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規制中の怖い話スレ

120毒男:2017/06/05(月) 00:11:21
作業はマウスの戸敷を新しいものに変えるという作業です。
部屋にはケージと呼ばれるマウスを飼育するケースが、ラックに並べられています。
ラックは一部屋に6個設置されており、1ラックは4段の作りになっています。
1段に5ケース。1ケースには1〜5匹のマウス達が飼育されています。

かなりの数のマウスがガサガサゴソゴソ、「チチチッ」(泣き声)など絶えず音がしています。
と、そのとき一瞬マウス達のザワザワが止み、
「パタン」
という音が部屋に響きました。
扉についている小窓の蓋を閉める音です。
「!!」
「なんだ?!」
「誰か覗いていたのか?」
急いで扉を開け廊下を確認したのですが、一歩道の廊下には誰もいません。
廊下には飼育室/実験室へと繋がる扉が均等に並んでいるだけです。
ドアの開閉の音も聞こえませんし、
「なんかやばいぞ!」
と思い、とにかく急いで仕事を終わらせました。

クリーンエリアを出てネームプレートの確認をしましたが、"入室中"は自分のみ。
靴も確認しましたが、自分の靴しかありません。
おかしい。確かに音がしたのに。

エリア外から中の廊下を覗ける場所があり、見に行きました。
「あれ…誰かいる…」
一本の廊下の左右に扉が並んでいる。
その廊下の真ん中あたりに人がいます。
廊下の突き当たりは壁。反対の突き当たりは、今除いている壁+窓。
「あれは誰だ?」
無塵衣を着た人が、這っているのが見えました。
四つんばいで、身を小さくして、ちょっと進んでは止まり、またちょっと進んでは止まりという感じです。
じっと見ていると、ソレの動きは止まりました。
そしてこっちを振り返りました。
私は反射的にお辞儀をしていました。(エリア内では普通の挨拶の仕方です)




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