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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●

1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/01/17(木) 22:11:54 ID:Fi7UeqgM
プロバイダー規制や本スレの空気などでSSを投下できない人が、
本スレの代わりにこっちでSSを投下するスレ。
ごあー。

320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/25(土) 12:46:37 ID:6ub2saBA
よし、脳汁尽きた

321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/25(土) 14:02:27 ID:???
>>320
乙、お前の脳汁に脱帽。
特に妹とメイドの訳が良かった!GJ!!

322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 00:00:55 ID:???
ID:6ub2saBAの脳汁の噴き出しっぷりに嫉妬wwwww

323なんだ、ただの神か:2009/04/26(日) 00:19:48 ID:???
あんたが規制解除されれば本スレも活気づくに違いない

324ぽろん:2009/04/26(日) 00:54:22 ID:tYCB3eQk

ここにいる早苗って子、マジやばいぞ!!
俺、昔500万位もらって付き合ってた事あるんだけど
超〜フ工ラチオうまいし、中だしOKだし!
今もやってるなんて、どこでそんな金調達してくんのかねw

http://teppen.anusu.net/dcx-2vw/

325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 02:43:05 ID:???
これはイイ脳汁ww幽霊わろたwww姉弟2828wwww
規制早くとけないかなー

326沸くわ沸くわ…:2009/04/26(日) 14:00:46 ID:6ub2saBA
これもうぜってぇお題じゃねぇwwwww
妄想完成してんじゃねぇかwwwwww

・男にキスされる夢を見たツンデレ
・続きが見たくて二度寝するツンデレ
・男に押し倒される夢を見たツンデレ
・続きが見たくて(ry
・男に服を剥かれていく夢を見たツンデレ
・続きが見(ry
・とうとうし始める夢を見たツンデレ
・続きが見たくて寝ようとするツンデレ

タ「かわいいよ、かなみ…キス…していいか?」
か『うん…いいよ…私もタカシと…キス……したい』
タ「じゃあ、眼瞑って?いくぞ?」
か『うん………ちゅっ』

ガバァ!
か『………ゆ、夢…?…そうよね。タカシがあんなかっこいいはずないし……
  いや、まず何て夢見てんのよ私はっ!べ、別に私はタカシとあんなことしたいとか思ってないし…
  …チラッ……よし、まだ寝れる時間ね。夢の続き見ちゃうかもしれないけど…
  うん、まだ眠いからしょうがないわ…ということでおやすみ…』スピー…

タ「かなみ…俺、もう我慢できない…かなみと…その…したい…いいか?」
か『タカシ……うん、私…タカシなら…ううん…初めてはタカシじゃないと嫌…』ウルウル

ガバァ!
か『ななななな、タタ、タカシの奴いきなりどこまで飛んじゃってんのよ!?さっきキスしたばかりでしょ!?
  いや、別にタカシが嫌なんじゃなくて…いやいやいや、タカシは嫌なんだけど!…あーもう!
  …チラッ…ま、まだいけるわね…。どんな悪夢でも途中で止められると寝覚めが悪いし……
  とりあえずおやすみ…』スピュー…

タ「…かなみ、脱がすぞ?」
か『は、恥ずかしいよ…タカシぃ……ひゃっ…そんなとこ…んっ…駄目っ…!』
タ「綺麗だよ。かなみの体…ほら、ここももうこんなになっちゃって…」
か『やっ…だめぇ…タカシ…っ…んっ』

ガバァ!
か『な、何やっちゃってんのよ!アンタはあああああ!!やりすぎでしょ!?
  流石にこれ以上はやりすぎでしょ!?なんでそんな手馴れてんのよ!アンタは!!
  違うでしょ!タカシはもっとこう!そういうことに馴れてない感じがまたいいのであって!
  ああ、違うそれも違う。私はタカシのことなんとも思ってない。よし、なんとも思ってない……
  つ、次寝たらまさか、いよいよ…ゴクリ…あ、相手がタカシだって事は不満だけど…
  そう、予行演習…現実の予行演習だと思えば…ドキドキ……おやすみ』ピャー…

タ「そろそろ…いいかな?○れるぞ?かなみ」
か『…うん…来て、タカシ…私も…タカシと一つになりたい…』
タ「優しく…するからな……」
か『あっ…タカシぃ……』ドキドキ

?「……きろ……!……お…ろ!……早く起きろっつってんだろ!かなみ!」
か『うひゃぁ!!なになになになに!?どうなったの!?ちゃんと二人は合体できたの!?』
タ「何寝ぼけてんだ!今何時だと思ってんだよ!!もう遅刻だぞ!!」
か『へ?タカシ?……遅刻?……あああああああ!!何この時間!何で早く起こしに来ないのよ!』
タ「うるせぇ!いつもお前が起こしに来るんだろうが!俺一人で起きるとこのざまだよ!
  さっさと支度しろ!おいてくぞ!」
か『ばっ…ちょ!待ちなさいよこの馬鹿!あーもう夢は最後まで見れないし
  遅刻はするし、タカシは馬鹿だしもう最低だわ…!!』
タ「おい!最後関係ねーだろ!それと夢如きでうだうだ言ってんじゃねぇ!
  速く着替えろよ?俺は下で待ってるからな!」
か『ったく…タカシってば…せめて夢みたいにもうちょっと優しく……
  いかんいかん…違う、別に優しくしてほしいとか思ってない…
  そりゃ、タカシだって初めての時は優しいだろうけど…ってチガウチガウチガウンダカラ…』
タ「おーい!まだかー!」
か『うっさい!黙って待ってろバカタカシ!あーもうちょっとだったのになぁ…夢…』

なんか書いてる途中で萌え転がりたくなる件
あとえっちなのはいけないと思います

327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/26(日) 22:16:28 ID:???
おいおい
学校で居眠り→絶叫→周囲ざわざわ友ちゃんニヤニヤ
の展開が抜けてるじゃないか

328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/27(月) 07:21:26 ID:.8BGZVII
箇条書きのお題から妄想の限りを尽くすのもいいが
具現化された妄想を読むのもまたいいものだ。

何が言いたいかっつーと、ごちそうさまでした

329暇だ:2009/04/27(月) 23:44:15 ID:6ub2saBA
勝『兄貴ぃ、暇だからゲームしようぜゲーム』
兄「ふっ、よかろう。だが、負けても泣くんじゃないぞ
  それはお前が弱いんじゃない…俺が強すぎるからだからな…!」
勝『言ってろ。その言葉そっくりそのまま返してやる』

you win!!

勝『うわっ…クソよえぇ……』
兄「ひぐっ…えぐっ…か、かっちゃん手加減してよぅ……ふぇぇ」
勝『ええい!鬱陶しい!ほんと、口ほどにもないってのは兄貴のためにある言葉だな!!』
兄「いやぁ、そこまで言われると…照れる」テレテレ
勝『なんでそこで照れんだよ。おかしいだろ
  あー、兄貴弱すぎてつまんね…全戦ノーダメはねぇわ』
兄「ごめんな、兄ちゃん格ゲー得意じゃないから
  でも、大丈夫。兄ちゃんな、ベッドの上では負けなしだから」
勝『そりゃ一戦もしてない奴は負けなしだろうよ…
  言ってて悲しくねぇか?兄貴』
兄「な、なんで兄の戦績を知っているのかな?
  いやいや…でもやってみたら絶対強いから!多分最強だから!」
勝『ふーん、じゃあやれば?やってみれば?』
兄「ははっ、勝美?勝美はまだ子供だから知らないかもしれないけど
  ベッドの上での死闘(仮)は一人じゃ出来ないんだぞ?
  お兄ちゃんには対戦相手がいないから未だ負けなしなのだ」
勝『ふん、じゃあ、オレが対戦相手になってやんよ。暇だし
  そして、兄貴をボロクソに負かしたる』
兄「おk、お前の覚悟を受け取った。後で泣いて後悔するんじゃないぞ?」
勝『あぁ…なんかデジャヴが…フラグたってるよ兄貴……』

ベッドの上

兄「ああっ!やめてぇ!そこは…ぁ…!!ぁぁん!」
勝『ほらどうだ!これでもまだオレに勝てるかぁ!?
  ここはもっとこうしてやる!』
兄「あああああああ!!やめてマジ勘弁!そっちの腕はその方向には曲がらないぃぃぃ!!
  ギブ!ギブ!ちょマジで折れる折れる!」
勝『はぁ、はぁ、なんだこっちの方も弱いじゃねぇか兄貴wwww…はぁ、はぁ』
兄「っく…まさかここまで実力差があったとは……腕を上げたな勝美……ふぅ」

ガチャ

友「勝美ー?お兄さん?インターホン押しても出ないから勝手に上がらせてもらっ…たけ…ど…
  ………おじゃましました」
勝『ちょちょちょちょっと待て!!友子!お前はきっと重大な勘違いをしている!!』
友「皆まで言うな。友ちゃん空気読める子だからね。大丈夫、誰にも言ったりしないし
  今すぐ帰るから、さ、続けて続けて」
勝『続けるか!!いや、違うんだってば友子!これは、あれだってプロレスごっこ!
  プロレスやってたの!』
友「もー勝美ったら〜、そんなベタな言い訳しなくてもいいのに…
  友ちゃん理解もある子だからね。たとえ近親相○でも勝美のこと変な目でみたりしないよ?」
勝『いやだから!ほんとにプロレスやってただけだって!
  ほ、ほら!兄貴からもなんか言ってやれよ!!』
兄「ああ、うん。俺も愛してるぞ。勝美」
友「きゃー、お兄さんだいたーん!よかったね勝美、愛してるってさ。
  …じゃあ、いつまでも愛し合う二人の邪魔するわけにもいかないし?
  友ちゃんそろそろおいとまさせてもらうわね?おほほ、お二人さんごゆっくりぃー」
勝『だから違うんだってば友子おおおおおぉぉぉ!!ああああああ………終わった…もう終わりだ…』
兄「まぁ、そうしょげるな。俺達の関係について友ちゃんが理解ある人でよかったじゃないか」ナデナデ
勝『……そうだ…元はと言えば……兄貴のせいじゃないか…兄貴が…兄貴が全て……!』ゴゴゴゴゴ
兄「あー疲れた、んー、汗かいたし風呂入るかなー。勝美ぃ、一緒にどうだ?」
勝『入んなら独りで棺桶にでも入って来いこのクソ兄貴がぁぁぁぁ!!』ドゴーン!

書いてて思ったがプロレスにサブミッション……?

330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/29(水) 02:57:59 ID:???
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun728.jpg

ロングじゃないお嬢もアリだな・・・という落書き。

331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/29(水) 03:08:01 ID:???
ウッヒョー

332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/29(水) 07:11:22 ID:8751VQkI
俺が独り占めしていたお嬢像が衆目の目に晒されるとは……




ムッヒョー

333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/30(木) 19:16:38 ID:???
ktkrwwwwwwwww

334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 00:09:31 ID:vgJceh6I
構って欲しい時は相手してくれないのに、
自由にさせて欲しい時には、寄ってくるの。

http://tunder.ktkr.net/up/log/tun729.jpg

335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 00:29:40 ID:???
>>334
GJ!!

こっち更新して良かったぜ

336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 03:24:10 ID:hfdUw8PE

なんで、こんな俺がもてるのかよく分からんのだが
最近、毎日 別の子とやってお小遣いもらっとります(笑)
キヨシも誘ったんだけど、あいつどうていだから
今月かんなり貰ってるみたいよ!!?

http://savenu.sersai.com/k1l3qk8/

337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 19:19:04 ID:d/ojvc/E
GWに規正とか死ぬわー!

ある日の体育
「ふむぅ…友子の奴最近良い感じになってきやがって。ランクA+だな」
『一体何の話さ?』
「ばっか、タカシ。こうやって体操着姿を見てりゃ嫌でも分かるものがあるだろッ!」
「俺個人は勝美ちゃんなんだよなぁ〜あのプリプリさがそりゃもう!」
「しかし一方でスレンダーな佳奈美ちゃんも捨てがたい…最近ちっぱいも需要が高まってきてるしな」
「委員長もあれでそこそこスタイル良いし、何よりカチューシャから覗くおでこがその筋にはたまらんと言う話だ」
『…お前のそっち方面の解析力にはいつもながら感心するよ』
「ほほー!まぁそんな褒めないでくれ」
『いや、皮肉のつもりだったんだけど』
「ところでお前はどうなんだよ?』
『え…いや、僕は特に』
「ふっふーん。隠したって分かってるぜお兄さんにはよ!梓ちゃんだろ…?』
『!?』
「サラサラショートの幼児体形な元気っ子…お前もマニアックだよなぁ」
「ちょっとアホな所もあるけどそこも男子からは人気だし」
「あの邪気の無い笑顔、他の女子じゃでないよな〜」
「良いよなぁ、お前幼馴染なんだろ。今度こっそりパンツ盗ってきt…うぼ!?痛ぇって!冗談、冗談だって!」


最近自分の中で梓の株が急上昇

338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 23:57:31 ID:???
では尊は遠慮なく貰っていこう

339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 23:48:15 ID:???
尊さんは渡さん!

340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/14(木) 16:26:45 ID:6ub2saBA
そろそろ規制が解けなくて俺の怒りが有頂天に達したのでまた脳汁垂れ流す
自重しろって思う奴は俺のIDを脳内NG推奨

341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/14(木) 16:31:00 ID:6ub2saBA
ちくしょう……回線が不安定すぎる……書けるか…?

お嬢×御曹司の話題で沸いた物

神野リナ、どこぞの金持ちっぽい財閥のお嬢様。
そして俺別府タカシ、どこぞの金持ちっぽい家の御曹司。
その二人がなんやかんやで婚約とかなんとかしちゃってるそんな関係
最初はあまり乗り気じゃなかったが曲がりなりにも婚約者だからと数回デートを重ねるうちにリナに本気で惚れてしまった
だがリナの方は俺のことを心よく思っていないらしく何かにつけて罵倒してくる
やれ品がないだのそれじゃ神野をまとめることは出来ないだのなんでこんな奴が婚約者なのかだの
普段は聞き流していたのだがその日はなんでか虫の居所が悪かったのかこんなことを言ってしまった
「そんなに俺のことが嫌いなら婚約なんて破棄すればいいだろう!それで俺達は赤の他人だ!」
言ってから後悔したがとき既にお寿司、リナは肩を震わせて俯いている。当然怒っているのだろうと思い
居た堪れなくなり背を向けて帰ろうとした瞬間、背中に衝撃が。どうやらリナに抱きつかれてるようだ……
なに?リナが俺に抱きつくだと?いやいやありえないだろあのリナがだぜ?下僕どころか俺蛆虫くらいにしか
思われてないんじゃね?とか思ってたアレが抱きついてなにやらいい匂いがあわわわわ……
『……貴方は私の事をどう思ってらっしゃるの?まさか私が嫌いな相手と婚約する女とでも思っているの?
 冗談じゃないですわ。私は貴方以外が相手だったら即破棄してましたわ!そ、そのくらい気付きなさいこの鈍感!!』
え、なにそれ告白?ここにきてデレモード到来?というかじゃあ今までの罵倒その他はなんだったんだよと
「え、えーっと…気付けと、言われましてもですね……普段のリナの態度じゃ嫌われてると思われても仕方ないものかと…」
『そ、そんなの…照れ隠しですわ…貴方の前では、その、素直になれないというか……
 と、とにかくっ!貴方も男性ならばそこは察して気遣うべきでしょう!?』
えーなにその自分に都合のいい意見……とは思うもののリナが俺のことを憎からず思っている事は素直に嬉しいわけで
「ん、ごめんな。気付いてやれなくて…えと、俺もリナの事がす、好き…だぞ?」
やばい、確かに面と向かって好きというのは恥ずかしい。
『な、なら、それを証明してくださいませ…』
と目を瞑るリナ。……これは、やっぱアレだよなぁ………ふっ、まぁここは男を見せねばなるまい
そう思い俺はリナのその可愛い唇に(ダンディに)キスを落とした





『初めてですしよくわかりませんが…上手くはありませんわね……』
「orz」

342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/14(木) 16:31:23 ID:6ub2saBA
いいか、失敗は許されない。失敗=死と考えろ。恐怖を捨てろ!前を見ろ!そこに待っているのは桃源郷…
…あ、皆さんこんにちは。ただ今わたくし別府タカシ(仮名)は幼馴染のツンデレ美少女椎水かなみ(仮名)の
部屋にスネークしております。時刻は午前4時…まぁ、この時間にターゲットが起きることは稀ですが
油断はなりません。物音を立てずに細心の注意を払います。…おk、ターゲットは依然就寝中…任務続行
さて、まずは部屋の物色から参ります。あ、こんなところにタンスがー(棒)仕方ないよね。僕男の子だもん
と、いうことでチェック開始…ふむ、これは……けしからんな……サンプルを……あ、こっちも……
……これもいいな……だがもうポケットに入らん……仕方ない、次に進むか…ターゲット…起きる気配なし
任務続行。くそっ…まさかここまで戦果があがるとは…もっと大きいポケットがある服にすれば……
さて、下着徴収…げふんげふん…サンプルの収集も終わった事だし…次の任務は……おや?これは日記ですかな?
仕方ないよね。見える所においてる方が悪いんだもんね。俺に見られても何も文句言えないよね。いざご開帳
《○月×日(今日) 
 今日はタカシが部屋に侵入してきた。私にばれてないと思っているのだろうか?
 残念ながら私はその情報をいち早く入手し対策を取っていた。タカシ?これを読んだら命はないものと…》
そこまで読んで俺は日記を閉じた。嗚呼、そうだ。俺は気付いてしまったのだ。
罠にはまったその哀れな男の末路を

『……覚悟は、出来てるようね?』ゴゴゴゴゴゴ
「で、出来てません……」
『3秒で覚悟しなさい。1…2…』
「すみませんでしたぁぁぁ!!(土下座)」
『……ふぅ、私も鬼じゃないわ。盗った物を返しなさい。そしたら命だけは許してあげる』
嗚呼、かなみ様が女神に見える。破壊の。
「こ、これです。お納めください……」
ごめんね、俺のぱんつ達……俺、お前達を守れなかったよ……
『ふん、近くに私が寝てるってのに下着の方を選ぶとはね…この変態が。死をもって償いなさい』
あれ?命だけは助けてくれるんじゃ…
「ひ、卑怯だぞ!!約束を反故にする気か!!捕虜に対する正当な扱いを要求する!」
『黙りなさい。捕虜も何もゴミ虫をどうしようが私の勝手よ。さぁ、そろそろ逝ってみる?』
やだやだまだ逝きたくないー!童貞のまま逝くなんてやだやだー!
「か、かなみ。後生のお願いが……」
『……言ってみなさい』
「……や、優しくしてね?」
『………断る』にこっ
そう言って優しく微笑んだ幼馴染は綺麗で、まるで女神のようだった……破壊の。

俺の記憶はここで途切れている……
ちなみに密告者(山田)はあとでボコった

343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/14(木) 16:31:49 ID:6ub2saBA
何故か唐突にバレンタイン

タ「というわけでチョコくれろ」
梓『嫌だよ!タカシにあげるくらいなら僕が欲しいくらいだよ!』
タ「んじゃ、俺もチョコやるからお前もくれろ」
梓『いらないよ!タカシから貰うチョコなんて何が入ってるか怖くて食べれないよ!』
タ「しまった。何故か精○を混入させる計画がばれている」
梓『……馬鹿なタカシが考えそうな事だよ…こんな馬鹿な奴と友達なボクが可哀想』
タ「友達?ははっ、恋人の間違いだろ?梓(はぁと)」
梓『うわぁ…タカシ妄想癖も大概にしたほうがいいよ……』

女1『……別府君と梓ちゃんって付き合ってたんだって!』ヒソヒソ
女2『あー、やっぱりかー。ずっとそうじゃないかって思ってたんだよねぇ…』ヒソヒソ
女3『ねー』ヒソヒソ

タ「……と言う事で、俺と梓は付き合ってるそうだ。よかったな梓」
梓『あーもう!タカシのせいだぞ!どうしてくれるんだよ!!
  ボクはタカシと恋人になったつもりはないよ!タカシが変なこと言うから誤解されちゃうんじゃないか!!』
タ「しかし、変な事言わない俺は俺じゃないと思いませんか?」
梓『知らないよ。そうしたらちょっとはまともになるんじゃない?』
タ「それでは、まるで俺がまともじゃないみたいじゃないかね。梓君」
梓『少なくともまともな人はチョコにせ、…何かを入れようとはしないよ』
タ「じゃあ、何も入れないからチョコ交換しようぜ!」
梓『しないって言ってんだろ!チョコに変なものか入れようとする人となんか!』
タ「んー、梓からチョコ欲しかったんだけどなー…しょうがないかー
  ほれ」ポイッ
梓『……何さこれ』
タ「○子入り……いや待て、捨てようとするな。落ち着け。何も入ってはいない」
梓『タカシも物好きだね〜。バレンタインなんて女の子のイベントなのに…』
タ「いえ、それを加工してナニを入れて渡そうと……やめてぇ!捨てないでぇ!!」
梓『まぁ、ほんとに何も細工されてないみたいだし。しょうがないから貰ってやんよ』
タ「俺の梓への愛情たっぷりだからな。味わって食ってくれよ?」
梓『知らないもきゅもきゅ』
タ「ああっ!?ものの数秒で俺の愛情がっ!!
  うまい?ねぇうまい?」
梓『タカシから貰っただけでおいしさ半減だけどまぁまぁいけるよ』
タ「そっか、それはよかった」ニコニコ
梓『………あ、こんなとこにチ○ルチョコがー(棒読み)。僕もうチョコいらないからこれやんよ』
タ「え?くれるの!?ありがとう梓!これ家宝にして一生大事にする!」
梓『するなっ!さっさと食え!』
タ「うぅっ…梓からの初チョコ…もったいない……」パクッ
梓『……どうよ?うまい?ねぇうまい?』
タ「梓の本命チョコはおいしいなぁ」
梓『ば、ばっかじゃない?本命なわけないじゃん!
  ○ロルチョコで本命とかタカシどんだけ頭の中お花畑なんだよ!』
タ「わかってるわかってるって。梓の愛情はちゃんと受け取ったからな」
梓『全然わかってないだろ!義理だから!超蝶ちょう義理なんだからな!
  愛情とか一欠片も入ってないんだからな!』
タ「チロルチ○コうめー」
梓『聞けよこのばかぁぁっ!!』

344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/14(木) 16:32:18 ID:6ub2saBA
「妹よ!兄の白濁色のおいしい液体(注※カルピス)を飲みたくないか?」
『うん、飲みたい。くれるんなら頂戴』
「よし!兄ちゃん今から準備するからな!たっぷり濃いのを飲ませてやる!」
『わー、ありがとうお兄ちゃん好きー』
「はっはっは、お兄ちゃんも好きだぞー」ナデナデ

ここまで妄想

「これだ!近頃冷たい妹に歩み寄る策を考えついたぞ!そうと決まれば早速行動だ!」

ヒャッホウ

「妹よ!兄の白濁色のドロドロした液体(注※精○)を飲みたくないか!!」
『……あ、すみません兄さん。聞いてませんでした。そのまま回れ右して消えてください』
「分かった!勉強中すまんかった!もっと策練ってくる!」ダダダダダ
『もう存在しなくても結構ですよー』


「あれぇ?おかしいぞー?こんなはずじゃなかったような…まぁいい、兄は何度でも蘇るぞ…
 そうと決まれば作戦タイム(妄想開始)だ」

ここから幻想

「妹よ、何か困ったことはあるかね?優しいお兄ちゃんが何でも解決してくれるよ?」ニコリ
『…お兄ちゃん…あのね…私お兄ちゃんが好き……でも最近素直になれなくて……
 ねぇ、お兄ちゃん。私どうすればいいのかな?』
「どうもしなくていいよ。お兄ちゃんはかなみの気持ちわかってるからね。
 そして、お兄ちゃんもかなみが大好きだよ」ナデナデ
『ぐすっ…お兄ちゃ〜〜〜〜ん!』ギュッ
「うふふかなみかわいいよかなみ」ナデナデ

その幻想をぶち殺す

「完璧すぎるだろこれ…ここまで未来予知できるとか俺の脳はどうなってるんだ…
 これは世界征服も近いかもわからんね。よし、行くか!」

ヒャッホッホイ

「妹よ!何か困った事はあるかい!?やらしいお兄ちゃんが手取り足取り解決してあげるよハァハァ!」
『はい、たった今兄さんの行動に貞操の危機を感じえません』
「待て!今のは違うんだ!つい本音……もとい本音が出ただけなんだ!もう一度チャンスをくれ!
 もしくはお前のしょj…げふんげふん…をくれ!」
『はい、ではもう一度だけなら』
「よし……ごほん。では……」
『………』
「妹よ!たまにはお兄ちゃんに構ってくれ!寂しくて死にそうだ!」
『ふー…しょうがないですね。でも構うといっても一体なにをすれば?』
「ナニをしよう……待て、そんな人を射殺せそうな眼をするな死ぬ」ガクブル
『氏ねばいいんじゃないですか?』ニコッ
「うわぁい…妹からの死刑宣告だー…」
『はぁ…なんで私はこんな(アレな)兄の妹に生まれてしまったんでしょうねぇ…』
「そう?お兄ちゃんは嬉しいよ?可愛い妹がいてくれて」
『私は悲しいですね。ここまで血の繋がりが憎いと思った事はありません』
「俺と結婚できないから?」
『はい。兄さんと結婚できn…違う違います違うんです…別に兄さんと結婚とかしたくないです
 それはもう全くしたくないです』
「そっかーお兄ちゃんはかなみのこと大好きなんだけどなー」
『んなっ!?わ、わわ私は兄さんのそういう軽いところき、嫌いですけどねっ!』
「はっはっは、例えかなみが嫌おうとも俺がかなみんのことを大好きなのは変わらないのだ!」
『そ、そうですか。ふふっ…あー私は不幸ですねーこんなシスコン兄の妹で』ニコニコ
「?まぁ、不幸はともかく嬉しそうで何よりだ」
『う、嬉しくなんかないですよ?そう見える兄さんは頭おかしいんじゃないですか?』
「あーはいはいそうだね。俺がおかしいんだねー」ナデナデ
『そ、そうですよ。分かってればいいんです分かってれば……』
「(うはwwwかなみかわいいよかなみwwwwwww)」ナデナデ

345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/14(木) 16:32:42 ID:6ub2saBA
・男に『私、好きな人が出来たの……』と言ってみる遊びを思いついたツンデレ(自炊)

『ねぇタカシ?私からの重大な発表があるんだけど聞かない?』
「ほほぅ…とうとうその歪んだ性癖を暴露するのか……
 いや、俺も人の性癖にとやかく言いたくはないが流石にアレは、な……」
『違うっつの!!それに私には歪んだ性癖はない!!至ってノーマルよ!!』
「はいはいわかったよどうぞいってくださいかなみさまー」
『ったく…じゃ、じゃあ、言うわよ!!………えっと…その』どきどき
「はよ言え」
『言うってば!…わ、私…す、好きな人が出来たのっ!!』
「………な、」
『…』ごくり
「…なーんだ。で、それが重大?」
『き、気にならないの!?アンタは!普通もっとなんかリアクションするもんでしょ!?』
「いや、今更だしなぁ…そもそも俺かなみの好きな人知ってるし……」
『なっ!?い、言った憶えないわよ私は!?誰よ!当ててみなさいよ!!』
「言ってもいいけど…ほんとにいいのか?」にやり
『な、なによ?脅しのつもり?…あ、アンタやっぱりわかんないんでしょ?』
「いーえー?分かってるけどさぁー。かなみ的には分からないほうがいいんでしょうけども…」にやにや
『くっ……!いいわよ、言いなさい。けど外れてたら今度の日曜日荷物持ちね!当然アンタの奢りで!』
「よかろう。そこまで言うなら言ってやる。お前の好きな人…それは……」
『………(わかりっこないわかりっこない誰にも言ってないしわかりっこないていうかわからないでお願い)』
「ずばり、2組の……」
『………』ほっ
「と、見せかけて3組の……」
『………?』
「ま、うちのクラスなんでしょうけどもね」
『………』ぎくっ
「………(わかりやすっ)」
『つ、続けなさいよ……』どきどき
「………背は…俺と同じくらいかな」
『せ、背とかどうでもいいでしょっ!名前言ってみなさいよ!!』
「まぁ、そう焦るなおぜうさん(図星か)」
『さっきから間が開きすぎなのよ!みのさんかアンタは!!』
「しょうがねぇな。じゃ、ぶっちゃけ俺」
『……へ?』
「だから、お前が好きなの。俺」
『…………』
「?」
『な、……ななななにいってんの!!そそっそそんなわけないでしょ!?ばっかじゃない!?
 アンタばっかじゃない!?』
「あー、だから言うのやめとけって言ったのに……お前の俺への気持ちがだだ漏れになるZE?」
『わ、私はアンタの事なんかっ…!!別にす、好きでもなんでも……』ごにょごにょ
「ほう、じゃあ、本当に好きな人がいるというのかね?
 いるんなら言ってみたまえ。まぁ、言った瞬間にそいつとお前の今後を考えて
 俺は今後一切お前と接触しないようにしよう」
『なっ!?ず、ずるいわよそんなの!!いや、アンタが好きなわけじゃないけどっ!!』
「ふふん、言えない。ということは俺が好き…いや、少なくとも離れたくはない、
 ということじゃあないかな?」にやにや
『くっ……うぅぅぅうぅぅぅ……もう、いいわよそれで……アンタの好きに思ってなさい……』
「ふっ…俺の勝ちのようだな……で?今度の日曜日はどうする?」
『いいわよもう……アンタの勝ちってことにしといてやるから…それなしで』
「ん、わかった。じゃあ、かなみ。今度の日曜デートしようぜ?」
『話聞いてたの?アンタ』
「うん、聞いた上でデートにお誘いしているんですよ?」
『………じゃあ、行く』
「ほいほい…あ、それとかなみ」
『……なによ?』
「あー、その…なんだ…俺も、じゃない……えっとお前両思い…かもしれない、ぞ?」
『は?なんだって?』
「だ、だから!俺も…お前のこと……あーもう!!分かるだろ!そういうことだよ!!」
『……えー?分からないってー。だからなんなのよ?タカシ♪』によによ
「くっそ…ぜってぇわかってんだろお前……二度は言わん!」
『えへへ…わかんないってばー教えなさいよタカシぃー』
「うっせぇ知るかっ!!」

346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/14(木) 16:33:05 ID:6ub2saBA
『タカシぃー帰りゲーセン寄ってこうぜー』
「すまん勝美、俺は夕焼けを眺めながら黄昏る優等生を演じる役があるので丁重に断る」
『優等生ってどの口が言ってんだよこの万年赤点野郎』
「馬鹿な…なぜ俺のトップシークレットが漏れている…貴様どこからその情報を買った!!」
『情報って…いっつも追試じゃねぇかお前』
「なんとそんな所に穴が…げに恐るべきは情報化社会か……」
『いや、そんなもん恐れなくても漏れなくクラス全員が知ってるぜ』
「マジかよ、個人情報だだ漏れじゃねぇか。これはいつ俺のストーカーが出て来てもおかしくないな」
『もう突っ込むのも疲れるぜ……で、結局ゲーセン行かないのか?』
「そんなに放課後デートしたいか勝美ちゃんは…しょうがねぇ、お兄さんが付き合ってあげよう!」
『はっ、言ってろ。ほら行くぜ、もたもたすんな』
「うぃー」



「ふん、口ほどにもないな。殆どノーダメージじゃねぇかwwwww」
『オレがな』
「………ふっざけんなよおおおおおおお!!お前何チートキャラ使ってんの!?
 何ループハメる気なの!?何でそんなガード固いの!?ねぇねぇねぇ!!」
『いやチートキャラじゃねぇし、むしろ最弱……いやこれは言うまい…流石に可哀想だ』
「けっ、分かってんだよ向いてないってのはよぉー…俺には格ゲの神は微笑まないからな…
 クソッ…あいつのポテチ勝手に食ったのが悪かったのか……」
『なんで知り合いなんだよ格ゲの神と。そもそもいるのかそんなん』
「いるわけねぇだろお前何言ってんの?……あーもうやめだやめ!違うゲームするべ」
『結局タカシが弱すぎるって結論か。お前何やっても駄目だな』
「あ?てめぇそれは聞き捨てならんぞ!?俺にも得意なものはちゃんとあんだよ!
 見てろよ!これでてめぇの度肝抜いたる!!」
『クレーンゲーム………特技しょぼっ』
「あ、貴様クレーンゲーム侮辱しましたね?結構ムズいんだぜ?やってみな」
『はっ!こんな子供騙し、この勝美様がちょちょいとひねってやんぜ』



『………っなんっっだよこれ!!全然とれねーじゃねぇか!!ぶっ壊れてんじゃねぇの!!?』
「クックック、八つ当たりはいけませんねぇ勝美様?ほらちょちょいとひねって御覧になるのでは?」
『あ?じゃあそこまで言えるからにはやれんだろうなてめぇ!!もし下手だったらぶっ○すぞ!!』
「おお怖い怖い……ふっ、ならばそこで見ているがいい。プロ……いや、神の業を、な」
チャリーン ウィーン…ガッ ポスン…
『はえぇ……オレが苦労したものをいとも簡単に……なんかムカつく』
「はっはっは!これが素人と神の差よ!!崇め奉れフハハハハハ!!」
『くっ……いつもならぶん殴る所だがここまで力の差を見せ付けられたらっ……!!でも殴る』ボグゥ!!
「グフッ…暴力反対……まぁ、それはともかく別にこのぬいぐるみいらないんだよなぁ…
 いくら俺が神とはいえもうちょっと厳選して取るべきだったか…」
『ふーん……お、お前がいらないんなら貰ってやってもいいぜ?それ』そわそわ
「は?このめっさかわいい系のぬいぐるみを?お前が?この超絶愛らしいNUIGURUMIを?YOUが?」
『な、なんだよ!?オレがそのぬいぐるみ欲しがっちゃ悪いってのか!?
 えっと…あ!アレだよ!このゲームに負けた分取り返してぇだけだ!!』
「ふーん、まいいや。捨てるよりマシだろ。ほれ、やるよ」
『お、おう。ありがとよ……へへっ』
「しかし勝美にそんなかわういものを愛でる趣味があったとは…」
『へっ!?ち、ちげぇよ!これは…その…捨てるのが勿体無いだけだ!
 オレはこんなもん欲しくもなんともないからな!!』
「あーはいはい、でも可愛いものが好きな勝美もいいと俺は思うぞ?」
『だから、別に好きじゃないっての…こんなもん…』
それは、ぬいぐるみをぎゅっとしながら言う台詞じゃないですよ勝美さん

347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/14(木) 16:33:31 ID:6ub2saBA
タ「ただいまー、尊ーお前の愛しの亭主が帰ってきましたよー」
尊『おおお帰りなさい、あああなた。ごご御飯にしますかっ!?お風呂にしますかっ!!?
  そ、そそ、それともわ、わたわた………』プシュー
タ「…大変だ、尊が故障してしまった。どこに修理に出せばいいんだろう」
尊『だ、誰が故障しているか!!いいからさっさと選べ!!』
タ「うーん、今日は疲れたからまず風呂かなぁー」
尊『う、あ…そうか…風呂なら沸いてるからさっさと入って来い……』ショボーン
タ「一緒に入らない?」
尊『な、ななな…こ、この変態がっ!疲れてるんだろう!さっさと入って来いっ!』
タ「入りたくなったらいつでも入ってきていいからなー?」

お風呂ん

タ「…ふぅ、生き返りすぎて死にそうだ」
ガラッ
尊『せ、背中を流しに来てやったぞ……』
タ「おー、んじゃ頼む」
尊『ん、分かった』ゴシゴシ

タ「…ん、そのくらいでいいよ。尊の背中も流してやろうか?」
尊『い、いいや…私はいい!!もうあがるからなっ!!』
タ「夫婦なんだし、照れなくてもいいのに…」
尊『て、照れてなどいないっ!それより!次はどうする!御飯か!?そそ、それとも………
  わ、わた、……私…か…?』
タ「んー、結構腹減ってるし。やっぱり御飯かなー」
尊『……わ、分かった……御飯…だな……ぐすっ…』
タ「み、尊?すまん、イタズラしすぎたか!?ごめん!」
尊『…ひっく…いいんだ…私に…うぇ…魅力がないのがいけないんだから……ぐずっ
  御飯…だな…。今用意してくるから……あぅ』ギュッ
タ「すまん、尊に魅力がないとかじゃなくてだな…えっと…
  俺はおいしいものは後にとっておくタイプだというか
  最後に時間をかけてじっくり尊を味わいたい…って思ってだな……」
尊『なななな、いきなり何を入ってるんだ!馬鹿っ!ええい!いつまで抱いてるんだ!
  御飯の用意するから離せっ!』
タ「あはは、御飯食べ終わったらいっぱいいっぱい可愛がってやるから。な…」ナデナデ
尊『……ふん、今日は寝かせないからな……』

ああ、みことかわいいよみこと

348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/14(木) 16:33:55 ID:6ub2saBA
風邪引いた。どうやら俺の命ももう長くないらしい。せめて童貞くらいは卒業したかったなぁ…
と 薄命の主人公を演じていたら幼馴染が押し寄せてきた。見舞いらしいが本音はこれを機に俺を抹殺する
腹かもしれない。
『やっほ。元気ー?あたしは元気』
「元気じゃない。とっとと帰れ」
『あらら。ここまで酷いとは…もう原型なくなってるじゃない……可哀想に…』
「お前の目にどう写ってるのかは知らんが一応原型は留めているつもりだ。だから帰れ」
『やー、そんな邪険にしなくてもいいじゃない?かっわゆい幼馴染が看病してあげるってんだからさー』
「いらん、それに自分でかわいいとか言うな。なんか痛いぞ。そして帰れ」
『でも可愛いっしょ?っていうかさっきから帰れ帰れってあんたはそれしか言う事がないのか。
 幼馴染看病イベントをもっと楽しむべきだとあたしは思うよ』
「お前がいたら治るものも治らん。看病とか寝言言ってないでお家帰って寝てろクズ」
『ひどい…あたしアンタが風邪ひいたって聞いていてもたってもいられなくて……
 あたしに出来ることっていったら看病くらいしかないし……ねぇ、あたしってそんなに邪魔…?(涙目)』
「くっ……い、いや…邪魔とかじゃないんだが……あぁぁぁ!!っつかそれは反則だろ!」
『よっし、OKサインでた。まぁまぁ、あたしに任せときなさいって。病人の看護はもう慣れたもんですよ
 とりあえず、お粥でも作ろうか?』
「くそっ…やっぱり嘘泣きかよ…わかってて騙される俺も俺だが……
 あーもう!お粥でもなんでもいいから勝手にしてろ!!俺は寝る」
『はいはい、ちょっと待っててねー。今作ってくっからー』

ウン分後

『でっきたよー!あたし特製お粥さんだよー。熱いからふーふーして食べなー』
「うぜぇ、………ぬぅ」
『どしたい。まさか力が入んないとか?あーんさせてやろうか?』
「この上なく屈辱的だがその通りだ……仕方ねぇ。食わせろ」
『へーい。ふー…ふー…ほら、あーん』
「あー……ん、美味いな…」
『へへっ、でしょー?こんな優しくて可愛くて料理上手い幼馴染もって幸せだと思え!』
「調子のんな。黙って食わせてろ。うざってぇ」
『ふぅ、全く…看護されてる側の台詞とは思えないね。どうしてそんなに偉そうなのか
 ふー…ほら、あーん』
「あ…ん、お前が勝手にやってるだけだろ。俺は知らん。…もういい吐きたくないからそこの薬とれ」
『はいよ、残りどうする?せっかく作ったのに残すのはもったいないなー…』
「知らん、つーか作りすぎなんだよ…病人がそんなに食えるはずないだろ……」
『おお、それは考えもしなかった。…まぁ、自信作だしあたしが食うかー。もぐもぐ』
「なっ!?てめぇ!そのスプーン使ったら……」
『むぐ?あー、なに?間接キスがどうかしたかな?今更その程度で照れる間柄でもないだろうにー』
「ち、ちげぇよ!!だから、その、うつっちまうだろうが……風邪」
『ん、あー、そうだね。うつるかもねーもぐもぐ……ま、いいんじゃない?
 そんときゃアンタに看病されてやるさー』
「俺は知らねぇからな!勝手に風邪ひいてろ」
『つれないなー、こっちは手厚い看病しているというのに。帰れだのうぜぇだの
 私が報われる日はないのかー』
「……ふん、まぁ…うつっちまったら、俺のせいでもあるわけだし……見舞いくらいは行ってやる」
『おぉ、いつになく優しいお言葉。…なんか報われた気がする』
「安い奴め……俺はちゃんと帰れっつったからな。風邪うつしたって文句言うなよ」
『言うわけないじゃんさー。あたしの自己満足みたいなもんだし
 ………うん?もしかしてあたしにうつしたくなかったから帰れっつってたのかな?心配してくれたのかな?』
「………そうだよ、悪いか」
『…え、えっと…まぁ、嬉しいかな。いやぁ、病人のアンタがあたしの心配するなんてねー…えへへ』
「く……もう寝る!おやすみ!」
『あはは、おやすみぃー。なに、看護は任されぃ』
「………ふん、ありがとよ(ぼそっ)」
『聞こえてるぜ?』
「うるせぇ!」

男がツンデレ……なかなかよろしいかもしれない

349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/14(木) 16:34:19 ID:6ub2saBA
なんやかんやで幼馴染のツンデレが家に泊まることになった設定
色々省略

『……という訳で今から寝るわけだけど、この線からこっち来たら駄目だからね!』
「え?俺の部屋丸ごと?廊下で寝ろって?ははっ、かなみさんは冗談がお上手」
『しょうがないでしょ。私だってアンタに襲われたくないもん。
 これでも譲歩してやってる方なんだからね!』
「お前どんだけ心狭いんだよ、言われなくてもお前なんか襲うわけねーだろバーヤバーヤ」
『わかんないわよ?タカシだって男なわけだし…私が油断した瞬間獣のように
 襲い掛かってくるに違いないわ』
「はっ!ばっかじゃねぇの?お前が油断したとしても俺が勝てるわけねぇだろwwwwww
 3秒で返り討ちにあう自信があるわwwwwww」
『………言ってて悲しくない?それ』
滝のように溢れる涙が止まらない
「ぐすっ……襲いませんから…ひっく……いや、襲えませんから部屋いれてくらさい……」
『はぁ……わかったわよ。わかったから泣くなみっともない。それでも男か』
「見るか?」
『何をだ!!いや、言わなくていいわ。つか言うな』
「ナニを」
『言うなつってんでしょ!!ぶん殴るわよ!?』
ぶん殴りながら言うのはなんかもう定番ですよね
「ま、それはともかく入れたのはいいんだが……お前がベッド使ったら俺はどこで寝れというんだ」
『知らない。床にでも転がって寝てれば?じゃ、おやすみぃー』
「うへぇ…まぁ、しょうがないか……おやすみ。かなみ……」
『………』
「………」ゴロゴロ
『………』チラッ
「………」スピー
『……………』
「………」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
『……ええい!鬱陶しい!そこまで転がれとは言ってない!!』
「動いてないと死ぬ体質なんだ」ゴロリン
『マグロかアンタは!じゃなくて安眠妨害するな!静かに寝ろ!』
「えぇー……かなみの言う通りにしたのに何その仕打ち……部屋追い出されるわベッド取られるわ
 床で寝かせられるわ…かなみの暴政に俺嘆きの極み」
『ぐっ……わ、わかったわよ!ベッド半分使っていいから!!これでいいんでしょ!!』
「やっほーい同衾のお誘いでたよぅー。ということでおじゃまします」いそいそ
『同衾とか言うな!!……言っとくけど変なことしたら即追い出すからね』
「あの、触るのは変なことに入りますか?出来れば揉めたらなお嬉しいのですが…」
『もう出てけお前』げしげし
「いやぁー!落ちる落ちる!冗談ですってばー!」
『……ったくこのエロ魔人が…ほんっっっとおおに変なことしないでよね!』
「任せろ。実はもう眠いおやすみ」ピャー
『寝るのはやっ!?……ね、ねぇ、ほんとに寝てるのよね?』どきどき
「………zzZ」スピョー
『ん、寝てるんならいいわ……ふぁ…私もねむ…おやすみぃ……』

翌朝

……これはどうなっているんだ。なんで俺がかなみを抱き締めている?
確かに昨夜は少し離れて寝たと記憶しているが…いや、待て、そうか!これは寝相だ!
多分俺の寝相の悪さで幸か不幸かかなみを抱き締めるという事態に陥ってしまったのだ!
いかん、こうしている場合ではない。俺としてはこのままくんずほぐれつ色んなところに
触ったり揉んだり挿れたりしてはみたいものだが万が一このお嬢さんが起きるとその時点で俺の命は
風前の灯火…いや、死は免れないだろう……よし、ここはかなみを起こさずこの体勢から抜けねば……
というわけでそぉーっと………
『………』じぃー
あれぇ?何やらかなみさんのおめめがぱっちりしているような……ははっ、残像だ
『何、してんの?アンタ』
「………」
\(^o^)/
「もうどうにでもな〜れ♪」
『…へ?…やっ…ちょっ……アンタどこっ…触ってっ…ひゃ…ぁんっ…!』



ちっ…肝心なところでワッフルが切れやがった…

350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/14(木) 16:35:13 ID:6ub2saBA
終了のお知らせ

351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/14(木) 17:53:01 ID:???
>>350
お前どんだけだよ、すごすぎるってw

特に >>345>>347 が大好きだ!GJ!!

352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/14(木) 19:56:20 ID:???
何だよこの量wため過ぎだろwwwww
俺は>>349が一番だ!やっぱかなみだよなー

353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/14(木) 20:03:45 ID:???
まさにGodJob

354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/14(木) 23:26:24 ID:U25zGPKA
>>349
ワッフルワッフル

355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/14(木) 23:44:21 ID:dF8QdGvA
ダウナーはどうした!?
まったく、これだから最近の神は・・・

356以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/15(金) 00:07:29 ID:???
これだからやめられねえwwwwww

357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/15(金) 00:08:47 ID:6ub2saBA
>>355
ダウナーは嫌いじゃないんだが何故か妄想が加速しない
つまり書き難い上に俺のダウナーは多分萌えない

358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/15(金) 03:55:33 ID:???
全部読んだぜGJ過ぎる

359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/15(金) 06:47:48 ID:dF8QdGvA
>>357
いや>>355はただのギャグだから気にしないでくれ

360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/15(金) 08:53:06 ID:6ub2saBA
>>359
せっかくダウナー…なぁ…と思って書いてみたというに…

図書館で
「ちなみちなみ。隣りよろしいか?」
『……全くよろしくない………お帰りはあちら』
「つれないこと言うなよぅ。んじゃお邪魔します」
『……はぁ…今日もまたタカシに付きまとわれるのか……』
「そんなに嫌がらなくても…隣り座ってるだけじゃんさー」
『………その隣から猛毒が吹き出てる…感じ』
「マジで?俺めっちゃ有害指定じゃん」
『………国外追放級な…感じ』
「そうかー追放かー。でもその割にはよく話乗ってきてくれるよね。
 優しいんだなーちなみは」
『………勘違いするな。……私が犠牲にならなければ…毒が何処へ飛び火するか解らない…から』
「ほら、やっぱ優しいんじゃん?」
『……むぅ…勝手に言ってろ……』
「…ちなみ、ほんとに迷惑なら言ってくれよ?そしたら俺ももう近寄らないようにするからさ」
『……だから、さっきから迷惑と言っている………タカシがちゃんと聞いてないだけ…』
「いや、ほら、ちなみって素直じゃないとこがあるじゃん?だからそういうのも照れ隠しかなーとか
 都合のいい事思っちゃったりするんだよな」
『……おめでたいね………一回…頭の中掃除してきたら…?』
「…否定はしないんだな」
『……知らない…するだけ面倒…だから………だからって勘違い…しないでね?
 別に、タカシの事……す、好きとか…ないから』
「嫌いじゃないだけありがたいよ。じゃあ、これからも傍にいていいのかな?」
『……勝手にすれば?………読書の邪魔…しないんだったらね…』
「おお、理解ある一言。愛してるぜーちなみぃー」
『…どっ、読書の邪魔するな…って……い、言ったでしょ……!』

361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/15(金) 21:02:29 ID:dF8QdGvA
萌え死んじまったじゃねーか!
まったく、これだから最近の神は

362・ツンデレにお前の嫌いなものは何って聞いてみたら:2009/05/15(金) 23:02:05 ID:???
「なぁ、お前の嫌いなものって何?」
 下校の途中、ちょっと距離をとって並んで歩くあいつが、興味なさ気にたずねてきた。条件反射で答える私。
「……君に、決まってる」
「ですよねー。って、そうじゃなくて。人は無しの方向でよ」
 それなら答えは簡単だ。二人の、この距離。
 自分の気持ちを知っているくせに、今のお互いを失う事を恐れて近づこうとすらしない。
 そしてそんな自分を否定しながら、仕方がないの一言でごまかし続けている、私自身の弱さも。
「君以外…………か」
「あ、いや、別にそんな真剣に考えてくれなくていいんだけど……。まぁ、マイナスな事が思い浮かばないのはいい事だしな」
 嫌いなものが沢山ありすぎて、一つに選べない……とは思わないのだろうか。
 ちらりと彼を見る。優しく笑いながら語りかけてくれている。そんな風に考えられるのか……と、彼がとても素晴らしく思えた。
 こんな私のまま、彼のそばにいてもいいのだろうか。自分の弱さをごまかすために、好意を持つ相手にその弱さをぶつけて、自分も相手も傷つけて……。
「だからまぁ、そんな考え込まなくていいっての。な?」
 いまだ無言を保つ私に、何気ない風に優しさをくれる。
 嫌いなものは、弱い自分自身。それが生み出すこの遠さ。……それなら、克服しなくちゃ。
「……あった。嫌いな、もの」
「ん? 何々」
 問いかける彼に答える代わりに、私は二人の間の空間を指差した。
「……これ」
「……どれ?」
 何もないアスファルトを覗き込む彼。その隙に、私は一歩そちらに踏み出した。
「今、消えた……よ」
「……? どういう……?」
 さっぱり分からない、という表情の彼を見て、私は少し笑ってしまった。
「……なんで笑うんだよ。全然分からないぞ」
「だろう、ね……。……だったら、これで……どう……?」
 さらに一歩。はたから見たら、寄り添って歩く恋人に見えるくらいに近づいてしまった。
「……嫌いなもの。一つ、無くなって……。……好きなものに、替わった」
 答えは、距離。それは縮んで、縮んで……縮みきった後、大好きなものに替わってしまった。
 やっと答えが理解できたのだろう。彼は小さく「……おう」と呟くと、私と同じように前だけをカチコチの表情で見てるのだった。

363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/15(金) 23:12:51 ID:6ub2saBA
>>362
誰よりも速くGJ

364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:10:56 ID:6ub2saBA
…さて、前回から3日と立たずに俺の一人SS纏…もとい祭りが開催されようとしているわけだが
開催する踏ん切りがつかない構ってちゃんな俺を誰か罵ってくれ

365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:18:22 ID:???
>>364
フン。妄想しか出来ないお前が投下しなかったら価値などないな。

いいからさっさとしろ。出来なければ死ね。

366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:24:43 ID:6ub2saBA
>>365
おkブラザー。俺のM心にきゅんきゅんきたぜ

「いいか?男にはやらなきゃいけない時があるんだ!今がその時だった!それだけさ」
『ふーん、で?死ぬ前に言う事はそれだけ…?』
なんかかなみさんが怖い。俺が何をしたというのだろうか?
「か、かなみ?なにも○すことはなくない?いや、俺も反省…はしている…と思うよ?」
『ふぅん…私の風呂覗いた挙句、あまつさえ一緒に入ろうとしたくせに?』
しかもフルおっき状態でしたしね。しょうがないじゃん、かなみの裸が目の前にあったら誰だってそうなる
俺だってそうなる
「い、いや…この頃冷たい妹との軽〜いスキンシップを取ろうとしてだな……」
『普通は軽ぅいスキンシップで年頃の妹と風呂に入ったりはしません』
ですよねー
「いいじゃんいいじゃん!お兄ちゃん寂しかったんだよー!!だから一緒にお風呂入ったら
 かなみ身も心も暖まってお兄ちゃんといちゃらぶしてくれるかと……」
『死ねクソ兄貴!』
かなみの するどい こぶし
……俺の意識は途絶えた

がばっと起きたのでかなみの部屋へ参る!
「かなみ!お兄ちゃんを気絶させちゃ駄目でしょ!!めっ!」
『黙れクソ兄貴、あと出てけ』
ドアを開けたら着替え中…きゃっ……ということもなく、ただ本読んでただけだった
「お兄ちゃんな、かなみと仲良くしたいだけなんだ。
 そりゃ、あんな方法を取った事は謝る。でも、お兄ちゃんのその気持ちだけは汲んでくれないかな?」
よし!紳士な兄ちゃん作戦!かなみは基本良い子だしこれで勝つる!!
『……私とどういう風に仲良くしたいって?』
「エロくやらしく仲良くしたいです!!!」
しまった。紳士は紳士でも変態という名の紳士だった。
『帰れクソ兄貴』
あはっ☆部屋締め出された(笑)

安西先生……妹のデレが見たいです……orz

367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:25:05 ID:6ub2saBA
『た、タカシ!ちょっと屋上まで来なさい!』
昼休み、学食にダッシュしようとしたら首根っこ捕まれて捕獲された。俺は猫じゃねぇぞ!
んで屋上
「で?何よお嬢。俺学食行かなきゃいかんから忙しいこと山の如しなんだが?」
『今日は学食に行く必要はありませんわ。私が貴方の分のお弁当を用意してきました』
言って重箱を取り出すリナ。なにこの気合の入った弁当箱…どこにピクニック行くつもりだよ
「というか、なんで俺の分?」
『あっ…いえ、貴方の分ではなく…使用人がちょっと手違いで作りすぎてしまいまして…
 まぁ、私の家が他に比べて裕福とはいえ、捨てるのも勿体ないでしょう?ということで
 貴方に残飯処理させてあげますわ!感謝しなさい!』
「つまり要約すると、一緒にお弁当食べませんか、と?そういう事でいいのか?」
『ま、まぁ…そぅともいいますわね…それで!?食べますの?食べませんの!?』
食うに決まってるだろ常考。リナのとこの弁当なら一流シェフとか使ってるはず!
やっほい!今日の昼食は豪華だぜ!
「食います。食わせて下さい。リナお嬢様」
『そうです。最初からそうやって素直に言えばいいのです。では食べましょうか』
言いながら弁当を開けていくリナ。おお、なんかそれっぽい!でも、それってなんだよ?
うるせぇ!こまけぇことはいいんだよ!!
「では、いただきます」
『い、頂きます…ですわ』どきどき
………見られてる…めっちゃ見られてる…なんだよ、その親の仇を見るような眼差しは…
「…リ、リナ?そんな見つめられるとなにやら食い辛いんだが……」
『みっ、見てませんわ!見てませんから速くお食べになって!』じぃー…
視線釘付けじゃねぇか!…ええい、こうしていても埒があかん!意を決してその唐揚げっぽいのを
食べる。これ見よがしに食べる。余す事無く食べ……ん?
「そういや、リナ……これ作ったの誰?」
『へっ!?…え、えーっと…あの…私、の専属シェフですわ!本来貴方如きが食べる事など
 許されないほどの高級品ですわよ!存分に味わって食べなさい!』
マジかよ。それにしてはなんか味が料理し慣れてない感じ?…まぁ、俺の味覚がおかしいんだろう…
『で、ど、どうですの?おいしい?』
「ん、ああ、美味いよ。こんな美味い弁当なら毎日食べたいくらいだなぁ」
まぁ、味が多少アレな感じは出てるが美味いことには美味いので素直に褒める。
『まっ、毎日!?そ、そうですわね…タカシがどうしても!というのならまた作ってきてあげても
 よろしくてよ?』
「おー、じゃあ、どうしても……ってなに?作ってきてあげても?」
何やら聞き逃せないふいんき。これは追求すべきと俺の第六感が告げる
『しまっ…えっ…と、ですね……そう、シェフに!シェフにそう言っておきますわ!』
「リナ。…俺の勘がこれは訊いとけと告げているんだが……これ作ったシェフってもしかして……お前?」
『あっ……う、うぅぅ……そ、そう、ですわ……悪かったですわね。下手で…』
おおぅ…何これ?一流シェフの作った弁当かと思いきや、美少女の手作り弁当にレベルアップしやがった。
リナが手ずから作ってきてくれた弁当だと分かればその味も国宝級まで輝くというもの。…ごめん嘘
「いやいやいや、下手なんかじゃないって!美味いぜ?この弁当。ほらリナも食えよ!」
『え?あ、はい…むぐ……でも、やっぱりいつものお弁当の方が……』
「いーや!俺はこの弁当がいい!リナが作ってくれたというだけで他の料理が霞むようだ!」
しょうがないだろ。今まで女の子の手作り弁当とか食べた事なかったんだ。それに、リナが苦心して
一生懸命作ってきてくれた弁当だ(脳内設定)。不味いはずがない。
『……褒めすぎですわよ。なんだか、馬鹿にされてるようですわ……』
ああっ!何これ逆効果!?あーもうなんでそんなネガティブ思考なんだ!美味いっつってんだろこのボケが!
「リナがなんと言おうと美味いものは美味い。だから、また作ってきてくれないか?
 俺この弁当が気に入っちまったんだよ」
『……ふぅ、しょ、しょうがないですわね。そこまで言うのなら、また作ってきてあげますわ!
 ……今度はもっと美味しいのを作ってきてみせますからねっ!』
と意気込むお嬢。俺としてもこの弁当がこれ以上に美味くなってくれるなら喜ばしい事この上ない。
これから毎日昼飯の時間が楽しみになるなぁ…と思う午後の屋上だった。

368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:25:26 ID:6ub2saBA
『………いい加減…起きろこの…グズ……』
健やかな俺の安眠は突如現れた幼馴染によって終止符を討った
「へ?ああ、ちなみ?なんでここに?おはようのちゅーでもしに来た?」
『……馬鹿なこと言ってないで…さっさと…起きる……
 ………まさか、約束…忘れて、ないよね?』
約束?幼い頃の結婚のか?いや、この場合は違うだろ。というかそんな約束した憶えねぇ。俺捏造乙
うーんうーんと唸っているとこの前ちなみとした会話を思い出した。あれ?荷物持ち?だっけ?
「デート?」
『うん……でーと……』
赤くなりながらも肯定する幼馴染さん。あれ?そんなキャラだったけ?まぁ、いいや
「んじゃ、すぐ支度するから待ってな」
『うん……速くね………』
言ってからとたたたとリビングの方へ走っていくちなみん。なんか今日は棘少なくね?
いや、違うな。いつもが異常に多いんだ。悲しい…
そんなん考えながら着替え終了してちなみの所へ
『…ん、じゃ……行こ?』
「おう、ってもどこ行くんだっけ?」
『……タカシの行きたいとこで…いいよ』
お前そんなこと言っていいのか?男は狼なんだぜ?何かあってからじゃ遅いんだぜ?
「じゃ、らぶほてr……」
『………タカシが…行きたいんなら……そこでも…いいよ…』
「いや、お前ね。ここは突っ込むところ。おk?なんか今日のお前おかしくね?」
『……そっか…ごめんね…?……タカシは私とそういうこと……したくないん…だよね』
ああっ!?なんかちなみが本格的におかしい!可愛いんだけど!可愛いんだけど!
なんか泣きそうになってるし棘はないしどうしたんだ一体……
「あー、あの…いや、したいとかしたくないとかじゃなくて…俺的には大いにしたい所なんだが…
 いや、そうじゃなくて……」
『………?』
やめて可愛らしく首傾げるのやめて!ほんとに狼出てきちゃう!食べられちゃうから!
「あ、あー、まぁそういうことはほら!どうでもいいだろ!さっさとデート行こうぜデート!」
『…あ、…うん』
それからおてて繋いで映画やら遊園地やらデートっぽいことをしました。

その帰り道。
『……タカシ、……今日は…楽しかった…タカシは?……楽しかった?』
「ん、ああ、楽しかったよ。なんかちなみも可愛かったし。でも、なんで今日に限ってそんな感じなんだ?」
『…ん、…私ね?いつも…タカシに辛く当たってばっかりで……このままじゃタカシに
 愛想つかされちゃうって思ったら…怖くて…だから、今日だけでも……デートの時だけでも…
 素直になれたら……って…そう思ったの…』
「ばかだなぁ、俺がちなみに愛想つかすわけないじゃん?というか俺がちなみに嫌われてないかって
 いう方が心配だったぜ?まぁ、その心配も杞憂だったみたいだけど」
『あ、ぅぅ……わ、私がタカシを嫌うわけ…ない……えっと…日頃のアレは…照れ隠し?…というか…』
「そっか、ちなみからこんなに愛されてたんだな、俺。気付かなくてごめんな?」
『ち、違う……愛してるとか……ないし……!あっ…今のは…その……』
「ははっ、いや、いいよ。その方がちなみらしいし。ちなみのほんとの気持ちはちゃんと分かってるからさ」
『…す、少し優しく……しただけで…調子に乗らないでよね……?…これだから……馬鹿の相手は……』
「うん、やっぱりちなみはこうでなくっちゃな。…まぁ、えっと、というわけで
 これからもよろしく?ちなみ」
『あ、うん……た、タカシの相手…してあげられるのは……私くらいだし、ね。…よ、よろしく』
色々と仲が深まった感がある一日でした。

369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:25:51 ID:???
我が永遠の好敵手、尊。今日こそ貴様に勝つと意気込み尊の部屋のドアを開けた瞬間
『………なにしにきた』
着替え中でした。てへっ☆……ええい!安っぽいラブコメか!ネタが使い古されすぎてるぞ!!
「きょ、今日こそ貴様に勝t『いいから出て行け』……はい」
そのまま部屋の外で待つ事数年…彼女は部屋から出て来ようとはしなかった…そんな日々が過ぎたある日
『で、何しに来たって?』
………と、いうこともなく数分で出て来たわけだが、なんだろう?彼女の機嫌がすこぶる悪い希ガス
「我が永遠の好敵手よ。なんか機嫌悪くね?」
『誰のせいだろうなぁ?我が永遠の好敵手』
「はっはっは、我が(略)よ!それではなんか俺のせいみたいな流れになるじゃないか!」
『ははは、そうだ。貴様のせいであっているぞ?我(略)』
「マジで?おいおい俺が何したってんだよ?わg(略)」
『身に覚えがないのか?まさかそこまで脳が腐っていようとはな。わ(略)』
いい加減尊の制裁が怖くなってきたので素直に謝る
「すいまっせんでしたぁぁぁ!!(土下座)」
『ああ、ノックくらいするべきだったな。まぁ、終わってしまった事はしょうがない。顔を上げろ』
あれ?いつもなら容赦なくフルボッココースなんだが今日に限って天使さん?
「ああ、尊。あの、すいませn」
『などと言うと思ったか?我が永遠の好敵手?』
ですよねー

フルボッコ一時間コース入りましたー

またのお越しをお待ちしておりますー

『というか何なのだその好敵手とやらは』
何やら俺をぼっこんぼっこんにしたことで気が晴れたご様子の尊さん
「いや、そういう設定で遊ぼうかな、と特に意味はないんだな」
ただ暇だったから遊びに来ただけに過ぎない。ちょっと嬉し恥ずかしイベントはあったけども
『まったく…昔からろくな事を考えんなお前は……』
「そっちこそ昔からろくな成長をしとらんな」
正直者な俺は例え結果がわかっていてもその口を止められなかった
『ほぅ…誰の!どこが!ろくに成長してないって?』
あ、青筋立てて怒ってらっしゃる?やべぇ、命の危機再び。それでも留まる事を知らない我が唇
「主に胸、おっぱい。それはもうご立派にぺたーんですね」
『貴様よほどこの世に未練がないらしいな……いいだろう、望み通り黄泉路へ送ってやる!』
やばい!今回は本当に三途の川を渡りかねん!な、何か何か無いか!!この状況を打破できる秘策!
「い、いや、尊さん?俺はまだこの世に未練たらたらですよ?だからそのお怒りを静めたまえ…」
『ふん、一度逝ってみればそんな未練消え去るだろうよ。なに心配するな。痛いのは一瞬だ』
「くっ…やっべ…え、えーと…尊?小さいのも悪くないぞ?俺小さいの大好きだし!」
『………は?』
あれ?尊の動きが止まった。フリーズ?おkブラクラゲット。ちっと怖いが再起動かけてみるか…
「えっと…尊?…おーい」
『はっ!?お、おいタカシ!お前小さいのが…その…好きなのか?』
「ええ、小さい胸は好きですよ。特に尊さんのは、どストライクですね」
ああっ!?こんな時にまたも正直者めっ!でも憎めない。そんな俺
『そ、そうか…タカシは小さい胸が好き……ふふっ…うふふふっ…』
やっべ…本格的に壊れた。だから怪しいURLは踏むなとあれほど……
『タカシ!お前私の胸がいいんだなっ!?』
「はい、理想にございます」
『ふふっ…そうだな、お前の理想じゃ仕方ないな…ふふふっ』
なんだか怖いが機嫌は直ったしよしとするか

370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:26:26 ID:6ub2saBA
「かなみかなみ!すっげーんだぜ!下駄箱にこんなん入ってた!!」
『なにそれ?見せてみなさいよ』
素直に下駄箱に入ってた物を見せる
『なにこれ?アンタいじめられてんの……?』
しまった。何故か持っていた画鋲と間違えた。
「おおう、間違えた。こっちだこっち」
そう言って白い封筒を差し出す。これはもうアレだろ。俺の時代来そう
『……ふーん。で、なんなのこれ?アンタにはこれが何に見えるのかしら?』ビキビキ
「そりゃもちろん恋文だろラブレターだろ果たし状だろ(性的な)」
『ふっ…アンタがラブレター?妄想もほどほどにしといた方がいいわね…
 どうせ、私の反応を見てからかうために自分で用意したんでしょ?そうとしか考えられないわ』
「どんだけ可哀想な奴なんだよ俺は。正真証明、今朝方下駄箱で拾ってきたものだ
 いや、モテる男はつらい」
『ふぅん…まぁ、百歩譲ってそれが本物だとしても本当にラブレターかしら?
 誰かのイタズラだったりして。アンタ騙され易そうだしねー』
「なにをぅ!それは聞き捨てならんぞ!生憎俺は生まれてこの方ラブレターで騙された事は一度もない!!」
『貰った事ないからね。いや、なかったからね』
「どうして君は俺の心に土足で踏み込んで傷に塩塗って遊ぶんだ…」
『面白いから。でもよかったじゃない?生涯貰えそうになかったラブレターが貰えて』
「まぁ、そう言われてみるとそうなんだが。ああう…なんか怖くなってきた、かなみ中見てくれ…」
『いやよ、なんで私が。めんどくさい』
「そう言わずに頼むよー!もしも読んで『しね』とか書いてあったら俺多分立ち直れないぞ!!」
『ちっ…このヘタレが…いいわ、読んであげる。…ただし、もしこれがラブレターじゃなかった時は…』
「わかった、俺も男だ。その時はかなみの愛を受け入れよう」
『誰がんなこと言ったか!!ま、今度荷物持ちでもやってもらうかな』
「ふふふ、かなみさんはデートのお誘いがお上手ですわね」
『ふん、言ってなさい。んじゃ読むわよ。えーと………』
「どどどどうなのよ!だ、駄目なら駄目ってはっきり言いなさいよ!!」
『………タカシ、強く生きなさい……』
「え?え?なんなのなんなの?何が書いてあるの?俺へのラブコールじゃないの!?」
『………ほれ』ぴらっ
「え?なーになーに?………【ばかがみるー by山田】……やああああまああああだあああああ!!」
「え?え?な、なんだお?どうしたんだお?タカシ?」
「うっせぇしねぇええええええ!!」どったんばったん
「あっちょっwww…タカシやめっ…アッ――――!」
『はぁ、馬っ鹿みたい…』

タカシにボコられた山田であったが実は真犯人は別にいるという事はこの時は誰も知る由はなかった…

371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:26:54 ID:6ub2saBA
『別府君。あなた今日もまた遅刻しましたね?』
「ぎくっ……い、いやぁ、委員長。今日はだな…えっと…迷子の迷子の子猫ちゃんが
 お池にはまってさぁ大変だったんだ。だからそれを助けてたら」
『はぁ…別府君、嘘をつくならもっとマシな嘘にしてください。…どうせ本当は寝坊ってとこでしょう?』
「すげぇな、委員長いつの間に俺の部屋盗撮してたんだよ」
『昨日、一昨日と寝坊続きなら誰だってそう考えます!まったく…別府君はもう少し生活リズムを
 考え直すべきです。夜更かしなんかしているから起きれないんですよ?』
「そ、そう言われてもだな委員長…確かに夜更かししてなくもないこともないんだが
 俺って…あの…そう!低血圧なんだ!だから朝弱くってさー…あはは」
『他の朝弱い子も頑張って起きて遅刻せずに来ている以上それは理由になりません。
 ふぅ…別府君には、多少荒療治が必要なようですね……』
「は?なになに委員長。何か秘策でもありますん?」
『ええ、本当に面倒この上ないんですが、クラスメイトが毎日遅刻しているとあっては
 クラスの委員長として黙っているわけにもいきませんし……』
「ははは……いや、面目ない……」
『というわけで、明日からは私が 直 接 別府君の家に行って起こしてあげます』
「へ?委員長自ら?それはほんとありがたいんだが…いいのか?」
『仕方ないでしょう?そうでもしないと別府君はこれからも毎日遅刻してくるでしょうし
 その度に私が注意するのも面倒です』
「ふむ、確かにそれもそうだな。じゃあ、明日からな?委員長よろしく頼みます」
『はい、…やれやれ、手間の掛かるクラスメイトを持つと苦労しますね……』

次の日

「むにゃむにゃ…もう食べられないとお思いかい…?」
『テンプレな寝言を回避するその能力、流石です。ですが…
 さぁ!起きてください!別府君!朝ですよ!!』
「ふぇ!?い、委員長!?何故ここに…!?いや、そういえば起こしに来るとか言ってたっけ…」
『ええ、約束通り起こしに来ました。さぁ、朝ですよ別府君。ちゃっちゃと起きて下さい』
そう言って布団を剥がそうとする委員長。やばい!男のアレが起立してる!
委員長の前だからってお前背筋伸びすぎだろ。どんだけ優等生なんだよ!
「え、えーっとだな…ちょちょちょっと待って!起きるから!」
『そう言って二度寝しないとも限りません。それが別府君です。だからここは心を鬼にして…』
ああっ!布団!マイ掛け布団!行かないでぇ!
そして出てきた俺の愚息がこんにちは!嗚呼、朝日が眩しいぜ………
『まったく…手間取らせないで下さい。ほら、速く支度して下さい。学校遅れますよ?』
あれ?なんか普段通りくね?確かに俺の朝勃ちが目に入ったようなんだが……
「あ、あれ?委員長?何か言う事は……」
『言う事?…ああ、ソレの事ですか?私だって人並みには知っています。
 男の人って朝は自然とそうなるものなんでしょう?』
「いや、そりゃそうなんだが……意外だな、委員長はこっち方面さっぱりだと思ってたのに…」
『ならどうだと言うんです?私がソレを見て取り乱せばいいんですか?
 そんな時間を無駄にするようなことしません。ほら、速く着替えて下さい!遅れますよ』
「あ、あー…委員長?そんな見られてると着替え辛いというか……」
なんでそんなまじまじ見られてんだろう。少しは顔逸らすとかしてくれよ…ガン見じゃねぇか…
『なんですか?見られてると着替えられないとでも?
 別府君も意外と女々しかったんですね?』
あ?それはいくらなんでもカチンときますよ?よかろう、その逆セクハラ応えてやろうじゃないかね
途中で目ぇ逸らすんじゃねぇぞコラァ!!

逸らしませんでした\(^o^)/…もうお嫁に行けない……
『い、意外と…いい身体してるんですね……』ぽっ
なんか釈然としない敗北感を感じつつも、その日は遅刻しませんでしたとさ

372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:27:24 ID:6ub2saBA
空き缶蹴ってたら変な封印っぽいものを壊してしまったらしくなんかでた
『我を目覚めさせたのは貴様か?何のために我が封印を解いた?まぁいい…
 我の封印を解いた礼だ。願いを一つだけ叶えてやる
 言え、願いは何だ。金か?権力か?それとも、永遠の命か?』
「ぱんつ下さい」
『ぱん…?何だそれは?教えろ』
「この情報弱者が。ぱんつというものはだな…(省略)」
『……ふん、何かと思えばたかが下着ではないか。よかろう、今出してやる』
「いや、出すんじゃなくててめぇのよこせよ」
『我はそんなものはいてはおらん』
「はいてない…だと…?それはなんともけしからんな。見せてみたまえ」ハァハァ
『ふん…貴様如きに神々しい我が肢体を見せるわけがなかろう
 ……だがまぁ、我を解放したのは貴様だからな……いくらかは譲歩してやってもよいぞ?』
「よしばっちこい、なんでもやっちゃるぜ」
『ならば…そうだな…貴様の魂を頂くとしようか…』にやり
「ははっ、寝言は寝て言え腐れ外道」
『ぬっ!仮にも神たる我に対して何たる侮辱…もはや生かしてはおけん!
 この場で葬り去ってくれる!!』ゴゴゴゴ
「おお、なんか出るふいんき。というか神だったのかこの幼女」
『ふふ、今更謝っても遅いぞ?我に無礼を働いた事を死んで後悔するがいい!!』
「ふっ…やれるものならやってみるがいい!幼女如きに殺される俺ではないわぁ!!」
『黙って聞いておればさっきから幼女幼女と…我のこの妖艶な美貌が………ぬ?』
「ぬ?」
『……なんじゃこれは?』
「紛う事なき幼女でございます」
『ははっ、こやつめ』
「あはははは」
『……ぬあああああああ!!なんっじゃこれは!?見た者全てを魅了してやまない我の美貌は!?
 貴様か!?言え!どこにやった!返せ我の身体!!』
「知るかクソチビ。それが人に物を頼む態度か?誠意ってもんが感じられんのよ
 わかったらもっかいやりなおせ。さんはい」
『くっ……わ、我の身体は一体どうなっているのですか……?
 何か知っているなら教えてください……』
「よしよく言った、やればできるじゃないか。知るわけねぇだろアホか」
『なにっ!貴様騙したな!?……はっ!?まさか長く封印されていたことで
 妖力(っぽいの)が弱まったというのか!』
「何そのラノベ設定。なに?ご都合主義?これからお前とのラブコメでも始まんの?」
『なにやらよくはわからんが…貴様を葬るにも力が足りんらしい……運が良かったな人間』
「…まぁ、俺にも超展開すぎてわけがわからんがそうしょげるな。そのうちいいことあるさ幼女」
『幼女はやめろ……しかし、この身体でいったいこれからどうすれば…ここまで弱っていれば
 人間とそう変わらんではないか……』
高速思考展開(人間と変わらない→幼女そのまま→保護→にゃんにゃん)
「これだ!……よし、ならば俺が保護してやろう幼女。なに心配はない。後は全て俺に任せろ幼女」
『貴様わざと言っているな…?だがまぁ、この時代の事もよくわからぬし……
 仕方ない。貴様の世話になってやろう』
「世話になってやろう?…哀れなわたくしを飼って躾て下さい御主人様だろうがグズ」
『…まぁ、葬るとはいかなくとも少し力を使うだけで死ぬほど痛い目にあわせることくらいは…』
「これからよろしくな幼女」
『うむ、よろしく頼む人間』

あれ?ツンデレドコー?

373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:27:47 ID:6ub2saBA
雨の中寒さに凍えている猫を拾った。これから嫌というほど貴様の世話をしてやるぜフゥハハハー
「ほら、食べろ。犬猫のように…貴様には畜生がお似合いだぜハッハッハ!!」
『にゃー』
………嗚呼、癒さるる……はっ!?いかん、少しこの猫の瘴気に当てられたか…くっ、油断ならない奴め!
「ふ、ふん…貴様この俺を篭絡しようとしているようだが……
 無駄な足掻きだ!この俺様が猫畜生如きに好きにされるわけが……」
『にゃうん…にゃー、なー』
嗚呼っ!!見ないで!?そんな純真無垢な瞳でっ!!俗世の垢に塗れた俺を見ないでっ!!
な、なんという破壊力か…我が家のぬこは化け物か……だがこれしき、負けはせん!
『にゃ…ふぁ……にゃ』
「なんだ?眠いのか?しょうがないなー御主人様が一緒に寝てあげようなー」
色々頑張ったけどやっぱりこいつの可愛さにゃ勝てねぇぜと思いながらおやすみ

翌…朝…だと?

『おきろー、おきろー、人間。はらへったーめしー』
「にゃふふ…こいつめこうしてやるぅー…うへへへへ」
『おきろっつってんにゃろがー!!』グボォ!
っぎゃああああああ!!なんか痛い!すっごくぽんぽんが痛い!ええい、誰だこの俺のぽんぽんを
破壊しようなんて奴ぁ!!……って、は?
「きみ、だれ?どこの子?俺の子?まさかねぇーハハハ……」
やべぇ…俺いつの間に幼女誘拐なんて事を…彼はいつかやると思ってました。ははっ、ワロス
『人間、はらへった。めしをもて』
あらま、随分と傲岸不遜でいらっしゃいますねこの幼女さん。どういう教育受けてきたのかしら?
「うーん、飯食ったらちゃんとわけを話すんだぞ?」
『あいよー』
まぁ、俺も腹減ったし現実逃避兼ねて朝飯にしますかー

で、飯を食いながらどうにかこうにか話してたらなんか昨日の猫らしい。わけがわからん
超絶不思議パぅワーで人間っぽくなったんだと。都合よくメスだったり今日は休日だったりご都合主義万歳
「で、これから君はどうするのかな?なんかネコ耳幼女みたいになってる猫よ」
『おい人間、ネコじゃそこいらの野良とかわらないにゃ。なんかこうちゃんとした名前欲しいにゃ』
「そんな取ってつけたような語尾つけんでよろしい。普通に喋れんだろお前
 …んー、名前なー。そういや考えてなかったな…おい猫、どんなんがいい?」
『人間がよびやすいようによべ。よくをいえばかわいいのでたのむ。これでもメスなんで』
「よし、じゃ五郎ざえも…いや、待てひっかくな痛い……
 ………よし、じゃあお前は今日からマオだ!」
うん、我ながら安直すぎて涙が出らぁ。だって猫飼ったことないしー
『まぁ、人間がそれでいいならそうよぶにゃ。つか人間のなまえもおしえれ』
「おう、そういや言ってなかったな…俺の名前は五郎ざえも……ははっやめろってひっかくな、いてぇ
 …ごほん、タカシだ。よろしくな」
『おう、これからせわされてやる。ありがたくおもえ人間』
あれぇ?名乗った意味なくねぇ?これはちょっと由々しき事態ですよ。舐められてますね猫風情に。
まぁ、今日はとりあえず御主人様に対する礼儀を躾ることにしようと思った。

当然、やめてひっかかないでやめてな一日だったとさ。あとツンデレドコー?

374(1/2):2009/05/16(土) 20:28:41 ID:6ub2saBA
お嬢とメイドと男

お嬢こと神野さんが風邪ひいて休んだってので担任がこれ届けとけっていう白羽の矢
で、道に迷ったり犬に吼えられ死闘を繰り広げたりはあったもののやっと着いたと思ったら…
「なにこの大豪邸……リナって本当にお嬢様?」
ええい!こうしていても埒があかん!と意を決してチャイムチャイム……チャイムドコー?
『あの、神野邸に何か御用でしょうか?』
「へあ!?ど、どちら様で?」
いきなり声を掛けたらびっくりするでしょ!もう!
…だが俺はどちらかと言えば大人なのでそういう不満は胸の内にしまっておくナイスガイ
『失礼致しました。わたくし、この神野家に仕えている使用人でございます。
 見たところお嬢様と同じ学校の制服のようで、リナお嬢様のご学友でございましょうか?』
「こ、これはご丁寧にどうも…え、えーっと…そうです。神野さんとはクラスが同じでして…あの
 今日は神野さんが風邪という事で休んで…あーいや、お休みになられたので…」
『ふふっ、普通に喋って下さって構いませんよ?わたくしの話し方は御気になさらずに』
ああっ、なんか優しいよ!神野さんとは大違いだよっ!何これ惚れそう
「あ……すみません、何分貴方のような麗しい女性に接する機会があまりないもので…
 少しあがっているようですね。あ、よろしければ携帯の番号とかスリーサイズなど…」
『……あの、会ったばかりの女性を口説くのは如何なものかと……
 わたくし、軽い男の人は大嫌いです』
おおぅ…好感度が奈落の底へ…選択肢間違えたか?ロード…ロードしなきゃ…
などと戯れている場合ではない!速やかにみっそんを遂行せねば…
「えっとですね。つまり神野さんが今日欠席したので届け物がてら見舞いに馳せ参じた次第です」
『ああ、そういうことでしたらどうぞ。お嬢様もきっとお喜びになると思います』
そうかなー…あの神野さんが喜ぶ?ないない、むしろなんで来ましたの?このゴミがとか言いそう
そしてメイドさんに連れられ神野邸へ招かれる俺だった。うわ、あの絵高そー

375(2/2):2009/05/16(土) 20:29:16 ID:6ub2saBA
神野さんの部屋の前でメイドさんがノックする。緊張するやないかい
『リナお嬢様。メイです。ご学友がお見舞いに来ていらっしゃいますが
 入ってもよろしいでしょうか?』
そういえばこの人の名前訊いてなかったな…というかメイってあんた…安直すぎるだろjk
………しょうがないだろメイドさんの名前なんて考えてなかったんだ!俺は悪くねぇ!by親善大使
『……いいわ、入りなさい』
ややあって神野さんのお言葉。あ、俺そういえば女の子の部屋入んの初めてじゃね?うわー
『失礼します。さぁ、タカシ様もどうぞ』
「し、失礼します。じ、神野さん!おみ、お見舞いに…」
これ以上なく緊張して言葉がうまく出てこない。なにこいつかっこわりぃwwww……orz
『た、タカシさん!?ご学友って貴方ですの!?なんで貴方が私のお見舞いに…』
「いや、あのね…センセがこれ届けろって、まぁ、そのついでというかね」
『あぁ、そういうことですの……まぁ、とりあえず感謝はしておきますわ』
「で、どうよ調子は?風邪って聞いてたけど具合はよさそうだな」
『……元々大した事なかったんですのよ?なのにメイったら大事をとって休んでくださいって…』
なんにせよ、元気そうでお兄ちゃん何より。
『リナお嬢様に何かあったら旦那様に示しがつきませんから。たかが風邪でも万全を期すべきです
 …まぁ、お嬢様はタカシ様と会えなくて寂しいでしょうけども』
「…は?」
『めっ、メイ!?な、ななにを言ってますの!!わ、私は別にそんなこと…!
 タカシさん!?メイの言う事なんか真に受けては駄目ですからねっ!!』
「いや、俺は別に……っていうか、普通そんな焦って否定するほうが怪しいと思うぞ?」
『あああ、怪しくないですわ!べっ、別に私はタカシさんの事なんか……』
『…ならばわたくしが頂いてもよろしいでしょうか?お嬢様』
そう言って俺に腕を絡めてくるメイさん。……いや、ちょっと待て。何やってんのあんた!?
「へ?ああああのメイさん?急に何を……」
『そ、そうですわ!何をやっていますの!メイ!!』
『いえ、お嬢様がタカシ様を要らないと言うのでそれならば僭越ながら
 わたくしが貰い受けましょうと、そう言ったのですが?』
言いながらさらに腕に力を込めるメイさん。ああっ!当たってる!当たってるよメイさん!
柔らかふにょんなアレが当たって俺のジョニーが大瀑布しようとしているよ!ええい…静まれ俺の邪気眼…
「え、えっとメイさん?さっき俺のような軽い男は嫌いとかなんとか……」
『ええ、言いました。…ですが人の心は移ろい易いものです。先程からタカシ様を見ているうちに
 きゅんときてしまいました。わたくしはもう貴方にめろめろです』
『んなっ!!みみ、認めませんわ!認めませんわよメイっ!貴方にタカシは不釣合いですわ!
 タカシのような男にうちのメイドを任せられません!分かったらその腕を放しなさい!』
なにこれ?どうなってんの?ただ見舞いに来ただけなのになんでこんな事になってんの?
教えておじいさん、教えてアルムのもみの木よ(現実逃避)
『わたくしの交際にお嬢様が口を挟む事はないのでは?タカシ様がお嬢様の想い人…
 というなら別ですが』
『うっ…!そ、それは…でもおかしいですわよ!二人とも今日会ったばかりのはずでしょう!?』
『愛に時間など関係ありません。それはお嬢様も知っているはずでは?
 なんといってもタカシ様にひとめぼ…』
なぬ?逃避の世界から帰ってみると何やら聞き逃せぬ一言が飛び交ったような…
「…リナが俺に一目惚れ?」
『うぅぅぅ…違いますわ違いますわあ!私はタカシの、タカシのことなんかぁぁぁ!!』
あ、やべ、なんかリナ泣きそ
『……ま、ここまでですかね。ではタカシ様、色々面白かったです』
「は?」
戸惑っているうちにメイさんの腕が解かれリナのもとへ背中を押された
「え、えーっと…リナ?俺はお前の事…その…結構嫌いじゃないぞ?」
うわ、俺ヘタレ。泣きそうというかもう半泣きのリナの頭を撫でる。
するとリナはメイさんがやっていたように腕を絡めメイさんに向かう。あ、こっちの胸もなかなか…
『たっ、タカシは、タカシは渡しませんからねっ!!』
なんかもう直球じゃね?ちょっとこれ壊れすぎだろ修理屋もお手上げだぜ。
『はい、わたくしもお譲りする気はありません』
ちょっと!メイさんも何焚きつけてんの!?アンタ絶対面白がってやってるだろ!なんてメイドだ

その後もう泣いてるリナをあやすやらメイさんにその事をからかわれるやらなんか疲れた一日だった まる

376これも(1/2):2009/05/16(土) 20:29:55 ID:6ub2saBA
「俺達さ…もうこの関係…終わりにしよう」

久しぶりのタカシとのデート、柄にもなくはしゃいだ結果がこれ。
仕方ないよね。こんな会う度文句言ったりぶったりする女じゃ…それでも、タカシは優しかった。
それに甘えすぎた。それだけのこと。だから、タカシに愛想をつかされるのもただの自業自得
『ふん、私だってせーせーするわ。いい加減こんな関係私も飽き飽きしてた所よ!』
嘘、本当はタカシとの関係に飽きなんて来るはずもない。未だにデートの前日は眠れないし
何を着ていこうか、タカシは可愛いよって褒めてくれるだろうか、とかタカシの事ばっかり考えてる
「ああ、かなみもそう思ってたのか。なら丁度よかったのかな」
かなみも、タカシのその言葉に胸を打たれる。あぁ、やっぱりタカシは私と嫌々会ってくれてたんだ…
それなのにタカシに対して素直になれない私は彼にとって凄く鬱陶しかった事だろう。
今日だって、タカシのたった数分の遅刻如きで怒鳴り散らしたり、タカシの服がデートに着て来るような
服じゃないとか(実際は結構かっこよかったりしたのだが)タカシはどういう心境で聞いていたんだろう?
そう思ったら涙が出そうになった。でも駄目、ここで私が泣いちゃ優しいタカシは別れるのをやめてしまう
かもしれない。タカシの事だからこの別れ話も切り出すのに相当悩んだことだろう。そのタカシの決意を
踏みにじるようなことはしちゃいけない、したくない。私に出来るのはタカシが未練なく
すっぱり別れられるように、いつもの私でいること
『丁度よかった…ってアンタもそう思ってたんなら早く言いなさいっての!』
私は思ってもない事を言う。タカシと別れたくない、でもそんな私の醜いエゴでタカシを縛るような
事はしたくない。タカシの事だから私より可愛い彼女くらいすぐ出来るだろう。私でなくてもいいんだ。
ううん、優しいタカシには私なんかよりお似合いの人はいくらでもいる。むしろ私じゃいけないんだ。
「…うん、まぁ、そうなんだけどさ…踏ん切りがつかなくて…かなみの気持ちも分からなかったし…」
ほら、やっぱり。こっちはタカシのことなんかお見通しなんだから。何年来の付き合いだと思ってんのよ
『私の気持ちって…そんなの別に考えなくてもいいんじゃない?』
振られる側の気持ちなんか考えるからそうなる。それでもタカシは考えずにはいられないんだろう。
そんな奴だ、私の惚れた男は。ああ、ベタ惚れだなぁ、私…。これでちゃんと泣かずに別れられるんだろうか?
「いや、むしろ考えなくちゃいけないだろ!?お互いにとっても大事な事なんだからさ…」
そりゃさ、大事な事でしょうよ。でもだからって、わざわざ振ってしまう子のことを考えてちゃ
ちゃんとしたお付き合い出来ないでしょうが!あーもうアンタ優しすぎ!こりゃ惚れるのも頷けるわー
『だから、アンタは馬鹿なのよ。自分がこうと決めたら突っ走る。アンタにはこれくらいでいいの』
私の台詞に頭を抱えて悩む馬鹿。
「いや、でも…うーん…かなみの言う事にも一理……あるのか…?わからん…」
まだわからないのかこの馬鹿は。あー!そんな馬鹿に惚れた私も馬鹿だけど!
『だからほら!そうと決まったら言う事あるでしょ!さあ、さっさと言いなさい!
 こっちは準備OKだから!』
いや、全然全く準備出来てないけどさ。このままほっといたらいつまで頭抱えてるかわかんないし
私としてもさっさと振られて家で不貞寝したい。物凄い泣くだろうけど
「あ、うん…そうだな。大事な事だしな…こういうのはちゃんとしないと…」
タカシが姿勢を直しこちらを真っ直ぐ見つめる。むぅ……なんか死刑宣告を待ってる感じだ。
まぁ、私にとっては全くそんな感じなんだけど………そして、ややあってタカシがその口を開いた。

377(2/2):2009/05/16(土) 20:30:19 ID:6ub2saBA

「…かなみ!俺と結婚してくれ!!」

…………
……………
…………………はい?
『………は?』
今、タカシは何て言った?オレトケッコンシテクレ?それ何語?まったく…ちゃんと日本語使いなさいよ!
「……いや、は?って……だから、かなみ…結婚して?」
『………え?誰と?』
頭が追いつかない。血痕?ケッコン?結婚?けっ、結婚!?いや、夢だこれは。多分、私現実逃避してる
早く目覚めなきゃ…っていつ寝たのよ私
「…え?いや、俺と?ってなんかおかしくないか?かなみ、なんか話噛み合ってなくない?」
『え?…おかしいのはそっちでしょ!?タカシさっき「この関係終わりにしよう」って!!
 あれ私別れ話だと……え?そういうこと?なになに!?どういうことなの!?』
私の処理能力が追いつかない。頭の中では理解しているがさっき考えていた事と全くの逆で
整理しきれていない。そんな感じ
「いや、まず落ち着け。…あー、そっか。別れ話…ねぇ…さっきから感じてた違和感はそれか
 かなみ落ち着きなかったし、なんか悲壮感が漂っていたような……」
『………ん、少し落ち着いたわ、で、今タカシはなんて言ったのかしら?』
漸く頭が状況についていける状態に戻ってきた。となるともう一回あの言葉を聞きたくなってくる。
夢かどうか確かめるためにも。
「ああ、だから…かなみ。俺と結婚してくれ。ってさ…これ何回も言うの恥ずかしいんだぞ…」
顔を赤らめて恥ずかしがるタカシを見ながらその言葉を頭の中で繰り返す。やがて出た答えに嬉しさを
感じながらも、まず、これだけは、言っておかねばならないと私は拳を振り上げ言った
『紛らわしい事言ってんじゃないわよ!!』

その後、もちろんタカシのプロポーズを受けめでたくこの度、椎水かなみと別府タカシは結婚することに
なったのである めでたしめでたし

378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:32:08 ID:6ub2saBA
よし、出し切った。多分。幾つかツンデレドコーなやつがあるし
無駄に長いくせに区切らなかったりだしだって区切るのめんどいしだが
それでも俺は反省したくない

379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:39:30 ID:f971ubBI
>>378
もう書き込むんじゃない、狂い萌える





お前さんの規制が速く解除されるよう祈っておくよ

380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:48:02 ID:lHFGQe02
>>378
真っ白に萌え尽きたぜ…

381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:55:29 ID:???
>>378
お前の妄総力すごすぎだろ。
GJ!!

382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 01:04:25 ID:dF8QdGvA
GJすぎるだろjk

余談だがもしかしてDTB知ってる?>>373的に考えて

383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 01:10:39 ID:5fdT3L5U

吉村さんが教えてくれたところ、マジいいっす!
昨日も、2人の女の子に囲まれて、二本のおててでシゴいてもらっちゃったっす!
最初、3秒くらいで出ちゃったら慌ててティッシュとかタオルとか かぶせられるし
終始笑いっぱなし&いきっぱなしのプレイですた!(笑)

http://weny.younube.net/k7ya22g/

384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 01:14:24 ID:6ub2saBA
>>382
名前だけ。OP気に入ってるんだが見た事はないんだな、すまん

385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 10:32:02 ID:tbrcoHpA
久々に来たらすごいことになってんなww
ほんとGJ

386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 19:19:47 ID:6ub2saBA
俺の俺によるスレを盛り上げたいが為の妄想講座+後半愚痴

まず服を脱ぎます。この時ツンデレへの愛を叫びながら脱ぐと別に何もありません。
そして、妄想への懸け橋となる一文を探します。お題なり自分が萌えるシチュなりなんかあるはずです。ないなら氏ね。
次に、その一文から会話を繋げてみます。
澪…もとい例↓ れい、で澪が出る俺のPCはどうかしてると思いますがその辺どうか
男「これって間接キスだよな?」
ツン『ば、ばっかじゃないの!?間接キスとか言ってるほうが間接キスなのよ!やーい間接キス!』
男「そうか、俺…間接キスだったのか……」
ツン『い、今頃気付いたの!?…ばか、ずっと…ずっと待ってたんだからね…』
男『ツン……ごめん、意味が分からない』
ツン『あら、奇遇ね。私もよ』

正直投げやり感があるがまぁ、俺のやる気の問題なんで別にどうでもいい。メモ張じゃなく直書きだし
文考えるのもめんどいわぬるぽ

そして要所要所で地の文書いたりー(俺のように語彙が貧困だと大変な事になるから気をつけろ!)
登場人物の心境挟んで見たりー(書いてる間に俺キモスwwwとか思うのは二流だ!)
(むしろ一流はキモイ俺可愛いよハァハァくらいやってろ!すいません、俺三流にしてもらえませんか?)
もう考えつかないなら誰かのパクれ!俺は知らん!
だがパクるだけでは駄目だ。そのままでは単なる盗作に過ぎん。
自分なりのアレンジいれてやってみろ。正直俺はやったことないから分からん!

……というか何で俺は偉そうなんだ。…ああそうだ。俺は憤っている。本スレの盛り上らなさに。
こんな時に規制されてる俺に。というか、本スレ投下5回未満でこんな偉そうな事言ってるこの俺に。
あと、上でMと書いた憶えがあるんだが俺は実はドのつくSです。すまん。
でも罵倒はツンデレ的に言ってくれるなら悦んで承ります。


あーもういいや、妄想の限りを尽くしてある程度会話が纏まってきたら投下しろ。
以上、クソの役にも立たない俺の妄想講座(と愚痴)でした。

あーあと、後で自分の投下した妄想見て萌えながら感想読んでにやにやする自分がキモイ。でも好き。

387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:53:43 ID:???
バカ野郎俺なんて心境考えてるの俺自身なのに、
「こんなこと考えてるなんてちなみさんはいじらしいなぁwwwwうへへwwwwwテラモエスwwww」
って幸せになれるぞこの野郎!しかも昔のkakikomi.txt見てニヤニヤできるぜ!
そのくらいの愛と妄想力を持って欲しかったりする。

388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:58:07 ID:???
>>387
それなんて俺?

389以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:02:16 ID:???
書いたもの上げるのって
ある意味公開G行為だw

俺も厄介な性癖抱え込んじまったなwww

390以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:19:11 ID:6ub2saBA
>>387
よく考えてみたら、それも私だ
>>389
その公開自慰をみて誰かがにやにやしてくれるのを想像するのが楽しいんだ!

391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 06:46:15 ID:6ub2saBA
…さて、三日と立たずに罵ってくれ

392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 23:54:32 ID:Ec2i5B62
>>391
そんなに欲求不満なのかよ! この馬鹿! アホ! 派遣社員! ……さっさとしなよ

393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/20(水) 00:24:33 ID:6ub2saBA
なんで投下までこんなに時間かかってるんだろうね?
そうだよ、寝ちまったんだよ

例えば、そうツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら

『あー喉渇いた!ん、別府。これ貰っていい?』
「いいですけど、それ俺が飲んだ奴ですよ?椎水先生」
『固い事言うんじゃないって!減るもんじゃなし。んじゃいただきます……んぐ』
「マジで飲みますか。というか減りますけどね、確実に。はぁ…飲み物が欲しいんでしたら
 俺が持ってくるのに……」
『ぷは…いいって。アンタはちゃんと勉強してなさい!私が教えてるってのに
 今度赤点取ってきたら本気で殴るわよ?』
「……本気は勘弁して欲しいですね。割と痛いんで。…というか先生、いいんですか?」
『あ?何よ?アンタは馬鹿なんだから変な含み持たせてんじゃないの!』
「はい、あー…その。間接キスですよね。これって」
『…は?』
「いやだから!俺の飲みかけを飲んだわけですし…」
『ばっ、ばっかじゃないの?今時、間接キスとか流行んないわよ!あ、アンタとの間接キスなんて
 私が、い、意識するわけ、なな、ないじゃないっ!』
「そうですか?俺は結構意識してるんですけどね。先生綺麗だし」
『もう!大人を茶化すんじゃないの!それより勉強してなさい!まったく…馬鹿なんだから…』
「……先生。俺が先生に家庭教師やめて欲しくなくて、わざと悪い点数とってたら……どうします?」
『はぁ?わざとってアンタほんとに馬鹿?いい点取ったほうが良いに決まってんじゃない。
 家庭教師くらい続けてあげるから成績あげなさいな。そっちのほうが嬉しいわ。私は』
「………本当ですね?じゃあ、本気出しますけど…本当にやめませんね?」
『はいはい、本当ですよ。やる気あるんなら満点取ってみれば?そしたら付き合ってあげてもいいわよ?』
「………二言はなしですよ?先生。後でやっぱなしってのはやめてくださいね」
『おう、なんならちゅーもしてあげよう。だから頑張れ』
「調子乗りすぎですよ…先生。でもこれでやる気沸いてきました。何が何でも満点とって見せますよ」
『ん、期待しないで待っててやるわ』

その後別府君が下から数えたほうが早い順位から全教科満点までやっちゃったりやっちゃわなかったり

394以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/20(水) 00:25:03 ID:6ub2saBA
例えば、そうツンデレが告白されてる場面に遭遇したとしようか

「し、椎水さん!好きです!付き合って下さい!!」
上の台詞は俺ではない。というか俺はこんなに懇切丁寧ではない。かなみに告白だと?どこの馬の骨だ!
かなみと付き合いたいならまずこの俺を倒してからにするんだな!と思いつつもかなみの返事にどきどきする俺
『……ごめんなさい!私、好きな人がいるの!だからお付き合いできません!』
おい、テンプレすぎんぞ。可哀想だろ!もっと言い方あるだろ!と思いつつもかなみの返事にほっとする俺
「そ、そうですか…すみません。時間を取らせてしまって…じゃ、もう行きますね……」
とぼとぼと去る告白人。頑張れ!かなみに引っかからなかった事はある意味幸運だぞ!この俺が言うんだ間違いない
『…ふぅ、で?そこで何をしているのかしら?タカシ』
「げっ…や、やぁ、かなみ。ご機嫌麗しゅう…」
『はぁ…見てたんでしょ…?』
「それはもうばっちりと。…そんなに悪い人には見えなかったのにスパッと逝きましたね」
その行動たるや夜空に流るる星屑のよう。途中で燃え尽きたね、彼。
『どうして私なんかに告白するんだろうねぇ…他にもいい人いっぱいいるのに。ねぇ?』
「いや、お前は客観的に見ても結構可愛いぞ?俺も、かなみ以上の女の子は見たことないしなぁ」
『……なにそれ?アンタも告白?今流行ってんの?』
そうしたいのは山々なんだが、負けると分かっている勝負を挑むのはどうかと思うのでパス。
「なんだ?してほしいならしてやっても構わんぞ?有料だがな。
 それはそうと、お前さっき好きな人がいるって断ったが…」
『ああ、ありきたりな断り方になっちゃったけどそれは本当。なに?知りたい?』
マジか。かなみが惚れる相手?わからん…山田?…どんだけ悪食だよ。俺の知らない奴か?
「ああ、知りたいな。何?俺が知ってる相手?それとも知らない相手?それともゆりんゆりん?」
『最後はないわ。私ノーマルだから。…んー、知ってる相手かな。一応ね』
「ああ、田中か。いい趣味してるな」
『先生じゃない!ちゃんと同年代よ馬鹿!』
「後は山田くらいしかいないが…まぁ、違うだろうしな」
『うん、違うわね。ていうか本当にわからないの?フリだったら殴るわよ?』
「分かるわけねぇだろアホか。俺の少ない友達の中にも当てはまるのがいないわ!」
『ったく、このにぶちんが……むぅ……じゃあ、はいこれ』
「百円?なんだ?パシリか?よし、何を買ってくればいい?」
『違うわよ。アンタ言ったでしょ?告白してもいいけど有料だ、って。だからこれ』
「は!?ちょ、マジで受け取りますか!?え?やらなきゃ駄目?」
『男に二言はない!ほら、さっさとする!ちゃんと百円あげたでしょ!』
「ちっ…わかったよ…クソ…ええと、か、かなみさん。俺と付き合って下さい!」
『はい、追加百円。やり直し』
「どこの罰ゲーム!?…あー、かなみ!ずっと前から好きだった!俺と付き合ってくれ!
 ……これでいいだろもう!」
『ん、ま、いっか。で?これでわかった?私の好きな人』
「あ?……へ?…まさか……俺?なわけないですよねぇ?」
『それがあるのよ。……私もずっと好きでした。じゃ、付き合いましょうか』
「……何この超展開。つまりまとめると……かなみの好きな人俺?」
『うん、大好き。悪いか!』
「いえ、超嬉しいです。これからもよろしくお願いします?」
『え、あ?こちらこそ?』
なにかよく分からない馴れ初めになってしまった放課後の校舎裏。

395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/20(水) 00:25:33 ID:6ub2saBA
例えば、そうツンデレが捨て猫を拾ったとしようか

「ん?ややっ!あそこにいるのは尊ちゃんではないか。これは運命だな。うん、求婚しよう。
 おーい、尊ちゃん!奇遇だね、結婚しよう!」
『……ふん、タカ兄は馬鹿で困る。私はまだ結婚できない歳だぞ?』
そう、尊ちゃんはまだ○学生なのであった。○には各自好きな文字を入れてくれ。ロリでも構わんぞ!
………むしろ推奨
「断られなかっただけでもありがたいものです。と、おや?尊ちゃんそれなにさ?」
『ん?ああ、ダンボールの中に入ってた。ふふ、いいだろ?タカ兄には触らせてやらんぞ』
「駄目でしょ。戻してきなさい。その子もきっとお家帰りたがってるよ?」
『ダンボールがこの子のお家なものか!それに…あんなとこに戻すなんて可哀想じゃないか……』
ああ、尊ちゃんは優しく育ってくれていたんだね…お兄ちゃん嬉しい……
だが、全国のダンボールハウス在住の方々に謝れこのクソガキ。
「でも、尊ちゃんの家でその猫飼えるのか?たしかペット禁止だったろ?
 優しくしたいのはいいが飼ってあげられないならそれはただの偽善ではないかね?」
『うっ……で、でも…ほっといたらこの子…可哀想……』
「もしかしたら、ほっといても野良になって逞しく生きるかもよ」
『うぅぅ……タカ兄のばか!そんなこと言う人はもう一緒にお風呂はいってあげないんだからな!』
「いつの間に俺の知らないイベントが!?どこで取り逃したというんだ…くそっイベントCG回収できてねぇ!
 ……ふぅ、じゃあ俺がその猫飼ってやるよ。それでいいだろ?だから今度一緒にお風呂入ってください」
『ほんとか!?嘘じゃないな!タカ兄!!よかったなータマ。お前タカ兄に飼ってもらえるってさ!』
もう名前つけてんのかい。よくある名前すぎて逆に間違えそうだわ。
「ああ、ちゃんと世話するさ。だが尊ちゃんも協力するんだぞ?俺猫飼った事ないし」
『うん!ありがとうタカ兄!大好き!』
俺、感無量。尊ちゃんの大好きでご飯16杯はいけるね!いけるね!……炭水化物取りすぎだろjk
「それはそうと尊ちゃん。一緒にお風呂の件なんですが……」
『…………おまわりさぁぁぁん!!』
「ちょっwwwwww」

ツンデレ分薄くね?まぁいっか。うすしお好き何故か多いし。俺はのりしお派だけど

396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/20(水) 00:26:11 ID:6ub2saBA
例えば、そうツンデレが他の女と歩いてる男を見て嫉妬したとしようか

『タカシ?ちょっといいかしら?』
「よくないかしら?」
『いいから来なさい!貴方に話があります!!』
「あーれー」
人気のない所に連れ去られたタカシ…これからお嬢の熾烈なるカツアゲが始まる!!
「ひぃ…!お、お金は持ってないんですぅ…!!」
『そんな事はどうでもいいですわ!貴方、この間一緒に歩いていた女性はなんなんですの!?』
「ははっ、俺がリナ以外の女性と歩けるわけないだろ?それはきっと幻想だ」
『いーえ!ちゃんとこの目で見ました!日曜にタカシが可愛い女の子と一緒に歩いているのを!』
「日曜…?はて?あの日はたしか……」
『どうですの?まだ言い逃れできますか?まったく…私というものがありながらなんで他の女性なんか…』
「いや、やっぱリナの勘違いだぜだぜ?そいつの服とかちゃんと見たのか?」
『そ、それは…たしかに男物のようでしたが…そういう子なんでしょう!?だってあの顔はまさしく女のk…』
「すまん、紛らわしいようだが一応あいつも男なんだ。で、俺の弟」
『…は?いやいやまさか…え?マジですの…?』
「マジですの。弟の前では言ってやんなよ?あいつ本当に気にしてるんだから…」
『だ、だってタカシと似てないし!間違えても仕方ないですわ!というかアレはもう男の娘ですわよ!』
「まぁ、血は繋がってないからなぁ…俺としてもそれならば義妹のほうが…げふっげふっ…
 …だがちゃんと確認済みだ。あいつは紛う事なき男だぜ」
『つかぬ事をお聞きしますが……か、確認という事についてkwsk』
「そりゃもうあいつが可愛すぎて襲っ……いや、なんでもない」
『そ、そうですか(は、鼻血出そう…)。まぁ、タカシがそんなしょうもない嘘つくわけはありませんし
 信じてあげますわ!』
「はぁ…大体な?俺にはこんな可愛い彼女がいるのに他の女に目を向けるわけないだろ?」
『かっ、可愛いとか言われても、うう、嬉しくなんかないんですからねっ!
 と、ところで、ということは他の男の子には目を向けますの?』どきどき
「………あ!最愛の弟が呼んでる気配!じゃあなリナ!あと腐はほどほどにしとけ!!」
『あ、ちょっタカシ!………腐?』

………どうしてこうなった!どうしてこうなった!!

397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/20(水) 00:26:38 ID:6ub2saBA
う、例えば部屋に○○○○が出たとしようか

「くっ…なんという事だ…まさかもう奴が…奴が現れるとは……」
『おじゃましまーす。…って、なにやってんのアンタ?』
「おぉ、救世主登場!かなみかなみ!奴だ!奴が現れたんだよ!!」
『何よ奴って?はっきり言わなくちゃわかんないでしょうがこの馬鹿』
「あぁ、すまん…だが口にするのも恐ろしい奴の名前…さながら夏の日のサタンとでも言うべきか」
『あ?余計わからんわ!!なに?何かのゲームの魔王?それともアンタお得意の妄想癖?』
「妄想ならばどんなによかった事か…いや、奴の妄想なぞしたくもない。…ゲームならばどんなに…
 いや、ゲームでも避けて通りたいかな……」
『ふーん、そんなに怖いものなんだ。…で?それの対応に困ってたら私が来た、と?そういうこと?』
「そんな感じー。ああ、こうしてる間にも奴は知らず知らずに俺達との距離を詰めているかも知れない…」
『な、なによそれ?まさか、ゆ、幽霊とか、そういうんじゃないでしょうね……?』
「それよりも…怖い……ああっやめて飛んで来ないで!(虎馬)」
『ふ、ふーん…あ!私用事思い出したわ!!じゃ、そういうことd…』ガシッ
「フフフ…そうはいかんざき!お前も我が家の地縛神討伐に加わってもらう!!拒否権はない!!」
『じょ、冗談じゃないわよっ!!こんな何がいるかわからない家に一分でも居たくないわ!!
 実家に帰らせていただきます!!』
「やめろ!!容易にフラグを立ててはいかん!!奴が現れても知らんぞッ!!」
カサ…
『フラグって…何よ!!いいから離しなさい!!アンタの葬式には出てあげるからっ!!』
「いやいやいや!一緒に死のう!?そっちの方が嬉しい感じ!!」
カサカサ…
『嫌よ!!私が死んだら誰がこの世界を救うと思ってるの!!救世主なんでしょ!?
 分かったらは・な・せ!!』
「やだやだ!救世主様まず俺をお救いくださいぃぃぃ!!…ってきゃあああああ!!
 かかかかなみ!!横!横!」
『ななな、何よ大声出すなっての!!よ、横に何が居るって……』
カサ…?
『………ふんっ!!』パシィィン!!
「ああっ!目にも止まらぬ早業!!そして御亡くなりになった今週号のジャンプ!!せめて古い奴で!!」
『じゃ、じゃあ、魔王が現れないうちに帰らせて貰うわね?骨は拾ってあげるから…』
「いや、魔王今お前に蹂躙されたんだが……」
『は…?……なに?じゃあ、アンタゴキブリ如きに怖がって震えてたの…?』
「如きとは何事か!!それと名前出すんじゃない!怖いだろ!」
『……はぁ、釣られて怖がってた私が馬鹿だったわ……なんだゴキか』
「あぁ、かなみ様が本当に救世主に見える……ありがたやありがたや…」
『ふん、まぁ、これでアンタに貸し一つよね?ふふふ』
「あの、今…お金ないんで…身体なら…どうぞ」ぽっ
『ふぅん…いい度胸じゃない。じゃあ、遠慮なく使わせてもらうわ!』
「え、マジで?や、優しくしてね…?」
『善処しといてあげる。さぁ、行きましょうか。荷物持ちさん?』
「わかってたっての。そんなオチくらいさー。へいへい、お手柔らかにねっ!」

これは一家に一台かなみ欲しいな…

398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/20(水) 00:27:04 ID:6ub2saBA
例えば、そうツンデレがサトリだったとしようか

『タカシ、アンタ私のことどう思ってる?』
「なんだ急に?血迷ったか?頭大丈夫か?(好きに決まってんだろjk。言ってやんないけどwww)」
『頭大丈夫じゃない奴に言われたくないわよ。で?どうなの?私のこと好きだったりしないの?』
「馬鹿じゃねぇのお前。知ってるか?そういうの自意識過剰って言うんだぜだぜ?
 (好きだったらどうだってんだよ。ああ大好きだよ、悪いか!?)」
『ふーん、そういうこと言うんだ…ま、私はタカシのこと大嫌いだけどね』
「……へっ、奇遇だな。お、俺もお前のことき、嫌いだぜ?(マジで?なんだよちょっと期待してた
 俺馬鹿みてぇじゃん……大体嫌いなら突っかかってくんなっつの…はぁ…鬱だ死のう)」
『ちょ、ちょっと!死ぬのはいくらなんでも早すぎるわよっ!!』
「は?いきなり何言ってんのお前?電波でも受信したか?(やっべ。声に出てたか?いや、そんなはずは…)」
『い、いや…なんでもないわ、気にしないで。えっとさ、さっきの嘘だから。アンタの事は
 別に嫌いじゃないからね?そりゃ、好きでもないけどっ!』
「……あっそ、そうだな。俺も別にお前のことそんなに嫌いでもなかったわ(俺は大好きなんだがなぁ…
 まぁ、嫌われてないとわかっただけマシか……)」
『そうそう、だから死ぬとか軽々しく思っちゃ駄目よ!』
「おい…お前本当に大丈夫か?一体さっきから誰と話してるんだ?(まさか俺の心を読んで……
 あるあr……ねーよwwwww)」
『いや、気にしないで。ほんと気にしないで…お願い』
「…まぁ、体調が悪いとかだったら素直に言えよ?(ふむ……かなみちゃんとちゅっちゅしたいよーwww)」
『くっ……それはいいけど、ち、近寄らないでね?アンタきもいから』
「おい、人が心配してるってのにそれはないんじゃないか?(……かなみ、大好きだ!結婚してくれ!)」
『ひゃっ……ご、ごめん…それは、あの、えっと……』
「…まぁ、俺も不用意に近づかないようにはするけどさ…(…あぁ、一世一代のプロポーズが断られた……
 もうだめぽ)」
『ち、違うの!断るとかそんなんじゃなくてまだ私達にはそういうのは早っ……あっ』
「………かなみ(読めるんだな?俺の心を盗聴してたんだな?)」
『あぅ…ごめんなさ……』
「ふぅ…なんだよ俺の気持ち筒抜けかよ。そうやって俺の気持ち弄んでたんだなお前は
 (ククク……ばーかばーかこの貧乳ーぺったん娘ー)」
『ぐ…そ、それは謝るわ。でも、この力は自分じゃ制御できなくて……』
「知るかよ。お前俺がお前を好きなこと知ってて遊んでたんだろ?そんな奴だったんだな。幻滅だ。
 (やーいこの幼児体型ーブラつけてる意味ねぇんじゃねぇのwww)」
『………もう我慢できないわ。ごめん、タカシ。……殺す!』
「うはっwwwちょwww俺が何をしたwwwだが逃げる!(かなみー愛してるぞー)」
『んなっ…!ま、待ちなさいこの馬鹿ぁぁぁぁ!!』

399(1/2):2009/05/20(水) 00:28:50 ID:6ub2saBA
今日は我が最愛の妹の誕生日…なのだが……そう……プレゼント用意してぬぇえぇぇぇ!!
激しく困った。そもそも思い出したのが一時間前…最愛とか言っといてどんだけ薄情なんだ俺
しょうがない、今からでも妹に欲しいもの訊いてみるか…
「なぁ、かなみ。お前なんか今欲しいものとかない?」
『私はお兄ちゃんが消えてくれれば他に何もいらないよ』
…惜しい!惜しいよかなみ!そこは『消えて』じゃなくて『居て』だろ!?
どんな言い間違いだよ!意味真逆だよ!というか間違いであって欲しいよ!!
「あ、あはは……かなみ?お兄ちゃん世界樹の葉もってないからザキ系はやめてほしいな?」
『あ、ごめんお兄ちゃん。欲を言えばこの世から跡形もなく消えてなくなってくれればいいかな』
ニフラム…だと…?かなみ、お兄ちゃんの経験値が欲しくないんだね……
でも大丈夫。お兄ちゃんレベル上げたから!かなみよりレベル上だから効かないよ!!
「…あー、かなみ。ごめん!お兄ちゃんさっきまでかなみの誕生日忘れてて……
 まだプレゼント用意出来てないんだ。だから、かなみが欲しい物があったら、と思ってさ」
『ふーん…別にいいよ。お兄ちゃんに祝ってもらわなくても
 気持ちだけ貰っとくわ。ありがと』
そうはいかん。我が妹の誕生日を祝わずして誰の誕生日を祝うのか!あーもう忘れてた俺の馬鹿!!
かなみがなんと言おうとも、お兄ちゃんとしてはちゃんと祝ってあげたいのでしつこく食い下がる。
「いやいや、そういう訳にもいかんのだよ!お兄ちゃんはかなみにプレゼントあげたいの!
 ちゃんとかなみのお誕生日祝ってあげたいの!!だから欲しい物を言いなさい!!」
『はぁ…このシスコン馬鹿兄が………なんでもくれんの?』
お、なんか欲しいものがあるご様子。これは身を削ってでも与えてやらねばなるまいて。
「おう、流石に消えろとか氏ねとかは聞けないが買えるものだったらお兄ちゃん結構貯金あるし
 いけるかもしれないぞ!……7桁とかいかない限りは」
『わかった、なら…お兄ちゃん』
「ん、なんだ?かなみ」
『だから…お、お兄ちゃんを頂戴?』
………なんだ夢か。そりゃそうだよな。かなみがこんなこと言うとかないない。
そりゃ、お兄ちゃんだってかなみにお兄ちゃんあげたいけどさ。余す所なく徹底的に。
『……ねぇ、駄目なの?お兄ちゃん?』
「はっ!?……え、何これ現実?かなみ、もっかい欲しい者言ってみな?
 お兄ちゃん聞き逃しちゃってさ…あはは」
まったく…白昼夢ってやつか?これだから妄想狂は困る。現実と妄想の区別くらいつけろってんだ。
『………うん、だからさ。お兄ちゃんを頂戴』
「……………かなみ、それは…どういう意味なのかな?お兄ちゃん禁断の関係的な方にしか
 頭が回らない困ったさんなんだが」
『……はぁ、別にいいよもう。……なんでもくれるって言ったくせに…お兄ちゃんのうそつき』
なんなんだよぅ。お兄ちゃんかなみには嘘つかないぞ!お兄ちゃんの所有権が欲しいというなら
喜んであげようじゃないかね!もう常識的に考えるの疲れたよ!!
「失礼な!お兄ちゃんは嘘つかないよ!かなみが欲しいって言うなら
 俺だって何だってあげちゃおうじゃないか!!」
『ほんと!!?』
あれ?かなみちゃんの目がいつになく輝いてるような…キラキラしすぎだろ少女漫画か。
または欲しいゲーム買ってもらった小学生か。なんかこっちの方が圧倒的に近い気がする……
「だがかなみ。お兄ちゃんをあげるとして、一体俺は何をすればいいんだ?」
『え……そういえば、考えてなかった……どうしよう?』
可愛らしく小首を傾げるマイシスター。あー、そんな俺を誘惑するようなことしないでくれー
お兄ちゃんどうにかなっちゃいそ

400(2/2):2009/05/20(水) 00:29:14 ID:6ub2saBA
「ふむ…じゃあ、お兄ちゃんがかなみのものになった証としてちゅーするのはどうだろう?」
『ちゅー……な、なに?お兄ちゃんちゅーしたいの?』
「そりゃしたいかしたくないかで言えばYes it is」
『そっか……じゃ、ちゅーしてあげる。…でも、どこにすればいいんだろ?』
流石にいきなり愚息にさせるのはやめるべきだろう。そもそもそういうことを言った瞬間殴られそうだ。
まぁ、ここはかなみの好きにやらせるか。俺しーらねっ
「お兄ちゃんはかなみのものなんだからどこでもかなみがしたい所にどーぞ」
『そ、そっか…じゃ、お兄ちゃん。目…瞑って?』
言われるままに瞑るが、まさか唇にする気ではあるまいな?うわやべ、お兄ちゃんファーストキスですよ?
妹がファーストキスってどうなのよ?まぁ、可愛いならいいんじゃね?いいよね、満場一致で可決。
『……んっ…ちゅ』
うわ、ほんとにしちゃいましたよこの娘。いつからこんな積極的になったのかなみ。お兄ちゃん嬉しいやら
恥ずかしいやら気持ちいいやらでなにやらいっぱいいっぱいです。
『……ん、ぷは……えへへ、しちゃったね』
おい、キャラ崩壊してるぞ!今更だけど!今更過ぎるけど!どこでタガが外れちゃったんだあんた…
「んー、もうこうなりゃ今日はとことん言う事聞いてやらぁ!なんでも来い!」
かなみが嬉しそうに微笑んでるのを見て俺もなんか色々壊れてきたらしい。ま、いっか
とりあえず喜んでくれてるし、誕生日プレゼントはまぁ、成功っちゃ成功なんだろう。
…その後、その日一日かなみの言う事聞きながらべったり過ごしたとさっ!!

次の日、朝起きるとかなみが横に。所謂最後までやっちゃったとか節操がないような理由ではなく
単に添い寝を命じられたにすぎない。こっちは理性と闘うのに必死だったがな!!
『………なんでお兄ちゃんがここにいるのよ』
あれ?かなみ起き抜けからツンモード?昨日解除してからなかったから消滅したと思ってたら…
「かなみに添い寝を命じられた次第ですが、憶えてらっしゃらない?」
『へ?………あ、ああぁ、あれはねっ!お兄ちゃん!一時の気の迷いというかっ!!』
「は?ちゅーまでしたのに?仲良くあーんしたり添い寝したりも気の迷い?」
『そ、それは……うぅ…気の迷いよっ!アンタが悪いのっ!理由は分からないけどそうなの!
 私は、全然っあんなことしたいとか!思ってなかったんだからっ!!』
なんか必死になって否定する女の子って可愛いなぁ……あれかな?妹補正も入ってるんだろうか?
『ちょっと!聞いてるの!?お兄ちゃん!本当なんだからねっ!私はお兄ちゃんの事なんか
 なんとも思ってないんだからね!!』
あーはいはい、とめんどそうに頭を撫でて最愛の妹のご機嫌を取るけだるげな朝

401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/20(水) 00:29:41 ID:6ub2saBA
雨…だと…?

天気予報を律義に信じた結果がこれだよ!だよ!
傘持ってきてねっつの…クソッ…誰か傘に入れてくれる神はおられないものか…
『…………なに?』
「…いえ、なんでもないです……」
『………用がないなら…こっち見ないで……気持ち悪い』
ああ、そうだね。こいつが俺に優しくしてくれるはずないもんね。期待した俺が馬鹿なんだよ。
それでもさー、クラスメイトが困ってるならさー…話くらい聞いてくれても委員で内科医?
「用があるから見てもいいですか?ちなみさん」
『……うぅ…タカシが視姦しようとする……私の悩殺ぼでぃがいけないのか……やれやれ、罪な身体だ…』
悩殺とかどの口が言ってんだよつるぺたが。…おっと駄目だ駄目だ…ここでちなみの機嫌を損ねては
今後の展開に大いに支障をきたしてしまう…。そうだな…ここは褒めちぎり作戦が有効とみた!
「…ごめん、ちなみのだいなまいつばでぃが俺を魅了してやまないんだ」
よし!これでちなみの好感度がぐーんとあっぷしたはず!ちなみの中ではもう俺に抱かれてもいいくらいに
思っていることだろう。いや、まてまてちなみさん。それはまだ早いぜ?うぇへへへ…
『……だいなまいつとか…どの口が言ってる……このロリコン』
あれれー?この人自分の体型熟知してらっしゃるよ?しかも俺に不名誉な勲章がついてしまった!
このままでは色々と危ない人扱いされそうなので、ちゃんと否定しておくとしよう。
「違うよちなみ。俺はロリコンじゃなくてちなみみたいな(つるぺたい)子が好きなだけだよ?」
『………何やら…身の危険を感じる……食べられる?』
「食べません。もう、女の子がそんな事言っちゃ駄目だよ?」
『…………うぜ』
なんかちなみの黒い一面を見た気がするが、空気の読める俺は心の奥に沈めておこうと思う。
「それはそうとね。雨じゃん?雨雨。で、傘をね…」
『……貸さない』
誰が上手いこと言えと。ってそうじゃねぇ!ちなみさんが頼れなければ俺は濡れて帰るしかない!
こらそこっ!友達少ないとか言わない!お兄ちゃん泣いちゃうぞ☆
「いや、貸さなくてもいいんですんで…あの、傘入れてくれませんかねぇ?」
『……だめ。……タカシと…あぃ……がさ…なんて…したくない……』
いつもに増して聞き取れないぞ小娘。ったく…何をそんなに嫌がる事が……あ、そうか
「ほほぅ…ちなみさんはいい歳して相合傘なんか気にするんだ?やー、純情ーかぁいー」
『……む、聞き捨てならんぞ………私くらいになれば……相合傘如きで…うだうだ言わない……』
よしよし、乗ってきた乗ってきた。
「ぇー?でも、さっきタカシと相合傘したくないーって…」
『……タカシの耳が…悪くなった……これは耳鼻科に行くべき……』
よし、いい感じだ。もう一押しだな。いっけええええええ!
「んじゃちなみの傘入れてくれろ。大人なちなみさんは勿論断りませんよね?」
『……当然。どしどし入るがいい……大人のれでぃーなちなみさんが……受け入れてあげよう…』
堕ちた。勝った…俺はこの永い戦いに勝ち抜いたのだ。賞品はちなみとの相合傘。身に余る光栄です。
「んじゃ失礼しまーす。うん、やっぱ少し狭いかな…」
『………文句言うなら…出てけ』
せっかく入れてもらえたのに即退場はしたくない。なに、まだイエローカードだ。どうということはない。
「ん、いや…狭いのもいいもんですよ?ちなみとぴったりくっつけるしな」
『………やっぱり……タカシは…私の身体が目的だった』
俺のらぶあま発言が鬼畜発言に変換された。どういう辞書使ってんだお前。
「身体だけが目的なもんか!俺はちなみの心も欲しいぞ!?」
『………ばっ、ばか…そんなこと……いきなり言われても……困る…』
困られても困る。これじゃ俺がちなみに告白した感じのふいんきじゃないか。
しかもちなみの顔が赤いし、これじゃ俺が脈ありと間違っちゃっても知らないぞ?
「…あー、その…ちなみ?…傘…狭いな」
『……うん、…狭いね……』
その後なんかあまーい空気漂う帰り道でした。

402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/20(水) 00:30:05 ID:6ub2saBA
そろそろ長くてアレなのばっかりなんで1レスに収められるよう頑張ってみるテスト

『タカシ、アンタちょっと付き合いなさい』
「なんという漢らしい告白…俺のハートにずきゅんと来なかった。やりなおせ」
『誰がアンタなんかに告白するか!買い物付き合えっつってんのよ!!』
「なーんだ。デートのお誘いかよ。喜んで辞退するぜ!」
『するな!それとデートじゃないわ!荷物持ちよ荷物持ち!ちょっといっぱい買う予定だからね』
「ははっ、何言ってるんだかなみは。荷物持ちはデートに誘う口実だろ?手口が使い古されてんだよ」
『もういいわよそれで。否定するのもめんどくさいわ。で、どうすんの?行くの?行かないの?』
「頑張ったらご褒美くれるなら行く」
『はいはい、考えといてあげる。じゃ今度の休日ね。遅れんじゃないわよ!』
「はいよー。その言葉、そっくりそのまま返してやるぜ!」

指定の日
「お前ちょっとこれはないだろ。俺本当にただの荷物持ちじゃねぇか…」
『だからそう言ったじゃない。まぁ、頑張りなさい。ご褒美はちゃんとあげるから』
「くそっ…こんだけこき使われたらうまい棒くらいじゃ全然足らんぞ…ブラックサンダー以上を要求する!」
『やっすいわね…アンタ……ん、まぁ、このくらいでいっか。そろそろ帰りましょうか』
「マジで荷物持ちだけで終わるとかないわ。これはもうちょっとやそっとのお菓子じゃ足らんと思え」
『安心しなさい。そんなもんよりもっといいものをくれてやるわ』
「期待age」

かなみんち
「あー疲れた!ほらギブミーご褒美!欲を言えば疲れた時には甘い物!」
『はいはい、ちょっと待ってなさい……ん…ちゅ…ど、どうよ?』
「ほっぺにちゅー…だと…?…これからも是非こき使ってくれたまえうへへ」
『ほんとにやっすいわねアンタ…あ、でもこれはただのお礼だからね!ベ、別にアンタのこと好きとか
 そういうんじゃないから!!』
「俺は好きだぜ?」
『し、知るかこのばかっ!もう帰れ!』

403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/20(水) 00:30:29 ID:6ub2saBA
そう、例えばもうネタがないとでもしようか…

「マジ浮かばねぇ…なんかやり尽くした感が……」
『どうした、今にも死にそうな顔して。財布でも落としたか?』
「おお、尊。いやね、今、俺達の将来の事考えててな。ネタが浮かばんのよネタが」
『ふん、将来だと?…なんだ?貴様はこれからも私に付き纏うと言うのか?』
「ははは、付き纏うとは心外な。尊だって嬉しいくせにぃ」
『そう見えるのならば、貴様の頭はもう手遅れのようだな。私は心底迷惑している』
「え、マジで?うわー…てっきり寝る前に俺の写真にちゅーするほど愛されてるとばかり…」
『なっ!?何故その事を…!…貴様、どこからそれを………』
「えっ」
『えっ』
「………嬉しいかも」
『なっ、何を言っている馬鹿者!私は断じてそんな事していないからな!!』
「またまたぁ。照れなくても、尊が愛用のぬいぐるみにまで俺の名前つけてるって事くらい
 お見通しなんだぜ?」
『うっ……していないしていない!私はまったくそんな事してなどいない!!』
「まぁ、流石にこれは俺もないだろうと思ってたけどな。尊がぬいぐるみとか…なぁ…?」
『そ、そうだろうそうだろう。私がぬいぐるみなどと腑抜けた物などに現を抜かすなんてあるわけが…』
「そうだなー。じゃあ、小さい頃、俺があげたぬいぐるみとかどうなってるかなー。
 捨てられちゃったりしたんだろうなー。俺が尊にあげたばっかりに…可哀想になー」
『捨てるわけがないだろうそんな大事な物!!ちゃんと今でも一緒に寝てあげて……はっ!?』
「うわぁ……」
『……すまん、聞かなかった事にしてくれ……ほんと頼む……』
「いや、俺としては嬉しい限り。なんなら今度の誕生日にでも新しいのあげようか?」
『本当かっ!?……あ、いや…わ、私は欲しくなどないんだがな?貴様がどうしてもと言うのなら…
 まぁ、捨てるのも勿体無いだろうしだな…』
「んー、じゃあ、どうしてもって事で。いや、でもこれなら俺達の将来も安泰そうだな。
 よかったよかった」
『ふん…あぁ、迷惑だ。どうせ死ぬまで付き纏われるんだろうな。私は』
「おう、死ぬまでと言わず来世まで覚悟しとけよ!」
『ふっ、ああ…それは嬉しい嫌がらせだな…ふふ』

!?なんとかなった!ふしぎ!!

404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/20(水) 00:31:27 ID:6ub2saBA
脳汁が薄くなってきた希ガス
あと改行制限いまいちわかんね

405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/20(水) 08:23:23 ID:???
ブラボー・・おおブラボー

406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/20(水) 08:59:19 ID:???
なんだ・・・。ただの神か。略してツンゴッド! 

いやまじグッジョヴ!!!

407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/20(水) 11:22:11 ID:???
なんなんだこんちくしょうw
GJすぎるぜ!!

408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 10:37:30 ID:dF8QdGvA
神が現れたと聞いて

個人的には>>401のちなみんが一番胸にキタぜ

409以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 06:08:53 ID:6ub2saBA
お嬢祭りと聞いて

『やはり私は崇め称えられるほどの存在ということですわね』
「いきなり何言ってんだ?この電波…」
『ふっ…愚民には理解し難いでしょうけども、それで構いませんわよ?それだけ私と貴方達凡人の
 作りが違うということなのですから…』
「主に頭のほうがな。お嬢は他と違ってちょっと可哀想な感じだからな」
『そうでしょうそうでしょう!もっと私を崇めなさい!貴方達平民が出来る事と言ったらそれくらい
 しかないのですからね!いえ、恥じることはないのです。それが普通と言うものですわ!
 私が全能過ぎるのがいけないのです!ああ…なんて罪な私……でもそんな自分が好き…』
「うわぁ……もう、修復不可能だぁ……」
『む、なんですか貴方!さっきから、言いたい事があるならはっきりなさい!この私が!
 特・別・に!聞いてあげますわ!』
「ん、あぁー……そうだな(うわ…目ぇつけられちまった…めんどくせぇー……)…あー……あの」
『さっさとしなさいな…』いらいら
「あぁ、もうなんでもいいや。大好きだぞーお嬢ー」
『なっ!?わ、私に惹かれるのは分かりますが…貴方では身分が違い過ぎますわ!
 それなのによくもそんな事が言えますわね!この愚民!』
「あーそうだなー身分なー。じゃあ、そういうことで…振られた愚民は潔く去るぜ」
『ま、待ちなさい!おほん……ですが、社会勉強くらいにはなりそうですわ。
 ということで、仕方なく!あくまで仕方なく!貴方と…その…つ、付き合って差し上げてもよろしくてよ?』
「うわーいやったー流石お嬢!溢れ出す高貴な魅力が留まる事を知らないぜ!
 どんだけ上から目線なんだお前!」
『ふふふ…そうでしょうそうでしょう!私の寛大な御心に大いに感動しまくるといいですわ!』
「ああ、これからよろしくな?お嬢……いや、リナ」
『ひゃっ…!つつつ、付き合ってあげるからといって調子に乗らないでくださいます!?
 だ、だだ、誰が名前で呼んでいいと………!!』
「んじゃ、俺の方も名前で呼んでいいからさ。それならいいだろ?リ・ナ」
『だから!や、やめなさいと言っているでしょう!た、タカシ!……さん』
「ん、よく出来ました。リナ、えらいえらい…」なでなで
『ふぁ……な、撫でるのは反則ですわぁ……たかし…さん』

「リナ、えろいえろい……いや、なんでもない」なでなで
『ふにゃー…』

久しぶりに本スレが1000行ったというのに俺は……

4101/2:2009/05/28(木) 23:54:58 ID:???
幼馴染という友達以上恋人未満な関係をだらだらと何年続けてきただろう。
いい加減前に進みたいというのがぶっちゃけた本音なのだが、そうできるのならとっくにしている。

アイツが鈍感であるとか私が臆病だとか色々な要因が絡まって、結局ちっとも進まないのである。

自室のベットに寝っ転がっている私である。手元の雑誌に目を落とし、デートスポット特集の記事をぺらりとめくる。
写真を見て景色を楽しみ、特に行く相手もいないという我が身の男っ気の無さに溜め息をつく。今のところは、そんな事の繰り返し。

親しい男子の顔を数人思い浮かべるが、誰も彼もはっきりイメージできない。
唯一想像にかたくないのがアイツだが、それは想像するだけ無駄。
大体アイツは私から頼まない限りこんな所へは連れて行かないだろうし、そもそもこんな雑誌読まない。故にこういう場所にも疎い。

「……でも…」

また一つ、溜め息。

「行けたら…楽しいだろうなあ……」

意識は想像の世界へ飛ぶ。

雑誌に躍るいくつかの場所──海の見えるレストランだとか、夜景のきれいな公園だとか、なんかでかい観覧車だとか。
そんな、いわゆるロマンチックというかいい雰囲気というかムード満点というか、そういう所へアイツと二人……だけ、で。

4112/2:2009/05/28(木) 23:58:51 ID:???

「……まあ、あいつじゃこんな所連れてってくれないだろうけど……」

アイツの顔が浮かぶ。想像の中のアイツは、屈託の無い笑顔で私に笑いかけていた。
悪い男じゃないんだけど……変なところで鋭いクセに、肝心な所で鈍感な男。

この手の雑誌を読むときは大体こうなる。アイツと行けたらなあと考えて、どうせムリだけどと落胆する。
なんか悔しいけど、そういうふうになっている。

「…って、何で私がアイツに振り回されなくちゃいけないのよ」

考えたらなんだか腹が立ってきて、肘置きにしてたパンダのぬいぐるみを指でぐりぐりといじる。
けどそれで気持ちが晴れたりするわけでもない。胸の中にはいまだになんかもやもやした感情がが居座っている。


まあ、その、こういうのは、結局、突き詰めていえば……。

恋する気持ちは抑えが効かない、ということなのだろう。


「こ」で始まって「い」で終わる二文字の単語を思ったことが非常に気恥ずかしくなり、私はぬいぐるみに一発パンチを見舞わせたのだった。

412以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/29(金) 16:40:16 ID:???
>>411
本スレの絵とリンクしててによによした

413以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/30(土) 04:22:44 ID:???
ちくしょう本スレでさるさんくらいやがったぁぁ!
投下途中だよぅぅ!

414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/30(土) 04:28:00 ID:???
ちっくしょーPCはVIP規制されて書き込みできないし、ここで投下し直すYO

415ボクっ子とプリンと1:2009/05/30(土) 04:28:39 ID:???
「んー」
あーよく寝た。
前日に夜更かししても、翌日真っ昼間まで寝てられるのが祝日の醍醐味だよな。
そんじゃま、寝起きのなめらかプリンといきますか。
いつも通り、二階の洗面所で顔を洗って、細身のパーカとGパンという家着ルックに着替え、いつも通り階段を降りて一階のキッチンへと向かう。
目指すは冷蔵庫と言う名のパラダイスさ。
そして冷蔵室の上から数えて3段目。
昨日、近所のコンビニで買い占めた8個の愛しい我が子達が…………いるはずなのだが――
「………おい」
「よっ!やっと起きたかバカ隆!」
なぜ貴様がここにいる。
いや、それはこの際どうでもいい。どの道こいつにまともな返事を期待するのは、釈迦に説法するくらい微塵も全くこれっぽっちも意味のないことだからな。
ところで、『釈迦に説法』を『チャカに鉄砲』って聞き間違えたことのある人は正直に手を上げなさい――って、いやいやそうじゃなくて。
そう、目下の問題は――
「なぜ、俺のなめらかプリンちゃんを食べているんだお前は」
8個も買ったのに。
既に残り一つ…だと?
ええい、こいつには躊躇いといったものは存在しないのか!

416:2009/05/30(土) 04:29:43 ID:???
「隆のモノはボクのモノ。以上」
なんと。
巷で有名な、あの剛田さん家の武君は、実は真っ白なワンピースを着た女の子だったのか!
いやでも局地的になんか物足りないし、やっぱり男の子――のわりにはやっぱり小さいしなぁ。
あらゆる意味で。
「なんか、失礼なこと考えてる…」
「この場合失礼なことをしてるのは、むしろお前だろう」
反射的に返す。
それにしても、別に自慢じゃないが、ポーカーフェイスが通り名(自称)のはずの俺から思考を読み取るとはやるなボクっ子。
…もしかして、何かの拍子にサトリ能力が発現したのか!
いやいやまっさかね〜!
何度も言うが、リビングのしかも俺の椅子に鎮座ましましているこの局地的に残念な絶壁野郎――いや、女郎か――にそんな能力あるはずは、
「うっさいなぁ。っていうか、隆こそまた失礼なこと考えてるでしょ!?」
「やや!」
まさか本物!
「やや!じゃないよ、胸ばっかり見やがってこの変態!」
…ふむ。
『目は口ほどに物を言う』
先達の言葉の真偽を、図らずも自らの行動によって証明してしまうとは露ほども思っていなかったが、なるほど、そうかそうか。

417:2009/05/30(土) 04:30:24 ID:???
「よし、黙ってても無駄なら口に出して言ってやろう。
このちんちくりんなコロボックルめ、局地的に大変まっこと残念な体つきのクセしやがって、毎度毎度一体何を言ってやがるんだ?もう我慢ならねえ!よし、これから減らず口を叩く度に貴様の(自主規制)を(自主規制)で(自主規制)して(自主規制)のうえ、俺様の(自主規制)で俺様専用の(自主規制)――」
「おばさーん!!!」
「――なーんて嘘にきまってるじゃないかははは何を興奮しているんだいよしよしこのプリンでも食べて落ち着くんだ」
ちっ畜生!
こいついつか本当に(自主規制)なことしてやるぅぅ!
「ふふん、隆は黙ってボクにプリンを差し出せばいいのさ」
そう言って銀色のスプーンを繰り出すコロボックル。もとい、生まれてこの方18年間、俺のお隣さん兼幼なじみを復業してやがるボクっ子こと北戸梓。
全く忌々しい奴め…。
「で、何か用か?」
「別に。暇だから来た。
そしたら隆は寝てるし、お腹減ったからなんか食べようと思ったらプリン見つけた」
「ここはお前んちじゃないぞ。つーか人の物は勝手に取っちゃいけませんって教わらなかったのかお前は」
「勝手じゃないし〜おばさんにちゃんと許可とったし〜」

418:2009/05/30(土) 04:31:10 ID:???
なんだと!あの梓フェチめ!確かにあの人なら、
――あらあら〜、梓ちゃん。
遠慮せずに全部食べていいのよ〜。
なんならご飯も食べてく〜?
とか、平気で言いそうだ!
「あ、お昼もご馳走になったゼ!」
食ったんかい!
「ちなみに隆の分ね」
そう言って、プリンをまた一口。
「マジかよ!!!!!ふざけんなテメー俺の飯!」
「いつまでも起きない隆がいけないんだも〜ん」
「別にいいだろ!祝日なんだし!」
そうだ!俺は悪くねえ!
「その考えがいけないんだよ。いくら休みだからってだらけてちゃ、将来ロクな大人になれないぞ」
正論だ。確かに正論だが、お前に言われると釈然としないものがあるぞ。
「いやいや学校のある日は毎日俺が起こしてやってるだろ!人のことこれっぽっちも言えねえぞコンチクショウ!だから一口!」
ささ!っと、目にも止まらぬ早業で梓からプリン一式をひったくる。
「あ!あーっ!あーっ!」
喘ぎ声ではないですよ?
梓が上げた抗議の声だ。
「ふふん、油断したな!」
さて、では一口。
銀のスプーンをプリンに滑らせる。
おお、この絹のようななめらかさ…なめらかプリンの名は伊達じゃねえ…。
ゆっくりと、見せつけるように口へと運ぶ。

419:2009/05/30(土) 04:33:21 ID:???
パクリ。
うむ、美味い。
「あ…」
ん?
「どうした梓」
いつの間にやら顔が赤いぞ。真っ赤だ。
俺にプリンを取られたのがそんなに悔しいのか?
うーむ…あり得るな。背はちっこいくせに食い意地だけは人一倍だからな。
しかし毎度毎度、あの量がどうやって消化されてるのか、甚だ疑問だぞ。人体って不思議!
「………別に」
の割には耳まで真っ赤だぞ。
「早く返せ…」
「返せたって元は俺のだぞ」
ていうか、他に俺食べるもの無いんだぞ。
いや、別にないことはないのだが、なんか納得いかん。
「うるさいなぁ!返せったら返せ!」
うわ、飛びかかってくるなよ!
落とすっての、危ないな。
「わかったわかった」
どのみち一口貰うだけのつもりだったんだ。
「ほら」
梓にプリンとスプーンを手渡す。
「ん…」
ようやっとプリン一式を手に入れると、梓は大人しく引き下がった――が、今度は全く食べる気配がない。




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