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規制中の怖い話スレ

737毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/08/15(水) 23:36:59
次の日、俺は深く考えた。どうして今ごろ彼女は会いにきたのか?
どうやって俺の自宅がわかったのか?
そもそも彼女とはあの日一晩だけしか会っていない。
その後も、メールや電話の会話はしたがたいした話ではない。
また会いたいと頼まれた事もあったが、やんわりと断ってきた。
まあ昨日は突然の訪問で取り乱したが、よく考えてみると別に彼女が自宅に来たからとはいえ、別段問題はない。
もしかしたらまた何か問題が発生して相談しに来ただけかもしれない。
それを聞いてあげ、今は本命の美幸がいることを伝えれば彼女もまた訪問してくる事もなかろう…その晩、俺は部屋で彼女を待つ事にした。
会社には我侭を言って少し早めにあがらせてもらうように頼んだ。
すると上司は自分の仕事さえ終わればいつでもあがっていいと言ってくれた。
その日はかなり頑張って自分の業務内容を全て消化し、いつもより二時間も早めにあがった。

部屋に戻ってまず彼女にメールを送ってみたが、メールは送れず帰ってくる。
電話は「現在使われていません」のアナウンスが流れる。
きっと携帯を買い替えたのだろう。
彼女が訪問したらすぐに気付くようにカーテンを開け、テレビを観たり、週刊誌を読んで待った。
しかしいっこうに彼女は現れない。
仕事で気合を入れすぎてしまったせいか眠くなってしまったので、豆電球だけつけたまま眠ることにした。
ひょっとしたらもう彼女は来ないな、なんて思いちょっと安心したりしながら寝たのを覚えている。

何時だったかは覚えていない。
自分の感覚では2、3時間は眠っていたような感じがする。

パンパンッ…

まだ眠りが浅かったのか、物音に気付きはっと俺は体を起こした。
窓から聞こえる

「…いるんでしょっ!」

彼女だ!
俺は体をひねり、窓の方を振り向いた。
そして固まった。




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