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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●

371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:26:54 ID:6ub2saBA
『別府君。あなた今日もまた遅刻しましたね?』
「ぎくっ……い、いやぁ、委員長。今日はだな…えっと…迷子の迷子の子猫ちゃんが
 お池にはまってさぁ大変だったんだ。だからそれを助けてたら」
『はぁ…別府君、嘘をつくならもっとマシな嘘にしてください。…どうせ本当は寝坊ってとこでしょう?』
「すげぇな、委員長いつの間に俺の部屋盗撮してたんだよ」
『昨日、一昨日と寝坊続きなら誰だってそう考えます!まったく…別府君はもう少し生活リズムを
 考え直すべきです。夜更かしなんかしているから起きれないんですよ?』
「そ、そう言われてもだな委員長…確かに夜更かししてなくもないこともないんだが
 俺って…あの…そう!低血圧なんだ!だから朝弱くってさー…あはは」
『他の朝弱い子も頑張って起きて遅刻せずに来ている以上それは理由になりません。
 ふぅ…別府君には、多少荒療治が必要なようですね……』
「は?なになに委員長。何か秘策でもありますん?」
『ええ、本当に面倒この上ないんですが、クラスメイトが毎日遅刻しているとあっては
 クラスの委員長として黙っているわけにもいきませんし……』
「ははは……いや、面目ない……」
『というわけで、明日からは私が 直 接 別府君の家に行って起こしてあげます』
「へ?委員長自ら?それはほんとありがたいんだが…いいのか?」
『仕方ないでしょう?そうでもしないと別府君はこれからも毎日遅刻してくるでしょうし
 その度に私が注意するのも面倒です』
「ふむ、確かにそれもそうだな。じゃあ、明日からな?委員長よろしく頼みます」
『はい、…やれやれ、手間の掛かるクラスメイトを持つと苦労しますね……』

次の日

「むにゃむにゃ…もう食べられないとお思いかい…?」
『テンプレな寝言を回避するその能力、流石です。ですが…
 さぁ!起きてください!別府君!朝ですよ!!』
「ふぇ!?い、委員長!?何故ここに…!?いや、そういえば起こしに来るとか言ってたっけ…」
『ええ、約束通り起こしに来ました。さぁ、朝ですよ別府君。ちゃっちゃと起きて下さい』
そう言って布団を剥がそうとする委員長。やばい!男のアレが起立してる!
委員長の前だからってお前背筋伸びすぎだろ。どんだけ優等生なんだよ!
「え、えーっとだな…ちょちょちょっと待って!起きるから!」
『そう言って二度寝しないとも限りません。それが別府君です。だからここは心を鬼にして…』
ああっ!布団!マイ掛け布団!行かないでぇ!
そして出てきた俺の愚息がこんにちは!嗚呼、朝日が眩しいぜ………
『まったく…手間取らせないで下さい。ほら、速く支度して下さい。学校遅れますよ?』
あれ?なんか普段通りくね?確かに俺の朝勃ちが目に入ったようなんだが……
「あ、あれ?委員長?何か言う事は……」
『言う事?…ああ、ソレの事ですか?私だって人並みには知っています。
 男の人って朝は自然とそうなるものなんでしょう?』
「いや、そりゃそうなんだが……意外だな、委員長はこっち方面さっぱりだと思ってたのに…」
『ならどうだと言うんです?私がソレを見て取り乱せばいいんですか?
 そんな時間を無駄にするようなことしません。ほら、速く着替えて下さい!遅れますよ』
「あ、あー…委員長?そんな見られてると着替え辛いというか……」
なんでそんなまじまじ見られてんだろう。少しは顔逸らすとかしてくれよ…ガン見じゃねぇか…
『なんですか?見られてると着替えられないとでも?
 別府君も意外と女々しかったんですね?』
あ?それはいくらなんでもカチンときますよ?よかろう、その逆セクハラ応えてやろうじゃないかね
途中で目ぇ逸らすんじゃねぇぞコラァ!!

逸らしませんでした\(^o^)/…もうお嫁に行けない……
『い、意外と…いい身体してるんですね……』ぽっ
なんか釈然としない敗北感を感じつつも、その日は遅刻しませんでしたとさ




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