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大中華世界的話題

4216チバQ:2012/11/09(金) 20:45:38
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121109-OYT1T01116.htm?from=ylist
中国共産党大会前にチベット族の焼身自殺相次ぐ

 【北京=吉田健一】インド北部ダラムサラに拠点を置くチベット亡命政府は8日、中国共産党大会が開幕した同日までの2日間に、中国のチベット族居住地域でチベット族6人が中国政府のチベット統治に抗議して焼身自殺を図ったことを明らかにした。


 うち少なくとも3人が死亡したという。

 チベット族居住地域では2009年以降、抗議の焼身が相次いでいるが、2日間にこれだけ起きたのは初めてとみられる。世界の注目が中国に集まる党大会に合わせて自殺を試み、中国政府への抗議の意思を訴える狙いがある。

 亡命政府によると、四川省アバチベット族・チャン族自治州で7日、15〜16歳の僧侶3人が公安関係の建物前で同時に焼身自殺を試み、1人が死亡した。青海省黄南チベット族自治州でも7日に遊牧民の女性(23)が、8日に18歳の男性がそれぞれ死亡した。またチベット自治区でも7日に男性1人が焼身自殺を図った。

(2012年11月9日20時34分 読売新聞)

4217チバQ:2012/11/09(金) 22:15:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012110900866
注目の地方指導者が登場=最高指導部うかがう3氏−中国党大会

9日、北京の人民大会堂で、質問に答える兪正声・上海市党委書記 【北京時事】北京の人民大会堂で開かれている中国共産党大会では9日、各省代表団の討論会が公開で行われ、次期最高指導部の政治局常務委員への昇格が取り沙汰される上海市の兪正声、広東省の汪洋、天津市の張高麗の各党委書記が相次いで内外メディアの前に登場し、存在感を示した。
 上海市の兪書記は、昇格には制限ぎりぎりの67歳という高齢だけに、質疑応答では終始落ち着いた対応を見せた。党幹部の家族を含む蓄財への監視の在り方を質問されると「子供には上海の役人への接触を禁じている」と、自身の腐敗防止の取り組みを披露。さらに「党中央が決定すれば、簡単に(資産)公開する。だって、たくさんの財産はないから」と会場の笑いを誘った。
 広東省の汪書記(党政治局員)は、胡錦濤国家主席と同じ共産主義青年団出身。外国メディアからの質問も積極的に受け、尖閣諸島問題で悪化する日中関係については「中日両国民の友好は長い歴史を持っている。友好はまだ期待できる」と異例の前向きな言及。政治体制改革の停滞をただされると「改革を止めたことはない。胡総書記のきのうの報告で次なる改革も明確に示している」と反論、歯切れの良さを見せた。
 一方、天津市の張書記(同)は1時間半にわたる討論会の間、ほとんど発言もなく、厳しい表情を見せた。香港メディアが常務委員への昇格により天津を離れることを前提に「5年間天津市政を担当した感想は」と質問したが、「私は現在、天津の書記だ。天津での仕事をきちんとやるために努力するのが私の責任だ」と、模範答弁に終始した。(2012/11/09-20:56)

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4218チバQ:2012/11/10(土) 09:13:05
http://mainichi.jp/opinion/news/20121109ddm003030129000c.html
クローズアップ2012:中国共産党大会 胡主席10年、経済大国に躍進 腐敗・格差、顕著に
毎日新聞 2012年11月09日 東京朝刊

 ◇改革先送りに失望
 中国共産党の胡錦濤(こきんとう)総書記(国家主席)は8日開幕の党大会での政治報告で「中国の社会主義を新たな発展段階に推し進めた」と2期10年の任期を総括した。だが、胡指導部発足時に期待された政治改革は進展せず、貧富差や官僚の腐敗は深刻。後任に就くことが確実な習近平(しゅうきんぺい)国家副主席ら次期指導部は経済成長の維持と社会矛盾の解消という「宿題」を引き継ぐ形だ。【北京・井出晋平、工藤哲、米村耕一】

 「老世代のプロレタリア革命家と革命烈士に黙とうを」。党大会の冒頭、司会の呉邦国(ごほうこく)全国人民代表大会常務委員長が呼びかけた。毛沢東(もうたくとう)や周恩来(しゅうおんらい)、トウ小平(とうしょうへい)といったかつての指導者の威光を借りようとする姿勢は党の現状を暗示していた。

 胡錦濤指導部の10年間は、年平均10%超の経済成長を達成。10年の国内総生産(GDP)は世界第2位の経済大国になった。11年のGDPは00年の4倍超に達しており、指導部発足時の第16回党大会(02年)で掲げられた「20年のGDPを00年比4倍にする」という目標を前倒しで達成。01年の世界貿易機関(WTO)加盟で貿易や投資が拡大、北京五輪などのイベントも相次ぎ、「好条件に恵まれ追い風の吹いた時代」(国際金融筋)だったといえる。

 一方で、北京の知識人の間には「既得権益層ばかりが恩恵を受ける体制を改革する好機だったのに、指導部は結局何もしなかった」と政治改革を先送りしたことへの失望感が広がっている。改革派有力誌「炎黄春秋(えんこうしゅんじゅう)」の楊継縄(ようけいじょう)副社長(72)も「社会保障など民生面の改善には努力してきた」と評価しつつも「貧富の格差が拡大し、腐敗は空前の規模になった」と批判した。

 腐敗の根絶には政治改革が不可欠だが、党内で肥大化した既得権益層の反発を招くことは確実で、指導部は「安定と団結」を優先する判断を下した。チベット暴動(08年)やウイグル暴動(09年)、民主化要求のための「中国ジャスミン革命」集会の呼び掛け(11年)など一党支配体制を揺るがしかねない動きも、指導部は力で封じ込めた。ある知識人は「ますます監視が厳しくなった」と嘆く。

 中国版ツイッター「微博」などの影響力拡大で当局は民意に一定の配慮を見せるようになったものの、毛沢東思想を重視する保守派も台頭し、改革をめぐる党内の対立は複雑化している。

 格差解消も進んでいない。胡総書記は政治報告で20年までにGDPと都市・農村住民1人当たりの所得・収入を10年に比べて倍増する目標を掲げたが、達成には年平均7〜8%台の成長が前提。生活底上げを図る姿勢を改めて強調した。

 格差拡大は不満蓄積を招く。胡総書記が政治報告で「低所得層の所得を増やす一方、高すぎる所得を調節し不法所得を取り締まる」と所得分配制度の改革を強調したのも、そうした危機感の表れといえる。

4219チバQ:2012/11/10(土) 09:13:33
 ◇米に対抗、軍拡を推進
 沖縄県・尖閣諸島などを念頭に「断固として海洋権益を守る」とけん制した胡総書記の政治報告は「海洋、宇宙、サイバースペースの安全保障に注意を払うべきだ」と強調、軍の役割を拡大していく姿勢を示した。強大な軍事力の米国と一定程度対抗していくために軍備拡大路線が不可欠との認識を明確にしたと言える。胡指導部は外交方針で「平和的台頭」を掲げ、08年ごろまでは協調姿勢を続けてきた。ところがここ数年、尖閣諸島の領有権をめぐり日本に強硬姿勢を示すなど、東シナ海や南シナ海で主張を強め、周辺国との摩擦が繰り返されてきた。

 中国は08年のリーマン・ショックによる打撃を欧米各国に比べて軽微に抑え、世界経済での存在感を高めた。自信が強まったことに加え、権益が国際的に広がる中で海上交通路(シーレーン)の安全を自国で確保したいとの意図の表れとみられる。今月のアジア欧州会議(ASEM)首脳会議で楊潔〓(ようけつち)外相は「南シナ海での航行の自由は中国にとっても関心事だ」とまくしたてた。米中で解釈が異なる中、楊外相は中国の基準での「航行の自由」維持を主張した格好だ。

 時事紙「国際先駆導報」(電子版)は10月、党大会で議論すべき外交安保政策について「中国の権益、安全保障、発言権を守る新たな強国戦略が必要だ。経済力を使った戦略は一部分に過ぎない」と指摘する専門家の見方を紹介。経済力が強まる中、軍事力を含む幅広い領域で米国に向き合える力をつけるべきだとの論調は中国国内で広がっている。胡指導部発足後10年間、国防予算は膨張を続け、空母やステルス戦闘機など海空軍装備の拡充も図った。国内の不安定要因を抱え、外交安保分野での強硬路線が次期指導部に引き継がれることは確実のようだ。

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 ◇胡錦濤指導部、10年間の出来事
02年11月 江沢民氏の「三つの代表」理論を共産党規約に。胡錦濤氏が総書記就任

03年 3月 胡氏が国家主席就任。新型肺炎(SARS)が流行

   10月 初の有人宇宙船「神舟5号」打ち上げ

04年 3月 尖閣諸島上陸の中国人活動家を逮捕、強制送還

    9月 胡氏が共産党中央軍事委員会主席に就任。党、国家、軍の3権掌握

05年 4月 小泉純一郎首相の靖国神社参拝や日本の国連安保理常任理事国入りに反対する大規模反日デモ

06年 9月 上海市トップの陳良宇・市共産党委員会書記の解任決定。後任に習近平氏

07年10月 胡氏の「科学的発展観」が党規約に

08年 1月 中国製冷凍ギョーザ事件

    3月 チベット自治区ラサで暴動。習氏、国家副主席就任

    5月 胡国家主席が訪日

       四川大地震

    8月 北京五輪

09年 7月 新疆ウイグル自治区ウルムチで騒乱

   10月 建国60年

10年 5月 上海万博(〜10月)

    9月 尖閣諸島沖で中国漁船衝突事件

   12月 劉暁波氏にノーベル平和賞

11年 2月 10年名目国内総生産(GDP)で中国が世界2位

    7月 高速鉄道衝突事故

12年 3月 重慶市トップの薄熙来・市党委書記の解任発表

    9月 尖閣諸島国有化に対する反日デモ。中国初の空母ワリャーグ(遼寧)が就役

   11月 第18回党大会開幕

4220チバQ:2012/11/11(日) 16:58:13
>>3249
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121111-00000436-yom-bus_all
サムスンなど韓国財閥、中小圧迫で批判強まる
読売新聞 11月11日(日)16時18分配信


 韓国経済を先導してきたサムスンや現代自動車など、財閥と呼ばれる大企業グループへの風当たりが韓国国内で強まっている。

 事業があまりに拡大し、中小企業や個人事業者にしわ寄せが広がっているとの批判が出ており、12月の韓国大統領選でも財閥改革がテーマの一つになっている。だが、財閥の力が弱まると韓国経済の国際競争力がそがれるとの指摘もある。

 ソウル市の金融相談センター。飲食店を経営する50代の男性は、売り上げの減少で所得のすべてが住宅ローンの支払いに消える現状を訴えた。住宅ローンを含め約4億ウォン(約2800万円)の借金を抱えており、自己破産の手続きに入った。

 この男性から相談を受けたセンターの職員は「財閥が飲食業などにも進出し、競争が激化しているのも要因だ」と指摘する。

 現在、韓国では事業者の借金の増加が社会問題になっている。経営計画の甘さなど様々な要因が背景にあるものの、不満の矛先はまず財閥に向けられやすい。財閥による事業の拡大と市場の独占が目立つためだ。

 韓国メディアによると、国内の「10大財閥」系列企業は過去10年でほぼ倍に増えた。サムスンとロッテは衣服やアクセサリーなど、現代自動車は家具にそれぞれ参入した。果物店やクリーニング業、健康食品販売などに手を広げる財閥もあり、「韓国に多い自営業者の生存を危うくしている」(中小企業中央会)という。

 韓国で財閥の勢いが急速に増した背景には、政府の後押しがある。2008年2月に就任した李明博(イミョンバク)大統領は、財閥系の現代建設で社長を務めた。大企業主導の経済成長路線を掲げ、財閥の事業拡大への参入を制限してきた出資規制の廃止などを決めた。

4221チバQ:2012/11/11(日) 17:05:02
>>3216>>3820
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121111/chn12111116320005-n1.htm
【中国共産党大会】
最高裁トップに周氏か、指導部に入らずと香港紙
2012.11.11 16:31
 11日付の香港紙、サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国湖南省トップの周強同省共産党委員会書記が、党指導部を形成する政治局員(現在24人)にならず、来年春に最高人民法院(最高裁)の院長に就く見通しだと報じた。複数の消息筋の話として伝えた。

 周氏は次期最高指導者に内定している習近平国家副主席に続く「第6世代」の有望株の一人とされる。開催中の第18回党大会を経て政治局員に昇格する可能性が取り沙汰されている。

 同紙は周氏が政治局員に抜てきされない背景として湖南省の民主活動家、李旺陽氏が不審死した事件への対応が問題視されたとの見方を紹介。李氏は6月、湖南省邵陽市の病院で首をつった状態で死亡しているのが見つかった。しかし支援者らは遺体に不審な点があり、当局が隠蔽した可能性があると指摘。香港で大規模なデモが行われるなど真相究明を求める声が上がっている。(共同)

4222チバQ:2012/11/11(日) 17:05:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121111/chn12111101510002-n1.htm
中国で〝老人入党〟ラッシュ 公務員の子息は昇進に有利とも
2012.11.11 01:48
 【北京=矢板明夫】中国共産党大会の開会に合わせ、人民日報など中国の官製メディアは共産党を賛美するキャンペーンを展開している。なかでも目立つのが70歳以上の高齢者による“入党ラッシュ”で、「美談」として報じる例が相次いでいる。腐敗などで陰りがみえる共産党の権威回復のため、党当局が指示した宣伝キャンペーンの可能性もちらついている。

 浙江省の新聞「南湖晩報」などによれば、同省平湖市の復員軍人、陳照美氏(88)は党大会が開幕した8日、地元の党支部で共産党への入党宣誓を行った。これまで何度も「入党申請書」を提出し、ようやく悲願を達成した陳氏は、「きょうから私の命を党と人民にささげる」と力強く話したという。

 中国メディアによると、8日には長沙市の梁石剛氏(91)も入党が認められた。党大会前に新疆ウイグル自治区の遊牧民で105歳のヤハプ・ザイティ氏が入党を果たしたことも、大きく報じられている。

 インターネット上で検索すると、党大会開会前後に共産党入党を果たしたとして、中国各紙が取り上げた70歳以上の高齢者は少なくとも50人に上る。「長年の夢がかなった」といった見出しに加え、記事の構成もほぼ同じだ。

 北京の改革派知識人によれば、党幹部の腐敗などで最近、共産党の求心力は急速に低下している。党大会に合わせて「高齢者の相次ぐ入党」を大々的に報道することで、党は民衆の間でいまなお根強い支持を得ている−とアピールしているようにみえる。

 ただ、中国共産党は党員8200万人以上を有する世界最大の政党で、約20年前から入党のハードルは下がり、犯罪の前科などがなければ簡単に入党できるようになった。実際には、各地方の党組織は「入党に同意する非党員の高齢者」を探すのに苦労しているといわれ、党のイメージアップを目指す当局の「やらせ」ではないか−という疑問の声も上がっている。

 ある党幹部は、「要請に応じて入党してくれる高齢者には、正月や中秋節などに党からカレンダーや菓子折りをもらえるメリットがある。その子らが公務員であれば、昇進する際に有利になることもある」と話している。

4223チバQ:2012/11/11(日) 17:06:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121110/chn12111023560010-n1.htm
中国でNHKまた中断 次期指導部人事報道で
2012.11.10 23:56
 中国で10日夜、NHK海外放送のニュース番組が一時中断された。8日に開幕した第18回中国共産党大会を経て発足する次期指導部に入るとみられる候補者を紹介したとたんに画面が真っ黒になり、数分間、映像が見られなくなった。

 次期指導部人事をめぐっては、胡錦濤国家主席派と江沢民前国家主席派がなお駆け引きを続けており、政治的に敏感な問題が報じられるのを嫌ったとみられる。

 NHKのニュース番組は8日夜にも一時中断された。この時は党大会関連の報道で貧富の格差問題を取り上げたところで画面が真っ黒になった。(共同)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/121110/chn12111022530009-n1.htm
中国でグーグル中断 党大会開幕で規制か
2012.11.10 22:51
 米インターネット検索大手グーグルは中国の広範囲の地域で9日、検索などのサービスが中断したと明らかにした。AP通信が10日伝えた。北京では10日も検索などのサービスが利用しにくい状況が続いている。

 中断したのは第18回中国共産党大会が開幕した翌日に当たる。政治的に敏感な情報が海外から流入するのを阻止するため中国当局が規制したとみられる。

 グーグルによると、同社の設備にサービス中断につながるような問題は見つかっていない。

 グーグルは2010年、中国当局とインターネット検閲をめぐり対立。中国本土での直接の検索サービスから撤退し、香港経由でサービスを続けている。(共同)

4224チバQ:2012/11/11(日) 17:07:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121110/asi12111018520004-n1.htm
水資源争いに新局面 ラオスがメコン川ダム着工 ベトナムなど反発
2012.11.10 18:51 (1/2ページ)[アジア・オセアニア]

 【シンガポール=青木伸行】ラオス政府は10日までに、延期していたメコン川でのダム建設に着工した。水資源の確保と環境への影響をめぐりラオスと対立し、建設中止を求めてきたベトナムなど流域国の反対を押し切り強行した格好だ。ベトナムなどは直ちに反発し、水資源の係争は新たな局面を迎えている。

 ダムは、北部サイニャブリ県に建設される水力発電用の「サイニャブリ・ダム」で、7日に着工式が行われた。出力126万キロワット、総工費35億ドル(約2780億円)。2019年に稼働する予定だ。サイニャブリのほかにも、メコン川沿いに9基を建設する。

 人民革命党の一党独裁による社会主義体制を堅持し、1人当たり国民所得が880ドル(約7万円、09年)と貧しいラオスは、20年までに後発発展途上国から脱却することを目指している。ダム建設の狙いは、国内の電力需要をまかなうこと以上に、電力を近隣諸国に輸出することで経済成長の活路を見いだす点にある。

 その顧客が、同じメコン川流域国であり、電力需要が増大しているタイだ。サイニャブリの電力の大部分を買い取り、タイの建設大手チョーカンチャンが、ダム建設も手がけている。

 これに対し、ベトナムとカンボジアは(1)ダムが建設されればメコン川下流の水量が減少し、農業や漁業に深刻な被害がおよぶ(2)とりわけ、年間2300万トンのコメの収穫量を誇り、最大の穀倉地帯であるメコン・デルタが水不足になる(3)下流域の住民6千万人が影響を受ける−とし、建設に強く反対してきた。

 このため、メコン川流域国で構成するメコン川委員会(MRC)は、ダムの建設による環境と水資源への影響に関する調査結果が判明するまで、工事には着手しないことで合意していた。ベトナムは調査に少なくとも10年を費やすよう主張し、ラオスも5月、工事の延期を発表していた。

 にもかかわらずラオスが着工に踏み切ったのは、ラオスに不利な調査結果が導き出される可能性が高く、経済成長を図るうえで背に腹は代えられない、と判断したためだとみられる。

 一方、ベトナム外務省は8日、「自然資源、メコン川については、公正な開発が死活的に重要で、流域国に共通の利益をもたらすものでなければならない。ラオスは調査に協力すべきだ」と、強く反発した。

4225チバQ:2012/11/11(日) 17:11:50
http://mainichi.jp/select/news/20121111k0000m030068000c.html
中国共産党大会:「農民工」代表が大幅増 スト多発で配慮
毎日新聞 2012年11月10日 21時33分(最終更新 11月11日 00時06分)

 【北京・隅俊之】北京で開会中の第18回中国共産党大会で、都市部への出稼ぎ労働者「農民工」から26人が代表として出席し、5年前の前回大会の3人から代表者数を大幅に増やした。2億5000万人以上とされる農民工は、都市部の住民と同等の社会保障を受けられないなど問題が多い。労働争議など抗議活動も急増しており、社会安定のため、党指導部には耳を傾けざるを得ない事情がある。

 「農民工の子供が平等に教育を受けることを積極的に推進する、とあった。とても感動した」。9日、北京の人民大会堂で開かれた広東省代表団の会合。農民工代表の※文静(えん・ぶんせい)さん(26)は前日の胡錦濤(こ・きんとう)総書記(国家主席)の政治報告の内容に賛意を示した。

 ※さんは中国北部の内モンゴル自治区の出身で、専門学校を卒業後、広東省中山(ちゅうざん)市の電気モーター会社に就職。生産ラインで毎日夜10時まで同じ作業を繰り返した。仕事で気づいた点をノートに書き留めるなどして職場の改善に貢献した業績が認められ、現在は会社の管理部門の幹部を務めている。

 農民工は、都市部で医療保険の加入が制限される実態があり、医療費が高い。子供の就学でも差別を受ける。会合で※さんはこうした都市部の住民との格差を訴え、改善を求めた。

 昨年の農民工の数は前年比1055万人増の2億5278万人で、年々増加している。未払い賃金の支払いを求める農民工によるストライキも多発し、昨年の労働争議件数は約131万件に達した。

 大会に農民工の代表者が増えたのは「広範な人民の利益を代表する」という党是を反映するものだ。農民工の不満が募れば共産党批判につながる。社会の不安定化の原因になりかねないため、党指導部としては無視できないという側面もある。

 ただ、26人は代表約2270人の約1%に過ぎず、7割近くの1578人は党や政府機関の幹部だ。「本当に農民工をはじめとする労働者の意思を反映できるのか」(中国筋)との指摘もある。

 ※は聞の耳が三

4226チバQ:2012/11/11(日) 18:20:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121111/chn12111118130006-n1.htm
試練の中国経済 競争力低下、すさむ工場街 行き詰まる成長路線
2012.11.11 18:10

入居する店がほとんどなく、廃虚同然のショッピングモール=10月30日、中国広東省東莞市(共同)
 中国を世界第2の経済大国に押し上げた成長路線が行き詰まりを見せている。輸出で栄えた工場街は企業の撤退や倒産が相次ぐ。第18回中国共産党大会を経て発足する習近平指導部は中国が1978年に改革・開放路線にかじを切って以来最大の試練に直面する。

 「街に活気が戻ることはもうないだろう」と広東省の企業幹部。世界有数の売り場面積を誇った地元のショッピングモールは、入居する店がほとんどなく廃虚同然。広東省は「世界の工場」と言われ、衣類から液晶テレビまであらゆる製品を生産。だが今、工場街を歩くと、至る所で放置された工場跡が目に入る。

 中国では年20〜30%のペースで進む人件費の上昇に伴い、ここ数年で靴や衣類の輸出価格が2〜3倍に。東南アジア製より高価になり受注を奪われている。反日デモを受けて日本企業が中国以外の地域に活路を求める動きも強まり、邦銀筋は「ベトナムの支店に、日本企業から投資に関する問い合わせが殺到している」。(共同)

4227チバQ:2012/11/11(日) 18:35:42
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121110/mcb1211100503018-n1.htm
アジア富豪、骨肉の相続争い 中国など増加 影落とす同族経営 (1/2ページ)2012.11.10 05:00
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香港にある「ヨンキー」のレストランでローストグースを調理するシェフら。富裕層が拡大しているアジアでは遺産相続争いも増加している(ブルームバーグ)【拡大】
 中国人社会を中心に、アジアの富豪一族の間で遺産相続をめぐる「骨肉の争い」が増加傾向にある。遺産相続争いが増えた理由として、アジア諸国における富裕層の増加に加え、創業者一族が実質的な経営の支配権を握る同族経営の会社が現在も多数存在していることが挙げられる。

 クレディ・スイス・グループが10月に発表したリポートによると、世界の富豪の約4分の1が今ではアジア、アフリカ、中南米に住んでいる。中国は2017年までに日本を抜いて家計資産の総額で世界第2位に浮上する公算が大きい。

 香港では最近、ローストグース専門店として有名な「ヨンキー」の創業者一族による遺産相続争いが報じられ、話題を集めた。ヨンキーは、グルメガイド「ミシュラン」の一つ星を得た名門レストランで、その価値は今や少なくとも1億6900万ドル(約134億円)に上る。創業者のカム氏が04年に死去し、その6年後、長男のキンセン氏は一族の会社を提訴。弟が自分を経営から締め出した上、母親に「憎しみと復讐」の手紙を送ったと主張した。今年10月31日に公開された裁判所の文書によると、裁判所は、一族企業が英領バージン諸島で法人登録していることを理由にキンセン氏の訴えを退け、判断は登録地の裁判所が下すべきだと決定した。

 香港不動産業界の富豪、ニーナ・ワン氏の約120億ドルの遺産をめぐる争いも有名だ。アジアで最も裕福な女性として知られるワン氏が07年に死去すると、ワン氏の風水師であったトニー・チャンさんが、自分が全財産の相続者だとする遺言書があると主張。ワン氏の親族と5年間裁判で争った。ワン氏自身も生前に6年間、死去した夫の遺産をめぐり夫の実父と争っていた。

 推定180億ドルとされる、台湾プラスチックグループの創業者である王永慶・元会長の遺産をめぐっては、一族が4年以上にわたり争っている。

 著名なマカオのカジノ王、スタンレー・ホー氏も、財産争いでもめている一人だ。同氏は11年1月、2人の妻と、17人の子供のうち5人を株式の譲渡問題で訴えた。

 香港の不動産長者のサマサー・リー・キンカン氏と前妻、フローレンス・ツァンさんとの間で行われた離婚訴訟で、裁判所はキンカン氏に対し、前妻への財産分与として1億6000万ドルを支払うよう命じた。この額は、香港の離婚の財産分与としては過去最高額だという。(ブルームバーグ Debra Mao)

4228チバQ:2012/11/11(日) 20:06:32
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2012111000208
更迭説、必死に打ち消し=香港長官進退で中国高官
 【香港時事】北京で開催中の第18回中国共産党大会に出席している高官が相次いで、香港で不人気の梁振英行政長官を中国指導部が事実上更迭しようとしているとの説を強く否定した。7月に就任したばかりの梁長官が早期に退陣すれば、中国指導部で香港問題を担当してきた次期党総書記・国家主席の習近平国家副主席にとって失点になるため、更迭説を必死に打ち消しているとみられる。(2012/11/10-16:13)

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4229チバQ:2012/11/11(日) 20:07:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2012111000065
チベット族1万人抗議=党大会開催中、緊張高まる−中国
 【北京時事】中国共産党大会が北京で開催される中、同国西部の青海省黄南チベット族自治州同仁県で9日、18歳の男性が8日に焼身自殺したことなどを受け、1万人以上の学生らが共産党・政府のチベット政策に対する抗議行動を展開した。
 人権サイト・維権網や米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)などが伝えた。7〜8日に同県や四川省アバ・チベット族チャン族自治州などでチベット族計6人が焼身自殺を図った。相次ぐ焼身自殺に対し、党大会開催中の安定を確保したい公安当局は、チベット族居住区での監視や鎮圧を強化している。
 同仁県では広場に集結した学生らが座り込んで整然と抗議。中国国旗を降ろし、街を行進したとの情報もあり、緊張が高まっているもようだ。(2012/11/10-06:21)

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4230チバQ:2012/11/11(日) 20:12:15
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012111102000113.html?ref=rank
チベット族の焼身自殺続発 中国、沈静化に躍起
2012年11月11日 朝刊

 【北京=新貝憲弘】開会中の第十八回中国共産党大会で、チベット自治区の代表団分科会が九日、記者団に公開された。折しもチベット族居住地区で焼身自殺が相次いでおり、記者会見では、海外メディアから質問が集中した。現地からは自殺者を追悼するデモも伝えられ、当局は沈静化に躍起となっている。

 米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)電子版によると、七、八の両日だけでチベット族六人が焼身自殺を図り、うち三人が死亡。新華社電は十日に一人が焼身自殺したと伝えた。八日開幕の党大会に合わせ、中国政府のチベット政策への抗議とみられる。

 記者会見で質問に応じたチベット自治区のルオサン・ジアンツン副主席は、焼身自殺は「国外の国家分裂主義組織の扇動や画策」と述べ、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ十四世を指導者に掲げるチベット独立派が仕掛けたものだと批判した。

 その上で「(独立派は)焼身自殺者を英雄行為とたたえるが、チベット仏教は生命を傷つけることに反対している」と述べ、犯罪になるケースもあると警告した。ラサ市のチザラ党委書記は、対策として鉄道やバスターミナルなどでの入境者チェックやインターネット管理の強化を進めていると明かした。

 ただ、RFAは、一連の焼身自殺のうち二人がいた青海省黄南チベット族自治州同仁県で九日、一万人を超える学生や僧侶が政府庁舎や広場に集まりダライ・ラマ十四世の中国帰還を求めるデモを行ったと伝えた。

 一方、同日は新疆ウイグル自治区の分科会も公開された。ヌル・ベクリ主席は、ハイジャック未遂などテロ事件が起きているものの「安定という大局を変えることはできない」と強調。「テロ情報も住民から自発的に提供されるものが増えており、自首も増えている」と治安対策が効果を上げていると述べた。

4231チバQ:2012/11/11(日) 20:14:25
>>4211-4212
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012111002000126.html
第6世代続々登場 「ポスト習」早くも注目
2012年11月10日 朝刊

 【北京=佐藤大】中国共産党の第18回党大会は9日、各省などの代表団の分科会が開かれ、胡錦濤総書記の「次の次の指導部」に当たる「第6世代」の有望株が相次いで登場してメディアの注目を浴びた。ただ、内外の記者の質問には、今後の出世レースを意識するかのように優等生発言に終始した。

 習近平国家副主席(59)や李克強副首相(57)ら次期政権を担う「第五世代」に続くのが「第六世代」。大会閉幕翌日の中央委員会第一回全体会議(一中全会)での政治局入りが有力視される現在五十歳前後の省・自治区トップは、十年後に政権を担う可能性があり、大会での注目度も高い。

 公開の分科会の最後の三十分に記者の質問に答える時間が設けられた。胡春華・内モンゴル自治区党委書記(49)は自治区の経済状況を問われデータを用いてよどみなく答えた。

 胡氏は、胡錦濤総書記と同様に共産主義青年団(共青団)トップを務め、チベット自治区で胡錦濤氏の部下として仕えた経緯から「小胡錦濤」と呼ばれ、「第六世代」の出世頭といわれる。

 第六世代の指導者と見られていることには「メディアの注目には感謝します。しかし、私はまだ内モンゴル自治区の書記です」と笑顔でかわした。

 孫政才・吉林省党委書記(49)は農民出身で農相も務めた経歴を持つ。農業問題は聞かれていないのに積極的に発言する一方で、官僚・役人の腐敗対策の成果を問われると、「その答えは(胡錦濤)総書記の報告に探すことができます。反腐敗の仕事は絶え間なく強まっており、腐敗防止は大きな成果を上げている」と、“模範解答”で指導部への忠誠をアピールした。

 周強・湖南省党委書記(52)は、胡春華氏と同じ共青団出身。第六世代のリーダーの一人といわれていることには「私は湖南地方の指導者で、湖南の仕事が私の職務」とかわし、最後は質問を打ち切って、大きな声でにこやかに「湖南省の取材、観光、旅行を歓迎します」とPRしてみせた。

4232チバQ:2012/11/11(日) 20:30:39
>>1245>>3216>>4198>>4211-4212>>4231

http://mainichi.jp/select/news/20121110k0000m030087000c.html
中国共産党大会:胡春華氏、政治局入り有力 孫政才氏も
毎日新聞 2012年11月09日 21時54分(最終更新 11月10日 00時25分)


北京の人民大会堂で開かれた内モンゴル自治区代表団の会合に出席する胡春華・内モンゴル自治区共産党委員会書記=2012年11月9日、工藤哲撮影
拡大写真 【北京・成沢健一、工藤哲】中国共産党の次期最高指導者には習近平(しゅう・きんぺい)国家副主席(59)が就任することが確実な情勢の中、北京で開かれている第18回党大会では「ポスト習近平」を競う若手指導者の動向も注目されている。中でも内モンゴル自治区トップの胡春華(こ・しゅんか)党委書記(49)と吉林省トップの孫政才(そん・せいさい)党委書記(49)は、今回の党大会を機に政治局(現在24人)入りすることが有力視されている。

 指導部交代の制度化が進む中国では、地方のトップとしての経験が重視されている。「ポスト習近平」を担う「第6世代」で現在、地方のトップに就いているのは、胡、孫両氏と周強(しゅう・きょう)湖南省党委書記(52)の3人だけだ。

 3人はいずれも党の中央委員(約200人)だが、今回で政治局入りすれば最高指導部を構成する政治局常務委員(現在9人)への昇格に一歩近づいたことになる。胡錦濤(こ・きんとう)国家主席(69)や習氏は「2階級特進」で常務委員となったが、党関係者は「過渡期の措置であり、最高指導者の候補は段階的に昇格していく方が党内の安定につながる」と解説する。

 湖北省の農村出身の胡春華氏は、16歳で北京大学に入学。卒業後は通算20年にわたってチベット自治区に勤務した。胡錦濤氏と同様に党の青年組織「中国共産主義青年団(共青団)」トップの第1書記を務めた経験があり、香港メディアは経歴や容姿から「小胡錦濤(ミニ胡錦濤)」と書き立てている。胡錦濤氏がチベット自治区党委書記だった88年から92年には、主に自治区の共青団幹部を務め、強い信頼関係を築いたとされる。

 胡春華氏は政治局委員のポストとなっている広東省党委書記に転じると海外メディアに報じられており、9日に北京の人民大会堂で開かれた内モンゴル自治区代表団の会合の後、報道陣から広東省が抱える問題についての見解を問われる一幕もあった。これに対し、胡氏は「メディアの方々の関心には感謝するが、ここでは内モンゴルの問題について答えたい」と述べるにとどめた。

 一方の孫政才氏は、43歳で農業相に抜てきされており、その行政手腕から「次の次の首相候補」とも言われる。党大会後には、薄熙来(はく・きらい)氏の失脚で揺れた重慶市の党委書記に就任するとの観測が強まっている。

 周強氏は、共青団第1書記としては胡春華氏の前任だが、司法省や共青団中央での勤務が長く、地方の末端組織での経験不足が弱みとも言われている。党大会後に山東省党委書記に異動するとの情報もあるが、現在の山東省トップは中央委員で、今回の政治局入りは困難とみられている。

4233チバQ:2012/11/12(月) 22:54:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121111/chn12111123530011-n1.htm
試練の中国経済 人工都市はゴーストタウン 習近平新指導部の仕事は「バブルの後始末」
2012.11.11 23:50 [中国]

人けのない中国内モンゴル自治区オルドス市のカンバシ新区。高層マンションはほとんどが空室のまま=2日(共同)
 林立する高層マンションは空室だらけ−。不動産ブームに沸いた中国内モンゴル自治区オルドス市は、一転して価格暴落の波に襲われている。「100万人都市」を目指す人工都市カンバシ新区は、いまやゴーストタウンの様相を呈する。

 新区の中心に位置するオルドス市政府は、約30キロ先の旧市街地から移転してきた。奇抜な形の博物館や図書館、劇場などの巨大建築物が並ぶ。市政府から徒歩圏にある高層マンションはほとんど空室で、夜は真っ暗。年明けに開業予定の大型商業施設の担当者は「貸店舗の60%はテナントが決まってない」。既に開業している別の施設も客はまばらだった。

 中国の不動産業界で「第2のオルドス」になると懸念されるのが貴州省の省都、貴陽市だ。不動産バブルは中国経済のアキレスけん。政府系研究機関、中国社会科学院の袁鋼明研究員は、習近平新指導部が真っ先に着手すべき最大の仕事として「バブルの後始末」を挙げた。(共同)

4234チバQ:2012/11/12(月) 22:55:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121112/chn12111212440000-n1.htm
政治闘争に疲れ? 胡氏、軍トップの中央軍事委主席退任か 「完全引退」と香港紙
2012.11.12 12:43 [日中関係]

第18回中国共産党大会に出席した胡錦濤国家主席(左)と江沢民前国家主席=8日、北京の人民大会堂(共同)
 12日付の香港紙、サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国の胡錦濤国家主席(共産党総書記)が開催中の第18回党大会を経て、軍トップの中央軍事委員会主席から退くと報じた。複数の消息筋の話として伝えた。

 党大会を経て総書記の座を習近平国家副主席に譲る胡氏は、来年春に国家主席からも退任。党、国家、軍の全ての役職を退く「完全引退」となるとしている。

 軍事委主席ポストをめぐっては、江沢民前国家主席が総書記を退任後も2年間、同ポストにとどまり、指導部内の影響力を確保した。

 だが同紙は、江氏の留任が指導部交代の流れを阻むものとして党内外から激しく批判されたと指摘。自身のイメージを大切にする胡氏は完全引退を決めたとしている。

 また、胡氏が長期にわたる政治闘争などで疲れ切り、意欲を失ったとの見方も紹介した。(共同)

4235チバQ:2012/11/12(月) 22:56:16
>>4232
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121112/chn12111219270001-n1.htm
「党を私物化」!?共青団 注目される「第6世代」の政治局入り
2012.11.12 19:25 (1/2ページ)[中国]

第18回中国共産党大会に出席した習近平国家副主席(左)=北京の人民大会堂(共同)
 【北京=川越一】中国共産党の第18回党大会を経て、間もなく発足する習近平指導部の中で、胡錦濤総書記(国家主席)の出身母体である共産主義青年団(共青団)派の“若手”の登用が有力視されている。影響力保持をもくろむ胡氏の意向が反映される形だが、一方で“長老”との確執を深め、ギリギリの調整が続いているとみられる政治局常務委員人事にも影を落としているようだ。

 総書記を頂点とする共産党のピラミッドにおいては、政治局員になって指導部入りすることは、次世代の最高指導部入りに向けた重要な通過点といえる。今回、注目を集めているのは、10年後にポスト習氏の地位を争うことになる、「第6世代」といわれる50歳前後の指導者たちだ。

 「第6世代」を代表する若手幹部として、孫政才・吉林省党委書記(49)と並んで真っ先に名前が挙がるのが胡春華・内モンゴル自治区党委書記(49)だ。チベット自治区の共青団幹部時代に胡総書記に能力を認められ、出世コースに乗った。他にも周強・湖南省党委書記(52)、陸昊・共青団第1書記(45)らが、共青団派の若手指導者として知られている。

 胡、周、陸の3氏に共通しているのは、かつて胡錦濤氏や、次期首相就任が確実視されている李克強副首相が務めた共青団第1書記を経験していることだ。つまり、共青団派の中でも本流を歩んできた。

 そして、胡錦濤氏の意を受けて、共青団派の若手を重要ポストに抜擢(ばってき)してきたのが、今回、常務委員入りが取り沙汰されている李源潮・党中央組織部長(62)だ。

 共産党筋によると、胡総書記の腹心とされ、党人事を担当してきた李源潮氏は、共青団出身者を重用する一方、李鵬元首相の長男、李小鵬・山西省副省長の省長昇格や、江沢民前総書記(前国家主席)の長男、江綿恒・中国科学院上海分院院長が望んでいた上海市長就任を握りつぶしてきたとされる。これが長老らの根強い反感を買い、「共青団による党の私物化だ」との批判を招く要因になっているという。

 共青団出身者では「第6世代」以外にも、劉奇葆・四川省党委書記(59)らも政治局入りが有力視されている。たとえ、胡錦濤氏が常務委員人事で妥協したとしても、政治局員に多くの共青団派を送り込むことに成功すれば、今後10年、胡氏の“権力”は安泰との見方も可能だ。

4236チバQ:2012/11/12(月) 23:50:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121112-00000567-san-int
韓国大統領府を初の家宅捜索へ 大統領不正疑惑
産経新聞 11月12日(月)17時48分配信

 【ソウル=加藤達也】韓国の李明博大統領がソウル市内の私邸用地を不正購入したとされる疑惑で、韓国メディアは12日、特別検察官が早ければ同日中にも大統領府(青瓦台)警護所の家宅捜索に着手すると報じた。既に警護所職員の証拠隠滅容疑などの捜索令状を受けているとされ、実施されれば青瓦台の家宅捜索は韓国政治史上初めて。

 国家機関施設への家宅捜索は受け入れ側の同意が必要で、特別検察官側と青瓦台との間で時期や方法などを調整しているという。12日付の韓国紙、東亜日報によると、証拠資料は任意提出で押収するとみられる。

 疑惑は李大統領が長男の名義で土地を購入し、購入資金の一部を大統領府が肩代わりしたとされる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121112-00000038-yonh-kr
韓国大統領府 家宅捜索を拒否=土地不正購入疑惑
聯合ニュース 11月12日(月)17時32分配信

【ソウル聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領の私邸用地の不正購入疑惑を捜査している特別検事チームは、12日午後からソウル市鍾路区の金融監督院研修院で青瓦台(大統領府)警護処に対する家宅捜索を行おうとしたところ、青瓦台側がこれを拒否した。これにより史上初となる青瓦台の家宅捜索は事実上、不発となった。
 特別検事チームは捜索令状に記載された条件により、強制家宅捜索に先立って任意提出の形式で関連資料を受け取った。
 提出された資料を捜査した結果、十分な証拠が得られなかったと判断。家宅捜索実施を通告したところ、青瓦台側は刑事訴訟法規定により承諾できないと拒否した。
 特別検事チーム関係者は「今日の家宅捜索は、執行不能なので終了する」と話した。
 特別検事チームは青瓦台側と家宅捜索の場所として調整した同研修院で捜索令状を提示し、任意提出の形式を取って警護処のコンピューターハードディスクと私邸用地の購入契約関連書類を確保した。

4237チバQ:2012/11/13(火) 22:40:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121113/chn12111322320012-n1.htm
ダライ・ラマが国会内で講演 安倍氏にスカーフ 中国は案の上反発
2012.11.13 22:28

13日、都内でチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(右)から白いスカーフを受け取る自民党の安倍晋三総裁(AP)
 来日中のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は13日、国会内で講演し、中国国内で相次ぐチベット族の焼身自殺について「中国政府は何が原因かを調べるべきだが、地方政府は恐らく正確に報告していない」と指摘。「外国の議員団が訪問し、現状を報告すれば、中国の高官も真の姿を知ることができるだろう」と語り、チベット族居住地域への国会議員団の訪問を要請した。

 ダライ・ラマが国会内で講演するのは初めて。13日に発足した超党派の「チベット支援国会議員連盟」は「チベットおよびウイグルなどに対する中国の不当な人権弾圧について、改善を中国政府に厳しく求めていく」とするアピール文を採択。自民党の安倍晋三総裁は「チベットの現状を変えていくため全力を尽くす」とあいさつし、ダライ・ラマから白いスカーフを贈呈された=写真(AP)。

     ◇

 中国外務省の洪磊報道官は13日の定例記者会見で、「日本政府はダライ・ラマの分裂活動や右翼の反中活動を放任しており、中日互恵の原則に背いている」などと反発した。(北京川越一)

4238チバQ:2012/11/13(火) 22:47:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121113/chn12111322200011-n1.htm
【共産党大会】
14日閉幕 中央委員の差額選挙実施 定員8%超
2012.11.13 22:18

【北京=川越一】北京で開催中の第18回中国共産党大会は13日、全体会議を開き、中央委員、中央委員候補、中央規律検査委員選挙の候補者名簿を承認した。国営新華社通信によると、候補者はそれぞれ定員を約8%上回った。最終日の14日に選挙を実施、党規約改正案などを採択して党大会は閉幕する。

 党大会プレスセンターは13日、新たな政治局常務委員が15日午前11時(日本時間同日正午)から記者会見を行うと発表した。これで政治局員、政治局常務委員、総書記を選出する中央委員会第1回総会(1中総会)が同日、開かれることが確定。胡錦濤国家主席に替わって総書記の座に就く、習近平国家副主席を中心とする新指導部が15日に正式に発足する。

 党大会初日の政治報告で、胡氏は自らが提唱してきた指導理念「科学的発展観」を、トウ小平理論や江沢民前総書記の唱えた「三つの代表」と同じ「長期的に堅持すべき指導思想」と表現。党規約内の位置づけが格上げされることは確実だ。一方、毛沢東思想についても、会期中の扱いをみる限り、党規約から外す動きは封じられたもようだ。

4239チバQ:2012/11/13(火) 22:49:02
http://mainichi.jp/select/news/20121114k0000m030081000c.html
中国:共産党大会14日閉幕…15日午前に新指導部発表
毎日新聞 2012年11月13日 20時57分(最終更新 11月13日 22時41分)

 【北京・工藤哲】北京で8日から開かれている第18回中国共産党大会は14日閉幕する。大会のプレスセンターは13日、閉幕翌日の第18期中央委員会第1回総会(1中全会)で選出される最高指導部・政治局常務委員の新メンバーが、15日午前11時(日本時間同日正午)に北京の人民大会堂で国内外の記者の前に姿を見せると発表した。常務委員は現在の9人から7人に減る可能性が高く、陣容はほぼ固まった模様だ。

 新常務委員には、習近平(しゅう・きんぺい)国家副主席(59)や李克強(り・こくきょう)副首相(57)の2人が留任するほか、政治局委員から張徳江(ちょう・とくこう)副首相兼重慶市党委書記(65)、兪正声(ゆ・せいせい)上海市党委書記(67)、劉雲山(りゅう・うんざん)党中央宣伝部長(65)、張高麗(ちょう・こうれい)天津市党委書記(65)、王岐山(おう・きざん)副首相(64)らの昇格が有力視されている。

 複数の中国筋によると、胡錦濤(こ・きんとう)総書記(69)=国家主席=の出身母体である共産主義青年団(共青団)出身で胡氏に近い李源潮(り・げんちょう)党中央組織部長(61)や汪洋(おう・よう)広東省党委書記(57)も常務委員への昇格が取りざたされていた。しかし胡氏と江沢民(こう・たくみん)前総書記(86)=前国家主席=ら党長老との調整の結果、江氏に関係が近く年齢が高い兪氏に昇格を譲り、5年後の常務委員就任に道筋をつけることで折り合いをつけたとされる(年齢はいずれも10月末現在)。

 一方、政治局常務委員は人数が9人から7人に減ることに伴い、宣伝・メディア担当と、治安維持をつかさどる政法担当が政治局委員のポストに格下げされるとの見方が出ていた。しかし中国筋は「宣伝担当が常務委員に残り、国家副主席が政治局委員ポストに格下げとなる」との見方を示しており、李源潮氏が常務委員に入らず政治局委員のまま来年3月に国家副主席に就くとの観測も出ている。

4240チバQ:2012/11/13(火) 22:49:46
http://mainichi.jp/select/news/20121114k0000m030044000c.html
中国:共産党大会中、チベットで焼身自殺相次ぐ
毎日新聞 2012年11月13日 19時26分(最終更新 11月13日 19時37分)

 【北京・隅俊之】第18回中国共産党大会の開会中、青海省や四川省などチベット族居住区で中国政府のチベット政策に抗議する焼身自殺が相次いだ。胡錦濤(こ・きんとう)総書記(国家主席)は初日の政治報告で「全国各民族人民の団結」を呼びかけたが、チベット族の反発は強まる一方で、大会は火種を抱えたまま閉幕する。

 インド北部ダラムサラのチベット亡命政府によると、青海省黄南チベット族自治州同仁県で12日、チベット族の男性2人が焼身自殺した。1人は自由を求めるスローガンを叫びながら体に火を放ったといい、インターネット上には、群衆の前で炎に包まれた男性の写真が流れている。

 チベット族の焼身自殺が相次ぐようになった昨年以降、焼身自殺を図ったのは73人、死亡が確認されたのは59人に上る。党大会の開幕前日から6日間で、青海省や四川省では9人ものチベット族が亡くなった。青海省では9日、1万人以上が集まって抗議。亡命政府によると、12日に焼身自殺が相次いだ地域に中国当局は大規模な治安部隊を派遣し抑え込みを図っている。

 大会期間中に記者会見したチベット自治区政府のルオサン・ジアンツン副主席は、焼身自殺はチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世らによる扇動だと強調。中国外務省の洪磊(こう・らい)副報道局長は12日、「生命を犠牲にして祖国を分裂させる方法は、人類の道徳に反する」などと批判し、訪日中のダライ・ラマ14世が「中国政府は原因を調べるべきだ」と発言したことに「中国政府の民族・宗教政策を攻撃している」と反論した。

4241チバQ:2012/11/14(水) 00:22:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121113/asi12111322430005-n1.htm
タイへの脱北者、年間2000人規模 比重増すタイルート
2012.11.13 22:42 (1/2ページ)[アジア・オセアニア]

 タイへ流入する脱北者の数が、年間2千人規模にのぼり、5年前に比べ倍増していることが13日、関係者の話で明らかになった。大多数は韓国に亡命しており、主要な脱北ルートとしてのタイの比重が増している。(タイ北部チェンマイ 青木伸行)

 「北朝鮮に拉致された人々を救援する会チェンマイ」(非政府組織=NGO)の海老原智治代表が産経新聞の取材で明らかにした。「タイへの脱北者数はこの2、3年、年間2千人規模で推移しており、その98〜99%が韓国へ亡命している」という。

 タイ政府が2007年に公表した脱北者の流入数は約1千人で、この5年間でおよそ2倍に増加したことになる。その理由としては(1)タイ政府が「脱北者を人道的に対処する」とし、北朝鮮へ強制送還していない(2)東南アジアではベトナムが、北朝鮮との間で外交問題になったことから脱北者を受け入れなくなり、タイへの「一極化」が進んだ−などが指摘できる。

 一方、11年に韓国が受け入れた脱北者数は2706人(韓国統一省)。タイルートはそのほとんどを占めており、モンゴルルートをしのぐ脱北ルートであることを裏付けている。

 脱北者は主にいかなる経路で、タイを経て韓国に至るのか。まず、中朝国境を越え中国雲南省→ラオス→タイ、ラオス、ミャンマー国境の「ゴールデン・トライアングル」(黄金の三角地帯)→タイ最北のメーサイとチェンライ−というルートをたどる。この間、陸路とメコン川が使われる。

 脱北者はチェンライの警察署に自ら出頭し保護を求める。タイ政府は脱北者を「難民」ではなく、「密入国者」として扱っている。このため脱北者は出入国法違反で拘束、起訴され、裁判で罰金刑(約3千バーツ=約7800円)か、短期間の禁錮刑を科される。

 その後、脱北者は韓国など第三国へ出国するまで、メーサイやバンコクの入管の収容所に拘束され、この間にタイ政府は韓国政府と送致へ向け調整。入管収容所に拘束されてからタイを出国するまで、数週間から数カ月を要するという。

4242チバQ:2012/11/14(水) 22:22:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121114-00000101-mai-cn
<中国共産党大会>閉幕 習体制15日発足 胡氏完全引退へ
毎日新聞 11月14日(水)21時50分配信

 【北京・隅俊之、工藤哲】北京で開かれていた第18回中国共産党大会は14日、今後の党政策を決める中央委員と中央候補委員、中央規律検査委員会委員を選出して閉幕した。最高指導部の政治局常務委員のうち習近平(しゅう・きんぺい)国家副主席(59)と李克強(り・こくきょう)副首相(57)は新中央委員に選出されたが、胡錦濤(こきんとう)総書記(69)=国家主席=と温家宝(おん・かほう)首相(70)ら7人は退任した。胡氏は15日に軍トップの中央軍事委員会主席を退任し、来春には国家主席も退くことから完全引退が確実となった。

 習氏は新中央委員による15日の第18期中央委員会第1回総会(1中全会)で総書記に選出され、次の5年間を担う「習指導部」が発足する。政治局常務委員は9人から7人に削減される見通しで、習氏と李氏が留任するほか、党関係者によると、政治局委員の王岐山(おう・きざん)副首相(64)が中央規律検査委書記の政治局常務委員に昇格するなど、陣容はほぼ固まったとみられる。

 党大会の閉幕式では、バランスのとれた持続可能な経済発展を目指す胡氏の指導理念「科学的発展観」を、毛沢東(もう・たくとう)ら歴代指導者の指導理念と並ぶ党の最高指導理念「行動指針」に格上げする党規約改正案が採択された。

 香港メディアによると、中国軍の章沁生(しょう・しんせい)副総参謀長は14日、閉幕後に記者団に対し、胡氏が軍事委主席を退任すると明言した。

 軍事委主席は新中国成立(1949年)後、毛沢東、トウ小平(とう・しょうへい)らが歴任。最高実力者が軍トップにとどまる慣例はトウ氏から始まったとされる。トウ氏は87年の第13回党大会で政治局常務委員を退いたが、軍トップは約2年間留任した。江沢民(こう・たくみん)氏(86)も総書記引退後、約2年間とどまった。

 党と軍のトップが異なることは、国内の権力構造が二重になることを意味し、江氏留任には党内の批判が強かった。今回、胡氏が完全引退を決断したのは、党と軍のトップを一致させる「制度の健全化」を促したいという意向があったとみられる。

 一方で胡氏の進退を巡っては「安定維持のためには前例踏襲が望ましい」「後任の習氏は経験不足」(北京の党関係者)など、軍トップへの留任を求める意見も少なくなかった。だが胡氏は「権力運営の公開化、規範化を推し進め、権力がオープンに行使されるようにする」(第18回党大会の政治報告)と強調しており、権力二重構造という不透明な制度を継続させず、一元化を図ることが妥当と判断した模様だ。

4243チバQ:2012/11/14(水) 22:24:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012111400749
安氏、一本化協議の中断表明=文氏側を批判、早くも対立−韓国大統領選
 【ソウル時事】韓国大統領選で最大野党民主統合党の文在寅氏との候補一本化を目指している無所属の安哲秀氏の陣営は14日、文氏側が安氏に不利益を与えるデマを流布しているなどと反発し、文氏側が誠意ある対応を示すまで、一本化方式に関する協議を中断すると表明した。
 一本化方式をめぐる協議は13日に始まったばかりで、早くも対立が表面化した。(2012/11/14-17:46)

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4244チバQ:2012/11/14(水) 22:24:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012111400351
李大統領の長男に嫌疑なし=土地不正疑惑、3人を起訴−韓国
 【ソウル時事】李明博韓国大統領の私邸用地の不正購入疑惑で、特別検察官は14日、大統領府の元警護室長ら3人を背任などの罪で在宅起訴する一方、李大統領の長男、始炯氏(34)と妻の金潤玉氏(65)を嫌疑なしの不起訴とする捜査結果を発表した。
 李大統領が捜査期間の延長要請を拒否したため、捜査は同日で終了したが、疑惑解明が不十分との批判の声が上がりそうだ。
 特別検察官は、元警護室長らが土地購入費の一部を税金から支払ったと認定した。始炯氏は、共謀の証拠が不十分とされたほか、不動産の実名売買を義務付けた法律違反の容疑についても「直接の関与は確認できなかった」と判断された。
 ただ、特別検察官は、始炯氏が贈与税の支払いを逃れようとした疑いがあるとして、国税庁に通報した。李大統領は憲法の規定で刑事処分の対象とならなかった。(2012/11/14-12:09)

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4245チバQ:2012/11/14(水) 22:25:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012111400973
薄氏関係者も中央委員に=6割が交代−中国
 【北京時事】中国共産党の第18回大会で14日に選出された中央委員は、205人の6割を新人が占める大幅な入れ替えとなり、若返りが進んだ。重慶市トップの党委書記を解任され、党籍も剥奪された薄熙来氏と関係が深かった人たちも中央委員に名を連ねた。
 同市ナンバー2の黄奇帆市長は中央委員に昇格。故劉少奇元国家主席の息子で、高級幹部子弟グループ「太子党」を通じて、薄氏との関係が深かった劉源・軍総後勤部政治委員は中央委員に再任された。薄氏の大連市党委書記時代の部下だった夏徳仁遼寧省党委副書記は中央委員候補に選出された。
 胡錦濤国家主席の側近として党中央弁公庁主任を務め、党政治局員への昇格も有望視されながら、党中央統一戦線工作部長に転任した令計画氏は中央委員に再選。家族の不正が発覚したための左遷とされるが、中央委員からの失脚は免れた。(2012/11/14-21:59)

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4247チバQ:2012/11/14(水) 22:29:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121114-00000100-mai-cn
<中国>習体制 指導部内の調和重視 王副首相、規律委員に
毎日新聞 11月14日(水)21時46分配信

 【北京・成沢健一】14日に閉幕した第18回中国共産党大会は、汚職の調査や取り締まりを担当する党中央規律検査委員会の新委員(130人)に王岐山(おう・きざん)副首相(64)を選出した。「反腐敗闘争」を徹底する狙いがある。発表された新委員の中で政治局委員は王氏のみで、最高指導部である政治局常務委員に昇格し、賀国強(が・こくきょう)書記(69)の後任に就くことが確定した。金融などを担当してきた王氏は筆頭副首相に就任するとの観測も出ていたが、最高指導部内のバランスを図った結果の人事との見方も出ている。

 王氏は故姚依林(よう・いりん)元副首相の女婿で、高級幹部子弟グループ「太子党」とみなされる場合もあるが、朱鎔基(しゅ・ようき)前首相と関係が深く、構造改革に積極的な姿勢で知られる。中国人民銀行(中央銀行)副総裁や中国建設銀行頭取を経験し、北京市長も経験するなど実務能力の高さが評価されている。

 米中戦略・経済対話では中国側議長としてガイトナー米財務長官とわたり合うなど「中国経済の顔」となっており、筆頭副首相に就任した場合には次期首相となることが確実な李克強(り・こくきょう)副首相(57)の影が薄くなるとの見方も出ていた。李氏との経済手法の違いも指摘されている。

 規律検査委書記は、最高指導部内での序列は低く、現在9人の常務委員で賀氏は8位となっている。次期常務委員は7人となる見込みで、王氏は序列7位になると香港メディアは伝えているが、規律検査委書記は党内で権力を争う各勢力にとって重要なポストと言える。

 胡錦濤(こ・きんとう)指導部が発足した02年からの10年間では、政治局委員2人が汚職で摘発され、失脚している。06年9月に上海市トップを解任された陳良宇(ちん・りょうう)氏は江沢民(こう・たくみん)前総書記に近い上海閥のプリンスと呼ばれ、今年3月に重慶市トップの職を解かれた薄熙来(はく・きらい)氏も太子党や保守派の実力者だった。失脚の理由は重大な党規違反だが、権力闘争の側面もあるとみられており、胡氏の意向に沿って規律検査委が動いた可能性が強い。

 15日に発足する最高指導部人事をめぐっては、胡氏と江氏が激しいポスト争いを繰り広げたと伝えられており、最終的には江氏に近い人物が大半を占める勢いだ。その中で規律検査委ポストは、胡、江両氏のどちらの勢力にも属さない王氏が適任と判断されたものと言えそうだ。

4248チバQ:2012/11/14(水) 22:29:43
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121114/mcb1211141431028-n1.htm
【中国共産党大会】前途多難な習指導部 「新長老」影響力を堅持?2012.11.14 14:30

 【北京=川越一】第18回共産党大会の閉幕宣言で、10年間にわたった胡錦濤指導部体制は幕引きとなる。15日に開かれる第1回党中央委員会総会(1中総会)を経て、習近平国家副主席を中心とする新指導部が正式に発足するが、その前途は多難だ。今後、「長老」の影響力が完全に排除されるかどうかの審判を下すのは時期尚早といえる。

 胡錦濤総書記(国家主席)が提唱してきた「科学的発展観」は、今大会の党規約改正でその位置づけが格上げされる。「科学的発展観」とは、経済成長一辺倒の政策を見直し、協調的で持続可能な発展を重視するものだが、この10年の変化をみる限り、その理想は実現に近づくどころか、逆に社会矛盾が深刻になっている。

 中国の国内総生産(GDP)は日本を抜き世界第2位に躍進。世界第2位の経済大国に成長した。軍事、外交も含めた国力も大幅に増強、国際社会における影響力は格段に高まった。しかし、国内には貧富の格差や農村と都市の格差がさらに広がり、幹部の腐敗も悪化の一途をたどった。急速に広がったインターネット網を通じ、国民は不満の声を上げるようになり、デモという抗議行動に訴えるようになった。

 なぜ、胡錦濤氏と温家宝首相が掲げた理想は実現できなかったのか。結局は、既得権益を守りたい幹部、特に長老の障害があったことは想像に難くない。それぞれの派閥の思惑に縛られた9人の政治局常務委員がまとまることも難しかった。社会の安定、すなわち共産党一党独裁体制の堅持が優先されることになった。

 長老に振り回された胡氏もまた、長老になる。権力を手放せば、どんな火の粉が降りかかるかわからない。それが中国共産党の権力闘争だ。15日に選出される新たな常務委員の多くは、5年後の党大会で“定年”に達する。5年後、10年後を見据えて布石を打ってきた胡氏が「隠居」すると見る向きは少ない。

4249チバQ:2012/11/14(水) 22:33:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121114-00000008-jij-int
「習指導部」7人の陣容固まる=李源潮氏、常務委外れる―胡氏の完全引退説も・中国
時事通信 11月14日(水)2時33分配信

 【北京時事】北京で8日から開かれている中国の第18回共産党大会の最大の焦点である最高指導部・政治局常務委員会(現9人)人事で、複数の共産党関係者は13日までに、7人体制となり、陣容も固まったと明らかにした。常務委入りが有力視されていた李源潮党中央組織部長は政治局員止まりとなる見通しで、胡錦濤総書記(国家主席)は党軍事委員会主席も退き、完全引退するとの説が浮上してきた。
 総書記に就く習近平国家副主席と、来年3月に首相に就任する李克強副首相を核にした新指導部は、14日の党大会閉幕翌日の15日に開かれる第18期中央委員会第1回総会(1中総会)で選出される。
 共産党関係者によると、固まった残る5人は張徳江副首相兼重慶市党委書記、兪正声上海市党委書記、劉雲山党中央宣伝部長、張高麗天津市党委書記、王岐山副首相。来年3月に張徳江氏は全国人民代表大会(全人代)常務委員長、兪氏は全国政治協商会議(政協)主席に就く予定だ。
 胡主席が中心となって8月に河北省の避暑地・北戴河で開いた非公式会議で固まった人事案では李源潮氏が入り、兪氏が外れていた。その後人事案について再調整を進めた結果、今も影響力を持つ江沢民前総書記(前国家主席)ら長老が巻き返し、話し合いが難航。結局、常務委に入らなければ政治局員3期目となり引退に追い込まれる兪氏を江氏が押し込んだ形となった。
 習副主席を補佐した李源潮氏について共産党筋は「1989年の天安門事件時の対応をめぐり李鵬元首相ら長老に問題視された」と明かした。李源潮氏は来年3月、政治局員のまま国家副主席に就任するとの見方が出ている。改革派ホープ・汪洋広東省党委書記は政治局員で副首相に就任する。

4250チバQ:2012/11/14(水) 22:34:51
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012111402000100.html
「党内民主」進まず 中国 党大会きょう閉幕
2012年11月14日 朝刊

 【北京=新貝憲弘】中国共産党の第十八回党大会は十四日、党指導部を構成する中央委員(二百人あまり)らを選び、党規約を改正して閉幕する。ただ、選出方法や審議過程などで透明性が進んだとは言えず、共産党が掲げる「党内民主」への期待は失望に変わりつつある。

 新華社電によると、十二、十三の両日に中央委員と中央規律検査委員、中央委員候補の予備選挙を実施した。党最高指導部の政治局常務委員は中央委員から選ばれるが、この予備選挙では候補者が一定の割合で定数を上回り、落選者が出る「差額選挙」が導入されている。

 選択の幅を持たせる党内民主の一環で、候補者の8%以上が落選した。この数字は前回党大会とほとんど同じ。一部の海外メディアは、今回の落選が「10%以上」に拡大するとの見方を伝えていた。

 中央委員らは十四日の本選挙で決定するが、候補者の選考自体が不透明で候補者名簿すら公開されていない。

 一方、大会審議の様子は一部の代表団分科会で報道陣に公開されたが、胡錦濤総書記や習近平国家副主席ら政治局常務委員らは一切姿を見せず、彼らの発言は前回同様、新華社電で伝えられるだけだ。ロイター通信は、北京五輪を控えて中国の対外イメージを高めようとした前回に比べ「透明性向上の努力は後退した」と指摘した。

4251チバQ:2012/11/14(水) 22:37:28
>>4245
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/121114/cpd1211140504007-n1.htm
胡氏側近、中央委落選の恐れ 令計画氏、息子の事故処理問題視2012.11.14 05:00
 中国の胡錦濤国家主席(共産党総書記)の側近である共産党中央統一戦線工作部長の令計画氏が、開催中の党大会で党中央委員会メンバーから外れる可能性が出てきた。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が関係者の話を基に報じた。共産党は中央委員候補を9%削減したという。

 同紙によれば、3月に起きた令氏の子息の死亡事故に関する報道がもみ消されたとされ、事故が9月になってから明るみに出たことを問題視する声が党大会に出席している代表2200人余りの一部から出ている。この事故はフェラーリの運転中に起きたもので、2人の女性も負傷したと同紙は伝えている。

 同紙は党大会に参加している黒竜江省農業科学院の韓桂清院長の話として、12日に行われた中央委の予備選挙で候補者のうち19人が落選したと報じた。

 一方、中国共産党は13日、党大会のウェブサイトで、中国の最高意思決定機関である中央政治局の新しい常務委員会が15日午前11時(日本時間正午)前後に人民大会堂で記者会見を開くと発表した。(ブルームバーグ Stanley James、John Liu)

4252チバQ:2012/11/14(水) 22:39:28
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/121114/cpd1211140502001-n1.htm
習体制に火種農地問題 収奪された農民の不満頂点、抗議運動再燃も (1/3ページ)2012.11.14 05:00
 中国共産党は14日にも習近平副主席を新指導者に正式選出するが、新体制には重要な懸案が未解決のまま持ち越された。農地を奪われた農民への対応だ。農地の収奪は大きな社会不安要素だが、現行の不動産法の改正には土地売却で利益を得る開発業者、企業、地方自治体が反対し、解決は容易ではない。一歩対応を誤れば共産党への抗議運動が全土に広がりかねないとみられている。

 ◆法律でも解決せず

 広東省汕尾市の烏坎(ウーカン)村の林祖鑾村長のもとにはほぼ毎晩、不満を抱えた村民が陳情にやって来る。陳情の内容はほぼ同じ。土地を取り戻してほしいというのだ。烏坎村の村民は1年前、収用した土地を開発業者に売却したとして村幹部を非難する抗議運動を行った。この出来事は海外で大きく報じられ、村幹部は辞任に追い込まれた。

 しかし3月の直接選挙で村長に選ばれた林氏は、民主主義は村民の土地を取り戻す役には立っていないと嘆いている。「法律と法的手続きにのっとれば解決できると考えていた。しかし、想像よりもはるかに難しいことがわかった」と話した。

 烏坎の抗議運動をきっかけに、中国全域で同様の抗議運動が数千件発生した。来年3月に国家主席を退く胡錦濤氏は8日、共産党の第18回党大会の開幕演説で「後継の指導者は土地収用システムを改革しなければならない」と述べた。

 世界の土地問題を研究する米ランデサのシャオフイ・ウー氏は「中国が低コストで急速な工業化、都市化を成し遂げられた理由の一つは、政府に土地を売却した補償金として時価をはるかに下回る金が支払われるなど農民が大きな犠牲を払ってきたことだ。この発展モデルはもはや持続できない」と述べた。

 中国政府高官と定期的な接触を持つウー氏は「法改正で簡単に農地を収用できない仕組みが導入され、収用する場合は農民への補償額の水準が引き上げられるようになる。土地収用プロセスで農民により多くの発言機会が与えられる」と指摘。1990年以降中国の約43%の農村で土地収用が行われ、土地紛争は社会不安の主たる原因になっているという。

 清華大学の孫立平教授(社会学)によると、デモや暴動、ストライキなどいわゆる「群体性事件」の発生件数は5年間で倍増し、2010年には1日当たり約500件になった。

 ウー氏は「農民からわずかな補償金で土地を取得した地方政府が、その土地を高い金額で不動産開発業者に売却するケースが多い」と説明した。地方政府は98〜11年に価格が160%上昇した不動産取引で懐を潤してきた。

 ◆民主主義に見切り

 烏坎の新しい指導部は、村内の掲示板で、村民委員の報酬が1カ月あたり最大1800元(約2万3000円)であることも含め財政状況を公表するほか、村民参加の会議も開催している。魚介類を販売する男性は「昔は恐怖と脅しで村はわれわれを支配していた。今は違う」と話した。

 国営新華社通信は9月21日に「不満を抱えた烏坎の村民が大規模な抗議集会を開いてから1年が経過し、村の自治に進歩が見られる」と伝えた。

 それでも烏坎の村民にとって土地が最大の懸念であることには変わりはない。村民委員のチョアン・リエホン氏によると、約250ヘクタールの土地が返還されたが、それは収用された土地の一部でしかない。土地の多くはすでに開発業者に売却され、その一部にはエアコンの製造工場が建設されたという。

 モルガン・スタンレーの元アジア担当チーフエコノミスト、アンディ・シエ氏は「一度土地が収用されれば、人の手に渡ってしまう。誰かが逮捕されない限り、元に戻る可能性は低い」と話した。

 地方政府が土地を担保に行政運営資金を借り入れていることも事態を複雑にしている。中国審計署によると、10年末時点の地方政府の負債10兆7000億元の約4分の1が土地を担保に借り入れられたものだ。

 チョアン氏は「今回の土地問題が解決されなければ、烏坎の村民は民主主義に見切りを付け、選挙に不信感を抱く可能性が高い。自ら事に当たり、再び抗議活動を始めるかもしれない」と話した。(ブルームバーグ Liza Lin、Nicholas Wadhams)

4253チバQ:2012/11/14(水) 22:40:58
http://www.asahi.com/international/update/1114/TKY201211131039.html
2012年11月14日3時55分
胡錦濤総書記、完全引退へ 江沢民氏の影響力も排除
 中国共産党が11日の内部高官会議で、胡錦濤(フーチンタオ)総書記(国家主席)の「完全引退」を決めたことがわかった。開会中の第18回党大会終了後に総書記だけでなく、党中央軍事委員会主席を含めたすべての党の要職を習近平(シーチンピン)国家副主席に譲る。同時に、江沢民・前総書記ら引退した党高官の政治介入を禁じる内部規定を定め、長年続いた「長老政治」に終止符を打つための決定をした。

 複数の党関係者が明らかにした。江氏やトウ小平(トウは登におおざと)氏は党の主要ポストを退いてからも軍事委主席にはとどまり指導部人事などに介入してきた。胡氏は自ら身を引く代償に、党内人事のルールを厳格化し、「院政」を敷いてきた江氏の影響力の排除を狙ったという。

 党関係者によると、胡氏は内部会議で、完全引退の意向を表明。習氏が慰留したが、胡氏は応じなかった。(1)いかなる党高官も引退後は政治に関与をしない(2)今後、軍事委主席も含めて引退期限を巡る人事での例外を認めない、との2点を内部規定とすることを条件とし、完全引退の主張を繰り返した。これが最終的に内部会議で了承された。

4254チバQ:2012/11/14(水) 23:17:35
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20121114/frn1211141145001-n1.htm
胡主席、江氏を道連れ 完全引退で「長老政治」ピリオド 要職すべて習氏に2012.11.14


胡総書記(中央)は江・前総書記(後列右)もろとも完全引退するのか(ロイター)【拡大】
 開会中の第18回中国共産党大会が14日に閉幕するが、注目される人事に大きな異変がありそうだ。院政を敷くとみられていた胡錦濤総書記(国家主席、69)が党軍事委員会主席も退き、党要職から完全に引退するという。自ら決断することで、江沢民・前総書記(86)らを象徴とする長老政治の排除を画策したとの見方もある。胡氏の思惑とは−。

 5年に1度の中国の未来を占う党大会が閉幕。15日に新体制が発足する。複数のメディアによると、注目が集まる党人事は、胡氏が定年制で総書記を引退するとともに、兼任する党軍事委員会主席も退き、党の要職すべてを次期総書記の習近平国家副主席(59)に譲るという。

 人民解放軍の指揮権を握る軍事委員会主席(定年制なし)は中国の最高権力者とされるがそれを返上することは、完全引退を意味する。江氏をはじめ、影響力を維持する元最高幹部の政治介入を、胡氏自らが去就を示すことで排除し、長老政治を終わらせるのが目的との見方が有力だ。

 外交筋によると、「12日頃から胡錦濤完全引退の情報が北京で駆けめぐっていた」という。それを暗示するように、同日付の人民解放軍の会報紙「解放軍報」では、常套句だった「胡錦濤主席の指示に従って」との文言が使われなくなり、「党中央、中央軍事委員会の指示に従って」という表現に変わっていた。

 もっとも、中国情勢に詳しい評論家の宮崎正弘氏は胡氏の完全引退についてこう話す。

 「党中枢の政治局の中で、胡氏が率いる『団派(中国共産主義青年団出身者で占める政治グループ)』が大勢を取れる目算が高くなった。軍部も掌握済みで、薄煕来・前重慶市党委書記の失脚以来、対立する『太子党(高級幹部の子弟による政治グループ)』への批判も高まっている。引退しても影響力は十分に残せると踏んだのでは」

 一方、「中国人民解放軍の内幕」(文春新書)の著書があるジャーナリストの富坂聰氏は「中国の意思決定は8月に行われた北戴河会議以降、政治局会議から中央書記処に移っていた。これは共産党の世代交代を進める動きの一環。中国全体の方針として若返りを図り、軍部も事務方の人事で10歳ぐらい若返った。党自体が生き残るために、(胡氏を含め)一番いい方法を模索しているのは間違いない」。新体制の船出は順風満帆となるか…。

4255モンクレール アウトレット:2012/11/15(木) 19:43:40
カッコいい!興味をそそりますね(^m^)
モンクレール アウトレット http://www.middleeastmanagers.com/

4256モンクレール専門店:2012/11/15(木) 20:16:51
こんにちは、またブログ覗かせていただきました。また、遊びに来ま〜す。よろしくお願いします
モンクレール専門店 http://www.middleeastmanagers.com/

4257?????????:2012/11/15(木) 23:02:11
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4258チバQ:2012/11/15(木) 23:13:59
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2012111500264
正男氏、シンガポールに移住か=安全上の理由でマカオから−韓国紙
 【ソウル時事】韓国紙・朝鮮日報は15日、北朝鮮の故金正日労働党総書記の長男、正男氏が今年初めにマカオからシンガポールに引っ越したと報じた。
 シンガポールの消息筋は「この7カ月間に正男氏を3回目撃した。2回は最高級ホテルのロビーで、1回はショッピング中心地のオーチャード・ロードで見た」と話している。同国に銀行口座も開設しているという。
 長男のハンソルさんはボスニア・ヘルツェゴビナに留学中であることが分かっているが、妻と娘はマカオに残っているという。
 マカオを離れた理由について同紙は、住んでいた三つの住宅の場所が外部に知られ、安全上の問題が生じたためとの見方を伝えている。(2012/11/15-10:54)

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4259チバQ:2012/11/15(木) 23:35:52
>>4181:11月頭の記事でもはっきりせず、>>4239>>4249でやっと決まった感じ
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121115/chn12111513220001-n1.htm
新たな常務委員の顔触れ
2012.11.15 13:21

中国共産党の第18期中央委員会第1回総会を終え、壇上に並ぶ総書記に選出された習近平氏(中央)ら新政治局常務委員=15日、北京の人民大会堂(共同)

新たな政治局常務委員の顔触れ
序列 名前  現在の肩書き 年齢

(1)習近平 国家副主席(59)
(2)李克強 副首相(57)
(3)張徳江 副首相兼重慶市党委書記(66)
(4)兪正声 上海市党委書記(67)
(5)劉雲山 党中央宣伝部長(65)
(6)王岐山 副首相(64)
(7)張高麗 天津市党委書記(66)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/121115/chn12111514190003-n1.htm
習近平氏、温厚で敵少なく 趣味はサッカーと囲碁
2012.11.15 14:18

 高級幹部の子弟グループ「太子党」の代表格で父はかつて副首相を務めた習仲勲氏。1953年北京生まれ。清華大を卒業し、アモイ市副市長、福建省長、浙江省党委書記、上海市党委書記などを歴任。前回2007年の改選で党政治局常務委員に就いた。

 文化大革命中には陝西省に下放されて農業に従事。温厚な性格で敵は少ないとされる。江沢民元国家主席らが率いる上海閥とも良好な関係を保持し、党内保守派や軍の支持を集め、胡氏が後継者に推していた李克強副首相との“レース”を制した。

 妻は国民的歌手の彭麗媛さん。一人娘の習明沢さんは米ハーバード大学に留学中。趣味はサッカーと囲碁。(北京 川越一)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/121115/chn12111514210004-n1.htm
李克強氏、胡派のエリート 秀才の誉れ高く
2012.11.15 14:20

 1955年、安徽省の庶民家庭に生まれた。秀才の誉れ高く、文化大革命で学校が閉鎖された間も漢学を学び、知識を蓄えた。1977年に大学入試が復活すると北京大に合格。当時の倍率は29倍と伝えられる。貧困地区で農村労働に4年間従事したこともある。

 大学卒業後、共産主義青年団(共青団)に入り才覚を発揮。共青団トップだった胡錦濤国家主席の目に留まった。38歳での共青団第1書記就任は歴代最年少。河南省党委書記、遼寧省党委書記などを歴任。

 胡錦濤氏はもともと、李氏を後継者として考えていたとされる。派閥間の争いで最高指導者の座は逃したが、優れた経済論文でしられる経済通。(北京 川越一)

4260チバQ:2012/11/15(木) 23:36:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121115/chn12111514170002-n1.htm
共産党一党独裁への大衆の不満増幅 江沢民氏らの勢力、なお強い影響力
2012.11.15 14:16 (1/2ページ)[中国]

中国共産党第18回党大会の閉幕式に出席した胡錦濤国家主席(左)と江沢民前国家主席=14日、北京の人民大会堂(共同)
 【北京=河崎真澄】中国共産党は第18回党大会の閉幕を受け、第18期中央委員会第1回総会(1中総会)を15日、北京で開催し、胡錦濤氏(69)の後任である新たな総書記(党内序列1位)に習近平国家副主席(59)を選出した。党のトップ交代は10年ぶり。これにより習指導部が正式発足した。

 習総書記が率いる党の最高指導部の政治局常務委員は、これまでの9人体制から、習氏や来年春に首相に昇格する見通しの李克強副首相(57)=党内序列2位=を含め、7人に減員された。胡氏に近い共産主義青年団出身者は李氏のみで、胡氏の前任総書記である江沢民氏(86)らの勢力が、なお強い影響力を残す布陣となっている。

 常務委員の2人減員は総書記の指導力を強め、意思決定のスピードアップを図るためとされる。

 国営新華社通信によると胡氏は、軍トップの党中央軍事委員会主席も退き、「完全引退」することが確定した。胡氏は政府の役職である国家主席も来年3月の全国人民代表大会(全人代=国会)で習氏に渡す。全人代で温家宝首相(70)の後任には李氏が就き、この段階で党、政府ともに「習李体制」が確立する。

 常務委員の顔ぶれは、再任された習、李氏のほか、序列順に江氏派の張徳江副首相(66)、太子党(高級幹部の子弟)の兪正声上海市党委書記(67)、劉雲山党中央宣伝部長(65)、王岐山副首相(64)、江氏派の張高麗天津市党委書記(66)。このうち王氏は党中央規律検査委員会書記に就任した。

 胡指導部の10年間は「和諧(調和)社会」を訴えてバランスの取れた発展を目標にしてきたが、実際は党幹部など特権階級の汚職が拡大、都市と農村の貧富の格差も広がった。共産党一党独裁体制への大衆の不満は増幅しており、習新指導部は経済政策や治安維持など、発足直後から難しいカジ取りを迫られる。

 沖縄県の尖閣諸島をめぐる問題など、どのような対日姿勢を取るかも注目される。

4261チバQ:2012/11/15(木) 23:37:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121115/chn12111520340006-n1.htm
太子党・共青団・上海閥 不安定なトロイカ体制 習総書記、自前の人脈形成が課題
2012.11.15 20:32 (1/2ページ)[中国]

中国共産党第18回党大会の閉幕式を終え、引き揚げる習近平国家副主席(手前)と李克強副首相=14日、北京の人民大会堂(共同)
 【北京=山本勲】中国共産党の新指導部体制は、習近平総書記らの太子党(高級幹部の子弟)、胡錦濤派の共産主義青年団(共青団)と江沢民前国家主席派の上海閥の3派が並存するトロイカ体制となった。最高指導部内では少数派となった胡錦濤派だが、中央・地方に配した豊富な人材が今後への強みとなっている。

 最高指導部の政治局常務委員会(7人で構成)では、太子党と上海閥が連合して多数派を構成できる一方、政治局全体(25人)では共青団を中心とする胡派がほぼ半数を占めた。習近平体制は通常の党務は常務委で処理できるものの、政治局にはかるべき重要問題では、胡派の同意を得なければ決定できない不安定さをはらむ。

 上海閥と太子党は江沢民・曽慶紅の前国家主席・副主席コンビを後ろ盾としており、その関係はもともと緊密だ。常務委内の太子党は習総書記、王岐山副首相、上海閥は兪正声・上海市党委書記、張徳江・重慶市党委書記、張高麗・天津市党委書記の面々。

 胡派は李克強副首相、劉雲山・党中央宣伝部長の両氏だが、劉氏は江主席時代に同部副部長として中央政界に抜擢(ばってき)され、江氏との関係も良好な“中間派”。胡氏直系の常務委員は李克強氏のみとなる。

 一方、政治局全体で胡派は劉延東・国務委員、汪洋・広東省党委書記、胡春華・内モンゴル自治区党委書記ら、中央、地方の要職を占めるベテランや中堅、若手がひしめき、約3分の1を占める。

 これに今回胡錦濤氏が抜擢した范長竜、許其亮の両党中央軍事委副主席らを加えると、胡派は半数を占め、最大勢力になる。

 胡氏は2002年秋の総書記就任以来、10年にわたり党中央と軍の要職を上海閥によって抑えられてきた。江氏自身も04年秋まで軍事委主席に居座り、胡主席の軍権掌握を妨げた。

 これに比べ習総書記は、総書記と軍事委主席の両ポストを一度に継承したわけで、胡氏よりかなり有利なスタートを切ることができたのは確かだ。

 しかし政治局全体を見渡しても、習総書記との関係が緊密とされるのは張高麗常務委員や栗戦書・党中央弁公庁主任ら数人だ。一方、胡派(共青団派)は中央・地方に多数の幹部候補を配しており、5年後の党大会では彼らが中央政界の多数派を占める可能性も大きい。習総書記としても、共青団に対抗できる自前の人脈形成が政権安定への大きな課題となる。

4262チバQ:2012/11/15(木) 23:38:27
http://mainichi.jp/select/news/20121115k0000e030198000c.html
中国:習近平体制が発足 最高指導部は7人に
毎日新聞 2012年11月15日 13時04分(最終更新 11月15日 14時01分)

 【北京・工藤哲、隅俊之】中国共産党は15日午前、14日に選出された第18期中央委員会による第1回総会(1中全会)を開き、胡錦濤(こ・きんとう)氏(69)=国家主席=の後任の総書記に習近平(しゅう・きんぺい)国家副主席(59)を選出した。習氏は軍トップの中央軍事委員会主席にも就任。最高指導部の政治局常務委員は9人から7人に減員された。政治局メンバーも刷新し、習氏ら第5世代を中心とする新指導部が誕生した。習氏は来年春に国家主席に就任し、首相になる見通しの李克強(り・こくきょう)氏(57)とともに中国の今後10年間のかじ取りを担うことになる。

 総書記に就いた習氏は1中全会の終了後、新たな常務委員メンバーとともに人民大会堂で国内外の記者団の前に姿を現し、メンバー一人一人を紹介。「私たち7人が背負った任務は中国という国家に対する責任であるとともに、すべての中国国民に対する任務である」と表明した。

 新たな政治局常務委員は序列順に習、李両氏に加え、張徳江(ちょう・とくこう)副首相兼重慶市党委書記(66)▽兪正声(ゆ・せいせい)上海市党委書記(67)▽劉雲山(りゅう・うんざん)党中央宣伝部長(65)▽党中央規律検査委員会書記に就任した王岐山(おう・きざん)副首相(64)▽張高麗(ちょう・こうれい)天津市党委書記(66)が選ばれた(年齢は11月末時点)。

 常務委員の人事はぎりぎりまで調整が続いたとみられる。7人の常務委員の中で、胡氏、江沢民(こう・たくみん)前国家主席(86)に距離がある王岐山氏を除けば、胡氏に近いのは李氏だけ。習氏を含む残り5人は江氏寄りとされ、胡氏退任後の党運営で江氏の影響力がどの程度残るかが注目される。

 一方、新たな政治局委員には、胡氏と関係が深く、習氏の次の指導者とも評される内モンゴル自治区党委書記の胡春華(こ・しゅんか)氏(49)や吉林省党委書記の孫政才(そん・せいさい)氏(49)など第6世代のホープが選ばれた。

 また、軍の最高指導機関である中央軍事委員会のメンバーも決まった。胡錦濤氏は中央軍事委主席からも退いた。来年春の国家主席からの退任で完全引退となる。

4263チバQ:2012/11/15(木) 23:39:39
http://mainichi.jp/select/news/20121115k0000e030199000c.html
中国:習体制は課題山積 安定成長曲がり角で
毎日新聞 2012年11月15日 13時06分(最終更新 11月15日 13時22分)

 【北京・工藤哲】中国共産党の第18期中央委員会第1回総会(1中全会)で発足した習近平(しゅう・きんぺい)新指導部は、中国が日本を抜いて世界第2位の経済大国となり、注目を集める大国に成長した中での船出となる。ただ、これまで続いてきた経済成長に陰りが見えるのに加え、貧富格差への対応策など胡錦濤(こ・きんとう)指導部から引き継ぐ課題も山積しており、習氏は難しい指導部運営を迫られそうだ。

 中国では習指導部が発足した後も、当面は国家的大イベントが予定されていない。北京五輪(08年)や上海万博(10年)などを相次いで開催した胡指導部とは対照的だ。五輪などの開催前後には国内各地で大型建設プロジェクトが相次いだが、その後、過剰投資による地方政府の巨額の債務が表面化した。習指導部移行後はややブレーキがかかりそうだ。

 胡氏は8日に党大会で発表した政治報告で「2020年までに国内総生産(GDP)と1人当たりの収入を10年比で倍増させる」との目標を打ち出した。しかし、習指導部時代には、人口が増加傾向にあった胡指導部時代とは打って変わり、3年後の15年ごろをピークに生産年齢人口(15〜64歳)が下降線をたどる見通しだ。「一人っ子政策」を徹底させるための強制堕胎手術などに人道上、問題視する声が強まっており、経済成長の鍵となる人口政策も曲がり角を迎えている。

 懸念は習氏自身にも向けられている。今年9月、習氏の動静が約半月途絶えた。党大会前の時期で、クリントン米国務長官との会談を直前にキャンセルしたことから、背中の負傷や心臓病の悪化、肝臓がん手術など諸説が飛び交った。持病などを抱えれば、指導部運営の大きな支障になる可能性もあり、習氏が向こう10年間にわたり激務を継続できるか心配する声も出ている。

4264チバQ:2012/11/15(木) 23:41:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2012111500669
胡主席側近、落選か=中国党大会の中央委選
 【香港時事】15日付の香港紙・明報は、第18回中国共産党大会で14日行われた中央委員候補の選挙で、胡錦濤国家主席の首席補佐官に当たる国家主席弁公室主任の陳世炬氏が落選したと報じた。
 一方、習近平共産党総書記のブレーンといわれる党中央政策研究室の何毅亭常務副主任と江沢民前国家主席の秘書だった軍総政治部の賈廷安副主任はいずれも中央委員に当選した。ただ、賈副主任は党大会前の人事で主任に昇格できなかった。
 中国では、ほとんどの選挙は落選者がでない仕組みになっているが、中央委員・同候補の選挙は候補者数が定数より多い「差額選挙」方式で実施されている。(2012/11/15-16:12)


http://www.asahi.com/international/update/1115/TKY201211150008.html
2012年11月15日15時20分
「ミスター人民元」退任へ 中国人民銀行の周小川総裁
 【北京=吉岡桂子】中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁(64)が近く退任する見通しとなった。14日まで開かれていた中国共産党大会で、人民銀総裁など閣僚級ポストの条件ともされる中央委員(上位205人)に選ばれなかった。後任として有力視されている郭樹清・証券監督管理委員会主席(56)らは中央委員に昇格した。

 周総裁は2002年12月に証監会主席から、人民銀総裁に就任。来年1月には閣僚級の定年とされる65歳になる。5年前にも交代のうわさがあったが、米金融危機が起こり、安定重視との理由で引き続き、かじ取りを任されていた。

 人民銀は中央銀行だが、政府の一部門。周氏は、中国経済の存在感の高まりと英語による発信力で、人民銀史上もっとも注目を集めた総裁として「ミスター人民元」とも呼ばれた。10月に東京で開かれた国際通貨基金・世界銀行総会は、尖閣問題をめぐる日中の対立を背景に欠席していた。

4265チバQ:2012/11/15(木) 23:44:08
http://www.afpbb.com/article/politics/2912015/9829655
江沢民前主席が依然示す影の影響力、中国
2012年11月15日 12:40 発信地:北京/中国

【11月15日 AFP】中国の江沢民(Jiang Zemin)前国家主席(86)は、若い世代が実権を握るにつれ政治的影響力が弱まったとされ、昨年には死亡説さえ報じられていた──だが、同氏は北京で開催中の中国共産党第18回大会で再び驚きの健在ぶりを示した。

 中国共産党が15日の新指導部発表に向かう中、指導部交代における江沢民氏の影響力──あるいは少なくとも、同氏を黒幕とする江沢民派の影響力──は、ますます明らかになりつつある。

 前週の共産党大会開幕の際、江沢民氏は胡錦濤(Hu Jintao)国家主席のすぐ後に人民大会堂(Great Hall of the People)に入場し、胡主席の隣に着席し、時々うたた寝をしていた。

 専門家らは、党大会での江沢民氏の存在感は、中国の次期指導部を決める舞台裏の交渉で同氏が依然として影響力を発揮していることを示しているという。そして、次期国家主席と目される習近平(Xi Jinping)副主席が率いることになる中国共産党の最高指導部、中央政治局常務委員会(Politburo Standing Committee)は、江沢民氏の忠実な追従者らが中核を占めることになるとみる。

 中国の世界貿易機関(World Trade Organization、WTO)加盟を導き、私営企業家の入党を初めて認めた江沢民氏は、よりビジネス志向の自由市場的経済政策の推進者とみられている。一方、胡錦濤派は、経済において国家がより大きな役割を果たすことを志向し、経済成長のみならず公平な分配も重視するとされている。

 だが両者の違いは政治的というよりは、むしろ個人的なもののようだ。

■指導部人事への「にらみ」、依然有効か

「江沢民氏はキングメーカーの役割を担っている」と語るのは、江沢民氏の伝記執筆者で香港大学(University of Hong Kong)の政治学者、ウィリー・ラム(Willy Lam)氏だ。「彼(江沢民氏)は派閥間抗争の中で非常に力を効かせてきた」

 高齢の党重鎮による密室会議が果たしている指導部選出における役割を中国共産党は打ち消し、指導者を選出するのは党大会での選挙だとしている。

 江沢民氏の腹心とされる新疆ウイグル(Xinjiang Uighur)自治区共産党委員会書記の張春賢(Zhang Chunxian)氏は、江沢民氏が依然、影響力を振るっているのではないかとAFP記者に質問され返答を拒否し、「まるでゴシップだ。どこからそんな情報を手に入れたのか」と笑って一蹴した。

 1989〜2002年まで中央委員会総書記を務めた江沢民氏だが、病気の末、昨年は香港のテレビ局が誤って死亡を報じた。だが、今年に入って同氏はたびたび健康な様子で公の場に登場。髪を茶色に染めてまでいた。専門家らは、党大会を前に政治的実績を誇示することが狙いだったと分析している。

 江沢民氏の党内影響力は、胡主席の側近である令計画(Ling Jihua)氏の息子がフェラーリ(Ferrari)で女性2人を乗せて交通事故死したことを令氏がもみ消そうとしたことが発覚した最近のスキャンダルで、さらに強まった。

4266チバQ:2012/11/15(木) 23:44:19
■一族を守ることが狙いか

 だが、江沢民氏が影響力を再び強めようとする狙いは政策の推進よりも、自らの一族の利益を守ることにあると専門家らは分析する。「江氏は自らの業績と2人の息子を守るために、党大会に向けてより多くの側近を昇進させたがっている」とラム氏は語る。

 江沢民氏の長男、江綿恒(Jiang Mianheng)氏は投資会社のトップとして米マイクロソフト(Microsoft)やフィンランド携帯電話大手ノキア(Nokia)などの外国企業との取引をとりまとめてきた実業家だ。また、次男は研究所の所長を務めている。

「2人の息子は多くの事業を手がけているため、汚職の疑惑をかけられる可能性がある。江氏はそういったことから確実に息子たちを守りたいのだ」(ウィリー・ラム氏)

 江氏は複数の腹心を政治局常務委員に滑り込ませることに成功した。結果、胡主席に忠実な常務委員の人数は少ない。ラム氏は「何の疑いもなく胡主席に忠実な人物は、(次期首相とみなされている)李克強(Li Keqiang)だけ」だと述べる。

 だが胡主席は緩くつながった自らの一派を、軍や地方共産党のトップのポストに昇進させることで、長期的な影響力を確保したという。「江沢民氏の影響力は党大会以後は続かないとみている。江氏は陰で糸を引こうと画策しているようだが、それらも有力な人物ではない」と、英ノッティンガム大学(University of Nottingham)の現代中国研究者、スティーブ・ツァン(Steve Tsang)教授は述べる。

 また健康面への不安に加え、習近平氏が国家主席に就任すれば自らの影響力確保に乗り出すとみられることから、江氏の影響力はさらに弱まるだろうと、専門家らは分析している。(c)AFP/Tom Hancock

4267チバQ:2012/11/15(木) 23:45:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121114/chn12111423400013-n1.htm
戴秉国氏の中央委員引退は日本に痛手
2012.11.14 23:37 (1/2ページ)[中国]

習近平国家副主席(左から2人目)、李克強副首相(右から2人目)以外は引退が確定した中国共産党の政治局常務委員と江沢民前国家主席(左から6人目)。左から5人目は胡錦濤国家主席(その右)=14日、北京の人民大会堂(共同)
 【北京=川越一】中国共産党は14日、第18回党大会で新たな中央委員205人を選出し、最高指導部の政治局常務委員会(現9人)のうち、胡錦濤総書記や温家宝首相ら7人の引退が決まった。沖縄県・尖閣諸島をめぐり中国と対立する日本にとって、常務委員以外で気になるのが、外交トップの戴秉国国務委員(副首相級)の定年退職だ。

 引退の常務委員は胡、温両氏のほか、呉邦国全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員長と賈慶林全国政治協商会議主席、李長春、賀国強、周永康の各氏。

 現在71歳の戴秉国氏は中国の外交を統括する立場にあり、温首相らが標榜(ひょうぼう)する国際協調路線を実践してきた。日本と相対するときも両国間の摩擦を拡大させないよう尽力。2008年の東シナ海ガス田の共同開発に関する日中合意をまとめた立役者とされる。ただ、日本政府による尖閣諸島国有化への対応では、党内から「弱腰」との批判を受けた。

 一方、楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相は今年9月の国連総会一般討論演説で、尖閣諸島を「日本が盗んだ」と繰り返し強調した。今回の中央委員選挙で再選された楊氏が戴氏の職責を引き継げば、日中関係の改善は遠のきかねない。

 また李長春氏のほか、劉淇・前北京市党委書記、陳至立全人代常務副委員長ら江沢民前総書記に近い中央委員が多数、委員を外れた。かつての最高実力者、●(=登におおざと)小平氏の次女、●(=登におおざと)楠氏も引退し●(=登におおざと)一族が党中枢から姿を消した。「ミスター人民元」と称された経済政策通の周小川中国人民銀行(中央銀行)総裁も引退した。

 今回、新任された中央委員で注目されるのは黄奇帆重慶市長だ。失脚した薄煕来前重慶市党委書記を支えた黄氏が選ばれたことは、党が薄事件の影響を極力抑え、党内融和路線を選択した可能性を示唆している。

4268チバQ:2012/11/15(木) 23:46:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121114/chn12111422560011-n1.htm
胡錦濤氏、軍人事で主導権 完全引退の見返り 
2012.11.14 22:51 (1/2ページ)[中国]

中国共産党第18回党大会の閉幕式で挙手する胡錦濤国家主席(左)と江沢民前国家主席=14日、北京の人民大会堂(共同)
 【北京=矢板明夫】中国人民解放軍の章沁生副総参謀長は14日、北京の人民大会堂で香港の記者団に対し、胡錦濤国家主席(共産党総書記)が中央軍事委員会主席を退任すると述べた。胡氏は既定方針通り、すべての党要職を習近平国家副主席に譲り、完全引退することが確認された。胡氏はその見返りとして軍人事を自身の側近で固めることに成功したが、今後、軍内における派閥間の権力闘争は激しさを増しそうだ。

 中国の名目上の最高指導者は共産党総書記だが、実際には約230万人の軍のトップに立つ中央軍事委主席が最高実力者だ。

 党内規定では総書記の任期は5年と定められているものの、中央軍事委主席の任期に関する規定はない。これまでにも、●(=登におおざと)小平氏と江沢民前国家主席が、党と政府の役職をすべて引退した後、しばらく中央軍事委主席のポストにとどまり、政権への影響力を発揮し続けた経緯がある。

 複数の共産党筋によれば、胡氏も当初、前例にならおうと、留任に向けて党内で根回しするなど昨年末から準備していた。しかし今春の権力闘争で、江前主席に近い薄煕来前重慶市党委書記を失脚させた胡派の手法が「強引だった」との批判が強まり、警戒感を強めた党・軍内の反胡派勢力が「留任反対」に動いた。

 決定的だったのは、7月ごろ、態度を保留していた習近平氏も「留任反対」を明確にしたこと。これ以上留任にこだわれば、党内の対立が表面化しかねないと判断した胡氏は、8月初めに開かれた現・元最高幹部らによる非公式会合、北戴河会議で、全面引退する意向を明らかにしたという。

 その代わり、胡氏は院政を敷くため軍人事の主導権を握った。中央軍事委副主席を自身の側近で固め、作戦や情報を担当する総参謀長と、人事を担当する総政治部主任といった重要ポストをも腹心で押さえた。同時に、重要ポストに就くと報じられていた習近平氏の親友、劉源・総後勤部政治委員(劉少奇元国家主席の子息)ら数人の太子党(高級幹部の子弟)を軍中枢から外すことに成功した。

 15日の党中央委員会第1回総会で、習氏が中央軍事委主席に選出されても、主要幹部は胡氏の影響下にあり、軍掌握には時間を要しそうだ。胡派と習派が痛み分けとなった今回の人事だが、軍内における主導権争いの火種を残したといえる。

4269チバQ:2012/11/15(木) 23:47:16
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00235468.html
中国 政治局常務委員は7人 胡錦涛主席に近い改革派の名前なし


中国で15日から習近平体制がスタートし、注目の最高指導部の顔ぶれも発表された。
15日、ついに発表された新たなリーダー・習近平氏とともに、中国を率いる「チャイナセブン」。
中国・広東省のトップ・汪洋氏は、今回の政権交代で、胡錦涛氏、温家宝氏の10年にわたる政治改革路線を継承する若手政治家として抜てきされるのではと、注目を集めていた。
共産党大会2日目の9日、汪洋氏は「(中国官僚の財産について?)中央政府の規定に基づき、中国官僚は全財産を公開してくれると信じている」と述べていた。
改革派のホープと目される汪洋氏。
その名を広く知らしめたのは、2011年9月に広東省の村で起きた大暴動。
地元の政府・役人らによる汚職で、村民らが決起。
この混乱を収束させたのが、温家宝首相とともに現地に赴いた汪洋氏だった。
その解決策は、中国では異例となる初の住民による直接投票で行われた村長選挙だった。
「正」の字を書く手作業による開票作業を行い、結果住民運動を指導した人物が村長に当選した。
改革を強く推し進める一方で、その発言でも注目が集まっていた。
汪洋広東省書記は「わたしは、日中間に長らく続いてきた友好を信じる」と述べていた。
緊張する日中関係をめぐり、中国の有力者としては異例の発言をするなど、「チャイナセブン」入りをめぐり、注目を集めていた。
15日に発表された7人の政治局常務委員のメンバーは、保守派と言われる江沢民氏に近い顔ぶれが多数を占め、有力視された汪洋氏や李源潮氏など、胡錦涛国家主席に近い改革派の名前はなく、李克強氏だけが選ばれた。
中国事情にくわしい筑波大学の遠藤 誉教授は「非常に失望しました。次の5年間に、私は明るい希望を見いだすことができません。李源潮氏はもちろんのこと、汪洋氏も入る可能性はあったと思います。李源潮氏が入っていないというのは、もう、中国の多くの人がものすごく失望したと思います」と話した。
習近平新総書記は「一部の党幹部の汚職、腐敗、民衆からの離脱、形式主義、官僚主義などの問題は、力を入れて解決しなければならない」と述べた。
腐敗政治の一掃という重い課題を背負いスタートする習近平体制。
そして、気になる今後の日中関係。
中国事情にくわしい筑波大学の遠藤教授は「(日中関係は)停滞ですね。これは明らかに停滞ですね。改革に向かいたいんでしょうけど、なかなか保守があれ(抵抗)するので。でも改革しなければ、絶対に中国共産党体制が崩壊すると思います」と話した。

4272チバQ:2012/11/16(金) 00:15:48
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MDGLQ86K50YG01.html
中国、王副首相を規律検査委書記に選出−ミスマッチとの指摘
 11月14日(ブルームバーグ):中国の王岐山副首相は10年に一度の指導部交代で中央規律検査委員会のポストに就くこととなり、新体制の下では経済を直接監督する立場から外れることが示された。

中国国営の新華社通信は14日、王副首相(64)が中央規律検査委員会書記に選出されたと報じた。指導部の顔ぶれは15日に正式に発表される。

シンガポール国立大学東アジア研究所の薄智躍上級研究員は「この人事は、経済と金融、外交問題に明るい王氏の能力の多大なる無駄遣いとなる」と述べ、「同氏の真の能力と今回の決定はミスマッチだ」と指摘した。

王副首相は、冗談めかして自分はガイトナー米財務長官の「おじ」だと語り、世界金融危機の際に中国の対応を主導する役割を果たした。

4273チバQ:2012/11/16(金) 00:16:42
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MDGP546S972901.html
中国新指導部の横顔:王岐山、兪正声、張徳江、張高麗氏ら
 11月15日(ブルームバーグ):中国共産党は15日の18期中央委員会第1回全体会議(1中全会)で、最高指導部である政治局常務委員会の新たな陣容を発表した。常務委員は従来の9人から7人に減った。

総書記に選出された習近平国家副主席と李克強副首相以外の常務委員の横顔は以下の通り。

王岐山氏:現在は金融セクターを監督する副首相で、ガイトナー米財務長官の直接の交渉相手。ガイトナー長官は2009年に王氏(64)を「最終的に物事をまとめ上げる卓越した調停役で、火消し役で問題の解決者でもある」と評した。1998年の同国投資会社の破綻や、2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)の流行などの危機の際に問題を解決して高い評価を受けた。王氏は常務委員会で唯一、銀行経営を経験しており、これまでに同国2位の銀行、中国建設銀行を率いたほか、中国人民銀行(中央銀行)の副総裁を務めた。夫人は故姚依林元副首相の娘。

兪正声氏:エンジニア出身の兪氏(67)は以前、建設相を務めた。07年に習近平氏の後を継いで上海市共産党委員会書記に就任した。

張徳江氏:重慶市共産党委員会書記。電気通信やエネルギーなどの産業を担当する副首相を務める。薄熙来氏の失脚後、重慶委員会書記に指名された。北朝鮮の金日成総合大学に留学した経験を持つ。

張高麗氏:07年から天津市共産党委員会書記。天津市では、新たな金融センターを中心に急拡大するインフラ支出を監督した。1970、80年代には中国南部で石油業界で働いた。

劉雲山氏:02年から共産党中央宣伝部長。国内のテレビやラジオ、新聞、出版社、インターネット企業を監督。内モンゴル自治区と北京でキャリアを積んだ。

4274チバQ:2012/11/16(金) 22:26:50
http://mainichi.jp/select/news/20121117k0000m030021000c.html
中国:習総書記に台湾総統から祝電…各国・地域の反応
毎日新聞 2012年11月16日 19時25分

 中国共産党総書記に習近平(しゅう・きんぺい)氏が就任し、新指導体制が始動したことに対し、米国が関係重視を表明するなど、各国・地域から反応が相次いだ。

 ◇米国
 【ワシントン海保真人】習氏の中国共産党総書記就任について、米国務省のトナー副報道官は15日の会見で「中国の前指導部とはうまくやってきたので、新たな指導部ともうまくできるよう楽しみにしている」と語った。特に経済関係での中国との「協力的なパートナーシップ」の構築を重視していることを表明した。

 トナー氏は経済以外でも、地域的、世界的問題での協力のほか、人権問題での進展を新指導部に促したい意向を示した。

 ◇台湾
 【台北・大谷麻由美】台湾の馬英九(ば・えいきゅう)総統(国民党主席)は15日、中国共産党総書記に就任した習氏に祝電を送った。中国の総書記就任に伴い台湾側から祝電が送られるのは初めてで、中台関係の改善を反映した形だ。馬総統は現在の中台関係を「60年来で空前の平和と安定に達した」と表現。「未来に向かって、相互信頼と協力を強化しながら、新たなチャレンジをしたい」と連携を呼び掛けた。これに対し、習総書記は「中華民族の美しい未来を共に切り開こう」と返電した。

 ◇韓国
 【ソウル共同】韓国外交通商省報道官は15日の定例記者会見で、習氏の新体制が発足したことについて「新世代の新たな指導部が構成されたことを歓迎する」と話した。新指導部との間でも中韓関係が発展することを期待するとも述べた。

 ◇北朝鮮
 【ソウル共同】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は15日、習氏に祝電を送った。

 祝電で、伝統的な中朝の親善関係が今後も強化されることを確信し、習氏の活動で大きな成果が上がることを祈念すると伝えた。

 ◇フィリピン
 【バンコク岩佐淳士】習氏による新体制発足について、南シナ海の領有権問題を巡り対立するフィリピン外務省は15日、「2国間の政治的関係の改善と経済協力の継続を期待している」とのコメントを発表した。

4275チバQ:2012/11/16(金) 22:35:38
http://www.asahi.com/international/update/1116/TKY201211160631.html

2012年11月16日18時12分
習総書記の語り口に関心集まる 
国民は「新鮮」の報道関連トピックス胡錦濤 [PR]

 【北京=奥寺淳】中国共産党トップに就任した習近平(シーチンピン)総書記の語り口が注目を集めている。演説でも難解な共産党の政治用語は控えめで、笑顔も交えて語りかけ、「新鮮さを感じる」(中国紙)との声が出た。格差などの問題解決に期待も込められているようだ。

 注目が集まるのは胡錦濤(フーチンタオ)・前総書記と好対照だからだ。胡氏は演説でも表情を変えることが少なく、真面目で硬いイメージが定着していた。外国要人との会見でも「教科書通り」で、ジョークを飛ばす姿もほとんど伝えられなかった。

 これに対し、習氏は15日、新リーダーとして初めて臨んだ記者会見に、右手を挙げ、にこやかな表情で現れた。「長々と待たせてしまって」「皆さん、本当にお疲れさん」。記者の顔を見ながら話す様子には、辛口の意見が多いインターネット上でも「すがすがしい感じがする」「なんだか信じられそう」などの書き込みが目立った。

4276チバQ:2012/11/17(土) 18:44:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121117-00000024-mai-cn
<中国>習近平夫人、対中イメージ変える?歌手
毎日新聞 11月17日(土)11時53分配信

 中国共産党総書記に就任し来春には国家主席になる習近平(しゅう・きんぺい)氏(59)の夫人は、「国内では習氏より有名」な歌手、彭麗媛(ほうれいえん)さん(49)だ。歴代の中国トップの夫人は地味だったが、華やかな舞台に立ってきた彭さんは正反対。次期ファーストレディーは、日本人の対中イメージを改善できるか。【長野宏美、台北・大谷麻由美】

 「♪春を愛する人は心清き人」

 09年11月、学習院大学(東京都豊島区)のホールで彭さんは「四季の歌」を歌った。自ら芸術監督を務める中国歌劇の上演後、日本の歌手、芹(せり)洋子さんと日本語でデュエットした。彭さんは中国国内の公演でも「四季の歌」を歌うことが多い。

 20回近い訪中経験があり、彭さんと3回共演した芹さんは「すごく明るくてオーラが出ている人。堂々と構え、舞台を牛耳って、周りがかいがいしく動いており、女王蜂のよう」と話す。09年の舞台の際は、夫が次期最高指導者になる時期が近づいており、付き人から「(ファーストレディーになったら)好きな歌が歌えなくなる。だから今、歌っておきたい」という彭さんの胸の内を聞いた。

 彭さんは1962年、山東省※城(うんじょう)県で、文化会館館長の父と劇団女優の母の間に生まれた。14歳から声楽を学び、その後人民解放軍所属歌手として全国巡回公演に出演するなど活躍してきた。(※は「軍」に「おおざと」)

 ◇ちょっとダサイ

 習氏は80年代初め、元英国大使の娘と結婚したが、数年で離婚。2人は86年、友人の紹介で知り合った。中国メディアによると、福建省アモイ市副市長だった33歳の習氏は、有名人の彼女を知らず「どんな曲を歌うんですか」と尋ねた。24歳の彭さんは「ちょっとダサイ。それに老けて見える。でも、純朴な人」と思ったという。

 翌年結婚し、92年には女の子が誕生。習氏は07年まで地方勤務が続き、別居生活だったが「近平は夫としても父親としても最適の人」と評価する。

 江沢民(こう・たくみん)前国家主席や胡錦濤(こ・きんとう)現国家主席の夫人らは海外にはほとんど同行せず、国内でも露出は最小限だった。彭さんは海外公演も多数こなしてきており、イメージを一変させる可能性がある。

 芹さんが注目するのは、音楽活動を通じて築いた党幹部との幅広い交流、そして軍所属で少将という身分だ。「習氏の出世は彼女の力が働いた面もあると思う。胡主席も彼女を応援していた」。文化芸術面で自分がリーダー的な役割を持つことを意識し、夫を引っ張っていく意思を持っているようだと話す。“地味な夫”をどこまでひき立てられるか。

4277チバQ:2012/11/17(土) 18:45:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121117-00000010-asahi-int
中国の「顔」も交代 42歳女性、外務省報道官に
朝日新聞デジタル 11月17日(土)9時59分配信


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新しい中国外務省の報道官に就任する華春瑩氏=中国外務省のホームページから

 中国外務省は16日、新しい報道官に女性の華春瑩・副報道局長(42)が就任すると発表した。平日は原則毎日会見に応じる外務省の「顔」となる。19日から登場する。

 華氏は、外務省で約20年の経験があり、シンガポールや欧州連合(EU)の在外公館でも勤務。かつて、こわもて報道官として知られた秦剛報道局長は華氏を「経験も豊富で、コミュニケーション能力に優れている」と紹介した。

 華氏は「中国は世界をより一層理解し、世界も中国をさらに理解する必要がある」と語った。習近平(シーチンピン)総書記が前日の就任会見で語ったのと全く同じ言葉だった。今後は、尖閣諸島問題で日本政府への強い批判を繰り返す洪磊・副報道局長と一緒に会見を担当するという。女性の報道官は厳しい受け答えで知られた姜瑜・前副報道局長以来。(北京=奥寺淳)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121117-00000009-maiall-cn
<中国>女性報道官が就任 「新鮮さ」打ち出す狙い
毎日新聞 11月17日(土)9時49分配信

 【北京・米村耕一】中国外務省の新報道官、華春瑩(かしゅんえい)副報道局長が16日、定例会見の場に初めて姿を現した。姜瑜(きょうゆ)前副報道局長が4月に退任して以来の女性報道官で、習近平総書記体制発足のタイミングに合わせた登場は「新鮮さ」を打ち出す狙いがありそうだ。

 華氏は会見の場で、「中国はさらに世界を理解する必要があり、世界もさらに中国を理解する必要がある」と習氏の15日の記者会見での発言をそのまま引用。外交面でも、習氏による新体制が始まっていることを印象付けた。笑顔を絶やさない話しぶりは姜氏に比べ、穏やかな印象が強い。姜氏は中国の人権問題などを記者が提起すると、激しく反発してみせるなどこわもてぶりで知られた。国力の増大に伴い、周辺国から警戒感を向けられることが多くなった中国。外交の「ソフト」なイメージを演出するための人選だった可能性がある。

4278チバQ:2012/11/17(土) 18:46:44
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121117/mcb1211170500005-n1.htm
中国「国進民退」の克服必須 習新体制、成長持続へ課題 (1/2ページ)2012.11.17 05:00
 中国共産党の新たな最高指導者に就いた習近平総書記は経済発展の深化を目指す。だが、北朝鮮で経済を学んだエコノミストや債務を通じインフラを整備してきた地方のトップを中央政治局常務委員としたことで、さまざまな課題も浮き彫りとなっている。

 15日に選出された常務委員7人のうち、張徳江副首相は平壌にある金日成総合大学で経済学を修め、張高麗・天津市党委書記は同市でニューヨークのマンハッタンを模したようなビル建設を進めた。ほかに習総書記、李克強副首相のトップ2人に加え、兪正声・上海市党委書記、王岐山副首相、劉雲山・党宣伝部長も選ばれた。

 高齢化社会の進展と賃金上昇が中国の「世界の工場」としての吸引力が減退しているなか、経済における政府の役割縮小が経済成長持続の鍵となる可能性が高い。習総書記には浙江省党委書記として民間企業を支援してきた実績があるが、国家の権限により深く関与してきた新常務委員も何人かいる。

 中国分析の著書で知られるジェームズ・マグレガー氏は「多くが習総書記の指導者としての資質と勇気にかかっている」と指摘。「中国はインフラ整備をうまく成し遂げ、今の経済的地位を築いた」としながら、国有企業が支配する産業が「経済成長の息の根を止めつつある。中国指導部は民間企業を再び鼓舞する必要がある」と述べた。

 国有企業の存在が大きくなり過ぎ民間企業を圧迫する「国進民退」が問題となるなか、習総書記は来年3月には総書記を退いた胡錦濤氏から国家主席の座も引き継ぐ。

 世界最大の債券ファンドを運用する米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は、中国の経済成長率が来年7%に落ち込み、23年ぶりの低成長になると予想。英スタンダードチャータードは、国有企業に対し競争原理をさらに導入する市場改革なしには10〜15年以内に年間成長率が3〜4%に落ち込む可能性があるとみている。(ブルームバーグ Michael Forsythe、Kevin Hamlin)

4279チバQ:2012/11/17(土) 18:48:13
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201211160071.html
中国共産党政治局員、最高指導部以外には改革派や女性も2012年11月16日


11月16日、中国共産党政治局常務委員の7人は全て男性で、改革派とみなされる人物もほとんどいないが、常務委員以外には改革派や女性もいる(2012年 ロイター)
 [北京 15日 ロイター] 15日にお披露目された中国共産党の新たな最高指導部、政治局常務委員の7人は全て男性で、改革派とみなされる人物もほとんどいない。だが、常務委員以外の政治局員18人に目を広げると、政治改革に比較的前向きとされる2人や1960年代生まれの若手2人が選ばれており、彼らは今後5年間、主要な政策決定に携わることになる。

 政治局員にはまた、文化大革命が最高潮に達していた1969年に毛沢東らの妻が名を連ねていた時以来初めて、女性2人が選ばれた。孫春蘭(62)と劉延東の両氏だ。

 複数の関係筋によると、孫氏は天津市のトップとなる党委書記の最有力候補。一方、劉氏は副首相に就くと見込まれている。

 常務委員7人も含めた政治局員25人は、各省・地域からの軍人や文民の混成集団となっている。

 汪洋・広東省党委書記と李源潮・党中央組織部長は常務委員入りがかなわなかった政治局員。だが、5年後の次回党大会でも常務委員の有力候補となりそうだ。

 今回、改革派とされる両氏が最高指導部入りしなかったことについて、汚職や社会不安、環境汚染に取り組んでいる党の改革能力に疑問を呈する声も出ている。

 米シンクタンク、ブルッキングス研究所のシニアフェローである李成氏は「人々は李源潮、汪洋両氏に何があったのか聞きたいのではないか」と指摘。常務委員のメンバーが保守的な陣容となったことで、「圧倒的な」政治的障害に直面する可能性があると警告した。

 新たな政治局常務委員の平均年齢は63.4歳と、5年前の時点における前回の常務委員の平均62.1歳から上昇した。一方、新たな政治局員の平均年齢は61.16歳と、5年前の61.44歳からやや低下している。

 平均年齢の引き下げに貢献したのは、次世代の指導者と目される孫政才、胡春華の両氏。ともに49歳と若く、10年後の最高指導者候補だ。この世代は環境破壊や貧富の格差拡大といった中国の将来を左右する課題への意識が比較的高いとされる。

 孫氏は重慶市党委書記、胡氏は広東省党委書記に就くとみられている。

 新華社によると、郭金竜・北京市党委書記が政治局員に昇格。韓正・上海市長も政治局員入りし、同市党委書記に就任するとみられる。

 孟建柱・公安相も政治局員に選出され、警察、検察、裁判所を統括する党中央政法委書記に就く見込み。党中央政法委書記はこれまで政治局常務委員のポストとして周永康氏が担当していたが、失脚した元重慶市トップ薄煕来氏と親密だったとされる周氏の権力が大きくなりすぎたことを受けて、政治局員のポストとなる。

 劉奇葆氏も政治局員入り。メディアやインターネットを統括する党宣伝部長への就任が確実視される。

 軍の制服組トップとなる党中央軍事委員会副主席に任命された范長竜、許其亮の両氏は、軍代表として新たに政治局員入りした。

4280チバQ:2012/11/17(土) 18:49:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121117-00000099-jij-int
国家副主席に就任か=胡主席派の李源潮氏―中国
時事通信 11月17日(土)17時2分配信

 【香港時事】米国の中国語ニュースサイト・多維新聞網と博訊新聞網は17日、消息筋の話として、胡錦濤中国国家主席をはじめとする共産主義青年団(共青団)派の有力者で共産党中央組織部長(政治局員)の李源潮氏が来年春の全国人民代表大会(全人代=国会)で国家副主席に就任する可能性が大きいと報じた。
 李氏は党中央香港・マカオ工作協調小組組長も兼務する見込み。李氏は先の第18回党大会で最高指導部の政治局常務委員に昇格できなかったが、国家副主席と同小組組長を兼ねれば、事実上は常務委員に準じる地位を得ることになる。

4281チバQ:2012/11/18(日) 00:17:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012111700313
習氏、軍事闘争準備を指示=尖閣、南シナ海念頭か−胡氏から軍トップ引き継ぎ・中国
 【北京時事】17日の国営新華社通信によると、中国の胡錦濤国家主席と習近平・共産党総書記(党中央軍事委員会主席)は、16日に北京で開かれた中央軍事委拡大会議に出席した。この中で、胡氏は「習同志は総書記と軍事委主席に就任することに合格した」と述べ、後継として問題がないことを強調。習氏は今後の軍の任務として「断固として党中央の指揮に従い、軍事闘争準備の優先的地位を揺るぎなく堅持し、国家主権を守らなければならない」と指示した。
 胡氏は15日の党第18期中央委員会第1回総会(1中総会)で、総書記と軍事委主席を退任し、習氏に譲った。今回の軍事委拡大会議は軍トップの引き継ぎとともに、尖閣諸島や南シナ海などの問題を念頭に「わが国の安全環境は多くの新たな状況・問題・挑戦に直面している」(胡氏)中で、軍の闘争準備を加速化させる狙いもありそうだ。(2012/11/17-21:32)

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4282チバQ:2012/11/18(日) 00:18:38
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20121117/frn1211171443007-n1.htm
習体制、円満継承アピールも水面下で権力闘争 就任演説では前任者の理念無視2012.11.17


 中国共産党は16日、新総書記に就任した習近平国家副主席が主宰する初の第18期中央政治局会議を北京で開き、習体制が本格始動した。習氏は会議に先立ち、胡錦濤前指導部の引退を「崇高な徳性を体現した」と称賛。表向きは円満な権力継承をアピールしているが、裏ではさまざまな思惑が渦巻いている。

 習氏は北京の人民大会堂で15日、党大会の代表らを前に重要講話を発表。「(胡氏らは)率先して党中央の指導ポストを退き、崇高な徳性と高潔な人格を体現した。敬意を表する」と述べた。胡氏は人事をめぐる主導権争いで「江沢民前国家主席派の攻勢を受けて完全引退に追い込まれた。習氏は、完全引退の称賛で胡氏のメンツを保とうとした」(外務省関係者)との見方がある。

 だが、習氏は就任直後のスピーチのなかで、胡政権の政策理念である「科学的発展観」や「和諧(調和)社会」には一切触れなかった。政権を引き継いだ直後の指導者が、「いきなり前任者を無視するような演説をすることは珍しい」(中国通のジャーナリスト)と関係者を驚かせた。

 習氏による完全引退の称賛は、総書記引退後も軍事委主席にとどまり「院政」を敷いた江氏への皮肉ではないかとの受け止め方も出ている。褒め言葉のなかには、権力を巡る多くの駆け引きが含まれているようだ。

4283チバQ:2012/11/18(日) 00:20:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121117-00000014-mai-int
<米国>ミャンマー制裁、大半を解除
毎日新聞 11月17日(土)10時31分配信

 【バンコク白戸圭一】米国務・財務両省は16日、03年から発動してきたミャンマー産品輸入禁止の制裁措置について大半を解除したと発表した。オバマ大統領が19日に米大統領として初めてミャンマーを訪問する前に、ミャンマー政府による民主化へ向けた改革努力を評価するとともに、一層の民主化進展を促す狙いがある。これにより、米国がミャンマーに科していた主要な経済制裁は事実上すべて解除された。

 両省の声明によると、今回の制裁解除は、ミャンマー政府が政治囚釈放や少数民族との和解など一連の改革に取り組んできたことを評価した措置。ミャンマー国内で採掘されたルビーと翡翠(ひすい)に関しては、同国軍関係者の資金源になっているとみて、引き続き米国への輸入を禁止する。声明はミャンマー政府に対し、北朝鮮との関係断絶や少数民族との更なる和解、腐敗との闘いなど一層の改革を求めている。

 03年に発動されたミャンマー産品の輸入禁止は、同国の主力製造業の縫製産業に打撃を与えることを狙った制裁措置。発動の結果、制裁発動前年の02年に総額4億3900万ドル(約350億円)あったミャンマーの衣料品輸出は、米国への出荷停止で半減した。

 ミャンマー政府の改革を評価するオバマ政権は今年に入って段階的に制裁を解除し、7月には15年ぶりに米企業の対ミャンマー新規投資を解禁。ミャンマー産品の輸入禁止については、クリントン国務長官が今年9月、国連総会出席のため訪米したミャンマーのテインセイン大統領に対し、輸入解禁へ向けた手続きを開始すると伝えていた。

4284チバQ:2012/11/18(日) 05:05:23
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121109/mcb1211090501003-n1.htm
【ミャンマー開発の息吹】(上)遅い日本の支援に いらだち (1/2ページ)2012.11.9 05:00
 ミャンマーの新外国投資法の成立・施行が決まり、2013年には最大都市ヤンゴン近郊のティラワ経済特区(SEZ)の開発も始まる。欧米の経済制裁緩和で、諸外国の対ミャンマー投資が今後、本格化するとみられるが、特にミャンマー国民の期待が高いのが日本からの投資と支援だ。熱い期待に日本は応えることができるのか、ミャンマーの最新事情をリポートする。

 「日本の技術をもってすれば、20階建てのホテルぐらい、1年で建つでしょう。とにかく急いでもらいたい」

 テイン・セイン大統領の側近で、外国投資の受け入れ窓口である「ミャンマー投資委員会(MIC)」の委員長、ソー・テイン大統領府大臣は、ネピドーの大統領府を訪れた日本の企業関係者らを前に、冗談とは思えない勢いでまくし立てた。

 委員長は「とにかく、日本はやることが遅い。私はもう1000社の日本企業の幹部と会ったが、何も決まっていない」というが、ミャンマー側の言い分はどこでも同じだった。とにかく2015年の総選挙までに結果を見せてほしいと訴える。

 ◆中韓のスピード魅力

 期待が高いがゆえに、半年前にも「NATO(ノーアクション、トークオンリー)」と揶揄(やゆ)されていた日本だが、ミャンマーの人々にとって、日本の姿は今もあまり変わりがないようだ。日本は手続きと準備を大事にするが故に時間がかかるのだが、それが分かっていても、韓国や中国企業のスピードが魅力なのだ。

 10月21日、最大都市ヤンゴンの近郊、ティラワにあるティラワ国際港(MITT)事務所で開かれた日本貿易振興機構(ジェトロ)主催のティラワSEZ見学会の席でのこと。日本企業の参加者から電力供給について聞かれたミャンマー側の担当者は「ご安心ください。(ヤンゴンの)タカタ地区に韓国政府が作る火力発電所から送られてきます」と平然と答えた。

 慌てた経産省の担当者が「日本がティラワSEZに発電所を建設します。タカタは計画だけです」と、釈明に追われる場面があった。

 タカタ地区にはもともと日本が建設したガス発電所があるが、老朽化に伴い増設を計画中。ところが、日本が調査を進めていた最中に、その隣接地に韓国が新たな発電所を建設することでミャンマー側と合意、記者会見で発表したのだ。

 日本の政府開発援助(ODA)関係者によると「韓国は燃料となる天然ガスの調達先も値段も決まっておらず、売り先も決まっていない状況。こうした段階で、計画発表などあり得ない」という。

 しかし、ミャンマー政府のある幹部は「いい加減な話だとは思っても、1日でも早く国民に成果を見せたい以上、仕方がない。最終的に、日本がそれより早く完成させればいい」と真顔で話す。

 ◆NATOから4Lへ

 ミャンマーの人の目に、今の日本の姿はどう映っているのか。「まだ、日本はNATOなのか」と改めて聞いてみた。すると「違う。4Lといわれている」との回答があった。つまり、Look(見て)、Listen(聞いて)、Learn(学んで)、そしてLeave(去る)の4Lだというのだ。

 一方、日本側にすれば、手続きに時間がかかるのはミャンマーの官僚組織や政府部内の調整不足も原因だとの思いは強い。迅速な支援実施には、こうした双方の認識の違いを改めてすり合わせる必要がありそうだ。(ヤンゴン 宮野弘之)

4285チバQ:2012/11/18(日) 05:06:06
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121110/mcb1211100502000-n1.htm
【ミャンマー開発の息吹】(中)中古車輸入激増 思わぬ摩擦も (1/2ページ)2012.11.10 05:00

ヤンゴン市内の中古車ブローカー市場には日本車がずらり。現金取引で、保証などはなく、整備も自己責任だ【拡大】

 昨年秋に自動車の輸入、特に中古車輸入の規制が緩和されたことを受けて、ミャンマーでは爆発的な勢いで車が増えている。同時に値段は昨年の10分の1に大幅低下。5年落ちの日本製の小型中古車(排気量1300〜1500cc)なら日本からの輸送費や関税、輸入税、さらにライセンス料などすべて込みで、およそ120万円ほどで手に入る。そのなかで、最も多いのはトヨタ車だが、次いで多いのがホンダ車だ。なかでも人気なのがハイブリッド車「インサイト」の中古車で、ヤンゴン市内ではよく目にする。

 ◆「看板守ったのに」

 そこで、ヤンゴン国際空港からダウンタウンに向かうメーンストリート沿いでホンダの看板を掲げた整備工場に、話を聞きに行くと、思わぬ答えが返ってきた。

 「ホンダからは検査機も整備マニュアルも部品さえ送ってこない。せっかくこれまでホンダの看板を守ってきたが、もう限界だ」。そう話すのは、この工場を経営するユニ・アジア・モーターズのシャヒーク・ウル・ラーマン社長だ。

 ラーマン社長によると、同社は1994年11月にホンダの100%子会社であるホンダトレーディングと代理店契約を結んだが、その後、欧米による経済制裁が始まると、ホンダトレーディングは撤退。部品やマニュアルさえ一切、提供されなくなったという。タイ・ホンダにも接触したが取引を断られ、現在は台湾やシンガポールの業者を通じて、整備マニュアルや部品を手に入れて整備している状態だとも。

 「普通の車ならともかく、ハイブリッド車は機材やマニュアルなしでは整備は難しい。整備不良が原因で事故が起これば、ホンダのブランドが傷つくから一生懸命やってきた。なぜ、彼らは取引を拒むのだろうか」と、ラーマン社長は肩を落とした。

 こうしたラーマン社長の嘆きが届いたのか、ホンダ広報部によると、ホンダトレーディングとユニ・アジア・モーターズは7日、ヤンゴンで部品供給などについて協議を始めたという。

 ◆信頼厚いからこそ

 ホンダがミャンマー再進出を検討するようになったことで、やっと動いたようだが、ミャンマーでは日本企業に対する信頼が厚いだけに、対応を誤れば、逆に失望を招きかねないことを示した形といえる。

 それでも「日本の大手企業と組んでビジネスをさらに大きくしたい」と期待を語るのは、ヤンゴン市内で自動車整備工場や自動車ショールームなどを幅広く経営するミン・スエ氏(58)だ。運送業や不動産なども扱うミャンマー有数の実業家。最近、高年式の日本の中古車が大量に輸入されたこともあって、洗車需要も急増しているとか。

 ミャンマーでは自動車の登録料が高く、ナンバープレートを取ることが難しかったこともあり、ナンバープレートとシャーシを残して、エンジンやボディーなどをすべて新品に替えてしまうこともあったとか。

 それだけに「日本の整備士は車を一人で組み立てられないだろうが、われわれはできる。必要なのは新しい知識だけだ」と、胸を張る。

 ただ、ミン・スエ社長は最近輸入される日本の中古車が高年式でほとんどがオートマチック車なのに、ミャンマー人の多くがオートマの運転の仕方などを習っていないことを懸念する。旧政権下では、運転免許も金さえ出せば手に入れることができたため、交通法規も知らずに運転している人が多く、事故も絶えない。

 ミャンマー政府は今後、バスなど公共交通機関の整備を急ぎ、信号や横断歩道の整備などを進めるが、輸入中古車の急増に対応しきれないのが実情のようだ。(ヤンゴン 宮野弘之)

4286チバQ:2012/11/18(日) 05:06:55
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121113/mcb1211130503002-n1.htm
【ミャンマー開発の息吹】(下)南部回廊の拠点 ダウェイ特区 (1/3ページ)2012.11.13 05:00
 ミャンマーが外国投資の受け皿として整備を急ぐ主な経済特区(SEZ)は、北部のチャウピュ、ヤンゴン近郊のティラワ、南部ダウェイの3カ所だ。日本企業の関心が最も高いのがティラワだが、ミャンマー政府にとってはダウェイも重要。ダウェイはミャンマーからタイ、カンボジアを抜け、ベトナムにつながる「南部経済回廊」の西の起点で、2015年の東南アジア諸国連合(ASEAN)統合を前に開発を進めたい考えのようだ。

 ミャンマー最大都市ヤンゴンから南へ直線で約360キロ。ダウェイはインド洋の東、アンダマン海沿いに南下し、飛行機で1時間ほどのところにある。新政権発足に伴い「管区」から「地域」に呼称が変わったタニンダーリ地域の首都でもある。

 この1年、ヤンゴンやネピドーから多くの役人が移り住み、地域政府の建物や公務員宿舎の建設が進む。郊外には映画館が入った大型ショッピングセンターも予定されている。

 深海港を中心にしたダウェイSEZの開発現場は、ダウェイの中心部から四輪駆動車で山の中を2時間ほど走ったところにある。山を超えたところには、英国植民地時代からリゾートとして有名なマウンマガンビーチがあり、風光明媚(めいび)な場所だ。

 ◆深海港建設手つかず

 現地には、開発主体となるダウェイ開発会社(DDC)のビジターセンターとセミナールーム、事務所のほか、社員寮やゲスト用宿舎が並ぶ。ビジターセンターには、SEZの完成予想図や、開発に伴って引っ越しを余儀なくされた地元住民への住宅の提供や就職支援などの取り組みを説明するディスプレーが陳列されていた。

 DDCの広報担当者によると、同地区からタイ国境までの道路と、そこから先のタイ側の道路が完成すれば、バンコクまで約350キロ、車なら数時間で行けるようになる。来年早々には、タイとの国境部分の道路が開通する見通しだ。

 これまで視察に訪れたのは、タイを除けば、ほとんどが日本企業関係者で、残りはシンガポール企業が来た程度という。

 ダウェイSEZの目玉である深海港の建設や工場用地の整備は、まだ手つかずの状態。進んでいるのは、海岸からまっすぐにタイに向かう道路建設で、海岸の起点から1キロごとに表示が立てられている。

 ダウェイSEZ全体の開発予定面積は約205平方キロメートル。ティラワSEZの約10倍もの広さだが、当時の軍政が開発をタイのゼネコン、イタルタイ1社に丸投げしたため、資金難から工事が停滞していた。

 さらに、深海港の建設や火力発電所の設置などが環境破壊につながるとして、周辺の少数民族も巻き込んで反対運動が続いていた。それでも新政権で少数民族との和解交渉が順調に進み、火力発電所建設を中止するなど地元の意見を聞き入れる姿勢を示したことで、ようやく工事が進み出した。

 ◆日本の支援を期待

 実務にあたるダウェイSEZ管理委員会(仮称)のティン・マウン・スエ委員長は今後の段取りについて、「ミャンマー、タイ両政府の委員会が資金問題を含めて協議を始めた。両国政府が合意すれば、タイ政府やタイの銀行からの融資も実行される。それから、アジア開発銀行(ADB)や日本に協力支援を要請する。ダウェイは日本にとっても重要なところ。ぜひ支援を期待している」と話した。

 ただ、ダウェイ開発に限らず、ミャンマー側はとかく「人頼み」の姿勢が目立つ。新政権発足から1年半が経ち、各国の支援が本格化するのを前に、ミャンマー政府、そしてミャンマー国民自身が、何ができ、何をすべきかを真剣に考えるときが来ているのではないか。(ヤンゴン 宮野弘之)

4287チバQ:2012/11/18(日) 22:33:13
http://mainichi.jp/select/news/20121119k0000m030067000c.html
韓国大統領選:野党候補一本化に向け駆け引き激化
毎日新聞 2012年11月18日 20時18分(最終更新 11月18日 22時22分)
 【ソウル西脇真一】韓国大統領選(12月19日)の投票まで1カ月に迫るなか、最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補(59)と無所属の安哲秀(アン・チョルス)候補(50)による野党候補一本化に向けた駆け引きが激しさを増している。18日、安氏による「党の刷新」の要望を受け入れる形で民主統合党の李海瓉(イ・ヘチャン)代表が自身を含む指導部の総退陣を発表。これを受け、両候補による会談が急きょ設定され、中断していた一本化協議を19日に再開することで一致した。

 両陣営によると、会談では協議再開のほか、既得権と特権の打破や国会議員定数の調整などを掲げた「新しい政治共同宣言」に合意。政権交代に向けた協力も再確認した。

 これに先立ち、国会で会見した民主統合党の李代表は「われわれの存在が候補者一本化を拒否したり遅延させたりする口実となってはならない」と総退陣の理由を説明した。文候補は早期一本化に向け「世論調査方式であれ世論調査プラスアルファであれ、一本化の方法は安候補側に任せたい」と述べた。

 両候補は6日に会談し、一本化に合意。決定方法などを決める協議も始まった。しかし、安陣営は民主統合党や文陣営が「安氏譲歩論」を盛んに流しているとして問題視。14日に「譲歩論を盛んに流し、安候補の支持率を下げるよう世論工作をしている」(安陣営)として、協議の中断を表明した。

 さらに、安氏自身は「古い思考と行動様式を断ち切り認識の大転換を」と文候補に要求。民主統合党の体制刷新などを意味すると受け止められている。

 民主統合党は昨秋のソウル市長選で候補を擁立できず、存亡の機にあると言え、今回は「200万党員に対する責任があり譲歩はありえない」(文陣営幹部)と必死。総退陣を発表した李代表は「これ以上、文候補の苦悩を見ていることはできない」と語った。

 一方で、李代表は「個人の権力欲と有利不利を計算し一本化の時期を引っ張ったり決裂させれば国民が許さぬ」と安陣営をけん制。さらに「わが党を旧態政党と指さし、民主化運動で頑張ってきた者を切り捨て対象とすることは金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)」両元大統領に対する冒とくだ」と非難した。

 主導権争いは続くとみられ、安陣営の関係者は「今後、文陣営が攻勢をかけてくるだろう。また、民主統合党内では安氏に対する反発も強まる可能性が高い」と警戒している。

 これらの動きに対し、朴槿恵(パク・クネ)候補(60)を擁する与党セヌリ党報道官は「民主統合党指導部は安候補にささげられたいけにえだ」などと皮肉った。

4288チバQ:2012/11/18(日) 23:11:36
http://www.cnn.co.jp/world/35024452.html
1年間で激変したミャンマー 改革は続くか
2012.11.18 Sun posted at 17:15 JST

(CNN) オバマ米大統領は19日に現職の米大統領としては初めてミャンマーを訪問する予定だが、これは、ミャンマーの民主化への努力に対する最大級の支持表明となるだろう。

2011年12月のクリントン米国務長官による歴史的なミャンマー訪問以降の1年間で、同国は大きく変化した。クリントン長官の訪問に伴い、他の報道機関とともにCNNも久しぶりに入国を認められたが、半世紀もの間、詳しい取材や報道を拒絶してきた国にとっては大きな変化だった。

オバマ大統領のミャンマー訪問は、西部ラカイン州でイスラム教徒のロヒンギャ族と仏教徒との衝突が続く中でのこととなりそうだ。国連によると、この数週間で少なくとも80人が殺害され11万人が避難を余儀なくされている。

一方で、テインセイン政権の正統性を高めることにつながる今回の訪問がオバマ大統領にとって適切なタイミングなのか疑問視する声も一部で上がっている。

しかし、過去1年半の間にミャンマーで大きな変化が起きていることに間違いはない。

軍がいまだに大きな支配力を持ってはいるが、見かけ上では民主的な政権が樹立された。何百人もの政治犯が釈放されたほか、政府と一部の民族グループとの間では停戦協定も締結され、政治・経済改革も順調である。

過去1年間の取材で見られたもう1つの明確な変化は、ミャンマーの人々の取材に対する態度だ。昨年の取材時には、報復を恐れてカメラの前で話してくれる人はごくまれで、時にはカメラなしでも話を拒まれた。何十年にもわたる軍事政権支配により言論の自由はなかった。

しかしそれからわずか4カ月後、拘束・軟禁を解かれたアウンサンスーチー氏が率いる最大野党・国民民主連盟(NLD)がほとんど全議席を獲得した今年4月の連邦議会補欠選挙では、人々からは警戒感は消え失せていた。何千人もの熱狂的なスーチー氏支持者たちは、この20年間の大部分、自宅軟禁下にあった同氏のポスターを掲げて制約なしに喜びを爆発させていた。ほんの2、3年前には、このような行動は逮捕や投獄につながっていたのだ。

最大都市ヤンゴンの出身である男性はこの選挙について、「ミャンマーの人々は刑務所の中で生活していたが、アウンサンスーチー氏は刑務所の扉をあける鍵を持っていた」と簡潔に説明してくれた。

我々取材陣は街中で歓迎を受け、感謝された。ミャンマーの人々はまるで、今回の変革を記録に残すことが、変革が二度と覆ることがないことを意味していると感じているかのようだった。

しかし、これまで話をした多くの人々の中でも、物質面で生活が改善したと語る人はいなかった。彼らは、より大きな希望を持ち、民主化は可能だと今では信じてはいるが、生きていくためには苦闘を続けている。

ミャンマーの人々にとって日々の暮らしは過酷である。50年前にはアジアで最も豊かな国の1つであったこの国は、いまでは最も貧しい国の1つとなっている。政府は、組織の維持や、貪欲な海外投資家が国内の資源などを略奪するのを防止するための法律改定に取り組んでいる。

ラカイン州での民族対立は、異民族間の和解を模索するテインセイン政権の努力を試すものとなっている。

ミャンマーでの幾つかの変化が迅速なものであったことや、テインセイン大統領の働きが国際社会からの称賛に値するものであることには疑いはない。しかし、国の全てのレベルにわたる改革は未完成であり、報道関係者の中ではその失敗を懸念する声もある。

4289とはずがたり:2012/11/19(月) 00:49:22

習近平氏の元勤務地で暴動1万人、警官隊と衝突
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20121118-567-OYT1T00598.html
2012年11月18日(日)19:01

 【広州=吉田健一】中国福建省寧徳市福安で17日夜、公安当局に不満を持つ多数の住民が、交通事故をきっかけに警察車両を破壊するなど暴徒化した。

 香港の人権団体・中国人権民主化運動ニュースセンターによれば暴動に加わった住民は約1万人で、警官隊との衝突で少なくとも20人が負傷し、100人以上が拘束されたという。

 同市は、15日に就任した 習近平(シージンピン)共産党総書記が1988〜90年に党委員会書記を務め、腐敗摘発に力を入れたとされる場所。党宣伝部門は中国版ツイッター「微博」から関連の書き込みを削除するなど情報統制に躍起となっている。

 福安公安当局は、無免許の運転手が起こした交通事故をきっかけに、「少数が警察車両を破壊した」としている。しかし同センターは、公安当局が約5万元(約63万円)でナンバープレートを不正に売っており、住民は事故を起こした車が不正プレートを付けていたと疑い暴徒化したと伝えた。

4290とはずがたり:2012/11/19(月) 17:41:30

ごみ箱内で5男児死亡 中国、CO中毒か
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20121119-1049039.html

 19日付の中国各紙によると、中国貴州省畢節市で16日、大型のごみ箱の中で男児5人が死亡しているのが見つかった。地元当局の調べで、5人はいずれも一酸化炭素(CO)中毒と判明。ごみ箱の内に木炭を燃やした跡があることから、地元当局は、暖を取っていて死亡した可能性が高いとみている。

 貴州省は中国で最も貧しい省の一つ。5人の詳しい身元は不明だが、経済的な理由から両親に捨てられるなどした子どもとみられる。現場付近に地元政府の事務所があり、ネット上では男児らを救えなかった当局への批判の声も上がっている。(共同)

 [2012年11月19日11時46分]

4291チバQ:2012/11/19(月) 23:26:15
>>4138の報道通り
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121119/chn12111918590004-n1.htm
人事部門トップに趙楽際氏 中国共産党
2012.11.19 18:57

 中国共産党は、党幹部らの人事を管轄する党中央組織部長に趙楽際陝西省党委員会書記を充てる人事を決めた。国営新華社通信が19日伝えた。

 前任の李源潮氏は来年春に国家副主席に就任するとの観測が出ている。

 趙氏は先の第18回党大会を経て指導部を構成する政治局員(25人)に昇格したほか、書記局書記にも選出されており、習近平党総書記の下で幹部の人事評定や異動などの党務を取り仕切る。

 香港紙は、趙氏が胡錦濤国家主席、習氏の双方の支持勢力から受け入れられる人物で、中央組織部長に最適とされたと伝えている。(共同)

4292チバQ:2012/11/19(月) 23:27:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121119-00001370-yom-int
オバマ氏、ビルマと呼ばず…隣の大統領に配慮?
読売新聞 11月19日(月)22時28分配信

 【ヤンゴン=白川義和】オバマ米大統領は19日、ヤンゴンでミャンマーのテイン・セイン大統領と会談した後で記者団と語る中で、「ミャンマーでの改革」とはっきり述べ、旧国名の「ビルマ」を使わなかった。

 ミャンマーは軍事クーデター後の1989年に国名を変更したが、米政府は、クーデターへの抗議の意味から新国名を認めてこなかった。民主政党・国民民主連盟(NLD)を率いるアウン・サン・スー・チー氏もミャンマーとは言わず、「ビルマ」を使っている。

 オバマ大統領が「ミャンマー」を使ったのは極めて異例だが、この発言についてベン・ローズ大統領副補佐官は、テイン・セイン大統領が隣にいたことに配慮したもので、「ビルマ」を使う米政府の立場に変化はないと説明した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121119-00000105-mai-int
<オバマ大統領>協調主義の成果示す…ミャンマー訪問
毎日新聞 11月19日(月)21時42分配信

 【ヤンゴン白戸圭一】再選を果たしたオバマ大統領にとって、ミャンマーとの関係改善は、政権1期目の発足時に掲げた「敵」とも対話する国際協調主義の格好の「成功例」だ。大統領は今回の訪問で外交方針の正当性を印象付ける一方、経済・軍事分野で覇権を拡大する中国をにらみ、米国が「民主化支援」を通じて国際秩序形成の主導権を握り続ける決意を明示した。

 「米国は市民の権利と国際法を順守するならば、どの国とも友人になる」。オバマ大統領は19日、ヤンゴン大学での演説で、米国がミャンマーの民主化支援に関与し続ける決意を強調した。

 大統領の訪問を巡っては、改革が不十分な現時点では「時期尚早」との懸念があった。外交関係者によると、訪問に当初反対したのは、最大野党・国民民主連盟(NLD)党首のアウンサンスーチー氏。オバマ政権は経済制裁をほぼ全て解除しており、大統領訪問で友好関係が強化されれば、ミャンマー政府に一層の改革を迫る「カード」が失われる可能性があるからだ。

 スーチー氏は先月、米側に「反対」の考えを伝達。在米ミャンマー人の民主化運動組織「ビルマのための米国キャンペーン」のアウンディン代表は今月7日、大統領に訪問を見合わせるよう書簡を送ったが、オバマ政権はスーチー氏を説得して訪問に突き進んだ。

 その代わり、大統領のミャンマー滞在時間はわずか約6時間。民主化勢力が「軍政の象徴」として嫌う首都ネピドーは訪問せず、ミャンマー首脳とは食事せずに米大使館で米政府関係者と昼食をとるなどして、友好関係の演出を控えた。訪問先のタイで18日会見したオバマ大統領は民主化について「お墨付きを与えたわけではない」とミャンマー政府に一層の改革を求めた。

 オバマ政権が訪問にこだわった背景にはインド洋と中国に挟まれ地政学的要衝に位置するミャンマーへの影響力を確保し、民主化支援で「米国と中国の違い」を国際社会にアピールする狙いがある。

 オバマ政権のアジア重視戦略について、ドニロン米大統領補佐官は「単なる米軍の配置の問題ではなく、人々の自由と尊厳を支持することを含む政治経済的な関与だ」と解説する。一党独裁の中国は経済・軍事面で大国になったが、民主化支援はできない。ミャンマー訪問を通じて中国の最大の弱点を突き、民主主義を共有する米主導の秩序の優位を世界に示そうと狙った。

 同国への投資促進を米経済回復につなげようとの打算も見え隠れする。経済制裁解除で米飲料メーカーのコカ・コーラは9月、ミャンマーでの販売を開始。米クレジットカード会社なども事業展開に向け作業中で、米財界を挙げて進出の遅れを回復しようとしている。

4293チバQ:2012/11/19(月) 23:28:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121119-00000103-mai-int
<オバマ大統領>民主化へ「手差し伸べる」ミャンマーで演説
毎日新聞 11月19日(月)21時38分配信

 【ヤンゴン白戸圭一】オバマ米大統領は19日、現職の米大統領として初めて訪問したミャンマーで、テインセイン大統領と最大野党・国民民主連盟(NLD)党首、アウンサンスーチー氏と会談。ヤンゴン大学で演説した。大統領は「世界に平和、繁栄、正義、自由をもたらす国であれば、米国はいかなる国にも手を差し伸べる」と述べ、抑圧的な政治体制を続ける世界の国々に対し、ミャンマー政府が選択した民主化の道に続くよう訴えた。

 大統領はミャンマーの改革を「世界の模範」と称賛。「このラングーン(ヤンゴン)からアジア全域に向けて発信したい」と前置きし、北朝鮮の金正恩第1書記に対して「選択肢を申し出たい。核兵器を放棄し、平和と前進の道を選択すれば米国は手を差し伸べる」と改革へ向けた決断を迫った。

 また、「中国の平和的な台頭を歓迎する」とも語り、共産党の一党独裁下で対外強硬姿勢を強める中国をけん制した。

 さらに、大統領は「米国は(アフガニスタンやイラクの)戦争を終結させた。これからは、平和と繁栄を築くため、(アジア)地域に我々は焦点をあてる」と話し、改めてアジア重視の姿勢を強調した。

 大統領はミャンマー訪問に踏み切った理由について「私は政権発足時に、恐怖で国民を支配する国々の政府に向けて『拳を緩めるのなら米国は手を差し伸べる』と約束した。今日、その約束を果たすためにここへ来た」と説明。テインセイン大統領主導の民主化へ向けた改革が、米・ミャンマー関係の改善をもたらしたとの認識を示した。

 その上で、第二次大戦中の米大統領だったフランクリン・ルーズベルトが1941年の一般教書演説で掲げた「言論の自由、信仰の自由、欠乏からの自由、恐怖からの自由」の「四つの自由」を紹介し、「(四つの自由に向けた)旅は始まったばかりだ」とミャンマー政府・国民に改革の継続を求めた。「国民間の和解なしには、いかなる改革も成功しない」とも述べ、少数民族との間の紛争終結をミャンマー政府に求めた。

 ヤンゴン大学講堂で行われた演説には、スーチー氏をはじめ、ミャンマーの政・財・宗教界などの要人約1500人が招待された。

4294チバQ:2012/11/19(月) 23:28:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121119/amr12111919160002-n1.htm
オバマ氏ミャンマー初訪問 対中切り崩しへ「一歩」 時期尚早との批判も
2012.11.19 19:15 (1/2ページ)

19日、ミャンマーのヤンゴンで、記者会見後にアウン・サン・スー・チー氏(左)の肩を抱きながら手を振るオバマ米大統領(AP)
 【ヤンゴン(ミャンマー南部)=佐々木類】オバマ米大統領による初のミャンマー訪問は、民主化支援をテコに東南アジア域内の中国寄り国家の一角を切り崩す一歩となった。米政府はミャンマーとの軍事協力も進める考えだが、政治犯の完全釈放に至っていないことなどを理由に、米国内では急な関係改善への批判もつきまとっている。

 「人間の(精神の)自由は否定できない」。

 オバマ大統領は、最大野党・国民民主連盟(NLD)のアウン・サン・スー・チー氏との会談後、記者会見でこう述べ、ミャンマー政府による一層の民主化努力に期待感を示した。

 オバマ大統領が、基本的人権や言論の自由といった普遍的な価値観の共有を迫り、民主化支援にテコ入れするのは、域内で軍事的・経済的に影響力を増す中国から、地政学上の要衝にあるミャンマーの切り離しを図る側面がある。

 その意味では、大統領の初訪問を実現し、民主化支援を確約できたことは「米ミャンマー関係を進展させる一歩」(オバマ氏)だけでなく、米国のより強い影響下に置く道筋をつける成果を挙げたといえる。

 中国にとって国境を接するミャンマーは、マラッカ海峡を通らず陸路でインド洋に抜けることができる位置にある。米エネルギー情報局によると、中国は原油の純輸入国に転じた1990年代から、中東からの原油輸入をマラッカ海峡を通らず、インド洋からミャンマーの内陸部を迂(う)回(かい)するルートの開拓を進めてきた。

 中国が、政治犯の釈放や民主化を求めて経済制裁を続ける欧米各国と一線を画し、港湾などインフラ整備を通じてミャンマーの軍事政権との関係を強化してきたのもそのためだ。

 これに対し、米政府高官は、経済だけでなく軍事面でもミャンマーとの関係の強化を明言。米国はタイと合同で毎年、アジア最大規模の多国間合同軍事演習「コブラゴールド」を実施しているが、来年からミャンマーをオブザーバー参加させる方向だ。

 ただ、オバマ大統領自身が「民主化は緒についたばかりで道のりは長い」という通り、ミャンマーがどこまで本気で民主化を進めるかは見極めが必要。北朝鮮との軍事協力断絶を表明しているが、これも「注視していく」(米政府高官)立場は不変だ。在米の亡命ミャンマー人や米議会には関係改善の拙速を危ぶむ声もくすぶっており、民主化支援のあり方も課題となっている。

4295チバQ:2012/11/19(月) 23:34:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121119-00000073-reut-int
韓国大統領選で野党系候補の一本化が難航、登録期限まで1週間
ロイター 11月19日(月)18時23分配信

[ソウル 19日 ロイター] 12月19日の韓国大統領選をめぐり、候補登録期限まで1週間となるなか、最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補と、無所属の安哲秀(アン・チョルス)候補による野党系候補の一本化協議が難航している。

与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クンヘ)候補に対抗するため、文、安両氏は候補の一本化を目指して交渉を重ねているが、内紛や情報のリークが起き、両氏ともに出馬を取り消す様子はみられない。

文氏は19日、「もし自分の判断で出馬を断念すれば、(自身の党に対する)信頼を裏切ることと同じになってしまう」と述べた。

一方、安氏は同日、記者団に対し、「もしもわれわれが2陣営の支持者からサポートを得られれば、朴候補を破る可能性が非常に高いと思う。だが、そうならなければ、非常に厳しい選挙戦となるだろう」と述べた。

世論調査によると、文氏か安氏に絞れば、朴氏に勝利する可能性があるものの、候補の一本化ができなければ、朴氏が勝利する可能性が高い。

シンクタンク、イースト・アジア・インスティテュートが実施した世論調査によると、どちらに候補者を一本化するべきかとの問いに対し、文氏が安氏を15.3%ポイントリードしている。

4296チバQ:2012/11/19(月) 23:36:08
http://mainichi.jp/select/news/20121119ddm007030060000c.html
2012韓国大統領選:最大野党「指導部を総退陣」 候補一本化、安氏と駆け引き
毎日新聞 2012年11月19日 東京朝刊

 【ソウル西脇真一】韓国大統領選(12月19日)の投票まで1カ月に迫るなか、最大野党・民主統合党の文在寅(ムンジェイン)候補(59)と無所属の安哲秀(アンチョルス)候補(50)による野党候補一本化に向けた駆け引きが激しさを増している。18日、安氏による「党の刷新」の要望を受け入れる形で民主統合党の李海〓(イヘチャン)代表が自身を含む指導部の総退陣を発表。これを受け、両候補による会談が急きょ設定され、中断していた一本化協議を19日に再開することで一致した。

 両陣営によると、会談では協議再開のほか、既得権と特権の打破や国会議員定数の調整などを掲げた「新しい政治共同宣言」に合意。政権交代に向けた協力も再確認した。

 これに先立ち、国会で会見した民主統合党の李代表は「われわれの存在が候補者一本化を拒否したり遅延させたりする口実となってはならない」と総退陣の理由を説明した。文候補は早期一本化に向け「世論調査方式であれ世論調査プラスアルファであれ、一本化の方法は安候補側に任せたい」と述べた。

 両候補は6日に会談し、一本化に合意。決定方法などを決める協議も始まった。しかし、安陣営は民主統合党や文陣営が「安氏譲歩論」を盛んに流していると問題視。14日に「譲歩論を盛んに流し、安候補の支持率を下げるよう世論工作をしている」(安陣営)として、協議の中断を表明した。

 さらに、安氏自身は「古い思考と行動様式を断ち切り認識の大転換を」と文候補に要求。民主統合党の体制刷新などを意味すると受け止められている。

 民主統合党は昨秋のソウル市長選で候補を擁立できず、存亡の機にあると言え、今回は「200万党員に対する責任があり譲歩はありえない」(文陣営幹部)と必死。総退陣を発表した李代表は「これ以上、文候補の苦悩を見ていることはできない」と語った。

 一方で、李代表は「個人の権力欲と有利不利を計算し一本化の時期を引っ張ったり決裂させれば国民が許さぬ」と安陣営をけん制。さらに「わが党を旧態政党と指さし、民主化運動で頑張ってきた者を切り捨て対象とすることは金大中(キムデジュン)、盧武鉉(ノムヒョン)両元大統領に対する冒とくだ」と非難した。

 主導権争いは続くとみられ、安陣営の関係者は「今後、文陣営が攻勢をかけてくるだろう。また、民主統合党内では安氏に対する反発も強まる可能性が高い」と警戒している。

 これらの動きに対し、朴槿恵(パククネ)候補(60)を擁する与党セヌリ党報道官は「民主統合党指導部は安候補にささげられたいけにえだ」などと皮肉った。

4297チバQ:2012/11/20(火) 21:04:24
>>4212>>4232など事前報道通り

http://sankei.jp.msn.com/world/news/121120/chn12112019320012-n1.htm
重慶市トップに中間派の孫氏、「ポスト習」有力候補
2012.11.20 19:31

孫政才氏
 【北京=矢板明夫】中国共産党は20日、前吉林省党委書記の孫政才氏を重慶市党委書記に充てる人事を発表した。中央政府で農業相も務めた孫氏は、党内の各派閥とも良好な関係にある実務派として知られる。今年3月に失脚した薄煕来・元党委書記の影響力がいまだに強い重慶市に、中間派の孫氏を送り込むことで、地元と中央の対立をうまく収め、円滑に事態を収拾したい習近平新指導部の思惑があるとみられる。

 共産党筋によると、重慶市トップ人事をめぐっては、今年8月にいったん胡錦濤国家主席の側近である胡春華・内モンゴル自治区党委書記の就任が内定した。しかし、「薄氏を失脚させた胡氏に近い人物では地元勢力との関係構築は難しい」との指摘が党内からあり、孫氏に差し替えられたという。

 孫氏は15日に閉幕した党中央委員会総会で政治局員に選出されたばかりの若手のホープ。10年後の党大会での“ポスト習近平”の有力候補者の一人に数えられている。重慶で実績を挙げられるかどうかは、次の党大会での最高指導部入りに向けての大きな試練となる。

 重慶には薄氏の失脚後、党指導部の政治局メンバーでもある張徳江・副首相が後任として送り込まれ、経済の立て直しや薄氏周辺の幹部粛清などを進めた。一定の効果は上げたが、一部地域でデモが続くなど混乱もある。党中央委員会総会で政治局常務委員に昇格した張氏は、来年3月に開かれる全国人民代表大会の常務委員長に就任する。

 重慶以外の省や直轄市の人事も固まりつつある。国営新華社通信が20日伝えたところでは、上海市書記に現市長の韓正氏を昇格させる人事が決定。また、党関係者によると、孫氏のライバルとされる胡春華氏は広東省党委書記に就き、天津市のトップには、福建省の女性書記、孫春蘭氏の就任が決まっているという。

4298チバQ:2012/11/20(火) 21:06:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121120/kor12112007480001-n1.htm
韓国大統領家族への捜査 “消化不良”のまま終結
2012.11.20 07:47 (1/2ページ)[韓国]

10月、事情聴取のため出頭する韓国の李明博大統領の長男、李始炯氏(中央)=ソウル(共同)

韓国紙嘆く「この恥ずかしい伝統がいつまで続くか」


 韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の私邸用地をめぐる不正購入疑惑の捜査が14日、終結した。大統領の長男に捜査が及び、大統領府へ初めて家宅捜索が入る寸前までいったが、長男らは不起訴となった。政権末期に繰り返される大統領家族とカネをめぐる問題。大統領への疑惑は解明されないまま捜査が幕引きしただけに韓国世論には“消化不良”の不満がくすぶっている。

 李大統領の長男(34)の用地購入費用の一部を公金で肩代わりしたとして背任罪で大統領府の元警護所長ら3人が在宅起訴された捜査結果に、韓国の有力紙、東亜日報(電子版、15日)は社説で「他人のために背任を犯した人が起訴され、利益を得た人は起訴されないことは一般常識に照らしても公平ではない」と不満を表明した。

 昨年5月、李大統領が私邸用に長男名義で土地を購入した際、政府が費用の一部を肩代わりした疑惑が浮上。検察が捜査したが、今年6月、関係者全員を不起訴にした。これに世論や野党が反発。政府高官が対象となる事件で検察による公正な捜査が困難とされる場合、弁護士を特別検察官に任命して捜査できる法律が成立し、再捜査が行わた。土地購入疑惑で強制起訴された「国民の生活が第一」の小沢一郎代表と似たケースだ。

 大統領は在職中、刑事訴追を受けない特権があり、「公訴権なし」とされた。夫人が費用の大半を「息子のために出した」と答え、長男への贈与税の脱税疑惑は残ったが、それ以上の追及は行われなかった。母子の甘えから倫理を逸脱した資金贈与が行われた鳩山由紀夫元首相を彷彿(ほうふつ)させる。

 大統領家族とカネの問題は李大統領に始まったわけではなく、盧武鉉(ノムヒョン)前大統領は家族らの不正資金授受を追及され、自殺した。朝鮮日報(同、14日)は「韓国大統領家族の倫理意識はいつごろ変わるのか」と題する社説を掲げ「この恥ずかしい伝統がいつまで続くか」と嘆いた。

 今回捜査が“消化不良”で終わったのは、李大統領が「国政運営に影響する」と捜査の延長を認めなかったことにある。中央日報(同、13日)は社説で「疑惑を自ら隠す格好になった点で納得しがたい決定だ」と批判。「捜査は疑惑を徹底的に究明すべきだとの国民的要求から始まった。国民の意思に逆らって保護しなければならない国益とは何か」とし「大統領は自ら国民の前で立場を表明する必要がある」と強調した。

4299チバQ:2012/11/20(火) 22:01:51
http://mainichi.jp/select/news/20121120mog00m030002000c.html
2012韓国大統領選:あと1カ月 安氏、対日改善に意欲 文氏と一本化協議再開
2012年11月20日

 【ソウル西脇真一】来月19日投開票の韓国大統領選に出馬する無所属の安哲秀(アンチョルス)候補(50)が19日、ソウルの外信記者クラブで会見し、「日本の政治指導者と真剣な対話を行う」と強調。日韓両国首脳によるシャトル外交の定例化などを提案し、両国関係の改善に取り組む意欲を示した。また、安陣営はこの日、中断していた最大野党・民主統合党の文在寅(ムンジェイン)候補(59)との候補者一本化協議も再開。両氏によるテレビ討論会の開催を決定するなど、1カ月後に迫った選挙戦に向け動きを加速させている。

 会見で安氏は、竹島(韓国名・独島)は韓国固有の領土との立場を明確にしたうえで、両国間で「摩擦」が生じた時に有効な対話ルートの構築などを訴えた。また、90年代初め、九州大で短期間学んだ経験についても触れ、「3候補の中で日本を一番よく理解している」と述べた。

 候補者一本化については「新たな政治の姿を見せること」ができれば、「(世論調査で支持率トップの)セヌリ党の朴槿恵(パククネ)候補に勝つ可能性は非常に高い」と自信を示した。

 一本化に向けた協議は安陣営が文陣営に「安氏降ろしの世論工作が行われている」と訴え一方的に中断した。この日は5日ぶりの再開で、25〜26日の候補者登録前に決着をつけようと模索している。民間世論調査機関リアルメーターが19日発表した支持率は朴氏43・3%、文氏25・9%で安氏が24・2%。

4300?????? ??? 2013 ?????:2012/11/20(火) 22:50:28
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4301チバQ:2012/11/21(水) 22:54:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121116/chn12111614140004-n1.htm
【習近平研究】
胡氏と決別「薄煕来の亡霊が現れた」
2012.11.16 14:08 (1/3ページ)

中国共産党の第18期中央委員会第1回総会を終え、記者会見場に入る総書記に選出された習近平氏(左)と政治局常務委員の李克強氏=15日、北京の人民大会堂(共同)
 中国内外のメディア関係者約500人が、北京市中心部の人民大会堂1階の記者会見場を埋め尽くしていた。予定時間を約1時間過ぎた正午ごろ、閉会したばかりの共産党中央委員会総会で選出された7人の政治局常務委員が、党内の序列順に連なって登場した。

 先頭を歩くのは、13億人超の国民を率いる最高指導者のポストに上りつめた習近平総書記だ。濃紺のスーツに赤のネクタイ姿。笑みをたたえながら会場の中央に立ち、指導部メンバーを1人ずつ紹介し始めた。

 共産党の政治局常務委員の任期は5年だが、全員がそろって国内外メディアと会見に臨むのは選出直後のこの1回しかない。会見といっても、総書記が一方的に話をするだけで、質問は受け付けない。

 前総書記の胡錦濤国家主席と同様、習氏もそれほど演説はうまくない。ただ、約5分間の決意表明は、胡主席ら過去の指導者の就任スピーチとは明らかに違っていた。

 「私たちの民族は偉大な民族だ」。こう切り出した習氏は、貧しく弱い中国が共産党政権の正しい指導によって富強かつ繁栄国家になったと強調。近年、“死語”になりつつある毛沢東時代の流行語「為人民服務(人民に奉仕する)」を2度繰り返した。

 そして、次に習氏の口から発せられたのは「共同富裕の道を歩み続ける」という言葉だった。「先に豊かになれる地域と人々から豊かになろう」という●(=登におおざと)小平氏が唱える「先富論」に否定的なニュアンスをもつ「共同富裕」は実は、今春、失脚した薄煕来・前重慶市党委書記が最も好んで使っていた政治スローガンだった。

 習氏は薄氏と同じく太子党(高級幹部子弟)グループに属している。ただ、2人は少年時代からのライバルで、個人的な関係は決して良くないと複数の関係者が証言しているが、支持基盤と人脈の多くは重なっている。経歴も似ているため政治的スタンスも近い。

 その一方で、習氏は結局、胡政権の政策理念である「科学的発展観」や「和諧(調和)社会」には触れなかった。政権を引き継いだ直後の指導者が、いきなり前任者を無視するような演説をすることは珍しい。

 この日のスピーチは、「胡錦濤政権への決別宣言」にも聞こえる。北京の改革派知識人はこう感想を漏らした。

 「習近平氏の保守派としての本性が、ついに見えてきた。薄煕来の亡霊が現れた−」。

     ◇

 4歳違いの習近平氏と薄煕来氏は、これまでほとんど同じような人生を歩んできた。共産革命を戦った軍指導者を父親に持ち、新中国の政府高官の家庭で育った。

 “共同富裕”とは、2人の父親が共産革命に参加したときに実現しようとした理想である。「父親が命を懸けて作った共産党政権を守らなければならない」。2人に共通する思いだ。

 2人の裕福な生活は長く続かなかった。少年時代にいずれの父親も権力闘争に敗れて失脚し、習氏は15歳から約7年間、農村部に下放され、薄氏は投獄された経験を持つ。その後、父親の名誉が回復されたため、2人は社会に出てから官僚として出世を果たすことができた。文化大革命という共産党独裁政権の被害を受けたものの、今では最大の既得権益者となっている。

 失脚した薄氏には2千万元(約2億4千万円)の汚職疑惑が明らかになりつつあるが、習氏の親族による巨額な不正蓄財も欧米メディアに報じられている。薄氏は子息を米ハーバード大学に留学させており、その授業料は薄氏の収入を超えたものだと指摘された。習氏の一人娘も現在同じ大学に留学している。

 薄氏が更迭される直前、温家宝首相は「文革の歴史的悲劇を繰り返してはならない」と薄氏の保守的政治路線に警鐘を鳴らした。結局、薄氏は党籍を剥奪され政治的に抹殺された。

 にもかかわらず、温首相の懸念をも無視するように保守色を前面に打ち出す就任演説を行ったのが、他ならぬ文革の悲劇を味わった習氏だったのは皮肉というほかない。

 新体制のもと政治改革の進展を期待する国内外の民主活動家らは発足早々、“薄煕来の亡霊”に遭遇し失望を禁じ得なかっただろう。

     ◇

 15日に中国の最高指導者である共産党総書記に就任した習近平氏については謎が多い。彼の性格や家族、政治的スタンス、内政・外交政策などを報告する。(北京 矢板明夫)

4302チバQ:2012/11/21(水) 22:54:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121117/chn12111708050001-n1.htm
【習近平研究】
(2)共産党の恐ろしさを知る男
2012.11.17 08:04 (1/3ページ)[中国]
 中国共産党の習近平新総書記(59)が15日の就任演説で繰り返し口にした言葉、それは共産党の偉大性についてだった。

 「共産党は創設以降、人民を結集し、貧しく立ち遅れた中国を、繁栄した富強国家に変えた」

 「世界がうらやむ成果を共産党が挙げたことを誇りに思う」

 党のトップだから、党の偉大さを強調するのは当然かもしれない。だが、習家をよく知る人は、こう明かすのだ。

 「習近平ほど、共産党の恐ろしさを骨の髄まで知っている人間はいない−」

 きっかけは、副首相まで務めた父親の習仲勲氏(1913〜2002年)が1960年代に党内の権力闘争に敗れ、投獄されたことだった。

 文化大革命当時、多くの知識青年たちは農村に下放され、肉体労働に従事させられた。習氏も69年1月、陝西省の寒村、延川県梁家河に送られている。

 下放青年の数は1700万人にのぼったが、そのほとんどは18歳以上。15歳だった習氏が下放されたのは異例中の異例といえた。父親の失脚が関係していたことは想像に難くない。


□ □


 梁家河村は、40年代の国共内戦時、共産党が本拠地を置いた陝西省延安から北東へ約70キロ離れた山あいにある。習氏は、15歳から22歳までの約7年間をそこで過ごした。

 習氏は、村民が「暗くてボロボロだった」と述懐する窯洞(ヤオトン)=山を掘って作る横穴式住居=で寝起きし、農民と同じように重労働に明け暮れた。

 当時を知る50代の村民によると、習氏は「農作業のない雨の日など、よく窯洞に若者を集めて三国志の故事を聞かせてくれた」。そのうち、「温厚な人柄で、人の話をよく聞く」と評判になり、特に老人と子供に好かれたという。

 農村生活に順応していった習氏だったが、18歳になって共産党への入党資格を得たとき、党の執拗(しつよう)さを思い知らされる出来事が起きた。反革命分子に指定されていた父親が原因で、延川県の党委員会が、習氏の入党申請書を10回以上も拒否したのだ。ひどく落ち込んだ習氏は窯洞にこもる日々が続いたという。

 しかし、村の若手党員と党の下部組織、共産主義青年団員たちが県に直訴。そのとき、新任の県党委員会書記が「父親の事件は子供と関係ない」と決断して入党を認めていなかったら、習近平総書記が誕生することはなかっただろう。


□ □


 89年の天安門事件の際、仲勲氏は民主化運動に同情的な立場をとったため、最高実力者の●(トウ)小平の不評を買い、失脚こそ免れたが党中央から実質追放された。

 90年代末、党最高指導部の政治局常務委員会メンバーだった喬石氏が見舞いに訪れたとき、仲勲氏は突然泣き崩れ、「私は反革命ではない」「逮捕しないでくれ」などと叫んだ。立ち会っていた習近平氏ら家族を慌てさせたという。

 子供の成長期に父親としての責任を果たせなかった仲勲氏の晩年の最大の願いは、息子を自分以上の政治家に育てることだった。

 習氏が官僚として順調に出世を重ねたのは、父親の人脈や影響力によるところが大きい。そして習氏に共産党の恐ろしさを刻み込んだのも、父の姿だった。(矢板明夫)

●=登におおざと

4303チバQ:2012/11/21(水) 22:55:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121119/chn12111901050000-n1.htm
【習近平研究】
(3)自粛が解けた一族ビジネス
2012.11.19 01:02 (1/3ページ)[中国]

 北京市の西郊に、清朝末期の教会跡地がある。昨年夏からマンションの建設工事が進められていたが、今春、騒がしかったそのつち音が突然やんだ。市当局から「安全基準に問題あり」と横やりが入ったのだ。

 この開発業者の社長は、中国共産党の習近平総書記の中学時代の同級生だった。毛沢東時代の閣僚を父親に持つ、「太子党」(高級幹部の子弟)でもある。

 社長が憤慨し市当局に掛け合ったところ、ある幹部が声を潜めて打ち明けた。

 「この土地を、(党最高指導部の)政治局常務委員会メンバーの子弟という『大物太子党』がほしいと言っているんだ」

 困った社長は習氏の周辺を通じ、「大物太子党」と食事する機会を設けた。社長の素性を知った「大物太子党」は宴席で、手打ちに同意した。「あなたが太子党で、しかも習さんの同級生とは知らなかった−」。工事が再開されたのはそのすぐ後だ。

 習総書記を代表格とする太子党は、胡錦濤前総書記(国家主席)を中心とする共産主義青年団(共青団)グループとは大きく異なる。組織というより、政財界における巨大な人間関係のネットワークのようなもので、構成メンバーさえはっきりしないのだ。


□ □


 そんな太子党に共通する関心事があるとすれば、それは、自分たちの既得権益をいかに維持、拡大するかということになるだろう。

 当然、太子党同士でトラブルが起きることもある。その場合、太子党ネットワークの人脈を使って解決するのが一般的だ。関係者によれば、温厚な人柄で顔が広い習氏は太子党の当事者双方から信頼され、地方時代から仲介役の依頼が多かったという。その積み重ねが習氏の党内基盤を固めることにもつながっていく。

 党内にコネをもつ太子党の周りには、怪しげなカネもまた集まりやすい。

 習氏が福建省長を務めていた2000年ごろ、省内の貿易会社「遠華集団」による総額500億元(約6500億円)の密輸が発覚、高官ら300人以上が逮捕された。「建国後最大の密輸・汚職事件」と呼ばれたものの、習氏にはついに捜査の手が伸びなかった。

 当時、「父親(習仲勲・元副首相)の元部下たちが守ったのだ」とささやかれたが、党中央入りを目指していた習氏自身、経歴に傷がつかないよう先手を打っていた。こうした贈収賄事件を警戒し、地元の実業界と距離を置いていたのだ。


□ □


 多くの太子党と同様、習氏の親族もネットワークを活用し、富を築いてきた。2人の姉は夫らとともにそれぞれ不動産と通信業で財を成し、弟も環境関連ビジネスを展開している。

 しかし07年秋、習氏が政治局常務委員に抜擢(ばってき)され、ポスト胡錦濤の最有力候補に躍り出たとき、母親の斉心氏が北京の自宅に子や孫たちを集めて、こうクギを刺したのだという。

 「今は近平にとって一番重要な時期だ。家族の力を合わせて支えていく。経済問題で足を引っ張るようなことがあれば縁を切る!」

 その後、姉弟たちはビジネスを控え、複数の会社の役員名簿から習氏の家族の名前が消えた。それでも、米メディアは7月、習氏の親族の資産を3億7600万ドル(約305億円)規模だと報じた。習氏のイメージダウンを狙った政敵によるリークとみられている。

 習近平総書記が誕生したことで、母親の命じた“自粛期間”は過ぎた。今後、姉弟の子供たちも次々と成人になる。権益を拡大しようとする太子党のDNAが増殖していく中で、習氏は再び先手を打てるのだろうか。(矢板明夫)

4304チバQ:2012/11/21(水) 22:56:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121120/chn12112007040003-n1.htm
【習近平研究】
(4)謎多き最高指導者 実績もなく選ばれた男
2012.11.20 07:01 (1/3ページ)[中国]

1980年代後半の新婚当時の習近平夫妻 (習氏関係者提供)
 北京市中心部の高級中華料理店の個室。中国共産党の習近平総書記(59)が誕生してから2日後の17日の夜、40代の党中堅幹部3人が杯を重ねていた。この日の宴席の“主菜”は、発表されたばかりの党中央人事だった。

 テーブルに並ぶ上海ガニやアワビの蒸し焼きを頬張りながら話す声が、次第に大きくなっていった。「陳希が中央委員になったことが、一番のサプライズだったね」。一人がそう言うと、皆がうなずいた。

 今回、党の指導機関と位置づけられる中央委員会のメンバーに当選したのは205人。政府の閣僚、各省の書記、省長らと一緒に名簿に名を連ねた陳希氏(59)は、科学技術省の外郭団体である科学技術協会の副主席にすぎないのだ。

 この“大出世”について、ある幹部が「新総書記の意向が反映された人事だろう」「10年前に博士号をくれたお礼じゃないのか」と言って、笑いを誘った。

 習氏は福建省長だった2002年に、名門、清華大学の法学博士号を取得している。省長として多忙な日々を過ごす習氏が、千キロ以上離れた北京の大学で授業を受けられるはずもなく、香港メディアなどが「学生時代、化学を学んだ習氏がわずか3年余りで法律の論文を書き上げるのは不自然だ」と疑問の声を上げた。

 中国の指導者の間では、地位を利用して高学歴を手に入れるケースも多い。陳希氏は当時、大学の最高責任者である清華大党委員会書記を務めていた。

 習氏の学歴詐称疑惑に関する情報は今、インターネット上で遮断されている。

 学歴だけではない。習氏ほど、さまざまなコンプレックスを抱いてきた中国指導者も珍しいだろう。

 習氏の知人によれば、習氏は若い頃から「習仲勲の息子」と紹介されることを最も嫌がっていた。

 習仲勲氏(1913〜2002年)は副首相まで務めた政治家だ。文化大革命時代は、失脚した父親のせいで地方への下放も味わった習氏だったが、父親が復権した後は「習仲勲の息子」というだけで出世していったのも事実。やはり習氏にとって父親は頭の上がらない偉大な存在だった。

 そして、再婚相手の彭麗媛夫人(50)。人民解放軍所属の国民的人気歌手だ。1990年代以降、習氏は地方指導者としてそれなりの地位を得たものの、「彭麗媛の旦那」と呼ばれることが多かったという。

                  □ □

 「習氏は“他人の関係者”として生きてきた。自分を取り戻したのは国家副主席になった54歳からだ」

 習氏の知人はこう指摘する。しかし習氏がポスト胡錦濤の国家副主席に選ばれたのは、温厚で敵を作らない性格、さらには父親が元党幹部という“赤い子孫”であることが、江沢民元総書記ら長老に都合がよかったためだ。自分で自分を取り戻したわけではない。

 政治家としての実績も目立ったものがない。習氏が地方指導者として約17年過ごした福建省は、広東省に経済発展で水をあけられた。その後、指揮を執った浙江省と上海市でも業績と呼べるものは残していない。行く先々で、大きな汚職事件さえ起きている。

 15日に行われた習氏ら党最高指導部7人の記者会見。「隣に並ぶ6人の男たちは実績も能力も習近平を上回っている。ちゃんとかじ取りができるのか−」

 老幹部が漏らした言葉は、習氏を知る誰もが抱く懸念でもある。(矢板明夫)

4305チバQ:2012/11/21(水) 22:57:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121121/chn12112111320002-n1.htm
【習近平研究】
(5)対日強硬引き継いだ「弟子」
2012.11.21 11:28 (1/2ページ)[日中関係]

15日、北京の人民大会堂で開かれた記者会見で手を振る習近平新総書記(共同)
 中国・湖南省に醴(れい)陵(りょう)市という地方都市がある。そこに最近、中国共産党の元幹部、耿(こう)●(ひょう)氏(1909〜2000年)の記念館が完成した。採算が取れないことなどを理由に、長らく地元政府の許可が下りなかった記念館開設にゴーサインが出たのは、習近平総書記(59)が漏らした一言のおかげだった。

 「私の老領導(元上司)の故郷は最近、どうですか。機会があれば行ってみたい−」

 昨年3月、湖南省を訪れた習氏は韶(しょう)山(ざん)市の毛沢東の生家で献花をした後、同行の周強・省党委員会書記に突然、こう語ったのだ。

 習氏は若いころ、醴陵市出身の耿氏の秘書を3年間務めていた。北京に戻る習氏を見送った後、周氏はすぐに、「耿氏の生家を急いで改修し、記念館をつくれ」と指示した。

 人格形成において父、習仲勲氏(1913〜2002年)の影響を受けてきた習氏だが、現在うかがえる対日強硬派としての基礎をたたき込んだのが、仲勲氏の革命時代の親友で、1970年代末から80年代前半にかけて副首相や国防相などを歴任した耿氏だった。

    

□ □


 党や人民解放軍で大きな影響力を持っていた耿氏は、対日強硬派として知られる政治家だった。それを如実に示す内部情報がある。

 78年4月に、140隻を超す中国漁船が沖縄県・尖閣諸島周辺の日本領海を侵犯し、不法操業する行為が繰り返されたことがある。党の古参幹部によれば、漁民の実態は軍指揮下の民兵で、この作戦の最高責任者が耿氏だったというのだ。

 当時、清華大在学中だった習氏は毎日、耿氏の執務室に出入りしていたという。習氏の知人は「まるで付き人のような存在だった」と述懐している。

 耿氏が指揮した作戦は、日中平和友好条約締結をめぐる対日外交交渉を有利に進めようという思惑と同時に、強硬策をとることで対日融和路線に不満を持つ軍や保守派の“ガス抜き”を図る側面もあったという。

 今年9月、日本政府による尖閣諸島国有化を受け、中国国内で展開された反日デモや日本製品の不買運動を主導したのが習近平氏だったことは、複数の党関係者が認めている。

 ある党幹部は、習氏の対日強硬姿勢についてこんな感想を口にした。

 「いかにも耿●の弟子らしいではないか」

    

□ □


 「調和の取れた社会」の実現というスローガンを掲げる胡錦濤前総書記(国家主席)は、対外協調路線を進めてきた。近年の国防予算の膨張を背景に、海洋権益の拡大をもくろむ多くの軍関係者は特に、尖閣諸島をめぐる胡氏の対応を「弱腰」と批判していた。

 習氏はこれまで、政治家として目立った実績がない。軍のこうした不満を吸い上げ、自らの求心力を高めるのに利用しようと考えても不思議ではない。

 今回、総書記と同時に、中央軍事委員会主席の座も胡氏から受け継いだ習氏は16日、中央軍事委拡大会議に出席し、軍幹部に向けて「国家の主権、安全、そして、発展のための利益を徹底的に守れ」と訓話した。

 「主権と安全を守る」とは、胡氏もよく強調していた。だが、「発展のための利益」を取り上げた軍事委主席はあまりいない。習氏の念頭に、中国の“覇権”を支える石油・天然ガスなどの資源エネルギーの確保があるのは間違いない。

 尖閣諸島、そしてフィリピンやベトナムと領有権を争う南シナ海を舞台に、習近平指導部の強硬外交が始まろうとしている。(矢板明夫)=おわり

4306チバQ:2012/11/21(水) 22:58:37
http://mainichi.jp/select/news/20121115ddm007030138000c.html
13億の転換点・2012年中国:第3部 習近平指導部を見通す/1 習氏像、まだ見えず
毎日新聞 2012年11月15日 東京朝刊

 中国で副首相を務めた父親を持つエリート家庭に生まれ、文化大革命の混乱にもまれて成長した習近平(しゅうきんぺい)国家副主席(59)は15日の共産党第1回中央委員会総会(1中全会)を経て、中国の新指導者となる。地味なスーツ、感情を抑えた話し方、党内の政治的立場は不明、対日強硬派の一面も……。評価が定まらない中、13億国家を率いる新指導者となる。その人物像に迫った。【「13億の転換点」取材班】

 ◆農村へ「下放」

 ◇過酷な生活、原点に
 1953年6月、陝西(せんせい)省富平(ふへい)県で生まれた。父習仲勲(しゅうちゅうくん)氏は元副首相だ。高級幹部の子息は「太子党」と評され、習氏もその一人。だが文化大革命で父が失脚し、15歳だった69年から約7年間、「下放政策」によって荒土が広がる陝西省梁家河(りょうかこう)村で過酷な生活を送る。

 習氏は当時をこう回想録に書き留めている。「私は若かったし、長期的な思想はなく、周囲と仲良くすることもなかった。みんなが山仕事に行っても、私は気にかけることもなく、農民たちの私への印象は良くなかった」。自分から村人に溶け込むことはなかったと認めている。

 一度、北京に逃げ戻った。だが、伯父に「民衆に頼らなければ誰に頼るのだ」と諭されて村に戻る。これが転機となる。

 それからは地元の方言を覚え、村人の求めに応じ北京の話を紹介した。次第に村の党幹部からも信用を得た。若くして村トップの書記になると、水不足を補うためのダムを作ったり、電気の通じない村でメタンガスを利用してエネルギー源にしたりするなど農民の生活改善に尽力した。

 「15歳で黄土高原に来た時、私は途方に暮れ、さまよっていた。22歳で黄土高原を離れる時、私には『人民の公僕になる』という人生の目標ができ、自信に満ちていた。高原は不変の信念を育ててくれた私の根っこだ」

 親族を幹部に持つ毛並みの良さにもかかわらず与える「農夫」のような印象は、こうした体験が醸し出しているのかもしれない。

 ◆幼少期

 ◇友人「使い走りも」
 3月23日、北京・人民大会堂。習副主席は民主党の鳩山由紀夫元首相と会談していた。直前には同党の輿石東幹事長とも会談。鳩山氏は小沢一郎氏がしたためた胡錦濤(こきんとう)国家主席らに宛てた親書を中国側に手渡した。

 「大きくたくましい。ごつごつした手をしている」。この会談に同席した携帯電話大手ソフトバンクの嶋聡(しまさとし)社長室長が振り返る。嶋氏は身長183センチ。だが習氏はさらに上背があった。

 握手しながら嶋氏が中国語で「初めまして」とあいさつすると、習氏は「中国語を勉強されているんですか。お上手ですね」と応じた。二人だけの写真にも気軽に応じてくれた。好戦的とも報じられる習氏。だが、さりげなく話しかけてくる。「敵を作るようには見えない。むしろ気配りの人なのでは」と嶋氏は感じた。

 嶋氏が抱いたこの印象について、今も習氏とつながりのある幼なじみはこう解説した。

 <小さい時の彼は決してリーダーシップのある人ではなかった。使い走りをさせられていたこともあった。下放されていたから1日に何キロも歩いている。農夫のようだよ>

 ◆日の当たる道へ

 ◇「将来偉くなる人」
 太子党として日の当たる道を歩き出すのも遅くはなかった。中国共産党に74年に入党、翌75年に清華(せいか)大学化学工程学部に入学。79年に卒業後は国務院弁公庁で耿〓(こうひょう)副首相の秘書を務めた。

 河北省正定(せいてい)県党委書記時代の85年、習氏は農業視察団の責任者として河北省と姉妹提携していたアイオワ州マスカティンを訪問し、地元の一般人宅に3日間、ホームステイした。当時を知るジョニー・アクセルさんは「とにかく議論を尽くすタイプだった」と話す。最新の農業機械について、質問攻めにして、通訳を困らせていたという。

 習氏は今年2月、のちに国家主席になるのを控えた外遊の一環としての訪米で当時の関係者と再会した。アクセルさんは「当時も今も彼からは信頼を感じる。上司から信頼に足る人物と思われたのは納得できる」と話した。

 静岡県知事を務めた石川嘉延(よしのぶ)氏(71)は在任中4回、退任後1回、習氏に会っている。石川氏は習氏が共産党の階段を上り詰める可能性を早くから感じ取っていた。

4307チバQ:2012/11/21(水) 22:59:11
 静岡県と習氏が幹部を務めていた浙江(せっこう)省とは友好提携関係があり、トップ交流が続いた。06年に会見した際、習氏は翌年の25周年記念行事について「私が団長になって静岡に行く」と答えた。中国では、中央と強いパイプがなければ省トップの海外出張はできない。石川氏は「(地方の省トップにすぎなかったのにもかかわらず)この段階で習氏は『自分が行く』と言える存在だった」と感じた。省幹部らはこの時、「この人は将来、偉くなる」と耳打ちしたという。

 ◆対日路線

 ◇さらなる強硬姿勢も
 日中間には沖縄県・尖閣諸島問題が大きく立ちはだかる。習氏の心の内はどうなのか。習氏と計3回会談した鳩山元首相は、習氏について「自分独自の思想などを話す方ではない。あまり喜怒哀楽を見せない堅実な人だ」と語る。

 中国の指導者は、聡明(そうめい)で弁が立つ温家宝(おんかほう)首相や李克強(りこくきょう)副首相らのイメージが強い。これに対し、習氏は沈思して、一語一語、ゆっくり言葉を発するという。3月の習−鳩山会談に同行した嶋氏は「中国では聡明、豪放磊落(ごうほうらいらく)であることよりも、『容貌愚なるが如(ごと)し。されど実は力量がある』というのが一番良いと言われている。習氏はそれを目指しているのではないか」と分析する。

 ただ、習氏が内面の片りんを見せたと指摘される出来事がある。「腹がふくれ、やることのなくなった外国人が我々を非難している」。3年前のメキシコ訪問の際、西洋社会の価値観に基づいた批判に強く抵抗し、こう発言した。

 昨年5月の鳩山氏との会談でも「米国のいう西洋的な民主主義ではなく、自分たちには自分たちの民主主義がある」と強調した。

 「日本の一部の政治勢力は反省もなく『島の購入』という茶番を演じ、争いを激化させている」。日本政府が国有化した尖閣諸島を巡って9月19日、パネッタ米国防長官と会談した際、強い言葉で非難した。

 習氏は、対日関係では基本的に胡主席の路線を踏襲するとみられる。だが、日本側の対応次第ではさらに強硬な態度に出ることも予想される。日中関係筋によると、尖閣諸島国有化に対抗するため、胡指導部は対日工作調整委員会を設置した。トップに就任したのは習氏。中国側は習氏の指導下で、日本に領土問題の存在を認めさせる構えとみられる。

 14日閉幕した共産党大会。ひな壇に座る幹部の中で、習氏だけは、大きな体をドシッと構え、大会の決議に耳を傾けていた。その表情からは、日本に対してどの程度、強く出てくるのか現段階では、計り知れない。=つづく

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 ■ことば

 ◇下放政策
 文化大革命(1966〜76年)中の68年、「知識青年は農村に行って貧農たちの再教育を受ける必要がある」という毛沢東の号令で始まった、都市の青年を地方へ移住させる政策。約1600万人とされる都市部の青年層が辺境地域などに半強制的に移り住んだ。都市の失業問題や食糧不足の緩和も狙いとされた。文革で原理主義的な毛沢東思想を信奉する紅衛兵と呼ばれる若者らが暴走したため、無職の青少年が政治的脅威となる前に都市から追放するという政治目的もあった。文革は大躍進運動(58〜60年)などの失敗で権威を失った毛氏の復権運動の側面があり、共産党幹部の子弟らも下放の対象となった。

4308チバQ:2012/11/21(水) 23:00:30
http://mainichi.jp/select/news/20121116ddm007030210000c.html
13億の転換点・2012年中国:第3部 習近平指導部を見通す/2 胡氏が託す第6世代
毎日新聞 2012年11月16日 東京朝刊

 ◇「5年後」への布石 最高指導部入り狙う
 「新旧交代のために多くの同志が指導部から退いたことは、広い度量と党への限りない忠誠を示すものだ」。中国共産党の第18期中央委員会第1回総会(1中全会)が新指導部を選出した15日、新華社通信を通じて配信された党機関紙「人民日報」の社説はこう強調した。胡錦濤(こきんとう)国家主席(69)が党と軍のトップを退いた意義を訴える内容と言える。

 激しいポスト争いの末に誕生した最高指導部・政治局常務委員の人事は江沢民(こうたくみん)前国家主席(86)の意向が通ったとされる。だが、常務委員7人を含む政治局委員25人の顔ぶれを見渡すと、胡氏のしたたかな側面をうかがわせる。新任の常務委員5人はいずれも1940年代生まれで、5年後の党大会で定年を理由に引退する見通し。補充メンバーは今回誕生した政治局委員の中から選ばれるとみられ、胡氏が将来的に影響力を維持する可能性を残した人事となった。

 政治局新委員の中で特に注目されるのが、胡春華(こしゅんか)内モンゴル自治区党委書記(49)だ。胡錦濤氏と同じように党の青年組織「中国共産主義青年団(共青団)」トップの第1書記を務め、「ポスト習近平」を競う「第6世代」の中でも胡錦濤氏の意中の人物とされる。今回、同じように政治局入りした同世代の孫政才(そんせいさい)吉林省党委書記(49)とともに、5年後の最高指導部入りをうかがう存在となった。

 常務委員入りが取りざたされながら、政治局委員に留任した李源潮(りげんちょう)党中央組織部長(62)と汪洋(おうよう)広東省党委書記(57)も、胡錦濤氏に近い存在で、5年後に再起をかける。新委員では、劉奇葆(りゅうきほ)四川省党委書記(59)も共青団出身で、党中央宣伝部長に就任することが有力視されている。

 一方で、胡錦濤氏の影響力の限界も見えた。胡氏の側近中の側近と言われ、中央弁公庁主任として胡指導部を支えた令計画(れいけいかく)党中央統一戦線工作部長(56)は、政治局入りを果たせなかった。3月に息子がフェラーリを運転中に事故死したとの情報がインターネット上で流れたうえ、薄熙来(はくきらい)前重慶市党委書記(63)が失脚する過程で重要な役割を果たしたために保守派からの反発が強まったことが影響したとの指摘もある。

 指導部内のパワーゲームの上に成り立った人事は、さまざまな思惑を優先した結果、経済通を外すなど政策面で不安定さを露呈していることは否めない。派閥や人脈を重視するあまり、既得権益層に切り込む改革が進まない恐れもある。

 これまで、マクロ経済政策を担当した王岐山(おうきざん)副首相(64)が中央規律検査委員会トップとして常務委員に昇格したが、新たな政治局委員で王氏に代わり経済のかじ取りを主導する人物が見当たらない。

 海外の経済界でも知られるのは、外資誘致に熱心で「広東モデル」といわれる発展モデルを築いた汪洋氏と、経済計画を策定する国家発展改革委員会主任を務めた馬凱(まがい)国務院(政府)秘書長(66)だ。しかし、中国人民銀行(中央銀行)副総裁などを務めた王氏と比べると金融政策の経験は見劣りする。そのため、「金融改革の先行きが読めなくなった」(日中関係筋)と懸念する声もある。

 民営企業家の中央委員入りも期待されたが、一人も選ばれなかった。建機最大手、三一集団(湖南省)の梁穏根(りょうおんこん)会長が有力視されたが、中央候補委員にも就けなかった。中央委員や中央候補委員入りしたのは中国石油天然気集団の蒋潔敏(しょうけつびん)社長ら国有企業トップばかり。民営企業の地位向上には依然、見えない壁があることが浮き彫りとなった。【「13億の転換点」取材班】=つづく

4309チバQ:2012/11/21(水) 23:01:17
http://mainichi.jp/select/news/20121117ddm007030025000c.html
13億の転換点・2012年中国:第3部 習近平指導部を見通す/3 ネットに飛び交う党批判
毎日新聞 2012年11月17日 東京朝刊

 ◇権利意識、指導部と乖離
 「工場の周囲100キロはすべて汚染される」。中国浙江(せっこう)省寧波(ねいは)市の市政府庁舎前。工業地帯での化学物質パラキシレン(PX)生産に反対する群衆の中にいた男性が訴えると、周囲も呼応して「このままでは死ぬだけだ」と口々に叫んだ。

 10月28日、市政府は住民の激しい反対を受け、鎮海(ちんかい)区で始める予定だったPX生産計画の撤回を発表した。この問題は、公民意識の高まりという観点で報じられることが多かった。だが、実情は少し違っている。

 計画の中身は「国有石油大手の関連工場が機能を拡張し、主に製油とエチレンを生産する」だった。PX生産はその一部に過ぎず、工場では以前からPXを生産していた。PXはポリエステルの中間原料で、発がん性があるベンゼンと比べれば毒性はそれほど高くない。まして周囲100キロの汚染は「通常なら考えられない」(日本化学工業協会)という。

 だが、拡張計画にPX生産が含まれていることが明らかになった10月初旬、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」上ではデモの呼びかけが瞬時に拡大。28日には5000人規模になり、デモ隊は市長辞任も要求した。「共産党は腐っている」と党批判も飛び出し、市政府は計画撤回に追い込まれた。この日、庁舎前で声を上げていた住民に「どうやって汚染の危険性を知ったのか」と尋ねると「インターネットに載っていた」と言うだけで汚染範囲の明確な根拠はなかった。

 胡錦濤(こきんとう)指導部の10年間で特筆されるのは、権利意識の高まりだ。デモや暴動などの抗議行動は、指導部発足直後の03年は約6万件だったが昨年は約18万件。特に住民の関心が強い環境問題では当局側が計画撤回に追い込まれるケースが目立つ。以前は「民意の重視」と評価する声も多かったが、デモの過激化と当局の場当たり的な対応が繰り返される現状に「このままでは中国に化学産業の居場所がなくなる」との専門家の意見が増えている。

 高まる権利意識は岐路にある。背景には情報の不開示や住民との対話の欠如があるようだ。安徽(あんき)省社会科学院の王開玉(おうかいぎょく)元研究員は「群衆が抗議をしないと何も解決せず、抗議し始めると解決する。問題は政府が民意を求めないことにある」と指摘する。

 寧波市政府も当初はPX事業の存在を明らかにしなかった。市当局者は毎日新聞の取材に「市民に意見を聞き、社会に(計画を)公示する予定はあった」と強調したが、実際に意見を聞いたのは、反対デモが拡大した後のことだった。

 総書記に就任した習近平(しゅうきんぺい)氏はこれまで、愛党精神や党員の意識向上を訴える傾向が強く、民主をめぐる問題にはほとんど言及していない。しかし、中国のネット利用者は5億人を突破。貧富の格差や官僚腐敗の深刻化が進むなか、「微博」で共産党批判がうずまいている。健全な民意を政策に生かすための政治改革が先送りされたまま、指導部と国民の意識の乖離(かいり)は進み続けている。【「13億の転換点」取材班】=つづく

4310チバQ:2012/11/21(水) 23:02:13
http://mainichi.jp/select/news/20121118ddm007030186000c.html
13億の転換点・2012年中国:第3部 習近平指導部を見通す/4 巨額投資に走る辺境
毎日新聞 2012年11月18日 東京朝刊

 ◇債務、格差拡大 成長限界に
 「ここが空港建設予定地だ」。バイク1台がやっと通れる泥道を進んで高台に着くと、眼下には青々としたサトウキビ畑が広がっていた。中国南西部・雲南省のミャンマーとの国境にある徳宏(とくこう)タイ族ジンポー族自治州隴川(ろうせん)県。7月、州政府がここに約5億元(約65億円)をかけて州に2カ所目の空港建設を予定していることが明らかになった。地元住民の毛仮見(もうかけん)さん(30)は「空港ができたら四川にも上海にも行けるようになる」と期待する。

 同じ月、同州に地元企業が航空会社を設立。州政府も参画し、5年以内に30機の航空機を購入する計画だ。総投資額は100億元(約1300億円)を超える見込みだ。

 だが、採算性を疑問視する声も多い。州の人口は約120万人。中心都市、芒市(ぼうし)の空港から新空港予定地までは約130キロ、車で約2時間の距離に過ぎない。特段の観光資源はなく、主要産業は農業や、ミャンマーとのひすいの貿易ぐらいだ。中国メディアによると、芒市の空港も1〜6月期の平均搭乗率は75・5%と採算ライン(6〜7割台)ぎりぎりだ。州当局者は批判を気にしてか、「第2空港は検討段階にすぎない」と口を濁す。

 辺境の小さな地方政府が巨額投資に突き進む背景には、省政府の投資拡大路線がある。雲南省は山がちな地形で少数民族が多く、産業に乏しい。1〜9月の域内総生産は6700億元だが、省政府は「10〜12月期に奮闘して1兆元を勝ち取る」と、今年中の1兆元超えを目標にハッパをかける。

 中国は国内総生産(GDP)に占める投資の割合が4割強。高度成長期の日本(3割強)を上回り、投資偏重で経済成長を果たしてきた。だが、リーマン・ショック後に行った4兆元の景気対策などで地方政府の債務が増大。不動産バブルで格差拡大も招き、投資偏重の成長は限界にきている。

 胡錦濤(こきんとう)前総書記は党大会の政治報告で、20年までに10年比でGDPと所得を倍増させる方針を打ち出した。10%超の高成長から7%台の安定成長に転換し、格差解消に取り組む方針だ。習近平(しゅうきんぺい)総書記も15日の会見で「国民はもっと安定した仕事、もっと満足できる収入を望んでいる」と、胡氏の方針を進める姿勢を示した。

 投資偏重からの脱却と安定成長の維持、所得配分の見直しには「政府の関与を減らし、民間活力を回復することがカギ」(李迅雷(りじんらい)海通証券首席エコノミスト)となる。だが、国有企業など既得権益層の抵抗も予想される。高成長の負の遺産を受け継いだ新指導部。持続的発展を実現できるかは、彼らの手腕にかかっている。【「13億の転換点」取材班】=つづく

4311チバQ:2012/11/21(水) 23:02:53
http://mainichi.jp/select/news/20121119ddm007030057000c.html
13億の転換点・2012年中国:第3部 習近平指導部を見通す/5 胡路線、踏襲の先は
毎日新聞 2012年11月19日 東京朝刊

 ◇外交重視に各国期待
 「軍事闘争の準備が最も重要との位置づけを堅持し、国家主権と安全保障、発展の利益を断固として守らなくてはならない」。中国共産党と軍のトップに就いた習近平(しゅうきんぺい)総書記(中央軍事委員会主席)は16日、北京で開かれた軍の会議でこう強調した。

 「軍事闘争の準備」は前任の胡錦濤(こきんとう)氏が昨年から訴えており、新しい内容ではないが、就任直後の習氏による軍服姿での表明は、国家主権で譲歩しない姿勢を国内外に示す狙いがある。沖縄県・尖閣諸島や南シナ海の島々を念頭に置いた発言であり、視線の先にはアジア回帰を強める米国があるのは明らかだ。

 胡氏が党大会初日の政治報告で言及した「海洋強国の建設」が習指導部に引き継がれることは確実で、日本をはじめ周辺国は警戒感を強めている。「当面は胡氏の路線を踏襲し、『習カラー』が出てくるまでには時間がかかる」(日中関係筋)との見方が一般的だ。その一方で、胡氏との違いを指摘する分析も少なくない。

 中国政府系シンクタンクの国際問題研究者は「胡氏は調整型のテクノクラート(技術官僚)だったのに対し、習氏はいわば決断力のある戦略家。長期的視野に立って物事を進められるので、難しい時期の指導者としてふさわしい」と期待を寄せる。

 習氏は08年3月に国家副主席に就任して以来、40カ国以上を訪問し国際経験を積んだ。北朝鮮に始まり、南米、欧州、日本(09年12月)、東南アジアを経て、今年2月には訪米した。ワシントンでは習氏の総書記就任を見据え、オバマ大統領ら米政府首脳がそろって厚遇。北京の外交筋は「原稿を棒読みする胡氏とは異なり、オープンで話ができる相手との印象を米に与えた。人権問題などで立場の違いはあるが、同じテーブルで意見を率直に交わす関係を築けるのではないか」と予測する。

 習氏を支える外交部門も世代交代する。外交を統括してきた戴秉国(たいへいこく)国務委員は来春で引退し、後任には楊潔〓(ようけつち)外相や知日派として知られる王毅(おうき)国務院台湾事務弁公室主任らの名前が挙がる。さらに、政治局委員に昇格した王滬寧(おうこねい)党中央政策研究室主任が副首相か国務委員となって外交を統括するとの観測も出ている。

 上海の名門・復旦大学の国際政治学者だった王滬寧氏は江沢民(こうたくみん)前国家主席によって党中央政策研究室に呼ばれ、江氏の指導理念「三つの代表」を作り上げた一人とされる。胡指導部でもブレーンとして政策を提言し、江、胡両氏の信頼が厚いと言われている。

 胡指導部では外交を直接担当する政治局委員はおらず、戴国務委員や楊外相は約200人いる中央委員に過ぎなかった。外交上の難題に直面した際、外交当局者が指導部と迅速な意思疎通を図れているのか疑問視される場面もあった。来春の政府人事で外交担当者の権限を強めるのか。それは注目されがちな強硬姿勢とは別に、習指導部が各国との協調をどこまで重視するのかを示すものと言えそうだ。【「13億の転換点」取材班】=つづく

4312チバQ:2012/11/21(水) 23:03:39
http://mainichi.jp/select/news/20121121ddm007030073000c.html
13億の転換点・2012年中国:第3部 習近平指導部を見通す/6止 台湾、警戒緩めず
毎日新聞 2012年11月21日 東京朝刊

 ◇知台派だが「友」でない
 今から17年前。台湾・中華汽車の社長だった蘇慶陽(そけいよう)さん(65)は一大自動車工場「東南汽車城」の用地に選んだ中国福建省福州市の土地を訪れ、当惑した。そこは山と川に囲まれ、道路1本しかない農地だった。広東省深セン(しんせん)や上海などが注目されていた時代。「福建省には基礎がない。自動車工場の建設は無理だ」。台商(台湾人ビジネスマン)だけでなく、外国企業からもひきとめられた。

 福建省は海を挟んで台湾の真向かいにある。長らく中台対立の最前線だった。「当時、自動車工場の建設を受け入れてくれたのは福州だけだった」と蘇さん。しかし、土地開発、水、電気、労働力と問題は山積。頼りにしたのが、当時、福州市共産党委員会書記だった習近平(しゅうきんぺい)氏だ。

 「習氏が思い切ってやってくれなければ、自動車の部品工場三十数社が一度に進出する東南汽車城はこれほど早く完成しなかった」。蘇さんが言うように福州市との連携を背景にした東南汽車城はわずか4年で完成。その後、高級車・ベンツの生産工場も引き寄せた。福州市は今では中国有数の自動車生産基地だが、習氏の貢献が宣伝されることは少ない。

 「大きなことは口にせず、寡黙で実務的、有言実行。感情の起伏が小さく、表に出ない」。蘇さんが覚えている40代前半の習氏の印象は今とほとんど変わらない。「台湾人の気質にも理解が深い。今後の中台関係に良い影響を与えるだろう」との期待もある。

 台商とこれほど密に接した中国の指導者は過去にいない−−。習氏は台湾でこう評される。実際、習氏は福建省で過ごした85〜02年に▽台湾の液晶ディスプレー大手、冠捷科技集団の宣建生(せんけんせい)最高経営責任者(CEO)▽台湾の自動車大手、裕隆集団の厳凱泰(げんがいたい)CEO▽「台湾の松下幸之助」と称された台湾プラスチックグループの創始者、王永慶(おうえいけい)氏(故人)−−らと深く交流。台湾企業を頻繁に視察した。

 台湾の情報機関・国家安全局も習氏を「知台派」と分析する。一方で「中国大陸の指導者は『民族主義派』であり、習氏も例外ではない。『友台派』ではない」と警戒感を緩めない。「(中国が)経済で台湾の政治を包囲しようとしていることを誰もが知っており、そうした統一戦線工作を数十年続けている」(台湾行政院大陸委員会幹部)からだ。台湾のある大手企業トップも「政治色が強まると事業に響く」と述べ、習氏との親交を公にすることをためらう。

 胡錦濤(こきんとう)前総書記は05年、対台湾政策を強硬から柔軟に転換。08年に就任した台湾の馬英九(ばえいきゅう)総統との間で中台関係を大幅に改善させた。胡前総書記は8日、習氏が率いる新指導部も中台交流促進を継続する方針を示すと同時に、中台間の戦争状態を終結する平和協定締結の必要性を説いた。

 だが、馬総統は「台湾の民衆は両岸(中台)の平和協定締結に多くの疑念を抱いている」と慎重な姿勢を崩していない。台湾の対中警戒感を解きほぐすのは、「知台派」習氏でも容易ではなさそうだ。【「13億の転換点」取材班】=おわり

      ◇

 「第3部 習近平指導部を見通す」は成沢健一、工藤哲、井出晋平、米村耕一(北京)、隅俊之(上海)、大谷麻由美(台北)、石原聖、大貫智子、長野宏美(外信部)が担当しました。

4313チバQ:2012/11/21(水) 23:05:43
>>4279報道の通り
http://mainichi.jp/select/news/20121122k0000m030064000c.html
中国:孫春蘭氏、女性初の直轄市トップに
毎日新聞 2012年11月21日 20時38分

 【北京・工藤哲】中国国営新華社通信は21日、第18回中国共産党大会後に最高指導部の政治局常務委員に昇格した天津市トップの張高麗(ちょう・こうれい)党委書記(66)の後任として、孫春蘭(そん・しゅんらん)福建省党委書記(62)の就任を決めたと伝えた。孫氏は女性初の直轄市トップとなる。

 孫氏は河北省出身。遼寧省勤務が長く、大連市党委書記、中国の労組の全国組織「中華全国総工会」副主席などを歴任した。09年から福建省党委書記となり、党大会後に政治局委員(25人)に昇格していた。女性の政治局委員は劉延東(りゅう・えんとう)国務委員(67)=副首相級=と孫氏の2人になった。張氏は来春にも筆頭副首相に就任するとの見方が強まっている。

 新華社は一方で、常務委員に昇格した劉雲山(りゅう・うんざん)党中央宣伝部長(65)の後任として、政治局委員の劉奇葆(りゅう・きほ)四川省党委書記(59)の就任を決めたと伝えた。劉奇葆氏の後任は王東明(おう・とうめい)氏(56)に決まった。年齢はいずれも11月末現在。

4314チバQ:2012/11/21(水) 23:08:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121119/chn12111922270006-n1.htm
中国、腐敗で66万人処分 「腐れば虫わく」と習氏
2012.11.19 22:24 [中国]
 中国国営通信新華社は19日、第18回中国共産党大会が14日採択した党中央規律検査委員会の活動報告の全文を伝えた。活動報告によると、2007年11月から今年6月までの約5年間に汚職や職権乱用など腐敗問題で処分された党員は66万8429人に上り、腐敗の深刻さを浮き彫りにした。

 19日付の党機関紙、人民日報によると、習近平総書記は17日、党中央政治局の集団学習会を開き「物が腐れば虫がわく」と指摘。「腐敗問題が深刻になれば、最終的に党や国が滅ぶ」と述べ、腐敗問題の解決に全力を挙げる考えを強調した。

 規律検査委の活動報告によると、5年間で立件した贈収賄事件は8万1391件、賄賂は総額222億300万元(約2900億円)に及んだ。5年間で摘発した公的機関の裏金は総額315億8600万元に達した。(共同)

4315チバQ:2012/11/21(水) 23:13:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121121/kor12112120260002-n1.htm
【韓国大統領選】
野党候補一本化が難航 異例の事態
2012.11.21 20:25 [韓国]

候補者一本化のための会談を終え、握手する無所属の安哲秀候補(左)と民主統合党の文在寅候補=18日、ソウル(共同)
 【ソウル=黒田勝弘】韓国の大統領選挙は12月19日の投票まで1カ月を切ったのに、野党陣営の最終候補者が決まらない異例の状況になっている。与党セヌリ党の朴槿恵(パククネ)候補(60)に対抗する野党陣営の文在寅(ムンジェイン)・民主統合党候補(59)と無所属の安哲秀(アンチョルス)候補(50)の候補一本化が、予想通りひどく難航しているためだ。

 一本化の期限は候補者登録日(公示)の25〜26日。両陣営とも一本化は世論調査で決めることでは合意したが、その世論調査の方法をめぐって、どういう質問をどの範囲の有権者にするか、いつ実施するかなど、両者の話し合いがつかないのだ。

 対立の背景には、政権担当の経験もある党組織を背負った文氏と、非政治家で既成政治打破を看板に大衆的人気の安氏それぞれに、どういう世論調査が自らに有利か思惑の違いがある。

 まず世論調査の質問をめぐっては、文氏は「どちらが野党陣営の一本化候補にふさわしいか」がいいと主張し、安氏は朴氏に勝つための一本化だから「朴候補との対決で文、安どちらがいいか」にすべきという。これは、これまでの各種世論調査で候補一本化では文氏が優位で、朴との対決では安氏が強いというねじれ結果が出ているからだ。

 また世論調査の対象についても、有権者全体にするのか野党陣営だけに限るのかで意見が分かれ、決まっていない。

 さらに世論調査の結果が誤差の範囲の僅少差の勝ち負けだった場合、負けた方がそのまま納得して引き下がるかどうかも疑問だ。

 一本化はどちらかが候補から降りることだが、人物論的には安氏より文氏の方が降りやすいとの評もある。文氏の背後には党組織があって降りにくいという見方の半面、盧武鉉(ノムヒョン)前大統領の秘書室長出身の文氏は“永遠の秘書室長”といわれ、性格的にはそれほど強くないといわれるからだ。

 これに対し安氏は良家育ちで負けず嫌いの意地っ張りエリートだ。そう簡単に譲るタイプではないといわれている。公示まで一本化できない場合、“混迷”は投票直前にまでずれ込む可能性もある。

 対抗する与党の朴陣営は野党陣営の一本化騒ぎを冷ややかに見ながら、そのイメージダウンに期待している。ただ世論の関心が集中している野党候補一本化は、遅れるほど実現の場合は劇的効果があり、警戒は怠っていない。


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