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欧州情勢・西洋事情

329チバQ:2015/02/08(日) 20:56:42
http://www.sankei.com/world/news/150207/wor1502070054-n1.html
2015.2.7 20:55

ギリシャとEUが対立…独財務相「意見が不一致で合意した」と皮肉 債務危機再燃も…





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 「反緊縮」財政を掲げるギリシャ新政権の誕生で、ユーロ圏は再び混乱に見舞われている。巨額債務の一部免除を求めるギリシャに対し、欧州連合(EU)は反発。交渉がまとまらず、ギリシャのユーロ離脱が現実味を帯びれば、欧州債務危機の再燃を懸念する声も大きくなりそうだ。

 「意見が不一致であることには合意した」

 5日、ドイツのショイブレ財務相は、緊縮見直しを求めるギリシャのバルファキス財務相とのベルリンでの会談終了後、皮肉を込めて報道陣にこう語った。

 野村証券によると、ギリシャの政府債務残高は計約3200億ユーロ(約43兆円)と巨額で、このうちギリシャ支援の枠組みを主導するEU、国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)による「トロイカ(三者)体制」の負担分は国債を含めて2千億ユーロを超す。

 トロイカ体制は、ギリシャ支援の条件として厳しい緊縮策を課しているが、ギリシャ国民の生活は年々苦しくなっている。

 1月末に発足したチプラス政権は、緊縮策で解雇された公務員の再雇用▽国営・公営企業の民営化凍結−などばらまき策を公約に掲げるとともに、ユーロ圏諸国に対し、債務の減免(現在は利子負担の圧縮などに修正)を求めた。


 これに対し、ECBはギリシャの銀行向け低利融資に信用力の低いギリシャ国債を担保として認める特例措置を11日に停止する。ギリシャの反緊縮路線にECBが警告を発した形だ。

 ECBは当面、ギリシャ中央銀行が独自にユーロ紙幣を発行し、民間銀行の資金繰りを支えることは認めるが、「ギリシャがばらまき策を改めなければユーロの信認が失われる」として発行を禁じる可能性もある。ギリシャへのEUなどの金融支援が今月末に期限を迎え、今夏には国債の大量償還(約80億ユーロ)も控える中、ギリシャが資金不足に陥る懸念が高まる。

 昨年末には、ギリシャの銀行預金が計40億ユーロ(約5400億円)流出。野村証券の岸田英樹シニアエコノミストは「取り付け騒ぎが広がれば、ギリシャ経済は崩壊する」と分析する。

 ギリシャ不安の長期化で世界の金融市場は危機再燃を意識し始めた。日本の財務省幹部は「ギリシャがユーロから離脱してしまうと影響は計り知れない」と警戒。ギリシャ問題の処理を誤ると、ユーロの存続そのものが問われることになる。(藤原章裕)


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