したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

3078チバQ:2019/05/22(水) 15:23:58
https://news.yahoo.co.jp/search/?fr=news_sw&p=%E9%81%B8%E6%8C%99&ei=UTF-8&b=71
EU離脱派の政治家らに「ミルクセーキ抗議」頻発、英
5/21(火) 20:49配信 AFP=時事
EU離脱派の政治家らに「ミルクセーキ抗議」頻発、英
選挙運動で英ウェールズ南部を訪れた、新党「ブレグジット党」のナイジェル・ファラージ党首(2019年5月15日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】欧州議会(European Parliament)選挙を目前に控えた英国で、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)を推す右派ポピュリストの台頭に抗議する手段として、意外なものの使用が目立っている。それは「ミルクセーキ」だ。

【写真】蒋介石像に血…? 抗議団体が赤いペンキ入りの卵投げ付ける 台湾

 20日には、右派・英独立党(UKIP)の元党首で、新党「ブレグジット党(Brexit Party)」を率いるナイジェル・ファラージ(Nigel Farage)氏も、北部ニューカッスル(Newcastle)で選挙運動中に「ミルクセーキ抗議」の標的となった。

 ソーシャルメディアでは、黒のスーツを着たファラージ氏が肩から足までミルクセーキを浴び、顔をしかめる様子を捉えた写真が拡散した。

 容疑者の男(32)は英通信社プレス・アソシエーション(PA)に対し、ファラージ氏が「ここにやって来ていることを知らなかったのだが、これが自分に与えられた一度きりのチャンスだと思った」と話した。男は警察に身柄を拘束され、翌21日に一般暴行と器物破損の罪で訴追された。

 これについてファラージ氏はツイッター(Twitter)で、「正規の選挙活動が不可能になりつつあるほど過激化している」EU支持派を非難した。

 欧州議会選は、ブレグジットに対する英国人の支持を測る試金石の様相を示しており、ファラージ氏のブレグジット党は、何としてでも早急にブレグジットを実現すると公約に掲げ、支持率調査では首位に立っている。

 ファラージ氏の他にも、複数の政治家がファストフード大手マクドナルド(McDonald's)のミルクセーキなどを浴びており、同社は、ファラージ氏が先週訪れた選挙活動の会場周辺でのミルクセーキの販売を一時中止した。

 エディンバラ中部にある店舗の入り口には、「今夜はミルクセーキやアイスクリームは販売しません」との張り紙が出された。「最近発生した出来事を考慮し、警察からの要請」と説明している。

 一方、同社に競合するバーガーキング(Burger King)はソーシャルメディアで「弊社は週末の間ずっとミルクセーキを販売します。楽しんで」と投稿。ただこれには怒りのコメントが集中し、後に「弊社は暴力行為を容認しません─弊社のおいしいミルクセーキを無駄にすることも!」と補足した。

 一連の出来事を受けて、テリーザ・メイ(Theresa May)首相の報道官は、「政治家が嫌がらせや脅迫、暴力行為を受けずに職務や選挙活動に取り組めるべきだと、メイ首相は一貫して訴えてきている」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

3079チバQ:2019/05/22(水) 17:50:04
https://www.sankei.com/world/news/190521/wor1905210029-n1.html
【欧州議会選】英離脱党党首、ファラージの復活 かつての「離脱党の顔」が再び支持を集めた理由は

2019.5.21 17:53国際欧州・ロシア
英EU離脱問題
Twitter
反応
Facebook
文字サイズ
印刷
支援者らと話すファラージ氏=17日、英中部ダドリーの広場(板東和正撮影)
支援者らと話すファラージ氏=17日、英中部ダドリーの広場(板東和正撮影)
 【ロンドン=板東和正】欧州議会選を前に、欧州連合(EU)離脱を訴える新党「離脱党」が英国で保守、労働の二大政党を上回る支持で首位に立つ。離脱党党首のファラージ氏(55)は、2016年の国民投票で独立党(UKIP)党首として離脱派を牽引(けんいん)した人物だ。表舞台から去った「離脱派の顔」がなぜ再び支持を集めているのか。離脱党の集会に参加し、理由を探った。

■既存政党への反撃

 「メイ政権は離脱すると約束したのに裏切った」

 17日、離脱派が多い英中部ダドリーの広場で行われた離脱党の集会で、ファラージ氏が怒りの表情でまくしたてていた。雨にもかかわらず、広場には100人を超える支援者が集まり、声援を送っていた。

 ファラージ氏が議会選で掲げた主な公約は「EUの関税同盟から完全に抜ける離脱」だ。4月に離脱党を旗揚げし、離脱交渉を長引かせているメイ政権や、関税同盟への恒久的な残留を求める最大野党・労働党に「反撃しよう」と有権者に呼びかける。英国では離脱が経済に及ぼす影響への懸念から残留を訴える国民が急増しているが、ファラージ氏は押され気味だった離脱派を「再び活気づけた」(有権者)といわれる。

 ファラージ氏が人気を集める理由は、既存政党やEUに対し、歯に衣(きぬ)着せず批判する姿勢にある。ファラージ氏はダドリーでの演説で、EUのトゥスク大統領、ユンケル欧州委員長らの名前を挙げ、「(離脱延期の交渉などで)見下した態度で英国に命令している」と声を荒らげた。

 集会に参加した主婦のケイト・ラッセルさん(45)は「彼の言葉は正直でストレート。既存政党の議員がまねできない貴重な存在だ」と評価した。

■異色の経歴

 英国では議員に良家の出身者が多い中、ファラージ氏は異色の存在だ。ロンドン近郊の家庭で育ったファラージ氏が幼少の頃、アルコール依存症だった父親が失踪。18歳の時に大学進学を選ばず、金融機関で働いた過去を持つ。

 1993年にUKIPを創設し、2006年には党首に就任。16年6月の国民投票では移民流入を問題視し、EU離脱を主張した。既存政党に物おじせずに立ち向かう姿勢は当時から有名で、残留派だった保守党のキャメロン前首相と真っ向から対立した。

■「過ち」も

 しかし、ファラージ氏は国民投票で離脱が決定した直後、離脱派が掲げていた医療に関する公約を撤回。有権者から「無責任だ」と批判を浴びた。16年7月に「自分の生活を取り戻したい」と、UKIP党首を辞任。英メディアは「逃亡した離脱派」と揶揄(やゆ)した。

 17日夜に英北部スコットランドで開かれた離脱党の集会の会場周辺ではファラージ氏への抗議デモが行われた。スコットランドは残留派の市民が多く、デモの参加者は「嘘つき」などと書かれたプラカードを掲げ、同氏の公約撤回を批判。集会の会場に入る支援者に「彼はまた支援者を裏切る。目を覚ませ」と呼びかける市民もいた。

 それでも、離脱党支持者から過去を責める声はほとんど聞かれない。大半が国民投票で離脱に投じた支持者たちは、英議会で「民意」が反映されないことへの怒りを共有するファラージ氏に満足しているのだ。

 スコットランドの集会にいた自営業のトニー・ギブソンさん(52)は「UKIP党首時代のファラージ氏の過ちは理解している」とした上で、「そのような過去よりも、停滞する離脱問題へのいらだちをはっきりと代弁した功績の方が大きい」と話した。

3080チバQ:2019/05/22(水) 20:41:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190522-00000537-san-int
欧州議会選でポーランド、民主化30年目の戦い
5/22(水) 16:11配信 産経新聞
 23〜26日の欧州連合(EU)欧州議会選をめぐり、ポーランドでは強権政治を進めるEU懐疑派の保守系与党に対し、「親EU派」の野党が結集して戦いを挑んでいる。同国など東欧諸国で市民らが共産党独裁体制を打倒した民主革命から今年で30年。「独裁時代に戻すな」。自由を勝ち取った当時とも重ね、国の繁栄をもたらしたEU統合の推進を訴えている。

 26日の投票を約1週後に控えた18日、首都ワルシャワ中心部に市民数千人が集まった。国政野党などが結成した政党連合「欧州連立」の集会だ。登壇したポーランド出身で同国首相も務めたトゥスクEU大統領は市民を前にこう呼びかけた。

 「国にとって最善の居場所はEUだ。欧州のため、ポーランドのために投票してほしい」。会場では赤白のポーランド国旗よりも青色のEU旗が多く翻った。

 戦後、旧ソ連圏で共産党独裁体制にあったポーランドは1989年の民主化を経てEUに加盟。補助金などを受け発展してきた。だが、2015年に誕生した愛国主義的な保守政党「法と正義」政権は、司法の独立を損なう政策を断行。EUが制裁手続きに動き、両者は対立を深める。

 国民のEU支持は8割以上で、政権もEU離脱までは唱えない。だが、偶発的な離脱などへの危機感を抱く国政最大野党の中道右派「市民プラットフォーム」などは法と正義への対抗のため、「親EU」を旗印に大同団結して欧州連立を発足させた。候補者も統一し、選挙を戦う。

 欧州連立には左右両派や新旧の多様な政党が集まるため、「一緒に何かできるのか」(女性市民)と懐疑的な見方もあるが、トゥスク氏はこう強調した。

 「30年前もいろんな意見があったが、民主化という偉業のためにまとまった」

 ポーランドでは89年、自主管理労組「連帯」を中心にさまざまな民主化勢力が団結して共産党に圧力をかけ、旧共産圏初の自由選挙を実現し、非共産政権が誕生。共産体制下の東欧諸国民主化の先駆けとなった。6月4日には自由選挙から30年を迎える。

 集会に参加した男性医師(53)は「政権は司法を管理下に置こうとしている。独裁時代のような状態に戻りたくない」と強調。無職女性(70)は「EUのおかげで国は発展してきた。問題はあっても、対立ではなく、ともに克服すべきだ」と訴えた。

 ポーランドでは秋に総選挙が行われる予定で、欧州議会選は野党結集による政権打倒に向けた試金石。欧州連立は「89年以来最も重要な選挙」と位置づける。政治サイト・ポリティコが予想する獲得議席は法と正義が22議席、欧州連立が22議席。先行きはなお読めない情勢だ。

 ポーランドに限らず、東欧諸国では近年、大量に流入した難民・移民の受け入れを迫ったEUへの反発が高まり、EU懐疑派やポピュリズム(大衆迎合主義)勢力が存在感を増した。その動向はEUの懸案だ。

 強権政治がポーランド同様に問題視されるハンガリーでは、オルバン首相の中道右派「フィデス・ハンガリー市民連盟」が圧倒的な強さを維持。フィデスは欧州議会の最大会派で「親EU」の中道右派「欧州人民党」(EPP)に所属しながら、右派ポピュリズム勢力の結集を目指すイタリアのサルビーニ副首相への協力態度をちらつかせる。

 「チェコのトランプ(米大統領)」とも称されたチェコのバビシュ首相の政党も反移民・難民を掲げ、議席を増やすとみられる。同国ではサルビーニ氏と連携する極右政党も欧州議会に初進出する見通しだ。

(ワルシャワ 宮下日出男)

3081チバQ:2019/05/23(木) 13:10:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190523-00000512-san-int
メイ政権の閣僚級が突然辞任 EU離脱をめぐるメイ首相の方針に反発
5/23(木) 9:02配信 産経新聞
 【ロンドン=板東和正】メイ英政権で議会の議事運営を担う閣僚級のレッドソム下院院内総務が22日、欧州連合(EU)離脱をめぐるメイ首相の方針を支持できないとして辞任した。メイ氏が21日に発表した、条件付きで離脱の是非を問う国民投票の再実施について議会採決を行う方針に反発したとみられる。保守党幹部の突然の辞任でメイ氏の求心力は低下しそうだ。

 メイ氏は21日の記者会見で、EUと合意した離脱協定案が英下院で可決した場合、2度目の国民投票実施について議会採決を行う方針を表明。国民投票の再実施を求める最大野党・労働党に歩み寄ることで協定案を可決させる狙いだったが、与党・保守党の強硬離脱派などから批判を浴びていた。 

 レッドソム氏は保守党の強硬離脱派として知られる。同氏はメイ氏に宛てた書簡で、「国民投票の再実施は(英国内)で危険な分断を生じさせる」と指摘。メイ氏の方針を支持できない姿勢を強調した。その上で、メイ政権について「もはや、2016年の国民投票の結果であるEU離脱を果たせると信じられない」と批判した。

 メイ氏率いる保守党は5月上旬に投開票された統一地方選で1300議席以上を失う歴史的な惨敗を喫した。23日に投票が開始する欧州議会選でも敗退が予想されている。メイ氏の求心力の低下が浮き彫りになる中、今回の辞任は政権にとって大きな痛手となりそうだ。

 レッドソム氏はエネルギー閣外相だった2016年、キャメロン前首相の辞任に伴う党首選に出馬。メイ氏とともに決選投票に進んだが、棄権した。

3082チバQ:2019/05/23(木) 13:11:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190523-00000026-asahi-int
オーストリア首相、失職の危機 右翼政党と対立深まる
5/23(木) 10:31配信 朝日新聞デジタル
オーストリア首相、失職の危機 右翼政党と対立深まる
オーストリア・ウィーンで22日、新閣僚とともに宣誓式に向かうクルツ首相(中央)=ロイター
 オーストリアの中道右派・国民党のクルツ首相が、不正疑惑で連立を解消した右翼・自由党と対立を深め、首相の職を失いかねない窮地に陥っている。野党が提出した不信任案が27日に審議され、連立相手だった自由党が賛成する可能性も取りざたされている。

 自由党は、指導者シュトラッヘ氏がロシア人投資家と称する女性に便宜供与を約束するなど不正絡みの発言をした映像を報道され、副首相と党首を辞任した。

 クルツ首相が、映像の内容に基づく調査に責任を負う内務相のポストを返上するよう求めたのに対し、自由党は反発。互いに公に批判し合った末、内務相は更迭され、自由党側は非党員を起用していた外相を除く全閣僚が辞任。空いたポストに実務家を入れた改造内閣が22日に発足した。地元メディアは離婚時の夫婦の争いにたとえて報じた。

3083チバQ:2019/05/23(木) 13:39:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190522-00000028-jij_afp-int
ハンガリー極右がデモ集会、ロマ人への暴力再燃に懸念
5/22(水) 17:29配信 AFP=時事
ハンガリー極右がデモ集会、ロマ人への暴力再燃に懸念
ハンガリー・テレクセントミクローシュで行われた極右政党「わが祖国運動」のデモで、演壇に上がるトロツカイ・ラースロー党首(2019年5月21日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ハンガリーで21日、極右政治家がデモ集会で「ジプシーのテロリスト」を非難した。同国の少数民族ロマ(Roma)の間で、人種的動機に基づいた暴力が再燃することへの懸念が高まっている。

 昨年結成された極右政党「わが祖国運動(OHM)」は、首都ブダペストの東約130キロのテレクセントミクローシュ(Torokszentmiklos)でデモ集会を開いた。

 OHM党首のトロツカイ・ラースロー(Toroczkai Laszlo)氏(41)は、自警団員を含む数百人の支持者らに対し、デモの趣旨について、「秩序を尊重」し、「ジプシー犯罪」に対抗するものと説明。「われわれがここに集まっているのは、国が国民を守れないからだ」と主張した。

 トロツカイ氏は極右政党「ヨッビク(Jobbik)」副党首だったが、オルバン・ビクトル(Orban Viktor)首相の与党、フィデス・ハンガリー市民連盟(Fidesz)が圧勝し、ヨッビクが得票率を減らした昨年の総選挙後に離党し、OHMを結党した。 

 ハンガリーの複数の自警団とつながっているトロツカイ氏は先週、「国民軍団(National Legion)」という新たな民兵組織の結成を発表していた。護身術や基本的な軍事技術を教える組織だという。

 ロマ社会の多くの人は、人種的動機に基づいた10年前の襲撃事件を思い起こし、民兵組織の再来に懸念を示した。ハンガリーでは2008〜09年、5歳の子ども1人を含むロマ人6人がネオナチに殺害された。

 ハンガリー最大の少数民族ロマは軽微な罪を犯しているとしばしば非難され、差別や貧困、社会の本流からの排除などに直面している。【翻訳編集】 AFPBB News

3084とはずがたり:2019/05/23(木) 16:04:30
メイ英首相、24日に辞任を表明へ…地元紙
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190523-00050254-yom-int
5/23(木) 15:06配信 読売新聞オンライン
 【ロンドン=緒方賢一】英紙ザ・タイムズは23日、メイ首相が24日に早期辞任を表明すると報じた。

 メイ氏は24日に与党・保守党の下院議員幹部と会談する予定で、辞意を伝える見通しだという。

 欧州連合(EU)からの離脱を実現できないうえ、離脱について民意を問う2度目の国民投票の可能性に言及するなどして保守党、さらには閣内から辞任を求める声が急速に高まった。

 メイ氏を支え議会運営を引き受けてきたレッドサム下院院内総務も22日、メイ氏の離脱方針に抗議し辞任した。

 メイ氏はEUからの離脱条件を定めた離脱協定案を下院が可決すれば辞任する考えを明らかにしていた。しかし早期辞任を求める声が高まったことを受け、6月上旬に辞任の時期について明らかにすると述べていた。

3085チバQ:2019/05/24(金) 16:22:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190523-00000592-san-eurp
EU懐疑派3割の勢い 統合推進へ危機感 欧州議会選
5/23(木) 22:39配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)の欧州議会(定数751)選挙の投票が23日始まった。投票は26日まで。右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党など、EUに懐疑的な勢力が3割に届く勢いを示す中、EUでは統合推進への危機感も強まっている。

 投票は全28加盟国が順次行う形で、23日は英国とオランダが実施。24〜25日にも一部の国で行われ、26日にドイツやフランス、イタリアなど残る21カ国が一斉に行う。開票結果は26日にまとめて発表され、同日深夜(日本時間27日早朝)にも大勢判明の見通し。

 各種の予想ではEU懐疑派は議席を増やし、政治サイト・ポリティコは現在の約25%から約3分の1に増大すると分析。一方、議会運営を長年主導してきた最大会派の中道右派「欧州人民党」(EPP)と第2会派の中道左派「社会民主進歩同盟」(S&D)は、直接選挙を導入した1979年以降で初めて合計議席が過半数を割り込むのは不可避の情勢だ。

 懐疑派は経済危機や移民の大量流入を受けて台頭。極右や右派ポピュリズム勢力は各国の主権強化を目指し、急進左派もEUの緊縮財政に批判的だ。EPPとS&Dを含め、統合を支持する「親EU派」は過半数を維持する方向だが、懐疑派が影響力を増せば、EUの政策遂行にも影響する可能性がある。

 23日投票の英国ではEU離脱が実現していないことへの不満から早期離脱を目指す「離脱党」がリード。オランダでは反移民を掲げる新興政党がルッテ首相の与党と首位を争う。

 EU懐疑派の代表格、イタリアのサルビーニ内相は22日、「われわれは(EUという)檻から出ていかなければならない」と強調。これに対し、統合を推進するマクロン仏大統領は選挙を「(直接選挙が導入された)1979年以降、最も重要」と仏紙で指摘。メルケル独首相もこれに先立ち「ポピュリストを抑えなければならない」と述べ、危機感を露わにした。

 議員の任期は5年。主要会派は10月末で任期満了となるユンケル欧州委員長の後任候補を立てており、選挙の行方はEUの政策執行機関である欧州委員会の新体制にも影響を与える。

3086チバQ:2019/05/24(金) 16:23:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190523-00000589-san-eurp
イタリア・ポピュリズム連立2党  支持率逆転で確執
5/23(木) 22:28配信 産経新聞
 イタリアでは26日に投開票される欧州議会選を前に、同国のポピュリズム(大衆迎合主義)政権の連立2党が対立を深めている。第2与党の右派「同盟」が、第1与党の左派「五つ星運動」に対し支持率で大きくリードしていることが背景にある。選挙結果は、6月に発足1年を迎える政権の行方を左右しそうだ。

 同盟党首のサルビーニ、五つ星を率いるディマイオの両副首相は、もはや意見の相違を隠そうとしない。

 サルビーニ氏は20日、テレビで「中国に民主主義はない。重要情報は渡さない」と述べ、トランプ米政権にならって中国の通信機器大手「華為技術(ファーウェイ)」の製品排除を支持した。五つ星が対中接近に熱心なのを意識した発言だ。

 財政でも「舌戦」になった。今月初め、欧州連合(EU)欧州委がイタリアの債務拡大の見通しを示した際、サルビーニ氏が「失業対策のためなら、EUの赤字上限は守らなくてもよい」と言い放つと、ディマイオ氏は「無責任な発言だ」と批判した。同盟でサルビーニ氏に近い運輸次官の収賄疑惑が浮上すると、ディマイオ氏は辞任を求め、政権内の緊張が高まった。

 今月の支持率調査では、同盟は約30%で、五つ星は約23%。昨年3月の総選挙での得票率は、五つ星が33%、同盟が17%だったので、両党の人気は逆転した。サルビーニ氏が移民救助船の接岸締め出しで人気を高めたためだ。

 伊紙ジョルナーレのフランチェスコ・クラメル記者は「欧州議会選で同盟が優位に立てば、減税などの公約を政権内でごり押しし、五つ星との対立が一層深まるだろう」と指摘。「サルビーニ氏が右派政権の樹立設立をめざして政権を離脱し、総選挙になる可能性もある」(コリエレ・デラ・セラ紙のルチアノ・フォンタナ編集主幹)との見方も広がる。サルビーニ氏は今週、メディアのインタビューで「選挙後も連立は不変」と繰り返し、連立離脱の観測打ち消しに懸命になっている。

(イタリア北部ミラノ 三井美奈)

3087チバQ:2019/05/24(金) 16:27:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190524-00000018-asahi-soci
人気ユーチューバーの批判に大慌て 独与党、異例の対応
5/24(金) 10:56配信 朝日新聞デジタル
人気ユーチューバーの批判に大慌て 独与党、異例の対応
ドイツの若手ユーチューバーが気候変動問題などでメルケル首相の与党の対策を批判する動画(ユーチューブから)
 ドイツで人気の若手ユーチューバーがメルケル首相の与党・キリスト教民主同盟(CDU)を批判する動画をインターネット上にアップしたところ、5日間で540万回以上も視聴された。CDUは影響力を無視できなくなり、A4で11ページに及ぶ長文の反論を23日、党の公式ホームページに公表する羽目になった。

 ドイツでは26日投開票の欧州議会選で、CDUが第1党を維持するものの、2014年の前回選挙より議席を減らすと見込まれている。党員は中高年が多く、若者への浸透が課題になっており、たった一人の若者の「抗議」に異例の対応を迫られたようだ。

 このユーチューバーは「Rezo(レゾ)」と名乗る26歳の男性。青い髪にキャップをかぶり、「CDUの破壊」と題した約55分間の動画を18日にアップした。欧州議会選を前に各党の政策を数週間、研究したうえでつくったという。

 軽音楽をバックに「CDUは私たちの生活や将来を破壊している」と主張。政府の下で貧富の格差が広がり、気候変動対策も遅れているなどと、激しい身ぶり手ぶりでまくし立てた。欧州議会選の結果は重要な打撃になるとして、「選挙には参加するべきだ」と呼びかけた。動画の反響はすさまじく、動画につくコメントも10万件超に上っている。

朝日新聞社

3088とはずがたり:2019/05/24(金) 19:14:06
メイ英首相が辞任表明 EU離脱巡り
毎日新聞2019年5月24日 18時14分(最終更新 5月24日 18時25分)
https://mainichi.jp/articles/20190524/k00/00m/030/166000c

 欧州連合(EU)からの離脱が行き詰まっていることを受け、英国のメイ首相は24日、来月7日に辞任することを表明した。

3089チバQ:2019/05/25(土) 09:44:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190525-00000018-asahi-int
メイ氏、涙で震え白旗 「2人目の女性の首相という…」
5/25(土) 5:00配信 朝日新聞デジタル
メイ氏、涙で震え白旗 「2人目の女性の首相という…」
英国のEU離脱をめぐるこれまでの経緯
 欧州連合(EU)離脱をめぐる英国の混迷は、政権トップが交代する事態に至った。後任には「合意なき離脱」も辞さない強硬派議員が有力候補となっており、離脱の行方はますます不透明だ。影響はEUや世界経済にも及ぶ。


 「まもなく職を辞するが、2人目の女性の首相という仕事を誇りに思ってきた。愛する国に尽くす機会を得たことを感謝する」

 24日、英首相官邸前での演説の最後、メイ首相の声は涙で震えた。窮地を自説を押し通して乗り切ってきたメイ氏が、ついに白旗を上げた。

 政府の離脱案への与野党の合意を得ることに、何カ月も苦しんできた。

 辞意表明の直接の引き金になったのは、メイ氏が21日に表明した「新たな提案」だ。EU残留の選択もありうる2度目の国民投票の実施を、英議会が政府の離脱案に賛成することを条件に容認する内容。野党・労働党の取り込みを狙ったが、メイ政権の弱体化を見越した労働党は提案に乗らなかった。離脱派が多い与党・保守党からも「これまでの提案より悪い」と反発を受けた。離脱期限まで半年を切り、起死回生を狙った提案があだとなった。

 政権の主要メンバーだったレッドサム下院院内総務は提案の翌日、抗議の辞任。英メディアによると、普段は忠実なハント外相やジャビド内相も反対し、メイ氏に再検討を要請。身内の保守党からの支持はほとんどなかった。離脱関連法案を6月初めに採決し、少しでも早い離脱につなげる望みは早々に消えた。

 この一件で保守党内にくすぶる「メイ降ろし」の動きが加速。党首選を管轄する党内の委員会は22日、年末まではできないはずの党首不信任投票を可能にする党ルールの変更を認めるかを、投票していた。24日、メイ氏が辞任に応じなければ、投票用紙が入った封筒を開封し、手続きを進める手順が整っていたという。

 英国で23日に投票があった欧州議会選では、「EUとの早期決別」を掲げる新党ブレグジット(英EU離脱)党が躍進し、保守党が大敗するとみられ、26日に開票結果が出れば、辞任圧力はさらに強まる見通しだった。自ら辞めるか、極めて不利な情勢で不信任投票を受けて立つか。党内を説得する材料は尽きていた。

 「離脱を実現できなかったことを、深く後悔し続けるだろう」。メイ氏は無念さをにじませた。

朝日新聞社

3090チバQ:2019/05/25(土) 09:46:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190524-00000092-asahi-int
英メイ首相、万策尽きて辞意 世論分断、民意見いだせず
5/24(金) 23:54配信 朝日新聞デジタル
英メイ首相、万策尽きて辞意 世論分断、民意見いだせず
24日、辞意を表明した英国のメイ首相=ロイター
 欧州連合(EU)からの離脱をめぐり英国で混迷が深まる中、メイ首相が24日、辞意を表明した。与党・保守党の党首を6月7日に辞任し、翌週から党首選を始める。次の党首は7月中に選ばれる見通しで、その時点でメイ氏は首相の職を後任に譲る。EU離脱を決めた国民投票の後に就任して3年。離脱の道筋を付けられずに職を去ることになった。

【写真】24日、辞意を表明した英国のメイ首相=ロイター

 メイ氏は24日朝、首相官邸前で演説し、「できることはすべてやった。次は新たな首相が率いることが国にとって最善だと、明確になった」と語った。演説の直前に、保守党の党首選を担当する党幹部と面会し、辞任の時期や党首選の日程について合意した。

 英国は当初3月末にEUを離脱する予定だったが、離脱に伴う条件をめぐる英議会の混乱で10月末まで延期された。状況を打開するため、メイ氏は野党が求める2回目の国民投票を条件つきで容認する方針を、今月21日に発表。これが与党内で強い反発を招き、政権の主要メンバーが辞任するなど、議会採決に持ち込むことさえできない状況に陥っていた。

 メイ氏は昨年末の党内投票で信任を得ており、党のルールによれば1年間は党首にとどまれるはずだった。しかし、メイ氏に対する党内の不満は高まり、辞任に応じなければ、ルールを変えてでも降ろそうとする動きが加速していた。

 メイ氏は国民投票後、EU残留派から離脱派に転換。移民流入の制限を優先し、人や物の移動の自由を認めるEU単一市場からも撤退するなど、強硬路線を打ち出し、党内外を説得する戦略を固めぬままEUとの交渉を始めた。

 EUとの交渉を有利に進めるために踏み切った下院の解散総選挙では、保守党が過半数割れ。どんな条件で離脱し、離脱後にEUとどんな関係を築くのか、議会内の意見は大きく割れ、合意形成に苦しみ続けた。昨年11月にEUと合意した、離脱条件を定めた協定案は、英議会で3回も否決。局面打破を狙った提案も不発に終わり、次の手に窮する状況にあった。(ロンドン=下司佳代子)

3091チバQ:2019/05/25(土) 09:47:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190524-00000128-jij-eurp
英首相が辞意表明=EU離脱の混迷で引責-7月にも後任、強硬派か
5/24(金) 18:17配信 時事通信
英首相が辞意表明=EU離脱の混迷で引責-7月にも後任、強硬派か
24日、ロンドンで声明を発表するメイ英首相(ロイター時事)
 【ロンドン時事】メイ英首相は24日、欧州連合(EU)離脱をめぐる混迷の責任を取り、辞意を表明した。

 野党の支持を頼りに離脱案の議会承認を目指したことに与党・保守党が反発し、不信任を突き付ける構えをちらつかせていた。6月7日に保守党の党首を辞任。後任の選出を待って7月にも首相の座を退く。

 次期党首にはジョンソン前外相ら、一刻も早い離脱を訴える強硬離脱派が有力視されている。強硬派が新首相として采配を振るえば、EUとの経済関係を優先する穏健派とのバランスに配慮してきたメイ首相の離脱方針は修正を迫られ、離脱の先行き不透明感は一段と高まりそうだ。

 首相は官邸前で演説し、EU離脱のために「最善を尽くした」が、失敗したと認めた上で、「新たな首相が(離脱実現への)取り組みを主導するのが最も国益になるのは明らかだ」と述べた。

 EUのバルニエ首席交渉官は「混乱なき離脱に向けて努力したメイ首相に最大限の敬意を表したい」とツイッターに投稿。紛糾必至の「合意なき離脱」も辞さない強硬派らをけん制した。

 英国が国民投票でEU離脱を決めた直後の2016年7月、キャメロン前首相の退陣を受けて就任したメイ首相は、EUとの交渉や、議会対策で陣頭指揮を執ってきた。

 ただ、18年11月にEUとまとめた離脱案は、英領北アイルランド国境問題の解決策に英国内で批判が集中。議会の採決では与党議員が大量に造反し、離脱案は3度にわたり否決された。

 首相は「合意なき離脱」を回避するため、3月末の離脱を10月末まで延期することを決断。4月以降は最大野党・労働党との協力を通じて行き詰まりを打開する戦略に転じたが、協議は今月に入って決裂した。

 21日には、国民投票の再実施を望む議員が多い野党の支持取り付けを狙った譲歩策を発表。しかし、これが与野党の猛反発を招き、首相辞任論が一気に加速した。

3092チバQ:2019/05/25(土) 09:48:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190524-00000058-mai-eurp
メイ英首相が辞任表明「新首相主導、国益にかなう」 EU離脱巡り党内から反発
5/24(金) 18:14配信 毎日新聞
メイ英首相が辞任表明「新首相主導、国益にかなう」 EU離脱巡り党内から反発
英国のメイ首相=ロンドンで2019年5月24日、AP
 【ロンドン服部正法】英国のメイ首相は24日、来月7日に与党保守党の党首を辞任し、その後に首相を退く意向を発表した。2016年7月の就任後、欧州連合(EU)からの離脱問題のかじ取りを担ってきたが、議会の取りまとめに難航。21日に表明した離脱を巡る新方針が離脱強硬派を中心に保守党内から猛反発を受け、退陣を迫られた形だ。英メディアによると、保守党は7月下旬ごろまでに、後継首相となる新党首を選出。メイ氏は選出までは首相の座にとどまるとみられる。新首相には離脱強硬派が就く可能性もあり、離脱問題は混迷の度合いを一層深めている。

 メイ氏は24日午前(日本時間同日午後)、首相官邸前で「(離脱に向け)あらゆることを行ったが、残念ながらかなわなかった。新たな首相が(今後の)取り組みを主導するのが国益にかなう」と述べ、辞意を表明した。

 メイ氏はEU離脱を選んだ16年6月の国民投票を受けて辞任したキャメロン政権を継承。18年11月にEUと離脱条件などを定めた「離脱合意案」を結んだ。しかし、メイ氏は保守党内の取りまとめに失敗し、下院は今年1月以降、この離脱合意案の主要部分にあたる「離脱協定」を3回否決した。メイ氏は先月、保守党内の離脱強硬派の説得を事実上あきらめ、労働党との妥結で離脱協定の可決を目指したが、この与野党協議も頓挫した。メイ氏が今月21日に示した最新の離脱方針は、再度の国民投票実施の可能性やEU関税同盟への一時的・部分的残留の容認を含む内容で、最大野党・労働党に譲歩した形となっていた。このため、保守党内からは批判が噴出。新方針に基づく離脱法案を下院で採決に付した場合、保守党議員50人以上が造反する可能性が出て、内閣の重鎮も辞任する状況になっていた。

 「メイ降ろし」のために、党内で不信任投票の実施を目指す動きも活発化。党の規則では同じ党首への不信任投票は1年間を置くと制限されており、現行の制度では昨年12月に既に行っている不信任投票の再実施はできないが、議員たちは22日、制限を緩和する党則改正の秘密投票を実施していた。

 世論調査では次期首相候補のトップに挙がっているのは離脱強硬派のジョンソン前外相。ジョンソン氏を含め離脱強硬派が首相に就任した場合、「合意なき離脱」のリスクが高まる恐れもある。

3093チバQ:2019/05/26(日) 20:01:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190526-00000551-san-eurp
欧州議会選 大票田の仏独伊で投票 きょう午前にも大勢判明 EU懐疑派が躍進か
5/26(日) 19:26配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)の立法機関、欧州議会(定数751)の選挙は26日、最終日を迎え、フランスやイタリア、ドイツなどで一斉に投票が行われた。EU統合を牽引(けんいん)してきたこれら主要加盟国は欧州議会に占める議員の割合も大きい。統合に批判的な懐疑派の伸長が焦点となる中、主要国の動向は全体の選挙結果やEUの行方を大きく左右する。

 23日に始まった投票は英国などすでに7カ国で行われ、26日は残る21カ国で実施。このうちドイツは最大の96議席、フランスは2番目に多い74議席、イタリアは73議席を配分され、“大票田”となっている。

 28加盟国の開票結果の大勢は26日深夜(日本時間27日午前)にも判明する見通しだ。

 イタリアではEU懐疑派の代表格、サルビーニ内相の右派政党「同盟」が圧倒的リードを維持。政治サイト・ポリティコの予想では議席を2014年の前回選から5倍に増やす勢いだ。同盟と連立政権を組むEU懐疑派の「五つ星運動」が続き、両党で割り当て議席の半数以上を占める。

 フランスではEU推進の旗振り役、マクロン大統領の政党「共和国前進」と、ルペン党首の率いる極右「国民連合」が激しく首位争いを展開している。17年に仏大統領選の決選投票を戦った2人による因縁の対決の勝敗は、EU統合の推進力にも大きくかかわってくる。

 ドイツでは懐疑派の右派「ドイツのための選択肢」(AfD)が躍進する一方、メルケル政権をつくる中道右派と中道左派の2大政党がともに大幅に後退すると予想される。結果次第では政権が揺らぐ可能性も否めない。

 サルビーニ氏は選挙直前の24日、「私が変えたいのはマクロン氏とメルケル氏の欧州だ」と仏独が主導するEUのあり方を批判。ルペン氏は「EUを転換させるチャンスだ」と訴えた。

 一方、メルケル独首相は24日の選挙集会に自ら参加し、「EUは安全と繁栄、平和を約束してくれるものだ」とEUへの支持を呼びかけた。

3094チバQ:2019/05/26(日) 20:20:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190525-00000010-jij_afp-int
欧州議会選、アイルランドやオランダで親EU派が優勢 出口調査
5/25(土) 10:19配信 AFP=時事
欧州議会選、アイルランドやオランダで親EU派が優勢 出口調査
アイルランドの首都ダブリンの投票所で、欧州議会選などの投票をするレオ・バラッカー首相(2019年5月24日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】欧州連合(EU)で行われている欧州議会選は24日、アイルランドとチェコで投票が行われ、アイルランドの親EU勢力がオランダに続きポピュリズム(大衆迎合主義)勢力への予想外の抵抗を見せた。

 アイルランドの出口調査によると、EUのより緊密な統合に向けて尽力してきたレオ・バラッカー(Leo Varadkar)首相率いる統一アイルランド党(Fine Gael)がリードしており、親EU派への追い風となった。23日に投票が行われたオランダの出口調査でも、親EU政党が番狂わせの勝利を収める見通しとなっていた。

 こうした出口調査の結果は、EU懐疑派が躍進する可能性を取り沙汰していた一部の選挙前報道の予想を覆すものだ。

 欧州議会選はEU加盟28か国で4日間にわたって実施され、4億人以上の有権者が欧州議会議員751人を選出する。最初の公式結果は、全加盟国の投票が終わり次第、26日夜に発表される。

 欧州議会選挙は1979年の第1回から関心が低く、投票率が大きな懸念事項となっている。歴史的に、投票率が最も低いのは東欧となってきた。外部勢力、特にロシアがソーシャルメディア上で虚偽情報キャンペーンを行い、選挙結果に影響を及ぼそうとすることも懸念されている。【翻訳編集】 AFPBB News

3095チバQ:2019/05/27(月) 16:05:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-00000006-asahi-int
欧州議会選、中道左右両派が過半数割れか 懐疑派が伸長
5/27(月) 7:54配信 朝日新聞デジタル
欧州議会選、中道左右両派が過半数割れか 懐疑派が伸長
選挙結果が伝わり、笑顔で勝利宣言する仏国民連合のルペン党首=26日、パリ、疋田多揚撮影
 23〜26日に行われた欧州連合(EU)の欧州議会選(定数751)は、これまで議会を主導してきた中道の左右両派がいずれも大幅に議席を減らし、合計議席で初めて過半数を割る見込みだ。一方でEU懐疑派が伸びていて、既存の政治に市民が不満を持っている現状が改めて浮き彫りになった格好だ。

【写真】敗戦の弁を述べるドイツ社会民主党(SPD)のナーレス党首=2019年5月26日午後6時44分、ベルリン、野島淳撮影

 27日午前2時07分(日本時間同日午前9時07分)時点の欧州議会の中間推計によると、各会派の議席見込み数は、これまで最大会派だった中道右派の「欧州人民党」(EPP)EPPが179(現有議席217)、第2会派だった中道左派の「社会民主進歩同盟」(S&D)が150(同187)。中道の左右2大会派の合計議席が、議会の主導権を握るために必要な過半数(376議席)を下回れば、1979年の第1回選挙以来初めてとなる。

 ただ、第3会派だった親EU派の「欧州自由民主同盟」(ALDE)が107(同68)と議席を増やすと予想される。環境問題を強く訴えた「緑のグループ・欧州自由連盟」も67(同52)と議席を伸ばす見込みで、親EU派で過半数は維持できそうだ。

朝日新聞社

3096チバQ:2019/05/27(月) 16:12:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-00000023-jij-eurp
欧州議会選、反EU勢力伸長=主流2会派、初の過半数割れ
5/27(月) 7:37配信 時事通信
欧州議会選、反EU勢力伸長=主流2会派、初の過半数割れ
26日、パリで、欧州議会選挙での躍進が伝えられ、笑顔を見せるフランスの極右政党「国民連合」のルペン党首(AFP時事)
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)の欧州議会選挙(定数751)は26日、加盟全28カ国で投票を終了した。

 各国の開票結果などの集計(27日未明時点)によると、ポピュリズム(大衆迎合主義)的な政策を掲げる極右政党などの反EU勢力が伸長。主流である親EU勢力の中道右派・左派は初めて合計で過半数を割り込む見通しとなった。

 反EU勢力は3割程度の議席を得る見込み。ただ、事前予想よりは伸び悩んだ。一方、フランスのマクロン大統領らが率いるリベラル勢力や環境派が主流派離れの受け皿となり、親EU勢力全体では大きく過半数を上回った。議会勢力の分散化が鮮明となり、EUの主要ポスト人事や今後の政策調整が難航する可能性もある。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-00050111-yom-int
「EU懐疑派」欧州議会の議席3割超を獲得へ
5/27(月) 7:39配信 読売新聞オンライン
「EU懐疑派」欧州議会の議席3割超を獲得へ
(写真:読売新聞)
 【ブリュッセル=畠山朋子】欧州連合(EU)の立法機関、欧州議会(定数751、任期5年)の選挙は26日夜、EU加盟28か国での投票が終了した。27日朝までの中間集計で、右派・ポピュリズム(大衆迎合主義)政党が議席を増やし、EU懐疑派が全体の3割を超す見通しとなった。親EUの最大会派、中道右派「欧州人民党(EPP)」と第2会派、中道左派「社会民主進歩同盟(S&D)」の中道2大会派は初めて過半数を割るとみられる。

 選挙は加盟各国で23〜26日に行われた。欧州議会が27日午前6時(日本時間27日午後1時)時点で、各国の開票結果や出口調査を基に算出した予想獲得議席は、欧州人民党が、前回より38議席減の179議席で第1会派を維持する。社会民主進歩同盟は36議席減の150議席の見通し。親EU派としては過半数を保った。

 一方、EU懐疑派(無所属を除く)は、前回より32議席増の238議席で、英国、フランス、イタリアなどで右派・ポピュリズム政党が第1党となる勢いだ。フランスの極右政党「国民連合」のマリーヌ・ルペン党首は26日夜、「権力を取り戻そうとする人々の勝利だ」と勝利宣言した。

 EU懐疑派は、移民の受け入れや加盟国間の経済格差に対する不満を吸収したとみられる。反EU勢力の伸長で、欧州議会では今後、法案審議での合意形成に時間がかかりそうだ。

 ギリシャでは、与党・急進左派連合が中道右派「新民主主義党」に大敗し、チプラス首相は26日夜、近く総選挙を行う方針を示した。

 今回の投票率は前回比8ポイント増の51%だった。

3097チバQ:2019/05/27(月) 16:13:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-00000516-san-int
EU懐疑派が伸長、2大会派が過半数割れ 欧州議会選
5/27(月) 9:01配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】23〜26日に実施された欧州連合(EU)の欧州議会(定数751)選挙は26日夜、開票結果の集計作業が行われた。中間推計によると、議会運営を主導してきた中道右派・左派の2大会派の合計議席が過半数を割る一方、EUに懐疑的な右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党が伸長。フランスでは極右政党が、英国ではEUの早期離脱を目指す新党がそれぞれ第1党になる見通しだ。

 議会で事実上「連立」を組む2大会派の過半数割れは1979年の直接選挙導入後初めて。選挙は移民政策を含むEU統合の推進の是非が争点で、今後のEUの行方に影響すると注目されたが、存在感を増したEU懐疑派がその取り組みを揺さぶる可能性がある。

 中間推計によると、中道右派「欧州人民党」(EPP)は178議席で最大会派を維持したが、改選前から39議席の減少。第2会派を保った中道左派「社会民主進歩同盟」(S&D)は152議席で34議席を失った。ただ、議席を増加させた他2会派と合わせれば、統合を支持する親EU派は多数派を維持している。

 EU懐疑派では右派ポピュリズム勢力の代表格、イタリアのサルビーニ内相率いる政党「同盟」などでつくる会派は18議席増えて55議席。ドイツの右派「ドイツのための選択肢」(AfD)などが属する会派も53議席と12議席増加した。これらの勢力は各国の主権を重視し、EUの統合に批判的な立場をとっている。

 国別ではフランスで極右「国民連合」が23・5%を得票して首位となり、EU統合の旗振り役であるマクロン大統領の政党「共和国前進」(得票率22・5%)を下す見通し。イタリアでは同盟が得票率29%で第1党に躍進する。

 ドイツではメルケル首相の連立政権を担う中道右派・左派の2大政党がともに大きく得票を減少。BBC放送によると、英国では早期離脱を公約に掲げる新党の英離脱党が約3割を得票し、圧倒的な差をつけて首位に躍り出る勢いだ。

 欧州議会はEUの主要機関の一つで、加盟国でつくる閣僚理事会とともにEUの立法を担う。議員の任期は5年。EUの予算や人事にも影響力を持っている。

3098チバQ:2019/05/27(月) 16:48:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-00000017-mai-int
欧州議会選 大連立の2大会派、初の過半数割れ 既成政党の衰退加速
5/27(月) 10:53配信 毎日新聞
欧州議会選 大連立の2大会派、初の過半数割れ 既成政党の衰退加速
フランスの「国民連合」のマリーヌ・ルペン党首(中央)=2019年5月26日、AP
 【ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)の欧州議会選挙(定数751)は26日夜に28加盟国で投票が終了し、開票が始まった。議会事務局が27日午前2時(日本時間午前9時)過ぎに発表した議席予測によると、議会で大連立を組む中道右派・左派の2大会派が過半数を割る見通し。EU統合を推進した2大会派が過半数を失うのは1979年の選挙開始から初めてで、欧州政治の本流だった既成政党の衰退が加速している。

【チャートで解説】英のEU離脱を巡る流れ

 一方、移民排斥を掲げる右派ポピュリズム政党がフランスやイタリアなどで1位となり、EUに懐疑的な勢力が党勢を拡大した。

 他の親EU派ではリベラル系会派の欧州自由民主連盟や、環境政党の緑の党が中心の会派が躍進。2大会派と合わせ親EU派は選挙前同様、全体の約3分の2を占めるが、勢力が分散した会派間の連携が今後の議会運営の鍵を握る。

 欧州議会選は5年ごとに行われ、23日に投票開始。有権者は比例代表制で自国の政党に投票し、政策の近い国の政党同士が選挙後の議会で会派を構成する。

 予測によると、中道右派の欧州人民民主党が179議席、中道左派の欧州社会・進歩連盟は150議席で、上位1、2位の会派を維持するが、それぞれ現有議席から40近く減らすことになりそうだ。

 一方、イタリアの連立与党の一角である右派「同盟」とフランスの極右「国民連合」を中核とする会派は21議席伸ばして58議席となるとみられる。他の左右両翼のEU懐疑派政党を合わせると全体の3割程度となる見込みだ。ただ、反EU勢は世論調査に基づく事前予測と比べて伸び悩み、EUへの支持率が高い若年層の投票率上昇がブレーキとなった可能性がある。

 投票率は過去20年で最も高い50.9%で、前回を上回るのは欧州議会選史上、初めて。英国の離脱決定を受けたEUの将来への関心の高まりが表れた形だ。

 加盟国別では、フランスで国民連合がマクロン大統領率いる与党「共和国前進」を僅差で制し、首位になる見通し。EU離脱の延期で急きょ選挙参加が決まった英国では、EUからの早期離脱を訴える「ブレグジット党」が第1党となり、与党・保守党は大敗した。

 結果は、秋に任期満了を迎える欧州委員長や欧州理事会常任議長(EU大統領)などEUの要職人事に影響を及ぼす。加盟国は28日夜に非公式の首脳会議を開き、主要ポストを巡る協議を本格化させる。

3099チバQ:2019/05/27(月) 16:48:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-00000034-jij-eurp
分離独立派が第1党維持=極右政党は躍進-ベルギー総選挙
5/27(月) 10:51配信 時事通信
分離独立派が第1党維持=極右政党は躍進-ベルギー総選挙
26日、ベルギー総選挙後にブリュッセルで開かれた会合で演説する「新フランデレン同盟(N―VA)」のデウェーフェル党首(AFP時事)
 【ブリュッセル時事】ベルギーで26日、下院選挙(定数150)が行われ、27日未明(日本時間同日午前)までの開票作業の結果、北部オランダ語圏の分離独立を目指す右派「新フランデレン同盟(N-VA)」が第1党を維持した。

 ただ、N-VAを含む主要政党は議席を減らし、代わって改選前3議席だった北部の極右政党「フラームス・ベラング」が18議席を獲得して躍進した。

3100チバQ:2019/05/27(月) 17:12:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-35137535-cnn-int
欧州議会選 ポピュリスト伸び悩み、リベラル政党が議席増
5/27(月) 15:53配信 CNN.co.jp
欧州議会選 ポピュリスト伸び悩み、リベラル政党が議席増
4日間にわたって行われた欧州議会選では、国家主義やポピュリストの政党は事前予想よりも勢力を拡大しなかったものの、これまで議会で最大会派を形成していた中道政党が議席を減らした
ロンドン(CNN) 欧州連合(EU)加盟の28カ国で欧州議会選が23日から26日までの日程で実施された。26日夜時点の予測では、欧州議会内で一大勢力となるという欧州懐疑派の希望は実現しなさそうだ。一方で、有権者は、親EUの「緑のグループ・欧州自由連盟」やリベラル系の政党を支持したとみられる。

緑のグループ・欧州自由連盟はドイツをはじめ欧州全体で票を集めた。ドイツの地元メディアによれば、若年層の有権者の3分の1から票を集めて第2党の位置につけるとみられている。

英国では親EUの自由民主党が予想を上回る健闘を見せて第2党となる見通し。

フランスでは、ルペン党首が率いる右翼「国民連合(RN)」が第1党となるとみられている。マクロン大統領が率いる親EUの「共和国前進(REM)」はわずかに及ばなかった。

イタリアでは、サルビーニ副首相が率いる「同盟」が第1党となるのが確実となった。

国民主義者やポピュリストの政党は事前予測よりも勢力を拡大しなかったものの、無視することはできない成功も収めた。イタリアとフランスはこれまでEUの歴史の中核とみなされてきたが、両国で国民主義勢力が勝利を収めている。

今回の選挙結果はEUを維持しようとする人々にとっては朗報だが、これまで議会で多くの議席を押さえてきた政党にとっては厳しい結果となった。これまで最大会派だった中道右派の「欧州人民党(EPP)」と、第2会派だった中道左派の「社会民主進歩同盟(S&D)」は大きく議席を減らした。

投票率は50.95%と1994年以降で最高の水準だった。

3101チバQ:2019/05/27(月) 17:12:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-00000026-asahi-int
フランスは右翼政党が与党に競り勝つ見通し 欧州議会選
5/27(月) 13:56配信 朝日新聞デジタル
フランスは右翼政党が与党に競り勝つ見通し 欧州議会選
選挙結果が伝わり、笑顔で勝利宣言する仏国民連合のルペン党首=26日、パリ、疋田多揚撮影
■欧州議会選

 フランスではマクロン大統領が率いる与党・共和国前進の予想得票率が22・5%で、ルペン氏率いる右翼政党・国民連合(23・5%)に競り負ける見通しだ。

 EUの権限強化をめざすマクロン氏は、大統領は特定の政党に肩入れしないというフランス政治の不文律をあえて破り、選挙戦の前面に立った。国民連合を「欧州を壊す政党」と断じ、「国民連合が第1党にならないよう、あらゆる精力を注ぐ」とまで宣言。選挙ポスターに自分の顔を刷り、メディアのインタビューに積極的に応じた。

 一方、EUの移民政策などを批判し、国家レベルで移民や難民を制御できるよう訴えたルペン氏は、こうしたマクロン氏の戦略を逆手に取った。「これはマクロン氏の信任投票。負けたら彼は辞任だ」と訴え、2人が争った2017年の大統領選の決選投票の再現の様相を呈していた。

 26日、パリで開かれた国民連合の選挙報告会に集まった支持者に選挙予測結果が伝わると、「我々が勝った!」の大合唱が起きた。ほどなくルペン党首が現れ、演説で「この結果を引き受けるべきはマクロン大統領だ」と述べ、「国民の本当の意見を反映すべく、国会を解散するしかない」と迫った。

 フィリップ首相は同日夜にテレビ演説し「2位に終わった以上、我々が勝ったとは言えない。結果を謙虚に受け止める」と語った。(パリ=疋田多揚)

3102チバQ:2019/05/27(月) 18:52:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-00000089-jij-eurp
親EUで多数派維持=投票率、25年ぶり5割超-欧州議会選
5/27(月) 18:30配信 時事通信
親EUで多数派維持=投票率、25年ぶり5割超-欧州議会選
欧州議会選の投票を終え、支持者と握手するフランスのマクロン大統領(左)=26日、仏北部ルトゥケ(EPA時事)
 【ブリュッセル時事】23〜26日に実施された欧州議会選挙では、投票率(暫定)が50.95%となり、過去最低だった5年前の前回(42.61%)を上回った。

 1979年の直接選挙導入以来、初めての上昇で25年ぶりに5割を超えた。親EU勢力とEU懐疑派の対決構図となり、市民の関心が高まったとみられる。選挙結果は親EU全体では多数派を維持する見込みとなり、懐疑派は伸長したものの、限定的となった。

 27日未明時点の開票集計では、定数751のうち親EUの主流である第1会派の中道右派「欧州人民党(EPP)」が179(現有216)、第2会派の中道左派「欧州社会・進歩連盟(S&D)」は150(同185)と大幅減となった。

 ただ、EUの統合深化を掲げるフランスのマクロン大統領の与党「共和国前進」やリベラル会派「欧州自由民主連盟(ALDE)」の連合は107(同69)、環境系の「緑の党・欧州自由連盟」は70(同52)と躍進。これら親EU会派合計では506と全議席の約67%を占め、現有522からの減少は小幅となった。

 EU懐疑派では、イタリアの極右「同盟」が国内で33.6%、フランスの「国民連合」が23.5%の票を獲得しそれぞれ第1党となったほか、ドイツの「ドイツのための選択肢(AfD)」も得票率を伸ばした。しかし、汚職スキャンダルが発覚したオーストリアの極右・自由党は議席を一つ減らしたほか、オランダのウィルダース党首率いる自由党は現有4議席を全て失うなど、懐疑派内でも明暗が分かれた。

3103チバQ:2019/05/27(月) 18:52:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-00000024-asahi-int
ギリシャ首相、解散総選挙表明 欧州議会選敗北の見込み
5/27(月) 13:44配信 朝日新聞デジタル
 欧州連合(EU)の欧州議会選で、ギリシャの与党「急進左翼進歩連合(シリザ)」が野党第1党の「新民主主義党(ND)」に敗れる見込みとなった。シリザを率いるチプラス首相は26日、得票率予想を受けて「予想したほど伸びなかったが、戦いからは逃げない」と発言。来月2日に予定されている地方選の後に議会を解散し、9月の任期満了を前倒しして6月下旬にも総選挙を行う意向を表明した。

 アテネ通信によると、シリザの得票率は24%にとどまる一方、NDは32・8%に達する見通し。NDのミツォタキス党首は「現政権に対する強力な非難であり、首相は国益のために辞任すべきだ」と述べた。

 チプラス首相は、隣国の旧マケドニアとの国名をめぐる対立を、国名を「北マケドニア」に変更することで昨年に合意し、解決した。だがシリザは議会で過半数に満たず、議会ではわずかな差で承認されたものの「マケドニア」の名前が残ったことへの国内の反発は根強い。総選挙の結果によっては、国名問題が再燃する可能性も出ている。(ローマ=河原田慎一)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-00000023-asahi-int
イタリアは右派の与党「同盟」が第1党へ 欧州議会選
5/27(月) 13:38配信 朝日新聞デジタル
イタリアは右派の与党「同盟」が第1党へ 欧州議会選
欧州議会選の結果を受けて、「ありがとう」と書かれた紙を見せるイタリア与党「同盟」党首のサルビーニ副首相。同党提供=26日、AP
 欧州連合(EU)に懐疑的な右派政党の結集を呼びかけていたイタリアの与党「同盟」は、投票が締め切られた26日午後11時(日本時間27日午前6時)に発表された国営放送RAIの得票率予想で、27〜31%の票を獲得する見通しとなった。前回2014年の6・2%を大きく上回るのは確実で、政党別で最大となる。

 「同盟」党首のサルビーニ副首相は27日、「欧州の規則や拘束は変わらなければならない。我々の敵は左派だ。市民の労働や尊厳、安全を守る、欧州の新たなルネサンスが誕生した」と述べた。同氏は、フランスで躍進した右派政党「国民連合(RN)」を率いるルペン党首と連携していくことを確認しており、欧州議会でEU懐疑派の両党が、一定の勢力を持つ存在となりそうだ。

 一方で、同盟が連立政権を組む「五つ星運動」の予想得票率は18・5〜22・5%となった。同党は昨年の総選挙で約33%を得票し、政党別で第1党となったが、連立政権入りした後は、社会保障政策や汚職疑惑の対応などをめぐって同盟との対立が表面化。「反既得権益」を掲げたものの目立った政策を打ち出せず、支持離れが進んだ。(ローマ=河原田慎一)

3104チバQ:2019/05/27(月) 18:53:21
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-00000011-reut-eurp
欧州議会選、親EU勢力内で明暗分かれる 懐疑派は伸び悩む
5/27(月) 9:29配信 ロイター
欧州議会選、親EU勢力内で明暗分かれる 懐疑派は伸び悩む
 5月26日、同日までに実施された欧州連合(EU)欧州議会選で、EUの強化を訴える勢力が3分の2の議席を堅持したことが公式推計で明らかになった。写真は議会第1会派の中道右派・欧州人民党(EPP)のウェイバー候補(右)。ブリュッセルで撮影(2019年 ロイター/Yves Herman)
[ブリュッセル 26日 ロイター] - 26日までに実施された欧州連合(EU)欧州議会選で、EUの強化を訴える勢力が3分の2の議席を堅持したことが公式推計で明らかになった。ただ、現在大連立を組む二大会派は過半数割れとなった一方で、反EUの極右およびナショナリズム勢力が議席を大きく伸ばした。

議会第1会派の中道右派・欧州人民党(EPP)は179議席、大連立を組む中道左派の欧州社会・進歩連盟(S&D)は152議席をそれぞれ確保したが、合計で過半数には届かなかった。一方、親EU勢力のなかでもリベラル会派は36議席増の105議席、緑の党は17議席増の69議席となった。また、極右の2会派は111議席と、前回2014年の議会選から40%増えた。

フランスの欧州議会選ではルペン党首率いる反EUの極右、国民連合(RN)が得票率24%と、マクロン大統領の与党、共和国前進(REM)の22%を上回り、国内第1党となる見通しであることが出口調査で示された。ただ、緑の党が第3党となったことから親EU勢力が依然過半数を占めた。

REMには中道左派や中道右派から支持が流れたため、EUレベルではリベラル会派が議席を伸ばした。環境政党の緑の党も大幅増となったことから、親EUの4会派全体では、失った議席は20議席弱にとどまり、751議席のうち505議席を確保した。

それでもなお、EPPとS&Dの大連立が過半数割れとなったことで、議会の一部プロセスが複雑化する可能性がある。100議席超の勢力となったリベラル会派と70議席前後を掌握した緑の党は発言権拡大を求めるとみられる。

そうなれば、次期EU指導部は環境規制や多国籍企業への課税、貿易相手国への環境面での協力要請などを強化する可能性がある。

一方、フランスのルペン氏やイタリア与党の極右「同盟」率いるサルビーニ副首相などEU統合の強化に反対する勢力はもくろみが外れた格好となった。

ブリュッセルに本部を置くシンクタンク、ブリューゲルの責任者、グントラム・ウルフ氏は「重要なのは、極端な政策を掲げる勢力はそれほど議席を伸ばさなかったということだ」と指摘した。

ルクセンブルクのベッテル首相はツイッターに「欧州の勝利だ。投票率は非常に高く、親EU政党が最も強い」と投稿した。

欧州議会選の投票率は51%と、前回2014年の43%を大きく上回った。1979年の最初のEU規模の直接選挙以来、投票率が初めて上向いた。

ドイツではメルケル首相の保守連合の得票率が前回から7%ポイント低下した一方、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が4%ポイント上昇して11%となった。また、緑の党が前回から2倍近い21%を獲得し、第2党に躍進した。

英BBCによると、同国ではナイジェル・ファラージ氏率いるブレグジット党が勝利する見通し。

3105チバQ:2019/05/27(月) 19:49:45
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-48419130
【解説】 次のイギリス首相は誰 立候補者の顔ぶれ
テリーザ・メイ英首相が6月7日に与党・保守党の党首を辞任することが決まり、党内では続々と党首選への出馬表明が出ている。

与党党首が首相となるため、次期党首は自動的に首相に就任する。

すでに立候補した議員のほか、出馬が有力視されている議員を紹介する。

<立候補済みの議員>
マイケル・ゴーヴ環境相

元ジャーナリストのゴーヴ氏は、2005年に初当選。デイヴィッド・キャメロン前首相の側近だったが、2016年の国民投票では欧州連合(EU)離脱派キャンペーンに身を投じた。

しかし、キャメロン氏辞任後の党首選では離脱派の中心的存在だったボリス・ジョンソン前外相を批判し、自ら立候補した。

メイ政権では環境相としてメイ氏のブレグジット(イギリスのEU離脱)協定を支持し続け、ブレグジット強硬派とは距離を置いていた。

ゴーヴ氏は自身を、「党をまとめられる候補」としてアピールしていくもようだ。

ブックメーカーによるオッズ: 8/1

出馬に当たって: 「保守党をひとつにまとめ、ブレグジットを実現し、この素晴らしい国を主導することが、自分にはできると思う」(5月26日、自宅前にて)

マット・ハンコック保健相

イングランド銀行のエコノミストだったハンコック氏は、もともと文化相だったが、ジョンソン前外相の辞任に伴いジェレミー・ハント氏が外相となった際、後任として保健相となった。

2016年の国民投票では残留派だったが、現在はEU離脱派だとみられている。

また、メイ首相が先に発表した離脱協定法案にも賛成し、議員に支持を呼びかけていた。

ウェストミンスター(英政界)きってのテクノロジーに精通した1人を自認し、議員として初めて、自らのスマートフォンアプリを作った人物でもある。

ブックメーカーによるオッズ: 25/1

出馬に当たって: 「私たちには、その場しのぎではなく、未来のためのリーダーが必要だ」(5月25日、BBCのラジオ番組にて)

ジェレミー・ハント外相
ハント氏は文化相として2012年のロンドン五輪に携わった後、保健相を6年務め、ジョンソン氏の辞任に伴い外相となった。

2016年の国民投票では残留派だったが、現在はEU離脱派。EUを旧ソヴィエト連邦に例えたことで批判を浴びたこともある。

ブックメーカーによるオッズ: 12/1

出馬に当たって: 「メイ氏は国民投票の結果実現に情熱を注いでいたが、その責任は今後、別の人が担うことになる」(5月24日、地元紙ファーナム・ヘラルドの取材に答えて)

3106チバQ:2019/05/27(月) 19:50:36
ボリス・ジョンソン前外相
前ロンドン市長のジョンソン氏はずっと前から、首相の座を求めてきた。出馬を表明した際には「もちろん、立候補する」と話していた。

2016年国民投票ではEU離脱派のリーダーだったジョンソン氏は昨年、メイ首相の離脱協定に反発して外相を辞任。その後はメイ政権とその政策を、誰よりも批判していた。

保守党内では支持者の多いジョンソン氏だが、議会ではそうではない。ジョンソン氏はまず、保守党員が投票する決選投票まで進めるよう、保守党下院議員たちを説得しなくてはならない。

2016年夏の党首選にも出馬していたが、ゴーヴ環境相が自分を批判して立候補した後に辞退している。

ブックメーカーによるオッズ: 11/10

出馬に当たって: 「新党首は今までとは違う方法で政策を進める機会を得る。新政権は勢いづくだろう」(5月24日、スイスでの会議で)

アンドレア・レッドソム前下院院内総務
U離脱派の中心的存在でもあるレッドソム氏は、メイ首相が離脱協定法案への支持を訴えていた最終局面で、下院院内総務を辞任した。

辞任の際には、政府のブレグジットへの対応を信じられなくなったと話していた。

2016年の党首選ではメイ首相と争ったが、メイ氏に子供がいないことに言及し、大きな批判を浴びて出馬を取り下げた。

その後、環境相としてメイ政権に入閣し、後に閣僚級の院内総務となった。

ブックメーカーによるオッズ: 20/1

出馬に当たって: 「交渉で成功するには、退席して破談にする覚悟も必要だ」(5月26日、英紙サンデー・タイムズの取材に答えて)

エスター・マクヴェイ前雇用・年金相
元アナウンサーのマクヴェイ議員はEU離脱派。昨年11月にメイ首相の離脱協定に反発して雇用・年金相を辞任した。

ラジオ番組「トーク・レイディオ」の電話取材で出馬の意向を聞かれたマクヴェイ氏は、「常々、保守党内で十分な支持を得られれば出馬したいと明確にしていたが、今回、新たに私を指示してくれる人たちができ、私はその支持を得た」と語った。

ブックメーカーによるオッズ: 66/1

出馬に当たって: 「私も含め、誰が次の首相になるにしろ、10月31日というブレグジット期日は絶対だ」(5月24日、ラジオ番組の電話取材にて)

3107チバQ:2019/05/27(月) 19:51:31
ドミニク・ラーブ前EU離脱相

元弁護士のラーブ氏は、2016年の国民投票の前からEUからの離脱を訴えており、2010年の初当選時から首相就任への野心も表明していた。

2018年7月に前任のデイヴィッド・デイヴィス氏が辞任した後にEU離脱相となり、EUとの離脱交渉を担当したが、11月にはメイ首相の離脱協定を支持できないとして辞任した。

ブックメーカーによるオッズ: 5/1

出馬に当たって: 「より公正なブレグジット協定、イギリスの労働者によってより公正な協定、そして全ての子供たちがその可能性を花開かせられるような公正な社会のために戦う」(5月26日、メール日曜版にて)

ローリー・スチュワート国際開発相

スチュワート氏は5月、ギャヴィン・ウィリアムソン氏の更迭に伴う人事で国際開発相となった。それ以前は法相の下で刑務所担当次官を務めていた。

一時はEU残留派だったものの、現在はブレグジットを受け入れているという。一方、「イギリスを一致させるため、残留派にも手を差し伸べたい」と述べている。

ブックメーカーによるオッズ: 12/1 (Coral)

出馬に当たって: 「語るのではなく、行動で示そうと思う」(5月25日、BBCのテレビ番組「Breakfast」にて)

<出馬が予想されている議員>
サー・グレアム・ブレイディー

1997年に初当選。2010年以来、党首不信任動議など一般議員による党内手続きを扱う、「1922年委員会」の委員長を務めたが、メイ氏辞任発表を受けて委員長を辞任し、出馬を検討していると明らかにした。

サジド・ジャヴィド内相

2010年に初当選。キャメロン政権のジョージ・オズボーン元財務相の側近で、ビジネス担相、文化相、コミュニティ・地方自治相などを歴任。

2016年国民投票では残留派だったが、「決して熱心ではない」と発言するなど、欧州懐疑派。

ペニー・モーダント国防相

ギャヴィン・ウィリアムソン氏の更迭により今年5月、イギリス初の女性国防相となった。

海軍予備役としての経験もあり、キャメロン政権では国防省の軍担当閣外相も務めた。

2016年国民投票では離脱運動を推進し、その後の党首選でも離脱派のレッドソム氏を支持した。

プリティ・パテル元国際開発相

010年5月に初当選。財務省や労働・年金省の閣外相を経て国際開発相になるも、2017年11月には、政府に無断でイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相らと会談していたことの責任を取って辞任した。

ブレグジット強硬派として、党内右派の支持を得ている。

リズ・トラス財務首席政務次官

ブレグジット派の右派。2016年に女性初の大法官と司法相となったものの、高等法院の首席判事など法曹界幹部と衝突を重ね、翌年6月の内閣改造で現職に移った。

キャメロン政権では環境相を務め、2014年党大会で「この国はチーズの3分の2を輸入している。なんて、みっとも、ない」と発言したことが、ソーシャルメディアなどで大きな話題となった。

スティーヴ・ベイカー元EU担当閣外相

ブレグジット強硬派。2010年初当選で、保守党の離脱推進派議員が構成する「欧州調査グループ(ERG)の副会長。

デイヴィス・ブレグジット担当相(当時)と同時に閣外相を辞任し、メイ政権のブレグジット方針を批判した。

3108チバQ:2019/05/27(月) 19:51:44
党首選のプロセスは?
保守党党首選の立候補締切日は6月10日。

各立候補者は2人の推薦人を必要とする。立候補者が3人以上の場合、まずは保守党議員によってこれを2人にまで絞る投票が行われる。

保守党のブランドン・ルイス幹事長は、6月末までに立候補者を2人に絞りたいと話している。

その後、イギリス全土の保守党党員による郵便投票が行われ、夏の議会開会までに結果が発表される見込みだ。

3109チバQ:2019/05/27(月) 19:58:14
https://www.yomiuri.co.jp/world/20190527-OYT1T50047/
「失脚政治家」も出馬、欧州議会選で当選確実視
10 時間前
無断転載禁止
 【ローマ=笹子美奈子】今回の欧州議会選挙では、失脚した有名政治家の出馬が話題を呼んでいる。


 イタリアのベルルスコーニ元首相は中道右派「フォルツァ・イタリア」の筆頭候補として立候補し、当選が確実視されている。ベルルスコーニ氏は82歳。脱税罪の有罪判決を受け公職選挙への出馬資格を一時剥奪はくだつされていたが、復権を狙う。

 スペインのカタルーニャ州独立問題で国を追われてベルギーに逃亡したプチデモン前州首相は、スペインの政党から出馬した。当選した場合は手続きのためスペインに戻る必要があり、対応が注目される。

 欧州議会選挙は、加盟国の市民であれば出身国と異なる国で立候補してもよい。ギリシャ財政危機でEUと対立し、革ジャン姿でバイクを乗り回す型破りなスタイルで注目されたヤニス・バルファキス元財務相は、ギリシャで国民の支持を得られず、ドイツで左派グループ「欧州の春」を設立して立候補している。

3110チバQ:2019/05/27(月) 20:51:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-00000042-asahi-int
オーストリア32歳首相辞任へ 「反移民」人気は根強く
5/27(月) 19:31配信
 オーストリアの国民議会で27日、中道右派・国民党のクルツ内閣に対する不信任案が可決される見通しとなった。不正疑惑を発端に連立から追い出された右翼・自由党と、最大野党の社会民主党がともに賛成する方針を固め、多数となるため。しかし、9月に前倒しされる総選挙でクルツ首相が政権に返り咲く可能性もあり、政局の混乱が深まりそうだ。

 不信任案が可決されれば、クルツ氏は大統領が新内閣を任命した段階で辞任する。32歳のクルツ氏は若さに加え、「移民流入阻止」など右翼のお株を奪う政策を掲げて有権者の支持を集めたが、約1年半で政権から退くことになる。

3111チバQ:2019/05/27(月) 21:12:11
https://www.afpbb.com/articles/-/3226871
欧州議会選、中道会派が後退 EU懐疑派が大幅増 議席見通し
2019年5月27日 10:02 発信地:ブリュッセル/ベルギー [ ベルギー ヨーロッパ ]
【5月27日 AFP】今月23〜26日に投票が行われた欧州議会(European Parliament 定数751)選挙で、欧州議会は26日、各会派の議席の見通しを発表した。

 中道右派の欧州人民民主党(European People's Party、EPP)は、引き続き最大会派になるとみられるが、前回2014年の選挙で得た216議席より大幅に少ない180議席にとどまる見通し。

 EPPのライバルで中道左派の欧州社会・進歩同盟(Socialists and Democrats、S&D)も改選前の185議席には届かず、152議席となるとみられる。EPPとS&Dを合わせても過半数に届かない情勢となった。

 一方で多くのポピュリスト政党、EU懐疑派の政党および右派政党はこれまでに合わせて150 議席以上を獲得した。

 欧州全体の推定投票率は、過去20年間で最高の51%だった。

 EPP代表で、同会派の欧州委員会(European Commission)委員長候補、マンフレート・ウェーバー(Manfred Weber)氏は記者団に対し、「今日の結果は真に力強い勝利とは感じていない」と述べた。(c)AFP/Dave CLARK

3112チバQ:2019/05/27(月) 22:34:37
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201905/CK2019052602000138.html
「エリート政治、チェコに合わない」 極右政党の日系党首

2019年5月26日 朝刊


23日、プラハの下院副議長室で取材に答えるトミオ・オカムラ氏。後方にチェコ国旗があるが、EU旗は外したという

写真
 ポピュリズム(大衆迎合主義)政党など欧州連合(EU)懐疑派の伸長が予想される欧州議会選は二十四、二十五の両日、チェコで投票が行われた。注目されるのは反移民・反イスラムを掲げる日系のトミオ・オカムラ氏(46)が率いる極右政党「自由と直接民主主義」。フランスやイタリアなどの極右政党と連携し、初の議席獲得を狙っている。 (プラハで、近藤晶、写真も)

 「われわれは親欧州の政治をやっている。親EUの政治とは違う」。下院副議長室で取材に答えたオカムラ氏は日本語で持論を展開した。「EUのエリート政治はチェコ国民の希望に合わない。EU以前の形に戻し、重要政策は各国で決められるようにすべきだ」とEUの統合深化に反対する。

 掲げる政策は、EUから加盟国への権限回復、反移民・反イスラム、そして国民投票など直接民主主義だ。オカムラ氏は「男女を差別するイスラム教はチェコの憲法に違反する」と主張。移民大国ドイツのメルケル首相に子どもがいないことに触れ、「子どもがいる人は、こんな移民政策はできないはずだ。子どもたちの将来が心配になる」と批判した。

 欧州の極右指導者らは欧州議会選に向け、連携をアピールしてきた。投票まで一カ月となった先月二十五日、プラハにフランス「国民連合」のルペン党首やオランダ「自由党」のウィルダース党首らが集結。今月十八日にはイタリア「同盟」党首サルビーニ副首相の地元ミラノにオカムラ氏ら一同が顔をそろえた。

 「私はポピュリスト。でも差別主義者ではない」と語ったオカムラ氏。プラハ市内で聞いてみると「私たちの声に耳を傾けてくれる」「人間的で正直」と評価する声がある一方、「移民に不寛容」「発言が過激で差別的」との懸念も。昨年の内務省報告書では「人種や民族間の憎悪を増幅させている」と指摘された。

 オカムラ氏と同時期にチェコ上院議員を務め、欧州議会の最大会派、中道右派「欧州人民党」に所属するヤロミール・シュテティナ議員(76)は「彼はEUがチェコを危険にさらすといった誤った情報を流している」と、その政治手法を批判した。

<トミオ・オカムラ氏> 1972年、東京生まれ。日本人の父とチェコ人の母を持ち、父方の祖父は朝鮮半島出身。5歳でチェコに渡り、18〜21歳は日本で生活、その後再びチェコへ。日本人向けの旅行会社などの事業で成功し、テレビ出演で有名に。2012年の上院選で初当選。13年に直接民主主義を訴える政党を設立した。下院にくら替えした17年の下院選で第3党に躍進。現在は下院副議長。

3113チバQ:2019/05/27(月) 22:40:43
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201905/CK2019052502000154.html
メイ英首相の後任 離脱派か残留派か

2019年5月25日 朝刊


 【ロンドン=沢田千秋】メイ英首相の後任には、強硬離脱派のジョンソン前外相らが名乗りを上げる。英メディアが有力候補に挙げる議員では、労働党に妥協したメイ氏への反発から離脱派が多数を占める。

 このうち最有力のジョンソン氏は、二〇一六年までロンドン市長を務め、同年の国民投票では離脱派をけん引。キャメロン前首相の辞任後、首相就任が期待されたが、立候補せずメイ内閣の外相に就任した。しかし、メイ氏とEUが交わした離脱協定案に反発し、昨夏に辞任した。

 EUの経済ルールに縛られるよりは、一切の合意なしに離脱する姿勢で、三月の採決では「合意なき離脱」に投票した。ジョンソン氏が首相に就任すれば、十月末の合意なき離脱の可能性が高まるとされており、英メディアは最有力候補とみる。

 ジョンソン氏の後任に就いたハント外相も二十四日、党首選への立候補を表明した。国民投票では残留に投じており、離脱を巡り分裂した党内の調整に腐心してきた。日本での留学経験があり、日本語が話せる初の英外相ともいわれる。

 ほかに、離脱派だが合意なき離脱に反対するスチュワート国際開発相が立候補を表明。英ブックメーカー「ユーガブ」では、ジョンソン氏に続き、強硬離脱派のラーブ前離脱担当相の人気が高い。

 保守党の党首選は、第一段階で、国会議員による投票が行われ、最少得票の候補者を除外しながら、候補者が二人となるまで繰り返す。第二段階で、全国の保守党員が二人の候補者に投票して決する。

 期間は一カ月以上を要するため、新党首は七月下旬から始まる英議会の夏季休会前に選任される見通しだ。

3114チバQ:2019/05/28(火) 11:16:51
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/190528/mcb1905280816014-n1.htm
ポピュリスト勢力失速 欧州議会選、親EUのリベラル・緑の党が議席増 (1/2ページ)
ブルームバーグ
2019.5.28 08:16
Facebook
Twitter

LINE

pocket
print
mail
 23〜26日に実施された欧州連合(EU)欧州議会(定数751)選挙の開票が26日始まった。EU域内の主流派政党は、ポピュリスト(大衆迎合主義)政党からの攻勢をよそに自らの立場を堅持した。過去20年で最高となった投票率は、親EU的な姿勢を取るリベラル派と緑の党に有利に働いたようだ。

報道陣の取材に応じるフランスの極右政党、国民連合のマリーヌ・ルペン党首(中)=26日、パリ(AP)
報道陣の取材に応じるフランスの極右政党、国民連合のマリーヌ・ルペン党首(中)=26日、パリ(AP)
 投票締め切り後に公表された正式な開票速報によれば、外国人受け入れに消極的でEUの権限縮小を望み、中道派グループのなれ合いを嫌悪するポピュリスト政党は、一部の主流政治家が恐れていたほど好調ではないようだ。

中道両派、過半数割れ

 こうしたEU全体のトレンドとは異なる動きだったのはフランスとイタリアだ。マクロン仏大統領は今回の選挙をEUへの賛否を問う選挙だと明言していたが、開票作業が5割余りに達した段階では、マリーヌ・ルペン氏の極右政党・国民連合(RN)に敗北する見通しが濃厚。RNのジョルダン・バルデラ候補は「仏国民はマクロン氏に謙虚さの教訓を与えた」と語った。

 イタリア内務省の発表によれば、開票が90%余り終了した時点で、サルビーニ副首相が率いる移民に反対する右派政党の同盟が34.4%の票を確保し、勝利した。一方、連立政権のパートナーでディマイオ副首相率いる反エスタブリッシュメント(既存勢力)政党「五つ星運動」の得票率は17%にとどまり、第3勢力に後退する見込み。

 ただ、欧州全域では、40年前に直接選挙が始まって以来、中道右派と中道左派が欧州議会で過半数議席に届かない見通しだ。最新の暫定開票結果によると、中道の2つの会派は44%の議席を確保する見通しだが、2014年選挙の56%から大きく議席を減らすもようだ。

 一方、企業寄りのリベラル派と緑の党はそれぞれ14%と9%(14年は各9%と7%)で、最大の勝者となりそうだ。反エスタブリッシュメント政党とユーロ懐疑派政党、ポピュリスト政党を集めた得票率は28%となる見込みで、現在の議会での30%をやや下回る。これらの政党は欧州の重要問題の一部で意見が異なり、これまでは連携できていなかった。

現在の政策維持へ

 暫定結果通りとなれば、EUは現在の政策をおおむね継続する公算が大きい。トランプ米大統領の保護主義的な貿易政策とは距離を置き、徐々にユーロ圏の統合を進めるほか、EU域外からの移民の受け入れ負担を分担する方法を模索し、英国のEU離脱交渉再開の試みには断固反対する態度を取ることになりそうだ。また、欧州委員会や欧州中央銀行(ECB)総裁といった域内のトップ人事にも今回の選挙結果は影響しそうだ。

ドイツでは、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が明らかな勝者ではあるものの、得票率は推定29%で、14年の前回選挙時の35%を下回る。メルケル政権を支える連立与党の一角、社会民主党(SPD)は16%(14年は27%)に後退。一方で緑の党は21%で第2党に躍進。ドイツのための選択肢(AfD)は過去最高の11%。予想は下回りながらも14年の7%から増加したもよう。メルケル氏が後継者に抜擢したクランプカレンバウアー氏はベルリンでCDU党員らに対し、「今回の選挙結果は大衆政党としてわれわれが設定した高い目標を達成するものではない」と語った。

 一方、14年の前回議会選で英国の第1党になった英独立党(UKIP)の元党首、ファラージ氏が率いる「ブレグジット党」は、得票率約32%と、英国内で最多議席を獲得した。同党に次いで、EU残留派の自由民主党が19%。二大政党の労働党、保守党はともに大きく議席を減らし、数十年ぶりの最悪の結果だった。

 ギリシャでは、欧州議会選で与党が中道右派の野党・新民主主義党(ND)に大敗したことを受けチプラス首相が早ければ6月末にも解散総選挙を実施する意向を表明した。(ブルームバーグ Ian Wishart、John Follain)

3115チバQ:2019/05/28(火) 11:17:53
https://news.nicovideo.jp/watch/nw5366546
欧州議会選、二大会派過半数割れ 要職巡り駆け引き始まる
2019/05/27 09:29ロイター
[ブリュッセル 27日 ロイター] - 欧州議会選はこれまでの開票の結果、ナショナリズム勢力の伸びが限られた一方、大連立を組む二大会派の中道勢力も過半数を割った。EU統合強化を訴える各党は27日、要職や政策を巡る駆け引きを始めた。

EU懐疑派の議席獲得が限られ安心感が広がり、ユーロ相場は早い時間帯に上昇したが、親EU会派の勢力状況が意識され伸び悩んだ。

欧州議会が1305GMT(日本時間午後10時5分)時点で公表した暫定集計結果によると、各党・会派の獲得議席数は、議会第1会派の中道右派・欧州人民党(EPP)が180議席、大連立を組む中道左派の欧州社会・進歩連盟(S&D)が145議席、リベラル会派は109議席、緑の党は69議席となった。751議席中、これらの勢力は計503議席を得た。

極右2会派は112議席。ナイジェル・ファラージ氏率いる英ブレグジット党は29議席を獲得した。

緑の党やマクロン仏大統領の与党、共和国前進(REM)、スペインのサンチェス首相率いる社会労働党が一定勢力を確保したことを受け、新議会の勢力均衡が左に傾いた可能性がある。

サンチェス氏はマクロン氏と協議するためパリに向かう際、「社会主義的、保護的な欧州を構築していく」と述べた。保護主義寄りの通商交渉姿勢、多国籍企業への課税や産業の環境規制強化をさらに推し進める可能性がある。

EUなどの要職人事を巡る攻防が、議会を分断する可能性も指摘されている。

ユンケル欧州委員長の後任には、EPPのマンフレート・ウェーバー代表が指名を目指すほか、中道左派のティメルマンス欧州委第1副委員長(規制・組織関係・基本権)、ベステアー欧州委員(競争政策担当)、英離脱問題のバルニエEU首席交渉官の名前も取り沙汰される。

選挙結果を受けEUは28日に臨時首脳会議を開き、ユンケル氏のほか欧州中央銀行(ECB)総裁など要職後継人事を話し合う。

今回の選挙について、ブリュッセルに本部を置くシンクタンク、ブリューゲルの責任者、グントラム・ウルフ氏は「重要なのは、極端な政策を掲げる勢力はそれほど議席を伸ばさなかったということだ」と指摘した。

ルクセンブルクのベッテル首相はツイッターに「欧州の勝利だ。投票率は非常に高く、親EU政党が最も強い」と投稿した。

欧州議会選の投票率は51%と、前回2014年の43%を大きく上回った。1979年の最初のEU規模の直接選挙以来、投票率が初めて上向いた。

*内容を追加しました。

3116とはずがたり:2019/05/28(火) 14:46:04
「極右」副首相 “ロシアに不正な便宜” で辞任 オーストリア
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190519/k10011921261000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_003
2019年5月19日 5時21分

オーストリアの副首相で極右政党のシュトラッヘ党首が、ロシアの新興財閥から選挙資金を受ける見返りに国の公共事業の受注など不正な便宜供与を持ちかけていたことが明らかになりました。シュトラッヘ氏は副首相や党首を辞任し、今月下旬に行われるEU=ヨーロッパ連合の議会選挙で躍進が見込まれる各国の極右政党に打撃となる可能性も伝えられています。

オーストリアの副首相で極右政党「自由党」のシュトラッヘ党首は18日、首都ウィーンで記者会見を開き、副首相と党首のいずれも辞任すると表明しました。

背景には、ドイツの有力誌シュピーゲルなどが17日、おととしのオーストリアの議会選挙でシュトラッヘ氏がロシアの新興財閥の関係者とされる女性と面会し、選挙資金を受ける見返りに国の公共工事の受注など不正な便宜供与を持ちかけていたと報じたことがあります。

シュトラッヘ氏と女性とのやり取りはその一部始終が録画されていましたが、シュトラッヘ氏は会見で「面会はしたが違法なことは何もしていない」と強調し、一切の便宜供与を否定しています。

ヨーロッパの極右政党とロシアとのつながりは以前から指摘されていますが、今月下旬に行われるヨーロッパ議会選挙を前に、各国で躍進が見込まれる極右政党に打撃となる可能性も伝えられています。
首相「もう限界だ」 連立解消で議会解散へ
極右政党「自由党」とともに連立政権を組んでいる中道右派の「国民党」の党首のクルツ首相は18日記者会見し「もう限界だ。自由党との連立は維持できない」と述べ、連立を解消して議会を解散し、できるだけ早く選挙を実施すると表明しました。

3117とはずがたり:2019/05/28(火) 14:48:21


欧州議会選、ポピュリスト政党伸び悩む-仏伊で善戦でも
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-05-26/PS4QVL6JTSE801?utm_source=twitter&utm_campaign=socialflow-organic&cmpid%3D=socialflow-twitter-japan&utm_medium=social&utm_content=japan
Ian Wishart、Jonathan Stearns
2019年5月27日 7:26 JST 更新日時 2019年5月27日 12:41 JST

ユーロ懐疑派の政党は2014年の選挙結果からほぼ横ばい-暫定結果
投票率が急上昇する中、リベラル派と緑の党は得票率の伸び最大

欧州連合(EU)域内の主流派政党は、欧州議会選挙でポピュリスト政党からの攻勢をよそに自らの足場を堅持した。過去20年で最高となった投票率は、親EU的な姿勢を取るリベラル派と緑の党に有利に働いたようだ。

  投票締め切り後に公表された正式な開票速報によれば、外国人受け入れに消極的でEUの権限縮小を望み、中道派グループのなれ合いを嫌悪するポピュリスト政党は、一部の主流政治家が恐れていたほどの好調ではないもよう。

  こうしたEU全体のトレンドに例外的な動きだったのはフランスとイタリアだ。マクロン仏大統領は今回の選挙をEUへの賛否を問う選挙だと明言していたが、開票作業が5割余りに達した段階では、マリーヌ・ルペン氏の極右政党・国民連合(旧国民戦線)に敗北する見通しが濃厚。

  イタリア国営放送RAIの予測によると、同国ではサルビーニ副首相が率いる「同盟」が30%の票を獲得し、昨年の総選挙での17%を大きく上回った。一方、野党で中道左派の民主党は、同盟と連立を組む「五つ星運動」を得票率で上回った。

  欧州全域の結果での焦点は、直接選挙が始まって以来40年間にわたり続いてきたように、中道右派と中道左派が欧州議会で過半数議席を維持できるかだ。

  最新の暫定開票結果によると、中道の2つの会派は44%の議席を確保する見通しで、2014年選挙の56%から後退。一方、企業寄りのリベラル派と緑の党はそれぞれ14%と9%(14年は各9%と7%)で、最大の勝者となりそうだ。反エスタブリッシュメント政党とユーロ懐疑派政党、ポピュリスト政党を集めた得票率は29%となる見込みで、現在の議会での30%をやや回る。これらの政党は欧州の重要問題の一部で意見が異なり、これまでは連携できていなかった。

  暫定結果通りとなれば、EUは現在の政策をおおむね継続する公算が大きい。トランプ米大統領の保護主義的な貿易政策とは距離を置き、徐々にユーロ圏の統合を進めるほか、EU域外からの移民の受け入れ負担を分担する方法を模索し、英国のEU離脱交渉再開の試みには断固反対する態度を取ることになりそうだ。また、欧州委員長や欧州中央銀行(ECB)総裁といった域内のトップ人事にも今回の選挙結果は影響しそうだ。
Projected Results

欧州議会の予測

  ドイツでは、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が明らかな勝者ではあるものの、得票率は推定29%で、14年の前回選挙時の35%を下回る。メルケル政権を支える連立与党の一角、社会民主党(SPD)は15.5%(14年は27%)に後退。一方で緑の党は21%で第2党に躍進。ドイツのための選択肢(AfD)は過去最高の11%。予想は下回りながらも14年の7%から増加したもよう。

  ギリシャでは、欧州議会選で与党が中道右派の野党・新民主主義党(ND)に大敗したことを受けチプラス首相が6月末か7月前半にも解散総選挙を実施する意向を表明した。

  欧州全般を見渡しても、ユーロ懐疑派政党が突破口を開けない同様の構図が見られる。

3118チバQ:2019/05/28(火) 18:53:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190528-00000034-jij_afp-int
欧州議会選挙で緑の党が躍進、貢献したのは若い女性たち
5/28(火) 18:36配信 AFP=時事
欧州議会選挙で緑の党が躍進、貢献したのは若い女性たち
気候変動対策を求めてデモ行進するスウェーデン人の環境活動家、グレタ・トゥンベリさん(手前)と若者ら。スウェーデン・ストックホルムで(2019年5月24日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】今回の欧州議会(European Parliament)選挙では、緑の党が大躍進したが、その動きを後押ししたのは地球の問題を最大の政治課題と考える若者世代だった。その先頭には、グレタさん、ルイザさん、レアさんといった女性らが立ち、気候変動に警鐘を鳴らしているのだ。

【関連写真】温暖化対策を求めて声を挙げる「ドイツのグレタ」さん

 気候の問題は有権者にとって大きな関心事になっている。そのため、若者たち──一部はまだ投票権持っていない──がいなかったとしても、緑の党は今回の選挙で得票率を伸ばしていたかもしれない。それでも、街頭やソーシャルネットワーク(SNS)で抗議運動を展開し、メディアにも取り上げられる若年層の活動が有権者を動かす力になったことは否めないだろう。

 欧州緑の党ユース連盟(Federation of Young European Greens)の広報担当者カトリ・イリネン(Katri Ylinen)氏は、「緑の党の選挙結果は、若者たちがストライキを起こしたことによるもの。気候変動についての運動は、特に若い女性たちの間で重要なものになってきている。欧州の選挙でこの問題を争点にしているのは若い女性たちだ」と主張する。

 スウェーデン人の環境活動家、グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さんは、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)で温暖化対策を呼び掛け、わずか16歳で世界中に広がる運動の旗手となった。トゥンベリさんに触発された大勢の若者が各国で授業をボイコットし、気候変動対策を求める運動組織「フライデーズ・フォー・フューチャー(Fridays for Future)」の世界一斉デモに参加した。

 大学生のルイザ・ノイバウアー(Luisa Neubauer)さん(23)もそのうちの一人だ。今では「ドイツのグレタ」と呼ばれている。三つ編みがトレードマークになったトゥンベリさんは、その他の同世代の若い女性たちにも影響を与えている。ベルギーのアヌーナ・デウェーフェル(Anuna De Wever)さん(17)とキーラ・ガントワ(Kyra Gantois)さん(20)、ウガンダのレア・ナムゲルワ(Leah Namugerwa)さん(14)は数か月前からそれぞれの国で温暖化対策を求める運動の中心になっている。

■スウェーデンでは緑の党が2議席減らす
 緑の党は広く得票率を伸ばしたが、特に目覚ましかったのはドイツ(20.5%)、フランス(13.47%)、英国(12.1%)だ。

 ドイツのノイバウアーさんはツイッター(Twitter)への投稿で、「欧州議会選挙から分かるのは、私たちによって気候変動の危機は街頭だけではなく、投票箱にまで届いていることだ」と書いた。一方、自身はまだ選挙権年齢には達していないが、トゥンベリさんはインスタグラム(Instagram)で26日、「未来のために」投票するよう欧州の人々に呼び掛けていた。

 スウェーデンのリベラル寄りの日刊紙ダーゲンス・ニュヘテル(Dagens Nyheter)は27日、「欧州でグレタ旋風が吹き荒れた」と報道。その一方で「予言者郷里に入れられず」と書き、スウェーデンの緑の党が振るわなかったことを伝えた。同国の緑の党は、これまでの4議席を2議席に減らしたのだ。

 しかし、今回の得票率11.4%は、トゥンベリさんの呼び掛けで若者たちが授業をボイコットし、デモに参加する動きが世界的な現象になる以前の2018年9月に行われたスウェーデン議会選挙の同4.4%を大きく上回った。

 公共放送スウェーデン・テレビ(SVT)が行った出口調査によると、同国の女性有権者の約15%が緑の党に投票したとされる。

3119チバQ:2019/05/28(火) 18:53:21
 同国の高校生、ルイース・ウィルマン(Louise Wirman)さん(18)は、「グレタはすごく励みになる。投票する上で影響を受け、彼女が言ったことも真剣に受け止めた。例えば、『私たちの孫の世代から、なぜ私たちは何も行動を起こさなかったのかと問われることになるかもしれない』という発言に」と話す。

 若い活動家の多くが女性という事実は、「若い女性はリベラルな政党に引かれ、中高年の男性は右派、そしてある程度ポピュリスト政党に傾く」事実に起因すると、政治学者のソフィー・ブロムバック(Sofie Blomback)氏はAFPの取材で指摘した。

■ウガンダでも抗議活動
  こうした若者たちに脅威を抱く人もいる。事実、トゥンベリさんは、温暖化に懐疑的な極右の人々から激しい批判にさらされている。英ロンドンのシンクタンク「戦略対話研究所(ISD)」によれば、フランスとドイツの一部活動家らは、トゥンベリさんがアスペルガー症候群と診断されていることを攻撃材料として利用し、彼女が「環境ファシスト」に操られているとの非難を展開しているという。

 それにもかかわらず、トゥンベリさんの学生運動は世界中に広がっている。

 ウガンダでは、ナムゲルワさんが首都カンパラにあふれるプラスチック袋の使用を禁じる運動の先頭に立ち、ヨウェリ・カグタ・ムセベニ(Yoweri Kaguta Museveni)大統領への署名運動を開始した。授業をボイコットして抗議活動を展開している。【翻訳編集】 AFPBB News

3120チバQ:2019/05/28(火) 18:54:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190528-00000509-san-eurp
仏極右、僅差で与党制す 伊にもポピュリズム旋風
5/28(火) 0:52配信 産経新聞
 【パリ=三井美奈】26日投開票されたフランスの欧州議会選は、欧州連合(EU)を批判する極右「国民連合」が23%を得票して首位になり、EU統合を主導するマクロン大統領の与党陣営を約1ポイント差で破った。イタリアではサルビーニ内相の与党「同盟」が34%の得票率で圧勝し、右派ポピュリズム(大衆迎合主義)の旋風を印象付けた。

 フランスでは、2017年大統領選の決選投票で争ったマクロン氏、ルペン国民連合党首の2人による事実上の再対決になった。今回、マクロン氏の与党「共和国前進」の中道陣営は22%を得票し、2位だった。

 フィリップ首相は26日、与党の敗北を認め、「極右が選挙の度に、仏政治に強く根を張っている」と危機感を示した。ルペン氏は勝利宣言し、「選挙は『国家主義か、グローバル化か』という政治の新たな対立軸を示した」と主張した。

 マクロン氏は「EUが国民を守る」が持論。欧州議会選で共和国前進は「欧州軍の推進」「ユーロ圏共通財政」など、マクロン氏が示したEU改革案を公約に掲げた。ルペン氏はかつての「ユーロ圏離脱」という公約を捨て、「EUからの国家主権奪回」に目標を修正し、EU内の国境検問の復活、移民規制を訴えた。

 今回の選挙では、環境派「欧州エコロジー」が13%を得票して第3位に躍進。戦後の仏政治を担った保革二大政党は、共に得票率が1ケタに低迷した。国民連合は14年に行われた前回の欧州議会選でも国内で首位になり、2連勝となった。

 イタリアでは、ポピュリズム連立政権の2与党の戦いとなった。得票率はサルビーニ氏が率いる右派第2与党「同盟」の34%に対し、左派の第1与党「五つ星運動」は17%。中道左派の野党「民主党」(23%)に次いで3位に低迷した。

 サルビーニ氏は26日の記者会見で、仏英でも反EU派が勝利したと指摘し、「欧州の変化の表れだ」と主張した。サルビーニ氏は昨年6月の政権発足後、不法移民の強硬排除で国内の支持を集め、欧州議会選ではルペン氏らと連携して反EU勢力を結集。マクロン氏やメルケル独首相が率いる親EU派に対抗した。

 同盟などでつくる会派「国家と自由の欧州」は躍進した。ただ、右派ポピュリズム陣営は今回の選挙で国によって明暗が分かれ、スペインではサンチェス首相の与党「社会労働党」が33%を得票して圧勝。極右「ボックス」(VOX)は6%で、4月の総選挙の得票率(10%)から下落した。

3121チバQ:2019/05/28(火) 18:55:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190528-00000508-san-eurp
英離脱で世論いまだ二分 離脱党躍進、残留派も善戦
5/28(火) 0:50配信 産経新聞
 【ロンドン=板東和正】英国も参加した欧州連合(EU)の欧州議会選挙では、早期のEU離脱を訴える新党「離脱党」が保守、労働の二大政党を大幅に上回る支持で首位に立った。一方で、離脱の是非を問う国民投票の再実施を訴えるEU残留派の「自由民主党」も善戦。離脱をめぐる世論が依然二分している現状が浮き彫りになった。

 英BBC放送などによると、英国に割り当てられる73議席のうち、英北部スコットランドと英領北アイルランドを除く開票が終了した段階で、離脱党の得票率が約32%と首位、続く自民党が約20%だった。一方、最大野党・労働党が約14%、メイ首相率いる保守党は約9%と大きく離された。現段階で、離脱党が28議席、自民党が15議席確保したのに対し、労働党は10議席、保守党はわずか3議席。英メディアは離脱問題の政治迷走で保守、労働党は「有権者にそっぽを向かれた」などと指摘した。

 離脱党党首のファラージ氏は同党が躍進した結果を受けて「(国民からの)大きなメッセージ」が記されたと指摘。10月末の離脱期限までに英国がEUから離脱しなければ次回の総選挙でも同じ結果になると二大政党に警告した。事実、離脱党の大勝で、国内で離脱の支持層が多く存在することを証明した。6月中旬にも開始する保守党の次期党首選では、ジョンソン前外相ら強硬離脱派が優位に立つ可能性がある。

 ただ、一方で、自民党は離脱党には及ばなかったものの、議会選で議席を順調に獲得した。自民党は5月上旬に投開票された統一地方選でも勢力を大きく伸ばしたばかり。英国は2016年の国民投票から約3年がたった今も、離脱派と残留派の割合が拮抗している。労働党のコービン党首は、議会選で離脱をめぐる意見が分かれたと指摘した上で、総選挙などで「国民の考えを改めて聞く必要がある」と強調した。

 議会選をめぐっては、メイ首相が22日までにEUを離脱して参加を避ける方針を示していたが、離脱問題の混乱が解消できず、英政府は7日に参加する方針を表明した。

3122チバQ:2019/05/28(火) 18:55:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190528-00000507-san-eurp
EU岐路、統合推進か分断か 親EU派結集迫られる
5/28(火) 0:38配信 産経新聞
EU岐路、統合推進か分断か 親EU派結集迫られる
欧州議会選挙の予想獲得議席
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)の欧州議会選はEU懐疑派が伸長する一方、EUを伝統的に主導してきた中道右派・左派の2大会派は退潮が鮮明となり、EU運営で他の会派を含めた「親EU派」勢力の結集が不可欠になった。EU統合を推進できるのか、それとも分断を招くのか。EU統合路線は正念場を迎えている。

 「市民の期待に応えられず、国民政党として必要な結果に届かなかった」

 26日、ドイツの保守系与党、キリスト教民主同盟(CDU)のクランプカレンバウアー党首はこう語った。欧州議会選でメルケル連立政権を担う保守系与党陣営、中道左派の社会民主党はともに過去最悪の結果となった。一方、EU懐疑派の右派政党と親EU派の環境政党が躍進した。

 EU全体の結果もこうしたドイツの動向を反映する形となった。中道右派「欧州人民党」と中道左派「社会民主進歩同盟」は議席を大きく減らしたが、リベラル系や環境重視の緑の党の会派が躍進で親EU派全体では踏みとどまり、総議席の約3分の2を確保した。

 EUの最近の世論調査ではEUへの支持が68%と近年最高を記録。難民・移民流入やテロでEUの信頼は一時失墜したが、米中露への対抗などさまざまな課題を抱える中、EUの重要性が改めて認識されていることを示した。投票率上昇は2大勢力への不満はあっても、懐疑派台頭の阻止に向け「サイレント・マジョリティーが動いた」(専門家)結果だ。

 ただ、親EU派が多数派を制したとはいえ、安堵(あんど)はできない。議会勢力が細分化した結果、調整は難しくなった。親EU派が結束できなければ、懐疑派が議会の決定などに影響力を持つこともあり得る。EU牽引(けんいん)役のマクロン仏大統領とメルケル独首相の陣営がともに厳しい結果となった。両首脳の求心力が低下すれば、統合への推進力にも響く。

 東欧ではEU懐疑派の与党が地盤を固めるなど、EUの結束が揺さぶられる状況は続くとみられる。EU内の分断が目立つ中、シンクタンク「欧州外交評議会」が主要14加盟国を対象にした調査では「20年以内にEUは崩壊する」との回答が各国で4割を超え、先行きに悲観的な見方も広がる。

3123チバQ:2019/05/28(火) 20:16:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190528-00000055-jij-eurp
独与党、欧州議会選で窮地=社民が大敗、政権揺らぐ
5/28(火) 14:55配信 時事通信
 【ベルリン時事】26日まで行われた欧州議会選挙で、ドイツ連立与党の中道右派、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と中道左派、社会民主党が敗北した。

 若年層を中心とした環境意識の高まりを読み切れず、緑の党に票を奪われた。特に社民党の低迷は深刻で、メルケル政権の足元が大きく揺らいでいる。

 暫定結果によると、欧州議会選での独政党の得票率は、CDU・CSUが28.9%と前回を6・4ポイント下回ったほか、社民党は11.5ポイント低下の15.8%にとどまった。半面、緑の党は20.5%(前回から9.8ポイント上昇)と躍進し、社民党を上回った。国政に直接影響しないとはいえ、連立与党の退潮は鮮明だ。

3124チバQ:2019/05/28(火) 20:18:54
定数751
欧州人民党217→180
欧州社会進歩連盟186→146
緑の党など52→69
EU懐疑派勢力235程度

https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201905/CK2019052802000127.html
EU、意思決定難しく 懐疑派「内側から変える」

2019年5月28日 朝刊


次期欧州委員長が有力視されるウェーバー氏=27日、ロイター・共同

写真
 【パリ=竹田佳彦、ベルリン=近藤晶】欧州連合(EU)の欧州議会選挙は二十七日、これまで多数派としてけん引してきた親EUの二大会派が合計で初めて過半数に達しなかった一方、極右などのEU懐疑勢力が二〇一四年の前回選挙から議席を伸ばす見込みになった。欧州議会は合意形成が困難になるとみられ、機能不全に陥る懸念もある。一九九三年に発足したEUは、岐路に立っている。

◆トロイの木馬
 「イタリアの第一党が欧州を変える」。欧州の極右勢力をけん引するイタリアの与党「同盟」書記長、サルビーニ副首相は二十七日、国内第一党が判明すると自らのフェイスブックで強調した。「欧州を内側から変える」と打ち出して臨んだ選挙戦。フランスの極右「国民連合」のルペン党首とともに、以前はEU離脱を主張していた勢力だ。

 欧州メディアは、木製の馬の内部に兵士が潜んで敵の城内に入り、内側から攻め滅ぼした古代ギリシャの故事「トロイの木馬」に例える。

 方針転換の背景には、英国のEU離脱手続きの混迷がある。移民受け入れや厳しい財政規律を求めるEUへの有権者の不満に対し十分な受け皿になってこられなかった。「離脱は現実的ではなかった」。伊ミラノで欧州極右勢力の集会に参加した会社員マルゲリータ・グラッソさん(32)は伸長の背景をこう読み解く。

27日、イタリア・ミラノで記者会見するサルビーニ副首相=AP・共同

写真
◆3分の1
 欧州議会はEUの閣僚理事会とともに共同立法をする権限がある。議案は基本的に過半数の賛成で成立するが、欧州委員の選任や一部の外交手続きは、三分の一が反対すると修正や阻止ができる。

 今回の選挙で懐疑派勢力は二十七日午前現在、全体で三分の一に届かないとみられるが、ハンガリーのオルバン首相率いる「フィデス」のように、親EU勢力の内部に懐疑派が在籍しているケースもある。選挙後、大幅な会派再編が進む見通しで懐疑派が一定の影響力を握るのは確実だ。

 ただ、極右勢力の一部にはEU離脱派も存在し、ロシアとの距離感も親ロから反ロまで幅広い。一枚岩で連携できるかは未知数だ。

◆前途多難
 選挙では、二大会派の欧州人民党(EPP)と欧州社会・進歩連盟(S&D)が過半数割れながら、それぞれ第一党と第二党を維持した。しかし今後本格化するユンケル欧州委員長(十月末で任期満了)の後任選びでは、EPPがドイツ出身のウェーバー欧州議員を筆頭候補に推す一方、S&Dは別の候補を推し、難航が予想される。

 欧州委員長の議会承認には過半数が必要で、二大会派以外に親EU派の支持が不可欠。第三会派の中道リベラル会派に参加するフランスのマクロン大統領の「共和国前進」が「キングメーカー」になるとの見方もある。

 加えて、選挙では環境保護を訴える「緑の党」が躍進した。極右等の台頭とあわせて、欧州議会の多極化が進む。パリ政治学院のオリビエ・ロザンベルグ教授は「多数派の形成に時間がかかり、ますます意思決定が困難になるだろう」と指摘した。

3125チバQ:2019/05/29(水) 13:12:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-00000004-jij_afp-int
仏独首脳、次期欧州委員長の人選めぐり対立
5/29(水) 6:46配信 AFP=時事
仏独首脳、次期欧州委員長の人選めぐり対立
ベルギーの首都ブリュッセルにある欧州委員会本部での会談に出席したアンゲラ・メルケル独首相(手前)とエマニュエル・マクロン仏大統領(2019年5月28日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】先週末にかけて行われた欧州議会(European Parliament)選挙の結果を受け、長年続いてきた同盟関係が揺さぶられる中、欧州主要国の首脳らは28日、欧州連合(EU)の最高機関である欧州委員会(European Commission)の次期委員長人事をめぐり対立する見通しだ。

【写真6枚】EU首脳会談夕食会の様子、次期欧州委員長の候補者ら

 EU加盟28か国の首脳らは、現職のジャンクロード・ユンケル(Jean-Claude Juncker)委員長の後任をめぐる争いと駆け引きを開始。EUの大国同士であるフランスとドイツは同人事をめぐり対立しているが、両国の首脳は28日に開かれるEU首脳会談夕食会の目的は人物批評ではなく、今後5年間で優先すべき政策を決定することにあると強調した。

 アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相は会場に到着時、自らと同じ党に所属するドイツ人のマンフレート・ウェーバー(Manfred Weber)氏を「当然」支持すると表明した。

 ウェーバー氏は中道右派の欧州人民党(EPP)が選出した候補者。EPPは欧州議会選で約40議席を失ったものの、最大政党の座を維持している。ウェーバー氏については求心力に欠けるとの見方があるほか、行政トップの経験もなく、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領の反対を受けている。

 マクロン氏は会場に到着した際、次期委員長候補者の名前は出したくないと述べながらも、適任の人物として中道左派のティメルマンス(Frans Timmermans)氏、英国のEU離脱(ブレグジット、Brexit)でEU側の交渉を担当するミシェル・バルニエ(Michel Barnier)氏、マルグレーテ・ベステアー(Margrethe Vestager)欧州委員(競争政策担当)の名前を挙げ、ウェーバー氏の名前は出さなかった。【翻訳編集】 AFPBB News

3126チバQ:2019/05/29(水) 13:13:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-00000020-mai-int
EU大統領、英離脱は「反EUへのワクチン」 混乱が反面教師にとの見方
5/29(水) 10:39配信 毎日新聞
EU大統領、英離脱は「反EUへのワクチン」 混乱が反面教師にとの見方
トゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)=AP
 【ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)のトゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は28日、親EU派が約3分の2の議席数を維持した欧州議会選挙について「英国のEU離脱がEUのプロパガンダやフェイク(偽)ニュースに対する『ワクチン』になった」と述べ、離脱を巡る英国の混乱が反面教師となったとの見方を示した。首脳会議後の記者会見で語った。

【チャートで解説】EU離脱を巡る流れ

 トゥスク氏は「大多数の有権者がより効果的で、強く、団結したEUのために票を投じた」と指摘し、「EUが今選挙の勝者だ」と述べた。また、いくつかの反EU政党が従来の主張だった「EU離脱」を選挙戦で取り下げた点にも触れた上で、「有権者が親EU(勢力)に投じた理由の一つは、ブレグジット(英国のEU離脱)であることは間違いない」と語った。

 一方、この日の首脳会議では、秋に任期満了を迎える欧州委員長などEUの主要人事を協議したが、大きな進展はなかった。候補者や選出過程を巡り独仏首脳が対立しており、議会で親EU勢力が分散化したことも相まって、今後の調整は難航が予測される。

3127チバQ:2019/05/29(水) 13:13:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-00000525-san-int
EU首脳会議、欧州議会選は「良い兆し」 親EU派の多数派確保受け
5/29(水) 9:43配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)のトゥスク大統領は28日、ブリュッセルでの非公式首脳会議後の記者会見で、欧州議会選の結果について、加盟国首脳らが「EUと欧州の市民の将来に良い兆しだ」と述べ、加盟国の首脳らも評価しているとの見解を明らかにした。

 選挙では右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党などのEU懐疑派が伸長したが、事前予想ほど伸びなかったとされる一方で、親EU派勢力が議席の約3分の2を占めた。

 トゥスク氏は「英国離脱がワクチンになった」と述べ、英離脱問題に伴う混乱が選挙の結果に作用したとの認識を表明。投票率が欧州議会選史上初めて上昇したことについて「われわれはとても喜んでいる」とも語った。

 首脳会議には辞意表明したメイ英首相も出席した。英国の離脱問題を取り上げようとする首脳はなかったという。

 首脳会議は秋に交代するEU主要機関トップの後任人事が中心議題。トゥスク氏によると、焦点の次期欧州委員長については候補名は挙げず、選び方を議論。欧州議会選の結果を踏まえるが、各会派が擁立した候補が必ず選ばれるわけではないとの原則を確認した。

 委員長の人選では、最大会派の中道右派「欧州人民党」の候補でドイツ人のウェーバー氏をめぐり賛否が割れている。ドイツのメルケル首相は28日、改めて支持を表明する一方、フランスのマクロン大統領は「カリスマや創造力、能力があることが重要」とし、経験が少なく知名度の低いウェーバー氏に疑問を呈した。

3128チバQ:2019/05/29(水) 13:17:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-35137667-cnn-int
100歳女性が政界進出、地方議会選でトップ当選 ドイツ
5/29(水) 11:55配信 CNN.co.jp
(CNN) ドイツ南西部の町でこのほど行われた地方議会選挙で100歳の女性が当選し、初めて政界入りすることになった。

当選を果たしたのは草の根団体に所属するリーゼル・ハイゼ候補(100)。26日に投票が行われたラインラントプファルツ州キルヒハイムボーランデン(人口8000人)の地方議会選挙で、最多の得票を獲得した。

ハイゼ氏が所属する団体は、持続可能な開発や市民参加、若者の社会参加を訴えている。

同市の市長はハイゼ氏について、「精神的にも体力的にも、この仕事にふさわしい強さがある」と太鼓判を押した。

市長によると、ハイゼ氏は4月で100歳になったばかり。議会選の立候補を決めたのはこの春になってからだった。「出馬を表明すると、候補者20人の中で20番目から1番目に浮上した」という。

元教師のハイゼ氏は水泳が得意で、選挙戦では地元の屋外プールの再開を訴えた。

ハイゼ氏は90代後半までこのプールに通っていたが、2011年に閉鎖された後は、プールが再開されて再び泳げるようになることを心から願っていたという。

過去にはプールの問題について声を上げようとしたこともあった。ハイゼ氏はロイター通信に対し、「私がプールについて話し始めると、マイクのスイッチが切られてしまうこともあった」「しかし100歳になった今、立場が変わり、発言できる機会を得た」と話している。

プール再開のほかにも、若者や子どものクラブ運営を軌道に乗せたいと意欲を燃やしているという。

3129チバQ:2019/05/29(水) 17:08:22
https://digital.asahi.com/articles/ASM5Y2J5XM5YUHBI00G.html?rm=662
新EU首脳人事、加盟国間で意見に隔たり 難航は必至
有料記事

ブリュッセル=津阪直樹 2019年5月29日13時35分
 欧州連合(EU)は28日、臨時の首脳会議を開き、今秋任期を迎える欧州委員長の後任について、欧州議会の最大会派「欧州人民党(EPP)」が推す候補を自動的には受け入れないことで一致した。EUの行政トップである委員長人事を巡っては、加盟国の首脳間でも意見に隔たりがあり、調整は難航しそうだ。

 前回2014年の欧州議会選から、議会の各会派は次期欧州委員長の「筆頭候補」を立てて、選挙に臨むことになった。首脳人事に民意がより反映されるようにし、市民の選挙への関心を取り戻そうと導入されたものだ。前回は最大会派の筆頭候補だったユンケル氏をEU首脳会議が欧州委員長の公認候補に選び、欧州議会が多数決で承認した。

 23〜26日にあった今回の欧州議会選では、EPPが最大会派の座を維持した。だが、28日の会議後に記者会見したEU首脳会議のトゥスク常任議長(大統領に相当)は「将来の欧州委員長は、(加盟国首脳で構成する)理事会、欧州議会、双方から支持されなければならない」と指摘。選挙結果を尊重する考えは示したものの、最大会派の考えを、必ずしもそのまま理事会の提案とはしないとの認識を示した。

 また、会議では欧州委員長と同様、今秋に任期が切れるEU首脳会議の常任議長、欧州中央銀行(ECB)総裁、外交安全保障上級代表(外相に相当)の人選も議論。この4ポストを合わせて、候補者の出身の地域や国の規模、政党、男女比のバランスを取ることについて話し合ったという。トゥスク氏は「完璧なバランスは難しいが、最低でも女性を2人選びたい」としている。

 ログイン前の続きEPPの筆頭候補だったドイツ人のウェーバー氏への支持は広がっていない。EPPが議席を大きく減らしたことに加え、ウェーバー氏の低い知名度や経験不足を理由に、フランスのマクロン大統領らから異議が噴出。他の候補として、EU側の代表として英国のEU離脱交渉を担ったEPP所属のフランス人、バルニエ首席交渉官や、欧州議会選で第2会派の「社会民主進歩同盟」(S&D)の筆頭候補でオランダ人のティマーマンス欧州委第1副委員長らの名が上がっている。

 一方、ウェーバー氏の支持を明らかにしているドイツのメルケル首相はこの日の会議後、「我々は選挙で投票した人々への責任がある」と話し、反ウェーバー派を牽制(けんせい)。ウェーバー氏の欧州委員長就任をあきらめていないとみられる。

 トゥスク氏は6月中に四つのポストの候補を決める意向を示しているが、実現できるかは不透明だ。(ブリュッセル=津阪直樹)

3130チバQ:2019/05/29(水) 17:08:50
https://www.asahi.com/articles/ASM5S5H80M5SUHBI02H.html?iref=com_alist_8_07
英次期首相に最有力の離脱強硬派、トランプ氏が太鼓判
有料記事

ロンドン=下司佳代子 2019年5月29日15時00分
 英国のメイ首相が辞意表明したことで、次の首相となる与党保守党の党首が誰になるかが注目されている。欧州連合(EU)からの離脱をめぐるメイ氏のかじ取りに反発して、内閣を去った元閣僚らの名前が挙がっている。

 本命との声があるのは、ボサボサの金髪に奇抜な言動で知られるジョンソン前外相。似ていると評判のトランプ米大統領に「彼は偉大な首相になる」と太鼓判を押されたこともある。2012年のロンドン五輪を市長として成功させ、16年の国民投票では離脱派の顔として勝利に導いた。一般党員の人気は高いものの同僚議員の人望は薄く、前回党首選は出馬を断念。メイ政権で外相にサプライズ起用されたが、EUとの協調路線にかじを切るメイ氏に反発して辞任した。

 ダークホースとして急浮上しているのは、ラーブ前離脱相だ。前任者の辞任で急きょ登板し、EUと合意にこぎ着けた離脱協定案は自らが交渉窓口だったが、「支持できない」として在任4カ月で辞任。一貫して離脱を支持しており、筋を通した男として離脱派に人気を集めている。

 この2人は「主権回復」を重視…

3131チバQ:2019/05/30(木) 22:32:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190530-00000063-asahi-int
米中に対抗できない?「EUの顔」候補にマクロン氏異論
5/30(木) 16:12配信 朝日新聞デジタル
米中に対抗できない?「EUの顔」候補にマクロン氏異論
マクロン仏大統領=2018年11月25日、ブリュッセル、疋田多揚撮影
 欧州連合(EU)の顔、欧州委員長選びに暗雲が漂っている。23〜26日にあった欧州議会選では、これまで首脳人事の主導権を握ってきた主流会派が衰退。最大会派が推す候補に親EU派内からも異論が相次ぎ、人選は難しくなりそうだ。

【写真】次期欧州委トップの主な候補


 欧州議会の最大会派の地位を維持した「欧州人民党(EPP)」に所属するドイツ人のウェーバー氏(46)は27日未明、選挙結果を受けてこう話した。「我々の会派に勝る多数勢力はない」。言葉には、自分こそ、EUの行政トップである次の欧州委員長にふさわしいとの思いがこもる。

 欧州委員長は巨大なEUの官僚組織を束ね、各国の首脳との通商交渉などを担う、EUの顔の1人。現在のユンケル欧州委員長(64)の5年の任期が今年10月末で切れるため、後任選びが必要となる。

 欧州議会選で、各会派は次期欧州委員長の「筆頭候補」を立てて戦った。今後は、EU首脳会議が選挙結果を考慮して選んだ候補者を、欧州議会が多数決で承認するという流れになる。本来なら、最大会派の座を維持したEPPの筆頭候補であるウェーバー氏が最有力候補だが、ことはそう簡単に進みそうにない。


■「3人目」も意欲

3132チバQ:2019/06/02(日) 12:06:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190602-00000511-san-int
メルケル独与党、支持率で首位転落 環境政党に初めて抜かれる
6/2(日) 8:35配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ・メディアが1日に伝えた世論調査によると、同国のメルケル首相の保守系、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の政党支持率が26%に減り、首位から転落した。代わって環境政党の90年連合・緑の党の支持率が27%に急増し、結党40年で初めて首位になった。

 連立政権に参加する中道左派、社会民主党の支持率も大幅減少した。両党は5月下旬の欧州連合(EU)欧州議会選で過去最悪の結果に終わったばかり。メルケル氏は2021年秋の任期満了まで首相続投を目指すが、連立2与党の求心力低下で政権維持にさらに腐心する可能性がある。

 ニュース専門放送のNTVによると、CDU・CSUの支持率は5月下旬の前回調査から2ポイント減り、社民党は5ポイント減の12%。一方、緑の党は9ポイント上昇した。

 メルケル氏の有力後継候補と目されるCDUのクランプカレンバウアー党首は指導力不足が指摘されている。最近もネット上の言論の自由を制限するともとられる発言をして反発を浴びており、世論調査に影響した可能性がある。連立継続への不満が強い社民党では、連立推進派の党首が党勢を立て直せず、一層と苦境が強まっている状況だ。

 一方、緑の党は連邦議会(下院)で野党第4党だが、一段の地球温暖化対策を求める若者らのデモの活発化を受け、最近は支持を拡大。欧州議会選で躍進し、全国レベルの選挙で初めて第2党に躍り出た。

3133チバQ:2019/06/02(日) 12:06:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190601-00000001-maiall-int
<知られざる中・東欧>欧州議会選 ハンガリー・オルバン首相の反EUキャンペーン
6/1(土) 16:10配信 毎日新聞
<知られざる中・東欧>欧州議会選 ハンガリー・オルバン首相の反EUキャンペーン
「ブリュッセルに伝えよう、移民の入国は阻止すべきだと」と書かれたハンガリーの右派政党「フィデス・ハンガリー市民連盟」のポスター=ブダペストで2019年5月16日、三木幸治撮影
 5月下旬に実施された欧州議会選(定数751)は、親欧州連合(EU)のリベラル系勢力と移民排斥を掲げる反EU勢力が議席を伸ばす結果となった。これまで連立を組んでいた中道右派の欧州人民党(EPP)と中道左派の欧州社会・進歩連盟(S&D)の2大会派は、過半数を割った。反EU勢力はイタリア、フランスのほか、東欧のハンガリー、チェコなどで勝利を収め、EUへの根深い不信を浮き彫りにした。

 私が注目していたのは、移民政策、法の支配などを巡ってEUと全面的に対立するハンガリーだ。オルバン首相率いる右派政党「フィデス・ハンガリー市民連盟」はEPP所属でありつつ、徹底したEU批判を貫いて圧勝。国内の21議席中13議席を獲得した。フィデスは一方で、イタリア右派政党「同盟」のサルビーニ党首が主導する反EU会派からも強い勧誘を受けている。オルバン氏は勢力が分散した議会で、さまざまな駆け引きが可能なポジションを手にしたと言える。オルバン氏の選挙戦を振り返ってみたい。

 ◇欧州委員長をポスターで非難

 「(EU本部がある)ブリュッセルが何を計画しているか、我々は知る権利がある」。今年2月、オルバン氏はユンケル欧州委員長とハンガリー出身の米投資家ジョージ・ソロス氏の写真とともに、2人が移民受け入れの「拡大」を考えていることを示唆するポスターを全国に張り出した。オルバン氏の反移民キャンペーンは2015年から継続しているが、EUの顔でもあるユンケル氏を敵に見立て、非難するのは初めてだ。欧州議会選に向け、「EUたたき」を強化したとみられる。

 EPPに所属するユンケル氏は「(オルバン氏は)うそをついている」と怒り、フィデスをEPPから追放するように求めた。EPP内でもユンケル氏の意見に賛同する政党が続出。だが欧州議会選で議席減が予想されていたEPPにとって、フィデスの離脱は痛手だった。選挙後に議論される新しい欧州委員長の選出などに影響する恐れがあるからだ。EPPは会派内での激しい議論の末、3月にフィデスを一時的に資格停止処分とし、結論を選挙後に先送りした。



 ◇資格停止の影響



 「資格停止はフィデスにとって大勝利だった」と分析するのは、ハンガリー保守系シンクタンクのゲルゲイ・ベルジ研究員だ。フィデスはEPPに軸足を置きつつ、選挙結果次第では、反EU勢力へのくら替えもしやすくなった。「議会での影響力」を重視するオルバン氏にとっては、好ましい展開だった。

 EPPは会派残留の条件として、オルバン氏に「反EU」キャンペーンをやめるよう求めた。オルバン氏はユンケル氏を非難するポスターは外したものの、選挙が近づくと新たに「ブリュッセルに伝えよう、移民の入国は阻止すべきだと」とEUを批判するポスターを作製。難民申請者や移民に人道的な対応を実施しようとするEUへの対抗姿勢を維持した。

 15年に中東などから欧州に向かう移民の移動経路となった「バルカンルート」が閉鎖された今、中・東欧への移民の流入は激減した。だが、オルバン氏は今も国民の関心事である移民問題に絞った選挙活動を展開した。

 欧州議会選はハンガリーで26日に投開票された。フィデスは約52%の得票率を獲得。2位の中道左派・民主連合(得票率16%)を寄せ付けず、圧勝した。オルバン氏は26日夜の勝利演説でこう強調した。「我々は国民から、欧州中の移民流入を止めるように負託を受けた。今日は『反移民時代』の幕開けだ」。親EU勢力とオルバン氏の論争は、今後も激しさを増しそうだ。【三木幸治】

3134チバQ:2019/06/02(日) 12:07:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190601-00000026-jij-int
勢力図に変化、結束へ正念場=トップ人事試金石に-欧州議会選受けEU〔深層探訪〕
6/1(土) 8:27配信 時事通信
勢力図に変化、結束へ正念場=トップ人事試金石に-欧州議会選受けEU〔深層探訪〕
27日、ミラノで記者会見するイタリアのサルビーニ副首相(EPA時事)
 欧州連合(EU)の将来が問われた欧州議会選挙(23〜26日)は、主流だった中道右派・左派勢力が後退する一方、EU懐疑派が伸長した。親EU勢力内でもリベラル派や環境派が躍進するなどEU内のパワーバランスの変化を印象付けた。各国の国内政治への影響も不可避で、EUは結束維持に正念場を迎えそうだ。まずは今後5年間のEUのかじ取りを担う次期欧州委員長人事が試金石となる。

 ◇伊仏で極右勝利
 「新しい欧州の誕生だ」。イタリアの極右政党「同盟」を率いるサルビーニ副首相は国内勝利の情勢を受けて高らかに宣言した。路線対立が目立つ連立相手の新興政党「五つ星運動」に対して優位に立った形で、極右政権樹立に向けて連立解消を仕掛けるとの観測もくすぶる。

 フランスでは、サルビーニ氏と連携する極右「国民連合」が、マクロン大統領の与党「共和国前進」に僅差ながら勝利。EU統合深化の加速を訴えるマクロン氏には痛手となった。

 同盟や国民連合などで構成する欧州議会の極右会派は現有36議席から58議席程度に拡大する見通し。あくまで少数派にとどまるため、欧州議会での政策決定への影響は限定的だが、国内政治からEUを揺さぶる追い風を得た格好だ。

 ◇崩れる「権力の独占」
 欧州議会選を受け、今後は10月末に任期が切れるユンケル欧州委員長の後任選びが本格化する。各会派はそれぞれ候補者を擁立しており、会派間での一本化が当面の焦点となる。

 現在は第1会派の中道右派「欧州人民党(EPP)」が第2会派の中道左派「欧州社会・進歩連盟(S&D)」と事実上の連立を組み、EPP所属のユンケル氏を支える形。しかし、今回の選挙でマクロン氏と組んだリベラル会派や、環境系会派が予想以上に躍進。どの会派が多数派を形成するか予断を許さない状況だ。

 リベラル会派の候補で、EU競争法(独占禁止法)担当として米グーグルなどのIT大手に次々と巨額制裁を科してきたベステアー欧州委員(デンマーク出身)は「権力の独占は崩れた」と宣言。委員長就任に意欲を示した。

 一方、EPPの候補ウェーバー欧州議員(ドイツ出身)は「なすべきことは力を結集することだ」と連携を呼び掛けた。しかし、S&Dのブルマン会派代表は「(大敗した)EPPにEUをリードする政治力はもうない」「われわれは改革のための新しい連立を必要としている」と突き放した。

 ◇新たな亀裂も
 欧州委員長選びは、議会情勢を踏まえ、最終的には加盟国首脳が人事案を決定し、欧州議会が多数決で承認する仕組み。EUは28日夜に非公式首脳会議を開き、人選に着手する。

 トゥスクEU大統領は、山積するEUの重要課題への速やかな対応を重視し、他の重要ポストの人選も含め6月中の早期決着を目指したい意向。ただ、メルケル独首相が支持を明確にしているウェーバー氏に対し、マクロン氏が難色を示すなど首脳間でも思惑の違いが鮮明となっている。新体制の船出からEU内に新たな亀裂が生じる懸念も拭えない。(ブリュッセル時事)

3135チバQ:2019/06/03(月) 14:51:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190602-00000064-jij-eurp
独社民党党首が辞意=メルケル連立政権に暗雲
6/2(日) 18:28配信 時事通信
独社民党党首が辞意=メルケル連立政権に暗雲
ドイツ連立与党の一角、社民党のナーレス党首=5月27日、ベルリン(EPA時事)
 【ベルリン時事】ドイツ連立与党の一角、中道左派・社民党のナーレス党首は2日、党首と議会会派代表を辞任することを明らかにした。

 先月の欧州議会選と地方選での大敗を受けた事実上の引責辞任。後任選びでは、メルケル首相が所属する中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立継続の是非が焦点となる可能性もあり、政権に暗雲が広がっている。

 DPA通信によると、ナーレス氏は全党員に宛てた文書で「職務遂行に不可欠な支持が受けられないことが分かった」と説明した。

 社民党は先月末の欧州議会選と、牙城の北部ブレーメン州議会選で歴史的大敗を喫した。ナーレス氏は当初、会派代表選を行って自らの信を問い、続投することを目指していたが、十分な支持を受けられず方針を転換したとみられる。 


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190603-00000003-jij_afp-int
ドイツ社会民主党、ナーレス党首が辞意表明 メルケル首相 連立崩壊の臆測打ち消し
6/3(月) 8:47配信 AFP=時事
ドイツ社会民主党、ナーレス党首が辞意表明 メルケル首相 連立崩壊の臆測打ち消し
2日に辞任を表明したドイツの社会民主党党首アンドレア・ナーレス氏(2019年5月27日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ドイツのキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と大連立政権を組んでいる社会民主党(SPD)のアンドレア・ナーレス(Andrea Nahles)党首(48)は2日、党首を辞任する意向を示した。

 四面楚歌(そか)にあるアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相の連立政権が崩壊する恐れも高まったが、メルケル首相は同日、ナーレス氏の党首辞任後もドイツ政府は引き続き仕事を推し進めていくと言明した。

 SPDが混乱に陥るなか、メルケル氏は自身が率いる中道右派のCDU・CSUと中道左派のSPDの不安定な連立は崩壊するのではないかという臆測を打ち消そうとしている。メルケル氏は報道声明で「政府としては、われわれは真摯(しんし)に重大な責任を持って、引き続き仕事に取り組んでいくと強調したい」と述べた。

 ナーレス氏の辞意表明は、1週間前に行われた欧州議会(European Parliament)選で、SPDが同党としては過去最悪の大敗を喫したことに対する厳しい批判を受けて発表された。SPDは4日に党首選を行う予定だが、今のところ立候補者はいない。【翻訳編集】 AFPBB News

3136チバQ:2019/06/03(月) 14:52:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190602-00000530-san-eurp
独連立政権の党首が辞意 メルケル政権維持に影響も
6/2(日) 20:31配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル連立政権に参加している中道左派、社会民主党のナーレス党首が2日、党首職を辞任する意向を示した。独メディアが一斉に報じた。最近の党勢衰退を受け、社民党内では連立推進派のナーレス氏に対する批判が強まっていた。後任党首選びの行方次第では、政権の維持が難しくなる可能性もある。

 社民党は議会第2勢力だが、長年のメルケル連立政権下で埋没感を強めた。ともに5月下旬に行われた欧州議会選挙と同党の牙城、北部ブレーメン州の州議会選挙で歴史的な大敗を喫し、ナーレス氏の求心力は低下した。

 独メディアによると、ナーレス氏は2日、社民党幹部らに宛てた書簡で辞意を伝達。党内で議論した結果、「職務遂行に必要な支持はもはやなくなっていることが明らかになった」と理由を説明した。

 ナーレス氏は2017年の総選挙後、メルケル氏が政権樹立に窮する中、政治的安定のためとして連立継続を唱え、党内反対派を説得。政権樹立後、同党初の女性党首に就任した。

 メルケル首相は与党、キリスト教民主同盟(CDU)の党首をすでに辞任しているが、21年秋までの首相任期を全うしたい考え。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190602-00000036-asahi-int
ドイツ社会民主党の党首が辞任へ 連立解消の動き加速か
6/2(日) 19:02配信 朝日新聞デジタル
ドイツ社会民主党の党首が辞任へ 連立解消の動き加速か
ドイツ社会民主党(SPD)のナーレス党首=2019年5月26日、ベルリン、野島淳撮影
 ドイツの連立与党の一角、社会民主党(SPD)のナーレス党首(48)は2日、党首と連邦議会議員団長をともに辞める意向を示した。5月下旬の欧州議会選で大きく議席を減らし、責任を問う声が強まっていた。辞任によって連立解消に向けた動きが加速する可能性がある。

 SPDは、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立を続け、メルケル政権を支えている。今回の欧州議会選では、得票率が15・8%と、前回2014年の選挙より11ポイント以上も下落。緑の党に抜かれ3位に後退した。17年の総選挙でも戦後最低の得票率を記録し、党勢は落ち込む一方だった。党内からは、連立を解消して独自色を打ち出すべきだとの声が根強くある。

 ナーレス氏は同党初の女性党首として18年4月に就任。この日の声明で、党の再建に努力してきたとしつつ、「(党内からは)義務を遂行するために必要な支援がもはやない」と辞任の理由を述べた。3日以降、正式に党幹部に伝えるという。(ベルリン=野島淳)

3137チバQ:2019/06/03(月) 17:10:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190603-00000017-jij-eurp
イタリア、財政懸念が再燃=EU、制裁手続き入り勧告も
6/3(月) 7:20配信 時事通信
イタリア、財政懸念が再燃=EU、制裁手続き入り勧告も
記者会見するイタリアのサルビーニ副首相=5月27日、ミラノ(EPA時事)
 【ブリュッセル時事】イタリアによる欧州連合(EU)の財政規律逸脱への懸念が再燃している。

 景気減速に伴う赤字拡大に加え、サルビーニ副首相が減税実施を主張。欧州委員会が、昨年末に見送った制裁手続き入りを再び勧告する可能性も取り沙汰され、金融市場で不安が広がっている。

 「国を再出発させるため前向きな財政ショックが必要だ」。英紙フィナンシャル・タイムズによると、サルビーニ氏は先月28日のラジオインタビューで減税の必要性を強調した。直前の欧州議会選挙で、自身が率いる極右政党「同盟」が国内34%超の票を得て勝利した勢いを背に、選挙中に訴えた「EU財政規律解体」の実行を宣言した格好だ。

 伊財政をめぐっては、深刻な規律違反を理由に欧州委が昨年、巨額制裁も視野に入れた「過剰財政赤字是正手続き」入りを勧告。伊政府がその後示した赤字圧縮計画を踏まえ、実際の手続き入りは見送った経緯がある。

 しかし、先月公表の欧州委の見通しでは、国内総生産(GDP)比の財政赤字は従来想定より拡大し、政策変更がなければ2020年にはEU基準の3%を超える3.5%に到達。公的債務残高はGDP比で135.2%(EU上限は60%)にまで悪化する見込みとなった。

 欧州委はこの状況を受け、今後の債務削減策の説明を求める書簡を29日付で伊政府に送付。説明が不十分と判断すれば、制裁手続き入りを勧告するとみられている。

 これに対しトリア伊経済財務相は31日、書簡に回答し、「伊政府は歳出見直しと歳入増の包括的な計画に取り組む」と約束した。ただ、計画の詳細には触れておらず、欧州委の理解を得られるかは不透明だ。

3138チバQ:2019/06/03(月) 21:59:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190603-00000081-mai-eurp
独社民党首辞任 メルケル首相の大連立政権崩壊の危機
6/3(月) 21:06配信 毎日新聞
独社民党首辞任 メルケル首相の大連立政権崩壊の危機
辞任を表明したドイツ社会民主党(SPD)のナーレス党首=ベルリンで5月27日、AP
 ドイツ連立与党の一角、社会民主党(SPD)のナーレス党首が3日、党首を辞任した。5月末の欧州議会選挙で歴史的大敗を喫したことへの責任を問う声が党内から高まっていた。ナーレス氏の辞任によりSPDの連立離脱が現実的になり、メルケル首相のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立政権が崩壊する危険性が高まっている。

 ナーレス氏の後任人事は未定で、12月の党大会で新党首を選出するか、党首選を早めるかなどが今後議論される見通し。

 SPDは、得意とする社会保障政策などで独自性を欠き、党勢は衰退の一途をたどってきた。先月の欧州議会選挙で大敗したほか、同時に実施された牙城ブレーメン州議会選挙でも70年以上維持してきた第1党の座を失った。

 選挙結果を受け、党内には保守であるCDU・CSUとの大連立を解消して党の独自色を取り戻すべきだとの声が大きくなっていたが、連立維持派のナーレス氏の辞任により、連立離脱を求める声が高まるのは必至だ。

 メルケル氏は2日、「連立政権を継続していく」と記者団に語った。

 仮にSPDが連立を離脱した場合、メルケル氏は連立の組み直しか、少数与党による政権運営、あるいは解散総選挙の早期実施に追い込まれるが、いずれも簡単ではない。

 連立を組み直す場合、中道の自由民主党(FDP)と左派・緑の党との連立協議を行うことになるが、欧州議会選で躍進した緑の党は3日、SPDが大連立を解消した場合でも連立協議を行う意思はないと表明した。

 連立政権が成立しない場合には、少数与党による不安定な政権運営とならざるを得ないが、それを避けるためにはメルケル氏自らが不信任を提出し、成立すれば連邦大統領が議会を解散することにより、2021年に予定された総選挙が早まる可能性もある。

 一方、9、10月には、経済格差などへの不満が強い旧東独3州(ブランデンブルク、ザクセン、テューリンゲン)の議会選がある。CDUも欧州議会選では国内第1党を維持したものの、支持は下がっており、党勢回復のめどは立っていない。メルケル氏のCDUが旧東独3州で右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)に第1党を奪われる可能性もあり、メルケル氏が21年の任期満了をまっとうできるかは不透明さを増している。【ベルリン念佛明奈】

3139チバQ:2019/06/04(火) 09:29:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190604-00000004-asahi-int
独メルケル政権、青息吐息 21年の任期まで持つのか?
6/4(火) 5:00配信 朝日新聞デジタル
独メルケル政権、青息吐息 21年の任期まで持つのか?
メルケル首相の内憂外患
 ドイツのメルケル政権を支える2大政党の一角、社会民主党(SPD)のナーレス党首が3日、正式に辞任した。メルケル首相は現状の「大連立維持」を主張するが、自らの出身母体も支持率を落としている。2021年の任期まで政権がもつかは見通せない。

 SPDは5月下旬にあった欧州議会選で、ドイツ国内での得票率が15・8%と前回14年の選挙より11・4ポイントも下がり、緑の党に抜かれて3位に落ちた。歴史的な大敗でナーレス氏の責任を問う声が出ていた。ナーレス氏は「党内の支援が得られない」と判断し、2日午前に辞意を示していた。

 SPDは、17年秋の総選挙で大きく議席を落とした後、メルケル大連立政権からの下野を決めた。だが、その後の連立協議が難航したため、また大連立に復帰した経緯がある。18年4月にナーレス氏が党首に就いて以降、同年秋の二つの州議選、今回の欧州議会選とブレーメン州議会選で続けて議席を減らし、党勢は落ち込む一方だ。

 かねて大連立に参加していることで、社会福祉などを重んじる党の存在感が薄まったとの指摘が党内にある。今年9、10月には旧東独地域で三つの州議選が控える。SPDは3日、3人が暫定党首を務めることを決めた。今後、正式な党首選びの手続きに入る。その際、大連立に残るかどうかは党再建議論の中心だ。一部の幹部からは「もう大連立を続ける根拠は失われた」との声も出ている。

 SPDが連立を抜ければ、メルケル政権は少数与党に甘んじるか、他党との連立の必要が出てくる。いずれも困難ならば前倒しの総選挙の可能性もあり、「21年の任期まで首相を続ける」としてきたメルケル氏の立場も危うくなる。

朝日新聞社

3140チバQ:2019/06/04(火) 10:37:49
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190604-00012117-bunshun-int
政権を去った閣僚は21人……最も嫌われた首相、メイ氏の転落
6/4(火) 6:00配信 文春オンライン
政権を去った閣僚は21人……最も嫌われた首相、メイ氏の転落
メイ首相は涙声で「愛する国に仕えた」 ©共同通信社
 EU離脱交渉を座礁させた末、「議会の合意形成には妥協が必要よ」との言葉を残し、5月24日に辞任を表明したメイ英首相(62)。惜しむのは、夫のフィリップ氏と僅かな側近だけという哀れな幕引きだった。「メイボット(メイとロボットの造語)が最後に見せた涙」と英紙は報じたが、ここまで嫌われた首相はそうはいまい。

【写真】この記事の写真を見る

 そもそも「移民増を年間10万人以内に抑える」という達成不可能な目標を掲げてEU離脱の原因を作ったのは、内相時代のメイ氏だった。16年6月に国民投票でEU離脱派が勝利したのを受け、首相に就任。胸の谷間を強調する「オシャレ番長」として登場したが、直後から「ブレグジットと言ったらブレグジットよ」などと迷言を連発した。

 メイ氏に決定的に欠けていたのは、政治手腕だ。彼女には、自分が任命した側近や官僚とばかり物事を決めるという重大な欠陥がある。

 17年4月の“抜き打ち解散”でよもやの過半数割れを喫したのも、側近ニック・ティモシー氏ら2人が相続税強化を盛り込んだ政権公約が原因。さらにEU離脱相の頭越しに交渉にも介入。EU側に妥協し、お気に入りの官僚オリバー・ロビンス氏と離脱後の青写真を勝手に決めた。

21人の閣僚が去り、離脱交渉の支持率は8%
 呆れ果てたのは中国のご機嫌を取るため、通信機器大手ファーウェイの5G参入を部分容認する決定を新聞に漏らしたかどで、ウィリアムソン国防相の首を差し出したことだ。米国の同盟国、英国では媚中派政権は必ず崩壊する。

 与党・保守党から見放されたメイ氏が最後に縋(すが)ったのは、これまで歯牙にもかけなかった労働党。彼らの支持を取り付けるため、2度目の国民投票を提案したのには側近も腰を抜かしたに違いない。

 この3年、離脱を巡る路線対立で政権を去った閣僚らは実に21人。メイ氏の離脱交渉を支持するのは僅か8%という惨状だ。彼女が残した離脱協定書は今後も英国を苦しめ続けるだろう。

 メイ氏が党首を退く直前に国賓として英国を訪れるトランプ米大統領もいい迷惑だ。首脳会談を早々に切り上げ、気心の知れた新党ブレグジット党のファラージ党首や次期首相候補のジョンソン前外相に会いたいと言い出しても何の不思議もない。

木村 正人/週刊文春 2019年6月6日号

3141とはずがたり:2019/06/04(火) 22:09:30
ハンガリー強権政治「奴隷法」強行、大規模デモも
https://www.sankei.com/world/news/181219/wor1812190016-n1.html
2018.12.19 12:21国際欧州・ロシア

 【ベルリン=宮下日出男】ハンガリーのオルバン政権が強権政治を一段と進めている。「奴隷法」とも批判される労働法の改正や司法の独立を損ないかねない裁判所新設を立て続けに強行した。首都ブダペストでは大規模な抗議デモも発生するなど野党などは反発を強め、国外からも懸念が上がっている。

 問題視されているのは、行政裁判所の新設と労働法の改正。ともに関連法案が12日、国会で野党の妨害も押し切って可決された。

 ロイター通信などによると、労働法改正は年間計250時間の超過勤務時間の上限を400時間に一気に引き上げる内容。国内の労働力不足を解消する狙いがあるが、残業代の支払いを最大3年延長できるとしているため、「奴隷法だ」との強い批判が上がった。


 行政裁は最高裁判所を頂点とする既存の裁判所システムとは別に設置。政府が関わる訴訟を扱い、法相が判事指名など直接管轄するため、民主主義などを監視する国際機関の欧州評議会も「司法の独立に疑問を生む」と懸念を表明した。

 国会周辺などでは採決の12日以降、抗議デモが連日繰り広げられ、16日には左右両派を超えた野党や労働組合、学生ら計1万5千人が結集。数千人が法案撤回などを求める声明文を放送させようと公共放送まで行進し、警官隊と衝突する事態にもなった。

 オルバン氏は近年、移民・難民の排除やメディアに対する支配強化など、欧州連合(EU)が重視する民主主義や法の支配などの価値を損なう政策を推進。EU側も、議決権の停止を含めた制裁手続きの開始に向けて動いている。

3142とはずがたり:2019/06/05(水) 11:32:39

凄い肩入れしちゃってるなあ

トランプ氏「英はEU離脱すべき」 強硬派と相次ぎ接触
ロンドン=渡辺丘、下司佳代子 2019年6月5日11時22分
https://www.asahi.com/articles/ASM652C60M65UHBI008.html?ref=tw_asahi

 英国を国賓として初めて訪問中のトランプ米大統領は4日、英国のメイ首相との共同記者会見で、混乱が続く英国の欧州連合(EU)離脱問題について「英国はEUを離脱するだろうし、離脱すべきだ」と迫った。強硬離脱を掲げる英国の政治家と相次いで接触を図り、支援する姿勢を鮮明にした。

 トランプ氏は、英国のEU離脱後を見すえ、米英が締結をめざす自由貿易協定(FTA)について、「途方もない可能性がある。(両国の貿易が)今の2〜3倍になる可能性がある」との持論を主張した。

 トランプ氏は会見後、EUと取り決めもなく早期に決別することを党是とする「ブレグジット(英EU離脱)党」のファラージ党首をロンドンの米国大使公邸に招いた。英メディアによると、強硬離脱派として知られる与党・保守党のダンカンスミス元党首やパターソン元環境相の両下院議員らとも面会した。

 トランプ氏はこれに先立ち、EUからの強硬離脱を掲げ、メイ首相後継の筆頭候補とされるジョンソン前外相とも電話で話した。会見で「彼のことはずっと好きだ。(首相になれば)とてもいい仕事をするだろう」と持ち上げた。(ロンドン=渡辺丘、下司佳代子)

3143チバQ:2019/06/05(水) 14:18:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190604-00000606-san-int
ドイツのメルケル政権大揺れ 社民党の党首辞任で連立解消の懸念
6/4(火) 23:23配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル連立政権で一翼を担う中道左派、社会民主党のナーレス党首が3日、正式に党首を辞任した。党内で不満の強い連立を支えてきた存在だっただけに、政権内には大きな動揺が走っている。社民党が連立解消に向かう懸念も高まり、政権の先行きに不透明感が強まってきた。

 ナーレス氏は5月下旬の欧州連合(EU)欧州議会選で大敗した責任をとって辞任した。得票率は15・8%で、全国規模の選挙で過去最低だった2017年総選挙の約21%も下回った。同氏は3日、「党には頑張ってもらいたい」とのみ語り、党本部を去った。

 社民党は13年以降、メルケル氏のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と政権を組むが、独自性をアピールできず党勢が低迷。党内では連立への懐疑論が強く、ナーレス氏の辞任で「(政権への)協力基盤はもうない」(党地方支部)と早期の連立解消を求める声も上がった。

 党側は3日、幹部ら3人が暫定的に共同で代表職を担うことを決めたが、新党首の選出方法や時期については結論を持ち越した。党首選びでは連立継続の是非が焦点になるのは避けられないとみられ、慎重に対応を検討しているもようだ。

 メルケル氏は2日、「強い責任感を持って政府の仕事を続けたい」と述べ、社民党に連立継続への協力を訴えた。社民党が連立を離脱すれば、緑の党など2党との連立を模索するとみられるが、かつて連立交渉に失敗しており難しい。

 このため解散・総選挙を迫られるとの見方も強く、21年までの首相任期全うを目指すメルケル氏の退陣が早まる可能性もある。メルケル氏のCDU・CSUも欧州議会選で得票率が約29%と過去最低を記録。世論調査では緑の党に支持率で首位も奪われ、苦しい状況だ。

3144チバQ:2019/06/05(水) 18:06:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190605-00000549-san-int
ポーランド民主化30年で記念式典 国内の分断鮮明
6/5(水) 17:11配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ポーランドで1989年、当時共産圏だった東欧で初の限定的自由選挙が実施されてから30年を迎えた4日、同国北部グダニスクで記念式典が開かれた。民主化運動を率いたワレサ元大統領や元首相のトゥスク欧州連合(EU)大統領らが出席し、「欧州との絆を自覚し、民主的な伝統のために戦う」と謳った「グダニスク宣言」に署名した。

 強権政治を推進してEUと対立する保守政党「法と正義」政権は、当時の民主化について共産党の影響を残した妥協にすぎないと懐疑的な立場だ。4日も簡素な式典を国会で別に開くにどどめ、ポーランド国内の分断が浮き彫りになった。

 グダニスクの式典は地元自治体などが主催した。現地からの報道によると、ワレサ氏は演説で「この選挙がなければ、きょう、われわれは民主主義を祝えなかっただろう。政権はあのときの(選挙での)勝利がなければ、今、その座にないことを思い起こすべきだ」と強調した。

 一方、国会の式典では法と正義出身のドゥダ大統領が演説し、限定的選挙の意義を一定程度認めつつも、「もっとうまくやることはできた」と指摘。その後の民主化移行などにも「過ちがあった」と述べた。

 89年6月4日の選挙では一定の議席が事前に共産党に配分される形で行われたが、ワレサ氏率いる自主管理労組「連帯」が圧勝し、ソ連勢力下の東欧で初の非共産党政権が誕生。旧東ドイツを含む東欧の民主化の先駆けとなった。グダニスクは民主化を牽引した「連帯」発祥の地。

3145チバQ:2019/06/06(木) 13:03:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190606-00000039-jij-eurp
中道左派陣営が勝利=4年ぶり政権交代へ-デンマーク総選挙
6/6(木) 10:26配信
 【ロンドン時事】5日に投票が行われたデンマーク議会(一院制、定数179)選挙は、6日未明(日本時間同日午前)までに開票が終了し、フレデリクセン党首率いる野党・社会民主党を中心とする中道左派陣営が勝利した。

 ラスムセン首相の与党・自由党など中道右派陣営から4年ぶりに政権を奪還することがほぼ確実となった。

 AFP通信によると、中道左派陣営は過半数の91議席を確保し、中道右派陣営は75議席。社民党が得票率約26%で第1党の座を維持した。41歳のフレデリクセン党首が首相に選出されれば、同党出身のトーニングシュミット氏に続く同国2人目の女性首相、かつ最年少の首相が誕生する。

 ラスムセン氏は「良い選挙だったが、政権が代わることになる。あす辞表を出す」と敗北を認めた。フレデリクセン氏は「国民は新たな方向性を選んだ」と勝利宣言した。 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019060500962&g=int&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_auto
左派優勢、政権交代か=デンマークで総選挙
2019年06月05日18時05分


デンマークのフレデリクセン社民党党首(AFP時事)

 【ロンドン時事】デンマークで5日、議会(一院制、定数179)選挙の投票が行われた。事前の予想では、フレデリクセン党首率いる社会民主党中心の中道左派の野党陣営が優勢とされ、ラスムセン首相の自由党など中道右派の与党陣営を破って4年ぶりに政権交代が実現する可能性が高い。
 最近の支持率調査では、社民党が27%前後と他党を引き離しトップ。同党は第1党となるものの過半数に届かず、陣営内各党との連立あるいは単独少数政権の樹立を目指すと予想される。投票は5日夜(日本時間6日未明)締め切られ、即日開票後、6日未明(同午前)までに大勢が判明する見込み。

3146チバQ:2019/06/06(木) 13:11:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190605-00000608-san-int
メイ英首相、7日に党首を辞任 保守党党首選は強硬離脱派がリード
6/5(水) 18:07配信 産経新聞
 【ロンドン=板東和正】メイ英首相は7日に与党・保守党の党首を辞任し、後任を選ぶ党首選が本格化する。すでに党員の高い支持を集めているのが、欧州連合(EU)からの合意なき離脱を容認するジョンソン前外相ら強硬離脱派の候補者だ。ジョンソン氏は、合意なき離脱の阻止を訴える候補者に大差をつけているが、問題発言の多い一面を毛嫌いする党員も多い。

 保守党は6月10日の週から党員が投票する党首選を実施し、7月22日の週に新党首を選出する。候補者が10議員を超える中、ジョンソン氏ら強硬離脱派が勢いを増している。

 「合意があってもなくても離脱する」。メイ氏が辞任を表明した5月24日。ジョンソン氏は自身が首相になれば離脱期限の10月末から延長しない方針を表明し、EUから合意なしでも離脱する姿勢を強調した。英調査会社「ユーガブ」と英紙タイムズが5月10〜16日に保守党員850人以上を対象に行った調査では、最も多い39%がジョンソン氏を次期党首として支持すると回答。強硬離脱派のラーブ前EU離脱担当相が13%と続いた。

 保守党員がジョンソン氏の支持を強める背景には、EU離脱を訴える新党「離脱党」への危機感がある。5月に投開票された欧州議会選で、保守党を上回り首位に立った離脱党を率いるファラージ党首から支持者を取り戻せるのは、離脱派の「顔」であるジョンソン氏だけだとみられている。

 一方、党首選に立候補するハント外相やスチュワート国際開発相らは強硬路線を強く批判している。

 ハント氏は5月28日、英紙への寄稿で、合意なき離脱は「(英国の政治にとって)自殺行為だ」とジョンソン氏らを牽(けん)制(せい)した。ハント氏はメイ氏の離脱協定案をもとにEUから円滑に離脱する方針を示す。ただ、前述のユーガブなどの調査では、ハント氏を支持する保守党員の割合は10%を切り、ジョンソン氏から引き離されている。

 しかし、「失言王」の異名を持つジョンソン氏はこれまで海外の首脳らに対する問題発言で物議を醸しており、自身の発言で足下をすくわれる可能性もある。

 ジョンソン氏は、2016年6月の国民投票に向けてEU残留を助言したオバマ米大統領(当時)に「ケニア人の血が入っており、反英感情がある」と指摘したことが問題になった。

3147名無しさん:2019/06/07(金) 22:56:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190607-00000190-kyodonews-int
ドイツの環境政党、与党に迫る 若者の支持受け、政界勢力一新も
6/7(金) 20:55配信 共同通信
ドイツの環境政党、与党に迫る 若者の支持受け、政界勢力一新も
EU欧州議会選の結果を受け、喜ぶ「緑の党」のベーアボック代表(中央右)ら=5月26日、ベルリン(AP=共同)
 【ベルリン共同】ドイツ公共テレビZDFが6日公表した世論調査で、環境保護を訴えるリベラル派、緑の党が過去最高の支持率26%を得て2位になり、メルケル首相が属する首位の保守与党の27%に迫った。ドイツでは環境保護が有権者の最大の関心事。緑の党は若い世代の圧倒的な支持を受け、政界の勢力図を一新する可能性を秘める。

 緑の党は5月末の欧州議会選でもドイツ国内で2位の支持を得た。スウェーデンの少女グレタ・トゥンベリさん(16)が始めた地球温暖化対策を求める若者の世界的な行動がドイツでも注目され、躍進の原動力になったと指摘されている。

3148チバQ:2019/06/08(土) 11:08:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190608-00000019-jij-eurp
メルケル氏後任、人気急落=「次期首相」に黄信号
6/8(土) 8:12配信 時事通信
メルケル氏後任、人気急落=「次期首相」に黄信号
ドイツ与党キリスト教民主同盟(CDU)のクランプカレンバウアー党首=4日、ベルリン(AFP時事)
 【ベルリン時事】ドイツ公共放送ARDが6日公表した世論調査で、メルケル首相の後任として、昨年12月に与党キリスト教民主同盟(CDU)の党首に就任したクランプカレンバウアー氏の人気が急落した。

 選挙敗北が影響したとみられ、次期首相の最有力候補と目されていた同氏の今後に黄信号がともっている。

 調査によると、主要政治家への満足度を聞いた質問で、クランプカレンバウアー氏について「非常に満足」か「満足」とした回答は24%と、前月比12ポイント減少。全体で10位に沈んだ。首位はメルケル氏の53%だった。クランプカレンバウアー氏が「良い首相になる」とした回答も13%にとどまった。

 CDUは先月末の欧州議会選で大敗。今回の調査でも、姉妹政党との合計支持率は25%となり、緑の党(26%)に初めて首位を明け渡した。

 CDUの連立相手の社民党も支持率が急落し、連立崩壊や前倒し総選挙もささやかれる。ただ、メルケル氏に代わる党の顔の人気低迷は、CDUが選挙に踏み切る障害になりそうだ。

3149チバQ:2019/06/08(土) 11:09:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190608-00000000-maiall-int
<欧州ニュースアラカルト>欧州議会選 「緑の党」躍進は何を意味するのか
6/8(土) 8:00配信 毎日新聞
<欧州ニュースアラカルト>欧州議会選 「緑の党」躍進は何を意味するのか
欧州議会選の速報を聞いて喜ぶ緑の党のアンナレーナ・ベーアボック代表(前列右から2人目)ら=ベルリンで5月26日、AP
 5月23〜26日に行われた欧州議会選挙のサプライズの一つは、「緑の党」系環境政党の躍進だった。左右の中道勢力が初めて過半数を割って分極化が進んだ欧州議会で、4番目に大きな会派として多数派形成の鍵を握る。気候変動の危機を最も大事な政治課題と位置づける若者たちが、欧州に「緑の波」をもたらした。

 ◇ドイツでは政党別で2位の得票率

 緑の党の躍進を報じた複数の欧州メディアは「グレタ効果」と呼んだ。スウェーデン人の少女グレタ・トゥーンベリさん(16)が契機になった気候変動の危機を訴える若者たちによる抗議活動が、緑の党の支持拡大に影響したとの見方だ。

 一連の抗議活動は10代の若者たちが各地で火付け役となったが、参加者の層は親の世代などにも広がった。欧州議会選さなかの24日には世界規模でデモが連動し、主催者団体によると世界で180万人が参加した。域内の市民を対象に実施した欧州連合(EU)の世論調査では、気候変動対策を選挙の主要な争点と考える人の割合は、この半年間で若者と高学歴層を中心に上昇している。

 今回の欧州議会選で緑の党が最も成功を収めたのはドイツだ。得票率は20・5%で前回から倍増し、政党別では2位になった。出口調査によると、29歳以下では3人に1人が緑の党に投票し、若者による支持の高さを裏付けた。

 フランスでは得票率13・4%で政党別で3位に、英国では11・7%で4位だったが与党の保守党を上回った。ベルギーやオランダなど西欧、フィンランドなど北欧でも支持を伸ばした緑の党を中心とする会派は、定数751のうち74議席を獲得(6月6日現在)。改選前の52議席から大きく勢力を伸ばした。

 ベルギーのルーバンカトリック大学(UCL)のバージニー・バン・インゲルゴム特任准教授(政治学)は「この半年で欧州全域に広がった気候変動の危機を訴える抗議活動が有権者の関心を押し上げ、環境問題の争点化につながった。気候変動のような地球規模の問題は、(加盟国レベルよりも大きな)欧州レベルで取り組むべきだとの考えが広がっているのではないか」と指摘する。

 一方、緑の党は東欧と南欧ではほとんど議席を獲得できなかった。域内競争力で西欧や北欧の後塵(こうじん)を拝するこれらの地域では、経済や若年層の雇用問題などへの関心が高い傾向がある。また、グレタさんの地元スウェーデンでも議席を減らした。市民の環境意識が高いことで知られる同国では主要政党は明確な環境政策を掲げている。その中で緑の党は連立与党の一角を担い、政権運営への不満が今回の支持離れにつながった可能性がある。



 ◇反EU勢力に対する防波堤に

 欧州議会選の焦点の一つは、反EUや移民排斥などを掲げて支持を広げる右派ポピュリズム勢力がどこまで議席を伸ばすかにあった。

 結果は、議会を主導してきた中道の左右2大会派の合計議席が初めて過半数を割ったものの、リベラル系と緑の党を合わせた親EU4会派で3分の2を確保。緑の党の躍進は反EU勢力の「防波堤」として働いたことになる。緑の党系会派の共同代表を務めるフィリップ・ランベール欧州議員(ベルギー)は、選挙後の声明で「恐怖や分断をあおるすべてのナショナリストや極右勢力に立ち向かう」と強調した。

 1970年代に欧州の複数の国で結成された緑の党は、環境問題のシングルイシュー政党を脱し、近年は多国籍企業の税逃れ問題なども重点政策に掲げている。移民や社会的少数者の権利保護を一貫して訴えてきたことが今回、右派ポピュリズム政党への対抗軸となり、コアな支持層だけでなく、排外主義の広がりに危機感を持つ西欧の都市部のEU支持層の受け皿となった。

 英国の離脱決定を受けてEUの針路に注目が高まり、若年層を中心に投票率が大きく上がったことも有利な材料となった。欧州議会選は国政選挙と比べて有権者の関心が低いことが課題とされてきたが、今回の投票率は50・9%で前回を約8ポイント上回り、過去25年で最高だった。

 ブリュッセルのシンクタンク「フレンズ・オブ・ヨーロッパ」欧州・地政学部門のシャダ・イスラム部長は「主流だった左右の中道政党は、有権者の関心の高い移民問題などで十分な対応力を示せていない。これに対して『緑の党』のメッセージは明確かつ簡潔で、開かれた欧州社会を志向する若者を中心とする有権者を引きつけた」と総括する。

3150チバQ:2019/06/08(土) 11:09:59
 ◇気候変動政策に一定の影響も

 余波は選挙後も続いている。ドイツでは今月1日に公表された世論調査で、緑の党が初めて支持率首位に立った。緑の党への支持拡大は今後、EUの気候変動対策や環境規制で一定の影響力を及ぼす可能性がある。当面の焦点は、温室効果ガスの長期削減目標だ。

 地球温暖化対策の新しい枠組み「パリ協定」は、産業革命前からの地球の平均気温の上昇を2度未満にとどめ、できれば1・5度に抑えることを目指す。これを達成するには、世界の国や地域が現在掲げる温室効果ガスの削減目標を大きく引き上げる必要がある。

 5月上旬にルーマニア中部シビウで行われたEU首脳会議で、フランス、ベルギー、デンマーク、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデンの8カ国グループは、遅くとも2050年までにEU全域で温室効果ガスの排出量を「実質ゼロ」とすべきだと訴えた。

 「実質ゼロ」はカーボンニュートラルとも呼ばれ、排出する温室効果ガスを大きく減らすと同時に、森林による吸収分や地中に貯留する新しい技術などを組み合わせて相殺することを指す。パリ協定は今世紀後半に世界全体で「実質ゼロ」の実現を目指すが、前倒しを目指す8カ国の提案は、先進諸国の中でも野心的な動きだ。

 各地で気候変動の危機を訴えるための抗議活動を続ける若者たちの懸念に対応する意図もあった。8カ国グループは、気候変動との闘いをEUの今後5年間の政策の基盤と位置づけ、EU予算の25%を気候変動問題に充てるべきだとも提案した。

 50年までの「実質ゼロ」を目指す構想はEUの欧州委員会が昨年11月に発表済みだが、加盟国の受け止めには温度差が大きい。温室効果ガスの排出量の多い石炭火力への依存度が高いポーランドなどは否定的だ。一方で自動車産業への影響などを背景に当初は慎重だったドイツは、歩み寄りをみせ始めている。

 9月には米ニューヨークで気候変動を巡る国連の首脳級会合が開かれる。EUがそれまでに50年の長期目標に大筋合意し、「パリ協定」の順守に向けて世界を主導する姿勢を打ち出せるのか、注目が集まる。【八田浩輔/取材協力=アンソフィー・デマック】

3151チバQ:2019/06/08(土) 11:13:04
「反移民」に転じた左派、政権奪取へ デンマーク総選挙
https://digital.asahi.com/articles/ASM662D3PM66UHBI005.html?rm=512

有料記事

ロンドン=下司佳代子 2019年6月6日16時16分
 デンマークで5日、総選挙(一院制、定数179)の投開票があった。野党・社会民主党を中心とした左派陣営が過半数を獲得し、ラスムセン首相率いる自由党などの右派陣営から4年ぶりに政権を奪い返す見通しとなった。従来の左派勢力が移民抑制の強化に転じ、右派勢力から支持を奪った結果とみられる。

 地元メディアなどによると、開票はほぼ終わり、社民党は得票率26%で第1党となり、左派陣営全体では91議席を獲得する見通しだ。社民党のフレデリクセン党首は6日未明(日本時間同日朝)、「有権者は新しい方向性と政府を選んだ」と勝利宣言した。同氏は近く、同国で2人目の女性の首相に就任する見通しだ。

 第2党の自由党は23%と2015年の前回より得票率を伸ばしたものの、移民排斥を訴える閣外協力のデンマーク国民党が前回の21%から9%へと大幅に支持を減らし、右派陣営全体では退潮となった。ラスムセン首相は敗北宣言をしたうえで、自由党と社民党で連立与党を組みたい意向を示した。

 社民党は今回、移民流入の抑制策の強化や、福祉を支える公的支出の拡大などを訴え、支持を広げた。

欧州で最も厳しい政策
 高福祉で知られるデンマークで何が起きているのか。

ログイン前の続き 「移民の大量流入の代償を払わされるのは、下層階級の人たちだ」

 野党の中道左派・社会民主党のフレデリクセン党首(41)は、この春出版した自伝で移民の規制強化に理解を求めた。

 自由党のラスムセン首相(55)率いる中道右派の連立政権はデンマーク国民党の閣外協力を仰ぎ、欧州では最も厳しい水準の移民・難民政策をとっている。社民党は比較的移民に寛容とみられていたが、フレデリクセン氏が党首に就任した2015年以降厳しい姿勢を打ち出すようになった。

 移民に多いイスラム教徒の女性を念頭に、布で顔を隠す「ブルカ」の公の場での着用を禁じる法律や、難民申請者の所持金などを押収できるようにする法律に賛成。昨年発表した党の政策集でも、住宅地や学校で非欧米出身の移民や子孫が3割を超えてはいけないといった方針を打ち出した。

 ブルカ禁止などは、移民排斥を掲げて支持を伸ばした国民党が長年訴えてきたものだ。連立政権は予算の承認などで国民党の閣外協力に頼っており、同党の厳しい移民政策を受け入れてきた。

 ところが、社民党が移民規制強化に出たことで、国民党支持層が社民党に流れた。

移民多い地区は「ゲットー」
 デンマークでは消費税率は25%、所得税率は最大50%超だが、住む場所は保障され、公的年金や失業手当も手厚い。一方、1960年代から労働力として受け入れてきた移民は、人口570万人のうち約60万人と1割を占める。

 みんなが働いて高福祉社会を支える意識が強い半面、移民は異なる宗教や習慣を持ち込み、就業率が低いなどとして、「高福祉を食い物にしている」といった不満も広がってきた。

 00年代から中道右派政権に閣外協力する国民党の発言力が強まるにつれ、政策は過激化している。

 政府は昨年、非欧米諸国からの移民やその子孫の割合など一定の基準に該当する人口1千人以上の地区を、かつてナチス・ドイツが強制隔離したユダヤ人居住区を指す「ゲットー」と名付けてリスト化。2030年までにゼロにする目標を立てた。その地区の子どもが1歳になったら、キリスト教文化や民主主義などの価値観を学ぶため保育園に通うことを義務づける法律も成立させた。

 コペンハーゲンの大学生エイエット・アルタミミさん(21)はイスラム教徒で「ゲットー」の出身。「多様な移民やイスラム教徒をひとくくりにし、政治家が強烈な表現で規制することには嫌気がさす」と話す。(ロンドン=下司佳代子)

3152チバQ:2019/06/10(月) 11:43:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190610-00010002-fnnprimev-int
イギリスの次期首相は「寝ぐせ頭」? EU離脱のカギ握る党首選の行方をズバリ予想
6/10(月) 11:20配信 FNN.jpプライムオンライン
イギリスの次期首相は「寝ぐせ頭」? EU離脱のカギ握る党首選の行方をズバリ予想
(画像)FNN PRIME online
党首選の大本命
メイ首相の辞任を受けたイギリスの与党、保守党の党首選が10日はじまる。新たな党首、すなわちイギリスの新しい首相には一体誰が選ばれるのか。実はすでに大本命と目される人物がいる。事前の世論調査では、ボリス・ジョンソン前外相が、39%と他を引き離して圧倒的な支持率で独走しているのだ。

【画像】ジョンソン氏のトレードマーク「寝ぐせ頭」を見る

ジョンソン氏とはどんな人?
ボリス・ジョンソン氏54歳。
2010年のオリンピックの時のロンドン市長で、トレードマークは寝ぐせ頭。
大の自転車好きで、交通渋滞が深刻なロンドンに自転車のシェアリングを導入。
この自転車はジョンソン氏のファーストネームを取ってボリスバイクの愛称で親しまれている。

インテリでありながら豪放磊落、イギリス国民が敬愛する第二次世界大戦時の首相ウィンストン・チャーチルの再来とも称される政治家なのだ。
一方で失言王としても知られ、ブルカ(イスラム教徒の女性の服) を「郵便ポストみたい」とからかったり、ヒラリー・クリントン氏について「精神病院のサディスティクな看護師のよう」と例えて物議をかもすなど、数々の失言で政治家の資質を疑われて来た。

今なぜジョンソン氏?
そんなジョンソン氏。今なぜ支持を集めているのか。
実は保守党はイギリスのトランプとも呼ばれるナイジェル・ファラージ氏率いる離脱党に支持者を奪われていて、このままでは与党の座を転落しかねない情勢なのだ。

ファラージ氏は歯に絹着せぬ物言いでEU離脱を煽り立てた張本人で、EUと妥協するメイ首相を激しく非難することで支持を広げてきた。先月の欧州議会議員選挙では離脱党が保守党を上回り首位の議席を獲得している。

こうした中、同じく離脱派の急先鋒であるジョンソン氏が保守党のリーダーとなることで、離脱党に奪われた支持者を取り戻せるのではないかと期待されているのだ。

「ジョンソン首相」でEU離脱はどうなる?
では、もしジョンソン氏が党首に選ばれ、首相になったらどんなことが起きるのか。
ロンドン在住で、EUの危機を欧州各国を歩いて取材しているジャーナリストの木村正人氏はジョンソン氏が首相になった場合のシナリオを次のように予想する。

木村正人氏:
ジョンソン氏はジリ貧の保守党を復活させるために一気に解散総選挙に打って出るだろう。
しかし強行離脱に反発する勢力も支持を伸ばしていて、選挙で敗北し、野党に転落するリスクも出てくる。

つまりボリス氏の保守党が選挙に勝てば、一気に強硬離脱への機運が盛り上がるが、木村氏の指摘するように敗れた場合には一転、離脱は取りやめになる可能性も出てくるのだ。

3153チバQ:2019/06/10(月) 11:44:15
党首選は「どんでん返し」がつきもの
また、党首選を巡って気になる指摘も。

木村正人氏:
保守党の党首選は歴史的に下馬評が覆ることが多い。ジョンソン氏は2016年の国民投票で虚偽の主張をしたと刑事告発されていて、土壇場でさらにネガティブな情報が出てくれば、どんでん返しもありうる。
その場合、強行離脱に慎重なマイケル・ゴーブ環境相らが勝利する可能性もある。

もし、そうなれば再びEUと「合意の上での離脱」を模索する可能性も出てくる。
つまり、党首選の結果次第でEU離脱の方向性も大きく変わってくることになり、その行方から目が離せない。

【執筆:フジテレビ報道局「Live News days」元ロンドン支局長 勝又隆幸】

3154とはずがたり:2019/06/11(火) 08:23:47

漂流Brexit 「氷の女王」の誤算
2019.6.9公開
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/brexit-retrospection/

3155チバQ:2019/06/11(火) 20:20:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190611-00000077-mai-eurp
メルケル独首相後継者にも辞任論、政権ピンチ
6/11(火) 19:54配信 毎日新聞
 メルケル独首相の後継と目される、中道右派・キリスト教民主同盟(CDU)のクランプカレンバウアー党首が失言により危うい立場に置かれている。辞任すれば党内の保守色が強まる可能性が高く、大連立を組む中道左派・社会民主党(SPD)の離脱とメルケル政権崩壊を早めかねない。

 辞任論の引き金となったのは5月末の欧州議会選挙だ。投票の1週間前、若者に人気の男性ユーチューバー「レゾ」が、「CDUの破壊」という動画をインターネット上にアップした。55分間にわたり、気候変動対策の遅れなどを批判した。動画は1週間で約1000万回視聴された。

 CDUは投票日前に文書で反論したが、国政会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の選挙結果は前回比6・4ポイント減の得票率28・9%と低迷。クランプカレンバウアー氏は選挙後、「仮に新聞社が投票の2日前にCDUとSPDに投票しないように呼び掛けたら、世論操作になる。世論操作に対してデジタル分野ではどのような規制が有効なのかが問題だ」と述べ、ネット上の発言を規制する可能性に言及した。

 この発言に批判が殺到。ユーチューバーらによるネット上の抗議の署名は8万3000人(10日時点)を超え、党幹部からも「基本法(憲法)はすべてのメディアに表現の自由を保障している」などと批判が噴出した。独紙ウェルトは、同氏の発言に憤慨し、離党届を出したとの男性党員のインタビューを掲載した。

 独公共放送ZDFが6日に公表した世論調査結果では、クランプカレンバウアー氏が首相に「ふさわしくない」と答えた人は71%(3月調査で51%)で、「ふさわしい」の18%(同34%)を大きく引き離した。公共放送ARDは、メルケル氏がクランプカレンバウアー氏を次期首相に適任ではないとの判断に至ったと報じた。

 クランプカレンバウアー氏は昨年12月、保守色の強いメルツ元党連邦議会会派代表を破って新党首に選出された。辞任すれば、後任次第でメルケル氏の穏健な中道路線から、保守色を強く打ち出す方向へと転換。大連立を組むSPDとの路線対立が決定的となり、大連立政権が立ちゆかなくなる可能性が高い。

 大連立を巡っては、大連立の継続を主張していたナーレスSPD党首が3日に辞任したばかり。国政第1党・CDUと第2党・SPDの近年の党勢低迷はともに、大連立により政策の違いが見えなくなった中道路線が一因とされる。【ベルリン念佛明奈】

3156チバQ:2019/06/11(火) 20:20:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190611-00000559-san-int
ギリシャ、7月前倒し総選挙へ 反緊縮与党は劣勢
6/11(火) 18:40配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ギリシャのチプラス首相は10日、国会解散と総選挙の前倒しをパブロプロス大統領に要請した。大統領も承諾した。選挙は7月7日に実施される見通し。欧州連合(EU)の金融支援終了を受けた経済再生策が主な争点となるが、チプラス氏の与党、急進左派連合(SYRIZA)の政権維持は難しい情勢だ。

 現地メディアが7日に報じた世論調査では、最大野党の中道右派、新民主主義党(ND)が支持率31%で首位に立ち、SYRIZAは23・5%で8ポイント近く引き離されている。チプラス氏は5月下旬の欧州議会選でNDに敗北。信を問うため今秋予定された総選挙を早める考えを示していた。

 チプラス氏はギリシャが債務危機にあった2015年、EU支援に伴う厳しい財政緊縮策への批判を掲げて政権を奪取したが、EUとの交渉で譲歩を迫られ、緊縮策を継続。隣国の北マケドニアとの国名問題解決での妥協でも強い反発を受け、支持率が低下した。

 EUの支援は昨年8月に終了したが、ギリシャはEUの監視下で経済立て直しに取り組む。チプラス氏は「緊縮の暗い日々が戻ってくる」と訴え、減税や年金増額を目指すなど巻き返しを図る。一方、NDは緊縮がEUの指示でなく、「ギリシャに必要だから」進める立場で、改革を通じた経済成長を掲げている。

3157チバQ:2019/06/13(木) 10:36:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190612-00000128-jij-eurp
「合意なきEU離脱」辞さず=次期英首相最有力ジョンソン氏
6/12(水) 21:32配信 時事通信
「合意なきEU離脱」辞さず=次期英首相最有力ジョンソン氏
12日、ロンドンで演説するジョンソン前英外相(AFP時事)
 【ロンドン時事】メイ英首相の後任を決める与党・保守党の党首選で最有力候補のジョンソン前外相は12日の演説で「(期限の)10月31日に欧州連合(EU)を離脱しなければならない」と述べ、混乱を招く「合意なき離脱」も辞さない強硬な姿勢を示した。

 
 党内にはEUとの緊密な関係の維持を望む議員も多い。ジョンソン氏は「合意なき離脱を目指しているわけではない」と理解を求めたが、「(離脱の)延期は敗北だ」と強調。議会で否決された離脱案の見直しをめぐるEUとの協議が不調に終わっても、離脱の先送りは許されないと訴えた。

 その上で「英国は偉大な国だ。われわれには挑戦を受けて立つ能力がある。ガッツと勇気が必要だ」と主張し、聴衆から大きな拍手を浴びた。

 党首選には計10人が立候補。13日に候補者を絞り込むための議員投票が始まる。一般党員による投票を経て、勝者は7月下旬までに決まる。

3158 チバQ:2019/06/14(金) 18:59:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190613-00000112-mai-eurp
英保守党党首選 ジョンソン氏がリード 第1回投票

6/13(木) 22:38配信��
7
��

 英与党・保守党は13日、党首選第1回投票を行った。その結果、世論調査でトップを走るジョンソン前外相が党所属下院議員の3分の1を超える114票を獲得して1位となり、優勢が鮮明になった。立候補した10議員のうち、ジョンソン氏を含めハント外相、ゴーブ環境相ら7人が18日に行われる第2回投票に進出を決めた。

 党首選は、欧州連合(EU)からの離脱をまとめ切れず辞任を表明したメイ首相の後継首相を選ぶ選挙。第1回投票では、最下位の議員と党所属下院議員の約5%に当たる16票を超える票を得られなかった議員が脱落。18日以降も投票を重ねて22日までに2人に絞り込む。2人の決選投票は全党員約16万人を対象とした郵送投票で行われ、7月22日からの週内に新首相が就任する見通しだ。

 各種世論調査では、経済や市民生活の混乱が予測される「合意なき離脱」も辞さない離脱強硬派のジョンソン氏の人気が高く、合意なき離脱の回避を狙うハント、ゴーブ両氏が追う構図。知名度の高いジョンソン氏は身内の議員の間では人気が低いと指摘されてきたが、1回目の投票で決選投票への進出に必要な3分の1を超える票数を獲得したことで、首相の座に一歩近づいたことになる。

 新興政党「ブレグジット(英国のEU離脱)党」に支持層を切り崩されるなど保守党の低迷は深刻で、次の総選挙で勝てる党首としてジョンソン氏への「待望論」が強まっており、多くの議員が支持に回ったとみられる。

 2位にはハント氏が43票で入り、ゴーブ氏が37票で続いた。ほかにラーブ前EU離脱担当相、ジャビド内相、ハンコック保健相、スチュワート国際開発相も第2回投票進出を決めた。党内穏健派がどれだけ巻き返して、ジョンソン氏に対抗できるかが今後のカギとなる。【ロンドン服部正法】

 ◇<英保守党党首選第1回投票結果>

■第2回投票に進出

ジョンソン前外相       114票

ハント外相          43票

ゴーブ環境相         37票

ラーブ前EU離脱担当相     27票

ジャビド内相         23票

ハンコック保健相       20票

スチュワート国際開発相    19票

■今回で脱落

レッドソム前下院院内総務   11票

ハーパー元院内幹事長     10票

マクベイ前雇用・年金相     9票

3159とはずがたり:2019/06/15(土) 16:51:10
強行離脱か!?

ジョンソン氏首位 英与党党首選初回投票 強硬離脱派、大差で
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO46073440T10C19A6FF1000/
2019/6/14付日本経済新聞 朝刊

3160チバQ:2019/06/15(土) 22:08:19
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20190615k0000m030230000c.html
欧州政治に「緑の波」 欧州議会選挙で4番目に躍進
2019/06/15 19:24毎日新聞

欧州政治に「緑の波」 欧州議会選挙で4番目に躍進

欧州議会選挙の開票速報を聞き、支持者と共に喜ぶドイツ緑の党のベーアボック共同党首(前列右から2人目)=ベルリンで5月26日、AP

(毎日新聞)

 欧州政治で「緑の党」系環境政党が存在感を強めている。5月下旬に実施された欧州連合(EU)の欧州議会選挙で4番目に大きな会派に躍進し、分極化が進んだ欧州議会で多数派形成のカギを握る存在となった。地球温暖化対策を求める若者たちのデモの拡大が、「緑の波」をもたらしたと指摘されている。

 欧州議会選で、「緑の党」系会派は定数751のうち75議席を獲得(11日現在)、改選前の52議席から大きく勢力を伸ばした。左右の中道勢力が初めて過半数を割るなか、EUの気候変動対策や環境規制で一定の影響力を及ぼしそうだ。

 「緑の党」系会派の政党は西欧や北欧の加盟各国で支持を伸ばしたが、特に顕著だったのがドイツだ。得票率は20.5%で前回から倍増し、政党別で2位になった。出口調査によると29歳以下で3人に1人から支持を受けた。選挙後の複数の世論調査では、初めてメルケル首相率いる与党を上回り、支持率首位に躍り出た。ルーバン・カトリック大学(ベルギー)のバージニー・バン・インゲルゴム特任准教授(政治学)は「気候変動のような地球規模の問題は、(加盟国レベルよりも)欧州レベルで取り組むべきだとの考えが有権者に広がっている」と指摘する。

 「緑の党」の躍進を報じた複数の欧州メディアは「グレタ効果」と呼んだ。スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさん(16)が契機になった気候変動の危機を訴える若者たちによる抗議活動が、支持拡大に影響したとの見方だ。

 各地に広がった抗議活動は学生が主体だったが、支持層は親の世代などにも拡大。域内の市民を対象に実施したEUの世論調査では、気候変動対策を選挙の主要な争点と考える人の割合は、この半年間で若者と高学歴層を中心に上昇した。

 「緑の党」の伸長は、移民排斥を掲げる右派ポピュリズム勢力の「防波堤」としても働いた。今回の選挙では、中道2大会派の合計議席は過半数を割ったが、リベラル系と「緑の党」を合わせた親EU4会派で3分の2を確保。「緑の党」は、社会的少数者の権利保護を訴えて右派ポピュリズム政党への対抗軸となり、排外主義の広がりに危機感を持つEU支持層の受け皿となった。

 環境政策を巡るEUの当面の焦点は、温室効果ガスの長期削減目標だ。「緑の波」に後押しされ、欧州委員会やフランスなどはEU全域で2050年までに温室効果ガスを「実質ゼロ」とする目標の合意を目指す。エネルギー分野への投資を含めて従来の取り組みの延長では実現が難しい意欲的な目標で、加盟国の姿勢にはまだ開きが大きい。【ブリュッセル八田浩輔】

3161チバQ:2019/06/16(日) 21:54:58
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46114030U9A610C1FF8000/
欧州議会 EU懐疑派の各国政党が新会派設立
ヨーロッパ
2019/6/14 17:58

懐疑派「アイデンティティーと民主主義(ID)」 旧会派名「国家と自由の欧州」
・フランス 国民連合(RN)
・イタリア 同盟
・ドイツのための選択肢
など9か国 73人
 
中道リベラル「欧州刷新」 旧会派名「欧州自由民主同盟(ALDE)」

3162チバQ:2019/06/16(日) 22:15:38
だいたいこんな感じかな?
軟着陸派がハント外相かゴーブ環境相に一本化できるかどうか
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46073440T10C19A6FF1000/

114ジョンソン前外相【強行離脱派】
043ハント外相≪元残留派≫
037ゴーブ環境・食糧・農村相≪強行離脱に反対≫
027ラーブ前EU離脱担当相【強行離脱派】  >>2856メイ案に反対し大臣辞任
023ジャビド内相≪元残留派≫
020ハンコック保険・社会福祉相≪元残留派≫
019スチュワート国際開発相≪元残留派≫
↓↓↓落選↓↓↓
011レッドソム前下院院内総務【強行離脱派】 >>3081院内総務を辞任 >>1369 2016年党首選出馬
010ハーパー元院内幹事長
009マクベイ前雇用・年金相  >>2856メイ案に反対し大臣辞任

3163チバQ:2019/06/17(月) 10:17:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190617-00000009-jij-eurp
EUトップ人事、着地点見えず=首脳会議で協議へ
6/17(月) 7:08配信 時事通信
EUトップ人事、着地点見えず=首脳会議で協議へ
握手するメルケル独首相(左)とマクロン仏大統領=5月28日、ブリュッセル(EPA時事)
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は20、21両日にブリュッセルで開く首脳会議で、今秋に任期切れするEUの主要ポストの人選を目指す。

 焦点の欧州委員長をめぐっては、ドイツのメルケル首相が、欧州議会最大会派の中道右派が擁立する独出身のウェーバー欧州議員への支持を堅持する一方、フランスのマクロン大統領が否定的姿勢を崩していない。首脳間の隔たりは埋まっておらず、着地点はいまだ見えない状況だ。

 マクロン氏は11日放送のテレビインタビューで「欧州には強い個性が必要だ。信頼でき職責を果たせる人物が要る」と強調した。ウェーバー氏は閣僚経験がない上、知名度も低く、力量を疑問視する声がEU内に根強い。すでに不支持を明言した首脳も複数いる。

 欧州委員長は、人口を考慮した「特定多数決」により首脳会議が指名。欧州議会の採決で選出する。5月の議会選挙で中道右派が議席を大きく減らしたこともあり、ウェーバー氏選出は困難視されつつある。

 カギを握るのはマクロン氏の仏与党と組んで第3会派に躍進したリベラル勢力だ。7日には中道右派・左派も含めた主要3会派を代表してスペインやオランダなど6カ国の首脳が協議したが意見集約は進まなかった。影響力を行使したいマクロン氏が本命候補を明確にしないことも不透明感を強めている。

 EUは主要人事で出身国や党派、性別などのバランスを考慮する方針で、解くべき方程式は複雑だ。特に欧州中央銀行(ECB)総裁には、ワイトマン独連邦銀行(中銀)総裁やビルロワドガロー仏中銀総裁などの名も挙がっており、首脳会議ではポスト確保への独仏間の激しい駆け引きが見込まれる。

 今回の人選決定が見通せない中、30日に臨時の首脳会議を開催する案も取り沙汰されている。

3164とはずがたり:2019/06/19(水) 17:37:15
2019年6月19日 / 17:11 / 19分前更新
英の合意なきEU離脱の可能性高まる、来年の業績に影響も=エアバスCEO
https://jp.reuters.com/article/france-airshow-airbus-brexit-idJPKCN1TK0QB?feedType=RSS&feedName=special20
Reuters Staff
1 分で読む

[パリ 19日 ロイター] - 欧州航空機大手エアバス(AIR.PA)のギヨーム・フォーリィ最高経営責任者(CEO)は19日、英国が合意なく欧州連合(EU)を離脱するリスクが高まり、来年の業績に悪影響が出る可能性があるとの認識を示した。

フォーリィCEOは、パリ国際航空ショーに合わせて開催した投資家会合で「ハードブレグジットか、合意なきブレグジットによるマイナスの影響をこれまで明言してきた。合意なきブレグジットの可能性は高く、おそらくその可能性は高まっているとみている」と述べ、英国とEUはそのようなシナリオにうまく対応することが重要と指摘した。

そのうえで「もし10月末までに合意なきブレグジットという事態となれば(中略)2020年の始まりに影響が出る可能性がある」と述べた。

3165チバQ:2019/06/19(水) 18:36:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190618-00000535-san-eurp
独で難民支援の政治家殺害、極右の犯行か
6/18(火) 9:53配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ中部ヘッセン州で地方自治体幹部の政治家が射殺される事件があり、同国の連邦検察庁は17日、極右思想を背景とした政治的な目的による犯行の可能性があるとみて捜査を始めた。捜査当局はすでに実行犯とされる容疑者を逮捕。詳しい動機などの解明を急いでいる。

 殺害されたのは、ヘッセン州内の一部行政管区区長を務め、メルケル首相の保守系与党、キリスト教民主同盟(CDU)に属するワルター・リュプケ氏(65)。6月2日、自宅のテラスで頭部を撃たれ、死亡した。捜査当局は15日、容疑者の男(45)を逮捕した。

 独メディアによると、リュプケ氏は2015年、メルケル氏がとった寛容な難民受け入れ策への抗議活動を批判するなどし、脅迫などを受けていた。一方、容疑者の男は1990年代に難民施設を襲撃したことがあり、極右グループとのつながりも指摘されている。

 リュプケ氏の殺害後、極右との関連が指摘されるソーシャル・メディアのアカウントには犯行を称賛するような投稿が相次いだ。ドイツでは2015年、西部ケルンで市長選を直前に控え、難民受け入れを支持する女性候補が襲撃され、負傷する事件も起きている。

 メルケル氏は17日、事件について「憂鬱な知らせ」と記者団に述べ、早期の事件の全容解明を求めた。

3166とはずがたり:2019/06/19(水) 19:05:28
メルケル首相 体の震え止まらず 健康状態を懸念する声も
2019年6月19日 2時34分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190619/k10011958931000.html?utm_int=all_side_ranking-social_005

ドイツのメルケル首相がウクライナの大統領を歓迎する式典の最中、突然、体の震えをおさえられなくなりその後、首相は水分不足が原因だったと説明しましたが、健康状態を懸念する声も出ています。

3167チバQ:2019/06/20(木) 10:09:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190620-00000517-san-int
ジョンソン前外相、3回目投票も圧勝 2位争いに注目集まる
6/20(木) 9:38配信 産経新聞
 【ロンドン=板東和正】メイ英首相の辞任に伴う与党・保守党党首選の3回目の投票が19日実施され、欧州連合(EU)からの強硬離脱派、ジョンソン前外相が143票を獲得して3回連続で首位に立った。得票率は約45%に達し、2位以下の候補4人に大差をつけた。独走を続けるジョンソン氏が決選投票に残るのはほぼ確実。ジョンソン氏と決選投票で戦う2位争いが注目されている。

 19日の投票は、ジョンソン氏ら5人の候補者が対象。下院議員313人が投票した。

 ジョンソン氏は、143票を獲得し、18日の2回目の投票から17票上積みした。EUと関係を保った離脱を重視する穏健離脱派のハント外相が54票と続いた。さらに、ゴーブ環境相(51票)、ジャビド内相(38票)が4回目の投票に進むことが決定。最下位だったスチュワート国際開発相(27票)が脱落した。

 保守党は20日に計2回の投票を行い、候補者を2人に絞り込む予定。7月22日の週に党員による決選投票が実施され、メイ氏の後継首相となる新党首が選出される運びだ。

 2位争いで有力視されるのは、穏健離脱派のハント氏とゴーブ氏。いずれも経済の混乱が懸念される「合意なき離脱」を避けるべきとの考えを示す。同じく穏健離脱派で脱落したスチュワート氏がどちらの候補の支持を表明するかが勝敗に影響を与えそうだ。

 また、ハント氏らに引き離されているものの、初回投票から得票数を徐々に伸ばしているジャビド氏が20日の投票で躍進する可能性もある。パキスタン人の父親を持ち、移民の受け入れに積極的な姿勢を示すジャビド氏の政策に理解を示す党員も多いとされている。

3168チバQ:2019/06/20(木) 10:18:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190620-00000520-san-int
欧州委員長人事、独仏互いに譲らず EU首脳会議での合意持ち越しも
6/20(木) 10:11配信 産経新聞
 【ブリュッセル=宮下日出男】欧州連合(EU)は20日、28加盟国の首脳会議を2日間の日程で開く。今秋に任期満了となるEUの主要ポストの協議が重要議題だが、焦点のユンケル欧州委員長の後任選びをめぐっては、ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領が激しく対立し、議論の難航は必至だ。

 欧州委員長はEUの行政執行機関である欧州委員会のトップで「首相」に相当する。独仏両首脳が対立するのは、5月下旬の欧州議会選で最大会派を維持した中道右派の委員長候補で、ドイツ出身のウェーバー氏をめぐる賛否だ。

 メルケル氏は委員長の後任はEU首脳会議が欧州議会選の結果を踏まえ提案する「原則」を唱え、自身の保守系与党に属するウェーバー氏への支持を堅持。だが、マクロン氏は「欧州には強い個性が必要」とし、閣僚経験もないウェーバー氏を「誰も知らない」とこき下ろしている。

 次期体制への影響力確保の思惑も垣間見え、双方とも今のところ譲る気配は見えない。EUは今回の首脳会議での決着を目指すが、合意が持ち越される可能性もある。トゥスク大統領ら他3ポストの後任も一括で決める方針だが、欧州委員長が固まらなければ、他の人選も進まない状況だ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190620-00000036-jij-eurp
主要ポスト決定、EU大統領「慎重ながら楽観」=20日から首脳会議
6/20(木) 9:38配信 時事通信
主要ポスト決定、EU大統領「慎重ながら楽観」=20日から首脳会議
欧州連合(EU)のトゥスク大統領=5月28日、ブリュッセル(AFP時事)
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のトゥスク大統領は19日、ブリュッセルで20、21の両日開くEU首脳会議の招集状で、最重要議題となる主要ポストの人選について「慎重ながらも楽観している。20日に決定できると期待している」と述べ、各国首脳に速やかな決定を促した。

 
 欧州委員長や欧州中央銀行(ECB)総裁、EU大統領など今秋に任期切れする主要ポストをめぐっては、独仏など首脳間に溝が残る。欧州議会の意見集約も進んでおらず、今回の人選決定は困難視されている。

3169チバQ:2019/06/20(木) 10:48:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190620-00000022-mai-int
英保守党党首選 3回目投票もジョンソン前外相がトップ
6/20(木) 10:19配信 毎日新聞
英保守党党首選 3回目投票もジョンソン前外相がトップ
ジョンソン前外相=AP
 英国の与党・保守党は19日、党首選第3回投票を行い、ジョンソン前外相がさらに票数を伸ばしてトップを維持した。残っている候補は4人で、20日には全党員による決選投票に進出する2候補に絞り込む。決選投票は、ジョンソン氏と、それを追うハント外相かゴーブ環境相のいずれかの争いになる公算が大きくなってきた。

 保守党の発表によると、党所属下院議員による第3回投票の結果は、ジョンソン氏143票(第2回投票から17票増)▽ハント氏54票(同8票増)▽ゴーブ氏51票(同10票増)▽ジャビド内相38票(同5票増)▽スチュワート国際開発相27票(同10票減)。最下位のスチュワート氏の脱落が決まった。

 20日午前(日本時間同日夕)に始める4回目の投票で候補を3人に絞り、同日午後(同日深夜〜21日未明)の5回目投票で2人を選ぶ。2人による決選投票は全党員約16万人の郵送投票で行われ、7月22日からの週にメイ首相の後任の新首相が就任する見通しだ。【ロンドン服部正法】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190620-00000017-asahi-int
強硬離脱派ジョンソン氏、3回連続トップ 英保守党首選
6/20(木) 10:23配信 朝日新聞デジタル
強硬離脱派ジョンソン氏、3回連続トップ 英保守党首選
英国の与党・保守党の党首選で、4回目の予備投票に進む(左から)ゴーブ環境相、ジョンソン前外相、ハント外相、ジャビド内相=AP
 英国のメイ首相の後任を決める与党・保守党の党首選で19日、313人の党所属下院議員による3回目の予備投票があり、4候補が次戦に進んだ。欧州連合(EU)からの強硬離脱を掲げるジョンソン前外相が143票を獲得し、3回連続でトップだった。

 ジョンソン氏は、2回目の投票で脱落したラーブ前離脱相らの支持を取り付け、17票を上積み。安定した戦いぶりを続けている。ハント外相は8票増の54票、ゴーブ環境相は10票増の51票、ジャビド内相は5票増の38票だった。

 候補の中で唯一、前回より票を減らし、最下位の27票だったスチュワート国際開発相が脱落した。スチュワート氏は候補の中で唯一、EUとの合意なしに10月末に強硬離脱する選択肢を完全に否定。異彩を放って予想外の健闘を見せたが、離脱実現の道筋を語らないことに批判が集中し、最後は失速した。

 20日は午前と午後に投票があり、それぞれ最下位の候補が脱落する。これにより、決選投票に進む2候補に絞られる見通しだ。(ロンドン=下司佳代子)

朝日新聞社

3170チバQ:2019/06/20(木) 23:41:36
>>3162 1回目

2回目
https://www.afpbb.com/articles/-/3230780


メイ英首相の後任選び、ジョンソン氏が再び首位 候補5人に
2019年6月19日 6:00 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ ]
【6月19日 AFP】テリーザ・メイ(Theresa May)英首相の後継を決める与党・保守党党首選挙は18日、第2回投票が行われ、欧州連合(EU)離脱支持派の代表格であるボリス・ジョンソン(Boris Johnson)前外相・前ロンドン市長が再び大差をつけて首位となった。候補者はジョンソン氏を含む5人に絞られた。

 投票は保守党の下院議員313人により非公開で行われ、ジョンソン氏は得票数126でライバルとの差を広げた。ドミニク・ラーブ(Dominic Raab)前EU離脱担当相は、得票数が30と、次回投票に進むのに必要な33に届かず、落選した。厳しい戦いを強いられていた中道派のロリー・スチュワート(Rory Stewart)国際開発相は支持層を広げ、得票数を前回の19から37に増やした。

 ジェレミー・ハント(Jeremy Hunt)外相の得票数は46、マイケル・ゴーブ(Michael Gove)環境・食料・農村相の得票数は41。サジド・ジャビド(Sajid Javid)内相は33票を得てかろうじて次回投票に進んだ。

 投票は19日と20日にも行われ、候補者は2人に絞られる。保守党はその上で来月、一般党員約16万人による決選投票を行い、新党首を決める。(c)AFP/Dmitry ZAKS


126ジョンソン前外相【強行離脱派】
046ハント外相≪元残留派≫
041ゴーブ環境・食糧・農村相≪強行離脱に反対≫
037スチュワート国際開発相≪元残留派≫
033ジャビド内相≪元残留派≫
↓↓↓落選↓↓↓
030ラーブ前EU離脱担当相【強行離脱派】  >>2856メイ案に反対し大臣辞任
撤退ハンコック保険・社会福祉相≪元残留派≫
→強硬派のジョンソン支持






https://news.nicovideo.jp/watch/nw5507579
英保守党党首選、脱落のレッドサム氏がジョンソン前外相を支持
2019/06/18 18:58ロイター
[ロンドン 18日 ロイター] - メイ英首相の後任を決める与党・保守党の党首選で、先週脱落したアンドレア・レッドサム前下院院内総務が18日、最有力候補と目されるボリス・ジョンソン前外相を支持すると表明した。

党首選からの撤退を先週表明したハンコック保健・社会福祉相も17日、ジョンソン前外相への支持を表明している。

保守党では18日、党首選の第2回投票が実施される。

レッドサム氏はLBCラジオで「(ジョンソン氏は)10月末の欧州連合(EU)離脱を実現できる最も良い位置にいる」と発言。「第2に、私は彼が勝利すると確信している」と述べた。

ジョンソン前外相は18日、「合意のあるなしにかかわらず、10月31日にEUを離脱する必要がある」とツイッターに投稿した。[nL4N23P26N]

3171チバQ:2019/06/20(木) 23:46:08
3回目
143ジョンソン前外相【強行離脱派】
054ハント外相≪元残留派≫
051ゴーブ環境・食糧・農村相≪強行離脱に反対≫
038ジャビド内相≪元残留派≫
↓↓↓落選↓↓↓
027スチュワート国際開発相≪元残留派≫


https://www.asahi.com/articles/ASM6N0S8BM6MUHBI04Y.html
強硬離脱派ジョンソン氏、3回連続トップ 英保守党首選
ロンドン=下司佳代子 2019年6月20日10時23分
 英国のメイ首相の後任を決める与党・保守党の党首選で19日、313人の党所属下院議員による3回目の予備投票があり、4候補が次戦に進んだ。欧州連合(EU)からの強硬離脱を掲げるジョンソン前外相が143票を獲得し、3回連続でトップだった。

 ジョンソン氏は、2回目の投票で脱落したラーブ前離脱相らの支持を取り付け、17票を上積み。安定した戦いぶりを続けている。ハント外相は8票増の54票、ゴーブ環境相は10票増の51票、ジャビド内相は5票増の38票だった。

 候補の中で唯一、前回より票を減らし、最下位の27票だったスチュワート国際開発相が脱落した。スチュワート氏は候補の中で唯一、EUとの合意なしに10月末に強硬離脱する選択肢を完全に否定。異彩を放って予想外の健闘を見せたが、離脱実現の道筋を語らないことに批判が集中し、最後は失速した。

 20日は午前と午後に投票があり、それぞれ最下位の候補が脱落する。これにより、決選投票に進む2候補に絞られる見通しだ。(ロンドン=下司佳代子)

3172チバQ:2019/06/20(木) 23:49:40
4回目

157ジョンソン前外相【強行離脱派】
061ゴーブ環境・食糧・農村相≪強行離脱に反対≫  はじめて2位につける
059ハント外相≪元残留派≫ 3位に後退
↓↓↓落選↓↓↓
034ジャビド内相≪元残留派≫




https://mainichi.jp/articles/20190620/k00/00m/030/327000c
英保守党党首選、4回目投票 ジョンソン前外相引き続き首位
毎日新聞2019年6月20日 21時36分(最終更新 6月20日 21時36分)
 英与党・保守党は20日、党首選第4回投票を行い、ジョンソン前外相が引き続き首位をキープし、ゴーブ環境相とハント外相も第5回投票への進出を決めた。20日午後(日本時間20日深夜〜21日未明)の第5回投票で、全党員による決選投票に進む2候補に絞り込む。ジョンソン氏の優位は固まっており、ゴーブ、ハント両氏のどちらが決選投票に残るか注目される。

 保守党の発表によると、同党所属下院議員の投票による第4回投票では、ジョンソン氏157票▽ゴーブ氏61票▽ハント氏59票▽ジャビド内相34票――との結果で、最下位のジャビド氏の脱落が決まった。

 メイ首相の後継首相を選ぶ選挙で、次期首相にとって最大の課題は欧州連合(EU)からの離脱。

 5回目の投票で選ばれる2人の候補による決選投票は、全党員約16万人の郵送投票で行われ、7月22日からの週内に新首相が就任する見通しだ。【ロンドン服部正法】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190620-00000612-san-int
ジョンソン前外相、4回連続首位 英保守党党首選 2位争いに注目
6/20(木) 23:10配信 産経新聞
 【ロンドン=板東和正】メイ英首相の辞任に伴う与党・保守党党首選の4回目の投票が20日、実施された。欧州連合(EU)からの強硬離脱派、ジョンソン前外相が157票を獲得して4回連続で首位に立った。得票率は約50%に達し、2位以下の候補3人に大差をつけた。独走を続けるジョンソン氏が決選投票に残るのは確実。ジョンソン氏と決選投票で戦う2位争いが注目されている。

 4回目の投票は、ジョンソン氏ら4人の候補者が対象。下院議員313人が投票した。

 ジョンソン氏は、157票を獲得し、19日の3回目の投票から14票上積みした。初回投票からは43票も得票数を伸ばしており、支持を拡大している。さらに、EUと関係を保った離脱を重視する穏健離脱派のゴーブ環境相(61票)とハント外相(59票)が20日午後に実施される5回目の議員投票に進むことが決定。最下位だったジャビド内相(34票)が脱落した。

 保守党は、3人の候補者が争う5回目の投票で、最下位を落とし、2人に絞り込む。7月22日の週に党員による決選投票が実施され、メイ氏の後継首相となる新党首が選出される運びだ。5回目の投票では、ジョンソン氏と決選投票で争う対抗馬がどの候補者になるのかが焦点になる。

 2位を競うのが、得票数が近いゴーブ氏とハント氏だ。両氏はともに穏健離脱派で、経済の混乱が懸念される「合意なき離脱」を避けるべきとの考えを示している。

3173チバQ:2019/06/21(金) 10:52:25
5回目

160ジョンソン前外相【強行離脱派】
077ハント外相≪元残留派≫ 
↓↓↓落選↓↓↓
075ゴーブ環境・食糧・農村相≪強行離脱に反対≫ 


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190621-00000522-san-int
英党首選、決選投票の2候補の顔ぶれ決まる
6/21(金) 9:11配信 産経新聞
 【ロンドン=板東和正】英与党、保守党は20日、メイ首相の辞任に伴う党首選の候補者を2人に絞り込む5回目の議員投票を実施した。欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」も辞さない強硬離脱派のジョンソン前外相と、EUと関係を保った離脱を重視する穏健離脱派のハント外相が、7月の決選投票に進出することが決まった。

 党首選には、10人が立候補。保守党は13日以降、同党の下院議員313人による投票を計5回行い、候補者を2人に絞り込んだ。

 5回目の投票では、ジョンソン氏が160票を獲得して5回連続で首位に立った。得票率は約51%に達し、2位のハント氏(77票)に大差をつけた。初回投票からは46票増やし、支持を拡大した。

 ハント氏と同じ穏健離脱派のゴーブ環境相(75票)は最下位で脱落。ハント氏は4回目の投票で3位だったが、土壇場でゴーブ氏に逆転勝利した。

 党員約16万人による決選投票では、7月22日の週にメイ氏の後継首相となる新党首が選出される。ジョンソン氏とハント氏は今後約1カ月間、草の根の支持を取り込むために各地で選挙活動を行う。保守党が20日に発表した党員1170人を対象にした世論調査では約62%がジョンソン氏を支持。ハント氏への支持は約11%にとどまっており、現状ではジョンソン氏が勝つ可能性が高まっている。

 ジョンソン氏は決選投票進出を受け20日、ツイッターで「離脱を実現し、国を団結させる」と意気込みを示した。ハント氏は、自身が「(ジョンソン氏に)負けそうな候補者だ」と認めた上で「政治の世界では予期しないことが起きる」と投稿し、挽回を誓った。

 ジョンソン氏は2008年からロンドン市長を8年間務め、16年6月のEU離脱の是非をめぐる国民投票時では離脱派を牽引(けんいん)した。過激な発言やトレードマークの金髪から「英国のトランプ」とも呼ばれる。18年に辞任したジョンソン氏の後任として外相に就任したハント氏は、英語教師として日本に滞在した経験があり、親日家として知られる。国民投票時には残留を支持していた。

3174チバQ:2019/06/21(金) 11:17:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190621-00000015-mai-eurp
ジョンソン前外相とハント外相、決選投票へ 英保守党党首選
6/21(金) 10:36配信 毎日新聞
ジョンソン前外相とハント外相、決選投票へ 英保守党党首選
ジョンソン前外相(右)とハント外相=AP
 メイ英首相の後継選びとなる与党・保守党の党首選は20日、第5回投票が行われ、ジョンソン前外相とハント外相の2人が、全党員による決選投票への進出を決めた。ジョンソン氏はハント氏にダブルスコア以上の差をつける圧勝。一般党員の間でも人気が高いジョンソン氏が、新首相の座に大きく近づいた。

 英国の欧州連合(EU)からの離脱について、ジョンソン氏は、EUとの交渉がまとまらない場合は離脱期限(10月31日)の再延期をせず、経済の混乱も予測される「合意なき離脱」に踏み切るとする強硬な姿勢を見せる。一方、ハント氏は離脱期限の再延期容認をにじませる発言をしている。

 下院議員による5回目の投票では、ジョンソン氏160票▽ハント氏77票▽ゴーブ環境相75票――だった。今後、約16万人の全党員を対象とした郵送による決選投票を経て、7月22日からの週内に新首相が就任する見通し。【ロンドン服部正法】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190621-00000009-asahi-int
英保守党、党首選は「前外相」対「外相」 EU離脱争点
6/21(金) 8:38配信
 英国のメイ首相の後任を決める与党・保守党の党首選で、20日午後(日本時間21日未明)、最後となる5回目の予備投票があった。党所属の下院議員313人が参加し、最多の160票を獲得したジョンソン前外相と、次点の77票だったハント外相が、決選投票に進むことになった。

 5回目の予備投票は3人で争われ、75票で最下位となったゴーブ環境相は脱落した。

 決選投票では、欧州連合(EU)からの離脱をどう実行するかが問われそうだ。ジョンソン氏はEUとの合意の有無にかかわらず10月末の離脱をめざす強硬派。ハント氏は経済が混乱しかねない「合意なき離脱」には慎重で、合意が見込めるなら離脱延期も容認する立場だ。党員の間では政治の混乱への憤りから早期決着を望む声が強く、世論調査ではジョンソン氏が大きくリードしている。

 ジョンソン氏とハント氏は7月半ばまで、各地で開く党主催の演説会で主張を戦わせる。決選投票は約16万人の党員による郵送で行われ、7月下旬に新党首兼首相が決まる見通しだ。(ロンドン=下司佳代子)

3175チバQ:2019/06/21(金) 11:17:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190621-00000011-jij-eurp
EU離脱、強硬派VS穏健派=ジョンソン、ハント両氏で決選-英与党党首選
6/21(金) 6:21配信 時事通信
EU離脱、強硬派VS穏健派=ジョンソン、ハント両氏で決選-英与党党首選
ボリス・ジョンソン前英外相=20日、ロンドン(AFP時事)
 【ロンドン時事】辞意を表明したメイ英首相の後任を選ぶ与党・保守党党首選は、ボリス・ジョンソン前外相(55)とジェレミー・ハント外相(52)の2人が決選投票に進むことが20日、決まった。

 次期首相には混迷を深める欧州連合(EU)離脱の実現という難題が託される。何の取り決めもないままEUを離脱する「合意なき離脱」も辞さない強硬派のジョンソン氏と、離脱延期も視野に入れる穏健派のハント氏の対決構図となった。

 次期首相となる党首は、約16万人の一般党員による決選投票で7月下旬にも選出される見通しだ。人気・知名度で勝るジョンソン氏が優位とみられる。

 20日までに計5回行われた下院議員の投票では、ジョンソン氏が圧倒的強さで1位を独走。一方、ハント氏はゴーブ環境相(51)との激しい2位争いを制した。第5回投票では、ジョンソン氏が過半数に当たる160票を獲得。ハント氏は77票を確保し、75票のゴーブ氏をかわした。

3176とはずがたり:2019/06/21(金) 12:42:46
一度はジョンソンにやらせてみないとと思ってるのかね,英国民どもは。。

英与党党首選は新旧外相対決へ、ジョンソン前外相が独走
https://twitter.com/Reuters_co_jp/status/1141911115237974017

英与党・保守党の党首選は20日、最終回となる第5回投票が行われ、欧州連合(EU)から強硬離脱も辞さないとする最有力候補のジョンソン前外相が首位を維持した。2位はハント外相で、メイ首相の後継争いは新旧外相の対決となる。
20:30 - 2019年6月20日

3177チバQ:2019/06/21(金) 17:07:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190621-00000567-san-int
EU、主要ポスト後任人事で結論でず 30日に再び首脳会議
6/21(金) 16:19配信 産経新聞
 【ブリュッセル=宮下日出男】欧州連合(EU)は20日、ブリュッセルで開いた28加盟国による首脳会議で、ユンケル欧州委員長ら今秋退任するEU主要機関トップの後任人事について協議した。だが、結論は出ず、30日に再び首脳会議を招集することとした。欧州議会が5月の選挙後に初めて招集される7月2日までの決着を図る。

 独仏やスペインなどの首脳は大阪で28、29日に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議の際も調整を続ける方針。各首脳らは欧州委員長のほか、大統領、外交安全保障上級代表、欧州中央銀行(ECB)総裁の後任を一括で決めることを目指している。

 欧州委員長の人選では、メルケル独首相が議会選で最大会派を維持した中道右派の候補で、ドイツ出身のウェーバー氏を支持する一方、マクロン仏大統領らが強く反対。首脳会議ではウェーバー氏と他の会派の候補計3人について議論したが、いずれも必要な支持を集められなかった。

 欧州委員長の選出には欧州議会で過半数の賛成による承認が必要。だが、選挙で議会勢力が細分化したことから、議会側の取りまとめも難航している状況だ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板