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大中華世界的話題

4308チバQ:2012/11/21(水) 23:00:30
http://mainichi.jp/select/news/20121116ddm007030210000c.html
13億の転換点・2012年中国:第3部 習近平指導部を見通す/2 胡氏が託す第6世代
毎日新聞 2012年11月16日 東京朝刊

 ◇「5年後」への布石 最高指導部入り狙う
 「新旧交代のために多くの同志が指導部から退いたことは、広い度量と党への限りない忠誠を示すものだ」。中国共産党の第18期中央委員会第1回総会(1中全会)が新指導部を選出した15日、新華社通信を通じて配信された党機関紙「人民日報」の社説はこう強調した。胡錦濤(こきんとう)国家主席(69)が党と軍のトップを退いた意義を訴える内容と言える。

 激しいポスト争いの末に誕生した最高指導部・政治局常務委員の人事は江沢民(こうたくみん)前国家主席(86)の意向が通ったとされる。だが、常務委員7人を含む政治局委員25人の顔ぶれを見渡すと、胡氏のしたたかな側面をうかがわせる。新任の常務委員5人はいずれも1940年代生まれで、5年後の党大会で定年を理由に引退する見通し。補充メンバーは今回誕生した政治局委員の中から選ばれるとみられ、胡氏が将来的に影響力を維持する可能性を残した人事となった。

 政治局新委員の中で特に注目されるのが、胡春華(こしゅんか)内モンゴル自治区党委書記(49)だ。胡錦濤氏と同じように党の青年組織「中国共産主義青年団(共青団)」トップの第1書記を務め、「ポスト習近平」を競う「第6世代」の中でも胡錦濤氏の意中の人物とされる。今回、同じように政治局入りした同世代の孫政才(そんせいさい)吉林省党委書記(49)とともに、5年後の最高指導部入りをうかがう存在となった。

 常務委員入りが取りざたされながら、政治局委員に留任した李源潮(りげんちょう)党中央組織部長(62)と汪洋(おうよう)広東省党委書記(57)も、胡錦濤氏に近い存在で、5年後に再起をかける。新委員では、劉奇葆(りゅうきほ)四川省党委書記(59)も共青団出身で、党中央宣伝部長に就任することが有力視されている。

 一方で、胡錦濤氏の影響力の限界も見えた。胡氏の側近中の側近と言われ、中央弁公庁主任として胡指導部を支えた令計画(れいけいかく)党中央統一戦線工作部長(56)は、政治局入りを果たせなかった。3月に息子がフェラーリを運転中に事故死したとの情報がインターネット上で流れたうえ、薄熙来(はくきらい)前重慶市党委書記(63)が失脚する過程で重要な役割を果たしたために保守派からの反発が強まったことが影響したとの指摘もある。

 指導部内のパワーゲームの上に成り立った人事は、さまざまな思惑を優先した結果、経済通を外すなど政策面で不安定さを露呈していることは否めない。派閥や人脈を重視するあまり、既得権益層に切り込む改革が進まない恐れもある。

 これまで、マクロ経済政策を担当した王岐山(おうきざん)副首相(64)が中央規律検査委員会トップとして常務委員に昇格したが、新たな政治局委員で王氏に代わり経済のかじ取りを主導する人物が見当たらない。

 海外の経済界でも知られるのは、外資誘致に熱心で「広東モデル」といわれる発展モデルを築いた汪洋氏と、経済計画を策定する国家発展改革委員会主任を務めた馬凱(まがい)国務院(政府)秘書長(66)だ。しかし、中国人民銀行(中央銀行)副総裁などを務めた王氏と比べると金融政策の経験は見劣りする。そのため、「金融改革の先行きが読めなくなった」(日中関係筋)と懸念する声もある。

 民営企業家の中央委員入りも期待されたが、一人も選ばれなかった。建機最大手、三一集団(湖南省)の梁穏根(りょうおんこん)会長が有力視されたが、中央候補委員にも就けなかった。中央委員や中央候補委員入りしたのは中国石油天然気集団の蒋潔敏(しょうけつびん)社長ら国有企業トップばかり。民営企業の地位向上には依然、見えない壁があることが浮き彫りとなった。【「13億の転換点」取材班】=つづく


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