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欧州情勢・西洋事情

310チバQ:2015/01/25(日) 17:49:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015012502000139.html
「反緊縮」優勢 経済不安再び? ギリシャきょう総選挙
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2015年1月25日 朝刊


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 【パリ=渡辺泰之】欧州債務危機の震源となったギリシャで二十五日、総選挙の投開票が行われる。欧州連合(EU)などが主導し、サマラス政権が進めてきた緊縮策の是非が最大の争点で、反緊縮派の野党が第一党に躍進する勢いだ。再びギリシャ経済が混迷すれば、欧州全体に悪影響を及ぼしかねず、結果に注目が集まる。即日開票され、二十六日未明(日本時間二十六日午前)にも大勢判明の見通し。
 最近の世論調査では反緊縮派の最大野党、急進左派連合の支持率が、サマラス首相率いる与党の新民主主義党(ND)を数ポイントリードし、第一党をうかがう。ただ過半数を取れるかは微妙な情勢とみられ、連立工作が不調に終われば前回のように再選挙という事態になり、政局の混迷も予想される。
 二〇〇九年の財政危機表面化で、ギリシャはEUなどから金融支援を受けてきたが、代わりに求められたのが財政再建だ。公務員削減や年金カット、最低賃金の引き下げなど厳しい緊縮策は、国民に重い負担を強いた。失業率も25%に高止まりする。
 急進左派連合は、こうした国民の不満の受け皿になり、支持率を伸ばしてきた。チプラス党首は緊縮策を転換し、金融支援に伴う債務の減免をEU側と再交渉する公約を掲げる。政権を握れば、財政緊縮策の継続を求めるEU側との交渉の難航は避けられない見通しだ。
 AFP通信によると、チプラス氏は二十三日、支持者を前に「緊縮策を終わらせる戦いだ。それができなければ、民主主義は終わるだろう」と言及。サマラス氏は、急進左派連合が勝てば、ギリシャ経済が再び混迷する可能性に触れ「彼らは欧州とわれわれを対立させようとしている」と批判した。
 <ギリシャ総選挙> 任期4年の一院制議会(定数300)を改選。比例代表制で12議席を全国区、288議席を56選挙区から選出。288議席のうち50議席は最も多く得票した党に配分される。得票率が3%未満の党は議席を得られない。選挙で過半数を取った政党がない場合、大統領は第1党から第3党まで順番に、それぞれ3日間の期限を与えて政権樹立に向けた連立交渉を要請。3党とも連立協議に失敗し政権が発足できない場合、30日以内に再選挙が実施される。 (アテネ・共同)
◇Q&A 総選挙なぜ前倒し EU支援継続で首相が賭け
 Q 前回総選挙は二〇一二年。なぜ前倒し選挙なのか。
 A 昨年末、三回にわたって行われた議会による大統領選で、連立与党が推す候補の選出に失敗したため、憲法の規定で総選挙になった。そもそも大統領選は二月の予定だった。だが、EUが昨年末で終了する計画だった金融支援を今年二月まで延長。それを受けて、サマラス首相が緊縮財政策への金融市場などからの不安を払拭(ふっしょく)し、政治基盤を固めるために前倒しの賭けに出たとされている。
 Q なぜ失敗したのか。
 A 連立与党の議席は半数を超える一五五。だが大統領の当選には一、二回目が二百票、三回目でも百八十票が必要だ。少数野党に協力を呼びかけたが、及ばなかった。支持率でリードする最大野党の急進左派連合など反緊縮派は早期の総選挙を主張し、反対にまわった。 (パリ・渡辺泰之)


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