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大中華世界的話題

4311チバQ:2012/11/21(水) 23:02:53
http://mainichi.jp/select/news/20121119ddm007030057000c.html
13億の転換点・2012年中国:第3部 習近平指導部を見通す/5 胡路線、踏襲の先は
毎日新聞 2012年11月19日 東京朝刊

 ◇外交重視に各国期待
 「軍事闘争の準備が最も重要との位置づけを堅持し、国家主権と安全保障、発展の利益を断固として守らなくてはならない」。中国共産党と軍のトップに就いた習近平(しゅうきんぺい)総書記(中央軍事委員会主席)は16日、北京で開かれた軍の会議でこう強調した。

 「軍事闘争の準備」は前任の胡錦濤(こきんとう)氏が昨年から訴えており、新しい内容ではないが、就任直後の習氏による軍服姿での表明は、国家主権で譲歩しない姿勢を国内外に示す狙いがある。沖縄県・尖閣諸島や南シナ海の島々を念頭に置いた発言であり、視線の先にはアジア回帰を強める米国があるのは明らかだ。

 胡氏が党大会初日の政治報告で言及した「海洋強国の建設」が習指導部に引き継がれることは確実で、日本をはじめ周辺国は警戒感を強めている。「当面は胡氏の路線を踏襲し、『習カラー』が出てくるまでには時間がかかる」(日中関係筋)との見方が一般的だ。その一方で、胡氏との違いを指摘する分析も少なくない。

 中国政府系シンクタンクの国際問題研究者は「胡氏は調整型のテクノクラート(技術官僚)だったのに対し、習氏はいわば決断力のある戦略家。長期的視野に立って物事を進められるので、難しい時期の指導者としてふさわしい」と期待を寄せる。

 習氏は08年3月に国家副主席に就任して以来、40カ国以上を訪問し国際経験を積んだ。北朝鮮に始まり、南米、欧州、日本(09年12月)、東南アジアを経て、今年2月には訪米した。ワシントンでは習氏の総書記就任を見据え、オバマ大統領ら米政府首脳がそろって厚遇。北京の外交筋は「原稿を棒読みする胡氏とは異なり、オープンで話ができる相手との印象を米に与えた。人権問題などで立場の違いはあるが、同じテーブルで意見を率直に交わす関係を築けるのではないか」と予測する。

 習氏を支える外交部門も世代交代する。外交を統括してきた戴秉国(たいへいこく)国務委員は来春で引退し、後任には楊潔〓(ようけつち)外相や知日派として知られる王毅(おうき)国務院台湾事務弁公室主任らの名前が挙がる。さらに、政治局委員に昇格した王滬寧(おうこねい)党中央政策研究室主任が副首相か国務委員となって外交を統括するとの観測も出ている。

 上海の名門・復旦大学の国際政治学者だった王滬寧氏は江沢民(こうたくみん)前国家主席によって党中央政策研究室に呼ばれ、江氏の指導理念「三つの代表」を作り上げた一人とされる。胡指導部でもブレーンとして政策を提言し、江、胡両氏の信頼が厚いと言われている。

 胡指導部では外交を直接担当する政治局委員はおらず、戴国務委員や楊外相は約200人いる中央委員に過ぎなかった。外交上の難題に直面した際、外交当局者が指導部と迅速な意思疎通を図れているのか疑問視される場面もあった。来春の政府人事で外交担当者の権限を強めるのか。それは注目されがちな強硬姿勢とは別に、習指導部が各国との協調をどこまで重視するのかを示すものと言えそうだ。【「13億の転換点」取材班】=つづく


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