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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

2106チバQ:2017/06/09(金) 21:36:51
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170610k0000m030093000c.html
<英総選挙>与党過半数割れ、EU離脱に影響 首相続投へ
21:24毎日新聞

 【ロンドン三沢耕平】英総選挙(下院選、定数650)は9日午前(日本時間9日午後)までの開票の結果、メイ首相率いる保守党が改選前から議席を減らして単独過半数を割り込み、どの政党も過半数に満たないハングパーラメント(宙づり国会)となった。メイ氏は9日午後、続投する意向を示したうえで、北アイルランドの民主統一党(DUP)と新政権の樹立を目指す考えを表明した。

 英BBC放送によると、各党の獲得議席数は、保守党318(改選前330)、最大野党の労働党262(同229)、北部の地域政党スコットランド民族党(SNP)35(同54)、自由民主党12(同9)。総選挙に伴う宙づり国会は、1974年2月、2010年5月に続き3度目となる。

 メイ氏は9日午後にバッキンガム宮殿に出向き、新しい政権の樹立に向けた準備にかかる方針を伝えた。その後の演説で「我々はDUPとともに協力し、欧州連合(EU)との新しい関係を築いていく」と述べ、国会での施政方針演説(女王演説)に臨む考えを示した。BBCによると、DUPは重要法案の採決などで、保守党を指示する閣外協力となる見通しだ。

 ただ、「強い政権基盤」を求めて突然の解散に踏み切ったメイ氏の責任論は避けられず、EUからの離脱交渉にも大きく影響しそうだ。労働党のコービン党首は再選後の演説で「首相は国民の信任を求めて総選挙を実施したが、信任は得られず、信頼を失った」と述べ、退陣を求めていく意向を示した。

https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK6963R9K69UHBI02C.html
21:17朝日新聞

 英国で8日(日本時間9日)に投開票が行われた総選挙(下院定数650)では、与党・保守党が318議席(日本時間同日午後8時現在)にとどまり、どの党も単独では過半数に届かない「ハングパーラメント」(宙づり議会)になった。メイ首相は地域政党などとの連携を模索し、過半数確保を目指すが、困難な政権運営を迫られるのは必至だ。

 「この国に、確実性をもたらす政府をつくる」。メイ氏は9日午後、首相官邸前で演説し、続投する意思を表明した。今後は、メイ氏が法案成立に必要な過半数の支持を確保できるかが、最大の焦点だ。

 下院の過半数は、単純計算すると326議席。だが英国では、正副議長の3議席のほか、北アイルランドの隣国アイルランドへの帰属を主張して、議会に出席しない地域政党のシンフェイン党(7議席)を除いて、実質的な過半数を計算する。そのため、今回は321議席となる。

 英メディアによると、メイ氏は北アイルランドの地域政党「民主統一党(DUP)」(10議席)や無所属議員と連携して、過半数の確保を目指すとみられる。ただ、メイ氏は閣僚を割り当てる連立政権にするのではなく、閣外協力にとどめる可能性があるという。

 英ガーディアン紙は、DUPの有力議員の話として「EU離脱後に、北アイルランドをEUに半分残すような『特別な立場』にしないことが、保守党との交渉条件になる」と報じた。

2107チバQ:2017/06/09(金) 21:50:47
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170610k0000m030100000c.html
<英総選挙>急進左派、着実に拡大 「怒れる若者」支持広げ
21:46毎日新聞

 【ベルリン中西啓介、パリ賀有勇】英国総選挙では、保守党圧勝との予想を覆し、左派色が強いコービン党首が率いる労働党が議席を伸ばした。既成政治勢力への不満を背景にトランプ米大統領ら右派ポピュリズム(大衆迎合主義)が台頭する中、欧州では若者を中心に手厚い福祉を訴える急進左派も存在感を強めている。

 「人々は(総選挙で)緊縮財政にうんざりだと言った」。コービン氏は9日未明、選挙結果をこう評した。党内では現実路線を取る中道左派に対し「反逆者」とも呼ばれるコービン氏は、今回の選挙で急進左派色を前面に出し、保守党との違いを鮮明にした。

 欧州では1990年代後半、中道左派が主要国の大半を席巻する黄金期があった。代表例の一つが労働党だ。ブレア元党首は市場経済に福祉政策を融合させた「第三の道」をアピールし、97年に首相に就任。ブレア旋風はドイツにも影響し、社会民主党のシュレーダー政権が誕生した。

 しかし、各国で中道左派政権は社会保障を削減し規制緩和を断行。このため労働者の支持を失い、低迷期を迎えた。だが、グローバル化などで貧富の差が拡大すると、手厚い福祉などを訴える急進左派政策に再び期待が集まり始めた。昨年の米大統領選の民主党予備選では、大学授業料無償化などを訴えたサンダース候補がヒラリー・クリントン候補を脅かした。今春の仏大統領選でも、富裕層への増税などを訴えた左翼党のメランション候補に支持が集まった。

 サンダース氏は「コービン氏は(中道左派の)党内エリートと戦っている」と評価。米CNNは労働党の選挙運動にサンダース陣営関係者が加わっているとし、急進左派が「怒れる若者」の支持を広げていると伝える。

 9月の独連邦議会選では、4選を目指すメルケル首相相手に、国政第2党・社民党の苦戦が予想されるが、コービン氏の善戦が、今後ドイツを含め欧州各地の左派政党の動向にどう影響するか、注目される。

2108チバQ:2017/06/09(金) 21:51:15
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170610k0000m030098000c.html
<英総選挙>首相の戦略に誤算 「エリート」支持離れ
21:42毎日新聞

 【ロンドン矢野純一、八田浩輔】8日の英総選挙(下院選、定数650)で、地滑り的な勝利をもくろんでいた保守党の狙いは外れ、過半数を割る大敗をした。総選挙実施を宣言した直後は労働党との支持率の差は20ポイント近く開いていたが、「反エリート」を前面に打ち出したコービン氏が党首を務める労働党が保守党を猛追。一方、保守党のメイ首相は「欧州連合(EU)との離脱交渉には強い指導者が必要だ」と訴えたが、逆に強い指導者とエリートを重ねあわせる労働者の支持を得ることができなかった。

 EUからの離脱を決めた昨年6月の国民投票の結果に、国民の間には交渉の行方に不安が広がっていた。2020年に予定されていた総選挙の前倒し実施を決断したメイ氏の狙いは、交渉を確実に進めるために「選挙で勝利して強力な権力を握る」(保守党議員秘書)ことだった。

 メイ氏は選挙を「離脱交渉のため」と位置づけ「EUとの交渉では強く安定した指導者が必要だ」と繰り返した。選挙戦序盤には40%台後半を維持するメイ氏個人への高い支持率を背景に、保守党ではなく「私に投票して」とメイ氏個人を前面に打ち出した。

 しかし、「私」を繰り返すメイ氏に対し、国民は徐々に距離を感じるようになった。メイ氏が、各党党首が出演するテレビ討論会に参加しないことを宣言すると、国民に向き合わないメイ氏に対し「逃げている」と批判が上がった。

 メイ氏は内相時代からアドバイザーとしていた人物を首相官邸に引き入れ、夫も含め4人だけで全てを決めていた。保守党内からもメイ氏の密室政治に対して不満の声が上がっている、と英メディアが報じると、エリート臭のしないコービン氏への支持が広がっていった。

 「コービン氏は労働党内でもアウトサイダーだった。だから労働党が大きく議席を伸ばした」。ロンドン北部の元労働党地区委員のマシューさん(64)はこう説明する。コービン氏は15年9月に党首に就任するまでは党員の間では反核などを叫ぶ「活動家」とみられていたという。左派色の濃いコービン氏への反発もあったが、「保守党よりはまし」と支持者離れは広がらなかった。

 コービン氏は「少数の金持ちではなく、多くの人のための政治をする」と訴えた。マニフェストは、鉄道やガス会社などの国営化を盛り込んだ左派色の濃い内容だった。同時に大学の授業料無償化や福祉の充実など、国民が最も関心のある暮らしの改善に焦点を当て、身近な問題とは結びつきにくい離脱交渉の争点化を避けた。高齢者に負担を強いる保守党のマニフェストを徹底的に攻撃した。

 ロンドン政治経済学院(LSE)公共政策研究所のトラバーズ所長は「昨年の国民投票では、多くの労働者が、政治家にないがしろにされ経済発展から取り残されていると不満を抱いた。そんな労働者が、何かを変えなければならない、と離脱を支持した。今回の結果も、労働者の多くが、エリート層の支持を得る保守党やメイ氏に反発したのではないか」と分析する。

2109チバQ:2017/06/09(金) 21:51:45
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706090060.html
【英総選挙】「強い指導者」貫けなかったメイ首相 度重なる方針転換、テロ続発も逆風
21:34産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】メイ首相率いる与党の保守党が総選挙で過半数割れしたのは、国民が方針転換を重ねたメイ氏の指導力に疑問符を付け「強く安定したリーダー」ではないと判断したためだ。欧州連合(EU)離脱でメイ氏が掲げた移民流入規制を優先して単一市場から撤退する「強硬離脱」(ハードブレグジット)路線の変更を迫られる可能性も出てきた。

 圧勝をもくろみ国民の信任を得た上で離脱交渉を有利に進めようというメイ氏の戦略は破綻した。賭けに敗れたメイ氏に党内外から退陣論が噴出している。

 誤算はEU離脱が主要な争点とならなかったことだ。選挙公約(マニフェスト)に盛り込んだ高齢者の在宅介護の負担増が批判を受けると修正。国民の不信感は高まった。

 逆に公約で大学授業料の無償化など緊縮財政による医療や教育、福祉などのひずみの是正を訴えた労働党が若者を中心に国民の共感を得た。

 そもそもメイ氏は総選挙を前倒ししないと表明していたにもかかわらず、離脱交渉直前に前言を撤回したこともイメージダウンとなった。また昨年の国民投票ではメイ氏は残留派だったのに強硬離脱派に転向したとの批判もあった。

 さらに約3カ月間に3度のテロが追い打ちをかけた。最終盤にテロ対策が争点に浮上。メイ氏は治安を束ねる内相を6年間務め、約2万人の警官を削減している。労働党のコービン党首からテロ対策が不十分だったと攻撃されたのも致命傷となった。

 選挙結果を受け、メイ氏は北アイルランドの地域政党と連携し、政権維持を目指す方針だが、党内の最強硬派や地域政党の反対を受けて離脱方針が定まらず、離脱交渉が停滞する可能性がある。黄昏の老大国の将来に暗雲が垂れ込めている。

2110チバQ:2017/06/09(金) 21:52:24
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706090062.html
【英総選挙】保守党内で“メイ降ろし”本格化も
21:34産経新聞

 【ロンドン=黒川信雄】英総選挙で過半数割れした保守党は、政権を維持するため、他党との連立あるいは閣外協力が必要となる。北アイルランドの地域政党との連携が有力視されるが、過半数を制する党がない「ハング・パーラメント(中ぶらりん議会)」となったことで、政権運営が不安定なものとなるのは避けられない。

 英メディアは、政治姿勢の近い北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)と閣外協力で基本合意に達したと報じたが、閣外協力にはDUPの“離反”懸念がつきまとう。協力の詳細な合意にも一定の時間がかかるとみられ、今月中旬にも始まる予定の欧州連合(EU)との離脱交渉が遅れるなどの影響が出そうだ。

 保守党内では選挙結果の責任を問い、メイ氏辞任論も広がった。BBCによると同氏にその意思はなく、政権維持を目指す構えだが、党内基盤が弱まることで、「メイ降ろし」の動きが本格化する可能性もある。

 その場合の次期党首候補として、政治専門家は、前ロンドン市長で現在は外相を務めるボリス・ジョンソン氏(52)を挙げる。野心家で知られるジョンソン氏は、市長時代から保守党党首の座を狙っていたと指摘され、昨年キャメロン政権が倒れた際には、後継首相として本命視されていた。

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170610k0000m030094000c.html
<英総選挙>EU、決裂リスク懸念 政権弱体化へ
21:32毎日新聞

 【ロンドン三沢耕平、八田浩輔】英総選挙は保守党が第1党の座を守ったものの、過半数に届く政党がないハングパーラメント(宙づり国会)に陥った。解散という「伝家の宝刀」を抜きながら議席を減らしたメイ首相に進退論が浮上する中、新政権樹立までの政治空白は避けられず、欧州連合(EU)からの離脱交渉への影響も懸念される。

 「ボリス・ジョンソン(外相)がメイ氏にナイフを向けているのが見えるよ」。労働党のトム・ワトソン副党首は開票後にこう指摘し、保守党内での首相降ろしの可能性に言及した。

 メイ氏が選挙実施を表明したのは4月。「離脱交渉には強いリーダーが必要」との理由からだったが、政権はむしろ弱体化する。経済界は政治空白を懸念しており、英産業連盟(CBI)のキャロリン・フェアバーン事務局長は「優先すべきは機能する政府を作ることだ」と訴える。

 EU側にも困惑が広がる。メイ氏が「基盤固め」を実現していれば、EUも交渉を進めやすくなると考えていたからだ。EUの大臣に相当するエッティンガー欧州委員(予算・人事担当)は独ラジオで「弱い交渉相手は双方にとって良くない」といら立ちを隠さなかった。

 EU基本条約で定められた交渉期限は原則2年。英国が今年3月末に正式に離脱を通告してから既に2カ月以上が過ぎている。双方の議会での承認手続きを考慮し、EU側は2018年秋ごろまでに離脱協議を大筋でまとめたい意向だ。

 しかし、交渉は序盤から利害の衝突が予想されており、英国の政局流動化で交渉開始が遅れるほど決裂のリスクは高まる。EUのトゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)はツイッターで「決裂を避けるために最善を尽くしてほしい」と英側に呼びかけた。

2111チバQ:2017/06/09(金) 21:52:47
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20170609076.html
スペインのカタルーニャ自治州、10月1日に独立問う住民投票実施
19:57ロイター

スペインのカタルーニャ自治州、10月1日に独立問う住民投票実施
 6月9日、スペインのカタルーニャ自治州は、独立を問う住民投票を10月1日に実施すると発表した。自治州のプチデモン首相(写真左)が発表した(2017年 ロイター/Albert Gea)
(ロイター)
[バルセロナ 9日 ロイター] - スペインのカタルーニャ自治州は、独立を問う住民投票を10月1日に実施すると発表した。中央政府はこのような投票は違法として実施すべきではないとしている。

自治州のプチデモン首相が発表した。首相によると、投票日と投票で問う内容について中央政府と合意しようとしたが、強硬な反対されたため、一方的に発表せざるを得なかったという。

2112とはずがたり:2017/06/09(金) 22:28:43
>>2104
むしろサンダースもメランションも、失敗した急進左派政権を先頭切ってコービンが樹立するってのもイギリスっぽいかも

2113とはずがたり:2017/06/09(金) 22:49:08

メイ首相の「最も行儀悪い行為」は総選挙、英ネットで嘲笑
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170609-00000033-jij_afp-int
6/9(金) 16:55配信 AFP=時事

【AFP=時事】これまでしてきた最も「行儀の悪い」ことは小麦畑の中を駆け抜けたことだ――テリーザ・メイ(Theresa May)英首相のこの発言が、英総選挙で与党・保守党の過半数割れが確実となる中、ソーシャルメディア上で物笑いの種となっている。総選挙に踏み切ったことがリストの最上位に来るだろうと嘲笑されているのだ。

 英紙タイムズ(The Times)政治部のサム・コーツ(Sam Coates)副部長は「今や、小麦畑の中を駆け抜けたことは公式に、テリーザ・メイがこれまでしてきたことのうち2番目に行儀の悪いことになった」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 コメディアンのジェームズ・ジル(James Gill)氏は、「テリーザ・メイは今、小麦畑の中でかくれんぼしているんだよ」とツイートした。

 あげつらわれている発言は6日、選挙戦の遊説先で過去最大の「行儀の悪い」ことは何かと質問されたメイ首相が口にしたもの。英国国教会(Church of England)の司祭だった父を持つメイ首相は驚いて「えっ」と言ったきり絶句したが、回答を促され「実を言うと、昔よく友人と小麦畑の中を駆け抜けていて、農家の人たちにはあまりいい顔をされなかった」と語った。

 この告白については、でっち上げか見え透いた言い訳で庶民感覚のなさを浮き彫りにしているとの批判が出ていた。

 メイ首相は4月、欧州連合(EU)離脱をめぐる2年間の厳しい交渉を前に、保守党が過半数を握っていた議会での足場固めを狙って総選挙の前倒しを発表し、国民を驚かせた。しかし、保守党の獲得議席は330議席から314議席に減らす見通しで、過半数に届かないことが確実となった。

 サッカー元イングランド代表でテレビ解説者のギャリー・リネカー(Gary Lineker)氏は、サッカーのプレーになぞらえ「テリーザ・メイはオウンゴール賞を獲得したと思う」とツイートしている。【翻訳編集】 AFPBB News

2114とはずがたり:2017/06/09(金) 22:55:08
そもそもイギリス人の高尚なセンスは当方,理解不能だがサリンジャーのライ麦畑とひっかけてなんか巧い事云おうかとは俺も思ったぞ♪

最も行儀悪い行為は小麦畑を走ったこと、メイ首相に英世論割れる
2017年06月08日 15:46 
http://www.afpbb.com/articles/-/3131270?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r1&cx_rss=afp&cx_id=3131457

【6月8日 AFP】2年間で計3回に及ぶ国政選挙と国民投票によって分断を経験している英国で7日、新たに厄介な対立を生む種が登場した――行儀の悪さとは何かという問題だ。

 国家存続に関わるこの問題のきっかけは、テリーザ・メイ(Theresa May)英首相が6日、総選挙の遊説先で、これまでにしてきた最も「行儀の悪い」ことを話すよう質問されたことだった。

 英国国教会(Church of England)の司祭だった父を持つメイ首相は驚いて「えっ」と言ったきり絶句。回答を促され、こう言った。「実を言うと、昔よく友人と小麦畑の中を駆け抜けていて。農家の人たちにはあまりいい顔をされなかった」

 メイ首相に批判的な人々は、彼女の告白内容はでっち上げか、現実味に欠けるもので、庶民感覚のなさを浮き彫りにしていると指摘した。

 英紙ガーディアン(Guardian)は「メイ、小麦畑の返しで行儀の悪さテストに落第――あなたならもっとうまく返せる?」と読者に呼び掛けた。

 ツイッター(Twitter)でも、アンチ・メイ首相派がここぞとばかりに盛り上がりを見せた。

 あるユーザーは、「テリーザ・メイはグルテン不耐性派の票をだいぶ失ったかもな」と投稿。別のユーザーは、米作家J・D・サリンジャー(J.D. Salinger)の「ライ麦畑でつかまえて(キャッチャー・イン・ザ・ライ、The Catcher in the Rye)」と女性首相の前任者マーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)氏をもじって「ライ麦畑のサッチャー(サッチャー・イン・ザ・ライ、The Thatcher in the Rye)」とジョークを飛ばしている。

 英世論調査会社ユーガブ(YouGov)は、「小麦畑を駆け抜けることは行儀が悪いことか」という世論調査を実施したところ、「極めて悪い」と答えたのはわずか13%、「かなり悪い」は20%、「それほど悪くはない」は27%、「まったく悪くはない」は25%。残り15%は「分からない」という回答だった。(c)AFP

2115チバQ:2017/06/10(土) 06:27:09
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170610X161.html
地域政党が閣外協力へ=財務相・外相ら留任―英首相
06:15時事通信

 【ロンドン時事】8日実施された英総選挙で与党・保守党が過半数割れしたのを受け、メイ英首相は9日、北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)の閣外協力を得て保守党の少数与党政権を樹立するための協議に入った。また、首相は新政権でハモンド財務相やジョンソン外相ら主要閣僚を留任させることを決めた。

 欧州連合(EU)からの離脱交渉を担当するデービスEU離脱担当相、ラッド内相、ファロン国防相も留任する。

 一方、ロイター通信によると、メイ首相が9日、DUPの協力を得て続投する方針を発表したのを受け、DUPのフォスター党首は記者団に「この重大な挑戦の時期にわが国に安定をもたらすため何ができるか、保守党と協議に入る」と語った。 

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170610X162.html
二大政党支配が復活?=保守・労働党の得票80%超―英総選挙
04:44時事通信

 【ロンドン時事】8日に実施された英総選挙では、第1党となった与党・保守党と最大野党・労働党の得票率の合計が82%となった。戦後英国で政権を交代で担当してきたこの二大政党の得票率は1950年代をピークに減少。80%を超えたのは79年の総選挙以来だ。

 二大政党による支配が最も強固だったのは51年の総選挙で、両党の得票率は97%に達していた。その後、第3党の自由党(現在の自由民主党)などが勢力を伸ばし、2010年の選挙では過去最低の65%まで低下。15年の総選挙前には「二大政党制の終わり」の可能性が取り沙汰されていたが、今回は様変わりとなった。

2116チバQ:2017/06/10(土) 06:27:52
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170610k0000m030156000c.html
<英総選挙>深まる英国の危機
00:16毎日新聞

 ◇外信部長 小倉孝保

 英国のメイ首相にとり圧勝するしかない選挙だった。欧州連合(EU)からの離脱交渉を前に、国民が一枚岩であることを示し強い姿勢で交渉に入る必要があった。結果は保守党の過半数割れ。支持率という「風」を過信したメイ首相の責任は重い。

 解散前の保守党の議席は330で半数(325議席)を5議席超えていた。これが十分でないことは歴史が証明している。1950年2月の総選挙(625議席)で労働党アトリー政権は315議席で半数を2議席上回ったが、4カ月後に起きた朝鮮戦争への対応で党は分裂、下野している。そのてつを踏むまいとメイ氏は「クーデター」的解散に打って出たが、メイ氏の危機感を国民は共有しなかった。

 欧州では外交がしばしば選挙の争点となってきた。数百年にわたり戦争が続いたこの地では、外交は国家存亡に関わる課題だった。EU離脱という重大局面でメイ氏は選挙を離脱方針への信任投票と捉えたが、国民の関心は身近な福祉政策やテロ対策にあった。

 また、議会内のバーで仲間とおしゃべりすることもない仕事一筋のメイ氏に、国民は親しみを感じなかった。国内治安を担当する内相を6年間務めたメイ氏にとって投票直前のテロ続発も打撃だった。

 EU離脱交渉は「スエズ危機(56年)以上の難局」とされる。エジプトによるスエズ運河国有化宣言をきっかけに、英国が大国の地位から滑り落ちた危機と比するほど英国は今、歴史的局面にある。

 実際内外に難問山積である。フランスのマクロン政権誕生でEUは結束を強め、ドイツは総選挙を控え英国に甘い顔はできない。米国のトランプ大統領は自国第一主義を鮮明にし英国を優遇する気配はない。国内ではスコットランドの独立問題がくすぶりテロ対策も急務である。

 帝国の威光を失ったスエズ危機から61年。EUとの交渉で有利な合意ができなければ、英国の国際的威信はさらに失墜する。そんな歴史的難事を前に国民は一枚岩になれなかった。外患と内憂で英国の危機は深まるばかりである。

2117チバQ:2017/06/10(土) 22:04:53
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706100049.html
仏政界再編へ高まるうねり 11日に下院第1回投票 マクロン新党議席400超も

19:24

 【ベルリン=宮下日出男】フランス国民議会(下院、定数577)選挙は11日、第1回投票を迎える。マクロン大統領が安定した政権基盤を構築できるか否かが最大の焦点だが、大統領の新党「共和国前進」は過半数の議席確保に向けて勢いを増しており、フランスの政界再編へのうねりは高まっているようだ。

 「国の立て直しを始めるため、大統領に多数派を与えるのか。国民は答えねばならない」。フィリップ首相は第1回投票前の選挙戦最終日の9日、仏メディアでこう強気に語った。

 選挙は2回投票制。過半数の得票者のいない選挙区で一定の得票率を超えた候補が18日の第2回投票を争う。9日公表の世論調査では、前進は第1回投票の支持率が31・5%で6日公表の前回から2ポイント増え、保守系の共和党(22%)、極右の国民戦線(FN、18%)を引き離す。獲得議席は過半数を優に超える397��427議席と予想された。

 前進が波に乗る中、他党の候補にはその勢いに乗じようとの動きもある。

 パリ北部の選挙区では保守党の候補が「大統領のための多数派を」と訴え、自身のツイッターに共和党出身のフィリップ氏との写真を掲載。支持率低迷中の左派、社会党の候補もポスターに「マクロン氏と進歩派の多数派のため」と掲げ、社会党のロゴマークを目立たないように記した。

 前進は他党候補でも協力が見込めれば対抗しない戦略をとり、この選挙区に公認候補はいない。有権者からは「どちらも相手より前進に近いと説明してくる」(前進の支持者)と戸惑いの声も上がる。

 左右両派の既存の枠組み打破を目指すマクロン氏の動きは有権者の意識にも影響を与えている。共和党から入閣し、前進から出馬したルメール経済相の選挙区では、左派を長年支持してきた80歳の元自治体首長が「ルメール氏に投票する」とロイター通信に述べた。「左」から「右」への“転向”だが、「政治に変化が必要だ」と説明した。

 共和党は影響力確保のため第1党を目指すが、重鎮のジュペ元首相が前進候補の元秘書を支持するなど、マクロン氏への態度で足並みが乱れる。選対責任者のバロワン元経済相は議会での前進の圧倒的優位は「民主的議論に健全でない」と訴えるのが精一杯。FNもルペン党首が自ら出馬したが、路線対立で党内がぎくしゃくしする。大統領選時の勢いはかげり、議席を増やしても伸び悩みそうだ。

2118チバQ:2017/06/10(土) 22:07:49
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK6B0GXMK69UHBI03L.html
マクロン旋風、避けられぬ政界再編 仏総選挙11日投票

19:24

エルコムリ前労働相(中央)は社会党の公認候補ながら「マクロン氏とともに」とアピールする=7日、パリ、青田秀樹撮影

(朝日新聞)

 フランス総選挙(下院定数577)の第1回投票が11日にある。最新の情勢予測では、マクロン大統領の新党が397��427議席を得て、過半数を握る勢いだ。既成の2大政党である中道左派・社会党と中道右派・共和党の候補からも、若きリーダーとの近さをアピールする動きが出ている。政界再編は不可避だ。

 「エマニュエル(・マクロン大統領)と一緒に働いてきました」。観光名所モンマルトルの丘があるパリ18区。7日夕、社会党公認のエルコムリ候補が、市民を呼び止め、語りかけていた。オランド前政権の労働相。経済相を務めたマクロン氏とともに内閣の一員だったことをアピールする。

 治安や教育の政策を訴えるチラシの一番上には「マクロン氏とともに」。社会党のロゴの赤いバラは、一番下に小さく配した。

 マクロン氏の新党「共和国前進」は、同選挙区に公認候補を立てていない。エルコムリ氏は自身への配慮だと考えている。「建設的な考え方のもとに、左派の理念を(政権に)もたらしたい」。政党の垣根は気にしていないという。

 人気が陰る社会党からは多くの人材が、「共和国前進」に流れた。エルコムリ氏のように、党の公認を得たうえでマクロン陣営との協力をうたう候補も目立つ。党としてこうした候補にどう対応するかは、あいまいなままだ。さらに同党の大統領候補だったアモン氏は、同区でエルコムリ氏ではなく環境政党の候補の支持を表明している。分裂状態だ。

2119チバQ:2017/06/10(土) 22:08:34
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170611k0000m030033000c.html
<仏総選挙>大統領派、圧勝の勢い 外交など評価上昇

20:59

 【パリ賀有勇】フランス国民議会(下院、定数577)総選挙の第1回投票が11日に行われる。最終結果は決選投票に持ち越される見通しだが、5月に結成されたばかりのマクロン大統領派の中道新党「共和国前進」が、連携する中道政党「民主運動」とともに圧勝する勢いだ。

 マクロン氏は就任後、共和党(中道右派)出身のフィリップ下院議員を首相に、社会党(中道左派)のルドリアン前国防相を外相に起用するなど、実績とバランスに配慮した内閣を発足させ、党派を超えた支持を呼びかけている。また、総選挙に向けて社会党議員の合流も受け入れる一方で、擁立候補者のほぼ半数を政治経験のない新人候補とし、新鮮さもアピールしている。

 「政治経験不足」を指摘されてきたマクロン氏だが、主要7カ国(G7)首脳会議などの外交舞台もミスなくこなし、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」からの離脱を表明したトランプ米大統領を毅然(きぜん)とした態度で批判したことなどから評価が上昇。共和国前進の支持率も押し上げる形となっている。

 調査会社IPSOSが8日公表した世論調査によると、共和国前進は民主運動と合わせて397��427と7割前後の議席を獲得する勢いで、共和党などの中道・右派系が95��115で追う。大統領選で惨敗した社会党などの中道・左派系は改選前の約300議席から22��32に激減する見込み。大統領選でマクロン氏とともに決選投票に進んだルペン党首率いる極右・国民戦線は大統領選ほどの勢いはなく、5��15に伸び悩む見通しだ。

 一方で、マクロン氏の側近であるフェラン国土相が、過去にパートナーの女性に対して有利な不動産取引を行った利益供与疑惑が浮上。マクロン氏は、大統領選では他候補の家族への不正給与疑惑を厳しく追及してきただけに、選挙結果に影響する可能性もある。

 総選挙は小選挙区2回投票制。第1回投票は即日開票され、過半数獲得者がいなければ、得票率12.5%以上の候補者が18日の決選投票に進む仕組み。

2120チバQ:2017/06/10(土) 22:14:33
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170610X210.html
英総選挙で民族党大敗=独立派に痛手―スコットランド

15:29

 【ロンドン時事】8日に投票が行われた英総選挙で、北部スコットランドでは、2015年の前回総選挙で59議席中56議席を獲得し大躍進した地域政党スコットランド民族党(SNP)が、第1党の座は確保したものの、21議席減の35議席と低迷した。スタージョン自治政府首相(SNP党首)はじめ、スコットランドの英国からの独立を目指す勢力にとっては痛手となった。

 今回の選挙で、ロバートソン副党首、サモンド前党首ら有力議員も相次ぎ落選した。スタージョン氏は9日、「ひどく失望する敗北を喫した」と表明。その上で、「疑いなく、独立住民投票問題がこの選挙結果の一因となった」と指摘し、「有権者の声を聞き、将来のスコットランドの最善の在り方を慎重に検討する」と語った。

 スコットランドでは2014年に独立を問う住民投票が実施され、接戦の末、賛成45%、反対55%で否決されている。

2121チバQ:2017/06/10(土) 22:15:13
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK695QYYK69UHBI01V.html
EU離脱の熱狂から覚めた有権者 英保守党、過半数割れ

15:23

 8日投開票の英国総選挙で、メイ首相率いる与党・保守党は過半数を割り込んだ。政権基盤の強化をもくろんで「賭け」に打って出たメイ氏にとっては大きな誤算だ。なおも続投を目指すが、欧州連合(EU)との離脱交渉で方針の見直しが必要になる可能性がある。英国政治の先行きを、EUや周辺国は注視する。

 下院で過半数を制していた議席を、さらに積み増したい。地滑り的な勝利で、「EUに挑む強い指導者」として足元を固めたい。メイ氏の甘い皮算用に有権者が下した判断は「過半数割れ」だった。「メイ一強」のもくろみに、明確な不信任が突きつけられた。

 メイ氏の誤算は、争点に掲げた「EUからの強硬離脱」が受け入れられなかったことにとどまらない。公開討論会などでの露出を避け、身内の支持者らに絞った内向きの戦術が失敗したことで求心力は低下し、「勝てない指導者」のイメージがまとわりついた。

2122チバQ:2017/06/10(土) 22:16:31
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706100032.html
【英総選挙】メイ英首相、組閣に着手 財務相ら主要5閣僚は留任 EU離脱交渉控え混乱回避図る

11:34

 【ロンドン=岡部伸】英国のメイ首相は9日、自身が率いる与党保守党が過半数割れとなった総選挙結果を受け、組閣に着手し、ハモンド財務相はじめ欧州連合(EU)離脱交渉を担うデービス離脱担当相、ジョンソン外相ら主要5閣僚の留任を決めた。19日にも開始されるEUとの離脱交渉に向けて混乱回避を図ったとみられる。他の閣僚は10日以降に発表する。

 一部報道で総選挙後に交代ともされていたハモンド氏は声明で、「英国の繁栄に向けたEU離脱交渉に臨むことができる」と再任に喜びを示した。

 英首相報道官によると、メイ氏は9日にトランプ米大統領、フランスのマクロン大統領と電話会談し、首相続投を伝えるとともに今後も関係を強化することで一致。両大統領は首相を続投するメイ氏に祝意を伝えた。

 英メディアによると、一部の保守党議員からは、EU離脱交渉の道筋がついた段階でメイ氏に辞任を求めるとの声も上がるが、党内でメイ氏の即時辞任や総選挙の再実施を求める動きはない。

 議席を増やして総選挙の「真の勝者」とも評される労働党のコービン党首は9日、メイ氏に改めて首相辞任を要求し、政権奪取へ準備を進めると表明した。

 一方、EU離脱が決まった昨年の国民投票で離脱派を率いた右派、英独立党(UKIP)は下院の議席を失い、ナットル党首は9日に辞任を表明した。

2123チバQ:2017/06/11(日) 08:12:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201706/CK2017061102000124.html
英総選挙でスコットランド民族党が大幅減 独立住民投票に暗雲

2017年6月11日 朝刊


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 【ロンドン=小嶋麻友美】八日の英国総選挙で、北部スコットランドではスコットランド民族党が改選前より十九議席減らし、退潮が明らかになった。英国からの独立を目指し、住民投票の再実施を掲げた同党は、方針見直しを迫られている。
 二〇一五年選挙での地滑り的勝利で、スコットランド五十九議席のうち五十四議席を占めていた民族党は今回、全体では過半数割れしたものの当地では躍進した保守党により十三議席失ったほか、労働党、自由民主党にも票を奪われた。サモンド前党首、ロバートソン副党首ら「党の顔」も落選した。
 一四年の住民投票で独立は否決されたが、英国の欧州連合(EU)離脱を受け、スタージョン党首は住民投票を再び行う考えを表明。ただ、住民の間では熱気は冷めつつあり、足元の政策より独立運動を優先していると映る民族党への不満も広がっていた。
 スタージョン党首は九日、「有権者の声を聞き、将来のスコットランドにとって最善のあり方を慎重に検討する」と語った。
 一方、一九八三年以来、最多の議席を獲得したスコットランド保守党のデービッドソン党首は「多くの住民が明確にスタージョン氏に反対を表明した」と、再住民投票の方針を取り下げるべきだと訴えた。
 英国全体で、保守、労働の二大政党の得票率は82・4%で、八割を超えたのは七九年以来。第三党の自由民主党は支持を回復しきれず、前回12%だった英国独立党も1・8%に支持を落とした。二大政党制の復調ぶりが目立つ結果となったが、選挙改革協会のダレン・ヒューズ副会長は、ある党を当選させないため、当選しそうな他党に投じる「戦略的投票」を考えた人が今回二割に上った点を重視。「有権者は、二大政党制支持に回帰したのではない」と指摘している。

2124チバQ:2017/06/11(日) 08:13:33
http://www.sankei.com/world/news/170610/wor1706100059-n1.html
2017.6.10 23:09
【英総選挙】
メイ氏最側近2人が辞任 政策決定に影響与える
 英メディアは10日、保守党が下院選で過半数割れした責任を取り、メイ首相の最側近のティモシー、ヒル両補佐官が辞任したと報じた。2人ともメイ氏の政策決定に大きな影響を与えていたとされる。党内からは2人を解任しなければ、メイ氏の退任を求めて党首選に持ち込むと訴える声が上がっていた。

 今回の保守党の大幅議席減は選挙公約(マニフェスト)に高齢者の在宅介護の自己負担額引き上げを盛り込み、有権者の反発を買ったのがきっかけ。公約作成にティモシー氏らが深く関わっていた。

 ティモシー氏らはメイ氏の内相時代から仕え、昨年7月の首相就任以降も重用された。メイ氏は他の閣僚よりも2人を信頼し、2人との間で共有する情報を閣僚らに伝えないとの批判も出ていた。(共同)

2125チバQ:2017/06/11(日) 17:29:53
http://www.afpbb.com/articles/-/3131480
マクロン氏に続け! 「大統領派」名乗る候補者たち 仏議会選
2017年06月09日 17:33 発信地:パリ/フランス
【6月9日 AFP】党名の記載がない選挙パンフレットに並ぶのは、中道系の新大統領が掲げる政策に沿うよう慎重に調整された公約だ──今月11日と18日に行われるフランス下院選(定数577、2回投票制)で議席を得ようとする候補者たち、特に左右両翼の穏健派は、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領(39)の勢いにあやかろうとしている。

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「近ごろのヨーグルトで大事なのは、ラベルよりもその味だ」と話すのは、パリ北部モンマルトル(Montmartre)地区での議席獲得を狙うピエールイブ・ブルナゼル(Pierre-Yves Bournazel)候補(39)。保守勢力・共和党の所属だ。選挙パンフレットには「大統領多数派」の形成に尽力したいと書いてある。つまり、共和党から出馬しているにもかかわらず、マクロン大統領が掲げる多くの改革を議会で支持するという意思表示だ。

 ブルナゼル候補、そして他の共和党候補やライバル社会党候補も示しているこうした姿勢は、マクロン大統領が仕掛けた政治的地殻変動を反映するもので、第2次世界大戦後の仏政界を率いてきた2大政党に生き残り合戦を強いている。

■所属政党よりもマクロン政策への近さ強調

 マクロン氏は、フランス政治における新たな断層は「革新派」と変革に反対する者の間にあると述べ、旧来の左派・右派の分断は時代遅れだとしてはねつける。超党派の組閣を行い社会党からも共和党からも起用したことで、両党内は彼のプラグマティズムに賛同する派と反マクロン派に分かれ、亀裂が深まっている。

 モンマルトル地区でのブルナゼル候補のライバルの筆頭は、社会党のミリアム・エルコムリ(Myriam El-Khomri)前労働相だ。彼女も「(議会)多数を占める革新派のために、マクロン氏と協力する」との意思を表明している。エルコムリ候補の選挙ポスターでは、社会党のロゴが下端に追いやられ、党のシンボルカラーであるバラ色は消えている。その代わりに、生まれたばかりのマクロン氏の政党「共和国前進(REM)」が使うブルーがポスターの基調となっている。

 マクロン氏と共和国前進にあやかろうとする候補者たちの姿勢に、有権者の一部は困惑している。マクロン氏を支持するモンマルトル住民、オリビエさん(49)は「最も驚くのは、それぞれの党でかなり長く活動してきた候補者たちが互いに、自分の方がいかにライバルよりも『前進』に近いかを有権者に説明するのを目にすることだ」と語った。

■議会選は仏政界の潮目となるか?

 5月の仏大統領選で、社会党のブノワ・アモン(Benoit Hamon)元教育相は得票率6%と屈辱的な敗北を喫した。前与党の社会党が議会選での再度の敗北を恐れる根拠は十分すぎるほどある。

 エルコムリ氏以外にも15人ほどの社会党候補が「大統領派」の旗の下に選挙戦を戦っており、これにいら立つ党側は彼らを「日和見主義」だと批判している。

 一方、大統領になるまで公職選挙に一切出たことのなかったマクロン氏が、野心的な改革政策を実行するためには議会過半数の支持を得る必要がある。

 調査会社イプソス・ソプラ・ステリア(Ipsos Sopra Steria)が先週、有権者約1万5000人を対象に行った調査によると、11日の議会選第1回投票では、マクロン支持の候補者は31%を獲得する勢いで、共和党の22%を突き放している。また別の調査では、2回目の投票でマクロン支持候補者が圧倒的過半数を占めるとの予測も出ている。

 REMは、577の選挙区ほぼ全てで候補者を擁立している。元パイロットや女性闘牛士なども含まれており、その多くは政界外の人々だ。

「エリート陣営と労働者階級を対置させる旧来の左派的精神に置き換わるフランス政局の新たな二極化を我々は目にしている」と政治学者のジェローム・サンマリー(Jerome Sainte-Marie)氏は言う。「左右両翼の最もリベラルな候補たちが、行き詰っている改革の解をマクロン氏に見出している。このイデオロギーの一貫性にマクロン氏の強みがある」 (c)AFP/Daphné BENOIT

2126チバQ:2017/06/11(日) 23:59:20
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706110023.html
【英総選挙】メイ首相の最側近2人が辞任 不評のマニフェスト作成で引責 官邸の密室化に批判も
18:19産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】英下院選挙で保守党が過半数割れとなったことを受け、メイ首相の最側近とされてきたニック・ティモシー、フィオーナ・ヒル両首相補佐官が10日、辞任を表明した。2人は保守党の支持率急落の原因となった選挙公約(マニフェスト)作成に関与しており、「戦犯」として責任を問われた格好だ。党内からは2人を解任しなければ、メイ氏の退任を求めるとの強硬意見も上がり、求心力が低下したメイ氏には痛手となった。

 保守党内には、高齢者の在宅介護の自己負担を増額し、学校給食への補助制度を廃止するなどとしたマニフェストが「大敗の原因になった」(ナイジェル・エバンス議員)との見方が広がっている。公約作成に深く関わったティモシー氏は声明で、選挙結果は「大きな失望」だと述べ、選挙戦の失敗を認めた。一方、ヒル氏は自身の業績には言及せず、メイ氏を「優れた首相」と称賛した。

 ティモシー氏らはメイ氏の内相時代から仕え、昨年7月の首相就任以降も重用された。英メディアによると、メイ氏は他の閣僚よりも2人を信頼していたとされ、夫のフィリップ氏を含む4人が官邸のインナー・サークル(密室)を形成して情報が閣僚らに伝わっていないとの批判も出ていた。

 政権内部では、政策決定に大きな影響を与えていたティモシー氏ら2人には威圧的な態度が目立ち、誰も意見出来ない状況だったと指摘する声もある。

2127チバQ:2017/06/11(日) 23:59:39
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706110025.html
【英総選挙】北アイルランド地域政党と閣外協力で大筋合意 メイ首相に党内外から批判 綱渡りの政権運営
18:59産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】英総選挙で過半数割れに追い込まれた与党保守党を率いるメイ首相は10日、北アイルランドの保守系地域政党、民主統一党(DUP)と重要法案などで連携する閣外協力で大筋合意した。保守党はDUPと合わせて過半数をわずかに上回ることになる。ただ、保守党内から選挙での「大敗」の責任を問う声が出始めているほか、最大野党の労働党も攻勢を強めている。メイ氏は、19日に予定される欧州連合(EU)との離脱交渉に入る構えだが、求心力が低下する中で薄氷の政権運営を迫られそうだ。

 首相官邸の報道官は10日、保守党がDUPから閣外協力を得ることで「EU離脱交渉を乗り切る安定性をもたらすことができる」と述べた。

 またDUPも、「国の安定のために前向きに話し合った。13日の議会招集までに正式合意できるよう詰めの協議を続けたい」とする声明を出した。

 DUPが内閣の一角を占める連立政権ではなく、重要法案や予算などでDUPと連携する保守党の少数与党政権となる。12日の閣議で詳細を議論し、来週中に新たな枠組みを最終決定する。

 8日の総選挙では、保守党の獲得議席が過半数(326)を下回る318となり、いずれの政党も過半数に達しないハングパーラメント(宙づり議会)となった。保守党は政権維持のため10議席を持つDUPに協力を求めていた。

 13日には下院が初招集され、19日には施政方針演説が行われる。DUPが施政方針演説の支持に回れば、メイ氏の続投が確実になる。

 メイ氏は10日、ドイツのメルケル首相と電話し、予定通りEU離脱の交渉を始めると伝達。離脱交渉は19日にも始まる見通しで、メイ氏はDUPとの調整を急ぐ意向だ。

 DUPは北アイルランドの英国統治継続を掲げるプロテスタント系政党。保守党と良好な関係を築き、法案や予算に賛成してきた。ただ、保守党と違い、人工中絶や同性婚に強く反対しているほか、EU離脱をめぐっても移民制限を優先し単一市場から撤退する「強硬離脱(ハードブレグジット)」を掲げる保守党に対して、EUとの自由な貿易の維持など比較的穏健な離脱を主張。両党は政策の違いも小さくない。

 メイ氏は今後、離脱交渉や重要法案を進める上で、DUPに配慮しなければならない。またカトリック系とプロテスタント系の住民の間で紛争の歴史を持つ北アイルランドで、プロテスタント系のDUPが政権に一定の影響力を持てば、2つの勢力のバランスが崩れ、和平に悪影響を及ぼすと指摘する声も出ている。

 また保守党内では「指導力欠如で大敗したメイ氏は進退を考えるべきだ」(スーブリー前中小ビジネス担当相)など続投に疑問を呈する声が上がっている。労働党のコービン党首も「信任を得られなかったメイ氏は辞任すべきだ」と批判を強めており、メイ氏は続投しても厳しい政権運営を迫られることになる。

2128とはずがたり:2017/06/12(月) 08:27:43

メイ英首相の側近2人が辞任、選挙戦敗北受け
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170611-35102553-cnn-int
6/11(日) 11:20配信 CNN.co.jp

ロンドン(CNN) 英総選挙でメイ首相の与党・保守党が大敗を喫したことを受け、首相の共同首席補佐官2人が辞任した。

メイ氏の最側近とされてきたニック・ティモシー、フィオーナ・ヒル両氏は10日、保守系の政治ブログを通して辞任を表明した。

ティモシー氏は声明で、選挙結果に対して「大きな失望」を表明。選挙戦の失敗を認めた。一方、ヒル氏は自身の業績に言及せず、メイ氏を「優れた首相」だと称賛した。

総選挙の結果を受け、保守党内部からはメイ氏の責任を追及する声が上がっている。一部の議員はメイ氏自身が退陣するべきだと主張している。

同党のナイジェル・エバンス下院議員は、高齢者の在宅医療の自己負担を増額し、学校給食への補助制度を廃止するとした党のマニフェストが大敗の原因になったとの見方を示す。

陣営内部ではティモシー、ヒル両氏の威圧的な態度が目立ち、だれもものが言えない状況だったと指摘する声もある。

保守党は議席が半数割れとなった事態を受け、北アイルランドの民主統一党(DUP)に協力を仰いだ。PA通信は10日深夜、首相報道官の話として、DUPが連携に大筋で同意したと伝えた。

DUPは人工妊娠中絶や性的少数者への強硬姿勢で知られることから、メディアや保守党内部では連携に対する反発も強い。

2129とはずがたり:2017/06/12(月) 08:38:17
フランス議会選挙、「マクロン新党」7割超の勢い
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170612-00000014-jnn-int
TBS系(JNN) 6/12(月) 6:32配信

 フランスで国民議会選挙の第1回目の投票が行われ、フランスの公共放送は先月大統領に就任したマクロン大統領の新党「共和国前進」が7割を超える議席を獲得し、圧勝する勢いだと伝えています。

 フランスの国民議会選挙は、第1回目の投票が日本時間の午前3時に締め切られました。

 フランスの公共放送は、マクロン大統領の新党「共和国前進」系がおよそ32%の票を獲得し、全体(577議席)の7割を超える400議席以上で圧勝する勢いだと伝えました(415〜455議席)。一方で、中道右派の「共和党」系は70から110議席、中道左派の「社会党」系は20から30議席と、これまでの2大政党は大きく議席を減らす見通しです。

 また、大統領選挙でマクロン大統領と争ったルペン党首率いる極右政党の「国民戦線」の予測獲得議席は、最大でも5議席にとどまる見通しとなっています。

 国民議会選挙は小選挙区制で行われていて、1回目の投票で誰も過半数の票を取れなかった選挙区では18日に決選投票が行われ、最終的な議席が確定することになります。

 これまで議会に議席を持たなかったマクロン大統領の新党が予測通り過半数を大幅に上回る議席を獲得することが出来れば、マクロン大統領は安定した政権運営を行うことが出来るようになります。(12日06:43)
最終更新:6/12(月) 8:19

2130とはずがたり:2017/06/12(月) 10:57:19

英保守党と民主統一党の協力、60万人が反対署名
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170611-00000025-jij_afp-int
6/11(日) 17:38配信 AFP=時事

【AFP=時事】英国で、8日投票の総選挙で自身の与党・保守党が過半数割れとなったテリーザ・メイ(Theresa May)首相が、政権維持のために北アイルランドの保守政党「民主統一党(DUP)」と協力するとの方針を打ち出したことに反対する署名が、10日時点で60万人分近く集まった。

反保守党および反民主統一党の人々によるデモ

 請願書は、同性婚や人工妊娠中絶への反対などで論議を呼んでいるDUPの立場をおおまかに説明した上で、「これ(DUPとの協力)は政権維持を図る、不快で切羽詰まった企てだ」と述べている。

 ロンドン(London)ダウニング街(Downing Street)の首相官邸の外では10日、左派のデモが行われ、数百人が「人種差別的で性差別的、同性愛差別的なDUPは去るべきだ」と繰り返し唱えた。DUPが保守党に協力することで「大筋合意」に達したとの発表が出ると、保守党議員の一部からも不満の声が上がった。

 メイ首相は政権維持のために、DUPの10議席が必要となり、同党に協力を求めている。【翻訳編集】 AFPBB News

2131とはずがたり:2017/06/12(月) 11:53:59

英首相、新内閣を組閣=フォックス氏、国際貿易相留任
時事通信社 2017年6月12日 06時43分 (2017年6月12日 09時39分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170612/Jiji_20170612X272.html

 【ロンドン時事】メイ英首相は11日、8日実施された総選挙で続投が決まったのを受けて組閣を行い、10日に留任を発表した主要5閣僚以外の閣僚を任命した。欧州連合(EU)離脱にも関わる国際貿易相にフォックス氏が留任、司法相にはリディントン下院院内総務が充てられた。
 首相は10日、ハモンド財務相、ジョンソン外相、ラッド内相、ファロン国防相、デービスEU離脱担当相の5閣僚について既に留任を決めていた。
 このほか、昨年6月の国民投票後にキャメロン前首相の辞任を受けて行われた保守党党首選でメイ氏と争って敗れたゴーブ元司法相が環境・食料・農村相に任命され、閣内に復帰した。
 メイ首相は新内閣が「ブレグジット(EU離脱)を成功させる」ことに注力すると強調した。

2132とはずがたり:2017/06/12(月) 13:14:22
宗教上の理由?日曜日で安息日?

英首相、党内融和へ反対派を閣内に DUPと週明け連立議論
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170612-00000006-reut-eurp
6/12(月) 7:49配信 ロイター

[ロンドン 11日 ロイター] - 英国のメイ首相は11日、多くの閣僚を再任する一方、保守党内の融和に向け対立していたゴーブ元司法相を農相に任命した。

欧州連合(EU)離脱派のゴーブ氏は、メイ氏が内相だった時代に対立したほか、昨年6月の国民投票後は保守党党首選にも出馬し、組閣にあたり司法相を実質的に解任されていた。

8日の総選挙で単独過半数を確保できなかった保守党は、北アイルランドのプロテスタント系民主統一党(DUP)と連立を組むためにも、党内融和を図ることが必要だった。

保守党の318議席に対し、262議席を獲得して第2党となった労働党のコービン党首は、政権を狙うことは可能としているが、連立を組む道筋はみえていない。同党首は、年内か2018年始めにも総選挙が必要との見方を示した。

保守党関係者はゴーブ氏の閣僚起用について、昨年の組閣時にオズボーン財務相を実質解任した経験から教訓を得たのだろうと指摘した。現在はイブニング・スタンダード紙の編集長を務めるオズボーン氏はメイ首相について「死刑囚のようだ。執行されるまでの時間が問題」と批判、首相の座は長くないとの見方を示した。

保守党内ではメイ首相は側近ばかりを重用し、内閣や議会の力を弱めていたと批判されていたため、総選挙を受けて首相の政権運営手法が変わることを望む声もでている。

連立が見込まれるDUPは10議席を有しており、保守党とは12日にも会合を持つ予定。フォスター党首は、13日にメイ首相と会談する予定を明らかにした。宗教上の理由から11日に両党の会合は開かれなかった。

ただ保守党内には、北アイルランドの内政問題が主眼で社会政策も保守的なDUPと連立すれば、党内での懸念が高まるとの声もある。

DUPは、同性婚や中絶に強く反対しており、保守党の政策と相容れない部分がある。またDUPは英国残留を望んでおり、北アイルランド和平への影響も懸念されている。

2133チバQ:2017/06/12(月) 13:23:00
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706120008.html
【英総選挙】テリーザ・メイ英首相 新内閣を組閣完了 ナンバー2は「数少ない盟友」起用

10:04

 【ロンドン=岡部伸】メイ英首相は11日、組閣を行い、既に留任を発表した外相など主要5閣僚以外の閣僚を任命した。再任が多く小規模な改造にとどめた。19日に開始予定の欧州連合(EU)との離脱交渉に向け、メイ氏は「離脱成功に向けて党内の人材を結集させた」と述べ、求心力が低下した党内基盤固めを図る狙いだ。

 EU離脱を選択した昨年の国民投票で離脱派の中心人物として活動したゴーブ元司法相を環境・食料・農村相に起用、閣内に復帰させた。キャメロン前首相の辞任を受けて行われた保守党党首選でメイ氏と争って敗れたゴーブ氏は党内の「離脱最強硬派」の一人で、挙党態勢を取ることで党内の批判を封じる狙い。

 また首相に次ぐナンバー2の筆頭国務相のポストを復活させ、大学時代から交流を持ち「メイ氏の数少ない盟友」とされるグリーン前雇用・年金相を充てた。

 メイ氏は11日、党内外で高まる辞任要求に「再選を決めたら任期を全うすると選挙戦で訴えてきた」と語った。

 総選挙で保守党が単独過半数に達しなかったことで、首相官邸報道官は10日、北アイルランドの保守系政党、民主統一党(DUP)との閣外協力で大筋合意したと発表していた。

2134チバQ:2017/06/12(月) 13:23:55
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170612k0000e030138000c.html
<仏総選挙>マクロン新党、圧勝の可能性 第1回投票

10:56

フランスのマクロン大統領=2017年6月11日、AP

(毎日新聞)

 【パリ賀有勇】フランス国民議会(下院、定数577)総選挙の第1回投票が11日に行われた。最終結果はほとんどの選挙区で18日の決選投票に持ち越されたが、仏紙ルモンドが報じた予想獲得議席によると、マクロン大統領の中道新党「共和国前進」を中心とする中道陣営が得票率で首位となり、過半数を獲得して圧勝する可能性が高まっている。

 第1回投票で、過半数を獲得して議席が確定したのは4選挙区にとどまり、残りは決選投票に決着が持ち越された。マクロン政権の安定運営に向け、共和国前進が決選投票まで勢いを維持できるかが注目される。

 ルモンドが報じた世論調査結果によると、最終的な予想獲得議席は▽共和国前進など中道系が過半数(289議席)を大幅に上回る415��455▽中道・右派系70��110▽中道・左派系20��30。選挙協力を得られにくい極右・国民戦線(FN)は決選投票での苦戦が予想され、1��5議席とみられている。

 仏内務省発表の開票最終結果によると、各党の全国得票率は、結党されたばかりで議席を持たない「共和国前進」が28.21%でトップで、連携する中道政党「民主運動」と合わせた得票率は32.32%。マクロン氏との大統領選決選投票で敗れ、仏北部の選挙区から出馬したFNのルペン党首は決選投票に駒を進めたものの、政党得票率は大統領選の勢いを失い、13.2%にとどまった。

 ルモンドがまとめたこの他の政党の得票率は、共和党など中道・右派系は21.56%▽社会党など中道・左派系は13.81%だった。

 投票率は48.71%。2012年の前回選挙の57.2%を大幅に下回り、総選挙の第1回投票では、1958年に現行の政治体制「第5共和政」が発足して以来、最低となった。

 【ことば】フランス総選挙の仕組み

 フランス国民議会(下院、577議席)の総選挙で、小選挙区2回投票制。11日の第1回投票は即日開票され、各選挙区の有効投票の過半数を得た候補は当選が決まる。過半数を獲得した候補がいない選挙区では、登録有権者数の12.5%以上の票を獲得した候補が18日の決選投票に進む。任期は5年。

2135チバQ:2017/06/12(月) 13:25:30
<コソボ議会選>中道右派が勝利へ 地域緊張高まる恐れ

11:08

コソボ議会選で投票する首相候補のハラディナイ氏=コソボの首都プリシュティナで2017年6月11日、AP

(毎日新聞)

 【ウィーン三木幸治】東欧のコソボ議会選(定数120)が11日投開票され、中道右派のコソボ民主党率いる政党連合が勝利する見通しとなった。地元メディアが伝えた。同党は、コソボ紛争でアルバニア系武装組織の指導者だったハラディナイ元コソボ自治州首相を首相に推す予定だが、隣国のセルビアはハラディナイ氏を殺人容疑などで国際手配しており、地域の緊張が高まりそうだ。

 選挙監視NGOによると、開票率70%でコソボ民主党連合の得票率は約34%、右派の「自己決定運動」が約26%、ムスタファ首相率いるコソボ民主同盟の政党連合も約26%だった。ハラディナイ氏は11日の記者会見で「有権者は我々を信頼してくれた」と述べた。

 コソボは出入国審査なしで国境を行き来できる「シェンゲン協定」の加入を目指すが、欧州連合(EU)は条件としてコソボ・モンテネグロ間の国境画定を要求。ムスタファ氏は昨年、国境案を議会に提出したが、野党側が「コソボに不利だ」と反発し、内閣不信任案が可決された。

 ハラディナイ氏が首相になった場合、国境問題やコソボの独立を認めていないセルビアとの関係で強硬姿勢を取るとみられている。

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170612k0000e030144000c.html

2136チバQ:2017/06/12(月) 13:26:07
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170612X272.html
英首相、新内閣を組閣=ナンバー2に盟友グリーン氏

12:22

 【ロンドン時事】メイ英首相は11日、8日実施された総選挙で続投が決まったのを受けて組閣を行い、留任を発表している主要5閣僚以外の閣僚を任命した。メイ首相は大学時代からの長年の友人であるグリーン前雇用・年金相を首相に次ぐナンバー2の筆頭国務相に起用した。

 欧州連合(EU)離脱にも関わる国際貿易相にフォックス氏が留任、司法相にはリディントン下院院内総務が充てられた。

 このほか、昨年6月の国民投票後にキャメロン前首相の辞任を受けて行われた保守党党首選でメイ氏と争って敗れたゴーブ元司法相が環境・食料・農村相に任命され、閣内に復帰した。

 首相は先に、ハモンド財務相、ジョンソン外相、ラッド内相、ファロン国防相、デービスEU離脱担当相の5閣僚について留任を決めており、内閣改造は小幅にとどまった。

 メイ首相は新内閣が「ブレグジット(EU離脱)を成功させる」ことに注力すると強調した。

2137チバQ:2017/06/12(月) 13:28:38
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20170612019.html
イタリア五つ星運動、地方選で大敗=出口調査

12:22

[ローマ 11日 ロイター] - イタリアで11日に1000以上の市町村で首長を選ぶ地方選が行われ、初期の開票結果や出口調査によると、反体制派政党「五つ星運動」は主要都市のほとんどで決選投票に進むことができず、大敗を喫したとみられる。

同党は2018年5月までに行われる予定の国政選挙で政権獲得を目指しているが、地方選は先行きに懸念を生じさせる結果となった。また、欧州連合(EU)の他の諸国と同様に、反体制派政党が勢いを失っている現状が浮き彫りになった。

初期の開票結果によると、五つ星運動が擁立した候補らはパルマ、ベローナ、パレルモや同党の創設者であるベッペ・グリッロ氏の故郷、ジェノアなどで得票数が3位か4位にとどまり、6月25日の決選投票に進む可能性があるのは南部ターラントのみとなった。

国政レベルの世論調査では五つ星運動と中道左派与党・民主党(PD)が支持率トップを競っているが、地方レベルではアピール力が不足しているとみられる。

PDの幹部マテオ・リッチ氏は「五つ星にとって大敗」と指摘。昨年のローマ市長選で同党が勝利したことに触れ、「勝利から1年経過し、地方レベルでの統治能力に否定的な審判が下された」と述べた。

中道右派勢力はレッチェやベローナなどの主要都市で得票数首位となった一方で、中道左派勢力はラクイラで優勢となっている。

2138とはずがたり:2017/06/12(月) 14:27:04
宗教上の理由?日曜日で安息日?

英首相、党内融和へ反対派を閣内に DUPと週明け連立議論
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170612-00000006-reut-eurp
6/12(月) 7:49配信 ロイター

[ロンドン 11日 ロイター] - 英国のメイ首相は11日、多くの閣僚を再任する一方、保守党内の融和に向け対立していたゴーブ元司法相を農相に任命した。

欧州連合(EU)離脱派のゴーブ氏は、メイ氏が内相だった時代に対立したほか、昨年6月の国民投票後は保守党党首選にも出馬し、組閣にあたり司法相を実質的に解任されていた。

8日の総選挙で単独過半数を確保できなかった保守党は、北アイルランドのプロテスタント系民主統一党(DUP)と連立を組むためにも、党内融和を図ることが必要だった。

保守党の318議席に対し、262議席を獲得して第2党となった労働党のコービン党首は、政権を狙うことは可能としているが、連立を組む道筋はみえていない。同党首は、年内か2018年始めにも総選挙が必要との見方を示した。

保守党関係者はゴーブ氏の閣僚起用について、昨年の組閣時にオズボーン財務相を実質解任した経験から教訓を得たのだろうと指摘した。現在はイブニング・スタンダード紙の編集長を務めるオズボーン氏はメイ首相について「死刑囚のようだ。執行されるまでの時間が問題」と批判、首相の座は長くないとの見方を示した。

保守党内ではメイ首相は側近ばかりを重用し、内閣や議会の力を弱めていたと批判されていたため、総選挙を受けて首相の政権運営手法が変わることを望む声もでている。

連立が見込まれるDUPは10議席を有しており、保守党とは12日にも会合を持つ予定。フォスター党首は、13日にメイ首相と会談する予定を明らかにした。宗教上の理由から11日に両党の会合は開かれなかった。

ただ保守党内には、北アイルランドの内政問題が主眼で社会政策も保守的なDUPと連立すれば、党内での懸念が高まるとの声もある。

DUPは、同性婚や中絶に強く反対しており、保守党の政策と相容れない部分がある。またDUPは英国残留を望んでおり、北アイルランド和平への影響も懸念されている。

2139とはずがたり:2017/06/12(月) 14:28:02

メイ首相は「要らぬギャンブル」で敗退した
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170610-00175589-toyo-bus_all
6/10(土) 4:00配信 東洋経済オンライン

4月18日にメイ英首相が突如、解散総選挙の方針を発表した直後、筆者は東洋経済オンラインに「メイ英首相が突然の解散総選挙に動いた理由〜再び「絶対に負けられない戦い」に挑む〜」と題する記事を執筆し、以下のように述べた。

総選挙を巡るシナリオは、(1)与党大勝、(2)現状維持、(3)与党敗北の3つである。結論から言えば、メイ首相にとって(1)以外は「負け」である。「負け」の場合は離脱交渉に甚大な影響が及ぶ。その意味で勝率は高いながらも、今回の総選挙はメイ政権にとって絶対に「負けられない戦い」であり、負けることは恐らく想定されてもいない。だが、思い起こせばキャメロン元首相も同じことを思ってEU離脱を国民投票に問うたはずである。国家の命運を左右する話をむやみに世論へ投げてはいけないことは昨年、痛いほど学んだはずなのに、同じことが繰り返されようとしている。

 国民投票から約1年、英国の政治家はまた「要らぬギャンブル」に打って出て、世論に裏切られることになった。

 与党・保守党の議席数は318議席と選挙前の330議席から減少し、過半数(326議席)を割り込んだ。対抗軸である労働党の262議席を上回り第1党の座は維持したものの、現有勢力(330議席)からのさらなる上積みを狙い、370議席も視野に入れていた解散決定(4月18日)時を思い返せば、想定外の敗戦である。

 もちろん、昨年の国民投票や米国の大統領選挙に比べれば、ある程度予見できたことではあったが、サプライズであることには違いない。党内基盤の拡充を確信して解散を決断したメイ英首相にとっては悪夢としか言いようがない結末だろう。

■決勝点となったオウンゴール

 今後はブレグジットに対する考え方の近い民主統一党(DUP)と連立を組んで辛うじて政権を維持する可能性が最も高そうである。メイ首相の求心力低下は不可避であり、現段階では公表されていないが、保守党が政権を維持するにせよメイ首相がその座に座り続けるのは困難と見られる。仮にそうなれば英国の首相は2代続けて党内基盤拡大のために「不要なギャンブル」を行った結果、職を追われるという構図になる。

 策を弄する者は最後まで謙虚かつ用心深くなければならないが、世論の空気を見誤ったマニフェスト(政権公約)で自爆した格好である。


 選挙の流れを変えたのは5月中旬に公表された両党のマニフェストであった。インフラ投資拡大、福祉予算の充実、最低賃金引き上げ等、左派色をふんだんにアピールした労働党に対し、保守党も付加価値税増税の凍結や低所得者向け光熱費の上限設定など「保守党なりの左派色」を打ち出して対抗したのは確かである。だが、マニフェストに含まれた高齢者介護負担の増加などが一部の層の逆鱗に触れ、支持率の低下につながったとの分析は多い。同公約は直ぐに撤回が発表されたが、そうした日和見的な立ち居振る舞いも支持者が離れていった理由の一つだろう。

 そもそもブレグジットに連なる自国第一主義は、労働党が打ち出すような「大きな政府」のコンセプトと親和性が高い。それだけに、結果論ではあるが、世論の空気を読み損なったマニフェストで「勝てる勝負」を落としてしまったメイ首相の責任は軽くない。一連の選挙戦の流れは、さながら試合中盤のオウンゴールがそのまま決勝点になったような印象である(保守党のマニフェスト公表は選挙戦中盤の5月18日に公表された)。なお、9日、オズボーン元財務相は選挙を受けて前倒し総選挙の実施やマニフェスト、選挙キャンペーンの方法に関し詳細な事後分析が必要と述べ、やはりマニフェストに責を帰する見方を示している。

■空費される離脱交渉の時間

 現段階では連立政権の組み合わせを筆頭として政局の流れが判然としていないので確たることは言えない。だが、1つ確実に言えることは、ただでさえ足りないとされていた離脱交渉の時間がさらに足りなくなるということだろう。例えば、5月下旬にはバルニエEU離脱交渉首席交渉官が離脱条件に関する英国との最初の協議は6月19日週に実施されるとの見方を示しており、日が迫っている。

2140とはずがたり:2017/06/12(月) 14:28:20
>>2139-2140
 だが、総選挙の結果を受けて財政担当のエッティンガー欧州委員が「英国とのEU離脱交渉が予定通りに始められるかは不確か」と述べたことが報じられている。実際、新たな連立政権において、ブレグジット担当大臣が現任のデイビッド・デイビス氏になるのかどうかもよく分からない。少なくとも6月12日週に新しい政権が樹立され、十分な体制で19日週からの交渉に挑めるとは考えられない。初回協議は延期される公算が大きい。

 なお、既に述べたように、保守党のハードブレグジット路線に与する政党は、北アイルランドのDUPくらいであり、この助力を得て政権を確保する道はある。だが、今後の交渉過程で必要になる法案に関し、野党の協力を仰がなければならない展開も予想され、今までよりは時間がかかることは否めない。限られた時間の中で効率的な交渉が求められていたところ、事態は明らかに時間を空費する方向へ傾いてしまっている。

■高まるクリフエッジ・リスク

 ブレグジットに関し想定される最悪の結末はEUとの暫定合意を伴わない「なし崩し」離脱(通称クリフエッジ、cliff-edge)であり、在英企業のビジネス環境が一夜にして激変を迫られる事態である。このケースでは、2019年3月末をまたいでEU加盟国としての権利を失ったその日から英国は「普通の国」としてWTO協定に基づく関税や通関手続きなどに則ってEUと貿易することになる。

 巨大なビジネスパートナーである欧州大陸との特恵的な通商関係が一夜にして消滅するクリフエッジ・リスクは在英企業が最も回避したい展開である。いわゆるハードブレグジットを支持するメイ首相もそこまでは望んでいない。単一市場や関税同盟から撤退しつつも、あくまで目指すのは「秩序だった離脱(orderly exit)」というのがメイ首相の公式スタンスである。

 本来のメインシナリオを具体的に挙げるとすれば、2019年3月末までに離脱に伴う未払い分担金1000億ユーロ(俗に離婚費用)を含めた離脱協定に決着をつけ、そこから先の新たな通商関係を規定する自由貿易協定(FTA)交渉は2019年4月以降に始めるというものだったと考えられる。2019年4月以降の、FTA交渉中(約2〜3年間との声が多い)は「移行期間」という名の激変緩和措置を設け、現行の通商関係を維持するという算段である。これでクリフエッジ・リスクは回避される。

 しかし、それも大前提となる離脱協定がまとまらないことには進まない。例えば未払い分担金1000億ユーロを踏み倒す相手に対し、EUが激変緩和措置を施してやる道理はない。基本的に英国は守勢に回るしかなく、落とし所もある程度見えているのだから、家計や企業への不安を考えたら早く話を進めるべきなのだが、保守党主導の連立政権ではクリフエッジ・リスクも辞さない超強硬離脱派が幅を利かせる恐れがある。今回の選挙は圧勝の上でその恐れを払拭することが目的だったが、失敗した。

 一縷の望みとしては、新たに樹立される連立政権が労働党主導のものとなった場合、中途半端な保守党主導の政権よりはクリフエッジ・リスクが後退すると言われている。その場合、ポンドには買い戻しが入るだろう。

■ポンドドル相場は、なお1.20台が視野

 以上のような選挙結果を受けてポンドドルは前日比約2.0%急落しており、一時1.27台を割り込んだ。もともとポンドドル相場は昨年のブレグジット決定以降、徐々に値を切り下げ、昨秋を境にようやくボトムアウトして、堅調な地合いにあった。しかし、選挙を経て一気に手放す動きが強まった。

 これを購買力平価(PPP、消費者物価指数ベース、2000年Q1基準)からの乖離という観点で見れば、昨秋のポンド最安値近辺では歴史的な下限と見られる20%程度(≒1.20付近)まで一時乖離しており、これが戻ってきたという過程でもあった。そのため、足許からはまだ下げ余地があるという見方もできるかもしれない。現段階ではクリフエッジ・リスクが払拭されていないどころか増大している可能性もあるため、やはり今後1年で1.20を視野に入れた値動きを警戒しておく価値はあると考えたい。

 それにしても「要らぬギャンブル」の成れの果てとして残ったものは、不安定な政治と不安定な為替相場、そしてその結果としての動揺する実体経済だけだった。恐らく、今後の英経済はポンド安経由のインフレを受けて実質所得環境が悪化し、減速してくる可能性が高いのだろう。英国の政治家は今度こそ「国家の命運を左右する話をむやみに世論へ投げてはいけない」と痛感することになったのではないか。唯一良いことがあったとすれば、英国が混乱するほど、EUは「見せしめ」を手に入れることになり、域内の結束を強めやすくなるということだろうか。

2141とはずがたり:2017/06/12(月) 14:28:56
>>2139-2141
唐鎌 大輔

2142チバQ:2017/06/12(月) 14:47:27
http://www.sankei.com/world/news/170612/wor1706120015-n1.html
2017.6.12 12:57更新

【仏総選挙】
ゼロからの大躍進7割以上議席獲得予想せず「マクロン魔術」に驚き

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【マクロン仏大統領】 .

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マクロン大統領(ロイター)
マクロン大統領(ロイター)




 議席ゼロの市民運動から圧倒的多数派へ-。フランスで1年前、社会党政権の1閣僚にすぎなかったマクロン新大統領の与党が、国民議会(下院)で7割以上の議席を得るまで大躍進すると予測した人はほとんどいない。主要メディアも「政治的魔術」「100年に一度の政界地殻変動」と舌を巻く。

 政党基盤のなかったマクロン氏は、経験不足など自陣営の弱みと制度の特徴を熟知。早々に「意図的な保革共存」と言える「超党派内閣」を成立させ、広く合流を呼び掛けた。各党議員が殺到したが、社会党のバルス元首相ら新党のバランスを損ないかねない政治家の公認は拒否。ただ新党の対立候補を選挙区に立てないことで、選挙後の合流に含みを残した。

 公認候補の半数を政治経験のない「新人」にして新鮮さを訴えたマクロン氏の戦術は、政治の「刷新」を渇望した有権者に対して極めて効果的だった。(共同)

2143とはずがたり:2017/06/12(月) 22:51:22
イタリア五つ星運動、地方選で大敗=出口調査 ロイター 2017年6月12日 12時22分 (2017年6月12日 17時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170612/Reuters_newsml_KBN19307L.html


[ローマ 11日 ロイター] - イタリアで11日に1000以上の市町村で首長を選ぶ地方選が行われ、初期の開票結果や出口調査によると、反体制派政党「五つ星運動」は主要都市のほとんどで決選投票に進むことができず、大敗を喫したとみられる。
同党は2018年5月までに行われる予定の国政選挙で政権獲得を目指しているが、地方選は先行きに懸念を生じさせる結果となった。また、欧州連合(EU)の他の諸国と同様に、反体制派政党が勢いを失っている現状が浮き彫りになった。
初期の開票結果によると、五つ星運動が擁立した候補らはパルマ、ベローナ、パレルモや同党の創設者であるベッペ・グリッロ氏の故郷、ジェノアなどで得票数が3位か4位にとどまり、6月25日の決選投票に進む可能性があるのは南部ターラントのみとなった。
国政レベルの世論調査では五つ星運動と中道左派与党・民主党(PD)が支持率トップを競っているが、地方レベルではアピール力が不足しているとみられる。
PDの幹部マテオ・リッチ氏は「五つ星にとって大敗」と指摘。昨年のローマ市長選で同党が勝利したことに触れ、「勝利から1年経過し、地方レベルでの統治能力に否定的な審判が下された」と述べた。
中道右派勢力はレッチェやベローナなどの主要都市で得票数首位となった一方で、中道左派勢力はラクイラで優勢となっている。

2144とはずがたり:2017/06/13(火) 12:34:34


EUとの交渉、取引まとまらず撤退の可能性も=英離脱担当相
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170612-00000056-reut-eurp
6/12(月) 17:31配信 ロイター

 6月12日、英国のデービスEU離脱担当相は、離脱交渉で取引がまとまらない可能性はあり、交渉から撤退する選択肢を残しておくことが重要だと述べた。ロンドンで4月撮影(2017年 ロイター/Hannah McKay)
[ロンドン 12日 ロイター] - 英国のデービス欧州連合(EU)離脱担当相は、離脱交渉で取引がまとまらない可能性はあり、交渉から撤退する選択肢を残しておくことが重要だと述べた。BBCラジオのインタビューに答えた。

デービス担当相は、政府として取引がまとまらなかった場合に備えた緊急対応計画(コンティンジェンシー・プラン)を立案中であるとし、交渉からの撤退は英国にとって最善の取引を引き出すための重要な選択肢であると主張。「その選択肢を持たずに交渉に臨めば、良い結果は得られないだろう」と述べた。

ただ、交渉はまとまるだろうとも話した。

英総選挙 メイ英首相 新内閣を組閣完了 ナンバー2は「数少ない盟友」起用
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170612-00000502-san-eurp&pos=1
6/12(月) 10:03配信 産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】メイ英首相は11日、組閣を行い、既に留任を発表した外相など主要5閣僚以外の閣僚を任命した。再任が多く小規模な改造にとどめた。19日に開始予定の欧州連合(EU)との離脱交渉に向け、メイ氏は「離脱成功に向けて党内の人材を結集させた」と述べ、求心力が低下した党内基盤固めを図る狙いだ。

 EU離脱を選択した昨年の国民投票で離脱派の中心人物として活動したゴーブ元司法相を環境・食料・農村相に起用、閣内に復帰させた。キャメロン前首相の辞任を受けて行われた保守党党首選でメイ氏と争って敗れたゴーブ氏は党内の「離脱最強硬派」の一人で、挙党態勢を取ることで党内の批判を封じる狙い。

 また首相に次ぐナンバー2の筆頭国務相のポストを復活させ、大学時代から交流を持ち「メイ氏の数少ない盟友」とされるグリーン前雇用・年金相を充てた。

 メイ氏は11日、党内外で高まる辞任要求に「再選を決めたら任期を全うすると選挙戦で訴えてきた」と語った。

 総選挙で保守党が単独過半数に達しなかったことで、首相官邸報道官は10日、北アイルランドの保守系政党、民主統一党(DUP)との閣外協力で大筋合意したと発表していた。

2145チバQ:2017/06/13(火) 19:30:57
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20170612-567-OYT1T50074.html
マクロン新党「1強」…仏下院選、議席8割迫る
06月12日 22:01読売新聞

 【パリ=作田総輝】フランス国民議会(下院、定数577)選は11日、第1回の投開票が行われ、マクロン大統領が率いる中道陣営が最大で全議席の8割に迫る議席を得て圧勝する公算が大きくなった。

 伝統的に政権を担ってきた中道左派と中道右派の既存政党にとっては、さらなる打撃となりそうだ。

 第1回投票で、過半数の票を得て当選者が決まったのは4選挙区だけだった。大半の選挙区で議席の確定は18日の決選投票に持ち越された。

 内務省の開票結果によると、マクロン政権の与党「共和国前進」と連携する政党とを合わせた中道陣営の得票率は32・3%だった。共和党など中道右派が21・5%、5月の大統領選でマクロン氏と戦ったルペン党首率いる極右・国民戦線が13・2%で続いた。

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170612X307.html
仏野党、「一党支配」阻止に全力へ=大統領新党が圧勝の勢い―下院選
06月12日 22:03時事通信

 【パリ時事】11日実施されたフランス国民議会(下院、定数577)選第1回投票の結果、マクロン大統領が率いる中道新党「共和国前進」が約7割に当たる400議席を上回って圧勝する可能性が高まった。野党は18日の決選投票で「一党支配」を阻止するため全力を挙げるが、攻め手に欠ける状況だ。

 マクロン大統領は議会にほとんど基盤を持たない状態で、5月14日に就任。4〜5月の大統領選当時は、マクロン氏が当選しても下院選で過半数を獲得するのは難しいという見方が大勢だった。

 ところが、マクロン大統領は就任後、既存2大政党の右派・共和党と左派・社会党から有力幹部を次々と引き抜いて閣僚に登用。両党議員らがマクロン氏支援に回る動きが加速し、共和国前進の「地滑り的勝利」が現実味を増していった。

 左派のオランド前政権の不人気を背景に、社会党が党勢を大幅に減らす一方で、共和党は共和国前進の単独過半数獲得を阻止して連立政権に加わることを目指した。しかし、第1回投票で共和党の予想獲得議席は最大でも100議席にとどまり、政権の一角を担う計画は崩壊の瀬戸際に立たされている。

 共和党の選挙戦を率いるバロワン元予算相は第1回投票の結果を受けて「権力の集中ではなく、権力のバランスが必要だ」と支持を呼び掛けた。数議席の獲得にとどまる見通しの極右政党・国民戦線(FN)のルペン氏も、第1回投票の棄権率が歴史的な高水準に上ったことから、「国を愛する有権者は決選投票に参加しよう」と訴え、巻き返しに望みをつなぐ。

 下院選は第1回投票でどの候補者も50%超の票を得られない場合は、有権者数の12.5%以上の票を獲得した複数候補が18日の決選投票で争う。大多数の選挙区で共和国前進の候補者が第1回投票を首位通過する中、「反マクロン票」の有力な受け皿となる政党は見当たらず、野党による逆転は難しいのが実情だ。

2146チバQ:2017/06/13(火) 19:44:31
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK6F043FK6DUHBI03L.html
コソボ議会、混迷深まる 和解反対の強硬派倍増
11:17朝日新聞

 コソボで11日に行われた議会選(定数120)で、中央選挙委員会は12日、開票率98%の段階で中道右派のコソボ民主党を中心とする政党連合が得票率約34%と最大勢力になったと明らかにした。どの政党連合も単独で過半数は得られなかったうえ、セルビアとの和解に強硬に反対する勢力が議席を倍増。政権づくりや議会運営は混迷しそうだ。

 コソボは、2015年に成立したセルビアとの和解合意の実施協議や隣国モンテネグロとの国境画定が最大の課題。コソボ民主党の政党連合は、1998〜99年のコソボ紛争時の武装勢力リーダーでセルビアが逮捕状を出しているハラディナイ元首相を首相候補としており、政権に就いた場合、セルビアが強く反発するのは避けられない。

 また、ナショナリズムを強調する政党連合「自己決定運動」が得票率27%でムスタファ首相の「コソボ民主同盟」を中心とする政党連合を1ポイント上回り、第2の勢力になった。自己決定運動は、議場で催涙ガスをまくなど過激な手段でセルビアとの和解やモンテネグロとの国境画定合意に反対してきた。

 議会選は08年にセルビアからの独立を宣言して以来3度目。連立を組んだコソボ民主党とコソボ民主同盟が決裂し、5月にムスタファ内閣に対する不信任案が可決された。(ウィーン=喜田尚)

2147チバQ:2017/06/13(火) 20:28:36
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170612k0000e030138000c.html
<仏総選挙>マクロン新党、圧勝の可能性 第1回投票
06月12日 10:56毎日新聞

<仏総選挙>マクロン新党、圧勝の可能性 第1回投票
フランスのマクロン大統領=2017年6月11日、AP
(毎日新聞)
 【パリ賀有勇】フランス国民議会(下院、定数577)総選挙の第1回投票が11日に行われた。最終結果はほとんどの選挙区で18日の決選投票に持ち越されたが、仏紙ルモンドが報じた予想獲得議席によると、マクロン大統領の中道新党「共和国前進」を中心とする中道陣営が得票率で首位となり、過半数を獲得して圧勝する可能性が高まっている。

 第1回投票で、過半数を獲得して議席が確定したのは4選挙区にとどまり、残りは決選投票に決着が持ち越された。マクロン政権の安定運営に向け、共和国前進が決選投票まで勢いを維持できるかが注目される。

 ルモンドが報じた世論調査結果によると、最終的な予想獲得議席は▽共和国前進など中道系が過半数(289議席)を大幅に上回る415〜455▽中道・右派系70〜110▽中道・左派系20〜30。選挙協力を得られにくい極右・国民戦線(FN)は決選投票での苦戦が予想され、1〜5議席とみられている。

 仏内務省発表の開票最終結果によると、各党の全国得票率は、結党されたばかりで議席を持たない「共和国前進」が28.21%でトップで、連携する中道政党「民主運動」と合わせた得票率は32.32%。マクロン氏との大統領選決選投票で敗れ、仏北部の選挙区から出馬したFNのルペン党首は決選投票に駒を進めたものの、政党得票率は大統領選の勢いを失い、13.2%にとどまった。

 ルモンドがまとめたこの他の政党の得票率は、共和党など中道・右派系は21.56%▽社会党など中道・左派系は13.81%だった。

 投票率は48.71%。2012年の前回選挙の57.2%を大幅に下回り、総選挙の第1回投票では、1958年に現行の政治体制「第5共和政」が発足して以来、最低となった。

 【ことば】フランス総選挙の仕組み

 フランス国民議会(下院、577議席)の総選挙で、小選挙区2回投票制。11日の第1回投票は即日開票され、各選挙区の有効投票の過半数を得た候補は当選が決まる。過半数を獲得した候補がいない選挙区では、登録有権者数の12.5%以上の票を獲得した候補が18日の決選投票に進む。任期は5年。

2148チバQ:2017/06/13(火) 20:31:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170613-00000566-san-eurp
メイ首相、DUP党首と会談へ 閣外合意目指す
6/13(火) 20:12配信 産経新聞
 【ロンドン=岡部伸、ベルリン=宮下日出男】英国のメイ首相は13日、北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)のフォスター党首と会談する。総選挙で保守党が過半数割れとなったことを受け、メイ氏は閣外合意を取り付けたい意向だ。英下院は同日、初招集される。

 保守党とDUPは12日、閣外協力について協議した。メイ氏は保守党議員らで作る「1922委員会」の会合で続投姿勢を示したが、求心力は急低下しており、DUPの閣外協力を得ても新政権は数カ月程度の短命に終わるとの見方も有力だ。英国の欧州連合(EU離脱)離脱について、移民規制を優先し、単一市場から脱退する「強硬離脱」掲げるメイ氏に方針転換を迫る圧力も高まっている。

 EUとの交渉開始を控え、メイ氏は同日、初めて開催した閣議で結束の重要性を強調した。メイ氏の報道官は「離脱に関する方針に変更はない」と述べた。保守党内では、単一市場への残留を望む親EU派から、メイ氏以上のEU最強硬派まで意見が幅広く分かれており、権威が失墜したメイ氏は難しいかじ取りを迫られている。

 EU離脱をめぐり、EUのバルニエ首席交渉官は12日、英EU離脱省高官のロビンズ氏とブリュッセルで会談したが、交渉開始日程で合意できなかった。バルニエ氏とデービス英離脱担当相は19日または「19日からの週」に初交渉を行う意向を示していたが、日程がずれ込む可能性もある。

 バルニエ氏は英紙を含む13日付欧州紙とのインタビューで、原則2年の交渉期間が3カ月近く過ぎたことを踏まえ、「時は過ぎている。時間を無駄にしてはならない」と強調。EUの態勢は整っているとし、早急に準備を終え、交渉に入るよう英側に強く求めた。

2149チバQ:2017/06/13(火) 20:38:33
http://www.sankei.com/world/news/170612/wor1706120034-n1.html
2017.6.12 20:37
【英総選挙】
メイ首相、組閣完了 EU離脱交渉へ党内融和 “政敵”も閣内に DUPとは連携協議
 【ロンドン=岡部伸】メイ英首相は11日、組閣を行い、留任を発表した外相など主要5閣僚以外の閣僚を任命した。再任が多く小規模改造にとどめる一方、保守党内の融和に向けて“政敵”とされるゴーブ元司法相を環境・食料・農村相に起用、閣内に復帰させた。

 欧州連合(EU)離脱を決めた昨年の国民投票で離脱派の中心人物として活動したゴーブ氏は「離脱最強硬派」の一人で、メイ氏が内相時代に対立し、国民投票後の保守党党首選でも争い、組閣で司法相を実質的に解任した。また首相に次ぐナンバー2の筆頭国務相ポストを復活させ、「大学時代からメイ氏の数少ない盟友」とされるグリーン前雇用・年金相を起用した。

 メイ氏は、「EU離脱を成功させるため党内の人材を結集させた」と説明。挙党態勢を取ることで党内基盤固めを図る。

 総選挙で保守党が単独過半数に達しなかったことで、首相官邸報道官は10日、北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)との閣外協力で連携協議すると発表した。10議席を有するDUPが閣僚の一角を占める連立政権ではなく、重要法案や予算などで連携をはかる。メイ氏は、19日開始の離脱交渉前に正式合意を目指す意向で、12日も代表者が協議を続け、13日DUPのフォスター党首と会談する。

 ただDUPは、同性婚や中絶に反対して、保守党の政策と相容れない部分がある。

 またメイ氏の最側近とされたティモシー、ヒル両首相補佐官が10日、辞任した。2人は敗因となった選挙公約作成に関与しており、「戦犯」として責任を問われた格好だ。保守党内でメイ氏は側近を重用し、内閣や議会の力を弱めたと批判されていた。

2150チバQ:2017/06/13(火) 20:39:12
http://www.sankei.com/world/news/170612/wor1706120028-n1.html
2017.6.12 19:57
【仏総選挙】
「シロウト政党」大躍進 小池新党への教訓は 若手、女性起用は同じだが、大きな違いも…
 フランスでマクロン大統領の新党「共和国前進」が勝利を確実にした。昨年春に設立されたシロウト政治集団の躍進のカギは若者にある。保革二大政党で出番が無かった有能な若手を多数起用し、有権者から「変化」への期待を一身に集めることに成功した。

 前進の公認候補の平均年齢は46歳。現職平均の約60歳よりずっと若く、女性が半数を占める。一般公募で1万9千人から選抜され、元パイロット、女性闘牛士、数学者など顔ぶれは様々。「議員経験のない市民が半数を占める」という新鮮さが、既成政党に不満を持つ有権者に受けた。

 今月初めの世論調査で、投票の重要基準に「議員経験」をあげたのは8%だけ。マクロン氏が外交舞台でトランプ米大統領と渡り合い、「意外とやる」との印象を与えたことも支持拡大に結びついた。マクロン氏の支持率は現在60%だ。

 だが、新人候補をよく見ると、政治に全く無縁だったわけではない。

 パリの選挙区で社会党第1書記を落選に追い込んだデジタル担当相のムニール・マジュビ氏(33)は2007年、12年の大統領選で社会党陣営に参加。今春の大統領選ではマクロン陣営に加わり、インターネット戦略を担った。ほかにも社会党の若手組織メンバーや議員秘書、市長の政策顧問の出身者が目立つ。ルモンド紙によると、政治経験が皆無なのは候補者の3割程度。大政党で出世の順番待ちをしていた若手が新党結成に飛びついたのだ。

 フランスも日本と同様、党公認は現職優先。若手は地方議員や秘書として出馬の機会を待つしかない。マクロン氏自身、社会党政権の経済相だった時に「古色蒼然とした制度」だと不満を述べている。前進は若手に「救いの手を差し伸べた」(ロピニオン紙)。

 前進は一見すると、小池百合子都知事が率いる「都民ファーストの会」と似ている。若手、女性起用は同じだが、大きな違いがある。少子化対策に熱心なフランスは、人口の4分の1が20歳未満。都市部の若者がマクロン政権誕生の原動力となった。一方、若年人口の割合が低い日本では、「若さ」「世代交代」だけで有権者を動かせない。

 マクロン氏の手堅い閣僚人事も見逃すべきではない。30代を3人起用する一方、社会党の重鎮ルドリアン外相、中道政党の党首のバイル法相など重要閣僚に手練れを配置。既成政治を「壊す」だけではない姿勢は、有権者を安心させた。

 制度の違いもある。フランスで国民議会選を大統領選の直後に行う現制度は02年に始まった。大統領与党が議会選で敗退することによる「ねじれ」を防ぐのが狙いで事実上、新大統領への信任投票だ。仏国民は、若い大統領に変革を試すチャンスを与えた。(外信部編集委員 三井美奈)

2151チバQ:2017/06/13(火) 20:39:52
http://www.sankei.com/world/news/170612/wor1706120027-n1.html
2017.6.12 19:40
【仏総選挙】
共和党、ルペン氏が完敗 “一党支配”阻止訴え躍起
 【ベルリン=宮下日出男】フランス下院選では既存の左右2大政党やルペン党首の極右、国民戦線(FN)など他陣営が軒並み完敗する見通しとなった。「政治刷新」の波に飲み込まれた格好で、第2回投票に向け、マクロン大統領の新党「共和国前進」による“一党支配”阻止を訴えるのに躍起だ。

 「記録的な棄権はなお続く社会の断片化を示す」。11日夜、保守系の共和党の選対責任者のバロワン氏はこう語り、前進に有利に働いたとみられる低投票率に強い危機感を示した。共和党は大統領選で敗北したが、下院では最大勢力を握り、影響力を保つ戦略を描いていた。だが、政権に首相や閣僚が党から引き抜かれ、党がマクロン氏への対応でまとまれないまま支持層を切り崩された。

 FNもルペン氏が自身の選挙区で第2回投票に進んだが、勢いのかげりは顕著だ。大統領選後はルペン氏が進めてきた“ソフト化路線”をめぐり、党内で強硬派との軋轢も生じている。

 前進の「1強」で懸念されるのは議会のチェック機能の低下。このため各党は第2回投票での巻き返しに向けて「愛国者の投票に期待する」(ルペン氏)と投票の呼びかけを強める方針だ。

2152チバQ:2017/06/14(水) 19:08:37
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170614k0000m030063000c.html
<英国>EU離脱交渉の開始日決まらず 与党過半数割れで
06月13日 20:05毎日新聞

 【ブリュッセル八田浩輔】英国の総選挙を受け、欧州連合(EU)と英政府は12日、離脱交渉の進め方に関する協議を行ったが、交渉開始日の決定は先送りした。選挙前には19日にも交渉を始めることで調整していたが、英与党の保守党が過半数割れしたことで、遅れが生じるとの見通しが高まっている。

 EU筋によると、EUのバルニエ首席交渉官は12日、英国のEU離脱省のロビンズ次官、バロウ駐EU大使と会談したが、週内に改めて会談することで合意。英国のデービスEU離脱相は同日、英メディアに19日の交渉開始はできない可能性があるとの認識を示した。

 一方、バルニエ氏は12日、英紙フィナンシャル・タイムズなど欧州有力メディアのインタビューで「時間が過ぎていくことばかりに気が取られている。交渉すべきことは途方もなく複雑だ」と述べ、英側に早期に態勢を整えるよう促した。

 EUの基本条約に定められた交渉期限は、英国が正式に離脱を通告した今年3月末から原則2年。EU側は議会での承認手続きにかかる時間を考慮し、来年秋に大筋で合意する必要があるとの姿勢を崩していない。

 バルニエ氏は対英姿勢について「報復、処罰の気持ちはない」とする一方、「多くの人が(EU離脱がもたらす)影響を過小評価している」と述べ、離脱が双方に損失であることも改めて強調した。

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170614k0000m030140000c.html
<英首相>閣外協力へ党首会談 辞任回避の見通し
06月13日 23:18毎日新聞

 【ロンドン矢野純一】英総選挙で過半数割れとなった保守党のメイ首相は13日午後、閣外協力の協議を続けている北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)のフォスター党首と初の直接会談を行った。閣外協力が実現する可能性が高まっており、メイ氏の即時辞任は、いったんは回避されそうだ。

 両党は重要法案で同じ行動を取る閣外協力を目指している。合意に達すると、与党側は過半数(326議席)を上回る328議席となる。既に大筋合意に達しており、細部の詰めを行っている。

 一方、英メディアによると、メイ氏は12日夕、保守党下院議員の会合に出席し、「混乱を招いた」と陳謝。同時に「皆が望む間は党に仕える」と続投を表明した。DUPと閣外協力に向けた協議が順調に進んでおり、辞任を求める声は上がらなかったという。

 ただ、保守党関係者は「メイ氏は死に体で、年内の党首選は避けられないだろう」と話しており、メイ政権の行く末は不透明だ。

2153チバQ:2017/06/15(木) 22:51:54
http://www.afpbb.com/articles/-/3132053
アイルランド首相に初の同性愛者 バラッカー氏が就任
2017年06月15日 04:26 発信地:ダブリン/アイルランド
【6月15日 AFP】アイルランド議会は14日、レオ・バラッカー(Leo Varadkar)氏(38)を新首相に選出した。同国史上で最年少かつ、初めて同性愛者であることを公言した首相となったバラッカー氏は、同国を「機会の共和国」にすると宣言した。

 インド出身の移民である父親とアイルランド人の母親を持ち、首都ダブリン(Dublin)で生まれたバラッカー氏は今月2日、中道右派の与党・統一アイルランド党(Fine Gael)党首に選出されていた。

 下院は14日の投票で、賛成57、反対50、棄権47でバラッカー氏の首相就任を承認。承認の様子は同氏の両親も議会で見守った。

 バラッカー氏は就任演説で、自身の若さを強調し、過去の政治は国の目的達成にふさわしくないと力説。「私が率いる政府は、左でも右でもない。そのような区別をしていては、現在の政治的課題は理解できない」と宣言した。(c)AFP

2154チバQ:2017/06/16(金) 12:39:38
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706150066.html
【英EU離脱】「穏健離脱」へメイ包囲網 交渉開始前に求心力低下 強硬離脱の修正迫られる

06月15日 23:59

 【ロンドン=岡部伸】英国総選挙でメイ首相率いる与党・保守党が過半数割れに追い込まれたことを受け、保守党内ではメイ氏が掲げる欧州連合(EU)から「強硬離脱」方針を穏健な方向に軌道修正すべきだとの声が高まっている。党内の実力者らが相次いで「企業や他政党と協力する必要がある」と主張、19日開始予定の離脱交渉を前に「メイ包囲網」がじわり狭まっている。

 「交渉目標を修正し、移民抑制より経済成長優先を明確に示す必要がある。スコットランド保守党や野党、経済界の意見を受け入れるべきだ」。外相経験者の保守党重鎮、ヘイグ氏が12日、デーリー・テレグラフ紙への寄稿で離脱戦略修正を訴えた。その後、キャメロン前首相も「野党の声も聞く必要がある。野党はより穏健な離脱方針を迫る」とメイ氏に進言した。

 こうした意見を受けてメイ氏は「離脱にはより幅広いコンセンサスが必要だ」との認識を示し、官邸主導の政治手法を改める方針を示した。しかし、EUとの妥協を拒む約50人の党内の最強硬派にも配慮しなければならないメイ氏は、離脱戦略をどこまで修正できるのか、苦渋の決断を迫られている。

2155チバQ:2017/06/16(金) 15:22:40
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170616X895.html
首相にブルナビッチ氏指名=同性愛公言、バルカン初―セルビア

06:37

 【ベルリン時事】セルビアからの報道によれば、同国のブチッチ大統領は15日、記者団に対し、次期首相に女性で同性愛者のアナ・ブルナビッチ行政・地方自治相(41)を指名したことを明らかにした。

 議会が承認すれば、セルビア初の女性首相になる。また、AFP通信によると、保守的なバルカン半島諸国で同性愛者を公言する首相が初めて誕生することになる。大統領は「彼女はあらゆる資質と専門知識を備えている」と強調した。

2156チバQ:2017/06/17(土) 10:27:06
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706170008.html
コール独元首相が死去、87歳 東西ドイツ統一実現 欧州統合を推進

01:04

 【ベルリン=宮下日出男】第二次世界大戦後、東西に分断されていたドイツの統一を1990年に実現した同国のヘルムート・コール元首相が16日、独西部ルートウィヒスハーフェンの自宅で死去した。87歳。独紙ビルトが伝えた。

 1930年、ドイツ西部ルートウィヒスハーフェン生まれ。46年、保守系キリスト教民主同盟(CDU)に入党し、西部ラインラント・プファルツ州首相などを経て82年10月から98年10月まで連邦首相を務めた。約16年に及ぶ在職期間は戦後の西ドイツ、統一ドイツを通じて最長記録。

 ポーランドなど東欧諸国の民主化の波を受け89年11月9日に「ベルリンの壁」が崩壊後、「10項目提案」を行い、東西ドイツの統一を推進。東西の通貨マルクを1対1で交換する通貨統合などを経て、90年10月3日、壁の崩壊から1年足らずで統一を実現した。

 当時のフランスのミッテラン大統領とは緊密な関係を築き、欧州統合を推進。現在の欧州連合(EU)の創設、欧州単一市場の実現や単一通貨ユーロの導入に大きな貢献を果たした。

 旧東独出身で現首相のメルケル氏を見いだし、91年に初入閣させたことでも知られる。早急な統一は独経済の負担ともなり、98年の総選挙で大敗。CDU党首を辞任後、首相在任中の不正献金疑惑も表面化した。


https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170617k0000m030214000c.html
<訃報>ヘルムート・コールさん87歳=元ドイツ首相

00:44

ドイツのヘルムート・コール元首相=AP

(毎日新聞)

 【ベルリン中西啓介】1990年の東西ドイツ統一を主導し、「統一宰相」と呼ばれたドイツのヘルムート・コール元首相が16日、死去した。ドイツの主要メディアが報じた。87歳だった。89年11月のベルリンの壁崩壊後、「一つのドイツ」の強大化を不安視する英仏などの懸念払拭(ふっしょく)に努め、ドイツ統一の立役者になった。

 30年、西部ルートウィヒスハーフェン生まれ。46年、西独のキリスト教民主同盟(CDU)に入党。69年から西部ラインラント・プファルツ州首相を務め、76年に連邦議会議員に初当選。82年10月、CDUと姉妹政党・キリスト教社会同盟、自由民主党による保守中道連立政権の首相に就任した。98年の総選挙でシュレーダー氏(社会民主党)に敗れるまで16年間首相を務め、在任期間はアデナウアー初代西独首相を抜き戦後最長となった。

 隣国フランスとの関係強化に努め、84年にはミッテラン仏大統領と第一次大戦の激戦地ベルダンを訪問。2人で手をつないで慰霊を行い、新たな独仏関係の象徴になった。ドイツ統一後はミッテラン氏とともに欧州統合を推進。2002年に流通を開始する欧州連合(EU)共通通貨ユーロの導入に道を開いた。

 退任の翌99年、CDUを巡るヤミ献金疑惑が発覚。コール氏は出所不明の約210万マルク(約1億円)の受領を認め、CDU名誉党首を辞任した。検察はコール氏の捜査に着手したが、過料支払いによる司法取引で捜査を終結。直後の01年7月、妻ハンネローレさんが病苦を理由に自殺した。メルケル氏(現首相)を女性・青年相に起用するなど多くの政治家に影響を与えたが、02年の政界引退時には記者会見もなく、晩年はCDUとも疎遠になっていた。

 身長192センチ、体重120キロ前後の巨漢だった。08年2月に自宅で転倒し脳損傷の後遺症に悩まされたが、同じ年に35歳年下の元首相府職員と再婚し話題に。15年5月には腰の手術を受け、独紙に「早く家に帰りたい」とコメントするなど健在ぶりを示していた。

2157チバQ:2017/06/17(土) 10:27:45
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170617k0000m030162000c.html
<仏総選挙>新党「共和国前進」人材多様 大半が新人

06月16日 22:12

 【パリ賀有勇】フランス国民議会(下院、定数577)総選挙の第1回投票で得票率首位となり、18日の決選投票に臨むマクロン大統領の中道新党「共和国前進」。歴史的大勝を狙う新党が他党と決定的に違うのは、候補者の半数以上を政治経験のない「新人」が占めることだ。政治経験の乏しい候補者らの大量当選を不安視する声もある。

 共和国前進の公募には約2万人が応募。弁護士や医師から農家や大学生まで多様な人材が選ばれ、連携する中道政党と共に529人を擁立した。

 第1回投票で候補者26人が乱立したパリ東部の選挙区。得票率39%で首位となり元閣僚も敗退に追いやったのは、共和国前進の候補で、コンサルタントのピエール・ペルソンさん(28)だった。

 マクロン氏が経済相時代、百貨店の日曜日営業の拡大を定めた通称「マクロン法」の成立に尽力する姿に魅了され、支持するようになった。

 政治経験はないが、マクロン氏が大統領に当選を決めると、親の反対を押し切り出馬を決めた。マクロン氏や共和国前進の新人候補に対しては、政治経験の乏しさが懸念材料として指摘されるが、「経験がないからこそ、既存の価値観にとらわれずに創造力を発揮できる」と胸を張る。

 「ラバリエール」と呼ばれる大きなちょうネクタイと長髪がトレードマークのセドリック・ビラニさん(43)は、「数学のノーベル賞」ともいわれる数学界最高の賞「フィールズ賞」の受賞者。共和国前進の候補者でもある。

 パリ南郊の選挙区から出馬し、第1回投票で47%を得票、決選投票に臨む。

 マクロン氏とは欧州連合(EU)との協調路線や一般市民の政治参画などで考え方が共通する。マクロン氏の政策を実現させたいとの思いから、議会での過半数獲得のために出馬を決意した。

 ビラニさんは「日々の社会生活で得た貴重な経験を政治にも役立てられるはず。数学者でも例外ではないはずだ」と語る。

2158チバQ:2017/06/19(月) 07:15:40
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170619X191.html
大統領新党、議席6割獲得=安定政権確立―仏下院選

06:55

 【パリ時事】フランス国民議会(下院、定数577)選の決選投票は18日、即日開票され、BFMテレビの中間推計によると、マクロン大統領の中道新党「共和国前進」が系列政党と合わせ、全体の約6割に当たる355から365の議席を獲得する見通しとなった。

 議会に基盤を持たない状態で4��5月の大統領選を制したマクロン氏が、議席の過半数(289)を大きく上回る与党勢力を手にする。大統領は安定政権を確立し、これまでに公約した労働規制緩和や欧州連合(EU)改革といった政策を推進する構えだ。

 マクロン氏は大統領選で、EUとの協調や移民に寛容な姿勢を打ち出した。下院選でも一部で「反EU」世論がくすぶる中、共和国前進が躍進したことを踏まえ、同党の選挙戦を指揮したフィリップ首相は「国民は怒りよりも希望を、悲観よりも楽観を、鎖国よりも各国との連帯を選んだ」と勝利宣言した。 


https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706190005.html
【仏総選挙】第2回投票 マクロン新党が過半数確保へ

03:29

 【ベルリン=宮下日出男】フランス国民議会(下院、定数577)選挙の第2回投票は18日、投票が締め切られ、開票作業が行われた。国営テレビは出口調査などに基づいた予測として、マクロン大統領の新党「共和国前進」陣営が355議席を獲得する見通しだと報じた。

 前進陣営の予想獲得議席は定数の約6割を占め、過半数の議席獲得は確実。別の調査では400議席を超えるとの予想もある。マクロン氏は5月の大統領選出後の課題だった政権基盤の確立に成功したことになり、欧州連合(EU)強化や国内改革といった公約の実行に大きな弾みとなる。

 国営テレビによると、前進陣営以外の予想獲得議席は、保守系の共和党陣営125議席▽左派の社会党陣営49議席▽共産党を含む急進左派30議席▽極右の国民戦線(FN)8議席。

 一方、投票率は投票終了前の18日午後5時時点で35・8%。11日の第1回投票の同時刻時点の40・8%より低く、2002年以降の前3回の下院選第2回投票と比べても約10ポイント減少している。

2159チバQ:2017/06/19(月) 07:18:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170619k0000m030120000c.html
<英EU離脱交渉>難航必至…担当者の横顔は

06月18日 23:30

 英国が欧州連合(EU)からの離脱を決めた国民投票(昨年6月23日実施)からまもなく1年となる。難航必至の離脱交渉が19日、EU本部のあるベルギーの首都ブリュッセルで始まる。欧州の将来を左右する歴史的な交渉を双肩に担う英国のデービッド・デービスEU離脱担当相(68)とEUのミシェル・バルニエ首席交渉官(66)の横顔をまとめた。

 ◇英国は閣僚一の強硬派

 メイ内閣の閣僚内で対EUの最強硬派として知られる。デービス氏の更迭をユンケル欧州委員長が望んでいるとメディアが報じた際には「英国の内政に口を出すな」と反論。交渉でも強い姿勢で臨むと見られる。

 母は未婚で、祖父母に育てられるなど貧困家庭で育った。大学の進学資金を稼ぐため英陸軍の特殊空挺(くうてい)部隊(SAS)の予備役部隊に志願兵として入隊した経験を持つ。学生時代には保守党学生連盟の全国会長を務めるなど、若い頃から指導力が評価されていた。

 下院議員に38歳で当選。保守党幹事長のほか、野党時代には影の内閣の内相などを歴任。1994年から3年間、欧州担当閣外相を務め、EUを知り尽くしているといわれる。

 「EUを離脱しても米国や中国と貿易協定を結ぶことで英国は繁栄する」と繰り返す。離脱方針について英産業界から意見を聞く場では、EUと従来通りの貿易関係を求める声には、耳を貸さなかったといわれている。

 移民の制限を掲げる保守党右派のシンクタンクの理事も務める。愛国心が強く、議員控室には、国を守る気概を示すため、いつでも侵入者を撃退できるようにアイスピックを置いているという。【ロンドン矢野純一】

 ◇EUは熟練の外交手腕

 仏外相やEUの大臣に相当する欧州委員を務めた熟練の外交手腕と加盟国への顔の広さを買われ、ユンケル欧州委員長から首席交渉官に指名された。EU官僚や加盟国の外交官も「タフネゴシエーター」(手ごわい交渉担当者)だと口をそろえ、厚い信頼を寄せる。

 仏メディアによると、10代半ばで右派のドゴール主義に共鳴して政治に強い関心を持った。エリート養成機関「グランゼコール」の一つ、パリ高等商業学校を卒業。27歳で国民議会(下院)議員に初当選した。選挙区があるアルベールビルでの冬季五輪(1992年)誘致に尽力し、組織委員会共同委員長も務めた。

 2000年代以降は仏政界とEUを行き来して要職を担い、欧州債務危機(10年)の直後には欧州委員(域内市場・サービス担当)としてユーロ圏で銀行行政を一元化する「銀行同盟」を主導。欧州統合の深化に慎重な英国と対立した。交渉を控え「懲罰は望まない」とするが、英側は「『心の友』からはほど遠い」(英紙テレグラフ)と警戒感も強い。

 仏フィガロ紙によると、仏国内では勤勉できちょうめんな性格、スポーツ好きで知られる一方、「ユーモアに欠ける」との評もある。【ブリュッセル八田浩輔】

2160チバQ:2017/06/19(月) 07:22:23
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170618k0000m030119000c.html
<英与党>労働党に秋波 政局混迷、大連立構想浮上

06月18日 10:00

 【ロンドン三沢耕平】どの政党も議会の過半数に達しないハングパーラメント(宙づり国会)となった英国の政局が混迷している。8日の総選挙で議席を減らしたメイ首相の政治力は失われ、欧州連合(EU)離脱を巡る戦略も練り直しを余儀なくされている。「首相失脚は時間の問題」との見方が強まる中、政権与党内では最大野党の労働党との「挙国一致」構想が浮上中だ。

 英紙テレグラフによると、与党保守党の一部でEU離脱に関する超党派委員会を設ける計画が浮上。国論を二分する最重要課題をライバル政党の協力を得て乗り切ろうとする狙いで、労働党の一部議員と水面下で協議に入ったという。

 保守党のヘイグ元党首は同紙への寄稿で「労働党のコービン党首を含む野党指導者の声を聞くべきだ」と指摘。スコットランド保守党のデビッドソン代表も「EU離脱は他党を巻き込んで議論すべきだ」と主張する。

 首相経験者も声を上げている。英紙フィナンシャル・タイムズによると、キャメロン前首相はポーランドの経済会議で「他党と幅広く協議する良い機会だ」と発言。メージャー元首相はBBCラジオで「首相の離脱方針を有権者は支持しなかった」と指摘した。

 ただ政策の方向性が大きく異なる各党が連携できるかは不透明だ。英国では第二次世界大戦中のチャーチル政権など「挙国一致」の大連立政権があったが、BBCは「ライバルの保守党と労働党が平時に協力し合うのは考えにくい」と伝えた。

 一部の世論調査で労働党の支持率が保守党を上回ったこともあり、コービン党首は「我々は支持されている。再選挙を争う準備がある」と対決姿勢を強めている。

 メイ首相は北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)の閣外協力を得ることで大筋合意に達し、21日に予定する施政方針演説で新政権をスタートさせたい考え。だが、少数派政権では、重要法案の採決で身内の保守党から数人の造反が出た時点で立ち往生する。他党を巻き込む協力体制を築けなければ綱渡りの政権運営となる。

2161チバQ:2017/06/19(月) 13:01:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170619-00000006-asahi-int
仏総選挙、マクロン陣営が過半数確保へ 仏メディア予測
6/19(月) 3:28配信 朝日新聞デジタル
 フランス総選挙(下院・国民議会選)は18日、投開票が行われた。午後8時の投票締め切り直後に仏メディアが報じた主な議席予測を総合すると、マクロン大統領の新党「共和国前進」が、連携する政党とあわせて355〜425議席を獲得する見通しだ。予測にばらつきがあるとはいえ、定数577の過半数を大きく超え、安定した政権運営へ強固な基盤を得ることになる。

 既存政党は惨敗が確実で、共和党などの中道右派勢力が97〜133議席、社会党などの中道左派勢力が29〜49議席の見通し。一方、ルペン党首が率いる右翼・国民戦線は4〜8議席、大統領選の最終盤で急伸した左翼メランション氏の陣営が12〜30議席としている。(パリ=青田秀樹)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170619-00000018-mai-eurp
<仏総選挙>マクロン新党が308議席 与党で6割の大勝
6/19(月) 11:04配信 毎日新聞
<仏総選挙>マクロン新党が308議席 与党で6割の大勝
フランスのマクロン大統領=AP
 【パリ賀有勇】18日投票のフランス国民議会(下院、定数577)選挙の決選投票は即日開票された。仏内務省によると、開票率100%で、マクロン大統領の中道新党「共和国前進」が単独過半数の308議席を獲得した。連携する中道政党「民主運動」と合わせ計350議席となり、全体の約6割を得る大勝となった。左右の2大政党は大きく議席を減らしており、「マクロン1強」を印象付ける結果となった。

 議会での基盤がない状態で選挙に臨んだマクロン氏だが、安定した与党政権を率いて、欧州連合(EU)の統合深化や労働市場の規制緩和などの公約実現に取り組むことになる。フィリップ首相は18日夜に勝利宣言し、「これほどの政治的な刷新を1年前には誰が予想できただろうか」と大勝利を歓迎した。

 一方、マクロン陣営は事前の世論調査で全体の8割近くの議席を獲得するとの予想もあったが、それには及ばなかった。また、投票率は、1958年に発足した現在の政治体制「第5共和政」で過去最低の約42.6%となった。共和国前進の圧勝が伝えられていたため、有権者の関心が薄れた可能性もある。

 仏大手調査会社の幹部は、大統領選に向け昨年から行われた共和党などの統一候補を決める予備選などを例にあげ、「選挙プロセスが1年近く続き、有権者に選挙疲れがみられた」と仏ラジオで分析した。

 共和党など中道右派系は137議席、社会党など中道左派系は45議席となり、政権を担ってきた2大政党の退潮を決定付けた。オランド前大統領の基盤だった中道左派系は改選前の283議席から激減した。社会党トップのカンバデリス第1書記は18日夜、「社会党が崩壊したのは疑いようがない」と失望を表明し、辞任する意向を明らかにした。

 5月に行われた大統領選の決選投票でマクロン氏に敗れ、仏北部の選挙区から出馬した極右・国民戦線(FN)のルペン党首は当選を決めた。FNは8議席を獲得し、改選前の2議席から伸ばしたが、大統領選の勢いは続かなかった。

2162チバQ:2017/06/19(月) 13:05:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170619-00000506-san-eurp
仏総選挙 マクロン新党過半数制す 安定運営に基盤固め
6/19(月) 8:58配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】フランス国民議会(下院、定数577)選挙の第2回投票は18日、開票が行われた。内務省の開票率97%時点の集計では、マクロン大統領の新党「共和国前進」が単独で過半数(289)を制した。国営テレビが報じた予想獲得議席では、連携する中道政党を含めた前進陣営が定数の約6割に相当する361議席を確保する見通しだ。

 フィリップ首相は18日、「議会を新たにしようと望む国民のおかげだ。明白な多数派だ」と述べ、マクロン政権が安定的な政権運営に必要な議会基盤を固めたとして勝利を宣言した。同政権にとり欧州連合(EU)強化や国内改革などの公約実行に大きな弾みとなる。

 国営テレビによると、前進以外の予想獲得議席は、保守系の共和党陣営126議席▽左派の社会党陣営46議席▽共産党を含む急進左派26議席▽極右の国民戦線(FN)8議席。FNのマリーヌ・ルペン党首は下院初当選を果たした。

 共和党は2012年の前回選挙時から議席をほぼ半減。社会党は8割以上を失う惨敗となり、両党が中心となってきた仏政治の勢力図は激変することになる。

 一方、前進陣営は第1回投票での善戦後を受け一部で予想された7割以上の議席獲得には至らなかった。これは、他陣営が第2回投票に向けた選挙運動で、議会のチェック機能維持のため、前進の「1強」回避を有権者に訴えたことが影響した可能性がある。

 投票率は約43%と見込まれ、11日の第1回投票の約49%よりも落ち込み、第2回投票としては過去最低に近い水準に低迷した。

2163とはずがたり:2017/06/19(月) 21:34:33

EU、コール元独首相の葬儀検討 実現すれば初の主催
http://www.asahi.com/articles/ASK6L7GC8K6LUHBI01L.html?ref=goonews
ブリュッセル=津阪直樹2017年6月19日00時19分

 欧州連合(EU)が、16日に死去したヘルムート・コール元独首相の葬儀を検討している。実現すれば、初めてのEU主催の葬儀となる。欧州の単一通貨ユーロの導入に道筋をつけるなど、EUに大きく貢献したことがその理由だ。

 EUの欧州委員会の報道官によると、欧州議会があるフランス・ストラスブールで近日中に「EU葬」を行う方向で調整を進めている。コール氏と共にユーロ導入に奔走するなど、関係が深いユンケル欧州委員長が主導しているという。

 コール氏は旧西ドイツ首相として、1990年の東西ドイツ統一の実現に寄与した。欧州統合の推進にも力を発揮したことから、98年、EUから当時2人目となる「欧州名誉市民」の称号を与えられた。(ブリュッセル=津阪直樹)

2164とはずがたり:2017/06/19(月) 21:38:45
勝たせ過ぎへの懸念からアンダードッグ効果が発生した様だ。。
どうせフランスが巧く行く筈がないのだからその次の選挙が心配だ。。

マクロン陣営が6割確保 仏総選挙、棄権が半数超
http://www.asahi.com/articles/ASK6M1THYK6MUHBI001.html?ref=goonews
パリ=青田秀樹2017年6月19日10時54分

 フランス総選挙(下院・国民議会選、定数577)は18日に決選投票があり、即日開票された。マクロン大統領の新党「共和国前進」陣営は、定数の6割にあたる350議席を確保して政治地図を一気に塗り替えた。ただし、棄権が半数を超えており、政権運営には慎重な姿勢も求められそうだ。

 内務省の集計によると、「前進」は308議席、連携する中道政党「民主運動」が42議席を得た。野党は、共和党などの中道右派が137議席、社会党などの中道左派は45議席の惨敗だった。また、右翼・国民戦線(FN)はルペン党首らが当選して8議席を確保。大統領選の最終盤で急伸したメランション氏が率いる「不服従のフランス」など左翼陣営が27議席という。

 既成政党に属さずに大統領の座をつかんだマクロン氏は就任後、米トランプ、ロシア・プーチンの両大統領らと渡りあう姿勢を演出し、「強い大統領」をアピール。他党の政治家の引き抜きもいとわず、当初は不可能だと見られた過半数の獲得をなしとげた。

 開票が始まってほどなくしてテ…

2165とはずがたり:2017/06/19(月) 21:39:15
sageてもた。。

2166チバQ:2017/06/19(月) 22:21:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170619-00000089-mai-int
<仏総選挙>EUに追い風 マクロン氏政権基盤の安定
6/19(月) 22:12配信 毎日新聞
<仏総選挙>EUに追い風 マクロン氏政権基盤の安定
フランスのマクロン大統領=AP
 【ブリュッセル八田浩輔】ドイツとの関係を重視し欧州統合推進を目指すフランスのマクロン氏の政権基盤の安定は欧州連合(EU)にとって追い風だ。9月の独連邦議会選挙ではメルケル首相4選の観測が強まっている。英国の離脱に伴い立て直しが必要なEUにとって、EUを主導する独仏の現首脳が強い指導力を発揮できる環境と両者の強固な連携が欠かせない。

 マクロン氏が親EUを掲げて信任を得たことは、「EU離脱ドミノ」など欧州に広がる政治不安を後退させた。今年3月のオランダ下院選でもEUとの協調路線を主張する与党が極右政党を抑え、英国のEU離脱やトランプ米大統領を生んだポピュリズム(大衆迎合主義)の波を押しとどめている。だがルーベン・カトリック大(ベルギー)のベンジャミン・ビアール研究員は「右派ポピュリズムが欧州で減退したとみるのは時期尚早だ」と指摘。右派伸長につながった欧州での国家主義とグローバリズムとの対立構図に変更はなく、グローバリズム志向のマクロン新党は「この両者の分断があったから優位に立てた」と分析する。今後も対立構図が生む影響は続くとの見方だ。

 マクロン氏は、ユーロ圏の共通予算化などのEU改革を提唱。だがドイツは自国の負担増につながる共通予算化には慎重な立場だ。マクロン氏の改革案は短期での実現は難しいため、当面は加盟国の意見の隔たりが小さいテロ対策など安全保障や防衛分野での協力推進を独仏が主導していくことになりそうだ。

2167チバQ:2017/06/19(月) 22:22:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170619-00000077-mai-eurp
<仏総選挙>「社会党の崩壊は疑いない」45議席まで激減
6/19(月) 21:03配信 毎日新聞
 ◇マクロン氏の中道新党「共和国前進」が大躍進

 【パリ賀有勇】18日のフランス国民議会(下院)選挙は、マクロン大統領の中道新党「共和国前進」が、議席ゼロから大躍進を果たした。マクロン陣営に議席を奪われる形となった社会党(中道左派)と共和党(中道右派)の2大政党は大きく議席数を減らし、2大政党制の終わりを印象付けたが、衰退が顕著となったのはフランスが誇る高福祉を主導してきた左派だった。

 「社会党の崩壊は疑いようがない」。社会党トップのカンバデリス第1書記が18日夜、終始硬い表情で語ったように、共和党など中道右派系は100議席超に踏みとどまったものの、中道左派の社会党系の獲得議席は改選前の283議席から45議席まで激減した。

 社会党は、労働時間の削減や有給休暇の拡大、社会保障の拡大など、労働者の権利と福祉を重視してきた。

 だが、失業率は約10%と高い水準で推移しており、「構造的な硬直性がある」(国際通貨基金)と言われる労働市場の改革が急務とも指摘される。

 社会党内では、現実的な雇用対策を求める中道寄りの党内右派と、「労働者保護」を第一とする党内左派の間で亀裂が表面化。そこに登場したのが、「右でも左でもない」を旗印として超党派の草の根市民運動を率いたマクロン氏だった。パリ政治学院のシルバン・カーン教授は「右派のサルコジ政権とその後の左派のオランド政権は『刷新』を求める有権者を失望させ、マクロン氏に向かわせた」と言う。

 労働時間などの規制緩和を経済活性化につなげようとするマクロン氏の姿勢は、伝統的な左派層には拒絶反応はあるが、2大政党の中道寄りの有権者に浸透した。

 パリ近郊の選挙区から共和国前進候補として出馬した主婦のヤエル・ブラウンピベさん(46)は共和党の重鎮候補を破り初当選を果たした。「マクロン人気」が勝因の一つであることは否定しなかったものの、「私たちは、国民が望む『刷新』を体現している。それが勝因だ」と胸を張った。

 だが、投票率は約43%と現在の政治体制「第5共和政」で過去最低。マクロン氏陣営が大多数の国民の信任を得たとは言いきれず、今後、野党との対話を通じて幅広い国民の意見をすくいあげることが求められる。

2168チバQ:2017/06/19(月) 22:23:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170619-00000067-mai-eurp
<仏総選挙>共和国前進が単独過半数 マクロン氏に大きな力
6/19(月) 19:44配信 毎日新聞
 ◇マクロン新党が308議席獲得 2大政党、議席数が激減

 【パリ賀有勇】フランス国民議会(下院、定数577)選挙の決選投票は18日に投開票が行われ、マクロン大統領の中道新党「共和国前進」が単独過半数を獲得した。仏政界を長年けん引してきた左右2大政党は大きく議席を減らし、政治地図が大きく塗り替わった。政権基盤の安定により、マクロン氏は内政での政策実現や欧州連合(EU)の立て直しに向け、大きな力を得た。

 仏内務省によると、マクロン氏の中道新党「共和国前進」が単独過半数の308議席を獲得。連携する中道政党「民主運動」と合わせ計350議席となり、全体の約6割を占めた。フィリップ首相は18日夜、「国民は希望を選んだ」と勝利宣言した。

 一方、左右の2大政党はマクロン陣営に議席を奪われる格好で議席数が激減した。共和党など中道右派系は137議席、社会党など中道左派系は45議席で、政権を交互に担ってきた2大政党の退潮を決定付けた。

 ただ、投票率は低く、1958年に発足した現在の政治体制「第5共和政」では過去最低となる約42・6%だった。共和国前進の圧勝が伝えられていたため、有権者の関心が第1回投票よりも薄れた可能性があるほか、総選挙を前に行われた大統領選を巡る予備選や本選が続いたことによる「選挙疲れ」を指摘する声もある。

2170とはずがたり:2017/06/20(火) 08:06:05
>>2169-2170
 サノフィの時価総額は約1070億ユーロ(約13.3兆円)と、欧州の製薬会社ではロシュ、ノバルティス(ともにスイス)に次い3位、EU域内企業では最大だ。遺伝子組み換え種子の首位、米モンサントの買収で注目を集めたバイエルより株式市場の評価は高い。ブランディクール氏はM&Aに意欲的で業界再編の台風の目とみられている。

 ただし、フランスに勢いがあった00年前半と比べ独仏の経済力の差は開いてしまった。フランス経済の回復が遅れ、「ドイツ1強」が常態化。ギリシャ危機、難民危機などでEUの信任が揺らいだ。この時期に独仏間の大型M&Aも目立たなくなった。

■「感傷より欧州企業を考える」

 両国間の大型再編の沈黙を破ったPSAのタバレス氏の決断は転換点になりうる。PSAは傘下に「プジョー」「シトロエン」「オペル」などを抱える一大勢力を形成。プジョーは自動車メーカーとして約200年の歴史がある。かたやオペルは20世紀前半に独国内のシェアで3割近くの首位だった名門ブランド。今もファンは多い。「オペルがPSAに買われて感傷的になるドイツ人もいるだろう。だが今は欧州全体を考える時代だ」。独IT(情報技術)企業のある取締役は3月上旬、こう漏らした。

 タバレス氏はPSAを黒字に転換させたコスト管理の能力に加え、新分野での発想も柔軟。世界各地で若者を中心に車離れが進むなか、「シェアリングエコノミー」の時代にあわせた新ブランドを立ち上げた。サノフィに似たフランス側主導の「仏独枢軸」で、日独米の競合や米IT大手などとの競争に挑む。

 エネルギー業界でも新たなうねりがある。仏エンジーと独RWEが相互に株式を持ち合う構想だ。EUでは電力・ガス市場の自由化を経て、エネルギー単一市場の計画が進む。仏独のエネルギーの巨人が手を携え、欧州域外のビジネスを強化するとみられる。

 仏独などで大型選挙がある17年は年初にEU統合の分水嶺といわれた。結局、仏大統領選でEU支持を訴えたマクロン氏が勝ち、与党が多数派を獲得。マクロン氏は当選後すぐにメルケル氏と会談し、両国の蜜月をアピールした。9月に独で控える連邦議会選では、メルケル氏の与党が優位とされる。EU懐疑論はいったん後退しそうな雰囲気だ。

 欧州大陸では、伝統的にアングロサクソンの流儀に異を唱える向きは多い。米国では保護主義的なトランプ大統領のもとでの混乱が続き、英国は政権が弱体化したメイ首相のもとでEU離脱の交渉を進める。欧州からもう一度アンチテーゼを示す好機でもある。

 もっとも外部環境をみれば、アップル、グーグルなど米IT大手が各地で存在感を増し、中国企業は欧州の伝統企業の買収に動く。欧州の産業界が、従業員などステークホルダーにEU統合深化の利点を示すことができるか。かつてのユーロフォリア(欧州統合の陶酔感)が望めないなか、「新・独仏枢軸」時代を実のあるものにするには、政治家だけでなく経営者の決断も試される。
(加藤貴行)

2172とはずがたり:2017/06/20(火) 08:07:46
>>2171-2172
■欧州統合の理念巡り深い溝

 いま有権者の関心事は、政権基盤の弱まった英政府がどのように対EU交渉に臨むかだ。これまで通りEU単一市場から抜け、移民を制限する強硬路線(ハード)を貫くのではなく、何らかの制限を受け入れた上で単一市場へのアクセスを保つ妥協路線(ソフト)に転じるべきだとの論調が英メディアでは目立つ。

 もっとも英国の政治も有権者も思い違いをしている点がある。一つは「自分たちが出て行けばEUは困るはず」と信じ込んでいる人が多いこと。対英輸出を維持したいEU諸国は、英国が少しでも譲歩すれば、たちまちすり寄ってくるだろうとたかをくくっているフシがある。それゆえソフト路線といっても中・東欧からの移民を引き続き容認すべきだとの論調は少ない。これではなにがソフトなのか判然とせず、「いいとこ取りを許さない」と主張するEUと折り合うのは依然として難しい。離脱交渉を主導するのはEU27カ国であり、英国ではない。

 欧州統合はフランスにとって英米に対抗するための後ろ盾。ドイツには贖罪(しょくざい)と国家再生への誓いであり、中・東欧には一等国のステータスだ。それを経済問題としかとらえない英国。溝の深さに「改めて失望した」とあるEU高官は突き放す。

 自らを過大評価し、打算ばかり垣間見える英政府。2019年3月までにEUとの話し合いがまとまらない場合、交渉期限を先延ばしすれば「無秩序な離脱」を避けることができるという楽観論もある。だが壁は高い。19年5〜6月に欧州議会選挙が控える。英国の参加を望まぬEUが期限延長を渋る可能性がある。

 民主主義をいち早く定着させ、守ってきた英国は長いこと欧州の知識人が仰ぎ見る存在だった。だからこそ戦前生まれの英国人は欧州大陸に対し、一種の優越感を持っていたが、その優劣関係はすっかり消えた。

■対英・対EU、日本はどう向き合う

 経済面だけで見れば英国には底力がある。先行き不安で投資は鈍るが、財政・金融政策をふかせば失速は避けられるだろう。だが政治のレピュテーション(評判)は地に落ちた。昨年6月の国民投票と、今回の総選挙という2つの政治の賭けに失敗し、国家を漂流させるという失政を犯した保守党。「国際的な役割は以前と変わらない」。英政界の関係者は口をそろえるが、国際会議でのメイ首相の存在感は薄い。

 いまや英国の混迷ぶりは、傍若無人な米国のトランプ政権と並んでほかの欧州諸国の反面教師。つまり欧州解体の第一歩になると思われたブレグジットがEUの大衆迎合主義を抑え、域内の結束につながるという結果を生んだ。皮肉にも英国が危機に沈んだおかげでドーバー海峡を挟んだ対岸のEUが浮かび上がり、「ポスト・クライシス」時代を迎えたともいえる。

 そんな欧州の地殻変動に、これまで対英偏重できた日本はどう向き合うべきか。日米中などEU以外の国との連携を重んじざるを得ない英国とうまくつきあいつつ、軸足をEUに移すのが望ましい。EU27カ国と英国。経済力でも政治力でもどちらに分があるのかは明らかだ。

赤川省吾(あかがわ・しょうご)
 日独で育ち、ドイツ銀行フランクフルト本店などでの研修生勤務を経て1994年日本経済新聞社入社。2007年に欧州駐在に転じる。冷戦期から欧州を知り、旧共産圏を含めた地域全体の政治・経済・芸術に精通する。ベルリン自由大で修士号(政治および戦後ドイツ史)。現在は欧州総局編集委員の傍ら、同大付設オットー・ズーア政治学研究所に在籍。

2175チバQ:2017/06/20(火) 16:51:37
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170620k0000e030183000c.html
<英国>離脱条件、優先で協議 EUに譲歩、「通商」後回し

11:49

 【ブリュッセル八田浩輔】英国の欧州連合(EU)からの離脱に向けた初めての交渉が19日にブリュッセルで行われ、EUが英国に求める「手切れ金」や双方の市民の地位保全など、離脱の条件を巡る協議を優先して進めることで合意した。

 これらの課題で、EUが「十分な進展」を認めるまで、通商問題など離脱後の新たな関係に関する協議には入らない。最初から通商問題を並行交渉したかった英国側が、EU側の要求に譲歩した形だ。

 初日の交渉終了後に共同記者会見したEUのバルニエ首席交渉官と、英国のデービスEU離脱担当相が明らかにした。

 双方は、在英のEU加盟国出身者とEU圏の英国民の権利保障や、約1000億ユーロ(12兆4000億円)とも報じられる「手切れ金」の精算など、離脱の条件を巡る優先課題ごとに作業部会を設け、4週間に1度のペースで交渉を続けることで一致した。また、EU加盟国のアイルランドと英国領の北アイルランドで新たに生じる国境管理の協議も始めた。

 英国は今月8日の総選挙で与党・保守党が過半数割れし、メイ首相の離脱戦略への影響も注目されるが、デービス氏は「状況に変更はない」と強調。「EUの単一市場と関税同盟から離脱する」と従来通りの方針を説明し、EUと新たな自由貿易協定の締結を目指すと述べた。メイ氏は今月22日のEU首脳会議で加盟国に英国の離脱方針を改めて説明する。

 一方、バルニエ氏は「私は譲歩するつもりはない」と強調しながらも「双方に公正な協定(の締結)は可能だ。決裂するよりはるかに良い」と述べ、残り約1年9カ月の交渉期限の間に合意につなげる自信をみせた。ただEU内にも自由貿易協定の合意には数年かかるとの見方は根強い。

 英国は昨年6月の国民投票で離脱を決め、今年3月29日に正式に離脱を通告した。19年3月末にEU加盟国の権利を失う。

2176チバQ:2017/06/20(火) 21:23:34
http://www.sankei.com/world/news/170619/wor1706190063-n1.html
2017.6.19 20:35
【英EU離脱】
EUは「円滑離婚」望む 「離脱ドミノ」防ぐ選挙結果で変わる風向き 統合推進に集中

【英EU離脱問題】
19日、ブリュッセルの欧州連合(EU)本部で交渉に臨む英国とEUの代表ら(AP)
19日、ブリュッセルの欧州連合(EU)本部で交渉に臨む英国とEUの代表ら(AP)

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)側が離脱交渉にあたり最も望むのは「円滑な離婚」だ。EUでは初の加盟国脱退という危機からの立ち直りの兆しもみられ、残る27カ国による欧州統合推進の取り組みに集中したいためだ。

 「EU全体の課題を離脱問題に占めさせない」。EUのバルニエ首席交渉官は最近、欧州紙で自身の任務についてこう語った。

 英国が昨年6月に離脱決定後、EUでは他の加盟国で「ドミノ現象」が起こることが最大の懸案だった。だが、オランダ総選挙、フランス大統領選で反EU勢力が敗北。EU推進派のマクロン仏大統領は仏議会選で政権基盤も固めた。

 EUとしては風向きが変わりつつあるなか、これを弾みにEU強化などを優先させたいのが本音。英側の政局混迷で延期も予想された交渉開始を急いだのは、防衛協力強化などを議題とする22〜23日のEU首脳会議の影響を抑えるためだ。

 ただ、メイ政権の弱体化はEUにも懸案だ。英国内がまとまれなければ交渉が停滞し、混乱が生じかねない。「幻想を抱いている」(ユンケル欧州委員長)とメイ氏には厳しい声も上がるが、あまりに強い態度をとることに慎重論もある。

 離脱と将来の同時協議を求める英国に対し、EUは10月にも離脱問題にメドをつけ、将来の議論に移る方針。バルニエ氏はその際の離脱条件は「詳細でなく原則」で十分とし、英側への配慮もにじませる。

2177チバQ:2017/06/20(火) 21:27:50
http://www.sankei.com/world/news/170619/wor1706190033-n1.html
2017.6.19 13:02
【仏総選挙】
極右ルペン党首、初当選 「躍進」も党勢減衰
 フランス国民議会(下院)総選挙で極右、国民戦線(FN)のルペン党首(48)は18日、悲願の初当選を決め、支持者を前に「FNのみがフランスの消滅に抵抗する勢力だ」と自賛した。FNは前回の2議席から8議席に「躍進」したが、下院会派登録に必要な15議席には届かず、党勢は減衰傾向だ。

 ルペン氏は欧州連合(EU)の欧州議員、フランス北部地域圏(道州に相当)の地域圏議員の現職だが、国政選挙では1993年に出馬した下院選以降、全て敗退してきた。

 今年4月の大統領選第1回投票でマクロン候補に次ぐ2位を占め、5月の同決選投票で約34%の得票率を記録した勢いは下火となり、党員からは「戦略ミス」との批判が強まっている。(共同)

2178とはずがたり:2017/06/20(火) 21:42:54

英のEU離脱交渉スタート 「分担金精算」優先で合意
TBS News i 2017年6月20日 17時37分 (2017年6月20日 19時00分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170620/Tbs_news_94374.html

 イギリスによるEU=ヨーロッパ連合からの離脱をめぐる、双方の代表による初めての交渉が19日、ベルギーのブリュッセルで行われ、イギリスの分担金の精算などを優先して交渉することで合意しました。
 国民投票でEUからの離脱が決まってからまもなく1年、イギリスとEUの代表による離脱交渉が始まりました。初交渉では、600億ユーロ=およそ7兆4000億円規模とされるイギリスの未払い分担金の精算や、イギリス在住のEU加盟国市民とEUに在住するイギリス市民の権利の保障、そして、北アイルランドの国境管理の3点を優先して協議することで合意しました。

 そして、これらが進展すれば、第2段階としてイギリス側が求める自由貿易協定などが協議されることになり、交渉の遅れによって経済などに悪影響がでる可能性を考慮したイギリス側がEUに対して譲歩した形です。また、双方は2019年3月までの交渉期間の間、毎月、7日間交渉を行うことで一致しました。

 イギリスのメイ首相率いる与党・保守党は今月8日の総選挙で過半数を割り、求心力を弱めていて、今後予想されるEU側との厳しい交渉を乗りきれるのかは不透明な状況です。(20日11:49)

2179チバQ:2017/06/20(火) 22:02:46
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20170620056.html
不正疑惑浮上の仏国土相が辞任、マクロン大統領の側近
17:30ロイター

不正疑惑浮上の仏国土相が辞任、マクロン大統領の側近
 6月20日、フランスのマクロン大統領の側近で、数週間前に国土団結相に指名されたフェラン氏は、国土相を辞任し、下院でマクロン大統領が結成した新党「共和国前進」の308議員を指導する立場に就くことを明らかにした。写真は大統領官邸に到着したフェラン氏。パリで5月撮影(2017年 ロイター/Charles Platiau)
(ロイター)
[パリ 20日 ロイター] - フランスのマクロン大統領の側近で、数週間前に国土団結相に指名されたフェラン氏は20日、国土相を辞任し、下院でマクロン大統領が結成した新党「共和国前進」の308議員を指導する立場に就くことを明らかにした。

同氏はRTLラジオに対し「戦略的な役割だ」と説明。辞任がマクロン大統領の指示によるものかへの言及は避けた。

同氏を巡っては、健康保険基金を運営していた6年前の不動産取引で不正な利益を得ていたとの疑惑が浮上し、検察当局が予備的捜査に着手している。

2180チバQ:2017/06/21(水) 10:16:17
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170621k0000m030092000c.html
<英EU離脱>不透明さ増す交渉
06月20日 21:14毎日新聞

<英EU離脱>不透明さ増す交渉
EU離脱を巡る初交渉後、記者会見に臨むEUのバルニエ首席交渉官(右)と英国のデービスEU離脱担当相=ブリュッセルで19日、AP
(毎日新聞)
 19日に始まった英国の欧州連合(EU)離脱に向けた交渉。英国では先の総選挙(下院選)でどの政党も過半数に届かないハングパーラメント(宙づり国会)となり、メイ首相の求心力が低下している。離脱方針の転換を迫る声も出る中、交渉終了までメイ政権が続く保証もない。両者が折り合うのが難しい課題の数々を前に、交渉期間は約1年9カ月しか残されておらず、先行きは不透明さを増している。

 ◇メイ政権かじ取り不安

 「悲観主義者はいかなる好機においても困難を見いだし、楽観主義者はいかなる困難の中でも好機を見いだす」。初交渉を終えた英国のデービスEU離脱担当相は記者会見でチャーチル元首相の言葉を引用。「私は断固、楽観主義者だ」と述べ、従来の方針に変更がない考えを示した。

 メイ首相は、移民の受け入れを制限し、EUの単一市場と関税同盟からは撤退する方針を示し、経済を犠牲にしてでも「主権」の回復を優先する「ハード・ブレグジット」(強硬な離脱)を訴えてきた。しかし、自らの離脱方針の信任投票と位置づけた総選挙は、過半数割れまで議席を減らす予想外の結果に。北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)の閣外協力で政権を発足させたい考えだが、与党内からは単一市場や関税同盟に残る柔軟路線への修正を迫る声が出ている。

 過半数に満たない少数政権のまま離脱交渉を乗り切れるかも不安視されている。下院(650議席)でメイ首相が確保する議席数はDUPの10議席を入れても過半数ぎりぎりの328。重要局面で保守党から造反者が出れば政権はその時点で立ち往生する。

 イングランド銀行(中央銀行)のカーニー総裁は20日朝、ロンドン市内で、今後の交渉を「散策」になぞらえ「EU離脱がどの程度、緩やかな(道の)散策になるのかいずれ判明する」と述べた。交渉が「時間切れ」で決裂すれば、関税の発生などで経済は混乱する可能性があり、カーニー氏は交渉の行方次第で「企業は緊急対応を迫られる可能性がある」と警告した。【ロンドン三沢耕平】

 ◇18年秋には大筋合意必要

 EU基本条約の第50条で定められた交渉期限は原則2年。英国が今年3月29日に離脱通告した時点から時計の針は進んでいる。残り約1年9カ月の交渉は2段階で行われる。一つ目は約1000億ユーロ(約12兆4000億円)ともいわれる「手切れ金」など離脱条件についての話し合い、二つ目は貿易交渉を含む将来の関係についての協議だ。

 双方は19日の初交渉で、離脱条件を巡る交渉に「十分な進展」があれば第2段階に進むことで合意。EU側は「進展」を経た上で、早ければ今年秋の首脳会議で貿易交渉入りを政治決定したい考えだが、英国が「手切れ金」の支払いに消極的な姿勢を貫く限り、この判断は先送りされる公算が大きい。

 双方が望む「円滑な離脱」を実現するには、英議会での承認にかかる時間を逆算して、2018年秋には大筋合意につなげる必要がある。一方、英国が求めるEUとの自由貿易協定の締結には数年かかるとの見方も強い。経済活動への影響を最小限にとどめる移行期間を設けて、離脱後も自由貿易交渉を継続する可能性もある。

 交渉期間は全加盟国と英国が合意すれば延長も可能だ。その場合、英国は加盟国の立場にとどまり、19年5月の欧州議会選挙を英国でも実施する必要が生じてしまう。【ブリュッセル八田浩輔】

2181名無しさん:2017/06/21(水) 10:16:27
 ◇各国は穏便合意求める

 【ベルリン中西啓介、ウィーン三木幸治】英国の欧州連合(EU)からの離脱交渉が始まったことを受け、加盟各国からは、穏便な形で合意に至るよう求める声が相次いだ。

 ドイツのメルケル首相は19日、「交渉初日の段階で結果を予測することは時期尚早」と論評は控え、その上で「良い合意に達することが、(EUと英国)両者の利益になる」と述べ、交渉決裂などの事態は避けるべきだとの考えを示した。

 英国は19日の初交渉で、EU単一市場から離脱する「ハード・ブレグジット」(強硬な離脱)路線を改めて表明したが、ガブリエル独外相は19日、「英国がいわゆる『柔軟な離脱』について交渉することを望む」と述べ、単一市場への残留を視野に政治的・経済的影響を最小限にするよう求めた。

 中・東欧諸国も交渉の「軟着陸」を望んでいる。英国には東欧出身の移民が多く、移民の権利が保障されるか懸念があるほか、離脱に伴う英国の「手切れ金」問題などがEUの財政に影響を与え、東欧諸国がEUから受け取る補助金の減額につながらないか不安視しているからだ。

 ハンガリー、ポーランド、チェコ、ルーマニアの4カ国は、今後もEUと英国の関係を緊密に維持するため、離脱交渉を「英国を罰しない内容」にするようEUに要請。ポーランドのシドゥウォ首相は19日、英国のメイ首相と電話協議し、両国が在英ポーランド移民の権利を守るために共に行動し、両国の良好な関係の維持を再確認した。

2182チバQ:2017/06/21(水) 21:50:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170621-00000031-jij_afp-int
仏法相が辞任へ、マクロン大統領の側近 国防相に続き
6/21(水) 16:04配信 AFP=時事
仏法相が辞任へ、マクロン大統領の側近 国防相に続き
フランスのフランソワ・バイル法相、パリのエリゼ宮(大統領府)で(2016年6月25日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)フランスのフランソワ・バイル(Francois Bayrou)法相は21日、AFPに対し、辞任する意向を明らかにした。バイル氏が所属する中道政党「民主運動(MoDem)」をめぐっては、公的資金の流用疑惑が持ち上がっている。

【写真】前日には国防相が辞任を表明

 エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は、下院選で自身の中道政党「共和国前進(REM)」と、その同盟関係にある党が過半数の議席数を獲得したことを受け、小幅な内閣改造を行っている。しかし、マクロン氏の主要な側近であるバイル氏は「次の政権には加わらないことを決めた」と述べ、同日午後5時(日本時間16日午前0時)に記者会見を行うと明らかにした。

 バイル氏が立ち上げた民主運動は共和国前進と同盟関係にあり、超党派の新内閣には民主運動からバイル氏を含め2人が大臣に起用されていた。

 しかし、民主運動が欧州議会の公金を仏国内で働く職員の給料に流用した疑いがあると報じられたことを受け、同党から国防相に任命されていたシルビー・グラール(Sylvie Goulard)氏も20日に辞任を表明していた。

 バイル氏は大統領選でマクロン氏を支え、中道寄りの有権者の支持獲得に重要な役割を担った。同氏は民主運動に対する公的資金の流用疑惑については否定している。【翻訳編集】 AFPBB News

2183チバQ:2017/06/21(水) 21:50:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170621-00000026-asahi-int
ラマダン、相次ぐテロ ベルギーで爆発、容疑者を射殺
6/21(水) 10:03配信 朝日新聞デジタル
ラマダン、相次ぐテロ ベルギーで爆発、容疑者を射殺
【地図】ベルギー・ブリュッセル中央駅
 ベルギーの首都ブリュッセルにあるブリュッセル中央駅の構内で20日午後8時半(日本時間21日午前3時半)過ぎ、爆発があった。ベルギー検察によると、爆発させたとみられる容疑者を兵士が射殺。テロの可能性が高いとして捜査を始めた。市民にけが人は出ていない。

 AFP通信などによると容疑者は36歳のモロッコ人の男。ベルギー当局に、テロに関係する人物としては知られていなかったという。男は釘とガスのボトルが入ったスーツケースを駅に持ち込み、爆発させたとみられる。その後、構内を警備していた兵士に向かって、アラビア語で「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫びながら突進し、射殺されたという。

 爆発後、駅は閉鎖され、近くにある世界遺産の広場グランプラスも、立ち入りが制限された。ブリュッセルでは22日から欧州連合(EU)首脳会議が開かれる予定で、警察や治安部隊は警戒を強めていた。

 駅はブリュッセル中心部にあり、小便小僧などの名所やレストラン、ホテルが集まる観光拠点になっている。ベルギーでは昨年3月、ブリュッセル空港やEU本部に近い地下鉄の駅で連続テロが起き、32人が死亡した。

 5月末以降、イスラム圏ではラマダン(断食月)の時期を迎えたが、欧州ではその前後から、イスラム過激派との関連が疑われるテロが相次いでいる。

 5月22日には英マンチェスターのコンサート会場で男が自爆、少女ら22人が死亡。6月3日には英ロンドンで車とナイフを使ったテロが起き、8人が死亡した。いずれも過激派組織「イスラム国」(IS)が関与を主張した。仏パリでも19日、繁華街シャンゼリゼ通りで憲兵隊の車列に乗用車が突っ込むテロ未遂事件が起きた。

 イスラムの教えでは、ラマダン中に善行を積めば、ふだん善行を積むよりも天国に行ける可能性が高まるとされるが、ISなどはラマダンを異教徒らと聖戦すべき時だと解釈。テロを後押ししている可能性がある。(ブリュッセル=津阪直樹)

朝日新聞社

2184チバQ:2017/06/21(水) 21:53:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170621-00000540-san-eurp&pos=4
仏内閣改造で連携政党の法相交代 不正疑惑へ早期対応
6/21(水) 17:59配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】フランスのマクロン大統領の新党「共和国前進」陣営が制した国民議会(下院)選に伴う内閣改造で、前進と連携する中道政党「民主運動」議長のバイル法相が交代することが21日、明らかになった。バイル氏は大統領選から協力を得てきたパートナーだけにマクロン氏に痛手だ。

 民主運動をめぐっては、欧州連合(EU)の欧州議会の公的資金から議員秘書の給与が不正に支払われていた疑惑が浮上し、当局が予備的捜査を始めた。本格捜査に発展するかは不明だが、政権は早期対処で野党の批判をかわし、不正への厳格な姿勢をアピールする狙いとみられる。

 大統領府側は交代がバイル氏自身の判断だと説明。民主運動出身者ではグラール国防相も代わり、ロイター通信はドサルネズ欧州担当相も退くと伝えた。社会党所属時代の不動産取引をめぐる不正疑惑で予備的捜査を受ける前進のフェラン国土相も交代する。

 内閣の新陣容は21日中にされる見通し。フィリップ首相は留任。下院選では出馬した全6閣僚が当選したため、改造はほとんど行われないとみられていた。

2185とはずがたり:2017/06/22(木) 11:07:44

メイ英首相と地域政党の閣外協力交渉、合意来週に後ずれ=関係筋
ロイター 2017年6月22日 01時23分 (2017年6月22日 06時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170622/Reuters_newsml_KBN19C297.html

[ロンドン 21日 ロイター] - メイ英首相が率いる与党・保守党が北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)と進めている閣外協力を巡る交渉は、合意が来週にずれ込む見通しだ。DUP筋が21日、週内合意の公算は小さいとロイターに明らかにした。
協議では、細部を詰める必要があるものの、合意に達すると見込まれているという。
週内に合意がまとまるのかとの質問に対し、関係筋は「それはなさそうだ」と答えた。
保守党とDUPは国内問題や欧州連合(EU)離脱を巡り、総じて意見が一致しているが、閣外協力の見返りとして求めている北アイルランド向け支援の規模を巡り攻防が続いている。DUPはベルファスト空港の競争力強化に向け、英国の空港から出発する際に適用される航空旅客税の撤廃を要求し、争点の1つになっているもようだ。DUPは撤廃により、アイルランドの首都ダブリンの空港に対抗したい考え。

2186とはずがたり:2017/06/22(木) 13:24:23

仏大統領、疑惑の4閣僚更迭=支持率下落、政権初の「危機」
時事通信社 2017年6月22日 06時14分 (2017年6月22日 13時18分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170622/Jiji_20170622X673.html

 【パリ時事】フランスのマクロン大統領は21日、国民議会(下院)選の勝利を受けた内閣改造を実施した。当初は小幅の異動にとどまるとみられていたが、連立与党・民主運動の架空雇用疑惑を受けて同党出身の閣僚らを交代。主要4閣僚が就任後わずか約1カ月で更迭される異例の事態となった。
 一連の疑惑が閣僚の進退問題に発展したことを受けて、調査会社BVAが21日に発表した世論調査では大統領の支持率が前月より3ポイント低い59%に下落した。仏紙ルモンドは「政権を襲った最初の危機」と評しており、今後の政権運営に悪影響を及ぼす可能性もある。

2187チバQ:2017/06/22(木) 22:24:21
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170622k0000e030224000c.html
<仏大統領>民主運動の閣僚ら4人交代 内閣改造

10:55

フランスのマクロン大統領=AP

(毎日新聞)

 【パリ賀有勇】フランスのマクロン大統領は21日、内閣を改造し、国防相らを交代させた。マクロン氏の中道新党「共和国前進」は仏国民議会(下院、定数577)選挙で大勝したが、連携する中道政党「民主運動」を巡る秘書給与の不正受給疑惑が浮上したため、民主運動の閣僚ら4人を事実上、更迭した形となった。

 下院選では、共和国前進が308議席、連携する民主運動が42議席を獲得した。だが、民主運動は、秘書給与の不正受給疑惑が報じられ、民主運動のグラール国防相やバイル法相らは21日までに相次いで辞任を発表。新たな国防相にはパルリ元予算相が指名された。

 また、社会党(中道左派)から共和国前進に合流したフェラン国土相も、不動産取引でパートナーの女性に有利になるよう取りはからった利益供与疑惑が報じられたため辞任を余儀なくされた。

 相次ぐスキャンダルは、選挙戦で「クリーン」さを訴えたマクロン氏の政権運営に影響を与えかねず、重要閣僚の交代を迫られた形となった。

2188チバQ:2017/06/22(木) 23:03:09
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706220054.html
【英国民投票1年】深まる分断と格差 「英国病」再燃も 離脱意識に変化

22:44

 英国が欧州連合(EU)からの離脱を選択した国民投票から23日で1年を迎える。国民の「分断」は解消されず、メイ首相率いる保守党政権への不信も広がっている。離脱決定後、好調を維持してきた経済は離脱交渉次第で「英国病」再燃の恐れもある。一方、統合推進を前面に掲げるフランスのマクロン政権の誕生などで欧州連合(EU)が息を吹き返し、統合議論に弾みが出ている。(ロンドン 岡部伸)

 英国の昨年の国民投票は離脱52%、残留48%と大きく割れた。1年経過して残留派だった国民の意識が変化し、一部が離脱支持に回るという調査結果が出ている。英国民は後戻りできない現実を受け入れつつあるが、世代や人種間の分断や経済格差は広がっている。

 世論調査会社ユーガブが4月末��5月上旬に実施した調査によると、「EU離脱に賛成。政府は離脱実行に力を入れるべき」が45%、「離脱に投票しなかったが、政府は実行すべき」が23%となった。「離脱に反対。政府は投票結果を無視するか覆すべき」は22%。68%の国民が「離脱を実行してほしい」と望んでいることになる。

 一方、キングス・カレッジ・ロンドンのアナン・メノン教授の最近の調査では離脱支持が38%、残留希望も35%と拮抗(きっこう)している。メノン教授は「2大政党という英国の伝統から、離脱と残留という対立軸が政治的アイデンティティーとして生まれている」と分析する。

 メイ首相は格差是正と国民の団結を重点政策に掲げたが、総選挙で与党保守党は惨敗。逆に「極左の異端児」コービン党首の労働党は所得再分配や鉄道国有化を訴え、グローバル化の恩恵を得られない労働者や若者から支持を得た。

 今月14日にロンドンで起きた高層住宅火災では防災設備を設置していなかった疑いが浮上した。メイ政権は「富裕層を優遇し低所得者の安全をおざなりにした」との批判を浴びた。いずれも、「分断」と「貧富の格差」が英社会に進んだ証左といえる。

 国民の政治不信を見透かしたように、イスラム教徒によるテロも頻発。この1年で、ロンドン国会議事堂テロ(3月)▽マンチェスターのコンサート会場テロ(5月)▽ロンドン橋テロ(6月3日)と相次いだ。 これが反イスラム過激主義を誘発、今月19日にはロンドン北部のモスク(イスラム教礼拝所)付近で白人男性がイスラム教徒に車で突っ込むテロが起きた。憎悪が憎悪を呼ぶ負の連鎖が続いている。

 一方、スコットランド民族党(SNP)は先の総選挙で54議席のうち19議席を失う敗北を喫した。独立の是非を問う2度目の住民投票を目指していたスタージョン党首は支持を得られず、「連合王国崩壊」の危機は回避される方向だ。

2189チバQ:2017/06/23(金) 17:42:23
http://www.jiji.com/sp/article?k=2017062300771&g=int
メルケル首相、4選へ勢い=独総選挙まで3カ月

2017年06月23日14時43分

ドイツのメルケル首相=22日、ブリュッセル(EPA=時事)

 【ベルリン時事】ドイツ連邦議会(下院)議員を選ぶ9月24日の総選挙まで3カ月。在任期間が今年で12年になるメルケル首相(62)が4選へ勢いを増している。欧州連合(EU)立て直しに向け、各国からも指導的役割を期待されるメルケル氏の存在感は大きく、他党の首相候補にとって追い落としは容易でないのが現状だ。

メルケル首相、優位揺らぐ=対立候補の人気急上昇-独下院選

 各種世論調査によると、メルケル首相の保守系与党・キリスト教民主・社会同盟の支持率は、難民・テロ問題の影響による低迷期を切り抜け、約40%まで回復。メルケル氏の対抗馬となるシュルツ前EU欧州議会議長(61)が率いる中道左派の社会民主党を約15ポイントも引き離している。
 メルケル氏は英国の離脱決定で揺れるEUの改革に本腰を入れる。連携相手のフランスのマクロン大統領からは「率直で建設的なパートナーになる」と約束され、メルケル・マクロンのコンビで欧州を主導するイメージが定着してきた。これに対し、シュルツ氏はメディアへの露出が少なく、影の薄さが否めない。
 シュルツ氏は中低所得者に対する減税を掲げ、独自色を出そうと躍起。だが、メルケル氏は20日の演説で「全国民を対象に減税を進めたい」と述べ、シュルツ氏の政策をかすませた。同氏は25日の社民党大会で党の選挙公約を正式に発表し、反転攻勢のきっかけにしたい考えだ。
 一方、メルケル氏にとっては、7月7、8両日に独ハンブルクで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議が目先のヤマ場だ。トランプ米大統領も出席する中、議長として自由貿易や気候変動についてG20の一致した立場をまとめられるかが焦点になる。結果が出なければ、社民党に批判の材料を与えることになりそうだ。

2190とはずがたり:2017/06/24(土) 15:29:49
【英国民投票1年】メイ政権、移民流入の歯止めに一定成果 不満も鬱積、テロ常態化
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706220044
06月22日 20:34産経新聞

 国民投票で英国民が離脱を選択した最も大きな要因は「主権」を回復して移民規制を優先することだった。メイ首相は21日の施政方針演説で掲げていた年間10万人までという数値目標を取り下げたものの、移民制限を行うと改めて強調した。

 英政府統計局(ONS)の5月発表によると、移民の純増数が16年12月までの1年間で24万8000人で、前年から8万4000人減った。東欧からの移民が減少したためで、純増数が30万人を下回るのは約2年ぶり。

 ポンド安による物価高に加え、欧州連合(EU)離脱で移民規制が行われることを見越しての減少傾向という。移民流入に歯止めがかかった格好だ。

 英国で4カ月間に3度、イスラム教徒によるテロが起きるなどテロが常態化したのは、保守党が移民規制を優先するEU離脱を模索していることと無縁ではない。多くの過激主義者を抱えるイスラム移民の間では、保守党の厳格な移民政策が一層の貧困や差別を招くとの不満が鬱積している。(岡部伸)

2191チバQ:2017/06/24(土) 15:56:59
http://www.jiji.com/sp/article?k=2017062400392&g=int
観光大国フランスの苦悩=テロとの戦い、根絶困難

2017年06月24日15時03分

エッフェル塔周辺をパトロールするフランス軍兵士=2016年9月、パリ(AFP=時事)

 テロが頻発するフランスは、世界屈指の観光大国だ。多くの観光客でにぎわうパリのシャンゼリゼ通りやノートルダム寺院、南部ニースのリゾート地などがテロや襲撃事件の舞台になった。パリのミシカ副市長は「危険にさらされていない首都はない」と、困難なテロ根絶に苦悩を深める。警察官数を増やすなどの安全対策だけでは追いつかないフランスのテロとの戦いを現地で見た。
 パリの象徴・エッフェル塔。土台の周囲に防弾ガラスの壁を設置する計画が進行中だ。2016年7月に海岸通りの遊歩道をトラックが暴走、歩行者らに86人の犠牲者を出したニースでは、車止めの設置など安全対策を急いでいる。
 暴走トラックが停止した目の前のホテル、ハイアットリージェンシーでは、監視カメラの数を増やし、スタッフに安全管理の研修を徹底した。オスターバルダー総支配人は「客の求めるバカンス感と安全対策のバランスを取ることが大事」と話す。

南仏ニースの海岸沿いにある遊歩道=5月20日撮影

 しかし欧州各地で相次ぐ車両を使ったテロを完全に防ぐのは極めて難しい。今月19日にはシャンゼリゼ通りで乗用車が治安車両に突っ込むテロが発生した。同通りでは4月、イスラム過激主義者とみられる男の発砲で、警官が死亡するテロも起き、「世界で最も美しい」と言われる通りはテロの標的と化している。
 観光地とともにテロが多発するのは、15年11月に130人の犠牲者を出したパリ同時テロでも狙われたサッカーなどの競技場だ。仏当局は昨年のサッカー欧州選手権でのテロ計画を未然に防いだが、ミシカ副市長はサッカー場での安全チェック強化を例に挙げ、「ゲート通過を待つ人が行列をつくれば、新たなテロリストの標的になり得る」と指摘。「解決策を講じても、それが新しい課題をつくり出してしまう」と危機感を募らせる。
 フランスではパリ同時テロ以降の非常事態宣言は今も続く。それでも15年は大きく減少した日本からの観光客は今年、同時テロ以前の水準に回復すると見込まれる。パリは24年夏季五輪の有力候補地。ミシカ副市長は「それまでには安全面も大きく進歩するだろう。周辺国と協力し合い、過激派に関する情報交換をしっかりやっていく」と強調した。

2192チバQ:2017/06/24(土) 15:58:38
http://www.jiji.com/sp/article?k=2017062400206&g=int
「失業」より「観光客」懸念=騒音、人混み深刻-バルセロナ

2017年06月24日06時30分

バルセロナ中心部の通りを歩く観光客ら=2015年6月(AFP=時事)

 【バルセロナAFP=時事】スペイン東部バルセロナは23日、住民800人を対象に市の懸念材料を尋ねたアンケートを公表し、「観光客」が「失業」を上回って首位になったと明らかにした。同市では昨年、1泊以上滞在した観光客の数は900万人に上り、重要な収入源となっている。
 調査結果によると、「観光客」との回答は19%。理由として騒音、人混みのほか、家賃の高騰や伝統の消失などが挙げられた。2009年から首位だった「失業と労働条件」は12.4%だった。
 ピザレヨ副市長は「問題は『観光客嫌い』ではなく、特定の地区の過密状態が引き起こす個々の不満だ」と指摘した。

2193チバQ:2017/06/24(土) 21:21:38
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170625k0000m030027000c.html
<ドイツ>総選挙まで3カ月 与党が支持伸ばす

19:37

 【ベルリン中西啓介】9月の独連邦議会総選挙(9月24日投開票)まで3カ月を切った。メルケル独首相が率いる保守系与党会派・キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が着実に支持を伸ばしている。好調な国内経済を維持し、欧州を率いる強い指導者像を打ち出しているためだ。反イスラムの新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)も初の国政進出をうかがう一方で、第2党・社会民主党など左派系政党は苦戦を強いられている。

 公共放送ARDの世論調査で、CDU・CSUの支持率は39%。15年秋にシリアなどから大量の難民が流入した際、メルケル氏は人道支援として寛容な受け入れ策を維持したことで一時は31%まで支持率を下げた。だが、英国の欧州連合(EU)離脱問題や、トランプ米政権が孤立政策を取る中、欧州を結束させる安定政権が支持回復につながっている。

 一方で、社民党は3月に欧州議会議長だったシュルツ氏を党首に選出する直前の世論調査では、CDU・CSUを上回るなど「シュルツ旋風」が見られた。だが、5月に党の重鎮を擁した国内最大州での選挙に敗れると「具体性を欠く政策」が批判され、支持率は一気に下落。首相の座奪還が危ぶまれている。

 また、社民党と並ぶ老舗左派政党・緑の党も支持率が7%と低迷する。保守政党出身ながら、脱原発政策や女性の社会参画などに積極的なメルケル氏の姿勢が、環境リベラル政党である緑の党の存在意義を弱めている。

 難民危機での政権批判で一時はCDU・CSUの支持基盤を脅かしたAfDだが、今年1月にナチ擁護と取れる発言をした地方議員への対応を巡り、党内対立が激化。党の事実上の指導者であるガウラント副党首がこの議員を擁護し、右傾化路線を強めた結果、一時は16%あった支持率が半減した。ただ、国政進出のハードルである5%は上回っている。

 世論調査では、13年の総選挙で議席を失った中道リベラル政党・自由民主党(FDP)の復調が顕著だ。支持率9%を得るなど、国政復帰の可能性が高まっている。メルケル氏は第2次内閣でFDPとの連立を経験しており、独メディアは選挙後にCDU・CSUとFDPによる第4次メルケル政権が発足する可能性も報じる。

 7月上旬に独北部ハンブルクで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議が終われば、各党による選挙戦が本格化する見通し。

2194チバQ:2017/06/25(日) 23:06:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170624-00000005-mai-eurp
<英首相>EU市民に永住権、在住5年以上など条件
6/24(土) 0:19配信 毎日新聞
 【ブリュッセル八田浩輔、ロンドン矢野純一】英国のメイ首相は22日の欧州連合(EU)首脳会議で、英国に住むEU加盟国出身者(EU市民)に対する権利保障についての考えを初めて示した。英政府筋によると、2019年3月のEU離脱までに設定する「指定日」の前に英国に入り、離脱後も含めて英国暮らしが5年以上経過したEU市民に対して永住権を与える。

 離脱決定前から英国で暮らすEU市民と同じ権利を保障する形だが、入国期限の「指定日」は交渉課題とし、英国が離脱を通告した今年3月末から19年3月末までの間とした。永住権を得たEU市民は英国民と同様の社会保障や教育を受ける権利を保障するが、家族の扱いなどは明らかになっていない。

 英在住のEU市民約320万人とEU域内に暮らす英国人約100万人の権利保障は英EU双方が最重要と位置付ける課題だ。今月19日の初交渉では作業部会を設けて優先的に協議することが決まった。

 メイ氏は23日の記者会見で、EU域内の英国民との相互保障が前提だとした上で、提案は「公正で真剣」なものだと強調。だがEU側の反応は「飛躍的前進ではない」(メルケル独首相)、「期待以下」(トゥスク欧州理事会常任議長)など総じて厳しいものだった。

 EU側が策定した交渉方針では、離脱日までに英国に入ったEU市民のみならずその家族にも、現在英国で暮らすEU市民と同じ権利を生涯与えるよう求める。また、在英EU市民の紛争をEUの欧州司法裁判所の管轄とすることや、医師免許や学位などで欧州共通の資格も保障すべきだとしている。26日にもEU側に提示される英政府の方針の詳細の中で、これらに対する英国側の考えが明示される可能性がある。

 メイ首相の提案について、英野党・労働党の影の内閣のスターマー離脱担当相は英BBCに「首相の提案はあまりに遅すぎ、内容も十分とは言えない」と話した。英国を除く27カ国は22日、英国に本部がある二つのEU機関の移転先を11月までに決めることで合意した。

2195チバQ:2017/06/26(月) 19:35:21
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170626k0000m030113000c.html
<独総選挙>右派副党首「反難民」「反イスラム」争点に
06:30毎日新聞

<独総選挙>右派副党首「反難民」「反イスラム」争点に
インタビューに応じる「ドイツのための選択肢」(AfD)のアレクサンダー・ガウラント副党首=ポツダムのブランデンブルク州議会で2017年6月22日、中西啓介撮影
(毎日新聞)
 ◇9月24日投開票 「ドイツのための選択肢」事実上の指導者

 【ベルリン中西啓介】ドイツ連邦議会総選挙(9月24日投開票)まで、3カ月を切った。国政に初進出するかが国際的にも注目される新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)の事実上の指導者、アレクサンダー・ガウラント副党首(76)が毎日新聞のインタビューに応じた。副党首は「ドイツで起きたすべての襲撃事件はイスラム教徒によるもの」と述べて「反難民」「反イスラム」を鮮明にし、この主張に基づいた政策を選挙の争点にする考えを明らかにした。

 ガウラント氏は4月のAfD党大会で、長く党を主導したペトリ共同党首を退け、経済学者のバイデル氏とともに実権を掌握。事実上のトップとなった。

 ガウラント氏は2015年秋以降の中東からの難民流入を批判。実際には、国内では極右による銃乱射や株価操作を狙った人物によるサッカーチーム襲撃も起きているが、イスラム教徒が全襲撃に関与しているとの持論を展開し「イスラムの価値観は我々とは一致しない」と述べ、中東からのほとんどの入国者を強制送還する考えを示した。

 ガウラント氏はAfDを国民の声に耳を傾ける「保守ポピュリズム(大衆迎合主義)政党」と位置づけ、国政では「唯一の真の野党になる」と自信をのぞかせた。また、地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」は「米国の離脱(方針表明)で大幅に無力化した」と指摘。「気候変動にどの程度人間が関わっているのかは不明」などとも述べて、「ドイツも離脱すべきだ」と主張した。

 ガウラント氏はナチス擁護と取れる発言を行った地方議員を擁護し、この議員の除名を求めたペトリ氏と対立を深めた。ガウラント氏らの実権掌握によって、AfDは急進右派的な傾向を強めているとも指摘されている。AfDは「ギリシャ危機」を契機に、ギリシャ支援への反対や「反欧州連合(EU)」などを主張する知識人らが13年に結成。すでに全16州議会のうち13州議会で議席を獲得し、躍進が注目されている。

2196とはずがたり:2017/06/27(火) 14:39:21
>英総選挙は、同国の離脱方針決定で混乱していたEUが団結を取り戻すためのチャンスを与えたと筆者は評価している。
逆にフランスでのマクロン圧勝は次回のフランス国内の不満が左右両派に真っ二つに割れる事を意味している。文句ばっか云って働かないイメージのフランス経済が巧く行くイメージが全く掴めないからそれなりに暗澹たる気分である。。

2017年 06月 12日 12:10 JST
コラム:英総選挙、真の勝者は誰か=嶋津洋樹氏
http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-hiroki-shimazu-idJPKBN1910FV?rpc=122&sp=true
嶋津洋樹MCP シニアストラテジスト

[東京 10日] - 英国で8日に行われた総選挙(定数650議席)は、与党・保守党が圧勝との解散直後の予想を覆し、野党・労働党が善戦。保守党の獲得議席は318と、改選前の330議席はもちろん、過半数の326議席にも達しなかった。

保守党の敗因については、すでにいくつか分析が紹介されているが、選挙公約の発表後にムードが変わったことを踏まえると、その中身に問題があったと考えるのが自然だろう。確かに、富裕層高齢者に対する社会保障負担拡大や、過度の自由市場に対する制限などが有権者に嫌気されたとの指摘に違和感はない。それを巡る保守党内でのごたごたも、有権者の気持ちを離れさせてしまったのだろう。

もっとも、筆者は、メイ首相が英国の欧州連合(EU)からの離脱について、日に日に強硬姿勢を見せた挙句に、保守党の公約で、合意のないまま交渉を打ち切る可能性に触れた影響が大きいと考えている。というのも、そもそも昨年6月に行われた英国のEU離脱を巡る国民投票は、賛成が反対を僅差で上回るという結果だったからだ。

しかも、EU離脱が決まった後、賛成票を投じた有権者の中にさえ、後悔の念をにじませる人が少なくなかった。保守党の「合意のないままEU離脱交渉を打ち切る」という可能性の提示は、英国民の目に最悪の選択肢と映った可能性が高い。

<英国の期待を裏切った「頼みの2国」>

英国がEU離脱後に頼みにしようと期待していた2つの国との関係が相次いで微妙になったことも、国民の投票に影響した可能性がある。

その1カ国目は、メイ首相が最初の外遊先に選んだ米国。トランプ政権は現在、ロシアとの関係を巡る疑惑の渦中にあり、最初に取り組むと公約した医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案の成立はもちろん、税制改革やインフラ投資の議論もままならない状態にある。トランプ大統領が、ロンドン中心部で3日に起きた襲撃事件に関するカーン市長の発言に対し、批判的なツイートをしたことも両国の関係に冷や水を浴びせたと考えられる。

2カ国目は、メイ首相の前任者であるキャメロン首相(当時)の下、アジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加表明などを通じて関係を深めた中国だ。しかし、5月に中国が主催した「一帯一路」会議では、英国を含むEUが中国の求めた貿易に関する協定への支持を透明性や互恵主義の欠如を理由に拒否したことが報じられた。英国にとっては、インドが同会議への参加を拒否したことも影を落とした可能性がある。

つまり、英国は今回の総選挙で、EU離脱を巡る国民投票の際に見せた大英帝国への郷愁や独自性の模索という路線を修正したと考えられる。こうしたことは、英国のEU離脱を機にスコットランドの独立とEUへの加盟を目指して、国民投票の再実施を求めていたスコットランド民族党(SNP)が議席を56から35へ大幅に減少させたことからもうかがえる。SNPはロバートソン副党首やサモンド前党首も落選した。

2197とはずがたり:2017/06/27(火) 14:39:46
>>2196-2197
筆者のこうした評価が正しければ、メイ首相が主導してきた「ハード・ブレグジット(強硬なEU離脱)どころか、合意なしのEU離脱も辞さず」との路線は、次の英首相が誰になったとしても維持することはできないだろう。次の政権はバラバラになった国内の意見をまとめた上で、対外関係も立て直さなければならない。

今のところ、メイ首相が続投の意欲を示しており、北アイルランドのプロテスタント系民主統一党(DUP)との連立協議を進め、すでに組閣にも着手している。ただし、党内では当然、責任論がくすぶる。DUPがEU離脱に前向きとはいえ、実際に連立政権を樹立するとなれば、保守党の掲げた公約の修正は必至で、その際に責任論が表面化するリスクもある。

連立政権の樹立後も、DUPの10議席では、改選前に保守党が有していた330議席には届かない。その程度の議席で国内をまとめつつ、EUとの交渉を乗り切るのは困難に思える。一部で報じられているように、DUPが連立政権ではなく、閣外協力にとどまるとすれば困難はさらに大きくなるだろう。

<英選挙結果はEU再団結のチャンス>

EUはすでに英国に対し、離脱交渉に着手する条件として、未払い分担金などの支払いを要求している。英国がその要求を拒否したことで、離脱交渉は最初から暗礁に乗り上げている。EUは、マクロン仏大統領の誕生でドイツとフランスを両輪とした協力関係を強化しており、域内の足並みをそろえるためにも、英国の「いいとこ取り」を許すとは考えにくい。

保守党がDUPと連立政権を樹立したとしても、EUへの大幅譲歩や再総選挙、EU離脱の修正・撤回など、党の存立に関わる政策変更を余儀なくされるリスクは残る。こうしたことが明らかになれば、保守党内から政権樹立にこだわるべきではないとの意見やメイ首相の退陣を求める声が強まるだろう。

そうなると、今回はとりあえず様子見に転じている第2党の労働党を中心とした政権の樹立が現実味を帯びる。しかし、労働党も、前回2015年選挙比で30議席を増やしたとはいえ、過半数には遠く及ばない(獲得議席は262)。労働党内からは少数派政権の樹立を目指すとの声も出ている模様だが、その際の政権運営は保守党政権にも増して前途多難となるだろう。

昨年6月の英国民投票に際し、EU離脱に対する反対運動に消極的だったコービン党首への不信が党内外に残るのも不安材料だ。コービン党首の下で労働党が政権に就いたとしても、安定して政権を運営できるまでの道のりは、決して平坦ではなさそうだ。

今回の総選挙は、EUからの離脱決定で自由を手にしたとみられた英国に、その代償の大きさを思い知らせる最初の大きな出来事になったと筆者はみている。そうした意味で、英国内に勝者はいない。あえて勝者をあげるとすれば、まさに離脱の代償を加盟国に示す必要があったEUだろう。それをけん引するドイツとフランスにとっては、域内の協力を強化し、英国離脱後のEUを輝かしくみせるための時間を稼ぐことができたといえる。

英総選挙は、同国の離脱方針決定で混乱していたEUが団結を取り戻すためのチャンスを与えたと筆者は評価している。

*嶋津洋樹氏は、1998年に三和銀行へ入行後、シンクタンク、証券会社へ出向。その後、みずほ証券、BNPパリバアセットマネジメントなどを経て2016年より現職。エコノミスト、ストラテジスト、ポートフォリオマネジャーとしての経験を活かし、経済、金融市場、政治の分析に携わる。共著に「アベノミクスは進化する」(中央経済社)

*本稿は、ロイター日本語ニュースサイトの外国為替フォーラムに掲載されたものです。

(編集:麻生祐司)

2198とはずがたり:2017/06/27(火) 18:56:56

国境管理、11月で終了を=独など5カ国に欧州委勧告
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050300190&g=int

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は2日、域内での移動の自由を定めた「シェンゲン協定」をめぐり、難民や移民の大量流入を受けた一時的な措置としてドイツ、オーストリアなど5カ国に認められている国境管理を、11月までに終了するよう勧告した。
 欧州委は国境管理の代替策として、協定加盟国の警察間で連携を強化することや必要に応じた検問の実施を促した。対象はドイツ、オーストリア、デンマーク、スウェーデンに、EU非加盟で協定に加盟するノルウェーを加えた5カ国。(2017/05/03-06:11)

2199チバQ:2017/06/27(火) 19:36:17
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706270021.html
独総選挙まで3カ月 首相陣営、再び勢い 社民、挽回へ“違い”アピール躍起
18:54産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの連邦議会(下院)選挙は9月24日の投票まで3カ月を切った。4期目を目指すメルケル首相の陣営は一時、ライバルの中道左派、社会民主党に支持率で肉迫されたが、再び勢い付く。連立相手でもある社民党はメルケル氏との“違い”をアピールし、対決姿勢を一段と前面に打ち出すなど巻き返しに躍起だ。

 公共放送ARDが伝えた最新の世論調査では、メルケル氏の保守系、キリスト教民主・社会同盟の支持率が39%に対し、社民党は24%。両党は3月まで約30%で並んでいたが、この約3カ月で15ポイントも差が開いた。

 同盟は難民流入やテロで支持率を落としたが、メルケル氏がトランプ米大統領と渡り合うなど外交で存在感を改めて示したこともあって回復。社民党は首相候補のシュルツ党首の下で党勢を急回復させたが、シュルツ氏には「政策があいまい」との批判が付きまとった上、地方選でも連敗して勢いに乗れなかった。

 社民党はこのため25日に決めた選挙公約で、中低所得者への減税など「公正」重視の政策を掲げたほか、同盟が反対する同性婚合法化を主張。外交でもトランプ氏が求め、同盟も前向きな国防支出拡大を「軍拡政策に服従しない」と拒む一方、マクロン仏大統領が主張し、同盟に慎重論が強いユーロ圏共通予算を支持。争点化する構えを示した。

 ただ、同盟も減税を検討しており、メルケル氏とマクロン氏の良好な関係が定着する中、社民党の主張がどれだけ争点として浸透するか不透明だ。社民党はメルケル氏が優勢を保つため政策論争を避けているともみており、シュルツ氏はその姿勢を「民主主義への攻撃」「権力の傲慢」と異例の厳しい表現で批判した。

 メルケル氏にとってはトランプ氏も出席し、7月上旬に北部ハンブルクで行われる20カ国・地域(G20)首脳会議が当面の焦点。取りまとめに失敗すれば、社民党につけ込む余地を与えかねない。独誌シュピーゲルは「社民党はこれまでになく団結しており、メルケル氏にはなお危険になりえる」と指摘している。

2200チバQ:2017/06/27(火) 19:36:38
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706270021.html
独総選挙まで3カ月 首相陣営、再び勢い 社民、挽回へ“違い”アピール躍起
18:54産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの連邦議会(下院)選挙は9月24日の投票まで3カ月を切った。4期目を目指すメルケル首相の陣営は一時、ライバルの中道左派、社会民主党に支持率で肉迫されたが、再び勢い付く。連立相手でもある社民党はメルケル氏との“違い”をアピールし、対決姿勢を一段と前面に打ち出すなど巻き返しに躍起だ。

 公共放送ARDが伝えた最新の世論調査では、メルケル氏の保守系、キリスト教民主・社会同盟の支持率が39%に対し、社民党は24%。両党は3月まで約30%で並んでいたが、この約3カ月で15ポイントも差が開いた。

 同盟は難民流入やテロで支持率を落としたが、メルケル氏がトランプ米大統領と渡り合うなど外交で存在感を改めて示したこともあって回復。社民党は首相候補のシュルツ党首の下で党勢を急回復させたが、シュルツ氏には「政策があいまい」との批判が付きまとった上、地方選でも連敗して勢いに乗れなかった。

 社民党はこのため25日に決めた選挙公約で、中低所得者への減税など「公正」重視の政策を掲げたほか、同盟が反対する同性婚合法化を主張。外交でもトランプ氏が求め、同盟も前向きな国防支出拡大を「軍拡政策に服従しない」と拒む一方、マクロン仏大統領が主張し、同盟に慎重論が強いユーロ圏共通予算を支持。争点化する構えを示した。

 ただ、同盟も減税を検討しており、メルケル氏とマクロン氏の良好な関係が定着する中、社民党の主張がどれだけ争点として浸透するか不透明だ。社民党はメルケル氏が優勢を保つため政策論争を避けているともみており、シュルツ氏はその姿勢を「民主主義への攻撃」「権力の傲慢」と異例の厳しい表現で批判した。

 メルケル氏にとってはトランプ氏も出席し、7月上旬に北部ハンブルクで行われる20カ国・地域(G20)首脳会議が当面の焦点。取りまとめに失敗すれば、社民党につけ込む余地を与えかねない。独誌シュピーゲルは「社民党はこれまでになく団結しており、メルケル氏にはなお危険になりえる」と指摘している。

2201チバQ:2017/06/28(水) 19:55:11
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706280034.html
英スコットランド首相、独立住民投票の早期実施を断念 総選挙不振受け
18:59産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】英北部スコットランド行政府のスタージョン首相は27日、エディンバラの自治議会で演説し、英国からの独立の是非を問う2回目の住民投票の早期実施について「リセットする」と述べ、2019年3月に予定される英国の欧州連合(EU)離脱の行方が明確になるまで延期する意向を表明した。

 スタージョン氏は今年3月、メイ英政権がEU単一市場から離脱する方針を明らかにしたことに反発、18年秋から19年春に独立住民投票を再実施する考えを英政府に要求すると表明した。住民投票実施には英政府の同意が必要。メイ首相がEU離脱前の実施は認めない考えを示し、実現する可能性は低かった。

 今月8日の英下院(定数650)選で、独立を掲げるスタージョン氏のスコットランド民族党(SNP)は改選前より19議席少ない35議席と不振で、世論調査でも独立反対が賛成を上回っていた。

 27日の演説でスタージョン氏は、住民投票実施に向けた法律を英政府に「直ちに求めることはしない」と述べて戦略変更を表明。英国のEU単一市場への残留に向け努力すると述べた。今後は英国のEU離脱交渉に影響力を行使することに注力するという。

 住民投票は14年に実施され、反対多数で独立は否決された。

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170629k0000m030028000c.html
<英国>スコットランド独立問う住民投票を延期に
18:21毎日新聞

 ◇SNP党首、EU離脱交渉終える19年3月以降に

 【ロンドン矢野純一】英北部スコットランドの独立を目指すスコットランド民族党(SNP)党首で、自治政府首相のスタージョン氏は27日、独立を問う2度目の住民投票の実施を英国が欧州連合(EU)からの離脱交渉を終える2019年3月以降に延期する方針を明らかにした。

 SNPはEUへの残留を求めており、スタージョン氏はこれまで、離脱交渉の概要が明らかになる18年秋から19年春にかけて住民投票を実施する方針を示していた。延期した理由について「総選挙で(過半数割れして)弱体化した英政権が、EUからの強硬な離脱を避ける可能性がある」として、交渉結果が明らかになってから住民投票の実施を検討するとした。

 今月8日の総選挙でSNPはスコットランド地方で35議席と改選前より19議席減らした。離脱交渉の行方と同時に、総選挙の結果を受け、独立に対する世論の動向を見極める狙いとみられる。

 スコットランドでは14年に英国からの独立を問う住民投票を行い、反対55%で独立は否決された。一方、EUからの離脱を決めた昨年の国民投票では、62%が残留を支持。スタージョン氏は「住民はEU残留を求めている」と新たな理由を掲げ、独立を求める2度目の住民投票実施を主張していた。

2202チバQ:2017/06/30(金) 22:28:25
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170701k0000m030067000c.html
<北アイルランド>宗派対立再燃を懸念 DUP閣外協力で
20:13毎日新聞

 【ロンドン矢野純一】英国のメイ首相の少数与党政権が、北アイルランドのプロテスタント系地域政党・民主統一党(DUP)の閣外協力を得て存続することが確実になった。一方、政権が連携相手のDUPに肩入れすれば、カトリック系とプロテスタント系住民が対立し、多くの犠牲者を出した北アイルランド情勢が再び混乱する恐れもある。

 「1998年の和平合意を脅かす」。与党保守党とDUPが閣外協力で合意した6月26日、北アイルランドのカトリック系地域政党で英国からの独立を求めるシン・フェイン党のアダムス代表は声明で非難した。

 北アイルランドでは、英国への帰属を求めるプロテスタント系住民と、独立してアイルランドへの帰属を求めるカトリック系住民が60年代から衝突。英政府などの仲介で98年に両派が和平に合意し、DUPとシン・フェイン党は協力して自治政府を運営していた。

 だが両党は昨年末以降、政権運営を巡り対立。6月8日の総選挙を挟み、自治政府の再開に向け英政府が仲介していた協議は難航し、6月29日に設定されていた交渉期限は7月3日まで延長された。

 和平合意では英政府の中立性が求められており、保守党がDUPと連携したことにはシン・フェイン党だけでなく、保守党内からも批判が上がる。メージャー元首相は「和平プロセスは脆弱(ぜいじゃく)で、対立する利害(関係者)の間で、英政府が公平であることが重要だ」と話し、自身が尽力した和平合意への悪影響を懸念する。

 メイ政権とDUPは「(連携は)和平合意には影響はない」と強調している。一方でDUPは連携について「(北アイルランドなど4地方で構成する)連合王国の団結が強まる」と説明。政権との関係を深めることで、シン・フェイン党などカトリック系住民が求める英国からの独立の動きを抑え込みたいという考えもあるようだ。

2203チバQ:2017/06/30(金) 22:28:55
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170701k0000m030051000c.html
<英下院>メイ首相の施政方針を承認 政治危機、当面は回避
19:56毎日新聞

 【ロンドン三沢耕平】英下院は6月29日、メイ首相が示していた新政権の施政方針に対する採決を行い、賛成323、反対309の賛成多数で承認した。8日の総選挙で与党保守党は単独過半数を確保できず、政権の先行きが危ぶまれていたが、議会の信任を得たことで当面の政治危機は回避された。

 保守党は改選前から12減の318議席となり、下院(650議席)は過半数に届く政党が存在しないハングパーラメント(宙づり国会)となっていた。

 メイ首相は6月26日、総選挙で10議席を獲得した北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP)と閣外協力で合意し、予算案や重要法案の採決での協力を取り付けた。施政方針の採決でもDUPの議員が賛成票を投じたことで、かろうじて承認を得た格好だ。

 閣外協力を巡っては、北アイルランド向けの予算を10億ポンド(約1400億円)拡大することでも合意。ウェールズやスコットランドの自治政府は「予算配分の不公平」を理由に反発を強めている。

 施政方針では欧州連合(EU)からの離脱を「最良の結果」に導くことを最優先課題とし、離脱を実行するために必要な国内法の整備を進めていく計画を明らかにした。EUとの離脱交渉は19日に始まっており、単一市場と関税同盟から撤退したうえで、新たに自由貿易協定の締結を目指す方針を示している。

 この離脱方針を巡っては与野党から見直しを迫る声が相次いでおり、施政方針の採決では、最大野党の労働党議員から単一市場に残ることを目指す内容の修正案が提出された。

 ただ、労働党は修正案の提出を党として認めておらず、幹部を含む50人近くが党の方針に造反して賛成。修正案は反対多数で否決されたが、EU離脱を巡る労働党の足並みの乱れも露呈した。

2204チバQ:2017/07/02(日) 21:26:51
http://www.sankei.com/world/news/170701/wor1707010050-n1.html
2017.7.1 21:28

コール元ドイツ首相、初の欧州葬 東西統一の偉業、各国首脳ら追悼
 【ベルリン=宮下日出男】6月16日に87歳で死去したドイツのヘルムート・コール元首相の追悼式が1日、フランス東部ストラスブールの欧州連合(EU)欧州議会で執り行われた。EUが主催する初の「欧州葬」で、参列者らは「偉大な欧州人」の偉業に思いをはせ、さらなる欧州の平和と繁栄を誓った。

 コール氏は東西ドイツ統一を実現したほか、単一通貨ユーロ導入など欧州統合の推進に大きく貢献。これまでに3人しかいないEUの「欧州名誉市民」の称号を与えられている。

 追悼式にはトゥスク大統領らEU首脳、メルケル独首相のほか、マクロン仏大統領、メイ英首相、クリントン元米大統領、ロシアのメドベージェフ首相ら各国から多くの現旧の首脳や政治家が参列。会場に備えられたコール氏の棺はEU旗で飾られた。

 EUのユンケル欧州委員長は演説で、ドイツ統一と欧州統合を「表裏一体」で進めたコール氏を「ドイツの愛国者であり、欧州の愛国者」と称賛。トゥスク氏は「前向きな欧州の歴史の英雄」とたたえ、一段の欧州の団結を呼びかけた。メドベージェフ氏は「統一された欧州、今の世界秩序の創造者だった」と評した。

 欧州葬の後、コール氏の棺はヘリで故郷の独南西部ルートウィヒスハーフェンに運ばれ、車で市街地を通過した上、船で南西部シュパイヤーに搬送。現地の大聖堂でミサが行われ、遺体が埋葬される。

2205チバQ:2017/07/04(火) 20:05:25
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017070400159&g=int
非常事態宣言、秋に終了=議員定数3分の1減-仏大統領


 【パリ時事】フランスのマクロン大統領は3日、国民議会(下院)と上院の合同会議で演説し、2015年11月のパリ同時テロを機に始まった非常事態宣言を「今秋に終了させ、民主主義に必要な国民の自由を取り戻す」と明言した。
 非常事態下では治安当局に強い権限が与えられるが、政府は6月下旬、平時でも非常事態下とほぼ同等のテロ対策を可能にする法案を閣議決定した。政府は新法案の議会審議のため、今月15日に期限が切れる現行の非常事態は11月まで延長し、それ以後は更新しない方針だ。
 一方、大統領は「議員を減らし、効率を高める」と述べ、上下両院の定数をそれぞれ3分の1ずつ減らす意向を表明。現在は小選挙区制で実施される下院選について、議席の一部を比例代表制で選ぶ考えも示した。大統領は次回選挙から実施したい意向だが、一部の議員は反発しており、調整は難航が予想される。


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