したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

規制中の怖い話スレ

1毒男:2017/04/16(日) 19:13:30
|A-) 臨時

2cat ◆TUKUMO3rAI:2017/04/16(日) 20:26:44
|ω・`) ここか

3秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/04/16(日) 20:54:02
| ω・)ノ

4毒男:2017/04/16(日) 21:03:51
|A-)ノシ

5名無しさん:2017/04/16(日) 21:51:49
毒男ちゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん

6毒男:2017/04/16(日) 22:14:39
>>5
|A-)ノシ いらっしゃい

7毒男:2017/04/16(日) 22:15:11
|A-) なんか途中で書き込まれたな

8毒男:2017/04/16(日) 22:21:21
|A-) さて、始めようかと思う
    しかししたらばって開いてるポートがあると書き込めなさそうだなあ
    というわけで音楽はできないかも

9猫好き:2017/04/16(日) 22:21:50
待ってた〜

10秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/04/16(日) 22:23:26
| ω・)何だと・・・・?

11毒男:2017/04/16(日) 22:24:50
>>9
|A-) お待たせw

>>10
|A-) できたわ

12秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/04/16(日) 22:27:59
| ω・)どっくんおめでと

13cat ◆TUKUMO3rAI:2017/04/16(日) 22:28:12
|ω・`)

14毒男:2017/04/16(日) 22:31:06
>>12
|A-) ありがとw
    しかしここやりづらいわ
    レス入力欄が離れすぎ

>>13
|A-) 今貼るよーw

15毒男:2017/04/16(日) 22:33:26
数年前何かのテレビでやってた話。
ある男の人の実体験らしいのだがその人(仮にAさんとしよう)が保育所くらいの子供のとき、公園で遊んでいると制服をきて自転車に乗った男の子が話しかけてきた。
ちょうど当時は中学生くらいに見えたという。
その子は
「いっと(一緒)に遊ぼう」
と声をかけてきた。Aさんは
「いいよ」
と答え一緒に遊びだした。
男の子の名前を尋ねると
「ようたん(ちゃん)って呼んで」
と言うのでAさんはようちゃんと呼び一緒によく遊んだ。
ようちゃんは野球も教えてくれたりしていろいろな遊びを教えてくれた。
少し舌足らずな話し方が印象的だったという。

仲がよくなると自宅までいつもの自転車で迎えに来てくれるようにもなった。
公園ではAさんの友達も交えて一緒に遊んだ。
Aさんのお母さんも
「ほら、ようちゃんが迎えにきてくれたよ」
とAさんに教えてくれるほど顔見知りになっていた。

そんなある日、Aさんが自宅でそろそろようちゃんが迎えにきてくれる時間だなと思って待っていると
「キキキーーーー!ドン!」
と大きな音がした。Aさんは直感的に事故の音だとわかった。
それと同時にいやな予感がした。
「まさか、ようちゃんが!?」
そう思ったAさんは家を飛び出し音のした方へと駆け出した。
その先に見えたものは醜くひしゃげ倒れたいつもの自転車と頭から血を流し倒れている制服姿のようちゃんの姿だった。

どうすればいいかわからなくなったAさんは、とにかくお母さんに知らせなきゃ、と思い家へと走りました。
家に駆け込みお母さんのところへ息を切らせ走り込み
「お母さん大変!ようちゃんが…ようちゃんが車にひかれたの!血がいっぱいでてるの!」
と大声で言うとお母さんは不思議そうな顔をしてAさんに一言
「ようちゃんって…だれ?」
と聞き返しました。
Aさんは必死になって
「ようちゃんはようちゃんだよ!いつも遊んでくれるようちゃんだよ!」
とお母さんに言うのですがお母さんは
「そんな子は知らない」
と不思議そうな顔をしてAさんに答えるだけです。
Aさんはとにかく来て、とお母さんを事故のあった場所までひっぱっていくとその場にあったはずの自転車も、ようちゃんの姿も、確かにながれていたはずの血も何事も無かったかのように何一つなかったのです。
Aさんはおかしいと思い、一緒に公園で遊んでいた友達、近所のおじさん、おばさん、とにかく一緒にいるところを見ていたはずの人全員にようちゃんのことを尋ねましたが、誰一人ようちゃんのことを知っている人はいませんでした。

それから月日は流れAさんは中学生になっていました。
Aさんは地元の商店街のお店で手伝いをしお小遣いの足しにしていました。
それは、ある週末の人手が多い時間帯。
Aさんが忙しくお店の手伝いをしているとふと懐かしいような視線を感じ後ろを振り返りました。
そこにはあの自転車を持ち学生服を着たようちゃんが立っていたのです。
少し離れて人ごみの中からAさんの事をじっと見つめていました。
そしてAさんに一言
「た(さ)よ、な、ら」
と舌足らずな声で声をかけたあと自転車を押しながら人ごみに消えていったそうです。

16秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/04/16(日) 22:33:48
| ω・)今日はどっくんがドラクエにハマったいきさつ&愛について語っていただきます

17毒男:2017/04/16(日) 22:39:06
|A-) ここ重いなー
    早く規制解除されないだろうか

>>16
|A-) ドラクエ4〜6が好きなんだけどそのモンスターの動きが良くてねえw
    キングレオとデスピサロがまだ出ない

18名無しさん:2017/04/16(日) 22:43:10
はじまってたの今きづいた
久々のかきこ

19猫好き:2017/04/16(日) 22:43:20
なんでみんなようちゃんのこと忘れちゃったの?
何年も経ってからお別れ言いに現れたのも謎すぎるー

20毒男:2017/04/16(日) 22:45:26
>>18
|A-) いらっしゃいなw
    ごゆっくりw

>>19
|A-) 他の人に見えてないなら想像上の人物だったとかなんだろうけどねえ
    いきなり記憶消すなんてできるのかねえ

21猫好き:2017/04/16(日) 22:48:10
>>20
実は小林先生案件だったとかだと萎えるww

22毒男:2017/04/16(日) 22:58:17
>>21
|A-) 小林先生ってどんな人?

23cat ◆TUKUMO3rAI:2017/04/16(日) 22:58:41
>>15
|ω・`) 実は未来で存在を消されたからだったり

24毒男:2017/04/16(日) 22:59:03
これは、俺の祖父の父(俺にとっては曾じいちゃん?)が体験した話だそうです。
大正時代の話です。大分昔ですね。曾じいちゃんを、仮に「正夫」としときますね。
正夫は狩りが趣味だったそうで、暇さえあれば良く山狩りに行き、イノシシや野兎、キジなどを獲っていたそうです。
猟銃の腕も、大変な名人だったそうで狩り仲間の間では、ちょっとした有名人だったそうです。
「山」という所は、結構不思議な事が起こる場所でもありますよね。
俺のじいちゃんも、正夫から色んな不思議な話を聞いたそうです。
今日は、その中でも1番怖かった話をしたいと思います。

その日は、カラッと晴れた五月日和でした。
正夫は、猟銃を担いで1人でいつもの山を登っていました。
愛犬のタケルも一緒です(ちなみに秋田犬です)。山狩りの経験が長い正夫は、1人で狩りに行く事が多かった様です。
その山には正夫が自分で建てた山小屋があり、獲った獲物をそこで料理して、酒を飲むのが1番の楽しみでした。
その日は早朝から狩りを始めたのですが、獲物はまったく捕れませんでした。
既に夕方になっており、山中は薄暗くなってきています。
正夫は、
「あと1時間くらい頑張ってみるか」
と思い、狩りを続ける事にしました。

それから30分ほど経った時です。
正夫が今日の獲物をほぼ諦めかけていると、突然目の前に立派なイノシシが現れました。子連れです。
正夫は狙いを定め弾を撃とうとしましたが、突然現れた人間にビックリしたイノシシは、急反転して山道を駆け上がって行きます。
正夫は1発撃ちましたが、外れた様です。
愛犬のタケルが真っ先にイノシシを追います。
正夫もそれに続き、険しい山道を駆け登りました。

15分ほど追跡したでしょうか。
とうとう正夫はイノシシの親子を見失ってしまいました。
タケルともはぐれてしまって途方に暮れていた所、遠くでタケルの吠える声が聞こえます。
その吠え声を頼りに、正夫は山道を疾走しました。
さらに10分ほど走った所にタケルはいました。
深い茂みに向かって激しく吠えています。
そこは、左右に巨大な松の木がそびえており、まるで何かの入り口の様にも見えます。
正夫は、そこを良く知っていました。
狩り仲間の、いえその周辺の土地に住む全ての人々の、暗黙のタブー、
「絶対入ってはいけない場所」
でした。
正夫は、幼い頃から何度も両親に聞かされていたそうです。
「あそこは山の神さんがおるでなぁ。迂闊に入ったら喰われてまうど」
と。
しかし、何故かその禁断の場所からさらに奥へ進むと、獲物が面白い様に捕れるのだそうです。
ただ、掟を破り、そこに侵入した猟師などは、昔から行方不明者が後をたたないそうです。

25毒男:2017/04/16(日) 23:00:20
しかし、タケルがその茂みに向かって果敢に吠えています。
あのイノシシ親子が近くにいることは間違いないのです。
正夫は誘惑に負け、禁断の地へと足を踏み入れてしまいました。
時刻は午後5時を過ぎており、まだ何とか周りは肉眼で見渡せますが、狩りをするにはもう危険な明るさです。
タケルも先程から吠えるのを止めています。
「流石にもう諦めるかな」
と正夫が思っていた時、再びタケルが猛然と吠え出し、駆け出します。
正夫もそれを追い、50mほど走った所でタケルが唸り声を上げながら腰を落として、威嚇の体勢をとっていました。
「とうとう見つけたか」
と正夫は思い、前方を見ると、そこは少し開けた広場のようになっていました。
そこに黒い影がうずくまって、何かを咀嚼する様な音が聞こえてきました。
凄まじいほどの獣臭が辺りに漂っています。
正夫は唾を飲み込み、地面に片膝をついて猟銃を構えました。

「イノシシじゃないな」
正夫はそう判断しました。イノシシにしては体が細すぎるし、体毛もそんなには生えていません。
「狼か?」
一瞬そう思いましたが、この山中に狼がいるなんて聞いたことも見た事もありません。
良く見ると、「それ」は地面に横たわった、先程のイノシシの子供を食べています。
獲物を横取りされた様に感じた正夫は、「それ」に向かって猟銃の狙いを定め、撃とうとしましたが、引き金にかけた指が動かないのです。
それどころか、体が金縛りにあったかの様に動きません。奥歯だけは恐怖のあまりにガチガチ鳴っています。

そして、正夫の気配に気がついたのか、「それ」は食事を止め、ゆっくりと正夫の方に顔を向けました。
どう見ても、それは人間の顔だったそうです。
しかも、2〜3歳くらいの赤子の。
体長は1m50cm程で、豹の様な体、薄い体毛。
分かり易く言うならば、「豹の体に顔だけ人間の赤子」と言った風貌です。
「バケモンだ…」
正夫の恐怖は絶頂に達しました。
「それ」はイノシシの血でギトギトになった口を舌で舐め回しながら、正夫に近づいて来ます。
「殺される」
正夫がそう思った瞬間、タケルが「それ」に飛びかかりました。
タケルは「それ」の右前足に食らい付き、首を激しく振っています。
「それ」は人間の赤子そっくりの鳴き声をあげ、左足でタケルの鼻先を引っ掻いています。
暫く唖然としていた正夫ですが、我に返ると体が自由に動く事に気がつきました。
すぐさま1発撃ちます。不発でした。
「そんな馬鹿な」
正夫は猟銃の手入れを欠かさずやっており、今日も猟に出る前に最終確認をしたばかりです。
もう1度引き金を引きました。不発です。
正夫が手間取っている内に、「それ」はタケルの首筋に食らい付きました。
タケルが悲壮な鳴き声を上げます。
正夫は無我夢中で腰に付けていた大型の山刀を振りかざし、こちらに背を向けている「それ」の背中に斬りつけました。
「るーーーーーーあーーーーーー」
と発情期の猫の様な鳴き声で「それ」は鳴きましたが、またタケルの首筋に喰らいついたままです。
正夫はもう一度山刀を振りかぶり、「それ」の尻尾を切断したのです。
尻尾を切断された「それ」は、
「あるるるるるるるるるる」
と叫び声をあげ、森のさらに奥の茂みの中へと消えていきました。

26猫好き:2017/04/16(日) 23:00:29
>>22
小林じゃなくて林先生だったw

27毒男:2017/04/16(日) 23:00:57
正夫は暫くの間、呆然と立ち尽くしていましたが、タケルの苦しげな
「ハッハッハッ」
という息づかいを聞いて、我に返りました。
タケルの首筋には、人間の歯形そっくりの噛み後がついていました。
出血はしていましたが、傷はそれほど深くなく、正夫は消毒薬と布をタケルの首に当て、応急手当をしてやりました。
何とか自力で歩ける様子です。
モタモタしていると、またあのバケモノが襲ってこないとも限りません。
正夫はタケルと共に急いで山道を下りました。
やがて、正夫の山小屋が見えてきました。
ここからだと、正夫の村まで30分とかかりません。
安堵した正夫は、さらに足を早めて村へと急ぎました。

「変だな」
と正夫が思ったのは、山小屋から下って15分ほど経った時です。
同じ道をグルグル回っている様な錯覚を感じたのです。
この山は、正夫が幼少の頃から遊び回っている山なので、道に迷うなどという事は、まずありえないのです。
言いしれぬ不安を感じた正夫は、さらに足を早めました。

さらに15分経った時。
「そんな馬鹿な」
目の前に、さっきの山小屋があったのです。
正夫は混乱しましたが、
「あまりの出来事に気が動転し、道を間違えたのだろう」
と思い、もう1度、いつもの同じ道を下りました。しかし、すぐさま正夫は絶望感に襲われました。
どうしても山小屋に戻ってきてしまうのです。
タケルも息が荒く、首に巻いた布からは血が滲んでいます。
正夫は気が進みませんでしたが、今日は山小屋に泊まる事に決めました。

正夫が山小屋の中へ入ったときは、既に午後8時を過ぎていました。
急に安堵感、疲労感、空腹感が正夫を襲い、正夫は床に大の字になって寝転がりました。
そして、先程遭遇したバケモノの事を考えていました。
「やっぱり、あれは山の神さんだったんじゃろか」
そう思うと体の震えが止まらなくなり、正夫は気付けに山小屋に保存してある焼酎を飲み始めました。
保存食用のイノシシの燻製もありましたが、あまり喉を通りませんでした。
タケルに分けてやると、喜んで食いつきます。
「今日は眠れねぇな」
そう思った正夫は、猟銃を脇に置き、寝ずの番をする事を決心しました。

28毒男:2017/04/16(日) 23:03:17
「ガリガリガリガリ」
何かを引っ掻くような音で、正夫は目が覚めました。
疲労感や酒も入っていたので、いつの間にか寝てしまっていた様です。
時計を見ると、午前1時過ぎでした。
「ガリガリガリガリ」
その音は、山小屋の屋根から聞こえてきます。
タケルも目が覚めた様で、低く唸り声をあげています。
正夫も無意識の内に猟銃を手にとっていました。
「まさか、あいつが来たんじゃなかろうか…」
そう思った正夫ですが、山小屋の外に出て確かめる勇気も無く、猟銃を握りしめて、ただ山小屋の天井を見つめていました。

それから10分ほど、天井を爪で引っ掻くような音が聞こえていましたが、やがてそれも止みました。
正夫にとっては、永遠に続く悪夢の様な時間でした。
音が止んでも、正夫は天井をじっと睨んだままでしたが、やがて「ボソボソ」と人間の呟く声の様な音が聞こえてきたのです。
「…っぽ…っ…ぽ」
正夫は恐怖に震えながらも耳を澄まして聞いていると、急にタケルが凄い勢いで吠え始めました。
そして、何かが山小屋の屋根の上を走る様な音が聞こえ、何か重い物が地面に落ちる音がしました。
タケルは、今度は山小屋の入り口に向かって吠え続けています。
「ガリガリガリガリ」
さっき屋根の上にいた何かが、山小屋の入り口の扉を引っ掻いている様です。
タケルは尻尾を丸め、後退しながらも果敢に吠え続けています。
「だっ、誰だ!!」
思わず正夫は叫びました。
猟銃を扉に向かって構えます。
すると、引っ掻く様な音は止み、今度はその扉のすぐ向こう側から、ハッキリの人間の子供の様な声が聞こえてきました。
「しっぽしっぽ」
あいつだ。正夫は恐怖に震えました。ガチガチ鳴る奥歯を噛み締め、
「何の用だ!!」
と叫びました。タケルはまだ吠え続けています。
「しっぽしっぽわたしのしっぽをかえしておくれ」
「それ」はハッキリと、人間の言葉でそう言ったのです。
正夫は、堪らずに扉に向かって、散弾銃を1発撃ちました。
「きょっ」
と奇妙な叫び声が扉の向こうから聞こえ、正夫は続けざまに2発、3発と撃ちました。
散弾銃に空けられた扉の穴から、真っ赤に血走った目が見えました。
「しっぽしっぽわたしのしっぽをかえしておくれ」
人間の幼児そっくりの声で、「それ」は言いました。
「尻尾なんて知らん!!帰れ!!」
正夫は続けざまに引き金を引こうとしましたが、体が動きません。
「しっぽしっぽわたしのしっぽをかえしておくれ」
「それ」は壊れたテープレコーダーの様にただそれだけをくり返します。
「し、知らん!!あっちにいってくれ!!」
「しっぽしっぽわたしのしっぽをかえしておくれ」
再びガリガリと扉を引っ掻きながら、「それ」は扉の穴から怒り狂った赤い目で正夫を見ながらくり返し言います。
タケルも吠えるのを止めて尻尾を丸めて縮こまっています。
「俺じゃない!!お前のしっぽなんて知らねぇ!!あっちにいけ!!」
正夫は固まったままの体で絶叫しました。すると「それ」は、
「いいやおまえがきったんだ!!!」
と叫び、扉を破って中に入ってきたのです。

正夫の記憶は、それから途切れ途切れになっていました。
扉を破って現れた、幼児の顔。怒りを剥き出しにした血走った目。鋭い前足の爪。自分の顔に受けた焼けるような痛み。「それ」に飛びかかるタケル。無我夢中で散弾銃を撃つ自分。

29毒男:2017/04/16(日) 23:04:07
正夫が気がついた時は、村の病院のベッドの上でした。
3日間昏睡状態だったそうです。
正夫の怪我は左頬に獣に引き裂かれた様な裂傷、右足の骨折、体のあちこちに見られる擦り傷などの、かなりの重傷でした。
正夫は、村人には
「熊に襲われた」
とだけ言いました。
しかし、何となく正夫に何が起こったかを感づいた様で、次第に正夫は村八分の様な扱いをうけていったのです。
やがて、正夫は東京に引っ越し、そこで結婚し、俺の祖父が生まれました。
ちなみに、この話は正夫が肺ガンで亡くなる3日前に、俺の祖父に話して聞かせたそうです。
地名は、和歌山県のとある森深い山中での出来事だとだけ言っておきます。

ちなみに、愛犬のタケルですが、まるで正夫を守るかの様に、正夫の上に覆い被さって死んでいたそうです。
肉や骨などはほぼ完璧な状態で残っていたそうですが、何故か内臓だけが1つも残らず綺麗に無くなっていたそうです。

30毒男:2017/04/16(日) 23:06:29
>>23
|A-) 過去で、かな?w
    過去で消されたから現在でいなかったことになるのか
    それもありそうw

>>26
|A-) なんだw
    ちょっと調べちゃったしww

31秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/04/16(日) 23:08:37
| ω・)こりゃあcat君の子供の頃の話だな

32毒男:2017/04/16(日) 23:11:43
|A-) 生肉食って育ったのか

33毒男:2017/04/16(日) 23:12:45
俺の住んでる地、鳥取県境港市には、水木しげる記念館なるものがある。
いわずとしれた妖怪作家の記念館である。

ここには全国の物好きから妖怪オブジェなるものが贈られて来る。
絵画や張子等、あらゆるものが贈られて来る。
それらは記念館前の商店街に展示されることになっている。

ある日隣の県の島根県から個人製作の妖怪オブジェが贈られて来た。
「死神」をモチーフにした張子であった。
なかなか出来のよい「死神」は、すぐに商店街の割と目立つ場所に展示されることになった。

数日後、その「死神」が展示されているお店の家族から死者が出た。
まだ若い元気なおじさんであった。

死者がでた店に「死神」を置いておくのは不謹慎だ、ということで「死神」はすぐに場所を移された。

数日後、また「死神」が展示されているお店の家族から死者が出た。
「死神」の展示は中止になる筈であったが、どこかの物好きが自分のところに置いてもいいと言ったので、三度展示されることになった。

結局、その物好きの家族からも死者が出たため、「死神」は現在、神社に安置されている。

34猫好き:2017/04/16(日) 23:16:09
正男が誘惑に負けなければタケルちゃんは死ななかったかもしれないんだよねぇ

35cat ◆TUKUMO3rAI:2017/04/16(日) 23:17:10
>>31
|ω・`) 違わい(´;ω;`)
犬頑張ったんだなえらい(´;ω;`)
あとしっぽ返してって、近くに落ちてなかったのかな

36cat ◆TUKUMO3rAI:2017/04/16(日) 23:18:20
>>33
|ω・`) 魂入っちゃった程よく出来た死神だったのかしら
ちょっと見てみたい

37猫好き:2017/04/16(日) 23:19:54
>>33
呪いでもかかってんのかねぇ

38秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/04/16(日) 23:20:46
>>33
| ω・)こういう話は好きだなぁ
科学的に証明できないところにロマンを感じる

>>35
| ω・)えっ・・・

39cat ◆TUKUMO3rAI:2017/04/16(日) 23:21:47
>>38
|ω・`)久々だから安価つけんの忘れた後半

40毒男:2017/04/16(日) 23:24:07
>>34
|A-) そうだねえ
    あと物理攻撃が効くなら小屋の外からのぞいてる時に眼球にぶち込んでやれば良かったのにね

>>35
|A-) わざわざ持ってかないよねw
    自分で探せバーカってねww

>>36
|A-) どんなだろねえ
    呪物っていろいろあるけどまあ偶然な気がする

41毒男:2017/04/16(日) 23:26:11
>>37
|A-) 座ると死ぬイスとかってのも含めて偶然だと思うけどなあw

>>38
|A-) 命がけのロマンだね

42毒男:2017/04/16(日) 23:26:46
大学時代一人暮らしをしていた俺は夕方のアニメの再放送を見ながらアパートにいた。
買い物帰りでバイクのメットをかぶった母親がやって来る。
玄関先で壁に頭を打ち付けたりしながら

「ヘルメットを取ると脳みそがはみだしちゃうのよー」

とか、そんな意味不明なことをつぶやいているので訝しく思っていると、父親から電話。
「母さんが交通事故にあって死んでしまった」
と言われて
「なに言ってるの、母さんなら今うちに来てるよ」
と後ろを振り返ると母親の姿はなく、ビニール袋に入った血まみれの長ネギだけが残っていた。

43cat ◆TUKUMO3rAI:2017/04/16(日) 23:28:54
>>42
|ω・`) 悲しいのか怖いのかわかんない(´;ω;`)

44毒男:2017/04/16(日) 23:29:38
|A-) ここの設定変えてURLの投稿とか串規制とか規制しないようにした

45毒男:2017/04/16(日) 23:30:01
|A-) あと連続投稿規制は10秒に変更

46毒男:2017/04/16(日) 23:32:05
>>43
|A-) 確かに…w

47猫好き:2017/04/16(日) 23:32:11
>>42
こういう話は個人的にきつい〜
怖いっていうか身近な悲しさっていうかそんな感じでー

48毒男:2017/04/16(日) 23:41:24
>>47
|A-) 起こりうる話だもんねえ…

49毒男:2017/04/16(日) 23:42:48
四輪駆動車で普段人の行かないような山奥に10人程度で泊まりがけのキャンプをしたときのこと。

その晩はすごい雨が降っていて山の斜面から流れる水がちょっとした川のようになるくらいひどい天候だったけど、大きめのタープもあるし、
そう言ったひどい状況には何度も合ってるから、みんな割と慣れた様子で数個のランタンを中心に深夜も酒を飲んで歓談していたんだ。

そのとき数人がビールが切れたから俺の後ろに置いてあるクーラーボックスから何本か取り出してくれと頼まれたので、
快諾してキャンピングチェアに座ったまま後ろを向いてクーラーボックスを開けて何本かビールを取り出した。

ちょうど俺の後ろにの数メートル先には俺の車がランタンの光がかろうじて届くくらいの位置に停車しており、ふと自分の車に目がいった。
すると車のシャーシと地面の隙間からこちらに向いてつま先立ちしている2本の足が覗いており、

「あれ?誰か俺の車の向こうで立ってるのかな?まさか立ちションしてるんじゃないだろうな?」

とおもって、誰だろう?と視線を上に上げようとしたのだが、突然本能が
「絶対に目を上げるな!!」
とものすごい勢いで警告を発していた。
いい加減ほろ酔いで、しかも普段霊とは無関係な俺がなぜか急に怖くなって視線をあげずにみんなの方向へ向き直ってビールを何本も飲んだ。
それからもアタマの中では
「絶対に振り向くな」
と本能が告げていたので決して振り向くことはなかった。
なぜならタープ内には全員がいる。
それに他の人間がとても入ってこれるような場所ではなく、どう考えてもおかしすぎる。

はたと、対面に座ってるヤツは何か見えてるのだろうか?と思いつつも、対面の人間の位置からは真ん中においてあるランタンの光が強くて車まで見ることはできないようだ。

少し元気がないといわれたが、まさか本当のことを話すわけにもいかず、少し酔ったとごまかしつつも席を離れることができなかった。
こうしていくうちに一人、また一人と席を立ち、それぞれのテントや車へ戻っていく。
そして俺と隣にいる友人の二人だけになった。
俺のアタマの中にはまだ本能が危険を告げており、とても振り向ける状態ではない。
ランタンのガソリンも一つ消え、二つ消え、徐々に暗くなっていく。
みんなすでに寝静まったようで、振り付ける雨の音だけが耳に入ってくる。
友人と内容のない話をしながら、まだ席を立たないでくれと心の中で願っていた。
そんな心の内を知ってか、友人は席を立たずに一緒に酒を飲んでくれた。

1時間くらいたって、本能の起こす警告がはたと止んだ。
今まで心の中で巻き起こるいやな感じが急になくなって、もう安全だと感じたときに友人に、事の顛末を話したところ、友人も同じ状況にあったとのこと。
しかし俺の車を振り向く勇気がなかったので、そのまま友人の車に止めてもらうことにした。

結局霊を見ることはなかったが、自分にとってはめちゃくちゃ怖い体験だった。

50cat ◆TUKUMO3rAI:2017/04/16(日) 23:49:28
>>49
|ω・`) うおーこういうの一度体験して見たい!
もちろん無事な状態で!

51猫好き:2017/04/16(日) 23:54:46
>>49
こんな状況になったら気絶するわw

52秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/04/16(日) 23:57:30
>>50
| ω・)きっとどっくんがつま先立ちで立って見張ってくれるよ♪

53cat ◆TUKUMO3rAI:2017/04/16(日) 23:58:53
>>52
|ω・`) やだ惚れちゃいそう!

54毒男:2017/04/17(月) 00:01:59
>>50
|A-) わざわざ無事に帰さないでしょーw

>>51
|A-) がんばって耐えてww
    けっこうな長時間だけどww

55毒男:2017/04/17(月) 00:02:46
>>53
|A-*) むふw

56毒男:2017/04/17(月) 00:08:50
この話は、私が大学1回生のときから卒業して1年3ヶ月目に起こった5年間にわたる長い話です。
長い話ですので、大学時代の経緯は掻い摘んでお話します。

私は大学に入学してすぐ軽音楽部に入部しました。そこにはTさんという見るからにおとなしそうな女の子がいました。
Tさんはいつも一人で、もくもくとキーボードを弾いていました。
夏休み前のある日、練習場でTさんがおろおろしていたので
「どうしたの?」
とたずねました。
「…ヘッドホンを忘れたの…」
「俺、家近くだからとって来てやるよ」

後で聞いた話ですが、これがTさんがサークルに入って初めて交わした会話だったそうです。
思えば、この会話がすべての始まりだったのかもしれません…

その後Tさんと会話した記憶もなく、日々は過ぎてゆき、バレンタイン・デーがやってきました。
私の下宿のポストには、差出人不明の郵便物が入っていました。シガレット・チョコでした。
その当時、お菓子に薬物を混入する事件があったこともあり、気味が悪かったのでそのまま捨てました。

2回生になり、新入生とともに私の同級生のN君とK君が入部してきました。
私はこの二人とはどうも気が合わず、どちらかと言えば避けていました。

その夏の合宿でのことです。夜に宴会をしていると突然Tさんがマイクを握り締め、こう言いました。

「私○○君(私のことです)に遊ばれて捨てられたの!」

私は頭が真っ白になりました。
この人はナニを言ってるのだろう?遊ぶって…?
この時点で私とTさんとの間で起こった出来事と言えば、ヘッドホンを貸したことくらいです。
ボーゼンとしていると、N君とK君がTさんを外に連れ出して、なにやら慰めているようでした。
後で聞いた話ですが、Tさんは躁鬱病になっていて、現実と空想の世界との区別があやふやになっていたそうです。

57毒男:2017/04/17(月) 00:09:30
そして3回生になり、私もサークルのスタッフとなりました。
このころからTさんはトランキライザーを常用するようになり、ワインのビンを片手にキャンパスを歩いている姿が目撃されるようになりました。
顔は薬物のため1.5倍くらいに膨れ上がり、意味不明の言葉を発するため講義中に退出させられることもあったようです。
サークルも休みがちなので、スタッフ代表として彼女の自宅に電話して、今後どうするのかを相談しようと思いました。
電話をとったのは彼女の母親でした。
娘が大変迷惑をかけていると何回も詫びておられました。
電話の奥で、柱時計の鐘の音が聞こえたので、なんとなく、Tさんはお嬢様だったんだなぁと思いました。

4回生になり、就職活動が忙しくなったこともあり、サークルにはほとんど顔を出さなくなりました。
うわさでは、Tさんは休学したとのことでした。
そのころから、いたずら電話がかかるようになりました。

…無言

毎日毎日、夜の12時前後に必ずかかってきます。
そのうち、あることに気がつきました。
電話の向こうで柱時計がなっていることを。

卒業後、私は金融機関に勤めましたが、激務のため、1年間でやめてしまいました。
その後、以前バイトしていた社長の世話になり、一軒家にバイトの人たち3人と住むようになりました。

ある日、私は朝から体調を崩し、家で眠っていました。
夜、隣の部屋の子が、
「元気か〜」
とドアを開けました。
目の悪い私は、その子の姿がぼんやりとしか見えません。
なんとなくもう一人後ろにいるようだったので、
「誰が来てるの?」
とたずねました。
「俺一人や」
「ふ〜ん」
そのときはなんとも思いませんでした。

58毒男:2017/04/17(月) 00:09:53
夜中に目が覚めると、留守番電話にメッセージが残っていました。
再生すると、なんというか、雑音がいっぱい入ったスピーカ・ホンのような状態で、私の大学時代のことをぶつぶついっているようでした。
「誰?」
「女?」
「サークルのこと?」
そんなことを思いつつ必死で心当たりを探っていると電話のベルが突然鳴りました。N君からです。

「Tさんが自殺した。裁断機で左手首を切り落としたらしい」

最初は何のことかさっぱりわかりませんでした。
「そのことで話がある。明日会えないか?」
いつになく真剣だったので、思わず承諾してしまいました。

翌日、N君の下宿にK君と私が集まりました。
N君が私に便箋を差し出し、
「読め」
と言いました。
そこには紛れもなくTさんの筆跡で、自分は私に捨てられたこと、自分のことでNとKが争っていること、自分は早く結婚したいこと…
およそ事実とはかけ離れたことが書き綴られていました。
K君にも同じような手紙が来ていたのですが、N君は別のところを指差して、
「ここを見ろ」
とぶっきらぼうに言いました。

自殺があった日が7月2日、手紙の消印が5日…

私は、彼女の死後、両親が投函されていない封筒を見て投函したのだろうと言いました。
そういいながら私はあることに気がついたのです。
留守番電話のメッセージタイムスタンプは4日になっていました。
そのことを話そうとした瞬間、N君が
「誰?」
と叫びました。
玄関のドアがカリカリとなってます。
誰かが引っかいているような…そしてドアがガタガタと揺さぶられ、こじ開けられようとしています。

ギッ

少しあいたドアの隙間に見えたのは、手首までしかない女性の左手でした。

その瞬間、恥ずかしながら私は気絶してしまいました。
気が付くと、N君が
「第二春日ビル、第二春日ビル…」
とぶつぶつつぶやいていました。

59毒男:2017/04/17(月) 00:10:07
あれから6年がたちました。
毎年この時期になると私とK君は墓参りに行きます。
TさんとN君の墓参りです。

N君は3人で集まった日からまもなく、手首を切って亡くなりました。
現場は第二春日ビルという音楽スタジオが入っているビルです。
手にはヘッドホンが握り締められていました。

墓参りの帰り道、K君ぽつんと漏らしました。
「俺さぁ、気が付くと手首をじっと見つめてるときがあるんだよね。あの合宿の日、Nと一緒にTさん慰めたからなぁ…」

大学2回生の夏合宿で、N君はTさんにこう言ったそうです。
「○○(私)のことは忘れろ。なんかあったら俺を呼べ」

2人の冥福を祈ります。

60毒男:2017/04/17(月) 00:16:24
|A-) 0:45くらいには終わるかねえ
    少し風邪気味かも
    なんかいつもそんなこと言ってるような

61猫好き:2017/04/17(月) 00:16:59
Tさんめっちゃ迷惑だのう
N君が気の毒すぎる

62猫好き:2017/04/17(月) 00:17:45
>>60
大丈夫?
はやめに切り上げて休んでもよいのよ

63cat ◆TUKUMO3rAI:2017/04/17(月) 00:20:24
>>59
|ω・`) なんかやっぱり心の病の人は周りも不幸にしちゃうのね
>>60
|ω・`) 毒男さん大丈夫?
無理はしないでね

64毒男:2017/04/17(月) 00:21:00
>>61
|A-) ね、好きになるのはいいけど妄想は良くない
    完全に道連れだもんね

>>62
|A-) ありがとw
    もうちょい貼りたいしがんばるw

65秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/04/17(月) 00:22:00
| ω・)どっくんお大事にだお

66毒男:2017/04/17(月) 00:26:23
>>63
|A-) そうなんだねえ
    さすがに死んだらおとなしくしとけってね

    ありがとw
    いつもこんな感じだからなあ、普通にやりたいんだけど
    怖い話をやれるくらい時間とれる日までに疲れて風邪引くんだろうなあ

67毒男:2017/04/17(月) 00:26:54
>>65
|A-) ありがとねw
    風邪薬飲んでしっかり休むよ

68毒男:2017/04/17(月) 00:29:39
俺は3ヶ月前とある大型小売店のバイトの面接を受けに行った。
1週間後採用の電話がかかってきた明日から来て欲しいとのことだった。
なかなかバイトが見つからなくて困っていたため次の日俺は意気揚々とバイト先へ向かった。
マネージャーに書類を渡し大まかな仕事の内容を教えられて俺は売り場へと向かった。

そして3時間後仕事を終えて帰ろうとしたときたまたま同じとこで働いている友達の母親に声をかけられた。
「駐車場行ったんだよね?大丈夫だった?」
駐車場がどうしたというのだろう何かあるのだろうか。
「あ行きましたよ駐車場がどうかしたんですか?」
すると友達の母親は少し声を小さくして俺に話した。
「あの駐車場ね前に飛び降り自殺した人がいるから…気をつけてね」
「はぁ…自殺ですか気味悪いですね気をつけます」

気味の悪い話だ自分のバイト先で自殺者した人がいるなんてしかし何をどう気をつければよいのか。
まぁ自殺した人がいたとしても俺には関係のない話だ。
とりあえずその日は特に気にもせず家路についた。

それから3ヶ月間何事もなく俺はバイトをこなしていた。
時折駐車場に行くと誰もいないはずなのに視線を感じることはあったが、気のせいだと自分に言い聞かせていた。

そして先月の中旬彼氏にフラれたとかで立体駐車場の屋上から女の子が飛び降り自殺した。
頭から落ちて即死だったらしい。
おいおい冗談じゃない俺の仕事場で死んでくれるなと思いながらも俺はバイトに来ていた。

女の子が飛び降りてから3日は何もなかった。
しかし4日後店の営業時間が終わり最後に駐車場を見回りに行った俺は見てしまった。
1階から3階までを見回り最後に4階に行った。
女の子が飛び降りた屋上の下だ。
気味が悪いが3日間何もなかった。
気にすることはないと普段どおりに見回りをした。
見回りを終えて帰ろうとしたときふと外を見るとセーラー服を着た女の子が落ちていく。
「…!!!」
まさか自殺か、そう思い急いで4階から下を見たしかし街灯に照らされた道路には何もない。
気のせいだったのかそうだ気のせいだそうに決まってる。
無理矢理自分を納得させた俺は逃げるようにその場を去った。

69毒男:2017/04/17(月) 00:29:59
次の日はバイトが休みだったため少し安心していたが、窓の外を見ることができなかった。
そしてまた次の日いつものように俺が駐車場の見回りを終えて帰ろうとした。
屋上までの見回りを終え4階に下りてきたとき。
行きたくないのに何故か足が外の方に向かってしまう。
あぁいやだなぁなんで歩いちまうんだ、そう思いながら俺はだんだん柵に近づいていく。
そして柵のすぐ内側まで来たとき俺の目にとんでもないものが写った。

逆さまの女の子の無表情な顔…

俺は泣きそうになりながら走って逃げた。
「冗談じゃない!また見ちまった!気のせいじゃなかったのか!」
その日俺は晩飯も食べずにすぐ布団に入った。
明日もバイトだと思うと気が滅入る。
しかしそんな理由でバイトを休めるわけもなく、仕方なく次の日もバイトに行った。
外を見なければいいんだ、そう思い俺は駐車場の見回りをしていた。
しかし4階に来たとき向きたくもない柵のほうを勝手に顔が向いてしまう。
1歩も動けない金縛り状態だ。
目をつむろうと思っても瞼が閉じない。
あぁ嫌だ見たくない、しかし視線を動かすこともできない俺はまたアレを見てしまう。
無表情な女の子の顔…いや無表情ではない昨日よりも少し笑っているように見えた。
それからというもの俺は、バイトに行く度女の子が落ちていくのを見た。
少しずつ持ち上がっていく唇の端、あの女の子が完全に笑ったとき一体どうなるのだろう。

そして先週の火曜日、女の子が飛び降りた曜日と同じだ。
落ちていく女の子が完全に笑っていた。
何があるかわからない俺はすぐさま後ろを向き走って逃げようとしたそのとき…

「一緒に…」

耳のすぐそばで声がした。
気を失いそうになりながらも走った。
もう嫌だ辞めよう、そう思って無我夢中で走った。
気が付くとロッカールームにいた。
俺はすぐさまマネージャーに、疲れて次の日授業に集中できないと嘘をつき、バイトを辞めた。
しかし1週間経ってもあの笑った顔と耳に残ったあの声が忘れられない…

70cat ◆TUKUMO3rAI:2017/04/17(月) 00:36:16
>>69
|ω・`) 明らかに道連れねらわれてたw
よく逃げられたねこの人 良かった

71猫好き:2017/04/17(月) 00:36:24
バイト辞めてなかったら連れて行かれてたんかねぇ

72秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/04/17(月) 00:37:43
| ω・)cat君の声で再生された・・・

73毒男:2017/04/17(月) 00:40:16
マジ怖かった体験談です。
年末の追い込みで独り残業をしておりました。
残業規制厳しい折、電灯は自分の席のみに限定され、結構広い事務室は私の席を残して後は全部真っ暗の状況。
商店街の一角の会社とはいえ、23時を過ぎますとあたりは人通りもすっかり途絶え、けっこー不気味なんです。
そんな時、向こうの奥の課の電話がなったんです!
「よりによってこんな時間になんだ?やっかいなことに巻き込まれたらやだな。ただでさえ終電に間に合わなくなるかもしれないのに…」
と思って取りませんでしたが…
延々5分くらいでしょうか?いや10分くらいかもしれません。
鳴り止まないんです!

だんだんそのしつこさに腹が立ち始めた私は席を立ちとうとう電話にでました。
すると結構明るいっていうか、はぁはぁ息せききった声で
「す…すいません!こんな時間に!お約束の見積書を今からお持ちしたいんですが!」
と若い男性の声。私は
「いやぁこんな時間ですから、もうここは誰もいませんよ。あすにして頂けますか?」
と怒りを押さえながら断りました。…が相手は
「申しわけありません!ですが実は予定が大幅に狂ってしまってこんな時間になりましたが実は、最寄の駅に今ついたところなんです。あすは別件でお伺いできないのでなんとか受け取るだけでも!御願いします!」
といって食い下がってきたんです。

私は
「イや困ります。私も今もう帰るところですから、明日にして下さい。担当がいないときに持ってきてもらっても困ります!」
と再度かなり強く断ったのですが、電話がそのとき切れてしまいました。
「失礼な奴だな」
腹が立ちましたが、やむを得ません。
駅から会社までは交通の便が悪く歩いて15分くらいです。
私は席に戻りました。
ですが15分たってもその男性は会社にくる気配がありません。
時計はもう23時に30分を回ろうとしています。
「あれからもう30分経ったぞ?なにやってんだ!」
いらいらは絶頂に達しつつありました。
そのときです。
また部屋の奥で電話がなりました。
電話をとりますと、さっきの男のこえです。
やっぱり同じように
「すいません!路に迷ってしまって!もう少しですから…すいません!」
と弱々しく謝るんです。
「もう終電がなくなりますので、本当に困るんですよ!」
といったんですが、
「すいません」
といいながらまた電話が切れたんです。

74毒男:2017/04/17(月) 00:40:41
事務所はビルの4階なんですが、窓の外をみると人通りは全くありません。
するとまた電話です。
「いますぐ近くに来ました!保安の方に話して私を中に入れていただく様御願いします!」
といってまた切れました。もう一度外をみましたがやはり誰も玄関には人の気配はありませんでした。
ようやく私もだんだん不気味になってきました。
保安に電話をしましたが、当然誰も尋ねてきていないとのこと。
「いたずらか?」
と疑念を抱きながらも私個人への執拗ないたずらとすれば、なおのこと不気味です。

事務所はビルの4階なんですが、窓の外をみると人通りは全くありません。
するとまた電話です。
「いますぐ近くに来ました!保安の方に話して私を中に入れていただく様御願いします!」
といってまた切れました。
もう一度外をみましたがやはり誰も玄関には人の気配はありませんでした。

また電話が来ました。もう私は真っ暗な奥の課の席にへばりつきです。
「ありがとうございます。今中に入れて頂きました!エレベーターで今あがります!」
また切れました。
もうこのときは向こうは妙に快活な口調で一方的に喋って切ってしまいすので、こちらからは何もいえません。
「おいおいおい」
…私は事務室の真っ暗な入り口を凝視しました。
通常は事務室の中に外部の人間を入れないために、入り口のところに簡易電話を置いてあってそこから、担当者に電話してもらうのです。
もうこの段階でいたずらということは確信していたのですがそれにしては、電話の口調はあくまでも「誠実で」「快活」な若手サラリーマンのそれでしたので、一方で妙にねっとりとした不気味さが高まっておりました。

また電話がかかってきました。
「今つきました!お待たせしてすいません。今受付におります」
相手ははぁはぁ言っています。実に誠実そうで申しわけなさそうな口調です。
「あんたね!何時だと思ってんだ!」
私が怒鳴りますと急に沈黙が流れました
「………」
後は一通り罵ったのですが
「……」
ここから先は沈黙です。
私は再度部屋の奥の真っ暗な入り口を凝視しました。
何か人の気配がするようで。しかし当然誰もいません。
相手は沈黙です
「……」
私は今度はこちらから電話を切りました。

すると今度はすぐまた電話がかかってきました。
私はもう終電がなくなるので、電話には出ませんでした。
が、なり続けます。私が部屋を出るまでなり続けてました。
会社を出た途端全身に鳥肌が立ちました。
「あの執拗ないたずらはなんだろう。俺狙われてるのか?それとも?????」

これマジの話です。

75cat ◆TUKUMO3rAI:2017/04/17(月) 00:41:32
>>72
|ω・`) 一緒に毒男ワールドへ行こu…

76毒男:2017/04/17(月) 00:46:22
>>70
|A-) 危険を感じたらなんか対応しないとやばいってことだねww

>>71
|A-) 向こうは連れて行こうとしてたね
    すんなり連れて行けるかは微妙なとこだけどw

>>72
|A-) 狂気を含んだ声好きだよ

77猫好き:2017/04/17(月) 00:47:16
メリーさんみたいだねw

78cat ◆TUKUMO3rAI:2017/04/17(月) 00:48:25
>>74
|ω・`) 昔、書類を届けようとして途中で事故死したサラリーマンの例のいたずらとみた

79毒男:2017/04/17(月) 00:50:39
”死相の本”って聞いたことある?自分は一度、見たことあります。
広辞苑ぐらいの暑さで、果てしなくいろんな人の生前の顔と死後の顔が並んでるだけの本。右ページに生きていた頃の顔写真、左には死んだ後の顔写真…
どーやってそんな本が作られたのか知りませんが、占い関係のトップシークレット本で、毎日、それをめくっていると、人が死ぬ前に顔に出るという”死相”がわかるようになるということでした。
それを見せてくれたのは自分が通っていた塾の先生で、もう20年も前ですが、その先生、学校を出て塾の講師のアルバイトを何年かやって、バリ島に白魔術習いに行くといったきり行方知れずです。
その先生に聞いた話…仮にその先生をAと呼びます。

Aが大学の頃、その死相の本を手に入れ、毎日眺めて暮らしていたそうです。
授業にも出ず、オカルトにはまってたそうですが、山に登るのが好きで山岳部にだけは、ちょくちょく顔を出していたとのこと。
で、ある日、冬山に行くことになりB駅で待ち合わせ、集合しているメンバー達の顔を見たとき、初めて死相というものがわかったそうです。
当然、Aは皆の顔に死相が出ていると言って必死に止めたのですが、バーカと一笑にふされ、Aをおきざりに4人のメンバーは山へ向かいました。

2〜3日して下宿でTVを観ているとC大学山岳部遭難、というニュースが流れ、その遭難したメンバーの一人として、Aの名も読み上げられたていたということです。
びっくりして大学に電話を入れ、OBとともに捜索隊に参加することになり、いつもその山に登る時にベースにしていたD市に駆けつけたそうです。
天候不順のため捜索は翌日ということで、手持ち無沙汰になったAは、いつも山から戻った時に馴染みにしていた喫茶店へ行ったそうです。
すると、遭難したはずのメンバーがその喫茶店にいて、なんだ助かったのかあ、と喜びあっていると、メンバーの一人がそれまで読んでいた新聞をテーブルに置き、
おまえ、死相が出てるぞ、
とポツリと言ったそうです。

ドキッとしたAは、奥のトイレに駆け込み鏡を見たそうですが、それらしきものは見えません。で、トイレを出ると、そこにいたはずのメンバー達がいませんでした。
びっくりして、喫茶店のマスターにみんなはどうしたの?と尋ねましたが要領を得ず、マスター曰く、Aが急に入って来て誰もいないのに一人でしゃべり、トイレへ駆け込んだとのこと。
確かにこのテーブルに、と思いテーブルの上にあった新聞に目をやると、そこには、山岳部のメンバー達の遭難記事があり、小さな顔写真が5枚並び、その一番下にあったAの写真以外、ほかのメンバーの顔写真にはすべて、死相が出ていたそうです。

80毒男:2017/04/17(月) 00:52:12
>>77
|A-) 男版かあww
    これはこれで不気味でいいねえw

>>78
|A-) なんかね、死んだ人ってみんないたずらっ子になるのかねw

81毒男:2017/04/17(月) 00:52:32
|A-) 今日はここまでー

82秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/04/17(月) 00:54:44
| ω・)どっくんおつおつおー

83cat ◆TUKUMO3rAI:2017/04/17(月) 00:56:19
>>79
|ω・`) こういう話好きw
惑わし系?とでもいうか

>>81
|ω・`) 毒男さん、久々のスレお疲れさま!
あとありがとう!楽しかった!

84毒男:2017/04/17(月) 00:56:28
>>82
|A-) おつかれさまねw

    音楽も終了ー

85猫好き:2017/04/17(月) 01:00:28
毒男ちゃんお疲れ様だよー
久々に楽しかった〜ありがとねー

お先におやすみなさい
毒男ちゃんもみんなもまたね〜

86毒男:2017/04/17(月) 01:03:42
>>83
|A-) いつもと展開が違うとわくわくするねww

    俺も楽しかったw
    ありがとねw
    時間が短かったのが残念
    また早めにやりたいなあ

>>85
|A-) おつかれさまねーw
    楽しんでくれて良かったw
    俺も久々に楽しめたw
    ゆっくりおやすみねw

87cat ◆TUKUMO3rAI:2017/04/17(月) 01:06:38
>>85
|ω・`) へへ、おやすみなさい

88cat ◆TUKUMO3rAI:2017/04/17(月) 01:08:34
>>86
|ω・`) その前に風邪気味なの治してね!
最近気温とかおかしいから意外と体は疲れてるらしいよ
それでは蕎麦食べてから寝るわ
毒男さん、秋山さん、猫好きさん、皆さん
おやすみなさい〜

89毒男:2017/04/17(月) 01:12:35
>>88
|A-) 確かに変に寒い日とかあるしなあ
    ちゃんと治すねw
    おやすみねーw

90毒男:2017/06/04(日) 23:20:01
|A-) さて、ちょい準備するよ

91cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/04(日) 23:20:29
|ω・`) 待機

92毒男:2017/06/04(日) 23:21:29
|A-) 遅くなってごめんね

93cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/04(日) 23:21:41
|ω・`) 大丈夫!

94毒男:2017/06/04(日) 23:25:01
|A-) ありがとw

95秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/04(日) 23:29:18
どっくん音楽ktkr!

96毒男:2017/06/04(日) 23:29:36
|A-) インスト好きは音楽をどうぞ
    聴くには音楽プレイヤーの ファイル→URLを開く→http〜8000/までをコピペ

http://dokuobd.orz.hm:8000/

97毒男:2017/06/04(日) 23:35:20
町の近くにトンネルがあった。
そのトンネルは少し奇妙で、道の両側に川が流れていた。
何故かは知らないが、雨が降ったりすると決まって片側が増水し、溢れ出した水が道を覆い尽くしてもう一方へ流れ込むという現象が起こっていた。
そうなると歩いて通る事は無理になるのだが、自転車では問題なく通る事ができる。
水が流れている上を走るのは面白く、雨が降った後は近所の仲間とよくそこで遊んだ。
ある事件がおきるまで。

台風が去ったある日、いつものようにトンネルに集まった。
大量の水が溢れ出し、地面が見えないくらいだった。激しい水音が響いていた。
勢いつけてどこまでいけるか、誰がが派手に飛沫をあげれるかなんてのを競いながら、ひたすら往復していた。
Aの番になった。
猛スピードで飛沫をあげて走るA。
その姿が、俺達5人の見ている前で、いきなり水面下へ消えた。
まるでいきなり床を外されたかのように、走っている姿勢そのままで水中に消えた。
「あ」
何が起こったのか解らなかった。転んだ?潜った?落ちた?軽いパニックを起こしていた。
俺達はかなりの間固まっていたと思う。水面は平らで、滝のような音だけが響いていた。
「A!!」

誰かが叫んだのと同時に全員が走り出した。
靴を、ズボンを濡らしながらAが消えた位置まで駆け寄った。
信じられない。
当たり前だが地面はしっかり存在する。水が多いといっても5cmの深さもない。横になったところで隠れられる訳ないのだ。
だがAはいない。自転車すらない。
「B、C!誰か大人呼んで来い!!」
2人が町へ走った。残った俺達は必死でAを探した。トンネルの外も探した。両脇の川も棒で浚った。
見つからない。大声で呼んでも返事がない。
Aが消えてしまった。

98毒男:2017/06/04(日) 23:37:00
やがてB、Cが大人を連れて帰ってきた。遅れて連絡を受けた消防隊も到着した。
しかし、誰もこの状況を理解できなかった。消える事が考えられないのだ。
増水したといっても元が小さい川だ。溺れる事も流される事も考えられない。
「道の真ん中で沈んだかのように消えた」
という説明は信用されずに、落ち着いて思い出せなんて事を言われ続けた。
そういわれても、他に話す事など無く、最終的に5人とも逆ギレ状態になっていた。
日が暮れて、随分経ってから俺達は帰されたが、取り調べはしばらく続いた。
今思えば、俺達が何らかの事件を起こしたと思っていたのかもしれない。
その後も捜索は広範囲に渡り続けられた。
それは川の下流のみならず、遠くの山の上まで及んだようだ。
しかしAはおろか、Aの自転車さえも見つからなかった。

俺達が、そのトンネルで遊ぶ事は二度と無かった。

あれから10年以上経つが、Aは見つかっていない。
Aの痕跡すら何も見つからない。
事件直後、色々悪いうわさが飛び交ったが、その完全な失踪具合は、俺達が何か関係しているという疑いを消すのに充分だった。
俺達が悪いわけでも無いが、なんとなく町に居辛くなってしまった。
大学卒業後も帰る予定は無い。

俺は今でも、底の見えない水溜り等には警戒している。

しかし…
俺達が見たAの消える瞬間は何だったのか。ありえない、が、5人同時に見ている。集団催眠?現実的ではない。
解らないまま、心の片隅にわだかまりが残っている。それが年々大きくなってきている。
子供の頃は何も出来なかったが、大人になった今、出来る事は色々ある。
霊能者にでも霊視してもらおうかと考えている。
台風の日に、5人であのトンネルへ行ってみるのも良いかも知れない。
何があったのか。Aは何所に消えたのか。Aは生きているのか。
全てをはっきりさせたい。
そうしなければ、これから先、心の底から笑える事など無い様な気がする。

99毒男:2017/06/04(日) 23:37:58
|A-) サルーインなかなかいいな

100秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/04(日) 23:39:18
どっくんはロマサガも好きなのか!

101cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/04(日) 23:39:37
>>98
|ω・`) たまたま違う所に繋がる穴ができて落ちちゃったのかな
異世界とか

102毒男:2017/06/04(日) 23:44:02
>>100
|A-) 3とミンサガやったよw
    サガ3もやったなあw
    3が一番好き

>>101
|A-) なんなんだろねえ
    ちょっと前にこんな感じのマジックをテレビでやってたなあw
    でも見つからないのは異世界行きだね

103cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/04(日) 23:45:00
>>102
|ω・`) 安全で楽しい異世界行きたい

104秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/04(日) 23:45:31
直美田村か懐かしいな

>>98
cat君が食べたなきっと
神隠しのプロなんじゃないかと思う今日この頃

>>102
ロマサガは2が一番好きでした
3は個人的にちょい微妙(´・ω・`)

105cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/04(日) 23:48:24
>>104
|ω・`) 巨人じゃあるまいしー食べないよー

106毒男:2017/06/04(日) 23:49:55
>>103
|A-) そういえばやばい世界って決まってるわけじゃないねw
    いいところな確率は低いけど…w

>>104
|A-) レイアース懐かしいねw

    2好きな人も多いねえ
    俺はやってるとこ見てたけど俺は2が微妙…w

107秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/04(日) 23:52:23
神隠しってパラレルワールドに行くのかあの世に行くのか
どこに行くのか気になるよね
行った事が無いから尚更・・・

108毒男:2017/06/04(日) 23:53:57
有名な観光地A市の消防署を定年退職した叔父に聞いた話です。
叔父は、市内の有名自殺スポットNが浦で自殺があるたびにかり出され、死体回収を何年もやっていたそうです。
最初は嫌だったのですが、何年もやっているうちに死体にも慣れ、全然、平気になったそうです。
まったく動じない叔父はNが浦で自殺があると、必ず、かりだされるようになってしまったということです。
そんな叔父が一つだけ、思い出したくないことがある、と言って、話してくれました。

ある晩のこと、たまたま家中に誰もいなくて、一人で寝ていると、玄関を叩く音がしました。
行ってみても誰もいません。
すると少し経って、今度は窓を叩く音がします。
が、窓を開けてみても誰もいません。
誰がいたずらしてるんだと怒りながら寝床につくと、今度は、布団をひいて寝ている部屋のフスマを叩く音が…
勢いよくフスマをガラッと開けても誰もいません。
さすがに気味が悪くなり、布団をかぶって寝ていましたが、今度は布団のまわりの畳を叩く音がしたそうです。
だんだん叩く音が強くなり、しまいには、枕もとをドンドンと叩かれる。
叔父は怖くなり、布団をかぶったまま身動きできなかったそうです。
そのうち、だんだんと叩く音が弱まり、どのくらい時間がたったのか、すうっと叩く音はやんだ。
すると、いきなり電話が鳴ったので、布団をおそるおそる出てみると、もう朝でした。
そして、電話に出ると同僚から、またNが浦で自殺があったから来てくれと頼まれました。

その自殺者は、まだ若い女性でしたが、崖の上から飛び降りたものの、海まで落ちることができず、崖の途中の松の木に引っかかっていました。
片目に松の枝がささり、崖の岩で打ったのでしょう前身打撲で亡くなっていたそうです。
しかし、即死することができず、何時間も松の木にぶら下がって、こと切れたようで、無事だった片腕で、思い切り近くの岩を叩いていた跡が、血まみれで残っていたそうです。

109毒男:2017/06/04(日) 23:56:41
>>107
|A-) ほんとにね
    そもそも空気が無くて即死しそう

110cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/04(日) 23:56:53
>>108
|ω・`) 怖い怖い 何時間も死ねない状態で1人でそんなん怖いわ!
叔父さんがたまたま波長があって教えてたのかね

111秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/04(日) 23:58:55
>>110
いい迷惑だろそりゃw

112cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 00:01:13
>>111
|ω・`) だよね
でもこういう仕事してるとありそうじゃない

113毒男:2017/06/05(月) 00:01:29
>>110
|A-) なんも関係ない人のところに来るのはなんかおかしいね
    いつもそこに行ってるからおじさんとその場所が繋がってるのかな
    自殺者監視小屋みたいな近くにある建物にいたならまだわかる

114毒男:2017/06/05(月) 00:02:25
|A-) しかしVIPでやれないとさらに人少ないね
    いつ規制解除されるのやら

115cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 00:02:49
>>113
|ω・`) 叔父さんの仕事関係で繋がっちゃってたのかも?

116毒男:2017/06/05(月) 00:08:40
>>115
|A-) そんな気がするねえ
    慰霊の森は何回か行ったけど繋がってません…w

117毒男:2017/06/05(月) 00:09:57
某研究所の実験動物棟で働いていたときの話です。

仕事内容は動物の世話/実験室の掃除/滅菌処理/実験補助等。
自分がいた実験動物棟はクリーン動物(マウス)を飼育している棟で、入室には無塵衣という、塵の付きにくい全身を覆うタイプの衣に着替えます。
むき出しの部分は顔と手、足だけの服です。
滅菌マスクをし、手は消毒後、医療用手袋をつけます。足は滅菌済みの靴下をはきます。
この状態だと声、体型、目、眼鏡くらいでしか、人を判断できません。

その日、私は休日出勤に当たっており、チャチャッと終わらせて帰ろうと思い、急いで、クリーンエリアへと向かいました。
扉の前には私たち実験補助要員のネームプレートと研究員のネームプレートが掛かっており、私は自分の名前の書かれたプレートをひっくり返し、他に人がいないことを確認しました。
動物を扱うため、休日はローテーションで一人出勤があたりまえです。
また、研究員たちも、まず出勤する人はほとんどいません。
早々と無塵衣に着替え、エアシャワーを浴び、中に入りました。

クリーンエリアといっても色々で、通常、導線は
脱衣所→エアシャワー→廊下→各部屋(動物室/実験室)→廊下→脱衣所
まあ、簡単に書くとこんな感じです。気圧調整もされています。

淡々と作業をこなしていき、作業も半ばに来たときでした。
「ゴゥーーー」
というエアシャワーの音がしました。
私は
「あ、誰か入ってきたな」
と思い作業を続けたのですが、しばらくして、おかししい事に気がつきました。
いくらたっても部屋に入る扉の音がしないのです。
普通、気圧調整された部屋に入るときは、扉の上にあるダンパー(空気を逃がす装置)が
「カパーン!」
と音がするし、扉自体の音が
「ガチャン!」
と音がします。
一番遠くの部屋にいても聞こえる音です。
不思議に思い、各部屋を点検に行きました。
扉には小窓(のぞき窓)がついており、小窓には蓋がついています。
一部屋ずつ小窓を覗いていきます。
蓋を「カパッ」とあけ小窓を覗き、「パタン」と締め次の部屋へと。
全ての部屋を覗きましたが誰もいません。
釈然としませんでしたが、作業中の部屋に戻りました。

118秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/05(月) 00:09:57
どっくん家は慰霊の森に近いのか
やっぱおっかないの?((((><))))

119cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 00:10:18
>>116
|ω・`) 繋がってたらえらいこっちゃw

120毒男:2017/06/05(月) 00:11:21
作業はマウスの戸敷を新しいものに変えるという作業です。
部屋にはケージと呼ばれるマウスを飼育するケースが、ラックに並べられています。
ラックは一部屋に6個設置されており、1ラックは4段の作りになっています。
1段に5ケース。1ケースには1〜5匹のマウス達が飼育されています。

かなりの数のマウスがガサガサゴソゴソ、「チチチッ」(泣き声)など絶えず音がしています。
と、そのとき一瞬マウス達のザワザワが止み、
「パタン」
という音が部屋に響きました。
扉についている小窓の蓋を閉める音です。
「!!」
「なんだ?!」
「誰か覗いていたのか?」
急いで扉を開け廊下を確認したのですが、一歩道の廊下には誰もいません。
廊下には飼育室/実験室へと繋がる扉が均等に並んでいるだけです。
ドアの開閉の音も聞こえませんし、
「なんかやばいぞ!」
と思い、とにかく急いで仕事を終わらせました。

クリーンエリアを出てネームプレートの確認をしましたが、"入室中"は自分のみ。
靴も確認しましたが、自分の靴しかありません。
おかしい。確かに音がしたのに。

エリア外から中の廊下を覗ける場所があり、見に行きました。
「あれ…誰かいる…」
一本の廊下の左右に扉が並んでいる。
その廊下の真ん中あたりに人がいます。
廊下の突き当たりは壁。反対の突き当たりは、今除いている壁+窓。
「あれは誰だ?」
無塵衣を着た人が、這っているのが見えました。
四つんばいで、身を小さくして、ちょっと進んでは止まり、またちょっと進んでは止まりという感じです。
じっと見ていると、ソレの動きは止まりました。
そしてこっちを振り返りました。
私は反射的にお辞儀をしていました。(エリア内では普通の挨拶の仕方です)

121毒男:2017/06/05(月) 00:12:04
そして誰かを確かめようと顔を見ました。
無塵衣の空いている部分(顔の部分)、マスクのせいで目だけしか見えませんが、その目がおかしい。目に何か生えている。
距離にして約30mくらい。遠くてよく見えない。
よく見ようと身を乗り出した時。
ソレが凄いスピードでこっちに向かって這いずってきました。
四つんばいなのに滅茶苦茶はやい。
「うわっ!」
思わず声がでてしまった。
2〜3mまで迫ったとき、目に生えているものがわかりました。
それは注射針でした。向かって左の眼球に注射針が刺さっていました。
反対の目は、目元が糜爛(ビラン)しているようで爛(タダ)れていました。
その瞬間、ピョンとソレがジャンプして私に飛びつこうとしました。
私は目をつぶってしまい、恐る恐る目を開けたのですが、
壁(ガラス)にあたっているだろうソレは消えていました。音もしませんでした。

ホットしたそのとき、女性の大きな声が!
「許さない!許さない!お前ら覚悟しておけ!*○×▼△!(聞き取り不可能)」
逃げた。私は転げるように逃げ帰りました。
職場の人にはこの話をしませんでした。
その後転職してしまったので、どうなったかはわかりません。

あれは何だったのか…
ただ、目元の糜爛って、マウスがよくなる症状なのです。

長文失礼しました。

122cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 00:14:43
|ω・`) マウスの擬人化した霊?
人間の大きさになって復讐しようとしたのか

123毒男:2017/06/05(月) 00:15:26
>>118
|A-) 近くはないよw
    30分ちょいくらい車で走れば行けるかな
    夜中に階段の途中から上とか後ろ見ると怖いよw

>>119
|A-) でもあそこは自殺者がくるわけでもないからなんも起きなさそうw

124秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/05(月) 00:17:44
>>123
現地で心霊現象に遭遇した事あるですか?(´・ω・`)
1回くらいは行ってみたいなと思っているけどさすがに距離が・・・w;

125秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/05(月) 00:18:56
何でこのタイミングでスピッツ?w

126cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 00:19:15
>>123
|ω・`) 近い所に住んでるじゃんw

127毒男:2017/06/05(月) 00:21:40
>>124
|A-) なんもないよw
    山登りで疲れるだけww

>>125
|A-) ランダムだからねw

>>126
|A-) それなりにねw
    catちゃんの家の近くにも怨霊が住む家とかあって繋がれば面白いのになあ

128cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 00:23:53
>>127
|ω・`) やめてーw近いのは鈴ヶ森かな?
まあ行ったことないけどチャリで行ける距離にあるらしいw

129秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/05(月) 00:24:06
>>127
catちゃんが慰霊の森に引っ越せばいいんだ!(ナイスアイデア)

130cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 00:28:38
>>129
|ω・`) 待って待ってw
それは今の肉体脱ぎ捨てて?w

131秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/05(月) 00:34:38
catちゃん都民かよ!
慰霊の森に引っ越せばどっくん家に近くなるYO!

132毒男:2017/06/05(月) 00:34:47
友人の姉さんのお話。

その姉さんにはご主人がいて、そのご主人の母君は鬱の気があるんですが、一人暮らしをされているそうです。(母君本人の意志に寄るとのこと)
ある日、家に遊びに来ていた母君の様子がいつもに増しておかしいと言うことに夫婦は気づきました。
「お母さん、プリンあるから食べてね」
と言うと、母君はそそくさプリンを取りに行くとテーブルの前に座り、ご自分の前と左隣の誰もいない席の前にひとつづつプリンとスプーンを並べて、まるで隣に小さな子供でもいるかのように
「ほら、食べなさい?」
「ん〜。そう。美味しいの。良かったね」
と話していたんですって。
それにその夜母君を泊めたら、夜中にトイレに起きた姉さんの耳に母君が寝ているはずの部屋から、明らかに誰かと会話をしている母君の声が聞こえていたそうです。
もちろん相手の声は聞こえないので、さすがにその姉さんも
「まずい…」
って思ったらしいです。
でもそれまでは、まぁ鬱の気が強く出てるか、薬のせいで幻覚でも見ているんだろうということで、後日病院へ話を聞きに行くつもりぐらいのことだったのですが…

ですがその数日後、自宅へ戻っていた母君から夜中に電話が来たそうです。
「ボヤを出した。大家に怒られている。助けて」
慌てて夫婦は母君の家に行ってみると…

玄関先からも明らかに焦げ臭い匂いがしていたらしく、ご主人の方が先に部屋に入り、母君の様子を見て動揺しているようなので、玄関先にいる姉さんに
「入っておいで。とりあえず燃えたカーテンを片付けよう」
と声をかけてきたそうです。
でもそのお姉さんは、玄関から動けなかったんですって。
足がちっとも動かない。立ったまま金縛りになったみたいに。

その時母君と姉さんのご主人の会話。
母「…あのね。どうして連れてきた?って怒ってるの…」
主「誰が?誰が誰を連れてきて怒ってるの?」
母「入れちゃダメだって。入ってくるなって怒ってる…怖い…」
主「誰が言ってるの?」
母「(下を指さして)この子…」
主「どもにも子供なんていないよ?」

話も解らないし、仕方がないのでとりあえず母君を落ち着かせていると姉さんはやっと入ってこられたそうです。

翌日、姉さんはシャワーを浴びる時に気づいたんですって。

自分の両太ももに、子供ぐらいの小さな手の跡が、内出血しているぐらいはっきりと残っていることを。

133毒男:2017/06/05(月) 00:35:50
>>128
|A-) 鈴ヶ森と慰霊の森どっちがいい?

>>129
|A-) 秋山君やるなあwww
    それいいww

134cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 00:37:48
>>131
|ω・`) 大田区民だよ!

135cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 00:39:55
>>133
|ω・`) どっちもいや…
怖い話は好きだけど体験したくはない(`;ω;´)

136秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/05(月) 00:40:12
>>132
鬱になっても幽霊と一緒に住みたくねぇな・・・・w;

>>133
どっくんに褒められた(〃▽〃)
cat君、引っ越すならすぐにGO!

137cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 00:41:46
>>132
|ω・`) なんでお姉さん嫌われてるんだ
病院連れてこうとしてるから?
子供は旦那さんと義母さんの血縁でお姉さんは違うからかなぁ

138cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 00:42:20
>>136
|ω・`) おい生贄にするなw

139毒男:2017/06/05(月) 00:46:50
とある近所に4人の家族が住んでいました。小学4年生の長女と小学1年生の長男、その両親の4人家族です。
父親はいつも仕事で忙しく、休日も家族で外に出かけることも少なめでした。

そんな日曜日の朝、珍しく父親は普段着の格好でイスに座り、朝食の席で
「父さんと一緒にドライブに行かないか?」
と子供達を誘いました。
2人とも喜んで
「行く行く!」
と大きな声を出し話の話題はすっかりドライブの行き先でいっぱいになりました。
そして海まで車を走らせ、浜辺でお弁当を食べ、楽しい時はあっという間に過ぎていきました。

日の暮れた頃、帰りの車内で子供達は疲れたのか、ぐっすり眠ってしまいました。
父親もハンドルはしっかり握りながらも少しウトウトしながら運転しています。

すると突然、前を横切ってきた大型トレーラーと必死で避けようとした家族の車が激突しました。
車は激しく大破し、元の原型を全く留めないほどのひどい状態です。
家族はすぐさま病院へ運ばれましたが、1時間後に小学1年生の長男が息を引き取り、父親と長女も出血がひどく一刻の予断も許さない状態です。
かすれゆく意識の中、長女は手術台の上で不思議な夢を見ていました。

それはいつもの朝食の風景ですが、ただいつもと違って皆静かに黙って食べています。
すると食卓に座る父親が暗い顔をしながら
「父さんと一緒に行かないか?」
と話しかけてきました。長女は何故だかすごく悲しい気持ちになり、静かに首を横に振りました。
「そうか…」
と父親は元気の無い声で席を立ち、玄関の方に向かっていきました。

突然、長女は奇跡的に意識を取り戻しました。
横には泣いて様子を見守っていた母親の姿が見えます。
それと同時に別の手術室で治療を受けていた父親が、たった今息を引き取ったという知らせを受けました。

140cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 00:51:22
>>139
|ω・`) あーこれは悲しい話だよね

141毒男:2017/06/05(月) 00:51:59
>>136
|A-) 鬱になるとむしろ寄ってきそう…w

>>137
|A-) 子供は人見知りだからなあ

142毒男:2017/06/05(月) 00:53:41
沖縄でスキューバダイビングのインストラクターをしているYと言う男性がいます。
Yさんはその日も10人の生徒を連れて海に潜っていました。
生徒たちはダイビングを楽しんでおり、海も綺麗で、いつもと何ら変わったところはありませんでした。

水中では手でサインを作って、手話のように会話をします。
ボンベの空気にまだ余裕があるならば、人差し指と親指で丸を作った『OK』の形。
もう空気が少なくなっているなら、顔の前辺りで掌を下に向けた形。
空気はどうかというYさんのサインに、生徒の半分くらいは空気が少ないと言うサインを出しました。
(じゃあそろそろ一度上がろう)
Yさんはそう思って生徒を見渡しました。
すると、少し離れたところにいる一人の女性に自然と目が行きました。
赤いウエットスーツを身に付け、長い髪がゆらゆらと水中に広がっています。
女性は『OK』のサインを出しています。

(そういえばあの人、さっきからずっと『OK』だな。もう俺も空気残量が少なくなり始めたのに・・・)

自分の吐く息がゴポゴポと泡になるのを見ながら、Yさんはハッと気がつきました。

女性のレギュレーターからは、まったく気泡が出ていません。
女性はまだ『OK』のサインを出し続けています。

Yさんは生徒を連れて急いで海から上がりました。
船の上で人数を数えたところ、丁度10人。もちろん海に入る前と人数に変動はありません。船の上にいる生徒の中に、赤いスーツで髪の長い女性はいませんでした。

その夜、Yさんは宿所でインストラクター仲間にこの話をしました。
すると、海の中ではなく船の上でですが、同じような格好の女の人を目撃したという仲間が数人いたのです。

「見間違いじゃなかったんだなあ、あれ・・・」
「幽霊だったら、ダイビング中に死んだ人とか?」

そんな風に、怖い怖いとしばらく盛り上がっていると、一人が不思議そうに言いました。

「何でずっと『OK』出し続けてたんだろうね?」

みんな顔を見合わせて考え込みます。
すると、一人の男性がぽつりと言いました。

「『OK』じゃなくて、『ゼロ』だったんじゃないか?」
「え?」
「もうボンベに空気は無いって、残量はゼロだって、始めから言ってたんじゃないか・・・?」

143秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/05(月) 00:55:23
>>139
この手の話は切なくなるよね・・・

>>141
鬱になると寄ってきやすいのかな?
じゃあやっぱcat君には慰霊の森への引っ越しを強く推奨しなければ・・・

144cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 00:58:06
>>143
|ω・`) 病院の検査結果次第では…
でも怖いからやっぱりやだよー

145cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 01:02:19
>>142
|ω・`) これただ主張してただけなのかはたまた連れて行こうとしてたのか…
問題はそこだ

146毒男:2017/06/05(月) 01:04:14
>>143
|A-) だねえ…
    もう一つそんな話があったけど切ないからパス

    いろんな話読んでるとそういう人にも寄ってくると思うよ
    暗いエネルギーというかそういうの持ってる人に来るのかな

147毒男:2017/06/05(月) 01:05:02
>>145
|A-) ただいただけなのかなあ
    通りすがりかw

148cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 01:06:43
>>147
|ω・`) 通りすがりw
それだったら面白いwww

149毒男:2017/06/05(月) 01:08:02
どこかで聞いた話なんだけど。
Aさんが大学に合格したので大学の付近にこした時の話らしいのですが、いわゆるいわく付き物件ってとこに入居したんです
大家さんからはどんな事件があったのかを聞かない約束で、かなりの格安で借りれたそうでAさんはとてもよろこんでいたのです。

そして引越し当日、友達のBさんとCさんに手伝ってもらい、そのアパートへいったのです。
部屋の間取り図しかみていなかったので不安だったのですが、リフォーム済みなのか、やけに小奇麗な部屋で安心したようです。
しかし、その部屋には似つかない三面鏡がおいてあったのです。
前住んでいた人が置いていったものなのかな?と思って気にせずに捨てることにしました。

3人で抱え外に出し部屋に戻ったときギョッとしました…
壁には白いワンピースの女が書かれていたのです。
とても綺麗な絵だったのですが、彼女には足がかかれていないのです…
B「気味が悪いね…」
A「なんで、足を書いていないんだろう」
C「気持ち悪いけど壁塗り替えるわけにもいかないし、ポスターでもはっとけ」
Cさんの意見に賛同し、そのワンピースの女に見合う大きさのポスターを貼り付け、また淡々と片付けをはじめました。

そして夜やっと片付けが終わり、引越し祝いをし気づけば深夜。
Bさんは帰っていきましたがCさんは酔いつぶれてしまいました。
二人はすぐ横になり眠りについたのですが…
Cさんが足に激痛がはしり飛び起きたのです。

C「いってぇ…なんなんだよ」
A「どうした?…おい…足…」
Cさんの足首には赤い後がついていたのです。
C「なんか…いるよ…この部屋…」
A「まっさかぁ幽霊でもでるっての?とりあえず寝ようぜ。明日朝早いしさ」
C「おれ…かえる…。」

びびったCさんは帰ってしまいました。
その日は何事も無く、そして数日たっても何もなかったのです。
後日Cさんがびびってただけとからかったりしていました。

そしてしばらくしてこのアパートでの生活になれた頃、Cさんが突然の死を迎えたのです。
死因は事故死だと言うのですがどうも不自然な死に方で、両足がなくなっているというのです。
違和感が残るもののAさんは葬式も終わりひさしぶりに部屋に帰ってみると、なにか空気が違っていました。
部屋を見渡すと、ポスターが破れかかっている…?
いったい誰が…。
そしてその切れ端からだらりと赤い何かがすじ状に垂れていました。
そんな…まさか…
Aさんは覚悟を決めポスターをはがしました

そこには…ワンピースの女が微笑んでいました。

無かったはずの足と真っ赤に染まったワンピースの中で…

150毒男:2017/06/05(月) 01:09:57
数年前の事です。
私は珍しく定時に会社を出て、駅のホームで電車を待ってると、うつむき加減の男女二人組が目の前を通って行きました。
女性の方が小さな花束を持っていたので、なんとなく記憶に残ったのだと思います。
二人が通り過ぎた後
「まもなく電車が来ます」
という放送が流れ、しばらく間隔を置いて突然警笛音が響き、電車が急ブレーキをかける音が聞こえました。

何か事故でもおきたのかと思って人集りができているところまで行くと、先ほど目の前を通った女性が線路際に倒れていて、駅員が助け起こしているところでした。すぐ脇には私が乗ろうとした電車が急停止しています。
近くにいた人に
「何かあったんですか?」
と聞くと、
「電車に飛び込もうとして、駅員に止められたらしいですよ」
と教えてくれました。
「一緒にいた男性はどうなりました?」
と聞くと…
「いや、独りだけです」
と言いました。続けて、
「最近、多いですね」
と付け加えました。

しばらくして、女性が気がついたらしく、泣きながら何かを言ってました。
ほとんど聞き取れなかったのですが、私には
「あの人が一緒に来てくれって」
と言っているように思えました。
後で妻に聞いた話ですが、数日前にもこの駅で同じ時間帯に人身事故があり、その時は若い男性が亡くなっていたそうです。

151cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 01:13:40
>>149
|ω・`) これでAさんの足は無事ということになったね

>>150
|ω・`) 連れ込みはやめて欲しいよね
女の人は危機一髪助かってよかったよ

152毒男:2017/06/05(月) 01:15:23
>>151
|A-) だねえw
    まあ気に入られなかったということでもある…w

    酷い男だよね
    未練がましいとかないわー

153毒男:2017/06/05(月) 01:17:14
|A-) あと3話で今日は終わるかねえ
    明日は平日で二人とも予定あるだろうし

154毒男:2017/06/05(月) 01:17:45
|A-) 俺は休みですけどねww

    ところでいつもの人いるのかな?

155秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/05(月) 01:18:05
>>153
残念。今日はお休み☆.。.:*(嬉´Д`嬉).。.:*☆

156毒男:2017/06/05(月) 01:18:50
去年の夏頃に私は静岡のあるブティックで理解不能な経験をしました。

その店には月に何度となく立ち寄っていたので、店員とはすっかり仲良くなり、休みの日はたまに一緒に出かけたりするほどでした。

そしてその日もいつもの様にフラッと立ち寄り店員とあれこれ話しながら新作の夏物を物色していました。
店内には他にも6人程のお客さんがいて、みんな賑やかに話しながら思い思いに見てまわっていました。

しばらくするとドアに付いた鈴がカランとなり、外の暑い湿った空気が入り込んできました。
「いらっしゃ………」
挨拶をしかけて急に店員がやめたので
「なんだ?」
と思い入り口に目を向けると、誰もいません。
でもその場には真上から照明を落としたような、丸く黒い影が2つあったのです。
私と店員は唖然としてしまい、ただその影を見つめていました。

他のお客さんも何事かと私達と入り口の間をキョロキョロ見ていましたが、やがて気づいたようで息を呑むのがわかりました。
その影はゆっくりと棚の前を、まるで服を見ているかのように移動しています。
影はそのまま店内を一周するとドアの鈴がカランと鳴り、消えました。
今度はドアが開くことはありませんでしたが。

その場にいた人はみんな口々に
「今の見たよね?」
と確認しあっていました。
時間は真昼の一時を少し過ぎたくらいだったと思います。

それから二度と見ることはありませんでしたが白昼、大勢で見たあの影はなんだったのか。
今でも不思議でなりません。

157cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 01:19:00
>>152
|ω・`) あ…(察し)

158cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 01:19:37
>>153
|ω・`) 明日は病院で検査予約しに行くー

159cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 01:21:00
>>156
|ω・`) ひゅーこんな体験ならしてみたい
害はなさそうお化けのウィンドショッピング

160毒男:2017/06/05(月) 01:24:01
>>155
|A-) 秋山君も平日休みのことあるんだねw

>>158
|A-) そかそか、予約だけなら時間はまあ大丈夫か…w

>>159
|A-) これ見てみたいねw
    てか外まで追いかけていきたい

161秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/05(月) 01:25:13
>>156
影だけって・・・・(汗
幽霊って影あるんだっけ(汁

162毒男:2017/06/05(月) 01:25:48
近所の丘の上に女子短期大学があって、そこの校舎から少し離れた小さな林の中に、ピアノの練習のための小さな建物がポツンとあって、
その建物の前に白塗りの綺麗な木製のベンチがあって、前からいいベンチだなあと思っていた俺は、弟と二人して夏休み中のある夜中に重たい思いして盗んで来た。

うちの家は小さな貸しビルをやっていて、最上階に住んでいたんだけど、狭いながらも屋上があって、
その屋上に白いベンチを置いて、夜中にそこに座ってビール飲んだり煙草をふかしたりして、何となくいい気持ちになったりしていた。

うちの母親はちょっと霊感みたいなものがあって、ある晩のこと、家族でメシを食っていると、いきなり
「誰か屋上にいる」
と言いだして、それで、見に行ってみても誰もいない。
そんなことが何回かあって、足音が聞こえるだの線香臭いだの、不気味な事ばかり言うから、あのベンチに何かいわくでもあるのかと聞き込み調査をしたら、
その短大のすぐそばに住んでいる弟の友達から、あのベンチに足をかけてかたわらの木で首を吊った女子学生がいた、という話を聞いた。

それは、やっっぱりちょっとヤバイということになって、早速、また弟と重いなあなどと文句を言いながら、夏の終わりの夜中、
丘の上にある短大への坂道をベンチを運んで登っていると、もう夜中の2時頃だったというのに、白いワンピースを着た女が坂道を下って来る。
弟と俺は何となく立ち止まって、ベンチを下ろし、女の方を見ていると、その女は手にロープのようなものをぶら下げていた。
それを見た瞬間、俺は弟に
「逃げろ!」
と叫んで、一目散に坂道を走り、逃げた。
足の速かった弟は、俺を抜かして、もの凄い勢いで逃げて行った。
「待ってくれ〜」
と言いながら俺も懸命に走った。
が、ころんでしまった。痛てっ、と、起きあがろうとしたが、膝に力が入らない。
ころがるようにしてアスファルトの路面に打ちつけた頭を抱えるようにしながら、見ちゃだめだと思いつつも、後ろを向くと、
カーブしている道路の、端の方に置き去りになっているベンチに、その女は座って、こちらを見ていた。
眼が合ったような気がした。
そこで、俺は気を失ってしまった。

どのくらい時間がたっていたのか、俺は弟と母親に起こされた。
俺があまり遅いので、母を起こして、弟が迎えに来てくれたわけだ。
うちは母子家庭だったからというわけでもないけど、家族3人、まあ仲がいい方だったから、母親は文句も言わず、
「さあ帰るよ」
と言っただけだった。
見るのもイヤだったから、弟にベンチにまだ女は座っているか?と聞くと、弟は
「もう、いない」
と言った。

次の日病院に行くと、肘にヒビが入っているということで、ギブスされた。
後頭部にはれがあり、脳震とうを起こしたらしいということで、レントゲンも撮られた。
まあ、そんなことはどうでもイイが、あのベンチは元どおり短大の裏手の林の中に、今でもある。

163秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/05(月) 01:26:06
>>160
比較的平日休み多いよ?w
仕事柄、土日作業多いのでどうしてもそうなります!

164毒男:2017/06/05(月) 01:26:40
>>161
|A-) あったり無かったり…w

165毒男:2017/06/05(月) 01:28:23
>>163
|A-) おー、俺も近い感じだよw
    休み了解w

166cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 01:30:00
>>162
|ω・`) これは白いベンチに自縛されてるのか
木じゃないのか

167秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/05(月) 01:30:55
>>166
その白いベンチに思い入れが強かったらそりゃあもう・・・

168毒男:2017/06/05(月) 01:31:09
>>166
|A-) 女の人もベンチ気に入ってたのかな…w

169cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 01:33:32
>>167-168
|ω・`) 生前お気に入りだったのかね

170秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/05(月) 01:34:54
| ω・)その白いベンチ、cat君宅に置きたいな

171cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 01:37:50
>>170
|ω・`) 秋山さんが留守の時に秋山さん宅に設置してやる

172毒男:2017/06/05(月) 01:38:47
|A-) これはいい押し付け合いが見られそう

173毒男:2017/06/05(月) 01:41:31
私の家の近くに、よく事故が起きる踏切があります。
私には霊感がないので、全く感じませんでしたが、先日友人が遊びにきて、その踏切の近くを買い物帰りに歩いて通りました。
友人が
「やだ、ここ…」
っていったきり、立ち止まってしまって、顔面蒼白。
私が
「あー、ここね、よく事故が起きるんだ。この前も自殺した人いたよ」
というと、
「…ひきずりこまれてる」
って。
びっくりして、話を聞いてみると、事故か自殺かわからないけど、この踏切で亡くなった何人かの人が、霊になって、ひきずりこんでるんだとのこと。

そんなことが本当にあるんだあ、とかいって、彼女のいうように、その日は遠回りして家に帰りました。
それから、半年後、私、ひきずりこまれそうになったんです。
それは、些細なトラブルがきっかけで精神的に参っている時期でした。
人間不信というか、パニック障害みたいになってしまって。
外に出るのもとてもおっくうになって、毎日家ですごすような感じになってしまった。

その日、いつも以上にぼんやりした感じになって、気が付くとあの線路のところに来ていました。
どのくらいの時間かわからないけど、何本も列車が行き交うのを見ていて。ふらふらと踏切の近くに歩いていって、その時腕と腰をぐっとつかまれて踏切の中にひきずりこまれたんです。
でも、まだぼーっとしてたんだと思う。あまりこの時のこと覚えてないから。

「痛い!」
って思って、急に意識がはっきりしました。私、裸足だったんですよね。
で、割れたガラスかなにかを踏んづけて、すごく痛くて意識がもどってみると、カーンカーンカーンって遮断機が降りた所だった。
すごい勢いで線路の方へ引きずられた時、友達がいってたこと思い出して、ふりほどいて踏切の外に飛び出すことができた。
そのあと、電車が来たので助かったんだ。

まわりの人は、すごくびっくりしてた。
「あなた、大丈夫!」
とかいって、病院に行こうといってくれたおばさんもいた。
私は今の出来事で力が抜けて、そこから動けずにいたのね。
で電車が1本通り過ぎて、踏切のほうを見たら、腕のない人とか血だらけの人とか3人くらいがこっちをにらんでた。
恐くなって、すぐ、家に帰って、霊感のある友人に連絡をとりました。

友人は
「とにかくあの踏切に近付いちゃだめ」
と強く私に言いました。
あまり出歩かないんだけど、外に出る時はあの踏切は避けるようにして。
でもつい先日、どうしても踏切を通ることになって、すごく緊張しながら踏切を通っていると、後ろを歩いていたおじさんにふいに肩を叩かれて、
「こんどは、いつ、くるんだ」
って声が聞こえた。
振り返ったけど、誰もいなくて。走って逃げた。

174cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 01:44:40
>>173
|ω・`) いやぁぁぁ!最後怖いめっちゃ怖い
これ目をつけられてるじゃん
でもおじさんの言い方がちょっとつぼったw

175毒男:2017/06/05(月) 01:45:37
>>174
|A-) なんか変態ストーカーの香りがする…w

    今日の怖い話はここまでー

176秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/05(月) 01:45:49
>>173
精神的に弱ってると霊に付け込まれやすいって言うよね・・・

177cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 01:47:03
|ω・`) 毒男さんおつー楽しかったー
これで検査がんばれそう

178秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/05(月) 01:49:18
どっくんお疲れマウンテン!

179毒男:2017/06/05(月) 01:50:44
|A-) 酉一覧

AKURYOcjn.
AKURYOEblU
AKURYOMhW.
AKURYOnGcQ
AKURYOTnc.
AKURYOTnZY
GHOST.uTyo
GHOST//BpQ
GHOST//Kmo
GHOST/2eBs
GHOST/6b2U
GHOST/a6JI
GHOST/PF8Y
GHOST/ucZ.
GHOST/v.OU
GHOST/X2DU
GHOST199vU
GHOST33fyU
GHOST49AnE
GHOST7nOTE
GHOST94FLY
GHOSTash.M
GHOSTCAAEQ
GHOSTFQVDk
GHOSTG22KI
GHOSTgmmmU
GHOSTHP3u.
GHOSTIIDlc
GHOSTK88E.
GHOSTKEBS.
GHOSTlnEg.
GHOSTQO/M.
GHOSTRTVCY
GHOSTSEBVM
GHOSTT/XQs
GHOSTUR33g
GHOSTVXVno
GHOSTWJGAY
GHOSTywvqg
GHOSTZXKJQ

180毒男:2017/06/05(月) 01:51:11
OBAKE/1GjU
OBAKE/8lCw
OBAKE/bUnc
OBAKE/c8O6
OBAKE/claE
OBAKE/fBAo
OBAKE/Gyog
OBAKE/j9mg
OBAKE/me5s
OBAKE/NJyA
OBAKE/NZag
OBAKE/pt5Y
OBAKE/RLq.
OBAKE/seGE
OBAKE/xbR.
OBAKE7.2Z.
OBAKECYXJY
OBAKEDHKUY
OBAKEE/8Ew
OBAKEEE2f2
OBAKEF8..M
OBAKEggaJQ
OBAKEGPGYM
OBAKEKUN32
OBAKETVIWY
OBAKEUEYZA
OBAKEwTvT6
OBAKEXSKPA
OBAKEYTSHY
OBAKEyymmE
OBAKEZZx16
ONRYO.Sbd.
ONRYO/cQRw
ONRYO/gOPc
ONRYO/oZxQ
ONRYO/qbPU
ONRYO257JI
ONRYO29h/6
ONRYOAXyeg
ONRYOCar/.

181毒男:2017/06/05(月) 01:51:29
ONRYODeMIA
ONRYOHSLEE
ONRYOIECA.
ONRYOII9.o
ONRYONQOU.
ONRYOOTu.g
ONRYOPA4FU
ONRYOREIjM
ONRYOTXLUU
ONRYOwzvw.
ONRYOXX9T6
TUKUMO1qMI
TUKUMO3rAI
TUKUMOdlNc
TUKUMOEk0c
TUKUMOhrpQ
TUKUMOLDdw
TUKUMOqdDE
TUKUMOqJr6
TUKUMOQU5Q
TUKUMOSwzE
TUKUMOVlGM
TUKUMOVyNs
TUKUMOWoBE
TUKUMOWvl.
TUKUMOX7WI
TUKUMOXw6o

182毒男:2017/06/05(月) 01:53:02
>>176
|A-) そうそう、鬱でもそうなるかもね

>>177
|A-) 検査めんどいと思うけどがんばねw
    おつかれさまw

>>178
|A-) 秋山君もおつかれさまねw

183cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 01:54:11
|ω・`) ひゃーすごい!
ちょっとこれ迷うな!今のも気に入ってるし!
ありがとう毒男さん!

184毒男:2017/06/05(月) 01:54:45
|A-) 好きなのを選んでねw
    どれか決まったら渡すよ
    決めるのには何日かかってもいいよw
    ちなみにまだできる時あったら検索中

185cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 01:55:18
|ω・`) 毒男さん秋山さん久々で楽しかったよ!
ありがとう!

186毒男:2017/06/05(月) 01:55:19
>>183
|A-) もちろん今のままでもいいよw

187秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/05(月) 01:56:19
>>183
そんなcat君には「DOKUO」コテをおぬぬめします( 0w0)ノ

188cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 01:58:26
>>186
|ω・`) 愛着ついてきたw
けど他のもかっこいいから迷う!
>>187
|ω・`) いやそれは秋山さんの方が似合いそう
毒男2

189毒男:2017/06/05(月) 01:59:04
>>185
|A-) 俺も楽しかったーw
    ありがとうw

>>187
|A-)そ

190毒男:2017/06/05(月) 02:00:14
>>188
|A-) いくつか使い分けてもいいしねw
    あとリストから複数選んでもいいしPC使えるなら酉とキーまとめたファイル渡してもいいし

191毒男:2017/06/05(月) 02:00:52
|A-) 音楽はもうちょいしたら終わりー
    具体的には俺が寝るまで

192cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 02:01:45
>>190
|ω・`) なるほど使い分け!それならステキ!
あ、でもPCない…うぬぬ

193cat ◆TUKUMO3rAI:2017/06/05(月) 02:05:59
|ω・`) そろそろ寝るー
おやすみなさーい

194秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/06/05(月) 02:06:40
>>193
おやすみ〜ノシ

195毒男:2017/06/05(月) 02:08:33
>>192
|A-) じゃあほしい酉を複数選んでねw

>>193
|A-) おやすみねーw

196毒男:2017/12/10(日) 23:52:57
|A-) やります

197秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/12/10(日) 23:54:45
はひ(´・ω・`)ノ

198毒男:2017/12/11(月) 00:06:02
友達と8人で、多摩川上流(東京都)に遊びに行った時のことなんだけど。
そこは東京都言っても、もう山梨県に近い奥多摩町というところで、信じられないくらい綺麗な川と山々に囲まれたトコなのね。
俺達は以前から予約を入れてあったバンガローに泊まりに来た訳だが、今から思えばそのバンガローってのが、ちょっと気持ち悪い雰囲気ではあったんだよね。
まぁ建物自体がかなり古いものだし、これから皆で大騒ぎして泊まるのにおかしなこと言いたくないからね、もちろんその気持ち悪い感覚は胸にしまっておいた。

昼飯時についた俺達は、近くのスーパーで買って来た材料でBBQなどを楽しんだあと、バンガローの中で飲み会って流れになった。
男8人も揃うと大騒ぎで、そりゃ滅茶苦茶楽しかった。

飲み続けてると当然、トイレに行きたくなるわけなんだけど、そのトイレってのが各バンガローの中に設置されてなくて、外に共同便所って形で設置されてるのよ。
いくら酔っていても、ちょっと一人で行くのは躊躇われるような暗さなので(山奥の河原だから当然なんだけど)トイレに行くときは、安全の事も考えて数人で付き合うって感じだった。

そのうち、1人の奴がいないことに俺が気付いた。
「おい!?Aの奴どこいった?」
「あれ?一人で便所かな?」
「ああ…そういやさっき出てったかも…」
おいおい!!酔って川にでも落ちたら死んいまうぞって事で、比較的酔っていなかった俺が探しに行く事になった。

正直、ちょっと怖かったのだが他の奴らはヘロヘロだし、Aの事も心配なので俺は仕方なくトイレから見に行く事にした。
トイレに着くと、4個並んだ個室のうちの1つ奥から2番目のドアが閉まってる。
俺は少しホッとして声をかけた。
「おい!!気分悪いのか?吐いてんのかよ?」
個室からは返事なし…こりゃ中でぶっ倒れてるのかななんて思いながら
「おい!!開けるぞ」
ってノブに手をかけたが鍵かけてありやがる、仕方なく俺はドアをガンガン叩きながら
「おーい!!いい加減にしろよ!!ほら!!出てこいよ」
そのとき…ドアの向こうからやっと返事が…

「いい加減にするのはおまえだよ!!」

聞いた事ない、いるはずない女の声でした…
俺はあまりのことに驚いて、Aの事も忘れて走ってバンガローまで逃げてった。

199毒男:2017/12/11(月) 00:06:46
バンガローに着くとAは何食わぬ顔で皆と飲んでる…
気分悪くて河原で吐いて戻ってきたんだと。
俺がさっきの出来事を話すと、皆酔った勢いもあるのか
「面白そうじゃんか」
「いこぉぉぉぉっ!!」
って感じで大盛り上がり。
俺はあんまり行きたくなかったんだけど、ここに一人で残るのも耐えられないので、ついていった。

トイレに入ると、やっぱり問題の個室のドアは閉まってる。
外側からいくらドアをひいても動かない。
「俺が上から覗いてやるよ!!」
1人が隣の個室の壁をよじ登って中を覗いた…

「うわ!!!なんだよこれ!!やべぇ〜よ!!」

なんだなんだと皆で覗き込む…

「なんだこれ…」
「……!!」

1人の奴が走り出すと、皆一目散に逃げ出した。
その晩は皆眠れずに朝まで過ごして、早朝逃げるようにして帰った。

トイレのドアが開かなかったのは、内側から板が打ち付けられていたからだった、そして便器は完全に破壊されていて使用することは不可能、一番の問題はその個室の壁中にびっしりと貼られた御札だった。

200秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/12/11(月) 00:08:15
奥多摩おそろしす(´・ω・`)

201毒男:2017/12/11(月) 00:09:47
|A-) やっぱり山はやばいね

202毒男:2017/12/11(月) 00:13:06
私が3年前に体験した話なんですけど、私は安い一戸建てを見つけそこに住むことにしました。
最初は快適だったのですが日がたつにつれて妙な事に気づきました。
私が1階にいるとき上でボソボソと話し声が聞こえるのです。
2階に行って見るんですけど一人暮らしなのでだれもいません。
足音が聞こえたこともありました。いったい何なんだろう…と不安は積もるばかりです。
しかもそれは日がたつにつれだんだんとうるさくなっていきます。

間違いなく2階に誰かがいる。
私は2階に行って一部屋一部屋チェックしました。
しかし窓は閉めてあるし人が外から入ってきた形跡などありません。
非常に気味が悪かったのですが、その時天井から
「ドンドンッ」
と叩く音が聞こえました。
まるでここだと言っているようでした。
天井裏に誰かいるのか?
その音の方に言ってみると天井にぽつんと扉があったのです。
業者はこんな所に扉があるなんて全く言ってませんでした。
あまりにも目立たない所にあったので私自身もう2ヶ月にもなるのに全く気づきませんでした。

まだそこからは中から叩く音が聞こえます。
非常に怖かったのですが勇気を振り絞って開けるみることにしました。
開けると中から階段が出る仕掛けになってます。
階段を上がって中に入るとかび臭く埃まみれのところでした。
広さは3.5メートルぐらいで物置には出来そうな所です。
周りは前の家の人が置いていったものなのか誇りまみれの人形とダンボールが何個も置いてありました。

しかし誰もいません。とその時突然誰かが後ろにいる気配を感じました。
後ろを振り返ると髪の毛が長く赤い服を着てジーパンをはき、顔は髪の毛で見えませんでしたが血だらけのような者が立っていました。
私はびっくりして階段を転がるように下りて逃げました。
そして2階と1階を結ぶ階段を下りている時、さっきの所で階段をドスドスドスッと下りてくる音が聞こえました。
追いかけてくる!殺される!そう思って私は必死にその家から出ました。
その日は友達の家で泊まる事にしました。
次の日友達と一緒にまた自分の家に戻ってみることにしました。
家を開けようとした前にちらっと2回の窓をみると、窓に手を着けてこっちを見ている女性がうっすらと見えました。
私は家に入るのはやめてそのままその日引っ越しました。

203秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/12/11(月) 00:13:24
やっぱりcat君を縛りあげて山に置き去りとかやりたいよね(´・ω・`)ノ

204秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/12/11(月) 00:17:15
人形もやっぱこえーなー(´・ω・`)

205毒男:2017/12/11(月) 01:01:17
|A-) ここも落ちるとか何なんだ

206秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/12/11(月) 01:06:51
くそ重かったよね( ; ´Д`)

207毒男:2017/12/11(月) 01:06:51
|A-) 繋がったり落ちたり、だいぶ不安定なので日を改めます

208cat ◆TUKUMO3rAI:2017/12/11(月) 03:11:19
|ω・`) 不安定だったのか…
さり気なく秋山さんにひどい事言われてるし…

209秋山 ◆MIO/.JGsks:2017/12/11(月) 14:36:08
>>208
気のせいだお・・・(´・ω・`)

210cat ◆TUKUMO3rAI:2017/12/11(月) 19:45:35
>>209
|ω・`)…夜の山に置き去りされたら漏らしながら大泣きする

211毒男:2018/01/02(火) 23:26:29
|A-) さてやるかな

212cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/02(火) 23:30:14
|ω・`)

213毒男:2018/01/02(火) 23:34:28
高校生の時、深夜、友達の部屋でしたたか飲んだ帰り、あかりもなく人気のない、暗い市営球場わきの道を通って帰った。
すると、球場の横手にある小さな林の中で、2〜3人の男の声がした。
深夜の市営球場は、同性愛者の出会いの場とも噂されていたから、何となく噂の真偽を確かめようと思い、
暗い中で目を凝らし、林の中を覗いていると、ボオッと、やはり2〜3人の人影が見える。
酔いも手伝ったか、少々大胆になり、近道をはずれて木立の方へ近づくと、
男たちに囲まれるようにして、もう一つの影が、ゆらゆらと揺れているように見える。
それも、空中に浮かんでいるように見える…
男の中の一人が、その空中に浮かんだ人影の足に抱きついて、ぶら下がっているようにも見えた。

木々の間を、そおっと進み、ぼそぼそとした話し声が、聞き取れそうなくらいに近づいた時、枯れた枝を踏みつけてしまった。
バキッという音が思ってもみないほど大きく響いた。

話声がやみ、少し間をおいて、突然、笑う声が…、それも、へらへらと、鼻で笑うような嫌な感じで。
3人の人影がこちらを向いているのがわかる。
そして、くぐもったような男の声で、
「おまえもか」
と、一声あった。
何やら、わけもわからず怖くなり、あわてて道へ引き返し、走って家へ帰った。

次の朝、登校すると、学校にもほど近い市営球場わきの木立の中で、首つり自殺があり、警察官が何人かいたと、クラスのみんなが言う。
どういうことだろうか?
今もって謎だが、何人か男が自殺と見せかけて一人の男を殺したのではないだろうかと、
公衆電話から、匿名で、その夜に見たことを通報したりしたもしたが、特に、リアクションがあったとも思えない。

その後、同じ場所で10年くらいの間に、知る限り5回ほど首つり自殺があったが、一昨年、市営球場が取りつぶされ、今は、あの林もない。

214毒男:2018/01/02(火) 23:34:59
>>212
|A-)ノシ おすすー

215cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/02(火) 23:39:28
>>214
|ω・`)ノシ ひゃっほー!久々ー
今年もよろしくお願いしますー

球場で吊った人がつぎつぎと仲間を増やしてるようにも思えたな
人間だったらそれはそれで怖いけども
捕まったら吊られたかもしれんし

216毒男:2018/01/02(火) 23:41:42
>>215
|A-) こちらこそよろしくお願いしますw

    あれは仲間増やしてるよね
    しかしあいつらに殺されたとしたらあとでケンカにならないんだろうか…w

217毒男:2018/01/02(火) 23:42:16
ちょっと落ち着いたけど、現在進行系の話。
長いけど、まぁ聞いて下さい。

オレは過去に二度、女の子を中絶させたことがある。
一度目は完全に避妊ミス。17の若かかりしころ。
二度目は、23の時。
2年程付き合った彼女なんだけど、オレは結婚を意識してた。
子供できてもいいや、とか思って、結婚の約束をした訳でもないのに、思いっきり中に出してた。
拒否しないから彼女もオッケーなんだと思ってた。

案の定、彼女は妊娠し、オレはそれをキッカケに結婚してくれと言った。
もちろんオッケー…だと思っていたら、なんと親からもちかけられた縁談が断れないからと、逆に別れ話をされてしまった。
なぜ縁談が断れないかというのは話すと長くなるので割愛する。
要は家の事情。政略結婚というわけではないが、そんな感じ。

じゃあ、赤ん坊はどうすんの?って話だ。オレは子供が本当に楽しみだった。
オレ1人で育てるから産んでくれと説得したが、最後には向こうの両親まで出て来て、
今から結婚するのに他の男の子供がいてどうするといわれ、さんざんの抵抗もむなしく、赤ん坊はおろされてしまった。
17の時にはぶっちゃけ
「あー、めんどくせ。」
とか思っていたオレだが、その時は涙をこらえられなかった。
17の時のことを6年もしてから、本当の意味で後悔した。

それからオレは妙な体調不良に悩まされ始めた。
肩が重く、食欲もない。寝ても思い出せない怖い夢を見て飛び起きる。
病院にいっても原因不明。
オレはあんなことの後だからストレスなんだろうと思っていた。
じきに忘れ、体調も直ると。
しかし、体調は日に日に悪くなり、メンタルクリニック等にも通ったが、とうとう仕事を休職するはめになってしまった。

それからは実家に戻り、家の手伝いをしてしばらく親に食わしてもらっていたが、体調は相変わらずだった。
68kgあった体重が2ヶ月で52kgまで落ちた。
病院にいってもやっぱり原因不明。
メンタルクリニックももう行ってもムダだと思った。

218毒男:2018/01/02(火) 23:42:39
それからしばらくして、オレは法事に顔を出した。
親戚はオレの変わり用に驚き、心配の声をかけてくれた。
法事も終わり、帰りがけに、オフクロの姉の旦那の妹(オバかな?)の人がオレに声をかけて来た。
「○○ちゃん(オフクロ)から話聞いたよ。おばちゃんね、霊媒師の人知ってるから紹介してあげようか?」
何いってんだこの人、と思ったが、治る可能性があるならと思い直し、後日、連絡を取り、紹介してもらうこととなった。

その霊媒師曰く、
「水子の霊がついてます」
ショックだった。確かに2人もおろしてる。
オレは子供をおろした話をこの人にはしていない。
オレはすがるような思いでその人に除霊をお願いした。
すると、
「除霊はしますが、それは水子の霊を供養することに他ならない。あなたの今の体調不良は、いうなれば生霊の影響なのです」
詳しく聞くと、水子の霊はついている、が、その霊はオレにとって害になる霊ではないという。
その霊に影響する、オレの後悔の念、そしてまた別の人の後悔の念が重なりあい、今の状態になっているとのことだった。
そして、オレ以外で後悔している人間も同じように憑かれているはずだと。

水子の供養はそこでやってもらった。
結構あっけなかったが、本当に心のそこから手を合わせた。
ちょっと涙が出た。
半泣きのオレをみて霊媒師が、
「その涙があなたを苦しめる原因なのです」
と言った。
オレ以外に後悔している人間、それは17の頃か23の頃の彼女、どちらかしかいない。
でもやっぱり結婚を断られた彼女の方な気がした。
オレは数ヶ月ぶりに彼女に連絡し、会う約束をとりつけた。

数ヶ月ぶりに彼女とあった。彼女はオレを見て驚いていた。
オレは彼女に霊媒師の話をし、心当たりはないかと訪ねた。
しかし、彼女はわからないという。
オレは「後悔の念」について問いただした。
子供のことを後悔しているんならやめろと(それも変な話だが)。
しかし、彼女は新しい結婚生活も順風満帆で幸せな毎日を送っているそうだ。
子供のことはかわいそうに思っているが、特に強烈に後悔している訳でも無い。
なんかみじめになり、その日は話を終えるとすぐに別れた。

219毒男:2018/01/02(火) 23:42:53
残る、もう1人の彼女かもしれないと思ったオレは早速、連絡をしようと思った。
だが、なにせ6年も前に別れたっきりで、連絡先を覚えていない。
オレは特に仲がいいわけでもない昔の知り合いに片っ端から電話して、彼女の連絡先を調べた。
するとある女の子が、
「あー、○○ちゃんの友達の子でしょ。○○ちゃん聞けばわかるよ」
と言う。やった!見つかった!
「じゃあ、ちょっと聞いてもらいたいんだけど」
と言うと
「え、でもその子って…」
と口籠る。どうしたの、と聞くと。
「亡くなったんじゃなかったっけ?」
「はぁ!?」
「え…?だって○○くん(オレ)が…」
「ちょっと待って!どゆこと!?」

さんざん言い渋ったあげく、聞き出したのは信じられない話だった。
オレは彼女(17の頃)が子供をおろしてから、彼女が退院しない内に別れた。
もともと大して好きではなかったのと、やはり、妊娠騒動でうんざりしたことがあり、
さらに、その頃オレと付き合いたいという可愛い女がいたためだ(こうやって改めて言うと本当に自分が嫌になるが)
その後、共通の友達もいなかった彼女の噂を聞くことはなかったのだが、
なんと彼女はその堕胎が原因で1ヶ月後くらいに亡くなってしまっていたと言うのだ。
にわかには信じがたかった。やはり連絡しないといけないと思い、連絡先を聞く事にした。

オレは昔の知り合いに聞いた連絡先に電話を入れ、彼女の両親とあうことになった。
両親から聞いた話は、電話で知り合いに聞いた話そのままだった。
オレはなんてことを…。オレは両親の前で土下座して謝った。
父親はなにも言わなかったが、母親が口を開き、こう言った。
「あやまってもらっても娘は帰ってこないのよ。法律的には、あなたには罪はないしね」
「でも…そういう問題じゃありません」
とオレが言うと。
「そうよ、娘を殺したのはあなただと私は思ってます。一生後悔して生きてね」
オレは血の気が引いた。
きっと生霊というのはこの人なのだろう。
オレは呪われているんだ。
罵倒され、殴られる方がずっとよかった。

220毒男:2018/01/02(火) 23:43:12
体調不良は今でも続いている。
霊媒師の所には今でもいっており、いろいろ相談にのってもらっている。
オレの後悔の念が消えれば、向こうの両親の生霊(後悔の念)に干渉されることもない、早く忘れ、前をむくことだ、と言われている。
その為、禅寺にも通って禅を組んだりしている。
でも忘れるってどういうことなんだろうか。
子供おろしたってどうってことないぜ、と思っていた頃に戻ればいいんだろうか。
最近オレの本棚には仏教関連の本がいっぱい並んでいる。

最後に、彼女の両親にあった後の霊媒師に相談した時の会話。
「お母さんに許してもらえればいいんじゃないでしょうか…オレ毎日でも謝りに行こうと思ってるんですが」
「ダメです。もうお母さんには会ってはダメ。あなたにまとわりついていた後悔の念は、ハッキリとあなたへの憎悪となっています。
ある種の呪いになろうとしている。もう、夢も思い出せるはず」
そう、オレは毎晩のように見るおぼろげだが強烈な悪夢を思い出せそうになっていた。
血みどろの部屋で泣きわめく中年女性。
多分あの女性の顔はお母さんなんだろう。

221cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/02(火) 23:49:32
>>216
|ω・`) 仲間になったら増やす事しか考えられないんじゃないかな?
>>220
|ω・`) うわ、クズだー…
そら相手の親御さんは呪うわな
自業自得としか言えぬ

222毒男:2018/01/02(火) 23:51:57
私が小学校の時の話です。
私はA君といっしょによく出ると言われている廃屋に行ってみました。
私は怖くてやっぱり帰ろうと行ったのですがA君は入ろうと言って聞きません。
仕方ないので私は外で待っていることにしました。

しかしA君はなかなか出てきません。そして日も沈みかかっていました。
と、その時その廃屋の中から
うぅ…うぅ…
と女の人がすすり泣く声が聞こえてきました。
2階の窓の辺りから聞こえてくるようでした。
A君の声じゃないよな…。
と思いながらその窓を見ていると突然すっと誰かが姿を現しました。
A君か?
と思ったんですがそれは明らかにA君とは違っていました。
真っ黒というかどす黒い人影ががこっちを見下ろしていました。
真っ黒で髪の毛とか服は全く見えなかったんですが、
黒とは対照的な白い目がとても目立っており、その目は明らかに私を睨みつけていました。
私は怖くなり全速力で家まで逃げました。

次の日学校に行ってみたんですがA君は来てませんでした。
どうやらA君は家にも帰ってないらしいのです。
私は昨日の廃屋にいた人物にA君は殺されてしまったのではないか?と思いました。

223毒男:2018/01/02(火) 23:52:15
しかし次の日A君は普通に学校に来ていました。
私は安心してなぜ昨日来なかったのかという事と廃屋で何かあったのかと言う事を質問しました。
すると彼はこんな事をいったのです。

「あの廃屋に面白い子がいて友達になったんだ。
外にもう一人友達が待っているっていったら、ぜひ会いたいって言ってたよ。今度君もあの子と遊ぼうよ」

と言っていました。
廃屋に子供が住んでいるわけありません。
私はすぐにおかしいと思いました。
A君にもうあの廃屋には行かないほうがいいと言って、
今日も遊びに行くと言っているA君を必死に止めたんですがですが聞こうとしませんでした。
そしてA君はその日から行方不明になってしまいました。
あれからもう30年も経ちますがA君は見つかっていません。

ただ廃屋で男の子と女の子のバラバラの白骨死体が見つかり、廃屋の中は壁に血がたくさん染み付いていたそうです。
男の子の白骨死体はA君だったのでしょうか?だとしたら女の子の死体は誰なのでしょうか?
私があの時覚えてるのは女の人のすすり泣く声と窓からこちらを睨み付けていたどす黒い謎の人物だけです。

224毒男:2018/01/02(火) 23:53:33
>>221
|A-) おかしくなっちゃうのかなあ

    まあしょうがないよね
    しかし人がそれだけ長く怒りとか悲しみを維持していけるんだろうか

225cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/02(火) 23:57:12
>>224
|ω・`) やっぱり子供の仇ーとかだと怒りってなかなか鎮まらないと思うよ
自分に対して起こった事なら持続しないかもだけどさ

|ω・`) 廃屋の話怖いんですけどー
女の子の方がAくん連れて行ったのかね
ウチも子供の頃学校の近くの廃屋で肝試ししたけど振り返ったら日本人形の位置が変わってこっち見てたの思い出してガクブル

226毒男:2018/01/02(火) 23:58:41
オレが小学生だったころの話なんだが、妙なボロイ借家に住んでいた時期があった。
当時、両親が離婚をしたこともあり、子供とはいえ精神的にアレだった気がしないでもないけどね。

急に苗字が変わった事もあり、小学校で軽いイジメのターゲットとなったオレは、
放課後のドッジボールやサッカーに参加するわけにもいかず、1人まっすぐ帰宅するのが習慣になりつつあった。まぁ鍵っ子ってやつ。

いつものごとく借家(2F建て)の鍵を開け、自分の部屋(2F)へ直行したオレは作りかけのミニ4駆の製作にかかった。
しばらくすると日も沈み、腹も減ったしTVでも見ながら食事をとろうとした時にソレはおきました。

トン、トン、トンと階段を駆け上る音がする。
家の中にはオレしかいないのに。
その音は普通に階段を駆け上るのとなんら変わらず、ゾっとするのと同時に、もしかしたら働きにでた母親が戻ってきたのかと思わせるくらいに普通でした。

しかし足音はオレの部屋の前で止まり、硬直して動けないオレの前でふすまはそっと動いた。
…立っていたのは母親ではなく、見知らぬ同年代の女の子。
3秒ぐらいお互いに言葉を交わすでも見詰め合ってたと思う。
女の子はくるっと後ろを向くと、階段をトン、トン、トンと降りていった。
怖いと思うよりも、あっけにとられてたオレは、泥棒なのか何ナノかわからず放心状態だったけど、
部屋にあったプラスティック製のバットを片手にとりあえず1Fに降りようと思った。

227毒男:2018/01/02(火) 23:58:57
階段を何故かそっと足音を忍ばせながら下りるオレ。
頭の中は混乱してたけど、それなりに色々と可能性を考えていた。

1:実は母親はもう戻ってて、知り合いが来ている。
2:実は家賃を滞納してるかなんかで、大人の人が怒りにきた。
3:鍵をかけ忘れたから泥棒が入ってる。

と、まぁこんな感じだったと思う。
でも1Fに降りて玄関を確認すると鍵は閉まっている。家の中はシーンとしている。声もしない。
1Fはリビングと台所(繋がってる)、風呂(トイレ)しかないので、いるとすればリビングだろうな…と思った。
この辺から何ともイヤな感じがしはじめていたんだけど、それでもそっとリビングを覘いてみると…
何とも奇妙な光景がそこにあったんだよ。

日も暮れて暗い部屋の中に、明かりもつけずにテーブルに向かって座っているサラリーマンと女の子。
こちらに背を向け台所に立っている女の人。
皆、一言もしゃべらず、微動だにせず、じっと下をうつむいてた。

気がついたらオレは母親に抱き起こされ、しきりに
「大丈夫?大丈夫?」
と揺すられてた。
どうも廊下でぶっ倒れてたらしいんだよね(苦笑
見たことや、おこった事は全て実感として覚えてたけど、親には言えなかった。
頭がアレになったと思われる要因がオレの環境には揃いすぎてたし…なにより住む場所がなくなるかもってのがイヤだった。

あの家でかつて何があったのかなんてコレっぽっちも知らないけど、当時母子家庭の母親が1人で借りられる2F建ての借家なんて…まぁ何かあった家だったのかも。

228毒男:2018/01/03(水) 00:01:55
>>225
|A-) そうなのかねえ
    体験してみないとわからんね

    話の中では女の子しか遊び相手いないよね
    泣いてたのが女の子とするとなんかおかしいけど
    見てないだけで他にもなんかいたのかもしれないね

    なかなかいい体験してるねww
    肝試ししたことあるなら今でもできるよw

229cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/03(水) 00:06:32
>>228
|ω・`) いやホント壁際に飾られてたのに皆でその前通り過ぎてふと振り返ったら襖?の真ん中でこっちを見てたんだよビビったわ
今はもう無理〜心霊スポット配信見るくらいで自分は行けない怖い
>>227
|ω・`) いやこういう自分の安全地帯と信じてる所に侵入されるような話マジ怖い

230毒男:2018/01/03(水) 00:23:36
>>229
|A-) おおー、それはすごいなあw
    俺も体験してみたいわ
    人形を調べてみたい衝動w

    行けば楽しいのにw

    安全じゃない場所に自分から引っ越した話というかww

231cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/03(水) 00:27:01
>>230
|ω・`) ウチはもう怖くて近寄れなかったw
大人数だったから誰かがイタズラしたのかもだけどw

まあ母子で他に行くところもなかったから仕方ないというかだね

232毒男:2018/01/03(水) 00:27:04
俺が小さい頃体験した話でも。
思い出しながらで悪いけど

小さい頃は病院から繋がってる保育所に通っててさ、その病院ってのを先に説明しておくと
障害を持った人達や、重度の病気の患者さんとかを専門に扱うところなんだよ。
当時の俺もその病棟に入ったこと何度かあったけど、小さい頃の俺はそこが大嫌いだった。
まず鼻を突くような薬品の匂いとかあちこちから聞こえてくる患者さんの唸り声。
5歳にも満たない子供には刺激が強すぎだったよ。

人が死んだりってのも日常的にある場所だったらしい(言い方悪いけど)
で、結構看護婦さん達の間でも
「死んだ患者さんが夜中歩いてた」
とか
「先日亡くなった男の子が窓の外からこっち見てた」
とか、そんな話も少なくなかったそうだし、実際そこの看護婦だった母さんからもよくそんな話を聞かされてた。

それから隣は神社だったり、よくわからない慰霊碑が立った森があったりで、正に心霊スポットのド真ん中に立ったような病院。
さらにその中にあったのが俺の通ってた保育所ってわけ。

それで、俺の保育所では毎年お泊まり会ってのをやるんだけどその中に「肝試し」があったんだよ。
ルールはまあ有り勝ちなんだけど、一人で保育所の奥にある裏口近くのトイレまで歩いていって、そこにあるお菓子をとってくるっていうものだった。
まず子供達と保母さん達は一つの部屋に集まってて、そこから一人ずつスタートするんだけど、その部屋から外が全くの別世界。
異常なくらいシー…ンと静まり返った廊下の奥は完全な闇。
子供達の誰もが怖がって行こうとしないんだよね。当然だけど。
それで、保母さん達が無理やり部屋の外に出すんだよ(鬼だよな)
もう一人闇に放り出された子供は大泣きしてた覚えがある。

それで年長組だった俺は最後の方に行くことになってたんだけど、先に行って帰ってきたみんなが変なこと言い出すんだよ。
泣きながら
「真っ黒い人が居た」
とか
「足引っ張られた〜」
とか。
俺も最初は強がって
「ウソだろー。怖くないもん」
とか言ってた(記憶がある)けど自分の順番が近づくにつれてマジで怖くなってきた。
けど中には
「誰も居なかったよー」
とか言う奴もいたから、それを支えにして耐えた。

233毒男:2018/01/03(水) 00:27:25
で、自分の番が来た。
部屋出た瞬間一気に血の気が引いたのを今でも覚えてる。
マジで真っ暗。廊下は闇に吸い込まれてて、手に持たされた懐中電灯だけが頼り。
元々病院の中にある保育所だから、さらに不気味でさ。
なんとか勇気を出して奥へ奥へと歩いて行った。
ちなみに、そのお菓子のある場所までは二つの部屋を通過しないといけないんだけど、その一つ目の部屋に入った時のこと。

真っ暗な部屋に窓から薄く月明かりが入ってきて少し明るくなっていた。
その部屋の真ん中。俺から3メートル離れてなかったと思う。
真っ黒な誰かが踊ってた。姿は真っ暗で見えない。というより逆行にかかったように真っ黒で顔はおろか服装も何も見えない。
そいつは小刻みに跳んで手足を上下に激しく動かして踊ってた。
けど足音が全く無い。あれだけ激しく跳んだりしたら静かな廊下に足音が響き渡ってても良かったはず。
妙な違和感と恐怖に襲われて、俺はすぐにお菓子のある場所まで走り、お菓子をひったくるように取り、みんなの部屋へ逃げ帰った。

部屋に帰った後みんなに報告すると、半分くらいの奴等が「見た」という。
だが保母さんはこの部屋に全員居るし誰かがお化け役をやってるわけでもない。
ちなみに一番最初見に行った保母さんはそんな人見てないと言う。
見たのは一部の子供達(俺含む)だけ。

234毒男:2018/01/03(水) 00:27:41
そこで俺と仲の良かった友人と二人でもう一度同じコースを行かせてもらった。
二人なら怖くないだろう。と思ったんだろう。
多分ビビってるみんなを見下そうというガキの浅い考えとかそんなところ。
それで部屋を出た俺達はまず一番目の部屋へ向かった。
だがそこには誰も居なかった。
さっきまで踊ってた真っ黒い奴は影も形もない。
すると突然
「パァンッ!!」
という風船が割れるような音が響き渡った。
当時の俺には知る由もなかっただろうけど、いわゆるラップ音だった。
続けざまにパァン!!パァンッ!!と激しい音が響き渡った。
「え!?何!?何この音!?」
とビビりまくって友人に聞いてみても友人も
「わかんないよ!!」
と二人してパニック状態。
俺達は怖くなって次の部屋に走って逃げた。
そこに逃げ込むと今度はテーブルの下から足を掴まれた。
これはハッキリ記憶に残ってる。友人と半分泣きながら振りほどき必死に走って廊下に出てお菓子のあるところに来た。

で、そのお菓子のある箱の向かい側の壁…
そこに座り込んだ真っ白い人。…ここはほとんど覚えてない。
でもよく覚えてるのはそいつの裂けた口が真っ赤だったこと。
他には目も鼻も髪の毛も無い。ただ白い人型の赤い口が三日月みたいに付いてるだけ…
そいつが無言で追いかけてきたこと。
ここで記憶が途切れてて先がどうしても思い出せないんだわ。

長文になってしまって申し訳ない

235cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/03(水) 00:33:30
>>234
|ω・`) こんなの5才くらいの子供じゃなくても怖いわ!
場所的にも何か起こりそう感バリバリじゃないですか(´;ω;`)
しかも現に約半分は視てるし体感してるなんて怖い怖い

236毒男:2018/01/03(水) 00:35:29
>>231
|A-) いたずらの可能性が高いねww

237毒男:2018/01/03(水) 00:37:15
>>235
|A-) なんというかこれ完全にアウトなイベントだよね
    行方不明者とかが出なかったのが奇跡だと思う
    黒クネクネはいるしよくわからんのもいるし

238cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/03(水) 00:37:47
>>236
|ω・`) やっぱり?wwwでもウチが最後尾だったんだw

239cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/03(水) 00:38:36
>>237
|ω・`) だよね!保護者とか先生とかは子供の半数が体感してるのにおかしいと思わなかったのか…

240毒男:2018/01/03(水) 00:40:17
>>238
|A-) じゃあいたずらできないじゃんwww

    それを先生がやってたわけじゃないだろうしねえ…

241cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/03(水) 00:42:20
>>240
|ω・`) 他の子の友だちが隠れてイタズラしたのかもと思ってはいるけど うーむ

大人は視えない感じないからかな?
子供だからこそ体感した子が多かったとかなのかね

242毒男:2018/01/03(水) 00:44:42
>>241
|A-) じゃあ確かめてみよう、と思うけどもう建物無いだろうし俺はたぶん遠いだろうし…

    子供はよく見るみたいだよね
    女性もよく見るみたいだよね

243毒男:2018/01/03(水) 00:45:16
体験談です。まとめようとしたのですが、長くなりました。

小学校のクラスメイトにMというのがいて、父親は地元の名士で、有名な産婦人科医でした。
外壁に蔦がはっているような、かなり古い2階建ての洋館を病院にしていて、近所の子供たちの間では、お化け屋敷などと言うものもありました。
何でも、関東大震災後に建てられた建物だということでした。
実際は、医師として大変評判のいい父親のおかげで、病院はとても繁盛していたようですが。
ところが、小学校の卒業をひかえた頃、Mの父親は突然亡くなり、病院はやめることになりました。
あとには、Mとその母親と妹、そしてお祖母さんが残されました。

何年か経て地元の高校に入学し、当時、またクラスメートになっていたMたちと話している時、
誰が言い出すともなく、Mの家の、今は使っていない病院だった洋館で、怪談大会でもやろうということになり、
泊まりに行っていいかと、尋ねたところ、いいけど、今度の7月7日の晩ならいい、と、わけのわからないことを言うのでした。
何で?と聞くと、その日はオヤジが死んでから、毎年、幽霊が出るようになったから、家の人は誰もいなくなる、親戚の家に行くんだ、と、ことも無げに言うのです。
そんなKの話が火に油を注ぎ、また、その年の7月7日が土曜だったこともあり、大変な盛り上がりようで7〜8人の参加者が集い、
待望の7日、つまり七夕の晩、夕方から家人のいないMの家へ集まったぼくたちは、飲めもしないビールをちびちびやりながら、大いに楽しんでいました。

じゃあ、そろそろ病室で怪談をやろうということになり、Mの家族が生活している母屋から、中庭を隔て、渡り廊下の先、元病院だった洋館へと移動しました。
蝋燭を一本、元病室の真ん中に置き、思い思いに、つたない怪談を始めたわけです。
で、Mの番になり、7月7日に毎年出るという幽霊について、話してもらおうじゃないの、ということになりました。
Mが言うことには、別に父親の幽霊が出るというのではなく、だいたい、Mのお父さんが亡くなったのは冬ですし、脳溢血で亡くなったとも聞いてます。

じゃあ、どんな幽霊が出るのと聞くと、お父さんが亡くなる前、同じ年の7月7日の夜、その日は雨が降っていて、
誰とも知れぬズブ濡れになった妊婦が、たった一人で、もう、ほとんど赤ちゃんが生まれそうになった状態で、病院を訪れたということでした。
Mの父はとりあえず、妊婦を病室に運んだのですが、結局、赤ちゃんは死産でした。女の子だったそうです。
母体の方もかなり衰弱が激しく、危ない状態だったそうですが、ともかく一命は取り止め、朝方、徹夜となった看護婦さんと一休みしていると、
ほんの30分ほど、病室を空けただけなのに、その瀕死と思われた女は病室から、消えていたそうです。
もともと何の持ち物もなかったそうですが、ズブ濡れの服とともに、名前も素性も何もわからないまま、いなくなったということで、
警察に連絡し、近所を探したりしたそうですが、最終的に女は見つからず、それっきりになってしまいました。

じゃあ、その消えた女が幽霊になって出るの?と聞くと、Kは、いや、その時の死産だった赤ん坊が出る、と言うのです。
出るというよりも、泣くんだ、と言うのです。
いずれ、その消えた女が戻って来るのではないかと考えたMの父は、その赤ちゃんを葬らず、お骨にして、病院の空き室というか、
物置のような部屋へ、置きっぱなしにしたまま亡くなってしまったそうで、
それからというもの、毎年、7月7日の深夜、その空き部屋から、赤ちゃんの泣き声がするようになった、と言うのです。
誰も幽霊を見てはいないけれど、確かに赤ちゃんの泣き声はする。
だから、その夜は、気味が悪いので家族は外泊するようになった、ということです。

244毒男:2018/01/03(水) 00:45:33
Mというのは、度胸がすわっているというか、何も感じないというか、今、思えば変な奴で、
その晩、ぼくたちが怪談をしていた部屋は、ご丁寧にも、その赤ちゃんの骨を安置した空き部屋の隣ということでした。
日頃、何かれとなく実直なMが作り話をしているとも思えず、その話を聞いた段階で、友だちの何人かは帰ると言い出し、
結局、残ったのは、Mとぼくと、もう一人でしたが、とりあえず、隣の部屋というのはヤバイということで、
母屋の方へ移動しようとすると、さっき帰ったはずの友だちのうち二人が、血相を変えて戻って来ました。

どうした?
出た!出た!
何が?
病院の入り口の方に、ズブ濡れの女がいたんだ!
マジ?
本当だよ、あとの奴は逃げた。

それなりに高い塀で囲まれたMの家は、母屋の裏の勝手口か、その元病院の正面玄関横の通用口を通らないと、
外に出れないようになっていたので、正面にまわった二人はパニック状態で戻って来たわけです。
とにかくすぐに外へ出ようということになり、手近にあった自転車を踏み台に、塀をよじ登った瞬間、確かに、赤ちゃんの泣き声が聞こえて来ました。

すすり泣くような声?遠くで急ブレーキをかけているような音?
猫の鳴き声?いろんな風に聞こえましたが、確かに、赤ちゃんの泣き声というのが、一番ぴったりするような音でした。
その時、塀の上に腰掛けるような姿勢になっていたぼくは、確かに、病院の窓に、
ガラス越しにこちらを見ている髪の長い女が、何か箱のようなものを持っているのを見たと思います。
そして、ぼくは塀から落ちました。

一瞬、気を失ったんだと思います。
その後、すぐに後から塀を越えて来たM達に、道に倒れていたぼくは起こされました。
不思議と塀を隔てた外側では、赤ちゃんの泣き声は聞こえませんでした。
それでも、ぼくたちは夜の道をひた走り、とりあえずMの家からはそこそこ離れて、息を切らして互いを確認し合い、そして、Mを罵りました。
バカヤロー、こえーじゃんか!アホー!などと、皆でMに当たっていると、Mはポツリと、うん、怖えな…、と言いました。
そして、さっき見た女を思い出しながら、ねえ、赤ちゃんの骨って箱にいれてあんの?
と、Mに聞くと、うん、桐の箱、と答えました。殴ってやろうかと思いました。

今となっては、いい思い出ですが…
Mは、その後、高校を卒業すると家族で引っ越し、今は、もうあの洋館のあった場所はコンビニになっています。
そして彼は、家族の期待を裏切り、医者にはならなかったそうです。

245毒男:2018/01/03(水) 00:55:32
ある男が、年下の婚約者を両親に紹介するために実家へ帰った。
婚約者は、容姿、家柄、学歴等申し分の無い女性であったが、どうも両親の態度が芳しくない。
結婚に反対する訳ではないのだが、婚約者を見る目が何となく暗い。

男は、夜になって母親と二人きりになった際に、何か気になる事でもあるのか?と聞いてみた。
母親はそれには答えず、箪笥の引き出しから1枚の写真を取りだした。
初めて見る写真だった。
「お前が生まれたときの写真だ」
産湯に浸かった赤ん坊を、産婆と父親らしき男性が覗き込んでいる。
「…ここ見てみ」
母親は赤ん坊の足元あたりの水面を指差した。

そこには、笑顔で赤ん坊の方に手を延ばす婚約者の姿が写り込んでいた。

246cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/03(水) 00:56:57
>>243
|ω・`) Mくんすごい肝が座ってるのかその辺の感覚鈍いのか淡々としてるなー
女の人も亡くなってたのかね
赤ちゃんと一緒に成仏したらいいのに(´;ω;`)
>>245
|ω・`)ん?どういう事だ…

247名無しさん:2018/01/03(水) 01:05:00
>>246
|A-) そうそう、なんで出てくるのかわからんよね

    男が生まれた時から狙ってたってことだね

248cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/03(水) 01:07:09
>>247
|ω・`) まさか前世()から追いかけてきた、とか?
コエーwストーカーみたいww

249名無しさん:2018/01/03(水) 01:22:17
>>248
|A-) もしくは親に恨みがあったとかねw
    どっちにしろストーカーだねww

250名無しさん:2018/01/03(水) 01:23:45
高校2年の夏、姉が死んだ。21歳だった。
一人暮らしをしていたマンションの屋上からの飛び降り自殺。動機は不明。
家族の中で姉と最も親しかった私にも、自殺の原因は全く見当がつかなかった。

葬儀の翌日、姉の住んでいた部屋を引き払うため、朝から母と私で荷物の整理をしていた。
二人して黙々と働いたので、夕方にはほとんど段ボールに詰め終わり、それを玄関先に積み上げてから自宅に戻った。

夕食後、姉の部屋に携帯を忘れたことに気付いた私は一人家を出た。
9時頃だった。マンションは自宅から自転車で10分くらいのところにある。

部屋に上がり明かりを点けると、携帯はすぐに見つかった。床の真ん中に落ちている。
腰をかがめて拾い上げると、電話のベルが鳴った。私の携帯の着信音ではない。
振り返ると、台の上に置いてある電話が光っていた。一瞬迷ったが、受話器を取る。

「もしもし…」

最初は何も聞こえなかった。ノイズが酷い。電波状態の悪い携帯から掛けているみたいに。
なぜか、誰かが息を殺しているイメージが頭に浮かんだ。
果たして、しばらくそのままでいると雑音の向こうから微かな息づかいが聞こえてきた。

「誰?」

返事はない。
ただ、息づかいが少し荒くなったような気がした。
その背景、少し離れたところで何かの声。雑音にまぎれて、
『…クス‥クスクス…』
小さく笑い合う声が、受話器越しに聞こえた。
急に寒気を感じた。背中がゾクゾクする。
なま暖かい空気がうなじのあたりを撫でた。窓は閉まっているはずなのに…

251名無しさん:2018/01/03(水) 01:24:12
「もしもし?」

足もとが急激に冷えてきた。足首から下が冷水に浸かっているような感覚。
明かりは灯っているし、外の通りを通る車の音も聞こえるのに、怖い─
ふと、壁の差し込み口に目がいった。ジャックには何も繋がっていない。
電話線は台の上から床に向かってダラリと垂れ下がっていた。
電話を切ろうとしたその時、受話器の向こうから声がした。

『うしろ』

ハッキリとした女の声だった。それが姉の声だったのかは分からない。
しかし、その声を聞いた瞬間、私は反射的に後ろを振り向こうとした─

ザワ…

全身の皮膚が粟だった。背後に何ものかの気配。
受話器を握る手に力が入る。全身が硬直して、息ができない。
いま振り向いてはいけない。本能がそう告げているような気がした。

…クスクス…クス…
どこからか、小さな笑い声が聞こえてくる。
それが電話からなのか、それとも部屋のなかから聞こえるのか、もう判別がつかない。
足元の冷気が水面のように波打ちはじめたような気がした…

「お姉…ちゃん?」

ようやく、その言葉だけを絞り出した。
途端に笑い声が止んだ。
一瞬の空白の後、

『アハハハハハハハハハハハハ…』

けたたましい笑い声。
足元の冷気が、ぬるり、といった感じでうごめき、最後に、粘り気のあるゼリーのような感触を残して足首から離れた。
背後の気配がスーっと薄れていく…

『ハハハハハハハハハ─…
不意に声が途切れた。後は発信音もなく、無音。
その一瞬前、笑い声の彼方に、女の声がかすかに聞こえた。
消え入りそうに小さな声で、

『…バカ…』

徐々に全身の力が抜け、私は床にへたり込んだ。
しばらくは、そのままの姿勢で何も考えられなかった。

252毒男:2018/01/03(水) 01:24:38
やがて、安堵感がゆっくりと体を満たしはじめた頃、また電話が鳴った。
一瞬、鼓動が跳ね上がったが、自分の携帯の着信音だと気付いた。
手を伸ばし、通話ボタンを押す。母親からだった。

『すぐに戻ってきてッ』

電話口からも分かるくらい、母はうろたえていた。
姉の遺影が真っ黒になったのだ、と言う。

『声が聞こえたような気がして部屋に行ったら…さっきまで何ともなかったのに…』

私は電話を切ると立ち上がり、部屋のドアを開けた。

「ばーか」

今度はハッキリと男の声が聞こえた。

253cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/03(水) 01:31:26
>>252
|ω・`) ええー最後男の声になってる
こいつが元凶とか?
この話背筋ゾワゾワした
忘れ物夜中に取りに行くなよ行くなら誰かと一緒に行けよー(´;ω;`)
今夜イヤホンで音楽聴けない

254毒男:2018/01/03(水) 01:42:06
>>253
|A-) 元凶っぽいねえ…
    電話きたりしたら怖いね

255毒男:2018/01/03(水) 01:44:01
|A-) 2時までやるかな

256cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/03(水) 01:44:41
|ω・`)わーい

257毒男:2018/01/03(水) 01:57:27
古い6階建てのビルに住んでる友人(A)から聞いた話。
そのビルはAの親戚が、Aの生まれるずいぶん前に建てたビルらしくて、安っぽいスナックとかが入居してる。
Aの父親がそのビルをいくらかで譲ってもらって、ちょうど空いていたビルの5階に家族で住んでいた。

Aの部屋でゲームをして遊んでたんだけど、部屋の窓側を塞ぐように箪笥やら本棚やらが配置されてて開けられないようになってる。
不思議に思って訊いてみると、
「この窓は開けないから別にいい」
らしい。
確かに窓のすぐ隣には、このビルより高いビルが建ってて、Aの住んでいるビルとは2mくらいの隙間しかない。
当然、太陽光なんか差し込まないし(そのせいでAの部屋はいつも薄暗い)、空気もよどんでいるから、たしかに開ける必要のない窓だった。
Aの住んでるビルが建って数年後に隣にビルが建ってしまったので、この窓が使われたのはほんの数年だけなんだとか。
(当然隣のビルの壁には窓はない)

「そっかー」
なんて納得しつつゲームを続けると、画面を向いたままAが
「それに外を変なのがうろつくから」
って言う。
こいつ意味不明なことを言うなと思って、
「はぁ?うろつく?5階の外を?」
って訊ねると、Aが変な話を聞かせてくれた。

Aはその日も、学校から帰って夕食を食べた後、時間が経つのも忘れて夜遅くまでゲームをしていたらしい。
すると部屋の窓がバタンッ、バタンッって音を立てた。
なにかがぶつかったような音。
慌てて窓のほうを確認すると、窓ガラスに変な跡がついている。
大掃除以来ずっと開けていないせいで、外側がほこりまみれになった窓に手形がついてる。
よく幽霊話とかで聞くように、オバケが窓を叩いたのかと思うと物凄く怖くなって、窓の方を向いて固まっていたらしい。
そしたら今度は、外からビタビタビタビタビタビタビタって音がものすごい勢いで近づいてきたとおもったら、また窓がバタンッ、バタンッって鳴る。
それからまたビタビタビタビタって音がビルの上のほうに向かって小さくなっていったらしい。
Aがほんの一瞬だけ汚れた窓ガラス越しに見たというのが、
頭と同じくらいしかない小さな胴体から4本の腕が生えた奴が、ニヤニヤしながら、腕をつっかえ棒みたいにしてビルとビルの間を移動している姿。
窓の上を通るときにバタンバタン、コンクリートの上を通るときにビタビタって鳴っていたらしい。

それ以来、寝ている姿をのぞかれたらどうしようとか、目が合ったら狙われるかもしれないだとかいろいろ想像してしまって、家具を窓側に配置して隠しているんだとか。
この話を聞いたときは、そのビルがもの凄く怖くなって、その日はビルの外までAに送ってもらった。

258cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/03(水) 02:02:18
>>257
|ω・`) 窓からそんなん覗いてたらと思うとゾワゾワする〜
そら窓塞ぎますわー
でもこういう壁を這って窓から覗こうとする化け物の話他にもあるよね

259毒男:2018/01/03(水) 02:03:18
加藤さんが子供のころ、公園で遊んでいるとジーンズ姿の男が近づいてきた。
見たことのない男だった。
「キミ、これちょっと着けてくれる」
脂っけのない長い髪をした男はビーズのついたネックレスを加藤さんに見せた。
「子供だからね。キラキラしてるときれいだなって思ったよ」
加藤さんが恥ずかしがっていると横にいた友達が男に
「私がする」
と言ったのだが、男は首を振り、加藤さんがしないならあげないと言った。
「これは特別にオニーサンが作ったんだよ。オニーサンは宝石屋なんだ」
ネックレスには細い線がついていた。
「これなあに」
「電気でピカピカ光るからね。今、スイッチ入れてくる。すごくキレイに光るよ」
「やっぱり、私がしたいな」

「だめ…この首がいいから…」

たしか、男がそう言ったことを加藤さんは今でも憶えていた。
<この首がいい>…と。
男は加藤さんがネックレスを着けると<ピカピカ光るスイッチ>を入れに行った。
「そのままにしといてね。壊れやすいから」
男は念を押すように繰り返した。
「したいなぁ…」
友達が呟いた。
加藤さんは不意に外そうと思い、ネックレスを頭から<脱ぐ>ようにして外した。
そしてそばにあった枝の根元にかけた。
「あたし、していい?」
友達が立ち上がり、手に触れた瞬間。
車が急発進する凄まじい音と共にビンビンと空気が鳴った。

枝が激しく揺れると地面に落ち、公園の外までひきずられて止まった。
気がつくとネックレスをかけていた枝が根元からスッパリと落とされたように丸い切り口を見せていた。
ふたりともワッと声を上げると家に逃げ帰ったという。
結局、男は捕まらなかった。

260cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/03(水) 02:06:05
>>259
|ω・`) 変質者だー!生きてる人間が一番怖いー
首フェチだったのね

261毒男:2018/01/03(水) 02:10:22
>>258
|A-) 壁をはうやつはたまにいる気がするなあ
    ちょっと思い出すとあるなあ
    窓から2、3体の幽霊が覗いてた話

262毒男:2018/01/03(水) 02:11:29
>>260
|A-) 実害出る可能性高いもんねw

    あと一つ貼ろうかと思ったけどあまりいいのが見当たらず
    今日はここまででw
    catちゃんおつかれさまね、ありがとうw

263cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/03(水) 02:12:12
>>261
|ω・`) 後はマンションの向かいのマンションの壁を這ってたとかね
…2.3体って多すぎませんかね

264cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/03(水) 02:13:50
>>262
|ω・`) 毒男さんもお疲れさまでした!
楽しかったーありがとう!

265毒男:2018/01/03(水) 02:15:08
>>264
|A-) ありがとうw

    楽しんでもらえて良かったw
    また近いうちにやるねw

266cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/03(水) 02:16:01
>>265
|ω・`) 楽しみにしてまーす!
次は秋山さんとか他の人もくるといいねー

267毒男:2018/01/03(水) 02:23:17
>>266
|A-) んw

    そだねえw
    もう少しいてもいいけど人少ないほうがやりやすかったりもするw

268毒男:2018/01/03(水) 03:18:40
>>263
|A-) 見逃してた

    不安の種にそんな話あったねw
    見ちゃった次の日から自分のとこに来たって話w

    多かったねえ
    窓の外だけじゃなく部屋の中にもいたよ
    それは好きな話で何回か貼ったことあるw

269秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/01/03(水) 14:51:51
寝てました\(^o^)/オワタ

270名無しさん:2018/01/03(水) 19:55:56
静かに読んでましたw
読み応えありました(^-^)

271毒男:2018/01/05(金) 19:38:22
>>269
|A-) 来ないのはわかってました

>>270
|A-) そうでしたかw
    楽しめたならなによりですw
    またどうぞーw

272秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/01/10(水) 14:38:00
>>271
|ω;))))

273cat ◆TUKUMO3rAI:2018/01/10(水) 15:00:28
>>272
|ω;))))|ω・`)ニヤニヤ

274毒男:2018/02/14(水) 22:33:27
|A-) VIPに貼った分もここに貼ります

275名無しさん:2018/02/14(水) 22:34:30
毒男ちゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああん
したらばかw

276毒男:2018/02/14(水) 22:36:22
>>275
|A-)ノシ いらっしゃいw
    しばらくはこっちでやるよw
    VIPはどんどん規制が厳しくなるね

277毒男:2018/02/14(水) 22:40:04
私の友人A子さんに関する話をします。

彼女は数年前に離婚を経験しました。
直接的原因は、ご主人の家庭との不和。
一言で言えばそうなのですが、そこにはかなりいろいろ事情があります。

かいつまんで説明しますと、まずご主人の態度の変化から。
新婚半年目あたりから態度に変化が現れたそうです。
一言で言えば、「冷たくなってきた」。
それまで案外うまくいっていた姑にご主人のことを相談した時から、今度は舅・姑にも態度の変化が出現。
ご主人を含め、3人から事あるごとにお前が悪いと非難されるようになった、とのこと。
そして出産後からは息子=孫はかわいがるが、嫁=A子さんに対しての態度は悪化していくばかりとなりました。
それは端から見ている私の目にもひどいもので、いじめとしか思えないようなものでした。
詳細は書きませんが…常識を大幅にはずれたものであったとだけ書いておきます。

ある日、A子さんが
「離婚しようと思う」
と私に相談してきました。
それまでの惨状を見てきた私ですから、もちろん賛成ですが、その理由の一つを聞いて驚きました。
以下、その概略です。

義父は土地持ちで、A子さん夫婦はその義父の持つ広大な土地の一角に家を建てて暮らしていた。
そこは150坪ほどの土地で、義父達が暮らす本家?とは畑を挟んで相対したものであり、
また、A子さんの家の裏にはやはり義父の持っている雑木林が続いてあった。
その雑木林である日A子さんは壊れた材木のようなものを見つけた。
いろいろ聞いたり調べたりしているうちに、以下のことがわかってきた。

・A子さんの住む家はもと雑木林で、そこにはお稲荷さんが祀られていた
・義父の母親が毎日お稲荷さんにお供えをしていたが、母親が亡くなってからは誰もそれをしていなかった
・A子さん達が暮らす家は、お稲荷さんを壊した所に建てられていた、もちろん壊す時にお祓い等は一切しなかった

そこで義父にそれとなく周囲から聞いた話を小出しにし、放置されたお稲荷さんを再祀したらどうかという提言をした。
すると、まるで半狂乱になったような調子で、そんな必要はない、余計な口出しをするなと罵られた。

「私はお稲荷さんとか信じるわけじゃないけど、でもおろそかにすると祟られるとか言うじゃない?
そう思ったから義父に進言したんだけど…でもその時の義父の怒った顔は本当にキツネのようで怖かった」
A子さんはそう言いました。

278毒男:2018/02/14(水) 22:40:21
結局家裁で調停離婚となり、何とか子供も自分の元へ引き取ることもできたので、A子さんにとっては大変良い結果となりました。
その後、A子さん夫妻が住んでいた家は今はご主人の実家の物置と化しているそうで、
雑木林にあったお稲荷さんの祠の残骸は今もそのまま野ざらしにされているそうです。
そして義父は今肝臓を患って入院中、元ご主人は離婚後勤めていた会社で大失敗をやらかしてクビになり失業、
近所のコンビニでバイトしているとのこと。義母は怪しい宗教にクビを突っ込んでいて、毎週末に集会に通っている、とのことでした。

実は私、ここまでの話を1ヶ月ほど前にA子さんに直接会って聞いたんです。
そして彼女は、私との別れ際に、連れてきた子供に笑顔でこう言いました。
「いい気味よね」
その時のにやりとした彼女の顔は今でも夢に出るほどです。

本当にキツネ憑きにあった人のニタリ顔って、一度見たら二度と忘れることができないくらい怖いものなんだと、その時私は思い知らされたのでした…

279毒男:2018/02/14(水) 22:42:14
これはつい最近の出来事なんだけど、俺は友人Yと一緒に東京の奥多摩にある○丸ダムってところに釣りに出掛けたんだ。
そこは釣り場にたどり着くのはちょっとしんどいけど結構いい釣り場で、地元の人間くらいしか来ない場所なんだ。
夜中に着いて日が昇るくらいまで釣るつもりで装備もバッチリだったんだけど、その日はなんか釣果が芳しくなくて、竿に鈴付けて放置してYとお喋りしながらまったりと過ごしてた。
その時、放置してあった俺の竿から鈴の音が
「ちり…ちり…ちりーん」
俺は慌ててあわせたんだが、どうやら逃げてしまったようで引きがない…
取り敢えず餌の付け替えをしようとリールを巻き上げ始めると、微妙に何かの感触を感じた…藻でも絡んでるのかな?

…絡んでたのは藻なんかじゃなかった…

30cmはある人の髪の毛がごっそりついて来た!!
俺と見守っていたYは声にならない悲鳴を上げ、俺は思わず竿を放り投げた。
しかし、気持ちが悪いとはいえ竿はかなり高価なものなので、仕方なくラインを切って竿だけは確保した。

まだまだ夜明けには時間があったけど、とても続行する気にはなれなくてその後はもう逃げるようにして立ち去ったんだけど、逃げ切ってはいなかったんだな…


帰りの車の中で俺たちはさっきの髪の毛について話し合い、いつの間にかお互いの持ちネタ(怪談ね)を披露しながら走ってた。
そのうちに、なんだか恐怖心も薄らいできて、俺もさっきの事は面白いネタになったくらいにしか考えなくなってた。

280毒男:2018/02/14(水) 22:42:34
しばらく車を走らせてたんだけど、助手席の友人が喋らなくなったんで
「おい!?俺に運転させといて寝てるんじゃねーよ」
と隣を見ると友人は寝てるわけじゃなく、なんだか青っ白い顔しながら窓の外を見てる…
「おい!?気持ち悪いのか?」
「え!?い…いや…あのさ…変なこと聞くけど…」
「なんだよ!?」
「歩道に女が立ってるんだよ…」
「はぁ!?こんな時間にか!?どこだよ?」
「どこっていうかさ…ずっと居るんだよ…」
「え!?」
「さっきから何回も同じ女が立ってこっち見てるんだよ!!」

俺はYがまた俺をびびらせようとしてるんだと思いながらも、自然に歩道にやって背筋が凍りついた。
本当にいる…確かにYの言ったとおり歩道に女が立ってこっちを見てる。
俺が思わずYのほうを見るとYは黙って頷いた。
その後日が昇り、町へと出るまでに20回以上その女を見た…

もう2人とも無言のままで、地元に帰り着くと俺はYを家の前で降ろしバックミラーを気にしながら(かなり臆病になってた)家まで辿り着き、道具も放りだしてそのまま布団に包まった。
いつの間にか寝込んでいた俺をお袋がすげぇ怖い顔して起こしに来た。

「あんた!!あのクーラーボックスなに!?」
「へ!?いやちっこいのがチョロチョロ釣れただけだから今日は何も入れて帰ってきてないよ?」
そういいつつクーラーボックスの中を覗くと…
俺が釣り上げた「あの髪の毛」がごっそり…
ラインを切って置き去りにした髪の毛が…

281毒男:2018/02/14(水) 22:44:11
|A-) ちょっと爪切ってくる

282cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/14(水) 22:45:05
|ω・`) み、見つけた
ウトウトしてしまってた

283名無しさん:2018/02/14(水) 22:45:27
A子はひどい目にあってたんだろうか?

284煮物:2018/02/14(水) 22:46:02
(・ω・) オヒサノ 毒タソ

285猫好き:2018/02/14(水) 22:47:49
あ、ID出ないんだった

286秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/02/14(水) 22:50:21
やあどっくん('A`)ノ

287毒男:2018/02/14(水) 22:56:57
>>282
|A-) 眠かったら無理せずにw

>>283
|A-) それはあったのかもね
    そんな反応してたね

>>284
|A-)ノシ 煮物タソおひさねw

288毒男:2018/02/14(水) 22:58:18
>>286
|A-) あきやま君おひさねw
    あきやま君はすぐにいなくなるからな

289秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/02/14(水) 23:06:20
>>288
どっくんひどいお・・・('A`)

まぁこれからお風呂入るんだけどねw('A`)

290毒男:2018/02/14(水) 23:07:00
怖いかどうかは別として、とりあえず実話を…

俺はK県Z市って所に住んでる。
で、隣がM市って所なんだが、今から20年以上前の話だ。M市の国道沿いに派出所が有った。
中学生だった俺は、結構ヤンチャだったので、M市に行っては色々とゴタゴタ(警察沙汰ってやつね)を起こしてた。

で、ある日ゲーセンで5人ばかしと乱闘騒ぎになり、ツレと俺は補導(まぁ、逮捕に近かったんだけど)されてしまった。
で、その派出所に若い警官がいたんだ。
一緒に捕まったツレと俺を後に気にしていてくれて、たまに顔を見に来ては海外のハードロックとか、バイクの話をして、雑談して行く。
不良中学生と若い警官の交流だった(笑)

秋も深まったとある夜、ツレから電話があった。なにやら慌てている。
「お、おい!○○さん、し、死んじゃったぞ!」
電話の向こうでドモリながら怒鳴るツレ。
実はツレの家は、その派出所のすぐ近所にあり、20歩位歩くと派出所が見える位置にあった。

「マジ?どないしたんや?事故か?…まぁ待っとれ、今からオマエん家に行くわ!」
俺はRZ50(懐かしいでしょ?)に乗って、ツレの家に向かった。
ツレの家に着く前に、派出所が見えた。赤灯が回ってる…。
「…?…何や?」
疑問が湧いたが
とりあえずツレの家に直行した。玄関先でツレは待っていた。真っ青な顔をして。

「どういう事や?○○さん、この間も逢ったばかりやないか?」
「お、俺にも解らん!あのなぁ、○○さん、拳銃でドタマぶち抜いたんや!」
「はぁ〜?この間初めての子供が出来たって、○○さん言うてたやん!マジかよ?」
「マジや!遺書も無かったみたいや。俺、昼にたまたま○○さんに逢って話したばっかりやのに…」
「変わった事無かったんか?」
「無い!いつもみたいに単車の話して、これから警邏に行くって言いよった。」

291毒男:2018/02/14(水) 23:07:19
その後、二人で派出所に行ってみた。まだ鑑識(?)の奴等が出入りしていた。
1人を捕まえて
「○○さん、どないしたんですか?」
と、聞いてみた。
「五月蝿い!あっち行っとれ!オマエ等には関係ないこっちゃ!」
と、とりつく島もなく、俺達はけんもほろろで追い返された。

次の日俺は、オヤジの親友であるM市の警察官**さんに電話を掛けた。
小さい時から俺を知っているし、色々な犯罪捜査の話もしてくれていたから、きっと何か話してくれる筈。
そう思ってオヤジに連絡を取って貰った。

**さんの話は、俺の想像以上のものだった。


まず、○○さんは遺書さえも残さず、突然自分の頭を拳銃で撃ち抜いたらしい事。
派出所には二人勤務していて、もう1人が20分程留守にした間に自殺したって事。
その夜、同僚と夜釣りに行く約束をしたばっかりだったって事。

そして、**さんの話で一番怖ろしかったのが、その派出所で拳銃自殺をしたのが、○○さんで2人目だった。
しかも10年後のまったく同じ日に、同じ場所だったって事…

実は**さんは10年程前にその派出所に勤務していた。その日、**さんもそこに居た。
そして、**さんが20分程席を外した間に、一緒に勤務していた後輩が拳銃で頭を撃ち抜き、自殺。当然遺書など書いてはいない。
その人も自殺など考える様な悩みも無く、見合いで知り合った彼女と結婚間近の幸せな時だったらしい。
**さんが所用から帰って来た時には、完全に事切れていたって話だった。

その事件があってからしばらくして、その派出所は撤去され、長い間空き地になっていた。
今では某地方銀行のATMの駐車場になり、当時の面影はまったく無くなっている。

事件の夜、ツレの爺さんが俺達に言っていた事が忘れられない…

「あそこはなぁ昔、真裏にある神社の境内やったんや。それを戦後潰して、道を作った。たぶん神さんの通り道やったんやろうなぁ。世の中には触ったらいかんもんは、ようけある。」

292毒男:2018/02/14(水) 23:07:59
>>289
|A-) まあみんな都合あるからねw
    いってらっしゃいなー

293秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/02/14(水) 23:10:24
神社絡みの話も結構くるものがあるよね('A`)

294猫好き:2018/02/14(水) 23:11:45
〇〇さん気の毒すぎる

295毒男:2018/02/14(水) 23:12:29
去年まで大学のある大阪にいたんだけど、住んでたのは西成にあるワンルームマンション。
西成、って書けば分かる人もいると思うけど、変な人がすごく多い。
ホームレスは盛り沢山だし、やくざ事務所もいっぱいあるし(黒いつなぎの黒○会は見た目からしてかなり怖い)
売春宿もジャンキー(シャブ売ってるとこ知らん?って聞かれた事もあった)も頭おかしい人もまぜこぜの町。

まぁそれはいいんだけど、その西成のマンションの一階に住んでたのね。
オートロックじゃないから、不審者も結構マンション内に入ってきたりして、ポストに電波文入れられたり、
勝手にドア開けられそうになったり、マンション内にあるコインランドリーのお金入れる部分だけもぎ取ってく奴いたり…

で、ある日の深夜、家でテレビ見てたら、ドアの向こうから猫の鳴き声が聞こえてきたの。
かん高い声で寂しそうに何回も何回も鳴いてた。
しばらくしたら郵便受けの所を、カリカリカリって。
多分爪で引っ掻いてるんだろうな、そんなに中に入りたいのかな?
とか思って、鳴くのも止めないし、中に入れてやろうかなって思って玄関まで行って、ドアスコープ覗いたのね(場所柄ドア開けるとき覗く癖ついてたw)。

そしたらドアの向こうで女がこっちじいーっと見てた。
びっくりしてすぐに目を離したんだけど、今度は郵便受けがガッチャンガッチャン鳴って、さっきのカリカリってのも女がやったんだなって分かった。
怖くて動けなくてしばらくしたら足音聞こえてどっか行ったのが分かったから、すごくほっとした。

あの女、完全にイってたと思うけどあれはほんと怖かった。

296毒男:2018/02/14(水) 23:14:27
>>293
|A-) そこまでするかってのがあるね…w

>>294
|A-) 派出所から出るのと残るのが逆だったら結果も違ったのかもね

297cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/14(水) 23:14:29
>>291
|ω・`) 神社の跡地とかはあまり住んじゃいけないとかなかったっけ?
工事する人もやりたがらないとか

298毒男:2018/02/14(水) 23:16:55
うちには1歳8ヶ月になる息子がいます。
最近言葉が増えて、
「でんしゃ、くるま、じいじ、ばあば」
など言えるようになりました。
4歳になるお姉ちゃんと一緒に出かけた時のことです。
近所のお寿司やさんの前を通ると
「ワンワン、ワンワン」
と言うのです。
子供の視界から見える所にいるんだろうと思い放っておくと、お寿司やさんを過ぎたら何も言わなくなりました。
それから幾度となくその場所を通るたび
「ワンワン、ワンワン」
といいます。それもお寿司やさんの前限定。
他の人に話すと信じてもらえませんが、一緒に行くと納得してくれます。

皆さんが想像する通り、そのお寿司やさんには犬がいました。
毎日店主の奥さんと一緒に店に来ては、店が閉まるまで店先で待っていました。
穏やかな犬で、私の息子が産まれたころにはかなりの年寄りになって、立ってるのもやっとという感じでした。
店の人や、誰か通りかかると、気丈にしっぽを振っていましたが、いつのまにか姿を見せなくなりました。

上の子には見えてないようですが、下の子には御主人を待ってるあのワンコが見えてるんだろうなと、なんとなくしみじみしています。

299cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/14(水) 23:17:19
>>295
|ω・`) これは怖いw
その女の人猫のマネうまかったんだなぁw
まあ中に入れてたらどうなってたんだろうw

300猫好き:2018/02/14(水) 23:18:42
>>295
西成の近くの友達の家泊まりに行ったとき夜中インターホン鳴ってドアスコープ覗いたら包丁素振りしてるおっちゃんだったこと思い出した・・・

301毒男:2018/02/14(水) 23:19:40
>>297
|A-) ありそうだなあ
    ちゃんと儀式やってもあまり工事したいとは思わないよね

302cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/14(水) 23:19:59
>>298
|ω・`) ワ、ワンコ…(´;ω;`)
こういうお話は涙ぐんでしまう

303毒男:2018/02/14(水) 23:22:08
>>299
|A-) どうなるか興味わくよねw
    試してみたいわー
    見た後で開ける気になるかわからんけどw

>>300
|A-) どうかしてる人ばっかの地域?

304秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/02/14(水) 23:23:34
>>295
やっぱ大阪はこえーなー。。。('A`)

305猫好き:2018/02/14(水) 23:23:52
>>303
どうだろ?
おかしいひとは確かに多いとおもう

306cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/14(水) 23:24:17
>>301
|ω・`) そうそう確か寺はそこまででもないけど、神社関係はやりたがらないとかあるみたいね

307毒男:2018/02/14(水) 23:30:50
>>302
|A-) いい子だねw
    うちの犬は待ってるとか全くしないで走り回ってるだろなw

>>304
|A-) 俺が関わったのでもおかしいのいたしな
    いい人ももちろんいたんだけど

>>305
|A-) そうなのか
    数少ない関わった人の中にもおかしいのいたしな

>>306
|A-) 昨日だったかテレビでやってたけど昔は仏教も神道も一緒だったみたいね
    だからどっちかをやりたくないってのは勘違いに近い感じするねw

308毒男:2018/02/14(水) 23:31:53
山の話を3つほど

ひとつめ。
自分の親の知り合いが登山が趣味でそいつから聞いた話らしい。
この男がマニアで登山道の無いところを踏破する、通称「ルートファインディング」の
趣味の持ち主。
彼が言うには、奥地に行くと絶壁を人がものすごいスピードで上がって行く様が見られるらしい。
当然、絶対にそれはこの世の人間ではない。


ふたつめ
その後、自分は大学でワンゲル部に入った。
先輩から先輩が雪山に入って避難小屋の中にテントを張って深夜、
猛吹雪の中で外でアイゼン(登山靴に付ける雪用の鉄製の爪)を外す音がガチャガチャすると言う。
その後誰も入ってこない。
深夜、吹雪の中でアイゼンを扱う人間など居るはずが無い。
ましてや入ってこないのはおかしい。
このようなカタチで遭難者の霊がさまよっているとのことだった。

309毒男:2018/02/14(水) 23:32:24
みっつめ
その後社会人になってからヒマだったので社会人山岳会に少し居た。
その会では遭難しそうになって恐ろしくなりそれ以来、山はやめた。

遭難は会津の吾妻連峰に山スキーで入ったときのこと。
天気が回復するとの天気予報を信じて入山したんだが、一向に回復せず、吹雪が続いた。
やめれば良かったんだが深入りした我々3人パーティーは見事にホワイトアウト(吹雪で目の前が真っ白)に遭って道を見失い、気が付くと日没寸前でそのまま夜になった。
樹林帯を寝ずに突っ切らないと凍死するため、夜間強行を実施しずいぶん遅くまでさ迷った。

余談だが、人間って極限状況になると幻覚が見えるのよ。
自分の場合は木々の向こうに「家」が見えてかなり参った覚えがある。
あ、家だ、と思うって近づくと森があるばかり…。これはかなり嫌な経験だね。
前を歩いていたメンバーは怒っていたし、後ろのメンバーは話していることが時間と共に脈絡を失っていった。ホントどうしようもない思い出。

その後、慶応小屋を見つけて僕らは命拾いしたんだけど、快晴となった翌日は自衛隊が捜索に出動してきた。
昨日の天気予報の誤報のせいで僕ら以外のかなりの人が雪山に閉じ込めれていたらしい。
慶応小屋のおじさんによると小屋に向かっていた人達の中でも「来なかった」人が居た。
その人のものかどうかは知らないが、昼前に小屋に向かう道の真中で、山スキーが一本刺さった状態で見つかったとの連絡が入ったのを聞いた。
深夜、山スキーしか移動手段が無いのにそれを刺すことなどあり得ない。
しかも一本だけ…。命の掛かるスキー板は絶対に手放せるもんじゃない。

感覚的だけどね。
多分、このスキー板の持ち主は最期何か見たか気が触れたんだと思う。
そういう事が起こっても全く不思議じゃないから。

310毒男:2018/02/14(水) 23:37:33
私の家の近所、数軒先に先日まで空き家だった家があります。
もう築30年程たつ古い家です。
昨年、前の持ち主が他界されたので売りに出されておりました。
その家にまつわる話です。

前の前の持ち主、Kさんはごくごく一般的な家庭。
両親と中学生の娘の3人暮らしでした。
娘さんは少々神経過敏なところがあり、中学にあがってから親と衝突が絶えなかったようです。
そして15歳になった夏、いつものように親子ゲンカした娘は風呂場で手首を切って狂言自殺を図ろうとしました。
風呂に入り手首を切り…そして貧血のため意識を失ったようです。
30年前ですから、今のようなお湯を入れて終わり、という風呂ではありません。ガス風呂です。
娘は真っ赤に染まった風呂の中で湯だった状態で発見され、体中ふやけていたそうです。
Kさんはその事件の後、すぐに引っ越されました。

Kさんが引越した後、今度はIさん一家が引越ししてきました。
Iさん一家は両親、大学在学中の兄、中学生の娘の4人一家。
兄は市外の大学だったため、夏休み以外はほとんど家に帰ることはなかったようです。
中学生の娘は大人しく、親に従順な子だったそうです。
その娘が15歳の夏、体育の授業で跳び箱に失敗し頭から落ち、脳内出血で亡くなりました。
原因は友人が壊れていた跳び箱をよくおさえていなかったからだと、母親は娘の友人を恨んでいたようです。
このころ私の母親も、I家を訪れる娘の友人の姿をよく見たそうです。

そして半年後、今度は母親が骨肉種を患い、最後は眼球、鼻、唇など全て侵されたため手術で切り取りまるでのっぺらぼうのようになって亡くなったそうです。

311毒男:2018/02/14(水) 23:38:09
そしてその母親の死後から一年もたたないうちにI家のご主人は友人の紹介で後家さんをもらうことになりました。

後家さんをもらったI家ですが、後家さんは中々明るい方で近所づきあいも上手。
息子ともうまくやっているようで、この家の住人も今度こそ落ち着くだろうと近所の人々は安心しておりました。
しかし、結婚して一年後。
後家さんは風呂場でガス中毒(鳥が巣を作っていたため)で倒れ、K家の娘のように湯船の中で湯だった状態で発見されたのです。
当時私は幼かったのですが、救急車とその家との雰囲気をはっきりと覚えています。
禍々しい…異様な。

近所では噂が立ちました。
あの家に住む女性はみんな死ぬ。
亡くなった後家さんに至っては、K家の娘と同じ状態で発見されたため、娘の呪いかもしれないと囁かれました。
いつしか噂は町内の外にもオレ、近隣住民では誰も知らぬ者は無いほどの有名な家となりました。

I家のご主人はそれからもこの不名誉な噂がたった家にずっと住み続けました。
20余年の歳月が流れ、住民の様子も変わり古くから住んでいるものも、噂を口にすることがなくなっていました。

そして昨年、I氏は亡くなりました。
息子さんが家を売りに出したのは今年になってからでした。
古いということと、家の雰囲気がどことなく暗いことから買い手がなかなかつかない様子でしたが、今年の夏町内の貸家に入っていた一家の引越しが決まりました。
一家は4人。家中の明かりを点して、今まで暗かった空き家にすっかり活気が戻ったように見えます。

しかし…。
古くから住んでいる町内の者は皆息を潜めて事の成り行きを見守っているのです。
なぜなら、一家の娘は現在14歳。来年は15歳。
あの家に住んだ娘は16歳になれないからです。

312毒男:2018/02/14(水) 23:39:07
|A-) これは怖い
    地域まで広がる悪い雰囲気がやばいね

313猫好き:2018/02/14(水) 23:41:41
これはこわいなぁ
なんか似たような話あったよね

314cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/14(水) 23:43:57
|ω・`) こわい

315毒男:2018/02/14(水) 23:45:03
>>313
|A-) なんだっけな、あったよね…w
    特に怖い話のリストに入れてるはず、と思ってリスト眺めると
    タイトルでいろんなかなり怖い話の内容が浮かんできてやばい

316毒男:2018/02/14(水) 23:46:34
>>314
|A-) 何が出るわけでもなくても怖いね

>>313
|A-) 頭の無い霊が出てくる話かな?
    浴槽に頭入れたまま死んで頭が無くなったっていう

317cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/14(水) 23:48:42
>>316
|ω・`) 事件自体もこわいけど近所の人が成り行きを見守ってる(観察)のが静かな怖さを感じる

318猫好き:2018/02/14(水) 23:51:10
>>316
思い出せないけど似た話だよね
病気で家族が死んでいってしまうやつ
近所でも有名で最後の部分は全く同じ

319名無しさん:2018/02/14(水) 23:52:36
スレに来れたよ。
ありがと〜。m(_ _)m

320毒男:2018/02/14(水) 23:54:20
>>318
|A-) ふんふん…ちょっと思い出してみる!

>>319
|A-) 良かったw
    ごゆっくりw

    ちょい休憩!

321cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 00:05:37
|ω・`) ちょっと集落関係の探したら違う怖い話みっけた

322猫好き:2018/02/15(木) 00:06:48
寝るー
毒男ちゃんもみんなもまたねー
おやすみなさい

323cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 00:08:01
>>322
|ω・`) おやすみなさーい

324毒男:2018/02/15(木) 00:13:03
|A-) 再開
    >>318の話はもうちょい探してみる

325毒男:2018/02/15(木) 00:14:14
>>321
|A-) そういうのはここに貼るといいよw

>>322
|A-)ノシ 今日もありがとうw
    またね、おやすみねw

326cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 00:14:42
>>325
|ω・`) そこの話コピペして張る感じでいい?

327毒男:2018/02/15(木) 00:17:02
>>325
|A-) それで大丈夫w

328cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 00:17:35
|ω・`) オケ 待ってて(`・ω・´)

329毒男:2018/02/15(木) 00:19:10
|A-)b

330cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 00:23:01

過疎ってるし、おばちゃんの昔話を語らせておくれ。
創作くさいし長文だし駄文でスレ違いかもしれないが、勝手に書いてくよ。

田舎は閉鎖的で人間関係がすごく陰湿。私は小学生のとき3回転校して4か所の小学校に通った。ちなみに全部、田舎の小学校。全校生徒10人くらいなんてのはざらで、木造校舎だったり分校だったりした。
スーパーなんて車で1時間はかかるから移動販売車が来る、それも小学校のある中心部だけ。周りは田んぼと山だらけで少し歩けば、今でいうところの消滅危機集落。
集落は全員顔見知りで知らない人がくれば、あれはだれだとヒソヒソ話。よそ者には警戒心が強くて、なかなか本心を語らない。田舎ってそんなところ。
でもいいところがないわけではなかった。一度中に入ってしまえば、仲間意識が強いから困ったときは率先して助けてくれる。農業のやり方はお年寄り連中に聞くのが一番だし、シイタケの原木作り体験やわらじをあむのも面白かった。
遊ぶ場所は田んぼや山しかなかったけど、子どもが少ないから年上年下関係なくみんなで遊んでた。冒険ごっこやツツジの蜜を吸ったり、野イチゴ食べたり神社でかくれんぼしたり結構楽しかった。かれこれ30年以上前の昭和の話。
なぜ私がそんな田舎の小学校ばかり通っていたかというと、私の父は駐在所勤務の警察官だった。何人かの警察官が交代で待機してるのが交番で、駐在所は住居も兼ねてるからそこに住みながら警察の仕事もできる。
田舎の方では、交番を作るほどの予算も人手もないから、駐在所に住みながら24時間お仕事をする。もちろん24時間というのは比喩ではなく、警察官が不在の場合でも来る人がいるから警察官の奥さんが対応することもある。私の母は元婦人警官で、そういう対応には慣れていたようだった。
また、なかなかそういう夫婦は少ないから重宝もされていたんだろう。駐在所周りを転々とした。おかげで小学生のときは、駐在所にしか住んだことがない。


ところで、田舎の事件はとても少ない。人口も少ないから事件の発生率も少ないのもあるが、田舎は内々で解決する風習がある。
例えば、お酒の席でケンカが起きたことがある。ケンカ自体は珍しくないのだけど、刃傷沙汰になってしまい父が呼ばれたことがある。
で、どうしたかといえばお酒が抜けたから大丈夫だといって帰された。母が本庁から人を呼ばないのか聞くと、私らで何とかするから駐在さんはいらんと、父は帰されたらしい。
その後、刃傷沙汰をおこした人は集落で見かけなくなった。まあ、そういう感じ。
じゃあ駐在さんは何をするんだといえば、主に集落以外の人が絡んだ事件で役に立つ。農作物の泥棒とか、山への不法侵入とか。
それ以外の事件のない日は何をしているかというと、週に1回本庁に行く以外は、保育園で飼う野良兎を捕獲したり、一人暮らしのお年寄りの様子を見に行ったり…と集落のために働いていた。
そんな駐在さん(その子供を含む)の立ち位置は、ちょっと微妙で複雑でもある。
例えば、田舎の中にも山を切り崩して新興住宅地が出来てる所もあった。そういうところは新規参入者と古参との間で軋轢ができる。
親同士、子供同士で仲たがいをして、新興住宅の子とは遊んじゃダメ!田舎の子とは遊んじゃダメ!というよく分からないルールができる。
そんな時、駐在さんはどちらとも関わるし話すけど、どちらにも居場所がない感じがする。
ないがしろにはされないけど、ここからは入っちゃダメという線引きが必ずある…という感じといえば分かりやすいだろうか。特に古参側。
上記の刃傷沙汰でもあったけど、集落の内々…の中に駐在さんは含まれていない。
駐在さんも長くて2年から3年くらいで人事異動になるし、大きな揉め事でもない限り集落のことは集落で…というスタンスがあった。表面上は良くしてくれるし、お互いになあなあな関係もあったと思う

331cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 00:23:44
前置きが長くなったけど、これからする話はそんな田舎の話。閉鎖的で古い風習に縛られてた田舎の話。
小学校6年生のとき、私はある田舎の小学校に転校した。山に囲まれた見渡す限り田んぼだらけの正真正銘の田舎。その小学校は、1学年に20人くらいはいた。全校生徒で100人足らず。
私にとっては4番目の小学校になる。すっかり転校の達人になってた私は、教壇に立って自己紹介が終わり一番後ろの空いていた席に座ると、早速隣の席の女の子に話しかけた。「○○といいます。よろしくね!」
話しかけた後で気付いたんだけど、その子は顔が大きくて、目が開いてるのかどうか分からないくらい細かった。大人になってから思い出すとダウン症みたいな顔というのが一番近い。
(ふさわしい表現かどうか分からないけど他に表現方法が見つからない。不快になられた方がいたらごめんなさい。)
洋服はピンクのトレーナーなんだけど、全体的に薄汚れててグレーがかったピンクになってた。ズボンは黒いジャージ。
子供心にも、ちょっと障害がある子なのかなと思った。でもその子はゆっくりした声で「よ〜ろ〜し〜く〜」と返してきた。
話してみると、動作と会話が少し遅いけど、勉強は授業についてこれるくらいの知能はあった。
担任の先生が授業中ついてこれてるかどうか配慮するくらいで、あとは他の子とあまり変わらないようだった。
目が細くていつもにこにこ笑っているように見えたし、動作はのんびりした子だけど会話は成立するので、席も隣同士、女子同士で話す機会も多かった。この子をAとする。


転校してきて2か月くらいたったころ、クラスの女子グループに呼ばれた。といっても1学年1クラス20人の内10人が女子なので、A以外の女子全員から呼び出されたとも言える。
お、いじめかいじめか〜と、ちょっとわくわくしながら女子グループに囲まれていると、クラスの女子のリーダー的なBがちょっと言いにくそうに「Aと関わらない方がいいよ…」と切り出した。
私じゃなく、Aへのいじめか?とも思ったが、ちょっと女子達の様子がおかしい。なにか怯えているような様子だった。理由をよく聞くと、Bは両親から「Aに関わると呪われる」と言われているらしい。
他の女子達もそれをすっかり信じこんでいた。
もうね、それを聞いた瞬間思いっきり吹き出してしまった。呪いよ、呪い。んなあほなと。
でも、女子達は真剣だった。口々にAの呪いエピソードを出してくるが、それって勘違いじゃ?レベルのことばかり。(Aと話した日に怪我をしたとかそういうことばかり。)
Aが私以外の人と話している様子がないことも気づいていたから、こういうことだったのかと内心合点がいった。
しかし、その理由が呪いっていうのは納得いかなかった。私は女子達にそんな非現実的なことはないと言ったが、聞き入れてはくれなかった。
田舎の慣習については知っているつもりだったが、呪いというキーワードは始めてだったのでみんなをどう説得したらいいかも分からず、私はとりあえず「Aには気を付ける」と彼女たちと約束しその場を離れた。
とはいったものの、席は隣同士だしAと話すのは私だけなので必然的に2人組になるときはAと一緒になるし、いつもと変わらぬ日がしばらく続いた。

332cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 00:24:19
夏休みが終わり秋になったが、私に不幸が舞い込むこともなく平凡な田舎の日々は続いた。
その頃から私以外の女子がぽつぽつとAと話すようになった。とはいってもプリントを渡す、とかそういった些細なことだったが、それまでAに近づこうともしなかった子たちだったから少し驚いた。
多分、Aに一番関わっている私が何ともないから安心したのかもしれない。転校生という新しい要素が、古い田舎の風習に風穴を開けたのかもしれないと私は内心思っていた。
秋のある日曜日、私は家の周りの田んぼで近所の子供たちと遊んでいた。そこにAが通りかかった。
Aの家は山一つ越えたところにあって毎日1時間かけて小学校に通っていたから、小学校に近い私の家の近所で日曜に見かけたのはこれが初めてだった。
Aは私に気付くと、うちに遊びにこないかと誘ってきた。近所の子はAを見ると蜘蛛の子を散らすように去って行ったが(たぶん呪いが〜のせい)私はいいよ〜と、Aについていった。
山道を行く道中、アケビやいちじくを取り食べながら行ったので、途中でお腹いっぱいになりつつ進むと、山の中のちょっと開けたところにAの家はあった。
一見すると農機具が置かれている小屋かと思うくらい小さくて、トタンの壁と屋根でできた家だった。
ここがAの家か〜と思いつつおじゃますると、家の中は小さな和室と小さな台所があるだけの簡素な造りだった。
Aはそこでいつも一人で遊んでいると言った。周囲に民家はないし、いつも何をして遊んでいるのか聞くと低学年向けの絵本を取り出した。それ以外の遊び道具は見かけなかった。
私はだんだん飽きてきてしまって外で遊ぶことを提案し、その日はAに山の中を案内してもらって遊んだ。夕方になり、そろそろ帰るとAに伝えると引き止められたが、また遊ぼうと約束し帰宅した。
翌週の日曜、家の近所で再びAに会った。またAに誘われてA家に遊びに行くと、ぬいぐるみと人形があった。その日は2人でぬいぐるみや人形で遊んだ。帰宅時、Aに引き止められたが、また遊ぼうと約束し帰宅した。
その翌週も家の近所でAに会った。再びAに誘われてA家に遊びに行くと、ボードゲームがあった。人生ゲームとか、オセロとかいろんな種類があった。2人でそれで遊んだ。帰宅時、Aに引き止められたが、また遊ぼうと約束し帰宅した。
またその翌週もAに会った。再びA家に誘われたが、毎週遊んでいたので多少飽きていたのと、1時間かけてA家まで行くのが面倒で、その日は私の家の近所で遊んだ。3時頃、私はおやつを食べに帰宅しAは帰っていった。


翌日、学校に行くとAは「あげる。」と言いながらシールを渡してきた。
その時、女子達の間ではシール交換が流行っていた。雑貨屋で売っている100円くらいの安い可愛いシールをノートや筆箱に貼るのだが、小学生では何枚も買えないから、余ったシールを友達同士で交換して種類を増やすのだ。
私もクラスの女子達と交換していた。Aはシール交換には参加していなかったが、Aの両親が買ってくれたのだろうかと考えた。そういえばAの家にいくたびに新しいおもちゃが増えていたっけ。
しかし、Aがくれるというシールはかわいい花柄のラメ入りの2〜300円はするシールだった。ただもらうのではこちらも気が引ける。そう考えた私は、Aからシールを受け取ると、自分の持っているとっておきのキャラクターのシールをAに渡した。「交換ね〜」と言いながら。
Aはすこし驚いたような困ったような顔をしたようだったが、私はいい交換ができたと内心満足感でいっぱいでそんなことは気にしていなかった。
その頃からだと思う。Aの持ち物が少しづずつグレードアップしていったのは。ノートは流行りのアニメキャラクターのものになり、洋服はフリルのついたブラウスになり、スカートをはいてくるようになった。薄汚れたトレーナーは見なくなった。
身綺麗になっていくAに反感をもつ女子がでてきたのもそのころからだったのだろうと今なら思えるが、私は人の格好にまったく興味のない性格だったのでまったく気付くことはなかった。

333cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 00:25:51
冬の初めくらいだったと思う。女子のリーダー的存在のBが話しかけてきた。
転校してきた当初は知らなかったが、Bの父親はPTA会長をしており、Bの家はこの辺の集落の農家を取り仕切るような(昔の庄屋のような)家らしい。
B自身はとてもかわいらしい女の子だった。みんなからの人望もあったと思う。クラスの女子達はBを中心にグループを作っていた。
Bは、私が机の上に広げたシールを見て「このシールかわいい〜」と言ってきた。Aからもらったシールだった。私は何も考えずに「Aからもらった」とBに伝えた。
そのときのBの表情は、何と例えたらいいのか分からない。一瞬顔が引きつったように見えたのは気のせいだったのだろうか。
Bは「ふ〜ん、Aからねぇ…」と言いつつ、私の隣の席のBを足元から頭までじっくりと見つめた。と思うと、Bの持っていた筆箱を取り上げた。
Bの筆箱は、春には去年家庭科で作ったというフェルト製のものだったが、今のはアニメのキャラクターが描かれた7か所入れる所がある最新のものだった。
「これ、ちょうだい!!」Bはそう言いながら自分のグループの子たちの方に走っていった。私は慌ててBを止めようとしたが、とっさのことで「ちょ…な!?」くらいしか言えなかった。
私はAの方を見て「先生に言わなきゃ!!」と叫んだ。Aは、Bの方をぼうっと見ているだけだった。しっかりしろと、私が思わずAの肩を掴んで揺さぶろうとしたとき、Aはぼそっと「いいの…」とつぶやいた。
「はあ!?」と思わずAに言うと、Aは、細い目をさらに細めて「そのかわり×××(聞き取れなかった)をもらうから…」と言った。
私はまた「はあ!?」と言ったとき、チャイムが鳴り先生が教室に入ってきた。私はとりあえず席に戻ったが、授業が終わったらこのことを先生に密告する気まんまんだった。
だが授業中、Bが突然倒れた。ひゅーひゅーという音が聞こえるなと思った次の瞬間、Bは机ごと床に投げ出されそのままけいれんをおこした。
騒然とする教室内、慌てて救急車を呼ぶ先生、Bを中心にできる人垣。何もかもスローモーションのように感じた。私は自分の席で起立したまま動けなかった。ふと、Aを見るとAは座ったまま運ばれていくBをじっと見ていただけだった。
Bはそのまま救急車で運ばれ、担任はそれに付き添っていった。その日、残りの授業は副担任が行った。

334cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 00:26:26
放課後、私は担任に呼ばれた。いつの間に病院から戻ってきたのか。Bのことで話があるというのでついていくと、校長室に入るように言われた。
校長室に入るのは初めてで、緊張しつつ入室した。校長先生の机が部屋の奥にあり、手前に応接セットが置いてある。
そこに座っていたのは、Bの両親と教頭と校長、担任は入口付近に立った。偉い先生方が並んでいるのを見て子供心にもただ事ではないと思った。
真っ先に口を開いたのはB母だった。「なんでこの子は無事なの!?Bは○○ちゃん(私)は大丈夫だったって言ってたのに!」急に叫んだかと思うと、私に飛びかからんばかりの勢いで中腰になった。
B父はB母の肩を抑さえ、B母に席に座るように促した。
びっくりたまま状況についていけない私は、直立不動で動けなかった。今度は校長が優しく話しかけてきた。「ねえ、○○さん。Aさんからなにかもらった?」
校長の声は優しかったがうわずっていた。とても緊張しているようだった。
私はかすれた声で「…シールもらった…」と答えるのが精いっぱいだった。その瞬間、大人たちのはっと息をのむような声が聞こえた。
「なんで…」「この子は…」「Aから…」「なんで無事で…」そんな声を誰ともなくつぶやいていた。
ようやく頭が状況を整理しようと動き出した私は、例のAの呪いの件を思い出した。多分大人たちはAの呪いでBがあんな風になったと考えているんだろう。
そう考えると全てに納得がいった。と同時にムカついてきた。いい大人が何人もいて何を言っているんだ!と。
そして、叫んでしまった。「私はAとシールを交換しただけだもん!Bみたいに筆箱取ったりしてないもん!」
その瞬間、大人たちは一斉に私を見た。「交換…だから…」B母がつぶやいた。それにかぶせるように「お前はそれをBに言わなかったんかああ!!」とB父が叫び、私に掴みかかってきた。
B父を羽交い絞めにする校長と教頭、泣き叫ぶB母、もういっぱいいっぱいだった。
その時、制服姿の父が校長室に入って来た。多分いつの間にかいなくなっていた担任に呼ばれたのだと思う。
大人たちはとたんに静まり返った。「この子は…駐在さんとこの子か。」そうつぶやいてB父は舌打ちをした。
私は父と共に校長室を出た。私は茫然自失のまま家についた。家に入ると母は狼狽えていたが、何が起きたのか分からないのでどうしようもなく、何かできることもなかった。
父は私を家に送り届けると小学校に戻り、B父と話した。が、B父が一方的に怒っているのは分かるが、なぜ怒っているのかは詳しくは語らない様子で父にとっても腑に落ちない様子で帰ってきた。
両親は「何が起きたのかは分からないが、集落の有力者であるB父が怒りにまかせて私に何をするか分からないから引っ越す」ことを決めた。
ちょうど私も来年から中学生だし、いつまでも転校続きでは落ち着かないだろうというのが建前だった。
県の端から端の距離に父実家があり、土地も空いているから家を建てようということがその日のうちに決まった。
私と母はすぐに父方の祖父母の家に引っ越すことが急遽決まった。父は、とりあえず集落から離れた所にマンションを借り、駐在所に通うということだった。
でも、もし来年もここに残るようになったら(転勤がなかったら)どうするの?と聞くと、父は「こういうことがあったらすぐ人事移動があるんだ」と言い、実際に季節外れの年末の人事異動で、父は転勤になった。

335cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 00:27:07
私はBが倒れた日から集落の小学校には通わず、引っ越しの準備をしていた。納得できたわけではなかったが、こうする以外ないのだということは分かっていた。
ただ、その前にどうしても確かめたいことがあった。そこで私は家を抜け出し、Aの家に向かった。
平日の昼間、普通の大人なら仕事中でB父に見つかることもないだろうと思った。以前Aと一緒に上った山道を進んでいくと、途中の棚田で農作業をしているおじいさんに話しかけられた。
「お〜い、なにしとんだ〜」私は、人のよさそうなおじいさんであることもあって答えた。「この山の上にある友達の家に行くの〜」
それを聞いたおじいさんは、農作業を中断して私に近づいてきた。「この山の中に人なんか住んでね〜ぞ。お前さんどこ行くんだ。」
そんな馬鹿なと思った私は「そんなことないよ、Aちゃんっていう子。家は小屋みたいだけど何回も行ったもん。」と言った。その瞬間、おじいさんの顔色が変わった。
「おまえさん…は、駐在さんとこの子か。昼間っから子どもがいておかしいと思ったんよ。駐在さんとBさんとで話はついたようだけど、Bさんに見つかったら何されるかわからんで。
わしらもいくらなんでも小さい子を手にかけるのはいかんって、Bさん説得するのがやっとだったかんよ。駐在さんにはお世話になったしな。
おまえさんはこの集落からいなくなることで話がすんでんだ。さっさと帰んな。」
おじいさんからいきなり物騒なことを言われてびっくりしたが、おじいさんは私の状況を私以上に分かっていると思った。聞くならこの人以外いない。「Aちゃんは無事なの?」
「Aか、Bはあいつには手を出せんよ。絶対に。」おじいさんは何か確信を持っているように見えた。私は少しほっとした。
「Bちゃんは…?」そう聞くと、おじいさんはBの家の方向を向いて言った。「生きてはいる。」「生きてはいる…ってどういうこと?」私がもう一度聞くと、おじいさんは苦虫を噛み潰したような顔をした。
「おまえさんはもう関わっちゃいかん。今回はたまたま運が良かっただけなんだから、そのことを忘れちゃいかん。」
そう言い、私をまわれ右させると背中を押してもと来た道を引き返すように背中を押してきた。私は慌てて「BちゃんはAちゃんに関わったら呪われるって言ってよ!そういうことなの!?」と聞いた。
おじいさんは「呪い?」とつぶやくと「誰がそんなこと言ったんか?」と聞いてきた。
「BちゃんがBちゃんのお父さんから聞いたって言ってた…。」私が答えるとおじいさんはため息をついて言った。「若いもんのとこじゃそういうことになっとるんか…。違う、元々はそういうもんじゃないんじゃ。あれは…」
おじいさんは途中まで言い口を閉ざした。何かを考えているように見えたが何も言ってはくれなかった。そのうち「さっさと帰んなさい。本当はおまえさんと話してるんを見られただけでもわしも危ないんじゃから。」と言った。
おじいさんが本気で私を心配してくれているのは分かったし、おじいさんに迷惑をかけるのも悪いと思い私は家に帰ることにした。

336cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 00:27:17
山道を下りていると、脇の獣道からAが出てきた。「Aちゃん!」私はAに駆け寄った。
「Aちゃん!無事で良かった。大丈夫なの?私は引っ越すことになったよ!どうなってるのか全然わかんないけど…」
矢継ぎ早にAに話しかけた私は、Aの様子がおかしいことに気付いた。ずっと、自分の足元をみたままこちらを見ない。
「Aちゃん、どうしたの?」私がAの肩に手を置こうとしたとき、「……ない……」Aがつぶやいた。
「…え?」聞き返すと、Aはすっと顔をあげ、ぐいっと顔を近づけると「○○(私)ちゃんは××××(聞き取れなかった)だから、もうとれない。」とささやいた。
いつも周りが見えているのかどうかわからないくらい細いAの目がわずかに開いていた。
そこが黒く塗りつぶされているように見えたのは、沈みかけた太陽の光の加減のせいだったのか。にやりと笑ったAは、私の知っているAとは違う何かのようだった。
あっけにとられる私の横をAは通り過ぎ、山道を駆け上って行った。Aと会ったのは、それが最後だった。翌日、私と母は祖父母の家に引っ越した。
以来、あの集落には近づいていない。家の中でもあの件はタブーになっている。楽しい家族の思い出話はいつもあの集落以外の話だ。
祖父母の家は割と大きな町の中にあったし、田舎以外の暮らしに慣れるのに一生懸命で、いつしかあの集落の事は記憶から薄れていった。
ふと思い出したのは、押し入れの中にあった小学校のノートの中からAからもらったシールが出てきたから。考えてみるとおかしなことはたくさんあった。
山の中の小さな家にいつも一人でいたA、いつのまにかたくさんあったおもちゃ、そういえばAの両親は見たことも聞いたもなかった。
どんどん身綺麗になっていたA、なぜAからもらったらいけなかったのか、あの大人たちの態度はどういうことだったのか、Bはどうなったのか。
考えても答えの出ないときはいつも、引っ越すときに言っていた父の言葉を思い出す。「世の中には、どうしようもないことがたくさんある」と。
以上です。

337cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 00:27:38
|ω・`) 長すぎワロタw

338毒男:2018/02/15(木) 00:39:38
|A-) 今途中だけど面白いねw

339cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 00:41:06
|ω・`) 読んだ時はここまで長いと感じなくて…長すぎてごめん

340毒男:2018/02/15(木) 00:44:49
|A-) これくらいの話のほうが面白くていいんだよw

    読み終わったーw
    これはいいね
    供物を捧げられるような存在が宿ってる子だったのかな
    そういう存在の一部は何か叶えて代償を求めるね

341cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 00:46:46
>>340
|ω・`) 土地神さまが変質したようにも思えたこれ

342毒男:2018/02/15(木) 00:48:39
>>341
|A-) 山の何かかねえ
    最後のあたり見ると確かに変質してそうw
    祀ってもらえないとかなんとかで澱んだりするとこうなるとかなんとか
    完璧にやっかいさんww

343cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 00:50:44
>>342
|ω・`) 農家のおじいさんの反応見るとそんな感じだよねw
いやーしかし思いの外貼るの大変だったw
ちょうどいい長さのお話選ばなきゃなのね
毒男さんいつもありがと

344毒男:2018/02/15(木) 00:53:44
>>343
|A-) だねw

    おつかれさまw
    面白かったw
    話の長さは見ることは見るけどこれくらいなら貼るよw
    あんまり長いのは貼るのめんどいから貼らないだけw
    ほんとはかなり長いのがすごく面白いんだけどね
    もちろん駄作もあるww

345毒男:2018/02/15(木) 00:55:04
空はすじ状の雲に真っ赤な夕焼け。
輪郭がやっとつかめるくらいの薄暗い教室で、kは一人で窓の外を眺めていた。
kは僕の一番の親友である。

僕が教室に入るなり、
「明かりはつけなくていいよ」
kは言った。
「え?暗くないの?」
「大丈夫、そのうち目がなれるから。それよりこっちに来てくれないか」

女子の着替えでも見えるのかな?と僕は思った。
なぜなら、我がバトミントン部の夏合宿は毎年男女合同で行い、合宿最終日の今日の練習を終えて、
部員たちは帰宅する前のシャワーを浴びているころだったからだ。

暗闇に慣れてきた興味津々の僕の目に映ったのは、とても不安そうな顔をしているKだった。
どうやら女子の着替えが見えるわけではないらしい。
それにKの視線は向かいの校舎の窓ではなく、その手前にある中庭だった。

「何を見てる…」
「静かに」
Kは僕の声をさえぎった。
kの指差す先、中庭の(少し荒れた)花壇の地面から20センチほどのところがぼうっと白く見える。

(あれは何だ??)

夕日は完全には沈んでいない。
でも、その一部分に夕日が差し込んでいるわけではない、その花壇は完全に校舎の影にはいっているのだから。

それは間違いなく、人間の足の輪郭だった。
花壇の花の上で、人間の足、正確にはつま先からひざあたりががうすぼんやりと浮かび上がり、そこから先はすぅっと消えている。
向きからすると、まっすぐにこちらを向いているようだ。
と、それは突然消え、その後薄暗い闇の中
「カラカラ」
と何かが転がっていくような音が微かにした。

346毒男:2018/02/15(木) 00:55:29
僕は一瞬驚いたが、そのあと、ぞっとするような不安が湧き上がり、声もでなかった。
そして、kの体は小刻みに震えていた。

「音、聞いた?」
kが言った。
「ああ、カラカラって…でもあれ、なんだ??」
「そうか。聞いたか…」
なぜかkはほっとしているようだった。

「あれな、…おまえのところに行くと思う…」
「え?」
僕はkが何を言っているのか理解できなかった。

「ごめん…お前は俺の親友だから…。でも大丈夫、安心しろ。ただし俺の言うことを良く聞くんだぞ。さっきは足だったろ?」
確かに足の輪郭が浮かび上がっていた。正確にはひざまでだが。
「あ、ああ、足だった…」
僕は不安げに答えた。

「次は腰までだ」

え!?なんだよおい!次があるのか?それにターゲットは僕なのか!?
なんで僕なんだ、と問いただそうとしたが、kの真剣な、ただならぬ表情を見てその言葉を飲みこんでしまった。
kは続けた。

「腰の次は肩だ。その次はあごまで現れる。いいか、その都度必ずあの「音」を聞くんだ、あの「カラカラ」という音を必ず聞け。
聞くまではその場を離れては絶対にだめだぞ。それから、このことは人には話さないほうがいい。友達を巻き込みたくなかったらな。」

「わかったよ。でも、もし音を聞き逃したら?その時はどうなるの?」
「その時は…顔だ…顔まで現れる…そうなれば…」

347毒男:2018/02/15(木) 00:55:43
……

これはこの夏の出来事です。
その後、kが言ったとおり彼女は現れました(少し小柄な感じのワンピースを着た女の子だと分かりました)。
今日までに肩まで見ています。

見た場所は、「腰」の時が体育館の用具入れの倉庫。
「肩」の時が最初の中庭の、ほぼ同じ場所です。
時間はいずれも夕方でまだ日が沈みきっていない、でもかなり薄暗くなっている時でした。
それを見た瞬間は息もつけないくらい怖かったですが、kの忠告どおり「音」を聞くまで立ち去りませんでした。(それをkに言ったら「よし」と誉めてくれましたが)

なんとなく分かってきましたが、普段は人がいてにぎやかなんだけど、ふっと人の気配が無くなる、そんなタイミングがあるんです。
そういう時なんです。彼女を見るのは。
なんで「音」を聞くまで立ち去ってはいけないのか、顔が現れ、それを見たらどうなるのかkは教えてくれませんが、「事が終わったら」全部話す、と約束してくれました。

どういうことなのかkに聞いたらまたこちらに書こうと思います。
でも不思議なのです。
最初はとても恐ろしくておびえていたのですが、最近彼女の顔が気になって眠れないのです。
次にあごまで現れた時、もし「音」を聞かなければ、僕は彼女の顔をみることが出来る。
そう考えると妙に胸が高鳴るのです。

348cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 00:58:11
>>347
|ω・`) 恋かな?

349毒男:2018/02/15(木) 01:01:37
>>348
|A-) 恋だねw
    気になって仕方ないねw
    kはキューピッドかw

350cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 01:03:01
>>349
|ω・`) だがしかし相手は幽霊(?)だw
顔を見て恋に落ちるのか覚めるのかw

351毒男:2018/02/15(木) 01:08:03
|A-) SHOUTcast新しくしたはいいけどいらないチャット機能ついてんな
    知らんやつから英語でメッセージ来る
    japanese pleaseって言ったけどwhyって返ってきたから死ねって言ってやったわww

352cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 01:08:57
>>351
|ω・`) 日本語じゃないと分からないよね

353毒男:2018/02/15(木) 01:08:59
>>350
|A-) どうなるんだろねww
    見てると面白そうww
    kはきっと楽しんでるはずw

354cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 01:09:38
>>353
|ω・`) Kも経験者…つまり…?

355毒男:2018/02/15(木) 01:12:57
>>352
|A-) まったくだ!

>>354
|A-) !!
    つまり…そういうことだね…

356毒男:2018/02/15(木) 01:13:24
以前、「標本室」という話を投稿させていただいた者です。
今回も、私が所属するある地方大学の医学部にまつわる不思議な話をさせていただきます。

私どもの医学部キャンパスには、その長い歴史を物語るように、新旧様々な建物が混在しています。
敷地内にある大学病院も三度目の移転新築工事が行われており、それまでの建物はそれぞれ他の目的に使用されています。
旧病院の中で最も古い建物は、現在基礎医学研究棟として使用されているのですが、ここが、この話の舞台です。
基礎研究棟は明治期に建築された、キャンパスの中でも最も古い部類に属しています。
当時の建築様式を踏襲し、古風な噴水跡のある中庭を囲んで、上から見ると「口」の字になっている、五階建ての建築物。
当時を偲ばせるなかなか風格のある建物ですが、手入れもされず雑草が伸び放題になっている中庭、
ところどころ剥げているリノリウムの床、光の届きにくい廊下と、うら寂しい雰囲気も漂っています…

その建物の研究室に籍を置く講師のある先生は、その日も夜遅くまでご自身の研究に精を出しておられました。
もう夜もふけ、周りの研究室の電気も消えていましたが、先生はちょうど定期的に数字を取らなければならない実験をなさっており、その時期は休日も返上で臨んでおられました。

やっと今日の分の数字も取り終わり、やれやれ帰ろうと研究室の電気を消し、月明かりに照らされるのみの暗い廊下を、コツコツと階段に向かわれました。
その夜は実に月明かりが美しく、先生はふと、窓辺から月でも眺めてみようかと思いつかれたそうです。
廊下の中庭側の窓辺にふらりと近づき、窓を開け、上を眺める…
澄んだ月明かりは冷たく、連日の勤務に疲れていた先生も、我を忘れて射さす光に魅入られてしまったそうです。

357毒男:2018/02/15(木) 01:13:47
ふと、建物の反対側の窓辺に目を移すと、そこにも自分と同じ白衣姿を認めました。
先生は、まだ残っている人が自分と同じように月明かりに誘われて…と思い、愛想に手でも振ろうかと思い、手を上げかけたとき…
先生は眼前に広がるたくさんの窓辺に、同じような白衣姿がポツリ、ポツリと見えることに気がつかれました。
こんな時間に研究員たちが大勢残っていることも不思議ですが、さらにおかしなことに、誰も月明かりなどには目もくれず、一様に「下」を眺めているのです。
つまり…「中庭」を。
先生の背中に急に冷たい汗が流れました。
「中庭」は雑草が生い茂り、見るべきものなどはなにもない…いや、彼らは見ている…いやちがう…

見たくもないのに視線が中庭に降りていく。
月光に青白く照らされる中庭。真ん中には朽ちかけた石造りの噴水。生い茂る雑草。
誰もいない。何もない。何も、「見えない」。
しかし「彼ら」は見ている。いや「看ている」?誰を?誰もいない中庭。
見えない、いや、見える。「中庭」にいる、たくさんの、人。あの人たちは…
寝巻き姿、浴衣姿、咳き込む少年、車椅子の老女、うつむく青年、佇む看護婦…
それを見下ろす、白衣姿の、あれは、医師たち?
見えないのに?見える、看られている、もう二度と、家には帰れない、あの人たち。
それを見下ろす、白衣姿の、満足げな、笑み。

「あの人たちは帰れないのだ。帰りたくても、「彼ら」がそれを許さない…」
この話をなさった時の先生は、とても悲しそうなお顔をなさっていました。

医学部ではさまざまな不思議な話が語り継がれています。
機会があればまた、お話させていただきたいと思います。

358毒男:2018/02/15(木) 01:14:17
|A-) あと1話にするかな

359毒男:2018/02/15(木) 01:17:07
|A-) 2話にしとこう

360毒男:2018/02/15(木) 01:17:58
在日の友人に聞いた話。

戦後間もないころはまだ北朝鮮がどんな国か分からず、
「北朝鮮は天国みたいなところだ」
といううわさも流れていたらしい。

そんなある日、友人の母親の知人(北朝鮮国籍だったらしい)が周りがとめるのも聞かず、北朝鮮へと単身渡った。

それからしばらくして定期的に家族の下へ手紙が送られてくるのだが、いつも通り一遍のことしか書かれていない。
いわく、私は元気にやっています、ここはすばらしいところです、皆さんもぜひ来てください、等々。
ところが、そこには詳しい日常のディーテイルは書かれていない。
彼の家族がおかしいな、と思い始めたあるとき、その封筒にはられている切手がハラリ、と落ちた。
それを拾ってふと裏返してみてびっくり。
その切手の裏の白い部分に小さな文字でびっしりと

ここはひどいところだ、みんな絶対にくるな、

などといったことが書かれていたのだ。

361毒男:2018/02/15(木) 01:22:14
在日の友人に聞いた話。

戦後間もないころはまだ北朝鮮がどんな国か分からず、
「北朝鮮は天国みたいなところだ」
といううわさも流れていたらしい。

そんなある日、友人の母親の知人(北朝鮮国籍だったらしい)が周りがとめるのも聞かず、北朝鮮へと単身渡った。

それからしばらくして定期的に家族の下へ手紙が送られてくるのだが、いつも通り一遍のことしか書かれていない。
いわく、私は元気にやっています、ここはすばらしいところです、皆さんもぜひ来てください、等々。
ところが、そこには詳しい日常のディーテイルは書かれていない。
彼の家族がおかしいな、と思い始めたあるとき、その封筒にはられている切手がハラリ、と落ちた。
それを拾ってふと裏返してみてびっくり。
その切手の裏の白い部分に小さな文字でびっしりと

ここはひどいところだ、みんな絶対にくるな、

などといったことが書かれていたのだ。

362cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 01:23:30
|ω・`) 医学部で人体実験みたいな事してたの?
まだ囚われたままなんてかわいそうだね

あの国関係でありそうな話だw

363毒男:2018/02/15(木) 01:26:57
|A-) コピーできてなかったみたいだな

364毒男:2018/02/15(木) 01:28:06
>>362
|A-) 戦時中とかの人たちなのかそういう病院なのか…
    入院したら出られない病院なんだね
    さすがにかわいそう

    ありがちww

365毒男:2018/02/15(木) 01:28:24
私がまだ学生だった頃の話です。

夕食の前に、私は実家の近所にある公園のベンチでタバコを吸っていました。
目の前の砂場では数名の子供達が遊んでいて、反対側のベンチには、親と思われるおばちゃん達が座って互いにお喋りをしていました。
おばちゃん達が座っているベンチから少し離れた滑り台があったのですが、その下側、ちょうど滑り面が地面に接する鋭角のあたりに、座っている子供がいました。
体のほとんどが影になって見え難いのですが、どうやら女の子のようです。
(なぜ、あんなところに座っているんだろう?)
そう思っていると、おもむろに女の子がスッと立ち上がり、影から歩み出しました。
砂場を掠めて、こちらの方にゆっくりと近づいてきます。

その時、冷気が背筋を這い上がるのを感じました。
近づくにつれ、その子の姿の異様さに気付かされたのです。
丁度秋に差し掛かった頃で、夕暮れ時とはいえ辺りはかなり明るかったのですが、
女の子の体は膝上までが影の中にあるように真っ黒で、そこから脛と裸足の足が白く伸びています。
全身がぼやけているというか、ピントがずれているような感じだったので、目を細めたりして焦点を合わそうとするのですが、次の瞬間にはフッとブレてしまう。
見るほどに気味が悪く、眩暈を起こしそうなのに、目を逸らすことが出来ません。
やがて目の前まで来た女の子が、ポツリとこう言いました

「おっちゃん。私、もう死んでるねんで」

ふと気が付くと女の子の姿は無く、そればかりか公園に居るのは私一人で、空はいつの間にか真っ暗になっていました。
どうやら夜になってしまったようですが、女の子の言葉を聞いてからの時間の経過が、私の記憶から欠落しています。
不思議なことに、指に挟まれたタバコからは、まだ紫煙が立ち上っていました。

家に戻ると、玄関の所で鉢合わせした姉が、私の顔を見て怪訝そうな表情を浮かべました。
「鏡、見といで」
洗面所で鏡を覗くと、両の頬に黒い煤のようなもので小さな手形が付いていました。

366毒男:2018/02/15(木) 01:30:56
|A-) 今日の分終わりー

367cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 01:32:55
|ω・`) 物的証拠残すなんてやるなこの女の子w

お疲れさまー!楽しかったよ、ありがとう!

368毒男:2018/02/15(木) 01:37:05
>>367
|A-) 小さいのにやるよねw

    こちらこそお付き合いありがとうw
    あとこまめにしたらばをチェックしてくれてありがとうねw

    音楽は寝るまで流しておくかな
    お風呂入ったりするからまだまだ流れます

369cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 01:40:42
>>368
|ω・`) また次を楽しみに待ってますー!
いまだに見つからない火鉢と四つん這いの女の話…

370毒男:2018/02/15(木) 01:42:03
>>389
|A-) んw

    別々の話?

371cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 01:57:08
>>370
|ω・`) 一つの話ー
赤子火鉢じゃないやつなんだけど、所有してると祟りがある火鉢を寺?だかに預けるんだよ
その祟りが四つん這いの女が後ろを通るけどその女の顔を見てはいけない的な話
もしかして他のと混ざったのかとも思うんだけど読んだ時怖かったから間違えてはいない…はず

372毒男:2018/02/15(木) 02:23:38
>>371
|A-) ちょっと探してみたけど見当たらないねえ

    家族が病気で死んでいく話も見当たらず
    一人でタイトルを頼りにいろんな話を見てるけどやばい話がちょくちょく出てきて一人で怖いわww

373cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 02:36:30
>>372
|ω・`) いざ探すと見つからないよねぇw
次までには見つけたい!

374毒男:2018/02/15(木) 02:39:43
>>373
|A-) 火鉢 寺 女 後ろ 這 とかで検索したけど出ないねw
    難しいねw
    見つけたら貼ってほしいなw

375cat ◆TUKUMO3rAI:2018/02/15(木) 02:51:52
|ω・`) 頑張るよー!

376毒男:2018/03/11(日) 22:05:47
|A-) 話選ぶよ

377毒男:2018/03/11(日) 22:08:36
http://dokuobd.orz.hm:8000/

|A-) 音楽流してます

378毒男:2018/03/11(日) 22:17:26
昭和初期の古い住宅(実際に今でも世田谷に重要文化財としてあるるらしい)の話。
家柄は官僚の家系のエリート。家族5人、祖父+主+妻+子供2人。

黒電話。
ある日いたずら電話が頻繁にあるようになった。
娘二人はもうすでに嫁いでいて、家には祖父、主、妻の三人。
すこし時期が過ぎて、家が寝静まる夜中に何十回も鳴るようになっていた。
内容は、無言電話。
主はそのうちいたずら電話が掛かってくると受話器を外して床に置き、それ以上かかってくる事を拒んだ。
また時期がすぎ、いつものように無言電話がかかってくる。主は受話器を床に置く。
そしてそのまま寝床につこうとした。すると受話器からぼそぼそ話す声が聞こえる。
これは、と思い、主が起きて受話器に耳を近付ける。
また無言に戻っている。
それが数日続いた。ぼそぼそと喋る声は主が受話器を手に取ると押し黙る。
気味が悪くなった主はしぶしぶ電話番号を変えてみたり、電話局に連絡し、警察に連絡し、いたずら電話の相手から逃れようとした。
しかし何をしても毎日夜中に黒電話は鳴り続けた。

すでにこの世のものではないものの仕業かと疑い、精神的にまいってしまった主は祈祷師にお払いを頼み、霊的事象を信じるまでに至った。
しかし何をしてもいっこうにいたずら電話は止まなかった。
精神を病んだ家族はその家を売り払う事に決めた。
由緒正しい家柄、家屋にもそれなりの価値があり、これは当時の価値観からして辱めを受ける事と同義だった。が、背に腹は代えられない。
しかしそれが決まった数日後から電話は鳴り止んだ。嘘のように。
そしてその数日後、実家近くに住む娘が亡くなった。
原因は旦那による撲殺であった。夫婦なかはよくなかったと主も聞いてはいたものの、そのような事が起こるとは。信じがたい悲劇であった。
そして警察の手入れのあと、娘の遺書が見つかったとの報告。
主は娘の遺書を警察から受け渡され、その内容を見て悲しみのどん底に落とされた。
いたずら電話は娘であった。
助けてほしい。助けてほしい。
そういった願いがその遺書には書き綴られていた。
いたずら電話の犯人はわかったが、それが娘であったとは。

379毒男:2018/03/11(日) 22:19:12
幾月か過ぎ、悲劇から立ち直った主は変わらずにその古びた家屋で生活していた。
そしてある日、またも無言電話が鳴ったのである。

それは以前に亡き娘がかけてきた無言電話と全く同じ時間に、同様の手口でかけられてきた。
これは悪質で陰湿な嫌がらせだ、主はそう思った。
主は無言電話が掛かってくると以前にもそうしたように受話器を床に置く。
そうしてやり過ごす。
が驚いた事に娘がした時と同様に、受話器を床に置くとぼそぼそと話す声が聞こえる。
相手は娘でないのは分かっている。娘は死んだ。この事件を知っている者の悪質な嫌がらせだと思っていた。当然そう思うだろう。
主は、当時最新の「録音機」を手に入れていた。そう。それを使いぼそぼそと話す声を
録音してやろうとの企みだ。
いつものようにいたずら電話が掛かって来た。すると主は床に用意しておいた録音機の電源を入れ、録音を開始したのを確認して受話器を横に置いた。
寝床につくとぼそぼそ話しているのが聞こえた。
次の日に確認するのが待ち遠しかった。

次の日、主は録音機を再生させた。
そこから聞こえてきた声に主は卒倒した。

そんなはずはない。そんなはずはない。気が狂いそうだ。

その後主はその家を売り払い、今に至る。
家主はころころと代わり、そこに住んだ者は皆この黒電話のいたずら電話に悩まされたそうだ。
噂によるとそこの内装を新しい物にかえる際に、その黒電話のあった場所の下の床を剥ぐと女性のものと思われる長い髪の毛がいくつも発見されたそうだ。
その髪の毛が誰のものなのかは今でも不明らしい。内装工事も中止され現在その家屋は国重要文化財としてひっそりと保存されている。
場所は地図から削除されているそうだ。

ちなみにオレは世田谷付近に住んでいて、この話を聞いてから探しに出たがこの家屋を見つける事はできなかった。

380名無しさん:2018/03/11(日) 22:20:37
>>377
音楽ちゃんと聴けてるよ〜

381毒男:2018/03/11(日) 22:24:29
>>380
|A-) ありがとうw
    良かったw
    ごゆっくりどうぞw

382cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/11(日) 22:28:46
|ω・`) みーつけた

383cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/11(日) 22:33:13
>>379
|ω・`) ゾッとする話だねー
家自体の呪いの可能性もあったか娘さんの思いが残ったのかさて

384毒男:2018/03/11(日) 22:33:14
2年前の話なんだけど、俺が高2で同級生のNの家に泊まりに行ったんだ。
そんで俺のほかにTとHって言う奴もきてて4人で話したり、ゲームやったりして騒いでた。

そんなことしてるうちに時計の針が午前1時をまわって腹が減ったので、コンビニに何か買いに行く事になった。
HとNが原付でコンビニまで行く事になった。
だけど俺もいっしょに行きたかったのでTをNの家に残して、俺はNの原付の後ろに乗ってついていく事になった。
コンビニまでは20分くらいの道のりで、Nの肩につかまり顔に吹きつける風が冷たかったのを憶えている。
後ろを向くとフルフェイスヘルメットをかぶったHがみえる。
そして、コンビニについて買い物を済ませると、さっさと店を出てNとHは原付にまたがる。
おれもまたN原付の後ろに乗る。
Hがカゴの中に袋を入れるとヘルメットをかぶりすぐに出発した。

帰り道、コンビに付近の交差点にさしかかったとき後ろから何か音が聞こえたような気がして後ろを振り返った、そうしたらHがふざけて手をふっている。
普段ふざけたりしないHにしては珍しいなと思いながらもHに手をふりかえした。

Nの家に着くとHからコンビニの袋を受け取って一足先にNの部屋に入っていった。
部屋のドアを開けるとTが一人でTVを見ていて
「おかえり、早かったじゃん」
「おう、ほらお前のジュース」
なんて2〜3分くらい、Tと話していたらTが
「NとHは?」
というので家の外まで行ったらNとHの原付が無い
「あいつら二人でまたどっかいったのかな?」
「すぐ戻ってくるでしょ、寒いから家の中はいろうよ」
と、家の中に入ったらNの家の電話が鳴ってる、寝ていたNの母親が起きてきて電話に出た。
電話に出た母親の様子が少しおかしい事におれもTすぐに気がついた。

「はい!…はい…」
と深刻な顔で受け答えしている、Nの母親が電話を静かに置くと俺たちに一言、
「NとH君が交通事故にあったって…」
と泣きながら言ってきた。

385毒男:2018/03/11(日) 22:33:32
Nの母親の車でとりあえず事故現場まで行く事に。
Tと俺は車の中で
「家についてから二人でどっか行って事故ったのかな…?」
なんて話してた。
でも事故現場についてから驚いた…コンビニの近くの交差点だった。
大型トラックとぶつかって二人とも即死だったらしい。
Tも俺もかなりショックを受けていたかたわら不思議に思っていた。
一度NもHも俺と一緒に家に戻って二人がいなくなってから事故の知らせが来るまでに10分もかかってない…その交差点まで20分はかかるのに。
警察から事故発生時刻をきくと俺がNの原付の後ろに乗ってる時刻だった。
一緒にNの家までかえってHからコンビニの袋を受け取って…
絶対に俺はNの原付の後ろに乗って二人と家まで戻ったはずなのに、二人は帰る途中に交差点で死んでいる…

そういえばHが交差点付近で手を振った
あれは俺に別れを告げていたのかも…でもなんで俺だけが生きているのか?
真相は全くわからないけどあの日のことは鮮明に覚えている。
手をふっていたHもHの原付のライトの明るさも、つかまっていたNかたの体温も…
2年前の話でした。

386毒男:2018/03/11(日) 22:37:03
>>382
|A-)そ 久々に見つかったw

>>383
|A-) 思いというか良くないものが残った感じがするね

387毒男:2018/03/11(日) 22:37:54
|A-) 音楽ちょっと切れちゃった
    今は再開しました
    midiがかかってデータ無しでの自動切断だった

388cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/11(日) 22:39:38
>>385
|ω・`) これは不思議だね
語り手だけ助かったのはNとHが助けてくれたのかしら
残された方は寂しいよぬ

389毒男:2018/03/11(日) 22:50:02
>>388
|A-) そんな感じに見えるけど助けられるかなあ
    よくわからない話だね

390cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/11(日) 22:50:43
>>389
|ω・`) 間際にテレポートさせたとか…?w

391毒男:2018/03/11(日) 22:53:02
>>390
|A-) そういうのしか考えられないよねw

392毒男:2018/03/11(日) 22:53:21
先月の体験談です。

昼間に一人で車を運転していました。T字路で赤信号に捕まったので、時間潰しのために向かいの壁や左右に視線を動かしていました。
その時ふと、バックミラーが目に入りました。
後ろにはワゴンが止まっていて、運転席には男の人が座っていました。

そこまでは普通だったのですが、私はワゴンの助手席におかしなものを見ました。
おかしなものと言っても、それは人です。赤い服を着た髪の長い女の人が助手席にいるのですが、それが妙におかしいんです。
隣りの運転席の男性と比べて、かなり座高が低いように見えます。
頭の位置が男性の肩くらいの場所にあるんです。
背の低い子供でしたらそういう風に見えても普通なのですが、その女の人は頭の大きさや肩幅から考えて、一般的な成人女性と同じくらいの身長と思われます。
ですから座席に座った時は男性と同じか少し低いくらいになるのが普通のはずなのですが、その女の人の頭の位置はどう見てもおかしい低さでした。
しかも目が怖いんです。眉も目の端も吊り上がり、車の外にいる何かを睨んでいるように見えます。
バックミラーに映るその女の人の姿にぞっとしました。

車が揺れているのか自分が震えているのか分からなくなった頃に信号が青に変わりました。私は急いでアクセルを踏むと、そのT字路を左へ曲がりました。
曲がりながら再びバックミラーを見ると、ワゴンはまっすぐ進んで行きました。

393毒男:2018/03/11(日) 22:53:35
しかし、それは変です。
先程も書きましたが、この道はT字路で、直進したらそこにあるのは民家の壁です。
「え?」
と思ったときには手遅れでした。
ワゴンは向かいの壁へ恐ろしい勢いで追突しました。
私は急いで車を止め、降りてワゴンへ走りました。
赤信号で止まっている車の運転手さん達も急いで降りてきて皆でワゴンに駆け寄りました。

運転席を覗き込んだ私は、その時あまりの恐怖に声が出ませんでした。
ワゴンの中には、一人しか乗っていなかったのです。
乗っていたのは、赤い服を着た髪の長い女の人でした。ワゴンは左ハンドルだったのです。
そして、助手席となる右側の座席には、誰も乗っていませんでした。

女の人が実在し、何も感じなかった男の人こそが幽霊だったのでしょうか。
その時は本当に目の前のことが信じられず、体がガクガク震えました。
そして最後に、気付かなければ良かったのにと思うことに気付いてしまいました。
女の人は鏡の中で見た通り赤い服を着ていたのですが、その服は血の色で赤く染まっていました。元々は白い服だったのです。
その証拠に服の背中や腹の辺りはまだ白いままです。
きっと壁にぶつかる前はまだ真っ白だったはずなんです。
思い出すと今でも恐ろしいです。

394毒男:2018/03/11(日) 22:57:16
|A-) これもよくわからない話だ

395cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/11(日) 22:58:12
|ω・`) 女の人恨みでも買ってたのかな
男の霊は生き霊だったとか?

396毒男:2018/03/11(日) 23:02:13
>>395
|A-) 憑かれてたっぽいね
    男だけじゃなく女にも憑かれてたのかもね
    霊の顔とか赤い服が見えてたとか

397cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/11(日) 23:03:06
>>396
|ω・`) あーなるほどね
下手したら巻き込まれてたかもね

398毒男:2018/03/11(日) 23:06:07
>>397
|A-) 前にいたしね
    危ないわ…

399毒男:2018/03/11(日) 23:06:41
私が小学4年生か5年生の頃ですから、もう20年以上前の出来事になります。
夏休みに祖父母の家に遊びに行きました。古い大きな家でした。

ある日、昼寝から目覚めてみると、家中が静まりかえっていました。
歩き回っても誰もいません。どうやら一人っきりのようです。
昼寝をしていた部屋に戻ると、天井にぶら下げられている大きな梯子が目に付きました。
(これを下ろせば天井裏に上れるんじゃないか?)
そう考えた私は、椅子に上って梯子を引っかけている金具を外しました。
下ろしてみると、それは梯子と言うより収納式の階段のようなものでした。
手の届くところまで階段を登って天井板を押すと、それは案外簡単に開きました。

初めて登る天井裏は薄暗くて、小さな窓からオレる光に埃が渦巻いていました。
そこかしこに、古そうな箱や戸棚のようなものが置いてあります。
ちょっとの間、それらの箱や棚を探っていましたが、すぐに飽きてしまい、天井裏を探検することにしました。

箱や戸棚のある区画を外れると、梁に渡してある板がなくなり、足下は直で天井板です。
所々にある隙間から下の光が漏れていましたが、窓がないのでほとんど真っ暗でした。
天井板は薄くてすぐに割れそうだったので、梁の上を伝って移動することにしました。
板の隙間から下を覗こうとしましたが、狭すぎてよく見えません。
一旦戸棚の所まで戻り箸を取ってくると、先端を板の隙間に突っ込みました。
押し込んだ箸の径が太くなるにつれ、隙間が拡がり下の光景が見えるようになります。

そうやって部屋を上から見ると、家具の配置や大きさが普段の目線とは違って見えて、
人のいるスペースがやたら小さく見えました。
そういうのが面白くて、梁を伝っていろんな部屋を覗き見て回りました。

400毒男:2018/03/11(日) 23:07:05
そうこうするうちに、自分の覗いている部屋の位置関係が分からなくなってきました。
部屋の数が多いのに加えて、上から見下ろしていると方向感覚が掴みにくいのです。
しかも周囲は真っ暗。
ちょっと怖くなってきたので、そろそろ戻ろうかと考え、ぼんやりと明るくなっている方向に向かって歩き始めました。
その時、横に小さな扉があるのに気が付きました。

(天井裏に扉?)
妙な感じがして、ついその扉を開けました。
するっと横開きしたその先は、他の場所と何ら変わりのない天井裏の光景でした。
やはり下から明かりが漏れている箇所があります。
何となくためらいながらも、箸でその隙間をこじ開けて下を覗きました。

隙間が狭くて一部しか見えませんでしたが、かなり広い部屋のようです。
ただ、見える範囲に家具はひとつも無く、やけに殺風景な部屋でした。
窓が小さいのか、全体に暗い感じです。

変だったのは、床の畳の上には、何かを書き散らした紙が散乱していたことです。
人の顔や文字などが書かれた紙。それぐらいしか覚えていません。
とにかく何十枚もありました。
もう一つ奇妙だったのは、畳の上に白い文字が書かれていたことです。
あまり規則性はなく、書き散らかしているように見えました。
漢字だったと思うのですが、当時の私には意味が分かりませんでした。

401毒男:2018/03/11(日) 23:07:31
もっとよく見ようと思い、体の位置を入れ替えてもう一度覗きました。
が、何も見えません。
角度の加減なのか、はずみで隙間が詰まってしまったのか、とにかく隙間を拡げてみようと、無造作に箸を突っ込みました。

一瞬、柔らかいものを突いた感触が手に伝わったかと思うと、ドタンッと大きな音がしました。

思わず顔を上げて立ち上がりました。
下の部屋からは、ドタンバタンという振動が伝わってきました。
時折、シュッシュッと畳を擦るような音も聞こえてきます。
立ち尽くす私の足元の天井板が下からドンドンと叩かれました。
天井を叩く音は次々と位置を変え、何かを探しているようにも思えました。

怖くなった私は、梁の上を走って元の階段のところまでたどり着き、慌てて下に下りると、天井板を閉めて階段を元通り天井に上げておきました。
しばらく耳を澄ましていましたが、さっきの物音はもう聞こえて来ませんでした。

やがて、祖父母と両親と妹が外出先から連れ立って戻ってきましたが、私は怒られるのを恐れて、留守中の出来事については黙っていました。


それから2度ほど祖父母の家には遊びに行きました。
内心ビクビクものだったのですが、祖父祖母の態度には、特に変わった様子はありませんでした。
やはりビビリながらも、あの殺風景な部屋を見つけようと探し回ったのですが、不思議なことに、どうやっても見つけることは出来ませんでした。
数年前、祖父母が相次いで亡くなると、家は売りに出され、今では更地になっていると聞きます。

402cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/11(日) 23:14:02
>>401
|ω・`) うおーこわー怖いわー
昔の家って隠し部屋みたいなのありそうだよね
守り神(にされた)的な物が産まれながらにアレだから的な物かでまた怖さが変わるねw
あとこの話知ってたw

403名無しさん:2018/03/11(日) 23:14:03
宿直!w w w

404毒男:2018/03/11(日) 23:19:10
>>402
|A-) 昔の家ってすごいよね
    田舎の家を外から見てる限りそういう感じのは無さそうだけどもねw

    前に貼った話を貼り直してるからなあ
    ここから先は知ってたりしてw

>>403
|A-) 学校とかの宿直って風呂どうしたんだろ

405毒男:2018/03/11(日) 23:19:24
これは私が友人から聞いた話です。
彼女が中学生だった頃のある日、母親と一緒に親戚の家を訪ねました。
そこには二つ年上の従姉妹がいて、とても仲が良かったそうです。
彼女は従姉妹と会うのを楽しみにしていのですが、その日は部屋にこもって、なかなか顔を見せなかったそうです。
しばらくして従姉妹が姿を現し、彼女に自分の部屋に来るよう手招きしました。ちょっと深刻な様子だったそうです。
部屋に入るなり、従姉妹は彼女にある封筒を渡しました。
そして、
「これをしばらく預かってほしいの」
唐突に言ったそうです。

封筒には従姉妹が書いたらしい日付が記してあり、
「再来年のこの日まで。それまでは絶対に開けたりしないで…ただ、私に何か起こったら」
従姉妹の真剣な表情に、彼女は不安を覚えました。
封筒の中身と、預ける理由を知りたかったのですが、
「いつか全部話すから、それまでは二人だけの秘密にして」
と、逆にお願いされる形になり、彼女は押されて納得したと言います。

友人はしばらく気にかけていたそうですが、受験や高校入学などがあって、ほとんど忘れかけていたそうです。
また、従姉妹も進学で他県へと離れ、なぜか一年近く会わずにいたある日、彼女は学校から帰るなり、母親から聞かされました。
従姉妹が心臓麻痺で亡くなったことを。
友人はかなりのショックを受け、呆然自失のまま葬儀に立会いました。
そして、ようやく悲しみを実感する頃になって、あの封筒の事を思い出したそうです。

406毒男:2018/03/11(日) 23:19:40
不吉な予感は的中し、従姉妹が亡くなった日の日付が目に飛び込んできました。
彼女は震えながら封を開けると、そこから一枚の紙と、タロットカードらしきものが出てきたそうです。
従姉妹が手書きしたと思われる紙には、ある占いの方法が書かれていたそうです。
カードを切るいくつかの手順と、その並べ方。
本人の生年月日やその日の天候なども関係していて、少し複雑でしたが、それによって、ある年月日が導き出されるようでした。
つまり、その本人の死ぬ日です。

友人が手にしたカードは、かなり古いものだったようです。
絵柄は動物や昆虫、植物などで、タロットとは違うとのことでした。

私はそのカードをどうしたのか、彼女に訊くと
「多分誰かに預けると思う。ずっと先の事になるけど」
と答えました。
なんでも、そのカードは、託された人だけの予言をするそうです。

407cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/11(日) 23:25:15
>>406
|ω・`) このカード欲しい!w
その従姉妹さんも誰かから託されたって事だよね
こういうアイテムほんとにあるんかねーw

408名無しさん:2018/03/11(日) 23:26:12
XEXEXかな?
このアレンジは聞いたことないや

409毒男:2018/03/11(日) 23:29:12
>>407
|A-) やってみたいよねw
    同じように座ると死ぬイスとかも試してみたい
    強く信じることで暗示のような効果が出て本当になるとかねw

>>408
|A-) あたりww
    俺は知らないゲームだなあ

410cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/11(日) 23:30:25
>>409
|ω・`) バズビーズチェア!今は天井から吊り下げられてるんだっけ?
まあ暗示〜てのもあるよねー

411毒男:2018/03/11(日) 23:31:41
>>410
|A-) それそれw
    今はそうなってるね
    ありえないと思うんだよなあww

    XEXEXってなんか面白そうだな

412cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/11(日) 23:33:31
>>411
|ω・`) 試したいけどねw
曰くが今思い出せないけど何人もなんだっけ?

413名無しさん:2018/03/11(日) 23:36:14
>>411
XEXEXは中々の良ゲーだよ
PSPでも出てるし、YouTubeで動画を見てもらえたら雰囲気が掴めると思う

さっきのXEXEX、もしアルバム名とか分かったら教えてホスィw

414毒男:2018/03/11(日) 23:37:38
>>412
|A-) 何人も死んだみたいね
    昔の話だからどこまで本当かわからないけどね
    確かいろんな理由で死んだんじゃなかったかな

415cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/11(日) 23:38:31
>>414
|ω・`) まぁ、人はいつかは死んでしまうものだしね…(椅子のせいではないのでは…?)

416名無しさん:2018/03/11(日) 23:41:54
(´-人-`) そう言えば今日は3/11だ。黙祷です。。。

417毒男:2018/03/11(日) 23:52:13
>>413
|A-) アーティストはS.S.H.なんだけど今は公開してないね
    アルバムとかには入ってないと思うよ

>>415
|A-) 偶然と言えば偶然と言えるねww

>>416
|A-) ぎりぎり間に合ったねw

418名無しさん:2018/03/11(日) 23:54:23
>>417
XEXEXの件、市販されてるアルバムか何かかと思ってた

ちょっとググってみるね
ありがとう

419毒男:2018/03/11(日) 23:56:32
俺が高校行ってた時の事だから、かれこれ5年位前になるかなぁ。
俺の高校には男子寮があったんだけど、県外から来てる生徒は大抵そこに入ってた。
何度か改修やら増築やらされてる結構年季の入った建物。その寮に入ってた友達の話。

部活にありがちで、上下関係とかかなり厳しくて、先輩の言う事は絶対って風潮があった。
その日も友達は相部屋の先輩から頼まれた大量の洗濯物を、屋上に干す作業をしていた。

時間はそろそろ日付が変わろうとしていた頃。
不意に後ろから
「ガシャッ、ガシャガシャッ」
っとゆう音がしたので、びっくりした友達は思わず後ろを振り返った。
そこには転落防止の為に張ってある金網をしきりに揺らしている5、6歳位の体が半透明に透けている男の子がいたそうだ。

友達からは男の子の後ろ姿しか見えず、顔を確かめる事は出来なかったのだが、友達は一瞬で
「やばい!!」
と思ったそうだ。
寮の先輩達から、
「うちの寮はよく出るぞ」
等とよく聞かされていたし、見たと言う人も後を絶たなかった。
友達本人も霊感体質で、俺もよく不思議な体験を聞かされていた。
その友達が、瞬時にこの世の物では無い雰囲気を読み取って、背筋に寒いものが走ったそうだ。

その間にも、半透明の男の子はしきりに金網を揺らし続けている。
心臓の鼓動は割れんばりに速くなり、友達は恐怖のあまり動く事が出来なくなってしまったそうだ。おまけに声も出ない。
友達は馬鹿みたいにその場に突っ立って、じっとその男の子を見るしかなかった。
「ガシャッ、ガシャガシャ」
金網の揺れる音だけが誰もいない屋上に響く。

420毒男:2018/03/11(日) 23:56:50
すると不意に男の子がこちらを振り返った。
いや、正確には振り返るか振り返らないか位の所で男の子は突然消えてしまったそうだ。
友達は呆然とそこに立ち竦んで、しばらく何も居なくなった金網を見つめていた。
と、その時、突然友達は後ろから手を引っ張られて、びくっとして振り向いた。
そこには先刻の男の子と思しき奴が、半透明な顔で友達を見上げていたそうだ。
その顔は、溺死者の様にぶくぶくに膨れていて、半透明ながらもはっきりとその大きな輪郭が見て取れたそうだ。

「そこから先は覚えてない。俺気絶してたらしいから。」
とその翌日友達は学校で話していた。
屋上で倒れている所を別の寮生に発見され、その話を聞いて慌てて駆け付けた寮監に部屋まで運ばれてから目を覚ましたそうだ。
心配そうに見つめていた寮監に先刻の事を話すと、
「ああ、また出たかぁ。その子俺が学生の頃からよく出てたらしいからなぁ。おまえ霊感体質か?」
と言われたそうだ。

寮監の話では、何十年か前にあった大水害の時、俺の高校の校庭には数十体の水死体が流れ着いていたそうだ。
その中にはいくつかの子供の死体も混ざっていたそうで、丁度今寮が建っている辺りに仮の安置所を作って、そこに纏めて安置していたらしい。

421毒男:2018/03/11(日) 23:57:15
|-人-) 俺も黙祷

422名無しさん:2018/03/11(日) 23:57:31
またXEXEX流してくれてるけど、ギターのテクニックがスゲェw

423cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/12(月) 00:01:13
>>420
|ω・`) まだ成仏してないのかぁ

424毒男:2018/03/12(月) 00:01:37
>>422
|A-) ちょっと気になってまた流してみたw
    でも貼りながらだとあまり聴けないねw
    ギターソロとかけっこう面白そうだったからあとでまた聴くかなw

425毒男:2018/03/12(月) 00:05:32
>>423
|A-) ずっと残っちゃうのかねえ

426cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/12(月) 00:07:07
>>425
|ω・`) 悲しいねー

427名無しさん:2018/03/12(月) 00:10:37
今日も楽しい時間をありがとう
だんだん意識が飛びそうになってきたので、今日はこれで寝させてもらいます

また次回を楽しみにしてますね
音楽を流させてもらったまま、一足お先におやすみなさい。。。m(_ _)m

428毒男:2018/03/12(月) 00:12:02
>>427
|A-) こちらこそ今日もありがとうw
    またどうぞw
    おやすみねw

429毒男:2018/03/12(月) 00:12:28
3年前の12月の出来事です。
赤坂離宮の近くのホテルで忘年会をしていた私たちは、宵の内から降り出した雨のせいで二次会に出かける気にもなれず、
空いていたそのホテルの一室に宿泊しようと部屋を取り、そこで二次会をすることになりました。
しかし、仲間の内の一人は人形町まで帰ると言い、友人だった私ともう一人がそいつを車で送ることになりました。
私は助手席に乗り、帰宅者は後部座席に乗り、もう一人が運転席に乗りました。
外は雪混じりの雨でワイパーも心許ない様子でした。

ホテルを出て100メートルも行かないうちに前方に何かが見えました。
間近まで進んでやっとそれが人間だとわかるほど視界は悪かったようでした。
30歳くらいの男で、襟を立ててレインコートに身を包み、ずぶ濡れのまま立っていました。
その男が手を挙げたわけではなかったのですが、あの寒い中、ずぶ濡れで立っている人を見過ごすのはあまり良い気持ちではありませんでした。
私が言う前に運転手はその男の前で車を止め、窓を開け、
「車の来そうなところまで乗っていったら?場所によっては乗せていきますよ。」
と話しかけました。
その男は日本橋まで行くとのことでした。

日本橋は人形町への行き道だったので、後ろのドアを開け、入れてやりました。
後部座席の友人は既に深い眠りに入り、その男が入ってきたことには気付いていないようでした。
男は酔っているのか、ほとんど声を出さず軽く頭で礼をし、濡れて垂れ下がり額に張り付いた前髪の下から大きな目を見開いたまま身じろぎもしませんでした。
せっかく暖まってきた車内も、男のせいですっかり冷え込んでしまいました。
ヒーターの温度を最強にしましたが大して変わりませんでした。
すぐに日本橋に着き、大通りの橋のたもとでその男は言葉少なに礼を言い、車を降りました。
再び人形町に向けて車が動き出し、後ろを振り返りましたが、後ろのガラスは曇っていて何も見えませんでした。

430毒男:2018/03/12(月) 00:12:52
人形町に着き、後部座席の友人を起こすと、座席が濡れていることと車内の異常な寒さに少し機嫌が悪い様子でした。
友人を降ろし、今来た道をホテルに向けて戻りました。
途中、あの男を降ろした日本橋のたもとを通りましたがその男は見当たりませんでした。
赤坂離宮の門を過ぎて左に曲がり、ホテルまであと少しというところで前方に何かが見えてきました。
雪混じりの雨でそれが何かを判断するのは困難でしたが、丁度、少し前にあの男を拾ったあたりでした。
確かにそうでした。さっきと全く同じところにさっきと同じ男がレインコートを着てずぶ濡れで立っていました。
減速しかけていた車を一気に走らせ男の真横を通り過ぎました。
顔を確かめなくてもそれがさっきの男であることを二人とも悟っていました。
ホテルに着き、駐車場でようやく口をきいた私たちは次第に暖房がきき始めた車内で
「信じるか?」
「信じるったってあれは、」
と困惑し、運転手の友人は何かを振り切るようにクラクションを思いっきり鳴らしました。

431毒男:2018/03/12(月) 00:14:30
|A-) 0:30から1:00までの間に終わろうかな?
    catちゃんはまだ起きてる?

432cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/12(月) 00:17:04
>>431
|ω・`) うん、まだ起きてるよ!
深夜アニメ見たりしてる

433毒男:2018/03/12(月) 00:24:31
>>432
|A-) わかったw

434cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/12(月) 00:27:00
>>430
|ω・`) ん?これどういう事?
同じ場所に現る30代の男性ってことか

435毒男:2018/03/12(月) 00:31:44
>>434
|A-) そういうことだね
    載せても車は濡らされるしいいこと無いねw

436毒男:2018/03/12(月) 00:36:11
小学生の頃、習字が苦手で近所のFさん家の高校生のお姉さんに教わりに行かせてもらってた。
お姉さんは部活をやってたので、夜8時から9時迄の間教わってた。

ある日、母がいつもお世話になってるから持って行きなさいと天ぷらを渡された。
夕飯に食べて貰うよう6時に持っていったら、珍しくお姉さんが早く帰ってきていた。
「あ、お姉さん」
と声をかけたが
「うん……?」
と言ったまま目は遠くをみている。
おばさんがでてきて
「ああSちゃんごめんねえ今日はお習字お休みね」
と言われたので、取りあえず天ぷらだけ渡して帰った。

「お姉さん居たけど、なんか変だった。今日お習字ないって」
と報告すると、母は心配してFさんの家に行った。
私もいっしょに着いて行った。
おばさんが母に話した内容は子供心にもショッキングだった。

昼休みにいつも一緒に屋上でお弁当を食べていたお姉さんの親友が元気なくて、お弁当も手をつけなかったらしい
「どうしたの?食べないの?何かあったの?」
とお姉さんが聞いたら、その子ニコッて笑って皆が見てる前で
『バイバイ』
って言って何のためらいもなく飛び下りてしまって…

お姉さんは目の前で起こった事が把握できないまま早退したんだかさせられたんだか。
母も驚いてたが私も暫く寝られませんでした。

437cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/12(月) 00:45:00
>>436
|ω・`) 友達に目の前で飛び降りされるとかすごいショックだろうね
お姉さんの今後が心配になる話だね

438秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/03/12(月) 00:47:38
('A`)ノ

439毒男:2018/03/12(月) 00:48:47
>>437
|A-) 一生心に残るよね
    これはさすがに心配

440cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/12(月) 00:49:06
>>438
|ω・`) 秋山さんおひさー

441毒男:2018/03/12(月) 00:52:40
もう随分昔のことです。当時小4だった私はかなり小心者だったので、少なからずいじめにあうこともありました。
でもそんな私にもNという親友がいたのです。
Nはクラスでも人気のある快活なやつでした。
彼とは何故か馬が合いよく遊んでは馬鹿な話をして笑いあっていました。
Nは私がいじめにあっているとよく助けてくれたものです。
しかし、夏休みが明け二学期が始まってすぐにNは他界しました。
交通事故でした。私は葬式が終わってもNの死が信じられず、ずっと泣いていました。

ある日泣き疲れて深い眠りに落ちていた時のことです。夢にNが現れました。
いえ、あれは夢だったのでしょうか?それともNが会いに来てくれたのでしょうか。
でもそんなことはそのときの私にはどうでもいいことでした。
私はNに言いたいことが山ほどあったのですが、何故かうまく言葉にすることが出来ません。ただ涙が溢れるばかりです。
そんな私をNはいつもの笑顔で見ています。
そして
「また泣いちょる。お前がそんなんだと俺も安心して行けんわ」
私はただ泣くばかりでした。
「でも…だって」
そんなことを言っていたと思います。
「じゃあ俺行くけんな。貸しちょったカービィ(ファミコン)はやるけん。それともう泣くなや」
そこで夢は終わり私は目を覚ましました。やはり泣いていました。

その日の夜担任が家に来て私に学校に来るよう諭します。
私は、明日から行きますと答えました。
そして数日後の放課後、私をいじめていたグループのリーダー格が
「おい、これから野球やるけどお前もやーか?」
と照れくさそうに言いました。付け加えて
「またいじめーとNが怒るけんな」
私は驚きつつも首を縦に振りました。
Nの死から立ち直る頃、私は以前に比べだいぶ明るくなったと思います。

あの日見たのは夢だったのでしょうか。
10年近くたった今でも判断がつきませんが、私はNが会いにきてくれたのだと信じています。
カービィもいつか墓にもって行くつもりです(笑)

442毒男:2018/03/12(月) 00:53:02
>>438
|A-)ノシ

443cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/12(月) 00:56:33
>>441
|ω;`) Nくん…!

444毒男:2018/03/12(月) 01:02:54
私の母は昔から不思議な体験をすることが多かったようです。
その中でも初めての体験を書き込ませていただきます。

母の初めての霊的体験は中学2年生の夏休み。
母は1階の洋間のソファーの上で部活でつかれて眠っていたそうです。
漁師をしていた祖父は昼間から夕方まで自分の部屋で仲間と飲んでいるし、祖母はお華の先生だったので部屋には一人きり。
夕方、目が覚めてもまだウトウトしていた母の耳に
「ガラガラッ」
と勢いよく玄関を開ける音が聞こえました。
当時の田舎は近所の子供が入ってきても文句を言ったりはしなかったので、母は
「お姉ちゃんの友達か誰かだろう」
と狸寝入りを決め込みました。
ところが玄関を開けた人は
「おーい」
とか声をかけるでもなく黙っている。
少し不安になった母は様子を見ようかな…。と体をごそごそ動かしまして、一度ソファーに座る体勢になりました。その時です。
突然ドカドカという廊下を走る音がしたかと思うと、洋間のドアが思いっきり開け放たれました。
驚いた母は
「誰?」
と聞こうと思ったのですが、間髪いれずに
「あはァははははははぁはははははははははははははははははは!!!」
という子供の狂ったような笑い声が聞こえ、体が動かなくなりました。
その子供は物凄い勢いで母のところまで走って来て、ソファーに座っている母の肩を掴んでガクガクと前後に揺さぶったそうです。

顔と顔がぶつかるくらいの至近距離に子供の顔がきて、女の子だとわかったそうです。
その顔はとても言い表せない顔で、目はあり得ないほどに血走り剥いていて、歯を剥きだしにしてゲラゲラと笑う様は頭がおかしくなるほど恐ろしかったと言っていました。
あまりの恐怖に母は失神。
次に気がついたときにはすでにその女の子の姿はなかったそうです。
あまりの恐怖にしばらく母は不眠症のようになってしまい、この出来事がきっかけで不思議な体験をするようになったようです。

今現在私の家族はこの母の実家に住んでいますが、不思議なことに私も弟も「子供の女の子」もしくは「子供」に関する不思議な体験をしています。
母はこの他にも不思議な体験をしています。
祖母が近所で有名な「無くし物を見つける人」だったようで、母方の親戚には不思議な体験をする人や能力を持つ人が多いみたいです。
なので、父はこういった体験をしていません。

445毒男:2018/03/12(月) 01:04:29
母と父共通の友人のSおじさんは居酒屋経営です。
念願の息子が生まれて母子ともに健康に退院、みんなで集合して貸切宴会になりました。
酒飲みな母と父のお願いで私はアシとして一緒に行きました。
みんな久々の集合でかなり盛り上がっていて、私もきてよかったなぁとかノンビリ考えていました。

母がふとトイレに立ったので、母が座っていた席に移動して子供の頃お世話になった人たちと騒いでいました。
母がトイレから出てきたようなのでなんとなく母の方を見ると、何とも言えない顔をしていました。
青いというか…うまく表現できないのですが、ちょっと普通じゃない感じがしました。
みんなに話しかけられた時にはいつもの表情でしたが、いきなり
「今トイレで男の子を見たよ」
と言い出しました。私は母のトイレから出てきたときの表情を見ていたので
「まさか悪いものなのかなー…」
と思っていたのですが、酔っ払ったおじさんおばさんは
「おう!それは座敷童だー!!」
などと盛り上がり始めました。
大多数の知り合いは母が「よく見る人」だということを知っているので、別段怖がることもなく盛り上がっていたんですが、ちょっと母の様子が変だったのは覚えています。
その内に母は顔色が真っ青になってきて
「A(私)ちょっとママ今日は帰りたい」
と言い出しました。
もともと酒に強い人なので、え?おかしーなぁ…と思ったのですが、かなり具合が悪そうだったのでひとます母だけ家に連れて帰ることにしました。

車に乗ってエンジンをかけると母が
「A、あんた見た?」
と言い出すので
「さっき言ってた男の子?いや見えなかったよ」
と言うと心底ホッとしたように
「じゃあ、いいよ。よかった。」
と言ってポツポツとトイレの中であったことを話し始めました。

446秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/03/12(月) 01:05:41
>>444
Nだな。('A`)

447毒男:2018/03/12(月) 01:05:42
個室から出て手を洗い、ハンカチを探してポケットを探っていたら、視界ギリギリのところをスッっと影が通ったそうです。
「ん?これはなにかいるのかも…」
と思って手を拭いていたら、母の手首辺りをそっと触る感触があったそうです。
見たことや声を聞いたことはあっても直接触れるなんてことはなかったのでギョッとしてそちらを見るとかすりの着物?(母はそう見えたらしい)を着た男の子がじっと見つめていたそうです。
内心うわぁ、子供って怖いよなぁ…と思っていたらぼそっと
「僕も抱っこして」
と言ったらしいです。
ああ、もしかしたらSさんの息子がみんなに可愛い可愛いと抱っこされてるのが羨ましいのかなぁ…とは思ったみたいですが流石に言葉が出なくて固まっていると、打って変わって物凄い目つきで見つめてきて
「なんで抱っこしてくれないんだ…」
ととても子供の声とは思えない低い声で言われたそうです。
あまりの怖さに硬直しているとその子はすーーーーーっと消えてしまい、心臓バクバクさせながらトイレから出てきたと言うのです。
聞いていて話し方があんまりリアルなのでなんとなく想像できてしまって鳥肌が立ちました。

「そんな怖いものが出たなんて一言も言わなかったじゃん!」
と言ったんですが
「とにかく誰かに話さないと怖くてどうにかなりそうだったし、その子トイレから出たらいつのまにかSさんの足元にいてこっち見てたんだよ!」
ちょっと全身総毛立ちました。母曰くきっと自分の存在を知ってほしいんだよ…とのことですが真意はわかりません。
家に着いて流石に店に戻る勇気は出なくて熱を出してしまった母の看病をしていました。
ちなみに父はタクシーでご機嫌よさそうに帰ってきました。

Sさんは半信半疑ながら
「座敷童ならちゃんともてなさなきゃなぁ」
と言ってトイレの入り口近くに色々供えているようです。
あれから母はその男の子を見ていません。
そのお供え物で男の子が満足したならいいなぁ…と思っています。

ちなみにSさんのお店は段々常連客が増えて軌道に乗ってきたようです。
では、もういっちょ母体験談を書き込みますね〜

448cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/12(月) 01:07:54
>>447
|ω・`) おーこれは祀られて幸運の方に傾いた感じかな?

449毒男:2018/03/12(月) 01:08:18
私が中学生の頃弟が祖父のところで花札を覚えてきて家族の中で流行ったことがありました。
土曜の夜、明日は休み〜ということで夜中まで花札をしていました。
父が突然
「ラーメンが食べたいなぁ」
と言い出したので車で20分程度の夜中までやっているラーメン屋さんに行くことになりました。
お腹いっぱい食べて帰り道、弟が早く帰って花札したいとゴネだしたので山道を通って早道することになりました。
狭い道路の両側にたくさん木が生えていて、暗いし私はあまり好きな道ではありませんでした。

その道を走っていると工場があるのですがその工場の前を通ったとき母が
「停めて!」
と言いました。
家族は文句ブーブーだったんですが、父がちょっと離れたところに車を停めました。
「ねぇ、工場の前の草むらに女の人がいたよ。こんな夜中で車も滅多に通らない道だし、何かあったのかも知れないし、とりあえず戻ってみない?」
母の言葉に私たちは半信半疑でしたが、結局狭い道を必死にUターンして戻ってみました。
「ここ!この辺!」
と言うので停まって探してみたのですが見当たりません。
いないじゃーんとみんなで母を批難していたらおかしいなーといった感じで
「あそこにいるじゃない。ガードレールの後ろ…ほら、髪が長くて白いワンピース着てるでしょ?ノースリーブの…」
そこまで言いかけた母は何かに驚いたように黙ってしまいました。
その時季節は冬。お正月すぎたばかりの1月半ばでした。
「なんで…今の季節にノースリーブなんて、おかしいよね?おかしいよね?」
母は必死に私たちに話しかけますが私たちには見えないのでこちらも困惑するばかりです。

450毒男:2018/03/12(月) 01:08:41
どうしたら良いやら困っていると
「出して!早く車出して!!早くっ!!!」
物凄い形相で母が叫びました。その声にびっくりして私と弟は頭を抱えて下を向いてしまいました。父は車を急発進。
「やだっ、追いかけてくる!早く!もっとスピード出して!!」
何がなんだかわからない父も必死にぐんぐんスピードを出して車を走らせました。
その間にも母は
「早く!早く!!!」
と凄い勢いで叫んでいました。
途中は叫ぶ…というか泣き叫んでました。

家に着いた頃には全員冷や汗びっしょりでした。とにかく見えなくても怖くて怖くて…。
何より父の言葉が怖かったんです。
「あのさ、ガードの後ろって言ったよな?でもあそこのガードの裏はすぐに崖みたいになってて人なんて立てないんだぞ?工場が何年も前にあそこを削ってその砂でデコボコだった駐車場を整備したんだよ。」

その場が凍りつくのがわかりました。
あれから私も免許を取って車に乗るようになりましたが、あの道だけは通っていません。父も母も避けているようです。

工場のつくりがちょっとわかりにくいと思うのですが、母が女の人を見た、というガード側は崖の下が資材トラックの駐車場になっていて、工場自体はかなり遠くに建っています。

451cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/12(月) 01:10:12
>>450
|ω・`) このお母さんよく無事だったな

452毒男:2018/03/12(月) 01:10:38
>>446
|A-) あきやま君じゃね

>>447
|A-) そんな気がするねw

453毒男:2018/03/12(月) 01:11:08
>>451
|A-) 警察にも捕まらないし運がいいねw

454cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/12(月) 01:12:05
>>453
|ω・`) 見える感じる人は強運が多いのか?w

455毒男:2018/03/12(月) 01:13:01
>>454
|A-) そうなのかなあw
    全く見えない俺の運が悪いのもわかるかもw

    今日はここまでー

456cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/12(月) 01:15:18
>>455
|ω・`) わたしも0感だから分からんー
お疲れさまでしたー&ありがとうございましたー!
けっこう怖かったわ

457秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/03/12(月) 01:15:32
>>455
俺なのか!('A`)

どっくんお疲れよ〜('A`)ノシ

458毒男:2018/03/12(月) 01:22:20
>>456
|A-) おつかれさまでしたw
    今日もありがとうw
    いつも告知がぎりぎりで申し訳ない

>>457
|A-) ありがとねw
    また来てねw

459cat ◆TUKUMO3rAI:2018/03/12(月) 01:50:28
>>458
|ω・`) 大丈夫、定期的にチェックしてるから
他の人も来て欲しい

460毒男:2018/03/13(火) 22:28:27
|A-) やる時にVIPにスレ立てるかと思ったけどすぐ連投規制かかるし落ちるしなあ

461名無しさん:2018/05/05(土) 21:57:51
|A-) もうちょいしたら始めます

462秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/05(土) 21:59:35
'`ィ(´∀`∩

463cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 22:00:36
|ω・` ) (`・ω・´)

464毒男:2018/05/05(土) 22:07:40
|A-) 二人共早いねw
    いちおうVIPには立てたけどすぐ落ちるから意味あるかどうか

465cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 22:09:16
|ω・` ) こっち?

466毒男:2018/05/05(土) 22:12:34
|A-) こっちでやるよw

467毒男:2018/05/05(土) 22:14:17
|A-) やああきやま君
    やっぱりあっちとこっちでやると不便だね


|A-) これのどこかにNGワードがあるんだってさ
    まじでVIP終わったな

468秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/05(土) 22:15:30
何でそれNGワードなのwwww

469毒男:2018/05/05(土) 22:16:00
http://dokuobd.orz.hm:8000/

|A-) まだDDNSの更新終わってないかも
    つながらなかったら教えてね

470毒男:2018/05/05(土) 22:17:47
>>468
|A-) けっこう前から全くわからんのが引っかかる
    もうあっちにはほぼ行かないかもしれない

471cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 22:18:40
|ω・` ) え、そうなの?
なんか不便になったんだね

472毒男:2018/05/05(土) 22:25:14
|A-) すごい不便だね
    ここ用の専ブラがほしい

473秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/05(土) 22:26:11
専ブラ使ってますぜ( 0w0)b

474cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 22:27:20
|ω・` ) 専ブラ?BB2c使ってるよ
毒男さんのしたらばスレ追加してるよ

475毒男:2018/05/05(土) 22:27:30
昨日友人から聞いた話ですが、友人の従姉妹は今でいう看護士をやってるらしいですが、霊感があるらしく夜勤中にこういう体験をしたらしいです。

見回りをしている時にふとあるベッドを見ると患者さんがいなかったのです。
その患者さんは今にも死にそうな方だったので動けるはずもないのですが、ベッドから転げ落ちたのではとか色々考えて辺りを探したらしいです。
しかし自分一人で探してても埒があかないと思った彼女はナースセンターへ戻り、同僚にその旨を伝えて皆で辺りを探し回ったらしいです。

結局見つからず、もう一度その患者さんの部屋に見に行ってみるとちゃんと寝ていたらしいです。
意識混濁状態の人が勝手に動けるはずもなく、同僚たちに
「見間違えじゃないの?」
と言われ、そんなはずはないと思いつつも異論は唱えなかったらしいです。
結局なんだったのだろうと思いながらも仕事を続けていました。

大分時間が経った頃ナースセンターでカルテやら調べたりしている時に、ふと何かを感じ取って顔を上にあげました。
そしてカウンターの窓越しに見たのです。
その患者さんが肘でずりり…ずりり…と這ってくるのを!
這ってくる患者さんと目が合った彼女は怖いとかそういう感情はなく
「あ、この患者さん亡くなったんだ、知らせにきたんだ」
と思ったらしいです。
案の定病室に行くとその患者さんは息を引き取ってたらしいです。

自分の死を知らせる患者、自分がナースなら絶対に遭遇したくないですね

476毒男:2018/05/05(土) 22:29:30
|A-) PCで使えるしたらば対応の専ブラがほしくてねw

477秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/05(土) 22:30:48
おぢさんJaneで使ってるぞな( 0w0)

どっくん音楽繋がらないorz

478cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 22:33:21
>>475
|ω・` ) お寺の住職さんの家たかこういう事あるらしいね
他のお話で読んだ気がする
でも病院で知らせに来るとなんか知らせ方が生々しいな

479毒男:2018/05/05(土) 22:37:23
>>477
|A-) したらばリーダーってのがあったけど使いづらい…

hhtp://153.210.125.137:8000

>>478
|A-) 病院でも寺でも出てきたら怖いねw

480cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 22:38:16
>>479
|ω・` ) 病院だとその時の症状のまま出てきてるもんねお話の中だと
こわい

481毒男:2018/05/05(土) 22:42:51
祖父・祖母関連の話なんだけど…

俺は4歳になるまで、夜はバアちゃん家に預けられていた。
夜はバアちゃんと並んで寝るんだけど、その部屋に死んだジイちゃんの仏壇があったんだ。
で、夜中に目が覚めたりすると、たいてい金縛りになる。
その時、必ず仏壇の戸が少し開いてて、中から誰かがこっちを見てるんだ。
扉に手をかけて、白い顔を半分覗かせて。

最初は、ジイちゃんだと思っていた。
バアちゃんが仏壇に向かって
「じいさん…」
って呼び掛けるのを見てたから。
だけど、その顔、良く見ると子供みたいなんだ。
こっちを見ながら、うっすらと笑っている白い子供の顔。
そんなものを見ながら、俺は不思議とも思わずに4歳までその部屋で寝ていたんだ。

バアちゃんは俺が11歳の頃に死んだ。
良く覚えていないけれど、何かの病気だった。
半年ぐらい入院していて、見舞いに行くと割と元気に見えたのに、急に具合が悪くなったかと思うと、2日くらいで死んでしまった。

それでも自分の死期はうすうす感じ取っていたみたいで、死ぬ間際には
「やっと、じいさんのところへ逝けるねェ…」
みたいなことを言って、周囲を困惑させていた。

482毒男:2018/05/05(土) 22:43:42
バアちゃんは、具合が悪くなったと同時に昏睡状態に陥った。
親族は交代で病室に詰めていたんだけど、最後を看取ったのは俺の母親だった。
そのときの様子が、ちょっと変だったらしい。

母親は、病室のベッドの横で本を読んでいたんだけど、何となく呼ばれたような気がして、バアちゃんの方を見たそうだ。
すると、昏睡していたはずのバアちゃんが目を開けていた。
瞬きもせず、じっと天井の方を見つめている。
母親が声を掛けようとした時、バアちゃんの口が動いた。

「お前、じいさんを何処へやった」

実の子である母親が、今まで聞いた事もないような、低くドスの利いた声。
呆気にとられていた母親が我に帰ると、バアちゃんはもう目を閉じていて、それから半時間程であの世へ旅立ったそうだ。

バアちゃんは、あの白い顔をずっと見ていたのかも知れない。
今思えば、そんな気がする。

483cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 22:46:22
>>482
|ω・` ) やだー死神だったのか
でも仏壇の中なら先祖の誰かとかー?

484毒男:2018/05/05(土) 22:47:25
>>483
|A-) なんだろうね…
    先祖にしてはけっこう悪意のありそうな雰囲気だしなあ

485cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 22:48:43
>>484
|ω・` ) 妖怪とか悪霊的な雰囲気だよね…

486秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/05(土) 22:48:57
どっくん音楽ダメぽorz

487毒男:2018/05/05(土) 22:50:26
http://153.210.125.137:8000

|A-) もう一回やってみて

488名無しさん:2018/05/05(土) 22:53:27
>>487
このIPでやってみたけどダメだった
いつもの赤い画面もでないよ〜

489秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/05(土) 22:53:46
同じくダメぴょんorz

490毒男:2018/05/05(土) 22:56:49
|A-) ごめん、原因がわかった
    ファイアウォールだわ

491名無しさん:2018/05/05(土) 22:56:54
IP直打ちでもダメってことは
ルーターとかPCのファイアーウォールの関係かも

492秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/05(土) 22:58:50
どっくんそれは罠orz

493毒男:2018/05/05(土) 22:59:54
|A-) でへべろっ

494毒男:2018/05/05(土) 23:00:25
|A-) ご迷惑をおかけいたしました
    お詫びに少し長めに話貼ります

495cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 23:01:17
|ω・` ) イェーイ

496名無しさん:2018/05/05(土) 23:02:05
音楽が流れてキター!!

497秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/05(土) 23:05:07
如何にもどくおおんがく!って感じで(・∀・)イイネ!!

498毒男:2018/05/05(土) 23:06:29
>>495
|A-) おういえw

>>496
|A-) ごゆっくりww

>>497
|A-) ありがとうw
    あれ普段聴かないけどけっこう雰囲気好きw

499毒男:2018/05/05(土) 23:06:43
入社3年目の6月、私は愛知県の営業所へ転勤となり、引っ越しすることになった。
会社が探してくれた2DKのアパートは独り身には広すぎるようにも思えたが、入社以来、狭い寮で生活していた私の目には非常に魅力的に映った。
職場にも近いし家賃も安い。なにより風呂付きなのが最高だった。

引っ越して何日目かの夜、風呂でシャワーを使って髪を洗っている最中のこと。
水流でぼやけた視界の隅に、一瞬妙なモノが映った。
浴槽の縁に置かれた両の手。
慌てて目を見開いて向き直ったが、手などどこにもない。
『目の錯覚だろう…』
その時は、そうやって自分を納得させた。

しかし、そんな性根をあざ笑うかのように、「それ」はしばしば私の前に姿を見せた。
シャワーを浴びている時、石鹸を置いて振り返る時、洗面器に手を延ばした時。
視線が浴槽を掠めるその一瞬に、私の眼が「それ」を捉える。
浴槽の縁にしがみつく白い手。
半ば反射的に視線を戻しても、次の瞬間には跡形もない。
それでも、回を重ねるうちに「それ」が子供の手だということに確信するようになった。

1ヶ月ほどたったある休日、私は部屋の整理をしていた。
荷物を収納しようと、備え付けのキャビネットの一番下にある引き出しを開ける。
底に敷かれていた厚紙を引っ張り出すと、その下にあった何かがヒラリと床に落ちた。
拾い上げて見る。幼稚園児くらいに見える男の子の写真だった。
とっさに風呂場の手を連想し、気味が悪くなったので他のゴミと一緒に捨てた。

500毒男:2018/05/05(土) 23:06:59
その日の夜、テレビを見ていると浴室から何やら物音が聞こえた。
行ってみると、普段は開けっ放しの浴槽の蓋が閉じられている。
開けてみると、冷水が縁ギリギリまで一杯にたまっていた。
夏場はシャワーのみで済ますため、浴槽に湯をためることなど無いはずだった。
考え込みながら水面を眺めるうちに、私の背後にスッと影が立つのが見えた。
肩越しに、髪の長い女の姿─

ドンッ

不意に背中を押され、私は頭から冷水に突っ込んだ。
慌てて持ち上げようとする頭を凄い力で押さえつけられる。
もがいて逃れようとするがビクともしない。肺から空気が逃げ出していく。

パニックに陥る寸前、私は床を蹴って浴槽に身を躍らせた。
体を回転させると、浴槽の底に手足を突き、全力で体を持ち上げる─

ザバァ───
水面を破って立ち上がると、呼吸を整え、周囲を見渡した。
誰もいない。
風呂場の扉は開いているが、外の様子はうかがい知れない。
風呂場から出る勇気が出ないまま、私は浴槽の中に立ち尽くしていた。

…サワ…

ふくらはぎに何かが触れた。小さな手にゆっくりと足首を掴まれる感触…
私は悲鳴を上げ、ずぶ濡れのまま浴槽から、風呂場から、アパートから飛び出した。

私が引っ越す前、ここに誰が住んでいたのか?ここで何があったのか?
大家はそれを語ろうとしなかったし、私も聞こうとは思わなかった。
それから部屋を引き払うまでの約一週間、浴室の扉の前には荷物を一杯に詰めた段ボールを積み上げておいた。

501秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/05(土) 23:10:58
>>500
何がしたいのかさっぱりわからんから幽霊って怖いねぇ|ョд・)

502cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 23:11:26
>>500
|ω・` ) これ…お母さんが子供を…案件があった部屋なのでは…
引っ越す時は極力調べたいものだね

503秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/05(土) 23:12:15
>>502
cat君は慰霊の森の中腹に住むので何の問題もないよ!

504cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 23:18:39
>>503
|ω・` ) 勝手に決めないでよ〜(´;ω;`)
怖すぎて顔ぐしゃぐしゃにしながら人里まで逃げるわ

505毒男:2018/05/05(土) 23:19:02
>>501
|A-) そうしてなんになるのかわからんことするよね
    わからないことは怖いこと

>>502
|A-) 不動産屋は直前に事件が起こってない限り話す義務無いからねえ
    他で調べたいね

506cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 23:21:57
>>505
|ω・` ) ほんとにね
特に家建てる時は特に土地のこと調べないとね

507秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/05(土) 23:23:17
>>504
どっくんと決めたので無問題(・∀・)

508毒男:2018/05/05(土) 23:23:18
俺はべつに霊感とかない人間なんだが、一度だけ恐かった思い出がある。
5年前の夏、たしか7月の話。

当時、俺はいい年をしてサバイバルゲームにはまってた。
知らない方のために解説すると、おもちゃの空気銃を撃ち合う陣取り合戦みたいなもんなのね。
夏場は(昼間は暑いこともあり)もっぱら夜戦が専門で、その週末も、北関東T木県のK怒川の河原に十数人が集合して、夜戦に興じていた。

時計を合わせた覚えがあるから、深夜1時少し前だったと思う。
何回目かのゲームで、俺はフラッグ(相手の陣地のフラッグを取った方が勝ちになる)のディフェンスになり、フラッグの後方で藪に身を潜めて待ち伏せをかけてた。
今回俺のいたチームは優勢で、はるか彼方の敵陣地深くからエアガンの銃声が聞こえてくる。
まわりに全く人の気配はなし。はっきり言ってヒマなんだが、フィールドを回りこんで奇襲をかけてくる奴もいるから気は抜けない。

河原ということで月明かり以外に照明もなく、あたりはマジで鼻をつままれてもわからないほど真っ暗。
ゆっくりと首を巡らせて(キョロキョロすると頭の動きで居場所がばれるので)あたりを警戒していると、50mほど先の藪から人の上半身が出ているのに気がついた。
白っぽい半袖の服を着た、肩ぐらいまでの髪の女性っぽい人影が俺の方を見てた。

エアガンはおもちゃだけどそれなりに威力があり、まともに顔や眼に当たれば大怪我をすることもある。
だから、ゲーム中に部外者が入ってきた場合にはすぐにゲームをストップすることになってた。
俺はすぐに大声で
「人がいまーす!中止!中止でーす!!」
と叫んだ。
前線のあたりでも
「中止ー」
「中止だってよ」
と叫び声がする。
俺はその人にお詫びを言おうと思い、藪の方へ駆け出した。女の人はじっとこっちを見てた。
「すいません」
と声をかけようとしたとき、人影はすーっと動いて、森の中に入ってしまった。
やべ、恐がらせちゃったよ(なにしろこちらは迷彩服で顔を黒く塗っておまけに銃を持ってる)と思い、その人を追って森のほうへ向かったんだが、ライトをつけて探しても見当たらない。
そのうちに他のメンバーも集まってきた。
事情を話し、みんなで声をかけながら10分以上も探したんだが、どうしても見つからないんだよ。森の中もくまなく捜したのに。

俺は自分が見たものがだんだん恐くなってきてた。
なんで夜中の12時過ぎに女がこんな所を歩いてるんだ。
第一、俺がその人を見た場所にはフィールドを横切って来るしかない。そんなの誰も気づかないわけがない。
だがなんぼ探しても見つからないので、結局、俺の見間違いだということになり、ゲームは再開になった。

509cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 23:24:07
>>507
|ω・` ) ( ゚д゚)

510毒男:2018/05/05(土) 23:24:16
俺はまたディフェンス。
今回は左右から進んでくる敵が優勢で、開始から10分後には銃声がかなり近くなっていた。
俺は地面に伏せたまま銃をしっかり構え、いつでも撃てるように照準器ごしに人のいるあたりを睨んでた。
そしたら、なんか視線を感じる。気のせいではすまないくらいに視線を感じる。
首をゆっくり左に振って、眼だけで自分の左横を見る。
真っ暗闇の中、3メートルくらい先の地面に、女の人の首が生えてた。さっきの人だとわかった。
色白の顔に、なんか普通じゃ考えられないぐらい口ががばーっと開いてて凄い笑い顔。
声は聞こえないけど顔をひくひくさせて笑ってた。確かに笑ってた。そんで俺をじっと見てた。
その首が潜望鏡みたいに地面の上をざ、ざ、ざーって動いて俺の正面に回ってゆっくり近づいてきたんだよ。
俺はもうパニック状態だったんだが、なんか伏せたまま体が動かない。
ああいう時って逆に悲鳴とか出ないもんなんだね。たぶん30秒ぐらい俺はその女と見つめあうというか、にらみ合ってたと思う。
女の顔が俺の顔から50cm位まで近づいてきたところで、俺はやっと体を起こせたが、足に力が入らない。腰が抜けて立てない。
座り込んだままケツであとずさって、今でも馬鹿なことをしたと思うけど、その顔をエアガンで撃った。
そしたら女の顔が凄い恐い顔になって上目遣いに俺を睨んで、すーっと消えた。

その後はゲームどころじゃなく、俺は体調が悪いと言って休憩所のターフでライトとラジオをつけてじっとしてた。
みんな楽しんでるのに水を差しちゃ悪いと思ったから、俺が見たもののことは誰にも言わなかった。

翌朝解散になって、帰り道、車に乗せてくれた友人にだけそのことを話した。
その友人は意外なことに
「…お前も?」
と聞いてきた。
そいつの場合は、エアガンにつけたスコープを覗くたびに、視界いっぱいに女の顔が見えていたらしい。

それからあのフィールドでのゲームにはどうしても参加できなかった。
ああくそ、今思い出してもだめだ。

長文すまん。あんま恐くなかったらそれもすまん。

511毒男:2018/05/05(土) 23:25:27
>>507,509
|A-) 残念ながら住んでもらうしかないね…
    夜中は上も下も階段の先が全く見えなくなるけどがんばね

512cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 23:26:33
>>511
|ω・` ) 無理無理無理ー!
何かあったら化けてでてやるー

513秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/05(土) 23:28:32
>>512
cat君(●'д')bファイトです

>>510
これ見て近所に心霊スポットあるの思い出した汗

514cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 23:29:06
>>510
|ω・` ) サバゲの人たちって似たような体験してそう
神社の手を洗う所で洗った球当てて撃退した話とか
この霊はただ脅かしにきたのか混ざりにきたのか

515cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 23:29:52
>>513
|ω・` ) アー(ToT)

516毒男:2018/05/05(土) 23:32:18
>>512
|A-) catちゃんなら化けて出ても大丈夫そうだなあw

>>513
|A-) 行こうか

>>514
|A-) あれで浄化の力がつくんだろうか…w

517cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 23:33:20
>>516
|ω・` ) いや怖いよめっちゃ怖く出るよ!
たぶんちびっちゃうくらい怖いよ

518毒男:2018/05/05(土) 23:33:29
友達からA(♂)聞いた話なんですが、何年か前の夏に車出して(ワゴンやったと思う)海に遊びに行った時に体験したそうです。

男3人、女3人くらいで海に行こうって話になったんで、地図を見ながら車でお昼過ぎくらいからでかけたそうです。
行き道はこれといって何もなく、普通に車内で騒ぎながら向かう事が出来たらしく、現地に着いたのが、夕方近くなっていたそうです。

で、海に着いたらやっぱりテンションも上がるんで、キャーキャー、ワーワー言いながら海水浴を楽しむ奴もおり、浜辺で寝っころがる奴もいる訳で暗くなるまで遊んでたそうです。
そこの浜辺が海のすぐ近くまで車を乗り入れる事が出来るところで、砂浜と言うよりも、遠浅のちょっとゴツゴツした岩場になってるので浅い場所は、岩が顔を出してるところがちょこちょこある感じです。

暗くなってからは、花火をしたりグダグダ喋ったりで楽しい時間を過ごしていたそうなんですが、さすがに夜がふけてくると肌寒くなってきたので、皆車の中で休みながら喋ろうって事になりました。
(車は海が助手席側になるように止めてありました)

車の中でいつもと変化のない話で盛り上がってたんですが、いつもなら最後まで起きてるAが、その日は凄く眠たくて眠ってしまったそうです。
「久しぶりに海に来て騒いだし、きっと疲れてるんやろう」
って事で周りの連中もそれほど気にもせず、起きてる5人で今日遊んだ事を喋っていたんですが
「あの人誰?」
ってAが寝言を言い出したそうです。
皆一斉にAの方に振り向き、最初はびっくりした顔をしていたんですが(後々、Aから聞いた話によると、その日海で遊んでいた時の映像が夢の中に出て来てたそうで、Aは夢の中で車を降りたすぐの浜辺に座って一服しながらワイワイ遊んでいるみんなを見ている映像やったらしいです。それと、現実で車の中で喋ってる仲間の声がシンクロしてる状態やったそうで)一人が悪戯を思い付いたかのように
「え?どこ?どこにおるん?」
と聞き返したそうです。
顎で場所を示すようなしぐさで
A夢「そこ、そこにおるやん」

519毒男:2018/05/05(土) 23:33:49
「何か、知らん女の夢でも見てるんちゃうか〜」
「色々聞き出したれ」
と、仲間内でこっそり話した後
「どんな格好してるん?」
「髪型は?」
「カワイイ?」
色んな質問したそうです。
A夢「白い服着て座ってる」
「ロングや」
「髪に隠れてようわからんけど」
「ずっと、目合ってる」
「何で、海に服着て入ってるんやろう?」
やけに、リアルに寝言で説明するんで周りの連中もちょっとコワクなってきたようで
「どこ?どこにおるん?」
と、しつこく聞き返したそうです。
Aからすると夢の中ですが、女の人が浅瀬に服を着て座っているその周りでは、何もないかの様に仲間連中がワイワイ騒いで遊んでるという映像ですが(指をさしたらヤバイと直感で感じたらしく)さっきと同じように、顎で場所を示すように
A夢「だから、そこ。俺の目の前におるやん」

こんな感じの、噛み合わない会話を後2〜3回繰り替えした後に少しイライラした様です。
痺れを切らしたAが夢の中で
A夢「そこに、おるやん!」
と、指をさした直後、物凄い形相で四つん這いになりながら、その女の人がAの方に向かって来たそうです。
夢の中では、以外と動きが遅くなったり身動きが思うように出来なかったりで、その場から離れる事が出来ませんでした。
それでも、その女の人は凄い形相のままどんどん四つん這いの状態で近付いてきます。

あぁ、このままでは捕まってしまう、と思った時に
「うわぁ〜!!」
と、目が覚め、目が覚めたと同時に、浜辺側のAが座っていたドアが
ガチャガチャ!!ガチャガチャ!!
と勝手に動き、Aが
「入ってくる!入ってくる〜!!」
と必死にドアをおさえていました。
周りの連中はいきなりの出来事で何が起こったのかわからず、女の子達はパニックになって泣き出す始末。
慌てて車を出してその場を離れたそうです。

聞いた限りでは、もんの凄くコワカッタんですが、ニュアンスは伝わったでしょうか?

520毒男:2018/05/05(土) 23:35:55
>>517
|A-) じゃあ慰霊の森に住まわせるのは…やめないけどねw

521秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/05(土) 23:36:34
>>519
夢とリンクするとかどんな世界や・・・

>>517
どんまい・・・( 0w0)

522cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 23:36:37
>>520
|ω・` ) なんで〜(´;ω;`) やめちくれ〜

523cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 23:38:07
>>519
|ω・` ) ニュアンスは伝わった
夢の中とか思い通りいかないしズルイよね怖いし
>>521
|ω・` ) 秋山さん所にもいくからねー

524毒男:2018/05/05(土) 23:40:19
|A-) 夢の続きが現実に、ってやつのリアルなバージョンだね
    寝てた人が一番怖かったろうな

525毒男:2018/05/05(土) 23:40:57
>>522
|A-) なお面白そうなので俺も住みます

526cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 23:41:46
>>525
|ω・` ) じゃ、毒男さんの後ろに張り付いとく

527秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/05(土) 23:42:14
同棲が決定したか・・・( 0w0)

528cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 23:44:34
>>527
|ω・` ) 同棲ではなく防御です
毒男さんには選ぶけんりがあるからな

529毒男:2018/05/05(土) 23:47:21
>>526,527
|A-)b おk

530毒男:2018/05/05(土) 23:47:38
今年の春、いまのアパートに移り住んだころの出来事です。
安さだけで選んだ1Kの部屋は笑えるほど70年代テイストでした。
台所や風呂には手が入っているもののトイレは昔ながらの和式便器。

でもぼくが気になったのは後づけされたトイレの鍵でした。
ライフルのガチャガチャやるレバーみたいな造りの鍵です。
それがどうしたわけか内側ではなく外側にネジ留めされていました。

4月のある晩、爆笑オンエアバトルを見終えてトイレに立ったときのことです。
ふいに背後で小さな金属音がしました。鍵です。あの鍵をかけられたのです。
確かめなくてもわかりました。ドアを隔てて人の気配を感じたからです。

放尿はすぐに止まらず床やズボンを汚しましたが、とにかく息を殺しました。
そうすることでドアの外に立っている何者かが去ってくれると思ったからです。
しかし気配は消えません。根競べをするようにそこに留まっています。
極度の緊張からか耳鳴りがしてきました。ぼくの精神はもう限界です。

「たーくん、なんで閉じ込められたかわかる?」

声をかけられました。女です。
ぼくが硬直していると、女はドアを打ち鳴らしながらわめき出しました。

「聞いてるのたーくん!言いなさい!たーくんはなんで怒られたの!」

そのときのぼくは泣いていたと思います。大の大人が怖くてべそをかいたのです。
狂ったような怒声とノックはしばらく続くと、スイッチを切ったように静かになりました。

「たーくん、わかればいいのよ。今度から気をつけなさいね」

再び金属音です。もうだめだと身構えた直後、外の気配は消え去っていました。
ぼくは30分ほどトイレに籠っていたでしょうか。1時間だったかもしれません。
いまでもこのアパートに住んでいます。でもトイレの鍵だけは外しました。

531cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 23:50:05
>>530
|ω・` ) 虐待シリーズなのか
お母さんは成仏してないんだなこれ
執念怖い

532秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/05(土) 23:50:31
>>530
たーくんこえぇ・・・

533毒男:2018/05/05(土) 23:55:40
格安マンションに入った友人の話。

部屋は汚く、いつもクローゼットが空きっぱなしだったそうです。

夜、仰向けに寝てると突然金縛り。
そのうち、仰向けに寝ているのに、体が勝手にクローゼット側に横向くそうなんです。
そのうち、クローゼットの中から女の子が出てくる。
彼に何かを訴えようとしてるようなのですが、声がまったく聞こえないらしい。

「それって怖くない?」
と聞いたら、彼いわく
「べつに」
だそうで…(^^;

あるとき彼は、クローゼットを閉めてるときは出ないことに気づいたそうで、それからは、閉めていたのですが…

ある日、寝ていると例のごとく金縛り!
体がクローゼットの方に勝手に向いてしまう。
すると、中から例の女の子が登場(笑)

怖くは無いが、困ったなーと思い。
「なんでオレのとこに出てくるのかな?」
と、金縛りの最中に考えてたらしい。
その間も、女の子は聞こえない声で訴えている。
「あーもしかして自殺でもしたのかなー?」
とか考えてたとき、突然体がすごい力で仰向きに!
彼の顔のど真ん前に女の子顔があったそうです…
動けない体で、数分にらみ合ってたそうです(さすがに怖かったらしい)

そのとき突然、携帯からメールの着信音がなり、金縛りは解け同時に女の子も消えたらしい。
金縛りが解け、メールをしてくれたやつに感謝しながらメールの内容を見ると…

_________
ちがうちがうちがう
ちがう
わたしはころされた
_________

って、出ていたらしいです。
後日、友人の不動産屋に問い合わせたら、やっぱり事件があったそうです。
でも彼は、今も住んでるらしい。

534秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/05(土) 23:58:21
幽霊がメール送るとか怖いんですけど

535cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/05(土) 23:59:59
>>533
|ω・` ) 今時の子だからメールで答えたのか
でも体勝手に動かされるのはちょっと…泣くぞ

536毒男:2018/05/06(日) 00:00:44
|A-) 人ってすごいよね
    死ぬ間際に電話したり死んでからメールしたり電話したり
    死ねばすごい能力が…

537毒男:2018/05/06(日) 00:02:44
私がまだ小学校の頃の話。

その頃団地に住んでたが、うちの真下の階に同級生の子(仮にA)が引っ越してきた。
特には仲良くなかったけれど、家が一階違いだし同じ学校なので、それなりに仲良くなってきた。

ある日Aが
「うちには神様がいる」
と言いだした。私はあまり気にも留めずにいたが、その日の夕食の時に何気なくその事を両親に話して聞かせた。
すると母は、Aの家がいかがわしい宗教団体に入っていることを教えてくれた。
Aの母親は殆ど家から出ず、その宗教団体の会合の時だけ外出するといった感じだったらしく、時刻を問わず階下から変なお祈りが聞こえて気味が悪いと言った。

数日後の夕方、学校から帰ってくると家には誰もいなかったので一人で漫画を読んでいた。
すると階下から物凄い勢いでお祈りが聞こえてきた。
その日はいつもより酷く、お祈りというかうめき声のように聞こえた。
一向にやむ気配がなく、段々酷くなってくるので心配になってAの家に行ってみた。
その日までAの家の中には入ったことがなかったので、何となく気が引けながら呼び鈴を押した。すぐにAが扉から出てきた。
扉が開くと、声にならないうめき声が充満していた。

538毒男:2018/05/06(日) 00:03:02
Aは私を見るなり必死な顔をして、
「神様が暴れ出した!たすけて!」
と言った。
部屋の中はまだ夕方の早い時間なのにカーテンを締め切っているせいで薄暗かった。
Aに案内されるままに一番奥の座敷にいった。
そこには豪華な祭壇があり、Aの母親が必死に何者かをなだめていた。
それが神様だった。うめき声の主はその神様だった。
神様は祭壇に祭り上げられていた。手足を椅子に縛り付けてあり、髪は綺麗に剃り落とされていた。
酷く衰弱しており、うめき声もかすれていたが、かすかに聞き取ることができた。
「カ…ミ…サ…マ…」
そう言っていた。


後日談
Aの両親は娘が生まれた時、教祖に
「この子は神様の生まれ変わりだ」
といわれたらしい。
それ以来、彼らは娘を神様だと思い込み祭壇に祭っていた。
保護されるまで5年近くも手足を椅子に括りつけられたままだった。
そのせいか手足は大きく捩れていた。
娘が生まれてから家庭内では殆ど会話はなかった。
彼らは毎日”神様”にお供え物として少量の食物を食べさせていた。
娘は喋る能力はなかったが、毎日聞かされていたのだろう
「カミサマ」
という言葉だけは覚えていた。

539cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 00:03:12
|ω・` ) まさか…神にもなれるのか…!

540cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 00:05:02
>>538
|ω・` ) 心が痛くなるな 娘さん可哀想
行きすぎた宗教はアカンよ

541毒男:2018/05/06(日) 00:10:34
>>540
|A-) 宗教はかわいそうだよね
    キリスト教とかはまあギリ別として
    親子で宗教やってる家庭の子はかわいそうなことになってた

542秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/06(日) 00:11:25
>>540
もうこれ宗教とか別の問題だろ・・・
池沼を放置するとこうなるっていう見本だな( 0w0)

543cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 00:12:45
>>541
|ω・` ) 2代目で抜けるかほとんど活動しない人もいるしね
>>542
|ω・` ) Wパンチだよねこれ
そういう性格の人がハマった結果

544毒男:2018/05/06(日) 00:13:54
>>543
|A-) 抜けるって判断ができるならいいけどそういう判断ができないような人だった
    頭がかわいそうなことになっててね…

545毒男:2018/05/06(日) 00:14:36
12年前かな、俺が小2か1のとき、当時マンションに住んでいたんだけど、
親が共働きでほぼ毎日友だちの家か近所のおばちゃんの家に預かっていてもらっていて。
それ以外の時間は公園とかで遊んでた。
一応鍵も持っていたけど、当時小学生低学年ということもあり、一人で絶対に家を開けるなとか言われてた。
多分後ろから泥棒とかに入られる危険性があったからだと思うが。

その日もマンションの廊下から見える公園で友だちと遊んでいた。
そしたら髪の毛の長い女の人が公園に入ってきてとても自然に俺たちに話し掛けてきた。
名前とか小学校とか好きな食べ物とか多分そんなんだったと思う。
しばらくすると友だちがもう暗いからと言って帰った。
俺も友だちがいなくなったのでつまらなくなり家に帰ろうとした、すると、その女が家で遊ぼうとか言い出した。
当時馬鹿だったというか無邪気だった俺は疑う事もなく、いつもなら近所のおばちゃん家に帰るのだが、
俺の家に行くことになりマンションの鍵をポケットの中で握りながら、ワクワクしながら家のドアの前まで来た。

鍵を入れて回しかけたとき
廊下の向こうから
「何してんねや!」
とおばちゃんが歩み寄ってきた。
俺は説明しようと仕掛けたところ、女が舌打ちして走りさって行った。
ようやく俺も背筋が寒くなりおばちゃんに抱きついて泣いた。
女は俺の家に上がって何をするつもりだったのだろうか?

546cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 00:15:49
>>544
|ω・` ) 可哀想だね

547秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/06(日) 00:17:35
>>545
こういうの見ると人間も怖いなって思ふ。

548cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 00:18:14
>>545
|ω・` ) まあろくな事じゃないのは確か
女の人でもヤバイ人いるからねー

549毒男:2018/05/06(日) 00:23:44
>>547,548
|A-) だよね
    ということはcatちゃんも…

550毒男:2018/05/06(日) 00:23:54
もう15年も前の話だけど、当時俺は小田急線の経堂に住んでてさ、夜中に城山通り沿いのコンビニに夜食を買いに行った。
自転車で城山通りを走ってて、コンビニの近くのバイク屋の前を通りかかった時、なんか焦げ臭い匂いがして止まったんだ。
バイク屋はシャッターが閉まってて、中で誰か作業でもしてんのかなと思ったけど、気になったんで建物の横にいってみた。
そしたらそのバイク屋の2階の窓が開いてて、そこから薄っすらと煙が出てる。
2階は電気もついてなく真っ暗で、もしかして火事?と思って見上げてた。
そしたら、その窓から白い下着?かワンピースみたいな服を着たばあさんが顔を出した。
俺は真下にいたんで、思いっきり目があっちゃった。
もし火事とかだったらその段階で何か言ってくるだろ?助けて、とか。
でもおばあさんは、何も言わず俺の顔を見てる。
あまりにも普通なんで何か気まずくなって小さな声で大丈夫ですか?って聞いたら、余計なお世話だ、って感じで何も言わずにすーっと窓を閉められちゃった。
こりゃ、サンマでも焼いてたかな、なんて思ってもう行こうとしたんだけど、どうも気になっちゃって立ち去れずにいたら、都合よく道の反対側を自転車のおまわりさんが通りかかった

俺はおまわりさんを呼んで、
「何かこの家変ですよ」
って言って、二人でバイク屋の裏側に回ってみた。裏に回ってみると、バイク屋の2階は住居になってて、そこのドアの隙間から明らかに異常な量の煙が出てた。
俺は慌てて、おまわりさんに
「中におばあさんがいます!」
って言ったら、おまわりさん、ドアを体当たりで開けちゃった。
その瞬間、ものすごい量の煙が噴出してきて、俺はギブアップ。おまわりさんは何とか中に入ってばあさんを助けようとしてた。
そこはアパート密集地帯だったんで、俺はとにかく大声を出しながら、裏の部屋の扉を叩きまくった。
そしてまわりの住民と今思えば笑っちゃうけどバケツリレー。

551毒男:2018/05/06(日) 00:24:15
そんなもんで消えるはずもなく、火はどんどん広がっていって、俺はもう完全におばあさんのことはあきらめてて、もう危ないからみんな避難した方がいいよ、なんて言ってた。
そしたらやっぱりおまわりさんはすごいもんで、とうとう燃える家の中から真っ黒な顔をして担ぎだしてきた。
俺達も手を貸して安全なところに横たわらせてよく見たら、それはじいさんだった。
着てるものも全然違う。ありゃーと思って見上げたけど、どう考えてももうばあさんの救出は不可能。
やっと消防車が駆けつけて消火を始めた時には2階は火の海だった。

その後、じいさんは一命を取りとめたらしい。
じいさんはバイク屋とは無関係で、2階を借りてただけ。
家賃もかなり滞納してたようで、自殺?って可能性が高いみたいな話を聞いた。
俺はその後第一発見者ってことで消防から賞状をもらった。
ところでばあさんなんだけど、そんな人いないんだって。
じいさんはずっと一人暮らしだったらしい。
警察も消防もおじいさんと見間違ったんでしょ、ってさらっと流しやがった。

見間違いのはずないんだけど。
だって助け出されたじいさんはハゲ頭だったけど、俺はばあさんの髪型まで覚えてるし、何よりも俺の目の前で窓を閉めやがったんだぜ。

552cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 00:26:35
>>549
|ω・` ) わたしはふつうだよ!

553秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/06(日) 00:27:41
>>552
え?( 0w0)

>>551
ばあさんの恰好したじいさんの生霊?

554cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 00:28:50
>>551
|ω・` ) 連れ合いが強制お迎えしにきたのかな?
>>553
|ω・` ) なにその え? はー!
ふつうだよ、害はないよ

555毒男:2018/05/06(日) 00:29:06
>>552
|A-) だよねw

>>553
|A-) 生粋の変態じゃねえか

556秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/06(日) 00:30:14
>>555
まぁ、幽霊か変態かの2択しかないわな・・・

557毒男:2018/05/06(日) 00:31:44
金属製の扉を閉め脇にある緑色の大きなボタン式のスイッチを押すと強烈なバーナー音、ダクトの排気音が狭いこの部屋に響き渡る。
傍らには喪服の女性がすすり泣いている。
いま荼毘(だび)にふすこの男性の奥さんだろう。
男性は突然の心臓麻痺で亡くなったらしい。
火葬が終わるまでの間、親族の方に待合室へ葬儀業者の女性が誘導している。
親類の紹介でこの仕事についてから幾度となくこのような光景をみている。
慣れとは恐ろしいもので今ではただの作業として職務をこなしているだけだ。
火葬終了のブザーが鳴ると親族を部屋に呼び込み遺骨を拾ってもらう準備をする。

金属製の扉を開け寝台を引き出した。
「あっ」
室内の居た誰もが同じ声をあげた。
火葬したはずの遺骨がそこにないのだ。
バーナーで熱くなった炉内がさめるのを待って、炉内をしらべたがやはり遺体も遺骨もなかった。
炉は全部で3基あってひとつの大きな煙突につながっている。
もしやと思い煙突も調べてみることにした。
暗い煙突内にライトを照らすと、そこに清掃用に取り付けたある手すりに、男性がよじ登ろうとしていた。
「だいじょうぶですか?」
声をかけたが返事がない。
しかたなく男性のそばまでよってみた。
さきほどは感じなかったすえたニオイが鼻を襲った。
「だっだいじょうぶですか」
再度声をかけてみた。
だが返事が返る訳がない、そこにあるのは人間の燻製なのだから。

558毒男:2018/05/06(日) 00:32:17
|A-) たぶんあきやま君はcatちゃんと会ったらぶん殴られるな

559秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/06(日) 00:34:12
>>558
俺もそんな気がする( 0w0)

>>557
途中で生き返ったはいいけど・・・ってパターンか

560cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 00:35:33
>>557
|ω・` ) ヒェッ!これってまだ生きてたのに…ってこと?
でもちゃんと確認してからだよね?
こわいー
>>558
|ω・` ) やだなーそんな事しないよーほんとにー

561毒男:2018/05/06(日) 00:52:32
>>559
|A-) ね

    生き返るとかあるのかねww
    死後硬直とかどうなんだw

>>560
|A-) 死んでたはずだよw
    たぶんね…w

562毒男:2018/05/06(日) 01:00:53
俺が高校生のころはよく夜中に風呂入ってたんだよ。夜の2時くらい。
隣の隣の家には俺と同級生で幼馴染の男友達が住んでたんだ。
んである日、そいつと夜中コッソリ遊びに行って2時くらいに帰ってきた時。

いつものように風呂に入ってたわけ。夜中だからあんまり五月蝿くしないようにね。
湯船に使ってる時、突然、さっき別れたばかりの幼馴染の叫び声が聞こえた。
「うわ!わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
って。
どしたんだ?ゴキでもでたか?と思ってたら今度は隣の家から音が聞こえてきた。
ドンドンドンドンドオン!
雨戸を叩く音だ。何?誰かいんの?と考えていると音が止んだ。
次に隣の家と俺の家の間に植えられている木が揺れる音がする。
俺の入ってる風呂の窓の向こうにその木がある。その木の向こうに隣の家。
もしかして猿でもいるのか?と思った俺は窓から見てみる事に。

すると窓を開けた瞬間、女がいた。女が木にしがみついておれを見ていた。
声を失った俺。動けない。女は無表情で髪が短く、合羽を着ていた。
動けないまま時間が過ぎていく。
そのとき、風呂の天井から水滴が俺の肩に落ちた。
突然動けるようになった俺は叫びながら窓を閉めて鍵を掛けた。
「うウォぁああァああああああ!!!」
ガラガラガチャン。
木が揺れる音。窓の向こうで何がが着地する音。
ザザザザ…ビタンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン
風呂の窓の向こうから女が俺を見ながら右手で激しく窓を叩いていた。
音を聞きながら俺は気を失った。気がついたら俺は湯船の中に居た。
湯は水に変わり。俺の体も冷え切っていた。

翌日、学校に行くと幼馴染に聞いてみた。
「昨日、別れた後風呂入ったか?」
…ウン
「……お前もみた?」
…ウンお前も?
「…見た。」
……。
沈黙の後、幼馴染が言った。

「あいつちっちゃい声で言ってた。アケロアケロって」

俺達は互いにそれ以上追及しなかった。分かりたくも無かった。
それから俺が夜中に風呂に入ることは無い。

563cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 01:04:37
>>562
|ω・` ) そこまで見たかったのか…なんて
心スポ行ったわけでもないのについて来ちゃったのか

564秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/06(日) 01:05:23
>>563
ただの痴女だろjk( 0w0)

565cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 01:06:30
>>564
|ω・` ) 若いおのこの入浴見たさにあんな必死に…

566毒男:2018/05/06(日) 01:12:32
|A-) なんかおかしい女の話が続くねw

567cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 01:13:04
>>566
|ω・` ) (意図的に…!)

568毒男:2018/05/06(日) 01:16:46
>>567
|A-) フフフ…

569毒男:2018/05/06(日) 01:19:08
知り合いにHさんという人がいる。Hさんは会社をすでに退職した身で、退職した後で少し体を悪くしてしまった。
それ以来、医者のすすめで、家の周辺を毎夕、散歩することにしているらしい。
Hさんの家は、山の手の閑静なところにあり、近所付き合いもあまりなく、周囲を出歩く事もすくなかったHさんは、やっと今になって、自分の住んでいるところを見て周る機会に恵まれたという。
そんなHさんが、ある話をしてくれた。

ある日の夕方、Hさんはいつも通りに家の周囲を散歩していたのだが、今日に限って少し遠出をしてみることにしたという。
家から少し離れたところに神社があり、そこへ寄ってみたのだ。神社の奥にはうっそうとした森があり、Hさんはそこへ足を踏み入れた。
木々の間から光が差し込み、ひぐらしの鳴き声があたりに響く。森の中はひんやりしていてとても素晴らしい場所であったらしい。

「はじめて来たけど、いい場所だなあ。もっと早くに来ていれば良かったなあ」
Hさんはそう思い、さらに奥へと足をのばすと、突然、目の前が急に開けたらしい。
深い緑色の水がそこにあった。
そこは溜め池だったらしい。それにしても、大きな池であったらしいのだが。
周囲に木がおい茂り、池の中も水草でいっぱいであり、魚も多くいそうだった。
Hさんは、自分が釣りの趣味があればよかった、などと思いながら、池の周囲を散策していた。
スーッと、Hさんの目の前をトンボが飛んでいった時、

ぼちゃン

水音がしたそうだ。
Hさんが首をまわすと、岸から4〜5mくらい離れた所の水面に大きな波紋が広がっていくところだった。
「魚でもはねたのか?」
そう思ったHさんの目の前に、突然、「それ」が浮かび上がったらしい。
「ボール…?」
Hさんははじめそう思ったそうだ。それは灰色のぐちゃぐちゃしたボールに見えなくもなかった。
ちょうど、サッカーボールくらいの大きさだったらしい。
誰かが、池にボールを落として、それがガスが抜けて、浮かび上がってきた…Hさんはそう考えたそうだが、それにしてはボールがおかしい。
ボールの表面に、血管のような網膜模様がはしり、黒い二つのビーダマのような穴があって、こっちを見ている。それはまるで目玉のように見える…
魚臭い匂いがあたりに漂ってきた…

そのとき、
「キキキキキキキキ…」
突然ヒグラシの大合唱がはじまり、森はその声に包まれた。Hさんの注意は、その瞬間、森へと向けられた。
そして、ハッとした彼が、池に視線を戻すと、そこには緑色の水が広がっているだけだった…

Hさんが言うには、「それ」は、マネキン人形の頭部のようだった、というらしい。
髪の毛も何も無いマネキンそっくりだった、と。
もっとも、普通、池の中にマネキン人形などがあるはずがない。

Hさんは、現在も変わらず散歩を続けているが、依然とはそのコースが微妙に違うという。

570cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 01:24:10
>>569
|ω・` ) おおうカッパの亜種か?
目が合ってそのままだったらどうなってたんだろう?
安全な場所から見てみたいな

571毒男:2018/05/06(日) 01:32:35
>>570
|A-) これっぽい話他にもあったなあw
    もっと先まで話があった
    首が浮いてきて噛み付いてきたと
    噛まれた人は精神に異常をきたしました

572毒男:2018/05/06(日) 01:34:41
母の話。あまりくわしくは書けません。ご了承下さい。名前も仮名です。

母は幼少の頃は徳島の山奥の村に住んでました。その日は親戚が集まり大事な話があったみたいだったので母と兄は隣の部屋に先に寝かされました。
しかし、隣が気になり寝付けずにいると、隣から祖父の声が聞こえてきました。

「洋子(母の名前)は、まだ若いから石鬼神(イオキ)様のご機嫌がとれんやろ、今やったら晴海(母のいとこ)やで」

と、母は意味が全く分からなかったのですが、助かったと思ったそうです。それから次の日に晴海の両親は目を赤く腫らして帰っていったそうです。
1週間後、晴海が山に行って亡くなったと連絡がありました。その連絡を聞いて母の両親はヒソヒソ話したかと思うと、祖父の部屋に行ったそうです。
晴海の葬式はヒッソリと行われましたが、棺桶を担いだ母の兄は今でも
「軽い棺桶やった、誰も入ってなかったんやろか」
と言ってます。

その後、母は兄と両親だけで村から出ました。完全に夜逃げ状態だったらしいです。
母はそのことを今でも思い出すと
「私等が逃げた後、他の親戚が血眼になって山狩りをしててな〜とうとう私等は行くとこがなくなって、山小屋に逃げたんよ。
ほな、そこに叔父さん(晴海の父)が松明を持ってやってきたんや、けどその叔父は私等を見て、はよ逃げ!と言ってくれたんや。両親は何回も叔父に頭下げながら私を担いで逃げたんや」

私が20歳を過ぎたときに、母はこの話をしてくれました。村で何があったかも、おぼろげながら話してくれたましたが他には漏らしたらアカンと言われました。
この話が広まると私達がここにおるのがばれるからなって…
現在私の家庭はとても明るく元気です。しかし、両親にこんな過去があったとわかってから、二人は無理して明るくふるまってのかなと思います。

573cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 01:35:34
>>571
|ω・` ) 会いたくないね!

574秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/06(日) 01:36:31
>>572
生贄の話も酷だわなぁ・・・cat君なら喜んで差し出すんだけど(´;ω;`)ブワッ

575cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 01:38:23
>>572
|ω・` ) 集落の怖い話〜
おどろおどろしいけど興味でちゃうんだよね…
ほんとにありそうで怖いよね
なにを祀ってるのか化け物がいるのか…

576cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 01:38:45
>>574
|ω・` ) オ"イ

577毒男:2018/05/06(日) 01:46:26
>>574
|A-) www

>>575
|A-) ありそうだよね!
    今もあるんだろうか
    化物もこれだけ山が多いとなんかいそうだし

578毒男:2018/05/06(日) 01:48:38
|A-) あと1話かな!

579cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 01:48:50
>>577
|ω・` ) なんかいそうだよね

580秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/06(日) 01:51:42
>>579
というわけでどこパレやりませんか( 0w0)ノ

581cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 01:53:20
>>580
|ω・` ) どこぱれ とは?
面白い?

582秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/06(日) 01:54:34
>>581
どっくんがドハマりしてるから面白いと思います( 0w0)ノ

正式名称何だっけ( ; ´Д`)

583cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 01:56:01
>>582
|ω・` ) 課金できない勢だけど大丈夫?

584秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/06(日) 01:57:03
>>583
俺も初回しか課金してないけど何とかなってる!( 0w0)ノ

今ならどっくんが手取り足取り教えてくれるよ!

585毒男:2018/05/06(日) 01:58:06
小さい時の話です。
ある日、兄がカブト虫の幼虫を沢山取ってきました。
僕も、欲しくなり何処で取って来たのか、聞きましたが教えてくれません。

僕は、裏山だと思い、次の日友達と2人で裏山に行きました。
幼かった僕たちは、カブト虫の幼虫がどんな所にいるか判りませんので、手当りしだいに掘って行ったのですが、もちろん取れません。

僕たちどんどん山の奥に、入って行きました。
すると、ちょっと土の色が違う所を、発見しました。
「きっとここだよ。」
僕たちは嬉しくなり、掘り出しました。
すると、急に後ろから
「君たち何やってるの?」
と声がしました。
振り返ると、見知らぬおじさんが立っていました。
僕たちは
「カブト虫の幼虫見つけてるんだ」
言うと、おじさんは
「そんな所には、いないよ。他を探したら」
と優しく言いました
でも僕たちは
「掘った跡もあるし、きっといるよ」
と掘り続けました。
……少し間が空き不意に静かな声でおじさんが、言いました

「それ以上掘ると、オバケになっちゃうぞ」

オバケの言葉にびびって掘るのを、止めるとおじさんは、ニコニコしてカブト虫の幼虫の取れる所に、手を繋いでつれて行ってくれました。
おじさんの手が震えていたのを、憶えています。
今思うと何が埋まっていたのか。そして、オバケがでるぞ!じゃなくオバケになるぞは、言い間違えただけなのかは、判りません

総ては、裏山の中に、埋まっています…

586cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 01:58:27
>>584
|ω・` ) ちょっと調べてやってみようかしら

587cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 01:59:43
>>585
|ω・` ) ラストがこれとかぁ!
おじさん…何埋めたん…(震え声)

588毒男:2018/05/06(日) 01:59:52
|A-) 今日はここまでー

589秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/05/06(日) 01:59:55
>>585
逃げてー!と言いたくなる光景ですな
やはり人間も怖いわ

590毒男:2018/05/06(日) 02:00:34
|A-) ドラゴンクエストモンスターズ
    どこでもモンスターパレード だねw

591cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 02:01:02
>>590
|ω・` ) (メモメモ)

592cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 02:01:58
|ω・` ) 毒男さんおつおつー
久々で楽しかったー!ありがとう!
秋山さんも相手してくれてありがとう!

593毒男:2018/05/06(日) 02:01:58
>>587,589
|A-) こんなとこに出くわすとか…怖いね…

594cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 02:05:01
>>593
|ω・` ) こわい

595毒男:2018/05/06(日) 02:08:09
>>591
|A-) 気が向いたらうちのチームにどうぞw
    どこかで連絡くれたら招待しますw

>>592
|A-) こちらこそありがとうw
    また来てねw

596cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 02:08:57
>>595
|ω・` ) はーい もし始めたらツイからDMしてもいいですか?

597毒男:2018/05/06(日) 02:13:03
>>596
|A-) おけーw

598cat ◆TUKUMO3rAI:2018/05/06(日) 02:16:41
>>597
|ω・` ) ありがとうございますw
それではまた次も楽しみにしてまーす!
おやすみなさい!(まだ寝ないけどw)

599毒男:2018/05/06(日) 02:18:21
>>598
|A-) いつも起きてるよねw
    とりあえずおやすみねw

600名無しさん:2018/05/06(日) 09:31:38
怖い話面白かったw
3人の軽快なトークも面白かった(^-^)

601名無しさん:2018/05/06(日) 18:52:43
やっと読み終えた!どっくんの怖い話久しぶりに堪能できたよ!

602毒男:2018/05/07(月) 00:41:35
>>600
|A-) ありがとうw
    また来てねw
    良かったら話に参加してねw

>>601
|A-) VIPにいた人かな?
    またどうぞw
    ここで告知もするよw

603毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:16:27
http://dokuobd.orz.hm:8000/

|A-) ルータ変えて設定もしたけど聴けるかは試してない

604cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/08(日) 23:16:42
|ω・` )こっち?

605毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:18:53
|A-) こっちでやるよw

606秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/07/08(日) 23:21:34
曲ダメぽ(´;ω;`)

607毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:26:13
http://153.215.188.235:8000/

|A-) こっちでもダメかな?

608毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:26:42
俺、昔からサーフィンにはまってて平日でも時間があれば海に行っている。
今から5年ほど前、すごい勢いで波乗りにはまった時期があって、その頃は定職にも就かず、ひたすら毎日海にいっていた。

ある日、久しぶりに俺に波乗りを教えてくれた先輩から連絡があって夜二人で飲みに行った。先輩は相変わらずで、最近体験したことを面白おかしく語ってくれた。

先輩「そういや最近○○(ポイント名)で入ったか?」
俺「いや、あそこ最近あんまり良くないんでいってないっすよ」
先輩「俺、一昨日そこで入ったんだが、なんか気持ち悪りーかんじがすんだよな。波待ちしてて嫌な感じがしてすぐあがったんだけどさ。お前、もし入るんなら気をつけろよ…。」
俺「……………ギャグっすか?」
先輩「…うん」

そこで二人で爆笑。
俺はこのときの話は、すぐに忘れてしまっていた。

数日後、当時付き合っていた女が仕事が休みだったので、一緒に雑貨屋に行った。
買い物に付き合わされた。その子は、ネックレスが欲しいらしくて、いろいろ悩みながら選んでいた。俺は、暇だったんで店の中をぶらぶらと眺めていた。
ふとひとつのブレス?に目が留まった。
それはブレスというより、「数珠みたいなもの」で色々な文字が刻まれた木製の珠が革紐に通してあるものだった。値段も安かったし、日雇いのバイトで金が少しあったんでそれを買って左足首につけてみた。
「また変なの買ってるし…。」
…言われるだろうと思ってた事を言われた。
彼女は、お気に入りのものがなかったらしく、俺達は店を出た。
その後二人で飯を食っていたら、連れから連絡があった。
明日の早朝、5時に集合。海の誘いだった。

609秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/07/08(日) 23:26:52
穴空いてますか(><。)

610毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:27:04
翌朝5時、連れが来た。
こいつとは随分前からよく一緒に海にいっている。
荷物は全部車の中に乗せっぱなしなんで、水だけタンクにいれて速攻出発した。

季節は7月の終わりくらいだったと思う。
5時とはいえ、まだ少しだけ薄暗い。

「今朝は、風がねーし、面はよさそうだな。」
「あとは、うねりだな。」
俺達二人はそんな話をしながら、ポイントを見て回った。

しかし、どこもダメだった。
サイズがない。
膝程度のウネリが入ってきているところがほとんどで、俺達は正直がっかりした。
そんなとき、ふと助手席のS(その連れ)が、
「○○に行ってみっか?」

Sが言ったそのポイントこそ、数日前、先輩が言っていた場所だった。
「…そうすっか。」
しばらく考えた後、俺もそう答えた。先輩の話はネタだと思ったからだ。

しばらくして、俺達はそのポイントについた。
波のサイズは腰はあった。風はまったくなく、岸から沖を見ると、霞がかっていた。
正直俺はこの時、嫌な感じがあった。
だけど、コンディション的には最高。
誘惑に耐え切れず、俺もSの後を追って、すぐに沖に出た。

そのポイントは向かって左に堤防があり、堤防の突端からうねりが左方向(グーフィー)に崩れる。
堤防の先は、川の河口になっていて、沖への流れ(カレント)が強いため、俺達は、気をつけながら、最高のコンディションでグーフィーの波を満喫した。

611毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:27:30
しばらくして、俺はSの姿が見えないことに気がついた。
というより、半径2〜3m以上向こうがまったく見えない。
深い霧がかかっていた。

「やべぇな…。いっぺんあがるか…。」

そう思い始めた時にはもう遅かった。
どっちが岸で、どっちが沖なのか分からない。
俺は、波待ちしながら途方にくれていた。

ふと霧がかった向こうで、手招きしているのが見えた。
Sがあんなとこにいる。
俺は、そこに向かってパドルしはじめた。自分の漕ぐ水の音しか聞こえない。
辺りはひたすら静かだった。

パドルしながらふと気づいた。
手招きしているのがやけに離れていっている気がする。
いくらパドルしても追いつけない。
それに、なにか妙にその手が白い。
毎日海に行く、Sの真っ黒な腕とは正反対だ。
っていうか…あれなんだ?

そう思ったとき、ドンって勢いでいきなり海底に引きずり込まれた。

最初、何が起こったか分からなかった。
ただ、鼻や口に水が入って、急激に苦しくなりそれで俺が海中にいるのが分かった。
波に巻かれた時は、冷静に海面に上がる。
パニくると体力を消耗してやばいから。
俺も、びっくりしたが、普通に上がろうとした。

でも上がれない。
それどころか更に沈んでいこうとしている。なんだこれ?
ふと海底を見た。
そこで初めて、全身が凍りつくくらいの恐怖を感じた。しばらくして、俺はSの姿が見えないことに気がついた。
というより、半径2〜3m以上向こうがまったく見えない。
深い霧がかかっていた。

「やべぇな…。いっぺんあがるか…。」

そう思い始めた時にはもう遅かった。
どっちが岸で、どっちが沖なのか分からない。
俺は、波待ちしながら途方にくれていた。

ふと霧がかった向こうで、手招きしているのが見えた。
Sがあんなとこにいる。
俺は、そこに向かってパドルしはじめた。自分の漕ぐ水の音しか聞こえない。
辺りはひたすら静かだった。

パドルしながらふと気づいた。
手招きしているのがやけに離れていっている気がする。
いくらパドルしても追いつけない。
それに、なにか妙にその手が白い。
毎日海に行く、Sの真っ黒な腕とは正反対だ。
っていうか…あれなんだ?

そう思ったとき、ドンって勢いでいきなり海底に引きずり込まれた。

最初、何が起こったか分からなかった。
ただ、鼻や口に水が入って、急激に苦しくなりそれで俺が海中にいるのが分かった。
波に巻かれた時は、冷静に海面に上がる。
パニくると体力を消耗してやばいから。
俺も、びっくりしたが、普通に上がろうとした。

でも上がれない。
それどころか更に沈んでいこうとしている。なんだこれ?
ふと海底を見た。
そこで初めて、全身が凍りつくくらいの恐怖を感じた。

612毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:27:51
最初は、海底にワカメがゆらいでいるのかと思った。
白いワカメ?あるのかそんなん?

手だった。

海底一面にすごい数の手が一斉に伸びて、俺の左足を底に引きずり込もうとしている。

パニックだった。
死がこれほど身近に感じたことはなかった。
意識がなくなりそうな感覚がきた。最後に思いっきり左足をひっぱった。
バシッと何かではじかれたような感覚があった。
その瞬間俺の体が海面に向かって浮き始めた。

助かった。

上にあがると思いっきりむせて、げほげほ言いながら周りを見渡した。
霧はどこにもなく、辺りはひたすら静かだった。
波はサイズも下がり、日は少し高く上っていた。
俺は思いっきり沖にでていたみたいで、岸に戻るのが辛かった。

岸にもどって、崩れるように腰を下ろした。
あれは何だったんだ一体。
ふと左足を見ると、全身が再び硬直するのが分かった。

左足は、真っ白に鬱血していて、手形のような青あざが無数についていた。
そしてそこにあるはずの、数日前に買ってつけた数珠が消えていた。

俺は今でも、そのポイントに入るときには、数珠をつける。そして…
台風で海が大荒れのときよりも、静かで、風が無く、薄暗い朝や夕方に入るときのほうが怖い。

PS
Sは、俺の姿が見えないから先に上がったのかと思ったらしく車にいた。
のん気に缶コーヒーを片手に一服していて、俺を見るなり、
「あれ?まだ入ってたんか?おつかれ〜」
などと言いおった。
頭にきて、奴のパンツを投げ捨てた。

613毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:29:57
|A-) 215じゃなく210だった

614秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/07/08(日) 23:30:45
>>613
どっくんひでぇwwwwww

聴けました(  ̄?ω? ̄ )b

615毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:30:57
|A-) いつものアドレスはDDNSの更新に時間かかってる
    IP直ならアクセスできたよ

616毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:31:24
>>614
|A-) ごめんごめんww

617毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:35:08
俺が知ってる実話怪談で一番怖いヤツを…知ってる人は知ってるだろうが、あの海難事故『良栄丸事件』を…

・発見されたミイラ船
1927年10月31日、カナダ西海岸バンクーバー島。
ワシントンのシアトル港への帰路についていたアメリカの貨物船「マーガレット・ダラー」号は、行方不明になっていた小型漁船「良栄丸」を発見した。
ボロボロに朽ち果てた船体、ミイラの転がる甲板、激しい死臭、白骨体、足の無い死体。
船室には、頭蓋骨を砕かれた白骨体とミイラがあった。
船室奥の部屋には、おびただしい血痕が染み付いていた。
船尾の司厨室では、海鳥の白い羽が至るところに散らばっており、コンロの上にあった石油缶の中には、人の腕が入っていた。
船内には食物も飲料水も無く、エンジン機関部は全て破損していた。
ところが、船長室から見つかった3冊のノートには、信じられない惨状が書かれていたのだった。
そのノートによると、良栄丸の情報は以下の通りだ。

重量は19tで1本マスト
船主は和歌山県の藤井三四郎
船長は三鬼時蔵
機関長は細井伝次郎
乗組員は12名
神奈川県の三崎港を出港したのは1926年12月5日
約1年間漂流していた
ここで疑問が浮かぶ。
発見された死体は9体、記録には12名とある。
3名はどうなったのだろうか。

618毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:35:37
・不幸な漁船
1926年12月5日、神奈川県の三崎港を出港した良栄丸は、千葉県銚子沖にマグロを求めて進んでいた。
天候も思わしくなく、エンジンが調子の悪い排気音を立てていたため、翌12月6日に銚子港に寄港した。
しかし、エンジンに故障はなく、銚子の沖合いで大量のマグロを水揚げした。
が、暴風に見舞われて航行不能に陥ってしまった。
そして12月15日、銚子の東方沖合い1000マイルほど流された時、紀州船によく似た船が現れたので、信号を送ったり船員が叫んだりしたのに、応答も無く通り過ぎてしまったという。
三鬼船長は漂流を決意、記録には
「4ヶ月間は食べられる」
と書いてあった。
12月16日にも「東洋汽船」と書かれた船が近くを通ったが、応答はなかったという。
なんとか日本へ戻ろうと努力したが、どうやっても逆に流されていった。
記録にはこう書かれている。
「どう工夫しても西北へ船は走らず絶望。ただ汽船を待つばかり。反対にアメリカへ漂着することに決定。帆に風を七三にうけて北東に進む…。しかし、漁船で米国にたどりつこうとするは、コロンブスのアメリカ大陸発見より困難なりと心得るべし」

619毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:36:02
・恐怖の記録
ここからは説明は要らないだろう。
記録文のみで充分に迫力が伝わってくる。

「12月27日。カツオ10本つる」
「1月27日。外国船を発見。応答なし。雨が降るとオケに雨水をため、これを飲料水とした」
「2月17日。いよいよ食料少なし」
「3月6日。魚一匹もとれず。食料はひとつのこらず底をついた。恐ろしい飢えと死神がじょじょにやってきた」
「3月7日。最初の犠牲者がでた。機関長・細井伝次郎は、「ひとめ見たい…日本の土を一足ふみたい」とうめきながら死んでいった。全員で水葬にする」
「3月9日。サメの大きなやつが一本つれたが、直江常次は食べる気力もなく、やせおとろえて死亡。水葬に処す」
「3月15日。それまで航海日誌をつけていた井沢捨次が病死。かわって松本源之助が筆をとる。井沢の遺体を水葬にするのに、やっとのありさま。全員、顔は青白くヤマアラシのごとくヒゲがのび、ふらふらと亡霊そっくりの歩きざまは悲し」

「3月27日。寺田初造と横田良之助のふたりは、突然うわごとを発し、「おーい富士山だ。アメリカにつきやがった。ああ、にじが見える…。」などと狂気を発して、左舷の板にがりがりと歯をくいこませて悶死する。いよいよ地獄の底も近い」
「3月29日。メバチ一匹を吉田藤吉がつりあげたるを見て、三谷寅吉は突然として逆上し、オノを振りあげるや、吉田藤吉の頭をめった打ちにする。その恐ろしき光景にも、みな立ち上がる気力もなく、しばしぼう然。
のこる者は野菜の不足から、壊血病となりて歯という歯から血液したたるは、みな妖怪変化のすさまじき様相となる。ああ、仏様よ」
「4月4日。三鬼船長は甲板上を低く飛びかすめる大鳥を、ヘビのごとき速さで手づかみにとらえる。全員、人食いアリのごとくむらがり、羽をむしりとって、生きたままの大鳥をむさぼる。血がしたたる生肉をくらうは、これほどの美味なるものはなしと心得たい。これもみな、餓鬼畜生となせる業か」
「4月6日。辻門良治、血へどを吐きて死亡」
「4月14日。沢山勘十郎、船室にて不意に狂暴と化して発狂し死骸を切り刻む姿は地獄か。人肉食べる気力あれば、まだ救いあり」
「4月19日。富山和男、沢村勘十郎の二名、料理室にて人肉を争う。地獄の鬼と化すも、ただ、ただ生きて日本に帰りたき一心のみなり。同夜、二名とも血だるまにて、ころげまわり死亡」
「5月6日。三鬼船長、ついに一歩も動けず。乗組員十二名のうち残るは船長と日記記録係の私のみ。ふたりとも重いカッケ病で小便、大便にも動けず、そのままたれ流すはしかたなし」
「5月11日。曇り。北西の風やや強し。南に西に、船はただ風のままに流れる。山影も見えず、陸地も見えず。船影はなし。あまいサトウ粒ひとつなめて死にたし。友の死骸は肉がどろどろに腐り、溶けて流れた血肉の死臭のみがあり。白骨のぞきて、この世の終わりとするや…」

620毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:36:21
奇妙な事実

しかし、記録を調べるうちに、奇怪な事実が浮かびあがった。
数十回に渡って他の船にであっていながら、救助に応答する船は一隻としてなかったことだ。
そして、吉栄丸は太平洋横断の途中、たった一つの島さえも発見できなかったのである。
しかし、アメリカの貨物船「ウエスト・アイソン」号のリチャード・ヒーリィ船長は、次のように述べている。

「1926年12月23日、シアトルから約1000キロの太平洋上で波間に漂う木造船を発見したが、救助信号を送っても返事が無いので近づきました。
しかし、吉栄丸の船窓や甲板に立ってこっちを見ていた10人ほどの船員は、誰一人として応えず、馬鹿らしくなって引き上げたのです」

だが吉栄丸の記録にこのことは書かれていない。
一体、彼らにはなにが起こっていたというのだろうか。

621秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/07/08(日) 23:38:29
>>620
これは見た事あるぞ・・・
人間怖い。

622毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:40:33
>>621
|A-) 記録の矛盾が怖いよね

623秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/07/08(日) 23:41:48
>>622
死神に愛された12人だったのかもねぇ・・・
怖い怖い

624毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:43:14
>>623
|A-) かもしれない…
    これは俺的にけっこう怖い…

625cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/08(日) 23:43:54
|ω・` ) 海には行かない…!

626秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/07/08(日) 23:44:30
>>624
こういう記録系のって地味にくるよね・・・

627秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/07/08(日) 23:45:06
>>625
身をもって体験してここで語ろう!
なので今から海へGO!

628名無しさん:2018/07/08(日) 23:45:25
|  | カシャッ!
|G |     /
|R | ・ω・)ノシ こんばんわ。今日の選曲はいつもと違う気がするw
|D |o【◎】
|4 |―u′ \

629cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/08(日) 23:45:56
>>627
|ω・` ) 秋山さんも一緒なら…

630毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:46:21
>>625
|A-) でも今夏だしねw

>>626
|A-) そうそう、おかしいのが明らかなのは怖い…

631cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/08(日) 23:47:07
>>630
|ω・` )もう十数年行ってませんv

632毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:47:18
>>626
|A-) こんばんはw
    曲変えようかと思ってたところだったりする…w

633毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:47:42
>>631
|A-) 俺もww

634毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:47:53
年末から年明けにかけて、俺は実家の在る群馬に戻って郵便局でバイトをしていた。
高校2年の時から長期休みの時は必ずこの郵便局でバイトをしていたし、田舎な事もあって、その郵便局の配達ルートを全て覚えていた。
そんな事もあって、局員には
「即戦力が来てくれた」
と喜ばれたが、今回初めて郵便局でバイトするという高校生Sの引率を任されてしまった。
早い話が、2,3日一緒に配達して、配達ルートを覚えさせろという事だ。
このS、かなりのおちょうし者で、俺とは直ぐに冗談を言い合える仲になった。
こいつが配る所は50ヶ所程度。
配る家は少ないが、次の配達場所まで滅茶苦茶遠い、俗に「飛び地」と呼ばれている地域だ。

バイトを始めて8日目だった。
俺とSの配達地域は隣同士だった事もあり、局に帰る時にバス停横の自販機で待ち合わせをしていた。
その日、Sは目を真っ赤にして涙を流しながら、猛スピードで自転車を漕いで現れた。
時間は17時になろうとしていて、バイトは局に帰らないといけない時間を大幅に過ぎている。
転けたらしく、顔も服も自転車も泥まみれだった。
「どうしたんだ?」
と聞くと、
「ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ」
を繰り返すだけで要領を得ない。
俺は配達物を破損・紛失したのかと思って、
「とりあえず局に戻るぞ」
と言って、Sを引っ張って局まで戻った。

635秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/07/08(日) 23:47:53
>>628
GRD4さんこんばんわ( 0w0)ノ

>>629
やだ。( 0w0)

636cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/08(日) 23:48:19
>>633
|ω・` )(=´∀`)人(´∀`=)

637毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:48:24
Sの姿を見た集配課の課長が何事かと駆け寄って来た。
課長が
「どうした?手紙をなくしちゃったのか?」
と聞くと、Sは
「全部配りました」
と言った。
どうにもこうにも要領が得ず、俺が
「何があったんだ?」
と聞くと
「信じてくれないから」
とSは言った。
その後、数名の局員が帰って来て同じ様な事をSに聞いたが「信じてもらえないから」の一点張り。
一人の局員が
「もしかして真っ黒のカカシを見たのか?」
と聞くと、Sは何度も頷いた。
もう一人の局員が
「ああ、森で?それとも川?」
と聞くと、Sは
「両方」
と答えた。

638毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:48:43
Sの配達ルートに、Aという家がある。
配達物を見る限り、中年の夫婦が2人で住んでいるようだ。
其処に行くには、300mほどの暗い森を抜け、小さな小川を渡り、畑の中道を通らなければならない。
ぶっちゃけ、こんな所に家建てるなと言いたくなるような所だ。
そのA宅は20年くらい前に火事になったらしい。
その火事で夫婦の子供と年寄りの3名が亡くなったそうだ。
年寄りの爺さんは子供を病院に運ぼうとして、森の道で力つきて、婆さんは黒こげで小川に浮かんでいて、子供は救急車で病院に運ばれたが、移送先の病院で死亡したそうだ。
今、A宅があるのは畑の中道を通った所になっているが、前は今の畑があった所らしい。
局員の話では、爺さんは子供を探して、婆さんは今も熱さから逃げようとしているんじゃないかという事だ。

「最初はカカシだと思った。だけど真っ黒な頭の目が開いた。真っ白だった」
とSは言った。
俺もふと思い返してみた。
確かあの畑にはカカシは無かった。
だけど、今年になって一回だけ川に浮かぶカカシを見た気がする。

639cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/08(日) 23:49:56
>>628
|ω・` ) こんばんわー

640cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/08(日) 23:50:16
>>635
|ω・` ) お"ーい!

641名無しさん:2018/07/08(日) 23:52:20
>>635
>>639
(・ω・)ノシ お二人ともこんばんわ。
今日もROMらせてもらいつつ、BGMを楽しませてもらいますw

642毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:54:57
昔、走り屋の真似事をやっていた時のこと。(イニシャルDみたいなやつね)
秩父のあたりだったけど、先輩のYさんと深夜一緒に走っていました。
ところが突然Yさんは車ごとガードレールを突き破り下の川に落っこちてしまった。
別に難しいカーブでもないのに、驚いて見に行くと車がケツを上に向けて川に(浅い)突き刺さっている。
「ヤバい。死んだかも」
と思って大声でYさんを呼ぶと、車はゆっくり引っくり返り、と同時にYさんが転げ出てきた。
「Yさん大丈夫!?」
と叫ぶとYさんは起き上がって手を振った。
Yさんは道路に上がってきたし、とりあえず無事でよかったと思いつつ警察呼んで、レッカーが来たりして朝方私の車で帰ったのです。

3ヶ月くらいしてYさんの車も別の車になり、それでも私たちは懲りずに同じような夜を繰り返してました。
そんな時ファミレスでYさんと、あの時は凄かったよねえ、なんて話してたらYさんが急に
「オマエ時々”見る”って言ってたよな」
と言いはじめた。”見る”ってのはオバケのことで私は17歳から27歳くらいまでの間、なぜかそーいうモノが見えたときがあったからだ。
Yさんもいつもはそんな私の話を聞きながら
「ホントかよ(笑)」
なんて聞いていたものだった。
事情を聞くとあの時Yさんは”けしてオレがヘタだったわけじゃなく”という前置きをしつつ、見えない何かに引っ張られて、あーいうことになったんだと思う、って言う。
じゃあ見に行こうよ、ってことになって、でも何かあったら怖いから一緒に車に乗って行こうということになった。
私の車の助手席にYさんは乗り、Yさんの車はファミレスに置いてあの時の峠に向かった。

ガードレールはすっかり直っていて、まったくそこで事故が起こったことを感じさせないくらい様子は違っていたけれど間違いなくそこだった。
ちょっと先の路側帯の広いトコに車を止め、30mくらい後ろのYさんが落っこちた、ガードレールまで歩いていった。
ガードレールからふたりで顔を出して下を見ると、川のほとりで女がひとりうずくまってる!!
びっくりしてYさんを見ると
「結構高けえな。よく無事だったな」
なんて言ってる。
この人見えてないんだと思ったら凄く怖くなって
「Yさん、もう帰ろう」
と促して、(ドキドキしながら)そこを後にした。

車まで戻り乗り込むときにちらっとガードレールのところを見たら、なんとガードレールと道路の隙間から直径1m?くらいのデカい顔の女が道路の縁に手をかけてこっちをじーっと見ている!!

急いで車に乗り、バックミラーを見ないようにその場から逃げ出しました。
Yさんにそのことを話せたのは、バイパス沿いのファミレスが近づいてきてからでした。

643cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/08(日) 23:56:50
>>638
|ω・` ) そこの郵便局員さんだいたいみんな見てそう

644秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/07/08(日) 23:59:54
どっくんらしい音楽゚+。゚☆キタ──*・゚・( ゚∀゚ )・゚・*──!!☆゚。+゚

645毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 00:04:16
>>641
|A-) ごゆっくりw

>>643
|A-) だよね、いつものことって感じかね

646毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 00:05:36
>>644
|A-) ああいうの確かに好きww

647毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 00:08:05
俺が高校生2年になった時、同じクラスにYという男がいた。
俺とYは気が会う友達でよくつるんでいたが、突然、夏辺りを境にYは俺から距離を置くようになった。
話しかけても適当にはぐらかされるし、グループ分けの時にも俺を避けるようにしやがる。
別に俺もYもクラス内でも地位が低いとかは無かったので、何が原因かなとは思ったが、別に男の尻を追いかける趣味は無いので放っておいた。

その頃から俺は体調不良でよく学校を休むようになった。
あまり長期に休むとクラスの連中に忘れられてしまうので、それでも精一杯出席した。
夏休みが始まって、俺はやっと気楽に休養できるようになった。

しかし体調が悪化して、俺は生まれて初めて入院するハメになった。
原因は不明。
症状は心臓の鼓動数が一定では無い、肩が妙に凝る、視界が暗くなる、など。
一時は脳や心臓に障害があるのかと検査を受けまくったが結果は出ず、結局俺は10月の半ばまで病院生活を強制された。
家族の事情(主に入院費だが)で自宅療養に切り替え、俺の強い要望で学校に戻れた時はすでに秋だった。

夏服を学ランに衣替えして俺が久々に学校に行ったら、皆驚いた顔して迎えてくれた。
しかし、一番驚いていたのはYで、喜ぶというより不審なモノを見るような顔だった。

俺はそれを機にどんどん健康を取り戻し、病院の診断でも異常無しを頂いた。

その年の暮れも迫り、冬休み前。
学校からの帰り道、クラスから出る途中にYに一緒に帰ろう、と言われた。
久々の健康のありがたみにハイテンションが続いていた俺は快く承諾し、久しぶりに話しながら下校した。

近くの駄菓子屋で買い食いして、どこかでジュースを飲みながらダベろうか、という話になった時、Yは近くの神社の境内で休もう、と言い出した。
俺は別に変とは思わずにそれに従った。
俺達が人気の無い神社の賽銭箱横の石段に座った途端、Yがいきなり無言になった。

「どうした?」
「ん…スマン、今まで」
「はぁ?」
「ほら…お前の事シカトしとったやろ、俺」
「あぁ…別にいいけど」
「あれな、理由あってん」
「どんな?」
「別に嘘なら嘘と思ってくれてええねんけど…」
「言うてみーや」
「夏前からな、お前の後ろの変な女がおってん。幽霊、や」
「はぁ?(小馬鹿にした笑い)」
「ま、一応全部聞いてや」

Yがポツリポツリと話しだした内容に、俺は圧倒された。

648毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 00:09:45
時期的には夏の前あたり、Yは登校してきた俺を見て愕然となった。
俺の後ろに、まるで白黒写真から抜け出てきたような女がピッタリと張り付いていたらしい。

柄の無い喪服のような白と黒の着物姿に髪の長い奇妙な女。
時々髪の間から覗く顔つきはものスゴイものがあり、火傷のせいであろう奇形な顔に、釣り目どころか逆立ったような目が見えた。
その女が顔を吸血鬼みたく俺の首に近づけて、何か煙みたいなのを吐きかけていた、と。

体育の時間にも授業中にも、その女はまるで俺の後ろにいるのが当然のようにそこに居て、クラスの皆はまるで気づいていない、勿論、俺自身さえも。

毎日その女を連れてくる俺に、Yは次第に距離を置くようになった。
Yは自分の家族にその事を相談したらしい。すると、

「絶対に近寄るな!その女にも!そのクラスメイトにも!」

と今までの最大級の説教を受けたらしく、理由すら教えてくれない。
しばらくして、俺は学校を休みがちになった。Yは一応その事も親に報告したらしい。

「もしかして、アイツ死ぬの?」
「知らん。ウチらには関係ないやろ」
「あの女って幽霊なん?オトンも見えるん?」
「多分、見えるやろ」
「除霊とかってあるやん?それやれば」
「アホゥ!無理や!死ぬで!下手したらウチの一族郎党死ぬで!」

Yの父親が言うには、その女は自分の色さえも忘れるほどの怨念を持った霊であり、下手に手を出せば殺されるだろうが、気づかない振りをしていればまだ大丈夫だ。
そのクラスメートにも知らせるな。
そんな女が居るかも、とすら思わせるな。
そのクラスメートが不登校にならなんだら、お前を欠席させるところやったわい、と。

Yはその意見に従い、俺の様子を窺いながらも俺を半分死んだ人間として扱っていたらしい。
そして秋、学校に戻ってきた俺の後ろにはその女がいなくなっていた、と。

649毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 00:10:03
話が終わると同時に俺はビビり隠しにYに文句をつけまくった。
「嘘言うな、仲直りしたいなら別に嘘なんぞつかんでええやろ」
「そんな女が居たんならなんで俺は今生きてんねん」

Yは黙って腰を上げると、そのまま俺を置いて帰っていった。
Yとはそのぎこちない関係のまま高校3年になり、クラスも変わった。

そして今、俺は大学生。あの時の話は信じていない。
だが、やはり首筋がスースーする時に後ろを振り向くのは躊躇してしまう。
もしYの話が本当なら、俺はその女のような霊がいるかも、という認識をすでに持ってしまっているから。

この女の話を読んだおまえらも、どうなるかは知らん。
ただ、部屋の中にいるのに首筋がゾクッとしたり、妙な空気の流れを首の肌あたりで感じる時には、後ろを向く時に注意したほうが良いかも知れん。
俺は対処法は知らんし、責任も持たないけど。

650cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/09(月) 00:12:38
>>649
|ω・` ) おー、夏にふさわしい怖い話
Yくんの家族はなんか知ってそうだよね

651秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/07/09(月) 00:14:49
>>650
首筋ゾクッとしない?( 0w0)

652cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/09(月) 00:15:52
>>651
|ω・` ) ちょっとだけ…でも暑がりだからすぐ暑くなった

653毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 00:17:49
>>650
|A-) 今までに伝え聞くとこも含めてそういうのに関わったことあるってことかねえ
    いいなあw

654cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/09(月) 00:18:21
>>653
|ω・` ) やだよw

655毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 00:25:41
ある家族の話をしよう。
大学一回生の時に知り合ったAが、後期の終わりの冬ごろに俺に聞かせてくれた話だ。

話はAの中学時代。家族構成は父・母・A・妹の四人家族。
真面目なサラリーマンの父に内職で家計を助ける母、そして中学生だったAと小学生の妹。
喧嘩や家庭不和は一切無く、絵に描いた様な一般家庭だったらしい。
ある時、父が息を弾ませながら帰って来た。
「誰かに追いかけられた!」
と言う。
Aは染みのついた年代モノの金属バットを持って玄関から外を窺った。しかし誰もいない。
父に
「いないよ」
と言っても
「そんなはずない!外まで確認してこい!」
と怯えている。
ウチの親父はあんなに頼りなかったのか、とショックを受けつつもAは外を確認したがやはり誰もいない。
家に戻ると、父は普段飲まない酒を煽り、ふて寝をしていた。Aはため息をついた。

次の日、また父は走って家に飛び込んで来た。
Aはまたバットを持って見回り、またため息をついた。
一週間それが繰り返され、ついに父は爆発した。
家の中を家具を根こそぎ引っ繰り返し、Aの妹を怯えさせた。
母とAは何をするでも無しに、呆けたようにそれを見ていた。

次の日、Aは父の帰宅を家の近くの空き地の草むらに隠れて見張った。
手には金属バット。
隠れて10分後、父が走って空き地の前を通っていった。
Aは飛び出し、たった今父が走ってきた道を睨みつけた。
妙な影が居た。
そいつは四ん這いでペタンペタン跳ねながらゆっくりAに迫って来た。
Aは叫びながらバットをそいつの背中目掛けて振り下ろした。
バットはそいつの弾力にあっさりと跳ね返された。
Aは唖然となってそいつとバットを交互に見比べた。
その時、初めてその影を正視した。
ただのカエルだった。
ただし、大きさは1Mはあったか。
カエルの丸い目をギョロつかせてAを見ると、喉を鳴らした。
Aは逃げて、一度後ろを振り返りバットを投げつけ、また逃げた。
そして家族に全て話した。
見てみたい、と玄関に行きかけた妹を父が殴った。
Aと母は驚いて父を見た。
父は怯えきっていた。
母は泣く妹をなだめながら隣の部屋へ行き、Aは父に酔いが回るのを待った。

656毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 00:26:10
「確かに殺したよ。カエル。………・たくさん、な」
神社の近くの人気の無い沼。
父の子供時代の遊び場。遊びの定番、爆竹と虫かご。
捕まえては嬲り殺し、虫かごに入れて持って帰って結局忘れて放置。
死んだら川に捨てていた。
「子供なら誰でもやるだろ。俺だけじゃない!」
Aにはそんな遊びの記憶は無い。
それがAの父への絶望をさらに深めた。
「親父。多分、逃げなかったら潰されて死ぬんだろ?生命保険入ってたっけ?」
父はそれを聞いてAを少し見つめると、無言で疲れたように横になり、寝入った。

次の日、父は帰ってこなかった。
代わりに警察が訃報を持ってきた。
父の幼少時の遊び仲間が一人、町の居酒屋の店主をしていた。
Aの父はその店主を刺し、その後自ら胸を刺して自殺したらしい。
警察は喧嘩の末、カッとなっての犯行だと断定した。
当時の店の客が、言い争う二人を見ていたのだ。
店主は命を取り留めたが父は死んだ。死に顔は凄惨だったという。

Aと母親は、妹の為にも、もうこの町には居られないと思った。
Aは警察からの事情聴取の帰りに、死んだ父の愛車から少量のガソリンを抜き取ると神社近くの沼に行き、沼の周辺にガソリンを撒いて火をつけた。
近所の通報で消防が来た時には、そこにAはいなかった。
その後、Aの家族は引っ越した。

657毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 00:26:27
そこまで話した後、Aは言った。
「実は俺、入学金と一回生分の授業料以外の金は大学に納めるつもりないんだ」
「一般的で平凡な学生、って肩書きが必要だった」
「この前、お袋が倒れた。妹も高校受験だ」
「俺に掛けられてる生命保険の額を知ってるか?怪しまれるギリギリだぜ」
Aはため息をつくと、薄く笑って言った。
「俺が持ってた金属バット。あれ、中学に入った時に買ってもらったんだ」
「いつ付いたのか、妙な染みがあったんだけど。カエルから逃げた翌日の朝、バットを取りに戻った時にわかった」
「バットに残ってたカエルの体液の色と、その染みの色が同じだったんだ」
「親父は言わなかったけど。アイツ、毎晩あの沼に通ってたんだ。俺のバットを持って。ストレス解消に」
「生き物の怨念は怖いぞ。俺もそろそろだ。もしお前が俺みたいになったら、家族の誰にも迷惑を掛けずに一人で死ねよ」

俺はその日以来、Aには会っていない。

人間以外の生き物は存外に恨み深く、しかも、いつ飽和点に達するのかわからない恐怖がある。
何時どこでソレが現れても。
例え、たった今お前の後ろでソレが口を開けていたとしても。
殺してきた報いは誰にでも来る。
なるべくなら。口に手を当てて。叫び声出さぬまま。誰にも迷惑をかけず。死ね。

658秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/07/09(月) 00:29:26
>>657
じゃあそろそろcat君危ないな・・・(((( 0w0))))

659cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/09(月) 00:29:51
>>657
|ω・` ) 生き物に酷いことしたらあかんよね
(家に侵入してきた羽アリを潰しながら)

660cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/09(月) 00:30:50
>>658
|ω・` ) どういう事w
カエルは避けるし猫にやられた蛇は丁重に埋葬してる私に向かってー

661毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 00:31:47
>>658,659
|A-) じゃあcatちゃんには実況をお願いしようw

662cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/09(月) 00:34:51
|ω・` ) どこでw実況をw
まあまだ恩返しもないですしおすし

663毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 00:39:16
一昨年の夏に海釣りに出掛けた。
その頃船舶免許取りたての俺は親戚から船を借りて行った。

朝の6時頃一人で出発した俺は早速沖合に出掛ける。
出発時は”快晴”そのものだった。
免許取得前までは船宿のお世話になっていたのである程度の漁場は知っていた。
行くと知ってる船宿の船長と会った。
普通に会話した後最後に
「○○岬の沖合○kmの場所は行くな。」
と言われた。
確かに数年船宿に通い続けてたがその漁場は行った事が無かった。
俺は言われた通り近くに行かない様にしていた。

暫く一人で釣りをしていると、天気が悪くなり暗くなってきた。
勿論そんな事は海なら日常茶飯事に起きる事だから気にも留めて居ないはずなのだが、その日は暗いと言うより”紫色”に近い感じだった。
そして突然の大雨に…
帰港しようと思いGPSで位置を確認しようとすると、居る位置とは全く違う場所で認識していた。
その場所は知り合いの船長から行くなと言われた場所だった。
実際その場所からは10km以上離れた場所に居たはずなので流されるとしても考えられない。
目標物を見つけて無線で位置確認しようとすると無線も電源が入らず使えない状況となった。
船室であれこれやっていると、雨は止んだ。
しかし周辺は”紫色”のままであった。
外を見てみるとゴミが沢山浮いていた…
しかし凝視してみるとゴミでは無い

人の頭部のみ水面上に出て長いと思われる髪の毛がユラユラと漂っていた。
ヤバイ!と思った俺はすぐに船を動かした。
すると前方に行く先を阻む様に女が水面で立っていた。
電源が入っていない無線から

「オマエハカエサナイ…オマエハココデシンデイケ」

とまるでテレビで見る様な声が入ってきた。
俺はエンジンを掛けて船先が上がる位の急発進をしてその場を逃げる事が出来た。
少し経つとまた天気は快晴になった。
GPSも無線も普通に作動している。
帰った後知り合いの船長の所でその話をした。

「やっぱり…俺もこの辺の漁師も必ず経験してる事なんだよ」
その日は一日中天気は良かったそうです。
それっきり船を出してもその様な事は全く起きなくなったのですが、今でも時々その女の霊が夢の中に出て来ます。
俺の足を掴み海の中に引き込もうとする夢を。
そしてその夢を見た次の日は必ず足首にアザが付いてます…

664毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 00:42:54
>>662
|A-) 心霊スポット実況はあるけど逃げながら実況はまだ無いからねw
    楽しそう!

665cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/09(月) 00:43:20
>>663
|ω・` ) もうその土地の一種の通過儀礼みたいになってるんじゃ…

666cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/09(月) 00:43:57
>>664
|ω・` ) ひ、ひどいw
何かあったら道連れに行きます…w

667毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 00:46:12
オレが小学生の頃住んでたアパートの隣の部屋に、ちょっと頭のおかしい大学生くらいの女の人が父親と住んでた。
頭がおかしいと言うか、キレやすくて自制力がない。(オレの家では“変なお姉さん”と呼んでいた)
包丁持って自分の家の中で暴れたり、アパートの前の道でお母さんたちが生協をワイワイやってた時に
「うるせーーーーんだよ!!!!」
と言いながら家から出てきて品物をドカドカ蹴っ飛ばして警察沙汰になったこともあった。
子供ながらに、怖くておかしな人、と思っていたと思う。

ある日、オレはそのアパートの前の道で友達と当時流行ってたミニ四駆を改造して走らせたりしてた。
しばらく遊んでいたらオレの母親が
「公園に行ってやりなさい!」
とトイレの窓から言ったので(ちなみにウチは二階で、道に面してる窓から)なんでかな?と思いつつもその時はすぐに公園に向かった。
帰って来てから、さっきはどしたの?と聞いたら
「二階の廊下(道に面してる)から隣のお姉さんが包丁持ってあんたたちの事睨んでたのよ。あんたたちが公園に向かった直後に下に向かってったんだから。」

…母親が家にいなかったらと思うと
((((;゜Д゜)))

668毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 00:47:22
>>665
|A-) またみんな経験する話だったねw

>>666
|A-) 俺も実況に混ざります!

669cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/09(月) 00:49:00
>>667
|ω・` ) お母さん…(´;ω;`)
>>668
|ω・` ) ならいいやw

670秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/07/09(月) 00:50:11
>>667
きてぃがいこわいお( 0w0)

>>666
楽しみにしてるよ!( 0w0)

671毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 00:57:05
富山から東京に引っ越した新婚夫婦のKさんとT子さんは某年七月のある夜中、玄関に人の気配がして泥棒だと思って慌てて電気を付けたが誰もいなかった。
しかも翌朝玄関に海が近くにあるはずもないのに、なぜか潮の香りがする水溜まりがあった。
2人はそれを見て真っ青になり、Kはモップで拭き取ったがソレは3日たっても乾かずぼたぼたと海水をたらし、Kさん不安と不吉な予感のあまりになってソレを焼却炉に投げてしまった。
その後再び夜中に玄関に人の気配がしたがまたKは気のせいだと思ったが、それは違った…
なんと白いワンピースの女が立っており、全身海水にぬれたままKを睨み付けていた。しかも手に小型の濡れた骨壺を持っていた。

『M子!』

Kさんはそう叫んだ途端失神してしまった。
実はKさんはT子さんと結婚する前にM子さんと交際してたが、M子さんが妊娠するといきなり気が変わって、それも
『俺はまだ身軽でいたいんだ!』
と無責任な発言をしてM子を捨て、T子さんと結婚して東京に来てしまった。
裏切られたM子さんはのちに富山湾に飛込んで自殺してしまった。
そして浮かばれぬM子さんの霊がKさんの前に現れ、さらに胎児の魂が入った小さな骨壺を渡そうとする…
そして、毎晩のようにM子の霊が現れては、その骨壺をKに渡そうとし、Kは隣に寝ているT子を起こそうしたが、いくら起こそうとしてもT子はなぜかうんともすんとも言わず眠り続けており、
その恐怖劇が一週間続いたある朝、Kは隣りに寝ているT子を起こそうとしたが、なんとT子はすでに冷たい死体と化し、しかも彼女の遺体は海水にぬれていて潮の香りをただよせていた。

医者によればT子の死因は心臓麻痺と判明し、後にKは富山に帰ったがその恐怖劇はまだおさまらず、ついにK自身も精神に異常をきたして精神病院に入院してしまったらしい。

672cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/09(月) 01:01:33
>>671
|ω・` ) Kさんが悪い、巻き込まれたT子さん可哀想
しかしこんな体験したら近所の寺と神社に駆け込むわー
こわいこわい

673秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/07/09(月) 01:01:53
>>671
Kさん地獄に堕ちろ案件ですな( 0w0)

674毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:11:05
|A-) 恨みが深い人もいるしそうでない人もいるし
    恨みが深い人に当たってしまったね

675秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/07/09(月) 01:14:42
cat君気を付けて!( 0w0)ノ

676毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:15:43
霊的な現象に遭遇したことはほんの数度しかないのだけど、そのかわり死体には他人よりほんの少し多く遭遇する確率が高い。

幼稚園の頃、同い年の女の子が隣家に住んでいて一緒に通園していたのだが、その日は何時になっても呼びにこない。
不思議に思って様子を見に行ったらパジャマのまま泣きながら出てきて
「ママと赤ちゃんが起きないの」
と。
一緒に見に行ったらコタツの中から母親と赤ちゃんが首だけ出しているのだが、目は見開いたままで涎をだしたりミルクをたらしたりしている。しかも臭い。
「死」という概念もないのでただただ怖くなって自分の母親を呼びに戻った。
母はその現場を見て絶叫。電気コードで絞殺されていた。
大人になってから聞いた話だと犯人は旦那の愛人。旦那の出張なのを知っていて、一家皆殺しにしようと侵入したが別室にいた娘だけは難を逃れたとのことだった。
その数日後、なぜか裏山で崖崩れが起きてうちも隣家も半壊、引越ししたのでその子のその後はわからない。

小学生の頃は踏み切り自殺目撃、首吊り死体発見、水死体の発見が2回、焼身自殺の目撃くらいでたいしたことはなかった。中学は家族の死が数回程度。
最初の絞殺死体に比べるとあまりインパクトはなかった。いたって普通かな。

高校の頃はなぜか飛び降り自殺に遭遇する機会が多かった。
うち一度は学校をサボってマックで食事してたら目の前に若い女性が落ちてきて水風船を割ったようにガラスに血をぶちまけた。これはショッキングだった。
あとは飛び降りた人が数人先を歩いていた中学の同級生だった女子高生を直撃、自殺を図ったオヤジは無傷でその子が首を骨折して死んだ。慌てて駆け寄った時は首はあさってのほうを向いていた。不思議と出血がなくてそれが余計怖かった。

677毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:15:59
大学生の時は友人の死が多かった。バイク事故とか自動車事故がほとんど。
自動車事故は3回同乗中に遭遇したが友人だけが死んで自分は無事だった。
最初は居眠り運転で電柱に衝突。助手席の自分はベルトでの胸部打撲と鞭打ちだけだったが運転していた友人はフロントガラスを突き破って工場の鉄骨に突き刺さった。
次はタンクローリーと接触。運転手と助手席の自分は無傷だったが、タンクの梯子が後部座席に突き刺さり友人の彼女を直撃。ほぼ即死だった。
最後は鉄骨を運んでいたトレーラーに追突。
運転していた友人は頭部損壊で即死だったがこのときも自分は無傷だった。
この事故の数日前に自分の彼女が大学構内で首吊り自殺をしており、これはその帰り道の事故。おかげで陰で死神と呼ばれ嫌な思いをした。

社会人になってからは刺殺事件の現場に居合わせることになった。
隣の台でパチンコをしていたおばさんがいきなり男に刺された。
このおばさんを前からストークしていた変質者の犯行だったが、当時バレリーナという権利物一発台がありそれを打っていたのだが、権利発生直後にそんなことになり非常に迷惑した。
あとは電車への飛込みを5〜6回見た程度なので普通の人とかわらないかと。

これって何かあるのかな。
普通より少し多いような気がするんだけど…。

678cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/09(月) 01:16:27
>>675
|ω・` ) おう!どちらかといえば粘着質だからね!

679毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:17:23
|A-) 恨まれないようにしよう…

680秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/07/09(月) 01:18:10
>>677
こんな人生歩みたくねぇな・・・( 0w0)

681cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/09(月) 01:19:07
>>677
|ω・` ) もうこの人の厄が周りに飛んでるようにしか思えないんだけどどうだろうか
普通の人は事故現場とか1回でも合うかどうかじゃない?

682毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:24:40
|A-) これ死神だよね

683毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:28:37
|A-) あと2話!

684毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:32:17
親戚に霊能者と呼ばれている人がいる。
彼女の地元ではそれなりに有名で、本名とは別に、近所の人は彼女のことを「みちか」さんと呼んでいた。
なんでも”身近”と”未知か”、”道か”が混ざっていて、本人曰くいい感じなので周りにそう呼ばしているらしい。
今現在北海道のM別におり、45歳である。

彼女は、昔東京で不動産会社の事務をしていたのだが、ふとしたきっかけでやめたらしい。
その原因は今でも話してくれない。
旦那さんとはその時期別れて、子供も旦那さんが引き取っている。

僕には元々霊感などないし、霊も怖いので「彼女」すなわち「みちかさん」と話すのはあまり好きじゃなかった。
初めて話したのは、小学校4年の時、僕が京都に住んでいたときだ。
その時は丁度、家族で父親が昔住んでいた北海道を訪ねていた。

「あんた、家の近くにお墓のある公園があるでしょ?」
えっ?と僕は思った。
「むやみに拝んだらだめだよ。霊がついてくるからね。」
初対面でいきなりこんなことを言われた。
そもそも何故彼女がそんなことを知っているかがわからなかった。
ただ、当時友達の間でほんの一時期、拝むのが流行って、僕も真似していたのは確かだった。両親すら知らない事だ。
それ以来拝むのはやめた。

2回目に会ったのは、東京でおじいちゃんの葬式があったときだ。
みちかさんは北海道から葬式に参加するために来ていた。
後から知ったのだが、その時はすでに霊能者まがいのことを地元でやっていたらしい。
その時はこう言われた。
「あんた苦労するよ。うん。」
「でも、あんたの亡くなったおばあちゃんが、ええ人だからね。守ってくれてるのが救い。あんたの父親も苦労人だけど、そのおばあちゃん、つまりあんたの父親のお母さんだけど、その力があるから、今は結構幸せにやってるでしょ?」
僕のおばあちゃんは、僕が生まれて2,3年後に亡くなった。
おばあちゃんは、僕をとてもかわいがったらしい。

それにしても、僕はその時中学一年生だったが、またもや嫌な感じになった。
なんでこんなことをこの人は言うのだろう。
そう思っていたのだった。
今振り返ると僕の人生は特別不幸というわけでもないが、とりたてて幸せというわけではなかった。
当たっていないわけでもない。

3回目に会ったのは、おじいちゃんの何回忌かの時だ。
小さい頃からみちかさんには嫌な感じを受けていた僕は、話さないようにしていたのだが、なんとなく目があって話さなければいけない雰囲気になってしまった。

685毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:32:54
「あら、元気?」
初めてそう聞かれて僕はちょっとびっくりした。
「別に会うたびに小言言いたいわけじゃないのよ。ただ気になっただけだからさ。」
と彼女は笑って言った。
「霊能者みたいな事しているんですって?」
僕は思い切って彼女に聞いてみた。
「まあね。といっても頼まれた時だけ。普通は自分からは何も言わないのよ。そんなにわかるわけでもないし。親戚だろうとね。」
嘘つけ、と内心思ったが黙っていた。
「あんたは特別よ。」
まるで僕の心を見透したように彼女は付け加えた。
「ところで、どんな感じなんですか?霊って?」
「どんな感じ?そりゃいろいろ。ほんと、いろいろ。でもどれも基本的にはさ、人間の思念の残りなわけよ。わかる?」
わかるわけがない。
「個人の何かの思いが霊になっちゃうわけよ。だから、その思いを知るのが大事なの。ね。」
「ただ…。」
「時々とんでもないのがある。私じゃどうしようもないのが。」
「例えば?」
と僕。
「聞きたいの?」
そう言って、みちかさんは僕に霊体験を語ってくれた。


みちかさんは知人に頼まれて北海道のK町にいくことになった。
そこには2年前ぐらいから原因不明の病に罹った14歳の少年が待っていた。
なんでも胸がずっと苦しいらしい。
医者の方でも原因がわからず、かといって命にかかわるほど危険というものでもないので、入院費用のことも考え、自宅療養を続けているとのことだった。
学校は気分がいい時にだけ行っているらしい。

「行ってみてびっくりしたのよ。ほんと。」
と彼女は興奮気味に言った。
「最初はさ、まあ私のような胡散くさい人間に頼んでくるくらいなんだから、当然霊がらみなのはわかってたけどさ。」
そこは、北海道地方に特有の屋根が三角に尖った普通の家だった。壁はクリーム色で屋根は赤い家。
その時には別段変な感じはしなかったと言う。

686毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:33:15
ところが、家に入ると、
「ウッ!」
という胸が押しつぶされる感じに襲われたらしい。

「知人に引きつられて中に入ると、その母親が待ってたわけよ。当然だけどね。父親は仕事を休んだらしく、少年が寝ているベッドの前で正座してたわ。」
「で、挨拶して、『みちかです』と自己紹介したわけ。その時ちょっとピンと来たんだけどさ。ま、やりながしたの。」
何を?と聞く前に彼女は続けた。
「それで、いよいよ少年とご対面。案の定、何か黒っぽい服を来た人が少年の胸に乗っかっているのね。」
「その時丁度父親はトイレに行くって下へ行ったのよ。変でしょ、これから除霊をするってのに。」
確かに変だ。
「で、よ〜くその霊の顔を見たらさ…なんとその父親の顔してるじゃない!」
「予感はしてたけど、本当にびっくりしたわ。で、母親にちょっと事情を聞いたらさ、どうやら、その子は母親の連れ子らしいのね。『はは〜ん。そういうわけか』って思ったの。」
「その母親は3年前にその父親と知り会って、再婚したんだって。で、2年前から胸が苦しくなったってことは、どうやら父親がその子を疎ましく思ったみたいね。」
なるほど。
「でも困ったことにさ、生霊ってのは私もその時初めてで、除霊したことないのよ。故人の霊なら問題ないんだけど。生きている場合はねえ。で、どうしようか考えてたらさ…」

「なんとその父親の生霊が突然っ!私の方すっごい形相で睨んで、私の胸を両手でこうぐ〜って、押しつぶすようにし始めたのよ!」
「私、もう『うっ、うっ!』ってなって息できなくなって。苦しみながら『外だして、外だして!』って知人に言ったの。」
「で、連れ出して貰って、玄関出たらすぐ息できるようになって。」
「それで結局除霊はどうしたんですか?」
「諦めた。」
「えっ?」
「だって、父親が原因だなんて言えないし。言ったら家庭崩壊だよ?そりゃ息子はよくなるかもしれないけど。」
「そのままにしといたんですか?」
「ん。あの父親による思念も、いつも強いわけじゃないから、そのうちね。無くなるでしょ。なんかで。」
「いいかげんだな〜。」
「だって、別に大金もらってやってるわけでもないし。壷売ってるわけでもないしさ。笑」
「ま、それは冗談として。生霊はね、取り扱いを間違えると本当に大変なことになる。当たり前だけどね、死んだ人よりね、生きている人のほうが思いが強いんだよ。」
その後、その少年の話を聞いたが、結局あの夫婦は離婚したとのこと。
それ以来少年は胸の痛みが消えたそうだ。
でもあの時一番怖かったのは、みちかさんの話の最後の部分だった。

「知人が私を外に連れ出そうとした時、知人は、居間で父親を見たらしいんだけど…。」
「正座して両目見開いてこっちをが〜って見てたって。机で右拳を震わせながらね。すごい顔してたって。」
「それ聞いて、生半可な霊よりぞ〜っとしたわ。」

687cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/09(月) 01:36:51
>>686
|ω・` ) やだ…生き霊こゎぃ…

688毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:36:51
僕には霊能者もどき?の親戚がいる。
通称「みちかさん」。
今現在北海道在住である。
他の親戚達は、当然ながら彼女の行動にあまりいい顔をしていないし、とりたてて彼女に相談をしたことも無いようだった。
僕もそのひとり。
僕になにかの霊を感じ取っている彼女が好きではない。
しかし、彼女が本物であることはわかっていた。
僕には田中さん(仮名)という親戚がいるのだが、その家を親戚一同で訪ねた後、みちかさんはこうつぶやいた。

「あの家、空気がよどんでるね。」

僕と両親はその訪問のかなり後になって、当時15歳だった田中さん家の娘が無断外泊したり、その娘が彼氏を家に連れ込んだりして問題になっていること、
そのせいで夫婦仲が険悪になり、さらに田中さんの母と奥さんも今まで以上に無いほど仲が悪くなっていたことなどを知る。
しかも離婚話まで後に持ちあがった。
訪問した時は何の予感もなかったのだが。
彼女が事前に知っていたという事はあり得ない。
彼女は、僕の両親を除いて少し親戚から避けられているので、親戚関係の話は僕の両親から伝わるからである。
後で、田中さんの離婚騒ぎがわかった時、両親が彼女にその事を話すと
「ふーん。」
と言っただけで、興味が無いようだった。

「あんたは私から何か言われるのがイヤなんでしょ?」
と彼女は言う。よくわかってらっしゃっる。
人生は其の基本において自分で切り開くものと考える僕は、たまに迷惑をかけてしまう両親や家族の忠告を除いて、占いや霊視の類を信じないのである。

「時々心配になる。あんたは境界にいるからね。いろんな意味で。ま、あんたのおばあちゃんに感謝しときな。」
境界?なんだそれ?いずれにせよ大きなお世話だった。
幸いにして、洒落にならないほどの霊体験は今まで僕自身には起きてない。
洒落にならないほどの実体験なら結構あるが。
それでも、何故だかみちかさんには惹かれるものがあった。
それが何なのかはわからない。
好きではなく、興味の対象…といったところだろうか。
ともかく親戚関係で北海道を訪れるたび、みちかさんの話を僕は聞くようになっていく。

そんなみちかさんの話。

689毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:37:16
例のごとく知人に
「ちょっとみてほしい。」
と頼まれた彼女は、A市まで車で知人と出向いた。
そこの団地のとある2階の部屋。
「なんかね、イヤだね。どよーんとした空気がさ。」

そこには一人暮らしのおばあちゃんが住んでいた。
なんでもそのおばあちゃんが変な夢を夜見るらしい。
毎晩誰かに焼かれそうになる夢だそうだ。
その誰かは夢ではわからないらしく、実際恨まれる記憶も無いとのこと。

「昼間ではちょっとわからなかったのね。原因が。こりゃ夜まで待たないとだめだってわかった。」
「やぶ霊能者とか言わないでよね。実際私は後天的に霊能力がついたからさ。笑」
”後天的”
僕は彼女が東京で不動産屋の事務をやっていた時を意味しているのかな、と思った。
おそらく事故物件がらみ、そんなところかもしれない。
もちろん、そんなことは聞かなかった。

「で、実際夜になったんだけど…。」
「やっぱりわからないのよ。特に霊が見えるわけでもない。ただね、おばあちゃんが何か隠しているのには気付いた。で、おばあちゃんにこう聞いたの。」

「おばあちゃん、昔火事起こしてない?」

「そしたら、おばあちゃんぼろぼろ泣き出しちゃって。夜中1時なのに大声で。笑」
「近所の人が起きてきちゃって、『あんたら何やってんだ!』って怒鳴られて。」
「で、とりあえず、中止。」
「また、諦めたんですか?」
と僕は意地悪な質問をした。
「諦めたっていうか、日を改めようと思ったの。」
「で、その日は『もう遅いから明日にしましょう』ってね。」
それで帰ったらしい。

690毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:37:38
「そしたらね…。次の日の昼に知人から電話があって、おばあちゃん亡くなってた。」
「嘘!?」
僕はめちゃくちゃ驚いた。
「その死に方がすごいの。明け方5時ごろぐらいかな?『ドンドン!ドンドン!』ってドアを叩く音と、『助けて!助けて!』って声がしたから、近所の人が管理人さん叩き起こして、鍵持ってきて開けてもらったらしいの。」
「そしたらね、『ドアを叩く格好で燃えながら、丁度扉を開けた管理人に倒れかかってきた』んだって。」
「管理人は『ギャ―!!』って言っておばあちゃんをあわてて振り払ったの。そしたら、倒れて近くにいた隣の家の人の両足首をつかんで『あ・ん・たのせい…よ…』って言ったらしい。」
僕はブルッときた。

「隣の人は、つかまれたまま一瞬動けなくって、両足にやけどを負ったの。やけど自体はたいしたことなかったんだけどね。両足首に手型がバッチリ残った。多分精神やられちゃったね。」
「その人は何か過去におばあちゃんに何かしたんですか?」
「してないでしょ。ただの偶然。その場にいただけでしょ。」
「じゃあ、なんで『あんたのせい…よ…』って言ったんですか?」
「おそらくね、多分過去にあのおばあちゃんが原因の火事で誰か亡くなってるね。それでおばあちゃんずっとそれを後悔してて自分で自分をずっと責めてたんじゃないかな。無意識の内に。だから、あれは自殺だね。」
「だから、何でそれで『あんたのせい…よ…』って言うんですか?」
「それは夢の中で自分をそういう風に責めてたからでしょ。」
ああなるほど。そういうことだったのか。
「いつも霊が怨念かますとか思わないでね。自己暗示も多いんだから。」
と、みちかさんは僕に言うのだった。

691毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:38:23
>>687
|A-) catちゃんも恨みが深いと…

692毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:39:08
|A-) 今日の怖い話終わりー
    音楽はもうちょい

693cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/09(月) 01:43:16
>>691
|ω・` ) …そっすねw
>>690
|ω・` ) 自己暗示とかもこわいよねー
おばあちゃんも辛かったろうけどなんかな

694cat ◆TUKUMO3rAI:2018/07/09(月) 01:43:58
>>692
|ω・` ) お疲れさまでしたー!
久々の怖い話楽しかったですー、ありがとう!

695毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:47:36
>>693
|A-) 長く生きてるんだからいつまでも引きずらず軽く解決してほしいもんだけどねえ

>>694
|A-) こちらこそありがとうw
    6月は休み少なくてね…w

696秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/07/09(月) 01:47:43
>>692
どっくん乙!( 0w0)ノ

697毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:52:46
>>696
|A-) おつかれさま!

698毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 02:47:00
|A-) 音楽も終了、おつかれさまでしたw

699毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:12:31
http://180.2.42.238:8000

|A-) そろそろ始めます

700毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:21:44
自分が大学生の時の話。マジで思い出したくない。

自分が学生の時の友達にA君という奴がいた。
A君には中学くらいのときから付き合ってるBさんという彼女がいて、いつもどこに行くにも一緒ってくらいのラブラブ(死語?)っぷりだった。

そんなある日、Bさんが交通事故で亡くなった。
それ以来、A君は前までの明るかった性格が一変し、暗く塞ぎ込みがちになりそのうち大学にも来なくなっていった。
心配した友人一同は何回もA君の住んでるアパートに行ったりもしたんだがA君は大抵留守で、たまに部屋にいても居留守を使われる始末だった。

そして2ヶ月ほど経ち、みんながA君のことを忘れ始めた頃にひょっこりA君は大学にまた来始めた。
それは以前のような明るい性格のA君だったのだがどこか影があるように感じられ、実際に顔はやつれて目は落ち窪んでいた。
どこか変わってしまったA君を他の友達は避け始めたんだが、自分だけはけっこうA君と仲が良かったので付き合いを続けた。
しかしどうもA君の話しがおかしい…

自分「なあ、A。あんまり考えすぎるなよ。落ち込むのはわかるけどそんなんでこれからどうするんだよ?」

A「大丈夫だよ。毎晩ちゃんとBが俺に電話で励ましてくれてるから。」

自分「え!?何言ってるんだよ?」

A「Bってばかわいいよな。俺の気持ちを察して電話掛けてきてくれるんだ。それのおかげでなんとか大学にも来れるようになったんだし。」

A君は虚ろな目で自分を見ながら言う。

自分「しっかりしろよ!Bちゃんは死んだんだよ!」

A「しっかりするのはお前のほうだよ!Bは生きてる。ちゃんと俺に電話もくれるし…」

憤りながらも生気のない声で自分にまくしたてるA君に自分はゾッとした。

自分はA君がちょっと尋常じゃない精神状況にあると感じ、病院に行くことを薦めたが、いっこうに聞く耳もたない様子。
その時は自分も思い余ってつい、

自分「じゃあおまえの部屋連れて行けよ!俺がBちゃんと直接話すから!」

今思うとこんなこと勢いで言うんじゃなかったと激しく後悔しているのだが…

701毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:23:04
その日の夜、自分はA君の部屋に行き普通に飯食ったり、テレビ見たりして時間を過ごした。
その時一緒にいるぶんにはA君に特に変わった様子もなく、ふと時計を見るともう午前2時を過ぎていた。
(やっぱりA君はちょっと精神的に疲れてるだけだな。しばらく様子見ってことで大丈夫だろう。)なんて思っていた矢先だった。

突然A君が立ち上がりながら言った。

A「ほら、来た来た」

自分「え!?何が?」

ビックリしながら自分は聞いた。

A「何って、話しただろ。Bから電話が来たんだよ。」

そう言ってA君は電話に向かって歩いていく。
そしてA君はおもむろに“鳴ってなどいない”電話の受話器を取ると、さも誰かと話しているように楽しげに会話している。
よくよく聞くと今日の大学での出来事とか自分が部屋に遊びに来ていることなどを話している。

自分「電話なんか鳴ってないだろ〜!!」

急に怖くなった自分は叫びながらダッシュでA君に近づき受話器をもぎ取った。
隣で
「何するんだよ!」
とか喚き散らしてるA君をシカトして、自分は受話器に向かって大声で言った。

自分「誰なんだよ!イタズラならたち悪いぞ!いい加減にしろ!!!!!」

しかし受話器からは何も聞こえてこない。

702毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:23:22
ウンともスンとも言わない受話器に自分は少しホッとしてA君に言った。

自分「なんにも聞こえね〜ぞ。ただの無言電話じゃね〜か!いい加減に…」

そこまで言った時にふと気が付いた。自分は“鳴ってない”電話の受話器を耳に当てていた。
普通、鳴ってない電話の受話器を取ると
「ツ――――――」
とかいう音が聞こえるはず。
なのに受話器からはひたすら無音だった。
胸の奥から恐怖がものすごい勢いでこみ上げてくる。
受話器を耳に当てたまま完全に固まってしまった自分に受話器から女性の、しかし図太く耳障りの悪い声がトドメを刺した。

「オ マ エ コ ソ ダ レ ダ」

自分は受話器を床に投げ捨ててダッシュでその部屋を出た。
何故かA君がその時今までみたこともないような顔でニヤニヤ笑っていたのを覚えている。
それ以来、自分は完全にA君を避けた。
しばらくしてA君はまた大学に来なくなり、風の噂で退学したということを聞いた。

703秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/15(水) 22:27:40
やあどっくん( 0w0)ノ

704毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:27:46
私の兄の話。

私の兄は神奈川県の某老人病院で看護士をしている。
その病院では、夜中に誰も乗ってないエレベーターが突然動き出したり、など、いかにも病院らしい芳ばしい話がよくあるとの事。
その兄が今迄で一番怖かった、という話。

その日、兄は夜勤で、たまたま一人でナースステーションで、書類を書いていた時、ふと、視界のすみの廊下で、人影がふらふら、しているのが目に入った。
その時、兄は、入院している患者が夜中に便所にでもいくのだろう、程度に思っていたらしい。

だが、何時迄たっても、視界のすみで、その人影は廊下をふらふらとしている。
ちらり、と目をやると、どうやら髪の長い、浴衣を着た若い女のようだ。
きっと、昼間、寝てしまい、眠れなくなってしまったのだろうと、書類にまた目をもどしたその瞬間。
「そんなわけないッ!!」
と、咄嗟に頭の中で兄は考えた。

この病院は老人専門の病院だ、若い女なんかが入院してるわけがない。
同じ夜勤の看護婦ならナース服を着てるから一目でわかる。
危篤の患者の家族だとしたら、自分のところにも連絡がきてるはずだ。
第一、今晩、危篤の患者などいやしない。
では、一体!?

と、顔をあげたその目の前、鼻先がくっ付かんばかりに女の顔があった。
長い髪、血の気のない無表情な顔、何も映っていない瞳。

その瞳と目が合った瞬間、兄は踵を返し、後ろを振り返る事なく一目散に他の階のナースステーションに駆け込んだ。
怯え慌てふためいてる兄の様子を見て、その階の看護婦は、まだ何も言って無いのに、一言。

「そのうち慣れるわよ。」

其の時、兄は、女の方が、よっぽど肝がすわってる。
と思ったそうだ。

ちなみに、病院と女の因果関係は、結局、解らずじまいだそうだ。

705秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/15(水) 22:30:03
夜の病院はやっぱり怖いねー
cat君1人残してどうなるか試してみたいよね( 0w0)

706毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:30:37
>>703
|A-)ノシ あきやま君おすすw
     仕事終わり?

707秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/15(水) 22:31:05
>>706
うむ。帰宅してサラリーマン金太郎読んでた( 0w0)ノ

708毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:33:19
>>707
|A-) おつかれさま!

709毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:33:57
>>705
|A-) いいねそれ
    こちらとしては監視しておこう

710cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/15(水) 22:38:26
|ω・` ) 参 戦 !

711秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/15(水) 22:38:41
>>709
防犯カメラで監視しよう!( 0w0)ノ

712cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/15(水) 22:41:56
|ω・` ) 気持ちよく来たというのになにやら不穏な相談されとる
そんな目にあったら絶叫して漏らすわ

713毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:42:12
俺が昔住んでたマンションのエレベーターに乗っていた時に起こった話をします。

昔俺が住んでたマンションは4階立てで建設から結構経っている所だった。
だがそのマンションはいわくなど全くなかったんだ。
そして俺がそのマンションに住んで6ヶ月程、経ったある日にそれは起きた。

その日は学校だったので朝の8:00くらいに家をでた。
そして、俺は当時4階に住んでいたのでいつも通りエレベーターに乗った。
しかし、あることに俺は気付いた。エレベーター内の壁にスプレーかなにかで書かれたと思われる字で

「た」

と書いてあったんだ。
俺はどっかの馬鹿がイタズラでもしたか…と軽く流し、学校へ急いだ。

その日は普通の授業で夕方6時には終わった。
そしてその後、友達と遊びに行くことにした。
だが、俺が不覚にも急いで出たので携帯を忘れた事に気付いた。
友達は別にいいじゃん。
というが俺は携帯が気になって仕方ないので一旦取りに戻るよ。と言い家に帰った。

学校から家までは4駅程しかはなれていないのですぐついた。
そして俺ははやくしなきゃなーと思いエレベーターのボタンをおした。

「チン」

エレベーターのドアが開いた。
人は乗っていなかった。
だが代わりにエレベーターの壁、そして天井、床に先ほどの「た」という字のかわりに

「す」

という文字と

「け」

という文字が辺りにびっしり書かれていた。
俺は手の込んだイタズラだな…と思ったが、友達を待たせていたので若干気味が悪かったが急いでエレベーターに乗った。

714毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:42:35
ブーーーーン…

エレベーターは2Fへとあがった。

「チン」

エレベーターが止まった。
だれか人乗ってくるのかな…
だがそこには誰もいなかった。
「なんなんだよ…たくこっちは急いでんだ」
俺はただ焦っていたので階段で行こうか迷ったが先ほどから全力疾走していたので、足が痛かったのだ。
エレベーターはまた動き出した

ブーン…

「チン」

なんとまたエレベーターは止まったのだ
「はやくしろよぉお…」
扉が開いた。
そして、またしても誰もいない。
「くそ!なんなんだよもう階段で行こう…!」
そう思い俺がエレベーターを出ようとしたその時

ガタガタガタガタ…

エレベーターが揺れた。
俺は突然のことに尻餅をついて倒れてしまった。
「な…なんなんだ!?」
俺が不意を突かれていたその時エレベーターの扉が閉まった。
「あああ!や、やべえ地震とかあると閉じ込められたりするんだよな…」
俺は焦った。
が、その時揺れは止まった。
だが、俺はあることに気付いた。
先ほどのイタズラ(?)の文字が

「て」

に変わっていたのだ

715毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:43:11
た…す…け…て…

静かな。静かな声がした。
俺はあまりのことに呆然とした。

そのとき声がまたした。
俺にしか聞こえないような静かな静かな音で

「た…す…、け…て…」

そのときエレベーターが外側から殴られているかのように

ドンドンドンドンドンドンッ!!!

「うわあああ」

「た…す…け…て…」

ドンドンドンドンドンドンッ!!!

「俺には何もできねええよおおお」

俺は無意識に叫んだ。
そして気付いた時には、どこかのベッドの上だった

「お、目覚ましたか?」
待たせていた友達の声だった。俺は
「な…な…どう…どういうことだ…な、」
俺はパニクっていた
「落ち着けって。あまりにもお前が遅いから見に行ったんだよ。そしたらエレベーターの中でお前が倒れてたんだよ。だから急いで救急車呼んでさ。ここは○○病院だよ。」
と友達が言った。
「…そうだったのか…。なあお前も見ただろ!?エレベーターの壁のラクガキ!あれ書いたやつが絶対なんかしたんだよ…」
俺は必死にそういった
「ラクガキ…?なんだそれ?エレベーターの中にラクガキなんてなかったけどな…お前は今パニクってるだけだってとりあえず落ち着け」

716毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:43:27
俺は呆然とした。
つまり、エレベーターのラクガキは俺にしか見えてなかった
それとも幻覚だった。そしてあの声も幻聴だった。
俺…疲れてたのかな…
その日は病院で休み、三日後には学校へ普通に行けるくらいに回復した。
しかし、いまでもあのエレベーターの近くを通ると嫌な気分になるんだ。
と、ここで終わりたかったんだがこの話には後日談がある。
それは俺が倒れたあの日から一週間経った日だった。

その日は学校は休みだったので、家でゴロゴロしていたんだが
ピンポーン…
チャイムが鳴った。
俺がでるとそこに立っていたのは母と仲の良いお隣のおばさんだった。
おばさんは
「こんにちわ。今日は学校ないの?」
「ええ。今日は休みなんですよ」
「あらそう…お母さんはいない?」
「あ、ちょっと出かけてます。なにか?」
「あ、いえ…あのね…ここのマンションエレベーターあるでしょ?」
「ええ…」
「あのエレベーターの天井裏で今日の朝。死体が見つかったんですって」
「し…死体!?」
「ええ…詳しくはわからないんだけど匂いに気付いた下の人が通報したらしいわ。」
「そう…なんですか…」
どうやらあれは幻聴でも幻覚でもなかったみたいだ。
あれから俺はエレベーターを使うのは極力さけている。
だってまた

助けを求められたらいやだろ?

この話はこれで終わりです。
俺はいわゆる家庭の事情というやつでこのマンションから引っ越しました。
内心ホッとしたのは言うまでもないですね。

717cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/15(水) 22:45:46
>>716
|ω・` ) 自分の知らぬ身近な所で…((((;゚Д゚))))
助けを求めるなら怖くない方法でなぜやらないんだ!

718毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:45:54
>>710
|A-) いらっしゃいw

>>711
|A-) そうそう、それね
    いろんな種類のカメラつけよう
    音と温度と特殊な波長を捉えられるのとか空気の流れ見れるのとかw

>>712
|A-) そういうところを見たいんだよ?

719毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:46:42
>>717
|A-) そうだよねw
    普通に言えばいいのにww

720秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/15(水) 22:47:30
>>712
何を言っている。それを見てどっくんが楽しむんだから当然。( 0w0)ノ

>>716
他殺なのか自殺なのか気になるところではあるな・・・

721毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:50:13
>>720
|A-) 助けを求めるってことは他殺か事故かかなあ

722毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:53:39
近畿地方の大学に行ったキモヲタな俺の弟の話。

3年ほど前、弟は近畿の競艇場で夜間警備のバイトをしていた。
警備と言っても実際に見回るのは午前3〜5時までの2時間だけ。
後は寝たりマンガ読んだりオナったり、と好き勝手に出来るらしい。
ただし3時からの見回りのコースには5箇所のタイムスタンプがあり、決められた時刻にタイムカードを差し込まないといけないそうだ。
つまり寝過ごしたり、巡回コースを走って回ったりする不良警備員への対策らしい。

弟がそこの警備員を初めて3ヶ月目、その日も巡回に出かけて順調に見回りをしながらタイムカードも3箇所目に差し掛かった。
「あ〜そろそろだな」
弟がイヤだったのは、競艇場のレース水面が見渡せる建物2階の長廊下。
ここにはよく水面に火の玉が浮いているそうだ。
いつものようにアニメソングを口ずさみながらカラ元気を出して廊下を直進。
次のタイムスタンプ定時刻まで20分ある。
ゆっくりと見回りをしなければすぐに到着してしまう。
弟はイヤイヤながら歩調の速度を落とした。

次は職員控え室の前。
ここからもよく話し声が聞こえるが、完璧に無視した。
警備についた当初に聞いた先輩警備員からのアドバイス、
「変な事が起きても絶対に、見えない聞こえないを押し通せ」
というありがたい助言に従い、弟は部屋の前だけ足早に過ぎて、今度は別の練の長廊下に差し掛かった。
「ここの廊下の突き当たりのタイムスタンプまで行けば、後は楽勝だな」
夜勤が終わったら朝から遊びに行くか、などとボケーっと考えていたら、廊下の中間地点にある、TVといくつかのソファーのある場所からゴソゴソ、と音が聞こえた。
ピタッと弟が歩くのを止めると、音もピタッと止んだ。

弟はソロリソロリと懐中電灯でソファーを照らしながら近づいて行くと、いきなりシャツと半ズボンを着た首の無い子供がソファーの陰から飛び出て来て、刃物のようなモノを振りかざしてこっちに走ってくる。
それを見た弟は悲鳴をあげ、懐中電灯を振り回しながら、もと来た道を走って逃げ出した。

次の日、弟は事務所に事情を話して、交通誘導の警備の方に変えてもらったってさ。

723秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/15(水) 22:54:12
>>721
ああ、事故か・・・・、って天井裏に落ちる事故・・・・(;0w0)

724cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/15(水) 22:54:15
|ω・` ) わたしはオモチャじゃないぞぅ!
わたしで心霊検証するでなーい

これは他殺っぽい気がする…

725毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:56:59
>>723
|A-) 中国とかではよくある話w

>>724
|A-) 大丈夫、たぶん俺も現地に行きたくなるからw

    他殺か…

726cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/15(水) 22:58:06
>>722
|ω・` ) 刃物振り回してくるとか珍しいタイプ
アグレッシブボーイすぎる

727毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:58:14
高校の頃、バイト先に霊感の強い先輩が居た。
その先輩からは、色んな恐い体験や、不可解な事を聞いた。

その1つ、先輩は、何度も何度も同じ夢を見た。
内容は、タクシーに乗り、行く先を告げる、タクシーを下りる時、決まって、1870円です、2000円を渡し、130円のおつりです。(値段は、曖昧だが、こんな感じのやり取り)
タクシーの運転手さんは、いつも同じ人だそうだ。
そして、現実にタクシーに乗った時、同じ事が、起こり、乗務員証を見ると夢と同じ運転手。
おつりを渡された時、
「また、何処かで、お逢いするかもしれませんね。」
と、言われたそうだ。

728毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 22:59:24
>>726
|A-) チャッキーみたいw

    ちょい休憩!

729秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/15(水) 23:01:36
>>724
大丈夫。cat君はやればできる子。( 0w0)ノ

>>727
夢の中とリンクする話もクるよね・・・

730cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/15(水) 23:04:52
>>728
|ω・` ) チャッキーw懐かしいwww

>>729
|ω・` ) いやいや秋山さんがまずお手本でお願いしますw

>>727
|ω・` ) 夢の話はなぁ
続き物の悪夢は若い時よく見てたけど現実にはならなかったから良かった

731秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/15(水) 23:18:50
>>730
ぼくできない子( 0w0)ノ

732cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/15(水) 23:22:32
>>731
|ω・` ) そんな事ないでしょ!( 'д'⊂彡☆))Д´)パーン

733毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 23:23:01
>>729
|A-) 身近な話だしね…w

>>730
|A-) みんなそういう夢一つくらい見てるのかな?
    俺もあったわ

    再開!

734毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 23:35:51
俺の部屋のドアには穴があいている。

何故俺の部屋のドアに穴があいているかというと…
俺は昔アルバイトだったが編集の仕事をしていた。
二年程で編集を辞めた時、俺は締め切りや人間関係のストレス、睡眠不足で本当に疲れ切っていた状態で、
目の下のクマや抜け毛が俺の体の疲労を顕著に示していた。
次の仕事の事は考えず、しばらくはゆっくりと体と心を休ませようと二ヶ月くらい、当時彼女もいない俺はゲームやネットに明け暮れて完全に昼と夜の逆転した生活を送っていた。
完全な引篭もり生活だ(お恥ずかしい話です…)。

さすがに心配になったウチの母親の呼びかけも無視し続けていると(無視というより昼は寝ていて起きないだけだったのだが)、
内側からドアに鍵をかけ、連日、中から物音が聞こえない状況に、母親は俺が自殺でもしたのかと勘違いし、
外から消火器で一発、ドアノブのすぐ横の辺りに拳二個分ほどの穴をブチ開けた。
その時はまさに寝耳に水の衝撃の後、自分の部屋のドアにぽっかりあいた穴を見て愕然としたものだった。
だが親に負けず抜けた所のある俺はよく鍵を部屋に忘れて外出する事があるため(車のドアみたいに中でロックして閉めれば鍵がかかるドアだった)、
万一の場合は便利でいいかとドアを直さず穴を小さいポスターのようなもので外から隠すだけの状態にしていた。
まあ、穴があいている理由はそんなわけ。結構くだらないでしょ(笑)

そして疲れも大分癒えた頃、俺は編集時代、編集部は違ったが仲の良かった同僚の紹介で出会い系サイト管理人の仕事をはじめた。
サイトの仕事はここではあまり話せないが、なかなか面白い(裏家業のような気はするが、そこそこ給料もいい)。
管理画面でメッセージチェック(掲示板に番号、アド、住所、公俗良序に反する画像がないかをチェック)をしているとそこには実に多様な書込みがある。
いつものようにチェックしていると女性掲示版に
「今すぐ会って欲しい。困ってるの、苦しい助けて。誰でもいいから相談したい(中略)番号載せるからいつでもいいから電話してください090-○○○○-×…」
という内容の書込みがあった。どうも援助交際を持ちかける内容ではない。
本当に困っている様子だ。
しかしこの書込み内容では携帯番号の記載が規約上のNGなので即削除した。
しかし、なんとなくその書込みが気になっていた俺はその番号に仕事が終わった後、ずいぶん遅い時間ではあったが、電話してみる事にした。
まあ、チョット下心があった事は否定しないけどね。

735毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 23:36:10
まず非通知で電話してみたのだが、かけてわずか2コールぐらいで彼女は電話に出た。
「もしもし…」
ものすごく怯えたような声だったが、かわいらしい女の子の声だった。
俺は一般男性会員のフリをし、彼女と会話した。
もちろん彼女は自分の書込みが削除されている事には気づいていないだろう。
話を聞いてみると彼女の年齢は21歳、住まいはやや遠いが俺の自宅から車を使い、30分位で行ける距離に住んでいた。
気になっていた、困っている事とは何てことはない。
ただ彼女は合法ドラックに初めて手を出してバットトリップを経験してしまったのだ。
その恐怖と不安が引き金でパニック発作が止まらないらしい。
常に誰かがそばにいてくれないと不安で仕方がないそうだったのだ。
まぁ、メンタルクリニックに行き、薬をもらえばすぐ落ち着くのだが、彼女の場合、周りに秘密で手を出してしまい、相談できなかったらしい。
俺も実はバッドトリップは一度経験している。
当時、まだ合法だったマジックマッシュだったが。
それを話すと今すぐ会いたいと言ってきた。
俺も多少の警戒心はあったが、パニック発作は本当に苦しいものだ。
苦しさのあまり自殺を考える事だってある。
人と話しているだけでも随分違う。
人助けのつもりで彼女の家まで行く事にした。
彼女の顔も分からないし、その時には全く下心もなく、明日の朝、診療所が開く時間まで一緒にいてあげればいいかと思っていた。

待ち合わせの場所に到着すると彼女は体育座りのような格好で座っていた。
発作の疲れか少々青白い顔だったが、愛嬌のある顔だ。割とタイプに近い感じだった。
本当に期待はしていなかったし、話だけのつもりだったが、俺はその晩、彼女と一線を超えてしまった。まあ、ここで俺のセックスについては語らないがな(笑)

736毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 23:36:39
翌朝、彼女に俺が通院した診療所を紹介した。
彼女はとりあえず、パニック発作の苦しみからは開放されたようだった。
人の弱っている時につけこんで悪い気もしたが、こんな俺でも人の役に立つことができた気がして自己満足に浸っていたりもした。

その後、俺からは連絡するつもりはなかったのだが、毎日のようにメールや電話がかかってきていた。
当時仕事にもまだ慣れていない所もあってなかなか相手をしてあげられなかったのだが、半日連絡を絶つとものすごいヒステリックなメールが何件も受信ボックスに溜まっていた。
「なんで電話でないの、信じられない!人でなし」
みたいなモノばかり…。そのうち
「死のうかな…」
とか
「抗鬱剤や安定剤が効かない」
とか言い出してきて、怖くなってきた俺は一切連絡をしないようにしていた。
俺の事は薦めた病院の近所に住んでいる事ぐらいしか言ってなかったし、もう会う事もないだろうと思っていた。

ある日を境にぱったりメールも来なくなり、もし本当に自殺でもしていたら…なんて一抹の不安もあったが、今時ソレくらいの事で自殺する奴もいないよななんて思う事にした。
メールが来なくなって七ヶ月くらいだろうか、俺は社内の片思いだった事務の美幸(仮)と付き合う事になった。
実はパニック発作の女も割と自分のタイプだったのに冷たい対応をしてしまったのも、片思いの美幸の存在があったからなんだ。
本当に付き合えるとは思っていなかったからすごく舞い上がっていた俺は毎晩、仕事が終わって部屋に戻ると美幸とのメールや電話で夢中だった。

あの夜も彼女とメールで会社の愚痴なんかを話し合っていた時だった。
メールの最中に俺の部屋の窓から

コツン、コツン

と小石が当たったような音がする。
最初は全然気にもならなかったし、無視をしてメールをしていた。
すると今度は

パン、パンッ

と平手で窓を叩く音がする。
流石に俺もなんだろうとカーテンを開けようと窓に近づくと

「…るんでしょ…」

とかすかに人の声が聞こえた。
えっとひるんだ俺はその場に立ち尽くすと、今度ははっきりと聞き覚えのある女の声で

「そこにいるんでしょ!!!」

俺はカーテンにかけていた手を慌てて戻し、窓から離れた。
血の気が引く感じってああいうことを言うのだろう。
気が動転した俺は部屋を飛び出し、車で美幸の家に駆け込みその日は泊めてもらうことにした。

737毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 23:36:59
次の日、俺は深く考えた。どうして今ごろ彼女は会いにきたのか?
どうやって俺の自宅がわかったのか?
そもそも彼女とはあの日一晩だけしか会っていない。
その後も、メールや電話の会話はしたがたいした話ではない。
また会いたいと頼まれた事もあったが、やんわりと断ってきた。
まあ昨日は突然の訪問で取り乱したが、よく考えてみると別に彼女が自宅に来たからとはいえ、別段問題はない。
もしかしたらまた何か問題が発生して相談しに来ただけかもしれない。
それを聞いてあげ、今は本命の美幸がいることを伝えれば彼女もまた訪問してくる事もなかろう…その晩、俺は部屋で彼女を待つ事にした。
会社には我侭を言って少し早めにあがらせてもらうように頼んだ。
すると上司は自分の仕事さえ終わればいつでもあがっていいと言ってくれた。
その日はかなり頑張って自分の業務内容を全て消化し、いつもより二時間も早めにあがった。

部屋に戻ってまず彼女にメールを送ってみたが、メールは送れず帰ってくる。
電話は「現在使われていません」のアナウンスが流れる。
きっと携帯を買い替えたのだろう。
彼女が訪問したらすぐに気付くようにカーテンを開け、テレビを観たり、週刊誌を読んで待った。
しかしいっこうに彼女は現れない。
仕事で気合を入れすぎてしまったせいか眠くなってしまったので、豆電球だけつけたまま眠ることにした。
ひょっとしたらもう彼女は来ないな、なんて思いちょっと安心したりしながら寝たのを覚えている。

何時だったかは覚えていない。
自分の感覚では2、3時間は眠っていたような感じがする。

パンパンッ…

まだ眠りが浅かったのか、物音に気付きはっと俺は体を起こした。
窓から聞こえる

「…いるんでしょっ!」

彼女だ!
俺は体をひねり、窓の方を振り向いた。
そして固まった。

738毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 23:37:14
そこにいたのは大きく目を見開き、窓にへばりついている彼女の姿だった。
窓は曇りガラスだったがあんまりべったりへばりついてるからはっきりと表情がわかる。
無表情で大きく目を見開きあまりにも…異常だ。

パンパンパンッ

窓を叩く左手を見ると何かおかしい。…血だ。左手から流血しているようだ。
コツンコツンッその音の出所はすぐわかった。
右手に刃物を持っているのだ!

「そこにいるんでしょ…」

俺はぞーとした。
数時間前までは彼女を玄関から迎え入れるつもりだったが、そんな事できるワケがない。

「どうして入れてくれないの…わかった…」

と言うと彼女は窓から離れてどこかに消えた!

逃げよう

昨日とまた同じ事だが美幸の家に逃げ込もう!と直感的に思った。
振り返って俺は部屋のドアから逃げようとした。
俺は発狂しそうになった。
「うああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

あのドアの穴から流血した青白い左手がドアノブを探していた。

だってあの女が窓際から姿を消して俺がドアに振り返るまでに10秒も時間はたっていないはずなんだぜ!
俺の家は言っとくがそんなに小さくはない。
物理的に窓際から玄関を通過して俺の部屋のドアまでまわってくるのには10秒は確実に無理だ。
俺は心霊的な類の話は一切信じていない。
けどその時は思ったよ、
「幽霊だ!」
って。
窓から飛び出したのは覚えている。後は覚えていない。
つくづく情けない話だけども、気付いたら美幸の家でただ泣いてたよ。

739毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 23:37:29
何故、彼女が俺の所に来たのかはわからない。
彼女が今、生きているのか死んでいるのかもわからない。
その後、俺はひとりじゃ怖くて友達2人を連れてあの女の部屋に行ったんだ。
ちょうど彼女からメールが来なくなった頃に越していたよ。
あれから俺はいまだにどこにいてもひとりで部屋にいることが怖いんだ。
アイツがまたやってきそうな気がして。
ずっと実家暮らしだったが、彼女に頼み込んで同棲のような生活を今はしている。
あの部屋には物を取りに行くときだけしか戻らない。
真っ昼間の時間に母親と一緒にね(本当に情けないでしょw)。

今も俺の部屋のドアには穴があいている。
穴はなるべく見ないようにしている。
穴の向こうからアイツがあの時の表情で覗いているような気がするから。
「シャイニング」のジャックニコルソンみたいにね。

740毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 23:40:11
もう一年経ったのでそろそろ話してもいいかと思い書きます。

今から2年前、大阪の某所に越してきました。
都心に近いのに安目に借りれたのです。
大概、安いと何か曰くはありますよね?
心霊現象なんて物は信じていませんでしたからどうでもいいと思い借りた訳です。

引越しして、数ヶ月経った時から毎晩、同じ時間に外から奇妙な金属をこする音が聞こえて来ました。

ジャララー、ジャララー

毎晩です、窓を開けて外を確認しても誰もいないし、お店もない。
まあ、いい。
そう思い過ごしていたのです。

そのまま数ヶ月、寝苦しい秋でした。
うとうとしながら外からの金属音を聞いていました。
まただ…。
そう思いながら、聞いていたのですがおかしな事に金属音が段々近付いているのです。

ジャララー、ジャララー

ちょっと怖くなりました。
けれど金属音が止まったので安心して寝直そうと思い寝返りを打ちました。
その瞬間、声の出ない恐怖でした。
人間、本当に怖いと「キャー」とか出ない物なんですね。

寝返りを打った布団の隣には髪の長い女性が横たわっていました。

顔は髪の毛が邪魔で見えませんでした。
恥ずかしながら、そのまま失神していました。

741秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/15(水) 23:40:14
>>732
そんな事あるお?('A`)つ))´ω・`)グリグリ←cat君

>>739
自業自得。以上。( 0w0)

742毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 23:40:30
目が覚めたら病院のベッドでした。
傍にいた看護士さんに事情を聞いた所、たまたま部屋に泊まりに来た恋人が泡を吹いて倒れていた私を発見して、呼んでも目が覚めないので救急車を呼んだと言う事でした。
2日も眠り続けていたようです。
原因は不明でした。
取り敢えず
「疲れていたのでしょう」
と納得の行くような行かないような診断です。
ただ、変だなと思ったのが
「何処もけがしていない?」
と皆がしきりに聞いた事。
けがなどしていなかったし痛みもありませんでした。

1週間の入院で退院して家に帰ったのですが家に入ってすぐに飛び出しました。
何故だか、壁一面に血?のような赤茶の染みがあったからです。
どうして
「けがはしていないか?」
と聞かれたのか合点が行きました。
救急隊員はこの血の染みを見て疑問に思ったのでしょう。

さすがに強気でいられらくなりすぐさま引越ししました。
今の家からすぐ傍にあのマンションはまだありますが、借り手はまだ見付かっていません。
家賃を見た所、さらに安くなっていました…。

743cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/15(水) 23:41:28
>>739
|ω・` ) あー、メンヘラちゃんに…
生霊になって追いかけてきたのかもねー

744cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/15(水) 23:44:02
>>741
|ω・` ) なんでそんな強気なんだ( 'д'⊂彡☆))Д´)パーン

>>742
|ω・` ) ん?これリアルひと怖?それともまたアグレッシブヤンキーゴーストの仕業?
怪我なくて良かったね

745秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/15(水) 23:44:04
>>743
生きてんの・・・かね?( 0w0)

746毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 23:44:41
>>741
|A-) まあね…

>>743
|A-) 今気づいたけど生霊なら生身とのタッグで攻撃できるねw
    死んだら一人だけ

747毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 23:45:26
>>744
|A-) いきなり家の中にいるし霊かな?

748秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/15(水) 23:46:58
>>740
>寝返りを打った布団の隣には髪の長い女性が横たわっていました。
これは失神するわwwwwwww( 0w0)

>>744
ぁん?('A`)つ))´ω・`)グリグリ←cat君

749毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 23:50:23
>>748
|A-) 予測してなければやばいねww
    ホラー映画とかではよくあるから予測できるかと思いきや現実では難しいんだろうな…

750秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/15(水) 23:53:38
>>749
事実は小説より奇なりって言うしね・・・無理だろうね('A`)

751毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 23:54:39
>>750
|A-) だよねえ…w
    映画とかテレビ見ながらならできるんだけどね…w

752毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 23:56:29
うちは一階建ての、かなり年季の入ってる家なんだけど、庭とかには祖父の趣味の錦鯉なんか飼ってる。
ちょっとした旅館みたいな感じなんだ。
倉もあるんで、小さい頃は友達や姉とかくれんぼして遊んだよ。
多分、刀も沢山あるし鎧とか、お宝鑑定の番組にだしたいくらい。
今は、まったく俺は近寄らない。
なぜかというと…

俺が小学五年の時の話、その当時、俺は倉の中に懐中電灯や毛布等を隠しており、映画の「ネバーエンディングストーリー」の真似をして、漫画を読んで菓子を食っていた。

その日は雨が降ってて、ネバーエンディングストーリになりきっていた。
青リンゴはなかったから、梨を食っていた。
けっこう異様な雰囲気だったと思う。
倉の中に市松人形があるんだが、どーにもその日やたら、気になって後向きにしておいた。
漫画に熱中していた。
「そろそろ昼飯かな。」
そう思って立ち上がった。ギョッとした!
市松人形がこっち向いてるんだよ。
怖がりだった俺は走って逃げた。
ドキドキしながら時間はたった。
ご飯を食べ、しばらく自分の部屋にいたが、読みかけの漫画が気になる。
俺は勇気を出して倉まで漫画を取りに行くことにした。

倉をあけた。
雨が降ってるから、かなり暗い。
さっさっと漫画をとって倉の扉を閉めるとき気になってチラッと人形をみたんだよ。
なんか不気味なんだけどさ、ただの人形だった。
俺は、しばらく倉の中で漫画を読む事はやめた。

ある日、クラスの友達が俺の家に泊まりにきたんだよ。
昼は野球して、夕方頃はみんなでスーファミやってた。
爺ちゃんが居間にやってきて、
「市松人形を勝手に倉からもってきたら駄目だろ」
と言ってきた。
俺「はぁ?俺じゃねーよ」
爺「とにかく、これは倉に入れてくるから出すんじゃないぞ」
と俺と決め付けて居間から出ていった

753毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 23:56:45
友達Aが、どうやら倉に興味をもったらしく俺に倉に連れてってくれと言い出した。
俺は、なんか嫌な予感するから断ろうとしたけど、なんかケチくさいから倉に俺とAとBで行った。
AとBは初めて見る倉が、嬉しいらしく喜んでいた。
突然Bが
「さっき、おまえの爺ちゃんが言ってた人形ってこれ?」
俺「あっあぁ。」
B「なんか、こえーね。」
俺「あんま触らないほうがいいよ」
っと、適当に答え、倉をそうそうに出ていった。

夜、皆で寝ていると、Bがうなされていて、あんまり苦しそうだったから、起こしてあげた
Bは、めちゃめちゃ青ざめた顔で起きた。
俺が
「どうした?」
って聞いても答えない。
しばらく沈黙の時に、今度はAもうなされていて(都合がいいけど)揺り起こしてあけた。
Aなんか唇がカタカタ動いていた。
BがAに
「…おまえも、みた?」
A「…お婆さんか?」
B「…寝てたらさ、居間の端っこから、お婆さんがジッとこっち見てんだよ。」

俺は何もみていない。

その後、二人に聞いたんだが、その婆さんが包丁を持っていて足をひきずり、(手だけで歩いてる状態)ながら

「しかたがないんじゃ〜しかたがないんじゃ〜」

と近づいてきてたらしい。
二人とも怖がって眠ろうとしなかったので、爺ちゃんを起こして、話を聞かせた。
爺ちゃんは、ウンウンっとうなずいて、部屋に塩を盛り、二人をなだめ皆、眠りにつくことができた。

後日、爺ちゃんに話を聞いた。
友達には話さないがね。

あの市松人形は、ご先祖様が知人の人から預かったもので、倉の中にいれてるものらしい。
しかし今も誰も取りにこない。
爺ちゃんに聞いたが、あの市松人形は、ある婆さんが大事にしていた物で、その婆さんの息子が、盗みをして処刑になった。
その婆さんは、頭がおかしくなって寝たきりの爺さんを包丁で刺し殺したらしい。
当時、盗みは大変罪が重く婆さんは石を家に投げられたり、とにかくひどかったらしい。

754秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/16(木) 00:00:41
>>753
ばあちゃん人形に乗り移ったか・・・人形系も怖い話多いよね・・・('A`)

755cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 00:01:11
>>748
|ω・` ) うう…(´;ω;`)

756毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 00:03:43
>>754
|A-) ボケたババアが怖いかな
    いつもなんかやらかしやがる

>>755
|A-)ノ(´;ω;`)
あきやま君はボコボコにしておくね

757cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 00:04:43
>>753
|ω・` ) 昔の罪人の家族は酷い目にあったとからしいけど…
お婆さんの恨みだけ残っちゃってチャッキーみたくなっちゃったのね
はよ供養出した方がいいんでないか

758毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 00:05:02
私の実家はものすんごい田舎にあります。
ほんと何にもないから、日用品を買うために山越えしなきゃならないほど。

その日は暗くなってから買い物に出かけました。
母が車を運転し、私と妹が乗りこみました。
スーパー二軒とドラッグストアと文房具屋を回る普段通りのルートの予定。
文房具屋には1枚30円くらいで買える綺麗な折り紙が置いてあったので、私はそれが目当てで買い物についていったのです。

スーパー・ドラッグストアで食品・日用品を買いこんで、次はやっと目当ての文房具屋。
近くの駐車場に着くと私だけ車から降りて、文房具屋に向かいました。
張り紙がしてあって臨時休業でした。
仕方がないので車でもう一軒の文房具屋に寄ってくれるよう頼むと、母は無言で車をだしました。

道中、心なしかスピードが出ている気がして、ああ何軒も寄らせて母は怒っているのかなあと思って私はショボン。
ずっと黙ってました。
そして目的の店につくと私だけ降り、折り紙を買ってすぐ戻りました。
車に乗り込みドアを閉めた瞬間、なぜか母は車を急に発進。
大通りを猛スピードでまっすぐ走って十字路にぶつかると反対車線に車はパラパラ走っているところに、無理やり入りこみUターンをしました。
半ばパニックになっていたその時、ドーンという衝撃音が。
振り返ると十字路で車同士の衝突事故が起きていました。
それでも母は車を止めようとしません。

やっと家に着いた時はげんなりでした。
母は青い顔をして
「お腹が痛くなっちゃったのよ、ごめんね」
と言い、すぐ寝てしまいました。

その後私はこのことを忘れてしまいましたが、二年後妹の口から真相を聞くこととなりました。

759毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 00:05:19
その日は妹はドライブのつもりで買い物について来ていたので、買い物中もずっと車の中にいて、車内灯でマンガを読んでいました。
そんなことを二回繰り返すと、妙なことに気がついたそうです。

さっきからずっと同じような車が近くにとまっている。
よく見ていたら、40くらいの男が降りてきて、母と私の後に続いてドラッグストアに入っていった。
二人が帰ってくるときにも、ちょうど後ろからついてくるように出てきた。
手には何も持っていない。

文房具屋で私だけが降りた時、母に妹はそのことを告げたそうです。
しかし、車だから大丈夫と母は取り合わず、私にはそのことは言うなと口止めしたそうです。
そして二軒目の文房具屋ここでも私だけが降りました。
またその男は続いて車を降り、同じように文房具屋に向かったそうです。
「あの男だよ!まなみ姉ちゃんが危ないよ!」
妹がそう言うと
「まなみが乗ったらすぐ車をだすから、準備していなさい」
母はエンジンをかけながら真っ青な顔でそう言ったそうです。

私が帰ってくると案の定後ろにはその男が。
車のライトに照らされた時、そいつは手にカッターを持っていたそうです。
二人は絶句。
私が乗り込んだ瞬間すぐ車をだしました。
妹はその男を見ていたらしいですが、そいつも車に乗り込んで追ってきたらしいです。
しかし、急なUターンについて来れず、十字路で対向車と事故を起こしました。
薄いブルーのルミーナだったと妹は言いました。

今私は大学生です。
母と妹に感謝。
ちなみに母は運動神経ゼロです。
いつものろのろ運転の母がよくあんなことができたなあと、妹は苦笑いしながら言っていました。
ほんと母は強しです。

760cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 00:05:37
>>756
|ω・` ) ありがとう(´;ω;`)

761毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 00:06:49
>>757
|A-) いつまでも持ってるのがよくわからんよねw

    今日はあと2話!

762秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/16(木) 00:07:52
>>755
よしよし('A`)つ))´ω・`)グリグリ←cat君

>>756
どっくんこわいお('A`)

>>759
変質者も怖いな・・・何をするかわからんという共通点があるからかな・・・

763cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 00:10:03
>>759
|ω・` ) 子供狙った変質者こっわい
お母さんも必死になるよね
でも子供だけ車から降りてその後付いてったら、母親とかに見つかるって分かりそうなもんだけど田舎とかなら

764cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 00:10:36
>>762
|ω・` ) ヒギィ(#´;ω;`)

765毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 00:14:14
>>762
|A-) 変質者は駆除できる法律あればいいのにね

>>763
|A-) 変質者は目的しか見えないのかね…

766毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 00:20:14
一年前、北関東のファミマでバイトしてた時に変な体験した。
俺は夜勤専門で夜0時〜朝8時までのシフト。
帰ったら夕方まで寝るという生活だった。

問題はその時に見る夢だった。
夢の内容は、コンビニで働いている俺に向かって、変な男が刃物持って追い掛け回してくる、というものだった。
最近コンビニ強盗が多いから自分で心配してたのかな?と思ったが、さすがに2週間連続で見た時は変に思った。
コンビニの仕事を終えて朝勤の新人の女の子と変わる時に、ふとそんな変な夢の内容を話題にしてみると、その子は不審な表情になって、私も最近似たような夢を見ます、という。
彼女の夢は俺とほぼ同じ、刃物男に追い掛け回されるという内容らしい。
それも、2週間前このコンビニで働き出してから、という事だった。
そういえばこの子がバイトを始めたのと、俺が夢を見出したのは同時期だった。
彼女は共感を覚えるよりも気味が悪いと思ったようで、コンビニを辞めたいとまで言い出した。
しかしまだ2週間目だし、店長も良い人だからそうそう迷惑は掛けられない。
俺も夢を見ずにすむなら他のコンビニ店に移ってもよかったが、たかが夢でそこまでするか?とも思った。
とりあえずこの話題は誰にも話さないほうがいい、その内に夢も見ないようになる、という結論になった。

その日から1週間たった日。
まだ夢は続いていたが、俺は夜勤明けだったので帰るとすぐに布団に横になった。
今までとは違う夢を見た。

767毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 00:20:31
夢の中でも俺は布団に寝ていた。
すると、ガチャッ、と玄関のドアが開く音がして、誰かが足音を立てながら入ってきた。
そいつは何か重そうな物をズルズル引きづりながら、俺の寝ている部屋に向かってゆっくり歩いてくる。
俺は今までにない恐怖感を感じた。

いつも夢に出てくる刃物男だと直感した。
ヤツがいつも持ってる出刃包丁のような刃物を鮮明に思い出した。
俺は布団をめくろうと手を動かしかけたが、いつの間にか金縛り状態になっていて動けない。
その瞬間、この夢の結末を想像した。
ヤツの包丁が布団ごと俺の腹をゆっくりと刺し貫く場面だ。
ズルズルと何かを引きづる音は、俺の部屋の前で止まり、ドアがゆっくりと開いた。

右手に包丁。
左手には焼けた人間のような黒い塊。
そして喪服を着た笑顔のその男は、コンビニの店長だった。

俺は泣き出してしまった。
悲鳴をあげようとしても声も出ず、体は布団から抜け出せないままだ。
店長は笑顔のまま左手に引きづっていた物を床に放ると、寝ている俺に包丁を向けて飛び掛ってきた。

そこで俺は汗びっしょりで目を覚ました。
もうバイトを辞めるのも仕方がないか、とすら思い始めていた。
その日の夜の勤務が終わり、俺はそのまま事務所で朝方に来るはずの店長を待っていた。

店長より先に、同じ朝方勤務の例の女の子が来ていたが、今日でここを辞めるという。
理由を聞いた時は、ここより条件の良いバイトがあったから、と誤魔化してはいたが夢の話を匂わすと表情が変わった。
お互いの夢の内容を確認しあった時には、彼女は手が震えるくらいに動揺していた。

俺はそのまま店長を待ってバイトを辞めた。
丁度その時間帯を希望していた新人がいるらしく、あまり迷惑は掛からなかったみたいで、安心する反面、俺は店長の顔をロクに見る事が出来なかった。
朝勤の女の子もその日限りで他の職に移ったらしい。

俺はその日以来夢は見なくなった。
結局、原因は今でもわからない。
ただ、事務所で店長を待っていた時に、彼女と一緒に働いていた30代のベテラン女性に店長の事を聞いてみた。
店長は性格が良くて客受けもいい人だが、前科持ちという噂があるらしい、と。

768cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 00:24:08
>>767
|ω・` ) あーこれ似たような話読んだ覚えある!
それは夢を見たのは語り手の女の人の子供の頃の話だったけど
やっぱり前科持ってる人を勘が鋭い?人が観るとなんか分かっちゃうのかな
それが夢を通して見ちゃう、みたいな

769毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 00:24:21
実体験から、一つ書き込みを
自分自身はそんなに恐い思いをしたわけではないけど…

自分が通っていた小学校には、渡ってはいけない踏切というのがあった。
校則で、そう決められているのかどうかは知らないが、横断してるのを教師に見つかったら怒られていた。
校庭のすぐ向かいにあって、遮断機も無く、車も通れないような狭い踏切である。
自分には年の離れた兄が居て、その兄が言うには、自分が小学校に入るずっと前からその決まりはあったそうです。

ある日の午後の授業で、図工の風景画を描くために、自分と友達の二人で何を描こうか校庭を歩き回っていた時のこと
校庭の向かい側にある、例の渡ってはいけない踏切がカンカン鳴り出した。
何の気なしに見てみると、少し向こうの方から中学生か高校生ぐらいの人が乗った自転車が(当時高校も中学も殆どがガクランだった為、小学生の自分には見分けが付かなかった…)猛スピードで踏切の方に突っ込んでくる。
電車が来る前に急いで渡ろうとしているのかな?と思っていると、やはり踏切の方にハンドルを切ってきた。
線路の向こう側とこっち側では、段差になっていて、踏切の前は2m程と短いものの結構急な上り坂になっている。
車止めなどもあり、スピードの出ている自転車ですり抜けるのは、結構な技術がいる。
案の定自転車は、上り坂を登ったとこで失速してしまった。
ちょっとやばいんじゃないの?と思っていると、自転車は踏切の真中で完全に止まってしまった。
足で地面を漕いでいるが、上手く進んでいない。
それから数秒だろうか、すごく長い時間に感じたけど、けたたましいブレーキ音と共に自転車とその学生は、電車にはねられてしまった。

あまりの出来事に、自分と友達は目を背けることすら出来なかった。
はねられた学生は、線路の反対側に跳ね飛ばされていて、こちらからは見えなかったけどぶつかった時の映像が目に焼き付いていて、子供ながらに即死だろうと思った。
少し離れたところにいた生徒達が集まってきて、騒ぎを聞きつけた先生もやってきた。
先生は、何があったの?と、しきりに聞いてきたが、あまりの出来事に上手く説明できなくて友達の方を見たら、目を見開いたまま、焦点の定まらない目で泣いていた。
先生に言われて保健室でしばらく休んで落ち着いた頃に、また先生がやってきて状況を説明してくれと言われた。
自分は、見たままに話したんだけれど、隣にいた友達が違うと言い張って聞かなかった。

友達が言うには、学生は二人で、自転車で二人乗りをしていて後ろに乗っている方が、早く早くと運転している方を急かしていた
踏切の真中に来た時に、後ろに乗っていた方が、自転車を掴んで止めて鍵を掛けた

そう言って譲らなかった。
自分は後ろに乗ってた学生なんて、絶対に見ていないし、現に電車に跳ねられた学生は一人だけだった。
でも友達の言っていたことは、嘘じゃないような気がする…。

770毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 00:26:20
>>768
|A-) ダウジングみたいな感じだなあw
    そう感じさせるなにかがあるんだろうなあ…
    場合によってはそういうことをする前でも感じそう

771cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 00:27:56
>>770
|ω・` ) 産まれながらそういう気質の人はいるかも
境界線を超えるかどうかは周りにかかってる、とかはありそうね

772毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 00:28:05
|A-) 今回の怖い話はここまでー!
    音楽も終了
    おつかれさまでしたw

773秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/16(木) 00:28:16
>>767
人間こわいお('A`)

>>769
霊が後ろに乗っててやらかしてくれたって事か('A`)

774秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/16(木) 00:28:34
おつどっくん!('A`)ノ

775cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 00:30:27
>>769
|ω・` ) 友達が見える人だったのね
自転車乗ってた子はそこの地縛霊?に憑かれちゃったのかー

776毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 00:30:37
>>771
|A-) それはありそう!
    環境は大事だね

777cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 00:31:14
|ω・` ) 毒男さんお疲れさまでしたー!
楽しかったー!ありがとう!

778cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 00:31:58
>>776
|ω・` ) ねー
産まれてくる所で、親で、祖父母で、変わるよね

779毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 00:33:28
>>774
|A-) ありがとうw

>>775
|A-) 引き込まれたんだね…
    自転車に乗ってる人は急かされてるのが聞こえてはいなかったんだろうけど
    急がなきゃ、という精神状態にさせられていたのかもしれない

780毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 00:35:15
>>777
|A-) こちらこそいつもお付き合いありがとうねw

>>778
|A-) 変わると思う!
    やばい犯罪者について読んでるとけっこうな割合で家庭環境が悪かった

781cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 00:37:35
>>780
|ω・` ) 知らない怖い話多いし、楽しいし、なるべくリアルで読みたいからね!
海外の殺人鬼って子供の頃けっこう悲惨だったりするよね
エドガーケイシーとか

782毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 00:43:40
>>781
|A-) そかそかw
    しかし前に貼ったことある手持ちの話貼ってるんだよね…
    探しながらだと間が空きすぎるから
    このペースでやってくと読んだことある話貼っても忘れてる可能性もあるけど…w

    知らない人だから調べてみたらなんか全然違う人出てきたw

783cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 00:45:56
>>782
|ω・` ) あれ?名前うろ覚えだからなー
ピエロの人とかは有名だよね
剥いだ皮でボディスーツ作った人とか

VIP落ちにくくなったかんじ?

784cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 00:48:05
|ω・` ) エドガーさんは予言者?だったわ

785秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/16(木) 00:49:14
預言者を犯罪者にしちゃうcat君こわいお( ;ω;)

786cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 00:50:39
>>785
|ω・` ) ま、間違えただけじゃん!(´;ω;`)
ゲイシーと間違えた

787毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 00:51:38
>>783
|A-) ピエロの格好してたおっさんは読んだことあるなあw
    皮の人は知らないかも
    読み始めると止まらなくなる…w

    だね、即死判定もゆるくなったか無くなったか

788cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 00:52:46
>>787
|ω・` ) 分かるーw
シリアルキラーとかなんか読みふけってしまう

789秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/16(木) 00:54:52
>>786
えー('A`)

>>787-788
おぢさんは山岳ベース事件読みふけったお・・・('A`)

790cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 00:57:26
>>789
|ω・` ) それ知らないかも、読んでみるぜ

791秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/16(木) 00:58:10
>>790
怖い話じゃなくて殺人事件だからある意味こわいお('A`)ノ

792cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 01:02:22
>>791
|ω・` ) そういうのも読んでしまう

793毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 01:02:54
>>788
|A-) なんだかねw

>>791
|A-) 特異な思想が元になった事件とかも面白いね!

794秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/16(木) 01:04:15
>>793
やっぱ人間こわいお('A`)ノ

795cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 01:06:21
>>794
|ω・` ) (隙あらば心霊スポットに置いていこうとする秋山さんがこわいお…)

796秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/08/16(木) 01:06:46
>>795
気のせいだお!!!!!!('A`)ノ

797cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 01:10:33
>>796
|ω・` ) ( ´・ω・` )スンッ

798毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/16(木) 01:15:22
>>794
|A-) 一番危険ではあるね…

    さて、ちょいどこパレやったりしたら寝ます!
    おやすみねーw

799cat ◆TUKUMO3rAI:2018/08/16(木) 01:26:15
>>798
|ω・` ) おやすみなさーい!
まだ寝ないけどw
秋山さんもおやすみなさいー

800名無しさん:2018/08/16(木) 09:11:26
おはようございます!
朝読みしました。
朝読んでも面白かったです(*‘ω‘ *)

801毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 20:10:23
|A-) とりあえず音楽

http://dokuobd.orz.hm:8000/

802cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 20:11:05
|ω・` ) 待機

803毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 20:11:10
|A-) 2ch?5ch?にスレ立てたり爪切ったりしてきます

804毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 20:23:46
1990年の10月、私がアメリカの大学で経験した話。

アメリカの学生はとにかく課題レポートを書かされる。
もちろんパソコンを使って仕上げるわけで、私の大学には50台程度のコンピューターが整備されているラボがいくつもあった。
学生はここで夜通しレポートをタイピングするわけだ。

その日も私は相変わらずレポート作成に忙しかった。
夕食を済ませ、寮から荷物を抱えてコンピューターラボに入り、パソコンの前に座った。
当時は来る日も来る日も同じような生活で、うんざりだった。

ここのパソコンはインターネットに接続されていた。
まだウェブブラウザが「モザイク」メインだった頃だ。
ウェブコンテンツも研究者の研究成果発表などばかりで、さほど面白いものではなかった。
おまけに検索エンジンなどは進化しておらず、URLはもっぱらページ制作者本人から口頭で教えてもらうことが多かった。

その夜、私はいつものようにレポートをしばらく書いていた。
その時、何気なく目をやったパソコンデスクに、鉛筆でURLが書かれていた。
学生がメモ代わりにしたんだろう。
気分転換にはなるだろうと思い、私はそのURLをブラウザに入力してみた。

しばらくすると画面にはページが現れた。信じられないページだった。
そこには薄暗い部屋で床に血だらけで倒れている男性の写真があった。
(今ではよく見るこのような画像ではあるが)私はこのような残酷な写真に戦慄し、吐き気を催した。

よく見ると、画像の下にはこんな一文が添えられていた。
"A guy in Michigan, aged around 30, Killed by me today"

間違いない、殺人者が自らの犯罪を自慢するサイトだ。
私は何かとんでもないものを知ってしまったのではと思い、すぐにラボを飛び出して寮に帰った。
翌日まで誰とも話すことが出来なかった。

805毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 20:24:07
次の日の朝。
私は再度ラボに出向いた。
そして、昨日のウェブサイトが気のせいであることを信じてURLを開く。

現れたのは同じく薄暗い部屋の画像だった。
しかし、今回は床に倒れているのが丸裸で仰向けになっている女性だ。
左乳房に大きなナイフが刺さっている。
口、鼻、耳から血が流れている。

写真の下にはまたも一文が添えられていた。
"A bitch in Michigan, aged around 30, Killed by me today"

すぐに私は大学警察に行き、警官に相談した。
しかし、まだウェブがまったくメジャーでなかった頃だ。
「ウェブで殺人者が犠牲者の画像ファイルを掲載している」といっても、うまく理解してもらえない。
それに恥ずかしい話だが私の稚拙な語学力も足かせになり、取り合ってもらえなかった。

恐怖と好奇心が一緒になった独特の心境で再度ラボに戻り、そのウェブサイトのURLを入力してみた。
すると、その日数時間前まであった画像はすでになくなっていた。
その代わりに、なぜか私の住所と電話番号が書かれていた。その後にメッセージが一文。

「You are the next star on my Web.」

私は持ち物のほぼ全てを友人に譲り、2日後に帰国した。
ミシガン大学で経験した実話です。

806cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 20:27:14
>>805
|ω・` ) 次はお前だー!
すぐ帰国するわ!
ウェブ開いたら誰が開いたとか分かるのん?
それともその席に座った人をチェックしてたのかしら

807毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 20:33:53
>>806
|A-) 昔はセキュリティがザルでアクセスしてきた人を特定しやすいのかな
    でも大学からアクセスしてたら誰かわからんよね…

808cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 20:35:51
>>807
|ω・` ) そうだよね
やっぱりチェックしてたって方が確立たかそう
なんかVIPの方でわたしが邪魔みたいな事書かれたからコメするの減らすね

809毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 20:36:39
うちのダンナは仕事柄かなり朝早くおきて出勤する。
だいたい5時には一緒に起きて、私は朝ごはんの、ダンナは出勤の支度をする。
眠い目を擦って台所に立ち、ダンナが洗面所で顔を洗っている音が聞こえた。

突然インターホンが鳴って、覗き窓から見てみると見た事も無い小学生低学年の男の子がランドセルを背負って黄色い学帽かぶって立っていた。
「誰?どうしたの?」って聞くと
その男の子「ママがケガしちゃったからばんそうこう頂戴」って言ってきた。
どこの子だろう?って思いながら、台所に戻り救急箱からばんそうこうの箱を取って玄関に。

ドアを開ける前に、「ねぇ、どこの子?」と聞きながらサンダルをつっかけているとその子「僕のママ、血がいっぱい出ているの」と言う。
じゃあばんそうこうじゃ間に合わないんじゃない?と思いながら
「どうやってケガしちゃったの?」と聞くと
「ママ、血がいっぱい出て動かなくなっちゃったの。早く開けてよ」って。
なんか恐くてヤバい!と思って
「うちは駄目!どっか他所に行って!」と言うとドアを凄い勢いで蹴った音がして静かになった。
ドキドキしながら覗き窓を覗くと、その男の子が外側の覗き窓の高さまでよじ登って反対にこっちを覗いてニヤニヤしてる。
ぞっとして後ろに下がって・・・

とそこで目が覚めた。
心臓がまだドキドキしている。
ダンナが「あれ?また寝ていたの?」と言いながら洗面所から部屋に戻ってきた。
ホッとして起きてご飯を作らなくちゃと思って布団を出ようとした時、右手にばんそうこうの箱を持っていた。
あれ?と思っていると、ダンナが「さっきお前玄関にいてなんか騒いでいたから、どうしたのか聞こうと思ってたんだよ。なんかドアとか蹴られてたろ?」って

810毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 20:39:17
|A-) 音楽用アドレス

http://153.210.151.191:8000/

811毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 20:40:06
>>809
|A-) 見つけるのが早いってだけで邪魔っては言ってないじゃん?

812cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 20:42:12
>>811
|ω・` ) あ、そうなん?牛耳ってるって言われたのかと思っちゃった
やーね被害妄想

813毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 20:44:03
|A-) あれはビビるってのを打ち間違えたんでしょw

814cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 20:46:30
|ω・` ) なーんだそっかーもうごめんー

>>809 の話ってけっこう類似のあるよね
そういう夢系統ってその後現実になるのか知りたいw

815以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ◆DvUgCvOGFQ:2018/10/11(木) 20:46:33
板単位で間違えたのじゃが……

816毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 20:48:47
高校のとき仲の良い友人が「週末、家に泊まらない」って誘ってきた。
「親もいなしさ、酒でも飲もーぜ」って。
特に用事もなかったけど、俺は断った。
でもしつこく誘ってくる。
「他をあたれよ」って言ってもなぜか俺だけを誘ってきた。

あまりにもしつこいので「なぁ、お前一人じゃ怖いのか?」ってからかってみたら、急に黙り込んだ。
「なんだ、図星か?」って追い討ちをかけてみると、突然真面目な顔になって「なぁ、お前、幽霊って信じるか?」なんて言ってきた。
なんだこいつって思いながら「まぁ、見たことは無いけど、いないとも言い切れないかな」って答えた。

「じゃぁさ、週末に家に来いよ。幽霊は、いるって解るよ」なんて言いやがる。
「ふ〜ん・・・・で、見に来いっての?でも、止めとくよ」って言うと、泣きそうな顔で「頼むよ、来てくれよ」って言う。
「じゃぁ、具体的にどんな幽霊なんだ?」って聞くと
「毎晩12時くらいに階段を1段ずつ昇ってきてる。そして週末にちょうど家の前に来るはずだ。その時、一人なのが怖いんだ」って、本当に怖がりながら言うんだ。
しつこいのもあるけど、ちょっと面白そうだなって気持ちがあって「解った、行くよ」って言うと、「ありがとう、ありがとう」って繰り返し言ってた。

そんなこんなで、週末に友人宅(マンション)に訪れて他愛の無い話や、テレビを見たり、ゲームをしたりして遊んでた。
そして、23時半くらいになって幽霊の話を始めた。

「なぁ、幽霊が階段を昇って来るってどういうことだ?」
「一週間くらい前から、家の前の階段を昇って来る足音がするんだ。でも俺にしか聞こえてない。親に言っても、そんな音は聞こえないって言う」
「んで、今日階段を昇りきるっていうの?」
「ああ、階段を数えたから間違いない。確かに今日、家の前に来る」
「通り過ぎるってことはないのか?まだ上もあるだろ?」
「それも考えられる、だけど家に来るかもしれない。それが怖いんだ」
「ふ〜ん・・・」

817毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 20:49:25
などと話をしてると友人が
「おい、聞こえるだろ?足音」って言う。でも自分には何も聞こえない。
「全然聞こえないよ」
「なんでだよ、聞こえるだろっ、ほら、また一段昇っただろ!?」
「落ち着けって、何も聞こえないよ。気のせいだろう」
「なんでだよ、なんで聞こえないんだよ!ほら、ほらっ!」
「聞こえないって、落ち着けよ!」イラつきながらなだめようとする。
でも、もう友人はこっちの話を聞こうともしない・・・。

「止まった!!今、扉の前にいる!!!」
「じゃぁ、開けて見てこようか?」っていうと、激しく止めてきた
「止めてくれ!開けないでくれ!!いるんだ!そこにいるんだ!!」
「大丈夫だろ!何も無いじゃないか!」こっちも語気を荒くしてなだめようとする。

すると、急におとなしくなったかと思うと友人は、こう言った
「・・・ダメだ、ずっとこっちを見てる。もう・・・逃げられないよ」
「!? おい、何言ってるんだ!? 何も無いだろう!? 大丈夫だろ!?」
友人の一言が、異常なほど恐怖心を駆り立てた。

「!! 叩いてる! 扉を叩いてるよ!!」って言ったかと思うと
「うおおおおおおおお」だか「うわあああああああ」だか叫びながら友人は扉に向かって走っていった。
あまりの突然のことに、俺は体が動かなかった。
友人は叫びながら、扉を開けて外へ出て行った。
俺も慌てて追いかけたけど間に合わなかった・・・友人は踊り場から身を投げていた。

818毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 20:49:41
訳が解らなかった・・・何が起きたのか・・・記憶に残ってるのは、その後の警察の取り調べからだった。

何が起きたのか、どういう状況だったのか、自分の覚えてることを全て話した。
意外なことに、警察はあっさりしていた。もっと疑われると思ったからだ。

意外なことはまだあった。警察官が呟いた一言だった。
「またか・・・・」
またか?何だ?またかって!?不自然な言葉を疑問に思って、聞いてみた。
「またか・・・って、どういうことですか?」
「・・・・・あまりこういうことは言わないほうがいいかも知れないけど、君も 関係者だし、知っていてもいいかもしれない」
と話してくれた。

それは、友人のような自殺(変死?)が初めてではないこと、同じ事が同じマンションの同じ部屋で何度か起こっていること。原因が警察でも解らない事、など。
結局友人の死はノイローゼによる突発的な自殺、ということになった。

悲しみというより、驚き、何がなんだか解らないまま、終わっていった。
結局友人は何を聞いて、何に恐怖していたのか・・・。

全て終わったと思ったとき、電話があった。
死んだ友人の母親からだった。

「夜分恐れ入ります。先日は、大変ご迷惑をおかけしました」
「あ、いえ、こちらこそ・・・」と言葉を探っていると
「あのぅ変なことを聞くかもしれませんが・・・家の息子は、確か死にましたよね?」
「え?」
何を言ってるんだろう、お通夜も、告別式もやったじゃないか。
まさか、息子を亡くしたショックでおかしくなってなってしまったのか・・・。
と、思ってると

「実は・・・今、扉を叩いてるんです・・・息子が!」

819毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 20:52:09
>>814
|A-) なにかルールを設けている場所でもないんだし大丈夫

    夢を見てこの絆創膏みたいに起きたら持ってた、とかは無いけど
    霊が出る夢を見て夜中に目が覚めて枕元に居た、とかってことは無かった…w

>>815
|A-) どんまい!

820cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 20:55:57
>>818
|ω・` ) 無理やり地縛霊を交代させられたのか??
次の人だけが音を聞くとか
次はお前だ
>>819
|ω・` ) ありがとう

821毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 20:57:51
>>820
|A-) 俺のところにそれが来るのはいつになるのやら…

822cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 20:58:56
>>821
|ω・` ) (たぶん向こうが避けてる…)

823毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:03:00
>>822
|A-)そ え!?

824cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 21:03:57
>>823
|ω・` ) (出たが最後質問攻めとか色々されると思われてる…)

825毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:10:59
>>824
|A-) やっぱり実験しようとか思ってるのも良くないのかな…

826毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:11:40
この話は大学時代の先輩が経験した自動車に関係した話です。
当時峠を車で走る、いわゆる走り屋をやっていた先輩がいつものように峠を愛車で走っていたそうです、

何往復かした後最後の一本と思い再び走り出したところ、あるカーブで曲がりきれず脇の草むらに突っ込んだそうで,その際にゴツッと鈍い音が聞こえたそうです。
先輩は車の損傷程度を確認するため、すぐに車を降りたのですが、今まで経験したことがないような寒さを感じたそうです。
車を降りた後、フロントバンパーを確認したのですが、音の割にはわずかな損傷だったそうです。
よかったと胸をなで下ろした時、ある物に気づいたそうです。
ゴツゴツした丸い石と細長い石が車の前方に転がっていました、
こいつに当たったのかと口ずさみながら近づいてよく見るとそれは頭と体がとれた無惨な姿のお地蔵様でした。
先輩は無神経な人なので、お地蔵様の体を立てて、頭を無造作に載せて帰路についたそうです、時間は2時30分過ぎでした。

その後、異変はすぐに起きました、
運転中にハンドルいっぱいに男の顔が浮かび上がり、ずっとこちらを見ているそうです。
顔は恨めしそうに見ており、先輩は怖くて逃げようと思ったらしいのですが、なぜかここで逃げると殺されると感じたそうです。
なぜならば、逃げようと思うと首を絞められる感じがしたそうです。
先輩は平常心を心がけ家に向かいました。

先輩が家に帰るまでの間に様々な異変が起きたそうです。
突然ラジオが始まったり、車内灯が点灯したりと、それでも運転を続けました.
そしてある緩やかなカーブにさしかかった時、そのカーブの途中に老夫婦が並んで立っており、通りゆく車を1台1台見ているそうです。
普通は街灯もない夜道、老夫婦がいるわけもないし、遠くから見えるわけもないですよね、
でも先輩にはそれが見えるだけではなく、すぐにこの世の人ではないと感じたそうです。
先輩は目が合わないように一生懸命運転しておりました。
先輩の車が老夫婦の前を通りすぎたその瞬間、急に車がスピンし側壁ぎりぎりのところで止まったそうです。
あわてて車から降りてあたりを確認したところ道も濡れていないし、滑る要因がまるでなかったのです。
この時先輩は車から降りることができたことに気づきほっとしたのですが、車に戻ったときに愕然としたそうです。
あの老夫婦が車の後部座席に乗っており、こちらをずっと見ていたそうです。
気丈な先輩でもさすがにその場に倒れたそうです。

827毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:12:27
目が覚めたとき、なぜか先輩は車に乗っていました、
まだ夜は明けておらず、空は真っ暗でした。
目が覚めてもハンドルは見られなかったそうです。
まだ彼がいます、
さらに後部座席にも明らかに老夫婦の気配があります。
先輩はもときた道を引き返し、お地蔵様の所へ向かいました。
なぜそうしたのかは今でも分からないそうです。

やっとお地蔵様の所へたどり着いた先輩は、お地蔵様の前で土下座をして謝り,お地蔵様の頭を丁寧に慎重にもとの位置に戻したそうです。
普通はここで霊現象が終わると思ったのですが、霊現象はエスカレートする一方で、
痩せ細ってゆく先輩を見かねて先輩の彼女が、先輩と一緒にお祓いを受けたそうです。

お祓いは実際にお地蔵様のところで行われました。
先輩が言うにはお地蔵様の目がお祓いの間ずっと先輩の顔を見ていたそうです。
お祓いの最後に「次来たら、連れて行く」と図太い声で耳ではなく頭の中に響いたそうです。

その後、霊媒師はすごい剣幕で先輩を叱ったそうです。
お祓いを受けるのがもう少し遅ければ車の事故で確実に殺されていただろうと。
さらに車の中には溢れんばかりの沢山の霊が乗っているから供養しなさいとの事でした。
その後の先輩ですが、あの峠周辺には全く近寄っていないとのこと。
当然あの車は廃車です。

最後になりますが、先輩はずっと霊と目が合わないようにしていたらしく、
一度も目は合ってないはずなのにハンドルに現れた男性の顔だけでなく、
車に乗っていた霊のすべての顔、つまり首から上の部分を今でも詳細に憶えており忘れることができないそうです。

828cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 21:19:05
>>827
|ω・` ) お地蔵様こわし…('∩ω;`):

829毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:22:11
>>828
|A-) 地蔵菩薩とは思えない対応だね
    そんな簡単に怒るやつが死者を救済なんてできるわけないと思うんだけど

830cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 21:23:40
>>829
|ω・` ) そりゃ最初は怒るかもしれないけど一度戻って謝ってるのにね
それとも他の霊に乗っ取られたのかね

831毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:25:13
>>830
|A-) 亡者まみれになっておかしくなったかね

832毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:25:23
私が高校に入学してすぐ、母親が失踪ました。
父が言うには、母にはもう数年も前から外に恋人がいたそうです。
「アイツは父さんとお前を捨てたんだ」
そう言ってうなだれる父の姿を見て、これからは私が母親の分まで父を大切にしようと決心しました。

しかし、それから家では、奇妙な事が続きました。
家全体が何となく、ゾワッと総毛立つような雰囲気に包まれ、確かに閉めておいたドアが開いていたり、棚の上のものが落ちていたりするのです。
そこで私は、「母はもう死んでいるのでは?」と思ったのです。

玄関に置いたままにしてある母の靴を調べ、私の疑惑は確信になりました。
もし母が出ていったとしたら、靴が一足、足りなくてはなりません。
靴は、全部ありました。
という事は、父がこの家の中で母を殺した事になります。
(何で?どうして?)父を問い詰めたい衝動にかられましたが、やめました。
母を亡くして、父まで警察に捕まってしまったら、私は一人ぼっちになります。
父は、母を愛していました。
あんなに愛してくれていた父を裏切ったのなら殺されたとしても、母の自業自得のように思えたのです。
(気付かなかったふりをしていよう)そう決心しました。

しかし、奇妙な現象は続いていました。
ある日、私が寝ていると、ピト・・ピト・・と誰かが家を歩き回る音で眼が覚めました。
父の足音ではありません。
そして、ピト・・ピト・・という足音がだんだん近付いてくるのです。
「来ないでくれ、来ないでくれ」そう念じながら蒲団に潜っていると、その足音は私の部屋の中にまで入ってきました。
生ぬるい呼吸が頬にあたりました。
薄目を開けると凄い形相の母が、私を覗き込んでいました。
そして、耳元で
「出・・・て行・・・け・・・」
そう言ったのです。

(こんな家にはいられない)
そう思った私ですが、引っ越そうにも理由を父に言うことが出来ずに悩んでいました。

833毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:25:49
不思議な事ですが、霊を見るのは私だけで、父は何も感じていないようなのです。
母が居なくなってからというもの、私の面倒を見る為に在宅の仕事に切り替え、
家事をしてくれる父に「父さんが、殺したんでしょう?」とは聞けなかったのです。

そこで私は何を見ても見ないふりをして、日々を過ごしていました。
あるとき炬燵に入ると、「ガリッ」という音がして、足の小指に激痛が走りました。
何事かと思って炬燵布団をめくると、そこに母が居ました。
炬燵の中で、母が、横になっていました。
台所で料理をしていた父が「どうした?」と声をかけてきましたが、
私は「何でもない。宿題があったの思い出した」と言って誤魔化しました。
「もうすぐ出来るから、居間でやるといいよ」
そういう父の言葉に促され、鞄を開けました。
その時初めて、鞄の底に四つ折になった便箋が入っている事に気付いたのです。
そこには、母の字でこう書かれていたのです。

「真美、逃げて、父さんは狂ってる」

いままで母は、私を逃がそうとしていたのでした。

834cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 21:25:56
>>831
|ω・` ) 力が弱まって??困るわよねー

835cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 21:31:34
>>833
|ω・` ) お母さん…(´;ω;`)
穏やかな狂人こそ恐ろしいものはない
子供をコロコロするタイミングを見計らってたのね父は

836毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:34:36
>>835
|A-) コロコロってかわいい…w

837毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:35:02
Kさんという若い女性が、両親そしておばあちゃんと一緒に住んでいました。
おばあちゃんはもともとはとても気だてのよい人だったらしいのですが、
数年前から寝たきりになり、だんだん偏屈になってしまい、介護をする母親に向かってねちねちと愚痴や嫌味をいうばかりでなく
「あんたたちは私が早く死ねばいいと思っているんだろう」などと繰り返したりしたため、愛想がつかされて本当にそう思われるようになりました。
介護は雑になり、運動も満足にさせて貰えず、食事の質も落ちたために、加速度的に身体が弱っていきました。
最後には布団から起き出すどころか、身体も動かせず口すらもきけず、ただ布団の中で息をしているだけというような状態になりました。
はたから見ていても命が長くないだろうことは明らかでした。

さてKさんの部屋は2階にあり、ある晩彼女が寝ていると、不意に外でクラクションの音が響きました。
Kさんはそのまま気にせず寝ていたのですが、しばらくするとまた音がします。
何回も何回も鳴るので、時間が時間ですし、あまりの非常識さに腹を立ててカーテンをめくって外を見ました。
Kさんはぞっとしました。家の前に止まっていたのは大きな一台の霊きゅう車だったのです。
はたして人が乗っているのかいないのか、エンジンをかけている様子もなく、ひっそりとしています。
Kさんは恐くなって布団を頭から被りました。
ガタガタとふるえていましたが、その後は何の音もすることなく、実に静かなものでした。

朝になってKさんは、両親に昨日の夜クラクションの音を聞かなかったかどうか尋ねました。
二人は知らないといいます。
あれだけの音を出していて気づかないわけはありませんが、両親が嘘をついているようにも見えないし、またつく理由もないように思われました。
朝になって多少は冷静な思考を取り戻したのでしょう、Kさんは、あれはもしかしておばあちゃんを迎えに来たのではないかという結論に至りました。
彼女にはそれ以外考えられなかったのです。
しかし、おばあちゃんは相変わらず「元気」なままでした。

翌日の夜にも霊きゅう車はやって来ました。次の夜もです。
Kさんは無視しようとしたのですが、不思議なことにKさんが2階から車を見下ろさない限り、クラクションの音は絶対に鳴りやまないのでした。
恐怖でまんじりともしない夜が続いたため、Kさんは次第にノイローゼ気味になっていきました。

7日目のことです。
両親がある用事で親戚の家に出かけなくてはならなくなりました。
本当はKさんも行くのが望ましく、また本人も他人には言えない理由でそう希望したのですが、おばあちゃんがいるので誰かが必ずそばにいなくてはなりません。
Kさんはご存じのようにノイローゼで精神状態がすぐれなかったために、両親はなかば強制的に留守番を命じつつ、二人揃って車で出ていきました。
Kさんは恐怖を紛らわそうとして出来るだけ楽しいTV番組を見るように努めました。
おばあちゃんの部屋には恐くて近寄りもせず、食べさせなくてはいけない昼食もそのままにして放っておきました。
さて両親は夕方には帰ると言い残して行きましたが、約束の時間になっても帰って来る気配がありません。

838毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:37:11
時刻は夜9時を回り、やがて12時が過ぎ、いつも霊きゅう車がやって来る時間が刻一刻と迫ってきても、連絡の電話一本すらないありさまなのでした。
はたして、その日もクラクションは鳴りました。
Kさんはそのとき1階にいたのですが、間近で見るのはあまりにも嫌だったので、いつもの通りに2階の窓から外を見下ろしました。

ところがどうでしょう。
いつもはひっそりとしていた車から、何人もの黒い服を着た人達が下りてきて、門を開けて入ってくるではありませんか。
Kさんはすっかり恐ろしくなってしまいました。
そのうちに階下でチャイムの鳴る音が聞こえました。
しつこく鳴り続けています。
チャイムは軽いノックの音になり、しまいにはもの凄い勢いでドアが「ドンドンドンドンドンドン!」と叩かれ始めました。
Kさんはもう生きた心地もしません。ところがKさんの頭の中に、「 もしかして玄関のドアを閉め忘れてはいないか」という不安が浮かびました。
考えれば考えるほど閉め忘れたような気がします。
Kさんは跳び上がり、ものすごい勢いで階段をかけ下りると玄関に向かいました。
ところがドアに到達するその瞬間、玄関脇の電話機がけたたましく鳴り始めたのです。

激しくドアを叩く音は続いています。
Kさんの足はピタリととまり動けなくなり、両耳をおさえて叫び出したくなる衝動を我慢しながら、勢いよく受話器を取りました。

「もしもし!もしもし!もしもし!」

「○○さんのお宅ですか」

意外なことに、やわらかい男の人の声でした。

「こちら警察です。実は落ち着いて聞いていただきたいんですが、先ほどご両親が交通事故で亡くなられたんです。あのう、娘さんですよね?もしもし、もしもし・・・」

Kさんは呆然と立ちすくみました。
不思議なことにさっきまでやかましく叩かれていたドアは、何事もなかったかのようにひっそりと静まり返っていました。
Kさんは考えました。もしかしてあの霊きゅう車は両親を乗せに来たのでしょうか?おばあちゃんを連れに来たのでなく?
そういえば、おばあちゃんはどうなったのだろう?
その時後ろから肩を叩かれ、Kさんが振り返ると、動けない筈のおばあちゃんが立っていて、Kさんに向かって笑いながらこう言いました。

「お前も乗るんだよ」

839毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:40:07
|A-) 22:30までやるかな

840秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/10/11(木) 21:41:55
( ゚∀゚)o彡°DOKUO!DOKUO!

841毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:43:05
|A-) カールマイヤー入ってたな
    危ない危ない

842cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 21:43:26
>>838
|ω・` ) 家族構成いつかのウチwww
置き換えて読んだらゾッとしたー

843毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:45:44
>>840
|A-)ノシ おすすw

>>842
|A-) おばあちゃんは優しいけどボケると人をどう思うかわからんからねえ…

844毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:46:11
|A-) カールマイヤー聞きたいって時は教えてね!

845毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:49:37
オレにはちょっと変な趣味があった。
その趣味って言うのが、夜中になると家の屋上に出てそこから双眼鏡で自分の住んでいる街を観察すること。
いつもとは違う、静まり返った街を観察するのが楽しい。
遠くに見えるおおきな給水タンクとか、酔っ払いを乗せて坂道を登っていくタクシーとか、ぽつんと佇むまぶしい自動販売機なんかを見ていると妙にワクワクしてくる。

オレの家の西側には長い坂道があって、それがまっすぐオレの家の方に向って下ってくる。
だから屋上から西側に目をやれば、その坂道の全体を正面から視界に納めることができるようになってるわけね。
その坂道の脇に設置されてる自動販売機を双眼鏡で見ながら
「あ、大きな蛾が飛んでるな〜」
なんて思っていたら、坂道の一番上のほうから物凄い勢いで下ってくる奴がいた。
「なんだ?」
と思って双眼鏡で見てみたら全裸でガリガリに痩せた子供みたいな奴が、満面の笑みを浮かべながらこっちに手を振りつつ、猛スピードで走ってくる。
奴はあきらかにこっちの存在に気付いているし、オレと目も合いっぱなし。
ちょっとの間、あっけに取られて呆然と眺めていたけど、なんだか凄くヤバイことになりそうな気がして、急いで階段を下りて家の中に逃げ込んだ。

ドアを閉めて、鍵をかけて
「うわーどうしようどうしよう、なんだよあれ!!」
って怯えていたら、ズダダダダダダッって屋上への階段を上る音が。明らかにオレを探してる。
「凄いやばいことになっちゃったよ、どうしよう、まじで、なんだよあれ」
って心の中でつぶやきながら、声を潜めて物音を立てないように、リビングの真中でアイロン(武器)を両手で握って構えてた。
しばらくしたら、今度は階段をズダダダダッって下りる音。
もう、バカになりそうなくらいガタガタ震えていたら、
ドアをダンダンダンダンダンダン!!って叩いて、チャイムをピンポンピンポン!ピポポン!ピポン!!と鳴らしてくる。
「ウッ、ンーッ!ウッ、ンーッ!」
って感じで、奴のうめき声も聴こえる。
心臓が一瞬とまって、物凄い勢い脈打ち始めた。
さらにガクガク震えながら息を潜めていると、数十秒くらいでノックもチャイムもうめき声止んで、元の静かな状態に……。
それでも当然、緊張が解けるわけがなく、日が昇るまでアイロンを構えて硬直していた。
あいつはいったい何者だったんだ。
もう二度と夜中に双眼鏡なんか覗かない。

846cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 21:53:16
>>845
|ω・` ) これ好きー
何度読んでもゾワゾワする!
1度体験してみたいー

847毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:56:29
俺は昔、父の都合で田舎の実家に住んでいた。
小学校低学年だった俺は休日昼間はよく一人で留守番していた。
二階で本を呼んで、夕方にパートから帰ってくる母を待つのが日課だった。

ある日、二階に居ると玄関から物音がしたような気がした。
俺は耳がよかったから、玄関をゆっくりと静かに閉める音までが聞こえた。
最初、母が帰ってきたかと思ったが、母ならいつも二階の俺に声をかけるはずだった。
なんかおかしい、と俺の全身が堅くなった。
いざとなったら逃げれるように窓を開けて、俺はドアを開けると一階に続く階段を覗き込んだ。
ごそ…がさ…
その時はデカいゴキブリでも居るのか?と思った。
その頃の俺は勝手に人の家に上がりこんでくる人間がいるなんて想像もしなかった。

俺は音のする場所を目指して、静かに台所に進んだ。誰もいなかった。
俺は気のせいかと思い、二階に戻ろうとすると、キィィィイイイ…と台所の洗い場の下の小さな戸が開いた。
ゆっくりと開いていく…下水に続くパイプが見え…手が見え…折りたたんだ足も見えた。
俺は蒼白になって音を立てずにゆっくり一階の居間に逃げた。
こっそりと押入れの障子に入り、体操座りをして震えていた。

小一時間も入っていただろうか。
その間、何の気配も音もしなかった。俺はずっと、アレは何だったのか想像していた。
押入れの上や奥の暗闇に幽霊が居るんじゃないか、とビクビクしながら母の帰りを待った。
しかし、もし母が帰ってきたら今度は母がアレと出会うんじゃないか、と考え付いた。
俺は心臓をバクバクさせながら真相を確かめねば、と思って家を見廻った。
誰もいなかった。
それこそ食器の引き出しや戸棚の中まで見たが、異常は無かった。
洗面台の下のカビが人に見えたのかも、と勝手に自己完結した俺は、安心して二階に戻った。

部屋に入ろうとして、足が止まった。……俺のベッドが膨らんでいる。
布団から、足が出ていた。
俺は涙目になって後ずさりしながら、それでも音を立てないようにがんばった。
何かと目が合った。
それは、布団から出ていた男の顔だった。
鼻から上が布団の向こうから、ジッと見ていた。

俺が悲鳴をあげて階段を駆け下りる後ろで、布団がすごい勢いで捲り上げられる音が聞こえた。
家から飛び出た俺は、通行人のハゲたオッサンに助けを求めた。

後は後日談。
オッサンが通報、家から出れずにいた犯人検挙。その人は○○○運輸の配達人で、俺とも顔見知りだった。
本社からの電話での謝罪。元から異常な性癖の噂があった、とは後から近所連中に聞いた。
母親がショックを受け仕事を辞めたり、引っ越したり、と色々あったがそれは蛇足だな。

848毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 21:57:32
>>846
|A-) なんかちょくちょく見かける話だよねw

    みんな聞いたかな?
    catちゃん体験してみたいってさ!

849毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 22:04:24
中古車買ったらなぜか最新のナビが付いていた。
説明書がなかったからなんとなくいじってたら前ユーザーが登録したとおぼしきポイントを発見。
自宅からそう遠くもなく暇つぶしに行ってみる事にした。

「ぽーん、次の交差点を右方向です」
「ぽーん、約300メートル先、右斜め方向です」

案内されるがままに走ってくとだんだん寂しい土地へと入っていった。
(おかしいな、この先は峠で特に何もないはずなのに…)
それでも好奇心と時間を持て余していたのでそのまま進んでいった。

「ぽーん、目的地付近です。運転お疲れ様でした」

車から降り辺りを見回す、が何の変哲もない峠のカーブ手前だった。
よく見回してみるとガードレールが少しひしゃげているのが見える。
近づいてみると夕暮れの太陽に照らされて黒い塗料らしきものが白いガードレールに付着しているのが見えた。
俺が買った中古車と同じ黒い色。
いやな予感がして自分の車のほうを振り返ると、左フロントがつぶれ、フロントガラスに上半身を突っ込んで血だらけの顔でこちらを睨んでいる男がいた。
「うっ!」
と息を呑んで瞬きをするとその男は消え、車も乗ってきたときと同じようにどこも壊れてはいない状態に戻っていた。
しかしその瞬間、俺は前のオーナーがどうなったのかを知ってしまったのだった。

850cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 22:04:53
>>848
|ω・` ) うそです!ごめんなさい!

851cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 22:05:25
>>847
|ω・` ) やだー人怖!:(´◦ω◦`):

852毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 22:08:17
>>850
|A-) クーリングオフ対象外です

>>851
|A-) 油断できないね…
    鍵かけたかはちゃんと確認しなきゃ

853毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 22:09:48
|A-) ちょいマルチのお誘いが…

854cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 22:10:40
>>852
|ω・` ) み、道連れにしてやるーみんな共倒れじゃーい( ゚∀゚)
>>849
|ω・` ) 自己紹介かな??

855cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 22:10:53
>>853
|ω・` ) いってらー

856毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 22:13:09
>>854
|A-) そんな感じww
    あ、どうも、前オーナーですwww

>>855
|A-) 1戦だけで戻りましたw

857cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 22:20:42
>>856
|ω・` ) おかー前オーナーw

858毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 22:21:19
昔釣りに出かけた時なんだけど、俺車とか持ってないから電車で山までいくんだわ。
そんで知ってる人は知ってると思うけど中央線って自殺が多いという噂があって俺が乗ってたのもオレンジの車両の中央線。

都心を離れた頃に乗り換えでホームに降りた時、なんか隣にいた中年の男が具合悪そうなんだわ。
気持ち悪いしなんとなく電車待ってる位置をずらして次の電車待ってたんだ。
そしたらいきなりその男が
「はぅ〜おおぉぉぉお」
とか奇妙な声だしはじめてその場に座り込んで頭をガツンガツン地面に叩きつけ始めたから周りの人もびっくり、唖然として見てた。
そこへ電車もきて何を思ったか飛びこみですよ。
電車も異変に気付いてたみたいでギリギリの所でスピード落とし始めてたんだけど、その男線路の上でニヤニヤして白目むいてて手がぴくぴく痙攣してた。
電車が止まりきれずにゆっくりとその男の上を通過しようとしたとたんホームの上から覗きこんでたやじうまも
「ひぃぃぃっ」
って後ずさり。いやもちろん俺もびびって後ずさった。
駅員が降りてって調べるとその男ぎりぎりひかれてなかったらしい。
担ぎ上げられた男は今度は
「ぎぎぎぎぎ」
とか奇妙な声だしながら震えてた。

中央線の自殺って全部が本当に自殺なんだろうか?
なんか変なものにひきこまれてあんなふうになったりするんじゃないかとその時思った。

859秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/10/11(木) 22:23:44
>>858
中央線の自殺の多い踏切の近くに住んでたよ・・・

860毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 22:24:48
最近の話なんだけどさ、俺、ビデオ屋でバイトやってて店が二時に閉店するんだよ。
家からも、近いし。歩いて、バイト先まで行ってるんだ。
で、この間バイト終わって、家に帰ってる時の話。

まあまあ明るい道で、木材置場の近くに差し掛かる時にさ、なんか視線感じるんだよね。
「誰かいるのかな?」
って、なんとなーく木材置場に目をやると木材の下の方で、なんか動いてんだよ。
モゾモゾ〜って…
黒いし、猫かな?って思って、ちょっと立ち止まって見ていると、

どんどん、こっちに直進してくる。
俺は猫好きだから
「チッチッチッ」
と舌を鳴らして、おびき寄せようとしていた。

その黒いモノが俺の半径1メートルくらいになった時に、俺は気付いた。
そのモゾモゾと、近づいて来ていたのは、凄い形相の女の生首だった。

俺は、びっくりして走って逃げたよ。
もう、その道は通らない事にしたし。

ちなみに、その木材置場にさ、四年くらい前に女のバラバラ死体が、捨てられてた場所なんだよね!
明るい道だったから、今まで幽霊とか気にしてなかったけど暗い場所でも明るい場所でも、出るものは出ると思い知らされたよ。
皆も気を付けたほうがいいぞ。

861cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 22:25:08
>>858
|ω・` ) まあ数件は引きづられるとかありそう

>>859
|ω・` ) ………( ´・ω・` )

862cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 22:26:00
>>860
|ω・` ) 猫なら!可愛かったのに!

863毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 22:26:08
>>859
|A-) 電車ほぼ使わないし自殺もあるんだか無いんだかくらいだから見たこと無い
    都会は大変だな…

864毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 22:29:57
>>862
|A-) 残念、頭でしたーww
    ってノリで出てきたりしてねwww

865毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 22:30:07
まあ今から10年くらい前の話なんだけど…。

当時、電車で通勤するはめになった二駅ほどの距離。
まあ帰りは7時くらいになる訳でそんな遅い時間でもない。
その日も列車から降り通路を通って改札に向かった。
で改札に向かう途中に反対のホームが見えるんだが線路とホームのコンクリの引っ込んだとこに何かいる。
人が膝を抱え座りこんでる感じ…。
服装がなんつーか戦争の時にきてた国民服?みたいの…。
ありゃ〜と思ったけど気づかんふりして改札までいった。
で…俺が当時すんでたアパートは駅の裏で歩いて10分程のとこ。
駅からは地下道(といっていても長さ50mもない)を抜ける。

当然、その日も地下道に入った。
おかしいんだ…。人がいない…。
時間はまだ7時位、駅前も電車通の学生でいっぱいだった。
なのにここには俺しかいない…いや、いる。
あれが…しゃがんでた同じ格好で…。
大丈夫…大丈夫だ…気づかんふりして通れば…俺は歩いていった。
そいつの横を抜け…よし…いけるこのままやり過ごせる。
そう思った瞬間・・・グイッ・・・俺の手首に重みがかかった。
見ちゃったよ…服もぼろぼろで顔も判別できない…。
俺は必死で手を振り解いて地下道を走った。

外にでると今までが嘘みたいに駅裏のバス停はバス待ちの学生で一杯だった。
この駅は戦時中、爆撃があってかなりの人がなくなったとこなんだが後から調べるとまさにその日だった。

余談になるがこの頃、俺はネコを6匹飼ってて毎日駅まで送り迎えしてくれた…この日だけは考えてみると迎えにこなかった。
この日を境に事故にあったり戻ってこなかったりで全員いなくなったよ。

東北の地方の話です。

866cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 22:32:32
>>865
|ω・` ) 猫が身代わりに…(´;ω;`)
猫に何かあったらわたしが身代わりになる!

867毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 22:35:28
>>866
|A-) 憑いてきたような気がするね…
    それで帰れなくなったり悪い影響が出たり…

868毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 22:35:56
|A-) 最後は俺が好きな話の一つを!

869毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 22:37:16
後輩は、某ソンの深夜バイトをしていた。
そのコンビニは、深夜になるとかなり暇になるらしい。
後輩はいっしょにバイトしている先輩と、いつもバックルームでのんびり漫画など読んで過ごしていた。

ある日のこと。
いつもと同じようにバックルームでお菓子を食べながら、後輩は先輩と駄弁っていた。
仕事と言えばたまにモニターをチェックするくらいである。
モニターは画面が4分割されていて、レジ2箇所、食料品棚、本棚を映しているのだが、
ふと見ると、本棚のところに女の人が立っているのを後輩は見つけた。
腰まである異様に長い髪をした女の人だ。
「おかしいな、チャイム鳴らなかったぞ」と先輩はいぶかしむが、
たまに鳴らない事もあるので、さして深く考えず二人はまたしゃべり始めた。

しかし、である。
いつまで経っても女の人は動く気配を見せない。
本を読んでいるのかと思えば、何も手にしていない。
ひたすらじっと本棚を見つめているだけである。

「おい、こいつ万引きするつもりなんじゃないか」

先輩が言った。どことなくおかしな雰囲気のする女の人である。
後輩もその考えが浮かんだところだったので、頷いた。
二人で挟み撃ちすることにして、バックルームを出る。
先輩はレジ側から、後輩はバックルームへの出入り口から本棚へ向かう。

いざ本棚へ到着してみて、二人は首をかしげた。
そこには誰もいなかったのだ。
おかしい。絶対挟み撃ちにしたのに…。

すると、トイレのほうから水を流す音が聞こえてきた。
何だ、トイレに入っていたのか。
おかしな人だな、と思いつつ、二人はすぐバックルームへと戻った。

870毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 22:37:45
しかしモニターを見て、二人は初めてぞっとした。
さっきと全く変わらない立ち位置で、女の人が本棚を見つめていたのだ。
早い。早すぎる。
トイレからそこへ向かうのと、バックルームへ戻るのとでは、
明らかにこっちの方が早いはずなのだ。
しかも、なんで同じ格好で本棚に向かってるんだ?

もしかして、モニターの故障では。
顔を見合わせ、頷きあって二人はもう一度、バックルームから挟み撃ちの隊形で本棚へと向かった。

すると、また女の人はいない。

冷や汗がにじむのを感じながら、今度は何も言わずに二人はバックルームへと戻った。
無言で、しかし真っ先にモニターを確認する。

「あ、いなくなってるぞ…」

先輩が呟いた通り、モニターからは女の人の姿は消えていた。
後輩の心中にほっとしたものが広がる。
よく確認しようと、先輩の横に顔を乗り出した。その時。

「待て、動くな」

先輩が突如、押し殺した声を出した。
は?と思ったが反射的に従う。
二人、モニターを覗き込んだ格好のまま固まっている。

「いいか、絶対に今振り向くなよ」

やはり先輩が押し殺した声で言った。
何でだろう、と思った後輩だが、モニターをじっと見てそれを理解した。
画面の反射で、自分の顔と先輩の顔が映っている。

しかし、その真ん中。

もう一つ、女の人の顔が覗き込んでいたのだ。

悲鳴をこらえ、後輩はまさしく硬直した。

871毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 22:38:18
じっと耐えること数分、その女は

「…………」

と何事か呟くと、すっと離れた。

そしてさらに1分。
もういいぞ、と言われて後輩はやっと息をついた。
恐る恐る振り向いても、誰もいない。
どくどく脈打つ心臓を押さえ、後輩はモニターから離れた。

「ここって、なんかでるんやなぁ〜」

先輩は感慨深げに呟き、後輩のほうに同意を求めた。

「そうですね」

と、先輩を振り向いて、後輩は再び硬直した。
その視線をたどったか、先輩もモニターのほうへ向き直る。

そこには、さっきの女の人が。
しかも今度は、カメラの方を向いて大口を開けて笑っている!!

もう二人は何も言わなかった。
何も言わず、某ソンを裏口から飛び出したと言う…。

872毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 22:39:21
|A-) 今日の怖い話終わりー
    音楽も終わりw
    おつかれさまでしたw

873名無しさん:2018/10/11(木) 22:40:37
はーいありがと〜
ちょうどいい感じでした

おやすみ〜

874cat ◆TUKUMO3rAI:2018/10/11(木) 22:41:13
>>872
|ω・` ) 楽しかったー!お疲れさまありがとう!
毎回楽しみにしてるーw

875秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/10/11(木) 22:43:24
おつどっくん!( 0w0)ノ

876毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/10/11(木) 22:47:09
>>873
|A-) おやすみねw

>>874
|A-) こちらこそいつもありがとうw
    また来てねw

>>875
|A-) おつかれさまねw
    マルチもおつかれさまw

877毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 21:02:42
母が、洋服ダンスの前で着替えをしようとしている。僕は、それを横目でチラリと見てリビングに向かおうとした時…

『ガチャ!ギィィィ』

玄関のドアが開く音がした。
「親父かな?今日は早いな」
と思い、今いる廊下から一直線の方向にある玄関を見てみた。
電灯がついてないので、暗くてよくわからないが、やはり見覚えのあるシルエットだ。
しかし、それは親父じゃなかった。
小さいし、何よりも髪が長いように見えた。
しかも、頭のシルエットが異様に大きい。
だが、見覚えがある。
ついさっき見たような気がする…

「ただいま」

前触れもなく、それは突然声をあげた。
どうということはない、帰ってきたのは僕の母だった。

だが、どうも釈然としない…僕の心の声が警告をつげた‥
(何かおかしくないか?…洋服ダンスの前で着替えをしようとしてるのは僕の母じゃなかったか?!)
そうだよ!!今帰ってきたのは母じゃないんだっ!。違う何かだ!
しかし、ペタペタとゆっくりと歩いて来るそれは、明かりに近づくにつれ、無情にも僕の母以外のものの可能性を否定してゆく…
(なぜだ!?なぜ二人いる!!)
僕は心底怯えた。
(来るな!来るな!僕の母だと確認したくない!わかりたくない!!)

気付くと、それはもう目の前にいた。
温かいやさしい笑顔があった。
仕事帰りで疲れているみたいだが、いつもの母だった。僕の母だ。
…!?…あ、あぁ!!新たな恐怖が僕を包んだ。
それじゃあ、着替えをしようとしてるのは一体誰なんだ!!
思わず洋服ダンスの方を見てしまった。

目を限界まで開いた白い顔の母が、僕を凝視していた。人間の顔じゃなかった。

僕は叫び声をあげようとしたが、あまりの恐怖に声が出ない。
助けを求めて、本当の母に駆け寄ったが反応がない…
見上げると、目も鼻も口もついてない母の顔があった。

※小学生の時だったので、夢なのか現実かも覚えていないけど、とにかく怖かったこと?です

878cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/29(土) 21:06:08
|ω・` ) 夢だとしてもこわいわw
リアルだとしたらその後どうしたんだろう

879毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 21:14:44
|A-) ホラー映画並だよね!

880毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 21:15:01
プールでの話です。

飛び込みが得意な友人が、プールで溺れかけました。
飛び込む刹那、水面に目をカッと見開いた老婆を見たそうです。
一瞬だけど、ゆらゆらとその顔が水面で揺れていたそうです。
友人は余程あわてたのか、泳がずに水しぶきを立ててプールサイドまで走ってゆきました。
僕らはその時、友人が単にふざけているようにマジ思った。

後でプールサイドで焼きそば食べながら、その話をきいてさすがにその顔面蒼白の友人を見ると、プールに入る勇気がなかった。
気まずく帰宅する途中、あの顔が忘れられないと言って、友人は泣き出してしまった。
普段からは想像も出来ないくらい、そいつは弱々しく泣いた。
怖くなったのは僕らのほう。
その夏はプールどころか、怖いので三人で遊ぶ時はずっと俺んちでプレステやった。それが僕らが中学での話。

お互い、大学生になって、そいつとはまだつきあってる。
去年の夏に心霊写真特集をテレビでやっていて、そいつと観た。
そのとき、霊能者がある写真に映った霊を見て
「これは死神ですね」
とコメントした。友人はさけんだ。
「俺が見たの、これだわ」
僕はプールサイドでの顔面蒼白のそいつの顔を思い出した。
僕の全身に鳥肌がたった。

881名無しさん:2018/12/29(土) 21:19:31
泳ぐのやめて良かったね…

882cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/29(土) 21:20:40
|ω・` ) ロックオンされてない?大丈夫?

883毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 21:21:16
この間体験した話。

私が住んでいるところは東京近郊のいわゆるリゾート地。
道路脇には小生意気にもヤシの木が定間隔で植えられており、まぁ南国ムードを出そうとしている感じ。
そんな感じの街なのでカラオケ店や居酒屋、パブなどのような類のものはほとんど無く、夜ともなれば人気が無いどころか明かりさえない。
敢えて言うなら洒落た街灯や自動販売機のみが晧晧と光っている。
私の住まいはマンションの3階で、そのマンションの向かい側に大きな公園がある。

ある日の深夜3時頃、受験勉強をしていて眠たくなり気晴らしにベランダにでてその人気もなく明かりも無い公園(12時頃になると公園の街灯は消されてしまう)をボォーっと眺めていた。
何気なくうちから50m程先の公園内の唯一の明かりである電話ボックスを見て驚いた。
深夜3時だというのに中に女の人がいるのである。
でも驚いたのは一瞬で見てみると(後ろ姿だけしか見えなかったがけど)よく言われているような長い黒髪で白装束というような幽霊の代名詞ではなく、おとなしい人が着るような服を着ていた。
何より受話器を手にしているのを見て普通の人だとわかった。

さすがに気味悪いなぁ〜とは思ったけど別にこれ以上驚く程のことでも無いか、と、息をついた瞬間、家の電話が鳴った。
「うわぁ!最悪のパターンじゃん…」
とよくある心霊話を思いだし、ベランダでうずくまっていた。
電話は30秒ほどで鳴り止んだのだが、怖さのあまり5分ほどうずくまったまま。

で、やっとのことで立ち上がり恐る恐る電話ボックスを見たけど、もうあの人はいなかった。
ホッとして腕を組むようなかたちでベランダの手すりにもたれ掛かり頭を下げたのだが、今度は洒落にならないほど驚いた。

うちのマンションの真下に例の女がいたのだ。

目を大きく見開き、口をこれでもかというほど大きくあけて、形容しようのない笑顔でこっちを見ていた。
心臓止まるかと思うぐらいびっくりして一目散に部屋に逃げた際に背中の方で、

「でてよ」

と一言聞こえたけど、もちろん振り返ることなどできずベッドにもぐりこんで怯えながら一夜を明かしました。

結局、実在する人なのか幽霊なのかわからなかったけどそれ以来夜の電話が怖くて仕方がない…

884毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 21:24:19
>>881,882
|A-) 通りかかっただけだったとかだったのかねえ
    もしくは死神ではなかったとか

885毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 21:27:02
友達のお兄さんの体験談。
(聞いたのが、もう15年前程なので記憶曖昧)

そのお兄さんは九州の某大学の剣道部。
大学の体育会系というと、上下関係はかなり厳しい。
その夏の合宿中での出来事。
部屋は学年毎に別れてたのだが、毎朝4年生の部屋の窓が10cm程開いているという。
窓はサッシ(横開き)+障子という形になっていたらしい。
毎晩閉まっているのを確認しているのに、朝になると決まって10cm程開いているので、誰かのいたずらかと思った4年生は、1年生の一人に一晩中窓を見張っていろと指示した。

最後の晩、その1年生一人を残し、皆はどんちゃん騒ぎの宴会。
見張りをさせているのを、翌朝思い出した4年生が部屋に戻って見ると、見張り役は、きちんと正座をして窓を見張っている。
窓は、やはり10cm開いていた。
「おい。どうだったんだ?何か分かったか?」
と声を掛けた瞬間、こちらを振り返る事もなく、返事をする事もなく、見張り役の学生は、すくっと立ち上がり、窓を開け、すっと窓から身を投げた。
それからはその合宿所の4年生部屋は立ち入り禁止になった。

見張り役の人が何を見たのか、見張り役がどんな顔をしてたのか、分からないままなんで、なんとなく、気になる怖さでした…

886cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/29(土) 21:27:04
>>883
|ω・` ) こっわ
公衆電話の女の人もまさか電話に出ないとは思わなかったからイラっとしたのかな

887cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/29(土) 21:29:53
>>885
|ω・` )これは何を見たのか気になるー!
すごい気になるー!
せめて3人組とかで見張らせといたら…ううむ

888毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 21:41:03
>>886
|A-) ガチストーカーは思考回路おかしいからね

>>887
|A-) 3人共飛んだりして…w
    こういうのほんと気になる!

889cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/29(土) 21:42:59
>>888
|ω・` )ストーカーこわいわぁ(すっとぼけ)
これ1人だと無理だけど3〜5人なら確認したいよね

890毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 21:49:28
>>889
|A-) 人多ければなんとかなるよね!
    もしくは監視カメラ

891名無しさん:2018/12/29(土) 21:59:03
>>890
(;・ω・) 僅カナ隙間ヲ巡ッテ ギュウギュウ詰メニナル男タチノ姿ガ ソコニハ…

892cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/29(土) 22:04:23
>>891
|ω・` ) アッー!アッ、アッー!

893毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 22:18:48
>>891
|A-) www
    飛ばそうとした方も引いてるわwww

894毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 22:22:40
小学校にあがったかあがってないかの頃
その当時母と兄と自分が一緒の部屋で寝ていて、自分は母と同じ布団で寝てたんだけど

ある日、いつもと同じように家族全員が布団に入り、電気が消された
自分は寝つきがかなり悪い方で、いつも1時間とか寝付けなかったんだけど、その時も中々寝付けなかったと思う
布団の中で目を閉じてゴロゴロしてたんだけどやっぱり寝付けなくて
ふと母の方を見たときに心臓が止まりそうになった
すると母もこっちを見てたんだけど、その表情があまりに恐ろしくて、今思い出しても鳥肌が立つ

目が「カッ」と見開いた状態でこっちを凝視する母
口は閉じてるし、眉毛が吊り上ってるなんてことはないんだけど、目だけはこれ以上ないぐらいに開いてて、怖くなって思わず目だか顔を反らしたんだと思う
といっても瞬間的にだし、すぐにまた母の方を向いたから、母はまだこっちを見てるはずなのに、もう一度見てみると、母はまっすぐ天井に顔を向けて静かな寝息を立ててた

今思うと、母は俺の後ろに何かを見たのかもしれないし、それは単なる夢で、ちょうど目が覚めたときに普通の母の顔を見ただけかもしれないけど、死ぬほど洒落にならない恐ろしさがあった

ちなみに俺を挟んで母とは逆の方向にはでっかいタンスがあるんだけど、そのタンスの取っ手の部分には、何故か掃除機の先端の部分が閂のようにはまっている
やはり母は何かを見たのか?

895毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 22:23:11
|A-) また音楽流す設定で苦戦してました
    再開

896cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/29(土) 22:31:50
>>894
|ω・` ) お母さんが何か怖いものを見たのか、

897毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 22:33:24
昔に聞いた話。というか言い伝えみたいな。
結構有名なんで皆知ってるかも。

昔、越前の国(福井県)の福井の城下町を一人のお婆さんが提灯を持って歩いていた。

お婆さんは昔奉公していた侍の家に久しぶりに行った帰り道だった。
月の無い晩で、人っ子一人通らない城下町を一人で歩いていたそうだ。
北の国の春は遅く、寒さからお婆さんは襟をかき合わせた。

そのときだった。
お婆さんは九十九橋辺りで青白い松明の火のようなものを見た。
その火はどんどん灯ってゆき、とうとう橋いっぱいの青白い火になった。
動かない火や、動き回る火など色々あった。
お婆さんはビックリして、その火を見つめていた。

突然、その火がパッと消えて辺りは元の通りの闇に戻った。
そして、その暗闇の中を白い霧のように橋の上から流れて来るものがある。
しかしそれは霧ではなく『人』だった。
白い鎧をつけ、白い弓等を持ち、取り分け大きく見えるのが馬に乗った武者だ。
白いのぼり旗を靡かせ、粛々と進んでいる…。
唯、その行列には首が無い…。人にも。馬にも。
首なし行列はお婆さんの居る方向に向かってやって来るのだ!

お婆さんは、冷水を桶一杯にかけられたようにゾッとした。
あぁ…迂闊だった。
今夜は四月の二十四日と言う恐ろしい日であったと気がついた。

898毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 22:33:50
昔の暦の二十四日は月が出ない。
それなのにこの夜、福井の城の鳩の門の枡形(門から門まで石垣に囲まれた四角い広場)に月が映るという。
枡形の広場の土の上に月が映るという。
見た者は死ぬという言い伝えがある。
そもそも、四月二十四日とはどういう日なのか?
単刀直入に言うと、北の庄の城で『柴田勝家』という殿様が切腹した日だ。
城は炎に包まれ、家来達も腹を切り、或いは敵に討たれて死んでいった日だ。
天正十五年四月二十四日の日だった。
攻めたのは彼の有名な『豊臣秀吉』(当時はまだ『羽柴秀吉』だったが)。
農民から身を起こした彼に勝家は負けた。
どんなに無念だっただろう。死んでも死に切れなかっただろう。
くる年もくる年も四月二十四日が来て、亡霊は墓から起き上がった。
青白い灯が一つ一つ増えていき、フッと消えた時に動き出す。

福井生まれの福井育ちで如何してこの日にうっかり出歩いたのだろう…。
どの家も戸を閉め切って息を殺していると言うのに…。
お婆さんは悔やんだ。
お婆さんはガタガタと震えながら、提灯の火をフッと消した。
このまま逃げても辺りに横丁は無い。逃げ出せば首なし行列に追われる…。
ならば、後ろを向いて、見ないように、見られないようにやり過ごす他仕方が無い。
お婆さんは道に背を向け、よその家の軒下にかがみ込んで確りと目を瞑った。
足音は次第に近づいてゆき、やがて後ろを通り過ぎていく。
静かに人の歩く音、馬の歩く音、鎧がかすれる音が鳴ってゆく。
息の詰まるような長い時間だった。

ようやく、しんとした。
お婆さんは暗闇を這うようにして、家に帰った。
そして、帰ったなり布団を被って寝てしまった。

899毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 22:34:04
次の朝…。
余りにもお婆さんの顔色が悪いので、心配した息子が如何したのかと尋ね始めた。
始めはお婆さんはずっと黙っていた。
たとえ行列を見ても決して見たことを言ってはダメだ。
言ったら血を吐いて死ぬ。
小さい頃からそう教えられてきた。
だから言わなかった。
言うまい、そう思っていたのにお婆さんの口は勝手に動いてしまった。
とうとう言ってしまった…お婆さんは体の力が抜けお婆さんは死を覚悟した。
だが…、お婆さんは死ななかった。
家中が胸を撫で下ろし、神様や仏様に感謝した。


しかし…、

次の年の四月二十四日…、

お婆さんは家をフラリと出たまま…、

そのまま家に帰らなかったそうだ…。

900cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/29(土) 22:36:17
>>899
|ω・` ) こういう昔話みたいな怖い話大好き!

901毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 22:42:19
>>896
|A-) そうっぽいけどすぐ寝てたってのがわからないね

>>900
|A-) こういうのもいいねw
    雰囲気がいい!

902名無しさん:2018/12/29(土) 22:45:33
>>901
この子とお母さんの間に何かいたのかも?

903cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/29(土) 22:46:21
>>901
|ω・` ) そうすぐ寝た、ってことはお母さんに乗り移った何かともとれる…

昔の話はおどろおどろしい感じかいいよね!

904毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 22:55:06
>>902
|A-) 子供の後ろと思った

>>903
|A-) なるほど…乗り移ったから寝た感じかも

    だねw
    今もう一つ昔の話読んでたけどちょっと長くてね…

905毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 22:58:00
ある家で火事があり、逃げ遅れた母親と二人の子供が焼死した。
同じ頃、トラック運転手の父親もまた、事故を起こして死んでしまった。

事故の少し前、父親は高速のパーキングに停まって、無線で運転手仲間と話していたが、突然無線が切れた。
訝った仲間の運転手が再度交信しようとすると、すぐに無線が繋がったので、どうしたのかと聞いて見ると、父親はこう応えた。

「いや、突然ひどい雑音が入ってな。何だか、うちの子供の声が聞こえたような気がするんだ。『お父さん、一緒に行こう』って…」

906毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 23:02:45
自分が中学生の時、プール清掃ってのがあった。
半年以上放置されたプールの中にはいってゴミやなんかをだす作業なんだけど、信じられない量の猫の死体。
5匹6匹じゃなくてほんとクラス一人一匹、くらいの量が沈んでた。
もう原型をとどめてないやつとか、つい昨日飛び込んだようなやつとか。

で、その日はその死体を運び出す作業でいっぱいいっぱい。
女子は教室返されて、男子だけで作業させられた。
もうはきそうになって、その日の給食はほとんど手付かず。

その日から、クラスの様子がおかしくなった。
授業中、真っ青になって保健室いくやつが急に増えた。
みんな精神的にまいっちゃってたんだよね。
今ならPTSDだ、とかいってカウンセラーでも呼ぶんだろうけどそんときは、学校側は何の対応もしなかった。

で、プール開き当日。
半分くらい、見学。
俺も嫌だったけど、精神的なショックとかはなかったしとりあえず暑かったし入ることになってた。
なんだかんだいって、楽しいもんで、見学してたやつらも、後半になると、プールサイドまできて、水の掛け合い、とかしてた。
俺は俺で、友達と競争とかしてたんだけど、別にへんなこともなかった。

さて、そろそろ終わりかな、みたいになって体育教師をボーっと眺めてたんだよね。号令待ちで。
そんとき、いきなり見学してた男子生徒が体育着のまま飛び込んだんだ。
みんな、
「うわぁ…馬鹿が飛び込んだよ」
くらいしか考えてなかった。

でも、そいつ、浮いてこない。
周りのやつが騒いで、ようやく教師も気がついて、もちろん、すぐ助けようとしたんだが
周りのやつが引っ張っても、ぜんぜん上がろうとしない。

…結局、気を失ったかしてなんとか水から出したんだけど、そいつ、排水溝に手をかけて、鉄格子みたいのはずそうとしてた、ってもぐった友達がいってた。

907毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 23:03:01
で、そいつ、意識戻って一応病院行ったみたいだけど、特に異常もなくて、1日休んだだけででてきたんだ。
もちろん、みんなそいつになんで飛び込んだんだ、とか聞くんだけどそいつは覚えてない。
ウケねらい、とかそういうわけじゃないことは気を失うまでもぐってることからわかるんだけど。

で、そのことはみんな忘れて、プールの時期も終わった。
その年、たまたま、学校の近くでそれなりに大きい火事があってプールの水、ほとんどなくなっちゃったんだ。
どうせなら、ってことで暇なやつとか、委員会のやつとかで、掃除したらしいんだ。
で、そのとき排水溝に水を流してたやつがものすごい声で騒いでて、たまたま、というか外で部活動してたやつらとか、集まってきて、そのなかに俺もいた。
排水溝覗いたとき、背筋、というかものすごい寒気に襲われた。

猫の死体が引っかかってる。
そこの排水溝は、プールの底に鉄格子がある、みたいな感じなんだけどその鉄格子の中に、もう一個網みたいのがあるタイプ。
その網の部分に、小さい猫の死体がへばりついてた。
排水溝って、微量でも排水すると、かなりの圧力かかるせいか猫の肉とかはがれてて、ほんとガリガリ、だけどブヨブヨ、って感じになってた。

そんとき、思ったのが例の飛び込んだやつ。
あいつは、この猫に引っ張られてたんじゃないかと。

それから数週間、その話題は盛り上がったけど猫の墓も、そのプールも今じゃなくなって新校舎が建ってる。

ただ、ほんとに洒落にならないのはそのプールに飛び込んだやつがその出来事のあった数日後に飛び降り自殺した。
で、落ちた先は猫の墓のある裏庭。
あいつ、そんなに猫に好かれてたのかな。
でなけりゃ、プールに猫を入れたのがあいつだった、くらいしか考えられない。
なんにしても、この話は俺の思い出になっている。

ちなみに、先日、その友人のお墓に当時の同級生と行ってきてお寺の住職さんにその話をしたところ猫に好かれる人は、どこかで猫に何かした人なのだそうです。
それが良いことでも悪いことでも、猫はそれがわかる。
と。

908cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/29(土) 23:06:45
>>905
|ω・` ) 道連れだー
>>907
|ω・` ) あ…あー…

909名無しさん:2018/12/29(土) 23:07:31
∧,,∧←これ何だと思う?

(;・ω・) トイウVIPノレスガ マサカ伏線ダッタトハ…

910毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 23:12:27
>>909
|,,∧
|A-) フフフ

911cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/29(土) 23:14:08
>>910
|ω・` ) 腹筋ヤダーー!

912毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 23:19:03
>>911
|A-) 残念なことにcatちゃんは0回だ…

913毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 23:21:45
学生で新聞配達をやっているのだが、去年の今頃に体験したことでも。

朝、店に行くと店長から
「こいつ今日の朝刊から配ってやって」
と住所と名前が書いた紙を渡された。
昨日拡張員(セールスマンみたいなもの)が契約してきたらしく、俺は地図で調べるのめんどくさいな、と思いながらも仕事だからと納得しといた。

で、配達の途中にそいつの家があるようなので、近くにバイクを置き、朝刊と自分で書いた地図を持って家を探してみたけど、なかなか見つからない。
3分くらい歩き回っていると暗くて見えなかったが「○○」という表札だけがあってそこから林の中に道が続いていた。
その日は雨が降っていて、暗い林の中に入っていくのは嫌だったがやはり仕事だから、俺はその道に入っていった。

ちょっと歩くと簡単に家は見つかった。その家はなんか気持ち悪かった。例えるなら「となりのトトロ」のサツキの住んでいた家の凶悪バージョンとでも言おうか。
俺はさっさと配ってバイクに戻ろうとポスト(郵便ポストみたいに足がついてるやつだった)に新聞を入れようとした。
でも入らなかった。入れ口が動かないのだ。
よく見ると年季の入ったチラシやら新聞やらが雨にぬれてパンパンになっていた。

どうしたものか…と途方にくれていると縁側(窓側?)に誰かいるようだ。
ガサゴソしてたから起こしてしまったのかとも思って、謝りがてら、新聞を渡そうと縁側に近寄った。
みるとちゃぶ台におばさんが座っているようだ。

俺「おはようございま〜す。起こしちゃいましたか?」

俺はできるだけ明るく言った。
本当はそんな気分じゃなかったが、一応相手は客だ。
おばさんはニコニコ笑っている。

俺「契約どうもありがとうございます〜。よろしくお願いしま〜す」

いつもの社交辞令みたいなものを言っておばさんのほうに新聞を差し出した。
おばさんはニコニコ笑っている。新聞を受け取る気配はない。

「あの…新聞ですけど…」
俺は気持ち悪くなってきた。
そのおばさんは真っ暗な部屋の中に座っているのだ。
起きたばっかでまだ明かりを点けてない、と言う雰囲気ではない。

914毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 23:22:01
俺はもう一度新聞を差し出す。
おばさんは受け取らない。
というよりおばさんは動かない。
足でも悪いのかとも思ったが手を伸ばせば届く位置まで新聞を差し出していると言うのに。
ラチがあかないと思った俺は
「新聞ここに置いときますね」
と言っておばさんの手の届くところに新聞を置いてバイクに戻ろうとした。
その時

「バターン!」

と大きな音がその家の2階から聞こえた。
下で話してるもんだから上の住んでる奴でも起こしてしまったかと思って、おばさんの顔を見返してみるとおばさんが薄目を開けて笑っている。
そして雨音に混じって2階を移動する足音が聞こえてくる。
俺は息が詰まったような感覚に襲われて、その場から動けなかった。

不意に足音がやんで「ザーッ…」という雨音だけになった、次の瞬間

「ダッダッダッダッダッダッダッダッダッ!!」

と、子供が階段を駆け下りるような、そんなでかい音を立てて何かが1階に降りてきた(と思う。音だけだから)。
その音を聴いた瞬間、俺は後ろも振り向かず逃げた。
幸い何かが追ってくるようなことはなかった。

そんなことがあってももちろん夕刊は配らなきゃいけない。
さえない気持ちのまま学校から帰って店に行くと店長が
「あそこの家は配らなくていい」
とのこと。
なぜ?店長に理由を聞くと、その家に電話(契約の挨拶と確認の電話。契約した日は時間が遅かったらしく次の日にしたそうだ)をしたら
「この番号は現在…」
とお決まりのアナウンスが流れて、契約した拡張員に問いただしたところ、なんとノルマを達成するために偽の契約書を書いたとのこと。

その日の夕刊は雨もやんでいて、配らなくていいと言われた嬉しさもあってその家を見に行ってみた。明るかったし。
したらもう廃墟だったよ。
誰も住んでないって一発でわかった。
新聞はそのままだった。
好奇心から家の中に入ってみたが、長い間雨風に晒されたせいか家の中も土やら、雨の跡やらひどかった。
2階も見てみようと階段をあがろうとしたとき足元を見たら、新しい足跡が案の定あったので2階に行くのはやめといた。

もしかしたら霊でもなんでもない体験かもしれないが、自分としては階段を下りるときの音が聞こえたとき死ぬかと思ったので。

915毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 23:25:57
俺がガキの頃に聞いた話。

A,B,Cは仲の良い中学生だった。
中学を卒業した3人はそれぞれ別の道に進んだ。
最初は連絡を取り合って遊んだりもしていたが、それぞれ新しい生活が忙しくなり少しずつ疎遠になり始めた。
連絡をとらなくなり約一年が過ぎた。

ある日の事。
両親が旅行に行くということでAは一人留守番をしていた。
その時、不意に来客があった。
表にでてみると、そこには懐かしい姿があった。
Bだった。
「よう!元気かね?」
もともと陽気だったBは一年前と全く変わっていなかった。
「どうした?急に来るなんて」
「お前!久しぶりに親友が会いに来たってのにその言い方はなかろうよ」
「すまん、すまん。つい意外な来客だったから」
親友とは不思議なもんで、どれだけ長い間会っていなくても会うとすぐにその時間を取り戻せる。
AとBはすぐに以前のような親友に戻っていた。
「お前いいところに来たな!丁度親が旅行中で今一人なんだ。久しぶりに上がって行けよ」
「お言葉に甘えるとするか」
そしてAとBは昔話に夢中になった。
あっという間に2時間は経過していただろうか?

プルルルルル…プルルルル…

不意に電話が鳴った。
親かな?そう思ってAは玄関へ電話を取りに行った。
「もしもし」
「あ、Aか?俺だ。Cだ!」
懐かしい声だった。
「おいおい、不思議な事もあるもんだな!今丁度Bが来てて、お前の話もしてたところだよ」
「…?今なんて言った?」
「だからぁ。Bが来てて…」
「今、いるのか?Bは?」
「あぁ、いるよ。相変わらずだよBは!最後に俺らが会った時にさぁ…」
その言葉を遮るようにCは話はじめた。
「なぁ、A。そんなはずは無いんだ。良く聞いてくれ。俺が電話したのはな」
嫌な沈黙の後、Cはゆっくりと言葉を続ける。
「いいか!Bの家がな。火事になったんだよ…。それで…。」
その言葉を聞き終わる前にAはそのまま受話器を離した。
Bに伝えなきゃ。家が火事だって。
ぶら下がった受話器からCの声がかすかに聞こえていた。
「それで、Bもその火事で…。」
部屋にもどろうと思い、振り返った時そこには

全身焼け爛れたBが立っていた。

916毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 23:32:03
|A-) あと2話

917cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/29(土) 23:32:48
|ω・` ) 連続で背筋が寒くなるようなの持ってきやがったーw
>>914 の系統の話好き
ほんとに物理攻撃仕掛けてきそうな、利きそうな何かの話w
>>915のは本体がきちゃってたのかな?

918毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 23:33:42
四年前。田舎から上京して、安いアパートはないかと不動産屋を廻っていた。
今にして思えば、「家賃が安いこと」ばかりを気にしてて、他の条件はあまり頭になかった。

とある不動産屋で予算内の物件をすすめられ、下見のために地図と鍵を渡された。
人(スタッフ)が出払っていて、案内は無し。自分一人で歩いていった。
当時は雪が五センチくらい積もっていて、歩きにくかったが、間もなくアパートに着いた。

アパートの外観は「可もなく不可もなく」といった感じだった。
地図を広げて、本当に場所が正しいかどうか確かめていて、背後にある大きな家の方に目を向けてみた。

もの凄い形相をした中年女性が、二階の窓から自分を見ていた。

一瞬、自分が何か悪いことでもしたのか?と思うような雰囲気だった。
女は顔を引っ込めたかと思うと、玄関からサンダル履き(雪が積もっているのに!)で飛び出してきて、地図を断りもなく覗きこんだ。
地図にはアパートの箇所に、赤ボールペンで丸が書いてある。
「あんた、ここに住むの」
睨み付けるような目で言ってきた。
「○○不動産…あの人たち、なんで…全然懲りてないじゃない」
何か知ってそうな様子だったので、訊いてみようかと思ったが、女は足が冷えるのを気にしたのか、
「うちに来て」
と言い、玄関の所(そこは雪が積もっていない)まで手をひっぱって行った。

女が言うには、そのアパートには昔、ある女子大生が住んでいたのだという。
田舎から通学のために上京していて、アルバイトをしながら暮らしていたが、入居してしばらくたった頃から、男につきまとわれるようになった。
ストーカー防止法などといったものは当時はなく、一度警察ざたにもなったのだが、「実害が生じていない」ということで、男がその行動を制限されるような事にはならなかったらしい。
ある日、女子大生が何日も登校して来ないのを不審に思った友人が、アパートに様子を見に来た。鍵は開いていた。
女子大生はロフトのはしご部分に紐をくくり付け、首を吊っていた。
その男が何者だったのか、その男が原因なのか、何か責任を問えたのかについては、中年女性の話からは分からなかった。
ただ問題なのは、女子大生が自殺した部屋の「その後」についてなのだという。
管理していた不動産屋が、簡単なリフォームを済ませただけで、次の入居者を入れてしまった。
その入居者は一か月とたたないうちに、同じ状況で首を吊ったらしい。

「御払いとかしなかったんですか」
と訊いたところ、中年女性は
「祟りを認めようとしない不動産屋もある。あちらにしてみれば、経費はかかるわ悪い噂が立つわで、メリットがない。あんたが下見する部屋が果たしてその部屋なのかどうかは知らないけど、世話をしてもらう不動産屋はそういったタイプの所だよ」

話を聞かされながら、アパート二階の窓をちらっと見た。
ひとつだけカーテンの無い窓があった。

すりガラスで出来た窓のむこうから白い顔がこちらを見下ろしており、すっと奥に消えて行った。

中年女性はずっとこちらを向いて喋っていたが、こちらの表情が一瞬で硬直したのが分かったらしく、すぐに家に入って行った。

その後、不動産屋に鍵と地図を返しに行った。
不動産屋は別の物件を熱心に薦めてきたが、聞く耳は持たなかった。

919cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/29(土) 23:36:27
>>918
|ω・` ) 親切なおばさんでよかった
部屋探しって難しいよねー
こんな部屋当たりたくない

920毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 23:38:16
私はペットショップで働いていたのですが、辞めるきっかけになった出来事です。
皆さん、ペットショップで出社後まず何をするかわかります?
最初にするのは『死んだ生き物の回収』です。
私の勤めるお店は犬猫専門です。
でも、当然売れる前に死んでしまうものもいて…開店前に回収して処分するのです。
処分=お店の裏に埋める事になっておりました。

その日の朝いつものようにチェックしていると、私が特に気に入っていて可愛がっていたチワワのロングコートがケージの隅で冷たくなっていました…前の日まで元気だったのに…
アイ○ル犬にも似て大きな瞳が非常に愛くるしく、しかも私に良く慣れていて呼ぶと尻尾をちぎれんばかりに振って駆けよってくるとても可愛いチワワでした。
落ち込みつつ店長に報告すると、

店長「何やってるんだ!これ40万もするんだぞ!!大損じゃないか!」
私「原因はわからないのですが…」
店長「早く裏持ってけ!」

店長の冷たい態度にちょっと腹を立てながらも裏に持っていき、穴を掘りはじめると、
「かちっ」
とスコップの先が何かにあたりました。石か何かかな?と思って手で探りながら引っ張り出してみると…握りこぶし大の動物の頭蓋骨でした…
「うわっ!!!」
びっくりして放り出してしまい、そのまま店に飛びこんで、先輩に
「骨が!、裏に、骨が!」
と言うと、
「ずっとあそこに埋めつづけてるからな。前の掘り出しちゃう事も結構有るよ、気にすんな」
とあっさり返されました。しょうがないのでびくびくしながら穴を掘り、一応埋葬してその日は何事も無く終わりました。

何日が過ぎて、ふと頭蓋骨の事を思い出しました。
そう、あの時放り投げたっきりだったのです…。
やっぱりちゃんと埋めときゃなきゃ不味いよなと思ったのですが、就業時間中に探すわけにもいかないので、お店の定休日に行って探す事にしました。

その日、お店の裏に立つと嫌な雰囲気がします。なにか変な気配がするような。
まあ、休みの日でも店の中に動物はいつも通りいるし、その気配かなとその時は気にもとめませんでした。
それで早いとこ探し出して帰ろうと思い、草を掻き分け、植えこみの中を探って見ました。けれども全く見つかりません。
「ちょっと一休みするかな」
と庭にあった丸くて平らな石の上に腰掛け、今一度庭を見渡してみました。
もともとそんなに広くないし、もう探す所は無さそうでした。
その時、最初に感じた何かの気配が強烈に直ぐ近くでします…
「んっ?」
足元を見ると丸い平らな石は端の方は草で隠れていたのですが、30cm程欠けています。
欠けた部分は黒く見えます。
よくよく見ると…私が腰掛けていたのは古井戸の蓋にしていた石のようでした。
「マジで、これって本当にやばいんじゃ。」
まだ明るいとはいえ、動物のお墓に古井戸、一人っきり。
もう骨なんていいや、すぐ帰ろうとしました。
けれど、いや、あの30cm位の隙間、もしかしてあの隙間から落ちちゃったんじゃ。
悪い方悪い方へ想像が膨らみます。
帰りたくてしょうがなかったのですが、一旦想像してしまったらもう確認しないと気がすまなくなってしまいました。

921毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 23:38:35
お店に入り、懐中電灯をもってきました。
力一杯石を押して見ると、隙間は倍近くに広がりました。やはり古井戸のようです。
まだ水があるのかなと小石を放ってみました。
「…」
音がしません。水は無いかもしくは相当深いようです。
これでは懐中電灯くらいじゃなんにも見えないかな。でも一応見てみるか。
懐中電灯で井戸の底を照らしてみました。
やはり何も見えません。が、その時、光に照らされて影が動きました。

「ぎゃぁぁぁ!!!」

本気で叫んでしまいました。
ぎりぎり光が届くくらいの深さの井戸の壁にぐちゃぐちゃになって血だらけの子犬や子猫の首がびっしりと…しかもピチャピチャ音を立てながら少しづつ上に上がって来ます…

それからの記憶はあまり無いのですが、気がついたときは家で寝ていました。
夢?だったのかな?それなら…
しかし、寝ているだけならなぜ着替えて無い、なぜ、手が汚れているんだ?
ぼ〜としていたら電話が鳴りました。

お店の先輩からでした。声が震えています。
店長が亡くなったとのことでした。
なんでも昨日、
「ちょっと店の様子を見てくる」
と言って家を出たきり、戻らなかったそうです。
第一発見者は先輩で、出社したとき、店長はあの丸い石の下敷きになっていたそうです。
不可解なのは、体中に引っかき傷や噛まれたような傷があったのですが、死因は石の下敷きになったことでも、引っかき傷、噛み傷でもなく、変死だそうです。
更に、私が埋めたはずのチワワがなぜか手に噛みつく格好で傍らに寄り添っていて、なかなか外れず大変だったとのことでした。

それからしばらくして、一時期某CMで超人気商品になったチワワなどを大量生産する為に無理な交配を繰り返し、産まれながらの奇形児や虚弱児、死産が多発、それをあの井戸へ投げ捨てていた店長の実態が明らかになりました。
そのことと関係があるのか、私が井戸を開けてしまったからなのか?
結局見つからなかったあの頭蓋骨。
謎を解くよりその場から離れる事を決心しました。

922毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 23:44:47
>>917
|A-) よくあるような話だけど臨場感あって怖いねw
    >>915はすぐ本人が飛んできてたね…

>>919
|A-) 教えてくれる人いればいいんだけどねえ…
    危ない部屋か自分でわかるもんなんだろうか

923毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 23:46:01
|A-) 今日の怖い話終わりー
    音楽も終わり!
    おつかれさまでしたw

924cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/29(土) 23:46:45
>>922
|ω・` ) 山から走ってくる男の子の話もこれ系じゃない?
>>915は早すぎw

分かる人には分かるらしいけどどうなんだろう??
わたしは全然分からないからなぁ

925名無しさん:2018/12/29(土) 23:46:56
閉店音楽キター
残念だけど、楽しかったよ

また年明けに。ありがとう!

926cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/29(土) 23:47:58
>>923
|ω・` ) ありがとうございました!楽しかった!
怖い話はいいね、体験したくはないけど!

今年も怖い話ありがとうございました!
また来年もよろしくお願いしますー!

927名無しさん:2018/12/29(土) 23:49:13
(*・ω・) ドクタソ モツデシタ

928名無しさん:2018/12/29(土) 23:53:43
怖かった〜面白かった〜
ありがとうございました(*´ω`*)

929毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 23:55:02
>>924
|A-) そうかもw
    早いよねw
    死んでる時間に電話があった、とかの話に近いね

    俺もわからない…
    薄暗くて雰囲気が悪い、ってのとは違う感覚になるのかなあ

>>925
|A-) こちらこそありがとうw
    3日にまたやれるかも?

>>926
|A-) 今年もありがとうw
    来年も来てねw
    いつも来てくれてやりがいあるよw

>>927
|A-) 煮物タソもおつかれさまねw

930毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 23:55:37
>>928
|A-) 怖かったなら良かったw
    ありがとうございましたw

931毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/12/29(土) 23:56:34
|A-) また今年レスするかもしれんけどとりあえず、
    皆さん良いお年をーw

932cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/30(日) 00:16:00
|ω・` )ノシ 良きお年をー!

933秋山 ◆MIO/.JGsks:2018/12/31(月) 12:48:39
( ;ω;)

934cat ◆TUKUMO3rAI:2018/12/31(月) 23:44:48
>>933
|ω・` ) どんまい秋山さん!
良いお年をー!( ´・ω・` )ノシ

935毒男:2019/03/10(日) 21:07:53
|A-) さて、ずいぶん久しぶりだな

936cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 21:09:05
|ω・` ) そうだねー

937毒男:2019/03/10(日) 21:15:06
|A-) このままいくとまた前みたいに何年か怖い話休業ってことになりそうだな

938cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 21:15:53
|ω・` ) 怖い話もちょっと落ち着いてきてる感じあるよね

939毒男:2019/03/10(日) 21:20:13
|A-) けっこう前から需要は無くなったねえ

940cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 21:20:47
|ω・` ) 好きなんだけどなぁ

941毒男:2019/03/10(日) 21:26:27
|A-) また時間経てば流行は来るだろうけどねw

942cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 21:27:16
|ω・` ) 歴史とブームは繰り返すw

943毒男:2019/03/10(日) 21:27:22
10年前の話、当時中学生だった俺は仲良しと二人で下校。
ちなみに俺の住んでるところは海の近く。

二人でしゃべりながら帰宅してる途中全身黒の服装の細くて長身のおばさん(40代?帽子も黒)が話しかけてきた。
喪服とかなじゃないんだけど、ちょっと異様だと感じた。
「海はどこですか?」
と聞いてきたので海は近いけど道は複雑で丁寧に教えてあげた。
おばさんはありがとうと言い残して去っていった。
海行っても何もないしなにしにいくんだか…。

普段は明るい友達がそのおばさんとあった後、急に黙り込みこういった。
「あの人すごく怖かった」
といいだした。
たしかに異様だったしなんか気になったけど帰宅。

その日の夜その友達から電話がかかってきた。
仲がよくても電話をするのは初めてだ。
「今日あったあの怖いおばさんが海で死んでるよ!!」
うそだろ?おれもパニックを起こした。
第一発見者はなんと友達の兄貴。
兄貴に呼ばれて友達もしっかり確認したらしい。
俺も現場に向かって野次馬がいっぱい来て現場検証とかしてたな。

その後新聞に原因は自殺とでてた。
しかももっと怖かったのはそのおばさん、旦那を殺して自殺した模様。
殺してまもなく俺と友達は話しかけられたみたいだ。
あの日のことが忘れられない……。
ニュースでも取り上げた。この事件結構トラウマになってる。

944cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 21:31:32
>>943
|ω・` ) 犯行後に道を聞かれたりニアミスした人の話って珍しいかも?
やっぱり反抗犯した後だと纏う空気とかおかしいんだろうな

945毒男:2019/03/10(日) 21:38:01
その日は仕事で遅くなり、終電に乗って家へ帰るはめになった。

駅に着き、改札を出て家へ向かって歩き始めると、駅前広場の片隅に何人か集まっていた。
良く見てみると、集まっている中心には、”易”と書かれた紙の下がっている小学校で使うような机と椅子におばあさんが腰掛けている。
こんな地方の寂れた駅に占いかあ、はじめて見たよ。
それにしても客が来てるなんてもしかして良く当たるのかな?

ちょっと興味がでてきて寄ってみることにした。
集まっているのはサラリーマン風の人と学生っぽい人の二人だ。
机の上にろうそくが一本立っていて、今占われているのは40歳位の綺麗な女の人だった。

とりあえず、まわりの人たちに話し掛けてみた。
私「ここって良く当たるんですか?私はこの駅毎日使ってるのですが、占いなんてはじめてみましたよ」
サラリーマン「…」
学生「…」
誰も返事をしない。
学生の方は私も知っている地元のS高校の学生服を着ていた。
なんだよ、!感じ悪いな!!ちょっとムッとしたがおとなしく待つ事にした。

20分程待っただろうか。まだ最初の女の人も終わらない。
「長いなあ。なに話してるんだ?」
別に遮るものも無いので傍に行って聞き耳を立ててみた。

女の人「それは避けられないのでしょうか」
占い師「そう。運命だからね」
女の人「それは避けられないのでしょうか」
占い師「そう。運命だからね」

低く小さな声で同じ言葉を繰り返していた。
なにか変だぞ。
気味が悪くなってもういいから帰ろうと振りかえると、今の今まで一緒に待っていたサラリーマンも学生も誰もいない。
えっと思う間もなく駅の明かりが消えて暗くなり、辺りは街灯の明かりのみとなってしまった。
うそっ、と占い師の方を見るとおばあさんも女の人も消えていて、机も椅子もなにも無い。
私は少しでも早くその場を離れようと必死に走って帰った。

それからしばらくして、駅の近くの踏み切りに軽自動車が突っ込み、夫婦と子供の3人が亡くなったと新聞の地方版に載った。
小さな記事で名前と大まかな住所ぐらいしか掲載されてなかったが、子供の学校はS高校だった。

946毒男:2019/03/10(日) 21:42:09
>>944
|A-) やっぱり普通の人ではなくなってしまうんだろうね!
    迫力とか気配とかね

947cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 21:43:17
>>945
|ω・` ) ほー占い師のおばあさんは死神みたいなポジションのモノだったのかな
普通の毎日にこんな出来事あったらゾッとするけどちょっと体験してみたいw

948cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 21:43:39
>>946
|ω・` ) やり遂げた感とか?w

949毒男:2019/03/10(日) 21:52:12
小学生の頃、田舎に住んでいたいた時の話。

その村には鎌爺という、有名な爺さんがいた。
その爺さんは身内の人が面倒を見ているらしいが痴呆症らしく、いつも同じ道端に座っていてボーとしている人だった。
そしていつも手には何故か草刈り用の鎌を持っていた。
そのせいでみんなから鎌爺と呼ばれていた。
僕は近くにある百貨店や友人の家に行くときにこの鎌爺の前を通るのがものすごく怖かった。
なにせボケてるし、その手にはいつも草刈り鎌、いつ襲ってきてもおかしくない。

ある日僕が、友達の家の近くで遊んでいた時のこと、激しく車のクラクションを鳴らす音が聞こえてきた。
なんだろう?と思い、音の鳴る方を見てみると、軽トラックが道路に止まっていた。そして道路の真ん中には鎌爺が座っていた。
鎌爺を道路からどかそうとしてクラクションを鳴らしているらしいけど鎌爺のほうは、いくらクラクションを鳴らされても動ぜずただボーとあらぬほうを見ていた。

僕はしばらく、その様子を遠くから見ていた。
やがて二人の夫婦が車から降りた。夫婦はこの辺りに住んでいる人らしく今から畑に行く途中らしかった。
その夫婦は車から降りると鎌爺を二人で抱えた。
僕は鎌爺を車の通行の邪魔にならない、端のほうに連れていくのだろうと思っていたが、違った。
その夫婦は、鎌爺を抱えるとまっすぐ僕のほうへとやってきた。
僕はなんだか少し怖くなり、その夫婦に見つからないように、他人の家の物陰に隠れてその夫婦を見ていた。
その夫婦はトラックの停めているところから少し離れた所にある井戸の所までその鎌爺を抱えていった。

井戸の所まできて鎌爺を降ろすと夫婦は一息ついた。
僕は何をするつもりだろうとそれを見ていたが、しばらくしてまた鎌爺を持ち上げた、そしてそのまま井戸の中に…。
はっきりとはその瞬間を見ることはできなかった。
あまりの恐ろしさに目をそらしてしまったからだ。
僕は怖くなりその場を逃げ出したかったが、あの夫婦に見つかると自分も井戸の中に放り込まれるのではないかと思い、とにかくその場を動かずにその夫婦がその場を去るのを待っていた。
やがて、その夫婦は何事もなかったように軽トラックに乗り込むとそのままその場所を去った。

950毒男:2019/03/10(日) 21:52:41
それを確認して僕は、走って家に帰り母親にそのことを説明した。
しかし、母親は信じてくれなかった。考えてみれば、昼間のそれも近くに割と民家の密集しているところである。
そんなことが、白昼堂々行われるとは、信じられない。
あまりに唐突な出来事で僕自身もなんだかいまいち実感がなかったくらいだったし、投げ込まれる瞬間をはっきりと見たわけでもなかった。
結局、僕の言ったことは誰にも信じてもらえなかった。
僕もあれはもしかしたら僕の勘違いだったもかも知れないと思うようになった。
井戸に投げ込んだように見えたけど、鎌爺を井戸の脇、僕から見えない位置に置き直しただけじゃないかと。

だけどその日から鎌爺の姿を見ることがなくなった。
何日かして、父親になにげなく鎌爺はどうしたの?と聞いてみた。
父親の話だと病気になっていて、今はずっと家で寝たきりらしいそうだ。

僕は鎌爺のことが気になっていて、本当に鎌爺が生きているのか確認したくなって、家に行ってみようと思った。
鎌爺の家は僕の家から歩いて10分ぐらいの距離にあるんだけど、鬱蒼とした森みたいなとこにあって夜には絶対来たくない場所だった。
友達にちょっと見に行かないかと誘ってみたけど用事があるとか何とかで結局誰も誘えなかった。
ここで止めとけば良かったのに当時の僕は好奇心が旺盛で、昼間だし大丈夫かなと思い一人で行くことにした。
普段は大人しくても呆けた老人の行動は読めないので工作に使っていた小刀を一応護衛代わりに持って行くことにした。

父親から鎌爺の家もある場所を聞き、その場所に一人で向かった。
家は、いつも鎌爺が座っていた道端からそう遠くない所にあった。
僕は鎌爺の家の前を通り過ぎるふりをしながら中を見てみた。
家は結構大きかった、人の気配がなくてがらんとした感じだった。
僕は通り過ぎてしばらく少し離れた所から家の様子を眺めていたが、鎌爺の姿を見ることはできなかった。
しばらくそうして見ていると、見覚えのある軽トラックが、鎌爺の家のほうに向かってやってきた。
あの時の軽トラックだった。軽トラックはそのまま鎌爺の家の中に入っていった。

僕はまた引き返して、鎌爺の家の前をまた通りすぎた。
家の中に軽トラックが停めてあった。
そしてあの時、鎌爺を抱えていた、夫婦が軽トラックから荷物を降ろしていた。
どうやらその夫婦が鎌爺の身内の人らしかった。
一瞬嫌なことが頭をよぎった。もう関わるのはやめようと思いその日はそのまま家に帰った。

951毒男:2019/03/10(日) 21:52:55
それから何週間か過ぎ、近くに住む同じ学校に通っている2つ上の親せきの子の家に泊まることになった。
夜、眠るときに僕はその親せきの子になにげなく鎌爺って最近見ないね。と言った。
親せきの子は鎌爺のことについて知っていた。
今は病気で寝たきりになっているらしい、だけれども鎌爺は最近、夜になると家を抜け出してあちこちうろつくようになっているらしい。
そして、その親せきの子の友人は最近その鎌爺を見たらしい。
その友人は夜中に畑のあぜ道で、屈んで何かを食べている鎌爺を見たんだそうだ。
何だろうと思いよくみると、犬を鎌でさばいて食べていたんだという。
その友人はそれを見て恐ろしくなって逃げ帰ったそうだ。

その後も、学校中で鎌爺のいろいろな話は何度か聞いた。
元々、怖がられ、気味悪がられていたけれど、夜にうろつくようになり、奇っ怪な行動をするようになり更にいろいろな噂を聞くようになった。
学校側や子供達の親は、最初の内はよくある学校の怪談話のようなものだと思っていてあまり真剣にこの話を聞いてはいなかったが、
確かにボケて鎌を持ち歩いているような老人が、夜な夜なうろついているのは危険だと思ったらしく、鎌爺の身内の人あの夫婦に夜中に出歩かせないよう言いに行ったらしい。
そういうことがしばらく続いたあと、その夫婦は引っ越していった。
友達の話だと、鎌爺は病気が悪化して大きい病院に入院することになったらしい。
それで、夫婦は病院の近くに住むことになったそうだ。

だけどその後も、鎌爺を夜に見たと言う話はたびたび聞いた。
みんなは、鎌爺がまだ生きていると思っていたが、僕はもう鎌爺が死んでいると思っていた。
何度か井戸のなかをのぞきこんで、死体があるのかないのか確認しようかとも思ったが、僕はあの一件以来、どうしても井戸に近づく気にはなれなかった。
もし本当に死体があったらと怖かった。

それから2年ぐらいして、僕はその村を引っ越すことになった。
それから鎌爺がどうなったのかは解らない。

952毒男:2019/03/10(日) 21:59:22
>>947
|A-) なんだろうね、この別世界に入った感じ
    俺も体験してみたい!!

>>948
|A-) すっきりだなww

953cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 22:01:13
>>951
|ω・` ) わあ!気になるー!ちゃんと確認してよー!
お爺さんボケたまま霊(?)になっちゃったのかしら

954cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 22:01:54
>>952
|ω・` ) 体験、したいよねw
でも安全なところからって感じでw

955名無しさん:2019/03/10(日) 22:04:26
この手の話ってどうやって見つけてくるの?

956毒男:2019/03/10(日) 22:06:20
>>953
|A-) 確認しないままってのがほんと残念だよねw
    やっぱり落とされたんだろうねえ
    見なくなったわけだし

>>954
|A-) 異世界が確実に危ないってわけでもないだろうしねw
    でもこの人が見たとこは良くなさそう

957cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 22:07:05
>>956
|ω・` ) まあ毒男さんならうまく切り抜けそうだから大丈夫w

958毒男:2019/03/10(日) 22:16:14
>>955
|A-) 検索するしかないじゃないw

>>957
|A-) catちゃんも行くんだけどね

959毒男:2019/03/10(日) 22:16:25
もう10年以上前の話の実話。
夏休み、僕は母親に頼まれて知り合いの八百屋でアルバイトをすることになった。
近々そこの奥さんに子供が生まれるということで手伝いに行けということだったと思う。

8月31日、バイトの最終日だったからよく覚えている。
朝10時頃、八百屋の旦那と僕がトラックで巣鴨の青果市場から戻ってくると、お店の前に人だかりができている。
遠目に見ても深刻そうな顔をしている。何よりも妊娠中の奥さんがその中央で泣きじゃくっていた…
青くなった旦那さんが
「なんだ、何があったんだ?」
と慌ててトラックを降り奥さんの所に駆け寄った。僕もすぐ人ごみを別けながら後に続いた。
「いったいどうしたっていうんだ。」
と旦那さんは奥さんの肩に手を置いて優しく語りかけると、奥さんはウワーと旦那さんに抱きついて
「あのマンション、イヤ、怖い、何かいる!!!」
(そのときの顔は一生忘れられないが…)全くブラシを入れていないボサボサの髪を振り乱し周囲が真っ赤になった目を剥いてそれこそ狂ったように喚きはじめたのだった…

実は八百屋さん夫婦はもともと僕の両親が経営するアパートに長らく住んでいた。
この度子供が生まれるというので、お店の近くにある中古マンションを一月ほど前に購入したのだった。

奥さんはまさに錯乱状態で旦那さんに抱きついて大声で泣きじゃくっている。
旦那さんはちょっとビックリした顔をしていたが、直に笑って周りを見回した。すいませんっていうような表情をしていた気がする。
しばらくそのままの状態が続いていたが、奥さんの鳴き声が少し落ち着きはじめた頃を見計らって旦那さんは奥さんにたずねた。
「なに言っているんだ。何がいるっていうんだ?」
すると奥さんは(夫が帰ってきたので少々おちついたか)涙をボロボロこぼしながら少しづつしゃべりはじめた。
「男がいるの…。でも人じゃない。」
「え…」

奥さんがいうにはこうだった。
朝4時ごろ旦那さんが市場に行くのを見送ってまた寝たらしいのだが、7時ごろ違和感を感じて布団の中で目をさましたら、
中年の男の顔が鼻と鼻をこするような距離で浮いていたそうだ。アッと思ったら空に溶け込むように消えていったそうだ。

960毒男:2019/03/10(日) 22:16:57
旦那さんは困惑の極みというような表情をして聞いていた。
奥さんは
「あのマンション変よ、なにかあったのよ。」
と旦那さんに泣き叫んでいる。
2人ともこれをどう解決していいか全くわからず途方にくれていたようだった。
もちろん僕もこんな事態になんて生まれて初めてのことなんでただただ固まっていた。
するとそれを聞いて、どこかに電話をしていた隣の果物屋のおばあさんが商品のスイカとメロンを手にもってこちらにやってきて2人にしゃべりはじめた。
「今、地元の不動産屋さんに聞いてみたんだけど、そのマンションに前住んでいた人が近くにいるそうだ。そこにこれもっていって供養してもらいなさい。」
そのおばあさんは他にも何か聞いたようだったがそれ以上なにも言わなかった。
旦那さんは
「そうします。」
と言って供物を受け取り、その場はそれでおしまいとなった。

その昼、僕はバイト代をもらいにそのマンションにいくことになった。
バイトは午前中だけで、その後は予備校の夏季講習にいくのがその頃の生活だった。
旦那さんも昼は自宅に戻り、食事と仮眠をするのがいつものスケジュールだった。
僕と旦那さんは歩いてそのマンションに向かった。
「おい、ゆうちゃん(僕です)、どう思う?」
旦那さん聞いてきた。
「僕にはよくわからないですが、こんなこともあるんですね。」
と答えると
「あの部屋、異常に安かったんだよなぁ(バブル期です)。まぁ前の主が亡くなったとは聞いてはいたけど…。なにか部屋の壁紙の模様でもそうみえたんじゃないかな?」
そこで僕はちょっと冗談半分に
「写真でも撮ってみたらどうです?それっぽいのとって正体はこれでしたと見せて安心させてあげたらどうでしょう?」
と言ったら
「そうだなぁ〜そうするかそれもひとつの方法だよな」
とちょっと考え込みながら言った。

961毒男:2019/03/10(日) 22:17:39
5分ほどでマンションに着きその麗の部屋の前でちょっと待つように言われた。
「ちょっと待ってて、部屋まだ片付いてないしさw。バイト代持ってくるよ。」
「わかりました。」
15分ほど待っていると、旦那さんが出てきた、
「別に変なことはないけどな。はいこれ、ご苦労様でした。」
とバイト代の入った封筒を渡された。それと一緒にフィルムも1本渡された。
「これも現像頼むわ。それっぽいところ撮ってみたよ。俺これから不動産屋に連絡してお供え物もってその前の住人のとこ挨拶してくるよ。」
「わかりました。」
「おう、明日から学校だろ、勉強頑張れよ」
お礼を言って僕は旦那さんと別れた。
実はこれが彼との永遠の別れになるとは露とも思わなかった…

次の日から学校が始まり、また忙しくなった。
フィルムのことも気にはしていたがあれから八百屋の旦那さんからの連絡もなく、まぁ1週間ぐらいはいいだろうとそのままにしておいた。

ところが直に事態は急変した。近所に住む同級生が電話して来たのだ。
彼は家計を助けるために新聞配達のバイトをここ1年ず〜っとやってきた真面目なやつだ。
「この間、お前がいっていたそのマンションどこ?」
とちょっと声が上ずっている。
「あぁ、Tストアの上、N町会のところの。」
「そっか、あそこか…。やっぱりなぁ。こんなことってあるのかなぁ。」
「どういうことよ?」
すると彼は興奮して話し始めた
「あそこなぁ、俺ともう一人の先輩の担当なんだけど、料金回収のときにさ。俺たちが発見したんだよ。」
僕も薄々は察してはいたが
「何を?」
と聞くと
「死体だよ。そこのご主人の…。自殺した死体。」
「(やっぱり…)それでどうしたんよ?」
「すぐ警察呼んで事情聴衆。まぁ明らかに自殺だったんだけどね。首吊りの。」
「げ、すごいの見たね。」
「あぁ、後で聞いたんだけどそこのご主人は脳に腫瘍ができていたらしく、それが原因で神経が失調していたそうだよ。まぁ狂っていたんだって。奥さんと子供が逃げ出して近くに住んでいるみたいだけどね…」

962毒男:2019/03/10(日) 22:18:29
…それを聞いてなにか不味いという気がした僕は前にもらったフィルムをすぐに現像に出すことにした。
休日の朝のことだったので、夕方には現像が終わるということだった。
写真を受け取りに行くときに僕はちょっと怖くなったのでその友人(他にも4〜5人いた)にも一緒に来てもらった。
現像された写真を僕たちはみて驚いた、というか信じられなかった。
写っていた。
男の人となにか小さい人影がいっぱい。

男の人は人間のデザインではあったが底辺と上辺がずれた(平行四辺形)ような感じにずれて写っていた。
パジャマのようなものを着ていた。
腕は下にダランとたらして、足はまるで波に流れたような状態で曲がっていた。
顔は普通のおじさんだが、目は黒い穴、口はだらしなく垂れ下がり微妙にゆがんでいた。
その足元には…ちょっと信じられないが20センチぐらいの…小さな武士?とういか着物をきた男?たちが手に刀のようなものを持ってその男の周りに12〜3人ほど立っている。

「これ本物…?」
と友人たちはちょっと恐怖が見える表情で話している。
「どうしようか…?これ持っていっていいものだろうか?」
とそのとき内心そう思った。
正直、あまりにもあまりな写真なんで、からかっているのか、冗談にもほどがあると思われてしまうのではないかと考えたからだ。
あの奥さんの顔を思い出したらちょっとこれは面白半分でも持ってはいけない。
そのときはそう思った。
でも…それがあんな町内が大騒ぎになってしまうような幽霊話になってしまうなんて…
そして、人が一人死んでしまうなんて…
思わなかった…

後述するようなことが起きたあと写真は学校の先生に渡した。
友人たちと話あって決めたことだった。
今から思えばなんでっと思うのだが、当時こんな異常事態を相談できる身近な大人は先生ぐらいしかいなかった。
持ってちゃまずいような気がしていた。
先生は笑いながら受け取った、一応理由は説明したがおそらく信用はしていなかったと思う。
写真はそのあとどうなったかは知らない。ネガもない。

963cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 22:18:38
>>958
|ω・` ) わたし…も…?( ゚Д゚ )

964毒男:2019/03/10(日) 22:19:05
一ヶ月ほどして、いろいろなことがおき始めた。
八百屋の旦那の様子がおかしくなっていったらしい。
なにかブツブツつぶやいているそうで気味悪がってお客が来なくなってしまいだした。
例の部屋にはその男が相変わらず現れ続けているらしく、台所で奥さんが調理をしていると冷蔵庫と壁の隙間から1mぐらいの妙に歪んだ首をだしてじ〜っと彼女をみていたり、また家に帰ると3回に1回は部屋のどこかに立っていてすぅっと掻き消えていくそうだ。
また親戚が泊まりにいたときは、そこの子が夜中泣きながら大人のいる部屋にやってきて「布団のある部屋で変なおじさんが暴れている」
と言い出し、そのときやっていた能だか歌舞伎のテレビ放送をみては
「こんな人さっき廊下でいっぱい歩いていたよ。」
と怖がっていたそうだ。
(これらの話は奥さんが店でお客さんにケラケラ笑いながら話していたそうだ。壊れ始めていたのだろうか?)

それから3ヶ月、その八百屋は閉店した。旦那さんが死んだからだ。
その幽霊と思われる前の主人と同じく脳腫瘍をわずらい、気がふれ店で暴れ最期にはその部屋で首吊り自殺をしたのだ。
残された奥さんは生まれたばかりの子供をつれて近所にあった実家に戻っていったそうだ。
町内はその話で持ちきりになった。
10年たった今でも時々その話が出たりする。

そのマンションはまだあるが、誰もすんでいない。
近所の人がなにか教えてくれたりしてくれたのだろうか?
その後一度誰か越してきたが、直に出て行ったそうだ。
そしてはやりそのときも男の幽霊がでたらしい。
ただその男の特徴はどうみても八百屋の旦那だったそうだ。

965毒男:2019/03/10(日) 22:20:39
>>963
|A-) もちろん
    そして異世界の何かと俺に追いかけられるcatちゃん

966cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 22:23:59
>>965
|ω・` ) わたしを盾にして逃げる毒男さんが見える…!

>>964
|ω・` ) 順繰り系の地縛霊じゃないですかやだー
次がこないと八百屋さん自由になれない

967毒男:2019/03/10(日) 22:30:18
>>966
|A-) 俺は異世界の何かと仲良くなるよ!
    俺はね

    囚われるっぽいけど他にもなんかいっぱいいるみたいね…w

968cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 22:31:37
>>967
|ω・` ) 自分だけー!w

なんかしら起こってる所だから他のも集まってきたりしたのかしら

969毒男:2019/03/10(日) 22:41:28
>>968
|A-) ww

    集まりやすそうだよね
    集まりやすい場所だから誰か死んだときにそのままとどまってしまう?

970毒男:2019/03/10(日) 22:41:55
親戚の話

叔父、叔母、そして当時すでに中学生だったミキちゃん、ケイちゃん姉妹の4人家族は、昭和50年前半に兵庫県尼崎市の町工場、倉庫が立ち並ぶ住宅密集地の中にある築10年ほどの建売中古住宅に引越して住みはじめた。
見た目は白壁にグレー瓦の普通の木造モルタル2階建ての家だが、日当たりも悪く、昼間でも暗い陰気な家だった。

引越し一週間くらいしてから真夜中に赤ちゃんの泣き声や気味悪いうめき声が家のどこからともなく聞こえてくる。
ご近所さんかなと、外へ確認に出ても、どうも外からではないらしい。

そんなうめき声の聞こえたある日の夜中に、気味が悪いから叔父は電灯をつけようとして蛍光灯のヒモに手を伸ばすと、冷たい手に触られた。

廊下や階段で足音や物音はするのはしょっちゅうのことだった。
夜中に大きな音が廊下でした時に叔父が見に行くと、今つけたばかりのような濡れた小さい子供の足跡が、廊下にひとつだけポツンとあった。

ケイちゃん(妹の方)は、雨の降る蒸し暑い梅雨の夜中に、タオルケットから出ていた脚を誰かに触られた。
見ると小さな子供の手形のようなものが脚についていて、その手形の周りが沼くさい水で濡れていたという。

怖くなったケイちゃんは、姉貴のミキちゃんの部屋に行き、ミキちゃんの布団の隣に並んで寝た。
ミキちゃんの手をしかっりと握って。
それで起こされたミキちゃんが、
「どしたん?なんかあったん?」
と電灯をつけるために立ち上がった。
あれ、お姉ちゃん何で立ってるの?
なに?じゃ、いま私が握りしめているのは誰の手?
明りがつくと握っていた手の姿はなかった。
ケイちゃんは恐怖で声も出なかった。
ケイちゃんはそれから25年以上たった今でも、暑い夏でさえ、寝るときには足は必ず寝具の中に隠すように入れているという。

ミキちゃんが部屋で昼寝をしていると、机の引出しがひとりでに開いていくのに気づく。
そこに目をやっていると、開いた引出しから、長い髪の女性の後頭部がせりあがってくる。
3分の2くらい頭が出てきたところでその女性がゆっくりとこちらを振り返り始めた。
ほおが見え、鼻が見え、目じりが見え、うわっ、目が合う!と思った瞬間に目がさめた。
何ていやな夢だ、と思って机に目をやると、引出しはちゃんと閉まっている。

気になってその引出しを開けたら、どうやって入ったのか、B5用紙くらいの大きな土グモが中にいた。
物怖じしない性格のミキちゃんは、うちわでそのクモを追っ払った。
動き出したクモは足に何かが絡み付いて引きずっている。
よく見ると、それは明らかにミキちゃんのモノとは違う5,6本の長い女性の髪の毛だった。
本当に怖くて息が止まったらしい。

971毒男:2019/03/10(日) 22:43:44
その家族が引越しを決めた決定打は、叔母が買い物から帰ってくると玄関からキッチンに続く廊下に女性のものと思えるすざましい量の長い髪の毛が散らばっていたことだ。
掃除をした叔母が言うには、ほぼ一人分以上の髪の毛で、毛根までついていたとのこと。

最後まで、この家族4人はおばけの姿そのものは実際には見なかった。

豪放な性格の叔父夫婦だったが1年たたずに引っ越した。
叔父はいろいろとご近所に聞いて回って家のことを調べたらしいが、こういう場合にお決まりの一家惨殺があったとか、自殺者が出たとかいうことは過去何十年にわたってなかったらしいし、そのあたりは空襲被害にあった地区でもない。
ただ、そこの家を借りる人はみな半年とたたずに引っ越すことはわかった。


幽霊住宅後日談、妹の話

私自身には妹がいて、彼女から聞いた話だけで100話くらいはここに書き込めそうな、俗にいう霊感少女(wです。今は30歳過ぎてますが。
私はその家に一度お邪魔したことがあります。確かに暗〜い感じの家でしたが、残念ながら私はぞっとも、げっともしませんでした。
最近になって、妹におばけ住宅に行ったときに何か見たのか、何か感じたのかを聞いてみました。

すると妹はその家に行ったことがないそうです。
なんでも、親父と一緒にその家に行こうと思って、親父の車に乗り込もうとしたときに、車の横に若いお坊さんとシスターが立っていて、
「行くな」
という顔をしていたそうです。それで行くのをやめて、妹は一人で留守番をしていたとのこと。
妹が小学生の時の話ですが、坊主にシスターという、ちぐはぐなカップルだったのが印象に残っていて、よく覚えているそうです。

972cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 22:51:39
>>971
|ω・` ) その土地に昔になんかあったのかも
家を建てちゃいけない土地とかってオカルト話ではあったりするし
家の中とかこわいからやめて欲しいわw
あとその妹さんすごそうw

973毒男:2019/03/10(日) 23:03:20
>>972
|A-) なにかあったから土地が死ぬんだろうけどいつか住める場所が無くなる予感!

974cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 23:04:03
>>973
|ω・` ) 海中から宇宙へ行くしかないw

975毒男:2019/03/10(日) 23:32:34
学生時代に霊感がある彼女と付き合っていた時の話です。
その彼女は母方の祖母が霊能者で、その血筋を引いていて霊を見えるそうだが除霊などは出来ず、やれる事といえば祖母から貰ったお守りを頭や肩にポンポンと軽くあて霊を離すくらいだった。
霊感がゼロで霊なんて見えた事がない僕にとっては、あまり現実味がなかった。

彼女は霊に慣れていた。
彼女と遊んでいる時や部屋にいる時も見えるそうで
「そっち行ったらアカン」
会うなり
「あんた黒猫ついて来てるで(来る途中に黒猫の死体をバイクでひいてしまった)」
一緒に寝てる時にも天井に向かって
「…ゴメンな、うちは何もできひんねん」
という行動があった。
あの夜までは…
本来明るい子だったし僕自身がまったく見えない感じないので問題はなかった。
あの夜までは…

あの夜も、いつもの様に壁につけたベットに彼女が壁側で僕が内側で寝入った。
その夜中ジットリとする布団の不快さで目を醒ました。
見ると横の彼女が全身から脂汗をかいて目を大きく見開いて、手で僕の袖口を震える手で鷲掴みにしている。
そして一言
「…コワイィィ…」
こんな彼女は今まで一度も見た事がなかった。

驚いた僕は周りに気を配ると部屋全体の雰囲気が変…重苦しく天井がやけに低く感じられ圧迫感が凄い。
しかも異臭がすごく(指にベットリついた唾液をぬぐい、その指を嗅ぐとするあの酸味の強い唾液臭)が鼻をついた。
そして生まれて初めて感じた『誰かがどこかで見ている…』刺す様な視線を感じて探したがわからない。
横で震えながら彼女が例のお守りを布団の中で僕に手渡した。
困る!かなり困る!!僕は一般人で、あのポンポン作業をやれと!?
僕は泳ぐ目で探した、見つけたくなかった…が、見つけてしまった…。
すぐ側に…手の届くほど近くに…老人が鼻から上の顔半分をベットの縁から覗かせていた。

その顔は紫黒く、目玉が落ちそうなほど見開いた目は、魚の目の様に生気がなく、眼球の白い所が黄ばんで血走り、ベットで隠れて見えない口は
「クチャ…ペチャ…」
と汚く何か食べてる様な音がし、両頬には二本づつ指を添えて僕を恨めしそうに見上げていた。
僕は奇声を発し、お守りをその頭の上に落とす事が精一杯で気絶してしまった。

気がつくと朝になっていて、彼女は横で寝ている。
夢だったのか?とベットから起きようとすると、足下に破れたお守りがあり、唾液の臭いがした。

終わり


後日談
その後彼女とは別れ、別の男と結婚し、出産するとなぜか霊感はなくなってしまいした。
一方、僕のほうは憑かれやすい体質になり、そのたびに元彼女の祖母に除霊してもらっていて、祖母と大の仲良しになりました。

976毒男:2019/03/10(日) 23:37:21
自分が住んでたアパートの大家から聞いた話。

俺が大学を卒業し、部屋を引き払って地元に帰る時に大家のオッサンと酒を飲んだ。
昔、あのアパートを購入した際に一室、妙な部屋があったらしい。
今もそこは無人の部屋(建前では荷物部屋)になっているが、それは購入した時から開かずの部屋であって、大家は理由を深くは考えなかった。
勿体無いので賃貸部屋にしたいが、もしいわくつきなどといった部屋では困る。
別に過去に事件があったなどとは聞いていないが、自身が泊まってみて確認する事にしたらしい。
部屋の中には、ご立派な額縁に入った絵と子供用の学習デスクのみ。
大家は布団とラジオを持ち込んで、夕方から泊り込んだそうだ。

大家は幽霊など信じない現実派であり、夜もふけるまで電気をつけっぱなしで、ぼけーっとラジオを聞いていた。
視界の端で、絵が動いた気がした。
気のせいか?いや、こういう事ははっきりさせねば我慢ならん性格だ。
絵を覗き込んでみる。その絵は初見から理解できない絵だった。
昔でいう、どこかの街道の途中に花柄の模様の着物が土の上にくしゃくしゃになって落ちており、その真ん中に黒い玉がある。
大家はしげしげと眺めた後、鼻で笑うと布団に戻って電気を消した。

寝付けなかった大家は部屋の天井を眺めていたが、異変に気づき飛び起きて電気をつけた。
…やっぱり絵が動いている
早足で絵の前に立つ。
絵は変化していた。
黒い玉は頭部だった。
着物には中身があった。
描かれていたのは、街道沿いに倒れた着物姿の女性だった。

内容を理解した大家は混乱した。
まず、何でこんな悪趣味な絵がアパートに?こんな気持ち悪い絵を誰が置いた?
くしゃくしゃだった着物は膨らんで、今ではもうはっきりと人間が着ているように見える。
黒い玉にしか見えなかった頭頂部は、日本髪の光沢までも鮮明になっている。
頭には赤いカンザシがささっており、その頭部がゆっくりと動いた。
大家は身動きすら忘れ、絵に釘付けになっていた。

女の顔が見えた。
血まみれの赤い顔が。目は潰れ、唇は膨れ上がり、顔面中に血が滴り落ちて光沢に輝いていた。
女は倒れたままコツン、とアゴを地面に置いて大家の方に顔面を固定した。
女は首を困ったようにかしげた。
ゆっくりと首が傾いていく。
大家は女性の顔につられて、注視したままに自分も首をかしげた。
しかし、女性の首は人間には不可能なほどに回っていく。
ころん、と女性の首が横に転がっていった。
残った胴体の首からは血の奔流。

大家はそこで気絶。
翌朝に絵を処分しようと恐る恐る近寄ると、そこには絵など無かった。
ご立派な枠に収まった、ただの鏡だった。

977cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 23:45:12
>>975
|ω・` ) 臭いのいやだな
その彼女がそこまで怯えるとか見た目よりヤバかったのか
お守り壊れるくらいだし
子供を産んだら力がなくなるのもなんでだろ
子供に受け継がれるパターンもあるよね
>>976
|ω・` ) 鏡の記憶??
大家さん泊まるとかすごいな

978名無しさん:2019/03/10(日) 23:52:59
追いついたw
臭いのやだね〜

979毒男:2019/03/10(日) 23:53:37
>>977
|A-) よく見てたっぽいのになんかおかしい気がする
    そこまでヤバそうでもない感じするし

    子供産んだら、ってタイミングは聞かないねw
    霊感が遺伝するのはよくあるけど

>>977
|A-) そんな昔の鏡ではないのではw
    鏡がどこかにつながってたかな?

980毒男:2019/03/10(日) 23:54:24
>>978
|A-) いらっしゃいw

981cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/10(日) 23:54:42
>>979
|ω・` ) 異世界へ行ける扉!

982毒男:2019/03/10(日) 23:57:55
兄が数年前、高速道路でバイク事故を起こした時の話。
両足切断か死ぬかのどちらかと宣告を受けたにも関わらずどうにか両足とも生足で残り、しかも死なずに済んだのですが
受けた事故の衝撃で「自制」と「痛み」の神経が離れて、わかりやすく言うと、痛みを感じない暴力団風1歳児な感じでしょうか。
訳のわからない事を言っては看護婦を殴るはぐちゃぐちゃの足で隙をみて歩こうとする。
家族で夜通し介護をすると病院に約束したため拘束されずに済んだ兄だったが、こっちはとても辛い毎日を送ることになった。

ある夜、歩かないように監視するため病院に泊まっていた時のこと。
個室の椅子で疲れから知らない内に寝てしまっていました。
ギィ
ベッドの音でハッっと目がさめ見ると、暗い病室の真中でベッドの両脇の冊に掴まり両足膝下を左右くの字に曲げて立ち上がろうとしている兄がいた。
すぐさま取り押えてベッドに押付けようとしたが、一点を見つめフーフー言いながら動こうとしない。ナースコールもすでに兄によって隠され、探している余裕はなかった。

とりあえずへたに動かすのもまずいと思い、話をして落ち着かせようとした。
「どうしたの?何かあったら言ってよ」
そう言うと
「ボールとれなかったから…」
と、いつもの寝言が始まった。
医者の話だと常に寝起きの頭の状態らしく、よくこんな事を言っていたから何も不思議じゃなかった。
ただこの時を除いて。
「ボールなんてないでしょ?!どこにあるの?!」
そう聞くと
「そこにあるだろはやくとれよ」
鳥肌がたった。
兄の目線を追うと床に緑色の小さいゴムボールが本当に転がっている。
「とれよ」
そう言われたけど、とても取れる状態じゃなかった。

兄を押さえている為じゃなく、そのボールの奥に人の手と足が見えたから。
手と足先が同じ位置にあるわけないのですが何故かそう見えたんです。

とても振り返る事が出来なかった。と言うか体全体がひきつけを起こしたように震えていたせいもあった。
ふと兄を見ると目線がゆっくり移動している。
すでにボールの高さじゃない位置を左右にゆっくり目で追っている。
「あ…」
と何かを言おうとした兄に
「だいじょうぶだいじょうぶだから」
そのときはとにかく何も聞きたくなかった。
そして徐々に何かが近付いてくる気配を背中に感じながら、何かが見えないように反射的に目をパチパチしながら震えた手でコールを必死に探し、ベッドの下に隠してあったコールを見つけ看護婦を呼び兄を寝かせた。
「だいぶ疲れてますね、どうぞ休んで下さい。」
と言う看護婦に違う意味で悪いと思いながらも兄を頼み病室を足早に退出しました。

その後は何も起らなかったけど(たぶん)こんな状態の人がぼけて語る話は全部が全部夢物語りじゃなくて、何か理由があって語っている時もある事を実感しました。
怖いと言うか不思議な感じが残った体験でした。

983名無しさん:2019/03/11(月) 00:04:27
ボールの奥に手と足って…
めっちゃ前屈してる姿を想像しちゃった

984cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/11(月) 00:07:35
>>982
|ω・` ) テケテケ?なんかゲームでもしようとしてたのかな
負けたら…みたいな
病棟って何かありそうでこわいよね

985毒男:2019/03/11(月) 00:08:29
体験談というかなんというか……。

兄が実家にいた頃、兄がゲームをしているのを側で見ていたんだけど、目の端に何かが動いているのに気づいたんだよね。
で、そっち見ると窓の外を男の子が歩いてるの。
だいたい目から上くらいがひょこひょこ上下に動きながら窓の端から端まで動いていたから歩いてるってわかったんだけどね。
でもね、兄の部屋って2階。
窓の外に歩けるようなスペースもないし……って思って、恐くなった。
窓は東側と南側にあって、東側の窓からその子の姿が消えた時に、兄に
「お兄ちゃんお兄ちゃん」
って小声で言ったら、ゲーム画面から視線全く動かさないで、凄く真剣な表情で、私の方すら見ようともしないで一言。

「見るな」

南側の窓にその子が見えてる間中、兄はそんな感じのままゲーム画面見てて、でもゲームする手は止まってて。
その子が見えなくなったらゲームの電源切って
「下行こう」
ってそのまま階段降りて行ったの。
子供に関する話題一切しないままその日を過ごしたんだけど。

今でもたまにその話を兄にするんだけど、なんか曖昧な笑いと曖昧な言葉でかわされてしまう……。
何だったんだろう、あれ……。

986cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/11(月) 00:10:01
>>985
|ω・` ) お兄ちゃんカッコいい
妹さんとは違うものが見えてそう

987毒男:2019/03/11(月) 00:10:03
俺が大学生の頃パチンコにはまってた。

ある日新装開店の話を聞きつけ隣町までやってきた、いい台を取る為とはいえ朝の6時前に到着した。
さすがに誰もいないだろうと思ったら、一人の男が立っていた。
歳は30前位で痩せ型で背の高い男だった。
自分もその男の後ろに並ぶと、男は早いですねぇと話し掛けてきた、その後も世間話をしながら時間をやりすごすが、あることに気づいた。
新装開店なのに入り口にはなんの飾りもなく、何より人がこない。
ここでいんですかねーと自分が言うと、男はそれまでのやさしい口調から強い口調に変わり

ここでいんですよ、ここにいればいんですよ

と言うとまたやさしい口調に戻り世間話を続けていた。
それから30分もしないうちに
ドーン、ガチャン、ガチャン
とものすごい音がした、どうやら店の裏側らしく、急いで見に行くと最初は状況をつかめなかったが徐々に理解すると同時血の気が引いた。
なんと車が人の列に突っ込み、辺りは血まみれ。そして店の入り口はやはり自分の並んでいたところではなく、血まみれのその場所こそが入り口だったのだ。
急いでいっしょに並んでいた人に伝えようと戻ってみたが彼はもういなかった。

988毒男:2019/03/11(月) 00:12:37
>>983
|A-) あー、なるほどww
    それかもねww

>>984
|A-) テケテケは足無いけどねw
    でもなんかわかるかも
    浮いてるあたりもなんとなくねw

>>986
|A-) きっといい大人になるお兄ちゃんだねw

989名無しさん:2019/03/11(月) 00:12:53
こういう守ってくれる系は、ご先祖さまなのかな?

990cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/11(月) 00:15:30
>>987
|ω・` ) おお守護系いい話
この手の守ってくれるのってやっぱ親族なんかな

991毒男:2019/03/11(月) 00:15:57
|A-) あと1話かな!

992cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/11(月) 00:16:27
>>988
|ω・` ) テケテケは足なかったかw
じゃやっぱり前屈…

993毒男:2019/03/11(月) 00:16:35
>>990
|A-) そんな気がするねw
    ご先祖様w

    もうここ残り少ないね

994毒男:2019/03/11(月) 00:28:00
つい先日の話。

うちは競売にかけられた不動産の調査を請け負ってる会社なんだけど、こないだ前任者が急に会社に来なくなったとかなんだかで、やりかけの物件が俺に廻ってきた。
まぁ正直うちの会社は、とある筋の人から頼まれた”訳あり物件”を取り扱うようなダーティなとこなもんで、こういうことはしょっちゅうだからたいして気にもとめず、
前任者が途中まで作った調査資料(きたねーメモ書き)持って、遠路はるばるクソ田舎までやって来たわけですよ。

その物件はかなり古い建物らしく、壁とか床とかボロボロであちこちにヒビが入ってたり、湿っぽい匂いがしたりで、相当テンション下がってたんだけど、
まぁとにかく仕事だからってことで気合入れ直してせっせと調査を始めたわけですわ。

1時間くらい経った頃かな、ふと窓から外を見ると一人の子供が向こうを向いてしゃがみこんでなにやら遊んでるのに気づいた。
よそ様の庭で何勝手に遊んでんの?って注意しようかと思ったんだけど、ぶっちゃけ気味が悪かったんだよね、その子。
なんか覇気がないというか微動だにしないというか、一見すると人形っぽいんだけどしゃがんでる人形なんてありえないし、でもとにかく人って感じがしなかった。
クソ田舎だけあって辺りはありえない位に静まり返ってるし、正直少し怖くなったってのもある。
建物の老朽化具合からみて3年はほったらかしになってる感じだったので、そりゃ子供の遊び場にもなるわなと思い直し、
「今日は遊んでも良し!」
と勝手に判断してあげた。
ひとんちだけど。

んでしばらくは何事もなく仕事を続けてたんだけど、前任者のメモの隅の方に、

・台所がおかしい

って書いてあった。調査資料はその書き込みのほとんどが数字(部屋の寸法等)なのでそういう文章が書いてあることにかなり違和感を感じた。
で気になって台所の方へ行ってみると、床が湿ってる以外は特におかしそうなところはなかった。
でも向こうの部屋の奥にある姿見っていうの?全身映る大きな鏡に子供の体が少しだけ映ってた。
暗くて良くわかんなかったけど間違いない、さっきの子供だ。

そうか、入ってきちゃったんだな。とぼんやり考えてたけど、ほんと気味悪いんだよねそいつ。
物音1つたてないし、辺りは静かすぎるし、おまけに古い家の独特の匂いとかにやられちゃってなんか気持ち悪くなってきた。
座敷童子とか思い出したりしちゃって。
もうその子を見に行く勇気とかもなくて、とりあえず隣にある風呂場の調査をしようというかそこへ逃げ込んだというか、まぁ逃げたんだけど。

995毒男:2019/03/11(月) 00:28:17
風呂場は風呂場でまたひどかった。
多分カビのせいだろうけどきな臭い匂いとむせ返るような息苦しさがあった。
こりゃ長居はできんなと思ってメモを見ると、風呂場は一通り計測されてて安心した。
ただその下に、

・風呂場やばい

って書いてあった。普段なら
「なにそれ(笑)」
ってな感じだったんだろうけど、その時の俺は明らかに動揺していた。
メモの筆跡が書き始めの頃と比べてどんどんひどくなってきてたから。
震えるように波打っちゃってて、もうすでにほとんど読めない。
えーっと前任者はなんで会社に来なくなったんだっけ?病欠だったっけ?

必死に思い出そうとしてふと周りを見ると、閉めた記憶もないのに風呂場の扉が閉まってるし、扉のすりガラスのところに人影が立ってるのが見えた。
さっきの子供だろうか?
色々考えてたら、そのうちすりガラスの人影がものすごい勢いで動き始めた。
なんていうか踊り狂ってる感じ?頭を上下左右に振ったり手足をバタバタさせたりくねくね動いたり。でも床を踏みしめる音は一切なし。めちゃ静か。
人影だけがすごい勢いでうごめいてる。
もう足がすくんでうまく歩けないんだよね。手がぶるぶる震えるの。
だって尋常じゃないんだから、その動きが。人間の動きじゃない。

とは言えこのままここでじっとしてる訳にもいかない、かといって扉を開ける勇気もなかったので、そこにあった小さな窓から逃げようとじっと窓を見てた。
レバーを引くと手前に傾く感じで開く窓だったので、開放部分が狭く、はたして大人の体が通るかどうか。
しばらく悩んでたんだけど、ひょっとしてと思ってメモを見てみた。
なんか対策が書いてあるかもと期待してたんだけど、やっぱりほとんど読めないし、かろうじて読めた1行が、

・顔がない

だった。誰の?
そのときその窓にうっすらと子供の姿が映った。気がした。多分真後ろに立ってる。
いつの間に入ったんだよ。
相変わらずなんの音も立てないんだな、この子は。
もう逃げられない。意を決して俺は後ろを振り返る。
そこには…、なぜか誰もいなかった。

996毒男:2019/03/11(月) 00:28:57
会社に帰った後に気づいたんだけど、そのメモの日付が3年前だった。
この物件を俺に振ってきた上司にそのことを言うと、
「あれおかしいな、もう終わったやつだよこれ」
って言ってそのまま向こうへ行こうとしたんで、すぐに腕をつかんで詳細を聞いた。

なんでも顔がぐしゃぐしゃに潰れた子供の霊が出るというヘビーな物件で、当時の担当者がそのことを提出資料に書いたもんだからクライアントが
「そんな資料はいらん」
と言ってつき返してきたといういわくつきの物件だそうだ。
清書された書類を見ると確かに
「顔がない」
とか
「風呂場やばい」
とか書いてあったw
まぁこういった幽霊物件は時々あるらしく、出ることがわかった場合は備考欄にさりげなくそのことを書くのが通例になってるそうだ。
他の幽霊物件の書類も見せてもらったが、なるほどきちんと明記してあった。

なんで今頃こんなものが出てきたんでしょうかね?と上司に聞いたら、
「んー、まだ取り憑かれてるんじゃないかな。当時の担当者って俺だし」

997毒男:2019/03/11(月) 00:29:45
|A-) 今日はここまでー
    おつかれさまでしたw

    音楽も次の曲で最後
    少し早いけどこちらもおつかれさまでしたw

998cat ◆TUKUMO3rAI:2019/03/11(月) 00:32:18
>>997
|ω・` ) お疲れさまでしたー!楽しかった!
最後のやつはかなり怖いw

999毒男:2019/03/11(月) 00:34:12
>>998
|A-) 特に怖いと思ったのはすぐ探せるようにしてるw
    印象に残りやすいから読んだことあるなって思うことあるだろうけど俺も読みたい話だから許してねw

    さて、次スレは…?

1000毒男 ◆B.DOLL/gBI:2019/03/11(月) 00:57:36
|A-) 次スレへGO!




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板