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規制中の怖い話スレ

690毒男 ◆B.DOLL/gBI:2018/07/09(月) 01:37:38
「そしたらね…。次の日の昼に知人から電話があって、おばあちゃん亡くなってた。」
「嘘!?」
僕はめちゃくちゃ驚いた。
「その死に方がすごいの。明け方5時ごろぐらいかな?『ドンドン!ドンドン!』ってドアを叩く音と、『助けて!助けて!』って声がしたから、近所の人が管理人さん叩き起こして、鍵持ってきて開けてもらったらしいの。」
「そしたらね、『ドアを叩く格好で燃えながら、丁度扉を開けた管理人に倒れかかってきた』んだって。」
「管理人は『ギャ―!!』って言っておばあちゃんをあわてて振り払ったの。そしたら、倒れて近くにいた隣の家の人の両足首をつかんで『あ・ん・たのせい…よ…』って言ったらしい。」
僕はブルッときた。

「隣の人は、つかまれたまま一瞬動けなくって、両足にやけどを負ったの。やけど自体はたいしたことなかったんだけどね。両足首に手型がバッチリ残った。多分精神やられちゃったね。」
「その人は何か過去におばあちゃんに何かしたんですか?」
「してないでしょ。ただの偶然。その場にいただけでしょ。」
「じゃあ、なんで『あんたのせい…よ…』って言ったんですか?」
「おそらくね、多分過去にあのおばあちゃんが原因の火事で誰か亡くなってるね。それでおばあちゃんずっとそれを後悔してて自分で自分をずっと責めてたんじゃないかな。無意識の内に。だから、あれは自殺だね。」
「だから、何でそれで『あんたのせい…よ…』って言うんですか?」
「それは夢の中で自分をそういう風に責めてたからでしょ。」
ああなるほど。そういうことだったのか。
「いつも霊が怨念かますとか思わないでね。自己暗示も多いんだから。」
と、みちかさんは僕に言うのだった。




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