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国際政治・世界事情

7616チバQ:2014/03/14(金) 00:49:53
http://www.afpbb.com/articles/-/3010235?ctm_campaign=photo_topics
少年の死を悼む抗議デモで新たな衝突、トルコ
2014年03月13日 10:36 発信地:イスタンブール/トルコ
【3月13日 AFP】トルコの首都アンカラ(Ankara)とイスタンブール(Istanbul)で12日、昨年6月の反政府抗議デモの最中に負傷した少年が11日に死亡したことをきっかけに数万人規模の抗議デモが起き、警官隊と衝突した。少年の死を悼み市民が集まることを阻止するため、警官隊は催涙ガスと放水銃を用いて解散を試みた。

 イスタンブールでは、死亡した少年の葬儀のために墓地へと向かっていたデモ隊が、反政府スローガンを叫び路上で物を燃やした。また昨年6月に抗議デモが始まったタクシム広場(Taksim Square)に向かっていたグループを阻止しようとした警官隊とこのグループとの間でも衝突が起きている。

 アンカラでは交通を妨害したデモ隊と警官隊が衝突。数人の逮捕者と負傷者が出た。

 他方、西部イズミル(Izmir)でも市当局の建物に向かって行進していたグループと警官隊が衝突し、女性1人が脚を骨折した他、数人が負傷している。

 11日に死亡した少年は昨年6月、トルコ全土に広がったレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相への抗議行動の最中、催涙ガス弾を頭に受けた。269日間昏睡状態に陥っていたが、11日にイスタンブールの病院で死亡した。少年は小売店にパンを買いに出かけた際に負傷したという。

 30日の地方選挙で負けたら退陣することを約束しているエルドアン首相。12日の一連の騒動は、少なくとも32の都市で起きた前日の衝突に続き、さらなる圧力となった。(c)AFP/Dilay GUNDOGAN

7617チバQ:2014/03/14(金) 00:52:04
>>7605
リビア東部で原油積んだタンカーが出港、 議会は首相を解任
2014年03月12日 09:40 発信地:トリポリ/リビア
【3月12日 AFP】リビア東部の反政府勢力が掌握した石油ターミナルで原油を積み込んだタンカーが11日に海軍艦艇を振り切って出港したことを受け、リビア議会は同日、アリ・ゼイダン(Ali Zeidan)首相の不信任案を賛成多数で可決し、同首相を解任した。

 8日に北朝鮮の国旗を掲げてリビア東部のシドラ(Al-Sidra)の港に入ったタンカー「モーニング・グローリー(Morning Glory)」は、国営石油会社を通さず、反政府勢力が独自に樹立した自治政府から直接原油を購入し、少なくとも23万4000バレルの原油を積み込んだとされる。反政府勢力が掌握した石油ターミナルでタンカーに原油が積み込まれたのは、中央政府に対抗する動きが出た昨年7月以降で初めて。

 リビア政府はタンカーを爆撃する姿勢さえ見せていたが、気象条件が悪く、大半が高速の哨戒艇だった海軍の艦艇は大型のタンカーが地中海(Mediterranean)に入るのを阻止することができなかった。

 リビア議会によると、アブドラ・サニ(Abdullah al-Thani)国防相が暫定首相に就任した。正式な新首相は2週間以内に選出される可能性があるという。

 リベラル派の支持を受けていた無所属のゼイダン氏は、約40年間に及んだ故ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の独裁を崩壊に導いた2011年の民衆蜂起後に独自の地方政権を樹立したかつての反体制民兵組織を押さえ込むことができなかった。また昨年10月には、ゼイダン氏が首都トリポリ(Tripoli)市内で民兵組織に短時間ながら拉致される事件も起きていた。(c)AFP/Imed Lamloum

7618チバQ:2014/03/14(金) 00:55:52
http://www.afpbb.com/articles/-/3010119
ヌスラ戦線が修道女ら16人解放、女性受刑者150人と交換
2014年03月11日 08:10 発信地:ジェイデヤブース/シリア
【3月11日 AFP】3年間内戦が続いているシリアで10日、イスラム系の反体制派に誘拐されていたギリシャ正教の修道女ら16人が、シリア政府によって収監されていた150人以上の女性と引き換えに解放された。誘拐された人と受刑者の解放を交換条件にした交渉が行われたのはまれだという。

 昨年12月3日、首都ダマスカス(Damascus)の北にあるキリスト教徒の村マアルーラ(Maalula)で、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)」の戦闘員らが、修道女13人と家政婦3人を誘拐して拘束していた。この村では、イエス・キリスト(Jesus Christ)が使っていたとされるアラム語の一種が現在も使われている。

 解放された修道女らは、レバノン国境に近い、政府軍が掌握しているジェイデヤブース(Jdeidet Yabus)の町に同日早く到着した。ある修道女は、解放された16人のいずれも拘束中にひどい処遇を受けたことはなく、「求めたものは全て与えられた」と語った。

 修道女の1人は、神に感謝したいと述べるとともに、交渉に当たったシリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領と、シリア反対政側の中心的な支持者であるカタールのタミム・ビン・ハマド・サーニ(Tamim bin Hamad al-Thani)首長、レバノンのアッバス・イブラヒム(Abbas Ibrahim)公安総局長官に謝意を表した。イブラヒム長官は、レバノンのテレビ局「ニューTV(New TV)」に対し、身代金の支払いはなく、代わりに「150人以上の女性の受刑者」が釈放されたと明かした。

 シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、政府側の複数の施設に収監されていた計150人の女性が修道女らと引き換えに釈放され、マスナア(Masnaa)国境検問所で解放されたという。

 シリア内戦のあらゆる陣営が収監施設を設けており、そこには子ども数百人を含む数万人が収監されているとされる。人権団体によると、そういった施設では拷問や虐待が組織的に行われているという。(c)AFP

7621とはずがたり:2014/03/14(金) 08:36:12
焦点:ウクライナ危機、ロシア経済の「アキレス腱」も浮き彫りに
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2306Y20140304
2014年 03月 4日 18:22 JST

[モスクワ 3日 ロイター] -クリミア半島への軍事介入に踏み切ったロシアのプーチン大統領の決断は、最終的には自国経済への長期にわたるダメージとなる可能性がある。当初は、ロシアがウクライナ国内に持つ直接的な経済的利益に焦点が当たっていたが、事態の進展に伴い、ウクライナ危機がロシア経済に波及する広範な影響が懸念されつつある。

ロシアと西側の経済関係が分断されれば、すでに停滞しているロシア経済にはどの程度影響が及ぶだろうか。

プーチン大統領は1日、ロシア系住民などの保護を理由に、ウクライナへの軍事介入について上院の承認を得た。ロシア金融市場は週末のウクライナ情勢の展開に即座に反応した。週明け3日のロシア株式市場は10%超急落。ロシア中央銀行は政策金利を引き上げ、史上最安値に下落したルーブルの防衛に推定1O0億ドルを投じたとみられている。

アナリストらは、ルーブル防衛のために取られた措置は、ロシア経済を景気後退(リセッション)に追い込みかねないと指摘する。東西間の緊張が続けば、海外からロシアへの直接投資は一段と冷え込み、ロシア経済の低迷は長引き、最終的にはロシア自身の政治的安定も弱まる可能性がある。

投資助言会社マクロ・アドバイザリーのパートナー、クリス・ウィーファー氏は「大きな問題は、ロシアは明らかに国内投資を増やす必要があり、資金を国内経済にとどめおく必要があることだ」としたうえで、「今回の危機が続き、ロシアが投資不可能な国になり、国際社会から相手にされなくなったりすれば、単純にここに資金は回って来なくなる」と述べた。

<悪夢のシナリオ>

ロシア経済への影響は、ウクライナ情勢がどう進展するかにかかっているが、現在想定されるシナリオは、迅速な外交的解決から武力衝突まで幅広い。

ただ、金利上昇などすでに出ている影響でさえ、2013年の国内総生産(GDP)伸び率が1.3%にとどまったロシア経済の成長を完全に止めてしまう恐れがある。

ロシアのアルファ銀行のエコノミスト、ナタリア・オルロバ氏は「過去の成長率は非現実的に見えつつある。今見える現実的な成長率はゼロに近い」と指摘。「それさえも、事態がこれ以上エスカレートしないというベストシナリオを前提としている」と述べた。

他のエコノミストらは現状を踏まえ、向こう数カ月でロシア経済は縮小すると予想。VTBキャピタルのチーフエコノミスト、ウラジミール・コリチェフ氏は「リセッションのリスクは利上げ決定前から可能性があった。そのリスクは今や確実に増している」と語った。

ロシア経済の弱みは激動する資本の流れに対する脆弱性にあるが、国内外の投資家は、ウクライナ問題という外交的危機にルーブル売りで反応している。

アルファ銀行のオルロバ氏によると、市場は今回の問題を、2008年当時の情勢と比較しているという。2008年には、ロシアとグルジアの軍事衝突が、ロシアから大量に資本が流出する最初のきっかけとなり、その後の世界的な金融危機で資本流出は加速し、ルーブルは30%下落した。

7622とはずがたり:2014/03/14(金) 08:36:46
>>7621-7622
ロシアのアルファ銀行のエコノミスト、ナタリア・オルロバ氏は「過去の成長率は非現実的に見えつつある。今見える現実的な成長率はゼロに近い」と指摘。「それさえも、事態がこれ以上エスカレートしないというベストシナリオを前提としている」と述べた。

他のエコノミストらは現状を踏まえ、向こう数カ月でロシア経済は縮小すると予想。VTBキャピタルのチーフエコノミスト、ウラジミール・コリチェフ氏は「リセッションのリスクは利上げ決定前から可能性があった。そのリスクは今や確実に増している」と語った。

ロシア経済の弱みは激動する資本の流れに対する脆弱性にあるが、国内外の投資家は、ウクライナ問題という外交的危機にルーブル売りで反応している。

アルファ銀行のオルロバ氏によると、市場は今回の問題を、2008年当時の情勢と比較しているという。2008年には、ロシアとグルジアの軍事衝突が、ロシアから大量に資本が流出する最初のきっかけとなり、その後の世界的な金融危機で資本流出は加速し、ルーブルは30%下落した。

<制裁の脅し>

さらに不透明な要因は、西側諸国による制裁がロシア経済に与える影響だが、対ロシア経済制裁は「見かけほど怖くない」と見る向きも多い。

在モスクワ米国商工会議所のアレクシス・ロジアンコ会長は「制裁は両サイドに打撃を与える。恐らく、制裁を受ける側より、科す側への影響の方が大きいだろう」と述べた。

ただ、制裁があろうとなかろうと、ロシアと西側の敵対関係は、ロシア金融市場で大きな役割を演じ、ロシア経済の長期的成長にも必要な外国資本の流入を阻害している。

一方、キャピタル・エコノミクスの新興国市場エコノミスト、ニール・シアリング氏は、約5000億ドルに上る外貨準備高を保有するロシアは、ルーブルへの短期的圧力なら十分にかわせると指摘。「利上げがロシア経済をリセッションに傾けるとの観測は多いが、率直に言って的外れだ」と語った。

同氏は、東西の緊張状態が長引いた場合に、外国からの長期的投資が細る可能性があることの方が深刻だとし、「ロシア経済の回復は投資の増加を通じて判断できる。1つの重要な源泉は外国直接投資だが、ウクライナ危機はロシアの海外でのイメージを傷つけている」と述べた。

ロシア国内の企業による投資は昨年低迷し、1月は7%減少した。ロシアは外国直接投資が特に弱く、キャピタル・エコノミクスによると、過去数四半期は他の主要新興国が純流入だったのに対し、ロシアは純流出だった。

楽観論を唱える人は、外交交渉や武力衝突が長期化する懸念があればこそ、プーチン大統領がウクライナ危機の平和的早期解決を望む根拠になると主張する。

しかし、もしプーチン大統領がこうした考えを一蹴し、事態がエスカレートの一途をたどれば、何年も続く景気低迷により、今は盤石に見えるプーチン大統領の絶対的権力も揺らぐ可能性がある。

投資助言会社マクロ・アドバイザリーのウィーファー氏は「もしロシアが資本を誘致できず、大手世界企業との合弁会社も組めなければ、経済は今のパターンにとどまり、リセッションに陥るリスクがある」と指摘。「もちろんそこに政治的意味合いがある」と語った。

7623チバQ:2014/03/14(金) 22:59:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140314/mds14031408570001-n1.htm
シリア難民・避難民900万人に 人口の4割以上 増加する危険性

2014.3.14 14:02

ヨルダン北部マフラクの難民キャンプのシリア難民の子どもたち=13日(ロイター)
ヨルダン北部マフラクの難民キャンプのシリア難民の子どもたち=13日(ロイター)


 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は14日の声明で、内戦が続くシリアから国外に逃れた難民と、国内避難民の数が計900万人を超えたことを明らかにした。シリアの人口は約2190万人(2013年推定)で、その4割以上に当たる。UNHCRは内戦の政治的な解決の見通しがない中、難民らの数はさらに増加すると警告、人道危機拡大に懸念を表明した。

 UNHCRによると、難民は約250万人、国内避難民は650万人以上に達する。避難を余儀なくされた人々の少なくとも半分は子どもという。

 難民の大半はレバノンやヨルダンなど近隣諸国に逃れている。レバノンだけで100万人近くに及び、今年末には160万人に達する恐れがあるという。

 UNHCRのグテレス高等弁務官は「(内戦解決に向け)大きな前進が見られないまま、このような人道的惨事が目の前で起きていることは受け入れがたい」と述べ、国際社会の一層の支援を呼び掛けた。(共同)

7624チバQ:2014/03/15(土) 10:15:10
http://www.asahi.com/articles/ASG3G3RC2G3GUHBI00C.html


元左翼ゲリラ、大統領に決定 エルサルバドル

ロサンゼルス=藤えりか

2014年3月15日01時21分

 大統領選の決選投票が行われた中米エルサルバドルの中央選管は13日、副大統領で与党左派ファラブンド・マルティ民族解放戦線(FMLN)のサルバドル・サンチェスセレン氏(69)が大統領に決まったと発表した。同氏は内戦時に反政府左翼ゲリラだった。

 決選投票は9日に行われたが、野党右派候補との差が0・22ポイントと異例の僅差(きんさ)で、精査が続いていた。

 選管によると、得票率はサンチェスセレン氏が50・11%。首都サンサルバドル市長を休職中で、野党右派・民族主義共和同盟(ARENA)のノルマン・キハノ氏(67)は49・89%。精査で票差は6364票に縮まったが覆らなかった。AP通信によると、キハノ氏は選挙に不正があったとして当局に訴えを起こした。

 FMLNは内戦時の反政府左翼ゲリラが母体で、サンチェスセレン氏はその中核だった。前回2009年の選挙で初の左派政権を樹立させたFMLNは、貧しい家庭の子どもへの手厚い政策で人気を得た。(ロサンゼルス=藤えりか)

7625チバQ:2014/03/16(日) 13:05:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140315/erp14031516580016-n1.htm
スロバキアで大統領選 首相、富豪の争い

2014.3.15 16:56


 スロバキアで15日、ガシュパロビッチ大統領の任期満了に伴う大統領選挙が実施された。事前の世論調査では中道左派の与党「スメル」党首のロベルト・フィツォ首相(49)を元実業家の富豪、アンドレイ・キスカ氏(51)らが追うが、いずれの候補も過半数を得られそうになく、今月29日の決選投票にもつれ込む見通し。

 スロバキアは欧州債務危機の際も自動車産業に引っ張られて堅調な経済成長を続け、今年も2%超の成長が見込まれている。国民の生活への不満も小さく、選挙は明確な争点を欠く。

 フィツォ氏が当選した場合、側近のカリニャーク内相(41)が後任の首相に就くとみられる。大統領に大きな権限はないが、側近が首相になることで、フィツォ氏に権力が集中するとの懸念もある。

 新大統領は6月15日に就任する。(共同)

7626チバQ:2014/03/16(日) 15:46:48
http://mainichi.jp/select/news/20140316k0000m030083000c.html

ウクライナ:住民投票…クリミア市民の思いは? 深い溝

毎日新聞 2014年03月16日 06時00分(最終更新 03月16日 10時58分)


 クリミアの住民たちは、どのような思いで住民投票を迎えようとしているのか。16日の住民投票について、ロシア系住民のイワン・ジトニュクさん(63)=クリミア将校連盟代表=と、先住民族クリミア・タタール人のレフィク・クルトセイトフさん(50)=クリミア工科教育大学助教授=に聞いた。【シンフェロポリで田中洋之】

 ◇「ようやく自分で将来を決めることができる」

 ◇ロシア系 イワン・ジトニュクさん

 住民投票は歴史的な出来事だ。ようやく自分で将来を決めることができる。ソ連時代の1954年、クリミアがロシア共和国からウクライナ共和国に帰属替えされた時、住民の意見は聞かれなかった。ロシア系住民は母なる故郷のロシアに戻りたいと願っている。80%以上がロシア編入に賛成するだろう。首都キエフは過激派が権力を奪った。

 独立は考えられない。クリミアより小さく人口が少ない独立国はあるが、ロシアと一緒にやっていくのが一番だ。クリミアでは年金はロシアの半分、ガソリンはロシアより20%高い。ロシアに入れば生活の水準が良くなる。(ロシア系住民の多い)ウクライナ東部や南部の州も住民が望むならクリミアに続けばいい。

 プーチン露大統領は(ロシア系住民の)保護者だ。クリミアを受け入れてくれると信じている。(住民投票を違法として認めない)欧米諸国はロシアを恐れているだけだ。

 ◇「民族衝突に発展する可能性がある」

 ◇タタール人のレフィク・クルトセイトフさん

 住民投票はボイコットする。ロシア系武装勢力に包囲された自治共和国議会が先住民族クリミア・タタール人を無視して決めたもので違法だ。ウクライナ憲法も地方自治体の住民投票を認めていない。多くのタタール人が棄権するだろう。

 英スコットランドの独立を巡る住民投票(9月)は住民が長期間議論しているが、クリミアでは決定から10日後の実施で、議論そのものを拒否している。

 ロシアはクリミアが編入を決めればタタール人に配慮するというが、ナンセンス。スターリン時代にタタール人を中央アジアに追放し故郷を荒廃させた。タタール人のクリミア帰還を認めてからも、ウクライナ領になったとの理由で何もしてこなかった。クリミアのロシア系住民は武装しタタール人に脅威を与えている。民族衝突に発展する可能性があり、極めて危険だ。
 ロシアよりも民主的なウクライナにとどまり、少数民族の権利拡大や社会問題の解決を求めていきたい。

7627チバQ:2014/03/16(日) 15:48:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140315/erp14031518310017-n1.htm
「庶民派」法王選出1年、イメージ刷新、改革本格化はこれから

2014.3.15 18:30 (1/2ページ)


 【ベルリン=宮下日出男】南米出身初となったローマ法王フランシスコ(77)が選出され、13日で丸1年が経過した。「貧者のための教会」を掲げる「庶民派」の姿勢は法王のイメージを変え、信者の支持は高い。ローマ法王庁(バチカン)改革にも乗り出したが、取り組みが本格化するのはこれからだ。

 「法王だって笑いも泣きもする普通の人間だ」。法王は今月上旬、伊紙のインタビューでこう語り、「スーパーマン」扱いされることに抵抗感を示した。

 法王は南米アルゼンチンのブエノスアイレス大司教時代同様に質素さを貫く。歴代法王の住まいでなく宿舎に暮らし、車から窓ガラスを下げ市民にあいさつすることもしばしば。13日は「私のために祈って」と短文投稿サイト「ツイッター」に語るだけで、祝いの行事はなかった。

 シリア内戦への懸念を繰り返し表明。1月のダボス会議には経済界要人に貧困問題への取り組みを促すメッセージを送り、国際問題にも積極的だ。

 即位当時、児童への性的虐待や内部文書漏出事件で教会の信頼は失墜。だが、法王のツイッターのフォロワーは1千万人を超え、米メディアが12カ国で実施した調査では、8割超がその仕事ぶりを評価した。

 課題であるバチカンの資金透明化も進める。外部専門家も関与し、予算や資産を管理する「財務省」新設を2月に公表。資金洗浄疑惑が上る財政管理組織「宗教事業協会」(通称バチカン銀行)には調査委員会をつくり、監督する枢機卿委員会メンバーも刷新した。

 今後はカトリックでタブー視される中絶や同性愛、避妊などの問題の対応も注目される。法王は同性愛に一定の理解を示したととられる発言もしたが、認めていない。ただ、「問題は教義変更ではなく、より深く個々の状況を考慮することだ」と強調しており、「教義の現実的適合」(ある枢機卿)も教会の課題だ。

 一方、法王を知る伊紙の記者は「グループまでがつくられたとは思わないが、法王の神聖さを弱める姿勢を問題視する者もいる」とし、内部の抵抗勢力の存在もささやかれている。

7628チバQ:2014/03/16(日) 15:49:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140314/mds14031413300004-n1.htm
最高で終身刑「ウガンダ反同性愛法」に活動家や一部議員が怒りの提訴

2014.3.15 18:00 (1/2ページ)

アフリカ・ウガンダで同性愛者に最高で終身刑を科す「反同性愛法」に署名するムセベニ大統領(ロイター)
アフリカ・ウガンダで同性愛者に最高で終身刑を科す「反同性愛法」に署名するムセベニ大統領(ロイター)


 アフリカ・ウガンダで2月、同性愛者に最高で終身刑を科す「反同性愛法」が成立したことを受け、同国の一部の国会議員や人権活動家らが今月11日、憲法裁判所に対し同法は違憲だとする訴えを起こした。同法に対しては人権意識の高い欧州諸国などから強い批判が出ているが、ムセベニ大統領は「撤回はしない」との意思を鮮明にしており、司法の判断に大きな注目が集まっている。(カイロ 大内清)

 ウガンダではもともと、多くのアフリカ諸国と同様に同性愛行為は禁じられていたが、昨年末に最高刑を終身刑とする法案が議会を通過。今年2月24日にムセベニ氏が署名した。同性愛者を支援した者も処罰の対象となるほか、当局に同性愛者を通報することも推奨する内容だ。

 ウガンダは国民の約75%がキリスト教徒、約15%がイスラム教徒で占められ、同性愛をタブー視する風潮が強い。フランス通信(AFP)によると、近年は同性愛に厳しい態度を取ることで知られる米福音派が影響力を伸ばしているといい、こうした事情も法案成立を後押ししたとみられる。

 これに対し、スウェーデンやデンマーク、オランダなど同性愛者の権利擁護に熱心な欧州諸国は「深刻な人権侵害」の恐れがあるなどと強く反発。ウガンダに対する援助を停止する動きも出始めている。

 実際、同国では法律成立後、タブロイド紙が、200人もの同性愛者や同性愛者とおぼしき人物のリストを掲載するなど、市民のプライバシーが脅かされる事例が相次いでいる。

 AFPが原告団の話として伝えたところでは、すでに同性愛を理由に逮捕されたり、大家から立ち退きを迫られるケースも起きているという。原告団の一人は今後の審理で、「反同性愛法は(社会にとって)有害であり、不当な差別を受けない権利を保障した憲法の理念に合致しない」ことなどを主張していく考えを示した。

 しかし、ムセベニ大統領は米CNNテレビのインタビューで「欧米の価値観を一方的に押しつけられることは容認できない」などと強調。ムセベニ氏に対しては一部の野党議員らから、反同性愛法を「政府の汚職問題などから世論の目をそらすために利用している」との批判もあるが、今のところ、ムセベニ氏側から法律を撤回する気配はない。

 ウガンダでは同法成立以前にも、同性愛の人権活動家が、名前や写真、住所などの個人情報を新聞のトップページで“晒さ”れたことが元で集団暴行を受け死亡するなど、同性愛者を取り巻く環境は厳しい。同性愛者らが少なくとも身の危険を感じずに暮らせるようになるまでの道はなおも遠い。

7629チバQ:2014/03/16(日) 15:50:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140316/erp14031600470002-n1.htm

【ウクライナ情勢】
住民投票後のクリミア 露が目論む2つのシナリオ 「併合」か「独立承認するも実効支配継続」
2014.3.16 00:45 (1/2ページ)[ロシア]

15日、ウクライナ南部クリミア自治共和国のシンフェロポリで、ロシア編入に賛成する人々(ゲッティ=共同)
15日、ウクライナ南部クリミア自治共和国のシンフェロポリで、ロシア編入に賛成する人々(ゲッティ=共同)


 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナ南部クリミア自治共和国で16日に行われる住民投票は、ロシアへの編入に対する賛成票が過半数を占めることが確実視されている。ケリー米国務長官によれば、14日に会談したラブロフ露外相は「住民投票が実施されるまではプーチン露大統領はいかなる決定も下さない」と強調した。住民投票後、プーチン氏はどう動くのか。2つのシナリオが予想されている。

 1つ目は、ロシアがかなり迅速にクリミアを併合するというものだ。プーチン氏が今回、東西冷戦終結後に形成された旧ソ連地域の秩序を、確信的に破壊しようとしているとの見方が根底にはある。

 露下院には、外国領の編入手続きを簡素化する法案が提出されており、21日にも審議が始まる予定。法案は、外国に実効的な統治権を持つ政権が存在しない場合、住民投票の結果などに基づいて領土を編入できるとする内容だ。同法が早期に成立した場合には、住民投票から1〜2週間でクリミア併合が完了することも考えられる。

 2つ目は、プーチン政権が即座の併合には踏み切らず、クリミアの独立を承認した上で実効支配を継続するシナリオだ。欧米が本格的な対露制裁に踏み切った場合には経済面で重大な打撃も予想されるため、しばらくは国際社会の出方を探るというわけだ。

 ロシアは2008年のグルジア紛争後、グルジアの親露派地域、アブハジア自治共和国と南オセチア自治州の独立を一方的に承認したものの、ロシアへの編入は行っていない。それでも「独立国」との合意という体裁をとり、公然と軍を展開することは可能だ。ロシアが死活的に重要と考えているクリミア半島南端セバストポリでの黒海艦隊駐留も、この方法で維持することができる。

 ただ、プーチン政権は「ロシア系住民(同胞)の保護」という「大義」を掲げてクリミアに介入し、それによってロシア国内ではプーチン氏の支持率が70%を超える現象が起きてもいる。クリミアは住民投票後、ロシア編入を公式に要請するとみられ、プーチン政権がこれを完全に無視することは難しい情勢だ。

 政権与党所属でウクライナ問題に詳しいザトゥリン下院議員は最近の専門家会合で、「(遅かれ早かれ)ロシアはクリミアを編入せざるを得ないだろう」との見通しを示している。

7630名無しさん:2014/03/16(日) 16:55:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140316-00000052-san-int

クリミア住民投票 安保理「無効」否決 露が拒否権 中国は棄権

産経新聞 3月16日(日)7時55分配信



 【ニューヨーク=黒沢潤】国連安全保障理事会は15日午前(日本時間16日未明)、ウクライナ南部クリミア自治共和国で16日に行われるロシア編入の是非を問う住民投票を「無効」とする決議案を採決したが、ロシアが拒否権を行使、否決された。中国は棄権した。

 欧米理事国としては廃案は想定済みで、国際社会にロシアの強硬ぶりを印象付けた格好。

 また、独立などを主張する少数民族の問題を国内に抱える中国が棄権に回り、ロシアの孤立が鮮明となった。

 米国が作成した同決議案は、ウクライナ政府が是認しない住民投票を「有効でない」とし、賛成票が多数を占めても、「クリミアの地位変更に関する要件を満たさない」と強調。その上で、各国や国際機関に対し、地位変更を認めないよう呼び掛けていた。

 チュルキン露国連大使は採決に先立つ会合で、クリミアの住民投票が予定通り行われるとした上で、「われわれは(クリミアの)住民の意思を尊重する」と強調。

 また、住民投票実施を牽制(けんせい)する欧米理事国を批判した。

 これに対し、パワー米国連大使は採決後、「ロシアは違法な軍事侵攻を正当化するために拒否権を発動した」と非難。「ロシアは決議案を妨害したが、クリミア住民の運命までは変えられない」と強調した。

 棄権した中国代表は「(クリミアの)状況は敏感で複雑だ。政治的解決を互いに推し進めるべきだ」と主張した。

7631チバQ:2014/03/16(日) 22:59:20
http://mainichi.jp/select/news/20140317k0000m030048000c.html
ウクライナ:領土喪失、高まる不安…首都キエフ
毎日新聞 2014年03月16日 21時43分(最終更新 03月16日 21時52分)

 【キエフ篠田航一】「北方領土と同じで、ロシアはさらに他国領土の実効支配を進める」−−。ウクライナの首都キエフの市民は、クリミアの領土を失う事態が進行することへの危機感を強めていた。

 旧反政府デモ隊の拠点となったキエフ中心部の「独立広場」では16日、設置されたスクリーンに映るクリミア関連ニュースを市民が険しい表情で見つめ、中には涙を流す人の姿もあった。記者が日本人と分かると、近付いてくる老人もいた。

 「日本人なら、今日のウクライナ国民の気持ちが分かるだろう。クリミアは、君たちの領土のシコタン(北方領土の色丹島)と同じで、ロシアに力ずくで奪われていくんだ」。旧ソ連時代、役人としてサハリン地方に赴任したエブゲニー・トゥカチェンコさん(70)は声を詰まらせる。

 広場中心部の特設ステージにはウクライナ正教の聖職者が登壇。祈りをささげた後、国歌が斉唱され、「クリミアはわが国の領土だ」などと市民が口々に叫んだ。幼稚園児の娘2人と広場を訪れたナターリャ・ペトローバさん(34)は「ロシアはクリミアだけで満足するわけがない。この子たちの将来が不安になる」と話していた。

http://mainichi.jp/select/news/20140317k0000m030045000c.html
ウクライナ:露軍、天然ガス施設制圧…クリミア半島外の村
毎日新聞 2014年03月16日 21時35分

 【キエフ篠田航一】AP通信などによると、ウクライナ南部のクリミア半島に近いストレルコボエ村に15日、ロシア軍とみられる部隊が侵入し、天然ガス施設を制圧した。既に撤収したとの報道もあり、情報は錯綜(さくそう)している。今後、ロシアによる軍事行動がクリミア半島以外の地域でも活発化する可能性があり、ウクライナの新政権は警戒を強めている。

 天然ガス施設はクリミア半島北部の境界から5キロ離れた場所に位置し、武力衝突などは起きていない模様。ウクライナ外務省によると部隊は約80人で、ヘリコプター4機、装甲車3台で施設を急襲した。パラシュート部隊がヘリから降下して制圧に加わったとの報道もある。ウクライナ外務省は「ロシアの軍事侵攻を止めるため、ウクライナはあらゆる必要な措置を取る権利がある」と表明した。

 一方、親ロシア派のクリミア自治共和国政府は「クリミアの自衛部隊による行動」との声明を出し、ウクライナ側が半島への燃料供給を停止したため、やむを得ない措置だったと強調した。

7632チバQ:2014/03/16(日) 23:00:07
http://mainichi.jp/select/news/20140317k0000m030049000c.html
クリミア:整然と「復帰」意思表示…シンフェロポリ
毎日新聞 2014年03月16日 21時46分(最終更新 03月16日 22時44分)


ロシア編入の是非を問う住民投票に参加するクリミア自治共和国のシンフェロポリの住民=2014年3月16日、田中洋之撮影
拡大写真 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)田中洋之】ロシア連邦編入の賛否を問う住民投票が16日行われたウクライナ南部のクリミア自治共和国。首都シンフェロポリでも多くの人が賛成票を投じ、1954年までロシア領だったクリミアの「ロシア復帰」を待ち望む声が聞かれた。

 自治共和国議会から約300メートル離れた第1中等学校に設けられた投票所には、投票開始の午前8時前に約20人が並び、関心の高さをうかがわせた。住民はロシア編入かウクライナ残留かを選ぶ投票用紙にチェックを入れ、不正防止のため透明になっている投票箱に票を投じていた。

 「我が家のロシアに戻りたい。それが願いです」。ロシア系のイリーナ・ボツマンさん(42)は、プーチン露大統領を「秩序をもたらしてくれる一家のあるじ」と呼んだ。ウクライナの新政権については「政変で多くの犠牲を出した人とは暮らせない」。一緒に投票した娘のユリヤさん(21)は7月に出産予定で「生まれてくる子の祖国はロシアになる」と笑った。

 同じくロシア系のワレーリ・ゴンチャロフさん(29)は「ロシアは社会保障などクリミアの生活を良くしてくれる。石油・ガス資源があり、欧州より頼りになる」と話した。

 投票所で住民30人に聞いたところ、回答を拒んだ2人以外はロシア編入に賛成だった。大半が以前から編入を望み、4人はウクライナの政変でロシア入りを支持するようになったという。

 投票所前では私服姿の自衛部隊3人が警戒にあたり、自治共和国議会の周辺は車の通行が禁止された。投票は平穏かつ整然と実施され、住民の意思を反映する取り組みがうかがえた。

 投票率は2010年のウクライナ大統領選(67%)や12年の最高会議選(49%)などクリミアで過去に行われた選挙を超過。一方、反露感情が強い先住民族クリミア・タタール人の間でボイコットの動きもあったが、南部バフチサライなどで投票への参加が報告された。

7634チバQ:2014/03/17(月) 21:00:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140317/erp14031711510011-n1.htm
議会選で与党圧勝 セルビア、親EUに支持
2014.3.17 11:47
 16日実施のセルビア議会(定数250)選挙は即日開票され、選挙管理委員会によると、中道右派でブチッチ第1副首相率いる与党の一角、セルビア進歩党が156議席程度を獲得し、圧勝する見通しとなった。ブチッチ氏が新首相に就任することが確実となった。

 ダチッチ首相率いる与党、セルビア社会党は45議席程度を獲得する見込み。連立与党はセルビアからの独立を宣言したコソボと昨年4月に関係改善で合意し、今年1月に欧州連合(EU)加盟交渉を正式開始。国民の支持を得た形で、新政権もこうした現実路線を一層推し進めるとみられる。

 セルビアは失業率が約25%に上り、公的債務も国内総生産(GDP)比60%を超えている。ブチッチ氏は経済改革による雇用創出や汚職対策を公約。国民が外交、内政に強いリーダーシップを求めたようだ。(共同)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140317/k10013023951000.html
セルビア EU加盟加速目指す与党大勝
3月17日 14時06分 K10030239511_1403171409_1403171410.mp4
旧ユーゴスラビアのセルビアで議会選挙が行われ、EU=ヨーロッパ連合への加盟に向けた交渉を加速させるとする与党第1党が大勝しました。

ことし1月に議会が解散された旧ユーゴスラビアのセルビアで、16日、議会選挙が行われました。
公式な選挙結果はまだ発表されていませんが、選挙を監視している団体によりますと、高い支持を背景に、選挙の前倒しを求めた中道右派で第1党の「セルビア進歩党」がおよそ50%の票を獲得して大勝する見通しです。
セルビアは、ことし1月にEU=ヨーロッパ連合と加盟に向けた交渉を始めており、セルビア進歩党は、加盟に必要な改革を推し進めると訴えてきました。
党を率いるブチッチ第1副首相は「変革を進めるチャンスだ。われわれはヨーロッパ統合の道を歩んでいく」と勝利を宣言しました。
しかし、EU加盟に向けてはセルビアから一方的に独立を宣言したコソボとの関係改善を図るという難しい課題が残されており、加盟交渉を着実に前進させることができるかどうかは不透明な状況です。
また、およそ4人に1人が失業しているとされるなど、厳しい経済の立て直しも急務となっており、今後、新しい政権の手腕が問われることになります。

7635チバQ:2014/03/17(月) 22:49:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140317/erp14031721210016-n1.htm
旧ソ連圏「地殻変動」の恐れ クリミア住民投票 露国内の分離主義加速も
2014.3.17 21:19 (1/2ページ)
 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナ南部クリミア自治共和国の住民投票でロシア編入の賛成票が圧倒的多数を占め、プーチン露大統領が実際にクリミア併合に動くかが次の焦点となった。ただ、今回の住民投票を支持したこと自体が中長期的に、多民族国家ロシアでの民族主義や分離主義を促進するのではないかとの懸念は強い。旧ソ連諸国にはウクライナ政変後のクリミアと同様、中央政権の支配が及ばない親露的な地域があり、今回のクリミア介入が連鎖的な「地殻変動」につながる恐れもある。

 21日にも法案審議

 ロシアの現行法によると、外国領を編入する場合には当該国との条約締結が必要だが、ロシアがクリミアの独立を承認すれば理論的に障害がなくなる。下院にはさらに、外国に実効的な政権が存在しない場合、住民投票の結果に基づいて外国領を編入できるよう、手続きを簡素化する法案も提出されており、21日に審議が予定される。

 政権が併合に踏み切らない場合は、親露的なウクライナ東部と南部に高度の自治権を与える連邦制の導入や、同国が北大西洋条約機構(NATO)に加盟しないことの保証などを欧米に要求するとみられる。

 いずれにせよ、民族主義や分離主義については、プーチン氏自身がロシア国家の根幹を揺るがすとして警戒心をあらわにしてきた経緯がある。露政権は「中央政権が機能不全に陥ったウクライナとロシアでは状況が全く異なる」(与党議員)と読んでクリミア介入に踏み切ったが、その帰結を危惧する見方は根強い。

 「こうした住民投票は決して支持すべきではない」。反政権派の有力政治家、ナワリヌイ氏は最近のブログでこう記し、「ロシア経済は脆(ぜい)弱(じゃく)になり、(南部チェチェン共和国の)カディロフ首長に大金を注ぎ込むことはできなくなるだろう」と警告した。

 第2次チェチェン紛争(1999〜2002年)を指導したプーチン氏は、同共和国の独立を阻止し、ロシアの国体を維持したことを自身の大きな功績と考えている。

 くすぶる独立機運

 ただ、チェチェンやダゲスタン共和国など北カフカス地方の民族6共和国では、2013年で2066億ルーブル(約5737億円)という巨額の連邦資金投下で分離主義を封じ込めている側面がある。タタルスタン共和国やバシコルトスタン共和国などでも独立機運はくすぶっているのが実際だ。クリミア併合による国際的孤立で経済情勢が悪化すれば、中央権力による掌握も弱まる可能性が高い。

 一方、ロシア周辺には、グルジアのアブハジア自治共和国と南オセチア自治州、モルドバの沿ドニエストルという、中央政権の支配が及ばない親露派地域がある。親露のアルメニアが実効支配するナゴルノ・カラバフもアゼルバイジャンとの係争地だ。クリミアの住民投票を「前例」としてロシア編入を求める動きが起きた場合、こうした旧ソ連地域の秩序は一変する。

7636チバQ:2014/03/17(月) 23:04:26
http://mainichi.jp/shimen/news/20140317dde007030031000c.html
シリア:反体制派拠点、陥落 政府軍が補給路断つ
毎日新聞 2014年03月17日 東京夕刊

 【カイロ秋山信一】シリア内戦で、政府軍は16日、レバノン国境に近い西部山岳地帯にある反体制派の主要拠点ヤブルードを制圧した。国営シリア・アラブ通信が報じた。政府軍は首都ダマスカス北方の山岳地帯をほぼ確保し、中部ホムスや地中海沿岸地方に至るルートを掌握した。反体制派はレバノンからの補給路を断たれた格好で、ダマスカス郊外やホムスでの戦闘が政府軍優位に傾く可能性もある。

 国営通信によると、政府軍は16日にヤブルード全域を制圧し、反体制派の戦闘員や武器の捜索を行っている。政府軍総司令部は「(反体制派への)補給路を断ち、致命的な打撃を与えた」との声明を発表した。ヤブルード郊外を拠点にする反体制派活動家は16日、毎日新聞の電話取材に「大部分は政権側に制圧されたが、近郊での戦闘は続いている」と答えた。

 政府軍は昨年春以降、レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの支援を受けて、西部山岳地帯で攻勢を強めた。6月にクサイル、12月にナブクと要衝を次々と制圧し、ヤブルードにも空爆などで激しい攻撃を続けていた。反体制派によると、政権側にはヒズボラのほか、イラクのシーア派民兵も加わっていたという。

7637とはずがたり:2014/03/18(火) 08:52:40

クリミア:編入巡り、露大統領が演説へ 欧米が露追加制裁
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140318k0000m030152000c.html
毎日新聞2014年3月18日(火)01:16

 ウクライナ南部クリミア半島で16日行われたロシア連邦への編入の賛否を問う住民投票で、9割超の賛成票が投じられたことを受け、クリミア自治共和国議会は17日、独立を宣言し、「クリミア共和国」としてロシア編入を求める決議を採択した。ロシアのプーチン大統領は18日に編入問題で演説する予定で、編入受諾まで表明するのか注目される。一方、米国と欧州連合(EU)は17日、ロシアに追加制裁を発動、「冷戦終結後で最も包括的な内容」(米政府高官)となり、双方の対立は先鋭化している。【シンフェロポリ(ウクライナ南部)田中洋之、ワシントン及川正也、ブリュッセル斎藤義彦】

 地元選管によると、編入賛成は自治共和国では96.77%で確定し、投票率は83.1%。セバストポリ特別市では賛成票が95・6%、投票率は89・5%だった。

 この結果を受け、セバストポリも編入を求めると決定。自治共和国のアクショーノフ首相率いる代表団は17日、モスクワでロシア側と編入問題を協議する。

 プーチン大統領は18日午後3時(日本時間午後8時)、上下両院議員を招集し演説する。またタス通信によると、ロシア下院では、21日から審議を予定していたクリミア編入へ向けた法案を提案者の議員が17日に取り下げた。クリミアが独立を宣言したことから、現行法で編入できるようになったと説明。下院は18日に代替措置として、クリミアの住民投票結果を支持する決議案を審議する。

 自治共和国議会は17日、クリミアにあるウクライナ政府資産を自治共和国に移管し、ロシア・ルーブルを通貨に採用、ウクライナ通貨フリブナの流通を2015年末で打ち切ることを決定した。今月30日から時間を2時間進めてモスクワ時間に合わせることも決めた。

 オバマ政権が17日発表した追加制裁では、ロシア政府高官ら11人に対し、米国内の資産凍結措置などを発動した。対象はスルコフ露大統領補佐官、ロゴジン露副首相やウクライナのヤヌコビッチ前大統領らが含まれる。オバマ大統領は追加制裁について「ロシアに代償を払わせる措置だ。ロシアがウクライナへの介入を続けるなら、さらなる制裁を科す準備がある」と述べ、一段の制裁強化を辞さない姿勢を示した。

 EUの外相会議も17日、ウクライナ南部クリミア半島へのロシアの介入が続いているとしてロシア政権幹部、露軍幹部、クリミア自治共和国の指導者ら計21人に対し資産凍結や渡航禁止の追加制裁を決めた。ロシアが実際に編入を決めれば、20日からのEU首脳会議で更なる制裁措置も決定する見通し。

 ウクライナ新政権のヤツェニュク首相は17日、クリミアでの住民投票の結果を認めないと表明。ウクライナ最高会議(国会)も、予備役の兵士4万人を招集する大統領令を承認した。

 一方、ロシア外務省は17日、ウクライナに対し新憲法制定や議会選の実施などを求めた包括的な解決策を提案。欧米が提案している仲介組織「連絡グループ」に対抗し、「国際的支援グループ」の設立も提案した。

7638チバQ:2014/03/18(火) 21:22:36
>>7634
http://mainichi.jp/select/news/20140319k0000m030034000c.html
セルビア:議会選挙 最大与党セルビア進歩党が単独過半数
毎日新聞 2014年03月18日 19時05分

 【ウィーン樋口直樹】セルビアで16日、議会選挙(1院制、定数250)の投票が行われた。17日昼の選管発表によると、中道右派の最大与党、セルビア進歩党が単独過半数を得て大勝した。進歩党党首で次期首相への就任が確実視されるブチッチ第1副首相(44)は、肥大化した公共部門の整理など大胆な改革の実行に乗り出す。

 進歩党は158議席を獲得する見通し。第2党はダチッチ首相のセルビア社会党で44議席を得る見込みだ。2012年5月の前回選挙では進歩党が首位になったが過半数には及ばず、第3党だった社会党などと連立政権を樹立。首相にはダチッチ氏が就任していた。

 欧州連合(EU)への加盟を目指すセルビアは昨年4月、EUの仲介でコソボとの関係正常化で合意。今年1月からEU加盟交渉に入った。

 ブチッチ氏は1998〜2000年に、セルビア民族主義を掲げ欧米と対立したミロシェビッチ・ユーゴスラビア連邦大統領の下で情報相を務めた。ただ、かつての政治路線の「誤り」を認めて親欧へ転じ、腐敗追放・犯罪撲滅運動で高い支持率を得ていた。

7639チバQ:2014/03/18(火) 22:10:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140318/erp14031808340004-n1.htm
【ウクライナ情勢】
クリミア住民投票で勝利宣言 現地ルポ 親露派「我らの家に帰るぞ」
2014.3.18 08:32 [ロシア]

16日、ウクライナ南部クリミア半島セバストポリで、住民投票の暫定結果の発表に喜ぶ親ロシア派の住民(ロイター)
 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=内藤泰朗】「われわれは勝利した」。ウクライナ南部クリミア自治共和国では、16日の住民投票でロシアへの編入支持が圧倒的多数となったことを受け、アクショノフ首相が同日深夜、中心都市シンフェロポリで勝利宣言し、クリミアのロシア統合への一歩を祝った。

                   ◇

 「ウラー!(ロシア語で「万歳」)」「われわれの家、ロシアに帰るぞ!」

 自治共和国政府庁舎前の野外ステージに上ったアクショノフ氏が群衆にこう呼びかけると、ロシア国旗とクリミアの旗で埋め尽くされた広場の群衆は、「ロシア、ロシア」の掛け声で応えた。

 続いて、ロシア国歌を斉唱。ソ連国歌のメロディーを使った現在のロシア国歌の曲が流れると、会場のスクリーンの映像は広場ではためくソ連国旗の赤旗をクローズアップした。

 広場の中心には、ウクライナ各地では次々と撤去されているレーニン像がそびえ立っていた。ロシア革命を主導したソ連建国の父レーニンは、クリミアではロシアへの統合の象徴であるかのようだ。

 この日、全てがソ連時代に逆戻りしたかのようだった。

 「勝利? 誰に勝ったというの。初めから決まっていた結果でしょ。これから起きることが問題よ」。熱狂する群衆を横目に見ながら歩いていたロシア系の中年女性は、冷めた表情でこう言って立ち去った。

 銀行預金は本当に守られるのか。これまで通りの生活は保証されるのか。多くの不透明な事柄が住民の不安を呼んでいる。

 「きょうは、ロシアだけでなく、世界の歴史に刻まれる日となるだろう」。親ロシア派のコンスタンチノフ・クリミア議会議長は、ロシア向けテレビでこう強調した。

7640チバQ:2014/03/18(火) 22:11:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140318/erp14031811010008-n1.htm
露、クリミア独立を承認 「併合」加速へ プーチン氏、見解表明
2014.3.18 10:59 [ロシア]

ロシアのプーチン大統領(AP)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシア大統領府によると、プーチン大統領は17日、ウクライナ南部クリミア自治共和国を独立国として承認する大統領令に署名した。独立を承認する段階を経ておくことで、クリミアの併合を正当化する狙いがあるとみられる。同自治共和国の議会は、16日に行った住民投票でロシア編入への賛成票が圧倒的多数を占めたとし、独立を宣言した上でロシアへの編入を要請することを決議していた。

 大統領令は、クリミアの住民投票で住民の意思が示されたとし、特別市セバストポリを含む「クリミア共和国」を「主権を持つ独立国」として承認する内容。米国と欧州連合(EU)は17日、プーチン政権当局者らに対する入国・入域禁止などの制裁を決めており、ロシアがクリミア併合に踏み切った場合には対露制裁がさらに強化される可能性が高い。

 プーチン氏は18日午後3時(日本時間同8時)から上下両院と地方首長を前に演説し、クリミアの「編入要請」に関する自らの立場を表明する予定。ロシアがクリミア中枢を掌握した状況での住民投票はプーチン政権の意向を受けて行われたことが確実視されており、プーチン氏はクリミアの独立承認と編入に関して議会の承認を求める公算が大きい。

 議会は親政権勢力で固められており、すでに全4政党がクリミア編入を歓迎する立場を表明。下院は18日、住民投票の結果を支持する内容の声明を発表するとしている。

 露主要メディアによると、マトビエンコ上院議長は米欧の制裁について、「冷戦期にもなかった決定であり、政治的恫喝(どうかつ)だ」と非難した。ロシアと、クリミアの住民投票を無効とする米欧が意見の一致を見る兆候はなく、ロシアによるクリミア併合の動きが加速する流れとなっている。

7641チバQ:2014/03/18(火) 22:11:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140318/erp14031821270014-n1.htm
一線を越えたロシア 揺らぐ冷戦後の秩序
2014.3.18 21:26 [ロシア]

モスクワのクレムリンで、クリミア編入について演説するロシアのプーチン大統領=18日(AP)
 ロシアのプーチン政権は、ウクライナ南部クリミア半島を軍事的圧力で実効支配した上で編入手続きを開始したことで、第2次大戦の教訓として戦後世界が否定してきた「力による国境線の変更」という一線を越えた。

 欧米もこれを阻止できなかった事実は、ロシアを含む主要国(G8)が国際法や主権の「番人」として存在してきた冷戦後の基本的な国際秩序が揺らいだことを意味する。

 冷戦後にG8メンバーとなったロシアは、自らの選択でG8から決定的な距離を置いた。国際社会で孤立を深めるとみられる。6月に南部ソチで主催する予定だったG8首脳会議(サミット)は、開催自体が危ぶまれる事態となった。G8は岐路に立たされた。

 シリア内戦や北朝鮮、イランの核問題など、米ロを含む多国間の枠組みで解決を目指してきた課題にも悪影響が及びそうだ。(共同)

7642チバQ:2014/03/18(火) 22:12:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140318/amr14031815370007-n1.htm
米大統領の欧州歴訪、ウクライナも議論 「人口の123%が賛成票の地区も」
2014.3.18 15:36
 カーニー米大統領報道官は17日の記者会見でオバマ大統領が来週、欧州を歴訪する際に、ウクライナ情勢も議論することになると述べた。オバマ氏は核安全保障サミットや欧州連合(EU)との首脳会議、北大西洋条約機構(NATO)幹部との協議などを予定している。

 オランダ・ハーグやブリュッセル、バチカンなどを訪れる計画で、米中首脳会談なども行われる。

 また、ウクライナ南部クリミア半島で16日に行われロシア編入を承認した住民投票について、米政府高官は記者団に事前に「賛成」にマークが付いていた投票用紙があるなど異常さを示す証拠があると指摘。別の米高官は同半島にある特別市セバストポリでの住民投票では、同市の全人口の123%が賛成票を投じたことになるとして、結果に懐疑的な見方を示した。

 カーニー氏は、そもそも「住民投票自体が無効だ」と強調した。(共同)

7643とはずがたり:2014/03/18(火) 23:06:12

編入迄一気に行ったか。。
独立承認ぐらいに止めとけなかったのかねぇ・・
これで欧米も引き返せなくなって失敗では?

ロシア大統領、クリミア編入を表明 両者が条約に署名
モスクワ=駒木明義 モスクワ=関根和弘2014年3月18日21時20分
http://www.asahi.com/articles/ASG3L54VFG3LUHBI00F.html

 住民投票でロシア編入の賛成票が9割を超えたウクライナ南部クリミアについて、ロシアのプーチン大統領は18日、ロシアに編入する条約をクリミア自治共和国首相らと結んだ。ソ連崩壊で1991年に誕生したロシアが本格的に領土を拡大させるのは初めて。

 プーチン氏は18日午後、大統領が執務するクレムリンに上下院議員らを集めて演説し、クリミア編入の方針を公式に表明。「国民の意思に支えられている場合にのみ、こうした政治的決定が可能だ」と述べ、編入に幅広い支持があることを強調した。演説後、クリミア自治共和国のアクショノフ首相らと編入を定めた条約に署名した。

 ロシア議会が条約の批准を承認することは確実。ロシア大統領府は18日の条約署名をもってクリミアはロシアに編入されたとの見解を示した。プーチン氏は「ウクライナに住むロシア住民の利益を政治的、外交的、法的に守っていく」とも語り、今後もウクライナ情勢に関与し続ける姿勢を鮮明にした。

 欧米や日本は、住民投票がウクライナ憲法や国連憲章に反するとして結果を拒否し、クリミアの独立も認めていない。今回の編入も、ロシアが武力を背景に他国の領土を奪う行為とみている。

 クリミア自治共和国と特別市セバストポリからなるクリミア半島では、ロシア軍とみられる部隊の掌握下で、16日に住民投票が実施され、95%超が編入に賛成。議会が「独立宣言」するとともに、ロシアに編入するよう要請していた。

 ウクライナでは、ロシア系住民が多い東部でも編入を求める集会が相次ぐ。ロシアは今後、東部についても実質的な影響下に置くために、軍事行動に出るおそれがあり、ウクライナや欧米は警戒を強めている。欧米は追加制裁を含め、ロシアに対する圧力をさらに強める構えだが、ロシアを思いとどまらせる決め手には欠けるのが実情だ。

 旧ソ連諸国の中には、クリミア以外にも住民がロシア編入を求める一部地域が存在する。2008年のグルジア戦争でロシアが独立を承認した南オセチアやアブハジアなどで、ロシアはこうした地域を支援はしてきたが、実際に自国に編入したのはクリミアが初めてだ。(モスクワ=関根和弘)

7644とはずがたり:2014/03/19(水) 00:36:10
ウクライナ軍の自制は高く評価。しかし欧米はロシアの天然ガス無しでやれるのか,ロシアは欧米の投資無しでやれるのか,が次なる焦点。
>ウクライナ軍は、一部を西部に移動するなど自制し、衝突は起きていない

クリミアの独立と編入を認めるならチェチェンの独立を認めないとロシアに整合性はないけど,クリミアは呉れてやるからテロの原因となってるチェチェンの抛棄ぐらいできないのか?

ロシア:愛国心高揚の裏に「アフガン侵攻再来」の恐れも
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140319k0000m030113000c.html
毎日新聞2014年3月18日(火)22:04

 ロシアのプーチン政権は18日、ウクライナからの独立を宣言した「クリミア共和国」の編入に動き始めた。欧米からの制裁強化や非難を意に介さない強硬姿勢の背景には、愛国ムードの高揚や国際社会の変化に乗じて政権の安定化を図る思惑がある。ロシアは関係の深いウクライナの東部や南部でも影響力を行使する姿勢を見せており、欧米は警戒感を強めている。一方で、クリミア編入について専門家からは、冷戦時代に東西対立を深めた旧ソ連のアフガニスタン侵攻の再来になりかねないと危うさを指摘する声も出ている。

 帝政時代からロシア領だったクリミア半島は1954年、当時のソ連指導者フルシチョフの判断でウクライナ領に帰属替えとなった。編入はロシアにとって60年ぶりの「失地回復」と言える。政治学者のシモノフ氏はタス通信に「ロシア国民にとってクリミアの編入は歴史を正すこと。(制裁による)経済的な犠牲もいとわない」と語った。

 政治評論家のムーヒン氏は「ウクライナで起きた(政権の)崩壊過程に対するロシアの反作用だ」と分析する。ウクライナで反露勢力が新政権入りしたことを受け、ロシアは2月末、安全保障の要である黒海艦隊基地を擁するクリミアを勢力圏に保持するため、事実上の武力介入を開始した。だが、欧米との外交交渉も並行して続けていた。

 プーチン政権が欧米の警告を無視して編入にかじを切ったのはなぜか。一つはロシアで燃え上がる愛国ムード、もう一つは当初の欧米の慎重姿勢や中国の中立的態度など国際社会の反応を判断材料としたようだ。

 プーチン氏は大統領就任以来、国際社会のルールの枠内で「大国ロシア」の地位向上に努めてきた。一方、近年、米国の弱体化が目立ち、中国が台頭するなど国際的な力関係は変化した。内政と外交のバランスを考慮する中で、支持率が落ちてきた政権の安定化も念頭にあったとみられる。

 カーネギー国際平和財団モスクワセンターの政治評論家、マラシェンコ氏は露紙「独立新聞」への寄稿で、クリミア編入の動きについて「プーチン氏はカリスマ性を補強できたが、戦略的には敗北している。ロシアが経済や外交の規範に沿って行動できないことを示したからだ」と指摘。さらに「愛国主義的な緊張を長期間保つのは難しい。クリミアは現政権にとって『ミニ・アフガニスタン』となり、ロシアは孤立していく」と警鐘を鳴らす。【モスクワ真野森作】

7645とはずがたり:2014/03/19(水) 00:36:36
>>7644-7645
 ◇ロシアはどこまで進むのか…軍事的脅威増す

 「クリミア半島を越えてロシアがウクライナに介入する可能性を懸念している」。北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は17日、米CNNで憂慮を示した。

 ロシアに編入されるクリミアの状況は「制裁では変えようがない」(ルクセンブルクのアッセルボルン外相)との無力感が欧州に広がる。欧米が懸念するのが、少数派のロシア系住民が住むドネツクなどウクライナ東部が同じ理由でロシアに奪われる可能性だ。

 ロシア系住民とウクライナ民族主義者との衝突で死者も出ている状況に、プーチン大統領は「ロシア系住民を守る権利があり、必要なら軍事措置も取る」と述べている。

 報道によると、ロシア軍はウクライナとの国境付近に6万人規模の兵力を集積している。ウクライナ側は17日、4万人の予備役を招集、国境にざんごうを掘って“敵襲”に備えている。だが、兵力や装備の違いは歴然で、ロシアが本格的に軍事侵攻すれば、ウクライナに勝機はほとんどない。

 クリミア半島にはまだ1万5000人のウクライナ軍が残っており、ロシア軍とみられる武装集団や親露派の自衛部隊に包囲されている。ウクライナ軍は、一部を西部に移動するなど自制し、衝突は起きていないが、「危機は起こりうる」(シュタインマイヤー独外相)との懸念が募る。

 こうした状況で浮上するのがウクライナのNATO加盟問題だ。NATO首脳会議は08年にウクライナの将来の加盟を認めている。ヤヌコビッチ前政権がロシアの意向を受け「中立」政策を取ったため、加盟は宙に浮いていた。NATO側にも、加盟を急いでロシアを刺激することを避け「忍耐強く待つ」(NATO外交筋)との戦略があった。

 しかし、クリミア半島がロシアの軍事介入を背景にウクライナから分離され、ロシアへの編入手続きが進む事実は重く、ポーランドなど近隣の加盟国への脅威に対応するためにも、ウクライナのNATO加盟が現実的課題になり得る。そうなれば、2000キロ以上にわたる国境線でNATOとロシアが直接にらみ合うことになり、軍事的緊張は避けられなくなりそうだ。【ブリュッセル斎藤義彦】

7646とはずがたり:2014/03/19(水) 00:40:20

EU:露政権幹部の資産凍結も 外相会議が追加制裁
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140318k0000m030077000c.html
毎日新聞2014年3月17日(月)20:30
 ◇懲罰的な制裁は冷戦終結後は初めて

 【ブリュッセル斎藤義彦、ワシントン及川正也】欧州連合(EU)の外相会議は17日、ウクライナ南部クリミア半島へのロシアの介入が続いているとして、ロシア政権幹部への資産凍結や渡航禁止の追加制裁を決めた。米国も同様の追加制裁を準備しており、欧米はロシアによるクリミアの実質支配を許さない姿勢を明確にする。ロシアのプーチン大統領がクリミア編入を決めれば制裁は経済分野に拡大する見通し。冷戦終結後、欧米はロシアとの関係強化を目指してきたが、冷却化へ転換点を迎えた。

 EUがロシアに制裁を行うのは、2000年にチェチェン侵攻を受けて食糧支援繰り延べなど小規模な制裁を行って以来。懲罰的な制裁は冷戦終結後初めて。

 外相会議は、クリミア半島で行われた住民投票が、「ウクライナ憲法と国際法に違反している」との立場を確認。結果を認めない姿勢を明確にした。

 EUは、既にロシアとのビザ自由化交渉停止など第1段階の制裁を実施。ロシアが軍を撤退させ、ウクライナ新政権との直接対話を始めない限り、資産凍結など第2段階の制裁を行うと警告してきた。外相会議では、同時に第3段階となる経済制裁案についても討議。ロシアが実際に編入を決めれば、20日からのEU首脳会議で決定する見通し。

 一方、オバマ米大統領は16日、住民投票実施を受け、プーチン大統領と電話で協議し、「(投票は)ロシア軍の介入の下で実施された。米国も国際社会も承認しない」と表明。「ロシアの行動はウクライナの主権と領土保全を侵害した。さらなる代償を科す準備はできている」と追加制裁を発動する方針を伝えた。

7647とはずがたり:2014/03/19(水) 00:58:05
欧露の「エネルギー同盟」をアメリカがシェールガスつかって現代のマーシャルプランやって西側同盟を形成する程の余力があると思えないからロシアの解体迄追い込めるとは思えないけど,ロシア解体の機会になるといいなーと妄想♪その際には日本もサハリン州ぐらいは影響下に置きたいものだw
それにしても楽観的なJOGMEC(旧石油公団と思われるが)審議役の予想は悉く外れそうなんじゃが。。

ウクライナ情勢がさらに悪化すると影響甚大
http://toyokeizai.net/articles/-/32534
本村真澄・JOGMEC担当審議役に聞く
中村 稔 :東洋経済 記者 2014年03月10日

ウクライナ情勢が緊迫度を増している。昨年11月に親ロシアのヤヌコビッチ前政権がEU(欧州連合)加盟の条件となる協定の署名を見送り、それに反発する反政権デモで前政権は崩壊。2月27日に親欧米の暫定政権が発足した。対するロシアは3月1日に議会上院がウクライナへの軍事介入を承認、ウクライナ南部のクリミア自治共和国を実効支配した。米国はロシア政府関係者の渡航禁止や資産凍結などの制裁措置を発動し、EUも段階的制裁を決議。ロシアも報復措置を表明するなど事態は先鋭化しつつある。3月16日にはクリミアでロシア編入を問う住民投票も実施される予定だ。

一方、ロシアは世界最大の天然ガス産出国であるなど資源大国であり、欧州はもとより日本とも資源エネルギー分野で関係は深い。ウクライナ危機の経済的影響についても、今後の対ロ制裁がガス禁輸などの強硬措置へ拡大されるかで大きく左右される。エネルギー問題を中心にロシア情勢に詳しい独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)調査部の本村真澄・担当審議役に話を聞いた。

――ロシアによるクリミア実効支配の意図をどう見るか。

ロシアは、2010年のウクライナに対する天然ガス値引きの見返りとして、クリミアのロシア海軍基地(セバストポリ軍港)の使用権延長(17年から25年間)を得た。その合意が、親欧米の暫定政権によって反故にされるリスクを考え、予防的に先手を打った形だ。暫定政権は民衆蜂起による革命政権であり、政策が極端に振れやすい。ロシアの行動はその強い反作用ともいえる。

実際、暫定政権はロシア語を準公用語とする言語法を廃止し、ウクライナ語のみを公用語とした。ロシア系住民は二級市民扱いとなってしまう。苦しい立場に置かれるロシア系住民を保護することが、ロシアがクリミア(ロシア系住民が6割以上でロシアへの帰属意識が強い)に介入する大義となった。かつてバルト3国においてロシアを公用語から外したことに関して、EUも民族主義を助長し、不安定要素になるとして反対した経緯がある。 

ガス輸出の6割がウクライナ経由

――ウクライナ危機がさらに深刻化するリスクは。

ウクライナの重要性は、ロシアから欧州へ輸出される天然ガスの大半がウクライナを経由していることにある。かつては欧州向け輸出全体の8割がウクライナ経由で、残り2割がベラルーシ経由だった。2011年から北のバルト海を通るノルド・ストリームというパイプラインが稼働したため、ウクライナ経由は6割に低下。今年はノルド・ストリームの稼働率が上がり、約5割になる見通し。さらに、今年から黒海を経由するサウス・ストリームが着工される予定で、ロシアはウクライナの影響力を下げるべく努力してきている。

7648とはずがたり:2014/03/19(水) 00:58:30

ノルド・ストリームはロシアが半分出資し、残りは独、仏、蘭の出資。サウス・ストリームもロシアと独、仏、伊が折半出資している。ロシアと欧州主要国は「エネルギー同盟」と言っていいほど強い経済関係にある。欧州は天然ガスでロシア依存度が約3割に上る。資源大国のロシアとしても、資源は売れなければ価値がない。パイプラインというのは互恵的であり、双務的(安定供給と安定購入の義務)なものだ。1973年に初めてロシアと欧州を結ぶパイプラインが開通して以来、40年にわたって莫大な経済的利益を共に得てきた双方が、それを失うようなことをするとは考えにくい。

そのため、ウクライナ情勢を巡っては、互いに妥協しながらうまく着地点を見つけたいというのが欧州とロシアの本音ではないか。

米国のオバマ政権は「ロシアを孤立させる」と強硬姿勢を見せているが、米国はそれによる経済的なダメージが少ない。一方、ロシアと隣接する欧州諸国は、天然ガスをはじめとする経済的関係が強いため、微妙な対応にならざるを得ない。エネルギー情勢の根本的枠組みを変えるようなことにはならないだろう。

――最悪のケースは、経済封鎖によるロシアの完全孤立化、そして欧米を巻き込む軍事衝突だが。

ガス禁輸などの経済封鎖だけでも欧州が失うものは大きすぎる。天然ガス価格も暴騰する。ロシアより欧州のほうが不幸になるだろう。その点、米国はシェールガス増産で天然ガスはほぼ自給できており、石油も生産量が増えており、欧州とは条件が違いすぎる。

――活発な外交交渉が行われている。

関係各国が振り上げたこぶしをどう下すかが今後も模索されるだろう。たとえば、ロシアのセバストポリ軍港の租借期限を維持し、ロシア系住民の差別をなくすことを暫定政権が保証する代わりに、ロシア軍が撤退するといった妥協案が考えられる。

ロシアとしても、強硬にクリミア占領を続けた場合、クリミア原住民であるタタール族(イスラム教徒)の抵抗運動を刺激し、チェチェン紛争の二の舞になることを恐れているのではないか。

日本の輸入の約1割がサハリン2

日本もサハリン2からLNGを輸入している
――日本への影響をどう見るか。

万一、ロシアからの資源輸入を止めるなどの経済制裁措置を欧米と日本が採った場合、日本はサハリン2のLNG(液化天然ガス)が買えなくなる。日本が輸入しているLNGの約10%がサハリン2であり、値段も比較的安い。値段の高いスポットのカタール産LNGなどで埋め合わせするとなると、コスト面で大きな影響になる。

原油もロシアからは全体の約7%を輸入しており、経済戦争となれば価格も上がるだろう。日本経済にとって打撃だ。安倍政権としても、G7に協調するとはいえ、先頭に立って強硬意見を言えない立場にある。

7649とはずがたり:2014/03/19(水) 00:59:05
>>7647-7649
――近年の日本とロシアのエネルギーを巡る関係は。

どんどん良くなっている。ロシアからの原油輸入も、ここ数年で急速に伸びたものだ。JOGMECも東シベリアにおいてロシア企業と共同で油ガス田開発を行っているが、30年代にかけて巨大資源開発計画が目白押しのロシアは、今後も日本の新たな投資先として有望だ。ロシア国内のシェールオイル開発も、エクソンやシェルなどメジャーの技術を取り込んで進みつつある。

エネルギー分野に限らず、自動車や機械など日本企業による対ロシア投資は拡大している。ビジネスとしての価値はもちろん、近距離であることの安全保障上の価値など、ロシアが日本にもたらすメリットは多い。こうしたことも念頭に、今回の政治問題を考えなければならない。

ロシアが欲しがるウクライナの権益

――そもそも今回の政変の発端は、昨年11月に前政権がEUとの連合協定調印を見送ったことにある。

2015年の大統領選で再選を狙っていたヤヌコビッチ氏は、EU連合協定に調印してIMFの大型支援融資を受け入れれば、国民に不人気な緊縮政策の導入を余儀なくされ、選挙に不利と考えた。また、協定調印の条件だったティモシェンコ元首相(当時、職権乱用罪で収監中)の国外療養を認めて釈放すれば、大統領選での強力なライバルとなり、これも再選に響くと見たのだろう。

ただ、前政権が絶対飲めない条件をEU側が突きつけたともいえる。それは、ギリシャ危機で痛い目に遭ったドイツが経済的に劣等生のウクライナをあまり早くEUに入れたくなかったためとの見方もある。

――その後の12月17日、ロシアはウクライナ前政権との間で、ウクライナに対するガス価格33%値引きと150億㌦の金融支援を行うことで合意。この合意の裏には何らかのウクライナ側の譲歩があるとも見られていた。

反政権デモが続いていたこともあって、密約があったかは明らかにされてないが、個人的には、それがウクライナ国内のパイプライン権益であった可能性もあると見ている。ロシアは経済危機に陥ったベラルーシとの間でも、ガス価格の値引きと引き替えにベラルーシのパイプライン権益取得に成功している。

ロシアがウクライナ国内のパイプライン権益を欲しがっているのは明らかだ。現状、ロシアは欧州と結ぶパイプラインにおいて、ウクライナ国内のみは流量、圧力など操業に関する情報を見ることができない。ウクライナによる国内権益(使用料)の独占が、ガス価格交渉においてウクライナの立場を強くしていた要因でもあった。そのため、12年にはロシアのガスプロム社がウクライナ国内のパイプラインシステムの株式を提供するよう要求し、その資産評価も行っていた。

2月24日にロシアのメドベージェフ首相は、この合意がヤヌコビッチ大統領との個人的合意ではなく、政府間合意であり、法律的拘束力もあると発言した。ところが(ヤヌコビッチ政権崩壊後の)3月3日にはガスの値上げが発表された。結局、この合意は密約の存在もわからぬまま破棄された形だ。

本村真澄(もとむら・ますみ) 1975年、東京大学理学部卒。77年、同大学院卒。石油開発公団入団。90年、石油公団中国室主査。98年、ロシア中央アジア室長。2004年、JOGMEC調査部主席研究員。11年、特別顧問主席研究員、13年、担当審議役、現在に至る。「日本はロシアのエネルギーをどう使うか」(13年)など著書多数。

7650とはずがたり:2014/03/19(水) 13:33:10

ウクライナ国防相、半島の部隊に武器使用認める
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140319-567-OYT1T00393.html?fr=rk
読売新聞2014年3月19日(水)12:09

 【ワシントン=白川義和、ブリュッセル=寺口亮一】ロシアのプーチン大統領がウクライナ南部クリミア半島の編入を発表したことについて、米国や欧州連合(EU)は18日、「国際法違反だ」と受け入れない姿勢を改めて表明した。

 米欧は対露制裁を強化する構えで、日本政府も追随する方針だ。一方、ウクライナ国防相はクリミアの軍部隊に自衛のための武器使用を認め、現地では緊迫した状況が続いている。

 オバマ大統領は18日、ドイツのメルケル首相と電話会談。両首脳は、クリミアのロシアへの編入を非難し、国際調査団をウクライナ南部と東部に派遣することを、ロシアが同意するように求めることで一致した。

 カーニー米大統領報道官は18日の記者会見で、ロシアのクリミア編入について、「国際社会の平和と安全に対する脅威であり、国際法違反だ」と述べた。米国が露高官に科している資産凍結や渡航禁止は「対象者がさらに増える」と語り、制裁強化の方針を示した。

 バイデン米副大統領も18日、訪問先のワルシャワで、ロシアと国境を接するバルト3国との軍事協力強化を目指し、陸海の軍事演習を検討していることを明らかにした。クリミア編入で強硬姿勢を崩さないロシアをけん制する狙いがあるとみられる。

クリミア併合 赤の広場、プーチン氏登場に熱狂演出「クリミアは祖国に戻ってきた」
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140319534.html
産経新聞2014年3月19日(水)13:16

 【モスクワ=佐々木正明】ロシアのプーチン大統領は18日、モスクワ中心部の「赤の広場」で行われたウクライナ南部クリミア自治共和国のロシア連邦への編入を祝う記念イベントで演説し、「クリミアとセバストポリは長く困難な航海を終え、祖国の港、ロシアへ戻ってきた」と語った。

 モスクワでのイベントは、プーチン氏とクリミアのアクショノフ首相がクレムリンで編入に関する条約に署名した後に行われ、集まった人々はプーチン氏の登場に、国旗を振るなどして熱狂的な声援を送った。

 プーチン氏は「まだやるべきことは残っている。だが、私は全ての問題に打ち勝つことができることを確信している」とも述べた。

 記念イベントはこの日、ロシア全土で実施され、愛国心を鼓舞する歌や音楽団の合奏などで盛り上がった。

7651とはずがたり:2014/03/19(水) 13:33:21

米、対露戦略で中国への関与強化、日米分断の危険性も
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140319/amr14031908170001-n1.htm
2014.3.19 08:16
 【ワシントン=青木伸行】ロシアがウクライナ南部クリミア自治共和国の併合を決めたことで、オバマ米政権は今後の重要な対露戦略のひとつとして、中国の協力を取り付けるため対中関与を強めていくとみられる。ただ、その過程でオバマ政権が、中国の主張する「新型大国関係」に強く傾斜すれば、日米分断を含む「中国の罠(わな)」にはまる危険性を強く内包してもいる。

 ウクライナ情勢に対し、中国はこれまで「中立」という微妙なスタンスをとっている。

 中国にとりロシアは「重要な戦略パートナー」である一方、ウイグル、チベット族による民族問題を国内に抱えている。「領土的一体性」を損なうクリミアの分離と独立、さらにはロシアへの編入を支持すれば、中国国内の分離・独立運動に波及しかねないためだ。

 このため習近平国家主席はこれまで、プーチン大統領との度重なる電話会談で、ロシアへの軍事介入への支持を与えず、「政治的な解決」を主張。同時に、オバマ大統領との電話会談では、主権と領土の一体性の原則を支持することで一致する一方、対露制裁には同調しない姿勢を示した。また、国連安全保障理事会でのクリミア住民投票を無効とする決議案の採決に際しては、棄権に回った。

 これに対し、オバマ政権は当初から、ウクライナ情勢の対応における「中露接近」を警戒してきた。政権にとっては今後、中国に少なくとも「中立」の立場を維持させ、願わくば、ロシアのいっそうの孤立化を図るうえで、中国を引き寄せたいとの思惑がある。

 このためオバマ大統領は24、25両日にオランダ・ハーグで開かれる核安全保障サミットに出席する際、習主席と会談し、今後の対応への協力を取り付けたい考えだ。

 だが、「中国は『中立』の立場を巧妙に利用し、米国を『新型大国関係』に傾斜させるという『漁夫の利』を狙っている」(外交筋)との見方もある。

 オバマ政権は北朝鮮問題で中国の協力を引き続き必要としているうえ、これにウクライナ情勢が加わり、政権を「新型大国関係」へと後押しする力学が働く可能性は高い。

 また、ロシアが一方的にクリミア併合を決めた事実を利用し、中国が東・南シナ海などにおける自身の領土・領有権の“拡張主義”を、正当化しようと考える恐れもある。

7652とはずがたり:2014/03/19(水) 17:30:15
ナチスと英米は第二次大戦前,経済的に結びつきが強かった上に誰も戦争になんか本気でなると思ってなかったと云う類似性は日中だけじゃ無くて寧ろロシアと欧州により当て嵌まり通いのかも知れない。
中ロ枢軸vs日欧米連合で核戦争なんてやだぞ。。

軍事援助を検討か=ウクライナの要請受け−米
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201403/2014031400415&rel=m&g=int

 【ワシントン時事】ロイター通信は13日、米政府がウクライナ新政権に対する軍事援助について検討を始めたと報じた。ロシアの圧力を受けている新政権から要請があったためで、武器供与も含め是非を議論しているという。複数の米当局者の話として伝えた。
 ロイターによれば、米政府は既に、ウクライナへの軍用食の提供を決め、他の方策に関しても検討を重ねている。これより先、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、新政権が武器・弾薬の供与や情報収集面での支援を米側に求めたが、ロシアとの緊張激化を懸念する米政府は、軍用食以外の援助を見送ったと報道していた。(2014/03/14-12:17)

ウクライナ国防相、半島の部隊に武器使用認める
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140319-567-OYT1T00393.html?fr=rk
読売新聞2014年3月19日(水)12:09

 【ワシントン=白川義和、ブリュッセル=寺口亮一】ロシアのプーチン大統領がウクライナ南部クリミア半島の編入を発表したことについて、米国や欧州連合(EU)は18日、「国際法違反だ」と受け入れない姿勢を改めて表明した。

 米欧は対露制裁を強化する構えで、日本政府も追随する方針だ。一方、ウクライナ国防相はクリミアの軍部隊に自衛のための武器使用を認め、現地では緊迫した状況が続いている。

 オバマ大統領は18日、ドイツのメルケル首相と電話会談。両首脳は、クリミアのロシアへの編入を非難し、国際調査団をウクライナ南部と東部に派遣することを、ロシアが同意するように求めることで一致した。

 カーニー米大統領報道官は18日の記者会見で、ロシアのクリミア編入について、「国際社会の平和と安全に対する脅威であり、国際法違反だ」と述べた。米国が露高官に科している資産凍結や渡航禁止は「対象者がさらに増える」と語り、制裁強化の方針を示した。

 バイデン米副大統領も18日、訪問先のワルシャワで、ロシアと国境を接するバルト3国との軍事協力強化を目指し、陸海の軍事演習を検討していることを明らかにした。クリミア編入で強硬姿勢を崩さないロシアをけん制する狙いがあるとみられる。

7653チバQ:2014/03/19(水) 22:20:43
http://mainichi.jp/select/news/20140320k0000m030058000c.html
ウクライナ:「国境地帯」ルポ 検問所にチェチェン義勇兵
毎日新聞 2014年03月19日 19時51分(最終更新 03月19日 20時41分)
 ウクライナ南部クリミア半島の最北端チョンガル。ロシアのプーチン大統領がクリミア“併合”を表明した18日、ウクライナ本土につながる要所は厳しい警戒態勢が敷かれ、チェチェンなどから義勇兵が集まり、すでに「国境」の様相を呈していた。【チョンガルで田中洋之】

 クリミア自治共和国の首都シンフェロポリから北へ車で約2時間。チョンガルに設けられた検問所では、武装した民兵らがウクライナ本土からクリミアに入る車両を1台ずつ止め、運転手の身分証明書やトランクの中身を点検する。逆にクリミアから北に向かう車も同様で、トラックなど十数台が列を作っていた。

 「2日前にチェチェン(ロシア南部の共和国)から志願して来た。ロシア領のクリミアを守るためだ」。迷彩服姿のチェチェンからの義勇兵はルスランと名乗った。北部を指さし、「向こうにはウクライナ軍と米国の雇い兵がいる。過激派やテロリストをクリミアに入れないことが我々の任務だ」と話した。「国境」周辺には装甲車や軍用テントが配置され、ロシア国旗とチェチェン共和国の旗が掲げられていた。

 本土からクリミア半島に入るためにはチョンガルか、約65キロ西にあるアルミャンスクを通るしかない。これまで自由に通行できたが、ウクライナの政変を受け先月27日にクリミアの親ロシア派勢力が検問所を設営した。クリミアのロシア編入手続きが完了すれば、事実上の「国境」となる。

 両地ではウクライナ側からクリミアに入ろうとした全欧安保協力機構(OSCE)の停戦監視員が追い返された。陸路の要所はこの2カ所を通るしかなく、ロシア軍のクリミア掌握を容易にしている。

 モスクワから志願してクリミアの自衛部隊に入ったというアレクセイ・オレシコフさん(41)は、記者が日本の特派員だと知ると「日本はなぜクリミアの独立とロシア連邦入りを認めないのか」と問いただしてきた。プーチン大統領の“決断”で、ロシアの愛国主義はさらに高まっている。

7654チバQ:2014/03/19(水) 22:23:19
http://mainichi.jp/select/news/20140320k0000m030121000c.html
ウクライナ:政権側はぎりぎりの自制…交戦回避を模索
毎日新聞 2014年03月19日 22時01分(最終更新 03月19日 22時17分)


シンフェロポリの位置
拡大写真 【キエフ篠田航一、シンフェロポリ(ウクライナ南部)田中洋之】ウクライナ南部クリミア半島のシンフェロポリで18日に起きた銃撃事件を受け、ウクライナ新政権は情報分析を急いでいる。ウクライナ兵の死亡が報じられるとヤツェニュク首相は即座に「ロシアによる戦争犯罪」と非難し、ロシア軍の犯行と断定したが、その後に親ロシア派の自衛部隊員の死亡も伝えられ、ロシアの攻撃と断定できなくなったためだ。ウクライナがロシア側への攻撃を仕掛ければ、ウクライナ侵攻への口実を与えかねず、ぎりぎりの自制が続く。

 地元記者や住民によると、銃撃事件が起きたウクライナ軍駐屯地には測量などを担当する兵士約20人が駐留している。死亡したウクライナ軍兵士と自衛部隊員は、近くで建設工事中の建物から銃撃を受けたとみられている。事実ならばウクライナ側とロシア側の双方を狙撃し、偶発的な戦闘を誘発する扇動目的の可能性もある。

 ヤツェニュク首相は18日の銃撃事件直前、「ロシアと良好な関係を保つあらゆる努力をする」とのメッセージも発しており、交戦回避のための手段を探っているとみられる。

.

7655チバQ:2014/03/19(水) 23:10:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014031900744
ウクライナ軍参謀本部を制圧=親ロシア派が突入−セバストポリ
19日、ウクライナ南部セバストポリで、親ロシア派武装集団に制圧されたウクライナ海軍参謀本部 【セバストポリ(ウクライナ)時事】ウクライナ南部クリミア半島のセバストポリで19日、同国海軍参謀本部の敷地に親ロシア派武装集団が突入し、制圧した。ハイドゥク司令官は拘束されたという。参謀本部の「陥落」により、半島でウクライナ軍の無力化が一気に進みそうだ。
 目撃者によると、銃撃などはなかった。ただ、現場周辺にロシア軍とみられる車両が待機し、機関銃を持った兵士らが一帯を封鎖するなど、物々しい雰囲気に包まれた。
 親ロシア派組織によれば、ロシア軍は18日夜、参謀本部司令官に武器を置き投降するよう要求。19日午前8時半(日本時間午後3時半)ごろ、武装集団が正門を破って突入し、閉じこもっていた約400人の将校らに武装解除と敷地外への退去を迫った。
 ハイドゥク司令官は19日昼までに投降したという。私服で他の兵士にまぎれて敷地外に出ようとしたところを武装集団に見つかり、拘束されたとの情報もある。
 私物を抱えて参謀本部から出てきたウクライナ兵の一人は、「突然退去を命じられ、本部内は混乱した」と語った。別の兵士は「ウクライナ軍に忠誠を誓った軍人として、裏切り者扱いされるのが怖い」と打ち明けた。
 ロシアのプーチン大統領は18日、クリミア自治共和国とセバストポリのロシア編入を決定。これを受け、親ロシア派武装集団が一気に参謀本部制圧に動いたとみられる。(2014/03/19-22:40)

7656とはずがたり:2014/03/20(木) 10:26:29

ビスマルクの老獪な外交政策は対独包囲網を作らせず成功だった評価されるべきで,外交に失敗して第一次大戦を惹き起こしたのはビスマルクを辞めさせて親政を開始したぼんぼんのヴィルヘルム2世であるから,湯浅氏の文章はちょっと事実誤認で残念な感じになっちゃってるねー。

【湯浅博の世界読解】クリミア奪取の大きな代償 プーチン氏の夢は夢のままに
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140319/frn1403191411004-n1.htm
2014.03.19

 クリミア半島をめぐるロシアのプーチン大統領の権力政治をもって、米国のケリー国務長官が「19世紀のセンス」と称したのは正しい。「力と利害の織りなす」プーチン外交が、1862年に権力を掌握したプロイセンの鉄血宰相ビスマルクを彷彿(ほうふつ)とさせるからだ。

 くしくも同じ半島でクリミア戦争が勃発し、ウィーン体制を特徴づけていた「均衡による協調」を終わらせようとしていた。5大国均衡の崩壊後に登場したビスマルクは、外交の「健全な基礎はエゴイズムであって、ロマンチシズムではない」と、軍事力と自国にとって有利な同盟を強調した。

 その強い意思と老練さで欧米を振り回した外交は、プーチン氏が国内支持率の高さを背景に米欧を巧みに扱う姿に似ている。しかし、ナショナリズムを動員した「崩れやすい均衡」(キッシンジャー元米国務長官)は、ビスマルク外交がそうであったように長続きするとは思えない。

 プーチン氏はソチ五輪のさなかに軍を整え、ウクライナ軍に投降を求める一方で、「ロシア語を話す住民を守る権利がある」とウクライナ東部への派兵も示唆した。クリミアのウクライナ離脱−ロシア編入のシナリオが進めば、ロシアの勝利に見える。だが、本当にそうなのだろうか。

 プーチン氏は法を力でねじ伏せる獰猛(どうもう)な独裁者のイメージを振りまいてしまった。1994年のブダペスト覚書は、旧ソ連の核兵器を廃棄する見返りに、米英露などがウクライナの独立と主権を尊重すると認めていた。97年のロシア・ウクライナ友好協力条約は、ウクライナの領土保全と不可侵を約束している。それらすべてを踏みにじった。

 仮にプーチン政権がクリミア半島を入手しても、緩衝国家としての大国ウクライナ(全土の78%がウクライナ人)を失った。かの地にはもはや、ロシア寄りの政権を打ち立てることができないからだ。しかも、米欧の対抗勢力である中国は、クリミアの分離独立運動がチベットの独立モデルになることを恐れる。ロシア周辺の中央アジア諸国もまた、国内にロシア人を抱えて分離主義を警戒する。日本も米欧との連携をとらざるを得ない。

 足元の経済は、米欧がさらなる経済制裁に乗り出せば、時間とともに苦しい状況に追い込まれよう。ブルームバーグ通信が伝えたところによれば、プーチン氏がクリミアで軍を増強したとの報道で、市場が一気に下落した。3日のロシア株式市場は5年ぶりの大幅安となり、通貨ルーブルも最安値をつけた。たまらずにロシア中央銀行は同じ日、98年以来となる大幅な利上げに踏み切った。

 プーチン氏を取り巻く新興財閥も大打撃を受けた。旧友2人は、天然ガス生産企業の株価が18%も下落し、資産価値で計32億ドル(約3250億円)も失った。クリミア奪取はロシア経済の犠牲の上に成り立っている。主要国経済が上向いている中、ロシアでは輸出総額の半分以上を占める石油とガスの価格が低迷し、景気後退の危険が忍び寄る。

 ロシア経済の沈没で、プーチン氏の夢であった「ユーラシア経済連合」は、ベラルーシとカザフスタン以外への拡大は難しい。ビスマルク体制の慢心が力の均衡を崩したように、プーチン氏のごり押しは、その代償があまりに大きい。(東京特派員)

7657とはずがたり:2014/03/20(木) 14:40:33

「泥棒が…」国連で米の非難に露大使「侮辱だ」
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140320-567-OYT1T00372.html?fr=rk
読売新聞2014年3月20日(木)12:00

 【ニューヨーク=加藤賢治】国連安全保障理事会は19日、ウクライナ情勢で公開協議を行った。同国南部クリミア自治共和国とセバストポリ特別市のロシア編入に関し、ロシアのチュルキン国連大使は「ロシアとクリミアの再統合だ」と述べ、正当性を訴えた。

 チュルキン大使は、1954年にソ連共産党のフルシチョフ第1書記がクリミアの帰属を変更した決定を「独断的な行動」と批判。帰属変更は当時のクリミア住民の同意を得ていなかったと指摘した。今回の編入は住民投票の結果に基づく「再統合」であり、「歴史的な不正が正された」と述べた。

 米国のパワー国連大使は、「泥棒が何かを盗んでも、その所有権が認められるわけではない」と非難。チュルキン大使が「我が国に対する侮辱だ」と反論する場面もあった。

7658とはずがたり:2014/03/20(木) 14:44:26
>ウクライナ外務省当局者は19日、ロシアが主導する独立国家共同体(CIS)を脱退する可能性があることを明らかにした。
ロシアとしては五輪で戦争しにくい最中にウクライナを西側に盗られた位の意識であるのかもしれぬ。
西欧に大国ウクライナ(>>7656)を組み入れられればなかなか上策だが,東部・南部のロシア系への配慮は十分必要で此迄の腐ったウクライナ政府ではダメで西側流のエレガントな民主国家でロシア国内からロシア人がウクライナに逃げ込む様にならないと勝利とはいえまい。

ウクライナ海軍司令部占拠 英、露のG8除名警告 クリミア
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140320087.html
産経新聞2014年3月20日(木)07:56

 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=内藤泰朗】ロシアが併合を宣言したウクライナ南部クリミア半島の特別市セバストポリにあるウクライナ海軍司令部が19日、親露派勢力に占拠され司令官が拘束された。またロシアメディアによると、クリミア半島で同日、露連邦移民局が住民に対しロシアの公的身分証明書の発給を開始した。国際社会がクリミア併合に激しく反発する中、クリミアのロシア化が着実に進んでいる。

 オバマ米大統領は18日、ドイツのメルケル首相と電話会談し、ロシアによるクリミア併合決定は国際法違反であり、「代償が伴う」との見方で一致。キャメロン英首相も19日、ロシアに対し「さらなる措置をとるなら主要8カ国(G8)から永久に除名する是非を協議すべきだ」と警告した。

 報道によると、ロシアが併合を宣言したクリミア自治共和国の中心都市シンフェロポリにあるウクライナ軍施設が18日、ロシア軍とみられる部隊に襲撃されてウクライナ兵1人が死亡するなど、クリミアで軍事的緊張が高まっている。

 ロシアがクリミアに介入して以降、衝突で死者が出るのは初めて。一方でロシアのインタファクス通信は同日、クリミア警察当局の話として親露派の「自警団」にも死者が出たと伝えている。

 ウクライナ暫定政権側は「クリミア問題は軍事段階に入った」(ヤツェニュク首相)との声明を発表し、クリミアのウクライナ軍に対し自衛目的の武器使用を許可。国防当局は19日、ウクライナ軍のクリミア駐留を続けると表明した。

 親露派勢力に占拠されたセバストポリのウクライナ海軍司令部では、露国旗と露海軍旗が掲げられ、ガイドゥク司令官は基地を明け渡した。ウクライナ海軍報道官は19日、産経新聞に対し同司令官がその後、ロシア特殊部隊に身柄を拘束され、連れ去られたと語った。クリミアではウクライナ軍施設などを接収する動きが本格化するとみられる。ロシアのプーチン大統領とクリミア自治共和国のアクショノフ首相が18日にモスクワで署名した、クリミアをロシア連邦の構成体とする条約についてロシア憲法裁判所は19日、合憲と判断した。今後、露上下両院での批准などを経て併合が正式決定される。

 また、ウクライナ外務省当局者は19日、ロシアが主導する独立国家共同体(CIS)を脱退する可能性があることを明らかにした。

7659とはずがたり:2014/03/20(木) 14:45:45
>>7657

クリミア:米国連大使がロシアを「盗っ人」呼ばわり
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140320k0000e030179000c.html?fr=rk
毎日新聞2014年3月20日(木)10:37
 ◇国連安保理で応酬、米露の亀裂の深まる

 【ニューヨーク草野和彦】国連安全保障理事会は19日、ロシアがウクライナのクリミア半島編入を宣言した後、初めての会合を開いた。パワー米国連大使がロシアを「盗っ人」呼ばわりする一方、チュルキン露国連大使が他の外交問題での非協力を示唆するなど、米露間の亀裂の深まりを印象づけた。

 会合は公開で、先に演説したチュルキン大使は、クリミア半島編入の手続き開始を「歴史的な出来事だ」と自賛。独立の根拠とする住民投票はクリミアの「自決権」に基づいており、国連憲章に合致すると強調した。

 こうした発言について、パワー大使は「(ロシアの文豪の)トルストイやチェーホフを超える創作を聞いた」と皮肉った。さらに「財産(クリミア半島)を盗んだからといって、その所有権までを盗っ人が得るわけではない」と批判した。

 これに対し、チュルキン大使は「侮辱的な発言」と猛反発し「安保理で扱う他の問題でロシアの協力を期待するのなら、それをよく理解しておくことだ」と警告。シリア和平を巡る取り組みなどでの影響が懸念される。

 一方、この日の会合では、ウクライナを視察したシモノビッチ国連事務次長補(人権担当)が、国連の人権監視チームが21日まで活動することや、クリミア訪問の可能性があることも明らかにした。

7660とはずがたり:2014/03/20(木) 14:52:29


再び東西冷戦となるとロシアは世界の親露陣営支えるにもカネ無いし簡単に潰れちゃうと思うけど,中露が組むと結構脅威かも。中露友好同盟相互援助条約の成立だけは阻止せにゃいかんねw
まあ成立すると直後に中露対立が表面化してその後長い時間を掛けクリミアの壁の崩壊に至るのかも知れないけど♪

露、クリミア併合 米露の溝、中東にも波紋 核協議や化学兵器
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140320090.html
産経新聞2014年3月20日(木)07:56

 【ワシントン=小雲規生、カイロ=大内清】ロシアによるウクライナ南部クリミア自治共和国の併合決定による米露関係の悪化は、ロシアが米欧とともに深く関与してきたイランの核協議やシリア和平協議などの中東情勢にも波紋を広げそうだ。

 ▼イラン

 影響が懸念されるのは、国連安全保障理事会常任理事国にドイツを加えた6カ国がイランと進めてきた同国の核開発問題をめぐる協議だ。イランと6カ国側は昨年11月に核問題解決に向けた第1段階措置で合意。今年7月下旬までの最終合意に向けた交渉が進んでおり、今月18、19日にもウィーンで協議が行われた。

 ただ、同じ6カ国側に立つとはいえ、イランの核兵器開発を疑う米国に対し、ロシアはイラン寄りの立場をとってきた経緯がある。6カ国の調整役である欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表の報道官は「(6カ国の)団結は崩れていない」とするが、クリミア問題を機に米露の足並みが乱れれば、イランに核兵器開発の意図がないことを証明するように求める「圧力が弱まる」(元米政府高官)のは必至だ。

 米露対立がロシアとイランの関係強化につながれば、交渉の枠組み自体が崩れる危険性もはらむ。12日にはイランのアラグチ外務次官が訪露しリャプコフ外務次官と核交渉をめぐり会談しており、両国の親密ぶりを見せつけた。

 ▼エジプト

 一方、ロシアはこのところ、海運の要衝であるスエズ運河を擁し、米国の中東政策の要でもあるエジプトに接近。最新型の防空システムなど兵器売却交渉も進んでいるとされる。

 エジプトは1970年代に当時のソ連との関係を見直し米国に接近して以降、米国との同盟を外交の基軸としてきた。しかし、昨年7月にモルシー政権が倒れたクーデターをめぐり、オバマ米政権が対エジプト援助の一部を凍結したことなどから関係が険悪化した。

 ロシアは今回のクリミア併合決定をめぐり対立が激化した米国に揺さぶりをかけるため、米エジプト関係にくさびを打ち込み、中東でのさらなる外交攻勢に出る可能性がある。

 ▼シリア

 他方、内戦下にあるシリアの化学兵器処理問題で、米国はアサド政権の後ろ盾であるロシアに対し、遅れている化学兵器の国外搬出作業の迅速化を政権側に働きかけるよう促してきた。これまでロシアは、国外搬出用の車両を提供するなどして協力してきたが、米露関係の悪化で作業にブレーキがかかる恐れもある。

 シリア内戦そのものをめぐり、米国には「ロシアは和平の邪魔」との見方も多い。クリミア併合で強まった米露の緊張が内戦の政治解決をいっそう難しくすることは間違いない。

7661とはずがたり:2014/03/20(木) 15:07:05
>>7562だけじゃなくみんな同じ様なこと考えるんやねぇ。自分の凡庸さが恥ずかしくなってきたけど,ここでは田中秀征だからまあ寧ろ喜ぶべきか♪

【第225回】 2014年3月20日
田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]
クリミアを強奪したプーチン大統領はヒトラーに似てきた!
http://diamond.jp/articles/-/50447

 注目のクリミアの住民投票は、「ロシア編入」の賛成票が95%を突破。クリミア自治共和国の議会はこの結果を受けて直ちにウクライナから分離・独立を宣言。さらに、ロシアに対して編入を求める決議を、出席議員全員の賛成によって採択した。

 そしてロシアのプーチン大統領は18日午後、電光石火クリミア編入を表明し、クリミアの首相と編入のための条約調印を断行した。あっという間に高い塀を乗り越えたのである。

 住民投票では1割を占める先住タタール人の多くは棄権にまわったとされるが、それにしても予想外の大差であった。ロシア系が6割に過ぎないと言われるから、そもそもこの選挙が公正に実施されたものであったかどうかも釈然としない。

 テレビでの投票風景をみると、投票箱は何と透明で、投票用紙がヒラヒラと箱の底に舞い降りていた。これでは誰がどんな意思表示をしたのか分かってしまうのではないか。クリミア政府やロシアなどからの武力による脅迫がどの程度あったのか。投票行動の自由度に疑念は残る。

今のウクライナ情勢は第二次大戦前夜のチェコスロバキア?

 私は今回のウクライナ情勢をみていて、ナチ・ドイツの犠牲となった第二次大戦前夜のチェコスロバキアを思い出した。

 ナチ・ドイツのヒトラーは、民族自決の名のもとに、チェコスロバキアのズデーテン地方のドイツへの割譲を強く要求した。ズデーテンはドイツ、ポーランドとの国境沿いのチェコの丘陵地で、12、13世紀に植民したドイツ人の子孫など約300万人のドイツ人が居住していた。

 1938年のミュンヘン会談で、イギリスとフランスは、「これが最後の領土要求」というヒトラーの言葉を信じ、チェコスロバキア政府の意向を全く無視してヒトラーの要求に屈した。ヒトラーはその翌日にはズデーテンに進駐、そのままチェコスロバキア全土を侵略。翌年ポーランドに進撃して世界大戦に突き進んだ。

 ウクライナがチェコ、ズデーテンがクリミアとすればなぜかよく似ている。ヨーロッパ諸国の弱腰も同様だ。

7662とはずがたり:2014/03/20(木) 15:07:34
>>7661-7662
 ズデーテンのドイツ人は、それまでチェコ人と平和的に暮らしていたのにヒトラーが操るズデーテン・ドイツ党に民族主義の火をつけられるや浮足立ったのである。

 プーチン大統領をロシアのヒトラーだと決めつけるつもりは毛頭ないが、軍事力を背景にクリミアをロシアに併合し、さらにウクライナ東南部で同じような動きに加勢したりすれば、そう見られても仕方ないだろう。既にバルト3国などロシア系住民が多い国では不安が募っていると言う。「これが最後の領土要求」とは信じられないからだ。

 国連安保理は住民投票の前日、15日に国内法や国際法に違反する「住民投票は無効」とする決議案を採決したが、ロシアが拒否権を発動して廃案となった。他14ヵ国中の13ヵ国が賛成したが、中国は棄権した。

 中国は「内政不干渉」の立場から棄権したと言うが、ロシア軍が介入しているのだからどう考えてもこれは内政問題ではなく国際問題だ。おそらく中国は、ロシアに同調すれば、国内にくすぶるウイグル、チベット、内モンゴルなどの民族主義に火をつけることを恐れているのだろう。そのために習近平国家主席は、24日、25日にオランダ・ハーグで開かれる核安保サミットに出席し、ロシアと欧米の仲裁役を買って出ると見られている。

ロシアの暴挙に立ち向かうべく安倍首相に毅然とした対応を望む

 わが国の安倍晋三首相は急激なウクライナ情勢の展開に戸惑いを隠せないように見えた。ロシアへの抗議の姿勢も当初はあいまいであった。それは今秋に予定されるプーチン訪日に際し、①北方領土の返還、②対中包囲網の強化、③エネルギー貿易の進展に支障をきたすと心配したからであろう。

 だが、18日に至ってビザ緩和やいくつかの日ロ間の協議を停止するなど、未だ軽いもののそれなりの対ロ制裁に踏み切った。今のところ納得できる対応と言ってよいだろう。

 今後はロシアと米欧との経済制裁の応酬が予想されるが、冷静にみると、米欧よりロシアが受ける経済的打撃のほうがはるかに大きいのではないか。天然ガスと原油が輸出の7割を占め、全体の輸出の6割がヨーロッパ相手という極端な貿易構造を考えると、ロシアが受ける経済的困難は米欧の比ではない。政治的孤立どころか経済的にも孤立しかねないだろう。

 かつて、英仏の弱腰がナチの進撃を許したことに学び、ロシア編入の大きな局面転換を機に今までの弱腰を改め、国際法秩序の維持のため、ここは国際社会が結束してロシアの暴挙に立ち向かうべきところだ。

 安倍首相は、こういう時こそ、「力による領土の現状変更を断じて許さない」という毅然とした対応を見せるべきである。それは間接的に中国の覇権主義に対する強いメッセージにもなる。

7663とはずがたり:2014/03/21(金) 09:42:11
>西側諸国による支援の欠如は、ヤヌコビッチ氏をロシアへと向かわせる後押しとなり、ウクライナの首都キエフでの抗議活動は後戻りができないところまで達してしまった。

>ヤヌコビッチ氏、EU当局者らは先月21日、政治危機の解決で合意に達したものの、まもなく決裂し同氏は失脚した。米国はすぐさま西側寄りの暫定政権への支持を表明したが、これが間違いだった。米国政府は慎重な姿勢を示し、事態を進展させる政治プロセスを決定するための一要因として、合意を少なくとも尊重するよう求めることもできただろう。そうした立場を表明することは、米国がロシアの利益を尊重しているという重要なメッセージをロシアに示すことができただろう。

>プーチン氏にとっての「勝利」がウクライナでの影響力拡大を意味するなら、同氏の戦略は完全に裏目に出ている。クリミアを併合することによって、約150万人のロシア系住民はウクライナの有権者ではなくなる。ウクライナで次に選挙が行われたとき、残ったウクライナの有権者はロシアの軍事介入のことを思い出すだろう。つまり、ウクライナの選挙では西側を支持する結果になりやすいということを意味しており

>たとえロシアがこれ以上軍事介入しなかったとしても、将来的にウクライナ国民にとって良い結果とはならない。最良の場合は、債務支援は得られるが、今後ロシアから天然ガスの値引きは受けられなくなる。ウクライナ経済は依然として厳しく、同国の新しい大統領は引き続きロシアとの関係を維持する経済的必要に迫られる。ただしこのような戦略は、ますます政治的なバックアップを受けられなくなるだろう。
>このシナリオは、西側からの経済的・外交的支援を織り込み済みである。西側諸国は危機が実際に起きてから経済支援に動き出した。次に世界的な緊張がどこかで発生し、メディアの関心が移った場合、どうなるのだろうか。西側による外交努力もそれに伴って移行するのだろうか。欧米諸国は自国内でも緊急の経済的懸念を抱えるなか、急落するウクライナ経済を支援する用意があるのだろうか。

コラム:ウクライナ危機、一番の「敗者」は誰か
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTYEA2D07L20140314?rpc=223=obinsite
2014年 03月 14日 18:05 JST
国際政治学者イアン・ブレマー

[13日 ロイター] - ウクライナ南部クリミア自治共和国でロシア編入の是非を問う住民投票が16日に迫っている…現時点で重要なのは、一歩引いて、こうたずねてみることだ。「ウクライナ危機の『敗者』は誰か」と。米国は別の行動を取ることが可能だったのだろうか。ロシアの場合はどうか。暴動の発生や爆発寸前の地政学的対立は避けられなかったのか。ここからどうなるのか。

もし米国の主な目的が、ウクライナで起きている暴動と大国間の緊張を最小限に抑えることだったとしたら、米国は重大なミスを重ねている。米国は事態が最高潮に達する前に、ウクライナ政府に経済支援を実際に提供することに失敗した。ウクライナのヤヌコビッチ前大統領は、ロシアとだけ連携したかったわけではなかった。自国経済の崩壊を回避しようとするなか、ロシアと欧州連合(EU)の間でバランスを取ろうとしていた。

欧州は強硬な態度を崩さず、国際通貨基金(IMF)も適切な時期に介入しようとはしなかった。西側諸国による支援の欠如は、ヤヌコビッチ氏をロシアへと向かわせる後押しとなり、ウクライナの首都キエフでの抗議活動は後戻りができないところまで達してしまった。

ウクライナの主要な野党勢力とヤヌコビッチ氏、EU当局者らは先月21日、政治危機の解決で合意に達したものの、まもなく決裂し同氏は失脚した。米国はすぐさま西側寄りの暫定政権への支持を表明したが、これが間違いだった。米国政府は慎重な姿勢を示し、事態を進展させる政治プロセスを決定するための一要因として、合意を少なくとも尊重するよう求めることもできただろう。そうした立場を表明することは、米国がロシアの利益を尊重しているという重要なメッセージをロシアに示すことができただろう。

シリア情勢では、米国はロシアが提案した化学兵器の廃棄に向けた搬出が内戦を根本的に終結させる突破口となると考えているというようにうまく装ったが、実際にはオバマ米大統領が軍事介入という一度振り上げた「こぶし」を下げるための絶好の口実となった。ウクライナにおいて、ロシアも同様にメンツを保つことができるよう、米国が配慮することができたはずだが、実際にはそうしないことを選んだ。

7664とはずがたり:2014/03/21(金) 09:42:46
>>7663-7664
ロシアがクリミアに軍事介入しようとしていることが明らかになったとき、オバマ政権はロシアに対し「大きな代償」を払うことになるなどと、「こけおどし」的な警告を度々してきた。もちろん米国は、ロシアのクリミア介入に対抗するだけの軍事力を有するが、米国はロシアの介入を実際に止めるようなレベルで対抗しようとはしなかった。

こうした法的強制力のない脅しは、米国の国際的な信用を落とすだけだ。闘牛の赤い布のように、こうしたコメントはロシアのプーチン大統領をあおり、米国にはプーチン氏に匹敵するほど信頼できる意思はないと思わせることになった。

ただ、明らかに米国が、今日見られるような緊張を回避するチャンスを逃した一方で、ロシアが抱えるリスクは飛躍的に高まっており、ウクライナ問題でさらに大きな打撃を受ける可能性がある。

クリミアへの軍事介入によって、プーチン氏が無視できない損失がすでに生まれている。介入後、ロシアの通貨ルーブルは急落し、ロシア中銀は利上げを余儀なくされた。同国の株式市場での一日の損失はソチ五輪のばく大な費用を上回った。そうしたことは、ロシア経済の減速を早めることになるだろう。

プーチン氏にとっての「勝利」がウクライナでの影響力拡大を意味するなら、同氏の戦略は完全に裏目に出ている。クリミアを併合することによって、約150万人のロシア系住民はウクライナの有権者ではなくなる。ウクライナで次に選挙が行われたとき、残ったウクライナの有権者はロシアの軍事介入のことを思い出すだろう。つまり、ウクライナの選挙では西側を支持する結果になりやすいということを意味しており、将来的にはEU加盟への可能性にもつながる。

こうしたことはあくまでも大きな仮定の話だが、誰が最も損をするかということを露呈している。

第一に、十分にあり得ることだが、ロシアがウクライナ東部に軍隊を送り込むなら、勝者はいない。ウクライナで内戦が勃発し、市場が不安定化するだけでなく、地政学リスクが極端に高まり、予測不可能な結果をもたらすことになるだろう。現在までの状況が、こうした事態が排除できない現実的な結果となり得ることを物語っている。

たとえロシアがこれ以上軍事介入しなかったとしても、将来的にウクライナ国民にとって良い結果とはならない。最良の場合は、債務支援は得られるが、今後ロシアから天然ガスの値引きは受けられなくなる。ウクライナ経済は依然として厳しく、同国の新しい大統領は引き続きロシアとの関係を維持する経済的必要に迫られる。ただしこのような戦略は、ますます政治的なバックアップを受けられなくなるだろう。要するに、ウクライナは結局、同じシチュー鍋に戻らなくてはならないが、その鍋のなかは以前よりもぐつぐつと煮立っているのだ。

このシナリオは、西側からの経済的・外交的支援を織り込み済みである。西側諸国は危機が実際に起きてから経済支援に動き出した。次に世界的な緊張がどこかで発生し、メディアの関心が移った場合、どうなるのだろうか。西側による外交努力もそれに伴って移行するのだろうか。欧米諸国は自国内でも緊急の経済的懸念を抱えるなか、急落するウクライナ経済を支援する用意があるのだろうか。

結局のところ、ウクライナ国民が一番の敗者で、今後もそうなるだろう。このような文脈において、米国が犯した重大ミスという議論は行われるべきだ。もちろん、ばく大な持続的支援が外部から継続的に得られるなら、ウクライナ国民が将来的に勝利するチャンスはある。ただ残念なことに、それはあまりに薄い可能性だ。

*筆者は国際政治リスク分析を専門とするコンサルティング会社、ユーラシア・グループの社長。スタンフォード大学で博士号(政治学)取得後、フーバー研究所の研究員に最年少で就任。その後、コロンビア大学、東西研究所、ローレンス・リバモア国立研究所などを経て、現在に至る。全米でベストセラーとなった「The End of the FreeMarket」(邦訳は『自由市場の終焉 国家資本主義とどう闘うか』など著書多数。

7665とはずがたり:2014/03/21(金) 10:57:44

米ロ国防相が電話会談、ロシア「ウクライナ東部への侵攻の意図ない」
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2J0B920140320
2014年 03月 21日 08:51 JST

[ワシントン 20日 ロイター] -ロシアのショイグ国防相は20日、ヘーゲル米国防長官とウクライナ情勢をめぐり電話協議し、ロシア軍がウクライナ東部の国境を越えて侵攻することはないとの考えを伝えた。米国防総省のジョン・カービー報道官が明らかにした。

1時間近く続いた会談で、ヘーゲル長官はロシアはなぜウクライナ東部、南部の国境沿いに軍を配備しているのかと質問。これに対しショイグ国防相は、演習を実施しており、国境を越える意図はないと述べた。

7666とはずがたり:2014/03/21(金) 11:04:49
米国、ウクライナで軍事行動に関与せず=オバマ大統領
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2I09P20140319/
2014年 03月 20日 06:38 JST

[ワシントン 19日 ロイター] -オバマ米大統領は、米国がウクライナで軍事行動に関わることはないと発言、外交を通じてロシアとの対立を解消する意向を強調した。

サンディエゴのKNSDテレビとのインタビューで述べた。

大統領は「ウクライナで軍事行動に関わるつもりはない」と発言。「もっと良い道がある。ウクライナの人々でさえ、米国がロシアに軍事的に関与することは不適切で、ウクライナにとっても良いことではないと認めるのではないか」と述べた。

7667とはずがたり:2014/03/21(金) 11:07:29
>米政府高官は、金融サービスや中核のエネルギー、防衛、鉱山セクターなど、ロシア経済の幅広い分野が制裁の対象になり得ると明らかにした。
中核とはこの辺りか

米大統領がロシアに追加制裁、中核セクターへの拡大も
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJEA2J02D20140320
2014年 03月 21日 04:54 JST

[20日 ロイター] -オバマ米大統領は20日、ロシアによるクリミア編入を受け、あらたにプーチン大統領の側近を含むロシア人20人と、政府当局者とのつながりが深い銀行1行に追加制裁を科すと発表した。

またロシアがウクライナでの実効支配を拡大した場合には、ロシアの中核セクターを対象に制裁措置を拡大する可能性を示した。

制裁対象者の米国内の資産を凍結するとともに、米国への渡航を禁じる。

米財務省は、今回制裁の対象に含まれたバンク・ロシア(資産規模100億ドル)は、プーチン大統領の側近を含む、ロシア政府要人のプライベートバンクとしている。

対象はほかに、世界大手の独立系商品取引会社グンボルの共同創業者ゲンナジー・ティムチェンコ氏、国営ロシア鉄道幹部のウラジーミル・ヤクーニン氏、プーチン氏の側近アンドレイ・フルセンコ氏、大統領府長官のセルゲイ・イワノフ氏も含まれる。

今回の20人を合わせると、一連の米制裁対象者は31人となった。

オバマ大統領はまた、ロシアがウクライナ東部や南部にも軍を侵攻させた場合に、ロシアの幅広いセクターへの制裁を可能にする大統領令に署名したと明らかにした。

米政府高官は、金融サービスや中核のエネルギー、防衛、鉱山セクターなど、ロシア経済の幅広い分野が制裁の対象になり得ると明らかにした。

ロシアのガス・石油産業だけでロシアの年間収入の約半分を占める。

オバマ大統領はホワイトハウスでの会見で、ロシアによるウクライナ東部および南部への脅威は、危機をさらに悪化させる深刻なリスクをはらむと指摘。

「制裁はロシア経済に打撃を与えるだけでなく、世界経済にとっても阻害要因となる恐れがあるため、望んだ結果ではない」としながらも、「ロシアは事態を一段とエスカレートさせれば、国際社会からさらに孤立するだけだと認識すべき」と述べた。

7668とはずがたり:2014/03/21(金) 11:09:42

>ロシアでは税率が低いなどの理由から、アルミニウム大手ルサールRUSL.MMや鉄鋼大手エブラズなどの資源関連企業のほか、インターネット検索大手ヤンデックスYNDX.MMなどの大手企業が国外で登記。

>ウスマノフ氏が傘下に置くインターネット企業Mail.Ruは英領バージン諸島、別の新興財閥のミハイル・フリードマン氏が傘下に持つ小売のX5リテール・グループはオランダのアムステルダムで登記されている。
ロシア大統領、企業トップに海外資産を国内に戻すよう勧告
http://jp.reuters.com/article/jpRussia/idJPTJEA2J02120140320
2014年 03月 21日 04:39 JST

[モスクワ 20日 ロイター] -ロシアのプーチン大統領は20日、ロシアによるウクライナ南部クリミア編入をめぐり西側諸国が制裁を強めるなか、ロシア企業のトップに対し、国外の資産をロシア国内に引き揚げるよう勧告した。

ロシア議会下院(国家会議)はこの日、ウクライナ南部クリミアをロシアに編入する条約を圧倒的多数で承認。21日に予定される上院(連邦会議)の採決で条約批准の手続きが完了する見通し。

プーチン大統領は、メディア企業を傘下に持つアリシェル・ウスマノフ氏や、ニッケル生産世界最大手のノリリスク・ニッケル(GMKN.MM: 株価, 企業情報, レポート)などを傘下に収めるウラジミール・ポターニン氏ら、オリガルキ(新興財閥)として知られるロシア財界の要人を招いて会合を開いた。

席上プーチン大統領は、「ロシア企業は自国内で登記されている必要がある。企業の所有形態も透明にする必要がある」と発言。ただ、クリミア編入をめぐる動向には直接触れなかった。

ロシアでは税率が低いなどの理由から、アルミニウム大手ルサールRUSL.MMや鉄鋼大手エブラズ(EVRE.L: 株価, 企業情報, レポート)などの資源関連企業のほか、インターネット検索大手ヤンデックスYNDX.MMなどの大手企業が国外で登記。

ウスマノフ氏が傘下に置くインターネット企業Mail.Ru(MAILRq.L: 株価, 企業情報, レポート)は英領バージン諸島、別の新興財閥のミハイル・フリードマン氏が傘下に持つ小売のX5リテール・グループ(PJPq.L: 株価, 企業情報, レポート)はオランダのアムステルダムで登記されている。フリードマン氏はこの日の会合には出席していない。

プーチン大統領がウクライナに対し強硬な姿勢を示していることで、ロシアの株価は急落。今月だけで時価総額にして500億ドルが失われた。ロシアルーブル安にも歯止めがかからず、年初から9%下落。投資環境悪化につながっている。

こうしたなかロシアの経済成長も鈍っており、1月の成長率は0.7%と、前月の1.0%から鈍化した。ウクライナ問題の余波が広がるにつれ、一段の鈍化が懸念されている。

同会合に出席したシルアノフ財務相は、「ロシア経済、および金融部門の状況がどのように展開するか注視する」としたうえで、必要に応じて主要な国内企業や機関を支援する方針を示した。

7669とはずがたり:2014/03/21(金) 11:14:44
>かつてはソ連の一部でロシアとつながりが深いトランスニストリア(モルドバ東部の沿ドニエストル)国境まで影響範囲を広げたいと考える者もいる。

モルドバは此処
http://www.worldmapfinder.com/Map_Earth.php?ID=/Jp/Europe/Moldova

モルドバ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%90
現在、ドニエストル川東岸地域が沿ドニエストル共和国として事実上、独立状態にある。

中世には、モルダビア公国の東部を構成していた。16世紀にはモルダビアはオスマン帝国の属国になったが、他のバルカン諸国と違って部分的な支配だった。露土戦争の結果、1812年ブカレスト条約によりベッサラビアとして帝政ロシアに併合される。第一次世界大戦終了後の1918年、ベッサラビアは独立宣言して、同年ルーマニアの一部になる。
ソビエト連邦は1940年6月にベッサラビアを占領、モルダビア・ソビエト社会主義共和国が建国されソ連の一部となる。これは一部戦略的に重要な黒海沿岸などをウクライナ領としたもので、トランスニストリアが加わったものの面積は小さくなり、陸の孤島となった。独ソ不可侵条約が破られるとドイツ寄りの政権であったルーマニアはベッサラビアとウクライナの一部を併合してかつての形になる。1944年ソビエト軍の侵攻で、モルダビア・ソビエト社会主義共和国に戻る。スターリン政権の下、ルーマニア系住民がカザフスタンやシベリア送りとなった。
1991年8月ソビエト崩壊後、モルドバとして独立を宣言し、1991年12月21日、独立国家共同体 (CIS) に加盟。なお、ソ連時代のモルダビア・ソビエト社会主義共和国の国旗と国章は、スラブ系住民が多いことから分離独立を宣言した沿ドニエストルがそのまま継承し、独立以降のモルドバの国旗はルーマニアとよく似たものに変更した。これにともなって都市名も、キシニョフ (Kishinev) をキシナウ (Chişinău)というように、ロシア語からルーマニア語に全て戻した。

アングル:ロシアが狙う「クリミアの次」、侵攻懸念なお消えず
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2H06720140318?sp=true
2014年 03月 18日 17:07 JST

[モスクワ 17日 ロイター] -ロシアがクリミア自治共和国の実効支配を進めたこの数週間、ロシアのメディアは帝政ロシア時代に使われた「ノボロシア(新ロシア)」という呼称でウクライナ南部一帯を呼び始めた。

ロシア軍がウクライナ国境付近に部隊を配置し、ロシア系住民への暴力を防ぐ目的として軍事介入をちらつかせる中、プーチン大統領がクリミアだけにとどまらず、ウクライナ東部と南部でさらなる占領拡大を狙うのではという見方も浮上している。

ロシアでは、ウクライナ東部と南部の大部分を併合し、かつてはソ連の一部でロシアとつながりが深いトランスニストリア(モルドバ東部の沿ドニエストル)国境まで影響範囲を広げたいと考える者もいる。

ロシアの政治コメンテーター、ユリア・ラチニナ氏はラジオ番組で、「クレムリンの動きに、トランスニストリアまでの領土を収奪する狙いがあるのは明らか。もちろん、(ウクライナ)東部もだ」と指摘した。

しかし、欧米の専門家の多くは、ロシアのこうした動きが概して見せかけにすぎないと見ている。プーチン氏が欧米にクリミア支配を認めさせるために脅しをかけようとしているというのだ。ある西側当局者は、プーチン氏が戦闘を交えずに長期的に領土を獲得しようと、時間をかけてロシア系住民の抵抗運動を煽ろうとするだろうと予想する。

米シンクタンクのユーラシア・グループは、「ロシアによる侵攻の可能性は非常に高いが、結局起きないだろう」とし、まずウクライナ東部を不安定化させることで、さらなる影響力を得ようとすると分析した。

7670とはずがたり:2014/03/21(金) 11:14:59

<扇動するロシアメディア>

ロシアの国営メディアもプーチン大統領に歩調を合わせ、ウクライナが崩壊寸前の無秩序で暴力的な国であるとし、同国のロシア系住民が首都キエフをコントロールする「ネオ・ファシスト」による攻撃の危険にさらされていると示唆している。

TVキャスターのドミトリー・キセリョフ氏は、自身の番組で「この国(ウクライナ)はあちこちで壊滅しつつある」とコメント。ロシアの多くの政治家も、ウクライナのロシア系住民などを救済する用意があると表明している。

また、共産党指導者のゲンナジー・ジュガーノフ氏は、ロシアへの編入支持が多数を占めたクリミアの住民投票について、「行き詰まり、困難な状況にあるウクライナの多くの地域にとって先例となるべきだ」と訴えた。

ウクライナ南東部ドネツクに住むVera Goloshchapovaさん(60)は、住民投票は不要だとし、「ウクライナはわれわれを見捨てた」と述べてロシアの侵攻を歓迎する考えを示した。

しかし、欧米各国がウクライナ東部のロシア系住民が脅かされているというロシアの主張を受け入れたとしても、軍部隊を派遣することはプーチン氏にとって非常にリスクが高い。

ドネツクの看護師、Lyudmila Tsymbalyukさん(50)は、「本当に殺し合いをするのか」と疑問を呈し、「ロシアには入りたくない。誰からも抑圧などされていない」と話した。

<侵攻の可能性>

ロシア人の多くはクリミアが自国に戻って来ると歓迎しており、ロシア議会は数日中にも編入を承認する可能性がある。クリミア半島は旧ソ連がフルシチョフ政権時代の1954年にウクライナに譲渡された。

ウクライナの国家安全保障会議のアンドリー・パルービー氏は、これまでにロシアが地方政府庁舎8カ所を掌握しようとしたと明かし、ロシアが支配を拡大しようとしていると指摘する。

同氏は、ロシアが訓練を受けた武装工作員をウクライナに送っているが、多数が当局に拘束されたと説明。「南部と東部の状況は何とか統制が取れている」と語った。

一方、プーチン氏は、ウクライナのロシア語圏の完全な分離・併合まで求めずに事態を収束させる可能性がある。東部と南部にある不和を利用し、ウクライナ政府に地方の自治権を拡大する新憲法を迫ることが考えられる。専門家によると、ロシアがウクライナを公式には1国のままに維持しつつ、実質的には分断し、最大限の影響力を手にするという狙いだという。

それでも侵攻の可能性は依然として残り、ユーラシア・グループはロシアによるウクライナ東部侵攻の確率を40%と予想。先の西側当局者も「プーチン氏は攻撃を早期に決断する可能性もある」と言う。

同じように、ドネツクの看護師Tsymbalyukさんも、「プーチン氏は核兵器のボタンを手にし、国境には戦車も配備されている。クリミアはすでにロシアの支配下にあり、明日はドネツクなのか」と不安気に話した。

(Steve Gutterman記者、翻訳:橋本俊樹、編集:本田ももこ)

7671とはずがたり:2014/03/21(金) 11:50:39
ロシアネタが此処へ来て急速に増えて8000位から検討する新スレ移行が見えてきましたね〜。

次スレは地域別にしようかと思ってますが,新しく造る必要があるのはロシア・西欧・イスラム・中国・ラテンアメリカ・アフリカ・オセアニアくらいですかねぇ。
ちょっと分けすぎ感もあるので,西欧・ロシア・地中海ぐらいの大きいな括りにしましょうかねぇ。。西洋史スレをそちらに統合してもいいかも。
イスラムはスーフィズムスレに統合して,南北アメリカは米国(元々大統領選)スレに含めるのが順当か?
オセアニアを大中華スレに入れるのはちょい無理があるかな。。
印度(天竺)・突厥・ウイグルスレやロシア・蒙古・韃靼スレなんかを建てて,その他雑地域用に国際政治・世界事情(2)を立てるのも良いかも。
印度・突厥・ウイグルスレやロシア・蒙古・韃靼スレがやや細かすぎとなるとユーラシア綜合スレかな。。

地域の分け方は世界観を反映するので慎重に行きたいところ♪

7672とはずがたり:2014/03/22(土) 17:12:51
クリミアは黒海艦隊があるから特別なんだと思うが。流石のロシアもこれ以上の摩擦は望まんだろうし。

露のクリミア併合 周辺諸国「ドミノ」警戒 モルドバで編入動き
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140320089.html
産経新聞2014年3月20日(木)07:56

 【モスクワ=佐々木正明、遠藤良介】ロシアがウクライナ南部クリミア自治共和国の併合を決めた問題について、旧ソ連諸国は警戒心をもって受け止めている。多数のロシア系住民を抱えており、中央政権の統治が及ばない親露派地域も存在するためだ。クリミアと同様、ロシアが「ロシア系住民の保護」を掲げて介入したり、親露派地域がロシアへの編入を求めたりする事態を周辺諸国は恐れている。

 ロシアのクリミア併合が旧ソ連地域で「ドミノ現象」を引き起こす兆候はすでに表れている。モルドバの親露分離派地域・沿ドニエストルの議会は19日までに、ロシアへの編入を容易にする法改正を求める書簡を露下院に送った。クリミア併合に先立ち、露下院で手続きの簡素化に関する議論があったのに乗じたものだ。

 沿ドニエストルの議会はソ連末期の1991年に独立宣言を採択した。ロシア語が公用語とされ、2006年の住民投票では97%がロシアへの編入に賛成した。モルドバのティモフティ大統領は18日、沿ドニエストル議会の動きを「非生産的だ」と批判し、ロシアが併合に動くことは「大きな誤りだ」と述べた。

 グルジアのアブハジア自治共和国と南オセチア自治州も親露分離派の地域だ。ロシアは2008年のグルジア紛争後、両地域の独立を承認して事実上の支配下に入れており、クリミアと同様に実際に併合に踏み切る可能性もある。

 一方、旧ソ連諸国にはソ連崩壊後も多くのロシア系住民が暮らすため、ロシアと関税同盟を組むカザフスタンやベラルーシさえも、ロシアのクリミア介入には態度表明を避けてきた。

 カザフは人口の4分の1がロシア系で、国民の大半がロシア語を使用。中国や欧米との経済関係も重視しているデリケートな事情がある。ベラルーシの独裁者、ルカシェンコ大統領も、「主権侵害」には敏感だ。

 ロシアへの接近路線を強めていたキルギスの外務省は11日、ウクライナのヤヌコビッチ前大統領は「正統でない」と、ロシアの立場とは全く異なる内容の声明を出している。

 ロシアへの警戒心は08年、グルジア2地域の独立を承認したロシアに追随した国が旧ソ連地域になかったことからも明らかだった。プーチン政権は旧ソ連諸国の経済共同体「ユーラシア連合」の結成を目指しているが、クリミア併合が影を落とすのは必至だ。

7673とはずがたり:2014/03/23(日) 10:17:30
アメリカが善意の警察官だと考えてるような節があるけど,基本アメリカは内向きな国で,利己的な理由で警察官的に行動してた訳だからなー。
安倍に毅然とした態度をとか云ってるけど,軍事力で領土奪わないってのは戦後レジームの根幹なのに安倍ちゃんになにを期待してるんだ?まあ保守なんて明治時代の新しい畸形の時代を伝統とか云って有り難がってる自己矛盾の塊の連中だから期待できるんかもしれないけど。。

クリミアは放置された「割れ窓」 白鴎大学教授・高畑昭男
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140315/erp14031508470009-n1.htm
2014.3.15 08:42

 1980年代のニューヨーク市は全米有数の犯罪都市と呼ばれ、秩序も市民の心も乱れていた。90年代になって「ゼロ・トレランス」(軽微な犯罪も見逃さない)政策を掲げるジュリアーニ市長の手で見事に治安が回復したという。

 ジュリアーニ市政のカギは「建物の割れたり壊されたりした窓を放置すれば、人心も荒廃し、やがて全ての窓が壊される」という「割れ窓理論」だった。

 今の世界で起きていることをみると、この裏返しのように思えてならない。昨年秋、オバマ米大統領が「アメリカは世界の警察官ではない」と断言して以降、「警察不在」の不穏な空気がグローバル規模で広がった。シリア、イラン、ウクライナなどで国際社会の秩序やルールを力で踏みにじる行動がまかり通るようになった。東アジアでは中国による力ずくの海洋権益の拡大が加速した。

 世界のできごとの全てに米国の責任があるなどとはもちろんいわないが、世界のあちこちで平和と安全の窓が割れ始めているのも厳然たる事実だ。

 冷戦終結後、国際秩序の維持ににらみをきかせてきた米国の威信と指導力がほころび、そこに中国やロシアの指導者たちが目をつけたのは間違いない。

 象徴的だったのは、ロシアがウクライナ南部クリミアへの軍事介入を手際よく進める中で米欧が手をこまねくばかりでなすすべがなかったことだ。米軍の活用も遅きに失したといわざるを得ない。

 米メディアや専門家に「ロシアは決してウクライナに軍事介入しない」などという根拠なき楽観論が多かったことも影響したのだろう。それにしても、オバマ政権が対抗措置としてハナから「軍事的措置は視野に入れない」(米高官)としたのは深刻な誤りだった。

 衛星情報などをもとに機敏に米軍に警戒態勢を発令し、間髪を入れずに地中海艦隊を動かすなどの牽制(けんせい)行動を打ち出していたら、事態の悪化にブレーキをかけることができたかもしれない。

 ゲーツ元国防長官は回顧録で「オバマ氏とその側近たちは軍を信頼しようとしない」と指摘している。確かに大統領はシリア問題でも土壇場で心変わりして軍事介入を見送った。今は、目先のアフガニスタン撤退しか眼中にないようだ。

 ケリー国務長官やライス国家安全保障補佐官など2期目の外交安保チームに対しても、「B級チーム」と揶揄(やゆ)する声が米国内にある。直近のウクライナ問題の対応では、冷戦時代の対ソ連外交を誤ったカーター政権と比べて「カーターのほうがまだましだった」という厳しい指摘が出ているのが現状だ。

 先週、日本で同じ日に報じられた米国防総省の「4年ごとの国防計画見直し(QDR)」と、中国の2014年国防予算も対照的だった。QDRが「アジア太平洋重視戦略を堅持する」と明言しているのは当然だが、強制予算削減のあおりを受けて肝心の国防支出が目減りする流れを止められない。一方の中国は、米側の決意や財源の欠如を見越したかのように、国防費2桁増の勢いを一段と強めつつある。

 楽観的想定をあてにした備えの甘さ、後手に回った対応、非力な対抗措置などウクライナ問題で露呈したオバマ政権の対応は日本の安全にも不安な影を投げかける。これがクリミアでなく、中国による尖閣諸島への軍事侵略だったら、米政府は同じように軍事的対抗措置をとらずに「話し合い」や経済制裁ですませようとするのだろうか。

 「正義なき力は暴力であり、力なき正義は無力である」という言葉がある。今回でいえば、前者はプーチン政権に、後者はオバマ政権の対応にあてはまる。こんなプーチン流が通るなら、日本の北方領土も永遠に帰ってこないだろう。

 大国間の軍事衝突を防ぐためにも、強力な牽制・抑止力の充実強化と毅然(きぜん)とした対応が欠かせない。力による領土領域の変更を許してはならない。安倍晋三政権は米欧と緊密に連携しつつ、ロシアや中国の行動を厳しくとがめていく必要がある。

7674チバQ:2014/03/23(日) 13:01:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014032200178
南アフリカ大統領、私邸に公費でプール=総選挙控え与党打撃








南アフリカ東部ヌカンドラにあるズマ大統領の私邸。「警備対策」名目で多額の公費が投じられた。=1月21日(AFP=時事)

 【ロンドン時事】南アフリカのズマ大統領が所有する邸宅に、巨額の公費を投じてプールなどが建設されたことが判明し、同国政界に衝撃を与えている。総選挙を5月に控え、ズマ氏率いる与党アフリカ民族会議(ANC)への打撃となりそうだ。
 南アの公的権力監視機関が19日公表したリポートによると、ズマ氏が故郷の東部クワズールー・ナタール州ヌカンドラ村に構える私邸に、公共事業省がプールのほか、来客用住居、円形劇場、鶏舎、家畜用のおり、プライベートの医療施設などを整備した。「警備対策」が名目で、建設費は推定2億4600万ランド(約23億円)に上るという。
 リポートは、これら設備が「警備とは関係なく、生活を快適にするものだ」と断言。ズマ大統領に工事費の「妥当な割合」を返還するよう求めた。マンデラ元大統領の私邸2件の警備対策費は、3200万ランド以下だった。(2014/03/22-14:52)

7675チバQ:2014/03/23(日) 13:02:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014032200216
極右勢力の伸長焦点に=23日に第1回投票−仏地方選





 【パリ時事】フランスで23日、統一地方選の第1回投票が行われる。失業率の高止まりに対する国民の不満が収まらない中、外国人労働者の排斥を掲げる極右勢力がどこまで勢力を伸ばすかが焦点。支持率低迷に悩む社会党のオランド政権への信任投票の側面もあり、結果は2017年の大統領選にも影響を与えそうだ。
 統一選は6年ぶり。約3万6000の首長選を実施、1回目で有効投票の過半数を獲得する候補者がなければ30日の決選投票で勝者を決める。
 パリ市長選では社会党が推すイダルゴ同市助役と、最大野党の右派・国民運動連合(UMP)が支援するコシウスコモリゼ元エコロジー相の女性候補2人が対決、どちらが勝っても初の女性パリ市長となる。(2014/03/22-17:53)

7676チバQ:2014/03/23(日) 13:03:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2014032200092
ベネチア独立に89%賛成=模擬投票、法案策定目指す−イタリア





 【ジュネーブ時事】イタリアの観光地ベネチアがある北東部ベネト州の独立の是非を問う「ネット住民投票」が21日締め切られ、企画団体は投票者の89%が独立を支持したと発表した。結果に法的拘束力はないが、団体は今後、独立に向けた法案づくりを目指す。



 模擬投票はウクライナ南部のクリミア半島で行われたロシア編入を問う住民投票と同じ16日から開始。ANSA通信によると、同州有権者の約7割に当たる230万人以上が参加した。
 企画した地元政党などのグループは、ベネト州が中央政府から受け取る財政資金は、徴収される税収より少ないと主張。政府の景気対策や汚職防止対策も不十分だと不満を強めている。
 ただ、住民投票による地方自治体の分離・独立はイタリア憲法に抵触する可能性が高く、同国メディアの関心は小さい。(2014/03/22-08:29)

7677チバQ:2014/03/23(日) 13:05:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&k=2014032100227
独立派苦戦、反撃へ=住民投票まで半年−英スコットランド





 【ロンドン時事】英国からの独立の是非を問うスコットランドの住民投票(9月18日)まで、半年を切った。地元世論は英国残留派が引き続き優勢だが、独立賛成派は反撃の余地はあるとみて、巻き返しに努めている。
 3月初めに調査会社サーベイションが公表した住民対象の世論調査によると、独立賛成は39%、反対は48%。地元企業幹部に対する別の調査でも、45%が「独立はビジネスに有害」と答え、「有益」との回答はわずか15%だった。専門家は「独立派が勝ったら驚き」「イエス陣営は大きく後れを取っている」と分析する。
 これに対し、独立運動を先導するスコットランド自治政府のサモンド首相は、強気の姿勢を崩していない。「投票まで半年」に合わせ16日に発表した談話では、独立賛成の割合が過去半年で最高となったと強調し、「機運はわれわれの側にある」とあくまで楽観的。戸別訪問など草の根キャンペーンをこれから大々的に展開し、流れを変えようとしている。





英スコットランドの中心都市エディンバラで開かれた独立賛成派の集会=2013年9月(AFP=時事)

 独立派は3月末、若者中心のボランティアを組織し、態度未定の若年層を引き込む「ジェネレーション・イエス」運動に乗り出す計画だ。(2014/03/21-14:43)

7678チバQ:2014/03/23(日) 13:06:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&k=2014032100246
ツイッターを遮断=首相、汚職疑惑の投稿非難−トルコ

 【エルサレム時事】トルコのエルドアン首相は20日夜、「ツイッターを一掃する」と表明、その直後からツイッターへの接続が遮断された。30日の統一地方選を前に、政権の汚職疑惑に関する投稿を阻止する狙いがあるとみられるが、市民の反発は必至だ。
 昨年12月に発覚した政権を巻き込んだ汚職事件に絡み、ツイッターを含むネット上に、エルドアン首相自身の事件への関与が疑われる内容の音声ファイルなどが繰り返し投稿されている。首相は「偽物だ」と否定し、投稿を激しく非難していた。
 首相府は20日夜、声明を発表し、「ツイッターは、(一部の投稿の削除を求めた)トルコの裁判所の要請を受け入れず、アクセスを遮断するほかにない」と警告していた。(2014/03/21-15:21)

7679とはずがたり:2014/03/23(日) 14:21:35
朝日新聞の解説だと非武装地帯化でウクライナ軍は名誉ある撤退ができ居坐るロシア軍の批判も出来るのが狙いと書いてあった。

ウクライナ、クリミア半島の非武装地帯化を国連に提案
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0MG5A120140319?rpc=188
2014年 03月 20日 08:26 JST

[キエフ 19日 ロイター] - ウクライナ政府は19日、ロシアが軍事介入したクリミア半島を非武装地帯とすることを国連に提案した。

ロシア軍とウクライナ軍の双方を半島から撤退させる必要があるとしている。

ウクライナのアンドリー・パルビ国家安全保障・国防会議議長は記者団に「ウクライナ政府は、国連に対し、クリミアを非武装地帯と認識し、ロシア軍のクリミア撤退とウクライナ軍の再配置に向け、必要な措置を講じることを直ちに求める」と述べた。

また、ウクライナ外務省は、ロシアとウクライナの軍事対立の可能性が高まっているため、同国を訪問するロシア人に対するビザ発給の体制整備を進めているという。

ウクライナ、独立国家共同体への参加見直す可能性
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0MG40B20140319?rpc=188
2014年 03月 20日 00:55 JST

[キエフ 19日 ロイター] - ウクライナ外務省は19日、ロシアによるクリミア半島編入への動きを受け、同国が主導する独立国家共同体(CIS)への参加を見直す可能性があると表明した。

外務省はウェブサイト上で声明を出し、「ウクライナとして以後2014年のCIS議長国職を継続しないことを決定した。CISへの今後の参加については見直す権利を保持する」と述べた。

これについて、ロシアのネベンジア外務次官はロシア通信(RIA)に対し、ウクライナ政府の決定は遺憾であるが「それは同国の権利だ」とした。

7680チバQ:2014/03/23(日) 14:33:03
http://mainichi.jp/select/news/20140323k0000e030089000c.html

ウクライナ:州庁舎厳戒 ドネツク、親露派の占拠懸念

毎日新聞 2014年03月23日 08時45分




ウクライナ東部ドネツクの州政府庁舎に配置された警察官。親ロシア派住民が庁舎に乱入するなど、騒乱が続いている=2014年3月21日、篠田航一撮影

ウクライナ東部ドネツクの州政府庁舎に配置された警察官。親ロシア派住民が庁舎に乱入するなど、騒乱が続いている=2014年3月21日、篠田航一撮影


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 【ドネツク(ウクライナ東部)篠田航一】ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の編入が進んでいることを受け、親ロシア派住民の多いウクライナ東部では、クリミア同様の住民投票実施を求めるデモが頻発するなど治安が不安定化している。親ロシア派のヤヌコビッチ前大統領の出身地ドネツク州の州都ドネツクでは21日、親ロシア派に占拠される可能性がある州政府庁舎に多数の警官隊が配置されるなど、厳戒態勢が続いている。

 ドネツクでは13日、親ロシア派と親欧州派の住民同士が衝突し、3人が死亡する東部で最大規模の騒乱となった。新政権は、クリミア問題と並行して東部の動向も「ウクライナの真の危機」(トゥルチノフ大統領代行)と憂慮を深めている。

 16日には親ロシア派デモ隊が数千人にふくれ上がり、一部は検察庁舎の占拠を試みて警官隊と衝突した。州政府庁舎は今月、親ロシア派に一時占拠され、ロシア国旗が掲げられたこともある。

 親ロシア派の会社員、デニースさん(36)は「ヤヌコビッチ氏の評価は分かれるが、彼を暴力的に追放した親欧州派を許せない」と話す。記者が、親欧州派の拠点だった首都キエフの「独立広場」のことを話すと「気をつけろ。あの場所にいるのはテロリストばかり。だまされるな」と、繰り返し忠告した。

 一方、ホテル従業員の女性(27)は「親ロシア派住民は騒乱を起こし、ロシアの気を引いて介入してもらおうと思っている。彼らの説明を信じてはいけない」と話す。

 ドネツクは古くから炭鉱業が栄え、ウクライナ経済を支える工業地帯のため、新政権が「死守」したい戦略的要衝だ。

 新政権は2月27日の発足後、サッカーの地元プロチームFCメタルルグ・ドネツクの会長を務める実業家セルゲイ・タルタ氏を州の新知事に任命し、経済重視を内外にアピールしている。

7681とはずがたり:2014/03/23(日) 16:51:09

クリミア“国境” まるで戦時下 物流の生命線、戦車の列
産経新聞2014年3月23日(日)07:56
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140323061.html?fr=rk

 ロシアが併合したクリミア半島で、北部のチョンガルはウクライナとの新たな“国境”となった。ウクライナとを結ぶ幹線道路は本来、物流の生命線だが、ロシア側の戦車部隊がずらりと並ぶ。道路沿いのあちこちには塹壕(ざんごう)が掘られるなど、まるで戦時下のようだった。

 ◆「カメラよこせ」

 「何をしているんだ。カメラをよこせ、壊してやる!」

 “国境”の検問所近くで長蛇の車列を撮影していると、軍服の男2人が近づいてきて、いきなりこう脅した。「クリミア共和国の自警団」という男たちは、赤ら顔で明らかに酒に酔った様子だ。

 土嚢(どのう)や古タイヤを積み上げただけの検問所には、ロシア国旗が掲げられ、ロシア側に転向したウクライナの特殊部隊「ベルクト」元隊員らが、自動小銃を手に車を1台ずつ調べていた。全乗員のパスポートや持ち物検査までする厳しさだ。

 そのため市場や土産物店ができてにぎわうはずの周辺の土地は閑散とし、“国境”を挟んで両方向に数キロに及ぶ車列ができていた。4時間以上、待たなければ検問を通過できない。

 「新しい国境警備隊の隊長」という男は、銀色のゴーグルにマスクを着けて顔を隠したまま、「まだ完全な国境ではない。クリミアから現金などが持ち出されないよう見張っている」と語った。ウクライナ側からは「武器や麻薬が流入するのを防いでいる」という。

 ◆「生鮮食品ない」

 “国境”から少し離れた道路には、ロシア軍のものとみられる戦車30台以上が止まっていた。戦車の上から走行車両に勝利のVサインを送る兵士の姿も見られた。

 しかし物流が滞る中、住民たちは早くもうんざりした様子だ。「生鮮食料品が入ってこなくなった」「この夏にはウクライナからの観光客は来ないだろう」…。「ロシア化」にかじを切ったクリミア半島は、陸の孤島となりつつある。(チョンガル 内藤泰朗)

7682とはずがたり:2014/03/23(日) 17:11:48
俺は殆どウクライナ情勢を無視してきた不明を恥じねばならない。。
粛々と且つ着実に投下してくれてたチバQさんの功績に感謝。。

ドネツク
場所→https://maps.google.co.jp/maps?q=%E3%83%89%E3%83%8D%E3%83%84%E3%82%AF+%E5%9C%B0%E5%9B%B3&ie=UTF8&ll=48.019324,37.803955&spn=5.283657,13.029785&client=opera&oe=utf-8&channel=suggest&hnear=%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A+%E3%83%89%E3%83%8D%E3%83%84%E3%82%AF&gl=jp&t=m&z=7&brcurrent=3,0x0:0x0,0

>>1145
 (2010年の)第1回投票で、ヤヌコビッチ氏は全国で35%を得票。州別ではドネツク州の76%をはじめ、ロシア系住民の多い東部・南部で圧倒的な強さを見せた。一方、欧州志向の強い西部や中部はティモシェンコ氏(全国で25%得票)が押さえ、親露派か親欧米派かで国を二分した格好だ。

>>1170
 ドネツク州出身のヤヌコビッチ氏は州知事だった一九九〇年代後半、州内に経済特別区を設けるなどしてロシアからの投資を呼び込んだ。「道路もビルもヤヌコビッチのおかげで新しくなった」とアレクサンドラさん。

 ヤヌコビッチ氏は前回選挙でいったん勝利したが、対立候補だったユーシェンコ現大統領の陣営に選挙の不正などを糾弾され、首都キエフで市民動員の「オレンジ革命」に発展。再選挙のすえ敗北した。新政権は反ロ路線を掲げ、不透明な経済取引の温床だとして特区も廃止した。国立ドネツク大のマコゴヌ国際経済学部長は「東部経済は鉄鋼、化学製品などのロシア向け輸出で成り立つが、オレンジ革命後は輸出量や投資が減少し、大打撃を被った」と解説する。

>>1179
 中央選管が(2010年2月)10日に発表した最終結果によると、野党・地域党党首のヤヌコビッチ前首相の得票率は48.95%、ティモシェンコ首相は45.47%で、ヤヌコビッチ前首相の勝利が確定した。

 しかし、ティモシェンコ陣営は、ヤヌコビッチ前首相の出身地で地盤のウクライナ東部ドネツク州の開票結果を無効にするよう求めている。同陣営はまた、地方の選挙管理委員の代表が脅迫され開票所に行けなかった事例や、1人が死亡して見つかった事例があったとしている。決選投票の直前に、開票方法に関する法律が改正され、両陣営の代理人が一定数いなくても開票を進められるようになった。ティモシェンコ陣営は、ヤヌコビッチ陣営がこの法改正を悪用したと主張している。


>>3563
帝政時代からロシアの支配下にあったドネツクなど東部では、「私はウクライナ人というよりロシア人だ」(59歳の男性)と話す人もいる。
加えて、西部との産業格差がもたらすプライドもある。ドネツク州は製鉄や自動車、炭鉱など重工業のメッカで、全土の工業生産の20%をたたき出す。

7683とはずがたり:2014/03/23(日) 17:38:14
3/18の記事。

ウクライナ東部でも投票要求の動き
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140318082.html
産経新聞2014年3月18日(火)07:56

 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=内藤泰朗】ロシア系住民が多いウクライナ北東部ハリコフでも、クリミア自治共和国と同様に住民投票の実施を求める動きが出てくるなど、ウクライナの政治情勢がさらに不安定化する懸念も出てきた。

 ハリコフからの報道によると、2人が死亡、5人が負傷した14日の衝突を受け、16日にも親ロシア派住民がロシア編入を問う住民投票の実施を求めてデモを行った。

 一部の過激勢力は、地元の文化センターを襲い、ウクライナ語の本を焼くなどして、緊張が高まっている。

 ウクライナからの分離を目指すこうした民族主義的な動きは、東部ドネツクや北東部ルガンスクなどでも起きているという。

7684チバQ:2014/03/23(日) 19:38:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140323/asi14032319330003-n1.htm
大統領選迫りアフガン混迷、外国民間人やメディアが標的に  
2014.3.23 19:32 (1/2ページ)
 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンの首都カブールの高級ホテルで20日に起きたテロで、アフガン人記者家族が殺害され、支援活動のために滞在中の外国人も犠牲になった。4月5日投票の大統領選を前に、イスラム原理主義勢力、タリバンは政府関係者や治安部隊に加え、外国民間人やメディアへの攻撃を強めている。政府の治安維持能力の信頼失墜を狙っているもようだ。

 殺害されたフランス通信(AFP)の記者、アフマド氏(40)とその妻、6歳と5歳の子供2人の葬儀は23日、カブール市内で行われた。テロがあったセレナホテル内のレストランで襲撃を受け、頭などを撃たれて死亡。2歳のもう1人の子供だけが殺害を免れたが、重傷となっている。

 アフマド氏のおいはAFPに、カルザイ大統領がタリバンを「兄弟」と呼んで和解を呼びかけていることに「大統領は4つの棺と子供たちの亡きがらをみるがいい」と反発した。

 死亡した外国人のうち、カナダ人2人はアフガンの子供の教育に携わり、パラグアイ人元外交官は選挙監視のため滞在していた。

 当局はテロ犯4人が靴下の内側や靴底に拳銃や弾を隠し、ホテルの金属探知機による検査をかいくぐったとしているが、どうやって武器の発見を免れたのかは不明のままだ。

 現地では、「ホテル内に協力者がいたとしか思えない。別途、武器が持ち込まれたのではないか」との指摘もある。セレナホテルは2008年にも自爆テロがあった。日本大使館は事前にこのホテルへのテロ情報をつかみ、在留邦人に警告していただけに、当局やホテルの治安対策を疑問視する声が高まっている。

 カブールでは11日にもスウェーデン・ラジオの記者が射殺され、タリバンの分派が犯行を認めた。この記者は1月にレバノン料理店で国連職員ら外国人13人を含む21人が殺害されたタリバンの自爆テロを取材中に犠牲になった。

 タリバンはテロの標的を「すべての選挙従事者、活動家、来訪者、治安機関とその施設」と表明しており、今後も民間人を狙ったテロの発生が懸念される。

7685とはずがたり:2014/03/23(日) 21:00:52
オバマ大統領:強固な同盟再確認へ…露包囲網を強化
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140323k0000m030053000c.html
毎日新聞2014年3月22日(土)23:01

 【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領はオランダで開かれる核安全保障サミットへの出席などのため、24日から欧州・中東を歴訪する。ウクライナ南部クリミアの編入を強行したロシアを一層孤立化させるため、ロシアを除く主要7カ国(G7)を中心に国際社会の包囲網を強化。同時に、東アジアの安定に向けて日米韓首脳会談を開き、中国の習近平国家主席とも会談する。中東問題を含め、山積する外交課題に集中的に取り組む。

 「今回の共通テーマがあるとすれば、我々の同盟や連携の根本的な強さと重要性だ」。ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)は21日の記者会見でそう語り、同盟国や友好国を安心させるため強固な連携を再確認するのが、歴訪の目的だと解説した。

 ウクライナ情勢を巡っては、G7参加国は24日、ハーグで首脳会議を開催する。米政府高官は「どのように協力し支援できるのかに焦点を当てる」と言明。また、ロシアの主要8カ国(G8)からの除名問題が主要議題になる見通し。

 ロシアが1998年にG8に正式参加して以来、G7首脳だけで政治問題を協議するのは初めて。

 オバマ大統領は欧州連合(EU)首脳、北大西洋条約機構(NATO)事務総長ともウクライナ問題を協議する。ロシアはウクライナ東・南部の国境付近に軍を配置したままだ。侵攻なども念頭に、欧米の足並みをそろえた追加制裁や、バルト3国を含む東欧の同盟国との軍事協力などを協議する。

 一方、オランダ滞在中は、東アジアの安全保障上の脅威となっている北朝鮮の核・ミサイル開発に対処するため、関係が冷え込んでいた二つの同盟国、日韓の両首脳を招き、3カ国首脳会談を主催。

 これとは別に、中国の習国家主席とも会談し、北朝鮮の非核化や東シナ海、南シナ海の安定などについても意見交換する。ロシアを孤立させるため中国の協力も得たい考えだ。

 さらに、シリア内戦の対応への不満などから関係がぎくしゃくしているサウジアラビアを訪ね、アブドラ国王と会談して関係改善を目指す。

「ロシア孤立化」で結束主導=米大統領、24日から欧州歴訪
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-140322X028.html
時事通信2014年3月22日(土)07:00

 【ワシントン時事】ライス米大統領補佐官(国家安全保障担当)は21日、ホワイトハウスで記者会見し、オバマ大統領の24日からの欧州・中東歴訪について、ウクライナへ軍事介入した「ロシアの一層の孤立」に向け、国際社会の結束を主導することが最優先課題になると表明した。

 ライス氏は、ロシアがウクライナ国境付近に部隊を配置していることに言及し「ロシア側は演習と説明している。彼らの過去の言行不一致に照らして、(ウクライナ東部に侵入するのではないかとの)疑念を持って注視している」と強調。ロシアが介入を拡大すれば、制裁を強化すると警告した。

 オバマ大統領は24日にオランダ・ハーグで、核安全保障サミットと先進7カ国(G7)首脳会議に出席。26日にはブリュッセルで米・欧州連合(EU)首脳会議に臨み、対ロシア制裁やウクライナ支援、関係国との軍事協力強化などについて話し合う。

 ライス氏は「G7はウクライナ対応で協力を深化・継続する機会になる」と主張。また、ロシアを含めた主要8カ国(G8)の「枠組みの在り方」も検討課題になると説明した。

7686とはずがたり:2014/03/23(日) 21:10:24
クライナと引き換えにロシアは綺麗に(=無血で)やった印象だが,経済制裁が効いてきて政権維持の為にドネツクやらハリコフやらに侵攻したら台無しになるの解ってんにゃろねぇ。。
どういう構成か知らんが東部の州単位でウクライナ領内での自治州として緩衝地帯にするくらいのことは必要だと思われるが。。

露、クリミアほぼ制圧…ウクライナ旗艦も接収
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140323-567-OYT1T00408.html
読売新聞2014年3月23日(日)19:40

 【セバストポリ(クリミア半島)=溝田拓士、モスクワ=緒方賢一】ウクライナ南部セバストポリに停泊していた同国海軍の旗艦スラブチッチが22日、親ロシア派の武装勢力に接収された。

 セバストポリにあるウクライナ軍のベルベック空軍基地からは同日、同国軍の兵員が親ロシア派に追放された。ロシアが編入したクリミアで、組織的な抵抗を続けているウクライナ軍部隊はなくなり、ロシアは制圧をほぼ終えた。

 タス通信によると、ウクライナ海軍は22日夜、交渉の末、スラブチッチを親ロシア派に明け渡した。その後、スラブチッチにはロシア国旗が掲げられたという。クリミア半島に停泊していたウクライナ海軍の主な艦艇はロシアの手に落ちた。

7687チバQ:2014/03/24(月) 22:57:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140324/erp14032400440000-n1.htm
スアレス元首相が死去 スペイン民主化の立役者
2014.3.24 00:43
 スペインでフランコ独裁体制後に「国王フアン・カルロス1世とともに国を民主化した」として国民的な人気のあったアドルフォ・スアレス元首相が23日、マドリードの病院で死去した。81歳だった。スペインのメディアが伝えた。呼吸器系の感染症で容体が悪化し、17日に病院に搬送されていた。

 1932年、スペイン中部セブレロス生まれ。フランコ総統の死去に伴い即位した国王フアン・カルロス1世により、76年7月に首相に指名された。フランコ体制下では翼賛政党幹部だったが、首相就任後は共産党を含む政党の合法化や政治犯の特赦、総選挙の実施の政策を推進した。

 77年6月の総選挙で自身が率いる民主中道連合が勝利、フランコ体制終了後、初めて選挙で首相となり、78年12月の国民投票を経て新憲法を成立させた。テロ頻発や失業増を背景に81年1月に突然辞任を表明。2005年に家族がアルツハイマー病を公表していた。(共同)

7688チバQ:2014/03/24(月) 22:59:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140324/erp14032411140009-n1.htm
フランス地方選、極右政党が大躍進 野党が与党上回る見通し
2014.3.24 11:12
 【ハーグ=宮下日出男】フランス全土の市区町村議会議員を選出する統一地方選挙の第1回投票が23日行われ、フランス通信(AFP)などは出口調査の結果として、最大野党の国民運動連合(UMP)の予想得票率がオランド大統領の社会党を中心とした左派を上回る勢いだと報じた。極右政党の国民戦線(FN)も大躍進する見通しだ。

 仏世論調査機関BVAの出口調査によると、予想得票率は左派が43%に対して右派は48%。FNは7%だが、前回2008年の第1回投票時の得票率0・9%を大きく上回った。

 選挙は約3万7千の市区町村議会議員を選ぶもの。比例代表制で第1回投票で50%を獲得した政党や政党連合がなければ、30日に第2回投票が行われる仕組みで、議員が各自治体の首長を選出する。

 FNは今回選挙で党史上最多となる約600の選挙区で比例代表名簿を提出し、10〜15人の首長獲得を狙っている。景気回復や失業問題などで実績を示せずに支持率が低迷するオランド氏には厳しい結果となりそうだ。

 欧州連合(EU)加盟国では債務危機による景気低迷などで、極右など反EUを掲げる勢力の伸長が目立っている。今回の仏地方選は5月の欧州議会選挙の行方を占うものとして注目されている。

7689チバQ:2014/03/24(月) 23:00:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140324/mds14032413280003-n1.htm
米、ウガンダに特殊部隊増派 虐殺や誘拐繰り返す反政府指導者拘束へ
2014.3.24 13:22
 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は23日、オバマ米大統領がウガンダの反政府勢力「神の抵抗軍」(LRA)のジョゼフ・コニー指導者を拘束するため、軍に特殊部隊の増派を命じたと伝えた。

 増派は150人規模で、今週半ばまでに空軍仕様の新型輸送機CV22オスプレイ4機と給油機をウガンダに展開。コニー指導者の潜伏先とみられる中央アフリカや南スーダンなどで捜索を強化するもようだ。

 LRAは、ウガンダ周辺で住民虐殺や子供の誘拐を繰り返しているとされる。象牙目当てのゾウの密猟に関与しているとの指摘もある。

 米軍はアフリカ連合(AU)が発足させたLRAの掃討部隊を支援するため、2011年10月から100人規模の特殊部隊を投入している。(共同)

7690チバQ:2014/03/24(月) 23:02:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140324/mds14032421130004-n1.htm
同胞団員ら529人に死刑判決 強まる締め付け エジプト
2014.3.24 21:12 (1/2ページ)[中東・アフリカ]

23日、カイロで行われた治安維持部隊の式典を視察するエジプトのイブラヒム内相(中央)。エジプト政府はムスリム同胞団を「テロ組織」とし、締め付けを強化している(AP)
 【カイロ=大内清】エジプト中部ミニヤ県の裁判所は24日、昨年7月にモルシー前大統領が解任された軍クーデター後の衝突や警察幹部殺害に関与したなどとして、モルシー氏の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団のメンバーら529人に死刑を言い渡した。米欧からの批判も予想されるが、同胞団を「テロ組織」とみなすエジプト政府は、今後も締め付けを強めていくものとみられる。

 現地メディアによると、被告のうち当局の拘束下にあるのは約150人で、残りは逃走中などのため被告不在での裁判となった。17人には無罪が言い渡された。控訴が可能なため、刑の確定時期は不透明。

 エジプトではクーデター以降、暫定政権の後ろ盾である軍を礼賛する世論が支配的で、警察当局は同胞団メンバーを当局に“通報”するよう市民らに奨励しているとされる。今年前半にも行われる大統領選では軍トップであるシーシー国防相の出馬・当選が有力視されており、そうなれば、軍の力を背景とした強権政治が強まる可能性は高い。昨年11月には街頭デモを規制する法律も施行された。

 エジプトのこうした状況について、米欧からは民主化の行方や人権問題への懸念も表明されてはいる。しかし、アラブの大国で海運の要衝であるスエズ運河も擁するエジプトは、米国にとっては中東政策の要であり、これ以上の関係悪化は招きたくないのが本音だ。

 またクーデター後は、同胞団を危険視するサウジアラビアなど湾岸諸国からの支援が増加していることもあり、暫定政権側は、米欧から批判を受けても政権運営の致命傷にはならないと判断しているとみられる。

 同胞団は散発的に抗議デモを行うなど抵抗を続けているが、組織力は衰退。モルシー派のイスラム武装勢力による警察を狙ったテロがしばしば発生していることも「反同胞団」世論を強めることにつながっており、今回の判決が、係争中のモルシー氏や同胞団幹部らの裁判に影響する可能性もある。

7691チバQ:2014/03/24(月) 23:28:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140324/erp14032409500006-n1.htm
右派セクター、政党創設 大統領選に候補擁立 ウクライナ
2014.3.24 09:50
 【セバストポリ=佐々木正明】死傷者が多数出た2月のウクライナ首都キエフの騒乱で、警官隊と衝突したデモ隊側を主導したグループ「右派セクター」が22日、他の民族主義団体とともに政党を創設し、5月の大統領選挙でグループ代表のドミトリー・ヤロシ氏を擁立すると発表した。

 ロシアのプーチン政権は、現在のウクライナの暫定政権が過激国粋主義者らに占拠されていると度々、批判。

 ロシア当局はすでにテロを奨励しているとして国内法違反容疑でヤロシ氏を立件しており、22日、国際刑事警察機構(ICPO)にヤロシ氏を国際指名手配するよう要請書を送付したことを発表した。

7692チバQ:2014/03/24(月) 23:36:33
http://www.afpbb.com/articles/-/3010883
ロシアの「支配」進むクリミア、異議はささやき声のみに
2014年03月24日 19:41 発信地:シンフェロポリ/ウクライナ
【3月24日 AFP】夜の闇に包まれたクリミア(Crimea)半島の街角で、黄ばんだ街灯の明かりの中に姿を現したアナスタシアさん(30)は、疲れた表情でこっそりと周囲をうかがいながら、誰かが通りがかる音が聞こえると声を潜めた。「もう、ここに民主主義はないでしょう。プーチンがいる限り」

 グレーがかったブロンドの髪を持つ2児の母アナスタシアさんが暮らすのは、ロシアが掌握したクリミア半島の中心都市シンフェロポリ(Simferopol)西部郊外の住宅地だ。「ここを出ていきたいけれど、アパートの自室を売ることができない。どうしたらいいのか。とにかく、お金がない」とAFPのインタビューに答えた。

 ウクライナ暫定政府の推計では、クリミアには、ロシアに編入されたら脱出したいと考えている人が2万5000人いる。既に、ウクライナ各地の友人や親戚の元に身を寄せた人々もいる。政府は脱出を図る人々の職探しや年金受給のためのホットラインを開設したが、実際に人々を移住させるのは難しい。

 3月16日にウクライナからのクリミア分離とロシア編入の是非を問う住民投票が行われる前は、半島内でもウクライナ残留派の集会が散発的に開かれていた。だが、住民投票以降、ロシア軍と親ロシア派の民兵たちが支配力を強める中で、公然と反対意見を表明する人はいなくなった。

■恐怖に変わった生活

 アナスタシアさんは、政治活動に関わったことは一度もない。ただ、自分の母語はウクライナ語で、ある朝起きたら新しい国籍になっていたという考えが好きでないだけだ。

 クリミア半島の住民200万人は、ウクライナ国籍を留保したいと特別に申請しない限り、1か月以内に全員、自動的にロシア国民になると告げられている。「ロシアのパスポートなんて欲しくない。ウクライナのパスポートを持ち続けたい。でも、もし適用外を申請したら自分の身に何が起こるか、それが怖い」とアナスタシアさんは語る。

 アナスタシアさんも友人たちも「公の場ではもう、ウクライナ語を話していない」という。「ここ(クリミア)に暮らすことが、恐ろしいことになってしまった。彼らは私たちのことを全員、過激派だと呼んでいる」

■消えた民主主義、家族にも亀裂

 ロシアとクリミア自治共和国の親ロシア派指導者たちは、ウクライナ暫定政府を国粋主義者が牛耳ってロシア語話者を差別していると主張し、ロシアのクリミア半島掌握を正当化している。しかしアナスタシアさんは言う。「差別って何? ロシア語を話す人たちに対して、ここ(クリミア)でそんなものがあったことはない。ロシアのテレビが言っているだけよ」

 ロシアの後ろ盾を得たクリミア当局が今月初めにまず取った措置の1つは、ウクライナ語の番組を全て中止し、代わりに露テレビ局の放送を始めたことだ。

 クリミア情勢を伝えるロシアの番組は偏ったお仕着せ報道ばかりで、ウラジミール・プーチン(Vladimir Putin)大統領のクリミア編入提案を検討もせず安易に承認したロシア議会とまったく同様だと、アナスタシアさんは批判する。「彼らは全会一致だったのよ! そんな民主主義がどこにある? 彼らはここ(クリミア)に、人々のための国ではなく、役人のための国を作ろうとしている」

 クリミアが事実上ロシアになってしまった新たな現実は、アナスタシアさんの家族をも分断している。信じられないと頭を振りながら、アナスタシアさんはウクライナ人である自分の両親が、ロシアは生活に「安定」をもたらしてくれると言って賛成しているのだと語った。「2人は、年金が上がると言っている。レーニン像にいつまでも居て欲しいのよ」 (c)AFP/Dario THUBURN

7693チバQ:2014/03/24(月) 23:40:16
http://www.asahi.com/articles/ASG3P0FJJG3NUHBI03S.html?ref=reca
クリミア、進む「ロシア化」 身分証発行・年金ストップ
シンフェロポリ=杉山正、キエフ=喜田尚
2014年3月23日08時42分
 ウクライナ南部クリミア半島では、ロシアが併合を決めた直後から国際的な批判をよそに「ロシア化」が着々と進む。住民へのロシアのパスポートや身分証明書の発行が始まった。一方でウクライナからの年金が引き出せなくなるなど、生活に混乱も起きている。

 中心都市シンフェロポリの自治政府庁舎には20日、多くの住民がロシア国民としてのパスポート申請のために列を作っていた。ロシアのパスポートには国外渡航用と国内の身分証明用があり、発行が始まったのは後者。いわばロシアの市民権を持つ証しだ。

 申請に訪れた無職イリーナさん(28)は「ここはもうロシアだから、パスポートが必要なのは当たり前」と話した。併合を批判して経済制裁を強める欧米について、「民主的に決まったことだ。ロシアの方が生活が良くなる。私たちの問題で外国は関係ない」。会社員の男性(20)も「早くロシアのパスポートが欲しい」と語った。

http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014032401001300.html
クリミアでルーブルが公式通貨に ロシア編入で、24日から
 【シンフェロポリ共同】タス通信によると、ロシアが編入したウクライナ南部クリミア半島で24日からロシア・ルーブルが公式通貨となった。ウクライナの通貨フリブナは2015年末まで並行して流通する。

 クリミア自治共和国最高会議(議会)は17日に通貨をルーブルに変更することを決めていた。24日から税金はルーブルのみで受け付け、給料もルーブル建てとなる。

2014/03/24 11:27 【共同通信

7694チバQ:2014/03/24(月) 23:40:47
http://www.afpbb.com/articles/-/3010891?ctm_campaign=txt_topics
ケニアで一夫多妻制法案を可決、男性議員が妻の拒否権削除
2014年03月24日 20:54 発信地:ナイロビ/ケニア
【3月24日 AFP】ケニア議会は前週20日、女性議員らが憤怒し議場を後にする中、男性が希望するだけ多くの女性と結婚することを認める法案を可決した。

 21日の報道によると、現行の結婚に関する法律を改定し、複婚に関する慣習法を正式に法制化した。最初に提出された改定案は、妻に夫の選択を拒否できる権利を付与していたが、男性議員らが超党派でこの条項の削除を推進した。

 首都ナイロビ(Nairobi)のラジオ局、キャピタルFM(Capital FM)によれば、ジュネット・モハメド(Junet Mohammed)議員は議会で「アフリカ女性と結婚するとき、その女性は第2の妻、第3の妻がやって来るつもりでいなければならない。それが、アフリカだ」と述べた。

 アフリカの多くの地域と同様、ケニアでも伝統的な地域社会やイスラム教徒の社会では、一夫多妻制は一般的で、一夫多妻婚の比率は人口の5分の1を占めている。

 現地紙デーリー・ネーション(Daily Nation)によると、ケニアの公正法務委員会のサミュエル・チェプコンガ(Samuel Chepkong'a)委員長は「男性が女性を連れて家に帰れば、第2、第3の妻とみなされる。慣習法の下では自分の妻に、第2、第3の妻を連れて帰ることを知らせる必要はない。連れて帰った女性はみんな妻だ」と語った。

 議会多数派の指導者でイスラム教徒のアデン・デュアレ(Aden Duale)議員は、一夫多妻制はイスラム教の信仰の一部だが「キリスト教徒の兄弟たちにも旧約聖書を見て欲しい。ダビデ王(King David)やソロモン王(King Solomon)は、第2の妻と結婚するのに誰にも相談などしていない」と聖書の逸話を引用し、キリスト教徒であっても妻に断らずに第2の妻を迎えられることを正当化した。

 深夜の審議で激論が交わされた後、女性議員らは憤激し、議場を後にした。キャピタルFMによると、女性議員のソイパン・チュヤ(Soipan Tuya)氏は議会で「男性たちが、言葉による女性の反撃を何よりも恐れていることを、私たちは分かっている」と述べた上で「けれど結局は、あなたがたが家長であれば、他の相手──それが2人でも3人でも──を連れてくる。であれば、せめて妻や子どもたちにそれを知らせることに同意するのは、男性としての義務だ」と主張した。

 ケニアでは女性の複婚は認められていない。今後、法案の成立には大統領の署名が必要とされる。(c)AFP/Peter MARTELL

7695とはずがたり:2014/03/25(火) 02:00:14
ウクライナ軍に撤収命令=ロシアが完全支配―クリミア・主要閣僚、初の現地入り
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-140324X244.html
時事通信2014年3月24日(月)21:03

 【シンフェロポリ時事】ウクライナ新政権のトゥルチノフ大統領代行は24日、安全保障国防会議がクリミア半島に駐留するウクライナ軍に撤収命令を出すことを決定したと明らかにした。これにより、クリミア半島は軍事面で完全にロシアの支配下に入った。

 クリミア半島のウクライナ軍基地は2月末以降、ロシア部隊とみられる「自警団」などに包囲され、相次いで陥落。ウクライナ国防省は、ウクライナ部隊に自衛のための発砲を許可したものの、組織的抵抗の動きはないまま、ロシアに半島を明け渡した形だ。

 クリミア自治共和国のテミルガリエフ第1副首相は24日、「クリミアにウクライナ軍拠点はなくなった」と宣言。ウクライナ軍将兵は自由にウクライナ本土に去ることができると述べた。

 一方、ロシアのショイグ国防相が24日、クリミア半島の中心都市シンフェロポリに入り、自治共和国のアクショノフ首相やコンスタンチノフ議会議長らと会談、安全保障問題について協議した。ロシア主要閣僚のクリミア入りは21日の編入条約発効後初めて。国防相は、2日にロシア側に寝返ったウクライナ海軍のベレゾフスキー前総司令官を、ロシア黒海艦隊の総司令官に次ぐナンバー2に任命した。

 また、ロシアのメドベージェフ首相は、クリミア半島をロシアの電力供給網に連結することを検討中だと明らかにした。23日に起きた停電について、テミルガリエフ氏は「ウクライナがクリミアを威嚇するため送電を削減した」と非難したが、ウクライナ側は送電システムの事故が原因と主張している。

 さらに地元通信社クリムインフォによると、ロシアの通貨ルーブルについて、4月に公定通貨になるのに先立ち、24日から流通を開始。当面はウクライナ通貨グリブナと併用されるが、税金や公務員給与などの支払いは24日から原則としてルーブル建てになった。クリミア住民に対するロシアパスポートの発給開始と合わせ、急速に「ロシア化」が進められている。

7696とはずがたり:2014/03/25(火) 02:52:55

ウクライナ:州庁舎厳戒 ドネツク、親露派の占拠懸念
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140323k0000e030089000c.html?fr=rk
毎日新聞2014年3月23日(日)08:45

 【ドネツク(ウクライナ東部)篠田航一】ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の編入が進んでいることを受け、親ロシア派住民の多いウクライナ東部では、クリミア同様の住民投票実施を求めるデモが頻発するなど治安が不安定化している。親ロシア派のヤヌコビッチ前大統領の出身地ドネツク州の州都ドネツクでは21日、親ロシア派に占拠される可能性がある州政府庁舎に多数の警官隊が配置されるなど、厳戒態勢が続いている。

 ドネツクでは13日、親ロシア派と親欧州派の住民同士が衝突し、3人が死亡する東部で最大規模の騒乱となった。新政権は、クリミア問題と並行して東部の動向も「ウクライナの真の危機」(トゥルチノフ大統領代行)と憂慮を深めている。

 16日には親ロシア派デモ隊が数千人にふくれ上がり、一部は検察庁舎の占拠を試みて警官隊と衝突した。州政府庁舎は今月、親ロシア派に一時占拠され、ロシア国旗が掲げられたこともある。

 親ロシア派の会社員、デニースさん(36)は「ヤヌコビッチ氏の評価は分かれるが、彼を暴力的に追放した親欧州派を許せない」と話す。記者が、親欧州派の拠点だった首都キエフの「独立広場」のことを話すと「気をつけろ。あの場所にいるのはテロリストばかり。だまされるな」と、繰り返し忠告した。

 一方、ホテル従業員の女性(27)は「親ロシア派住民は騒乱を起こし、ロシアの気を引いて介入してもらおうと思っている。彼らの説明を信じてはいけない」と話す。

 ドネツクは古くから炭鉱業が栄え、ウクライナ経済を支える工業地帯のため、新政権が「死守」したい戦略的要衝だ。

 新政権は2月27日の発足後、サッカーの地元プロチームFCメタルルグ・ドネツクの会長を務める実業家セルゲイ・タルタ氏を州の新知事に任命し、経済重視を内外にアピールしている。

7697とはずがたり:2014/03/25(火) 15:13:30

対ロ戦の可能性高まる=ウクライナ外相
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201403/2014032400014

 【ワシントン時事】ウクライナのデシツァ外相は23日放映の米ABCテレビの番組で、ウクライナ東部国境でのロシア軍の兵員増強などを受けて、戦争勃発の可能性が「高まりつつある」と述べ、懸念を表明した。事態は1週間前よりも「一層緊迫してきた」という。
 外相は「ウクライナは平和的な外交手段を試みているが、国民は祖国を守るために準備している」と指摘。ロシア軍の国境侵入が起きた場合、「ウクライナ東部の住民に(反撃を)自制させるのは極めて難しい」と強調し、戦争になる可能性を示した。
 また「ロシアのプーチン大統領が何を考え、決めようとしているのか分からない」と語り、ロシアの対話不足が戦争の危機を高めていると批判した。(2014/03/24-01:05)

7698とはずがたり:2014/03/25(火) 21:16:29
ウクライナ危機拡大、最悪事態回避へ神経戦
http://toyokeizai.net/articles/-/33165
日欧ロの深い相互依存、紛争拡大の抑止力になるか
中村 稔 :東洋経済 記者 2014年03月22日

ロシアの実質統治下に入ったクリミア自治共和国議会が3月11日に独立宣言を行うなど、ウクライナ情勢は緊迫と混迷が続いている。欧米が対ロ制裁を発動する中、2月中旬に反政権デモ隊を狙撃したのは親欧米暫定政権側の民族主義過激派だったとする情報まで浮上し、現地世論は動揺している。米ロ関係はソ連崩壊後最悪レベルに落ち込んでおり、「第2次東西冷戦」とも言われ出した。

今後の最悪のシナリオは、経済封鎖によるロシアの完全孤立化、欧米を巻き込む軍事衝突だ。そうなれば、欧州や日本は大きな影響を受ける。日本の場合、サハリンから液化天然ガス(LNG)を買えなくなる。日本が輸入するLNGの約10%がサハリン産。スポット価格の割高なカタール産LNGなどで埋め合わせするとなると、コスト面で大きなインパクトになる。

しかし、最悪の事態を回避するべく外交交渉が進む。しばらくは、粘り強い交渉によってロシア、ウクライナ両国の妥協点を模索する展開が続きそうだ。

「欧ロエネルギー同盟」

「ロシア人とウクライナ人は言語的、宗教的に兄弟のような関係。ロシアがウクライナに強硬な軍事介入をするとは思えない」とロシア駐在経験のある商社マンは話す。

そうした国民感情に加え、危機拡大の抑止力となるのが、日米欧とロシアとの緊密な経済関係だ。

とりわけ欧州とロシアの関係は深い。最たるものが天然ガス取引である。欧州は天然ガスでのロシア依存度が約30%に上る。すべてパイプラインを通じて輸入しており、ウクライナ経由が全体の6割を占める。

2011年に稼働した「ノルドストリーム」はロシアが半分出資し、残りは独、仏、蘭の出資。冒頭写真の「サウスストリーム」もロシアと独、仏、伊が折半出資している。「ロシアと欧州主要国は“エネルギー同盟”ともいえる強い関係にある。1973年のパイプライン初開通以来、40年にわたり莫大な利益を共に得てきた双方が、それを失うようなことは考えにくい」と、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の本村真澄・担当審議役は見る。

欧州では情勢悪化を警戒し、「地下貯蔵施設でのガス備蓄を増やしており、数カ月分は確保しているもよう」(北出大介・三井物産戦略研究所研究員)。とはいえ、関係が一度断絶すれば、その修復には何年かかるかわからない。ガス価格も高騰し、「スポットでの代替輸入による負担急増は目に見えている」(同)。

7699とはずがたり:2014/03/25(火) 21:16:48
>>7698-7699
逆に、欧州からロシアへの最大の輸出品が自動車。ドイツの12年の対ロ輸出総額は約5兆円に上り、うち2割近くが部品を含む自動車関連だ。欧州最強のドイツ経済といえども、巨大市場の喪失は大きな痛手となる。

ウクライナは数カ月に及ぶ騒乱で景況悪化が著しい。JPモルガンによる直近予測では、今年の実質GDP成長率はマイナス3.2%へ後退。通貨グリヴナの暴落でインフレ率は10%強へ急上昇する。財政赤字、経常赤字が続き、政府・民間の対外債務(13年末は約14兆円)のGDP比率は99%へ拡大する見込みだ。

短期国債の利回りは一時30%を突破。政府は「デフォルト(債務不履行)直前」(トゥルティノフ大統領代行)とされる。当面の返済ピークの6月に向け、IMFなどの資金援助が不可欠の状態だ。

ロシアも今年はほぼゼロ成長へ沈む見通し。ルーブル下落に伴う中央銀行の介入で外貨準備の減少は避けられず、インフレ率も高水準が続く。

もし両国でデフォルトや不良債権化が相次げば、両国に投融資した金融機関の損失が膨らむ。要注意なのは、両国への融資比率が高いハンガリーやオーストリアの銀行だ。これらの銀行が大打撃を負えば、他の西欧の銀行へ思わぬ連鎖的影響が及びかねない。

日本への影響は?

近年は日ロの経済関係も深まっている。エネルギー分野ではLNGのうち約10%、原油のうち約7%をロシアから輸入。日本からは自動車や建機など最終製品の輸出が多く、現地生産も増えている。「今後は農業や都市インフラ、医療分野での関係強化も見込まれる」(北出氏)。

安倍晋三首相は日ロ関係を「最もポテンシャル(潜在力)が高い2国間関係」と高く評価し、プーチン大統領と1年間に5回も会談するなど急接近している。対ロ制裁の行方次第では、日本はさらなるエネルギー危機に直面し、政治・経済両面で構築されつつあった日ロ関係が再び崩壊することになる。

「シェール革命でガスも自給できるオバマ政権は経済的ダメージが少ないので強気。一方、日欧は対ロ関係が深く、微妙な対応にならざるをえない。そのためエネルギー情勢の根本を変えることはないだろう」と本村氏は読む。

恒久的な解決に向け、ウクライナのEU加盟を進める一方、北大西洋条約機構(NATO)には加盟させない「フィンランド化」を目指す案などが俎上に載る。難しい神経戦が続くことになる。

(週刊東洋経済2014年3月22日号〈3月17日発売〉 核心リポート04のうち記事部分を転載)

7700チバQ:2014/03/26(水) 00:00:05
http://www.afpbb.com/articles/-/3010916?ctm_campaign=txt_topics
「わが党に2回投票して」、閣僚発言で物議 総選挙控えたインド
2014年03月25日 09:45 発信地:ニューデリー/インド
【3月25日 AFP】インドの閣僚が、来月始まる総選挙で2回投票するように自身の支持者らに呼び掛けたことで、不正を推奨しているとの非難を浴びている。

 シャラド・パワル(Sharad Pawar)農相は、23日の選挙集会に参加した支持者らに対し、投票済みの証明として指に塗られるインクを洗い落とし、違う選挙区に行って、同農相が所属する国民会議派(Nationalist Congress Party、NCP)にもう一度投票するよう呼び掛けた。

 パワル氏はマハラシュトラ(Maharashtra)州の隣接する2つの選挙区では別々の日程で投票が実施されることを指摘した上で、「あっちで『時計』(国民会議派のシンボル)に投票したら、こっちに戻ってきてまた『時計』に投票しよう」と語ると、支持者の間でどっと笑いが起きた。

 4月7日に始まる総選挙に参加する庶民党(Aam Aadmi Party)など多くの政党はこの発言を問題視。反汚職を掲げる庶民党は「露骨な選挙違反行為」だとして、選挙委員会に苦情を申し立てる方針を表明した。

 パワル氏は後に、自身の発言は単なる「冗談」だったと説明。国民会議派の広報担当者も、「これらがまじめな発言ではなかった」ことを選管委は分かってくれるだろう、と自信を示した。(c)AFP

7701チバQ:2014/03/26(水) 00:01:24
http://www.afpbb.com/articles/-/3010890
ルワンダ大虐殺から20年、被害者と加害者が体験談
2014年03月24日 16:06 発信地:ルバブ/ルワンダ
【3月24日 AFP】カバンダさん(33)は多数派フツ(Hutu)人の民兵組織インテラハムウェ(Interahamwe)が押し寄せて来た1994年4月7日のことをよく覚えている。「ルワンダ大虐殺」が始まった日だ。

 大虐殺の生存者の会の地元代表を務めるカバンダさんは、惨劇から20年になるのを前に開かれた追悼式典で、「彼らがやって来て、街の中心部に私たちを連れて行くと父に言った。兄も連れ去られ、父や兄には会うことは二度となかった」と話した。

 フツ・パワー(Hutu Power)と呼ばれるフツ至上主義から成るイデオロギーを扇動し、少数派ツチ(Tutsi)人の壊滅を目指したインテラハムウェは、カバンダさんの家族や他の人々を、コンゴ民主共和国(旧ザイール)との国境に近い西部の小さな町、ルバブ(Rubavu)の自治体の安全な建物に連れて行くと約束した。

 だがカバンダさんの家族らが実際に連れて行かれたのはルバブの墓地。そこで刃物や銃、手投げ弾で殺害され、集団墓地に放り込まれた。100日間で少なくとも80万人が殺害された大虐殺の始まりだった。多くの血が流されたこの場所は「レッド・コミューン(red commune)」と呼ばれる記念墓地になっている。

 イベントではカバンダさんを含む生存者たちが2時間以上、抱えてきたトラウマを打ち明けた。話をした人の中には殺害に加わった人もいた。

 ある男性は「私の父はフツ人、母はツチ人だった。インテラハムウェは私に、お前にはツチの血が流れていると言った。生き延びるために私はインテラハムウェに加わり、人を殺さなければならなかった」と明かした。

 この男性は95年に禁錮14年の判決を受けた後、ポール・カガメ(Paul Kagame)大統領によって2001年に赦免された。男性は「ツチの大虐殺で起きたすべてのことをこの目で見た。ここに来て話をすることで国の再建に貢献したい」と語った。

 イベントの主催者は、こうした催しが古傷をえぐるのではなく、ルワンダがこれまでの20年間に見せた回復力と勇気を示すものとして役立つことを願っていると話した。(c)AFP/Stéphanie AGLIETTI

7702チバQ:2014/03/26(水) 00:06:15
http://www.afpbb.com/articles/-/3010898
高級ホテル襲撃「パキスタン関与」をアフガニスタンが示唆
2014年03月24日 18:38 発信地:カブール/アフガニスタン
【3月24日 AFP】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)の高級ホテルで20日夜に起きた襲撃事件について、ハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領が委員長を務める同国の国家安全保障委員会(National Security Council、NSC)は23日、「アフガニスタン国外で」計画されたものだと述べ、パキスタンの関与を示唆した。

 外国人に人気の「セレナホテル(Serena Hotel)」を襲ったのは、4月5日に控えているアフガニスタンの次期大統領選を、暴力によって阻止することを宣言している旧支配勢力タリバン (Taliban)の未成年メンバー4人組で、その場で全員射殺された。犠牲となった民間人9人は、フランス通信(Agence France-Presse、AFP)のサルダール・アフメド(Sardar Ahmad)記者(40)夫妻とその子ども2人の4人、さらにもう1人のアフガニスタン人、その他、カナダ人2人、米国人1人、パラグアイ人1人。

 この事件についてNSCは声明で「目撃者の証言や予備情報の分析は、このテロ攻撃がアフガニスタンの外の他国の情報機関によって直接実行されたことを示している」と発表した。またNSCは、襲撃の前にセレナホテルの廊下を調べるパキスタンの外交官が目撃されていたと主張している。

 パキスタンはアフガニスタンの旧支配勢力だったタリバンの主要な後ろ盾であり、アフガニスタン当局は以前から、パキスタンの強力な情報機関とイスラム原理主義勢力であるタリバンとの間につながりがあると疑念を呈している。

 今年に入りカブールで外国人や外国人が集まる場所が標的とされた重大な襲撃事件は3度目。こうした類の襲撃によって、大統領選で独立選挙監視委員会が効果的に機能しなくなり、選挙の信頼性が損なわれる可能性が恐れられている。

 2001年の米同時多発テロ後、政権の座を追われたタリバンが率いる反政府勢力と、米軍の主導で13年間、戦闘を続けてきた北大西洋条約機構(NATO)軍は現在、撤退しつつある。タリバンと対峙するアフガニスタンの治安部隊は、この駐留NATO軍5万3000人の支援を失うため、大統領選が問題をはらむ結果となれば、選挙の勝者は弱い立場に置かれるだろう。(c)AFP

7703チバQ:2014/03/26(水) 00:06:41
http://www.afpbb.com/articles/-/3010971
独立選挙委員会事務所に攻撃、アフガニスタン
2014年03月25日 21:51 発信地:カブール/アフガニスタン
【3月25日 AFP】大統領選まで2週間を切ったアフガニスタンで25日、首都カブール(Kabul)にある選挙委員会事務所を武装グループが襲撃した。

 旧支配勢力タリバン(Taliban)は、4月5日に実施される大統領選を暴力で阻止すると宣言し、戦闘員たちに選挙スタッフや有権者、治安部隊を攻撃するよう呼び掛けている。

 襲撃開始から4時間以上が経ってからも、アフガニスタンの治安部隊はカブール西部のダルラマン(Darulaman)地区にある独立選挙委員会(Independent Election Commission、IEC)事務所で、武装勢力と戦闘を行っている。

 カブール警察によると、現地時間午前11時35分(日本時間午後4時05分)ごろ、IECの同地区事務所の入り口ゲートで自爆攻撃があり、その後、武装した数人が建物内に侵入した。

 アフガニスタン内務省のセディク・サディキ(Sediq Sediqqi)報道官はマイクロブログのツイッター(Twitter)上で、民間人2人が負傷し病院へ搬送されたと述べた。

 現場となったIEC事務所は、ハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領の後継者をめぐる次期大統領選で有力候補と目されているアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)元財務相の自宅に近い場所にある。(c)AFP/Emal HAIDARY

7704チバQ:2014/03/26(水) 00:24:13
http://mainichi.jp/select/news/20140326k0000m030087000c.html
アフガン:大統領選候補宅近くで銃撃戦 タリバン犯行声明
毎日新聞 2014年03月25日 20時06分(最終更新 03月25日 23時22分)

 【ニューデリー杉尾直哉】アフガニスタンの首都カブール西部にある独立選挙委員会(中央選管)の地区事務所で25日、武装勢力の男2人が相次いで自爆し、ほかのメンバーと治安部隊との間で銃撃戦となった。アフガン内務省によると住民ら5人が死亡、事務所職員ら8人が負傷した。旧支配勢力タリバンが「選管事務所を狙った」との犯行声明を出した。

 攻撃された事務所は、大統領選挙(4月5日投票)の有力候補、アシュラフ・ガニ元財務相の自宅に隣接する建物。ガニ氏は遊説で首都南部に出かけており無事だった。

 大統領選の投票まで10日余りとなったが、有力候補のガニ氏の自宅近くが襲撃された衝撃は大きい。タリバンは武力攻撃による選挙妨害を激化させており、今後の選挙運動や有権者の投票行動に大きな影響を与えそうだ。

 今回の大統領選は、2001年のアフガン戦争開戦以降、初めて選挙によって政権が交代する重要な節目だ。9人が立候補し、ガニ元財務相とアブドラ元外相の間で決選投票にもつれ込むとの観測が強い。「反タリバン派」として知られるアブドラ元外相も先月、自身が乗った遊説車列がタリバンの銃撃を受けた。アブドラ氏は無事だった。今月10日には西部ヘラート州のアブドラ陣営事務所が何者かの自爆攻撃を受け、警備員2人が死亡、職員4人が負傷した。

 タリバンは今月20日、首都中心部の高級ホテル「セレナ・ホテル」を襲撃し、外国人を含む9人を殺害したばかり。選挙に向けて国内では厳戒態勢が敷かれているが、当局はタリバンの攻撃を抑え切れない状態だ。

 01年の開戦直後から暫定政権議長などとして国政のトップにいたカルザイ大統領は、3選を禁じた憲法の規定により任期満了で退任する。

7705チバQ:2014/03/26(水) 00:25:49
http://mainichi.jp/select/news/20140326k0000m030076000c.html
クリミア:露国籍の身分証申請に住民殺到
毎日新聞 2014年03月25日 19時45分

 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)真野森作】ロシアが一方的に編入したウクライナ南部クリミア半島で、ロシア国籍を証明する身分証の申請に住民が殺到している。現地の通信社によると、ロシア連邦移民局はクリミアが「独立」を宣言した今月17日から24日までに約2万1000件の申請を受理した。

 シンフェロポリ中心部から約5キロの発給事務所では、25日も午前9時の業務開始前から数百人が列を作った。ロシア系の元建設技師、フェリクス・シェンゲライさん(72)は「私が生まれたときはクリミアはロシア領だった。再びロシアへ戻れてうれしい」と語る。父親が軍人のため旧ソ連各地を転々として育ったといい、「証明書を受け取ったら、幼い頃に4年間過ごしたロシア南部ロストフ州を訪ねたい」と笑顔を見せた。

 一方、ナイトクラブで働くビタリ・ミトロシェンコフさん(31)は「ロシア入りして暮らしが良くなるか分からないが、まずは申請に来た」と話した。クリミアには多民族が住んでおり、申請をする列の中にはチェコ系住民の姿もあった。ロシア編入反対の立場をとる先住民族クリミア・タタール人たちからは「ロシア国籍など欲しくない」と反発する声も聞かれた。

7706チバQ:2014/03/26(水) 00:26:18
http://mainichi.jp/select/news/20140326k0000m030149000c.html
ウクライナ:国防相代行が辞任 クリミア奪われ批判浮上
毎日新聞 2014年03月25日 23時31分

 【モスクワ田中洋之】ウクライナ最高会議(国会)は25日、テニュフ国防相代行の辞任を承認した。南部クリミア半島をロシアが軍事掌握し、現地のウクライナ軍部隊が包囲された事態に、ウクライナ国内ではテニュフ氏に対して「適切な命令を出さなかった」との批判が浮上し、本人が辞意を表明していた。

 新政権与党の極右政党「自由」に所属するテニュフ氏は、ウクライナ政変に伴い先月27日に国防相代行に就任したばかりだった。後任には国境警備局出身のコワリ氏が任命された。クリミア駐留のウクライナ兵1万8800人の大半は、これまでにロシアに投降。ウクライナでの軍務継続を希望するのは4300人にとどまるといわれている。

7707チバQ:2014/03/26(水) 00:27:07
http://mainichi.jp/select/news/20140325k0000e030204000c.html
G7:ソチ・サミットをボイコット 経済制裁の実施を警告
毎日新聞 2014年03月25日 11時34分(最終更新 03月25日 11時58分)


24日、オランダ・ハーグで、ロシアをのぞく主要7カ国(G7)緊急首脳会議に集まったオバマ米大統領(中央)や安倍晋三首相(右手前から3人目)ら=AP
拡大写真 【ハーグ斎藤義彦】ロシアがウクライナ南部クリミア半島を編入した問題で、ロシアを除く主要7カ国(G7)が24日、オランダ・ハーグで開いた緊急首脳会議で、ロシアが事態を悪化させる場合、「経済に重大な影響」を与える経済制裁の実施を警告した。ロシア産天然ガスや石油などに対する制裁にあたり、供給源の多様化など「エネルギーの安全保障」をG7が共同で強化するため、エネルギー担当相会議を開くことで合意した。今年6月、ロシア・ソチで開く予定だった主要8カ国(G8)首脳会議をボイコットし、ブリュッセルでG7首脳会議を開くことも決めた。

 緊急首脳会議で採択した「ハーグ宣言」によると、ロシアを含むG8の会議にG7が参加を停止する形で、ロシアを当面排除することを決めた。排除は、ロシアが「(強硬な)方針を変え、意味のある議論ができる環境が戻るまで」としている。

 これで6月4、5日の予定だったソチG8首脳会議は中止が決まった。これに代わり、同じ日程で、欧州連合(EU)が初めて主催する形でブリュッセルでG7首脳会議が開かれる。EUのファンロンパウ欧州理事会常任議長(EU大統領)とバローゾ欧州委員長は、主要国首脳会議に参加している。

 ソチG8に向けた準備のため、4月にモスクワで予定されていたG8外相会議にG7外相を参加させないことも決めた。

 また、ロシアが事態をエスカレートさせる場合、G7で協調した「分野別」の制裁、特に「ロシア経済に継続的に重大な影響を与える」経済制裁を実施する用意があることを明確にした。

 米政府高官によると、G7エネルギー担当相会議は数週間以内に開かれ、ロシアからEUへの輸出の7割を占める石油や天然ガスなどエネルギー資源についての制裁を実施する事態を想定。欧州側への影響を緩和するため、G7としてエネルギー源の多様化など、どのような「安全保障策」を取れるか検討する。また分野別制裁には、金融制裁なども想定されているという。

7708チバQ:2014/03/26(水) 00:29:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140326/erp14032600070000-n1.htm
「新冷戦」突入鮮明 試されるG7、露の異質さ浮き彫り
2014.3.26 00:02 (1/2ページ)

核安全保障サミットが開幕した24日、オランダ国王がハーグで主催した晩餐会に出席し、円卓に座る各国首脳ら(AP)
 【ハーグ=内藤泰朗】オランダ・ハーグで行われたG7の緊急首脳会議は、ウクライナ南部クリミア半島のロシア併合を「違法行為」と断罪し、ロシア側の態度によっては、さらなる制裁を発動することを示唆した。だが、ロシア側は、G7側の警告を無視する方針とみられる。ロシアの異質ぶりが改めて浮き彫りになる中、G7側にも犠牲を強いる、新たな冷戦時代への突入は避けられないとの見方が広がっている。

 「ロシアへの対応をどうするのか」

 G7と欧州連合(EU)の首脳ら9人は24日夜、ハーグのオランダ首相府の狭い部屋に集い、円卓を囲んでクリミア併合を決めたロシアへの対応などについて、約1時間半にわたり議論を展開した。

 G7の外交筋によると、G7首脳の中には、国際法に違反したロシアをG8の枠組みから排除すべきだとの強硬論も出たが、とりあえず6月にロシア・ソチで開催予定だったG8首脳会議への不参加を決定。代わりにブリュッセルでG7首脳会議を開催することで合意した。オランダ国王主催の晩餐(ばんさん)会が始まる直前のことだった。

 外交筋は、「ロシアが(自由や民主主義といった)共通の価値観をベースにしたグループにとどまることができるのか疑問だが、まだ結論が出たわけではない」と述べ、「ロシア排除」問題は継続協議となったことを明らかにした。

 こうした中、マクフォール前駐露米大使は24日、「プーチン大統領は西側との対立を求めている」とする論文を米紙に寄稿した。スウェーデンのビルト外相も、民族主義に根ざした保守強硬派がロシアを支配しているとし、悲観論に賛同。英BBC放送は「第2の冷戦か」と伝えた。

 ただ、米ソという超大国による東西冷戦時代とは異なり、ロシアと欧米の間には経済的な相互依存関係が構築されており、欧米側にも大きな打撃が及ぶ。制裁を受けたロシアは、中国やインドなど新興大国との関係強化で生き残りを図るものとみられ、今後は「一方的な勝者はいない」といった見方が欧米メディアや識者の間で広がっている。

 先の外交筋は、欧米とロシアによる駆け引きで、「漁夫の利」を得るのは中国である可能性が高いと指摘しつつも、「G7諸国とEUは、各国の国益に沿いながら、結束して対抗する以外に道はないのではないか」と強調している。

7709とはずがたり:2014/03/26(水) 00:35:48
国防相を解任=クリミア撤退受け―ウクライナ議会
時事通信社 2014年3月25日 20時26分 (2014年3月25日 23時41分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20140325/Jiji_20140325X464.html

 【モスクワ時事】ウクライナ最高会議(議会)は25日、辞意を表明したテニュフ国防相を解任した。インタファクス通信などが伝えた。ロシアが掌握、編入したクリミア半島からのウクライナ軍撤退を受けた事実上の更迭とみられる。
 テニュフ氏は軍人出身でウクライナ民族主義政党「自由」の所属。2月末の親欧州連合(EU)派の新政権発足に伴い、国防相に任命されたばかりだった。この日の本会議で解任がいったん否決されたものの、再度の採決で解任が決まった。後任には同じ軍人出身のコワリ氏が任命された。

7710チバQ:2014/03/26(水) 20:59:10
http://mainichi.jp/select/news/20140327k0000m030072000c.html
クリミア:観光ピンチ ロシアはキャンペーンも
毎日新聞 2014年03月26日 20時29分(最終更新 03月26日 20時51分)


クリミア半島南部にある世界遺産のヘルソネス遺跡
拡大写真 ウクライナ南部クリミア半島の観光産業がピンチに立たされている。クリミアがロシア連邦に一方的に編入されたことで、全体の65%を占めるウクライナ人観光客の減少が予想されるためだ。これに対しロシア側はロシア国民にクリミア旅行を呼びかけるなど対策に乗り出している。【セバストポリ(クリミア南部)で田中洋之】

 クリミア南部セバストポリ市の黒海沿いにあるヘルソネス遺跡は、古代ギリシャの植民地だった紀元前6世紀の都市遺跡で、昨年に日本の富士山とともにクリミア初の世界遺産として登録された。年間36万人が訪れ、遺跡管理責任者のラリーサ・セジコワさんは「世界遺産登録で観光客は3割増えた。遺跡の保存と修復にも力を入れている」と話す。

 クリミアはほかにもヤルタなど風光明媚(めいび)な保養地があり、ソ連時代から観光地として知られ、年間の観光客は約600万人、観光収入は5800億円にのぼる。しかし、春の観光シーズン入り直前に起きたクリミアのロシアへの編入で暗雲が垂れこめている。ウクライナ新政権はクリミアに関し、「不法に占拠された領土」として国民の訪問制限を打ち出しており、セジコワさんも「観光への影響は避けられない」と指摘する。

 一方、ロシアは政府を挙げて「クリミアに行こう」キャンペーンを始めている。クリミアを訪れる観光客のうちロシア人は約25%だが、クリミア自治共和国のユルチェンコ・リゾート観光相は「60〜70%に高めたい」と意気込む。具体策としてクリミアのホテル宿泊料の10〜25%割引や、ロシア本土とクリミアを結ぶ空路や航路の新設・増便などが検討されている。

 ロシアのコザク副首相は24日、クリミアの観光発展に向けたロードマップを4月5日までに作成する考えを表明。ロシア企業に対し従業員向けの保養先を従来のトルコやエジプトからクリミアに変更するよう求めることも考えているという。

7711チバQ:2014/03/26(水) 21:09:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140326/erp14032600160001-n1.htm
強気の露「G8にしがみつかない」 世界の多極化さらに推進へ
2014.3.26 00:14 (1/2ページ)[ロシア]

24日、オランダ・ハーグで記者会見するロシアのラブロフ外相(ロイター=共同)
 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=佐々木正明】先進7カ国(G7)がロシアで6月に開催される予定だった主要国(G8)首脳会議への参加を取りやめたことを受け、ロシアのラブロフ外相は24日、「われわれはG8にはしがみつかない」と述べた。プーチン政権がクリミア併合を機に欧米から一定の距離を置き、「世界の多極化」を目指す主要メンバーとして揺さぶりをかける場面が増えることが予想される。

 G8軽視の兆候は、プーチン大統領が3期目の任期に就いた2012年から表れていた。

 プーチン氏は就任直後の日程が決まっていた米国でのG8開催について、「組閣作業に専念するため」として出席を拒否。就任演説でも、G8よりも先にG20(主要20カ国・地域)やBRICS(新興5カ国)に言及した。就任後初の外国歴訪ではベラルーシや中国を選んで、米露関係の「リセット」にも、当初から消極的な姿勢を明確にしていた。

 ソ連時代からの伝統で、国連安保理常任理事国や核大国としての立場を重視してきたロシアは、プーチン政権下で石油ガスなどのエネルギー外交を武器にして、国際社会で地歩を固めてきた。昨年のシリア化学兵器の廃棄をめぐっては、態度が二転三転したオバマ米政権を横目に、ロシアが影響力を発揮した。

 プーチン氏は昨年末の年次教書で、「より進歩的といわれる発展モデルを他の国々に押しつける試みが実際には退化、蛮行、大量の流血へと至る」と強調。米欧主導の世界秩序の構築に反発を示してもいた。

 ロシアは今後、G20やBRICSの枠組みに加え、中国が加盟する上海協力機構や、旧ソ連圏の結束を固める「ユーラシア連合」に重点を置いて対露制裁の波及を最小限にとどめ、むしろ欧米から孤立する状況を活用し、反欧米諸国の結束を図っていく可能性がある。

 ロシアの保守派専門家からは「ロシア抜きのG7の枠組みは今後、廃れていくだろう。むしろ困るのは欧米の方だ」との強気の声が出ている。

7712とはずがたり:2014/03/27(木) 00:08:41

麻生はどうみてもロシアはウクライナを併合する権利があると云っておる様だ。。

「キエフ、日本で言うと高天原」 麻生副総理が発言
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/europe/ASG3T3DBNG3TULFA009.html
朝日新聞2014年3月25日(火)11:40

 麻生太郎副総理兼財務相は25日の閣議後会見で、ロシアによるウクライナ南部・クリミア半島併合をめぐり、「ロシアはキエフ公国から始まった。(ウクライナの首都の)キエフがクリミア半島と別れて、キエフだけ欧州に行ってしまうみたいな話は、日本で言うと宮崎県が独立して(古事記などで神々が生まれ、住んでいたとされる)高天原(たかまがはら)がなくなるようなもの。そんなに簡単な話ではない」と述べた。

 オランダ・ハーグでのG7会合で、安倍晋三首相を含む各国首脳は24日、ロシアの対応を「明白な国際法違反」と強く非難し、G8への参加停止を決めた。政権中枢の麻生氏による発言は、それに逆行し、国際的な批判や誤解を招きかねないものだ。ロシアのクリミア併合を正当化するばかりか、ウクライナの欧州連合(EU)加盟を望まないロシアの立場を容認したものとも受け止められかねず、日本政府の見解ともずれが生じかねない。

 一方で麻生氏は、ナチス・ドイツが1938年、ドイツ人も多く住むとの理由でチェコスロバキア(当時)のズデーテン地方を併合したことを例に挙げ、「わが国民の保護という話は、ドイツがかつてズデーテン地方の割譲を求めたことに似た話だと欧州の人は思うだろう」と欧州側への理解も示し、ウクライナ問題の解決には時間がかかるとの見方を示した。ドイツは当時、チェコを除いた英仏独伊で4カ国会談を開き、ズデーテン地方の割譲を認めさせた経緯がある。

7713チバQ:2014/03/27(木) 22:05:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140327/erp14032720420010-n1.htm
【クリミア併合】
ウクライナ大統領選挙 親欧米派の元外相優位 IMFと融資枠合意
2014.3.27 20:38 (1/2ページ)

ロンドンで26日、英国のキャメロン首相(右から2人目)、ヘイグ外相(右端)と会談するウクライナ元外相のポロシェンコ氏(左から2人目)、野党「ウダル」党首のクリチコ氏(中央)ら(AP)
 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=佐々木正明】ウクライナで5月25日に投開票が行われる大統領選の立候補締め切りが今月30日に迫った。ロシアのクリミア併合への反発から、親欧米派が優位とされるものの、第1回投票で過半数を獲得する候補はおらず、決選投票にずれ込む公算が大きい。世論調査では、複数の立候補予定者のうち、経済発展貿易相や外相を歴任した製菓会社社長、ピョートル・ポロシェンコ氏(48)が頭1つ抜け出している。

 国際通貨基金(IMF)は27日、ウクライナ政府との間で140億〜180億ドル(約1兆4300億〜約1兆8400億円)規模の融資枠を設定することで合意したと発表した。この発表は親欧米派候補を勢いづかせるとみられる。

 26日に発表された世論調査によると、ポロシェンコ氏の支持率は24・9%でトップ。ヤヌコビッチ前政権下の野党第二党「ウダル」党首で前ボクシング世界王者のクリチコ氏の8・9%、同第一党「祖国」を率い、前政権の崩壊で釈放されたティモシェンコ元首相の8・2%を大きく引き離している。

 一方、前政権下でヤヌコビッチ氏を支えていた地域党候補のチギプコ元副首相(支持率7・3%)、前ハリコフ州知事のドプキン氏(同4・2%)は低迷。両氏はいずれも親露派の多いウクライナ東部を基盤にしているが、東部でも支持を得られていない実態が浮かび上がった。

 外交筋は「ウクライナの領土一体性を重視する有権者が増えていることの表れであり、親露派候補が決選投票に進めない可能性も高くなっている」と話す。

 欧州連合(EU)加盟を訴えてきたポロシェンコ氏はキエフの反政権デモで度々演説し、存在感を高めた。現在、正式な出馬表明に向けた最終調整を行っている。

 ポロシェンコ氏はクリチコ氏とともに26日に英国を訪れ、キャメロン首相と会談。ロシア制裁に強いリーダーシップを発揮したキャメロン氏に謝辞を述べた。

 クリチコ氏は「われわれが戦うのは国の将来。お互いに戦うべきではない」と述べ、両者が選挙協力を行う可能性が出てきている。

 有力政治学者のフェセンコ氏は「ポロシェンコ氏は困難な状況の中で、国政を乗り切る強いリーダーとみられている」と指摘。ティモシェンコ氏の支持率が伸びていない理由を元首相時代に国を混乱に導いた責任への批判が原因と分析した。

7714チバQ:2014/03/27(木) 22:25:10
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201403/2014032700112&g=int
EU最年少首相が誕生=34歳のロイバス氏−エストニア
26日、エストニアの首都タリンで、就任宣誓後、写真撮影に応じるロイバス新首相(AFP=時事) 【ベルリン時事】エストニアで26日、中道右派、改革党のタービ・ロイバス前社会問題相(34)を首班とする新内閣が発足した。ロイバス氏は、欧州連合(EU)加盟28カ国の中で最年少の首相となった。
 9年間エストニアを率いた改革党のアンシプ首相は今月初めに辞任した。同党は支持率が低下しており、来年3月に予定される議会選挙を前に、首相を代えることで、党勢の立て直しを図る狙いがあったとみられる。(2014/03/27-08:17)

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7715チバQ:2014/03/27(木) 22:32:09
http://mainichi.jp/select/news/20140328k0000m030136000c.html
エジプト:シシ国防相 大統領選へ出馬表明 同胞団と対立
毎日新聞 2014年03月27日 22時22分

 【カイロ秋山信一】エジプト暫定政権のシシ国防相(59)は26日、国防相など軍職を辞任し、次期大統領選への立候補を正式に表明した。昨年7月の軍事クーデターを主導し、モルシ氏を大統領から解任したシシ氏の人気は高く、当選が確実視される。ただ、モルシ氏の出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団は、シシ氏を「裏切り者」と非難しており、軍と同胞団の対立が長期化するのは必至だ。

 シシ氏は26日夜、国営テレビを通じて、軍服姿で演説し、「軍服は今日が最後だ。私に期待してくれる大勢の声には逆らえない」として大統領選出馬の意向を表明した。経済や治安の立て直しへの意欲を示し、「奇跡は起こせないが、全力を尽くす。国民にも努力してほしい」と呼びかけた。

 憲法の規定で、軍人は大統領選に立候補できないため、軍職を離れた。後任の国防相にはソブヒ参謀総長が任命された。

 大統領選は7月までに行われることが決まっており、選管当局は今月30日に日程を発表する。前回大統領選の第1回投票(2012年5月)で得票数3位だった左派政治家のサバヒ氏も立候補の意向を表明している。世論調査機関バシーラセンターの2〜3月の調査では、51%が「シシ氏に投票する」と回答。サバヒ氏(1%)を圧倒し、「未定」(45%)も上回った。

 シシ氏は12年8月、当時のモルシ大統領から軍トップの国防相に任命された。反モルシ政権デモを受けて昨年7月にクーデターを主導し、モルシ氏を解任。直後に発足した暫定政権では国防相に留任し、事実上の指導者とみなされてきた。

 暫定政権は同胞団を「テロ組織」に指定するなど弾圧を強めているが、モルシ氏の支持者らによる抗議活動は続いている。26日もカイロ大学などでデモがあり、治安部隊との衝突で1人が死亡、8人が負傷した。同胞団は、モルシ氏の支持者ら529人が警察幹部を殺害した罪で24日に死刑判決を受けたことに反発を強めている。


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