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欧州情勢・西洋事情

264チバQ:2015/01/08(木) 23:14:32
http://www.sankei.com/world/news/150108/wor1501080059-n1.html
2015.1.8 22:15
【仏紙銃撃テロ】
宗教の尊厳VS.表現の自由 「譲れない価値観」の対立、激化の恐れも 

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 【ベルリン=宮下日出男、カイロ=大内清】フランスの風刺週刊紙シャルリー・エブド本社の銃撃事件は、「表現の自由」は宗教も例外としない欧米と、神や預言者のあらゆるものへの優先性を認めるイスラム世界の「価値観」の対立を改めて浮き彫りにしたといえそうだ。歴史に根差した宗教と社会の関係のあり方に関わるだけに、互いに譲れず、その溝は深い。

 「宗教はほかの思想のように批判や風刺される必要がある」。7日、こうした声明を出したのは小説「悪魔の詩」を執筆し、イランのホメイニ師から死刑宣告を受けた英作家サルマン・ラシュディ氏だ。同氏は「シャルリー・エブドを支持する」と明言した。

 「言論へのテロ」に対しては欧米首脳も事件後、相次ぎ非難した。表現の自由は欧米にとって民主主義社会の根幹だ。それを支えるメディアを標的とした「蛮行」(オランド仏大統領)は許されない。

 西洋の近代化とは、宗教改革などを経て強大な権力を持つ教会の影響から脱し、市民社会を確立してきた歴史だ。この過程で宗教と政治に壁を設ける「政教分離」も進んだ。欧州の民主主義国では宗教も批評を免れず、シャルリー・エブドはキリスト教に対する風刺も行ってきた。

 一方、イスラム世界ではイスラム教は世俗社会も包括する「至高の価値」とされる。唯一神アッラーは無論、預言者ムハンマドも「無謬」の存在だ。偶像崇拝が禁じられていることもあり、それらを絵画などの形で揶揄(やゆ)することは大部分の信者には容認できない。

 事件については、「イスラムと相いれない」(サウジアラビア政府当局者)などとイスラム界からも一斉に非難の声が上がった。だが、それはテロという「手段」への非難であり、ムハンマドへの風刺を認めているわけではない。イランの外相報道官は非難の一方、「表現の自由を使って一神教を辱めるのは容認できない」とも述べている。

 オランダでは2004年、イスラム社会の女性差別を扱った映画監督が暗殺され、12年にはムハンマドを侮辱的に描いた米制作映画の映像をめぐり、各地で反米デモが発生した。

 こうした価値観の衝突は2001年の米中枢同時テロ以降に顕在化してきたが、今回の事件でさらに激化する恐れが懸念される。


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