レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
-
『………いい加減…起きろこの…グズ……』
健やかな俺の安眠は突如現れた幼馴染によって終止符を討った
「へ?ああ、ちなみ?なんでここに?おはようのちゅーでもしに来た?」
『……馬鹿なこと言ってないで…さっさと…起きる……
………まさか、約束…忘れて、ないよね?』
約束?幼い頃の結婚のか?いや、この場合は違うだろ。というかそんな約束した憶えねぇ。俺捏造乙
うーんうーんと唸っているとこの前ちなみとした会話を思い出した。あれ?荷物持ち?だっけ?
「デート?」
『うん……でーと……』
赤くなりながらも肯定する幼馴染さん。あれ?そんなキャラだったけ?まぁ、いいや
「んじゃ、すぐ支度するから待ってな」
『うん……速くね………』
言ってからとたたたとリビングの方へ走っていくちなみん。なんか今日は棘少なくね?
いや、違うな。いつもが異常に多いんだ。悲しい…
そんなん考えながら着替え終了してちなみの所へ
『…ん、じゃ……行こ?』
「おう、ってもどこ行くんだっけ?」
『……タカシの行きたいとこで…いいよ』
お前そんなこと言っていいのか?男は狼なんだぜ?何かあってからじゃ遅いんだぜ?
「じゃ、らぶほてr……」
『………タカシが…行きたいんなら……そこでも…いいよ…』
「いや、お前ね。ここは突っ込むところ。おk?なんか今日のお前おかしくね?」
『……そっか…ごめんね…?……タカシは私とそういうこと……したくないん…だよね』
ああっ!?なんかちなみが本格的におかしい!可愛いんだけど!可愛いんだけど!
なんか泣きそうになってるし棘はないしどうしたんだ一体……
「あー、あの…いや、したいとかしたくないとかじゃなくて…俺的には大いにしたい所なんだが…
いや、そうじゃなくて……」
『………?』
やめて可愛らしく首傾げるのやめて!ほんとに狼出てきちゃう!食べられちゃうから!
「あ、あー、まぁそういうことはほら!どうでもいいだろ!さっさとデート行こうぜデート!」
『…あ、…うん』
それからおてて繋いで映画やら遊園地やらデートっぽいことをしました。
その帰り道。
『……タカシ、……今日は…楽しかった…タカシは?……楽しかった?』
「ん、ああ、楽しかったよ。なんかちなみも可愛かったし。でも、なんで今日に限ってそんな感じなんだ?」
『…ん、…私ね?いつも…タカシに辛く当たってばっかりで……このままじゃタカシに
愛想つかされちゃうって思ったら…怖くて…だから、今日だけでも……デートの時だけでも…
素直になれたら……って…そう思ったの…』
「ばかだなぁ、俺がちなみに愛想つかすわけないじゃん?というか俺がちなみに嫌われてないかって
いう方が心配だったぜ?まぁ、その心配も杞憂だったみたいだけど」
『あ、ぅぅ……わ、私がタカシを嫌うわけ…ない……えっと…日頃のアレは…照れ隠し?…というか…』
「そっか、ちなみからこんなに愛されてたんだな、俺。気付かなくてごめんな?」
『ち、違う……愛してるとか……ないし……!あっ…今のは…その……』
「ははっ、いや、いいよ。その方がちなみらしいし。ちなみのほんとの気持ちはちゃんと分かってるからさ」
『…す、少し優しく……しただけで…調子に乗らないでよね……?…これだから……馬鹿の相手は……』
「うん、やっぱりちなみはこうでなくっちゃな。…まぁ、えっと、というわけで
これからもよろしく?ちなみ」
『あ、うん……た、タカシの相手…してあげられるのは……私くらいだし、ね。…よ、よろしく』
色々と仲が深まった感がある一日でした。
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板