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欧州情勢・西洋事情

2196とはずがたり:2017/06/27(火) 14:39:21
>英総選挙は、同国の離脱方針決定で混乱していたEUが団結を取り戻すためのチャンスを与えたと筆者は評価している。
逆にフランスでのマクロン圧勝は次回のフランス国内の不満が左右両派に真っ二つに割れる事を意味している。文句ばっか云って働かないイメージのフランス経済が巧く行くイメージが全く掴めないからそれなりに暗澹たる気分である。。

2017年 06月 12日 12:10 JST
コラム:英総選挙、真の勝者は誰か=嶋津洋樹氏
http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-hiroki-shimazu-idJPKBN1910FV?rpc=122&sp=true
嶋津洋樹MCP シニアストラテジスト

[東京 10日] - 英国で8日に行われた総選挙(定数650議席)は、与党・保守党が圧勝との解散直後の予想を覆し、野党・労働党が善戦。保守党の獲得議席は318と、改選前の330議席はもちろん、過半数の326議席にも達しなかった。

保守党の敗因については、すでにいくつか分析が紹介されているが、選挙公約の発表後にムードが変わったことを踏まえると、その中身に問題があったと考えるのが自然だろう。確かに、富裕層高齢者に対する社会保障負担拡大や、過度の自由市場に対する制限などが有権者に嫌気されたとの指摘に違和感はない。それを巡る保守党内でのごたごたも、有権者の気持ちを離れさせてしまったのだろう。

もっとも、筆者は、メイ首相が英国の欧州連合(EU)からの離脱について、日に日に強硬姿勢を見せた挙句に、保守党の公約で、合意のないまま交渉を打ち切る可能性に触れた影響が大きいと考えている。というのも、そもそも昨年6月に行われた英国のEU離脱を巡る国民投票は、賛成が反対を僅差で上回るという結果だったからだ。

しかも、EU離脱が決まった後、賛成票を投じた有権者の中にさえ、後悔の念をにじませる人が少なくなかった。保守党の「合意のないままEU離脱交渉を打ち切る」という可能性の提示は、英国民の目に最悪の選択肢と映った可能性が高い。

<英国の期待を裏切った「頼みの2国」>

英国がEU離脱後に頼みにしようと期待していた2つの国との関係が相次いで微妙になったことも、国民の投票に影響した可能性がある。

その1カ国目は、メイ首相が最初の外遊先に選んだ米国。トランプ政権は現在、ロシアとの関係を巡る疑惑の渦中にあり、最初に取り組むと公約した医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案の成立はもちろん、税制改革やインフラ投資の議論もままならない状態にある。トランプ大統領が、ロンドン中心部で3日に起きた襲撃事件に関するカーン市長の発言に対し、批判的なツイートをしたことも両国の関係に冷や水を浴びせたと考えられる。

2カ国目は、メイ首相の前任者であるキャメロン首相(当時)の下、アジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加表明などを通じて関係を深めた中国だ。しかし、5月に中国が主催した「一帯一路」会議では、英国を含むEUが中国の求めた貿易に関する協定への支持を透明性や互恵主義の欠如を理由に拒否したことが報じられた。英国にとっては、インドが同会議への参加を拒否したことも影を落とした可能性がある。

つまり、英国は今回の総選挙で、EU離脱を巡る国民投票の際に見せた大英帝国への郷愁や独自性の模索という路線を修正したと考えられる。こうしたことは、英国のEU離脱を機にスコットランドの独立とEUへの加盟を目指して、国民投票の再実施を求めていたスコットランド民族党(SNP)が議席を56から35へ大幅に減少させたことからもうかがえる。SNPはロバートソン副党首やサモンド前党首も落選した。


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