したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

規制中の怖い話スレ

634毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/08(日) 23:47:53
年末から年明けにかけて、俺は実家の在る群馬に戻って郵便局でバイトをしていた。
高校2年の時から長期休みの時は必ずこの郵便局でバイトをしていたし、田舎な事もあって、その郵便局の配達ルートを全て覚えていた。
そんな事もあって、局員には
「即戦力が来てくれた」
と喜ばれたが、今回初めて郵便局でバイトするという高校生Sの引率を任されてしまった。
早い話が、2,3日一緒に配達して、配達ルートを覚えさせろという事だ。
このS、かなりのおちょうし者で、俺とは直ぐに冗談を言い合える仲になった。
こいつが配る所は50ヶ所程度。
配る家は少ないが、次の配達場所まで滅茶苦茶遠い、俗に「飛び地」と呼ばれている地域だ。

バイトを始めて8日目だった。
俺とSの配達地域は隣同士だった事もあり、局に帰る時にバス停横の自販機で待ち合わせをしていた。
その日、Sは目を真っ赤にして涙を流しながら、猛スピードで自転車を漕いで現れた。
時間は17時になろうとしていて、バイトは局に帰らないといけない時間を大幅に過ぎている。
転けたらしく、顔も服も自転車も泥まみれだった。
「どうしたんだ?」
と聞くと、
「ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ」
を繰り返すだけで要領を得ない。
俺は配達物を破損・紛失したのかと思って、
「とりあえず局に戻るぞ」
と言って、Sを引っ張って局まで戻った。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板