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規制中の怖い話スレ

57毒男:2017/04/17(月) 00:09:30
そして3回生になり、私もサークルのスタッフとなりました。
このころからTさんはトランキライザーを常用するようになり、ワインのビンを片手にキャンパスを歩いている姿が目撃されるようになりました。
顔は薬物のため1.5倍くらいに膨れ上がり、意味不明の言葉を発するため講義中に退出させられることもあったようです。
サークルも休みがちなので、スタッフ代表として彼女の自宅に電話して、今後どうするのかを相談しようと思いました。
電話をとったのは彼女の母親でした。
娘が大変迷惑をかけていると何回も詫びておられました。
電話の奥で、柱時計の鐘の音が聞こえたので、なんとなく、Tさんはお嬢様だったんだなぁと思いました。

4回生になり、就職活動が忙しくなったこともあり、サークルにはほとんど顔を出さなくなりました。
うわさでは、Tさんは休学したとのことでした。
そのころから、いたずら電話がかかるようになりました。

…無言

毎日毎日、夜の12時前後に必ずかかってきます。
そのうち、あることに気がつきました。
電話の向こうで柱時計がなっていることを。

卒業後、私は金融機関に勤めましたが、激務のため、1年間でやめてしまいました。
その後、以前バイトしていた社長の世話になり、一軒家にバイトの人たち3人と住むようになりました。

ある日、私は朝から体調を崩し、家で眠っていました。
夜、隣の部屋の子が、
「元気か〜」
とドアを開けました。
目の悪い私は、その子の姿がぼんやりとしか見えません。
なんとなくもう一人後ろにいるようだったので、
「誰が来てるの?」
とたずねました。
「俺一人や」
「ふ〜ん」
そのときはなんとも思いませんでした。




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