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欧州情勢・西洋事情

2127チバQ:2017/06/11(日) 23:59:39
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706110025.html
【英総選挙】北アイルランド地域政党と閣外協力で大筋合意 メイ首相に党内外から批判 綱渡りの政権運営
18:59産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】英総選挙で過半数割れに追い込まれた与党保守党を率いるメイ首相は10日、北アイルランドの保守系地域政党、民主統一党(DUP)と重要法案などで連携する閣外協力で大筋合意した。保守党はDUPと合わせて過半数をわずかに上回ることになる。ただ、保守党内から選挙での「大敗」の責任を問う声が出始めているほか、最大野党の労働党も攻勢を強めている。メイ氏は、19日に予定される欧州連合(EU)との離脱交渉に入る構えだが、求心力が低下する中で薄氷の政権運営を迫られそうだ。

 首相官邸の報道官は10日、保守党がDUPから閣外協力を得ることで「EU離脱交渉を乗り切る安定性をもたらすことができる」と述べた。

 またDUPも、「国の安定のために前向きに話し合った。13日の議会招集までに正式合意できるよう詰めの協議を続けたい」とする声明を出した。

 DUPが内閣の一角を占める連立政権ではなく、重要法案や予算などでDUPと連携する保守党の少数与党政権となる。12日の閣議で詳細を議論し、来週中に新たな枠組みを最終決定する。

 8日の総選挙では、保守党の獲得議席が過半数(326)を下回る318となり、いずれの政党も過半数に達しないハングパーラメント(宙づり議会)となった。保守党は政権維持のため10議席を持つDUPに協力を求めていた。

 13日には下院が初招集され、19日には施政方針演説が行われる。DUPが施政方針演説の支持に回れば、メイ氏の続投が確実になる。

 メイ氏は10日、ドイツのメルケル首相と電話し、予定通りEU離脱の交渉を始めると伝達。離脱交渉は19日にも始まる見通しで、メイ氏はDUPとの調整を急ぐ意向だ。

 DUPは北アイルランドの英国統治継続を掲げるプロテスタント系政党。保守党と良好な関係を築き、法案や予算に賛成してきた。ただ、保守党と違い、人工中絶や同性婚に強く反対しているほか、EU離脱をめぐっても移民制限を優先し単一市場から撤退する「強硬離脱(ハードブレグジット)」を掲げる保守党に対して、EUとの自由な貿易の維持など比較的穏健な離脱を主張。両党は政策の違いも小さくない。

 メイ氏は今後、離脱交渉や重要法案を進める上で、DUPに配慮しなければならない。またカトリック系とプロテスタント系の住民の間で紛争の歴史を持つ北アイルランドで、プロテスタント系のDUPが政権に一定の影響力を持てば、2つの勢力のバランスが崩れ、和平に悪影響を及ぼすと指摘する声も出ている。

 また保守党内では「指導力欠如で大敗したメイ氏は進退を考えるべきだ」(スーブリー前中小ビジネス担当相)など続投に疑問を呈する声が上がっている。労働党のコービン党首も「信任を得られなかったメイ氏は辞任すべきだ」と批判を強めており、メイ氏は続投しても厳しい政権運営を迫られることになる。


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