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欧州情勢・西洋事情

319チバQ:2015/02/01(日) 16:43:00
http://mainichi.jp/select/news/20150201k0000m030056000c.html

ギリシャ:急進左派政権1週間 EU内で妥協探る日々

毎日新聞 2015年01月31日 21時06分(最終更新 01月31日 23時09分)

 【ベルリン篠田航一、ブリュッセル斎藤義彦】ギリシャ総選挙(1月25日投開票)でチプラス首相率いる急進左派連合が勝利し1日で1週間。この間、チプラス政権は欧州連合(EU)の要人と相次いで会談、選挙戦での過激な主張は抑制し協力を強調、正面衝突は避け妥協点を探る作戦に出ている。首相は仏伊首脳との会談も予定しており、南欧勢力をまとめEU内で有利な立場作りも模索する。一方、緊縮策にこだわるドイツには外堀を埋められる懸念があり、EU要人のギリシャ訪問を批判するなど危機感を強めている。

 「チプラス政権は革命政権ではなく、知性も常識もある。彼らにチャンスを与えるべきだ」。ギリシャ政府高官は毎日新聞に話す。チプラス首相はアテネを訪問したEUのシュルツ欧州議会議長、ユーロ圏財務相会議のデイセルブルム議長に対し債務削減の要求はぶつけず、EUとの協力を強調、新たな財政赤字を出さない点も約束した。債務交渉が「長い時間がかかる」と述べ、国民の期待値を下げようとしている。

 バルファキス財務相は支援策を主導するEU、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)の3者(通称トロイカ)との交渉を拒絶する一方、EUと話し合うと述べた。財政破綻した国家の救済ノウハウがなかったEUに強烈な緊縮策を持ち込んだIMF外しを狙った模様だ。

 チプラス政権がEUのみと交渉すれば活路があるとにらんだ背景には、フランス、イタリアの穏健左派主導の政権がある。仏伊は雇用や成長を重視する政策を取り、フランスはEUで決められた財政赤字を3%以下に抑えるルールを2015年予算でも守れず、欧州委員会に黙認してもらっている。EU外交筋は「仏伊がギリシャを盾に、緊縮策にこだわるドイツに対抗し、EUを変質させようとしている」と予測する。

 一方、ドイツのメルケル首相、ショイブレ財務相は相次いで「債務減免はない」と表明した。首相は「支援にはギリシャ自身の改革が前提」との考えを改めて示し「債務減免はない」と強調。財務相も「私が責任あるギリシャの政治家なら、減免の議論などしないだろう」と述べた。メルケル、チプラス両首相が早期に会談する観測について、独政府報道官は否定。ショイブレ財務相はEU要人のギリシャ訪問を「間違い」と批判した。


 保守のメルケル首相と大連立政権を組む穏健左派の社民党には「民意を尊重し、経済成長にも目配りすべきだ」との意見がある。メルケル首相、ショイブレ財務相の厳しい発言の背景として独メディアは緊縮にこだわる首相、財務相の政策がEU内で劣勢になることへの危機感を指摘する。


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