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規制中の怖い話スレ

689毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:37:16
例のごとく知人に
「ちょっとみてほしい。」
と頼まれた彼女は、A市まで車で知人と出向いた。
そこの団地のとある2階の部屋。
「なんかね、イヤだね。どよーんとした空気がさ。」

そこには一人暮らしのおばあちゃんが住んでいた。
なんでもそのおばあちゃんが変な夢を夜見るらしい。
毎晩誰かに焼かれそうになる夢だそうだ。
その誰かは夢ではわからないらしく、実際恨まれる記憶も無いとのこと。

「昼間ではちょっとわからなかったのね。原因が。こりゃ夜まで待たないとだめだってわかった。」
「やぶ霊能者とか言わないでよね。実際私は後天的に霊能力がついたからさ。笑」
”後天的”
僕は彼女が東京で不動産屋の事務をやっていた時を意味しているのかな、と思った。
おそらく事故物件がらみ、そんなところかもしれない。
もちろん、そんなことは聞かなかった。

「で、実際夜になったんだけど…。」
「やっぱりわからないのよ。特に霊が見えるわけでもない。ただね、おばあちゃんが何か隠しているのには気付いた。で、おばあちゃんにこう聞いたの。」

「おばあちゃん、昔火事起こしてない?」

「そしたら、おばあちゃんぼろぼろ泣き出しちゃって。夜中1時なのに大声で。笑」
「近所の人が起きてきちゃって、『あんたら何やってんだ!』って怒鳴られて。」
「で、とりあえず、中止。」
「また、諦めたんですか?」
と僕は意地悪な質問をした。
「諦めたっていうか、日を改めようと思ったの。」
「で、その日は『もう遅いから明日にしましょう』ってね。」
それで帰ったらしい。




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