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国際関係・安全保障論
1
:
■とはずがたり
:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。
2153
:
とはずがたり
:2009/12/12(土) 14:18:52
グアムもダメだし辺野古もダメだとなると何処にすんねんって話しでどうもふらふらしている感じが否めませんなぁ。。
年末までに現行計画と異なる解決案なんてどっかにあるのか?
普天間移設の現行案 北沢防衛相「合意得られない」
http://www.asahi.com/politics/update/1212/TKY200912110533.html
2009年12月12日1時9分
北沢俊美防衛相は11日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、「沖縄の皆さんの思いを考えると、新たにあそこへ埋め立てて滑走路を作るのは、なかなか合意は得られない気がする」と述べ、名護市辺野古に移設する現行計画の実現は困難との考えを示した。TBSの報道番組で語った。
北沢氏の発言には、来年1月に名護市長選があることや、仮に鳩山内閣が名護市移設を決断しても、県外移設派が多数を占める県議会の合意は得にくいとの見立てがあるからとみられる。
また、北沢氏は「私は年内決着が必要と思っている。第三の道を作り出そうと(している)」と述べ、年末までに現行計画と異なる解決案を模索していると説明した。首相が解決策を受け入れれば、米側に提起していくという。
2154
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 16:47:39
>>2138
岡田外相は日米首脳会談以降に急速に現実路線に舵を切って、それ自体は自分は評価してますが(もはや手遅れな感はあるけど)、不用意に日米合意見直しの期待感を高めたという点では鳩山首相ほどではないけど責任の一端はあると思ってます。
9月・10月頃の報道をきちんと読み返さないといけませんが、政権発足当初は鳩山首相がというより外相の方が普天間に関して色々と観測気球を上げていて、それが沖縄県民の期待を膨らませていた印象があります。
11月に入って鳩山首相の発言が増えてきますが、それまでは首相はこの問題について一体どんな方針を持っているのか全く窺い知れず、むしろ岡田外相の発言が目立っていました。
なのでこの頃までは鳩山首相個人のリーダーシップの問題というより、鳩山政権全体が火種をまいていたように思います。
(蛇足ですが、首相が「軽い御輿」であること自体は私はそこまで問題だと思ってません。
民主党政権の性格を考えると、個々の大臣や各省三役チームにイニシアチブを取らせるやり方に「軽い御輿」は合っていると思います。
問題なのはそういう大臣同士の意見が衝突した時や、政権としての基本方針を示さなくてはならない時など、肝心要の局面で鳩山首相が事態の収拾に積極的に動かないことです。)
色々と書いてきて思いますが、この問題で裏方となって閣僚間や連立与党間の調整に動き回る存在が本当に見当たりませんね。
本来であれば官房長官か、官房副長官(政務でも事務でも)の役目なんでしょうけど、平野長官はあんな有り様だし。
アメリカ側ともまともなコミュニケーションのチャンネルがあるのか疑問ですが、政権内でも意思疎通が取れてる様子がありません。
2155
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 17:10:51
>>2150
>日米合意計画を履行を条件とか云わずに8000人のグアム移転とか出来る施策から順次やっていけばいいのではないか。
アメリカ側としては、日米合意全体が実現して初めて所要の基地機能とか作戦上のニーズを満たせるように計画を組んでるので、最終的に日米合意が実施される保証なしに一部分だけ摘み食いすることは許せんのでしょう。
>政権交代で外交政策がひっくり返るのはアメリカでもよくあることではないか?
京都議定書とか、多国間合意だとひっくり返ることはありますね。
2国間合意だとどうだろう。
>沖縄本島の基地周辺住民だけが過剰な負担を強いられている現状は不公正であると思うし
ちなみに意外かもしれませんが、今の日米合意は当時のラムズフェルド国防長官のイニシアチブでまとめられたものです。
普天間を現地視察して、こんな危険な基地を放置する訳にはいかないと実感したのがきっかけです。
独善的な姿勢で知られるラムズフェルドですが、制服組の反発をものともしない彼だからこそ海兵隊の反対を押し切って普天間移設を決められた部分はあります。
2156
:
とはずがたり
:2009/12/12(土) 17:25:38
>>2155
俺の意見は素人の素朴なものなので,お詳しいとお見受けする◆sn2EOyFHzgには笑止な意見ばかりでありましょうが,コメント付けていただけて感謝です。
>アメリカ側としては、日米合意全体が実現して初めて所要の基地機能とか作戦上のニーズを満たせるように計画を組んでるので、最終的に日米合意が実施される保証なしに一部分だけ摘み食いすることは許せんのでしょう。
俺も此処は非常に理解できるんですけど,取り敢えず普天間の負担軽減を云うならば,8000人を普天間から退却させて辺野古なりそれ以外の基地への移転計画を再検討しても良いんじゃないでしょうかね?
俺も現物を見たわけではないんですけど,市街地のど真ん中に立地する普天間の基地(殆ど植民地の二等市民的扱いを普天間周辺の日本国民が未だ受けている様な気がします。ラ氏はその辺の感覚を正常に汲み取ってくれたんでしょうかねぇ。)を撤退するのは最優先とするならば,少なくともグアムと新基地で役割分担する分をグアムと現普天間,更に東富士(やその他新田原や築城なんかでしょうか)と先行機能分担してもいいんじゃないでしょうか?
2段階の移動になる分の余計な調整費用が掛かるとするならば,勿論日本の都合で辺野古を一旦停める訳ですから負担せねばならないでしょうけどそんなに莫大なものになるんでしょうか?
普天間を人質に取るかのようなアメリカの出方はなんか嫌な感じが否めないんですが,勿論単なる交渉術や本気の苛立ちの表明でもあるかと思いますが,日本もそれに対しておろおろするばかりではなくちゃんと交渉が出来ているんでしょうかねぇ。
2157
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 17:29:31
数日前の記事ですが。
普天間、首相いつ決断 解けぬ連立4次方程式 続く“初心者運転”
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091208/plc0912080745003-n1.htm
2009.12.8 07:41
沖縄の負担軽減・日米同盟・連立政権・国益
鳩山由紀夫首相は7日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題に関する政府方針を年内に決める考えを示したが、首相は移設先を特定しない可能性も示唆しており、政権運営の迷走ぶりは決定的だ。社民党への配慮から、決着を来年に先送りする考えを表明したそばから、再びハンドルを切り戻したのは、米政府の強い抗議があったためだ。沖縄の負担軽減、日米同盟、連立政権、国益−という4つの変数を持つ「4次連立方程式」(政府高官)の解を見いだせないまま、初心者運転が続く。(加納宏幸)
◇
首相は7日午後、岡田克也外相、北沢俊美防衛相、前原誠司国土交通相、平野博文官房長官の関係閣僚らと首相官邸で政府方針に関する最終調整を行った。だが、米国のいらだちが沸点に達した現在もなお、「意見交換」(平野氏)をしただけに終わった。
「日米合意も沖縄県民の思いも、連立を維持することも大事だ。この三者を生かしてどういう結論を見いだすかに苦労をしている」
会談後の7日夕、首相は自らの苦渋をあけすけに語った。だが、米側はクリスマス休暇前の18日までの決着を求めており、状況は待ったなしだ。沖縄県名護市に代替施設を造る現行計画以外の代案を米側に提示するのは困難な情勢だ。
移設問題で鳩山政権が最も重視してきたのが「沖縄の負担軽減」。首相は先の衆院選で沖縄県の4小選挙区で県外、国外移設派が全勝したことを「民意」と受け止め、移設先を白紙から再検討する方針で臨んだ。
このため、政権内では嘉手納基地(嘉手納町など)への統合、現行計画の微修正、グアムへの全面移転などの複数案が次々と浮上した。ただ、11月13日の日米首脳会談で、オバマ米大統領から現行計画に沿った迅速な解決を迫られた首相は「プリーズ・トラスト・ミー」(私を信じてほしい)と応じ、同盟重視に舵を切ったかに見えた。
これで一時、現行計画を微修正して年内に結論を出す方向性が出つつあった。
だが、社民党の福島瑞穂党首が党首選という党内事情から今月3日、“連立離脱カード”を振りかざしたため、首相は一転、連立重視の観点からグアム移転に言及し、米政府の堪忍袋の緒を切ってしまった。
「鳩山政権では、国会議員ではない3人が外交政策を仕切っているのだろう」
今年10月、キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は外務省幹部にこう指摘した。キャンベル氏が挙げたのは、寺島実郎・日本総合研究所会長、須川清司・内閣官房専門調査員、佐野忠克首相秘書官(政務)の3人。首相側近として、外務省や防衛省ルートとは別に米政府高官と非公式に接触している。
首脳会談前、首相が「普天間問題が大きなイシューになることはない」と断言していたのも、この「側近グループの影響が大きい」(周辺)という。
その結果、日米閣僚級作業グループでも、「米国側が命懸けで交渉に臨んでいるのに、日本側は素人に毛の生えたような議論をしてきた」(政務三役)という状況に陥った。
日米交渉にかかわる政府高官がいう。
「とにかく政治主導なの! 国民の圧倒的支持がある政権だからいいんじゃないの?」。
2158
:
名無しさん
:2009/12/12(土) 17:34:54
長すぎると言われたので
>>2157
のコメントはこちらに。
> 「鳩山政権では、国会議員ではない3人が外交政策を仕切っているのだろう」
> 今年10月、キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は外務省幹部にこう指摘した。キャンベル氏が挙げたのは、寺島実郎・日本総合研究所会長、須川清司・内閣官房専門調査員、佐野忠克首相秘書官(政務)の3人。首相側近として、外務省や防衛省ルートとは別に米政府高官と非公式に接触している。
> 首脳会談前、首相が「普天間問題が大きなイシューになることはない」と断言していたのも、この「側近グループの影響が大きい」(周辺)という。
鳩山首相の姿勢の裏には、この側近グループの存在があるんでしょうね。
以前から寺島実郎の言うことを真に受けていたら碌なことにならんだろうと思ってたら、案の定…。
別にブレーンを使うなと言いませんが、野党時代のブレーンをそのまま使い続けるのも考え物です。
あと以前から鳩山首相はアメリカ側の反応を(過小な方向に)読み違える傾向にあったのですが、その元凶も彼らとは。
政治主導で官僚ルートをバイパスするのであれば、まともに相手国とコミュニケーションを取れる人材を使えよと言いたい。
内政と違って外交では実務家レベルでの事前協議が重要なのに、こんな連中に任せてたら首相は裸の王様だろう。
首相動静を見ていると外務官僚や内閣情報官とほとんど会ってないみたいだし、誰が首相に国際情報をブリーフィングしてるんだろう?
2159
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/12/12(土) 18:35:29
ああ寺島か、なるほど。
日本では外交・安保問題への関心は薄いので、無理に野党的な外交方針への政策転換をアピールして
現実に混乱を引き起こしても、得るものが少ないということなのでしょうなあ。
産経だと、寺島に対する勢力が記事(小説)を書かせてる可能性を否定できないけど。
個人的には「素人運転」は悪いことではないと思っています。
民主制度である以上、外交は玄人で分野であることを理由に、素人である国民を煙に巻く対応は
中長期的視点から見れば良いことではない。
日露戦争後から太平洋戦争への流れの背景にも、外交・安保分野の知識(特に日本にとって不利な情報)を
官僚が独占し、実情以上に日本を強国だと国民に信じさせていたことがあります。
今回の沖縄県内移設の見直しが、今ひとつ国民の反発を生んでいないことにも、日米同盟の重要性を
国民が知る機会が、今まで少なかったことにあるでしょう。
それ故に、次の参院選への影響についても片言丸さんの
>>2141
の見解が正しいと思います。
それが日本の将来にとって、良いこととかは別。
>>2154
岡田の場合は、外相就任後1ヶ月間の期待をもたらす言動と、その後、いきなり国会開会直前、
県外・国外移設は無理と断言してしまった落差の問題だと思ってます。
その単刀直入、歯に衣を着せない直言こそ、岡田の良さではあるのですが、それを好んでいる私ですら、
あの発言には唐突な印象を持ちましたもの。
2160
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 18:43:43
>>2158
はトリップ忘れてますが私です。
>>2156
>俺の意見は素人の素朴なものなので,お詳しいとお見受けする◆sn2EOyFHzgには笑止な意見ばかりでありましょうが,コメント付けていただけて感謝です。
いえいえ、他の方へのレスをまとめる中で自分の考えを整理している面もあるので、とんでもないです。
こちらこそ2chと違って落ち着いて議論できる貴重な場を提供していただいて感謝です。
>取り敢えず普天間の負担軽減を云うならば,8000人を普天間から退却させて辺野古なりそれ以外の基地への移転計画を再検討しても良いんじゃないでしょうかね?
自分の推測ですが、現行合意の実施を鳩山政権が確約してたのであれば、具体的な実施方法とかスケジュールとかはオバマ政権側も柔軟になってくれたんではないでしょうか。
鳩山政権の外交方針が不透明で、例の「反米論文」とかで鳩山首相の真意にアメリカ側が疑心暗鬼になっていたからこそ、強硬に現行案での決着を迫ってきたのだと思います。
最初に「鳩山新政権はアメリカと距離を置きたがってる」「普天間の県外・国外移転を狙っている」というオバマ政権側の疑念をきちんと払拭できていたら、もっと建設的に交渉できたんじゃないかと思います。
まあ今から普天間の先行撤去を言い出しても、アメリカ側からすると「日本側はテイクばかりでギブがないじゃないか」と言われて終わりな気がします。
元々アメリカ側には日本は負担軽減ばかり言ってて「日米同盟としてどういう安保戦略を目指すのか」という視点が薄いという苛立ちがあるので。
今の日米合意をまとめる際も、閣僚級の戦略対話を通じて「日米共通戦略目標」の策定(05年2月)→日米の「役割・任務・能力」の確認(05年10月)→米軍再編実施の「ロードマップ」(06年5月)という「目標から実施方法へ」という手順を踏みましたし。
鳩山首相が普天間の県外移設を本気で望んでいるんだったら、まずオバマ政権と戦略対話を行って「日米同盟として何を目指すのか」、「その中で日米でどう役割分担するか」、「その中で普天間をどこに移設するか」という順に協議すべきだったんですが…。
そこを抜きにいきなり実施計画である「ロードマップを見直す」とだけ言ってもアメリカ側もおいそれとウンとは言えないでしょう。
2161
:
名無しさん
:2009/12/12(土) 19:10:28
安全保障の参院選への影響について。
安全保障政策そのもので国民の関心・投票の動向が左右されないというのはその通りです。
ただし、たとえ、関心の低い安全保障問題であっても、首相が指導力の低さを露呈するのは、投票行動へマイナスの影響があります。
これは結果論になりますが、「国民の関心が低い=成功しても得るものが少ない」安全保障問題で、
冒険する必要はなかったですね。
貰わなくていい赤点を貰う結果になってしまった。
2162
:
とはずがたり
:2009/12/12(土) 19:25:38
>>2160
解説感謝。
>>2156
ではトリのコピペして満足してしまい敬称略で失敬しましたm(_ _)m
確かに信頼の積み上げによる問題解決という手順が欠けていて,反米論文とか県外移設とか政権交代の高揚感からかアメリカを刺戟するような事案ばかり浮上してしまった印象はあります。
>>2158-2159
俺は選挙マニアからこの政界ウオッチ趣味に入りましたんで,あんま各種論客連中の言動に興味ないんであんま詳しくないんですが,寺島氏はどの辺がどうダメなんでしょうかね??
>>2159
>今回の沖縄県内移設の見直しが、今ひとつ国民の反発を生んでいないことにも、日米同盟の重要性を
>国民が知る機会が、今まで少なかったことにあるでしょう。
俺も素人の1人として普天間が直面している其処にある危険と較べて,日米安保の危機に対しては話し合えば何とかなるのではないかと思ってしまっている節がありますね,確かに。
2163
:
名無しさん
:2009/12/12(土) 19:52:04
>>2159
外交史家の入江昭曰く、明治以来日本の外交では「政府の現実主義」と「民間の理想主義」が対立してきた、と。
政権交代が時々でもある国だったら在野の勢力が政権入りして理想と現実の折り合いを付けていくんでしょうけど、保守一党優位制が続いてきた日本では革新・リベラル勢力がそうする機会はつい先日までやって来なかった。
(村山政権時の社会党の方針転換はあまり無節操すぎて、逆に革新側の支持者を頑なにさせてしまったし。)
民主党は原則論に拘る政党なので野党時代の方針のまま外交運営をしようとしているんでしょうけど、そろそろ現実を踏まえて考え方を修正する時期です。
>民主制度である以上、外交は玄人で分野であることを理由に、素人である国民を煙に巻く対応は中長期的視点から見れば良いことではない。
そういう意味では岡田外相が手掛けている密約の検証は正しいことだと思います。今どき秘密外交が通用する時代でもないし。
ただ外交は国民の関心が低く、政治家や官僚などエリートの裁量に任される余地が大きい領域だからこそ、時の為政者には適切なハンドリングを期待せざるを得ません。
国民の関心を喚起するのに多少の「素人運転」はあってもいいと思いますが、それはあくまで後でリカバーできる限度内の話であって、普天間問題でオバマ政権側の鳩山政権に対する信頼は容易には回復できないところまで落ちてしまったと思います。
安保問題の国政選挙への影響は、私も
>>2141
に同意です。小泉首相の自衛隊イラク派遣も選挙には響かなかった。
>>2141
の片言丸さんの言う「見込み違い」も、たぶん外交助言を寺島実郎らに頼った結果なんだろうなあ。
アメリカ側の出方を読み違えたり、普天間問題が進まなくても日米関係に影響はないと言ってみたり、対米外交について鳩山首相はあまりに希望的観測に基づいた行動ばかり採っているんですが、彼らの誤った入れ知恵のせいか。
>産経だと、寺島に対する勢力が記事(小説)を書かせてる可能性を否定できないけど。
他紙(読売と毎日だったかな)でも寺島の名前は挙がっていたので、産経の小説ということはないと思います。
2164
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 19:52:38
またトリップ忘れたorz
>>2163
は私です。
2165
:
◆sn2EOyFHzg
:2009/12/12(土) 20:14:26
>>2162
自分も寺島氏の言説を逐一フォローしている訳じゃないので正確なことは言えないのですが、イラク戦争批判を機に反米的な論客として脚光を浴びた人ですね。
(それ以前からも商社マン出身の論客として活躍してましたが。)
イラク戦争と経済危機でアメリカの国力は落ちていく一方、中国はこれから伸びる国であり、やがて米中二極時代がやってくるので日本は対米追従を止めてもっと中国と協調しろ、って感じの主張だったはず。
もちろん長期的なトレンドとして米中の相対的な国力は変わっていくんでしょうけど、それをそのまま政府の政策として採用すると角が立つだけです。
いろいろとグダグダと長文を書き連ねてきたけど
>>2161
氏の
>これは結果論になりますが、「国民の関心が低い=成功しても得るものが少ない」安全保障問題で、冒険する必要はなかったですね。
>貰わなくていい赤点を貰う結果になってしまった。
というコメントが全てを物語っているなあ。
鳩山政権は内政で冒険すべき政権なのに、わざわざ外交で赤点をもらってくるなんて…。
2166
:
名無しさん
:2009/12/13(日) 12:23:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091213-00000004-mai-pol
<沖縄密約>文書現存せず 外務省廃棄か 元局長証言と矛盾
12月13日2時30分配信 毎日新聞
1972年の沖縄返還に絡み、「米国が支払うべき米軍用地の原状回復補償費400万ドルを日本側が肩代わりした」とされる密約そのものを記した文書が、外務省の調査で見つからなかったことが、12日分かった。サインした吉野文六元同省アメリカ局長自身が法廷で密約文書の存在と保存したことを証言しており、外務省がいずれかの段階で廃棄した可能性が高くなった。
密約問題を解明するため先月発足した有識者委員会(座長・北岡伸一東大教授)の関係者が毎日新聞の取材に「サインされた文書そのものは見つからなかった」と明らかにした。同時に調査では、この密約に関連して日本側が400万ドルを直接負担したことを推定できる交渉過程の関連文書は発見された。このため、有識者委員会で精査しているが、最終的に外務省が密約の存在自体を認める可能性は高い。その場合「密約はあったが、文書は失われたか、廃棄された」という結論になるとみられる。
この密約文書は、すでに米国で原本が公開されており、そこには当時交渉に当たった吉野氏のイニシャルである「B・Y」というサインも残っている。
この密約に関連しては71年に密約を報じた西山太吉元毎日新聞記者らが起こした密約文書の情報公開訴訟が東京地裁で進んでいる。吉野氏は今月1日にこの訴訟に証人として出廷して、サインを自身のものと認め「事務官が(密約原本の)コピーを取り、ある程度保存していた」と証言した。外務省にいったんはこの文書が保存されていたことはほぼ確実だ。
外務省幹部は「もし意図的に廃棄したとすれば、違法性が高いと裁判で判断されるかもしれない」と指摘しており、裁判の行方にも影響を与えそうだ。
01年4月の情報公開法施行前に同省が文書管理の在り方を見直した際、「存在しない」としてきた文書が将来発覚する事態を恐れ、廃棄した可能性もある。【中澤雄大】
2167
:
とはずがたり
:2009/12/16(水) 03:46:07
鳩のことだから,ご免やっぱ辺野古ってのがあり得るけど,辺野古以外って明言しちゃいましたねぇ。
辺野古以外の地域模索=普天間問題、結論に数カ月必要−鳩山首相明言
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-091215X662.html
2009年12月15日(火)20:03
(時事通信)
鳩山由紀夫首相は15日夕、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設先について、同県名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部とした現行計画の修正を目指す考えを表明した。首相は「沖縄県民の思いを理解する中で、やはり辺野古ではない地域を模索し、決めるという状況を何としてもつくり上げていきたい」と明言。結論を出す時期について「必要な時間は数カ月単位ではないか」と述べ、十分な時間をかけたいとの意向を示した。首相官邸で記者団に語った。
政府が同日開いた与党党首級による基本政策閣僚委員会では、日米で合意した現行計画も排除せず、移設先は与党3党で協議する方針を確認した。しかし、首相は沖縄県民の負担軽減を重視する立場から、米側に理解を求めつつ、県外移設を模索したいとの考えを示したとみられる。
[時事通信社]
「できれば具体案提示を」仲井真知事が不快感
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20091215-567-OYT1T01143.html
2009年12月16日(水)03:07
「なるべく早く方向を決めて、できれば具体案を提示してもらわないと、意見の言いようがない」
政府が移設先決定を先送りしたことについて、沖縄県の仲井真弘多知事は15日午後、県庁内で記者団に不快感をあらわにした。
政府方針の概要について、知事は14日に岡田外相から電話で説明を受けた。この日は「普天間の危険性の除去をきちんとしてくれるかどうかが我々の関心事だ」と強調し、「時間をかけても逆に何もないという可能性もある」と突き放した。
10年以上普天間移設先となってきた名護市でも、首相が「辺野古以外の地域」を模索すると言明したことで、新たな波紋が広がった。現行計画を容認する現職と、移設に反対する新人の一騎打ちの公算が大きい来年1月の名護市長選へも影響が予想される。現職を支持する島袋権勇・名護市議会議長は「日米合意は何だったのだろうか。見守るしかない。選挙戦では移設問題を争点にしない」と憤りを隠さない。一方、新人を支持する玉城義和・沖縄県議会副議長(無所属)は政府の方針に、「ようやく辺野古案がなくなる気がするが、最終結論が出たわけではない。現職市長が基地移設反対を主張しない限り、移設の是非を争点に主張し続けていく」と語った。
一方、自民党沖縄県連の翁長政俊幹事長は「政府は責任をもって対応してほしかった」と批判する。同県連は、政府が年内に結論を出さなければ年明けから「県外・国外」移設に転じる方針を決めており、民主党と歩調を合わせることになる。「普天間は結局、固定化されるのでは」。翁長氏は、複雑な心境をのぞかせた。(政治部 杉田義文、那覇で)
2168
:
名無しさん
:2009/12/16(水) 17:17:55
しかしこれまで何回「明言」を覆し続けてきたかと思うと……
2169
:
名無しさん
:2009/12/16(水) 19:28:44
http://www.j-cast.com/tv/2009/12/16056331.html
山本一太参院議員、小池元防衛相発言に苦笑
2009/12/16 17:06
山本一太参院議員が2009年12月16日のブログで、小池百合子元防衛相の発言に苦笑した出来事を報告している。
12月15日、自民党本部で元防衛相に会った。その際、彼女が愛用している「ユニークな携帯ストラップ」を見せてもらったらしい。それは自衛隊のユニフォームを着て、ほふく前進する「キューピー」人形だった。防衛省などで買えるらしいこの「キューピー」に、山本も「カワイイ!」と絶賛。ただ、そのあと元防衛相が続けた言葉が引っかかった。
「あのね、他にも零戦のキューピーちゃんとか、回天のキューピーちゃんもあるのよ!」
「零戦」とは、大日本帝国海軍の主力艦上戦闘機。また、「回天」とは太平洋戦争末期に開発された、人が乗り操縦できるようにした魚雷で、特攻兵器の1つだ。
これはちょっとやり過ぎだと感じたのか、山本は「『零戦』はまだしも、『回天』に乗るキューピーちゃんストラップはマズいと思う、な。(苦笑)」と少し面食らった様子を綴っていた。
2170
:
チバQ
:2009/12/16(水) 22:35:31
http://mainichi.jp/select/world/news/20091214dde007030092000c.html
分断の学舎:内戦後のボスニアから/上 被害者は子供たち
「ナイフ、針金、スレブレニツァ」。ボスニア・ヘルツェゴビナ西部の町ビテツ。9月中旬、中心部の公立小学校の教室の外壁に落書きが見つかった。95年、イスラム教徒がセルビア人勢力に殺された「スレブレニツァ虐殺」を挙げ、イスラム教徒を脅す内容だ。消しても数週間後にまた落書きされた。「一部の人の意識の底に差別がある」。イマモビッチ校長は嘆く。
2階建てと平屋の校舎が並ぶ。通うのはイスラム教徒とクロアチア人。一つの学校だが別々の教室で別々の授業を受ける。校長も2人。「一つ屋根の下の二つの学校」とも呼ばれる。
内戦(92〜95年)で周辺をクロアチア人勢力が攻撃。イスラム教徒は少数派となった。クロアチア人の学校にイスラム教徒が同居し学ぶ試みだ。2階建て校舎の広い教室で学ぶクロアチア人とは対照的に、イスラム教徒は平屋の木板で仕切った狭い教室に机を敷き詰めて学ぶ。
内戦前に一つの教室で多民族が学んでいたボスニア。95年の和平合意後、ボスニアは二つの準国家に分かれ、準国家の一つ、ボスニア連邦はさらに10州に分けられた。民族・宗派対立を黙認する形で「地方分権」が進む。
「教育の統合は自民族の文化を消滅させる」としてセルビア人、クロアチア人、イスラム教徒で異なるカリキュラムが導入された。歴史や宗教などの科目は違いが大きい。地域でどれを選ぶかはどの勢力が優勢かで決まる。差別を恐れ、遠方の学校に通う例もある。一部では隣国クロアチアやセルビアから輸入された歴史教科書が使われている。
08年、教育の統一を目指し、中央政府内に教育局が設立された。しかし地方に口出しはできず「紙の上の存在」とされる。背景には「分断が解決策」と見なす民族政党がいる。
イマモビッチ校長は言う。「民族・宗教により学ぶ環境が違うのは理不尽。子供は分断の被害者だ」
◇ ◇ ◇
「分断」が教育に暗い影を落とすボスニアの実情を報告する。【ビテツで隅俊之】
毎日新聞 2009年12月14日 東京夕刊
2171
:
チバQ
:2009/12/16(水) 22:36:01
http://mainichi.jp/select/world/news/20091215dde007030056000c.html
分断の学舎:内戦後のボスニアから/中 国際支援の果てに
「ボスニア・ヘルツェゴビナの学校は『冷戦』の場になっている」。08年5月、国連人権理事会は、ボスニアの教育制度に関する報告書の中で断罪した。報告書は同じ学校なのに民族・宗教ごとに教員、教室、授業まで異なる「一つ屋根の下の二つの学校」を「偏見や不寛容を助長する」と非難した。
だが、国際社会が批判する学校は国際機関が提案したものだ。
選挙監視や教育支援など民主主義構築を目的とする全欧安保協力機構(OSCE)は99年ごろ、各民族・宗教が民家など不適切な環境でバラバラな教育を行っているのに危機感を抱いた。AP通信によるとクロアチア人の学校にイスラム教徒が午後だけでも通えるよう説得。イスラム教徒の登校初日、クロアチア人の教職員は学校にバリケードを築いた。
「一つ屋根の下の二つの学校」はいつしか固定化され、約50校に広がった。分断は民族・宗教で分かれる政党の勢力維持に役立つからだ。各地で優勢な政党が指名する教育相はカリキュラム選択や校長の人事まで幅広い権限を持つ。「教育が政治の道具になっている」(同理事会)
OSCEは「一つ屋根の下の二つの学校」は「一時的解決策として受け入れられ、子供は適切な教育環境を得た。地元政府が解決策を見つけると期待したが果たされていない」と釈明する。
銃弾による穴が蜂の巣のように建物に残る内戦の激戦地ボスニア南部モスタル。中等学校4年生のクロアチア人、プリモラス君(17)は「この分断は政治家が生み出した。彼らは何もしない」と話す。同校も「一つ屋根の下の二つの学校」だが、体育や技術ではイスラム教徒も同じ教室で学ぶ。クルポ校長は「各勢力で言葉の違いもほとんどなく、統合に問題はない」と話す。
国際社会の善意がもたらした分断の固定化。ある州の教育省幹部は顔をしかめて話す。「すべての子供に教育を受けさせるにはこれしかなかった。だが我々は身動きができなくなっている」【モスタルで隅俊之】
毎日新聞 2009年12月15日 東京夕刊
2172
:
チバQ
:2009/12/16(水) 22:36:33
http://mainichi.jp/select/world/news/20091216dde007030022000c.html
分断の学舎:内戦後のボスニアから/下 EU加盟、険しい道
「民族・宗教により数学まで別々に学ぶ必要はない。このままでは欧州連合(EU)加盟は難しい」。EU外交筋は苦々しげに語る。
国際社会から「教育を受ける権利を侵害している」(国連人権理事会)と烙印(らくいん)を押されたボスニア・ヘルツェゴビナの教育は、将来のEU加盟の障害にもなっている。民族・宗教ごとに教員、教室、授業も分かれる「一つ屋根の下の二つの学校」はその象徴だ。
ボスニアは08年、加盟の前段階となるEUとの安定連合協定に署名した。今も対立するセルビア人、クロアチア人、イスラム教徒の3勢力にとって加盟は数少ない共通目標だ。
教育改革は加盟の必須条件ではない。しかし、EU側には教育の分断が将来の政情不安につながるとの懸念がある。「EUのように多様性を認め合うことが必要だ」とEU外交筋は説明する。
駐EUボスニア政府代表部のトプチャギッチ大使は「(民族・宗教間の)複雑で深刻な問題を抱えているが、対話を重ねれば合意できる」と反論するが道は険しい。
今年10月上旬、内戦終結を仲介した米国とEUは、憲法改正を含めた包括的な改革案をボスニア政府に提案した。3勢力で8カ月ごとの交代制になっている大統領(幹部会議長)の権限を縮小、選挙で選ばれる首相に権限を集中させる内容だ。だが、2週間後にボスニアは拒否した。
ドイツ・ニーダーザクセン州が支援するゲオルク・エッカート国際教科書研究所はボスニアの学者らと3勢力共通の教科書作りに取り組むが、全土には広がらない。「国民の75%は導入を支持しているのに政治が認めなければ無になる」と同研究所は指摘する。
外交筋はボスニアのかたくなな態度の背景に「民族主義政治家が既得権益を失うことを恐れる」事情をあげる。
EU内には「膨大な支援の金を投じてまで加盟を実現する必要があるのか」との疑問の声もくすぶる。「教育の分断」の対価はあまりにも重い。【サラエボで隅俊之】
2173
:
名無しさん
:2009/12/17(木) 02:14:49
民主党の掲げた「対等な日米同盟」って具体的に何を指してるんだろう。
マイケル・グリーンは「積極的に日本が防衛負担を引き受けていく意味かと思って歓迎したがそうではないらしい」みたいな
こと言ってたが
2174
:
とはずがたり
:2009/12/17(木) 12:04:45
米司令官「海兵隊移転に遅れも」 普天間先送り「遺憾」
12/16 11:18
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_pol/2009121601000031.htm
【ワシントン共同】米海兵隊トップのコンウェー司令官は15日、国防総省での記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関する結論を先送りした鳩山政権の方針について「それが彼らの決定なら遺憾だ」と述べ、この影響で在沖縄海兵隊のグアム移転完了が現行案の2014年から遅れる可能性に言及した。国務省のクローリー次官補(広報担当)も同日の記者会見で、移設先修正をめぐる再交渉には応じない考えを重ねて示した。
普天間移設計画が停滞した場合、海兵隊グアム移転に応じない米軍側の姿勢が鮮明となった。現行計画以外の移設先を模索する鳩山政権との間で議論が今後も平行線をたどるのは必至だ。
司令官は鳩山政権の方針決定について「まだ連絡は受けていない」と前置きしながら、日米合意上、普天間移設と海兵隊グアム移転の両事業は不可分で、14年にいずれも完了すると明記されていると指摘。
ただ、クローリー氏は「日本にとって複雑な課題だと分かっている」と一定の理解も示し、事態打開に向けた日米間の協議継続に意欲を示した。
2175
:
とはずがたり
:2009/12/17(木) 12:07:16
>>2173
今迄の日米関係が発言力と負担が応分なものであったなら口もより出す代わりに血も流すって事になるんでしょうけど,今迄アメリカの云うなりだったという認識だと口を出すけど負担は別に増やさないって方向性になるんでしょうなぁ。
2176
:
チバQ
:2009/12/18(金) 00:13:15
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009121702000218.html
実質的な拡大路線に 10年度防衛予算 “実”を取る防衛省
2009年12月17日 夕刊
<解説> 政府が決定した二〇一〇年度防衛予算の編成方針は「現在の防衛計画の大綱の考え方に基づく」ことを掲げながら、現大綱には記されていないミサイル防衛(MD)の迎撃ミサイルPAC3の追加配備に、実質的に着手する内容となった。
大綱は一九七六年、日本が軍事大国とならない意思を示すために導入。これに基づく中期防衛力整備計画で防衛力の上限が定められている。だが、大綱見直しが先送りされたことで、一〇年度の防衛費は基本方針を喪失した状況で決めざるを得ない。
こうした中、今回の方針では「現有機能の維持」の路線から、PAC3のミサイル本体は追加配備を見送ったが、周辺システムの改修を明記。防衛省としては“実”を取った格好だ。ある幹部は「PAC3の『頭と目』を先に用意しておいて『やり』は後で買えばいい」と語る。
旧海軍の空母に匹敵する大きさのヘリ空母型護衛艦の建造についても、方針には明記されていないが、同省は「装備品の更新」に当たるとして進める意向。日本の防衛力は、基本設計図を欠いたまま拡大しようとしている。 (政治部・三浦耕喜)
2177
:
チバQ
:2009/12/19(土) 20:44:27
>>2067
>>2078
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121901000508.html
アフガン新閣僚、過半数が留任 議会審議曲折も
【カブール共同】アフガニスタンのカルザイ大統領は19日、2期目の閣僚名簿を下院に提出した。経験を重視するとして23人のうち13人は1期目の最後の内閣と同じ閣僚を指名した。上下両院の承認後、新内閣が正式に発足する。
反政府武装勢力タリバン掃討のため駐留部隊を派遣する欧米各国が統治能力向上を強く求める中、治安回復と汚職撲滅を達成できなかった閣僚の再登用で、反カルザイ勢力が発言を強める議会の審議では曲折も予想される。
大統領選決選投票前に撤退したアブドラ元外相の陣営からの指名はなかった。
主要閣僚では、ワルダク国防相とアトマール内相が留任。アハディ財務相が経済相となり、財務相には元財務副大臣のザケルワル氏が指名された。外相と都市開発相は指名が保留され、後日発表される。
労働社会問題・殉教戦傷者相の分割が提案され、承認されれば閣僚数は1増となる。
2009/12/19 20:23 【共同通信】
2178
:
チバQ
:2009/12/20(日) 10:15:33
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091219-OYT1T01081.htm
アフガン組閣名簿、汚職疑惑閣僚は排除
【イスラマバード=酒井圭吾】アフガニスタンのカルザイ大統領は19日、新政権の閣僚25人のうち23人の名簿を議会に提出した。
国防相や内相など主要閣僚の大半が留任となったが、収賄疑惑を持つ閣僚は排除され、無難な顔ぶれを並べることで、政権運営に監視の目を強める国際社会の非難をかわす形となった。
今後、閣僚の議会承認を経て新政権が正式にスタートする。ただ、この日は新外相の発表はなく、来年1月にロンドンで開かれるアフガン支援国際会議後に指名される予定だという。
留任が決まったのは、米国との人脈が強いラヒム・ワルダク国防相とハニフ・アトマル内相のほか、オマル・ザヘルワル財務相ら11人。英国の信頼が厚いファルク・ワルダク教育相も留任となった。
一方、首都カブール郊外の銅鉱山開発を巡り中国企業から約30億円の賄賂(わいろ)を受け取った疑惑が浮上しているイブラヒム・アデル鉱工業相は再任されなかった。汚職一掃を求める国内外の声に配慮したとみられる。
(2009年12月19日23時11分 読売新聞)
2179
:
チバQ
:2009/12/20(日) 10:34:26
http://www.asahi.com/international/update/1219/TKY200912190322.html
アフガン新閣僚名簿、にじむ論功行賞色 旧軍閥から登用2009年12月19日22時22分
【カブール=四倉幹木】アフガニスタンのカルザイ大統領は19日、2期目を支える新閣僚候補の名簿を国会に提出した。閣僚の半数以上を留任させる一方で、腐敗ぶりが批判された閣僚を退任させる案で国際社会からの汚職一掃の求めに配慮を見せた。だが8月に行われた大統領選でカルザイ氏の再選に貢献した旧軍閥指導者も登用しており、欧米などから批判も出そうだ。
内閣には現在、26閣僚が名を連ねるが、今回提出された名簿は23人。外相、建設・都市開発相、殉教・障害者相については後日、提出されるという。新閣僚のほとんどは国会の審議をへて承認される見通しだが、一部の人事について国会側が修正を求める可能性もある。
名簿によると、滞米経験などが長く西側諸国とつながりの深いザヒルワル財務相、ワルダク国防相、アトマル内相はいずれも留任する。
また将来、多額の貿易収入が期待される鉱物資源開発を手がける鉱業相には、中国企業による銅鉱山開発をめぐり巨額のリベートを受けた、と報じられた現職が再任されず、現職の通商相で省内の腐敗一掃に積極的なシャラニ氏が起用された。
一方で、旧軍閥指導者のイスマイル・カーン水エネルギー相は留任。軍閥時代に宗教警察を使って市民を抑圧したなどとして、欧米の人権団体から非難されているカーン氏は、西部に広範な支持基盤を持つ。選挙戦終盤でカルザイ氏支持を表明し、「再選を決定づけた」(カルザイ陣営)と評価されていた。
さらに今後指名される建設・都市開発相には、自身や親族が多くの建設関連会社を経営する旧軍閥指導者のグルアガ・シャラザイ現ナンガルハル州知事が有力だ。
名簿の顔ぶれについて国連の現地幹部は「新味がなく、カルザイ氏のお気に入りか、今回の大統領選で貢献した有力者への論功行賞的人事。政権の腐敗体質を変えられるとは考えにくい」と手厳しい。
2180
:
とはずがたり
:2009/12/21(月) 00:47:07
小沢氏、辺野古案に反対 今月初め首相に表明 普天間移設 (12/20 07:09)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/206378.html
民主党の小沢一郎幹事長が鳩山由紀夫首相に対し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先について、日米合意に沿った現行の同県名護市辺野古への移設計画は反対との意向を伝えていたことが19日分かった。複数の関係者が明らかにした。
小沢氏は首相への配慮から同問題について表向き発言を控えているが、政府・与党最大の実力者の意向は、日米協議を進める首相の判断にも大きな影響を与えそうだ。<北海道新聞12月20日朝刊掲載>
2181
:
名無しさん
:2009/12/21(月) 22:01:17
反対なら反対でその先どうするという考えがあるのかなあ。
2182
:
名無しさん
:2009/12/23(水) 10:40:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091223-00000145-yom-pol
核密約公表「真実残すことが大事」…佐藤元通産相
12月23日3時0分配信 読売新聞
沖縄返還交渉をめぐる有事の際の核持ち込みに関する日米間の「密約」文書は、佐藤栄作首相(当時)の次男で元通産相の佐藤信二氏(77)が30年来悩んで保管してきたものだった。
公表に踏み切った背景には、政権交代によって、民主党が密約の存在の検証に本格的に動き始めたことがあった。
信二氏によると、1975年に佐藤元首相が死去して、親しかった新聞記者の一人に「形見分け」として元首相が生前、愛用していた机を譲ることになり、中身を整理するため引き出しを開けたところ出てきた。机は私邸(東京・代沢)の書斎にあった。発見時、信二氏は参院議員になったばかり。元首相は密約の存在を明かしていなかったが、引き出しから出てきた文書の持つ意味は政治家として十分理解した。
その後、80年代に入り、佐藤家に一人の学者が訪ねてきた。返還交渉で元首相の密使を務めたとされる若泉敬・京都産業大教授だった。若泉氏は「奥様(元首相の寛子夫人)に会いに来た。元首相の日記を見せてほしい。公開されると大変なことになる」と切り出したため、佐藤家は日記を見せることにしたという。
日記には、若泉氏の名前が所々出てくるものの、密約を巡る若泉氏との具体的なやりとりの記述はなかった。若泉氏はその後、94年になって返還交渉の舞台裏を描いた「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」(文芸春秋)を著し、密約の存在を明らかにした。
密約をめぐる政治的な重みを認識していた信二氏は、本来、その時に文書の存在を明らかにすべきだと思ったはずだ。しかし、公表は思いとどまった。外務省が密約の存在を一貫して否定していたからだ。元首相が「非核三原則」でノーベル平和賞(74年)を受賞したという事実も信二氏をためらわせたようだ。
佐藤氏が今回、文書をあえて公表したのは、ここ数年、外務省の元局長らが相次いで日米間の核密約の存在を明らかにしたことが大きい。民主党政権の発足も決断を後押しした。
文書の公表を決断したことについて、佐藤氏はこう語った。
「文書にはすでに政治的な意味はなく、公表によって現在の日米安保体制が大きな影響を受けることはないと思う。おやじがどう考えたかわからないが、歴史に真実を残すことが大事だと思う」 最終更新:12月23日3時0分
2183
:
とはずがたり
:2009/12/23(水) 14:14:25
>>2165
解説感謝です。
一時期実験的に民主党が出してたDiscussion Journal 『民主』の創刊号(2002年夏出版。季刊で出して2003年春の4号で休刊)で鳩山代表(当時)と寺島氏が対談してました。
冒頭,鳩山が民主党はバラバラだと云われるけどそれは我々の健全さ,党内の言論が保証されている証拠だと云ってますけど,今一度其れを声をでかくして云って置いた方が良いな。
で,その自由闊達さは内政問題での議論でするべきであるって,相手のある外交では封印しとかないとダメでしょうね。。
寺島氏はその対談の中でリーダーシップが大事で,特に外交で必要になると云っております。今日的な話題ですなぁw
確かに,あんまはっきりと反米を云ってはないけど,アメリカは自国の国益の範囲内でしか日本を護って呉れないぞ的な事も云ってますね。
2184
:
とはずがたり
:2009/12/23(水) 14:30:56
>>2182
懐かしい名前が出てきましたねぇ>佐藤元通産相
2185
:
名無しさん
:2009/12/23(水) 18:52:36
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091223-OYT1T00008.htm
核密約文書、沖縄返還実現で苦渋の決断
沖縄返還交渉をめぐり、当時の佐藤栄作首相がニクソン米大統領と有事の際の核持ち込みに関する「密約」を結んだのは、日本国民に核アレルギーが根強い一方で、東西冷戦を背景に日本の防衛義務を担う米国の戦略にも配慮する、という苦渋の政治決断の結果だったといえる。
悲願の沖縄返還実現のためにも、やむを得ない状況だった。
◆安保闘争◆
沖縄返還は1969年11月の日米首脳会談で合意され、密約もこの時に結ばれたことがはっきりした。
佐藤氏は自らの長期政権の集大成として、沖縄返還に政治生命をかけて取り組んでおり、沖縄からの核兵器撤去も求めた。これに対し、米国は朝鮮半島有事などの緊急時を想定し、沖縄の在日米軍基地への核持ち込みにこだわった。
日本国内では、翌年に日米安保条約の自動延長を控え、政府内では反安保闘争の盛り上がりへの懸念が強まっていた。核持ち込みを表立って容認するなど、とてもできない状況だった。
最終的には、この日米首脳会談で〈1〉米軍の核兵器はすべて沖縄から撤去〈2〉日米安保条約と関連する取り決めを本土並みに適用――という「核抜き・本土並み」が合意された。
返還交渉で佐藤氏の密使を務めたとされる若泉敬・元京都産業大教授(故人)は1994年に著書「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」(文芸春秋)で密約の存在を暴露した際、「自国の生き残りをアメリカの“核の傘”の保護に求めている敗戦国日本としては、緊急不可避の非常危機事態が生起した場合、自国の生存と安全のためにもこの文書が必要となるかもしれない。それが、そもそも日米安保条約の存在理由ではないか」と指摘している。
佐藤氏の遺族は文書を発見した後、外務省関係者に同省の外交史料館での保管を申し出たが、「公文書ではなく私文書に当たる」として断られたという。
◆宰相の覚悟◆
今回の発見を受け、各党からも反応が相次いだ。
民主党の藤田幸久国際局長は「佐藤氏は当時、必要だと判断したと思う。自民党政権は整合性を考えて否定してきたのだろうが、今後は検証し、未来に生かすことが大事だ」と語った。同党の輿石東参院議員会長は「(密約解明を掲げた)民主党の姿勢が正しかったことが証明された」と述べた。社民党の又市征治副党首は「非核三原則を堅持すべきだ」と訴えた。
一方、自民党の石破政調会長は「『秘密にしたことは許せない』といった議論をするのは今後の日米関係に良い影響をもたらさない。抑止力が持つ意味について、冷静かつ真剣な議論が必要だ」と指摘した。公明党の山口代表は「日米関係は今、米軍普天間飛行場移設問題で揺れている。これ以上混乱させてはダメだ」と述べ、両国が今後の核抑止について緊密に協議する必要性を唱えた。
佐藤氏は生前、この密約文書について、夫人にさえ漏らさなかった。鳩山首相は米国務長官との非公式な会話を記者団にすぐ公表してしまう軽率さを見せたばかりだ。真の宰相としての「覚悟」とは何かを改めて問いかけているようだ。
(2009年12月23日18時39分 読売新聞)
2186
:
とはずがたり
:2009/12/23(水) 18:58:36
当時としては現実的な賢明な決断だったと思いますね。
その後,近年ではバレバレだったのに密約無しに拘泥した姿がちょっと滑稽だったけど。
2187
:
ぐらもん
:2009/12/23(水) 23:52:14
アメリカがなぜ辺野古にこだわるのか?答えはヘリの飛行距離にあった!
(長いので転載省略)
「Baatarismの溜息通信」「やっと普天間問題の構図を理解できました」
http://d.hatena.ne.jp/Baatarism/20091223
2188
:
とはずがたり
:2009/12/28(月) 14:54:42
5月に社民党に踏み絵!?
岡田外相、来年5月の決着伝達 普天間移設で米国務長官に
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/2009122501000568.htm
鳩山由紀夫首相は25日の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関し「来年5月までに新しい移設先を含めて決定したい。そのための最大限の努力をする」と表明した。これに先立ち岡田克也外相は記者会見で、クリントン米国務長官と24日夜に電話会談し、こうした政府方針を伝達したことを明らかにした。
2010年度予算案成立後の「来年5月」を決着時期とする方針は、首相が明言、岡田氏が米側に伝えたことで対米公約となった。クリントン氏は岡田氏との電話会談で、日米合意に従ったキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)への移設を「唯一、実現可能な案」とする立場を繰り返し、早期決着を求めたとみられる。政府は辺野古移設を排除していないが、新たな期限内決着に向けた国内外の合意取り付けの難航は必至だ。
岡田氏は会見で、年内の移設先決定を先送りし、与党3党で協議するとした政府方針に関し「先送りは大変残念だが、やむを得ない決断だった。これ以外の答えはなかった」と指摘。日米関係は「厳しい状況は変わらないが、破綻する状況にはない」と強調した。
2009年12月25日金曜日
2189
:
名無しさん
:2009/12/28(月) 23:20:48
決断か、さもなくば日本の危機=北岡伸一(その1)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091221-00000301-chuokou-pol
決断か、さもなくば日本の危機=北岡伸一(その2)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091221-00000302-chuokou-pol
2190
:
チバQ
:2009/12/29(火) 13:22:23
http://mainichi.jp/select/world/news/20091227ddm007030093000c.html
戦火の果て:ガザ攻撃1年/上 敗者、生活苦の住民
◇がれきでブロック製造 テントに依然1000人
がれきを荷台に満載したロバが次々とやって来る。パレスチナ自治区ガザ北部ベイトハヌーンの建材工場。がれきはすべて昨冬のイスラエル軍による攻撃の残骸(ざんがい)だ。粉砕機にかけて再利用できる砂利を選別し、エジプト側から密輸したセメントと混ぜてブロックを作る。「1日40シェケル(約1000円)の稼ぎだが、ようやく仕事にありつけた」。作業員が汗をぬぐった。
工場を経営するアブドルラフマン・アブジャラドさん(28)によると、ブロック製造は夏ごろから本格化した。イスラム原理主義組織ハマスがガザを武力制圧した07年6月以来、イスラエルとエジプトの境界封鎖による原料不足で、工場は閉鎖していた。ところが、エジプト境界の地下を通る密輸トンネル網が拡充し、セメントの入手が容易になった。「がれきなら今、いくらでもある。再稼働できて安心した」
ガザ南端ラファ。密輸トンネルの入り口を覆い隠すビニールハウスが以前にも増して連なる。柵の向こうのエジプト領では掘削機を使って密輸防止の壁を埋設しているようだが、密輸業者は「抜け道はある」と強気だ。
先のイスラエル軍の攻撃の狙いはハマスの弱体化だった。ハマスには武器や資金を密輸する専用トンネルがあるといわれ、軍は連日、ラファを激しく空爆したが、結局、「元のもくあみ」だった。
封鎖下にあるガザだが、想像以上にモノはある。最新の携帯電話が店頭を飾り、輸入できないはずの「新車」が町を走る。しかし一方で、復興に不可欠な建設材料は足りない。国連によると、家を失った約1000人が依然、テントで生活している。
ガザ北部ベイトラヒヤに、主婦オルファット・カラーウィさん(24)ら一家8人のテントを訪ねた。夫はけがで働けず、国連の食料支援に頼るが、コメや缶詰が多く肉や魚は食べられない。配給物の小麦粉を売って野菜を買う。「『政府』は口ばかりで信用できない」。怒りの矛先はガザを実効支配するハマスに向いた。
アズハル大学(ガザ市)のタラル・オカル教授は「住民は現状を熟知している」と、ハマスへの不満の高まりを指摘する。だが、圧倒的な武力を後ろ盾とする「力の統治」に陰りはなく、「(ハマスと対立する穏健派)ファタハさえ声を上げられずにいる」。今月の世論調査で、ハマスのハニヤ最高幹部はガザで4割強の支持を維持した。「戦いの『敗者』は日々の生活に苦しむ住民だ」。オカル教授がつぶやいた。【ガザ地区で前田英司】
◇ ◇
昨冬のイスラエル軍のガザ攻撃開始から27日で1年。大規模空爆から地上侵攻に至った戦闘は約3週間に及び、パレスチナ側で1300人以上、イスラエル側で13人の犠牲者を出した。激しい戦火の果てに何が残ったのか。現状を取材した。
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■ことば
◇イスラム原理主義組織ハマス
イスラエルに抵抗するため87年に創設されたイスラム教スンニ派組織。主流派のパレスチナ解放機構(PLO)に属さず、イスラエルの存在を認めていない。武装闘争の傍ら、教育・医療福祉活動で支持を広げた。06年1月のパレスチナ評議会(国会)選挙で圧勝し、一時は穏健派ファタハと連立したが、その後対立を深めて07年6月にガザを武力制圧した。以後、パレスチナ自治区はガザ(ハマス)とヨルダン川西岸(ファタハ)に分断されている。
2191
:
チバQ
:2009/12/29(火) 13:23:04
http://mainichi.jp/select/world/news/20091228ddm007030077000c.html
戦火の果て:ガザ攻撃1年/中 薄れる和平への意識
◇平穏が生む「次の戦闘」
静かな夏の日だった。イスラエル南部の町スデロトにスイカ売りの行商の車が乗り入れた。熟れた中身を示す「赤色」を大音量で宣伝しながら。その直後、多くの住民がパニックに陥り、次々と精神衛生センターに担ぎ込まれた。「原因は『赤』という言葉だった。住民の不安障害は計り知れない」。精神科医のアドリアーナ・カッツ氏は現場の混乱を思い出し、やり切れない表情を見せた。
スデロトで「赤」は、身の危険を意味する。パレスチナ自治区ガザ地区に近いこの町には、ガザの武装勢力が発射するロケット弾の接近を知らせる警報網があり、「赤」は警報発令を知らせる色だ。イスラエルの早期警戒システムがロケット弾の発射を察知してから着弾するまで、わずか約15秒。無機質な人工音声が「ツェバ・アドム」(ヘブライ語で赤色)と連呼する中、住民は一目散にシェルターに駆け込む。
◇ ◇
昨冬のイスラエル軍のガザ攻撃後、同地からのロケット弾攻撃は沈静化した。軍の集計では、08年中のロケット弾数が3200発を超えていたのに対し、今年1月18日の「停戦」以降は、その10分の1以下に激減した。アビブ・コハビ准将は「(ガザを支配するイスラム原理主義組織)ハマスに大打撃を与えた」と成果を誇る。
その一方で、イスラエル情報当局は先月、ハマスがイラン製とみられる射程60キロ以上の新型ロケット弾を入手した、と明らかにした。境界を封鎖されたガザだが、エジプト側に通じる密輸トンネルが使われたとみられる。新型ロケットの射程は最大都市テルアビブにも到達する距離だ。軍幹部は「ハマスは(平穏に乗じて)組織を再建し、武器を密輸して次の戦闘に備えている」と危機感を強める。
平穏なひとときが生み出す、新たな緊張。イスラエルが昨年末、ハマスとの停戦を延長せず実力行使に出た際にも、繰り返し強調された図式だ。
イスラエルではガザ攻撃後に強硬派ネタニヤフ首相が返り咲いた。中東和平交渉は停滞したが、国民の政権支持は安定している。最近、イスラエル軍が徴兵対象者に実施した調査では、過去10年で最高の73%が戦闘部隊への配属を志願した。
イスラエル紙ハーレツのアキバ・エルダー論説委員はイスラエルの現状を「病気治療」に例えた。劇薬(ガザ攻撃)で痛み(ロケット弾)を一時的に抑えた結果、本来の治療(和平)の意識が薄れた、と−−。【スデロトで前田英司】
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■ことば
◇ロケット弾攻撃
ガザのパレスチナ武装勢力は01年にロケット弾の製造を開始。これまでに1万発以上がイスラエル領に撃ち込まれたとされる。当初は手製で4キロ程度の飛距離だったが、近年は射程・精度ともに向上。イラン製などの密輸が疑われ、イスラエルにとっては激減した自爆攻撃に代わる最大の脅威となっている。イスラエル側の通算犠牲者は27人で、スデロトは被弾の「最前線」。
2192
:
チバQ
:2009/12/29(火) 13:23:39
http://mainichi.jp/select/world/news/20091229ddm007030190000c.html
戦火の果て:ガザ攻撃1年/下 中東和平への道筋
◇カギ握るオバマ政権
会場が緑に染まった。今月14日、パレスチナ自治区ガザ市で行われたイスラム原理主義組織ハマスの創設22周年集会。シンボルカラーの緑の帽子に、緑の旗を手にした数万もの人波が、ハマスの組織力を物語る。ハニヤ最高幹部が対イスラエル武装闘争の継続を叫ぶと、会場は「イスラエルを認めない」とどよめいた。
イスラエル軍による1年前のガザ攻撃の狙いは、(1)エジプトからガザへの武器密輸防止(2)ハマスの弱体化(3)ガザからのロケット弾攻撃阻止−−だった。だが、結果は事実上、(3)を達成しただけだった。地下の密輸トンネルは攻撃前よりも物流量を増やし、ハマスの支持基盤も揺るぎない。その半面、国連調査団は先の攻撃で多数の民間人が犠牲になったことを問題視し、イスラエル軍の「戦争犯罪」を糾弾した。
最近では、英国の裁判所が戦争犯罪容疑で当時のリブニ・イスラエル外相の逮捕状を出す事態も起きた。イスラエル紙ハーレツのアキバ・エルダー論説委員は「イスラエルは外交的に高い代償を負った」と指摘する。
ガザ攻撃は、ハマスと対立するパレスチナの穏健派勢力にとっても打撃だった。ハマスに武力でガザを奪われ、本拠のヨルダン川西岸から攻撃を遠巻きにしていたパレスチナ自治政府のアッバス議長は、中東和平の実現に意欲的なオバマ米政権が、イスラエルとの「公正な仲介者」として振る舞うことに期待した。
だが、1月18日の「停戦」直後に就任したオバマ大統領は、ガザ攻撃でイスラエル非難に傾いた国連人権理事会の審議入りを渋り、先延ばしに応じるよう自治政府に圧力をかけた。これに応じたアッバス議長はパレスチナ内部で不興を買った。
また、イスラエルが占領する西岸のユダヤ人入植問題でも、アッバス議長は当初、オバマ政権の後ろ盾でイスラエルに入植活動の「完全凍結」を迫った。ところが、イスラエルの強硬な反対でオバマ政権は腰砕けとなり、アッバス議長は「はしごを外された」格好になった。鬱積(うっせき)した不満は次期議長選への「不出馬表明」として現れた。
和平交渉再開への道は険しくなったが、パレスチナ政策調査研究センターのハリル・シカキ代表は「米国が明確な達成を約束できれば、交渉再開の余地はある」とみる。
欧州連合(EU)は今月8日、イスラエルが「永久不可分」とする聖都エルサレムについて、将来のパレスチナ国家との「2国家の首都」とする解決策に踏み込んだ。ミッチェル米中東特使も近く現地を再訪する。多くの命と引き換えに成り立った一時の「平穏」を、和平への確かな礎とできるか。国際社会はまだその方策を示せずにいる。【エルサレム前田英司】
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■ことば
◇中東和平交渉
米国などが03年に提示した新中東和平案(ロードマップ)を基にイスラエル、パレスチナ独立国家の「2国家共存」を目指す。07年11月の米アナポリス国際会議で再確認されたが、08年12月のガザ攻撃で中断したままだ。
2193
:
名無しさん
:2009/12/30(水) 12:33:35
http://mainichi.jp/select/world/news/20091230ddm001010084000c.html
在日米軍再編:普天間移設 民主・小沢氏、社民幹事長に「下地島」提起
◇現行案には否定的
民主党の小沢一郎幹事長は29日夜、東京都内で開いた与党3党の幹事長・国対委員長の忘年会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題について「(同県宮古島市の)下地島に使っていない空港がある」と述べ、現行計画に基づく米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に代わる移設先として、下地島を検討すべきだとの認識を示した。
小沢氏は会合で、社民党の重野安正幹事長に対し、移設先について「あなたのところ(社民党)は沖縄県だったら全部駄目なのか」と質問。重野氏が米グアム移設案を主張したところ、下地島案に言及したという。小沢氏は「きれいな海を埋め立てるのは駄目だ」とも語り、現行案での決着に否定的な考えを示した。
下地島は沖縄本島と台湾のほぼ中間にある。3000メートルの滑走路を持つ下地島空港(79年7月開港)があるが、現在定期便はなく、航空会社がパイロットの離着陸訓練などに利用してきた。普天間飛行場の移設先として浮上したこともあり、北沢俊美防衛相は10月、井上源三地方協力局長を派遣し、沖縄県の伊江島などとともに視察させていた。
忘年会には、民主党から山岡賢次国対委員長、社民党からは重野氏と辻元清美副国土交通相、国民新党から自見庄三郎幹事長と下地幹郎政調会長がそれぞれ出席した。小沢氏は来夏の参院選後も3党連立体制を続ける意向を示したという。
2194
:
チバQ
:2009/12/31(木) 15:37:51
http://www.asahi.com/politics/update/1230/TKY200912300304.html
普天間の継続使用案が浮上 ヘリ訓練を離島に移転(1/2ページ)2009年12月31日3時2分
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、普天間を拠点とするヘリコプターの訓練の一部を同県内の離島に移転したうえで、普天間の継続使用を容認する案が30日、鳩山政権内で浮上した。住宅密集地にある普天間の危険軽減策を米側に求め、県外・国外移設を主張する沖縄県民の理解も得るという考え。訓練移転先には、伊江島(同県伊江村)や下地島(同県宮古島市)が検討されている。
こうした案が浮上した背景には、2006年の日米合意に基づく同県名護市辺野古への移設は実現が難しく、民主党の小沢一郎幹事長も難色を示していることや、期限とする来年5月までに新たな移設先を決められる見通しが低いことがある。日米合意の早期履行を求める米側も、普天間の継続使用なら受け入れる可能性がある。
伊江、下地両島について、北沢俊美防衛相は30日、「地理的な問題やキャパシティー(受け入れ能力)の問題がある」と述べ、普天間移設先としては難点があると指摘。一方で「どういう役割をそういう島が担えるかだ」として、訓練移転先にはなり得るとの考えを示した。県外・国外移設を主張する社民党の福島瑞穂党首も同日、「提案が出ているわけだから、それも含めて検討する」と語った。
連立3党幹部が集まった29日夜の会合で、小沢氏は「きれいな海を埋め立ててはだめだ」と辺野古移設に否定的な考えを改めて表明。関係者によると、その際、小沢氏は下地島に言及。「何とでもなる」とも述べ、移転に前向きの姿勢をみせたという。
伊江島は沖縄本島北部の西側にあり、海兵隊の訓練施設として使われている伊江島補助飛行場がある。沖縄本島から南西約300キロの下地島には3千メートルの滑走路を持つ下地島空港があり、航空会社の離着陸訓練場として利用されている。いずれも過去に普天間移設先として検討されたが、地元の反対などで断念した経緯がある。訓練移転が受け入れられるかどうかは、今後の地元との協議次第になる。
普天間の継続使用を認めた場合、1996年に日米が合意した普天間飛行場返還が白紙に戻ることになる。06年の日米合意に盛り込まれた米海兵隊8千人のグアム移転も中断される可能性がある。移設問題は連立3党の「沖縄基地問題検討委員会」で協議している。来年1月中に3党が移設案を持ち寄って検討することにしている。
2195
:
チバQ
:2009/12/31(木) 15:38:47
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-154987-storytopic-53.html
普天間移設 小沢氏、下地島に言及 国民新は分散提案へ
2009年12月31日
【東京】民主党の小沢一郎幹事長は30日までに、米軍普天間飛行場移設に関連して、下地島空港を移設案として挙げた。小沢氏は、29日夜開かれた社民、国民新の両党幹事長らとの会食で、使用していない空港として下地島空港を指摘し、県内移設の可能性を出席者に打診した。 普天間移設では、与党3党で新たな移設先を検討する沖縄基地問題検討委員会が28日に発足しており、小沢発言は今後の協議にも影響を与えそうだ。
席上、小沢氏は社民の重野安正幹事長らに「下地島に使っていない空港がある」と指摘した上で、「社民党は、沖縄県は全部駄目なのか」と県内移設の可能性に言及したという。これに対し、重野氏は、あくまで移設先としてグアムや硫黄島を挙げた。
会合に出席していた国民新の下地幹郎政調会長は30日、小沢氏から提案のあった下地島空港案について、国民新からの提案として考えていないとし、「私たちは他のプランが二つぐらいある。拠点として本土と沖縄県内の分散型で提案できればと思っている」と述べた。提案の詳細については、党の決定がまだだとして明らかにしなかった。
北沢俊美防衛相は「(下地島などが)ストレートに普天間の代替になるかというと、地理的な問題などがある」と指摘。自民党の石破茂政調会長は下地島案に関し「過去に検討したが、県議会が軍用に使わないと決議している。小沢氏がきちんと研究した上で発言したとは思えない」と批判した。
従来、普天間移設問題には言及してこなかった小沢氏だが、28日に国会内で鈴木宗男衆院外務委員長と面談した際にも「あの青い沖縄のきれいな海を汚してはいけない」と強調するなど、日米合意の辺野古への埋め立てに否定的な姿勢を示している。
2196
:
とはずがたり
:2010/01/01(金) 19:18:56
普天間移設先に下地島案、与党内に浮上
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20091231-OYS1T00199.htm
普天間移設
与党内で30日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、移設先を下地島(しもじしま)空港(同県宮古島市)とする案が浮上した。民間パイロット訓練用の下地島空港は、3000メートルの滑走路を持ち、普天間飛行場の米海兵隊ヘリ部隊を受け入れる能力があるためだ。
ただ、沖縄県は「県内移設であることに変わりはなく、住民の理解は得られない」(県幹部)としており、政府・与党の現実的な検討課題となるかどうかは不透明だ。
下地島空港の活用案は、29日夜開かれた与党3党の幹事長・国会対策委員長の会合で、国民新党の下地幹郎政調会長が提案した。民主党の小沢幹事長も関心を示したという。下地氏は30日、都内で記者団に「移設先の選択肢の一つだ」と語った。これについて、北沢防衛相は30日、首相官邸で記者団に、「(下地島空港が)普天間の代替にストレートになるかというと、地理的な問題やキャパシティーの問題がある」と慎重な考えを表明した。
下地島空港への移設案は、日米間の米軍再編協議でも検討されたことがあるが、困難と結論づけられた経緯がある。下地島空港は、沖縄本島から約270キロ・メートル離れているため、海兵隊の陸上部隊が本島に残る場合、運用面で支障をきたすためだ。日本政府内には「米国が受け入れる可能性は乏しい」との見方が多い。
(2009年12月31日 読売新聞)
2197
:
チバQ
:2010/01/03(日) 13:53:24
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS856174220100103
アフガン議会、カルザイ大統領指名の閣僚の大半を不信任
2010年 01月 3日 11:13 JST
[カブール 2日 ロイター] アフガニスタンの下院は2日、カルザイ大統領が指名した閣僚候補24人の信任投票を行い、3分の2超にあたる17人を不信任とした。
不信任となったのは、法相、通商相、経済相、麻薬対策相などで、中にはカルザイ大統領の側近数人や内戦時代の軍閥の長でエネルギー・水資源相に指名されていたイスマイル・ハーン氏も含まれる。
一方で財務相、国防相、内相、教育相、農相といった重要ポストの候補者は信任されたため、今回の投票結果が政府の政策に与える影響は限定的とみられる。ただし、カルザイ大統領本人にとっては少なからず痛手となりそうだ。
カルザイ氏と大統領選を争ったアブドラ前外相は、信任投票の結果を受け「明確な不信任の採決だった」とコメントした。
http://www.afpbb.com/article/politics/2678914/5113282
アフガン議会、新閣僚7人のみ承認 カルザイ大統領に痛手
2010年01月03日 07:38 発信地:カブール/アフガニスタン
【1月3日 AFP】アフガニスタン議会は2日、ハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領が新閣僚に指名した24人のうち7人だけを承認した。議会が17人もの閣僚候補を拒否したことで、カルザイ大統領にとって痛手になるとみられる。
無記名で行われた投票で国防相、農相、内相、財務相、教育相、文化相、鉱工業相の7人が承認された。いずれもカルザイ政権を支援する諸外国が有能で清廉だと認めていた人物だ。
承認されなかったのはエネルギー・水資源相に指名されていたモハマド・イスマイル・ハーン(Mohammad Ismail Khan)氏や、女性として唯一指名されていたフサン・バノ・ガザンファル(Husn Banu Ghazanfar)女性問題相ら。
ハーン氏は軍閥の長で、閣僚指名は選挙違反が多発した前年8月の大統領選挙でカルザイ氏を支持した見返りだとの見方が一般的だった。一方、ガザンファル氏がわずか2票の不足で承認されなかったとこは意外感をもって受け止められた。
カルザイ大統領が前月議会に提出した閣僚候補名簿は、西側の支援国を満足させつつ、カルザイ氏を支持する国内各派にも配慮したことをうかがわせる内容で、政府の汚職根絶を目指す2期目のカルザイ政権にとって最初の試金石と目されていた。
カルザイ大統領は、28日にロンドン(London)で開かれるアフガニスタン側への治安権限への委譲について話し合う国際会議までに新内閣を決める方針だった。(c)AFP/Sharif Khoram
2198
:
チバQ
:2010/01/03(日) 13:55:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010010300006
カルザイ新内閣、過半が不信任=政治空白で混乱の恐れ−アフガン
【ニューデリー時事】アフガニスタン下院で2日、カルザイ大統領が再選を受けて提示した第2次政権24閣僚の信任投票が行われ、過半の17人が否決された。昨年11月2日にカルザイ氏の再選が確定してから既に2カ月が経過しており、政治空白で混乱が生じる恐れがある。
不信任となったのは旧軍閥司令官のハーン・エネルギー水資源相やダニシュ法相ら。アトマル内相、ワルダク国防相、ザヒルワル財務相の主要3閣僚を含む7人が信任された。(2010/01/03-00:52)
2199
:
とはずがたり
:2010/01/07(木) 17:07:32
下地、伊江両島は普天間移設拒否 議会が反対意見書可決へ
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/2010010701000326.htm
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設先として浮上している下地島の宮古島市議会と伊江島の伊江村議会は7日までに、それぞれ移設受け入れに反対する意見書を臨時議会に提出する方針を決めた。いずれも可決される見通しで、政府与党の移設検討方針に影響しそうだ。
伊江村議会(内間博昭議長)は、伊江島への移設に反対する意見書を、16日に開く臨時議会に提案、全会一致で可決される見通し。可決後、意見書を政府に送付し、20日にも沖縄防衛局や外務省沖縄事務所、県に移設反対を要請する予定。
一方、宮古島市議会(下地明議長)は15日にも臨時議会を開き、移設反対の抗議決議と意見書を可決する見通し。下地議長は取材に「全会一致で反対の意見表明になると思う。下地島空港は設置の際、民間以外に使用しないとの覚書を沖縄県(本土復帰前の琉球政府)が政府と交わしている。普天間の移設であれ、軍事利用は絶対に容認できない」と話した。
米軍伊江島補助飛行場などを抱える伊江島が、普天間のヘリコプター部隊の分散移転先として浮上した2005年4月にも、村議会は移設反対の意見書を全会一致で可決した。
2010年01月07日木曜日
2200
:
とはずがたり
:2010/01/07(木) 23:27:39
沖縄本島以外拒否と云う訳ですな。
「ヘリ部隊は20分以内に配置」 在沖縄米海兵隊が見解
2010.1.5 20:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100105/plc1001052009020-n1.htm
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設候補地をめぐり、在沖縄米海兵隊は「普天間のヘリコプター部隊は移設後も、一体運用する地上部隊と飛行時間で20分以内の近接距離に配置する必要がある」との軍事上の見解を明らかにした。
海兵隊の航空部隊と地上部隊を直結させる即応性の観点から、現行計画通りキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)への移設が最善との考えを「20分以内」という具体的な数字で示したもの。
地上部隊は沖縄本島のキャンプ・ハンセンやキャンプ・シュワブに駐留。政府与党内では普天間の航空部隊を下地島(同県宮古島市)へ移す案も浮上しているが、同島から北東へ300キロ以上離れた本島に、ヘリが20分で到達することは不可能で、海兵隊の見地に立つならば下地島への普天間移設は極めて困難だ。
2201
:
名無しさん
:2010/01/08(金) 11:13:22
普天間「米は忍耐強く交渉を」 ナイ・ハーバード大教授
http://www.asahi.com/international/update/0107/TKY201001070476.html
2010年1月8日0時13分
【ワシントン=伊藤宏】米元国防次官補で知日派として知られるハーバード大のジョセフ・ナイ教授が、ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)に7日付で、米軍普天間飛行場の移設問題に関する論文を寄稿した。「ワシントン(米政府)の一部は、日本の新政権に対して強硬な姿勢をとりたがっているが、思慮が足りない」などとして、忍耐強く交渉にあたるよう求めた。
ナイ氏は「個別の問題よりも大きな同盟」と題する論文で、「我々には、もっと忍耐づよく、戦略的な交渉が必要だ。(普天間のような)二次的な問題のせいで、東アジアの長期的な戦略を脅かしてしまっている」とした。
東アジアの安全を守る最善の方法は、「日本の手厚い支援に支えられた米軍駐留の維持」だと強調。「外圧」によって鳩山政権を切り捨てれば、普天間問題で主張を通せても、より大きな犠牲を払うことになる、とした。
ジョセフ・ナイ寄稿論文の原文
An Alliance Larger Than One Issue
http://www.nytimes.com/2010/01/07/opinion/07nye.html?scp=1&sq=%20Nye&st=cse
2202
:
yusuichi
:2010/01/08(金) 14:45:07
http://cid-03c3fabbf383a151.spaces.live.com/blog/
2203
:
とはずがたり
:2010/01/13(水) 01:08:22
長崎・大村市長「反対」明言…社民・照屋氏視察で
特集 基地移設
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100112-OYT1T01565.htm
沖縄の米軍普天間飛行場移設問題で、社民党のプロジェクトチーム座長を務める照屋寛徳・衆院議員(沖縄2区)が12日、長崎県大村、佐世保両市の自衛隊施設を視察した。
移設先選定に絡む動きだったが、松本崇・大村市長から「(受け入れは)絶対反対」と明言され、党が掲げる「県外、国外移設」は出ばなをくじかれた格好となった。
視察先は海自大村航空基地(大村市)と陸自相浦駐屯地(佐世保市)。照屋氏は一連の視察終了後、大村基地について「(有識者による)研究会の提言で名前が挙がった。近々議論の俎上(そじょう)に上る」と説明。「市長の発言は率直に受け止めるが、どう理解し、分析するかという問題が残る」と話し、党内で引き続き議論の対象とする考えを示した。
相浦駐屯地については、上陸作戦を行う部隊が所属していることを挙げ、「米海兵隊と似ている。その関連で視察に来た」と語った。
(2010年1月13日00時33分 読売新聞)
2204
:
チバQ
:2010/01/14(木) 22:13:44
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100115k0000m010126000c.html
普天間移設:訓練など一部機能を関空に 国民新党が提案へ
米軍普天間飛行場(沖縄県)の移設問題について、国民新党の下地幹郎政調会長は14日、訓練などの一部機能を関西国際空港に移す案を、同党として政府・与党の沖縄基地問題検討委員会に提案する考えを示した。
下地氏はこの日、沖縄の米軍基地機能の移転先を模索する一環として米軍岩国基地(山口県)を視察し、福田良彦岩国市長と会談。その中で、普天間飛行場と米空軍嘉手納基地を統合し、訓練などの負担を分散移転させる持論を主張。「航空母艦の艦載機の訓練を関空で引き受けられないか。あそこは騒音問題は絶対ありえない。関空の活用については(検討委への)提案には必ず書こうと思っている」と述べた。
この発言について、大阪府の橋下徹知事は記者団に「沖縄のみなさんの負担軽減につながる話なら、(政府から)要請があれば、テーブルに着きたい」と、議論を受け入れる考えを改めて示した。【福田隆】
2205
:
チバQ
:2010/01/14(木) 22:16:23
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100114/stt1001141744008-n1.htm
鈴木宗男氏、普天間移設で「下地島が適当」
2010.1.14 17:44
鈴木宗男衆院外務委員長は14日、大阪市内で開かれた共同通信社の「きさらぎ会」で講演し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として「訓練できる滑走路があり騒音も関係ない」と述べ、沖縄県宮古島市の下地島空港が適当との考えを示した。
鈴木氏は移設先について「沖縄県外や海外などいろいろ検討したらいい」としつつ、「(県営の)下地島空港は民間しか使えないが、知事から自衛隊が使える許可をもらえば、米軍も使える」と指摘。「固定化ではなく、期限付きでもいい。本土でも訓練を受け入れローテーションをつくるのが一番の解決」と強調した。
2206
:
チバQ
:2010/01/17(日) 00:19:40
>>2197
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100116-OYT1T00956.htm
アフガン下院、組閣案を再否決…大統領に反発
【カブール=酒井圭吾】アフガニスタン下院は16日、カルザイ大統領が指名した閣僚17人のうち、10人の承認案を否決した。
1月2日に17閣僚の承認を否決したのに続くもので、議会の異例の反旗に直面した大統領は、2期目就任から約2か月を経ても組閣のめどが立たずにいる。
大統領は9日、否決された17閣僚候補の顔ぶれを一新して再度、下院に承認案を提出。「必死の根回し」(地元記者)を続けて承認獲得を目指していた。
しかし、16日の2度目の採決で下院が承認したのは、ザルマイ・ラスル外相など7人だけ。ヘラート州出身の下院議員は、「大統領の資質に疑問を感じて、(17人)全員に反対票を投じた」と打ち明け、承認難航の背景に、カルザイ氏の求心力低下があることをうかがわせた。
下院(定員249人)は、野党「国民戦線」が約70人を数える以外は少数政党の乱立状態だが、これまでは強大な権限を持つカルザイ氏の意向に反する決議が行われることはめったになかった。地元記者は、今回の組閣難航を「大統領主導の政治バランスが崩れ始めた象徴的事件」と指摘している。
米国は2011年7月から駐留米軍の撤退を開始する出口戦略を表明しており、アフガン政府には国軍や警察の増強、汚職対策など、山積する課題処理を急ぐことが期待されている。
だが、下院の抵抗で、28日にロンドンで開かれるアフガン治安国際会議までに組閣が終わらない懸念も高まっている。その場合、国際社会からカルザイ氏の手腕を不安視する見方が強まるのは確実だ。これまでも、復興や汚職一掃に結果を出せずにいるカルザイ氏への国際社会の不信感は強まる一方で、カルザイ政権2期目は多難の滑り出しとなっている。
(2010年1月16日20時10分 読売新聞)
2207
:
チバQ
:2010/01/17(日) 09:12:14
http://www.asahi.com/international/update/0116/TKY201001160401.html
アフガン下院、再提出閣僚候補の半数以上を不信任2010年1月17日0時3分
【イスラマバード=四倉幹木】アフガニスタン下院は16日、カルザイ大統領から再提出された17人の新閣僚候補の信任投票を行い、外相ら7人を信任、10人を不信任とした。欧米諸国から腐敗一掃を迫られている2期目のカルザイ政権は、議会から再び厳しい注文を突き付けられ、難題に挟まれた格好だ。
下院は今月2日、大統領が提出した24人の閣僚候補について信任投票を実施、17人を不信任としたため、今回の投票では、大統領が9日以降に提出した新たな顔ぶれの17人の信任が問われた。
新外相となったザルマイ・ラスール大統領顧問(国家安全保障担当)など、今回信任された7人はいずれも多数派のパシュトゥン人、タジク人で、少数民族ハザラ、ウズベク系の5人はいずれも信任に必要な過半数に届かなかった。また女性3人の候補のうち信任されたのは労働・社会問題相の1人だけだった。
前回投票での7閣僚と合わせた14閣僚のうちでも、少数民族はウズベク系の鉱業相だけ。少数派を排除した形の下院の判断には、アフガンの民主化を支えてきた欧米などから批判が出そうだ。
ただ、不信任となった少数民族出身者には旧軍閥関係者もおり、国連の現地幹部は「選挙での支持の見返りにポストを要求する旧軍閥と、国際社会からの軍閥排除の求めの板挟みになったカルザイ氏にとって、かえって好都合な結果だ」とみる。
大統領側はすでに新たな候補の人選を進めており、今月28日にロンドンで開かれるアフガン支援国会合までの組閣作業を急いでいる。
2208
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/01/17(日) 19:44:07
古い記事ですが、興味深い内容なので転載しときます。
> 最近では、自身の外交ブレーンについても米国に批判的な寺島実郎・日本総合研究所会長から知米派の外交評論家、岡本行夫氏への乗り換えを模索している。
> 首相は11日、北沢俊美防衛相の紹介で官邸で岡本氏と会い、昼食をともにした。21日には再び官邸に岡本氏を招き、外交面での協力を要請した。首相周辺には岡本氏を首相補佐官とするアイデアもあったが、岡本氏はあくまで「個人的な立場」で協力することになったという。
日米関係の深刻さにやっと気づいた?首相、外交ブレーン交代を模索
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091222/plc0912222135023-n1.htm
2009.12.22 21:30
東アジア重視の姿勢を強調する一方、「今まで米国に依存しすぎていた」としていた鳩山由紀夫首相が、米国に気を使い始めている。米軍普天間飛行場の移設先送りなど「鳩山政権の一連の対米挑発行為」(政府高官)が招いた米側の怒りに気づき、ようやく対米関係の重要性を認識し始めたようだ。最近では、自身の外交ブレーンについても米国に批判的な寺島実郎・日本総合研究所会長から知米派の外交評論家、岡本行夫氏への乗り換えを模索している。
首相は22日、普天間問題でクリントン米国務長官が藤崎一郎駐米大使を呼び、日米合意に基づく現行計画の早期履行を求めたことについて「米国の姿勢を日本政府としても理解する必要がある」と述べた。
コペンハーゲンでのクリントン米国務長官との会話について、首相は19日には、移設先変更を検討するための結論先送りを米側も理解したとしていたのに対し、22日には発言を修正した。クリントン氏による大使呼び出しという異例の事態に、慌てたものとみられる。
首相は就任以来、周囲に「普天間の件は心配していない」と漏らし、首相周辺も「普天間は日米関係のほんの一部」と楽観的だったが、認識を改めざるをえなくなったようだ。
今回、藤崎氏は国務省に入る際の映像をメディアに撮らせ、クリントン氏との会談後には記者団の取材に応じて「重く受け止める」と述べた。この意味について外交筋はこう解説する。
「藤崎さんは慎重な性格で、ふだんはぶらさがり取材に応じないが、今回は国務省に行くのもあらかじめメディアに知らせておいたのだろう。首相らに現実を理解してほしかったということだ」
首相の言動も微妙に変化してきた。21日には、首相官邸を訪ねた日本と中国の有識者でつくる「新日中友好21世紀委員会」の日本側メンバーに、「(提言をまとめる際には)日米中3国の関係にしっかり目配りしてほしい」と要請した。
寺島氏は12月初め、「鳩山首相への誤解を解く」という趣旨でワシントンを訪れたが、米政府の現職当局者らは面会を拒否した。実は、日本政府内にも寺島氏の反米傾向や同盟軽視論を危ぶむ意見があり、「駐日米大使館のズムワルト首席公使を通じ、米側に寺島氏とは会わないよう働きかけた」という関係者もいた。
首相も遅まきながら寺島氏一辺倒では判断を誤ると考えたのか、目をつけたのがかつて首相が批判してきた橋本、小泉両内閣で首相補佐官を務めた岡本氏だった。岡本氏は今月中旬に訪米し、民主党、共和党を問わず幅広い関係者と日米関係を語り合っている。
首相は11日、北沢俊美防衛相の紹介で官邸で岡本氏と会い、昼食をともにした。21日には再び官邸に岡本氏を招き、外交面での協力を要請した。首相周辺には岡本氏を首相補佐官とするアイデアもあったが、岡本氏はあくまで「個人的な立場」で協力することになったという。
2209
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/01/17(日) 19:47:14
>>2208
の関連記事は
>>2157
に。
2210
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/01/17(日) 19:53:54
連投すみません。
民主党政権スレにも関連記事がありました。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/1719
2211
:
チバQ
:2010/01/20(水) 21:25:08
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201001200031.html
2010.01.20 Web posted at: 21:09 JST Updated - CNN
ワールド
アフガン大統領、人権侵害疑惑の旧軍閥指導者に軍ポスト提示
カブール(CNN) アフガニスタンのカルザイ大統領は20日、北部一帯を支配していた軍閥を以前率いていたドスタム将軍を軍内のナンバー2のポストに起用すると発表した。大統領府の報道官が発表した。
参謀総長に次ぐポストとしている。同将軍はウズベク人で、2001年末のイスラム強硬派勢力タリバーンの政権崩壊時、投降したタリバーン戦闘員少なくとも1000人を殺害した人権侵害で責任を問われたことがある。
その後、政争絡みでアフガンを離れていたが、昨年の大統領選に合わせ帰国、カルザイ大統領の再選支持を宣言していた。米政府は同将軍の帰国を非難していた。カルザイ氏は選挙戦で閣僚ポストの提示などで軍閥指導者の支援を得たともされ、北部に影響力を依然保持するドスタム将軍への軍ポスト提供も憶測を呼びそうだ。
2期目政権の組閣を急ぐカルザイ大統領はこれまでアフガニスタン下院に2度、閣僚名簿を提出しているが、多数が不信任となった。同大統領の政治的な求心力の退潮を象徴する事態ともなっている。
昨年8月の大統領選では、カルザイ氏の再選が決まったが、不正行為疑惑が発覚。結局、決選投票にもつれこんだが対立候補の出馬辞退もあり、同氏の2期目就任が決まった。ただ、カルザイ政権の統治能力の欠如、根深い汚職体質に国際社会の批判は強く、大統領は2期目政権で腐敗一掃を印象づける組閣も求められている。
2212
:
とはずがたり
:2010/01/22(金) 14:03:30
>>2208-2210
投下あざーっす。
寺島外交では不味い,日米外交は鳩山辞任しないと正常化しないと云うsn2EOyFHzgさんの危機感はそれほど大袈裟なものでもないと云う感じですねぇ。。
2213
:
とはずがたり
:2010/01/25(月) 17:12:16
普天間「決断、知事にお願いするかも」 平野官房長官、会談で表明
2010.1.9 10:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100109/plc1001091036006-n1.htm
沖縄県を訪問中の平野博文官房長官は9日午前、同県庁で仲井真弘多知事と会談した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題の早期決着を要望する知事に対し、平野氏は鳩山政権が5月までの決着を目指す中で、「知事に決断をお願いするかもしれない」と述べた。平野氏は移設問題を含む基地問題について首相官邸サイドが県など地元自治体と緊密な連携をとることも約束した。
会談では、仲井真知事が普天間移設について「県民は県外を強く望んでいる。早く答えを出してほしい」と訴え、米軍再編ロードマップで計画されている沖縄駐留海兵隊8000人のグアム移転や嘉手納基地以南の6施設の返還が進むことへの県民の期待を説明した。
平野氏は政府・与党が昨年末に設置した「沖縄基地問題検討委員会」で普天間の新たな移設候補地を検討していることを紹介し、「5月を政治決断できる目安においている」と説明。さらに「知事のご決断をお願いすることもあるかもしれません」とも述べた。
平野氏は「決断」の意味について会談後、「諸課題を個別に詰める中で政治判断が入るところでは、お願いをしなければ止まってしまう」と記者団に語った。
会談ではまた、官邸と県側の連携については、仲井真知事が従来の政府への要望に回答がないと訴えたことに対し、平野氏は「窓口を設けて大幅に改善したい」と応じた。
普天間移設問題:県外の視察も示唆 平野官房長官
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100111rky00m010008000c.html
来県中の平野博文官房長官は10日、米軍普天間飛行場移設問題をめぐり浮上している下地島(宮古島市)や伊江島(伊江村)などの離島を、航空自衛隊機で上空から視察した。その後、那覇市で記者会見し「(移設先の検討は)ゼロベースだ。過去の経緯など先入観を持たず、いろいろ視察することが沖縄訪問の最大の目的だ。沖縄以外の違う場所を視察することも当然あり得る」と述べ、過去に浮上した案も含めて幅広く検討する考えを示した。平野氏は同日午後、帰任した。
下地島や伊江島が移設先になる可能性について、平野氏は「小沢一郎民主党幹事長が発言したかどうかは把握していない。今までいろいろな議論があることは承知しているが、現在ここで皆さんに示すことは適切ではない」と言及を避けた。
離島を視察した理由については「沖縄は非常に離島が多い。経済振興を考えたとき、マーケット(市場)が分散されることもある。その実情を把握したい」と説明した。
3日間の滞在を振り返り、「とりわけ普天間周辺を自分の足で、自分の目で見て、騒音と安全性の確保をしっかりと担保しないといけないと感じた」と述べ、基地負担を軽減する必要性を強調した。
昨年11月に発生した読谷村の米兵ひき逃げ死亡事件では「(9日に面会した)米軍に、二度と事件事故を起こさないよう綱紀粛正を求めた。万が一事件事故が起こったときは、日米間でスピーディーに対応するよう協力してほしいと強く求めた」と述べた。
(琉球新報)
2010年1月11日
2214
:
とはずがたり
:2010/01/25(月) 17:12:32
在日米軍再編:普天間移設 現行案、排除せず 鳩山首相「ゼロベースで検討」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100125dde001010020000c.html
鳩山由紀夫首相は25日朝、沖縄県名護市長選の結果が米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題に与える影響に関し、「ゼロベースで国が責任を持って5月末までに結論を出すとしているから、そのことは必ず履行する」と述べ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沖に移設する現行案を排除しない考えを示した。首相公邸前で記者団に語った。同市長選では県外移設を掲げる新人の稲嶺進氏が当選した。
首相は選挙結果を「名護市民の一つの民意の表れだ」としたが、移設問題では「普天間移設に関する検討委員会を作った。精力的に活動いただいている」と語るにとどめた。
これに関連し、平野博文官房長官は同日午前の記者会見で、「検討する上で(選挙結果を)斟酌(しんしゃく)しなければならない理由はないと思う」と述べ、選挙結果に左右されないとの考えを示した。平野氏は政府・与党で移設先を検討する「沖縄基地問題検討委員会」の委員長。
平野氏は市長選の位置づけについて「辺野古移設だけの住民投票的な民意なのか」と指摘。「選挙結果がすべて、移設問題に大きな影響を及ぼすとは私はとっていない」と述べた。社民党や国民新党が現行案を検討対象から除外すべきだとしていることには「委員会として外すという考え方にはまだ立っていない」とし、「ゼロベースで最適な候補地を探す」と強調した。
北沢俊美防衛相は同日午前、国会内で記者団に「検討委は新しい案を含めて現行案と一緒に検討するということ。沖縄の皆さんに政府が本来決めるべきものをあまり過重に選択を任せる風潮になることはよくない」と語った。【小山由宇、横田愛】
毎日新聞 2010年1月25日 東京夕刊
共産・市田氏が官房長官を批判 「名護市民無視の暴言」
2010年1月25日 16:36 カテゴリー:政治
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/148385
共産党の市田忠義書記局長は25日の記者会見で、沖縄県名護市長選に関し「(移設先を)検討する上で斟酌する理由はない」とした平野博文官房長官の発言を、「市民の意思を無視する許せない暴言だ。民意を何と心得るか」と強く批判した。
その上で「基地移設を直接の争点として戦われた市長選で下された審判だ。政府は重く受け止め、普天間飛行場の無条件返還を求め、米国と交渉すべきだ」と強調した。
2215
:
とはずがたり
:2010/01/26(火) 03:07:51
イラク元国防相「ケミカル・アリ」の死刑を執行
2010.1.25 23:49
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100125/mds1001252351008-n1.htm
イラク政府のダバグ報道官は25日、故フセイン元大統領のいとこで「ケミカル・アリ(化学兵器のアリ)」の異名で知られるマジド元国防相の死刑を執行したと明らかにした。
イラクの裁判所は今月17日、1988年に化学兵器を使用、北東部ハラブジャのクルド人住民約5千人を虐殺した事件に関与したとして、人道に対する罪で死刑判決を言い渡していた。元国防相は、化学兵器を使った別の虐殺をめぐっても死刑判決を受けていた。(共同)
2216
:
チバQ
:2010/01/27(水) 12:12:31
下地島、伊江島、硫黄島、佐賀空港、関空
この辺ですか?案として流れてきたのは
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100127-OYT1T00493.htm
普天間移設先に徳之島浮上、首相「白紙」強調
鳩山首相は27日朝、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、政府・与党内に現行計画の実現は困難になったとの見方が出ていることについて、「いろいろな考え方があるのは、今の過程ではあり得る話だが、ゼロベースで議論している最中だ。我々の検討状況を冷静に見守っていただきたい」と述べ、白紙で議論する考えを改めて強調した。
首相公邸前で記者団の質問に答えた。
移設候補地として鹿児島県の徳之島が浮上しているとの一部報道については、「いろいろなものが検討される可能性がある。そのことを否定するつもりはないが、すべてゼロベースでやっているわけだから、どこが入って、どこが入っていないという議論ではない」と述べるにとどめた。
この問題では、平野官房長官が26日の記者会見で、移設先の地元自治体の同意が得られない場合、法的決着を図る可能性に言及した。
◆無理やりやれば、成田と同じに◆
一方、政府高官は同日夜、記者団に「今のままでは(現行計画の)辺野古移設なんて絶対に無理だ。法的権限から言えば、国が無理やりやろうと思えばできるわけだが、それでは成田闘争と同じになる」と語った。
(2010年1月27日11時29分 読売新聞)
2217
:
とはずがたり
:2010/02/01(月) 10:59:41
アンチ民主の産経だから訳判らん御託並べてるけど,今回の市長選は鳩山与党の勝利だからフリーハンドを得たんだから自由に決めて良いから辺野古しかないではないかといえばいいのにw
>選挙にも「たられば」はありませんが、仮に鳩山政権が市長選前に、現在の日米合意を踏まえて移設先を名護市と決断していたら、私は選挙結果は逆になった可能性があったと思います。
【高橋昌之のとっておき】名護市長選結果を考える(上)移設拒否とは言えない
2010.1.31 12:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100131/plc1001311201004-n1.htm
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題が最大の焦点となった名護市長選が24日行われ、移設反対派の稲嶺進氏が当選しました。これを受けて、政界でもマスコミでも、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部への移設は極めて難しくなったとの見方が大勢です。しかし、これはあまりにも短絡的だと思っていて、私は違った見方をしているので、今回はその点について書きたいと思います。
名護市長選は大接戦となりました。稲嶺氏は1万950票を得て勝利しましたが、移設を容認してきた島袋吉和氏も敗れはしたものの、1万362票を獲得しました。その差はわずか1588票にすぎません。これをもって、名護市民は「基地受け入れを拒否した」と言い切れるでしょうか。私は「名護市民の意見は反対、容認で拮抗(きっこう)している」と見るべきだと思います。
選挙にも「たられば」はありませんが、仮に鳩山政権が市長選前に、現在の日米合意を踏まえて移設先を名護市と決断していたら、私は選挙結果は逆になった可能性があったと思います。
鳩山首相が昨年末、普天間飛行場の移設先を来年5月に先送りする方針を表明したことで、国外・県外への移設への期待が急速に高まり、稲嶺氏にとっては追い風、島袋氏には逆風になったのは間違いありません。逆に首相が名護市への移設を決断していたら、それを前提に名護市民は市長選での投票先を判断したでしょう。市長選の差がわずかだったことを考えると、首相の決断次第で選挙結果が変わった可能性は否定できないのです。
私は以前、このコラムで「普天間飛行場移設問題は日米間の外交・安全保障という国益にかかわる問題であり、国が責任をもって判断すべき事案」であり、「その判断を名護市民に委ねるのは酷で、鳩山首相は市長選前に移設先を決断すべきだ」との趣旨を書きました。
残念ながらそうならなかったわけですが、不幸だったのは市長選で「受け入れ容認か、拒否か」という国政にかかわる決断を迫られた名護市民です。市長選での投票にあたって悩みに悩まれた方もたくさんおられたと思います。そして、その結果についても今、複雑な思いがあるのではないでしょうか。
稲嶺氏に投票された方でも「本当に移設反対と受け止められてよかったのか」と思っている方がいるに違いありません。一方、わずかの差で敗れた島袋氏に投票した方には「名護市民が受け入れを拒否したわけではない」という思いがあると思います。
市長選の結果を受けて、社民党の福島瑞穂党首は「辺野古移設は実現不可能な案だとして除外すべきだ」と述べるなど、与党幹部からは辺野古への移設はもはやなくなったという趣旨の発言が相次ぎました。しかし、これらは先に述べた名護市民の複雑な心情を考えると、短絡的すぎる発言だと思います。
一方、鳩山首相はじめ政府は「ゼロベースで検討していく」として、まだ辺野古移設を選択肢から排除していません。政府高官は「(辺野古への移設は)今のままでは絶対無理だ」との認識を示したそうですが、市長選の表面的な勝ち負けだけではなく、小差であったことなど名護市民の複雑な思いをきちんと分析すべきでしょう。そのうえで、普天間飛行場移設は国益にかかわる問題なのですから、あくまで国が責任をもって日本としてベストな判断をしなければなりません。
2218
:
とはずがたり
:2010/02/01(月) 11:11:18
>>2217-2218
>この問題はメンツや党利党略で行う決断ではなく、まさに首相が歴史的評価を受けることになる国益にかかわる決断だからです。
自民党が沖縄移転に伴う利権まみれにしちゃわなければこうはならなかったんではなかろうか。
この問題は安全保障の決断ではなく,阪和道の4車線化が二階系の土建屋が発注が決まってた(とは推定)為に一旦凍結せざるを得なかったように,自民党利権政治屋どもが利権の配分決めて我々の血税を不正に掠め取ろうとしていた為に一旦止めざる得なかったのが本質的と見るべきで,沖縄の人に夢をばらまくような鳩のやり方は巧手とは言い難かったんじゃないか。
【高橋昌之のとっておき】名護市長選結果を考える(下)実現可能な移設先は名護市
2010.1.31 12:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100131/plc1001311201005-n1.htm
名護市長選に先立ち、移設受け入れ反対で運動した方々には、名護市が受け入れを拒否したと受け止められるような結果が出れば、移設先は国外か県外になるとの期待があったのかもしれません。しかし、グアム島という国外への移転を米国が受け入れる可能性はなく、政府部内でも実現可能性のある選択肢としては検討されていません。
現実的に政府が検討している選択肢は、米軍伊江島補助飛行場、下地島空港などへの移設で、いずれも沖縄県内です。名護市でないとしても、移設先が県外になるわけではないのです。民主党内では鹿児島県徳之島も検討されているようですが、島内の町長らは打診した民主党議員に、すぐさま反対の意向を伝えたそうです。
米軍基地を好んで受け入れる自治体はないでしょう。名護市の移設受け入れも「好んで」というわけではなく、「移設を受け入れることで、最も危険な基地といわれる普天間飛行場の移設が実現するなら」という「やむをえず」の決断です。
そして、それは名護市の辺野古地域がャンプ・シュワブを昭和31年に受け入れた際、親善委員会という場を設けて話し合いをしたり、交流を深めるなどして、良好な関係を築いてきたという独特の背景があります。その住民感情をもとに、平成9年12月、当時の比嘉鉄也名護市長が自らの辞任と引き換えに移設受け入れを表明し、その後の市長が引き継いできたのです。
そうした沖縄県内で唯一といっていい米軍基地と協調してきた貴重な歴史と、トップの苦渋の決断によって、名護市への移設が決まったのです。この事実を鳩山政権は重く受け止めるべきです。移設先をめぐる迷走ぶりには、先の衆院選で国外・県外への移設を主張してきたメンツにとらわれ、それが簡単にできるかのように考えている「軽さ」が感じられて仕方がありません。
鳩山首相は「日米関係」「連立合意」「沖縄県民の思い」を踏まえて、5月までに移設先の結論を出すとしています。手品ではありませんから、すべてがもろ手を挙げて大賛成という結論などありえません。どこからかは批判を受けることを覚悟したうえで、決断しなければならないでしょう。
私は名護市長選で「移設受け入れ反対」を掲げた稲嶺氏が勝利した結果を踏まえても、移設先は名護市辺野古が(1)受け入れ容認の住民が他の地域より多いこと(2)日米ですでに合意が成立していること(3)キャンプ・シュワブという米海兵隊の基地に隣接していることーなどから考えて、現実的には実現可能な最善の選択肢だと思っています。
稲嶺氏は、移設受け入れ反対を掲げて選挙を戦ってきた経緯があり、それを覆すことは容易ではないと思いますが、それを声高に叫び続けるのではなく、島袋氏が獲得した票、つまり移設受け入れ容認の意見もかなりあることに配慮して、この問題に対応すべきでしょう。小差であったことを考えると、そうしなければ市民の中の意見対立は今後、さらに強まってしまう恐れがあります。
一方、鳩山政権に望むことは、客観的かつ冷静な検討を真剣に重ねることです。その際、最も重要な視点は国益です。住民感情も重要で、複数の地域で住民の意見を聞いてみればいいと思います。そうすれば相対的に名護市に受け入れ容認の意見が多いことがはっきりするでしょう。そうした検討に検討を重ねた結果、やはり移設先は名護市辺野古だとなるかもしれません。それはありうべしです。ただその場合、首相は結論を先送りして、市長選で苦しい決断をさせた責任として、名護市民に対しては政府・与党あげて誠意をもって説得にあたってほしいと思います。
「結局迷走しただけではないか」「公約違反ではないか」などの批判も出るでしょう。しかし、検討の結果、正しいと思う決断であれば、そうした批判は恐れてはなりません。この問題はメンツや党利党略で行う決断ではなく、まさに首相が歴史的評価を受けることになる国益にかかわる決断だからです。
2219
:
とはずがたり
:2010/02/06(土) 02:12:12
普天間移設、滑走路1本の微修正案「遠大だ」…不採用に
2010.2.5 20:54
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100205/plc1002052055009-n1.htm
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で平成18年4月、自民党の額賀福志郎防衛庁長官(当時)が現行案をまとめる前に同県名護市と検討した滑走路1本による「微修正案」について、敷地2.6平方キロの大規模リゾート施設の移転計画が含まれていたため、当時の島袋吉和市長が「あまりに遠大な計画だ」と難色を示し、採用されなかったことが5日、分かった。額賀氏が10日発売の「中央公論」への寄稿で明らかにした。
微修正案は、日米両国政府が17年10月に合意した滑走路1本の「沿岸案」から、名護市が求める地区を飛行ルートが回避するよう滑走路の角度を反時計回りに10度ずらした内容。額賀氏はリゾート施設の経営者と合意していたが、島袋氏が移転先の市有地の提供に二の足を踏んだとみられる。
その後、着陸用と離陸用の滑走路2本をV字形に建設する現行案で合意。ただ、海上埋め立て面積が拡大し、移設反対派が批判する論拠の一つになった。
2220
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/02/06(土) 02:20:07
> 米政府高官が国会に出向くのは異例だが、オバマ政権きっての知日派として、鳩山政権の最高実力者である小沢氏のメンツを立てようと考えたようだ。
> 米側は閣僚の発言不一致に不快感をあらわにし、小沢氏だけが事態を打開できると踏んでいる。
キャンベル氏が小沢氏に直談判
2010.2.2 22:21
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100202/plc1002022222019-n1.htm
米国防総省の「4年ごとの国防計画見直し」(QDR)発表に合わせるように、日米両政府は2日、外務・防衛当局の局長級による日米安全保障高級事務レベル協議(SSC)を開き、同盟深化協議を本格化させた。キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は民主党の小沢一郎幹事長と直談判し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で生じた亀裂を修復する筋道を探った。だが、鳩山政権は安保政策でなお迷走を続け、事態打開の糸口は見えない。(加納宏幸)
「私どもは二国間の同盟をさらに強化するための再確認をしている。これはアジアにおける米国の政策の核心となるものだ」
キャンベル氏はSSC終了後の2日午後、国会内の民主党幹事長室で小沢氏に訴えた。米政府高官が国会に出向くのは異例だが、オバマ政権きっての知日派として、鳩山政権の最高実力者である小沢氏のメンツを立てようと考えたようだ。
会談は1時間に及んだが、冒頭発言以外は一切非公開。事後説明も小沢氏の意向で中止になった。小沢氏はキャンベル氏を衆院玄関まで丁重に見送り、キャンベル氏は記者団に「ナイス・トークス(いい会談だった)」とほほ笑*んだ。
会談で普天間問題が話題に上ったことは間違いない。米側は閣僚の発言不一致に不快感をあらわにし、小沢氏だけが事態を打開できると踏んでいる。キャンベル氏の“表敬訪問”には小沢氏の腹を探る狙いがあるようだ。
QDRは普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)移設を含めた日米合意の「履行」を明記し、日本政府に現行案の着実な実施を求めた。キャンベル氏はSSCで日本側にこうした米政府の立場を伝え、記者団に「現行計画がベストであることは明確に伝えた。緊密に作業を進め、前進させたい」と強調した。
だが、鳩山由紀夫首相は移設先の検討を政府・与党の沖縄基地問題検討委員会に任せきり。その検討委も与党3党の足並みがそろわず迷走している。
2日夕の検討委では、社民党が移設先として主張するグアムに政府・与党視察団を今月中旬に派遣することで合意したが、米側は視察団受け入れに難色を示しており、1月中に予定していた各党の移設先案提示は2月下旬以降にずれ込むことが確実になった。
岡田克也外相が普天間飛行場の継続使用の可能性に言及し、社民党が反発したことも協議にブレーキをかけた。首相は2日夜、社民党の反発を受け「普天間飛行場の移設が発端だから、(同飛行場に)戻ったのでは答えにならない。外相も理解している」と記者団に語ったが、外相は2日夜の記者会見でも「最悪の場合は今のままということになりかねない」と重ねて述べ、火種はなおくすぶる。
移設問題に限らず、安全保障に関する政権内の認識はバラバラだ。防衛省幹部はこうため息をついた。
「QDRを踏まえ、日本が取るべき戦略を練ることができる政治家は今の政権には皆無だ…」
2221
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/02/06(土) 02:20:32
> 同氏は「政府関係者だけでなく、より多くの与党議員と強固な関係を築きたい」と述べ、訪米団の規模はできるだけ大きくするよう要望。
民主党訪米団の派遣要請=小沢氏に米国務次官補
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010020500162
【ワシントン時事】キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は4日、民主党の小沢一郎幹事長と2日に会談した際、同党で大規模な訪米団を編成し、5月の大型連休中にワシントンを訪れるよう要請したと明らかにした。キャンベル氏は小沢氏の回答については言及を避けたが、「小沢氏の都合もつけば、彼や他の党幹部を大いに歓迎したい」と述べ、小沢氏の訪米に期待を表明した。
日韓両国訪問から帰国後、ワシントン郊外のダレス空港で記者団に語った。
キャンベル氏によると、会談で同氏は「政府関係者だけでなく、より多くの与党議員と強固な関係を築きたい」と述べ、訪米団の規模はできるだけ大きくするよう要望。訪米が実現すれば、オバマ政権の対日政策などについて説明し、理解を求めたいとの意向を伝えた。
小沢氏をめぐっては、昨年12月に民主党議員約140人を率いて訪中したことが、米側の警戒感を招いた経緯がある。
一方、キャンベル氏によれば、小沢氏は会談で米軍普天間飛行場移設問題に関し、「政策決定には関与していない」として、政府間協議を見守る考えを表明。また、日米関係は「日本外交の中心」との認識も示したという。(2010/02/05-09:10)
小沢幹事長が訪米検討 キャンベル次官補の要請で
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010020501000159.html
【ワシントン共同】日本を訪れていたキャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は4日、東京で民主党の小沢一郎幹事長と会談した際、4月下旬からの大型連休中を念頭に民主党議員団のワシントン訪問を希望したことを明らかにした。この要請を受け、小沢氏は米国訪問の検討に入った。国会日程に配慮しながら調整を進める方針。
キャンベル氏が米国への帰国にあたりワシントン郊外の空港で記者団に語った。2日に小沢氏と会談したキャンベル氏は、これまで自民党議員団が大型連休に訪米して米側当局者と意見交換することが恒例だったと指摘。「何年もワシントンを訪れていない影響力のある民主党議員は多い」と述べ、民主党とのパイプづくりに意欲をのぞかせた。
小沢氏については「彼の予定が(渡米を)許せば、われわれは敬意を持って迎える」と歓迎する意向を示した。
会談では、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題でも意見交換したが、詳細な議論はしなかったと説明。小沢氏は、自身は日本政府の政策決定に関与していないと強調していたという。
2010/02/05 14:09 【共同通信】
2222
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/02/06(土) 23:51:22
最後の一文が気になります。
> 一方、自民党は5日、ハイチPKOに社民党も賛成したことから、懸案である自衛隊海外派遣のあり方を定める恒久法(一般法)制定の好機と判断、今国会提出に向けた作業に着手した。
ハイチPKO、陸自派遣を閣議決定
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100205-OYT1T00976.htm
政府は5日の閣議で、大地震に見舞われたハイチの復興支援のため、国連平和維持活動(PKO)協力法に基づき、陸上自衛隊の施設部隊を中心に約350人を派遣する実施計画と関連政令を決定した。
鳩山政権下でのPKOの新規参加は初。部隊は「国連ハイチ安定化派遣団」(MINUSTAH)の要員として、避難民収容施設の用地造成やがれき除去、道路整備などを行う。自衛隊のPKO参加は7回目で、1992〜93年のカンボジア(約600人)、2002〜04年の東ティモール(約690人)以来の大規模派遣となる。
北沢防衛相は閣議決定を受け、5日夜に派遣命令を出した。陸自中央即応連隊(宇都宮市)などによる第1次要員約160人が6日出発し、早ければ8日未明(現地時間7日午前)にハイチに到着する。陸自第5旅団(北海道帯広市)を中心とする第2次要員は今月下旬から順次、現地入りする。MINUSTAH司令部にも自衛官2人が派遣される。
陸自部隊の宿営地は首都ポルトープランス市内で、空港の南東約5キロのモンケット地区になる見込み。ブラジル、チリ、エクアドルなどのPKO部隊が周辺に駐留し、防衛省は「治安は安定している」としている。派遣期間は11月30日までで、情勢に応じて延長も検討する。
部隊はブルドーザーやトラック、軽装甲機動車など約150両の機材を持ち込み、護身用に拳銃、小銃、機関銃を携行する。
国連は1月12日(日本時間13日)の地震発生を受け、同19日(同20日)にMINUSTAH要員の3500人増派を決定し、加盟国に協力を要請していた。ハイチではすでに、陸自の医官ら約100人による国際緊急援助隊が医療支援活動を行っている。
一方、自民党は5日、ハイチPKOに社民党も賛成したことから、懸案である自衛隊海外派遣のあり方を定める恒久法(一般法)制定の好機と判断、今国会提出に向けた作業に着手した。
(2010年2月5日21時34分 読売新聞)
2223
:
ぐらもん
:2010/02/08(月) 01:43:07
知識レベルが唐沢俊一以下のペイリンを何でそんなに共和党は重視するんだろう。
日米関係「最悪の状態」=オバマ外交を批判−ペイリン氏
2月8日0時16分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100208-00000002-jij-int
【ワシントン時事】2008年の米大統領選で共和党の副大統領候補だったペイリン前アラスカ州知事は6日、南部テネシー州で開かれた保守派連合「ティーパーティー」の全国大会で演説した。オバマ大統領の外交政策を批判し、日米関係について「日本はアジアの重要な同盟国なのに、最悪の状態になっている」と述べた。
北朝鮮やイランに対する外交方針に関しても、「オバマ大統領はこの1年間、敵対する体制に手を差し伸べているが、成果を上げていない」と指摘した。
また、経済対策について、「オバマ大統領とペロシ下院議長の政策は、国の負債を拡大させ、国を危険にさらす」と批判した。さらに、マサチューセッツ州連邦上院議員補欠選挙での共和党の勝利は、一層良いことが起きる兆候だと指摘し、「米国は新たな革命の準備ができている。みなさんはその一翼を担っている」と呼び掛けた。
2224
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/02/08(月) 03:11:03
>>2223
ペイリンってアメリカの草の根保守ウケするキャラクターなんですよね。
2008年の選挙では共和党から草の根保守が離反して大統領だけでなく議会選でもボロ負けしたので、共和党としては中間選挙に向けて支持層を固めたいんでしょう。
それにしても「鳩山民主−オバマ民主」という組み合わせでもギクシャクしてるのに、共和党政権なら鳩山政権ともっと上手く付き合えるとでも言うんだろうかw
政権から知日派がいなくなったブッシュ政権の2期目後半なんて酷かったのに。
2225
:
チバQ
:2010/02/08(月) 21:48:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010020800012
議会選の女性候補を暗殺=イラク北部
【カイロ時事】イラクからの報道によると、北部の都市モスルで7日、来月7日投票予定の連邦議会選に出馬予定だった女性候補者が、何者かに銃撃されて死亡した。選挙に関連した暗殺とみられる。
同候補は、親米のアラウィ元首相の陣営から出馬予定だった。親せきの家から出てきたところを銃撃されたという。元首相の関係者は「政治的な動機を背景とした殺人だ」と語った。(2010/02/08-05:45)
2226
:
とはずがたり
:2010/02/10(水) 17:18:14
台湾朝鮮有事の際の即応力はやや劣るけど,実現したら鳩山の大勝利だ。
普天間:米自治領テニアン市長 受け入れに前向き姿勢表明
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100210k0000e010081000c.html
位置
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/ampo/20100210k0000e010086000p_size5.jpg
米自治領・北マリアナ諸島テニアンのデラクルス市長は10日、共同通信の電話取材に対し、在日米軍再編に伴いテニアンに米軍部隊を受け入れたいとの意向を示した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)についても「移設先になりうる」とし、受け入れに前向きな姿勢を表明した。
日本政府の沖縄基地問題検討委員会は10日、在沖縄海兵隊が移転を予定している米領グアムを視察。一部議員はテニアンに立ち寄り、北マリアナ諸島のフィティアル知事とも会合。米軍受け入れに積極的なテニアンが、普天間の移設先候補になるか、検討するとみられる。
テニアンは観光地サイパンの南5キロにある島で、現行の再編計画では海兵隊の訓練地となる。デラクルス市長は取材に「島の土地を米軍に貸しているが、有効利用されていない。受け入れ能力は十分にある」と説明。軍部隊や施設がテニアンに移転すれば、経済効果を期待できると語った。
米軍側にも受け入れの意向を既に伝えたという。テニアンは太平洋戦争で激戦地となり、米軍による占領後は広島と長崎に原爆を投下した爆撃機が出撃した。(共同)
2227
:
とはずがたり
:2010/02/10(水) 17:22:17
社民の大勝利でもあるのか。けどそもそも米軍が納得するロケーションなんでしょうかね?
社民・国民新がテニアン視察へ 普天間検討委はグアムへ
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021001000502.html
【グアム共同】米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移転先を検討する沖縄基地問題検討委員会の阿部知子社民党政審会長、下地幹郎国民新党政調会長は10日午後(日本時間同)、広島と長崎に原爆投下した爆撃機が出撃した旧米軍滑走路がある米自治領北マリアナ諸島テニアンを視察する。
また、検討委の政府側メンバーである松野頼久官房副長官、武正公一外務副大臣、榛葉賀津也防衛副大臣らも10日夜、成田空港を出発、日米合意で在沖縄海兵隊約8千人の移転先に予定されている米領グアム入りする。
政府、与党双方のメンバーはグアムで合流。一行は11日に北部のアンダーセン空軍基地などを視察、カマチョ知事と面会した後、同日中に帰国する計画だ。
グアム視察は移設候補地として有力視する社民党の強い要求で実施。各地の視察結果を踏まえ、検討委で17日、社民、国民新両党が移設先の具体案をそれぞれ提示する見通し。
2010/02/10 16:41 【共同通信】
2228
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/02/11(木) 00:54:50
普天間問題に関して、鳩山政権側の内情についての報道はそれこそ掃いて捨てるほどなされてきましたが、相手方のオバマ政権内部の情報があまりに少なく、同政権内でどんな議論が行われているのか今まで窺い知ることができませんでした。
そのオバマ政権の内情を浮き彫りにする決定的な分析をアメリカのジャーナリストが書いてたので、こちらでも紹介しておきます。
この問題を読み解く上で、必読のソースになると思います。
http://nbrforums.nbr.org/foraui/message.aspx?LID=5&MID=36602
週刊東洋経済のピーター・エニス特派員によるもので、これを基にした記事が近いうちに雑誌の方にも載るようです。
・オバマ政権はなぜ現行案をそのまま引き継いだのか?
・誰が政権内で現行案を推進しているのか?
・(普段は超党派のコンセンサスで知られる)知日派内での異論
・インド洋給油問題での知日派の動き
・鳩山政権発足後もオバマ政権が強硬に現行案を維持する理由
・海兵隊の軍事的必要性とは?「抑止力」とは?
・普天間問題の打開策は?
非常に興味深い内容なので時間があれば箇条書きで抄訳したいところですが、できるかな?(´・ω・)
2229
:
とはずがたり
:2010/02/11(木) 13:42:45
「同盟関係は『信頼してくれ』などという言葉で維持されるものではない」という発言の後をどう続けたのか知りたいですねぇ。文脈から切り離すと政府批判に確かに聞こえてしまわなくもない。
「信頼してくれ、では同盟維持できない」陸自連隊長発言
http://www.asahi.com/politics/update/0211/TKY201002100509.html
2010年2月11日0時40分
陸上自衛隊の王城寺原演習場(宮城県)で10日から始まった陸自と米陸軍との共同訓練の開始式で、陸自側の代表として訓示した陸自第44普通科連隊長の中沢剛・1等陸佐が「同盟関係は『信頼してくれ』などという言葉で維持されるものではない」と発言していたことが、防衛省への取材で分かった。
鳩山由紀夫首相は昨年11月の日米首脳会談の際、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題への対応をめぐって、オバマ米大統領に「私を信頼してほしい」と伝えている。陸上幕僚監部広報室によると、中沢1佐は「鳩山総理を含め特定の政治家や政治家の発言を引用したり批判したりしようとしたわけでなく、訓練を通じて現場の信頼関係を築くことの重要性を説いたつもりだ」と説明しているという。
陸幕広報室によると、中沢1佐は共同訓練の開始式で、東アジア地域での日米同盟の重要性を指摘したうえで「同盟というものは、外交や政治的な美辞麗句で維持されるのではなく、まして『信頼してくれ』などという言葉だけで維持されるものではない」と述べたという。
2230
:
とはずがたり
:2010/02/11(木) 13:54:39
>>2228
長い(;´Д`)
俺もちょっと翻訳試みます。。
昔から英語苦手の俺でしたが何の因果か英語読むも仕事の内の仕事に就いてるんだけど,やっぱり長文,しかも畑違い,を前にすると萎えます↓
2231
:
とはずがたり
:2010/02/11(木) 22:18:08
>>2226-2227
ありゃりゃ。テニアンとグアム知事の関係は名護市は賛成だけど沖縄県が反対している感じですかねぇ?
グアム知事「受け入れがたい」 視察の普天間検討委に
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021101000212.html
【グアム共同】米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先を検討する政府、与党の沖縄基地問題検討委員会メンバーらは11日午後(日本時間同)、視察に訪れた米領グアムでカマチョ知事と会談した。日米合意に基づく在沖縄海兵隊約8千人の移転に関連し、知事は「現行計画を超える兵力の移転は受け入れがたい」と述べ、グアム移設は困難との認識を表明した。
社民党は移設候補地としてグアムを有力視しているが、地元知事が受け入れに強い難色を示したことは、移設先をめぐる検討委の議論に影響を与えそうだ。
視察には政府側から松野頼久官房副長官と武正公一外務副大臣、榛葉賀津也防衛副大臣、与党側から阿部知子社民党政審会長、下地幹郎国民新党政調会長らが参加。会談には普天間飛行場の機能や海兵隊受け入れを歓迎する意向を表明している米自治領・北マリアナ諸島のフィティアル知事も同席した。
グアム視察は社民党の要求で実施。各地の視察結果を踏まえ、検討委で17日に社民、国民新両党が移設先の具体案をそれぞれ提示し、5月末までの決着を目指して候補地を絞り込む方針だ。
2010/02/11 18:28 【共同通信】
2232
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/02/11(木) 23:25:36
>>2229
NHKのニュースで問題の発言を見ましたが、TVカメラの前でこれを言っちゃったんですよねぇ。
本人としては「同盟の現場は自分たちユニフォームが支えてる」「現場の献身があってこそ同盟は維持される」ということを言いたかったのだと思いますが、首相批判と受け取られる発言したのはいかにも拙い。
米軍幹部に比べて、自衛隊幹部はどうもメディア対策とかパブリック・リレーションズとか、その辺の意識が薄い気がします。
>>2230
とりあえず週刊東洋経済に記事が載るのを待ちましょうか(;´∀`)
>>2231
テニアンは北マリアナ諸島政府(Commonwealth of the Northern Mariana Islands)に所属、グアムはグアムで独自の政府を持っているので、直接の関係はないと思います。
> 会談で知事は、人口急増でインフラ整備が追いつかないことを理由に挙げた。この後、検討委メンバーである社民党の阿部知子政審会長は記者団に「将来的には(受け入れの)可能性はあると思う」と指摘。これに対して国民新党の下地幹郎政調会長は「(知事発言を)重く受け止めなければならない」とし、グアムへの移設は不可能との見方を示した。
> 2010/02/11 22:18 【共同通信】
共同記事の更新版ですが、地元の首長がノーと言ってるのに無理押しするのは社民党のやり方に反するんじゃないの?>阿部知子
2233
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/02/12(金) 01:07:07
>>2226-2227
>>2231
サイパンの知事、普天間受け入れ表明 米政府支持条件
http://www.asahi.com/politics/update/0210/TKY201002100394.html
2010年2月10日20時21分
【サイパン=山口博敬】社民党の阿部知子政審会長、国民新党の下地幹郎政調会長らが10日、米自治領北マリアナ諸島のサイパンを訪問し、同諸島のフィティアル知事と会談した。知事は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同諸島への移設を受け入れる考えを表明した。ただし、米政府が認めることが必要だともしており、実現には困難が伴うと見られる。
会談は、記者団に公開された。知事は「北マリアナ諸島の総意として基地の受け入れを表明したい。地元の利益になると考えている」と述べた。一方、「米政府の支援と支持がないと何も出来ない」とも述べた。会談後は記者団の取材に対して「海兵隊の兵員数で4千規模と考えている。航空、陸上、後方支援の部隊を含む普天間の基地のすべての役割を将来は担ってもいい」とも語った。
下地氏は会談後、記者団に「政府には、勇気を持って米国政府と交渉に臨むよう働きかけたい」と話した。
北マリアナ諸島は、社民党が移設先候補としている米領グアムの北方に広がる。中心的な島のサイパンには、グアムのような米軍基地はなく民間機が発着する飛行場があるのみだ。米政府高官は10日、「米国政府は、日本政府と同様、地方自治体当局者の見解は尊重する。しかし、軍の兵力構成は国家安全保障の課題であり、政府が決めるべき問題だ。米国政府は引き続き、再編のロードマップが最善の解決策だと考えている」とコメントした。平野博文官房長官は記者会見で「想定したことはない。全体の検討に入っていない」と述べた。国民新党もサイパンへの移転は将来の可能性にとどめ、米軍嘉手納基地への統合を最有力の候補に掲げる方針だ。
阿部、下地両氏はグアムを訪問している松野頼久官房副長官に合流して、11日に現地の米軍施設などを視察する。
2234
:
とはずがたり
:2010/02/15(月) 23:50:17
社民党首に不快感=国民新・下地氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2010021500771
国民新党の下地幹郎政調会長は15日午後、同党が検討する米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のキャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)への移設案に、社民党の福島瑞穂党首が反対の考えを示したことについて「今は互いを尊重して案を出す時期だ。そういう発言があったとしたら非常に不愉快だ」と、都内で記者団に述べた。(2010/02/15-21:06)
2235
:
とはずがたり
:2010/02/15(月) 23:55:30
>>2232
ご教授感謝。北マリアナ諸島は信託統治領だった印象があって(歳がばれるか!?w)その時もグアムだけは違った記憶があるのでその辺の経緯が今もあるんでしょうかねぇ。
>テニアンは北マリアナ諸島政府(Commonwealth of the Northern Mariana Islands)に所属、グアムはグアムで独自の政府を持っているので、直接の関係はないと思います。
2236
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/02/16(火) 22:28:38
鳩山政権であまりイニシアティブを発揮しない北沢防衛相が主導したとのこと。
また自衛隊の海外派遣に積極的な外務省ではなく防衛省・自衛隊がイニシアティブを取ったのも珍しい。
> 従来は、外交戦術の「手駒」として自衛隊のPKO派遣に積極的な外務省に対し、武器使用基準の制限などから防衛省・自衛隊が消極姿勢をとるのが通例だった。だが今回は「抵抗勢力」だった自衛隊が派遣を後押しし、防衛省が首相官邸と主導して実質4日でのスピード決着にこぎつけた。
読む政治・選択の手引
ハイチPKO(その1) 防衛省、異例の主導
http://mainichi.jp/select/seiji/choice/news/20100215ddm001010046000c.html
<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>
「国連からハイチPKOの増派要請が来ている。そっちでまとめてくれ」。1月22日午後、国会内の衆院第1委員室。審議が始まる直前、北沢俊美防衛相が平野博文官房長官に歩み寄り、せかすように耳元でささやいた。
ハイチPKO(国連ハイチ安定化派遣団=MINUSTAH)に陸上自衛隊を派遣する−−。北沢氏はすでに腹を固め、PKOを担当する国際平和協力本部を掌握する平野氏に派遣準備を進めるよう促したのだ。
1月12日のハイチ大地震を受け、国連安保理は19日(日本時間20日)にPKOに3500人の増派要請を決議。翌日に通知された文書に軍事要員2000人の構成は歩兵部隊、施設部隊、ヘリ輸送などと記されていた。
PKOに積極的な鳩山政権発足を受け、防衛省・自衛隊はPKO派遣候補地の検討に着手。スーダンやレバノンなど6地域に絞り込んでいた。ハイチは歩兵部隊による治安維持が主任務で候補地から外れていたが、がれき除去にあたる施設部隊派遣は東ティモールPKO(02〜04年)の実績があった。自衛隊幹部は「『施設部隊』を見た瞬間、派遣の可能性があると思った」と明かす。自衛隊側の積極姿勢は北沢氏に伝わり、平野氏への耳打ちにつながった。
それから2日後の24日午後。東京・帝国ホテルに平野氏が北沢氏、岡田克也外相らを集めた。「法的に本当に大丈夫だな」。平野氏は国際平和協力本部、外務・防衛両省の局長らに念を押した。岡田氏は「寝耳に水の表情」だったが、北沢氏は「自信満々だった」(出席者)という。
平野氏が確認を迫ったのは、自衛隊参加の前提条件となるPKO5原則との整合性。ハイチを「紛争地域」と位置付けるなら(1)停戦合意の成立(2)紛争当事者の受け入れ同意−−などを満たさなければならない。国際平和協力本部が内閣法制局と事前に協議した結果は「治安悪化はあるが紛争地域ではなく法的に派遣は可能」だった。会合は「派遣」でまとまり、平野氏が鳩山由紀夫首相に報告、了承を取り付けた。
従来は、外交戦術の「手駒」として自衛隊のPKO派遣に積極的な外務省に対し、武器使用基準の制限などから防衛省・自衛隊が消極姿勢をとるのが通例だった。だが今回は「抵抗勢力」だった自衛隊が派遣を後押しし、防衛省が首相官邸と主導して実質4日でのスピード決着にこぎつけた。3閣僚会合後、岡田氏は北沢氏に「平野さんと2人で決めたんでしょう」と電話で不満をぶつけた。
毎日新聞 2010年2月15日 東京朝刊
2237
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◆sn2EOyFHzg
:2010/02/16(火) 22:32:11
>>2236
> 昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)で「PKOに参加して平和の構築に向けた役割を果たす」と掲げた民主党にとって、政権が外交的成果を上げる好機とも映った。
> テロとの戦いの一環だったインド洋での海上自衛隊の給油活動からの撤退、米軍普天間飛行場移設問題の混迷でぎくしゃくする対米関係の修復につなげる思惑もあった。政府関係者は「米国の助けにもなる」と明かす。
> ハイチPKOへの陸上自衛隊の「電撃派遣」が実現した最大のカギは、自衛隊の海外派遣に慎重な社民党が「すんなりとOKした」(政府当局者)ことだった。
> 福島氏は政府の検討内容を聞き置いたが、3閣僚での派遣合意を受け、平野氏は一気に動いた。平野氏の指示を受けた松野頼久官房副長官が1月25日午前8時、議員会館に社民党の阿部知子政審会長を訪ね、自衛隊の派遣方針を伝えたうえで「今日中に国連に返事をしなければいけない。昼までに返事をください」と迫った。一方、福島氏も重野安正同党幹事長に電話で「全所属国会議員の意見を集約してほしい」と指示した。
読む政治・選択の手引
ハイチPKO(その2止) 国連からの期待「伏線」 政府、外交成果狙い
http://mainichi.jp/select/seiji/choice/news/20100215ddm003010112000c.html
<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>
<1面からつづく>
「受け入れに際し国連が支援できることは限られている。自己完結できる形で部隊を送ってもらいたい」。国連安保理が1月19日(日本時間20日)、ハイチPKO(国連ハイチ安定化派遣団=MINUSTAH)への増員を決めた後、国連側は加盟国に注文を付けた。
大地震で国連ビルが崩壊し国連の復旧・復興活動には限界がある。自己完結とは業務や生活を自分たちだけで行う能力。国連日本代表部では「自衛隊でないと対応できない」との考えが強まり、直ちに本国に伝えられた。
日本政府の「ゴーサイン」が出ると、ニューヨークでは国連代表部が国連側と派遣先の調整に着手。当初、日本側は首都ポルトープランスから離れた都市での活動を想定していたが、国連側は陸上自衛隊に「ポルトープランス郊外でのがれきの撤去はできないか」と、優先度の高い首都復旧の重要任務を具体的に要請してきた。
一連の交渉をけん引した国連日本代表部の高須幸雄大使は「首都周辺をまず復旧させたいという国連の思いがあったのではないか」と指摘。日本への期待の高さが自衛隊のPKO活動場所選定に表れたとの考えを示した。
日本政府が自衛隊派遣へと急加速する伏線になった一つは、こうした国連の日本への期待だった。潘基文(バンギムン)事務総長はかねて日本側に「積極的なPKO貢献を」と要請。昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)で「PKOに参加して平和の構築に向けた役割を果たす」と掲げた民主党にとって、政権が外交的成果を上げる好機とも映った。
一方、カリブ海の島国ハイチは米国の「裏庭」と呼ばれ、地政学的にも重要な位置にある。大地震発生後、オバマ米大統領は迅速な救援活動を指示。米軍は大規模部隊を送り込み、空母も派遣するなどのてこ入れをした。
テロとの戦いの一環だったインド洋での海上自衛隊の給油活動からの撤退、米軍普天間飛行場移設問題の混迷でぎくしゃくする対米関係の修復につなげる思惑もあった。政府関係者は「米国の助けにもなる」と明かす。
「潘事務総長からは『日本の地震に対する経験はとても大きい。そうした(経験のある)日本がPKOに参加してくれることをとても頼もしく感じている』と言われた」。ハイチ大地震から1カ月を迎えた12日、高須大使は国連日本代表部での定例の記者会見で陸上自衛隊のPKO派遣について誇らしげに語った。
一方、ホワイトハウスも12日声明を発表。国連によるPKOへの追加派遣は、「世界中の国々にハイチ復旧、再建の手助けをする重要な機会を与える」と呼び掛けた。11日、日本がチャーターした大型輸送機アントノフは、隣国ドミニカ共和国の空港に到着。重機が陸路ハイチに入り、いよいよ自衛隊は活動を本格化させる。
2238
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◆sn2EOyFHzg
:2010/02/16(火) 22:32:30
>>2236-2237
◇社民幹部「議論不足」 平野長官に即断迫られ
ハイチPKOへの陸上自衛隊の「電撃派遣」が実現した最大のカギは、自衛隊の海外派遣に慎重な社民党が「すんなりとOKした」(政府当局者)ことだった。
「今までにない災害が起こっている。社民党も(自衛隊のPKO参加に)反対はできないだろう」。PKO派遣が事実上決まった1月24日の外務、防衛、内閣官房の3閣僚会合に先立ち、平野博文官房長官は社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相に電話し、政府内で固まりつつあった派遣概要を伝えた。
治安維持が主任務だった従来のハイチPKOとは異なり、新たな活動は100万人以上が被災した大地震からの「震災復興」や「緊急人道支援」の側面が強かった。
福島氏は政府の検討内容を聞き置いたが、3閣僚での派遣合意を受け、平野氏は一気に動いた。平野氏の指示を受けた松野頼久官房副長官が1月25日午前8時、議員会館に社民党の阿部知子政審会長を訪ね、自衛隊の派遣方針を伝えたうえで「今日中に国連に返事をしなければいけない。昼までに返事をください」と迫った。一方、福島氏も重野安正同党幹事長に電話で「全所属国会議員の意見を集約してほしい」と指示した。
党所属国会議員の事務所には派遣概要が直ちにファクスされたが、返答はいずれも「人命救助や復興が任務」「緊急性がある」などの理由で派遣反対の意見はなく、福島氏は同日午後に首相官邸で開かれた基本政策閣僚委員会で「PKO派遣5原則からはずれた状況になれば即時撤退」などの条件をつけて了承した。
社民党は旧社会党時代から自衛隊の海外派遣に強硬に反対してきた。92年の国連平和維持活動(PKO)協力法成立時には「自衛隊を戦地に送る」などとして牛歩戦術や集団辞職願を提出して抵抗。94年村山政権下のルワンダ難民支援では自衛隊派遣には同意したが、軽機関銃の携行に反対し、最終的に1丁だけ認めた経緯がある。
同党幹部は今回の対応について「大地震を受けた人命救助。紛争も起きておらず、武器使用につながる状況にはない」と正当性を主張するが、治安状況への懸念から紛争化を念頭に「5原則に照らし、十分かといえば疑義がある」(重野氏)との指摘があるのも事実で、「議論を尽くす時間がなかった」(幹部)との不満も残る。【西田進一郎、仙石恭、横田愛、ニューヨーク小倉孝保】
毎日新聞 2010年2月15日 東京朝刊
2239
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◆sn2EOyFHzg
:2010/02/16(火) 22:54:01
興味深い動き。辺野古内での代案を考えるなら、かつて江畑謙介が提案してたメガフロート案や羽田空港D滑走路のような桟橋案も検討してみたらどうか。
> シュワブ陸上案の検討は、防衛省政務三役直属の特命作業班「普天間代替施設検討チーム」が中心になって進められている。関係者によると、平野博文官房長官が2月はじめ、国外、県外への移転が不可能となった場合の方策として北沢俊美防衛相に検討を指示した。
> 北沢氏は、検討委の議論との整合性を図るため、検討委員である国民新党の下地幹郎政調会長に、国民新党案としてシュワブ陸上案を委員会に提案するよう要請した。国民新側は、これまでも陸上案を移設案の一つとして提唱しており、17日の委員会で提案する予定。
> シュワブ陸上案をめぐっては、1998年の日米特別行動委員会(SACO)当時の協議で浮上し、米軍再編協議でも、守屋武昌元防衛事務次官が対米交渉で推し進めてきた経緯がある。米軍側は、演習地に隣接していることや、山の掘削による環境改変、上空飛行に対する住民からの反発などを理由に反対していた。
普天間移設:政府、シュワブ陸上模索 「県外」不可も想定
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100215rky00m040005000c.html
【東京】政府は米軍普天間飛行場移設に関する最終的な決着案として、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ陸上部分への移設を模索していることが14日、複数の政府関係者の話で分かった。米側とも交渉を進めている模様だ。政府与党3党の沖縄基地問題検討委員会で新たな移設先の検討を進める中、同検討委とは別に政府内で議論が進められていることに対し、検討委の議論軽視とも受け取れ、与党内の反発も予想される。
名護市への移設反対を掲げ当選した稲嶺進市長は同日、シュワブ内への移設に反対する考えを明らかにした。
シュワブ陸上案の検討は、防衛省政務三役直属の特命作業班「普天間代替施設検討チーム」が中心になって進められている。関係者によると、平野博文官房長官が2月はじめ、国外、県外への移転が不可能となった場合の方策として北沢俊美防衛相に検討を指示した。
北沢氏は、検討委の議論との整合性を図るため、検討委員である国民新党の下地幹郎政調会長に、国民新党案としてシュワブ陸上案を委員会に提案するよう要請した。国民新側は、これまでも陸上案を移設案の一つとして提唱しており、17日の委員会で提案する予定。
辺野古沿岸部を埋め立てる現行の日米合意案をめぐって政府内には、名護市長選挙で市内への移設に反対する稲嶺進氏が当選したことも踏まえ、大量の土砂でサンゴの海を埋め立てる計画の推進は、環境面の反対からも困難だとの判断が広がっている。
一方で、米側の合意取り付けの観点から、日米合意案と同じ辺野古周辺での移設可能性を模索。その上で、陸上に移すことで、海域環境に影響を及ぼさず、既存施設内での移設となることから反対は少ないとの判断が働いた模様だ。
シュワブ陸上案をめぐっては、1998年の日米特別行動委員会(SACO)当時の協議で浮上し、米軍再編協議でも、守屋武昌元防衛事務次官が対米交渉で推し進めてきた経緯がある。米軍側は、演習地に隣接していることや、山の掘削による環境改変、上空飛行に対する住民からの反発などを理由に反対していた。(滝本匠、仲井間郁江)
◆「到底容認できない」稲嶺名護市長
普天間移設問題で米軍キャンプ・シュワブ陸上案が検討されていることについて稲嶺進名護市長は14日夜「選挙中も辺野古に新たな基地は造らせないと言っている。これは海上も陸上も同じだ。到底容認できない。基地機能の強化を市民は受け入れないだろう」と強い口調で拒否の姿勢を示した。
(琉球新報)
2010年2月15日
2240
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/02/17(水) 01:00:55
支持基盤の方を向いている福島みずほと現実論に傾く阿部知子の対立。
> 候補地提示については、12日の社民党の党内協議で党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相が「社民が全国に押しつけることになる」と県外候補地の提示に難色を示したのに対して、阿部知子政審会長が「(地名を出さないと)普天間にそのまま残ってしまう」と反論していた。さらに、国民新党がキャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)への移設案を提示するとの話が伝わって、福島氏が猛反発するなど調整が難航していた。
混迷深まる普天間移設 社民内の意見対立受け各党案提示を先送り
2010.2.16 20:47
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100216/stt1002162047011-n1.htm
民主、社民、国民新の与党3党は16日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設先に関する各党案について、予定されていた17日の政府・与党の「沖縄基地問題検討委員会」での提示を先送りすることを決めた。候補地提示をめぐって、社民党内で意見対立があったのが主な原因。民主党も候補地名の明示による国会審議への影響を懸念していた。移設問題は、各党の政治的な思惑が絡んでさらに混迷の度合いを深めている。
「明日は個別の案は出さないほうがいい」
16日の与党国対委員長会談で、社民党の照屋寛徳国対委員長はこう発言した。国民新党の下地幹郎国対委員長が「17日に案を出すとやってきたのに何で今ごろ…」と疑問を呈したが、民主の山岡賢次国対委員長が「足並みをそろえたほうがいい」と議論を引き取り、提示の延期が決まった。
これを受けて、3党国対委員長は首相官邸で平野博文官房長官に会い、17日の検討委員会の開催延期を求めた。平野氏は「開催しない理由はない」として、予定通りに検討委は開催されることになったが、3党は案を提示しない方針だ。
候補地提示については、12日の社民党の党内協議で党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相が「社民が全国に押しつけることになる」と県外候補地の提示に難色を示したのに対して、阿部知子政審会長が「(地名を出さないと)普天間にそのまま残ってしまう」と反論していた。さらに、国民新党がキャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)への移設案を提示するとの話が伝わって、福島氏が猛反発するなど調整が難航していた。
また、民主党沖縄県連が独自に提案する動きもあった。だが、同党本部は候補地提示による平成22年度予算案審議への悪影響を懸念しており、与党幹部は「各党案の提示は、予算案の衆院通過後になる可能性が高い」としている。このほか、与党内には候補地に九州北部も挙がっているため、21日投票の長崎県知事選への影響を懸念する声も少なくなかった。
一方、提示先送りについて、鳩山由紀夫首相は16日夜、「与党の中でさまざまなお考えがあった。5月の日程には何ら影響を与えないと思う」と述べ、5月末までに結論を出すという日程には影響がないと強調した。(山田智章)
2241
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/02/17(水) 01:07:07
>>2240
> 新たな移設先の検討作業で平野博文官房長官に主導権を握られることを警戒した社民党が、直前になって「待った」を掛けた
> 与党側の要請の背景には、社民党内の意見がまとまっていないことがある。同党は米領グアムと長崎県の海上自衛隊大村航空基地などへの移設案を提示する方向だが、党内では「国内の地名を挙げれば支持者が離反する」(幹部)との異論も抱える。
案提示、社民が「待った」=官邸主導警戒−普天間移設
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010021600830
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり、17日の政府・与党の沖縄基地問題検討委員会で予定されていた移設案提示が土壇場で先送りされた。新たな移設先の検討作業で平野博文官房長官に主導権を握られることを警戒した社民党が、直前になって「待った」を掛けたためだ。
「あす(17日)検討委を開かないわけにはいかない。とにかく開きたい」。平野氏は16日、首相官邸で会談した与党3党の国対委員長から、検討委の開催延期を求められると、こう突っぱねた。
与党側の要請の背景には、社民党内の意見がまとまっていないことがある。同党は米領グアムと長崎県の海上自衛隊大村航空基地などへの移設案を提示する方向だが、党内では「国内の地名を挙げれば支持者が離反する」(幹部)との異論も抱える。
さらに、平野氏が「各党案は政府が引き取る」と語ったことも、社民党の不信感を増幅させている。同党関係者は16日、「このまま案を提示したら社民党は議論から排除される。そうなれば県内移設を押し付けられかねない」と警戒感を隠さなかった。
このため、同党の照屋寛徳国対委員長は16日の与党国対委員長会談で、「長崎県知事選にも影響を与える」として、検討委の開催延期を主張。これに民主党の山岡賢次国対委員長も「国会審議に影響する」と同調、検討委の延期には抵抗した平野長官も移設案提示の先送りは受け入れざるを得なかった。
もっとも、移設案提示の先送りはこれで3回目で、「1月提示」という当初のスケジュールは大幅にずれ込んでいる。鳩山内閣は5月中の決着を目指しているが、与党内からは「このままでは米国の不信感は一段と強まりかねない」との声も出ている。
「早めに出した方がいい。一つ一つの障害で物事が後にずれるのは良くない」。北沢俊美防衛相は16日夜、都内の日本料理店で社民党の照屋氏、国民新党の下地幹郎政調会長らと会談し、移設案提示の先送りに危機感を示した。
(2010/02/16-22:19)
2242
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/02/17(水) 01:13:43
>>2239
にある「防衛省政務三役直属の特命作業班『普天間代替施設検討チーム』」のことか?
> 委員会と別ルートで独自に検討を進めていることを示唆した。
> 平野氏らが示す民主党案は、実質的に政府案になるとみられる。
普天間、5月末決着方針変えず 移設案先送りで首相
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021601000720.html
鳩山由紀夫首相は16日夕、社民、国民新両党が17日の沖縄基地問題検討委員会で予定していた米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設候補地案提示が先送りになったことに関し「5月末の(政府案)決定には何ら影響は与えない」と述べ、5月中に決着させる方針を重ねて表明した。
同時に「大事なのは最終的に一つの案にまとめることだ」と指摘。「着々と進めている。表と(は別に)、皆さんに申し上げる段階ではない中でいろいろな検討が進められている」と述べ、委員会と別ルートで独自に検討を進めていることを示唆した。官邸で記者団の質問に答えた。
一方、平野博文官房長官は記者会見で、社民、国民新両党がそれぞれ候補地案を出した後に民主党案を提示する意向を示した。「検討委には私や松野頼久官房副長官らもおり、案は出す。いろいろ温めている」と述べた。平野氏らが示す民主党案は、実質的に政府案になるとみられる。
2010/02/16 20:13 【共同通信】
2243
:
◆sn2EOyFHzg
:2010/02/17(水) 01:18:44
>>2234
この問題で社民党と共闘してきた国民新党が、ここに来て仲違い?
県内移設2案、17日決定=国民新、普天間問題で
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010021600884
国民新党は17日に議員総会を開き、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関し、いずれも県内に移設するとした二つの具体案を決める。党内には、同日予定されていた政府・与党の検討委員会での移設案提示が先送りされたことへの不満があり、党の方針を明確に示す必要があると判断した。党関係者が16日夜、明らかにした。
2案は、米軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)への統合と、米軍キャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)への移設。両案とも地元負担軽減のため、海上自衛隊大村航空基地(長崎県大村市)や陸上自衛隊東富士演習場(静岡県御殿場市など)などへの訓練移転も併せて提起する。
(2010/02/16-23:46)
2244
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/02/17(水) 12:41:16
北澤は専門知識に疎いのか、最初の沖縄訪問の時には早くも官僚に取り込まれたような発言をしてましたが、
ここに来て決断力を発揮してますね。
岡田から譲ってもらったという、政務官の長島が上手く北澤に不足しているところを補っているのかな。
↓の記事を読んだ時にも思ったけど、「克(かっ)ちゃん。あんたと違ってね、オレは副大臣に優秀な人物が必要
なんだよ」とか言いながら、政務官で長島を使う「老獪」さも持ってるし。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/472
社民は具体案を迫られて、迷走してますね。
長崎知事選後に期限を設ければ良かったのに、とも思いますが、それはそれで露骨すぎるかな。
2245
:
チバQ
:2010/02/17(水) 22:04:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010021700546
経済深刻、進まぬ国家承認=独立宣言から2年−コソボ
【ベルリン時事】旧ユーゴスラビアのコソボがセルビアからの独立を宣言してから17日で2年となった。依然として汚職、犯罪など課題は尽きず、国家づくりは難航。国際社会からの国家承認も進まない上、経済は外国からの支援に頼ったままで、「欧州最貧国」から抜け出す道筋は見えてこない。
ロイター通信によると、イタリアの駐コソボ大使は「国際社会が援助を続けるだけでは経済問題は解決しない。支援依存の悪循環から脱却する必要がある」と述べ、コソボに自立を促した。しかし、輸出額は輸入額のわずか10分の1。失業率は40%に達しており、展望は一向に開けない。
一方、セルビアやロシアは独立を認めず、国家承認した国は国連加盟国の3分の1にすぎない65カ国。過去1年間に承認した国は11カ国にとどまり、国際社会入りを目指すコソボにとって痛手となっている。ヒセニ外相は「未承認国は、国際司法裁判所が独立の合法性に関する判断を示すのを待っている」との見方を示している。(2010/02/17-14:15)
2247
:
神奈川一区民
:2010/02/19(金) 18:53:14
自分は平和外交が日本の国益になると考
えます。思いやり予算の撤廃。米軍基地の
全面返還。「駐留なき」日米安保がギリギ
リですね。米国とは仲良くしないといけな
いのはわかっているので。いくら反米でも
。現実的にはとても無理ですが。
国際貢献として、田中康夫氏が考えるサ
ンダーバード隊には賛成です。
日本は非軍事の分野で積極的に国際貢献
すべきでしょう。
2248
:
とはずがたり
:2010/02/20(土) 00:05:01
社民は「反対」なんでしょうけど,福島女史は「問題」とややトーンを落とした感じか。
シュワブ陸上案、防衛相前向き 福島担当相は「問題」
http://www.asahi.com/politics/update/0219/TKY201002190201.html
2010年2月19日12時37分
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として、鳩山内閣がキャンプ・シュワブ(同県名護市)陸上案の検討を始めたことについて、19日の閣議後の記者会見では各閣僚から様々な意見が出た。
北沢俊美防衛相は「(陸上案は)基地内の移転。かつて楚辺通信所(同県読谷村)がキャンプ・ハンセン(同県金武町)に移った時には大きな反対運動は起こらなかった。歴史的なものに学ぶべきところはある」と前向きな姿勢を示し、「(移設先を検討する政府・与党の沖縄基地問題検討委員会で)まとまれば、真剣に検討する」と述べた。
また、前原誠司国土交通相は「陸上案はかなり前に調査し、民家の上空を飛ぶことに問題があった。そういったところをクリアしながら考えられるかだ」と述べ、移設実現に向けて課題を順次解決していく必要性を強調した。
一方、平野博文官房長官は「ゼロベースで考える」、亀井静香金融・郵政改革担当相(国民新党代表)は「知恵をみんなが出し、可能性を探っている時。各党間でどうだこうだという段階ではない」と従来の主張を繰り返した。
福島瑞穂消費者・少子化担当相(社民党党首)は「普天間の閉鎖・返還はもちろん重要だが、キャンプ・シュワブにつくることが県民の負担軽減になるかどうかは大変問題だ」と強調し、陸上案に疑問を呈した。
2249
:
チバQ
:2010/02/20(土) 11:57:55
>>2245
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010021802000067.html
進まぬ国家承認 経済、民族対立も深刻 コソボ独立2年
2010年2月18日 朝刊
【ベルリン=弓削雅人】旧ユーゴスラビアのコソボがセルビアからの独立を宣言してから十七日で二年。国家承認した国は国連加盟国の三分の一にとどまる。多数を占めるアルバニア系住民がセルビア系住民と対立する構図は、隣国との関係にも複雑に影を落とし、経済成長もままならない状態が続いている。
コソボは、一九九〇年代の民族紛争から国連暫定統治を経て、二〇〇八年に独立を宣言した。米国や欧州連合(EU)主要国は独立を認めたが、セルビアやロシアが強く反発し、国家承認した国は六十五カ国。国内に分離独立問題を抱えるスペインなどは態度を保留している。
鉱業や農業中心の経済は国外からの支援が頼り。〇八〜一一年の三年間でEUから五億ユーロ(約六百二十億円)、米国から四億ユーロなど計十二億ユーロの援助が予定されている。失業率も独立前の43%から改善されていない。
最大の問題は、民族融和が進まないことだ。人口約二百万人のうちセルビア系は北部中心に約十二万人で少数派だが、独自に議会を開設して国政を分断している。紛争前の居住地へ帰還したアルバニア系住民とセルビア系住民との間の衝突も依然として絶えない。
さらに、セルビアは「(コソボを)将来必ず取り戻す」との立場を堅持。独立を支持してきたクロアチアのメシッチ大統領が一月、セルビアの感情を逆なでしてコソボを訪問して関係に陰りが出るなど、旧ユーゴの隣国関係も影響を与えている。
2250
:
チバQ
:2010/02/20(土) 11:58:36
http://mainichi.jp/select/world/news/20100218ddm007030018000c.html
コソボ:独立2年 行政統一方針 セルビア系と共存図る
【ウィーン中尾卓司】08年2月の独立宣言から17日で2周年を迎えたコソボ政府は、北部ミトロビツァの行政組織を統一する北部対策に乗り出すことを決めた。民族間の緊張が続くミトロビツァのセルビア系住民居住区は、形式上は国連や欧州連合(EU)がコソボ政府の行政機能を肩代わりしているが、実際にはセルビア政府が支配する「二重行政」で、EU加盟を目指すセルビア側が今回の決定にどう対応するかが注目される。
現地国連筋によると、コソボのサチ首相と、コソボを支援するEUのフェイス特別代表が今月、合意した。
セルビア国境に近いミトロビツァのイバ川南北では多数派アルバニア系住民と少数派セルビア系住民が分かれて住み、民族分断を象徴している。コソボ政府が警察権を行使できないセルビア系住民居住区は、密輸ガソリンの販売が横行し、ナンバープレートのない車が公道を走る「無法地帯」と呼ばれる。
サチ首相は「民族共存のため最大限努力する」と語ったが、北部対策の具体的な内容は明らかにしなかった。コソボ政府当局者は「セルビア系住民も決定を受け入れるだろう」と期待を表明した。EUはセルビア側に理解を求める方針だ。
この2年間でコソボ独立を承認したのは日米など65カ国にとどまり、ロシアやセルビアは反対している。
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とはずがたり
:2010/02/20(土) 14:22:20
インタビュアも結構ずばずば訊いてますねぇ。
「移設先、辺野古なら辞職」 稲嶺・名護新市長が強調
http://www.asahi.com/politics/update/0207/SEB201002060059.html?ref=reca
2010年2月7日2時16分
沖縄県名護市長に8日に就任する稲嶺進氏(64)は朝日新聞のインタビューに応じ、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設について「約束を守れないときは、自分が(職を)降りる」と述べ、移設反対の公約を市長の職をかけて貫く考えを強調した。
――市長就任で辺野古案は。
「なくなるでしょう」
――過去3回の市長選では移設容認派が当選してきました。今回、反対を訴えて当選できた理由をどう考えますか。
「基地と関連した振興策が10年も続き、かなりの予算が投入されたのに、暮らしはよくならなかった。多くの市民がそう実感していたからではないか。基地に頼った一時的な振興策ではなく、継続・持続する、自分たちでつくり上げる地域振興が大切だと訴えたのが賛同を得たのだろう」
――政府が今後、「やはり辺野古に」と言い出したら、どう対応しますか。
「私は辺野古に新しい基地は造らせないと約束した。信念を通して、貫いて、守り抜く。仮に国がそういうことを言ってきたら、市民の先頭に立って反対の意思を行動で示さなければならない」
――市長として反対を貫き通せるか、疑問視する声もあります。
「約束を守れないときは、自分が(市長の職を)降りるときだ。私は新しい基地を造らせないと約束して当選した。筋を通すことによって人は信頼してくれる」
――仮に政府が妥協点を期待しているとしたら。
「大きな間違いだ」
――現行計画よりも環境や騒音の負荷が小さい案、たとえば名護市辺野古にあるキャンプ・シュワブの陸上部への一部機能の移転などを提示されたらどうしますか。
「現在ある基地の機能強化につながるものは、いずれにしてもだめだ」
――立候補を表明した当初は、今ほど反対姿勢を強く打ち出しませんでしたが。
「これまで沖縄は政治的、歴史的背景の中で、虐げられながら生きてこなければならなかったことを、私たちは身をもって体験している。基地を新たに造ることについて、私の考えは初めからノーだ」
――これまで市幹部として、容認派の3代の市長に仕えてきましたが、そのような考えは表明してきたのでしょうか。
「(1999年に受け入れを表明した)岸本建男市長から事前に相談されたときは『沖縄にこれだけ基地が集中しているなか、普天間飛行場がただ平行移動してくるような案を振興策と引き換えに受け入れていいのか、おかしいのではないか』と意見した」
――基地とリンクした振興策に頼らないと言いますが、具体的な構想はあるのでしょうか。
「かつて名護市は農業の粗生産額が年間90億円を超えていたが、いまは約40億円少ない。この40億円を取り戻せば、自分たちががんばることによって得ることのできる収入源になる。また、名護の特色を生かした体験、交流、滞在型の観光の可能性も追求したい。基地問題に時間を割こうとは思っていない。移設反対を通していくだけで、そこに交渉だとか折衝だとかいうものはない。すぐにでも農業や観光の振興に手をつけたい」
(聞き手・松川敦志)
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とはずがたり
:2010/02/20(土) 14:36:53
普天間移設「ベストでなくベターになるかも」 官房長官
http://www.asahi.com/politics/update/0220/TKY201002200135.html
2010年2月20日11時17分
平野博文官房長官は20日、那覇市の沖縄県庁で仲井真弘多知事と会談した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題で、仲井真氏は「(沖縄を)頭越しでやるのはやめてもらいたい」と述べ、沖縄抜きで日米間の交渉が進むことに懸念を表明。平野氏は「常にベストを求めていくが、やはりベターになるかもしれない」と述べ、県内移設の可能性を示唆した。
仲井真氏は「県外移設に対する声はむしろ、ますます高まってきている。私も県外移設がベストだと思う。政府にはベストの方向でお願いしているが、なかなか伝わっていないのではないか」と改めて県外移設が望ましいとの考えを示した。これに対し、平野氏は「これは政治だ。そういうことも理解を得たうえで判断いただかないといけない」と述べ、沖縄側に妥協を迫ることもあり得るとの見通しを示した。
鳩山政権はキャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)を移設先とする案を検討しており、すでに非公式に米側に打診している。会談で仲井真氏が「どういう状況なのか」とただしたのに対し、平野氏は「全くそういうことはゼロベース。真っ正面から行く。政府が米国と内々にやっていることはない」と語った。
官房長官就任後、平野氏の沖縄訪問は今年1月に続いて2度目。
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