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Tohazugatali Medical Review

555とはずがたり:2008/11/20(木) 16:18:09
観光地の救急ピンチ、管外搬送が増え自衛策も
http://www.asahi.com/kansai/tokusetu/kyuukyuu/OSK200810180123.html
2008年10月19日
http://www.asahi.com/kansai/tokusetu/kyuukyuu/image/OSK200810180124.jpg

 秋の行楽シーズンを迎えた各地の観光地で、救急患者が出た場合の不安が広がっている。地方で際だつ医師不足を背景に、観光客を管外の病院に運ぶ例が目立つほか、救急車の現場到着の遅れも指摘される。イメージダウンを防ごうと、自衛策を講じる動きも出てきた。

 テレビドラマ「夢千代日記」の舞台になった兵庫県新温泉町の湯村温泉。足湯がある広場に近い路上で9月中旬、同県姫路市から観光に来た10代の少年が腹痛と下血を訴え、救急車で搬送された。

 搬送先は県境をまたいだ鳥取市内の総合病院。運び込むまで50分かかった。診断結果は急性胃腸炎。幸い軽症で、その日のうちに帰宅できたが、新温泉町と香美町を管轄する美方広域消防本部の救急救命士は「ここ数年で腹痛を診てくれる地域の病院が減った」と表情を曇らせる。

 同消防本部の場合、病院収容までの平均搬送時間は07年で43.4分。この10年で12分ほど延びた。全国平均(33.2分)と比べても10分以上長いのは、鳥取県や兵庫県豊岡市など管外の病院への搬送が増えたことが影響している。04年に約2割だった管外搬送は、07年には5割に達した。公立浜坂病院(新温泉町)が06年から時間外の診療を制限するなど、地域の救急態勢が弱体化したためだ。

 患者を搬送している間、ほかの救急出動には対応できない。同消防本部には4台の救急車があるが、「搬送時間が長くなると待機できる車両が減り、現場到着が遅れる」。

 世界遺産・熊野古道のルートにもなっている温泉地、奈良県十津川村で8月下旬、観光客2人によるバイク事故が起きた。村内の施設で対応できず、約1時間40分かけて和歌山県新宮市の医療センターに運ばざるを得なかった。

 同村は消防本部がない「非常備村」。07年の平均搬送時間は101.7分で、消防団員や役場の職員が急病人を搬送してきた。村には病院と診療所が計3カ所あるが、医師不足で平均搬送時間は10年前に比べて10分近く延びた。

 群馬県渋川市の伊香保温泉旅館協同組合は7月、加盟の52施設すべてに自動体外式除細動器(AED)を設置した。地区の07年の平均搬送時間は40.4分で、5年前より4分ほど長い。渋川広域消防本部によると、搬送要請の増加で救急車が出払うなどして現場到着が遅れがちという。市立渋川総合病院には小児科など4科で常勤医がいない。

 そこで、同組合がAED設置の補助金支出を県や市に働きかけた。高橋秀樹専務理事は「今まで何でも救急車を呼べばいいと思っていたが、到着の遅れが現実になりつつある。都会からやってくる宿泊客の安心・安全を確保しないと生き残れない」と話す。(向井大輔、稲垣大志郎)


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