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規制中の怖い話スレ

69毒男:2017/04/17(月) 00:29:59
次の日はバイトが休みだったため少し安心していたが、窓の外を見ることができなかった。
そしてまた次の日いつものように俺が駐車場の見回りを終えて帰ろうとした。
屋上までの見回りを終え4階に下りてきたとき。
行きたくないのに何故か足が外の方に向かってしまう。
あぁいやだなぁなんで歩いちまうんだ、そう思いながら俺はだんだん柵に近づいていく。
そして柵のすぐ内側まで来たとき俺の目にとんでもないものが写った。

逆さまの女の子の無表情な顔…

俺は泣きそうになりながら走って逃げた。
「冗談じゃない!また見ちまった!気のせいじゃなかったのか!」
その日俺は晩飯も食べずにすぐ布団に入った。
明日もバイトだと思うと気が滅入る。
しかしそんな理由でバイトを休めるわけもなく、仕方なく次の日もバイトに行った。
外を見なければいいんだ、そう思い俺は駐車場の見回りをしていた。
しかし4階に来たとき向きたくもない柵のほうを勝手に顔が向いてしまう。
1歩も動けない金縛り状態だ。
目をつむろうと思っても瞼が閉じない。
あぁ嫌だ見たくない、しかし視線を動かすこともできない俺はまたアレを見てしまう。
無表情な女の子の顔…いや無表情ではない昨日よりも少し笑っているように見えた。
それからというもの俺は、バイトに行く度女の子が落ちていくのを見た。
少しずつ持ち上がっていく唇の端、あの女の子が完全に笑ったとき一体どうなるのだろう。

そして先週の火曜日、女の子が飛び降りた曜日と同じだ。
落ちていく女の子が完全に笑っていた。
何があるかわからない俺はすぐさま後ろを向き走って逃げようとしたそのとき…

「一緒に…」

耳のすぐそばで声がした。
気を失いそうになりながらも走った。
もう嫌だ辞めよう、そう思って無我夢中で走った。
気が付くとロッカールームにいた。
俺はすぐさまマネージャーに、疲れて次の日授業に集中できないと嘘をつき、バイトを辞めた。
しかし1週間経ってもあの笑った顔と耳に残ったあの声が忘れられない…




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