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大中華世界的話題

4303チバQ:2012/11/21(水) 22:55:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121119/chn12111901050000-n1.htm
【習近平研究】
(3)自粛が解けた一族ビジネス
2012.11.19 01:02 (1/3ページ)[中国]

 北京市の西郊に、清朝末期の教会跡地がある。昨年夏からマンションの建設工事が進められていたが、今春、騒がしかったそのつち音が突然やんだ。市当局から「安全基準に問題あり」と横やりが入ったのだ。

 この開発業者の社長は、中国共産党の習近平総書記の中学時代の同級生だった。毛沢東時代の閣僚を父親に持つ、「太子党」(高級幹部の子弟)でもある。

 社長が憤慨し市当局に掛け合ったところ、ある幹部が声を潜めて打ち明けた。

 「この土地を、(党最高指導部の)政治局常務委員会メンバーの子弟という『大物太子党』がほしいと言っているんだ」

 困った社長は習氏の周辺を通じ、「大物太子党」と食事する機会を設けた。社長の素性を知った「大物太子党」は宴席で、手打ちに同意した。「あなたが太子党で、しかも習さんの同級生とは知らなかった−」。工事が再開されたのはそのすぐ後だ。

 習総書記を代表格とする太子党は、胡錦濤前総書記(国家主席)を中心とする共産主義青年団(共青団)グループとは大きく異なる。組織というより、政財界における巨大な人間関係のネットワークのようなもので、構成メンバーさえはっきりしないのだ。


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 そんな太子党に共通する関心事があるとすれば、それは、自分たちの既得権益をいかに維持、拡大するかということになるだろう。

 当然、太子党同士でトラブルが起きることもある。その場合、太子党ネットワークの人脈を使って解決するのが一般的だ。関係者によれば、温厚な人柄で顔が広い習氏は太子党の当事者双方から信頼され、地方時代から仲介役の依頼が多かったという。その積み重ねが習氏の党内基盤を固めることにもつながっていく。

 党内にコネをもつ太子党の周りには、怪しげなカネもまた集まりやすい。

 習氏が福建省長を務めていた2000年ごろ、省内の貿易会社「遠華集団」による総額500億元(約6500億円)の密輸が発覚、高官ら300人以上が逮捕された。「建国後最大の密輸・汚職事件」と呼ばれたものの、習氏にはついに捜査の手が伸びなかった。

 当時、「父親(習仲勲・元副首相)の元部下たちが守ったのだ」とささやかれたが、党中央入りを目指していた習氏自身、経歴に傷がつかないよう先手を打っていた。こうした贈収賄事件を警戒し、地元の実業界と距離を置いていたのだ。


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 多くの太子党と同様、習氏の親族もネットワークを活用し、富を築いてきた。2人の姉は夫らとともにそれぞれ不動産と通信業で財を成し、弟も環境関連ビジネスを展開している。

 しかし07年秋、習氏が政治局常務委員に抜擢(ばってき)され、ポスト胡錦濤の最有力候補に躍り出たとき、母親の斉心氏が北京の自宅に子や孫たちを集めて、こうクギを刺したのだという。

 「今は近平にとって一番重要な時期だ。家族の力を合わせて支えていく。経済問題で足を引っ張るようなことがあれば縁を切る!」

 その後、姉弟たちはビジネスを控え、複数の会社の役員名簿から習氏の家族の名前が消えた。それでも、米メディアは7月、習氏の親族の資産を3億7600万ドル(約305億円)規模だと報じた。習氏のイメージダウンを狙った政敵によるリークとみられている。

 習近平総書記が誕生したことで、母親の命じた“自粛期間”は過ぎた。今後、姉弟の子供たちも次々と成人になる。権益を拡大しようとする太子党のDNAが増殖していく中で、習氏は再び先手を打てるのだろうか。(矢板明夫)


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