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国際関係・安全保障論

1■とはずがたり:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。

2215とはずがたり:2010/01/26(火) 03:07:51

イラク元国防相「ケミカル・アリ」の死刑を執行
2010.1.25 23:49
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100125/mds1001252351008-n1.htm

 イラク政府のダバグ報道官は25日、故フセイン元大統領のいとこで「ケミカル・アリ(化学兵器のアリ)」の異名で知られるマジド元国防相の死刑を執行したと明らかにした。

 イラクの裁判所は今月17日、1988年に化学兵器を使用、北東部ハラブジャのクルド人住民約5千人を虐殺した事件に関与したとして、人道に対する罪で死刑判決を言い渡していた。元国防相は、化学兵器を使った別の虐殺をめぐっても死刑判決を受けていた。(共同)

2216チバQ:2010/01/27(水) 12:12:31
下地島、伊江島、硫黄島、佐賀空港、関空
この辺ですか?案として流れてきたのは
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100127-OYT1T00493.htm
普天間移設先に徳之島浮上、首相「白紙」強調

 鳩山首相は27日朝、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、政府・与党内に現行計画の実現は困難になったとの見方が出ていることについて、「いろいろな考え方があるのは、今の過程ではあり得る話だが、ゼロベースで議論している最中だ。我々の検討状況を冷静に見守っていただきたい」と述べ、白紙で議論する考えを改めて強調した。


 首相公邸前で記者団の質問に答えた。

 移設候補地として鹿児島県の徳之島が浮上しているとの一部報道については、「いろいろなものが検討される可能性がある。そのことを否定するつもりはないが、すべてゼロベースでやっているわけだから、どこが入って、どこが入っていないという議論ではない」と述べるにとどめた。

 この問題では、平野官房長官が26日の記者会見で、移設先の地元自治体の同意が得られない場合、法的決着を図る可能性に言及した。

 ◆無理やりやれば、成田と同じに◆

 一方、政府高官は同日夜、記者団に「今のままでは(現行計画の)辺野古移設なんて絶対に無理だ。法的権限から言えば、国が無理やりやろうと思えばできるわけだが、それでは成田闘争と同じになる」と語った。

(2010年1月27日11時29分 読売新聞)

2217とはずがたり:2010/02/01(月) 10:59:41

アンチ民主の産経だから訳判らん御託並べてるけど,今回の市長選は鳩山与党の勝利だからフリーハンドを得たんだから自由に決めて良いから辺野古しかないではないかといえばいいのにw
>選挙にも「たられば」はありませんが、仮に鳩山政権が市長選前に、現在の日米合意を踏まえて移設先を名護市と決断していたら、私は選挙結果は逆になった可能性があったと思います。

【高橋昌之のとっておき】名護市長選結果を考える(上)移設拒否とは言えない
2010.1.31 12:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100131/plc1001311201004-n1.htm

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題が最大の焦点となった名護市長選が24日行われ、移設反対派の稲嶺進氏が当選しました。これを受けて、政界でもマスコミでも、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部への移設は極めて難しくなったとの見方が大勢です。しかし、これはあまりにも短絡的だと思っていて、私は違った見方をしているので、今回はその点について書きたいと思います。

 名護市長選は大接戦となりました。稲嶺氏は1万950票を得て勝利しましたが、移設を容認してきた島袋吉和氏も敗れはしたものの、1万362票を獲得しました。その差はわずか1588票にすぎません。これをもって、名護市民は「基地受け入れを拒否した」と言い切れるでしょうか。私は「名護市民の意見は反対、容認で拮抗(きっこう)している」と見るべきだと思います。

 選挙にも「たられば」はありませんが、仮に鳩山政権が市長選前に、現在の日米合意を踏まえて移設先を名護市と決断していたら、私は選挙結果は逆になった可能性があったと思います。

 鳩山首相が昨年末、普天間飛行場の移設先を来年5月に先送りする方針を表明したことで、国外・県外への移設への期待が急速に高まり、稲嶺氏にとっては追い風、島袋氏には逆風になったのは間違いありません。逆に首相が名護市への移設を決断していたら、それを前提に名護市民は市長選での投票先を判断したでしょう。市長選の差がわずかだったことを考えると、首相の決断次第で選挙結果が変わった可能性は否定できないのです。

 私は以前、このコラムで「普天間飛行場移設問題は日米間の外交・安全保障という国益にかかわる問題であり、国が責任をもって判断すべき事案」であり、「その判断を名護市民に委ねるのは酷で、鳩山首相は市長選前に移設先を決断すべきだ」との趣旨を書きました。

 残念ながらそうならなかったわけですが、不幸だったのは市長選で「受け入れ容認か、拒否か」という国政にかかわる決断を迫られた名護市民です。市長選での投票にあたって悩みに悩まれた方もたくさんおられたと思います。そして、その結果についても今、複雑な思いがあるのではないでしょうか。


 稲嶺氏に投票された方でも「本当に移設反対と受け止められてよかったのか」と思っている方がいるに違いありません。一方、わずかの差で敗れた島袋氏に投票した方には「名護市民が受け入れを拒否したわけではない」という思いがあると思います。

 市長選の結果を受けて、社民党の福島瑞穂党首は「辺野古移設は実現不可能な案だとして除外すべきだ」と述べるなど、与党幹部からは辺野古への移設はもはやなくなったという趣旨の発言が相次ぎました。しかし、これらは先に述べた名護市民の複雑な心情を考えると、短絡的すぎる発言だと思います。

 一方、鳩山首相はじめ政府は「ゼロベースで検討していく」として、まだ辺野古移設を選択肢から排除していません。政府高官は「(辺野古への移設は)今のままでは絶対無理だ」との認識を示したそうですが、市長選の表面的な勝ち負けだけではなく、小差であったことなど名護市民の複雑な思いをきちんと分析すべきでしょう。そのうえで、普天間飛行場移設は国益にかかわる問題なのですから、あくまで国が責任をもって日本としてベストな判断をしなければなりません。

2218とはずがたり:2010/02/01(月) 11:11:18
>>2217-2218
>この問題はメンツや党利党略で行う決断ではなく、まさに首相が歴史的評価を受けることになる国益にかかわる決断だからです。
自民党が沖縄移転に伴う利権まみれにしちゃわなければこうはならなかったんではなかろうか。
この問題は安全保障の決断ではなく,阪和道の4車線化が二階系の土建屋が発注が決まってた(とは推定)為に一旦凍結せざるを得なかったように,自民党利権政治屋どもが利権の配分決めて我々の血税を不正に掠め取ろうとしていた為に一旦止めざる得なかったのが本質的と見るべきで,沖縄の人に夢をばらまくような鳩のやり方は巧手とは言い難かったんじゃないか。

【高橋昌之のとっておき】名護市長選結果を考える(下)実現可能な移設先は名護市
2010.1.31 12:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100131/plc1001311201005-n1.htm

 名護市長選に先立ち、移設受け入れ反対で運動した方々には、名護市が受け入れを拒否したと受け止められるような結果が出れば、移設先は国外か県外になるとの期待があったのかもしれません。しかし、グアム島という国外への移転を米国が受け入れる可能性はなく、政府部内でも実現可能性のある選択肢としては検討されていません。

 現実的に政府が検討している選択肢は、米軍伊江島補助飛行場、下地島空港などへの移設で、いずれも沖縄県内です。名護市でないとしても、移設先が県外になるわけではないのです。民主党内では鹿児島県徳之島も検討されているようですが、島内の町長らは打診した民主党議員に、すぐさま反対の意向を伝えたそうです。

 米軍基地を好んで受け入れる自治体はないでしょう。名護市の移設受け入れも「好んで」というわけではなく、「移設を受け入れることで、最も危険な基地といわれる普天間飛行場の移設が実現するなら」という「やむをえず」の決断です。

 そして、それは名護市の辺野古地域がャンプ・シュワブを昭和31年に受け入れた際、親善委員会という場を設けて話し合いをしたり、交流を深めるなどして、良好な関係を築いてきたという独特の背景があります。その住民感情をもとに、平成9年12月、当時の比嘉鉄也名護市長が自らの辞任と引き換えに移設受け入れを表明し、その後の市長が引き継いできたのです。

 そうした沖縄県内で唯一といっていい米軍基地と協調してきた貴重な歴史と、トップの苦渋の決断によって、名護市への移設が決まったのです。この事実を鳩山政権は重く受け止めるべきです。移設先をめぐる迷走ぶりには、先の衆院選で国外・県外への移設を主張してきたメンツにとらわれ、それが簡単にできるかのように考えている「軽さ」が感じられて仕方がありません。

 鳩山首相は「日米関係」「連立合意」「沖縄県民の思い」を踏まえて、5月までに移設先の結論を出すとしています。手品ではありませんから、すべてがもろ手を挙げて大賛成という結論などありえません。どこからかは批判を受けることを覚悟したうえで、決断しなければならないでしょう。

 私は名護市長選で「移設受け入れ反対」を掲げた稲嶺氏が勝利した結果を踏まえても、移設先は名護市辺野古が(1)受け入れ容認の住民が他の地域より多いこと(2)日米ですでに合意が成立していること(3)キャンプ・シュワブという米海兵隊の基地に隣接していることーなどから考えて、現実的には実現可能な最善の選択肢だと思っています。

 稲嶺氏は、移設受け入れ反対を掲げて選挙を戦ってきた経緯があり、それを覆すことは容易ではないと思いますが、それを声高に叫び続けるのではなく、島袋氏が獲得した票、つまり移設受け入れ容認の意見もかなりあることに配慮して、この問題に対応すべきでしょう。小差であったことを考えると、そうしなければ市民の中の意見対立は今後、さらに強まってしまう恐れがあります。

 一方、鳩山政権に望むことは、客観的かつ冷静な検討を真剣に重ねることです。その際、最も重要な視点は国益です。住民感情も重要で、複数の地域で住民の意見を聞いてみればいいと思います。そうすれば相対的に名護市に受け入れ容認の意見が多いことがはっきりするでしょう。そうした検討に検討を重ねた結果、やはり移設先は名護市辺野古だとなるかもしれません。それはありうべしです。ただその場合、首相は結論を先送りして、市長選で苦しい決断をさせた責任として、名護市民に対しては政府・与党あげて誠意をもって説得にあたってほしいと思います。

 「結局迷走しただけではないか」「公約違反ではないか」などの批判も出るでしょう。しかし、検討の結果、正しいと思う決断であれば、そうした批判は恐れてはなりません。この問題はメンツや党利党略で行う決断ではなく、まさに首相が歴史的評価を受けることになる国益にかかわる決断だからです。

2219とはずがたり:2010/02/06(土) 02:12:12

普天間移設、滑走路1本の微修正案「遠大だ」…不採用に
2010.2.5 20:54
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100205/plc1002052055009-n1.htm

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で平成18年4月、自民党の額賀福志郎防衛庁長官(当時)が現行案をまとめる前に同県名護市と検討した滑走路1本による「微修正案」について、敷地2.6平方キロの大規模リゾート施設の移転計画が含まれていたため、当時の島袋吉和市長が「あまりに遠大な計画だ」と難色を示し、採用されなかったことが5日、分かった。額賀氏が10日発売の「中央公論」への寄稿で明らかにした。

 微修正案は、日米両国政府が17年10月に合意した滑走路1本の「沿岸案」から、名護市が求める地区を飛行ルートが回避するよう滑走路の角度を反時計回りに10度ずらした内容。額賀氏はリゾート施設の経営者と合意していたが、島袋氏が移転先の市有地の提供に二の足を踏んだとみられる。

 その後、着陸用と離陸用の滑走路2本をV字形に建設する現行案で合意。ただ、海上埋め立て面積が拡大し、移設反対派が批判する論拠の一つになった。

2220 ◆sn2EOyFHzg:2010/02/06(土) 02:20:07
> 米政府高官が国会に出向くのは異例だが、オバマ政権きっての知日派として、鳩山政権の最高実力者である小沢氏のメンツを立てようと考えたようだ。

> 米側は閣僚の発言不一致に不快感をあらわにし、小沢氏だけが事態を打開できると踏んでいる。


キャンベル氏が小沢氏に直談判
2010.2.2 22:21
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100202/plc1002022222019-n1.htm

 米国防総省の「4年ごとの国防計画見直し」(QDR)発表に合わせるように、日米両政府は2日、外務・防衛当局の局長級による日米安全保障高級事務レベル協議(SSC)を開き、同盟深化協議を本格化させた。キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は民主党の小沢一郎幹事長と直談判し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で生じた亀裂を修復する筋道を探った。だが、鳩山政権は安保政策でなお迷走を続け、事態打開の糸口は見えない。(加納宏幸)

 「私どもは二国間の同盟をさらに強化するための再確認をしている。これはアジアにおける米国の政策の核心となるものだ」

 キャンベル氏はSSC終了後の2日午後、国会内の民主党幹事長室で小沢氏に訴えた。米政府高官が国会に出向くのは異例だが、オバマ政権きっての知日派として、鳩山政権の最高実力者である小沢氏のメンツを立てようと考えたようだ。

 会談は1時間に及んだが、冒頭発言以外は一切非公開。事後説明も小沢氏の意向で中止になった。小沢氏はキャンベル氏を衆院玄関まで丁重に見送り、キャンベル氏は記者団に「ナイス・トークス(いい会談だった)」とほほ笑*んだ。

 会談で普天間問題が話題に上ったことは間違いない。米側は閣僚の発言不一致に不快感をあらわにし、小沢氏だけが事態を打開できると踏んでいる。キャンベル氏の“表敬訪問”には小沢氏の腹を探る狙いがあるようだ。

 QDRは普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)移設を含めた日米合意の「履行」を明記し、日本政府に現行案の着実な実施を求めた。キャンベル氏はSSCで日本側にこうした米政府の立場を伝え、記者団に「現行計画がベストであることは明確に伝えた。緊密に作業を進め、前進させたい」と強調した。

 だが、鳩山由紀夫首相は移設先の検討を政府・与党の沖縄基地問題検討委員会に任せきり。その検討委も与党3党の足並みがそろわず迷走している。

 2日夕の検討委では、社民党が移設先として主張するグアムに政府・与党視察団を今月中旬に派遣することで合意したが、米側は視察団受け入れに難色を示しており、1月中に予定していた各党の移設先案提示は2月下旬以降にずれ込むことが確実になった。

 岡田克也外相が普天間飛行場の継続使用の可能性に言及し、社民党が反発したことも協議にブレーキをかけた。首相は2日夜、社民党の反発を受け「普天間飛行場の移設が発端だから、(同飛行場に)戻ったのでは答えにならない。外相も理解している」と記者団に語ったが、外相は2日夜の記者会見でも「最悪の場合は今のままということになりかねない」と重ねて述べ、火種はなおくすぶる。

 移設問題に限らず、安全保障に関する政権内の認識はバラバラだ。防衛省幹部はこうため息をついた。

 「QDRを踏まえ、日本が取るべき戦略を練ることができる政治家は今の政権には皆無だ…」

2221 ◆sn2EOyFHzg:2010/02/06(土) 02:20:32
> 同氏は「政府関係者だけでなく、より多くの与党議員と強固な関係を築きたい」と述べ、訪米団の規模はできるだけ大きくするよう要望。


民主党訪米団の派遣要請=小沢氏に米国務次官補
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010020500162

 【ワシントン時事】キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は4日、民主党の小沢一郎幹事長と2日に会談した際、同党で大規模な訪米団を編成し、5月の大型連休中にワシントンを訪れるよう要請したと明らかにした。キャンベル氏は小沢氏の回答については言及を避けたが、「小沢氏の都合もつけば、彼や他の党幹部を大いに歓迎したい」と述べ、小沢氏の訪米に期待を表明した。
 日韓両国訪問から帰国後、ワシントン郊外のダレス空港で記者団に語った。
 キャンベル氏によると、会談で同氏は「政府関係者だけでなく、より多くの与党議員と強固な関係を築きたい」と述べ、訪米団の規模はできるだけ大きくするよう要望。訪米が実現すれば、オバマ政権の対日政策などについて説明し、理解を求めたいとの意向を伝えた。 
 小沢氏をめぐっては、昨年12月に民主党議員約140人を率いて訪中したことが、米側の警戒感を招いた経緯がある。
 一方、キャンベル氏によれば、小沢氏は会談で米軍普天間飛行場移設問題に関し、「政策決定には関与していない」として、政府間協議を見守る考えを表明。また、日米関係は「日本外交の中心」との認識も示したという。(2010/02/05-09:10)


小沢幹事長が訪米検討 キャンベル次官補の要請で
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010020501000159.html

 【ワシントン共同】日本を訪れていたキャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は4日、東京で民主党の小沢一郎幹事長と会談した際、4月下旬からの大型連休中を念頭に民主党議員団のワシントン訪問を希望したことを明らかにした。この要請を受け、小沢氏は米国訪問の検討に入った。国会日程に配慮しながら調整を進める方針。

 キャンベル氏が米国への帰国にあたりワシントン郊外の空港で記者団に語った。2日に小沢氏と会談したキャンベル氏は、これまで自民党議員団が大型連休に訪米して米側当局者と意見交換することが恒例だったと指摘。「何年もワシントンを訪れていない影響力のある民主党議員は多い」と述べ、民主党とのパイプづくりに意欲をのぞかせた。

 小沢氏については「彼の予定が(渡米を)許せば、われわれは敬意を持って迎える」と歓迎する意向を示した。

 会談では、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題でも意見交換したが、詳細な議論はしなかったと説明。小沢氏は、自身は日本政府の政策決定に関与していないと強調していたという。
2010/02/05 14:09 【共同通信】

2222 ◆sn2EOyFHzg:2010/02/06(土) 23:51:22
最後の一文が気になります。

> 一方、自民党は5日、ハイチPKOに社民党も賛成したことから、懸案である自衛隊海外派遣のあり方を定める恒久法(一般法)制定の好機と判断、今国会提出に向けた作業に着手した。


ハイチPKO、陸自派遣を閣議決定
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100205-OYT1T00976.htm

 政府は5日の閣議で、大地震に見舞われたハイチの復興支援のため、国連平和維持活動(PKO)協力法に基づき、陸上自衛隊の施設部隊を中心に約350人を派遣する実施計画と関連政令を決定した。

 鳩山政権下でのPKOの新規参加は初。部隊は「国連ハイチ安定化派遣団」(MINUSTAH)の要員として、避難民収容施設の用地造成やがれき除去、道路整備などを行う。自衛隊のPKO参加は7回目で、1992〜93年のカンボジア(約600人)、2002〜04年の東ティモール(約690人)以来の大規模派遣となる。

 北沢防衛相は閣議決定を受け、5日夜に派遣命令を出した。陸自中央即応連隊(宇都宮市)などによる第1次要員約160人が6日出発し、早ければ8日未明(現地時間7日午前)にハイチに到着する。陸自第5旅団(北海道帯広市)を中心とする第2次要員は今月下旬から順次、現地入りする。MINUSTAH司令部にも自衛官2人が派遣される。

 陸自部隊の宿営地は首都ポルトープランス市内で、空港の南東約5キロのモンケット地区になる見込み。ブラジル、チリ、エクアドルなどのPKO部隊が周辺に駐留し、防衛省は「治安は安定している」としている。派遣期間は11月30日までで、情勢に応じて延長も検討する。

 部隊はブルドーザーやトラック、軽装甲機動車など約150両の機材を持ち込み、護身用に拳銃、小銃、機関銃を携行する。

 国連は1月12日(日本時間13日)の地震発生を受け、同19日(同20日)にMINUSTAH要員の3500人増派を決定し、加盟国に協力を要請していた。ハイチではすでに、陸自の医官ら約100人による国際緊急援助隊が医療支援活動を行っている。

 一方、自民党は5日、ハイチPKOに社民党も賛成したことから、懸案である自衛隊海外派遣のあり方を定める恒久法(一般法)制定の好機と判断、今国会提出に向けた作業に着手した。

(2010年2月5日21時34分 読売新聞)

2223ぐらもん:2010/02/08(月) 01:43:07
知識レベルが唐沢俊一以下のペイリンを何でそんなに共和党は重視するんだろう。

日米関係「最悪の状態」=オバマ外交を批判−ペイリン氏
2月8日0時16分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100208-00000002-jij-int
【ワシントン時事】2008年の米大統領選で共和党の副大統領候補だったペイリン前アラスカ州知事は6日、南部テネシー州で開かれた保守派連合「ティーパーティー」の全国大会で演説した。オバマ大統領の外交政策を批判し、日米関係について「日本はアジアの重要な同盟国なのに、最悪の状態になっている」と述べた。
北朝鮮やイランに対する外交方針に関しても、「オバマ大統領はこの1年間、敵対する体制に手を差し伸べているが、成果を上げていない」と指摘した。
また、経済対策について、「オバマ大統領とペロシ下院議長の政策は、国の負債を拡大させ、国を危険にさらす」と批判した。さらに、マサチューセッツ州連邦上院議員補欠選挙での共和党の勝利は、一層良いことが起きる兆候だと指摘し、「米国は新たな革命の準備ができている。みなさんはその一翼を担っている」と呼び掛けた。

2224 ◆sn2EOyFHzg:2010/02/08(月) 03:11:03
>>2223
ペイリンってアメリカの草の根保守ウケするキャラクターなんですよね。
2008年の選挙では共和党から草の根保守が離反して大統領だけでなく議会選でもボロ負けしたので、共和党としては中間選挙に向けて支持層を固めたいんでしょう。

それにしても「鳩山民主−オバマ民主」という組み合わせでもギクシャクしてるのに、共和党政権なら鳩山政権ともっと上手く付き合えるとでも言うんだろうかw
政権から知日派がいなくなったブッシュ政権の2期目後半なんて酷かったのに。

2225チバQ:2010/02/08(月) 21:48:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010020800012
議会選の女性候補を暗殺=イラク北部
 【カイロ時事】イラクからの報道によると、北部の都市モスルで7日、来月7日投票予定の連邦議会選に出馬予定だった女性候補者が、何者かに銃撃されて死亡した。選挙に関連した暗殺とみられる。
 同候補は、親米のアラウィ元首相の陣営から出馬予定だった。親せきの家から出てきたところを銃撃されたという。元首相の関係者は「政治的な動機を背景とした殺人だ」と語った。(2010/02/08-05:45)

2226とはずがたり:2010/02/10(水) 17:18:14

台湾朝鮮有事の際の即応力はやや劣るけど,実現したら鳩山の大勝利だ。

普天間:米自治領テニアン市長 受け入れに前向き姿勢表明
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100210k0000e010081000c.html

位置
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/ampo/20100210k0000e010086000p_size5.jpg

 米自治領・北マリアナ諸島テニアンのデラクルス市長は10日、共同通信の電話取材に対し、在日米軍再編に伴いテニアンに米軍部隊を受け入れたいとの意向を示した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)についても「移設先になりうる」とし、受け入れに前向きな姿勢を表明した。

 日本政府の沖縄基地問題検討委員会は10日、在沖縄海兵隊が移転を予定している米領グアムを視察。一部議員はテニアンに立ち寄り、北マリアナ諸島のフィティアル知事とも会合。米軍受け入れに積極的なテニアンが、普天間の移設先候補になるか、検討するとみられる。

 テニアンは観光地サイパンの南5キロにある島で、現行の再編計画では海兵隊の訓練地となる。デラクルス市長は取材に「島の土地を米軍に貸しているが、有効利用されていない。受け入れ能力は十分にある」と説明。軍部隊や施設がテニアンに移転すれば、経済効果を期待できると語った。

 米軍側にも受け入れの意向を既に伝えたという。テニアンは太平洋戦争で激戦地となり、米軍による占領後は広島と長崎に原爆を投下した爆撃機が出撃した。(共同)

2227とはずがたり:2010/02/10(水) 17:22:17

社民の大勝利でもあるのか。けどそもそも米軍が納得するロケーションなんでしょうかね?

社民・国民新がテニアン視察へ 普天間検討委はグアムへ
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021001000502.html

 【グアム共同】米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移転先を検討する沖縄基地問題検討委員会の阿部知子社民党政審会長、下地幹郎国民新党政調会長は10日午後(日本時間同)、広島と長崎に原爆投下した爆撃機が出撃した旧米軍滑走路がある米自治領北マリアナ諸島テニアンを視察する。

 また、検討委の政府側メンバーである松野頼久官房副長官、武正公一外務副大臣、榛葉賀津也防衛副大臣らも10日夜、成田空港を出発、日米合意で在沖縄海兵隊約8千人の移転先に予定されている米領グアム入りする。

 政府、与党双方のメンバーはグアムで合流。一行は11日に北部のアンダーセン空軍基地などを視察、カマチョ知事と面会した後、同日中に帰国する計画だ。

 グアム視察は移設候補地として有力視する社民党の強い要求で実施。各地の視察結果を踏まえ、検討委で17日、社民、国民新両党が移設先の具体案をそれぞれ提示する見通し。
2010/02/10 16:41 【共同通信】

2228 ◆sn2EOyFHzg:2010/02/11(木) 00:54:50
普天間問題に関して、鳩山政権側の内情についての報道はそれこそ掃いて捨てるほどなされてきましたが、相手方のオバマ政権内部の情報があまりに少なく、同政権内でどんな議論が行われているのか今まで窺い知ることができませんでした。
そのオバマ政権の内情を浮き彫りにする決定的な分析をアメリカのジャーナリストが書いてたので、こちらでも紹介しておきます。
この問題を読み解く上で、必読のソースになると思います。

http://nbrforums.nbr.org/foraui/message.aspx?LID=5&MID=36602

週刊東洋経済のピーター・エニス特派員によるもので、これを基にした記事が近いうちに雑誌の方にも載るようです。

・オバマ政権はなぜ現行案をそのまま引き継いだのか?
・誰が政権内で現行案を推進しているのか?
・(普段は超党派のコンセンサスで知られる)知日派内での異論
・インド洋給油問題での知日派の動き
・鳩山政権発足後もオバマ政権が強硬に現行案を維持する理由
・海兵隊の軍事的必要性とは?「抑止力」とは?
・普天間問題の打開策は?

非常に興味深い内容なので時間があれば箇条書きで抄訳したいところですが、できるかな?(´・ω・)

2229とはずがたり:2010/02/11(木) 13:42:45
「同盟関係は『信頼してくれ』などという言葉で維持されるものではない」という発言の後をどう続けたのか知りたいですねぇ。文脈から切り離すと政府批判に確かに聞こえてしまわなくもない。

「信頼してくれ、では同盟維持できない」陸自連隊長発言
http://www.asahi.com/politics/update/0211/TKY201002100509.html
2010年2月11日0時40分

 陸上自衛隊の王城寺原演習場(宮城県)で10日から始まった陸自と米陸軍との共同訓練の開始式で、陸自側の代表として訓示した陸自第44普通科連隊長の中沢剛・1等陸佐が「同盟関係は『信頼してくれ』などという言葉で維持されるものではない」と発言していたことが、防衛省への取材で分かった。

 鳩山由紀夫首相は昨年11月の日米首脳会談の際、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題への対応をめぐって、オバマ米大統領に「私を信頼してほしい」と伝えている。陸上幕僚監部広報室によると、中沢1佐は「鳩山総理を含め特定の政治家や政治家の発言を引用したり批判したりしようとしたわけでなく、訓練を通じて現場の信頼関係を築くことの重要性を説いたつもりだ」と説明しているという。

 陸幕広報室によると、中沢1佐は共同訓練の開始式で、東アジア地域での日米同盟の重要性を指摘したうえで「同盟というものは、外交や政治的な美辞麗句で維持されるのではなく、まして『信頼してくれ』などという言葉だけで維持されるものではない」と述べたという。

2230とはずがたり:2010/02/11(木) 13:54:39
>>2228
長い(;´Д`)
俺もちょっと翻訳試みます。。

昔から英語苦手の俺でしたが何の因果か英語読むも仕事の内の仕事に就いてるんだけど,やっぱり長文,しかも畑違い,を前にすると萎えます↓

2231とはずがたり:2010/02/11(木) 22:18:08
>>2226-2227
ありゃりゃ。テニアンとグアム知事の関係は名護市は賛成だけど沖縄県が反対している感じですかねぇ?

グアム知事「受け入れがたい」  視察の普天間検討委に
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021101000212.html

 【グアム共同】米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先を検討する政府、与党の沖縄基地問題検討委員会メンバーらは11日午後(日本時間同)、視察に訪れた米領グアムでカマチョ知事と会談した。日米合意に基づく在沖縄海兵隊約8千人の移転に関連し、知事は「現行計画を超える兵力の移転は受け入れがたい」と述べ、グアム移設は困難との認識を表明した。

 社民党は移設候補地としてグアムを有力視しているが、地元知事が受け入れに強い難色を示したことは、移設先をめぐる検討委の議論に影響を与えそうだ。

 視察には政府側から松野頼久官房副長官と武正公一外務副大臣、榛葉賀津也防衛副大臣、与党側から阿部知子社民党政審会長、下地幹郎国民新党政調会長らが参加。会談には普天間飛行場の機能や海兵隊受け入れを歓迎する意向を表明している米自治領・北マリアナ諸島のフィティアル知事も同席した。

 グアム視察は社民党の要求で実施。各地の視察結果を踏まえ、検討委で17日に社民、国民新両党が移設先の具体案をそれぞれ提示し、5月末までの決着を目指して候補地を絞り込む方針だ。
2010/02/11 18:28 【共同通信】

2232 ◆sn2EOyFHzg:2010/02/11(木) 23:25:36
>>2229
NHKのニュースで問題の発言を見ましたが、TVカメラの前でこれを言っちゃったんですよねぇ。
本人としては「同盟の現場は自分たちユニフォームが支えてる」「現場の献身があってこそ同盟は維持される」ということを言いたかったのだと思いますが、首相批判と受け取られる発言したのはいかにも拙い。
米軍幹部に比べて、自衛隊幹部はどうもメディア対策とかパブリック・リレーションズとか、その辺の意識が薄い気がします。

>>2230
とりあえず週刊東洋経済に記事が載るのを待ちましょうか(;´∀`)

>>2231
テニアンは北マリアナ諸島政府(Commonwealth of the Northern Mariana Islands)に所属、グアムはグアムで独自の政府を持っているので、直接の関係はないと思います。

>  会談で知事は、人口急増でインフラ整備が追いつかないことを理由に挙げた。この後、検討委メンバーである社民党の阿部知子政審会長は記者団に「将来的には(受け入れの)可能性はあると思う」と指摘。これに対して国民新党の下地幹郎政調会長は「(知事発言を)重く受け止めなければならない」とし、グアムへの移設は不可能との見方を示した。
> 2010/02/11 22:18 【共同通信】

共同記事の更新版ですが、地元の首長がノーと言ってるのに無理押しするのは社民党のやり方に反するんじゃないの?>阿部知子

2233 ◆sn2EOyFHzg:2010/02/12(金) 01:07:07
>>2226-2227>>2231

サイパンの知事、普天間受け入れ表明 米政府支持条件
http://www.asahi.com/politics/update/0210/TKY201002100394.html
2010年2月10日20時21分

 【サイパン=山口博敬】社民党の阿部知子政審会長、国民新党の下地幹郎政調会長らが10日、米自治領北マリアナ諸島のサイパンを訪問し、同諸島のフィティアル知事と会談した。知事は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同諸島への移設を受け入れる考えを表明した。ただし、米政府が認めることが必要だともしており、実現には困難が伴うと見られる。

 会談は、記者団に公開された。知事は「北マリアナ諸島の総意として基地の受け入れを表明したい。地元の利益になると考えている」と述べた。一方、「米政府の支援と支持がないと何も出来ない」とも述べた。会談後は記者団の取材に対して「海兵隊の兵員数で4千規模と考えている。航空、陸上、後方支援の部隊を含む普天間の基地のすべての役割を将来は担ってもいい」とも語った。

 下地氏は会談後、記者団に「政府には、勇気を持って米国政府と交渉に臨むよう働きかけたい」と話した。

 北マリアナ諸島は、社民党が移設先候補としている米領グアムの北方に広がる。中心的な島のサイパンには、グアムのような米軍基地はなく民間機が発着する飛行場があるのみだ。米政府高官は10日、「米国政府は、日本政府と同様、地方自治体当局者の見解は尊重する。しかし、軍の兵力構成は国家安全保障の課題であり、政府が決めるべき問題だ。米国政府は引き続き、再編のロードマップが最善の解決策だと考えている」とコメントした。平野博文官房長官は記者会見で「想定したことはない。全体の検討に入っていない」と述べた。国民新党もサイパンへの移転は将来の可能性にとどめ、米軍嘉手納基地への統合を最有力の候補に掲げる方針だ。

 阿部、下地両氏はグアムを訪問している松野頼久官房副長官に合流して、11日に現地の米軍施設などを視察する。

2234とはずがたり:2010/02/15(月) 23:50:17

社民党首に不快感=国民新・下地氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2010021500771

 国民新党の下地幹郎政調会長は15日午後、同党が検討する米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のキャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)への移設案に、社民党の福島瑞穂党首が反対の考えを示したことについて「今は互いを尊重して案を出す時期だ。そういう発言があったとしたら非常に不愉快だ」と、都内で記者団に述べた。(2010/02/15-21:06)

2235とはずがたり:2010/02/15(月) 23:55:30
>>2232
ご教授感謝。北マリアナ諸島は信託統治領だった印象があって(歳がばれるか!?w)その時もグアムだけは違った記憶があるのでその辺の経緯が今もあるんでしょうかねぇ。
>テニアンは北マリアナ諸島政府(Commonwealth of the Northern Mariana Islands)に所属、グアムはグアムで独自の政府を持っているので、直接の関係はないと思います。

2236 ◆sn2EOyFHzg:2010/02/16(火) 22:28:38
鳩山政権であまりイニシアティブを発揮しない北沢防衛相が主導したとのこと。
また自衛隊の海外派遣に積極的な外務省ではなく防衛省・自衛隊がイニシアティブを取ったのも珍しい。

> 従来は、外交戦術の「手駒」として自衛隊のPKO派遣に積極的な外務省に対し、武器使用基準の制限などから防衛省・自衛隊が消極姿勢をとるのが通例だった。だが今回は「抵抗勢力」だった自衛隊が派遣を後押しし、防衛省が首相官邸と主導して実質4日でのスピード決着にこぎつけた。


読む政治・選択の手引
ハイチPKO(その1) 防衛省、異例の主導
http://mainichi.jp/select/seiji/choice/news/20100215ddm001010046000c.html

 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 「国連からハイチPKOの増派要請が来ている。そっちでまとめてくれ」。1月22日午後、国会内の衆院第1委員室。審議が始まる直前、北沢俊美防衛相が平野博文官房長官に歩み寄り、せかすように耳元でささやいた。

 ハイチPKO(国連ハイチ安定化派遣団=MINUSTAH)に陸上自衛隊を派遣する−−。北沢氏はすでに腹を固め、PKOを担当する国際平和協力本部を掌握する平野氏に派遣準備を進めるよう促したのだ。

 1月12日のハイチ大地震を受け、国連安保理は19日(日本時間20日)にPKOに3500人の増派要請を決議。翌日に通知された文書に軍事要員2000人の構成は歩兵部隊、施設部隊、ヘリ輸送などと記されていた。

 PKOに積極的な鳩山政権発足を受け、防衛省・自衛隊はPKO派遣候補地の検討に着手。スーダンやレバノンなど6地域に絞り込んでいた。ハイチは歩兵部隊による治安維持が主任務で候補地から外れていたが、がれき除去にあたる施設部隊派遣は東ティモールPKO(02〜04年)の実績があった。自衛隊幹部は「『施設部隊』を見た瞬間、派遣の可能性があると思った」と明かす。自衛隊側の積極姿勢は北沢氏に伝わり、平野氏への耳打ちにつながった。

 それから2日後の24日午後。東京・帝国ホテルに平野氏が北沢氏、岡田克也外相らを集めた。「法的に本当に大丈夫だな」。平野氏は国際平和協力本部、外務・防衛両省の局長らに念を押した。岡田氏は「寝耳に水の表情」だったが、北沢氏は「自信満々だった」(出席者)という。

 平野氏が確認を迫ったのは、自衛隊参加の前提条件となるPKO5原則との整合性。ハイチを「紛争地域」と位置付けるなら(1)停戦合意の成立(2)紛争当事者の受け入れ同意−−などを満たさなければならない。国際平和協力本部が内閣法制局と事前に協議した結果は「治安悪化はあるが紛争地域ではなく法的に派遣は可能」だった。会合は「派遣」でまとまり、平野氏が鳩山由紀夫首相に報告、了承を取り付けた。

 従来は、外交戦術の「手駒」として自衛隊のPKO派遣に積極的な外務省に対し、武器使用基準の制限などから防衛省・自衛隊が消極姿勢をとるのが通例だった。だが今回は「抵抗勢力」だった自衛隊が派遣を後押しし、防衛省が首相官邸と主導して実質4日でのスピード決着にこぎつけた。3閣僚会合後、岡田氏は北沢氏に「平野さんと2人で決めたんでしょう」と電話で不満をぶつけた。

毎日新聞 2010年2月15日 東京朝刊

2237 ◆sn2EOyFHzg:2010/02/16(火) 22:32:11
>>2236
> 昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)で「PKOに参加して平和の構築に向けた役割を果たす」と掲げた民主党にとって、政権が外交的成果を上げる好機とも映った。

> テロとの戦いの一環だったインド洋での海上自衛隊の給油活動からの撤退、米軍普天間飛行場移設問題の混迷でぎくしゃくする対米関係の修復につなげる思惑もあった。政府関係者は「米国の助けにもなる」と明かす。

> ハイチPKOへの陸上自衛隊の「電撃派遣」が実現した最大のカギは、自衛隊の海外派遣に慎重な社民党が「すんなりとOKした」(政府当局者)ことだった。

> 福島氏は政府の検討内容を聞き置いたが、3閣僚での派遣合意を受け、平野氏は一気に動いた。平野氏の指示を受けた松野頼久官房副長官が1月25日午前8時、議員会館に社民党の阿部知子政審会長を訪ね、自衛隊の派遣方針を伝えたうえで「今日中に国連に返事をしなければいけない。昼までに返事をください」と迫った。一方、福島氏も重野安正同党幹事長に電話で「全所属国会議員の意見を集約してほしい」と指示した。

読む政治・選択の手引
ハイチPKO(その2止) 国連からの期待「伏線」 政府、外交成果狙い
http://mainichi.jp/select/seiji/choice/news/20100215ddm003010112000c.html

 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 <1面からつづく>

 「受け入れに際し国連が支援できることは限られている。自己完結できる形で部隊を送ってもらいたい」。国連安保理が1月19日(日本時間20日)、ハイチPKO(国連ハイチ安定化派遣団=MINUSTAH)への増員を決めた後、国連側は加盟国に注文を付けた。

 大地震で国連ビルが崩壊し国連の復旧・復興活動には限界がある。自己完結とは業務や生活を自分たちだけで行う能力。国連日本代表部では「自衛隊でないと対応できない」との考えが強まり、直ちに本国に伝えられた。

 日本政府の「ゴーサイン」が出ると、ニューヨークでは国連代表部が国連側と派遣先の調整に着手。当初、日本側は首都ポルトープランスから離れた都市での活動を想定していたが、国連側は陸上自衛隊に「ポルトープランス郊外でのがれきの撤去はできないか」と、優先度の高い首都復旧の重要任務を具体的に要請してきた。

 一連の交渉をけん引した国連日本代表部の高須幸雄大使は「首都周辺をまず復旧させたいという国連の思いがあったのではないか」と指摘。日本への期待の高さが自衛隊のPKO活動場所選定に表れたとの考えを示した。

 日本政府が自衛隊派遣へと急加速する伏線になった一つは、こうした国連の日本への期待だった。潘基文(バンギムン)事務総長はかねて日本側に「積極的なPKO貢献を」と要請。昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)で「PKOに参加して平和の構築に向けた役割を果たす」と掲げた民主党にとって、政権が外交的成果を上げる好機とも映った。

 一方、カリブ海の島国ハイチは米国の「裏庭」と呼ばれ、地政学的にも重要な位置にある。大地震発生後、オバマ米大統領は迅速な救援活動を指示。米軍は大規模部隊を送り込み、空母も派遣するなどのてこ入れをした。

 テロとの戦いの一環だったインド洋での海上自衛隊の給油活動からの撤退、米軍普天間飛行場移設問題の混迷でぎくしゃくする対米関係の修復につなげる思惑もあった。政府関係者は「米国の助けにもなる」と明かす。

 「潘事務総長からは『日本の地震に対する経験はとても大きい。そうした(経験のある)日本がPKOに参加してくれることをとても頼もしく感じている』と言われた」。ハイチ大地震から1カ月を迎えた12日、高須大使は国連日本代表部での定例の記者会見で陸上自衛隊のPKO派遣について誇らしげに語った。

 一方、ホワイトハウスも12日声明を発表。国連によるPKOへの追加派遣は、「世界中の国々にハイチ復旧、再建の手助けをする重要な機会を与える」と呼び掛けた。11日、日本がチャーターした大型輸送機アントノフは、隣国ドミニカ共和国の空港に到着。重機が陸路ハイチに入り、いよいよ自衛隊は活動を本格化させる。

2238 ◆sn2EOyFHzg:2010/02/16(火) 22:32:30
>>2236-2237

 ◇社民幹部「議論不足」 平野長官に即断迫られ

 ハイチPKOへの陸上自衛隊の「電撃派遣」が実現した最大のカギは、自衛隊の海外派遣に慎重な社民党が「すんなりとOKした」(政府当局者)ことだった。

 「今までにない災害が起こっている。社民党も(自衛隊のPKO参加に)反対はできないだろう」。PKO派遣が事実上決まった1月24日の外務、防衛、内閣官房の3閣僚会合に先立ち、平野博文官房長官は社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相に電話し、政府内で固まりつつあった派遣概要を伝えた。

 治安維持が主任務だった従来のハイチPKOとは異なり、新たな活動は100万人以上が被災した大地震からの「震災復興」や「緊急人道支援」の側面が強かった。

 福島氏は政府の検討内容を聞き置いたが、3閣僚での派遣合意を受け、平野氏は一気に動いた。平野氏の指示を受けた松野頼久官房副長官が1月25日午前8時、議員会館に社民党の阿部知子政審会長を訪ね、自衛隊の派遣方針を伝えたうえで「今日中に国連に返事をしなければいけない。昼までに返事をください」と迫った。一方、福島氏も重野安正同党幹事長に電話で「全所属国会議員の意見を集約してほしい」と指示した。

 党所属国会議員の事務所には派遣概要が直ちにファクスされたが、返答はいずれも「人命救助や復興が任務」「緊急性がある」などの理由で派遣反対の意見はなく、福島氏は同日午後に首相官邸で開かれた基本政策閣僚委員会で「PKO派遣5原則からはずれた状況になれば即時撤退」などの条件をつけて了承した。

 社民党は旧社会党時代から自衛隊の海外派遣に強硬に反対してきた。92年の国連平和維持活動(PKO)協力法成立時には「自衛隊を戦地に送る」などとして牛歩戦術や集団辞職願を提出して抵抗。94年村山政権下のルワンダ難民支援では自衛隊派遣には同意したが、軽機関銃の携行に反対し、最終的に1丁だけ認めた経緯がある。

 同党幹部は今回の対応について「大地震を受けた人命救助。紛争も起きておらず、武器使用につながる状況にはない」と正当性を主張するが、治安状況への懸念から紛争化を念頭に「5原則に照らし、十分かといえば疑義がある」(重野氏)との指摘があるのも事実で、「議論を尽くす時間がなかった」(幹部)との不満も残る。【西田進一郎、仙石恭、横田愛、ニューヨーク小倉孝保】

毎日新聞 2010年2月15日 東京朝刊

2239 ◆sn2EOyFHzg:2010/02/16(火) 22:54:01
興味深い動き。辺野古内での代案を考えるなら、かつて江畑謙介が提案してたメガフロート案や羽田空港D滑走路のような桟橋案も検討してみたらどうか。

> シュワブ陸上案の検討は、防衛省政務三役直属の特命作業班「普天間代替施設検討チーム」が中心になって進められている。関係者によると、平野博文官房長官が2月はじめ、国外、県外への移転が不可能となった場合の方策として北沢俊美防衛相に検討を指示した。

> 北沢氏は、検討委の議論との整合性を図るため、検討委員である国民新党の下地幹郎政調会長に、国民新党案としてシュワブ陸上案を委員会に提案するよう要請した。国民新側は、これまでも陸上案を移設案の一つとして提唱しており、17日の委員会で提案する予定。

> シュワブ陸上案をめぐっては、1998年の日米特別行動委員会(SACO)当時の協議で浮上し、米軍再編協議でも、守屋武昌元防衛事務次官が対米交渉で推し進めてきた経緯がある。米軍側は、演習地に隣接していることや、山の掘削による環境改変、上空飛行に対する住民からの反発などを理由に反対していた。


普天間移設:政府、シュワブ陸上模索 「県外」不可も想定
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100215rky00m040005000c.html

 【東京】政府は米軍普天間飛行場移設に関する最終的な決着案として、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ陸上部分への移設を模索していることが14日、複数の政府関係者の話で分かった。米側とも交渉を進めている模様だ。政府与党3党の沖縄基地問題検討委員会で新たな移設先の検討を進める中、同検討委とは別に政府内で議論が進められていることに対し、検討委の議論軽視とも受け取れ、与党内の反発も予想される。

 名護市への移設反対を掲げ当選した稲嶺進市長は同日、シュワブ内への移設に反対する考えを明らかにした。

 シュワブ陸上案の検討は、防衛省政務三役直属の特命作業班「普天間代替施設検討チーム」が中心になって進められている。関係者によると、平野博文官房長官が2月はじめ、国外、県外への移転が不可能となった場合の方策として北沢俊美防衛相に検討を指示した。

 北沢氏は、検討委の議論との整合性を図るため、検討委員である国民新党の下地幹郎政調会長に、国民新党案としてシュワブ陸上案を委員会に提案するよう要請した。国民新側は、これまでも陸上案を移設案の一つとして提唱しており、17日の委員会で提案する予定。

 辺野古沿岸部を埋め立てる現行の日米合意案をめぐって政府内には、名護市長選挙で市内への移設に反対する稲嶺進氏が当選したことも踏まえ、大量の土砂でサンゴの海を埋め立てる計画の推進は、環境面の反対からも困難だとの判断が広がっている。

 一方で、米側の合意取り付けの観点から、日米合意案と同じ辺野古周辺での移設可能性を模索。その上で、陸上に移すことで、海域環境に影響を及ぼさず、既存施設内での移設となることから反対は少ないとの判断が働いた模様だ。

 シュワブ陸上案をめぐっては、1998年の日米特別行動委員会(SACO)当時の協議で浮上し、米軍再編協議でも、守屋武昌元防衛事務次官が対米交渉で推し進めてきた経緯がある。米軍側は、演習地に隣接していることや、山の掘削による環境改変、上空飛行に対する住民からの反発などを理由に反対していた。(滝本匠、仲井間郁江)

◆「到底容認できない」稲嶺名護市長

 普天間移設問題で米軍キャンプ・シュワブ陸上案が検討されていることについて稲嶺進名護市長は14日夜「選挙中も辺野古に新たな基地は造らせないと言っている。これは海上も陸上も同じだ。到底容認できない。基地機能の強化を市民は受け入れないだろう」と強い口調で拒否の姿勢を示した。

(琉球新報)
2010年2月15日

2240 ◆sn2EOyFHzg:2010/02/17(水) 01:00:55
支持基盤の方を向いている福島みずほと現実論に傾く阿部知子の対立。

> 候補地提示については、12日の社民党の党内協議で党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相が「社民が全国に押しつけることになる」と県外候補地の提示に難色を示したのに対して、阿部知子政審会長が「(地名を出さないと)普天間にそのまま残ってしまう」と反論していた。さらに、国民新党がキャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)への移設案を提示するとの話が伝わって、福島氏が猛反発するなど調整が難航していた。


混迷深まる普天間移設 社民内の意見対立受け各党案提示を先送り
2010.2.16 20:47
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100216/stt1002162047011-n1.htm

 民主、社民、国民新の与党3党は16日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設先に関する各党案について、予定されていた17日の政府・与党の「沖縄基地問題検討委員会」での提示を先送りすることを決めた。候補地提示をめぐって、社民党内で意見対立があったのが主な原因。民主党も候補地名の明示による国会審議への影響を懸念していた。移設問題は、各党の政治的な思惑が絡んでさらに混迷の度合いを深めている。

 「明日は個別の案は出さないほうがいい」

 16日の与党国対委員長会談で、社民党の照屋寛徳国対委員長はこう発言した。国民新党の下地幹郎国対委員長が「17日に案を出すとやってきたのに何で今ごろ…」と疑問を呈したが、民主の山岡賢次国対委員長が「足並みをそろえたほうがいい」と議論を引き取り、提示の延期が決まった。

 これを受けて、3党国対委員長は首相官邸で平野博文官房長官に会い、17日の検討委員会の開催延期を求めた。平野氏は「開催しない理由はない」として、予定通りに検討委は開催されることになったが、3党は案を提示しない方針だ。

 候補地提示については、12日の社民党の党内協議で党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相が「社民が全国に押しつけることになる」と県外候補地の提示に難色を示したのに対して、阿部知子政審会長が「(地名を出さないと)普天間にそのまま残ってしまう」と反論していた。さらに、国民新党がキャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)への移設案を提示するとの話が伝わって、福島氏が猛反発するなど調整が難航していた。

 また、民主党沖縄県連が独自に提案する動きもあった。だが、同党本部は候補地提示による平成22年度予算案審議への悪影響を懸念しており、与党幹部は「各党案の提示は、予算案の衆院通過後になる可能性が高い」としている。このほか、与党内には候補地に九州北部も挙がっているため、21日投票の長崎県知事選への影響を懸念する声も少なくなかった。

 一方、提示先送りについて、鳩山由紀夫首相は16日夜、「与党の中でさまざまなお考えがあった。5月の日程には何ら影響を与えないと思う」と述べ、5月末までに結論を出すという日程には影響がないと強調した。(山田智章)

2241 ◆sn2EOyFHzg:2010/02/17(水) 01:07:07
>>2240
> 新たな移設先の検討作業で平野博文官房長官に主導権を握られることを警戒した社民党が、直前になって「待った」を掛けた

> 与党側の要請の背景には、社民党内の意見がまとまっていないことがある。同党は米領グアムと長崎県の海上自衛隊大村航空基地などへの移設案を提示する方向だが、党内では「国内の地名を挙げれば支持者が離反する」(幹部)との異論も抱える。


案提示、社民が「待った」=官邸主導警戒−普天間移設
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010021600830

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり、17日の政府・与党の沖縄基地問題検討委員会で予定されていた移設案提示が土壇場で先送りされた。新たな移設先の検討作業で平野博文官房長官に主導権を握られることを警戒した社民党が、直前になって「待った」を掛けたためだ。
 「あす(17日)検討委を開かないわけにはいかない。とにかく開きたい」。平野氏は16日、首相官邸で会談した与党3党の国対委員長から、検討委の開催延期を求められると、こう突っぱねた。
 与党側の要請の背景には、社民党内の意見がまとまっていないことがある。同党は米領グアムと長崎県の海上自衛隊大村航空基地などへの移設案を提示する方向だが、党内では「国内の地名を挙げれば支持者が離反する」(幹部)との異論も抱える。
 さらに、平野氏が「各党案は政府が引き取る」と語ったことも、社民党の不信感を増幅させている。同党関係者は16日、「このまま案を提示したら社民党は議論から排除される。そうなれば県内移設を押し付けられかねない」と警戒感を隠さなかった。
 このため、同党の照屋寛徳国対委員長は16日の与党国対委員長会談で、「長崎県知事選にも影響を与える」として、検討委の開催延期を主張。これに民主党の山岡賢次国対委員長も「国会審議に影響する」と同調、検討委の延期には抵抗した平野長官も移設案提示の先送りは受け入れざるを得なかった。
 もっとも、移設案提示の先送りはこれで3回目で、「1月提示」という当初のスケジュールは大幅にずれ込んでいる。鳩山内閣は5月中の決着を目指しているが、与党内からは「このままでは米国の不信感は一段と強まりかねない」との声も出ている。
 「早めに出した方がいい。一つ一つの障害で物事が後にずれるのは良くない」。北沢俊美防衛相は16日夜、都内の日本料理店で社民党の照屋氏、国民新党の下地幹郎政調会長らと会談し、移設案提示の先送りに危機感を示した。
(2010/02/16-22:19)

2242 ◆sn2EOyFHzg:2010/02/17(水) 01:13:43
>>2239にある「防衛省政務三役直属の特命作業班『普天間代替施設検討チーム』」のことか?

> 委員会と別ルートで独自に検討を進めていることを示唆した。

> 平野氏らが示す民主党案は、実質的に政府案になるとみられる。


普天間、5月末決着方針変えず 移設案先送りで首相
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021601000720.html

 鳩山由紀夫首相は16日夕、社民、国民新両党が17日の沖縄基地問題検討委員会で予定していた米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設候補地案提示が先送りになったことに関し「5月末の(政府案)決定には何ら影響は与えない」と述べ、5月中に決着させる方針を重ねて表明した。

 同時に「大事なのは最終的に一つの案にまとめることだ」と指摘。「着々と進めている。表と(は別に)、皆さんに申し上げる段階ではない中でいろいろな検討が進められている」と述べ、委員会と別ルートで独自に検討を進めていることを示唆した。官邸で記者団の質問に答えた。

 一方、平野博文官房長官は記者会見で、社民、国民新両党がそれぞれ候補地案を出した後に民主党案を提示する意向を示した。「検討委には私や松野頼久官房副長官らもおり、案は出す。いろいろ温めている」と述べた。平野氏らが示す民主党案は、実質的に政府案になるとみられる。

2010/02/16 20:13 【共同通信】

2243 ◆sn2EOyFHzg:2010/02/17(水) 01:18:44
>>2234
この問題で社民党と共闘してきた国民新党が、ここに来て仲違い?


県内移設2案、17日決定=国民新、普天間問題で
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010021600884

 国民新党は17日に議員総会を開き、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関し、いずれも県内に移設するとした二つの具体案を決める。党内には、同日予定されていた政府・与党の検討委員会での移設案提示が先送りされたことへの不満があり、党の方針を明確に示す必要があると判断した。党関係者が16日夜、明らかにした。
 2案は、米軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)への統合と、米軍キャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)への移設。両案とも地元負担軽減のため、海上自衛隊大村航空基地(長崎県大村市)や陸上自衛隊東富士演習場(静岡県御殿場市など)などへの訓練移転も併せて提起する。
(2010/02/16-23:46)

2244 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/17(水) 12:41:16
北澤は専門知識に疎いのか、最初の沖縄訪問の時には早くも官僚に取り込まれたような発言をしてましたが、
ここに来て決断力を発揮してますね。
岡田から譲ってもらったという、政務官の長島が上手く北澤に不足しているところを補っているのかな。
↓の記事を読んだ時にも思ったけど、「克(かっ)ちゃん。あんたと違ってね、オレは副大臣に優秀な人物が必要
なんだよ」とか言いながら、政務官で長島を使う「老獪」さも持ってるし。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/472

社民は具体案を迫られて、迷走してますね。
長崎知事選後に期限を設ければ良かったのに、とも思いますが、それはそれで露骨すぎるかな。

2245チバQ:2010/02/17(水) 22:04:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010021700546
経済深刻、進まぬ国家承認=独立宣言から2年−コソボ
 【ベルリン時事】旧ユーゴスラビアのコソボがセルビアからの独立を宣言してから17日で2年となった。依然として汚職、犯罪など課題は尽きず、国家づくりは難航。国際社会からの国家承認も進まない上、経済は外国からの支援に頼ったままで、「欧州最貧国」から抜け出す道筋は見えてこない。
 ロイター通信によると、イタリアの駐コソボ大使は「国際社会が援助を続けるだけでは経済問題は解決しない。支援依存の悪循環から脱却する必要がある」と述べ、コソボに自立を促した。しかし、輸出額は輸入額のわずか10分の1。失業率は40%に達しており、展望は一向に開けない。
 一方、セルビアやロシアは独立を認めず、国家承認した国は国連加盟国の3分の1にすぎない65カ国。過去1年間に承認した国は11カ国にとどまり、国際社会入りを目指すコソボにとって痛手となっている。ヒセニ外相は「未承認国は、国際司法裁判所が独立の合法性に関する判断を示すのを待っている」との見方を示している。(2010/02/17-14:15)

2247神奈川一区民:2010/02/19(金) 18:53:14
 自分は平和外交が日本の国益になると考
えます。思いやり予算の撤廃。米軍基地の
全面返還。「駐留なき」日米安保がギリギ
リですね。米国とは仲良くしないといけな
いのはわかっているので。いくら反米でも
。現実的にはとても無理ですが。
 国際貢献として、田中康夫氏が考えるサ
ンダーバード隊には賛成です。
日本は非軍事の分野で積極的に国際貢献
すべきでしょう。

2248とはずがたり:2010/02/20(土) 00:05:01

社民は「反対」なんでしょうけど,福島女史は「問題」とややトーンを落とした感じか。

シュワブ陸上案、防衛相前向き 福島担当相は「問題」
http://www.asahi.com/politics/update/0219/TKY201002190201.html
2010年2月19日12時37分

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として、鳩山内閣がキャンプ・シュワブ(同県名護市)陸上案の検討を始めたことについて、19日の閣議後の記者会見では各閣僚から様々な意見が出た。

 北沢俊美防衛相は「(陸上案は)基地内の移転。かつて楚辺通信所(同県読谷村)がキャンプ・ハンセン(同県金武町)に移った時には大きな反対運動は起こらなかった。歴史的なものに学ぶべきところはある」と前向きな姿勢を示し、「(移設先を検討する政府・与党の沖縄基地問題検討委員会で)まとまれば、真剣に検討する」と述べた。

 また、前原誠司国土交通相は「陸上案はかなり前に調査し、民家の上空を飛ぶことに問題があった。そういったところをクリアしながら考えられるかだ」と述べ、移設実現に向けて課題を順次解決していく必要性を強調した。

 一方、平野博文官房長官は「ゼロベースで考える」、亀井静香金融・郵政改革担当相(国民新党代表)は「知恵をみんなが出し、可能性を探っている時。各党間でどうだこうだという段階ではない」と従来の主張を繰り返した。

 福島瑞穂消費者・少子化担当相(社民党党首)は「普天間の閉鎖・返還はもちろん重要だが、キャンプ・シュワブにつくることが県民の負担軽減になるかどうかは大変問題だ」と強調し、陸上案に疑問を呈した。

2249チバQ:2010/02/20(土) 11:57:55
>>2245
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010021802000067.html
進まぬ国家承認 経済、民族対立も深刻 コソボ独立2年
2010年2月18日 朝刊


 【ベルリン=弓削雅人】旧ユーゴスラビアのコソボがセルビアからの独立を宣言してから十七日で二年。国家承認した国は国連加盟国の三分の一にとどまる。多数を占めるアルバニア系住民がセルビア系住民と対立する構図は、隣国との関係にも複雑に影を落とし、経済成長もままならない状態が続いている。

 コソボは、一九九〇年代の民族紛争から国連暫定統治を経て、二〇〇八年に独立を宣言した。米国や欧州連合(EU)主要国は独立を認めたが、セルビアやロシアが強く反発し、国家承認した国は六十五カ国。国内に分離独立問題を抱えるスペインなどは態度を保留している。

 鉱業や農業中心の経済は国外からの支援が頼り。〇八〜一一年の三年間でEUから五億ユーロ(約六百二十億円)、米国から四億ユーロなど計十二億ユーロの援助が予定されている。失業率も独立前の43%から改善されていない。

 最大の問題は、民族融和が進まないことだ。人口約二百万人のうちセルビア系は北部中心に約十二万人で少数派だが、独自に議会を開設して国政を分断している。紛争前の居住地へ帰還したアルバニア系住民とセルビア系住民との間の衝突も依然として絶えない。

 さらに、セルビアは「(コソボを)将来必ず取り戻す」との立場を堅持。独立を支持してきたクロアチアのメシッチ大統領が一月、セルビアの感情を逆なでしてコソボを訪問して関係に陰りが出るなど、旧ユーゴの隣国関係も影響を与えている。

2250チバQ:2010/02/20(土) 11:58:36
http://mainichi.jp/select/world/news/20100218ddm007030018000c.html
コソボ:独立2年 行政統一方針 セルビア系と共存図る
 【ウィーン中尾卓司】08年2月の独立宣言から17日で2周年を迎えたコソボ政府は、北部ミトロビツァの行政組織を統一する北部対策に乗り出すことを決めた。民族間の緊張が続くミトロビツァのセルビア系住民居住区は、形式上は国連や欧州連合(EU)がコソボ政府の行政機能を肩代わりしているが、実際にはセルビア政府が支配する「二重行政」で、EU加盟を目指すセルビア側が今回の決定にどう対応するかが注目される。

 現地国連筋によると、コソボのサチ首相と、コソボを支援するEUのフェイス特別代表が今月、合意した。

 セルビア国境に近いミトロビツァのイバ川南北では多数派アルバニア系住民と少数派セルビア系住民が分かれて住み、民族分断を象徴している。コソボ政府が警察権を行使できないセルビア系住民居住区は、密輸ガソリンの販売が横行し、ナンバープレートのない車が公道を走る「無法地帯」と呼ばれる。

 サチ首相は「民族共存のため最大限努力する」と語ったが、北部対策の具体的な内容は明らかにしなかった。コソボ政府当局者は「セルビア系住民も決定を受け入れるだろう」と期待を表明した。EUはセルビア側に理解を求める方針だ。

 この2年間でコソボ独立を承認したのは日米など65カ国にとどまり、ロシアやセルビアは反対している。

2251とはずがたり:2010/02/20(土) 14:22:20
インタビュアも結構ずばずば訊いてますねぇ。

「移設先、辺野古なら辞職」 稲嶺・名護新市長が強調
http://www.asahi.com/politics/update/0207/SEB201002060059.html?ref=reca
2010年2月7日2時16分

 沖縄県名護市長に8日に就任する稲嶺進氏(64)は朝日新聞のインタビューに応じ、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設について「約束を守れないときは、自分が(職を)降りる」と述べ、移設反対の公約を市長の職をかけて貫く考えを強調した。

 ――市長就任で辺野古案は。

 「なくなるでしょう」

 ――過去3回の市長選では移設容認派が当選してきました。今回、反対を訴えて当選できた理由をどう考えますか。

 「基地と関連した振興策が10年も続き、かなりの予算が投入されたのに、暮らしはよくならなかった。多くの市民がそう実感していたからではないか。基地に頼った一時的な振興策ではなく、継続・持続する、自分たちでつくり上げる地域振興が大切だと訴えたのが賛同を得たのだろう」

 ――政府が今後、「やはり辺野古に」と言い出したら、どう対応しますか。

 「私は辺野古に新しい基地は造らせないと約束した。信念を通して、貫いて、守り抜く。仮に国がそういうことを言ってきたら、市民の先頭に立って反対の意思を行動で示さなければならない」

 ――市長として反対を貫き通せるか、疑問視する声もあります。

 「約束を守れないときは、自分が(市長の職を)降りるときだ。私は新しい基地を造らせないと約束して当選した。筋を通すことによって人は信頼してくれる」

 ――仮に政府が妥協点を期待しているとしたら。

 「大きな間違いだ」

 ――現行計画よりも環境や騒音の負荷が小さい案、たとえば名護市辺野古にあるキャンプ・シュワブの陸上部への一部機能の移転などを提示されたらどうしますか。

 「現在ある基地の機能強化につながるものは、いずれにしてもだめだ」

 ――立候補を表明した当初は、今ほど反対姿勢を強く打ち出しませんでしたが。

 「これまで沖縄は政治的、歴史的背景の中で、虐げられながら生きてこなければならなかったことを、私たちは身をもって体験している。基地を新たに造ることについて、私の考えは初めからノーだ」

 ――これまで市幹部として、容認派の3代の市長に仕えてきましたが、そのような考えは表明してきたのでしょうか。

 「(1999年に受け入れを表明した)岸本建男市長から事前に相談されたときは『沖縄にこれだけ基地が集中しているなか、普天間飛行場がただ平行移動してくるような案を振興策と引き換えに受け入れていいのか、おかしいのではないか』と意見した」

 ――基地とリンクした振興策に頼らないと言いますが、具体的な構想はあるのでしょうか。

 「かつて名護市は農業の粗生産額が年間90億円を超えていたが、いまは約40億円少ない。この40億円を取り戻せば、自分たちががんばることによって得ることのできる収入源になる。また、名護の特色を生かした体験、交流、滞在型の観光の可能性も追求したい。基地問題に時間を割こうとは思っていない。移設反対を通していくだけで、そこに交渉だとか折衝だとかいうものはない。すぐにでも農業や観光の振興に手をつけたい」

(聞き手・松川敦志)

2252とはずがたり:2010/02/20(土) 14:36:53
普天間移設「ベストでなくベターになるかも」 官房長官
http://www.asahi.com/politics/update/0220/TKY201002200135.html
2010年2月20日11時17分

 平野博文官房長官は20日、那覇市の沖縄県庁で仲井真弘多知事と会談した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題で、仲井真氏は「(沖縄を)頭越しでやるのはやめてもらいたい」と述べ、沖縄抜きで日米間の交渉が進むことに懸念を表明。平野氏は「常にベストを求めていくが、やはりベターになるかもしれない」と述べ、県内移設の可能性を示唆した。

 仲井真氏は「県外移設に対する声はむしろ、ますます高まってきている。私も県外移設がベストだと思う。政府にはベストの方向でお願いしているが、なかなか伝わっていないのではないか」と改めて県外移設が望ましいとの考えを示した。これに対し、平野氏は「これは政治だ。そういうことも理解を得たうえで判断いただかないといけない」と述べ、沖縄側に妥協を迫ることもあり得るとの見通しを示した。

 鳩山政権はキャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)を移設先とする案を検討しており、すでに非公式に米側に打診している。会談で仲井真氏が「どういう状況なのか」とただしたのに対し、平野氏は「全くそういうことはゼロベース。真っ正面から行く。政府が米国と内々にやっていることはない」と語った。

 官房長官就任後、平野氏の沖縄訪問は今年1月に続いて2度目。

2253とはずがたり:2010/02/20(土) 14:42:22

こうみるとアメリカは関西を軽視してるなぁw
右翼知事を擁する埼玉辺りに米軍基地持ってけばええんちゃうか。

15知事「沖縄の負担減を」 米軍基地巡り朝日新聞調査
http://www.asahi.com/politics/update/0211/OSK201002110139.html?ref=recb
2010年2月12日3時5分

図:在日米軍専用施設分布状況
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/ampo/OSK201002110140.jpg

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関連し、在日米軍専用施設の約75%が沖縄県に集中する現状をどう考えるか、朝日新聞社は沖縄を除く46都道府県知事にアンケートした。6割以上の29人が「外交防衛は国の専管事項」などと具体的な回答をしなかったが、残りの17人中15人は、沖縄の負担を軽減すべきだとした。米軍基地を新たに受け入れてもいいと答えた知事はいなかった。

 アンケートは、沖縄県名護市長選で、普天間飛行場の移設反対を掲げた稲嶺進氏が当選した後の2月1日に始め、8日までに回答(回答できない、も含め)を得た。

 飯泉嘉門・徳島県知事は、沖縄県の負担を軽減すべきかとの問いに「その他」を選んだが、「沖縄県の皆さんに過剰な負担を負っていただいており、国策として少しでも軽減できる工夫をこらしてもらいたい」とした。石井隆一・富山県知事は、この設問に「回答を差し控えたい」とした。回答は控えたものの、「沖縄への基地集中は問題」(長崎)、「沖縄の負担軽減の必要性は理解」(茨城)など、現状を問題視する意見を寄せた知事が3人いた。

 新たな基地受け入れの意思の有無については、9人が明確に否定。米軍専用施設をすでに抱える知事から「横田基地などが存在し、都民生活に様々な影響を与えている」(東京)、「このたびの米軍再編で、すでに負担強化されている」(神奈川)、「これ以上の受け入れは困難」(静岡)などの声があがった。

 専用施設がない知事の拒否理由は「適地がない」(富山、鳥取、徳島)、「県民の理解が得られない」(兵庫)など。回答を避けた中にも「負担を求めるような要請が国からあった場合は、県民の安心・安全を守る立場からしっかりと対応する」(埼玉)との記述があった。

2254とはずがたり:2010/02/20(土) 15:01:32

核密約正式文書破棄か 外務省調査、署名入り見つからず
http://www.asahi.com/politics/update/0219/TKY201002190463.html
2010年2月20日3時0分

 外務省による日米密約調査で、核持ち込み密約と、朝鮮半島有事の際に在日米軍の自由出撃を認める密約の根拠とされる閣僚らの署名入りの正式文書がともに見つからなかったことが19日、分かった。調査では両文書の草案や、核持ち込み密約をめぐって署名の事実を記した関連文書が発見されており、正式文書が破棄された可能性もある。

 核持ち込み密約は、核兵器を積んだ米艦船などの日本寄港や通過は核の「持ち込み」には当たらないとの内容で、1960年の日米安保条約改定交渉時に交わした「討議記録」が根拠とされる。今回の調査では、米側が公開した未署名の討議記録草案と同様の文書が見つかったが、署名入りのものはなかった。

 改定交渉の経緯をまとめた関連文書も発見され、討議記録については「60年1月6日付で、藤山愛一郎外相とマッカーサー駐日米大使がイニシャル署名した」との記述があった。調査を検証する有識者委員会からは「署名入り文書は破棄されたか、保管状況が悪く紛失したかのどちらかではないか」との指摘が出ている。

 朝鮮半島有事に関する密約も安保条約改定に際して交わされたとされ、調査では、事前協議なしに在日米軍が日本の基地から自由に出撃できることを認めた日米間の未署名の議事録が発見されたが、署名が入った文書はなかった。

 この密約については、これまでに米ミシガン大学フォード大統領図書館所蔵の米側公文書の中から、60年6月23日付で藤山外相とマッカーサー大使が署名したことを示す議事録の写しが見つかっている。このため、日本側でも署名の入った議事録が保管されているとみられていた。

 外務省に保管されていた密約関連文書をめぐっては、2001年4月の情報公開法施行を前に、当時の外務省幹部が破棄を指示したことが複数の元幹部らの証言で分かっている。ただ、見つからなかった署名入り文書がその際に破棄されたのかどうかは、今回の調査では確認できていないという。

 我部政明・琉球大学教授(国際政治学)は「形式がどうであれ、政府間で紙を交わすということは内容を了解していることを意味する。署名入り文書は日米安保の実態を知る上で貴重な文書であり、行方不明だとすれば大変な問題だ」と話している。(倉重奈苗)

2255チバQ:2010/02/20(土) 22:52:35
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AF#.E3.83.95.E3.82.BB.E3.82.A4.E3.83.B3.E6.94.BF.E6.A8.A9.E5.B4.A9.E5.A3.8A.E3.81.A8.E6.96.B0.E6.94.BF.E5.BA.9C
下院である代表評議会は275議席、任期4年で、第1回総選挙が2005年12月15日に行われた。
統一イラク同盟: 128 - シーア派
クルディスタン同盟: 53 - クルド人
イラク合意戦線: 44 - スンナ派
イラク国民リスト: 25- リベラル・世俗主義
国民対話イラク戦線: 11 - スンナ派
その他7党: 14


>>1933>>1944
与党のシーア派統一会派内で最大勢力だったイラク・イスラム最高評議会(SIIC)は8月、反米強硬派のサドル師派などと新会派「イラク国民同盟」  ←2010年の選挙をボイコットへ
マリキ首相は1日、新会派「法治国家連合」の結成

2256チバQ:2010/02/20(土) 22:56:17
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100220/mds1002202148007-n1.htm
スンニ派政党、不参加表明 イラク総選挙
2010.2.20 21:46
 AP通信によると、イラクのイスラム教スンニ派有力政党「イラク国民対話」は20日、3月7日の連邦議会選挙に参加しないと表明、他党にもボイコットを呼び掛けた。

 同党の有力指導者ムトラク氏らが旧フセイン政権の支配政党バース党との関係を指摘され、最終的に出馬資格を失ったことを受けた措置。

 選挙ボイコットの動きが広がれば、選挙の正当性に疑問符がつくことになるが、どこまで同調者がでるかは不透明だ。

 「国民対話」は出馬資格はく奪について、イランの影響下にあるシーア派の一部政治家によるスンニ派排除の試みと批判した。

 同党は、アラウィ元首相らとともに、世俗派の政党連合「イラキーヤ」を結成していた。(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010021802000070.html
イラク議会選波乱含み スンニ派ら150人結局は出馬禁止
2010年2月18日 朝刊

 【カイロ=内田康】イラク連邦議会選挙は三月七日の投票に向け、選挙戦が本格化してきた。駐留米軍の撤退を控え、マリキ首相が政権を維持できるかが焦点になる。いったんは出馬が認められたイスラム教スンニ派有力議員が、旧フセイン政権を支えたバース党との関係を問われて最終的に立候補を禁じられたため、一部政党が一時、選挙戦撤退も示唆するなど、波乱含みの展開になっている。

 マリキ首相が率い、宗派対立克服を訴える「法治国家連合」、シーア派色が強い「イラク国民同盟」、クルド人政党でつくる「クルド同盟」、シーア、スンニ両派有力者が率いる世俗派「イラキーヤ」などが争う。各党とも単独過半数に届かず、次期政権は選挙後の連立協議に委ねられる公算が大きい。

 イラク選管は一月にバース党との関係を理由に、スンニ派有力議員サレハ・ムトラク氏ら約五百人の出馬を禁止。二月上旬になってこれを覆し、出馬を認めた。ところが、シーア派などがこれを不服として訴えたところ、司法当局は最終的に、バース党との関係が指摘されるムトラク氏ら約百五十人の立候補を禁止した。

 地元メディア関係者によると、ムトラク氏を有力候補としていた「イラキーヤ」は一時、選挙戦からの撤退も示唆していたが、十七日になって選挙戦継続を決めた。撤退しても、ライバル政党を利するだけとの判断とみられる。ただ、ムトラク氏を支持していたスンニ派住民は「出馬禁止はシーア派による差別」と反発している。投票日に向け、宗派間の対立感情が再燃する恐れも指摘されている。

2257チバQ:2010/02/20(土) 22:57:26
>与党のシーア派統一会派内で最大勢力だったイラク・イスラム最高評議会(SIIC)は8月、反米強硬派のサドル師派などと新会派「イラク国民同盟」  ←2010年の選挙をボイコットへ

すんません、違うみたいですね 
ようわからん。。。

2258チバQ:2010/02/20(土) 22:58:53
http://www.oxan.com/About/Partners/FujiSankei/Articles/2010-01-29Article1.aspx
イラク連邦議会選、立候補禁止リストの波紋 宗派対立、新政権は機能不全
2010-01-29

 イラク連邦議会選挙が3月7日に行われる。選挙管理委員会は、立候補予定者、約500人に対して、旧フセイン政権の支配政党で現在は非合法化されたバース党と関係があるとして、立候補を禁じる決定をした。その多くはイスラム教スンニ派か、宗派横断的な民族主義者だ。この決定は、選挙管理委員会に強い影響力を持つイスラム教シーア派の「陰謀」だとして反発を招いている。

 ■分析

旧フセイン政権と関係した疑いで500人以上が立候補禁止を命じられ、緊張が高まるなか、故フセイン大統領のいとこで「ケミカル・アリ(化学兵器のアリ)」の異名をとるアリ・ハッサン・マジド元国防相が25日、化学兵器を使用したクルド人虐殺に関与したとして死刑を執行された。首都バグダッドでは25、26の連日、自動車爆弾によるテロがあり、多数の死傷者が出た。3月に連邦議会選挙を控え、イラクでは大規模なテロ攻撃が続き、政情は不安定化しそうだ。

 ◆次期内閣は密室で

 イラク連邦議会選挙は、次の3段階で行われる。第1に、連邦議会委員会と司法当局は3週間以内に、投票用紙に印刷される候補者を決定する。第2に、議会の各ブロックのバランスに配慮した複数選挙区制の下で投票が行われる。第3に、当選者の間で密室協議が行われ、連立協議で多数派を形成した党派が首相と閣僚の候補を提案し、議会で一括承認される。

 立候補者名簿を提出した主要な党派は以下の通り。

 マリキ首相(シーア派)が率いる「法治国家連合」は、シーア派の中道民族主義者が多数を占めるが、スンニ派の候補も含む。

 「イラク国民同盟」は、シーア派の候補者リストで、イラク・イスラム最高評議会(ISCI)、ISCI傘下の民兵組織「バドル旅団」、サドル師派、ファディーラ党、イラク国民会議などからなる。

 「クルド同盟」は、クルド自治政府のバルザニ議長が率いるクルド民主党(KDP)と、タラバニ連邦政府大統領が議長を務めるクルド愛国同盟(PUK)からなる。

 アラウィ元暫定政府首相が率いる「イラキーヤ」は、宗派横断的な民族主義者の党派だが、スンニ派の有力政治家を含む。サレハ・ムトラク氏、ハシミ副大統領、イサウィ副首相らだ。ムトラク氏は、選挙管理委員会によって立候補資格を剥奪(はくだつ)され、司法手続きに訴えている。

 「イラクの統一」は、党派・民族横断的なイラク民族主義者のグループで、シーア派、スンニ派、クルド人の候補を幅広く含む。ボラニ内相(シーア派)や覚醒(かくせい)評議会のアフメド・アブ・リシャ氏(スンニ派)がよく知られている。リシャ氏も出馬禁止リストに載っている。

2259チバQ:2010/02/20(土) 22:59:24
 ◆首相の再選戦略

 米国のバイデン副大統領は22日、イラクの首都バグダッドを訪問し、イラクのタラバニ大統領やマリキ首相らと出馬禁止リストをめぐる危機に関して協議した。バイデン副大統領は、オバマ米政権でイラク問題の火消し役を務めており、米国が事態を深刻に受け止めていることがうかがえる。

 選挙管理委員会の決定については現在、イラクの上訴裁判所で審理されているが、バイデン副大統領は出馬禁止候補に対する審査は選挙後まで遅らせ、当選した候補について必要に応じて審査するよう提案している。

 米国の戦闘部隊が都市部から撤退した昨年後半以降、イラクの治安は不安定化しているが、マリキ首相は、石油の生産と輸出、電力供給、電話の通話エリアの拡大、上下水道サービスなど、経済・社会状況の改善を訴えることができる。選挙後にはマリキ首相にも強みがある。同首相は、石油収入の配分などでクルド人と妥協して支持を取りつけながら、イラク国民同盟やイラキーヤの分断を図る、再選戦略を練っている。

 だが、マリキ首相の大きな弱点は、その高圧的で権威主義的な政治スタイルにある。イラクの政治家の中にはマリキ首相に敵意を持つ者もいる。イラキーヤなどは、選挙後の密室交渉で、マリキ首相を追放した後に「法治国家連合」と連立を組む可能性もある。

 投票前の現時点では、マリキ首相は連立相手を決めず、幅広い勢力と連携する余地を残すだろう。いまでもマリキ首相は次期首相の有力候補だが、選挙後の組閣交渉が始まれば、マリキ氏の重要性は低下するかもしれない。クルド政党やイラキーヤが潜在的な「キングメーカー」として台頭しつつある。

                   ◇

 ■結論

 選挙管理委員会による500人以上に対する出馬禁止の決定は、スンニ派の候補に最も打撃を与えている。このため、スンニ派や世俗民族主義者の多くからみて、連邦議会選挙の公正さに疑問が持たれる公算が大きい。選挙結果がどうあれ、密室の組閣交渉は初夏まで難航しそうだ。真夏の議会休会と8月下旬から4週間のラマダン(断食月)をはさみ、今年第4四半期(10~12月)まで、イラク新政府は十分に機能しないだろう。(オックスフォード・アナリティカ)

2260チバQ:2010/02/21(日) 10:46:21
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100220/plc1002202342015-n1.htm
政府「県内移設」に軸足、「陸上案」で調整可能か? (1/2ページ)
2010.2.20 23:40

 平野博文官房長官は20日、沖縄県庁で仲井真(なかいま)弘多(ひろかず)知事と会談した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾(ぎのわん)市)の移設先に関し、仲井真氏が県外移設を強く求めたのに対し、平野氏は「常にベストを求めていくが、ベターになるかもしれない。それが政治だとご理解いただいた上で、判断をしてもらわなければならない」と述べ、政府が「県内移設」に軸足を置きつつあることを印象付けた。(宮下日出男)

 仲井真氏は県外移設を「ベスト」とした上で「県外移設を求める(県民の)声はますます高まっている。政府には伝わっていないのではないか」と不快感を表明。平野氏の話をさえぎりながら「陸上案が決まりかけていて、米国とすり合わせ中との話が流れている。どういう状況なのか」と問いただす一幕もあった。

 政府は現行計画の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に代え、基地の陸上部に滑走路を作る案を検討している。沖合移設を条件に沿岸案を容認してきた仲井真氏は、住民への騒音被害や事故への懸念から陸上案に否定的だが、平野氏は「政府として米国と交渉していることは全くない。あくまでもゼロベース」とだけ答えた。

 官房長官として2度目となる平野氏の沖縄訪問は、移設先の決定期限の5月に向け、県との信頼関係を構築することが狙いだった。

 移設先選定に当たっては仲井真氏の理解を得る必要があるため、政府は1月、知事からの要望を受け、首相官邸と県の意思疎通強化のため内閣官房に沖縄連絡室を設けた。平野氏は19日に那覇市内の連絡室分室を訪れ、職員を激励した。

 仲井真氏は会談で、県外移設をベストとする一方、移設問題での政府との緊密な協議を求めた。対話の窓口を開き、県内移設を完全に否定していないのは「それを言ってしまうと、移設先が県内になった場合に受け入れができず、普天間飛行場の現状固定につながる」(知事に近い県議)との懸念からだ。

 平野氏は「ベター」との表現でシュワブ陸上部への代替施設建設や訓練の分散などによる県内移設で押し切るための布石を打ったといえる。だが、鳩山由紀夫首相が20日、都内で記者団に対し「沖縄や米国に分かってもらえ、与党3党が協力できる案を作ることがベストだ。ベターではなく、ベストを探すんです」と平野発言を否定してみせるなど、先行きは不透明だ。

 県外移設を求める県内世論に配慮せざるを得ない仲井真氏の顔を立て、陸上案に反対する稲嶺進名護市長や社民党を説得して県内移設を実現するためには、相当の力量が必要となる。平野氏の調整手腕が試されている。

2261チバQ:2010/02/21(日) 18:59:28
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002210011.html
2010.02.21 Web posted at: 18:07 JST Updated - CNN
ワールド
イラクのスンニ派政党、選挙ボイコットを表明

ムトラク氏支持集会で気勢を上げる男性=バグダッド市内バグダッド(CNN) 来月7日に行われるイラク国民議会選挙について、イスラム教スンニ派の政党「イラク国民対話戦線」が20日、ボイコットの意向を表明した。イラク駐留米軍のオディエルノ司令官およびヒル駐イラク米大使が、選挙に対するイランの影響力行使について発言したことへの対応だとしており、スンニ派とシーア派、クルド人の和解に向けた歩みは後退したとみられている。


同党の有力指導者サレハ・ムトラク氏は先日、フセイン元大統領の政党で現在非合法化されているバース党寄りとの理由で、立候補禁止措置を受けた。同会派はこの決定が、イラン寄りのシーア派与党勢力による政治的陰謀だとの見解にある。


オディエルノ司令官は先日、米軍が直接入手した情報として、ムトラク氏の出馬を禁止した委員会のアハメド・チャラビ氏ら2人が、イラン革命防衛軍のエリート組織「コッズ部隊」の司令官とイラン国内で協議しており、選挙結果の操作に関与していると発言。ヒル大使も、2人がイランの影響下にあるとコメントした。


イラク国民対話戦線は、アラウィ元首相らが率いる世俗派の政党連合「イラキーヤ」に参加しており、連合内の他党にも選挙ボイコットを促している。

2262とはずがたり:2010/02/23(火) 00:58:49

移設案、米側に複数提示へ 普天間継続含め交渉
http://www.asahi.com/politics/update/0220/TKY201002200379.html
2010年2月21日3時11分

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設案について、鳩山政権は20日、政府・与党の沖縄基地問題検討委員会で今月中にも集約し、その後、米政府に複数示す方針を固めた。検討を進めているキャンプ・シュワブ(同県名護市)陸上案に加え、普天間を継続使用する案などが挙がっている。

 北沢俊美防衛相は20日、山口県岩国市で福田良彦市長と会談した際、「(移設案を)2月中にまとめる。米側とどう交渉していくか。場合によると、公表しないまま、複数の案で交渉する形になるかもしれない」と述べた。平野博文官房長官も同日、那覇市で会談した仲井真弘多・沖縄県知事に「(米側との交渉前に)知事には、一つの案になるか複数案になるか、ご連絡は(したい)」と語った。

 シュワブ陸上案について、国民新党は滑走路の長さを1500メートル、閣内では500メートルとする案を検討。一方、政権内では、普天間をいったん閉鎖したうえで有事の際に米軍の利用を認める案も浮上している。具体的には、普天間に現在常駐するヘリコプターは、九州の自衛隊施設や沖縄県の伊江島など離島に分散移転させることを検討するとみられる。県外・国外移設を主張する社民党に配慮し、同党が準備している米領グアムなどへの移設案も米側に示す可能性がある。

 ただ、米政府は今のところ、名護市辺野古沿岸に移設する現行計画が最適との立場を崩していない。日本側が示す移設案への対応が焦点となる。鳩山由紀夫首相は20日、東京都内で記者団に「官房長官を中心に選択肢を検討している段階だ」と述べた。移設先を確定するめどについて、北沢氏は同日、「間違いなく5月いっぱいで決定する。首相の固い決意であると同時に内閣の意思でもある」と強調した。

普天間移設「ベストでなくベターになるかも」 官房長官
http://www.asahi.com/politics/update/0220/TKY201002200135.html
2010年2月20日11時17分

 平野博文官房長官は20日、那覇市の沖縄県庁で仲井真弘多知事と会談した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題で、仲井真氏は「(沖縄を)頭越しでやるのはやめてもらいたい」と述べ、沖縄抜きで日米間の交渉が進むことに懸念を表明。平野氏は「常にベストを求めていくが、やはりベターになるかもしれない」と述べ、県内移設の可能性を示唆した。

 仲井真氏は「県外移設に対する声はむしろ、ますます高まってきている。私も県外移設がベストだと思う。政府にはベストの方向でお願いしているが、なかなか伝わっていないのではないか」と改めて県外移設が望ましいとの考えを示した。これに対し、平野氏は「これは政治だ。そういうことも理解を得たうえで判断いただかないといけない」と述べ、沖縄側に妥協を迫ることもあり得るとの見通しを示した。

 鳩山政権はキャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)を移設先とする案を検討しており、すでに非公式に米側に打診している。会談で仲井真氏が「どういう状況なのか」とただしたのに対し、平野氏は「全くそういうことはゼロベース。真っ正面から行く。政府が米国と内々にやっていることはない」と語った。

 官房長官就任後、平野氏の沖縄訪問は今年1月に続いて2度目。

2263 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/24(水) 12:49:42
地方議会を使った陸上案封じ込め戦術

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-02-24_3879
普天間移設「県外・国外」で全会一致 県議会きょう可決
与野党合意 14年ぶり
政治 2010年2月24日 09時49分

 県議会(高嶺善伸議長)の米軍基地関係特別委員会は23日、「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と
県内移設に反対し、国外・県外移設を求める意見書」案を、24日の2月定例会本会議に提案し、全会一致で
可決することを確認した。与野党が合意したことで、5月に移設方針を決定する政府・与党の議論に大きな
影響を与えるのは必至だ。政府への要請行動も予定している。仲井真弘多知事も「県内移設反対」への
明確な転換を迫られそうだ。

 当初、「県外・国外移設」に反対し、退場する意向を示していた共産会派も「政府に県内移設を断念させる
ために『大異を捨てて大同につく』」として、方針を転換。意見書の提案者に名を連ねずに、賛成討論で
「県内移設反対」の意思を明確にする。

 県議会が「県外・国外移設」の決議・意見書を可決するのは初めて。

 与野党が全会一致で同飛行場の県内移設に反対の意思を示すのは、1996年7月の「普天間飛行場の
全面返還を促進し、基地機能の強化につながる県内移設に反対する決議」以来14年ぶり。

 意見書案では、同飛行場を「世界一危険な基地」とし、96年に日米特別行動委員会(SACO)で合意した
「普天間飛行場移設条件付き返還」は「新たな基地の県内移設にほかならない」と指摘。「宜野湾市民や
県民は最も危険な普天間飛行場を早期に全面返還し、政府の責任において跡利用等の課題解決を求めて
いる。名護市長は辺野古の海上および陸上への基地建設に反対している」として、政府に対して同飛行場の
早期閉鎖・返還と県内移設を断念し、国外・県外に移設するよう求めている。

 あて先は、鳩山由紀夫首相や岡田克也外相、北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄担当相、平野博文官房長官。
与野党で要請団を結成し、鳩山首相らに直接要請する予定。

辺野古区が「陸上」反対
あす 久辺3区連名で要請

 【名護】名護市辺野古区(大城康昌区長)は22日、普天間代替施設等対策特別委員会(古波蔵廣委員長)
を開き、米軍普天間飛行場移設で政府内に浮上している同区のキャンプ・シュワブ陸上案に反対し、同案に
決定しないよう政府に要請することを全会一致で決めた。

 要請文は近隣の豊原、久志区長も連名し、25日に沖縄防衛局に提出する。

 古波蔵委員長は「これまでは普天間の危険性除去のために移設をやむを得ず容認してきた。しかし、
陸上案では集落上空が飛行ルートになり危険だ。一切の陸上案を拒否する」と説明。大城区長は「陸上案
では普天間の危険性が辺野古に来るだけ。絶対に認めることはできない」と話した。

 要請文では、陸上案が1998年の日米特別行動委員会(SACO)での協議や米軍再編協議で浮上したが、
消えたと指摘。「普天間の危険性をそのまま久辺3区に移す陸上案には断固として反対する。国策として
決定されたとしても反対の実力行動も辞さない」などとしている。

2264チバQ:2010/02/25(木) 22:39:13
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/02/post-1032.php
スンニ派政党ボイコットで国民融和に危機
Sunnis out, and expert explanations vary greatly

3月7日に連邦議会選挙を控えて宗派対立が再燃。ボイコットが相次いで国民全員の選挙にならなければ、国家はまた分裂しかねない

2010年02月23日(火)17時40分
トーマス・リックス(ワシントン・ポスト紙軍事担当記者)
 3月7日の連邦議会選挙を前に、イラク情勢が不透明さを増している。2月20日の土曜日だけでも次のような動きがあった。
 
1)イラクのイスラム教スンニ派有力政党「イラク国民対話戦線」が選挙に参加しないと発表。同党の有力指導者サレハ・ムトラクが旧フセイン政権下の支配政党バース党との関係を理由に出馬が認められなかったためだ。

2)イラク国民対話戦線も参加していた世俗派の政党連合「イラキーヤ」が選挙運動続行を宣言する一方、指導者のアヤド・アラウィ元首相(シーア派)は、スンニ派国家の盟主サウジアラビアに赴き、アブドラ国王と中央情報局長官のムクリン・アブドゥル・アジズ王子と何事かを相談。

3)タルク・ハシミ副大統領(スンニ派)はエジプトの駐イラク大使シャリフ・カメル・シャヒンと会談。

4)イラン軍がイラク東部ディヤラ州の紛争地帯で、コンクリートのバリケードを壊して国境を侵犯。聞くところによればそこは、シーア派のヌーリ・マリキ首相派が陸路イランに行く際に好んで使うルートだという。

 これらの慌しい動きは、いったい何を意味しているのだろうか。私自身、混乱している。

9月までに軍事クーデター説も
 心配するな、という同僚たちもいる。スンニ派も自らの退勢は理解しているし、子供の世代まで冷や飯を食うことになるだろう、と彼らは言う。だが、同じくらいイラク情勢に詳しい他の同僚たちは、9月までに内戦か軍事クーデターがあると予想する(軍事クーデターはいいことだと言う同僚さえいる)。

 誰も正しいとは思えない。専門家の見方がこれほどバラバラに乱立するのは、イラク新憲法に基づく連邦議会選挙が行われた05年後半以来のこと。不吉な兆候だ。

 ジョージ・W・ブッシュ政権下の米軍増派による「大攻勢」の作戦担当だったダグラス・オリバント元陸軍中佐は、すべては07年にイラクの治安を回復できた理由をどう考えるかにかかっているという。



 07年の大攻勢の結果は各派の対立を凍結させただけで、治安回復の主力はアメリカだったと考えるなら、米軍が撤退すればすべては崩壊すると考えるのが論理的だ。もしイラク人が07年にもう争いはたくさんだと考え、我慢できる程度の妥協は得られたと考えたのだとしたら、米軍撤退の悪影響はほとんどなく、むしろ安定化を促進するはずだ(もちろん、ある程度の残留部隊は必要だが)。

 優れた分析だと思う。私はどちらかというと、07年の治安回復はアメリカの軍事的・経済的介入に負うところが大きかったと考える立場だ。

 イラクの現状に満足していると思っていたイラク史家のレイダー・ビサールも、こんなことを言い出している。「イラク情勢が悪化し、分裂したイラクが地域の獰猛な隣人たちの餌食になるのを防ぐ方法はもう、3月7日の選挙に(多くの政党が参加し)大多数の国民に投票に来てもらうしかない」

Reprinted with permission from the The Best Defense, 23/2/2010. © 2010 by Washingtonpost.Newsweek Interactive, LLC.

2265 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/26(金) 13:50:27
>>2239
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-158228-storytopic-3.html
「オスプレイなら1500m必要」 普天間代替施設で前原氏
2010年2月26日

 【東京】米軍普天間飛行場の移設に関し、前原誠司沖縄担当相は26日午前の閣議後会見で、「日米同盟
関係、海兵隊の役割を考えた場合、これからの主力機はオスプレイになる。その場合は滑走路は1300
メートルから1500メートルくらいいるのではないか」との見解を示した。

 政府閣僚が普天間代替施設へのオスプレイの配備を前提に発言したことや、オスプレイに関連して滑走路
の長さに触れたのは初めて。

 さらに前原氏は北沢俊美防衛相が25日夜、都内でのパーティーの席で、キャンプ・シュワブ陸上案など
国民新党案について「大体、方向性は一緒だ」とし県内移設の可能性を示唆したことについて「いろいろな
議論の中でおのずと日米が合意できる案が固まってくる。日米が具体的な相談をする前に、具体地名や
計画案が外に出るのは好ましいことではない」と苦言を呈した。【琉球新報電子版】

2266チバQ:2010/02/26(金) 21:13:49
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002260024.html
2010.02.26 Web posted at: 20:26 JST Updated - CNN
ワールド
ボイコット宣言のスンニ派政党が参加表明、イラク議会選挙
バグダッド(CNN) イラクのスンニ派政党の「イラク国民対話」のサレハ・ムトラク代表は25日、同国で来月7日に実施される連邦議会選をボイコットするとの当初の方針を撤回、選挙に参加するとの立場を明らかにした。CNNに表明した。


方針撤回の理由の詳細には触れなかったが、イラク国民対話の支持者が選挙に参加出来ることを考慮したと述べた。


シーア派主導政府の「公正と責任(バース党排除)委員会」は先に、旧フセイン政権の与党勢力バース党とのつながりを理由に一部候補者に議会選での立候補資格の停止を通告、ムトラク氏も含まれていたことからイラク国民対話は選挙ボイコットを宣言していた。


ムトラク氏は1970年代後半までバース党党員だったことは認めているが、旧フセイン大統領の信奉者だったことは否定している。イラク国民対話は、一部候補者の立候補禁止についてシーア派が多数の隣国イランが関与しているとイラクのマリキ首相を非難していた。


ムトラク氏は今回、アラウィ元首相らと世俗的会派「イラク国民運動」を結成、マリキ首相率いる有力会派「法治国家連合」への対抗軸を結成している。

2267荷主研究者:2010/02/27(土) 15:28:32
でかっ! 建築物じゃないと言うにはいくらなんでも無理があるだろう…

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100223t23024.htm
2010年02月23日火曜日 河北新報
34mレーダー「建築物じゃない」 むつ・国定公園に建設中

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/ampo/20100222017jd.jpg
釜臥山山頂に建設が進むFPS5。巨大な建築物に見えるのだが…

 青森県むつ市の釜臥山(879メートル)山頂に、航空自衛隊が最新鋭弾道ミサイル監視用レーダー「FPS5」の建設を進めている。山頂は下北半島国定公園内で、自然公園法で高層建築は規制されている。管理する青森県は「レーダーは建築物ではない」として、10階建てビルに相当するレーダーの建築を黙認。地元の自然保護団体からは「何のための法律か」と疑問の声が上がっている。

 FPS5は日本のミサイル防衛システム計画の一環として、2011年度末までに全国4カ所に配備される。釜臥山の山頂は空自の所有地でレーダー工事は08年度に始まった。今年1月までに高さ約34メートルの六角柱の構造物が完成。今後、三つの側面に亀の甲羅のような形状のレーダードームを取り付け、10年度末の完成を目指している。

 山頂は自然公園法で定める普通地域。同法では建築物が高さ13メートル以内、鉄塔や風力発電施設などは30メートル以内と規制されているが、FPS5は「対象外」として建設が進められている。

 空自航空幕僚監部によると、工事開始前に法律に抵触するかどうかを県に問い合わせたところ、「自然公園法にレーダーに該当する項目はなく、建築基準法で定める建築物にも当たらない」(県自然保護課)との認識を示されたという。

 市内の住民団体「霊峰釜臥山を守る会」代表委員の柳谷睦夫さん(68)は「どう見ても、建築物なのは明らか」と指摘。基礎工事の掘削で山頂周辺の自然環境が激変している点なども挙げ、「景観や自然を守るための法律が骨抜きになっている」と訴える。

 同じ代表委員の高屋敷八千代さん(72)は「釜臥山はむつ市のシンボル。レーダーを見るたび、悲しい気持ちになる」と語り、守る会として建設反対を呼び掛けていく考えだ。

 むつ市は「県の所管なので、市としてはどうしようもない。市民からの疑問があれば、航空自衛隊に伝えたい」(市企画グループ)と話している。

2268とはずがたり:2010/03/04(木) 13:33:36

米国:日本にトマホークの段階的廃棄伝える
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100223k0000m010074000c.html

 米政府が核巡航ミサイル「トマホーク」を段階的に廃棄する方針を日本政府に伝えていることが22日、分かった。日本政府関係者が明らかにした。麻生前政権は抑止力低下の懸念から廃棄に慎重だったが、鳩山政権はオバマ米政権が進める核軍縮を共に実現するとの姿勢から容認する立場だ。ただ政府内には廃棄に伴う抑止力への影響を懸念する声もあり、米国が3月1日にも公表する核戦略の新指針「核態勢見直し」(NPR)の内容が注目される。

 トマホーク廃棄は「核のない世界」を提唱するオバマ米大統領の核軍縮政策に沿ったもので、岡田克也外相が昨年12月、米国のクリントン国務長官に書簡を送り、核トマホークを廃棄する場合には拡大抑止(核の傘)に及ぼす影響について説明するよう求めていた。廃棄の方針はこれに答える形で米側から非公式に伝えられ、今月18日に外務、防衛両省幹部が参加してワシントンであった米側との抑止力戦略に関する協議は、廃棄方針を前提に行われた。

 トマホークは冷戦時代の80年代に配備された長距離巡航ミサイルで、潜水艦やイージス艦などから発射でき、核弾頭の搭載が可能。ブッシュ政権が91年、トマホークを含む戦術核を艦船、潜水艦に積載しないと宣言。その後は米本土で有事に再配備可能な状態で保管されており、03年のイラク戦争で使用された。【野口武則】

毎日新聞 2010年2月22日 21時04分(最終更新 2月22日 21時29分)

2269とはずがたり:2010/03/05(金) 01:31:20
2010年3月3日 18時53分 ( 2010年3月4日 01時24分更新 )
普天間移設検討委、近く打ち切り 官房長官が意向
http://www.excite.co.jp/News/politics/20100303/Kyodo_OT_CO2010030301000766.html

 参院予算委で鳩山首相(右)と話をする平野官房長官=3日午後 [ 写真拡大 ]

 平野官房長官は3日午後の記者会見で、米軍普天間飛行場の移設先を議論する政府、与党の沖縄基地問題検討委員会に関して「早く候補地を決定するプロセスに入っていきたい」と述べ、近く協議を打ち切る意向を示した。ただ国民新党は、嘉手納基地への統合など2案の委員会提出を決定。福島社民党党首も「委員会でしっかり協議して結論を」と述べており、打ち切りに反発が出る可能性もある。

2010年3月4日 20時02分
<普天間移設>首相「月内に政府案」
http://www.excite.co.jp/News/politics/20100304/20100305M10.048.html

 鳩山由紀夫首相は4日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「できるだけ早く決めたい。当然、3月中のいずれかの時点では政府の考え方をまとめなければならない」と語り、月内に移設先の政府案をまとめる考えを示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 鳩山首相は移設先決定時期について「3月過ぎてまで決まらないということでは、最終的に時間が足りなくなる懸念がある」と指摘。政府は5月末までに移設問題の決着を図る方針で、米国などとの交渉を考慮すると、今月中に政府案を固める必要があると強調した。

 これに関連し、民主党の小沢一郎幹事長は4日の与党幹事長会談で、普天間移設問題について「最終的には(与党3党の党首級で作る)基本政策閣僚委員会で決めることだ」との認識を示した。【山田夢留】

2010年3月4日 14時02分 ( 2010年3月4日 14時04分更新 )
政府、普天間現行計画断念を伝達 ホワイトビーチ案も検討
http://www.excite.co.jp/News/politics/20100304/Kyodo_OT_CO2010030401000279.html
 米軍ホワイトビーチ=95年、沖縄県勝連町(現うるま市) [ 写真拡大 ]

 政府は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し、06年に日米両国が合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)への現行移設計画履行を断念する方針を米側に伝達した。同時に従来のキャンプ・シュワブ陸上部に加え、米軍ホワイトビーチ(同県うるま市)から沖合の津堅島の間を埋め立てる案についても本格的な検討に着手した。複数の日米外交筋が4日、明らかにした。

2270チバQ:2010/03/05(金) 12:05:20
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100305-OYT1T00190.htm?from=top
普天間、難点だらけ乱立移設案…県内も国外も
基地移設




参院予算委の開始前に、平野官房長官(右)に話しかける福島消費者相=鷹見安浩撮影 沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設問題で、鳩山首相は4日、3月中の意見集約に向けて調整を加速させる方針を表明した。

 だが、政府・与党で浮上している案は、地元と米国の合意形成が困難視されるものばかりだ。

 ◆沖縄県内◆

 「(政府は)何をやろうとしているのか」。沖縄県の仲井真弘多知事は4日、那覇市内で、県内移設案が次々と出てくる現状への不満を記者団にぶちまけた。

 同日上京した知事は、平野官房長官と電話で会談し、政府内の現在の検討状況の説明と面談を求めた。だが、長官は、2日のルース駐日米大使との会談の詳細は語らず、知事と直接面談することも日程調整がつかないと返答。日米交渉がすでに微妙な時期に入っていることをうかがわせた。

 陸上部案は、500メートル級、あるいは1500メートル級の滑走路を米軍キャンプ・シュワブ(名護市など)内に建設し、海兵隊のヘリ発着訓練を国内の島や自衛隊施設などに移転する計画だ。

 しかし、陸上部案はシュワブの沿岸部(名護市辺野古)に建設する現行案と比べ、住宅地に滑走路が近づき、騒音や事故の危険性が高まる。地元の辺野古地区の代表は2月下旬、受け入れ反対を表明。米軍にとっても、シュワブ内での射撃訓練に支障が生じるため、2005年の日米協議で、米側はこの案を拒否した。

 陸上部案とともに、国民新党が政府・与党の沖縄基地問題検討委員会に提示する米軍嘉手納基地(嘉手納町など)への統合案も、有事の際に米本土などから飛来するヘリや戦闘機を運用できる滑走路が減ることになり、米側は拒否している。

 米軍キャンプ・ハンセン(金武町(きんちょう)など)や米軍ホワイトビーチ(うるま市)沖なども挙がるが、いずれも過去の日米協議で消えた。

 ◆県外・国外◆

 一方、社民党では福島党首が中心となり、米領グアムなどへの国外移転を主張。さらに、自衛隊大村航空基地(長崎県)など、沖縄県外への移転案がある。重野幹事長は4日の与党幹事長会談で、「議論を尽くすべきだ」と訴え、移設先決定の加速化をけん制した。しかし、米側は海兵隊の即応性を維持するためには沖縄の陸上部隊とヘリ部隊が一体であることが不可欠だとしており、県外、国外移転に応じる可能性は極めて低い。

 平野官房長官や北沢防衛相が関心を持つとされる徳之島(鹿児島県)への移設・訓練移転案も、徳之島町長は住民投票で受け入れを諮る可能性に含みを持たせるが、反対論が大勢を占めているとみられる。

 一方、米国は、5月までは日本側の動きを見守る構えだ。ただ、新たな案がまとまっても、「議論には応じるが、現行案が最善の道だ」(キャンベル国務次官補)との立場は崩さないとみられ、日米双方で「普天間の現状維持やむなし」との声が広がりつつある。

(2010年3月5日08時47分 読売新聞)

2271チバQ:2010/03/05(金) 12:55:29
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010030502000066.html
厳戒態勢のバグダッド 議会選前に連続テロ
2010年3月5日 朝刊

 【バグダッド=内田康】イラク連邦議会選挙を七日に控え、首都バグダッドは、選挙妨害を予告する国際テロ組織アルカイダ系武装組織の攻撃に備えて厳戒態勢に入った。政府は数万人規模の兵士や警官を動員。幹線道路には戦車も配備され、ヘリコプターが爆音を響かせ上空を旋回する。四日もバグダッド市内で爆弾テロ三件が相次ぎ、計十二人が死亡した。

 記者が三日、郊外のバグダッド国際空港から中心部のホテルへ向かった際には、計六カ所の検問所を通過。ある検問所では、火薬類に反応して動くアンテナ付き小型検知器を持ったイラク兵が、緊張した表情で各車両を調べた。選挙を前に検査は厳格化し、空港からホテルまでは通常の二倍の一時間かかった。

 幹線道路沿いの小路は通行止めに。武装勢力が検問所を避けて移動するのを防ぐためだ。バグダッド在住の大学生アリさん(25)によると、自爆テロを恐れる市民は数日前から、外出を控えている。中心部の官庁街にも選挙ポスターが張られているが、人影はまばらだ。

 政府は投票日前日の六日夜から市民の外出を禁止する。七日もマイカーの利用は禁じられ、有権者は原則、徒歩で投票所に向かう。

 地元テレビなどの報道によると、四日に相次いだテロは、兵士らを対象にした期日前投票所が狙われた。何者かが衣服に詰め込んだ爆薬を爆発させたり、爆弾を投げ込んだりした。バグダッドの東約百キロのラマディでは、大量の爆薬を積んだトラックを運転していた男が当局に拘束されたとの報道もある。武装勢力の活動は、首都とその周辺で活発化しているもようだ。

 バグダッドでは昨年八月以降三回にわたって、一度に百人以上が死亡する大規模テロが起きた。投票日までに再び起きれば、与党マリキ首相派の得票に悪影響が出るだけでなく、駐留米軍戦闘部隊の撤退期限を八月に控えたイラク政府の統治能力そのものが問われることになる。

2272チバQ:2010/03/05(金) 21:38:41
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100305/mds1003052103002-n1.htm
イラク国民議会選 7日投票 世俗派伸長も混戦模様 スンニ派勢力も参加 (1/2ページ)
2010.3.5 21:01
 【カイロ=村上大介】2003年のフセイン政権崩壊後2回目となるイラク国民議会選挙(定数325)の投票が7日、行われる。11年末の米軍完全撤退をにらみ、民主主義定着と治安安定を示すことができるのか−重要な時期を担う新政権の方向を決める選挙となる。今回は、宗派抗争再燃を嫌う世論を背景に世俗派が支持を伸ばしているとされ、イスラム教シーア派主導政権を担ってきたマリキ首相は宗派色を薄めた「法治国家連合」を率いて続投を目指す。だが、どの勢力も単独過半数に届かず、選挙後の連立交渉は難航が予想されている。

 今回は、05年の前回選挙をボイコットしたスンニ派勢力がさまざまな形で選挙参加を決め、ようやくイラクの全勢力が参加した“正統な選挙”の形が整った。 マリキ首相は、各派を糾合した「法治国家連合」を立ち上げ、シーア派出身ながら有力スンニ派政党と連携する世俗派のアラウィ元首相ら率いる「イラキーヤ(イラク国民運動)」とリードを奪い合っている。

 世論調査などでは宗派主義脱却を訴える世俗派への支持が高まっているとされ、今選挙では、宗派の枠組みを脱却しようとする傾向が強まっていると指摘されている。シーア派の統一連合を率いてきたマリキ氏が「法治」を強調し、宗教色を薄める方向に動いているのも、こうした流れに沿ったものだ。

 シーア派勢力は、マリキ首相を批判するイラク・イスラム最高評議会(SICI)や反米強硬派指導者、ムクタダ・サドル師派が連携した「イラク国民同盟」と、マリキ氏の「法治国家連合」に分裂。一方、クルド2大政党は従来通り、統一会派「クルド同盟」を維持しており、現状の勢力維持は確実だ。

 また、スンニ派では、サマライ国民議会議長らの「イラク合意リスト」が最大勢力となっているが、国際テロ組織アルカーイダ系の武装組織掃討に協力した有力部族の一部が「法治国家連合」に合流するなど、票は分散気味だ。

 イラク人口の半分以上を占めるシーア派勢力の分裂で、どの勢力も単独過半数獲得は不可能な状況とみられ、連立交渉には「数週間ではなく、数カ月かかるだろう」(米政府当局者)と、すでに難航は確実視されている。交渉が混乱し、政治的な空白が生じれば治安が悪化する懸念もあり、今年8月末の駐留米軍の戦闘部隊撤退、来年末までの完全撤退という日程にも影響を及ぼしかねない。

 マリキ首相は4日、米CNNテレビのインタビューで、イラク国内の治安情勢次第では撤退期限を越えて米軍に駐留要請する可能性もあると初めて明言した。米紙も、米軍が選挙後に混乱が生じた場合に備え、撤退を遅らせる準備をしていると報じている。

2273チバQ:2010/03/06(土) 11:39:24
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100306/mcb1003060505002-n1.htm
イラク 7日に連邦議会選 党派対立で政権協議難航も (1/2ページ)2010.3.6 05:00

選挙戦でマリキ首相を支持する女性有権者ら=2月27日、イラク中部ナジャフ(AP)【拡大】
 イラク中部ディヤラ州の州都バクバで3日、連続自爆テロがあり、少なくとも33人が死亡、55人が負傷した。今回の事件は2月5日、イスラム教シーア派巡礼者を狙い、41人が死亡、約150人が負傷した同派の聖地、イラク中部カルバラで起きた自爆テロ以来、最大規模。

 イラクでは連邦議会選挙の投票日を3月7日に控え、国際テロ組織、アルカーイダ系武装勢力の犯行とみられる爆弾テロが相次いでいる。テロ事件による2月の死者数は350人余りで、1月の約2倍に上った。

 連邦議会選への出馬資格をめぐり、独立高等選挙委員会(選管)の判断は二転三転した。選管は1月半ば、旧フセイン政権の支配政党で現在は非合法化されているバース党と関係があるとして、立候補予定者約500人に出馬を禁じる決定を下した。出馬を禁じられた者の多くは、故サダム・フセイン元大統領と同じイスラム教スンニ派か、宗派横断的な民族主義者だった。

 この決定に対する異議申し立てを上訴裁判所が審理していた2月初旬、選管は連邦議会選への出馬を禁じられた立候補予定者の出馬を認め、選挙後にあらためて当選者について資格審査を行うとした。ところが、マリキ首相の与党でシーア派主体の法治国家連合の幹部が「憲法違反の可能性がある」と反発すると、選管は手続きに不備があったとして、異議申し立てをしていた177人のうち28人を除いて再び出馬を禁止した。

 出馬資格を剥奪(はくだつ)された中に、スンニ派有力議員のサレハ・ムトラク氏も含まれいた。ムトラク氏が属する「イラク国民対話」は2月中旬、連邦議会選への不参加を表明。他の会派にも選挙ボイコットを呼びかけた。イラク国民対話は、アラウィ元首相らとともに世俗派の政党連合「イラキーヤ」を結成していた。しかし、ボイコットの呼びかけに応える会派は少なく、イラク国民対話はまもなく選挙運動を再開した。

 イラク国防省は2月26日、旧フセイン政権時代のイラク将校で、旧政権で職を追われた約2万人の復職を認めることを発表した。これはバース党関係者の出馬禁止と矛盾するようだが、マリキ政権が出馬禁止問題の混乱で失った支持を取り戻そうとする政治的な動きとみられる。

 連邦議会選挙までテロ事件が続く可能性は高いが、投票に支障はないだろう。しかし、各党派は鋭く対立したままであり、選挙後の政権協議は難航するに違いない。(オックスフォード・アナリティカ)

2274チバQ:2010/03/06(土) 11:56:05
http://mainichi.jp/select/world/news/20100306ddm007030153000c.html
イラク連邦議会選:あす投票、混戦模様 宗派対立の回避模索 米、撤退へ影響懸念
 【カイロ和田浩明、ワシントン草野和彦】イラクの連邦議会(325議席、任期4年)の総選挙が7日投票される。マリキ首相が治安の相対的安定化や油田開発を「成果」と強調し2期目を目指す一方、最大会派でシーア派主導の「イラク国民同盟(INA)」やクルド人会派も勢力の維持・拡大を狙う。しかし米国は、選挙前にテロが相次いでいることから、選挙後も治安が完全には安定せず、今夏の駐留米軍戦闘部隊撤退に影響が出かねないと懸念している。総選挙は混戦模様で選挙後の組閣での連立は必至だ。

 宗派主義的政党が敗退した昨年1月の地方選を踏まえ、マリキ首相がイスラム教シーア、スンニ両派の横断型会派「法治国家連合(SLC)」を率いるなど宗派間対立を回避し、横断色の打ち出しを図る派が目立つ。

 INAは「スンニ派政治家も参加した国民的勢力」と主張。世俗主義のシーア、スンニ両派が同居する「イラク国民運動(イラキヤ)」も「全イラク人の代表」と強調する。

 シーア派のアッダワ党が中心ながら国家主義、中央集権を唱え地方選に勝利したSLCは、今回も同一路線で「統治の実績」(デバガ政府報道官)を打ち出す。「SLC有利」との世論調査もある。

 クルド人系はクルド愛国党(PUK)、クルド民主党(KDP)の2大既成政党に加え、昨年7月の自治議会選挙で躍進した「変革運動」も国政進出を図る。アラブ系中央政府とクルド自治政府の緊張は今後のイラクの治安上最大の焦点だ。

 スンニ派にとっては、人口比(20%)に見合う議席数に近づけるかが焦点だ。「敗北で排除されたと感じれば、スンニ派は暴力に訴える可能性もある」(政治評論家のマフムード・ジャシム・バグダッド大教授)。

 05年の前回選挙で成立した正式政府下で初の今回の選挙は、米軍撤退を実現し「主権回復」を果たす重要な一里塚でもある。

 一方、米軍撤退スケジュールに誤算が出れば、今年11月の米中間選挙や、アフガニスタンの10万人規模の米軍維持計画にも悪影響を及ぼしかねない。

 現在のイラク駐留米軍は約9万5000人。8月末には戦闘部隊が撤退して5万人まで縮小し、残留部隊も11年末までに撤退する。

 駐留米軍のオディエルノ司令官も先月、予定通りに米軍を撤退させるには、新政権発足までの成り行きを見守る必要があるとの認識を示した。不測の事態があれば、一部の戦闘部隊撤退を遅らせる「緊急対策」があることも明らかにしている。

毎日新聞 2010年3月6日 東京朝刊

2275チバQ:2010/03/06(土) 11:56:57
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100306-OYT1T00268.htm
普天間移設が火種、“政争の島”再び二分か
基地移設


普天間飛行場の移設に反対する徳之島住民が掲げた横断幕

 鹿児島県の徳之島が沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で揺れている。

 政府が検討している米海兵隊の訓練移転に多くの島民が反発する一方、経済効果に期待する島民は基地誘致に向けた署名活動の準備を始めた。かつて激しい政争で知られた島は、再び二分されかねない状況になっている。

 「この畑も軍用地になるのかな」。青く澄み切った海に面した畑で、特産の春ジャガイモの収穫に追われていた盛猛朗さん(25)(伊仙町)が、不安そうな表情を浮かべた。黒毛和牛の子牛とジャガイモの生産で、妻(24)と長男(1)を養う。「牛は騒音などのストレスでエサを食べなくなる。ヘリが来れば、島外に出るしかないかも」と言葉にも力がない。

 1月に島が基地移設先として浮上した直後、反対する島民約50人が「徳之島の自然と平和を考える会」を結成。沖縄の米軍被害などの勉強会を重ねてきた。中心メンバーでメロンなどの栽培農家、松村博光さん(63)(天城町)は「まじめに働けば、十分に食わせてくれる環境こそ島の誇り。移設など許されない」と力を込める。7日には約500人が参加する集会を開く。

 ただ、島は反対一色ではない。2月24日、島内の全戸に「基地移設の前提条件を考える」として、〈1〉60歳以上の島民に月10万円の特別年金支給〈2〉島内3町に全天候型の闘牛場設置〈3〉害虫のアリモドキゾウムシ駆除――など15項目の要求案を記したチラシが配られた。

 考案したトレーニングジム経営、谷岡一さん(57)(徳之島町)は「基地は島の経済の起爆剤になる」と訴える。仲間5人と3町長に住民投票の実施を要請したほか、近く政府に移設を求める署名活動も始めるという。「賛成派はまだ少数。でも、良い条件を引き出せれば、島民の多くは賛成するはず」と強調する。

 島は衆院選が中選挙区制で行われた1980〜90年代、全国唯一の1人区だった旧奄美群島区。保岡興治、徳田虎雄の両氏が島を二分する激しい選挙戦を繰り広げた。「保徳代理戦争」と呼ばれた91年の伊仙町長選では、町民同士の衝突や役場への投石騒ぎが起き、機動隊が投入された。

 小選挙区制導入後、両氏が別々の選挙区から出馬したこともあり、島は近年、ようやく落ち着きを取り戻した。伊仙町の大久保明町長(55)は「住民投票などで再び混乱が生じることは、避けなければならない」と警戒を強めている。(松浦篤)

 ◆徳之島=鹿児島市の南約450キロに浮かぶ奄美群島の一つ。徳之島、伊仙、天城の3町から成り、人口約2万3500人。サトウキビ栽培や闘牛が盛んで、国の特別天然記念物のアマミノクロウサギなど希少な動植物の宝庫として知られる。

(2010年3月6日10時56分 読売新聞)

2276チバQ:2010/03/06(土) 17:36:07
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100306-OYS1T00186.htm
馬毛島所有の会社「普天間移設受け入れたい」
普天間移設

 沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、鹿児島県・馬毛島(西之表市)のほぼ全域の土地を所有する建設会社「馬毛島開発」(同)の立石勲社長(76)は5日、読売新聞の取材に対し、「政府から移設を求められれば、積極的に受け入れたい」と述べ、協力する考えを明らかにした。ただ、長野力・西之表市長は受け入れに反対。県議会にも、反対表明を求める陳情書が市民団体から提出されている。

 同市によると、馬毛島は種子島の約12キロ西側にあり、面積は普天間飛行場の倍近い約8・2平方キロ。立石社長によると、同社は島の99・7%の土地を所有しているという。住民は同社関係者だけとみられる。

 島は在日米軍再編に伴う空母艦載機の夜間離着陸訓練(NLP)候補地に浮上したこともあり、同社は独自に南北4・2キロ、東西2・4キロの滑走路の整備を進めている。立石社長は「(種子島にある)西之表市街地までは遠く離れ、騒音被害や住宅地への危険性はない。地元自治体への交付金が期待できるうえ、沖縄の負担軽減にもつながる」と強調した。

(2010年3月6日 読売新聞)

2277チバQ:2010/03/06(土) 17:47:16
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN201003060017.html
2010.03.06 Web posted at: 17:10 JST Updated - CNN
USA
要人への便宜供与、残業などで士気低下 駐アフガン米大使館
(CNN) 米国務省の内部監察当局は、アフガニスタン駐在の米大使館の業務に関する報告書を6日までにまとめ、米本土からの要人らの多数の訪問者などの対応に追われ、残業の慢性化もあり、館員の士気が落ちていると指摘した。相次ぐ訪問者については「戦争観光」の状態を呈しているともまで言い切っている。


業務の過剰については、要人などへの便宜供与の他、開発支援の見直し、文民スタッフの増加、オバマ政権によるアフガニスタン新戦略に伴う作業増大などが背景要因にあるとしている。また、米国とアフガンとの時差の関係で、大使館幹部が深夜、未明までワシントンとのビデオ電話の対応に追われている現状を指摘。


11月には、アイケンベリー駐アフガン米大使が3夜連続、現地時間の夜中から午前2時にかけてワシントンとの電話連絡に付き合い、結果的に翌日の日程の一部をキャンセルしたとの弊害に言及している。


また、大使館の業務スペースが狭くなっており、館員のストレスを高める一因になっているとも指摘。昨年1月の館員総数は531人だったが、今年末までには1300人に拡大する予定で、スペースが原因のストレスの問題はさらに悪化する可能性があるとしている。


首都カブールから離れた各州での開発支援事業で働く数百人規模の米国人の生活の現状にも言及。「原始的」な住居、衛生状態での勤務を強いられているとし、対策を促している。


要人、連邦政府職員や米議員らによる「戦争観光」の訪問については、特別な要請事項や最終段階になっての旅程の変更などの依頼もあり、余分な対応を迫られていると主張。昨年10月1日時点で、大使館は訪問者の100グループ、人数にして700人超までの世話を強いられたとしている。昨年末までには10グループ以上の議会代表団の訪問が予定されていたという。


同報告書は、オバマ政権が打ち出したアフガン新戦略の目標を達成するためにも大使館が直面する窮状を改善しなければならないと訴えている。

2279チバQ:2010/03/06(土) 19:16:42
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/03/post-1054.php
イラク選挙を乗っ取るイランの「スパイ」
Iraqi Election Watch

3月7日のイラク議会選挙を前に、次期首相の座を狙うチャラビはイランの手先だとアメリカが批判を強めている

2010年03月03日(水)17時42分
マイケル・イジコフ(ワシントン支局)


 イラク駐留米軍司令官のレイ・オディエルノは最近になって、イラクのアフマド・チャラビ元首相を厳しく批判し始めた。かつてアメリカのネオコン(新保守主義者)たちに重宝したこの男が、3月7日に行われるイラク連邦議会選挙を「ハイジャック」しようとしているというのだ。それもイランの利益のために。

 チャラビはシーア派主導の現政権で「バース党排斥委員会」を率いている。彼がイランに「操られている」とするオディエルノの批判はイラク国内で波紋を呼んでいる。しかし、アメリカの情報機関関係者にとっては意外な話ではない。

 CIA(米中央情報局)では10年以上前から、オディエルノと同様の説がささやかれてきた――チャラビは密かにイラン政府と手を組んでいる、と。チャラビが、国防副長官を務めたネオコンの重鎮ポール・ウォルフォウィッツや他のジョージ・W・ブッシュ政権関係者と親しくしていたにもかかわらずだ。

 チャラビは「イランの命令で動いている」と、ジョン・マグワイアは言う。マグワイアは元CIAイラク担当責任者の一人で、03年の米軍イラク侵攻後はバグダッドで副署長を務めた。「チャラビは(イラン政権から)具体的な指示を受けて、行動している。それは96年から続いているが、もはや隠しようがなくなっている」

 かつて一部のネオコンから「イラクのジョージ・ワシントン」と称賛されたチャラビ本人は、この話を断固として否定している。自分は愛国者で、イラクの利益のために尽くしているという。彼は先週、ワシントン・ポスト紙のコラムニスト、デービッド・イグネーシアスに宛てた電子メールにこう書いた。「私たちがアメリカの政治的意図に反する行動を取るたびに、こういった非難の声が上がる」

スンニ派候補者を失格にした意図は
 チャラビは最近、イラク選挙について協議するためイラン革命防衛隊司令官のカシム・ソレイマニなどイラン当局者たちと「何度か」会合を持ったと、オディエルノは指摘している。これに関して本誌がチャラビの報道官フランシス・ブルックに問い合わせたところ、メールでこう回答があった。「チャラビはイラクの有能な指導者たちの例にもれず、すべてのイラク隣国と外交、政治、情報活動、軍事の面でつながりがあり、個人的な関係も築いている」。

 ブルックはまた、オディエルノが「優秀な司令官」で「サダム・フセイン逮捕に尽力した彼に恩義を感じている」ものの、彼は「イラクを愛する者の行動に対して判断を下せるような立場にはない」としている。

 だがオディエルノやマグワイアらは、最近のチャラビとその代理人アリ・アラミの政治的な動きの背後には、愛国心以上の腹黒い動機があるとにらんでいる。

 シーア派のチャラビとアラミは、イラクの「責任追及と正義委員会」主要メンバーとして、スンニ派の議会選候補者145人の出馬を禁止した。名目上は、彼らがフセイン政権下の支配政党バース党の元党員だったという理由だ。これは、イランとのつながりが強くチャラビが後押しするシーア派議員を多数当選させようという露骨な企てだと、米当局は考えている。

 チャラビは「元バース党員だからという理由ではなく」、権力争いのためにスンニ派候補者を失格にしたと、マグワイアは非難している。「試合で勝てないなら、試合が始まる前に追い出してしまえというわけだ」。

 そうすることでチャラビとイランの利害は完全に一致すると、マグワイアは言う。チャラビは「首相になりたいし、イランは自分たちがコントロールできるレバノンのような従属国がほしい。今イラクで起きているのは、レバノンのヒズボラ(イランと密接に結びついているシーア派組織)の動きそのものだ」

2280チバQ:2010/03/06(土) 22:06:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010030600255

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大 本文の文字サイズを変える 宗派横断の政治勢力優勢=議会選、7日投票−イラク
 【バグダッド時事】イラク連邦議会選(定数325、任期4年)が7日行われる。8月末までの駐留米軍戦闘部隊撤退や、2011年末までの完全撤退に向けた重要局面を担う新政権の枠組みを決める選挙となる。宗派横断の政治勢力が優勢だが、明確な勝利を収める勢力が出ない場合、新政権樹立へ政局が混迷する可能性もある。
 宗派を軸とした前回2005年の選挙とは打って変わり、今選挙はイスラム教シーア派やスンニ派などを糾合した宗派横断のマリキ首相率いる「法治国家連合」や、アラウィ元首相の世俗勢力「イラキーヤ」が人気を集めている。
 この両勢力に、人口の約6割を占めるシーア派のイスラム最高評議会や強硬指導者サドル師派が連携する「イラク国民同盟」と、クルド2大政党の統一会派「クルド同盟」を加えた4勢力が有力と見られている。
 最大議席を獲得した勢力が新政権樹立を主導するが、前回選挙では投票から政権樹立まで5カ月を要した。今回も同様の事態となって政治空白が生まれ、治安が悪化するとの懸念が出ている。(2010/03/06-20:00)

2281チバQ:2010/03/07(日) 10:58:15
>>2258ほか
【法治国家連合】マリキ首相(シーア派)が率いる シーア派の中道民族主義者が多数を占めるが、スンニ派の候補も含む
【イラク国民同盟】シーア派の候補者リストで、イラク・イスラム最高評議会(ISCI)、ISCI傘下の民兵組織「バドル旅団」、サドル師派(反米強硬派指導者)、ファディーラ党、イラク国民会議などからなる  ←旧与党:マリキ派と分裂
【クルド同盟】クルド自治政府のバルザニ議長が率いるクルド民主党(KDP)と、タラバニ連邦政府大統領が議長を務めるクルド愛国同盟(PUK)からなる
【イラキーヤ】アラウィ元暫定政府首相が率いる。宗派横断的な民族主義者の党派だが、スンニ派の有力政治家を含む。サレハ・ムトラク氏、ハシミ副大統領、イサウィ副首相ら。   ←立候補資格を剥奪された候補者多
【イラクの統一】党派・民族横断的なイラク民族主義者のグループで、シーア派、スンニ派、クルド人の候補を幅広く含む。ボラニ内相(シーア派)や覚醒(かくせい)評議会のアフメド・アブ・リシャ氏(スンニ派)がよく知られている。リシャ氏も出馬禁止リストに載っている
【イラク合意リスト】スンニ派では、サマライ国民議会議長らが最大勢力

2282名無しさん:2010/03/07(日) 20:36:24
>>2268(´・ω・`)トマホーク好きだったんだけどねぇ。。

2283チバQ:2010/03/07(日) 20:49:11
http://mainichi.jp/select/world/news/20100307ddm007030190000c.html
イラク:議会選控えテロ続発 宗派間対立の激化狙う?
 【カイロ和田浩明】イラク中部のイスラム教シーア派の聖地ナジャフで6日、自動車爆弾が爆発し、AFP通信によると3人が死亡、54人が負傷した。7日の連邦議会選挙を前にイラクでは各地でテロが続発し、首都バグダッドやスンニ派が多い中部バクバが標的になっている。宗派間対立の激化を狙ったとも見られる犯行で、選挙後に想定される各派の連立協議にも影を落としそうだ。

 爆発はシーア派の初代イマーム(指導者)を祭ったアリ聖廟(せいびょう)付近で発生。イラン人巡礼2人とイラク人1人が犠牲になった。負傷者の大半はイラン人。イラクのシーア派政党にはイランと関係が深いものもあり、両者を同一視し批判するイラク国民もいる。

 今回の選挙では、マリキ首相が率いる「法治国家連合(SLC)」をはじめ、宗派横断型の態勢を取る会派が目立つ。前回の05年選挙後に宗派間対立が内戦状態を生んだため、「宗派でなくイラクのための政治家」を求める有権者の声を反映したものだ。だが一方で、各宗派間の不信感は依然根強い。

 1月にはシーア派チャラビ元副首相が委員長の「責任追及・正義委員会」が、有力スンニ派政治家を含む立候補者511人を「フセイン時代の旧政権党バース党に関与していた」として失格認定。選管は当初反対したが、最終的にこの決定を追認した。一部スンニ派は一時、選挙をボイコットする姿勢も見せた。

 シーア派内部でも、マリキ首相派と、これに反対するイラク国民同盟(INA)の綱引きが続いており、ナジャフの事件も「首相の治安維持能力を疑問視させるための犯行」との見方すら出ている。

2284 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/08(月) 10:32:29
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/2478
という話もありますが、完全に官邸(平野)主導になっているんですかね。
昨秋、岡田・北沢の県内移設案をひっくり返した時点で、そういう流れになるのは自然と言えば自然ですが。

http://mainichi.jp/select/world/news/20100308ddm012010053000c.html
在日米軍再編:普天間移設 いらだつ沖縄、なだめる政府

 前原誠司沖縄・北方担当相は7日、那覇市内のホテルで、仲井真弘多知事ら県幹部と、沖縄振興計画や
観光政策などで意見交換した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題でのやりとりはほとんどなく、
県内移設案の浮上にいらだつ仲井真氏は「どういう方向でまとまっていくのか、まとめようとしているのかを含め
力も借りたい」と求めた。だが前原氏は「情報を持ち合わせていない」と応じるにとどめたという。終了後、前原氏は
記者団に「まとまった段階で沖縄担当の私に話があるのかないのか、その点を踏まえて動く」と語った。
【西田進一郎】

 北沢俊美防衛相は7日、長野県茅野市内の会合であいさつし、米軍普天間飛行場の移設問題に関し「政府が
解決の意思をみせることで、代替案を受け入れていただく地域に安心感を作らなければならない」と述べた。
県内移設を念頭に、受け入れ自治体の要望に沿った振興策などを実施する考えを示した。「ロードマップにはないが、
沖縄で『どうしても解決してほしい』と知事や市長たちが言ってくる課題がある」とも指摘した。振興策を巡っては、
前原誠司沖縄・北方担当相が6日、「仮に県内であれば沖縄振興計画とは別個の経済対策があってしかるべきだ」
とした。【仙石恭】

毎日新聞 2010年3月8日 東京朝刊


http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-08_4245/
移設情報「話がない」 沖縄相、知事に
政治 2010年3月8日 10時06分

 来県中の前原誠司沖縄担当相は7日、那覇市内のホテルで仲井真弘多知事と懇談し、ポスト沖縄振興計画に
ついて意見交換。仲井真知事は、米軍普天間飛行場の移設問題について「どういう方向でまとまっていくのか、
まとめようとしているのか」と進捗(しんちょく)状況の説明を求めたが、前原氏は情報を持ち合わせていないとの
認識を示したという。冒頭以外非公開で行われた。

 前原氏は懇談後、記者団に、普天間問題は平野博文官房長官や社民党、国民新党が検討している現状を説明し
「(私には)具体的な話がない」と述べた。

 その上で、「予断を持って話をすることは遠慮したい。政府与党で固まった段階で、沖縄の皆さんに相談があるの
ならば、しっかり話をしないといけないし、沖縄担当の私にできる役回りがあれば果たしたい」と述べるにとどめた。

2285チバQ:2010/03/08(月) 12:19:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010030800026
首相派優勢、シーア派退潮か=宗派横断勢力が新政権主導−イラク議会選
 【バグダッド時事】7日投票され即日開票に入ったイラク連邦議会選で、独立選挙管理委員会筋は同日夜、マリキ首相率いる宗派横断の「法治国家連合」が開票初期の段階でリードし、アラウィ元首相の世俗会派「イラキーヤ」やイスラム教シーア派統一会派「イラク国民同盟」がこれを追う展開だと明らかにした。前回選挙で第1党となったシーア派勢力は退潮、宗派を超えた政治勢力が新政権を主導する見通しとなった。
 記者会見した選管のハイダリ委員長は「テロにもかかわらず投票率は良好だった。イラクの歴史の転換点となった」と述べ、選挙がおおむね順調に推移したとの認識を示した。しかし、アラウィ元首相はテレビで「国内外の投票所で大きな混乱があり、独立選管の役割に疑問符を投げ掛けた」と批判。これに対し選管は、特定の政治家の不当な主張を拒否するとの声明を発表した。
 選管当局者によると、第1回の集計結果は3〜4日後に発表され、最終結果公表には2週間〜1カ月かかる見通し。連立協議は5カ月を要した前回同様に難航が予想され、この間に政治空白が生まれ治安情勢が悪化する懸念もある。(2010/03/08-06:03)

2286チバQ:2010/03/08(月) 12:20:11
http://mainichi.jp/select/world/news/20100308ddm003030091000c.html
クローズアップ2010:イラク総選挙 マリキ首相「他会派排除せず」
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 ◇「国民的内閣」和解訴え
 イラク連邦議会選(総選挙)が7日、相次ぐ爆弾テロの中で行われた。かつて同国を内戦状態に陥れた宗派間対立への反省から、主要会派の多くは宗教色を抑制し、国民の和解を訴えた。選挙後の組閣作業では、連立協議が不可欠な情勢。多数派のイスラム教シーア派と旧政権の支配層だったスンニ派、自治権を強めたいクルド人が、有権者の求める「国民的内閣」を実現できるかが、新生イラクの岐路になる。

 「次の連邦議会は多数会派が支配することになるが、他会派を排除するものではない」。シーア派のマリキ首相は7日、投票後にこう語った。選挙後の連立協議を想定した発言だ。選挙前の2月28日にも、自らの宗派横断会派「法治国家連合(SLC)」が、シーア派主導の「イラク国民同盟(INA)」やクルド人会派と連携する可能性に言及していた。連立協議には、アラブ世俗派でアラウィ元首相が率いる「イラク国民運動」も絡む見通し。

 人口比(20%)に比べ議席数が少ないスンニ派の動向も注目される。同派は、06〜07年の内戦状態を引き起こした主要勢力とみられ、「政治問題解決を暴力に求める傾向」(アンバル県副知事)があると言われる。同派に配慮したマリキ政権は2月下旬に、フセイン政権時代の旧軍幹部2万人を復職させると発表した。

 シーア派内部でも、INAを構成するサドル師派は対米強硬姿勢で知られ、民兵組織のマフディ軍が武装闘争を展開した経緯がある。クルド人は北部3県で自治政府を運営、独自の民兵組織も維持しており、アラブ人主導の中央政府と石油都市キルクークの帰属などを巡って対立。イラク軍と衝突寸前の事態になったことも一度ならずあった。

 宗派・民族間の緊張関係が続く中、有権者の多くは、支持会派は違っても、「すべてのイラク人のための政府」(スンニ派有権者)を求めている。昨年1月の地方選挙では宗派主義政党が敗北した経緯もあり、各会派も宗派横断的な立候補者の配置を行った。

 だが、選挙後の組閣作業が各派を取り込んだ「国民的内閣」を生み出せるかは不透明だ。05年12月の前回総選挙では、連立協議が難航。新政府の発足までに約5カ月も要し、この間の政治的空白が宗派間対立を生み出したといわれている。

 政治評論家のタリク・カリーム氏は「国家的和解には、宗派でなく能力による人材任用が必要」と話す。国際シンクタンクのインターナショナル・クライシス・グループは最近の報告書で、組閣後も宗派・民族を横断した政治参加の促進や、政府の透明性確保、責任の明確化が必要だと指摘している。【カイロ和田浩明】

2287チバQ:2010/03/08(月) 12:20:34
 ◇米はイラン介入警戒 「イラクラシー」狙う
 今年8月末までにイラクから戦闘部隊を撤退させる米国にとって、最大の関心事は、自国の存在感を維持しつつ、周辺国、特にイスラム教シーア派国家イランの政治的介入を排除することだ。このため、連邦議会選挙によって多数派シーア派主導の政府が誕生しても、スンニ派など少数派も一定の影響力を保持できるイラク流の民主主義(デモクラシー)「イラクラシー」を確立させようと腐心している。

 「完全ではないが、西側の民主主義とは違う、イラクラシーが機能している」。ペトレアス米中東軍司令官は2月、選挙後のイラクの民主化促進にこう期待感を示した。米軍撤退後のイラク政策を担うヒル駐イラク米大使も「民主的なイラクと強く、長期的な関係を望む」と意欲を示す。

 米国の戦略の背景にあるのは、地域大国になり得るイラクの潜在力だ。ヒル大使によると、イラクの油田開発が順調に進めば、10年以内に1日1000万バレルの原油生産が可能。その規模は「サウジアラビア並みで、イランの4倍」という。

 米国はイラクの潜在力が花開く前に、選挙を通じて「シーア派主導だが、スンニ派、クルド人も重要な役割を果たす」(ヒル大使)体制を築き、周辺国の介入を防ぐ必要がある。特に警戒しているのが隣国イランだ。

 「明らかにイランの影響を受けている」。イラク駐留米軍のオディエルノ司令官が非難するのは、シーア派のチャラビ元副首相だ。

 チャラビ氏が委員長を務める「責任追及・正義委員会」は1月、旧政権党バース党との関係を理由に、スンニ派政治家ら511人の立候補を禁止した。シーア派主導政府に不満を募らすスンニ派勢力の反発をあおる恐れがあったため、バイデン米副大統領は資格審査を選挙後にするよう働き掛けた。

 また、世界最大の在外米公館である在イラク米大使館は、現在の人員約1400人を3000人に増やす計画だ。ヒル大使は「(米軍の撤退で)米国がイラクを去ると見なされ、周辺国が勢力争いに乗り出すことは望まない。米国は(選挙後も)大きな存在であり続ける」と強調している。【ワシントン草野和彦】

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 ■ことば

 ◇イラク連邦議会選挙
 18ある県を各選挙区に非拘束名簿方式の比例代表制で行う。議席数は人口増を反映し前回05年の275議席から325議席に増加。任期は4年。86の会派・政党から約6200人が立候補、旧政権党バース党関係者511人が失格認定された。今年1月実施の予定が、選挙法改正審議長期化で2カ月延期された。選挙結果確定後、連邦議会で選出された新大統領が最大会派から首相候補を指名し30日以内の組閣を指示する。

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 ■イラクを巡る主な動き

03年 3月 イラク戦争開戦

    4月 バグダッド陥落

    5月 米英占領当局が統治開始

04年 6月 占領当局が暫定政府に主権移譲

05年 1月 移行国民議会選を実施

    4月 移行政府が発足

   12月 初の連邦議会選を実施

06年 2月 中部サマラでシーア派聖地「アスカリ聖廟(びょう)」爆破テロ。宗派対立が激化し、内戦状態に

    5月 マリキ首相率いる新政府が発足

07年 1月 米軍2万1500人の増派発表

09年 1月 11年末までの米軍完全撤退を明記した地位協定が発効。一部地域を除き地方議会選を実施

10年 3月 2回目の連邦議会選を実施

2288 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/08(月) 12:36:10
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030701000524.html
小沢氏、普天間陸上案に否定的 「選挙にならない」

 民主党の小沢一郎幹事長が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、政府が検討しているキャンプ・
シュワブ陸上部(名護市)などの県内移設案について「(参院選前に政権の)イメージダウンも甚だしく、選挙にならない」
などと否定的な見解を与党幹部に示していたことが7日分かった。

 小沢氏は政策決定の内閣一元化の観点から、普天間問題でも基本的に内閣の判断を尊重する考えを示している。
ただ鳩山由紀夫首相は移設先候補地の決定に際し小沢氏に同意を求めるとみられ、小沢氏が異論を唱えた場合、
首相らは対応に苦慮しそうだ。

 小沢氏は今月に入り与党幹部と会談。関係者によると、この席で「沖縄県議会が全会一致で国外・県外移設の
意見書を可決したのに、県内とすることができるわけがない」と指摘。さらに「首相も『県外か国外』と言っていた。
首相も選挙に不利になることは分かっている」と県内移設に反対姿勢を示したという。

 政府、与党の沖縄基地問題検討委員会(委員長・平野博文官房長官)の協議の進め方に関しても与党の意見
反映が不十分で外務、防衛両省が主導する議論になっていることに不満を漏らしたという。

2010/03/08 02:02 【共同通信】

2289とはずがたり:2010/03/08(月) 14:25:05

流れがシュワブ陸上案が強まってきた様な感触だったけど小沢が拒否権か?

小沢氏、普天間陸上案に否定的 「選挙にならない」
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030701000524.html

 民主党の小沢一郎幹事長が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、政府が検討しているキャンプ・シュワブ陸上部(名護市)などの県内移設案について「(参院選前に政権の)イメージダウンも甚だしく、選挙にならない」などと否定的な見解を与党幹部に示していたことが7日分かった。

 小沢氏は政策決定の内閣一元化の観点から、普天間問題でも基本的に内閣の判断を尊重する考えを示している。ただ鳩山由紀夫首相は移設先候補地の決定に際し小沢氏に同意を求めるとみられ、小沢氏が異論を唱えた場合、首相らは対応に苦慮しそうだ。

 小沢氏は今月に入り与党幹部と会談。関係者によると、この席で「沖縄県議会が全会一致で国外・県外移設の意見書を可決したのに、県内とすることができるわけがない」と指摘。さらに「首相も『県外か国外』と言っていた。首相も選挙に不利になることは分かっている」と県内移設に反対姿勢を示したという。

 政府、与党の沖縄基地問題検討委員会(委員長・平野博文官房長官)の協議の進め方に関しても与党の意見反映が不十分で外務、防衛両省が主導する議論になっていることに不満を漏らしたという。
2010/03/08 02:02 【共同通信】

2291とはずがたり:2010/03/08(月) 15:21:39
>>2288
済みません,もろ>>2289でかぶりました↓。
2/18の時点では慎重な云いぶりに徹してますが。。
>小沢氏は「(当選は)よかった」と述べるにとどめた。

在日米軍再編:普天間移設 名護市長、鳩山首相に「陸もだめ」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100218dde007010024000c.html

 鳩山由紀夫首相は18日午前、稲嶺進・沖縄県名護市長と首相官邸で会談した。稲嶺氏は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)への移設反対を訴え1月に初当選しており、会談では「海にも陸にも(基地を)造らせない、と市民に約束してきた」と首相に伝えた。首相は稲嶺氏に「基地負担軽減のために(政府・与党で作る)沖縄基地問題検討委員会で鋭意検討しているところだ」と応じるにとどめた。

 稲嶺氏は検討委の委員長を務める平野博文官房長官とも会談。平野氏は市長選直後の自身の「(選挙結果を)斟酌(しんしゃく)しなければならない理由はない」との発言について「検討委はまず、技術的に移転可能かどうかを検討する場だ、という意味で言った」と釈明した。

 その後、稲嶺氏は民主党の小沢一郎幹事長と国会内で会談した。小沢氏は「(当選は)よかった」と述べるにとどめた。【朝日弘行、念佛明奈】

毎日新聞 2010年2月18日 東京夕刊

2292チバQ:2010/03/08(月) 20:56:26
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100308/mds1003082018005-n1.htm
イラク国民議会選 マリキ首相派が優勢か 「脱宗派」に支持集まる (1/2ページ)
2010.3.8 20:18
 【カイロ=村上大介】7日投票されたイラク国民議会選挙は即日開票に入り、続投を目指すマリキ首相が率いる「法治国家連合」がイスラム教シーア派が多い南部を中心にリードしているもようだ。アラウィ元首相率いる世俗派の連合会派と、首相とたもとを分かったシーア派宗教勢力がこれを追う。国民の間では長引いた宗派抗争への疲労感が広く共有され始め、今回は宗派横断的な会派が事前の予想通り勢力を伸ばす展開となりそうだ。

 投票日は首都バグダッドを中心にイスラム過激派のテロで38人が死亡、100人以上が負傷したが、投票はほぼ順調に進んだ。

 選挙管理委員会関係者はフランス通信(AFP)に対し、前回選挙でスンニ派の大勢がボイコットした中部アンバル県でも投票率が60%を超え、全国平均も50%を上回るだろうと表明。スンニ派の国際テロ組織アルカーイダ系武装組織は選挙妨害を予告していたが、多数が死傷した連続テロもスンニ派住民の投票参加の流れを止めることができなかったことが浮き彫りになっている。

 AFPによると、今回、宗派主義克服を訴えたマリキ首相の「法治国家連合」は全国18県のうちシーア派地域の9県で優勢。一方、自らシーア派出身のアラウィ元首相率いる世俗派連合「イラキーヤ」はスンニ派の多い中部でリード。シーア派地域9県のうち3県でも首相会派に次ぐ2位を走り、健闘しているという。

 シーア派宗教政党を中心とする「イラク国民同盟」は9県のうち6県で2位。

 暫定結果は18日ごろ発表され、結果確定には1カ月から半年程度かかる見通し。大票田バグダッドの投票傾向は明らかではない。

 ただ、今回特徴的となった「脱宗派」の流れが定着するかどうかは依然、不透明だ。人口の6割を占めるシーア派が政治の主導権を握り、北部に自治区を構えるクルド人が自らの権益維持・拡大を狙うという基本構図は揺るがない。新政権への連立交渉は各派の利害調整で数カ月はかかるとみられ、その中で宗派主義が再び首をもたげないという保証はない。

2293チバQ:2010/03/08(月) 20:58:48
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100308-OYT1T00062.htm
「選挙後また抗争よ」イラク議会選
 イラクで7日、2006年の本格政府発足後初めての国民議会(定数325、任期4年)選挙の投票が行われた。

 ◆居住区隔てる防護壁と相互不信◆

 2005年12月の前回選挙ではイスラム教シーア派連合が大勝、マリキ政権が発足したが、その後でシーア、スンニ両派の対立が激化した。バグダッドでは両派の居住区を隔てる防護壁が張り巡らされ、相互不信は残ったままだ。

 今回選挙ではマリキ政権を支えてきた多数派のシーア派が、マリキ支持勢力と反マリキ勢力に分裂。アラウィ元首相の世俗勢力やスンニ派勢力と激しく争った。混戦模様の中、候補者暗殺など選挙絡みのテロが続発した。

 「本当に怖いのは、選挙の後よ」。シーア派が多く住むカラダ地区で会った薬局勤務のスンニ派の女性(40)が声を潜めた。「連立を巡る駆け引きが始まれば、また抗争よ」

 7日、バグダッド市内は短いところでは約100メートル間隔で検問所が設けられ、移動中に何度も足止めを食った。テロを受け警備を強化したものだが、何人もの隊員が代わる代わる通行許可証や車両証明書を調べる一方、同行の警備員が所持する自動小銃など武器類には見向きもしない。「これで一体、何を阻止出来るっていうんだ」。警備員は冷ややかに語った。(バグダッド 長谷川由紀)

 ◆在外イラク人 家族で生活を…◆

 「早くバグダッドで家族一緒に暮らしたい。考えるのはいつもそれだけ」と、とつとつと話すアフマド・アロバイディさん(40)。7日、ヨルダンの首都アンマン中心部の高校に設けられた在外投票所で、世俗派「イラク同盟」に1票を投じたという。

 バグダッドでドイツ系企業に勤務していたため、イラク戦争開始後の03年、「外国人と同じように狙われる」と思い英国へ脱出した。

 宗派対立が激化した07年には、スンニ派を標的にした爆弾テロで両親が殺害された。今年1月、治安改善を聞いていったんバグダッドに戻ったが、やはり不安はぬぐえず、1か月後、今度はアンマンに逃れた。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などによると、イラク戦争後は、約260万人が国内避難民となり、ヨルダンやシリアなどの周辺国に逃れた人の数も200万人以上に達する。最近は治安の改善もいわれるが、09年中に帰国した難民は約3万7000人にとどまっている。(アンマン 田尾茂樹)

 ◆クルド人票 越境投票は数千人◆

 北部クルド自治区の拠点都市スレイマニヤ。7日午前7時、クルド人の会社員シワン・ガリブさん(34)と妻のニガルさん(28)が、自宅から車に乗って100キロ・メートル離れた自治区外のキルクークの中学校に設けられた投票所へ向かった。

 夫妻の住民票はキルクークにあるが、「治安の懸念」を理由にクルド人同胞の多い自治区に住んでいる。産油拠点であるキルクークは、その帰属を巡って、クルド人とアラブ人らが激しく争う土地。

 シワンさんらのように今回の議会選で自治区からキルクークを県都とするタミム県(12議席、有権者数90万人)に出かけるクルド人は数千人に上るといい、いくつかの接戦区ではこうした「越境票」が勝敗を左右する可能性もとりざたされる。

 独立要求の高まりを警戒するアラブ人各派は、「クルド人による票の水増しだ」と非難を強めており、選挙結果次第では、民族対立が高まるとの懸念もある。(スレイマニヤ 福島利之)

(2010年3月8日10時17分 読売新聞)

2294名無しさん:2010/03/08(月) 21:35:04
>>2288-2289
小沢、会見で発言そのものを否定した模様

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100308/stt1003081607002-n1.htm
【普天間移設】

 −−普天間の沖縄県内への移設について、小沢氏が選挙にならないと発言したと報じられているが。県内移設は参院選に影響するか

 「そのような発言をした覚えはない。常に覚えのない報道がなされて困惑している。(移設先を)どこにどう決めるかちゅうことは政府の判断なので、私ども党側としてはどういう結果であろうが勝ち抜く決意で選挙戦に臨んでいきたい」

2295とはずがたり:2010/03/09(火) 00:22:25
>>2294
此迄の言動や原則から云えば否定しないと可怪しいですね。
さて鳩山の判断にはどう影響するのか。

2296 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/09(火) 12:35:44
http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2010030902000086.html
陸上案へ予防線 「普天間」で政府
2010年3月9日 朝刊

 政府は8日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、社民、国民新両党からの提案を受け、
米軍キャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)を軸に月内の政府案決定に向け調整を加速させる。陸上案に対しては
地元から反発が強まる一方だが、5月末までの決着が果たせなければ、鳩山由紀夫首相の進退にも直結しかねない。
政府内からは県内決着への「予防線」を張る発言が相次いだ。

 名護市議会は8日、キャンプ・シュワブ内にヘリコプター離着陸帯か滑走路を建設する陸上案に反対する意見書
などを全会一致で可決した。陸上案を「これまでの(沿岸部)移設案よりもさらに住宅地に近接し、普天間の騒音や
危険性をそのまま名護市に移すだけ」と批判した。

 だが、政府の反応はつれない。平野博文官房長官は記者会見で一般論と断った上で「決議はあっても、その決議を
超えてやっていただかないとならない場合はある」と述べた。

 政府は月内にも、与党3党の党首級による基本政策閣僚委員会に移設案を示す。陸上案を含めた県内移設案なら、
社民党が猛反発することは確実だ。平野氏は政府案の決定に向けて「与党の理解をいただきたい。願わくば了承して
いただきたい」と述べ、社民党の同意を得ないままの見切り発車も辞さない構えをにじませた。

 平野氏だけでなく、関係閣僚からも県内決着を視野に入れた発言が目立ち始めた。前原誠司沖縄・北方担当相と
北沢俊美防衛相は、沖縄振興策と引き換えに県内移設に理解を求める考えを示唆した。

 首相は8日夜、「沖縄はじめ国民の理解を得られないものに決めるわけがない」と記者団に述べ、沖縄の理解に
こだわりを見せた。

 ただ、6日には5月末までの決着について「覚悟を持って臨む」と明言。5月決着に向けて県外に有力な移設案は
なく、建前ばかり言っていられない状況に追い込まれつつある。

 (関口克己)

2297とはずがたり:2010/03/09(火) 19:40:57
平野の「願わくば了承」てw
基本社民が着いてくるのは無理と踏んでいるのか?!

2298チバQ:2010/03/09(火) 21:55:15
http://mainichi.jp/select/world/news/20100310k0000m030082000c.html
イラク:首相と元首相派、競り合う 連邦議会選
 【カイロ和田浩明】イラク連邦議会選挙(7日投票)は9日も開票作業が続いた。現地からの報道によると、マリキ首相の法治国家連合(SLC)がリードとの情報があるが、対抗会派でアラウィ元首相が率いるイラク国民運動(イラキヤ)も拮抗(きっこう)している模様だ。イラク選管によると投票率は62.4%で、前回05年の76%より約13ポイント低下した。

 多数派のイスラム教シーア派によるアッダワ党を中心にした宗派横断型のSLCは、バグダッドや同派が多い南部を中心に18県中9県で先行。シーア派や、旧フセイン政権で支配層だったスンニ派の世俗派が集まったイラキヤは、西部アンバル県、中部ディヤラ県などスンニ派の多い地域で優勢とされる。

 SLC幹部はAFP通信に対し「325議席中、100議席は獲得できそうだ」との見通しを示した。一方、イラキヤのアラウィ氏はシーア派だが、同派への影響力を持つとされる隣国イランとは一定の距離を置いているため、「国民的政権」を望むスンニ派有権者の支持を集めた模様だ。

 イラク選管は段階的に開票データを発表する予定で、完全な結果が明らかになるのは3月中旬以降の見通し。異議申し立てがあれば最高裁の認定に時間がかかる可能性もある。

 最大会派がどこになるにせよ、単独過半数の確保は困難で、連立は必至とみられている。

 イラク憲法の規定では、選挙結果の認定後、15日以内に招集される新連邦議会が新大統領を選出。新大統領は選出から15日以内に、最大会派が指名した首相候補に30日以内の組閣を指示する。


http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030901000854.html
「脱宗派主義」の意思明確に イラク議会選
 【バグダッド共同】開票が進むイラク連邦議会選は9日時点で「脱宗派主義」の勢力同士が得票数で首位を争う情勢となっている。イスラム教のシーア派とスンニ派による血みどろの宗派対立という辛酸をなめたイラク国民が、今回の選挙を通じ対立克服を求めたことが明確になってきた。

 これまでに浮上している構図によると、マリキ首相率いる宗派横断的な政党連合「法治国家連合」がリード、アラウィ元首相の世俗派「イラキーヤ」が続いている。

 イラク独立系紙アルマシュリクのアブドルアミール記者は「2005年12月の前回選挙はシーア派、スンニ派の宗教政党に支持が両極化したが、有権者は(現連邦議会の)4年の任期を通じ、宗教政党への支持は問題の解決にはつながらず、逆に宗教政党が問題のもとになっているとの認識を深めた」と解説する。


2010/03/09 20:23 【共同通信】

2299チバQ:2010/03/09(火) 21:55:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010030902000058.html
イラク総選挙 首相派 半数の州で優位
2010年3月9日 朝刊

 【バグダッド=内田康】七日投票のイラク連邦議会選(総選挙、定数三二五)は八日、開票作業が続けられた。AFP通信は全国十八州のうち九つの州で、マリキ首相率いる「法治国家連合」が優位に立ったと伝えた。アラウィ元暫定政府首相が率いる宗派横断型の世俗派「イラキーヤ」は、イスラム教スンニ派住民が多いアンバル州などで強さを見せ、猛追。僅差(きんさ)の争いになっているもようだ。

 同通信や地元メディア関係者らによると、マリキ首相派は中南部のシーア派住民の票を手堅くまとめており、九つの州の選挙区で最多の議席を占める公算が大きくなった。

 一方、アラウィ元首相派はスンニ派有力候補を擁していることから、スンニ派住民から圧倒的な数の票を集めている。マリキ首相派が優位に立つ九州のうち三州でも、元首相派全体の票はシーア派宗教政党中心の「イラク国民同盟」をかわし、二位につけたという。

 バグダッド選挙区での開票情勢は明らかになっていない。マリキ首相派とアラウィ元首相派の人気が二分されているとされ、首都での勝敗が第一党の行方を決めそうだ。

 ロイター通信によると、選挙管理委員会は八日、投票率は62%だったと発表した。

 暫定開票結果は十一日までに明らかになる見通し。最終結果は十八日に発表される。マリキ首相に近い独立系テレビは「マリキ首相派が好調」と伝えているが、選管は、公式結果が発表されるまで勝利宣言を行わないよう各派に要請している。

2300チバQ:2010/03/10(水) 22:51:32
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031001000726.html
イラク総選挙、開票続く 首都の得票が結果を左右
 【バグダッド共同】開票作業が続くイラク連邦議会(定数325)選挙で、全体の選挙結果を大きく左右しそうなのが、大票田で定数が68と最も多い首都バグダッドを含むバグダッド州の得票だ。同州を制する勢力が連邦議会での第1勢力の座を手にする可能性が高い。

 現時点ではマリキ首相の政党連合「法治国家連合」が、イスラム教シーア派地域の南部各州で優勢と報じられているが、もともとマリキ首相はシーア派出身で、当初から南部では高得票が予測されていた。

 地元民間団体の出口調査によると、スンニ派の有力政党と連携する世俗派のアラウィ元首相率いる「イラキーヤ」は、中西部などのスンニ派地域で優勢とみられている。

 一方、首都バグダッドは、シーア派とスンニ派がまじり合って住む地域。各州の定数は人口比で配分されているため、最大都市のバグダッドに最も多い議席が配分されている。

2010/03/10 17:17 【共同通信】

2301名無しさん:2010/03/11(木) 09:17:15
金親子崇拝の朝鮮学校も無償対象に

一体、何を考えてるんでしょう?鳩山政権は。

2302 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/12(金) 10:54:52
こりゃもう、どうしようもない。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201003120110.html
普天間現行案を一時容認 首相、米大使に明言 '10/3/12

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、鳩山由紀夫首相が昨年12月にルース駐日米大使と
会談した際、日米で合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)への現行計画を容認していたことが分かった。
複数の日米外交筋が11日、明らかにした。だが1月の名護市長選での反対派当選で情勢は一変。政府、与党は
現行計画以外の検討にかじを切り、調整は大詰めを迎えている。首相の「口約束」が不信感を強め、現行計画の
履行を求める米側と日本の溝が拡大する背景になった。

 「しかるべき時期になれば、日米合意に戻したい。任せてほしい」。12月15日午後7時半すぎ、官邸5階の執務室。
首相は、急きょ訪れたルース大使に言い切った。この日は鳩山政権の迷走を象徴する1日だった。

 政府は朝、普天間問題の結論を2010年に先送りし、現行計画を排除せず移設候補地を検討する方針を決定。
これを受け、大使が動いた。

 まず外務省に出向いた。岡田克也外相は「政治的な情勢で時間を要するが、現行計画で進めたい」と言明する。
次は防衛省。北沢俊美防衛相は「現行計画は消えた。新たな移設案を検討する」と伝達した。前原誠司国土交通相は
大使に「現行計画でもやむを得ない」との認識を示した。

 関係閣僚の見解の大きな隔たりに大使は驚き、即座に首相との会談を要望して実現。この席で岡田氏が現行計画
支持の考えを示すと、首相はあっさり同調してしまう。会談は通訳を交えて20分弱。大使は「最後は現行計画に
落ち着く」と確信し、米側の共通認識になった。

 ただ首相は大使との会談直前、記者団に「日米合意の重さは理解している」と強調する一方、「辺野古ではない
地域を模索し、できれば(そこに)決める状況を何としてもつくり上げたい」と正反対とも受け取れる認識を示している。
腰の定まらない首相の姿勢が政府内の不統一や迷走も助長した構図が浮かび上がる。

2303チバQ:2010/03/12(金) 13:59:21
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031201000207.html
イラク議会選、2勢力が混戦 いずれも「脱宗派」
 【バグダッド共同】開票が進むイラク連邦議会(定数325)選で11日、選挙管理委員会が初めて発表した中間開票結果では、アラウィ元首相が率いる世俗派政党連合「イラキーヤ」が、イスラム教スンニ派の多い中北部2州で他の勢力をリードした。中部2州で第一勢力となったマリキ首相の宗派横断的政党連合「法治国家連合」と競り合い、「脱宗派主義」の2勢力の混戦となっている。

 アラウィ氏は11日、選挙に大規模な不正があったとする声明を発表、各派からも批判が出ており、混乱の懸念も高まってきた。

 選管発表によると、北部クルド人自治区のアルビル州では「クルド同盟」が優勢。11日は全18州の中間発表が見込まれていたが発表は5州のみ。

 イラキーヤはサラハディン州とディヤラ州(ともに開票率17%)で約7万7千票を獲得。一方、法治国家連合はシーア派が多いナジャフ州とバビル州(同30%)で約12万4700票を得て他を抑えている。

 これまでの報道によれば、中南部でマリキ首相派がリードし、スンニ派の多い地域で優位につけるイラキーヤが追う展開。大票田のバグダッド州などが勝敗の鍵となる。

2010/03/12 10:04 【共同通信

2304名無しさん:2010/03/12(金) 15:15:48
>>2302
穏当な案に落ち着くよう地元を説く努力も無し、かといって他の案にした際の問題点を解消していっているようにも見えない。

名護市長選で争点化をすすめておきながら、逆に困った事態になる始末。

なんとなく計画変更と口に出しても具体化していくはずもなく。

こじれにこじれて基地撤退に持ち込むという作戦なのか?

2305名無しさん:2010/03/12(金) 19:20:48
TheBarrenZone-04
http://www.geocities.jp/isotaku503/eihyou/2009-10/TheBarrenZone-04.htm

445Isogawa Takuji : 2009/10/16(金) 10:33:30 ID:FsII/bra0
瀬島龍三氏は、NTTの顧問として、米国外資の日本侵略のため
に通話明細を漏洩させ、伊藤忠の商売を成功させた行為により、
実際に第二の敗戦を招いている。

NTTの海外進出は、資金や資本を外資に略奪されるだけの粗末
な作戦だった。旧大日本帝国軍が敗戦したのも当然である。

瀬島龍三氏は、敗戦の原因を装備品の物量に求めたのだろうが、
実際には、作戦そのものが間違っていたと言えるだろう。


TheBarrenZone-06
http://www.geocities.jp/isotaku503/eihyou/2009-10/TheBarrenZone-06.htm

465Isogawa Takuji : 2009/10/21(水) 01:06:05 ID:5tRdRuLK0
また、グリコ森永事件やAUM真理教事件などの劇場型犯罪テロ
行為において、日本の旧内務省関係者が、電電公社や電話会社に
通話記録の蓄積と提供とを要求した行為は、それを仕掛けた軍産
複合体による日本企業への侵略を容易としている。

つまり、通話記録を入手することにより、日本企業の指揮命令の
系統や系列関係を、米国軍産複合体の系列である外資は、容易に
把握することができるようになっていた。

瀬島龍三氏は、そのような米国軍産複合体の謀略に加担していた
のである。

467Isogawa Takuji : 2009/10/21(水) 01:10:11 ID:5tRdRuLK0
瀬島龍三氏には、いろいろと迷惑を被っているので、書くことが
あるということです。>>466

彼の秘書が、私を訪ねてきたこともありました。

500Isogawa Takuji : 2009/10/21(水) 11:36:10 ID:5tRdRuLK0
ちなみに、旧軍関係者には国家として米国と戦争して敗戦したの
だから戦勝国の米国に従属あるいは隷属するのが当然だ、という
意識が強いが、一般国民は、阿呆で馬鹿な軍隊が、米国と勝手に
戦争して敗戦しただけであり、俺達が敗戦したわけではないから、
米国の対日要求に屈服する必要は無い、というのが一般的な意識
である。

瀬島龍三氏は、旧軍関係者であるので、米国への追随や隷属への
傾向が強く、伊藤忠商事の商売として、米国共和党の牙城である
南部の穀倉地帯や油田地帯、および、その勢力である軍産複合体
の系列から、穀物や原油を輸入するにおいて、対米従属外交は、
その私益において必須であったと言える。


TheBarrenZone-07
http://www.geocities.jp/isotaku503/eihyou/2009-10/TheBarrenZone-07.htm

840Isogawa Takuji : 2009/10/23(金) 20:53:23 ID:ZQsXS6D60
ちなみに、瀬島龍三氏が顧問であったNTTでは、通話明細での
政府や企業の動向を把握するという手法が採用されていた。


TheBarrenZone-08
http://www.geocities.jp/isotaku503/eihyou/2009-10/TheBarrenZone-08.htm

365Isogawa Takuji : 2009/10/26(月) 00:21:28 ID:kD3LtOLF0
日米開戦は、ソビエトにとって、ナチスドイツとの両面作戦での
負担を回避するに好都合である。ということは、瀬島龍三はソ連
のスパイであった疑いが強い。

戦後、シベリアに抑留されたのは、ソビエトの庇護を受けるため
であったとも疑われる。>>362


TheBarrenZone-12
http://www.geocities.jp/isotaku503/eihyou/2009-10/TheBarrenZone-12.htm

352Isogawa Takuji : 2009/11/20(金) 00:37:00 ID:CTpG13Hr0
情報力が重要であることが表現されていたが、NTTのように、
通話明細を漏洩して外資の日本侵略を補助して儲けるというよう
なことを、瀬島龍三氏はやってしまっているので、説得力が無い
と言えるだろう。

2306名無しさん:2010/03/12(金) 19:21:47
>>2305
TheBarrenZone-18
http://www.geocities.jp/isotaku503/eihyou/2010-01/TheBarrenZone-18.htm

387Isogawa Takuji : 2010/01/12(火) 20:22:25 ID:Fb6T+QZc0
http://www.geocities.jp/isotaku503/eihyou/NHK-TaigaDrama/2010/Ryomaden-028.htm#984

第二次世界大戦で没落した旧軍部(薩長、旧幕等)が、米国共和
党を背景に勢力を復古しようとしたのが中曽根改革であり、その
中核として、電電公社の民営化による資金の獲得、通話記録漏洩
による情報の獲得が行われて、その後、瀬島龍三氏がNTT顧問
に就任することになった。>>823

瀬島龍三氏は、参謀本部で生存率の高い戦線に派兵することで恩
を売り、生存率の低い戦線へ派兵した人々からの報復を恐れて、
「抑留されていた」などとして、ソ連に亡命していたということ
になる。

昭和維新の共産主義革命は、蘇維埃連邦からの指導で実施され、
東条内閣が成立すると、対米戦争へと向かうことになった。

当時の認識では、米国の軍産複合体が、ナチスドイツに兵器技術
を供与して、欧州での大戦を再発させ、欧州を焦土とすることで、
大恐慌から脱出しようとしたという見方はある。

1936年 2月26日 二・二六事件
1941年 4月13日 日ソ中立条約
1941年 6月22日 ドイツ国防軍 対ソ攻撃開始
1941年10月18日 東條内閣発足
1941年12月 8日 真珠湾攻撃

瀬島龍三氏が、NTTで通話記録をデータベース化した通話明細
で、共産主義的なスパイの手法で、日本を東ドイツのように米国
の衛星国家にしたことは、大罪であると言えるだろう。

801Isogawa Takuji : 2010/01/22(金) 09:23:15 ID:7goe0FKB0
瀬島龍三氏の実像は、壹岐正(唐沢寿明氏)よりも、里井達也(
岸部一徳氏)の方に近いと思われるのだが。

昭和維新(二・二六事件等)は、共産主義革命であり、ソ連との
日ソ中立条約後の対米開戦(真珠湾攻撃等)は、ソ連からの指導
において行われたと疑われるのであり、参謀本部の瀬島龍三氏は
「抑留」という名目でソ連に亡命していたと言えるだろう。

その抑留が解除され、日本に帰国するに、CIAの傀儡(スパイ
)となることを約束させられていたはずで、瀬島龍三氏が、米国
の自動車会社と渡り合ったのかどという疑問が生ずる。

米国の自動車会社が米国民主党の勢力基盤であったことを考慮し、
米国共和党が南部の石油会社や穀物会社を勢力基盤としているの
で、伊藤忠商事が米国共和党の傀儡であることは現在でも同じで
あるという背景も説明すると、CIAが、米国共和党の利益誘導
をしていることも説明しなければならない。


Takuji-Isogawa_Talking-and-Walking
http://www.geocities.jp/isotaku503/

2307とはずがたり:2010/03/12(金) 21:32:53

3/4の記事

普天間移設:米大使「現行案がベスト」 平野長官らと会談
http://mainichi.jp/select/today/news/20100304k0000e010059000c.html
2010年3月4日 12時40分 更新:3月4日 12時50分

 平野博文官房長官と北沢俊美防衛相が2日夜にルース駐日米大使と会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関し、日本政府の検討状況を説明していたことが4日、分かった。ルース氏は改めて同県名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部に移設する現行案を「ベストだ」と主張したという。

 平野氏が4日午前の記者会見で、ルース氏からの要請で会談が行われたことを認めた。平野氏は会談でルース氏に「日本政府は鳩山由紀夫首相の指示で5月末までに(移設問題の)結論を出す。そのために(政府・与党で構成する)沖縄基地問題検討委員会を作り、ゼロベースで検討している」と伝えた。ただ、平野氏は会見で移設先の提示など具体的な提案については「全くしていない」と説明した。

 鳩山首相も4日午前、公邸前で記者団に「会談したのは事実だ。その報告は受けた」と認める一方、「(移設先を)日本政府として提案したのではない」と語った。

 普天間移設に関し、国民新党はキャンプ・シュワブ陸上部案と、米軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)への統合案の2案を決定。社民党は検討委員の阿部知子政審会長の「私案」としてグアムなど国外移設や、九州に一時移転する案をまとめているが、政府はキャンプ・シュワブ陸上部への移設案を軸に米国や沖縄県などと調整に入ろうとしている。【影山哲也、横田愛】

2010年3月4日 14時02分 ( 2010年3月4日 14時04分更新 )
政府、普天間現行計画断念を伝達 ホワイトビーチ案も検討
http://www.excite.co.jp/News/politics/20100304/Kyodo_OT_CO2010030401000279.html

 政府は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し、06年に日米両国が合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)への現行移設計画履行を断念する方針を米側に伝達した。同時に従来のキャンプ・シュワブ陸上部に加え、米軍ホワイトビーチ(同県うるま市)から沖合の津堅島の間を埋め立てる案についても本格的な検討に着手した。複数の日米外交筋が4日、明らかにした。

2308チバQ:2010/03/14(日) 18:57:18
http://mainichi.jp/select/world/news/20100314ddm007030191000c.html
イラク連邦議会選:首相派がリード−−バグダッドの暫定開票結果
 【カイロ和田浩明】イラク選挙管理委員会は13日、連邦議会選挙(7日投票)のバグダッドでの暫定開票結果(開票率18%)を公表した。マリキ首相の法治国家連合(SLC)が約15万票で先行、シーア派主導のイラク国民同盟(INA)が約10万8000票、アラウィ元首相のイラク国民運動(イラキヤ)が約10万5000票で続いた。全325議席中70議席を持つ首都での勝敗は、全体の結果を大きく左右する。

 SLCは既に連立協議の委員会を設け、他会派と会合を持った。SLCは多数派のシーア派住民が多いバビル、ナジャフ、カルバラなど4県でもリード。同連合と拮抗(きっこう)するイラキヤはスンニ派の多い中部2県で優位に立っている。

http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031301000743.html
イラク首相派、第1党の勢い 首都州で優位
 【バグダッド共同】7日投票のイラク連邦議会選で、選挙管理委員会は13日、首都を含むバグダッド州と中部カルバラ州で、マリキ首相率いる宗派横断的な政党連合「法治国家連合」が首位に立っているとの中間開票結果を発表した。

 バグダッド州は定数325のうち70(少数派枠2含む)を占め、同州での勝敗がイラク全土での結果を大きく左右する最重要州。同州の開票率はまだ18%だが、これまでの中間開票で3州で首位となった法治国家連合が、イラク全体でも第1勢力をうかがう勢いとなっている。

 AP通信によると、法治国家連合の関係者は12日、他の勢力との連立協議を担当する委員会を設置したと述べ、大勢判明前にもかかわらず勝利を前提に連立をにらんだ動きを開始している。

 選管によると、バグダッド州では法治国家連合が約15万9千票で、2位のイスラム教シーア派中心の「イラク国民同盟」や、3位のアラウィ元首相率いる世俗派「イラキーヤ」に5万票以上の差をつけた。

 選管が12日までに発表した7州の中間開票結果では、イラク国民同盟が1州で1位、イラキーヤが2州、「クルド同盟」が1州で首位となった。

2010/03/13 22:28 【共同通信】

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100313-OYT1T00936.htm
イラク選挙リードのマリキ派、連立協議開始
 【カイロ=福島利之】7日投票のイラク国民議会(定数325)選挙で、イスラム教シーア派のマリキ首相率いる会派「法治国家連合」の幹部は13日、第1党の座獲得を見越して他会派との連立協議を始めたことを明らかにした。

 AFP通信が報じた。開票はまだ続いているが、中間集計で法治国家連合が首都バグダッド(68議席)のほか中南部の3県でリードするなど順調に票を積み重ねていることを受けた動きだ。

 幹部によると、法治国家連合は連立協議のため、メンバー5人の委員会を発足させ、すでに4会派と接触した。4会派の名前は明らかにされていない。

 選挙管理委員会は13日までに全18県中8県の中間集計結果を発表。うち4県で法治国家連合が1位となり、アラウィ元首相率いる世俗派の「イラク同盟」や、マリキ首相とたもとを分かった別のシーア派会派「イラク国民同盟」が続いている。

(2010年3月13日22時41分 読売新聞)

2309チバQ:2010/03/14(日) 18:58:09
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100313-OYT1T00098.htm
イラク議会選中間発表、首相派と世俗派競り合う

 【カイロ=田尾茂樹】7日投票のイラク国民議会選(定数325)で、同国選挙管理委員会は12日までに、全18県のうち、計7県の中間開票結果(開票率17〜30%)を公表した。


 イスラム教シーア派のマリキ首相率いる「法治国家連合」がシーア派地域の中南部3県で、アラウィ元首相を中心とした世俗派連合「イラク同盟」がスンニ派の多い中部2県でリードするなど、混戦模様となっている。

 法治国家連合が優位に立つのは中部ナジャフ、バビル両県と南部ムサンナ県。一方、イラク同盟は中部ディヤラ、サラハッディン両県でリードしている。

 首相とたもとを分かった別のシーア派会派「イラク国民同盟」がシーア派地域の南部マイサン県で首位に立ち、北部クルド自治区アルビル県ではクルド人主要会派「クルド同盟」が他を圧倒している。

(2010年3月13日01時02分 読売新聞)

2310チバQ:2010/03/15(月) 12:23:46
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_41662
マリキ首相派が大幅リード=イラク議会選
2010年 3月 15日 11:19 JST
 【バグダッド】7日投票されたイラク連邦議会選挙は、14日に発表された暫定開票経過報告で、マリキ首相率いる「法治国家連合」がライバルのアラウィ元首相の世俗派政党連合「イラキーヤ」を大幅にリードしていることが明らかになった。しかし、この差は縮まる可能性が大きく、結果は依然として不透明だ。

 予想外なのは、北部のキルクーク州で開票率60%超の時点でイラキーヤがクルド人政党の統一会派「クルド同盟」を僅差でリードしていること。クルド同盟にとっては、同州で第1党の座を失えば大きな打撃となる。法治国家連合とイラキーヤの両世俗会派が健闘していることは、国民が宗教会派を拒否したものだと広く解釈されている。

 法治国家連合はシーア派が支配する南部7州でトップに立ち、イラキーヤは5州で、シーア派宗教会派が南部3州でそれぞれ首位となっている。今後開票されるのは、マリキ首相の地盤の南部よりもアラウィ元首相が強い北部の方が多く、票差は縮小し接戦となりそうだ。325議席の5分の1以上を占める首都バグダッドは、13日の開票段階でいったん法治国家連合がトップの座を占めたと発表されたが、理由ははっきりしないまますぐに取り消された。

 最終結果の判明までには数週間後になりそうで、連立政権づくりの交渉にはさらに数カ月間かかるとみられている。ただ、水面下では早くも、連立政権に向けての話し合いが始まっている。

記者: Charles Levinson

2311とはずがたり:2010/03/15(月) 13:11:22

普天間「5月決着」に悲観も=半ば本音の継続使用論−米
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2010031400087

 【ワシントン時事】沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題をめぐり、鳩山政権があくまで現行計画履行を拒否する場合、継続使用せざるを得ないとの主張が米国内で公然と出てきた。日米合意に沿った決着へ圧力を加える「脅し」と同時に、日本側公約の「5月決着」に悲観論が広がる米側の本音も込められている。
 「米国にとっては、普天間の現状はそれほど不満でもない」。9日のワシントン市内でのセミナー。ジェームズ・アワー元国防総省日本部長はこう語るとともに、「米国の唯一の代替案は現状維持だ」と断言。現職の政府高官は政権内でこの見解を共有していると明かした。
 継続使用の可能性は、これまでも米政府関係者から日本側に非公式に言及されている。ここにきて表面化したのは、米側が容認できない代案ばかり挙がる日本側の再検討作業に対して強まるいら立ちを「民間人の立場から発言しやすいアワー氏が代弁した」(日米関係筋)からだ。
 コンウェイ海兵隊総司令官は11日に下院に改めて提出した書面で、米軍再編に必須の第1条件として「運用性と安全性を満たす普天間代替施設建設」を挙げた。有事を想定した機能を十分備える一方、周辺住民に配慮して騒音や事故の危険を最小化し、安定使用できる基地が必要との立場だ。
 関係者によると、キャンプ・シュワブ陸上案やホワイトビーチ周辺埋め立て案について、米側は住宅地に近づくことなどを理由に「現行案より劣る」と判断。嘉手納基地統合案は「万一の際、嘉手納に代わり、自由に使える滑走路が沖縄に1本必要」と反対だ。アワー氏も、米国と地元が同時に納得できる「魔法の薬」はないと述べている。
 ただ、普天間飛行場周辺では2004年に墜落事故が起きている。現状維持は安定使用の面で問題があり、ジレンマを抱えているのも事実だ。
 米側は4月の鳩山由紀夫首相訪米に合わせ調整中の首脳会談や、実現を働き掛けている小沢一郎民主党幹事長の訪米の機会をとらえ、現行計画堅持の必要性をなお訴える構え。しかし、ある日米協議筋は「米政府にも軟着陸の道筋は見えていない」と顔を曇らせる。(2010/03 /14-17:53)

2313チバQ:2010/03/15(月) 18:43:56
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031501000215.html
イラクで大統領職をめぐる論争 アラブ人?クルド人?
 【アンマン共同】イラクの大統領は多数派アラブ人であるべきか、現状通り少数派クルド人でもいいのか―。連邦議会選の開票が続くイラクで、大統領職をめぐる論争が起きている。選挙結果の大勢も判明しない中、新政権の連立協議をにらんだ各勢力の駆け引きとみられている。

 イラクでは政治的な実権は首相にあり、国家元首の大統領は象徴的な存在。人口の75〜80%をアラブ人が占めるが、現政権では主要ポストは民族や宗派ごとに配分されたため、クルド人のタラバニ氏が大統領、イスラム教シーア派のアラブ人、マリキ氏が首相を務めてきた。

 論争に火を付けたのはスンニ派のアラブ人、ハシミ副大統領。中東の衛星テレビで「イラクはアラブ国家。アラブ人が国家元首となるのが正当だ」と主張。シーア派アラブ人のジャファリ元首相もスンニ派アラブ人がなるべきだと同調した。

 新政権でタラバニ氏続投を目指すクルド人勢力は激怒。クルド自治政府は「憲法は民族や宗教にかかわらず平等と規定している」と反発した。

2010/03/15 11:37 【共同通信】

2314チバQ:2010/03/16(火) 12:20:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100316/plc1003160131000-n1.htm
「徳之島」の検討指示、普天間移設で首相 あくまで「県外重視」 (1/2ページ)
2010.3.16 01:30

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、鳩山由紀夫首相が、鹿児島県本土と沖縄本島の間にある鹿児島県「徳之島」を移設先として本格検討するよう防衛省などに指示したことが15日分かった。政府・与党内では米軍キャンプ・シュワブ陸上案(沖縄県名護市)を軸に移設先の検討が進んでいるが、首相は県外移設を重視しており、「徳之島案」が有力となる可能性がある。

 複数の政府・与党関係者が明らかにした。鳩山首相は「腹案」として平野博文官房長官に徳之島を本格的に検討するよう指示。須川清司内閣官房専門調査員に現地を視察させたほか、地元自治体側との接触にも入った。2月下旬には首相は改めて「徳之島案」検討を継続するよう指示。徳之島に基地を設けた場合に、自衛隊と米軍の共同使用が可能かどうかを検討するよう防衛省に求めた。

 この時期は、社民、国民新両党が沖縄基地問題検討委員会(委員長・平野氏)に各党の移設案を提出する直前。社民党は米領グアム島など国外移転案、国民新党はシュワブ陸上案など県内移転案を提示する方向だっため「首相はいずれの案でも米国、沖縄双方の理解を得るのは難しいと判断し、徳之島案を官邸主導で検討するよう動いた」(政府関係者)という。

 「徳之島」案では、島の北西部にある2千メートル級の滑走路を持つ徳之島空港(鹿児島県天城町)の拡張のほか、旧日本軍が利用した飛行場の再整備、周辺地域での基地関連施設建設などが検討されている。

 また、普天間飛行場の危険性除去を急ぐ観点から、移転に先立ち米軍訓練を沖縄県のキャンプ・ハンセンや伊江島のほか、暫定的に▽海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県)▽航空自衛隊新田原(にゆうたばる)基地(宮崎県)など九州地域の自衛隊基地に分散移転し、段階的に拠点を徳之島に移転することも検討されている。

 政府内では平野氏を中心にシュワブ内に滑走路を建設する「陸上案」や米軍ホワイトビーチ(沖縄県うるま市)と沖合の津堅(つけん)島の間を埋め立てる案が検討されている。だが、「すでに報道されている両案では地元の反発が強く、まとめるのは容易ではない」(官邸筋)のが現状で、徳之島案が新たな有力案として浮上してくる可能性がある。現行案が「最善」とする米側の理解が得られるかが最大の焦点となる。

     ◇

 鳩山由紀夫首相は15日夜、普天間飛行場移設問題で「沖縄県民のご理解と、米国にも理解を求められる案をまとめていきたい」と語った。また「コンダクター(指揮者)的な首相をしてきたが、指導性が見えないとのおしかりを受けた。前に出て意思決定を見せるのも重要。自分なりの決断を示す必要がある」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。

     ◇

 ■徳之島 鹿児島県本土から南に約400キロ、沖縄本島からは北に約200キロ離れた離島。人口約2万7千人、面積約248平方キロメートル。天城、徳之島、伊仙の3町でサトウキビや闘牛で有名。過疎化対策が課題で、核燃料再処理工場建設計画や自衛隊施設誘致が浮上したことがある。


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