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欧州情勢・西洋事情
356
:
チバQ
:2015/03/05(木) 07:55:03
ビザ取得にポイント制導入を訴えるファラージ党首
ファラージ党首は、英国もオーストラリアが採用しているポイント制度を適用するべき、と主張した。自分が持つスキルの程度などによってポイントを得て、一定数を獲得した後で、ビザが与えられる仕組みだ。
翌日、党大会最終日にも演台に登場したファラージ氏は「わが党はすべての人を歓迎します」、「私たちの誇りは愛国精神です」と述べ、会場を湧かせた。
UKIPが大きな注目を浴びたのは、2013年の地方選挙での躍進、2014年5月の欧州選挙での快挙だった。英国に割り当てられた73議席の中で、UKIPは24議席を獲得して第1党となった。EU脱退を目指す政党が最大政党となるという「ねじれ」的現象だった。UKIPの伸張ぶりをたかをくくってみていた主要政党に泡を吹かせた。
「長年、私たちはすべてのメディアに過小評価されてきました」、「さあ、もう一度、驚かせようではありませんか。変化を起こすために、そして政権をとるために多くのUKIP議員を当選させよう!」
UKIP自体の「変化」を示す象徴として、党首の前に壇上に上がったのは性転換者のケリー・マロニー党員であった。2004年、同氏(当時はフランク・マロニー氏)はロンドン市長選に立候補(落選)。ロンドン北部カムデンには「同性愛者が多いから、選挙運動をしたくない」と発言した。
「あれは軽蔑的な発言でした。同性愛者たちに謝罪します」。マロニー氏は党大会の聴衆にそう言って涙ぐんだ。マロニー氏が性転換者であることを公表したのは昨年夏である。UKIP党員たちは総立ちの拍手喝采となった。
BBCの報道によると、党大会が終わりに近づいた頃、反UKIPの抗議デモ参加者約250人がマーゲート駅近くの海岸沿いを行進した。UKIP側の行進者も50人ほどおり、2者は党大会の会場ウインターズ・ガーデン劇場前あたりで衝突した。ケント州警察によると「平和的な行進だった」が、きつい言葉の応酬があったという。
言葉の内容は明らかになっていないが、私自身も厳しい言葉をかけられた。初日の党大会終了後、参加者の何人かと駅までの道を歩いていると、男性がこちらに歩いてきて、通り過ぎるときに「ナチスの奴らめ!」と言い捨てた。
欧州議会議員でもあるファラージ党首は、マーゲート近くのサウス・サーネット選挙区で立候補予定だ。市民の中にはUKIPを「反移民の人種差別主義政党」と受け止める人が少なくない。欧州では最も強い嫌悪の言葉のひとつ「ナチス」という表現を使うほどの強い反UKIP感情が存在している。
「ここはUKIP支持派と反支持派の2つに大きく分かれている」と宿泊施設の管理人が言っていたことを思い出す。「どちらも中高年だけどね。若い人は政治に興味がないから」。
近代政治史上、前代未聞の業績
UKIPの躍進を「英国の近代政治史上、前代未聞の業績」と位置づけるのが『右派の反抗』である。
主要政党の枠の外からやってきた政治勢力による「反抗」にはいくつかの重要な点があったという。
まず、「政治議論から阻害されていた人々に声を与え、政治の主流に置いた点」である。「これまで数十年にわたり、社会的に阻害されてきた人々」とは、「年齢が上で、スキルが低く、高等教育を受けていない、労働者階級の有権者」だ。
UKIPは、こうした層の人々とリベラルな中流階級との間にある「ギャップを顕在化させた」。UKIPの支持層は決してEU脱退のみ、あるいは反移民のみを願う人ばかりではなかった。グローバル化する社会に適応できないと感じる人々だった。
2013年、ファラージ党首はこう言ったそうだ。「UKIPは圧力勢力ではない。保守党からのスピンオフでもない。新しい政治勢力だ」。
『右派の反抗』の調査によれば、UKIPと言えば「右派政党」、「極右派」とさえ言われてきたが、実は「労働党支持者がUKIPに流れている傾向がある」という。
3月上旬現在、UKIPは世論調査では第3党の支持率を集めている。しかし、下院議席数は2つのみ。5月の総選挙後は多くても10議席獲得と言われている。
10議席程度でどれほどの政治的影響力を持ちうるかは疑問だが、EU脱退を含め、「自分の声を聞いてくれない」と政治的に疎外感を持つ国民の声に対し、新政権は解決策を出す必要がある。脱退の是非をめぐる国民投票の早期実行が視野に入ってきそうだ。
また、UKIPがさらに支持を拡大するには、これまで同党に賛同しなかった層にアピールする政策作りも必須だ。
「ピークが過ぎた」とも言われるUKIP。5月、はたして欧州議会選挙の時のような「驚きの勝利」が再来するだろうか。
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