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欧州情勢・西洋事情

3079チバQ:2019/05/22(水) 17:50:04
https://www.sankei.com/world/news/190521/wor1905210029-n1.html
【欧州議会選】英離脱党党首、ファラージの復活 かつての「離脱党の顔」が再び支持を集めた理由は

2019.5.21 17:53国際欧州・ロシア
英EU離脱問題
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支援者らと話すファラージ氏=17日、英中部ダドリーの広場(板東和正撮影)
支援者らと話すファラージ氏=17日、英中部ダドリーの広場(板東和正撮影)
 【ロンドン=板東和正】欧州議会選を前に、欧州連合(EU)離脱を訴える新党「離脱党」が英国で保守、労働の二大政党を上回る支持で首位に立つ。離脱党党首のファラージ氏(55)は、2016年の国民投票で独立党(UKIP)党首として離脱派を牽引(けんいん)した人物だ。表舞台から去った「離脱派の顔」がなぜ再び支持を集めているのか。離脱党の集会に参加し、理由を探った。

■既存政党への反撃

 「メイ政権は離脱すると約束したのに裏切った」

 17日、離脱派が多い英中部ダドリーの広場で行われた離脱党の集会で、ファラージ氏が怒りの表情でまくしたてていた。雨にもかかわらず、広場には100人を超える支援者が集まり、声援を送っていた。

 ファラージ氏が議会選で掲げた主な公約は「EUの関税同盟から完全に抜ける離脱」だ。4月に離脱党を旗揚げし、離脱交渉を長引かせているメイ政権や、関税同盟への恒久的な残留を求める最大野党・労働党に「反撃しよう」と有権者に呼びかける。英国では離脱が経済に及ぼす影響への懸念から残留を訴える国民が急増しているが、ファラージ氏は押され気味だった離脱派を「再び活気づけた」(有権者)といわれる。

 ファラージ氏が人気を集める理由は、既存政党やEUに対し、歯に衣(きぬ)着せず批判する姿勢にある。ファラージ氏はダドリーでの演説で、EUのトゥスク大統領、ユンケル欧州委員長らの名前を挙げ、「(離脱延期の交渉などで)見下した態度で英国に命令している」と声を荒らげた。

 集会に参加した主婦のケイト・ラッセルさん(45)は「彼の言葉は正直でストレート。既存政党の議員がまねできない貴重な存在だ」と評価した。

■異色の経歴

 英国では議員に良家の出身者が多い中、ファラージ氏は異色の存在だ。ロンドン近郊の家庭で育ったファラージ氏が幼少の頃、アルコール依存症だった父親が失踪。18歳の時に大学進学を選ばず、金融機関で働いた過去を持つ。

 1993年にUKIPを創設し、2006年には党首に就任。16年6月の国民投票では移民流入を問題視し、EU離脱を主張した。既存政党に物おじせずに立ち向かう姿勢は当時から有名で、残留派だった保守党のキャメロン前首相と真っ向から対立した。

■「過ち」も

 しかし、ファラージ氏は国民投票で離脱が決定した直後、離脱派が掲げていた医療に関する公約を撤回。有権者から「無責任だ」と批判を浴びた。16年7月に「自分の生活を取り戻したい」と、UKIP党首を辞任。英メディアは「逃亡した離脱派」と揶揄(やゆ)した。

 17日夜に英北部スコットランドで開かれた離脱党の集会の会場周辺ではファラージ氏への抗議デモが行われた。スコットランドは残留派の市民が多く、デモの参加者は「嘘つき」などと書かれたプラカードを掲げ、同氏の公約撤回を批判。集会の会場に入る支援者に「彼はまた支援者を裏切る。目を覚ませ」と呼びかける市民もいた。

 それでも、離脱党支持者から過去を責める声はほとんど聞かれない。大半が国民投票で離脱に投じた支持者たちは、英議会で「民意」が反映されないことへの怒りを共有するファラージ氏に満足しているのだ。

 スコットランドの集会にいた自営業のトニー・ギブソンさん(52)は「UKIP党首時代のファラージ氏の過ちは理解している」とした上で、「そのような過去よりも、停滞する離脱問題へのいらだちをはっきりと代弁した功績の方が大きい」と話した。


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