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欧州情勢・西洋事情

312チバQ:2015/01/29(木) 23:25:24
http://mainichi.jp/select/news/20150126k0000e030170000c.html
ギリシャ急進左派圧勝:緊縮策に疲弊 市場は危機再燃警戒
毎日新聞 2015年01月26日 13時10分(最終更新 01月26日 21時35分)
 【アテネ坂井隆之】25日投開票のギリシャの総選挙で「反緊縮」を掲げる急進左派連合の政権獲得が確実となり、陣営事務所に詰めかけた支持者から「ギリシャは変わる」と大歓声が上がった。債務危機の発生から約5年。ユーロ圏などが支援の条件としてギリシャに課した緊縮策に疲弊し、変化を求める国民の声が、同党を政権の座に押し上げた。ただ、今後のユーロ圏との交渉は容易ではなく、危機再燃を懸念する金融市場は不安の目で見守っている。

 「急進左派は我々の希望だ」「人生最高の日」。アテネ市内に繰り出した支持者は、テレビで同党のリードが伝えられるたびにサッカーのサポーターのように笛を吹き鳴らし、肩を組んで喜びを爆発させた。興奮はチプラス党首(40)が市中心部アテネ大学本部に勝利演説のため姿を現すと最高潮に達し、数万人が「ギリシャに変化を」と書かれたポスターや旗を手に、喜びの声を上げた。

 2010年の第1次支援以降、ギリシャは事実上ユーロ圏と国際通貨基金(IMF)の監督下に置かれ、資金支援と引き換えに年金削減や公務員の削減など緊縮政策の履行を迫られてきた。国民の不満は「外国のいいなり」の政府に向かい、「ギリシャに威厳を取り戻す」と訴えた急進左派に幅広い支持が集まった。

 急進左派連合の選挙事務所に2人の娘を連れて駆けつけた写真家のバンバコス・バジェリスさん(48)は「欧州連合(EU)もこれだけの民意を無視できないはず」と緊縮緩和の交渉に期待をかけた。勝利集会には「反緊縮」で連携するスペイン、イタリア、フィンランドの左翼政党のメンバーも参加。スペインの新興左翼政党ポデモスの党員のパウラ・キンテイロさん(24)は「歴史的な日だ。ギリシャから始まった流れは欧州全体に広がる」と興奮した様子で語った。

 一方、金融市場は、「ユーロ圏各国が持つギリシャ国債の減免」といった急進左派連合の主張の実現を疑問視しているのが実情だ。英キャピタル・エコノミクスのチーフエコノミスト、ロインズ氏は「交渉が行き詰まれば(支援停止で)資金繰りが悪化し、危機が再燃しかねない」と先行きを懸念する。

 ◇急進左派連合のアレクシス・チプラス党首

 1974年7月28日、アテネ生まれ。高校時代に共産主義青年組織の中核メンバーとして学生運動を主導。国立アテネ工科大学(土木工学専攻)卒。2008年に急進左派連合の前身である左派政党の党首に就任し、09年の総選挙で初当選。12年の総選挙で財政緊縮策への反対を訴え、急進左派連合躍進の立役者となった。


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