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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

261旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/01/07(水) 21:08:48
たいへん。

パリの新聞社で銃撃戦に これまでに10人死亡
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150107/t10014521451000.html
フランス・パリの中心部にある新聞社「シャーリー・エブド」の本社に2人の男が押し入って銃を乱射し、警察官と銃撃戦になりました。
地元の捜査当局は、NHKの取材に対して、この銃撃戦でこれまでに10人が死亡し、複数のけが人が出ていると明らかにしました。

【速報】フランス風刺週刊紙「シャーリー・エブド」本社で発砲事件:複数名死亡との情報も=パリ
http://societas.blog.jp/archives/1017137893.html
現地時間7日11時45分(日本時間同日19時45分)ごろ、パリ11区に所在する風刺週刊紙「シャーリー・エブド」本社で発砲事件が発生した。襲撃犯はカラシニコフ自動小銃で武装した2名の男性からなり、すでに11名が死亡(警官2名を含む)、4名が緊急を要する重体。
犯人2名はなおも逃走中。パリでは対テロの警戒度が最高レベルまで上げられ、「ル・フィガロ」はじめ他の新聞社も入口を閉鎖したとのこと。パリ滞在中の読者は外出を控え、続報に注意されたい。
以下のYoutubeチャンネルではフランスのTV局「FRANCE 24」による現地からの生中継が放送されている。
「シャーリー・エブド」(Charlie Hebdo)は過激な風刺漫画で知られる新聞で、ムハンマドを風刺した刺激的な漫画を2006年と2012年の2度にわたって掲載。波紋を呼んでいた。

262旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/01/07(水) 21:22:30
パリの新聞社で銃撃戦に これまでに11人死亡
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150107/t10014521451000.html
フランスのパリの新聞社の本社に武装した2人の男が押し入って銃を乱射し、警察官と銃撃戦になり、これまでに11人が死亡し、捜査当局は現場から逃走した2人の行方を捜査しています。

日本時間の7日午後7時半ごろ、フランス・パリにある新聞社「シャルリ・エブド」の本社に、銃などで武装した2人の男が押し入って銃を乱射し、警察官と銃撃戦になりました。
フランスの当局によりますと、これまでに11人が死亡し、複数のけが人が出ているということです。
捜査当局は、現場から逃走した2人の行方を捜査しています。
現場には、オランド大統領やカズヌーブ内相などが到着し、現地の状況を確認しました。
オランド大統領は、「これはテロ行為で自由を尊ぶフランスでは断じて受け入れられない行為だ」と述べました。
7日に発売されたシャルリ・エブドの最新号では「若者はジハードを好む」と題してイスラム教の聖戦を風刺する漫画が掲載されていました。

現場となった新聞社とは
今回乱射事件のあったパリの新聞社「シャルリ・エブド」は時事問題を風刺をきかせた記事で伝えることで知られています。
2011年11月には、中東の民主化運動「アラブの春」の特集を組み、イスラム教の預言者ムハンマドを紹介したうえで、「これで笑わなければ、むち打ちの刑だ」というせりふとともに風刺画を掲載しました。
週刊誌の発売直前にこの風刺画がホームページで紹介されると、新聞社には「イスラム教を侮辱する行為だ」として、さまざまな抗議や脅迫があり、火炎瓶が投げ込まれ建物の内部がほぼ全焼する事件もありました。

仏の最近のテロ事件
ヨーロッパでは、イスラム教の過激な思想に染まった人物が関与したとみられるテロ事件が起きています。
去年5月、フランス出身の男がベルギーのブリュッセルにある「ユダヤ博物館」で銃を発砲し、4人が死亡しました。
この男は、フランス南部のマルセイユで逮捕され、シリアで「イスラム国」の活動に参加していたことが分かっています。
また、おととし3月には、国際テロ組織アルカイダのメンバーを名乗る男がフランス南部のトゥールーズやその近郊でユダヤ系の子どもや兵士ら合わせて7人に対して発砲して殺害する事件が起きています。

263チバQ:2015/01/08(木) 07:54:57
http://mainichi.jp/select/news/20150108k0000m030122000c.html
仏テロ:襲撃、厳戒のパリで 年末に憲兵増員、警戒強化
毎日新聞 2015年01月07日 21時32分(最終更新 01月08日 01時29分)
 ◇欧州内、イスラムと対立

 イスラム教の預言者ムハンマドなどの風刺画で物議を醸した仏週刊紙への銃撃事件は、各地で警察や市民への襲撃が相次ぎ、治安当局がテロへの警戒を強めているさなかに起こった。フランスは、中東の過激派組織「イスラム国」に1000人以上が参加する欧州最大の戦闘員供給国。イスラム過激派に触発された国民によるテロの可能性や、元戦闘員の逆流が強く懸念されていた。

 フランスでは昨年12月20日、中部ジュエレトゥールでアフリカ系の男(20)が「神は偉大だ」と叫びながら警察署に押し入ろうとし、警官3人に刃物でけがをさせ、射殺された。男はフェイスブックにイスラム国の旗を掲載していた。21、22日には東部ディジョン、西部ナントでそれぞれ男が車で通行人に突っ込み、合わせて二十数人の死傷者を出した。治安当局はイスラム過激派との関連がないか調べている。3件の事件を結びつける証拠は出ていないが、ソーシャルメディアなどで過激派の呼びかけに触発された可能性が残る。

 仏政府は12月23日、テロ警戒にあたる憲兵隊を780人から約300人増員。治安当局による駅や公共施設の警戒も強化していた。

 フランスには人口の約1割に当たる600万人のイスラム系住民が居住し、国内外でイスラム過激派によるテロなどが起きるたびに、穏健なイスラム系住民も同一視され、差別を受ける現象が起き、社会問題化していた。イスラム教徒は相対的に所得が低く、就職時の差別なども厳然と存在するなど社会の断絶が懸念されている。

 イスラム過激派が暴力に走る背景には、欧州社会で寛容さが失われ、イスラム教徒の一部と一般社会が鋭く対立している事情がある。ドイツでは「サラフィスト」と呼ばれるイスラム過激派が5000人規模に伸長する一方、昨秋から各地で数万人規模の「反イスラム」デモが毎週行われている。政府は対話と寛容を呼びかけているが、対立は解けていない。

 欧州各地では移民のイスラム教徒の2、3世が過激化したり、キリスト教徒の若者がイスラム過激派の思想に共鳴し、転向したりする例が見られる。昨年5月にはフランス人男性がブリュッセルのユダヤ博物館を銃撃、3人を殺害した。一方、こうした「ホームグロウン・テロ」やイスラム過激派に反発し、イスラムを敵視する運動も起きている。一部では極右が主導しているとみられる。ドイツなどでは両者のデモ隊の衝突も頻発しており、対話より暴力が先行しているのが実態だ。【パリ宮川裕章、斎藤義彦】

 ◇「表現の自由」「神への冒とく」

 欧米の出版物や映画がイスラム教を冒とくしたとの非難が広がり、暴力ざたに発展する事件は過去にも再三起きている。製作者は「表現の自由」を強調するが、信仰心のあつい保守的なイスラム教徒からは「信仰への配慮が足りない」との強い反発を招くなど、両者の見解の隔たりは大きい。

 ムハンマドの描写がイスラム教徒の怒りを買った例として、最近では2012年に米国で公開された映画がある。ムハンマドが強欲な野蛮人のように描かれたことを受け、イスラム諸国の米大使館前などで抗議デモが拡大。リビア東部ベンガジでは同年9月に米領事館が襲撃され、当時の米大使らが殺害された。

 日本が騒動に巻き込まれた例もある。1989年に英国の作家がムハンマドの生涯を描いた小説を出版した際、売春婦にムハンマドの妻の名前を付けるなどしたため、これに反発したイランの当時の最高指導者ホメイニ師が作家に死刑を宣告。邦訳を担当した筑波大助教授が殺害される事件(未解決)が起きた。

 イスラム教徒は唯一神や預言者を絶対視し、神の啓示を記した聖典コーランなどを信仰の基本としている。神や預言者が批判的に取り上げられた場合、異教徒が風刺やジョークだと感じる内容であっても、イスラム教徒は侮辱だとみなす。また、イスラム教は偶像崇拝を禁じており、風刺画で取り上げること自体が冒とくだとする意見が大半だ。

 イスラム世界では20世紀以降、かつて西欧列強の支配を受けた歴史を背景に、イスラム教の価値観を見直す復興運動が発展してきた。復興運動が過激化し、西洋的価値観を暴力的に否定したのが国際テロ組織アルカイダや過激派組織イスラム国などだ。穏健派の間でもイスラム復興は広がっており、欧米の価値観を押しつけるような行為はイスラム教への侮辱と受け止められやすい土壌がある。【カイロ秋山信一】

264チバQ:2015/01/08(木) 23:14:32
http://www.sankei.com/world/news/150108/wor1501080059-n1.html
2015.1.8 22:15
【仏紙銃撃テロ】
宗教の尊厳VS.表現の自由 「譲れない価値観」の対立、激化の恐れも 

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(1/2ページ)
 【ベルリン=宮下日出男、カイロ=大内清】フランスの風刺週刊紙シャルリー・エブド本社の銃撃事件は、「表現の自由」は宗教も例外としない欧米と、神や預言者のあらゆるものへの優先性を認めるイスラム世界の「価値観」の対立を改めて浮き彫りにしたといえそうだ。歴史に根差した宗教と社会の関係のあり方に関わるだけに、互いに譲れず、その溝は深い。

 「宗教はほかの思想のように批判や風刺される必要がある」。7日、こうした声明を出したのは小説「悪魔の詩」を執筆し、イランのホメイニ師から死刑宣告を受けた英作家サルマン・ラシュディ氏だ。同氏は「シャルリー・エブドを支持する」と明言した。

 「言論へのテロ」に対しては欧米首脳も事件後、相次ぎ非難した。表現の自由は欧米にとって民主主義社会の根幹だ。それを支えるメディアを標的とした「蛮行」(オランド仏大統領)は許されない。

 西洋の近代化とは、宗教改革などを経て強大な権力を持つ教会の影響から脱し、市民社会を確立してきた歴史だ。この過程で宗教と政治に壁を設ける「政教分離」も進んだ。欧州の民主主義国では宗教も批評を免れず、シャルリー・エブドはキリスト教に対する風刺も行ってきた。

 一方、イスラム世界ではイスラム教は世俗社会も包括する「至高の価値」とされる。唯一神アッラーは無論、預言者ムハンマドも「無謬」の存在だ。偶像崇拝が禁じられていることもあり、それらを絵画などの形で揶揄(やゆ)することは大部分の信者には容認できない。

 事件については、「イスラムと相いれない」(サウジアラビア政府当局者)などとイスラム界からも一斉に非難の声が上がった。だが、それはテロという「手段」への非難であり、ムハンマドへの風刺を認めているわけではない。イランの外相報道官は非難の一方、「表現の自由を使って一神教を辱めるのは容認できない」とも述べている。

 オランダでは2004年、イスラム社会の女性差別を扱った映画監督が暗殺され、12年にはムハンマドを侮辱的に描いた米制作映画の映像をめぐり、各地で反米デモが発生した。

 こうした価値観の衝突は2001年の米中枢同時テロ以降に顕在化してきたが、今回の事件でさらに激化する恐れが懸念される。

265チバQ:2015/01/08(木) 23:15:17
http://www.sankei.com/world/news/150108/wor1501080054-n1.html
2015.1.8 21:02
【仏紙銃撃テロ】
「コーランでなくフランスの法に従う」風刺武器の名物編集長、警護対象も壮絶な最期

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(1/2ページ)【フランス週刊紙銃撃テロ】

ステファン・シャルボニエ氏(AP)
 【パリ=内藤泰朗】フランスの風刺週刊紙シャルリー・エブド本社が襲撃された事件では、同紙の名物編集長で風刺画家のステファン・シャルボニエ氏(47)も犠牲になった。イスラム教に限らず、宗教上のタブーに踏み込むことも辞さない挑発的な編集姿勢はしばしば物議を醸し、賛否両論を巻き起こしてきた。

 「コーラン(イスラム教の聖典)ではなく、フランスの法に従う」

 2009年に編集長に就任し、「シャルブ」の愛称で知られたシャルボニエ氏は11年11月、火炎瓶が投げ込まれて編集部が全焼した際、英BBCなどにこう述べた。事件は「過激派の大ばか者」の犯行で、イスラム教徒とは無関係だという見方を示した。

 シャルリー・エブドはシャルボニエ氏が編集長になる前の06年、デンマーク紙が掲載したイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を転載。その後、関係者は絶えず殺害すると脅迫され、警察の警護対象になっていた。

 フランス政府の自粛要請にもかかわらず、シャルリー・エブドは12年9月にもムハンマドの風刺画を掲載。13年にはムハンマドを漫画で描いた「ムハンマドの生涯」を発売した。

 宗教や政治のタブーに挑む編集方針には、「言論の自由を体現する存在だ」と称賛する声のほか、「敵意をあおる」との批判も出ていた。

 シャルボニエ氏は7日午前の編集会議の最中、覆面をした男2人が乱射した銃により死亡した。「カブ」「ティグノス」「ウォリンスキ」といったペンネームで、フランスではよく知られた漫画家たちも死亡した。

 銃撃された7日、シャルボニエ氏が生前に描いたとされる風刺画がツイッターで出回った。過激派とみられる男の絵の上に「フランスでは相も変わらずテロが起きていない」と、挑発的な文句が書かれていた。

■シャルリー・エブド フランスの週刊新聞。「シャルリー」は米の人気漫画のキャラクター、チャーリー・ブラウンから取られたという。「エブド」は「週刊」の意味。1970年創刊。公称部数3万部。前身は60年代に2度、発禁処分となった月刊紙「アラキリ」(日本語のハラキリの意味)。

266チバQ:2015/01/08(木) 23:16:12
http://www.sankei.com/world/news/150108/wor1501080051-n1.html
2015.1.8 20:49
【仏紙銃撃テロ】
厳戒下のテロ 仏苦悩 人口の1割イスラム系 反移民の流れ、対立招く

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(1/2ページ)【フランス週刊紙銃撃テロ】

7日、パリでの銃撃事件を受け、国民に向けて演説するフランスのオランド大統領(ロイター)
 【パリ=内藤泰朗】フランスの風刺週刊紙シャルリー・エブド本社が銃撃された事件は、同国でテロへの厳戒態勢が敷かれる中で発生した。欧州各国の過激派対策の見直しが今後、急務になるものとみられる。

 フランスは欧米諸国最大の過激派組織「イスラム国」への義勇兵供給国として知られる。シリアやアルジェリアなどのイスラム諸国からの移民2世、3世の若者たちがイスラム過激思想に触発され、義勇兵として参戦する。その数は1000人以上ともいわれる。

 フランスでは昨年12月、中部ジュエルトゥールの警察署で、イスラム国に共感を持つアフリカ系の若者が警官3人に刃物でケガを負わせ、射殺される事件が発生。東部ディジョンと西部ナントでも、それぞれ、ソーシャルメディアでイスラム過激派思想に染まった疑いがある男が車で通行人をひき、二十数人の死傷者を出す事件が相次いだ。

 仏治安当局はこうした状況を受け、昨年暮れにすでに警戒態勢のレベルを引き上げ、公共施設や駅などの警備を強化していた。

 しかし、フランスでは人口の約1割に当たる600万人がイスラム系住民だ。その中には、穏健派も過激派と同一視されたり、就職などでも差別を受けたりして社会の中で疎外感を感じている者も多い。同国をはじめ、欧州社会の反移民の動きも社会の対立を招いているとされている。

 過激派となった若者たちを再教育し、過激派に対抗する力にしようと活動を展開する民間団体、クイリアム財団(本部ロンドン)のハラス・ラフィック代表(49)は「穏健派が容易に過激派に変わる土壌が醸成されている。その流れを変えるための大規模な社会運動を起こさなければ、いくら警備を強化しても、イタチごっこは永遠に終わらず状況は悪化するだけだ」と警告している。

267チバQ:2015/01/08(木) 23:16:41
http://www.sankei.com/world/news/150108/wor1501080049-n1.html
2015.1.8 20:46
【仏紙銃撃テロ】
「私はシャルリー」 連帯と弾圧への抗議、世界に拡大

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【フランス週刊紙銃撃テロ】

7日、パリのレピュブリック広場でろうそくをともし、週刊紙銃撃事件の犠牲者を追悼する人たち(ゲッティ=共同)
 【パリ=内藤泰朗】フランスの風刺週刊紙シャルリー・エブド本社の襲撃事件から一夜明けた8日、現場から近いパリ中心部では依然として、警察が厳戒態勢を敷いた。夜を徹したパリの抗議集会には、数万人が集まった。「私たちは恐れない」。凶弾に倒れたジャーナリストと漫画家たちへの連帯と、言論の自由への弾圧には屈しないとする強く静かなメッセージは世界に広がった。

 警察によると、襲撃現場からも近いレピュブリック(共和国)広場には、約3万5千人が埋め尽くした。ソーシャルメディア(SNS)など通じ、世界に広がった「私はシャルリー」の連帯を示す合言葉。それが書かれた紙を首からぶら下げた若者たちに声をかけると「ペンは銃よりも強い」「銃で言論の自由は奪えない」「悲しい。でも、恐れてはいない」などと、力強い答えが次々と返ってきた。ろうそくを手に涙を浮かべていた女性は「私たちは怒ってはいない。なぜなら怒りは、新たな怒りを生むから」と語った。

 警察に封鎖された襲撃現場で出合ったIT(情報技術)関連会社のマネジャー、セルジュ・ポチェさん(43)は、政治や宗教などについての風刺や皮肉が効いた同週刊紙の漫画が大好きだったという。

 「真剣に戦ってきたシャルブ(同週刊紙の編集長のニックネーム)たちの死を悼み、ここに来た。おぞましい事件が宗教や民族の対立に火をつけないことを祈りたい」と強調した。

268チバQ:2015/01/08(木) 23:17:05
http://www.sankei.com/world/news/150108/wor1501080046-n1.html
2015.1.8 19:17
【仏紙銃撃テロ】
「犠牲者に尊敬の念」 ドイツの新聞2紙が風刺画を1面に掲載





【フランス週刊紙銃撃テロ】
 ドイツ紙のベルリーナー・ツァイトゥングとターゲスシュピーゲルは、12人が死亡したフランスの風刺週刊紙シャルリエブドの銃撃事件に抗議し、8日付紙面の1面にシャルリエブドの風刺画をそれぞれ数枚掲載した。

 両紙はともに「自由への攻撃」という見出しを掲げ、事件を詳しく報じた。風刺画は過去に発行されたシャルリエブドの表紙を並べる形で掲載。

 ベルリーナー・ツァイトゥングは「報道と言論の自由を守り、犠牲になった方々への尊敬の念を表した」と掲載の理由を説明。ターゲスシュピーゲルは「生き残っている者は沈黙してはならない」と訴えた。(共同)

269チバQ:2015/01/08(木) 23:20:40
http://mainichi.jp/select/news/20150109k0000m030081000c.html
仏週刊紙テロ:イスラム教徒への憎悪拡大…欧州各国懸念
毎日新聞 2015年01月08日 20時23分(最終更新 01月08日 22時21分)
 【パリ斎藤義彦】7日に発生した仏週刊紙襲撃事件により、欧州で「反イスラム運動」が勢いづき、それを支持する極右政党も増長するとの懸念が高まっている。反イスラム運動側は、事件で運動が正当化されたと主張し、各国政府はイスラム教徒全般への憎悪が高まらないよう苦慮している。さらなる暴力を招きかねず、社会の亀裂が深まる悪循環が生まれるからだ。

 フランスで勢いを増している極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首は7日、事件について、一般のイスラム教徒とは区別すべきだとしながらも「イスラム原理主義に関連したテロの脅威が高まっているのは事実だ」と述べた。

 移民排斥を唱える国民戦線の幹部は「われわれが正しいことが証明された」と自信を見せた。同党は昨年の欧州議会選挙でフランスの第1党になるなど支持を集めており、今回の襲撃テロでさらに増長する可能性もある。

 一方、ドイツ各地で毎週数万人を集めている「反イスラム化デモ」を側面から支持する小政党「ドイツのための選択肢」の副党首は7日、「イスラム主義の危険を無視してきた者(政府や既成政党)は罰せられた」と主張。

 事件を受け「反イスラム化デモ」が「現実性と重要性を与えられた」と、正当化されたとの見解を示した。この小政党はユーロ離脱や、移民規制を訴え地方議会で伸長している。

 これに対し、ドイツの与党幹部は「卑劣な議論」と激しく反発。デメジエール内相は「イスラム過激派のテロと一般のイスラム教はまったく別で、峻別(しゅんべつ)が求められている」と述べた。ドイツ政府は、イスラム教への嫌悪感が社会の中に広がっていることから、政財界関係者と移民代表との対話など、イスラム教徒との社会統合策に取り組んでいるが、効果は必ずしも出ていない。

 一方で、イスラム過激派によるテロ未遂事件は頻繁に摘発されている。別の独与党幹部は「(今回の)テロを利用して憎悪の種をまくことは許されない」と、社会の亀裂の深まりに警告を発した。

270チバQ:2015/01/08(木) 23:21:49
http://mainichi.jp/select/news/20150108k0000e030217000c.html
仏週刊紙テロ:「自由への攻撃」各国非難…戦う姿勢を強調
毎日新聞 2015年01月08日 11時57分(最終更新 01月08日 14時15分)
 パリで7日に起きた仏週刊紙襲撃事件は、メディアを標的とした異例のテロで、世界に大きな衝撃を与えた。容疑者はイスラム過激派の影響を受けているとみられ、イラクやシリアで勢力を拡大する過激派組織「イスラム国」や元戦闘員の逆流などに苦慮する欧米各国や国連は事件を強く非難し、仏政府とともにテロと戦う姿勢を強調した。【ロンドン小倉孝保、ローマ福島良典、ニューヨーク草野和彦】

 ◇ローマ法王も「おぞましい襲撃」

 オバマ米大統領は7日、フランスのオランド大統領と電話協議し、事件の捜査を支援すると伝えた。ホワイトハウスが発表した。これに先立ち、オバマ氏は一部記者団に対し、事件を「自由な報道に対する攻撃であり、テロリストが自由をいかに恐れているかを示すものだ」と批判。欧州や中東など海外在住の米国人の安全確保をケリー米国務長官などと協議すると述べた。アーネスト米大統領報道官によると、現時点で米国の報道機関に対する特定の脅威情報はないという。

 英国のキャメロン、ドイツのメルケル両首相は7日、ロンドンで共同記者会見し、秘密情報分野などでフランス政府に全面協力する姿勢を示した。キャメロン首相は事件について、「身の毛もよだつ野蛮なテロだ」と強く非難し、メルケル首相は「この絶望的な時間に我々はフランス国民と共にある」と語った。

 フランシスコ・ローマ法王は7日、バチカン(ローマ法王庁)報道官の声明を通じて「おぞましい襲撃」と非難した。バチカン報道官は声明の中で「法王は、国家、宗教、文化の違いを超えた平和的共存を脅かす憎悪と暴力の拡散に反対するよう呼びかける。殺人は忌まわしく、正当化できない」と述べた。

 バチカンを抱えるイタリアのアルファノ内相は7日、対テロ担当官会議を招集し、警戒を強化することを決めた。レンツィ首相はフランスの駐イタリア大使と会談し、「私たちは皆、フランス人だ」と連帯を表明した。

 国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は7日、「残虐で冷酷な犯罪」であり、「メディアと表現の自由という、民主主義の礎石に対する直接的な攻撃だ」と非難した。国連本部で記者団に語った。また国連安全保障理事会も同日、「野蛮で、卑劣なテロ攻撃を最も強い言葉で非難する」という報道声明を出した。

272とはずがたり:2015/01/09(金) 08:52:36
ムハンマドを揶揄するような下品な諷刺もねぇ。。

<仏週刊紙テロ>容疑者3000人態勢追跡 関係者複数拘束
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20150109k0000m030115000c.html
毎日新聞2015年1月8日(木)21:49

 【パリ宮川裕章、斎藤義彦】仏週刊紙「シャルリーエブド」のパリにある本社で7日に男らが銃を乱射し、計12人を殺害した襲撃事件で、仏捜査当局は8日、容疑者3人のうち、逃走している兄弟と関係があるとみられる複数の人物を拘束した。バルス首相が明らかにした。捜査当局は7日深夜(日本時間8日朝)に仏北部の警察に出頭したハミド・ムラド容疑者(18)の事情聴取を続けるとともに、約3000人態勢で兄弟の行方を追っており、AFP通信によると、北部エーヌ県で8日朝に兄弟が目撃されたことを確認した。

 兄弟はサイド・クアシ(34)とシェリフ・クアシ(32)の両容疑者。過激派組織に関与して過去に訴追されており、テロ要注意人物として当局の監視対象に入っていた。逃走に使われ乗り捨てられた車から見つかった兄の身分証が容疑者特定につながった。

 報道によると、兄弟はパリでアルジェリア移民の両親の下に生まれ、幼少期に両親が死亡。弟は仏西部レンヌで過ごしていたが、兄との交流を続け、時期は不明だが、パリで一緒に住むようになった。

 2005年1月、仏国内の過激派組織を捜査当局が解体した時、兄弟は組織に関与したとしてパリで逮捕された。家宅捜索で弟のシェリフ容疑者がシリア行きの航空券を所持していたことが判明、シリア経由でイラク入りし、対米テロ戦に参加する意図があったとされている。シェリフ容疑者は08年、フランス人をイラクのアルカイダ系分派組織に送り込んだとして18カ月の執行猶予付き有罪判決を受けた。サイド容疑者は証拠不十分で無罪だった。当時の弁護士はフィガロ紙に「人生に迷った若者が過激派組織に出会い、自分にとって重要なものと考えてしまったのだろう」と語る。

 仏メディアが報じた目撃証言によると、7日午前11時半ごろ、覆面をかぶり、銃を持った2人組の男が同社の本社建物に押し入り、地上階の受付にいた男性2人に同社であることを確認した後、発砲し、1人を殺害した。男らは3階の編集室に向かい、「偉大な神よ」「預言者の敵だ」と叫びながら銃を約30発連射した。同紙は毎週水曜日の午前10時から編集会議を開いており、男らはこの編集会議を狙った可能性が高い。

 屋上に逃げ込んだ記者が撮影した映像では、男らは建物の外に出てからも叫びながら銃を乱射。駆けつけた警察官らに発砲し、負傷した警察官に近づいて射殺した。男らは約4キロ北の地点で逃走に使った車を乗り捨て、近くに停車していた車を奪って逃走した。

 ◇パリ南部で小銃発砲し男逃走 他に爆発も

 一方、パリ南郊で8日、防弾チョッキを着た男が自動小銃で警官らに発砲、女性警官が死亡し、市職員が重傷を負った。男は逃走中。仏東部のビルフランシュ・シュル・ソーヌでは同日、モスク(イスラム礼拝堂)近くの中東料理店で爆発があった。けが人はいない。いずれも乱射事件との関連は不明という。

273とはずがたり:2015/01/09(金) 08:53:11
フランス語ではhは黙字になるのかな??
>アラキリ

仏紙銃撃テロ 「コーランでなくフランスの法に従う」風刺武器の名物編集長、警護対象も壮絶な最期
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20150108574.html?fr=rk
産経新聞2015年1月8日(木)21:16

 【パリ=内藤泰朗】フランスの風刺週刊紙シャルリー・エブド本社が襲撃された事件では、同紙の名物編集長で風刺画家のステファン・シャルボニエ氏(47)も犠牲になった。イスラム教に限らず、宗教上のタブーに踏み込むことも辞さない挑発的な編集姿勢はしばしば物議を醸し、賛否両論を巻き起こしてきた。

 「コーラン(イスラム教の聖典)ではなく、フランスの法に従う」

 2009年に編集長に就任し、「シャルブ」の愛称で知られたシャルボニエ氏は11年11月、火炎瓶が投げ込まれて編集部が全焼した際、英BBCなどにこう述べた。事件は「過激派の大ばか者」の犯行で、イスラム教徒とは無関係だという見方を示した。

 シャルリー・エブドはシャルボニエ氏が編集長になる前の06年、デンマーク紙が掲載したイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を転載。その後、関係者は絶えず殺害すると脅迫され、警察の警護対象になっていた。

 フランス政府の自粛要請にもかかわらず、シャルリー・エブドは12年9月にもムハンマドの風刺画を掲載。13年にはムハンマドを漫画で描いた「ムハンマドの生涯」を発売した。

 宗教や政治のタブーに挑む編集方針には、「言論の自由を体現する存在だ」と称賛する声のほか、「敵意をあおる」との批判も出ていた。

 シャルボニエ氏は7日午前の編集会議の最中、覆面をした男2人が乱射した銃により死亡した。「カブ」「ティグノス」「ウォリンスキ」といったペンネームで、フランスではよく知られた漫画家たちも死亡した。

 銃撃された7日、シャルボニエ氏が生前に描いたとされる風刺画がツイッターで出回った。過激派とみられる男の絵の上に「フランスでは相も変わらずテロが起きていない」と、挑発的な文句が書かれていた。

■シャルリー・エブド フランスの週刊新聞。「シャルリー」は米の人気漫画のキャラクター、チャーリー・ブラウンから取られたという。「エブド」は「週刊」の意味。1970年創刊。公称部数3万部。前身は60年代に2度、発禁処分となった月刊紙「アラキリ」(日本語のハラキリの意味)。

274チバQ:2015/01/09(金) 19:44:06
http://mainichi.jp/select/news/20150109k0000e030218000c.html
仏週刊紙テロ:イスラム過激派が賛美 シリアは強く非難
毎日新聞 2015年01月09日 12時30分

 【ヨハネスブルク服部正法、カイロ秋山信一】仏週刊紙「シャルリーエブド」が襲撃され12人が殺害された事件に関し、イスラム過激派が実行犯を相次いで賛美した。一方でシリア政府は強く非難した。

 シリアとイラクで拡大するイスラム過激派組織「イスラム国」のラジオ放送アルバヤンは、仏週刊紙襲撃事件を「英雄が預言者の恨みを晴らすために12人を殺害した」と称賛する声明を発表した。AFP通信が8日伝えた。

 また、国際テロ組織アルカイダの北・西アフリカ分派「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」も実行犯をツイッター上で「真実の騎士」と呼んでたたえた。米国のイスラム過激派監視団体が8日伝えた。

 仏メディアによると、犯人は現場で「イエメンのアルカイダ」を名乗った。アルカイダの分派「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」を指しているとも推測されるが、事実関係はいまのところ不明。AQIM、AQAPはともにアルカイダの中枢に従う組織で、「兄弟」組織とも言える関係。

 AQIMの源流は、アルジェリア政府と1990年代に戦ったイスラム原理主義者。アルジェリア政府に追われて西アフリカ・マリに流入し、やがてアルカイダに合流。2012年には他の過激派などとともにマリ北部を占領し、13年1月の仏軍介入で放逐され、リビアなどに潜伏している。

 一方、シリア外務省は8日、週刊紙襲撃事件を強く非難する声明を発表した。声明では「シリア政府は、シリアでテロリストを支援すれば、やがて支援国にもテロの矛先が向くと繰り返し警告してきた」と指摘。アサド政権はイスラム過激派を含むすべての反体制武装勢力を「テロリスト」と位置付けており、今回の事件はフランスが反体制派を支援し、内戦に関与してきたことが遠因だとの見方を示した。

 シリア外務省は「(事件で)欧州の対シリア政策の欠陥が明白になった。テロの拡大を食い止めるための真剣な協力体制の構築が必要だ」と指摘。米欧諸国に対してアサド政権との協調に政策を転換するよう促した。

 声明は、襲撃事件とシリア内戦を関連づける根拠を明らかにしていない。ただ過激派の動向に詳しい専門家には、犯人がシリアのイスラム過激派から軍事訓練を受けた可能性を指摘する声もある。

 フランスはシリアの旧宗主国で、内戦発生当初から反体制派を積極的に支援。和平の前提として、アサド大統領の退陣を要求している。

275旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/01/09(金) 22:55:12
訳の分からないことに…

銃乱射の兄弟と警察の間で銃撃戦 人質も
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150109/t10014575631000.html
パリの新聞社が襲撃され12人が死亡した乱射事件で、逃走していた容疑者の兄弟が、パリから40キロの町で警察との間で銃撃を交えたあと、近くの会社で人質1人を取って立てこもっており、警察は建物を包囲し兄弟と接触を続けているもようです。

フランスの捜査当局によりますと、9日午前9時すぎ(日本時間の9日午後5時すぎ)、パリから北東におよそ40キロのダマルタンアンゴエル近くで、2人の武装した男と警察官の間で銃撃戦となりました。
2人はその後、車で逃走して近くにある会社に押し入り、人質1人を取って立てこもり、警察が建物を包囲しています。
フランスのカズヌーブ内相は9日、地方の知事との会議の中で、「2日前に起きた事件の容疑者を確保するための作戦が行われている」と述べ、この2人がパリの新聞社を狙った乱射事件の実行犯のサイド・クワシ容疑者(34)と、弟のシェリフ・クワシ容疑者(32)と断定していることを明らかにしました。
また、地元の国会議員は、フランスのテレビ局に対し、警察が容疑者と接触しており、2人が「殉教したい」などと話していることを明らかにしました。
現場は、乱射事件の実行犯の捜索が行われていたフランス北部の町とパリのほぼ中間に位置しており、警察やテロ対策の専門家などからなる危機管理センターが設けられ作戦の指揮に当たっています。

2人の人物像
フランスの捜査当局が実行犯と断定したサイド・クワシ容疑者(34)と弟のシェリフ・クワシ容疑者(32)は、幼くしてアルジェリア人の両親を亡くし、児童養護施設などで育ったとされています。
このうち、弟のシェリフ容疑者について、AFP通信は、フランス北東部のランスで育ち、その後、パリの宅配ピザの店で働いていたと伝えています。
10年ほど前から、宗派対立が続いていたイラクに戦闘員を送り込んでいた「ショモンの丘」という組織に所属し、2005年にシリアを経由してイラクに渡ろうと旅立つ直前に当局に拘束されたということです。
当時の弁護士は、自分が覚えているシェリフ容疑者は今回の事件を起こすような人物ではなかったと話しています。
この年、フランスの公共放送が放映したドキュメンタリーでは、シェリフ容疑者がラップを歌う姿や野球帽をかぶりジーンズ姿で歩く姿が紹介されていました。
シェリフ容疑者は2008年に有罪判決を受けましたが、公判でシェリフ容疑者は聖戦に参加するよりもラップ音楽が好きだと証言していたということです。
ロイター通信は、収監されていた間の経験がシェリフ容疑者を別人に変えてしまったという弁護士の話を伝えています。
一方で、兄のサイド容疑者は、詳しい経歴が分かっていませんが、AFP通信は、アメリカの当局者の話として、2011年に中東のイエメンで国際テロ組織アルカイダ系のグループに加わり、射撃の訓練を受けていたと伝えています。
フランスのカズヌーブ内相は、捜査当局が兄弟2人の行動を監視していたことを明らかにしています。

2人の足取り
サイド・クワシ容疑者(34)と弟のシェリフ・クワシ容疑者(32)は、7日、パリの新聞社で銃を乱射して12人を殺害したあと、黒い車に乗り込んで逃走します。
その後、2人が乗った車はほかの車に衝突し、新聞社から北におよそ3キロの場所に乗り捨てられているのが見つかりました。
フランスのメディアは、2人がそこから、近くにあった別の車を奪って逃走を続けたものと伝えています。
その後、一部のメディアでは、パリから北東におよそ80キロ離れたビレルコトレのガソリンスタンドに武装した2人の男が押し入ったという情報が伝えられたほか、そこから西に10キロほどの場所で、2人が逃走に使ったとみられる車が乗り捨てられているのが見つかったという情報も出ています。
捜査当局は、逃走を続けている兄弟が付近に潜伏しているとみて、武装した多数の捜査員を配備して大規模な捜索を続けていました。

276旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/01/09(金) 22:55:54
パリ東部で新たに立てこもり
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150109/t10014583921000.html
パリの東部で、ユダヤ教の戒律に基づいた食料品を販売する店に、銃を持った男が押し入り、死傷者が出ているという情報が出ています。
AFP通信は、男が5人を人質に取って立てこもっていると伝えています。

パリの東部で9日午後、ユダヤ教の戒律に基づいた食料品を販売する店に、銃を持った男が押し入りました。
AFP通信は、この事件で、複数の死傷者が出ているとしているほか、男が、5人を人質に取って立てこもりを続けていると伝えています。
AFP通信は、立てこもっている男は、前日の8日、パリの南で警察官1人が死亡した銃撃事件の容疑者の男と同一人物だと伝えていますが、詳しいことはまだ分かっていません。
現場は、パリ東部のポルトドバンセンヌと呼ばれる地域で、ノートルダム寺院など多くの観光客が集まるパリの中心部から東に5キロほど離れたところです。
現場付近の道路は封鎖され、フランスの公共放送、フランス2(ドゥー)が放送した現場の映像では、武装した数十人の警察官が、盾で身を守りながら現場に向かっている様子が映っています。
また、人々が腰を低くかがめて建物の影に隠れながら避難している様子が確認でき、現場は緊迫した雰囲気が広がっています。

277旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/01/09(金) 23:03:13
フランスの新聞社襲撃事件から「表現の自由」の二面性を考える−サイード『イスラム報道』を読み返す
http://bylines.news.yahoo.co.jp/mutsujishoji/20150109-00042123/
 1月7日、パリで新聞社シャルリー・エブドが自動小銃をもつ2人組の男に襲撃され、編集者ら12人が銃殺されました。8日、フランス内務省は犯人をアルジェリア系のクアシ兄弟と断定。2人は過去にイラクへ戦闘員を送ったことで逮捕されており、当局からマークされていました。また、イスラーム国との関係も報告されています。逃走を手助けした男が自首したものの、2人はフランス北東部を逃亡。9日には、警察との間で銃撃戦に発展しました。
 丸腰の民間人を一方的に殺傷することは、決して許されることではありません。
 その一方で、今回の事件では、「表現の自由」と「宗教の尊厳」をいかに扱うかが、改めて争点として浮上しました。
 広く伝えられているように、襲撃を受けたシャルリー・エブド社は風刺が売り物で、過去にもイスラームの預言者ムハンマドを揶揄するような風刺画を掲載し、物議を醸したことがあります。対テロ戦争なかでもイスラーム国の影響や、ヨーロッパで広がる反移民感情など、様々な背景があるにせよ、一連の風刺画に対する反発が、今回の事件の直接的な理由とみて、ほぼ間違いないでしょう。
 事件を受けて、フランスだけでなく米国や英国でも、事件を非難し、表現や報道の自由を守ることを訴えるデモが起こりました。同紙はイスラームだけでなく、キリスト教やユダヤ教、フランス政府、外国政府なども風刺の対象にしてきましたが、これまでに脅迫や警告を受けながらも、あらゆる権威、権力への風刺を貫こうとしました。2009年から発行人を務め、今回銃殺されたステファン・シャルボニエ氏によると、「ひざまずいて生きるより、立ったまま死んだ方がいい」。
 しかし、フランスだけでなく、欧米諸国ではこれまでにも度々、表現の自由と宗教なかでもイスラームの尊厳が摩擦を引き起こしてきました。2012年に米国で作成された映画"Innocent Muslim"がイスラームを冒涜していると批判を呼び、イスラーム圏諸国で大規模な抗議デモが発生したことは、記憶に新しいところです。

278旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/01/09(金) 23:05:03
表現の自由の二面性
洋の東西を問わず、風刺は権威や権力の前で異議申し立ての機会をもたず、ひたすら支配を受け入れることを求められる人々の間で、罪に問われるか問われないかのギリギリのラインの、ささやかな抵抗として発達しました。日本でも、有名なところでは、江戸時代の寛政年間に、老中・松平定信のあまりにも厳格な倹約令に不満を募らせた江戸庶民の間で、「白河の 清きに魚の すみかねて もとの濁りの 田沼こひしき」という狂歌が流行しました。これに象徴されるように、風刺はユーモアやウィットをもって、直接的にではなく間接的に権威・権力を揶揄することで、「憂さを晴らす」ものとして発達したのです。

ただし、近代以前ほとんどの国で権威・権力に対する風刺は規制の対象でした。近代民主主義の母国である英国で、議会制度が確立しつつあった1694年に、それまで規制の対象だった新聞への検閲が廃止されたことは、「表現の自由」が制度化されたものといえます。これらに鑑みれば、「表現の自由」には、権威・権力をもたない「弱者の保護」としての側面があるといえるでしょう。

ただし、あらゆる原理には二面性があります。総じて自由の原理からは、「一方的な支配を拒絶する」ことから「強者の支配から弱者を解放する」という思考が導き出せる一方、「規制をかけない」ことで「既に力をもつ強者の支配を許す」という思考をも導き出すことができます。これに関して、「表現の自由」も同様です。時に「支配される弱者からの異議申し立てを保障する原理」となる表現の自由は、別のシーンにおいては、「支配的な立場の強者が情報やイメージを通じて支配を強化する原理」にもなり得るのです。

パレスチナ出身で、米国ハーバード大学やプリンストン大学で活動したエドワード・サイードは、『オリエンタリズム』(1978)で、近代以降の欧米諸国における絵画、演劇、小説などのメディアや、文学、社会学をはじめとする学問が、「我々」(西洋)と対置する形で「彼ら」(東洋)を捉え、なかでも「イスラーム」に関して(西洋と対照的という意味で)野蛮、残虐、暴力的といったイメージを再生産し、実際の政治的、経済的、軍事的な支配−従属関係を強化する役割を果たしてきたと喝破しました。言い換えると、メディアなどを通じて流布するイスラームのネガティブなイメージは、翻って欧米諸国のポジティブなイメージにつながり、これによって後者が前者に対して実際にもっている優位を固定化する役割を果たしてきたというのです。

近代初頭、英国の哲学者フランシス・ベーコン(1561-1626)は「知は力なり」と断じました。知識、情報、認識枠組み(視座)、課題設定(アジェンダ・セッティング)などを司る力は、全体に対する影響力につながります。それが政府でなく、民間メディアによって提供されるものであっても、基本的には同じです。サイードによると、「アメリカの大半のジャーナリストは自分の会社がアメリカの権力への参加者であることを潜在的に意識して世界のことを報道し、その権力が外国の脅威にさらされると、報道の独立は後退し、忠誠愛国や単純な国家的一体感を暗にうたいあげるものになることがしばしばである」(サイード, 1996, 『イスラム報道』, みすず書房, p.74.)この観点から「表現の自由」を振り返ると、それによって誰もが情報発信の権利を保障される一方で、情報発信能力に長けた者の「ものの見方」が影響力を拡大させることを促すことにも結びつくといえるでしょう。

279旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/01/09(金) 23:05:28
国際的な「知の格差」
それは特に、国際的なイメージ形成において顕著です。冷戦終結後、欧米諸国は世界的に、報道の自由、表現の自由を含む人権保護を求めるようになりました。それが多くの開発途上国でローカルメディアの活性化や政権批判をともなう意見表明を促したことは確かです。

ただし、その一方で、知識、情報、認識枠組みなどを伝達する巨大マスメディアは、基本的に欧米諸国に偏在しています。その結果、多くの開発途上国のメディアは、AP通信、ロイター通信、AFP通信などに海外ニュースの多くを依存しています。自由化された情報伝達の領域で、資金、人員、経験、ネットワークのいずれにも勝る欧米諸国、特に米英仏のそれが影響力を持つことになったのは、当然といえば当然でした。

しかし、それは同時に、これらのメディア企業が暗黙のうちに備えている、「自国にとってネガティブな話は控えめに、自国と対抗する勢力にとってネガティブな話は熱心に伝える『見方』」の影響下に、各国が置かれることをも意味します。特に英語が世界言語になりつつあるなかで、米英系メディアの優位は否定し難いものです。フランスでは2006年、海外向け英語放送フランス24が発足しましたが、これは2003年の国連安保理で行われた、イラク攻撃に反対するドビルパン仏外相(当時)の演説に、多くの開発途上国の外交官たちから拍手が沸き起こったシーンが、(自国政府が攻撃に賛成していた)米国CNNや英国BBCでほとんど伝えられなかったことへの反動でした。

知が欧米諸国に握られやすい構図は、それと気付かれない形でメッセージを伝達する映画などのコンテンツ産業や、情報に意味づけをする学問の府である大学のうち、名だたるもののほとんどが欧米圏に偏在していることにもみられます。これらに鑑みれば、「表現の自由」がグローバル化することで国際的に情報の流通が自由化されればされるほど、欧米諸国のフィルターを通した情報や視点が流通しやすい状況になるといえるでしょう。換言すれば、「表現の自由」のグローバル化は、誰しもが意見表明の権利を保障される一方、既に高い情報発信力を持っている者、つまり競争力のある者の「ものの見方」が、世界各地で普及しやすい状況を正当化することをも意味するのです。

280旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/01/09(金) 23:05:56
各国内の「知の格差」
他方、表現の自由が「支配的な立場の強者が情報やイメージを通じて支配を強化する原理」に転じやすい状況は、国際的なシーンだけでなく、各国内部においてもみられます。今回の事件の舞台となったフランスを含む、現在のヨーロッパ諸国の内部におけるホスト社会と移民、とりわけムスリムとの関係において、それは顕著です。

表現の自由が保障され、さらにインターネットの普及により、確かに個々人が情報を発信する機会は、これまでになく増加しました。ただし、その一方で、ネット世界においてもニュース配信は、やはり新聞社やテレビ局など既存メディアに依存せざるを得ません。つまり、ネット普及によって情報発信力のギャップは多少なりとも埋まったとはいえ、やはり既存メディアの発信力は絶大なものがあるといえます。そして、巨大企業であることが多い既存メディアは、ほぼ必然的に、その社会の主流派に近い人間によって構成されます。ヨーロッパ各国でいえば、仮に白人キリスト教徒でなくても、それが中心を占める社会秩序に親和的な人間が多くなったとしても、不思議ではありません。つまり、「表現の自由」が個々人に保障されていても、それを実際に発信できる力においては、社会の主流派と傍流の間に大きな格差があることは確かです。

30年以上前の1981年に出版された『イスラム報道』において、サイードは一本の映画についてのエピソードを紹介しています。1980年に英国人監督によって制作された『王女の死』は、サウジ王家の王女の一人が身分の違いを超えて一人の男性と恋におち、しかしそれが王家の慣習に反したことで、二人とも処刑された実話に基づくドキュメンタリー映画です。これを米国PBSテレビが放送する段になり、サウジ政府が不快の念を発表し、それを米国務省が(ご丁寧に)PBSに伝えたがため、かえって欧米世界での関心を大きくしました。

サイード自身はこのフィルム公開に賛成しながらも、その一方でムスリムでない監督によって描かれたこの映画により、ムスリムが言いたいことも言えないままに、欧米諸国で「残酷な」イスラム流刑罰のイメージを助長したと述べます。「フィルムの製作者とPBSがきづくべきだったことがある。それはムスリム世界や第三世界の人は誰もが承知していることだが、フィルムの内容がどうであろうと、フィルムの製作、つまり情景を映像にする行為そのものが、いわゆる文化的力、この場合は西洋の文化的力に由来する特権なのである。…つまり、ニュースや映像を実際につくって配信すること自体、お金よりも強力であった。サウジ政府は…『いや、実はそうではないのだ』とか、『それはこうなんだ』と述べることも可能である。もちろん、それを効果的にいう方法があり、さらに立ち上がってそれを主張する場所があることが条件になる。サウジの公式スポークスマンにとっては、そんな方法も場所もなく、ただひたすらフィルムの放映を頭から阻止するという文化的に信用を失う道をとるほかなかった。」(サイード, pp.96-98)

この状況は、今のヨーロッパ各国の社会においても、ほぼ同様といえます。ムスリム系市民にも、もちろん表現の自由は保障されています。しかし、主だった新聞社やテレビ局に近いホスト国社会の主流派と比較して、情報やものの見方を発信する実質的な機会は、小さいと言わざるを得ません。そのなかで、特定の文化集団を対象に、それを揶揄するような風刺が大手新聞社に掲載されることは、確かに表現の自由に基づくものでしょうが、それは少数者や弱者の立場からすれば、「多数者あるいは強者の横暴」と映っても不思議でありません。

281旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/01/09(金) 23:06:14
慎みある表現の自由は可能か
念のために繰り返せば、丸腰の民間人をいきなり銃撃するようなテロは容認されるべきでありません。また、権威や権力をもたない人間が、それぞれの思想・信条を理由に抑圧されないようにするために、表現の自由は最大限に尊重されるべきと思います。

しかし、他方であらゆる原理がそうであるように、表現の自由にも複数の顔があります。絶対的に「表現の自由」を尊重する立場からすれば、イスラームへの揶揄に憤慨するムスリムに対して、「異論があるなら、お前たちもキリスト教社会を風刺すればいい」と言い放つことにさえなり得ます。しかし、ヨーロッパ各国におけるムスリム団体が、腕のいい風刺漫画家を雇い、大手の広告代理店と契約し、新聞社などのメディア企業を運営しながらホスト社会を揶揄することは、実際問題としてほぼ不可能です。それと知りながら、表現の機会を多く持つ社会的強者あるいは多数派がそれを強調するとき、それは弱者あるいは少数派に対する、ただの挑発や侮辱、さらには抑圧にさえなり得ると言えるでしょう。

恐らく、今後ともイスラームに対する風刺は欧米世界でなくならないとみられます。それを自粛して「暴力に屈した」とみなされたくないという心理が働くことも、充分に予想されます。しかし、強者の論理を内包する表現の自由をひたすら振りかざすことは、正面から欧米諸国と敵対するテロリストだけでなく、欧米諸国との、あるいはそのなかでの共存を望むムスリムとの確執を深める以外の効果を想定しにくいのです。同様のことは、特定の民族や人種に対するヘイトスピーチやヘイトクライムなどが横行する、日本を含む各国についてもいえるでしょう。

先述の「王女」エピソードに関して、サイードは以下のように述べています。「『王女』のフィルムの事件が起き、『われわれ』が『かれら』の偽善と腐敗を、声を大にして嘆いた時、『かれら』の側では『われわれ』の力と無神経に憤慨したのだ。そのような対立が、さらに、『われわれ』と『かれら』の間の議論の溝を広げたため、真の討論や分析や交流は事実上、問題外となってしまった。こうして、ムスリムのアイデンティティは『西洋文明』という一枚岩の勢力圏との会戦に敗北することにより、強化される傾向にある」(サイード, p.161)

282チバQ:2015/01/12(月) 10:29:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2015011100027
急進左派、支持率で首位=総選挙まで2週間−ギリシャ

ギリシャ最大野党・急進左派連合(SYRIZA)のツィプラス党首=3日、アテネ(EPA=時事)
 ギリシャからの報道によると、2週間後の総選挙に向けた世論調査の結果が10日、相次ぎ公表され、最大野党・急進左派連合(SYRIZA)が与党・新民主主義党(ND)を抑えて支持率首位を維持した。総選挙で緊縮策撤回を訴えるSYRIZAが最大勢力となり、欧州経済を揺さぶる懸念が深まっている。
 ギリシャ紙アゴラ(電子版)掲載のMRB社の調査では、政党支持率に浮動票を加えた推計で、選挙での予想得票率はSYRIZAが33.7%、NDが30.1%。第1党には自動的に50議席が上乗せされる制度のため、SYRIZAは定数300の過半数に迫る143議席に達する計算だ。(2015/01/11-09:27)

283チバQ:2015/01/12(月) 14:10:29
http://mainichi.jp/select/news/20150112k0000m030065000c.html
フランス:モスク襲撃相次ぐ 反イスラム増幅に懸念
毎日新聞 2015年01月11日 21時37分(最終更新 01月12日 01時07分)
 7日の週刊紙襲撃事件後、フランス各地でモスク(イスラム礼拝堂)などイスラム教関連施設への「報復」とみられる事件が相次いでいる。事件に反発した者の犯行とみられ、反イスラム感情の高まりが懸念される。

 仏メディアなどによると、7日夜に南部ポルラヌーベルで無人のモスクに銃弾数発が撃ち込まれた。

 また、8日には東部ビルフランシュシュルソーヌでは、モスクのそばにある中東などで供される料理ケバブの店で爆発があった。

 西部ルマンではモスクに手投げ弾3発が投げ込まれた上、銃撃されて窓などが破壊された。幸い死傷者はなかったという。

284チバQ:2015/01/12(月) 14:11:14
http://mainichi.jp/select/news/20150112k0000m030097000c.html
フランス:反テロ行進に百数十万人 独英首脳ら参加
毎日新聞 2015年01月11日 23時34分(最終更新 01月12日 01時21分)
【パリ宮川裕章、斎藤義彦】仏週刊紙「シャルリーエブド」襲撃など一連の事件で犠牲になった17人を追悼する大規模な反テロ行進が11日、パリ中心部の共和国広場周辺であった。表現の自由への脅威とテロがもたらす社会の分断が懸念される中で、オランド仏大統領や、メルケル独首相、キャメロン英首相ら50カ国以上の首脳が腕を組んで歩き、結束を訴えた。仏紙フィガロ(電子版)は130万〜150万人が参加したと報道。現地メディアは1944年8月にドイツの占領からパリが解放されて以来の人出だと伝えている。

 行進は、フランス国歌の大合唱で始まった。参加者は共和国広場から二手に分かれて約3キロ離れたナシオン広場を目指した。各国首脳は、事件の被害者に黙とうした後、横一列に並んで約20分間行進。オランド大統領は「今日パリが世界の首都になった。我々全ての国が(対テロで)立ち上がるだろう」と声明を出した。

 参加者はフランスや自国の旗を持ち「シャルリー! シャルリー!」と連呼。中には「(テロを)恐れない」と書いた巨大な鉛筆の模型を掲げる人もいた。イスラム教、ユダヤ教の指導者も参加し、国と宗教を超えた対テロへの連帯を強調した。

 行進した会社社長のジャック・ジモンさん(49)は「国の結束を守るために来た。自分の人生でこのような行進に参加するのは初めてだ。フランスは自由の国だ」と話した。会社員女性のジュディット・ベナマラさん(48)は「子供の将来のため、自由のため、社会のために今日は参加した。その権利があることを世界に示したい」と語った。

 行進には、国家を団結させる狙いもある。フランスでは人口の約1割を占める約600万人のイスラム教徒が生活しており、イスラム過激派と大多数の善良なイスラム教徒を混同することによる社会分断への危惧が高まっている。

 今回の行進は、仏左翼政党などが7日の襲撃事件発生直後に計画。9日の事件収束を受けてオランド大統領が参加を発表した。その後、各国首脳が連帯を示すため参加を表明した。

 また、イスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長も参加。イスラエル・メディアによると、両氏が公式の行事に同席するのは、中東和平交渉で2010年9月に直接協議して以来初めてだという。

 一方、行進に先立ちフランス政府は11日、欧米などの治安関係閣僚をパリに招き緊急対策会議を開いた。会議では、欧州連合(EU)加盟国間の航空便では、テロに関与する懸念がある乗客の情報を共有することや、インターネット企業と協力し、過激派に関する情報収集を進めたり、過激派の宣伝映像を削除したりすることで一致。カズヌーブ仏内相は「現行のEUの制度ではテロ対策が不十分だ」と説明した。

285チバQ:2015/01/12(月) 14:12:49
http://mainichi.jp/select/news/20150111k0000m030060000c.html
仏連続テロ:ユダヤ社会衝撃 イスラエルへ「脱出」加速も
毎日新聞 2015年01月10日 21時47分(最終更新 01月11日 01時15分)

 【エルサレム大治朋子】パリ東部のユダヤ教徒向けのスーパーが9日に襲撃され人質4人が殺害された事件が、ユダヤ人社会に大きな衝撃を与えている。欧州各国では右傾化が進むなか、昨年夏のイスラエルとパレスチナ自治区ガザの戦闘に伴い、各地でイスラエル批判が拡大。反ユダヤ主義を掲げる暴力事件も相次ぎ、イスラエルなどへの「脱出」を目指すユダヤ人が急増していた。事件を機に、こうした波紋がさらに広がる可能性がある。

 「今回の事件で、さらに多くのユダヤ人がフランスを去ることになるかもしれない。すでに私の所には襲撃を恐れるユダヤ人からの電話が数百件もかかっている」。ユダヤ系のフランス国会議員、メイル・ハビブ氏は9日、イスラエル・メディアに強い懸念を語った。

 米ユダヤ協会パリ支部のロダン・ベンザケン代表も同日、イスラエル・メディアに「(事件は)我々にとっての(米同時多発テロ)9・11事件だ」と指摘し、世界各地のユダヤ人が受けた衝撃の大きさを強調した。

 イスラエルのネタニヤフ首相は9日、オランド仏大統領と電話協議し、ユダヤ人関連施設への警備を強化するよう要請した。

 欧州各地では数年前から、ユダヤ人を迫害したナチス・ドイツを称賛するような極右政党が台頭。特にイスラム系人口の多いフランスやドイツ、英国では、反ユダヤ感情の拡大が目立っている。

 フランスでは、昨年夏に起きたイスラエルとガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘に伴い、各地でイスラエルの攻撃を「過剰」と批判する大規模デモが発生。約400人が「ユダヤ人に死を」と叫びながらユダヤ教礼拝所(シナゴーグ)や商店を襲撃する事件も起きた。

 また、昨年5月にはベルギー・ブリュッセルのユダヤ博物館が、イスラム過激派組織「イスラム国」に参加していたアルジェリア系フランス人の男に襲撃され、イスラエル人の夫妻2人を含む4人が射殺された。2012年3月にも、フランス南部トゥールーズで、アルジェリア系フランス人のイスラム教徒の男がユダヤ人学校を襲撃し子供ら4人を殺害している。男はイスラエルがパレスチナの子供を殺害したことへの報復だと訴えた。

 フランス・ユダヤ協会などによると、13年、フランスを去りイスラエルなどに移住したユダヤ人は3000人以上に達した。11、12年の1.5倍以上で、さらに昨年は計約7000人がフランスを出たという。

286チバQ:2015/01/12(月) 14:24:27
http://www.sankei.com/world/news/150111/wor1501110035-n1.html
2015.1.11 20:37
【仏紙銃撃テロ】
テロリストになった兄弟らの過去 孤児、ラッパー、ピザ配達員…そして過激思想傾倒

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(1/3ページ)【フランス週刊紙銃撃テロ】

 【パリ=内藤泰朗】フランスの風刺週刊紙シャルリー・エブド本社襲撃に端を発した一連のテロ事件はなぜ起きたのか−。3人の実行犯たちはいずれも、多感な時期にテロを正当化するイスラム過激思想の同じ説教師と接触していた。フランス社会の底辺でもがき、過激思想と触れて洗脳された若者たちの数は少なくない。こうした“テロリスト予備軍”への対処が重要だと専門家は指摘する。

 7日に襲撃事件を引き起こした兄弟、サイド・クアシ(34)、シェリフ・クアシ(32)の両容疑者は9日、人質を取り立てこもっていた印刷会社で特殊部隊に射殺された。

 弟シェリフ容疑者は、移民が多く住むパリ北西の郊外ジュヌビリエのアパートに妻と暮らしていた。隣人のバデ氏は「彼は礼儀正しく、友好的だった。老人や身体障害者を助けようとする若者だった」と述べ、驚きを隠さなかった。

 報道によると、アルジェリア系移民の家庭に生まれた兄弟は、幼い頃に両親と死別。仏西部レンヌの孤児院で育った。

 シェリフ容疑者は、ピザ配達員などの仕事をしながらラッパーとしても活動。地元モスク(イスラム礼拝所)で同年代の若い宗教指導者との出合いをきっかけにイスラム主義に目覚め、イラクのアブグレイブ刑務所での米軍による捕虜虐待の影響で過激思想に傾倒していった。2008年には「聖戦」戦闘員をイラクに送り込んだ罪で有罪となり1年半服役した。

 一方、8日にパリ南部で女性警官を射殺したアメディ・クリバリ容疑者(32)は9日、人質を取り籠城していたパリ東部のユダヤ系食料品店で突入した特殊部隊に射殺された。同容疑者とクアシ兄弟が師として仰いでいたのが、パリの米国大使館爆破を画策した罪で01年に有罪判決を受けたアルジェリア系フランス人のジャメル・ベガル元受刑者だ。

 シェリフ、クリバリ両容疑者は元受刑者と会い、1995年に30人の負傷者を出したパリ国鉄爆破テロの首謀者の脱獄計画を立てたと伝えられている。今回の3人の実行犯たちは、国際テロ組織アルカーイダに連なるこのテロ首謀者にも心酔していたとされる。

 過激派の再教育に取り組む民間団体、クイリアム財団(本部ロンドン)の専門家は「若者は社会で疎外感を覚え、個人的な危機のときに説教師と知り合い過激化する。過激化した若者をテロリストにするのは難しくはない。それを食い止めることがいま重要になってくる」と指摘した。

 クリバリ容疑者の母親と姉妹は10日、仏紙フィガロ(電子版)で犠牲者の家族に哀悼の意を表明。「おぞましいテロとイスラム教が同一視されないことを願っています」との声明を発表した。

287チバQ:2015/01/12(月) 23:00:45
http://www.sankei.com/world/news/150112/wor1501120050-n1.html
2015.1.12 22:19
【仏紙銃撃テロ】
追悼デモ 「自由の国」団結に試練…不安高まるユダヤ系、イスラエルが移住呼びかけ

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(1/2ページ)

11日、パリで各国首脳らとデモ行進するフランスのオランド大統領、ドイツのメルケル首相ら(ロイター)
 【パリ=宮下日出男】フランスの風刺週刊紙シャルリー・エブド銃撃など一連のテロ事件を受けたデモが11日、仏全土で行われ、参加者が最大で計370万人に上った。「仏史上最大規模」(仏メディア)のデモは国民が「自由の国」の原点を確認し、その実現を誓う機会となった。ただ、国民団結の道のりは険しく、厳しい視線も向けられた。

 パリでは世界各国首脳らが加わったデモをはじめ、市内各地でデモが行われ、内務省の推計では最大160万人が参加した。仏紙リベラシオン(電子版)は「歴史的な反テロのデモ行進」と伝えた。

 「私たちは一緒に暮らせる。『自由、平等、博愛』という価値を共有するからだ」。あるユダヤ人の男性がフランス建国の理念を訴えると、イスラム教徒の男性が「その通りだ」ときっぱりと答えた。

 フランスは世界の民主主義や人権の歴史に大きな影響を与えた。「国民の誇りである『自由』対する誓いへの試練」(AP通信)として海外メディアもデモを大きく伝え、米CNNは「フランスは目覚める」と報じた。

 一方、現状を冷静にみつめるまなざしもある。

 ロイター通信によると、フランスを訪れてデモに加わったイスラエルのネタニヤフ首相は11日、フランスに住むユダヤ人らに「イスラエルはあなた方が祈りを捧(ささ)げる国であるだけでなく、あなた方の家でもある」と述べ、移住を支援する意向を表明した。

 フランスでは昨年、イスラエルのパレスチナ自治区ガザ地区への軍事行動に対する抗議デモで暴徒がユダヤ系店舗を襲撃するなど、ユダヤ人らの不安が高まっている。イスラエルに移住するユダヤ人は昨年、前年の3300人から7千人に倍増し、今年は1万人になるとも予測される。

 イスラエル紙ハアレツはユダヤ系食料品店の襲撃を受け、「私はユダヤ人」というスローガンがみられなかったことを「説明しがたい」と指摘。あるラビ(ユダヤ教指導者)は「フランスは何かが変わらなくてはならない」と訴えた。

 一方、デモには多くのイスラム教徒も参加したが、モスク(礼拝所)への襲撃など反イスラム感情の高まりも懸念されている。デモに参加したトルコのダウトオール首相は、「反イスラムに対しても同じ繊細さを期待したい」と語った。

288チバQ:2015/01/12(月) 23:01:55
http://www.sankei.com/world/news/150112/wor1501120051-n1.html
2015.1.12 22:21
【仏紙銃撃テロ】
EU「理想と現実」に苦悩 人の往来・情報交換どう対応

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 【パリ=内藤泰朗】フランスで週刊紙銃撃事件などテロが相次いで起きたことを受け、11日にパリで開かれた欧米諸国のテロ対策担当閣僚による緊急会合は、航空機など交通機関の旅客に関し、各国間で情報共有を進めることで一致した。人の移動の自由や個人情報保護などの理想を掲げるEUはこれまで、こうした措置を見送ってきた。理想と現実の狭間で苦悩するEUの姿が浮かび上がる。

 会合の後、記者会見したフランスのカズヌーブ内相は「すべての民主主義国家が試練に直面している」と、対テロ国際協調の必要性を強調。EU加盟国を中心に、旅券なしに移動の自由を定めた「シェンゲン協定」の規定の見直しにも言及した。

 旅客情報共有の法制化をめぐっては、欧州議会とEU加盟国が過去に折衝を繰り返してきた。英フィナンシャル・タイムズ紙によると、左派系などの一部の欧州議会議員が、「無制限の個人情報の共有は治安の向上に役立たない」などと主張してきたからだという。

 欧州裁判所も個人情報保護法に抵触する恐れがあるとして介入し、実現しなかったが、今回は、欧州議会での早急な合意形成は可能との見方も出ている。

 ただ、旅客情報共有の法制化が実現したとしても、テロの阻止能力が飛躍的に高まるかを疑問視する向きもある。

 報道によると、週刊紙襲撃事件の実行犯の兄弟らは、イエメンに渡航してテロの訓練を受け、「危険人物」として監視対象となった。しかし、仏保安当局は昨年6月、通信の傍受記録などから「危険なし」と判断、監視を中断していた。

 EU域内からイラクやシリアの内戦に参戦した者は3000人を超える。過激思想に洗脳されて帰国した者たちの監視は、すでに治安・保安関係者の頭痛のタネとなっている。

 報道によると、犯行に使用されたカラシニコフ自動小銃やロケットランチャーなど重火器も、ベルリンやパリの闇市場で流通しており、1丁1000〜2000ユーロ(約14万〜28万円)ほどで容易に買えるという。

289チバQ:2015/01/13(火) 22:04:44
http://www.sankei.com/world/news/150113/wor1501130049-n1.html
2015.1.13 21:23
【仏紙銃撃テロ】
実行犯、10年前に壊滅の仏国内テロ網の残存勢力か 専門家「今では前線に」 

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12日、パリのユダヤ人地区を警戒する武装したフランス治安部隊(ゲッティ=共同)
 【パリ=宮下日出男】14日で発生から1週間を迎えるフランスの風刺週刊紙銃撃など一連のテロ事件で、シェリフ・クアシ容疑者(32)が過激化する契機となった、10年前に壊滅したとされる仏国内のイスラム過激派ネットワークが改めて注目されている。容疑者らが当時の人脈の残存勢力と連携して活動を続けていたとの見方が強まっているためだ。

 パリ市内でも移民系が多く住む北東部19区のビュット・ショーモン公園。小さな丘が多く、池もある広大な敷地では、ベンチで談笑したり、散歩したり、市民がそれぞれに平日の午後を過ごしていた。イスラム教徒の女性やユダヤ人など利用者も多彩だ。ジョギングする市民も多い。

 シェリフ容疑者は孤児院での生活後、10代で兄のサイド・クアシ容疑者(34)と19区で暮らし、過激化しはじめたとされる。公園では仲間と体力づくりなどにも励んでいた。当局や専門家はそのグループを公園にちなみ「ビュット・ショーモン・ネットワーク」と呼ぶ。

 シェリフ容疑者が過激思想に染まったのは、イスラム指導者を自称する同年代の男性と知り合ったのが契機だったとされ、仲間とイラクに戦闘員を送る活動も行った。だが、2005年に当局に摘発され、シェリフ容疑者も逮捕された。

 「10年ほど前まで『食べ物をあげる』『旅行にいける』などと、ぶらついている移民系の若者が声をかけられているのをしばしば目撃した」。地元住民はそう振り返る。

 摘発でグループは解体されたとみられていたが、実は残党が地下に潜って人脈を維持。さらに、抑圧への恨みなどから一層過激化していった実態が今回の事件で一気に明るみに出た。

 シェリフ容疑者は刑務所収容中に、パリ東部のユダヤ系食料品店の人質事件の実行犯、アメディ・クリバリ容疑者(32)と出会った。クリバリ容疑者と、内縁の妻でシリアに逃亡中ともいわれるアヤト・ブメディアン容疑者(26)もグループの関係者とする報道もある。チュニジアで2年前に政治家2人を暗殺したとされるチュニジア系フランス人の男もグループに属していたもようだ。

 フランスのテロではシェリフ容疑者がアルカーイダ系組織の支援を受けたとし、クリバリ容疑者は自身がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」のメンバーだと主張した。両組織は事実上の対立関係にあるが、末端レベルではそれぞれの人脈に基づき、柔軟に活動を展開していることをうかがわせる。

 専門家は「最も危険が小さいと思われたグループが、今では(テロの)前線に立っている」と指摘した。

290とはずがたり:2015/01/14(水) 08:22:03

仏銃撃非難、欧州・中東首脳や国民ら行進…パリ
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150112-OYT1T50003.html
2015年01月12日 01時38分

11日、フランスで相次いだ銃撃事件を非難し、パリ市内を行進する各国首脳ら(ロイター)

 【パリ=柳沢亨之】フランスで17人が犠牲となった一連の銃撃事件を非難する大行進が、11日午後3時(日本時間同11時)頃から、パリで始まった。

 オランド仏大統領や欧州・中東の首脳級約40人、犠牲者遺族を含む多くの国民が参加し、仏メディアによると、100万人を超える見通しだ。

 行進は、パリ中心部の共和国広場からナシオン広場までの大通り約3キロ・メートルで実施。仏政治週刊紙「シャルリー・エブド」のパリ本社銃撃事件などの犠牲者遺族を先頭に、3色の仏国旗を掲げた国民らが、「シャルリー、シャルリー」と叫びながら、表現の自由への支持を訴えた。

2015年01月12日 01時38分

291名無しさん:2015/01/14(水) 21:01:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015011400615
仏風刺紙、銃撃後初の発行=表紙に「涙の預言者」


 【パリ時事】フランス連続テロ事件以降、初の発行となる風刺週刊紙シャルリエブドの特別号が14日、発売された。同紙への共感を示すスローガン「私はシャルリ」と記されたプラカードを、イスラム教の預言者ムハンマドが掲げて涙を流す風刺画を表紙に掲載。イスラム教では預言者の姿を描くことを禁じており、欧州のイスラム社会や、中東やアフリカ、アジアのイスラム圏で反発が広がる可能性がある。

〔写真特集〕フランス週刊紙銃撃事件

 同紙の発行部数は従来6万部で、実売はその半分程度だった。しかし、流通業者幹部がAFP通信に明らかにしたところでは、襲撃事件で世界的な注目が集まったことを受け、特別号は500万部を発行する。
 仏、イタリア、トルコ語版は印刷して14日に発売。英、スペイン、アラビア語版は電子版の形で15日に発行する予定。表紙には「全ては許された」と記され、同紙襲撃の実行犯2人を皮肉る内容の漫画も掲載。襲撃後も従来の編集方針を貫いた。
 特別号の発行を受けて、イスラム過激派が暴力行為に及ぶ事態も懸念される。フランスのイスラム団体は「静かに過ごし、感情的な反応を示すことは控えてほしい」と声明を出し、イスラム教徒に向けて冷静な対応を訴えた。(2015/01/14-18:11)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2015011400536
「配慮欠き、火に油」=預言者風刺画を批判−国際記者団体


 フランスの風刺週刊紙シャルリエブドが最新号で、「私はシャルリ」と書かれたプラカードを持つイスラム教預言者ムハンマドの絵を表紙に掲載したことについて、ジャーナリストでつくる国際NGO「プレス・エンブレム・キャンペーン」(本部ジュネーブ)は発行に先立つ13日、「緊張緩和が求められる時に配慮を欠き、火に油を注ぐ」と批判する声明を出した。

〔写真特集〕フランス週刊紙銃撃事件〜警察部隊突入、死者多数〜

 同団体は声明で、「過激主義者に屈しないとの主張は理解するが、何でも表現していいわけではない」と指摘。「表現の自由は相互尊重の中で制限される」と訴え、「プロの記者は中傷や侮辱を避けなければならない」と強調した。(2015/01/14-14:40)

292名無しさん:2015/01/14(水) 21:04:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/worldtown/CK2015011402000270.html
【世界の街から】

ロンドン 移民の苦悩 昔も今も

2015年1月14日


 ロンドンらしいお正月を、と元旦のウエストエンドへ。一九七〇年代、マンチェスター近郊に住むパキスタン人の父親と英国人の母親、ハーフの子どもたちの一家を描いた演劇「イースト イズ イースト」を見た。映画化もされた人気作だ。
 移民の父親は規律正しいイスラム教徒。子にも伝統的なイスラムの生活を強いるが、生まれも育ちも英国の子どもたちは反発する。厳しく教えを守るパキスタン社会からの視線も冷たい。劇自体はコメディーだが、内外で疎外され、自我に悩む父親の姿が心に刺さった。
 戦後の発展期に労働者として大量に流入したアジア人たちは七〇年代、人種差別の空気にさらされ、攻撃を受けた。四十年後。さらに多民族社会となった今の英国に、移民やイスラムへの嫌悪感がまた漂っている。
 題名はノーベル賞作家キプリングの詩の一節「東は東、西は西、二つが出会うことはない」から取ったという。
 五月の総選挙で争点の一つとなる移民政策。有権者だけでなく、異国で悩み生きるアウトサイダーの声にも耳を傾けて、英国の実像を見つめたい。 (小嶋麻友美)

293チバQ:2015/01/14(水) 21:19:49
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150114/mcb1501140500018-n1.htm
ギリシャ、野党が依然優位 選挙まで2週間切る 首相は雇用創出約束
2015.1.14 05:00
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 今月25日の総選挙まで2週間を切ったギリシャでは、世論調査で最大野党・急進左派連合(SYRIZA)が依然としてリードし、その差をサマラス首相が縮められないでいる。

 カパ・リサーチの調査によれば、ツィプラス党首率いるSYRIZAの支持率は、サマラス首相の新民主主義党(ND)を2.6ポイント、アルコの調査では3.2ポイント、それぞれ上回っている。委託したトビマ紙が11日掲載したカパ調査の結果は、SYRIZA支持率が28.1%、NDは25.5%だった。

 アテネ大学のディミトリス・ソティロプロス准教授(政治学)は「僅差ではあるがSYRIZAがNDをリードする傾向が根強い」とインタビューで述べた。

 SYRIZAとの差は埋まらないとの投資家懸念で、ギリシャ10年債の利回りは先週、1年3カ月ぶりに10%を突破した。ツィプラス党首は反緊縮と債務減免を公約に掲げているため、SYRIZAの勝利はユーロ圏や国際通貨基金(IMF)との摩擦を増やすことになる。

 サマラス首相は10日、NDの経済綱領として、減税や7つの主要セクターにおける77万人の雇用創出を明らかにした。(ブルームバーグ Marcus Bensasson)

294チバQ:2015/01/14(水) 21:27:45
http://mainichi.jp/select/news/20150114k0000m030118000c.html
仏週刊紙襲撃1週間:テロ支援、謎ばかり…
毎日新聞 2015年01月14日 08時30分
 12人が犠牲となった仏週刊紙「シャルリーエブド」襲撃事件は14日で発生から1週間。ユダヤ教徒向けスーパー立てこもり事件を含め、射殺された容疑者3人の背後関係の解明が進められているが、国際的な過激派組織の関与の程度や武器の入手経路など未解明の部分も多く、なお深い闇が横たわる。テロ再発防止に向け、仏独英ではインターネット上の個人情報の監視を強化する対策案も出ているが、プライバシー侵害に対する懸念が強く、実効性のある対策の実現は困難に直面している。【パリ宮川裕章、ブリュッセル斎藤義彦】

 ◇武器入手/シリア逃亡/声明映像

 白いスカーフをかぶった女と若い男がパスポートを出すと、係官は何事もなく判を押し、入国を許した。2日に撮影されたトルコ・イスタンブールにある空港の監視カメラの映像は、スーパー立てこもり事件を起こしたアメディ・クリバリ容疑者(32)の内縁の妻アヤト・ブメディエンヌ容疑者(26)と同行する仏国籍の男(23)の姿を捉えていた。2人は8日に隣国シリアに入り、イスラム教過激派組織「イスラム国」の支配地域に向かったとみられる。クリバリ容疑者は「イスラム国のメンバー」と主張、事件前にブメディエンヌ容疑者を協力者とともに逃がした可能性がある。

 AP通信などによると、仏週刊紙襲撃事件のサイド・クアシ(34)、シェリフ・クアシ(32)両容疑者兄弟とクリバリ、ブメディエンヌ両容疑者を含む10人程度の犯行グループが存在し、協力者5〜6人が逃走中であることが仏捜査関係者の証言で明らかになった。

 ブルガリアではシリアに渡ろうとした仏国籍の男(29)が1日に別の容疑で逮捕されており、シェリフ容疑者と連絡を取り合っていたことからフランスに送還されることも判明した。

 仏国営放送などによると、クリバリ容疑者がイスラム教徒に決起を呼びかけたネット上の映像は8〜9日に撮影され、同容疑者が射殺された後の11日、イスラム国が拠点を置くシリア北部ラッカ周辺から流されたことが仏捜査当局の調べで分かった。映像の編集技術がイスラム国に近いとの専門家の指摘もある。

 一方、クアシ兄弟は2011年、イエメンに渡航し、国際テロ組織アルカイダ系団体「アラビア半島のアルカイダ」(AQAP)の拠点で軍事訓練を受けたとされる。弟のシェリフ容疑者は仏テレビの電話取材に「(AQAPから)財政支援を受けた」と述べたほか、AP通信はイエメン人記者の話として、サイド容疑者が、09年に米旅客機爆破未遂事件を起こしたナイジェリア人服役囚とイエメンの首都サヌアで一時同居していたと伝えた。

 イスラム国とAQAPは中東で勢力争いを続け、資金源が競合していることもあって対立関係にある。ただ、欧米を敵視する主張では共通する部分もあり、テロリストが末端で協力している実態が浮かび上がる。

 新たな協力者の存在や国際的な組織の影が明らかになる一方で、犯行で使われた武器の入手経路は全く解明されていない。欧州連合(EU)欧州委員会の13年の報告によるとEUには8000万丁の登録銃があるが、ほかに50万丁が盗まれるなど行方が分からなくなっている。1990年代に旧ソ連などから流入した武器も闇市場に流れている。今回のテロ事件で見つかった自動小銃やロケット砲などの推定価格は闇市場で計1万ユーロ(約140万円)とされ、貧しい容疑者らがどのように資金調達したか詳細は謎に包まれている。

295チバQ:2015/01/14(水) 21:28:01
 ◇監視強化、悩む欧州

 仏政府は12日、週刊紙襲撃事件を受け、通信傍受システムの改善やイスラム過激派受刑囚の刑務所内での隔離の一般化といったテロ対策を決めた。だが、テロを封じ込めるには不十分との見方が支配的だ。仏独英では、電子メールなど個人情報の監視をより強化してテロ対策に当たる制度改革案が浮上している。

 フランスでは、米国が01年の同時多発テロ後に成立させた愛国者法の仏版の導入を求める意見が議会内右派の一部から上がっている。同法では捜査令状なしで電子メールなど個人情報を取得できる。しかし、人権団体などから「フランスの国是の自由を制限する」として反発が起き、12日付ルモンド紙(電子版)は「現在の感情の波に理性が流されることほど、法の存立にとってよくないことはない」と警鐘を鳴らした。

 議会内でも現行法以上の法制定は不要との議論が主流だ。バルス首相は9日、「新たな措置を取る必要はあるが、拙速に法制定することはない」と語った。監視社会か自由か、フランスは岐路に直面している。

 独英も事情は似通う。ドイツでは、電子メールの記録など大量のデータ(メタデータ)を無差別に集める旧制度が10年にいったんは違憲とされ廃止されたが、復活を望む声が与党の一部から出ている。しかしマース法相は「監視社会が問題を解決することはない」として拒否した。

 キャメロン英首相は5月の総選挙をにらみ、メタデータを集める現在の制度を暗号化された情報などにも広げる法改正を提案している。しかし連立を組む自民党のクレッグ副首相は「自由を少なくして安全になることはない」と否定的だ。

 欧州では13年、米国家安全保障局(NSA)によるメルケル独首相の携帯電話の内容把握や、英政府通信本部(GCHQ)による欧州の他国の監視が判明、プライバシー侵害が問題にされた。プライバシーや自由を重視する欧州ではテロ対策強化に強い警戒感があるのが実情だ。

296チバQ:2015/01/14(水) 22:06:20
http://mainichi.jp/select/news/20150115k0000m030118000c.html
ドイツ:大統領「共生することこそ愛国心」1万人集会
毎日新聞 2015年01月14日 21時02分

 【ブリュッセル斎藤義彦】パリ週刊紙襲撃事件を受け、反イスラム運動が盛んになっているドイツで、メルケル首相、ガウク大統領、イスラム、ユダヤ、キリスト教などの代表ら約1万人が13日、寛容と共生を訴える集会をベルリン中心部のブランデンブルク門前で開いた。ガウク大統領は「共生することこそ愛国心だ」と述べ、反イスラム運動を暗に批判した。

 集会は、仏週刊紙襲撃事件に反対し、連帯を訴えた。ガウク大統領は、移民政策によってドイツがより豊かになったと指摘。ユダヤ人やイスラム教徒への攻撃が「私たちみんなの問題だ」と述べ「共生しよう」と市民に呼びかけた。

297チバQ:2015/01/16(金) 23:30:29
http://www.sankei.com/world/news/150116/wor1501160025-n1.html
2015.1.16 21:57
【仏紙銃撃テロ】
揺れるパリのユダヤ人街 「イスラエルに移住」「私は残る。フランス人だから」

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15日、パリ・マレ地区のシナゴーグ近くで銃を手に警戒にあたる兵士(神戸シュン氏撮影)
 【パリ=宮下日出男】パリの週刊紙本社銃撃テロに続き、パリ東部のユダヤ系食料品店に男が立てこもり人質4人が殺害された事件から16日で1週間。事件の影響でユダヤ系住民のイスラエル移住に拍車がかかる中、不安を抱きつつもフランスに残る決意をするユダヤ系もいる。彼らは口々に訴える。「私はフランス人なのだから」

 古くからのユダヤ人街として知られるパリ中心部マレ地区のロジェ通り。事件当時は店が閉められた通りには観光客が行き交い、日常の光景が戻ったようにもみえる。だが、交差点やシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)前では銃を抱えた兵士が目を光らせていた。

 「兵士がいても、テロを完全に防ぐのは無理」。ユダヤ教関連の装飾品店の女性店主、シャンタール・アジオさん(58)は不安げだ。最近、珍しくイスラム教徒の客が訪れ、「(テロの)下見じゃないか」とも疑った。

 モロッコで生まれ、1961年に家族でフランスに移住。父親から受け継いだ店は開店から45年がたった。3年前に南部トゥールーズでユダヤ人学校が襲撃された。昨年夏にはイスラエルによるガザ地区での軍事行動への抗議デモで、付近のレストランが暴徒に襲われた。「ユダヤ人に対する雰囲気が変わってきた」。アジオさんはそう感じる。

     


 フランスのユダヤ系人口は50万〜60万人とされ、欧州で最大、世界ではイスラエル、米国に次ぐ規模だ。だが、反ユダヤ主義の台頭への不安から、昨年イスラエルに移住したユダヤ人は7千人で、前年から倍増した。今回の事件で今年は1万5千人に達するとの見方も出ている。

 アジオさんの姉と、いとこの家族は事件前にフランスを去っていた。友人も事件後、「やはり移住していたらよかった」と漏らした。だが、アジオさんはきっぱりと移住を否定した。「だって私はフランス人。ここは私たちの国。堂々としていればいい」

 近所の喫茶店にいた中年男性も「私は移住しない」と語る。家族と相談したが、同じ意見だった。「テロに屈しない」との意思もあるが、すでにパリに生活基盤を築いた人にとり、移住は簡単でないという。

     


 だが、フランスに残る決意が強くても、気がかりはある。街を歩くと「私はシャルリー」の標語が市内にあふれる。銃撃を受けた風刺週刊紙シャルリー・エブドへの連帯を示す合言葉だ。アジオさんは「事件の背景にある『反ユダヤ主義』への意識が希薄にみえて悲しい」と訴える。

 ロジェ通り付近のユダヤ系図書を扱う書店にユダヤ人向けの週刊紙の最新号がひっそりと置かれていた。1面に「私はユダヤ人、私はシャルリー、私は(犠牲となった)警官、そして今は?」との大きな見出しが掲げられた同紙の発売日は、世界で発売が報じられたシャルリー・エブドの最新号と同じ14日だった。

298チバQ:2015/01/18(日) 20:50:32
http://www.afpbb.com/articles/-/3036330
仏行進で「ちゃっかり最前列」 サルコジ氏、ネットで嘲笑のネタに
2015年01月13日 12:39 発信地:パリ/フランス
【1月13日 AFP】仏首都パリ(Paris)で11日に行われた歴史的な反テロ行進で、参加者の間をすり抜けていつの間にか最前列に出てきたニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)前仏大統領が、インターネット上で嘲笑の対象となっている。

 仏風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)本社襲撃事件などパリ周辺で起きた一連のテロ事件を受けて行われたこのデモ行進は、フランス近現代史上最大の規模となったとされる。

 保守中道の野党・国民運動連合(UMP)の党首として仏政界に復帰したサルコジ氏は当初、先頭の各国首脳たちから数列後ろの位置にいたが、巧みな身のこなしで最前列入りする様子を一連の写真が捉えていた。

 行進から数時間もしないうちに、世界の歴史的出来事にひょっこり顔を出すサルコジ氏を描いた合成画像が、「#JeSuisNico」(私はニコ)とのハッシュタグと共に続々と投稿された。

 合成画像のサルコジ氏は、1998年のサッカーW杯で優勝カップを掲げるフランス代表チームの背後や、ベルリンの壁(Berlin Wall)崩壊の現場、暗殺されたジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)米大統領の葬列、故マーティン・ルーサー・キング(Martin Luther King Jr.)牧師が率いたワシントン大行進(March on Washington)、さらには月面着陸やディズニー(Disney)映画『ライオン・キング(Lion King)』、米ドラマ「フレンズ(Friends)」にまで登場している。(c)AFP

299チバQ:2015/01/18(日) 21:06:27
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2015011800163
4割超が反対=預言者の風刺画掲載−仏世論調査



イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画掲載に対し「ジュ・スイ・ムハンマド(私はムハンマド)」と皮肉を込めて抗議するアルジェリアの男性=16日、アルジェ(AFP=時事)
 【パリAFP=時事】18日付の仏日曜紙ジュルナル・デュ・ディマンシュが掲載した最新の世論調査結果によると、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を新聞などに掲載することに仏国民の4割超が反対している。多くのイスラム教徒が攻撃的と受け止めるようなムハンマドの風刺画を掲載すべきでないと42%が回答した。
 さらに、50%が「ネット上やソーシャルメディアでの表現の自由の規制」に賛成した。また、シリアで見られるような「テロリストの集団が支配する地域」で戦闘に参加した疑いのあるフランス人の帰国を禁止することについても、68%が支持している。イスラム過激派への参加を目指すと疑われる人物の仏出国禁止も同率で支持された。
 一方で、リビアやシリア、イエメンなどへの仏軍による軍事介入に対しては57%が反対している。(2015/01/18-18:53)

300とはずがたり:2015/01/19(月) 01:27:06
>>298
おもしろいw
https://www.google.co.jp/search?q=JeSuisNico&es_sm=122&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=_d27VJSoC4TLmAWU84CwDQ&ved=0CCAQsAQ&biw=1366&bih=643#tbm=isch&q=JeSuisNico&imgdii=_

301チバQ:2015/01/20(火) 00:27:47
http://mainichi.jp/select/news/20150119k0000m030112000c.html
ギリシャ総選挙:急進左派、現実路線に 投票まで1週間
毎日新聞 2015年01月19日 08時30分
 【アテネ福島良典、ロンドン坂井隆之】欧州債務危機の震源地だったギリシャで、財政緊縮策への審判となる議会(定数300)の総選挙(25日投開票)が1週間後に迫った。「緊縮策の放棄」を掲げる最大野党、急進左派連合が支持率を伸ばし、政権を獲得する可能性が高まっている。同党のツィプラス党首(40)は投票が迫る中で現実路線にかじを切りつつあり「ギリシャ危機再燃」の懸念払拭(ふっしょく)に懸命だ。

 最新世論調査によると、急進左派連合の支持率はトップの31.2%。サマラス首相(63)の中道右派・新民主主義党(28.1%)に水をあけ、第1党となる公算が大きい。

 第1党は50議席の「ボーナス議席」を得られる。単独政権の可能性もあるが、現状では急進左派連合が中道政党と連立を組むケースの可能性が高いとされる。

 「欧州連合(EU)と約束した(経済的な)目標があるが、どのように達成するかは私たちの裁量だ」。ツィプラス党首は16日、アテネの集会でそう語り、あからさまな反EU姿勢は「封印」した。

 同党は財政出動による景気回復などを掲げ、サマラス政権が進めてきた緊縮路線との決別を訴えて支持を集めてきた。だが、ツィプラス氏は、13日の独紙インタビューで「我々の目標は、対立でも、新たな赤字の許可を得ることでもない」と、財政悪化を回避する姿勢を示唆。2012年の前回選挙で掲げた「銀行国有化」や「北大西洋条約機構(NATO)脱退」など過激な政策も撤回し、ユーロ圏への残留も繰り返し明言している。

 金融市場では、こうした歩み寄りを勘案し「最終的には妥協して緊縮策を継続するだろう」(大手証券)との見方も出ている。

 EUでギリシャ支援を担ったレーン元欧州委員(現欧州議会副議長)は15日、米メディアに「ギリシャは債務返済期限の延長を検討するのが望ましい」と発言。国内総生産(GDP)の180%近くに達する債務の返済繰り延べによって、負担を軽減することが妥協点になりうるとの見方を示した。

 ただ、EUは現在、ギリシャの支援継続を巡る審査のため融資を凍結しており、2月末までに交渉が始まらなければ支援の一部凍結や中断の可能性がある。ギリシャのハルドゥベリス財務相は米メディアの取材に「(債務不履行などの)不測の事態が生じ得る」と危機感を表明。不測の事態を嫌った預金流出で、16日にはギリシャの大手2銀行が中央銀行に緊急支援を要請した。

 シンクタンク「ギリシャ欧州外交政策財団」のディミトリ・ソティロプロス研究員は、EUが債務危機後にユーロ防衛の仕組みを整えてきたことから「ギリシャ危機が起きても、ユーロ危機にはつながらない」と指摘するが、欧州全体が選挙結果を注視している。

302チバQ:2015/01/20(火) 00:28:17
http://mainichi.jp/select/news/20150119k0000e030170000c.html
フランス:安全に不安、揺れるユダヤ社会…週刊紙襲撃余波
毎日新聞 2015年01月19日 12時23分(最終更新 01月19日 12時37分)
 【パリ篠田航一】仏週刊紙「シャルリーエブド」襲撃事件に関連し、パリ東部のユダヤ人向けスーパーも襲撃された影響で、ユダヤ系住民の中には身の安全に不安を抱き、フランスからユダヤ人の国イスラエルへの移住を検討する人々も出始めている。一方で住み慣れたフランスに残る決意の人も多く、欧州最大といわれる約60万人のフランスのユダヤ人社会は揺れている。

 パリ中心部マレ地区のロジエ通り。ユダヤ人街として知られ、すりつぶした豆を揚げた団子風料理「ファラフェル」などイスラエルで親しまれている料理を出す飲食店が軒を連ねる。付近にはシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)も点在するが、襲撃事件後は銃を構えた兵士が警戒に当たる。

 「私はフランスを愛している。だが店を売ることができたら、イスラエルに移ろうと思う」。チュニジア出身で、通りの一角でパン屋兼レストランを経営するアンドレ・ジュルノーさん(71)はそう話す。9歳で家族と共にフランスに移住し、母が開いた現在の店を引き継ぎ、数十年がたった。店にはアラブ系の客も来る。従業員にもイスラム教徒がおり、関係は良好だ。「だが最近、強く思う。イスラムは民主主義と相性がよくない宗教だ」

 在仏ユダヤ人は約60万人と欧州最大だ。近年、欧州では極右や反ユダヤ主義勢力が台頭した影響で、フランスから毎年3000人程度だったイスラエル移住者が、昨年は約6600人に倍増した。今回の事件を受け、今年はさらに増えるとの観測もある。事件後の10日、イスラエルのネタニヤフ首相は在欧ユダヤ人に向け、「イスラエルはあなたたちの家だ」と移住歓迎の声明を出した。

 身の危険を感じながら、フランスに残る考えの人も多い。高校生のアーロン・コーエンさん(16)は「不安な気持ちもあるが、僕には学校や友達という大事な存在が今ここにある。フランスでの生活を続けたい」と話した。

 通りには、事件後に営業を一時休止し、シャッターを下ろした土産物店などがある一方、営業を続ける店も多い。「店を閉めるのは、テロに屈することだ」。ある飲食店の男性はそう話すが、「怖い気持ちは消えない。どれだけ兵士が巡回しても、テロは起きる時に起きる」と本音を漏らした。

303チバQ:2015/01/20(火) 00:35:29
http://www.sankei.com/world/news/150119/wor1501190044-n1.html
2015.1.19 22:23
【仏紙銃撃テロ】
仏大統領支持率「史上最高の伸び」 40%が「ふさわしい」行動とも






パリの大統領府でバルス首相(左)と言葉を交わすフランスのオランド大統領=10日(ロイター=共同)
 フランス連続テロとそれに抗議する大規模デモなどを受けて、オランド大統領の支持率が前月比で21ポイント上昇し「フランス史上最高の伸び率」(世論調査会社IFOP)を記録したとする結果が19日、公表された。フランスメディアが伝えた。

 IFOPによると、1991年に当時のミッテラン大統領が湾岸戦争への介入を決断した際に支持が19ポイント急上昇したことがある。

 今回の調査は16、17日に約千人を対象に行われ「オランド氏の行動は大統領としてふさわしいもと思うか」との質問に40%の人が「はい」と答えた。同じ質問に対し昨年12月に「はい」と答えた人は19%だった。

 バルス首相に関する同様の質問でも「はい」と答えた人は前月比17ポイント増の61%。IFOPの担当者は「国民は大統領と首相による危機管理を明確に支持していると受け取れる」と指摘した。(共同)

304とはずがたり:2015/01/20(火) 15:07:58
>>277-281
俺は徹底的にシャルリとやらを批判する側に立ちたい。諷刺画みてないから間違ってるかもしれないけどヘイトスピーチが許されないのと同じ程度,イスラム教徒を意味なく侮辱して怒りを煽るのは下品でありもっというと許されないのではないか?あんな低俗なマスコミがなんだか正義の味方みたいになって大儲けするのは狂っているのではないか?

フランスもどっか歪んでるんでしょうなぁ。。
>フランスでは滑稽でひどく残酷な風刺画が発達してきた歴史がある。誰かの悲劇や苦境をからかうのも「表現の自由」の一部と考えられていて

「風刺画ならば許される」は欧米の「おごり」? 日本のネット、米国の一部でも「シャルリ」に疑問の声
http://www.j-cast.com/2015/01/14225219.html?p=all
2015/1/14 19:27

 フランスで風刺画家5人を含む12人が殺害されたテロ事件から1週間。襲撃された風刺専門紙「シャルリ・エブド」が事件後初となる特別号の表紙に、イスラム教の預言者・ムハンマドとみられる男性の風刺画を再び掲載した。
 特別号の発行部数は300万部。諸外国から引き合いがあったことから、フランス語のほか、英語やアラビア語など16の言語に翻訳され、25か国で発売されるという。

風刺画、15億人のイスラム教徒に対する「不当な挑発」
 「シャルリ・エブド」(2015年1月14日発売)の風刺画は、「すべては許される」とのメッセージの下で、「私はシャルリ」と書かれたプラカードを掲げながら涙を流すイスラム教の預言者・ムハンマドを描いた。
 一連のテロ事件を受けて、パリを含めたフランス全土で370万人が参加したとされる大規模デモは、表現の自由、報道の自由を求めて、「私はシャルリ」とのメッセージとともに同紙との連帯を示す運動として世界中に広がっている。
 とはいえ、一方でシャルリ・エブドが再びムハンマドの風刺画を掲載したことで、預言者をいかなる方法でも描いてはいけないと信じる一部の敬虔なイスラム教徒の反発が強まる可能性がある。

 地元メディアなどによると、最新号の風刺画に対してイスラム教の大国のひとつであるエジプトは「預言者を敬愛する15億人のイスラム教徒に対する不当な挑発である」としたうえで、「新たな憎悪を引き起こしかねない」と非難。また、イスラム教スンニ派の最高権威機関が「こうした侮辱に対しては反応せず、無視することが望ましい。もし反応するなら、攻撃という方法を取るべきではない」と自制を呼びかけた。

そもそも、1月7日のテロ事件はイスラム過激派の犯行だが、これまでイスラム教の予言者・ムハンマドの挑発的な風刺画などを掲載してきたのは「シャルリ・エブド」のほうだ。…2011年には、預言者・ムハンマドが「笑い死にしなければ、むち打ち100回の刑だ」と言っている風刺画や、ムハンマドを同性愛者として描いた風刺画を掲載。それにより、同紙の事務所に火炎瓶が投げ込まれたり、同紙のウェブサイトがハッカーの被害を受けたりする事件が起きていた。…

フランスの風刺画は「弱者もブラックユーモアのネタにする」
 日本のインターネット上でも…「表現の自由」を尊重しつつ、行き過ぎた風刺への批判の声も寄せられている。
 一般に、日本人には「他の宗教をからかうのはマズイ」という感覚が少なからずあるからかもしれない。
 今回のテロ事件で殺害された風刺画家の中には、2020年の東京五輪が決まった直後にフランスの週刊紙「カナール・アンシェネ」が日本で五輪が開催されることを皮肉った、福島第一原発の放射能汚染で手や足が3本になった力士が相撲を取る風刺画を掲載した画家もいたとされる。
 2013年当時、この風刺画に不快な思いをした日本人は少なくなく、菅義偉官房長官は「東日本大震災で被災した方々の気持ちを傷つける。汚染水問題について誤った印象を与える不適切な報道」と抗議。これにカナール・アンシェネは「いささかも良心に反するところはない」と述べ、なんと日本人のユーモアのセンスのなさを嘆いた。
 フランスでは滑稽でひどく残酷な風刺画が発達してきた歴史がある。誰かの悲劇や苦境をからかうのも「表現の自由」の一部と考えられていて、権力者を皮肉るだけにとどまらず、弱者もブラックユーモアのネタにされる。
「『私はシャルリ・エブド』と主張するのは誤りである」
 ニューヨーク・タイムズの保守派のコラムニスト、ディヴィッド・ブルックス氏も1月8日付で、「私はシャルリ・エブドではない」と題して、「われわれのほとんどが『私はシャルリ・エブド』と主張するのは誤りである。そもそも、われわれのほとんどは、あの雑誌が得意としていたような意図的に不快感を生むような類のユーモアを楽しむような人間ではない」と記している。…

305チバQ:2015/01/20(火) 20:45:58
http://www.47news.jp/47topics/e/261214.php
【ルポ・困窮のギリシャ市民】 野菜くず集め食いつなぐ 失った尊厳、生活苦限界
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 アテネ市内の青空市場で、ごみ箱に捨てられた野菜をあさる女性=14日(共同)
 日が傾きかけた午後4時過ぎ。店じまいを始めたアテネ市内の青空市場に、ショッピングカートを引いた人たちが集まってきた。「野菜くずを集めて食いつなぐしかない」。粗末な身なりの女性が嘆いた。財政危機に陥り、欧州連合(EU)などの監督下で財政再建を進めるギリシャでは、増税、年金削減など厳しい緊縮策が低所得者層を直撃した。仕事も尊厳も失い、耐乏生活は限界に。25日の総選挙を前に、国民はやり場のない怒りと失望感を抱えている。
 真冬の寒風下、マリアと名乗る60歳の女性はごみ箱の野菜をあさっていた。穴の開いたスカートにサンダル履き。「ここで食べ物を集め、子供や孫たちと分ける」。離婚後、5人の子供を育ててきた。病気で働けず、子供たちも定職はない。
 市場に店を出す男性は「緊縮策が始まった約4年前からは、移民だけでなく、自尊心の高いギリシャ人も来るようになった」とため息をついた。
 ギリシャ統計局によると、「貧困や社会的疎外の危機」に直面する国民の割合はここ数年上昇が続き、2013年に35・7%に達した。失業率は約26%で高止まりし、中流層の多くが貧困層に転落。最低限の生活水準が維持できなくなった市民が急増した。
 アテネの民間支援団体「アルトス・ドラシ(パンと行動)」の食料配布センターには毎日、失業者らが列をつくる。96年の設立以来、主に移民を支援してきたが「今では支援対象の8割がギリシャ人」とラザロス・パパヨルギウ会長(65)は説明する。
 元トラック運転手ミハリス・チャウショグルーさん(59)は4年間失業中。4人の子供を抱えるが「若者さえ就職できないのに、私が職を見つけるのは難しい」。家賃を7カ月滞納し、退去要求におびえる毎日だ。
 支援を求める人は増える一方だが、不況で寄付が減り、支援団体の運営費は底を突く。「途上国なら世界中から支援してもらえるが、先進国ギリシャの貧困は分かってもらえない」とボランティアのポピーさん(67)。
 ギリシャ経済には回復の兆しも見える。観光客も戻り、アテネ中心部では高級店で買い物や食事を楽しむ市民の姿も。しかし、パパヨルギウ会長は「恩恵を受けているのはごく一部の市民だけ。統計上の数字は、貧困層には届いていない」と指摘する。
 失業中の30代の男性は「ギリシャはEUに従う奴隷だ。確かなのは、明日もまたここに来るということだけ」と言い残し、センターを後にした。(アテネ共同=植田粧子)
 (共同通信)

306チバQ:2015/01/22(木) 21:07:16
http://mainichi.jp/select/news/20150123k0000m030034000c.html
ドイツ:ヒトラー変装写真で代表辞任 反イスラム団体
毎日新聞 2015年01月22日 18時56分(最終更新 01月22日 19時43分)
 ドイツの反イスラムデモの主催団体「西洋のイスラム化に反対する愛国的な欧州人」のルッツ・バッハマン代表(41)が21日、ナチス・ドイツの指導者ヒトラーに変装した自らの写真をフェイスブック上に投稿したことを報じられ、代表を辞任した。同団体が発表した。

 ドイツでは公の場でナチスを礼賛すると罪に問われる。報道によると検察当局は刑法の民衆扇動容疑で捜査を開始した。

 バッハマン氏はドイツの反イスラムデモの象徴的存在。デモにはネオナチや極右勢力が加わっているとの指摘が絶えなかったが、写真の影響で団体のイメージ悪化は避けられない。(共同)

307チバQ:2015/01/25(日) 13:29:39
http://www.sankei.com/world/news/150123/wor1501230003-n1.html
2015.1.23 06:00
【国際情勢分析】
女児の身体に爆弾「人間爆弾」に仕立てるイスラム過激派『ボコ・ハラム=西洋の教育は罪』の「女は奴隷」の信じ難き非道





(1/3ページ)

ボコ・ハラムのビデオ映像から(AP)
 西アフリカのナイジェリア北東部で今月、イスラム教過激派「ボコ・ハラム」に送り込まれたとみられる10歳前後の女児が自爆するテロが相次いだ。当局から疑われにくい女性や子供を「人間爆弾」として利用する非道な新手口。拉致した女性を「奴隷」として扱うイスラム過激派の思想への反発もあいまって国際社会からは強い非難が上がっているが、ナイジェリア政府による掃討や国際社会からの支援は進んでいない。(カイロ 大内清)

 「これからは、老女であろうと女児であろうと、常に疑いの目を向けなくてはならない」。ナイジェリアからの報道によると、地元治安当局者はこう述べ、女児による自爆テロの影響で今後の警備態勢がさらに困難になるとの見通しを示した。

 ボコ・ハラムが活動拠点とする同国北東部マイドゥグリとポティスクムの市場で10、11日、女児計3人に装着されていた爆弾が爆発し、計20人以上が死亡、数十人が負傷した。女児らはいずれも10歳前後で、女性イスラム教徒が着るヒジャーブ(スカーフ)を身に着けていた。

 爆弾が時限装置や遠隔操作によって爆発したのか、女児自身が起爆したのかは不明だが、報じられた目撃証言によると、マイドゥグリの現場では「女児は、何を装着しているのか分かっていない様子だった」という。ボコ・ハラムが、まだ十分な判断力が育っていない女児を言いくるめてテロ実行犯に仕立て上げた可能性は高い。

 同国北東部では昨年、ボコ・ハラムとみられる成人女性による自爆テロが相次ぎ、治安当局は警戒を強めていた。その中でボコ・ハラムは今回、警備をかいくぐるために初めて女児を利用したとみられ、しかも大きな“成果”をあげたことから、今後も同様の手口を駆使する懸念がある。

 現地語で「西洋の教育は罪」を意味し、イスラム国家建設を目指すボコ・ハラムは、2009年以降、ナイジェリア北東部を中心にテロ活動を先鋭化させた。ナイジェリア国内ではこれまでに1万人以上が犠牲になったとされる。

 またボコ・ハラムは昨年4月、女子生徒200人以上を拉致。最近では今月18日にも、隣国カメルーンで複数の村を襲撃し、子供約50人を含む住民約80人を連れ去ったとされる。

 拉致された女子生徒らについてボコ・ハラムの指導者、シェカウ容疑者は昨年、「奴隷として売り払う」などとするビデオ声明を発表。専門家は、女性は異教徒ならば改宗させられた上で戦闘員と結婚させられたり、子供は少年兵として戦闘に参加させられたりしていると指摘している。

 女性を「奴隷」として扱うこうしたボコ・ハラムのやり口は、テロ活動をイスラム教のジハード(聖戦)ととらえていることが前提となっている。

 イスラム教では伝統的に、異教徒に対するジハードで捕らえた女性や子供、老人などの非戦闘員は「戦利品」であり「奴隷」として売買も可能だとみなされ、それらを司令官と戦闘員の間でどのように分配するかといった規定も存在する。

 同様のことはシリアやイラクで台頭したスンニ派過激組織「イスラム国」についてもいえる。国連の報告書やシリア内戦の情報を収集しているシリア人権監視団(英国)などによれば、イスラム国の支配地域内では、異教徒の女性が「奴隷」として売買されたり、性行為や結婚を強要されたりする事例が報告されている。

 またボコ・ハラムやイスラム国などのジハード主義勢力には、非イスラム的な体制の下にいる者は「不信仰者」でありジハードの対象だとする思想があるため、イスラム教徒の中にも「奴隷」として扱われる女性がいると考えられる。

 他方、ボコ・ハラムが今回、女児を自爆テロに利用したのは、女性や子供は戦闘員として扱うべきでないとするイスラム教の一般的理解からは大きく逸脱した行為だ。

 ナイジェリア政府はここ数年、ボコ・ハラムとの和平交渉の糸口を探る一方で掃討作戦を展開する戦略をとってきた。しかし、兵士の練度が低い政府軍は一向に成果を上げられておらず、ボコ・ハラムの勢力は拡大傾向にある。同国周辺は国境管理がずさんなため、戦闘員の国境の往来も容易だ。

 ボコ・ハラムが、「カリフ制国家」樹立を宣言したイスラム国の影響を受け、散発的にテロをくり返す従来の戦術から、国境をまたいで支配領域を拡大する戦術にシフトしているとの指摘もあるだけに、西アフリカ地域全体の危機感も強まっている。

308チバQ:2015/01/25(日) 17:41:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015012500096
反緊縮派、第1党の勢い=世界経済に波紋も−ギリシャ総選挙投票



支持者を前に演説するギリシャのサマラス首相=23日、アテネ(EPA=時事)
 【アテネ時事】欧州債務危機の震源地となったギリシャで25日、総選挙の投票が行われた。サマラス現政権の緊縮財政に反対する最大野党の急進左派連合(SYRIZA)が第1党をうかがう勢いで、政権交代が現実味を帯びる。選挙結果を受け、債務返済に向けたギリシャの姿勢に疑問符が付けば、再び世界経済に波紋が広がりかねない。金融市場も結果を注視している。
 投票は午前7時(日本時間午後2時)に始まり、午後7時(同26日午前2時)に締め切り後、即日開票され、26日未明(同日午前)には大勢が判明する見通しだ。22日発表の世論調査ではSYRIZAが36%の支持を集めて首位に立ち、与党の新民主主義党(ND)が約5ポイント差で追う展開。各種調査では投票直前まで、両党の差は広がる傾向が続いた。(2015/01/25-14:27)

309チバQ:2015/01/25(日) 17:43:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015012400173
カギ握る小政党=25日投票−ギリシャ総選挙


 【アテネ時事】欧州債務危機の震源地となったギリシャで25日、緊縮財政政策の是非を争点に総選挙の投票が行われる。最近の世論調査によると、単独過半数を獲得する政党はない情勢で、選挙後に各党間の連立協議が行われる公算が大きい。主要政党に得票数で劣る小規模政党が、存在感を増し、政権の枠組みを決める「キングメーカー」となる事態も予想されている。(2015/01/24-14:52)

310チバQ:2015/01/25(日) 17:49:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015012502000139.html
「反緊縮」優勢 経済不安再び? ギリシャきょう総選挙
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2015年1月25日 朝刊


写真
 【パリ=渡辺泰之】欧州債務危機の震源となったギリシャで二十五日、総選挙の投開票が行われる。欧州連合(EU)などが主導し、サマラス政権が進めてきた緊縮策の是非が最大の争点で、反緊縮派の野党が第一党に躍進する勢いだ。再びギリシャ経済が混迷すれば、欧州全体に悪影響を及ぼしかねず、結果に注目が集まる。即日開票され、二十六日未明(日本時間二十六日午前)にも大勢判明の見通し。
 最近の世論調査では反緊縮派の最大野党、急進左派連合の支持率が、サマラス首相率いる与党の新民主主義党(ND)を数ポイントリードし、第一党をうかがう。ただ過半数を取れるかは微妙な情勢とみられ、連立工作が不調に終われば前回のように再選挙という事態になり、政局の混迷も予想される。
 二〇〇九年の財政危機表面化で、ギリシャはEUなどから金融支援を受けてきたが、代わりに求められたのが財政再建だ。公務員削減や年金カット、最低賃金の引き下げなど厳しい緊縮策は、国民に重い負担を強いた。失業率も25%に高止まりする。
 急進左派連合は、こうした国民の不満の受け皿になり、支持率を伸ばしてきた。チプラス党首は緊縮策を転換し、金融支援に伴う債務の減免をEU側と再交渉する公約を掲げる。政権を握れば、財政緊縮策の継続を求めるEU側との交渉の難航は避けられない見通しだ。
 AFP通信によると、チプラス氏は二十三日、支持者を前に「緊縮策を終わらせる戦いだ。それができなければ、民主主義は終わるだろう」と言及。サマラス氏は、急進左派連合が勝てば、ギリシャ経済が再び混迷する可能性に触れ「彼らは欧州とわれわれを対立させようとしている」と批判した。
 <ギリシャ総選挙> 任期4年の一院制議会(定数300)を改選。比例代表制で12議席を全国区、288議席を56選挙区から選出。288議席のうち50議席は最も多く得票した党に配分される。得票率が3%未満の党は議席を得られない。選挙で過半数を取った政党がない場合、大統領は第1党から第3党まで順番に、それぞれ3日間の期限を与えて政権樹立に向けた連立交渉を要請。3党とも連立協議に失敗し政権が発足できない場合、30日以内に再選挙が実施される。 (アテネ・共同)
◇Q&A 総選挙なぜ前倒し EU支援継続で首相が賭け
 Q 前回総選挙は二〇一二年。なぜ前倒し選挙なのか。
 A 昨年末、三回にわたって行われた議会による大統領選で、連立与党が推す候補の選出に失敗したため、憲法の規定で総選挙になった。そもそも大統領選は二月の予定だった。だが、EUが昨年末で終了する計画だった金融支援を今年二月まで延長。それを受けて、サマラス首相が緊縮財政策への金融市場などからの不安を払拭(ふっしょく)し、政治基盤を固めるために前倒しの賭けに出たとされている。
 Q なぜ失敗したのか。
 A 連立与党の議席は半数を超える一五五。だが大統領の当選には一、二回目が二百票、三回目でも百八十票が必要だ。少数野党に協力を呼びかけたが、及ばなかった。支持率でリードする最大野党の急進左派連合など反緊縮派は早期の総選挙を主張し、反対にまわった。 (パリ・渡辺泰之)

311チバQ:2015/01/29(木) 23:18:45
http://mainichi.jp/select/news/20150130k0000m030076000c.html
ギリシャ:新政権 財政緊縮策の見直しに着手
毎日新聞 2015年01月29日 20時02分

 ◇民営化計画の一部凍結、「不当解雇」公務員を再雇用へ

 【ローマ福島良典、ロンドン坂井隆之】ギリシャのチプラス新首相(40)が就任早々、ユーロ圏などからの金融支援の条件となっている財政緊縮策の見直しに着手している。27日に発足した新政権は、サマラス前政権時代に決まっていた電力・交通部門などの民営化計画の一部凍結を相次いで発表し、解雇された公務員を再雇用する方針を打ち出した。

 チプラス首相は28日の初閣議で「(25日の総選挙で)国民から我々は尊厳を取り戻すよう委任を受けた」と強調。(1)緊縮策がもたらした「人道危機」の軽減(2)経済の再生(3)債務問題の解決(4)汚職摘発−−を新政権の優先目標に据えた。

 新政権は、サマラス前政権下で財政再建のために予定されていた主要港湾の民営化や、電力会社や原油精製施設の政府保有株の売却、高速道路や空港などの資産の売却といった計画を凍結すると発表。また、「不当解雇」された公務員を再雇用し、最低賃金を引き上げる方針を示した。

 一方、ギリシャに緊縮策の実施を求めてきたユーロ圏と国際通貨基金(IMF)との関係についてチプラス首相は「衝突するつもりはない」と述べ、債務削減要求では「現実的な提案」を行う用意があると強調した。

 チプラス首相は30日にアテネを訪れるユーロ圏財務相会議のデイセルブルム議長(オランダ財務相)と会談し、チプラス政権が求める支援交渉の「仕切り直し」について話し合う。バルファキス財務相は、成長・雇用重視路線を取るフランスとイタリアの財務相と近く会談する。

 一方、米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は28日、チプラス政権の政策方針を受け、ギリシャの信用格付けを引き下げる方向で見直すと発表した。理由について「新政権の政策が、ユーロ圏と前政権との(緊縮策の)合意に反している。支援交渉が頓挫すれば信用力が一段と弱まる」と説明している。金融市場でも、今週に入ってからギリシャの主要株価指数が銀行を中心に15%も急落しており、「先行きの不透明感が高まっている」(英バークレイズ)状況だ。

312チバQ:2015/01/29(木) 23:25:24
http://mainichi.jp/select/news/20150126k0000e030170000c.html
ギリシャ急進左派圧勝:緊縮策に疲弊 市場は危機再燃警戒
毎日新聞 2015年01月26日 13時10分(最終更新 01月26日 21時35分)
 【アテネ坂井隆之】25日投開票のギリシャの総選挙で「反緊縮」を掲げる急進左派連合の政権獲得が確実となり、陣営事務所に詰めかけた支持者から「ギリシャは変わる」と大歓声が上がった。債務危機の発生から約5年。ユーロ圏などが支援の条件としてギリシャに課した緊縮策に疲弊し、変化を求める国民の声が、同党を政権の座に押し上げた。ただ、今後のユーロ圏との交渉は容易ではなく、危機再燃を懸念する金融市場は不安の目で見守っている。

 「急進左派は我々の希望だ」「人生最高の日」。アテネ市内に繰り出した支持者は、テレビで同党のリードが伝えられるたびにサッカーのサポーターのように笛を吹き鳴らし、肩を組んで喜びを爆発させた。興奮はチプラス党首(40)が市中心部アテネ大学本部に勝利演説のため姿を現すと最高潮に達し、数万人が「ギリシャに変化を」と書かれたポスターや旗を手に、喜びの声を上げた。

 2010年の第1次支援以降、ギリシャは事実上ユーロ圏と国際通貨基金(IMF)の監督下に置かれ、資金支援と引き換えに年金削減や公務員の削減など緊縮政策の履行を迫られてきた。国民の不満は「外国のいいなり」の政府に向かい、「ギリシャに威厳を取り戻す」と訴えた急進左派に幅広い支持が集まった。

 急進左派連合の選挙事務所に2人の娘を連れて駆けつけた写真家のバンバコス・バジェリスさん(48)は「欧州連合(EU)もこれだけの民意を無視できないはず」と緊縮緩和の交渉に期待をかけた。勝利集会には「反緊縮」で連携するスペイン、イタリア、フィンランドの左翼政党のメンバーも参加。スペインの新興左翼政党ポデモスの党員のパウラ・キンテイロさん(24)は「歴史的な日だ。ギリシャから始まった流れは欧州全体に広がる」と興奮した様子で語った。

 一方、金融市場は、「ユーロ圏各国が持つギリシャ国債の減免」といった急進左派連合の主張の実現を疑問視しているのが実情だ。英キャピタル・エコノミクスのチーフエコノミスト、ロインズ氏は「交渉が行き詰まれば(支援停止で)資金繰りが悪化し、危機が再燃しかねない」と先行きを懸念する。

 ◇急進左派連合のアレクシス・チプラス党首

 1974年7月28日、アテネ生まれ。高校時代に共産主義青年組織の中核メンバーとして学生運動を主導。国立アテネ工科大学(土木工学専攻)卒。2008年に急進左派連合の前身である左派政党の党首に就任し、09年の総選挙で初当選。12年の総選挙で財政緊縮策への反対を訴え、急進左派連合躍進の立役者となった。

313チバQ:2015/01/29(木) 23:26:50
http://www.afpbb.com/articles/-/3037798
急進左派ツィプラス党首が首相に、欧州初の反緊縮政権 ギリシャ
2015年01月27日 08:09 発信地:アテネ/ギリシャ
【1月27日 AFP】ギリシャで25日に投開票された総選挙で歴史的勝利を収めた急進左派連合(SYRIZA)のアレクシス・ツィプラス(Alexis Tsipras)党首(40)が26日、首相に就任した。ツィプラス首相は欧州で初めて反緊縮を掲げる連立政権を率いていくことになり、欧州には衝撃が広がっている。

 ツィプラス氏の急進左派が勝利したことで、ギリシャが外国の債権者らと大規模金融支援の条件の再交渉をめぐって衝突することは必至とみられる。

 急進左派は定数300の議会で149議席を獲得。歳出削減と緊縮策に公然と反対する政党が欧州で初めて政権を取った。

 決まって開襟シャツにノーネクタイというスタイルのツィプラス氏はこの日、同国首相として初めて神に対してではなく市民に対し就任を宣誓。この点でも型破りな姿勢を見せた。

 かつて共産党の青年組織に所属していたツィプラス氏は、「ギリシャ国民の利益のため常に尽力する」と誓い、過去150年間で最年少のギリシャ首相となった。

 過半数にわずか2議席足りなかった急進左派は直ちに、右派の小党である独立ギリシャ人党と協議して連立を樹立した。

 ツィプラス首相にとって最優先の課題は、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)による総額2400億ユーロ(約32兆円)という大規模金融支援の条件の再交渉という公約の実現になるだろう。これについて欧州諸国は、概して反対する姿勢を鮮明にしている。

 ギリシャが債務不履行に陥ればユーロ圏から追放されかねないという懸念が改めて広がったことにより、ユーロは対ドルで11年ぶりの安値を更新。同国株はこの日、3%以上下げて取引を終えた。(c)AFP/Guy JACKSON, John HADOULIS

314チバQ:2015/01/29(木) 23:45:12
http://www.sankei.com/politics/news/150126/plt1501260009-n1.html
2015.1.26 06:46

ギリシャ総選挙、「反緊縮派」野党が圧勝へ、連立焦点か





 【アテネ=宮下日出男】ギリシャの総選挙は25日、即日開票された結果、反財政緊縮派の最大野党、急進左派連合が与党の新民主主義党を破り、第1党となることがほぼ確実となった。政権を樹立すれば、債務危機以降、ユーロ圏初の反緊縮派政権となる。

 内務省の暫定集計(開票率49・32%)によると、急進左派の得票率は35・92%で、28・29%のNDを大きく引き離している。予想議席配分では、急進左派は第一党にボーナスとして与えられる50議席を加えて148議席、NDは78議席にとどまっている。

 両党以外では極右政党の黄金の夜明けや新興中道政党のポタミ、共産党、NDと連立政権を組んでいた全ギリシャ社会主義運動(PASOK)、独立ギリシャ人党がそれぞれ十数議席を獲得する見通しだ。

 急進左派が議会定数300のうち過半数の151議席を確保できない場合、政権樹立に向けては他の小党との連立交渉が焦点となる。連立相手としてはポタミやPASOK、独立ギリシャ人党などが候補に取り沙汰されている。

 急進左派は欧州連合(EU)が支援条件とする緊縮策の見直しや債務の減免をなどを目指す。EU側は交渉の用意を示すが、大幅な譲歩はしない構え。金融市場では交渉がもつれ、ギリシャへの支援が打ち切られるような事態となれば、同国の危機が再燃しかねないと懸念している。

315チバQ:2015/01/29(木) 23:52:16
http://www.sankei.com/world/news/150128/wor1501280026-n1.html
2015.1.28 11:20

ギリシャ新政権発足 チプラス首相、主要閣僚に反緊縮派「論客」を登用 EUに強気の姿勢

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27日、アテネで、手を振るギリシャのチプラス首相(ロイター=共同)
 【クラクフ(ポーランド南部)=宮下日出男】欧州連合(EU)主導の財政緊縮策への反対を掲げるギリシャのチプラス新内閣が27日、発足した。債務減免などのためにEUとの交渉を担う財務相には、チプラス首相が率いる急進左派連合から、経済学者で反緊縮の「論客」といわれるバルファキス氏を起用するなど、EUへの強気の姿勢を鮮明にした。

 副首相には同じく急進左派連合の経済学者でベテランのドラガサキス氏が就任。経済政策全般を統括し、EUとの交渉にも関与するとみられている。急進左派と同様に反緊縮を掲げる連立相手の「独立ギリシャ人党」からはカメノス党首が国防相に起用された。

 新政権は従来の緊縮策を見直し、国内総生産(GDP)比で180%近くに上る債務の削減や返済期間の延長などをEUに求める方針。バルファキス氏もEUの支援条件をこれまで強く非難し、現状ではギリシャの経済回復は不可能と主張してきている。

 だが、EU側は交渉の用意を示しつつも、ユーロ圏諸国など公的機関の債権放棄につながる債務削減には応じない考え。ユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長はチプラス政権の要求について「支持する国は多くない」としており、残る融資の実行を含め、今後の支援をめぐる交渉は厳しい展開が予想される。

316旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/01/31(土) 21:07:55
残念。

ワイツゼッカー元大統領死去=独
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2015013100271
【ベルリン時事】AFP通信が31日伝えたところによると、ドイツのリヒャルト・カール・フォン・ワイツゼッカー元大統領が死去した。94歳だった。(2015/01/31-20:14)

317旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/02/01(日) 09:20:00
伊大統領にマッタレラ氏=組織犯罪撲滅運動の象徴
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015013100284
 【パリ時事】イタリア議会は31日、大統領選の第4回投票を行い、憲法裁判事のセルジオ・マッタレラ氏(73)を賛成多数で新大統領に選出した。マッタレラ氏はレンツィ首相率いる与党・民主党のほか、一部野党議員からも支持を受けた。AFP通信が報じた。
 マッタレラ氏はダレマ政権下の1999年から2001年まで国防相を務め、11年10月から現職。シチリア島出身で、兄弟がマフィアに殺害されたのをきっかけに80年代に政界入りした。国内では組織犯罪撲滅運動の象徴的存在とみなされている。(2015/01/31-22:05)

318旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/02/01(日) 09:33:02
>>317
ローマの元イタリア代表FWトッティ、大統領選挙で5票獲得
http://www.soccer-king.jp/news/world/ita/20150130/276413.html
 イタリアの次期大統領選挙が29日に行われ、ローマの元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティが5票を獲得したことが分かった。イタリア紙『コッリエーレ・デッロ・スポルト』が29日に伝えた。
 5票を得た38歳のトッティだが、大統領に選出される条件の50歳以上の年齢に満たないため、トッティに投じられた票は無効となっている。
 イタリアは今月13日、89歳のジョルジョ・ナポリターノ大統領が高齢を理由に辞任。大統領選は上下両院議員と各州代表者ら1009人で投票が行われ、3分の2以上の得票を得た候補者が次の大統領に選出される。
 第一回目の投票では、フェルディナンド・インポジマート氏が120票を獲得。投票に参加した975人のうち、白紙票が538、無効票は33だった。

319チバQ:2015/02/01(日) 16:43:00
http://mainichi.jp/select/news/20150201k0000m030056000c.html

ギリシャ:急進左派政権1週間 EU内で妥協探る日々

毎日新聞 2015年01月31日 21時06分(最終更新 01月31日 23時09分)

 【ベルリン篠田航一、ブリュッセル斎藤義彦】ギリシャ総選挙(1月25日投開票)でチプラス首相率いる急進左派連合が勝利し1日で1週間。この間、チプラス政権は欧州連合(EU)の要人と相次いで会談、選挙戦での過激な主張は抑制し協力を強調、正面衝突は避け妥協点を探る作戦に出ている。首相は仏伊首脳との会談も予定しており、南欧勢力をまとめEU内で有利な立場作りも模索する。一方、緊縮策にこだわるドイツには外堀を埋められる懸念があり、EU要人のギリシャ訪問を批判するなど危機感を強めている。

 「チプラス政権は革命政権ではなく、知性も常識もある。彼らにチャンスを与えるべきだ」。ギリシャ政府高官は毎日新聞に話す。チプラス首相はアテネを訪問したEUのシュルツ欧州議会議長、ユーロ圏財務相会議のデイセルブルム議長に対し債務削減の要求はぶつけず、EUとの協力を強調、新たな財政赤字を出さない点も約束した。債務交渉が「長い時間がかかる」と述べ、国民の期待値を下げようとしている。

 バルファキス財務相は支援策を主導するEU、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)の3者(通称トロイカ)との交渉を拒絶する一方、EUと話し合うと述べた。財政破綻した国家の救済ノウハウがなかったEUに強烈な緊縮策を持ち込んだIMF外しを狙った模様だ。

 チプラス政権がEUのみと交渉すれば活路があるとにらんだ背景には、フランス、イタリアの穏健左派主導の政権がある。仏伊は雇用や成長を重視する政策を取り、フランスはEUで決められた財政赤字を3%以下に抑えるルールを2015年予算でも守れず、欧州委員会に黙認してもらっている。EU外交筋は「仏伊がギリシャを盾に、緊縮策にこだわるドイツに対抗し、EUを変質させようとしている」と予測する。

 一方、ドイツのメルケル首相、ショイブレ財務相は相次いで「債務減免はない」と表明した。首相は「支援にはギリシャ自身の改革が前提」との考えを改めて示し「債務減免はない」と強調。財務相も「私が責任あるギリシャの政治家なら、減免の議論などしないだろう」と述べた。メルケル、チプラス両首相が早期に会談する観測について、独政府報道官は否定。ショイブレ財務相はEU要人のギリシャ訪問を「間違い」と批判した。


 保守のメルケル首相と大連立政権を組む穏健左派の社民党には「民意を尊重し、経済成長にも目配りすべきだ」との意見がある。メルケル首相、ショイブレ財務相の厳しい発言の背景として独メディアは緊縮にこだわる首相、財務相の政策がEU内で劣勢になることへの危機感を指摘する。

320チバQ:2015/02/01(日) 16:43:41
>>317
http://mainichi.jp/select/news/20150201k0000m030050000c.html

イタリア:新大統領にマッタレッラ元国防相を選出

毎日新聞 2015年01月31日 20時42分(最終更新 01月31日 23時24分)


 【ローマ福島良典】イタリア上下両院議員と州代表の合同会議は31日、高齢を理由に2期目途中の1月14日に辞任したナポリターノ大統領(89)の後任に、レンツィ首相(40)の中道左派・民主党が擁立した元国防相のセルジョ・マッタレッラ憲法裁判事(73)を選出した。任期は7年。イタリアが第二次世界大戦後に共和国となって以来、第12代大統領。2月3日に就任予定。

 マッタレッラ氏とそりの合わないベルルスコーニ元首相(78)が率いる中道右派「フォルツァ・イタリア」議員の大半は白票を投じた模様。大統領選のしこりから、レンツィ首相が今後、元首相の協力を得られない場合、政権の緊急課題である構造改革に支障が出る恐れがある。

 マッタレッラ氏はイタリア南部シチリア島パレルモ生まれ。1980年にシチリア州知事だった兄をマフィアに殺害された後、政界入りし、83年に下院議員に当選。90年、ベルルスコーニ元首相所有のメディア企業を利するとみられたメディア自由化法案に抗議して教育相を辞任した。99〜2001年に国防相を務めた。11年10月から憲法裁判事。

 合同会議は上院(321議席)、下院(630議席)の議員と20州の代表58人の計1009人で構成。29、30両日、計3回の投票が実施されたが、必要票数(3分の2以上)を得た候補が出ず、31日の第4回投票では規定により必要票数が過半数に引き下げられ、マッタレッラ氏は665票を獲得した。

 イタリアの大統領は国家元首。儀礼的な役割が大きいが、議会解散、首相任命、国民投票実施などの権限を持ち、政治危機の際には調整役を果たす。ナポリターノ氏は一昨年2月の総選挙後の政治混乱を収拾した。

321チバQ:2015/02/02(月) 19:49:08
http://www.afpbb.com/articles/-/3038414
伊新大統領にマッタレラ氏、兄弟をマフィアに殺され政界入り
2015年02月01日 10:51 発信地:ローマ/イタリア

【2月1日 AFP】イタリア議会で1月31日、大統領選の投票が行われ、シチリア(Sicily)島出身の憲法裁判事セルジオ・マッタレラ(Sergio Mattarella)氏(73)が新大統領に選出された。

 マッタレラ氏は高齢を理由に辞任したジョルジョ・ナポリターノ(Giorgio Napolitano)前大統領の後継者となる。マッタレラ氏はマッテオ・レンツィ(Matteo Renzi)首相率いる中道左派・民主党(Democratic Party、PD)に支持されていた。

 マッタレラ氏は、「私はまず第一に国民の希望と困難についてを考えている」と述べた。マッタレラ氏の大統領就任はレンツィ首相にとって政治的勝利でもある。同首相はツイッターに「おめでとうマッタレラ大統領!イタリア万歳!」と喜びの投稿をした。

 マッタレラ新大統領は、一般的な知名度こそ低いが、25年間の政治的キャリアを有し、これまで左派・右派の内閣で閣僚経験を持つ、政界で一目置かれる人物。兄弟がシチリアでマフィアに殺害された後、政界入りした同氏は、その高潔な人間性でも知られている。(c)AFP

322チバQ:2015/02/02(月) 21:10:24
http://www.afpbb.com/articles/-/3038419
マドリードで大規模デモ、新党ポデモスが呼びかけ
2015年02月01日 16:55 発信地:マドリード/スペイン
【2月1日 AFP】スペインの首都マドリード(Madrid)で1月31日、反緊縮財政を掲げる新党ポデモス(Podemos)が初めて呼びかけた大規模なデモ行進が行われた。主催者発表によれば参加者は30万人。警察は約10万人としている。

 先月25日に投票が行われたギリシャの総選挙で急進左派連合(SYRIZA、シリザ)が勝利を収めたことが、「反体制」を掲げるポデモスの人気を後押ししている。今年11月に総選挙の実施が予定される中、世論調査でのポデモスの支持率は大幅に上昇している。

 デモに参加した人たちは、「今こそ変化のとき」と書かれたプラカードを掲げ、「私たちにはできる!」と声を上げながら、市庁舎から市内中心部の広場「プエルタ・デル・ソル(Puerta del Sol)」に向かった。多くの人たちの手には、ギリシャ国旗と赤と白のシリザの旗が握られていた。

「私たちにはできる」を意味する「ポデモス」は結党からわずか約1年。しかし、昨年5月に実施された欧州議会選で5議席を獲得するなど、すでにスペイン政界を大きく揺るがしている。

 2011年、スペイン各地の広場を埋め尽くした「怒り」を表す抗議活動から生まれたポデモスは、政治の変化を要求。黒字企業による解雇の防止や公的医療保険制度の導入、最低賃金の「大幅な」引き上げなどを求めている。(c)AFP/Daniel SILVA

323チバQ:2015/02/03(火) 21:05:42
http://mainichi.jp/select/news/20150203k0000e030161000c.html
クロアチア:貧しい家庭救済…6万人借金棒引き政策
毎日新聞 2015年02月03日 10時06分

 2013年の欧州連合(EU)加盟後も経済低迷に苦しむクロアチアは2日、貧しい家庭の約6万人を対象に借金を棒引きにする政府主導の事業「新たな出発」を始めた。欧州メディアによると、対象となる借金総額は約21億クーナ(約360億円)に上る。

 14年のクロアチアは6年連続マイナス成長となる見通し。昨年12月の失業率も16%を超え、与党の社会民主党に対する国民の不満が高まっている。

 ことし1月実施された大統領選の決選投票では野党候補が現職を破り当選。ことしは議会選挙も予定され、社民党政権は低所得者層の支持を得るため救済策を打ち出したとみられる。(共同)

324チバQ:2015/02/05(木) 23:06:36
http://www.cnn.co.jp/business/35060031.html
クロアチア、貧困家庭の「借金棒引き」 最大100万円余
2015.02.05 Thu posted at 18:29 JST
ロンドン(CNNMoney) 東欧のクロアチア政府は5日までに、電気代などの支払いにも事欠く同国の低所得層の約6万人の借金を棒引きにする政策を発表した。
同国経済は景気停滞に悩んでおり、債務を帳消しにして消費者の信頼感や支出の拡大を狙う。四半期ごとの国内総生産(GDP)は2011年末以降、縮小を続ける悪循環に陥っている。
1人当たりで最大6万クーナ(約103万円)の債務を免除する。この政策は「新たな出発」と銘打たれたもので、多数の銀行、電話や電力などの企業、地方政府なども支持している。
同政策は特に、過去3カ月間の収入が2500クーナ以下などの経済的な苦境の条件を満たす貧困世帯の救済を狙っている。
クロアチア政府はこれほど大規模な借金棒引きの政策はこれまでなかったと指摘。ただ、1回のみ打ち出す措置としている。
政権の支持率は最近低下しており、16年2月末までに予想される議会総選挙で支持率向上を図る政策との見方もある。
国際通貨基金(IMF)はクロアチア政府に対し経済再生のための改革案のリストを提示している。昨年11月には金銭的に貧窮する世帯の借金支払いの免除案を支持していた。

325チバQ:2015/02/06(金) 19:41:40
http://mainichi.jp/feature/news/20150205mog00m030003000c.html
仏風刺画:表現の自由を脅かす「タブー」への反発
2015年02月06日
 1月7日にパリで起きたフランスの週刊紙「シャルリーエブド」襲撃事件は、容疑者がイスラム過激派を名乗り、また同紙がこれまで再三、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載していた背景から、「イスラム教徒」、「表現の自由」という、この国の根幹に関わる問題を浮き彫りにしている。

 12人が亡くなる悲惨な殺りくの舞台となった同紙本社前には、同紙への共感と連帯を示す「私はシャルリー」の標語とともに、無数のペンが花とともに手向けられている。

 まずシャルリーエブド紙について触れなければならない。事件1週間後のパリ各地のキヨスクには、早朝から発売を待つ人の行列ができた。今でこそ世界に名を知られることになった同紙だが、通常の発行部数は3万部程度で、事件後、初めて手にしたというフランス人が大半だ。日本に比較対象になるようなメディアが見当たらないので例えるのが難しいが、それほど大上段に構えた反権力の言論機関という趣はない。普段から紙面はイラストや漫画で大半が埋められており、確かに政治家など権力者が風刺の対象の中心になっているものの、イラストそのものを見れば、女性のヌードなど、低俗に近い印象を与えるものも多い。

 事件1週間後の表紙に掲載されたムハンマドが涙を流す風刺画について、「まだやるか」と国内外のイスラム教徒を中心に抗議の声が上がったが、過去の風刺画と比べると、相当、抑制している印象を受けた。過去にはそれほどひどいものがあった。

326チバQ:2015/02/06(金) 19:41:59
私は2012年9月、当時は別の場所にあったシャルリーエブド紙を取材に訪れたことがある。当時も今回同様、ムハンマドの風刺画の掲載を巡って、世界中で反発が起きていた。今回の事件で難を逃れた当時のジェラル・ビアル編集主幹が取材に応じ「なぜ反感を持たれるのか理解できない。見たくない人は見なければいいだけだ」と語った。取材中、襲撃事件で殺害されたステファヌ・シャルボニエ(通称シャルブ)氏が現れ、あいさつだけ交わしたのを覚えている。

 シャルリーエブド紙の言い分は「自分たちは常に時事問題を扱っており、たまたま今回、ムハンマドを取り上げただけだ。ムハンマドだけを特別に批判の対象にしていない」という趣旨だった。確かにその通りだ。だが当時掲載されたムハンマドの風刺画は、紹介するのがはばかられる内容だった。イスラム教ではそもそも預言者を描くこと自体が禁忌だ。「これはイスラム教徒が怒っても当然だろう」と率直に思った。

 議論を複雑にしているのが、ユーモアのセンスの違いだ。フランス人は自分たちが奥深いユーモアを理解し、それを分からない方が悪いぐらいに思っている印象がある。これまでにも仏メディアは再三、福島第1原発事故で避難生活を余儀なくされている人の神経を逆なでするような、放射能の影響で腕が3本ある力士の風刺画などを載せている。毎回、日本大使館が抗議するなどの騒ぎになったが、当のフランス人たちは「ユーモアの範囲内」として、あまりピンときていない様子だった。私が日本に一時帰国してフランスに戻った直後、支局で鼻血が出た時に、フランス人の助手が「フクシマの影響かもね」と言って笑った時にも不快感を持った。文化的に個人の主張が先に立ち、周囲を思いやる感覚にやや欠ける国民であるというのが、この国で人物観察をしている私の印象だ。一方で、裏を返せば、相手の無神経さを許容する土壌もある。なのでイスラム教徒の感じる怒り、違和感は当然、理解できる。

 だが、言論の自由をことのほか大切にするフランス人の感覚も同時に理解しなければならない。1789年の革命後、王の首をはねて共和国となったフランスで、自由、平等、友愛の国是は絶対的な価値を持っている。その自由の根幹となるのが表現の自由だ。そしてその自由を最も脅かすのが、タブーと自己規制だ。相手への思いやりと自己規制の線引きは難しい。

 そこに移民の統合の問題が絡んでくる。フランスのイスラム系人口は推定で600万人。人口の約1割と言われている。イスラム教徒と一言で言っても多様で、パリの街を見渡せば分かるように、白人のフランス人と同じような趣味の服を着て、ヘッドホンで音楽を聴きながら大通りを闊歩(かっぽ)する人もいれば、ベールをかぶるなど伝統的な文化を大切にする人もいる。

 フランス政府は戦後の成長期の労働力不足を補うために北アフリカの旧植民地から労働者を招いた。1970年代以降に彼らが祖国の家族を連れて来たいと言った時、フランス社会に同化させる政策が足りなかったと今、指摘されている。実際、パリの郊外には白人が一人もいないような移民の集住地域ができ、就職を含めたさまざまな場面で差別を受ける状態が続いている。

 フランス人に接していて、イスラム教徒を話題にする時、ことさら差別につながりかねない言葉や表現に気をつかっているのに気付くことがある。自由、平等の共和国の理念に反する差別が存在することに後ろめたさを感じ、また認めたくないのかもしれない。やや極端に言うなら、イスラム教徒の移民に対し、社会全体が腫れ物に触るように接しているような印象すら受ける。そしてその、ある意味、タブー視することこそが、時には自由の理念への脅威となる。シャルリーエブドのムハンマド風刺には、ユーモアのセンスの違いや文化的なある種の無神経さに加え、フランス社会に表れた新たなタブーへの反発という背景がある。

 理想はイスラム教徒の生活水準が改善し、差別がなくなり、信仰を守りつつ仏社会との深い一体感が実現することだ。だがそれまでにどれだけ時間がかかるのか、はたして実現するのかも分からない。重い課題を突きつけられ、現実と理想のジレンマにフランス社会は悩んでいる。【パリ宮川裕章】

327チバQ:2015/02/08(日) 13:31:08
http://www.sankei.com/world/news/150207/wor1502070035-n1.html
2015.2.7 16:28
【仏紙銃撃テロ】
欧州で広がる「国籍剥奪」の動き “自国育ちテロ”食い止め





 フランス連続テロの発端となった風刺週刊紙シャルリエブド銃撃から7日で1カ月。欧州では「ホームグロウン(自国育ち)」のテロリスト対策として、テロ事件の容疑者や被告の国籍を剥奪する動きが広がっている。

 警官殺害テロを企てていたとされる過激派グループを1月に摘発したベルギーでは、政府が事件翌日に新たなテロ対策を発表。同国では既にテロで有罪となった被告が二重国籍者で、国籍取得から10年未満の場合、裁判所の判断で国籍を剥奪できる。政府はこれを移民の第2、第3世代まで適用する案を検討中だ。

 フランスではイスラム過激派活動に関わったとして有罪判決を受け昨年5月に国籍を剥奪されたモロッコとの二重国籍者への処分が違憲か否かが問われ、今年1月、憲法会議が合憲との判断を示した。連続テロ事件を受け、有罪判決がなくても剥奪を可能にすべきだとの議論も出ている。(共同)

328チバQ:2015/02/08(日) 20:17:28
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015020702000126.html
連続テロ1カ月 差別と貧困 仏社会を分断
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2015年2月7日 朝刊


 【パリ=渡辺泰之】風刺週刊紙シャルリエブドが襲撃されたテロ事件から7日で1カ月。スーパー立てこもりも含めた一連の事件では計17人が死亡したが、移民系住民が集住する「郊外地域」が抱える問題がクローズアップされている。社会と「分断」される一部の郊外は貧困が深刻になり、犯罪やテロ予備軍を生む土壌になっているとの指摘もあり、あらためて重い課題を仏社会に突きつけている。
 パリ北部に位置するモスク(イスラム教礼拝所)近く。周囲には低所得者向けの住宅が目立ち、移民系住民が多く暮らす地区だ。エンジニアのモハメッドさん(25)は「私は特技を生かした職に就いているが、仲間の多くは仕事を探すのも難しい。名前だけで就職がはじかれてしまう。明らかな差別を感じる」とイスラム教徒を取り巻く厳しい現状を訴えた。民間研究機関によると、低所得者層が多く居住する全国七百カ所以上の郊外地域の失業率は24%に達する。この地域を除いた分の失業率(9・9%)の二倍以上だ。
 「フランスには地域的、社会的、民族的なアパルトヘイト(人種隔離)がある」。先月末、バルス首相は会見で、郊外の現状を刺激的な言葉で表現した。二〇〇五年には、パリ郊外で警官に追われた移民系の少年二人が変電所で感電死したことをきっかけに、若者の大暴動に発展したこともある。
 仏国内のイスラム教徒の現状に詳しい、エクサンプロバンス政治学院のフランク・フレゴジ研究員は「過激思想に傾倒する若者は、社会から外れ、家族に亀裂がある若者らだ。貧困状態で、移民が集住する郊外の出身者が多い」と指摘。「これまで問題を解決してこなかった政治や教育の責任が大きい。移民が抱える社会的、経済的な不満の『根』を理解することが大切。社会との断絶を決定的にしてはならない」と訴える。
<フランス連続テロ> パリの風刺週刊紙シャルリエブド本社に1月7日、サイド・クアシ、シェリフ・クアシの容疑者兄弟が押し入って銃撃。風刺画家ら10人と警官2人の計12人が死亡した。8日にアメディ・クリバリ容疑者がパリ南郊で女性警官を射殺。9日にはクアシ容疑者兄弟がパリ北東の印刷会社に、クリバリ容疑者がパリ東部の食料品店に立てこもった。特殊部隊が両現場に突入し、容疑者3人を射殺。食料品店の人質4人が死亡し、一連の事件の犠牲者は17人に上った。 (共同)

329チバQ:2015/02/08(日) 20:56:42
http://www.sankei.com/world/news/150207/wor1502070054-n1.html
2015.2.7 20:55

ギリシャとEUが対立…独財務相「意見が不一致で合意した」と皮肉 債務危機再燃も…





(1/2ページ)
 「反緊縮」財政を掲げるギリシャ新政権の誕生で、ユーロ圏は再び混乱に見舞われている。巨額債務の一部免除を求めるギリシャに対し、欧州連合(EU)は反発。交渉がまとまらず、ギリシャのユーロ離脱が現実味を帯びれば、欧州債務危機の再燃を懸念する声も大きくなりそうだ。

 「意見が不一致であることには合意した」

 5日、ドイツのショイブレ財務相は、緊縮見直しを求めるギリシャのバルファキス財務相とのベルリンでの会談終了後、皮肉を込めて報道陣にこう語った。

 野村証券によると、ギリシャの政府債務残高は計約3200億ユーロ(約43兆円)と巨額で、このうちギリシャ支援の枠組みを主導するEU、国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)による「トロイカ(三者)体制」の負担分は国債を含めて2千億ユーロを超す。

 トロイカ体制は、ギリシャ支援の条件として厳しい緊縮策を課しているが、ギリシャ国民の生活は年々苦しくなっている。

 1月末に発足したチプラス政権は、緊縮策で解雇された公務員の再雇用▽国営・公営企業の民営化凍結−などばらまき策を公約に掲げるとともに、ユーロ圏諸国に対し、債務の減免(現在は利子負担の圧縮などに修正)を求めた。


 これに対し、ECBはギリシャの銀行向け低利融資に信用力の低いギリシャ国債を担保として認める特例措置を11日に停止する。ギリシャの反緊縮路線にECBが警告を発した形だ。

 ECBは当面、ギリシャ中央銀行が独自にユーロ紙幣を発行し、民間銀行の資金繰りを支えることは認めるが、「ギリシャがばらまき策を改めなければユーロの信認が失われる」として発行を禁じる可能性もある。ギリシャへのEUなどの金融支援が今月末に期限を迎え、今夏には国債の大量償還(約80億ユーロ)も控える中、ギリシャが資金不足に陥る懸念が高まる。

 昨年末には、ギリシャの銀行預金が計40億ユーロ(約5400億円)流出。野村証券の岸田英樹シニアエコノミストは「取り付け騒ぎが広がれば、ギリシャ経済は崩壊する」と分析する。

 ギリシャ不安の長期化で世界の金融市場は危機再燃を意識し始めた。日本の財務省幹部は「ギリシャがユーロから離脱してしまうと影響は計り知れない」と警戒。ギリシャ問題の処理を誤ると、ユーロの存続そのものが問われることになる。(藤原章裕)

330チバQ:2015/02/09(月) 19:57:30
http://mainichi.jp/select/news/20150210k0000m030059000c.html
ナイジェリア:大統領選を3月に延期 ボコ・ハラム掃討へ
毎日新聞 2015年02月09日 19時40分

 【ヨハネスブルク服部正法】イスラム過激派ボコ・ハラムの勢力拡大による治安悪化を理由に、西アフリカ・ナイジェリアの選挙管理委員会は7日、今月14日に実施予定の大統領選と議会選を3月28日に延期すると発表した。これについて、形勢を危ぶむ与党側からの圧力に選管が屈したとの見方が野党側から出ており、今後与野党支持者の対立がさらに強まる可能性がある。

 「民主主義の大きな後退だ」。最大野党「全進歩会議(APC)」の最高幹部は選管の延期決定を声明でそう批判した。ケリー米国務長官は延期決定について声明で「深い失望」を表明した。

 選管のジェガ委員長は7日の会見で延期決定の背景として、ボコ・ハラム掃討に「少なくとも6週間」必要とする当局の見方を明らかにした。ボコ・ハラムは2009年以降、テロ攻撃を繰り返しており、ロイター通信によると、APCの大統領候補で、現職ジョナサン大統領との一騎打ちの公算が大きいブハリ元最高軍事評議会議長は「6年間(鎮圧)できなかったことを、彼ら(治安当局)は6週間ではできない」と皮肉った。

 ボコ・ハラムは昨年4月、北東部チボクの女子校から約270人の女子を拉致。国際社会に衝撃を与え、ナイジェリア政府による救出やボコ・ハラム鎮圧への期待が高まったが、事態は好転していない。ボコ・ハラムは同8月には支配地域でのイスラム国家樹立も宣言して制圧地を拡大し、国家の分断化を進めている。さらには隣国カメルーンなどへの攻撃も強めている。

 「ジョナサン氏対ブハリ氏」の大統領選の構図は前回(11年)と同様だが、ボコ・ハラムへの対応への批判や政府内の汚職への不満が強まっており、最近では両氏の支持率が拮抗(きっこう)している。ジョナサン氏は南部出身のキリスト教徒で、ブハリ氏は北部のイスラム教徒。支持者の対立が地域・宗教間対立に発展する懸念も指摘される。前回選の直後には北部を中心にブハリ氏支持者らが暴徒化するなどして、約800人の死者が出た。

331チバQ:2015/02/09(月) 19:59:44
http://mainichi.jp/select/news/20150210k0000m030053000c.html
イタリア:新大統領のマッタレッラ氏…主張曲げず筋を通し
毎日新聞 2015年02月09日 19時19分

 ◇「法の番人」憲法裁の判事務め「マフィアの敵」とも呼ばれ
 イタリア新大統領に就任したセルジョ・マッタレッラ氏(73)。シチリア州知事だった兄、ピエルサンティ氏(当時44歳)が1980年にマフィア「コーザ・ノストラ」の凶弾に倒れた。6歳年上の兄の遺志を継いで政界に入り教育相、副首相、国防相などを歴任。2011年から「法の番人」憲法裁の判事を務め、「マフィアの敵」とも呼ばれる。

 シチリア島パレルモのカトリックの政治家一家の生まれ。主張を曲げず、筋を通す。中道右派「フォルツァ・イタリア」のベルルスコーニ元首相との間には確執がある。90年、元首相お抱えのメディア企業に有利なメディア自由化法案が可決されたことに抗議し、教育相の職を辞した。

 1月31日の選出直後、第二次大戦中にナチス・ドイツが市民ら335人を殺害したローマ郊外の虐殺跡地を訪問。「諸国民が一丸となってナチを打ち負かしたように、欧州と世界が団結すれば、我々をテロの時代に引きずり込もうとしている者たちを打ち負かすことができる」と訴えた。

 でしゃばらない姿勢が持ち味で、国民の尊敬を集める。フランシスコ・ローマ法王は祝電で「イタリアの団結と調和」を祈願した。個性派政治家が多く、波瀾(はらん)万丈のイタリア政界の重しとなる。【ローマ福島良典】

332チバQ:2015/02/09(月) 20:05:27
http://www.asahi.com/articles/ASH291Q05H29UHBI002.html
仏下院補選 与党・社会党、右翼FNに薄氷の勝利
パリ=青田秀樹2015年2月9日13時24分
 仏東部ドゥー県で8日、国民議会(下院)補選の決選投票があった。与党・社会党は、フレデリック・バルビエ氏(54)が無効票などをのぞいて51・4%の得票で議席を守った。一方、右翼・国民戦線(FN)のソフィー・モンテル氏(45)の得票は48・6%に達した。1月の連続テロの後、初の国政選挙で、移民規制の強化などを訴えるFNの勢いを印象づけた。

 補選は、社会党のモスコビシ前財務相が欧州連合(EU)の閣僚にあたる欧州委員(経済・金融担当)に転じたことに伴って実施された。

 1日の第1回投票で2位だった社会党のバルビエ氏は中道右派の票も一部、取り込んだ。FNのモンテル氏は議席に届かなかったが、首位に立った第1回投票(得票率32・6%)からの上積みが15ポイントを超えた。

 投票率は49・1%だった。(パリ=青田秀樹)

333チバQ:2015/02/11(水) 12:36:14
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150210/mcb1502100500031-n1.htm
「オランダ化」する欧州 小党乱立、政治リスク高まる恐れ (1/3ページ)
2015.2.11 05:48 Tweet

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英国ロチェスターにある英独立党本部の前に立つナイジェル・ファラージ党首。昨年11月に実施された英下院補欠選挙で同党候補が与党・保守党の候補に勝利した。欧州では少数政党が乱立する傾向が強まり、5月に総選挙を控える英国では少数政党の動向が注目される=昨年11月21日(AP)
英国ロチェスターにある英独立党本部の前に立つナイジェル・ファラージ党首。昨年11月に実施された英下院補欠選挙で同党候補が与党・保守党の候補に勝利した。欧州では少数政党が乱立する傾向が強まり、5月に総選挙を控える英国では少数政党の動向が注目される=昨年11月21日(AP)【拡大】
 欧州の政治に「オランダ病」の影が忍び寄っている。少数政党が乱立する同国では不安定な連立政権が慢性化しているが、背景にある既成政党の地盤沈下は今や域内全土に共通する現象だ。同時に移民排斥など極端な主張を掲げる新興政党が支持を伸ばす中、各国や欧州連合(EU)の政策調整は難しくなる恐れがあり、政治リスクが市場を揺さぶる局面も増えそうだ。

 任期全う政権一つ

 欧州政治の行く末を垣間見たければ、オランダに目を向けるとよい。議会で11もの政党が乱立、不安定な連立内閣の連続、支持率が20%以上の政党が皆無…。こうした要因が重なって同国では過去20年、任期を全うした政権はたった一つしかない。

 ルッテ首相率いる中道右派の自由民主党と第二党で中道左派の労働党が組む現在の連立政権も、発足から約2年の昨年末に早くも崩壊の瀬戸際に追い込まれた。野党の支持がなければ通過できない医療法案をめぐって議会が紛糾したためで、不成立なら10年で5度目となる前倒し総選挙に追い込まれる恐れもあった。法案は結局、土壇場で合意にこぎ着けたが、深夜に及んだ交渉のため首相はEU首脳会議の欠席を余儀なくされた。

 北欧から南欧まで各国で有権者の既成政党離れが進み、それに乗じて新興政党が支持を広げる中、オランダは不安定な政治という点で欧州の先駆者となっている。「どの国もオランダと同じ道をたどっていると思う」。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのサイモン・ヒックス教授はそう語る。

 こうしたオランダ病が次にはびこりそうなのが、5月7日に総選挙を控える英国だ。キャメロン首相率いる与党・保守党は英独立党(UKIP)に、最大野党・労働党や連立与党・自由民主党はスコットランド民族党や緑の党にそれぞれ支持者を奪われている。最新の世論調査によると少数政党の支持率は合計で約25%に達しており、伝統的な2大政党である保守、労働両党ともに単独では過半数を得られないのがほぼ確実な情勢だ。

 極端な新興政党台頭

 アムステルダム大学のサラ・デランゲ准教授は欧州政治の現状について、既成政党の凋落(ちょうらく)と並行して政治的立場が極端な新興政党が台頭していると指摘する。オランダでこうした動きを代表するのが、イスラム教徒や移民の排斥、EU離脱を掲げる極右の自由党だ。1月25日に公表された最新の世論調査では、ウィルダース党首率いる同党が支持率トップに立った。

 フランスでも同様の主張をする極右・国民戦線が勢いづいており、マリーヌ・ルペン党首は2017年の大統領選の第1回投票で首位に立つ可能性がある。また前出の英UKIPも移民排斥やEU離脱を掲げているほか、北欧各国でも反移民・ユーロ懐疑派の政党が伸長している。

 急進的な政党がどこまで躍進できるかを示してみせたのがギリシャだ。1月の総選挙では、1974年の民政移管後、国政を支配してきた2大政党を抑え、反緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)が勝利した。年内に総選挙を予定するスペインでも、昨年設立された反緊縮派の左派政党ポデモスが複数の世論調査でトップを独走する。
 オランダでの少数政党乱立には選挙制度の影響もある。比例制の下院選では有効投票の0.67%を得票すれば議席が配分されるからだ。ドイツでは比例の場合5%の得票が必要で、英下院選は選挙区ごとに候補者が争う単純小選挙制をとる。とはいえ、欧州における既成政党の衰微には「国や社会がはるかに多様化し、地理的な分裂も進んできた」(ヒックス教授)という変化が根本的な背景にあり、趨勢(すうせい)は当面変わりそうにない。

 少数政党の乱立や政治勢力の分極化は連立交渉や政策決定のハードルを上げており、欧州政治が市場の波乱要因となる機会も多くなりそうだ。実際、昨年11月にUKIPが補欠選挙で2勝目を収めた後には英ポンド相場が下落している。(ブルームバーグ Corina Ruhe)

334チバQ:2015/02/12(木) 21:34:23
http://www.sankei.com/world/news/150212/wor1502120021-n1.html
2015.2.12 10:33

EUとギリシャが対立、支援策めぐり溝埋まらず ユーロ圏財務相会合

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11日、ブリュッセルで、報道陣の取材に答えるユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)は11日、ギリシャへの金融支援をめぐり、臨時のユーロ圏財務相会合をブリュッセルで開催した。財政緊縮策を伴う現行支援を拒否するギリシャと、継続を要求するユーロ圏側の溝は埋まらず、16日に予定されている次回財務相会合で協議を継続することになった。

 今回の会合には、反緊縮策推進を挙げ発足したギリシャの新政権が初参加。今後の交渉進展に向けた手順を示す共同声明の作成を目指したが、合意に達せず、双方の歩み寄りの難しさが浮き彫りになった。

 それでも、議長は「有益で、いくつかの進展があった」と述べた。ギリシャのバルファキス財務相も会合後に「非常に建設的な議論だった」と語った。

 ギリシャは新たな支援枠組みと、その実行までの「つなぎ措置」を求め、EU側は従来の枠組みの維持を主張したとみられる。英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)によると、共同声明をめぐっては、バルファキス氏が一度は同意したが、電話で相談したギリシャ政府側がこれを拒否したという。

 財政再建中のギリシャは3月にも資金繰りに窮すると懸念されている。

335チバQ:2015/02/12(木) 23:32:29
http://www.afpbb.com/articles/-/3038662
「ユダヤ人お断り」求人広告に怒りの声、フランス
2015年02月04日 09:54 発信地:パリ/フランス
社会
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「ユダヤ人お断り」求人広告に怒りの声、フランス ×仏リヨンでユダヤ系団体が行ったデモに参加した人々(2014年7月31日撮影、資料写真)。(c)AFP/ROMAIN LAFABREGUE 写真写真拡大をみる 写真購入のお問合せはこちら
【2月4日 AFP】フランスの反人種差別団体「SOSラシスム(SOS Racisme)」は3日、インターネット上に「できればユダヤ人以外の」グラフィックデザイナーを募集する求人広告が掲載されたことを受け、人種差別の疑いがあるとして告発状を提出した。

 この求人はグラフィックデザイン会社NSLスタジオ(NSL Studio)が専門ウェブサイト「www.graphic-jobs.com」に2日に掲載したもの。後に同サイト運営者により削除されたが、ネット上では広告に対する怒りの声が巻き起こった。

 同社は後に自らのウェブサイトで、「わが社は差別を行わない健全な組織だ」と述べ、「反ユダヤ的な」求人広告から距離を置く立場を表明。「広告の責任者に事情を聞き、調査を実施して、実際に同社から出たものであった場合には、必要な措置を取る」と述べている。同社はこれより先にツイッター(Twitter)の自社アカウントで、この求人広告はハッキングされたものだと発表していた。

 SOSラシスムのスポークスウーマンはAFPの取材に対し、「これは、属している、または属しているとみられる人種、民族グループ、宗教を理由に、公然と人を差別する明白な事例」と語った。同団体が提出した告発状は特定の人物または団体を対象としたものではなく、責任の所在は今後の調査で断定される見込み。(c)AFP

336とはずがたり:2015/02/14(土) 16:48:55
おおw

ギリシャがドイツにナチス占領時の損害賠償請求、ドイツは拒否「賠償請求の考えをどこから得たのかは明らか」「アレキサンダー大王は…」―欧米ネット
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150213-00000018-rcdc-cn
Record China 2月13日(金)8時18分配信

ロイター通信の報道によると、ギリシャのコチアス外相は10日、ドイツのシュタインマイヤー外相と共同で行った記者会見で、ギリシャが第二次大戦中にナチス・ドイツから受けた損害に対する賠償請求を検討していることを明らかにした。これに対して、シュタインマイヤー外相は、ドイツは1941年から1944年にかけて起きた「おぞましい出来事」に対する政治的、道義的責任は十分に認識していると述べた上で、賠償に関しては、法的に完全に解決したと述べた。

ギリシャでは、ドイツが債務返済を強く求めていることに対して不満が高まっており、第二次世界大戦の賠償請求問題の議論が高まっている。この報道を受けて、欧米のネットユーザーがコメントを寄せている。

「韓国と中国が日本に対して同様の賠償請求をして、拒否されている。韓国人は日本に対して『ドイツを見習うべき』と主張し続けているが、今回の報道は興味深いね」

「ドイツが賠償金を払うべきだって?ギリシャはその考えをどうやって思いついたか、誰もが分かっているだろうね」

「アレキサンダー大王は南ヨーロッパ、中東、中央アジア、北アフリカを征服した。ギリシャは当時、占領された何十もの国々に対して賠償金を払うことを検討しているだろうか?ギリシャも払うべきだと思う」

「ギリシャは、アレキサンダー大王の時代にイランの首都を焼き払ったことに対して賠償金を支払うべきだと思う」

「過去を水に流すべきだ。ドイツが唯一できることがあるとすれば、ドイツ企業にギリシャ人の雇用を創出させることだ」

「ギリシャがEUから脱退してくれたらうれしい」

「ギリシャはどんどん不愉快な国になっていて、他国に寄生するようになってきている」

「それなら私はアメリカ人として、日本には真珠湾攻撃について、サウジアラビアには9.11の同時多発テロについて、その他諸々を関係する各国に賠償請求するよ」

「ギリシャは無謀な支出や腐敗した首脳たちのせいで自国を経済破綻に追いこんだのだから、どんな支援を受けるに値しない。だが、ナチス・ドイツからの賠償金は別だ。ドイツはナチス・ドイツが占領した全ての国々に永遠に賠償金を払うべきだ」(翻訳・編集/蘆田)

ナチス占領の損害賠償を請求するギリシャを、ドイツが拒否!=韓国ネット「ドイツを見習えと日本に言っていたのに…」「非常識なのは韓国政府?」
http://www.recordchina.co.jp/a102375.html
配信日時:2015年2月12日 11時47分

2015年2月9日、韓国・聯合ニュースによると、ギリシャがナチス・ドイツの占領による損害への賠償請求を検討していることについて、ドイツのガブリエル副首相が反論した。

ギリシャのチプラス首相は8日に行われた国会演説で、「ドイツには、ギリシャ国民や歴史、そして、ナチズムと戦って傷付いた全欧州人への道義的な義務がある」と述べ、ナチス・ドイツの占領による損害への賠償を請求する方針を明らかにした。

これに対し、ドイツのガブリエル副首相は9日、「ギリシャの要求には根拠がない」と反論。また、シュタインマイヤー外相も、10日に行われたギリシャのコチアス外相との共同記者会見で、「賠償問題は解決済みだ」と述べ、支払いを拒否した。

337チバQ:2015/02/16(月) 21:52:19
http://www.afpbb.com/articles/-/3039723
英首相への布石?「米国籍は捨てる」と英ロンドン市長
2015年02月16日 15:36 発信地:ロンドン/英国
【2月16日 AFP】破天荒な言動で知られる英ロンドン(London)のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)市長が、「英国への忠誠」を示すため米国籍を放棄する意向だと、15日の英紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)が報じた。

 1964年に米ニューヨーク(New York)に生まれたジョンソン市長は、英国と米国の旅券(パスポート)を保持している。

 市長は最近、ロンドン北部の自宅を売却して得た利益に対するキャピタルゲイン(資本利得)税を米政府に納めたが、その際「言語道断だ」と課税に怒りを表明していた。米政府は、海外在住者を含む全米国市民に納税を義務付けている。

 しかし、ジョンソン市長はサンデー・タイムズとのインタビューで、米国籍の放棄は英国への愛国心に基づくものだと説明。米国のパスポートを持っているのは「生まれ合わせ上の成り行き」にすぎないと述べた。一方、国籍放棄の手続きは簡単ではないだろうと認め、マシュー・バーズン(Matthew Barzun)駐英米大使と相談して「解決方法を探る」必要があるとも語った。

 ジョンソン市長は来る5月の総選挙で国政への復帰を目指しており、将来は英首相の座を狙っているといわれている。しかし憲法学者らは、首相を志す場合には二重国籍によって、乗り越えられないものではないもののさまざまな困難が生じるだろうと指摘していた。

 前週訪米したジョンソン市長は、英首相の座への野望はないと語っている。(c)AFP

338チバQ:2015/02/16(月) 21:56:29
http://www.sankei.com/world/news/150215/wor1502150044-n1.html
2015.2.15 20:37
【カフェ銃撃】
「言論の自由」またも標的 コペンハーゲンで連続銃撃 風刺画家は“暗殺対象” 

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14日、デンマーク・コペンハーゲンのカフェで起きた銃撃事件の現場を調べる捜査官たち(ロイター)
 【ロンドン=内藤泰朗】デンマークの首都コペンハーゲンで、「表現の自由」をめぐる集会が開かれていたカフェとシナゴーグ(ユダヤ教会堂)が相次いで狙われた。集会にはイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を描いた画家も出席しており、パリで起きた風刺週刊紙本社などに対する連続テロを思い起こさせた。「言論の自由」やユダヤ人社会に対する暴力である可能性が高く、またもや欧州におけるテロ阻止の難しさを示す形となった。

 カフェのガラスに撃ち込まれた多数の銃弾。身を守ろうと身を伏せる人々。英BBC放送は14日、女性の演説中に突如、数十発の銃弾がガラス越しに続けざまに撃ち込まれる生々しい録音を公開した。

 事件を受け、フランスのオランド大統領は14日、デンマークへの「連帯」を表明し、カズヌーブ内相の現地派遣を決めた。両国の内相は15日、今後の対応などを協議する。

 カフェでの集会に参加し標的になったとみられているスウェーデン人画家のラーシュ・ビルクス氏は2007年、ムハンマドの風刺画を発表。犯人の動機などは不明だが、イエメンのイスラム過激組織「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」の英文機関誌「インスパイア」は、銃撃されたフランスの週刊紙シャルリー・エブドの関係者と同様に、ビルクス氏を“暗殺対象”に挙げていた。

 一方、05年にムハンマドの風刺画を掲載してイスラム教徒から非難され、騒動の発信源となったデンマークのユランズ・ポステン紙は、シャルリー・エブドの銃撃事件の後、世界のメディアが抗議の意思を込めてムハンマドの風刺画を続々と転載する中、「われわれは暴力に屈した」として、転載しない方針を示していた。

 フランスの連続テロ後も、ベルギーで大規模なイスラム過激派のネットワークが摘発されるなど、テロの恐怖が続く欧州。BBCは今回の事件を受け、「ユダヤ人社会はパリに次ぐ悪夢の再来におののいている」と、その衝撃の大きさを伝えている。

339チバQ:2015/02/16(月) 21:57:04
http://www.sankei.com/world/news/150216/wor1502160042-n1.html
2015.2.16 20:51
【デンマーク連続テロ】
「自国育ちテロ」増大の危険 説教師と接触、洗脳され「もう誰も止められない」

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15日、コペンハーゲンで襲撃されたシナゴーグ(ユダヤ教会堂)前に花束を供える少女(AP)
 【ロンドン=内藤泰朗】デンマークの首都コペンハーゲンで起きた連続銃撃テロ事件は、外国人でなく自国民が起こす「ホームグロウン(自国育ち)」の若者による犯行だった。パリの風刺週刊紙襲撃に始まる連続テロに酷似した事件が1カ月余りで繰り返された形だ。欧州ではイスラム過激主義に染まる若者が増えているとされ、同様のテロが起きる危険が指摘されている。

 容疑者は、14日のカフェ銃撃の際、アラビア語で「神は偉大なり」と叫んだとの目撃情報がある。

 1月のパリでの風刺週刊紙銃撃では、イエメンを拠点とする国際テロ組織「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」が、イスラム教の預言者ムハンマドの名誉が汚されたとして犯行声明を出しており、新たなテロを警告していた。

■パリ事件と告示

 今回の事件も、ムハンマドの風刺画とユダヤ人が標的となった点でパリの連続テロと酷似する。パリのテロ犯3人はいずれも、フランスで生まれた移民出身の若者たちで、ある時期にテロを正当化するイスラム過激思想の説教師と接触し、洗脳された。

 パリ東部のユダヤ系食料品店で人質を取り籠城したクリバリ容疑者は、週刊紙襲撃事件の容疑者、クアシ兄弟の弟と刑務所で服役中に知り合ったとされる。

 クアシ容疑者はAQAPから、クリバリ容疑者が過激派「イスラム国」からそれぞれ資金提供を受け、ベルギーの武器闇市場からテロで使った武器を入手していた。

 ロンドンを拠点にイスラム過激思想を喧伝(けんでん)する英国人説教師、チョードリー容疑者は産経新聞とのインタビューで、「欧米の偽善や矛盾を明らかにするイスラム思想は国境を越えて世界に広まっており、もう誰も止めることはできない」と述べていた。

 イスラム圏を含む外国からの多くの移民を受け入れてきた欧州社会の底辺でもがき、過激思想に染まる若者たちは少なくない。こうした“テロリスト予備軍”への対処が重要だと専門家らは指摘する。

 過激派の再教育に取り組む民間団体、クイリアム財団(本部・ロンドン)の専門家たちは「社会で疎外感を覚え、過激化した若者がテロリストになるのは難しくはない。若者を過激化させない仕組みを時間をかけても、欧州社会でつくっていかないと、テロは収まらない」と警告している。

340チバQ:2015/02/16(月) 22:25:27
http://mainichi.jp/select/news/20150216k0000m030085000c.html
デンマーク:テロ生んだ風刺画への怨恨…火炎瓶、懸賞金も
毎日新聞 2015年02月15日 22時16分(最終更新 02月16日 01時41分)


 「表現の自由」がまたもテロの標的にされた。14日から15日にかけて起きたコペンハーゲンの連続銃撃事件は、イスラム教の預言者ムハンマドに犬の胴体を付けた風刺画で、過激派から命を狙われているスウェーデン人画家ラーシュ・ビルクス氏(68)を狙った可能性が高い。全容はなお不明だが、イスラム過激派と表現の自由との対立がさらに先鋭化したことを示唆する。また、容疑者は単独犯とみられ、テロ防止の困難さも浮き彫りになった。【コペンハーゲン篠田航一、ブリュッセル斎藤義彦】

 事件では、イスラム過激派によるビルクス氏への怨恨(えんこん)の根深さが浮かび上がった。

 ビルクス氏は2007年、スウェーデン紙にムハンマドの風刺画を掲載して以降、何度もイスラム過激派の標的にされてきた。10年5月には2人の男が同氏の家に火炎瓶を投げ込む事件が発生。大学で講演中に何者かが殴りかかってきた事件もあった。14年には、インターネット上で「ジハード(聖戦)ジェーン」を名乗り、欧州でビルクス氏の居場所を突き止めようとした米国の白人女性コリーン・ラローズ受刑者がテロ計画に関与した罪で禁錮10年の判決を受けている。

 ビルクス氏の殺害は世界中のイスラム過激派にとって「栄誉」とされている。過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)の前身「イラク・イスラム国」の指導者だったアブオマル・バグダディ容疑者(10年に死亡)は、ビルクス氏の殺害に10万ドルの懸賞金をかけていた。また、先月の仏週刊紙襲撃事件で殺害された編集長と同様、国際テロ組織アルカイダ系の「アラビア半島のアルカイダ」(AQAP)が13年に公開した攻撃対象リストにも入っていた。

 ビルクス氏が執拗(しつよう)に標的とされる背景には、風刺画の過激さがある。描くことが禁忌とされるムハンマドにイスラム世界でさげすまれることの多い犬の胴体をつなげるという図柄は、過激派のみならず、比較的穏健なイスラム教徒からも強い反発を受けた。

 ビルクス氏は滞在場所を頻繁に変えるなど用心を重ねている。スウェーデン警察の警護を受け、14日も2人が警護にあたっていた。仏週刊紙襲撃事件以降は警察が警戒を強めていた。

 デンマークは新聞各紙が05年にムハンマドの風刺画を掲載し、世界各地で抗議行動が起きるきっかけとなった因縁の地だ。06年には中東やアジアで暴動が起こり、多数の死者が出た。表現の自由を守ろうとする主要デンマーク5紙は08年にもムハンマドの風刺画を再掲載。その後、新聞へのテロや風刺画家への襲撃未遂事件が摘発されている。

 ◇難しい「個人過激化テロ」防御

 今回の一連の事件について警察は、射殺された容疑者の単独犯とみている。欧州連合(EU)の警察組織「ユーロポール」は、イスラム過激思想に刺激された個人が過激化して単独でテロに走る傾向が「明白」と指摘、事件は「個人過激化テロ」の防御がいかに難しいかも示す。

 警察は14日の記者会見で「狙われたのは驚きだ」と事件が防げなかったことに悔しさをのぞかせた。治安当局の事前の調査では、テロの脅威はなく、集会は予定通り開催された。デンマーク警察は警備員を配置、襲撃には警官とビルクス氏のボディーガードが応戦。被害を最小限に抑えた。

 しかし、容疑者が組織的な背景を持たず、単独で犯行に及んだならば、テロネットワークの捜査や盗聴などで予防するのは困難を極める。欧州ではかつての紛争地バルカン半島から大量の武器が流入しているとされ、単独犯が武器をヤミ市場で調達、警備が手薄な標的を狙えばテロは容易だ。

 ユーロポールの昨年の報告書によると、イスラム過激思想など宗教に喚起されたテロは、13年に216件と12年に比べ36%も増加した。13年5月にパリ郊外でフランス兵がナイフで襲われたテロを例にあげ、単独の容疑者が「非常に短期間に過激化した」と指摘。個人で過激化し、個人で資金を工面して行うテロの「脅威が明白になっている」と警告した。欧州外のテロ組織と結びつく例はまれで、個人が行うためテロが分散する傾向もある。治安当局には難題だ。

 EU首脳会議は12日、仏週刊紙襲撃事件を受け反テロの声明を出したが、出入国管理の強化や中東諸国との協力が重点だ。テロを促すウェブサイトの削除なども視野に入れたが、個人の過激化に有効な対策を打ち出せていないのが実情だ。

341チバQ:2015/02/16(月) 23:05:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015021600080
反ユーロ党、旧西独で初議席=ギリシャ問題影響か-ハンブルク


 【ベルリン時事】ドイツ第2の都市、北部ハンブルク市(州扱い)で15日、議会選挙が行われた。暫定結果によると、欧州単一通貨ユーロからの離脱を訴える新興政党「ドイツのための選択肢」が得票率6.1%で初めて議席を獲得した。旧東独の3州議会と欧州議会には既に議席を持つが、旧西独州議会では初めて。
 ギリシャの債務問題への対応がこのところ注目されていることで、ギリシャに対する財政支援に不満を抱く有権者の支持が「選択肢」に集まった面もありそうだ。「選択肢」は2013年に経済学者らが結成。ユーロ離脱だけでなく、政策を充実させており、ポピュリズム(大衆迎合主義)政党からの脱却を図っている。 
 ハンブルク議会選では社会民主党が第1党の座を守った。(2015/02/16-08:23)

342チバQ:2015/02/17(火) 21:57:13
http://mainichi.jp/select/news/20150217k0000e030161000c.html
ギリシャ支援:EU財務相会合また物別れ 再協議模索
毎日新聞 2015年02月17日 11時43分(最終更新 02月17日 12時20分)
【ロンドン坂井隆之】統一通貨ユーロを使う19カ国(ユーロ圏)は16日、ブリュッセルで開いた財務相会合で、2月末で期限を迎えるギリシャ向けの金融支援について協議した。厳しい緊縮策を伴う現行の支援策について、全面見直しを訴えるギリシャに対し、他の加盟国が継続を求めたため、11日の前回会合に続いて今回も物別れに終わった。ギリシャが歩み寄れば20日にも再協議するが、時間切れで支援が打ち切られる可能性が一段と高まった。

 終了後、記者会見したユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長(オランダ財務相)は「ギリシャにとって、現行の支援策の延長が最善の方法というのがユーロ圏全体の思いだ」と強調。ギリシャが現行支援の延長を求めない限り再協議せず、支援を月内で打ち切る考えを示した。一方、ギリシャのバルファキス財務相は会見で現行支援の延長は「受け入れられない」としながらも、「最終的に合意できると確信している」と語り、決裂回避のための話し合いを続ける考えを示した。

 この日の会合では、議長がまとめた合意文書の草案が示された。草案は「現行の支援策の柔軟性を最大限に活用する」と緊縮策の緩和を示唆した。だが、「ギリシャが中間措置として、現行の支援策の6カ月間の延長を要請する」とも明記したため、ギリシャは受け入れを拒否した。バルファキス氏は「会合前に欧州連合(EU)欧州委員会から草案のたたき台を示され、合意の用意はあったが、その後、文言が差し替えられた」と語った。財務相によると、たたき台には、消費税増税など景気に悪影響を及ぼしかねない緊縮策を凍結できるとの表現が盛り込まれていたが、草案にはなかったという。

 現行の支援策はギリシャに対し、大幅な歳出カットなどによって、対国内総生産(GDP)比で175%まで膨らんだ公的債務を20年までに120%近くに減らすことを義務づけている。1月の総選挙で発足したチプラス政権は、債務返済条件や緊縮策を緩和した新たな支援枠組み作りと、合意できるまでの間のつなぎ資金を求めている。これに対し、ユーロ圏各国やEUは、現行支援を続けない限りつなぎ資金にも応じない構え。交渉決裂の場合、数カ月以内にギリシャの資金繰りが行き詰まる恐れがある。

343チバQ:2015/02/17(火) 22:21:38
http://www.sankei.com/world/news/150217/wor1502170003-n1.html
2015.2.17 01:04
【デンマーク連続テロ】
容疑者はパレスチナ系「ユダヤ人嫌悪し、刑務所で過激思想」…パリ連続テロと酷似「神は偉大なり」と叫び

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 【ロンドン=内藤泰朗】2人が犠牲となったデンマークの首都コペンハーゲンの連続銃撃テロで、警察当局は15日、射殺した容疑者が同国生まれの22歳の男だと発表した。同国情報機関は、イスラム過激派の影響を受け、1月のパリ連続テロをまねた「ホームグロウン(自国育ち)テロ」とみているもようだ。過激思想に染まる若者によるテロの連鎖が懸念される欧州は、大きく揺れている。

 デンマークのトーニングシュミット首相は16日、記者会見し、「テロが広がることを恐れている」と率直に認めた。警察は16日、容疑者を「助言や行動」で手助けしたとして、男2人を拘束したと明らかにした。年齢や国籍は不明。

 警察は、容疑者が2つの銃撃事件を単独で実行したとの見方を強め、この2人との関係や動機などの解明を急いでいる。

 容疑者は2013年にコペンハーゲンの列車内で19歳の男性を刺傷したとして逮捕され、有罪判決を受けたほか、犯罪組織とも関わりがあり当局が監視下に置いていた。氏名は非公表だが、地元メディアは2週間前に出所したオマル・フセイン容疑者だと報じた。

 同容疑者はパレスチナ系移民の家庭に生まれてユダヤ人を嫌悪し、刑務所で過激思想に染まったとの報道もある。また14日のカフェ銃撃の際にアラビア語で「神は偉大なり」と叫んだとの目撃情報もある。国際テロ組織アルカーイダや過激派組織「イスラム国」との関係は不明だ。

 今回の事件は、ムハンマドの風刺画とユダヤ人が標的となった点でパリの連続テロと酷似する。パリのテロ犯3人はいずれも、アルジェリアなど移民の家庭に生まれた若者たちで、テロを正当化するイスラム過激思想と接し、洗脳された。

 ロンドンを拠点にイスラム過激思想を喧伝(けんでん)する英国人説教師、チョードリー容疑者は産経新聞に、「欧米の偽善や矛盾を明らかにするイスラム思想は国境を越えて世界に広まっており、もう誰も止めることはできない」と述べていた。

 過激派の再教育に取り組む民間団体、クイリアム財団(本部・ロンドン)の専門家たちは「過激化した若者がテロリストになるのは難しくはない。若者を過激化させない仕組みを時間をかけても、欧州社会でつくっていかないと、テロは収まらない」とし、“テロリスト予備軍”への対処の重要性を指摘している。

344チバQ:2015/02/17(火) 22:59:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150217-00000121-mai-eurp
<ギリシャ>新政権ピンチ 現行支援延長の決断は20日限界
毎日新聞 2月17日(火)20時56分配信

<ギリシャ>新政権ピンチ 現行支援延長の決断は20日限界
ギリシャのバルファキス財務相=AP
 【ロンドン坂井隆之】ギリシャに対する欧州連合(EU)などの支援交渉が土壇場を迎えている。ユーロ圏19カ国が16日開いた財務相会合は、厳しい緊縮策を伴う現行支援策の全面見直しを訴えるギリシャと、継続を求めるEU側の溝が埋まらず、11日に続いて物別れに終わった。EU側はギリシャが20日までに支援延長を受け入れない限り、2月末で資金供給などを打ち切る構え。財政破綻が現実味を帯びる中で、ギリシャのチプラス政権は発足3週間にして崖っ縁に追い込まれた。

 「次の段階に進めるかはギリシャにかかっている。彼らは現行支援を延長するかどうか決心する必要がある」。4時間にわたる会合を終え記者会見したユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長(オランダ財務相)は、強い口調で事実上の「最後通告」を突きつけた。

 2010年に始まったギリシャへの金融支援は2月末で期限切れを迎える。ギリシャは自力で金融市場からお金を集めるほど信用力が回復しておらず、EUなどの支援が無ければ数カ月以内に資金不足に陥り、財政破綻に追い込まれる可能性が高い危機的状況だ。

 だがEU側は、ギリシャが現行支援の延長を受け入れ、緊縮策を履行しない限り、支援融資や欧州中央銀行(ECB)の資金供給を実施できないとの立場を崩していない。ドイツなどは、ギリシャが徹底した財政再建努力を行うことを前提に、2450億ユーロ(約33兆円)もの巨額支援への理解を自国納税者に求めてきた。スペインなど債務危機に陥り緊縮策を実施してきた国でも、ギリシャを「特別扱い」すれば、これまで抑えてきた国民の不満が噴出しかねない。ドイツなどの議会手続きに間に合わせるには週内の支援要請が不可欠で、ショイブレ独財務相は16日、「問題は、ギリシャが信頼を取り戻す道を選ぶのかどうかだ。(現行支援以外の)選択肢はない」と切り捨てた。

 一方、ギリシャでは、チプラス氏率いる急進左派連合が、厳しい緊縮策を伴う支援策を「ギリシャに人道的危機をもたらした諸悪の根源」と攻撃して先月の総選挙で圧勝した。支援延長を受け入れれば政権交代1カ月足らずで公約を破ることになり、国民の非難は免れない。急進左派の議席は過半数に達しておらず、党内強硬派や連立相手の右派政党が離反すれば、政権崩壊に追い込まれかねない。

 ギリシャと他のユーロ加盟国はこれまでの交渉で、ギリシャの破綻を避けるため現行支援を数カ月延長しつつ、ギリシャ側が求める支援策の見直しを行う方向で妥協を探ってきた。だが16日は議長が用意した草案に「ギリシャが現行支援策の延長を要請する」と明記されたことにギリシャが反発。ギリシャのバルファキス財務相は交渉継続を明言しており、金融市場は「最終的に妥協が図られる」(大和ヨーロッパ)と見て、17日の株式市場に大きな変動はみられなかった。ただ、「ギリシャの破綻リスクは高まった」(英キャピタル・エコノミクス)のは確かで、今週が欧州にとって危機回避に向けた正念場となる。

345とはずがたり:2015/02/19(木) 08:16:25
>>304
今朝の朝日新聞にフランスの人類学者で歴史学者のエマニュエル・トッド氏のインタビューが載っていた。
彼はシャルリ賛美のフランス国内を批判していた。ちゃんと理知的な人もいるようだが,彼をして,フランス国内の上流の知識層でリベラルな人々まで皆私はシャルリなってしまっているようだ。トッド氏は国内のインタビューを断り,外国メディアのインタビューにのみ答える形で暗に国内の熱狂を批判しているようだ。

彼は嘗て文明の衝突http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/?q=%A5%CF%A5%F3%A5%C1%A5%F3%A5%C8%A5%F3を否定したそうだが,今回の事件は文明の衝突ではないかという質問に対し,そうではない,先進国の先行き不透明という危機と途上国の移行期に関する危機が重なったものだとしている。

346チバQ:2015/02/19(木) 20:42:35
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150219-OYT1T50069.html
ギリシャ新大統領に中道右派パブロプロス元内相
2015年02月19日 15時37分
 【ローマ=青木佐知子】ギリシャ議会(定数300)は18日、チプラス首相が推したプロコピス・パブロプロス元内相(64)を新大統領に選出した。


 パブロプロス氏は、中道右派の最大野党・新民主主義党に所属する元議員で、同党の政権下で2004〜09年に内相を務めた。採決では急進左派連合などの連立与党に加え、新民主主義党も支持に回り、233票を獲得した。チプラス氏は野党から大統領を起用することで、政権運営を円滑にするのが狙いとみられる。

 現職のパプリアス大統領(85)は3月に任期満了を迎える。ギリシャ議会は昨年12月、新大統領の選出に失敗。憲法の規定に沿って議会は解散され、1月の総選挙でチプラス政権が誕生した。

347チバQ:2015/02/19(木) 22:03:31
http://mainichi.jp/select/news/20150219k0000e030226000c.html
英サッカーサポーター:パリ地下鉄で黒人乗車を妨害
毎日新聞 2015年02月19日 13時20分(最終更新 02月19日 16時01分)

 サッカーの英プレミアリーグ人気クラブ、チェルシーのサポーターが17日、パリの地下鉄で乗車しようとした黒人を押し出したうえ、差別的な言葉を浴びせかけていたことが明らかになった。近年の国際サッカー連盟(FIFA)は、人種差別撤廃キャンペーンに力を入れているが、ファンの間で根強く残る差別意識が浮き彫りになった格好だ。

 ◇「我々は人種差別主義者」

 チェルシーは同日、パリで地元チームと欧州チャンピオンズリーグ(CL)の試合に臨み、先制したが後半に追いつかれ、引き分けに終わった。問題の行動を起こしたサポーターは、現地で試合観戦していたと思われる。

 ユーチューブに投稿された動画によると、すでに地下鉄車内にいたサポーターは、乗車しようとした黒人男性をドアの方に押し返した。その後「我々は人種差別主義者だ。何が悪いんだ」などと、合唱した。

 問題の発生を受け、チェルシーは「このような行動は、サッカー界でも社会でも受け入れられない」と非難する声明を発表。再発防止に取り組むことを明らかにした。【大前仁】

349名無しさん:2015/02/26(木) 22:55:11
http://mainichi.jp/select/news/20150227k0000m030058000c.html
デンマーク:「寛容な国」ひずみ浮き彫り…連続テロ2週間
毎日新聞 2015年02月26日 20時09分(最終更新 02月26日 22時12分)

 【ベルリン篠田航一】デンマークの首都コペンハーゲンで今月14〜15日に起きた連続テロ事件は、1人当たりの国民総所得の高さや充実した福祉政策から「世界一幸福な国」と言われる同国の社会のひずみを浮き彫りにした。警察に射殺された容疑者が、イスラム過激思想に感化されたパレスチナ系移民の子孫だったこともあり、事件を機に「反移民」感情の高まりも予想される。寛容を国是としてきた北欧の小国は岐路に立たされている。

◇就職で「差別」

 「事件は起きるべくして起きた」。容疑者が住んでいたノアブロ地区の集合住宅。家賃が安く、アフリカ系やアラブ系の移民の姿が目立つ。3年前から住むソマリア系男性(28)は毎日新聞の取材にこう答えた。「移民は就職で差別される。レストランの仕事に応募した時、調理の能力は自分の方があるのに、不器用な白人が採用された」と憤る。政府の統計によると、デンマーク人の16〜64歳の就業率は2000年代に80%近くで推移したが、西欧以外からの移民は50%台と低い。

 パキスタン系のタクシー運転手、モハメドさん(50)は「テロは許せないが、元をただせば風刺画でイスラム教徒を侮辱する方が悪い。移民に寛容と言いながら、北欧人には思い上がりがある」と手厳しい。

 デンマークは労働力不足を補うため、1960年代以降、移民や難民を積極的に受け入れてきた。現在は人口560万人のうち、外国出身者やその家族が約1割を占める。移民は語学訓練など手厚い公的支援も受けられるが、一方で近年は「高福祉に依存している」との批判も絶えない。

 ◇台頭する極右

 「テロや詐欺を後押しする連中の国籍は剥奪すべきだ」。事件後、反移民を掲げる極右政党・デンマーク国民党のスカールップ副議長はこう発言した。同党は昨年5月の欧州議会選で、約27%と同国1位の得票率を獲得。事件前の2月初めの世論調査では、回答者の5割が「イスラム教徒の移民数に上限を設けるべきだ」と答えており、今後さらに「反移民」機運が上昇することも予想される。

 デンマークは現在、社会民主党のトーニングシュミット首相率いる中道左派連立政権だが、今秋には総選挙が予定されている。移民規制を訴える右派が巻き返す可能性もある。

 ◇テロ対策強化
 こうした中、政府は19日、総額9億7000万クローネ(約175億円)に上るテロ対策予算案を発表した。うち半額近い4億クローネ超は、過激派に参加する国民の監視費用に充てる。事件で標的になったとみられる風刺画家ビルクス氏は米メディアに、「容疑者は警察より重武装だった」と警護態勢の課題を指摘した。政府は警備に当たる人材の拡充も計画している。


 デンマークからシリアやイラクの「イスラム国」(IS=Islamic State)に参加した戦闘員は約100人とみられ、人口比では西欧でベルギーに次いで多い。今回のテロ事件の容疑者は別の傷害事件で服役中、刑務所内で過激派に感化された可能性が高い。このため、刑務当局は所内の過激派監視も強化する方針だ。

350名無しさん:2015/02/26(木) 22:55:26
◇デンマーク連続テロ事件◇

 首都コペンハーゲンで14〜15日、表現の自由を巡る討論会場のカフェとシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)が相次いで銃撃され、市民2人が死亡、警官5人が負傷した。警察は15日、パレスチナ系デンマーク人のオマル・アブデル・ハミド・エルフセイン容疑者(22)を射殺した。容疑者はイスラム過激派組織「イスラム国」(IS=IslamicState)に共鳴していたとされる。討論会にはイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を描いたスウェーデン人画家ラーシュ・ビルクス氏が参加しており、容疑者は同氏の殺害を狙ったとみられる。

351チバQ:2015/02/27(金) 21:57:52

http://mainichi.jp/select/news/20150228k0000m030050000c.html
英国:独立党大会開幕 総選挙で台風の目、EU不信背景に
毎日新聞 2015年02月27日 20時55分

 【マーゲイト(英南東部ケント州)小倉孝保】英国の欧州連合(EU)からの離脱と移民受け入れの凍結を主張する英国独立党(UKIP)の春季党大会が27日、マーゲイトで始まった。5月の総選挙(下院)で同党が台風の目になるとみられる中、出席者からは、「英国の将来をブリュッセル(EU)に委ねるわけにはいかない」とEUへの不信の声が相次いだ。

 UKIPの党大会は年2回開催。総選挙前の最後の党大会となった今大会のスローガンは「英国を信じよう」。自信を取り戻せとのメッセージだ。

 会場に詰めかけた支持者は白人の高齢者が目立つ。大型スクリーンには、英国がいかにEUの決定に従わされてきたかを伝えるビデオ映像が繰り返し流された。

 ケント州カンタベリーから来た無職、デービッド・ペリーさん(78)に独立党支持の理由を聞くと、「英国の独立を取り戻すためさ」と鼻息荒く話した。英国裁判所の判断の7割はEUの法律に縛られていると主張するペリーさんは「日本人が北京の決めたことに従えと言われたら、どう思う? それに反対するのはこの党だけだ」と語った。

 また、南部ハンプシャー州ベージングストークの次期総選挙候補者でもあるアレン・ストーンさん(50)は、「自分たちのことは自分で決めたいということに尽きる」と語る。EUから離脱した場合、経済に深刻な影響を与えるとされていることについて「短期的にはそうかもしれないが、長期的にみれば、英国は、日本や中国、米国と直接、経済的なつながりを作り、経済回復できる」と主張した。

 また、移民についてストーンさんは「私の妻は移民のイスラム教徒。移民自体に反対しているわけではない。EUに加盟すれば自由に移民できるという政策に反対しているのだ」と説明した。

 英メディアなどによると、UKIPは総選挙で2〜10議席程度(現在2議席)をとるとみられている。UKIPが多くの議席を獲得すると、同党が連立交渉の鍵をにぎり、EUからの離脱の是非が英国政治の最大のテーマになる。

 政権与党である保守党、自民党、最大野党の労働党は基本的にEUに残る方針を堅持している。しかし、英国民にはEU域内からの移民に職を奪われた低所得者層を中心に、EU離脱を求める声が強まっており、UKIPが受け皿となって支持を伸ばしている。

 UKIPは、英国のEU加盟に反対して離党した保守党議員らが1993年に設立。英調査機関ユーゴブが26日に発表した世論調査によれば、英国の政党支持率は保守党と労働党が33%で並び、UKIPは15%で3位。

352チバQ:2015/02/27(金) 21:58:43
http://mainichi.jp/select/news/20150228k0000m030044000c.html
ギリシャ:チプラス政権にきしみ 緊縮策継続に不満
毎日新聞 2015年02月27日 20時38分(最終更新 02月27日 21時26分)
【ローマ福島良典】財政緊縮策からの脱却を目指すギリシャのチプラス政権が27日、発足から1カ月を迎えた。欧州連合(EU)から金融支援の4カ月延長を取り付け、今月末で支援が打ち切られて財政が破綻する最悪の事態は回避した。だが、支援と引き換えに緊縮策の継続や構造改革の実行を受け入れたため、与党内の強硬派から「公約違反」「裏切り」などと反発を招き、チプラス首相(40)の政権基盤は早くもきしみを立てている。

 「エネルギー分野の民営化はない」「送配電部門の(民営化のための)入札は進めない。電力公社も同様だ」。強硬派のラファザニス・エネルギー相が25日付地元紙のインタビューで、民営化計画にブレーキをかける考えを示した。ギリシャは24日、EUに提示した改革案で、入札が始まっている民営化計画は進めると約束していたが、約束をほごにするとも取れる発言だ。

 チプラス首相の与党・急進左派連合は「緊縮策の放棄」を掲げて1月25日の総選挙で勝利し、反緊縮派の保守政党「独立ギリシャ人」と“反緊縮政権”を発足させた。チプラス政権は緊縮策を伴う現行の支援策を「諸悪の根源」と位置づけ、撤廃を画策した。だが、支援打ち切りによる財政破綻の危機が迫る中、民営化の一部実施や労働市場改革などの緊縮策の継続をのまざるを得なかった。

 報道によると、チプラス首相は今月25日の与党議員会合で「状況は厳しいが、計画を履行しなければならない」とEUとの合意への理解を求めた。だが、ラファザニス氏は合意に懸念を表明し、コンスタントプル議長らが「合意で不利な義務が課せられる」などと異を唱えたとされる。会合は非公開で12時間近くに及び、一部議員が合意に反対票または白票を投じたという。

 与党内強硬派は、緊縮策の継続を含む合意を「労働者階級に対する裏切り」「債権者に対する降伏」と批判している。26日にはアテネ中心部で極左活動家約450人が政権発足後初とされる反政府デモを繰り広げ、一部が警官隊と衝突した。

 チプラス首相はEUや国際通貨基金(IMF)に対しては、合意を順守し、構造改革を断行していることを示す一方で、国内向けには「痛み」を伴う緊縮策の緩和に努めている姿勢を打ち出さなければならない。首相は4月末までに改革案の具体的な内容をEUなどに提示する必要があり、当面、綱渡りの政権運営が続きそうだ。

    【ギリシャ・チプラス政権の1カ月】

1月27日 緊縮財政路線の転換を訴えた急進左派連合中心のチプラ     ス政権発足

2月11日 ユーロ圏臨時財務相会合で、ギリシャが財政緊縮策を伴     う欧州連合(EU)などによる金融支援継続拒否を表明

  16日 財務相会合が再び決裂

  18日 最大野党出身のパブロプロス氏を大統領に選出

  20日 EUがギリシャ向け金融支援の4カ月延長で基本合意

353チバQ:2015/03/04(水) 22:18:24
http://www.afpbb.com/articles/-/3041378
ノーベル賞委員会が委員長を解任、異例の降格人事
2015年03月04日 08:29 発信地:オスロ/ノルウェー
【3月4日 AFP】ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)の受賞者を選考するノルウェー・ノーベル賞委員会(Norwegian Nobel Committee)は3日、トルビョルン・ヤーグラン(Thorbjoern Jagland)委員長(64)を解任した。同委員会の長い歴史の中で、委員長が解任されたのは初めて。

 世界が注目する同委員会で6年間委員長を務めたヤーグラン氏の後任には、副委員長だったカーシ・クルマン・フィーベ(Kaci Kullmann Five)氏が昇格する。クルマン・フィーベ新委員長は記者団に対し、「委員会内では、トルビョルン・ヤーグラン氏は6年間良き委員長だったという意見で一致した」と述べるにとどまり、この決定に関するコメントは差し控えるとした。

 同委員会は、同国の元首相でもあるヤーグラン氏は委員にはとどまるとしているが、この降格人事の理由については明らかにしていない。

 ヤーグラン氏は2009年の委員長就任直後に、当時米大統領に就任して間もないバラク・オバマ(Barack Obama)氏にノーベル平和賞を授与したことで強い批判を受けた。オバマ米大統領の受賞は世界だけでなく、オバマ氏本人も驚かせた。大統領職に就いてまだ9か月足らずで、米国はアフガニスタンとイラクで同時に戦争を続けていたからだ。

 2010年には中国の反体制作家、劉暁波(Liu Xiaobo)氏がノーベル平和賞を受賞したことで、ノルウェーと中国の関係は悪化した。

■政治色が強まるのか

 今回の人事をきっかけに、1901年以降ほぼ毎年平和賞を授与してきたノーベル賞委員会が、今後政治色をより強く打ち出し始めることになるのかどうか、疑問も生まれている。

 ヤーグラン氏の降格は、ノルウェーの2013年総選挙で勝利した右派政党によって委員の過半数が指名されているという政情の変化を反映している。

 委員会を構成する5人の委員はノルウェー議会に任命されてきたが、委員会はあくまで独自の判断で受賞者を選考してきたと主張している。

 しかしノーベル賞に詳しい歴史家のアスル・スベーン(Asle Sveen)氏は「このことは右派政権がこれまでの慣行以上により強い政治的影響力を行使しようという狙いとも解釈できる」という見方を示すとともに、中国は圧力をかけてきた成果が出てきたと解釈するかもしれないと指摘した。

 さらに深刻な懸念の声も上がっている。日刊紙アフテンポステン(Aftenposten)編集者のハラルド・スタングヘレ(Harald Stanghelle)氏は、「今回の人事で、ノーベル賞委員会の委員長と新与党の政治色を結び付けるという新たな原理が生まれることになる」と指摘し、「そうなると疑問が湧いてくる。同委員会が本来維持すべき政治的独立は果たして守られるのだろうか」と問い掛けた。(c)AFP/Pierre-Henry DESHAYES

354チバQ:2015/03/05(木) 07:54:14
http://toyokeizai.net/articles/-/62283
反EUの「英国独立党」、誰が支持しているのか
党大会開催の海岸の町で市民に聞く
小林 恭子 :ジャーナリスト 2015年03月05日
5月上旬、英国は5年ぶりの総選挙の時期を迎える。連立与党保守党と最大野党労働党の支持率は互いに拮抗し、次回も絶対的多数を獲得する政党がいない展開になりそうだ。目玉となるのが欧州連合(EU)脱退と移民制限を掲げる英国独立党(UK Independence Party=UKIP)の動きだ。

「変人、狂人、隠れ人種差別主義者の政党」とかつてキャメロン首相に言われたこともあるUKIPだが、昨年5月の欧州議会選挙で大躍進を遂げ、英国に割り当てられた議席数の中で最大議席を獲得した。総選挙の予想支持率でも保守党、労働党に次ぐ第3党だ。

「英国の近代政治史上、最も成功裏に既存政党に挑戦をした」(『右派の反抗』ロバート・フォード、マシュー・グッドウィン著、2014年)と高く評価される一方で、UKIPを忌み嫌い、かつての独ナチスと同一視する国民もいる。2月27日と28日、英南東部で開催されたUKIPの春季党大会に足を運び、人々の反応と今後を探ってみた。

「移民がダメと言うわけではないが」


Googlemapより
ロンドンから電車で約1時間半。砂浜の海岸で知られるマーゲート(ケント州)に到着する。98%近くの住民が英国生まれの白人である。宿泊先でUKIP党員のジョンさんに出会った。アンティーク家具の修理が仕事だという。

「移民を入れるなと言っているわけではないんだよ、ただ、今みたいにEUから無制限に人が入ってくるやり方を止めるべきだと思うね。そのためには(人、モノ、サービスの行き来を自由にする)EUから脱退するべきだと思う。少なくとも、脱退するべきかどうかを国民に聞くべきだ。国民投票をやるべきなんだよ」

英国がEUの前身となる欧州共同体(EC)に加入したのは1973年。英国民の間には大英帝国として世界に君臨した過去を持つことへの誇り、「自国だけでやっていける」という思いが強い。このため、国民の多くが欧州統合への動きにはつねに一定の懐疑を抱いてきた。英国はEUの単一通貨ユーロ圏に参画せず、自国通貨ポンドを維持。EU域内でビザなしで移動できる「シェンゲン協定」にも参加していない。「EUとは一線を画す」精神は多くの国民の間で共有されてきたといえよう。

近年のユーロ危機、債務危機をきっかけに加盟の是非をめぐる国民投票を求める声が高まったが、加盟を否定する票が大勢を占めることを恐れる政治家は実施には及び腰だ。

既存の大手政党(保守党、連立政権のもうひとつの政党となる自由民主党、労働党)の中で、脱退の是非について国民投票を行うと明言しているのは保守党のみ。しかし、「もし総選挙後に保守党単独政権が成立した場合、2017年に実行する」という条件付きだ。

「保守党には任せられない。やる気がない」とジョンさんは言う。

「メディアは偏向している」

別の宿泊者レイチェルさんもUKIP党員だった。レイチェルさんは地方議会の議員に立候補する予定だ。

「メディアは偏向している。UKIPについての悪口ばかり。支持者は白髪の老人男性がほとんどいう描写も、実態を反映していない」

レイチェルさんが「偏向している」典型的な番組として挙げたのは、2月16日に民放チャンネル4が放送した「UKIPの最初の100日」だった。もしUKIPが総選挙で第1党となり、政権を担当したらどうなるかを描いたドキュメンタリー風のドラマである。

ドラマはこんな風に進んだ。UKIPが政権党となり、英国はEUから脱退する。EU市場へのアクセスを失ったと考えた大手企業が続々と英国から引き上げ、失業者が増加する。非合法で滞在する移民の摘発・取締りに軍隊が使われるようになる。反移民政策に反対する多くの市民がデモ行進し、警察と衝突。社会は暗く、不穏な雰囲気になる――。実写フィルムを挟み、現実とフィクションの境目がわかりにくいようになっていた。放送後、偏向ぶりを抗議する苦情が放送・通信業界の監督機関オフコムに3000件近く寄せられた。2月下旬、オフコムはチャンネル4に対し調査を開始すると発表している。

355チバQ:2015/03/05(木) 07:54:37
追い討ちをかけるように、この番組放送の翌週にはBBCがドキュメンタリー「UKIP党員たちと会おう」を放送した。ナイジェル・ファラージUKIP党首(現欧州議会議員)が下院議員に立候補予定のケント州サーネットのUKIP党員の活動を追った。

出演した党員たちは全員が白人の中高年者たち。そのひとりが、黒人を差別的表現と見なされる「ニグロ」と呼んだ。「黒人は嫌い。小さいときに何かあったのかもね。忘れているのかもしれないわ。そういうことってよくあるでしょう」などと発言した(地方議員でもあったこの党員は番組の放送前に党から除名処分となった)。

以前にUKIPへの資金提供者のひとりが「男女は平等ではない」と発言したことがあったが、UKIPはこれまでにも数回、失言問題で党員らが除名あるいは降格措置にあっている。

UKIPの結党は1993年。EUの創設を決めたマーストリヒト条約に反対する数人が形成した「反連邦リーグ」がその前身だ。EU脱退は当時からつい最近まで政界主流からは想定外の選択肢とされ、長い間、UKIPは存在自体が「冗談」とさえ見られていた。

しかし、国内に脈々と存在するEU懐疑派の支持を受けて、UKIPは5年ごとに行われる欧州議会選挙に候補者を出し、少しずつ足場を築くようになっていった。

UKIPの党大会が開催されたウインター・ガーデンズ劇場で、ティム・エイカース欧州議会議員(MEP)の宣伝資料を並べていた党員に声をかけてみた。「EUから脱退するべきだと考えているのに、そのEUの議会に議席を持つとは、おかしいのではないか」。

党員は「確かに奇妙に響くだろうね」と苦笑い。「しかし、EU内で何が起きているかを国民に伝えるのが目的だ。最終的には国民が脱退を支持することを願っている」。

「EUの指図は受けたくない!」


会場内にはバッジ、お財布、シールなど政党に関連したグッズが所狭しと並べられていた
隣には「UKIP青年部」の旗と机が置かれていた。机の後ろに座っていたのが学生ベン・ウオーカー氏だ。党員全体は約4万人だが、青年部には「3000人ぐらい所属している」という。「自分たちで自分の運命を決めたい。EUの指図を受けたくない。だから党員になった」。

最近のUKIPをテーマにした番組の話になり、「メディアはUKIPに対して偏見があると思う?」と聞いてみる。「あると思う。それには理由がある。階級の問題だ」。

英国は労働者階級(大雑把なわけ方だが、単純労働者、ブルーカラー・ワーカー)、中流階級(ホワイトカラー、高等教育を受けている比率が高い)、上流(貴族、地主階級)という階級差の名残がある社会だ。

「UKIPには労働者階級の支持者が多い。一方、主要政党の指導部や知識層、メディアで働く人は中流階級だ。エリート層や知識層はより国際的だ。移民の流入についても寛容だ。階級間の対立が『偏見』の背景にある」。

党大会初日の午後4時過ぎ。メイン・ホールの舞台の幕から、ファラージ党首が登場した。場内から割れんばかりの拍手が起きた。舞台前に報道陣がカメラ片手に群がった。カメラのフラッシュが止まないので、ファラージ党首は数分に渡り、演説を開始できないままになった。

「キャメロン首相は(2010年の)政権発足時、移民純流入者数を年間10万人規模に減少させると言いました。記録を見てみましょう」。前日に政府が発表した数字によれば、昨年1年間で英国への移民純流入者数は29万8000人になったとファラージ氏が言うと、大きな歓声が会場から立ち上った。「EUから離脱し、国境のコントロールを自分たちの手に取り戻すことで、私たちUKIPは英国民の多くが望むことを実現できるのです」。

356チバQ:2015/03/05(木) 07:55:03
ビザ取得にポイント制導入を訴えるファラージ党首

ファラージ党首は、英国もオーストラリアが採用しているポイント制度を適用するべき、と主張した。自分が持つスキルの程度などによってポイントを得て、一定数を獲得した後で、ビザが与えられる仕組みだ。

翌日、党大会最終日にも演台に登場したファラージ氏は「わが党はすべての人を歓迎します」、「私たちの誇りは愛国精神です」と述べ、会場を湧かせた。

UKIPが大きな注目を浴びたのは、2013年の地方選挙での躍進、2014年5月の欧州選挙での快挙だった。英国に割り当てられた73議席の中で、UKIPは24議席を獲得して第1党となった。EU脱退を目指す政党が最大政党となるという「ねじれ」的現象だった。UKIPの伸張ぶりをたかをくくってみていた主要政党に泡を吹かせた。

「長年、私たちはすべてのメディアに過小評価されてきました」、「さあ、もう一度、驚かせようではありませんか。変化を起こすために、そして政権をとるために多くのUKIP議員を当選させよう!」

UKIP自体の「変化」を示す象徴として、党首の前に壇上に上がったのは性転換者のケリー・マロニー党員であった。2004年、同氏(当時はフランク・マロニー氏)はロンドン市長選に立候補(落選)。ロンドン北部カムデンには「同性愛者が多いから、選挙運動をしたくない」と発言した。

「あれは軽蔑的な発言でした。同性愛者たちに謝罪します」。マロニー氏は党大会の聴衆にそう言って涙ぐんだ。マロニー氏が性転換者であることを公表したのは昨年夏である。UKIP党員たちは総立ちの拍手喝采となった。

BBCの報道によると、党大会が終わりに近づいた頃、反UKIPの抗議デモ参加者約250人がマーゲート駅近くの海岸沿いを行進した。UKIP側の行進者も50人ほどおり、2者は党大会の会場ウインターズ・ガーデン劇場前あたりで衝突した。ケント州警察によると「平和的な行進だった」が、きつい言葉の応酬があったという。

言葉の内容は明らかになっていないが、私自身も厳しい言葉をかけられた。初日の党大会終了後、参加者の何人かと駅までの道を歩いていると、男性がこちらに歩いてきて、通り過ぎるときに「ナチスの奴らめ!」と言い捨てた。
欧州議会議員でもあるファラージ党首は、マーゲート近くのサウス・サーネット選挙区で立候補予定だ。市民の中にはUKIPを「反移民の人種差別主義政党」と受け止める人が少なくない。欧州では最も強い嫌悪の言葉のひとつ「ナチス」という表現を使うほどの強い反UKIP感情が存在している。

「ここはUKIP支持派と反支持派の2つに大きく分かれている」と宿泊施設の管理人が言っていたことを思い出す。「どちらも中高年だけどね。若い人は政治に興味がないから」。

近代政治史上、前代未聞の業績

UKIPの躍進を「英国の近代政治史上、前代未聞の業績」と位置づけるのが『右派の反抗』である。

主要政党の枠の外からやってきた政治勢力による「反抗」にはいくつかの重要な点があったという。

まず、「政治議論から阻害されていた人々に声を与え、政治の主流に置いた点」である。「これまで数十年にわたり、社会的に阻害されてきた人々」とは、「年齢が上で、スキルが低く、高等教育を受けていない、労働者階級の有権者」だ。

UKIPは、こうした層の人々とリベラルな中流階級との間にある「ギャップを顕在化させた」。UKIPの支持層は決してEU脱退のみ、あるいは反移民のみを願う人ばかりではなかった。グローバル化する社会に適応できないと感じる人々だった。

2013年、ファラージ党首はこう言ったそうだ。「UKIPは圧力勢力ではない。保守党からのスピンオフでもない。新しい政治勢力だ」。

『右派の反抗』の調査によれば、UKIPと言えば「右派政党」、「極右派」とさえ言われてきたが、実は「労働党支持者がUKIPに流れている傾向がある」という。

3月上旬現在、UKIPは世論調査では第3党の支持率を集めている。しかし、下院議席数は2つのみ。5月の総選挙後は多くても10議席獲得と言われている。

10議席程度でどれほどの政治的影響力を持ちうるかは疑問だが、EU脱退を含め、「自分の声を聞いてくれない」と政治的に疎外感を持つ国民の声に対し、新政権は解決策を出す必要がある。脱退の是非をめぐる国民投票の早期実行が視野に入ってきそうだ。

また、UKIPがさらに支持を拡大するには、これまで同党に賛同しなかった層にアピールする政策作りも必須だ。

「ピークが過ぎた」とも言われるUKIP。5月、はたして欧州議会選挙の時のような「驚きの勝利」が再来するだろうか。

357とはずがたり:2015/03/07(土) 15:14:15

独メルケル首相:9日から訪日 「なぜ今」の理由
http://mainichi.jp/select/news/20150307k0000e010220000c.html
毎日新聞 2015年03月07日 10時15分(最終更新 03月07日 11時22分)

 【ベルリン篠田航一】ドイツのメルケル首相が9日から2日間の日程で日本を訪問する。6月に独南部エルマウで開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)の議長国として、安倍晋三首相に協力を要請する。メルケル首相の訪日は2008年の北海道・洞爺湖サミット以来7年ぶりで、ウクライナ情勢やギリシャ支援を巡る対応、テロ対策などについて意見交換する見通し。アジア情勢の安定化などに「注文」を付けるかも注目される。

 「メルケル首相は、オランド仏大統領とも最初はぎくしゃくしたが、今は理解し合う仲。いずれ安倍首相ともそうなれる」。メルケル首相側近の独政府筋は、現時点で日独両首相に「距離がある」事実をこう暗に認める。

 背景には、「右傾化」が指摘される安倍政権への懸念がありそうだ。13年12月に安倍首相が靖国神社を参拝した直後には、独政府報道官が「地域の緊張を高める行為を控え、外交解決を探ってほしい」と公式に述べ、日本政府に苦言を呈した。

 独メディアも安倍政権におおむね厳しい。特に特定秘密保護法導入を「言論の自由の危機」と一斉に批判。「福島(第1原発事故)については、まだ報道できるの?」(フランクフルター・アルゲマイネ紙)などと安倍政権の強硬姿勢に皮肉を浴びせる論調も目立った。

 一方、安倍政権による集団的自衛権の行使容認については、理解を示す声が多い。外交担当の与党議員は「主要国として当然の判断。日本に対する懸念は独政府・与党内に高まっているが、メルケル首相は安倍首相を『決断できる人物』と考えているのも確かだ」と話す。

 今回の訪日はサミット成功に向けた下準備に加え、第二次大戦から70年の節目に共に平和国家として国際社会に貢献してきた実績をアピールするのが狙いだ。日本側の「メンツをつぶす」ような強い苦言を呈する可能性は低いが、経済のみならず政治・外交でも欧州をけん引するドイツが発するメッセージは、今後の日欧関係にも一定の影響を及ぼすとみられる。

358チバQ:2015/03/08(日) 23:14:57
http://www.sankei.com/world/news/150308/wor1503080032-n1.html
2015.3.8 20:25

影落とすスコットランド独立派の躍進 英首相「最悪の結果も」と警戒 英総選挙まで2カ月

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 【ロンドン=内藤泰朗】英国の与党・保守党を率いるキャメロン首相は7日、2カ月後の5月7日に迫った総選挙(下院=定数650)で、スコットランド民族党(SNP)が躍進して次期政権に入る恐れが出ているとの懸念を初めて公の場で表明した。昨年9月の住民投票で英国を揺るがせたスコットランド独立派は、英国の行方に再び大きな影を落としている。

■単独過半数困難な二大政党

 各種世論調査によれば、保守党と最大野党・労働党はいずれも単独過半数の獲得は困難とされる。英紙ガーディアンは各党の獲得議席を保守党275、労働党271、SNP52、自由民主党26、英独立党4と予測。このため、第3党に躍進する勢いのSNPが政権交代の鍵を握る可能性が出ており、同紙は労働党とSNP、保守党と自由民主党の軸で連立工作が進む可能性があるとみる。

 しかし、キャメロン氏は7日の集会で、労働党とSNPの連立について「英国を倒産させようという人たちと、英国を崩壊させようという人たちの同盟だ」と述べ、警鐘を鳴らした。その上で労働党のミリバンド党首に対し、SNPとの連立は組まないと明確に表明するよう求めた。
■保守・労働党が大連立?

 昨年9月の住民投票を機に躍進が目立つSNPは、スコットランドでは労働党の議席をすべて奪う勢いだ。こうした「最悪の結果」を回避するため、保守党と労働党が大連立を組むという案が元保守党の重鎮たちから早くも出されるほど、SNPの「脅威」は現実的なものとなっている。

 一方のミリバンド氏は7日、スコットランドのエディンバラで労働党の巻き返しを呼びかけた。SNPとの連立や与野党大連立についての言及はなかった。

 総選挙では、キャメロン氏が財政赤字の改善など経済政策の成果を強調する一方、ミリバンド氏は貧富の格差を問題視し、富裕層への課税強化や大学の授業料の抑制を訴えている。

 反欧州連合(EU)や移民規制強化を唱える英独立党は、二大政党の支持層を切り崩すには至っておらず、議席の大幅増は見込めないとみられている。

359とはずがたり:2015/03/09(月) 08:45:31
国民投票実施も=EUが改革案拒絶なら―ギリシャ財務相
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-150308X791.html
時事通信2015年3月8日(日)22:38

 【ブリュッセル時事】ギリシャのバルファキス財務相は、8日付のイタリア紙コリエレ・デラ・セラ(電子版)とのインタビューで、金融支援延長に向けたギリシャの改革案を欧州連合(EU)が受け入れなければ、総選挙か国民投票を実施する可能性があると警告した。 

ギリシャ、支援延長も返済メド立たず綱渡り EUに譲歩、政権内に不満
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1503010037.html
産経新聞2015年3月1日(日)22:24

 【ベルリン=宮下日出男】ギリシャに対する欧州連合(EU)の金融支援は1日、4カ月の延長期間に入った。だが、今後の借金返済などの資金繰りにメドがついたわけではなく、EUに譲歩を迫られたチプラス政権への不満も露呈し始めた。政権の綱渡りの状況は続きそうだ。

 「われわれの原則から手を引いたわけではない」。チプラス首相は2月28日、与党の急進左派連合内部の会合でこう強調した。

 政権は2月末、支援延長に反対する姿勢を事実上転換し、延長を受け入れた。だが、首相は今週以降、貧困者への電気代無料化などを進める考えで、党内に対して財政緊縮策による「人道危機」への対処に向けて強気の姿勢を示した形だ。

 ただ、ギリシャはこうした取り組みも、財政を悪化させない範囲で行うとEUと約束。財政再建の改革案の詳細でEUなどと4月末までに合意する必要がある中、政権がどこまで踏み込んだ施策を進められるかは不透明さが残る。

 また、合意できなければ、残るEUなどからの融資も受けられないとされる。政府は直ちに資金難に陥ることはないとしているが、今月以降、国際通貨基金(IMF)への約15億ユーロの融資返済などもある。延長期間後の7月以降にはさらに巨額の返済を控え、新たな支援が必要になるとの懸念もくすぶっている。

 最新の世論調査では、EUとの強気の交渉姿勢を6割以上の国民が支持した。だが、2月26日には財政緊縮策や改革の継続に極左集団400人超が抗議デモを行い、一部が警官隊と衝突する事態にもなった。

 政権内でも閣僚の1人は国有企業民営化の継続に反対を表明。別の党内会合では議員149人中、約30人がEUとの合意に反対などしたという。

360とはずがたり:2015/03/09(月) 13:07:26
「キャメロン首相は臆病者」=TV討論拒否で批判―英総選挙
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-150308X746.html
時事通信2015年3月8日(日)14:29

 【ロンドン時事】5月の英総選挙に向けた政党党首によるテレビ討論会で、キャメロン首相(与党・保守党)が最大野党・労働党のミリバンド党首との直接対決を拒否し、物議を醸している。逃げ腰とも受け取れる対応に「臆病者」との批判も出ており、再選を狙う首相に痛手となる可能性もある。

 テレビ各局は主要3党に四つの小政党を加えた討論を2回、ミリバンド党首と首相の1対1の討論を1回行う計画を提案していた。しかし首相官邸は、テレビ局に書簡で「計画公表前にわれわれに相談せず、混乱が生じた」と不満を表明した上で、「首相は7党間での討論に1回だけ参加する」と通達。さらに、実施日は本格的な選挙運動が始まる3月中との条件が付けられた。

 これを受け、ミリバンド氏は「首相はおじけづいている。私はいつでも、どこでも討論に臨む用意がある」と表明。保守党と連立を組む自由民主党幹部も「怖がって逃げている」と述べたほか、ツイッターでも「首相はチキン(臆病者の意)」「自分が首相にふさわしくないことが判明するのを恐れた」と批判的なコメントが相次いだ。


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