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国際政治・世界事情

4576チバQ:2012/06/19(火) 21:36:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120619/erp12061921230009-n1.htm
3党連立政権の期待高まる ギリシャ、穏健・反緊縮派取り込みへ
2012.6.19 21:22

19日、アテネで会談した全ギリシャ社会主義運動のベニゼロス党首(右)と民主左派のクベリス党首(ロイター)
 【アテネ=宮下日出男】ギリシャ国会再選挙後の政権樹立に向け、財政緊縮派の第一党、新民主主義党(ND)は19日、組閣作業を続行した。現地メディアによると、NDと緊縮派で第三党、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)、穏健な反緊縮派、民主左派の3党による連立政権発足への期待が高まっている。

 組閣作業では、反緊縮派の第二党、急進左派連合がすでに協力を拒否。PASOKは明確に政権参加を表明していないが、同党とNDは反緊縮派も加わる「挙国一致内閣」を目指しており、民主左派の動向が最大の焦点となっている。

 17議席を持つ民主左派は親欧州派で、緊縮策の2017年までの段階的撤回を主張。同党のクベリス党首はNDのサマラス党首との18日の会談で、こうした要求を提示した。政権参加への態度は明示しなかったが、サマラス党首は「建設的な会談だった」と述べた。

 19日午前にはPASOKのベニゼロス党首もクベリス党首と会談し、説得にあたったが、クベリス党首は「いくつかの問題がまだ残っている」と語った。

 3党の政権が実現した場合の議席は179議席となる。NDとPASOKで過半数(151)の議席を確保できるが、過去に政権を担ってきた両党への国内の反発は強く、反緊縮派を取り込み、政権基盤を安定化させる狙いだ。ベニゼロス党首は急進左派連合の参加も要求したが、トーンダウンさせている。

4577チバQ:2012/06/19(火) 21:37:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120619/asi12061907330000-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】
米比同盟強化の微妙なバランス
2012.6.19 07:31 (1/2ページ)

8日、米ホワイトハウスで会談するフィリピンのアキノ大統領(左)とオバマ米大統領 (ロイター)
 アジア太平洋への「回帰」を掲げる米国がフィリピンとの同盟関係の強化に乗り出した。南シナ海での中国の行動を牽制(けんせい)する狙いで両国が一致したためだ。だが、武器輸出を含む積極的な米国の関与を望むフィリピン側と、中国との領有権問題に直接的には巻き込まれたくない米国側で、思惑の違いもにじむ。8日の米比首脳会談は、同盟強化が微妙なバランスの上にあることを内外に示した。

 「われわれは米国が中国にメッセージを送るためのダシに使われている」

 10日付のフィリピン・スター紙(電子版)は、首脳会談についてこう不満をあらわにした。会談をめぐり、フィリピン側が中国からの武力攻撃を念頭に、米比相互防衛条約に基づく米軍の来援について「明確な声明の発表」を求めたのに対し、「米側は条約義務への一般的な言及を超えることに難色を示した」という。

 会談後の声明には、巡視船の提供を例に挙げ、オバマ米大統領が「必要最小限の防衛体制の構築を支援する」と表明したほか、両首脳が軍事演習の強化で一致したことが明記された。だが、両国間で協議中の米海兵隊のローテーション配置には触れず、フィリピン側が打診していたとされるクラーク空軍基地、スービック海軍基地の使用再開についても言及はなかった。米軍が冷戦期に駐留していた両基地の使用再開は、米国のアジア太平洋地域への「回帰」をより印象付けるとみられていた。さらに、南シナ海の領有権問題では、フィリピンのアキノ大統領が情勢について「説明」したのに対し、「外交的なプロセス」の重要性が強調された。

 パネッタ米国防長官は会談に先立つ2日、シンガポールで開かれた「アジア安全保障会議」で、アジア太平洋地域への米軍艦艇の配備比率を2020年までに全体の6割に増加させると発表。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)も7日、米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長が、両基地は「米軍のプレゼンス強化を示す格好の位置にある」と発言したと報じていた。

 折から、南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)では、中比両国の公船がにらみ合いを繰り返している。フィリピン側にとって会談の結果は、肩すかしの感が余計に強かったようだ。12日付のフィリピン・スター紙は、アキノ大統領がホワイトハウスに招かれた理由について「再選を目指すオバマ氏の支持率は下落し、共和党のロムニー氏と競り始めている。200万人以上のフィリピン系米国人は再選に決定的な役割を果たすだろう」とオバマ米大統領の政治目的に利用されたかのように分析した。5日付同紙は、4日に開かれた両国の国防実務者協議で、フィリピン側が1月に提出したF16戦闘機1個飛行隊分12機を含む武器の売却要求リストについて米側が「『知っている』と述べただけのただのあいさつ」に終始したとのフィリピン政府高官の不平も伝えている。

4578チバQ:2012/06/19(火) 22:19:09
http://www.cnn.co.jp/fringe/30007036.html
「失敗国家」ランキング、ソマリアが5年連続首位 日本は悪化
2012.06.19 Tue posted at: 19:05 JST
(CNN) 米国の非政府組織「ファンド・フォー・ピース」と外交専門誌「フォーリン・ポリシー」が毎年発表している「失敗国家」ランキングの2012年版が18日発表された。ソマリアが5年連続の首位となり、10位以内にアフリカから6カ国が入った。

同ランキングの発表は8年目。世界177カ国の不安定さを比べるために社会、経済、政治的要因12項目を指数化し、合計を算出して順位を付けている。ファンド・フォー・ピースによると、上位の国が必ずしも破綻(はたん)しているわけではないが、不均衡な開発や経済の落ち込み、人権問題などで窮状にあるとみられる。

今年はソマリアに続いてコンゴ、スーダン、チャド、ジンバブエと、上位5カ国をアフリカが占めた。6位以下にはアフガニスタン、ハイチ、イエメン、イラクが並び、10位が中央アフリカだった。

フォーリン・ポリシーによると、ソマリアでは比較的平穏な首都モガディシオを除いて各地で戦闘が続き、無法状態が広がっている。政府が機能せず、テロや反乱、犯罪が続発し、海賊が外国船の襲撃を繰り返している。

11位以下で目立ったのは、昨年民主化運動の波が広がった中東、北アフリカ諸国の順位変動だった。リビアは11年版の111位から急激な悪化を示し、一気に50位まで上がった。ファンド・フォー・ピースは背景にあった要因として「内戦と北大西洋条約機構(NATO)主導の空爆、(カダフィ)政権の崩壊」を挙げている。

アサド政権と反体制派の衝突が1年以上も続くシリアも23位と、11年版の48位から急上昇した。

ハイチは10年の大地震でトップ10に浮上し、今年も北米、中南米諸国で唯一、10位以内にとどまった。

日本は11年版で164位だったが、12年版では151位まで上がった。米国は159位、指数の最も低い177位はフィンランドだった。

4579チバQ:2012/06/19(火) 22:32:08
http://mainichi.jp/select/news/20120620k0000m030110000c.html
パキスタン:ギラニ首相失格 最高裁が初の司法判断
毎日新聞 2012年06月19日 22時25分

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタン最高裁は19日、ギラニ首相が首相の資格を失ったとの初めての司法判断を示した。首相は4月に「法廷侮辱罪」で有罪判決を受け、5月に有罪が確定。その後も「判決は首相不適格を意味しない」として、首相職にとどまっていたが、辞任が避けられない情勢となった。

 野党指導者らが首相資格無効を最高裁に訴えていた。チョードリー最高裁長官は19日の司法判断の中で「現在パキスタン首相は空席だ」と述べ、選挙管理委員会にギラニ氏の議員資格失効を言い渡すよう命じた。与党・人民党は、次期首相の議会選出を目指すとみられるが、難航が予想される。

 ギラニ氏は4月、ザルダリ大統領らの過去の汚職事件の追及を命じる裁判所決定を無視したとして「法廷侮辱罪」を言い渡された。

4580チバQ:2012/06/19(火) 22:41:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120619/amr12061921200008-n1.htm
G20緊急会議ドタキャン ぎくしゃくの米欧 
2012.6.19 21:18 (1/2ページ)[米国]

G20首脳会合に臨むオバマ米大統領(左)と野田佳彦首相=18日、メキシコのロスカボス(代表撮影)
 【ロスカボス=犬塚陽介、アテネ=宮下日出男】オバマ米大統領は18日夕、欧州債務危機の対応を協議するため、メキシコ・ロスカボスで開幕した20カ国・地域(G20)首脳会議の夕食会後に欧州各国首脳との会談を設定したが、夕食会が長引いたことを理由に急遽(きゅうきょ)中止を決めた。“口先介入”を深めれば、11月の大統領選を前に共和党側に攻撃の糸口を与えかねないとして「つかず離れず」の対応に出たとの見方があるが、危機対応でぎくしゃくした米欧の現状が露呈したともいえる。

 米政府当局者は18日夜、欧州首脳との会談中止の理由を「夕食会が長引いたため」と説明し、19日までのG20会期中に「会合を持つ可能性はある」と含みを持たせてはいる。ただ、ギリシャのユーロ離脱が当面回避されたことで、オバマ政権にとり会談の緊急性が遠のいたのは間違いない。

 オバマ大統領は5月の主要国(G8)首脳会議では、ギリシャの「ユーロ残留」要請に指導力を発揮したが、財政的に支援できる状況になく、介入する余地は極めて限られていた。

 実際、G20で米国は欧州に金融監督の共通化などを求める以外に影響力は発揮できなかった。いたずらに発言を強めて状況の悪化を許せば、「有権者が欧州危機で政権の責任を追及する事態が発生しかねない」(民主党関係者)からだ。

 一方の欧州は、債務危機に国際社会全体で対処する必要があるとの認識を強めている。特に一層の貢献を果たすべきだとの圧力を受けるドイツとしては、「一国では限界がある」との思いが強い。

 18日、ドイツのメルケル首相は、ユーロ共同債導入を求めるオバマ氏に、各国の財政再建が優先との立場を崩さなかった。要求ばかりで自国の財政再建が進まない米国に不満もにじませ、G20開幕前には「各大陸が貢献を果たすべきだ」と米側を牽制(けんせい)した。

 欧州連合(EU)のバローゾ欧州委員会委員長も「われわれは誰かから講義を受けるためにきたのではない」と強調。米欧会談の中止に、独DPA通信は「話す必要がないからだ」との関係者の話を伝えた。

4581チバQ:2012/06/20(水) 22:33:43
>>3979>>4029
http://www.asahi.com/international/update/0620/TKY201206200518.html
2012年6月20日18時27分
「ウィキリークス」代表、エクアドルに亡命申請
 スウェーデンでの性犯罪容疑で英国で逮捕され、保釈中の内部告発サイト「ウィキリークス」代表のジュリアン・アサンジュ容疑者(40)は19日、ロンドンのエクアドル大使館に入り、同国への政治亡命を申請した。スウェーデンへの身柄移送を回避する狙いだ。

 英PA通信によると、アサンジュ代表は19日夕、「エクアドル大使館に外交的保護と政治亡命を申請した」との声明を発表。同大使館はウェブサイトで、亡命受け入れの可否を検討中は保護下に置く方針を示した。

 アサンジュ代表を巡っては、英最高裁が14日、スウェーデンへの移送決定に対する再審理の請求を棄却。仏ストラスブールの欧州人権裁判所に提訴しない限り、28日に引き渡し手続きが始まる予定だった。

4582チバQ:2012/06/20(水) 22:40:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120619/asi12061922190001-n1.htm
パキスタン最高裁がギラニ首相の議員失職判断
2012.6.19 22:16

パキスタンのギラニ首相
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタンの最高裁は19日、法廷侮辱罪で有罪判決を受けていたギラニ首相について、すでに議員資格を失っているとの判断を示した。首相は首相職を剥奪されることになる。

 最高裁のチョードリー長官は、「ギラニ氏が有罪判決を受けた今年4月26日以降、議員を失職している。首相としての職務も終わっている」と述べた。ザルダリ大統領に対しても「憲法に基づき、必要な措置をとることが求められている」と新首相の選定を急ぐよう注文を付けた。

 4月の判決では、汚職などの罪に問われたザルダリ大統領をめぐり、審理再開に向けた手続きをするよう求めた最高裁判決に従わなかったとして、最高裁がギラニ首相に法廷侮辱罪で有罪判決を下した。憲法では、司法を侮辱した者は議員資格を失うと規定している。首相は議員でなければならず、ギラニ氏は議員資格を失ったことで首相の座を追われることになり、パキスタンの政局はさらに混迷が深まりそうだ。

 しかし、与党出身のミルザ下院議長は5月、失職手続きをとる必要はないとの見解を示し、選挙管理委員会に対し議員失職に必要な措置を命じなかった。このため、野党側が反発し、手続き開始を求めて最高裁に提訴していた。一方、ギラニ氏側はこれまで、首相職を解任できるのは議会だけだと主張していた。

4583チバQ:2012/06/20(水) 22:41:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120620/mds12062012010003-n1.htm
【ムバラク氏容体急変】
「ムバラクはもうおしまいだ!」 叫ぶ市民も
2012.6.20 12:00

前エジプト大統領のムバラク被告(AP)
 【カイロ=大内清】エジプトのムバラク前大統領の容体急変が伝わった19日深夜、前大統領が治療を受ける首都カイロの軍病院前には、百数十人の野次馬や前大統領支持者が集まり、事態の推移を見守った。同氏の容体の行方は軍政批判が盛り上がっている政局に影響を与える可能性がある。

 ニュースを聞きつけて病院に様子を見に来た市民の中には、「ムバラクはもうおしまいだ!」と大声で叫んだり、車のクラクションを鳴らしたりして騒ぐ者も目立った。一方で前大統領の写真を手に、真剣な表情で回復を願う支持者の姿もみられた。

 首都カイロ中心部タハリール広場では同日から20日未明にかけ、強権的な姿勢を強める軍部に抗議する1万人規模のデモが行われた。

 同国では16、17日に大統領選の決選投票が行われ、現在のところ、国内最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の傘下にあるモルシー自由公正党党首(60)の当選が濃厚とされる。これに対し暫定統治を担う軍最高評議会は、同胞団が最大議席を握る人民議会(下院に相当)の解散と立法権掌握を発表。反発を強める同胞団や民主化勢力との緊張が高まっている。

 「旧体制」の象徴である前大統領の健康状態や刑務所内での待遇はデモ隊の強い関心事でもあることから、軍部が今後、何らかの形で軍出身者である前大統領の名誉を守ろうとすれば、抗議行動が激しさを増す可能性もある。

 ムバラク前大統領は1981年、サダト元大統領の暗殺を受け副大統領から昇格。イスラム過激派の摘発を進め治安安定に努めたものの、政治的自由が制限された権威主義体制に対する国民の不満は強く、昨年1〜2月の大規模な反政府デモでは、後ろ盾である軍部に引導を渡される形で辞任した。

4584チバQ:2012/06/20(水) 22:50:29
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2885210/9147354
世界で最大2700万人が奴隷状態、米国務省報告書
2012年06月20日 20:45 発信地:ワシントンD.C./米国
【6月20日 AFP】米国務省が19日に公表した185か国・地域の人身売買に関する2012年版報告書によると、世界で最大2700万人が現在も奴隷状態の下に暮らしていると推計される。

 報告書を発表したヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は「残念なことに、米国その他の国の奴隷制度が撤廃されたことで、奴隷がなくなったわけではない。今日、世界で2700万もの男女、少年、少女が、時に人身売買と呼ばれる現代の奴隷制の犠牲となっている。彼らの身に起きていることは、人間が人間に対して極めて非人道的な扱いができるという事実を警告している」と述べた。

 またクリントン長官は、米国が奴隷解放宣言から今年150年を迎えるにあたり「これら(現代の)2700万人の犠牲者を全員解放するために、さらにどれだけ多くのことをする必要があるのか、皆がよく考えなければいけない」と語った。

■4段階評価で最高ランクはわずか33か国

 同報告書は対象国を4段階に分けて評価している。このうち2012年版で人身売買撤廃に関する法を完全に遵守できているとする最上位の評価を受けた国は、185か国中わずか33か国だった。

 一方、アルジェリア、コンゴ民主共和国、リビア、北朝鮮、サウジアラビアなど16か国が最低評価にあたる「段階3」とされた。シリアも初めてこの最低ランクに下げられた。最低ランクの国は米国の援助を打ち切られたり、世界銀行(World Bank)や国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)などの機関から支援を受けようとする際、米国の支持を得られない可能性がある。

 前年この最低評価を受けた国のうち、ミャンマーとベネズエラなど5か国は評価をひとつ上げ、「段階2」と呼ばれる監視対象国42か国に加わった。ミャンマーは民政移行後の政権が、強制労働と児童兵士の徴用問題にかつてない多くの取り組みを行っており、その結果が早くも来年から現れそうだと評価された。

 同報告書は人身売買とは「自由を否定されること」であるとし、その自由には「どこにどのように住むかを選ぶ自由、働く自由あるいは働かないことを選ぶ自由、身体の不可侵性」などが含まれると述べている。(c)AFP/Jo Biddle

4585チバQ:2012/06/20(水) 23:12:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012062001054
緊縮派の新政権発足へ=サマラス氏が首相に−左派2党が閣外協力・ギリシャ
 【アテネ時事】再選挙後の連立協議が続いていたギリシャで20日、緊縮財政の維持を支持する第1党の新民主主義党(ND)を軸とした新政権発足で合意が成立した。地元メディアが報じた。NDのサマラス党首は同日、新内閣の首相として宣誓式に臨む。同党が連立入りを打診していた中道左派・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)、穏健左派の2党は閣外協力を選択。新政権は「少数与党」となる。
 緊縮策やユーロ離脱懸念に揺れたギリシャは、先月の総選挙以来、約1カ月半を経てようやく政権が発足。債務問題から政局に発展した同国の混乱は、とりあえず収拾に向かいそうだ。ただ、欧州連合(EU)と合意した緊縮策をめぐる再交渉を含め、今後の安定的な政権運営に課題を残した。
 NDのサマラス党首は、反緊縮の世論に配慮する狙いで、緊縮反対派の穏健政党・民主左派にも連立参加を要請。しかし、クベリス党首は党内の反発が根強いことを踏まえ、「連立の枠組みには参加しない」と明言した。
 また、第3党PASOKのベニゼロス党首もNDと一定の距離を保ちつつ政権に協力するとして、閣外にとどまることを決めた。
 ND、PASOKの2党は計162議席と議会(定数300)の過半数を占め、民主左派を含めると179議席となり、安定多数を確保できる。(2012/06/20-22:17

4586チバQ:2012/06/20(水) 23:14:18
>>3792
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012062001095
前議会の復活命令=「選挙実施は無効」−クウェート憲法裁
 【カイロ時事】国営クウェート通信によると、同国憲法裁判所は20日、今年2月に行われた国民議会選に関し、議会選の実施を求めたサバハ首長の勅令がそもそも無効だったとする異例の判断を示し、現議会の解散と前議会の復活を命じた。現議会は野党系が過半数を占めており、閣僚の証人喚問をめぐり政府との対立が激化、首長は18日に議会を1カ月停止していた。(2012/06/20-22:55)

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4587チバQ:2012/06/20(水) 23:17:34
http://mainichi.jp/select/news/20120620k0000e030161000c.html
エジプト:数万人デモ 軍政の権限強化に反発
毎日新聞 2012年06月20日 10時01分(最終更新 06月20日 11時26分)


大規模デモに参加し、軍最高評議会に抗議する若者ら=エジプト・カイロのタハリール広場で2012年6月19日、花岡洋二撮影
拡大写真 【カイロ花岡洋二、前田英司】エジプトの首都カイロのタハリール広場で19日、人民議会(国会)の解散を命じた軍最高評議会に抗議する大規模デモがあった。穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団や若者グループ「4月6日」運動など数万人が参加し、「民政移管を遅らせている」と軍を批判した。

 軍は議会を解散し、立法権を一時的に掌握することや、大統領の権限を制限する決定などを下し、ムスリム同胞団などが強く反発している。デモに参加した公認会計士のマフムード・アブドルハメドさん(43)は「ムバラク前政権に逆戻りしたような状況で、不安だ」と話した。

 一方、ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ氏(60)と、前政権の最後の首相となったアフマド・シャフィク氏(70)の一騎打ちとなった大統領選の結果を巡っては両陣営が19日、記者会見を開いてそれぞれ「勝利宣言」した。

 シャフィク陣営は集計の結果、得票率51.5%でモルシ氏に約50万票差をつけたと主張した。ただ、選挙管理委員会が21日に公式結果を発表するとして、「勝利」の根拠は示さなかった。シャフィク陣営は「あらゆる手段を尽くして証明する」と訴えた。一方、モルシ陣営は得票率52%で勝利したと改めて発表した。

4588チバQ:2012/06/20(水) 23:22:51
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120620/eca1206200501000-n1.htm
スペイン重荷、方向感失う市場 ギリシャ再選挙好感も反転 (1/2ページ)2012.6.20 05:00
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 金融市場が方向感を失った展開をみせている。19日の外国為替市場は、ギリシャ再選挙の結果を好感して円安となった前日から一転、1ユーロ=99円台まで円高が進行し、株式市場も日経平均が反落して8700円を割り込んだ。スペインの金融不安が再燃して危機の拡大が意識されたためで、20カ国・地域(G20)首脳会議などで具体的な対応策が示されなければ、市場はさらに混乱しそうだ。

 19日の東京外国為替市場では、前日にスペインの10年物国債の利回りが一時、ユーロ導入後で最高の7.3%台まで上昇したことを受け、ユーロを売って、安全資産の円を買う動きが加速。午後5時時点の円ユーロ相場は、前日比1円16銭円高ユーロ安の1ユーロ=99円35〜39銭となった。また、米国で追加金融緩和が打ち出されるとの見方から、対ドルでも円高が進み、36銭円高ドル安の1ドル=78円89〜90銭をつけた。円高が嫌気されるなどして日経平均株価は反落し、前日比65円15銭安の8655円87銭で取引を終えた。

 17日のギリシャ再選挙で緊縮派が第1党となり、ユーロ離脱の観測がひとまず遠のいたため、市場からは「危機はひとまず収束に向かっている」(農林中金総合研究所の南武志主席研究員)との見方が上がる。

 だが、ユーロ圏4位の経済大国スペインの金融不安が新たな火種として浮上。EUはスペインへの最大1000億ユーロ(約10兆円)の金融支援を決めたが、政府の借金が増えるため財政不安の拡大が心配されている。イタリアなどへ波及する恐れもあり、「見通しは楽観できない」(明治安田生命保険の小玉祐一チーフエコノミスト)。

 危機対応の抜本対策も進んでいない。フランスやイタリアがユーロ圏が一元的に資金調達するため「ユーロ共同債」導入などを主張しているのに、ドイツは負担増を嫌い反対。「財政統合、銀行監督の一体化の話が進むのが重要」(南氏)だが、19日までのG20首脳会議や、28、29日のEU首脳会議で市場が納得する具体策が示されなければ、危機感が高まり、円高、株安が進みそうだ。(山口暢彦)

4589チバQ:2012/06/20(水) 23:43:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120620/asi12062023160003-n1.htm
あす新首相選出 政権と最高裁の対立さらに激化 パキスタン
2012.6.20 23:14
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタンのギラニ首相が最高裁の判断で失職した問題で、ザルダリ大統領は20日、議会を22日に招集すると発表した。最大与党のパキスタン人民党(PPP)関係者によると、当日、新首相の選出が行われる。新首相は人民党出身者となる公算が大きいが、就任後、ザルダリ氏の汚職追及を狙う最高裁から大統領の訴追手続きを求められるのは確実。政権側と最高裁の対立はさらに激化しそうだ。

 地元メディアはすでに、新首相の有力候補として、複数の元閣僚の名前を推測を交えて報じている。

 ギラニ氏が首相職を失ったのは、汚職罪などに問われたザルダリ大統領に関する審理再開手続きを進めるよう求めた判決に従わなかったとして、最高裁から法廷侮辱罪で有罪判決を受けたため。新首相も最高裁の命令を無視すればギラニ氏と同じ運命を辿ることになる。

 同国の政治評論家、ナジャム・セティ氏は「大統領は党への忠誠者を次期首相に選ぼうとするだろうが、新首相はいずれ、審理再開手続きを進めざるを得なくなる」と分析する。

 パキスタンでは来春までに総選挙が予定される。首相の失職でザルダリ政権への信頼は大きく傷ついた。経済の悪化で国民の政府への不満が高まる中、人民党が敗れればザルダリ氏の訴追手続きは進行し、同氏は窮地に立たされかねない。新首相選出は、時間稼ぎに終わる可能性もある。

4590チバQ:2012/06/21(木) 00:36:51
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012062002000100.html
アテネ市民 不安消えず
2012年6月20日 朝刊

19日、アテネ市内で、緊縮策で年金をカットされた男性が拳銃自殺した現場へお参りに訪れたアンドレアスさん=有賀信彦撮影


 【アテネ=有賀信彦】アテネ中心部、国会議事堂前広場にあるイトスギの木を訪れる人が後を絶たない。今年四月、財政緊縮策で年金をカットされた男性(77)が拳銃自殺した現場だ。議会再選挙の結果、緊縮派の連立政権が発足する見通しとなったことに国際社会は安心しているが、アテネ市民の将来への不安は解消されていない。市民らは木の前で、「絶望がこの国を包んでいる」と訴えた。

 十九日、お参りに来た教師のアンドレアスさん(49)は「知り合いではないが、自分のことのように感じた。それほど自分も追い込まれている」と話す。月給は千百ユーロ(約十一万円)から七百ユーロに減らされた。だが月二百ユーロの住宅ローン返済が残る。妻と十六歳の娘を抱え、「もうぎりぎりだ」。木の根元に供えられ枯れ果てたバラの前で天を仰いだ。

 年金生活のディモプロスさん(73)は、「身の回りで三人も自殺した」と嘆く。建築業の知人は銀行から融資を止められ、ビルから飛び降りた。レストラン従業員の友人は年金を減らされ、ライフル銃で絶命したという。

 地元紙記者ベルギリスさんは説明する。「数年前まで、ギリシャは欧州で最も自殺の少ない国だった。だが財政緊縮策が始まった二年前から、自殺者は急増。今や毎日一人が自殺し、欧州最悪の国の一つになった」

 背景には、全体で22・6%、二十五歳以下では50%以上という高い失業率がある。

 広場でベンチに座っていたコスタスさん(20)もその一人。今年四月から職がなく、親の稼ぎに三兄弟が頼ってきたが、母親の給料の支払いも滞り、心臓の手術をしたばかりの父親が青果店で毎日、休みなく働く。それでも月に六百ユーロにもならない。コスタスさんは「高給取りの政治家たちが、緊縮策を強いている。彼らをつるしてやりたい」と怒る。

 自殺現場に置かれた石板に、こんな言葉が刻まれていた。「緊縮策が続けば、いずれ若者は反抗のため拳銃を持つ」

4591チバQ:2012/06/21(木) 23:41:32
http://www.asahi.com/international/update/0621/TKY201206210540.html
パキスタン新首相候補に逮捕状 軍傘下機関の独自裁判所
 首相が司法手続きにより失職に追い込まれたパキスタンで21日、ザルダリ大統領が後任首相候補に選んだ下院議員に逮捕状が出た。逮捕状を出したのは、麻薬取り締まりを行う軍傘下の機関(ANF)が独自に持つ裁判所。軍部がザルダリ政権に対して揺さぶりをかけている可能性がある。

 ザルダリ氏が首相候補に選んだのは、最大与党・人民党の繊維相マクドゥーム・シャハブディーン氏。保健相時代の2011年に国内の医薬品会社が覚醒剤の原料となるエフェドリンを不正に取り扱っていたとされる事件に関係した疑いで先月、ANFの取り調べを受けていた。

 下院での首相指名選挙は22日に開かれる予定だが、同氏が実際に逮捕される事態に備え、人民党は第2、第3の候補も立てている。(イスラマバード=中野渉)

4592チバQ:2012/06/21(木) 23:42:12
http://www.asahi.com/international/update/0621/TKY201206210449.html
2012年6月21日21時41分


イランの提案、6カ国側が拒否 核協議、事実上の決裂
 モスクワで19日まで開かれた核開発問題をめぐるイランと国連安全保障理事会常任理事国など6カ国の協議で、20%ウラン濃縮停止を含むイラン側の提案を6カ国側が全面的に拒否し、事実上決裂したことがわかった。7月に双方の専門家が会議を開くが、外交努力は限界に近づきつつある。

 「こちらの提案はすべて却下された」。イランの交渉関係者は朝日新聞の取材に不満をぶちまけた。

 この関係者によると、イラン側は協議初日の18日、核の平和利用の権利を6カ国側が承認するよう要求し、19日正午までに回答するよう求めた。

 イランはその見返りに、20%濃縮を停止することなどを提案。核兵器製造の意図が疑われている20%濃縮で譲歩しつつも、発電用とする低濃縮ウラン(3.5%)の生産はあくまで続けるという意思表示だった。

4593チバQ:2012/06/21(木) 23:44:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120621/mds12062122550005-n1.htm
シリア戦闘機が政権離反 ヨルダンに亡命申請
2012.6.21 22:54
 【カイロ=大内清】中東の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、内戦状態にあるシリアの空軍に所属する戦闘機1機が21日、隣国ヨルダン北部の空軍基地に緊急着陸し、パイロットの大佐が政治亡命を求めた。ヨルダン政府は同日、大佐の亡命を受け入れた。昨年3月にシリアで反政府デモが始まって以降、空軍士官が戦闘機ごとアサド政権から離反したのは初めて。

 シリアではすでに少なくとも数千人の将兵が反体制派に合流。反体制派活動家らは今回の事件を機に「軍からの離反の流れが加速する」と自信を深めている。

 昨年のカダフィ政権崩壊につながったリビア内戦でも、自国民への攻撃を命じられたパイロットの離反が相次ぎ、反カダフィ派が勢いをつけた経緯がある。

 シリアの国営メディアも同日、ヨルダン国境付近で訓練飛行中だったミグ21が交信を絶ったと報じた。

4594チバQ:2012/06/21(木) 23:46:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120621/asi12062119520006-n1.htm
5人が立候補届け出 パキスタン首相選出投票
2012.6.21 19:51
 パキスタンのギラニ首相の失職を受け、22日に実施される予定の同国下院の首相選出投票に向け、与党第1党パキスタン人民党(PPP)の繊維相マクドゥーム・シャハブディーン氏ら5人が21日、立候補を届け出た。地元メディアが報じた。

 一方、地元メディアは、シャハブディーン氏が保健相だった時代に国内の製薬会社が覚せい剤の原料となるエフェドリンを不正に取り扱っていたとされる事件に関与した疑いがあるとして、捜査当局が逮捕状を取ったと報道。同氏の立候補が受理されるか不透明だ。

 PPPの会合で次期首相候補の指名を一任されたザルダリ大統領はシャハブディーン氏を指名した。地元メディアによると、PPPからはシャハブディーン氏の立候補が受理されない場合に備え、カイラ情報放送相やアシュラフ元水利・電力相らも立候補を届け出たという。(共同)

4595チバQ:2012/06/21(木) 23:47:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120621/mds12062122130004-n1.htm
同性愛促進とNGO禁止 ウガンダ
2012.6.21 22:11
 アフリカ東部ウガンダからの報道によると、同国政府は21日までに、同性愛者の権利を促進しているとして、国内外の38の非政府組織(NGO)の活動を禁止すると表明した。

 ロコド倫理担当相は複数の外国メディアに、これらのNGOが国外から支援を受け、子どもを同性愛に引き込んでいると批判した。各NGOの名前は公表していない。

 ウガンダでは同性愛行為は違法で罰則があり、同性愛者への逆風や締め付けが強まっている。(共同)

4596チバQ:2012/06/21(木) 23:48:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120621/erp12062114550003-n1.htm
有罪の元首相が銃で自殺図る ルーマニア 病院で治療
2012.6.21 14:53 [欧州]

ルーマニアのナスタセ元首相(AP)
 ルーマニアのナスタセ元首相が20日、汚職の罪で首都ブカレストの自宅から刑務所に収監される直前に銃で自殺を図った。病院で治療を受けており、意識はあるという。ナスタセ氏は同日、禁錮2年の刑が確定していた。欧米メディアが伝えた。

 ナスタセ氏は2000〜04年に首相を務め、報道によると、04年の選挙戦に向けて約150万ユーロ(約1億5千万円)を不正に集めたとして有罪になった。

 警察官が収監のために自宅に来た際、首の辺りを撃って救急車で搬送されたという。(共同)

4597チバQ:2012/06/21(木) 23:54:15
http://mainichi.jp/select/news/20120622k0000m030096000c.html
ギリシャ:新政権の組閣完了…財務相に大手銀行会長
毎日新聞 2012年06月21日 23時45分

 【アテネ伊藤智永】ギリシャの新連立与党3党首は21日、政策合意を最終確認し、新政権の組閣を終えた。第1党・新民主主義党のサマラス党首が20日に首相就任の宣誓式を済ませたが、人事と政策の調整を残していた。財政緊縮策見直しの重点や外交政策で意見の相違があったようだ。21日にルクセンブルクで開かれたユーロ圏財務相会合に臨時代表として派遣されたザニヤス暫定内閣財務相は「新政権樹立とユーロ圏残留方針」を表明していたが、会合では緊縮策見直しに言及しないよう指示されたという。

 発表された閣僚名簿によると、緊縮策見直し交渉を担当する財務相は元大学教授で民間大手のギリシャ国立銀行会長・ラパノス氏。緊縮策の見直しについては、第6党・民主左派が、欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)と合意している措置のうち、▽給与の最低限度額の切り下げ▽年金支給の更なる減額▽契約社員の賃金や雇用の権利保障の撤廃−−といった国民生活窮乏に直結している政策について、中止や廃止を強く求めた。

 前与党として合意を締結した新民主は、EUとの非公式な折衝で、見直し要求が受け入れられる範囲について感触を得ている模様で、再交渉の手を縛られないよう合意書の文言修正を働きかけた。経済活動活性化のための緊縮策緩和措置に比重を置き、飲食店への課税の即刻廃止や民営化の加速・拡充などを強調する新民主に対し、民主左派が、公共事業はある程度残すよう主張するなど、右派と左派の同床異夢をすり合わせるのに手間取ったとされる。

 旧2大政党の新民主と第3党・全ギリシャ社会主義運動の政治腐敗に対する国民の不満が強いことから、▽国庫からの政党補助金減額▽議員免責特権見直し▽閣僚の責任に関する法律改正、さらに比較第1党に50議席が上乗せされる選挙法の改正なども議題になったが、合意に至らなかったと伝えられている。

 政策合意作りのもたつきは、財政緊縮策見直し交渉がギリシャ側の足並みの乱れもあって円滑に進みそうもないことを予測させる。新政権が既得権層に足場を置いている実情が浮き彫りになれば、国民の政治不信を刺激する恐れが強く、早期の政権奪取を狙う第2党・急進左派連合を勢いづかせる要素になる。

4598チバQ:2012/06/21(木) 23:54:59
http://mainichi.jp/select/news/20120622k0000m030071000c.html
エジプト:「旧体制“温存”」国民に警戒感 選管発表延期
毎日新聞 2012年06月21日 21時23分

 【カイロ花岡洋二】エジプトの選挙管理委員会が20日、当初21日に予定していた大統領選決選投票の結果の公表を延期すると発表したことに対し、「旧体制を“温存”する動きだ」と国民の一部に警戒感が強まっている。大統領権限を制限する決定を下した軍などと並び、選管は「旧体制派」の一部とみられている。旧体制下で非合法化されていた穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ氏(60)の大統領選勝利が報じられる中、混乱に拍車がかかりそうだ。

 決選投票はモルシ氏と、ムバラク政権最後の首相のアフマド・シャフィク氏(70)の一騎打ち。国営の中東通信によると、両陣営から異議申し立てがあり、選管は「調査に時間が必要」と判断したという。地元メディアは結果が23〜24日に公表される可能性を報じている。開票を監視した判事グループは20日、「モルシ氏勝利」の非公式集計結果を発表した。

 ムバラク政権は昨年2月に崩壊したが、暫定統治する軍最高評議会、最高憲法裁判所、選管などは旧政権で任命された人たちが実権を握る。ムスリム同胞団系が多数を占めた人民議会(国会)選挙についての最高裁の違憲判断や、軍政が「憲法宣言」(暫定憲法)を修正して権限を強化したことなど、一連の動きが国民の不信感を生んでいる。

 若者グループ「4月6日」運動の創設者の一人、モハメド・イブラヒムさん(30)は毎日新聞の取材に「モルシ氏の当選を無効にする『不正』を探す時間稼ぎではないか」と批判した。軍政の約束する6月末の「民政移管」が実現しても、混乱が続きそうだ。

4599チバQ:2012/06/22(金) 00:24:57
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120622/plc12062200120000-n1.htm
飯島元秘書官が名誉総領事 西アフリカ最貧国任命
2012.6.22 00:10
 小泉純一郎元首相の秘書官だった飯島勲氏(66)が、西アフリカにある最貧国シエラレオネの駐東京名誉総領事に就任したことが分かった。飯島氏が21日、共同通信の取材に対し明らかにした。飯島氏は「自分にできることに全力で取り組みたい」と抱負を語った。

 シエラレオネ政府関係者から、首相秘書官時代の人脈を通じ2国間交流強化へ日本側のパイプ役になってほしいと要請を受け「友好を深めるのに役立ちたい」と応じた。

 飯島氏によると、就任は6月1日付。シエラレオネ名誉総領事館が8月1日に都内に開設されるのに合わせ、同国文化の紹介や貿易促進へ日本企業の投資を呼び込む活動を本格化させる。

 日本を含め、各国政府が在外の名誉総領事を任命する場合、相手国の国籍を持つ現地在住者が就任することがある。

 飯島氏は小泉政権で約5年半、政務担当の首相秘書官を務めた。

4601チバQ:2012/06/22(金) 01:03:04
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120620-OYT1T00947.htm
日本は「人身売買根絶の最低基準を満たさぬ国」


 【ワシントン=山口香子】米国務省は19日、世界186か国・地域の人身売買の実態をまとめた年次報告書を発表した。


 この中で、民主化改革に取り組むミャンマーについて、強制労働の防止策などで「これまでにない改善」があったとして、4段階評価のうち最低評価である「制裁対象」から1段上の「監視対象国」に初めて引き上げた。

 報告書は、ミャンマーは依然、強制労働や女性の人身売買などの問題を抱えていると指摘しつつ、昨年の法改正や被害者支援制度の整備などにより、「今後も改善が進んでいく見通しがついた」と評価した。

 日本については、「外国人研修生制度」が実態として強制労働に近いなどとして、8年連続で上から2番目の「人身売買根絶の最低基準を満たさない国」に分類。混乱が続くシリアは最低ランクに格下げした。

(2012年6月21日07時33分 読売新聞)

4602とはずがたり:2012/06/22(金) 09:30:33

<シリア>戦闘機でパイロット亡命…隣国ヨルダンが受け入れ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120621-00000075-mai-int
毎日新聞 6月21日(木)20時14分配信

 【カイロ前田英司】シリア空軍の戦闘機が21日、隣国ヨルダンの空港に緊急着陸し、パイロットが政治亡命を申請した。AFP通信によると、ヨルダンは亡命を受け入れたという。シリアでは昨年3月に反体制デモが本格化して以来、アサド政権の武力弾圧に反発する兵士の離反が相次いでいるが、戦闘機での亡命は初めて。

 ロイター通信などによると、ロシア製のミグ21戦闘機がシリアの首都ダマスカス北東のドメイル軍用空港を離陸し、約30分後にヨルダン北部のキング・フセイン空軍基地に着陸した。パイロットはハッサン・ハマダ大佐(44)。シリア北部イドリブ県出身のイスラム教スンニ派教徒で、家族も既にトルコ国内に逃げたという。

 推定29万人のシリア政府軍兵士の多くが国内多数派のスンニ派である一方、幹部はアサド大統領の母体で少数派のイスラム教アラウィ派が占める。離反兵士団体「自由シリア軍」は要員数が5万人を超したと主張している。

 ヨルダンにとってシリアは重要な貿易相手。離反兵士の受け入れはシリアを刺激しかねず、反体制派への武器密輸ルートに利用される可能性もあると懸念している。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、ヨルダンには騒乱で2万4000人超のシリア人が逃げ込んでいる。

 一方、シリア反体制派「地域調整委員会」によると、シリアでは21日も戦闘が続き、ダマスカス郊外などで70人以上が死亡した。

4603チバQ:2012/06/22(金) 21:29:50
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120622-OYT1T01074.htm
NATOドンチャン騒ぎのホテル襲撃とタリバン


 【イスラマバード=横堀裕也】アフガニスタンからの報道によると、首都カブール郊外の保養地で21日深夜(日本時間22日未明)、旧支配勢力タリバンの武装勢力がホテルを襲撃し、AFP通信などによると女性や子どもを含む少なくとも16人が死亡した。


 北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)が2014年末の撤退に向け準備を進めるなか、武装勢力によるテロ事件が再び目立ち始めている。

 事件が起きたのは、カブールから約10キロ・メートル離れたクアガ湖畔にあるホテルで、数人の武装勢力がロケット砲などで襲撃した。多数の利用客は湖に飛び込み、難を逃れたが、市民12人とホテルの警備員や警察官が殺害された。武装勢力はホテルに立てこもり、約40人の利用客が人質となったが、約12時間後に治安部隊が突入、武装勢力を射殺して人質を救出した。

 タリバンの報道担当者が声明で、「外交官やNATO軍関係者たちがドンチャン騒ぎをしていたので狙った」と犯行を認めた。

(2012年6月22日20時31分 読売新聞)

4604チバQ:2012/06/22(金) 21:57:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012062200913
フセイン元大統領のおいが亡命申請=偽造旅券で入国−オーストリア
 【ベルリン時事】オーストリア内務省スポークスマンは22日、イラクで独裁体制を敷き、2006年に処刑されたフセイン元大統領のおいがオーストリアに亡命申請したことを明らかにした。
 同スポークスマンによると、ウィーン郊外で21日、身分証明書の不所持で拘束されたイラク人の男性3人組のうち、1人が元大統領のおいと名乗り、亡命を申請。指紋からおいのバシャル・N氏(42)と確認された。(2012/06/22-19:41)

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4605チバQ:2012/06/22(金) 21:58:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012062200902
マリフアナ販売、合法化へ=犯罪増に対応、管理重視−ウルグアイ
 【モンテビデオAFP=時事】ウルグアイが南米で初めて、マリフアナの販売・流通の合法化に踏み出そうとしている。ムヒカ大統領が掲げる犯罪抑止策の一つで、ウイドブロ国防相も「必要なのは麻薬の流通・生産に対する国家の厳格な管理だ」と20日の記者会見で訴えた。
 国防相は「ある種の薬物の禁止がその薬物の有害性以上の問題を生み出している」と強調。ウルグアイでは現在、麻薬取引に絡む犯罪が急増中で、犯罪組織間の抗争による殺人も起きている。1〜5月の殺人は133件に上り、前年同期比70%の激増となった。(2012/06/22-19:31

4606チバQ:2012/06/22(金) 22:13:46
>>4572>>4589>>4591>>4594>>4600
http://mainichi.jp/select/news/20120623k0000m030081000c.html
パキスタン:首相候補にアシュラフ氏選出 与党・人民党
毎日新聞 2012年06月22日 21時56分

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタン下院は22日、最高裁で有罪判決を受けて辞任を余儀なくされたギラニ前首相の後任首相を選出する。ザルダリ大統領率いる与党・人民党は同日、後任候補としてラジャ・ペルベズ・アシュラフ情報技術相(61)の擁立を発表。来年に予定されていた総選挙を年内に前倒しで実施する方針も示した。

 ギラニ前首相は、裁判所の命令に背いてザルダリ大統領の汚職問題を追及しなかったことが「法廷侮辱罪」に当たると認定され辞任。最高裁は後任首相にも大統領の汚職追及を求めるとみられ、国政の混乱は続きそうだ。

 今回、与党が前倒し選挙を発表したのは、首相選出で野党側の支持を得るためとみられる。4月にギラニ氏が有罪判決を受けてから、野党は解散・総選挙を求めてきた。

 アシュラフ氏は、10年12月の内閣改造まで水利・電力相を務め、全土に広がる慢性的停電の「元凶」として国民から嫌われてきた人物。首相に選出されても与党の求心力は低下する一方とみられる。

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE85L04T20120622
パキスタン与党、新首相候補に元水利・電力相を指名し直し
2012年 06月 22日 17:38 JST
[イスラマバード 22日 ロイター] パキスタンの次期首相候補をめぐって、すでに指名されていたマクドゥーム・シャハブディーン繊維相に裁判所が逮捕状を発行したことを受け、与党パキスタン人民党(PPP)は22日、元水利・電力相のペルベズ・アシュラフ氏を新たな首相候補に指名した。
パキスタン最高裁は19日、法廷侮辱罪で有罪判決を受けたギラニ首相が失職したと判断。ザルダリ大統領はこれを受けて、シャハブディーン氏を次期首相候補に指名し、同氏は21日に立候補の届け出を行った。

しかし同国の裁判所は、シャハブディーン氏が保健相を務めていた際に、麻薬の一種であるエフェドリンの輸入をめぐる違法行為に関与した容疑で逮捕状を発行。これを受けて、PPPがアシュラ氏を次期首相候補に指名し直した形となった。

新首相選出のための議会は22日に開かれる。

4607チバQ:2012/06/22(金) 22:15:54
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=151836
ギリシャのサマラス首相が入院
:2012/06/22 (金) 21:04

一部報道によるとギリシャ新首相のサマラス氏が網膜はく離で入院したとのこと。
サマラス首相は一昨日、首相に就任したばかり。

4608チバQ:2012/06/23(土) 10:44:14
http://www.cnn.co.jp/world/30007082.html
混迷エジプト、大統領選投票結果の憶測飛び交う
2012.06.23 Sat posted at: 10:29 JST
カイロ(CNN) 22日、エジプトの首都カイロのタハリール広場に、軍政からの脱却を望む市民数千人が先週行われた大統領選挙の決選投票の結果発表を求めて集結した。

エジプト大統領選挙は先週末、イスラム団体「ムスリム同胞団」系政党「自由公正党」のムハンマド・ムルシ党首とシャフィーク元首相との間で決選投票が行われ、19日までに両候補が勝利宣言をした。しかし、選挙管理委員会が21日に予定していた公式の結果発表を延期したことから、投票結果についてさまざまな憶測が飛び交っている。

そんな中、エジプトのニュースサイト「アフラム・オンライン」が投票結果について相反する2つの記事を掲載した。

アフラムは22日、同社の英語版サイトで、政府筋の情報として、ムバラク政権で最後の首相を務めたシャフィーク候補が24日に新大統領に指名されると報じた。アフラムは、シャフィーク候補が得票率50.7%で勝利宣言するとしている。

一方、同社のアラビア語サイトでは、選管関係者の話として、ムルシ氏が依然としてリードしていると伝えている。

今のところ、政府の正式な発表はない。また選管関係者によると、現在当局が2人の大統領候補から出された計400件の選挙違反報告の確認作業中だという。

4609チバQ:2012/06/23(土) 10:44:49
http://www.cnn.co.jp/fringe/30007043.html
時代とともに進化する独裁者 ネット活用、批判容認も
2012.06.20 Wed posted at: 11:37 JST

俳優のサシャ・バロン・コーエンさん演じる「独裁者」。こういうのはもう時代遅れ?
(CNN) 独裁者とは残忍で超法規的な絶対権力者だと思われがちだが、大規模虐殺のような残虐行為の秘匿は、動画共有サイト「ユーチューブ」の存在などにより今では困難だ。そのため、21世紀の賢明な独裁者たちは、技術の進歩に合わせて進化し、ガス抜きのために一定の批判は容認するなど人々との融和も図っている。

米ハーバード大学の研究によれば、中国では、計算された「譲歩」が行われていることが分かった。この研究では、インターネット・サイトへの何百万もの投稿を、政府による削除前の分も含めて分析。中国政府による削除の対象が明らかになったが、意外にも、政府批判はかなり辛辣(しんらつ)なものまで容認されている。

一方で、中国では毎日約500件もの抗議活動が発生しているといわれているが、より大規模または組織化された活動につながるような投稿は、即時に削除される。また、昨年は、アラブの春に関係するチュニジアの「ジャスミン革命」についての検索が、最近では、天安門事件の記念日である6月4日につながる数字の「4」や「6」を用いた検索が遮断された。

プーチン大統領のロシアでは、数万人が読むに過ぎない印刷媒体にはかなりの自由が認められているが、テレビニュースは政権が完全に支配しており、世論の大勢は、クレムリン(ロシア大統領府)によって慎重にコントロールされている。

市民が、世界中の出来ごとにより頻繁に触れ、インターネットなどを通じてより密接に結びつくようになると、独裁者たちも、より大きな譲歩を迫られるようになるだろう。今日的な独裁体制では、自由な意見交換、開かれた教育、そして、政府批判までにも、制限付きながら活動の空間が与えられている。独裁国家の国民はおそらく、自由の範囲を拡大するためにその空間を活用できるだろう。

4611チバQ:2012/06/23(土) 10:53:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120623/asi12062309420001-n1.htm
パプア総選挙、投票開始 混乱収拾は見通せず
2012.6.23 09:42
 パプアニューギニアで23日、任期満了に伴う5年ぶりの議会総選挙(定数111、任期5年)の投票が始まった。投票は7月6日に締め切られ、同27日までには開票結果が判明する見通し。オニール首相が最高裁に正統性を否定されるなど、昨年から続く政治混乱が収拾するかどうかは見通せない。

 オニール氏は昨年8月、当時のソマレ首相が海外で長期にわたって病気療養している間に議会によって新首相に選出された。しかし、最高裁は昨年12月と今年5月、一連の手続きが違憲だと判断。両氏がともに自らを首相だと訴える事態が続いてきた。

 日本など国際社会が首相と認めるオニール氏が有利との見方もあるが、選挙には3500人近い候補者が乱立。6割以上が無所属で単一政党が過半数を獲得する可能性は低いとみられる。

 オーストラリア国立大のディネン上級研究員は「現時点で次期政権を予想するのは不可能に近い。開票後は激しい多数派工作が展開される」と指摘する。(共同)

4612チバQ:2012/06/23(土) 11:06:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120623/amr12062310200006-n1.htm
パラグアイ大統領失職 野党と対立、議会弾劾
2012.6.23 10:20
 南米パラグアイ上院は22日、前日の下院に続き、中道左派のルゴ大統領の弾劾決議を可決した。ルゴ氏は可決後の演説で「議会の決定に従う」と受け入れを表明、同氏は失職した。ルゴ氏与党出身のフランコ副大統領が来年8月の任期満了まで代行を務める。地元メディアなどが報じた。

 野党が多数派を占める議会との対立が激化、貧困層に人気の高い元司教のルゴ氏は就任から約3年10カ月で政権を追われた。来年4月の大統領選に向け、与野党の候補者選びが本格化しそうだ。

 同国北東部で先週、土地を占拠していた貧農らと警官隊が衝突し17人が死亡。野党側は、貧農による各地での土地占拠問題を放置してきた大統領の責任を追及し、弾劾手続きに踏み切った。下院は21日に決議案を可決していた。

 ルゴ氏は2008年4月の大統領選で約60年間政権を維持してきた右派政党候補を破って当選。カトリック神父ながら当選後に複数女性との隠し子が発覚し、評判を落とした。先月末に訪日し、野田佳彦首相と会談したばかり。(共同)

4613チバQ:2012/06/23(土) 12:08:24
>>4463
http://www.cnn.co.jp/world/30007085.html
パラグアイのルゴ大統領、議会弾劾で失職
2012.06.23 Sat posted at: 11:47 JST
(CNN) 南米パラグアイの上院は22日、前日の下院に続き、ルゴ大統領の弾劾決議を可決し、フランコ副大統領が新大統領に就任した。フランコ氏は、ルゴ大統領の弾劾を支持した真正急進自由党に所属している。

今回の弾劾審理が行われるきっかけとなったのは、15日に発生した農民と警官隊が衝突事件だ。衝突はパラグアイの首都アスンシオンの北東約240キロのクルグアティで発生。私有地を占拠していた農民たちが、立ち退かせようとした警官に発砲し、大規模な衝突に発展した。この事件で17人が死亡した。ルゴ氏はこの事件の責任を取らされた格好だ。

ルゴ氏はベネズエラのテレビ局テレスールのインタビューで、今回の弾劾決議は「明らかなクーデターだ」として、弾劾に関わった議員らを非難した。また、ルゴ氏の大統領就任前の政権で汚職の恩恵を受けていた者たちが今回の弾劾を画策したとし、背後に野党の大統領候補がいるとの「大変強力な仮説」があると語った。

4614チバQ:2012/06/24(日) 13:32:26
>>4555-4558>>4572-4575>>4583>>4587>>4598>>4608
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012062402000096.html
エジプト大統領選 きょう結果発表 双方が勝利主張 混乱か
2012年6月24日 朝刊

22日、カイロのタハリール広場に集結し、軍に抗議するムスリム同胞団の支持者ら=今村実撮影


 【カイロ=今村実】エジプトの選挙管理委員会は二十三日、大統領選決選投票(十六〜十七日)の公式結果を二十四日午後三時(日本時間同十時)に発表すると明らかにした。これまで穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団のモルシ氏(60)と、軍出身のシャフィク元首相(70)の双方が勝利を主張。落選が決まれば、選管の集計作業に不満が噴出するなど、混乱が予想される。

 選管は結果発表が遅れた理由について、両陣営から選挙違反の疑いの申し立てが四百件以上あり、審査に時間がかかったと説明してきた。

 両陣営は各開票所でスタッフの立ち会いが認められ各所で得票結果を受け取っている。同胞団は独自にこれらを集計し、モルシ氏が52%を得票したと大々的に発表。だがシャフィク氏も二十一日、自ら記者会見で勝利を宣言した。

 選管の委員長はムバラク政権時代に任命され、最高憲法裁判所の長官を兼務するスルタン氏。憲法裁は十四日「人民議会(国会)選は違憲」との軍や旧政権寄りの判断を示しており、同胞団は警戒している。

 地元メディアによると、モルシ氏は二十二日、記者会見で「選挙結果は誰もが知っており、国民の意思が反映されることを望む」と選管に警告。軍最高評議会が暫定憲法「憲法宣言」を改変し、人民議会の解散を命じるなど、露骨な政治介入を進める動きを「すべて拒否する」と突っぱねた。

 カイロ中心部のタハリール広場には二十二日、同胞団の支持者ら数万人が集結。当面、広場の占拠を続ける方針だ。

 これに対し、軍最高評議会も二十二日、「公共の利益を傷付ける試みには、警察や軍が断固として対処する」と声明を発表。同胞団などの抗議の過激化を強くけん制し、緊張が高まっている。

4617チバQ:2012/06/24(日) 13:39:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120624/mds12062400530000-n2.htm
エジプト大統領選、24日に公式結果発表 同胞団VS軍 混乱の兆し
2012.6.24 00:52 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】エジプトの選管当局は23日、声明を出し、16、17日に行われた大統領選の決選投票の最終開票結果を24日午後(日本時間同日夜)に発表すると述べた。同選挙では、国内最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の傘下にある自由公正党のモルシー党首(60)と、軍出身でムバラク前大統領に近いシャフィーク元首相(70)の双方が勝利を主張するなど予断を許さない状況が続いており、結果発表後には混乱も予想される。

 最終結果は当初、21日に発表される予定だったが、選管は、両陣営からの異議申し立てを審査するためとして発表を延期していた。

 モルシー氏は投票時間終了から間もない18日未明、独自集計の結果として、いち早く勝利宣言。メディアでも、モルシー氏勝利が濃厚との見方が広がった。

 しかし、シャフィーク氏陣営もその後、「勝利は確実だ」と表明。暫定統治を担う軍最高評議会は22日の声明で、モルシー氏が開票作業中にもかかわらず勝利宣言したのは、有権者に予断を与える行為であり「不適切だ」と批判した。

 こうしたことから、一部ではシャフィーク氏が当選するとの観測も浮上。モルシー氏支持者からは、発表延期は「軍が、シャフィーク氏を勝たせるために選管に圧力をかけているため」だとの声が上がっている。

 実際に票の操作が行われているか否かは不明ながら、モルシー氏陣営の当局に対する不信感は強く、シャフィーク氏が当選した場合は激しい抗議行動に出る可能性がある。

 首都カイロ中心部タハリール広場では23日、モルシー氏の支持者数百人が座り込みを行ったほか、シャフィーク氏も同日、支持者らにカイロ市内での「勝利集会」の開催を呼びかけ、緊張が高まっている。

4618チバQ:2012/06/24(日) 13:40:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120622/mds12062223470001-n1.htm
エジプト軍部、民政移管に備え権限強化着々 国防評議会の復活発表
2012.6.22 23:45 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】エジプトの暫定統治を担う軍最高評議会が、新大統領の選出後も政治に影響力を行使できる仕組み作りを進めている。18日には、国の重要事項を話し合う「国防評議会」の設置を決め、メンバーの過半数には軍人を任命した。軍部は、今月末に民政移管を行うスケジュールに「変更はない」としているが、「ムバラク後」初の本格的な文民政権は、軍部に手足を縛られた状態での船出となる可能性が高まっている。

 大統領を議長とする国防評議会は、停止された旧憲法では、国家の最高意思決定機関として戦時などに招集されると規定されており、長らく休眠状態にあった。ところが軍部は18日、先に人民議会(下院に相当)を解散し立法権を掌握したのに続き、同評議会を復活させると発表した。

 軍部の声明などによると、19人のメンバーは大統領や主要閣僚ら文民と、陸海空軍の各司令官や参謀総長らで構成され、議決は多数決で行われ、議長である大統領に拒否権はない。軍人が過半数を占める以上、軍部が事実上の拒否権を握るというわけだ。

 安全保障問題だけでなく国内の治安維持などに関する意思決定権限も持つとみられることから、軍部は国政に広範囲な介入が可能となる。今後は、軍部が任命する委員会が起草する新憲法案で同評議会の法的根拠の強化や役割の明確化が図られるとみられる。

 当然ながら、解散された議会側は、同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の傘下で第一党の自由公正党を中心に強く反発している。しかし、現実に議会側がとれる抵抗手段は街頭での抗議活動などに限られている。22日には同胞団や民主化勢力が、首都カイロのタハリール広場などで大規模なデモを呼びかけたが、効果は不透明だ。

 一方、16、17日に決選投票が行われた大統領選では、同胞団が擁立するモルシー自由公正党党首と、軍部に近いシャフィーク元首相がそれぞれ勝利を主張。緊張が高まる中、選管当局は、両陣営からの異議申し立てを審査するためとして、21日に予定されていた最終結果発表を延期した。

 開票結果はなおも予断を許さないものの、発表が延期となったのは、モルシー氏の当選が確定した場合に備え、軍部が自らの権限を盤石なものにしておくための「時間稼ぎ」との見方も出ている。

4619チバQ:2012/06/24(日) 13:46:14
>>4184>>4191-4192
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120624-00000009-jij-int
物価高騰に抗議、暴徒化=南スーダン独立で外貨不足―ハルツーム
時事通信 6月24日(日)7時26分配信

 【ハルツームAFP=時事】スーダンの首都ハルツームで23日、物価高騰への抗議デモが暴徒化した。タイヤが炎上する市内各地の路上で、投石を続ける群衆に警官隊が催涙ガスを放ち、警棒で殴って追い散らす混乱が発生した。
 昨年7月の南スーダン独立で、石油収入が激減したスーダンは輸入に必要な外貨が不足している。インフレ率は上昇を続け、5月は30.4%に達した。アブデルラスール財務相が20日、燃料への補助金を廃止したところ、燃料価格は急上昇。ガソリン代が今週、1.5倍に値上がりしたと指摘するタクシー運転手は「うんざりだ」と嘆いた。

http://www.cnn.co.jp/world/30007091.html
スーダン政権の緊縮策に抗議のデモ、一部暴徒化
2012.06.24 Sun posted at: 09:41 JST

ハルツーム(CNN) スーダンのバシル大統領が発表した財政緊縮策に対し、首都ハルツームで23日までに大規模な抗議デモが実施された。参加者の一部は暴徒化し、警察が取り締まりを強化している。

「バシルよ去れ」「屈辱と独裁に対する反乱を」などと唱える抗議デモの規模は次第に膨張。一部が警官隊に石を投げ付け、タイヤや警察のトラックに放火するなど暴走した。

国営テレビによると、スーダン警察責任者は23日、警官らとの会合で「法にのっとった対応」を指示した。警察はハルツーム住民らに協力を求めた。

警察は同日、野党指導者ら数人を拘束し、主要2野党の事務所を包囲。警官らはこん棒を使ってデモ隊を解散させ、警察車両が市内全体を巡回した。

バシル大統領はテレビ演説で、燃料補助金の打ち切りや閣僚の人数削減を含む緊縮策について国民の理解を求めていた。同国は、原油埋蔵量の7割以上を有する南スーダンが1年前に独立して以来、深刻なインフレに直面している。

デモ隊は、与党が政権獲得を祝う6月30日にも大規模な集会を予定している。

4620チバQ:2012/06/24(日) 13:46:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120623-00000070-mai-int
<トルコ戦闘機撃墜>ギュル大統領「看過できず」シリア批判
毎日新聞 6月23日(土)19時59分配信

 【エルサレム花岡洋二】シリア近くの地中海で22日、トルコ軍戦闘機がシリア軍に撃墜された問題で、トルコのギュル大統領は23日、「看過できない」と批判し、戦闘機が領空侵犯したかどうかを調査していることを明らかにした。トルコのアナトリア通信が報じた。ただし、反撃など強硬な態度をとれば、シリア情勢への全面的な軍事介入につながりかねない。このため、トルコ政府は具体的な措置に言及せず、慎重な姿勢を示している。

 シリアは同国沖の空域で戦闘機を対空砲で撃墜したと発表したが、トルコ軍機と確認していなかったと説明。トルコ政府は詳しく調査しているが、仮に戦闘機に非がなかったことが確認されれば、「報復」を求める世論が高まる可能性もあり、シリア情勢を巡り緊張が続く両国関係がさらに悪化するおそれが高まる。

 トルコはシリアと友好関係にあったが、アサド政権の弾圧を巡って対立。シリア反体制派の拠点を提供したり、米国メディアによると、反体制派への武器支援にも関わっている。トルコは駐トルコのシリア大使に国外退去を命じ、外交的な抗議手段は尽きており、撃墜への対応を巡っては両国政府が電話で協議している。

 トルコは北大西洋条約機構(NATO)加盟国で、軍事行動は欧米各国も巻き込みかねない。4月にシリア軍がトルコの難民キャンプに向けて越境発砲した際は厳しく批判したが、具体的な行動はなかった。国境近くでのトルコ反政府勢力の増勢やシリア難民の大量流入への懸念が強く、シリアとの衝突は避けたいのが本音だ。

4621チバQ:2012/06/24(日) 13:47:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120624/mds12062411200001-n1.htm
シリア反体制派に「給料」 サウジとカタール
2012.6.24 11:19
 ロイター通信は23日、アラブ外交官の話として、サウジアラビアとカタールがシリア反体制派の民兵に4月ごろから「給料」を支払っていると報じた。サウジやカタールは反体制派への武器供与を活発化させていることが既に知られている。

 給料支払いには、反体制武装組織「自由シリア軍」が拠点を置くトルコの組織も協力。シリア兵がアサド政権を離反して自由シリア軍に参加するよう促すほか、カネで組織を統制し、過激派が流入するのを防ぐ狙いがあるという。

 一方、フランス公共ラジオによると、シリア人権監視団(英国)は、シリア各地で23日、アサド政権の弾圧により一般市民69人が死亡し、軍兵士や反体制派民兵らの犠牲を合わせ死者は計102人に上ったことを明らかにした。(共同)

4622チバQ:2012/06/24(日) 13:49:41
>>4606
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120623/asi12062318470003-n1.htm
最高裁との対立拍車も パキスタン新首相就任、汚職疑惑追及
2012.6.23 18:46

22日、パキスタンの首都イスラマバードで支持者らと会うアシュラフ氏(AP)
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタンの下院で新首相に選出された前情報技術相、ペルベズ・アシュラフ氏は22日夜、イスラマバードの大統領府で宣誓式を行い、新連立内閣が発足した。ただし、アシュラフ氏は汚職疑惑が持たれており、最高裁からこれまでに、水利・電力相の職を無効にされている。政局の混迷は続き、政権と最高裁の対立はさらに強まりそうだ。

 アシュラフ氏は、宣誓式で演説し、物価高騰や電力不足の対策に尽力することを強調。年内にも行われる見通しの総選挙での勝利を目指す考えを鮮明にした。

 しかし、アシュラフ氏は水利・電力相時代に発電事業で業者からカネを受け取り、ロンドンでの不動産購入費などに充てたとの疑惑があり、最高裁は当局に捜査を命じている。アシュラフ氏は疑いを否定し、最高裁と対立。その後、政権から情報技術相に登用されたという経緯がある。

 一方、最高裁による汚職追及の最大のターゲットとなっているザルダリ大統領は、かつて数々の汚職事件に絡み有罪判決を受けたり、捜査対象になったりしてきた。しかし、ムシャラフ前政権がその強権ぶりから批判を浴び、弱体化した2007年ごろ、ムシャラフ氏は、政敵のザルダリ氏に恩赦を与え、妻のブット元首相の亡命先からの帰国を許し、事実上の“手打ち”が行われた。

 最高裁のチョードリー長官は、かつてムシャラフ大統領による陸軍参謀長の兼職を違憲だとして大統領と激しく対立した。現在は、ザルダリ大統領の過去の犯罪を徹底追及する構えだ。自らの汚職疑惑というアキレス腱(けん)を抱えるアシュラフ氏に対しても、ギラニ前首相に求めたのと同様、汚職罪などに問われたザルダリ大統領に関する審理再開手続きを進めるよう圧力をかけることが確実視されている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120623/asi12062300250000-n1.htm
パキスタン首相にアシュラフ氏選出 与党、総選挙への準備進める
2012.6.23 00:24
 【ムンバイ=岩田智雄】最高裁の判断によりギラニ首相が失職したパキスタンの下院は22日、新首相に前情報技術相のペルベズ・アシュラフ氏を選出した。アシュラフ氏を擁立した最大与党のパキスタン人民党(PPP)は、年内にも見込まれている総選挙への準備を進める考えだ。

 人民党共同総裁のザルダリ大統領は21日、前繊維相のシャハブディーン氏を新首相候補に指名したが、反汚職裁判所が同日、同氏が製薬会社の不正事件に関与した疑いがあるとして逮捕状を発行。人民党は見直しを迫られていた。

 最高裁のチョードリー長官はムシャラフ前政権当時、大統領の陸軍参謀総長兼務は違憲として、ムシャラフ氏に軍服を脱がせたことがある。長官は今回、汚職疑惑があるザルダリ大統領を裁くことに執念を燃やしており、新首相に対しても、ギラニ前首相に求めたのと同様に、大統領への訴追を進めるよう迫るのは確実だ。

 一方、パキスタンのメディアには、最高裁の姿勢を「政治への介入だ」として批判する論調もある。

 人民党幹部は22日、来春までに行われる総選挙への準備を急ぐ考えを強調。ザルダリ政権は総選挙で勝利して最高裁による汚職追及をかわす方針とみられ、年内にも総選挙が行われるとの見方が強まっている。

 反汚職裁判所が突然、シャハブディーン氏に逮捕状を出した理由は不明だが、対米外交などをめぐり政権との関係が悪化している軍が政権の弱体化を狙ったとの見方が浮上している。

4624チバQ:2012/06/24(日) 13:52:31
http://www.asahi.com/international/update/0623/TKY201206230572.html
2012年6月23日23時31分
閣僚TV出演、自粛令 ギリシャ首相、足並み乱れ隠す?
 財政再建に取り組むギリシャのサマラス首相が閣僚たちに対し、「不要なテレビ出演は慎むように」との異例の自粛令を出した。連立政権の足並みの乱れを表面化させないための、苦肉の策のようだ。

 サマラス氏は21日の初閣議で「我々の目標は国を危機から脱することだ。奉仕すべきは国民だ」と諭し、党利党略に走らぬよう釘を刺した。「閣議にテレビカメラが入るのはこれが最後だ」とも述べた。

 ギリシャのテレビには、政治家が出演する討論番組が多い。新政権は保守の新民主主義党(ND)を中道左派の2党が支える形だが、労働政策では隔たりも大きい。2党は議員を内閣には送っていないが、党と関係の深い有識者が閣僚に就任している。(アテネ=石田博士)

4625チバQ:2012/06/24(日) 13:55:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012062400057

ブルキナファソで調停=マリ北部占領の2勢力
 【ワガドゥグAFP=時事】3月のクーデターに伴う混乱に乗じアフリカ西部マリの北部を占領した遊牧民トゥアレグ人の二つの武装勢力を、隣国ブルキナファソが招き、マリの将来に関し調停を続けている。
 国際テロ組織アルカイダ系勢力と手を組みマリ全土にシャリア(イスラム法)導入を目指す「アンサール・ディーン」の代表団は15日に首都ワガドゥグ入り。コンパオレ・ブルキナファソ大統領が用意したホテルに滞在中だ。チェイク・アグウィサ広報担当は「ナツメヤシの実とラクダのミルクが恋しい」とマリ北部の故郷を懐かしむ一方、アルガバス団長はホテルのロビーに流れる音楽、棚に並ぶ酒類、行き交う女性を問題視、厳格なイスラム教徒への「真の試練だ」と語った。
 コンパオレ大統領は西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)が任命した調停役。ただ、大統領との会談は18日の1回だけで、後は大統領が用意した調停団との協議が続く。(2012/06/24-11:56)

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4626チバQ:2012/06/24(日) 13:57:21
http://www.cnn.co.jp/world/30007093.html?google_editors_picks=true

リオ+20が閉幕 「壮大な失敗」との批判も
2012.06.24 Sun posted at: 12:16 JST
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(CNN) 世界各国の首脳らが地球環境や経済発展の問題を話し合う「国連持続可能な開発会議」(リオ+20)が20〜22日、ブラジル・リオデジャネイロで開催された。同会議は環境と経済成長の両立を目指す宣言を採択して閉幕したが、環境団体からは「壮大な失敗」と批判する声が上がっている。

リオ+20は、1992年に同市で開催された地球サミットから20周年の機会に合わせて開催され、各国首脳約100人を含む約4万人が出席した。ただ、オバマ米大統領やメルケル独首相ら、主要国首脳の欠席も目立った。

会議は22日、「我々が望む未来」と題した53ページに及ぶ宣言を採択して閉幕。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は「リオ+20は根本原則を確認し、新たな方向を指し示した」と評価する声明を出した。

しかし、国際環境保護団体グリーンピースのクミ・ナイドゥ事務局長は、「会議は始まる前から終わっていた」「提案された約束や目標はひとつずつ削られていった」と手厳しく批判。「リオ+20は壮大な失敗に終わった」「唯一の収穫は、もっともな怒りの感情だ。その怒りを行動に移さなければ」と述べた。

貧困問題に取り組む国際団体オックスファムのバーバラ・ストッキング事務局長も「リオはいんちきサミットとして歴史に残る」と断じた。

これに対してオーストラリアのギラード首相は「不満は分かるが、持続可能な開発という目標で合意できたことは前進だと思う」と述べた。

国連によると、会議ではエネルギー、食糧安全保障、飲料水確保、海洋保全などの分野で各国から総額約5130億ドルの拠出表明があった。1億本の植樹計画やグリーン経済事業によるアフリカ貧困女性の救済、年間80万トンのポリ塩化ビニル(PVC)リサイクルなどでも合意した。

また、潘事務総長が飢餓撲滅を目指す「ゼロ・ハンガー・チャレンジ」を発表し、オックスファムはこれを評価する声明を出した。

4627チバQ:2012/06/24(日) 14:35:35
http://www.afpbb.com/article/politics/2885902/9164378?ctm_campaign=txt_topics
パラグアイのルゴ大統領、弾劾で罷免 「議会によるクーデター」との非難も
2012年06月24日 12:57 発信地:アスンシオン/パラグアイ
【6月24日 AFP】南米パラグアイの上院は22日、フェルナンド・ルゴ(Fernando Lugo)大統領(61)の弾劾裁判を開き、賛成39、反対4の賛成多数で罷免を決めた。この決議に諸外国からは非難の声があがっている。

 同大統領は、土地問題をめぐる騒乱の制圧で17人が死亡した不手際の責任を問われた。元カトリック司教の同大統領は、複数の隠し子がいる問題も指摘されていた。

 大統領が罷免された約1時間後、フェデリコ・フランコ(Federico Franco)副大統領(49)が後任に宣誓就任した。議会内部では歓声が上がる一方、議会の外では大統領罷免に反発する群衆と警官隊が衝突した。

 キューバ外務省は「議会によるクーデター」と弾劾決議を非難し、新政権を承認しない方針を表明。また、チリのアルフレド・モレノ(Alfredo Moreno)外相は国営放送で、弾劾が「この種類の手続きに必要な最低限の条件を満たしていない」とコメントした。

 中米諸国は共同声明を発表し、同大統領に対する弾劾を受け入れないよう国際社会に求めている。(c)AFP/Thomas Lyford-Pike

4628チバQ:2012/06/24(日) 18:50:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120624-00000010-cnn-int
薄給の警官が反乱、妻はハンスト開始で加勢 南米ボリビア
CNN.co.jp 6月24日(日)14時42分配信

(CNN) 南米ボリビアで薄給に怒った警官が24日までに大幅昇給を求めて決起し、首都ラパスなどで幹部用の建物を襲ったり、警官の妻がハンガーストライキに入って加勢する騒ぎとなっている。

怒りを爆発させたのは階級が低い警官らで、基本月給115米ドル(約9200円)の287ドルへの昇給や現在の月給と同額の退職後の年金、幹部らの退任などを要求している。

ハンストは警官の妻60人が先週、ラパスや他の都市で開始していた。

抗議行動に参加する警官は21日には幹部用の建物になだれ込み、翌日には警察の情報収集担当部門の事務所を襲い、コンピューターを奪ったり捜査文書などを焼いたりした。路上でも文書、家具などを焼き、投石も行った。

政府は平和的な交渉による解決を求め、警官側との話し合いは23日も続いた。

今回決起した警官の通常任務は、ラパス市内で多発する大規模デモの規制など。抗議行動が続く間、軍兵士が警察の任務の多くを代行している。

4629チバQ:2012/06/24(日) 21:01:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120622-00000050-mai-int
<欧州>力関係に変化 フランスがイタリアやスペインに接近
毎日新聞 6月22日(金)20時5分配信


拡大写真
EU首脳会議で言葉を交わすメルケル独首相(左)とオランド仏大統領=2012年5月、AP

 ドイツとフランスを中心とする欧州の力関係が、フランスのオランド大統領の就任後、変わりつつある。欧州債務危機を緊縮策を中心に乗り切ろうとするメルケル独首相に対し、経済成長を重視するオランド氏が、同様の主張を唱えるイタリアやスペインに接近しているからだ。この4カ国の首脳は、22日にローマで協議し成長戦略の大枠で合意した。会合は欧州政治地図の変化をさらに進める可能性もある。【ベルリン篠田航一、パリ宮川裕章】

 メルケル首相はフランスのサルコジ前大統領と「メルコジ」と呼ばれるほどの蜜月関係で、欧州連合(EU)首脳会議など重要会合にはサルコジ氏と事前に打ち合わせして臨むのが慣例だった。

 だがオランド氏は「独仏」にこだわらない。モンティ・イタリア首相、ラホイ・スペイン首相を加えた22日の4者協議の準備を主導するなど、「独仏蜜月」から、より多元的な構図への変化を模索しているようだ。

 仏政治評論家のアラン・デュアメル氏はオランド氏の欧州外交について「多国間主義で、サルコジ氏の独仏中心主義とは明確に違う」と指摘する。

 4者協議に次ぎ、28〜29日にはEU首脳会議が行われる。最大の課題は、銀行監督機能と預金保険制度の統一を図る銀行同盟や財政統合など、欧州統合を深化させるためのロードマップ作成にある。ここでも、銀行同盟に前向きなフランスやイタリアが、慎重なドイツと相対する構図となりそうだ。

 メルケル氏は6月に入り、オランド氏が導入を唱える金融取引税に同意するなど、歩み寄りを示す。だが、銀行が破綻した場合に預金を払い戻す預金保険制度の統一には、否定的な姿勢を崩していない。ドイツの預金者保護のため積み立てた資金が、南欧の預金者救済に使われることにドイツ国民の反発が根強いためだ。

 独仏首脳の間には、個人的な不和の兆しも見える。社会党を率いるオランド大統領は今月13日、メルケル首相よりも先に、友党のドイツ最大野党・社会民主党のガブリエル党首ら幹部3人をエリゼ宮(大統領官邸)に招待した。外交上は異例の行動だ。オランド氏は大統領選期間中、メルケル首相から面会を拒否され続けた経緯があり、「しっぺ返し」(独誌フォークス)との見方がある。

 知独派のエロー仏首相は「反メルケル戦線の結成か」と問う仏メディアに「絶対に違う」と否定する。メルケル氏も「財政規律と経済成長はコインの裏表」と述べ独仏の協調姿勢を示すのに躍起だ。

4630チバQ:2012/06/25(月) 23:05:41
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120625/mcb1206252149023-n1.htm
27日に独仏首脳会談 欧州危機対策を協議2012.6.25 21:48

 ドイツ政府報道官は25日、メルケル首相が27日にパリを訪れ、フランスのオランド大統領と会談すると発表した。28、29日に開かれる欧州連合(EU)首脳会議を前に、ユーロ圏の大国である両国が欧州債務危機対策について協議する。

 ローマで22日に行われたドイツ、フランス、イタリア、スペインの4カ国首脳会合は、最大1300億ユーロ(約13兆円)の成長戦略で合意。メルケル、オランド両氏は利回りが上昇(価格は下落)するスペイン国債の買い支え策などについても話し合うとみられる。(共同)

4631チバQ:2012/06/25(月) 23:09:33
>>4614-4618
http://www.asahi.com/international/update/0625/TKY201206250094.html
2012年6月25日11時15分
花火上げ、「ムルシ」コール 大統領誕生に沸くエジプト
ムルシ氏の大統領当選を祝って、タハリール広場は花火が上がるなど夜通し祝う人たちで埋め尽くされた=24日夜、カイロ、樫山晃生撮影


 「アラブの春」がエジプトに及んで1年半。デモの中心地タハリール広場は24日夜、自由な選挙で選ばれたムルシ大統領の誕生を祝う人たちで埋まった。花火が上がり、国旗が揺れ、「ムルシ、ムルシ」との連呼がこだました。

 エジプトの民主化への歩みは、まだ始まったばかり。タハリール広場に面した旅行会社に勤めるシャリーフ・マヘルさん(22)は「1年以上仕事にならなかったが、今日からはもっと素晴らしいエジプトをつくれるはずだ」と期待を語った。(カイロ=山尾有紀恵)


http://www.cnn.co.jp/world/30007099.html
エジプト大統領にムルシ氏、勝利演説で「団結」訴える
2012.06.25 Mon posted at: 09:39 JST
カイロ(CNN) エジプトの選挙管理委員会は24日、大統領選の決選投票で穏健派イスラム団体、ムスリム同胞団系列の自由公正党から立候補したムハンマド・ムルシ氏が当選したと発表した。ムルシ氏は同日のテレビ演説で、国民が立場の違いを乗り越え共通の利益のために団結するよう呼び掛けた。

同国で民主的な選挙により大統領が選ばれたのは初めて。選管によると、ムルシ氏は1300万票余り、52%弱の票を獲得して当選した。旧ムバラク政権で最後の首相だったアフマド・シャフィーク氏の得票数は1200万票余り、得票率は48%強だった。

発表を受けて、首都カイロのタハリール広場では大きな歓声が上がり、祝砲が響いた。広場には38度近い暑さの中、ムルシ氏の支持者が詰め掛けていた。同国第2の都市アレクサンドリアでも同様の集会が開かれた。

自由公正党のある党員は「我々は7000年間待ち続けた。初めて自分たちの手で選んだ大統領だ」と語った。広場にいた別の男性は「旧政権の名残を克服できたことがうれしい」と話していた。

ムルシ氏は結果発表の直後、ムスリム同胞団と自由公正党から脱退し、全国民を代表する姿勢を示した。テレビ演説では「全国民の団結こそが、エジプトをこの困難な危機から救う唯一の道だ」と呼び掛けた。

同氏はまた、「国内外の合意事項はすべて維持する」と表明した。イスラム系の大統領誕生については、対イスラエル関係の悪化を懸念する声があがっていた。さらに女性や子どもの権利を守り、キリスト教徒とイスラム教徒も平等に扱うことを約束した。

ただ、同氏が大統領としてどれだけの権限を掌握することになるかを疑問視する声もある。暫定統治を担う軍最高評議会は、新憲法が起草されて次期議会が選出されるまでの間、立法権と予算の決定権、軍の人事権などを握ると宣言している。宣戦布告の権限は大統領が持つものの、評議会の承認が必要とされる。

4632チバQ:2012/06/25(月) 23:10:32
http://www.cnn.co.jp/world/30007104.html
旧カダフィ政権首相をリビアに引き渡し チュニジア
2012.06.25 Mon posted at: 12:56 JST


(CNN) チュニジア政府は24日、旧カダフィ政権下で最後の首相を務めたマハムーディ氏の身柄をリビア政府に引き渡した。リビア司法当局が発表した。カダフィ政権の高官がリビアに身柄を引き渡されたのは初めてとみられる。

マハムーディ氏は昨年9月、リビアの隣国チュニジアで、不法入国の疑いで逮捕された。同氏は裁判で禁錮6カ月が言い渡されたが、控訴により判決は棄却されていた。11月には、裁判所が同氏の釈放請求を却下、リビアへの送還を決定していた。弁護側はリビア国内の情勢が不安定で、公正な裁判が期待できないと主張していた。

国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は、同氏が拷問を受ける可能性があるとして、チュニジア政府に対して送還しないように求めていた。

4633チバQ:2012/06/25(月) 23:13:20
http://www.afpbb.com/article/politics/2885641/9156295
反プーチン・ソングで3か月以上勾留、露女性バンド「プッシー・ライオット」
2012年06月25日 18:44 発信地:モスクワ/ロシア

【6月25日 AFP】ロシア正教会の大聖堂でウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領を批判する歌を即興演奏し「フーリガン行為」の容疑で3月に逮捕され、以来、裁判が開かれないまま勾留され続けているロシアの女性パンクロック・バンド「プッシー・ライオット(Pussy Riot)」のメンバー3人について、モスクワ(Moscow)の地方裁判所は20日、公判開始をさらに1か月延期する決定を下した。

■覆面・ミニスカで街角ゲリラ演奏

 ニックネームしか明かさず目だし帽で覆面をして蛍光色のミニドレス姿で活動する「プッシー・ライオット」は、3月4日の露大統領選に先立って赤の広場(Red Square)などモスクワ市内の公共の場所でプーチン氏の大統領復帰に抗議する即興演奏を盛んに行い、一躍注目されるようになった。

 2月には救世主ハリストス大聖堂(Christ the Saviour Cathedral)内の司祭のみ登壇が許されている場所に上り、ロシア正教会があからさまにプーチン氏を支持していることに抗議する曲を演奏した。拘束されているメンバーの1人は後日、「国家と宗教の癒着に反対する直接行動だ」と説明している。

 これに対しロシア正教会側は激怒し、4月に「けがれを清める」ためとして大規模な集団ミサを開催。勢いを増す反プーチン派に対抗して運動を盛り上げたいプーチン支持派も加わり、大きな反動が起きた。

■長引く勾留、禁錮7年の可能性も

「プッシー・ライオット(Pussy Riot)」のメンバー8人のうち、長期間にわたって審理前勾留されているのは3人。うち2人には幼い子どもがいる。罪状は組織的集団行動によるフーリガン行為で、有罪となった場合、無許可の抗議行動に対する量刑としては異例の長さの禁錮7年を科される可能性がある。

 弁護団は保釈か自宅軟禁を要求してきたが、検察側が被告に逃走や他の犯罪を犯す恐れがあるとして勾留継続を求めていた。ロシアの司法関連通信社RAPSIによるとモスクワ・タガンスカヤ(Tagansky)地裁は20日、既に4月に6月24日まで延長していた勾留期間について、さらに7月24まで延長すると決定した。

 アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)など国際人権団体は、長期にわたる審理前勾留を強く非難し、3人の即時解放を呼びかけている。

 タガンスカヤ地裁前では20日、抗議に集まった「プッシー・ライオット」支持者と政権支持派が対峙し、計20人が警察に身柄を拘束された。「プッシー・ライオット」の支持者には、集会でのマスク着用を禁止する新法に抗議の意思を示すため、バンドの目出し帽ルックに似せてマスクを被った参加者もいた。(c)AFP

4634チバQ:2012/06/25(月) 23:18:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120625/mds12062522540008-n1.htm
シリア将官ら40人集団離反 反体制派に合流
2012.6.25 22:50
 【カイロ=大内清】トルコからの報道によると、内戦状態にあるシリアのアサド政権側の軍の将官1人を含む軍人約40人が集団離反し、24日夜から25日にかけて、トルコ南部にある反体制派武装組織「自由シリア軍」の拠点に合流した。反体制派は「アサド政権が多くの軍人の信頼を失っている証拠だ」として、さらなる離反を呼びかけている。

 今回離反したのは将官1人、大佐2人、少佐2人のほか、下級士官や兵士ら30人以上で、それぞれが家族や親族を伴いトルコ側に越境した。離反した将官がトルコに逃れたのは13人目。

 トルコ政府の庇護下にある自由シリア軍は、トルコ南部のシリア国境付近に複数のキャンプを持ち、それらを拠点に、政府軍への越境攻撃や国内の戦闘員への補給などを行っている。

 トルコは、3万人超のシリア避難民を国内に受け入れている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120624/mds12062420380003-n1.htm
撃墜は「公海上空」 トルコ外相がシリア批判
2012.6.24 20:36
 トルコ軍戦闘機がシリア国境付近で同国軍に撃墜された問題で、トルコのダウトオール外相は24日、撃墜されたのは「公海上空だった」と述べ、シリア側を批判した。トルコのメディアが伝えた。

 トルコ政府は24日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の安全保障などが脅かされた場合に加盟国全体で協議することを定めた北大西洋条約4条に基づく会議を開くようNATOに要請。これを受けNATOは26日に緊急理事会(大使級)を開くことを決めた。

 ダウトオール氏は、戦闘機が短時間、誤ってシリア領海上空を侵犯したことは認めた上で、撃ち落とされたのは公海上空に出た後だったと説明。また戦闘機は、内戦状態のシリア情勢とは関係なく、単なる訓練飛行中だったと強調した。

 シリア側は、撃墜は攻撃ではなく「法に基づいた行為だった」と正当性を主張している。(共同)

4635チバQ:2012/06/25(月) 23:25:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120625/erp12062515500001-n1.htm
腎臓1つ200万円〜 旧ユーゴで売買相次ぐ 生活苦の人々「ほかに売る物ない」
2012.6.25 15:49 [欧州]

セルビア南部ドリェバツの自宅前で「臓器を売りたい」と話すビオレタ・サビッチさん=3月(共同)
 腎臓でも肺でも何だって売る−。旧ユーゴスラビアのセルビアなどで、市民が生活苦から腎臓などの臓器を売りに出すケースが相次いでいる。欧州債務危機の影響で経済が急速に悪化し、困窮を抜け出そうと、普通の父親や母親が苦渋の決断を迫られている。

 「腎臓売ります。O型の健康体」「50代男性。生活費が必要」。セルビアや隣国マケドニアのインターネット掲示板では、昨年あたりから腎臓売却の広告が目立ち始めた。

 腎臓一つあたり2万〜3万ユーロ(約200万〜300万円)が主流。セルビアで臓器売買は違法で禁錮刑にも問われるが、売り手は年齢や血液型などの情報を載せて連絡を待つ。

 セルビア中部コビンに住む男性、ミハル・ネメットさん(53)は「腎臓のほかに売る物がない。生活のために何だってやる」と訴える。首都ベオグラードにある拠点病院のヤコブレビッチ副院長(60)は、「経済を改善しない限り、臓器を売る動きは続く」と指摘した。(ドリェバツ 共同)

4636チバQ:2012/06/25(月) 23:33:40
http://www.afpbb.com/article/politics/2886067/9169846?ctm_campaign=txt_topics
エジプト大統領にモルシ氏、初のイスラム勢力出身者
2012年06月25日 07:29 発信地:カイロ/エジプト


【6月25日 AFP】(一部更新)エジプトの選挙管理委員会は24日、6月16〜17日に行われた大統領選決選投票で、ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)傘下の自由公正党(Freedom and Justice Party)から立候補したムハンマド・モルシ(Mohammed Mursi)氏(60)が当選したと発表した。

 アラブ世界最大の人口を誇るエジプトでイスラム勢力出身者が大統領に選ばれたのは初めて。

 モルシ氏の得票数は1323万131票で得票率は51.73%、敗れたアハメド・シャフィク(Ahmed Shafiq)氏の得票数は1234万7380票だった。有権者は5000万人以上で、投票率は51.8%だった。

 発表を受けてカイロ(Cairo)のタハリール広場(Tahrir Square)に集まっていたモルシ氏の支持者らは歓声を上げ、市内各地の道路ではドライバーがクラクションを鳴らし、モルシ氏の名を叫ぶのが聞こえた。一方、選挙運動スタッフと共に結果を聞こうとカイロ郊外に集まっていたシャフィク氏の支持者からは落胆の声が上がった。

 エジプトを暫定統治している軍最高評議会のムハンマド・フセイン・タンタウィ(Muhammad Hussein Tantawi)議長がモルシ氏に祝意を伝えたと国営テレビが報じたのに続き、敗れたシャフィク氏もモルシ氏に祝意を伝えたと半国営の中東通信(MENA)が伝えた。

 モルシ氏は当選の発表の数時間後「私は全エジプト人の大統領になる」と語り、ムスリム同胞団はモルシ氏が当選発表後にムスリム同胞団と自由公正党の役職を辞任したと発表した。また同氏は「われわれは全ての国際条約と憲章を順守する」と述べ、エジプトが1979年にアラブ国家として初めてイスラエルとの間で締結した平和条約の存続を示唆した。

 イスラム勢力の伸張を恐れるキリスト教の一派で、3月に教皇が死去しているコプト正教会の教皇職代行もモルシ氏に祝意を表した。(c)AFP/Samer al-Atrush and Jailan Zayan

4637チバQ:2012/06/25(月) 23:36:04
カタカナ表記がムルシだのモルシだのモルシーだの・・・

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012062500730
首相候補にエルバラダイ氏ら=モルシ新大統領、組閣に着手−エジプト
 【カイロ時事】エジプトのイスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシ氏が今月末に初の文民出身の大統領に就任するのを受け、ガンズーリ首相の暫定政権は25日にも暫定統治する軍最高評議会に辞表を提出する。組閣作業に着手したモルシ新大統領は「全国民の大統領になる」と挙国一致政権を目指す意向を表明しており、首相には改革派政治家のエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長らの名前が挙がっている。(2012/06/25-21:00)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120625/mds12062523000010-n1.htm
議会解散、新憲法…エジプト、新政権準備で激化する軍との綱引き
2012.6.25 22:59 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】エジプトメディアによると、同国のモルシー次期大統領は25日、閣僚人事の検討を本格化させるなど、新政権樹立の準備に入った。しかし、同国では現在、憲法が不在で大統領権限もはっきりしていない。今月末に予定される民政移管後も、モルシー氏と暫定統治を担う軍最高評議会との間では、政局の主導権をめぐる激しい綱引きが繰り広げられるとみられる。

 「議会で就任宣誓をしたいというのが、次期大統領の希望だ」

 モルシー氏を擁立した同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の幹部は24日、同氏の意向をこう代弁した。

 エジプトでは今月16日、最高憲法裁判所の判決を受け、軍部が人民議会(下院に相当)を解散。軍部側は、議会が存在しない以上、就任宣誓は最高憲法裁で行うべきだとする。同胞団幹部の発言は、軍部の言いなりにならないとの意思表示といえ、さっそく両者のさや当てが始まった格好だ。就任式の日程は未定。

 軍部が議会解散に続いて発表した、軍部主導での新憲法制定プロセスも大きな火種となる。新憲法で大統領権限が制限され、軍部が実権を握る構図が続けば、モルシー氏は「お飾り」となりかねないからだ。

 独立系紙マスリルヨウムなどによると、24日の当選発表に先立ち、同胞団と軍最高評議会との間では、軍部がモルシー氏の当選を認めるのと引き換えに、国防相や内務相といった重要閣僚の人選は軍部が行うなどの「密約」が成立したという。モルシー氏や同胞団としては当面、軍部との全面対立は避けつつ、政権基盤強化に向けて交渉を進めていく考えだとみられる。

 ただ、モルシー氏は、出身母体である同胞団傘下の自由公正党が最大議席を持っていた議会が解散されたことで、政治的には手足を奪われた状態にある。同党は、今後行われる議会の再選挙の対象を、判決で違憲とされた全議席の3分の1にとどめ、ダメージを最小限に抑えたい考えとされるが、軍部がそれを容認するかは不透明だ。

4638チバQ:2012/06/25(月) 23:36:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120625/mds12062522580009-n1.htm
エジプト次期大統領モルシー氏 米・イスラエル外交、イラン関係は?
2012.6.25 22:55 (1/3ページ)

24日、大統領当選後に演説するモルシー氏のテレビ画像(AP)
 【カイロ=大内清】エジプトのモルシー次期大統領は24日のテレビ演説で、エジプトが過去に結んだ国際条約の順守を約束した。1979年のイスラエルとの平和条約を念頭に置いたもので、エジプトが今後、急速にイスラエルとの関係を見直すことはないとみられる。ただ、人口8千万人超の地域大国エジプトに本格的なイスラム政権が成立すれば、対イスラエル関係を含む地域のパワーバランスに変化をもたらす可能性もあるだけに、今後の外交方針に注目が集まっている。

 モルシー氏の当選を受けて、イスラエルのネタニヤフ首相は同日、「両国の平和条約に基づき、協調関係が維持されることに期待する」との声明を出した。

 パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスと敵対するイスラエルには、ハマスの源流でモルシー氏の出身母体であるエジプトのムスリム同胞団に対する警戒感が根強い。

 その半面、国境を接するエジプトとの良好な関係を維持することはイスラエルにとって、ガザなどへの過激派の流入を防ぐ上での「戦略的資産」であり、警戒心をあらわにして、いたずらに関係をこじれさせたくないとの事情がある。

 一方、モルシー次期政権にとって、イスラエルとの平和条約を維持することは、同国の後ろ盾である米国の中東戦略を不問に付すことであり、その不快感は残る。とはいうものの、同条約を順守することで米国から年十数億ドルもの軍事・経済援助を受け続けられるメリットは無視できない。特に昨年2月の政変後は、長引く経済混乱で外貨準備高が激減しており、諸外国からの援助はモルシー新政権の命綱となる。

 ただ、エジプト国民には反イスラエル感情が根強い。モルシー氏としては「イスラエルの言いなり」と批判されたムバラク前大統領との違いを鮮明にするためにも、徐々に独自色を打ち出していきたいところだ。

 エジプトは現在、ハマスとパレスチナ主流派ファタハとの和解交渉などで仲介役を務めているが、今後、モルシー次期政権がハマス寄りの姿勢を鮮明にし始めれば、ハマスを「テロ組織」とみるイスラエルや米国との関係がぎくしゃくする可能性もある。

 エジプトにイスラム系大統領が誕生したことで、同国とイランとの関係の行方にも関心が集まっている。

 モルシー氏は25日配信されたイランのファルス通信とのインタビューで、「域内の戦略的なバランス」をとる上で重要だとして、同国との関係修復に意欲を見せた。イラン政府も24日、モルシー氏の勝利は、「イスラムの覚醒」によるものだと歓迎した。

 イランは、エジプトが、1979年のイスラム革命で亡命したパーレビ国王を受け入れたことや、イスラエルと平和条約を結んだことに反発し断交。現在は利益代表部を置くにとどまっている。

 ただ、イスラム教シーア派の地域大国イランに対しては、カタールやサウジアラビアなどスンニ派諸国も強い警戒感を持っている。同様にスンニ派の同胞団出身であるモルシー氏としても現時点では、イランとの関係強化に動くというものではなく、あくまでも、関係を修復しバランスをとろうというレベルにすぎないといえる。

 確かに、エジプト外務省には「モルシー氏や同胞団が実権を握れば、従来の外交方針と齟齬(そご)が生まれるとの懸念がある」(外交筋)。しかし、政権が代わったとはいえ対外関係でさまざまなしがらみがあるのも事実で、モルシー氏がすぐに独自外交を展開できるわけではない。

4639チバQ:2012/06/26(火) 00:10:03
http://mainichi.jp/select/news/20120626k0000m030040000c.html
イラン:「西洋文化の象徴」ネクタイ販売 取り締まり強化
毎日新聞 2012年06月25日 19時26分(最終更新 06月25日 22時23分)


当局の要請で洋服店からネクタイが一斉に消えた。この店では、目立たないように1本だけ展示していた=テヘラン中心部で2012年6月14日、鵜塚健撮影
拡大写真 【テヘラン鵜塚健】イランの警察当局が、ネクタイを販売する洋服店の徹底的な取り締まりを強めている。イラン政府はこれまでも、ネクタイは「西洋文化の象徴」として敵視してきたが、販売は容認していた。宗教界の影響力の高まりを受け服装規制を厳格化する当局に対し、市民や商店主から反発の声が上がっている。

 イスラム革命(79年)以降、反欧米を掲げるイランでは、官僚や政治家らは一切ネクタイを着用しないのが慣習。それでも私的なパーティーでは好んで着用する市民もおり、販売は許されてきた。

 当局は今年5月末以降、ネクタイを販売する洋服店の一斉取り締まりを開始。テヘラン中心部の洋服店店主の男性(30)によると、販売すれば罰金や3〜6カ月の営業停止処分にするとの通達があり、店頭から自主的にネクタイを撤去したという。男性店主は「当局は、女性の服装にもうるさいが、男性のネクタイまで規制するとはうんざりだ。これがイスラム共和国(イラン)のやり方だ」と不満をぶちまけた。

 例年当局は、春から秋にかけて主に女性のヘジャブ(頭髪を隠すスカーフ)着用を監視する服装規制を強化。これに対し、アフマディネジャド大統領は「過剰な取り締まりは好ましくない」とたびたび当局に苦言を呈してきた。しかし、イラン政界内で最近、大統領の影響力が低下。西洋文化を否定する宗教界の声が強まり、男女とも服装規制が加速している。

4640チバQ:2012/06/26(火) 00:12:43
http://mainichi.jp/select/news/20120625k0000e030184000c.html
スーダン:反政府デモ拡大 物価高騰、首都で7日連続
毎日新聞 2012年06月25日 12時14分(最終更新 06月25日 12時55分)


路上でタイヤを燃やす学生たち=スーダン・ハルツームで2012年6月22日、AP
拡大写真 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ東部スーダンで、政府を批判する学生らによるデモが活発化している。首都ハルツームで7日連続となった22日のデモでは路上でタイヤが燃やされ、治安当局は催涙ガス弾や警棒を使って参加者を追い払った。物価高騰などへの市民の不満は強く、今後さらにデモが拡大する可能性もある。

 現地報道によると、22日にはハルツームと周辺の複数箇所で数百人単位のデモがあった。参加者は「政権打倒」「物価高反対」などと叫んだという。

 スーダンは5月のインフレ率が30%を超え、物価高が市民生活を直撃。緊縮財政策を取る政府が最近、市民が安価で購入できるよう設定したガソリンへの補助金の廃止を決めたため不満が高まった。

 スーダンは財政を原油生産に大きく依存している。だが、油田の4分の3を有する南部が昨年7月、南スーダンとして分離独立し、石油収入の分配比率を巡って両国が折り合わず交渉が暗礁に乗り上げたことも、経済や財政の悪化に拍車をかけたとみられる。

4641チバQ:2012/06/26(火) 00:20:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120625/mds12062523100011-n1.htm
モルシー氏の正体とは 米で工学博士号 旧体制との戦いのシンボル…
2012.6.25 23:09

24日、カイロ市内の選挙本部に掲げられたモルシー氏の写真の前で大統領選での勝利を喜ぶ支持者たち(ロイター)
 大統領選に立候補を届け出たときは、所属するエジプト最大のイスラム原理主義組織、ムスリム同胞団が擁立したシャーティル副団長の「控え候補」という位置づけだった。シャーティル氏が選管の資格審査で失格となったことで、お鉢が回ってきた。

 1975年にカイロ大を卒業、82年に米国の南カリフォルニア大で工学博士号を取得し、同大学で教鞭もとった学究肌。出馬当初の記者会見では表情をこわばらせ、カリスマ的とされるシャーティル氏より見劣りするとの評価もあった。

 しかし、選挙戦ではイスラム色を抑制する一方、自らを「旧体制との戦い」のシンボルとして売り込み、支持獲得に成功。ムバラク大統領辞任後、初の大統領の座を射止めた。

 昨年4月に同胞団が設立した自由公正党の党首に就任、今回の選挙はその肩書のまま戦い、当選後に党と同胞団を脱退した。ただ、青年時代から身を置く同胞団から完全に“独立”することはできるのか、という疑問の声もある。

 同胞団は、上意下達による強固な統制力を誇る。決選投票で争ったシャフィーク元首相側からは、「最高指導者のバディーア団長や、序列が上のシャーティル氏らの操り人形になるのではないか」との批判も浴びせられた。

 軍部との政治対立克服とともに、「エジプト人の大統領」としての認知を得られるかも任期中の大きな課題となる。(カイロ 大内清)

4642チバQ:2012/06/26(火) 00:22:21
http://jp.reuters.com/article/JPshiten/idJPTYE85O05720120625
焦点:エジプト新大統領が試練の船出、改革実現の鍵は「共生」
2012年 06月 25日 19:21 JST
[カイロ 25日 ロイター] エジプト大統領選挙の決選投票で、イスラム穏健派「ムスリム同胞団」系の自由公正党党首ムハンマド・モルシ氏が勝利し、次期大統領となることが決まった。しかしこれは、同胞団と軍部との長い権力闘争の新たな幕開けといえるだろう。
これまで大半の期間を非合法とされてきた同胞団の出身で、エジプト初の自由選挙で選ばれた指導者となるモルシ氏は歴史的な勝利を飾ったとはいえ、変革はすぐには望めそうにない。モルシ氏が掲げた選挙公約のいくつかは棚上げされる可能性がある。

首相の任命など組閣を行うのはモルシ氏だが、今の議会では法案が通らない。1月に自由公正党主導の議会が成立したものの、暫定統治を行う軍最高評議会が、人民議会選挙についての最高憲法裁判所の違憲判断を受けて解散を命じたからだ。

米ケント州立大学のヨシュア・スタッチャー氏は「大統領としての足場を固め、徐々に力を蓄えて、軍最高評議会の権力を弱めたいとモルシ氏は考えていただろう」と指摘。「ただ現状は、民衆が選んだ大統領が、エジプトが長らく抱えてきた問題の責任を取らされる一方で、軍最高評議会は批判を免れることになる。軍はまるで王様のようだ」と語った。

<エジプトの新たな共生>

ムスリム同胞団にとって、大統領選での歴史的な勝利よりも重要かもしれない試練が待ち受けている。エジプトの新しい統治システムを定める新憲法の行方だ。

同国の首都カイロにいる西側のある外交官は「これは細心の注意を必要とする新たな政治的妥協、つまりエジプトの新たな共生の1つだ」と表現した。

新憲法には大統領の権限のほか、軍部の役割などが規定されるが、ムスリム同胞団はこれまで、軍の利権を保護する内容を盛り込む可能性を示唆している。

4643チバQ:2012/06/26(火) 00:22:47
同胞団を含む制憲委員会は先週、草案作りに着手したが、一方で軍部は、新憲法作成プロセスにおいて権限を強化しており、もし現行の制憲委員会が失敗したと判断されれば、新たな委員会を設立する権限も有している。裁判所は26日に現委員会の正当性を審査する。

<根深い既得権益>

モルシ氏にとって、軍部よりも手ごわい敵となりかねないのが、既得権益にしがみつく治安機関などだ。欧州外交評議会のイライジャ・ザーワン氏は「モルシ大統領は国家のかじ取りに苦労するだろう。主要な機関から改革の足を引っ張られる可能性がある」と分析。そのような抵抗に遭った場合、モルシ氏が権力を乱用する可能性もあるが、「それは間違っている」と指摘した。

対抗馬のアハメド・シャフィク元首相に対して得票率3.5%ポイント差での勝利は十分だが圧勝とは言いがたく、モルシ氏は反対勢力に協力を仰ぐ必要にすぐに直面した。勝利演説の中で、モルシ氏は全ての国民のための大統領になると語り、幅広い人材を集めた内閣とすると公言した。

組閣プロセスは25日に始まるが、ムスリム同胞団幹部によると、改革派のモハメド・エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長の名前も挙がっているほか、シャフィク氏も要請があれば入閣する用意があると語っている。

ムスリム同胞団の活動家は軍最高評議会に対し、立法権などの実権は今後も軍が握るとするなどの最近の決定を撤回するよう要請。一方で、水面下では評議会と妥協点を探っている。

取引が行われることを誰も疑うはずがないと語るのは、ブルッキングス・ドーハ・センターのシャディ・ハミド氏。「権力を分担する一時的な協定がなされるはずだ」と話す。

カイロ大学のムスタファ・カマル・アル・サイード教授も、両者には極めて重大かつ対立する問題が存在するとし、「モルシ氏にとって重要なのは、そうした問題を解決するか、もしくは妥協を受け入れるかのどちらかだということ。さもなければ、彼の統治が損なわれることになる」と指摘した。

(原文執筆:Tom Perry記者、翻訳:伊藤典子、編集:梅川崇)

4644チバQ:2012/06/26(火) 21:13:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000058-mai-int
<シリア>政権側将兵33人が軍を離反 大将クラスも
毎日新聞 6月26日(火)17時23分配信

 【エルサレム花岡洋二】アサド政権と反体制派の争いで内戦状態に陥っているシリアから25日、大将1人と大佐2人を含む将兵33人が軍を離反し、トルコへ陸路で逃れた。トルコ政府当局者の話としてアナトリア通信が伝えた。

 越境した将兵と家族の計約200人はシリア国境に近い南部ハタイ県の難民キャンプに移された。21日にはシリア空軍のパイロットが戦闘機でヨルダンに亡命したばかり。

 ロイター通信によると、トルコへ逃れたシリア軍の大将は13人に上り、シリアでアサド政権と武装闘争を続ける離反兵士団体「自由シリア軍」の活動を支えている。

 一方、トルコ政府は25日、トルコ軍戦闘機がシリア軍に撃墜された問題への対応を協議した。協議後、アルンチ副首相が記者会見し、「国際法の枠組みの中で措置を取る。戦争する意図はない」と語った。

4645チバQ:2012/06/26(火) 21:14:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000047-mai-soci

<出会い系>中東イスラム圏で人気 戒律厳しいけど…
毎日新聞 6月26日(火)13時10分配信

出会い系サイト「クルーブ」上では24時間、若者の会話(チャット)が絶えない。各自のプロフィルでは、社会の規制の反動からか、派手な容姿の男女が目立つ=テヘラン北部で、鵜塚健撮影

 インターネット上で男女が知り合う「出会い系サイト」が中東イスラム圏で人気だ。イランでは若者多数が参加するサイトが急増しており、保守的な宗教指導者らは自由交際の拡大に懸念を示す。戒律に縛られながらもパソコンに向かう若者たちの「思い」とは。【テヘラン鵜塚健】

【写真特集】街を歩くカップル、手はつながない

 イランで最も人気がある交流サイト「クルーブ(クラブ)」。04年に設立され、恋愛や結婚に関するものだけで1600以上のグループがある。友人(25)の手を借りて「イランの恋」(会員約5万2000人)に入ってみた。

 登録は無料。自己紹介欄には「学歴が同じ人」「宗教的な考えが強くない人」など好みが書かれ、義務化されたヘジャブを着けない女性の顔写真も多い。

 週末の午前、文章で会話する「チャット」コーナーには、10〜20代だという30人前後が参加していた。女性たちが「父親への贈り物は何がいい?」と当たり障りのない会話をする中、男性の一人が「誰か彼女になって」と発言。多くの女性が笑顔で拍手する絵文字で歓迎したが、管理者の女性が割り込んで「こういう発言はダメよ」と注意。会話はそれ以上発展しなかった。深いやりとりは、管理者の目も届かない2人だけの専用会話室で行われるらしい。

 宗教戒律の厳しいイランでは、男女が知り合う機会は限られる。学校教育では小学校から高校まで完全に分離される。婚前の自由交際は原則禁止だ。地方では親の勧めた相手、それも親族と結婚する人が多い。テヘラン在住の高校生、ファテメさん(18)は「弟と手をつないで公園にいただけで警官に止められた」と嘆く。

 ところが最近、ファテメさんの母親が、交流サイトの利用を勧めてきた。複数の利用者によると、交際がオンラインに限られる場合が多いことが、親の側に一定の安心感を抱かせるとか。子供のために「良縁」を広く求めたい親心もありそうだ。ファテメさんは「体格が良くて経済力がある男性を見つけたい」と連日画面をのぞく。

 交流サイト利用歴4年で東部マシャド在住の無職男性アラシュさん(25)は「ネット上で手軽に女性の友人が作れるのが魅力」と話す。テヘラン郊外の男子高校生、モルテザさん(18)は「女の子と話す機会が少ないので、話し方を学べるのが利点。友人の紹介もあって、彼女ができた」と「学習効果」を語る。

 政府は出会い系サイトの性的な発言などを細かく監視し、問題と見れば閲覧禁止措置も取る。それでも新サイトが3年前ごろから急増し、その数は100以上。政府の委託で交流サイトの調査をした研究者のモラディ氏(28)は「規制から逃れるという刺激が、流行を加速させている」と分析する。

 イラン司法府社会研究所は、結婚する夫婦の2%がネット上の出会いがきっかけで、うち半数が離婚したとの調査結果を2年前に発表。「ネット上にはうその情報があふれ、注意が必要だ」と警告する。宗教界も目を光らせる。高位聖職者マカレム・シラジ師は「結果的に結婚につながれば問題ないが、それ以外はハラーム(禁忌)だ」と、ネット交際の容認には慎重だ。

 出会い系サイトは他の中東諸国でも流行。カナダ企業が運営するイスラム教徒専用サイト「キラン」は、中東を中心に会員300万人を擁する。テヘラン大のコウサリ教授(社会学)は「女性の高学歴化が進み、親の言いなりでの結婚が減っている。条件のいい男性を探す手段として出会い系を利用しているのでは」と分析する。

4646チバQ:2012/06/26(火) 21:17:22
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012062690135338.html
ギリシャ ラパノス氏、財務相辞退 
2012年6月26日 13時53分

 【パリ=野村悦芳】ギリシャで財務相就任が決まっていたラパノス氏が二十五日、健康問題を理由にサマラス首相に辞退を申し入れ、了承された。債務危機をめぐって重要な外交、政治日程が続く中、危機対策を担当する大臣の不在という異常事態となった。

 ラパノス氏は二十二日、就任宣誓式を前に目まいや吐き気を訴えて病院に運ばれ、入院した。AFP通信などによると、首相に宛てた手紙で「健康問題により、職務を果たすことができない」と申し出たという。アテネの一部日刊紙は政治的対立が辞退の背景にあったと示唆している。

 六十五歳のラパノス氏は大手のナショナル銀行の頭取。辞退により、サマラス首相は人選のやり直しを強いられることになった。

 二十八、二十九日にはEU首脳会議が、七月九日にはユーロ圏財務相会合が開かれる。目の手術を受け、退院したばかりのサマラス首相はすでに首脳会議の欠席を発表している。新政府は財政緊縮策の見直しを求めてEUと再交渉する方針だが、出足からつまずいた格好だ。

(東京新聞)

4647チバQ:2012/06/26(火) 21:35:42
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120626/mcb1206260500005-n1.htm
米 対エジプト外交複雑に 新大統領にモルシ氏、軍部と対立 (1/2ページ)2012.6.26 05:00

モルシ氏のエジプト大統領当選が決まり、写真入りの垂れ幕を飾り喜ぶ支持者ら=24日、カイロ(AP)【拡大】
 エジプトで約30年間に及んだムバラク政権が崩壊してから初となる大統領選で、同国の選挙管理委員会は24日、決選投票の結果、イスラム原理主義組織、ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ氏がシャフィク元首相を破り、当選したと発表した。モルシ氏の得票率は51.7%、シャフィク氏は同48.3%。

 モルシ氏は当選後の初のテレビ演説で、全国民のための大統領となることを誓い、国民に団結を呼びかけた。同氏は「あらゆる公約を実現させるため最大限努力する」とし、「エジプト国家は全国民のためにある。われわれは皆平等の権利を有し、義務を負う」と発言。国際条約の順守を約束し、昨年の民主化闘争の犠牲者と家族に対し、哀悼の意を表した。

 ◆民主化への移行支持

 米ホワイトハウスはこれを受けてオバマ大統領の声明を発表した。それによると、オバマ米大統領は同日夜、電話でモルシ氏の勝利を祝福。米国が今後もエジプトの民主化への移行を支持し、同国民の味方であると伝えた。これに対し、モルシ氏は米国の支援を歓迎する意を表明した。

 一方で、今回の選挙はムスリム同胞団と暫定統治を担う軍最高評議会の長引く対立の始まりにすぎず、米国の対エジプト戦略を複雑化させるとの見方も出ている。

 ワシントンの政治団体、ウィルソン・センターで上級研究員を務めるアーロン・デビッド・ミラー氏は、米国が台頭するイスラム派勢力と軍部の間に挟まれていると指摘。だが「米国にとって、この状況は軍部とイスラム(原理)主義者の双方の均衡を保てるため良い結果であり、米国は双方に対応していく必要がある」と分析する。

 オバマ米政権はこれまで、北アフリカ・中東での民主化運動「アラブの春」を支持してきた。その一方でムバラク前大統領の独裁政権との長年にわたる協調関係や米国からの多額の援助が、エジプト・イスラエル平和条約の維持や米軍のスエズ運河経由でのペルシャ湾への経路の確保に役立ってきた。

 ◆先行き不透明で摩擦

 イスラム派の民主政権の下、こうした米国の利害がどうなるかについては、選ばれた指導者と軍部が、いかに権力を共有するかにかかっているといえる。

 選挙結果の公表に先立って、軍部は立法部門の権限掌握など権力強化への動きをみせている。同国の新憲法はまだ作成されておらず、先週にはエジプト人民議会も解散された。先行きの不透明感はすでに米国議会とオバマ政権の間に摩擦を引き起こしている。

 米国防省や対外支援の予算委員会の責任者を務めるパトリック・リーヒ上院議員(バーモント州・民主)は、オバマ政権による対エジプト軍事援助の維持決定への不支持を表明。同議員は24日、エジプトへの援助継続は同国軍部次第で、憲法がいかに起草されるかにかかっていると明言した。

 一方、ホワイトハウスのカーニー報道官は、米政権はエジプトの民主主義への移行が完了することを期待すると発言。「エジプト政府は同地域の平和・安全・安定化の支柱としての役割を今後も果たしていくことが重要だ」と述べた。(ブルームバーグ Nicole Gaoutte)

4648チバQ:2012/06/26(火) 21:37:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000003-mai-int
<エジプト>「イランと国交正常化」新大統領当選のモルシ氏
毎日新聞 6月26日(火)0時26分配信

 【カイロ前田英司】穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が擁立し、エジプト新大統領に当選したムハンマド・モルシ氏は25日、新政府発足に向けた協議を始めた。国民融和と団結を図る「救国内閣」の樹立を掲げ、幅広い勢力との連携を目指す構えだ。一方、イランのメディアによると、モルシ氏は30年以上にわたり断交するイランとの国交正常化を目指す考えを示した。国際社会は核兵器開発疑惑を巡りイランの孤立化を図っており、モルシ氏の発言は米欧の警戒を招きそうだ。

 イラン革命防衛隊系のファルス通信が25日伝えた。モルシ氏はインタビューで「政治的、経済的な協力関係を促進して国交を回復しなければならない。イランとのより良い関係が地域の均衡を図る」と、中東の戦略上、イランとの国交回復は不可欠との認識を示した。

 両国の関係は79年、イランのイスラム革命の際、パーレビ国王の亡命をエジプトが受け入れ、さらにイスラエルと平和条約を締結したことに反発して、イランが80年に断交した。81年から昨年の民主化闘争で倒れるまで独裁を続けたムバラク前政権は親米・親イスラエルに偏重し、関係改善は進まなかった。

 ムバラク前政権崩壊後は、イラン艦船がイスラム革命以降初めてスエズ運河(エジプト)を通過するなど、「雪解け」の兆候はあった。

 ムスリム同胞団の出身であるモルシ氏について、国際社会は表向き民意が選んだ結果を歓迎する一方、初の「イスラム系」大統領の政策を慎重に見極めてもいる。

4649チバQ:2012/06/26(火) 21:42:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120626/mds12062601170000-n1.htm
クウェート内閣が辞表 正統性に疑義
2012.6.26 01:13
 国営クウェート通信などによると、同国のジャビル首相が率いる内閣は25日、サバハ首長に辞表を提出した。

 同国の憲法裁判所は20日、今年2月の国民議会選は違憲で無効だったとの判断を示し、選挙前の議会の復活を命令。これを受け、内閣の正統性に疑義が示される可能性があるためという。

 クウェートでは政府と議会の対立から内閣総辞職や議会解散が繰り返されている。(共同)

4652チバQ:2012/06/27(水) 21:47:20
http://mainichi.jp/select/news/20120628k0000m030038000c.html
英女王:IRA元司令官と面会 和解進展も
毎日新聞 2012年06月27日 20時05分(最終更新 06月27日 21時39分)


マクギネスIRA元司令官(左)と握手するエリザベス英女王=ベルファストのリリック劇場で2012年6月27日、ロイター
拡大写真 【ロンドン小倉孝保】エリザベス英女王は27日、北アイルランド・ベルファストで、かつて英国からの分離を求め武装闘争を続けた過激派組織「アイルランド共和軍(IRA)」の元司令官と初めて面会した。両者は握手し、英国とIRAの和平合意(98年)以降の和解の進展を象徴するシーンとなった。

 元司令官は、北アイルランド自治政府の第1副首相となっているマーチン・マクギネス氏。面会の詳しい内容は明らかになっていないが、英BBCは両者が面会時に握手したと伝えている。

 女王は即位60年記念行事の一環として26日から2日間の日程で北アイルランドを訪れていた。女王の北アイルランド訪問は20回目だが、IRA元幹部と面会したことはなかった。女王は26日、IRAによるテロの犠牲者遺族とも面会した。

4653チバQ:2012/06/27(水) 21:51:32
>>4535-4539>>4602>>4620-4621>>4634>>4644
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/mideast/571961/
「内戦」続くシリア、妥協点みえぬ対立当事者
配信元:
2012/06/27 11:25更新
【イチから分かる】

 アサド政権と反体制派の対立が続くシリア情勢は、反政府デモの発生から約1年3カ月となる今月、国連高官が「内戦」状態にあると認めるに至った。国連・アラブ連盟合同特使であるアナン前国連事務総長の調停案はほぼ破綻している。激化する暴力の背景には何があるのか。(カイロ 大内清)

 アナン調停に基づき、シリア国内に展開する国連シリア監視団(UNSMIS)は16日、安全確保が難しくなったことを理由に、4月の派遣当初から連日実施してきた巡視活動などを停止した。このため、政権側と反体制派の双方への歯止めがまったくなくなり、戦闘がいっそう激化するとの懸念が強まっている。

 ただ監視団は、当事者である政権側と反体制派の「停戦合意」の履行状況を監視するのが基本任務だ。捕虜交換の交渉仲介なども行ってはきたものの、直接、戦闘行為を停止させる力は持っていない。武器携行も許されておらず、当初から活動には限界があるとみられてきた。

 また、アナン調停は両当事者に停戦を呼びかけるものだが、そもそも反体制派には多数の組織が存在し、統一的な意思決定ができる態勢にない。調停には初めから欠陥があったのだ。

 それでも国連がなおアナン氏の調停案にこだわるのは、国際社会が妥協可能なギリギリの線だとみられているためだ。国連安全保障理事会では、シリアの体制転換を主張する米英仏に対し、兵器売却などを通じアサド政権との関係が深いロシアは、中東戦略の柱であるシリアの体制崩壊を警戒。チベットやウイグル問題を抱える中国も、内政問題だとして反体制派弾圧への外国の介入に反対している。

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記事本文の続き このため調停案では、中露の合意を引き出すため、アサド政権存続を前提に、暴力停止と段階的な変革を促すという現実的な路線がとられている。

 しかし、政権打倒を掲げる反体制派には、政権が存続する限り、いつ弾圧の対象となるか分からないとの懸念がつきまとう。

 国際社会の支援が不可欠である反体制派の在外代表組織「シリア国民評議会」や武装組織「自由シリア軍」が表向きは調停案を受け入れつつも、当初から「調停案には無理がある」(同軍幹部)としてきたのはこのためだ。現在、国内の反体制派は本格的な武装闘争を再開している。

 逆にアサド政権は、同案に代わる解決策で国際社会が一致するのは難しいと見越して攻勢を強めている。政権側には、調停案が中ぶらりんな現状の方が、反体制派を武力粉砕するには有利でもあるのだ。

 こうした中、国際社会では、訴追免除などを条件にサレハ前大統領から副大統領に権限を委譲させて暴力停止につなげた「イエメン型」の解決をシリアに適用しようとの案も取り沙汰されている。

 だが、バッシャール・アサド大統領の退陣後も、同氏の出身宗派である少数派のイスラム教アラウィ派を中心としたシリアの権力構造は温存される可能性が高い。特に、反体制側の武装勢力には、イエメン型解決への拒否感が強い。

 武力では政府軍に及ばない反体制武装勢力は、北大西洋条約機構(NATO)の軍事介入がカダフィ政権を崩壊させた「リビア型」のシナリオを再現したいと狙っており、政府軍の報復で多数の住民に犠牲が出ても市街地での局地戦を継続することが欧米の軍事介入を誘う突破口につながると捉えている面もある。

 シリア内戦が周辺地域の流動化を招き、イスラム過激派の流入につながるとの懸念も消えていない。政権側と反体制派に妥協点がない中、打開の道筋は見えないままだ。

4654チバQ:2012/06/27(水) 21:51:43

 ■「アラウィ派支配」に根強い不満も

 シリアでは1963年、クーデターによりバース党政権が誕生、その際、権力奪取に中心的な役割を果たしたのが、イスラム教シーア派の一派とされるアラウィ派の軍人だった。

 人口の1割強といわれるアラウィ派にはもともと、北西部の山岳地帯に住む貧しい農民が多かったとされる。このため20世紀以降は教育費のかからない軍人を目指す者が増えた。

 現大統領の父、ハーフェズ・アサド前大統領もそうした一人で、70年に実権を握ってからは、アラウィ派出身者を軍や治安機関の要職に配置し、自身の権力固めに利用した。

 シリア人口の約7割を占めるイスラム教スンニ派には“アラウィ派支配”への不満も根強く、昨年3月の反政府デモ発生以降、戦闘が激化する遠因ともなっている。今年5月から各地で相次いでいる住民の「虐殺事件」について、反体制側は「アラウィ派民兵集団の仕業」と非難している。

4655チバQ:2012/06/27(水) 21:52:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120627-00000560-san-int
シリア問題連絡調整グループ会合 イラン参加で米露綱引き
産経新聞 6月27日(水)15時6分配信

 【ニューヨーク=黒沢潤、モスクワ=佐々木正明】ロシアのチュルキン国連大使は26日、シリア問題に関する国連・アラブ連盟合同特使を務めるアナン前国連事務総長が30日に開催を提唱している「連絡調整グループ」の会合にロシアのラブロフ外相が出席すると明かした。

 連絡調整グループは、シリア情勢を打開するため、国連安全保障理事会常任理事国5カ国とシリア周辺国で構成、アサド政権と反体制派の双方と協議を行うことを目指しているが、イラン参加の当否をめぐって米国とロシアが対立している。

 アナン氏は「連絡調整グループ」の会合に、イランを招待したい考えでロシアはこれに賛成している。

 チュルキン大使は「(30日の)会合を重視している。ロシアが提唱しているシリア問題の会議と同様の構想のものだ」と述べた。

 また、ロシアのインタファクス通信によると、中東歴訪中のロシアのプーチン大統領は26日、連絡調整グループ会合にイランを呼ばないというのは「正常化の過程に加わる隣国は多いほどいい。外交官が好んで使う言葉だが、非生産的だ」などと発言、イランの参加に反対する米国を牽制した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120627-00000013-jij_afp-int
「シリアは戦争状態」、アサド大統領 反体制派鎮圧を命じる
AFP=時事 6月27日(水)12時18分配信

シリアの新閣僚就任式で話すバッシャール・アサド大統領(2012年6月26日撮影)。

【AFP=時事】シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は26日、シリアは戦争状態にあると述べ、反体制派を鎮圧するよう新たに任命された閣僚らに命じた。

首都近郊で大規模な戦闘

 反体制派の民衆蜂起は16か月目に入り、緊張はいっそうの高まりをみせている。国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、アサド大統領は、シリアが「まぎれもない戦争状態」にあることを認め、「戦争状態である以上、われわれの全ての政策と能力を使って勝利を確保しなければならない」と新閣僚らに語った。

 シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、26日にはシリア国内で民間人68人、政府軍兵士41人、反体制派戦闘員7人の116人が死亡した。

■米政府「アサド氏は権力失いつつあるが捨て身」

 米政府は、シリア軍将兵の国外逃亡や、首都ダマスカス(Damascus)近郊でも激しい戦闘が起きたことを挙げ、「捨て身の」アサド大統領が徐々に権力を失ってきていると指摘する。

 ジェイ・カーニー(Jay Carney)米大統領報道官は「アサド氏はゆっくりと権力を失いつつある。ゆっくりすぎるとはいえ」と述べ、軍幹部が最近ヨルダンとトルコに逃れたこともアサド政権が国内を掌握できなくなっていることのもう一つの証左だと語った。

 一方でカーニー報道官は「だが、アサド氏が航空戦力と(政府系民兵組織の)シャビハ(Shabiha)を投入し続けていることから、同氏がいかなる代価を払ってでも権力にしがみつこうと捨て身になっていることは明らかだ」と述べた。

 また米政府は、前週のシリア軍によるトルコ軍機撃墜について北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるトルコへの支持を表明。さらに、シリア問題をめぐって30日にスイスのジュネーブ(Geneva)で開かれる予定の国際会合にイランを参加させるべきだというロシアの主張に反対する考えを示した。【翻訳編集】 AFPBB News

4656チバQ:2012/06/27(水) 21:54:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000118-mai-int
<シリア>首都郊外で戦闘 「複数の死者」情報も
毎日新聞 6月26日(火)22時45分配信

 【カイロ前田英司】シリアの首都ダマスカス郊外にある共和国防衛隊の基地近くで26日、共和国防衛隊と反体制派の戦闘員が交戦し、反体制派組織「地域調整委員会」は複数の死者が出たと伝えた。

 現場はダマスカス中心部から8キロしか離れておらず、共和国防衛隊の基地付近での戦闘発生は極めて異例。首都はアサド政権の拠点とされるが、最近、戦闘が頻発している。

 共和国防衛隊はアサド大統領の弟マーヘル氏が指揮する精鋭部隊で、首都の警護が主任務。昨年来の民主化闘争では政権側の弾圧の主力ともいわれた。

 一方、東部デリゾールや中部ホムスなどでは26日、政府軍が砲撃を仕掛け、地域調整委員会によると、各地で計50人以上が死亡した。

http://mainichi.jp/select/news/20120627k0000e030180000c.html
シリア:打開策の糸口遠のく
毎日新聞 2012年06月27日 12時21分(最終更新 06月27日 12時34分)

 シリアのアサド大統領が26日、「本物の戦争状態にある」と宣言したことで、内戦状態に陥ったシリア情勢が一段と混迷するとの懸念が高まっている。政府軍と反体制派の交戦は激化の一途で、30日に開催予定のアナン国連・アラブ連盟合同特使の提案による「シリア連絡グループ」会合で打開策が打ち出される可能性は小さい。シリア問題の出口はますます見えにくくなっている。【カイロ前田英司、ワシントン白戸圭一】

 「すべてが戦争の勝利に向けて動く必要がある」。アサド大統領は26日、総動員態勢で反体制派と交戦する意向を強調した。在英人権団体「シリア人権監視団」によると、26日には全土で計140人が死亡。このうち軍兵士の死者46人に対し、民間人は87人とされ、一般市民に被害が広がっている現状が浮き彫りになった。

 26日には、政権の拠点である首都ダマスカス近郊で、精鋭部隊の共和国防衛隊と反体制派が激しく交戦。AFP通信などによると、戦闘では大砲などが使用され、首都近郊では最も激しい戦闘に発展したという。北部では、反体制派が対空砲などで政府軍のヘリコプターを撃墜したとの情報もあり、戦闘は激しさを増している。

 一方、アサド大統領の演説は、危機感の表れとの見方もある。米紙などによると、サウジアラビアやカタールなどから反体制派への武器や資金提供が進み、配分などについて米政府が関与しているとされる。

 カーニー米大統領報道官は26日、「最近の軍高官のヨルダンとトルコへの亡命は、アサド政権がシリア国内で支配力を失っていることの証左だ」と述べ、アサド政権の弱体化が進展しているとの見解を示した。

 シリアでは21日に空軍パイロットが戦闘機でヨルダンに亡命。25日には将兵33人が陸路でトルコへ逃れた。カーニー報道官は「退陣拒否が恐るべき犠牲をシリア国民にもたらしている」と述べ、早期退陣を重ねて求めた。

4657チバQ:2012/06/28(木) 22:43:23
http://www.asahi.com/international/update/0628/TKY201206280131.html
2012年6月28日19時19分
ギリシャ大統領、エコノミー利用 EU首脳会議出席で
 ギリシャのパプリアス大統領が、28日からの欧州連合(EU)首脳会議に出席するため、定期便のエコノミークラスでブリュッセルに向かうことになった。大統領は83歳。アテネ―ブリュッセルは約3時間半かかる。

 ロイター通信によると、ギリシャのエーゲ航空に乗る。ギリシャは国際的な支援を受け、増税や年金カットなどの緊縮策を続けている。関係者は「模範を示すためだ」と話したという。大統領は年28万ユーロ(約2800万円)の給与も返上している。

 もともとは、就任したばかりのサマラス首相が出席して緊縮策の緩和について交渉する予定だったが、目の手術を受けて1週間の静養を命じられた。外相による代理には、EU側が「首相か国家元首でなければならない」と難色を示し、ふだんは儀礼的な立場にすぎない大統領が出ることになった。首相のメッセージを携えて臨むという。(ローマ=石田博士)

4658チバQ:2012/06/28(木) 23:06:49
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120628/mcb1206280504014-n1.htm
伊、総選挙の前倒し現実味 首相、奮闘も支持率低下続く (1/2ページ)2012.6.28 05:00
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メルケル独首相(左)と言葉を交わすモンティ伊首相。支持率低下で総選挙前倒しの可能性が高まっている=22日にローマで行われた欧州4カ国の首脳会議(ブルームバーグ)【拡大】
 ベルルスコーニ政権崩壊を受け就任したイタリアのモンティ首相が欧州債務危機対策をめぐり域内各国間の意見調整を進める一方、国内では労働市場改革に道筋を付けるなど奮闘している。しかし、景気が一向に改善しないなか、支持率は低下を続け、総選挙前倒しの可能性に直面している。

 ◆成長促進へ集団行動

 モンティ首相は外交面ではユーロ圏諸国に成長促進に向けた集団的行動を強く求めている。同首相はローマでの会談から1週間とあけずにドイツとスペイン、フランスの3カ国首脳と再びEU首脳会議で議論する。

 ユーロ圏17カ国の改革方法をめぐり欧州首脳が話し合いを進めるなか、モンティ首相とフランスのオランド大統領は政府債務の共有化案を提唱。財政規律を重視しているドイツのメルケル首相の説得に当たっている。

 一方、膝元のイタリア国内では26日行われた労働市場改革法案の一部に関する2回目の下院採決で多数の賛成票を獲得。27日午後に法案全体に関する最終的な採決が行われ、議会を通過する見通しだ。

 法案は経営難の企業による解雇を容易にし経済の再生を狙ったもので、若年層や女性の雇用を支援するための動機付けや、従業員解雇における企業の柔軟性向上、現行ルールよりも幅広い労働者を対象とする新たな失業給付制度の導入が盛り込まれている。モンティ首相は法案をめぐり同国最大の労働組合や政権に協力している中道左派の反対に遭い譲歩を迫られた。

◆政治的行為足りない

 ボッコーニ大学のトマゾ・ナンニチーニ教授(政治経済学)は「モンティ首相は欧州の状況の中ではうまくやっているが、内政面では求心力が一段と低下しつつあるようだ。政治的行為が足りないとの印象を与えている」との見方を示した。

 みずほインターナショナルの欧州担当チーフエコノミスト、リッカルド・バルビエリ氏は「イタリア国内の総合経済戦略の強化も重要だ。構造改革の完了と歳出見直しの実行はとりわけ重要だ」と指摘した。

 2001年以降で4度目となるリセッション(景気後退)や国債の利回り上昇(相場下落)の中で、連立政権に対する支持率は当初の77%から49%にまで急落。13年5月までに行われる総選挙が前倒しされるとの観測も強まっている。上院金融財政委員長でモンティ政権に閣外協力しているマリオ・バルダサリ氏はインタビューで「総選挙の前倒しは議会で反ユーロ勢力の台頭につながりかねない。狂気の沙汰だ」と話した。(ブルームバーグ Andrew Frye、Chiara Vasarri)

4659チバQ:2012/06/28(木) 23:07:52
http://www.cnn.co.jp/world/30007140.html
メキシコ大統領選挙迫る、候補者たちは麻薬戦争で新戦略
2012.06.28 Thu posted at: 09:00 JST

(CNN) メキシコ大統領選の投票日が7月1日に迫っている。候補者の人間性や曖昧(あいまい)な公約が選挙戦を動かしているが、それでも、特に治安問題に関しては、具体的政策が多少なりとも関心を呼んでいる。

全候補は、カルデロン現大統領によって米国との協調の下に進められている麻薬密売人との戦争から大きく政策転換し、暴力抑制に重点を置くと公約している。リードしているエンリケ・ペナ・ニエト候補は、麻薬組織のリーダー逮捕よりも殺人発生率の減少に力を入れると述べている。カルデロン大統領が所属する国民行動党(PAN)の候補、ホセフィナ・バスケス・モタ氏も同じような考えだ。

このような政策転換は、カルデロン大統領が麻薬組織との戦いを始めた2007年には2000件余りだった麻薬関連の暗殺・殺人が、11年には1万6000件以上にもなっている現実を反映したものでもある。

暴力は、米国国境近辺や麻薬の主要生産州から、以前は安全だった主要都市などへ拡大した。メキシコの犯罪組織は、活動の範囲を広げ、恐喝、誘拐、強盗、人身売買や麻薬の小売りにまで進出して、一般市民を直接食い物にするようになっている。流血事件が、麻薬密輸と同じくらい犯罪組織にとって重要な活動となっている地域もある。

大統領候補の政策変更は、政治的な計算でもある。選挙民にとって治安問題は、経済と並ぶ最大の関心事で、79%は、現在の治安対策が有効だとは思っていない。それでも、約80%のメキシコ国民は、政府が麻薬組織などと取引する形で彼らに降伏することは望んでいない。それに答えて候補者たちは、刑罰逃れを減らし、国から地域レベルまで警察や司法組織を強化することを公約している。

このような政策転換は、メキシコ、または米国にとって必ずしも悪いことではない。米国・メキシコ間の緊密な協調関係は進化してきており、ヘリコプターや高速艇など提供といったハード面よりも、警察官・検察官の訓練、地域開発などのソフト面重視となっている。候補者たちの提案は、メキシコでの民主的な法の支配の確立を助ける動きに沿った新たな展開に過ぎない。

メキシコの治安対策変更は、米国への麻薬流入にはほとんど影響を与えないだろう。米国は、およそ700億ドルと推定される世界最大の違法薬物市場だ。

米国人好みの麻薬は時とともに変化しているが、違法薬物使用の蔓延(まんえん)は続いている。直近の全国調査では、12歳以上の米国人の1割近くが、過去1カ月間に違法薬物を使用したと答えている。

大量の麻薬や麻薬資金が全米中をいまだに飛び交っているが、米国の街は今日、過去20年よりも安全になっている。その大きな理由は、地域から連邦レベルまでの治安当局が、麻薬よりも暴力対策に重点を置くようになったことである。

警察は、単に麻薬取引を追うだけでなく、麻薬ビジネスの実施方法に影響を与えようとしている。最も有名な1990年代のニューヨーク市での対策変更では、警察官の評価は、犯人逮捕ではなく巡回地域の犯罪率低下を基に行われるようになった。

メキシコが、プロフェッショナルな警察や公正な裁判所を構築しながら暴力を抑制すれば、街はより安全になる可能性がある。

この点ではメキシコは、様々な面で米国自身の前例を追いかけている。またこのことは、米国も注視する麻薬取引の抑制重視からの転換を意味するが、米国は、これを支持しメキシコを引き続き支援しなければならない。

4660チバQ:2012/06/28(木) 23:09:56
http://www.cnn.co.jp/world/30007133.html
エジプト新大統領、副大統領に女性やキリスト教徒を起用へ
2012.06.27 Wed posted at: 11:58 JST
カイロ(CNN) エジプト初の民主的な大統領選で当選し、組閣作業を進めているムハンマド・ムルシ氏が、副大統領に女性やキリスト教徒を起用する意向を示していることが分かった。政策顧問のアフマド・デイフ氏が25日、CNNに語った。

同氏は「エジプト史上初めて、女性が(副大統領の)地位に就く」と述べ、「特定の政策やグループを代表するのではなく、強力な権限を持つ副大統領」として任命されるとの見通しを示した。

ムルシ氏はかつて、女性の大統領就任を禁止すべきだと主張したこともある。しかし大統領選の決選投票前には、男女平等や女性の権利尊重を訴えていた。

デイフ氏によると、もう1人の副首相にはキリスト教徒が任命される見通し。大統領は少数派の権利を守ることも約束している。デイフ氏は、エジプトがイスラム国家となることは決してないと強調した。

一方、大統領選で敗れた旧ムバラク政権最後の首相、アフマド・シャフィーク氏は26日、国外へ旅立った。同氏の事務所によると、私人としてアラブ首長国連邦とサウジアラビアを訪問する。サウジでは2人の娘とともにメッカ巡礼を予定している。帰国後には新党を結成する意向だという。

4661チバQ:2012/06/28(木) 23:26:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120628/mds12062822220003-n1.htm
首都中心部で大きな爆発 シリア、治安悪化続く
2012.6.28 22:20

28日、ダマスカス中心部の裁判所近くの爆発現場で炎上した車(AP)
 シリア国営テレビなどによると、同国の首都ダマスカス中心部の商業地区にある裁判所付近で28日、大きな爆発が起きた。当局筋によると車約20台が炎上し、3人が負傷した。死者はいないもよう。

 27日には、首都郊外にあるアサド政権支持派の衛星テレビ局が襲撃されたばかり。その前日には、政府軍精鋭の共和国防衛隊などと反体制派が近郊で激しく衝突するなど、比較的安定していた首都や近郊の治安情勢の悪化が続いている。

 国営テレビは今回の爆発を「テロリストの犯行」として反体制派を非難した。現場には爆発物が3つあり、そのうち2つが爆発したという。(共同)

4662チバQ:2012/06/28(木) 23:27:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120628/erp12062810170000-n1.htm
簡単に首切り? 伊議会、解雇条件緩和の法案可決 労働組合側は反発
2012.6.28 10:15
 イタリア下院は27日、企業が従業員を解雇する際の条件を緩和するなど一連の労働改革法案を可決した。正規雇用や外国企業の進出を促す狙い。

 イタリアでは労働者憲章と呼ばれる法律の18条で、15人以上の従業員を抱える企業が正当な理由なく解雇した場合、その従業員を再雇用する義務があると規定。これにより企業が雇用に尻込みし、非正規雇用を増やしているほか、外国企業の進出も阻んでいると指摘されてきた。

 改正法は、解雇に正当な理由がないと裁判所が認めた場合、再雇用ではなく、最大で月給24カ月分の補償金支払いを企業側に義務付けた。労働組合側は「企業側の都合による解雇が増加する」と強く非難。一方で産業界は、労組や左派系政党の圧力で盛り込まれた多額の補償金規定により、改革の内容が薄められたと批判。「解雇の際の企業側の負担が大きすぎる」と不満を示している。(共同)

4663チバQ:2012/06/28(木) 23:28:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120628/amr12062808560000-n1.htm
【今、何が問題なのか】
大物逮捕、殺害…メキシコ「麻薬戦争」は終わり?
2012.6.28 08:18 (1/3ページ)

「麻薬組織の大物の息子」の逮捕発表で、カメラの前に引き出された容疑者の男性(中央)。その後、別人と判明した=21日、メキシコ市(AP)
 7月1日に大統領選を控えたメキシコで、治安当局が麻薬密売組織の大物の息子を逮捕したと発表したが、直後に別人と判明。現政権が進めてきた「麻薬戦争」の成果の一つと絶賛した政権与党は、顔をつぶされた格好になった。選挙戦では与党候補の苦戦が伝えられる。政権交代となれば、“戦況”はどう変化するのか。きょうのテーマは「麻薬戦争は終わり?」とした。(内畠嗣雅 SANKEI EXPRESS)


旧与党が政権奪還か


 メキシコはいまは野党の制度的革命党(PRI)が2000年まで71年間、一党支配した。だが、00年、06年の大統領選では、国民行動党(PAN)の候補が連勝=大統領は任期6年、再選禁止。「麻薬戦争」は、06年に就任したPANの現職、フェリペ・カルデロン大統領(49)が始めた。軍を動員して麻薬組織の壊滅を目指したのだが、当局と組織の衝突、組織間の抗争が激化して暴力が蔓延(まんえん)。5万人の死者を出すに至った。選挙戦での与党候補、ホセフィナ・バスケスモタ元教育相(51)の苦戦の要因となっている。

 PRI一党支配の時代は、「平和」と政治家への賄賂の見返りに、麻薬組織の活動は黙認された。長期政権と組織がなれ合っていたのだ。麻薬消費国であり、密輸を阻止したい米国は、カルデロン政権の麻薬戦争を支持し、組織撲滅のための資金、情報を提供してきた。米国では、PRIが政権を奪還した場合、かつてのなれ合いが復活するのではないかとの懸念も強い。


なれ合い復活の懸念


 PRIの大統領候補、エンリケ・ペニャニエト前メキシコ州知事(45)は、支持率で一貫して優位に立っている。国内外に向け、「なれ合いの復活はない」と繰り返し強調してきた。麻薬組織対策では、組織撲滅の努力は続けるが、対決姿勢を前面に出すのでなく、「殺人や誘拐、恐喝などから国民を守ることに重点を置く」という。麻薬戦争で動員された軍については、「適切な時期まで任務にあたる」と早期の撤退を否定した。

 支持率で2番手につけるのは、06年大統領選で小差で落選した革命民主党(PRD)のアンドレス・ロペスオブラドル氏(58)である。暴力の背後にある政治腐敗や貧困と戦うという。

 ペニャニエト氏は暴力をなくす具体的な方法を提示しておらず、麻薬組織と取引するのではないかとの疑念がぬぐえない。ロペスオブラドル氏がいう腐敗の一掃、貧困対策は大切だが、麻薬組織対策としては長期的なものでしかない。バスケスモタ氏は現政権の対決姿勢を継承、対策にあたる国家警察を現行の4倍の15万人に増強するとしている。


「大物の息子」は別人


 今月21日、メキシコの治安当局は麻薬組織、シナロア・カルテルの最高幹部ホアキン・グスマン容疑者(55)の息子の一人、ヘスス・グスマンサラサル容疑者(26)を、麻薬関連の容疑で逮捕したと発表した。グスマン容疑者は01年に刑務所を脱獄。グスマンサラサル容疑者は後継者としての地歩を固めつつあるという。

 現政権の麻薬戦争は、組織の大物の逮捕や殺害などの成果を挙げており、これもその一つだと、バスケスモタ氏を含む与党幹部、さらには米取り締まり当局も絶賛した。「グスマンサラサル容疑者」は手錠姿でテレビカメラの前に引き出された。

 だが、22日、逮捕された男性の母親が「あれはグスマンサラサル容疑者でなく、私の息子だ」と、家族写真を持って名乗り出た。治安当局は別人だったことを認めたが、間違えた経緯は明らかにしていない。

4664チバQ:2012/06/29(金) 12:45:34
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012062902000100.html
麻薬戦争 メキシコ5年半、6万5000人死亡
2012年6月29日 朝刊

 【ニューヨーク=青柳知敏】七月一日に大統領選が投票されるメキシコで、カルデロン大統領が麻薬密輸組織掃討作戦を開始してからの五年半に、戦闘で死亡した組織メンバーや治安要員と、巻き込まれて犠牲になった市民を合わせた死者総数が約六万五千人に上ることが分かった。米国への密輸ルートの出口となる北部国境地帯の治安が悪化し、「麻薬戦争」は泥沼化。対策は大統領選の最大の争点となっている。

 掃討作戦は、二〇〇六年十二月に就任したカルデロン大統領が内外に宣言。米国境を中心に約六万人の治安要員を送り込み、密輸ルート封じ込めと組織解体を目指している。米政府は中央情報局(CIA)の工作員を新たに派遣するなど昨年から支援を強化した。

 メキシコとの国境問題に詳しい米ニューメキシコ州立大のモリー・モロイ研究員によると、カルデロン政権発足後にメキシコ国内で殺害された同国民は十万九千二百六十五人。うち、政府統計や現地メディアの報道などを基にした麻薬戦争関連の死者は、推計で約六割の六万五千五百五十九人に上るという。

 掃討作戦の最前線都市シウダフアレスでは、今年一月から五月までに約四百九十人が殺害された。ただ、虐殺現場に遭遇した住民は「当局が発表する死者数は実際よりも少ない」と証言した。

4665チバQ:2012/06/29(金) 19:21:48
http://mainichi.jp/opinion/news/20120620ddm003030076000c.html?inb=yt
クローズアップ2012:シリア「内戦状態」 報復連鎖「春」は遠く 政権背水、国連手詰まり
毎日新聞 2012年06月20日 東京朝刊


シリアの民主化騒乱開始後の死者数
拡大写真 アサド政権軍と反体制派の武力衝突が激化するシリアは「内戦状態」に陥った。展開中の国連シリア停戦監視団は活動中断に追い込まれ、局面打開のカギを握るとされる2大国・米露のミゾは埋まらず、解決策を見いだせないでいる。「アラブの春」から取り残されたシリアで続く「虐殺」と「報復」。シリア情勢は泥沼化の様相をみせる。【カイロ前田英司、ニューヨーク草野和彦、ロスカボス(メキシコ)白戸圭一、モスクワ田中洋之】

 「この3〜4日間、砲弾や迫撃弾が撃ち込まれ続けている。連日少なくとも20人が死んでいる状況だ」

 シリア中部ホムスで活動する反体制派活動家のワリド・ファレス氏が19日、毎日新聞の電話取材に声を張り上げた。受話器から爆発音が何度も聞こえてくる。ホムスは反体制勢力が強く、政府軍は約2週間前から包囲を強化、「1日数発だった着弾数が今は50発近くだ」(ファレス氏)。戦闘は収まる気配がなく、市内には約1000世帯が退避できず取り残される事態になった。

 シリアに展開する約300人の国連シリア停戦監視団は16日以降、治安情勢の悪化で活動を中断している。国連本部内では「非武装で、しかも攻撃されたのに『現場に行け』とは言えない」などの声が上がる。

. ムード団長は16日、政府軍と反体制派の暴力の連鎖が「過去10日間」に激化したと中断理由を説明した。中部クベイルなどで「虐殺」が発覚し、離反兵士団体「自由シリア軍」の前線兵士が停戦放棄を公言し出した時期と前後する。

 反体制派はこの頃から対戦車ミサイルを駆使し、政府軍の戦闘車両を標的にした。危機感を強めた政府軍は攻撃ヘリコプターを投入し、反体制派の拠点奪還のため集中砲撃に出て、戦闘が拡大した。

 反体制派組織「地域調整委員会」は、監視団の活動中断を「市民の放棄で受け入れられない」と非難。一方、シリア外務省は「『武装テロ集団』が暴力を激化させた」と訴え、「アラブ諸国などが最新の武器を提供している」と主張した。反体制派は毎日新聞の取材にサウジアラビアやカタールからの資金供与を認めている。

 ジュネーブで18日開かれた国連人権理事会でピレイ人権高等弁務官はアサド政権の弾圧を厳しく非難し、「戦争犯罪となる可能性もある」と述べた。

 だが、シリア国内少数派のイスラム教アラウィ派出身で父子40年の支配を続けるアサド大統領にとり、政権崩壊は自らの命だけでなく、アラウィ派全体の危機であり、妥協できない。ロシアの後ろ盾が強硬姿勢を支えている。一方、反体制派は密輸や国内外の支援で武装強化を図るが、正規軍との差は依然大きく、米欧の積極介入に期待するのが本音だ。

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4666チバQ:2012/06/29(金) 19:22:12
 レバノン人の中東専門家でパリ・アメリカン大学のジヤド・ナゲド教授は「現状を考えれば数千人規模の監視団でなければ対応できない」と指摘する。ただ、これまで「中立」だった首都ダマスカスで反政府のストライキが起きるなど、「政権基盤は揺らいでいる」とも分析した。


シリア情勢と周辺国の関与
拡大写真 ◇露、拠点堅持に強硬 米、成果なく焦燥感 首脳表情硬く、対立する
 オバマ米大統領「一致できない分野があることを認めながらも、成果を積み上げていく」

 プーチン露大統領「シリアを含め、多くの共通点があった」

 18日、ロスカボスでの米露首脳会談。終了後、両首脳は記者団に会談の「成果」を懸命に強調したが、表情は硬く、ほとんど目を合わさない。予定を超え2時間に及んだ会談の「3分の1以上」(マクフォール駐ロシア米大使)を費やしたシリア問題で、アサド政権退陣を迫る米国と、「外圧」を拒むロシアの主張は平行線をたどった。米露の「不和」が国際協調を阻み、事態悪化を促す要因にもなっている。

 ホワイトハウスによると、オバマ氏側は「アサド大統領にシリアを率いる正統性はない」と即時退陣を求め、ロシアからの武器売却についても「紛争を長引かせるだけだ。もう終わらせるべきだ」と率直に迫った。

. これに対し、プーチン氏側は「政治的移行」の必要性は認めつつも、名指しでアサド政権退陣を迫ることは避け、移行には「シリアの主権や領土保全」を条件とするよう求め、米国の影響力排除に腐心した。

 背景には「両大統領が明確にしたおのおのの国益」(同大使)の違いが鮮明になったことがある。

 オバマ政権は「アラブの春」を支援してきたが、シリア情勢では展開を読み間違え、後手に回った。国際社会のアサド政権批判の高まりの中、有効打が見つからないいらだちもある。その矛先はロシアに向く。クリントン国務長官がシリアへの攻撃ヘリ供与疑惑を公表したのも、武器供与を続けているとみるロシアへの圧力強化の狙いがあったが、ロシアの強硬姿勢を促すことになった。

 一方、ロシアは昨年、リビア空爆に道を開く国連安保理決議を棄権し、カダフィ大佐が殺害され中東の拠点を失う「誤算」を経験し、欧米主導の「介入」へ不信感は根強い。

 ロシアはシリアを「中東の外交・戦略拠点」と位置付け、西部タルトスの海軍基地や軍事権益の堅持を国益と考えている。ロシア海軍は18日、黒海艦隊の大型揚陸艦2隻が「ロシア市民の安全とタルトス基地のインフラを守るため」にシリア派遣の準備を整えていると表明。近く中国やシリアなどと合同訓練するとの報道もあり、欧米をけん制する姿勢を強めている。

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4667チバQ:2012/07/01(日) 14:29:03
>>4250>>4352>>4402>>4414>>4483>>4625
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120630-00000098-mai-int
<西アフリカ>世界遺産の聖廟 過激派組織が破壊
毎日新聞 6月30日(土)22時58分配信

 【ヨハネスブルク支局】AFP通信などによると、西アフリカ・マリの北部を支配しているイスラム過激派組織「アンサル・ディーン」が6月30日、世界遺産都市トンブクトゥでイスラム教指導者の聖廟(せいびょう)を破壊した。すべての聖廟を破壊すると宣言しているという。

 地元の目撃者によると、アンサル・ディーンはシャベルなどを使って破壊を続けているという。アンサル・ディーンの報道官はAFP通信に対して、国連教育科学文化機関(ユネスコ)がトンブクトゥを危機遺産リストに掲載したことへの報復であることを示唆した。

 トンブクトゥにある三つのモスク(イスラム礼拝所)と16の聖廟・聖墓は1988年に文化遺産に登録された。ユネスコは28日、トンブクトゥを含むマリ国内の2カ所の世界遺産を「北部を支配する武装勢力同士の抗争により危険にさらされている」ことを理由に危機リストに載せた。

 トンブクトゥでは今年5月にも国際テロ組織アルカイダ系の武装組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ」が聖廟を破壊した。

 マリでは今年3月、国軍反乱部隊が蜂起して首都バマコを掌握。反政府武装勢力「アザワド解放民族運動(MNLA)」が北部を支配して「独立」を宣言するなど、混乱状態に陥っている。MNLAはアンサル・ディーンと連携している。

4668チバQ:2012/07/01(日) 14:48:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120630/amr12063019370005-n1.htm

政権交代の可能性大 1日のメキシコ大統領選
2012.6.30 19:36
 【ニューヨーク=黒沢潤】メキシコで1日、大統領選が行われる。カルデロン現政権が進める麻薬組織掃討作戦が奏功せず、失業率も上昇していることから、カルデロン氏の後継候補が大苦戦し、中道左派の野党、制度的革命党(PRI)のペニャニエト前メキシコ州知事(45)が優勢で、12年ぶりに政権が代わる可能性もある。

 事前の世論調査によると、首位のペニャニエト氏に、2006年の前回大統領選で小差で破れた中道左派、革命民主党(PRD)のロペスオブラドル元メキシコ市長(58)が続く。与党国民行動党(PAN)のバスケス元教育相(51)は低迷している。

 PANは00年、71年にわたって政権を維持してきたPRIから政権を奪取。06年の大統領選で当選した同党のカルデロン大統領はこれまで5年半、軍隊を動員して麻薬組織の鎮圧に努めてきたが、軍による掃討や組織同士の抗争による死者が5万人を超えてもなお、解決の兆しが見えないのが実情だ。有権者からのPAN政権への信頼は大きく揺らいでいる。

 メキシコ経済は今年、3・5%の成長が予想されているが、発展著しい南米のペルーやブラジルと比較して鈍化傾向にある。雇用創出を訴えて就任したカルデロン氏だが00年以降、失業率も上昇を続け、政権交代を望む声が強まっていた。

 こうした中、農民や労働組合を支持母体とするPRIのペニャニエト氏は精力的に全国を行脚し、支持を広げている。PRIは1994年に北米自由貿易協定(NAFTA)が発効した際の与党。政権交代しても経済開放路線を堅持し、良好な対米関係も維持する考えだ。ペニャニエト氏は4万人規模の特別部隊を創設し、麻薬組織鎮圧に乗り出すとも伝えられている。

4669チバQ:2012/07/01(日) 20:19:33
>>4653-4656>>4661>>4665-4666
http://www.asahi.com/international/update/0701/TKY201207010208.html
2012年7月1日19時24分
「シリアに中立的な移行政府を」常任理事国・周辺国会合
 内戦状態に陥っているシリア情勢の打開を目指し、国連安全保障理事会常任理事国と周辺関係国による外相級会合が30日、ジュネーブで開かれた。アサド政権と反体制派双方が参加する中立的な「移行政府」を樹立して政権移行の実現を目指すことで合意した。

 会合は、国連とアラブ連盟の合同特使、アナン前国連事務総長が仲介した「停戦案」が事実上失敗するなか、打開策を探る試みだ。アサド政権支持のロシア、中国を含む形で「政権移行」に合意したことは、アサド政権にとっては政治的な打撃となる。ただ、アサド政権、反体制派とも双方が参加する統一政府の樹立には難色を示しており、実現には難航も予想される。

 この日の最終文書には、樹立の期限は明示されていないが、アナン特使は「1年以内に進展することを望む」との見通しを示した。新政府の構成、人選については「(政権、反体制派)双方の合意による」(最終文書)とすることで妥協した。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120701/mds12070118490003-n1.htm
米ロなど 挙国一致政府樹立を支持  
2012.7.1 18:48 (1/2ページ)
 【ブリュッセル=宮下日出男】内戦状態に陥ったシリア情勢の打開に向け、米国、ロシアなどによる「連絡調整グループ」は6月30日、スイス・ジュネーブで開催した閣僚会合で、アナン国連・アラブ連盟合同特使が提案した「挙国一致政府」の樹立による政権移行を支援することで合意した。米露は移行プロセスでのアサド大統領排除をめぐり対立したが、声明で言及を避けたことでロシアなどが支持に転じた。

 声明は、アサド政権と反体制派の双方に暴力の停止を要求。現政権と反体制派などが「相互の合意」に基づき移行政権を樹立し、新憲法制定後に選挙を実施するとしている。

 アナン氏の当初案は、移行政権について「国民和解や安定を損なう者は排除する」と明記。米欧は事実上、アサド氏の移行プロセスからの除外を意味するとして支持したが、内政干渉を嫌うロシアや中国が難色を示した。このため、ロシアの支持取り付けを優先させた米欧が譲歩し、この表現を削除した。

 シリアでは6月21日、過去最悪規模の計175人が死亡したほか、シリア軍による戦闘機撃墜の対抗措置として、トルコ軍が国境地帯に部隊を増派し軍事的緊張が高まるなど情勢は悪化の一途をたどっている。

 アナン氏は、「参加者は完全に私を支持した」と事態打開に向けて意見が一致したことを歓迎。クリントン米国務長官は会合後、事態の放置は内戦の深刻化や周辺国の不安定化を招くとし、「国際社会の無作為による危険は高すぎる」と譲歩の理由を説明した。

 クリントン氏は今後もアサド氏退陣を目指す意向を表明。政権移行自体がアサド氏の退陣を含むとの認識も示し、アサド氏の説得は「露中の責任だ」と強調した。米欧としては国連安全保障理事会によるシリア制裁決議の採択を目指す考えを示した。一方、ラブロフ露外相は会合結果に「満足している」と述べた。

 会合には国連安全保障理事会常任理事国5カ国や欧州連合(EU)のほか、トルコ、イラクなどシリア周辺国が参加した。

4670チバQ:2012/07/01(日) 20:21:08
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2887253/9200111?ctm_campaign=txt_topics
シリア関係国会議、政権移行計画で合意
2012年07月01日 18:02 発信地:ジュネーブ/スイス
【7月1日 AFP】スイスのジュネーブ(Geneva)で6月30日、国連(UN)の安全保障理事会(Security Council)常任理事国5か国やトルコ、カタールなどシリアの関係国による会議が開かれ、シリアの政権移行についての計画で合意した。移行計画では現政権の閣僚らの続投が認められているが、欧米諸国は、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領の統一政権への参加を否定した。

 シリア情勢をめぐっては中国、ロシアの2国と欧米諸国の間に深い意見の対立があるため、会議前には、なんの成果も出ないだろうとの悲観的な声も聞かれていた。

 合意は、アサド大統領の排除を明記しないものとなった。また最終案に合意したロシアと中国は、政権移行の実施方法については他国が口出しせずに、シリア国民が自らの手で決定するべきと主張した。

 国連とアラブ連盟(Arab League)のシリア特使を務めるコフィ・アナン(Kofi Annan)前国連事務総長は、名指しこそしなかったものの、統一政権に加わる人物を選ぶのはシリア国民だと述べ、「シリア国民が、手が血に染まった人物を指導者に選ぶとは考えにくい」と語った。

 また、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は「アサド氏は去らねばならない。相互合意を結ぶというテストにアサド氏は合格することができないからだ」と述べ、米国が新政権にアサド氏の役割が無いと考えていることを明確に示した。(c)AFP/Andrew Beatty and Hui Min Neo

4671チバQ:2012/07/01(日) 20:23:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120629-00000017-mai-int
<シリア>犠牲者急増 20日以降で死者1200人以上に
毎日新聞 6月29日(金)10時12分配信

 【カイロ前田英司】アサド政権による武力弾圧が続くシリアで反体制派の攻勢に伴い犠牲者が急増し、20日以降だけで1200人以上が死亡する事態に陥っている。反体制派組織「シリア人権観測所」(拠点・英国)によると、過去1週間の死者数は昨年3月に民主化闘争が本格化して以降、最悪ペース。国際社会が事態打開の糸口を見いだせない中、政権と反体制派の暴力の連鎖は拡大の一途をたどっている。

 観測所などのまとめによると、シリア各地での戦闘による昨年3月以降の死者数は総計で1万6000人超。このうち約5000人がアナン国連・アラブ連盟合同特使(前国連事務総長)の調停による「停戦」(4月12日)後に死亡した。

 最近は26日129人、27日152人、28日も140人以上と連日、犠牲者が100人を超える事態になっている。28日の死者数のうち少なくとも46人は政府軍兵士といい、反体制派の攻勢で戦闘が激化している状況を浮き彫りにしている。

 28日は中部ホムスで政府軍の砲撃により市民20人が死亡したほか、首都ダマスカス近郊ドゥーマでも30人以上が死亡した。また、ダマスカス中心部では大規模な爆発があり、車20台が炎上した。

4672チバQ:2012/07/01(日) 20:24:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012070100137
グリムソン大統領が5選=選挙戦中に出産の女性候補及ばず−アイスランド
 【レイキャビクAFP=時事】2008年のリーマン・ショック後、未曽有の金融危機に見舞われたアイスランドで6月30日、大統領選の投票が行われ、即日開票の結果、オラフル・グリムソン現大統領(69)が5選を確実にした。対立候補の女性テレビ記者ソーラ・アルノルスドッティル氏(37)は同日深夜、敗北を認めた。
 大学教授から政界に転じ、財務相を務めたグリムソン氏の大統領初当選は1996年。08年の危機後、破綻金融機関の後始末で、英国やオランダの預金者にアイスランドが税金を使って補償する法案に対し、2度にわたって拒否権を発動。大衆の喝采を浴びた。(2012/07/01-17:16)

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4673チバQ:2012/07/01(日) 20:30:08
>>4450>>4468>>4659>>4663-4664>>4668
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120701/k10013239311000.html
メキシコ 麻薬対策争点に大統領選
7月1日 8時43分メキシコでは1日、6年に1度の大統領選挙の投票が行われます。「麻薬戦争」とも言われる政府と犯罪組織の対立で、治安の悪化に歯止めがかからないなか、麻薬対策の在り方を最大の争点に、事実上、3人の候補による激しい選挙戦となっています。

メキシコ大統領選挙は、与党・国民行動党のバスケス候補、最大野党・制度的革命党のペニャ候補、左派で民主革命党のロペスオブラドール候補による事実上、3人の戦いとなっています。
メキシコでは、麻薬組織の撲滅を目指して、現カルデロン政権が軍を投入して取り締まりに当たり、生き残りを図る麻薬組織との激しい対立でこの5年余りで、5万人を超える死者が出たと言われています。
このため、麻薬対策が最大の争点となっており、与党のバスケス候補は、今の政策を継続して、麻薬組織との対決姿勢を崩さないとしています。
これに対して最大野党のペニャ候補は、軍の投入が麻薬組織との暴力の応酬を生み出しているとして、軍の投入をやめて警察官を大幅に増員することで治安対策を進めると訴え、支持を伸ばしており、12年ぶりの政権交代となるのか注目されています。
メキシコは、堅調な経済成長を続け、日本をはじめとした各国企業の工場進出が相次いでいて、治安の行方を占う選挙への関心も高まっています。
投票は、日本時間の1日午後10時から始まり、2日午前10時に締め切られ、即日開票されます。

4674チバQ:2012/07/01(日) 20:31:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120630-00000014-mai-int
<メキシコ>「麻薬戦争」激化…掃討5年半、死者5万人
毎日新聞 6月30日(土)2時32分配信

麻薬犯罪組織と戦うため、軍のような重装備で出動するエリート警察部隊=メキシコ北西部シナロア州クリアカンで6月12日、國枝すみれ撮影

 「麻薬戦争」が激化するメキシコ。7月1日に投開票される大統領選の最大争点は治安回復だ。カルデロン大統領がカルテルと呼ばれる麻薬犯罪組織の掃討作戦に着手して5年半。死者は約5万人に達したが、出口は見えない。世界最大の麻薬犯罪組織シナロア・カルテルの本拠地に飛んだ。【シナロア州クリアカン(メキシコ北西部)國枝すみれ】

 12日午前7時半。迷彩服に防弾服、30口径のライフルと拳銃を装備した特殊警察隊110人が20台の車両に分乗し、シナロア州都クリアカンの本部から近郊のナボラト市に向けて出撃した。シナロア・カルテルと敵対する組織の掃討が目的。身元が割れて標的にならないよう全員が目だし帽で顔を隠す。生死をかけた戦いだ。

 麻薬組織を排除したという同市の漁村アルタタに向かうフランシスコ・コルドバ州検察長官に同行した。4台の車列に分乗した18人に警護されて移動する長官は車中で「1年前まで麻薬組織が通行車両を止めて車を奪っていたが、96人を逮捕して安全になった」と成果を強調した。特殊警察隊は600人。州警察、海軍、陸軍からリクルートされた精鋭で、「エリート警察隊」と呼ばれる。州全体の殺人はこの1年で2割近く減ったという。

 カルデロン大統領が06年12月に着手した「麻薬との戦い」。米国と連携し麻薬組織を武力で壊滅させる計画だったが、これを機に密売ルートを奪い合う組織同士の抗争に発展。掃討に従事する警官や軍人、買収に応じない政治家も標的となった。シナロア州では07年に747人だった死者が10年には2238人に急増。11年も1905人に上った。

 「安全になったというのは幻想だ」。クリアカンの地元紙リオドセ編集者のハビエル・バルデス氏(45)は言う。5日にはクリアカン近郊で7人の切断遺体が見つかった。殺人請負料は1人当たり3000〜5000ペソ(約2万〜3万4000円)。9割超の犯罪が検挙されない「無法地帯」。就任からこれまでの1年半で長官の警護官は11人が殺害された。

 アルタタで雑貨屋を営む女店主は「15日前にも強盗に冷蔵庫を奪われた。あなたと話していることでまた襲われるかもしれない」とおびえる。シナロア自治大学のアルトロ・サンタマリア教授(58)は冷めた口調で指摘する。「祖父も父もケシや大麻を育てた。麻薬組織は若者や女性にも根を張る。(掃討作戦は)家族や社会全体を相手に戦うようなものだ」

4675チバQ:2012/07/01(日) 20:31:21
 ◇貧困が結ぶ組織と住民

 「我々は(国際テロ組織アルカイダの元最高指導者)ウサマ・ビンラディンを捕まえた。ホアキン・グスマンも同じ運命をたどる。捕まえるまで絶対あきらめない」

 2月、メキシコ市を訪れたナポリターノ米国土安全保障長官は記者会見で強調した。メキシコから大量の麻薬が流入する米国が、昨年殺害した同時多発テロの主導者ビンラディン容疑者に続く最大の「標的」としているのが世界最大の麻薬犯罪組織シナロア・カルテルのドンで、「エルチャポ」(チビ)と呼ばれるグスマン容疑者(55)だ。

 メキシコ海軍は21日、エルチャポの息子を逮捕したと発表。麻薬戦争での「大勝利」としていたが、翌日に誤認逮捕と判明。米メキシコ両政府の大失態につながった。ナポリターノ長官は「なぜ捕まらない」といら立ちを隠さない。

 麻薬戦争が泥沼化する背景には、麻薬組織が政官界や市民社会に浸透している実態がある。メキシコ当局はカルテル側から流れる賄賂は年10億ドル(約800億円)超に達するとみている。なかでもクリアカンを拠点とするシナロア・カルテルの影響力は国会議員、軍、警察に及ぶ。

 昨年7月に発足したシナロア州の「エリート警察隊」。隊員になるには連邦警察学校での訓練後、最終テストとしてウソ発見器を装着し質問に答える。(1)罪を犯したことがあるか(2)麻薬を使ったことがあるか(3)権力を乱用したことがあるか(4)麻薬組織と関係したことがあるか(5)以上四つの質問に正直に答えたか−−。

 「6割が落ちる」。同州のコルドバ検察長官は顔色も変えずに言う。地元警察官の多くが麻薬組織に買収されていることは周知の事実だ。エリート警察隊の給与・手当を州警察官の約3倍とし麻薬組織より高い給与を払う。麻薬組織が愛用するAK47ライフルに対抗できる装備もそろえた。

 カルテルは人的情報網も張り巡らす。取材中、背後の車道を遮光フィルムを張った四輪駆動車がゆっくりと2度通過し、物ごいが寄ってきて「何をしているのか」と聞いてきた。ホークス(タカ)と呼ばれる麻薬組織の目と耳になる情報屋だ。地元記者ユーディス・バレンスエラさんは「ホークスや資金洗浄など州民の4割は麻薬犯罪組織のために働き、残り6割も友人、知人、親族の中に関係者がいる。無関係な人間などいない」という。

 メキシコ西部を南北に貫き、シナロア州に連なる西シエラマドレ山脈は大麻の巨大栽培地だ。1ヘクタールから8キロ、約20万ペソ(約135万円)分の大麻が育つ。3〜5ヘクタールの土地があれば暮らしていける。カルテルは山奥に家、学校、教会を整備し、住民が収穫した大麻を回収する。住民にとって、政府に代わってインフラを整備する麻薬組織は「命綱」だ。コルドバ長官は「麻薬組織は住民の世話をしているのではない。利用している」と指摘するが、麻薬組織のカネが地方経済を左右するのも事実だ。

 麻薬組織は推計年660億ドルの利益を上げ、シナロア・カルテルは300億ドルを手にするといわれる。州の域内総生産の2割弱を占める。だが、取り締まり強化で羽振りも以前ほどではない。クリアカンではカルテル関係者が好んで乗る高級車BMWの売り上げが08年に比べて半減した。

 カルテルとの「共存」を望み、沈静化を願う人は少なくない。「稼ぎは半分に減った。麻薬戦争のせいだ」。港町マサトランのタクシー運転手、ラファエル・サンチェスさん(37)は嘆く。抗争のあおりで観光業がふるわないというのだ。コーヒー店を営むラウラ・カステニエダさん(61)は「州民と麻薬組織は母親と胎児のように一体。切り離すことはできない」と言い切った。

 ◇「合法経済」橋に託す

 バババ−−。13日、ヘリコプターで同山脈の「悪魔の背骨」と呼ばれる高低差の激しい峰を飛ぶ。眼前に、谷底から陸橋まで約402.52メートルある世界一高い斜張橋バルアルテ橋(全長1124メートル)が迫る。

 残り24キロが完成すれば太平洋に面するマサトラン港から隣のドゥランゴ州をつなぐ高速道路が開通。ドゥランゴまでの輸送時間は6時間から2時間半に短縮され、米テキサス州に接するマタモロスに12時間で到達。太平洋から米国東部への輸送はパナマ運河を通すよりも早くなる。

 「麻薬組織の輸送ルートになるだけだ」との懸念もある。だが、「シナロア州への投資は倍になり、観光客も増える」と通信運輸省のアルフレド・ルビオ州代表は期待を寄せる。

 シナロア自治大学のギジェルモ・イバラ教授は「橋に希望を託す。投資が増え、金融機関の透明性が確保されれば合法な経済が成長し始める。麻薬組織を駆逐するには、雇用を増やし、腐敗をなくすことが重要だ」と強調する。


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