区で敗れ、比例復活もならなかった現職法相で自民党前職の牧原秀樹氏(53)は28日午前2時10分ごろ、さいたま市中央区の選挙事務所に姿を現した。詰めかけた約30人の支持者を前に姿を現し、「法相にふさわしくないと判断いただいた。ありがたく受け入れる」と述べ、法相を退く意向を示した。
牧原氏は「厳しい中で7万8千人以上の人が名前を書いてくださったことに心より感謝申し上げます」と頭を下げた上で、「結果はひとえに私のせいだとの思いがある。申し訳ない気持ちでいっぱい」と敗戦の弁。「現実を受け止められない感覚がある」と議席を失ったショックを隠し切れない様子だった。
その後、集まった報道陣を前に「今回は平成21年を上回る冷たい風を感じた」と、自民党に対する有権者の厳しい姿勢を話した。今後についてはこれから考えるとするにとどめた。
牧原氏は実績や地元愛を強調する選挙戦を展開。派閥パーティー収入不記載事件にはかかわっていなかったが、公示前に自らや秘書が旧統一教会や関連団体の会合などに出席していたことが明らかになっていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/af4e654755ef49bec368e62a292ac8cadd87d909
小里泰弘農相も落選 総力戦及ばず 選挙期間中に公務重なり 鹿児島3区
10/28(月) 4:30配信
スポニチアネックス
鹿児島3区
鹿児島3区では自民前職の小里泰弘農相(66)が立民の野間健氏(60)に敗れた。
石破茂首相ら幹部が相次いで応援に入り、組織力を駆使した総力戦を展開したが、無党派層や保守票の一部を取り込んだ野間氏に及ばなかった。
小里氏は農相就任を前面に押し出したが、初入閣は追い風とならず終始先行を許した。前回衆院選でも野間氏が小里氏との対決を制していた。
選挙期間中にJA全国大会や鳥インフルエンザの対応など、農相の公務が重なった。19日に石破首相が応援に入った際にも本人は不在で、その効果を十分に生かし切れなかった。
472
:
OS5
:2024/10/28(月) 07:09:03
■公明
✕石井啓一代表(埼玉14)
◎岡本三成政調会長(東京29)
■自民
【安倍派幹部】
◎西村康稔(兵庫9) 無所属
◎世耕弘成(和歌山2) 造反無所属
◎松野博一(千葉3)
◎萩生田光一(東京24)
✕下村博文(東京11)
✕高木毅(福井2)
【番狂わせあるかも】
平沢勝栄(東京17区)
◎稲田朋美(福井1区)
✕武田良太(福岡11区)
【現役大臣で危ないところ(いずれも比例重複あり)】
✕牧原秀樹(埼玉5区)
◎坂井学(神奈川5区)
△伊藤忠彦(愛知8)
✕野間健(鹿児島3区)
■立憲
この情勢で小選挙区落選の可能性がある候補
◎逢坂誠二(北海道8)
◎海江田万里(東京1)
◎渡辺周(静岡6)
◎馬淵澄夫(奈良1)
◎小川淳也(香川1)
473
:
OS5
:2024/10/28(月) 10:49:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/00adc4365bb9939e36b0c1d33d9aca2690475db5
首相の退陣論、自民内で浮上…勝敗ライン割り込み中堅参院議員「続投難しい」
10/28(月) 8:00配信
読売新聞オンライン
自民党の開票センターでインタビューを受ける石破首相(27日午後10時36分、東京都千代田区で)=川口正峰撮影
衆院選で自民、公明両党が過半数を割り込んだことで、自民内では石破首相(党総裁)の退陣論が浮上している。無所属議員と連携を図っても「少数与党」となった場合、自民は国民民主党などと政策ごとに協力する「部分連合」で政権運営を継続したい構えだが、野党側との協議は難航する可能性がある。
首相は9月の党総裁選や新内閣発足の勢いを衆院選にそのまま持ち込むため、首相就任から8日後の衆院解散、26日後の投開票という「戦後最短日程」で今回の決戦に臨んだが、当ては大きく外れた。
最大の要因は、自民派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、有権者の自民への怒りや不信感が極めて強かったことだ。自民は政治資金問題があった前議員らを非公認にする対応をとったものの、選挙戦終盤には、非公認候補が代表を務める党支部にも党本部が2000万円を支出したことが判明し、更なる批判を招いた。
首相は27日のNHK番組で、「自民はもっと反省しなさいという国民の強い意思が出てきた。きちんと(党を)変えていかないと参院選でまた厳しい批判を賜る」と危機感を示した。
首相は自公の過半数確保を勝敗ラインに掲げていたこともあり、自民の中堅参院議員は森山幹事長や小泉進次郎選挙対策委員長らの辞任に加え、「首相の責任は重大で、続投は難しい」と指摘した。
森山氏は28日、党本部で「補正予算や来年度予算の編成に向けて微力を尽くしたい」と記者団に述べ、続投の意向をにじませた。小泉氏は27日のテレビ朝日の番組で自らの進退に関し、「(首相に)私の身柄は預けますと伝えてある」と語った。
今後、国会では野党側が主導権を握り、与党側は綱渡りの対応を迫られそうだ。
自民執行部は、国民や日本維新の会と政策などの個別テーマごとに連携を図る方針だ。調整に手間取ることも想定されるが、野党が立憲民主党を中心にまとまる事態を避けることに全力を挙げるとみられる。
1993年の衆院選では、宮沢首相率いる自民が過半数割れし、野党の新生党や日本新党が躍進した。その後の連立協議で、「非自民」勢力が日本新党の細川護熙代表をかついで新内閣を樹立した。
474
:
OS5
:2024/10/28(月) 10:53:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c44fd681486c1f63b5786a64b9c11ba1aa6fed0
小泉進次郎・選対委員長が辞任へ…自民党大敗の責任を取り
10/28(月) 4:43配信
読売新聞オンライン
衆院選の開票速報を受け、厳しい表情の小泉選対委員長(27日午後8時6分、東京都千代田区で)=松本拓也撮影
自民党の小泉進次郎選挙対策委員長は、衆院選で同党が大敗した責任を取り、辞任する意向を固めた。複数の党関係者が明らかにした。与党が過半数を割り込んだ選挙結果を受け、責任を明確にする必要があると判断した。28日に石破首相(自民党総裁)に伝え、表明する方向だ。
475
:
OS5
:2024/10/28(月) 11:55:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4e591fce4e38e9650ff986fbc83e7bee7a5644d
田崎史郎氏、「モーニングショー」で自民党・森山裕幹事長「進退」解説「責任論は当然出てくる」…辞めた場合の後任も言及「あのポストが務まるのは1人だけ」
10/28(月) 9:20配信
スポーツ報知
田崎史郎氏
テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)は28日、第50回衆院選が27日に投票、即日開票され、自民党が大きく議席を減らし、公明党をあわせた与党で過半数の233議席には届かなかったことを報じた。
自民党は、公示前の247議席から191議席へ大きく減らし、公明党も32議席から24議席となった。一方、野党側は立憲民主党は98議席から148議席に躍進。国民民主党が7議席から28議席と大きく議席を伸ばしたが日本維新の会は6議席減らし38議席だった。
スタジオには政治ジャーナリストの田崎史郎氏が出演。スタジオでは、今回の結果を受け自民党の森山茂裕幹事長が辞任を否定したことを報じた。この意向に田崎氏は「森山さんの責任は今後出てくるだろうと思います」と明かした。
その理由を自民党が「裏金問題」を受け非公認とした候補が代表者を務める政党支部に公示後、党から政党交付金2000万円を支給していた問題が発覚したことに「2000万円の給付を誰が決めたかなんです。自民党のシステムとして総裁である総理と幹事長のどちらかが決めないとできないんです。今回のケースを探っていきますと、幹事長の森山さんが具体的に決めているんです。お金を支給することについては石破さんもOKしているんですけど、いつどのような形で出すかを決めたのは森山さんなんです。官邸の人たちはまさか選挙中に配るとは思ってなかったということなんです。そういう意味じゃ森山さんの責任論は当然出てくると思います」と解説していた。
さらに出演者から森山氏が辞めた場合、自民党内をどうまとめるのかを問われた田崎氏は「今、森山さんは辞められる意志はないですけど、もし森山さんが辞められた場合、あのポストが務まるのは1人だけだと思います」とし「菅義偉さんだと思います」と明かした。
出演者から菅氏の健康状態を聞かれた田崎氏は「昨日もちょっと話したんですけど非常に元気でした。電話の調子は」とコメントしていた。
報知新聞社
476
:
OS5
:2024/10/28(月) 12:47:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/45489fd2a5852d089164966a93e8695258d0cc90
自民・小泉進次郎選対委員長、辞表提出 「責任を取る」
10/28(月) 12:30配信
毎日新聞
衆院選から一夜明け、自民党本部で厳しい表情を見せる小泉進次郎選対委員長=東京都千代田区で2024年10月28日午前11時10分、手塚耕一郎撮影
自民党の小泉進次郎選対委員長は28日、党本部で記者団に「選対委員長としての責任を取ると総裁に辞表を渡し、受理してもらった」と明らかにした。
小泉氏は2009年の衆院選で初当選。19年に第2次安倍政権で環境相として初入閣した。9月の総裁選に初出馬し、3位に終わったが、同月に選対委員長に就任した。【森口沙織】
477
:
OS5
:2024/10/28(月) 21:26:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/10065a9500b4fd76100aaa02061281a6bc421340
森山裕幹事長責任論も拡大…衆院選惨敗の自民党「過半数割れショック」で重苦しい空気に
10/28(月) 20:40配信
日刊スポーツ
石破茂首相(右)と森山裕幹事長(2024年9月30日撮影)
第50回衆院選は28日、全465議席の当選者が確定した。自民党は公示前から65減の191議席。公明との与党で215議席と、過半数の233議席を下回る惨敗だ。小泉進次郎選対委員長は引責辞任し、森山裕幹事長の責任論も拡大している。石破茂首相は会見で自らの責任を問われ「現下の課題に取り組むことで職責を果たしたい」と、正面から答えなかった。立憲民主党や国民民主党は大きく議席を伸ばし、少数与党に転落した石破首相の政権運営は厳しさを増している。
◇ ◇ ◇
野党に転落した09年衆院選以来、15年ぶりの与党過半数割れ。自民党は28日、重苦しい空気に包まれた。獲得した191議席は公示前から65減。牧原秀樹法相ら閣僚2人が落選し、閣僚経験者の落選も相次ぎ、「大惨敗だ」と肩を落とす関係者もいた。
選挙対策の責任者だった小泉進次郎選対委員長は辞表を提出し、受理された。激戦区を中心に応援に回ったが勝利に導けなかった候補も多く、取材に「選挙の結果を受け止める立場。私に責任がある」と述べた。
党内では、実質的に選挙を仕切った森山幹事長の責任論も広がっている。敗北の決定打となった裏金非公認候補への2000万円支給は、森山氏の名前で文書が出された。老練な手腕には石破首相も信頼を置くが、地方組織からも執行部の対応を批判する声が出始め、「過半数割れショック」への不満が広がるばかり。森山氏は進退について「微力を尽くし責任を果たしたい」と続投の意向を示しているが、このまま党のまとめ役として責任を果たせるのか、不透明な情勢だ。
一方、石破首相は自民党総裁としての会見で「今回の厳しい結果は自民党の改革姿勢への厳しいご叱責(しっせき)。党内論理の優先が、厳しい結果につながった」と語った。2000万円支給についても「『分かった』という反応があったと思っていない」と説明不足を認め、選挙前に野党が再三求めた政策活動費の廃止や旧文通費の使途公開などの「速やかな実現」を、いまさら語るひと幕も。首相自身の責任を問う質問も続いたが「国政の停滞は許されず、現下の厳しい課題に取り組むことで職責を果たしたい」と繰り返し、正面から答えなかった。
少数与党となり、今後は野党との連携の可能性も含む綱渡りの政権運営が予想される。かつて少数与党となった羽田政権は、64日で終幕した。初陣からいきなりつまずいた石破首相のこの先は、見通せなくなってきている。【中山知子】
478
:
OS5
:2024/10/28(月) 21:56:14
衆院議員のみ
麻生派40→31
茂木派32→27
岸田派34→26
二階派31→21
安倍派59→20
森山派07→07
https://news.yahoo.co.jp/articles/58012d5fbebf27b56cdd142007ca60574f1162fc
自民旧安倍派3分の1の20人に 裏金逆風、衆院勢力変化
10/28(月) 19:00配信
共同通信
27日投開票の衆院選を経て、自民党内の衆院勢力構図は大きく変わった。派閥裏金事件に多くの前議員が関わった旧安倍派は昨年12月1日時点の59人から、約3分の1の20人に激減。旧安倍派と同様、政治資金収支報告書に不記載のあった旧二階派は31人から21人に減らした。
旧安倍派のうち9人は、裏金事件に関与して自民非公認となり、無所属で立候補した。このうち萩生田光一、西村康稔両氏を除く7人が落選した。
旧二階派は、自民非公認で出馬した平沢勝栄氏が当選したものの、比例代表との重複立候補が認められなかった武田良太氏が落選した。
旧岸田派は34人から26人、旧茂木派は32人から27人にそれぞれ減らした。旧森山派は増減なしの7人。党内で唯一、存続している麻生派は公示前の40人から31人となった。
479
:
OS5
:2024/10/28(月) 22:21:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/67a000fce43507da0bfc443564873f40c2b713af
「石破総裁の責任、進退も含めてしっかり考えるべき」衆院選自民党惨敗で党山口県連が痛烈に批判
10/28(月) 15:24配信
tysテレビ山口
テレビ山口
27日に投開票が行われた衆議院議員選挙は、自民党が議席を256から191まで大幅に減らし、与党が過半数割れする惨敗となりました。自民党山口県連の友田有幹事長は28日、「2000万円を配ったことが要因だ。石破総裁は、進退も含めてしっかり考えるべきで、総裁の責任だった」と痛烈に批判しました。
山口県内の小選挙区は、3議席を自民党の前職が死守したものの、山口2区の岸信千世氏は、立憲民主党の平岡秀夫氏を相手に、わずか1700票差の激戦となりました。これらの結果については「ほっとしているものの、全国的には大変厳しい判断をいただいた」とし、後半になって大きく伸び悩んだと振り返りました。
「不記載の問題等で、皆さん方からご指摘を受けた中での選挙だった。それで、260ぐらいあった議席が減ったんだろうと思う」と分析。非公認とした候補者側に2000万円の活動費を支給したことが原因とし、「(非公認の)大変厳しい判断を下した結果が、敗因となった。石破総裁が責任を取るべきだ」と批判しました。
テレビ山口
480
:
OS5
:2024/10/28(月) 22:23:27
https://nordot.app/1223523755733615343?c=724086615123804160
自民大敗「首相ら退陣を」 千葉県連会長の桜田元五輪相
2024/10/28
自民党千葉県連会長の桜田義孝元五輪相は28日、衆院選での自民大敗を受け、石破茂首相(自民総裁)ら党執行部は早期に退陣すべきだとの考えを示した。千葉市で記者会見し「議席をあれだけ減らした。責任はある。退陣しないでのうのうと続けるのは到底耐えられない」と述べた。
桜田氏は先の衆院解散前に議員引退を表明。衆院選に出馬しなかった。
© 一般社団法人共同通信社
481
:
OS5
:2024/10/29(火) 13:40:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/08fe86de048829e5639f14f6ebfa333f9b589e94
尾辻参院議長が辞任へ 体調不良、近く後任内定
10/29(火) 10:16配信
共同通信
尾辻秀久参院議長
尾辻秀久参院議長(84)は議長を辞任する意向を固め、自民党幹部に伝えた。体調不良を理由としている。議員は来年夏の任期まで続ける。関係者が29日明らかにした。与党は近く後任人事を内定する。11月11日召集の方向で調整している特別国会で新議長が選出される見通しだ。
尾辻氏は1989年に比例代表で参院初当選。2013年参院選から鹿児島選挙区に転出し、当選6回。厚労相や参院予算委員長などを歴任した。22年8月、議長に就任し、自民会派を離れた。
昨年12月に発熱を訴え、元日に皇居での「新年祝賀の儀」を欠席するなど体調が不安視されていた。今年7月、改選を迎える来年夏の参院選には出馬せず、引退する意向を示した。
参院は3年ごとの改選に合わせて正副議長が交代し、議長は第1党、副議長は野党第1党が推す議員を選ぶ慣習がある。
482
:
OS5
:2024/10/29(火) 13:44:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/25b28956c859609d5a7503c49e5be1901fa12313
「私が辞めねば政権持たない」、自民・小泉進次郎氏 首相・幹事長の慰留振り切り辞任
10/28(月) 21:30配信
自民党の小泉進次郎氏が28日、選対委員長を辞任したのは、党執行部の誰かが与党過半数割れの責任を取らなければ、石破茂政権が批判に耐え切れず、退陣は避けられないとの危機感を抱いたからだ。小泉氏は首相と森山裕幹事長に慰留されたが、振り切った。
衆院選の大勢が判明した28日未明、小泉氏は党本部の一室で、首相と森山氏と向き合った。大敗を受け辞任する考えを伝えた小泉氏に対し、首相と森山氏は翻意を促した。だが、小泉氏の意思は固かった。
「それでも私が辞めなければ政権が持ちませんよ」
党内では与党の過半数割れを受け、小泉氏の辞任▽森山、小泉両氏の辞任▽首相退陣―の3つの引責案が取り沙汰された。小泉氏は27日夜のテレビ番組で「いかなる形であろうと私が責任をとる」と語った。
首相らは執行部の枠組み維持を説いたが、小泉氏は自身が責任を取ることで、政権への打撃を最小限に抑えられると主張。首相らは最終的に慰留を断念し、辞表を受理した。小泉氏は28日、記者団に「選対委員長が責任を取るのは最低限必要なことだ」と辞任の理由を説明した。
ただ、首相や執行部への批判はやんでいない。与党過半数割れは平成21年以来で、党幹部の一人は「1人が腹を切って済む話ではない」と漏らす。小泉氏に近い中堅議員は「(首相らへの)恨みはみんな持っている。『石破おろし』が始まるだろう」と語った。(竹之内秀介)
483
:
OS5
:2024/10/29(火) 21:39:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/25b28956c859609d5a7503c49e5be1901fa12313
「私が辞めねば政権持たない」、自民・小泉進次郎氏 首相・幹事長の慰留振り切り辞任
10/28(月) 21:30配信
産経新聞
自民党本部に入る小泉進次郎選対委員長=28日午前、東京・永田町(鴨志田拓海撮影)
自民党の小泉進次郎氏が28日、選対委員長を辞任したのは、党執行部の誰かが与党過半数割れの責任を取らなければ、石破茂政権が批判に耐え切れず、退陣は避けられないとの危機感を抱いたからだ。小泉氏は首相と森山裕幹事長に慰留されたが、振り切った。
衆院選の大勢が判明した28日未明、小泉氏は党本部の一室で、首相と森山氏と向き合った。大敗を受け辞任する考えを伝えた小泉氏に対し、首相と森山氏は翻意を促した。だが、小泉氏の意思は固かった。
「それでも私が辞めなければ政権が持ちませんよ」
党内では与党の過半数割れを受け、小泉氏の辞任▽森山、小泉両氏の辞任▽首相退陣―の3つの引責案が取り沙汰された。小泉氏は27日夜のテレビ番組で「いかなる形であろうと私が責任をとる」と語った。
首相らは執行部の枠組み維持を説いたが、小泉氏は自身が責任を取ることで、政権への打撃を最小限に抑えられると主張。首相らは最終的に慰留を断念し、辞表を受理した。小泉氏は28日、記者団に「選対委員長が責任を取るのは最低限必要なことだ」と辞任の理由を説明した。
ただ、首相や執行部への批判はやんでいない。与党過半数割れは平成21年以来で、党幹部の一人は「1人が腹を切って済む話ではない」と漏らす。小泉氏に近い中堅議員は「(首相らへの)恨みはみんな持っている。『石破おろし』が始まるだろう」と語った。(竹之内秀介)
484
:
OS5
:2024/10/30(水) 03:27:01
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/548859
前首相、影響力維持に暗雲【衆院選自公大敗 変わる風景】②一兵卒が行く
2024/10/29
(最終更新: 2024/10/29)
前首相の岸田文雄(67)は衆院選広島1区で11選を決めた後、マイクを握った。「総理を3年務めた直後の選挙。だからこそ、より多くの力を皆さんにいただけた」。続く報道陣の取材。自民党派閥の裏金事件には触れず「経済や外交で大きな成果を上げた」。選挙中の演説でも日韓関係の改善や賃上げ実現など岸田内閣の実績に話を向けた。
さかのぼること3年。岸田が党総裁選で勝利し、首相の座を射止めた要因の一つが党改革への期待感だった。2019年の参院選広島選挙区の大規模買収事件を念頭に岸田は不祥事を起こした国会議員は「説明責任が大事だ」と訴えていた。
首相就任後に発覚した自民党派閥の裏金事件への対応はどうだったか。関係議員ら85人のうち国会の政治倫理審査会に出席したのは9人。党の処分も39人にとどまり、野党から「国民は納得していない」と批判を浴びた。政治資金規正法の改正でも厳罰化より党内融和を優先したと国民には映り、内閣支持率は低迷を続けた。
岸田はことし8月、翌月に控えた党総裁選に出ず、党派閥の裏金事件の責任を取るとして首相退任を表明した。記者会見では「新たなリーダーを一兵卒として支える」と語った。
総裁選では、岸田が率いた旧岸田派の多くが決選投票で石破茂(67)の支持に回ったとされる。党広島県議の一人は「『党の顔』を代えて早期解散を促し、衆院選勝利への道筋を付けたかったのだろう」と話す。さらに石破首相の下で与党が勝利すれば、政権や党への影響力も維持できるという岸田の狙いも見通した。
シナリオ通り、石破は内閣発足前の9月30日に衆院解散を明言。首相就任から戦後最短の8日後に衆院を解散し「超短期決戦」に突入した。予算委員会での政策論戦もなく始まった衆院選は、石破が路線を引き継ぐとした岸田政権への審判にもなった。
岸田は公示後「一兵卒」として青森県から沖縄県まで飛び回り、党候補の応援に入った。
岸田は自らの選挙では勝利したものの、自民党は191議席と公示前から65議席減らして惨敗。公明党を含めた与党は過半数を割り込んだ。
岸田陣営も選挙戦で厳しさを感じていた。「今回は岸田には入れない」。陣営幹部は支援者から電話で厳しい言葉を受けたという。自身の得票数は前回選の4分の3に落ち込んだ。自民党の大敗は裏金事件への批判に加え、岸田政権の3年間への厳しい評価の表れでもあった。
岸田は今後も影響力を保つシナリオを描けるのか。投開票から2日後の29日午前、東京・永田町の議員会館には各議員の部屋を次々と訪ね歩く、岸田の姿があった。=敬称略
(衆院選取材班)
485
:
OS5
:2024/10/30(水) 09:17:08
>>478
https://news.yahoo.co.jp/articles/996c90a3642d2c7d12ec30dd6cf34fcdd3c7d192
衆院選で自民旧派閥に明暗…麻生・茂木派は一定の維持、安倍派は議席大幅減で今や見る影もなし
10/30(水) 6:48配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
自民党派閥の「政治とカネ」の問題が焦点となった今回の衆院選では、当選者数を巡り、派閥や旧派閥の間で明暗が分かれた。麻生派などは一定の議席数を維持したが、政治資金問題で批判を浴びた旧安倍派は立候補者50人中28人が落選し、派閥の解散決定時から衆院の所属議員数が約6割減った。打撃を受けた旧派閥を中心に、党内では執行部への不満が高まっている。
当選者数を派閥・旧派閥別でみると、党内派閥として唯一残る麻生派が31人(立候補者40人)と最多となった。これに旧茂木派の27人(同33人)、旧岸田派の26人(同35人)が続く。今後の影響力にも直結するとみられ、旧茂木派幹部は衆院選後、「苦戦したこの選挙戦で規模をほぼ維持できたのは大きい」と語った。
一方で、政治資金収支報告書の不記載で逆風にさらされた旧安倍派は、当選者数が22人(同50人)にとどまった。2012年衆院選で初当選した「安倍チルドレン」も大多数が落選し、最盛期は100人に達した「最大派閥」は今や見る影もない。
同じく批判を浴びた旧二階派の当選者数は22人(同26人)に達したが、派中枢で事務総長を務めた武田良太・元総務相が落選するなど、大きなダメージを受けた。同派会長だった二階俊博・元幹事長や、側近の林幹雄・元経済産業相も引退しており、同派の閣僚経験者は「もはや集まろうと思っても集まれない」と嘆く。
自民は政治資金問題で旧安倍、二階両派議員を対象に立候補者10人を公認せず、公認となった34人についても比例選への重複立候補を認めなかった。選挙戦直前の決定に、党内では「二重処分だ」(旧安倍派中堅)と不満の声がくすぶった。
さらに追い打ちをかけたのが、非公認候補が代表を務める党支部に対し、党本部が2000万円を支出した問題だ。選挙戦終盤に問題が判明すると、野党側は「非公認は見せかけだ」と追及を強め、自民失速の大きな要因となった。
落選した閣僚経験者の一人は「『2000万円問題』で全て持って行かれた。勝敗が決まったのは最後の3日だ」と肩を落とし、旧安倍派の若手も「党本部の失策で仲間を失った」と怒りをあらわにした。
当選者の追加公認を巡っても、石破首相(党総裁)が28日の記者会見で「国民の理解」を判断基準にすると発言したことに「まだ問題を引きずるのか」と戸惑いが広がる。来夏には参院選が控えており、党内では「石破氏ではもう持たない。参院議員は納得しない」(中堅)と、半ば公然と批判の声がささやかれている。
486
:
OS5
:2024/10/30(水) 09:18:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/59f9e5aa5d4d5fa9c9dcbcd905ad120ab4d121fe
野党との交渉カードとして温存する思惑も 衆院選で落選の2閣僚はしばらく続投
10/29(火) 20:58配信
産経新聞
閣議に臨む牧原秀樹法相=29日午前、首相官邸(春名中撮影)
石破茂首相は、27日投開票の衆院選で落選した牧原秀樹法相と小里泰弘農林水産相を、首相指名が行われる特別国会まで続投させることを決めた。2人はすでに辞意を表明しているが、調整中の召集日が11月11日と迫っているためだ。少数与党転落を受け、党内外で駆け引きが繰り広げられており、協力を求める野党との交渉カードとして閣僚ポストを保留しておく計算も働いているようだ。
■落選後「民間人閣僚」に批判も
「議員としての身分を失う以上は大臣としての役割を果たせない。当然辞任することになる」。小里氏は衆院選後初の閣議に出席した後、首相官邸で記者団の取材に沈痛な表情を浮かべ、こう続けた。
「(辞任の)具体的な日時はご迷惑をおかけしない形の対応をしたい」
現役閣僚の落選は平成28年参院選の岩城光英法相と島尻安伊子沖縄北方担当相以来。24年に自民党と公明党が政権を奪還した衆院選では、当時の民主党政権の現職閣僚8人が落選した。22年の参院選では民主党政権で千葉景子法相が落選したが、その後も民間人閣僚として49日間務めた際は批判も出た。
だが、牧原、小里両氏は辞意を表明しているにもかかわらず、首相は閣僚の即時交代には踏み切らなかった。11日に予定される首相指名の行方に大きく影響するからだ。
■入閣拒否の恐れも
自公は衆院選で改選前から73議席減らし、少数与党に転落した。首相は自民党総裁として首相指名に臨むが、党内での不満は高まっており「所属議員の欠席が出る可能性もある」(党関係者)との見方もある。仮に首相指名されなければ石破内閣は退陣となり、当然、閣僚は改めて選び直すことになる。
こうした事態を回避するため、自民は国民民主党や日本維新の会との「連立」や政策ごとに協力する「部分連合」の道を模索している。現時点では国民民主との部分連合が有力視されているが、仮に連立となった場合に閣僚ポストは野党に対して大きな交渉材料となりうる。早急に自民から後任の閣僚を選べばカードを失うことになるという思惑も透けて見える。
一方、後任閣僚を自民から起用するとしても難航する可能性がある。党内では政府や党執行部への不満が渦巻き、「石破政権は短命ではないか」(党若手議員)との声もあるためだ。中堅議員は「石破内閣発足時に総務会長のポストを高市早苗前経済安保担当相に断られたことが、けちのつけ始めだ」と話す。人事で入閣拒否などが起きれば政権の求心力低下はますます加速しかねない。(大島悠亮)
487
:
OS5
:2024/10/30(水) 10:35:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1c3d23d06461bf29f60f877ec14be54a4cea6af
「石破降ろし」自民に兆し 森山氏の責任問う声も
10/30(水) 7:05配信
時事通信
閣議に臨む石破茂首相(中央)ら=29日午前、首相官邸
衆院選で与党が過半数割れとなった事態を受け、自民党内で石破茂首相の責任を問う声が相次いでいる。
【ひと目でわかる】各党の獲得議席数
大敗のショックで今はまとまりを欠くものの、特別国会での首相指名選挙が近づけば、党内で「石破降ろし」のうねりが広がる可能性も否定できない。党務を仕切ってきた森山裕幹事長への批判も高まっており、政権運営はさらに厳しさを増しつつある。
「まずは執行部で今回の選挙結果をどう総括するのか。それからの話だ」。9月の党総裁選で首相と争った小林鷹之元経済安全保障担当相は29日、千葉市内で記者団から首相らの責任を問われると、現在の対応に不満をにじませた。
首相は投開票翌日の28日、「国政の停滞は許されない」と続投を表明し、森山氏も職にとどまった。「責任論が広がってしまう」。小泉進次郎氏の選対委員長辞任についても、首相はこう難色を示したという。
必ずしも高い目標とは言えなかった「与党過半数」を割り込む結果にもかかわらず、首相が直ちに引責を否定したことに、地方組織からは「退陣しないのは耐えられない」(桜田義孝千葉県連会長)との声が表面化。小野田紀美参院議員は「石破政権の信を問うて、この結果ということを軽視しすぎでは」とSNSに投稿した。
首相が総裁選での訴えをほごにして、超短期での衆院解散・総選挙に「変節」した背景には、森山氏の助言もあった。選挙戦最終盤で猛反発を浴びた非公認候補側への2000万円支給も、森山氏が決定したとされる。「森山氏が今回の『戦犯』なのは明らかだ」。自民中堅は憤りを隠さない。
首相への拒否感が強かった旧安倍派は「裏金議員」らが次々と落選し、弱体化は明らかだ。ただ、特別国会での首相指名選挙を控え、党内から大敗の責任論が上がるのは避けられそうにない。
29日に国会内で開かれた旧安倍派参院有志の会合では、来年夏の参院選をにらんで、首相への不満が続出した。「マグマがたまっている。このままでは終わらない」。自民ベテランは「石破降ろし」を予告する。
ある閣僚経験者は「首相指名選挙まで何も対応しないわけにはいかないだろう」と述べ、執行部は党内向けに説明の場などを設けざるを得ないとの見通しを示した。
488
:
OS5
:2024/10/31(木) 16:29:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/a18d33449927dbadf0fec8c4090c1fb4252e8112
最大勢力は麻生派に、旧安倍派は第5勢力へ後退 旧森山派は選挙後も維持 自民の衆院構図
10/31(木) 15:26配信
27日投開票された衆院選で、自民党内の衆院勢力図が変わった。麻生太郎最高顧問が会長を務める麻生派(志公会)は31人と、解散した旧派閥を含めて最大勢力となった。最大派閥だった旧安倍派は昨年12月1日時点の59人から20人に減らし、第5勢力に後退。麻生派、旧茂木派、旧岸田派の3勢力が上位を占める結果となった。旧森山派は、各派が減らす中、唯一落選者を出さなかった。
旧安倍派のうち9人は、派閥パーティー収入不記載事件に関与して自民を非公認となり、無所属で立候補した。このうち萩生田光一元政調会長、西村康稔元経済産業相を除く7人が落選した。両氏を除き当選者は20人だった。
旧茂木派は32人から27人に減らした。若宮健嗣元万博相や橋本岳元厚生労働副大臣ら中堅の有望株を失った。旧岸田派は34人から26人に減らし、盛山正仁前文部科学相や武井俊輔元外務副大臣らが落選した。
旧二階派は昨年12月時点で31人だったが、自民非公認で当選した平沢勝栄元復興相を除く21人が当選した。同派会長だった二階俊博元幹事長、林幹雄元経済産業相が引退し、武田良太元総務相が落選するなど同派を差配した実力者が姿を消した。一方、細野豪志元環境相は自民候補で最も多い14万1千票を獲得した。
旧森山派は森山裕幹事長や坂本哲志国対委員長、城内実経済安全保障担当相ら立候補した7人全員が当選した。
石破茂首相(党総裁)を中心とする旧石破グループでは、メンバーだった門山宏哲法務副大臣、八木哲也環境副大臣らが落選した。
489
:
OS5
:2024/10/31(木) 22:21:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/81a1a5ded9a8a46fefb8fbeb5903d5fefe20e2af
自民旧安倍派、雌伏の時 衆院選で3分の1に激減、石破首相への反感くすぶるも展望開けず
10/31(木) 20:03配信
産経新聞
今後の政局でキーマンと目される萩生田光一氏(左)と西村康稔氏(春名中撮影)
27日投開票の衆院選の結果、自民党の最大派閥だった旧安倍派の衆院での勢力が選挙前と比べ約3分の1に激減し、次世代の幹部候補も次々と落選した。派閥パーティー収入不記載事件に関与した旧安倍派議員らに対し、非公認や比例重複を認めない対応を打ち出した石破茂首相(自民総裁)を「絶対に許さない」と〝石破おろし〟を口にする同派議員もいるが、展望は見通せない。
【グラフでみる】自民党派閥の衆院勢力の変化
■59人が20人に
「帰ってきたら暴れましょう」
旧安倍派を取り仕切っていた有力者「5人衆」の一人は衆院選の公示直前、同派若手に対し、電話でこう呼びかけた。念頭にあるのが首相への不満だ。
旧安倍派では不記載事件に関与したとして9人が非公認となった。また、不記載があった他の小選挙区候補は比例代表との重複立候補を認められなかった。こうした党本部の対応が響き、衆院選後の議員数は昨年12月1日時点の59人から20人に激減した。
不記載議員らは今年4月に離党勧告や党員資格停止、党の役職停止などの処分を受けた。非公認などの措置は「二重処分」にあたるとの反感が派内で渦巻く。旧安倍派中堅は「いざ選挙という段階で首相に背後から撃たれた」と怒りをあらわにする。
■「今は力蓄える時期」
派内で人望が厚かった西村明宏元環境相=当選6回=や和田義明氏=当選3回=らも落選した。派の屋台骨を担ってきた中堅クラスが多く落選したため、派内はいびつな構造になった。一方で5人衆は選挙戦で粘り強さを見せ、高木毅元国対委員長を除いて4人が再選した。
このうち、今後の政局でキーマンと目されているのが萩生田光一元政調会長と西村康稔元経済産業相だ。旧安倍派の一部は、11月11日召集予定の特別国会に合わせて会合を開く予定だ。同派若手は「当面は党幹部に太いパイプを持つ萩生田、西村両氏を軸に結集していくだろう」との見方を示す。
衆院選で与党過半数割れに陥ったことで自民にとって、非公認で当選した萩生田氏らの重要性は増している。自民はすでに萩生田氏ら旧安倍派以外も含む6人に自民会派入りを打診し、了承された。追加公認に向けた第一歩との見方がある。萩生田氏は当選後、党から追加公認の打診があった場合の対応を記者団に問われ、「党のマニフェストもまだ見ていない。どういう公約で戦ったのかも、現時点で分からないので、党幹部と相談しながら方向を決めたい」と述べるにとどめた。
萩生田氏周辺は「あまりに多くの仲間を失い過ぎた。今は静かに力を蓄える時期だ」と語る。(竹之内秀介)
490
:
OS5
:2024/10/31(木) 22:26:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/e58bc992e6542d9b2d4fc7744ba4ee76ea27657b
萩生田氏ら「党所属」扱いせず 自民、批判懸念で異例対応
10/31(木) 20:44配信
時事通信
萩生田光一氏(写真左)と平沢勝栄氏
自民党執行部は31日、萩生田光一元政調会長と平沢勝栄元復興相を「党所属国会議員」の扱いとしないよう党内に指示した。
派閥裏金問題に関わった両氏は衆院選で公認を得られず、無所属で当選。しかし、自民の衆院会派に同日入ったため、ルール上は「党所属国会議員」となるはずだった。
党執行部は非公認議員を公認議員と同様の位置付けにすれば世論の批判を浴びかねないと懸念し、異例の対応を取ることにしたとみられる。
自民内では(1)党籍を保有(2)衆参両院の自民会派に所属―する場合に「党所属国会議員」として扱うのがルール。萩生田、平沢両氏は党役職停止1年の処分を受けているが、党籍は保持している。さらに党執行部の要請を受けて31日に会派入りしたため、形式上は2要件を満たす形となった。
世耕弘成、西村康稔両氏も同時に会派入りしたが、離党勧告と党員資格停止の処分を受けているため、「党所属国会議員」とはならない。
「党所属国会議員」として扱われなければ、総裁選で出馬したり議員として投票したりできず、党大会の構成員にもなれない。党内からはやむを得ないとの意見の一方、「ルールを守らない党になってしまった」(関係者)と困惑する声も出ている。
491
:
OS5
:2024/11/01(金) 07:59:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/b92c3a3df2ce009ec386924c52db4056f5ea7776
国民取り込み、キーマンは菅氏 榛葉幹事長と太いパイプ【解説委員室から】
11/1(金) 7:03配信
時事通信
衆院選で当選確実となった自民党の菅義偉副総裁(左)の名前に花を付ける石破茂首相(同党総裁)=10月27日
衆院選での自民、公明両党の与党過半数割れを受け、石破茂首相は政権維持を目指し、国民民主党の取り込みに懸命だ。11月11日に召集される特別国会での首相指名選挙で同党の玉木雄一郎代表は、自民党、立憲民主党のいずれにもくみしない方針のため、石破首相が再び指名され、少数与党の連立政権として継続する可能性が高い。政権維持に必要な国民の協力を得る上で、キーマンの一人は、榛葉賀津也幹事長にパイプのある自民党の菅義偉副総裁だ。(時事通信解説委員長 高橋正光)
【ひと目でわかる】衆院選2024・各党の獲得議席
◇参院選、水面下で支援
榛葉氏は2001年参院選(静岡選挙区)に旧民主党から出馬して初当選、現在4期目。この間、玉木氏と共に2018年の結党に参加し、20年から幹事長を務めている。菅氏に近い自民党中堅によると、菅氏と榛葉氏は党派を超えて親交があり、互いに信頼し合う仲だ。
それを裏付ける一つは、榛葉氏が4回目の当選を果たした19年参院選。国民と同根の立憲民主党も静岡選挙区(定数2)に候補者を立てたことから、自民現職も含めた三つどもえの激戦となり、地元では榛葉氏の当選を危ぶむ声も漏れた。
この時動いたのが、安倍晋三内閣の官房長官だった菅氏。組織力から自民現職の当選が動きそうにないこともあり、水面下で榛葉氏を支援したという。
一方、榛葉氏は、自身の議席を奪いにきた当時の枝野幸男代表や福山哲郎幹事長ら立民執行部への不信感を募らせた。立民の代表はその後、泉健太氏を経て、野田佳彦氏に代わったが、立民に対するわだかまりが消えたかは分からない。榛葉氏は29日のBS-TBSの番組で、立民側から首相指名選挙で野田代表への投票を求められ、断ったことを明らかにした。
国民は衆院選で、税額控除に関するいわゆる「103万円の壁」の見直しなどで「所得を増やす」と訴え、躍進した。自民党の森山裕幹事長は31日、国会内で榛葉氏らと会談し、公明党も交えて政策協議を進めることで合意。自民、国民の党首会談を11月9日にも開くことを申し合わせた。
国民との調整に動く森山氏は、菅政権で国対委員長を務めるなど、菅氏の信頼が厚いことで知られる。
少数与党政権は常時、野党が結束すれば内閣不信任決議案が可決されるリスクにさらされる。国民か日本維新の会のいずれかの協力がなければ、政権維持はままならない。こうした状況下、石破首相が国民の取り込みを優先するのは、大阪の4選挙区で維新に議席を奪われた公明党の、維新に対する拒否反応が強い事情もある。「国民の協力を得る上で、菅、榛葉ラインが有効に作用するだろう」。自民中堅は期待を込めて、こう指摘する。
また、政権中枢で維新に太いパイプがあるのも菅氏。いずれ、同党の協力取り付けに本腰を入れる段階になれば、石破首相は菅氏のパイプに頼ることになるだろう。
◇名古屋市長選も交渉カード
国民の取り込みという点で、政界でひそかに注目されているのが、衆院選に出馬した河村たかし氏の失職に伴う名古屋市長選(11月10日告示、同24日投開票)。自民党が候補者を擁立するかどうかだ。
市長選には、出馬のために国民を離党した参院議員と、河村氏の後継の前副市長らが名乗りを上げている。一方、自民党市議団は10月上旬、市議の擁立を決めたが、党本部の了承が得られず、白紙に戻ったまま。
衆院選で国民は、愛知県内の3選挙区で新たに議席を得ており、国民系の市長が誕生すれば、地盤の強化につながる。名古屋市長選で自民党が独自候補を立てず、国民系参院議員の支援に回ることは、国民を取り込む上で、交渉のカードになり得る。自民党内では、衆院選での苦戦を予想した森山氏が「名古屋市議団の動きにストップをかけた」との見方がもっぱらだ。
高橋 正光(たかはし・まさみつ)1986年4月時事通信社入社。政治部首相番、自民党小渕派担当、梶山静六官房長官番、公明党担当、外務省、与党、首相官邸各クラブキャップ、政治部次長、政治部長、編集局長などを経て、2021年6月から現職。
492
:
OS5
:2024/11/01(金) 07:59:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/7325906a0637095518a4547e7a6f074a42b112fb
石破政権1カ月、強まる逆風 退陣否定、いばらの道
11/1(金) 7:04配信
時事通信
GX実行会議で発言する石破茂首相(左)=31日午後、首相官邸
石破茂首相は11月1日で就任1カ月を迎えた。
就任直後に踏み切った衆院解散・総選挙は裏目に出て与党過半数割れの惨敗を喫した。退陣を否定し政策実現に意欲を示すものの、派閥裏金事件の逆風は収まらない。いばらの道が続くのは確実だ。
政府は11月中旬にも総合経済対策をまとめる方針。首相は31日、首相官邸で加藤勝信財務相から報告を受け、「引き続きしっかり検討してほしい」と指示した。求心力が低下する中、どこまで「石破カラー」を出せるかが課題だ。
首相は9月の自民党総裁選で金融所得課税強化や選択的夫婦別姓導入を訴えたものの、衆院選では封印し「変節」批判を受けた。首相側近は「独自色を出さないように党から抑えられていた」と明かした。
今後は看板政策の実現に力を注ぐ考えだ。地方創生に関し、「新しい地方経済・生活環境創生本部」で近く本格的な議論に着手。持論である防災庁設置に向けても11月1日に準備室を設置し、具体化を急ぐ。
首相に近いベテランは「持論を控えて裏目に出た。これからは首相の思いを忠実に出すべきだ」と首相に助言し、首相も同意したという。
ただ、「少数与党」となり、政策実現のハードルは高まった。予算案や法案を与党だけで成立させることはできず、政府関係者は「野党の賛成がないと政策が前に進まなくなる」と懸念する。
派閥裏金事件は火種として残る。自民は裏金事件に関与した世耕弘成氏ら4人の会派入りを決めたが、石破氏に近い閣僚経験者は「急ぐ必要はなかった」と述べ、「悪手」だったと認めた。野党は国会で裏金問題の再調査や、関係議員の政治倫理審査会での弁明を求める構えだ。
自民関係者は、1994年4月に発足した羽田内閣と重ね合わせる。「少数与党になり2カ月で退陣した」と指摘し、石破政権の先行きを案じた。
493
:
OS5
:2024/11/01(金) 19:12:18
石破氏に近い閣僚経験者は「急ぐ必要はなかった」と述べ、「悪手」だったと認めた。
ほんと、それ。
無所属議員引き入れて過半数になるなら、意地でもやる意味あるけど、足しても過半数にならないのに。無所属の会でも有志の会でもよかったのでは?
494
:
OS5
:2024/11/02(土) 14:41:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4052e1a03b362fa44a1c0e850a7ed113ce62a41
参院議長、関口氏で調整 自民、議員会長は武見氏検討
11/1(金) 16:32配信
時事通信
自民党の関口昌一参院議員会長
自民党は1日、体調不良を理由に辞任の意向を固めている尾辻秀久参院議長(84)の後任に、関口昌一参院議員会長(71)を推す方向で調整に入った。
複数の党関係者が明らかにした。参院では与党が過半数を維持しているため、立憲民主党は比較第1党からの議長選出を了承しており、関口氏は11日召集予定の特別国会で新議長に選ばれる見通しだ。
関口氏の後任には武見敬三前厚生労働相(72)を充てる方向で検討が進んでいる。
495
:
OS5
:2024/11/02(土) 15:32:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/a064f0ae4871206b27dbde7cc4e089469a088aeb
自民、参院議長に関口昌一氏調整 衆院議長は額賀福志郎氏が続投方針
11/1(金) 18:30配信
朝日新聞デジタル
自民党の関口昌一参院議員会長=2024年1月26日午後、国会内、岩下毅撮影
自民党は、体調不良により辞任する意向を示した尾辻秀久参院議長(84)の後任に、関口昌一・参院議員会長(71)を推す方針を固めた。11日召集予定の特別国会の初日に選出される見通し。
関口氏は埼玉選挙区選出で当選5回。埼玉県議を経て、2003年の参院補欠選挙で初当選した。参院国会対策委員長などを歴任し、自民党の参院執行部トップにあたる参院議員会長を19年から務めている。
一方、自民党は衆院選で比較第1党を維持したことを受け、衆院議長に引き続き、額賀福志郎氏(80)を推す方針だ。
正副議長は衆院選後の特別国会ごとに交代するのが慣例だが、皇室典範改正の各党協議が継続中であることを踏まえ、続投が望ましいと判断した。額賀氏が選出されれば、衆院選をまたいで連続で議長を務めるケースは戦後6人目になる。
朝日新聞社
496
:
OS5
:2024/11/02(土) 15:41:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c930959c100c1ce113d152a538515cade0b645a
石破首相、立・国党首と11日会談 国会運営で協力要請へ
11/1(金) 20:25配信
時事通信
記者団の質問に答える石破茂首相=1日午後、首相官邸
石破茂首相(自民党総裁)は、立憲民主党の野田佳彦、国民民主党の玉木雄一郎両代表と特別国会を召集予定の11日に、それぞれ党首会談を行う方向で調整に入った。
衆院選での与党過半数割れを踏まえ、国会運営などで協力を要請する。複数の関係者が1日、明らかにした。
首相は同日、首相官邸で記者団に「選挙で示された民意を厳粛、謙虚に受け止め、丁寧にこれから先の政権運営に当たらなければならない」と強調。10日には日本維新の会の馬場伸幸代表とも党首会談に臨む見通しだ。
497
:
OS5
:2024/11/02(土) 15:42:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/48aeb376fecc7cd07e176fcbfb6adeb743930a7a
「息つく暇も…」石破政権1カ月 少数与党いばらの道 国民民主を完全に取り込めず
11/1(金) 20:49配信
産経新聞
内閣発足1カ月を迎え記者団の取材に応じる石破茂首相=1日午後、首相官邸(春名中撮影)
石破茂首相は1日、政権発足から1カ月を迎えた。就任早々に打って出た衆院解散・総選挙は与党の過半数割れとなり、自ら設定した勝敗ラインを下回った。続投を選んだが、政権運営はいばらの道だ。
「息つく暇もない1カ月だった。総選挙で示された民意を厳粛に、謙虚に受け止め、丁寧に政権運営にあたっていく」。首相は1日、記者団にそう述べた。
首相は1日に「防災庁」設置準備室の発足式に出席したほか、10月には自衛官の処遇改善も閣僚会議での検討に着手。こうした「石破印」の政策実現を、政権の推進力としたい考えだ。
とはいえ、環境は厳しさを増すばかりだ。衆院選直後には、執行部の「顔」の一人として起用した小泉進次郎氏が選対委員長を辞任。首相や森山裕幹事長を守るためという理屈だったが、政権の求心力低下を印象付けた。「慰留してとどまるようでは小泉進次郎ではないのだろう。進次郎が進次郎たるゆえんはそういうことだろ…」。首相は辞表を受理した後、周辺にそう漏らした。
与党過半数割れを受け、首相は国民民主党との連携を模索。同党が、特別国会の首相指名選挙で立憲民主党に同調しない方針を決めたことで、政権継続の最初の関門は何とかクリアできる算段は立った。
ただ、国民民主との協調は連立や閣外協力ではなく「政策ごとの連携」にとどまった。一方で国民民主は1日、政治改革で立民と連携する方針を幹事長会談で確認した。つまり首相は「政治とカネ」では、結束した野党から攻勢にさらされる公算が大きい。
外交も難しい局面が続く。首相は今月中旬に南米で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議などに合わせバイデン米大統領や中国の習近平国家主席らと会談する方向で調整している。北朝鮮のウクライナ派兵や核実験準備など、国際情勢がますます緊迫化する中で、首脳外交の成果が問われる。
国内外に課題が山積する中だが、首相は1日、周囲に決意を口にした。「政治とカネに決着をつけ、外交でも結果を出さねばならない」
498
:
名無しさん
:2024/11/02(土) 15:54:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/632a9bf73c987abdc67e5326854b4619e74008e7
国民との連携、生命線に 自民、政権維持に懸命 野党結集、課題山積〔深層探訪〕
11/2(土) 7:00配信
28
コメント28件
時事通信
衆院選で大幅に議席を減らした自民党が、国民民主党との距離を急速に縮めている。公明党と合わせても過半数割れとなり、特別国会での首相指名選挙やその後の国会審議も見据え、「是々非々」路線を掲げる国民の動向が政権の命運を左右し得るためだ。一方、立憲民主党が目指す「非自民勢力」結集のハードルは高い。
◇指名へ安堵
「石破茂首相指名の見通しが立った」。自民幹部は30日、国民が首相指名選挙で決選投票も含め「玉木雄一郎代表」に投票する方針を決めると、ほっと胸をなで下ろした。
衆院選で自民は191議席、公明党は24議席の計215議席にとどまった。自民幹部は30日、派閥裏金事件に関わるなどして衆院選に無所属で臨み、当選した6人が衆院会派入りすると明らかにした。それでも選出に必要な投票総数の過半数を満たすのは困難な情勢だ。
首相指名選挙で野党がそれぞれの党首に投票すれば、首相と立民の野田佳彦代表の上位2人による決選投票となる見通しだ。その際、国民が玉木氏に投じた票は無効扱いとなり、石破氏が野田氏を上回る可能性が高い。このため、国民の投票方針は事実上、石破政権の継続を認める意味合いを含む。
◇高揚
自民は岸田政権下でも国民の連立入り構想を温めていた。首相指名を乗り切っても、その先の臨時国会では2024年度補正予算案の審議などが控え、少数与党で引き続き政策実現を図るには野党の協力が不可欠だ。
「玉木さんと私の憲法観は似ている」。首相は衆院選後、周辺にこう漏らしていた。開票直後から自民は国民と接触し、両党は31日に幹事長会談を開くと発表。来月14日にも決定する経済対策では、国民が衆院選で掲げた「手取りを増やす政策」に触れる方向で、経済官庁幹部は「自民はのめるものは全部のむつもりだ」と話す。
玉木氏はこれまで、共に連合を支持団体とする立民と憲法やエネルギー政策での違いを際立たせる独自路線を歩んだ。しかし、昨年末には前原誠司元外相らが党を離れるなど、野党内で存在感は薄れがちだった。
玉木氏は30日、記者団に「われわれが議席を4倍に増やした。与野党を超えて解決型の政治を実現せよという民意だ」と宣言。政局のキャスチングボートを握った格好で、連立入りに否定的な連合からは「彼は高揚している」と冷ややかな声も上がる。
◇高い敷居
「決選投票で協力をお願いします」。立民の野田代表は30日、日本維新の会、共産党と相次いで党首会談に臨み、首相指名での協力を要請。ただ、色よい反応があったのは共産だけで、維新は態度を保留した。
衆院選で躍進を遂げた立民だが、世論の追い風が強く吹いているとは言えない。比例代表の総得票数は1156万票で、前回21年から7万票増にとどまった。自民と国民が接近する事態に、立民若手は「決選投票で野党が『玉木首相』に動くシナリオも考えるべきでは」とささやく。
野田氏は玉木氏との会談にも意欲を示しているが、国民からの返事はつれない。「早く話し合いができればいいが、なかなか敷居が高いので困っている」。野田氏は30日、記者団にこうぼやいてみせ、「政策実現の上でも、野党で政権をつくった方が手っ取り早いのではないか」ともどかしさをにじませた。
499
:
OS5
:2024/11/02(土) 16:47:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c5ecc6c2fd7282b7aed2ecef1aae19ac74e20f8
【独自解説】与党“大敗”は岸田政権時代のせい?自民党執行部の腹の内 “政界の119番”がピンチヒッター登板か…今後起こり得る想定内・想定外と政治家が言いづらいウラ話
11/2(土) 12:00配信
2024年10月27日に行われた衆議院選挙で、与党は“大敗”とも言える結果に。責任は一体誰に?もし石破氏が辞めたら?政治家が言いづらい“内緒話”を、『読売テレビ』高岡達之特別解説委員が解説します。
■「一番若手に責任を取らせるのか」の声も…小泉氏一人の辞任で“火消し”?
『読売テレビ』高岡達之特別解説委員
今回の選挙は、裏金だけで投票されたかというと、そうでもないと思います。「物価高のほうが先だった」、あるいは「学校や子育ての支援のほうが先だった」と言う方もいます。「では、そっちを先にやって、政治改革を後に回します」と言うと、これもまた大変なことになります。
まず野党は“火消し”を…
大切なのは『順番』です。一番負けてしまった与党、特に自民党側は、ある意味“火消し”をしなければいけません。「責任者の特定」から始めないとダメです。
今回、“表に出た”責任者3人
「責任を取る」とは言いますが、責任者といわれる党の執行部の方々は皆さん、「いやいや、もう一人の問題ではないんです。これは執行部で決めました」と言います。しかし、それでは落選した方などの不満は収まらないわけです。そうなると、今回の選挙で表に出た責任者は3人。石破茂さん・“選挙を仕切る”といわれる幹事長の森山裕さん・選対委員長の小泉進次郎さんです。
小泉氏は“参院選で応援に来てほしい人”
まず、小泉さんが辞表を出しました。ただ、気になるのは、「選挙の全ての責任」とおっしゃったことです。確かに選対委員長は選挙で走り回りますが、私もしくは東京の自民党の人たちの解釈は、“全ての責任”はどちらかというと、あとの2人です。
私の“永田町雀”からは、「一番若手に、先に責任を取らせるのか」「2025年には参議院選挙があって、小泉さんが応援演説に来てくれたら、それなりに力がある。その“一番来てほしい人”から辞めさせるのか」という声があります。
小泉氏には“まだまだ次がある”
ただ、小泉さんは一番辞表を“出しやすい人”です。まだこのご年齢・ご経験で、「次がまだまだあるんだから、早めに責任を取って、この政局から抜けとけよ」というようなアドバイスも、ひょっとしたら、あったかもしれません。
あとの2人は、早々と続投です。「微力を尽くしたい」など言い方はいろいろありますが、「残る」との意向を示されています。
これはご本人たちが言ったわけではなく、「ご本人たちはそう思っているだろう」というふうに言う議員さんの話ですが、「今回の敗因は、いわゆる裏金問題もそうですけど、『全部、岸田時代のことではないか』『岸田さんがビシッと処分しておいてくれたら、こんなことやらなくて良かったんだ』という思いが、腹の中にあるのではないか」と分析する人もいます。
石破降ろしより“森山降ろし”?
また、なかなか自民党の中でも具体的な声は上がっていませんが、「石破降ろしより、むしろ森山降ろしではないか」と、ブスブスとマグマが吹き出しています。
全国の小選挙区を決めてきたのは森山氏
というのも、森山さんは風貌から見てベテランで大変温和な方で、ずっと選挙対策委員長として全国を回って、全ての小選挙区の人たちの調整をしてきたからです。森山さんは、岸田さんに対して「早く解散してくれ」と言っていたようですが、「してくれなかった」と周囲に漏らしていたといいます。
500
:
OS5
:2024/11/02(土) 16:48:12
■強く生き残り、帰ってきた重鎮たち…今後注目なのは岸田氏の動向か
強く生き残り帰ってきた重鎮たち
「世代交代を」と言われながらも、重鎮たちはしぶとく強く生き残って、帰ってきました。
早々に“当確”の麻生氏・茂木氏・菅氏
最年長の“派閥の長”麻生太郎さんは、「選挙カーの梯子を駆け上がる」というふうに言われて、悠々と20時に一発当確です。茂木敏充さんも、菅義偉さんも帰ってきました。体調が心配と言われながら、早々に当確です。この人たちが、また発言力を持って帰ってきました。重鎮は、やはり強いです。
岸田氏の今後に注目
そんな中、私が「この人の行動に今注目が集まっている」と指摘したいのは、岸田文雄さんです。岸田さんも早々と当確して戻ってきましたが、先ほどお話ししたように「いや、“岸田さんの時”の話でしょ」ということです。麻生さんは岸田さんを大変評価していて、「賃金を上げる流れも作ったではないか」というふうにも言われていますが、岸田さんが今後どうするかに注目が集まっています。
■もし石破氏が「辞める」と言ったら?“次”に期待されるのは、あの人だが…
今後起き得る“想定外”とは
ここからは、「想定外が起こるかもしれない」という話をします。石破さんから「私が責任を取る」という一言は、少なくとも2024年10月28日午後5時12分現在、ありません。ですが、長いことニュースをやっていると、わからないんです。1時間後に、「やっぱり私は辞める」と言っているかもしれません。そうなったら、これはもう大変なことになるわけですが、永田町の理屈があろうがなかろうが、次を決めなければいけません。
“次”に期待される高市氏だが…
やはり期待されるのは、高市早苗さんです。今回も、逆風の方ばかり130人の応援演説依頼を受けて、「落ちようが当選しようが、私はちゃんと義理を果たします」という姿勢を示されました。しかし私は、いきなりの“登板”は周りの方々も進言しないと思います。
高市氏は「責めない・動かない・発言しない」?
高市さんご本人の意見を紹介しているわけでも、ご本人に確認を取っているわけでもないので、“そういう周りの声がある”ということでお話ししていきますが、高市さんはしばらく「責めない・動かない・発言しない」を貫くのではないかということです。
“責めない”というのは、「石破さんがどうだ」「森山さんがどうだ」ということを言わないということです。そのために、130か所、全国を回りました。「自分は無役だけど、自民党のいずれかの時期に、また“顔”に戻る。だから、自民党が大変な時に、それなりに力を尽くします」ということです。
高市氏は地道に“仲間づくり”か
そして“動かない”、ニュースになるような“発言をしない”。そうした中で、地道に仲間作りをされるんだろうと思います。
高市氏も“ピンチヒッター”は望んでいない
そして、共同インタビューでも「国家経営をいつかやりたい」ということを言っていましたが、絶対にピンチヒッターは望んでいないと思います。首相になるんだったら、長期政権でしょう。すると、ここからどんどん想定外に入っていきます。
501
:
OS5
:2024/11/02(土) 16:48:35
■次なるピンチヒッターは「政界の119番」 “絶妙の4番手”本領発揮か
ピンチヒッターは林氏?
選挙の前から、「もしダメになったら、この人のほうが高市さんより先にピンチヒッターをやるのでは」といわれていた人が、一人います。それが、林芳正さんです。
なんと、誕生日が1月19日。ご自身で「私は政界の119番です」と言っている人が、本当に1月19日生まれです。林さんは、歴代の内閣が「大変!」「不祥事!」「大臣が足りない!」という状況になると、必ず呼ばれてきました。
林氏は“絶妙の4番手”
私が言っているのではなく、永田町の人で言う人がいるんですが、林さんは「絶妙の4番手」だと。総裁選では上から石破さん・高市さん・小泉さんでしたが、皆さん今はそれぞれ事情があります。4番手ということは、議員や地方の支持もそれなりにあって、やはり手堅く、今回“不記載の話”も関係がないといわれています。また、官房長官ですから、むしろ日本の政府そのものをずっと守っていました。
■“もしトラ”なら「石破さんで大丈夫か?」との声が…1年を切った参院選前に、何かが起きる?
11月前半、大荒れの予感
しかし、そうも言っていられません。再び大荒れになりそうなのが、11月の前半。11月5日になると、トランプさんなら再び・ハリスさんなら女性初のアメリカ大統領が決まるからです。
どちらに決まってもおかしくない状況
支持率は今、せめぎ合っています。問題は、トランプさんがもう一度返り咲いた時です。「石破さんで大丈夫か?」という声が出ます。
トランプ氏が話すのは『強いリーダー』のみ
トランプさんは、安倍元首相と交渉していた時もそうでしたが、強いリーダーとしか話しません。「いろんなやり取りをしないと政権を維持できないような人と、前向きの話をしてくれるだろうか?」となりますから、すぐに石破降ろしが起きるわけではないでしょうが、また想定外のことが進んでいくと思われます。
すでに参院選前の感覚の中、何かが起きる―
実は今、永田町は「参議院選挙前」の感覚です。あと1年あるので、我々からすると時間があるように思いますが、政治家からすると「時間がない」です。いろんな想定内・想定外の一番のピークは、4月の予算成立直後。何かが起きるでしょうか―。
(「かんさい情報ネットten.」2024年10月28日放送)
502
:
OS5
:2024/11/05(火) 21:43:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0615157d3be40d74c50356058aa1f591fb60fc30
石破おろし起きぬ自民 党内抗争の余裕なく 7日の両院議員懇が試金石
11/5(火) 19:39配信
産経新聞
自民党役員会に臨む(左から)森山裕幹事長、石破茂首相、菅義偉副総裁=5日午前、党本部(春名中撮影)
先の衆院選で議席を大幅に減らした自民党では石破茂首相(党総裁)の退陣を求める「石破おろし」は起きず、来週の首相指名選挙で石破首相が再選出される公算が大きい。危機的状況の中、野党に政権を奪われないことが最優先で、党内抗争の余裕はないからだ。ただし不満はくすぶっており、7日の両院議員懇談会が試金石となる。
■「今度こそ国民に見放される」
同懇談会は全自民議員が参加でき、首相も出席する。首相は5日の党役員会で「意見をたまわり、今後の党運営にともに努力していきたい」と述べた。勝敗ラインの「与党過半数」を下回ったことから首相への不満が相次ぐ公算が大きい。首相に批判的な中堅議員は周囲に「辞任すべきだと言う」と息巻いた。
とはいえ、「即退陣」を求める声は広がっていない。来週の首相指名選挙までに交代させる時間がない上に、予算案などの可決に必要な衆院過半数の獲得に向けて現執行部の下、野党・国民民主党の協力を得る交渉も始まった。「今、党内で足の引っ張り合いをしたら、自民は政権を維持できない」(幹部)との認識が支配的だ。
旧安倍派中堅は「まずは経済対策。できなければ今度こそ国民に見放される」と語り、年内の今年度補正予算案の成立を目指すことを優先すべきだと語る。
■交代圧力強まるのは来夏か
首相に批判的な議員が多い旧安倍派の実力者、萩生田光一元政調会長も1日夜のインターネット番組で「就任して1カ月。どんどん変えたら政権が不安定化する」と語った。反石破勢力から期待されている高市早苗元経済安全保障担当相も発信を控えており、党内の大勢が首相を見限る状況にはなっていない。
2、3両日の産経新聞社・FNNの合同世論調査では、首相は「続投してもよい」との回答が55・3%に達した。
反石破勢力の参院議員は「石破さんにはボロボロになっても来年度予算を通してもらい、退陣してもらう」と語り、来年度予算成立後の来年春の石破おろしを予告する。
平成13年には、当時の森喜朗首相が「7月の参院選を戦えない」との声の高まりを受け、予算成立後の4月に内閣総辞職した。来夏の参院選前に選挙の「顔」の交代圧力が強まる可能性がある。(田中一世)
503
:
OS5
:2024/11/06(水) 10:10:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b1dbdf0161ee4038830f947f9c1180b2babf842
崖っぷちの石破首相 在職日数戦後最短記録更新なるか 新たなスキャンダルあれば現実味
11/6(水) 6:13配信
産経新聞
衆院選の開票が進み、厳しい表情を見せる石破茂首相=10月27日夜、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)
10月1日に発足して間もない石破茂内閣が早くもピンチを迎えている。新体制で臨んだ先の衆院選で大敗し、少数与党に転落。党内からは不満の声が噴出し、石破首相(自民党総裁)が頼みとする支持率も急降下している。崖っぷちに立つ首相の背中を新たなスキャンダルが押せば、首相在職日数の戦後最短記録更新も現実味を帯びる。
■報道各社の世論は軒並み下落
「先般の衆院選の結果を厳粛かつ謙虚に受け止め、経済対策、補正予算について、党派を超え、優れた方策を取り入れ、意義あるものを実現するなど、多くの党の理解を得て、丁寧に国家に責任を持った政策運営をしていきたい」
林芳正官房長官は5日の記者会見で、各種世論調査が示した内閣支持率の急落についてこう語った。
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が2、3両日に実施した合同世論調査によると、石破内閣の支持率は政権発足直後の前回調査から9・5ポイント下がり43・8%だった。
他社の調査も同様の傾向を示している。共同通信は18・6ポイント下落し、32・1%。朝日新聞は12ポイント下がって34%となった。自民の「政治とカネ」の問題をめぐるチグハグな対応や、安倍晋三元首相を「国賊」と呼んだ人物の登用を象徴とする「お友達偏重人事」などが批判されたとみられる。
大逆風の中で注目を集めているのが石破首相の在職日数だ。戦後最短は東久邇宮稔彦王の54日(昭和20年8月17日〜昭和20年10月9日)。選挙で国民から厳しい審判を下された石破首相とは異なり、GHQ(連合国軍総司令部)との確執を受けた内閣総辞職だった。
もっとも、石破首相の退陣は「時期尚早」というのが自民内の相場観だ。衆院選で公示前の4倍となる28議席に増やした国民民主党との連携に光明を見いだしたとの声は少なくない。
■「火中の栗を拾いたくない」
火中の栗を拾いたくないという思惑も透ける。少数与党の党首となれば、法案成立に向けた他党との交渉などで神経をすり減らす事態は避けられない。
先の自民総裁選で高市早苗元政調会長を支援した自民関係者は「今、首相を辞めさせる必要はない。どうせ政権は長くはもたない。首相交代論が強まる来年の参院選までに予算成立など困難な問題を処理させればいい」と強調。「(決起の際は)線香花火では駄目だ。一気に大爆発を起こす必要がある。高市政権を誕生させる」とも息まいた。
とはいえ、首相はダウン寸前のボクサーであり、大逆風にいつまで耐えられるかは見通せない。
「特に来年に都議選を控える東京都連内部で首相へのマグマがたまっているようだ。政権は今、国会運営をめぐる調整で手いっぱいだが、地方の声を聞く会議を早期に開き、衆院選の謝罪と敗因分析をすることになるのではないか」
自民幹部は衆院選後の党内の雰囲気についてこう指摘した。また、内閣の早期退陣を否定しつつ、「このタイミングで閣僚のスキャンダルが新たに一つでも二つでも出てくると厳しい。特に『政治とカネ』に絡んでいたら最悪だ」と記録更新に懸念も示した。(内藤慎二)
504
:
OS5
:2024/11/06(水) 10:11:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb3093ab3e022a64d9089747808a8fb541dfa648
自民選対委員長に木原誠二氏を起用へ…継続性の観点で代行から昇格
11/6(水) 5:00配信
読売新聞オンライン
木原誠二氏
自民党は、衆院選の敗北を受けて辞任した小泉進次郎選挙対策委員長の後任に、木原誠二選対委員長代行を起用する方向で調整に入った。
複数の自民幹部が明らかにした。木原氏は岸田前首相の側近で、9月の自民総裁選では小泉氏を支援した。石破内閣発足に合わせて小泉氏が選対委員長に就くと、木原氏は選対委員長代行として補佐していた。
自民は来年の東京都議選や参院選を見据え、継続性の観点から木原氏を昇格させる方針だ。
505
:
OS5
:2024/11/06(水) 20:49:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/e28a885c60882ee9220a53b1d5783e3d1572b8f7
参院自民で新体制発足も参院選に不安 課題は政倫審への対応、旧安倍派は石破首相に不信感
11/6(水) 20:24配信
産経新聞
関口昌一参院議員会長(春名中撮影)
自民党は6日の参院議員特別総会で、体調不良で参院議長を辞任する尾辻秀久氏の後任に関口昌一参院議員会長を推す方針を確認した。関口氏の後任に武見敬三前厚生労働相を充てる人事も了承し、参院自民の新体制が発足した。衆院選大敗で党内に来夏の参院選への不安が広がる中、新執行部には参院選への悪影響を避けるために「政治とカネ」の問題への速やかな対応が求められる。
武見氏は、福岡資麿厚労相が10月に入閣後、空席になっていた参院政審会長に古川俊治氏を指名。松山政司参院幹事長、石井準一参院国対委員長の再任とともに特別総会で了承された。武見氏は所属する麻生派(志公会)を離れる意向を示した。
■支持高まるよう頑張る
総会後、松山氏は記者団の取材に対し「国民の理解を得た上で、参院選のころには(自民への)支持率が高まるようにがんばりたい」と意気込みを語った。
新執行部が最初に直面するのは、派閥パーティー収入不記載事件を受けた政治倫理審査会(政倫審)への対応だ。参院は先の通常国会で、不記載事件に関係した議員に対する出席要求を全会一致で議決した。議決の有効期限は決まっておらず、出席しなければ、野党の追及が続くことになる。
石破茂首相(自民総裁)が衆院選で政倫審出席を公認判断の材料とし、参院選でも同様の対応をする考えを示していることもあり、参院自民幹部は「政倫審は年内に決着をつけないと参院選を戦えない」と話す。
■不満噴出の可能性も
一方、出席を求められた多くが所属する旧安倍派(清和政策研究会)の参院議員は6日、国会内で会合を開き、政倫審への対応などを協議。参院選への影響を考慮し、早期に落着させる方向性を確認した。だが、首相が衆院選直前に急遽、不記載があった候補者を非公認などとしたことへの不信感も根強く、ベテラン議員は「政倫審へ出席後に方針が二転三転しない保証はどこにもない」と漏らす。
これまで自民は水面下で野党に対し、政倫審出席の代わりに弁明書を国会に提出する方法を提案し、一定の理解を得ていた。だが、立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長は6日、石井氏との会談で「衆院選の審判は非常に重い」と指摘し、出席を強く求めた。
自民側は臨時国会での政倫審開催は受け入れる方向だが、旧安倍派議員の不満が噴出する可能性もあり、執行部は開催方法などを慎重に検討している。(永井大輔)
506
:
OS5
:2024/11/09(土) 08:22:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/9db32287bf9452b55f9d973835bcbe6b081d91e7
自民「結束」主張が大勢 石破首相陳謝、退陣要求も 衆院選総括で両院懇談会
11/7(木) 20:25配信
時事通信
自民党の両院議員懇談会で、衆院選の結果について陳謝する石破茂首相(中央奥)=7日午後、東京・永田町の同党本部
自民党は7日、大敗した衆院選を総括するため、所属する全議員を対象にした両院議員懇談会を党本部で開いた。
出席した石破茂首相(党総裁)に対し、数人が2024年度補正予算案成立後など時期を見て退陣するよう要求したが、党と政権の危機的状況を踏まえ、結束を求める意見が大勢を占めた。事実上、当面の首相続投を容認した結果となった。
懇談会は森山裕幹事長や萩生田光一元政調会長ら約200人が参加し、50人程度が発言。2時間を予定していたが、3時間に及んだ。首相らの冒頭発言のみ報道陣に公開された。
首相は「国民の期待に十分応えられず、おわびしなければならない。誠に申し訳ない」と頭を下げた。その上で、厳しい国際情勢や経済対策、政治改革などに触れ「意見を承り、より謙虚、丁寧に運営していきたい」と改めて続投する意向を示した。森山氏も「強く責任を感じている」と陳謝した。
507
:
OS5
:2024/11/11(月) 21:22:50
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241111/k10014634871000.html
【一覧】第2次石破内閣の顔ぶれと内閣のデータ
2024年11月11日 18時56分
第103代の総理大臣に選出された石破総理大臣は閣僚人事を行いました。衆議院選挙で議席を失った2人と公明党の代表交代に伴う1人のあわせて3人の後任を新たに起用し、ほかは再任しました。
総務相に村上誠一郎氏
総務大臣に再任された村上誠一郎氏は、衆議院比例代表四国ブロック選出の当選13回で、72歳。
愛媛県今治市出身で1986年の衆議院選挙で初当選し、行政改革担当大臣や財務副大臣などを務めてきました。自民党では無派閥で活動し、先の総裁選挙では石破総理大臣の推薦人に名を連ねました。
石破総理大臣としては、みずからに近く行財政に知見のあるベテランの村上氏を再任することで地方行政を後押しする政権の姿勢を示すねらいがあるものとみられます。
法相に鈴木馨祐氏
法務大臣に起用された鈴木馨祐氏は、衆議院比例代表南関東ブロック選出の当選6回で、47歳。
先の衆議院選挙で落選した牧原法務大臣の後任です。旧大蔵省の職員などを経て2005年の衆議院選挙で初当選し、これまでに外務副大臣や財務副大臣などを務めました。ことしの通常国会で政治資金規正法を改正した際には、自民党の作業チームの座長として法案のとりまとめなどにあたりました。麻生派に所属し先の総裁選挙では河野太郎氏の推薦人に名を連ねました。
石破総理大臣としては、鈴木氏の政策手腕を評価するとともに40代の閣僚起用によって刷新感を打ち出すねらいがあるものとみられます。鈴木氏は初めての入閣です。
外相に岩屋毅氏
外務大臣に再任された岩屋毅氏は衆議院大分3区選出の当選10回で、67歳。
衆議院議員の秘書や大分県議会議員を経て、1990年の衆議院選挙で初当選しました。これまでに外務副大臣や衆議院文部科学委員長などを歴任し、2018年に安倍内閣の防衛大臣として初入閣しました。ことし2月に自民党麻生派を退会して無派閥で活動し、先の総裁選挙では石破総理大臣の推薦人代表となりました。
石破総理大臣としては、みずからに近く、安全保障分野に精通する岩屋氏を外務大臣に再任することで安定的に外交政策を進めたいねらいがあるものとみられます。
財務相に加藤勝信氏 金融相を兼務
財務大臣に再任された加藤勝信氏は、衆議院岡山3区選出の当選8回で、68歳。
旧大蔵省で勤務したあと、義理の父親の加藤六月 元農林水産大臣の秘書などを経て、2003年の衆議院選挙で初当選しました。安倍内閣では官房副長官や自民党の総務会長などを歴任し、2020年に発足した菅内閣では官房長官として支えました。厚生労働行政をはじめ、幅広い分野の政策に明るいことで知られ、これまでに厚生労働大臣を3回、務めています。先の総裁選挙に初めて立候補し、「所得倍増」などを訴えましたが決選投票に残ることはできませんでした。加藤氏は旧茂木派の出身です。
石破総理大臣としては、政策通として知られ豊富な政治経験のある加藤氏を再任することで政権運営の安定につなげるねらいがあるものとみられます。
文部科学相に阿部俊子氏
文部科学大臣に再任された阿部俊子氏は、衆議院比例代表九州ブロック選出の当選7回で65歳。
大学の助教授や日本看護協会の副会長を経て2005年の衆議院選挙で初当選し、これまでに外務副大臣や文部科学副大臣などを務め第1次石破内閣で初めて入閣しました。おととし自民党麻生派を退会して無派閥で活動し、先の総裁選挙では加藤勝信氏の推薦人に名を連ねました。
石破総理大臣としては、阿部氏の内政・外交両面の知見をいかし、教育行政を推進していきたいねらいがあるものとみられます。
厚生労働相に福岡資麿氏
厚生労働大臣に再任された福岡資麿氏は参議院佐賀選挙区選出の当選3回で、51歳。衆議院議員を1期務めたあと、2010年の参議院選挙で初当選しました。
これまでに自民党の参議院政策審議会長や厚生労働部会長、それに参議院議院運営委員長などを歴任し、第1次石破内閣で初めて入閣しました。福岡氏は旧茂木派の出身です。
石破総理大臣としては、厚生労働分野に精通した福岡氏を再任することで、政策の円滑な実現を図るねらいがあるものとみられます。
508
:
OS5
:2024/11/11(月) 21:23:03
農相に江藤拓氏
農林水産大臣に起用された江藤拓氏は、衆議院宮崎2区選出の当選8回で、64歳。先の衆議院選挙で落選した小里農林水産大臣の後任です。
建設大臣などを務めた父親の故・江藤隆美元衆議院議員の秘書を経て2003年の衆議院選挙で初当選しました。2018年10月に当時の安倍内閣で総理大臣補佐官に起用され、よくとし9月の内閣改造で農林水産大臣として初入閣しました。その後も自民党の総合農林政策調査会長や衆議院災害対策特別委員長などを歴任しました。党内では無派閥で活動しています。
石破総理大臣としては、農業をはじめ幅広い政策に精通している江藤氏を再び農林水産大臣に起用することで政策を着実に実現するねらいがあるものとみられます。
経済産業相に武藤容治氏
経済産業大臣に再任された武藤容治氏は衆議院岐阜3区選出の当選6回で、69歳。衆議院議員の秘書や建築資材会社の社長などを経て、2005年の衆議院選挙で初当選しました。
これまでに外務副大臣や経済産業副大臣などを務め、第1次石破内閣で初めて入閣しました。自民党麻生派に所属し、先の総裁選挙では河野太郎氏の推薦人に名を連ねました。
石破総理大臣としては、企業経営の経験もある武藤氏を再任することで、より実効性のある経済産業政策を進めたいねらいがあるものとみられます。
国土交通相に中野洋昌氏
国土交通大臣に起用された公明党の中野洋昌氏は、衆議院兵庫8区選出の当選5回で、46歳。
このほど公明党の代表に就任した斉藤国土交通大臣の後任です。国土交通省の課長補佐を経て2012年の衆議院選挙で初当選し、これまでに経済産業政務官や党の国土交通部会長などを務めました。ことしの通常国会で政治資金規正法を改正した際には、党の実務者協議のメンバーとして自民党との調整などにあたりました。
石破総理大臣としては、連立を組む公明党の意向を踏まえて中野氏を起用することで、政権運営を円滑に進めるねらいがあるものとみられます。中野氏は初めての入閣です。
環境相に浅尾慶一郎氏
環境大臣に再任された浅尾慶一郎氏は参議院神奈川選挙区選出の当選3回で60歳。銀行員を経て1998年の参議院選挙で当時の民主党から立候補して初当選しました。その後、みんなの党で衆議院議員となり、党の代表も務めました。
党の解散後は無所属を経ておととしの参議院選挙に自民党の候補として臨み国政復帰を果たしました。そして、第1次石破内閣で初めて入閣しました。麻生派に所属し先の総裁選挙では河野太郎氏の推薦人に名を連ねました。
石破総理大臣としては、幅広い分野の政策に明るい浅尾氏を再任することで、政策を着実に実行していくねらいがあるものとみられます。
防衛相に中谷元氏
防衛大臣に再任された中谷元氏は、衆議院高知1区選出の当選12回で、67歳。陸上自衛隊を経て1990年の衆議院選挙で初当選し、防衛庁長官や自民党の安全保障調査会長などを歴任しました。
第3次安倍内閣では防衛大臣として、戦後日本の安全保障政策の大きな転換となった安全保障関連法の成立に尽力しました。また、岸田内閣では人権問題を担当する総理大臣補佐官を務めたほか、衆議院憲法審査会の与党側の筆頭幹事として憲法論議にも取り組みました。中谷氏は旧谷垣グループの出身です。
石破総理大臣としては、安全保障分野に精通する中谷氏を再任することで、政策の推進を図るねらいがあるものとみられます。
官房長官に林芳正氏
官房長官に再任された林芳正氏は、衆議院山口3区選出の当選2回で、63歳。商社に勤務したあと、大蔵大臣を務めた父 義郎氏の秘書官などを経て、1995年の参議院選挙で初当選しました。
参議院選挙には5回連続で当選し、この間、防衛大臣や農林水産大臣、文部科学大臣などを歴任しました。3年前の衆議院選挙で山口3区に立候補して初当選し、岸田内閣で去年9月まで外務大臣を務めました。そして去年12月に自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で辞任した松野前官房長官の後任の官房長官に就任しました。旧岸田派の出身で、先の総裁選挙では同じ派閥出身の議員を中心に支持を集めて1回目の投票で4位となり、第1次石破内閣でも官房長官を引き続き務めました。
石破総理大臣としては、閣僚経験が豊富な林氏を内閣の要となる官房長官に再任することで政権運営を円滑に進めるねらいがあるものとみられます。
509
:
OS5
:2024/11/11(月) 21:23:22
デジタル相に平将明氏 行政改革相を兼務
デジタル大臣に再任された平将明氏は、衆議院東京4区選出の当選7回で、57歳。東京青年会議所の理事長などを経て、2005年の衆議院選挙で初当選しました。これまでにIT政策や地方創生を担当する内閣府副大臣や衆議院の原子力問題調査特別委員長などを務めてきました。
デジタル政策に精通していることで知られ、自民党のデジタル社会推進本部でAIに関する作業チームの座長も務めました。かつて石破総理大臣が率いた派閥に所属したこともあり、先の総裁選挙では石破総理大臣の推薦人に名を連ねました。そして、第1次石破内閣で初入閣しました。
石破総理大臣としては、デジタル分野の政策に詳しい平氏を再任することで、関連施策の着実な実現を図るねらいがあるものとみられます。
復興相に伊藤忠彦氏
復興大臣に再任された伊藤忠彦氏は、衆議院比例代表東海ブロック選出の当選6回で、60歳。愛知県議会議員を2期務めたあと、2005年の衆議院選挙で初当選し、これまでに総務政務官や環境副大臣などを務めました。
そして、第1次石破内閣で初入閣しました。先の自民党総裁選挙では河野太郎氏の推薦人の1人として名を連ねました。伊藤氏は旧二階派の出身です。
石破総理大臣としては、復興や環境分野を中心に伊藤氏の豊富な経験や実績を評価し、再任を決めたものとみられます。
国家公安委員長に坂井学氏 防災相を兼務
国家公安委員長に再任された坂井学氏は、衆議院神奈川5区選出の当選6回で、59歳。衆議院議員の秘書を経て、2005年の衆議院選挙で初当選しました。
これまでに財務副大臣や総務副大臣などを歴任し、菅内閣では官房副長官を務め、第1次石破内閣で初入閣しました。自民党では無派閥で活動しています。
石破総理大臣としては、菅副総裁に近い坂井氏を再任することで、政権基盤を固めたいねらいがあるものとみられます。
こども政策相に三原じゅん子氏 男女共同参画相 女性活躍相兼務
こども政策担当大臣に再任された三原じゅん子氏は参議院神奈川選挙区選出の当選3回で、60歳。俳優としてテレビドラマなどで活躍したあと、2010年の参議院選挙で初当選しました。
その後、厚生労働副大臣や自民党の女性局長を務めたほか、岸田内閣では、男女共同参画などを担当する野田少子化担当大臣の大臣補佐官にも就任しました。
また、44歳の時にがんを患って闘病した経験から、命や健康を守る政策のほか、女性の雇用をめぐる問題などに取り組んできました。そして、第1次石破内閣で初入閣しました。党では無派閥で活動し先の総裁選挙では小泉進次郎氏の推薦人に名を連ねました。
石破総理大臣としては、知名度のある三原氏を再任することで、女性活躍を推進する姿勢を示すねらいもあるものとみられます。
経済再生相に赤澤亮正氏 感染症危機管理相を兼務
経済再生担当大臣に再任された赤澤亮正氏は、衆議院鳥取2区選出の当選7回で、63歳。国土交通省の職員を経て、2005年の衆議院選挙で初当選しました。これまでに、内閣府副大臣や財務副大臣、それに、衆議院環境委員長などを歴任しました。
自民党では、かつて石破総理大臣が率いた派閥に所属したこともあり、先の総裁選挙では、石破総理大臣の推薦人に名を連ねました。第1次石破内閣で初入閣し「防災庁」の設置準備も担当しています。
石破総理大臣としては、みずからに近く経済や防災の分野の政策に明るいことで知られる赤澤氏を再任することで、重視する政策を前に進めたいねらいがあるとみられます。
経済安保相に城内実氏 科学技術相を兼務
経済安全保障担当大臣に再任された城内実氏は、衆議院静岡7区選出の当選7回で、59歳。外務省の職員を経て2003年の衆議院選挙で初当選し、2005年に郵政民営化関連法案に反対して自民党を離党しましたが、その後、復党しました。
これまでに外務副大臣や環境副大臣のほか、衆議院外務委員長などを務め第1次石破内閣で初入閣しました。城内氏は旧森山派の出身です。
石破総理大臣としては、外交経験を通じて経済安全保障分野にも精通した城内氏を再任することで、関連施策のいっそうの強化を図るねらいがあるものとみられます。
510
:
OS5
:2024/11/11(月) 21:23:47
地方創生相に伊東良孝氏 沖縄・北方相 消費者相 万博相を兼務
地方創生担当大臣に再任された伊東良孝氏は衆議院比例代表北海道ブロック選出の当選6回で、75歳。
北海道議会議員や釧路市長を務めたあと、2009年の衆議院選挙で初当選し、これまでに財務政務官や農林水産副大臣などを歴任しました。先の自民党総裁選挙では、石破総理大臣の推薦人に名を連ね第1次石破内閣で初入閣しました。伊東氏は旧二階派の出身です。
石破総理大臣としては、自治体の実情などに詳しい伊東氏を再任することで、自身が力を入れる地方創生分野の政策を着実に前に進めたいねらいがあるものとみられます。
また、官房副長官には、橘慶一郎・衆議院議員と青木一彦・参議院議員、それに、佐藤文俊・元総務事務次官が再任されます。
さらに内閣法制局長官は岩尾信行氏が再任されます。
初入閣の3人は
法務大臣として初入閣する鈴木馨祐氏は、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し、「総理からは、『さまざまな懸案もある担務なのでしっかり頑張ってくれ』との言葉をいただいた。日本のさまざまな法制度、法治国家としての基盤や基礎に関わる大臣職であり、きちんと国民の安心安全を守れるよう全力で取り組んでいきたい」と述べました。
国土交通大臣として初入閣する公明党の中野洋昌氏は総理大臣官邸で記者団に対し「国土交通省は国民の命と暮らしを守る、まさに安全安心を守るという大変に重大な責務のある役所なので身の引き締まる思いだ。しっかりとお役に立てるよう全力で仕事にまい進してまいりたい」と述べました。中野氏は国土交通省の課長補佐をへて衆議院議員となったという経歴をもっていて「もともと行政で仕事をしていたところは間違いなく生かせると思うし、政治家になってからは国土交通以外の分野を中心に活動してきたので国益という観点から幅広い立場で行政を見ていきたい」と述べました。
農林水産大臣に起用された江藤拓氏は記者団に対し、「石破総理大臣からは、『農政の転換点において責任は重大だからしっかりやってくれ』という話だった。2度目の農林水産大臣だが、前回とは違って、熟議の国会にしないといけないので、野党にも、より現実的な歩み寄れるようなご提案をいただきたいと思うし、その提案については真摯に受け止めて応えていきたい」と述べました。一方、農業予算については、「これから新しい農政の形を作っていく、構造を転換するということだからそこには新しい予算の仕組みが必要だ。農林水産予算を増やしていくことは当然の願いだ」と述べました。
再任が16人
第2次石破内閣の閣僚は、第1次石破内閣の閣僚のうち先の衆議院選挙で落選した2人と公明党の代表に就任した1人の合わせて3人を除く16人が再任されました。新たに起用された3人では初入閣が2人、閣僚経験者の再入閣が1人となっています。
平均年齢は61.95歳 1.6歳若く
石破総理大臣と19人の閣僚の平均年齢は第2次石破内閣が正式に発足する11日の時点で61.95歳と、第1次石破内閣発足時の63.55歳よりも1.6歳若くなっています。最高齢は地方創生担当大臣に再任された伊東良孝氏で75歳。最年少は国土交通大臣に起用された中野洋昌氏で46歳です。石破総理大臣と19人の閣僚を年代別にみますと70代が2人、60代が12人、50代が4人、40代は2人です。40代の2人はいずれも初入閣です。
女性の入閣は再任2人
女性の入閣は再任された阿部俊子氏と三原じゅん子氏の2人で第1次石破内閣から変わりませんでした。
参議院からの入閣は再任された福岡資麿氏、浅尾慶一郎氏、三原じゅん子氏の3人で、第1次石破内閣や去年9月に発足した第2次岸田第2次改造内閣と同じです。
第2次石破内閣の閣僚の顔ぶれを所属する自民党の派閥や出身の旧派閥ごとに見ますと、無派閥の議員が9人と最も多く、麻生派が3人、旧茂木派と旧二階派がそれぞれ2人、旧岸田派と旧森山派がそれぞれ1人となっています。旧安倍派からの起用は引き続きありませんでした。公明党はこれまでと同じ1人でした。第1次石破内閣と比較すると無派閥が1人減って麻生派が1人増えました。
第2次石破内閣の衆議院議員の閣僚を当選回数別にみますと、最も多いのは、村上誠一郎氏の13回です。次いで中谷元氏が12回、岩屋毅氏が10回となっています。一方、当選回数が少ないのは参議院議員として5回当選し、衆議院議員としては当選2回の林芳正氏を除けば、当選5回が中野洋昌氏、当選6回が鈴木馨祐氏、武藤容治氏、伊藤忠彦氏、坂井学氏、伊東良孝氏の5人です。このほか、当選8回が2人、7回が4人となっています。一方、参議院議員の3人は、いずれも当選3回となっています。
511
:
OS5
:2024/11/11(月) 21:23:57
少数与党はいまの憲法のもとで5例
衆議院の事務局によりますと、いまの憲法のもと衆議院で過半数を割り込んだ少数与党が政権運営を担ったのは5例あります。戦後の1948年に発足した第2次吉田内閣。1953年の第5次吉田内閣。1954年の第1次鳩山内閣。1955年の第2次鳩山内閣。そして1994年4月に発足した羽田内閣です。少数与党のもとでは、予算案や法案を成立させるにも野党側との協調が欠かせず、内閣不信任決議案もすべての野党が賛成すれば可決されるなど、厳しい政権運営を強いられ、在任期間が短くなるケースも少なくありません。羽田内閣では、総理大臣指名選挙のあと、連立与党内で新たな統一会派を結成する動きに、同じ与党の社会党が反発して離脱し少数与党として政権運営を担いました。組閣まで3日を要し、1994年度の予算成立が6月にずれ込みました。その直後に、野党の自民党が「民意を反映していない」として内閣不信任決議案を提出し、採決前に羽田内閣は総辞職に追い込まれました。在任期間は戦後2番目に短い64日でした。また、第2次吉田内閣は4か月しか続かず、第1次鳩山内閣は発足した翌月に衆議院を解散しました。
首相 少数与党の中 野党側の協力得ながら政治を前に進められるか
石破総理大臣は、ことし9月の自民党総裁選挙で総裁に選出され、5回目の挑戦で党のトップの座をつかみました。10月1日に第102代の総理大臣に就任し、石破内閣を発足させます。
初めての所信表明演説では物価高を上回る賃上げの定着や、地方創生、それに「防災庁」の創設などを掲げました。そして9日に「国民の信任を得て政策を推進したい」として、衆議院の解散に打って出ます。就任8日後という戦後最短の期間での解散でした。
石破総理大臣は、掲げる政策をアピールし「日本を守り国民の暮らしを守ることができるのは自公政権だけだ」と支持を訴えました。一方、収支報告書に不記載があった議員ら12人を公認しないなど、政治とカネの問題に厳格に対応する姿勢を示しました。これに対し、野党側は「国会での十分な議論から逃げようとする『裏金隠し解散』」だと追及し論戦となりました。
こうした中、終盤戦には、自民党が非公認とした候補者が代表を務める政党支部にも2000万円が支給されていたことが明らかになります。野党側は「裏の公認料だ」などと一斉に批判し、与党への逆風が強まりました。選挙の結果、自民・公明両党は215議席と大きく議席を減らし、過半数を割り込みました。
過半数割れは民主党政権が誕生した15年前の2009年以来でした。石破総理大臣は、極めて厳しい審判を受けたという認識を示す一方、自民・公明両党による連立政権は維持し、総理大臣を続投する意向を表明。野党の主張も取り入れながら政権運営にあたっていく方針を示しました。
自民・公明両党は、選挙で28議席に増やした国民民主党との間で、新たな経済対策や、いわゆる「103万円の壁」の見直しなど、政策ごとに協議を進めることになりました。少数与党という厳しい状況の中、野党側の協力を得ながら政治を着実に前に進めていけるかが問われることになります。
512
:
OS5
:2024/11/12(火) 13:02:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/707cb44ab73e8d8ef04abd556000e3dcf8b285e2
自民選対委員長に木原誠二氏 岸田前首相の最側近 総務会で了承
11/12(火) 12:30配信
産経新聞
自民党政治改革本部総会に臨む木原誠二氏=12日午前、党本部(春名中撮影)
自民党は12日の総務会で、先の衆院選で自民が大幅に議席を減らしたことを受けて辞任した小泉進次郎前選対委員長の後任に、木原誠二選対委員長代行を起用する人事を了承した。石破茂政権で木原氏は、小泉氏を補佐する選対委員長代行を務め、来夏の参院選や東京都議選を見据え、継続性を重視したとみられる。
木原氏について、鈴木俊一総務会長は総務会後の記者会見で「厳しい選挙に小泉氏とともに対応してきた方であり、有能な方だ。来年の都議選、参院選にもしっかり対応してくれると期待している」と述べた。
木原氏は衆院東京20区選出で、現在6期目。岸田文雄前首相の最側近として知られ、官房副長官や党幹事長代理などを歴任した。
513
:
OS5
:2024/11/13(水) 19:37:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/06f98289564ff98adaf391e2e253404bc9bf5fa8
副大臣、自民の女性は起用なし 裏金議員を回避、政務官も
11/13(水) 17:07配信
共同通信
臨時閣議に臨む(左から)村上総務相、石破首相、中谷防衛相=13日午後、首相官邸
政府は13日の臨時閣議で、第2次石破内閣の副大臣26人、政務官28人を決定した。副大臣人事では公明党の鰐淵洋子氏を厚生労働副大臣に再任したが、自民党から女性の起用はなかった。派閥裏金事件で政治資金収支報告書に不記載があった議員の登用は見送られた。旧安倍派からは、不記載がなかった滝波宏文農林水産副大臣と政務官6人の計7人が名を連ねた。
裏金議員に関し、自民には衆院選で「みそぎ」が済んだとして要職から排除すべきでないとの声があるものの、石破茂首相は世論の理解を得られないと判断したとみられる。年内に目指す政治資金規正法の再改正に向け、野党の追及を避ける狙いもありそうだ。
政務官には自民から女性5人を起用。内閣府に友納理緒、内閣府兼復興に今井絵理子、農水に山本佐知子の各氏を充て、外務に英利アルフィヤ、生稲晃子両氏を就けた。
旧安倍派からは政務官に友納、生稲両氏の他、デジタル兼内閣府に岸信千世、外務に松本尚、厚労に安藤高夫と吉田真次の各氏を選んだ。
514
:
OS5
:2024/11/14(木) 01:56:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8d282554f5727c72951af356af46e68a1b8d351
自民の初当選議員2人、議場でスマホ撮影 党幹部が口頭注意
11/13(水) 18:04配信
朝日新聞デジタル
衆院本会議場で首相指名選挙の投票をする衆院議員ら=2024年11月11日午後2時30分、国会内、杜宇萱撮影
衆院選で初当選した自民党議員2人が本会議場で写真撮影したとして、13日の衆院議院運営委員会の理事会で、自民の理事が陳謝した。自民幹部が2人を口頭で注意したという。
衆院規則では、写真撮影についての明確な規定はないが、議院の品位を重んじることや、議事に関係のないものの閲読禁止を定めている。
自民関係者などによると、口頭注意を受けたのは向山淳氏=北海道8区=と福田かおる氏=東京18区=。11日の衆院本会議場で、スマートフォンで写真撮影したという。2人はそれぞれX(旧ツイッター)で、規則を知らなかったとして謝罪している。
朝日新聞社
515
:
OS5
:2024/11/14(木) 22:12:29
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241113/k10014637411000.html
第2次石破内閣 副大臣 政務官が決定 “不記載議員”起用せず
2024年11月13日 18時15分
第2次石破内閣の発足に伴って、政府は13日の臨時閣議で、副大臣の人事を決定しました。政治資金収支報告書に不記載のあった自民党議員の起用はありませんでした。
副大臣に決まったのは自民党から23人、公明党から3人の合わせて26人です。このうち女性は1人です。
【デジタル副大臣】
◇穂坂泰氏
穂坂氏は、内閣府副大臣を兼務します。
【復興副大臣】
◇公明党の輿水恵一氏
◇鈴木憲和氏
【内閣府副大臣】
◇瀬戸隆一氏
◇辻清人氏
◇鳩山二郎氏
【総務副大臣】
◇冨樫博之氏
◇参議院議員の阿達雅志氏
【法務副大臣】
◇高村正大氏
【外務副大臣】
◇藤井比早之氏
◇宮路拓馬氏
【財務副大臣】
◇斎藤洋明氏
◇公明党の参議院議員の横山信一氏
【文部科学副大臣】
◇武部新氏
◇野中厚氏
【厚生労働副大臣】
◇仁木博文氏
◇公明党の鰐淵洋子氏
【農林水産副大臣】
◇笹川博義氏
◇参議院議員の滝波宏文氏
【経済産業副大臣】
◇大串正樹氏
◇参議院議員の古賀友一郎氏
大串氏と古賀氏は、内閣府副大臣を兼務します。
【国土交通副大臣】
◇古川康氏
◇参議院議員の高橋克法氏
高橋氏は、内閣府副大臣と復興副大臣を兼務します。
【環境副大臣】
◇小林史明氏
◇参議院議員の中田宏氏
中田氏は、内閣府副大臣を兼務します。
【防衛副大臣】
◇本田太郎氏
本田氏は、内閣府副大臣を兼務します。
政務官人事 28人
政務官も決まりました。副大臣の人事と同じく、政治資金収支報告書に不記載のあった自民党議員の起用はありませんでした。
政務官に決まったのは自民党から25人、公明党から3人の合わせて28人です。このうち女性は5人です。
【デジタル政務官】
◇岸信千世氏
岸氏は、内閣府政務官を兼務します。
【内閣府政務官】
◇西野太亮氏
◇参議院議員の友納理緒氏
◇参議院議員の今井絵理子氏
今井氏は、復興政務官を兼務します。
【総務政務官】
◇川崎秀人氏
◇古川直季氏
◇参議院議員の長谷川英晴氏
【法務政務官】
◇神田潤一氏
【外務政務官】
◇英利アルフィヤ氏
◇松本尚氏
◇参議院議員の生稲晃子氏
【財務政務官】
◇東国幹氏
◇土田慎氏
【文部科学政務官】
◇公明党の金城泰邦氏
◇参議院議員の赤松健氏
赤松氏は、復興政務官を兼務します。
【厚生労働政務官】
◇安藤高夫氏
◇吉田真次氏
【農林水産政務官】
◇公明党の庄子賢一氏
◇参議院議員の山本佐知子氏
【経済産業政務官】
◇参議院議員の加藤明良氏
◇公明党の参議院議員の竹内真二氏
加藤氏は内閣府政務官を、竹内氏は内閣府政務官と復興政務官を兼務します。
【国土交通政務官】
◇高見康裕氏
◇参議院議員の吉井章氏
◇国定勇人氏
国定氏は、内閣府政務官と復興政務官を兼務します。
【環境政務官】
◇五十嵐清氏
◇勝目康氏
勝目氏は、内閣府政務官を兼務します。
【防衛政務官】
◇金子容三氏
◇参議院議員の小林一大氏
小林氏は、内閣府政務官を兼務します。
516
:
OS5
:2024/11/15(金) 14:44:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4537c419afabf353f8899e921f1860fb3b7fc36
河野太郎氏を選対委員長代理に起用 自民、総務会で報告
11/15(金) 13:31配信
自民党は15日、河野太郎前デジタル相を選対委員長代理に起用したと発表した。同日の総務会で、木原誠二選対委員長が選対役員人事について報告した。
河野氏は衆院神奈川15区選出で、現在10期目。外相や防衛相などを歴任した。知名度が高く、党総裁選にはこれまで3度挑戦している。
鈴木俊一総務会長は記者会見で、河野氏について「いろいろな選挙を応援し、それぞれの地域の選挙事情などにも詳しい方だ。ふさわしい人事で、ぜひ頑張ってほしい」と述べた。
517
:
OS5
:2024/11/19(火) 19:25:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/b41e56acee96a7336ab07907dffed5618b66a1d6
座ったまま握手、スマホ操作に1人腕組み…石破茂首相、APECでの映像がSNSで物議
11/19(火) 11:55配信
産経新聞
カナダのトルドー首相(左)と座ったまま握手に応じる石破茂首相=15日、ペルー・リマ(首相官邸ホームページより)
南米歴訪中の石破茂首相を巡って、ペルーの首都リマで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)での立ち居振る舞いがSNSで物議を醸している。駆け寄ってきた外国首脳に対し座ったまま握手を交わし、腕組みしたまま式典に臨んだ様子が映像で報じられており、外交上のマナーとして違和感を指摘するコメントが少なくない。APEC閉幕に合わせた各国首脳との集合写真の記念撮影も、首相は交通渋滞に巻き込まれた結果、欠席した。
「日本でも仲間を作らないタイプと聞いていますが、外交の場ではフレンドリーに振る舞ってほしい」
タレントのフィフィさんは18日、X(旧ツイッター)でこう苦言を呈した。
フィフィさんが合わせて投稿したのが日本テレビ「真相報道 バンキシャ!」が報じた会議前の首相の様子。
各国首脳が和やかな様子で談笑する中、首相は椅子に座ったまま、スマートフォンを操作している。手元の書類をめくっていると、マレーシアのアンワル首相が近づいて握手を求め、首相も応じたが、座ったままだった。カナダのトルドー首相らが首相の椅子に駆け寄って握手を求めた際も首相は立ち上がらなかった。
リマの大統領官邸での歓迎式典を伝える別の映像では、他の3人の首脳が両手を前に手の平を重ねるなどして式典を見守る中、首相1人が腕を組んでいる様子が報じられた。厳かな表情を浮かべる韓国の尹錫悦大統領とは対照的だ。
首相は16日の各国首脳との集合写真の記念撮影欠席を余儀なくされている。林芳正官房長官は18日の記者会見で、「集合写真への出席を予定していたが、当日急に発生した事故渋滞により、結果的に対応が困難となった」と説明した。
首相はリマ郊外のフジモリ元大統領の墓で献花しており、その後の渋滞で写真撮影に間に合わなかったという。
このことについて、首相側近は「集合写真に写らないのは失態といえるかは別だが、現状の首相にとって象徴的かもしれない。(自民が大敗した衆院選の結果など)ダメダメな状況が指摘される中、弱り目にたたり目だ」と嘆いた。(奥原慎平)
518
:
OS5
:2024/11/19(火) 21:33:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/784d741124dd9d6e16cf543680b19e792598ae1b
自民半導体議連、新会長に山際大志郎氏 落選の甘利明氏は名誉会長に
11/19(火) 21:13配信
朝日新聞デジタル
半導体戦略推進議員連盟の会合であいさつする甘利明氏=2024年11月19日午後1時10分、東京都千代田区
自民党の半導体戦略推進議員連盟の会合が19日開かれ、先月の衆院選で落選した甘利明氏が会長を退き、後任に山際大志郎氏が選出された。甘利氏は名誉会長に就いた。
議連は2021年に甘利氏が主導して設立した。甘利氏は冒頭のあいさつで「半導体は経済安全保障上の最大の戦略物資だ。(公的支援を)始めた以上は必ず成功させる。そうしないとチョークポイント(要衝)を握られる国の側に回ってしまう」と訴えた。
また、近く取りまとめられる経済対策で30年度までに人工知能(AI)や半導体分野に10兆円以上を公的支援する方針について議論。「今回のフレームを金科玉条とすることなく今後も必要に応じて支援を行う必要がある」などとする決議文を採択した。(長橋亮文)
朝日新聞社
519
:
OS5
:2024/11/20(水) 09:24:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ea46c994c14e52f0b56973e6fcb90b71094446a
自公「2幹2国」朝食会スタイルで復活 少数与党転落で連携を再強化
11/19(火) 17:41配信
産経新聞
自民党の森山幹事長(左)と 石破首相
自民、公明両党の幹事長・国対委員長が意見交換する会合「2幹2国」が19日朝、都内のホテルで開かれた。岸田文雄政権下では昼に国会内で行うことが多かったが、久々に日本料理店で朝食を共にする形式が復活し、今後、火曜日の朝に定例開催することでも合意した。与党過半数割れで迎える臨時国会に向け、連携を再強化する狙いだ。
「少数与党なので、お互いがいろいろな問題の共通認識を持ち、丁寧に野党と話をしていかなければいけない」
会合後、自民の坂本哲志国対委員長は朝食会スタイル復活の意義を記者団にそう説明した。会合自体の開催も約5カ月ぶりだ。
2幹2国は歴代政権で行われてきたが、特に安倍晋三、菅義偉両政権で幹事長を5年超務めた自民の二階俊博氏が重視していた。二階氏は「何もなくても毎週会い、関係をつくることが大事だ」とし、ほぼ毎週のように開催して公明との連携を密にした。
ただ、令和3年10月に岸田政権が発足すると、約3カ月にわたり開催が中断された。当時の茂木敏充幹事長と麻生太郎副総裁は公明と距離があり、茂木氏は早起きが苦手なこともあって、再開後も主に国会内で昼に行う形式となった。
会合の内容も形骸化し、自公のパイプは目詰まり気味に。衆院の選挙区調整をめぐっては深刻な対立に陥り、当時の公明の石井啓一幹事長が「信頼関係は地に落ちた」と評するまで悪化したこともあった。
一方、石破茂政権で幹事長に就いた森山裕氏は自公関係を重視しており、30年ぶりの少数与党となる中、連携を強化したい考えだ。党幹部は「今は与党内でもめているヒマはない。自公の密な連携は当然にした上で、野党に意識を向けた国会運営が必要だ」と話した。(永井大輔)
520
:
OS5
:2024/11/21(木) 07:49:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/54995b070683d2588bf1e917a2ec7101c711e493
国民民主に大幅譲歩せざるを得なかった自民・公明、合意直前まで続いた文言調整…政権運営には依然不透明感
11/21(木) 7:11配信
読売新聞オンライン
自民、公明両党は20日、「年収103万円の壁」の見直しなどを巡り、国民民主党との合意にこぎつけ、2024年度補正予算の年内成立に道筋をつけた。少数与党の自公は国民民主の要求に大幅な譲歩をせざるを得ず、石破首相(自民総裁)の政権運営には依然、不透明感が漂っている。
試金石
(写真:読売新聞)
「今後の政策決定や国会運営は野党の意見をよく聞いて進めていくことが基本となる。このような形で議論したのは初めての試みだ」
自民の小野寺政調会長は同日、3党の政調会長会談後の記者会見でこう振り返った。自公両党は衆院で過半数に届かず、国民民主と政策ごとに協力する「部分連合」で政権運営を進めることを目指しており、その最初の試金石が総合経済対策だった。
12日から始まった3党の政調会長の協議は計5回に及んだ。手取り増を掲げる国民民主の看板政策である「103万円の壁」見直しを巡り、文言の調整は20日の合意直前まで続いた。
19日の協議で与党から提示した当初案は、基礎控除などの引き上げについて「国・地方の財政への影響などの諸課題に十分留意しつつ、検討を進め、結論を得る」としていた。国民民主は、引き上げ方針の明確化や「財政への影響」の文言削除を要求。与党は「引き上げについて税制改正で検討する」との案を示した後、最終的に「2025年度税制改正の中で議論し引き上げる」と踏み込んで決着した。
距離感
経済対策には、国民民主の衆院選での公約を踏まえ、「手取りが増え、豊かさが実感できるよう」との文言も盛り込むことになった。玉木代表は20日、自身のX(旧ツイッター)に「ついに『壁』が動きました。でもまだ数センチ。勝負はこれから」と投稿した。
一方、与党が「交換条件」としてこだわったのは、3党間の合意文書だ。経済対策の財源の裏付けとなる24年度補正予算の年内成立を目指すことや、部分連合を定着させ、25年度当初予算へ賛同を得る布石として、3党が「誠意をもって行動する」との文言を加えた。
ただ、国民民主の浜口政調会長は20日の記者会見で、当初予算への対応について「今後、判断していきたい」と予防線を張った。党内には「与党から取り込まれてしまう」との警戒感が出ており、自公との政策協議の常設化は今後も認めない構えだ。国民民主幹部は「与党とは絶妙な距離感をとり続けることが大事だ」と語った。
521
:
OS5
:2024/11/22(金) 23:37:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b9a814c4ae91dae7ead06f921cb05e07386224d
石破首相、23日に歴代最短の東久邇宮氏に並ぶ 在職54日 最大の壁は来春の予算案審議か
11/22(金) 14:59配信
産経新聞
在職300日以下の首相(通算)
石破茂首相は23日、就任から54日となり、歴代首相で最も在職日数が短かった東久邇宮稔彦(なるひこ)氏に並ぶ。少数与党の政権運営とはいえ、当面は着実に在職日数を伸ばす見込みだが、来年3月に想定される令和7年度予算の成立を花道にした退陣論もくすぶり、どこまで伸ばせるか。
【年代別でみる】石破内閣を「支持する」が「支持しない」を上回った唯一の年代は?
石破首相を含め歴代65人の首相の中で2番目に短かったのは平成6年に就任した羽田孜氏だった。当時も新生党などの少数与党による連立政権で、行き詰まった羽田氏は64日で退陣した。石破首相は12月3日に羽田氏に並ぶことになる。
同4日に石橋湛山氏、同8日に宇野宗佑氏に並ぶ石破首相は来年1月8日に就任100日を迎える。同月31日には、短い方から歴代5位タイになる見通しだ。
最大の壁は、この後に訪れる可能性が高い。与党が衆院で過半数を割る中、石破首相は2〜3月の予算案審議で厳しい局面に立つことが予想される。自民党内では、石破首相の退陣と引き換えに野党の協力を仰いだ上での予算成立を想定する声も出始めている。
現時点で自民内に「石破おろし」の目立った動きはない。とはいえ、来年夏には東京都議選と参院選が控えており、石破内閣が低調ならば首相交代を求める声も高まりそうだ。
石破首相がこれを乗り切って政権運営を続ければ、6月20日に細川護熙氏、同23日に鳩山由紀夫氏に並ぶ。両氏とも「非自民」の連立政権で首相に就任し、当初は国民の多くの期待を背負ったが、失速も早かった。就任前は報道機関の世論調査で「次の首相にふさわしい人」の筆頭格だった石破首相も内閣支持率は伸び悩んでおり、難局が続くことになる。
522
:
OS5
:2024/11/24(日) 23:36:54
複数の国会議員→
日本維新の下地幹郎 (元職)
自民党の中村裕之
自民の岩屋毅
自民の船橋利実
自民の宮崎政久
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd4df9a466f7bf6e1ce9e4536e8ff500991fbefc
米、「500ドットコム」元CEOを起訴 日本の国会議員に賄賂提供か
11/22(金) 12:30配信
毎日新聞
米司法省の庁舎=2024年2月14日、秋山信一撮影
米東部ニュージャージー州の連邦大陪審は、日本のカジノを含む統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件に関連して、国会議員に賄賂を渡したとして中国企業「500ドットコム」(現ビットマイニング)の潘正明・元最高経営責任者(CEO)を海外腐敗行為防止法違反などの罪で連邦地裁に起訴した。米司法省が18日発表した。
起訴は今年6月18日付。企業側が1000万ドル(約15億4000万円)の罰金の支払いに同意したことを受けて、起訴内容が公表された。企業が米ニューヨーク証券取引所に上場しているため、米司法当局の捜査対象になり、日本の当局も協力した。
起訴状によると、潘被告は2017年8月ごろ、日本の国会議員1人に200万円を渡した。17年9月にはさらに複数の国会議員らに総額約2650万円の現金を提供したとしている。
贈賄を仲介したコンサルタントのテキストメッセージの記録には「議員1人に約80万円を支払ったほか、複数の国会議員に20万〜60万円ほどを支払った」との内容が記されていた。
さらに17年12月には国会議員を含む数人の日本の当局者がマカオを旅行した際、プライベートジェット、ギャンブルのチップ、食事、性接待、宿泊などの費用を負担し、現金も渡していたとされる。司法省によると、潘被告らが賄賂や仲介手数料に使った総額は約190万ドル(約2億9000万円)に上るという。
起訴状では国会議員の氏名は伏せられているが、収賄側の主要な国会議員は「日本政府でインフラ、輸送、観光を所管している高官」と説明されている。
IRを巡る汚職事件では、IR担当の副内閣相と副国土交通相を務めていた元衆院議員の秋元司被告が日本で収賄罪などで起訴された。東京高裁(安東章裁判長)は今年3月、懲役4年、追徴金約758万円の実刑とした1審・東京地裁判決(21年9月)を支持する判断を示している。
今回の米側の起訴状では、他に現金を受け取ったとされる国会議員に関しての詳細は説明がなかった。【ワシントン秋山信一】
523
:
OS5
:2024/11/25(月) 11:25:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d06a853d550842eded7d847e650e0e54f43d9f8
石破官邸、指導力発揮できず 自公国主導で経済対策
11/23(土) 7:22配信
時事通信
総合経済対策を閣議決定し、記者団の取材に応じる石破茂首相=22日午後、首相官邸
政府が22日に閣議決定した総合経済対策は、自民、公明両党と国民民主党の政調会長が取りまとめを主導した。
「年収103万円の壁」の引き上げ方針の扱いなどで、石破茂首相が指導力を発揮する場面は乏しいまま。衆院選敗北で少数与党となり、官邸主導の政策推進が困難な状況を改めて印象付けた。
首相は閣議決定を受け、首相官邸で記者団に「今回の経済対策は、与党のみならず国民民主党とも協議し、合意がなされた。裏付けとなる2024年度補正予算案の早期成立を目指したい」と強調した。
経済対策は、昨年度を上回る24年度補正予算案の歳出規模13兆9000億円程度を明記。物価高対策として住民税非課税世帯への給付金も盛り込まれた。いずれも、首相が衆院選中に訴えた内容だ。
ただ、取りまとめの過程で官邸側が積極的に動いた形跡はない。衆院選敗北で首相の求心力は低下しており、自民関係者は「誰も首相の指示では動かない」と指摘。官邸幹部も「自民の小野寺五典政調会長に一任し、官邸は見守る姿勢だった」と認める。
「103万円の壁」の引き上げ幅を巡る今後の協議は、自公国の税調会長を中心に進めることになる。7兆〜8兆円との試算もある税収減をどう補うかも焦点だ。
自民内では、依然として「税収が減る地方の反対は根強い」(幹部)との慎重論がくすぶる。国民民主との協議が不調に終われば、補正予算案の年内成立に黄信号がともる。
政権の苦境が続く中、小野寺氏や林芳正官房長官、首相側近の赤沢亮正経済再生担当相、橘慶一郎、青木一彦両官房副長官らが21日夜、東京都内で会食した。今後の国会運営などについて意見交換したとみられる。
524
:
OS5
:2024/11/25(月) 11:33:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d13068f05f0a8fd1c66c93b3571828cbedbe0b1
少数与党、膨張予算に拍車 遠のく財政健全化 経済対策
11/23(土) 7:19配信
時事通信
政府は22日、石破政権として初の総合経済対策を閣議決定した。
財源の裏付けとなる補正予算案は歳出額が約13兆9000億円と新型コロナ禍前を大きく上回る。自民、公明両党が衆院で過半数を持たない少数与党となり、政策ごとに連携する国民民主党の要求を反映させたことも影響した。今後、予算規模拡大に拍車が掛かるのは必至で、膨張した歳出構造の「平時回帰」は遠のいている。
石破茂首相は今回の対策について「全ての世代の現在や将来の賃金・所得増加」が最重要課題だと強調した。対策には首相肝煎りの新たな地方創生交付金創設などが盛り込まれたが、衆院選で躍進した国民民主が掲げる「手取りを増やす」政策のうち、「年収103万円の壁」引き上げとガソリン減税を協議する方向性を明記。「石破カラー」はかすんだ感が否めない。
歳出抑制を阻んだ一因が、コロナ禍以降に延長や復活を繰り返してきた景気対策。今回も低所得世帯向け給付金やエネルギー補助金を計上。内閣府によると、物価高に伴う国民負担の軽減策として国と地方で計約3兆8000億円の支出を行う。賃金上昇が物価高に追い付かない状況下、家計支援を続けることには与野党で異論はなく、来夏の参院選をにらみ歳出圧力が一段と強まりそうだ。
「金利ある世界」の復活や地政学リスクの高まりなどの課題が山積する中、石破政権は2025年度の当初予算案と税制改正に向けた検討でも野党の協力が不可欠だ。財源の道筋を付けないまま歳出拡大が先行すれば、同年度に国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化する財政健全化目標の達成は一層困難になる。
525
:
OS5
:2024/11/27(水) 11:41:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/c01f8c03e3c9dfe839b36ba7d7f86e35c3c3d194
岸田氏の「議連」旗揚げで政界に広がる“波紋”…“ポスト石破”での再登板狙いの臆測も
11/27(水) 8:32配信
東洋経済オンライン
(写真:©2024 Bloomberg Finance LP)
岸田文雄前首相(67)が自民党の「資産運用立国議員連盟」を設立したことが、政界に複雑な波紋を広げている。「岸田政権で掲げた経済政策を改めてアピールすることで、党勢回復につなげるのが目的」(側近)とされるが、「10・27衆院選」での自民、公明両党大敗による与党過半数割れで、石破茂首相(自民党総裁)の「短命説」もささやかれる中での議連旗揚げだけに、永田町では「“ポスト石破”での再登板への布石」(閣僚経験者)との臆測も飛び交うからだ。
そもそも岸田氏は、9月の自民党総裁選での石破氏勝利の「陰の立役者」とされ、石破政権発足後も政府・党の要職に側近を送り込むことで、影響力を見せつけている。もちろん、菅義偉副総裁(75)、麻生太郎最高顧問(84)という2人の首相経験者も、政権中枢の立場を維持しているが、「石破政権での自民党権力構図は、すでに“岸田1強”」(政治ジャーナリスト)との見方も多く、「それが、岸田氏の言動に注目が集まる原因」(同)とみられている。
■議連には茂木氏や旧安倍、麻生両派も出席
同議員連盟は連休前の11月22日に国会内で設立総会を開催。呼びかけ人の岸田氏は、「資産運用立国への取り組みを継続する強い意志を、世界に示さなければいけない」などと述べ、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の抜本的な拡充策の検討などを提起した。
この会合には、木原誠二選対委員長ら旧岸田派(宏池会)議員に加え、岸田氏との確執がささやかれている茂木敏充前幹事長や、旧安倍、麻生両派の議員ら20人余が出席、表向き「オール自民党」の体裁も整えていた。
もともと資産運用立国は、岸田氏が首相在任時に掲げた看板政策の1つだ。家計の金融資産の半分超を占めるとされる預貯金を投資に回し、国民の所得増につなげるというもので、岸田政権では新しい少額投資非課税制度(NISA)の導入などに取り組んだ経緯がある。
今回の議連旗揚げも通じて、岸田氏が経済政策の発信に積極姿勢をみせているのは、「首相が衆院選でインパクトのある経済政策を打ち出せなかったことが、自民大敗の要因の一つ」(側近)と判断しているからとされる。それも踏まえ岸田氏は、旧岸田派大幹部の小野寺五典氏を政調会長、宮沢洋一氏を税調会長という同党経済政策の司令塔に送り込み、「経済分野での“岸田主導”」(同)を狙っているとの見方がもっぱらだ。
■「103万円の壁」引き上げは旧岸田派主導に
そうした中、永田町だけでなく国民的にも注目が集まる「103万円の壁」を巡る国民民主党との協議でも、小野寺、宮沢両氏が自民党側の“主役”となり、不透明な要素が多い「自公国」交渉を進めている。特に、宮沢氏は「旧大蔵省出身で、党内きっての税制の専門家」(税調幹部)とされ、旧大蔵省後輩の玉木雄一郎国民民主代表、古川元久同代表代行(税調会長)との交渉も、「水面下では宮沢氏主導で進んでいる」(同)との見方が多い。
11月28日召集の臨時国会について、与野党が早々と①首相の所信表明と各党代表質問②その後の衆参予算委審議③会期は12月21日までーーなどの日程で事実上合意したことも、「自公国交渉の“円満決着”が前提となっている」(自民国対)とみられている。
確かに、迷走が想定された臨時国会が波乱なく閉幕すれば、与野党攻防は年明けからの次期通常国会に持ち越され、首相も「超短命政権」の危機を脱することになる。そうなれば「政局の次の節目は、衆参同日選説も浮上している『来夏の政治決戦』となるが、現状では自民党は衆参両院で大苦戦する」(選挙アナリスト)との予測も少なくない。当然、その場合は「首相退陣」が現実味を帯びるからこそ、「今回の岸田氏の動きはそれをにらんだもの」(自民長老)との声が出るのだ。
政権危機に苦悩する石破首相は、党の派閥パーティー収入不記載事件に端を発した「政治とカネ」問題の再発防止策に力を入れることで窮状打開を狙うが、岸田氏は周囲に「守りだけではなく、攻めも大事だ」と強調する。
526
:
OS5
:2024/11/27(水) 11:41:26
■旧岸田派の林氏擁立が「政治常識」だが…
もちろん、9月の自民総裁選で岸田氏が支援に回ったことが石破首相の勝利の決め手となったのは周知の事実だけに、岸田氏はあくまで石破首相を支える考えを変えてはいないとされる。だが、党内では衆目が一致する「ポスト石破」候補も見当たらないのが実状のため、岸田氏の動向に注目が集まるのだ。
28日からの臨時国会の最大の焦点となる「103万円の壁」問題が、旧岸田派主導の形で「円満決着」に持ち込めれば、「岸田氏の党内的立場はさらに強まる」(自民長老)ことは間違いない。だからこそ、再登板説も浮上するのだが、岸田氏周辺には「首相経験者としての矜持を示すのなら、旧岸田派ナンバー2の林芳正官房長官を推し立てるのが政治的常識」(最側近)との声も少なくない。
そもそも岸田氏は、当選同期の安倍晋三元首相(故人)と親交が深く、「安倍氏も岸田氏を自らの後継者と考えていた」(安倍氏側近)のは間違いない。しかし、2020年8月末に安倍氏が体調不安で突然退陣表明したことを受けた総裁選に、石破、菅、岸田の3氏が立候補した際には、安倍氏は菅氏を支持し、岸田氏は大敗。それを受けて、当時の岸田派内では「もう岸田氏の首相就任はないから、林氏に代替わりすべきだ」との声が巻き起こり、「林派」への衣替えが具体化しつつあった。
ただ、当の岸田氏はこれに猛反発し、「1年後の総裁選で勝負すると決意したことで、林氏との距離ができた」(旧岸田派幹部)というのが実態とされる。「まさにその反発心と政権奪取への執念が、『総裁選勝利・3年間の岸田政権』につながった」(政治ジャーナリスト)ことは間違いない。
■「再登板狙い」なら“岸田1強”喪失も
さらに、「政治とカネ」問題への拙劣な対応で内閣支持率が低迷し、党内に「岸田降ろし」の風が吹き荒れた2024年7月の時点でも、「秘かに再選戦略を練っていた」(周辺)のは事実。しかし、岸田氏に首相の座を奪われた菅氏が、9月の総裁選での小泉進次郎氏擁立を画策していることを察知した7月末に「総裁選で負ければ政治生命を失うとの判断から、総裁選不出馬宣言による退陣表明に踏み切った」(同)というのが“真相”とされる。
その後の政局展開をみれば「岸田氏の決断は正しく、石破政権誕生が“岸田1強”への布石となった」(政治ジャーナリスト)ことは間違いない。ただ、首相経験者の岸田氏が「安倍氏の真似をするように再登板を狙うのは邪道」(自民長老)との声も相次ぐ。
足元の旧岸田派内からも「『ポスト石破』では林氏を担ぐことが岸田氏の党内実力者としての存在価値を高める」(若手)との声が相次ぐだけに、「今回の議連旗揚げとその後の岸田氏の言動次第では、せっかく手に入れた“岸田1強”も失いかねない」(政治ジャーナリスト)との指摘が少なくない。
泉 宏 :政治ジャーナリスト
527
:
OS5
:2024/11/27(水) 17:23:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/be64bc777aef2f43367c68c1fb43d33e053d0818
旧安倍派、東京・平河町の事務所を閉鎖…派閥が管理する残金は党本部に寄付
11/27(水) 17:09配信
読売新聞オンライン
安倍派の政治資金パーティー
自民党派閥の政治資金規正法違反事件で解散を決めた旧安倍派は27日、東京・平河町の事務所を閉鎖した。派閥が管理する残金は党本部に寄付し、来年3月末までに政治団体としての解散届を総務省に提出する。同派の清算管理委員会が手続きを進めており、26日に今後の段取りを通知した。
旧茂木、旧岸田、旧二階、旧森山の各派は事務所を閉鎖し、旧岸田、旧森山両派は解散届も提出した。
528
:
OS5
:2024/11/28(木) 15:08:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6e2e0f691c5554d012df746e08d6191b13b1bea
猪口邦子議員宅火災2人死亡、発生2時間前帰宅の夫と長女連絡取れず
11/28(木) 11:42配信
東京都文京区のマンションで27日夜、6階に住む自民党の猪口邦子参院議員(72)宅から出火した火災で、警視庁は28日、室内から見つかった2人が死亡したと発表した。
警視庁によると、猪口議員は4人暮らし。仕事で外出中の猪口議員と次女は無事だったが、夫で東京大名誉教授の孝さん(80)と、30代の長女と連絡が取れていないという。
捜査関係者によると、マンションエントランスの防犯カメラには、孝さんと長女がそれぞれ同日午後5時ごろに帰宅する様子が映っていたという。同庁が身元の確認を進めている。
火災は27日午後7時ごろ発生。文京区小石川2丁目の6階建てマンションの6階部分約150平方メートルが燃え、発生から約9時間後の午前3時50分ごろに鎮火した。
朝日新聞社
529
:
OS5
:2024/11/30(土) 00:33:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2a3194f48661b5df1edfa614e4a55979431e18f
参院政倫審、旧安倍派の不記載27人が出席の意向 自民が年内開催求める
11/28(木) 17:06配信
産経新聞
立憲民主党との会談後、記者団の取材に応じる自民党の松山政司参院幹事長=28日午後、国会内(春名中撮影)
自民党の松山政司参院幹事長は28日、派閥パーティー収入不記載事件に関わった旧安倍派の現職の参院議員27人全員が参院政治倫理審査会(政倫審)への出席の意向を示していると明らかにした。国会内で記者団の取材に答えた。27人は先の通常国会で参院政倫審が出席要求を議決したものの、応じていなかった。
松山氏は同日、立憲民主党の参院幹部と会談し、年内の政倫審開催を求めた。公開の有無は各議員の判断に委ねる方針を確認した。松山氏は全員が出席の意向を示したことに関し、10月の衆院選敗北が影響していると語り、「説明責任を果たして政治活動を続けたいというそれぞれの決意だ」と説明した。
立民の斎藤嘉隆参院国対委員長は記者団に「一日も早く弁明させ、真相を明らかにしたい」と述べた。
参院政倫審への不記載議員の出席を巡っては調整が難航していたが、衆院選大敗を受け、石破茂首相(自民総裁)が出席を促した。また、衆院選では衆院政倫審の出席有無が公認の条件となったケースもあり、「来年夏の参院選前の出席は不可避」(参院自民幹部)の情勢となった。
530
:
OS5
:2024/12/01(日) 23:26:07
>>522
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbefa332ce35b82bba544e20112d963bd6ca685e
日本の国会議員にIR事業で賄賂か、米司法省が中国企業元CEOを起訴
11/30(土) 21:19配信
読売新聞オンライン
「インフラ、運輸、観光を所管していた政府高官」
米司法省は、日本の統合型リゾート(IR)事業を巡って日本の国会議員に賄賂を渡したなどとして、中国企業「500.com」(現ビットマイニング)の潘正明・元最高経営責任者(CEO)が海外腐敗行為防止法違反などで起訴されたと発表した。
アメリカ司法省の庁舎前でたなびく国旗=ロイター
同社はニューヨーク証券取引所に上場しており、米司法省が捜査した。日本の当局の協力も得たとしている。同社が1000万ドルの罰金の支払いに同意し、起訴内容が11月18日に公表された。起訴は6月18日付。
起訴状によると、潘被告は2017年8月頃、日本の国会議員1人に講演料として約200万円を、9月頃にはこの議員らに現金計約2650万円を提供した。12月頃にはこの議員らがマカオに旅行した際のプライベートジェットなどの費用も負担した。
この国会議員の名前は伏せられているが、起訴状は日本政府で当時「インフラ、運輸、観光を所管していた政府高官」としている。
東京地検特捜部が摘発したIR汚職事件では、内閣府の担当副大臣で、国土交通副大臣も務めた秋元司・元衆院議員(53)が17年9月〜18年2月、同社側から総額約760万円相当の賄賂を受領したとする収賄罪などで起訴され、1、2審で懲役4年の実刑判決を受けた。秋元被告は無罪を主張し、上告中。日本側の捜査は終結している。
同事件を巡っては、同社側が、秋元被告のほか、IRを推進する超党派の議員連盟で当時幹部を務めていた岩屋毅外相(67)ら5議員側に100万円ずつを提供したと供述していたことが分かっている。
これに関連し、11月29日の閣議後記者会見で見解を問われた岩屋外相は、「中国企業から金銭を受け取った事実は断じてなく、工作を受けたこともない。報道されている中国企業とは、全く付き合いはない」と改めて否定した。
531
:
OS5
:2024/12/04(水) 16:06:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/79e2cd0d9183509c6e08c680d6e4c1dfd6db9eb9
自民・小林鷹之氏陣営が勉強会立ち上げへ 総裁選の支援議員ら二十数人が会合で方針確認
11/28(木) 18:53配信
産経新聞
小林鷹之元経済安全保障担当相(春名中撮影)
9月の自民党総裁選で、小林鷹之元経済安全保障担当相を支援した中堅・若手議員らが28日、国会内で会合を開いた。小林氏に加え、先の衆院選で落選した前衆院議員も出席して意見交換が行われ、今後は政策などを議論する勉強会を立ち上げる方針を確認した。
出席者によると、会合にはオンラインも含め二十数人が出席。衆院選で与党が過半数割れしたことを念頭に、石破茂政権を支えていくべきだとの意見などが出たという。今後立ち上げる勉強会には、総裁選で小林氏を支援した議員ら以外にも幅広く参加を呼び掛けていく。
総裁選では、小林氏は「脱派閥」を掲げて選挙戦を展開。中堅・若手を中心に支持を広げたが、知名度不足が響き、9人中5位の結果となった。
次期総裁選については「挑戦する」と明言しており、10月にBSフジ番組に出演した際には、政策本位で仲間づくりを続けていく考えも示していた。
532
:
OS5
:2024/12/08(日) 21:23:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/440d7946a6757b70d9e5de70d6eebaf7bfa25a7e
自民・森山幹事長、石破総理と総裁選・決選投票時の都道府県票の見直しで一致「党大会に向けて整理」
12/8(日) 17:43配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
TBS NEWS DIG Powered by JNN
自民党の森山幹事長は石破総理との意見交換で総裁選における決選投票で、現在47票の都道府県票の数や配分を見直すことで一致したと明かし、今後、党大会に向けて整理していくと述べました。
自民党 森山裕 幹事長
「きのう、総理とちょっと意見交換する中で、決選投票の都道府県1票・47票というのは、ちょっといかがなもんですかねという話を2人でしたばかりでしたので、各県の党員の数をやはり考えながら、対応していくことが正しいのではないか」
森山氏はきのう、石破総理と意見交換をし、総裁選の決選投票で、現在、各都道府県1票、あわせて47票となっている地方票についてその数や配分を見直すことで一致したと明らかにしました。
今後47票から増やすのかや比率などについて議論し、来年3月に行われる党大会までに整理していく方針です。
TBSテレビ
533
:
OS5
:2024/12/11(水) 21:13:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/b68d60b953ac744c501530a69849fa56b76eab50
【速報】自公国103万円の壁は「178万円目指し来年から引き上げ」で合意 ガソリン税の暫定税率廃止も明記し幹事長が署名
12/11(水) 16:39配信
自民党・公明党・国民民主党の3党の幹事長は11日午後に会談し、年収103万円の壁について、「国民民主党の主張する178万円を目指して来年から引き上げる」ことを明記した合意書に署名した。
ガソリンの暫定税率の廃止についても合意書に明記した。国民民主党はこの合意を受けて、今年度補正予算案の採決で賛成する方針を固め、補正予算案は今国で成立する見通しとなった。
自民党の森山幹事長、公明党の西田幹事長、国民民主党の榛葉幹事長が署名した合意書に明記された内容は以下の通り。
一、いわゆる「103万円の壁」は、国民民主党の主張する178万円を目指して、来年から引き上げる。
二、いわゆる「ガソリンの暫定税率」は廃止する。
上記の各項目の具体的な実施方法等については、引き続き関係者間で誠実に協議を進める。
フジテレビ,政治部
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a79ada200f257a0290feef6acb41c541d6c2b50
自民・宮沢税調会長「釈然としない」 自民・公明・国民3党の幹事長合意に苦言
12/11(水) 19:37配信
自民・公明と国民民主3党の幹事長がきょう、いわゆる年収「103万円の壁」について「178万円を目指して来年から引き上げる」などと合意したことについて、宮沢税調会長は「釈然としない」と苦言を呈しました。
宮沢氏は来年度の税制改正をめぐる国民民主党との協議の責任者で、いわゆる年収「103万円の壁」の見直しについては、あさって、自民・公明と国民民主の3党で協議する予定でした。
ところが、きょう、3党の幹事長会談で国民民主側の要望をおおむね受け入れ、現状「103万円」の年収の壁を「178万円を目指して来年から引き上げる」ことで合意しました。
宮沢洋一 税調会長
「(これまでの)3党の税調会長の協議というものは、一歩一歩、前進をしてきたところで、こういう話が出てくることについて言えば、釈然としない感じは正直言ってございます」
宮沢氏は「正直、びっくりしたことは事実」と述べた上で、合意事項の「詳しい解釈については全く聞いていないので、今の段階でコメントしない」と語りました。
TBSテレビ
534
:
OS5
:2024/12/11(水) 21:19:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9910d3508fd130d61c02c6d2e98001cf332282f
旧文通費改革、使途公開や残金返還で与野党大筋合意 施行日は来年8月
12/11(水) 15:11配信
産経新聞
村井英樹氏=東京都千代田区(寺河内美奈撮影)
与野党は11日、調査研究広報滞在費(旧文通費)改革に向けた歳費法改正案について大筋合意した。旧文通費の使途公開や残金の国庫返還を義務付け、来年8月1日に施行する。使途の範囲など詳細は施行日までに決めるとした。旧文通費改革について議論してきた衆院与野党協議会の村井英樹座長(自民党)は記者団に「残された(臨時国会の)会期も短いので、来週の本会議で歳費法の改正を行っていきたい」と述べ、臨時国会での改正を実現させる考えを示した。
旧文通費改革を巡っては、衆参両院に与野党協議会が設置され、論点を使途の範囲、使途公開、残金返納などに絞り込んだ。
旧文通費は国会議員に月額100万円支給され、領収書不要で幅広い使途が認められていることから国会議員の「第2の財布」とも呼ばれる。日本維新の会が使途公開による透明性確保を訴えてきた。
535
:
OS5
:2024/12/12(木) 07:54:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/16684edf4298818390b6317d40a886c8c8909f7d
政治改革、自民の譲歩焦点 公・国接近、野党強硬 議論五里霧中、会期延長論も〔深層探訪〕
12/12(木) 7:00配信
時事通信
衆院予算委員会で挙手する石破茂首相=10日午前、国会内
政治資金規正法再改正に向けた国会での議論が10日、スタートした。派閥裏金事件を巡る自民党への批判がやまない中、各党とも自民と一線を画す対応を取っており、石破茂首相が掲げる「年内決着」を実現するには、「少数与党」がどこまで各党に譲歩して合意形成を図れるかがカギを握る。ただ、企業・団体献金を中心に各党の隔たりは大きく、議論の行方は五里霧中だ。
◇「生き残り」
「各党間で真摯(しんし)な話し合いがなされている。政府の立場でいつまでにと申し上げるのは越権だ」。立憲民主党の長妻昭代表代行が10日の衆院予算委員会で企業・団体献金禁止を含む年内の規正法再改正を迫ると、首相はこう言葉を濁した。
予算委の合間に開かれた10日の衆院政治改革特別委員会で、与野党は規正法再改正に関するそれぞれの考え方を表明。立民や日本維新の会、共産党などほぼ全党派が企業・団体献金禁止の主張を展開する一方、自民は「禁止より公開だ」との立場から存続の方針を改めて力説した。
自民の孤立をより深めるように、連立を組む公明党は独自の動きを取り始めた。政治資金を監視する第三者機関設置のための法案を10日、国民民主党と共同で提出。自民が想定する第三者機関が外交上の配慮などを理由に非公開にできる「公開方法工夫支出」の監査にとどまるのに対し、公明などの案は政治資金全般に及ぶのが違いだ。
公明による異例の対応は、衆院選の結果、法案提出に必要な議席を確保できなくなったのも一因だ。自民は「予想の範囲」(閣僚経験者)と平静を装うが、公明の斉藤鉄夫代表は記者団に「政治改革に与野党は関係ない」と強調した。
公明は衆院選で「裏金」候補30人超を推薦し、野党から「共犯」と批判を浴びた。その苦い教訓から、公明は「政治決戦」と位置付ける来年の東京都議選と参院選に向けて「甘い対応は命取りになる」(幹部)と危機感を強めており、自民に「助け船」を出す気配は見られない。
自民が部分連合の相手と位置付ける国民民主も距離を置く。10日の特別委では企業・団体献金について「全党派で一致できる共通点を見いだしていく」(長友慎治氏)と自民を突き放した。「どうやったらアピールし、生き残れるかを各党が考えている」。自民重鎮はこう頭を抱えた。
◇答弁に危うさ
国会日程も窮屈さを増しつつある。土日を除けば会期内に審議に充てられる日は8日間を残すのみ。しかし、自民執行部は会期末の21日までのシナリオを描き切れていない。自民政治改革本部の小泉進次郎事務局長が10日、「夜も土日も(審議を)提案していきたい」と記者団に強調すると、参院幹部は「勝手にやってくれ」と吐き捨てるように語った。
ここにきて、首相の答弁の危うさも目立ち始めた。10日の衆院予算委では旧安倍派幹部らに政治倫理審査会での弁明を促すよう迫られ、「『自発的に出ることを促す』のは日本語として理解できない」としゃくし定規に反論。野党は「石破論法だ」(長妻氏)と反発を強める。
並行して進む2024年度補正予算案の審議も不透明感が漂う。自民は12日の衆院通過を目指しているが、「年収103万円の壁」見直しを巡る協議が難航する中、国民民主は補正予算案への賛成を明言しておらず、「賛成多数」確保のめどは立っていない。
国民民主の榛葉賀津也幹事長は10日夜、静岡市内で記者団に「衆院過半数割れの事実をもう少ししっかり受け止めないといけない」と自民をけん制した。自民内では「カレンダーが見えない」(参院幹部)として、規正法の再改正と補正予算案の成立を確実にするため、会期を数日間延長する案も取り沙汰され始めている。
536
:
OS5
:2024/12/13(金) 12:58:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/50a115a7cda210ab0a4d84f88390a652727ffa35
自民「三正面作戦」奏功、補正予算成立へ 立民に配慮、28年ぶり修正
12/13(金) 12:01配信
西日本新聞
国会議事堂
2024年度補正予算案の衆院通過は、「少数与党」になった自民党の3野党に対する「三正面作戦」が奏功した。税制協議を進める国民民主党だけではなく、野党第1党の立憲民主党や、日本維新の会に対しても予算や看板政策の協力と引き換えに譲歩を引き出した。予算否決のリスクを分散して保険をかける“窮余の策”で難局をしのぐ戦略が、今後も通用するかは見通せない。
【図表】補正予算案巡る与野党構図
12日夜、首相官邸。「多くの賛成を得て成立をした。単に成立をすればいいということではなく、本当にいい議論ができた」。石破茂首相は維新、国民の賛成を得ての予算通過を評価し、安堵(あんど)の表情を浮かべた。
自民が特に腐心したのは、予算委員長ポストを握る立民対策。立民が納得しなければ、採決するための委員会を開く日程すら決められないからだ。
自民側は立民の野田佳彦代表が経済誌で「党独自の補正予算案を出す」と言及したことに着目。立民の主張を反映する方策を模索し、審議入りの9日から国対間で接触を重ねた。
立民がこだわったのは「能登半島地震の復興に予備費から1千億円の積み増し」。自民側は当初、首相が予算委で答弁すると持ちかけたが、立民は応じず、予算案の修正で折り合った。立民は28年ぶりの修正を「画期的」と歓迎した。
採決は自民が描いた12日となり、立民は「全ての要望が反映されなかった」と衆院本会議で反対に回ったが、すんなり衆院通過。「互いにメンツを立てる約束を果たせた」と自民国対幹部はひと息ついた。
自立の交渉がヤマ場を迎えていた10日夜から11日午前。「立民が予算案に賛成する」とのうわさが永田町で駆け巡った。
「103万円の壁」引き上げと予算案への対応をてんびんにかけていた国民内では、自立の接近に「そこまでするのか」(ベテラン議員)と衝撃が広がった。11日午後、唐突に行われた与党との幹事長会談で引き上げ時期などを確約する覚書を交わした。自民幹部は「少数与党は大変」とこぼしつつも、引き上げ幅に関してはあいまいさを残す文言で決着し、予算案への賛成を確約させた。
自民は、政権との融和路線と一線を画す新体制になった維新にも触手を伸ばした。10日に与党と維新の政調会長会談を開き、来年度当初予算案の要望を聴取して「地ならし」。12日朝には維新が重視する「教育無償化」について近く協議を始めることで合意し、予算案の賛同も得た。
当初、国民と政策ごとに連携する「部分連合」を目指した政府、与党だったが、自民幹部は一連の交渉を振り返り「一本足打法は限界がある」。自民重鎮は「幅広く窓口を設けることは大事」と強調した。
野党交渉の本番は来年度当初予算案だ。自民幹部は「今回は結果的にうまくいっただけ。次は分からない」と自嘲した。安定した政権運営の枠組みが築けていない状況に変わりなく、激しい与野党対立をしのげるのか不安要素を抱えたままだ。 (東京報道部取材班)
西日本新聞
537
:
OS5
:2024/12/13(金) 14:16:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/83319b88adc3230533a876c4724d5af2bfeab5b9
トランプ氏 安倍昭恵さんと面会へ 週末にフロリダ州の邸宅で夕食会か メラニア夫人も同席
12/13(金) 11:01配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
アメリカのトランプ次期大統領が安倍元総理の妻・昭恵さんとフロリダ州の邸宅で今週末に面会する見通しであることがわかりました。
複数の関係者によりますと、トランプ氏から昭恵さんに対して訪米の要請があり、2人は今週末にフロリダ州の邸宅「マール・ア・ラーゴ」でメラニア夫人とともに面会する見通しです。
安倍元総理との首脳外交で親密な関係を構築していたトランプ氏から就任前にぜひ会いたいとの呼びかけが昭恵さんにあったということです。
また、CNNテレビの記者は面会は私的な夕食会のかたちで15日に行われ、メラニア夫人も同席するとSNSに投稿しています。
トランプ氏は大統領だった2018年に安倍総理夫妻を「マール・ア・ラーゴ」に招待していて、日米首脳会談を行ったほか、両夫妻そろっての夕食会を開き、歓待しています。
TBSテレビ
538
:
OS5
:2024/12/13(金) 21:08:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/1402acc0cd9a185661dffca2a7f8833cccff57cc
自民党静岡県連の支部長3区・山本裕三氏「留任」8区・稲葉大輔氏「保留」で党本部に回答へ
12/13(金) 18:39配信
静岡放送(SBS)
静岡放送
自民党静岡県連は2024年10月の衆議院選挙で落選した静岡3区と8区の支部長について、3区は山本裕三氏を「留任」させ、8区の稲葉大輔氏は「保留」という形で党本部に回答すると決めました。
自民党静岡県連によりますと、12月10日付で自民党本部から、10月の衆議院選挙で落選した静岡3区の山本裕三氏と8区の稲葉大輔氏について、支部長として推薦したいという案が届いたということです。
回答期限は12月16日となっていて、県連役員や地元支部などと協議した結果、3区は山本裕三氏を留任させることが決定しました。
一方、8区の稲葉大輔氏については、地元支部などと今後の体制について協議を重ねている最中だとして「保留」という形で党本部に回答すると決めました。今後、就任を目指していくということです。
自民党静岡県連の相坂摂治幹事長は、支部長の決定について「2025年7月の衆参同時(選挙)の可能性がゼロではないので、1日も早くスタートを切りたい」と述べました。
静岡放送
539
:
OS5
:2024/12/16(月) 22:34:44
これは小野寺失言だな
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_VAGDLOMDUVHRFBQAKLHYLZQ3RI.html
「なぜ学生が103万円まで働くのか」自民・小野寺氏 Xで釈明「学業専念支援が政治」
2024/12/16 09:55産経新聞
「なぜ学生が103万円まで働くのか」自民・小野寺氏 Xで釈明「学業専念支援が政治」
自民党の小野寺五典政調会長(春名中撮影)
(産経新聞)
自民党の小野寺五典政調会長は15日、X(旧ツイッター)に、年収103万円を超えると所得税が生じる「103万円の壁」の引き上げを巡って、「野党各党は壁をとっぱらえとかいうが、根本おかしいと思う。なぜ学生が103万円まで働かないといけないのか」と自身が同日に札幌市で講演した内容を報じる記事を引用し、「『学業に専念できるよう政治が支援するのが本筋』との意図です」と説明した。
「103万円の壁」の引き上げを巡っては、自民、公明、国民民主3党が引き上げで合意。13日の3党協議で自公は非課税枠を123万円に引き上げることを提案したが、178万円への引き上げを目指す国民民主は「話にならない」(古川元久税制調査会長)と応じなかった。
小野寺氏はXで、自身の学生時代について「授業料の減免を受け、大学構内の寮に住み、奨学金とバイトで生活費を捻出した」と振り返り、「だからこそ、学生には学業に専念できる国の支援が必要と思っている」と強調。「学生には安心してさまざまな活動に励み、視野を広げて社会人基礎力を磨いてほしい」と訴えた。
小野寺氏は札幌市内の講演でも「学生に十分学業に専念できるような支援をすること。本来はこれを国会でやるべき」とも述べていた。
一方、国民民主の玉木雄一郎代表(役職停止)は15日、Xで小野寺氏の講演の記事を引用し、学生が働かざるを得ない背景について、「・長いデフレで親の所得も伸びない。・インフレで生活費が上昇。・奨学金の所得制限で学生支援も不十分」などと指摘し、小野寺氏を念頭に「学生も親の生活も厳しいのです。まるで(18世紀に豪華な宮廷生活を送った)マリーアントワネットみたいな感覚ですね」と書き込んだ。
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/sponichi-spngoo-20241216-0101.html
橋下徹氏 自民・小野寺政調会長の103万円の壁見直しは“おかしい”に「自民党政治が悪かったから…」
2024/12/16 08:46スポニチアネックス
橋下徹氏 自民・小野寺政調会長の103万円の壁見直しは“おかしい”に「自民党政治が悪かったから…」
橋下徹氏
(スポニチアネックス)
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が16日までに自身のSNSを更新。自民党の小野寺五典政調会長(衆院宮城5区)が“103万円の壁”引き上げに対して疑問を呈する発言をしたことに言及した。
小野寺氏は15日、札幌市で開かれた党のセミナーで講演し、アルバイトをしている大学生らを扶養する親の税負担に関する“103万円の壁”引き上げについて「根本おかしい」と疑問を呈した。
小野寺氏は「野党各党は壁を取っ払えと話しているが、根本、おかしいと思う。なぜ学生が103万円まで働かなければいけないのか」と指摘。
また、「学生は将来のためにしっかり勉強してほしい。学業に専念できるような支援を国会で議論すべき」と述べた。
橋下氏は「『なんで学生が103万円まで働かないといけないのか』自民・小野寺政調会長『103万円の壁』引き上げで疑念」と題された記事を引用し、「学生が働かなければならないほどの学費高騰、親の収入不足、奨学金制度の不十分さの現状を知らないのかな。自民党政治が悪かったから働かないといけないのに」とつづった。
540
:
OS5
:2024/12/18(水) 00:04:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a29c13ae99598ab8c2c5f83c2b7312729f13a89
田崎史郎氏が「誠意」発言で炎上の宮沢洋一税調会長を酷評「本当に政治オンチ」「もともとは…」
12/17(火) 10:09配信
318
コメント318件
日刊スポーツ
テレビ朝日(2023年10月撮影)
政治ジャーナリスト田崎史郎氏は17日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜午前8時)に出演し、「年収103万円の壁」を、178万円を目指して引き上げることで合意した自民、公明、国民民主3党の幹事長の合意内容に対する自民党の宮沢洋一税調会長のコメントについて「本当に政治オンチと思った」と酷評した。
【写真】自民党の宮沢洋一税調会長
3党の幹事長は、12月11日、国民民主党が主張する「103万円の壁」を、同党の主張に沿って「178万円を目指して来年から引き上げる」ことで合意。これに対し、13日の3党の税制調査会(税調)幹部の会合では、与党から国民民主に、178万円を目指すどころか「123万円」という数字が提案され、国民民主は反発し一蹴。これに関し、かつては時の首相も口出しできない「聖域」といわれた自民党税調の宮沢会長は「(123万円は)誠意を見せたつもりだ」とコメントしたことで、SNSで大炎上し「ラスボス」と評するコメントもある。宮沢氏は、178万円に触れた3党幹事長合意にも「釈然としない」と不快感を示していた。
田崎氏は、与党として123万円を提案した宮沢氏の反応について「よくよく考えても、この人は本当に政治オンチと思った」と指摘。「123万というのはもともと財務省が考えていた数字。財務省と打ち合わせの上で言った」と独自情報を明かし「それ(123万円)で決着するならいいが、国民から一蹴され、それ以上を出さないといけなくなった。もし『110万円くらい』と言って、それから123万円にしたら落ち着いたかもしれない。(早々に)本音の部分を出してしまったので、それ以上出さないといけなくなった。本当にヘタだ」と述べた。
宮沢氏の発言の背景について、宮沢氏が参院議員であることに言及し「参院は自公が多数で過半数をもっている。衆院が少数与党になっている現実に、考えがついていっていないのではないか」と述べた。一方で「178万円にすると、財務省の試算では7〜8兆円の減収になるという。そこまでの財源を見いだすのは難しい。国民民主党の弱さは、財源を示していないことだ」とも指摘した。
田崎氏は「178万円を目指して来年から引き上げる」という3党幹事長合意の額にどこまで近づくか、ということについて「123万円から増える可能性はあるが、178万には至らないのではないか。(取材では)最初は『130万円』くらいと聞いていたが、宮沢さんがやってしまったので、それで落ち着くかどうか」と分析した。
541
:
OS5
:2024/12/19(木) 11:14:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/a40e86da9b05ca124e9beecdcf18f811400cc25d
「103万円の壁」対応に苦慮、自民が維新・国民民主を「両てんびん」に…強硬姿勢の国民民主に軟化促す
12/19(木) 6:48配信
読売新聞オンライン
自民党が少数与党の苦境を乗り切るため、野党第3党の国民民主党に続き、第2党である日本維新の会に接近している。国民民主が「103万円の壁」見直しなどで兆円単位の財源が必要な政策を強硬に主張することに苦慮しているためで、教育無償化を目指す維新を取り込み、国民民主の軟化を促したい考えだ。
打ち切り
(写真:読売新聞)
「協議をしっかり見守っていこう。国民に納得いただける根拠のある数字を出さなきゃいけない」
石破首相(自民党総裁)は18日昼、公明の斉藤代表と首相官邸で昼食をともにした際、年収103万円を超えると所得税が課される「103万円の壁」の引き上げに関してこう述べ、3党の税制調査会長らによる協議を続けるべきだとの考えを示した。
首相にとって最も頼りにする協力相手は国民民主だ。しかし、国民民主は看板政策である「103万円の壁」見直しについて、178万円への引き上げで強気の姿勢を崩さず、代表代行の古川元久税調会長は自公の123万円案に怒り、17日の協議を一方的に打ち切った。
政府は178万円への引き上げで7兆〜8兆円の税収減を見込む。国民民主はガソリン税に上乗せされている暫定税率の廃止も求めており、これには1・5兆円程度の減収が想定される。
政府高官は「財源には限りがある。国民民主はハードルを上げすぎて落としどころが分からなくなっている」と不信感をのぞかせた。
急浮上
こうした中、連携先として急浮上しているのが維新だ。維新は重視する教育無償化の実現に向け、与党が協議体の設置を約束したことで今年度補正予算に賛成した。前原誠司共同代表は18日の党会合で来年度予算案に関しても「教育無償化で誠実な対応があるかどうかを見極める」と述べ、賛成に含みを持たせた。
維新が求める高校授業料無償化には約6000億円が必要とされる。維新幹部は「国民民主よりもうちの方が安上がりだ」と語った。
もっとも、自民ベテランは「維国の対抗心につけ込む手法は危うい。相当うまく立ち回らなければ、いずれの協力も失いかねない」と懸念を口にした。
維新内では前原路線への異論も出ており、「来年度予算案への賛成でまとめるのは難しい」との見方がある。国民民主の玉木代表(役職停止中)は18日、国会内で自公が123万円で譲歩しようとしないことについて、「維新と本予算を成立させる約束ができたんでしょうかね」と記者団に不快感を示した。
542
:
OS5
:2024/12/19(木) 19:37:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/dea10bb2c0cf47a6e30896898466414a4e927e0c
自民・小林鷹之氏、勉強会発足 「ポスト石破」見据え足場固め? 「政局の話は関係ない」
12/19(木) 19:20配信
産経新聞
勉強会の初会合で挨拶する自民党の小林鷹之元経済安保相(中央)=19日午前後、国会内(春名中撮影)
9月の自民党総裁選に立候補した小林鷹之元経済安全保障担当相ら有志議員による勉強会の初会合が19日、国会内で開かれた。先の衆院選の落選者も含め、約40人が参加した。今後も定期的に開催され、政策などの議論が行われる予定だが、小林氏が次期総裁選への出馬に意欲を示していることから、「ポスト石破」を見据えた足場固めの狙いもあるとみられる。
勉強会の名称は「2050年のわが国のかたち・社会のあり方を考える研究会」。会合で、小林氏は「党の中で政策を考える場はたくさんあるが、中長期の国のあり方を議論する場は、あまりなかったのではないか」と述べた。
勉強会の位置づけについては「政局の話は関係ない」と強調。その上で「自民が少数与党だろうが、何だろうが、どういう立場に置かれても、私たちなりの軸を持って国家運営に携わっていくことが重要だ」と語った。
呼びかけ人には渡海紀三朗党政治改革本部長や浜田靖一衆院議院運営委員長、石井準一参院国対委員長らが名を連ねた。この日は、小林氏が「今後の日本のあり方について」と題した講演を行った。
総裁選で、小林氏は「脱派閥選挙を徹底したい」と訴え、党の刷新を期待する中堅・若手を中心に支持を広げた。しかし、知名度不足の課題が払拭できず、出馬した9人中5位の結果となった。次期総裁選については「挑戦する」と明言している。
543
:
OS5
:2024/12/26(木) 20:34:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/67810c9ffaf73846e0039fe19d57605a772dc2f1
続く「辰年選挙」のジンクス、自民一強のサイクルが終焉 「旧民主に似てきた」と指摘も 政治回顧2024(上)
12/23(月) 19:35配信
産経新聞
元日の能登半島地震とともに幕を開けた令和6年の辰年も、あと1週間余りとなった。辰年は、過去にも明治維新をはじめ、時代を画する出来事が起こってきた歴史もあって「変革の年」だと言われる。
選挙にまつわるジンクスもある。昭和27年、同51年、平成12年、同24年という辰年にあった衆院選では、いずれも当時の与党が議席を減らした。そして今年10月の衆院選でも自民・公明の与党が過半数割れし、「辰年選挙」のジンクスが続く形になった。
■総裁は「党内野党」から
振り返って12年前の辰年選挙では、当時の与党・民主党が惨敗し、自民党が安倍晋三総裁、石破茂幹事長のもとで政権を奪還した。安倍氏は党内で常に主導権を握り、野党を圧倒する「一強政治」を築いた。一方で旧民主党勢力などの野党は多弱化が進んだ。
安倍氏の後を継いだ菅義偉、岸田文雄両政権でも「自民一強」の基本構図は変わらなかった。しかし昨年から表面化した派閥パーティー収入不記載事件は国民の大きな怒りを買い、状況は一変した。
自民が今年9月の総裁選で、「党内野党」といわれた石破氏を総裁に選出したのは、危機感の表れではあった。石破首相は就任後、間を置かず衆院解散・総選挙に踏み切ったが、自民への逆風はやまなかった。
「悪夢のような民主党政権というが、あのころを覚えている人はずいぶん減った」。首相は選挙戦で政敵・安倍氏の言葉を引用し、野党の政権担当能力の欠如を攻撃した。しかし選挙結果は惨敗に終わり、ちょうど干支(えと)(えと)のサイクルで政治の風景が激変した。
■前向きな政策実現競争も
もとより党内基盤も弱い石破首相の政権運営は綱渡りの連続で、政治は先行きが見通せない状況だ。
自民の衆院選大敗を決定付けたのは、選挙戦終盤に発覚した非公認候補への2000万円支給問題だった。選挙後、首相らを支える官邸スタッフの一人は、ノーチェックで支給が決まった党の危機管理とガバナンス(統治)の欠如を指摘し、「民主党政権に似てきた」と嘆いた。
「年収103万円の壁」引き上げを巡り、少数与党の自公両党は国民民主党との3党幹事長会談で、「178万円を目指して来年から引き上げる」と合意した。自民の宮沢洋一税制調査会長は「釈然としない」と頭越しの決定に不快感を示したが、国民民主の関係者は「所属議員がマスコミの前で公然と執行部を批判するのは、民主党政権そのものだ」と指摘した。
新たな政治状況にポジティブな面を見いだせないこともない。首相は低姿勢で「熟議」を打ち出す一方、国民民主など野党側も与党との協議を通じ、それぞれの政策実現を競い始めた。政局優先の日程闘争やスキャンダル追及など、不毛な光景は目立たなくなった。
激動の辰年が終わり、もうじき巳年を迎える。脱皮を繰り返して成長するヘビのごとく、政治も「再生」の年となることを祈りたい。(官邸クラブキャップ 千葉倫之)
544
:
OS5
:2024/12/26(木) 20:35:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ab559f00e75b06275afec923980839e2f89957c
少数与党なのに「党高政低」の逆説 過半数に13議席届かず、交渉役の森山幹事長に権力集中 政治回顧2024(中)
12/24(火) 19:06配信
産経新聞
令和6年5〜8月の主な出来事
国会の風景は、与党が過半数を割った10月の衆院選を経て一変した。与野党や霞が関の関心は、国会運営がどう変化するのか。その予兆は衆院選の投開票日に早くも見えた。
「維新とは親和性が高いと思っています」
10月27日、日本維新の会の幹部は自民党の森山裕幹事長から電話を受けた。少数与党となった自民が国民民主党や維新に協力を依頼する-そんな多数派工作が水面下で始まっていた。
■経済対策が初めての成果
初めて目に見える成果が出たのは11月20日。政府の経済対策について自民、公明、国民民主の3党政調会長が合意文書を交わした。国民民主に譲歩し、同党の看板政策「年収103万円の壁」の引き上げ検討を明記した。引き上げ幅の協議が膠着すると、12月11日に3党幹事長が「178万円を目指して来年から引き上げる」との合意文書を交わした。これで国民民主は補正予算賛成に回った。
24日に成立した政治改革関連法は、法案修正や他党との交渉を自民の木原誠二選対委員長や小泉進次郎前選対委員長が主に担った。石破茂首相は15日、衆院議員宿舎で森山氏らと会い、党総裁として、立憲民主党に譲歩することで法案を成立させる方針を了承した。
重要な政策判断を首相や石破官邸が主導した形跡はうかがえない。首相に近い議員は「石破さんは森山さん頼み」と語る。
浮かび上がるのは、安倍晋三政権のように首相や首相官邸に決定権が集中する「政高党低」が覆り、党の力が強い「党高政低」となった力学の変化だ。
衆院の会派構成は自公合わせて220議席で、過半数の233に13議席届かない。首相がどのような政策を打ち出しても野党各党が「ノー」なら万事休す。法案や予算案を通すには野党の一部を引き込み13議席の穴を埋める必要があり、自民の交渉役が重要となる。
その結果、森山氏ら党中枢に仕事と権力が集中している。森山氏は歴代最長の党国対委員長経験者で、野党との交渉に慣れている。現在の国対委員長は側近の坂本哲志氏だ。
■かつては「参院のドン」
与党の数が減り、弱ったからこそ、政権内で党の力が増す-。そんな逆説的な状況は、かつてもあった。
森山氏が参院議員時代に目をかけられた青木幹雄元参院議員会長が、当時の小泉純一郎首相さえ配慮を重ねる「参院のドン」に上り詰めたのは、平成元(1989)年以来、参院で自民が過半数に届かない時代が長かったからだ。
1990年代から2000年代にかけて野党人脈を広げた青木氏。野党側も青木氏らとパイプを持つ輿石東・元民主党参院議員会長が力を増し、旧民主党政権では参院議員ながら党幹事長に就いた。
自民は来年の通常国会でも「国民民主か維新を引き寄せ、野党を結束させないことが大事」(現職閣僚)だ。森山氏について、周辺は「自分が首相を支えなければと思っているだけ」と代弁するが、「野党に譲りすぎだ」という自民内の厳しい視線も注がれる。(与党キャップ 田中一世)
545
:
OS5
:2024/12/27(金) 11:16:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/20cf37db509805ae4cc53ccf0c11aa182416eb80
自民裏金議員、5人を起訴猶予 特捜部、65人一斉不起訴
12/26(木) 17:32配信
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、東京地検特捜部は26日、政治資金規正法違反の疑いで告発された元官房長官の松野博一衆院議員や元国対委員長の高木毅元衆院議員、秘書ら計65人を一斉に不起訴とした。国会議員や元議員は計18人で、うち現職3人と元職2人が犯罪事実を認めつつ裁量で起訴を見送る起訴猶予だった。今後、検察審査会に審査が申し立てられる可能性がある。
旧安倍派の議員や元議員で不起訴となった16人のうち、松野氏や高木氏らが嫌疑不十分とされた一方、簗和生衆院議員、関芳弘衆院議員、宮本周司参院議員の現職3氏と、元衆院議員の菅家一郎、衛藤征士郎の元職2氏が起訴猶予と判断された。
簗氏と関氏は今月、国会の政治倫理審査会に出席。簗氏は「派閥が不適切な処理をしているとは思いもよらなかった」、関氏は「(派閥で)法的な処理がなされていると思っていた」とそれぞれ主張した。
また特捜部は、検審の不起訴不当の議決を受け再捜査していた萩生田光一、世耕弘成両衆院議員のそれぞれの秘書2人を再び起訴猶予とした。
546
:
OS5
:2024/12/28(土) 19:45:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/39c9095538d209884d25c3017b17074875e7be1b
石破首相「大臣の5倍、10倍はしんどい」 就任3カ月
12/28(土) 14:56配信
毎日新聞
石破茂首相
石破茂首相が28日の読売テレビ番組で、首相就任からまもなく3カ月を迎えることを巡り、「今は全分野が来るので、量的にも質的にも、今までやってきた大臣の5倍、10倍はしんどい。それはわかっていて、やってんだろという話だけど」とこぼす一幕があった。
首相はこれまで防衛相、農相、地方創生担当相と閣僚を歴任してきた。首相は「閣僚の時は閣僚として一生懸命やったけど、いざとなったら『総理どうしましょうか?』と相談に行くことができる。三つぐらい選択肢を示して『さあ、総理お決めください』ということだった」と説明。その上で「今度はそういう相手がいないので、最後は自分が決めるということだ」と言葉を継いだ。
首相は近く、首相官邸に隣接する首相公邸に入居する見通しだ。【鈴木悟】
547
:
OS5
:2024/12/30(月) 18:02:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/fce5f8f6da8dfa19be4ca9af14bf9c1308d99925
自民の国会調整役、元閣僚ずらり 衆院選で適材落選、重厚な配置に
12/30(月) 16:06配信
共同通信
自民党が衆院の常任、特別委員会で野党との調整役を担う与党筆頭理事に閣僚経験者を並べている。従来は入閣前の中堅が就いて経験を積むのが主流だったが、先の衆院選で多くの適任者が落選し、派閥裏金事件に関係した議員の起用を控えた結果、重厚な配置となった。少数与党として初めて臨む通常国会で、経験を生かして委員会運営を円滑に進める役割が期待されそうだ。
衆院には常任、特別委が計24あり、自民は過半数の14委員会で与党筆頭理事に閣僚経験者を充てている。2024年1月の通常国会召集時の7人と比べ倍増。与野党攻防の主な舞台である政治改革特別委では斎藤健前経済産業相が担っている。
548
:
OS5
:2025/01/02(木) 08:59:46
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20241214-OYT1T50003/
どんな質問にも動じない「鉄壁の林」…官房長官就任1年、「ポスト石破」へ旧岸田派の結束確認
2024/12/14 10:45
林芳正官房長官(63)が14日で就任1年を迎える。自民党派閥の政治資金問題で昨年12月に緊急登板した後、岸田、石破両内閣を支え、今年9月の自民党総裁選に出馬して一定の存在感を示した。「ポスト石破」をにらみ、課題の党内基盤の強化にも取り組んでいる。
記者会見する林官房長官(13日、首相官邸で)=川口正峰撮影
「この1年、内閣の要として全力を尽くしてきた。石破首相を支え、職責を果たすことに専念していく」
[PR]
林氏は13日の記者会見で、将来の首相就任への意欲を問う質問には直接答えず、官房長官としての実績を強調するにとどめた。
林氏は、衆参合わせて30年近い政治経験と7度の入閣を誇り、「永田町随一の政策通」とも評される。政府のスポークスマンとして臨む1日2回の記者会見では「どんな質問にも動じない鉄壁ぶり」(周辺)を見せ、能登半島地震など危機管理でも落ち着いた対応が際立つ。
林官房長官の衆院へのくら替え以降の動き
知名度不足も指摘されるが、史上最多の9人が乱立した9月の党総裁選では、4位に食い込んだ。その後の組閣で、石破首相は、非主流派として長く要職から離れていた自身の政権運営にとって、林氏の手腕が不可欠と判断し、林氏に官房長官の続投を求めた。
林氏は将来の総裁選再挑戦を巡り、「戦う以上は勝たなければならない」と語っており、足場固めに余念がない。支持基盤として期待するのは、林氏が長く座長を務めた旧岸田派だ。今月12日夜には、小野寺政調会長ら総裁選で自身を支持した旧岸田派の議員らと東京・赤坂の衆院議員宿舎内の会議室で杯を交わし、結束を確認した。10月の衆院選で初当選した議員も顔を見せた。
ただ、総裁選では、旧岸田派から上川陽子・前外相も出馬したほか、一部は小泉進次郎元環境相の支持に回っており、一枚岩とは言えないのが現状だ。
党内では、林氏について「与えられた仕事は完璧にこなすが、主導的に政権を引っ張っていく姿勢に欠ける」(閣僚経験者)と見る向きもある。少数与党として綱渡りの政権運営が続く中、どこまで首相を支えきれるかが、ポスト石破に向けた試金石となりそうだ。
549
:
OS5
:2025/01/02(木) 09:01:09
https://www.sankei.com/article/20241214-GVDCDMEYZFPPNPWSKVRTJW4LGM/
少数与党の「内閣の要」林芳正官房長官が就任1年 ポスト石破へ足場固めも
2024/12/14 17:54
林芳正官房長官は14日、就任から1年を迎えた。岸田文雄政権から唯一、続投した閣僚として石破茂首相を支えており、安定した答弁と政策能力で目立った失点はない。衆院選大敗で少数与党に転落し、自民党内に首相への不満も渦巻く中、林氏は「ポスト石破」に向けた足場固めも進めている。
「今日で1年目だが、昨年12月に官房長官兼拉致問題担当相を拝命した。拉致被害者家族一人一人の思いや痛切な声を直接伺ってきた」
林氏は14日、東京都内で開かれた北朝鮮による拉致問題の討論会でこう述べた。外相経験もある林氏は米国や韓国などにもパイプを持つ。自身の強みも踏まえ、この日も政権の最重要課題に取り組む姿勢を示した。
林氏は党派閥パーティー収入不記載事件を受け辞任した松野博一氏の後任として昨年12月、官房長官に就任。7度の入閣や約30年の政治経験に基づく手腕で首相を支え、記者会見では挑発的な質問も淡々とかわす安定感を見せる。
知名度不足が課題だったが、総裁選では有力候補3人に次ぐ4位に食い込み、「人柄や政策への高い知見が浸透し、認知度はかなり高まった」(周辺)。来年夏に参院選を控える中、党内では令和7年度予算案成立後の「石破おろし」の可能性がささやかれており、林氏への待望論も静かに広がっている。
一方、支持基盤はなお盤石とは言い難い。所属した旧岸田派は総裁選でメンバーの支持動向が分散。領袖だった岸田氏は林氏を支援したが、その岸田氏も11月、旧派閥メンバーを中心とした議連を立ち上げて再始動した。総裁選で林氏を支援した若手からは「もし動くなら岸田さんを応援したい」との声も漏れる。
林氏は総裁選後も旧岸田派のメンバーだけでなく、先の衆院選で初当選した若手とも会食などを重ねる。13日の記者会見で首相の座への意欲を問われると「首相を支え、職責を果たす。内閣の要として持てる力を発揮し仕事をやり抜きたい」と語るにとどめた。(永井大輔)
550
:
OS5
:2025/01/02(木) 09:01:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7efe61b093cf5c871991b205e6befd702bc44c4
2025年、石破首相に立ちはだかる3つの壁 36年前の悪夢とは…「ポスト石破」は誰?
1/2(木) 7:00配信
日テレNEWS NNN
2024年10月1日、総理大臣に指名された石破茂氏。総裁選挙はなんと5度目の挑戦。
衆議院選挙で与党過半数割れに追い込まれた石破政権。2025年の通常国会では、最重要課題の予算成立に向け野党の協力を得るメドは立ってない。“12年に一度”の東京都議選と参院選がともに行われる年に、石破首相に立ちはだかる3つの壁とポスト石破について解説する。(政治部 自民党担当 長谷栞里)
【図解】石破内閣発足時の支持率は2006年以降ワースト2位?過去の政権と見比べる
■第1の壁 2025年度予算 “野党の協力”が必須
自民・公明が過半数の議席を得られず“少数与党”となり「国会の景色が一変した」永田町。衆議院予算委員会の委員長など、重要ポストが野党の手に渡る中、2025年は与党にとってさらに苦しい場面が続くことが予想される。
国会で審議される予算案や法案は基本的に衆議院・参議院で“過半数の賛成”で可決されて初めて成立する。つまり、現状の与党の衆議院の議席数では、野党にも賛成してもらわない限り、2025年度の本予算案が成立させられないのだ。
2024年、少数与党になって初めての臨時国会では「補正予算」を成立させるために、与党は野党の協力を取り付けるために奔走することになった。
■国民民主と維新“両にらみ”で協議
自民・公明・国民民主の政調会長が、国民の看板政策「103万円の壁見直し」を取り入れ経済対策に盛り込むことで合意(2024年11月)
衆院選で大きく議席を伸ばした国民民主党の“看板政策”である「103万円の壁見直し」を取り入れ、日本維新の会とは「教育無償化についての協議開始」で合意。野党2党の賛成を取り付けたことで、何とか補正予算の成立にこぎつけた。
だが、2025年の通常国会では野党から本予算案の賛成を取り付けるメドや道筋は立っていない。国民民主は103万円の壁を「178万円」にすることを求めて、自民・公明を引き続き揺さぶり続けている。また維新も党内が一枚岩ではなく、教育無償化の協議を通じて与党との距離が近づくことへの反発が出ている。
夏には参議院選挙を控える中、国民民主・維新とともに与党に接近し過ぎることは選挙にマイナスとなりかねず、予算賛成へのハードルは高いと言わざるを得ない。
仮に政府・与党が予算を成立させられないと新年度から政策が実行できなくなり、政府の機能が停止するおそれもある。そのため、政府・与党内からは「予算の成立と引き換えに、石破首相は退陣に追い込まれるのではないか」との見方も出ている。
■第2の壁 “内閣不信任案” 可決が現実のものに?
石破首相が予算の壁を乗り越えることができたとしても、次に立ちはだかるのが「内閣不信任決議案」という壁だ。
衆議院で出席議員の過半数が賛成すれば可決される不信任案は、これまでのように「出しても与党側に否決される」国会会期末の“風物詩”ではなく、野党が一致結束さえすれば「出せば通る」不信任案となっている。
野党が内閣不信任案を出して可決された場合、石破内閣は10日以内に“総辞職”するか、“衆議院を解散”しなければならない。過去には、少数与党政権だった羽田内閣が野党に内閣不信任案を提出され、政権発足からわずか64日で総辞職に追い込まれた例もある。
不信任案が可決されるリスクを抱えた石破政権にとって通常国会は後半にかけて緊張感のある状態が続くことになる。
551
:
OS5
:2025/01/02(木) 09:02:07
■第3の壁 “12年に一度”のダブル選挙
小泉純一郎フィーバーで都議選・参院選ともに勝利をおさめた2001年
そして、通常国会の2つの壁を乗り越えられたとしても、石破首相には「選挙」という壁も待ち受けている。
2025年は夏に「東京都議会議員選挙」と「参議院選挙」が相次いで行われる予定なのだ。この2つの選挙が同じ年に開かれるのは、12年に一度のこと。選挙の時期が接近しているため、先行する都議選の結果がそのまま参院選の結果と連動することが多い。
過去を振り返ると直近の2013年は民主党からの“政権奪還”直後、2001年は政権発足直後の小泉純一郎フィーバーで、いずれも自民党が都議選・参院選ともに勝利をおさめている。
一方で、さらに12年前の1989年は都議選で、野党の社会党が議席を3倍に増やし、自民党は大敗。直後に行われた参院選でも惨敗し、自民党は結党以来初めて参議院での過半数割れへと追い込まれた。
当時の宇野宗佑首相は辞任、参院選に勝利した日本社会党の土井たか子委員長が「山が動いた」の名言を残したことでも有名だ。
そして歴史はめぐり、2つの選挙を控える2025年。都議選では、小池都知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」が国民民主党との連携を模索しているほか、前回の都知事選に出馬した石丸伸二氏が新党を立ち上げて都議選に挑む見通しだ。
自民党にとっては厳しい展開が予想され、36年前の“悪夢の再来”を危惧する声も出始めている。
都議選が近づくにつれ、「石破総理という顔のままで2つの選挙に勝てるのか?」という声が自民党内から上がり、石破おろしに発展することも予想される。
■“ポスト石破”は誰なのか?
「ポスト石破」の筆頭は林芳正官房長官。要職を歴任した安定感に定評あり。
では仮に石破首相が退陣に追い込まれた場合、「ポスト石破」となりうるのは一体誰なのか?
通常国会中に総理・総裁が交代する場合、政治空白を作ることはできないため、フルスペックの自民党総裁選をやっている時間的余裕はない。そのため、両院議員総会を開いて国会議員票を中心に一定数の地方票を加えて総裁選を実施することが想定される。つまり、ポスト石破は“緊急登板”という形になる可能性が高い。
「ポスト石破」候補と言われる2024年総裁選挙に出馬した議員たち
そこで自民党内でまず最初に“即戦力”の候補者として名前が挙がるのが林芳正官房長官だ。林氏はこれまでも不祥事などがあった閣僚の後任として、何度も緊急登板した経験があり、数々の要職を歴任した安定感には定評がある。
ただ、林氏が所属していた旧岸田派の議員からは「再登板の可能性を残したい岸田前首相が林氏への『代替わり』を許さないのではないか」との声も出ている。党内の支持をどれだけ拡大できるかが課題と言える。
また、「ポスト石破」として、前回の総裁選で決選投票に進み、首相の座まで“あと一歩”に迫った高市早苗・前経済安全保障担当大臣を推す声もある。高市氏は党内の保守系グループ「保守団結の会」の会合に顔を出したり、これまでは苦手だった政治家との夜の会食の機会を増やしたりしていて、次の総裁選を見据えた動きとみられている。
ただ、前回の総裁選で高市氏を支持した議員で落選した人が多く、支持基盤に不安を抱えるほか、保守色が強いことから「選挙の顔」となるのか不安視する向きもある。
そのほか、ポスト石破には前回の総裁選に出馬した議員の名前も挙がる。
茂木敏充・前幹事長は、第一次トランプ政権下で日米貿易交渉を担当し、「タフ・ネゴシエーター」と呼ばれるなど、外交経験と即戦力なのが強みだ。
また、「刷新感」や「選挙の顔」となることを期待して小泉進次郎・元環境相や、小林鷹之・元経済安保相を推す声もある。小泉氏は政治改革をめぐる与野党協議を担当し、小林氏は総裁選での陣営メンバーを中心に勉強会をスタートさせている。
ただ、「即戦力」・「安定感」・「選挙の顔」という条件を全て満たすポスト石破は見当たらず、いずれの候補も「帯に短し、たすきに長し」で決定打を欠いている状況だ。
■どうなる2025年
1月24日から始まる見通しの通常国会。石破政権は3つの壁を乗り越え、本予算案を無事に成立させた上で、内閣不信任案のリスクを乗り切り、都議選・参院選の「ダブル選挙」に勝利できるのか?
ポスト石破の候補者たちの動向も含め、石破政権の2025年は先行きが見えない不透明な展開になりそうだ。
552
:
OS5
:2025/01/02(木) 15:41:48
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/578868
10:00
(最終更新: 12:04)
■広島(2-2)
22自無 19無自
西田英範43 党県支部長 自新
森本真治51 厚労委理事 立現
自民 1議席奪還を期す
元経済産業省官僚の自民党新人西田英範と、3選を目指す立憲民主党現職の森本真治が準備を進める。立憲民主党現職の宮口治子(48)は広島選挙区での立候補を見送り、党本部に処遇を一任している。
広島選挙区は長く自民党と旧民主党勢力が改選2議席を分け合ってきた。だが2019年に自民党本部が2議席独占を狙い、党県連が推す現職の溝手顕正に加え、新人の河井案里を擁立。この結果、野党系無所属として出た森本と河井が当選し、溝手が落選した。
その後に大規模買収事件が発覚。河井が有罪確定で当選無効になったことに伴う21年の再選挙には6人が立ち、宮口が初当選した。森本と宮口が選挙後に加わった立憲民主党が改選2議席を独占している。
自民党県連は24年5月に西田の擁立を決め、1議席の奪還を期す。西田は再選挙に続いて2度目の国政挑戦となる。党県連特別顧問として県内各地を回っており、市町の首長や業界団体を訪ねて支持拡大を図る。
立憲民主党県連は24年11月、2議席の維持は難しいとみて候補者を森本に一本化すると決定。森本は最大の支援団体の連合広島の推薦を受け、傘下の労働組合などを回る。県内各市町で支援者を集めた会合も開く。
日本維新の会は改選定数2以上の複数区の全てに候補者擁立を目指す考えを示していたが、党県総支部の空本誠喜代表は24年12月、党の情勢を踏まえて「擁立は厳しい」との認識を示した。国民民主党県連は旧民主党勢力が森本へ一本化する動きを受け、擁立を見送る構え。共産党は候補者を立てる方針で党県委員会が選定を進める。(河野揚、根石大輔、伊藤友一)
■山口(1-2)
22自 19自
北村経夫69 元経産政務官 自(安)現
山崎珠江46 英語教室運営 参新
野党候補 調整の動きも
4選を目指す自民党現職の北村経夫と参政党新人の山崎珠江が立候補を予定する。ほかの野党の山口県組織や市民団体にも擁立に向けた動きがあるが候補者の選定までには至っておらず、市民団体は1月中にも会合を開いて調整を急ぐ構え。
参院山口選挙区は林芳正が再選した2001年以降、自民党の候補者が議席を守り続けている。北村は13年に参院選比例代表で初当選。林の衆院くら替え出馬に伴う21年の参院山口選挙区補欠選挙に、比例代表から転出して臨んで3選した。
北村は24年7月に公認候補となり、10月の衆院選では与野党一騎打ちの大接戦となった山口2区を中心に小選挙区の候補者の集会などを回った。山崎は12月下旬、衆院選の比例中国に続く国政挑戦へ名乗りを上げた。
市民団体「市民連合@やまぐち」(市民連合)は衆院選に向け立憲民主党、共産党、れいわ新選組、社民党、新社会党の5党派と野党一本化の会合を重ねたが実現しなかった。ただ、山口2区で競り負けた立憲民主党の候補が比例復活したことに一定の手応えを得ており「参院選は全県で一対一の対立構図をつくりたい」と擁立を目指す。
一方、市民連合の会合に加わっていない国民民主党県連も独自候補を模索する。「いい人が名乗りを上げてくれたら後押ししたい」と含みを持たせている。(藤田龍治、堅次亮平)
553
:
OS5
:2025/01/02(木) 15:42:02
■岡山(1-2)
22自 19自
小林孝一郎47元岡山県議 自新
広森 志穂33派遣社員 参新
野党共闘か乱立か 焦点
2期目の自民党現職石井正弘が2024年7月、次回参院選に立候補しないと表明。同党は11月、元岡山県議小林孝一郎の擁立を決めた。参政党は12月、派遣社員の広森志穂を候補者に選んだ。立憲民主党は候補者選考を進め、他の野党も候補者擁立を検討しており、構図は定まっていない。
自民党の小林は県議を3期途中まで務め、21年の衆院選比例中国にブロック単独立候補し、落選。同党県連は県全域での知名度拡大を急いでいる。参政党は22年の前回選挙に続いて女性候補者を立てた。減税と積極財政による地方創生を訴えて支持拡大を図る。
岡山選挙区は、当時民主党現職だった元参院議長の故江田五月氏が引退した16年以降、自民党が3連勝。一方、24年10月の衆院選で自民、公明両党の県内比例票は約34万票にとどまり、野党各党の計約40万票を下回った。県全域で1議席を争う夏の参院選で野党が結束すれば、与党を上回る可能性がある。
ただ、立憲民主党に加え、国民民主党も現時点で人選を進める。日本維新の会や共産党も今後方針を固める予定で、野党共闘が進むのかどうかも焦点になりそうだ。(坂田茂)
■島根・鳥取(1-2)
22自 19自
舞立 昇治49農水政務官 自(無)現
亀谷 優子38党県委員 共新
自民に候補入れ替え案
2016年に島根・鳥取の合区選挙区となって4回目の選挙となる。改選を迎える現職は自民党の鳥取県出身の舞立昇治。3選を目指して立候補するとみられていたが、比例代表特定枠で19年に初当選した島根県出身の現職三浦靖との入れ替え案が浮上。候補者はいまだに決まっていない。
名簿順位で優遇される特定枠の候補者は、合区エリアへの配慮から選挙区に候補を立てない県から選んできた。だが、特定枠に同じ人が連続で選ばれることへの異論があり、党内から選挙区に三浦を立て、特定枠の候補者を舞立とする案が出たという。
舞立は、19年の参院選でも合区で当選しているほか、24年4月の衆院補選でも頻繁に島根1区入りしており、知名度では三浦に勝っている。島根県連は三浦では浸透に時間がかかると懸念しており、結論は出ていない。近く鳥取県連とも協議する予定だ。
一方の野党。共産党は24年12月になって元大田市議で新人の亀谷優子の擁立を発表した。立憲民主党は候補者を擁立する方向で調整し、国民民主党も擁立を模索しており、構図は定まっていない。(土井誠一、新山創、上田光)
554
:
OS5
:2025/01/06(月) 07:20:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/20614c2da401cebcfe8c355baeb16cdeb90d45c4
自民グループ活発化、政局に備え 勉強会・議連、派閥単位も
1/6(月) 7:04配信
時事通信
自民党の会合であいさつする高市早苗前経済安全保障担当相(左から2人目)=2024年11月21日、東京・永田町の同党本部
自民党で、党内政局に備えた議員グループの動きが活発化している。
派閥解散を踏まえ、政策実現を前面に掲げた議員連盟や勉強会が次々と開かれるほか、従来の派閥単位の集まりも続く。不安定な政権運営を強いられる石破茂首相(党総裁)の足元で、次を見据えた駆け引きが始まっている。
高市早苗前経済安全保障担当相は昨年12月、保守系議員らでつくる「保守団結の会」の懇談会に出席。先の総裁選で高市氏を支持した議員が多く参加し、高市氏は「もう一回みんなで結集して頑張ろう」と呼び掛けたという。関係者によると、高市氏は新たな政策勉強会の発足を検討している。
懇談会では、自民以外の与野党に導入論が広がる選択的夫婦別姓制度導入への反対論が相次いだ。高市氏らは参院選をにらみ、保守層へのアピールを強める考えとみられる。
小林鷹之元経済安保相は国家ビジョンを議論する勉強会を新設し、今月下旬に次回会合を開く予定だ。12月の初会合には総裁選で小林氏を支援した中堅・若手議員に加え、浜田靖一衆院議院運営委員長、石井準一参院国対委員長らベテランも含め約30人が出席。小林氏はインターネット番組で「いずれ総裁選はある。挑戦できるように仲間との関係をつくっておく」と意欲を示す。
岸田文雄前首相は石破政権を支える姿勢を示しつつ、グループ活動に精力的だ。アジア脱炭素化に向けた議員連盟の最高顧問に就任し、設立総会で「多くの皆さまと議論し、行動していきたい」と述べた。同議連には萩生田光一元政調会長、小泉進次郎元環境相らが顔をそろえた。
岸田氏が発足させた「資産運用立国議員連盟」には側近の木原誠二選対委員長や茂木敏充前幹事長らが参加。首相退陣後も旧岸田派議員らと会食を重ねる。同派に所属した議員の結束に努めながら、党内の実力者との連携を探っているもようだ。
旧茂木派や旧二階派の議員も会合を開き、求心力維持に余念がない。ただ、派閥解消の引き金となった裏金事件は幕引きできていない。「古い自民党」の象徴とされた派閥政治の復活には、参院選を控え「有権者にどう映るのか」(麻生派中堅)との懸念の声も漏れる。党幹部は「次を見据えるのは早い。先を走れば転ぶこともある」と述べ、「ポスト石破」を巡る党内の動きをけん制した。
555
:
OS5
:2025/01/07(火) 08:52:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4194aaca3e3f732ed888572d531e1cd113366d1
秋葉国家安保局長交代へ 後任に岡野外務次官有力
1/7(火) 0:12配信
共同通信
秋葉剛男氏、岡野正敬氏
政府は、外交・安全保障政策の総合調整を担う国家安全保障局の秋葉剛男局長(66)を近く交代させる方向で調整に入った。後任には岡野正敬外務事務次官(60)の起用が有力視されている。政府関係者が6日明らかにした。秋葉氏は外交・安保政策の長期指針「国家安全保障戦略」など安保関連3文書の改定を主導した。
米国では20日にトランプ次期大統領が正式に就任する。石破茂首相は2月以降の訪米と日米首脳会談を模索しており、外交・安保分野でカウンターパートを担う国家安保局も新体制で備える狙いがあるとみられる。
秋葉氏は外務省で総合外交政策局長や外務審議官、事務次官を歴任。菅義偉内閣だった2021年7月、警察庁出身の北村滋氏の後任として3代目局長に就いた。以降、岸田文雄前首相、石破首相の下で米中両国などとの外交を支えた。
岡野氏は外務省で国際法局長や総合外交政策局長を歴任後、岸田政権で外交担当の官房副長官補を務めた。
556
:
OS5
:2025/01/07(火) 18:28:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/8943b2899c0eb571c8a8257d91e4cdd86ce91715
<独自>TPPに常設の事務局検討 日本政府、国内設置に意欲 議長国の負担増大
1/7(火) 17:31配信
産経新聞
英国の加盟を承認したTPP閣僚級会合で記念写真に納まる各国の閣僚ら=2023年7月、ニュージーランド・オークランド(共同)
アジア太平洋を中心とした12カ国でつくる環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)で事務局設置が検討されていることが7日、明らかになった。トランプ次期米政権の保護主義的な政策への警戒や中国の貿易制限などによる経済的威圧が強まる中で、自由貿易の枠組みを維持・拡大するための議長国の負担は増しており、常設の支援体制の構築は急務になっているためだ。日本政府は国内への事務局設置に意欲を示している。
TPPでは今年、2018年の発足以来初の協定内容見直しに向けた報告書を取りまとめる。今後、専門の作業部会を立ち上げて事務局設置などを加盟国で協議し、報告書に盛り込む。
現在、TPPには常設の事務局がなく、持ち回りの議長国が事務局の機能を担う。他の国際枠組みでは、アジア太平洋経済協力会議(APEC)はシンガポールに事務局を置くが、インド太平洋経済枠組み(IPEF)は設けていない。
TPPの事務局設置案が浮上する背景には議長国の負担増大がある。議長国はTPP協定の運用状況の確認など通常業務のほか、今後は24年11月に加盟交渉に入ったコスタリカの審査取りまとめや、協定内容の見直しに向けた委員会の運営なども加わる。
事務局設置以外に、委員会運営を各国に分散して負担軽減を図るなど幅広い方法も検討されている。だが、事務局の設置が正式に決まれば、「日本が手を挙げたらいい」「(日本が)取りにいくだろう」との声が政府高官から上がっている。
トランプ氏は米大統領就任後にメキシコとカナダに25%、中国に追加で10%の関税を課すと表明しており、国際社会で保護主義的な通商政策への影響が広がることが懸念される。高度な自由貿易圏を目指すTPPが求心力を維持するには、体制強化が欠かせない。
中国も21年にTPPへの加盟を申請し、揺さぶりをかけ続けている。26年には中国加盟に前向きなベトナムの議長国就任を控える。「加盟国で結束を固め、自由貿易の規律を守る姿勢が重要になってくる」(関係者)。
TPPは24年12月に英国が加盟して12カ国体制となり、世界の国内総生産(GDP)の約15%に当たる14・7兆ドル(約2300兆円)の経済圏に拡大した。
557
:
OS5
:2025/01/09(木) 21:33:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/710ba8c60a53f672817d3972c2b8a117ab4b9bff
少数与党で際立つ「森山マジック」、老練な国会運営に首相「おかげで何とか持ちこたえている」
1/9(木) 11:02配信
読売新聞オンライン
少数与党下で自民党ナンバー2として国会運営を切り盛りする森山幹事長が存在感を増している。豊富な国会対策の経験を生かし、先の臨時国会では2024年度補正予算や政治改革関連3法の「軟着陸」に貢献した。通常国会では参院選を控え、野党が攻勢を強めるのは必至で、森山氏の政治手腕が問われる場面が続きそうだ。
【一覧】森山幹事長の手腕に対する、周囲の「評価」と「課題」
補正・政治改革は「軟着陸」
幅広い人脈
自民党熊本県連の会合であいさつする森山幹事長(8日、熊本市で)=鷹尾洋樹撮影
「各党の意見もしっかり聞き、できるだけ多くの会派の理解をいただきたい」
森山氏は8日、熊本市内で記者団にこう述べ、25年度予算案の年度内成立に向け、野党との合意形成に注力する考えを示した。
臨時国会では、政策ごとの連携を野党に呼びかけた。国民民主党とは「年収103万円の壁」見直し、日本維新の会とは教育無償化の実現に向けた協議体の新設で合意し、両党から補正予算への賛成を取り付けた。立憲民主党の修正要求を受け入れて国民民主を揺さぶる老練さも見せ、自民幹部は「森山マジックだ」と表現した。
派閥の政治資金問題では、旧安倍派内で衆院政治倫理審査会への出席に否定的な議員が多い中、派中枢だった萩生田光一・元政調会長との調整に乗り出し、関係議員全員の出席にメドをつけた。党による8億円の寄付も主導し、石破首相(自民総裁)は「森山氏のおかげで自民は何とか持ちこたえている」と全幅の信頼を寄せる。
党国対委員長を歴代最長の4年2か月余り務めた森山氏の武器は、幅広い与野党の人脈だ。立民の安住淳・衆院予算委員長もその一人で、森山氏は7日の記者会見で、安住氏の臨時国会での委員会運営を「大臣だけでなく、省庁の責任ある人にも説明を求めていた。重ねることが熟議の国会になっていく」と持ち上げてみせた。
対決ムード
ただ、参院選を前に、対決ムードが高まる通常国会は、一筋縄ではいかなそうだ。「103万円の壁」を巡る協議の成り行き次第では、国民民主が25年度予算案に反対したり、内閣不信任決議案に同調したりする可能性もある。
野党にも見せ場を作りつつ妥協点を探る森山氏の手法には、「言いたい放題の野党に譲りすぎ」(自民ベテラン)との批判がつきまとう。森山氏は8日、熊本市内で行われた党会合で「財源の裏付けのない話はしてはいけない」と指摘し、財政規律の緩みを懸念する党内の声を代弁した。
衆院選の大敗や、非公認候補が代表を務める自民支部に2000万円が支給された問題では、森山氏の責任を問う声も党内に根強く残っており、参院選に向け、挙党態勢を築けるかどうかが課題となる。
558
:
OS5
:2025/01/09(木) 22:26:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bc36d8d9d1b192f3f4f3f95a50637f3faebd974
自民青年局が総裁選改革で提言へ 地方票比重増、投票「18歳以上」 若手取り込み狙う
1/9(木) 20:40配信
13
コメント13件
産経新聞
自民党本部=東京・永田町
自民党青年局は9日、全国青年部長・青年局長合同オンライン会議を開き、党総裁選の見直しに向けた意見を聴取した。地方や若手の意見を見直しに反映させる狙い。決選投票における地方票の比重を増し、投票年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げることなどを求める意見が上がり、近く提言をまとめる。自民は月内にも本格的に党内議論を始め、3月の党大会で総裁公選規程を改正したい考えだ。
中曽根康隆青年局長は会議で「青年局らしい、真に総裁選改革に資するような意見をいただきたい」と呼び掛けた。青年局は見直しにあたり、事前に47都道府県の青年部・青年局に対し、①地方の声の反映②若年層の取り込み③お金のかからない選挙-の3つの検討項目を示し、会議に臨んだ。
①に関しては昨年12月、森山裕幹事長が決選投票での地方票について「党大会に向けて整理することになる」と述べ、比重を増す方向で見直す意向を示していた。現行、決選投票では国会議員票が1人1票なのに対し、都道府県連は党員数に関係なく各1票が割り振られる。会議でも「地方票の比重を増す方向に賛同の意見は多かった」(青年局幹部)という。
②については投票年齢引き下げのほか、学生の党費値下げや入党手続きのデジタル化などを求める声があった。③では各候補の政策リーフレットの配布などは各陣営がそれぞれ行うのではなく、党が一括して行うようにすべきとの意見が出た。
また、昨年9月の総裁選で過去最多の9人が立候補したことを踏まえ、候補者を絞る予備選の必要性を訴える出席者もおり、提言に盛り込む方向で調整する。
自民は今月末にも党政治改革本部で規程改正に向けた本格議論を始動させる。青年局は議論開始前に渡海紀三朗党政治改革本部長に提言を渡す。
見直し議論では地方票の扱いや投票年齢の引き下げが主要論点となる見通しだ。現在、総裁選で党員投票を行えるのは「日本国籍を有する20歳以上」とされている。ただ、公職選挙法では選挙権年齢を18歳以上と定めており、若年層の取り込みを図る上でも18歳以上に引き下げる方向で検討が進む見通しだ。
総裁選の見直しは、先の総裁選で選挙管理委員長を務めた逢沢一郎衆院議員が昨年12月、森山氏に議論を要請した。(小沢慶太)
559
:
OS5
:2025/01/10(金) 11:37:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc703d9a934932184912d971eaaa72b8265079b3
「ポスト石破」の“本命”、林官房長官の行く末 政界の119番「火消し専門」からの脱皮がカギ
1/10(金) 9:02配信
「今年の政局は何でもあり」との見方が広がる中、注目度の高い政治家の1人が林芳正官房長官(63)だ。岸田文雄、石破茂両政権で連続して官房長官を務め、「ポスト石破」の“本命”との声も少なくないからだ。ただ、「内閣の要」としては発信力不足も目立ち、「『勝負の夏』までにいかに変身できるかが課題」(政治ジャーナリスト)とみられている。
昨年12月14日に官房長官就任1年を迎えた林氏だが、永田町での呼び名は「政界の119番」。誕生日の1月19日に引っ掛けての“風説”だが、「本人も自認している」(周辺)と言われる。歴任した主要閣僚の多くが、前任の不祥事による辞任や更迭を受けた「ピンチヒッターでの就任」だったのが理由だ。
これもあってか、有力者がひしめく「ポスト石破レース」でも、与党内に「当面の混乱回避のための救援投手」の役割を期待する向きが少なくない。しかし、「総理総裁の座は、中継ぎで務められるほど甘いものではない」(自民長老)との指摘も多く、だからこそ、「トップリーダーになるための覚悟と変身」(政治ジャーナリスト)が求められているのだ。
■衆院にくら替えは「首相になるため」
林氏は政界でも有数の名門家系の4代目となる典型的な世襲議員。参院議員5期を経て衆院にくら替えして現在2期目だが、くら替えの理由が「総理大臣を狙うため」(側近)だったことは広く知られている。現職は内閣官房長官=沖縄基地負担軽減担当、拉致問題担当=で、首相の臨時代理就任順位は第1位という最重要閣僚。だからこそ、「次期首相に最も近い人物」(自民幹部)としてその言動が注目されているのだ。
この林氏の閣僚歴を過去に遡る形で振り返ると、内閣官房長官(第87代)=第2次岸田第2次改造内閣=、外相(第151代)、文部科学相(第22・23代)、農林水産相(第54・57代)、内閣府特命担当相(経済財政政策)=麻生内閣=、防衛相(第5代)=福田康夫改造内閣=とまさに主要閣僚のオンパレード。さらに閣僚就任前の役職も、大蔵政務次官、参議院憲法審査会会長、同外交防衛委員長や自民党の経済成長戦略本部座長、税制調査会副会長、政調会長代理、参議院政審会長など要職ばかりだ。
政府与党内でも「群を抜く華麗な経歴」(自民幹部)の林氏だが、国民的知名度が今一つであることの理由は「用心深く、自己宣伝を嫌う性格」(同)だからとみる向きが多い。官房長官就任1年目の前日の12月13日、官邸での定例会見で記者団から感想を聞かれた林氏は、手元の答弁メモを読み上げる形で「内閣の要として国政全般にわたって政権を支え、危機管理、政府のスポークスマン、政府部内や国会との総合調整などの職責を果たすことに全力を尽くして参りました」と語り、首相就任への意欲を問われても「この会見は官房長官の立場で臨んでいるものです」と口をつぐんだままだった。
■8度の入閣もほとんど「緊急リリーフ」役
防衛相、農林水産相、文部科学相、外相など8度の入閣経験を誇る林氏だが、就任の経緯をみると前任者の辞任などによる緊急登板が極めて多い。現職の官房長官も、2023年12月に自民党旧安倍派を中心とする、いわゆる巨額裏金問題で、同派幹部だった当時の松野博一官房長官の更迭を受けてのリリーフ役だった。
さらに、昨年10月1日に誕生した現石破政権での官房長官続投も、「水面下での曲折を経ての人事だった」(官邸筋)とみられている。というのも、「石破首相は当初、総裁選での石破陣営の参謀格だった岩屋毅氏(現外相)を官房長官としたい考えだったが、森山裕幹事長ら党幹部が林氏の続投を求めたため断念した」(同)というのが“真相とされるからだ。
もともと石破首相と林氏は「極めて親しい関係」(同)で、自民が野党だった旧民主党政権下では約2年間にわたり「石破政調会長・林政調会長代理」として“共闘”した。さらに、昨年9月の総裁選でも「政策分野では石破、林両氏の主張が重なる部分も多かったことが、最終的に石破首相が林官房長官を決断した背景にある」(自民幹部)ことは間違いない。
560
:
OS5
:2025/01/10(金) 11:37:53
そうした経緯にもかかわらず、少数与党という「宙づり国会」での、「内閣の大番頭としての活動が極めて限定的」(同)なのは、「政権内での林氏自身の立場が影響している」(政治ジャーナリスト)とみる向きが少なくない。そもそも林氏の与野党人脈は、5期にわたる参院議員時代に作り上げられたものが大半で、「衆院議員としては外相、官房長官として党務から遠ざかっていたため、党運営や国会対策は森山幹事長に委ねるしかない」(官邸筋)のが実態とされる。
■石破官邸では“外様”、「実質官房長官」は赤沢氏
加えて、「政府内でも、政策判断や各省庁の人事などでも、林氏の存在感が希薄」(同)とされる。2000年以降の自民党内閣での官房長官像を振り返ると、小泉純一郎政権での福田康夫氏や、安倍晋三政権での菅義偉氏など、「実質的に内閣の切り回し役を務めた名官房長官が存在した」(同)が、現状をみる限り「林氏は、毎日2回の定例会見でも踏み込んだ発言はほとんどなく、内政・外交分野での大きな動きに対しても『無味乾燥なコメント』でお茶を濁す場面ばかり」(官邸記者クラブ関係者)との見方が支配的だ。
旧岸田派(宏池会)ナンバー2だった林氏だが、「岸田政権下の官邸では、首相を囲む旧岸田派の側近の中の1人という位置づけで、岸田首相も林氏より木原誠二氏(現自民選対委員長)の意見を尊重していた」(同派幹部)というのが実態だった。さらに「林氏は石破政権では完全な外様で、石破首相と同じ鳥取県選出の赤沢亮正経済再生相が『実質的な官房長官役』を果たしている」(官邸筋)とみられている。
それでも林氏が「ポスト石破の本命の座」を堅持しているのは、9人もの候補が乱立した昨年9月の総裁選で、「3強」とされた石破、高市早苗、小泉進次郎の3氏に次ぐ4位に入ったことが最大の要因だ。党内保守派の代表として、石破政権での「反石破勢力の旗頭」とされる高市氏、「総裁選での不可思議な言動で、国民的人気の先細り」(自民長老)が目立つ小泉氏が、「どちらもポスト石破候補としての広がりに欠けることが、林氏の“本命説”を後押ししている」(政治ジャーナリスト)ことは否定できない。
ここにきて、林氏と極めて親しく林政権誕生を期待している複数の旧岸田派幹部からは、「夏の政治決戦までの半年間が林氏の正念場。今までの慎重居士の殻を破り、中継ぎなどではなく、ことあるごとに“大官房長官”として宰相を目指す姿勢を打ち出すことが必要」との叱咤激励が相次ぐ。ただ、自民党内では「いまだに、外相時代のビートルズ名曲の弾き語りばかりが話題になる林氏が、そう簡単に“政局の林”に変身できるはずがない」(閣僚経験者)との悲観的見方が多いのも実情だ。
泉 宏 :政治ジャーナリスト
561
:
OS5
:2025/01/10(金) 13:07:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec5f71d7b1c1c5e0ccb678612f9064fa77420ed2
石破首相に敗れた8人、再挑戦見据えじわり始動…非主流は勉強会や地方回り・主流は露出高め実績づくり
1/10(金) 7:58配信
読売新聞オンライン
昨年9月の自民党総裁選で石破首相(党総裁)に敗れた8人が、再挑戦を見据えた活動を徐々に活発化させている。党内で衆目の一致する「ポスト石破」がいない中、首相と距離を置く非主流派は独自に足場固めを急ぎ、主流派は露出を高めつつ実績を積み重ねて影響力を強める構えだ。
【図表】総裁選出馬9人の政治資金収入
非主流
主な「ポスト石破」の動き
総裁選5位だった小林鷹之・元経済安全保障相は9日、経済安保関連の党本部の会合であいさつし、日本製鉄のUSスチール買収計画を巡り「中止すれば米国にとって国家安全保障上の懸念に該当する」と米政府に異議を唱えた。
小林氏は総裁選後、党広報本部長ポストを固辞して非主流派となった。昨年12月には、2050年に目指すべき国家像などを議論する勉強会を発足させており、党内では「いずれ政策集団に育っていく」(若手)との見方が出ている。
決選投票で敗れた高市早苗・前経済安保相も石破政権で要職を外れたが、昨年11月下旬から地方回りを強化。昨年12月20日発売の月刊誌では「全て一からやり直しだ。歯を食いしばってもう一回、まわろうと思っている」と強調した。
保守色の強い党員からの支持が厚い高市氏は、現時点では「党内が混乱していると見られる」(側近)として表立った政権批判を控えているが、選択的夫婦別姓制度で石破首相が推進に傾いた場合、反対派の急先鋒(せんぽう)となる可能性がある。
閣僚経験が豊富な茂木敏充・前幹事長も非主流派に転じた一人だ。安倍政権時代に外相などで日米貿易協議をまとめた実績を生かし、通常国会中に米欧政治などの勉強会を発足させる予定で、トランプ米次期政権をにらんで存在感を発揮したい考えとみられる。
主流
一方、政権内で実績を残して後継をうかがう代表格が、林官房長官だ。連日の記者会見での安定感には定評があり、9日は物価高対策について「総合経済対策の裏付けとなる補正予算を迅速かつ適切に執行していく」と述べた。
林氏は総裁選で4位に食い込んだことで、所属した旧岸田派内で「『ポスト石破』を狙える位置につけた」との期待感が出ている。1月下旬には総裁選で支援を受けた議員による夜会合を予定しており、党内の基盤作りに励んでいる。
主流派の一角の小泉進次郎・元環境相は、昨年10月の衆院選後に選挙対策委員長を辞任したものの、その後は党政治改革本部事務局長として政治改革関連3法の成立に汗をかいた。昨年の臨時国会では法案提出者として度々国会答弁に立ち、総裁選で不安視された「発言が不安定」とのイメージの払拭(ふっしょく)に努める。
石破首相と近く、首相が昨年末の講演で小泉氏について「いつかは首相になる方だ。そのために尽力しなければいけない」と発言したこともあった。
加藤財務相は、新年度予算案編成など閣僚業務の傍ら、側近議員の会合に駆けつけ、総裁選への意欲をのぞかせる。河野太郎・前デジタル相は、党選対委員長代理として新人議員向けにSNS活用の講習会を開くなど得意分野を磨き、上川陽子・前外相も閣僚経験を踏まえた議員連盟活動を強化している。
石破政権が少数与党の苦境にある中、「ポスト石破」に向けたあからさまな活動は党内の反発を招く可能性がある。一方、通常国会では野党の攻勢も予想され、今後は内閣支持率の推移やライバルの動向をにらんだ各陣営の神経戦も繰り広げられそうだ。
562
:
OS5
:2025/01/21(火) 17:15:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/11f24ad6e42366bc66e9cedf280137c6f5e57789
旧安倍派、解散決定から1年経っても逆風やまず…「当面はくすぶり続ける」と嘆きの声も
1/21(火) 11:45配信
読売新聞オンライン
参院政治倫理審査会で弁明を行う旧安倍派の岡田直樹・元地方創生相(右)(20日午後、国会で)
自民党の最大派閥だった旧安倍派が、派閥の政治資金規正法違反事件を受けて派閥解散を決めてから1年が過ぎた。今年度内に正式に解散する方針だが、野党は「政治とカネ」の問題で追及の手を緩めていない。旧安倍派に所属した議員の役職登用も進まず、逆風が収まる兆しはない。
【図表】旧安倍派、解散決定以降の主な動き
旧安倍派で政治資金収支報告書に不記載があった岡田直樹・元地方創生相は20日の参院政治倫理審査会に出席し、「(派閥)解散まで会員で、今でも哀惜の念を持っている」と述べ、派閥が直面した状況への悔しさをにじませた。「問題発覚まで不記載を認識していなかった」と釈明したが、野党議員から「疑惑の解明には到底つながらない」との厳しい言葉を浴びた。
派閥の政治資金パーティーを巡る事件を巡っては、当時の岸田首相が昨年1月18日に旧岸田派の解散方針を発表し、不記載議員が所属した旧安倍派と旧二階派も翌日に解散表明に追い込まれた。両派は今後、解散届を総務省に提出予定で、旧安倍派は3月末までの解散を目指す。旧安倍派は残金を党本部に寄付し、「みそぎ」を済ませたい考えだ。
ただ、参院政倫審では旧安倍派の弁明予定者が14人控える。立憲民主党などは旧安倍派の会計責任者の参考人招致も要求している。
野党や世論の反発への懸念もあり、旧安倍派で不記載のあった議員の大半は党や政府などの役職から外されたままだ。自民内では「一定の(説明)責任を果たした人は役職に就いてもいいのではないか」(松山政司参院幹事長)との意見があるが、「『政治とカネ』の象徴で起用は容易でない」と見る向きも多い。萩生田光一・元政調会長ら4月まで役職停止などの処分が続く有力議員もいる。
自民は先の衆院選で公認を受けた議員や落選者の支部長就任を順次決めているが、非公認で落選した下村博文・元文部科学相(東京11区)や高木毅・元国会対策委員長(福井2区)らの扱いは保留となっている。党執行部内では「厳しい対応を取った手前、すぐ選任とはいかない」との声が多い。旧安倍派の閣僚経験者は「この問題は当面はくすぶり続ける」と嘆く。
563
:
OS5
:2025/01/26(日) 12:39:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7bece47771cae7da60a7aa36a11fc49ee7039ff
シナリオなき選挙イヤー国会 予算成否、石破首相の命運左右 裏金なお関門、くすぶる「解散」〔深層探訪〕
1/26(日) 7:00配信
時事通信
第217通常国会が召集され、自民党両院議員総会であいさつする石破茂首相(左奥)=24日午前、国会内
昨秋の衆院選で少数与党の政治状況となって以降、初の通常国会が開幕した。政権の命運が懸かる2025年度予算案の着実な成立に向け、石破茂首相は与野党の「熟議」を呼び掛けた。ただ、自民党の裏金事件は新たな広がりが見られ、夏の参院選などを意識する野党との距離が詰まるか不透明だ。局面打開へ衆院解散に打って出る可能性も首相は排除しておらず、予測不能な長丁場の攻防が始まった。
【ひと目でわかる】内閣支持率の推移
◇維国頼み
「党派を超えた合意形成を図るため、責任ある立場で熟議し、国民の納得と共感を得られることが必要だ」。24日、衆参両院本会議で施政方針演説に臨んだ首相は結びでこう力説した。
衆院選前なら「美辞麗句」とも受け止められるフレーズだが、自民、公明両党が衆院の過半数を失った現状では文字通りの切実さを帯びる。25年度予算案の成立が大幅に遅れるなどすれば、政権の存続にも影響しかねないためだ。
昨年の臨時国会では日本維新の会と国民民主党から24年度補正予算に賛成を取り付けた。今国会も維・国頼みが基本方針。召集前、それぞれの看板である高校無償化、「年収の壁」見直しに関して政調会長会談を開いた。
1990年代前半の政治的混乱の中で自民を離れた経験を持つ首相は、自らの野党人脈も活用する構え。維新の前原誠司共同代表とは議員宿舎でひそかに会談した。施政方針演説では衆院選挙制度に関する「党派を超えた検証」を改めて訴えた。視線の先には小選挙区制見直しを唱える国民民主の古川元久代表代行らの姿がある。
「歩調の合う党とやるしかない」。周辺にこう語る首相からは、政権維持への焦りがうかがえる。
◇対決モード
もっとも維・国との協議は財源を巡って隔たりが小さくない。加えて、23年から続く自民の「政治とカネ」の問題が改めて関門になるのは必至だ。
野党は予算審議の前提として、派閥裏金事件の内情を知ると目される旧安倍派会計責任者(当時)の参考人招致を要求。衆院予算委員会の審議日程が決まらない状況だ。「裏金の説明を」「会計責任者を呼べ」。施政方針演説中、野党席からはこうした声が飛んだ。
昨年から積み残しとなった企業・団体献金の扱いもポイントだ。結論を出す期限は3月末。存続を主張する自民に対して野党各党は禁止の立場で、溝は埋まっていない。
今国会が会期延長なく6月22日で閉じれば、参院選は7月20日投開票となる可能性が高い。その「前哨戦」とも位置付けられる東京都議選を巡っては、自民会派の裏金事件が波及する見通しだ。地方組織ぐるみの裏金づくりに疑いの目を向ける野党との対決構図は熱を帯びつつある。
◇「不信任」焦点に
当面の政局のヤマ場は予算案の衆院採決が迫る2月下旬とみられる。立憲民主党の野田佳彦代表は24日、記者団に「国会審議で甘くはやらない」と強調した。
今国会は選択的夫婦別姓制度の議論も注目点。実現に前向きとされる首相と、森山裕幹事長ら執行部の足並みは必ずしもそろっておらず、導入を求める立民などが首相に「踏み絵」を迫る場面も予想される。
維新の前原氏は、企業・団体献金廃止法案が否決されれば「重大な判断」を下す可能性に触れた。内閣不信任決議案を念頭に置いた発言だ。
過去、通常国会の審議を通じて内閣支持率が下落し、求心力低下につながったケースは多い。首相は昨年末、不信任決議に絡めて衆院解散に踏み切る可能性に言及した。「他に手段がなければ信を問うことになる。首相も腹を決めているだろう」。野党ペースで進みそうな気配に、自民幹部は早くも「解散カード」をちらつかせた。
564
:
OS5
:2025/01/29(水) 08:05:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/1625cafb9415b6059d049bddcbe92955be0c3337
林・茂木・高市・小林鷹之の各氏「ポスト石破」向け勉強会など開催「こんな時期に」の声も
1/28(火) 20:37配信
産経新聞
自民党
自民党内で「ポスト石破」を見据えた動きが広がり始めている。昨年の党総裁選で石破茂首相に敗れた候補らが勉強会や議員連盟の再始動などを通じ、再挑戦に向けた足場固めを図る。党内では麻生派(志公会)を除く派閥が解散を決め、旧派閥の枠組みが流動化する現状は新たな仲間づくりの好機ともいえるが、少数与党で首相が苦境に立つ中、露骨な活動は党内の反発にもつながりかねない。
【画像】前回の総裁選で企業が選んでいた自民の「次のトップ」
「コンテンツが日本の基幹産業となる。しっかり支えなければならない」。林芳正官房長官は28日、国会内で開かれた漫画やアニメなどの普及・振興を図る自民の「コンテンツ産業振興議員連盟」の会合で、新会長に就任し、こう語った。
この日の会合には、岸田文雄前首相をはじめ、城内実経済安全保障担当相、小渕優子党組織運動本部長ら現職の閣僚や党幹部ら有力議員が顔をそろえた。同議連の開催は7年7カ月ぶりだ。党関係者によると、公務などで忙しい現職の官房長官が議連会長に就任するのは珍しく、党内には「官邸にいながら、首相の次を狙っている」(若手議員)と見る向きもある。出席者の一人は「他意はない」としつつ、「旧派閥を横断したそうそうたるメンバーだ」と胸を張った。
自民の茂木敏充前幹事長も「ポスト石破」に向けた動きを見せる。27日夜には岸田氏を東京都内の日本料理店に招き、2時間以上にわたって酒を酌み交わした。岸田政権時には政権運営を巡り両氏の間に不和が生じたとされるが、関係改善を図る思惑があったようだ。29日には旧茂木派の中堅・若手を中心とした勉強会を開く。安倍晋三政権時代に経済再生担当相として日米貿易協定の交渉に臨んだ実績を生かし、トランプ米政権への対応などについて議論し、結束を固める構えだ。
昨年の総裁選に出馬した議員ではこのほか、高市早苗前経済安保担当相が党の「治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会」会長として、交流サイト(SNS)を通じた「闇バイト強盗」対策の提言などで存在感を維持している。小林鷹之元経済安保担当相も勉強会を立ち上げ、30日にも2度目の会合を開く。
ただ、政治とカネの問題で少数与党に転落するなど自民には依然、国民から厳しい視線が注がれている。今国会でも首相は難しい国会運営が予想され、自民若手は「こんな時期だからあまり党内で争ったり、派手な動きをしたりしない方がいい」とつぶやいた。(永井大輔)
565
:
OS5
:2025/01/29(水) 22:47:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/00e8cce44cd80af8c8159644f532668c2aa4315a
自民・茂木敏充氏「ポスト石破」見据え躍動 旧茂木派が勉強会、萩生田・稲田両氏らも出席
1/29(水) 20:42配信
16
コメント16件
産経新聞
自民党の旧茂木派(平成研究会)議員を中心とした中堅・若手が29日、勉強会を立ち上げた。茂木敏充前幹事長が講師役として出席し、旧安倍派の萩生田光一元政調会長や稲田朋美元防衛相、野田聖子元総務相らも含め約70人が出席した。昨年の総裁選に出馬した茂木氏の「ポスト石破」を見据えた動きとみられる。
会合では、茂木氏が安倍晋三政権時代に経済再生担当相として日米貿易協定の交渉に臨んだ経験を踏まえ、トランプ米大統領との向き合い方など外交政策について意見交換した。昨年の衆院選で初当選した新人議員も出席した。
会合後、記者団の取材に応じた茂木氏は「予想以上に多くの人に集まってもらった」と手応えを語り、メンバーに関しては「固定ではなく自由に、関心のある方に集まってもらう」と説明した。今後も、外交や経済などをテーマに、定期的に開催する方針だ。
石破茂内閣の支持率が低迷する中、党内には新しいグループが次々と誕生している。茂木氏のほかにも林芳正官房長官や小林鷹之元経済安全保障担当相ら総裁選に出馬した有力議員が議員連盟や勉強会などを通じて仲間集めと党内基盤強化を図っている。
566
:
OS5
:2025/01/31(金) 15:44:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c9d97cb4ff09e9debb26981df41925d045c0702
自民に旧派閥越えた連携の動き…会食・勉強会で囲い込み、首相周辺「仲間作りしている場合ではない」
1/31(金) 7:28配信
読売新聞オンライン
自民党本部
自民党内で、派閥・旧派閥の垣根を越えて連携を広げる動きが活発化している。唯一、派閥として残る麻生派(志公会)は30日、旧二階派議員が加わり、計46人となった。各派閥に所属していた議員の囲い込みを図ろうとする勉強会なども相次いで開かれている。
【図解】自民旧派閥などに関する最近の動き
これまではご法度
「これまで色々な関わりを持っている人も多いと思うが、これからは志公会の同志として共に励んでいきたい」
党最高顧問で麻生派を率いる麻生太郎・元首相は同日昼に開かれた今年初の派閥の定例会合で、山口壮・元環境相の入会を紹介した。山口氏は旧二階派の事務総長を務めた当選8回のベテランで、会合後には記者団に「(麻生氏とは)日本の発展のために志を同じくするところがある」と入会理由を語った。
これまで他派閥からの引き抜きはご法度だったが、派閥解消により党内は流動化が進んでいる。麻生氏は自派以外の中堅・若手とも会食を重ね、今月22日には東京・赤坂の日本料理店で田野瀬太道(旧森山派)、鈴木英敬(旧安倍派)各衆院議員らと会食した。麻生氏周辺は「若手や後進を育てていく場だ」と解説した。
次の政局にらむ
昨秋の総裁選で石破首相に敗れた議員らが、派閥横断的な勉強会を結成する動きも相次ぐ。
旧二階派の小林鷹之・元経済安全保障相は30日、国会内で開いた勉強会で、安倍晋三・元首相に関する著書を持つ船橋洋一・元朝日新聞社主筆を講師に招いた。昨年12月に開始し、この日は2回目。出席議員約30人には旧安倍派が目立った。小林氏は、保守層で発表に慎重論が多い戦後80年にあわせた首相談話について「出す必要は全くない」と言い切った。
茂木敏充・前幹事長が29日に初開催した勉強会にも、旧茂木派の議員のほか、旧安倍派から萩生田光一・元政調会長ら10人以上が出席した。高市早苗・前経済安保相や加藤財務相らが幹部を務める保守系議員連盟「創生日本」も2月上旬に会合を開き、活動を再開させる予定だ。
次の政局をにらんだ動きとの見方がもっぱらで、首相周辺からは「少数与党で国会運営が大変な時、仲間作りなどをしている場合ではない」と冷ややかな声も出ている。
567
:
OS5
:2025/01/31(金) 15:44:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/bfac8d655a31fbef76a1c08f42c9d07f06300e05
「文春さん出番です」岩屋外相めぐる「女性の宿舎侵入」トレンド入り→SNSに真相究明期待の声?
1/31(金) 15:06配信
日刊スポーツ
岩屋毅氏(2023年5月撮影)
「女性の宿舎侵入」「見知らぬ女性が侵入」などのワードが31日、SNS上のトレンドワードになった。
石破政権の岩屋毅外相が30日、東京・赤坂にある衆院議員宿舎の自室に不審者が侵入する事案があったことを明かしたことを受けたもの。
この案件は同日、「デイリー新潮」が報じて表面化。岩屋氏がトランプ米大統領の就任式で訪米していた間、留守にしていたはずの宿舎の自室に、帰国後、面識のない女性がいたとし、岩屋氏が帰宅した際に「鉢合わせ」になったという内容だった。岩屋氏は30日、報道内容を「事実だ」と認め「何の被害もなく、すぐにお帰りいただいた」と説明したが、同宿舎には石破首相ら要人の部屋もあることから、周辺の警備強化を求めたことも明かした。
「デイリー新潮」は、岩屋氏は日本を出発する際「うっかり施錠せず部屋を出ていた」とし「(帰国時には)部屋にはなぜか鍵がかかっていた」と、政府関係者のコメントを掲載している。また岩屋氏はすぐ警察に通報し、最終的に女性の身柄は確保されたという内容も報じている。
SNSには「一歩間違えば案件だったの怖すぎでしょう」といった不安の声のほか「議員宿舎はセキュリティー強固な筈だが見知らぬ人が入れるのか?」「国の大臣の自室へ見知らぬ女性が侵入できちゃうセキュリティが心配」「マンションの隣室に無断で入った俳優が警察の取り調べ受けてなかったか…? 議員会館に知らない女が入ってたら、まずは身柄確保では…?ヤバすぎない?」「そんなもんでいいの?」など、議員宿舎の警備体制を疑問視するコメントも多く寄せられた。
一方で、ことの真相がいまひとつ不透明であることもあってか、真相究明への期待からか、「文春さん出番です」とのコメントもみられた。
568
:
OS5
:2025/01/31(金) 15:45:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/b77fb49ef89595f7ebd8375373f05511d82209d4
岩屋毅外相、赤坂議員宿舎の自室への不審者侵入を認める 「何の被害もなかった」
1/30(木) 21:09配信
産経新聞
記者団の取材に応じる岩屋毅外相=30日午後、外務省(原川貴郎撮影)
岩屋毅外相は30日、東京・赤坂の衆院議員宿舎の自室に不審者の侵入事案があったことを明らかにした。週刊新潮のニュースサイト「デイリー新潮」が、岩屋氏が不在にしている間、面識のない女性が無施錠の岩屋氏宅に侵入していたと報じた記事の内容をおおむね認めた。
岩屋氏は外務省で記者団の取材に応じ、報道について「それは事実だ」とし、「何の被害もなかった」と説明した。その上で「警察当局、宿舎の管理会社に、こういうことがあってはならないので、さらにしっかり警備を強化してもらいたいと申し上げた」と述べた。
赤坂の衆院宿舎には石破茂首相の部屋もある。
569
:
OS5
:2025/02/02(日) 07:33:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/83776f1dc8b57c2662fae56119f79b47da615024
自公維、高校無償化で神経戦 中旬ヤマ場、駆け引き激化へ
2/2(日) 6:35配信
時事通信
首相官邸に入る石破茂首相=1月31日、東京・永田町
高校授業料の無償化を巡り、自民、公明両党と日本維新の会が神経戦を繰り広げている。
維新は2025年度予算案に賛成する条件として、4月からの所得制限撤廃を主張。与党は方向性に賛同しつつも、早期実施は困難だとして維新に譲歩を求めている。協議のヤマ場と目される2月中旬に向け、双方の駆け引きが激しさを増しそうだ。
「もう(受験生は)今の授業料で願書を書いて応募している。4月から無償化と言われても『話が違うじゃないか』となってしまう」。石破茂首相(自民総裁)は1月31日夜のテレビ番組で、4月からの所得制限撤廃に難色を示した。
与党と維新の協議がスタートしたのは昨年12月。与党が衆院で過半数を割り、予算案への賛成を取り付ける必要に迫られたことが背景にある。「103万円の壁」見直しに関する与党と国民民主党の協議が途絶えているのと対照的に、自公維3党は年明け以降も実務者協議を重ねている。
もっとも、協議の内実はこう着状態にある。現行の就学支援金制度は年収910万円未満の世帯が対象。その年収なら公立は無償で、私立の生徒には年11万8800円(年収590万円未満なら39万6000円)を上限に支援金が出る。
維新はこの制度を4月から拡充し、公立、私立の別なく所得制限を撤廃するよう要求。同時に私立の支援金の上限を63万円に引き上げるよう求めている。来年から0〜2歳児の保育料、学校給食費を無償化することも訴える。
これに対し、与党は法改正やシステム改修に時間がかかるとして、4月からの実施は困難との立場を崩していない。首相は31日の番組で「私学も無償化すると、公立に行く人が減ってしまう」と述べ、私立の支援金拡充にも懸念を示した。
とはいえ、協議の時間は限られている。25年度から何らかの措置を実施するなら、予算案の修正が必要。国会審議の日程を逆算すると「2月中旬がヤマ場」(自民幹部)だ。維新内からは「最後は4月からの支援金を事後に支給する遡及(そきゅう)案も考えられる」と妥協を探る声も漏れる。
国民民主の主張を丸のみすれば7兆〜8兆円の税収減が見込まれるのに対し、高校無償化の財源は6000億円。自民内からは「維新の方が安上がりだ」と妥結を求める声も上がる。ただ、維新は社会保険料引き下げも予算案賛成の条件とする構えを変えていないため、慎重論も消えていない。
570
:
OS5
:2025/02/05(水) 20:37:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e5edce69245f43687c40b761eb534f106dcb3c7
自民「創生日本」再始動、通称使用拡大案を提示「国の根幹めぐり党が割れるようでは…」
2/5(水) 18:59配信
産経新聞
保守系議連、創生「日本」の総会で発言する自民党の中曽根弘文会長代行(中央)=5日午後、国会内(春名中撮影)
安倍晋三元首相が会長を務めた自民党の保守系議員連盟「創生『日本』」は5日、国会内で総会を開き、選択的夫婦別姓制度を巡り議論した。総会の開催は約2年ぶりで、旧姓の通称使用を拡大する党内の複数の案が示された。同制度の導入を巡っては党内で賛否が割れているが、同議連は通称使用拡大での意見集約を目指す方針だ。
「夫婦別姓は国民の間でも実際にどういうものか、実施したらどうなのかなど理解されていない点もある。議員も同様ではないか」
同議連会長代行の中曽根弘文元外相はこう強調した。総会には、萩生田光一元政調会長や高市早苗前経済安全保障担当相、小林鷹之元経済安保担当相ら約40人が参加した。
この日は産経新聞の皆川豪志編集局コンテンツ統括を講師に招き、「ごまかしの選択的夫婦別姓議論」と題した講演も行われた。皆川氏は、産経新聞が同制度について小中学生約2000人を対象に行ったアンケートの結果を説明し、「国の根幹にかかわる家族のあり方を巡り、党内の意見が割れるようでは有権者に見放されるのではないか」と苦言を呈した。
同制度の導入には、立憲民主党などの野党に加え、連立を組む公明党も前向きな姿勢を示しており、今国会での焦点となる見通しだ。自民では今月中旬にも「氏制度のあり方に関する検討ワーキングチーム(WT)」での議論が本格化するが、推進派、慎重派が混在している状況で、党内議論は難航が予想される。
「自民離れ加速」選択的夫婦別姓への懸念
一方、保守系議員を中心とした慎重派は、今月に入って発信を強めている。4日には有志グループ「保守団結の会」が会合を開き、制度導入に向けた拙速な議論を牽制(けんせい)した。慎重派の念頭には、家族のあり方を変えうる制度を導入すれば「保守層のさらなる自民離れが加速する」(中堅)との懸念があるためだ。
ただ、安倍氏の死去後、党内の保守系議員の結集軸は失われたままだ。慎重派が党内議論を主導できるかどうかの予測は難しい状況だ。(今仲信博)
571
:
OS5
:2025/02/10(月) 21:19:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3da369153bcb69dc89a53dfcbe395aeb627a28d
「異例ずくめ」石破首相の日米首脳会談の舞台裏…トランプ大統領による石破首相への“配慮”
2/10(月) 16:36配信
石破茂首相にとって「一世一代の大勝負」(側近)となった8日未明(日本時間)のアメリカ・ワシントン・ホワイトハウスでのトランプ大統領との初の対面首脳会談での「成果」は、国内だけでなく国際的にも高い評価を獲得。
石破首相自身も得意満面で帰国すると、疲れも見せずに各主要メディアのインタビューなどで、トランプ大統領との「相性のよさ」や「日米同盟のさらなる強化・発展」をアピールし続けている。
■「関税」でのディール本番はこれから
最大の焦点だった日本製鉄のUSスチール買収問題についても、「投資するが、買収はしない」との妥協案を落とし所に、なんとか円満決着への道筋をつけた。この「石破外交の強かさ」(外交専門家)に、中央政界でも与党だけでなく、多くの主要野党が日米首脳会談の成功を評価するという、過去に例のない展開となっている。
ただ、有識者の間でも「大成功の印象が振りまかれているが、最大の原因はそもそも期待値が極めて低かったことへの反動」(同)との厳しい見方もある。たしかに、トランプ大統領の得意とする「関税」でのディール(駆け引き)の本番はこれからで、「新たな日米黄金時代」の裏側には、日本の巨額な対米貿易黒字解消策の達成時期や財政負担など、難題は山積しており、「石破対米外交」の前途には、「なお多くの落とし穴が並んでいる」(同)というのが実態だ。
今回の石破首相訪米による日米首脳会談について、与野党各幹部は石破首相帰国直後の9日午前から一斉に論評。自民党の森山裕幹事長は「日米同盟をさらなる高みに引き上げていくことを確認したことは重要な成果だ」、小野寺五典同党政調会長も「USスチールの問題は『買収ではなく投資』という、よく考えられたメッセージを伝え、問題の解消に近づけることができた」などと高く評価。与党公明党の斉藤鉄夫代表も「個人的な信頼関係を築く重要な一歩となった会談」とコメントした。
一方、野党側も、立憲民主党代表の野田佳彦氏が「日米安全保障条約の第5条が沖縄県の尖閣諸島に適用されることも確認できた。一定の成果を挙げた」と評価し、日本維新の会共同代表の前原誠司氏は「『自由で開かれたインド太平洋』の堅持に向けて日米同盟の抑止力・対処力を強化していくことを確認したことを歓迎する」と述べ、古川元久・国民民主党代表代行も同様の認識で足並みを揃えた。
これに対し、田村智子・共産党委員長は「卑屈で危険な『日米同盟絶対』の姿が露呈した。アメリカ言いなりの政治は変えていかなければならないし、トランプ大統領とどのような約束をしてきたのかも含めて国会で徹底追及していきたい」と厳しく批判した。
572
:
OS5
:2025/02/10(月) 21:19:33
■互いに褒め合い、慣例破りの「公開会談」に
そこで、今回の石破首相の訪米を振り返ると、「過去に例のない異例ずくめの日米首脳会談」(政治ジャーナリスト)だったことが浮き彫りになる。首相動静などを踏まえると、石破首相の訪米日程は1泊3日で、現地滞在時間が約24時間なのに対し、フライトが約25時間という「弾丸出張」。「窮屈な国会日程が原因」(自民国対)とはいえ、「全く時間的余裕がない訪米を余儀なくされた」(官邸筋)ことは否定しようがない。
その一方で、石破首相は事前に国会日程の合間を縫って、秘書官や外務・防衛担当者らとの「訪米勉強会」を繰り返し、“対トランプ戦略”を練り上げて日米首脳会談に臨んだのも事実だ。
今回のホワイトハウスでの日米首脳会談がスタートしたのは現地時間7日正午前(日本時間8日午前2時前)。多くのメディアの見守る中、両首脳は「(石破首相は)安倍昭恵夫人から素晴らしい人だと聞いている」(トランプ大統領)、「大統領選で銃撃された写真は、歴史的な写真」(石破氏)という、まずは互いに褒め合い、笑顔での握手で親密さをアピールした。
事前に予定されていた会談時間は「30分間」(官邸筋)で、これまでの例に倣えば、「冒頭2,3分がカメラ撮りとしてメディアに公開されるはずだった」(同)が、この日ばかりは両首脳がカメラの前で会話を続行。その中で、「日本の対米投資額は世界一だ」と語りかける石破氏に対し、トランプ大統領は「投資は素晴らしいが、貿易赤字は解消しなくてはいけない」とくぎを刺したが、石破氏は「いすゞ(自動車)が新たにアメリカで工場を作る」と切り返した。
本来、こうした具体的なやり取りは非公開というのが外交常識で、あわてた日本側同席者は「メディアを外に出して」とスタッフに指示したが、トランプ大統領はお構いなしに会話を続け、見守るメディアの質問にまで答える形で、「(日本への関税は)選択肢としてある」などと踏み込んだ発言まで披露した。
同席者らによると、メディア公開での両首脳の会話は「20分超」で、「首脳会談の大半が公開という異例中の異例の事態」(日本側同行筋)。同行した外務省幹部は「いすゞ(自動車)の話などは、本来はカメラが出たあとに話す予定だったが、石破首相も仕方なくカメラ前での表明になった」と苦笑するばかりだった。
■「トランプ主導」の共同記者会見でも石破首相に“配慮”
さらに、こうした「異例」は首脳会談だけでなく共同記者会見でも続いた。両首脳の共同会見では、冒頭部分でそれぞれの首脳が、それぞれの国のメディアを指名するのが慣行。しかし、この日、記者の「指名権」は司会であるトランプ大統領の手に全て委ねられ、トランプ大統領が指名したのはほとんどがアメリカメディアで、日本メディアが指名されたのはわずか2社だけだった。
その一方で、共同会見で際立ったのはトランプ大統領の石破首相への“配慮”。トランプ大統領の就任後初の首脳会談の相手はイスラエルのネタニヤフ首相で、石破首相は2番目だったが、ネタニヤフ首相への対応と違って、トランプ大統領は会談の冒頭、石破首相に記念の写真をプレゼントするという異例の演出をした。
さらに、共同会見でアメリカメディアの質問に石破首相が「仮定の質問には答えられない。それが日本の国会答弁」と笑顔でかわすと、すかさずトランプ大統領が「これは、賢い回答だ」と首相を持ち上げ、会場が大爆笑となると、トランプ大統領が「石破首相に質問は?」と繰り返すなど、トランプ大統領による石破首相へのリップサービスが目立った。
573
:
OS5
:2025/02/10(月) 21:19:48
■矢継ぎ早の「トランプ提案」に苦しい釈明も
こうして首脳会談は「成功裏」に終わり、内外の評価も得たが、会談後もトランプ大統領は矢継ぎ早に「関税」を軸とする外交方針を打ち出し、世界を困惑させている。その中で、トランプ大統領は、日本製鉄によるUSスチール(USS)買収計画について9日(日本時間10日)に、「日鉄はUSSの株式の過半数を保有しない」と述べた。
これに対し、林官房長官は10日午前の記者会見で、「日本製鉄は本件を単なる買収と見ているのではなく、日米がウィンウィンになれるような、これまでとは全く異なる大胆な提案を検討していると承知している」と述べた。一方で、それ以上の踏み込んだコメントは控えたが、日鉄側が苦しい対応を迫られる可能性は残るとしている。
そうした中、国会では12日参院、13日衆院でそれぞれ本会議が行われ、石破首相の訪米報告とそれに対する質疑が実施される。いったんは大多数が訪米を評価した野党各党であったが、今後の展開次第では厳しい追及が行われる可能性もあり、石破首相が「いつまでも『得意満面』を続けることは難しそうだ」(政治ジャーナリスト)との見方も広がっている。
泉 宏 :政治ジャーナリスト
574
:
OS5
:2025/02/10(月) 21:22:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/60dc404629bc8e0230e886c873f9ed3f5d46234f
対トランプ、無難な滑り出し 「信頼構築」首相手応え 貿易・防衛、火種消えず〔深層探訪〕
2/10(月) 7:00配信
時事通信
ホワイトハウス前で石破茂首相を出迎えるトランプ米大統領(AFP時事)
石破茂首相がトランプ米大統領との初の会談を終えた。日米関係の「新たな黄金時代」をうたった首脳共同声明を会談後に発表。トランプ氏との人間関係も「意外に相性が合った」(自民党幹部)との声が出るほど順調な滑り出しを見せ、政府内には「所期の目的は達成した」と安堵(あんど)が広がる。ただ、トランプ氏は対日関税の強化にも言及しており、火種は消えていない。
【写真】石破茂首相との共同記者会見で質問者を指すトランプ米大統領
◇トランプ対策チーム
「仮定の質問にはお答え致しかねる、というのが日本の定番の国会答弁だ」。会談後の共同記者会見で、米国が対日関税を上げた場合に報復するかとただされると、首相は冗談を飛ばした。トランプ氏は「とてもいい答えだ」と相好を崩した。
緊張感をにじませていた会談前とは異なり、会見での首相は時折、笑顔を見せた。トランプ氏の印象を問われた首相は「かなり個性強烈で恐ろしい方だという印象がなかったわけではないが、本当に誠実な方だと感じた」。不安視する声のあった「信頼関係」の構築に手応えをのぞかせた。
会談までは曲折の連続だった。当初はトランプ氏就任前の昨年11月の会談を模索したが、国内法を理由に難色を示され断念。安倍晋三元首相の昭恵夫人と面会したトランプ氏が会談に意欲を示したことを受け、今度は1月を模索したが、日程調整が進まず、見送らざるを得なかった。
ようやくセットできた会談に向け、首相は周到に準備を重ねた。関係省庁幹部を集めた「トランプ対策チーム」を編成し、休日も返上して会談をシミュレーション。「予測不能」な言動に備えて幅広い想定問答をつくり、米国への日本の経済的貢献をアピールする地図も作成した。
トランプ氏は生前の安倍氏と親密な関係にあった。首相にとって安倍氏はライバルだが、首相はその立ち居振る舞いも参考にした。政府関係者の一人は「首相はある時点からこだわりを捨てた。『安倍氏はこうした』と言われても不快な顔をしなくなった。それだけ真剣だった」と証言する。
◇サプライズ
首相はトランプ氏が就任後にホワイトハウスに招いた2人目の首脳となった。日本政府内には日本重視の表れと評価する声もあったが、型破りな発言で連日のように物議を醸すトランプ氏だけに、「2期目は本当に出方が読めない」(首相官邸関係者)と戦々恐々とした空気が漂った。
会談での首相はトランプ氏への気遣いが目立った。昨年7月のトランプ氏銃撃事件を「拳を天に突き上げた写真が非常に印象的だった」と振り返り、トランプ氏が掲げる「米国を再び偉大に」を自身の看板政策「地方創生」と重ね、「深い思いやりに基づくものだ」と持ち上げた。
トヨタ自動車などが米国に新たな投資を行うとサプライズで発表。一方で日米地位協定改定などの持論には触れず、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」からの再離脱などに苦言を呈することもなかった。トランプ氏は会見で「安倍氏のようにこの首相も偉大になる」と満足げに語った。
◇対日関税「イエス」
日本政府は従前の外交の継続という「成果」を勝ち取った。共同声明では対日防衛義務を定めた日米安全保障条約5条の沖縄県・尖閣諸島への適用を再確認。日米韓などトランプ氏が嫌う多国間の協力枠組みの継続も申し合わせ、日本人拉致問題解決への支持を取り付けることにも成功した。
もっとも、初会談の時間は限定的で、トランプ政権との火種が消えたわけではない。トランプ氏は日本の「防衛費倍増」を評価しつつ、「増額を楽しみにしている」と言及。「対日貿易赤字が解消しなければ関税措置も選択肢か」と記者団に問われると、「イエス」と即答した。
トランプ氏は来週中に関税に関する何らかの方針を発表すると表明するなど、今後の展開は見通せない。自民の閣僚経験者は「初会談で首相に花を持たせたのも、戦略かもしれない。ディール(取引)好きの大統領だ。今後要求をつり上げてくるだろう」と警戒感をあらわにした。(ワシントン時事)
575
:
OS5
:2025/02/19(水) 21:37:00
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20250218-567-OYT1T50117.html
授業料無償化へ旧安倍派中心に反発「我々の公約ではない」…自民執行部に批判、ガス抜きに腐心
2025/02/18 22:19読売新聞
授業料無償化へ旧安倍派中心に反発「我々の公約ではない」…自民執行部に批判、ガス抜きに腐心
自由民主党本部 【読売新聞社】
(読売新聞)
自民党旧安倍派会計責任者の衆院予算委員会への参考人招致や、所得制限なしの高校授業料無償化を巡り、旧安倍派を中心に自民内で反発が出ている。
党本部で18日に開かれた文部科学部会などの合同会議では、「所得制限なしの私学無償化は我々の公約ではない」などと執行部への批判が相次いだ。文科相経験者の萩生田光一・元政調会長(旧安倍派)は会合後、「将来に遺恨を残す」と記者団に懸念を示した。
参考人招致に対しても、旧安倍派の中堅議員は「いつまで政治資金問題を引きずるのか」といらだちをあらわにしている。
森山幹事長は17日夜、東京都内で萩生田氏らと会食しており、不満を和らげる狙いがあったとみられる。
576
:
OS5
:2025/02/20(木) 23:15:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4391d092ee0ac417ad125e5cc66efdfaaadcc5b
なぜ中国菓子「月餅」 法務省職員に配布の公選法違反疑惑 法相事務所「説明したとおり」
2/20(木) 12:04配信
56
コメント56件
産経新聞
閣議後記者会見に臨む鈴木馨祐法相=18日午前、国会
鈴木馨祐法相(衆院比例南関東=千葉、神奈川、山梨)が1月下旬、法務省全職員に菓子を配布した問題がくすぶっている。公職選挙法では、政治家が選挙区内の有権者に物品を寄付することを禁じている。鈴木氏の選挙区の有権者に、法務省職員が含まれている可能性は高い。また、数ある菓子の中で、なぜ中国菓子「月餅」を選んだのか。鈴木氏の事務所に質問状を送り、違法性の認識や月餅を選んだ理由を聞いた。
【図で解説】自民党党紀員会の処分一覧
「国会が始まるタイミングで、職員への慰労や激励の趣旨で差し入れた」「差し入れということに尽きる。詳細を答えるのは差し控える」
鈴木氏は18日の閣議後記者会見で、月餅配布についてこう語った。
この件は、週刊現代が最新号で「現役法務大臣に公職選挙法違反疑惑」として、鈴木氏が崎陽軒の「月餅」3個セットを配布したと報じたもの。配られた月餅の写真には、包装に「いつもお仕事お疲れさまです」といったねぎらいの言葉と、「法務大臣 鈴木馨祐」という署名、法務省の赤れんが棟の絵が描かれていた。特注品であることが分かる。
有権者への物品提供では、自民党の小野寺五典政
調会長が2000年、線香セットを配布したとして書類送検され、議員辞職している。
このため、産経新聞は19日、鈴木氏の事務所に、①公選法に違反する可能性を認識していたのか②鈴木氏が外務副大臣や財務副大臣を務めた際、同様の差し入れを行ったことはあるのか③数ある菓子の中でなぜ、中国菓子である月餅を差し入れ品として選んだのか-を尋ねた。
鈴木氏の事務所は同日夕、書面で以下のように回答してきた。
「お尋ねについては、先日の法務大臣記者会見で御説明したとおりです」
577
:
OS5
:2025/02/20(木) 23:16:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/a268774d1911cd6c7bb2910d6372c7c934eb201e
法相、法務省職員に月餅配布 「差し入れ」釈明 公選法抵触の可能性
2/18(火) 16:41配信
47
コメント47件
毎日新聞
閣議後の記者会見で、法務省職員に対する菓子の配布について説明する鈴木馨祐法相=東京都千代田区で2025年2月18日午前8時46分、三上健太郎撮影
鈴木馨祐法相は18日の閣議後記者会見で、法務省の職員に1月下旬、私費で購入した菓子を配布したと明らかにした。受け取った職員が選挙区内に住んでいれば公職選挙法(寄付の禁止)に触れる可能性もあるが、「慰労と激励の趣旨。世間でいう『差し入れ』に尽きる」と述べるにとどめた。
関係者によると、配布されたのは中国菓子の月餅で、本省勤務の職員に配られた。3個入りで菓子箱の包装には鈴木法相の名前入りのメッセージのほか、法務省の赤れんが棟がデザインされていたという。1箱数百円程度とみられる。
鈴木法相は2024年の衆院選で神奈川7区(横浜市港北区)で敗れ、比例南関東ブロック(千葉、神奈川、山梨の3県)で選出された。総務省によると、比例復活の場合は比例のエリアも禁止対象になる。
鈴木法相は会見で、「通常国会が始まるタイミングで、日夜、職務に精励いただいている職員全体に向けて菓子を差し入れた」と説明した。詳細な配布数については答えなかった。
法務省内部では「上司が部下を『一生懸命頑張ろう』と励ましただけで、全く問題ない」とする意見がある一方、「わざわざそんなことをやらなくてもいいのにとは思った」との受け止め方もある。【三上健太郎】
578
:
OS5
:2025/02/21(金) 12:42:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/158df2d045a6b5a29ec0aeb1937583d4d5bea427
自民の積極財政議連、離党の世耕氏にも出席求める 多数落選で苦慮
2/21(金) 10:00配信
朝日新聞
登院盤の名を指さす無所属の世耕弘成・衆院議員=2024年11月11日午前10時31分、国会内、杜宇萱撮影
自民党の若手議員らでつくる「責任ある積極財政を推進する議員連盟」が20日、石破政権下での初会合を開いた。昨年の衆院選で安倍派を中心に財政出動に積極的な議員が多数落選。この日は裏金問題を受けて離党した世耕弘成元経済産業相にも出席を求めるなど、再び影響力を強めようと躍起になっている。
会合には約30人が出席。安倍政権時代に政府に連動する形で異次元の金融緩和を進めた黒田東彦・前日本銀行総裁が講演した。
政界全体を見渡せば野党も減税や社会保険料の軽減を訴えており、議連幹部は「積極財政を叫んでも差別化が難しい」と悩む。安倍政権時代に内閣官房副長官や経済産業相を歴任した世耕氏の出席により、財政出動の主張を強く押し出したいねらいで、世耕氏はいまだ離党している立場だが出席した。(笹山大志)
朝日新聞社
https://www.asahi.com/articles/AST241T7KT24UQIP00YM.html?oai=AST2N3HWZT2NUTFK001M&ref=yahoo
「財政再建VS積極出動」 自民党内に続く相克、組織統合でどうなる
有料記事
伊沢健司 笹山大志2025年2月4日 16時00分
日本が進むべき道は財政再建か、積極出動か――。自民党内で長らく続く路線対立をめぐり、それぞれの主張を掲げてきた二つの組織が統合されることになった。ただし意見の一致による再編ではなく、時代の勢いが反映された格好だ。
統合されるのは、再建派の「財政健全化推進本部」(本部長・古川禎久元法相)と積極派の「財政政策検討本部」(本部長・西田昌司参院議員)。新たな組織のトップは党の政策責任者でもある小野寺五典政調会長が担い、その下に古川氏と西田氏が就く方向だ。政府が6月ごろにまとめる「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」に向け、近く議論を開始する。
財政政策を扱う組織が併存してきたのは、時の政調会長の意向によるところが大きい。
2015年、再建派である当時の稲田朋美政調会長が「財政再建に関する特命委員会」を立ち上げた。この組織は、岸田文雄政調会長時代に格上げされた。
579
:
OS5
:2025/02/21(金) 20:57:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f9f40f921f6e0c227d1f6e326e82cd94c07d8e9
高市早苗氏「怒ってます」 「103万円の壁」自民案「初耳」と憤慨→自民ラスボスを人事で推した大物の名前も暴露
2/21(金) 18:29配信
デイリースポーツ
高市早苗氏
自民党の高市早苗衆院議員が20日付でX投稿。「年収103万円の壁」の見直しを議論する自民、公明、国民民主3党の税制調査会幹部による協議について「3党協議に関する報道を見て、私だけではなく他の自民党所属国会議員達も落胆し、怒っています」と投稿した。
【写真】自民ラスボスを推した大物 WBCでは始球式を担当
「私が知る限り3党協議前に平場(自民党所属国会議員が誰でも参加できる会議)は開催されておらず、自民党の提案とされる内容は、税制調査会のインナーと呼ばれる幹部数名で決めたのでしょうか。私も含めて報道で初めて知ったと憤る議員が多数です」と記した。
「国民の皆様の手取りを増やして消費も増やすことによる経済成長(結果的に税収増にも繋がる)が目的なら、複雑な年収制限は効果的ではありません」とし、一方で「働き控え対策(人手不足対策)が目的なら、税と社会保険を一体で見直さなければ、壁は残ります」「物価高対策が目的なら、食料品やガソリン等を安くするための税の議論が必要です」と指摘した。
2021年の自民党総裁選後の人事として、「宮沢議員の税制調査会長就任を強く推してこられた岸田前総裁の現在のご意見もチャンスがあれば伺ってみたく存じますが、自民党所属国会議員の多数意見とは思えない自民党の提案。税制調査会インナーの皆様には、今一度、熟考して頂きたく存じます」と求めた。
580
:
OS5
:2025/02/26(水) 08:30:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/439534973025b714991986cb3565a31df9382e4f
自民「れいわ新選組ショック」30代支持率で逆転、公明と対応協議へ「30代の意見大事」 産経・FNN合同世論調査
2/26(水) 7:30配信
産経新聞
昨年10月の衆院選以降、若年層の自民党支持率が落ち込み、自民が危機感を強めている。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が今月22、23両日実施した合同世論調査で18〜29歳の支持率は11・8%、30代が11・2%とそれぞれ令和5年1月以降最も低い数字となった。30代は国民民主党(15・9%)に加えて、れいわ新選組(14・4%)にも後塵を拝する結果となった。
■昨年10月は国民、れいわ凌駕も
「30代の意見をどう聞くか、いろいろな世論調査を見ても非常に大事なことではないか」
自民党の森山裕幹事長は25日午前、党本部で記者会見し、こう語った。これに先駆けて森山氏は東京都内で公明党幹部と会談し、両党の青年、女性部局合同で政策などを議論する場を設置する考えで一致した。
産経新聞などの2月の合同世論調査は自民、国民民主、れいわの3党が18〜39歳で「3強」を形成する結果となった。一方、昨年10月時点で自民は2党を凌駕しており、18〜29歳でそれぞれ19・7%、1・6%、3・1%、30代で28・1%、5・5%、1・8%だった。
■若者のれいわ支持急伸、自民に危機感
衆院選を契機に若年層の支持政党の動向に変化が生じる。
躍進した国民民主は11月以降、増減を繰り返しつつ18〜29歳で14・9〜25・4%を、30代で11・0%〜15・9%の高い水準を維持し、自民とトップ争いを演じる。
最近、存在感を発揮しているのがれいわだ。特に30代で昨年11月は2・5%に過ぎなかったが、12月に4・7%、1月に7・0%、2月には14・4%まで急伸した。2月の数字はれいわにとって令和5年1月以降最高となる。
逆に自民党は2月の30代支持率(11・2%)が昨年10月(28・1%)の4割に、18〜29歳の支持率(11・8%)は10月(19・7%)の6割に落ち込んでおり、党内には危機感がにじむ。
■長島首相補佐官「侮るべからず」
自民の佐藤正久参院議員は24日、X(旧ツイッター)で「地方で感じる肌感覚とほぼ同じ世論調査結果。国民に向き合わないと政治に対する信頼は得られない」と投稿した。
自民党の長島昭久首相補佐官も24日、Xにれいわ新選組について「侮るべからず。現状に対する若い世代の不満や不安を確実にすくい上げて政策提言している」と指摘し、「政府与党として真剣に向き合い、そのいくばくかでも実現させるべきだ。若い世代の税や社会保険料負担、奨学金返還の軽減は急務だ」と強調した。
自民党の菊地崇良・仙台市議は「自民の保守らしからぬ姿などが幻滅を招いているのはわかるが、れいわに後れをとる理由の分析は難しい」とXに書き込んだ。
■れいわ、30代で立民も逆転
2月の合同世論調査でれいわの30代の支持率は14・4%で、昨年10月調査の1・8%の8倍となった。18〜29歳も6・7%と同3・1%から倍増した。
れいわの高井崇志幹事長は25日、30代での支持率を伸ばしている背景について産経新聞の取材に「ネットの力と消費税廃止を一貫して訴えていることかと思う」と指摘した。山本太郎代表が各地で支援者らとの「おしゃべり会」やデモ活動を精力的に展開していることも一因に挙げた。
30代の政党支持率を巡って、立憲民主党も昨年11月は11・4%だったが、12月は4・9%、今年1月は6・3%、2月は1・5%と、自民党と同様にれいわに逆転関係を描いている。(奥原慎平)
581
:
OS5
:2025/03/04(火) 18:49:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/c825750a0ee7663b7df253a61866d8ace6a66dc7
「野党に譲歩しすぎだ」予算案、薄氷の衆院通過 主導権奪われ受け身の自民内に不満も
3/4(火) 18:23配信
産経新聞
衆院本会議で令和7年度予算案が可決され起立、一礼する石破茂首相(右)と閣僚=4日午後、国会・衆院本会議場(春名中撮影)
4日の衆院本会議で、石破茂政権は大きな関門の一つだった令和7年度予算案の衆院通過をクリアした。ただ、予算案への賛成を取り付けるための一部野党との政策協議では主導権を奪われ、石破首相のリーダーシップは見えなかった。少数与党で予算案を成立させるためとはいえ、野党への譲歩の多さには自民党内で不満が渦巻く。
「ようやくここまでたどり着けた」。衆院通過を受けて、政権幹部は安堵(あんど)の表情を浮かべた。
国会運営は綱渡りの連続だった。今国会での論戦が本格化する前、首相は国会運営を巡って周囲に「受け身は良くない」と繰り返した。野党と政策ごとに連携する「部分連合(パーシャル連合)」でうまく立ち回ることで、政権の安定を維持したい考えだった。
だが、これまでのように自民、公明両党だけで法案を成立させることができない少数与党では「受け身」を脱することはできなかった。政府・与党は野党に押し込まれる形で予算案の修正を早々に決定。政府の当初予算案が国会審議で修正されるのは29年ぶりで、国会での減額修正は70年ぶりだ。
予算案への賛成を取り付けるために日本維新の会とは合意文書を交わし、維新が強く求める高校教育無償化を予算案に盛り込んだ。賛否以前に採決の環境を整えるために、立憲民主党が強く凍結を主張した高額療養費制度を一部見直すなど野党への譲歩が目立った。
政府関係者は「とにかく予算成立が至上命令だ。少数与党の現状では主導権は握れない」と説明する。一方で「野党のバラマキに加担している。譲歩し過ぎだ」(自民中堅)との批判がくすぶる。
また、野党との政策協議では首相のリーダーシップに疑問符が付いた。首相自身が「信頼している」と語る自民の森山裕幹事長と小野寺五典政調会長に交渉を委ねたが、党内からは「官邸から指示がない」と戸惑いの声が漏れた。
予算案の衆院通過後は、「政治とカネ」の問題を巡り、企業・団体献金の扱いに関する政治資金規正法改正案の審議が待ち構える。与野党は企業・団体献金の扱いについて今月末までに結論を得ることで合意しているが、廃止を求める立民や維新に対し、首相はかねて自民案の「禁止ではなく公開」を防衛ラインに設定してきた。だが、予算案同様に野党の攻勢が強まれば譲歩せざるを得ない可能性もある。
選択的夫婦別姓制度導入のための民法改正案も各党間の駆け引きが激化する見通しだ。対応を誤れば自民の岩盤支持層の離反が加速し、政権の足元は大きく崩れかねない。政府関係者は首相の今後の政権運営について、こうくぎを刺す。
「譲歩の〝残高〟はもうない」(末崎慎太郎)
582
:
名無しさん
:2025/03/12(水) 22:37:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ab1f902bb522324349cffa979e84130bf049cc9
「石破総理のままでは参院選で大惨敗する」自民党内から公然と総理退陣要求 正念場迎える石破総理
3/12(水) 18:09配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
「石破総理のままでは参院選で大惨敗する」。自民党内から公然と石破総理の退陣を求める声があがりました。
自民党 西田昌司 参院議員
「(参院選で)大惨敗するでしょう。選挙やるには今の体制ではできない」
こう危機感をあらわにするのは、夏に参議院選挙を控える自民党の西田昌司議員。公然と石破総理の退陣を要求したのです。
自民党 西田昌司 参院議員
「もう一度総裁選をやり直す、そういう手続きをやってほしい。国民から信任を得るためにも、総裁の交代をしなきゃならないっていうのは当然みんな思っている」
新年度予算案の成立後に総裁選を実施し、新しいリーダーのもとで参院選を戦うべきだと主張しました。
この発言に党内からは賛否の声が…
自民・中堅議員(今年改選)
「夏に選挙を控えている参院議員の本音を代弁してくれているよ」
政権幹部
「“石破おろし”は広がらないでしょ。(自民党)内部がゴタゴタしているって国民から見られるほうが良くない」
「高額療養費制度」をめぐる度重なる政府の方針転換に、去年の総裁選で戦った相手からも総理の政権運営に注文がついていました。
自民党 小林鷹之 衆院議員
「(政府の)政策の決定が、意思決定が二転三転しているように私自身は感じています。自民党として、どう政策をしっかりと決めていくのかっていうところ。今はそこが、ややぶれてるように感じています」
ある参院幹部は「選挙に勝つには総理の交代よりも目玉政策をだすことだ」と指摘していて、石破総理は今、正念場を迎えています。
TBSテレビ
583
:
OS5
:2025/03/14(金) 08:08:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/1208407c2de32fb328f62f6238886f15832b4575
【速報】自民・大空議員「翌朝中身を確認し石破事務所に返した」 石破首相側からの商品券10万円でSNSに投稿
3/13(木) 23:22配信
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン
自民党の大空幸星衆院議員は3月13日、自身のXへの投稿で、石破首相と3月3日夜に会食した直前に石破事務所から商品券10万円分を受け取ったことに関し、翌朝に自身が石破事務所を訪問し、商品券を返したことを明らかにした。
大空議員は「総理側から初当選議員15人に商品券が配布されたとの報道がありました。私は懇親会の翌朝に中身を確認し、直ちに石破事務所に伺い、お返しいたしました」と投稿した。
フジテレビ,政治部
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5bb1bfd0d8aeddc499d964dee127b55a08a03c9
石破首相、自民議員に商品券10万円 新人十数人、「法的問題なし」 野党批判、進退に言及
3/13(木) 20:51配信
時事通信
記者団の質問に答える石破茂首相=13日午後、首相公邸
石破茂首相が、昨秋の衆院選で初当選した自民党議員に対し、10万円相当の商品券を配っていたことが13日分かった。
【ひと目でわかる】内閣支持率の推移
3日夜に首相公邸で開いた懇談会の出席者十数人が対象で、総額は百数十万円に上るとみられる。政治資金規正法は個人が政治家に金銭などを寄付することを禁止しており、野党は首相の進退に言及するなど一斉に批判した。
首相は13日深夜、公邸で記者団の取材に応じ、商品券を渡したことは認めた上で「政治活動に関する寄付ではなく、規正法上の問題はない。公職選挙法にも抵触しない」と強調。同時に「心配をかけていることは大変申し訳ない」と陳謝した。
首相周辺によると、首相から懇談会に際して「お土産を渡したい」と相談され、事前に各議員の事務所へ配布した。この周辺は「首相のポケットマネーから出した。問題ないと思っていた」と釈明。「スーツ代の足しになれば」と考えたとも語った。
懇談会には大空幸星、森下千里両氏ら15人が参加。関係者は取材に「各議員と連絡を取り合って返却することになった」と明かした。
これを受け、立憲民主党の小川淳也幹事長は取材に「退陣を求める可能性もある深刻な問題だ」と指摘。国民民主党の玉木雄一郎代表はユーチューブ番組で「法令違反を犯しているとしたら、首相の職にあり続けることは難しい」と同調した。
日本維新の会の前原誠司共同代表も取材に「あり得ない。一種の『買収』と受け止められても仕方ない」と断じた。
584
:
OS5
:2025/03/14(金) 17:14:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/b22a9a4493d3ba82678d69ae1f98990c68cf608d
【独自】石破10万円問題はこうしてリークされた…もらった議員、反石破議員が次々と明かした「石破おろし」全舞台裏
3/14(金) 16:46配信
19
コメント19件
現代ビジネス
「もらったお金はまだ机に入っています」
GettyImages
石破茂首相が首相公邸で開催した、自民党の当選1回の新人議員との会食で、1人10万円の商品券を手渡していたことがわかった。3月3日の会食の日、石破首相の秘書は会食前に、15人の新人議員の事務所を訪れて「お土産代わり」として手渡したといい、総額は150万円に及ぶ。石破首相本人にかかわる 政治とカネのスキャンダルだ。
【写真】阿鼻叫喚、80年前の東京大空襲、この光景が信じられますか
この会食に出席した新人議員の一人、Aさんが「現代ビジネス」にこう証言する。
「石破首相の秘書が急にお見えになられて『総理からのお土産です』と百貨店の袋から取り出して、手渡されました。中身を見ると分厚いもので、確認したら商品券でしたので、正直、いいのかな?と思った。
他の新人議員に連絡を取ると『自分のところもきた。どうしよう』と困惑していた。とりあえず、事務所の鍵のかかる机に入れています。政治とカネが注目される中で、どう対応していいかわからない……」
3月13日、石破首相の商品券10万円で初報を打ったのは、朝日新聞だった。午後8時42分に《石破首相側が15人に議員側に商品券配布 10万円ずつか、複数証言》とフラッシュで速報。その後、他のメディアも相次いで、報じる中で、石破首相は急遽、深夜11時20分から取材に応じざるを得ない状況に追い込まれた。
「3月3日、自民党所属の当選1回の衆議院議員15名、会食。それに先立ち、出席議員の事務所に商品券をお届けいたしました。会食のお土産としてご家族への労いなどから、私自身の私費、ポケットマネーで用意をしたものでございます。これは法律に抵触するものではございません」
と火消しに走った。記者から政治資金規正法に触れることはないのかと質問が出ると、石破首相は「政治資金規正法第何条のどの趣旨をおっしゃっておられますか。第何条のどの条文をおっしゃっておられますか」と記者に質問を繰り返した。
「21条の2項に抵触するのでは?」とさらに聞かれると「ですので、そこのどこの部分ですか?」と再度、記者に確認。
「21条2項、政治活動ではないか?」と聞かれると「政治活動ではございません。どこが政治活動というのをおっしゃっておられますか」と反論。いらだっているのが明らかだった。
政治資金規正法21条の2項は《公職の候補者の政治活動に関する寄附の禁止》として、政治活動の寄附を禁じている。政治資金に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授はこう語る。
「石破首相がポケットマネー、政治活動ではないと強調したのは政治資金規正法21条の2項を念頭に置いて危ないと感じたからでしょう。しかし、そこを強調すればするほど、政治活動に見えますよ。公邸で官房長官らも参加しているのですから、政治活動、政治資金規正法に触れるのではないかと感じます」
「私自身もテレビ局に教えた」
「安倍派、二階派、岸田派などから政治とカネがの問題が噴出するなか、昨年9月の総裁選で石破首相が選出された理由は、かなり前の派閥を解消し、カネにクリーンという点が大きく評価されたからでした。
しかし、今回の商品券10万円を15人に渡した問題が発覚しました。合計150万円というのは、今の政治情勢から鑑みれば突出した金額。大きなイメージダウンはすぐに政局に直結してもおかしくない」
こう話すのは、石破首相と付き合いも長い、政治評論家の田村重信氏だ。
なぜ、今回、朝日新聞がいち早くスクープすることができたのか。会食があったのは3月3日と10日以上も前のことである。
自民党の安倍派の国会議員、B氏はこう明かす。
585
:
OS5
:2025/03/14(金) 17:15:30
「3月5日頃だったと思うが『石破首相が手土産だと商品券10万円をくれた』と新人議員が言っていた。本当かなあと訝しんでいたら、そんな新人議員が他に何人もいるという噂が党内で広がりつつあった。
私自身も当選1回の時に、官邸で食事会があって確か20万円か30万円くらいの商品券か、それに類するものを頂戴した経験があるから本当だと思った。
そんな中、『反石破』の複数の議員がその情報を記者にささやき、朝日新聞や他のメディアも取材をはじめた。私もテレビ局にもこんな情報があるよと教えたよ。
メディアのなかで、最初に事実関係を詰められたのは、朝日新聞だったということ。石破首相にすれば身内から刺されたってことだね」
このB氏は最後にこう言った。
「これで党内政局は一気に加速する。つまり石破おろしですよ」
今年は夏に参議院選挙、6月には東京都議選と大型選挙が待ち受けている。党内では、低迷する支持率、人気のなさに石破首相では選挙の顔にならないと「首相退陣論」が水面下で渦巻いている。
3月12日、自民党の参議院総会で、西田昌司参議院議員は
「今の体制では、参議院選挙戦えない。早く総裁選をやって、新たなリーダーを選び直す必要がある」「みんな石破首相を交代させなきゃと思っている」
と石破首相に退陣を突き付けた。
やぶれかぶれ解散
自民党の大臣経験者、C氏は
「ただでさえ、あちこちで石破おろしの火だねがある。そこに15万円の商品券の問題で、石破首相自身が、火をつけてしまった。長期政権は、もはや難しくなった。
こうなった以上、次の総裁として選挙に勝てる顔を選ぶべきだ。ただ、石破首相もせっかくつかみ取った首相の座は離したくない。
怖いのは、石破首相がやぶれかぶれで、ゴールデンウイーク直後あたりに解散総選挙に打って出ること。ここで惨敗すれば、政権交代になりかねない。当然、都議選や参議院選挙でも勝てないだろうから、自民党がボロボロになってしまいかねない」
一方で、立憲民主党の幹部はこう言う。
「すでに衆議院は少数与党に追い込んでいる。今回の商品券事件で、維新も国民民主党もとても、自民党に同調はしないはず。そうなれば、内閣不信任案を出して多数をとることができる。
衆参ダブルより、先に解散総選挙が来るのではないか。石破首相がこんな形で自ら、こけてくれるなんて、野党にとってはラッキーな展開だ」
土俵際に追い込まれつつある石破首相。前出のB氏は意気軒昂にこう語る。
「政治資金ではない、私費でやったので悪くないで押し通せると踏んで、深夜の記者会見に臨んだ。しかし『オレは悪くない』という態度がよけいに反感を呼んでいる。
もう石破首相ではダメだ。安倍派も裏金事件ではみそぎが終わっている。自分でやめないなら、自民党としては不信任で負けるのは恰好悪いでしょうから、こちらがおろすしかない。派閥がなくなっても結束はまだまだかたいものがある。これまで石破首相にやられた分を倍返ししてやりたよ」
田村氏もこう続ける。
「記者会見を見た印象だが、私費だからいいだろうという感じにとらえた国民が多いんじゃないか。この物価高、賃金は上がらない中で、石破首相の口ぶりから『たった1人10万円』『過去にも配布した』とも話した。あまりに国民感情からは離れており、石破首相らしくない言葉でブーメランとして返ってきそうな気配です。これまで自民党の中では『良心』というイメージだったのに…」
10万円事件で、一気に政局は流動化しかねない。
現代ビジネス編集部
586
:
OS5
:2025/03/15(土) 09:19:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/834692515c5645c38fddc9f3e1a088fc2e13d442
野党、首相資質を疑問視 与党も「国民とずれ」「軽率」 商品券配布
3/15(土) 7:12配信
時事通信
記者会見する立憲民主党の野田佳彦代表=14日、国会内
野党各党は14日、石破茂首相が自民党衆院議員に商品券を配布したことを一斉に批判した。
【図解】企業・団体献金を巡る各党方針
政治資金規正法に違反する可能性に言及。自民党派閥裏金事件を受け、企業・団体献金の見直しを議論しているさなかで、首相の資質を問う声も相次いだ。与党からも苦言が出た。
立憲民主党の野田佳彦代表は記者会見で、商品券配布は政治資金規正法に抵触する可能性があると強調。「政治感覚としていかがなものか。自民党の政治文化の根っこを見せられた」と非難した。
日本維新の会の前原誠司共同代表は会見で「極めて不適切だ。国民から見ると許されない感覚だ」と断じ、議員への配布を「一種の買収ではないか」と問題視した。
国民民主党の玉木雄一郎代表は記者団に「規正法違反が疑われるトップに、政治とカネの問題を解決する資格があるのか」と指摘。「道義的、政治的責任は免れない。疑惑の払拭ができないのであれば、首相の職を続けることは困難になる」との認識を示した。
共産党の田村智子委員長は、政治活動に当たらないとの首相の説明を「詭弁(きべん)だ」と断言し、「典型的な裏金だ。首相の資格はない」と主張した。
一方、公明党の斉藤鉄夫代表は「国民の感覚とずれている。国民の理解を得られないことは厳に慎むべきだ」と批判。自民の坂本哲志国対委員長も「政治とカネの問題が言われている時に軽率だ」と苦言を呈した。
自民の森山裕幹事長は記者団に、裏金事件への批判に触れ「『李下(りか)に冠を正さず』を意識しながら活動することが大事だ」と語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/aff4fdea5895268a5bc4878e4baff6def05658fc
商品券問題に対応悩む維新…「与党寄り」との反発に配慮の一方、首相退陣なら高校無償化などの合意履行に懸念も
3/15(土) 7:09配信
読売新聞オンライン
記者会見に臨む日本維新の会の前原誠司共同代表(14日午前、国会で)
石破首相(自民党総裁)が当選1回の自民衆院議員に10万円の商品券を配布していた問題を巡り、今後の日本維新の会の対応が焦点となっている。2025年度予算案の衆院採決で賛成に回った維新に対しては、政府・与党内でなお国会運営の協力への期待があるが、維新は政府・与党との距離感に頭を悩ませている。(田村直広)
【図解】一目でわかる…維新と政府・自民党の関係
「今後、我が党としてどのように石破政権と向き合うのか、予算にどのように対応していくか、党内で話をしていきたい」
維新の前原誠司共同代表は14日に開いた緊急記者会見でそう述べ、今後の党の方向性について慎重に検討する考えを示した。
参院で審議中の予算案は、再修正を経て可決された後、衆院に回付される見通しとなっている。再修正案が成立するには、衆院で過半数の同意を得る必要があり、維新は与党とともに同意するかどうかの判断を求められることになる。
再修正案には、維新をはじめとする野党の主張が一定程度反映されていることから、維新内でも「いきなり反対に回ることはない」との声が根強い。ただ、高校授業料の無償化などで自民、公明両党と3党合意を結んで以降、維新内では「与党寄りと見られて参院選で不利になる」とする執行部批判がくすぶり続けている。前原氏が記者会見で慎重姿勢を見せたのは、こうした党内の不満に配慮したためとみられる。
一方、政府・与党との全面対決にかじを切って首相を退陣に追い込むかどうかについては、党内で様々な思惑が交錯している。
維新は3党合意で、高校授業料無償化に関する予算案修正を受け入れさせたが、25年度予算案に盛り込まれたのは、年11万8800円支給される就学支援金の所得制限撤廃で、私立高校生のいる世帯への支給上乗せは26年度からの対応となっている。維新の持論である社会保険料の引き下げを含む社会保障改革は、与党との協議体設置が決まったばかりで、「首相を辞めさせたら合意が履行されないのではないか」(中堅)との懸念がある。
ただ、国民民主党の玉木代表が首相の退陣に言及するなど、野党の追及姿勢は強まっており、維新幹部は「政権の延命に手を貸したら党がもたない」と語る。首相の与党内での求心力も低下しており、維新としては与党や他の野党の動向を見極めながら今後の政局対応を判断していく構えだ。
587
:
OS5
:2025/03/15(土) 09:20:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d55d8be77ab26ba0293d1dd629316c8bb941083
石破首相、商品券問題を予算委で陳謝…国民民主党・玉木代表は辞任要求「何らかの形で責任を」
3/14(金) 21:29配信
読売新聞オンライン
参院予算委員会で答弁する石破首相(14日、国会で)=源幸正倫撮影
石破首相(自民党総裁)は14日、首相公邸で会食した当選1回の自民衆院議員15人に10万円の商品券を配布した問題について、参院予算委員会で違法性を否定したうえで陳謝した。野党は首相の責任を追及し、国民民主党の玉木代表は辞任を要求した。与党内からも夏の参院選への影響を懸念して批判が相次いでおり、首相は厳しい立場に追い込まれている。
【図】一目でわかる…内閣支持率の推移
首相は予算委で、商品券配布は「政治活動に関する寄付に該当せず、政治資金規正法に抵触しない。(配布相手に)私の選挙区の人もおらず、公職選挙法にも抵触しない」と釈明した。
商品券は土産代わりに私費で用意したもので、官房機密費(内閣官房報償費)は充てていないと主張。過去に配布した回数は「両手で数えて足りるか足りないかぐらいだ」と振り返った。
国民民主党の玉木代表
ただ、額が10万円だったことなどについては、「世の中の常識と違うという指摘は甘んじて受けねばならない。真摯(しんし)に厳しく反省しなければいけない」と述べた。
予算委に先立ち、玉木氏は国会内で、「首相が何らかの形で責任を取らないと、予算も法律も前に進まない可能性が高い。あらゆる選択肢を視野に厳しく向かい合う」と記者団に述べ、内閣不信任決議案が提出された場合、賛成に回る考えを示唆した。立憲民主党の野田代表は記者会見で「(首相の)政治責任は間違いなくある」と強調した。
政府・与党は2025年度予算案の再修正案について、近く参院で可決後、衆院でも同意を得て、今年度内に成立させることを目指している。日本維新の会の吉村代表(大阪府知事)は「今回は首相の行為の問題で、予算案の内容が変わるわけではない」と周囲に語り、再修正案の衆院での同意に応じる考えを示した。 立民も首相の責任追及は続けつつ、再修正案の採決には応じ、日程闘争は避ける構えを見せている。
一方、自民の森山幹事長は「『李下(りか)に冠を正さず』が大事だ」と記者団に述べ、疑惑を持たれる行動は避けるべきだと苦言を呈した。公明党の斉藤代表は記者会見で、「国民から納得、理解を得られないような行為は厳に慎むべきだ」と語った。
588
:
OS5
:2025/03/15(土) 09:21:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/26e560f54839b2fe0f8976e4d17826d042dfec87
石破首相、自民にも進退論 違法性・機密費使用を否定 商品券配布、野党攻勢
3/14(金) 13:30配信
時事通信
参院予算委員会で答弁する石破茂首相=14日午後、国会内
石破茂首相は14日、自民党の新人衆院議員15人に配布した10万円分の商品券について「政策推進や特定候補推薦の意図は全くない」と述べ、政治資金規正法には抵触しないとの認識を示した。
原資として官房機密費(内閣官房報償費)の使用も否定。ただ、首相自身に「政治とカネ」の問題が発覚し、野党は攻勢を強める方針だ。自民内は、夏の参院選へ危機感を募らせており、一部に進退論も浮上している。
首相は参院予算委員会で、3日夜に首相公邸で開いた懇談会の「土産」として商品券配布を認め、改めて陳謝。「高額で世の中の常識と違うとの指摘は甘んじて受ける」と語った。
規正法は、政治活動に関して個人から政治家への金銭などの寄付を禁じている。
首相は、商品券配布の趣旨について「(議員)本人と家族へのねぎらい」と説明。政治活動ではないと強調した。過去に同様の事例があったことも認め、回数は「両手で数えて足りるか足りないかぐらいだ」と述べた。
与党幹部は首相を支える構えだ。自民の森山裕幹事長は記者団に「首相の責任の取り方は2025年度予算案の早期成立だ」と擁護。公明党の斉藤鉄夫代表は記者会見で「耳を疑った。国民の理解を得られる行為ではない」としつつも、進退は「課題に取り組んで国民の信頼を回復することに尽きる」と述べた。
もっとも、自民の青山繁晴参院議員は記者団に「進退も含めて自ら決めるべきだ」と述べ、予算成立後の辞任を公然と要求。党内には「退陣に追い込まれる可能性は十分ある」(関係者)との見方がくすぶる。
これに対し、立民の野田佳彦代表は会見で「政治活動の寄付に当たる」と指摘した。首相の政治責任を問う一方、内閣不信任決議案の提出については「説明責任を果たすよう追及し、その先のことは考えたい」と述べるにとどめた。立民内は「石破首相を相手に参院選を戦いたい」との声が強い。
日本維新の会の前原誠司共同代表は会見で「国民感情は厳しい」と批判。衆院で賛成した予算案に関し、「(参院で)賛否と結び付けるか党内で話し合いたい」と含みを残した。
与野党が月内の意見集約を目指す企業・団体献金の在り方を巡る議論にも影響する可能性がある。
589
:
OS5
:2025/03/15(土) 09:51:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f72e38c8b63fbe5701abe2a2a53941461e74a9f
小泉進次郎議員 石破首相「合法10万円商品券」援護お断り→納得とか言ったら絶対「お前っ」って言われる 国会で1回生を野次るな「説明すべきは総理」
3/14(金) 21:10配信
デイリースポーツ
小泉進次郎氏
自民党の小泉進次郎衆院議員が14日、衆院政治改革特別委員会に出席。同委員会で「政治資金規正法改正案」が審議された中で、石破茂首相が自民新人議員15人に手土産として10万円の商品券を配布し、「政治資金規正法違反ではない」と主張している問題を問われた。
進次郎氏は「与野党で政治資金規正法の改正に取り組む中で、国民の皆さんに疑念を抱かせたとしたら、悔しい思いをしているのは、我々も同じ」と述べた。
「いま、この裏側(参院予算委)で、石破総理が説明している」とし、「さきほど1回生が質問に立っているときに野党席からヤジが飛んでましたが、まず説明すべきは総理総裁」と断じた。
「1回生からすれば困惑した部分もあると思うが、最終的に返した。こういった形でまさに総理はいま説明している」と述べた。
進次郎議員は、自身は石破首相の説明に納得しているかと聞かれると、「説明はしっかり多くの皆さんが納得するまでされるということなので」とし、「これ私が納得するかどうかではなく、国民のみなさんに納得いただかなければいけない」と述べた。
再度、自身は納得しているのかと問われると、「いやこれですよ、いろいろまた野次飛ばしてますけど、じゃあこれ、私が『納得しました』って言ったら、絶対、お前の納得じゃなくて国民の納得なんだって絶対ヤジると思います」と笑わせた。
「この問題、いま正直申し上げて、私は分かりません。分かるのは総理」と述べた。
590
:
OS5
:2025/03/15(土) 10:55:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a13d7d01a04afcd73bc0ca5ba1c202016ce1ea8
40歳代の自民支持、初の1割切り 時事通信3月世論調査【解説委員室から】
3/15(土) 8:30配信
時事通信
国民民主党の玉木雄一郎代表(左)と自民党の石破茂首相(党総裁)【時事通信社】
時事通信社の3月世論調査によると、自民党の支持率は17.9%で、2月と比べ変化はなかった。ただ、「40歳代」は9.6%(前月比6.3ポイント減)で、初めて1割を切った。「18〜29歳」(6.5%)、「30歳代」(8.4%)ともに4カ月連続の1ケタ台で、中年以下の世代の支持離れが鮮明だ。(時事通信解説委員長・高橋正光)
【ひと目でわかる】3月の各政党支持率
◆9.6%、国民と拮抗
調査は7〜10日に、全国の18歳以上の2千人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は59.3%。
それによると、これらの世代の国民民主党の支持率は「18〜29歳」21.3%、「30歳代」10.0%で、いずれも自民を上回り、「40歳代」は9.6%と初めて拮抗(きっこう)した。「50歳代」「60歳以上」はこれまで同様、自民が大きく上回った。
国民全体の支持率は8.0%(前月比1.9%増)と、過去最高を更新。性別では、女性は(5.2%)男性(10.4%)の半分で、役職停止3カ月の処分が明けた玉木雄一郎代表の女性問題が尾を引いている可能性がある。
◆29歳以下の立民支持、1%届かず
一方、立憲民主党の支持率は4.2%(前月比1.2ポイント減)に下落。昨年9月に就任した野田佳彦代表体制下で、最低を記録するとともに、国民との支持率の差が広がった。
また、立民の世代別の支持率を見ると、「18〜29歳」は0.9%で、2カ月連続で1%に届かなかった。「30歳代」は1.6%、「40歳代」は2.5%で、若い世代への支持拡大が引き続き課題だ。
2025年度予算案をめぐっては、日本維新の会が高校教育の無償化などで自民、公明の与党と合意。賛成に回るなど存在感をアピールした。しかし、支持率は2.4%(前月比0.4ポイント増)に伸びたものの、1月(2.8%)には届かなかった。効果は限定的と言えそうだ。
591
:
OS5
:2025/03/15(土) 17:52:01
衆議院
定数465
自民196
公明024
維新038
維新が欠席すると、計427(過半数214)
自民+公明=220
だから 維新が欠席して予算を可決させるってシナリオもありそうですね
(野党からボロクソ言われるでしょうが)
592
:
OS5
:2025/03/16(日) 09:57:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d08515ab0a7ee4c86b69641c91ea2418522725c
石破首相窮地、政局不透明に 商品券配布、苦しい釈明 野党、退陣要求のタイミング熟慮〔深層探訪〕
3/16(日) 7:00配信
時事通信
参院予算委員会で答弁する石破茂首相=14日午後、国会内
低空飛行を続けてきた石破茂首相が窮地に陥った。自民党内に商品券を配った問題は、売りだった「クリーン」のイメージを根底から揺さぶる。違法性を否定する説明は苦しさを拭えず、野党は国会で追及を強めつつ「退陣」要求のカードをいつ切るか見定める。参院選を前に、またも「政治とカネ」で揺れる与党側では首相の求心力が一気に低下し、政局は急速に不透明さを増してきた。
【ひと目でわかる】内閣支持率の推移
◇詭弁
「身内を見て、国民を見る気持ちが欠けていた」。14日の参院予算委員会で常識外れの「土産」の妥当性を責め立てられた首相は、非を認めざるを得なかった。
3日夜、首相公邸で開いた自民衆院1期生15人との会食に際し、首相は自ら指示して1人10万円分の商品券を配った。受け取った側はいぶかしみ、「珍しくて事務所に保管した」と明かす。
13日昼には党執行部も事実関係を把握。ある幹部は「手の打ちようがなかった」とずさんな対応にあきれ顔を浮かべた。
政治資金規正法は政治家個人の「政治活動」に対する金銭などの寄付を禁止しており、総務省は「商品券は金銭に含まれる」との見解を示す。ただ、首相は「苦労してきた本人、家族へのねぎらい」だと繰り返し、「政治活動」に当たらないとの立場だ。
予算委で日本維新の会の柳ケ瀬裕文氏は「明らかな詭弁(きべん)」と批判。「首相として求心力を高めようということだ。政治活動以外の何物でもない」と切り捨てた。
◇悪習
自民総裁選や国会対策を巡り不明朗な金銭授受があったとの証言は絶えない。ある閣僚経験者は「要人の会食に土産はつきもの。10万円くらいは普通だ」と、かつての「悪習」が形を変えて残ってきたと証言する。
首相が「政治の師」と慕う田中角栄元首相は「金権政治」の代名詞的存在でもある。首相は3日の会食以外でも商品券を配ったと認めており、予算委では「両手で数えて足りるか足りないか」の回数だったと説明したが、額などはあいまいな言い回しに終始した。
「らしくないことをした」。自民執行部の一人は天を仰いだ。
◇打算
2025年度予算案の修正協議に応じてきた野党も、高額療養費制度見直しを巡る政権の迷走や企業・団体献金存続にこだわる自民の姿勢を見て、対決姿勢を徐々に強めつつあった。そこへ降ってきた首相自身の問題を受け、各党とも責任を厳しく問う構えだ。
まずポイントになるのは予算審議の「出口」。政府は高額療養費見直し凍結を踏まえ、参院で予算案を再修正する方針だ。可決後、与党が過半数を割る衆院で改めて採決する必要がある。衆院で予算案に賛成した維新の前原誠司共同代表は「もらった方が買収されたと思っても仕方ない」と断じ、今後の対応を再検討する考えを示した。
弱体化した石破政権を「生かさず殺さず」(野党筋)のまま、参院選に臨みたいとの打算も見え隠れする。立民のベテランは「首相が自民の『顔』のままがいい」と吐露。14日、首相の進退について問われた野田佳彦代表は「まだそこまでの話ではない」と慎重な物言いに終始した。内閣不信任決議案の提出時期も焦点となるが、立民中堅は「誰かがブレーキをかけている」と話し、幹部は様子見だと明かした。
自民では既に、改選期の参院議員から首相の退陣論が公然と出ている。中堅議員の一人は14日、「支持率が落ちる。もう間違いなく戦えない」と悲鳴を上げた。
昨秋の衆院選大敗後も首相が続投できたのは「ポスト石破」の不在も大きい。ただ、参院選を控えて自民内では旧派閥や首相経験者同士の会合の動きが活発化しつつあり、世論の推移次第で退陣論が一気に広がる可能性もある。森山裕幹事長は14日、麻生太郎元首相と党本部で会談した。
01年の参院選を前に低支持率にあえぐ当時の森喜朗首相は退陣に追い込まれた。「あの時と重なって見えてきた」。自民関係者はこう話した。
593
:
OS5
:2025/03/16(日) 18:04:05
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2025031601000610.html
野田氏「首相退陣は求めない」 説明責任追及、早期幕引き許さず
2025/03/16 16:32共同通信
立憲民主党の野田佳彦代表は16日、青森市内で講演し、石破茂首相が自民党衆院1期生に商品券を配った問題を巡り、首相が説明責任を果たさないまま退陣して幕引きを図るのは認めないとの考えを示した。「徹底して説明を求める。内閣不信任決議案提出や退陣を求める声があるが、私は簡単に求めない」と述べた。国会の政治倫理審査会への出席も要求した。
自民内で出ている首相退陣論に触れ「トップを代えて清新なイメージで参院選に臨みたい、衆院を解散したいということだろうが、そうは問屋が卸さない」と強調。1期生との会食は政治活動に当たるとして「政治資金規正法に抵触する可能性が十分ある」とした。
首相の説明責任に関し「政倫審で説明を聞こうじゃないか。何回やったのか、歴代首相もやっていたのかなど自民党の政治文化について説明責任を果たすまで追及する」と語った。
国民民主党の玉木雄一郎代表も16日のフジテレビ番組で「政倫審で弁明し、一定の区切りを付けるべきだ」と重ねて出席を要求した。
594
:
OS5
:2025/03/17(月) 17:19:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/72aa702e77af83ffa079d09ae865cc24c2ee8c12
「歴代の首相の慣例」石破総理”商品券問題”で自民・舞立参院議員が地元会合で発言→「事実誤認、推測に基づく発言であり、撤回します」
3/17(月) 15:04配信
BSS山陰放送
山陰放送
石破総理が共に会食した自民党の当選1回の衆議院議員の事務所に、1人10万円相当の商品券を配っていた問題に絡み、自民党の舞立昇治参議院議員が、16日に地元・鳥取で行われ会合で、「歴代の首相が慣例として普通にやっていたこと」と述べた問題で、舞立議員はきょう、BSSの取材に対し「事実誤認、推測に基づく発言」だったとし、発言を撤回しました。
自民党鳥取県連は16日、夏の参院選の対応を協議するため鳥取市内で会合を開きました。
出席者によると、冒頭のあいさつで舞立議員は、鳥取県連会長で県選出の石破総理の商品券配布を巡る問題について触れ、「想像以上にお騒がせしている」としつつ「歴代の首相が慣例として普通にやっていたこと」と述べたということです。
さらに舞立議員は、「いまの情勢や物価高の厳しい状況の中、一般常識とかけ離れているという指摘については真摯に受け止めるべき」などとする趣旨の発言をした一方で、法的な問題はないという認識を示したということです。
こうしたなか舞立議員は17日、BSS山陰放送の取材に対し、商品券に関する部分について、として、「事実誤認、推測に基づく発言であり、撤回します」とコメントしました。
山陰放送
595
:
OS5
:2025/03/19(水) 18:28:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/05c0eabbcb3a4c5997bad0b3fceacdd34d385b9e
岸田前首相、商品券を配布 10万円分、政務官との懇談で
3/19(水) 13:12配信
共同通信
自民党の岸田文雄前首相
自民党の岸田文雄前首相の在任中に首相公邸で開かれた政務官との懇談に合わせ、岸田氏側が10万円分の商品券を出席者に配っていたことが分かった。党関係者が19日、明らかにした。岸田氏の事務所は同日「常に法令に従って適正に対応している」と取材に答えた。
岸田氏は2021年10月から24年10月まで首相を務めた。関係者によると、22年に政務官の自民議員と岸田氏との懇談会の前後、岸田氏事務所の秘書から10万円の商品券が届けられたという。
石破茂首相は19日の参院予算委員会で「私が確認したものでもない。コメントする立場にはない」とした。立憲民主党の小沼巧氏は、岸田氏の参考人招致を求めた。
立民の野田佳彦代表は「自民党の政治文化の問題ではないか。構造的に根の深い問題になってきた」と国会内で記者団に指摘。国民民主党の古川元久代表代行は記者会見で「歴代首相が慣例で行っていた疑念を持たれても仕方ない。自民党で調べ、説明する必要がある」と強調した。
596
:
OS5
:2025/03/24(月) 22:05:48
https://www.sankei.com/article/20250324-TSGUHVSCVFLIPOP3BVYYB7PA7A/
「石破首相を降ろしても妙案がない」 商品券問題で内閣支持率急落も 広がりを欠く退陣論
2025/3/24 20:29
石破茂政権への逆風が止まらない。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による合同世論調査では、石破首相の商品券配布問題が打撃となり、内閣支持率が急落し、政権発足以降最低となった。一方、首相の退陣を求める民意は約3割にとどまる。夏の参院選を前に、自民党内には首相交代論がくすぶるが、党勢回復の兆しが見えない中、「石破降ろし」の動きは広がりを欠いている。
「世論調査の結果は、常に謙虚に受け止め、その要因を分析していきたい」。自民の森山裕幹事長は記者会見で、厳しい表情で語った。内閣支持率の急落に、商品券問題が影響したことは明らかだ。合同世論調査では、「違法性はない」などとする首相の説明に8割近くが否定的な評価を下しており、国民の納得は得られていない。
「辞める必要はない」が6割超
ただ、首相に「政治とカネ」の問題が浮上しても、首相は「辞める必要はない」との回答は62・6%に上り、「辞めるべきだ」(32・7%)を大きく上回った。首相の方針が二転三転し、政権の迷走ぶりを印象付けた高額療養費制度の見直しを巡っても、今年8月からの利用者負担引き上げ見送りの判断自体は評価する回答が7割を超えた。
自民ベテランは「商品券問題は発覚のタイミングは悪かったが、首相が辞めるほどの問題ではない」との見方を示す。
選挙を控える参院自民を中心に「けじめをつけるべきだ」(西田昌司参院議員)などと批判の声が上がるが、現時点で首相の進退にまで踏み込んだ発言は一部にとどまっている。
岩盤保守層の「自民離れ」顕著
首相が退陣したとしても、参院選に向けた展望が開けるかは見通せない。高齢世代を中心とした岩盤保守層の「自民離れ」は顕著で、自民の支持率も現行形式の調査を開始して以降、最低となった。自民ベテランは「地方はもっと深刻だ。『顔』を代えたぐらいでは、自民が変わったとは思われないと考えている人が多い」と語った。岸田文雄前政権では、地方組織からの厳しい突き上げが退陣のきっかけの一つとなったが、現政権では表立った動きはまだ少ない。
「首相を降ろしたところで、妙案がない」。自民重鎮は、諦め顔でつぶやいた。(今仲信博)
597
:
OS5
:2025/03/28(金) 08:59:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/19162520063b45f8aaa052578e2d307afa4aed87
国民民主出身の首相補佐官・矢田稚子氏、退任へ 首相が方針固める
3/27(木) 23:30配信
朝日新聞
「女性の職業生活における活躍推進プロジェクトチーム」が取りまとめた報告書を、座長の矢田稚子首相補佐官(右)から受け取る石破茂首相=2025年3月26日午後4時47分、首相官邸、岩下毅撮影
石破茂首相は、国民民主党の元参院議員で賃金・雇用を担当する矢田稚子首相補佐官を、近く退任させる方針を固めた。27日、複数の政権幹部が明らかにした。
矢田氏は2016年参院選で、電機などの企業の労働組合で作る「電機連合」の組織内候補として旧民進党公認で初当選し、国民民主の副代表も務めた。22年の参院選で落選後、23年9月に岸田内閣で首相補佐官に起用され、石破内閣でも続投していた。政権側は「国民民主党や連合とのパイプを期待した」(官邸幹部)が、官邸内では「うまく機能していない」との指摘も出ていた。(小林圭、南有紀)
朝日新聞社
598
:
OS5
:2025/04/16(水) 21:32:42
https://www.sankei.com/article/20250415-HXR45WWPUVL7RGSQGPLFM75VGE/
自民、現金給付案下火に 石破首相と森山幹事長協議 ポイント案浮上、参院側「減税」も
2025/4/15 18:47
政府・自民党が検討している国民一律の現金給付に関し、自民内で15日、見直しを求める動きが強まった。物価高を受けた経済対策の目玉として3万〜5万円程度を給付する案が出ていたが、世論に不評で下火になった。給付額がふくらむ場合は早急に補正予算案を編成し、6月22日までの今国会で成立させる必要があるため、石破茂首相が近く可否を最終判断する。
森山氏、経済効果を疑問視
自民の森山裕幹事長と小野寺五典政調会長は15日、報道陣の目を避けて裏門から官邸に入り、首相と経済対策について協議した。両氏は現金給付に慎重な意見を伝えたとみられる。
森山氏は前日の記者会見で「今までも何回か給付したが、データを見ると(消費ではなく)預金に回ったと受け取れる」と経済効果に疑問を呈していた。
両氏の官邸訪問に先立つ党役員連絡会では、平井卓也広報本部長が各種世論調査の結果を報告したという。共同通信社が12、13両日に実施した全国電話世論調査では、国民一律の現金給付案に「賛成」37・5%、「反対」55・3%だった。同時期の読売新聞や毎日新聞の調査でも否定的な回答が大幅に上回った。
現金給付と合わせ、食料品を対象とした時限的な消費税減税も検討されている。党内では「首相が現金給付と減税に前向き」という見方が広がっている。
野党の「バラマキ」批判も影響か
現金給付に関しては、先週までは党執行部内に賛成論が多かった。しかし野党による「選挙目当てのバラマキ」批判や、週末の各種世論調査の結果を受け、機運はしぼみつつある。
代替案の一つとして与党内で15日、マイナンバーカード保有者に「マイナポイント」を付与し、カードを持たない人には現金給付する案も浮上した。
一方で減税は、夏に選挙を控える参院自民や公明党も求めている。森山、小野寺両氏ら執行部の大半や加藤勝信財務相は、社会保障費の財源確保などの観点から難色を示している。
選挙が近い参院議員は世論に敏感だ。参院自民は15日、党所属の参院議員全員に現金給付や減税を含む経済対策のアンケートを行うと決めた。各議員が聞いた有権者の声を対策に反映させる狙いで、週内にも取りまとめたい方向だ。(田中一世、永井大輔)
599
:
OS5
:2025/05/06(火) 15:09:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe37024183081f8267758484f935f083a006b11d
西田氏のひめゆり発言、研究者ら批判 「証言や資料を無視」「歴史修正主義者だ」
5/6(火) 8:31配信
琉球新報
沖縄戦で沖縄陸軍病院第三外科壕だったひめゆりの塔=糸満市
自民党の西田昌司参院議員が那覇市内で開かれた「憲法シンポジウム」(主催・県神社庁など、共催・自民党県連)で、糸満市のひめゆりの塔の説明に「歴史の書き換えだ」などと発言したことについて、沖縄戦研究者からは「改憲世論をつくっていくための恣意的で乱暴な歴史の見方であり、発言だ」と批判が上がっている。
【証言】元ひめゆり学徒「手足切断、恐ろしかった」
沖縄大学客員教授の新城俊昭氏は「沖縄戦の実相から何も学ぼうとしていない姿勢が見える」と指摘した。西田議員の発言だけでなく、2021年には「ひめゆり学徒隊」を「ひめゆり部隊」と記載する歴史教科書があったことにも触れ「沖縄の平和教育はたくさんの沖縄戦体験者の証言、沖縄県、日米とさまざまな資料による研究成果を基に行われている。ひめゆり資料館もリニューアルするなど新たな見せ方もしている。もし間違えていることがあるのなら、根拠を示しながら間違えを指摘してほしい」と語った。
「ひめゆり資料館の展示内容に、議員が言うようなものはない」と指摘するのは琉球大准教授の北上田源氏。沖縄戦と歴史教育に関する西田議員の発言について「体験者の語りと研究の蓄積を、現場で反映しようとしてきたことを無視した乱暴な発言だ」と断じた。「ずっと前から改憲と歴史修正主義を結びつける言説はあるが、今回は呼ばれて話をしており、国会議員としての発言が問われる。歴史と真摯(しんし)に向き合って発言することを求めたい」と語った。
沖縄国際大名誉教授の石原昌家氏は「沖縄戦での日本軍の絶対方針は、国体護持のため、米軍への徹底抗戦だった。それが住民や兵士に多大な戦死者を生じさせたことは客観的事実だ」とし、「『殉国美談』にするような沖縄戦捏造(ねつぞう)の『歴史修正主義者』による発言だ」と指摘した。
(中村万里子、屋嘉部長将)
600
:
OS5
:2025/05/08(木) 15:40:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/951ea0c837fd0b0b5fbd9ca0cdaa021f86f47361
「会場凍るようだった」国場衆院議員、自民県連の責任言及 西田氏ひめゆり発言 沖縄
5/8(木) 14:01配信
琉球新報
国場幸之助氏
自民党の西田昌司参院議員と同様に「憲法シンポジウム」(主催・県神社庁など、共催・自民党県連)に講演者として登壇した国場幸之助衆院議員は7日、取材に答え、会場の様子を振り返った。西田氏の発言を受けて参加者は「だんだんと表情がこわばっていったように感じた。会場の雰囲気が凍っていくような、まずいことを話しているのではと感じているように見えた」と語った。共催者である自民党県連の責任にも言及した。
国場氏は「なぜ憲法に関するシンポジウムでこんなことを話しているのか、理解できなかった」という。ただ「自民党県連は共催者として、招いた講師がどのような内容を話すのか、事前に確認するべきだった」と、県連の責任を指摘したシンポジウムには国場氏のほか、座波一県議、西銘啓史郎県議、大浜一郎県議、又吉清義県議、喜屋武力県議が参加していたという。
The Ryukyu Shimpo Co., Ltd
601
:
OS5
:2025/05/18(日) 17:36:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a61ee9b69dcfadd8d5213c032baa1492e51879a8
自民・森山氏、参院選へ正念場 「影の総理」政権浮揚見えず
5/18(日) 7:01配信
時事通信
講演する自民党の森山裕幹事長=17日午前、鹿児島県屋久島町
夏の参院選が迫る中、石破政権の屋台骨を支える自民党の森山裕幹事長が正念場を迎えている。
【主な経歴】森山 裕(もりやま ひろし)氏
政権を揺さぶるコメ価格高騰を巡って政府・与党の対応を主導し、参院自民が求める消費税減税の見送りにも道筋を付けた。党内には「影の総理」とささやく声もあるが、政権浮揚の足掛かりはつかめておらず、一部からいら立ちの声も漏れる。
「政治生命を懸けて、この問題に対応したい」。財政規律派を自負する森山氏は17日、鹿児島県屋久島町で国政報告会を開き、野党が夏の参院選で消費税減税を争点化しようとする動きをけん制した。
石破政権の運営はナンバー2である森山氏がリードする場面が目立つ。国対委員長を4年2カ月務める中で培った野党とのパイプを生かし、少数与党の国会運営を差配。日本維新の会や国民民主党との修正協議の陣頭指揮を執り、2024年度補正予算や25年度予算の成立にこぎ着けた。
コメ価格引き下げに向けては、トランプ米政権との関税交渉の取引にも使える「一石二鳥」の策として、米国産米の輸入拡大案が政府内で浮上。首相もテレビ番組で「一つの選択肢としてあり得る」と語ったが、農林族の代表格の森山氏はすぐに「輸入拡大の話はない」と打ち消した。
政府備蓄米の流通を促すため、政府は16日、入札参加条件の緩和を発表。関係者によると、森山氏が農林水産省と水面下で調整を進めた結果だ。
消費税を巡っては、参院選公約の「目玉」として参院自民や公明党から減税への期待が強まり、首相も一時期「一概に否定しない」と含みを持たせた。しかし、森山氏は首相公邸をひそかに訪問して首相を説得。首相は今や「国の財政はどうなるのか」と慎重姿勢を鮮明にしている。
もっとも、「森山路線」が成果を上げているとは言いがたい。農水省は18週ぶりの米価下落を12日に発表したが、わずか19円だ。
衆院選での苦戦は、裏金事件を受け非公認とした候補側への、森山氏が決めたとされる2000万円支給も遠因との見方が強い。野党各党が消費税減税をそろって唱える中、参院自民には「自民だけ減税反対では参院選も戦えない」(中堅)と不満が渦巻く。参院選の投開票日と想定される7月20日まで残り約2カ月。内閣支持率が低迷を脱する兆しは見えていない。
602
:
OS5
:2025/05/19(月) 19:25:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e7772634a8e7344e0568237abf4c40363cba4c2
江藤農水相、コメ発言は「ウケ狙いで強めに」 修正し陳謝も辞任は否定
5/19(月) 13:43配信
産経新聞
参院予算委員会で答弁に臨む江藤拓農水相=19日午前、国会内(春名中撮影)
江藤拓農林水産相は19日、コメを買ったことがないとの講演会での発言を巡り、「コメは買っている。実態と違う言い方をした」と釈明した。売るほどあるとの発言は「言い過ぎだった」と説明し、一連の発言について「撤回というより修正したい」と述べた。農水省で記者団の取材に答えた。
【写真】江藤農水相が「コメ買ったことない」「売るほどある」と発言
江藤氏は「お騒がせしてしまったことは大変遺憾だ。配慮が足りなかった」と陳謝。その上で「会場が盛り上がっていたので、受けを狙って強めに言った」と語った。自らの進退について問われると「(備蓄米放出の)結果を出すことで応えたい」として辞任を否定した。
江藤氏は佐賀市で18日に開催された講演で、価格高騰が続くコメに関し「(私は)買ったことがない。支援者の方がたくさん下さるのでまさに売るほどある。私の家の食品庫には」などと発言した。
603
:
OS5
:2025/05/19(月) 22:02:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/07d2e0ecc78d187dce25616879db258cc8cfc725
「令和のマリー・アントワネット」農相のコメ巡る発言、与野党が批判
5/19(月) 19:40配信
毎日新聞
参院決算委員会で立憲民主党・羽田次郎氏の質問に対し、「コメ買ったことない」と自身が発言したことについて釈明する江藤拓農相=国会内で2025年5月19日午後2時33分、平田明浩撮影
江藤拓農相が「コメを買ったことはない」などと発言したことを巡り、与野党からは19日、批判が相次いだ。
立憲民主党の小川淳也幹事長は記者団に「(農相は)米の生産、流通、米価の安定に責任を持つべき立場だ。庶民感覚からかけ離れた不適切さ、不穏当さが問われる」と非難した。「パンがないなら、お菓子を食べればいい」と言ったと伝わるフランス革命当時の王妃を引き合いに「『令和のマリー・アントワネット』と言ってきた人もいる」と指摘。江藤氏への不信任案提出の可能性については「否定するわけにはいかない。ただ、政権自身の自らに対する処断が問われるべきだ」と、石破茂首相の判断を促した。
日本維新の会の前原誠司共同代表も「消費者のことを考えていなかった。結局本音が出たということだ」と強調。コメの価格高騰が続いていることも踏まえ「結果が出ていないわけで、不信任に値するのではないか」と話した。
一方、国民民主党の玉木雄一郎代表は「思った量が買えないという国民がたくさんいる中で配慮に欠けた発言だ」と指摘したが、野党で足並みをそろえての不信任案提出については「そういう質のものではない。本来やるべき仕事で結果出してもらいたい」と距離を置いた。
与党にも困惑が広がった。公明党の斉藤鉄夫代表は、一般論とした上で「農相という最も国民が関心を持っている政策を担当する大臣として、注意して発言をする立場にある。大臣として最も大切なところではないか」と苦言を呈した。
自民党の森山裕幹事長は19日の記者会見で「配慮を欠いた発言だ」と批判した上で、「今後も米の価格が正常な形となるようにしっかりと対応してほしい」と述べ、続投を容認する考えを示した。【安部志帆子、野間口陽、遠藤修平】
604
:
OS5
:2025/05/21(水) 12:57:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd5927e09b58b4f81ed75e2449db2af40e13e0c0
江藤農相辞任、参院選に打撃 楽観から一転、野党要求にあらがえず
5/21(水) 10:16配信
毎日新聞
辞表を提出した後、首相官邸を後にする江藤拓農相(中央)=首相官邸で2025年5月21日午前8時18分、後藤由耶撮影
「コメは買ったことがない」などと発言した江藤拓農相が辞任に追い込まれた。昨秋の衆院選で「少数与党」となり、一致結束した野党の要求にあらがえなかった形だ。夏に参院選を控える石破政権にとって大きな打撃となる。
失言が表面化した19日の段階で、政権は楽観していた。立憲民主党と日本維新の会の幹部が農相不信任決議案提出の可能性に言及したものの、国民民主党の玉木雄一郎代表は「やるべき仕事で結果を出してもらいたい」と否定的な考えを示していたからだ。衆院では野党が多数を占めるが、足並みがそろわなければ不信任案は可決されない。
ところが、20日になると、立憲の野田佳彦代表が「国民感情を逆なでする発言で、その任にあらずだ」と批判のトーンを強め、国民民主からも「庶民感覚、生産者の思いが分からない農相は即刻辞めるべきだ」(榛葉賀津也幹事長)との声が上がるようになった。
20日午後には立憲、国民民主など野党5党の国対委員長が会談し、江藤氏や首相が退任を判断しない場合、農相不信任案の提出も検討することを確認し、足並みをそろえた。これにより、不信任案が提出されれば可決される可能性が高まった。
江藤氏に対しては「更迭すれば、コメ政策に空白が生じてしまう」(自民党幹部)として職務を全うすべきだとの意見の一方で、自発的な辞任を促す声が与党内から上がっていた。自民の閣僚経験者は「あの発言で続投するのは無理だ。耐えられない」との見方を示し、与党幹部は「首相は早く手を打って江藤氏をクビにしたほうがいい」と話した。
コメ価格の安定に向けて、政府備蓄米の放出など対策が続く中での農相の辞任は与党にとっては痛手だ。
17、18両日の毎日新聞の世論調査で、石破内閣の支持率は22%と過去最低を更新。コメ高騰への効果的な対策が打てないことに加え、社会保障の財源確保を理由に消費減税に慎重な姿勢を示す首相に対する不満が表れた形で、反転攻勢の兆しは見えない。参院選での目玉政策も見えず「過半数維持は絶望的だ」(自民参院議員)との声も漏れる。
一方、野党は農相不信任案の提出検討では足並みをそろえたが、6月の国会会期末に向けて内閣不信任案提出の是非が焦点となる。今後、与野党の攻防が更に激しくなりそうだ。【池田直、内田帆ノ佳】
605
:
OS5
:2025/05/21(水) 20:43:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/75d7fcfe721f3b70a3ad8be5d634562f7ce579e7
江藤氏父子、舌禍で閣僚辞任 コメ、植民地支配
5/21(水) 17:03配信
時事通信
石破茂首相に農林水産相の辞表を提出後、報道各社の取材に応じる江藤拓氏(左端)=21日午前、首相官邸
江藤拓農林水産相は21日、「コメは買ったことがない」と発言した問題で、事実上更迭された。
【写真】故江藤隆美氏
父は建設相や運輸相などを歴任した故江藤隆美氏。その父も総務庁長官当時に植民地支配を巡る発言が問題となり、親子2代にわたって舌禍で閣僚を辞任する事態となった。
江藤拓氏は18日の講演で価格が高止まりするコメに関し、支援者からもらうコメが売るほどあり「コメは買ったことはありません」などと発言。その後、「受けを狙って強めに言った」「宮崎ではたくさんいただくと『売るほどある』とよく言う。宮崎弁的な言い方だった」などと釈明したが、与野党の批判は収まらなかった。
隆美氏は、村山内閣で総務庁長官を務めていた1995年、韓国の植民地支配について「日本はいいこともした」と発言。オフレコ取材の場での発言だったが報じられ、総務庁長官の辞任に至った。
606
:
OS5
:2025/05/21(水) 21:54:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/592fa66f9a9c28ebc36a58e7efc48f53c3a506ee
「世間知らず」 江藤氏に地元も反発 後任の小泉氏にも消えぬ不安…
5/21(水) 20:38配信
毎日新聞
経営する店舗で玄米を精米機にかける飯塚良二さん=東京都足立区で2025年5月21日午前10時8分、阿部絢美撮影
消費者の感情を逆なでする発言で、江藤拓氏が21日に農相を更迭された。備蓄米放出の効果は表れず、コメ価格の高騰が続くなかでの担当閣僚による失言。「辞任は当然だ」「庶民の感覚が分かっていない」。全国の消費者や農家らはあきれ、憤った。【重春次男、下薗和仁、阿部絢美、斎藤文太郎】
【写真で見る】還元水、ばんそうこう、不正受給… 00年以降9人、歴代農相
「コメの高騰で多くの人が困っているご時世に、あんな発言が出ることに驚いた。地域の実情を本当に分かっているのか」。江藤氏の地元の宮崎県延岡市で、支援者の会社員男性(27)が語気を強めた。
江藤氏が「宮崎ではたくさんいただくと『売るほどある』とよく言う。宮崎弁的な言い方」と釈明したことに対し、「宮崎弁ではなく普通の言葉だ。少しでも罪を軽くしたかったのでは。宮崎県民の前で話せるのか」と憤った。
宮崎県美郷町で稲作農家を営む男性(75)は「『コメは買ったことがない』とは世間知らずな発言だ。農業県の宮崎選出の大臣として残念な対応で、辞任は当然だ」と切り捨てた。
江藤氏の後援会の壱岐良文事務局長(70)は「支持者からのお叱りの電話が多い」と言葉少なに話した。
江藤氏は、建設相などを歴任した父隆美氏(2007年死去)の地盤を継いだ2世議員だ。03年に衆院宮崎2区から初当選し、現在8期目。19年に農相で初入閣し、昨秋の衆院選後に発足した第2次石破内閣で再び農相に就任した。
父隆美氏も失言で閣僚を辞任した過去がある。日韓関係を巡り「植民地時代、日本は良いこともした」と発言。韓国政府の反発を招き、1995年に総務庁長官を辞任した。
選挙区で江藤氏を支える自民県議は「昔より丸くなったとはいえ、気の短い面があった。コメの価格を下げていく途中でこうなったのは残念だ」と肩を落とした。
発言への反発や批判は、東京でも相次いだ。
東京・原宿の「小池精米店」の小池理雄(ただお)社長(53)は「消費者の感覚も現場の実態も分かっていない大臣だった。辞任は仕方ない」と突き放した。
小池社長は、コメ価格の高騰に気をもんできた。昨年来のコメ不足で農家や卸業者が値上げすれば、販売価格に転嫁せざるを得ない。「お客さんへの値上げの説明が終わったら、仕入れ先からまた値上げと言われた」
その仕入れ先もコメの確保に苦心しており、6月は納入できないと告げてきた業者もある。「備蓄米放出で流通量が増えた実感はない」と小池社長。後任の小泉進次郎氏について「改革マインドには期待しているが、何を言い出すか分からない心配はある」と語った。
東京都足立区でコメの精米や販売を手がける飯塚良二さん(75)は「米屋の実情が全く見えていない発言だった」と断じた。一家で60年以上営業しているが、これほどの価格高騰は経験したことがないという。
飯塚さんは「5キロを税込み5000円で販売すると『もうけているだろう』と言われるが、とんでもない。例年より利益率を10%も下げて販売している。仕入れ値が高すぎて、これがギリギリ」と語る。さらに「うちのような末端に備蓄米は届かない」とし、小泉氏には「現場を歩いて実態を見て」と注文した。
足立区内のスーパーにいた40代女性は「(江藤氏は)本当にコメを買ったことがなく、庶民の感覚が分からなかったのでは」と冷ややかに語った。食べ盛りの子ども2人がいる女性の家庭では毎週、少なくとも5キロのコメを消費するという。「少しでも安くなることを願う」と語った。
607
:
名無しさん
:2025/05/22(木) 18:41:33
田舎だと大抵米を作っているから米(加工品除く)を買う経験は無いだろうな。
まぁ都会の人は戦後直後みたいに高価な着物や宝石を持って農家巡りでもしたら良い。
608
:
OS5
:2025/05/23(金) 06:59:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e44c1bc2696de3f3dcbc9ca2aa2ebb0a58f6bad
岸田前首相が「再登板」を狙って意気軒昂 “犬猿の仲”も解消か 「会食に応じるなどこじれた関係の修復に努めていてる
5/23(金) 5:50配信
デイリー新潮
岸田文雄前首相
昨夏に「政治とカネ」の問題で退陣表明を余儀なくされた岸田文雄前首相が意気軒昂だ。しかし、その動きに“復権狙い”との臆測が。
***
現役首相のような歓待ぶり
政治部デスクが解説する。
「岸田氏は、5月3日から5日間の日程でインドネシアとマレーシアを訪問した。石破茂首相の特使との立場で、インドネシアではプラボウォ大統領と、マレーシアではアンワル首相と会談。いずれも現役の首相のような歓待ぶりでしたよ」
“外交の岸田”の本領発揮か、齋藤健前経済産業相、萩生田光一元自民党政調会長といった大物を伴っての歴訪だった。
連休中の動静を振り返れば、岸田氏は国内でも“露出”に励んでいた。
「4月29日には裕子夫人を伴い、東京ドームで巨人×広島戦をバックネット裏の最前列で観戦。広島選出の岸田氏は筋金入りのカープファンとしても有名で、狙ったのかどうか、テレビ中継ではたびたび夫妻の姿が映し出されていました」
総裁選を見越して支持者集め
その岸田氏は、首相退任から間もない昨年11月に国民の資産運用を後押しする「資産運用立国議員連盟」を、翌12月に日本と東南アジア諸国の脱炭素化を推進する「アジア・ゼロエミッション共同体議員連盟」を立ち上げている。
「本人は表向き“オレは石破政権を支える”と公言していますが、一方で存在のアピールには積極的。これが捲土重来を期したものとみられている」
次期総裁選を見越した支持者集めに積極的だとも。
自民党関係者が言う。
「旧岸田派の議員を中心に、定期的に会合を持っています。昨年の党総裁選で石破さんを支持したことで、高市早苗前経済安全保障担当相を推した麻生太郎元首相との関係が悪化しました。最近は茂木敏充前幹事長も交えた3人の会食に応じるなど、こじれた関係の修復にも努めています」
旧岸田派の“本音”
麻生氏は御年84歳、菅義偉元首相は76歳。その点、岸田氏はまだ67歳だから“キングメーカー”として君臨するより、当選同期の安倍晋三元首相のように再登板を狙っているのか。
「ご本人は色気があるようですが、旧派閥の仲間の多くは“石破さんの次は(同じ岸田派だった)林芳正官房長官にやらせたい”との意向です。岸田さんはそれが気に入らないようで、会合で林さんと顔を合わせても、ぎこちない様子です」
とは旧岸田派議員の一人。
「先の総裁選で、岸田さんの側近の木原誠二選対委員長や村井英樹前官房副長官は小泉進次郎元環境相を支援した。岸田さんも、自分が出られないなら元“同僚”の林さんではなく進次郎氏を推すはず。そうなれば、林シンパが反発して旧岸田派は空中分解ですが」
岸田氏の“再登板”へのハードルは高そうだ。再び先の政治部デスクの解説。
「岸田政権は防衛力強化や原発推進、少子化対策など実績は残したものの、肝心の国民ウケがイマイチでした。石破政権は消費税減税を否定して支持率を下げましたが、岸田氏はいまもSNSなどで“増税メガネ”とのフレーズで批判されている。以前からの財務省寄りの発言も非難の的です」
前述のプロ野球の試合は、広島が延長12回の末にサヨナラ負けを喫した。“持ってる男”でもなさそうで――。
「週刊新潮」2025年5月22日号 掲載
新潮社
609
:
OS5
:2025/05/24(土) 20:24:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f7b05449250dac6058a6c8e7829d2e33c0e6850
石破首相、農水相に小泉氏 コメ失言の江藤氏更迭 参院選へ打撃、米価抑制指示
5/21(水) 16:13配信
時事通信
辞令交付後、撮影に応じる小泉進次郎農林水産相(中央)。左は石破茂首相、右は林芳正官房長官=21日午後、首相官邸
江藤拓農林水産相(64)は21日、米価高騰が続く中で「コメは買ったことがない」と発言して国民の不信を招いた責任を取り、石破茂首相に首相官邸で辞表を提出、受理された。
首相による事実上の更迭人事。首相は自民党の小泉進次郎前選対委員長(44)を後任に起用し、信頼回復のため、米価安定に強力に取り組むよう指示した。
首相は当初、江藤氏を続投させる考えだったが、野党から更迭要求が強まり、方針転換に追い込まれた。石破内閣の閣僚更迭は初めてで、6月の東京都議選や夏の参院選を控え、政権にとって打撃となる。
首相は記者団に「全て任命権者たる私の責任だ。いかなる批判も受け止める」と強調。党首討論の中で米価について「(5キロ)3000円台でなければならない」と語り、4000円未満への抑制を目指す考えを示した。
江藤氏の辞任後、首相は小泉氏を官邸に呼び、政府備蓄米の放出を入札で行っていることが米価高止まりにつながっているとの指摘を踏まえ、随意契約を活用した売り渡しを検討するよう指示した。小泉氏は「コメ担当相だという思いで集中して取り組む」と記者団に強調した。
小泉氏は衆院神奈川11区選出の当選6回。党農林部会長として農協改革に取り組んだ経験がある。皇居での閣僚認証式を経て、正式に就任した。
610
:
OS5
:2025/05/24(土) 22:04:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/0da9c777f823e3c36b24d1ee90c7742252de2905
年金修正合意で次の焦点は内閣不信任案 提出なら可決の公算大、否決のカギは維新・れいわ
5/24(土) 19:38配信
産経新聞
内閣不信任決議案の可決後の流れ
与党が年金制度改革法案を巡り、立憲民主党の修正案を受け入れる方針にかじを切ったのは、内閣不信任決議案を提出するかどうかの判断を握る野党第一党の立民と共同歩調をとり、提出を封じたいという思惑もある。残り1カ月足らずの今国会は立民の判断が焦点となる。与党過半数割れの現状では、野党が一致すれば不信任案を可決し、石破茂首相に内閣総辞職か衆院解散の2択を迫ることができる。
■農水相辞任で成功体験
立民の野田佳彦代表は24日、年金法案の修正で合意した場合の不信任案提出の是非について「それはそれで適時適切に判断する」と記者団に述べた。ある立民幹部は、同党が提出した選択的夫婦別姓制度導入法案など他の法案に対する自民の対応ぶりも判断材料になると語った。
内閣不信任案は通常国会会期末の6月の「風物詩」といわれてきた。与党の反対多数で否決されるのが目に見えている中、対決姿勢をアピールしたい野党が提出するからだ。今年は事情が異なる。21日、主要野党5党が一致して要求した結果、江藤拓前農林水産相を辞任に追い込む成功体験を得た。
■自公は過半数まで13人足りず
では、今国会で不信任案が提出された場合、可決や否決に至るにはそれぞれどのようなケースがあり得るのか。
体調不良などによる欠席者がいないと仮定すると、採決に加わらない議長をのぞく衆院議員は464人。「過半数233」を巡る争いだ。
自民、公明の「与党220人」は否決しようと反対票を投じるが、過半数まで13人足りない。これに対し、立民など「野党系244人」が一致して不信任案に賛成すれば、過半数233を優に超えて可決できる。
とはいえ、野党が結束するとはかぎらない。
特に近年、採決を棄権しているれいわ新選組の動きが読みにくい。昨年6月の岸田文雄内閣不信任案の採決も「野党第一党の闘っているフリ、茶番にはつきあえない」と棄権した。
れいわの9人が棄権すれば、採決に臨むのは455人で「過半数228」となる。れいわを引いても「野党系235人」で過半数に達する。
与党が否決に持ち込むには、れいわ以外の野党系議員に棄権してもらう必要がある。13人が棄権すれば賛否同数で議長が可否を決する。自民出身の額賀福志郎議長は否決するだろう。14人以上棄権すれば反対多数で否決だ。
しかし与党が野党系13人を切り崩すのは至難の業といえる。
今年度予算に賛成した野党系議員が切り崩しの対象になるかもしれない。少数会派・無所属の議員に棄権を求めるにしても、議長をのぞく14人のうち予算に賛成したのは3人に過ぎない。やはり主要野党の棄権か反対が欠かせない。
■自民は予算賛成の維新に期待
ある自民幹部は、主要野党で唯一、予算に賛成した日本維新の会(38人)に期待する。
首相は21日の党首討論で維新の前原誠司共同代表から、社会保険料引き下げに向けた与党と維新の3党協議が前進していないとして「約束が守られなかったら不信任に値する」と不信任案賛成の意向を突きつけられた。
首相は翌22日、自民の小野寺五典政調会長に協議の進展を指示した。合意を急ぎ、維新が不信任案に賛成しにくい環境整備を図っているとみられる。(田中一世)
611
:
OS5
:2025/05/30(金) 10:13:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/572380a73a9f97149ed0f7202f051786ac510fd6
自民農林族「小泉劇場」警戒 米価抑制、農家離反に懸念
5/30(金) 7:06配信
時事通信
参院農林水産委員会で答弁する小泉進次郎農林水産相=29日、国会内
小泉進次郎農林水産相が打ち出す急進的なコメ価格引き下げ策を、自民党の農林族議員が警戒している。
【主な経歴】小泉 進次郎(こいずみ しんじろう)氏
夏の参院選で「票田」と位置付ける農家らの離反を招きかねないと懸念するためだ。ただ「小泉劇場」で抵抗勢力と見られるのは避けたいのも本音。米価抑制の必要は認めつつ、生産者への支援拡充を訴え、支持をつなぎ留めたい考えだ。
「不足感の払拭が極めて大事だ。まず(価格高騰を)一定程度落ち着かせ、適正価格の議論の入り口になればと思う」。小泉氏は29日の参院農水委員会でこう述べ、随意契約した備蓄米による価格引き下げ方針を強調した。同日始まったアイリスオーヤマなどによる予約販売は直ちに完売となった。
「生産者重視」が目立った従来の農政の大転換に、農家の保護を重んじる農林族は焦りをにじませる。28日の衆院農水委では「5キロ2000円」目標を掲げる小泉氏に対し、北海道を地盤とする鈴木貴子氏が「目先の対応はあっても、中長期的な食料安全保障の信念がない」と真っ向から批判し、「反省」を促した。
「農業は国の基(もとい)。食と国土を守っていることを忘れてはいけない」。農林族重鎮の森山裕幹事長は26日の記者会見で、足元の流通安定が第一としつつ、くぎを刺した。党三役経験者も「農業票が野党に行ってしまう」と憂慮する。
小泉氏の積極的な発信がメディアに連日取り上げられ、消費者に膨らむ不満を和らげているのは事実。28日には国民民主党の玉木雄一郎代表が備蓄米を「動物の餌」に例えると、SNS上などで批判を浴びる「敵失」もあった。
野党が物価高対策で攻勢を続ける中、自民内では「落城寸前の『石破城』に現れた『小泉丸』だ」(中堅)などと、参院選や6月の東京都議選での浮揚効果を期待する向きが多い。ベテラン議員は「当面の対応は間違っていない」と認めざるを得なかった。
29日の参院農水委では自民の山下雄平氏(佐賀選挙区)が食料自給率アップに向けた生産者支援策の必要を主張。「新たな財源を取りに行くのか」と尋ねると、小泉氏も「全くその通りだ」と応じた。自民幹部は「今はショック療法が必要だが、生産者にもバランスの取れた価格や支援策の道筋を党で検討する」と語った。
612
:
OS5
:2025/06/05(木) 08:10:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd7cb1704989800b6bf4743390fb1d90a7bb7a29
小泉進次郎農相は“第1候補“ではなかった 石破首相の当初構想は農水族…元自民重鎮明かす
6/5(木) 5:00配信
日刊スポーツ
伊吹文明氏(2015年12月撮影)
元自民党衆院議員で衆院議長も務めた伊吹文明氏(87=21年に政界引退)が4日放送のBSフジ「プライムニュース」に出演。
価格高騰のコメに関する失言により事実上の更迭となった江藤拓前農相の後任候補として、石破茂首相(67)が当初は小泉進次郎農相以外の農水族議員を想定していたことを明かした。
番組では小泉農相の備蓄米放出や、江藤前農相の「(コメを)買ったことがありません」との失言などをあらためて取り上げた。読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏は、失言発覚の直後は江藤前農相を一時慰留していた石破首相のスタンスについて「1日待ったからといって発言が消せるわけではない。なんで石破さんが慰留…まああれは(林芳正)官房長官がそう言ったという話になっていますけど。冷徹に、切るときは切らないと、取り返しのつかないことになる」と指摘し、伊吹氏も「橋本さんのおっしゃる通りだと思います」と応じた。
伊吹氏は続けて「ただ、石破さんの場合は、自分だけの判断で党内を運営できるだけの基盤が作れてないんじゃないのかな、僕の感じからすると。それは彼の今までのいろいろな発言とか、各派との関係の中で出てくることなんだけれども」と言及。さらに「結果的に小泉さんが出てきて、火事場の緊急火消しはうまくやっているわけなんだけれど、まず更迭のタイミングが遅れた。その後、実は小泉さんをストレートに農水大臣に、という判断ではなかったんですよ。何人かの農水族の人たちを考えていたから」と明かした。その上で「だから、需給バランス、農政改革という感覚が最初から総理にあったのかどうか、ということも、ちょっと難しいことになるよね」と、石破首相の判断力に疑問が残るとした。
橋本氏も「その通り。なんとなく、最初から『小泉さんが次の人にふさわしい』という判断ではない、と私も聞いている」と、伊吹氏の主張を肯定した。
613
:
OS5
:2025/06/11(水) 14:03:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/a58071f581970c25c546b42665fc790ebbd9d45a
参院選後を見据えて“3頭体制”が復活か、岸田前首相「まさかの再登板説」にザワつく混沌政局の行方
6/11(水) 9:02配信
東洋経済オンライン
岸田前首相の呼びかけで「3頭体制」が復活か。再登板にも意欲を示しているとされ、永田町がにわかにザワつき始めている(写真:時事)
7月20日の投開票がほぼ確実視される参議院選挙の公示(7月3日)まであと3週間余り。実質的な国会会期末となる6月20日に立憲民主党が内閣不信任決議案を提出するかどうかが、目下の政局の最大の焦点となっている。
だが、決断を迫られる同党の野田佳彦代表は「総合的に判断」と繰り返すばかり。永田町関係者の間では「提出見送りの公算大」との見方が広がり始めた。
もともと、会期末の「不信任勝負」に慎重だった野田氏は、石破茂首相からの「不信任案が出れば即解散で衆参ダブル選」という“脅し”なども踏まえて、「トランプ関税での日米交渉中に政治空白をつくるのは国益を損なう」との理由で、不信任案の提出を見送る意向を固めつつあるとされる。
その背景には、主要野党に共通する「ダブル選の準備ができていない」との不安があることは間違いない。加えて、コメ価格引き下げに向けた小泉進次郎農水相の大活躍で、内閣支持率と自民党支持率が上昇傾向となっている。各種メディアなどの参院選の事前情勢調査でも「自公が過半数確保で石破政権続投」との予測が多数派となりつつあり、「不信任案提出に対する野党の及び腰を加速させている」(政治ジャーナリスト)という。
■「石破首相の“生殺与奪”は私の対応次第」
こうした不信任案をめぐる駆け引きの裏でにわかにざわめきが広がっているのが、岸田文雄前首相の活発な動きだ。岸田前政権時代に「3頭体制」と呼ばれた麻生太郎最高顧問、茂木敏充前幹事長との関係を再構築する一方で、「ポスト石破への意欲をにじませている」(旧岸田派幹部)からだ。
岸田氏自身は建前上、「石破政権を支えるのが私の責任」と繰り返す。だが、政権の主要幹部のほぼ全員と関係が深いことへの自信からか、周辺にも「石破首相の“生殺与奪”は私の対応次第」と漏らしているとされる。
6月8日にフジテレビの報道番組に出演した岸田氏は、立憲民主党が内閣不信任決議案を提出した場合の対応について、「どう対応するかは石破首相が政治生命をかけて判断する話で、その判断を尊重するしかない」と強調した。これは、自民党内で強まる「不信任案の採決を待たずに衆院解散・総選挙に踏み切るべきだ」との声についても容認する立場を示したと受け止められている。
そのうえで岸田氏は、衆参ダブル選での自民の勝算について「世の中の雰囲気もしっかり頭に入れておかないといけない。1つひとつの選挙区情勢、野党がどれだけまとまっているか、まとまっていないかといった具体的な判断になる。その積み上げになると、微妙な戦いになるのではないか」と、厳しい戦いになるとの見方を示した。
さらに、国民が注目するコメ価格高騰対策をめぐって見解を求められると「価格対応だけでは今後の見通しは立たない」と指摘。政府が設置したコメの安定供給に関する閣僚会議で、高騰が生じた要因の検証も行うべきだと主張した。
ここ数年のコメ価格の推移を振り返ると、岸田政権時代にコメ価格は1.8倍になり、さらに石破政権に代わって1.3倍になっている。これも踏まえた質問に対し、岸田氏は「価格はご指摘のような推移をたどったが、その中で(小泉)大臣の政治判断で随意契約による販売を決定、その5日後には販売が開始された」と指摘した。
そのうえで岸田氏は「国民の気持ちに寄り添った対応で、成果は一定評価できる。(これからも)よりスピード感を持って対応しなければならない」と、小泉農水相の対応を高く評価した。
614
:
OS
:2025/06/11(水) 14:04:14
■参院選後をにらみ自ら「3頭体制」復活に動く
こうした一連の岸田氏の発言を多くのメディアが報じる背景には、岸田氏と麻生、茂木両氏との再接近の動きがあることは間違いない。
岸田政権時代に党中枢として「3頭体制」とも呼ばれた3氏の連携だが、昨秋の党総裁選で対応が割れ、疎遠になったとされる。その3氏が再接近の構えを見せるのは「次期参院選後の政局を見据えての動き」(同)とみる向きが多い。
年明け以来、会合を重ねてきた3氏は、会期末政局の緊迫化と合わせるように5月28日夜、都内の日本料理店で会食した。表向きには3氏の会食は3月以来とされ、今回は参院選情勢やトランプ関税をめぐる日米交渉などについて意見交換したされる。
今回の会合について永田町関係者が注目したのは「呼びかけ人が岸田さんだったこと」(旧岸田派幹部)だ。料亭やホテルではなく、庶民的な東京・四谷の和食店を予約したのも岸田氏で、3氏は麻生氏の希望した日本酒のぬる燗を飲みながら、約3時間にわたって談笑したとされる。
会食後の茂木氏は記者団の取材に応じ、「楽しくやれた。仲が良いことを確認できた」と満面の笑顔で3氏の再接近をアピールしてみせた。
そもそも岸田氏は、この会合の約1週間前の5月23日にBSの情報番組に出演した際、参院選後の政治情勢について「選挙結果を見たうえで、連立のありようをはじめ、いろいろな知恵を出していくことが求められる」などと、与党過半数割れを前提に「自民、公明両党の連立政権の枠組みを見直す必要がある」との考えを示していた。
しかし、小泉農水相によるコメ価格引き下げにおける果断な対応で政局の様相が一変。参院選後の石破政権存続の可能性が強まってきたことも踏まえて、「ポスト石破」をにらんだ自らの立ち位置の修正を迫られる状況となったことは間違いない。
■再登板意欲の裏に安倍元首相への対抗意識?
自らの再登板の最大の障害となるのは、旧宏池会の「次期会長」と目されてきた林芳正官房長官の存在だ。派閥解散後も結束を維持している旧宏池会メンバーは、“林派”への衣替えを求める声が支配的だという。最近、議員宿舎でひそかに開いた「林氏を囲む会」には無派閥議員も含め約50人が集結したとされ、それが岸田氏への「身内の圧力」となっている。
5月の連休明けには民放の情報番組で、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった国民民主党の玉木雄一郎代表について「いろいろな世論を聞くたびに、首相候補の1人だと思う」などと、参院選後の自公国連立による「玉木首相」説を唱えていた岸田氏。それだけに、旧岸田派内からも「その変わり身の早さが再登板への執念の表れ」(幹部)と揶揄する声も出る。
こうした状況について、自民党内では「政権を投げ出した前首相が再登板に意欲を示すこと自体が不見識。素直に旧宏池会メンバーらの意向を踏まえて林氏の支援に回るのが、首相経験者としての進むべき道」(自民党長老)との声が相次ぐ。
ただ、岸田氏の側近は「再登板によって故・安倍晋三氏と肩を並べることへのこだわりはなお強い」と苦笑する。参院選後も岸田氏の言動が注目され続けることは間違いなさそうだ。
泉 宏 :政治ジャーナリスト
615
:
OS5
:2025/06/16(月) 08:26:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/80d9132a65117e1f6a9e733f5c93a4d4355a3873
「カネと人事」で求心力維持した自民党派閥、解散で政治風景に変化…「選挙応援弱くなった」との指摘も
6/16(月) 5:00配信
読売新聞オンライン
自民党の「派閥」は、長年にわたり、日本の政治の舞台で権力闘争を繰り広げてきた。だが、派閥の政治資金パーティーを巡る問題を受け、昨年には党内の五つの派閥が解散を決め、現在も活動するのは麻生派だけとなった。政治の風景には変化も見え始めている。
「数の力」「鉄の結束」で総裁輩出
派閥の源流は、1955年の自民党結党時にさかのぼる。党のトップを決める総裁選は、事実上、首相を選ぶ場となった。有力な政治家は総裁の座をつかむため、政策などが近い仲間を集め、活動を始めた。
自民最古の派閥として幕を下ろした「宏池会」は57年に池田勇人元首相が創設し、岸田文雄前首相ら5人の首相を輩出した。派閥のボスである領袖(りょうしゅう)を総裁にしようと、激しい党内抗争が起きたのは70〜80年代。5大派閥を率い「三角大福中」と呼ばれた三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘の5氏はいずれも首相を務めた。
「数の力」や「鉄の結束」で知られたのは、田中角栄元首相の田中派や、87年に当時の竹下登幹事長が独立して旗揚げした「経世会」だ。各派閥は毎週木曜に定例会合を開いて昼食をともにし、「一致結束、箱弁当」は団結を示す合言葉となった。
政治資金問題発端に解散 改革へ
衆院の選挙制度が、同じ選挙区から複数当選する「中選挙区制」から、1人しか当選しない「小選挙区制」に変更されて以降も、派閥は「カネ」や「ポスト」を配分することで求心力を維持してきた。
夏には「氷代」、年末には「餅代」と称し、所属議員に1人あたり50万〜100万円を支給する慣例は続き、閣僚や党役員の人事では、時の首相は政権運営を安定させるため、各派の領袖から要望を受け、バランスに配慮して登用した。
一変したのは、派閥が年に1回開いてきた政治資金パーティーを巡り、収入の一部を政治資金収支報告書に記載していない問題が発覚したためだ。東京地検特捜部は昨年1月、安倍派、二階派、岸田派の会計責任者らを立件。当時の岸田首相は岸田派の解散方針を表明し、派閥から「カネと人事」を切り離して「本来の政策集団」とする改革を打ち出した。他派閥も続々と解散を決めた。
勉強会が補完
党内で唯一、存続する麻生派は、党本部近くに事務所を構える。昨年の衆院選で初当選した新人や、旧二階派の事務総長経験者も加わり、毎週木曜の昼には所属する46人の議員が集まる「例会」を開いている。
5月8日の例会では、とんかつ弁当が振る舞われ、会長の麻生太郎元首相は「いよいよ本格的な選挙モードに突入する」と発破をかけた。同16日には夏の参院選に向け、派として選挙対策本部の初会合も開いた。
派閥は、取り込みを図る新人や接戦区の仲間の選挙には「秘書軍団」を派遣し、幹部を応援演説に投入してきた。自民内で派閥に所属しない議員は昨年1月時点には、党所属議員の2割ほどだったが、今では8割超となった。党内からは「派閥がなくなり、選挙応援の力が弱くなった」との指摘も出ている。
党は、派閥が担ってきた若手議員の教育や選挙対策などの役割を補おうとしている。党員や大学生向けの勉強会などを開いてきた党の「中央政治大学院」は昨年3月、新人や若手議員向けの勉強会を開始した。無派閥議員からの「党内の情報が入ってこない」との声を受け、今年4月からは衆参の本会議前に党役員会の内容を報告する試みも始めた。
(写真:読売新聞)
もっとも、「食事を共にしながら腹を割って話さないと重要な情報は得られない」(中堅)との不満も漏れている。
616
:
OS5
:2025/06/18(水) 15:50:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/b54ce83d783239e4d7c32d9317bf60c1aa5a1c16
ガソリン暫定税率廃止を巡り、自民委員長の解任決議可決 衆院で初
6/18(水) 14:20配信
毎日新聞
衆院本会議で財務金融委員長解任決議案が賛成多数で可決され、解任された自民党の井林辰憲氏(中央)=国会内で2025年6月18日午後2時19分、平田明浩撮影
野党7党が共同提出したガソリン税の暫定税率廃止法案の審議に与党側が応じなかったとして、衆院財務金融委員会の井林辰憲委員長(自民党)の解任を求める決議案は18日、衆院本会議で立憲民主党や日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で可決された。
衆院事務局によると、衆院で解任決議が可決されたのは初めて。井林氏は解任され、与野党は後任の選任手続きに入る。
617
:
OS5
:2025/06/19(木) 19:46:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fd7ab8a0c1643cf66bc32ba7c13dd928158b177
都議選江東区の2連ポスターは宣伝か否か 自民と立民、衆院議員らが「場外」バトル
6/19(木) 7:00配信
産経新聞
立民候補の2連ポスターを問題視する大空幸星議員のX
東京都議選(22日投開票)の江東区選挙区のポスター掲示板にある立憲民主党の候補者のポスターが、インターネット上で物議を醸している。候補者に隣り合うように地元選出の女性衆院議員の顔写真がほぼ同じ大きさで掲載されていることを、自民党の衆院議員、大空幸星(こうき)氏=比例東京=が問題視。自らのX(旧ツイッター)で都議選を使った宣伝行為だと批判した。これに対し、立民側は所属する衆院議員らが「問題ない」と相次いで応戦。都議選という舞台の「場外」で、衆院議員らがバトルを繰り広げている。
【写真】Xを投稿した、「Z世代の論客」自民の大空幸星氏
問題とされたポスターには、江東区選挙区の女性候補と並んで、女性が秘書を務めた地元選出の衆院議員、酒井菜摘氏=東京15区=の顔写真が掲載されている。
大空氏は14日、Xで「公費で賄われる公営掲示板ポスターやチラシに自分の顔写真を候補者と同じ大きさで掲出」しているとして、「他の選挙を利用して自らの宣伝を堂々と行うという、信じられない行為が行われています」と指摘した。
さらに「誰が候補者で、誰のための選挙を行なっているのか分からないとの混乱の声も次々と有権者から寄せられている」「選挙の趣旨を逸脱し、有権者を愚弄する選挙ハックを許していいのか。今回の件を踏まえ、国会でも問題提起したいと思います」と投稿した。
これに立民関係者は反発。同党の衆院議員で弁護士の米山隆一氏=新潟4区=はXに「衆議院議員の秘書だった事を知名度の足りない自らの宣伝に使うこのポスターは何の問題もなく、謂(いわ)れなき難癖と言って過言でありません」と投稿した。同じく弁護士で衆院議員の松尾明弘氏=東京7区、昨年の都知事選で落選した同党の元参院議員、蓮舫氏らも相次いで疑義や反論を投稿した。
行司役の総務省選挙課は「個別の事案は答えられない」と前置きしたうえで、一般的なケースとして、ポスターに本人以外の顔写真を掲載をすることについては「誰を載せるかは制限されない」と問題にしなかった。
ただ、他の選挙を宣伝するような文章や表現が含まれた場合は「公職選挙法に抵触する可能性が出てくる」と説明した。
江東区の選挙では、酒井氏が昨年4月の衆院東京15区補欠選挙で初当選し、同10月の衆院選で再選した。大空氏は選挙区で酒井氏に敗れ、比例東京ブロックで初当選した。
選挙ポスターを巡っては、昨年7月の東京都知事選で、表現の自由を訴える男性候補が、全裸に近い女性をモデルにしたポスターを掲示。また、候補を大量に擁立した政治団体が掲示スペースを占拠、事実上販売して候補と無関係の同一内容のポスターが大量に貼られるなどの事例が相次いだ。これを受けて、品位を損なう内容の記載を禁止する改正公職選挙法が今年3月、国会で可決・成立している。
◇
【江東区】(4-8)
大つきかおり 58 共新
千葉さきえ 45 立新
さんのへあや 36 無現
高橋たくみ 26 国新
白戸太朗 58 都現
細田いさむ 64 公現
やまざき一輝 52 無元
小林ゆか 53 無新
(選管届け出に基づく)
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板