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欧州情勢・西洋事情

2150チバQ:2017/06/13(火) 20:39:12
http://www.sankei.com/world/news/170612/wor1706120028-n1.html
2017.6.12 19:57
【仏総選挙】
「シロウト政党」大躍進 小池新党への教訓は 若手、女性起用は同じだが、大きな違いも…
 フランスでマクロン大統領の新党「共和国前進」が勝利を確実にした。昨年春に設立されたシロウト政治集団の躍進のカギは若者にある。保革二大政党で出番が無かった有能な若手を多数起用し、有権者から「変化」への期待を一身に集めることに成功した。

 前進の公認候補の平均年齢は46歳。現職平均の約60歳よりずっと若く、女性が半数を占める。一般公募で1万9千人から選抜され、元パイロット、女性闘牛士、数学者など顔ぶれは様々。「議員経験のない市民が半数を占める」という新鮮さが、既成政党に不満を持つ有権者に受けた。

 今月初めの世論調査で、投票の重要基準に「議員経験」をあげたのは8%だけ。マクロン氏が外交舞台でトランプ米大統領と渡り合い、「意外とやる」との印象を与えたことも支持拡大に結びついた。マクロン氏の支持率は現在60%だ。

 だが、新人候補をよく見ると、政治に全く無縁だったわけではない。

 パリの選挙区で社会党第1書記を落選に追い込んだデジタル担当相のムニール・マジュビ氏(33)は2007年、12年の大統領選で社会党陣営に参加。今春の大統領選ではマクロン陣営に加わり、インターネット戦略を担った。ほかにも社会党の若手組織メンバーや議員秘書、市長の政策顧問の出身者が目立つ。ルモンド紙によると、政治経験が皆無なのは候補者の3割程度。大政党で出世の順番待ちをしていた若手が新党結成に飛びついたのだ。

 フランスも日本と同様、党公認は現職優先。若手は地方議員や秘書として出馬の機会を待つしかない。マクロン氏自身、社会党政権の経済相だった時に「古色蒼然とした制度」だと不満を述べている。前進は若手に「救いの手を差し伸べた」(ロピニオン紙)。

 前進は一見すると、小池百合子都知事が率いる「都民ファーストの会」と似ている。若手、女性起用は同じだが、大きな違いがある。少子化対策に熱心なフランスは、人口の4分の1が20歳未満。都市部の若者がマクロン政権誕生の原動力となった。一方、若年人口の割合が低い日本では、「若さ」「世代交代」だけで有権者を動かせない。

 マクロン氏の手堅い閣僚人事も見逃すべきではない。30代を3人起用する一方、社会党の重鎮ルドリアン外相、中道政党の党首のバイル法相など重要閣僚に手練れを配置。既成政治を「壊す」だけではない姿勢は、有権者を安心させた。

 制度の違いもある。フランスで国民議会選を大統領選の直後に行う現制度は02年に始まった。大統領与党が議会選で敗退することによる「ねじれ」を防ぐのが狙いで事実上、新大統領への信任投票だ。仏国民は、若い大統領に変革を試すチャンスを与えた。(外信部編集委員 三井美奈)


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