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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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「……まあ、あいつじゃこんな所連れてってくれないだろうけど……」
アイツの顔が浮かぶ。想像の中のアイツは、屈託の無い笑顔で私に笑いかけていた。
悪い男じゃないんだけど……変なところで鋭いクセに、肝心な所で鈍感な男。
この手の雑誌を読むときは大体こうなる。アイツと行けたらなあと考えて、どうせムリだけどと落胆する。
なんか悔しいけど、そういうふうになっている。
「…って、何で私がアイツに振り回されなくちゃいけないのよ」
考えたらなんだか腹が立ってきて、肘置きにしてたパンダのぬいぐるみを指でぐりぐりといじる。
けどそれで気持ちが晴れたりするわけでもない。胸の中にはいまだになんかもやもやした感情がが居座っている。
まあ、その、こういうのは、結局、突き詰めていえば……。
恋する気持ちは抑えが効かない、ということなのだろう。
「こ」で始まって「い」で終わる二文字の単語を思ったことが非常に気恥ずかしくなり、私はぬいぐるみに一発パンチを見舞わせたのだった。
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