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国際関係・安全保障論

1■とはずがたり:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。

2326 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/24(水) 12:24:46
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159690-storytopic-53.html
普天間移設先 政府案、3案軸に
2010年3月24日

 【東京】鳩山由紀夫首相は23日夜、米軍普天間飛行場の移設先の政府案決定に向け、関係閣僚会議を
首相公邸で開いた。会議には、平野博文官房長官、岡田克也外相、北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄北方担当相が
出席した。会議では、政府案を一つに絞り込むまでには至らず、平野氏がこれまでの検討状況を報告した。

 今後は、米軍キャンプ・シュワブ陸上案と勝連沖案に加え、徳之島にヘリ部隊を移転し、訓練を九州の複数の
自衛隊基地に分散移転するなどの九州移転案の3案を軸に米国や地元と交渉する見通し。
 社民党が提案したグアムや北マリアナ諸島への移設案についての扱いは不明だが、関係者によると、社民に
配慮し、グアム移設案も対米交渉の俎上(そじょう)には載せるとみられる。

 会議終了後、平野氏は「これまでの経緯を報告しただけで、何も決まってない」と述べた。会議に出席した閣僚の
一人は、政府案を一つに絞らなかった理由について「良い案を作っている。移設先を辺野古か、どこかという単純な話
じゃない。いかに(普天間の)代替(施設)をできるだけ県外に出すかということで考えている」と述べ、訓練の県外への
分散移転などを模索していることを強調した。

 今後は、岡田氏が対米交渉、平野氏が沖縄など移設先と関係する地元調整を担うとみられる。地元調整をめぐっては、
北沢氏が25日来県し、26日に仲井真弘多知事と会談する。
 北沢氏は23日午前の閣議後会見で、移設先となる地元への説明について「決まった形を発表してご了承ください
という類の話ではないので、受け入れ先には丁寧に事前にやる必要がある」と述べ、政府案の正式決定以前に
説明が必要だとの認識を示した。

2327名無しさん:2010/03/24(水) 20:36:22
>>2326
> 小沢氏は、鳩山由紀夫首相が先の衆院選で「最低でも県外移設」と発言したことを念頭に
> 「県民に約束した感じになる。

> 民主党沖縄県連代表の喜納昌吉参院議員はこの後、記者団に県内移設となった場合について
> 「公約を守れない内閣がどうして存在できるのか。交代した方が党の未来にいい」

http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032401000943.html
小沢幹事長「県民への約束」 普天間県外移設で

 民主党の小沢一郎幹事長は24日午後、沖縄県選出の国会議員や連合沖縄幹部と相次いで国会内で会い、
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県外・国外移設実現に向けた要請を受けた。出席者によると、
小沢氏は、鳩山由紀夫首相が先の衆院選で「最低でも県外移設」と発言したことを念頭に「県民に約束した
感じになる。自分が政府に意見を言うことはできないが、要望はしっかり伝える」と述べた。

 民主党沖縄県連代表の喜納昌吉参院議員はこの後、記者団に県内移設となった場合について
「公約を守れない内閣がどうして存在できるのか。交代した方が党の未来にいい」と述べ、内閣総辞職を
求める考えを示した。

2010/03/24 19:47 【共同通信】

2328チバQ:2010/03/27(土) 09:51:10
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_45627
イラク議会選、アラウィ元首相率いる「イラキーヤ」が勝利
2010年 3月 27日 8:49 JST
【バグダッド】今月7日に投票が行われたイラク連邦議会選の中間集計が26日発表され、アラウィ元首相率いる「イラキーヤ」がマリキ首相のシーア派系「法治国家連合」を僅差で破り、議会第1党となることが明らかになった。

 この結果により、サダム・フセイン元大統領の支配下で続いた数十年に及ぶ圧制後、2003年以来シーア派が享受してきた権力支配に終止符が打たれる公算が高まるとともに、同国の脆弱な政治体制が厳しく試される可能性が生じている。結果の発表を前に、シーア派は「法治国家連合」が同選挙で敗北することになれば、暴動に発展する可能性があると警告していた。

 26日に発表された暫定結果では、議会定数325議席中、アラウィ元首相の「イラキーヤ」が91議席を獲得し、マリキ首相の「法治国家連合」の89議席を上回った。

 マリキ首相は緊急記者会見で、不正の疑いを指摘し、再集計を求めると表明した。

記者: Margaret Coker

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010032700079
元首相の世俗派、小差で勝利=現職は敗北受け入れず−イラク議会選暫定結果
 【カイロ時事】7日投票のイラク連邦議会(定数325)選で、独立選挙管理委員会は26日夜、最終的な暫定結果を発表、アラウィ元首相の世俗会派「イラキーヤ」が91議席を獲得し、89議席にとどまったマリキ首相の宗派横断会派「法治国家連合」を抑えて勝利した。いずれの勢力も単独過半数には達せず、新政権構築へ連立工作が本格化する。結果は小差で、権力争いから組閣が難航する可能性もある。
 イスラム教シーア派統一会派「イラク国民同盟」が70議席、クルド2大政党の統一会派「クルド同盟」が43議席で続いた。アラウィ氏は「新政権構築へ全勢力と協力する」と述べた。一方、マリキ首相は記者会見し、「最終結果ではない」として、現時点では敗北を受け入れない考えを表明した。(2010/03/27-05:47)

2329チバQ:2010/03/27(土) 09:53:50
過半数=163
反マリキ連合:イラキーヤ+イラク国民同盟+クルド同盟=204議席
世俗連合  :イラキーヤ+法治国家連合=170議席
連立の枠組みはこんなとこか

2330チバQ:2010/03/27(土) 09:58:04
http://www.asahi.com/special/08001/TKY201003270133.html
緊迫の海域 何が起こったのか 韓国軍艦、沈没2010年3月27日9時11分

 【ソウル=牧野愛博】26日夜に韓国海軍の軍艦の船尾に穴があき、浸水した韓国北西沖の黄海は、北朝鮮との海上の軍事境界線にあたるNLL(北方限界線)が引かれ、常に緊張した状態に置かれた海域だ。特に北朝鮮は昨年11月に銃撃戦を起こしたほか、今年1月には繰り返し砲撃訓練を実施していた。韓国側が警戒を強めていた矢先で、韓国当局は穴があいた原因について慎重に調べる方針だ。

 26日深夜現在、浸水した哨戒艦の船尾に開いた穴の原因は特定できていない。ただ、隔壁などで厳重に防護された軍艦が沈没の恐れを起こすほどの損傷を受けたことに、韓国政府は衝撃を受けている。韓国政府関係者は「仮に北が関与しているのなら事態は深刻だ」と語ったが、北朝鮮が直接攻撃をするのは難しいとの見方も示した。

 NLLは朝鮮戦争の休戦後、国連軍司令官が海上に設定した。当時、海軍力に劣り、自国領土寄りに設定されたことに不満を持つ北朝鮮は1999年9月、NLLの無効を宣言。同年と2002年、昨年11月に韓国海軍との間で武力衝突を起こすなど、常に挑発行動を続けていた。

 特に、李明博(イ・ミョンバク)政権になってから北朝鮮は態度を硬化。09年1月に改めてNLLの全面無効を主張した後、5月には同海域での米韓艦船の航行安全を「担保しない」と主張。韓国政府によると、北朝鮮艦艇によるNLL侵犯事件は08年は7件だったが、09年は約20件に急増していた。

 また、朝鮮中央通信によれば、北朝鮮軍総参謀部報道官は25日、北朝鮮有事に関係した米中韓3カ国の動きに触れ、「反共和国体制転覆を狙う者たちは、真の核の味、真の戦争の味を経験することになる」と警告していた。

     ◇

 〈北方限界線(NLL)〉 朝鮮戦争(1950〜53年)の休戦後、陸上の南北軍事境界線にあたるものとして国連軍司令官が海上に設定。黄海では、韓国側の五つの島と北朝鮮側の中間線が基準とされた。99年9月には北朝鮮軍がNLLを無効とし、独自の境界線を宣言した。北朝鮮軍はさらに2000年3月、指定水路を外れた場合は領海侵犯とみなす「5島航行秩序」を打ち出したが、韓国側は拒否。偶発的な武力衝突を避けるため、南北軍事当局は04年の将官級会談で、通信連絡所の設置や警備艇の共用周波数の設定などで合意したが、境界線をめぐる南北の主張は変わっていない。

■黄海上での主な出来事

1999年6月 北朝鮮警備艇4隻と韓国海軍10余隻が延坪島(ヨンピョンド)付近で銃撃戦に。北朝鮮魚雷艇など2隻が沈没、3隻が大破。韓国側は2隻が一部損壊し、7人が負傷

2002年6月 延坪島西方沖で、北朝鮮警備艇が北方限界線を越えて南下、韓国海軍高速艇に砲撃。韓国側の6人が死亡、19人が負傷

2009年11月 北朝鮮警備艇と韓国艦艇が銃撃戦

2010年1月 北朝鮮軍が3日連続でNLL付近の北朝鮮側海域に向けて数発の砲撃を行ったと、韓国側が発表

2331チバQ:2010/03/28(日) 12:08:45
http://www.afpbb.com/article/politics/2713992/5539516
アラウィ元首相派、連立協議を開始 イラク
2010年03月28日 08:45 発信地:バグダッド/イラク
【3月28日 AFP】26日に開票結果が発表されたイラク連邦議会選で91議席を獲得し第1党になった、アヤド・アラウィ(Iyad Allawi)元暫定政府首相派は27日、連立協議を開始した。

 アラウィ元首相は27日記者会見し、「イラク国民のために決断ができ、イラクに平和と安定をもたらす強力な政府が必要だ」と述べ、例外をもうけずにあらゆる政治勢力と協議する方針を示した。また、選挙で第3党になったシーア派の政党連合「イラク国民同盟(Iraqi National Alliance)」とクルド人地域の2大政党の統一会派で、第4党になった「クルド同盟(Kurdistan)」と協議を行ったことを認めた。

 一方、第2党になった「法治国家連合(State of Law Alliance)」を率いるヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相は開票結果を受け入れていない。いずれの政党も3日以内に開票結果に異議を申し立てることができ、その場合には選挙委員会が調査を行うが、米国や国連(UN)は、大規模な選挙違反の証拠はなく選挙結果は信頼に足るとしており、2週間以内に最高裁が選挙結果を認定するとみられている。(c)AFP/Prashant Rao

2332チバQ:2010/03/28(日) 12:09:33
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010032802000067.html
シーア2派、連立協議 元首相派を排除の動き
2010年3月28日 朝刊


 【カイロ=内田康】イラク連邦議会選挙(総選挙、定数三二五)の開票結果発表を受け、第二勢力となったマリキ首相派「法治国家連合」は、イスラム教シーア派の宗教政党中心の第三勢力「イラク国民同盟」と、連立政権樹立に向けた水面下の協議を本格化させている。スンニ派住民の支持で最大勢力となったアラウィ元首相派「イラキーヤ」を新政権から排除する動きとみられる。

 ロイター通信によると、マリキ首相側近は二十六日、イラク国民同盟内で影響力が大きいシーア派反米指導者サドル師と会談するため、同師が滞在するイランに向かった。

 イラク国民同盟は宗教色が強いものの、国民の六割を占めるシーア派を支持基盤とする点は首相派と同じ。旧フセイン政権の与党で、スンニ派が多い旧バース党幹部の公職復帰を唱えるアラウィ元首相が新政権を樹立することを警戒している。

 マリキ首相派は、イラク国民同盟の議席を合わせても過半数に届かないため、クルド同盟や他の小政党とも協議を加速させる。

 マリキ首相は選挙での不正があったと訴えているが、大規模な不正は確認されておらず、開票結果は四月上旬ごろにも裁判所に認定される見通しだ。

 新議会はその後、国家の象徴的な存在である大統領を選出する。新大統領は規定に従い、最大勢力を確保したアラウィ元首相に政権樹立を命じるが、三十日以内に組閣できなければ、他派の指導者に委ねられる。

2333チバQ:2010/03/28(日) 12:12:26
http://mainichi.jp/select/world/news/20100328k0000m030059000c.html
イラク議会選:アラウィ氏、連立協議へ 長期化は必至
 【カイロ和田浩明】イラク選挙管理委員会は26日、7日に行われた連邦議会選の最終開票結果を発表。定数325議席中91議席を得て首位となったアラブ世俗会派、イラク国民運動(イラキヤ)のアラウィ元首相は27日、「早急に全会派との対話を始めたい」と述べ、連立協議を早期に開始する意向を示した。しかし、89議席で2位となった宗派横断型会派、法治国家連合(SLC)のマリキ首相は再集計を要求するとともに、他会派との連携を探ろうとする動きを見せる。連立協議の長期化は必至で、各会派の対立が暴力事件を引き起こすことを懸念する声が出ている。

 アラウィ氏は会見で連立協議の対象としてSLCに言及。マリキ首相を「兄弟」と呼んで親近感を表明し、両会派を中核とした国民的政権を樹立したい考えを示唆した。同時に、イラクの国際的地位を向上させたいとも述べ、イランやサウジアラビアなど周辺国の干渉は排除する姿勢を見せた。

 アラウィ氏はイスラム教シーア派だが「宗派色は薄く各派を結びつけられる人物」(中東政治専門家シャディ・ハミド氏)との評価を得ている。

 しかし、イラキヤとSLCの獲得議席数は2議席しか違わない。SLCが協議に応じた場合でも、マリキ首相の続投を含め強気の要求を突きつける可能性がある。両派の妥協は容易ではない。

 シーア派主導のイラク国民同盟(INA)は、3位で70議席を得た。だがINAは、選挙前にSLCから分裂した政党で両党の連携は困難。シーア派に不信感を持つスンニ派の支持を受けるイラキヤにとってもINAとの連携は難航する可能性がある。43議席だったクルド人会派を含め、当面は主要会派間の綱引きが続きそうだ。

 前回05年12月の選挙後も新内閣発足は翌年5月で、首相に就任したマリキ氏は無名の「妥協候補」と言われた。今回も主要会派の首脳が首相に就任する保証はない。

 ベイルート・アメリカン大学のポール・サリム教授(中東政治)は「議席数が小差なので、アラウィ氏が首相になるチャンスは決して高くない」と指摘。各会派の対立がテロなど暴力事件を頻発させる可能性を懸念する。

 宗派間対立は、06〜07年にかけてイラクを内戦状態に陥れ、月間3000人を超える死者を出した。今夏に戦闘部隊の撤退を控え、早期に治安権限の完全移譲を果たしたい米国は26日、ヒル大使とオディエルノ司令官の連名で、各会派に開票結果の受け入れと自重を呼びかけた。

 長期化するだろう連立協議の間、シーア派のイラン、スンニ派のサウジアラビアといった周辺国が影響力を行使しようとする可能性もある。石油都市キルクークの帰属などをめぐる、アラブ人主導の連邦政府と北部のクルド自治政府の対立が協議に影響を及ぼすことも想定される。結局、「今後数カ月間に何が起きるかは、誰にも分からない」(サリム教授)不透明な政局が続きそうだ。

2334チバQ:2010/03/29(月) 12:19:02
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_45928
アラウィ・イラク元首相、「クルド同盟」などとの連立政権に意欲
2010年 3月 29日 11:40 JST
 【バグダッド】イラク連邦議会選挙で第1勢力となった世俗会派「イラキーヤ」のリーダー、アヤド・アラウィ元首相は27日、本紙とのインタビューで、イラキーヤ主導で「クルド同盟」やシーア派勢力と連立政権を組みたいとの意向を表明した。

 その一方で、第2位にとどまった宗派横断会派「法治国家連合」のマリキ首相が選挙結果を受け入れない意向を表明していることについて、党派間の緊張をあおっていると強く非難した。

 26日発表された最終の暫定開票結果によると、総数325議席のうちイラキーヤが91議席を獲得、法治国家連合が89議席で、どの勢力も過半数に達しなかった。異議申し立てを受け付ける3日間を経て、イラク最高裁が開票結果を承認する。

 アラウィ氏は、マリキ首相がイラキーヤの候補リストからフセイン時代の支配政党だったバース党の関係者を排除するキャンペーンに乗り出し、開票結果を覆そうとすると予想、「マリキ氏が政敵を閉め出そうと図るのははっきりしている」と述べた。マリキ首相は、開票結果が発表されると直ちに、「犯罪者やテロリストが投票を認められた」と、投票には不正があったと異議を唱えた。

 アラウィ氏は、マリキ氏の法治国家連合との連立の可能性については排除しなかったものの、見込みはあまりないことを示唆した。一方クルド人勢力とは連立を組むのは容易だとの見方を示した。アラウィ氏は、クルド人政治家のタラバニ大統領と近い関係にある。ただ、アラウィ派にクルド勢力が加わっても、過半数の議席には足りない。

記者: Margaret Coker

2335チバQ:2010/03/29(月) 21:41:56
すれ間違えた
http://mainichi.jp/select/world/news/20100329dde007030003000c.htm
オバマ米大統領:タリバンとの和解けん制 アフガン側と思惑にずれ
 【カブール栗田慎一】アフガニスタンを28日夜に訪問したオバマ米大統領とカルザイ・アフガン大統領との会談は30分で、滞在時間は約6時間。両首脳の対応からは、カルザイ政権の汚職体質への米側の懸念や、旧支配勢力タリバンへの対応をめぐる思惑の違いがうかがえた。オバマ氏のアフガン初訪問は、両首脳のぎくしゃくした関係を改めて印象づけたとも言えそうだ。

 オバマ氏はカブール郊外のバグラム米空軍基地に到着後、大統領府に無灯火の米軍ヘリで移動。会談後、再びヘリで同基地に戻って演説して出国した。両首脳は会談後、米国の同行記者らに簡単なコメントを出したが、質問は受けなかった。

 オバマ氏は会談で、カルザイ氏に対して汚職対策と行政機構の改善を求め、「これらが達成されてこそ繁栄と安全がもたらされる」と強調。これに対し、カルザイ氏は復興への関与の継続に期待感を示しながら「米国の納税者への感謝」を伝えた。

 また、オバマ氏はバグラム基地での演説で、軍事作戦が平和を実現させると強調。「タリバンが再び政権を掌握すれば、米国は安全でなくなる」と訴え、「必要でなければ君たちを(アフガンに)送り出しはしない」と述べた。

 米軍兵士に駐留長期化と増派への理解を求めるとともに、旧支配勢力タリバンとの和解を進めるカルザイ氏をけん制したものといえる。

 オバマ政権は南部へルマンド州で実施した「大規模軍事作戦」がほぼ終了したことを受け、これから夏にかけて3万人を増派して、タリバンの最大拠点である南部カンダハル攻撃を本格化させる構えを見せている。

 しかし、アフガンでは、多くの市民が米軍による空爆などの犠牲になったことで反政府感情が高まっている。このため、カルザイ氏はオバマ氏に対して市民を殺傷しないよう求めたとみられる。

http://mainichi.jp/select/world/news/20100329k0000m030107000c.html
オバマ大統領:アフガン電撃訪問…就任後初

28日、アフガニスタンの首都カブールを訪問したオバマ米大統領(右)。左はアフガンのカルザイ大統領=AP 【ワシントン草野和彦】オバマ米大統領は28日、事前予告なしにアフガニスタンを訪れた。同国訪問は大統領就任後初めてで、首都カブールではカルザイ大統領と会談。両国の軍事協力を評価する一方、カルザイ大統領に対しては、汚職対策を含む統治能力の向上や、麻薬取り締まりなど、民生分野での取り組み強化を求めた。

 オバマ大統領は先週、最大の懸案だった医療保険制度改革法成立にこぎ着けたばかり。26日には、新たな核軍縮条約でロシアと合意しており、アフガン訪問は、内政だけでなく、外交・安全保障問題での指導力も国内外にアピールする目的がある。

 首脳会談後、オバマ大統領は同行記者団に「両国の協力関係は続くとの強いメッセージを送りたい」と述べ、5月にカルザイ大統領をホワイトハウスに招待することを明らかにした。カルザイ大統領はアフガン復興への「米国の支援に感謝する」と語った。

 アフガン駐留米軍は今夏にかけて3万人増派が完了する。オバマ大統領にはその前の首脳会談で、民生分野での努力を求める狙いがあったとみられる。

 オバマ大統領は首脳会談後、カブール近郊のバグラム米軍基地で演説。「アフガンでの米軍の任務を完了させる自信がある」と述べた。

2336チバQ:2010/03/31(水) 12:21:46
>>1870>>1959-1961ホカ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-160066-storytopic-190.html
進む検討 町民困惑 与那国への自衛隊誘致
2010年3月30日
 【与那国】国内最西端の“国境の島”与那国町。26日に同町を訪れた北沢俊美防衛相は「個別具体的に検討をしていきたい」と述べ、自衛隊配備に前向きな姿勢を見せた。防衛相は1時間余りの短い滞在だったが、同行した火箱芳文陸上幕僚長は、宿泊して町関係者と親交を深めるなど配備に向けた土壌づくりは着々と進んでいる。(深沢友紀)

■思惑 複数の関係者によると、与那国への配備の話は自衛隊側からもたらされたという。26日には那覇の陸上自衛隊第1混成団が「旅団」に昇格するなど、南西重視の防衛体制強化の中、先島防衛の観点で計画された。その思惑に、人口の減少に歯止めのかからない町が地域活性化の道を見いだした。
 「倒産しない優良企業を誘致するようなものだ」と崎原孫吉町議会議長。80〜100人規模の部隊配備による人口増に加え、誘致とリンクした港湾やスポーツ施設などインフラ整備への期待をかける。自衛隊ヘリの常駐によって急患搬送など離島医療が充実するという切実な思いもある。
 一方、国境の島という立地を生かし、基地ではなく国際交流に活性化策を求める声も。革新共闘会議副議長の崎原正吉さん(62)は「与那国花蓮縣(けん)交流発展協会を昨年末に設立して台湾との交流で活性化を図ろうとしている中、台湾側からは『基地が入ったらおかしくなる』という声がある。平和の島のイメージが悪くなる」と懸念する。

■すれ違い
 自衛隊誘致は町議会が2008年9月に決議した。09年6月には外間守吉町長や崎原議長らが浜田靖一防衛相(当時)らに要請。翌7月には浜田防衛相が現役の防衛相として初めて与那国を訪れた。決議から1年半、町民への説明会などは開かれていない。
 崎元酒造所代表代行の崎元俊男さん(45)は誘致に反対し町の姿勢にも疑問を呈する。「島の将来にとって重要なことなのに、町長やオール与党の町議会は町民の意見を一度も聞いていない。議論の場もないままでは賛成反対で島が二分されるだけだ」。
 一方、外間町長は26日、「(昨年8月の)町長選で自衛隊誘致が争点となり、誘致反対の候補とがっぷり四つに組んだ。私の当選が(誘致賛成の)民意とみている」と述べている。

2337 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/01(木) 11:22:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010033101101
退路断った鳩山首相=普天間、5月決着に展望なく

 鳩山由紀夫首相は31日の党首討論で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先決定に当たり
「地元の了解」を前提とする方針を表明した。しかし、同県内外のどこに決めようにも「了解」を得るのは極めて
困難な状況の中で、自民党の谷垣禎一総裁に厳しく迫られた首相は、自ら退路を断ってしまった。

 「現地の了解なしに、案を進める理解をいただくことにはならない」。首相は移設先の同意なしの決着を明確に否定。
その上で「命懸けで体当たりで行動していく」と言い切った。だが、こうした首相の決意とは裏腹に、基地機能も含め、
移設先に想定する同県うるま市や鹿児島県徳之島で反対の声が早速上がるなど、現状は厳しい。防衛省幹部は、
党首討論での首相の発言を知らされ、「『理解』でなく『了解』と言ったのか」と表情を曇らせた。

 そもそも、地元の了解どころか、現行計画の履行を求める米側の理解を得るのも極めて難しいのが実情だ。
ワシントンで29日に岡田克也外相と会談したゲーツ米国防長官は「沖縄海兵隊は日米同盟にとって極めて重要」と、
県外移設には同意できないとの考えを暗に示している。

 5月末の期限を控え、解決の道筋が見えない中での首相の発言。民主党幹部は、首相が退陣に追い込まれる
事態も念頭に「大丈夫なのか」と前途を案じ、党内からは「決着を先送りするしかない」と、「公約破り」を確信する
声さえ出ている。

 「できなかったら辞めろとか、そんな次元の話ばかりだ」。首相は党首討論で谷垣氏から、5月末に決着できなかった
場合の退陣要求を突き付けられたことを振り返り、記者団に不満をぶちまけた。(2010/03/31-22:34)

2338 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/01(木) 11:24:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010040102000070.html?ref=rank
普天間 首相、苦しい党首討論
2010年4月1日 朝刊

 鳩山由紀夫首相は三十一日開かれた党首討論で、焦点の米軍普天間飛行場移設問題の対応で、五月末の決着に
「命がけで体当たりで行動する」と問題解決の決意を表明した。しかし、当初、この日までにまとめると説明してきた
政府案は結局、示されないまま。首相は「腹案は用意している」と弁解したが、沖縄県も米側も首相の言葉を
信じにくい状況になっている。 

 首相の「腹案」発言はいかにも苦し紛れだった。

 自民党の谷垣禎一総裁が「三月末までに一本化すると言ったではないか」と迫ったのに対し、首相は約束したのは
「五月末までに必ず沖縄や国民、米国に理解を求め、政府方針をつくると約束した」と説明。五月末決着が実現すれば、
問題ないといわんばかりの認識を示した。

 しかし、さすがに何も案がないとは言いにくかったのか「私は腹案を持ち合わせている」と突然、腹案に言及した。

 「それでは移設先はどこか」との谷垣氏の二の矢に対しては「県内、県外かは答えられない」「国民におおっぴらに
する時期ではない」。

 確かに移設先を明らかにすれば、その地元が反発する可能性があるほか、米国との交渉もやりにくくなる側面はある。
しかし、三月末の政府案とりまとめの約束を事実上、破ってしまった首相の言葉には説得力がなく、本当に首相は
「腹案」を持っているのか、実現可能なのかという疑念をかえって強める結果になった。

 それにもかかわらず、首相は腹案について「現行案と同等か、それ以上の効果があると自信を持っている」と
見えない腹案の素晴らしさを強調。「必ず成果を挙げる。国民は政府を信頼してほしい」(首相)と、実のない答弁だけで
討論を終わらせた。 (政治部・高山晶一)

2340名無しさん:2010/04/03(土) 11:47:31
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/224196.html
普天間移設 政府基本案固まる 陸上部と県外 組み合わせ (04/03 09:49)

 鳩山由紀夫首相は2日夜、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先をめぐり岡田克也外相、
平野博文官房長官ら関係閣僚と官邸で協議し、政府の基本案を固めた。キャンプ・シュワブ(同県名護市)
陸上部への暫定移設と、徳之島(鹿児島県)など県外への機能移転を組み合わせる案が軸とみられる。
週明け以降、与党党首級による基本政策閣僚委員会で政府案決定を目指す。

 協議には北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄北方担当相も出席した。訪米から帰国した岡田氏が
ゲーツ米国防長官らとの会談、平野氏と北沢氏が沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事との会談の
状況を報告。首相は「閣僚がそれぞれの役割を果たしてほしい」と述べ、米側との実務者協議の枠組み
づくりと、地元との交渉を加速させるよう指示した。

 また今後も閣僚協議を継続する方針を確認し、政府案を決定する基本政策閣僚委員会は来週半ば
以降にずれ込むこととなった。協議後、平野氏は記者団に「政府のベース案は首相の腹案だ。考え方は
一本だ」と強調。軸となるシュワブ陸上案は550メートル級のヘリ離着陸帯を整備し、最終的な移設先には
米軍ホワイトビーチ(沖縄県うるま市)沖の埋め立てを想定している。<北海道新聞4月3日朝刊掲載>


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100403/t10013611641000.html
政府検討案に反発 協議難航か
4月3日 7時15分

アメリカ軍普天間基地の移設問題で、鳩山総理大臣は、来月末までの決着に向けて、関係閣僚に指示し、
政府は沖縄県やアメリカとの協議を本格化させることにしています。しかし、沖縄県側は政府が検討している
移設先を組み合わせる案に反発を強めるなど、地元の自治体の理解が得られる見通しは立っておらず、
今後の協議は難航することが予想されます。

普天間基地の移設問題で、鳩山総理大臣は2日、平野官房長官、岡田外務大臣、北澤防衛大臣、
沖縄・北方対策担当の前原国土交通大臣と協議し、来月末までの決着に向けて、各閣僚が連携を密にして、
それぞれの立場で精力的に取り組むよう指示しました。政府は今後、平野官房長官を中心に外務省や
防衛省の実務者からなる作業チームをつくり、沖縄県やアメリカとの協議を本格化させることにしています。

しかし、アメリカ側は、名護市のキャンプシュワブ沿岸に移設する現行案が最善だという立場を崩しておらず、
さきに岡田外務大臣と会談したゲーツ国防長官は、移設候補地の自治体や連立政権内の同意が
得られるのか疑問を示しました。

一方、沖縄県側は、政府が検討している移設先を組み合わせる案について、県内への移設が含まれている
ことに反発を強めており、沖縄県の仲井真知事は2日、北澤防衛大臣と会談し、名護市のキャンプシュワブ
陸上部にヘリパッドをつくる案や、うるま市のアメリカ軍ホワイトビーチ沖合に新たな基地を建設する案は
受け入れは困難だと伝えました。

このように、政府が検討している新たな移設案については、沖縄など地元の自治体の理解が得られる
見通しは立っておらず、今後の協議は難航することが予想されます。

2341 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/03(土) 11:48:21
>>2340 私です。

2342チバQ:2010/04/03(土) 15:33:59
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010040201000694.html
イラク・サドル派、独自に首相選 政権協議で影響力
 【カイロ共同】イラクの有力政治勢力の一つイスラム教シーア派の反米指導者サドル師派は2日、新政権の首相として誰を支持するかについて、2日間の日程で支持者や一般市民向けに独自の選挙を全国一斉に行った。サドル師派は結果を基に、連立協議への対応を決めるとしている。

 イラクの首相は、連立協議を経て連邦議会が選んだ大統領が指名することになっており、あくまで投票は非公式なもの。ただ3月7日の連邦議会選で、325議席のうち「イラク国民同盟」の一角として約40議席を獲得したサドル師派の意向は、連立政権協議に大きな影響を与えそうだ。

 連邦議会選で第一勢力となった世俗派政党連合「イラキーヤ」を率いるアラウィ元首相、小差で二位の「法治国家連合」のマリキ首相、シーア派宗教政党などでつくる3位の「イラク国民同盟」のジャファリ元首相とアブドルマハディ副大統領、法治国家連合出身でサドル師の親族ら5人から1人を選ぶ。

2010/04/02 18:16 【共同通信】

2343 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/04(日) 10:51:43
>>2338
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-160340-storytopic-26.html
単眼複眼
普天間移設 首相「腹案」の波紋 閣僚の受け止め方に相違
2010年4月4日

 米軍普天間飛行場移設に関し、鳩山由紀夫首相が3月31日の党首討論で述べた「腹案」の内容を
めぐって波紋が広がっている。首相は「腹案」は関係閣僚で共有しているとし、4月2日夜も記者団に
「関係閣僚は『腹案』の下で動いている」と重ねて強調した。だが「腹案」の受け止め方は閣僚によって
さまざまだ。

 「どんなものなのか」。1日の上京を前に明確な回答を聞き出そうと意気込んでいた仲井真弘多知事
だったが、平野博文官房長官、北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄担当相と相次いでの面談後は
「『腹案』って本当にあるのか。皆言うことがばらばらで」と困惑気味だ。「腹案」の意味は、心の中で
考えておく案や考えのことで、言葉通りだと首相自身にこれまで表に出ていない案があるかのように
とらえられる。

 しかし各閣僚は基本的に3月23日に関係5閣僚で話し合った政府の「考え方」と受け止める。
それを「腹案」だとした首相自らの説明が無いことも混乱を生んでいる。

 前原氏は4月2日の閣議後会見で「5閣僚で話をしたときの中身を言っていると思う」と発言。
北沢氏は同日午前の閣議後会見で「(3月)23日に官房長官が報告した複数のオプションを統合して
米側、地元と交渉するという基本線のことと理解している」と述べていた。だが、午後、知事との会談後の
会見では「最後の落としどころに総理自身のイメージがある」とも述べ、含みを残した。

 政府の「考え方」はキャンプ・シュワブ陸上案、勝連案、徳之島(鹿児島)を軸にした案とみられているが、
党首討論での首相発言も憶測を呼んでいる要因だ。

 「全国の皆さま方にその負担を分かち合うという思いを共有してほしい」「(現行案は)地元の皆さまの
本当の意味での同意が取り付けられていなかったために、無理だ(と判断した)」「(『腹案』は沖縄の
負担軽減などで)現行案と同等かそれ以上の効果のある、認めてもらえる案だ」

 関係省の官僚から「何かウルトラCがあるのか」「今まで出てきた以上の案があるとは思えない」との
声が上がる。結局、シュワブ陸上や勝連沖案などが「腹案」ということなら、県民の理解を得るのは
難しそうだ。(宮城久緒)

2344名無しさん:2010/04/04(日) 19:44:23
>>2305
>>2306
故・瀬島龍三氏は何という運命を背負って生まれてきたのか:イザ!
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/290750/

2007/09/06 11:09
Commented by 阿比留瑠比 さん
官僚軍人ではあったでしょうが、「赤」だったというのはちょっと違うように思います。中川八洋さんの著作は面白いし、勉強になりますが、ときどき一方的に決めつけるような表現を見受けます。


瀬島龍三氏はソ連のスパイではない クライン孝子 杜父魚文庫ブログ
http://blog.kajika.net/?eid=995441

2345チバQ:2010/04/05(月) 21:21:56
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100405/mds1004052026002-n1.htm
サドル師派、独自の“首相国民投票” 混迷続くイラク連立協議 (1/2ページ)
2010.4.5 20:25
 【カイロ=村上大介】イラク国民議会選(定数325)を受けた連立協議をめぐり、反米イスラム教シーア派指導者のムクタダ・サドル師派が、新首相として誰を支持するか、独自の“国民投票”を実施し、政局の主導権を握ろうとしている。辛うじて第1勢力となったイラキーヤのアラウィ元首相、第2勢力となった現職のマリキ首相のどちらも退け、連立交渉で第3の首相候補で合意し、新政権への影響力を握る狙いだ。

 イラクの首相は、国民議会が選出した大統領が指名し、議会の承認を得ることになっており、サドル師派の投票はあくまでも非公式なものだ。

 しかし、アラウィ氏率いる世俗会派「イラキーヤ」が91議席、マリキ氏の「法治国家連合」が89議席で、いずれも過半数の163に届かない状況では、有力な第3勢力であるサドル師派の意向は新政権の行方に無視できない影響力を及ぼしかねない。同派は約40議席を獲得し、シーア派宗教政党を軸としたイラク国民同盟(70議席)内の最有力勢力に浮上している。

 投票は2、3の両日に実施され、数日後に結果が公表されるとしている。

 サドル師派内では、2008年に同派の民兵組織マフディー軍団の掃討作戦を指揮したマリキ首相への嫌悪感が強く、投票の目的はまず、サドル派としてマリキ氏の再任を支持しない理由を得るためだとみられている。

 一方、現地からの情報では、“投票所”に訪れたサドル師派支持者の間では、アラウィ氏への支持も必ずしも大きくないようで、サドル師派は最終的に、各派が妥協できる第3の首相候補を支持することで、新政権に対し、より大きな影響力を握ることを狙っているとも指摘される。

 一方、続投に執念を燃やすマリキ首相は先月28日、イランを訪れて各派と政権協議を行った伝えられ、アラウィ元首相は、連立工作への「イランの介入」を批判した。

 マリキ首相のイラン訪問は30日付の汎アラブ紙アルハヤートが報じたもので、米国の情報漏洩(ろうえい)を恐れるイラク各派がイランを話し合いの場に選んだという。法治国家連合、イラク国民同盟に加え、クルド2大政党の統一会派「クルド同盟」が参加し、協議に呼ばれなかったイラキーヤを派除した形で連立に原則合意したとの情報も流れた。

 これに対して、アラウィ氏は英BBCテレビに「イランが深く介入しており、憂慮すべき事態だ」と反発。スンニ派の政権幹部からも懸念の声が出た。

2346チバQ:2010/04/05(月) 21:22:39
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100330/mds1003300113000-n1.htm
国防相ら現職大物落選 イラク総選挙
2010.3.30 01:12
 7日のイラク国民議会選で、オベイディ国防相ら現職の有力政治家数人が落選したことが29日、選挙管理委員会が発表した当選者名簿で明らかになった。AP通信が伝えた。

 同選挙では2005年の前回と異なり、政党連合だけでなく候補者個人への投票も認められた。現職の大物落選は、有権者が現職議員の活動を厳しい目で見ていたことの表れとみられる。

 落選した中には、ルバイエ国家安全保障担当顧問やパチャチ元外相らも含まれていた。APによると、パチャチ氏は議会審議にほとんど姿を見せていなかったという。(共同)

2347チバQ:2010/04/06(火) 12:05:14
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100406-OYS1T00221.htm
徳之島分散案にすがる首相、地元は反発強まる

 沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、鳩山首相が徳之島(鹿児島県徳之島町、伊仙町、天城町)に活路を見いだそうとしている。

 政府は代替施設を沖縄県内の米軍キャンプ・シュワブ陸上部などに建設する案を固めたが、首相には徳之島への分散移転で「県外」を印象づけたいとのすがるような思いが消えないようだ。しかし、徳之島でも反発は強まる一方で、政府内からも、「首相は白日夢のような政策ばかり唱える」と冷ややかな声が出ている。

 首相は5日夕、首相官邸で記者団に「沖縄はじめ、大きな苦しみを耐えてきた方々にとっても、最大の戦いの場になる。閣僚には『腹案』にのっとって頑張ってもらいたい」と述べ、県外移設へのこだわりをにじませた。首相は2日の関係閣僚会議でも、普天間飛行場の機能を可能な限り県外に移すよう指示。徳之島に同飛行場のヘリ部隊(約60機)の多くを移転することが念頭にあるようだ。

 徳之島には、約2000メートルの滑走路を持つ徳之島空港がある。那覇市とも約200キロしか離れていないことから米軍の運用に支障がないのではとの期待もある。北沢防衛相は「まず30機くらいの移転で米側と交渉できる」と語る。

 徳之島案は、民主党の牧野聖修衆院議員らが現地に入って町長に打診して推進してきた。農業以外に目立った産業がなく、過疎化が進む島では、一部の元町議らが財政支援などを条件に積極姿勢を示している。牧野氏らは首相に現地情勢を随時報告しているという。

 首相が「極力県外へ」と繰り返してきたにもかかわらず、政府がまとめた移設案は「沖縄県内」が軸だ。首相には、徳之島案で「沖縄の負担軽減」をアピールできるとの思惑がある。

(2010年4月6日 読売新聞)

2348チバQ:2010/04/07(水) 21:55:51
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001004040001
南北600キロ/徳之島覆う不信感
2010年04月05日

 徳之島で、鳩山政権への不信と疑念が渦巻いている。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設候補地として名前が挙がり始めて約2カ月たつが、政府からはまだ、正式な打診はない。その一方で、水面下で島民との接触を進めている。「島をバカにするんじゃない」。交錯する情報に、島民の多くが憤りを募らせている。(斎藤徹)



 3月28日に天城町であった「米軍基地移設反対郡民大会」。徳之島の3町長や地元選出の徳田毅衆院議員(自民)が参加を呼びかけたこともあり、主催者発表で4200人が島内外から駆けつけた。
 当日、会場は鳩山政権批判一色に染まった。「国は、小さな島に住む人なら犠牲にしてもいいと思っているのでしょうか」「鳩山(首相)は島の人間の心をズタズタにした」――。登壇した島民は、強い口調で政府を批判した。
 大会には、自民党の国会議員3人らが来賓として出席。小池百合子衆院議員は、ガソリン税の暫定税率撤廃など民主党が昨夏の衆院選で掲げた政権公約が果たされていないことを指摘。「鳩山政権はハトでなくサギ」と言い放つと、聴衆から大きな拍手が送られた。
 元々徳之島は保守層が強い。昨夏の衆院選で自民候補が約1万4300票を取ったのに対し民主候補は3600票ほどに過ぎなかった。だが、鳩山政権への反感がこれだけ高まっているのは、マスコミ報道などで島の名前が何度も挙がる一方で、政府からの直接の説明が一切ないからだ。
 移設候補地に徳之島が浮上した直後に「徳之島の自然と平和を考える会」を立ち上げ、反対運動の中心として活動する徳之島町の椛山幸栄さん(55)は会発足当初、超党派での運動をめざし、政権批判を自重していた。しかし今、「どこまで住民無視を続ける気なのか。本当に腹立たしい」と怒りを隠さない。
 3月30日には、徳之島3町長が県庁で記者会見し、政府から正式な打診があっても話し合いに応じない姿勢を表明した。伊仙町の大久保明町長は、同月末までに移設案を絞ると鳩山首相が明言したにもかかわらず地元に説明がないことに対し、「国のトップが方向性を示さないと悪循環になる。早急に徳之島は断念したと言ってほしい」と不信感をあらわにしている。


 基地移設反対一色になったかに見える島で、民主党は水面下で賛成派島民の取りまとめを進めている。
 「政府が正式に徳之島の名前を言ったら、正面から(賛成の)旗をふろうということになりました」
 3日午前、天城町の元議会議長、前田英忠さん(62)は、かかってきた携帯電話にこう答えた。電話の主は民主党の牧野聖修衆院議員。牧野氏は鳩山首相に近いとされ、1月末、徳之島3町長に平野博文官房長官との会談を要請した人物だ。
 前田さんは前夜に移設賛成派の島民数人と集まり、地元で政府の後押しをすることを確認した。「多くの島民は、米軍基地をお化けか怪獣が来るかのように思っているが、基地は離島振興の千載一遇のチャンス。経済振興策を示し、懸案の騒音問題の解決策を示せば、多くの島民は賛成に回るはずだ」と、前田さんは自信を見せる。
 だが、賛成派の島民からも政府への不信の声は上がる。徳之島町の自営業男性(57)は「政府はあちこちフラフラしながら裏で根回しを進めるより、当事者である島民に早く受け入れ振興策を示してほしい」といら立ちを見せる。
 一方で、政府が振興策をちらつかせ基地受け入れを迫ろうとすれば、島民の反発をさらに強めかねないのも事実だ。移設反対派の農業男性(54)は「島の人間は金を見せれば動くと思っているのであれば、それは間違いだ。我々を甘く見ないでもらいたい」と憤った。

2349チバQ:2010/04/07(水) 21:58:30
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-04-06_5417/
「県境」の島 浮上に憤り 徳之島ルポ
沖縄の痛み 今わが身に
社会 2010年4月6日 09時55分

(36時間2分前に更新)

 サトウキビの収穫が一段落し、表面上は穏やかな集落のあちこちに、「基地移設絶対反対」と書かれた垂れ幕や立て看板が目立ち始めた。沖縄本島から北に約200キロ。沖縄の負担軽減を掲げる鳩山政権が、米軍普天間飛行場の訓練移転先として有力視している鹿児島県徳之島だ。

 候補地に突然浮上してから2カ月余り。沖縄県外移設を重視する鳩山由紀夫首相が抱く「腹案」に、島民は神経をとがらせる。

 「徳之島は『県外』といっても、『県内』が『県境』になっただけじゃないか。小さな島に負担を押しつけるのは絶対に許されない」。島の南部にある伊仙町の大久保明町長は、憤りを隠せない。

 徳之島空港そばの天城町総合運動公園野球場で、米軍基地移設反対の郡民大会が開かれたのは3月28日。人口約2万6千人の島で、主催者発表で4200人が集まった。ある島民は核燃料再処理工場の建設計画を阻止した1970年代の住民運動に重ね、「基地が来たら、命がけで止めるしかない」と息巻いた。

 「子どもたちを騒音の中に、犯罪の中に、不安の中にさらすことはできない」。母親代表で意見表明した徳之島町の保育士、磯川真理枝さん(39)が訴えると、ひときわ大きな拍手が起きた。

 磯川さんは昨年12月、町が主催した島民劇「北緯二十九度線」に出演した。劇で描かれたのは、奄美群島が53年に日本復帰するまでの8年間の島の暮らし。米軍施政下で本土との物流が途絶え衣食住に事欠きながらも、明るくたくましく島を守る先人の姿に接した。

 5月末までの移設先決着に向け、政府・与党の検討作業が慌ただしくなる中、島内では今月中旬にも再び大規模な反対集会を開く計画が持ち上がっている。「今、基地を持ってきたら、祖先が守ってきた豊かな徳之島を子どもたちに残せない」と磯川さんは力を込める。

 忍び寄る基地の影、手探りの反対運動。わが身にふりかかって気づいたことがある。「これまで基地問題はどこか人ごとだった。騒音や事件・事故の負担をずっと抱えてきた沖縄の人を思うと、その痛みに心を寄せていなかった自分が恥ずかしい」(新垣綾子)


反対派 結束に自信
「基地は地域も壊す」
賛成派、民主と接触


 米軍普天間飛行場の移設に反対する島民らが「徳之島の自然と平和を考える会」を結成したのは、鳩山由紀夫首相に近い民主党衆院議員が徳之島案を携え、島の3町長と面談したわずか2日後。官民一体の活動が始まった。

 政府から具体案の提示はないが、沖縄に近く、島の北西部に2000メートルの滑走路1本を備えた空港があることや、基地や演習施設を整備しやすい平地が多いという「地の利」が島民を不安に陥れる。

 3月末の反対集会には4200人が集まった。同会の椛(かば)山(やま)幸栄会長(55)は「運動慣れしていない徳之島でも、基地反対で共通できる土壌がある。十分に戦える」と手ごたえをつかむ。

 ふってわいた移設話。椛山会長はかつて島で衆院選のたびに地域、親族を反目させた「保徳戦争」に触れ、「保徳戦争のような対立を生むのは目に見えている。島の豊かな自然だけでなく、コミュニティーも破壊する基地は、絶対に受け入れられない」という信念を強くする。

2350チバQ:2010/04/07(水) 21:58:51
■   ■

 「お化けが来るみたいに基地を反対で片付けるのではなく、雇用や経済効果と真剣に向き合う現実的な姿勢も大事ではないか」。基地受け入れに前向きな元天城町議会議長の前田英忠さん(62)は問いかける。民主党衆院議員に島を案内したのも前田さんだ。

 1955年に5万人を超えた島の人口は減り続けて現在、約2万6千人。島民の1人当たりの所得は160万円ほどにとどまる。「高校を卒業した子どもは島から出て帰ってこないし、このあたりもずいぶんさびれたよ」。葬祭業を営む前田さんは、会社兼自宅が建つ通りを指さした。

 移設を受ければ、建設業や飲食店の働き口が増えるだけでなく、国から莫大(ばくだい)な振興策を引き出せる―。前田さんの胸にはそんな将来像がある。

 3月28日の徳之島町議選で、唯一基地移設賛成を掲げた立候補者が最下位で落選。賛成派は今のところ、組織だった動きをせず、水面下で民主党側と接触を続けている。

 前田さんは言い切る。「沖縄の負担を減らす観点からも、政府が徳之島しかないと決断した場合は、推進に向け具体的に動くことになる」

2351チバQ:2010/04/08(木) 12:24:55
http://mainichi.jp/select/world/news/20100408ddm002010052000c.html
転換期の安保2010:「常駐なき普天間」 首相「腹案」の見方浮上

普天間飛行場から離陸する米海兵隊のCH-53Eヘリコプター=沖縄県宜野湾市で2010年3月24日午後1時20分、岩下幸一郎撮影 ◇施設返還せず、有事に米軍使用
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、鳩山由紀夫首相が封印したはずの持論「常駐なき安保」構想をめぐる動きが水面下で続いている。首相が3月31日の党首討論で「腹案を用意している」と語ったことが憶測を呼び、首相の「腹案」は、「常駐なき安保」を普天間飛行場に適用した「常駐なき普天間」ではないかとの見方も浮上してきた。【「安保」取材班】

 「腹案」発言から一夜明けた4月1日。外交問題に詳しい川上義博参院議員(民主党)の議員会館の事務所を一人の首相秘書官が訪れた。「首相の腹案を先生はご存じですか?」。秘書官でさえ首相の真意を測りかねて戸惑っている。

 秘書官がこのタイミングで同氏を訪ねたのには理由がある。

 3月17日午後、首相官邸。鳩山首相と面会した川上氏は「海兵隊はグアムに全面移転させる。名護市に造る代替基地などを空っぽにして自衛隊が管理し、有事になったら米軍に使わせる。オバマ大統領とその方針で直接交渉したらどうですか」と提案した。熱心に耳を傾ける様子に、川上氏は「首相は乗り気だ」と感じたが、同席した秘書官が「総理、話が進んでいる途中ですから」と遮り、面会は終わった。

 その後、首相の「腹案」発言をはさんで約2週間後の秘書官の来訪を、川上氏は「私の提案に首相が傾いていないか、探りを入れに来たのだろう」と受け止めた。

 鳩山首相を民主党結成当初から知り、沖縄米軍基地問題を中心に日米同盟を考える「沖縄クエスチョン日米行動委員会」の日本側座長を務める橋本晃和・桜美林大大学院客員教授も3月下旬以降、首相周辺を通じ、私案を重ねて伝えてきた。「普天間の機能を九州など既存の米軍基地や自衛隊基地に分散すれば、代替施設は必要ない。普天間は空けておいて、有事には使えるようにしておくべきだ」。「常駐なき普天間」構想だ。

 首相は、普天間飛行場の基地機能の「沖縄県外への移転」を目指し、2日の関係閣僚会議で徳之島(鹿児島県)にヘリ部隊(60機)の大部分を移転することで調整するよう閣僚に改めて指示した。一部は、キャンプ・シュワブ陸上部(沖縄県名護市)に新たなヘリパッド(ヘリ離着陸帯)を造って移転するものの、徳之島空港の滑走路を利用することなどで、大規模な施設建設は不要になる。

 1日には平野博文官房長官が沖縄県の仲井真弘多知事と東京都内で会談し、ヘリ部隊を徳之島に移し、シュワブ陸上部にヘリパッドを造り、将来的には米軍ホワイトビーチ(同県うるま市)沖合に人工島を造る案を説明した。

 「常駐なき安保」について、首相は3月23日の参院予算委員会で「一国の領土の中に他国の軍隊が居続けることは常識的ではない。夢に向かってどう歩むか議論するのは大いに意味がある」と強調。同時に、普天間の有事使用について「議論は当然ある。ゼロベースで議論している」と述べ、可能性を認めた。

 国会答弁で「常駐なき安保」の熱弁を振るい、普天間問題で「県外」のトーンを次第に強める首相に、周辺は「首相の『腹案』は、『常駐なき普天間』ではないか」と注目する。

 ただ、現行の日米合意は「普天間全面返還」が大前提。「返還なしの有事使用」は抜本的な発想の転換となるため、従来合意とできる限り整合性をとる形での見直しをいかに進めるかで頭を痛める関係閣僚との足並みは必ずしもそろわず、ホワイトビーチ案など複数の移設先が入り乱れている。

2352チバQ:2010/04/08(木) 12:25:24
 ◇在沖海兵隊「1万8000人」、米軍幹部「日本が言った数字」
 「在沖縄海兵隊は定数1万8000人という数字の根拠は何か」。4月5日、沖縄県北谷町など4市町村にまたがるキャンプ瑞慶覧。沖縄等米軍基地問題議員懇談会会長の川内博史衆院議員が、在沖米軍トップのロブリング4軍調整官に尋ねた。「1万8000人」とは、現行計画でグアムに移転する「約8000人」に、政府が移転後に残るとしている「定数1万人」を足した数字だ。沖縄県の調べでは在沖海兵隊は1万2400人(08年9月末時点)。さらに北沢俊美防衛相が2月に「イラク、アフガニスタンに行っているので実数は4000〜5000人」と述べるなど、数字の根拠があいまいなことへの追及だった。

 「1万8000人は守屋(武昌元防衛事務次官)が出してきた数字だ。そのまま信じるわけにいかない」と畳み掛ける川内氏に、ロブリング氏は「I agree(その通り)」と同意しながらも答えられず、「部下に答えさせる」と退席。代わった在沖縄米海兵隊外交政策部(G5)のエルドリッジ次長は「それは日本政府が言った数字だ。私たちの責任ではない」と言い放った。

 政府は2日に閣議決定された答弁書で「1万8000人」を「06年5月の日米合意に至る協議の中で米側から説明を受けた」としたが、エルドリッジ氏の発言はこれを真っ向から否定するものだった。川内氏は「1万8000人にまったく根拠がないと米側が認めた」と語る。

 「『定数1万人』は普天間代替施設を建設するための大義名分だ」。普天間を抱える宜野湾市の伊波洋一市長は指摘する。

2353 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/08(木) 12:33:14
http://www.bitway.ne.jp/bunshun/ronten/ocn/sample/thisperson/100408.html
この人の重大発言

「(鳩山首相の)腹案という言葉がちょっと物議をかもした。閣僚間で、どこにどういうかたちで移転するかについて
コンセンサス(合意)はある。それを腹案と言われたのだと思う」 (朝日新聞4月4日付)
岡田克也外相

4月3日、三重県桑名市で行った講演で、鳩山由紀夫首相が31日の党首討論で「普天間基地移転先について、
私に腹案がある」と語ったことにふれて。

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 普天間基地の移設問題について、これまで鳩山首相は3月末までに移設先の政府案を絞り込むとしていたが、
果たすことができなかった。3月31日の党首討論では、自民党の谷垣禎一総裁が「首相の発言がブレるたびに、
候補に挙がった地域は驚き、悩み、怒っている。首相には、地域で暮らしている方々への思いやりや温かさが乏しい」と
追及。これに対して首相は「(移転候補地)腹案を持ち合わせているが、いまの段階ではそれがどこなのか言えない」と、
私案としての切り札があるとのニュアンスで思わせぶりに語ったものの、中身はつまびらかにしなかった。

 じっさい、ここで示唆された「腹案」は、政府部内でも認識が共有されていなかったと見られ、鳩山首相は4月2日、
平野博文官房長官、岡田克也外相、北澤俊美防衛相、前原誠司国土交通相(沖縄担当相)らによる関係閣僚会議を
招集し、認識共有のための調整を行っている。冒頭の岡田発言は、その翌日、三重県桑名市で行った講演の一部で、
ボロが出ないよう慎重な言い回しになっているが、鳩山首相の「腹案」とは、じつは前から検討されていた政府案だった。

 すなわち(1)名護市の米軍キャンプシュワブ陸上部に6000m級のヘリパッド(ヘリコプター離着陸帯)を建設、
(2)最終的には、うるま市のホワイトビーチの沖合を埋め立てて人工島つくって移設してもらう(2段階移設案)、
(3)徳之島にヘリポートを移す分散移設案、あるいはこの3つを組み合わせる案だ。

 岡田外相は、すでに3月29日、ワシントンでゲーツ米国防長官と会談した際、この「腹案」を伝えたと見られるが、
ゲーツ長官は正式な提案とは認めず、2006年に日米合意で決まった現行案(名護市辺野古沿岸部への移設)以外は
むずかしいという見解を改めて述べたといわれる。また、沖縄県の仲井真弘多知事も、4月2日、北澤防衛相との
会談で、県内移設のキャンプシュワブ陸上案やホワイトビーチ沖案はむずかしいとの意向を重ねて示した。

 いっぽう鹿児島県徳之島では、3月28日、基地移設に反対する島民約4200人による大規模な集会が開かれ、
「基地移設絶対反対」を叫んで気勢をあげた。反対集会は3月7日にも開かれており、圧倒的多数の徳之島住民が
反対の意思を表明した。

 さらに連立政権の一翼を担う社民党は、4月5日、福島瑞穂党首がホワイトビーチ沖基地建設に反対する
うるま市の市民グループ代表と会い、「沖縄県内に新たな基地を建設するのは論外だ。県内への移設を断念させる
ために全力を尽くす」と述べている。これに対して岡田外相は、4月7日の衆院外務委員会で「これもダメ、あれもダメと
言うのではなく、ともに政権を担うものとして自覚を持ってほしい。このままでは普天間基地の返還どころか
米海兵隊8000人のグアム移動も白紙に戻るおそれがある」と社民党を批判した(いずれもNHKニュースHPより)。

 連立政権内部のきしみが表面化するなか、鳩山首相は、4月6日、首相公邸で内閣官房や外務・防衛の両省
実務者でつくる作業部会の初会合を開き、キャンプシュワブ陸上部にあらたなヘリポートを建設するいっぽうで、
普天間のヘリ部隊の大部分を鹿児島県徳之島に移す方向で米国、地元自治体と調整するように指示したといわれる
(朝日新聞4月7日夕刊)。

 市街地にある米軍普天間飛行場は、ヘリ墜落の危険性や騒音、海兵隊員による不祥事など基地被害と
隣り合わせの環境にあり、1日も早い移設が望まれている。だが識者の間では、鳩山首相が指示した最終案を、
5月末までに米側と地元住民が受け入れる可能性は限りなく低いとする声が強い。最悪の場合、鳩山内閣は
立往生し、首相の退陣問題がいっきに浮上しよう。

2354チバQ:2010/04/09(金) 23:05:21
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100407/mds1004072231002-n1.htm
イラク・サドル師派、ジャアファリ元首相を“選出”
2010.4.7 22:30
 【カイロ=村上大介】イラクのイスラム教シーア派政治勢力、ムクタダ・サドル師派は7日、国民議会(定数325)選に関連し、独自に実施した首相候補をめぐる“国民投票”の結果について、ジャアファリ元首相が1位となったと発表した。フランス通信(AFP)などが伝えた。

 それによると、2005年4月から06年5月まで首相を務めたシーア派のジャアファリ氏が24%を、サドル師派のスヘイル議員が17%を獲得。総選挙で第2勢力となった法治国家連合(89議席)率いるマリキ首相は10%、第1勢力となったイラキーヤ(91議席)のアラウィ元首相は9%だったという。

 サドル師派は、シーア派統一会派「イラク国民同盟」の70議席中約40議席を占める。“国民投票”は法的拘束力がなく、投票者に身分証の提示も求めない自派を中心とした人気投票に過ぎないが、イラキーヤ、法治国家連合ともに過半数に及ばない中で、連立交渉でサドル師派の発言力を強める狙いがあるとみられ、連立協議はさらに複雑化しそうだ。

2355 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/10(土) 14:17:14
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2010041002000059.html
<スコープ>5月末政局 危機感 普天間移設決着は困難?
2010年4月10日 紙面から

 政府・与党が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題を五月末までに決着させられなかった
場合の政局対応に神経をとがらせ始めた。民主党内の大勢は、残り五十日余りで米国と移設先の双方から
同意を得て、全面決着にこぎ着けるのは至難の業だとみているからだ。鳩山由紀夫首相は表向き自信を
示しているが、内心は苦渋の色を濃くしている。 (関口克己)

 民主党の石井一選対委員長が九日昼、首相と平野博文官房長官を官邸に訪ねた。参院選の候補者
擁立状況の説明という名目だったが、会談の中身は普天間問題一色だった。

 石井氏が今後予想される展開を三つ例示し、それぞれの政局への影響を分析すると、首相は険しい表情で
聞き入った。石井氏は会談後、記者団に、五月末の決着期限について「政治的に今、最大の問題に
なっている」と述べ、危機感を隠さなかった。

 最悪のケースは、政府が五月中に何も決められず、問題をそっくり先送りすることだ。渡部恒三元衆院副議長は
七日の講演で「鳩山君がまったく解決できないとなれば、政権交代になる」と退陣に言及。翌八日夜に首相と
会食した際には「四年間しっかり頑張って」と激励したが、あくまで五月末に決着する前提での発言だった。

 政府は、普天間の代替施設として米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市)陸上部を軸に検討。在沖縄米軍の
訓練を鹿児島県の徳之島など県外に移転する案も模索する。これらは、まだ詳細には固まっておらず、
米国や地元との調整が急速に進展することは望み薄だ。

 政府・与党内では、最悪の事態を回避するため、五月末までに米国との合意を図った上で、移設先との
調整は継続する案もささやかれる。一定の前進があれば、首相の進退には波及しないという計算だ。
ただ、首相が国会答弁で全面決着を確約しているだけに、思惑通りの展開になる保証はない。

 首相は九日、前日の衆院本会議中に自席で腕組みをして目をつぶっていたことを記者団に指摘され、
「本会議場でいろいろ考えたが、普天間が一番だ」と漏らした。続けて「必ず解決しますから、ご安心
いただきたい」と気を取り直したように力を込めた。

2356 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/10(土) 14:18:38
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100410/53649.html
普天間基地移設、日米実務者協議が先送りに-5月内決着むずかしく
2010年04月10日 07:12更新

 米軍普天間基地の移設問題をめぐり、岡田外相とルース駐日米大使は9日夕、外務省で会談した。
日本は来週にも同問題について実務者協議を行いたい方針だったが、ルース大使は移設先の
地元の同意が得られているかなど具体的な部分を追求。まだ日本政府案が煮詰まっていないとし、
協議は先送りされることとなった。鳩山政権が掲げる普天間移設問題の「5月内での決着」は、
難しい情勢となっている。

 鳩山政権は9日、普天間基地の移設先として、鹿児島県の徳之島を軸に米国や地元との調整を行う
方針を固めたという。政府はこれまで、基地の移設先として米軍キャンプ・シュワブ陸上部とホワイトビーチ
埋め立て地の2案を提示しており、県外への分散移設先として徳之島を候補に挙げていた。ただ鳩山首相は
2日の関係閣僚会議で、徳之島への移設に注力したいと発言し、政府は首相の意向を受けて徳之島に
ヘリ部隊を移設することなどを軸とした提案に移行するという。

 米国側は、3月末に米ワシントンを訪れた岡田外相と会談したゲーツ米国防長官も「地元の合意」を確認
していたとされる。移設先候補の地元はいまだ受け入れ姿勢を示さず、今後は地元合意の取り付けが
焦点になるとみられる。


http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/225376.html
普天間 移設先の了解先送り 政府検討対米合意を優先 (04/10 07:04)

 政府は9日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先決定について米側との合意を優先し、
移設先の了解取り付けは、鳩山由紀夫首相が解決期限とした5月末以降に先送りする検討に入った。
複数の政府関係者が明らかにした。移設候補地はいずれも地元住民らの反対論が高まっているためで、
解決時期が先送りされれば、首相が発言との整合性を厳しく問われるのは必至だ。

<北海道新聞4月10日朝刊掲載>

2357 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/11(日) 10:28:00
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100410-OYT1T01079.htm
普天間「5月決着」絶望的、実務協議断念へ
基地移設

 沖縄の米軍普天間飛行場移設問題は、鳩山首相が公約する「5月末の決着」が10日、ほぼ絶望的となった。

 政府がまとめた新たな移設案は実現可能性が低いとして、米側が実務者による協議入りを拒否し、
日本側が同日、協議開催を当面断念する方針を固めたためだ。

 首相がヘリ部隊の移設先として重視する鹿児島県・徳之島でも、地元首長が政府関係者との会談を
拒否したことが同日判明するなど反対が広がっている。

 移設問題は、対米、国内双方の調整が行き詰まり、打開のメドが立たない状態となった。鳩山首相の
政治責任が厳しく問われるのは確実だ。岡田外相は10日夕、日米間の実務者協議について、
「必ずなければいけないものではない。実務者同士でなくとも、移設案を詰めるやり方はある」と述べ、
当面断念する考えを示した。神奈川県横須賀市内で記者団に語った。

 実務者協議は、普天間の移設先を具体的に日米共同で検討する場で、日本政府は、早期開催を米側に
求めていた。しかし、ルース駐日米大使は9日に外相と会談した際、日本側が説明した案について
〈1〉米軍の運用面で現実的でない〈2〉受け入れ先の地元合意がない〈3〉移設実現の期限が不明――
などと指摘し、協議開始は時期尚早だ、との考えを伝えた。

 一方、政府案で移設先に選ばれた沖縄県や徳之島では反発が日増しに強まっている。徳之島では、
政府は関係自治体に移設の打診すら実現できていない。

 同島にある伊仙町の大久保明町長は10日、防衛省幹部からの会談申し入れを8日に拒否したことを
明らかにした。

(2010年4月11日03時07分 読売新聞)

2358チバQ:2010/04/11(日) 19:06:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010041100053
普天間、誘致決議目指す=北マリアナ議長が照屋氏に
 社民党の照屋寛徳国対委員長は11日、米自治領北マリアナ諸島を訪れ、同諸島議会のテノリオ下院議長らと会談した。同議長は社民党が掲げる米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同諸島サイパン、テニアン両島などへの移設について「歓迎する」と表明。同諸島議会として誘致決議の採択を目指す方針を明らかにした。同行した社民党関係者が取材に答えた。
 会談にはデラクルス・テニアン市長が同席。デラクルス市長も「(同諸島は)経済が悪く、産業もない。経済振興のためには基地誘致が必要だ」との意向を示した。照屋氏は「なるべく早く日本政府に(検討を)要請したい」と応じた。
 社民党は両島などへの移設を最優先で求めているが、政府は国外移設は米側が受け入れないとして検討を進めていない。照屋氏は今回の会談結果を政府に伝え、改めて検討を迫りたい考えだ。 (2010/04/11-13:45)

2359チバQ:2010/04/11(日) 21:41:41
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100411ddm003010108000c.html
転換期の安保2010:普天間移設、鹿児島・徳之島案 政権の命運、握る島
 ◇政争の地、小沢氏の影
 首相官邸のキーマン、佐野忠克・首相政務秘書官は8日、ある民主党議員から電話で忠告された。「官邸が徳之島に執着しているなら絶対に無理だ。首相のクビを『切ってください』と敵の牙城に差し出すようなものだ」

 「敵の牙城」とは、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設候補地、鹿児島県徳之島が自民党の徳田毅衆院議員(鹿児島2区)の地元であることを指す。民主党議員は言葉を続けた。「どれだけ徳田の頭をなでても、徳田が5月末まで島の町長と議会に反対させ続ければ、首相のクビは飛ぶ。徳田は大金星をあげることになる。期限を切った戦いは不利だ」

 徳田氏は当選2回、38歳と若いが、父虎雄・元衆院議員の影響力を背景に「島の有力者」として普天間飛行場の徳之島移設の行方を左右する。鳩山由紀夫首相は期限として約束した5月末までに普天間問題を解決できなければ、自身の進退に発展する可能性もある。

 民主党議員は首相の命運を自民党や徳田氏に握られかねない徳之島案から早々に手を引くべきだと秘書官に訴えたのだ。徳之島の将来に、自民党VS鳩山政権の攻防が絡み合う。

 徳之島伊仙町の犬田布(いぬたぶ)岬。東シナ海に向かい三角に突き出た岬に戦艦大和慰霊塔が建つ。「大和」が東シナ海で米軍に撃沈されてから65年の7日、遺族と徳之島3町長ら500人が出席して慰霊祭があった。

 「永久平和、平穏を希求する塔の建つこの徳之島に、国は米軍海兵隊の基地をつくろうとしています。いつまでも平和で安心して暮らせる島であり続けることを願い、絶対に徳之島に基地をつくらせないよう全力で頑張ってまいります」

 あいさつする出席者は誰も普天間問題に触れなかったが、最後になって徳田氏の電報が読み上げられた。

 しかし、徳田氏の行動には別の一面もある。徳田氏は4200人(主催者発表)が参加した移設反対大会に出席する前日の3月27日、賛成派15人と会合を持ち「こちらから政府に妥協する必要はない。賛成派の意見も聞く」と語っていた。賛成派のある町民は「徳田先生の『反対』は条件闘争のための反対だ。彼が受け入れにかじを切れば流れは大きく変わる」と期待する。

 島の政治事情は複雑だ。それでも牧野聖修衆院議員(民主)は鳩山首相の強い意向を受けて工作を続けてきた。ただ、島内で海兵隊受け入れについて賛否両論が巻き起こっているのは牧野氏の動向だけが原因ではない。民主党の小沢一郎幹事長の影が見え隠れする。

 「15年くらい(の期限付きで徳之島へ普天間を移転)でどうかな」。徳之島の町長の一人は、鹿児島県の伊藤祐一郎知事に突然、持ちかけられたことがある。町長は驚いたが、「知事一人の考えというよりも、小沢さんから言われているのではないか」と察した。

 伊藤氏は、小沢氏が85〜86年に自治相(現総務相)を務めていた時の大臣秘書官だった。小沢氏の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反疑惑に関しても、小沢氏を擁護する趣旨の発言をしていた。「小沢さんはおしのびで徳之島によく来ていた。もともと『民主党が政権をとったら普天間は徳之島へ』と考えていたのではないか」。この町長はそう読む。

2360チバQ:2010/04/11(日) 21:42:10
 ◇「1兆円振興」に揺れ
 「本土復帰まで奄美は米国に統治されてきた。今も拒否感がある」。9日、天城町役場。海兵隊受け入れ反対派の住民の一人が、徳之島を視察に訪れた自民党国防部会長、佐藤正久参院議員との対話集会で訴えた。

 本土から若い男性労働者が派遣された建設現場ができると、女子中高生たちは遠回りして登下校するという。「島外」に対する警戒感は強い。

 基地受け入れによる振興か、基地に頼らない自立振興か−−。徳之島は揺れ幅を増す。

 「うわさだけど海兵隊受け入れは1兆円規模の事業。もろ手を挙げて歓迎だ」と賛成派のゴルフ場経営者(62)は語る。

 東京と徳之島を結ぶ直行便はない。東京への航空運賃は東京−那覇より距離が短いのに割高だ。ガソリン価格も鹿児島市内より1リットル20〜30円高い。

 この経営者は「島で野菜をつくっても鹿児島市内へ送るのは船賃が高くて採算が合わないが、3000人の基地に納めれば島内需要が増える。基地で働く地元住民の雇用も2000人はあるだろう」と期待する。

 一方、「島民の95%は反対」と明言する伊仙町の大久保明町長は「『長寿子宝』で世界自然遺産登録も目指している」と強調する。厚生労働省の09年の発表によると、徳之島3町は市区町村別の合計特殊出生率全国1〜3位を独占する。1位の伊仙町は86年に120歳で死去した泉重千代さんなど「長寿世界一」2人の出身地だ。「自立への思いが島民の間で強くなっている。そんな夢を基地問題がつぶすのか」と憤る。

 主要農産物、サトウキビは収穫期を終え、刈り取られた畑が広がる。だが、奄美地方のサトウキビの収穫面積は減少が続き、原料が確保できず、経営難の製糖会社は少なくない。

 徳之島空港近くで商店を営む男性(50)は複雑な胸中を明かす。「地元の人は受け入れ賛成が多いと感じる。基地が来て景気がよくなるならその方がいいからだ。ただ、だれもが絶対反対でもなく、ぜひ来てほしいというわけでもない」【「安保」取材班】

2361チバQ:2010/04/11(日) 21:52:27
http://newsweekjapan.jp/column/sakai/2010/03/post-155.php
イラク選挙に見える世代交代
2010年03月31日(水)20時08分

 3月7日に実施されたイラクでの国会選挙の結果が、27日に発表された。現首相マーリキー率いる法治国家同盟が、親米世俗派のアッラーウィ元暫定首相率いるイラキーヤに僅差で負けたことや、どちらがどう他の政党と連立を組むかで今後混乱は必至、といったことが、新聞各紙でも指摘されている。

 ここでは、そういった報道に現れてこない、選挙の裏側を見てみよう。特に、大物政治家が多く落選しているのが、注目される。

 まず、現職閣僚。国防相、内務相という要職2人が落ちているのが、驚きだ。運輸相、人権相、移民難民相といった首相派閥の閣僚も、落選。他派閥からの閣僚あわせて、出馬した閣僚の3分の1が落選している。首相のマーリキーは全投票数の1割を確保した圧倒的トップ当選なので、マーリキー政権にNoが下されたわけではないけれど、国民がそれぞれの閣僚を見る目は、厳しかったようだ。

 また現職閣僚ではないが、戦後のイラク政治を動かしてきた大物政治家の落選も目を引く。マーリキー政権とその前のジャアファリ政権で安全保障分野を支えてきたルバーイー元国務相が、その代表例だ。マーリキー属するダアワ党の中心人物で、戦前から欧米と関係を持ち、フセイン元大統領が捕まったときに最も激しくその罪を糾弾した1人である。

 米国との関係でいえば、スンナ派のアドナン・パチャーチ元外相や王政運動のシャリーフ・アリーも落選組だ。イラク戦争の数年前、米国が本格的にフセイン政権転覆を考えて当時の反フセイン勢力にてこ入れを始めたとき、スンナ派の大物政治家は誰かいないか、と探して引っ張り出したのが、この2人である。パチャーチはフセイン政権誕生以前の60年代に外相や国連大使を務めたリベラル派、シャリーフ・アリーは1958年までのイラク王政を担ったハーシム王家の末裔である。当時米国は、アフガニスタンのカルザイのような役割が2人に期待できるのでは、と、考えていた。

 細かいところでいえば、第3党となったイラク国民同盟の重鎮が落選したのが興味深い。イラク国民同盟の主要派閥は、イラク・イスラーム最高評議会という、シーア派宗教界出身の政治家を多く抱える勢力だが、宗教指導者のハンムーディとサギールが落ちた。

これは、落選というより左遷である。2人とも、シーア派住民の多い南部あるいは首都からではなく、シーア派がほとんど地盤をもたないクルド地域から出馬させられた。これは、イラク・イスラーム最高評議会自体が宗教界への依存体質を変えようとしている、ということかもしれない。同評議会のトップが去年亡くなり、弱冠39歳の息子が後を継いだことと無関係ではなかろう。

 イラク新政権の行方がどうなるかは注目の的だが、その底流に、確実に世代交代が起きている。イラク国民の意識下では、そろそろ「戦後」が終わろうとしているのかもしれない。

2362名無しさん:2010/04/15(木) 20:54:02
http://mainichi.jp/select/world/news/20100416k0000m030043000c.html
パレスチナ:自治政府の議長選 実施の見通し立たず
 【エルサレム花岡洋二】今年1月に予定されていたパレスチナ自治政府の議長と評議会(国会)の同日選挙が延期されたまま、新たな日程が決まる見通しが立っていない。ヨルダン川西岸とガザ地区の二つに分裂している自治区のうち、ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスの合意が得られた場合、6月28日に実施する案もあったが、告示期限の3月末を過ぎて実質的に消滅した。

 ハマスと、自治政府を主導するパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハの双方に、選挙を実施する動機付けが弱い。エジプトが両組織の和解と6月選挙に向け仲介してきたが、不調が続いている。

 アッバス議長側近である評議会のアブドラ政治委員長は、毎日新聞の取材に「期日まで90日を切った。準備を考えると、選挙実施は非現実的だ」と明かした。そのうえで「パレスチナでは新議長が選出されるまで、現職議長が機能する仕組みになっている」と説明し、“政治空白”は起きないとした。アッバス氏の任期は既に、議長選が行えないことに伴い2回にわたって延長されている。

 ハマスは06年の評議会選で勝利してファタハと連立政権を組んだが、07年のガザ制圧で敵対したファタハへの根強い不信が残る。また、イスラエルのガザ地区封鎖による困窮に対する住民の不満がハマスに向きつつあり、選挙で敗れる可能性も指摘されている。

 一方、自治区では今年7月に地方選が予定されている。ハマスは地方選実施に同意していないため、ファタハ主導の自治政府が機能する西岸地域だけでの実施となる見込み。パレスチナ政策調査研究センターのシカキ代表は「西岸だけでも地方選が成功すれば、議長・評議会選の実施に向け、西岸単独の可能性も含め、なんらかの転機になる可能性はある」と解説する。

2363チバQ:2010/04/18(日) 18:39:21
http://www.asahi.com/politics/update/0418/SEB201004180017.html
徳之島、三たび大規模集会 1万5千人「基地いらない」2010年4月18日18時27分

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設候補地として挙がっている鹿児島・徳之島で18日、基地移設に反対する大規模集会が開かれた。人口約2万6千人の島の漁港には、島内や奄美群島などから約1万5千人(主催者発表)が参加。会場を埋め尽くした島民らは、移設案に対して、「長寿、子宝の島に米軍基地はいらない」などと強く反発した。

 徳之島での大規模な反対集会は、約4200人(同)を集めた3月28日以来3度目。徳之島、天城、伊仙3町と市民団体が主催した。

 3町を代表して大久保明・伊仙町長は、「もう政府は徳之島に基地をという案は出せないと確信した。振興策という甘い汁はいらない」と強く訴えた。地元選出の徳田毅衆院議員(鹿児島2区)も移設反対を表明した。

 鳩山政権では、普天間のヘリコプター部隊の大半を徳之島に移す案を検討しているが、米側は「地元との合意がない」と反発。社民党も反対を表明し、民主党鹿児島県連も白紙撤回を求めており、協議は進んでいない。

 異例の規模の反対集会となり、首相が地元の合意を得るのは極めて困難な情勢であることが浮き彫りになった。25日には、沖縄県でも県内移設に反対する大規模集会が開かれ、鳩山由紀夫首相が繰り返してきた「5月末決着」は絶望的との見方も強まっている。(石松恒)

2364 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/18(日) 23:47:29
> 八方ふさがりの首相は、腹心の佐野忠克首相秘書官(政務担当)をワシントンに残し、14日にはスタインバーグ米国務副長官と会談させた


普天間5月決着を絶望視 期限迫り予防線張り始めた政府 米側は柔軟姿勢伝える
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100416/plc1004160149001-n1.htm
2010.4.16 01:45

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、鳩山由紀夫首相が5月末までに米側との合意を目指すとしていることについて、平野博文官房長官は15日、「合意の解釈には幅がある。この候補地でもっと具体的に詰めようという土俵ができることが合意だ」とし、5月末の最終決着を事実上断念する考えを示した。米側は米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市)沿岸部に移設する現行案の微修正には応じる考えを伝えているが、首相は依然、シュワブ陸上部や徳之島(鹿児島県)への移設に固執している。

 平野氏は、移設先を閣議決定すると断言してきたことについても「閣議決定かは別として、何らかの意思は明確にしなければならない」と発言を後退させた。

 政府・与党内では「5月決着」が絶望視されており、このままでは移設問題で迷走発言を繰り返した首相の責任を問う声が高まるのは必至。平野氏の発言には5月決着が実現できず、首相が退陣に追い込まれる事態にならないようハードルを下げる狙いがある。

 首相自身も15日朝には、「決着」の定義を記者団から問われると、「これで行こうとの方向が互いに認められた状態を指す」と幅を持たせるなど、平野氏と歩調を合わせる発言もした。

 米政府は日米合意に基づき2本のV字形滑走路を造る現行案を基本とするものの、これまでの沖縄県などの要望も踏まえ、現在の環境影響評価(アセスメント)の許容範囲内である沖合50メートル移設や、前政権時代に求めた陸寄りの浅瀬に建設する「浅瀬案」について検討する意向を日本側に示している。

 これに対し、首相はシュワブ陸上部に600メートル級のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)を造る一方、可能な限り多くのヘリを徳之島に移して沖縄の負担軽減を図ることで決着したい意向だ。

 しかし、移設先とされる地元での反対運動は激しさを増し、米側も海兵隊の運用面での問題や地元合意がないことを理由に日本側の提案に難色を示している。キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は、日本側からまだ正式な提案はないとしている。

 八方ふさがりの首相は、腹心の佐野忠克首相秘書官(政務担当)をワシントンに残し、14日にはスタインバーグ米国務副長官と会談させたが、現状では米側が大幅な譲歩に応じる可能性はほとんどない。

2365 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/18(日) 23:56:32
騒音問題や事故の危険性の回避など、技術的には悪くない案だと思う。
これを埋め立てではなく>>2239で挙げたメガフロートないし桟橋工法でやれば、環境負荷的にも現行案より優れるのでは?


辺野古浅瀬案を米側に提案へ 普天間移設で、政府が苦肉の策
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100417/plc1004170131001-n1.htm
地図
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100417-00000036-san-pol.view-000
2010.4.17 01:30

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、政府が米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市辺野古)の南方沖の浅瀬に滑走路を建設する「浅瀬案」を検討、米側に提案する方向であることが16日、分かった。政府が検討してきたシュワブ陸上案と鹿児島県・徳之島を組み合わせる移設案は、米政府や地元自治体が難色。米側の理解を得られそうな浅瀬案での事態打開を模索するが、「公約違反」である上に社民党の反発は必至で、与党内調整は難航しそうだ。

 浅瀬案は、辺野古沖の浅瀬を埋め立てて1500メートル規模の滑走路を建設する案だ。かつて米側の主張をもとに日米両政府で検討したが、断念した。今でも米側が容認する可能性が高く、現行案などに比べ工費が安価だとされる。ヘリコプターが住宅地の上空を飛ばず、騒音問題や危険性を回避できるメリットがある。

 鳩山由紀夫首相は依然として「県外移設」案を完全に捨てたわけではないが、シュワブ陸上部に600メートル級のヘリ離着陸帯を造り、可能な限りのヘリを徳之島に移す政府案は、米側が拒否する姿勢だ。地元住民や社民党も反対しており、合意の可能性は小さい。

 このため、政府・与党内では米国と地元、連立与党が合意する「5月決着」は絶望視され、このままでは普天間飛行場が継続使用される最悪のシナリオが現実になる。浅瀬案は「移設問題を何とかソフトランディングさせる」(政府高官)ための苦肉の策だ。

 ただ、鳩山政権はこれまで「少なくとも県外移設」と訴え、県外移設への期待感を高めてしまっていただけに、首相の責任を問う声が上がるのは確実だ。また、県外・国外移設を主張する社民党が浅瀬案で納得することは考えにくく、首相は連立政権の枠組みに関して重大な決断を迫られる場面も出てきそうだ。

 政府・与党は、浅瀬案に加え、これまでの県側の要望も踏まえ、現在の環境影響評価(アセスメント)の許容範囲内で現行案を沖合移動させる修正案の可否も検討。2本のV字形滑走路を建設する現行案を滑走路1本に縮小する新たな修正案も浮上している。

2366 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/19(月) 00:00:41
>>2365
浅瀬案で政局流動化も 社民は連立離脱も
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100417/plc1004170131002-n1.htm
2010.4.17 01:30

 政府が普天間飛行場移設問題で新たに提案する米軍キャンプ・シュワブ沖合の浅瀬案は、米側の理解が得られやすい半面、県外、国外移設を強く主張する社民党などの猛反発を招くことは必至。場合によっては同党の連立政権離脱もあり得る。また、県外移設を公言してきた鳩山由紀夫首相の責任問題が浮上することも避けられない。浅瀬案は軍事的には有望な案だが、政治的には政権の基盤を揺るがしかねない危険性をはらみ、政局流動化の発火点になる可能性がある。

 普天間問題では、これまでにさまざまな移設案が次々と浮上しては消えていった。その背景には、米国、移設先住民、連立与党のそれぞれの意向をすべて満たすことが困難だという問題がある。そうした中で、首相は公約どおりに県外移設の道を模索してきた。だが、今回、苦肉の策として登場した浅瀬案は、これまで与党の意向を重視してきた首相が日米同盟を重視する姿勢に大きく路線転換することを意味する。

 「『どうせ鳩山なんだから、できないだろう』とメディアが書いているが、心配なさらないで結構です」

 16日、自身の後援会関係者と会った首相は胸を張った。さらに、「普天間なんて知らなかったでしょ。それが国民の一番の関心事になること自体、メディアがいろいろ動きすぎているな」とマスコミに責任転嫁して余裕をみせた首相だが、浅瀬案が首相にとって危険な綱渡りであることは間違いない。

2367 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/19(月) 00:08:42
>>2365

「鳩山首相の首と引き替えに浅瀬案で決着」というのは有力な落とし所な気がする。
どのみち鳩山首相自身が民主党政権最大のお荷物になっているのだし、ちょうどいい機会では?


【揺れる沖縄】 辺野古「浅瀬」案 地元は条件次第で受け入れの動きも 首相への不信ますます
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100417/plc1004172322015-n1.htm
2010.4.17 23:16

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、政府が米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市辺野古)の南方沖の浅瀬に滑走路を建設する「浅瀬案」の検討を始めたことを受け、シュワブ周辺住民に条件次第で受け入れる動きが出ている。ただ、地元では無責任な発言で混乱を助長してきた鳩山由紀夫首相への不信が広がっており、退陣を求める動きは加速しつつある。(宮本雅史)

 シュワブに隣接する辺野古、久志、豊原の3地区は名護市との合併前から米軍との間で親善委員会を作り、良好な関係を続けてきた。「米軍との友好関係もあり、普天間の危険を除去するという国策のために受け入れた」。辺野古区行政委員会普天間代替施設等対策特別委員会の古波蔵廣委員長は平成9年に橋本龍太郎首相(当時)から辺野古沿岸部への移設を提案された当時をこう振り返る。

 名護市も紛糾した。市議会は9年12月23〜24日に徹夜で激しい議論を続け、反対派と機動隊がにらみ合う中、24日午前6時57分、15対13で受け入れを可決。比嘉鉄也市長(当時)は自らの辞任と引き替えに受け入れ容認を表明した。

 当時市議会議長だった島袋吉和前市長は「苦渋の選択だったが、議論を尽くしたので可決後は賛成派も反対派も握手した。現政権はそんな歴史を何も知らなかった」と語る。

 それだけに政府が日米合意案に近い「浅瀬案」の検討を始めたことへの思いは複雑だが、島袋氏は「改めて依頼があれば市議会も移設を容認するだろう」と語る。古波蔵氏も「受け入れ条件はすでに地元で確認している。正式な申し出があれば、すぐにでも詳細な検討を始める」と柔軟に応じる構えだ。代替施設推進協議会の宮城安秀会長は「シュワブ陸上案は反対だが、これまで受け入れてきた沿岸案に反対する理由はない。ただ、ハードルは当然高くなる」と語る。

 ただ、1月の名護市長選では移設受け入れ反対派の稲嶺進市長が島袋氏を破り当選しており、13年前以上に紛糾する可能性がある。

 4月25日には普天間飛行場の早期返還と国外・県外移設を求める県民大会が沖縄県読谷村で予定されているが、「反基地」より「反鳩山」が強まりつつある。

 宮城氏は「半年間騒がせるだけ騒がせて一体何だったのか。受け入れ先のあてもなく政権を奪取するためだけにわれわれを利用した。国家の指導者の資格はない」と首相を厳しく批判。あるタクシー運転手(60)は「基地反対ではないが、県民を愚弄(ぐろう)した首相を退陣させるために大会に行く」と語る。

 「浅瀬案」ならば地元が受け入れる可能性は十分あるが、「首相退陣」が条件となりかねない。かつて比嘉元市長もそんな苦渋の選択をした。「命がけで行動する」と大見えを切った首相が進退をかけなければ地元は収まらないだろう。

2368 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/19(月) 00:16:25
>>2122でちょろっと触れた、良い案がまとまらなければ米軍側に都合が良い現状が維持される、という結果になりそう。


米政府、「普天間継続使用」を日本に伝達へ
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100418/plc1004180130002-n1.htm
2010.4.18 01:30

 【ワシントン=佐々木類】米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり、鳩山政権が目指す5月末までの決着が困難になっているのを受け、米政府は飛行場を継続使用していくとの判断を固めたことが分かった。複数の日米関係筋が明らかにした。米政府は今後、鳩山政権の出方を見守りながら、継続使用する考えを日本側に伝えるタイミングをはかっていく。

 日本政府が新たに検討しているキャンプ・シュワブ(同県名護市辺野古)南方沖の浅瀬案は、同沿岸部へ移設するとした現行案を事実上、微修正したに過ぎず、米側が容認する可能性も残されている。しかし、日米関係筋によると、米政府が普天間飛行場を継続使用せざるを得ないと判断したのは、同案の与党内の調整が困難で合意できる見通しがないとみているからだ。

 米政府は、現行案を「最善」としながらも、2月ごろまでは「さまざまな異なる可能性に向き合う用意がある」(キャンベル国務次官補)として、決断を先送りする鳩山政権に「忍耐」を示してきた。

 しかし米政府はこうした方針を転換し、3月下旬に訪米した岡田克也外相にゲーツ国防長官が「海兵隊の沖縄駐留が政治面でも部隊運用面でも持続可能なものでなければならない」と米側の具体的な意向を初めて伝えた。

 「政治面」とは、移設先の地元の合意が必要だという意味であり、「部隊運用面」が、航空、地上、訓練場所が同じ地域にあるという意味であることを踏まえれば、2つの条件を「持続可能」とするには、現行案を履行する以外の選択肢はあり得ないというメッセージだった。

 迷走を続ける鳩山政権について、米政府高官は日米関係筋に、「ハトヤマは事態の深刻さが分かっていない。米政府は鳩山政権に期待するのをあきらめた」と語ったという。その具体的な答えが、12日の核安全保障サミットの夕食会を利用した10分間の非公式会談だった、という。

2369とはずがたり:2010/04/19(月) 13:08:57
>>2367
かなり早くから鳩山退陣もあると予想されてた◆sn2EOyFHzgさんですがそんな流れも強まってきましたねぇ。

2370名無しさん:2010/04/19(月) 16:32:24
普天間維持が米軍に都合がいいか、というと必ずしもそうでも無いとも聞きますが。

2371名無しさん:2010/04/19(月) 19:40:46
嘉手納への統合

2372チバQ:2010/04/19(月) 22:05:11
http://www.asahi.com/politics/update/0419/TKY201004190424.html
徳之島案、反発続く 民主県連も首相に「白紙撤回を」2010年4月19日20時40分

 鳩山政権が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として、鹿児島県徳之島に正式提案する方向で調整している問題で、民主党鹿児島県連(代表・川内博史衆院議員)は19日、徳之島案の白紙撤回を鳩山由紀夫首相に要請した。

 川内氏はこの後、記者団に、徳之島で主催者発表で約1万5千人が集まった18日の反対集会を踏まえて「ベースとなる情報が開示されていない。白紙に戻して議論を整理すべきだ」と語った。

 首相は要請を受け記者団に「正式な案が決まっているわけではない。白紙撤回もなにも、まだそういう状況にはないと(川内氏に)申し上げた」と説明。その一方で、「沖縄のみなさんが大変過重な負担のなかで苦しまれてきた。それを国民全員で分かち合う気持ちを示していただきたい」と述べ、県外移設への理解を求めた。

 だが、徳之島側の反発は強まる一方だ。大久保明・伊仙町長は19日、朝日新聞の取材に「強行してくるなら、島民の断固反対の意思はますます強くなる。米国と地元を説得することはほぼ不可能だ。もはや政府が打診してきても意味がない」と強調した。

 大久幸助・天城町長も同日、「鳩山首相が『会いたい』と言ってきても会うわけにはいかない。会ったら1万5千人の民意をけなすことになる」と指摘した。鳩山政権から正式な打診がないまま島民の不信感が強まっている現状について、「島民に火を付けてから、(徳之島)3町長に『火を打ち消せ』と言われても遅い。首相であろうと誰であろうと、もう火は消せない」と述べた。

2373チバQ:2010/04/19(月) 22:33:00
http://mainichi.jp/select/world/news/20100420k0000m030072000c.html
イラク:議会選で票の一部再集計 組閣、長期化も
 【カイロ和田浩明】イラクの選挙管理委員会は19日、連邦議会選挙(3月7日実施)のバグダッドでの投票分を再集計すると明らかにした。再集計は、小差の2位だったマリキ首相の法治国家連合(SLC)が求めていた。イラクでは連立交渉が続いているが、再集計は手作業で行われる見込みで、組閣作業がさらに長期化する可能性が出てきた。

 選挙ではアラウィ元首相のイラク国民運動(イラキヤ)が91議席を獲得して第1党となったが、89議席を押さえたSLCは「不正な投票があった」と主張、再集計を求めていた。バグダッドは連邦議会の全325議席中、70議席を占める最大選挙区。SLCは26議席、イラキヤは24議席だった。

2374名無しさん:2010/04/20(火) 10:53:14
http://www.ustream.tv/recorded/6196793
四月十三日提出沖縄問題議員懇談会案

2375名無しさん:2010/04/20(火) 10:57:22
マル激トーク・オン・ディマンド 第465回(2010年03月13日)
マル激スペシャルウィークin沖縄
 今週のマル激トーク・オン・ディマンドは、マル激スペシャルin沖縄と称して、神保、宮台の両キャスターが沖縄を訪れ、現地のキーパーソンたちとシリーズで「普天間基地移設問題」を始めとする沖縄をめぐる様々な論点を議論した。
 まず、トップバッターとして、神保、宮台両キャスターは沖縄出身の民主党衆議院議員の玉城デニー氏を、沖縄市に訪ねた。一年生議員ながら、名護市長選の結果を「斟酌」する必要は無いと発言した平野官房長官に噛みつくなど、物申す沖縄選出議員として知られる玉城氏は、沖縄からみた「東京政治」のおかしさを厳しく指摘した。米兵と日本人女性の間に生まれ、父親を知らずに育ったという自身の出自にも触れながら、政府が沖縄に基地負担を求めるのであれば、それがどのような安全保障論に基づくものなのかをはっきりさせることが必要だと主張する。さしたる明確なビジョンもないまま、単に負担だけを沖縄に強いる現在の米軍基地のあり方が沖縄からいかに不合理なものに見えるかを、玉城氏の歯に衣着せぬ発言が浮き彫りにする。
 次に、マル激は、建築家ながら平和運動家として長年にわたり独自の活動を続けてきた真喜志好一氏の那覇の事務所を訪れた。真喜志氏は辺野古に新たな海兵隊の基地が建設された時、米軍はそこにオスプレイという新型の航空機を配備する計画があることを、独自の調査で突き止めた。しかし、真喜志氏がその事実を明らかにした直後に、その情報は米国防総省のホームページから削除され、実際には今日にいたるまで、米側からも日本政府側からも、オスプレイの配備計画は発表もされていないし、確認もされていない。しかし、オスプレイはこれまで事故が多く、騒音も従来のヘリコプターよりも大幅に大きくなるため、オスプレイ配備が事前に明らかになれば、沖縄で大反対運動が起きることは必至だ。そうした重大な事実を隠したまま、今も続く「普天間の代替地探し」の虚構に、沖縄の人々はとうに気づいていると真喜志は言う。
 真喜志氏はまた、米国防総省は既に1960年代から辺野古に軍港を含む大型の基地を建設する計画を持っており、この「普天間基地移設計画」は、米側から見れば、老朽化した普天間をかねてから希望していた辺野古の新しい基地へと差し替える良い機会に過ぎない、と指摘する。にもかかわらず、日本政府はこれを、危険な普天間基地の返還を実現するためのやむを得ない代償として国民に説明してきた。
 真喜志氏は更に、沖縄本島北部の東村高江で進められている米軍ヘリパッド建設も、オスプレイの練習施設になることを、豊富な資料をもとに説明する。

2376名無しさん:2010/04/20(火) 10:58:05
その後マル激は、元『噂の真相』の編集長で、6年前に同誌を休刊させた後、沖縄に移り住んだ岡留安則氏を、岡留氏が沖縄で居城としている那覇の居酒屋「瓦屋」に訪ねた。沖縄移住以来、ゴルフ三昧の悠々自適な生活を送っているという岡留氏だが、今や伝説の雑誌となった噂の真相亡き後、メディアの劣化が更に進み、いよいよタブーに挑戦するメディアが一つも無くなったと嘆く。
 その後インターネットやツイッターなど新しいツールの登場で、噂の真相と同じようなことが、遙かに安価にできるようになったことを指摘する岡留氏は、いずれ何らかの形で噂の真相を復活させる計画にも触れる。
 続いて神保、宮台両キャスターは、今回の基地移設問題の発端となった普天間基地を抱える宜野湾市に伊波洋一市長を訪ねた。伊波氏は独自の調査で、アメリカが沖縄駐留中の海兵隊をほぼ丸々グアムに移す計画を持っていることを、アメリカの様々な公文書を通じて明らかにしている。普天間の海兵隊を移す先として辺野古に基地が必要とする日米両政府の主張は、実は中身が空っぽなのではないかというのが、伊波氏の主張だ。実は伊波氏はそのことを民主党政権の中枢に伝えるために、12月に上京しており、その際にビデオニュースでも短い緊急インタビューを行っているが、このたびその話をより詳しく聞いた。
 真喜志氏の話と伊波氏の話を併せて聞くことで、現在の「普天間基地移設問題」がいかに虚構に満ちているかが、次第に明らかになっていった。
 同じ日の夜、われわれは沖縄音楽をベースに世界に向けて新しい音楽を発信し続けるりんけんバンドのリーダー照屋林賢氏を北谷の林賢氏のスタジオ「アジマー」に訪ねた。照屋氏が語る沖縄音楽とそのルーツへの熱い思いに、自分たちの音楽と共同体を守り通して来た沖縄への誇りと、それをとうの昔に失ってしまった本土が、様々な不合理な要求を突きつけている構図の背後にある、憧憬と差別の混じった感情を感じ取らずにはいられなかった。
 佳境を迎えた沖縄取材は、少女暴行事件に端を発する沖縄の激しい怒りを背景に、当時の橋本政権がアメリカから普天間基地の返還の合意を取り付けた当時の沖縄県知事大田昌秀氏を氏の那覇の事務所に訪ねた。
 知事時代、米軍用地の強制収容の代理署名を拒否して沖縄の意思を明確に示した大田昌秀氏は、普天間返還が決まったその瞬間から、政府はその代替基地を提供することを念頭に置いていたのではないかと推測する。大田氏の懸念は的中し、その後普天間返還問題は辺野古への代替施設建設問題へと大きくシフトし、大田氏の知事選落選によって沖縄県が新基地計画を受け入れた結果、今日に至っている。
 大田氏は歴代の自民党政権は、最初から普天間に変わる海兵隊の基地を提供するつもりだったとの見方を示す。そして、アメリカ側は既に沖縄に兵力を置いておく必要性が無くなっているが、日本側がそれを強く望んでいるために、まだ一定の勢力が沖縄に残っているのではないかと主張する。それが思いやり予算であり、辺野古への新基地建設だと言うのだ。
 大田氏に知事時代に遡り、普天間移設問題が辺野古新基地建設問題にすり替わっていった経緯を聞いた。
 沖縄取材を締めくくる最後に、いわゆる沖縄密約の存在を裏付ける文書を米公文書館で発見した我部政明教授を那覇の琉球大学に訪ねた。
 奇しくもその2日前、日米密約問題に関する外務省有識者委員会の調査報告書が9日に公表され、4つの密約のうち3つが「密約」と認定されたところだったが、我部教授は密約が必要だった理由として、当時の日本政府の二枚舌外交を指摘する。つまり、日本はアメリカの軍事力にはすがりたいが、日本の世論がそれを許さないため、その間に齟齬ができる。そこを密約という形で、アメリカには「どうぞやってください」と言う一方で、日本国民に対しては「それはできないことになっている」と説明する、そんなことを繰り返してきたというわけだ。
 しかし、結局それは嘘をいかに隠すかということに他ならない。我部氏は、外務官僚が「国民をいかに騙すか」の一点にその能力を傾注してきたことに、怒りを隠さない。そして、その嘘をつき通す大前提に「最後は全部沖縄に押しつければいい」とする安直な考えがあったのではないか。
 我部氏に密約問題が露わにする日本外交の暗部と、沖縄問題との接点を聞いた。

2377名無しさん:2010/04/20(火) 10:59:07
マル激スペシャルウィークin沖縄
現在放送中>>> (2010年03月11日)
沖縄密約と普天間移設問題の接点
我部政明氏(琉球大学法文学部教授)
現在放送中>>> (2010年03月11日)
普天間問題のボタンのかけ違いはここから始まった
大田昌秀氏(元沖縄県知事)
現在放送中>>> (2010年03月10日)
照屋林賢が語る 沖縄音楽とそのルーツ
照屋林賢氏(りんけんバンド・リーダー)
現在放送中>>> (2010年03月10日)
普天間返還に代替基地は不要
伊波洋一氏(宜野湾市長)
現在放送中>>> (2010年03月09日)
タブーに挑まずに何のためのメディアか
岡留安則氏(元『噂の真相』編集長)
現在放送中>>> (2010年03月09日)
もう沖縄は騙されない  普天間移設問題の真相
真喜志好一氏(建築家)
現在放送中>>> (2010年03月09日)
『東京政治』への不信感の根底にあるもの
ゲスト:玉城デニー氏(衆議院議員)

2378名無しさん:2010/04/20(火) 11:00:49
http://www.videonews.com/on-demand/461470/001388.php#title
マル激スペシャルウィークin沖縄

2379名無しさん:2010/04/20(火) 12:41:05
http://www.ustream.tv/recorded/6196793

2380とはずがたり:2010/04/20(火) 20:23:52

ウラン国外輸送で対立の解決可能 米、イランに譲歩要求
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042001000099.html

 【ワシントン共同】クローリー米国務次官補(広報担当)は19日の定例記者会見で、ウラン濃縮活動をめぐる米欧とイランとの対立は、イランが低濃縮ウランを国外に輸送し、研究用原子炉の燃料として返還を受ける計画に今からでも合意すれば、解決可能だとの考えを明らかにした。

 オバマ政権内でイランに対する「軍事的選択肢」の策定準備が進んでいるとの報道も出始めたが、次官補は、国連安全保障理事会での追加制裁決議を回避できる外交的解決策の選択肢を示し、イランの譲歩を求めた。

 低濃縮ウランを国外に輸送する計画は、核兵器への転用防止のため昨年秋に米欧がイランに提示し、国際原子力機関(IAEA)の草案という形にまとまった。イランは年末の交渉期限までに受け入れず、追加制裁決議への流れが強まった。

 クローリー次官補は、米国が同計画に「今も関心を抱いている」と述べた上で、イランに応じる考えがあるなら「IAEAに正式に伝えることが必要だ」と話した。

 一方、ギブズ米大統領報道官は19日の定例会見で、イランがウラン濃縮施設の新設に言及していることに対し「イランの物言いは、実際の能力と必ずしも一致しない」と指摘した。
2010/04/20 12:19 【共同通信】

2381名無しさん:2010/04/21(水) 00:20:04
>>2375>>2376
伊波市長の調査は間違いだった!

週刊オブイェクト「宜野湾市・伊波洋一市長の妄想プレゼンテーション」
Twitter上でジャーナリストの岩上安身氏が「普天間移設先はグアムだ!」と何度も断言しているのを見て、まさか宜野湾市の伊波洋一市長の寝言を真に受けてるのかな、と思って岩上安身氏のサイトを検索して見ると、案の定でした。



Web Journal ニュースのトリセツ No.152 2009-12-10 - Web Iwakami 岩上安身HP
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岩上「あと、同時にですね、宜野湾市長がですね、グアムの、飛行場の増設に関してのアセスメントの最終評価書が出たのを見て、最終評価書の中にですね、十分、現在の普天間の、部隊の収容が可能な容量の飛行場計画になっていると。

これだったらば、グアムに移設は十分(可能)じゃないか。実はグアムに移設することを、アメリカも考えているんじゃないか。日本側の政府もですね、知っているじゃないか、そっちにするべきだというようなことを……」
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宜野湾市の伊波洋一市長が昨年11月に発表した「米軍資料を読み説いた!」という話は、願望と妄想と御都合主義で形成された話にならない代物です。空軍機と海軍機と海兵隊機を区別できておらず、ごちゃ混ぜにカウントした上、米軍基地が有事や大規模演習の際に平時の数倍の機体を収容する事を触れずに「格納庫が一杯出来るから移る筈なんだ!」と力説されていますが、当然そのような妄言は日米両政府およびマスコミには殆ど相手にされずスルー状態になっています。

それはそうです、宜野湾市の伊波洋一市長がプレゼンした内容の根拠の部分の米軍資料をこちらでも確かめて読んでみたら、伊波市長の主張とは違う事が米軍資料に書かれてあるのですから。原典に当たってチェックした人は「伊波市長は米軍資料を捻じ曲げて解釈してプレゼンしている」と受け取るしかありません。ちゃんと大元の資料をチェックしたマスコミは相手にしないです。日刊ゲンダイだけは大々的に取り上げたみたいですが、英文資料を読んでいないのでしょう、その程度のゴシップ紙しか真に受けなかったネタという事です。

宜野湾市の伊波市長の主張は以下の通りです。
● 2006年7月に、米太平洋軍司令部は、「グアム統合軍事開発計画」を策定し、同年9月にホームページに公開した。その中で「海兵隊航空部隊と伴に移転してくる最大67機の回転翼機と9機の特別作戦機CV−22航空機用格納庫の建設、ヘリコプターのランプスペースと離着陸用パッドの建設」の記述。すなわち普天間飛行場の海兵隊ヘリ部隊はグアムに移転するとされた。宜野湾市では、この開発計画を2006年9月公開と同時に入手して翻訳して市ホームページ上で公開した。

● この「グアム統合軍事開発計画」について、宜野湾市としては普天間基地の海兵隊ヘリ部隊がグアムに移転する計画であるとしてきたが、前メア米国沖縄総領事は、紙切れにすぎないと言い、司令部機能だけがグアムに行くのだと主張した。しかし、この三年間この計画に沿ってすべてが進行しており、先週11月20日に、同計画に沿った「沖縄からグアムおよび北マリアナ・テニアンへの海兵隊移転の環境影響評価/海外環境影響評価書ドラフト」が公開された。ドラフトは、9巻からなり、約8100ページに及ぶが,概要版(Executive Summary)、及び第二巻「グアムへの海兵隊移転」と第三巻「テニアンへの海兵隊訓練移転」において、沖縄からの海兵隊移転の詳細が記述されている。海兵隊ヘリ部隊だけでなく、地上戦闘部隊や迫撃砲部隊、補給部隊までグアムに行くことになっている。

2382名無しさん:2010/04/21(水) 00:22:39
>>2381
伊波市長の説明でソースが確認できるものの中で主張の根幹と言えるのはこの二つの米軍資料、2006年9月公開の「グアム統合軍事開発計画」と2009年11月公開の「海外環境影響評価書ドラフト」です。しかし原典をチェックすると伊波市長の主張するような「すなわち普天間飛行場の海兵隊ヘリ部隊はグアムに移転するとされた」などという記述は全く見当たりません。これは伊波市長の勝手な推測に過ぎません。

それ以前に「グアム統合軍事開発計画」にCV-22とある時点で空軍機(V-22オスプレイ系列の海兵隊仕様はMV-22)である事に気付きましょう。しかも「最大67機の回転翼機」という数字は常駐機ではなく一時配備であることが、最新資料「海外環境影響評価書ドラフト」から推測できるのです。そして宜野湾市の資料を見ると、恐らく伊波市長はその事に気付いています。なぜなら市の翻訳資料に予定常駐配備数が堂々と書かれてあるからです。

このように常駐するのはMV-22が12機(一個中隊)のみで、普天間基地の配備数よりも遥かに少なく、しかも何処から移転するとも書かれていません。地上戦闘部隊や迫撃砲部隊、補給部隊についても記載されている数値は沖縄配備海兵隊総数にはとても足りません。この他、強襲揚陸艦などの艦船も「一時配備 Visiting」と記載されており、グアムのアプラ港への常駐配備ではない事が分かります。

この2009年11月20日にアメリカから公開されたばかりの最新資料からは、とても「沖縄海兵隊普天間基地のヘリコプターが全部グアムに移る」とは読み解く事は出来ません。つまり宜野湾市の伊波洋一市長が縋っているのは、2006年9月公開のグアム統合軍事開発計画に書かれてある「最大67機の回転翼機」分の格納庫を建設する、という記述になるわけですが、これは常駐機ではなく一時配備の為の施設である、と考えた方が2009年11月20日公開の最新資料とも整合性が取れる筈です。グアムは大規模演習を行った場合、空軍、海軍、海兵隊の航空機が合計180機近く集まる場合があります。有事の際にも一時的にはそれ以上の数を収容する事が想定されています。その際に整備施設の余裕があった方が便利である、という事に過ぎないのではないかと思います。

格納庫を造るだけ造って平時は機体を置かず、必要になった時だけ配備するという方式は、日本海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」型、補給艦「ましゅう」型でも行われています。これらの艦は普段は格納庫は空っぽです。ヘリコプター護衛艦「ひゅうが」型は、ヘリコプター4機を常時搭載していますが、格納庫の容積は8〜10機収容可能な広さで、全てを使い切ってません。同じ事が陸上基地にも言えます。強固な対核シェルターなら常駐機数分しか用意されていない場合も多いのですが、簡易整備ハンガーならば常駐機数以上の分を用意している場合もあります。有事用に移動式簡易整備ハンガーという代物もありますが、頻繁に大規模演習を行うのであれば、予め用意して置いた方が設置の手間が掛かりません。米軍の資料には今後、グアムでの演習の回数が増えると書かれています。つまり資料を読み解けば、沖縄をホームにしている海兵隊がグアムでの訓練に参加しますよ、という事が書かれているのです。大規模合同演習は沖縄では出来ないので、訓練先が変わるという話です。

これは中国の挑発に対する示威行動でもあります。つい最近、中国海軍の潜水艦2隻を含む合計10隻の纏まった数の艦隊が、沖縄本島と宮古島の間を抜けてフィリピン海に入りました。目的は対潜訓練を主とする演習なのですが、その演習海域の目と鼻の先にグアムがあります。これまで中国軍が行って来なかった大規模な演習ですが、以前から1〜2隻でこの海域まで中国艦がやってくる事は、よくある事でした。もし将来、これが空母を含む大艦隊でやって来たら・・・グアムの米軍基地は脅威に晒されることになります。この挑発行為に対し、アメリカはフィリピン海が自分達の庭先である事を知らしめなければなりません。

なお、米軍の最新資料「沖縄からグアムおよび北マリアナ・テニアンへの海兵隊移転の環境影響評価/海外環境影響評価書ドラフト」には、有事の際の対処(配備)先として沖縄、台湾を挙げた移動時間の表があります。沖縄が配備(増援)で台湾が対処(介入)となるのでしょう。この資料は明確にアメリカが台湾有事の際の介入を前提に戦略を組み上げている事の証左となります。台湾有事を想定しているのであれば、沖縄にアメリカ軍が常駐するのは必然であると言えます。

2383名無しさん:2010/04/21(水) 00:25:20
>>2382
以下は消印所沢氏の軍事板常見問題から関連する項目を集めました。

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【珍説】 「辺野古への移設も,普天間基地自体も必要ないことは,米側文書によって明らか」???

【珍説】 「グアムには,普天間のヘリなどの受け入れが可能なだけの収納施設がある」???

【質問】 普天間からグアムへの移転予定部隊は,宜野湾市長のプレゼン通り?
  

 【回答】
 それは,宜野湾市長が先月末にやったプレゼンが出所ですね.
 んで,その画像のソースは,「グアムにおける米軍計画の現状」という米軍の報告書と書かれている.
 しかしそれを見ても,普天間基地から輸送ヘリ中隊が二個も移動するとは,書かれてないですよ.

 そして,もう一つの宜野湾市長のプレゼンのソースが,
「沖縄からグアムおよび北マリアナ・テニアンへの海兵隊移転の環境影響評価/海外環境影響評価書ドラフト」
という資料で,そちらを見ると,グアムに恒常的に配置される輸送ヘリは,MV-22が12機と書かれている.
 つまり,一個中隊分でしかない.

 つまり,現在確認できるソースから推測すると,普天間基地から移動するヘリ部隊は,最大で一個中隊のみです.
 結果,普天間基地所属ヘリ部隊(MAG-36)のうち,四分の三の航空隊が残留します.
 普天間から移転する部隊は,管制・通信等を任務とする司令部要素(MAOG-18)が主です.

 そもそも,普天間基地のヘリ部隊の中核は,普天間基地所属のヘリ(MAG-36)ではありませんから.

 端的に言えば,その画像はプレゼン担当者の知識の低さを示すものでしかないです.
 同じ宜野湾市民として,情けない限りです.


極東の名無し三等兵 in mixi,2009年12月08日 18:34

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以上、宜野湾市民から市長へのツッコミを頂けました。

ところで最近、民主党の川内博史・衆院議員(「ガソリン値下げ隊」隊長)がUst中継で宜野湾市の伊波洋一市長の主張と全く同じ事を喋っていたそうですけど、民主党は永田メール事件から何も学んでいなかったんですか?


【追記】コメント欄を読んでいて一安心。



グアム移転説 根拠は (朝日新聞 2009年12月18日)
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しかし、こうした主張に関係閣僚は否定的だった。

北沢防衛相はグアムを視察した9日、沖縄の海兵隊は米軍の戦略上の必要性から維持されるとの説明を受けたという。このため、グアム移転は「日米合意から大きく外れる」とみている。

岡田克也外相も11日の記者会見で「伊波市長から話を少しうかがったが、根拠がよく分からないと申し上げた」と述べた。

一方、消費者・少子化担当相でもある社民党の福島瑞穂党首は10日に伊波市長と会談した後、「アメリカ自身が海兵隊のグアム移転を計画していることを示唆していただいた。貴重な提言を地元からいただいたので、内閣でこれを生かす形で議論したい」と前向きに検討する考えを示した。
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岡田外相の反応が当然ですよね。朝日新聞も記事に懐疑的なタイトルを付けてますから、伊波市長の主張には与していません。社民党の福島さんはどうしようもないです、でもある意味お約束の反応でしょうね。


【追々記】この記事を書いてから半日以上経った記者会見で、岡田外相がこのように述べました。



「国外考えられない」 普天間移設で岡田外相:共同通信
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岡田克也外相は20日午後の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先について「日本の外にということは考えられない。政府として、しっかりと国内で移設先を決定する」と述べ、社民党が主張する国外移設の可能性を明確に否定した。
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頑張って記事を書いた苦労が報われました。良いタイミングでしたね、本当に。

2384チバQ:2010/04/22(木) 22:17:13
http://mainichi.jp/select/world/news/20100423k0000m030018000c.html
イラク:バグダッド投票分の再集計開始へ 連立協議混乱も
 【カイロ和田浩明】イラク選挙管理委員会は21日、3月の連邦議会選挙でのバグダッド投票分の再集計は数日以内に開始し、完了まで約2週間かかる見込みだと発表した。手作業で行い、内外の監視団や各政治会派の代表、報道機関などを立ち会わせるという。

 再集計は小差で2位になったマリキ首相の法治国家連合(SLC)が要求していた。第1党だったアラウィ元首相のイラク国民運動(イラキヤ)は当初反発していたが、結局は同意した。

 再集計で順位が入れ替われば、イラキヤ側が結果受け入れに難色を示し、既に長期化している連立協議がさらに混乱する可能性もある。

2385とはずがたり:2010/04/23(金) 21:47:31
■2010/04/23 (金) 米軍の準機関紙がテニアン移設案を好意的に報道
「米軍の準機関紙がテニアン移設案を好意的に報道」(世田谷通信)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/5067

2386 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/23(金) 23:27:26
転換期の安保2010:普天間移設・ホワイトビーチ案 「抵抗少ない」はずが
http://mainichi.jp/select/world/news/20100405ddm003010107000c.html

 ◇市議「振興策に期待」

 「あの辺は過疎化が激しい。モズクは暴落し、土地も荒れている。政府は地元の抵抗が少ないとにらんでいるのかもしれない」。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先候補の一つとして米軍ホワイトビーチ(同県うるま市)沖合に人工島を建設する案が浮上したことに、同市に隣接する金武(きん)町の儀武剛(ぎぶつよし)町長はこう指摘する。

 儀武氏はキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する現行計画を巡り、北部振興策と引き換えに受け入れを容認してきた北部町村会の会長を務める。「辺野古と同じように、うるま市も振興策とのリンクで揺れることになれば、『失われた14年』の繰り返しでしかない。せっかく見直すのであれば、根本的に何か大きく変えなければいけないのではないか」

 沖縄県内では95年の米海兵隊員らによる少女暴行事件をきっかけに海兵隊撤退を求める声が高まり、人口密集地にある最も危険な海兵隊基地、普天間飛行場の返還要求につながった。しかし日米両政府は96年、「抑止力維持」を理由に「県内移設」で合意。「県外・国外移設」を事実上公約して昨年誕生した鳩山政権だが、移設先見直しで挙がる選択肢はやはり県内ばかりだ。

 政府内でホワイトビーチ沖合案に目を付けたのは平野博文官房長官だけではない。シュワブ陸上案を推す北沢俊美防衛相も2月16日、民主党の犬塚直史参院議員を介し、案を作った太田範雄・沖縄商工会議所名誉会頭と東京都内で会談。防衛省職員3人も同席した。だが、北沢氏はホワイトビーチ案を力説する太田氏の説明に聴き入るだけで言質は与えず、同席の職員に「ホワイトビーチ周辺の現場を見たのか」と聞くだけだったという。

 その後間もなくして今度は平野氏周辺の元国会議員がアプローチを開始した。太田氏の案内で現場視察をし、3月に入ると構想は「平野私案」として表面化した。

 うるま市議会は3月19日、移設反対の意見書を全会一致で可決した。だが、川上秀友氏ら振興策を条件に受け入れに前向きな市議3人は、採決前に市議会本会議を退席した。3月下旬、平野氏に会うため市議約10人が上京した。その一人が言う。「政府から打診があれば容認する。経済振興を考えてのことだ」

2387 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/23(金) 23:27:36
>>2386
 ◇米側報告書「30の利点」 本音は普天間継続?

 平野氏がホワイトビーチ案にこだわるのは、地元の動向だけが理由ではない。非公式に届けられた米側の前向きのメッセージも、平野氏を後押しする。平野氏は2月以降、在沖縄米海兵隊外交政策部(G5)のエルドリッジ次長と極秘に会談を重ね、「米側の感触はよい」と自信を得た。そのエルドリッジ氏は5年前から、ホワイトビーチ沖合案を作った太田氏とつながる。

 05年8月10日、米国ハワイの太平洋軍司令部。「これはベストの案ですね」。グレグソン太平洋海兵隊司令官(当時)が、ホワイトビーチ沖合案の図面を目の前に、沖縄からやって来た太田氏に言った。グレグソン氏は現在オバマ政権の国防次官補。当時、通訳を務めたのが海兵隊客員研究員だったエルドリッジ氏だった。

 エルドリッジ氏は小泉政権下で名護市辺野古移設に対する見直しの動きをとらえ、太田氏の案に着目した。独自調査結果も加え、報告書「沖縄の基地問題への実行性のある包括的かつ長期的な解決及び日米同盟の真の強化へ」にまとめ、05年9月24日に発表した。

 報告書は普天間飛行場と牧港補給地区、米陸軍那覇軍港、航空自衛隊那覇基地をホワイトビーチのある与勝半島周辺に集合移転するという内容だ。航空機の飛行経路が海上▽施設建設に時間がかからない▽環境への影響も最小限▽うるま市に収入源を供給−−など「辺野古に比べて約30もの利点がある」と強調している。

 中でも最も強調されたのは「米軍と自衛隊の共同使用で基地を整理・統合・縮小し、地域振興につなげること」だった。エルドリッジ氏は小泉純一郎首相側に働き掛け、防衛庁(当時)にも説明したが、結局真剣に検討されるには至らなかった。1月20日、エルドリッジ氏は東京都内で会った元陸上自衛隊幹部に「今でもこの案がベストだと思っている」と漏らした。

 沖縄県内に散らばる基地を集約し、米軍と自衛隊が共同で使用する。それが那覇空港の過密状態や国道58号の渋滞の解消にもつながり、ひいては地域振興にもなる−−。エルドリッジ氏の主張に、平野氏は共感した。

 だが岡田克也外相とゲーツ米国防長官の会談を機に風向きは変わった。ある与党幹部が冷ややかに分析してみせる。「エルドリッジ案は米国にとっての理想だが、沖縄の政治情勢では実現できないと米国は分かっている。米国は『失敗して普天間継続ならベスト』と思っているのだろう」

毎日新聞 2010年4月5日 東京朝刊

2388 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/23(金) 23:29:56
>>2387
エルドリッヂ報告書に関する当時の記事。


勝連半島沖に集約基地 米軍再編でエルドリッヂ氏が提言
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-6845-storytopic-3.html
2005年 9月25日

 10月に中間報告が予定されている在日米軍再編協議に伴う在沖米軍基地の負担軽減の在り方をめぐり、8月まで米太平洋海兵隊の客員研究員(司令官付政治顧問)を務めたロバート・エルドリッヂ大阪大学大学院助教授(日米関係論)が24日、緊急政策提言を発表した。

 勝連半島沖合に、普天間飛行場を移す統合基地を新設し、併せて那覇軍港や牧港補給地区、航空自衛隊那覇基地、嘉手納基地のF15戦闘機部隊などを集約し、自衛隊管理下の共同使用基地とすることを柱としている。

 同氏は「沖縄の直面する問題に対し、実行可能で包括的、長期的な解決策を見いだし、日米同盟関係強化の可能性を引き出すことが必要だ。日米沖の三者にとって有益な案と考える。沖縄問題の解決には、大手術が必要だ」と提起し、「自衛隊との共同使用促進により、沖縄の米軍専用施設の78%の大幅削減につながる。本島中南部の基地が返還され、経済と社会資本の発展に拍車を掛ける」とし、日米政府、沖縄側の決断が必要としている。

 提言は(1)基地の本格的な統合・整理・縮小(2)人員削減(3)地元への悪影響の減少(4)沖縄の長期的な社会経済的発展へ(5)構造上の変化―で構成。統合施設は約10、自衛隊との共同使用基地は五となる。

 宜野湾市の海兵隊普天間飛行場、那覇市の陸軍那覇軍港、浦添市の牧港補給地区を返還して集約し、航空自衛隊那覇基地(海自第五航空群)を吸収する。統合基地の具体的な位置は、勝連半島沖合の埋め立てを想定する。

 海兵隊キャンプ・コートニーはキャンプ瑞慶覧と嘉手納飛行場に統合し、工兵隊事務所も別施設に統合する。陸自那覇駐屯地(31ヘクタール)は閉鎖してキャンプ・ハンセン、シュワブに統合して共同使用化し、北部訓練場も共同使用とする。

2389 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/23(金) 23:33:32
>>2387-2388
エルドリッヂ氏は戦後沖縄問題の研究で神戸大から博士号を取得した外交史研究者で、阪大准教授。
現在は在沖縄米海兵隊外交政策部(G5)の次長を務める。
http://www2.osipp.osaka-u.ac.jp/~eldridge/

報告書「沖縄の基地問題への実行性のある、包括的かつ長期的な解決 および日米同盟の真の強化へ」(和訳)の本文はこちらに。
http://www2.osipp.osaka-u.ac.jp/~eldridge/Articles/2005/Special%20Recomendation%20Japanese%20version.pdf

2390 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/24(土) 17:52:16
辺野古沖合案を指示 平野氏、関係省に
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-161263-storytopic-53.html
2010年4月24日

 【東京】平野博文官房長官は、米軍普天間飛行場移設問題で現在検討中の政府案について、名護市辺野古へ移設するとした現行の日米合意案を沖合に移動させた修正案で最終的に決着を図ることを念頭に関係省に指示していたことが23日、複数の政府関係者の話で分かった。現行案の沖合修正に受け入れ姿勢を示してきた仲井真弘多知事にも趣旨を伝え、25日の県内移設反対の県民大会に参加しないよう求めていた。ただ鳩山由紀夫首相は官房長官案に反対の姿勢を貫いており、周囲が強く現行修正案での決着を促しているという。

 関係者によると、21日に防衛省は現行案回帰について技術的な検討に入った。沖合修正幅は、かつてSACO(日米特別行動委員会)で合意した1キロ以上沖合の埋め立て案まで移動せず、500〜700メートルあたりで検討しているという。

 対米交渉の行き詰まりから米側の容認取り付けを優先させた格好だが、「県外」を掲げてきた鳩山政権が、日米合意案に戻すことを検討していることに、県内外から批判が上がるのは必至だ。

 25日の県民大会後、関係閣僚との調整を経て、基本政策閣僚委員会で決定させたい考え。当面は「現行案の沖合修正案」を公にはしないもようだ。徳之島への機能分散と名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ陸上部への段階的県内移設などを挙げ、既に米側に表明した「現行案の断念」との整合性を図る見通しだ。

 だが、その後の協議の過程で、海兵隊の次期主力輸送機の垂直離着陸機MV22オスプレイの配備に合わせて、施設の位置を調整する中で計画変更させる考えとみられる。

 徳之島への機能分散は、米側が既に不可能との認識を示しており、正式に政府案として発表しても米側の反対を理由に断念にもっていく公算が大きい。

 現行案回帰をめぐっては、防衛相側近が、名護市議会がキャンプ・シュワブ陸上案に反対する意見書を可決した前後から、市議と連絡を取り合い、市議会内で日米合意の辺野古沿岸案の容認派がどれだけ残っているかを確認していた。

(滝本匠)

2391 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/24(土) 17:53:53
首相、現行計画の受け入れ否定 「埋め立ては冒とく」
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042401000438.html

 鳩山由紀夫首相は24日午後、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し、キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)を埋め立てる現行計画の受け入れを重ねて否定した。「辺野古の海に立てば、埋め立てられることは自然に対する冒とくだと大変強く感じる。現行案を受け入れられるという話はあってはならない」と述べた。ただ、現行計画の修正については言及を避けた。

 視察先の群馬県大泉町で記者団に語った。

 岡田克也外相がルース駐日米大使に23日、現行計画修正を受け入れる方向と伝えたとの米紙報道については「外相がルース大使と会ったのは事実だが、内容は必ずしも事実でない。政府案を検討している最中で、結論が出ているわけでない」と強調した。

 一方、北沢俊美防衛相は24日、長野市内で記者団に対し「現行計画へ戻ることはあり得ない。修正という話になるとどこまでが修正かということがある」と述べた。

2010/04/24 16:31 【共同通信】

2392 ◆sn2EOyFHzg:2010/04/24(土) 17:57:52
普天間「現行案修正で調整」外相が意向…米紙
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100424-OYT1T00491.htm

 【ワシントン=小川聡】米ワシントン・ポスト紙は24日付の電子版で、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題を巡り、岡田外相が23日にルース駐日米大使と会談し、2006年に日米両政府で合意していた米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)への現行の移設案の主要部分を受け入れる意向があると伝えた、と報じた。

 記事によると、会談は在京米大使館で行われた。外相はこの中で、滑走路の設計や海兵隊の一部を離島に移すことを含む複数の修正を提案した。また、日本側の態度の変更は、12日に米ワシントンで行われたオバマ大統領と鳩山首相の非公式会談で、大統領が「時間切れだ」などと述べ、首相に厳しい態度をとったことが影響した、との米側の見方を紹介している。外相の提案について、米当局者は同紙に、「提案を基本的に歓迎しているが、まだ『最初のステップ』だ」と強調、来週に詳細な提案を受けるとの見通しを示しているという。

 鳩山政権は昨年9月の政権発足以降、普天間の「県外移設」を掲げ、06年の日米合意を見直す方針を示していた。

(2010年4月24日13時39分 読売新聞)

2393チバQ:2010/04/25(日) 10:47:49
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201004240011.html
2010.04.24 Web posted at: 16:16 JST Updated - CNN
ワールド
バグダッドなどで爆弾テロ多発、シーア派標的 死者多数
バグダッド(CNN) イラク警察は23日、首都バグダッド市内や西部アンバル州で同日、多数の爆弾テロが発生し、少なくとも61人が死亡、100人以上が負傷したと発表した。犯行声明は出ていないが、手口から国際テロ組織アルカイダ系のイスラム教スンニ派武装組織「イラク・イスラム国」が関与している可能性が高いとしている。


イラク政府と駐留米軍は18日、「イラク・イスラム国」掃討作戦で幹部2人を殺害している。イスラム教シーア派の反米強硬指導者ムクタダ・サドル師派に属するハキム・アル・ザミリ元保健省次官は23日の爆弾テロについて、この幹部2人の殺害に対する報復攻撃の可能性があると述べた。


また、イラクでは今年3月の国民議会選挙後、各党、各会派による連立政権交渉がこう着状態にあり、この政治的空白を突いたテロとの見方も出ている。イラクでは2006年初め、シーア、スンニ両派間の対立が激化、流血の衝突が相次いだ過去があり、議会選後の政治的な混迷は宗派抗争の再来を招きかねないとの懸念も強まっていた。


議会選では、シーア、スンニ両派系の主要政党がいずれも過半数を獲得出来ず、連立政権樹立での主導権確保を狙った多数派工作が続いている。


23日のテロはいずれもシーア派教徒が多数派の地区を狙ったもので、首都東部のサドルシティーでは車爆弾事件2件が発生。同派教徒ら39人が死亡、56人が負傷した。1件はサドル師事務所付近で起き、5人が負傷した。同事務所は事件後、怒りを強める支持者に自制的な行動を求める声明を出した。


また、バグダッド南東部や北西部の複数の場所でも、モスク(イスラム教礼拝所)近くで車爆弾、路上仕掛け爆弾が爆発、多数が死傷した。南部ドーラ地区の屋外市場では路上仕掛け爆弾が爆発し、1人が死亡、6人がけがを負った。


バグダッド西方にあるアンバル州ハルディヤ町の6カ所では路上仕掛け爆弾が次々と爆発、6人が死亡、10人が負傷した。現場は、多数の警官や裁判官らが住む地区で、治安関係者を標的にしたテロの可能性もある。事件を受け当局は現場周辺地区に夜間の外出禁止令を出した。

2394チバQ:2010/04/26(月) 22:03:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100426-00000002-cnn-int
武装勢力と海賊が対立 首都では戦闘で死傷者 ソマリア
4月26日12時51分配信 CNN.co.jp

ソマリア・モガディシオ(CNN) アフリカ東部ソマリアの反政府武装勢力アルシャバブが海賊と対立し、海賊の拠点に進攻している。首都モガディシオでは暫定政府軍との戦闘で死傷者が出た。地元ジャーナリストらが25日に明らかにした。

海賊と接触のある地元ジャーナリストによると、海賊の拠点が集中する沿岸部の町ハラデレにアルシャバブが進攻した。海賊側は最近、アルシャバブに供給するための武器を積んだイエメンからの船を乗っ取り、同勢力への資金提供もやめていたという。アルシャバブがハラデレに迫った時点で海賊は逃走したとみられる。

海賊警戒のためソマリア沖の海域に展開する欧州連合(EU)多国籍海軍司令部は、状況を把握していないとしている。イエメンがソマリアへの武器供給源になっていることは、国連が報告書で指摘していた。

一方、首都モガディシオでは同日、アルシャバブと政府軍の衝突があり、救急隊によると少なくとも10人が死亡、40人が負傷した。目撃者の話では、暫定政府軍がアルシャバブ戦闘員の待ち伏せ攻撃を図り、砲撃戦となった。

アルシャバブはソマリア南部を支配するイスラム武装勢力。国際テロ組織アルカイダとつながりがあるとされ、米政府がテロ組織に指定している。 最終更新:4月26日12時57分

2395チバQ:2010/04/27(火) 12:15:55
http://mainichi.jp/select/world/news/20100427k0000e030044000c.html
イラク:当選者2人含む52人を失格判定 連邦議会選
 【カイロ和田浩明】3月に行われたイラク連邦議会選挙で、候補者の適格性を審査していた委員会は26日、当選者2人を含む52人を失格と判定した。失格とされた当選者の1人は2議席差で第1党となったアラウィ元首相率いる「イラク国民運動(イラキヤ)」所属で、異議を申し立てる構え。先にバグダッドの投票分の再集計も決まっている。結果確定の遅れが、連立協議のさらなる混迷をもたらすのは必至の情勢だ。

 イラクの選挙法では旧政権党バース党関係者などの立候補が禁じられており、候補者資格の最終決定が持ち越されていた。今回の措置で議席数や順位が変動すれば会派間の緊張はさらに高まる。

2396チバQ:2010/04/27(火) 12:57:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okinawa/news/20100426-OYT8T00918.htm
沖縄9万人 普天間県内移設に抗議の集会・・・県民大会


米軍普天間飛行場の県内移設に反対し、会場を埋めた沖縄県民ら(25日午後3時37分、沖縄県読谷村で)=中嶋基樹撮影 沖縄県の米軍普天間飛行場の県内移設に反対し、国外・県外への移設を求める超党派の県民大会が25日、同県読谷(よみたん)村運動広場で開かれ、約9万人(主催者発表)が参加した。仲井真弘多(ひろかず)知事と県内の全41市町村の首長、首長代理が出席し、県内移設を模索する鳩山政権に強い抗議を突きつけた。鹿児島県・徳之島が島民集会で受け入れ反対を表明したのに続き、沖縄が県内移設反対の意思を鮮明にしたことで、鳩山首相が目指す「5月末決着」は一層困難な状況に追い込まれた。

 普天間移設問題で、超党派の大会が開かれるのは初めて。

 民主、自民、公明、共産、社民各党の国会議員らも参加した。共産党は志位委員長、社民党は重野幹事長がそれぞれ出席した。

 仲井真知事は、鳩山首相が昨年の衆院選の際、同飛行場の移設先について「最低でも県外」と主張したことを念頭に、「(その)公約に沿ってネバー・ギブアップ、しっかりやってもらいたい。普天間の固定化は絶対に許してはならない」と要求。

 さらに、「過剰な基地負担を大幅に軽減してほしい。日本全国でみれば明らかに不公平で、差別にすら近い印象を持つ。全国のみなさんに力と手を差し伸べていただきたい」と呼びかけた。

 ただ、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市辺野古)に移設する現行計画への容認姿勢は撤回しなかった。

 名護市の稲嶺進市長は、現行計画の修正案が政府内で浮上していることに触れ、「場当たり的なやり方で、県民を愚弄(ぐろう)するもの。許せるものではない」と厳しく批判。「私は最後まで信念を持って約束を貫き通す」と改めて反対姿勢を明確にした。

 政府が検討する米軍ホワイトビーチ沖埋め立て案の地元・うるま市の島袋俊夫市長、普天間飛行場の地元・宜野湾市の伊波洋一市長も登壇し、公約実現を迫った。

 大会では「県民の生命、財産、生活環境を守る立場から、普天間飛行場を早期に閉鎖・返還し、国外・県外へ移設するよう強く求める」との決議を採択した。

(2010年4月26日 読売新聞)

2397チバQ:2010/04/27(火) 12:59:00
「もう限界」政府に怒りの声…沖縄県民大会
基地移設


おそろいの黄色いはちまきをして米軍普天間飛行場の県内移設に反対する参加者(25日午後、沖縄県読谷村で)=中嶋基樹撮影 沖縄県民が、鳩山首相の「公約」実行を改めて要求した。

 25日、米軍普天間飛行場の県内移設に反対して約9万人(主催者発表)が集まった同県読谷(よみたん)村(そん)の県民大会では、首長らが「鳩山首相は『最低でも県外』と言ったはずだ」と繰り返し、昨夏の衆院選で発言した通りの県外移設を強く迫った。現行計画の修正案など、次々と県内の「候補地」が挙げられる現状に、「結局、移設先は沖縄なのか」と怒りの輪が広がった。

 参加者の多くは、鳩山政権に対するイエローカード(警告)の意味を込め、黄色いはちまきやTシャツ姿。「もう限界です 沖縄だけいじめないで」「届け、県民の声」。プラカードや横断幕に思い思いの言葉を掲げ、県内のほぼすべての首長が顔をそろえた壇上を見つめた。

 沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事は「閣僚によっては(普天間の)固定化ありうべしという発言も聞こえてきた。これは絶対に許してはなりません」と力強く語り、喝采(かっさい)を浴びた。高校生を代表し、県立普天間高3年の岡本かなさん(17)と志喜屋成海さん(17)も登壇。「日本のすべての人が、普天間の問題を自分の問題として考えてほしい」と呼びかけた。

 参加者からは、政府への強い不満が相次いだ。同飛行場近くの自治会顧問を務める垣花辰勇さん(75)は普天間の「固定化」を懸念。「政府は何をしているのか。もう我慢の限界だ。無策で普天間が残る今の政府のやり方は、もはや政治と呼べない。普天間がそのまま居残り、危険が続くのが一番心配だ」とまくしたてた。

 同飛行場近くの会社に勤める中城(なかぐすく)村(そん)の桃原晴樹さん(25)は「政府の人は言うことがころころ変わる。結局、移設先は沖縄なのか。鳩山さんが『最低でも県外』と言った時は本当に移るかと思ったけど、現状のまま何も変わらないのではないか」と疑問を語った。

(2010年4月26日00時40分 読売新聞)

2398チバQ:2010/04/28(水) 00:04:10
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100427-OYT1T01108.htm
首相、徳田元議員と面会へ…徳之島案協力求め?
基地移設
 鳩山首相は27日夜、沖縄県の米軍普天間飛行場の移設問題を巡り、都内の病院に入院中の徳田虎雄・元衆院議員と28日に面会することを明らかにした。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。徳田氏は、政府が普天間飛行場のヘリコプター部隊の移転先として検討している鹿児島・徳之島に強い影響力を持っており、首相自ら協力を要請するとみられる。

 首相は「お体を害しておられるから、お見舞い方々おじゃましたい。徳之島のことでご迷惑をかけたのは事実で、まずおわびしたい。これ以上のことを今、申し上げることはしない」と述べた。関係者によると、徳田氏は「首相がみえても徳之島案に反対としか言えない」と語っているという。

(2010年4月27日20時56分 読売新聞)

2399チバQ:2010/04/29(木) 12:43:38
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-04-29_6116/
「公約違反」怒り発火 辺野古くい打ち案 政府手法を市民批判
前政権より悪い■島ぐるみ闘争になる
社会 2010年4月29日 09時50分

(2時間52分前に更新)

 「事実とすれば言語道断」―。米軍普天間飛行場の移設問題で「最低でも県外」と訴え、政権を発足させた鳩山由紀夫首相への期待が失望と怒りに変わろうとしている。移設問題をめぐり二分されてきた名護市民らから、十数年も前に消えたシュワブ沖のくい打ち桟橋方式が突然浮上したことに「島ぐるみ闘争になる」と警告する声があがった。

 移設反対を訴えるピース・キャンドルを続ける二見以北10区の会の渡具知智佳子共同代表は「万一、辺野古になれば、今まで以上の激しい反対運動が起こる。不可能だということは首相は理解できないのか」と首をかしげた。「わたしたちは怒っている。来沖するなら直接抗議する」と話した。

 ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表は「世論調査で県民の9割が県外・国外を求め県民大会に9万人が参加した。事実とすれば明らかに公約違反で言語道断。前政権よりたちが悪い」と批判。「県民目線を捨て、米国に都合のいい案ばかり模索している」と語った。

 現行案(V字案)を条件付きで容認し、1月の市長選で敗れた島袋吉和前名護市長は「現行案の沖合修正は13年間積み重ねてきた苦渋の結論だ。それすら実現に至っていない非常に困難な移設問題を数カ月で解決しようなんて無理な話」と、鳩山政権の移設先選定作業のあり方を批判した。

 荻堂盛秀市商工会長は「市民を分断した年月は何だったのか。〝腹案〟がそうだったなら最初からそう言えばいい」と怒り心頭。くい打ち桟橋方式には、「現行案と違い、ほとんどが本土ゼネコンの工事となり地元業者の出る幕が少ないのではないか」との見方を示した。

 普天間爆音訴訟原告団の島田善次団長は「県民大会で示された県民の意思を踏みにじるもので、あまりにもふざけた話。島ぐるみ闘争になる」と猛烈に批判した。普天間移設問題と併せて鳥島・久米島射爆撃場の返還も米側に提案したとの報道に、久米島町の平良朝幸町長は「普天間とバーターにするのはとんでもない。返してもらうのはありがたいが、正直困惑している」と声を荒らげた。

「9万人の声軽視か」
憤る大会共同代表
知事の拒否 求める声

 米軍普天間飛行場の移設問題で、キャンプ・シュワブ沖合浅瀬への代替施設建設を検討していることが明らかになったことについて、同飛行場の国外・県外移設を求める県民大会の共同代表らは一様に怒りの声を上げた。

 高嶺善伸県議会議長は「大会決議を受け、政府への要請をした際には、具体的な移設案は固まっていないということだった。要請団は軽くあしらわれたのか」と憤った。その上で「仮にくい打ち案ならば絶対に許せない。早急に知事と面会し、県内移設案を受け入れないように求めたい。県議会と知事が一体となって反対していきたい」とした。

 翁長雄志那覇市長は「県民に対しての思いがなく、全く基地問題に対して哲学が欠如している」と指摘。「くい打ち桟橋(QIP)方式は、金もかかるし、利権の話、環境問題も含めて13年も14年も前に消えた話。何の前進も感じられない」と断じた。

 連合沖縄の仲村信正会長は「政治家は自分の発言にきちんと責任を持つべきであり、撤回すれば政治不信を招く。鳩山総理は約束した県外・国外移設を最後まで検討するべきだ。知事は会うべきではない。会談するならば即座に修正案を拒否するべきだ」と訴えた。

 大城節子県婦人連合会長は「全国の女性からも大会に連帯する声が寄せられた。知事は全国各地で思いを一つにしたことを考え、普天間の撤去を強く訴えてほしい」と期待を込めた。

 宮古地区大会の星野勉共同代表は「政治は国民の意思を反映するものなのに今は真逆」と鳩山政権を批判。「国家という組織を守るために国民を犠牲にして権力を行使することは絶対許さない」と語気を強めた。

 八重山大会の仲山忠享実行委員長は「工法が変わろうと基地の存在自体は変わらず、危険性がなくなるわけではない」と批判した。

2400チバQ:2010/04/29(木) 12:44:07
「生態系をかく乱」
日本自然保護協が警鐘

 日本自然保護協会は28日、「くい打ち桟橋方式」について、太陽光の遮断や減少で光合成が阻害され、海草藻場が消失する上、海流の変化で藻場の分布面積が減るなど、同方式の問題点を発表した。「サンゴ礁生態系の一つの攪乱(かくらん)が、辺野古・大浦湾の全体へも影響を与える」と警鐘を鳴らしている。

 コメントでは藻場や砂地を利用する貝類や甲殻類の生息にも影響を及ぼすと指摘し、「現行案と位置・規模および工法が異なるのであれば、明らかな事業の見直しであり、環境アセスメントを方法書からやり直すことは必須」としている。

 また「『埋め立て方式より影響が少ない』、『環境に配慮している』と単純に評価できるものではない」と強調した。

 同会保護プロジェクト部の大野正人部長は「生物多様性豊かな海域で大規模な米軍飛行場をつくること自体が問題であり、首相が言う『埋め立ては自然への冒〓(ぼうとく)』と何ら違いはない」と訴えた。

※(注=〓は「さんずい」に「売」の旧字)

2401チバQ:2010/04/29(木) 12:44:44
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-04-29_6119/
辺野古くい打ち式軸 普天間移設 徳之島へ1000人移転
政府、米側と最終調整 首相4日来県
政治 2010年4月29日 09時52分

(2時間51分前に更新)

 【東京】米軍普天間飛行場の移設先に関して政府は、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立てる現行案を修正し、くい打ち桟橋(QIP)方式を軸に滑走路を造るとともに、徳之島(鹿児島県)に普天間のヘリ部隊約1000人を移転させる方向性で米側と最終調整していることが28日、わかった。政府案には鳥島・久米島両射爆撃場の返還や米軍嘉手納基地の外来機訓練の県外移転を盛り込むことも検討している。鳩山由紀夫首相は来月4日に来県し、仲井真弘多知事に政府の考え方を説明し、理解を求めたい考えだ。

 さらに、在沖海兵隊の一部訓練を本土の自衛隊施設に分散移転することも政府案に入れる方針。

 鳩山首相は同日、徳之島を地盤としていた徳田虎雄元衆院議員と都内で会談し、同島に普天間ヘリ部隊約2500人のうち最大1000人規模で移すか、一部訓練を移す案を打診した。2千メートル滑走路の徳之島空港を使うことを念頭に置いている。

 首相が政府案の中身を明言するのは初めて。徳田氏は、受け入れを拒否する考えを示した。

 徳田氏との会談で、鳩山首相は海兵隊の訓練について「全国の自衛隊基地の皆さんにも米国との合同訓練をお願いしたい」と言及。訓練を本土に分散移転させる意向を示した。

 首相の沖縄訪問は昨年9月の就任以来、初めて。仲井真知事は28日、記者団に「一国の首相がお見えになるのであれば、きちっと対応したい」と会談に応じる意向を示した。

 鳩山首相は同日夕、官邸で記者団に「政府案は最終的に固まっていない」としつつ「さまざまな憶測が流れ、徳之島の皆さんには大変ご迷惑をかけた」と陳謝。沖縄訪問についても「沖縄の皆さんにもいろいろご心配をかけているので、県民から直接話を伺いたい」と語った。

 嘉手納基地の騒音軽減を図る狙いがある外来機訓練の移転は、馬毛島(鹿児島県)の活用などが念頭にあるとみられるが、実現性は不透明。鳥島・久米島両射爆撃場の返還も米側の抵抗で交渉が難航する可能性が高い。

知事「極めて厳しい」
名護市長、重ねて拒否

 政府が米軍普天間飛行場の移設問題で名護市辺野古の現行案を修正する案などを検討していることについて仲井真弘多知事は28日、「よく分からない」と述べた上で、県内移設案を提示された場合の対応について「極めて、極めて、極めて厳しい」といら立ちを表した。

 稲嶺進名護市長は「海にも山にも造らせないと言ってきた。到底受け入れられない。くい打ちにしても、これだけ大きな物が出来ると影響がないわけがない」と明確に拒否する考えを示した。鳩山由紀夫首相の来県については「県民大会を終えて3日しかたっていない。目的も分からないので『来るな』という話にはならないが、この時期に来るのは理解できない」と首をかしげた。

 伊波洋一宜野湾市長は「仲井真知事も受け入れるべきではない」と訴えた。

2402チバQ:2010/04/30(金) 08:48:30
http://mainichi.jp/select/world/news/20100430ddm007030009000c.html
ソマリランド:独立宣言から20年 国家承認されぬまま
 ◇選挙による議会 独自憲法 治安・経済の安定 実現したが…
 内戦が続くソマリアの北西部で「ソマリランド共和国」が一方的に独立を宣言して、まもなく20年目に入る。中央政府が機能しない「破綻(はたん)国家」ソマリアと対照的に、選挙を経た議会や独自の憲法、機能する行政府を持ち、平和も維持してきたソマリランドだが、国際社会からは国家承認されないままだ。「アフリカの角」の砂漠に浮かぶ蜃気楼(しんきろう)のような“幻の国”ソマリランドは、国際社会に「国家とは何か」という問いを突きつけているようにも映る。【服部正法】

 ソマリアは1960年、英領だった北西部とイタリア領の南部が同時期に相次いで独立し、直後に合併して成立した。69年に、クーデターで実権を握ったシアド・バーレ社会主義独裁政権は91年1月、反政府組織の反攻により崩壊。以降、軍閥の割拠などで現在まで内戦状態が続いている。

 バーレ政権時に、南部の氏族を優遇する中央政府に批判を募らせた旧英領の氏族を中心に、反政府組織「ソマリ国民運動」(SNM)が81年に発足。バーレ政権崩壊後の91年5月、一方的に「ソマリランド共和国」独立を宣言した。中央政府や南部の軍閥は「独立」を認めないが、南部での内戦をよそにソマリランド政府は実効支配を継続している。

 ソマリランドでは、伝統的な氏族社会の長老の会議が主導して「国内」の武装解除や治安回復を進め、直接選挙による下院、氏族代表で構成する元老院の2院制を導入。治安・政情は安定し、独自通貨も発行して経済も安定してきた。

 一方最近では、現職大統領の任期延長・大統領選延期などが問題視され、人権団体から「民主政治が危機にさらされている」との批判も上がっている。

毎日新聞 2010年4月30日 東京朝刊

2403チバQ:2010/04/30(金) 08:49:07
http://mainichi.jp/select/world/news/20100430ddm007030023000c.html
ソマリランド:独立宣言から20年 独立運動指導者・サマター城西国際大研究員に聞く
 ◇長老の力で政治解決を
 元ソマリア財務相で、ソマリランド「独立」運動指導者の一人でもあったイブラヒム・メガグ・サマター城西国際大(千葉県東金市)研究員(68)に現状を聞いた。

        ◇

 ソマリランドは平和と公平公正な選挙を実現してきた。(2院制で)民主主義と伝統を結合させた。(ソマリア南部での内戦に対し)仲裁活動ができれば、同じ民族で、伝統・文化を共有するわれわれは最良の影響力を行使できるだろう。

 氏族社会の長老は(内戦中の)暫定政府にもイスラム急進派にも影響を及ぼせる。長老の力を使って仲裁することで政治的解決をもたらすことができる。

 ソマリランドにもイスラム武装組織がいるが、今のところ政府が制御している。しかし国際社会が(国家承認されない)ソマリランドを承認・援助せず、支援を南部のソマリアのみに集中させるなら、彼らの活動はソマリランド、ジブチ、エチオピアへと広がるだろう。

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 ■人物略歴

 バーレ政権で財務相、産業相、駐西独(当時)大使などを歴任。81年に米国に亡命した後、SNM幹部としてソマリランド「独立」に尽力した。

2404小説吉田学校読者:2010/05/03(月) 08:26:58
古い奴だとお思いでしょうが、公開会見というと、克美しげるの出所会見の生々しさを想起してしまうのです。何でも公開すればいいと言うわけでもなかろうに。

普天間移設:首相と徳之島3町長の会談、7日で調整
http://mainichi.jp/select/today/news/20100502k0000e010025000c.html

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、一部部隊などの移設候補地となっている鹿児島県・徳之島の3町長(徳之島、伊仙、天城)と鳩山由紀夫首相の会談は7日に実施される方向で双方が調整に入った。2日、大久保明・伊仙町長が明らかにした。
 大久保町長によると、3町長は首相側と県を通じて日程・場所を調整しているが、県担当者から「東京で7日を軸に調整している」と連絡があったという。伊藤祐一郎知事と地元選出の徳田毅衆院議員(自民)も立ち会う予定。
 また、大久保町長は会談の原則公開を求めているが、首相側は難色を示しているという。
 3町長はこれまで政府側との面会を拒否していたが、鳩山首相が在沖米海兵隊のうち航空部隊最大1000人の徳之島移転などに言及。4日には沖縄県の仲井真弘多知事との会談で政府案を正式発表する可能性が高いことなどを考慮して方針を転換。「会って早く反対を伝える方が得策」と判断した。

2405チバQ:2010/05/03(月) 23:20:08
http://mainichi.jp/select/world/news/20100416ddm007030067000c.html
アフガン・遠い安定:ピース・ジルガを前に/上(その1) 「解放」の町、地雷が包囲
 ◇「タリバンをテロリストにしたのはアメリカだ」 生活、死と隣り合わせ
 アフガニスタン南部へルマンド州のナーダリ地区。旧支配勢力タリバンが支配していたことから、近接のマルジャ地区とともに米英軍が「住民の解放」を目的に大規模軍事作戦を始めたのは2月。しかし、作戦が終わった3月下旬に現地入りすると、皮肉にも「陸の孤島」と化していた。

 タリバンが米英軍を封じ込めようと、地区の周りに地雷や手製爆弾を仕掛けたためだ。自由な外出もままならず、死と隣り合わせの生活を強いられた住民たちは、作戦を始めた米国や政府に怒りの矛先を向ける−−。

    ◇


アフガニスタンからの主な麻薬密輸ルート(上)とアフガニスタンのケシ栽培面積の推移グラフ 州都ラシュカルガからナーダリ地区まで、悪路を車で40分。取材に同行した地元ジャーナリスト、バシル・オマリ記者(43)は「経験から地雷が埋まっていそうな所は想像がつく」と平たんな場所を避け、「武装集団による拉致を避ける」ため、往路と復路は別ルートにすると言った。

 米英軍は地区中心部を「解放」したものの、その周囲は依然としてタリバンの支配下にある。中心部入り口の検問所に着くと、アフガン兵が「外国人記者がここを通過するのは初めてだ」と言い、「地雷に気をつけろ」と念を押した。

 小さな商店が並ぶ地区の中心街には、あちこちに弾痕が残る。住民約50人が地区庁舎前で、仕事を求め、立ち尽くしていた。

 屋上から銃を手にした英兵が見下ろす中、建設労働者のジャマルディンさん(35)が、「米英軍がいる限り、危険が増えていく。地区の外に働きに行けない」と訴えると、周囲の男たちも「カルザイ(大統領)は米国のいいなりで戦争をするから、安全だった生活がむちゃくちゃになった」と不満を連ねた。

 作戦があった二つの地区では、空爆などで住民60人以上が死んだ。義弟が地雷で片足を失った農家のファズルラさん(35)は「犠牲者の多くが地雷や仕掛け爆弾が原因だった」と言い、「タリバンをテロリストにしたのはアメリカだ」と語気を強めた。

 小麦畑に目を凝らすと、赤い花をつけたケシの一群が見える。アフガンは世界の麻薬の9割を原産するが、その大半はへルマンド州で栽培され、住民の収入源にもなっている。


小麦にケシが交じる畑。子供たちが草抜きなどの手入れをしていた=アフガニスタン・へルマンド州ナーダリで2010年3月26日 米国が「タリバンの資金源」と指摘するケシだが、アフガン政府によると、米英軍は今回の軍事作戦でケシ畑に目をつぶった。オバマ米政権は米軍増派に合わせ、南部カンダハルで次の作戦を予定している。現地では反米感情の悪化が作戦の障害となるのを避けるためケシ栽培が黙認されたと解釈されている。

 帰路の車内。オマリ記者は「米国は自由を掲げながら、アフガン人の生活を破壊する。タリバン支配は窮屈だが、治安と秩序は守られた」と言い、その先の言葉をのみ込んだ。【ナーダリで栗田慎一】

    ◇

 アフガンの全民族代表らが参加するピース・ジルガ(国民和平会議)が来月、カブールで開かれる。安定化への指針を見いだすことができるのか。模索が続く現場から報告する。

毎日新聞 2010年4月16日 東京朝刊

2406チバQ:2010/05/03(月) 23:20:39
http://mainichi.jp/select/world/news/20100416ddm007030113000c.html
アフガン・遠い安定:ピース・ジルガを前に/上(その2止) 資金源、群がる各勢力
 ◇世界のヘロイン使用、9割アフガンルート
 ◇「周辺国は麻薬密輸の共同取り締まりに消極的だ」
 アフガニスタンの安定化を阻む要因に、麻薬の密輸ビジネスがある。世界で消費される麻薬の9割以上を生産する内陸国アフガンは、六つの国と接する国境線の長さが計5530キロもあり、麻薬ビジネスに群がる各種勢力が、国境地域の無法化をたくらむ。内相などを歴任し、昨年11月に発足した2期目のカルザイ政権の麻薬対策相に就いたムクバル氏(45)は、毎日新聞のインタビューで、「周辺国はアフガンとの共同取り締まりに消極的だ」と訴えた。【カブールで栗田慎一】

 アフガン産麻薬の9割以上は西方向へ流れていく。東隣パキスタン国境の大半には、標高3000メートル以上の急峻(きゅうしゅん)な山脈が壁のようにそびえていて、陸路の密輸を物理的に難しくしているためだ。


アフガニスタン・へルマンド州ナーダリ地区の地図 ムクバル氏は「アフガンからの密輸ルートは大きく三つある」と言う。

 (1)カザフスタンからロシアを経由して欧州、英国にいたる「ヨーロッパ・北部ルート」(2)タジキスタンやウズベキスタンなどを通り、ロシアへ流れる「中央アジア・北部ルート」(3)パキスタン南部やイラン、トルコを経由して英国にいたる「バルカンルート」−−だ。

 「昨年の世界のヘロイン消費量375トンの9割が、これらのルートを通って末端ユーザーに届いた」と述べ、大臣室の壁にかけた世界地図をさしながら、「一つのルート上に何千もの犯罪組織がうごめいている。需要と供給の関係と同じで、生産地のアフガンだけの取り組みでは限界がある」と語った。


壁にかけた地図を前に、麻薬の密輸ルートを説明するムクバル麻薬対策相=アフガニスタン・カブールで2010年3月30日、栗田慎一撮影 しかし、ムクバル氏によると、国境地域での共同取り締まりはイランと2月に始まったばかり。最も国境線が長いパキスタンは「まったく話が進まず、協力的でない」と不満をぶちまけた。

 ただ、アフガンからの麻薬密輸には、武装勢力だけでなく、警察や地元当局者らも関与しているとされ、周辺国の不信を買っているのも事実だ。

 ムクバル氏は、警官が麻薬事件で逮捕されたケースは「ある」と答えたが、「組織的な関与はない」と断言。「警官2万6000人のうち国境の麻薬対策に割ける要員は6000人前後。極めて少ない」と嘆いた。

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 ■ことば

 ◇アフガニスタンのケシ栽培
 90年代の内戦で、各軍閥勢力が資金源として栽培に関与。タリバン最高指導者オマル師の禁止令で01年は急減したが米国の軍事攻撃後に再び拡散した。過去最悪だった07年の19万3000ヘクタールを頂点に減少に転じ、09年は12万3000ヘクタール。しかし、この間、ヘロイン精製工場が増えケシ輸出からヘロイン輸出国に転換。国民に麻薬中毒者も増え、社会不安が広がっている。

2407チバQ:2010/05/03(月) 23:21:22
http://mainichi.jp/select/world/news/20100417ddm007030020000c.html
アフガン・遠い安定:ピース・ジルガを前に/中 麻薬密輸、マフィア暗躍
 アフガニスタンから中央アジア、ロシアへ流れる麻薬ルートの玄関口、北部クンドゥズ州。国境を接するタジキスタンは1月、自国内への麻薬密輸で逮捕・収監していた256人のアフガン囚人をすべて送還し、同州に最多の74人が移された。アフガン政府は3月下旬、同州の刑務所で送還囚人への取材を外国メディアとして初めて毎日新聞に認めた。

 タリバンは今、01年11月の政権崩壊末期まで支配していた同州を奪還するため軍勢を増強している。

 囚人たちは「北部の麻薬は地元マフィアが仕切っている」とタリバンの関与を否定し、密輸の実態を明らかにした。

    ◇

 「タジキスタンからのワイン密輸1回で1000ドルの報酬だ」

 昨年12月下旬、1日5ドルの日雇い仕事の仲間から誘われ、スルタン服役囚(22)は参加を決意した。集合場所はタジクとの国境を流れるアムダリヤ川。ぼた雪が舞う深夜、地元マフィアの男が、ビニール袋に密封したヘロイン数十キロを手渡し、「泳いで向こう岸(タジク)まで運べ」と命じた。「麻薬とは聞いてない」と抗議したが、男は「運ばないなら、ここでお前の頭をぶち抜く」と拳銃を突きつけた。

 空気で膨らませた羊の全身皮につかまり、自分と同じ「運び屋」3人と身を切るような流れに入った。川幅は約100メートル。途中、50歳くらいの男が力尽き、沈んでいった。

 30分後に到着し、受け入れ側の別の男と移動中、国境警察に捕まった。タジクの法廷で「だまされて無理やり運ばされた」と主張したが、判決は懲役18年だった。

 一方、運び屋を調達する側にいたバハルディン服役囚(35)は、旧ソ連圏で話されるロシア語に堪能なことから、旧軍閥組織と関係が深い地元マフィアに幹部として参加。半年前にアムダリヤ川を渡った際、国境警察の待ち伏せに遭い、懲役20年を科せられた。

 「戦争は貧富の格差を広げ、運び屋は簡単に見つかるようになった」と話し、「中央アジア経由の麻薬密輸は、複数の地元マフィアが仕切っている。戦争で忙しいタリバンが関与する余地はない」と断言した。

 クンドゥズ州警察幹部のアユーブ麻薬捜査官(32)は、「密輸に携わる犯罪組織は武装し、身代金目的の拉致など各種犯罪を手がけ、警察との交戦もいとわない。タリバンだけを見ていては、安定化は図れない」と語り、治安悪化の複雑な背景を暗示した。【クンドゥズで栗田慎一】

毎日新聞 2010年4月17日 東京朝刊

2408チバQ:2010/05/03(月) 23:22:06
http://mainichi.jp/select/world/news/20100418ddm007030123000c.html
アフガン・遠い安定:ピース・ジルガを前に/下 和解占う「投降者」
 パキスタン部族支配地域と国境を接し、タリバン色の強いアフガニスタン東部ナンガルハル州。同州を拠点に東部4州を統括していたタリバン司令官、ファズル・ラフマン氏(30)が、幹部19人と政府の「和解」に応じたのは2月初めだった。初の“大物”投降だけに、政府は5月のピース・ジルガ(国民和平会議)に向けた成果と位置づけるが、傘下の戦闘員約500人は今も山に潜伏中だ。


 3月下旬に毎日新聞の取材に応じたラフマン氏は「他の司令官も政府の和解の本気度を見ている」と語った。


副官とともに取材に応じるラフマン前タリバン司令官(右)=アフガニスタン・ナンガルハル州で3月28日
    ◇

 「司令官辞任をタリバン指導部に伝えていない。私の判断と行動は誰にも束縛できないからだ」

 副官と現れたラフマン氏は、辞任手続きの質問にそう答えた。戦闘で受けたという額の傷が、武勇を象徴するように残る。

 長い間、兄でタリバン司令官ヤヒヤ氏の副官だった。兄は昨夏、パキスタン北西部で何者かに殺された。兄の活動の大半は、パキスタンの武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)の指揮下で、アフガンに向かう米軍の補給車両を破壊することだった。

 このため、TTPと敵対するパキスタン軍の情報機関(ISI)から「アフガンへ帰れ」と警告されていたといい、ラフマン氏は「拒否した兄をISIが殺した」とみる。

 復讐(ふくしゅう)に燃える同氏は昨年9月、TTPのハキムラ・メスード総司令官の指名を受け、兄の後任司令官に就いた。その半年後にタリバンを見限り、和解に応じたことになる。

 和解は、兄の生前の遺言だったという。和解に導いたイスラム聖職者組織「和平合同委員会」東部本部長のクチ師(56)は、「私とヤヒヤ氏はタリバン政権時代、ともにタリバンのメンバーで盟友だった。政権崩壊後は別の道を歩んだが、1年前に再会し、説得していた」と打ち明ける。

 クチ師は言う。「タリバンの戦闘員は農民が多く、戦いに疲れている。でも米国は信用できない。だから、ラフマン氏は、カルザイ政権が本気で和解を考えているかを知るため、人身御供になった」

 タリバン指導部は、“裏切り者”のラフマン氏暗殺を命じた。同氏が殺されれば「カルザイ政権は保護能力なし」とみなされ、現場の司令官レベルで進み始めた「和解」の動きは止まる。同氏の処遇は、アフガン安定化の試金石となる。【ナンガルハル州で栗田慎一】

2409小説吉田学校読者:2010/05/04(火) 22:35:19
対中抑止力というか、目前の問題として尖閣諸島の問題があるのは分かりきっていること。
となれば、米軍が撤退したからといって、その跡地に何も入らないのかとか、普天間を民間に返すとしても自衛隊が来るのかとか、そういう問題も議論しないといかんと思うのです。
「戦禍の島」であることは重々分かっているのだけれども、「国境の島」としての安保政策を何らかの形で提起したほうがいいのではないか。安保素人の私がいうのもなんだけど。

首相、県内移設を初めて表明 沖縄知事に「負担願う」
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010050401000025.html

 鳩山由紀夫首相は4日、沖縄県を訪れ、米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設問題をめぐり仲井真弘多県知事、稲嶺進名護市長らと相次いで会談し、キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)を埋め立てる現行計画を修正し、辺野古沖への移設案を事実上初めて提示した。くい打ち桟橋方式を軸に代替施設を造る案を検討している。首相は「すべてを県外というのは難しい。沖縄にも負担をお願いしなければならない」と明言、沖縄側は明確に反対した。同時に、鹿児島県・徳之島へのヘリコプター部隊移設か一部訓練の移転も目指し、地元に要請する考えを示した。
 「最低でも県外」と強調してきた首相の政治責任が問われるのは間違いない。5月末までの決着は困難な情勢だ。首相の進退問題に発展する可能性もある。
 首相は稲嶺氏との会談で「あまり遠いところに移設地を求めることはできない。辺野古の海を汚さない形での決着を模索することが重要」と強調。
 仲井真知事との会談では「沖縄県民におわび申し上げなければならない」と陳謝。県内移設や徳之島案を含め「パッケージでの解決が大事」と強調。知事は「県外移設を求める県民の声が高まっている。政府は真摯に受け止め、危険性除去に取り組んでほしい」と要請。稲嶺氏は辺野古案を「到底受け入れられるものではない」と拒否した。

2410チバQ:2010/05/05(水) 11:52:17
2・3位連合で政権か?
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100505/t10014241031000.html
イラク新政権へ 連立協議前進
5月5日 11時11分
イラクで、ことし3月に行われた国民議会選挙を受けて、マリキ首相率いる政党連合とイスラム教シーア派の政党連合が新政権樹立のため協力することで合意したと発表し、連立協議は選挙からおよそ2か月たち大きく前進しました。

ことし3月に行われたイラクの国民議会選挙では▽最多の議席を獲得したアラウィ元首相率いる世俗派の政党連合「イラキーヤ」と、▽現職のマリキ首相の「法治国家連合」の2つの勢力がきっ抗し、▽イスラム教シーア派の保守勢力「イラク国民同盟」が続いています。これについて4日、「法治国家連合」と「イラク国民同盟」が共同で記者会見を行い、新政権樹立のため協力することで合意したと発表しました。両者の議席数はあわせてほぼ過半数となることから、2か月近く続いた連立協議は、ようやく政権作りに向けて大きく前進したことになります。ただ、争点となっている首相の座をめぐっては、どちらの政党連合から選出するのか依然、合意に至っておらず、今後も協議を続けるということです。また、少数派のスンニ派政党も参加する「イラキーヤ」が新政権に加わらなければ宗派間の深刻な対立を再び招くとも指摘されており、「イラキーヤ」も加わった宗派横断の大連立が実現するのかどうかが今後の焦点となっています。

2411チバQ:2010/05/07(金) 00:07:29
http://mainichi.jp/select/world/news/20100507k0000m030035000c.html
イラク:シーア派主導の最大会派 法治国家連合と国民同盟
 【カイロ和田浩明】3月に行われた連邦議会選挙後の連立交渉が難航しているイラクで、獲得議席数2位だったマリキ首相の法治国家連合(SLC)と、同3位だったイスラム教シーア派主導のイラク国民同盟(INA)が4日、合同会派結成を発表した。SLCは宗派横断型をうたっているが、マリキ氏を含め指導部にはシーア派が多い。

 獲得議席はSLCが89、INAが70。両派の合計は過半数に4議席足りないが、シーア派優勢の最大会派を形成することになる。両派の連携は、獲得議席数がトップだが、91議席だったアラウィ元首相のイラク国民運動(イラキヤ)には打撃となる。イラキヤ支持はスンニ派に多いため、治安安定に必要とされる「国民的政府」の実現は流動的となった。

 ただ、SLCとINAは最大の懸案である首相候補では合意できていない。また、選挙結果の一部再集計や、現在も続いている候補者資格審査で当選者が失格とされる恐れがあり、各党の議席数は変動する可能性がある。こうした不確定要素は残るものの、政治評論家のイブラヒム・スメダイ氏は「選挙前のシーア派主導体制が維持される可能性が高まった」と分析している。

 INAはイランの影響が強いイラク・イスラム最高評議会などが中核だ。イラキヤは両派の連携を「イランの命令でできたもので、宗派主義と暴力を悪化させる」と批判した。

 人口の約6割を占める多数派シーア派は03年のフセイン政権崩壊後に政治の主導権を確保。旧支配層のスンニ派との間で武力衝突が起き、06〜07年にかけ内戦状態に陥ったこともある。

2412チバQ:2010/05/07(金) 00:23:54
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100506/plt1005061250000-n2.htm
米、徳之島に「NO!」首相オソマツ軍事知識に周囲驚愕2010.05.06

 米軍普天間飛行場移設問題で、米国が海兵隊部隊の鹿児島県・徳之島への一部移転に難色を示していることが分かった。鳩山由紀夫首相は4日の沖縄訪問で全面的な県外移転断念を表明し、「約束を守れ」「恥を知れ!」などと猛烈な批判を浴びたばかり。徳之島活用案も断たれれば、責任追及の声は一段と高まりそうだ。

 「徳之島はノーです」

 4日の日米実務者協議で、米側はこう通告してきたという。

 これまで、米側は普天間移設先について、(1)海兵隊の部隊運用に支障を来さない(2)移設先自治体の理解が得られる−ことを条件としていた。

 米側は先の実務協議で、沖縄本島から約200キロ離れた徳之島では海兵隊の一体運用は困難なうえ、大規模な反対集会が開かれたことなどを理由に「部隊移転は事実上不可能」との認識を伝達したという。

 首相は、徳之島空港を活用して最大1000人の海兵隊移転を検討。7日には徳之島3町長と都内で会談し、理解を求める考えだったが、その前に、米国から拒絶されたことになる。

 防衛省関係者は「恐ろしいことに、首相や首相周辺には、基礎的な軍事知識が欠落している」といい、こう続ける。

 「海兵隊の地上部隊とヘリ部隊は一体であり、切り離して運用することはあり得ない。地上部隊はヘリ部隊が近くにいてこそ、有事の即時対応ができる。ヘリ部隊は陸上に降りたときが最も弱く、地上部隊に敵の攻撃から守ってもらう必要がある。常に有事を想定するのが軍。韓国海軍の哨戒艇沈没事故で、北朝鮮の関与が疑われている。抑止力を弱める提案は、とても飲めないはずだ」

 ただ、官邸内には「訓練移転なら米側が受け入れる余地がある」との見方があり、首相としては粘り強く交渉を続けていく方針という。

2413チバQ:2010/05/07(金) 20:46:36
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100507/erp1005072026011-n1.htm
【英国の選択】自民党の失速 (1/2ページ)
2010.5.7 20:17

7日、首相官邸のあるダウニング街に到着したブラウン首相(ロイター) 【ロンドン=木村正人】英国で初めて行われたテレビ討論会でニック・クレッグ党首の人気が沸騰していた自由民主党が意外にも失速した。それを象徴するのがロンドンのリッチモンド・パーク選挙区だ。これまで自民党議員が当選を重ね、区議会も多数派を形成する自民党の牙城だったが、保守党新人候補の前にあっけなく落城した。

 1回目のテレビ討論会が行われた翌日の4月16日、

有権者の多くが「昨日のニックはよかった」とクレッグ党首の弁舌ぶりを称賛していた。

 そんな中、保守党のザック・ゴールドスミス候補(35)は街頭活動で有権者の質問に一つ一つ丁寧に応じていた。

 富裕な家庭に生まれた同候補は環境運動に没頭する変わり種。「環境」を看板政策に掲げるキャメロン党首が強く推す候補者の1人だった。「環境問題で自分の力がどこまで通じるか試してみたい」と語っていた同候補は、保守党の巻き返しとともに支持を広げ、見事に議席をものにした。

 自民党が失速した最大の理由は移民政策の甘さにある。数十万人といわれる長期不法滞在者の問題を解決するため、自民党は不法滞在者への市民権付与をマニフェスト(政権公約)に掲げた。ブラウン首相の失言問題で労働党支持者の女性が「東欧からの移民が増えて困っている」と訴えたように、英国の一般的な世論はブレア前労働党政権下で進められた移民の拡大政策には否定的だ。

 欧州連合(EU)域外からの移民に上限を設ける方針の保守党は接戦区で自民党との移民政策の違いを強調し、同党の躍進を封じ込めた。さらに欧州単一通貨ユーロ導入支持、独自の核抑止力の放棄など、英国民にはなじみにくい自民党の公約がクレッグ人気で浸透するにつれ、逆に自民党離れを招いたようだ。

2414チバQ:2010/05/07(金) 20:47:16
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100507/erp1005072029012-n1.htm
【英国の選択】「弱い政府」を選んだ英国 (1/2ページ)
2010.5.7 20:18

7日、シェフィールドのスポーツセンターを出る自由党のクレッグ党首夫妻(AP) 【ロンドン=木村正人】英国が選択したのは、下院の過半数を制した単独政党がつくる「強い政府」ではなく、何事にも他党との調整を要する「弱い政府」だった。7日大勢が判明した英総選挙では第1党になった保守党を軸に政権が樹立されるとみられるものの、労働党のブラウン首相は第3党の自由民主党と連立交渉に入り、政権維持に執念を見せる。欧州にギリシャ財政危機の嵐が吹き荒れる中、英国は「停滞の時代」を迎えた。

 ■36年ぶりの空白

 単純小選挙区制を採用する英国では二大政党による政権交代が定着、大勢が判明する投票日翌日には首相官邸の住人が入れ替わるのが恒例になっている。

 英国の歴史を振り返ると議会でどの政党も過半数を持たない不安定な状況は停滞期に現れている。戦後では1度だけある。

 英経済が低迷していた1974年2月の総選挙でヒース首相の保守党が297議席(得票率37・9%)、ウィルソン党首の労働党が301議席(同37・2%)でいずれも過半数議席(318、当時)に届かなかった。

 ヒース氏はすぐには辞任せず、北アイルランドの地域政党と連携を模索したが失敗。4日後、ウィルソン首相が誕生したが、政治は停滞。8カ月後、再び総選挙が行われた。元保守党副幹事長のベストセラー作家ジェフリー・アーチャー氏の小説「めざせダウニング街10番地(首相官邸)」にも似た状況が登場する。

 ブラウン首相は「英経済を持続的な回復に導けるよう自らの役割を果たす」と宣言、地元のスコットランド地方から空路で官邸に戻り、自民党との連立交渉に入った。

 ■財政再建に暗雲

 しかし、労働党と自民党の議席を合わせても過半数には届かないため、保守党を軸に政権樹立が進められる可能性が強い。大幅に議席を減らした労働党より議席を奪還した保守党に民意が移ったとみるのが妥当だからだ。

 経済自由化で増えた税収を教育や医療、社会保障に当てるブレア前労働党政権の「第三の道」で公共セクターは拡大。金融危機対策の財政出動が拍車をかけ、今年の財政赤字は1800億ポンド(約24兆3千億円)、国内総生産(GDP)比でギリシャ並みの12・8%に達する見通しだ。

 「小さな政府」の保守党が政権につけば50日以内にブラウン政権下の予算を見直し、年内に60億ポンド(約8千億円)の歳出削減に着手する方針だ。しかし、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのパトリック・ダンリビー教授は「緊縮財政法案を早急に成立させるのは難しいだろう。英国の選択は保守党政権を誕生させても保守党の政策は受け付けないということだ」と語った。来年5月総選挙の声が早くも聞こえ始めた。

2415とはずがたり:2010/05/07(金) 23:27:03
毎日だけど琉球新報の記事?

普天間移設:ヘリ部隊移転断念へ 政府「全面県内」の様相
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100507rky00m040006000c.html

 【東京】鳩山政権は米軍普天間飛行場移設問題で、鹿児島県徳之島へのヘリコプター部隊の一部移転を断念する方針を固めた。引き続き訓練の一部移転の可能性は模索する。複数の日米関係筋が6日、明らかにした。ただ一部訓練移転が実現しても、普天間の代替滑走路や機能のほとんどが県内に残るほぼ全面的な「県内移設」となる状況がより明確になった。

 鳩山由紀夫首相は一方で、15日を軸に再度来県する方向で県と調整している。仲井真弘多知事との面談も予定。ただ政府内には週末を外すべきだとの考えがあり、17日来県の可能性もある。

 一部訓練移転については、米軍再編合意に伴う嘉手納基地からの一部訓練本土移転で負担軽減が実現できていない。徳之島に訓練の一部を移転しても、米軍側の運用が優先される形で負担軽減の実効性は期待できず、県民の反発が一層強まるのは必至だ。

 普天間の滑走路自体は、日米合意と同じ移設先の名護市辺野古に、くい打ち桟橋(QIP)方式を軸に建設の検討を進めている。鳩山政権は、徳之島への一部訓練移転や県外の自衛隊基地での日米共同訓練拡大を併せて打ち出すことで「負担の軽減」に取り組む姿勢をアピールしたい考え。

 日米関係筋によると、鳩山政権は、米側が2012年から普天間に配備予定の垂直離着陸機MV22オスプレイの部隊を徳之島に移すことを検討。これに米側は、4日の防衛省での日米実務者協議でも、(1)地上部隊との距離が遠すぎる(2)整備・補給要員増が必要で非効率−などと拒否の姿勢を重ねて示した。鳩山首相は米側の姿勢が軟化しないため、ヘリ部隊移転見送りに傾いた。

 一方で米側は、訓練移転には兵舎などの付帯施設の整備を条件に検討の余地があるとの考えを日本側に示した。

 ただ実現のめどがまだ立たないため、首相は7日の徳之島地元3町長との会談で「普天間の基地機能の分散」のあいまいな表現にとどめ、訓練移転への絞り込みは明言しない見通し。

(琉球新報)

2416名無しさん:2010/05/07(金) 23:32:14
http://www.youtube.com/user/TomokoHata

5月7日14:00より行われた「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」の記者会見の模様をユーチューブにアップしました。

5月7日〜9日のテニアン・サイパン視察についての趣旨説明と、普天間基地移設問題に関する議懇案の内容についての説明がなされました。

記者会見:2010.5.7沖縄等米軍基地問題議員懇談会①〜⑥〜ノーカット

手前(右側)から、相原久美子参議院議員・網屋信介衆議院議員・近藤昭一衆議院議員(事務局長)・川内博史衆議院議員(会長)・皆吉稲生衆議院議員・瑞慶覧長敏衆議院議員(事務局次長)‐途中から

特に⑥の3:00あたりから、「グアム協定」に明記されている、グアムへの移設は抑止力の強化であるという点について強調して説明しています。

2417名無しさん:2010/05/07(金) 23:36:30
グアム協定 http://www.hatatomoko.org/gum-kyotei.html
配布資料1 http://www.hatatomoko.org/SCN_0001.pdf
配布資料2 http://www.hatatomoko.org/SCN_0004.pdf

2418チバQ:2010/05/08(土) 11:24:41
>>2415
提携してる?みたいでたまに琉球新報の記事見かけます

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2010050802000063.html
<スコープ>徳之島 受け入れ拒否 遅すぎた『腹案』実らず
2010年5月8日 紙面から

 鳩山由紀夫首相が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で「腹案」として温めてきた徳之島移転構想が事実上、ついえた。首相は七日、徳之島の三町長と会談して基地機能の一部移転に協力を求めたが、三町長は即座に拒否。普天間の移設先は全面的に沖縄県内となる様相で、沖縄の反発がさらに強まることは確実だ。現行計画の修正を軸にした五月末決着は一層困難になった。 (竹内洋一)

 「大変遅きに失したような状況になってしまった。本当に申し訳なく感じている」

 首相は三町長に移転受け入れを要請する際に、こう陳謝した。

 移転構想は今年初めから表面化していたのに、政府の対応が後手に回り、三町長への説明が後回しになったからだ。その間に三町長は受け入れ拒否を固め、会談は開く前から結果は見えていた。

 首相は会談後、三町長が今後は協議に応じない考えを示したことに対し「誠心誠意、真心を込めて尽くすしかない。日本の安全保障を誰かが守らなければならない状況の中で、これからも意見交換をしていきたい」と記者団に述べ、「愚直さ」を前面に打ち出すほかなかった。

 政府が事実上、徳之島移転の断念に追い込まれたことで、普天間の移設先がすべて沖縄県内になりかねない状況となった。政府は米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市辺野古)を埋め立てる現行計画を修正し、浅瀬にくい打ち桟橋(QIP)方式で代替施設を造る案を軸に対米協議を進めている。

 首相は、移設案を正式に決めた上で月内に再び沖縄を訪れて説明したい考えだが、地元・名護市の稲嶺進市長の反対は固く、仲井真弘多知事の同意を得られる可能性はゼロに近い。当初、念頭にあった十五日の訪問も「(沖縄の本土復帰記念日に)無神経に沖縄に来る感覚が理解できない」(伊波洋一宜野湾市長)と反発を受け、先送りせざるを得なくなった。再訪は、基地負担の軽減を期待できなくなった沖縄の怒りを増幅させるだけの結果になりかねない。

 首相の足元も揺らぐ。平野博文官房長官は七日の閣僚懇談会で、五月末決着に向けて閣僚に協力を呼び掛けたが、社民党党首の福島瑞穂消費者担当相は「県内移設、とりわけ辺野古に戻ることには県民から大きな反対がある。沖縄の人の思いを切り捨てる政治をやってはならない」と反論した。

 国民新党代表の亀井静香金融相も記者会見で「辺野古の海から飛び立って辺野古の海に帰ってくることはあり得ない」と、福島氏に歩調を合わせた。平野氏は、与党三党の党首級による基本政策閣僚委員会を来週にも開き、福島、亀井両氏に理解を求める考えだが、政府案の決定もままならない情勢だ。

2419 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/09(日) 09:52:47
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100508-OYT1T01178.htm
米軍飛行訓練を全国に分散…政府検討

 政府は8日、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、同飛行場や米軍嘉手納基地の飛行訓練を
鹿児島県・徳之島のほかにも全国各地に分散移転させる方向で調整に入った。

 同飛行場の県外移設が困難となる中、沖縄の負担軽減策の柱としたい考えだ。しかし、米側がどこまで
応じるかは不明な上、沖縄側や移転先自治体が納得する見通しも立っておらず、実現性は不透明だ。

 北沢防衛相は8日夜、長野市での会合で「沖縄で活動している(米軍の)ヘリコプターや飛行機の訓練を
日本全国へ散らし、『半分になった』『4割方減った』と沖縄の皆さんに実感してもらえるような案を今
作っている」と明らかにした。その上で、17日以降で調整している鳩山首相の沖縄再訪問時を念頭に
「沖縄県知事に示して納得していただく」と述べた。一部訓練を青森県の米軍三沢基地に移転している
嘉手納基地についても「本土の方へ訓練をどんどん出す」として、さらに分散移転を進める考えを示した。

 首相は8日午後、首相公邸で平野官房長官らと今後の対応を協議した。週明けにも関係閣僚会議を開き、
負担軽減策を含む政府案を詰める方針だ。

 政府関係者は8日夜、「訓練を沖縄県外に出すことを米側にある程度のんでもらえれば、それは一つの
政治的決着だ」と指摘し、訓練移転で米側と調整がつけば「5月末決着」とみなす意向を示唆した。

(2010年5月9日03時04分 読売新聞)

2420チバQ:2010/05/12(水) 23:19:02
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/05/post-1247.php
暴走カルザイという「火種」
Has Karzai Gone Crazy?

反欧米的な過激な言動を繰り返す大統領に、オバマ政権はどんな態度を取るべきか

2010年05月12日(水)14時43分
フレッド・カプラン
[2010年4月21日号掲載]

 アフガニスタンのハミド・カルザイ大統領に対して、打つ手はないのか。ひとことで言えば、打つ手は「あまりない」。

「銀行から100万ドル借りていれば、あなたは銀行に支配される。でも10億ドル借りれば、銀行を支配できる」という古いジョークがある。アメリカとカルザイの関係はこのジョークそのものだ。アメリカという銀行は、カルザイという債務者に振り回されている。

 カルザイ政権は、体制の正統性に始まり、予算、軍事・警察力、さらにはカルザイ自身の身の安全に至るまで、すべてをアメリカやNATO(北大西洋条約機構)などに頼っている。アメリカやヨーロッパがそこまでアフガニスタンに深入りするのは、それが自国の安全保障のために重要だと考えているから。そのことはカルザイも重々承知している。

 アメリカにとって、自分は「大き過ぎてつぶせない」債務者のようなもの。簡単には切り捨てられないはずだ──カルザイはそう計算している。

 実際、最近のカルザイはかなり強気な言動が目立つ。4月1日には、09年秋の大統領選を不正に操作しようとしたと欧米諸国を非難。欧米の駐留部隊を侵略者と決め付けた(実際には、大統領選で不正を行ったのはカルザイ自身だし、いまカルザイの命があるのは欧米部隊のおかげなのだが)。

 この発言が不興を買ったと分かると、カルザイはヒラリー・クリントン米国務長官に電話して陳謝。誤解を招いたとすれば申し訳ない、と述べた。

 ところが、その舌の根も乾かないうちにもっと過激な発言を繰り返した。「選挙不服審査委員会」の委員すべての指名権を大統領に与える改正法に反対する国会議員たちと会談した際に、こう言ってのけた。「もしあなた方と国際社会がこれ以上、私に圧力をかけるのであれば、私はタリバンに転向する」

 カンダハル州の地方指導者たちに対しては、地元が望まなければ州内におけるNATOの軍事行動を取りやめると約束した。この夏にNATOが同州で予定している軍事作戦は、バラク・オバマ米大統領のアフガニスタン戦略の土台を成すものだ。米政府内には、カルザイの過激な言動がアメリカのアフガニスタン戦略全体に悪影響を及ぼすのではないかと恐れる声もある。

 アメリカが目指すのは、治安を改善し、アフガニスタン政府が基本的な行政サービスを実施できる環境をつくること。それにより、国民が政府に信頼と忠誠を感じるようにして、タリバンなどの反政府武装勢力への支持を切り崩したいと考えている。つまり、アメリカの政策のカギを握るのはアフガニスタン政府だ。

カルザイ「過激化」の発端
 しかし、かねてから問題視されていたのは、汚職が蔓延するカルザイ政権が国民の信認を得られるのかという点だった。政府が国民にそっぽを向かれていては、どんなに軍事作戦がうまくいっても政治的な目的を達せない。

 そこへもってきて、最近のカルザイの発言により、もっと重大な疑問が持ち上がった。アメリカにとって、事あるごとに欧米を非難し続けるアフガニスタン大統領と協力することが可能なのかという疑問だ。もしそれが不可能だとすれば、アメリカはいまアフガニスタンで貴重な人命と予算を無駄にしていることになる。

 この問題を考える上で重要な点の1つは、アメリカとカルザイの亀裂が修復可能なのかどうかだ。一部の米政府当局者の見方によれば、カルザイが過激な言動に走る上では、アメリカ側の行動が図らずも背中を押した面があった。だとすれば、アメリカの行動次第ではカルザイに冷静さを取り戻させることも可能かもしれない。

2421 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/19(水) 12:31:24
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100518-OYT1T01222.htm?from=top
結局、辺野古「埋め立て」へ…普天間移設

 米軍普天間飛行場移設問題で、政府は、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に建設する
代替施設の工法を「埋め立て方式」に戻す方向で最終調整に入り、米政府側に伝えた。

 複数の政府筋が18日、明らかにした。

 有力案だった「杭(くい)打ち桟橋」方式は、米政府側が安全・技術面で強い難色を示しているため、断念する方向だ。
移設問題は、鳩山政権発足以来8か月間の迷走の末、最終的に、移設場所も工法も、現行計画にほぼ近い案に戻る
見通しが強まった。

 政府は17日から都内で開いている日米外務、防衛当局の課長級、審議官級実務者協議で、米側にこうした方針を
提示した。沖縄県幹部にも17日、非公式に伝えた模様だ。政府関係者は18日、「杭打ち桟橋方式に対する米側の
反応は厳しい。協議に持ち出す雰囲気ではない。こちらももう、考えていない」と語った。

 政府が先にまとめた移設最終案は、2006年に日米が合意したキャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立ててV字形に
滑走路2本を建設する現行計画を修正し、沖合に杭を打って桟橋を造り、滑走路を建設する内容だった。しかし、
米側は、桟橋方式はテロ攻撃やミサイル攻撃に弱いことや、現行計画に基づく環境影響評価以上の手続きが
必要となることなどから、強い難色を表明した。政府は、「5月末決着」に向け、米側と一定の合意を得るためには、
工法を変えざるを得ない、と判断したものとみられる。

 沖縄県の仲井真弘多県知事は従来、滑走路の沖合移動を条件に現行計画を容認し、名護市でも辺野古区など
地元の3区は賛成している。市議会でも、半数近くが現行計画容認派だ。埋め立て方式の場合、沖縄県内の建設・
土木業者が事業に参画しやすくなる利点がある、との指摘もあり、政府は地元でも一定程度の理解を得られると
みている。

 ただ、政府は「現行計画回帰」との批判を避けるため、滑走路の配置などを修正したい考えだ。米側はその場合でも、
現行計画に関する環境影響評価の範囲内で、なおかつ運用上の要求を満たすことができる「微修正」しか応じない
ものとみられる。

 協議が大詰めに入ったため、鳩山首相はクリントン米国務長官が21日に来日する機会をとらえ、政府案への
理解を自ら求めたい考えだ。北沢防衛相も18日、防衛省でルース駐日米大使と会談し、協力を要請した。

(2010年5月19日03時02分 読売新聞)

2422 ◆sn2EOyFHzg:2010/05/25(火) 06:31:24
一時期に比べてこのスレに転載される普天間関連の記事が減りましたね……。


普天間問題決着の半年先送りを確認 関係閣僚会議
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100515/plc1005150151000-n1.htm
2010.5.15 01:50

 政府は14日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題についての関係閣僚会議を開き、日米両政府間で移設先を最終決着させる時期を最大半年後まで先送りする方針を確認した。鳩山由紀夫首相が公言してきた「5月末決着」を正式に断念したことになる。来週中にも日米協議で先送りを打診する。複数の政府関係者が明らかにした。米側も協議継続の意思を示しており、先送り提案に応じる見通しだ。

 首相は同日、国会内で関係閣僚の岡田克也外相、北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄北方担当相、平野博文官房長官と協議した。

 この中で、普天間飛行場の代替施設や建設工法、代替訓練の場所などに関する米側との協議を6月以降も継続し、半年以内に移設実施日程を盛り込んだ計画を作成することで一致した。11月の来日が予定されるオバマ米大統領との首脳会談で最終確認することを想定している。

 こうした対米方針を固めた背景には、政府が検討中のキャンプ・シュワブ沿岸部沖合への移設や、鹿児島県・徳之島への基地機能の一部移転に関し、自治体側との交渉が難航していることがある。米側は「地元合意」を求めているため、政府は5月末決着は困難だと判断した。

 また、社民党が県内移設に反対していることから、「連立維持のため今夏の参院選後に結論を先送りする方が得策」(首相周辺)との結論に達したようだ。

 ただ、米側はシュワブ沿岸部を埋め立てる現行案が「最善」との立場を崩しておらず、決着期限を先送りしても交渉が容易になるわけではない。また、先送りは首相の政治責任に直結する。こうした中で、首相は14日、記者団に「5月末までに決着する。米国の前に沖縄と全国、特に移設先にかかわる地域に理解をいただき、『これでいこう』という方向でまとめていく」と述べ、ぎりぎりまで努力は続ける決意を示した。

 一方、平野氏は15日、訓練移転に理解を求めるため鹿児島市内で徳之島の住民ら十数人と会談する。

2423 ◆sn2EOyFHzg:2010/05/25(火) 06:33:48
> 政府が12日の日米実務者協議で示した原案は、環境に配慮した工法として「くい打ち桟橋(QIP)方式」の検討を明記。環境特別協定の締結交渉や、普天間の基地機能の県外移転先として鹿児島・徳之島や全国の自衛隊基地に加え、グアムなど国外も検討対象に挙げたが、米側はいずれも消極姿勢を示した。

> 一方、米側が強く求めた「現行計画の環境影響評価(アセスメント)の範囲内に収める」との要求は合意に盛り込まれた。代替施設完成と在沖海兵隊グアム移転の目標年限の2014年をこれ以上遅らせたくないとの意向で「日米実務者間では共通していた」(防衛省幹部)という。


普天間移設:米要求に大幅譲歩 現行案と大差なく
http://mainichi.jp/select/seiji/futenma/news/20100523k0000m010107000c.html

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題を巡り、日米両政府が22日大筋合意した内容は、鳩山由紀夫首相が約束した「5月末決着」期限が迫る中で、交渉を急いだ日本側が沖縄など地元自治体や連立与党との調整よりも対米合意を優先した結果、米側の要求に大幅に譲歩したものとなった。米側主導の交渉でほぼ現行案に戻る形となり、沖縄や社民党は「頭越し」の合意に反発を強めている。

 政府が12日の日米実務者協議で示した原案は、環境に配慮した工法として「くい打ち桟橋(QIP)方式」の検討を明記。環境特別協定の締結交渉や、普天間の基地機能の県外移転先として鹿児島・徳之島や全国の自衛隊基地に加え、グアムなど国外も検討対象に挙げたが、米側はいずれも消極姿勢を示した。

 一方、米側が強く求めた「現行計画の環境影響評価(アセスメント)の範囲内に収める」との要求は合意に盛り込まれた。代替施設完成と在沖海兵隊グアム移転の目標年限の2014年をこれ以上遅らせたくないとの意向で「日米実務者間では共通していた」(防衛省幹部)という。

 代替施設の工法も具体的な建設場所も先送りしての合意は、「5月末決着」の体裁を整えるための形式的なものだ。日米政府は11月のオバマ米大統領の訪日までの合意を目指して、国連総会がある9月に外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を開き、工法など移設計画の詳細を策定する方針だ。並行して沖縄や社民党の理解を求めていく考えだが、地元と連立与党を含めた合意に達するメドは全く立っていない。

 社民党の福島瑞穂党首は22日、毎日新聞の取材に「沖縄の同意と連立政権内の合意がないまま先に決めてしまうのは全く理解できない。沖縄の反発はより強まり、日米関係も悪化する」と批判。政府関係者は「合意はしたが、普天間の問題は何も終わっていない」と語った。【上野央絵、西田進一郎】

毎日新聞 2010年5月23日 2時30分(最終更新 5月23日 2時30分)

2424 ◆sn2EOyFHzg:2010/05/25(火) 06:36:51
> 移設先を巡っては、日米実務者間の協議では当初、日本側は共同声明に「辺野古周辺」と明記することを求めた。しかし「辺野古への回帰に納得していない」(政府関係者)とされる鳩山首相が難色を示し、移設先としては「辺野古」を明記しない方向での調整を指示。結局「シュワブ沿岸部」との表現で、事実上の「辺野古」に落ち着いた。


普天間移設:シュワブ沿岸、日米合意 工法は9月に先送り
http://mainichi.jp/select/seiji/futenma/news/20100523k0000m010106000c.html

 日米両政府は22日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に滑走路を建設する▽普天間の基地機能の沖縄県外への分散移転を検討する−−などで大筋合意した。28日にも発表する予定の日米共同声明に盛り込まれる見通し。代替施設の工法や、沿岸部のどの場所に建設するかは決めず、9月に先送りする。

 建設場所については、06年の日米合意でシュワブ沿岸部を埋め立ててV字形滑走路を建設するとした現行案の環境影響評価(アセスメント)の手続きを遅らせないことを盛り込む方向で、現行案に極めて近い内容になった。

 鳩山由紀夫首相は22日午後、首相公邸に平野博文官房長官、滝野欣弥官房副長官や、日米審議官級協議の日本側担当者らを呼び、約2時間にわたって協議。日米大筋合意を踏まえ、23日の沖縄訪問で仲井真弘多(なかいまひろかず)知事らに説明する内容などを話し合った。合意では沖縄側の要望を受けて検討してきた負担軽減策の詳細まで詰まっておらず、どの程度理解が得られるかは不透明だ。防衛省幹部は日米大筋合意を受けて「あとは首相と官房長官の判断だ」と語った。

 これに先立ち岡田克也外相は22日、外務省でルース駐日米大使と約1時間半会談。日米審議官級協議も行われ、28日にも発表する共同声明について詰めの作業を行った。

 移設先を巡っては、日米実務者間の協議では当初、日本側は共同声明に「辺野古周辺」と明記することを求めた。しかし「辺野古への回帰に納得していない」(政府関係者)とされる鳩山首相が難色を示し、移設先としては「辺野古」を明記しない方向での調整を指示。結局「シュワブ沿岸部」との表現で、事実上の「辺野古」に落ち着いた。

 工法については、当初日本側が検討した「くい打ち桟橋(QIP)方式」に米側がテロ攻撃に弱いなどと難色を示したことから、日米で「埋め立て方式」を検討中だが、共同声明には盛り込まない。米側は、具体的な建設場所や工法について詰めることにはこだわらず、現在進めている環境影響評価手続きを遅らせないよう求め、双方の折衷案となった。

 普天間の基地機能の一部移転先として政府が検討している鹿児島県・徳之島も米側が難色を示していることなどから文書には盛り込まないことになった。

 また沖縄の負担軽減策として日本側が求めた環境特別協定の締結は、他の同盟諸国との関係を考慮した米側から明記を拒まれた。

 鳩山首相は22日公邸での協議に先立ち、札幌市での民主党の会合に公邸からのテレビ中継であいさつ。「沖縄の皆様にもこれからもしばらくご負担をお願いせざるを得ない状況だ」と述べた。【仙石恭、野口武則】

毎日新聞 2010年5月23日 2時30分(最終更新 5月23日 2時43分)

2425 ◆sn2EOyFHzg:2010/05/25(火) 06:40:55
>>2423-2424によると見直し規定は盛り込まれなかった模様。


普天間移設:10〜15年後見直し 日米共同声明に明記へ
http://mainichi.jp/select/seiji/futenma/news/20100521k0000m010127000c.html

 政府は20日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、28日にも発表する日米両政府の外務・防衛担当4閣僚(2プラス2)による共同声明に、10〜15年後に代替施設の必要性を含めて合意を見直すとの規定を盛り込む方向で調整に入った。

 声明では移設先を米軍キャンプ・シュワブがある「名護市辺野古周辺」とする方針で、「結局は県内移設」との反発に対し、「沖縄に基地を固定化させない」との姿勢をアピールする狙いがある。声明と併せて鳩山由紀夫首相が記者会見などの形で発表することを検討している政府の対処方針にも、同様の規定を明記する。

 国民新党は代替施設の使用期限を15年とするよう提案している。自民党政権下で県内移設を受け入れた沖縄県の稲嶺恵一前知事も「15年の使用期限」を条件としていた。ただ米側は軍事基地に使用期限を設けることに否定的なため、安全保障環境の変化などを踏まえた合意全体の見直し規定とする考えだ。見直し規定を設けることで、「県内移設反対」の沖縄県民世論の風向きが大きく変わる可能性は低いとみられる。

 政府は対処方針や共同声明の詰めの調整に向け、20日、首相官邸で関係閣僚会議を開いた。21日には外務・防衛の日米審議官級の実務者が協議する。移設先を「辺野古周辺」とするのに加え、日本側は沖縄県内で行われている米軍機訓練を全国の自衛隊基地へ分散移転▽米軍基地の環境問題に関する特別協定締結−−なども明記するよう米側に求めている。【仙石恭、野口武則】

毎日新聞 2010年5月21日 2時30分


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