【ワシントン28日AFP=時事】米ロチェスター大学のチームは28日、男性は赤い色によって女性に対してより魅力を感じ、情欲を一層かき立てられるとの研究結果を明らかにした。チームは実験で、若い男性たちに赤い色を背景にした女性の写真をちらりと見せ、次に白、灰色、緑を背景とした同じ女性の写真を見せた。
また、同一の女性が赤いシャツを着た場合と青いシャツの場合を男性たちに見せた。その結果、多くの男性たちは、赤色の背景の女性が一層魅力的であり、赤い服装の女性をデートに誘い、多くのお金をこの女性に貢ぎたいと答えた。研究の一環として、女性に対しても同様の実験を行ったが、女性は赤色の女性に特別の関心を示さなかったという。
研究者たちは、男性の赤色とセックスとの関係の起源は、人類の「生物的遺産」にあると指摘している。例えば、哺乳類のメスのなかには、排卵期が近づくとオスの気を引くために体の部分に赤い色を発色させるものがある。
研究の中心となった同大の心理学博士のアンドルー・エリオット氏は、この結果はセックスの領域では男性は動物のように振る舞うという古くからの女性の主張を裏付けるものだとコメントしている。
同博士はまた、男性が赤い色を身にまとった女性により興奮するとの事実は、男性自身は女性に対して思慮深くかつ洗練された態度で接していると考えるのを好むが、少なくともある程度は、男性の女性に対する好みは一言でいえば原始的なものだと指摘した。〔AFP=時事〕
Psychological Study Reveals That Red Enhances Men's Attraction to Women ロチェスター大学プレスリリース(英語)