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椿姫彩菜とセメンヤで考える、性について

742チバQ:2017/04/06(木) 12:26:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170405-00000131-mai-soci
<養育里親>男性カップルを大阪市が全国初認定

毎日新聞 4/5(水) 23:11配信

 虐待などにより親元で育てられない子供の養育里親について、大阪市が男性カップルを認定したことが5日、市への取材で分かった。厚生労働省は同性カップルの里親認定について「聞いたことがない」としており、全国初とみられる。

 大阪市によると、昨年12月、市内在住の30代と40代の男性を養育里親と認定した。市は、養育する子供については詳細を明らかにしていない。

 厚労省は里親委託に関するガイドラインを2011年に策定した。ガイドラインに基づき、各自治体で里親の認定について運用が進められている。

 自治体によっては、同性カップルを異性間の結婚に相当する関係と認める動きもあるが、里親については夫婦らを前提とし、性的マイノリティー(LGBT)の認定には消極的な意見もある。

 しかし、厚労省ガイドラインでは里親希望者の要件について、同性カップルかどうかは定めておらず、同省家庭福祉課は「ガイドライン上、同性カップルでも里親を希望することは可能」とする。実際に認定されたケースは把握していないという。

 同省によると、国内では現在、約4万5000人の子供が社会的養護のもとで生活している。大半は児童養護施設などで暮らし、里親に預けられているのは1割強にあたる約5000人にとどまっている。同性カップルの里親を望む声は以前から一部であった。

 大阪市では、里親希望者はこども相談センター(児童相談所)に申し込み、面接や制度の仕組み、心構えなどを理解する1週間程度の研修などを受ける。その後、有識者らの社会福祉審議会に諮問し、最終的には市長が認定する。里親には養育里親に加え、養子里親や親族里親、専門知識を生かして養育する専門里親がある。認定を受けた里親は、子供とのマッチングを行うことになる。今年1月現在、大阪市で登録されている里親は119世帯。【岡崎大輔、井川加菜美、畠山哲郎】

743チバQ:2017/05/07(日) 19:26:50
http://www.cnn.co.jp/world/35100362.html
夢さえ持てずに――北朝鮮における同性愛者の暮らしとは
2017.04.26 Wed posted at 17:40 JST
ソウル(CNN) 北朝鮮では「同性愛」という言葉も知らず、夢を持つことさえできない日々だった――。北朝鮮から韓国に亡命し、同性愛者であることを公にしている男性、チャン・ヨンジンさんに、CNNがこのほどインタビューした。
北朝鮮で生まれ育ったチャンさんは、37歳になるまで同性愛という言葉を聞いたことがなく、そういう概念があることも知らなかった。
平壌大学に通っていたころ、自分が周りと違うことに悩んで神経科医を訪ねた。しかし悩みを打ち明け始めた途端に医師がどなり出したため、診察室から逃げ帰ったという。
食料や衣類が足りなくてもがまんできた。だが夢を持てない生活には耐えられなかった。
結婚した後も妻を愛することができず、「1人の女性の人生を台無しにしている」という罪悪感に苦しんだ。
チャンさんの夢に一番近い存在は、幼なじみの男性だった。自分がこの友人に恋心を抱いていたことに、後になって気付いたという。大人になってもつき合いは続いた。2人が親しいことは互いの妻も知っていた。手をつないだり、同じベッドで眠ったりすることもあった。
友人が遊びに来て泊まった夜、チャンさんは妻とのベッドを抜け出し、友人の隣にもぐり込んだ。自分の胸は高鳴っているのに、友人は眠っている。それがこんなにつらいのはなぜだろう。
外へ出ると、頭上を飛ぶ野生のガンが見えた。「その時、私はさとったのです。出ていかなければならない、と」
1996年に中国との国境を越えた。そこから何とかして韓国へ渡ろうとしたが、うまくいかないまま1年以上が過ぎ、いったん北朝鮮に戻って南へ向かうという大胆な計画を立てる。
韓国との軍事境界線には地雷が仕掛けられ、無事に越えられた例は過去にほんの一握りしかない。
しかしチャンさんには兵役期間の10年間、境界線沿いに配置され、韓国軍の通信を解読する任務に就いていた経験があった。
北朝鮮にはチャンさんと同じような悩みを持つ人がたくさんいるという。軍の上級将校は結婚後に同じ問題で苦しんでいた。故郷の町には結婚せず、独身を貫いた男性がいた。「北朝鮮ではみんな異常者扱いされる」と、チャンさんは嘆く。
1998年、韓国へ入ってまもない頃に、病院で手に取った雑誌に同性愛についての記事があった。それを読んで突然明かりのスイッチが入ったように、自分がだれなのかが分かったという。「本当にうれしかった」「私は37歳になっていた。女性と暮らすことはできないから、一生一人で生きていくのだと思い込んでいた」と、チャンさんは振り返る。
ソウルでの生活は必ずしも順調だったわけではない。2004年には交際を始めた男性にだまされ、貯金を全部持ち逃げされて人間不信に陥った。家族は全員北朝鮮にいるし、韓国には友人もほとんどいない。
同性愛を公にしている北朝鮮からの亡命者は、チャンさん1人だけだ。亡命者が韓国での生活になじむのはただでさえ大変だが、チャンさんにとっては「2倍の苦労だ」という。
それでもチャンさんは前を向き続ける。「韓国では少なくとも夢を持つことが許される」と話し、人生は60歳から始まると夢を語る。「私もみんなと同じように生きて、愛し合って、世界中を旅することができる。そんな希望を持ち続けています」
チャンさんは北朝鮮での経験を基に自伝的小説を書いた。英訳版の「A Mark of Red Honor」は、今年中に出版される予定だ。

744チバQ:2017/05/07(日) 19:30:40
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASK574J5KK57UTIL009.html
「多様性学ぼう」 性的少数者のパレード、6千人が参加
14:41朝日新聞

 性的少数者への理解を進めるイベント「東京レインボープライド」のパレードが7日、東京都内であり、約6千人が渋谷駅前のスクランブル交差点など約3キロを歩いた。性の多様性を象徴する虹色の旗や横断幕を掲げ「同性婚を認めて」「多様性を学ぼう」などと訴えた。

 今年は、金融機関で働く社員たちや欧州各国の大使や家族など、過去最大の23のグループが出場した。初めて参加した元養護教諭の井上鈴佳さん(27)=大阪府在住=は、同性婚の法制化を求めて行進。「国から結婚の権利を認められれば、性的少数者の子どもたちが自分に自信を持って大きくなれると思う」と話した。

 女性に生まれ、男性として生きるトランスジェンダーの小松崎徹さん(19)は、髪を虹色に染め、「私は自分のままで十分だ」と英語で書かれたTシャツを着て歩いた。「LGBTについてもっと知ってもらうきっかけになれば」

 教育関係者らのグループでは、教員や学生らが「教科書にLGBTを」「理解ある先生になります」などと書いた小さな黒板を持って行進した。企画したのは、民間学童保育の責任者を務める横浜市の池田えり子さん(28)。高校時代、女性を好きになり「自分は普通ではない」と思い悩んだ。一人でも理解してくれる先生がいたら違っただろうな、と思う。「子どもたちに『そのままのあなたがすてきだよ。味方がそばにいるよ』というメッセージを伝えたい」と話した。(杉山麻里子)

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170507k0000e040184000c.html
<東京レインボープライド>虹色の性を 過去最大パレード
14:41毎日新聞

<東京レインボープライド>虹色の性を 過去最大パレード
同性愛や性同一性障害など性的少数者への理解を訴えてパレードする人たち=東京都渋谷区で2017年5月7日午後0時29分、長谷川直亮撮影
(毎日新聞)
 同性愛や性同一性障害など多様な性をアピールするパレードが7日、東京都渋谷区の代々木公園周辺で行われた。先月29日から始まった国内最大級の啓発行事「東京レインボープライド2017」のメインイベントで、参加者は過去最多の約6000人。性の多様性を示すレインボー(虹)の旗を持ち、音楽に合わせて歌ったり、プラカードを掲げたりしながら約3キロを行進した。

 「東京レインボープライド」は12年に始まり、今回で6回目。パレードは国籍や年齢、自分の性や好きになる相手の性などに関係なく、誰でも参加できる。「自分らしくいられる未来を」「同性婚法制化」などそれぞれテーマを掲げた23のフロート(山車)が登場し、参加者は自分に合ったテーマのフロートを選んで歩いた。【中嶋真希】

745チバQ:2017/05/07(日) 19:32:05
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASK575S9NK57UTFK006.html
LGBT法案「世の中と永田町に相当差」 民進・細野氏
18:58朝日新聞

LGBT法案「世の中と永田町に相当差」 民進・細野氏
「東京レインボープライド2017」のパレード出発前に記念撮影する国会議員や地方議員ら。左から3番目が民進党の細野豪志衆院議員=7日午前、東京・渋谷の代々木公園、二階堂友紀撮影
(朝日新聞)
■細野豪志・「LGBTに関する課題を考える議員連盟」顧問(民進党衆院議員)

 (性的少数者に関して自民党が検討している)理解増進法案については、ちょっと理解できない。なぜ、(民進党など野党4党が国会提出済みの)差別解消法案ではダメなのかと。

 ただ、(性的指向と性自認に関する基本法が)ないよりは良いという部分もあるから、半歩でも前進なら賛成する可能性はある。しかし、自民党として決定し、法案の形にしてくれなければ、交渉のしようがない。どんなふうに折衷案をつくるか、どこまで認めるかという議論ができない。

 世の中の機運と、永田町の温度には、まだ相当差がある。このまま停滞していると、すぐ(東京五輪・パラリンピックの)2020年がきてしまう。(7日、「東京レインボープライド2017」のパレード出発前に、朝日新聞の取材に)

https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASK575QNXK57UTFK005.html
「世界の先端でLGBT『理解増進』を」 自民・宮川氏
19:17朝日新聞

「世界の先端でLGBT『理解増進』を」 自民・宮川氏
「東京レインボープライド2017」のパレードには、自民党の宮川典子衆院議員(手前右から2番目)、民進党の辻元清美衆院議員(手前左から2番目)ら国会議員も参加した=7日午後、東京都渋谷区、二階堂友紀撮影
(朝日新聞)
■宮川典子・「自民党性的指向・性自認に関する特命委員会」事務局長

 (自民党がなぜ、性的少数者に関して「差別解消法案」ではなく「理解増進法案」をめざしているかというと)全く意図しない差別を、理解していないがゆえにやってしまうことがある。いきなり差別だからダメだと言うと、真の理解にならない。差別解消法以前に、LGBT(性的少数者)が自分の隣人として存在していると分からなければ、差別はなくならない。世界的にみても、同性婚やパートナーシップを導入しても、いじめなどの問題はなくなっていない。世界の先端で「理解増進」をやりたい。

 (法案提出、成立に向けて)まずは党内の一致をみることが重要だ。同時に、野党にもこちらから働きかけなければならない。今年1年かけて党内の素地をつくり、来年には与野党一致で成立させたい。(7日、「東京レインボープライド2017」のパレード出発前に、朝日新聞の取材に)

746チバQ:2017/05/08(月) 06:08:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170505-00000014-jij_afp-int
女性器切除の是非、インドネシアで論争加熱
AFP=時事 5/5(金) 12:08配信

女性器切除の是非、インドネシアで論争加熱
施術を前に使用する道具を見せる民間療法士。インドネシア・ゴロンタロ州で(2017年2月20日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】インドネシア・ゴロンタロ(Gorontalo)州に住む1歳6か月のサルサ・ジャファルちゃんは、リボンの付いたキラキラ光る金色のティアラと光沢のある紫のドレスを着てこの「特別な日」を迎えた──割礼を受ける日だ。

【関連写真】施術を受け大声で泣くサルサちゃん

 この日の儀式のため、質素な家には親戚一同が集まった。地元の民間療法士がサルサちゃんに白いシーツをかぶせ、女性器の包皮から皮膚片を小さく切り取ると、家の中には大きな泣き声が響き渡った。

 陰核の包皮のごく一部を切り取ると、療法士はナイフをレモンに突き刺した。割礼が終わった合図だ。これで晴れてサルサちゃんはイスラム教徒になったことになる。小さな皮膚片を見て療法士は、ニンニクの皮のようだとつぶやいた。

 AFPの取材に応じた父親のアルジュン・ジャファルさん(23)は、2月に行われた儀式について、「娘が泣き叫ぶのを見ているのはつらかった。でも、これは習わしだから」と語った。

 イスラム教徒人口が世界で最も多いインドネシアでは、女性器切除(FGM、女子割礼)は何世代にもわたって続けられてきた。この慣習をめぐっては、現在においても大人になるための通過儀礼と広く考えられている。

 国連(UN)はFGMを非難している。インドネシア政府も一度は禁止を試みた。しかし、宗教団体からの反対や、一般社会にひろく普及している事実から、いまだ廃止には至っていない。

 インドネシア国内でFGMが最も一般的に行われているのは、中部スラウェシ(Sulawesi)島の保守的な一部地域。ここでの割礼は通常、入念に準備された儀式と祝典を伴う。

 政府の調査によると、ゴロンタロ州の場合、11歳以下の女児の推定80%以上がFGMを受けているという。インドネシア全体では同50%となっており、その数字が突出していることが分かる。

 FGMをめぐっては、女児に苦痛を与えるものとして、国内外で反対の声が高まっている。しかし、貧しいコメ農家が多いゴロンタロ州ではこれを義務とみなす向きがある。

■「FGM受けないと、ふしだらに」
 数年前に死去した母親の跡を継いだという女性民間療法士のハディージャ・イブラヒムさんは、FGMを受けない女児には「精神疾患や障害」のリスクがあると主張する。この地域の民間療法士らは、FGMを受けないとふしだらな女性に育つと口をそろえ、またFGMを受けていないイスラム教徒女性の祈りは神に聞き届けられないという言い伝えも広く信じられている。

 FGMの習慣があるのはインドネシアの地方部に限った話ではない。首都ジャカルタ(Jakarta)でもイスラム教徒の家庭では一般的にみられる。医師が陰核の包皮を針で刺すといった、少し温和な方法が採られている点以外、基本的に違いはない。

■国内最大のイスラム教団体は今も支持

 政府は、文化的そして宗教的な配慮から、FGMそのものを完全に禁止するとしていた方針を転換し、リスクを一掃した上で安全な施術を確保する道を探ってきた。

 当局は、国内で最もよく行われているFGMについて、包皮に針を刺すだけで女性器を切除しているわけではないとしながら、これらの一般的な方法は、FGMには該当しないと主張している。

 主にアフリカや中東諸国では陰核を完全に切除するケースもあり、それに比べるとインドネシアのFGMは一般的にはそこまで残酷なものではない。だが国連は、FGMを「女性器を医療以外の目的で傷つける」行為と位置づけ、不妊症や出産時の合併症などを引き起こす恐れがあるとし、インドネシア政府の姿勢に異議を唱えている。

 近年、インドネシア国内でも、人権活動家やイスラム教の主要団体が、女性の人権を侵害しているとしてFGMに反対の声を上げ、論争が過熱している。国内2位の規模を持つイスラム教団体は信者らに対してFGMに行う動きに加わらないよう呼び掛けている。だがその一方で、国内最大の団体は今なおFGMを支持する姿勢を崩していない。

 女性への暴力に関する政府支援の全国委員会に所属するコリラ・アリ(Khorirah Ali)氏は、「私が信仰するイスラム教には、女性器切除を認める一節はどこにもない。コーランにも書かれていない」と述べ、この宗教的習慣を非難した。【翻訳編集】 AFPBB News

747チバQ:2017/05/08(月) 06:09:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170505-00000036-jij_afp-int
公文書の性別欄に「中性」認めず、仏最高裁
AFP=時事 5/5(金) 18:29配信

公文書の性別欄に「中性」認めず、仏最高裁
仏パリの破棄院の入り口の彫刻(2017年3月21日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】フランスの最高裁に相当する破棄院は4日、両性の特徴を持って生まれたインターセックスの人の身分を証明する公文書に、男性でも女性でもなく中性と記載することは認められないとの判断を下した。

【写真】「私はインターセックス」 有名モデルが公表

 この裁判は、心理療法士のガエタン(Gaetan)さん(仮名、65)が「男性」と記されている自分の公的文書の性別記載を「中性」に変更するよう求めたもの。出生地トゥール(Tours)の地方裁判所は2015年、ガエタンさんの訴えを認める判決を下したが、二審に当たる控訴院は昨年、一審判決を覆していた。

 インターセックスの人々は、染色体や性器などの身体的特徴から男性か女性かの判別が明確につかない。原告側代理人のベルトラン・ペリエ(Bertrand Perier)弁護士は、ガエタンさんについて「男性でも女性でもない」と説明する。「彼ら(インターセックスの人)は、自分のことを男性だとも女性だとも思っていない。男性か女性かを選ぶこともできないし、選びたいとも思っていない」

 しかし破棄院は、フランスの法律の下では中性という性別は認められないと判断。もし男女以外の性別を司法が認めれば、おびただしい数の法律を改正する必要が生じ、「フランスの法の支配に深刻な影響」が及ぶと述べた。

 仏東部に住むガエタンさんは女性と結婚しているが、「朝や夜に鏡に映った自分の裸を見ると、男性の世界にも女性の世界にも属していないと分かる」と最高裁での審理を前にAFPの取材に語っていた。

 一方、4日の判決文はガエタンさんについて「第三者から見た外見や振る舞いは男性だ」との見方を示した。

 国連(UN)によると、世界人口の0.05〜1.7%はインターセックスだという。米国では、最大都市で最もリベラルな街の一つであるニューヨーク(New York)が昨年、全米に先駆けて「インターセックス」と明記した出生証明書を発行している。 【翻訳編集】 AFPBB News

748チバQ:2017/05/12(金) 11:40:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170512-01821912-nksports-ent

「同性婚」一ノ瀬文香と杉森茜、破局していた

日刊スポーツ 5/12(金) 5:01配信
















「同性婚」一ノ瀬文香と杉森茜、破局していた


14年12月、結婚報告会見で笑顔を見せる一ノ瀬文香(左)と杉森茜


 14年12月に「同性婚」を発表し、翌15年4月に挙式したタレント一ノ瀬文香(36)とダンサー杉森茜(30)が破局していたことが11日、分かった。2人は、婚姻届は都内の区役所で不受理となったが、事実上の結婚生活を送ってきた。

【写真】妖艶なポールダンスを披露する一ノ瀬文香

 昨年2月、一ノ瀬が発表した自伝本「ビアン婚〜私が女性と結婚式を挙げるまで」の内容を巡って関係がぎくしゃくするようになり、同7月ごろに同居生活を解消していた。

749とはずがたり:2017/05/16(火) 13:16:13

2015/11/25 21:58
男と信じて婚約したら女性だった 偽ったと賠償命令
https://www.kobe-np.co.jp/news/backnumber/201311/0008697455.shtml

 男性と信じ婚約した相手は女性だった‐。同性であることを黙って交際したとして、40代女性=神戸市=が元婚約者の40代女性=同=に対し慰謝料300万円を求めた訴訟の判決が25日、神戸地裁であった。武宮英子裁判官は「性別を偽った不法行為が認定できる」として被告に200万円の支払いを命じた。

 判決によると、被告の女性は男性名を名乗り、外見も男性のように振る舞っていた。2005年10月に2人が知りあった当初から、原告は被告を男性と信じ込み、被告から告白を受けて08年8月に交際が始まった。

 2人は間もなく同居。09年4月には旅行先の韓国で被告がプロポーズし、原告が了承した。原告が「パスポートを見せてほしい」と迫ったこともあったが、「後で」と言われ確認できなかったという。11年5月にけんかから婚約関係を解消。原告は翌日、知人から被告が女性であることを知らされた。

 被告側は「女性であることは知っていたはず」と主張したが、判決は「客観的裏付けがない」と退けた。

750名無しさん:2017/05/21(日) 16:22:45
■米AP通信が新ルール 「he」「she」が嫌な人に

「he」(彼)とも「she」(彼女)とも呼ばれたくない人を指す時に「they」を三人称単数で使うことを認める。
米国のAP通信が、配信記事の英文表記にこんな新ルールを加えた。
性別で分けられたくない、自分は男でも女でもない、と感じる性的少数者(LGBTなど)に配慮した対応だが、この単数they、日本語でどう訳す?

https://mainichi.jp/articles/20170519/k00/00m/040/025000c

751とはずがたり:2017/05/21(日) 19:19:53
転載します。

LGBT
theyの三人称単数OK 性的少数者に配慮
https://mainichi.jp/articles/20170519/k00/00m/040/025000c
毎日新聞2017年5月18日 18時09分(最終更新 5月18日 20時51分)

 「he」(彼)とも「she」(彼女)とも呼ばれたくない人を指す時に「they」を三人称単数で使うことを認める--。米国のAP通信が、配信記事の英文表記にこんな新ルールを加えた。性別で分けられたくない、自分は男でも女でもない、と感じる性的少数者(LGBTなど)に配慮した対応だが、この単数they、日本語でどう訳す?【中村かさね】

 AP通信は自社の英文表記の基準をまとめたスタイルブックを毎年発行し、多くの作家やジャーナリストが利用する。新ルールは今月末に発行される2017年度版に追加される。

 theyは、日本の英語教育で最初に習う三人称複数の人称代名詞だ。性の区別はなく、文脈で「彼ら」「彼女たち」と訳す。

 AP通信によると17年度版の同書では性的少数者を表す際にはheやsheではなく名前や職業を用い、他に言い換えられない時のみtheyを使うとする。続くbe動詞は三人称複数と同じ「they are」とし、文脈で誤解のないようにする。

 単数theyは15年に米有力紙ワシントン・ポストが採用し、米国流行語大賞に選ばれた。だが、全世界に記事を配信するAP通信が採用する影響は大きい。

     ◇

 「やっとメディアが認めた。少しずつ定着するだろう」。性的少数者の問題に詳しい一橋大のソニア・デール専任講師は評価する。「単数theyは研究者や当事者の間で10年ほど前から使われていたが、be動詞を『they is』とする論文もあり、使い方はまちまちでした」

 体は女性、心は男性という自身の性同一性障害(GID)を自伝「ダブルハッピネス」(講談社)で公表した杉山文野さん(35)も歓迎する。「言葉に決めつけられ、イメージに当てはめられる窮屈さを常に感じていた。選択肢が増えるのはよいこと」。自伝出版後に「GIDの杉山さん」と言われ続け、息苦しくなって海外を放浪。「息苦しいのは日本だけと思ったら世界中でミスかミスターか、マドモアゼルかムッシュかと問われた」と振り返る。

 一方、女性装を始めて3年以上になる東京大東洋文化研究所の安冨歩教授は「新たな代名詞でLGBTを特別な存在と宣伝するのは苦肉の策だろうが、よいとは思えない」と懐疑的だ。

     ◇

 単数theyを日本語にどう置き換えるか。

 「heやsheの訳語『彼/彼女』は、明治以降に欧米文を翻訳する中で定着した」と、日本語学者の岡崎友子・東洋大教授は指摘する。もともと遠くの物や人を指す「かれ/かの」という古語(現代語の「あれ/あの」に相当)を再利用した訳語で、「彼女」は「かの・おんな」が変化したものだという。

 古語「かれ/かの」には男女の区別がなく、森鴎外も小説「舞姫」でヒロインのエリスを「彼」と表記した。岡崎さんは「現代でも『あの人』『その人』『この人』とすれば、男女の区別なく特定の人物を指せます」と話す。

 AP通信の新ルールについて、海外の通信社電を扱う毎日新聞外信部は「ルールの趣旨を踏まえ、性的少数者については男女の別を明示する代名詞を避け、名前や肩書を用いるなど柔軟な日本語訳を心がけていく」としている。

752チバQ:2017/05/26(金) 02:10:00
3205: チバQ :2017/05/24(水) 23:52:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170524-00000039-jij_afp-int
台湾、最高司法機関が同性婚を支持する判断 合法化へ道
AFP=時事 5/24(水) 18:02配信

台湾、最高司法機関が同性婚を支持する判断 合法化へ道
台湾・台北にある議会そばで、大法官会議が同性婚支持の判断を下したことを喜ぶ同性愛擁護の活動家ら(2017年5月24日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新、写真追加)台湾の最高司法機関、大法官会議は24日、同性婚を支持する判断を下し、アジア初となる同性婚合法化に道を開いた。

 婚姻は男女間のみに認められるとする現在の民法規定について、大法官会議は憲法が保証した結婚の自由と市民の平等に違反しているとして、違憲であるとの見解を示した。

 もし議会が2年以内に民法改正を行わなかったとしても、大法官会議によれば、今回の判断に基づき同性カップルは結婚届を受理され得るとしている。

 大法官会議は同性婚を容認することとなる今回の判断について、社会の安定に寄与し、「人間の尊厳」を保護するものとなると述べた。

 今回の判断には14人の大法官のうち10人の賛成が必要とされていたが、反対に回ったのはわずか2人だったという。【翻訳編集】 AFPBB News

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170524-35101697-cnn-int
台湾、「結婚は男女間」の民法に違憲判断 同性婚に道開く
CNN.co.jp 5/24(水) 20:50配信

(CNN) 台湾の司法院大法官会議(憲法裁判所に相当)は24日、結婚を男女間に限定している現行法を違憲とする判断を下した。同性同士の結婚がアジアで初めて合法化される可能性がある。

大法官会議は台湾の立法院(国会に相当)に対し、2年以内に民法を改正するか、新たな法律を施行するよう命じた。

台湾には大規模な同性愛者のコミュニティーがあり、性的少数者(LGBT)への理解や連帯を呼び掛ける「プライド・パレード」の規模もアジア最大。しかし同性婚をめぐる意見は真っ二つに分かれ、賛成派と反対派がそれぞれ数千人規模のデモを繰り広げてきた。

大法官会議には2015年、同性愛者の権利を主張してきた活動家と、同性カップル3組から結婚手続きが拒否されたとして訴えられた台北市当局が、それぞれ民法の合憲性についての判断を求めていた。

立法院では同性婚の合法化をめぐる議論が停滞していたが、昨年5月に台湾初の女性総統として就任した蔡英文(ツァイインウェン)氏は、かねてから同性婚への支持を表明している。

アジアには韓国やインドネシアなど、同性愛者への締め付けを強めている国が多い。日本でも、最近になって同性カップルを夫婦と同等に扱うようになった一部自治体を除けば同性婚は認められず、法令による差別からの保護も十分でない。

3206: チバQ :2017/05/24(水) 23:58:42
http://www.sankei.com/world/news/170524/wor1705240062-n1.html
2017.5.24 20:49

台湾、同性婚禁止は「違憲」 アジア初の容認に向け蔡政権後押し
【台北=田中靖人】台湾の憲法裁判所に相当する司法院大法官会議は24日、同性婚を認めない現行の民法の規定は違憲だとする憲法解釈を公表、2年以内の法改正を命じた。実現すればアジア初の同性婚容認となる。蔡英文政権は同性婚の法制化を目指しており、憲法解釈はこれを後押しする形となった。

 大法官解釈は、現行民法は「婚姻の自由と人民の平等を定めた憲法に違反する」と指摘。同性婚を認めても「異性婚が築いた社会秩序は変化しない」とした。さらに、法改正が2年以内に終わらない場合、証人がいれば婚姻の登記ができるともした。

 蔡総統は昨年5月の就任前から同性婚支持を表明。立法院(国会に相当)の司法制度委員会は昨年末、与野党の立法委員(国会議員)が提案した複数の民法改正案を修正して通過させ、各党代表者協議に対応を委ねた。ただ、法案をめぐり賛成派、反対派の双方がデモを行うなど対立が深刻化。蔡氏は今年2月、双方の代表から意見を聞いたが溝は埋まらず、法案審議は止まっていた。

 解釈を受け、同性婚の推進団体は「アジアだけでなく世界にとり歴史的な一瞬だ」と歓迎。法案を推進していた与党、民主進歩党の立法委員は「審議に2年はかけない」と早期成立に意欲を示した。

 一方、総統府の呉●燮秘書長(官房長官)は、行政院(内閣)に新たな法案を提出するよう要請したと発表。今後、議員立法との整合性が論争になる可能性もある。

 大法官会議は台湾唯一の違憲審査機関で、主に法曹界出身で総統が指名する大法官15人で構成。決定には3分の2以上の同意が必要で、現在の構成は馬英九前総統が指名した8人と蔡氏が指名した7人。今回の解釈には、1人が棄権、2人が反対意見を付けた。

●=刊の干を金に

753チバQ:2017/05/26(金) 02:12:30
>>709全文
http://www.sankei.com/smp/west/news/160520/wst1605200002-s1.html
ジェンダー・フリーと一緒にするな! 保守政治家・稲田朋美氏が先陣、LGBT支援の真意
関西の議論2016.5.20 09:00
 自民党がレズビアンやゲイなどの性的少数者(LGBT)に関する問題を検討する特命委員会を開き、LGBTへの理解促進のための基本的な考え方を定めた。近く議員立法として関連法案を国会に提出する方針だ。LGBTをめぐっては、一部の自治体で同性カップルがパートナーシップを宣誓した際に受領証を交付するなどの支援策が進んでいる。家族制度の崩壊を念頭に「同性婚にもつながりかねない」と保守層からの懸念が強い中での自民の方針決定。しかも、安倍晋三首相が「初の女性首相候補」として目をかけ、わが国の伝統を重視する保守政治家で知られる稲田朋美政調会長がこの動きの中心にいたことに、驚きをもって受け止めた人もいるかもしれない。「真意」はどこにあるのか。

性に寛容な伝統・文化

 11日、自民党の「性的指向・性自認に関する特命委員会」の委員長を務める古屋圭司元拉致問題担当相らは、菅義偉官房長官にLGBTへの差別解消に向けた提言書を手渡し、菅氏は「しっかり対応する」と応じた。提言書は4月末、特命委がまとめていたものだった。

 「人権的課題を解決する方法としてみんなの認識を変えなければいけない。『LGBTだ』と言わなくても生きていける社会を目指そう、というものだ」

 自民の「考え方」をこう解説するのは、神戸市で約15年間、LGBTへの支援活動を続けるNGO「BASE KOBE」の繁内幸治代表(55)。特命委にアドバイザーとして参加したという。

 特命委が定めた基本計画「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方」はまず、わが国が歴史的に性について寛容だったという歴史的経緯をひもといている。

 「わが国では中世より、性的指向・性自認の多様なあり方について必ずしも厳格ではなく、むしろ寛容であったといわれる。歌舞伎の女形など性別に固定されないあり方を楽しむ文化が伝統芸能の中に脈々と息づいている」

 特命委は、男女が入れ替わる平安時代後期の物語「とりかへばや物語」も一例に挙げた上で、次のように課題を指摘した。

 一定の要件を満たせば性別変更の審判を受けられることを定めた「性同一性障害特例法」が制定されるなどの近年の取り組みはあるものの、「いまだにいじめや差別などの対象にされやすい」と。

「カムアウトする必要のない社会」

 文部科学省は一昨年、初めて性同一性障害についての調査を実施。その結果、全国の小中学校と高校で、性別への違和感などを学校に相談していた児童・生徒は606人だった。

 児童・生徒の状況については「周囲も受け入れ、問題なく生活している」との回答がある一方、「不登校状態となり、保健室に通うことが多い」「気持ちの浮き沈みがあり、自傷行為をしている」との記述もあったという。

 こうした状況を受け、今年2月、自民党の稲田政調会長の指示で特命委が立ち上がった。稲田氏は昨年9月、米国ワシントンのシンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)で行った講演でこう述べている。

 「すべての人を平等に尊重し、自分の生き方を決めることができる社会をつくることに取り組みます。個人は生まれつきさまざまな特徴を備えています。そのことを理由としてその人が社会的不利益や差別を受けることがあってはなりません。保守政治家と位置づけられる私ですが、LGBTへの偏見をなくす政策をとるべきと考えています」

754チバQ:2017/05/26(金) 02:13:03
 稲田氏にLGBT支援を働きかけ、きっかけをつくった一人が、兵庫県宝塚市の大河内茂太市議(45)=自民党=だった。大河内氏は昨年6月の市議会で、市が検討していたLGBT支援をめぐって「『同性愛者が集まり、HIV感染の中心になったらどうするんだ』という議論も市民から起こる」と発言。誤解を招きかねないとの批判を受けて発言を撤回した後、繁内代表からLGBTの現状や課題を学び直し、今年1月に稲田氏に対策の必要性を直接訴えた。

 その流れを受けて自民党の特命委も「考え方」の中で「保守政党たるわが党が果たすべき役割は大きい」とうたいあげ、「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会」「当事者が抱える困難の解消」を目標に設定。目指すべきものとして「カムアウトできる社会ではなく、カムアウトする必要のない社会」を掲げた。

 どういう意味か。

 繁内代表は「大多数の当事者は人権問題だととらえているものの、オープンな問題になることを望んでいない」と解説する。

 繁内代表によると、LGBTなどの問題を抱えている当事者は人口の3〜5%だ。同性カップルを結婚に相当する関係と認める全国初の「パートナーシップ証明書」を昨年4月から発行している東京都渋谷区の場合、この1年間で申請に訪れたのはカップルは8組。より手軽な宣誓の受領証交付を昨年11月に始めた同世田谷区は約半年で28組(4月28日現在)だった。

保育園、小学校から教育?

 LGBTをめぐっては、「同性愛を助長し、子供に間違った価値観を与える」という危惧や「婚姻を定めた憲法24条に違反する」という意見が根強い。念頭にあるのは、「同性パートナーを認めると現在の家族制度や結婚制度が崩壊してしまう」という考えだ。

 こうした意見を踏まえてか、特命委は今回打ち出した「考え方」について「性差そのものを否定する『ジェンダー・フリー』論とはまったく異なる」と位置づけ、「保守」としての支援のあり方を模索する姿勢を示した。

 また、一部自治体で導入されている「パートナーシップ制度」については、「国民の理解の増進が前提で、是非を含めた慎重な検討が必要」と言及。支援という美名のもと、何事も無批判に進めるわけではないとの立場を示した。

 そこには、東京都渋谷区が条例で同性間のパートナーシップを「男女の婚姻関係と異ならない程度の実質を備える」と定義した問題などに対する懸念も、透けてみえる。

 6月1日にパートナーシップ宣誓の受領証交付が始められる宝塚市。今年度予算で、電話相談窓口の開設や、啓発のための絵本や図書を市立幼稚園や保育園、市立小中学校などに設置することを盛り込んだ。

 「パートナー証明の受領証や幼少期からの教育という形でまず一歩を踏み出し、LGBTを尊重することを意思表明し、当事者に寄り添いたい」と市の担当者は狙いを語るが、「保育園や幼稚園からの教育というのは時期尚早だ」と疑義を呈する声も根強い。

 実際、市のこうした施策について、今年4月下旬までに市内外から寄せられた意見は2560件。内訳は賛成は13件、反対が2547件だったという。

「手段と目的が逆転」

 「政府や地方自治体はLGBTへの理解促進に向け取り組む責務がある」

 特命委は「考え方」にこう明示した上で、政府に対して環境の改善や社会的支援の充実に向けて要望する33項目もまとめた。社会的支援や人権啓発にとどまらず、教育現場でいじめや差別を許さない生徒指導を求め、職場でのハラスメント防止、採用での不当な取り扱い防止を記載。災害避難所での対応や、不動産賃貸の際の配慮を求めることにまで及んでいる。ジェンダー・フリーを志向するのでなく、現行法制度の中で理解を深めていくものだ。

 繁内代表は、まだ扶養や相続といった課題は残るものの「現状の多くの課題はこれで解消されるはず」と一定の評価を与える。

 繁内代表によると、異性間での婚姻制度と同等になりたいという人たちが現れ、その実現に向けて「同性婚」制度を求め、それに野党の人権運動が連動したという。

 「(同性婚制度は)課題解決のための究極の目標であり、現時点の日本国内の状況を勘案すれば、現実的ではない。むしろ、同性婚という高すぎる要求を掲げれば、できることもできなくなるのではないか」。繁内代表はLGBTを取り巻く課題の解決へ、本当に大切なものを見失わないようにしてほしいと訴える。

 「手段と目的が逆転していないか、本当に当事者のためのものなのかを考え、時間をかけてでも日本流の解決策を目指してほしい」

755チバQ:2017/05/26(金) 02:24:22

3213 :チバQ :2017/05/26(金) 02:22:17
https://www.cnn.co.jp/world/35101348.html
同性愛で有罪、男性2人に公開むち打ちの判決 インドネシア
2017.05.18 Thu posted at 10:49 JST
(CNN) インドネシアの中でも保守性の強いアチェ州で17日、イスラム法(シャリア)裁判所が同性愛の男性2人に対し、公開むち打ち85回の刑を言い渡した。
むち打ち刑を言い渡されたのは、同州の州都バンダアチェに住む20歳と23歳の男性。同地のイスラム法執行当局によると、3月に地元の自警団によって逮捕され、同州のイスラム法に違反したとして有罪を言い渡された。
裁判官は判決の中で、「被告人は同性愛行為で有罪が立証された」「正当化できる根拠も、許すべき根拠も見つからなかった」と述べ、刑罰を言い渡した。
公開むち打ち刑は、バンダアチェ市内のモスク(イスラム教礼拝所)で執行される予定だという。
人権団体によると、近所の住民らがアパートの1室に踏み込んで、2人が裸でいたところを携帯電話のカメラで撮影。この映像が地元メディアを通じて広まった。
LGBT活動家や人権団体は今回の判決を強く非難している。ヒューマン・ライツ・ウォッチは先週の時点で、「この2人の若者は、ただ自分たちの人生を生き、プライバシーが尊重されることを望んでいたにすぎない」と指摘し、ジョコ大統領は2人を赦免すべきだと訴えていた。
インドネシアはイスラム教徒が多数を占める国の中でも比較的穏健な国として知られ、他の州では同性愛が罪に問われることはない。しかし専門家によれば、同国は保守性を強めつつあり、首都ジャカルタでは大規模な反LGBTデモも展開されていた。

http://www.sankei.com/world/news/170523/wor1705230067-n1.html
2017.5.23 21:20

ゲイカップルにむち打ちの刑83回 インドネシア・アチェ州


プッシュ通知
報道陣のカメラの砲列が並ぶ中、公開でむち打ちの刑を執行されるゲイの男性=23日、バンダアチェ(AP)
報道陣のカメラの砲列が並ぶ中、公開でむち打ちの刑を執行されるゲイの男性=23日、バンダアチェ(AP)

 インドネシアで唯一、イスラム法(シャリア)が施行されているアチェ州の州都バンダアチェで23日、性的な関係を持ったとして、20代のゲイのカップルに対し、公開でむち打ちの刑が執行された。

 モスク(イスラム教礼拝所)前に設置された台の上で、数千人が見守る中、2人はそれぞれ83回むち打ちされた。裁判所は85回のむち打ちを言い渡したが、2カ月間拘束されていたことを考慮し、83回に減刑された。

 インドネシアは性に厳格とされるイスラム教徒の人口が世界最多。ジャカルタでは21日、ゲイパーティーを主催したなどとして、10人を逮捕し、パーティーに参加していた外国人数人を含む約130人を拘束するなど、警察は同性愛者への取り締まりを続けている。(共同)


3214 :チバQ :2017/05/26(金) 02:22:55
http://www.afpbb.com/articles/-/3129452
韓国軍、同性同士の性行為で兵士に禁錮6月
2017年05月24日 20:11 発信地:ソウル/韓国

韓国軍、同性同士の性行為で兵士に禁錮6月 韓国・ソウルで、「ゲイ・プライド・パレード」に抗議する同性愛反対派の宗教団体のメンバー(2016年6月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/Ed Jones
【5月24日 AFP】韓国の軍事裁判所は24日、同性の兵士と性交渉した大尉に対し、禁錮6月、執行猶予1年の有罪判決を言い渡した。人権団体などからは、同国軍が軍内部の同性愛者に対して厳しい取り締まりを行っているとして非難の声が上がっている。

 韓国軍は、大尉が同性愛行為を禁止した軍法条項に違反したため有罪判決を受けたと述べ、引き続き「法にのっとって風紀を乱す行為に対処していく」と付け加えた。この大尉の名前は公表されていない。

 韓国では一般市民による同性愛行為は犯罪にはならないが、保守的で家父長的な社会が残っており、同性婚は認められていない。

 人権団体によると、同様の行為により少なくとも32人の兵士が処罰を受ける可能性があるという。

 非政府組織(NGO)「軍人権センター(Military Human Rights Centre)」は先月、韓国軍がデートアプリに偽アカウントを作って利用している兵士を探し出し、同性愛を嫌悪するような取り調べを行っているとして非難していた。(c)AFP

756チバQ:2017/05/26(金) 02:24:36

3215 :チバQ :2017/05/26(金) 02:23:24
https://www.cnn.co.jp/world/35101587.html
ゲイパーティー摘発、男性141人を拘束 ジャカルタ
2017.05.23 Tue posted at 13:34 JST
(CNN) インドネシアの首都ジャカルタで21日、同性愛者らが参加していたパーティーが警察に摘発され、男性141人が拘束された。
ジャカルタ警察の報道官によると、パーティーはジャカルタ北部にあるジム、サウナ施設を会場に、1人18万5000ルピア(約1500円)の参加費を集めて開催されていた。
警察は現場から押収されたコンドームや監視カメラの映像、マットレスなどから、性行為を目的とするパーティーだったと判断し、ポルノ法違反で10人を起訴。残りの参加者らについても一人ひとり調べを進めているという。
インドネシアでは厳格なイスラム法が適用されるアチェ州を除き、同性愛行為が禁止されてはいない。ジャカルタは連邦政府直轄の特別州だ。
しかし人権活動家らによれば、性的少数者(LGBT)への締め付けは国内全体で次第に強まっている。
アチェ州では先週、男性2人が同性愛行為でむち打ち85回の刑を言い渡された。刑は23日に執行される。
一方、憲法裁判所では現在、同性愛行為を非合法化する刑法改正案が審理されている。

757チバQ:2017/05/26(金) 02:26:00
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20170517/Sirabee_20161130074.html
「同性愛者は入店させるな」という客のクレーム 店の回答が「すばらしい」と話題に しらべぇ 2017年5月17日 06時00分 (2017年5月19日 10時19分 更新)

スーパーや飲食店などに設置されてある「お客様の声」アンケート。店に対して感謝の気持ちや、ときには改善を求める意見など、客と店をつなぐ架け橋だと言っていいだろう。

しかし、中にはとんでもないクレームをする客も。いま、とある投稿が話題になっている。

■「同性愛者は入店するな」というクレーム投稿したのはツイッターユーザーのゆーとさん(@Yuto_yumi_)。自身が働いている職場に寄せられたアンケートを紹介。普段なら店長が返答するそうだが、今回のとあるクレームには本部が回答しするなど怒りを示しているという。

客からクレームを要約すると…

・「手を繋いだ男同士」が入店するのを見て気持ち悪いと感じた

・お店として、同性愛者たちを来なくなるような対策をとらないのか?

・対策をしてくれないのなら、二度とこの店は利用しない。「そういうお店」だということをインターネットにも流す

というもの。

■「もう来ないでください」と本部の回答このクレームに対して、本部からは「結論から申し上げます。もう来ないでください」と、クレームを入れた客の入店を拒否。

同性愛者、異性愛者も関係なく同じ「お客様」と認識していること、その客を侮辱する方については「お客様」と認めないという意向を示した。

また、その会社ではたくさんのLGBTの人が従業員で働いているとし、辞めさせろという声は出ていないと明かす。そして、そのクレーマーの考え方や感じ方は否定しないが、「LGBTの人たちの生き方を踏みにじるような言動はおやめください」と回答を締めた。…

投稿主は本部の回答について、「言い方はちょっとアレだけど…」としたうえで「この会社で働いててよかった」と感想をもったという。

■本部の回答に「よく言った」と称賛の声この投稿を受け、本部の回答について数多くの称賛の声が。

・よく言った。「多様な価値観へのご理解を」と顔色を伺う答えじゃなく、「来なくていい」というのは気持ちがいい

・クレームを恐れて曖昧な回答するばっかの企業が多い中、この信念はすばらしい! 企業の鑑だ

・どうしてこの客は自分が気持ち悪いと思ったものを強要できると考えたのか。とにかく、会社としてナイスな行動!

・戦うべきところは戦うすばらしい対応。こういう職場で働きたい

■「客が店員に高圧的な態度をとるのは当然」は1割未満しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,368名に「店員への態度」について調査したところ、「客が高圧的な態度をとったとしても当然」と回答したのは全体の1割未満。

その割合はごく少数だが、たったひとつのクレームで事態が大きく変わることもある。そう考えれば、けっして少ない数とは言えないだろう。

あまりにもヒドいと言える今回のクレーム。もしかしたら、「お客様サービス」が過剰になりすぎたことが原因として挙げられるかもしれない。

・合わせて読みたい→SNSでのクレームに飲食店から嘆きの声 クレーマーは「友達にメールする感覚」と主張

(文/しらべぇ編集部・らむたそ)

758チバQ:2017/05/26(金) 02:27:00
http://news.livedoor.com/article/detail/13063428/
乙武洋匡氏 同性婚反対のデヴィ夫人に異論「結婚自体が自然の摂理に反してる」

2017年5月15日 10時59分 トピックニュース
乙武洋匡氏
写真拡大
14日、作家の乙武洋匡氏が自身のTwitter上で、同性婚に反対したデヴィ夫人に異論を唱えた。

ことの発端は、同日放送した情報番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)でのデヴィ夫人の発言内容にある。同番組で同性婚タレント破局の話題を特集し、当人である一ノ瀬文香がスタジオに登場した。本人を目の前に、デヴィ夫人は「お花におしべとめしべがあるように、動物に雄と雌があるように、人間にも男と女がある」「結婚っていうことは子孫を残すことですから、それに反しますよね」と持論を展開し、同性婚に断固反対の立場を表明したのだ。

乙武氏はこの発言を伝えるネット記事を引用しつつ、デヴィ夫人に「動物界でも同性愛が観察されています」「ならば、同性婚を認めるほうが『自然の摂理』とやらに適っているのでは」と異論を唱えたのだ。

続けて乙武氏は、「そもそも結婚という制度自体が自然の摂理に反してると思うけど」とコメント。婚姻制度自体が、デヴィ夫人のいう「自然の摂理」と相容れないのではないか、とも指摘していた。
フォローする
乙武 洋匡 ✔ @h_ototake
デヴィ夫人、動物界でも同性愛が観察されています。ならば、同性婚を認めるほうが「自然の摂理」とやらに適っているのでは。まあ、そもそも結婚という制度自体が自然の摂理に反してると思うけど。/デヴィ夫人が同性婚に反対「自然の摂理に反する」 http://news.livedoor.com/article/detail/13059961/
2017年May14日 16:44
509 509件のリツイート 740 いいね740件

759チバQ:2017/05/26(金) 02:28:48
3216 :チバQ :2017/05/26(金) 02:28:07
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201705250005.aspx
同性婚容認の憲法判断に賛否両論 反対派、国民投票求め署名へ/台湾
【社会】 2017/05/25 13:47
同性婚容認の憲法判断に賛否両論 反対派、国民投票求め署名へ/台湾
(台北 25日 中央社)司法院大法官会議が同性婚を認めない現行の法令を違憲だとする判断を下したのを受け、市民団体からは賛否両論の声が上がっている。賛成派は歓喜に沸く一方、反対派は今回の判断を不服とし、国民投票に向けた署名活動の実施を決めるなど、同性婚合法化に“待った”をかけようとしている。

大法官会議は24日、同性婚を保障しない現行の法令は違憲だとし、2年以内の法改正を要請した。

▽憲法解釈申し立てた男性「心躍る気分」

憲法解釈の申し立てを行った祁家威さんは、今回の判断に「心躍る気分」だと満面の笑み。祁さんは2013年、同性のパートナーと婚姻届を提出したものの受理されず、その後起こした行政訴訟でも敗訴。男女の間でしか法律上の婚姻関係は成立しないとする民法の規定は違憲の疑いがあるとし、憲法解釈を申し立てていた。

賛成派団体の台湾伴侶権益推動連盟は「大法官(大法官会議の裁判官)の勇敢さは平等運動の重要な助力になる」とし、同性愛者らの勝利だと喜んだ。

▽反対派「少数の司法エリートにより決定されるべきでない」

反対派の下一代幸福連盟は、今回の判断は非常に偏りがあり、公正ではないと司法院を非難。婚姻や家庭の価値観といった重要な問題は少数の「司法エリート」によって決められるべきでなく、国民投票に問うべきだと主張し、国民投票のための署名運動を実施すると発表した。

▽蔡英文総統「結果は勝ち負けではない」

蔡英文総統は24日夜、フェイスブックで「憲法解釈の結果は勝ち負けではありません」と呼び掛け、立場を問わず「周囲の人を自分の兄弟だとみなす時です」と意見の異なる人への理解や尊重を促した。

また、憲法解釈に対する総統府の立場を表明。憲法解釈には拘束力があるとし、行政部門は迅速に具体的な法案をまとめて立法院(国会)に送り、必ず期限内に成立させるなどとした。

(許秩維、陳至中、余暁涵、葉素萍/編集:名切千絵)

760チバQ:2017/05/26(金) 02:47:08
>>515 赤池誠章 参院議員 2019年改選
>>544 杉田水脈 衆院議員 落選済
>>563 大河内茂太 宝塚市議 「転向」した模様 >>754
>>582 田母神俊雄 都知事選他出馬・落選
>>629 鶴指真澄 海老名市議 2019年改選
>>631 藤墳守 岐阜県議 2019年改選
>>652 小林ゆみ 杉並区議 2019年改選
>>662 西川重則 新潟県三条市議 2019年改選

761チバQ:2017/05/26(金) 02:53:22
wikiでわかる限りLGBT政治家
石坂わたる 中野区議
石川大我 豊島区議 2013年に社民党党首選に出馬落選
  http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/study/2246/1215411124/308
尾辻かな子 民進党大阪2区公認 元参院議員
上川あや 世田谷区議

762チバQ:2017/05/26(金) 03:02:42
細田智也 入間市議 
安間優希 名古屋市議選落選

763チバQ:2017/05/28(日) 12:38:28
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170528k0000m040155000c.html
<児童養護施設>4割にLGBT 「入浴」「からかい」悩む

00:39

 貧困や虐待などで親元で暮らせない原則18歳未満が生活する児童養護施設の4割以上に、同性愛者や心と体の性が一致しないトランスジェンダーなど性的少数者(LGBT)とみられる子どもがいたとの調査結果を、支援団体などが27日明らかにした。全国220施設で少なくとも144人が入所していたが、集団生活する中で施設の職員の知識不足や構造上の問題などで十分配慮ができていない事例が多数あった。

 調査は一般社団法人「レインボーフォスターケア」と岩本健良・金沢大准教授らが実施。全国約600施設に調査票を郵送し、220施設が回答した。

 LGBTと思われる子が「現在いる」とした施設は15%。過去分も含めると45%の99施設に144人が入所していた。具体的な回答があった133人のうち、トランスジェンダーは95人、同性愛や両性愛の傾向は59人。「集団入浴で裸を見られるのを嫌がる」「体の性別で決められた服を拒否する」「同性に好意を抱くことを疑問に思って情緒不安定になり、周囲のからかいの対象になった」といった報告があった。

 99施設のうち、職員会議や子どもの相談に乗るなどの対応をしたのは66施設。LGBTの子へのケアの苦労としては「個室がなくプライバシーの配慮が難しい」「生活の場が体の性別で分かれており、トランスジェンダーに配慮した対応ができていない」など生活環境関連が多かった。職員の意識の低さや、一緒に暮らす子どもへの教育の必要性を指摘する声もあった。

 LGBTを巡っては、13人に1人が該当するとのデータもある。文部科学省は2015年の通知で、LGBTの児童・生徒へのきめ細かな対応を学校に求めているが、児童養護施設は通知の対象外。レインボーフォスターケアの藤めぐみ代表は「どの施設にもLGBTと推察される子どもはいるという前提で、職員への研修や子どもへの性教育などから取り組んでほしい」と訴える。【藤沢美由紀】

764チバQ:2017/05/31(水) 15:30:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170531-00010001-nishinpc-int
台湾で同性婚法制化の動き 「婚姻の自由や平等権に反する」違憲判断
西日本新聞 5/31(水) 10:17配信

 台湾で憲法解釈を担当する司法院大法官会議が5月、同性婚を認めていない民法について「婚姻の自由や平等権に反する」と違憲判断を下した。2年以内の法改正を求めており、同性婚法制化の動きが進みそうだ。

 性的少数者(LGBT)に比較的寛容といわれる台湾でも、アジア初となる同性婚法制化の壁は厚い。立法院(国会)では過去3回、民法改正案が議員提案されたが「家庭や結婚制度が崩壊する」と反対に遭い、いずれも廃案に。4回目の改正案も賛成派と反対派の対立で、現在は審議が止まっている。

 今回の司法判断がもう少し早く出ていれば悲劇を食い止められたと悔やむ声もある。昨年10月、台北市の大学でフランス文学を教えていた男性が、がんで亡くなった同性のパートナーを追うように自殺した。台湾メディアによると、パートナーの家族の理解を得られなかったため遺体を引き取ることができず、一緒に暮らしたアパートからも追い出されたためとみられる。

 同じような境遇の人は台湾以外にも数多くいるだろう。性的少数者の苦しみ、悲しみを理解する動きが、台湾からアジアへ広がることを願う。 
=2017/05/31付 西日本新聞朝刊=

765チバQ:2017/06/01(木) 21:30:57
http://www.sankei.com/politics/news/170601/plt1706010022-n1.html
2017.6.1 12:20

札幌市、異性カップルも申請可 政令市初のLGBTパートナー制度開始
 札幌市は1日、性的少数者(LGBT)のカップルを公的にパートナーとして認証する制度を始めた。政令指定都市では初。性同一性障害の人のために戸籍上の性別は問わず、異性カップルでも申請できるのが特徴だ。

 1日午前に戸籍上は女性同士のカップルで、パートナーの認証を受けた会社員(32)は「うれしい。やっとできた。自己満足かもしれないが、自分が幸せになれることなので、ほかの人も周囲を気にせずに制度を使ってほしい」と語った。「パートナーシップ宣誓書」に署名すると、市は受領証と宣誓書の写しを交付。法的な権利や義務は生じないが、生命保険の受け取りや携帯電話の家族割引などでメリットがある。

 LGBTのパートナー制度は、東京都の渋谷区と世田谷区が平成27年に開始。昨年、三重県伊賀市や兵庫県宝塚市、那覇市が導入した。札幌以外は戸籍上、性別が同じカップルを対象としている。

766チバQ:2017/06/01(木) 21:35:04
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170601-00016434-forbes-soci
ベン&ジェリーズがオーストラリアで「ダブル」を禁止する理由
6/1(木) 10:00配信 Forbes JAPAN
ベン&ジェリーズがオーストラリアで「ダブル」を禁止する理由
Photo by Jerritt Clark / gettyimages
米バーモント州を拠点に世界各国でアイスクリーム店をチェーン展開するベン&ジェリーズは、オーストラリアの店舗では当面、同じフレーバーを2スクープ(=ダブル)という注文は受け付けない方針としたことを明らかにした。



オーストラリアにある26店舗では、例えば「生焼けの」を意味する「Half Baked」や、創業者らと地元のバンド「フィッシュ」との出会いを記念して作られた「Phish Food」などを1つのカップやコーンに乗せることができなくなった。これは、同国政府が同性婚を合法化するまでの措置だという。

同社は5月24日、ウェブサイト上で「Love comes in all flavors!(全てのフレーバーに愛がある!)」と題した文書を公表。「私たちのアイスクリームのファンの皆さんに、その時が来たことをオーストラリアの国会議員たちに伝えてほしいのです。結婚を全てに人にとって平等で、合法なものにすべき時です」と訴えた。同国の1961年連邦婚姻法は、同性婚を認めていない。

国民の72%が同性婚を支持

オーストラリアでは国民の72%が婚姻の平等を支持している。同社は来店客らの行動を促すため、国内の全店舗にポストボックスを設置。自分たちの考えを書き、同性婚支持の理由を議員らに伝えようと呼び掛けている。店舗で投函された手紙は、連邦議会の今会期の最終日である6月13日に、議員らの元に届けるという。

同国の議会上院では今年2月、結婚の平等の合法化に向けての報告書がまとめられた。同性婚を支持する団体はこれを受け、「オーストラリアにある100以上のLGBTI団体とリーダーたちが一丸となり…連邦議会に対し、全ての国民の結婚の平等実現のために行動することを求める」との考えを明らかにしている。

米英でも支持表明

ベン&ジェリーはこれまでにも、結婚の平等を支持する考えを明確に示してきた。米国で連邦最高裁が同性結婚を認める判断を示したときには(結婚式の誓いの言葉「I do」にかけて)、「チョコレートチップ・クッキー・ドウ(Chocolate Chip Cookie Dough)」のフレーバー名を「I Dough, I Dough」に変えた。

英国でも議会が同性婚に関する審議を開始した際、支持を表明するために「オー・マイ!アップルパイ(Oh My! Apple Pie)」を(末永くお幸せに、を意味する「Happily ever after」にかけて)「Apple-Y Ever After」」に変更した。

ベン&ジェリーは発表文の中で、「オーストラリアではこれまで以上に多くの人たちが、全ての人に愛する人を愛し、結婚する権利が認められるべきだと考えるようになっている」と指摘。「実現しましょう! 地元のベン&ジェリーの店へ行き、地元を代表する議員らに向けたにメッセージを送り、あなたが結婚の平等を支持していることを伝えましょう!」と呼び掛けている。

767チバQ:2017/06/04(日) 23:03:20
>>761-762
2086: チバQ :2017/06/04(日) 23:02:26
いわゆるLGBT(を公表している)政治家


■首相級
シグルザルドッティル(アイスランド首相・レズビアン)
エリオ・ディルポ(ベルギー首相・ゲイ)  ワロン系社会党
グザヴィエ・ベッテル (ルクセンブルク首相・ゲイ)
レオ・バラッカー(アイルランド首相へ・ゲイ)

■大臣級
ギド・ヴェスターヴェレ(ドイツ副首相・ゲイ)  自由民主党党首
ベント・ホイエ(ノルウエー保健相・ゲイ)保守党
ジャスティン・グリーニング(イギリス教育相・レズビアン)保守党

■地方首長
クラウス・ヴォーヴェライト(ベルリン市長・ゲイ)  社会民主党所属
ベルトラン・ドラノエ(パリ市長・ゲイ)社会党
アニース・パーカー(ヒューストン市長・レズビアン)
マドゥ・バイ・キナル(インド・ラーイガル市長 トランスジェンダー)
ハビエル・マロート(スペイン・ビトリア=ガステイス市長 ゲイ)


■その他
ティム・クック(Apple社長・ゲイ)
ウェントワース・ミラー(俳優・ゲイ)
マーク・ジェイコブス(デザイナー・ゲイ)
>>561とか

http://hawk.2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1491636687/
同性愛者の権力者で打線組んだwwwwwwwwwwwwwwww [無断転載禁止]©2ch.net


Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:LGBT%E3%81%AE%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6
をベースに追記

768チバQ:2017/06/06(火) 19:54:15
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-174759.html
「同性婚」合法化へ動き出す、台湾の光と影 同性愛者vs反同性愛者、宗教団体の対立激化
06:00東洋経済オンライン

「同性婚」合法化へ動き出す、台湾の光と影 同性愛者vs反同性愛者、宗教団体の対立激化
「同性婚」合法化へ動き出す、台湾の光と影
(東洋経済オンライン)
台湾が国際舞台で注目を集めている。台湾の司法では最高機関となる大法官会議は5月24日、「現在、同性愛者の同士の婚姻を制限してきた現行の民法は違憲だ」との解釈を示したのだ。これは、同性愛者に結婚と家庭を構成する権利を与えるべきだという意味であり、台湾はアジアで最初の同性婚を許容する国家となる。台湾・司法院の呂太郎秘書長は大法官の判断を受けて、「関係機関が2年以内に関連法の修正や制定を完成すべきだ」と発表した。

台湾の多くの同性愛者にとっては、今回の大法官判断は非常に喜ばしく元気づけられる結果となった。台北に住む羅哲修さん(22)は「今回の判決は憲法が定めた平等の精神と非常に合う。異性愛者と反同性愛者も判決を受け入れるべきだと思う。法的に同性愛者に異性愛者のような権利を与えるのは本質的なことだ」と述べた。

同性婚は経済効果をも生み出す
羅さんはまだ男性の友人がいない。さらに言えば、彼はカミングアウト(自分が同性愛だと打ち明けること)もしていない。しかし、自分が男性だけを好きだということを、よく知っている。相対的に、社会の雰囲気が開放的な台湾において、同性愛者の受け入れ度合いは非常に高い。大学のキャンパスや街中でも、成年の同性愛者がペアルックで手をつなぐ、あるいは抱き合うという光景はよく見られることだ。しかし、冷笑されたり、差別的な対応をされたりすることを恐れ、同性愛者の多くは未だにカミングアウトすることに踏み切れずにいる。

だが、今回の判決で、多くの同性愛者が期待を隠せずにいる。台北市内である男性同性愛者は、「同性結婚が正式に認められれば、経済面においてもプラスになることもある。外国人が台湾は思想的な側面で先進国だと知れば、彼らが台湾に観光に来たり、あるいは台湾で起業することも増えるのではないか」と言う。さらに「台湾がアジアで最初の同性婚合法化に踏み切れば、多くの人たちが台湾に来て友人(恋人)と会うことで、観光などの消費がさらに活発になるだろう。経済成長を後押しすることになると思う」と言う。

しかし、キリスト教など宗教団体や同性愛反対者にとって、今回の決定は受け入れがたいものだ。

彼らは、今回の憲法解釈は既存の倫理秩序を破壊することと同じだと考え、発表された5月24日は「この世の暗黒日」とまで言った。「われわれは同性愛者を尊重し愛する」と言いながらも、「同性愛者は結婚できないようにするべきだ」と矛盾した姿勢を見せている。このような同性結婚反対者の人数がどれほどになるか、計算するのは難しい。また、同性愛反対者の中には、表面的には同性愛者を問題にすることはないが、実際に自分の子どもが同性愛者になることを嫌い、また同性愛者が社会に広がることを恐れて、それには恐怖感さえ抱いているようだ。

今回のような憲法判断を導き出した主人公とも言える人物がいる。台湾における同性愛運動にとって、精神的指導者である祁家威さん(59)だ。1986年、平凡な28歳の成年だった祁さんは、記者会見を開いて同性愛者であることをカミングアウトし、社会に同性愛者の権益を重視せよと訴えた。まだ台湾では、戒厳令が解除されていなかった時期のことだ。

それから30年間、同性愛者同士の婚姻に異性愛者と同じ権利を与えよ、と運動を続けてきた。祁さんは男性の友人と結婚するため、居住地域の役所や裁判所に行き「婚姻関係を受理せよ」と要求してきたが、拒否されてきた経験を持つ。

769チバQ:2017/06/06(火) 19:55:18
芸能人たちも公の場で応援している
憲法解釈が発表されてから3日後、祁さんは台湾で最も有名な人物になっていたが、様子は普段と変わらなかった。ポロシャツに半ズボンというラフな格好で記者の取材を受けた。「当初、台北で行われるゲイパレードには参加者がとても少なく、同性愛者は主張することもなく、社会では誰も関心がなかった。しかし、今ではゲイパレードの参加者は、同性愛者・異性愛者それぞれ同じ数が参加するようになった。これは台湾でこの10年間、同性愛に関する問題に関心を持つ人たちが増えたということだ」と指摘する。2016年、台北で行われたゲイパレードの参加者数は7.8万人に達し、最多参加者数を更新した。

1980年代後半から90年代末、台湾では同性愛者であることを打ち明ける人がまだ少なかった時代に、祁さんは自ら同性愛者であることを告白。社会的に同性愛者の存在感を高める活動を行ってきた。2000年代以降、祁さんは運動の中心を、同性婚へ移した。台湾で社会運動が高まったこの5年間で、「同性結婚を認めよ」という要求も高まり、力を得ることになった。

アジアトップの言論の自由度を誇る台湾で、メディアが同性愛者に対する友好的なイメージをつくりあげてきたこともある。たとえば、ドラマや映画の中で同性愛に関する内容が多く含まれるようになり、芸能人たちも公の場で同性愛者を応援するなど、社会的に同性愛を許容する雰囲気がつくられてきた。同時に、台湾で同性愛に反対する意見が出されれば、そんな意見はすぐさま社会的な検証がなされ、合理的なものかそうでないか判断できるようになってきた。

このような雰囲気の中、同性愛反対者は追い詰められてきたとも言える。キリスト教関係者や同性愛反対者たちは、自らの主張をどう伝えればよいのか、わからなくなったのだ。自分たちの主張が多くの人に聞き入れられず、かえって怒りを招くことさえあった。結局、彼らは同性愛者の集会などの現場に来て、「私たちも被害者なのだ」という意味不明な主張も行うようになっていた。

祁さんはこう打ち明ける。「1975年から私は同性愛者になることにした。1986年にカミングアウトするまで、自分に誠実であろうと準備してきたと思う。私の眼中には、私に反対する人はいない。私が望む合理的な権利を、あなたがただ与えてくれればいい。そんな考えだ」。

多くの同性愛者が声を出せないでいたり、あるいは他の人からの同情を望んでいることから見ると、祁さんは内に秘めた強い意志と戦略的な思考を持っているように思える。「2倍の努力をしても、効果は半分しか得られない、ということを私はしない。私を攻撃する人に対しては、互いに共感できる何らかの価値を見出し、私の領域をその価値から共有することを広めていけば、反対者は私を攻撃できなくなる」と自信を込める。

民法の修正か、特別法の制定か
祁さんはまた「私は宗教と対立したくない。キリスト教は神がすべての人を愛すると言う。それなら、私も神から愛を受ける人間だ。私が『イエスが私を愛すると言い、私もあなたを愛する』と言えば、同性愛に反対する人たちは反論できなくなる」と述べた。祁さんはこのような方法をこれまで続けてきたため、台湾で同性婚支持は広く受け入れられるようになったと考えている。

今回の憲法解釈について、大法官は2年以内に法律を修正、あるいは制定し、同性結婚の権利を与えよとした。2年以内にできない場合、同性カップルは役所で戸籍に登録できるようになる。ここからは2つの方向を選択できる。一つは民法の修正だ。「同性結婚が民法のすべての内容に適用される」という規定を追加したり、もともとあった「男女」「夫婦」「父母」などの単語を、「両者」「配偶」「双親」などに言い換えることによって、同性愛者も民法の適用を受け入れられたりすることだ。

ほとんどすべての同性愛者が民法の修正に賛成する。しかしここで、もう一つの選択肢が出てくる。同性愛反対者と一部の政治家は「民法を直接修正すれば社会秩序に混乱を来す」とし、同性愛者のための「特別法」を別途制定した後に結婚する権利を与えるべきだと主張しているものだ。

770チバQ:2017/06/06(火) 19:56:21
この主張に、祁さんは怒りを隠さない。「特別法がいい、と同性愛者が言うのであれば、私は何も言わない。だが、一部の異性愛者や同性愛反対者が口を開けば、いつも同性婚を理解する、同性婚を尊重する、同性愛者を包容すると主張するが、同時にわれわれが望むことに彼らは耳を傾けない。そんな彼らには反対する資格はない」。

もう一人特別法の制定に批判する人がいる。台湾南部・台南市の同性愛運動家である洪国峰さん(24)だ。「特別法の制定は、依然として米国での人種差別と似ている。白人と黒人は同じバスに乗れるのに、同じバスでも黒人は後ろの座席に座ったり、あるいはまったく別のバスに乗せられるようなもの。権利は与えられたが、形式上はまだ差別であり、隔離だ。このようなやり方で社会が同性愛者を受け入れられるのか。また同性愛者と共存できるだろうか。こんなやり方では同性愛者を傷つけてしまう。同性愛者はなんら恩恵も福祉も要求していない。われわれが望むのは、ただ異性愛者と変わらない平等な待遇だけだ」。

洪さんは台南の名門・国立成功大学の学生会長を経て、同性婚を推進する運動を始めて5年になる。洪さんの男性の恋人である楊智達さん(26)は、「同性愛友好」というスローガンを叫び、台南市で立法委員(国会議員)選挙に出馬したこともある。楊さんは「この数年間、同性愛を支持する世論が拡大しているが、同時に反対者も増えてきている。同性愛を支持する人の中にも、積極的支持者と消極的支持者がいる。消極的支持者はその気持ちが変わりやすい」と指摘する。

台湾人の多くが定見なく、意見が変わりやすい?
楊さんは「台湾では、あらゆる問題についてはっきりと支持・反対という立場を示さず、かえって定見がないままトレンドに巻き込まれてしまう人が多い。そのため、各人の支持するか反対するかという意見は、よく考えて出されたものではない。また、彼らに扇動的な情報や誤った情報を与えると、従来の立場を簡単に変えてしまうこともある。大多数の台湾人は、本当に同性愛に賛成しているのかどうか、私は疑わしいと思っている」と言う。楊さんはこれまでの同性愛運動の経験から、表面上は開放的な台湾では簡単に見られない実情を打ち明けた。

新たな問題も生じている。同性愛を含む性における平等という問題を、小・中学校の教材に入れるべきかどうかという問題だ。同性愛運動家と多くの市民団体は、前衛的とも受け止められる主張を持っている。しかし、多くの保護者が「同性愛者との関わりを排除しない」と思っていても、いざ自分の子どもたちが同性愛に関する内容がある教材を手にすると、どう考えるだろうか。「子どもが同性愛者になるだろうか」と恐れ、キリスト教団体のような反対的な立場を示す可能性も十分に考えられる。

前出の祁さんは、同性愛に関する内容が教材となることに反対する。とはいえ、理由は彼なりの戦略的な考えからだ。「抵抗があまりにも強くて、そこまでする必要があるのか」との記者の質問に、祁さんはこう反論した。「理論的には教材にすべきだ。だが私はほかの運動家や団体と違う。子どもたちはほとんどがテレビを見て、インターネットから情報を得ているのが現状だ。そこで、最もよい方法は、たとえば既存メディアやSNS(ソーシャルネットサービス)において、同性愛者の成人や子どもがともに手をつないで出勤・登校する様子を伝える形で、同性愛に声援を送ればいい。こうすれば、保護者と学校の教員たちも、罰を与えることはできなくなるだろう」。

日常の生活の中で、自然と同性愛がわかるような行動を支持する、それこそが社会で受け入れやすい方法だ、と祁さんは説明する。すなわち、「自ずと感化される」ような形で市民に影響を与えながら同性愛者と異性愛者との関係が次第に近くなれば、自分の性向も明らかにできて社会の中で適応できる、というのだ。一方で祁さんは、同性愛の問題を教材とすることを推進すれば、現在の状況からでは、かえって同性愛者の権益を推進するための運動によって、多くの障害が生じやすいと考えてもいるようだ。

771チバQ:2017/06/06(火) 19:56:37
ちなみに前出の洪さんは、祁さんの主張に同意しない。彼は「キリスト教信者の多くは、家でキリスト教の新聞を購読し、キリスト教の放送を視聴する。メディアを通じて彼らは、今でも同性愛に友好的ではない情報だけに接している」とする。さらに「もしある家庭の子どもが同性愛者であり、その家庭環境で受けうる情報がすべて同性愛者は罪だというものであれば、子どもの精神状態がどうなるだろうか」とも説明する。国民が受けるべき義務教育では、すべての人間に正確な認識を教えるべきであり、性別に関するイシューこそカギとなる、というのが洪さんの主張だ。

台湾がアジアで最初の同性結婚を認める国になると報道した外国メディアの多くは、今回の事態は総統選挙期間中から同性婚に肯定的だった蔡英文総統の影響力が強かったと伝えた。が、当選後の蔡英文政権の態度を見ると、逆にこの問題には距離を置いて消極的になり、賛成なのか反対なのかはっきりとした立場を示したことがなかった。そのため、多くの同性愛者は蔡英文政権に失望し、むしろ怒りさえ感じていたということは、あまり知られていない事実だ。

蔡英文総統はむしろ無為無策だった
「就任後、蔡総統は同性愛賛成・反対者の間での対立ばかり深めさせ、ただ傍観するだけだった」と洪さんは不満を吐露した。洪さんは「キリスト教団体が、同性愛者がいるからAIDS(後天性免疫不全症候群)が蔓延する、AIDSが蔓延すれば蔡総統が株式を保有する製薬会社が儲かる、といったウソのうわさとフェイクニュースを流し始めても、政府は何の反応も示さなかった。市民団体が強く抗議してようやく、当局者が反論し始めた」と、民進党(台湾)と政府の無作為を批判する。

楊さんは「基本的に台湾でも南に行けば行くほど、台北から離れれば離れるほど、同性愛に反対する人が多くなる。実際に地方では国民党よりも民進党の党員たちが同性愛に反対する」と述べる。そんな民進党党員や議員の中には、これまで表面上は同性愛に対して友好的な態度を示してきたものの、今になって政治家としての立場をこっそりと修正する者も出始めた。彼らは同性愛を支持することで政治的不利益を受けることを心配し、地方での反対意見と野合するため、同性愛に対する立場を明らかにしなかったり、特別法の制定を主張したりするようになったのだ。

同性婚は、法律の修正と教育問題、そして経済対策という、新たな発想ともすべて連結する。台湾はアジアで今、これまでになかった壮大な実験を始めた。台湾政府は同性愛に関する問題を克服し、その歩みを前に進めるのか、あるいは現実と妥協して傍観するのか。台湾のこれからこそ、注目すべき点である。

772チバQ:2017/06/07(水) 21:00:12
https://news.goo.ne.jp/article/dot/nation/dot-2017060600054.html
「LGBTだからリベラル思想」は思い込みだ
16:00AERA dot.

「LGBTだからリベラル思想」は思い込みだ
冊子「性的指向・性同一性(性自認)の多様性って?〜自民党の考え方〜」から。昨年、偏向教育調査のために開設されたサイトを思い出させる(撮影/写真部・小山幸祐)
(AERA dot.)
 レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字をとってLGBT。性的マイノリティーを表すために生まれ、定着しつつある言葉だ。たしかに一定の理解は進んだ。だが、LGBTとひとくくりにすることで、塗りつぶされてしまった「個」や思いがあるのではないか。性的マジョリティー側は「わかったような気持ち」になっているだけではないのか。AERA6月12号の特集は「LGBTフレンドリーという幻想」。虹色の輝きの影で見落とされがちな、LGBTの現実に迫る。

 マイノリティーとしての権利獲得の過程では、圧倒的にリベラルに依拠してきた。しかし制度が整ってくると、多様な政治意識が浮上してくる。立ち位置が変容するとき、LGBTのアイデンティティーはどこに向かうのか。

*  *  *
 電車でベビーカーを折りたたまない母親たちを見るたびに、Aさん(男性・46歳)は自らを戒めている。

「こんなふうに人に迷惑をかけてまで権利を主張するのはよくないな。ゲイも多少は弾圧されてるくらいでちょうどいい」

 Aさんはゲイだ。東京都で自営業を営んでおり、職場の同僚や友人にも打ち明けている。恋人はいるが「同性婚」には興味がない。法制化にも大反対だ。

「私の中の結婚は、小学校の理科で習ったおしべとめしべのイメージです。男女が結ばれることが大切。連綿と続いてきたこの伝統を守りたいんです」

 Aさんは自らを「保守」だと語る。夫婦別姓や同性愛カップルが養子縁組して子どもを育てることにも反対だ。幼い頃から自民党の国会議員と家族ぐるみで付き合ってきたせいか、物心ついた頃から「寄らば大樹の陰」で自民党支持になったという。靖国神社への参拝も「デート感覚」で定期的に行っている。今年、母親を看取ったが、保守的な母が悲しむからと、自身のセクシュアリティーについて打ち明けることは最期までなかった。

●極右支持する仏のゲイ

 そんなAさんは最近、ゲイのコミュニティーで、ある変化を感じている。以前は少しでも「右っぽい」話をすると空気がひりついていたが、今は左右どちらの立場からでも議論できるようになったというのだ。

「バーなどでお酒が入ると特にそう。どちらがより右か、あおってくる人も多くて競争みたいになることもあります。中国人や韓国人へのヘイトもよく聞くようになりました」(Aさん)

 これまでのLGBT=リベラルというイメージは崩れつつあるのか。5月に行われたフランス大統領選で気になるニュースがあった。マリーヌ・ルペン氏率いる極右政党「国民戦線」を支持するゲイたちの存在だ。党首のルペン氏は側近に多くのゲイを迎え、移民排斥をうたい、イスラム原理主義のホモフォビア(同性愛嫌悪)から彼らを守ると約束。同性婚法を撤廃するという公約にもかかわらず、地方選挙で国民戦線に投票した既婚のゲイは約40%にものぼった(CEVIPOF調べ)。ポピュリズム研究で知られる吉田徹・北海道大学教授は、LGBTは基本的に左派政党を支持するという大勢は変わっていないとしたうえで、こう指摘する。

「フランスは異性愛者もLGBTも市民権で差異がないほど法整備ができています。権利を獲得する過程ではリベラルに傾倒することが多いですが、その後の政治意識は当然、多様です。さらにこの場合の極右は、リベラルな価値の守護者という意味合いになりますから」

 フランスでは2012年に『なぜゲイたちは右傾化したのか』という本が出版されている(未邦訳)。著者のLGBT活動家ディディエ・レストラード氏によると、国民戦線が勢力を増したことで、ゲイたちも右翼的な意見を述べることにためらいがなくなったのだという。前出のAさんはフランスの現象を、

「これまで迫害されてきたぶん、迫害する側にまわれる心地よさがあると思う」

 と言い、社会全体が右傾化する中でLGBTもそうなっているのは、日本にも共通しているはずだと言う。

「ゲイで可哀想なマイノリティーの私がマジョリティーの保守政党を支持してるのが不思議に見えるかもしれないけど、私はゲイの前に人間だから。LGBTの中にも保守はたくさんいますが、メディアやいろんな人たちのレッテル貼りでこれまで言いづらかった。社会全体が保守化、右傾化してきたことでやっと堂々と発言できるようになってきたのだと思います」(Aさん)

773チバQ:2017/06/07(水) 21:00:45
●石原慎太郎が大好き

 静岡県に住むゲイのBさん(会社員・36歳)も知人のゲイたちの口から外国人ヘイトを聞くことが増えたという。

「マイノリティーだから自分だけが報われないという思いがどこかにあって、そんなときに外国人は仮想敵になりやすいですよね」

 Bさんは学生時代、小林よしのり氏の著書を読み、授業で教えられた戦争に関する歴史認識に疑問を持つようになった。その後、インターネット掲示板を通じて保守思想の人とネットやオフ会で交流、自分でホームページも立ち上げた。

 愛してやまない政治家は石原慎太郎元都知事。石原氏は過去に同性愛者について「どこか足りない感じがする。遺伝とかのせいだろう」と発言し大きな批判を浴びているが、

「親戚のおじさんに『お前そろそろ身を固めろ』と小言を言われてるようなもんでしょう。全く気になりません。それより、アメリカや中国への強気な外交発言、属国ではない強い日本をつくっていくという魂の部分で共鳴しているんです」

 と意に介さない。選挙ではもちろん維新に投票している。

 Bさんには互いの両親に紹介済みの恋人がいる。2人とも収入が安定しているため生活に不安はない。だから、同性婚をする必要はないのだという。

「同性婚の法制化に反対ではないですが、逆になぜリベラルが婚姻という古い家族のかたちにこだわるのか理解できません。ある意味、結婚=社会保障。貧困問題に直面しているレズビアンの人たちの助けにはなると思います」(Bさん)

●自民党特命委の狙いは

 日本の性的少数者に対する支援策は遅々として進んでいない。同性婚が認められていないのはもちろん、差別的な扱いを禁止、解消する制度もない。東京都渋谷区など六つの市区町村で導入されている、いわゆる「同性パートナーシップ条例」も法的・制度的な保障ではなく実効力に疑問が残る。

 自民党の中で、今この問題に積極的に取り組んでいるのが「性的指向・性自認に関する特命委員会」だ。2016年2月、稲田朋美政調会長(当時)の指揮のもと設置された。

 稲田氏がこの問題に興味を持ったきっかけは15年、サンフランシスコで慰安婦像設置の動きを視察中、総領事館の関係者から、日本を最も支持してくれたのが現地のLGBT団体だったと聞いたことだった。

「性的少数者の中にも保守派はいる。イデオロギー闘争と結びつけて考えてはいけない」

 と考えるようになったと後の取材で語っている。

 16年春、民進党など野党4党は「差別解消法案」を衆院に提出、自民党の特命委員会は「理解増進」のための法案概要をまとめたが、いまだ党内での合意ができず、国会提出には至っていない。

 特命委員会・現事務局長の宮川典子議員は言う。

「LGBT当事者の方からは、法整備をしなくていいとか、問題を顕在化しないでほしいという声もあります。それに、法律で差別を禁止したからといっていじめはなくなりません」

 一方で、民主党時代からこの問題にいち早く取り組んできた民進党の細野豪志議員は、

「差別解消を否定するのは、つまり差別を認めるということ。永田町、特に自民党には根強い偏見があると感じる。公明党がLGBT支援に積極的ではないのも不思議だ。今は動きが止まってしまっているので、理解増進でもいいからとにかく成案にしてもらい、議論を進めたい」

 と話す。

 しかし自民党関係者の中には、この理解増進法案に向かう動きにすら拒否反応を示す人が多いのが現状だ。

 麗澤大学教授の八木秀次氏は、「わが党の基本的な考え方」の素案に、「性的指向や性自認にかかわらず」という表現が多用されているのを見て、驚いたという。

「異性愛と同性愛を平等に扱うのは危険です。婚姻で同性カップルを同じように保護すれば人口減少が進み、教育現場では混乱が起きます」(八木氏)

 その後、八木氏の要請により「かかわらず」という文言は消され、「多様なあり方を受け止め合う」などに修正された。
「男女共同参画社会基本法の『性別にかかわりなく』という表記を思い出しました。各地で過激な性教育や極端な政策が生まれるなど、この言葉の威力に気づかなくて当時は失敗した。その後何とか正常化できて良かったのですけど、もう同じことは繰り返してはいけませんから」(八木氏)

774チバQ:2017/06/07(水) 21:01:03

●女性運動との連携希薄

 1990年代後半から00年代半ばまで、男女共同参画社会基本法に反対した保守側は様々な運動を行った。中でも、「同性愛者・両性愛者を増やし、男か女か分からないような人間をつくる」と最も大きな批判にさらされたのが「ジェンダーフリー」だ。フェミニズムや性的マイノリティーについて研究する東京大学の清水晶子准教授は指摘する。

「当時は社会のLGBTへの嫌悪をフェミニストへの攻撃に利用していました。あまりにも激しいバッシングだったため、女性運動もLGBT運動も追い込まれ、共闘が阻害されて、その後の連携が希薄になってしまいました」

 先日、台湾でアジア初となる同性婚を容認する判決が出たが、台湾ではこうした人権活動の連携が強いのだという。90年代には日本と台湾の状況はあまり変わらなかったが、その後台湾のLGBT政策だけが英米型の進歩を遂げている。

 昨年作成された自民党の性自認についてのパンフレットには「ジェンダーフリー論とは全く異なる」、そして「教育現場等において、これらの問題を政治的に利用しかねない団体の影響に対して、細心の注意を払って対応」すると書かれている。この団体は、宮川氏によれば主に「日教組」などを指すようだ。

「教育現場では中立性がとても大事です。偏向教育が行われないようガイドラインの作成も検討しています」(宮川氏)

(編集部・竹下郁子)

※AERA 2017年6月12日号

775チバQ:2017/06/07(水) 21:08:35
https://news.goo.ne.jp/article/dot/nation/dot-2017060500064.html
わが子がLGBTだと知ったらどうするか 地方で苦しむ性的マイノリティーの子どもたち
06月06日 11:30AERA dot.

わが子がLGBTだと知ったらどうするか 地方で苦しむ性的マイノリティーの子どもたち
りぃなさん(19)が始めた、「名古屋あおぞら部」。かつての自分のように悩んで行き場のない高校生たちが話せる場をつくるのが目的だ。基本的に月1回のペースで開催される(撮影/横関一浩)
(AERA dot.)
 レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字をとってLGBT。性的マイノリティーを表すために生まれ、定着しつつある言葉だ。たしかに一定の理解は進んだ。だが、LGBTとひとくくりにすることで、塗りつぶされてしまった「個」や思いがあるのではないか。性的マジョリティー側は「わかったような気持ち」になっているだけではないのか。AERA6月12号の特集は「LGBTフレンドリーという幻想」。虹色の輝きの影で見落とされがちな、LGBTの現実に迫る。

 LGBTに対する差別や偏見は、とくに地方で根深い。根底にあるのは教育だ。授業でLGBTを教える小学校も出てきた。

*  *  *
「ずっと、着ぐるみを着ているような気分です」

 愛知県に暮らす大学2年のりぃなさん(19)は、静かな口調でこう話した。

 女の子が好きかも。そう思い始めたのは、小学校高学年くらい。小学6年の時、同じ学校の女の子に一目ぼれした。

 女性なのか男性なのかわからない、不思議な自分。人にどう思われるのか、怖かった。親にも友だちにも言えず苦しんだ。自己肯定感を持てなかった。

 大人になるとそのうち治るだろうと思ったが、高校になっても好きになるのは女性。私はみんなと違うんだ。一人で悩み、生きているのがつらくなった。通学途中、電車のホームに立つと、そのまま線路に引き込まれそうになった。

 昨春、大学生になった。大学生のLGBT当事者が集まるインカレサークルに参加したり、昨年10月にはLGBTの居場所をつくろうと「名古屋あおぞら部」を立ち上げ、活動する。ブログでも思いを発信する。

「今は超元気です」

 と笑顔を見せる。

 それでも、顔と実名は決して出せないという。大学に入学してしばらく経ったころ、仲がよくなった同級生の女子たちと地元トークで盛り上がっていると、一人の子が言った。

「中学の時に女性同士のカップルがいたんだけど、キモイよね」

 その場にいた全員が笑った。

 悪気があって言ったのではないと分かっている。でも、人の目が怖くなり、レズビアンであることは「言えない」と思った。

 カミングアウトできないことによる心の壁は、望まない着ぐるみを着ているようだと話す。

「もっと身軽になって、好きなことを言って、好きなことをして生きたいです」(りぃなさん)

●「この辺にはいない」

 ここ数年で、日本でもLGBTという言葉が一気に広がり定着した。しかし、LGBTに対する差別や偏見は社会に根強い。とくに地方では、状況はさらに厳しい。「評判や噂」にさらされ、「家」があったとしてもいづらい。最も重要なはずの親子や家族間での相互理解が、高いハードルになっているのだ。

「同性愛者は、都会にはいるけどこの辺にはいないわ」

 バイセクシュアルのまいさん(31)は2年前、東海地方に暮らす母親(56)にカミングアウトすると、諭すようにそう言われた。

 いるわよ──。まいさんは、この言葉が喉元まで出かかったが、黙って気持ちを抑えた。

776チバQ:2017/06/07(水) 21:08:46
 保守的な地域だ。両親は娘の気持ちを理解しようとせず、世間体だけを気にした。父親(61)は、まいさんがバイセクシュアルであると聞くと言った。

「墓場まで持っていく」

 今秋、まいさんはパートナー(28)と結婚式を挙げる予定だ。けれど、両親から式には出ないと言われている。母親は告げた。

「式であなたの隣に女性がいる状態を見たくないの」

 まいさんは言う。

「地方では同性カップルは異質なものという刷り込みが強いと実感します。私たち2人の未来に、親と一緒に笑い合っている姿は想像できません」

 静岡県で暮らしてきたレズビアンの若林果歩さん(24)は、地方での生きづらさをこう話す。

「小さい町だと、目立つことをすると叩かれるんです」

 レズビアンと自覚したのは高校1年の時。地元をLGBTが住みやすい街に変えたいと思い、20歳の時から顔も実名も出し活動をしてきた。やがてテレビなどでも紹介されるようになると、同じ地元のレズビアンからネットでディスられるようになった。

「生意気」「何、あいつ」……。

 そんな狭い世界が嫌になり昨年、東京に引っ越した。

「地方にはLGBTはいないって思われています」(若林さん)

 こうしたLGBTへの偏見や差別は、貧困に直結しやすいといわれている。

●居場所がなく孤立

 LGBT向けコミュニティースペースを運営する「LOUD」(東京都中野区)代表の大江千束さんは言う。

「異端視され、社会から容認されないとメンタリティーの脆弱性につながります。メンタルの問題を抱えると勉強や仕事がうまくいかなくなる。そうなると負のスパイラルに陥り、貧困になるリスクが高くなります」

 女性の場合はより深刻だ。女性は非正規が多く、収入も低い。レズビアンカップルの場合、どちらかが失職すると一気に生活困窮に陥る。さらに地方では、より貧困になりやすい傾向があると、大江さんは指摘する。

「仮に、LGBTだと開示をしても地方は周囲からの理解を得られない場合も多く、そうなると地元で仕事に就くことも難しい。その結果、生活困窮に結びつき、コミュニティーなど居場所がない場合は孤立していくという悪循環が想定されます」

 関西の地方都市に住むトランスジェンダーのシンジさん(39)は、そんな一人。

 女性として生まれたが、今は「男」として生活する。

 正社員で働いていた20代半ば、3歳年上の同僚の女性に告白したところ、職場内で無視され始めた。やがて、「元女」だったことをネタにされるように。耐えかねて、退職。新しい職場でもまた触れられるのかと思うと、就職するのが怖くなった。プライベートなことを聞かれない派遣社員の道を選び、派遣の仕事を転々とするようになった。

 今は年収200万円程度で、家賃月4万円のアパートに一人暮らし。体調を壊しても医療費を出す余裕がなく、受診していないという。シンジさんは言う。

「一人ひとり生き方は違うのに、型にはまった人の生き方しか守られていない気がします」

 差別が貧困を生む“負の連鎖”。背景にあるのは何か。

 レズビアンで、慶應義塾大学大学院博士課程でジェンダー、セクシュアリティーを研究する中村香住さん(26)は、根底には「教育」があると指摘する。

777チバQ:2017/06/07(水) 21:08:59
●早すぎることはない

 高校1年の時、中村さんは恋愛感情を持ったクラスメートの女性に告白すると、「絶交」を告げられた。好きとか嫌いではなく絶交にまで至ったのは、この女性は同性愛をどこかで「気持ち悪い」と考えていたからではないか。また、カミングアウトした女性から「私のことは対象にしないでよね」と言われ、傷つくこともあった。こうした、LGBTに関して否定的な発言をする人がいるのは、教育で適切な知識を身につけていないことも理由の一つだろうという。

「小学生でLGBTを教えるのは早すぎるという議論があります。セックスに関する話は早い遅いはあるかもしれないけど、少なくともセクシュアリティーについては、教えるのに早すぎるということはないと思います。幼稚園生でも初恋はあります」(中村さん)

 教員や生徒、保護者などに出張授業を行うNPO法人「ASTA」(名古屋市)の共同代表理事で、愛知教育大学4年の久保勝さん(22)はこう話す。

「大学の教員養成課程でジェンダーやセクシュアリティーを扱う授業はなく、『LGBT』の『L』の字も習わない。教員がLGBTのことを知らないのは、ある意味、当たり前です」

 5月、ASTAは愛知県内の小中学校の教員51人にLGBTに関するアンケートを実施。LGBTを聞いたことが「ある」と答えた教員は、半数以下の19人だった。

 久保さんは、「アライ(ALLY)」と呼ばれるLGBTの支援者だ。大学に入って中学時代の同級生がゲイだと知った。当時、彼が周囲から「ホモ」とからかわれているのを見ても、何も言えなかった自分に無力感を覚えていた。教員養成の大学に進み、その原因が教職課程の「穴」にあることに気がついた。

●変わる教育の現場

 LGBTは「いない」のではなく「見えない」だけ。見えなくしているのは教育だ、と。

 昨年、学内にLGBTを支援する学生団体「BALLoon」を立ち上げ、広く外に向けLGBTの発信を行うため今年、NPOを設立。久保さんは言う。

「教育は循環します。教えられた子どもは教える側になっていく。LGBTに対する負の循環を断ち切り、社会を変えたい」

 教育の改革は、現場からも少しずつだが起きている。

「LGBTって何だろう?」

 3月上旬、神奈川県三浦市立初声小学校。6年生の担任の藤田健太郎教諭(27)は、画用紙に描かれたイラストを手に、100人近い児童を前に問いかけた。

「え〜、何、何!?」

 子どもたちは藤田教諭のほうに身を乗り出した。授業は、同校の及川比呂子養護教諭(57)の企画で実施された。

「小学6年生になると性自認が揺らぐ子を、今まで何人も見てきました。自分の心と体に違和感があることはおかしくない、周りに相談してもいいんだと伝えたかった」(及川養護教諭)

 授業は45分、道徳の時間に6年生全員を集め行った。藤田教諭は6年生の担任ら4人とともに授業を実施。授業の後、子どもたちの意識は変わった。こんな感想が寄せられた。

「LGBTって知らなかった。すごくためになった」
「二つの性別の違いを知ることができてよかった」

 授業前までLGBTという言葉を知らなかったという藤田教諭はこう話した。

「僕たちも、子どもたちの中にLGBTの子がいるかもしれないという視点を持つことができただけでもよかった。子どもたちが学校で伸び伸びと楽しめる配慮につながります」

 教育が変われば社会が変わる。社会が変われば、心の壁はいつかきっとなくなる。(編集部・野村昌二)

※AERA 2017年6月12日号

778とはずがたり:2017/06/10(土) 10:30:16
>この会場では82本のくじのうち赤紙は7本、黒紙は75本だった。
なんか不平等やねえ。。タイは戦争状態にはないのだし例えば赤紙を28本,黒紙を74本にして兵役期間を半年とかに出来ないのかね??

タイの徴兵検査に「美貌の人」 FB500万回再生も
http://www.asahi.com/articles/ASK4C5CPZK4CUHBI01N.html?iref=pc_rellink
バンコク=染田屋竜太、貝瀬秋彦2017年4月14日23時32分

 タイでは毎年4月、若者たちの人生を左右する「くじ引き」が行われる。赤紙を引けば軍隊へ、黒紙を引けば免除。徴兵制のもと、くじ引きで兵役に就くかどうかが決まるのだ。戸籍上の男性すべてが対象で、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの若者も会場に姿を見せ、話題になる。運を天に任せ、家族も巻き込んだ悲喜こもごものドラマが展開される。

 「世界は真っ暗だ」。北部ウタラディット県の徴兵検査所で赤紙をひいた大学生の男性(21)はそう語った。周りの若者らは、「赤紙が1枚減った」と歓声を上げる。男性は「いま通っている大学をどうしようか」と肩を落とした。

 首都バンコクのとある会場では、若者らがツボに入ったくじを引くたびに、身を乗り出して見つめる家族らから歓声や悲痛な叫び声が上がった。この会場では82本のくじのうち赤紙は7本、黒紙は75本だった。

 その年に21歳になる男性が、通常2年の兵役の対象となる。遅くても30歳までに1度は徴兵検査を受けねばならず、逃げれば犯罪になる。運命の4月に自分が登録した地域で適性検査を受け、合格すれば、くじ引きに臨む。

 バンコクの別の会場には、2014年のクーデター以来権力を握る軍事政権に反対する運動を続けてきた男性も検査を受けに来た。男性は「体重超過」でくじ引きには進まなかったが、「タイは戦争状態にない。徴兵は無駄だ」と批判した。

 親も気が気でない。バンコクの会場で見守っていた母親は「本当はずっと学業を続けさせてあげたいのに」。日本はどうなのかと聞かれ、兵役の義務はないと答えると、「いいわねえ」とため息をついた。

 悲劇も起きた。地元メディアによると、南部クラビ県では息子が今回、赤紙を引いたことにショックを受けた父親(58)が、その直後に自宅で首をつって自殺した。地元の警察は、最長で2年間、息子に会えなくなる寂しさが原因だとみている。

 そして毎年、地元メディアをにぎわせるのがトランスジェンダーの人たちだ。「美貌(びぼう)」の人が現れればたちまち話題になり、ネットでも拡散する。

 ただ、検査には参加するが、多くの場合、兵役にはつけないと判断され、くじ引きから除外されるという。東北部、ウドンタニの検査所に現れた通称「ナニ」は、「赤紙を引く覚悟はできている」と話したが、くじ引きには至らなかった。

 今回、ネット上で話題になっているのはタイ東部で検査に参加した今年21歳になるモンタナさん。会場で撮影された動画は「美しい!」などのコメント付きで、フェイスブック上で500万回以上再生された。

 トランスジェンダーの人たちの中からは、「冷やかした取り上げられ方は不快だ」という声も出ているという。だが、モンタナさんはこうした騒ぎに、「私は(トランスジェンダーが徴兵検査に来ることへの)驚きの感情を表す派手な見出しや報道も気にしていない」と話した。(バンコク=染田屋竜太、貝瀬秋彦)

779チバQ:2017/06/11(日) 09:16:19
>>772-774
ゲイの場合だと、可処分所得が多い分、経済的には配分型より新自由主義的な制作に賛同する傾向にありそう
トランスジェンダーなどだと、そうではなさそうだけど

780チバQ:2017/06/20(火) 21:31:26
http://www.sankei.com/life/news/170620/lif1706200025-n1.html
2017.6.20 12:05

「誰だオカマは」 授業でLGBT差別発言か 埼玉の小学校教諭

 埼玉県蕨市の市立小学校の男性教諭が5年生の授業中に、「誰だオカマは」などと同性愛や性同一性障害などの性的少数者(LGBT)への差別と受け取ることができる発言をしていたことが20日、分かった。クラスには実際にLGBTの男児が在籍、母親が学校に抗議した。発言は男児に向けたものではなかったが、教諭は男児らに謝罪した。

 同市教育委員会によると、問題が起きたのは12日の社会科の授業。別の男児が教科書の音読中に女性のような声を出したため、教諭は「ここにオカマがいるのか。誰だオカマは」などと発言したという。

 同市教委によると、教諭は「注意しようと不用意に発言してしまった」と事実関係を認めている。同市教委は「LGBTについて周知徹底していく」とし、再発防止のため、20日に市内の全市立小中学校の校長を集めて研修会を実施した。

781チバQ:2017/06/26(月) 19:45:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170626-35103317-cnn-int
性的少数者の集会に警察が催涙弾、拘束者も トルコ
6/26(月) 14:01配信 CNN.co.jp
イスタンブール(CNN) トルコの最大都市イスタンブールで25日、性的マイノリティー(LGBTQ)の人々や支持者らによる恒例の「プライド」集会が開催されたのに対し、警察が催涙弾やゴム弾を使って参加者らを解散させた。

イスタンブール当局はこの3年間、市民や参加者、観光客らの安全のためとして、同集会を禁止してきた。

行進ルートの繁華街には多数の警官が出動し、主催者側によると少なくとも20人が拘束された。機動隊が放水銃でルートへの入り口を封鎖し、中心部の広場で気勢を上げる集団には催涙ガスやゴム弾が発射された。

参加者の拘束に口笛で抗議したカフェの客や、近隣地区に集まって歌ったり踊ったりしていたグループも警察に排除された。

主催者は当局が治安を口実に少数者を疎外していると主張し、保守系与党・公正発展党(AKP)が独裁色を強めている表れだと非難した。

過去2年の集会はイスラム教の断食月「ラマダン」に重なったが、今年はラマダン明けの祝日だったため、主催者らは当局の許可が得られることを期待していたという。

しかし数日前には、極右組織が「社会の神経を逆なでするような不道徳を助長する」として行進の妨害を予告していた。主催者によると、警察に拘束された中には極右側のメンバーも含まれていた。

782チバQ:2017/06/26(月) 20:08:38
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK6V32MVK6VUHBI00H.html
LGBT運動、トランプ政権の逆戻り懸念 NYで行進
10:54朝日新聞

LGBT運動、トランプ政権の逆戻り懸念 NYで行進
ニューヨーク五番街を行進する人々。トランプ政権下での性的少数者の権利獲得の歩みの「後退」を懸念する声が目立った=25日午後、金成隆一撮影
(朝日新聞)
 米ニューヨークで25日、性的マイノリティー(LGBTなど)の人々や支持者による毎年恒例の行進があり、大勢の人々が五番街を歩いた。今年は同性婚など権利拡大を祝うだけでなく、トランプ政権下で初めての開催とあって、歩みの「後退」を警戒するメッセージが目立った。

 この行進は、ありのままの自分たちに誇りを持とうという意味で「プライド(誇り)」と呼ばれる。性的な多様性を象徴するレインボーフラッグが街中を彩った。

 「トランプ政権下でのLGBT運動の『逆戻り』を懸念している。少数派の権利保護に熱心なオバマ時代が終わった今、より大きな声をあげる必要がある」。4年前に同性婚したバイク販売員キャロリン・マロシーさん(48)は今年の行進の意義をこう強調した。

783チバQ:2017/06/30(金) 18:32:35
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170630X785.html

独下院、同性婚法案を可決=首相、総選挙の争点化回避

17:19

 【ベルリン時事】ドイツ連邦議会(下院)は30日、同性同士の結婚を認める法案を賛成多数で可決した。順当なら近く連邦参議院(上院)の審議を経て、年内に施行される見通し。

 ドイツではこれまで同性カップルに男女の夫婦に準じた権利を認めてきた。ただ、養子を迎えることはできず、同性婚が法的に認められれば、これが可能になる。

 ドイツの世論は同性婚容認派が多数。メルケル首相率いる保守系のキリスト教民主・社会同盟を除くほぼ全政党も同性婚を支持している。首相は26日、「良心に基づく判断に委ねたい」と態度を軟化し、議会が法制化へ一気に動きだした。首相自身は採決で反対票を投じた。

 9月に総選挙を控える中、野党が同性婚を争点化してきたため、首相としては議論に区切りを付ける狙いがあるとみられる。ただ、メルケル首相の対立候補である中道左派・社会民主党のシュルツ前欧州連合(EU)欧州議会議長は、同性婚容認を訴えてきた立場から、下院での可決を「勝利」とアピールしていく構えだ。

784チバQ:2017/06/30(金) 22:27:20
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170701k0000m030071000c.html
<ドイツ>同性婚法可決…賛成多数で 今秋にも施行
20:17毎日新聞

 【ベルリン中西啓介】ドイツ連邦議会は6月30日、同性間の結婚を認める法案について審議し、与野党の賛成多数で可決した。法案は連邦参議院でも可決される見通しで、今秋にも施行される。メルケル独首相の保守系与党会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は長年、同性婚に強く反対してきたが、今回の「歴史的決着」は9月の連邦議会総選挙だけでなく、独政界の今後にも影響するとみられている。

 DPA通信によると、投票総数は623票。左派系野党・緑の党などから393票が賛成に投じられ、CDU・CSUからも少なくとも73人が賛成に回った。メルケル氏は議決後、「私にとって憲法に定められた結婚とは男女間によるもの」と述べ、反対票を投じたことを明らかにした。

 ただメルケル氏は26日のイベントで、参加者から同性婚について問われ「良心に基づいた判断がなされるような議論を望む」と発言。特段の政治的意図はなかったとみられるが、与党・社会民主党はこれを党議拘束がない採決を容認したものと解釈。野党と共闘して委員会採決を行い、本会議に法案を提出した。

 ドイツでは社民党政権時代の2001年、同性カップルを「パートナー」として法的に登録する制度が導入され、社会保障や税制面での優遇が受けられるようになった。同性婚の導入により、今後は同性カップルが第三者を養子にできるなど、男女間の結婚と同じ権利が認められる。

 独総選挙ではCDU・CSUを除く全国政党が同性婚容認を政策に掲げる。「最後の保守的価値」とされる同性婚問題の決着で、総選挙の争点の一つが消えることになる。将来的には保守と左派政党が近づき、新たな連立政権の枠組みにもつながる可能性がある。

 欧州では既に13カ国で同性婚が認められている。

785名無しさん:2017/07/03(月) 16:57:28
ニュースからコラムまで、これまでにないLGBTメディア
Letibee Life

ホームギモン自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実を直撃。 その1「なぜ自民党が特命委員会を立ち上げたのか?」
2017.01.05 ギモン
自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実を直撃。 その1「なぜ自民党が特命委員会を立ち上げたのか?」
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日本のLGBT人権問題の現状
日本では、2017年の現在でもセクシュアル・マイノリティの人権に関しての法整備が全くなされていません。いくら大企業がLGBTフレンドリーを謳い始めても、肝心の法律が定められていないのでは国民的課題として人権意識を高めていくことは難しいでしょう。

※法務省人権擁護局の啓発活動「年間強調事項」17項目の中には、
(14) 性的指向を理由とする偏見や差別をなくそう
(15) 性同一性障害を理由とする偏見や差別をなくそう
上記の2項目が取り上げられています。
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00005.html

この現状を変えていこうということで、現在、セクシュアル・マイノリティの人権に関する法律を作ろうという動きがあります。

最初は、LGBT法連合会が「差別禁止法」を実現させようと超党派のLGBT議連に働きかけました。

■参考記事
無職中年ゲイが聞く、「LGBT差別禁止法」ってなに? 本当にいるの?
(Letibee LIFE)

ところがLGBT議連での法制化に向けての動きが遅く、そこで民主党前政務調査会長(当時)の細野豪志氏が、「差別解消法」を民主党案として提案して、2016年5月に野党4党により衆院に共同提出されました。

■参考記事
LGBT差別解消へ法案、野党4党提出、公明は慎重姿勢(朝日新聞DIGITAL)

※差別禁止法と差別解消法とは?
差別禁止法は、多くの場合は、個人に対しても罰則が伴います。
今回の野党の差別解消法案は、国、地方自治体、企業に対しての規定が定められます。差別が確認されると勧告をして改善されない場合はそれが公表されます。


そしてもう1つは自民党が取り組んでいる性的指向・性自認に関する特命委員会です。2016年2月に当時の稲田朋美政調会長の肝入りで発足し、5月24日に「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方」という政策が発表されました。

■参考資料
性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方(自民党)

■参考記事
自民党性的指向・性自認に関する特命委員会「議論のとりまとめ」等について(BLOGOS)

LGBT法連合会に関しては上記の記事を始め、Letibee LIFEでは複数回ご紹介してまいりましたが、自民党の特命委員会に関わっている方にはお話を聞けていませんでした。
しかし、私たちLGBT当事者にとっても重要な政治の動きに関しては、広くアンテナを張り、ご紹介していくことが必須であると考えています。

上記BLOGOSの自民党橋本岳衆議院議員の記事に記載されているように、2012年のレインボープライド愛媛が行った政策アンケートに、「(セクシュアル・マイノリティの)人権問題として取り組まなくてよい」と答えたり、地方議員の差別的な発言が続いた中での今回の自民党の取り組みに対しては、「選挙のためのパフォーマンスだろう」と言う声に代表される懐疑的な見方が当事者の中にも多いのも事実です。

2016年11月20日の朝日新聞「(360°)LGBT、自民足踏み」と言う記事で、

「家族の絆を守る特命委員会」では昨年(※注:2015年)3月、複数の議員から同性愛について「考えるだけでぞっとする」などの発言があり、笑いが起きた。

と報じられ、ますます懐疑的な見方が強まる傾向があります。

では、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会は、実際はどのような考えで進められているのか、この特命委員会のアドバイザーであるNGO「BASE KOBE」代表の繁内幸治さんを直撃することにしました。
私の疑問に関して、非常に率直にお答えいただいたインタビューは予想以上の長時間に及びましたので、ここでは二回に分けてご紹介致します。

786名無しさん:2017/07/03(月) 17:00:52
第一回は、
「なぜ自民党が、性的指向・性自認に関する特命委員会を立ち上げたのか?」
と言うテーマで、繁内さんがアドバイザーとして関わるようになったきっかけから紐解いて参ります。

きっかけは宝塚市議の不適切発言
いたる(以後”I”):ここ最近の政治の動きを見ていると、イデオロギーに関してはひとまず横に置いておいて、今の政権与党に働きかけない限り、LGBTの人権問題は動かないのではないかと考えているんです。

繁内(以後”S”):まさにおっしゃる通りですよ。

I:リベラルな立場の方の中には繁内さんは、保守の方だとお考えの方も少なくないようですが。

S:私は若い頃は国家公務員で、労働組合の役員もやっていていた人間なんですよ。そういう経験をしたから分かるんですが、何でもかんでも野党と組んで政権政党に批判ばかりしていると、やってる本人は充実しているかもしれませんけど、溝ばっかり深めてしまい(LGBT当事者にとって)なんの利益にもならなかったって結果になる可能性があります。LGBTの人権課題がそういう結末を迎えてしまうことは避けるべきだと思っています。
LGBTのコミュニティの中で与党ともうまく渡り合えるアクティビストがいればいいのですが、残念ながら色々探ってはみましたが一人も見当たらなかったですね。
自民党の特命委員会のアドバイザーを引き受けることで、リベラル色の強い当事者皆さんからご批判は重々分かっていましたが、他にいないのであれば、「私が引き受けなければならない」というのが、今回の特命委員会のアドバイザーに関してのそもそもの始まりだったんです。

I:僕自身、自民党の特命委員会に関してよく分かっていないので教えていただきたいのですが、繁内さん以外で、この特命委員会のアドバイザーとして関わっている当事者の方はいらっしゃるのでしょうか?

S:一人もいません。自民党政務調査会事務局に確認しましたが、そもそも、自民党に20以上ある特命委員会でアドバイザー職がいるのは1割程度と極めて少ないそうです。特命委員会というのは、有識者にお越し頂いて意見を述べてもらうことはあっても、委員会内に(民間の)アドバイザーを置くというのは珍しいことのようです。

I:そうなんですね、では、なぜ繁内さんにアドバイザーのお話が来たのでしょうか?

S:私はHIVに関わる活動を神戸で約15年間やってきたんです。NGOの名称も、活動の拠点が神戸だから「BASE KOBE」と名付けました。地元のニーズが分かっているのは、やはり地元の人間だという自負がありましたので、「神戸の草の根レベルでやれるべきことをしっかりやり、それ以外のことはしない」ということで活動してきたんです。東京は東京で勝手にやってくれと、その代わり東京でやったことでも(地元に合わないことは)カーボンコピーしないということに徹してきたんです。
そんな中、去年(2015年)の4月に宝塚市議会議員の大河内茂太さんが、議会で不適切な発言をしたことを覚えてらっしゃいますか?

■参考資料
「宝塚がHIV感染の中心に」自民議員発言、議事一時中断(神戸新聞NEXT)

実はその前の年(2014年)にも、自民党の兵庫県議会議員がひどい発言をしたことがあったんです。

■参考資料
「同性愛者のHIV指導必要ない」委員会で井上県議(神戸新聞NEXT)

787名無しさん:2017/07/03(月) 17:04:22
その時、私はたまたま神戸を留守にしていました。その間に、当該県議に対して当事者始めいろいろな方からの非難が集中してしまい、県議本人が心を閉ざしてしまうという最悪の事態になってしまいました。私が神戸に戻ってから県議ご本人に電話をかけても、
「そんなこと言っても、どうせあんたも他の人と一緒やろ、もうええわ!」
と切られてしまったんです。
これは自民党に行かないとどうしようもないと思って、初めて自民党兵庫県連の幹事長にお会いして、
「できるだけソフトランディングさせたいんで、幹事長からご本人に説明して欲しい」
とお願いしたんです。そしたら幹事長も「わかった」ということで電話してくれたにも関わらず、ご本人は、「もういい」と言って幹事長の話すら聞こうとしなかったんですね。
攻撃した人たちは、思いが強すぎて結局、県議ご本人を追いやってしまったわけです。
議員は次の選挙で落選してしまいました。おそらくご本人の中では憎しみが残っているだろうと思われます。
私は、地元に根ざしたNGOは、地域に対して責任があると考えているので、この件は今でも宿題だと捉えています。憎しみの連鎖や固定化が起きないようにしたいのです。彼もLGBTのことでは対応が極めてまずかったけれども、他の部分ではいいところもあるようにも思っています。
で、先の大河内さんの発言があった後、当日の夕方、大阪の旧知の弁護士から連絡をもらったんです。
「今日、宝塚の市議会で自民党の議員が問題発言をしている。明日の神戸新聞の朝刊に載るようだ。去年の県議のようにならないよう早く動いて欲しい」と。
神戸新聞朝刊の主要な記事は、日付の変わる0時にインターネットで先行して流れますので、「それを確認したら大河内さんに連絡します」と、知人の弁護士には伝えました。
で、0時にニュースがアップされたのを確認してから、面識のない大河内議員にfacebook経由で連絡させてもらったら、すぐにご返信頂いたので、私の考えを丁寧に説明したんです。
「私は神戸のNGOの代表です。今後あなたに対する当事者団体等から様々な非難が起こるでしょうが、私は決してあなただけを一方的に非難しない。今回の発言の真意を聞かせていただき、これからどういう風に解決していけるのか一緒に考えたい」
とお伝えしました。すると2日後には、BASE KOBEの事務所に大河内議員がいらしてくれたんです。
お会いしたら分かりますよ、大河内さんが差別主義者じゃないことは。
初対面で約3時間お話しして分かったのは、大河内さんの発言は誤った一方的な情報を基にした不適切なものであって、根底に差別意識はないだろう、ということでした。
それならば、彼を差別主義者として当事者団体等が追い込んでしまうのは誤りであって、地元の当事者団体の代表でもある私がこの人と向き合って、彼が抱えているモヤモヤとしたものをきちんと勉強してもらうことで整理してもらい、願わくば理解者になってほしいと考えたのです。
それから彼に対してはずーっとレクチャーし続けたんです。面談や電話を合わせて1000時間くらいでしょうか。交わしたメールも膨大な数です。お忙しい中で、本当によくお付き合いいただけたと思いますよ。

788名無しさん:2017/07/03(月) 17:06:14
I:大河内議員の考えは変わりましたか?

S:ご本人は早い段階から理解してくれたようで
「これは私だけの問題ではない。自民党の地方議員の大半は、LGBTについては、理解ができていない。今後、私の発言と同じようなことが起きないように動きたい」
とおっしゃったんです。
大河内さんも40歳過ぎの方ですが、セクシャル・マイノリティに関して学校で教育受けたわけでもなく、市民啓発がなされているわけでもないのです。もともと理解ができる土壌がない上に、保守の人たちには(LGBTに関する)一部の団体から、否定的な情報が伝わっています。だから、そんな保守の人たちの琴線に触れるような発言が議会でなされたんですね。
ご存知のように、大河内さんの発言がなされるちょっと前に、渋谷区の長谷部区長が、渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例(同性間のパートナー証明を含む)を発表されました。宝塚市長は、元社民党国会議員で、「宝塚市でも(同性パートナーシップ条例を)やるねん」という動きがあり、それに対して自民党が「何言うとるねん」と反発してゴタゴタした中で、ああいう発言がなされるという、背景としては非常にまずいものがあったんですね。
私自身お付き合いをさせていただいてよく分かりましたが、大河内さんは非常に勉強熱心な方なんです。講演会に参加をし、新宿2丁目や堂山町を訪ね、自主的に多くの本も読み、映画を見て学びを深めていかれました。市民も大河内さんのお人柄が分かっているのか、リベラルが強い宝塚市という土地柄ながら、保守系議員として選挙でも圧倒的な得票数でトップ当選されているんです。
私も解決に向けて色々と頑張ってみましたが、左派議員や支持者の皆さん、複数の市民団体等から、執拗な追求や事実に反すような不条理な攻撃が続き、非常に憂慮し悩まされました。
しかし、大河内さんの理解も進み、自ら自民党を動かそうというところまで考えが至り、自民党のつながりを手繰って手繰って、当時の党の政策責任者である政務調査会長だった稲田朋美さんに私の信書を託すことができました。
大河内さんがLGBTに関しての学びを深めると同時に、私も大河内さんや保守の皆さんとの出会いを通じて溝を埋めていけたように思います。当初は保守の皆さんとは、対立することも多かったのですが、大河内さんが変わるとともに、私も今につながる大きな学びを得たと言っていいでしょう。私も変わったということですね。

稲田政調会長(当時)に話したこと
S:稲田さんに託した信書にこのように書きました。
「LGBTと言っても様々な人がいます。当事者にも、当事者の親御さんにも保守の方はたくさんいらっしゃいます。そして、保守の親を持つLGBTの当事者が一番大変な思いをしています。他人事にしないでください。このままイデオロギーの対立の中で、この問題が立ちいかなくなるのは困る。LGBTの様々な課題の解消を目指すことを、オリンピックを見据えて自民党の喫緊の課題にしてください」
ということで私案としての『理解促進法』(これは後日、衆議院法制局の指摘を受けて『理解増進法』と変更)という法律を作って欲しいとお願いをしました。
その直後に稲田さんがアメリカでの講演で、
「保守政治家と位置付けられる私ですが、LGBT(性的少数者)への偏見をなくす政策をとるべきと考えています」
と、私にとっても思いもよらぬ発言をされたんですよね。信書を託して本当によかったと思いました。

789名無しさん:2017/07/03(月) 17:10:39
■参考記事
自民・稲田政調会長「真のチャンピオンは倒れても立ち上がる人」米シンクタンクで講演(産経ニュース)

これを聞いてみんなびっくりしましたよね。急に出てきた稲田さんの言葉でしたから、自民党内もそうですが、LGBT当事者もびっくりしましたよね。「ほんまかいな?」って。大河内さんも私も。信書を託した直後でしたから、信書を読んでいただけたのだと確信しました。しかし、当事者のリベラルの活動家の方が、「選挙のためのパフォーマンスだろう」とか色々おっしゃったじゃないですか。

I:私も、そうだと思ってました。で、稲田さんのアメリカでの発言の後、どのような動きになったのでしょうか?

S:アメリカでのスピーチの後、再び稲田さんに信書を託しましたところ、稲田さんが会うとおっしゃって下さいました。
2016年1月19日に、大河内さんとともに自民党政務調査会長室を訪ねました。
その時、稲田さんは私に
「必ず対応します。少し時間を下さい」
と言われました。
その後、連絡があり、
「特命委員会を作りLGBTの課題を考えることになりました。すでに役員人事も決まっています。初回の委員会の前に役員に挨拶をしてもらえませんか」
と言われました。
そこで2月10日に大河内さんとともに上京して、委員長の古屋圭司さんと前事務局長の橋本岳さん(現在の事務局長は、宮川典子さん)の議員会館事務所を訪ねご挨拶させて頂きました。
第一回の自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会は2月23日に開催されました。
古屋委員長から、政務調査会事務局を通じて、「特命委員会に来て話をしてほしい」と依頼を受けた私は、自己紹介と今日までの流れ、そして私案として温めてきた『LGBT理解促進法』に関しての説明をしました。
後日分かったことですが、この会議には、自由同和会の平河事務局長が出席されていらっしゃったそうで、私の自民党に対する提言をそっくりそのまま、自由同和会の年間活動方針に加えていただいていました。

790名無しさん:2017/07/03(月) 17:14:23
■参考資料
自由同和会平成28年度活動方針の最後の部分

私の話を聞いて頂いた後に、古屋委員長から、「アドバイザーになって欲しい」という提案があり、それを受けて全会一致でアドバイザーが決定したのです。自民党特命委員会で、アドバイザーを置くのは、先ほども言いましたように珍しいことなんです。
だから、この特命委員会に至るまでの流れは、元をたどれば、大河内さんという一人の自民党の地方議員の不注意な発言から始まり、ご本人が学びを深めながら、ご自身のLGBTに対する理解増進に真摯に結びつけていかれたんです。

I:大河内さんの発言にまつわることだけを取り上げれば非常にネガティブなニュースになってしまうのですが、そこから起きたことを考えると全く印象が変わりますね。

S:そうなんです。大自民党を動かしたわけですからね。ただしね、新聞というのは極めていい加減なものでね、叩くときはいくらでも叩きます。でも、例えば大河内さんが自費でLGBTのための市民向けの勉強会を主催し、講師を招いたりしているんですけど、地元紙でも主催者として大河内さんの名前は一切報じないですからね。批判は書くんですけど、それをきっかけに学んだり、自分の政策に活かしたりしていることは書かないんですからね。
日本のメディアというのは読む側にメディア・リテラシーがないと本当の情報は入手できないと、今回の件を通じて痛感しました。

自民党の中にも様々な人がいる
I:リベラルな立場の人の発言や報道から受ける印象だと、稲田さんがLGBTの人権に対してきちんと向き合う方だとは感じられませんでした。でも、繁内さんのお話を伺っている内に、例えば安保法案や憲法改正、歴史に関することなどと、LGBTに関することは分けて考えるべきなのだな、と考えるようになりました。それをごっちゃにしてしまうと、導き出される答えは「選挙目当てのパフォーマンス」になってしまうんですよ。

791名無しさん:2017/07/03(月) 17:16:37
S:保守と言われる人たちの中にも色々な考え方があるんですよ。「保守の皆さんは、LGBTには無理解」と決めつけてしまっては、読み間違えてしまいまうと思います。
私は、今の自民党の皆さんには、LGBTに対して概ね2つの人たちがいると考えています。
1つは、政権党の議員として、国民の様々な課題に向き合おうとする皆さん。今回で言えば、稲田さんや古屋さんですね。古屋さんは、「真の保守とは、多様性を認めるものだ」と、私に話してくれます。この言葉は、私が自民党のアドバイザーを務めさせて頂く上での重要なキーワードになっています。
もう1つは、LGBTに関しては無関心。または、知識の少ない中で誤解が生じている皆さん。このような皆さんの中で、過去に「過激な性教育」ということでバッシングされた東京の「七生養護学校事件」ありましたよね。

■参考資料
七生養護学校事件(Wikipedia)

あれは、知的障害のある子たちに対して、より具体的に分かりやすく教えるために先生方が一生懸命考えて、リアルな人形を使って具体的に教えないと理解できないから、という教育上の極めて重要な側面をすっ飛ばして、過激な性教育だとレッテルが貼られてしまい、全国的に性教育ができなくなった、あるいはエイズ予防教育ができなくなった、という苦い経験があります。このような理解が少ない皆さんに、よりよく理解してもらうにはどうしたらいいか、というのがそもそもの始まりなんですね。

I:つまり、稲田さんや古屋さんは、前者の方なんですね。

S:そういうことなんですよ。だから、それを全否定するのはおかしいし、またもったいないと思います。

I:なるほど、これは僕を含めて理解していない人が多いでしょうねえ。

S:全く理解されてないんですよ。あまりにも政治とLGBTの関わりに興味がない当事者の皆さんが多いのではないでしょうか。特に私を含めた中高年。もちろん、ご結婚されていらっしゃる方も多いのではないかと思いますが。また、LGBTの活動家の多くは、何かしようとしても自民党から冷たくされていたので、野党に頼るしかなかった時代が長く続いて来ましたから、自民党についてはわからなくて当然ですよ。正直なところ、「自民党の特命委員会が、LGBT議連潰しだ」という人がいることに驚いたんですよ。情報が少ない中で、「自民党は敵」と、決めつけてしまっていますからね。

I:つまり、自民党の特命委員会の皆さんは、LGBTに関することには耳を傾け、共に考えてくれる可能性が決して低くないということなんですね。

S:そうなんですよ。例えば中国、韓国に対しては強硬であっても、実は稲田さんは弁護士でもあって当然のことながら人権意識は持っていらっしゃるので、LGBTの問題に関しては大いに一緒にやっていける方なんですよ。
稲田さんの息子さんの大学時代のご親友にトランスジェンダーの方がいらっしゃるし、その方にお会いして生きにくい話を聞いてらっしゃったので、以前からLGBTの人権に関心があったんですよ。
2016年の東京レインボーフェスタの会場に稲田さんをお連れした際も、その方と再会されているんです。とてもフレンドリーに話してらっしゃる様子をそばで見ていて、稲田さんがLGBTに対して偏見を持っている人ではないと改めて確信しましたし、お二人が実に自然で微笑ましく思いましたよ。
私は、稲田さんは、以前からLGBTの人権課題に関心はお持ちだったけれど、取り組まれる機会がなかっただけで、今回をよい機会にして頂けたんだなと思っています。
(その2につづく)

こういう経緯で、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会のアドバイザーに就任された繁内さん。
次回は、
・特命委員会がどのように進んできたのか?
・野党4党が提出した「LGBT差別解消法案」に比べると骨抜きだと批判される罰則規定がないLGBT理解増進法案を考えた真意とは?
・旗振り役の稲田議員が大臣となり特命委員会を離れた今の状況と今後の見通し
に関して、さらに深くお話を伺って参ります。

続きはこちら

■繁内幸治氏が世話人となっている「LGBT理解増進ネット」のサイト

792名無しさん:2017/07/03(月) 17:18:21
その1

http://life.letibee.com/interview-lgbt-jiminto/

793名無しさん:2017/07/03(月) 17:22:28
2017.01.06 ギモン
自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実を直撃。 その2「理解増進法を目指す真意と、現在の状況と今後の見通し」
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■前回の記事
自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実を直撃。
その1「なぜ自民党が、性的指向・性自認に関する特命委員会を立ち上げたのか?」

「選挙目当てのパフォーマンス」に違いないと、懐疑的な目で見る当事者のアクティビストが多い自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会。
Letibee LIFEは、アドバイザーとして特命委員会に関わられている繁内幸治さん(「BASE KOBE」代表)のインタビューを通じて、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実に迫ってまいります。

インタビューの前編では、特命委員会が発足するまでの流れを伺いました。
宝塚市議の不適切な発言がきっかけとなって生まれたという流れを考えると、巷間で取りざたされている
「LGBT議連を潰すために特命委員会が発足された」
という説の信ぴょう性を疑わざるをえないと印象が残りました。

LGBT法連合会が提案している「LGBT差別禁止法」。
野党4党が法案を提出した「LGBT差別解消法」。
※詳細はインタビュー前編を参照。

上記の2つに含まれている『罰則規定』がないという理由で、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会が考える「理解増進法」は骨抜きであると批判する声も非常に多いです。
後編では、その2「罰則規定のない理解増進法を目指す真意と、現在の状況と今後の見通し」
というテーマで、繁内さんが稲田さんへの信書で提案した「理解促進法」(後に増進法に改名)の目指すところとその意義、そして稲田さんが大臣に就任され特命委員会を離れたことでトーンダウンしたのではないかと思われている特命委員会の現状と今後の展望を直撃します。

■前回の記事
自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実を直撃。
その1「なぜ自民党が、性的指向・性自認に関する特命委員会を立ち上げたのか?」

794名無しさん:2017/07/03(月) 17:24:12
罰則規定のない理解増進法は骨抜きなのか?
いたる(以後”I”):繁内さんがアドバイザーとして参加されている自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会は2016年の2月に始まり、5月に「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方」を発表されたわけですが、この間の3ヶ月間大変だったのではないですか?

繁内(以後”S”):本当に大変でしたよ。日々の仕事とNGOの活動をしながら、特にNGOは、図らずも貧困に陥ってしまった方のシェルターを運営していますから、週に2回も神戸から出席したこともありましたし。会議の招集は、2〜3日前ってことも多いのです。午前8時からだったり。神戸空港で出発直前に中止なんてこともありましたね。あと5分連絡が遅かったら飛行機に乗ってしまっていました。勤務変更ができず仕事のやりくりが難しい時は、往復夜行バスを利用したり。つまり車中で2泊ですね。55才の私には、非常に厳しかったですよ。

I:そんな想いをされてまとめた「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方」に対して、LGBT法連合の提案する「LGBT差別禁止法」や野党4党が法案を提出した「LGBT差別解消法」と比べて、罰則規定のない努力目標のようなもので、選挙目当てに作った骨抜きなものだという批判が非常に多いですよね。僕は個人的には、あの保守の自民党がLGBTの人権問題に目を向けてくれて差別禁止法・解消法に比べればハードルが低くなったものでも取り組んでくれることを評価するべきではないかと考えているのですが。

S:それは根本的に考え方が違うと思いますよ。
リベラルの皆さんから見ると、「罰則規定がないものは骨抜きや」と言うんですね。でも、それはあくまでもリベラルというフィルターを通して見るからそう見えるんであって、そのフィルターを退けた時にどう見えるのかが重要です。
つまり、欧米諸国は本当にLGBTが生きやすいか、否か、ということなんですよ。
確かに、パートナシップ法、シビルユニオン法、同性婚などを実現させた面では欧米諸国が一歩進んでいる、これは間違いないです。
では、「差別禁止法に関してはどうか?」。
私は欧米諸国が進んでいるとは思っていません。つまり、欧米諸国は宗教など様々な歴史的経緯から考えて差別があまりにも厳しいので、法律で禁止せなあかんような国なんですよ、そもそも。
「人権」というものは、本来的には、差別を禁止すれば済むってもんじゃないんです。
歴史上、差別禁止法を作って差別がなくなったことが一回でもありますか?
より潜在化して、より厳しくなっているじゃないですか。それを真似てどうするのでしょうか?
私は、日本でその轍を踏ませたくないから,「理解増進法(促進法)」を自民党に提案しました。罰則規定のある差別禁止法とは、全く別次元のものなので、並べて比べること自体がおかしいのです。
欧米、特に米国ではセクシュアル・マイノリティに対するヘイトクライム(憎悪犯罪)などが頻発していて、差別禁止法を作らないと当事者の生活の平静さえ保てないような国なわけです。セクシュアリティを疑われただけでいきなり暴力が起こる、日本は、このような状況は、ほとんどありません。

795名無しさん:2017/07/03(月) 17:28:24
I:新木場で起きた殺人事件などはヘイトクライムに該当しませんか?

S:あれは「ゲイなら襲っても警察に届け出ないだろうと思った」という動機ですから、本来のヘイトクライムとは違うと思いますよ。

I:それは確かにそうですね。

S:文明開化で制度だけ入って来ればよかったのに、そこにキリスト教的な性への考えが入ってきてしまったから今の状況になったわけです。
日本は、明治以前は、性に関してもかなりおおらかだったんです。
明治以降なんて、たった100年そこいらでしょ。日本は非常に長い歴史がありますが、欧米からのキリスト教によってこうなっているのに、遅れているとか欧米諸国から思われるのもどうなんでしょうかね。
特に同性婚を求める日本人の当事者や支援者の皆さんには、「遅れている」というような言い方をしないような注意が必要ですね。
保守層の皆さんにLGBTの人権に目を向けてもらうには、「欧米から入ってきた考えに囚われるのではなく、原点回帰をして、わが国らしい考え方に戻りましょう」というアプローチをするべきだと思ったんです。
そこで罰則規定を設けない、理解増進法(促進法)を提案したのです。

I:なるほど、そのお考えはよく分かります。でも、オリンピック開催までに差別禁止法や同性婚を実現させなくてはならないのではないでしょうか? 理解増進法では適合しないのではないですか?

S:そう思っている方は非常に多いでしょうね。
でも、オリンピック憲章に差別禁止法を作れ、同性婚を実現しろとは書いてないんですよ。そこを人権団体等が一方的に解釈して、オリンピックまでに差別禁止法が必要と主張していますが、それは違うと思います。

オリンピズムの根本原則より
6.このオリンピック憲章の定める権利及び自由は人種、肌の色、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、国あるいは社会のルーツ、財産、出自やその他の身分などの理由による、いかなる種類の差別も受けることなく、確実に享受されなければならない。

同性婚を認めなさいとも、差別禁止法をやりなさいとも書いてないんですね。つまり、差別禁止や同性婚という具体的なものではなく、開催国として、当事者の選手が競技に専念できる差別のない環境を求めている訳です。
「差別がない社会=差別禁止法」ではないんですね。
日本のLGBTを巡る状況は、欧米とは随分違うというのが、この話の大前提なんです。
私は、差別が禁止してなくなるならば、いくらでも禁止法を作ればいいと思います。しかし、人類史上、差別禁止法を作って差別がなくなった国なんて一つもないですよ。
それを現在の自民党特命委員会事務局長の宮川典子さんともよく話をします。
ヘイトクライムのように命を奪われるような厳しい状況にあるわけではなく、主に無理解から起こる「いじめやからかい」のある日本は、理解増進法を作って国民のLGBTに対する考え方をボトムアップしていけば解決することだと私は考えているんです。

796名無しさん:2017/07/03(月) 17:30:05
I:なるほど、オリンピック憲章のことも誤解したままでいましたがよく分かりました。罰則規定と設ける差別禁止法と、国民の理解を深めボトムアップを目的とする理解増進法は、全く方向性が違うものなのですね。

S:一見して、差別禁止法と比べると罰則規定がないから甘っちょろいとか批判されますが、そもそも背景にある理念が全く違うんですよ。
差別禁止法が定められることが目的ではなく、「いかなる差別もない社会」を構築することがゴールですよね。
登山に例えると、差別禁止法では山頂までは登れません。なぜなら、差別禁止を声高に叫ぶと、いいか悪いかは別にして、新たな摩擦が生じるからです。力で押せば力で返されるのが常ですからね。
私は、理解増進法によって、今からの日本は、「人類史上初めて差別禁止法なくして課題を解消した国」になれる可能性が高いと考えているんです。これは、日本が誇りにしていいアプローチではないかと思います。
11月10日には、外務省の西村篤子女性・人権人道特命大使にも、LGBTの人権課題の克服に向けた理解増進法のアプローチについて同様の説明をさせて頂きました。
また、一橋大学でのアウティング事件を考えると、将来の活躍が大いに期待された優秀な学生さんの尊い命を失ったことは本当に悲しいですが、過剰に反応することがあってはならないとも思います。きちんと真相を究明し、再発防止に向けては、大局に立った対策を講じるべきだと考えます。そのことこそが彼の命に報いる唯一の道だとも考えます。
差別禁止法があっても、防げないものは防げないのですから、理解増進法によって、LGBTの当事者が、自らの生き方を恥じなければならないような社会のあり方そのものを根本的に変える必要があります。それには、差別を禁止するのではなく、まさに一人ひとりが立場の違いを越えて相互に理解を増進することが必要不可欠だと思いますがいかがでしょう?

理解増進法が実現するとどんなことができるのか?
I:具体的に理解増進法が実現すると、どのようなことができるのですか?

S:理解増進法ができれば、予算がつきます。
その予算を使って、今まで学校で教えることができていなかったことを教えることができるようになります。
「全国津々浦々あまねく公平に」というのがキーワードですから。

I:ということは学校教育だけじゃなく、自治体が市民に向けての啓発活動もできやすくなるのでしょうか?

797名無しさん:2017/07/03(月) 17:35:16
S:当然そうです。
法律で定められれば、「しない」という選択肢はなくなります。自民党の理解増進法案では、地方自治体には責務規定が設けられるのですから。

I:なるほど、罰則規定はなくても、自治体に対しての責務規定が設けられるのですね。

S:これが実現すれば、後世評価されるものになると思いますよ。
セクシュアル・マイノリティに関して知らないがゆえに誤解が生じて、いろんなことを言ってる人が圧倒的に多いんですから、日本の場合は。
そういう皆さんに対して、法律を作ってきちんと啓発活動をしていくと。例えば政府公報として公益財団法人ACジャパンを使うことだってできるでしょうし、各自治体だっていろんなことできる。学校でもやっていくわけだし、数年続けたらLGBTに対する日本人全体の考えは確実に変わりますよ。特にイメージが大きく変わるように思います。
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、同性婚も既に5割は受け入れていますよ。別の調査では、LGBTの人権ということに関しては更に多くの皆さんが認めています。
ならば、法律が通って啓発活動を続けたら知らないがゆえに否定的な考えを持っている人たちはどんどん少なくなっていくように思います。
私の大学での講座を受けてくれている学生さんは、LGBTの人権について、ほぼ全員が肯定感を持っています。
きちんと国を挙げて啓発すれば、将来はきっと現在の欧米以上の成果が出せますよ。楽観的だといわれるかもしれませんが、私はそう思います。
ただ現状は遅れているのは事実だから、そこは真摯に受け止めて反省すべきですけど。だから反省をした上で、理解増進ですね。
既に自民党は、「法の下の平等」を定めた憲法14条に照らし、性的少数者への差別が禁止されているとする見解を示していますから、これに基づいてやれることをやるということでしょう。
これはどういうことかというと、最初から同性婚ありきにしてしまうと、保守の皆さんの中で受け付けない人の割合が高くなり、理解増進法案でさえ実現できなくなる可能性が高まるでしょう。だから、理解増進法を作って一年、二年、三年と地道に啓発を続けて理解出来る人を増やしていくことが何より大事です。
先ほども言いましたが、罰則規定を設けずに国民の理解を深めていこうとする理解増進法は、課題の解消に向けた人類史上初めての歴史的なアプローチなんです。私は、他の人権課題は残念ながら、差別・反差別が対立するような形での権利闘争の様相を呈してきた経緯がありますが、幸いLGBTに関しては、日本はそのような形ではなく、国民の理解増進で課題を解消できると考えた訳です。

798名無しさん:2017/07/03(月) 17:37:22
I:なるほど。現行法でやれることの進捗状況は今後もお話を伺って記事にしていこうと思うのですが、理解増進法を法案として実現させていく道のりとしてどれくらいのスパンで考えていらっしゃいますか?

S:ちょっとなんとも言い難いところなのです。
確かに稲田さんが党の政務調査会を離れたことでのトーンダウンは否めませんが、これは見方を変えれば、時間をいただけたということだと考えているんです。
古屋委員長は、
「この特命委員会が自民党の中でマイノリティであってはいけないんだ」
と、おっしゃいます。
だからこそ党内での理解増進、つまりLGBTについての知識と理解を涵養するための貴重な時間をいただけたと、私自身は前向きに捉えています。
今後、党内で理解を深めていくプロセスこそが、まさに、『理解増進法』の理念そのものだと思っています。
理解増進法が成立する過程こそ、多くの皆さんのご理解の上に成り立たなければならないものですから。
そもそも理解増進法を成立させるためには、更に環境を整えた上で、全会一致または、圧倒的多数の国会議員の皆さんの賛成がなければならないと考えています。
それを目標にして、今年は、地方を含めた自民党の中での理解を深めていくことに力を注ぎたいとも思っています。

I:これもまたイデオロギーのフィルターをかけて外から見ていると見えてこないものなのですが、稲田さんも自民党の中で闘われていらっしゃるんですね。

S:確かに自民党の中にはいろいろな考えを持つ人がいますから、稲田さんのリーダーシップ抜きには今までのことは語れないですよ。まさに稲田さんしかできなかったことです。

I:では、今、ちょっとトーンダウンしたように見える中で、自民党内で最もLGBTに対する理解が深いであろう橋本事務局長の代わりになる方はいらっしゃるのですか?

S:はい。新事務局長になられたのは宮川典子さん。
山梨県で教員経験のある方です。非常に聡明ですし、教育の現場もよく知っていらっしゃる。
もちろん、LGBTの児童・生徒のいじめについてもなくすべきだと考えていらっしゃる。とても明るい女性が事務局長になられたことで、特命委員会の雰囲気もバランスもよくなったと思います。

I:ちょっとトーンダウンしたように見える今は、自民党の中で理解を深めていく時間。保守層の皆さんにも理解していただきやすい法案を提案したわけですから、党内で理解者をじわじわ増やしていき、次のタイミングが訪れた時に実現させようと、いうことでよろしいでしょうか。

S:まさにおっしゃる通りです。
私は今55歳、60歳になったら定年させていただく予定なんです。そんなに長く続けていくつもりもないです。だから政権与党である自民党のアドバイザーとして、刻々と新しい情報が入ってくる私をLGBTのために役立ててほしいんです。
私には、自分たちの世代がLGBTに対して何もできなかったという思いが強いんです。だからこそ、強引だと嫌われるかもしれないけども、将来に向けて、当事者が政権与党と向き合える基盤だけは作りたいし、そして何よりも大事な基本法(理解増進法)だけは作っておきたい。
それが実現できないと死んでも死に切れん。
そんな思いなんですよ。
いま、自民党のアドバイザーとしては、LGBTの生活上の安心・安全の構築は、国民相互の理解以外に道はないと思います。しかし残念ながら、LGBTの多くの当事者団体が、日本では、自民党が反対し成立する見込みの少ない差別禁止法を目指していいます。これでは結果として、本来日本ではセクシュアリティとは関係の少ないはずの政治的な左右の対立を煽り、解決を遅らせるどころか、差別・偏見を潜在化させ固定化してしまうことにつながりかねないとも思います。
ぜひ、このことを多くの当事者の仲間に知って欲しいですね。
今回の切っ掛けとなった宝塚市議会議員の大河内さんは、保守の議員として、ご自身の経験を活かして草の根でLGBTに取り組んでいこうとされています。
また、私は、永年の同志であるレインボープライド愛媛代表のエディさん、ともに拓くLGBTIQの会くまもとの今坂先生とともに、「全国LGBT理解増進ネットワーク会議」を立ち上げました。
LGBTに対する正確なメッセージが未だ伝わっていない保守層の皆さんに向けても、今までにない、より現実的な協働を始めたいと考えています。

799名無しさん:2017/07/03(月) 17:38:43
■繁内幸治氏が世話人となっている「LGBT理解増進ネット」のサイト
全国LGBT理解増進ネットワーク会議

以上、前後編の2回に分けて、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会アドバイザーの繁内幸治さんのインタビューをご紹介しました。
LGBTの人権問題に向き合う法案を成立させることは、セクシュアル・マイノリティ当事者にとって本当に大切なことです。だからこそ、イデオロギーのフィルターをかけた視点で一方的に決めつけて批判するのではなく、フラットな状態で様々な人の話を聞き、自分の頭で考えることが必要だと思わざるをえないインタビューでした。

800名無しさん:2017/07/03(月) 17:40:19
その2
http://life.letibee.com/interview-lgbt-jiminto_02/

801名無しさん:2017/07/05(水) 20:40:13
6月7日 0時57分
LGBT=性的マイノリティーのうち、その存在をあまり知られていない「Xジェンダー」と呼ばれる人たちがいます。自分を男でも女でもないと感じる人たちのことで、悩みを語り合うとともに、存在を広く知ってもらおうと、都内で交流会を始めました。
交流会を開いたのは、丸山真由子さんで、先月は、8人のXジェンダーが参加しました。

Xジェンダーは、自分を男でも女でもないと感じる人たちのことで、男性だと感じる時や女性だと感じるときが日によって違ったり、性別がないと感じる人がいたりします。

交流会では、参加した人が「LGBTの人たちの中でもXジェンダーはあまり知られていない。自分のことを話しても『そんなのあるわけない』と否定される」とか「『あなたは女性だからこうだよね』など、性別による行動を押しつけられるのが苦しい」など、生活の中でのつらさを語っていました。

体の性は女性でXジェンダーだという人は「初めて同じ思いの人たちと話をしたと感じた。女性を演じずに本当の自分でいられた」と話していました。また、体の性は女性という別の参加者は「自分を理解されず人と関わらないで生きようと思っていた。参加して共感し合う楽しさを知り人と関わろうと思うようになった」と話していました。

丸山さんは「当事者どうしが安心して話せるだけでなく、Xジェンダーのことを社会に発信していく方法を参加者と一緒に考えていきたい」と話しています。

ソース先に動画あり
外部リンク[html]:www3.nhk.or.jp

802名無しさん:2017/07/06(木) 20:06:40
時事ドットコム


地方議員が「LGBT議連」=全国の自治体で連携へ
2017年07月06日17時04分


「LGBT議連」を発足させた上川あや世田谷区議(中央)ら=6日午後、東京都庁
 性的少数者(LGBT)の地方議員5人が6日、東京都庁で記者会見し、LGBTの人権擁護のための条例制定などを目指す議員連盟を発足させたと発表した。現時点で83人が参加しており、今後も全国の自治体の地方議員に連携を呼びかけるという。
 世話人で、性同一性障害者である上川あや世田谷区議は「主要7カ国で、同性カップルを国レベルで承認していないのは日本だけになった。地方から柔軟に変えるべきものは変えて、国レベルの動きに育てていければ」と会見で語った。議連は27、28日に都内で研修会を開き、本格的な活動をスタートさせる。

803チバQ:2017/07/06(木) 20:38:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170706-00010003-bfj-soci
「私はゲイです」文京区議がカミングアウト 死別したパートナーへの思い
7/6(木) 16:08配信 BuzzFeed Japan
「私はゲイです」文京区議がカミングアウト 死別したパートナーへの思い
左から石川大我さん(豊島区議43歳)。細田智也さん(入間市議25歳)。上川あやさん(世田谷区議49歳)。前田邦博さん(文京区議51歳)。石坂わたるさん(中野区議40歳)。石川さん、前田さん、石坂さんはゲイ。細田さんはトランス男性。上川さんはトランス女性。
性的指向と性自認に関連する人権擁護を目的とする「LGBT自治体議員連盟」が7月6日に発足した。世話人の当事者5人が都庁で記者会見した。文京区議の前田邦博さん(51歳)は初めて、公の場で「私はゲイです」とカミングアウトした。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

議連は、具体的には、同性パートナー制度や、LGBT当事者の自己肯定感を上げる施策、いじめ・自殺・貧困・感染症・依存症の予防などについて勉強会を開き、情報交換するという。

議連は、具体的には、同性パートナー制度や、LGBT当事者の自己肯定感を上げる施策、いじめ・自殺・貧困・感染症・依存症の予防などについて勉強会を開き、情報交換するという。

トランス女性の世田谷区議・上川あやさんは、国レベルでのLGBT関連立法が停滞している中、同性カップルのパートナーシップを公に認める制度が、渋谷区・世田谷区を皮切りに各地で始まった点に言及。「そうした実績を地方議員に共有し、社会を変えていくベースとしたい。地方から柔軟に変えられるものは変え、それを国レベルに育てていきたい」と話した。

LGBT自治体議連には、当事者でなくても、趣旨に賛同する議員であれば参加できる。現職の議員は「正会員」、前・元職や候補予定者は「賛助会員」になる。ゲイの豊島区議・石川大我さんによると、北海道〜沖縄まで全国によびかけたところ、すでに78議員(元職2人含む)が賛同し、参加を表明した。より多くの参加を呼びかけている。議連は、第一回の勉強会を7月27日〜28日、東京都豊島区で開く予定だ。

「私はゲイです」文京区議がカミングアウト 死別したパートナーへの思い
前田邦博さん
初めて公にカミングアウトした前田さん。なぜ、このタイミングだったのか。
前田さんは15年前、男性のパートナーと死別したときの体験から、語り始めた。

「(パートナーが)救急車で病院に運ばれたとき、集中治療室の前で、生死もしさられずに待たされました。私は幸い、相手の両親と仲が良く、両親が『家族です』と言ってくれたので、面会謝絶にはなりませんでした。しかし、『単なる同居人』では面会できず、看取ることもできなかった」

「また、葬儀でも、配偶者なら喪主になれるが、喪主になれませんでした。高齢の親戚が理解できないということで、私は親族席にもいられませんでした。遺品も好意で引き渡してもらえましたが、そうでなければ何も手にできなかった。賃貸住宅も、相手方の名義なら、追い出される可能性もありました」

「私は個人的に、2人の関係性が認められるよう努力をしていました。しかし、いざという時に、普段の生活で関わっていない人たちからの横槍があれば、抵抗できません。それは、制度がないから。そして、社会からの認知がないからです」

当然の権利とされているものが、LGBTには保障されていないーー。それは強烈な体験だった。

なぜ、いままで隠していたのか?
前田さんは「いままで公表できなかったのは、恐かったからです」と率直に語った。実は議員になった後にも、議会事務局に嫌がらせの連絡があったり、信頼して話した人に、ゲイだと言いふらされたりした経験があるという。

議員という周りから支えられなければならない立場。そこからのカミングアウトは、下手をすると議員の立場を失う危険性がある。

しかし、いよいよ5期目50代となり、いま社会を変えなければという「焦り」を感じた。この立場の人間が社会に発信することが、社会の変化に繋がる、と前田さんは考えた。

「私がカミングアウトすることで、LGBTも、それ以外のマイノリティも『悩んでます』『助けて』と声を出しやすい場や雰囲気を作っていきたい」

目指すのは、雰囲気を変えるだけではない。

「仕組みや制度をつくることで、違いを容認し、多様性が認められ、相互扶助ができる社会にしたい。大切な人と、共に暮らしていける社会にしたい」

前田さんは自分自身について、「ゲイが結婚せず、ゲイとして自覚を持って生きるようになった、日本で最初の世代だ」と語る。

前田さんは「LGBTは若い世代だけのことではなく、どの世代にも同じだけ存在しています。私と同世代の人たちも続いてほしい」と語っていた。

804チバQ:2017/08/16(水) 20:29:38
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/342357/
男性の性犯罪被害を考える<上>たらい回しにされたSOS 「壁」を取り払った改正刑法
2017年07月11日15時55分 (更新 07月11日 16時20分)
改正された刑法の条文。被害者の表記が「女子」から「人」に改められた
改正された刑法の条文。被害者の表記が「女子」から「人」に改められた
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 改正刑法が13日に施行され、男性もやっと女性と同等に、性犯罪の被害者として法的に認められる。明治時代の制定以来、約110年ぶりの大幅改正。女性に限られてきた「強姦(ごうかん)罪」が「強制性交等罪」になり、被害の内容が広く捉えられるためだ。しかし男性被害者は「見えない存在」とされてきただけに、課題は多い。どんな制度や支援が必要なのか。2回に分けて考える。

 2015年夏。関西にある大学のカウンセリングルームで、4年生の小田雅人さん(22)=仮名=は精神科医に切り出した。「実は、親友に犯されて…」

 加害者の男性は、12年来の親友だった。被害の約1年前、同性愛者だと打ち明けられた。男性は、小田さんが女性と旅行したことをとがめたり、体を触ったりするようになる。小田さんが抗議すると、馬乗りで顔を殴られ、口を使った性行為を強要された。「嫌だ」と言うたびにペナルティーのように殴られた。

 しばらくして男性の謝罪を受け入れると「誕生日のお祝いをさせて」と食事に誘われた。その日、肛門性交による被害に遭う。殴られた痛みと恐怖がよみがえり、抵抗できなかった。

 翌朝、泣きながら帰宅し、熱を出した。その夜、遺書を書いた。

    ◇    ◇

 九州に住む家族には相談できない。消えてしまいたいという絶望の中、小田さんはツイッターで心情を吐露した。気付いた知人が、性被害者に医療や法的な情報を提供する「ワンストップ支援センター」があることを教えてくれた。

 匿名で相談のメールを送った。返信に書かれた電話番号にかけると、初めは優しかった女性相談員の声が、小田さんの低い声を聞いた瞬間、冷たくなった。「ご用件は何ですか」

 経緯を話すと「うちではどうにもできません」と警察署への相談を促された。警察署に電話すると、被害状況を確認するため「診断書を取って」と総合病院の電話番号を伝えられた。

 病院に電話し「性被害に遭ったので診断書がいる」と伝えると、男性なのに産婦人科につながれ、断られた。たらい回しにされるSOS。もうやめよう、と思った。

 友人の強い勧めで大学のカウンセリングを受けたのは、被害から5日後のことだった。

    ◇    ◇

 性被害者の“駆け込み寺”であるべき「ワンストップ支援センター」。政府は全都道府県への整備を目指し、内閣府によると6月1日現在で39カ所ある。

 ただ、内閣府作成の「開設の手引き」では、センターの支援対象は「急性期(被害後1〜2週間程度)の女性被害者」とするにとどまっている。支援に関わる病院は産婦人科がある病院とし、男性被害者には「情報提供など、できるかぎりの対応を」と短く記しているだけだ。センターには男性からのいたずら電話もあり、男性相談者への対応は差があるのが現実という。

 これまで男性は、より刑の軽い「強制わいせつ罪」などの被害者にとどまっていたが、今回の刑法改正で「加害者は男性、被害者は女性」という壁が取り払われた。「僕のように泣き寝入りしている男性はたくさんいると思う。助けを求めて傷つく人間が出るのは、法改正を境になくなってほしい」。小田さんは期待を込める。

    ×      ×

 【ワードBOX】性犯罪に関する改正刑法

 性犯罪の厳罰化が狙い。起訴するのに被害者の告訴が必要となる「親告罪」の規定がなくなり、親など「監護者」による性的暴行を罰する規定が新設される。「強姦(ごうかん)罪」が変更になった「強制性交等罪」は、法定刑の下限が懲役3年から5年に引き上げられる。膣(ちつ)性交だけでなく肛門や口を使った性交なども処罰対象とし、被害者の性別を問わない。


 2017/07/11付 西日本新聞朝刊

805チバQ:2017/08/16(水) 20:29:59
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/342652/
男性の性犯罪被害を考える<下>はびこる偏見「誰か信じて」 相談・支援する態勢充実を
2017年07月12日 15時27分
「性暴力被害者支援センター・ふくおか」の面談室。浦尚子センター長は「相談者がリラックスできるようにぬいぐるみを飾っている」と語る
「性暴力被害者支援センター・ふくおか」の面談室。浦尚子センター長は「相談者がリラックスできるようにぬいぐるみを飾っている」と語る
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 被害者を女性に限っていた「強姦(ごうかん)罪」を廃止し、男性も対象とする「強制性交等罪」を新設した改正刑法が13日に施行される。新たに男性も女性と同等に性被害者として認められるようになった。しかし現段階では、(上)で書いたように、男性の被害者に対して支援態勢はほとんど整っていない。「男性が性被害に遭うはずがない」など社会の偏見も根強く、課題は山積している。

 親友の男性から性的暴行を受けた大学生、小田雅人さん(22)=仮名=の精神科医によるカウンセリングは、2時間半に及んだ。医師は「大変でしたね」といたわりの言葉を掛け、カウンセリングを勧めた友人のことを褒め、「あなたは一人じゃない」と告げた。胃液を吐き続けていた小田さんは、その夜、被害後初めて食事を取れた。

 友人や相談先の人たちは、支えてくれる人と傷つける人にはっきり分かれた。その境界線は、被害を信じたかどうか、だった。

 小田さんは人との接触に恐怖を感じたり、性器などを連想させる食べ物が口にできなくなったりした。友人たちに打ち明けて理解を求めると、半数は「話を盛ってるだろ」と信じない。「そのまま男を好きになれば」とも言われた。無理解から放たれた言葉は、心に深く突き刺さった。

    ◇    ◇

 男性の性被害者の自助グループ「RANKA」主宰の玄野(くろの)武人さんは、「男性は性被害に遭わない」「性被害に遭っても傷つかない」「傷ついても支援などいらない」という三つの強固な偏見が、男性被害がなかなか信じてもらえない根底にあるとみる。

 自身も女性3人から性被害を受け、回復に16年かかった。年に1度、男性被害者の集いを開く。2011年には「男性の性被害者から相談を受ける電話相談員のための指針」を作成した。受診すべき診療科など実務で役立つ情報のほか、社会に広がっている「加害者は同性愛の男性(ばかり)」「勃起や射精は合意の印」などのイメージは偏見だと、丁寧に説明している。

 被害者の中には「性被害は男の恥だ」と思い込んで打ち明けられない人も多いという。玄野さんは「支援で大切なのは、被害を理解してくれる家族や友人の存在。それを得て初めて、回復への決意ができる」と語る。理解を広げるためにも、性被害者の窓口である「ワンストップ支援センター」の啓発活動に期待する。

    ◇    ◇

 支援センターの一つ、福岡県の「性暴力被害者支援センター・ふくおか」では、玄野さんの指針を参考に職員研修をしている。昨年末にはウェブサイトに男性被害者専用のページを設けた。こうした男性向けの取り組みに力を入れているセンターは、全国的にも珍しいという。

 しかし昨年度の新規の電話相談362件のうち、男性は44件で、面談やカウンセリングなどに至った例はない。浦尚子センター長は「話を聞いてほしいのに、被害に遭ったと言いづらいという葛藤があるのではないか。支援につなげられるよう研修し、啓発にも力を入れたい」と語る。

 センターは財政面での厳しさも抱える。福岡県からの委託費は、電話相談業務など限定的。相談員の研修などは民間団体からの助成金などでまかない、相談員の人件費を抑制して持ちこたえているのが現状だ。

 全国のセンターも資金繰りに苦慮しており、政府は本年度、交付金を新設した。福岡県も活用予定だ。浦センター長は「法改正を機にニーズが高まる。態勢を充実させるには財政的な下支えも必要だ」と語る。


 2017/07/12付 西日本新聞朝刊

806チバQ:2017/08/16(水) 20:31:00
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-wst1708140006.html
【ビジネスの裏側】「LGBTフレンドリー住宅」表示を追加 情報サイトSUUMO、住まい探しの負担軽減へ
08月14日 09:04産経新聞

【ビジネスの裏側】「LGBTフレンドリー住宅」表示を追加 情報サイトSUUMO、住まい探しの負担軽減へ
(産経新聞)
 住宅・不動産情報サイトの「SUUMO(スーモ)」が、性的少数者(LGBT)の受け入れに積極的な賃貸住宅を簡単に探せるサービスを9月から始める。良い物件が見つかってもLGBTだと告げると入居を断られるといった問題を減らすためだ。ただ偏見は残っており、サイトを運営するリクルート住まいカンパニー(東京都中央区)は物件のオーナー向け勉強会なども合わせて行う。(阿部佐知子)

LGBTというだけで…

 スーモでは、エリアや家賃、専有面積、角部屋、ペット相談可といった項目をチェックすることで物件を絞り込むことができる。今回この検索項目に新たに「LGBTフレンドリー」を追加する。

 「LGBTであることを理由として、入居の相談や入居自体をお断りすることはない」という賃貸住宅をデータベース化。社内でのダイバーシティ(多様性)についての研修などを通じて、LGBTについて学んだ社員が発案した。

 同社は今年4月、インターネットを通じてLGBT191人を対象に、住まい探しに関するアンケートを実施。それによると、同性カップルの41・9%が「単身契約した部屋に内緒で2人で入居した」と答え、「兄弟姉妹などと関係性をごまかして入居した」人も37・9%いた。「同性同士であることを理由に入居を断られた」のは7・1%で、「書類上の性別と外見とのギャップを理由に入居を断られた」人も15%いた。

 また「抵抗があるのも分かるので、あらかじめ入居の可不可を明記してほしい」という回答もあり、サイトの改良につながった。

 一方で、同性カップルは親族と同等だと認める動きは相次いでいる。東京都渋谷区、兵庫県宝塚市、那覇市などでは、同性のカップルに婚姻関係の代わりとなるパートナーとしての証明書を交付。那覇市などでは、同性カップルの公営住宅への入居を認めている。

 証明書に法的な効力はないが、取得したカップルには家族向けサービスを提供する事業者も増えている。例えば、みずほ銀行は、渋谷区が発行する証明書を取得したカップルには住宅ローンでの「家族ペア返済」や「収入合算」を適用。ほかの分野でも、家族割引サービスの利用や病院での面会といったことが可能になってきた。

 ただ、先のアンケートでは「『男性同士の入居は難しい』と、何件もの不動産会社で言われた」との体験談も寄せられた。賃貸住宅のオーナーには高齢者も多いためか、LGBTへの理解はあまり進んでいないようだ。このため、リクルート住まいカンパニーは、社員が講師となり物件オーナーなどを対象にした勉強会を開いている。スーモ副編集長の田辺貴久さんは「LGBTへの理解を広めることで、登録件数を増やしていきたい」と話す。

807チバQ:2017/09/13(水) 07:08:19
1089 :チバQ :2017/09/13(水) 07:07:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170912-00010000-doshin-hok
性同一性障害公表の弁護士・保坂さん、根室市議に初当選 「市民の期待に応えたい」
9/12(火) 7:01配信 北海道新聞
性同一性障害公表の弁護士・保坂さん、根室市議に初当選 「市民の期待に応えたい」
初当選を決めた翌日の11日、支持者の家族から花束を受け取り、笑顔を見せる保坂いづみさん
「市長提案受け入れるだけ」の議会に疑問
 10日投開票の北海道根室市の市議選(定数18)で、心と体の性が一致しない性同一性障害を公表している弁護士の新人保坂いづみさん(48)が初当選した。戸籍上は男性だが、女性として立候補して一人で選挙を戦い、上位当選を果たした。

 神戸市出身。幼いころから自分の性別に違和感を抱き苦しんできた。神戸大教育学部を卒業後に通信教育で法律を学び、6回目の挑戦で2010年に司法試験に合格。性同一性障害を明らかにし、女性弁護士として活動を始めた。大学時代に自転車で訪れ「人が温かく食べ物もおいしい」と感じた根室で昨年2月、法律事務所を開業した。

 転機は昨年9月。市の印鑑登録証明書の性別欄の削除を求める請願を市議会に提出し、全会一致で採択された。議会を傍聴し議員と接する中で「市長提案を受け入れるだけの議会の姿に疑問を抱いた」という。「議員の一番の仕事は市民の要望を反映した条例案を議員提案することではないか」

 結果は836票で5位当選。「何かしてくれるとの期待から投票してくれたと思う。応えたい」と力を込める。

808チバQ:2017/09/19(火) 22:29:51
http://www.sankei.com/world/news/170917/wor1709170008-n1.html
2017.9.17 01:06

同性愛活動で20人逮捕 タンザニア、締め付け強化

反応 プッシュ通知

反応



 タンザニアの島しょ部、ザンジバルで、非政府組織(NGO)主催の同性愛に関するワークショップに参加していた男女20人が地元警察に逮捕された。AP通信などが16日に伝えた。

 タンザニアでは同性愛行為は法律で禁じられ、男性同士の性行為は有罪の場合、最長で終身刑となる。同国内相が6月、同性愛者の人権を擁護する人の逮捕を警告するなど、締め付けを強化している。

 地元警察トップは「(同性愛を擁護する)団体への警戒を強める」と述べた。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、アフリカ54カ国のうち、タンザニアなど38カ国が同性愛行為を法律で禁じている。欧米諸国は人権侵害だと非難しているが、アフリカ各国は反発し両者の溝が深まっている。(共同)

809チバQ:2017/09/21(木) 18:38:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170921-00000055-mai-soci
<LGBT>家探し支援、福岡の会社 理解不足で契約難しく
9/21(木) 15:20配信 毎日新聞
<LGBT>家探し支援、福岡の会社 理解不足で契約難しく
三好不動産のフェイスブック。LGBTの部屋探しに関する「よくある質問」を掲載している
 性的少数者(LGBTなど)の不動産物件の賃貸を巡り、入居しやすい環境づくりに向けた新たな動きが出ている。福岡市の不動産会社「三好不動産」は昨年11月からの10カ月間で、部屋探しに苦労する同性カップル14件の入居契約を成立させ、業界などで注目されている。ただ理解不足から契約に至らないケースなどもあり、専門家は行政の積極的な対応の必要性を指摘している。

 三好不動産でLGBTの入居を担当する原麻衣さん(36)は同性カップルの支えとなっている。契約が成立した人たちから「自分たちの関係を隠さずに部屋探しをできてよかった」と感謝のメッセージが寄せられている。

 原さんは昨年5月に会社が開いたLGBTの研修会に参加し、同性カップルが置かれている厳しい現実を知った。同性カップルが賃貸物件に入居しようとすると、不動産会社や家賃保証会社、大家の偏見などから「紹介できる物件がない」などと難色を示され、「1人で入居する」と偽って契約するケースがあることを教えられた。

 本当は2人入居なのに1人として契約すれば、火災でけがをした場合、契約上、氏名がない“住人”のほうは保険金が出ないなどのリスクがある。見過ごせない問題で「誰かが取り組まなくては」と思い、自ら希望して担当になった。

 勤務する博多駅前店に性の多様性のシンボルであるレインボーステッカーを貼り、LGBTの部屋探しを支援していることをツイッターやフェイスブックで発信。自社グループの家賃保証会社に同性カップルの入居をきちんと説明したうえで契約を成立させてきた。

 しかし一方で自社管理の物件以外では、入居希望の同性の2人の関係などを聞かれ、手続きがなかなか進まず、契約にいたらないケースもある。

 三好不動産の取り組みは業界では知られており、11月に全国の不動産業者が集まって東京で開かれるフォーラムで同社はこれまでの活動実績などを報告する予定だ。

 棚村政行・早稲田大教授(家族法)は「LGBTの部屋探しを支援する民間の取り組みが始まったことは評価できる。しかし住まいの確保は生活の基本であり、行政が積極的に支援すべきだ。相談窓口の設置や偏見をなくすための啓発、差別を禁止する条例の制定などが必要だ」と話している。【遠山和宏】

 ◇検索サービスも

 同性カップルの賃貸入居については、全国で官民ともにさまざまな取り組みが始まっている。

 東京都渋谷区は2015年11月に同性カップルを公的に認めて証明書を交付する「パートナーシップ制度」を条例に基づいて始め、他の自治体も続いた。法的な拘束力はないが、不動産などの事業者にLGBTであることを理由とした差別を禁じている。

 世田谷区が16年にLGBTを対象に実施して965人から回答を得た調査によると、「自治体に望むこと」(複数回答可)で、約6割の560人が「民間賃貸住宅への円滑な入居」と答えた。

 不動産情報サイト「SUUMO」は今年8月から、LGBTを理由に入居を断らないことを表明している管理会社の賃貸物件を検索できるサービスなどを実施している。【遠山和宏】

810チバQ:2017/10/10(火) 19:46:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170929-00000109-spnannex-ent
フジ社長 「保毛尾田保毛男」批判に陳謝「大変遺憾 謝罪をしないといけない」
9/29(金) 15:55配信 スポニチアネックス
フジ社長 「保毛尾田保毛男」批判に陳謝「大変遺憾 謝罪をしないといけない」
フジテレビ
 フジテレビの宮内正喜新社長(73)が29日、東京・台場の同局で定例会見を行い、フジテレビ系「とんねるずのみなさんのおかげでした」(木曜後9・00)の30周年記念スペシャルで、石橋貴明(55)が扮したキャラクター「保毛尾田保毛男」について批判の声が出ていることについて陳謝した。

 番組は、タモリ(72)、ビートたけし(70)ら大御所芸能人と、大ブレーク中の「ANZEN漫才」みやぞん(32)ら人気芸人を迎えて豪華3本立ての特番を展開。「保毛尾田保毛男」はたけし扮する「鬼瓦権造」、木梨憲武(55)扮する「ノリ子」とともに登場し、銀座でたけし流の30周年祝賀会を行った。

 男性同性愛者を揶揄していると思われるかつてのキャラクターの28年ぶりの登場に、話題となっていた。宮内社長は「これは30週年スペシャルで、30年間で作り出してきた色々なキャラクターで展開をしたわけですが、もしその時代が違っていて、不快な面をお持ちになった方がいたことは大変遺憾なこと。謝罪をしないといけない」と陳謝した。

 放送後、電話などで賛否両方の意見が寄せられたという。2時間半の長時間特番だったが、平均視聴率は10・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録していた。

811チバQ:2017/10/20(金) 20:02:07
維新:記述なし
こころ:記述なし
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2017/zen/CK2017102002100042.html
LGBT法整備 今度こそ 6党が公約に政策明記
2017年10月20日
候補者と政党に送ったアンケートを手に話すLGBT法連合会共同代表の池田宏さん=16日、東京都新宿区で(木口慎子撮影)
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 性的少数者(LGBT)政策も忘れないで-。LGBT当事者団体が、衆院選候補者らに差別禁止法制定への考えなどを聞くアンケートをし、ホームページで順次公開している。世界では七十超の国でLGBT差別を禁じた法律が成立しているが、日本ではまだだ。衆院選では六党が公約にLGBT政策を明記し=表、当事者らは「今度こそ法整備を」との思いが強い。 (奥野斐)
 当事者団体の全国組織「LGBT法連合会」は、衆院選公示翌日の十一日以降、主要政党と、住所などが把握できた全国の候補者約七百人にアンケートを送付した。設問は、候補者個人の公約にLGBT支援・権利確保政策が含まれているかや、教育現場や職場などでの課題に法制度や行政がどう対応すべきかなど。これまでに各党と約二百人分の回答を公開している。
 「自由記述欄いっぱいに回答を埋めた候補者もいて、課題として認識されつつある印象」と、同会事務局長代理でレズビアンの増原裕子さん(39)は手応えを話す。
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 LGBTを巡る政治の動きは、二〇一四年十二月の前回衆院選以降に前進があった。一昨年三月、超党派国会議員がLGBT議連を結成。法整備が議論されたが、与野党が一本化できず、昨年、民進など四野党が提出した法案は、衆院解散で廃案に。自民は「伝統的な家族観」を主張する勢力などとの党内調整が付かず法案提出に至らなかった。
 「性的少数者を差別してはいけないという禁止原則を明記し、学校や企業の対応を義務づけ、苦しんでいる人が救われる法律を作ってほしい」。LGBT法連合会共同代表でゲイの池田宏さん(58)は言う。
 小学生のころからしぐさや話し方が「女の子っぽい」とからかわれ、職場では疎外感を味わった。同会が公表している、当事者が社会で直面する差別などを例示した「困難リスト」には、不登校や解雇、精神疾患や自殺に追い込まれた事例など二百六十以上が載る。
 次の衆院議員の任期中には東京五輪があり、五輪憲章には性的指向による差別禁止が明記されている。増原さんは「LGBTの人権保障は世界的な流れ。五輪をきっかけに、差別のない皆が安心して暮らせる社会にしてほしい」と話している。
<LGBT> 同性愛者のレズビアンとゲイ、両性愛者のバイセクシュアル、性同一性障害など身体と心の性に違和感があるトランスジェンダーの頭文字をとった総称。人口に占める割合は、国内の20〜59歳を対象にした電通調査(2015年)では7・6%、同博報堂DYグループのLGBT総研調査(16年)では約8・0%と推計されている。

812チバQ:2017/10/21(土) 10:20:10
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171020000131
LGBTの声、届いてる? 衆院選公約に「権利擁護」多数印刷用画面を開く
LGBTの尊厳と社会運動を象徴するレインボーフラッグを掲げた店内で、各党の公約への期待を語る福冨さん(京都市中京区・美容室「アオソラ」)
LGBTの尊厳と社会運動を象徴するレインボーフラッグを掲げた店内で、各党の公約への期待を語る福冨さん(京都市中京区・美容室「アオソラ」)
 今回の衆院選で大半の政党が、公約に性的少数者(LGBT)の権利を擁護する項目を盛り込んでいる。多様な性を受け入れる社会の実現に向けて期待が高まる中、関係者は「職場や学校、医療現場などあらゆる場面で当事者が直面する困難が解消されるよう、国会で議論を深めてほしい」と選挙後の動きを見据えている。

 民間調査研究機関が2年前に約7万人に実施した調査では、国内の約13人に1人がLGBTとされる。先進国では性差や民族、宗教などさまざま立場の人々が共生できるダイバーシティー(多様性)社会に向けた取り組みが進むが、日本ではまだLGBTへの理解が深まっておらず、権利擁護のための対策の遅れなどが指摘されている。

 2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、五輪憲章が性的指向による差別を禁止していることも後押しとなり、衆院選ではほとんどの政党が公約で言及。差別解消の法整備を中心に性別適合手術の保険適用化、安心して使えるトイレの普及、同性婚の実現などを盛り込む党もある。

 こうした動きに、関係者からは一定の評価と、今後の議論に対する注文の声が聞こえる。

 京都市中京区の美容室「アオソラ」は、経営者の福冨雄介さん(43)が約20年前からファッションとしてスカートを愛用しているつながりで、LGBTの客が多い。当事者にとっては、性別に基づく世間一般の髪型への固定観念が障壁となり、自分がイメージする形に仕上げてもらえない悩みが多いという。福冨さんは「名古屋や大阪から来るお客さんもいる。それだけ理解してもらえる店が少ないということ」と打ち明ける。

 その上で、「カミングアウトできる環境が広まってくると、こういう問題も解消されていくはず。政治課題として取り上げられ、今後どういう形になっていくか楽しみ」と語る。

 近年、東京都渋谷区などが同性婚の証明書を発行するようになったが、自治体によって取り組みにばらつきがある。LGBTのカップルも含めて差別なく仏前での結婚式を受け入れている妙心寺塔頭・春光院(京都市右京区)の川上全龍副住職(39)は「国と地方の双方の努力が求められる」と強調する。国会での議論の深まりに期待しつつ、差別や偏見を解消するための施策をまとめる過程で、「本当の痛みが分かる当事者の意見をどんどん聞いて、施策に反映していってほしい」と注文を付ける。

【 2017年10月20日 21時00分 】

813チバQ:2017/10/27(金) 19:45:16

5286 :チバQ :2017/10/27(金) 19:44:35
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1710270021.html
【衆院選】希望の党・松浦大悟氏「LGBTカミングアウト阻止された」「LGBT左派から横やり」とツイート
17:14産経新聞

【衆院選】希望の党・松浦大悟氏「LGBTカミングアウト阻止された」「LGBT左派から横やり」とツイート
昨年の参院選を前に取材に応じる松浦大悟氏=平成28年6月17日、秋田市山王中島町の選挙事務所(渡辺浩撮影)
(産経新聞)
 先の衆院選の秋田1区から希望の党公認で出馬し、落選した元参院議員、松浦大悟氏(48)がツイッターで、自らが性的少数者(LGBT)であることをカミングアウトして選挙戦を戦おうとしたが阻止された-と明らかにした。

 松浦氏は26日夜、「今回の選挙で私はカミングアウトをしようと思い、LGBT運動をしている友人に頼んでメディアに声をかけたのだが全て断られた。理由は選挙前に特定の候補者をピックアップできないとの事だった。だが全政党の当事者を紹介するなどの工夫は出来たのではないか。(希望の党の候補者には2人いた)」とツイート。

 「小池百合子さん率いる保守政党の候補者がカミングアウトする事を阻止しようとするLGBT左派からの横槍(よこやり)も入った」「小池百合子氏、細野豪志氏にはカミングアウトして選挙を戦う事の了解を取っていた」「しかしそれは叶わなかった」などとした。

 松浦氏は秋田放送アナウンサーを経て平成19年の参院選で秋田選挙区から無所属で立候補し初当選。その後、旧民主党に入り、1期務めた。25年に民主党から、昨年は民進党から参院選に出馬したが落選。民進党秋田県連代表も務めた。今月22日投開票の衆院選では秋田1区で希望の党から出馬し、落選した。

 参院議員時代にLGBT問題に取り組み、22年10月18日の参院決算委員会で、国勢調査の項目に同性カップルも含めるべきだと質問。片山善博総務相から「今後検討していきたい」との答弁を引き出していた。

 希望の党は衆院選の公約で「LGBTの差別禁止法の制定」を掲げていた。

814とはずがたり:2017/10/27(金) 23:08:39
なんで左派が保守党の松浦がカミングアウトに横槍入れなきゃなんないんだ?

希望の党・松浦大悟氏「LGBTカミングアウト阻止された」「LGBT左派から横やり」とツイート
http://www.sankei.com/politics/amp/171027/plt1710270021-a.html
衆院選 2017.10.27 17:11

 先の衆院選の秋田1区から希望の党公認で出馬し、落選した元参院議員、松浦大悟氏(48)がツイッターで、自らが性的少数者(LGBT)であることをカミングアウトして選挙戦を戦おうとしたが阻止された-と明らかにした。

 松浦氏は26日夜、「今回の選挙で私はカミングアウトをしようと思い、LGBT運動をしている友人に頼んでメディアに声をかけたのだが全て断られた。理由は選挙前に特定の候補者をピックアップできないとの事だった。だが全政党の当事者を紹介するなどの工夫は出来たのではないか。(希望の党の候補者には2人いた)」とツイート。

 「小池百合子さん率いる保守政党の候補者がカミングアウトする事を阻止しようとするLGBT左派からの横槍(よこやり)も入った」「小池百合子氏、細野豪志氏にはカミングアウトして選挙を戦う事の了解を取っていた」「しかしそれは叶わなかった」などとした。

 松浦氏は秋田放送アナウンサーを経て平成19年の参院選で秋田選挙区から無所属で立候補し初当選。その後、旧民主党に入り、1期務めた。25年に民主党から、昨年は民進党から参院選に出馬したが落選。民進党秋田県連代表も務めた。今月22日投開票の衆院選では秋田1区で希望の党から出馬し、落選した。

 参院議員時代にLGBT問題に取り組み、22年10月18日の参院決算委員会で、国勢調査の項目に同性カップルも含めるべきだと質問。片山善博総務相から「今後検討していきたい」との答弁を引き出していた。

 希望の党は衆院選の公約で「LGBTの差別禁止法の制定」を掲げていた。

815チバQ:2017/10/27(金) 23:46:24
LGBTの団体は、社民党的な市民団体と親和性が高いんだとは思います。
横やりが入ったからカミングアウトを断念したってのは謎ですし、
小選挙区じゃなくて、比例で出れば良かったんじゃん?ってのもあるし、よくわからん動きですね。

816名無しさん:2017/10/28(土) 00:15:52
>今回の選挙で私はカミングアウトをしようと思い、LGBT運動をしている友人に頼んでメディアに声をかけたのだが全て断られた。

むしろ、ツイッターなりウェブサイトなりで自主的にカミングアウトすれば、
メディア含め各方面から注目されたと思うのですけどね…。
メディアが取り上げてくれないからカミングアウトしない、ってのは何とも。

817チバQ:2017/10/28(土) 16:57:17
ですね
レベルの低い言い訳に過ぎない感じがします。
希望の党は、防戦一方だったのでタイミング的に難しかったのはわかりますが。
でも、終わってからツイッターでこのような投稿するなら、もっと他の手はあっただろ?と言わざるを得ない。

818チバQ:2017/10/29(日) 15:08:24
http://www.sankei.com/world/news/171028/wor1710280027-n1.html
2017.10.28 19:10

台湾でLGBTパレード 同性婚合法解釈後初めて
 【台北=田中靖人】台北市内で28日、アジア最大級の性的少数者(LGBT)とその支持者らによるパレードが行われ、主催者によると、20カ国から約11万人が参加した。

 パレードは今年で15回目で、5月に同性婚を2年以内に合法化するよう命じる憲法解釈が出て以降は初。参加者は「直ちに婚姻の権利を認めよ」などと叫びながら市内を行進した。参加した郭怡萱さん(20)は「政府は民法改正か特別法制定かも決めておらず不満だ」と話した。

 台湾社会には同性婚に反対の意見も根強く、蔡英文総統は28日、フェイスブックに「憲法解釈の精神と社会の団結を維持する双方の努力を続ける」と記した。

819名無しさん:2017/10/31(火) 13:28:36
性別変更後「元に戻したい」 同一性障害、こんな悩みも
朝日新聞:2017年10月29日21時01分
http://www.asahi.com/articles/ASKBY5GNNKBYUTIL013.html

http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20171029002328_comm.jpg
性同一性障害特例法で性別の変更が認められた人の数


 自分は性同一性障害だと考えて戸籍上の性別を変えたが、やはり適合できず元に戻したくなった――。
性別変更をする人が増えるにつれ、こんな悩みを抱える人が出てきた。
再変更は現在の法律では想定されておらず、ハードルは高い。専門家からは「何らかの救済策が必要」との声も出ている。

 神奈川県茅ケ崎市の40代元男性は2006年、戸籍上の性別を女性に変えた。それをいま、強く後悔している。
家裁に再変更の申し立てを繰り返すが、「訴えを認める理由がない」と退けられ続けている。

 幼い頃から吃音(きつおん)に悩んでいた。疎外感を抱いていた00年ごろ、性同一性障害の人たちと交流する機会があった。
「自分たちの存在を認めないのはおかしい」と訴える姿がとてもポジティブに映った。
「自分も同じ(性同一性障害)だ」と考えるようになり、03年にタイで男性器切除の手術を受けた。

 04年に一定の条件を満たせば性別変更が認められる特例法が施行されたため、心療内科を受診。
十数回の診察を経て、複数の医師から性同一性障害の診断を受けた。
横浜家裁に性別変更を申し立て、06年7月に変更が認められた。

 だが、すぐに後悔に襲われた。
男性だった時には簡単に見つかった仕事が、女性になってからは断られ続け、性別を変えたためだと感じるようになった。
弁護士に再度の性別変更を相談したが、「今の制度では難しい」と言われたという。

820チバQ:2017/11/03(金) 08:46:57
>>761
>>762


1095 チバQ sage 2017/11/03(金) 08:42:12
舘内孝夫市議
この方みたいですね


たてうち孝夫 (@TateuchiTakao) | Twitter

Twitter アプリ���� - ����インストール済み

現在、北海道滝川市議会議員(日本共産党)趣味はゴスペル。LGBT(性的マイノリティ)理解と支援の活動もしています。. 北海道滝川市

821チバQ:2017/11/03(金) 08:47:49
>>803
前田文京区議

822チバQ:2017/11/06(月) 19:16:48
http://www.sankei.com/politics/news/171106/plt1711060021-n1.html
2017.11.6 14:33

「家族関係の説明に活用」東京・渋谷区、同性カップルのパートナー制度2年で調査結果公表

 東京都渋谷区は、全国で初めて同性カップルを結婚に相当する「パートナーシップ」と認める証明書を交付してから2年となる5日、取得者らを対象とした調査の結果を公表した。実際に証明書を「家族関係」にあることの説明に使った人がおり、他の自治体や国にも対応を望む声が寄せられた。

 渋谷区はこれまでに同性カップル24組に証明書を交付。調査は取得者や取得を検討している計16人のほか、社内の人事、福利厚生制度を同性カップルにも適用するなどしている企業の担当者も対象にした。

 渋谷区によると、パートナーが手術を受ける際、証明書を病院に提示した人や、生命保険の受取人を変更できた人がいた。また勤務先への説明のために取得を考えている人もいるという。

 一方、証明書は区民であることが条件のため、引っ越した場合は返納しなければならず、他の自治体にも同様の対応が広がることを期待する声や、死亡時の相続ができるよう法改正を求める声も上がった。

823チバQ:2017/11/14(火) 04:52:48
>>761-762改定 LGBT(を公表している)政治家
石坂わたる 中野区議
石川大我 豊島区議 2013年に社民党党首選に出馬落選
  http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/study/2246/1215411124/308
尾辻かな子 立憲民主党代議士
上川あや 世田谷区議
細田智也 入間市議 
舘内孝夫 北海道滝川市議(共産党)
前田邦博 文京区議


安間優希 名古屋市議選落選
松浦大悟 衆院選落選>>814

824とはずがたり:2017/11/14(火) 11:00:41
>>747
可成り沢山の人が居るんですねえ。。
最大1.7%もの人を無視したら間違いなく法律の法が違憲やろ。0.05%なら無視するかと云われたらそれも難しいけど。
>インターセックスの人々は、染色体や性器などの身体的特徴から男性か女性かの判別が明確につかない。… しかし破棄院は、フランスの法律の下では中性という性別は認められないと判断。もし男女以外の性別を司法が認めれば、おびただしい数の法律を改正する必要が生じ、「フランスの法の支配に深刻な影響」が及ぶと述べた。… 国連(UN)によると、世界人口の0.05〜1.7%はインターセックスだという。

825名無しさん:2017/11/17(金) 18:00:50
2017年11月17日 6時50分
16日放送の「衝撃のアノ人に会ってみた!2017秋」(日本テレビ系)で、元女子バレーボール選手の滝沢ななえが、年下の女性と交際中であることを明かした。

番組では「徳井が会いたい3人」と題したコーナーで、チュートリアル・徳井義実が「衝撃の美女バレー選手」として滝沢について紹介した。徳井は「僕は、この方を何年も前から見てまして」「日本のスポーツ史上、最高の美女と呼ばれた方」と滝沢を大絶賛。

そんな滝沢は、現在、引き締まったお尻が作れるという都内の女性限定トレーニングジムで、美尻専門トレーナーを務めているのだという。

VTRで出演した滝沢に、番組スタッフが交際をしている相手がいるかを尋ねた。滝沢は「今、付き合ってる方はいます」と笑顔で答えた後「公にするのは初めてなんですけれども」「実は、女性の方と付き合ってるんです」とカミングアウトしたのだ。

スタジオでは驚きの声があがり、徳井も「そうなん!?」と驚愕。年下の女性と付き合っているという滝沢は「家族にも言えなかったし」「変にとられるんじゃないかって、怖かった部分はすごくありましたね」と、葛藤していた時期があったことを告白。

さらに滝沢は「本当に堂々と『私はこうです』っていうふうに、明るく生きていきたいと思う」と前向きに語っていた。

なお、滝沢はTwitterで、番組内でのカミングアウトを報告している。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/13902410/

http://mynews14.info/wp-content/uploads/2013/08/3f14f471.jpg
http://newsmansai.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_d47/newsmansai/E6BB9DE6B2A2E381AAE381AAE38188.jpg
https://c1.staticflickr.com/9/8007/7572552454_a86d9da01d_b.jpg

826チバQ:2017/11/17(金) 23:05:30
1467 :チバQ :2017/11/17(金) 23:05:14
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/171115/mcb1711151735024-n1.htm
オーストラリア同性婚合法化、賛成多数 郵便投票の結果発表
2017.11.15 17:35
 オーストラリア統計局は15日、同性婚合法化の是非を問う郵便投票の結果、賛成多数だったと発表した。結果に法的拘束力はないが、ターンブル政権は賛成多数なら同性婚の合法化に向けた法改正案を年末までに議会に提出するとしており、合法化実現の公算が大きい。

 統計局によると、18歳以上の約1600万人が対象で、9月12日から投票を受け付けていた。投票率は79・5%。61・6%が賛成、38・4%が反対だった。

 ターンブル首相は結果公表後の記者会見で「われわれは国民の声を尊重しなければならない」と述べ、改めて合法化に意欲を示した。

 政権は当初、民意を測った上で合法化しようと、投票義務を課す国民投票の実施法案を議会に提出したが、最大野党労働党は「議会が合法化を判断すべきで国民投票は不要」と反対。政権は次善の策として任意参加の郵便投票を実施した。(共同)

827チバQ:2017/11/17(金) 23:06:25
こんな「祝い金」なんてやめたら?
http://www.sankei.com/west/news/171117/wst1711170073-n1.html
2017.11.17 18:16

同性カップルに祝い金、兵庫・宝塚が市職員に導入

 兵庫県宝塚市は17日、市職員が同性カップルとして婚姻関係になった場合、男女間の結婚と同様に、職員互助会から結婚祝い金5万円を給付する制度を今月から始めたと発表した。性的少数者(LGBT)が暮らしやすい環境づくりの一環。同市は昨年6月には、同性カップルへの公的証明書の交付を始めている。

 市によると、祝い金の受け取りには公的証明書などを互助会に提出することが条件。証明書がない場合は、パートナーであることの誓約書と、婚姻関係の2人がともに配偶者がいないことを示す書類を出す。

 市の担当者は「LGBTであっても2人の幸せを願い、お祝いする気持ちに変わりはない。今後も支援を充実させていく」と話している。

 受け付けは1日から始めたが、これまでに申請はないという。

828チバQ:2017/11/23(木) 23:57:31
相手の国の文化を思いやることができないのか?

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/article/375413/
同性パートナー出席に反対 宮中晩さん会で自民竹下氏
2017年11月23日20時18分 (更新 11月23日 21時25分)

 自民党の竹下亘総務会長は23日、国賓を迎えて天皇、皇后両陛下が開催する宮中晩さん会に関し「(国賓の)パートナーが同性だった場合、どう対応するのか。私は(出席に)反対だ。日本国の伝統には合わないと思う」と述べた。岐阜市内で開かれた党会合の講演で語った。

 竹下氏は講演で、フランスのオランド前大統領が2013年6月に当時の事実婚の女性を伴って来日したことに言及。「女性は奥さまではない。天皇、皇后両陛下と並んで座るのでどう対応しようかと、宮内庁は悩んだ」と明かした。

829チバQ:2017/11/24(金) 18:40:09
https://www.jiji.com/jc/d4?p=fvt517-jpp14673482&d=d4_beauty

仏ファーストレディーは事実婚パートナー 写真特集

来日中、宮中晩餐会に出席したオランド仏大統領の事実婚パートナー、バレリー・トリルベレールさん=東京 バレリーさんはオラ…


 来日中、宮中晩餐会に出席したオランド仏大統領の事実婚パートナー、バレリー・トリルベレールさん=東京

 バレリーさんはオランド大統領の事実婚パートナーでジャーナリスト。正式な婚姻関係にないパートナーがファーストレディーになるのは、フランスでは初めてという。バレリーさんがパートナーになったのは2006年ごろ。1988年に雑誌記者となり、翌年パリマッチ誌へ移籍。主に政治記者としてキャリアを積み、テレビの政治番組の司会も務めた。オランド氏が大統領の有力候補に浮上後、バレリーさんは取材される側に回り、所属するパリマッチ誌の表紙を飾ったこともある。離婚歴があり3人の子供がいる(2013年06月07日) 【AFP=時事】


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171124-00000025-asahi-soci

野田聖子氏、竹下氏発言に異論 同性パートナー巡る発言

11/24(金) 11:42配信

朝日新聞デジタル

 野田聖子総務相は24日の閣議後記者会見で、自民党の竹下亘総務会長が宮中晩餐会(ばんさんかい)への同性パートナーの出席に反対だと発言したことについて、「多様性を重んじている人間としては、どんな人も伸びやかに生きられる日本でありたいと。そのために何をすればいいかを常に模索している」と述べた。竹下氏にやんわり異論を唱えた格好だ。

 竹下氏は23日、野田氏も出席していた岐阜市内での党支部パーティーで講演。野田氏との違いとして、天皇、皇后両陛下が開く宮中晩餐会をめぐり、「(国賓の)パートナーが同性だった場合、私は(晩餐会への出席には)反対だ」などと述べた。

 野田氏は会見で、「総務会長のお話の趣旨は、自民は開かれた多様な意見をぶつけ合える政党だと(いうこと)」とも述べた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171123-00000041-asahi-soci

「宮中晩餐会の同性パートナー出席、反対」自民・竹下氏


11/23(木) 16:24配信

朝日新聞デジタル

 自民党の竹下亘総務会長は23日、天皇、皇后両陛下が国賓を迎えて開く宮中晩餐(ばんさん)会をめぐり、「(国賓の)パートナーが同性だった場合、私は(晩餐会への出席には)反対だ。日本国の伝統には合わないと思う」と述べた。岐阜市内で開かれた党支部パーティーの講演で語った。

 竹下氏は講演で、まず異性間の事実婚に言及。オランド前仏大統領が来日した際、事実婚相手の女性を宮中晩餐会に伴ったことについて、「奥さんではないパートナーだという女性が天皇、皇后両陛下と並んで座るわけだから、どう対応しようかと宮内庁は悩んだ」と指摘した。

 そのうえで同性同士のケースに触れ、「そのパートナーが同性だった場合、どう対応するか。日本国として必ず近い将来、突きつけられる課題ではないか」と述べた。
.
朝日新聞社

830名無しさん:2017/11/24(金) 20:01:34
こんな人に限ってとかは世界あるあるネタですね

Anti-LGBTI politician caught having sex with a man in his office

A US politician known for being extremely vocal about his anti-LGBTI stance and conservative
Christian views has resigned after being busted having sex with another man in his office.

Wes Goodman, the Republican politician from Ohio, resigned last week after it was revealed
that he had been caught engaging in “inappropriate behaviour” of a sexual nature with another man.

The man Mr Goodman was caught having sex with was reportedly not one of his employees.

The right-wing politician, 33, is married to a woman who is the assistant director of an annual
anti-abortion rally known as March for Life and he frequently states that “natural marriage”
— or heterosexual marriage — is the only true marital option, according to The Independent.

http://www.news.com.au/world/north-america/antilgbti-politician-caught-having-sex-with-a-man-in-his-office/news-story/4d685a7a23d6fdfd16a85ea210513d23

要約

反LGBTと保守的なキリスト教史観を強く主張していることで有名なアメリカの政治家が、
職場で男性と性行為していたのが発覚したために辞職しました。

辞職したのはオハイオ州の共和党議員であるウェス・グッドマン氏(33)。
伝えられるところによれば、グッドマン氏と性行為をした男性はその職場の従業員では無かったという。

グッドマン氏は反中絶集会のアシスタントディレクターを務める女性と結婚しており、
しばしば「自然な結婚、つまり異性同士の結婚が唯一正しい結婚なのであります」と発言していたという。


https://i.kinja-img.com/gawker-media/image/upload/q3gxkqfqcnvahhq3inox.jpg

831名無しさん:2017/11/24(金) 21:38:51
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171124/k10011234221000.html

自民 竹下氏 同性パートナー反対発言「反省している」
11月24日 19時22分

自民党の竹下総務会長は、24日、松江市内で記者団に対し、宮中晩さん会への国賓の同性パートナーの出席に反対だとみずからが発言したことについて、「言わなければよかったと思っており、反省している」と述べました。
自民党の竹下総務会長は23日、岐阜市で開かれた党の会合で、海外からの国賓を迎えて開かれる宮中晩さん会に関連し、「国賓のパートナーが同性の場合、出席に反対だ。日本の伝統には合わない」と述べ、野党側からは「差別発言だ」などと批判が出ています。

これについて、竹下氏は24日に松江市で記者団に対し、「私のまわりにも同性のパートナーを持っている人はおり、普通におつきあいしているが、皇室に関係する場合に日本人のメンタリティーとしてどうかという思いがあって、あのような発言となった」と釈明しました。そのうえで竹下氏は「いずれ議論しないといけない時期はくるだろうが、まだ先ではないか。言わなければよかったと思っており、反省している」と述べました。
官房長官「政治家個人の発言」
菅官房長官は午後の記者会見で、「どのような発言をしたか詳細は承知しておらず、政治家個人としての見解を述べたものなので、政府の立場でコメントは控えたい」と述べました。そのうえで、菅官房長官は記者団が「国賓のパートナーが同性だった場合、政府としてどのような対応をとるのか」と質問したのに対し「仮定の話なのでコメントは控えたい。そのようなことがあった場合にはしかるべき対応をすることになるだろう」と述べました。
公明 山口代表「反対は言い過ぎ」
公明党の山口代表は、訪問先のソウルで記者団に対し、「国賓で迎えるからには、わが国の制度や慣習と違うところがあっても、基本的には尊重すべきで、晩さん会への出席に反対だというのは、言い過ぎではないか。立場のある人は自分の言動がどう影響するか、よく考えて発言する心構えが大切だ」と述べました。

832チバQ:2017/11/25(土) 01:14:19
>>831
公明山口がまっとうなコメントですね

833チバQ:2017/11/25(土) 10:43:35
これは・・・雨降って地固まる
になると良いが
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171125-00000007-asahi-soci
大使の同性パートナー、これまでも参加不可 宮中行事
11/25(土) 5:05配信 朝日新聞デジタル
 同性パートナーが、天皇、皇后両陛下主催の宮中晩餐(ばんさん)会に出席するのは反対――という、自民党の竹下亘総務会長の発言に24日、反発が相次ぎ、竹下氏は反省を表明した。だが、これまでも駐日外国大使の同性パートナーは「配偶者」と認められず、宮中行事などに参加できなかった。


 宮中行事などに参加できなかったのは、デンマークの前駐日大使のパートナーだ。2011〜15年に赴任したアナス・カーステン・ダムスゴー前大使は同性婚をしていた。大使館関係者によると、異性の配偶者なら出席できる行事に、パートナーを同伴することはかなわなかったという。

 外務省によると、大使などの同性パートナーは03年から、外交関係に関するウィーン条約の定める「外交官の家族」として対応している。ただ、日本は同性婚や同性パートナーシップといった制度がないため、「配偶者」とは認めず、「23歳未満の子ども」と同じ扱いにしている。このため、夫妻で招かれる天皇誕生日の祝賀レセプションなど、外務省主催行事で招待状を送っていない。

朝日新聞社

834とはずがたり:2017/11/26(日) 12:21:00
名演説だ。それは英語解らなくても判る。字幕のお陰もそうだけど声が大事やね。

https://twitter.com/Bulldog_noh8/status/934357403851558912
ブルドッグ?
@Bulldog_noh8
フォローする @Bulldog_noh8をフォローします
その他
2013年にニュージーランドで同性婚を認める法案が出来たとき、賛成票を投じた1人のおじさん議員が議会で語った内容。
当時も世界中で賞賛されたスピーチ。知らない若い人に向けて。

835名無しさん:2017/11/28(火) 18:36:00
安倍首相、同性婚パートナー招待=自身主催夕食会、河野外相も対応指示

 安倍晋三首相は28日午前の衆院予算委員会で、同性婚をしている外国首脳への対応に関し、「パートナーとして来日された場合は首相主催の夕食会はお越しいただければと考えている」と述べた。

また、河野太郎外相は12月の天皇誕生日のレセプションや外務省の賓客への対応について「法律婚、事実婚、あるいは同性、異性にかかわらず配偶者、またはパートナーとして接遇するように(事務方に)指示した」と明らかにした。
 自民党の竹下亘総務会長が、外国賓客が同性パートナーを伴って宮中晩さん会に出席するのは「日本の伝統に合わない」と発言したのを受け、希望の党の井出庸生氏が見解をただしたのに答えた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112800590

836名無しさん:2017/11/28(火) 18:38:47
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171128/k10011238031000.html

首相主催の夕食会には国賓の同性パートナーも招待へ
11月28日 16時35分
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安倍総理大臣は衆議院予算委員会で、自民党の竹下総務会長が宮中晩さん会への国賓の同性パートナーの出席に反対だと発言したことに関連し、海外からの賓客をもてなす総理大臣主催の夕食会には同性のパートナーも招待する考えを示しました。
自民党の竹下総務会長は、先に、海外からの国賓を迎えて開かれる宮中晩さん会に関連し、「国賓のパートナーが同性の場合出席に反対だ」と発言し、その後、「言わなければよかった。反省している」と述べました。

これに関連して、安倍総理大臣は28日の衆議院予算委員会で、「政治家個人の見解であり、政府の立場でのコメントは控えたい」と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は「外国の首脳には、すでにカミングアウトし、同性婚をしている人もおり、そういう方のパートナーが来日した場合には、総理大臣主催の夕食会にはお越しを頂きたい」と述べ、総理大臣主催の夕食会には同性のパートナーも招待する考えを示しました。

また、河野外務大臣は「来月の天皇誕生日のレセプションには、事実婚か法律婚か、同性か異性かにかかわらず、配偶者やパートナーを招待するよう指示した」と述べました。

菅官房長官は午後の記者会見で、「天皇陛下が主催されるので、政府としても個別具体的な事実関係を踏まえる中で、しかるべき対応をしていくことになるだろう」と述べました。

837チバQ:2017/11/28(火) 19:11:56
http://www.sankei.com/premium/news/170808/prm1708080005-n1.html
2017.8.8 12:00
【河崎真澄のチャイナウオッチ】
中国5000万人LGBT社会の苦悩 「秩序乱す」ここにも中国の人権抑圧
 同性愛など性の多様性をもつ「LGBT」は、中国で5000万人前後にのぼるとされる。その中国で、「出櫃(チューグイ)」=カミングアウトは、常に大きなリスクをともなってきた。社会での理解が進んでいないうえ、政権は「秩序を乱す」として抑圧する構えをみせているためだ。テレビ番組や映画に加え、ネット上でもLGBTを肯定する表現が禁じられ、人権抑圧の動きが強まっている。一方で、台湾では今年5月、「憲法裁判所」が同性婚を認めない現行法を違憲と判断。中国のLGBT社会からは、台湾をうらやむ声も漏れる。

家族総出で押さえつけ

 「自分が同性愛者と気づいてから何年も悩み、すがる思いで打ち明けた母親は激しく取り乱し、家族総出で僕を押さえつけて精神疾患の病院に連れて行ったんだ」

 上海市内で7月に開かれた「同性愛親友会」の集いで、29歳の中国人男性は、こう打ち明けた。「一人っ子の自分が子孫を残さなければ、一家の破滅だとののしられた」という。


 中国で「出櫃」は大きなリスクをともなう。過去には、表面化しやすかった同性愛者の場合、1997年まで「流氓罪」という“ならず者”と同じ犯罪者と扱われ、2001年まで「精神疾患」として強制治療の対象にされた差別社会。いまも同性婚は認められず、LGBTへの理解も進んでいない。

 中国では同性愛者やLGBTを「同志」とよぶ。かつて中国共産党の党員らが互いを呼び合う敬称として使った「同志」だが、台湾などで俗語として使われるうち、いつしか中国でも広がった。

 台湾では5月、憲法裁判所に当たる司法院大法官会議が、同性婚を認めない現行民法は「違憲」に当たるとの判断を示し、2年以内の法改正か関連法制定を求めた。今後、アジアで初めて同性婚の合法化が台湾で実現する見通し。

台湾がより優れている

 台湾の動きとは逆に、中国ではLGBTへの締め付けが進行中だ。中国政府は昨年3月、テレビ番組でのLGBT描写を禁じ、「同志」への検閲を強め始めている。映画にも検閲が広がり、さらに今年6月にはネット視聴のソフトでも同性愛などの自由な表現を禁じる「ネット視聴コンテンツ審査規則」が通過した。

 最高指導部のトップ人事が決まる5年に1度の共産党大会を今秋に控え、社会混乱のタネを減らしたい習近平指導部は、「LGBTは社会秩序を乱す」などと曲解して圧力を強めるもよう。偏見に満ちた人権軽視は、今秋に共産党大会を控え一段と厳しさを増している。

838チバQ:2017/11/28(火) 19:13:13
「出会いの場」強制撤去

 「私は初めて、台湾が中国より優れているのだと実感した」

 「ここでは、こんなにスモッグがかかっている。どうやって『虹』(LGBTの象徴)がみえるっていうのかい?」

 5月の台湾での司法判断後、中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」では、台湾に羨望の視線を向ける中国LGBT社会からのツイートがあふれた。そんな声を伝えたUSニュース・アンド・ワールド・リポート誌(7月5日、電子版)によると、司法判断から数日後、中国本土でLGBT関連のサイトが突然、閉鎖されたという。

 上海市中心部の人民公園で5月、露天商の無許可営業や違法駐車などを取り締まる「城管」と呼ばれる治安要員の怒号が響いた。同性愛者を息子や娘にもつ数十人の母親らが、レインボーカラーに塗り分けられた傘を地面に置き、子供の経歴書や写真を見せ合って「お見合い相手」を探していたときのことだ。

 人民公園は一人っ子の結婚相手を探す両親や祖父母が集まる“メッカ”。週末ともなれば早朝から数千人が、子供の対象になりそうな相手の学歴や職業、容姿などの釣書(縁談向けの身上書)を見比べ、その家族とお見合いの交渉まで行う。悪名高い「一人っ子政策」は昨年、ようやく廃止されたが、20〜30代の結婚適齢期にある男女は都市部ではほぼ例外なく「一人っ子」。子孫繁栄と老後を頼るためにも、祖父母や両親は「結婚しない」現代っ子に焦りを感じている。

 その人民公園の「お見合いコーナー」と少し離れた場所で、子を思う気持ちに変わりのない両親らが試みた同性愛者のための出会いの集いを、異性の結婚相手を求める元祖「お見合いコーナー」の親たちが「違法行為だ」などと警察に通報し、警察は配下の治安要員に排除を命じたという。

 城管に強制撤去させられた同性愛者の息子をもつ母親の朴春梅さんは、「人民公園から追い出されたことは事件としてニュースで流れ、その後、ネット上で蔑視に満ちた批判にさらされました」と話した。城管を非難するコメントは当局者が相次ぎ削除し、厳しい批判のみが残ったようだ。

 朴春梅さんは、北京市や河北、広東、福建などの各省にも組織が広がる「同性愛親友会」の上海代表。7月の集いのほか、6月には上海から長崎県佐世保に向かうクルーズ船を企画。9組の同性愛カップルの結婚式を挙げるツアーを成功させた。両親や友人ら約800人が乗船して祝った。法的にはまだ認められない同性婚であっても、人生の節目としての「結婚式」を大切にしたかったという。

変化の兆しも

 一方で、かすかな変化の兆しもある。中国ネットメディアによると、河南省の裁判所が7月、同性愛の38歳の中国人男性が、精神疾患と疑われて強制入院された上、19日間にわたって本人の同意を得ないまま投薬されたと訴えた裁判で、病院側の非を認め、原告の男性に対し5000元(約8万2500円)を賠償するとともに、公開謝罪するよう命じる判決を下した。

 中国が今後、LGBTに寛容な社会に変わっていくのかどうか先は見えてこないが、朴春梅さんたちの活動は、今後も一歩ずつ前に進む。
(上海支局長)

LGBT

 多様で個性的な性のあり方の総称。愛情を抱く相手として、女性が対象である女性のレズビアン、男性が対象である男性のゲイ、男女の両性とも対象のバイセクシュアル、生まれ持った身体の性別に違和感があり、別の性で生きたいと望むトランスジェンダーの頭文字を取った。さらに性の自認で模索を続けるクエスチョニング、無性愛のアンセクシャルに、その他を「+」として「LGBTQA+」などと呼ぶこともある。日本でも約13人に1人がLGBTに該当するとの調査結果がある。

839とはずがたり:2017/11/28(火) 19:23:18
河野外相、賓客の同性パートナーの接遇を指示
http://www.asahi.com/articles/ASKCX3WJDKCXUTFK00G.html?ref=goonews
山岸一生2017年11月28日13時23分

 河野太郎外相は28日午前の衆院予算委員会で、12月の天皇誕生日の祝賀レセプションの招待者や外務省が招く賓客について、「法律婚・事実婚あるいは同性、異性にかかわらず、配偶者またはパートナーとして接遇するよう指示した」と明らかにした。希望の党の井出庸生氏の質問に答えた。

【速報】森友や北朝鮮なども論戦 予算委
「宮中晩餐会の同性パートナー出席、反対」自民・竹下氏
 自民党の竹下亘総務会長が23日、党会合で宮中晩餐(ばんさん)会への同性パートナー出席に反対すると発言。日本政府として、性的少数者の外国首脳らがパートナーを伴う場合にどう対応するか焦点になっている。

 井出氏は竹下氏の発言について「LGBT(性的少数者)問題の認知を広げてきた流れの中で、大変残念だ」と批判し、対応をただした。安倍晋三首相も「そういう方(首脳の同性婚相手)がパートナーとして来日された場合は、総理主催の夕食会にはお越しいただければと考えている」と述べた。ただ、国賓として宮中晩餐会に出席できるかどうかは明言しなかった。(山岸一生)

840名無しさん:2017/11/28(火) 22:11:24
安倍首相「性的少数者に対する偏見などはあってはならない」

http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3224402.htm

28日 13時23分

 自民党の竹下総務会長が宮中晩さん会への国賓の同性パートナーの出席に反対したことなどをめぐり、安倍総理は「政府としてのコメントは控える」としたうえで、「性的少数者に対する偏見などはあってはならない」と強調しました。
 衆議院予算委員会で「希望の党」の井出議員は竹下氏の発言のほか山本前地方創生大臣がアフリカ支援をめぐり、「何であんな黒いのが好きなんだ」などと述べた問題や山東元参院副議長が「子どもを4人以上産んだ女性を厚生労働省で表彰することを検討してはどうか」と発言した件を取りあげて、安倍総理の見解をただしました。
 「自民党の中からこうした発言が出ていることについて、どのように考えられているのか、まず、うかがいたい」(希望の党 井出庸生 衆院議員)
 「ご指摘の発言については、政治家個人としての見解を述べたものであって、政府の立場でコメントすることは控えたいと思います。いずれにせよ、政府としてはLGBTと言われる性的少数者に対する偏見、人種差別、女性に対する偏見等はあってはならないと」(安倍首相)
 安倍総理はこのように述べたうえで、「一人一人の人権が尊重される豊かで安心できる成熟した社会を実現するため、教育や啓発の充実、個別事案に対する適切な対応に努めてまいりたい」と強調しました。

841とはずがたり:2017/12/01(金) 22:21:15
全世界に日本の恥をさらした自民党総務会長
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171130-00051712-jbpressz-pol&pos=3
11/30(木) 6:00配信 JBpress

 11月23日、自由民主党の総務会長が以下のような凄まじい失言をしているのを目にしました。

 「天皇皇后両陛下が国賓を迎えて開く宮中晩餐会で国賓のパートナーが同性だった場合、自分は晩餐会への(同性パートナーの)出席には反対」

 さらにその背景として「日本国の伝統に合わない」云々という、言うも恥ずかしい教養の欠如振りを見せている。あまりにも突っ込みどころ満載な、このお粗末な報道から、いくつか問題を考えてみたいと思います。

■ 婚姻制度は文化によって違う

 あえて名前などは記しませんが、くだんの政治家さんは、フランスのフランソワ・オランド前大統領が国賓として来日した際に、宮中晩餐会に事実婚のパートナー女性を伴って参加したことを取り上げたそうです。

 そのうえで「奥さんではないパートナー女性が天皇皇后両陛下と並んで座るのに、宮内庁がどう対処すべきか悩んだ」そうです。

 しかし、まず「悩む」方がおかしいし、さらにそこで「日本国の伝統」を持ち出すのは相当変なことです。

 例えばアラブの首長が来日したとしましょう。イスラムでは妻を4人まで持つことが可能です。

 仮に、アラブの王様と「第1夫人」「第2夫人」「第3夫人」「第4夫人」と、ずらーっと並んだ奥さんたちがやって来たとししましょう。

 そこで日本側が「日本国の国情に合わないから」とか「伝統が・・・」とか言って、第2夫人以下を締め出すというようなことがあるとすれば、いったいどれほど外交的にマイナスか・・・。

 と言うより、自国の風習を他の文化に押しつけるくらい、やってはいけないことはないわけです。そんな外交音痴は亡国の挙と言わざるを得ない。

 そもそも「宮中晩餐会」に日本の伝統を持ち出すのがおかしい。

 たかだか明治以降、もっと言えば現行のものは戦後のここ数十年の話であって、日本国の伝統ではなく、今日の国際情勢を見ながら、適切に国賓を非礼のないようにお迎えするのが、外交であり「お・も・て・な・し」というものでしょう。

 そもそも、イスラムであれば妻は4人までと節度ある上限が示されていますが「日本国の伝統」はどうでしょう? 

 近代に限っても、例えば、宮中晩餐会に関わりがある例で考えるなら、明治天皇には、明らかに分かっているだけで「側室」が4人は存在しています。

 大正天皇は明治天皇の息子ですが、お母さんは明治天皇の皇后ではありません。柳原愛子典侍、通称「二位の局」が天皇の生母で、明治天皇は后である昭憲皇太后こと、病弱であったとされる一条美子との間には子供がありません。

 ここ20年ほど、皇位継承をめぐって女帝問題など様々な議論があります。これらについては別論としますが、少なくとも封建時代以前、領主とか君主といわれる人たちの1つの仕事は、血統を絶やさないことです。

 近代以降の明治天皇ですら正妻と側室4で5人の妻、妻でない女性の数などは正確に把握できない状態が「日本の伝統」の1つの切り口にほかなりません。

 ちなみに、どの程度正確な数字か分かりませんが平安時代初期の帝である嵯峨天皇には皇子が23、皇女が27、合計50人の子があったそうで、当然ながら皇后(橘嘉智子)以外にも記録に残らない人まで含め、多くの「妻」がありました。

 あまりにも皇子が多いので、これらを皇族として税で養うのには限界があり、そこから「皇室に起源を持つ臣下」に臣籍降下して「源氏」という姓ができるわけです。

 どこかの政治家の日本の歴史や文化の認識では、源氏物語も源平の戦いも鎌倉幕府も「日本国の伝統」と無関係になるようで、これはまた面白い独自研究もあったものだと思います。

 観光絵葉書以前の印象で「伝統」のような言葉を振り回す政治屋業種も問題なら、それで右往左往するなら、有権者の教養水準が低下していると言わねばなりません。そんなことでは日本の伝統が泣くでしょう。

 言うまでもありませんが、現行の日本国憲法と真っ向から矛盾する、こうした多重婚を「日本の伝統」云々で是認するという話ではありません。

 「誤読以前」はご勘弁いただきたい。文化の多様性に対して外交は謙虚であるべきで、特に宮中晩餐会といった場所について、思いつきの陣笠アドリブは、相当危なっかしいというのが第1点です。

842とはずがたり:2017/12/01(金) 22:21:37
>>841
■ 同性婚の国賓パートナーを排除すべきか? 

 さらに、どこかで言及されていた「同性婚」の国賓、これは具体例を挙げる方がいいでしょう。

 ルクセンブルク大公国の首相 グザヴィエ・ベッテル(1973-) はフランスやギリシャで学んだ弁護士で、21世紀初頭にはテレビ番組の司会もしていた多才な人です。

 ルクセンブルク市長を経て2013年、アンリ大公から組閣の大命を受けて34年ぶりの政権交代で首相になります。

 ときに40歳の若さでしたが、自らルクセンブルク内での同性婚を合法化し、2015年、ベルギー人の男性建築家ゴティエ・デストネ氏と結婚します。

 2013年、ベッテル首相とゴーティエ氏はローマ教皇フランシスコから招待を受け、バチカンで祝福を受けています。

 これに先立ち、フランシスコ教皇は、ローマ教会が長年にわたって性的マイノリティに対して迫害を加え続けてきたことに「謝罪すべき」と繰り返し声明を発してもいる。

 これと対照的でみっともなかったのがドナルド・トランプ政権のお粗末な対応でした。

 NATO(北大西洋条約機構)首脳会議に集まった各国トップ「配偶者の会」で、メラニー夫人などと並んで唯一男性として参加したゴーティエ氏の名を、ホワイトハウスの公式フェイスブックでは削除して発表したのです。

 当然ながら轟々たる非難を浴び、修正するという失態を演じています。

 欧州では、アイスランドの女性首相ヨハンナ・シグルザルドッティル(1942-)が首相在任中の2010年に長年の生活パートナー、脚本家のヨニナ・レオスドッティルと「同性婚」入籍して、先進的な例として世界の注目を集めました。

 ただ、これは少し冷静に見る必要があるケースで、シグルザルドッティル元首相はかつて男性と結婚、2児を育てたのちに離婚。

 政治家として活躍し首相まで務める日常生活を、あれこれうるさいことのない生活のベストパートナーと言うべきレオスドッティル女史と送ってきたもので、入籍時点で68歳。

 残りの人生をどのように生きるか、という生活の選択でもあって、単に「性的マイノリティのリべレーション」といった風潮だけで見ると、大切な一面を見失うことになるように思います。

 ほかにも、男性の生活パートナーを持つ政治家は欧州に多く、ベルギーのエリオ・ディ・ルポ元首相(1951-)、フランスの元パリ市長ベルトラン・ドラノエ氏などの例が知られています。

 ドラノエ・パリ市長は初期の例として暴漢に襲われて重症を負ったりしていますが、ルクセンブルクのベッテル首相が「すでにルクセンブルク国民は、そんなこどどうでもよいと思っているようだ」と述べているように、ことさらに取り沙汰されていない。

 むしろそこに注目したいと思います。

 ある政治家が、例えばポニーテールが好きだろうと、ミニスカートが好きだろうと、それでセクハラなどに及ぶなど悪影響のない限り、政治家として大事なのは政策実行能力であって、それ以外の要素があれこれ取り沙汰されるのは、そもそも本質的ではありません。

 むしろここでは、さらに進んだ点を記しておきましょう。ベルギーのディ・ルポ元首相は、エリオ、という名や苗字にディが入ることから分かるかもしれませんが、露骨なイタリア系です。

 さらに、ルクセンブルクのベッテル首相の伴侶はベルギー人の男性建築家、性別のみならず国籍も国境も自由自在になっている。

 マーストリヒト体制・ユーロ導入から10年を経た2010年以降の欧州では、様々なボーダーが現実問題として壊されており、島国日本の「独自の価値観」とは、かなりかけ離れたものになっている。

 日本で首相のパートナーが同性かつ隣国人なんてことがあるか、考えてみるといいでしょう。

 私たち音楽の世界もそうですが、仕事をきちんとしていればプロとして一流であって、その人がどういうプライバシーであるか、など問うこと自体が、全く的外れという冷静な分別にこそ、注目すべきと思います。

 では「同性婚」を奨励すべきか? 

 と問われるなら、日本での制度導入に私は非常に慎重でもあるのですが、長くなりましたので、そうした話題は稿を分けてお話したいと思います。

伊東 乾

843とはずがたり:2017/12/01(金) 22:28:37
>>841-842
日本人はこの星の中で相当な田舎もんである。
たまたま巧く行ってカネはなんかあるので田舎の下衆な成金風情の民族なのである。

しかも竹下なんて日本の中でも相当文化程度の低い田舎の島根の下衆野郎且つ物を知らないバカ野郎なのである。

許してやって欲しい。何も知らないのだ。
都会の洗練された欧州その中でも先進的なルクセンブルクなんかと比べないで欲しい。
俺だってコスモポリタンのリベラリストを気取っているが,欧州人のリベラルでコスモポリタン振りには全く叶わないと思う。俺のは単なる理念として理解してるだけだが,向こうはリアルである。

844チバQ:2017/12/07(木) 23:23:07


1512 :チバQ :2017/12/07(木) 23:22:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171207-00000035-jij_afp-int
同性婚合法化法案、下院でも可決 オーストラリア
12/7(木) 17:31配信 AFP=時事
同性婚合法化法案、下院でも可決 オーストラリア
オーストラリアの首都キャンベラにある下院議会で、同性婚合法化法案の可決を受けて抱き合うマルコム・ターンブル首相(前列左)とジュリー・ビショップ外相(前列右、2017年12月7日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(写真追加)オーストラリア下院は7日、同性婚合法化法案を可決した。同国では先月、同性婚合法化の賛否を問う国民投票で賛成票が多数を占め、さらに今回、下院で法案が可決されたことで、長い間続いた政治的論争に終止符が打たれることになる。

 法案の採決では反対は4票のみで、議場では大きな歓声が上がり、拍手が鳴り響き、抱き合う人々の姿もみられた。法案は先週、上院でも賛成43、反対12で可決された。

 同性婚合法化への最後のプロセスとして、今後数日以内に、同国の元首であるエリザベス英女王(Queen Elizabeth II)の代理としてピーター・コスグローブ(Peter Cosgrove)豪総督が法案を承認する見通しとなっている。【翻訳編集】 AFPBB News

845チバQ:2017/12/07(木) 23:23:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171126-00010000-binsider-int
オーストラリアも合法化へ! 同性婚を認めている世界全25カ国
11/26(日) 8:10配信 BUSINESS INSIDER JAPAN
オーストラリアも合法化へ! 同性婚を認めている世界全25カ国
同性婚と子育ての権利を求めるデモ(2012年12月16日、パリにて)。
2017年は、LGBTQI(性的マイノリティ)の権利が大きく動いた1年だった。

マルタとドイツが同性婚を合法化し、先週はオーストラリアで大きな前進があった。

【写真付き全文はこちら】オーストラリアも合法化へ! 同性婚を認めている世界全25カ国

郵便による国民投票の結果、オーストラリアでは61.6%が同性婚を支持し、政府は年内の法案成立を目指すとしている。

LGBTQIの権利を求める声は、世界各地で高まっている。しかし、同性婚を認めている国はわずか25カ国だ。

その全てがこちら。

※写真付き詳細は記事上部のリンクよりご覧になれます。

同性婚が合法化されたのは2011年、オランダが初めてだった。

2003年にはベルギーが続き、同性婚カップルにも同じ権利が認められた。

2005年には、カナダ議会が同性婚を認める法案を可決させた。

同じ年、スペイン議会でも僅差で可決。

南アフリカでは、最高裁が出した、国の婚姻法は憲法が保障する平等の権利に抵触するとの判断を受け、議会が2006年に同性婚を合法化した。

1993年には、同性カップルにシビルユニオン(法律婚と同様あるいは類似する法的権利)を認めていたノルウェーだが、同性婚の法案が可決したのは2008年だった。

スウェーデンでは2009年、圧倒的多数の賛成により、同性婚の法案が可決した。

アイスランドでは2010年、全会一致で可決。

ポルトガルでは2010年から同性婚が認められている。

アルゼンチンは2010年、同性婚を認めるラテンアメリカで最初の国となった。

デンマークでは2012年、女王マルグレーテ2世が法案を裁可した後に合法化された。

ウルグアイが同性婚を認める法案を可決したのは、2013年のことだった

2013年には、ニュージーランドがアジア・太平洋州の国として初めて同性婚を認めた。

フランスでは2013年、フランソワ・オランド大統領が結婚の同性婚を認める法案に署名。

ブラジルでは、国家司法審議会が2013年に同性婚は拒否されるべきでないとの決定を下した後、全国で同性婚が認められ始めた

イングランドおよびウェールズは2014年、イギリス国内で最初に同性婚を認める地域(カントリー)となった。

スコットランドでは2014年、同性婚が圧倒的多数の支持を得て成立。

ルクセンブルクでは、ゲイとレズビアンのカップルが結婚することや、子どもを養子にすることが圧倒的多数の支持により認められ、2015年に発効した。

フィンランドでは2014年に同性婚を認める法案が可決したが、発効したのは今年に入ってからのことだ。

アイルランドでは、2015年に同性婚が認められた。国民投票によって合法化されたのは、同国が世界初。

世界最大の島国グリーンランドで、同性婚を認める法案が可決されたのは2015年のことだ。

アメリカでは、最高裁が2015年に同性婚を認めた。

コロンビアは2016年、ラテンアメリカの国としては4番目に同性婚を認めた。

2017年、ドイツはヨーロッパで同性婚を認めた、15番目の国となった。

そして、マルタの議会も同性婚を認める法案を可決させた。

[原文:The 25 countries around the world where same-sex marriage is legal]
(翻訳/編集:山口佳美)

846とはずがたり:2017/12/08(金) 16:55:53
なんで同性婚がこんなにもてはやされるのに重婚を認める動きが拡がらないんだろ!?

男と女が最早必須条件でなくなったらなら愛し合う2人が愛し合う3人でもいいやんと思わなくも無い。

勿論,俺にはそんな甲斐性もセックスアピールも残念ながらないんだけど。。

847名無しさん:2017/12/13(水) 18:18:39
◆兄が多いほどゲイになる理由が科学的に判明! 四男は100%同性愛者、原因は母親、CNN報道の衝撃研究

遂に男性をゲイ化させる生物学的要因が最新の科学研究で明らかになった。
なんと、兄の多い弟はゲイになりやすいというのだ! 
米「CNN」(12日付)によると、研究結果は、科学ジャーナル「PNAS」に掲載され、もし今回の発見が追試で確証されれば、男性がゲイになる少なくとも1つの生物学理由が確定するという。

■兄の多い末っ子はゲイ傾向にあることが判明!

多くの要素が人の性的指向を決定することはもちろんだが、今回の研究で明らかになったのは、特に母親の胎内で起こる生化学的反応が、男性の同性愛の大きな要因になっており、男性の脳の発達において重要な役割を持つY染色体に関係するプロテインが関わっているということだ。
研究チームを率いたカナダ・ブロック大学のアンソニー・ボガート博士によると、18歳〜80歳の142人の女性と12人の男性を調べたところ、NLGN4Yという抗体が女性の血中に顕著に多いことが分かったという。

さらに、ゲイの子どもを持つ女性であるほど、その濃度は高かったそうだ。
このことが何を意味するか? 
詳しく見てみよう。

女性が初めて男児を妊娠すると、Y染色体に関わるプロテイン量が血中で増加、母体はそのプロテインを異分子として認知し、免疫系が反応することで、抗体であるNLGN4Yが生成されるが、この抗体が母体で十分に増加した状態で次の男児を妊娠すると、抗体が胎児の脳に流入し、男児の脳機能、特に性的指向に関わる部分を変えてしまうというわけだ。
実は先行研究でも、兄が多ければ多いほど、弟はゲイになる傾向が強いことが分かっており、2006年の研究では、兄が1人増えるごとにその弟は33%もゲイになる確率が高くなることまで判明していたという。
しかし、その生物学的な理由は今日まで分かっていなかったそうだ。

ボガート博士らも研究当初から、年長の男兄弟が多い家庭の男児が文化を問わずゲイになる傾向があることに気付いており、兄から離れて育った男児でも、ゲイになる傾向が強く、生物学的な要因があると考えていたそうだ。
ボガード博士の研究とは独立に、ノースウェスタン大学のマイケル・ベイリー教授も今月発表した論文において、DNAのひとつがゲイ男性において頻繁に変形していることを突き止めており、今後、生物学的な性的指向の決定が盛んに研究されていくものと見られている。

もちろん、ゲイ男性が必ずしも年長の男兄弟が多い家庭に生まれるというわけではないが、強い傾向があることは間違いないのだろう。
すると、性的指向においては文化や環境の他に生来の生物学的要因が深く結びついていることになる。

まだ世界中ではゲイに対する強い嫌悪感を示す文化や地域が多いが、もし男兄弟の有無が性的指向を決定しているならば、当人たちにとってこれほど酷なことはないだろう。
今後、生物学的にも性の多様性は容認されざるを得ないのではないだろうか。

TOCANA 2017.12.12
http://tocana.jp/2017/12/post_15370_entry.html
http://tocana.jp/2017/12/post_15370_entry_2.html

848名無しさん:2017/12/13(水) 19:43:13
https://www.cnn.co.jp/m/fringe/35111856-2.html
(CNN) 個人の性的指向がどのように決まるのかを探る研究で、兄を持つ男性が同性愛者である確率は、兄のいない男性より高いという傾向が指摘されてきた。この傾向について調べているカナダ人研究者らのチームは最近、母親の免疫反応が関係しているという新たな説を発表した。

カナダ・ブロック大学の心理学者、アンソニー・ボガート教授が論文をまとめ、米科学アカデミー紀要(PNAS)に発表した。

ボガート教授らの説によると、この傾向にかかわっているのは、男性だけが持つ「Y染色体」に関係した「NLGN4Y」というたんぱく質。NLGN4Yは胎児の脳の発達に重要な役割を果たすと考えられる。

母親が一人目の男児を妊娠している間、血液中にNLGN4Yが入り込む。母親の体はこれを異物と認識して抗体を作る。その抗体が体内に蓄積したところで二人目の男児を妊娠すると、抗体が胎盤を通して胎児の脳まで到達し、性的指向を変化させる可能性があるという。

これまでの研究でも、兄が多い男性は同性を恋愛の対象とする確率がそれだけ高くなると指摘されてきた。2006年には、兄が一人増えるごとに同性愛の確率は約1.3倍になるとの研究結果も出たが、その理由は明らかになっていない。

ボガート教授は18〜80歳の女性142人、男性12人を対象に、NLGN4Yに対する抗体の血中濃度を調べた。その結果、濃度が最も高いのは複数の息子を持ち、下の息子が同性愛者である女性のグループと判明した。息子のいない女性や、異性愛者の息子だけを持つ女性は低い数値にとどまった。


同教授らは20年以上前に同性愛者と兄弟構成の関係を指摘していた。それ以来、国が変わっても同じ傾向がみられるとの研究や、兄と別々に育てられた場合でも同性愛の確率は上がるという研究が発表されている。一方、養子縁組によって兄弟ができたケースで同様のパターンは確認されなかった。兄がいるという家庭環境が要因ではないことがうかがえる。

同性愛者の遺伝子を調べている別の研究者も、ボガード教授らの説を「非常に重要な研究」だと評価した。

ただし、この説では両性愛者、一人っ子や長男の同性愛者、女性の同性愛者について説明することはできない。性的指向をめぐるなぞは依然として深そうだ。

849チバQ:2017/12/14(木) 15:17:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171214-00000016-asahi-soci
性同一性障害「他の訓練生に知られた」 男子寮に入れず
12/14(木) 9:01配信 朝日新聞デジタル
性同一性障害「他の訓練生に知られた」 男子寮に入れず
愛知障害者職業能力開発校=愛知県豊川市一宮町
 愛知県が運営する「愛知障害者職業能力開発校」(同県豊川市)で、戸籍上は女性だが男性として生活している訓練生(23)に対し、希望する男子寮ではなく女子寮への入寮を条件に入校を認めていたことがわかった。訓練生は「女子寮に入ることで、性同一性障害について他の訓練生に知られることになった」と話している。

 訓練生は、高校時代に性同一性障害との医師の診断を受け、裁判所へ改名を申請し認められた。卒業後に勤めた病院では男性として働いていた。昨年、筋ジストロフィーの症状が進行したため、病院を退職。1年制の職業訓練施設である同校に今年4月の入校を希望し、願書には既往症として性同一性障害を記入して、診断書も添えて出した。

 同校には通校が難しい人向けに女子寮と男子寮がある。この訓練生は杖や車椅子を使って生活しており、通校が困難なため、男子寮への入寮を希望。入校許可の際、通校生として扱われていたため、問い合わせたところ、性同一性障害を理由に入寮を断られたという。

 通校は難しいことを訴えた結果、戸籍上は女性となっていることから、女子寮なら受け入れられると学校側から提案され、いったん受け入れた。しかし、トイレで女性の訓練生と顔を合わせる気まずさなどから、入寮後も男子寮への移動を訴えたが、認められていない。

朝日新聞社

850チバQ:2017/12/25(月) 10:37:22
https://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/region/kyoto_np-20171224000097.html
「奇異の目なくすのが行政」 京都・長岡京市議がLGBT告白
06:00京都新聞

「奇異の目なくすのが行政」 京都・長岡京市議がLGBT告白

「奇異の目なくすのが行政」 京都・長岡京市議がLGBT告白

(京都新聞)

 京都府長岡京市議の小原明大さん(40)が、このほど閉会した12月定例会本会議の一般質問で、LGBT(性的少数者)であるとカミングアウトした。LGBTへの差別解消に向けた対策の遅れが指摘される中、地方議員の当事者が公にする例は極めてまれだ。「いろいろな人がいて当たり前。当事者のしんどさを伝え、理解を広める、一つのきっかけになれば」と話す。

 「日常のあらゆる場面で当事者は存在しています。私もその一人です」

 12日、LGBTを巡る課題への対応について問う中で言及した。「当事者の困難の根本は、自分の存在が社会に想定されていないこと」と述べ、性的指向と性自認の多様性を説明。学校での教育の在り方や、同性カップルに自治体が証明書を発行する「同性パートナーシップ制度」の導入に関し、市側の見解を尋ねた。

 小原さんは取材に、中学生時代に男性同性愛者(ゲイ)だと認識したと説明した。これまで自身の性的指向を公の場で表明することはなく、「自分の人生から性的な側面は抜け落ちている状態だった」という。

 初当選から10年たった2015年の6月定例市議会の一般質問で、LGBTについて初めて触れた。委員会でも話題に上れば発言した。だが「どう見られるのかいつも不安だった。一方で、他人ごとのようにこの問題を取り上げることはしんどかった」と振り返る。

 今年7月、当事者の地方議員らで結成した「LGBT自治体議員連盟」の研修会に参加。各地の先駆的な取り組みに刺激を受けた。知り合った議員のカミングアウトに「続くことが大事」と思うようになった。

 12月定例会の質問に、市側は「(同性パートナーシップ)制度を使った人へ奇異の目を集めてしまわないか、というリスクを考えなければならない」と答弁した。小原さんは「制度をつくった上で奇異の目をなくしていくことが行政の役割。見て見ぬふりはしないでほしい」と望む。

 当事者であることを受容する中で、街中を歩くカップルや家族に「いいなあ」と思うようになったという。「横に置いてきた人間らしい感情。これで自然にいられるかな」

■住民の理解向上を期待

 「LGBT自治体議員連盟」の世話人を務める前田邦博・東京都文京区議の話 カミングアウトしている地方議員はごく少数。社会の偏見が根強い中、当事者にとっては現実の問題として、選挙でのマイナス要因になりかねず、立候補そのもののハードルも高い。ただ、カミングアウトで主張に具体性と切実さが伴う。行政職員や住民の理解の向上につながっていくことを期待したい。

851名無しさん:2017/12/26(火) 23:40:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171226-00000334-oric-ent

“元宝塚”東小雪&増原裕子さんが同性パートナー解消 渋谷区に証明書を返還
12/26(火) 16:24配信

オリコン
“元宝塚”東小雪&増原裕子さんが同性パートナー解消 渋谷区に証明書を返還
同性パートナーを解消した(左から)東小雪、増原裕子さん (C)ORICON NewS inc.
 元タカラジェンヌでLGBT(L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシャル、T=トランスジェンダー)アクティビストの東小雪と会社経営者の増原裕子さんが26日、公式サイトを通じて、約6年半の関係にピリオドを打ち、パートナーを解消したことを報告した。

【全身ショット】ひざ上ワンピでスタイル抜群の東小雪

 2人は連名で「増原裕子と東小雪はこの度、約6年半の関係にピリオドを打ち、離婚するという選択をいたしました。昨日12月25日、東京・渋谷区にパートナーシップ証明書を返還いたしました」と報告。「この間、約5年前のディズニーでの結婚式、2年前の渋谷区パートナーシップ証明書をいただくという大きなライフイベントの際にも、たくさんの方々に応援していただきました。本当にたくさんの方々に愛して支えていただいた6年半でした」と感謝の思いをつづった。

 「ふたりだけでは成し遂げられなかった素晴らしい経験ができたことを、周囲の大切な方々の顔を一人ひとり思い浮かべながら、ただただ感謝しております」としつつも「それにもかかわらずこのような結果となってしまい、皆さまのご期待を裏切る形になってしまったこと、応援してくださっていた皆さまに対して大変申し訳なく、自責の念でいっぱいです。本当にお詫びの言葉もございません」と伝えた。

 今回の決断について「現在日本のLGBTをとりまく環境が、日に日に改善している中で、私たち個人が出したこの結論が、その流れに水を差すことになってしまわないか、その懸念についても、慎重に話し合ってきました」と明かし「非常に重い責任を感じております。その上で、ふたりでじっくり話し合い、今回の決断をいたしました」とつづった。

 今後の活動や仕事は「これまでと変わらず、支え合い、協力していきたいね、と話しています。これからも良き相談相手として、自由と平等、多様性社会の実現を求める仲間として、お互いの人生に関わっていこうと思っています」とした2人。最後は「LGBTをとりまく課題、SOGI(性的指向・性自認)にまつわる課題、女性や子どもの人権についての活動やお仕事には、ひき続き力を合わせて歩んで参ります。今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます」と呼びかけた。

 2人は、2012年にLGBTコミュニティと社会との架け橋を築き、多様性あふれる社会の実現に寄与したとして『Tokyo SuperStar Awards』コミュニティ賞を受賞。13年3月、東京ディズニーシーで初の同性結婚式を挙げ国内外で話題に。15年に東京・渋谷区パートナーシップ証明書交付第1号。

852チバQ:2018/01/04(木) 18:27:01
https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/874088/
「保毛尾田保毛男」問題で注目されたLGBTの本音2018年01月02日 17時00分

大久保暁氏(右)と妻・希望(のそ��み)さん

 性的マイノリティーを意味するLGBTがにわかに注目を集めている。2017年9月28日に放送されたバラエティー番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)で、石橋貴明(56)扮するキャラクター「保毛尾田保毛男」が28年ぶりに登場すると「男性同性愛者をやゆしている」とネットで炎上。放送した同局は謝罪に追い込まれた。だが、そもそもLGBTとは何なのかはあまり知られていない。そこで性的マイノリティーの啓発活動「暁project」を主宰し、自身もトランスジェンダーの大久保暁氏(36)に話を聞いた。

「ゲイ」と「おかま」と「ホモ」はどう違うのか。しっかりと説明できる人は意外に少ないかもしれない。いずれも男性同性愛者を意味するが、ニュアンスは異なる。

「おかま」と「ホモ」は、歴史的に差別の意味を伴って使用されてきたため侮辱に当たる。その場合「ゲイ」と称した方が正しい。「レズビアン」も「レズ」と略すとやはり差別的になるので「レズビアン」。ややこしいかもしれないが、複雑にしているのはこれまで差別されてきた背景があるからだ。

 2016年からLGBTを広く世間に知ってもらおうと講演や情報発信などを行う大久保氏がこう話す。

「確かにだいぶ世間の雰囲気は変わってきましたが、いまだに就職に不利になったり、奇異な目で見られることは少なくありません。理想を言えばLGBTという言葉がない方がいいんです。でも、すぐにそういうわけにもいきません。その存在を知ってもらうことからしていきたい」

 大久保氏自身、女性の体で生まれ男性の心を持つ、トランスジェンダーだが、最初から自分がLGBTだと認識していたわけではない。知らなかったため長年苦しんできた。

「小6で女の子に初めて恋をしたところ『レズなんじゃないの?』という噂がクラスに広がり、心を閉ざすようになりました。自分の頭はおかしいから、気持ちにふたをしようと。この時は自分が何なのかよくわかりませんでしたね。中高は女子校に通いましたが、スカートがイヤでイヤで…。でもバレたくない。友達との恋愛トークもウソで固めていましたね」

 初めて女性と交際したのは大学1年のとき。相手は同級生だったが長続きはしなかったという。

「どう付き合っていいかわからないんですよ。2〜3か月ですぐ別れてしまいました」

 転機になったのは20代後半になってからだった。女性と交際を重ね体の違和感としっかり向き合った結果「男性として生きていこう」と決意。11年にホルモン治療を始め、乳腺、子宮の摘出手術を受けた。13年には戸籍を変更し、現在は知人の紹介で知り合ったLGBTではない一般女性と結ばれ、幸せな結婚生活を送っている。

 そんな大久保氏はLGBTの生きづらさをこう語る。

「例えば、私のようにホルモン注射を打っている人は、生命保険に入りにくいんです。なぜなら投薬に当たると言われた。また、病院に行くのもためらってしまう人が少なくありません。自分の名前をフルネームで呼ばれるじゃないですか。女の名前なのに、ヒゲ面の男が立ち上がったら変な目で見られかねません。そしてトイレも問題。女子トイレに入ると男性に間違われてしまう。かといって男子トイレに入るのもためらってしまう。なので、ぼうこう炎になるトランスジェンダーの方は多いんですよ」

 最後に、騒動になった「保毛尾田保毛男」に関しても、こう声を大にした。

「もう今の時代には合っていないと思います。イヤな思いをした方もいらっしゃったことでしょう。学校でイジメに遭う可能性だってある。表現の自由といっても限度があるんじゃないかと。こんなこと言うと『クレームばかり言う』と思われるかもしれませんが、私たちは権利ばっかり主張しているわけではありません。そもそもそのことでつらい思いをしている人がいることを知ってもらいたい」

【LGBTとは】L=レズビアン(女性同性愛者)、G=ゲイ(男性同性愛者)、B=バイセクシャル(性的指向が男女共にある者)、T=トランスジェンダー(体と心の違和感・不一致感を持つ者)の略。ほかにもさまざまな性的指向はあるが、国際機関などで性的マイノリティーの総称として用いられることが多い。

853チバQ:2018/01/04(木) 18:29:10
http://www.sankei.com/smp/west/news/171217/wst1712170001-s1.html
「同性婚」合法化は新たな人権指標に…豪が承認、近く台湾も 世界ミニナビ2017.12.17 15:00

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 オーストラリアが12月8日に同性婚を合法化した。ロイター通信によると世界の国・地域で26番目。アジアにはないが、台湾の裁判所が5月、同性婚を認めない現行法を違憲とし2年以内の合法化を命じた。同性婚合法化は男女や人種と並び、平等な人権の達成度を示す指標ともなりそうだ。
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始まりは2001年

 豪連邦議会下院は12月7日、圧倒的多数で同性婚を可能とする法案を可決した。

 「われわれは今日、平等と愛への賛成票を投じた」

 ターンブル首相はこう語り、与野党議員が抱き合って喜びを表した。長年にわたる国内論争に決着を付け、英国や米国、ニュージーランドなどと同じ同性婚合法国の仲間入りをした。

 同国は9月から11月にかけ、同性婚の是非について国民の意見を問う郵送による投票を実施。61・6%が賛成したことを受け与党議員が法案を提出していた。

 オーストラリア公共放送ABCなどによると、世界で初めて同性婚を合法化したのは2001年のオランダだ。その後、英国やフランス、スペイン、ドイツなど西欧諸国が続き、欧州連合(EU)加盟28カ国の半数以上が合法化している。

イスラム教文化圏では…

 合法化の波は大西洋を渡り、合法州と違法州が入り乱れていた米国も2015年、連邦最高裁が憲法上の権利と判断した。南米ブラジルやアルゼンチン、中米メキシコも合法化し、プロテスタントやカトリック問わずキリスト教徒が多い国々に急速に拡大した。

 しかし、中東や北アフリカを中心としたイスラム教文化圏では全く状況が異なる。国際レスビアン・ゲイ協会によると70カ国以上が同性愛行為を犯罪とし、サウジアラビアやイラン、スーダンでは死刑に値する罪だ。アフリカでは唯一、南アフリカが同性婚を合法化している。

 キリスト教文化圏ながら、ロシアは同性愛者に厳しい。旧ソ連時代の同性愛行為を取り締まる法律の規定は撤廃されたが、同性愛について知らしめることを禁じる法律があり、社会的な偏見も強い。またポーランドなど旧ソ連圏で同性愛者の立場はなお厳しい。

無関心だったアジアで

 一方、アジアではイスラム教徒が多いマレーシアやインドネシアで同性愛行為は犯罪だ。その他の多くの国々で同性愛行為は違法ではないものの、同時に同性婚合法化の動きも鈍い。中国や日本、ベトナム、タイなど仏教文化圏の国々が、法的地位に無関心ともいえるカテゴリーに入る。

 ところが今年5月、台湾で大きな変化があった。憲法裁判所に相当する司法院大法官会議が、同性婚を認めていない民法の規定は違憲だとする憲法解釈を公表した。2年以内の法改正を命じ、法改正が終わらない場合は証人がいれば婚姻の登記ができるとしている。

 台湾司法の判断は、西欧とアジアや、キリスト教文化と仏教文化という線引きを超えるものだ。現行の民法について「婚姻の自由と人民の平等を定めた憲法に違反する」とし、普遍的な人権として同性婚を認めた。

854チバQ:2018/01/04(木) 18:29:38
 台湾では蔡英文総統が2015年、自身のフェイスブックで同性婚の支持を表明するなど、同性婚は政治が扱う主要な問題となっていた。

 一方、日本では芸能界などで性的少数者(LGBT)の存在感があるにもかかわらず、政治との関係は希薄だ。自民党の竹下亘総務会長が11月、宮中晩餐会に国賓が同性パートナーを伴って出席することに反対だとの発言をしたが、大きな論争にはならなかった。
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日本は中国と同じ行動

 国際社会では今後、近代国家が乗り越えようとしてきた人種や男女に続く基本的な人権の問題として、同性愛や同性婚がクローズアップされる可能性は高い。達成の度合いは男女同権における女性参政権のような、指標ともなりうる。

 国連人権理事会は今年9月、同性愛行為や背教に対する死刑を非難する決議を採択した。決議案はベルギーなどが提案して賛成多数で採択されたが、日本は米国や中国、サウジアラビアなどとともに反対した。

 米国や日本は死刑制度も批判する趣旨であったため反対したが、深刻な人権問題を抱える国々と同じ行動を批判的に報じたメディアも多い。米CNNは「人権推進のリーダーだった米国の反対はLGBT活動家らにショックを与えた」などとし、トランプ政権における人権問題への取り組みの後退に焦点を当てた。

855とはずがたり:2018/01/15(月) 20:05:24
新広辞苑、「LGBT」の説明に誤り 岩波、修正を検討
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASL1H5HZFL1HUTFK00P.html
17:53朝日新聞

新広辞苑、「LGBT」の説明に誤り 岩波、修正を検討

広辞苑第7版で新たに盛り込まれた「LGBT」の記述

(朝日新聞)

 10年ぶりの改訂で今月12日に発売された広辞苑の第7版で、性的少数者を意味する「LGBT」の説明に誤りがあることが分かった。発行元の岩波書店は、インターネット上の指摘を受けて修正も検討している。

 LGBTは、性的少数者のうち、女性同性愛者のレズビアン、男性同性愛者のゲイ、両性愛者のバイセクシュアル、生まれた時の体の性別とは異なる生き方をするトランスジェンダーの頭文字をとった言葉。広辞苑には今回新たに盛り込まれ、「多数派とは異なる性的指向をもつ人々」と記された。

 「LGB」は好きになる性を表す「性的指向」の概念だが、「T」は自分は男か女かといった自己認識を表す「性自認」の概念。このため、「多数派とは異なる性的指向をもつ人々」という記述では「LGB」の説明にしかなっていない、とネット上で指摘された。

 岩波書店辞典編集部の担当者は朝日新聞の取材に対し、記述の不正確さを認めたうえで「ご指摘を受け止め、修正を含め対応を検討している」としている。

856チバQ:2018/01/22(月) 13:18:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00010007-nishinpc-soci
「同性間は性暴力ではない」警察の理解不足、根強く 男性やLGBT、知識に欠ける対応で二次被害も
1/22(月) 11:31配信 西日本新聞
「同性間は性暴力ではない」警察の理解不足、根強く 男性やLGBT、知識に欠ける対応で二次被害も
熊本市で開いた相談員の養成講座で、性的少数者の性暴力被害の実態を報告するレイプクライシス・ネットワーク代表の岡田実穂さん(中央)=昨年11月
 2017年7月施行の改正刑法で強制性交等罪が新設され、女性に限っていた性暴力被害者の対象が広がり、性別を問わず適用されるようになった。参院の付帯決議は「被害の相談、捜査、公判のあらゆる過程で男性や性的少数者に対し偏見に基づく不当な扱いをしないことを関係機関に徹底させること」と盛り込んだが、警察や相談窓口の理解不足は根強く、啓発は緒に就いたばかりだ。性的少数者(LGBT)や男性の被害者を支援する団体が相談員向け講座を開くなど、九州でも取り組みが始まった。

⇒【画像】男子生徒の被害、相談されたら?「なぜ逃げなかった」は言ってはダメ

 昨秋、熊本市で開かれた講習会。「警察に相談しても同性間で起きたことは性暴力ではないとして、真剣に受け止めてもらえないなどの相談が目立つ」。青森市のNGO「レイプクライシス・ネットワーク」の岡田実穂代表が、性的少数者や男性の被害者の声を代弁した。

 電話相談員に「女同士なら仲直りできる」と言われたり、自助グループの会合に「同性愛者は来ないで」と参加を拒まれたりする事例もあり、岡田代表は「LGBTに関する知識に欠ける対応で二次被害に遭う当事者は多い」と指摘した。

「性暴力被害者は女性、加害者は男性」認識根強く
 同ネットワークは2008年から、被害者の電話相談や警察署への同行支援などに取り組んでいる。相談者の8割超が自治体のドメスティックバイオレンス(DV)の相談窓口など他機関に相談したことがあり、支援を断られたり、差別的な扱いを受けたりしたと訴えるという。

 刑法が改正されても「性暴力被害者は女性、加害者は男性」との認識は根強い。相談員を15年以上務める女性(62)は「自分の中の思い込みを問い直さないと、排除につながってしまう。現場の体制が整っていない危機感がある」と述べた。

 警察庁によると、昨年1〜11月の強制性交等罪(7月の改正前は強姦(ごうかん)罪)事件の認知件数は1032件で、うち男性被害者は15人(7月以降)。LGBT当事者の被害に関する統計はないという。一方、宝塚大の日高庸晴教授(社会疫学)がLGBT当事者約1万5千人を対象にしたアンケートでは、8・3%が性暴力被害の経験があると回答。バイセクシュアル(両性愛者)女性が23・7%、レズビアン(女性同性愛者)が15・3%、ゲイ(男性同性愛者)6・6%などだった。

 郷田真樹弁護士(福岡県)は「捜査機関や弁護士、相談員への研修やシェルターの確保、相談機関と医療機関の連携も必要だ」と提言する。

「被害は潜在化している 実態調査急げ」 レイプクライシス・ネットワーク 岡田実穂代表の話
 両性愛や同性愛、生まれたときに割り当てられた性別とは異なる性別で生きようとするトランスジェンダー、他者に対し性的欲求を抱かない無性愛などのLGBT当事者は、性暴力被害のリスクが高い。少数者であることから弱者と認識され、暴力をぶつけてもよい対象と取られがちだ。

 加害者の中にはLGBT当事者への嫌悪感を抱いていて、「矯正」させようと暴力を振るうケースもある。セクシュアリティー(性の在り方)を社会に隠している人は、加害者による暴露を恐れ、弱みを握られる形で被害を受けることも少なくない。

 相談の中で、自身が受けた行為について「これは性暴力というのでしょうか」と、被害を被害と認識できない男性やLGBT当事者もいる。「被害者は女性」とされ続けたことが大きな理由だ。国が被害の実態調査をして、性別にかかわらずさまざまな事案があり得ることを示さなければ、潜在的な被害者の支援につながらない。 (談)

西日本新聞社

857名無しさん:2018/01/28(日) 23:33:31
◆科学者ら「ゲイの遺伝子」をついに特定! 男性が同性愛になるのはやっぱり遺伝なのか!!

米ノースショア大学の研究者らが、同性愛を引き起こす可能性があると言われる「ゲイ遺伝子」を特定。
2,000人以上の男性を対象にDNA分析をしたところ、第13染色体と第14染色体において、性的指向に影響を及ぼす領域が認められたようだ。
この結果は科学誌『Scientific Reports』にて掲載されている。

ゲノムワイド関連解析(GWAS)による男性の性的指向の研究」
https://www.nature.com/articles/s41598-017-15736-4
http://livedoor.blogimg.jp/yurukuyaru/imgs/0/5/05003e28.jpg

・研究では同性愛者1,077人と異性愛者1,231人(ともに白人男性)のDNAを分析

・ゲノム全体を比較したところ、第13染色体と第14染色体において、一塩基多型(個人間の遺伝情報のわずかな違い、SNPとも呼ばれる)が含まれる領域が認められた

・1つ目は第13染色体の「SLITRK6」だ。
 この遺伝子は神経細胞の発達に重要であり、男あるいは女に発育していく性分化の過程で活発になることが知られている。
 視床下部に位置しており、ゲイか否かでサイズが変わるという報告も過去に出ていた

・2つ目は第14染色体の「TSHR」だ。
 ここは甲状腺刺激ホルモン受容体であり、甲状腺ホルモンの異常によって起こるバセドウ病はゲイの人に多くみられる傾向がある

・よってこれら2つの領域は、男性の性的指向を決める上で潜在的な関連があると考えられる

筆頭研究者のアラン・サンダース氏によると、これら「ゲイ遺伝子」を持つからといって必ずしも男性が同性愛者になるとは限らないようだ。

「他にも複数の遺伝子がーそれぞれ少しずつー関与しているのだと思います。
これらの遺伝子はゲイになる可能性を高めるのであって、必ずそうなるとは限りませんからね」

この発見は、同性愛が先天的なものであるという説を強固にするものだろう。
なお性的指向は様々な要因によって左右されるものであり、程度の違いにより両性愛(バイセクシュアル)といった人も出てきているのだとサンダース氏は指摘している。

ユルクヤル、外国人から見た世界 2018年01月11日
http://yurukuyaru.com/archives/74467525.html

858名無しさん:2018/02/01(木) 20:01:41
https://gigazine.net/news/20180131-gender-not-just-social-construct/

GIGAZINE 2018年01月31日 09時00分00秒

社会的な性の概念「ジェンダー」が子どもの中で形成される段階には生物学的な要因も影響していることが浮き彫りに

By melissa.meister

社会的・心理的に男女を区別するジェンダーは生物学的な性「セックス」とは区別されるもので、「男らしさ・女らしさ」という言葉で表現される性別の概念です。複数の研究結果をもとに調査が行われた結果からは、ジェンダーの違いはこれまで広く認識されている「社会が作りだしている」という要因とは別に、生物学的なものを根源とする要素があることが浮き彫りになっています。

Sex differences in children's toy preferences: A systematic review, meta-regression, and meta-analysis - Todd - 2017 - Infant and Child Development - Wiley Online Library
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/icd.2064/abstract

Gender is not just a social construct, according to scientific research — Quartz
https://qz.com/1190996/scientific-research-shows-gender-is-not-just-a-social-construct/

この研究結果は、シティー大学ロンドンの心理学シニア講師であるブレンダ・トッド氏らの研究チームによって発表されたもの。チームでは、過去に発表された16件の研究結果のデータを集めてメタ分析することで、子どもの段階で生じるジェンダーの違いには社会的な背景だけではなく、生物学的な背景も影響を及ぼしている実態を明らかにしました。

集められたデータは、「世界各地の子どもが示すおもちゃへの関心の実態」をまとめたものとなっています。サンプル数は合計で1600人分にのぼり、「男の子用のおもちゃ」と「女の子用のおもちゃ」が用意されているときに、男の子と女の子はそれぞれどちらを選ぶのかが調査されています。分析の結果、世界各地のデータからは「男の子は男の子のおもちゃを選び、女の子は女の子用のおもちゃを選ぶ」という傾向を一様に示されていることが明らかになったとのこと。これを統計学の「効果量」で示すと、男の子の場合は「1.03」、女の子の場合は「0.9」という数値となっています。効果量は「0.8」を超えると効果が大きいと判断できるとのことで、男女いずれもその傾向が強いことが示されています。

By David Zellaby

そして最も興味深いのが、この傾向が国や地域によってあまり違わなかった点にあるとのこと。トッド氏は結果について、「男性型と女性型のおもちゃの子どもの好みにおける性差の大きさは、男女の平等性の高い国だからといって小さくなるという傾向は見られなかった」と述べています。事実、スウェーデンのように「ジェンダー不平等指数」が非常に低い国における結果と、ハンガリーやアメリカなど「ジェンダー不平等」が大きいとされる国における結果は非常に似通っていたとのこと。つまり、社会の文化が異なっていたとしても、男の子は男の子のおもちゃを、女の子は女の子用のおもちゃを自然に選択する傾向が世界各地で見られた、ということを示しています。

859名無しさん:2018/02/01(木) 20:02:30
>>858

ここから明らかになってくるのが、子どもの頃に現れる「男の子らしさ」や「女の子らしさ」は、「社会的な期待によって全面的に決まる」という考え方に反しているという事実です。「ジェンダーは社会的な期待によって全面的に決まる」という考え方に立つと、たとえば、ジェンダーの平等性が高いスウェーデンの場合だと、男の子用のおもちゃが選ばれる割合が男女同じになるはずだと考えられます。しかし実際には前述のように男の子と女の子ではおもちゃの選択に偏りが生じています。

By Laura Hamilton

つまり、子どもにおけるジェンダーの形成には社会的な期待という要素以外のもの、すなわち「生物学的な要素が関わっている」ということが浮き彫りになってきているというわけです。「学界における視点の多様性を向上させること」を目的としたHeterodox Academyの社会心理学者・研究ディレクターであるショーン・スティーヴンス氏は、「ジェンダーの形成を『生まれか育ちか』に二分する方法は間違っています。私の知る限り、そのどちらかだけを唱えている人間行動学者は一人もいません」と述べています。

しかし実際には、このような考え方に対しては社会から批判的な視線、さらには政治的な力が向けられることが多いとのこと。トッド氏は「多くの人に取って、ジェンダーが純粋に社会的に形成されるものではないという考え方は、心地よくないもののようです」と述べています。トッド氏はこの考え方を示す人たちについて、「『ジェンダーは社会的要素を反映するもので、完全に可鍛性のもの(=状況に応じて変化するもの)である』と考える、いわゆる『左派』と呼ばれる勢力に多くみられる」と考えているとのこと。

しかし、ジェンダーの背景に生物学的な要素があるとはいえ、それは決して男と女を完全に二分する「ジェンダーバイナリー」を意味するものではなく、トランスジェンダーや「第三の性別」とも呼ばれるノンバイナリーなどのセクシャル・マイノリティ(性的少数者)の存在を否定するものではないとのこと。多くの生物学に基づく性差は、子宮内のホルモン環境に起因するものであり、男子と女子では大きく異なる仕組みを持っています。しかし、それぞれの領域の中でもさらに大きな振れ幅があり、ノースウェスタン大学の心理学教授であるアリス・イーグリー氏は「男の子には男の子の範囲があり、女の子には女の子の範囲があります。生物学的ではあると言っても、それが完全にバイナリに二分できるものであるとは限りません」と述べています。

By tengrrl

イーグリー氏はまた、「政策が科学に影響すべきではない」とも主張しています。「科学は、あなたが好きかどうかにかかわらず、有効な調査結果、調査結果の真実を求めています。私たちは人間に対する生物学がどのように機能するかを見つける努力を行っています。『政治的に間違っているかもしれないから』という理由で、私たちは科学者としての自分たちの心を閉ざしますか?」とイーグリー氏は語り、科学が真実を追究する必要性を説いています。

「ジェンダーは完全に社会的に形成されるものではないかもしれません。しかし、生物学的な影響によって、ジェンダーの規範が伝統的なものに押し込められなければならないということでもありません。科学の中には、男女平等の価値に反するものはありません」と、この内容を報じたQuartzの記事は締めくくられています。

860名無しさん:2018/02/11(日) 14:31:43
http://yomiuri.co.jp/photo/20180211/20180211-OYT1I50001-1.jpg

http://yomiuri.co.jp/national/20180211-OYT1T50002.html

 LGBTなど性的少数者への理解を深めてもらおうと、大分県が啓発の漫画を作成した。

 中学校を舞台に、主人公の女子生徒が同性の友人からの告白をきっかけに、多様な性のあり方について考えるというストーリー。計3万部を発行し、県内の小・中学校や高校に配布する予定だ。

 タイトルは「りんごの色〜LGBTを知っていますか?〜」(A5判、54ページ)。主人公が友人の告白に戸惑いながらも、「リンゴの中にもいろんな色が入っている。みんな違う色でいいんだ」と考え、LGBTへの理解を徐々に深めていく姿を描いている。

 作成にあたり、県内で暮らす性的少数者3人の協力を得て、意見を取り入れた。作画は別府市在住の漫画家、平田京子さんが担当した。巻末にLGBTや性同一性障害などの用語解説を掲載しているほか、県内外の支援団体の活動内容なども紹介している。

 漫画は、県のホームページ内にある「こころちゃんの部屋」(http://www.pref.oita.jp/site/kokoro/)からも閲覧できる。

 県人権・同和対策課の清水りえ主査は「多くの人に手にとってもらい、性的少数者について正しく知るきっかけにしてほしい」と話している。(谷口京子)

861名無しさん:2018/02/11(日) 20:07:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180211-00000009-kobenext-l28

「完全な女の子になりたい」全校生徒の前でカミングアウトした高校生
2/11(日) 11:39配信
神戸新聞NEXT

「完全な女の子になりたい」全校生徒の前でカミングアウトした高校生
女子の制服を着て学校へ行けるのがうれしい
 スカートに靴はローファー。長い髪は一つに束ねられていた。三田の知り合いから紹介された関西の高校に通うヒカルさん=仮名=は男の子の体に生まれたが、心は女の子。勇気を出し、家族や学校にカミングアウトした。

         ◇

 5人兄弟の長男として生まれました。小さいころから女の子と遊ぶのが大好きで、小学生になる時、赤いランドセルが欲しかったけど、何となく男の子として生きなきゃ駄目なのかな…と感じていました。

 一番嫌だったのは水泳の授業。胸を出すのが恥ずかしくて手で隠すと、周りが「おかまかよ」とからかうんです。いじられるのはよくあったので慣れました。「俺」や「僕」と言いたくなかったので、子どものころから一人称は使いませんでしたね。

 中学は最悪。ひげが生えて毛も濃くなって、自分がすごく気持ち悪かった。本当に嫌で血が出てもひたすら抜きました。声が低くならないように高い声を出す練習もしました。

好きになったのは同じ部活の先輩。男の人です。友達に相談すると「ヒカルはゲイや」といううわさが広まって、先輩に「お前、ゲイなんか?」と聞かれた時はショックでした。

 どうすれば女の子になれるのか、時間があれば性転換の方法を調べました。悩んだ末、中学2年の時にホルモン剤の錠剤を買いました。「死んだらごめん」と家族に遺書を書いて飲んでました。薬を買うお金もないので、インターネットで携帯電話の修理を受け付けて稼ぎました。

 高校になると、毛が薄くなって胸もかなり膨らみました。本当にうれしくて…。女性の下着を着けられるのも幸せでした。

 高校1年の夏休み、祖父母の家に泊まりに行った時、洗濯物をたたんでいたおじいちゃんに下着が見つかったんです。「何で女性の下着なの?」と何度も聞かれ、親にも連絡されました。

 次の日、母と2人で向き合いましたが、1時間くらい無言が続いて、携帯に文字を打ち込んで見せました。「昔から女の子に生まれたかった。ごめんなさい…」。母は何も言わず泣いてました。

 女子の制服を着たかったので、全校生徒の前でカミングアウトしました。不安でしたが、「大変やったね」「水泳の時にからかってごめん」と気遣ってくれる友達もいました。説明すれば分かってもらえる。ホッとしましたね。

 今、見た目は女の子ですけど、病院で保険証を見せると、疑うような顔をする人もいます。子どもを産める体ではないですし。将来? やっぱり完全な女の子になりたいです。(山脇未菜美)

■カミングアウトして良かったことは?

・周りの友達に「ゲイ」「おかま」などと悪口を言われなくなった

・自分の好きな洋服を着られる

・家族や友達にうそをつかなくて気が楽になった

862名無しさん:2018/02/19(月) 19:51:41
https://www.oricon.co.jp/special/50762/
2018-02-15

女装男子にボーイズラブ…急増するLGBT作品、その背景は?
2018-02-15 シェアする
『海月姫』出演の役作りでツルツルの腕をみせてアピールした瀬戸康史
『海月姫』出演の役作りでツルツルの腕をみせてアピールした瀬戸康史
 近年、LGBT要素を含んだドラマや映画が急増している傾向にある。現在“月9”で放送中の『海月姫』(フジテレビ系)に出演する瀬戸康史の女装姿にSNSなどで絶賛の声が寄せられている。また昨年、志尊淳が“ヒロイン”役で出演した『女子的生活』では、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの心情を丁寧に演じ大きな反響を呼んだ。さらに2月24日(土)、『動物戦隊ジュウオウジャー』出演の渡邉剣と『仮面ライダー剣』出演俳優の天野浩成主演でボーイズラブ(BL)を描いた実写映画『花は咲くか』が公開。果たして、この急増の背景には何があるのか。
テレビやイベントに登場した“女装男子”


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LGBT作品が急増、女装した俳優の美しさや立ち居振る舞いも話題に

 LGBTとはそもそも、女性同性愛者(レズビアン、Lesbian)、男性同性愛者(ゲイ、Gay)、両性愛者(バイセクシュアル、Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の各単語の頭文字を組み合わせた略語だ。“性的マイノリティ”とも言われ、日本でも三島由紀夫『仮面の告白』などの文学作品をはじめ、日本初のゲイフィルムと呼ばれる『惜春鳥』(1959年/木下恵介監督)や、リヴァー・フェニックス、キアヌ・リーブス主演の『マイ・プライベート・アイダホ』(1991年)などの映画、漫画やアニメなどのコンテンツでも度々テーマとされてきた。

 前出の『海月姫』では、女装した瀬戸康史の美しさだけではなく、女性的な立ち居振る舞いはもちろん、役作りでボディクリームなどのケアを欠かさないことも報じられ、その女子力の高さがSNSで賞賛を浴びた。また志尊淳は『トドメの接吻』(日本テレビ系)でも、主人公・エイト(山崎賢人)に歪んだ愛を見せる和馬を演じており、4月放送スタートの朝ドラ『半分、青い』(NHK総合)でも、少女漫画家・秋風羽織(豊川悦司)のアシスタントでゲイ役の藤堂誠で出演。

 NHK大河ドラマ『西郷どん』でも、その記者会見で、脚本家の中園ミホが、人間関係にBL(ボーイズラブ)要素があることを告白したほか、先述の2月公開映画『花は咲くか』、また昨年、生田斗真の女装姿とキスシーンが反響を呼んだ映画『彼らが本気で編むときは、』など、LGBT要素のある映像作品が昨今、目白押しで世に送られ続けている。

背景にオネエ系タレントの“市民権”獲得が視聴者の免疫に

 「こうした現在のLGBTの認知拡大には、オネエタレントの台頭が大きく関係していると思われる」と話すのは、90年代にサブカルチャー誌でLGBTに関する数々の記事を寄稿したこともあるメディア研究家の衣輪晋一氏。

863名無しさん:2018/02/19(月) 19:52:21
>>862


 今、テレビでその活躍が確認できるオネエ系のタレントといえば、マツコ・デラックスやはるな愛、IKKO、ミッツ・マングローブ、GENKINGなどが筆頭格。少し前ではKABA.ちゃんや楽しんご。古くは美輪明宏、美川憲一、おすぎとピーコ、ピーターなどなど。いまだに少数派ではあるがもはや珍しい存在ではなく、お茶の間でも非常に身近な存在となっている。もちろん彼ら(彼女ら)を“オネエ”と一括りにするにはLGBTの範囲は広く、さらなる理解が必要だ。昭和の時代には、バラエティー・お笑い番組内ではある意味“笑い”の対象であり、悲哀と共にある存在だった。現代では、彼ら(彼女ら)“オネエタレント”の活躍は、世間のLGBTへの抵抗力増強に一役を買い、また真剣に悩む人たちを勇気づける役割も担ってきたように思える。

過去は骨太、現在はライト化の傾向 より物語に“自然に溶け込む”ことが重要に

 性的マイノリティーへの免疫がつく一方で、映像作品はどうか。過去のLGBT作品と言えば、少数派ゆえに理解されない葛藤などが描かれ、やや“骨太”のイメージがあった。文学作品では、前出『仮面の告白』をはじめ、谷崎潤一郎『卍』、両刀の男娼を描いた中上健次の『讃歌』。テレビドラマでは、放送時間帯に新宿二丁目が閑散としたと言われる『同窓会』(1993年)や、上戸彩が性同一性障害の難役に挑み、出世作となった『3年B組金八先生』第6シリーズ(2001年)など。洋画でも前述『マイ・プライベート〜』のほか、『とても素敵なこと 初恋のフェアリーテール』(1996年)、『ブエノスアイレス』(1997年)、『ボーイズ・ドント・クライ』1999年、『めぐりあう時間たち』(2002年)などがあった。

 だが時代が進み『イノセント・ラブ』(2008年)、『ラスト・フレンズ』(同年)、『IS〜男でも女でもない性〜』(2011年)、『オトメン〜乙男〜』(2009年)など、青春ドラマの延長線上で描かれる傾向に。また2015年頃からは映画や舞台で、『5→9〜私に恋したお坊さん〜』の高田彪我など“女装趣味のある男性”、舞台『クラウドナイン』の三浦貴大、舞台『ヴェローナの真摯』溝端淳平など“女性役を男性俳優が演じる”パターンも増加。またアニメ作品やライトノベルなどでも、その葛藤や背景はあれど、必要以上に掘り下げずライトに描く風潮が見られる。

 「アメリカの非政府組織GLAAD(中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)が提示したLGBT作品の質の指標には、『LGBTの登場人物が登場し、彼ら(彼女ら)なしには成立しない物語でなければならない。また飾りの要素だったり、笑いを誘うためのネタで扱われてはならない』などとある。つまり、LGBTが登場する場合、物語に“溶け込む”ことが必要で、そこから外れると、先ごろ謝罪騒動に発展した『とんねるずのみなさんのおかげでした』の保毛田保毛男(石橋貴明)のように批判にさらされることになる。すんなりとそこに存在させるには、日本でも今、過度な掘り下げはリスクが大きすぎるのです」(衣輪氏)

ドラマは “時代の写し鏡” “第三の存在”が物語のアクセントに

 「ただし、」と同氏は続け、持論を展開する。「歴史学者の氏家幹人氏の著作などによれば、日本はそもそも、性には寛容だった。『万葉集』には大伴家持の男性に宛てたとされる和歌があったり、江戸時代では、歌舞伎の若手美少年役者らが男女問わず客をもてなす“陰間茶屋”が流行。井原西鶴の『好色一代男』にも、主人公が一生のうちに交わった人数を『たはふれし女三千七百四十二人。小人(少年)のもてあそび七百二十五人』などと記されているほか、江戸後期でも葛飾北斎らが浮世絵の一種である春画に同性愛を描いています」

 「これがタブーとされたのは明治以降。欧米列強に時代遅れとされぬよう、キリスト教文化の性的に潔癖であることを良しとする文化が輸入されていき、現在に至ります。前出の歴史学者・氏家氏は当時の日本の性モラルについて『タブーはないが、モラルはある』としており、それは逆に、今欧米が求めているLGBT差別のない理想郷に近いようにも思うのです」(衣輪氏)

 そもそも日本人の遺伝子はLGBTに寛容であり、さらに文化でも、オネエタレントらが活躍し、お茶の間に免疫がついてきた現状がある。地上波ドラマは常に“時代の写し鏡”だ。“今”を切り取った作品が増える現状は自然の流れであり、さらには元々、日本文化との親和性も高かった。純粋に“個性”としてのLGBTキャラが“第3の存在”としてストーリー展開を広げる可能性も高いので、この風潮はエンタメ作品にさらなる多様性も生みそうだ。

(文/中野ナガ)

864とはずがたり:2018/02/20(火) 10:11:38
>>846-848
今この記事に気付いたけど,そんなメカニズムがあるのか!

865名無しさん:2018/03/01(木) 22:33:36
http://www.sankei.com/west/news/180301/wst1803010083-n1.html

大阪市が同性の「パートナーシップ宣誓制度」導入検討へ LGBT支援で
2018.3.1 18:56

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 大阪市の吉村洋文市長は1日、性的少数者(LGBT)への偏見や差別解消に向けた支援の一環として、同性カップルを公的に認定し、公的書類を交付する「パートナーシップ宣誓制度」導入に向けた検討を進める意向を明らかにした。市議会本会議の代表質問で述べた。


 同様の制度は東京都渋谷、世田谷両区が平成27年に初めて導入。その後、兵庫県宝塚市など複数の自治体で導入されている。政令市では3例目。

 吉村市長は制度導入に関し「社会全体での支援、民間事業者の取り組みを促す契機にもなる」と指摘。前向きに検討を始めるとした。

 また大阪市教育委員会の山本晋次教育長が、LGBTの児童生徒への配慮として、学校の制服を男女とも選択可能にする制度などの検討を進める方針を明らかにした。

 市教委によると、昨年10月に市立小中高校を対象に実施した調査で「LGBTを自認する児童生徒が在籍する」と回答した学校は440校のうち50校に上る。一方で、制服を選択制にするなどの配慮をしているのは6校にとどまっているという。

866チバQ:2018/03/06(火) 11:38:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180303-00000091-jij-asia
性的少数者パレードに1万人超=同性婚解禁で祝福ムード―豪
3/3(土) 19:59配信 時事通信
性的少数者パレードに1万人超=同性婚解禁で祝福ムード―豪
オーストラリア最大都市シドニーの中心部で3日、性的少数者(LGBT)の差別解消を訴える恒例のパレードが行われ、約1万2000人が参加した。
 【シドニー時事】オーストラリア最大都市シドニーの中心部で3日、性的少数者(LGBT)の差別解消を訴える恒例のパレードが行われ、約1万2000人が参加した。

 今年は40周年の節目で、昨年末に同国で同性婚が解禁されたこともあり、沿道には約30万人が詰め掛け、例年以上の祝福ムードに包まれた。

 シドニーのパレードは、同性愛者の権利を求める世界的な運動への連帯を示そうとしたのが始まり。法律で同性愛が禁止されていた1978年当時には、50人以上の逮捕者を出した。今では国民の理解も深まり、この種のパレードとしては世界有数の規模となった。

 同年にも参加した同性愛者のウィル・サージェントさん(67)は、「(国民の)4割は(同性婚に)反対している。まだ戦いは続く」と語った。

867チバQ:2018/03/07(水) 00:08:34
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13388859.html?rm=150
(ネット点描)ゲイの若者の出会い アプリになっても…
2018年3月6日05時00分
 「最近の若者は、2丁目に行かない」。性的少数者に会うと、異口同音にこう言われる。「2丁目」とは、東京・新宿2丁目のこと。ゲイ男性を中心に、性的少数者が集まる日本で一番有名な街だ。

 その理由はインターネットの普及。ネット以前、自分と同じゲイの男性に会おうとしたら、ゲイ専門雑誌の文通欄を通じて知り合ログイン前の続きうか、2丁目に来るぐらいしか方法がなかった。私は取材でゲイ男性に会う機会が多いが、2丁目の華やかすぎる雰囲気が苦手という人、「ゲイだからこそ、あの街に行くのは怖い」と言う人も珍しくない。

 いまゲイの男性同士の出会いは、スマートフォンのアプリが主流だ。種類もたくさんある。異性が出会うアプリと同じように、スマートフォンの位置情報と連動し、近くのユーザーが表示される。ネット登場以前はゲイ男性同士が会うだけでも大変だったが、今は、相手を選ぶこともできる。

 ただし、これは都会の話。

 以前、あるゲイ男性に、試しに現在地を北海道に設定してアプリを開いてもらったら、地図上にあらわれた「最も近くにいる人」は60キロ離れた街に1人だけ。大人のように自由に遠くに行けない10代なら会うのは難しい距離。しかも、そのたったひとりが、自分と気の合う人とも限らない。

 性的マジョリティーは「ゲイ」とひとくくりにしがちだが、「男性が好きな男性」というだけで、性格や生活環境は人それぞれ。アプリは性的な目的でメッセージが届くことも多く、運良く相手が近くに表示されても、「会うのが怖い」という人も。

 「悩みを語り合いたいだけなのに、相手が見つからない。東京ならたくさん人がいるから、僕のようなタイプのゲイもいますか?」。岩手県のゲイ男性(20)は話す。

 ネットが進化を遂げても、若者の「会えない」悩みは、消えない。(原田朱美)

868チバQ:2018/04/04(水) 21:29:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180404-00000004-jij_afp-int
ゲイ向け人気アプリ「Grindr」にボイコットの声 HIV情報を外部共有
4/4(水) 8:05配信 AFP=時事
ゲイ向け人気アプリ「Grindr」にボイコットの声 HIV情報を外部共有
LGBTの象徴、虹色の旗(2012年7月19日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】世界最大の同性愛者向け出会い系アプリをうたう「Grindr(グラインダー)」は、利用者に向けて定期的なエイズウイルス(HIV)検査とその結果の公開を促す取り組みで、専門家らの称賛を集めてきた。だが今週、その情報を外部の業者と共有していた事実が発覚したことで非難が殺到し、同アプリのボイコットを呼び掛ける声も出ている。

【関連写真】グラインダーのジョエル・シムカイCEO

 米カリフォルニア州ウエストハリウッド(West Hollywood)に本社を置き、1日の世界アクティブユーザー数を360万人と発表しているGrindrは2日、HIV検査結果を含むユーザーの個人情報を、第三者のソフトウエア企業に提供していることを認めた。

 この問題は、交流サイト(SNS)最大手フェイスブック(Facebook)のずさんな個人情報保護をめぐるスキャンダルとも重なる。フェイスブックは、2016年米大統領選でドナルド・トランプ(Donald Trump)陣営の選挙活動の一環として英企業ケンブリッジ・アナリティカ(Cambridge Analytica)が何千万人にも上るユーザーの個人情報を入手していたことが明るみに出て以降、極めて厳しい目が向けられている。

 Grindrのスコット・チェン(Scott Chen)最高技術責任者(CTO)は、フェイスブックのスキャンダルから距離を置こうと、自社による情報提供は「業界の慣行」でしかないと説明。データを使用したアプティマイズ(Apptimize)とローカリティクス(Localytics)の2社は単にソフトウエアの最適化業務を請け負っていただけであり、「最高レベルの機密性、データセキュリティー、ユーザープライバシーを要する厳しい契約条件」に基づいて業務を遂行していたと釈明した。

 これに対し市民活動団体やユーザーらは、今回発覚した事実は深刻な信用の裏切りであり、プライバシー侵害に当たると訴えている。また、この問題が報じられたことで、HIV感染予防のために定期検査と性的パートナーへの検査結果共有を促す活動に悪影響を及ぼしかねないと懸念する声も上がっている。

 エイズ医療財団(AHF)は、Grindrによる情報共有を「プライバシー関連法の甚だしい違反」と断じ、「この無責任な慣行の即時中止と廃止」を要求。フランスの啓発団体「AIDES」は、同アプリのボイコットを呼び掛けた。

 ただAIDESは一方で、新しい出会いの前に出会い系アプリで検査結果を公開しておくことは、「HIV陽性の人々が口頭で感染の事実を告げた時点で相手に拒絶されることを避けられる」と強調し、「HIV感染者の受け止められ方やイメージの面での正常化」の一助になるとしている。

 電子プライバシー情報センター(Electronic Privacy Information Center)のナターシャ・ババザデ(Natasha Babazadeh)法務研究員はAFPの取材に対し、Grindrがデータの利用法について透明性を確保できなければ、利用者の信頼を失う恐れがあると指摘。「ケンブリッジ・アナリティカ問題の後、フェイスブックユーザーらがアカウント削除に動いたように、出会い系アプリのユーザーらも同様にアカウントを削除するか、類似アプリの利用を厳密に制限することになるだろう」との見解を示した。【翻訳編集】 AFPBB News

869チバQ:2018/04/05(木) 13:58:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180403-00000003-withnews-soci&p
「理解されることは、あきらめている」 あるゲイ男性の静かな絶望 LGBTブームの陰で
4/5(木) 7:00配信 withnews
「理解されることは、あきらめている」 あるゲイ男性の静かな絶望 LGBTブームの陰で
Aさん
 この数年、ニュースでよく「LGBT」という言葉を聞きます。セクシュアルマイノリティを「差別してはいけない」というメッセージがあちこちで流れるなか、「理解されることは、あきらめている」と話すゲイの男性に出会いました。メディアで見る「LGBTブーム」とは一線を画す、「冷めた当事者」の思いを聞きました。(朝日新聞デジタル編集部記者・原田朱美)

【イラスト解説】テレビでよく見る「おネエ」、「LGBT」のどこに入るの? 「Gにも色々な人がいます」

喫茶店にて
 都内で派遣社員として働くAさん(33)。
 仕事が終わった平日の夜に、喫茶店で会いました。

 「理解とか差別解消とか、あきらめている部分が強いんですよね」

 Aさんは、ゆっくり考えながら、口を開きます。
 物静かなたたずまいで、視線を落としながら、淡々と。

 「なんでしょうね。小学生、中学生の頃からの偏見や攻撃の積み重ねです。『ホモ』『オカマ』みたいな。子どもって残酷じゃないですか。そういう体験を原動力にして世の中を変えようとする人は、NPO活動とかになるんでしょうけど、もう、疲れているから」

 Aさんは、ふっと笑いました。

 冷笑、シニカル、自虐、厭世(えんせい)。
 どの言葉とも違う気がしました。

 動かない水面のように、静かな静かな、絶望。


 「取材を受けるにあたって、周り(のゲイの人たち)にも聞いてみたんですけど、『普通の人間として扱ってほしい』とも『結婚できない不都合を解消したい』とも、思っていないんですよね。ありていに言うと、『放っておいてほしい』でした」

 私は今まで、何度かセクシュアルマイノリティの取材をしたことがあります。ゲイ男性に会う度に「メディアに出て活動するのは、ごく一部。多くのゲイは、冷めた目で見ている」と、釘を刺されます。

 そういう人たちは、同性パートナーシップ証明も、レインボーパレードも、喜んでいない、と。差別的だと批判を浴びたフジテレビの「保毛尾田保毛男」騒動さえ、「注目を集めること自体が、迷惑」。

 「取材を受けることも、『やめなよ』って言われました。『お前もそっち側にいくのか』って」

 「そっち」とは、あきらめず、「理解促進を」と言う人たち。
 メディアに出るのは、たしかに「そっち」の人が多いです。

 「当事者のなかで、『じゃあ闘ってやろう』という人は、少ないと思いますよ。僕は周囲には比較的オープンにしている方ですけど、穏やかな差別をしてくる人はずっといるし」

 穏やかな差別とは、たとえば、仲良くもないのにセックスのことをあれこれ聞かれたり、男性から「俺のことを好きになるなよ」と言われたりすること。どちらも、異性を愛する人には、うかつに言わない言葉です。言うと相手に怒られます。なのに、同性愛者には、言ってしまう。

 「そういう偏見って、小さな自己否定を重ねられているのと同じなので。積み重なっていくと、そこに屈してしまうじゃないけど、もうあきらめてしまう」

言葉の限界
 ある友人の例を話してくれました。
 Aさんがゲイであることを知っていて、いろんな話をする仲の良い男性の友人です。

 先日、その友人の家に泊まりに行くことになり、こう言われました。

 「泊まる部屋は一緒だけど……。俺は、ゴメンね。それはナシで」

 Aさんは、最初からずっと「友人」のつもりでした。セックスがしたくて、遊びにいくわけではないし、仲良くしていたわけではない。そもそも男なら誰でも良いわけではない。自分がゲイだというだけで、「狙っている」と勘違いされたこと、それも「いろんな話を聞いてくれた人」だったことが、ショックだったそうです。

 「うーん……。全部を理解してもらうのって、無理なんだなって。育ってきた環境が違いすぎて、もうどこまでいっても、言葉で理解してもらうのは限界があるなあって思っちゃって」

870チバQ:2018/04/05(木) 13:59:18
 夜の喫茶店。
 テーブルをはさみ、私の1メートル先で話すAさんの顔には、怒りも悲しみもありません。ただ淡々と、話してくれます。

 「とはいえ、僕も揺れてはいるんです。わかってほしいという気持ちと、あきらめている気持ちと」

 そうでしょう。
 でなければ、取材を受けてくれなかったはず。

 Aさんは、決して「人生すべてが投げやりになっている人」ではありません。

 「僕のアイデンティティのすべてを『ゲイであること』が覆ってしまうのは嫌です。自分を構成する要素はもっとたくさんあるのに」

 神奈川県出身とか、文章を書くのが好きとか、「Aさん」という人は、いろんな要素でできています。でも、声をあげ、活動をはじめたとたん、周囲は「ゲイのAさん」としか扱わなくなるでしょう。

 「フラットな存在でありたいんです。そう思いすぎることがまた、とらわれているということなのかもしれませんが」

 そもそもAさんは、「声をあげる」ことについて、どう思っているのでしょう。
 苦しさを訴えることは、とても大事なことです。私たちメディアも、その声を報じてきました。一方で、声をあげることが「正しい」という圧力を感じるでしょうか。

 「自分の場合は、『声をあげるべきだ』という価値観の人がまわりにいなかったので、特に……。ちょっと違うかもしれませんが、セクハラでも『どうせ言っても無理』とあきらめている女性っていますよね。言っても無駄だし、余計面倒なことになってしまうから、結局黙っているのが一番良い、という。損得勘定ですよね」

絶望の正体
 Aさんは、最近話題になったテレビドラマの話もしてくれました。
 「結婚」をめぐり、悩んだりぶつかったりするゲイのカップルが、出てきます。
 過剰にデフォルメした「おネエ」ではなく、ごく普通の青年として描かれています。

 「でも、当事者の思いをすくいとっているようで、ちょっと違うというか。僕らは抱えている闇が深すぎて。同性婚とか表面的なものでは解決しなくて……。例えば同性婚が認められたとして、『男女の結婚』と『同性婚』は別物なんだろうな、と思うんです。『カニ』と『カニかま』みたいな。LGBT団体は『カニかまでも進歩。もらいたい』と言うだろうけど、僕は『カニかまじゃん! 結局普通じゃないじゃん!』と思っちゃう」

 当事者の間でも、いろんな意見があります。

 私はたくさんのゲイの人たちに会ってきましたが、それぞれ意見が違います。
 マジョリティは「めんどうくさいなあ」と言うかもしれませんが、もともと「男性のことが好きな男性」が共通点というだけで、性格も生活環境も、すべてバラバラな人たちです。

 「僕はまだ、これくらいで止まっていますけど、絶望が進化した人は、ゲイを嫌いはじめるんですよ。自分がゲイであることを棚に上げて、2丁目に出入りする人とかを、まるで自分が一般人であるようなスタンスで『嫌いだ』と。本当は同性愛者だから、ゲイコミュニティに行きたいのに、心をつぶされすぎて、ゲイに冷たい視線を送る。そういうアンビバレントなものを抱えるゲイに何人も会ったことがあります」

 そういう人たちは、なかなかメディアには、出ません。

 「もしかしたら、『あきらめている』と言いながら、何周も何周も何周もまわって、深層では、『男女』『普通』にあこがれて、渇望しているのかもしれません。でも絶対にひっくり返せない。そこに絶望している」

 抱える絶望は、ふたつ。

 分かってもらえない世間に。
 「普通」に生まれなかった自分に。

 「うん、それはもう、一生、死ぬまで続くと思います」

871名無しさん:2018/04/05(木) 16:34:18
https://withnews.jp/article/f0180402005qq000000000000000W03j10101qq000017108A

2018年04月02日
LGBTが嫌いなセクマイ 「勝手に代表しないで」活動家嫌いの本音
原田朱美

「LGBT活動家が嫌い」というセクマイは少なくない
出典: PIXTA


1.勝手に代表されたくない
2.オープンにしているかどうか、スタンスが違う
3.非寛容すぎる

 セクシュアルマイノリティ(性的少数者)の話を聞いていると、「活動家ばかりを取材しないでほしい」「活動家が嫌い」と言われることが、よくあります。「活動家」とは、セクシュアルマイノリティに関する支援や、理解を広げる活動をしている人たちのこと。自分たちを支援してくれるはずの人が「嫌い」とは、どういうことでしょう?(朝日新聞デジタル編集部記者・原田朱美)

連載「LGBTのテンプレ考」
1.世間のイメージ
2.(1)ゲイの二つのテンプレ
  (2)【イラスト解説】「おネエ」は「LGBT」のどこに入るの?
3.LGBTのLBTってどんな人?
4.LGBT=めんどくさい人たち?
5.LGBTが嫌いなセクマイ(今回)
6.バイセクシュアルの孤独
7.LGBTではないセクシュアルマイノリティ
8.「理解されることは、あきらめている」

LGBTは私のことではない

「LGBTの活動家たちが社会に伝えているLGBTと、当事者が考えているLGBTの間に大きな乖離がある」

これは、先日私がネット上で募集した「LGBTのイメージに関するアンケート」に寄せられた回答のひとつです。東京在住・30代・ゲイの方の意見です。

4タイプのセクシュアルマイノリティ(セクマイ)の頭文字をとった「LGBT」という言葉は、ここ数年で広く知られるようになりました。人々が「LGBT」にどんなイメージをもっているのかを知りたくて、アンケートを実施しました。


出典:朝日新聞
800件の回答が寄せられ、うち400件がセクマイの当事者でした。当事者の回答のなかに、「LGBT」を掲げて支援、啓発に取り組む人たちへの嫌悪が、ちらほら出てきたのです。
  
例えば、

「私は当事者だが、自分を『LGBT』だと呼ぶことには違和感がある。イメージアップ(おしゃれさ)のために作られた言葉、という印象」(20代、東海在住、レズビアン)

「(LGBTとは)自分のことではない。性的指向や性自認を売りに商売や政治活動をしている人たちの総称」(30代、東京、ゲイ)

「LGBT」という言葉が嫌いな、セクマイ。
そして「LGBTを掲げる活動家」が嫌いな、セクマイ。
これは驚きでした。


出典:PIXTA
「活動家」は、ネット上で揶揄(やゆ)としてよく使われている言葉ですが、セクマイの中でも「活動家と呼ばれる人」と「活動家を嫌う人たち」がいます。

当事者の中には、「LGBT=活動家」というイメージをもつ人も少なくありませんでした。
なぜ、彼らはそんなに「LGBT」や「活動家」が嫌いなのでしょう。
「味方」では、ないのでしょうか。

理由を聞いてみると、大きく三つに分けられました。

1.勝手に代表されたくない

東京に住む40代のゲイ男性は、
「活動家が何かを語る時に、あくまでも、その人の意見でしかないのに、当事者全体の意見として語ってしまう印象がある時に、『嫌だ!』と感じる」
と、話します。

「LGBTは、住んでいる場所も年齢も職業も様々なので、共通の価値観はないと思います。個人の持論を『LGBTの多くの共通意見』として語ってしまっていることが、反発へと繋がっているのではないのでしょうか」

「勝手に自分を代表しないでほしい」という気持ちが反発を生んでいる、という指摘です。


出典:PIXTA
アンケートには、「他のセクマイとひとくくりにされたくない」という反発もありました。

「レズビアン(L)・ゲイ(G)・バイセクシュアル(B)・トランスジェンダー(T)それぞれは、決して相互融和的とは限らず、抱えている問題も各々違う。『LGBT』と括られイメージ付けられることに反発あるいは嫌悪する当事者が現実には多い」(50代、東京在住、ゲイ)

ゲイにはゲイの、トランスジェンダーにはトランスジェンダーの悩みがあり、「LGBTの悩み」とまとめてしまうことで誤解されてしまう、という意見です。

4タイプのセクマイの頭文字をとった「LGBT」を掲げることは、「いろんなセクマイが協力して頑張る」という意味でもあります。この連帯に賛成する当事者は、たくさんいます。

一方で、その「まとめ方」が不快だという人もいて、今回の回答を見る限りでは、年代が上の当事者に多い印象でした。

872名無しさん:2018/04/05(木) 16:35:27
>>871

出典:PIXTA
2.オープンにしているかどうか、スタンスが違う

「活動家」は、カミングアウトしている人たちの意見しか代表していない、というスタンスの差もありました。

「(LGBTは)オープンにできている人たちが集まっているコミュニティ。オープンにできる人がイメージをつくっているので、今の世間的なイメージはまだまだ(セクマイの)一部でしかない」(30代、東海在住、トランスジェンダー)

自分がセクマイであることを、周囲にオープンにしている人は、まだそんなに多くありません。メディアに当事者として登場する人は、当然オープンにしている人ですが、「カミングアウトしている人」と「していない人」では、悩みや困り事が違うこともあります。

例えば2015年に渋谷区が導入して以来話題の「同性パートナーシップ証明」は、「証明書を受け取りに行く=周囲にバレる」と敬遠する当事者がいます。

自治体が、オープンにしている人の意見だけを聞くことで、オープンにしていない人たちがイヤだと感じる施策が「LGBT支援」として打ち出され、反発を生む、というケースもあります(もちろん「活動家」も自治体も、善意でやっていることですが)。


出典:PIXTA
3.非寛容すぎる

主張の攻撃性が強すぎるのではないか、異なる意見に耳を傾けていないのではないか、といった指摘です。

「(LGBT活動家は)他者差別的な人達」(40代、近畿在住、ゲイ)

「LGBTを認めないのは差別と声高に叫ぶLGBTもまた逆差別だと思っている(LGBTを受け入れられない人に対する)」(30代、南関東在住、バイセクシュアル)


出典:PIXTA
筑波大学に通うゲイの男性(22)は、
「たしかに、自分たちの活動を正しいと思っていて、自分たちに肯定的な意見しか聞かない人たちは、いる気がします」
と、話します。
もちろん、この男性の体験談で、一般論ではありません。

「海外と比べて、日本のLGBT団体や『アクティビスト』と呼ばれる人たちは、活動の視点が偏っていると感じます。LGBTのことしか考えていない。自分だって、他の分野で同じような偏見をもっているかもしれないのに。本当に多様性を実現したいなら、障害者とか、他のフィールドの視点も入れて考えるべきです」

男性は、こうした視点の偏りはおかしいのではないか、という立場のLGBT団体に所属していたこともあるそうです。


出典:PIXTA
「活動家」を「警察官みたい」と評する人もいました。
東京に住む派遣社員のゲイ男性(33)です。

「(活動家は)いないと困る存在です。秩序を守るためには必要な存在なんだけど、時々『摘発』をやりすぎるというか、疎ましさを感じちゃう。みんな、すいている道で常に時速30キロを守って走るわけじゃないですよね。その構図と似ている気がします」

「正しい」ではなく、人それぞれ

こうした「活動家」への反発を憂慮する人もいます。

「LGBTとしての権利を過度に主張する人たちはうっとおしい、ダサい、といった流れを当事者たちまでも持つことに、危険を感じます」

こうアンケートに書いたのは、北関東在住の20代の女性。同性のパートナーと暮らしているそうです。

「(同性カップルが)どれほど経済的に損をしている、貰えるはずのお金を貰えていないか、(活動家を嫌悪する人たちは)考えた事がないのでしょうか。女性2人で暮らすには日本は厳しいです」

「税理士など、お金に詳しい人を介して、同性婚が認められた場合と今のままでどれだけ差があるか、明確な金額で年収ごとに算出できるサイト等あったら、皆さん意識が変わるのではないでしょうか」


出典:PIXTA
誰の意見が正しい、というわけではありません。

ひとつだけ確かなのは、セクマイ当事者が、マジョリティ側の偏見にどう向き合うか、いま何に苦しんでいるのかは、多様だということ。
マジョリティ側が、乱暴に決めつけてしまっては、いけないものなのでしょう。

873名無しさん:2018/04/05(木) 16:40:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180404-00000008-mai-soci

<LGBT>望まぬ暴露はハラスメント 筑波大が指針改定
4/4(水) 9:09配信

毎日新聞

筑波大が改定したLGBTなど性的少数者への対応に関する指針=水戸市で
 筑波大は、LGBTなど性的少数者への対応に関する指針を改定し、当事者が望まない情報暴露を「ハラスメント(嫌がらせ)」として明記した。差別につながる悪質な情報暴露を防ぎ、LGBT当事者が安心して学べる環境を整備するのが狙いだ。【大場あい、加藤栄】

 同大は昨年3月、名簿の性別欄をなくすなど制度面を中心にLGBT当事者への配慮を明記した指針を策定。

 今年度はさらに、2015年に一橋大法科大学院の男子学生が同性愛者であることを個別にカミングアウトした同級生に暴露され、自殺とみられる転落死をした問題を踏まえ、見直した。

 「性自認や性的指向に関わる情報の開示は当事者の意思でコントロールされるもの」として、当事者の意思に反する暴露や、周囲への情報開示を強制しないよう求め、故意・悪意による場合はハラスメントと評価する方針を示した。

 一方、当事者から個別にカミングアウトを受けた場合の精神的な負担にも配慮し、守秘義務を負った担当者が対応する大学内の相談窓口を活用するよう明記した。

 教育現場のジェンダーや人権の問題に詳しい片岡洋子・千葉大教授(教育学)は「周囲が当事者に情報開示を強制してはいけないことや、カミングアウトを受けて戸惑った場合の対応まで丁寧に説明されており、当事者の望まない情報暴露を予防する効果が期待できる」と話す。

 改定指針は、筑波大のホームページ(https://diversity.tsukuba.ac.jp/?page_id=9492)で公表している。

874名無しさん:2018/04/06(金) 17:20:52
https://withnews.jp/article/f0180406003qq000000000000000W03j10101qq000017134A

2018年04月06日
LGBTが気持ち悪い人の本音 「ポリコレ棒で葬られるの怖い」
原田朱美

出典: PIXTA


「理解不能。気持ち悪い」
「頭では理解していても、心がついていけない」
「僕の方が社会的に葬られる」

 セクシュアルマイノリティの当事者が、メディアに出て苦悩を語ることが増えました。でも、逆はあまり聞きません。つまり「LGBTが理解できない」という人の心の中です。「ただの差別主義者」なのでしょうか。ある男性に話を聞いてみました。(朝日新聞デジタル編集部記者・原田朱美)

連載「LGBTのテンプレ考」
1.世間のイメージ
2.(1)ゲイの二つのテンプレ
  (2)【イラスト解説】「おネエ」は「LGBT」のどこに入るの?
3.LGBTのLBTってどんな人?
4.LGBT=めんどくさい人たち?
5.LGBTが嫌いなセクシュアルマイノリティ
6.バイセクシュアルの孤独
7.LGBTではないセクシュアルマイノリティ
8.「理解されることは、あきらめている」
9.LGBTが気持ち悪い人の本音(今回)

「理解不能。気持ち悪い」

 先日、私は「LGBTのイメージに関するアンケート」をネット上でやりました。ニュースでよく聞くようになった「LGBT」という言葉について、人々がどんなイメージをもっているのかを知りたかったからです。

 寄せられた回答は800件。
 SNSで募集したネットアンケートなので、このテーマにそもそも理解のある人が回答することが多いと予想しましたが、「理解できない」と書いた人も少数いました。

 そのひとりに、会いました。


出典:朝日新聞
 Bさん。43歳。
 東京都内の会社に勤める男性です。

 Bさんのアンケート回答は、こう書いてありました。

 <理解不能。気持ち悪い。>
 <この手の議論に関わるLGBTの人は非寛容で被害者意識が強いように思う。多様性を主張する割には、マジョリティを啓蒙してやるという選民思想感が鼻持ちならないと感じる。このアンケートにも忖度(そんたく)して書けば良かったのだろうが、本音を書くとこういう結果です。差別主義者と、みなされるかもしれないけども。>

 これを読んで、あなたなら、どんな人を想像しますか。

 しかめっ面をした、怖そうな人?
 人の話を聞かず、持論を一方的に話し続ける人?
 斜に構えた、皮肉屋?


出典:PIXTA
 私もいろいろ想像しては、少し緊張して、待ち合わせ場所の喫茶店に向かいました。

 「いやいやいや、お待たせしてすみません」

 スーツ姿のBさんは、人なつっこい笑顔で現れました。
 平日の夜、思いのほか混雑した店内で、いまどんな仕事をしているのか、笑顔のまま話してくれました。営業の仕事をしているそうですが、明るくて話のテンポがよくて、盛り上げるのがうまい人だなあ、と、拍子抜けというか、ほっとした自分がいました。

「頭では理解していても、心がついていけない」

 さて。本題です。

 Bさんは、「理解不能」とアンケートに書いていましたが、どういうふうに思っているのか、もう少し詳しく教えてください。

 「例えばゲイの方について。僕は女性しか好きになったことがないので、男を好きになるというのがどうしても想像できなくて。『だって自分と同じ体をしているんだよ? それで興奮するの?』と」

 「いや、頭ではわかっているんです。『同性を好きになる人がいるんだ』と頭では理解していても、心がついていけないんです。そういう衝動って、本能的なものじゃないですか。だから本能的に拒否してしまうんですよね」

 変わらず明るい話しぶりなのですが、後半は、悩んでいるようでもあります。
 「理解しなければと分かっているのに」と。


出典:PIXTA
 Bさんは今まで、セクシュアルマイノリティに会ったことは、ありますか?

 「あります、去年。男性の同性愛者だから、ゲイ、ですかね。仕事のクライアントだったんです。LGBTの支援活動をしている人だったので、『ゲイです』ということを明かして来られまして」

 会って、どう思いましたか?

 「正直に言うと、騒動になったフジテレビの『保毛尾田保毛男』のような人が来ると思っていたんです。僕は、あれのストライクな世代ですし。でもまったくもって普通の人でした。何も知らずに同僚として働いていたら、(ゲイだとは)気付かないでしょうね。いや、ステレオタイプの刷り込みって、あるんですね」

875名無しさん:2018/04/06(金) 17:22:54
>>874

おネエタレントや、テレビ番組の影響は大きい
出典:朝日新聞
 「普通」って難しい言葉ですけど、どういう意味で「普通」だと思ったんですか?
 
 「もっとナヨナヨしていると思っていたんです。(性行為で)女性的な立場の方は、女性っぽいのかな、とか。ゲイだと明かしている人に会ったのは初めてで、興味があって。初めて外国人を見る子どものようなものです。でも、仕事中にそんなことを考えるのは相手に失礼だと思って、やめました」

 Bさんは、苦笑します。
 とても正直に、見栄をはらずに話してくれていることが、伝わってきます。

 ちなみに、すぐに「性的な興味」をもたれてしまうのは、セクシュアルマイノリティの人たちがウンザリすることのひとつだそうです。「普通、他人にそんなこと聞かないでしょう?」と。

 Bさんの名誉のために言うと、言葉にして聞いたわけではないそうです。

ゲイ=おネエと勘違いしている人は多い。実際は多様です
出典:朝日新聞
 「僕、保険の代理店をしていたこともあるんですけど、同性パートナーだと保険金の受取人になれないんですよ! 3年前に知って驚きました。そんな不都合は、すぐ解消してあげたらいいと思うんです。ただ、自分自身が同性愛者をどう思うかと聞かれると、『うっ』となる、という……」

 「保険金が受け取れないなんて、信じられない」といった表情です。
 どうやら、同性愛者を積極的に嫌っているとか、権利を認めたくないといったことでは、なさそうです。

「先に感情がこじれてしまうと…」

 では、どうしてああいう回答になったのでしょう。

 「例えば先ほどの『保毛尾田保毛男』がはやったころ、僕は中学生でした。あの時傷ついていた人がいたなんて、当時想像もしていなかった。毎週木曜日の夜9時にあの番組を見て、大笑いして寝て、翌朝同級生と『見た?』と話して」

 「当時の僕らは、女子が夏服になったら下着が透けて見えたとか、ほんとしょうもないことで盛り上がるような、純朴なバカでした。そういう思い出って、心の原風景みたいなものなんです」

 「後になって『あの時傷ついた人に気付けなかったあなたは罪人です』と言われると、『うち実家の花畑はキレイだなあ』と思っていたら、いきなり戦闘ヘリが飛んできて機銃掃射で荒らされる、みたいな気持ちになるんですよ」


出典:PIXTA
 実際に、時代をさかのぼってまで批判している人がいるかは、わかりません。Bさんには、そう思えている、ということのようです。

876名無しさん:2018/04/06(金) 17:23:27
>>875

 「当事者にとっては、今までずっと言えなかったことがようやく言える時代になって、フタが開いた状態というか。だからキツい表現をする人がいるんでしょう。でもこの年まで異性愛が当たり前だと思っていたのに、急に『お前は差別主義者だ!自覚せよ!』と糾弾されて、社会的に罪を背負わされたような表現をされると、こちらとしても、つい『何を!?』となってしまうんです」

 「LGBTだけではないですが、先に感情がこじれてしまうと、相手の話を聞く気がなくなりますよね。『どうせ責めたてに来たんだろう』と」

「僕の方が社会的に葬られる」

 Bさんの話し方は、「許せない!」と怒っている様子ではありません。笑いをまじえ、あれこれ工夫しながら、「伝わります?」と確認しながら話しているという感じ。変わらず明るい表情で。

 ただ、それに反して、「罪」というのは、とても強い言葉です。当事者の多くは、「苦しいから、やめて」と訴えているつもりなのだと思いますが、なぜ、そこまで強い反発になるのでしょう。
 
 「強迫観念として、ポリティカルコレクトネスに反してしまったら、僕の方が社会的に葬られるというのがあるんですよ」


出典:PIXTA
 ポリティカルコレクトネス。
 直訳は「政治的な正しさ」です。
 正しさを理由に他人を批判する時、言い方や相手によっては、ある種の暴力と受け取られることがあります。それを皮肉って、「ポリコレ棒」という言葉もあります。

 「差別意識で、いじめてやろうと思って発言したら、たたかれるのは当然。でも、異性愛が普通だと教わって育ってしまったから、全く悪意のない、うっかり吐いた言葉が『差別だ』と炎上することがある」

 「じゃあもう怖いから、何も関わらない方がいいとなってしまう。でもそれじゃあ、苦しんでいる当事者に対する偏見は消えなくて、ますます当事者は苦しみますよね?」

 はい。それはたしかに、そうです。

 「今の時代、ポリコレ棒で殴られることって、ほぼほぼ死刑宣告じゃないですか。自分の暮らしが破壊される恐怖がある。怖いから、殴る相手に憎悪を向ける。すると相手もまた怒る。負の連鎖ですよね」


出典:PIXTA
 Bさんが、アンケートに「鼻持ちならない」と書いたのは、LGBTに対してというより、「ポリコレ棒」に対して、だったのでしょうか。

 「僕らより上の世代は『気持ち悪い。人間じゃない』と切り捨ててしまう。僕らより下の世代は、多様な人がいると教えられて育っているから、理解がある。僕は気持ち悪いと思ってしまうけど、それを言うと下の世代からたたかれることも、わかる。僕自身、どう接していいのか、常に自問自答しています」

 うーん、と腕を組むBさんを前に、私も「LGBTを理解できない」という意見をどう取り上げるのか、悩みながら話を聞きました。

 「アンケートに書いたとおり、忖度(そんたく)して『差別はよくない。みんなで明るい未来をつくろう』と回答すれば、良かったのかもしれない。でも、それじゃあ本当の解決にならないですよね?」

 どうすればいいのか、簡単にこたえは出ません。
 ただ、「Bさんと会って、話して、よかったな」と思ったのは、たしかです。

【イラスト解説】テレビでよく見る「おネエ」はLGBTのどれなの?

877とはずがたり:2018/04/14(土) 22:27:16
ジェンダー系の話しも此処へ投下

【炎上】この女性モデルの「足」について論争勃発!犯罪予告まで発生する事態に、、一体なぜ?
https://edmm.jp/40250/?twpg=40250

878チバQ:2018/04/19(木) 11:49:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180417-35117884-cnn-int
新浪微博が検閲撤回、LGBTの抗議運動が勝利 中国
4/17(火) 12:00配信 CNN.co.jp
新浪微博が検閲撤回、LGBTの抗議運動が勝利 中国
フロリダ州で起きたゲイナイトクラブの犠牲者を悼む中国の同性愛者=16年、北京
北京(CNN) 中国のSNS大手「新浪微博(ウェイボー)」は16日、同性愛に関するコンテンツを取り締まるとした当初の方針を撤回すると表明した。同国で高まりつつあるLGBT運動が、希少な勝利を収めた形だ。

新浪微博は中国のツイッターとも呼ばれるSNSで、ユーザーは約4億人。13日に中国の法規制に従って、ポルノや暴力を扱ったコンテンツに加え、同性愛をテーマにした漫画や動画を全て削除すると発表した。

これに対して中国のLGBT活動家などから非難が集中。「新浪微博の当初の決定は意味をなさない。なぜ同性愛を他の違法行為と結びつけるのか」などと不満をぶつけた。

中国政府は習近平(シーチンピン)国家主席が掲げる「清浄なサイバー空間」の実現に向け、SNSに対する取り締まりを強化している。これまでにもフェミニストの主張やヒップホップ音楽、品のない冗談などが検閲の対象にされてきた。

同性愛者の権利を掲げて23万人を超すフォロワーを集めていた新浪微博の人気ページは、新浪微博の発表を受けて14日、「不可抗力」のため更新を中止すると表明した。

この投稿が何千回も共有されて、一般からの支持表明が殺到。同ページが7年前に開設される発端となった「私は同性愛者」のハッシュタグを付けた投稿が急増した。

同ページの開設者はCNNの取材に対し、「7年前に声を上げてくれる人はこれほど多くなかった」「今はストレートであれゲイであれ、有名人であれ一般人であれ、誰もがこのハッシュタグを使って加わってくれている」と感慨を口にする。

検閲が解除された16日午後には支持者に感謝のメッセージを掲載し、「声を上げることでしか、変化をもたらすことはできない」と強調した。

879名無しさん:2018/04/20(金) 20:15:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201804/CK2018042002000138.html
「レインボー消費」6兆円 LGBT関連市場狙い商品開発・接客に多様性

2018年4月20日 朝刊


LGBT向けのスーツイベントで採寸するトランスジェンダーの男性=2月、東京都千代田区で

写真
 「レインボー消費」と呼ばれる性的少数者(LGBT)の関連消費に企業が注目している。国内の市場規模は約6兆円に膨らみ、LGBTに配慮した商品開発や接客に各社が力を入れ始めた。

 電通ダイバーシティ・ラボが2015年に実施した調査によると、推定で13人に1人がLGBTとされる。「レインボー消費」は、本人のほか、支援者や支持者の活動による消費を指す。

 東京・有楽町にあるマルイの店舗は、LGBTの学生や社会人向けのスーツイベントを2月に開催した。社員とLGBTの支援に取り組むNPO法人「ReBit(リビット)」のスタッフが一緒に接客。身長145〜196センチまでの幅広いサイズを展開し、デザインもメンズとレディースから選んだり組み合わせたりできるようにした。気になる腰回りのサイズを調整してもらったトランスジェンダーの男性(26)は「店でスーツを買うのが嫌だったが、今日は楽しく選べた」と話した。

 丸井グループではすべての客が買い物を楽しめるようにと、数年前からダイバーシティー(多様性)の取り組みを推進している。広報担当者は「継続するためにも事業として成り立たせたい」と説明する。

 キリンホールディングスは、初めて社員向けのワークショップを昨年開いた。ビールは中高年の男性が飲むものといった無意識のうちに持っている偏見について議論した。今後、商品開発や販売戦略に生かしていくという。

 資生堂では15年からLGBTのイベントでメーキャップやスキンケアのアドバイスを実施している。広報担当者によると、「体が男だとどうしても化粧品を買いに店にいきにくいが、ニーズは必ずある」と指摘した。

880名無しさん:2018/04/20(金) 20:16:18
https://jisin.jp/serial/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A1/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A1/34060
浜崎あゆみ LGBTイベント初参加で「二丁目ママへの恩返し」
投稿日: 2018年04月20日 11:00 JST
4月28日から5月6日まで東京・代々木公園ほかにて開催される、日本最大級のLGBT関連イベント「東京レインボープライド2018」。このイベントの目玉企画として歌手の浜崎あゆみ(39)が最終日の5月6日にスペシャルライブを行うと発表され、話題を呼んでいる。

 

さっそくツイッター上では、イベント参加者から歓喜の声が――。

 

《キター!この日を夢見ていました!》

《今年の東京のレインボープライドすごいな…》

《大トリに浜崎あゆみが出演するなんて。夢のようやなあ》

 

新宿二丁目のゲイバーに勤務する20代の男性は、浜崎のイベント参加についてこう語る。

 

「もともと二丁目好きで知られる浜崎さんですが、これまでLGBT系のイベントに出ることはありませんでした。この豪華すぎる初の試みには、二丁目界隈も大盛り上がり。ゲイには彼女のファンも多いですしね。今夜はお店のカラオケで『浜崎あゆみメドレー』を熱唱したいと思います」

 

昨年5月17日、浜崎は自身のインスタグラムにこんな“二丁目愛”を綴っていた。

 

《デビューしたばかりの頃から新宿2丁目が大好きだ。私の青春時代は2丁目で過ごした想い出で埋め尽くされている。狂ったように忙しかったあの頃、仕事が終わってごはんを食べるのも、飲みに行くのも、ボロボロになって泣きに行くのも、嬉しいことがあってお祝いをするのも、いつだって2丁目だった》

 

「彼女が通っていることで有名な新宿二丁目のお店を知っています。そこのママは、デビュー間もない頃から現在までずっと浜崎さんのことを支えてきたといいます。今回のイベント参加は、そんなママへの恩返しだったのでは」(前出の男性)

 

《日本はどうしてこんなにもマイノリティへの理解がなかなか進まないのだろうという事。(中略)だったら私はマイノリティーの一部として発信し続けようじゃないの。少数派である事イコール弱者ではないと。多数派イコール強者ではないと。楽しんだモン勝ちよ!笑って笑っていきましょう!》と宣言していた浜崎。デビュー20周年、ついに叶った恩返しだった――。

881とはずがたり:2018/04/26(木) 23:03:36
未だ理解少ないんだしちゃんと遺書を書面で残しとけよなあ。

45年間同性パートナー、火葬参加拒否され提訴
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180426-OYT1T50114.html
2018年04月26日 22時34分

 同性カップルで、約45年間連れ添ったパートナーの男性(当時75歳)と死別した大阪府内の自営業男性(69)が26日、火葬への立ち会いを拒否されるなど不当な扱いを受けたうえに、財産の贈与が認められなかったとして、パートナーから相続した親族に、慰謝料や財産の引き渡しなどを求めて大阪地裁に提訴した。


 訴状によると、2人は1970年に交際を開始。翌年頃から府内で同居し、原告男性の収入を生活費に充てていた。パートナーの男性は2016年3月に急死。遺言書はなく、親族が不動産や預貯金を相続した。

 原告男性は、葬儀の際、親族席に座ることや、火葬場への同行も拒否されたとして、親族に慰謝料700万円を請求。財産贈与についても、「死別の際、残った1人が全財産を受け取る約束を口頭でしていた」と主張している。

2018年04月26日 22時34分

882とはずがたり:2018/04/26(木) 23:09:37
それは女の子にそんな短いスカートはくほうが悪いって云うようなもんか。。

でも子どもにクルマにひかれないように気を付けろと云うのと同じ気分である。

883チバQ:2018/05/07(月) 00:20:00
自民党の稲田朋美・元政調会長や公明党の谷合正明・農水副大臣、立憲民主党の枝野幸男代表、希望の党の細野豪志・元環境相、共産党の小池晃書記局長、社民党の福島瑞穂副党首ら、与野党の顔ぶれがそろった。
https://www.asahi.com/articles/ASL565DL4L56UTFK002.html
LGBT理解へパレード 議員ら参加も法整備へは温度差
二階堂友紀2018年5月6日21時00分
 性的少数者への差別や偏見のない社会をめざすイベント「東京レインボープライド」のパレードが6日、東京都渋谷区であった。参加者は、多様性を象徴する虹色の旗やプラカードを手にして行進。与野党の国会議員も多く参加したが、理解増進や差別解消に向けた法整備の動きは鈍い。

 パレードでは、自民党の稲田朋美・元政調会長や公明党の谷合正明・農水副大臣、立憲民主党の枝野幸男代表、希望の党の細野豪志・元環境相、共産党の小池晃書記局長、社民党の福島瑞穂副党首ら、与野党の顔ぶれがそろった。

 ログイン前の続きパレード後のフェスタでは、性的少数者の課題を考える超党派の国会議員連盟で会長を務める自民の馳浩・元文部科学相が「国民の課題の一つとして法律を作りたいと、関係団体や政党の皆さんと協力中だ」とあいさつ。議連事務局長の谷合氏も「超党派で合意形成をして、しっかりとLGBTに関する法律を作っていく」と力を込めた。

 両氏とも具体的な法案名には触れなかったが、枝野氏は「いま差別解消法を準備している。同性パートナーシップを認める法律の研究も進めている」と強調。法整備をめぐる与野党の温度差も垣間見えた。

 法整備をめぐっては、与党が「理解増進法案」、野党が「差別解消法案」と、別々の法案を検討。民進、共産、社民、生活(当時)の野党4党は2016年5月に差別解消法案を国会に提出したが、廃案となった経緯がある。

 野党の差別解消法案に対し、自民党は「理解が進んでいない現状で差別禁止のみが先行すれば、当事者がより孤立する結果を生む恐れもある」として反対している。党内の保守派には差別解消のアプローチをとれば同性婚の法制化につながるとの反対論も根強い。

 一方、立憲の福山哲郎幹事長は朝日新聞の取材に「(与野党協議によって)何もかも骨抜きにして、形だけやりました、みたいな法律にするつもりは全くない」と話し、「差別解消」にこだわる考え。共産と社民も差別解消法案を支持しており、与野党の合意形成は容易ではない。

 国会で法整備が停滞している状況について、「LGBT自治体議員連盟」の世話人を務める上川あや・東京都世田谷区議は、朝日新聞の取材に対し、「当事者一人ひとりの人生の時間が過ぎていく。政争の具にせず、与野党で合意点を探ってほしい」と語った。(二階堂友紀)

884チバQ:2018/05/07(月) 00:22:22
https://mainichi.jp/articles/20180506/k00/00e/040/167000c
東京レインボープライド
「愛に平等を」 7000人行進
毎日新聞2018年5月6日 14時43分(最終更新 5月6日 14時52分)
「すべての愛に平等を」をテーマに性の多様性を訴えるイベント「東京レインボープライド2018」が4月28日から開かれ、最終日の5月6日、東京都渋谷区の代々木公園周辺でメインイベントのパレードが行われた。国籍や年齢、自分の性や好きになる相手の性などに関係なく、誰でも参加できる。約7000人が、音楽に合わせて2.5キロを行進した。

パレードは、「同性婚法制化」「誰も排除しない社会を」など、それぞれテーマを掲げた37の山車(フロート)が登場。参加者は、自分に合ったテーマのフロートを選び、「ハッピープライド」「自分の性別は自分で決める」と声をあげながら街中を歩いた。盛岡市から初めて参加した加藤麻衣さん(23)は、「沿道から手を振ってくれる人たちの存在が大きかった。9月1日に地元で『いわてレインボーマーチ』を開くので、今日のパレードのように歓迎ムードにできたら」と話していた。

 「東京レインボープライド」は12年に始まり、今回で7回目。「すべての愛に平等を」をテーマに、同性婚を考えるセミナーや悩みを話し合う交流会などが開かれたほか、5日にはトランスジェンダーのアイドルグループ「秘密のオト女」や人気パフォーマンス集団「東京ゲゲゲイ」などのライブもあった。

議員も多数参加
パレードには与野党の国会議員や自治体の議員も多数参加した。国会議員で唯一、同性愛者であることを公表している立憲民主党の尾辻かな子衆院議員は「2000年に初めてパレードに参加した時は撮影禁止ゾーンで歩いたのに、今日はたくさんの仲間と歩けてうれしい。お祭りの盛り上がりに、法整備も追い付かなければ」と話した。【中嶋真希、藤沢美由紀】

https://www.jiji.com/jc/movie?p=j000999
東京レインボープライド2018=LGBTパレード、過去最大37チームが参加
2018年05月06日
 性的少数者(LGBT)が差別や偏見なく暮らせる社会を目指すイベント「東京レインボープライド2018」のハイライト「プライドパレード」が6日、東京都渋谷区で開催された。LGBTをはじめ、支援者や企業、在日大使館など、過去最大の37チーム、約7000人が参加。シンボルカラーである虹色の旗をなびかせながら、渋谷公園通りや表参道を練り歩き、「生と性の多様性」をアピールした。

885チバQ:2018/05/07(月) 00:23:23
https://mainichi.jp/articles/20180415/ddl/k12/040/037000c
LGBT
適切な対応を 県内初、千葉市がガイドライン作成 「夫」「妻」→「配偶者」「お連れ合い」 /千葉
毎日新聞2018年4月15日 地方版
 性的少数者(LGBTなど)に適切な対応が取れるようにするため、千葉市は市職員や教育関係者ら向けのガイドラインを作り、今年度から活用を始めた。同市には2020年東京五輪・パラリンピックの競技会場があり、国内外からたくさんの観光客が訪れるため、さらなる配慮が必要だと判断した。同様のガイドラインの作成は県内では初めて。

市HPで公開
 名称は「LGBTを知りサポートするためのガイドライン」で、民間事業者にも活用してほしいと市のホームページ(HP)で公表している。LGBTの基礎知識のほか、場面ごとの適切な対応を載せており、職員研修でも使用する予定だ。

 市民との対面の窓口や電話応対では、性別や関係性を決めつけるような言い回しを避けるようアドバイスしている。「夫」「妻」「旦那様」「奥様」は「配偶者」「お連れ合い」、「お父さん」「お母さん」は「保護者の方」「ご家族の方」と言い換え、公的証明書の性別欄も必要なもの以外は廃止する。また公営住宅への入居など親族であることを条件としている制度については、同性パートナーも同様に取り扱いできるよう検討するとした。

 子供への配慮についても盛り込み、戸籍上の性別を理由に部活動への参加制限をしないことや、本人の申し出によって希望する制服や体操着、水着などの着用を認めることを検討することを明記。一方、市役所内など職場では、性的指向や性自認を本人の了承なく、他の職員や上司に伝えないよう注意喚起している。

 同様のガイドラインは、東京都文京区、豊島区や大阪市が作成しているという。熊谷俊人市長は12日の記者会見で、「固定観念にとらわれず目の前にいる人をしっかり見た市民対応ができる市役所でありたい」と話した。【信田真由美】

886チバQ:2018/05/09(水) 23:08:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180506-00000042-asahi-pol
性的少数者めぐる法整備、細野氏「国を動かせていない」
5/6(日) 22:03配信 朝日新聞デジタル
性的少数者めぐる法整備、細野氏「国を動かせていない」
「東京レインボープライド2018」のパレード後に、フェスタであいさつする希望の党の細野豪志・元環境相(右)=2018年5月6日、東京都渋谷区、二階堂友紀撮影
■細野豪志・元環境相(発言録)

 (「東京レインボープライド」のパレードは)今年は例年より国会議員の数が多い。そういう意味では良かったが、具体的に(立法府での)成果となると、なかなか展望がない。社会のムーブメントは大きくなっているが、国(立法府)を動かせていない。東京五輪・パラリンピックの2020年を一つの区切りにするなら、来年の頭くらいがタイムリミットだから、正直言って焦りもある。
 私は(民進党政調会長時代に法案提出し、立憲民主党が再検討中の)差別解消法案が筋だと思っている。(自民党が検討中の)理解増進法案は、ダイバーシティー(多様性)という面からすると、ちょっと違うんじゃないか。ただ、法制化の機運を高める意味では大歓迎なので、排除せず議論していきたい。(パレード前、朝日新聞の取材に)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180506-00000041-asahi-pol
「性的少数者の理解増へ、法律つくるべき」自民・稲田氏
5/6(日) 22:03配信 朝日新聞デジタル
「性的少数者の理解増へ、法律つくるべき」自民・稲田氏
「東京レインボープライド2018」のパレードに途中参加した自民党の稲田朋美・元政調会長=2018年5月6日、東京都渋谷区、二階堂友紀撮影
■稲田朋美・元自民党政調会長(発言録)

 政調会長時代に(性的少数者をめぐる)理解増進法案をつくろうとして、できなかったのは、まずはしっかり党内の理解を、となったから。(性的指向・性自認に関する自民党特命委員会の)古屋圭司委員長が党内の理解をじっくりという方針なので、それを一緒にしっかり進めたい。

 段階を踏んでいくのは重要なこと。「ジェンダー・フリー」とは違って人権の問題と捉え、しっかり法律にしていくということを党内でやっていきたい。理解を増進する法律があって、運用改善も進んでいく。私は法律をつくるべきだと思います。(「東京レインボープライド」のパレード後、朝日新聞の取材に)

887チバQ:2018/05/09(水) 23:09:34
あのトルドー首相が涙を流してLGBTに謝ったわけ
5/3(木) 17:03配信 BuzzFeed Japan
あのトルドー首相が涙を流してLGBTに謝ったわけ
2017年6月のトロント・プライドで家族とともにパレードに参加するトルドー首相
東京レインボープライドにカナダ大使館が参加
2018年の東京レインボープライドには、東京に大使館を置く10ヵ国と欧州連合がブースを出して参加している。参加国の一つが、カナダ大使館だ。ブースを出すほか、大使館員や家族らがパレードに参加する予定だ。

日本政府が主催しているわけではないLGBTパレードに、なぜカナダ政府を代表する大使館が加わるのか。尋ねると、大使館の担当者は笑顔で答えた。

「東京が特別という訳ではありません。世界各地のカナダ大使館が、地元でLGBTのパレードがあれば参加してます。私も子どもを連れて参加しますよ。多様性の価値を教える良い機会ですから」

当然のことだ、という雰囲気だった。

なぜなのか。【BuzzFeed Japan/貫洞欣寛】

あのトルドー首相が涙を流してLGBTに謝ったわけ
議場で涙を拭い、謝罪するトルドー首相
首相が涙の謝罪
2017年11月28日、カナダのジャスティン・トルドー首相が、首都オタワの議会で演説した。

「政府、議会、そしてカナダ国民を代表して、LGBTQ2の方々に対する抑圧を謝罪します。私たちは間違っていました。申し訳ありません。私たちは、このようなことを二度と繰り返しません」

首相は、これまでのセクシュアルマイノリティ(LGBTQ2)に対する差別を、公式に謝罪したのだ。

約30分にわたる演説で、トルドー首相はカナダの二つの公用語である英語とフランス語を交え、「アイム・ソーリー」「デゾレー」と、謝罪の言葉を20回以上繰り返し、涙を拭った。

LGBTQ2とはカナダで使われる言葉で、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クイアに、「男性と女性両方の魂(2 spirit)を持つ人」というカナダ先住民の生き方を加えたものだ。カナダ建国の陰に、先住民の犠牲とキリスト教的価値観の押しつけがあったことをも示している。

首相はあわせて「カナダは国際社会において、世界中のLGBTQ2が平等な権利を獲得するため訴え続ける」と語った。

つまり、在京カナダ大使館の東京プライド参加は、LGBTQ2の地位向上を目指して各地で多文化共生や多様性の尊重を訴えるという、カナダの国策の一環とも言えるのだ。

トルドー首相自身も、国内各地で開かれるLGBTQ2パレードに参加している。


癒やしのプロセス
カナダ第2の都市ケベック州モントリオール出身のクリスチャン・タンゲイさんは、この謝罪を議場で聞いた。

タンゲイさんはLGBTQ2当事者のアクティビストとして、政府に各種の働きかけを続けてきた。このため、首相の演説が予定されていたこの日、議会に招かれたのだ。

首相が繰り返す謝罪の言葉を感動しながら聞いていると、次第に自分が癒やされていくような感覚が体に走った。

「短い挨拶で終わると思っていたら、首相は何十分も語り続けた。待っていた時が来た。自分たちの生き方が認められたことに、誇りを感じた」

そして、これから何が変わるのだろうかと考え始めた。

888チバQ:2018/05/09(水) 23:10:04
過酷な差別ー「同性愛発見機」の悪夢
カナダでは2005年から、連邦レベルで同性婚が認められている。隣国アメリカ連邦政府より10年早く、世界で4番目の決断だった。

結婚の形態も、いわゆる法的な関係を結んだ結婚と、事実婚が同じ効力を持つ。税務や移民などさまざまな公的局面で、「配偶者」の範囲には法的な結婚相手だけでなく、事実婚のパートナーも含まれる。

自国で同性婚が認められない国のカップルが、世界的に見て進んだ制度を持つカナダで結婚することも珍しくない。

しかし、この国にはかつて、LGBTQ2に対する組織的で過酷な差別があった。

もともと古来のキリスト教的価値観が強かったカナダの刑法では、同性愛は犯罪とされていた。さらに、東西冷戦の深まった1950年代には、政府がLGBTQ2の公務員や軍の将兵を「国家の安全保障に対する脅威」とみなすようになった。

当時の政府高官らは、LGBTQ2であることを「弱み」と捉えたうえで、仮にLGBTQ2の公務員がソ連など敵国の工作員に性的指向を知られて脅されれば、国家機密を漏らしかねないとまで考えたのだ。

省庁や警察、軍などの公職にあるLGBTQ2を見つけ出して排除するため、警察が諜報網をつくりあげただけでなく、心理学者が開発した「フルーツマシン」と呼ばれる「同性愛者発見機」まで導入した。

男性の裸の写真などを見せて瞳孔や発汗の反応をチェックし、同性愛であるかどうかを判断するという触れ込みの、デストピア小説顔負けの機械だ。

この機械には批判が集まるようになり、1970年代には使われなくなった。今では「疑似科学の一種」とまで言われる。カナダの闇の歴史の一つだ。

トルドー首相は謝罪演説で「連邦政府は、フルーツマシンという馬鹿馬鹿しい機械づくりにまで、資金を出してしまった」と、自嘲気味にこの機械について触れた。

共生への動き
機械が姿を消しても、連邦政府からのLGBTQ2の排除は続いた。そうとみなされれば閑職に回されるか、解雇された。その中には、高位の外交官や軍の将校まで含まれていた。軍への入隊もできなかった。こうして1990年代までに数千人単位の人々がキャリアを絶たれた。金融機関などでも排斥が行われた。

トルドー首相の言葉はまず、こうした差別により公職から追われたLGBTの人々への謝罪であり、そして社会全体の差別への謝罪と、今後に向けた宣言でもあった。公職を追われた被害者らは大規模な訴訟を起こしており、政府は賠償金として1億4500万ドルを用意した。

LGBTQ2の権利を巡る議論が活発化する大きなきっかけの一つは、1967年のカナダ最高裁判所の判決だった。同性愛者として逮捕され、下級審で「危険な性犯罪者」として懲役24年の実刑を言い渡されたゲイの男性に対する判決を、最高裁が支持し、確定させたのだ。

これに対し、「人権の侵害」という強い反発の声が上がった。政府は法規制の見直しに着手し、成人の同性愛は1969年、刑罰の対象から外された。当時の首相は、ジャスティン・トルドー現首相の父、ピエール・トルドー氏だった。

さらにケベック州が1977年、北米で初めて、性的指向を理由とする差別を州法で禁じた。フランス語を公用語とするケベック州は、フランス系住民の地位向上活動が活発で欧州的な社会民主主義の影響が強く、リベラルな政治姿勢を維持してきた。

1988年には同性愛者であることを公にする初の国会議員が登場。1992年にはカナダ軍が性的指向を入隊や昇進の制約としない方針を発表した。

あのトルドー首相が涙を流してLGBTに謝ったわけ
1970年10月、テレビで戒厳令(戦時措置法)の布告を宣言するピエール・トルドー首相
共生の背景に英仏両系の軋轢
トルドー父子がリベラルな姿勢をとるのも、自ら育った環境が影響している。

トルドー家は、ケベック州のフレンチ・カナディアンの家系だ。フランス語を母語とするフレンチ・カナディアンは、ケベック州では大多数を占める。だが、カナダ全体では人口の2割程度の少数派だ。

ケベックは人口、面積、経済規模いずれもカナダ2位で、大きな地位を占める州だ。英国人よりも先にフランス人が入植し、フランス語とフランス系文化を維持してきた歴史があり、英語が話せない住民は珍しくない。

このため、フランス系の地位向上運動が続いたほか、カナダ連邦からのケベック独立を求める勢力と、連邦残留派の対立が続き、1960年代から独立過激派「ケベック解放戦線(FLQ)」の爆弾テロが相次ぐようになった。1970年にはFLQの動きが激しくなり要人の連続誘拐テロが発生。FLQを支持するデモが行われ、動揺が広がった。

連邦残留派だったピエール・トルドー首相は故郷ケベックに戒厳令を布告して軍を投入し、鎮圧した。翌年には、カナダを「英仏二言語に基づく多文化主義の国である」とする声明を出し、ケベック州民の要望も取り入れながら、事態の沈静化に努めた。

889チバQ:2018/05/09(水) 23:10:28
この二言語・多文化主義はその後、カナダの国是として確立した。

こうした経緯があるカナダでは、国会での議論も公共サービスも英仏両語で行われるのが原則で、英語を話せなくても社会生活を営むことができる。英語だけが公用語で、英語を話すことが社会に加わる必須条件のアメリカとは、この点が根本的に異なる。日本から見ればカナダとアメリカは同じような社会に思えるが、大きな違いがあるのだ。

モントリオールで育ち、Justinというファーストネームが英語では「ジャスティン」、フランス語では「ジュスタン」と発音される英仏バイリンガルのトルドー首相にとって、多文化共生を否定することは、マイノリティである自らの立ち位置を否定することにもつながる。そして多文化共生を尊重する以上、そこからLGBTQ2を排除することはできない。

仲間と出会い、語り合う場を
議会での謝罪演説に招かれたクリスチャン・タンゲイさんは、モントリオールのLGBTQ2団体、モントリオールLGBTQ+コミュニティセンター(CCGLM)の理事長だ。

LGBTQ2の当事者として10年以上にわたって複数の団体に加わり、権利と平等を求める活動をつづけてきた。

「モントリオール郊外に住んでいた少年のころ、周囲で自分と同じような人を探すのは難しかった。だが、ダウンタウンに当事者が集まる場所があることを知り、車を飛ばして通った。さまざま人と出会えたことで、世界が広がった。当事者に、仲間と出会い、語り合う場を提供したい」という。

CCGLMはカナダでも2つしかないLGBTQ2に関する文献専門の図書館を運営し、各種の団体に会議室などを提供するほか、ゲーム大会などのレクリエーションや勉強会などを主催している。LGBTQ2の移民らが自由に使えるパソコンもある。

運営予算は年14万ドル。およそ半分はケベック州政府から支援を受け、残りは各種のファンドレイジングでまかなっている。建物はモントリオール市から借りており、賃料は相場よりぐっと低い。

変化はまだ
カナダの共生政策は今、世界的に見ても先進的だ。そこに加え首相が公式に謝罪したことで、変化は現れたのか。

タンゲイさんは「あの言葉と、トルドーがパレードに来ることのほかには、まだだ」と語る。

「強くあるべき一国のリーダーが、泣くという『めめしい』行為をしたという点にメディアが注目し、『トルドーが泣いた』というニュースにすり替えて報じた。彼がなぜ、誰のために泣いたのかが、ぼやけてしまった。象徴的な場面とはなったが、社会全体にインパクトが広がったかというと疑問が残る。政府は予算というかたちでメッセージを出せる。一部の就業支援プログラムは始まったが、LGBTQ2の社会への統合に向けた施策を予算化すべきだ」という。

もう一つの課題は、政府の政策は共生に向けて舵を切っても、社会全体の変化は遅い、ということだ。

モントリオールのジャスミン・ロワ財団が2017年に行った調査では、LGBTQ2の大多数が、自らの生き方を家族や友人に受け入れられていると感じる一方、75%が何らかのいじめや嫌がらせを体験しているという。うち40%は、差別が職場で起きたと答えた。

890チバQ:2018/05/09(水) 23:10:57
タンゲイさんにもそういう経験がある。

銀行員だった8年前、よく土曜出勤を押しつけられた。理由は「キミはホモセクシュアルで独身だから、土曜日も勤務できるよね」というものだった。カナダの銀行は店舗によって、週末も開店している。「私にも週末を楽しむ権利がある。でも、ゲイだから子どもがいないという理由で常に勤務を押しつけられるのは、おかしいと感じた」

「エリート政治家を中心に動きが起きて、確かに法律は変わった。しかし法律が変わっても、予算が変わったわけではないし、人の心もまだ変わっていない。そのためには、社会に対するアドボカシー、そして学校で多様な生き方を尊重する大切さを教えることが重要だ。これからもアドボカシーを続けていきたい」と語る。

日本で首相がパレードに加わる日は?
私事で恐縮だが、筆者(貫洞)は2016年夏、カナダ・モントリオールを訪れた。

モントリオールに着いた翌日、たまたまLGBTQ2の祭典モントリオール・プライドが開かれていた。時差ぼけの体を引きずりながら見に行くと、長身で引き締まった体型の男性がニコニコと手を振りながら歩き、喝采を浴びていた。誰かと思えばトルドー首相だった。驚いてスマホで撮ったのが、以下の写真だ(ピンボケですみません)。
当時7歳だった次男に「あれはだれ?」と聞かれた。「いろんな生き方があって、そのどれも大切で素晴らしい」という、このパレードが訴える意義と、そこに一国の首相が加わっていることの意味を話した。

次男は道ばたでもらったレインボーカラーのバンダナを頭に巻き、私の肩の上で賑やかなパレードを楽しそうに見ていた。彼は今も、首相を見たあの日のことを覚えている。

私たちだけでなく、現場やテレビ中継でパレードを楽しむ首相の姿を見たカナダの多くの家族が、こんな会話をしたはずだ。

トルドー首相が各地のLGBTパレードに積極的に参加していること対して、カナダでは人気取りの政治的ポーズにすぎないという批判もある。しかし、より開かれた社会のあり方を人々が語り合うきっかけとなるだけでも、首相のパレード参加には、大きな意味があると感じた。

日本でも首相や閣僚が自然にパレードに加わり、さまざまな人々と肩を組んで歩く日が、一日も早く来てほしいと思っている。そこから何かが、確実に変わるはずだ。

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BuzzFeed Japanは東京レインボープライドのメディアパートナーとして、2018年4月28日から、セクシュアルマイノリティに焦点をあてたコンテンツを集中的に発信する特集「LGBTウィーク」を実施中です。

記事や動画コンテンツのほか、Twitterライブ「#普通ってなんだっけ LGBTウィークLIVE」も配信。

また、5〜6日に代々木公園で開催される東京レインボープライドでは今年もブースを出展。人気デザイナーのステレオテニスさんのオリジナルフォトブースなどをご用意しています!

Yoshihiro Kando

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180503-00010003-bfj-int&p=5

891チバQ:2018/05/14(月) 21:01:30
これ なにがNGワードなんだろ?

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180511-00000056-sasahi-ent

892チバQ:2018/05/14(月) 21:01:31
これ なにがNGワードなんだろ?

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180511-00000056-sasahi-ent

893チバQ:2018/05/16(水) 19:47:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180516-00000020-mai-soci
<性的少数者>LGBT取材「知識不足」 課題を指摘
5/16(水) 10:00配信 毎日新聞
<性的少数者>LGBT取材「知識不足」 課題を指摘
「東京レインボープライド2018」でパレードをする参加者ら。LGBTに関する話題が取り上げられる機会も増えた=東京都渋谷区で2018年5月6日、西本勝撮影
 ◇毎日新聞アンケート

 「記者から差別用語を言われた」「トランスジェンダー男性だと伝えて取材を受けたのに、女性用トイレを案内された」ーー。メディアから取材を受けたことがある性的少数者(LGBTなど)70人に、毎日新聞がアンケート調査したところ、約8割の54人が「報道の中で誤った用語の使い方や説明がされている」と感じていることが分かった。一方、「取材を受けて良かったと思ったことがあるか」という問いには9割が「ある」と回答した。同性パートナーシップ制度などをきっかけに、メディアでLGBTの問題が取り上げられる機会が増えたが、取材側の課題が明らかになった。【藤沢美由紀、中嶋真希】

【写真特集】パレードの様子、トランスジェンダーのアイドルグループ「秘密のオト女」のライブなどを写真で

 アンケートは4月、新聞、テレビ、ウェブメディアなどの取材を受けたことがある70人にネット上で実施。年代は20〜60代で、セクシュアリティーは同性愛が49%で、トランスジェンダーが19%、Xジェンダーが19%、その他が24%だった。

 取材を受けて経験したことについて複数回答で尋ねたところ、66%が「記者が勉強不足だと感じた」と回答。「同性愛とトランスジェンダーの違いを理解してほしい」といった声があった。同性愛は「誰を好きになるか(性的指向)」、トランスジェンダーは「自分で自分の性をどう思うか(性自認)」の問題。それぞれが抱える問題や、社会に求められる対応も異なるため、違いをしっかり理解する必要がある。

 「(正式な呼称のレズビアンではなく)レズと言われた。差別用語であることを知らないのかも」「『私は(同性の)男性を好きになるなんて理解できない』と笑われた」など、取材者が差別的な発言をしていた事例も。男性として暮らすトランスジェンダーが記者が勤める会社内で取材を受けたところ、女性用トイレを案内されたという例もあった。

 「特定のイメージを押しつけられた」という回答も46%あった。「LGBTはかわいそうな人たちではないと説明したのに、理解してもらえなかった」「記者の考えにパズルのピースを当てはめるかのように質問された」「LGBTの人は優秀といったポジティブな決めつけが気になった」という声があった。

 ほかに、男性として暮らしているのに「女性」として報道されるなど、「書かれた記事や番組上で、自分の性自認や性的指向が尊重されていなかった」は26%。「自分や周囲の当事者の、顔や名前、セクシュアリティーに関する情報を、同意を得ずに報道された」は21%だった。「許可なく写真を撮られた」「交流会の開催場所を知らせていないのに書かれた」などの事例が寄せられたが、これらは本人の許可なく周囲にセクシュアリティーを暴いてしまう「アウティング」につながる恐れもある行為だ。

 また、この5年ほどの間で目にした性的少数者に関する報道全般で違和感を覚えた点について複数回答で聞くと、「誤った用語の使い方や説明」が77%、「先入観のある描き方」が73%だった。

 
 国際的にはSOGI(ソジ、Sexual Orientation and Gender Identity)という総称で、性的少数者とそれ以外の人を区別せず、性を議論する流れがある。

894チバQ:2018/05/16(水) 19:48:10
◇9割が「取材受けて良かった」

 記者や、原稿をチェックする管理職などに望むことについては、「LGBTは総称。ゲイ男性をLGBT男性と表現することで、問題があやふやになる」「複数の記者で原稿をチェックしてほしい」といった声があった。一方で、「取材を受けて良かったと思ったことはあるか」という問いには、90%が「ある」と回答。「実態を伝えることができた」「多数の記者の方が関心を持って取り上げることで、少しずつ確実に周囲の認識も変わってきているように感じる」などの声があった。

 トランスジェンダー当事者として若者支援などの活動をしている遠藤まめたさんは、「記者自身も勉強し、当事者コミュニティーと関わることで理解を深めておく必要がある。LGBTはこうあるべきだという思い込みが、報道のすれ違いを生んでいる」と指摘している。

 ◇LGBT

 性的少数者を指す「LGBT」は、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(出生時の身体の性別と性自認が異なっていたり、違和感を持っていたりする人。また身体の性別とは異なる性別で生きる人、そう望む人。性同一性障害も含まれる)の頭文字から取られている。ほかに、Xジェンダー(身体的には男性または女性だが、そのどちらでもないと感じている人を指す)、クエスチョニング(自分のセクシュアリティーが分からなかったり、迷ったりしている人や状態)、アセクシュアル(無性愛。恋愛や性的な感情を誰に対してもあまり感じない性的指向のこと)など、多様なセクシュアリティー(性のあり方)がある。

895チバQ:2018/05/16(水) 19:48:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180514-00000075-asahi-soci
カミングアウトは誰の権利? 勝手な公表禁じる条例施行
5/14(月) 19:39配信 朝日新聞デジタル
カミングアウトは誰の権利? 勝手な公表禁じる条例施行
同性パートナーシップ制度を導入している地域
 同性愛や性同一性障害などの性的少数者であることを、第三者が勝手に公表することを禁じる全国初の条例が東京都国立市で今春、施行された。LGBTに対する全国の自治体の取り組みは。

 国立市の条例は、男女平等の理念をさらに深め、多様な性の平等の実現を目指す内容だ。その中で、異性を好きになるか、同性を好きになるかといった「性的指向」や、自分の性別を本人がどう認識しているかを示す「性自認」の公表の自由について「個人の権利として保障される」と規定。他者が本人の意思に反して公表する「アウティング」や、本人が公表しようとした場合に親族らが阻むことを禁じた。罰則はない。

 市によると、こうした規定は全国初。当事者団体でつくるLGBT法連合会は、「海外でも見たことがない」という。条例は、市民委員会での議論などを経て昨年12月に可決された。市が公表した骨子案は、アウティング禁止にまでは触れていなかったが、性的少数者から「カミングアウト(公表)を強制するようにも見てとれる」と意見が寄せられ、市側が内容を検討。「公表の可否は本人の権利で、公表されたくない人もいることを明示すべきだ」としてアウティング禁止の規定が加わった。

朝日新聞社

896チバQ:2018/05/16(水) 19:49:19
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180514-00169318-diamond-soci
「LGBT法案」が大きな反対もないのに進展しない理由
5/14(月) 6:00配信 ダイヤモンド・オンライン
「LGBT法案」が大きな反対もないのに進展しない理由
写真:ダイヤモンド・オンライン
 今年も、LGBTの一大イベントである「東京レインボープライド」が大盛況のうちに幕を閉じました。イベントのクライマックスである「プライドパレード」には、祭典の主旨に賛同する多くの国会議員・地方議員も参加し、マスコミのカメラに笑顔をふりまきました。そうしたなか、通称「LGBT法案」と呼ばれる、性的少数者の人権に関する法律を作ろうという動きがあることをご存じでしょうか? 法律をめぐる動きがなかなか進まず、混沌としていることもあり、全貌が見えづらい面がありますが、これまでの経緯をまとめます。(文/冨田 格 写真/福島宏之)

● 通称「LGBT法案」―― きっかけは2016年の春

 通称「LGBT法案」という言葉を目にする機会が増えたのは、いまから2年前の2016年のことです。

 この年の5月27日、民進党・共産党・社民党・生活の党と山本太郎となかまたち(法案提出当時/現・自由党)の野党4党が、国会会期末に「性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する法律案」(通称・LGBT差別解消法案)を提出しました。

 同じ頃、自民党では、『性的指向・性自認に関する特命委員会』が取りまとめた「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方」が発表されました。

 自民党の特命委員会では「LGBT理解増進法案」を検討していましたが、こちらに関しては党内で様々な意見・考えがあり、そこを調整して国会に提出するまでには至りませんでした。

 野党4党と自民党の動きが報道されて、性的少数者の人権に関する法律が作られようとしているのだ、というぼんやりとした認識が当事者の間に広まりました。

● 与党と野党による、 2つの法案の違いは?

 この2つの法案の違いを、簡単に説明します。

 野党4党が提出した「LGBT差別解消法案」は、性的少数者への差別だとみなされる自治体や企業に対して、罰則規定を設けて差別を解消していくことを目指しています。

 自民党の特命委員会で検討している「理解増進法」は、人権教育や人権啓発などを通じて性的少数者への理解を深めていくことで、「知らないが故に生まれてしまう差別的な感情」を減らしていくことを目指しています。

 どちらの法案も、性的少数者の人権を守るために考えられたものですが、その方向性やアプローチの仕方は大きく違います。

 「LGBT差別解消法案」は、罰則規定を設けることで、当事者が差別だと感じている行為を禁じようというものです。

 「理解増進法案」は、広く国民に対して、人権教育や人権啓発活動を通じて性的少数者への理解を増進することで、当事者が差別だと感じている行為や状況を減らしていこうとするものです。

 「LGBT差別解消法案」は、即効性はありそうですが、差別認定をどのようにするのかという点が大きな問題になりそうです。また、罰則規定があるゆえに表面上は差別が減っていくかもしれませんが、心の差別感情は消えません。表に出ない形での差別的な行為は、逆に深刻になってしまうのではないだろうか、という危惧があります。

897チバQ:2018/05/16(水) 19:49:44
 「理解増進法案」は、罰則規定がないため、単なる理念法に過ぎないので効果が見込めないのではないだろうという声はあります。また、理解を浸透させていくには時間がかかるので現状の差別が解消されないままになってしまうのでは、という危惧を抱く人もいます。

 2つの法案にこれだけ大きな違いがあるのは、保守とリベラルが「変革・改革」に対して異なる考え方をすることに由来していると思われます。

 リベラルは、より早い速度での「変革・改革」を行い、目指す世界を作り上げていこうとします。その過程で多少の摩擦が生じることも織り込み済みでしょう。それに対し、保守はより多くの人の合意を得ながら、いらぬ摩擦が生じないように、「変革・改革」をじっくり進めていこうとします。

● スムーズに法制化を進めたいが、 当事者でも把握しづらい状況

 2つの法案は、いわゆる議員立法であり、立法府に所属する議員の発議により成立を目指すものです。議員立法は、原則としては全会一致での成立が望ましいものと言われています。

 スムーズに法制化を進めるには、超党派で作る議員連盟で、法案に関して各党の考えを突き合わせて、いずれの党も賛成できるように検討していくことが必要です。

 2015年3月に「LGBTに関する課題を考える議員連盟」という超党派議連が立ち上がっています。しかし、この議連はあくまで勉強会的なものであり、法案に関して検討することを目的としていません。

 そのため、「LGBT差別解消法案」と「理解増進法案」という相容れない性格の法案が、野党と与党で別に動き出してしまったのです。この混沌とした状況ゆえに、本来、法案を必要とするはずの当事者の中でも、状況をきちんと把握しづらくなってしまいました。

898チバQ:2018/05/16(水) 19:50:08
● LGBT差別解消法案、 理解増進法案、それぞれの現状

 2016年5月に国会に提出された「LGBT差別解消法案」ですが、審議されることがないまま、現在は廃案になっています。

 法案が提出された2年前とは野党の状況が大きく変わっているため(衆議院では民進党が立憲民主党、希望の党、無所属の会に分かれ、のちに国民民主党ができるなど一部合併再編が進んでいるため)、今後どのような動きになっていくかは、現時点では明らかになっていません。

 しかし、立憲民主党で当選した当事者でもある尾辻かな子議員(大阪府第2区)は、今年2018年に入ってから新聞のインタビューで「LGBT差別解消法案を実現したい」と語っています。また2018年5月6日の「東京レインボープライド2018」であいさつした立憲民主党の枝野幸男代表は「しっかりと差別解消法を今準備していますし、同性パートナーシップを認める法律の研究も進めています」と語っているので、立憲民主党として、または他の野党と協力して再度法案を取りまとめようという動きが出てくるかもしれません。

 理解増進法案は、自民党の特命委員会ではまとまったものの、いまだ国会に提出するには至っていません。同じ保守と言っても党内には様々な考え方の議員がいるわけですから、より多くの議員の理解を得て法案を提出するまでは、まだもう少し時間を要する可能性が高いです。

 また、どの法案を実現していくのかという、党としての優先順位もあるでしょう。いま、国会では働き方改革法案を進めることが一番であり、憲法改正の発議を優先したいという考えもあると思われます。

● 特命委員会が進める アプローチ方法とは?

 では、自民党の特命委員会が止まったままなのか、と言うとそうでもないようです。特命委員会としては2つのアプローチで進めようとしています。ひとつは、「理解増進法案」を進めること、もうひとつは現行法でできることを進めていくことです。

 すでに2016年5月に菅官房長官に現行法でできる33項目の要望書(性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すための政府への要望)を提出しており、その進捗状況を各省庁に確認して実行できるよう促していくことを進めています。

 これにより、既に実行されているものの一部をご紹介します。

  ■人事院

  ・人事院規則10-10(セクシュアル・ハラスメントの防止等)において、「性的指向若しくは性自認に関する偏見に基づく言動も含まれる」と明記されました。

  ■厚生労働省

  ・男女雇用機会均等法のセクハラ規定に性的少数者に対するセクハラも対象になると明記されました。

  ・旅館業に関する衛生等管理要領を改正して「性的指向、性自認等を理由に宿泊を拒否することなく、適切に配慮すること」と明記されました。他にも各府省庁での性的指向・性自認に関する研修が随時進められています。

899チバQ:2018/05/16(水) 19:50:23
● 混沌とした中で、 今後はどう進んでいくのか

 性的少数者の人権に関する法律が成立するまでは、まだ少し時間を要するという現状はご理解いただけましたでしょうか。いままで日本には存在しなかった法律を成立させるためには、より多くの国民の間に関心が広がることが必要だと思います。

 今年2018年3月13日に、衆議院議員会館で「レインボー国会」という集会が開催されました。

 「なくそうSOGIハラ」実行委員会(一部の当事者とヒューマンライツウォッチとアムネスティ日本により結成)と「LGBTに関する課題を考える議員連盟」の共催によるこの集会には、超党派議連のメンバーを中心に10名強の議員が参加しました。挨拶に立った議員は口々に「2020年までに法案の成立を目指す」と口にしていたので、近々何らかの動きがある可能性も考えられます。

 これからどのような形で進展していくのか注目していきたいものです。

 ※本稿は、インクルージョン&ダイバーシティマガジン「オリイジン2018」の掲載記事を加筆修正したものです。

オリイジン編集部

900チバQ:2018/05/19(土) 20:27:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180519-00000007-jij-soci
LGBTトイレに「差別助長」=当事者から批判、取りやめ―悩む行政当局・大阪市
5/19(土) 3:49配信 時事通信
LGBTトイレに「差別助長」=当事者から批判、取りやめ―悩む行政当局・大阪市
性的少数者(LGBT)に配慮した自治体などの取り組みが逆に「差別を助長する」と当事者から反発を受けるケースが出ている。写真は京都市内のホテルの多目的トイレで使われている男女の姿を半分ずつ合わせたマーク
 性的少数者(LGBT)に配慮した自治体や企業の取り組みが、逆に「差別を助長する」と当事者から反発を受けるケースが出ている。

 大阪市は男女どちらでも使える「多目的トイレ」にLGBTを象徴する虹色のステッカーを貼ったが、当事者から批判を受けて取りやめた。使いやすいようにとの意図が裏目に出た形で、担当者は頭を悩ませている。

 多目的トイレは高齢者や車椅子のままでも使いやすく設計されている。男女どちらでも使えることから、大阪市はLGBTの人に利用してもらおうと、市庁舎内の多目的トイレのドアに虹色のステッカーを貼った。

 淀川区の職員がLGBTを支援するNPO団体の講習を受け、発案した。2014年から始まり、周辺の区役所にも広まった。しかし、当事者から「入るとLGBTと見られる」などの声が届くようになった。

 批判の高まりを受け、大阪市は3月にステッカー表示を取りやめることを決めた。吉村洋文大阪市長は4月の記者会見で「当事者の声を聞くことがまず大事だ。何もしないというのが一番良くない」と述べ、今後もLGBT政策に取り組むと強調する。

 京都市内の大手ホテルも、多目的トイレに男女の姿を半分ずつ合わせたマークを使用している。このマークに対する不快感を示す声が当事者から寄せられた。担当者は「アメリカの小学校でも普及している。千人いたら千人満足するものはない」と割り切り、当面は表示を残す予定だ。

 京都市で2月、当事者が集まり「LGBTトイレについて考える京都会議」が開かれた。参加者からは「善意の押しつけは迷惑」「社会一般が『LGBTはここに入るんだ』という認識になるのが恐怖」などの声が上がった。主催者は「個別の困難に対して手を差し伸べるのが支援だ。シールを貼ることが支援ではない」と批判する。

901とはずがたり:2018/05/28(月) 15:33:09
増原裕子って人,綺麗やねえ。
なんかエキセントリック感拭えない勝間なんか羨ましいと思った事無かったけどちょいと羨ましいぞ。

同性を愛するということ 勝間和代のカミングアウト
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180528-00010002-bfj-soci&p=1
5/28(月) 10:58配信 BuzzFeed Japan
同性を愛するということ 勝間和代のカミングアウト
増原裕子(左)と勝間和代

愛する人との生活は幸せだ。でも、それを公表できない人もいる。例えば、同性同士で暮らす人。残念ながら、偏見を持つ人は今もいる。

【画像】カミングアウト、どう受け止める? 私の場合

でも、本当はそんなのおかしい。勝間和代は少し緊張した声で話し始めた。【BuzzFeed Japan / 古田大輔】

「私は一目惚れするタイプでは全くないんです。最初に会った印象も、あんまり覚えていない。人のことをよく見て気を使う人だな、ぐらいでした」

しかし、気がつけば惹かれていた。レズビアンであることを公表し、堂々と生きる彼女の姿に。

そしてそれは、ずっと昔に蓋をした自分の気持ちに、向き合うことに繋がった。

華麗な経歴の影で
当時最年少の19歳で公認会計士2次試験に合格。学生結婚し、21歳で出産。子育てしながら在学中に働き始め、卒業後はマッキンゼーやJPモルガン証券などでキャリアを積んだ。

2007年の独立後は、女性の生き方や働き方などについて矢継ぎ早に本を出して売れっ子に。「カツマー」と呼ばれる熱心なファンも生まれた。

学生結婚を含めて2度結婚と離婚を繰り返し、3人の子どもがいる。

ワーキングマザーにして、ベストセラー作家。明快な論理でマシンガンのように言葉を乱射し、目標を達成していくパワフルな女性。

これが世間のイメージだろう。

思うままの人生に見える勝間だが、封印してきた思いがある。それが、同性に対する恋心だった。

「ダメなことだと思ってた」
「高校のときも、大学のときも、女の子を好きになる感覚はありました。でも、ダメなことだ思ってました。男性も好きになるし、女性を好きな気持ちには蓋をしないといけない、と」

同性を愛する人、両性を共に愛する人、違う性を生きたいと願う人。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字をとったLGBTという言葉は近年、広く知られるようになった。

しかし、1968年生まれの勝間が10代だった頃には、LGBTに関する情報は少なかった。女性にも惹かれる気持ちに困惑しても、大きな本屋の専門書コーナーで立ち読みするぐらいしかできなかった。相談相手もいなかった。

902とはずがたり:2018/05/28(月) 15:33:20
>>901
最初の結婚をし、子どもが生まれ、働き始めると、悩む時間もなくなった。

「子どもと仕事で手一杯でした。いま思うと、無意識にそういう情報を避けていたのかもしれません。知ると、混乱してしまうから」

気持ちに蓋をしたまま、勝間は着実に成功の階段を登った。

2006年に出した初の単著「インディでいこう!」で描いた女性像そのままの独立した(インディペンデントな)ワーキングマザーとして、テレビでも盛んに取り上げられるようになっていく。

同窓会がきっかけの偶然の出会い
その女性のことを知ったのは、2015年12月。高校の同窓会でのことだった。

雑談の中で恩師が、その年の11月に渋谷区の同性パートナー制度第1号になったのは、この高校の卒業生だと口にした。

そんな子もいるんだ。そういうニュースもあったな、と軽く聞き流した。

1ヶ月も経たないうちに、友人がフェイスブックにあげた写真に、その女性が写っているのを見つけた。

この人知ってるよ、高校の後輩なんだよ、と何の気なしに書き込んだ。

その友人の紹介で、勝間は増原裕子と知り合った。

レインボープライドへ
増原はレズビアンであることを公表し、LGBTに関する情報を発信する企業「トロワ・クルール」を設立したアクティビストだ。同性パートナーシップ1号の登録相手である東小雪と公私共に活動していた。

増原にとっては、勝間はその著作を読み、働き方について学んできた尊敬の対象。東と共に勝間の家の食事会に招かれ、勝間が運営するサロン「勝間塾」にも参加するようになった。

勝間にとっては、ほとんど知らなかったLGBTの世界。増原に誘われ、日本最大のLGBTイベント「東京レインボープライド」の見学にも行った。

LGBT当事者や、その存在を理解し、支え合う仲間たちが集う祭典。渋谷の街を行進するパレードにも参加し、多様性の素晴らしさを訴える列に加わった。

「実は私も...」
「パレードのことも全然知らなかったんです。日本も随分変わったんだって、驚きました。開放的で、みんな、楽しそうで」

勝間塾でも増原が入ったことをきっかけに、LGBTに関するセミナーを開いた。すると、メンバーの中で「実は私も」と当事者であることを明かす人が出てきた。

2015年の電通ダイバーシティ・ラボの調査によると、LGBTを含む性的少数者に該当する人は、調査対象者の7.6%。13人の1人の割合だ。左利きの人や、AB型の人と同じくらいいる計算になる。

特別なことでもなければ、隠すことでもない。そして、世界では続々と同性婚が合法化されていく。そういうことを、勝間は増原を通じて学んでいった。

…(以下略)

903チバQ:2018/06/05(火) 18:10:41
http://www.sankei.com/world/news/180605/wor1806050020-n1.html
2018.6.5 08:40

米最高裁、同性婚へのケーキ販売拒否で「信教の自由」の行使認める 
 米連邦最高裁は4日、信仰上の理由から西部コロラド州のケーキ店主が同性婚カップルにウエディングケーキを販売しなかったことの是非が争われた訴訟で、店主による人権侵害だとする州人権委員会の認定は不当だとし、憲法に定められた信教の自由の行使だとした店主側の主張を認めた。一方で同性婚の権利も擁護しており、ニューヨーク・タイムズ紙電子版は「今後、同種裁判で異なる判断が出る可能性を残した」と指摘した。

 男性同士のカップルが2012年、披露宴の開催場所だったコロラド州のケーキ店に製造を依頼。キリスト教徒の店主が信仰に反する同性婚を祝うサービスはできないと拒否した。州人権委員会は人権侵害と判断、州裁判所も委員会側の判断を支持していた。

 店主側は「信教の自由の勝利だ」と歓迎する一方、カップル側も「多くの判事が同性愛者の法的権利を擁護した」と評価した。(共同)

904チバQ:2018/06/09(土) 08:53:19
導入済 渋谷区、世田谷区、伊賀市、宝塚市、札幌市、福岡市
導入予定 中野区、大阪市、千葉市
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180602-00000003-kobenext-life
同性パートナー証明184組 兵庫・宝塚市など全国7市、特別区へ拡大
6/2(土) 8:30配信 神戸新聞NEXT
同性パートナー証明184組 兵庫・宝塚市など全国7市、特別区へ拡大
神戸新聞NEXT
 同性カップルをパートナーとして認め、公的書類を交付する「パートナーシップ制度」が2015年以降、兵庫県宝塚市などの全国七つの市と特別区で導入され、これまでに計184組が交付を受けたことが1日、神戸新聞社の取材で分かった。

 15年11月に東京都渋谷区と世田谷区が先駆けて実施。制度のある市区では書類の提示によって、パートナーと家族向け公営住宅に入居できたり、生命保険金の受け取り手続きができたりと活用が広がる。専門家は自治体の取り組みが、性的少数者(LGBT)に対する差別解消につながると指摘する。

 交付書類は「証明書」「宣誓書受領証」など自治体によって名称が異なる。交付が最多となったのは世田谷区の71組。今年4月に導入した福岡市では、2カ月で18組が取得した。兵庫県内では宝塚市が16年6月、同性カップルが署名した宣誓書を市が受け取り、受領証を交付する制度を開始。今のところ交付はゼロだが、担当者は「問い合わせは数件ある。同性カップルの宣誓はハードルが高い面もあるが、制度が当事者の安心感につながっている」とみる。

 交付書類に法的拘束力はないものの、パートナーを家族とみて対応する事例も出てきた。

 渋谷区や那覇市などでは家族向け公営住宅の入居申し込みができ、三重県伊賀市では市立病院でパートナーの病状説明が聞け、手術に同意できるようにした。さらに携帯電話の家族向け割引や職場の福利厚生制度にも適用が広がっているという。

 今後、大阪市や東京都中野区、千葉市なども導入を予定。制度導入の背景には20年の東京五輪もある。オリンピック憲章には「性的指向による差別の禁止」が明記され、自治体も対応を迫られるためだ。

 制度がある宝塚市の中川智子市長や渋谷区の長谷部健区長らは、年内をめどに首長グループの立ち上げも検討。中川市長は「LGBT支援は人権課題だが、日本は遅れている。自治体トップのネットワークで広く支援の必要性を発信したい」と話す。(中島摩子)

【LGBT問題に詳しい棚村政行・早稲田大教授(家族法)の話】札幌、福岡、大阪市など大都市が手を挙げ、パートナーシップ制度の導入は加速している。自治体の取り組みが都道府県や国を動かす。米国など海外でも、身近な自治体の取り組みが国全体に広がった。(制度を利用した)184組は人口から見るとまだ少ないが、当事者が勇気を持って申請し、自治体が認めることがLGBTに対する差別解消や理解促進につながっている。

905チバQ:2018/06/09(土) 09:12:52
渋谷区  桑原敏武⇒長谷部健
中野区  田中大輔(区職員出身)

宝塚市  中川智子 元社民党の代議士
世田谷区 保坂展人 社民党代議士出身

札幌市  秋元克広 民主系が擁立
千葉市  熊谷俊人 民主系が擁立

福岡市  高島宗一郎 自民党が擁立 アナウンサー出身
大阪市  吉村洋文  維新代議士

伊賀市  岡本栄 アナウンサー出身



こうみると、渋谷と中野、大阪市は地域的なもの(たぶんLGBTが多い地域)
他は市長のキャラで進めた感じがしますね

906 チバQ:2018/06/09(土) 10:30:26
那覇の城間幹子市長(オール沖縄)を書き漏らしてた

907チバQ:2018/06/25(月) 23:32:20
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180620-00010000-cosmopoli-life
英ロイヤルファミリー史上初の「同性夫夫」が誕生へ
6/20(水) 0:00配信 コスモポリタン
英ロイヤルファミリー史上初の「同性夫夫」が誕生へ
マウントバッテン卿(右)と、婚約者のジェームズさん(左)
先月、ヘンリー王子とメーガン妃の壮大な結婚式で盛り上がった英国ロイヤルファミリー。さらに先日はヘンリー王子のいとこの結婚式も行われ、祝福ムードが続いている中、今夏新たなロイヤル夫婦が誕生する予定。そして、その結婚式が歴史的瞬間となるのだそう!

その注目のカップルとは、エリザベス女王のいとこであるアイヴァー・マウントバッテン卿と、フィアンセのジェームズ・コイルさん。男性同士のカップルで、実現すればなんとロイヤルファミリー初のゲイウェディングに!

英ロイヤルファミリー史上初の「同性夫夫」が誕生へ
マウントバッテン卿と当時の妻ペニーさん、そして娘たち
実はマウントバッテン卿、これが初めての結婚ではなく、ペニーという女性と16年間にわたり結婚生活を送っていた過去が。3人の子どもを授かった2人だったけれども、2010年に離婚が成立。

マウントバッテン卿がバイセクシャルであることをカミングアウトしたのは、離婚から6年後の2016年。当時53歳だった彼は<Daily Mail>の取材に対し、ジェームズさんとのツーショット写真も公開。また、カミングアウトした際の心境も吐露。

「(これまでセクシャリティを隠してたのは)マウントバッテンという一族の一員だからではなく、すべての原因は生まれた時代でした。私の育った時代は、同性愛とはつまり“絶対に語ってはいけない愛”と呼ばれていたんです。時代が変わり、多様な愛が受け入れられるようになったことは素晴らしいことです」

「カミングアウトという表現は不思議な言葉ですが、私も遠回しに、ハッピーな場所に浮上するためにカミングアウトしたのでしょう。これまでセクシャリティで悩んだこともありますし、今でもある局面では悩むこともあります。ここまで到達するまでの道のりは決して簡単ではありませんでした」

「ペニーには、私がバイセクシャルで、男性と女性の両方に惹かれることを結婚前に話しました。彼女が理解してくれたことを、これからも感謝し続けます。私たちは楽しい結婚生活を送りました。3人の素晴らしい娘にも恵まれましたし、人生何ひとつ後悔したことはありません」

そんなペニーさん、実は彼らの結婚式で一肌脱ぐことに! 娘たちの提案で、マウントバッテン卿と手を取り合ってヴァージンロードを一緒に歩くんだそう。

さらにペニーさんは、ジェームズさんに出会ったことで、マウントバッテン卿に訪れたこんな変化も告白。

「アイヴァー(マウントバッテン卿)が気付いていないのは、カミングアウトする前と後でどれだけ人間性に変化があったか、ね。それもすべて、楽しいジェームズのおかげなのよ。アイヴァーは、昔よりも随分とリラックスしているし、優しくなった。それに、料理も上手になったわ。自分のセクシャリティを隠していたことが、彼自身を苦しめていたことに気付いていなかったんだと思う。公表できてからは別人のようだわ。会う人はみんな、こんなに幸せそうな彼を見たことがないと言うのよ」

「男性と結婚するなんて想像もしていなかったから、最高の気分です」と明かし、喜びもひとしおのマウントバッテン卿。しかも、元妻のペニーさんと、夫となるジェームズさんは「出会って10秒もしないうちに打ち解けた」ほど仲良しなんだそう!

娘たちを含め、多くの人々に祝福されているマウントバッテン卿の新たな門出は、また少し、世界を住みやすい場所に近づけてくれるに違いない。

908チバQ:2018/07/16(月) 18:50:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201807/CK2018071502000112.html
LGBT演技はNO ヨハンソンさん主役降板

2018年7月15日 朝刊


 【ロサンゼルス=共同】米人気女優スカーレット・ヨハンソンさんが十三日、新作映画で演じる予定だった心と体の性が一致しないトランスジェンダーの主役を辞退すると明らかにした。性的少数者(LGBT)の権利擁護団体などが本物のトランスジェンダー俳優を起用するべきだと反発し、降板に追い込まれた。

 ヨハンソンさんは日本の人気SF漫画「攻殻機動隊」を実写化した映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」で主演した際にも、アジア系女優が演じるべきだとの批判を受けた。

 今回は、米国で実在したトランスジェンダーの役を演じる予定だったが、ヨハンソンさんは配役への反発に理解を示した。当初は他にもトランスジェンダーを演じた俳優はいると反論していた。

 映画界では近年、俳優やスタッフの起用などで人種や性別の多様性を重視するよう求める声が高まっている。三月のアカデミー賞でも多様性をテーマにした映画「シェイプ・オブ・ウォーター」が作品賞などを受賞し注目を集めた。

909チバQ:2018/07/16(月) 18:58:18
https://this.kiji.is/390810409605104737?c=39546741839462401
ソウルでLGBTパレード
数万人参加、差別反対訴え
 【ソウル共同】同性愛などの性的少数者(LGBT)への理解を訴え差別に反対するイベントが14日、ソウル中心部であった。例年開催され、主催者によると数万人が参加し、シンボルカラーの虹色の巨大な旗を先頭にパレードした。

 トラックの荷台を飾り付けたステージで踊りを披露する人やバイクにまたがる「レインボー・ライダース」も登場した。

 ソウル市役所前のイベント会場では、米国やフランスの大使館、米IT大手グーグルがブースを出して参加。東京でのパレードを毎年主催しているNPO法人「東京レインボープライド」も相互交流のために参加した。

910チバQ:2018/07/18(水) 21:27:18
>>823
5093 :チバQ :2018/07/18(水) 21:25:42
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20180719/k00/00m/010/034000c
青森市議選
LGBT当事者が出馬へ 10月告示
毎日新聞2018年7月18日 18時34分(最終更新 7月18日 18時50分)
 任期満了に伴う青森市議選(10月21日告示、28日投開票)に、性暴力被害者などの支援を行うNGO「レイプクライシス・ネットワーク」代表理事で、レズビアン(女性同性愛者)であることを公表している岡田実穂さん(33)が無所属で立候補する意向を固めた。LGBTなど性的少数者などのマイノリティーの声を市政に届けたいとしている。

 岡田さんは2014年2月、パートナーの故郷である青森市に東京から移住。LGBTなどの当事者が気軽に集まることができるカフェを同市内に開いた。また、LGBTのための電話相談窓口の設置を同市に働きかけ、実現につなげた。

 カフェではLGBTだけでなく、性暴力やドメスティックバイオレンスの被害者など約2000人から相談を受けた。「偏見から『ここでは生きられない』と青森を去る当事者を見てきた」といい、「当事者が希望を持って暮らせる街にしたい」と出馬を決めた。

 マイノリティーならではの悩みを抱える人が相談から支援までをワンストップで受けられる窓口の整備や、同性カップルなどに証明書を発行するパートナーシップ条例の導入にも取り組みたいとしており、「当事者と積み重ねてきた活動を市政に生かしたい」と話している。

 全国でLGBTであることを公表している議員には、東京都豊島区議の石川大我さんなどがいる。【岩崎歩】

911チバQ:2018/07/23(月) 14:52:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180723-00010003-bfj-pol
「LGBTは生産性がない」自民・杉田水脈議員の寄稿文に、当事者団体が抗議
7/23(月) 13:28配信 BuzzFeed Japan
「LGBTは生産性がない」自民・杉田水脈議員の寄稿文に、当事者団体が抗議
自民党の杉田水脈・衆議院議員
「『LGBT』支援の度が過ぎる」と題して持論を展開した自民党・杉田水脈衆議院議員の寄稿文が、批判を浴びている。性的マイノリティを支援する全国団体「LGBT法連合会」は7月23日、声明を発表。杉田議員の主張は事実誤認が多く、「困難を抱えている当事者に対して侮辱的・屈辱的とも取れる内容であり、許容することができない」と強く抗議した。【BuzzFeed Japan / 伊吹早織】

【写真】90年代のプライド・パレード。力強いメッセージが込められた写真たち

「LGBTは生産性がない」自民・杉田水脈議員の寄稿文に、当事者団体が抗議
自民党の杉田水脈・衆議院議員
「国会議員としての資質疑う」
問題となった寄稿文は、月刊誌「新潮45」2018年8月号(新潮社)に掲載された「日本を不幸にする『朝日新聞』」という特集の一環。

「朝日新聞や毎日新聞といったリベラルなメディアはLGBTの権利を認め、彼らを支援する動きを報道することが好きなようですが、違和感を覚えざるをえません」と書き出されている。

LGBT法連合会は、声明で「当事者の人権を侵害するだけでなく、現実に存在する『性の多様性』を無視し、与野党や各種団体が進めている施策の実施に反し、国会議員としての資質に疑問を抱かざるを得ない」と、杉田議員を強く非難。

同会が声明で問題視した杉田議員の主張は、大きく次の3点だ。

1.「LGBTだからといって、実際そんなに差別されているものでしょうか」
「最近の報道の背後にうかがわれるのは、彼ら彼女らの権利を守ることに加えて、LGBTへの差別をなくし、その生きづらさを解消してあげよう、そして多様な生き方を認めてあげようという考え方です」

「しかし、LGBTだからといって、実際そんなに差別されているものでしょうか。もし自分の男友達がゲイだったり、女友達がレズビアンだったりしても、私自身は気にせず付き合えます」(『新潮45』P.57〜58より)

LGBTはそんなに差別を受けていないのではないか、と主張する杉田議員に対し、連合会は、内閣府が昨年10月に実施した「人権擁護に関する世論調査」で、同性愛者や両性愛者に対してどのような人権問題が起きていると思うかという問いに、49.0%が「差別的な言動をされること」と回答していることを指摘。

調査では、「職場、学校等で嫌がらせやいじめを受けること」(35.0%)、「じろじろ見られたり、避けられたりすること」(31.7%)、「就職・職場で不利な扱いを受けること」(29.1%)などの回答が続いている。

さらに、自民党がまとめた基本方針でも「(性的マイノリティ)当事者の方が抱える困難の解消をまず目指すべきであること」と明記されていることから、党の方針にも反していると指摘した。

912チバQ:2018/07/23(月) 14:53:01
2. 「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」
「例えば、子育て支援や子供ができないカップルへの不妊治療に税金を使うのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります」

「しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか」(『新潮45』P.58〜59より)

LGBTの当事者は子供を持たない、その結果『生産性がない』と二重に断定した上で、「生産性がない者」に対して税金を投入することに疑義を唱える杉田議員の主張は、LGBTに限らず、広く人権の観点から問題があると反論。

また、仮に「生産性」について論ずるとしても、経団連が2017年5月に「LGBTを含め多様性を尊重する社内風土が醸成され、個々人の能力を最大限発揮できる環境が整備されることで、生産性が向上する」と掲げた提言を出していることを指摘した。

3.「不幸な人を増やすことにつながりかねません」
「LGBは、性的嗜好の話です。以前にも書いたことがありますが、私は中高一貫の女子高で、まわりに男性がいませんでした。女子高では、同級生や先輩といった女性が疑似恋愛の対象になります」

「ただ、それは一過性のもので、成長するにつれ、みんな男性と恋愛して、普通に結婚していきました。マスメディアが『多様性の時代だから、女性(男性)が女性(男性)を好きになっても当然』と報道することがいいことなのかどうか」

「普通に恋愛して結婚出来る人まで、『これ(同性愛)でいいんだ」と、不幸な人を増やすことにつながりかねません」(『新潮45』P.59より)

「『常識』や『普通であること』を見失っていく社会は、『秩序』がなくなり、いずれ崩壊していくことにもなりかねません。私は日本をそうした社会にしたくありません」(『新潮45』P.60より)

杉田議員の主張では、LGBT当事者は自身の性的指向や性自認を自由に選ぶことができるかのように述べた上で、同性愛は「常識」や「普通であること」から外れているとされている。

こうした主張は、杉田議員が所属する自民党の考えとも異なっていることを指摘。

党の特命委員会の資料に、「性的指向・性自認とも本人の意思の問題ではなく、本人にも選択できるものではない」「さまざまな侮蔑的な表現や『〜であることが普通』といっ た表現により人知れず傷つくことが多い」と明記されていると反論した。

杉田議員は23日、自身のTwitterに「ゲイだと名乗る人物から殺人予告のメールが届いたため、LGBTに関連するツイートは全て削除した」と投稿している。

伊吹早織

913チバQ:2018/07/23(月) 14:54:53

3101 :チバQ :2018/07/23(月) 14:54:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180723-00000529-san-pol
自民・杉田水脈衆院議員に殺害予告 被害届を提出 寄稿論文と関係か
7/23(月) 13:08配信 産経新聞
自民・杉田水脈衆院議員に殺害予告 被害届を提出 寄稿論文と関係か
杉田水脈衆院議員(小林宏之撮影)
 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(51)に対し、ゲイを自称する人物から殺害を予告するメールが届いていたことが23日、分かった。杉田氏は23日、警視庁に被害届を提出し、自身のツイッターで殺害予告があったことを明らかにした。殺害予告は、杉田氏が月刊誌に寄稿したLGBT(性的少数者)に関する論文と関係している可能性がある。

 杉田氏のツイッターによると、「先日、自分はゲイだと名乗る人間」から、杉田氏の事務所に「お前を殺してやる!絶対に殺してやる!」と書かれたメールが届いた。これを受けて杉田氏は23日、赤坂警察署(東京都港区)に被害届を出した。

 杉田氏は18日発売の月刊誌「新潮45」(8月号)に寄稿した論文で、LGBTをめぐる報道に関して持論を述べたが、杉田氏の主張は批判を招き、ネット上は“炎上”した。

 また、杉田氏の論文をめぐっては、立憲民主党の尾辻かな子衆院議員が18日、自身のツイッターで、新潮45の記事の写真計3枚を掲載して取り上げていた。

 関係者によると、殺害予告メールが届いたのは、19日以降だという。

914チバQ:2018/07/23(月) 14:55:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180713-00000078-mai-soci
<貧困性的少数者>専用の滞在施設整備へ 支援団体が計画
7/13(金) 20:13配信 毎日新聞
 生活が困窮して住まいを失った性的少数者が自立するための「住居」を確保しようと、支援団体などが、個室シェルターの運営を計画している。ホームレスの一時保護に使われる宿泊施設は性別ごとの相部屋が多く、抵抗を感じたり入所できなかったりする当事者は少なくない。資金は100万円を目標に寄付を募る予定で、13日からクラウドファンディング(https://greenfunding.jp/)を始めた。

 支援団体などで作る「LGBTハウジングファーストを考える会・東京」によると、貧困対策としての性的少数者専用の滞在施設は全国で初めて。シェルターは東京都中野区の賃貸アパートの一室を想定。貧困からホームレス状態にある男性の同性愛者や両性愛者、体の性と自分が認識する性が異なるトランスジェンダーを受け入れる。滞在は原則約3カ月間で、この期間中に生活保護を申請して新しい住居を見つける。状況に応じて新しい仕事も探す。1年間の試行で効果を検証する。

 考える会によると、家族と折り合いがつかず仕事を決めないまま上京したり、同居する同性パートナーからのドメスティックバイオレンス(DV)で住まいを失ったりするケースもある。欧米ではLGBTのホームレスを支援する団体があるが、国内では支援が追いついていない現状があるという。考える会の松灘かずみ共同代表は「社会や仕事から排除された性的少数者に安心して生活できる場所を提供したい」と話している。【椋田佳代】

915チバQ:2018/07/23(月) 14:56:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180703-00010010-huffpost-soci
さいたま市が同性パートナーシップ制度を導入へ 市長、記者会見で表明
7/3(火) 19:13配信 ハフポスト日本版
さいたま市が同性パートナーシップ制度を導入へ 市長、記者会見で表明
写真はイメージ
埼玉県さいたま市の清水勇人市長は7月3日の記者会見で、同性カップルの関係を公的に認める「同性パートナーシップ制度」の導入に向けた取り組みを始めると発表した。制度を求める請願が、市議会で採択されたことを受けた動き。

清水市長は「制度を導入することで、性の多様性を尊重する本市の姿勢を示していきたいと考えている」と述べた。導入時期については未定だが、「今年度中にはめどを付けていきたい」とした。

パートナーシップ制度の導入に向けては、東京・渋谷区のように条例を制定するケースと、世田谷区のように行政の裁量(要綱)で進めるケースがある。さいたま市がどちらの方式にするかは未定で、「どちらがより良いのかも含めて検討したい」とした。

清水市長は導入に向けたステップとして、「まずは単純に条例や要綱を作るということだけでなく、性的少数者に対する正しい理解の普及啓発を進めていくことにより、理解を広げていくことが第一義的には重要だと思う。人権という観点から、配慮が必要であり、十分に理解はされていない。普及啓発が最も重要だろうと思う」と話した。

また、同性パートナーシップについて、清水市長は「地域によって取り扱いが違うことも問題である」「本来、国レベルで議論される事案である」という考えを示し、「全国で統一的なパートナーシップ制度のルール作りに取り組むよう要望することも必要」と述べた。

916チバQ:2018/07/23(月) 20:46:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180722-00000015-jij_afp-int
キューバで同性婚に道筋、改憲草案は婚姻で性別に触れず 党機関紙
7/22(日) 12:37配信 AFP=時事
キューバで同性婚に道筋、改憲草案は婚姻で性別に触れず 党機関紙
キューバの首都ハバナで、改憲草案を審議する人民権力全国会議(国会、2018年7月21日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】社会主義国キューバで、人民権力全国会議(国会)で審議中の改憲草案が同性婚の合法化に道筋をつけるものとなる見通しだ。同国共産党の機関紙グランマ(Granma)が21日、伝えた。

【関連写真】拍手で迎えられるラウル・カストロ氏

 1976年に施行された現行憲法は婚姻を「男女の自発的な結びつき」に限定しているが、グランマによれば、改憲草案の68条は婚姻について生物学的な性別には触れず、「自発的かつ合意に基づいた2人の結びつき」と定義しているという。

 こうした動きについて、支配政党キューバ共産党の党員で同性愛活動家ジャーナリストのフランシスコ・ロドリゲス(Francisco Rodriguez)氏は自身のブログで、条文に「性的指向と性自認に基づいた不差別の原則」が盛り込まれたことで、新たな文言が他の法律および政策面でもキューバのLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)コミュニティー保護に向けた変化を促す可能性があると述べた。

 その一方でロドリゲス氏は、こうした「夢」を実現する動きをあらゆる手段を用いて押しつぶそうとする政治および思想勢力も存在すると警告。「この先の闘いは簡単なものではない」とも述べている。

 ラウル・カストロ(Raul Castro)前国家評議会議長とミゲル・ディアスカネル(Miguel Diaz-Canel)現国家評議会議長の下で国会の委員会が作成した改憲草案は、23日中にも国会で採決が行われる予定。その後、国民投票にかけられる。【翻訳編集】 AFPBB News

917とはずがたり:2018/07/23(月) 21:49:34
LGBT
「生産性なし」自民・杉田議員の寄稿が炎上
https://mainichi.jp/articles/20180722/k00/00m/040/028000c
会員限定有料記事 毎日新聞2018年7月21日 19時05分(最終更新 7月21日 19時29分)

「新潮45」8月号に掲載された自民党・杉田水脈議員の寄稿文=2018年7月21日

 自民党の杉田水脈(すぎた・みお)衆院議員(比例中国ブロック)が月刊誌への寄稿で、性的少数者(LGBTなど)について「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子どもを作らない、つまり生産性がないのです」などと書き、ネット上で炎上している。杉田氏はツイッター上で<全文を読んでから批判してほしい>と反論したが、性的少数者のみならず高齢者や子のない夫婦も否定するかのような内容で、批判が広がっている。【大村健一/統合デジタル取材センター】

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918とはずがたり:2018/07/31(火) 20:00:35
杉田氏寄稿、自民内からも批判 元閣僚「馬鹿な発言」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180724-00000078-asahi-pol
7/24(火) 17:32配信 朝日新聞デジタル

 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(比例中国ブロック)が月刊誌で、同性カップルを念頭に「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がない」などと主張した問題で、自民党の二階俊博幹事長は24日の記者会見で「人それぞれ政治的立場、色んな人生観もある」と述べ、問題視しない考えを示した。党としての責任を問う声が強まっている。

 二階氏は会見で「当事者の方が社会、職場、学校でつらい思いや不利益を被ることがないよう、多様性を受け入れる社会の実現を図ることが大事だ」と指摘し、杉田氏と党の立場は異なることを強調。そのうえで「自民党は右から左まで各方面の人が集まって成り立っている」などとして、杉田氏の主張を容認した。

 これに対し、国民民主党の玉木雄一郎共同代表は同日の記者会見で「問題の重要性を分かっていない。いっそう当事者を傷つける発言だ」とし、「党として謝罪や釈明をすべきだ」と訴えた。共産党の小池晃書記局長も23日の記者会見で、「個人の尊厳を根本から否定する妄言だ。比例代表で公認した自民党の責任が問われる」と批判。「こういうことを放置していたら、自民党は基本的人権について語る資格のない政党だとなる」と党としての厳しい対応を求めた。

 杉田氏は昨年の衆院選で自民党の公認を得る以前から、同様の発言を繰り返していた。

 自民党内からも厳しい意見が続く。閣僚経験者は「論外」「なぜ、あんな馬鹿な発言をするのか」と憤り、吉田博美参院幹事長は24日の記者会見で「(性的少数者の)皆さんの人権も、しっかりと大事にした発言をすることが必要じゃないか」と苦言を呈した。

 菅義偉官房長官は同日の記者会見で「国会議員の一つひとつ(の発言)に、政府の立場でコメントすることは控えたい」とした。記者から「政府としてLGBTについて理解増進を進めていく方針に変わりないか」と問われると、「今まで申し上げてきた通り」と述べるにとどめた。

 加藤勝信厚生労働相は同日の閣議後会見で、「個々の発言についてコメントすることは差し控える」としながらも、「厚労省は様々な環境にいる方々が、それぞれの希望と思いを実現できるよう施策を推進している。引き続き、そうした観点に立って施策を進めてきたい」と語った。

 政府は2016年から骨太の方針などで、自民党は参院選公約などで、性的少数者をめぐる理解増進を図る方針を掲げている。

919 チバQ:2018/08/01(水) 01:56:49
>>911-912
この話。2の生産性うんぬんより1.3のほうがよほど問題だと思うんだが。
1は調査結果などから考えられる事実と異なってることを言ってるわけだし
3はLGBT=不幸であると言っている
その辺のほうが問題と思います。

920とはずがたり:2018/08/01(水) 20:10:46

同性愛「趣味みたいなもの」 ネット番組で自民・谷川氏
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASL815FV3L81UTFK01C.html
19:05朝日新聞

 自民党の谷川とむ・青年局次長(42、衆院比例近畿)が7月29日のインターネット放送で、同性婚のための法整備は不要との見解を示す中で、同性愛を念頭に「『趣味』みたいなもの」と発言した。同性カップルをめぐる杉田水脈(みお)衆院議員の主張に批判が高まるなか、同性愛者への無理解な発言が続いた形だ。

 谷川氏が出演したのはネットテレビ「Abema(アベマ)TV」の討論番組。作家の乙武洋匡さんが同性婚や夫婦別姓を認めない政府に疑問を呈したのに対し、谷川氏は「多様性を認めないわけではないが、法律化する必要はない。『趣味』みたいなもので」と述べた。

 自民党は2016年作成の党内啓発用のパンフレットで、同性愛について「本人の意思や趣味・嗜好(しこう)の問題との誤解が広まっている」と注意を促している。

 谷川氏はさらに、異性間だけに婚姻制度がある理由について「『伝統的な家族』のあり方は、男が女と結婚し、子を授かって、家族ができ、大昔から同じようなことをして、国を衰退させないように、国が滅びないようにしてきた」とも主張した。続けて「男が男だけ、女が女だけ好きになるとなったら、多分この国は……」と言いかける場面もあった。

 共演していたSEALDs(シールズ)元メンバーの諏訪原健さんは取材に対し、「国家の維持や繁栄に必要ないものに対し、政治は何もしなくてよいという発想。子どもをつくらない同性カップルは生産性がない、と主張した杉田氏の価値観に通じている」と批判した。

 谷川氏は1日、7月31日の朝日新聞の取材に書面で回答。「LGBTの方々を差別するつもりもなく、多様性を認めていないわけでもありません」とした上で、「申し上げたかったのは、憲法24条により現状では同性婚の容認は困難であるということ」と釈明した。朝日新聞は、党見解との食い違いや、杉田氏の寄稿との価値観の共通性について質問したが、それへの回答はなかった。(二階堂友紀)

921とはずがたり:2018/08/01(水) 20:11:13
「弱者らしくしておけ」という本音 杉田氏寄稿を考える
聞き手・高橋美佐子2018年8月1日17時36分
https://asahi.com/articles/ASL7Z4CM7L7ZUTFL004.html?ref=goonews

 LGBTのカップルを「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がない」などとした杉田水脈(みお)・自民党衆院議員の月刊誌への寄稿に反発や抗議が広がっている。何が問題なのか、こうした主張を生む社会的背景は何なのか。ジャーナリストの安田浩一氏に聞いた。

ジャーナリスト 安田浩一氏
 今回の杉田議員の寄稿には、不快や不愉快を通り越して憤りを感じています。でも、残念ながら、杉田議員の発信は一部の保守層や右派の間で共有されている考え方で、決して突出したものではありません。

今回はLGBT、次の排除の対象は 荻上チキ氏の危機感
 記憶に新しいのは昨年、自民党の総務会長が、宮中晩餐(ばんさん)会に国賓の同性パートナーが出席することについて「私は反対だ。日本国の伝統には合わない」と発言したこと。その後「言わなきゃよかった」と反省を口にしたものの、今回だって自民党幹部は「いろんな人生観もある」などと言って動かない。大臣クラスで杉田議員に同調する人がいるとしても、私はちっとも不思議には思いません。

 背景にある「本音」は「弱者は弱者らしく、少数者は少数者らしくしておけ」ということではないでしょうか。

 例えば、外国人労働者が人手不…

922名無しさん:2018/08/08(水) 18:13:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180711-00010000-asahit-soci
【平成家族】帰省したら第2子要求「一人っ子ハラスメント」に悩む夫婦 「きょうだいがいないと」残る価値観
7/11(水) 14:01配信 朝日新聞デジタル
【平成家族】帰省したら第2子要求「一人っ子ハラスメント」に悩む夫婦 「きょうだいがいないと」残る価値観
一人っ子家庭ものびのび暮らせる社会とは?(写真はイメージ=PIXTA)
 働く女性が珍しくなくなり、ライフスタイルが多様になった平成時代。結婚する年齢が上がって、一人っ子に愛情を注ぐ人が増えました。一方、「きょうだいがいないと可哀想」という旧来の価値観は、今も親たちを縛り付けています。中には実家に帰省するたび、家族から「次はいつ産むの?」と問われ、へきえきしてしまう夫婦も。こうした、当事者の意に反して多産を勧める風潮を指し、ネット上では「一人っ子ハラスメント」という言葉も出始めています。色々な家庭の形が認められる社会をつくるためには、何が必要なのでしょうか?(神戸郁人)

【画像】データでみる一人っ子家庭の増加 不妊治療の卒業・産め圧力・男性不妊……多様化する「平成家族」

まんえんする「一人っ子ハラスメント」
 「きょうだいがいた方が何かと良い」「一人っ子は気の毒だ」。ネット上のブログには、近しい人からそんな言葉を投げかけられたという、親たちの声があふれています。

 夫婦の意思と関係なく、第2子以降の出産を呼びかけることについて、こんな呼び名を紹介する人もいます。「『一人っ子ハラスメント』って言葉があるみたい」

【平成家族】帰省したら第2子要求「一人っ子ハラスメント」に悩む夫婦 「きょうだいがいないと」残る価値観
女性のように「一人っ子ハラスメント」に悩まされる親のエピソードは、引きも切りません
「次はいつ?」せかす家族
 川崎市の女性(36)は、家族間で同様のやり取りを経験した1人です。

 長女(9)を育てながら、フリーランスの司会者として活動。各地の式場やイベント会場に足を運び、曜日を問わず働いてきました。会社員の夫(40)も、たびたび出張する機会があるなど多忙です。日中は自宅近くに住む夫の父母に、子どもを預けることが多いといいます。

 夫婦の親たちは、これまで子どもの数について意見したことはありません。対照的なのが、離れた場所に暮らす夫の祖母でした。

 「次の子はいつ産むの?」「早くしないと、1人目と年齢が離れちゃうよ」。年末年始に家族であいさつに訪れるたび、せかすように声をかけてきました。女性はその都度、「縁があればね」などと返したそうです。

 夫は3人きょうだいの長男。その娘である長女は、祖母にとって初のひ孫に当たります。「少しでも多くのひ孫を、胸に抱きたいと考えているんだろう」。そう理解していても、やりきれない気持ちが生じたといいます。

今の幸せ、大事にしたい
 長女の出産を機に、時間が調整できる職に就きたいと考えた女性。26歳で会社の事務職から、司会業の世界に飛び込みました。企業の式典など、次第に大きな仕事を関われるようになり、張り合いを感じたそうです。

 夢中で働く一方、長女が幼稚園に通っていた時期は、弁当作りや送迎ができるよう業務日程を組みました。定期的に長期休暇をとって、家族で海外旅行に行ったり、近所に住む夫の弟の子どもたちと遊んだりと、長女に寂しい思いをさせない工夫もしています。

 日々を駆け抜け、気付けば30代も中盤。フリーランスのため産休中の手当が無く、一度休むと仕事を取りづらくなるなど、きょうだいを産むには困難な事情も抱えています。「君は好きなことを続けて」。そんな夫の後押しもあり、一人っ子のままで良い、と考えています。

 「周りからは色々言われるけれど、長女は今の生活に満足しています。私も愛情を娘に注ぐことができ、すごく幸せです。この生活を大事にしたいし、無理に変えなくても良いと思っています」

【平成家族】帰省したら第2子要求「一人っ子ハラスメント」に悩む夫婦 「きょうだいがいないと」残る価値観
長女を足の上にのせ、一緒にシールで遊ぶ女性(神奈川県厚木市で撮影)
「2人目はぜいたく」でも出産
 一方、「子どもは1人で十分」と考えながら、第2子の出産に踏み切った人もいます。長女(3)と次女(1)を育てる、神奈川県厚木市の女性(41)です。

 26歳で結婚した後、子どもに恵まれず、不妊治療を開始。市内外の産婦人科などを転々とし、体外受精を15回ほど繰り返した後、38歳で長女を産みました。

 「流産を始め、長女の出産までいろいろと苦労が続きました。無事に育て上げ、社会に送り出せるか不安もあった。そうした状況下で『2人目を望むのはぜいたく』と思っていました」

 しかし、長女が誕生して間もないころ。「娘を1人にしたくない」。夫(41)からきょうだいをもうけたいと相談されました。

923名無しさん:2018/08/08(水) 18:13:55
 姉、妹と育った夫は、父親の定年退職祝いのプレゼント代を出し合うなど、今も仲良く過ごしています。「子どもにとっても、頼れる人は多い方が良いと思ったんです」。夫はそう語ります。

 女性も、きょうだいを育てる夫の姉や友人と交流するうち、「うちの子がお姉さんになるところを見てみたい」と考えるようになりました。

 夫は、長女が熱を出すと会社を休み、夜通し添い寝するといった形で支えてくれました。「この人となら、産んでも良いかな」。女性は、長女の出生前に凍結保存した受精卵を、子宮に戻すと決意。今度はすぐ妊娠し、次女が誕生しました。

今の幸せ、大事にしたい
 長女の出産を機に、時間が調整できる職に就きたいと考えた女性。26歳で会社の事務職から、司会業の世界に飛び込みました。企業の式典など、次第に大きな仕事を関われるようになり、張り合いを感じたそうです。

 夢中で働く一方、長女が幼稚園に通っていた時期は、弁当作りや送迎ができるよう業務日程を組みました。定期的に長期休暇をとって、家族で海外旅行に行ったり、近所に住む夫の弟の子どもたちと遊んだりと、長女に寂しい思いをさせない工夫もしています。

 日々を駆け抜け、気付けば30代も中盤。フリーランスのため産休中の手当が無く、一度休むと仕事を取りづらくなるなど、きょうだいを産むには困難な事情も抱えています。「君は好きなことを続けて」。そんな夫の後押しもあり、一人っ子のままで良い、と考えています。

 「周りからは色々言われるけれど、長女は今の生活に満足しています。私も愛情を娘に注ぐことができ、すごく幸せです。この生活を大事にしたいし、無理に変えなくても良いと思っています」

【平成家族】帰省したら第2子要求「一人っ子ハラスメント」に悩む夫婦 「きょうだいがいないと」残る価値観
長女を足の上にのせ、一緒にシールで遊ぶ女性(神奈川県厚木市で撮影)
「2人目はぜいたく」でも出産
 一方、「子どもは1人で十分」と考えながら、第2子の出産に踏み切った人もいます。長女(3)と次女(1)を育てる、神奈川県厚木市の女性(41)です。

 26歳で結婚した後、子どもに恵まれず、不妊治療を開始。市内外の産婦人科などを転々とし、体外受精を15回ほど繰り返した後、38歳で長女を産みました。

 「流産を始め、長女の出産までいろいろと苦労が続きました。無事に育て上げ、社会に送り出せるか不安もあった。そうした状況下で『2人目を望むのはぜいたく』と思っていました」

 しかし、長女が誕生して間もないころ。「娘を1人にしたくない」。夫(41)からきょうだいをもうけたいと相談されました。

 姉、妹と育った夫は、父親の定年退職祝いのプレゼント代を出し合うなど、今も仲良く過ごしています。「子どもにとっても、頼れる人は多い方が良いと思ったんです」。夫はそう語ります。

 女性も、きょうだいを育てる夫の姉や友人と交流するうち、「うちの子がお姉さんになるところを見てみたい」と考えるようになりました。

 夫は、長女が熱を出すと会社を休み、夜通し添い寝するといった形で支えてくれました。「この人となら、産んでも良いかな」。女性は、長女の出生前に凍結保存した受精卵を、子宮に戻すと決意。今度はすぐ妊娠し、次女が誕生しました。

周りに考え方合わせる必要ない
 女性は夫以外の家族から、第2子の出産を勧められたことはありません。理由は、早くから不妊治療について伝えてきたからだといいます。

 体外受精のため、排卵しやすくなる薬を飲んだこと。体内から複数の卵子を採ったこと。経過を報告するうち、夫の父母が不妊治療施設の情報を集めるなど、理解を示してくれるようになったそうです。

 一方、事情を知らない知人から「もう少し頑張ってみたら?」と言われたこともあります。「でも、家族は味方でいてくれた。だから、『悪気無く話しているだけ』と割り切れたんです」

 1人目を産んだら、次はきょうだいを――。周囲からの期待に苦しむ人は、女性の知り合いにも少なくないといいます。子どもを授かる難しさを知ったからこそ、一人っ子を選択する自由もあって当然と、女性は考えています。

 「私は家族の協力が無ければ、きっと長女を産むこともできなかった。状況は人それぞれで、子どもの数についても同じです。他の人と考え方が合わないからといって、自分を責める必要は全くありません」

924チバQ:2018/08/08(水) 18:14:19
多産望むも一人っ子家庭は増加
 多産を望む傾向は、データにも表れています。国立社会保障・人口問題研究所が2015年に実施した調査によると、初婚同士の夫婦が理想とする子どもの数の平均は、全年齢で2人を超えました。

 ただ、完結出生児数(夫婦の最終的な平均産児数)は1.94人。4.27人を記録した1940年の調査開始以来、最低です。1.96人と、初めて2人を切った2010年より低く、相対的に一人っ子家庭が増えていると言えます。

 筑波大学医学医療系の徳田克己教授(子ども支援学)は「働く女性が増え、晩婚・晩産化が進んだことが大きい。体力的に2人目を産むのがつらい、というお母さんは少なくありません」と指摘します。

【平成家族】帰省したら第2子要求「一人っ子ハラスメント」に悩む夫婦 「きょうだいがいないと」残る価値観
保育園や幼稚園に赴き、子育てについて講演することもあるという徳田克己教授
「子が親の面倒みる」当然視する社会
 一方で徳田さんは、「子どもが減っている現状に、世の中の意識や仕組みが追いついていない」と感じています。

 岡山県出身で、自身も一人っ子の徳田さん。80代の両親は約3年前、地元の介護施設に入りました。入所届などの必要事項は、家族が直接書く決まりになっていたそうです。

 講義などでたびたび帰省するのは厳しく、「作った書類をファクスかメールで送れませんか」。施設側に相談したものの、回答は「こちらまで来て下さい」。やむを得ず、職場がある茨城県から、片道6時間以上かけ何度も通ったといいます。

 「親の面倒は子がみるべきだ」。そんな思想が社会の根本にあり、結果的に「子どもは多い方が良い」という意識を強化していると、徳田さんは考えています。

 「こうした状況が続くと、今後一般的になっていくきょうだいが少ない家庭は、厳しい状況に追い込まれる可能性がある。次世代の生き方を狭めることになりかねません。色々な家族の形を認めていくためにも、社会制度の抜本的な改革が必要ではないでしょうか」

何げない言葉が誰かを傷つけている
 「『2人目はまだ?』って、あいさつするみたいに言われるんですよね」。話を聞いた夫婦たちの言葉です。結婚したら子どもを産む。産まれたら2人目を……。世間では、当たり前のように語られています。取材をした私自身、同じことを思っている部分がありました。

 私にはきょうだいがいません。幼少期は一人っ子ならではの自由を楽しみ、親の愛情を独り占めしていました。時々「弟や妹と過ごせたら楽しそう」と考えていたものの、強く望んだ記憶はありません。孤独を感じさせないよう、父母が努力してくれていたのでしょう。

 ただ最近は、きょうだいを産んだ友人の話を聞くなどして、にぎやかな家庭への憧れも抱いています。独身の私。親になるなら、我が子に寂しい思いはさせたくない。やっぱり、子どもは多い方が良いのかも……。一人っ子で満足してきたはずなのに、いつの間にか、そんな気持ちが頭をもたげているのでした。

 今回関わった夫婦たちは、自分なりに家族の形を模索していました。「今が一番幸せ」。そう語る姿に、子どもの数だけで人生の充実度は決まらない、と教わった気がします。同時に、「次はいつ産むの?」などの何げない言葉が、当事者を悩ませている問題の根深さも知り、驚きを覚えました。

 「子だくさんの方が好ましい」という考え方は、元々、世の夫婦を思う気持ちから生まれたのかもしれません。しかし時に、価値観の異なる誰かを傷つけてしまう可能性もある。これからも、そのことに自覚的でありたいと思っています。

【平成家族】帰省したら第2子要求「一人っ子ハラスメント」に悩む夫婦 「きょうだいがいないと」残る価値観
家族のあり方が多様に広がる中、新しい価値観とこれまでの価値観の狭間にある現実を描く「平成家族」
連載「平成家族」
 この記事は朝日新聞社とYahoo!ニュースの共同企画による連載記事です。家族のあり方が多様に広がる中、新しい価値観とこれまでの制度の狭間にある現実を描く「平成家族」。今回は「妊娠・出産」をテーマに、6月29日から計10本公開しています。

925 チバQ:2018/08/12(日) 19:26:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180811-00013924-miyazaki-l45
性別欄削除150項目検討 宮崎市、月内にも基準策定

8/11(土) 14:34配信��
1

 性的少数者への配慮の一環で、宮崎市は10日、性別欄を直ちに削除できる申請書や通知書について、採用試験の受験票や写真票、児童プールの利用申込書など150項目を検討対象としたことを明らかにした。選挙の投票所入場券や印鑑登録証明書など、各課の判断ですでに対応しているものもあるが、全庁的に削除に向けた動きを進めるため、今月中にも基準を設ける。

926名無しさん:2018/08/21(火) 11:13:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180817-00000000-kobenext-l28

性別欄第3の選択肢 各自治体、LGBT念頭に表現模索
8/17(金) 5:55配信

神戸新聞NEXT
性別欄第3の選択肢 各自治体、LGBT念頭に表現模索
性別の回答で「3番目の選択肢」が広がりつつある自治体調査。表現はさまざまに分かれる(撮影・大山伸一郎)
 自治体が住民を対象に実施する人権意識調査などで、回答者に性別を尋ねる際、男性と女性に加えて“三つ目の選択肢”を設ける動きが兵庫県内で広がっている。背景には性的少数者(LGBT)への理解の広がりがあり、「性別に違和を有する方」「どちらとも言えない」など文言は市町によってさまざまだ。ただ、これらを選ぶ回答者は想定される当事者の割合よりかなり少なく、選択肢の表現の在り方が課題となっている。(田中陽一)

 「1 女性」

 「2 男性」

 「3 女性・男性のいずれかを回答することに抵抗がある」

 これは姫路市が2016年の人権意識調査で設定した、回答者の性別に関する選択肢だ。質問項目などを検討する外部審議会から「性の多様性に配慮すべきだ」との意見が出たため、同様の調査で初めて「3」の選択肢を設けた。

 有効回答1304件のうち、「3」を選んだのは1・8%の24人。同市の担当者は「思っていたよりも少なかった」とし、結果をまとめた報告書でも男女との意識差などを探る分析まではできなかった。

 同じ悩みは他の市町も抱える。伊丹市は15年の調査で「あなたの自認する性別は」と尋ね、男女に続く3番目の選択肢を「その他(または答えたくない)」とした。しかし、回答は1458人中、1・5%の22人にとどまり、無回答(30人)を下回った。職員で知恵を絞った表現だったが「なかなか正解がなく、悩ましい」と担当者。「今後も議論を重ねたい」とする。

 猪名川町は16年の調査で「性別に違和を有する方」の選択肢を設けたが、選んだ人はおらず、17年に実施した別の調査で「答えたくない等」に変更。すると、8人が選んだという。

 ほかに、篠山市は「どちらとも言えない」、加古川市や豊岡市は「その他」とし、宝塚市は女性、男性に続いて自由記述のスペースを設けたが、いずれも回答者は1%に満たなかった。神戸市はこれまで男女の選択肢のみだったが、「次回以降は性別を問う必要性があるかどうかも含めて検討したい」とする。

 LGBTについて、電通が15年に20〜59歳の7万人を対象に実施した調査では約7・6%が該当した。自治体や企業、大学などで理解や支援の動きが広がる一方、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員がLGBTカップルに関し「生産性がない」と先月発売の月刊誌に寄稿し、強い批判を招いた。

【LGBT】性的少数者の総称。レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(心身の性別不一致を感じる人)を表し、それぞれの頭文字を取っている。兵庫県内では宝塚市が同性カップルをパートナーと認め、公的書類を交付する制度を導入している。

927チバQ:2018/08/22(水) 15:16:52
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/nation/nishinippon-20180822133921332.html
タイ「LGBTの楽園」の裏に性差別 仕事に就けない人も…門閉ざす企業や官公庁
13:31西日本新聞

タイ「LGBTの楽園」の裏に性差別 仕事に就けない人も…門閉ざす企業や官公庁

「カフェを開業したい」と夢を語る事実婚の夫ナッターニットさん(左)と妻ピリヤーさん

(西日本新聞)

 タイは性的少数者(LGBT)の楽園だと言われる。男装の「トムボーイ」、女装の「カトゥーイ」。街の至る所で、生き生きと働く彼や彼女を見かける。本当の自分を公にすることに壁はないのか。取材を進めると、「寛容な国」の意外な一面が見えてきた。

■18年前に「結婚」
 首都バンコクの郊外。買い物客でにぎわうスーパーの前に、人気のコーヒー屋台がある。明るい笑顔で切り盛りしているのはトランスジェンダーの夫婦。2人とも戸籍上は女性だ。

 「妻は高校時代のバイト先のマネジャーで、小さくてかわいかったので私からアプローチしました」。夫のナッターニットさん(39)が照れながら言う。妻のピリヤーさん(45)は「ひかれたのは優しい心。私の気持ちも分かってくれる。母は反対したけど一度会ったら理解してくれました」。

 18年前に結婚した。ただし、タイでは同性婚は認められていないため、事実婚だ。仕事を辞め、2人で始めたのが屋台だった。ひきたてのコーヒーやフルーツを搾ったジュースは一杯70円〜120円。1日の売り上げは1万4千円ほど。休みなく働いているが、2人に悲壮感はない。「お金をためて、おしゃれなカフェを開くのが夢です。そのためには頑張らないとね」。ピリヤーさんがほほ笑んだ。

 トランスジェンダーの夫婦を家族はどう思っているのか。ナッターニットさんの妹タンヤニンさん(37)は「姉は姉なので、性別なんて関係ない」と言う。

 「(国民の94%が信じる)仏教には過去や未来にとらわれず、今を大切に生きるという教えがあります。どうしようもないことはある。でも姉が幸せならそれが一番いいことです」

■「パパが女性に」
 体と心の性の不一致を一人で抱え込み、苦しむ人もいる。ポーリンさん(51)は男として生まれ、タイサッカー協会の会長候補にもなった。だが本当の自分を明かせば、両親から見放され、仕事も失うと思い、47歳まで隠し通した。

 「物心が付いた頃から女になりたかった。おとなしい私を心配して、父は毎日一緒にランニングをしてくれました。学校で男子とけんかをすると、とても喜んでくれた。男らしくすることで、初めて私という存在が認められると思ってきたのかもしれません」

 2度の結婚を経験し、それぞれの妻との間に息子と娘を授かった。だが、いつも苦しんでいた。夜中にこっそり女装をしては街を出歩く日々。ゴミ箱に服を捨てて「よし、明日からは男になるぞ」と100回近くは誓ったという。

 転機は精神科医の言葉だった。「3回相談に行ったんです。『女になりたいという考えは消えますか』と。先生は『心の問題だから消えない』と言いました。妻に打ち明けると、冗談でしょと言って泣きました。ひどいことをしました」

 47歳から女性の装いになったポーリンさん。「こうなったよ」と息子に告げると、「お父さんはお父さんだよ」と言ってくれたという。前妻や娘とは今でも定期的に会う。「デパートでは3人で女性トイレに入ります。小学生の娘は私を『お父さん』と呼ぶと、周りの人が驚くので面白いみたいです」と笑った。

■専用の医療提供
 同性愛を罰する国があることを考えれば、タイは寛容だろう。法律でも仏教でも罪には当たらない。だが本当に「LGBTのパラダイス」なのだろうか。

 生活インフラの整備は進んでいる。2015年にはアジア初のトランスジェンダー専用の医療機関がバンコクに開設された。タイ赤十字社エイズ研究センターが運営する「タンジェリン・コミュニティー・ヘルスセンター」である。

928チバQ:2018/08/22(水) 15:17:18
 女性ホルモン投与やエイズ検査、カウンセリングなどの医療を提供し、職員も7割がトランスジェンダーだ。センターの立ち上げに関わった職員のリナさん(35)は「この3年で5千人以上が検査や治療に来た」と話す。

 だが、リナさんは課題も口にした。センター開設前は半数のトランスジェンダーが医療サービスを受けていなかった。病院に行っても医師などに差別的な対応をされるためだ。

 「多くの問題は、家族から始まることも分かりました」とリナさん。タイでは年配者の多くが、同性愛者は「前世の業を背負って生まれてきた」と考える。LGBTであることを家族に受け入れてもらえない人は、学校を中退して仕事に就けず、売春に手を染めるケースも多い。

 それでも彼らは、せめて家族には認められたいと、懸命に仕送りを続けるのだという。

■限られた居場所
 「確かにタイにはLGBTの居場所がある。でもそれは限られた場所です」。多様性の尊重とは違うとリナさんは訴える。世の中には多くの見えない壁があると言うのは、タイのLGBT社会で「先生」と慕われるケートさん(33)だ。

 「タイでLGBTは信頼されていません。精神的な問題を持っていると見られている。活躍できるのはエンターテインメントや美容、小売業界に限られます。官公庁や大企業、司法などは門を閉ざしています」

 男性として生まれ、トランスジェンダーの女性として生きるケートさんは、優秀な成績だけが自分を守ると人一倍努力し、名門のタマサート大に進んだ。社会学部講師の助手をしていたが、講師としての採用は大学から拒否された。

 「合格の条件はすべて満たしていた。理由は私がLGBTというだけでした」。ケートさんは出身大学を就職差別で訴え、今年3月に勝訴した。今は講師として忙しい日々を送るが、その先も見据えている。来年に予定される総選挙に新党から出馬するという。

 「LGBTは、どんなに才能あふれる人でも見下され、差別されてきました。法律的にも保護されていない。私はタイを平等な社会にしたい。人はみな、平等であるべきです」

●同性婚 欧米が先行 アジアは足踏み状態続く
 同性同士の結婚である「同性婚」を認める動きは欧米諸国が先行している。アジアでは唯一、台湾で2017年に合法化の見通しが示されたが、LGBTに寛容とされるタイを含めて足踏み状態が続く。

 同性婚の法制化を求めるNPO法人「EMA日本」によると、世界の20を超す国・地域が同性婚を認めており、それらの国・地域の国内総生産(GDP)は世界の50%以上を占める。

 01年のオランダを皮切りに、ベルギー、スペインなど人権意識の高い欧州で合法化が先行。南アフリカやアルゼンチンなどが続き、15年には米国の連邦最高裁が「禁止している州法は違憲」との判断を示した。

 アジアで同性婚を容認する司法判断が出たのは台湾が初めて。台湾の憲法解釈を担当する司法院大法官会議は17年5月、現行の民法は同性婚の権利を保障しておらず違憲だとする判断を発表し、2年以内に法改正を行うよう求めた。現時点では日本、韓国、中国、タイも含めて、アジアでは同性婚は合法化していない。一方、同性愛行為が犯罪になる国もある。マレーシアなどイスラム教を国教とする国では特に厳しく、禁錮刑などの対象だ。

929チバQ:2018/08/27(月) 21:36:03
>>823>>910
1165 :チバQ :2018/08/27(月) 21:34:46
>>1089
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2018082701002211.html
性同一性障害の市議、市長選へ 出馬表明、北海道根室市
19:33共同通信

 心と体の性が一致しない性同一性障害を公表している北海道根室市の保坂いづみ市議(49)は27日、任期満了に伴う同市長選(9月2日告示、9日投開票)に、無所属で立候補すると表明した。保坂氏は戸籍上は男性だが、女性として市議や弁護士の活動をしている。

 同日、市内で記者会見を開いた保坂氏は「市民の声を直接聞き、少数者に配慮した政治をしたい」と話した。

 保坂氏は神戸市出身。神戸大を卒業後、2010年に司法試験に合格。岡山県の法律事務所を経て、16年に根室市内に法律事務所を開設。昨秋の市議選で初当選した。

 市長選は前副市長の石垣雅敏氏(67)が出馬を表明している。

930とはずがたり:2018/09/16(日) 22:31:44
これは野党批判に軸足を移してたって事なのか?

同性愛者の松浦元参院議員が激白、LGBTの主張で炎上「杉田水脈氏と対談したい」 「言葉の断片だけで『差別だ』と糾弾しても問題の解決にならない」 野党からの差別被害も
2018.7.28
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180728/soc1807280005-n1.html

 LGBT(性的少数者)をめぐる主張が炎上している自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(51)に対し、真摯(しんし)な提案がされた。旧民主党で参院議員を務め、自身をLGBTだと認める松浦大悟氏(48)は、杉田氏を一定批判しながらも、理解促進のため、杉田氏との対談を呼びかけたのだ。野党議員から、差別発言を受けた驚きの経験についても激白した。

 「日本でLGBTは、まだまだ認知されていない。今回の杉田氏の主張も、知識不足から出たものではないか」

 松浦氏は、杉田氏が月刊誌「新潮45」(8月号)に寄稿した論文で、LGBTは「『生産性』がない」と記したことについて、こう指摘した。

 松浦氏は、秋田放送のアナウンサー出身。2007年参院選で初当選した後、旧民主党に入り、党秋田県連代表などを務めた。昨年10月の衆院選では、希望の党公認で秋田1区から出馬したが、敗れた。同性愛者として知られる。

 松浦氏の価値観に影響を与えたのは、13年に米国で受けたLGBT研修だ。娘が同性愛者だという宗教大学の学長は「宗教者の信念は曲げられないが、娘には幸せになってほしい」と涙を流して話したという。松浦氏は次のように強調した。

 「米国では『保守と革新の対立』という図式ではなく、『家族の再生』が根底に流れていた。日本でも、言葉の断片をとらえて『差別だ』と糾弾し、制度を変えようとしても、問題の解決にならない。もっと、LGBTの実情を知ってもらわなければいけない。杉田氏とも、可能なら会って話したい」

 松浦氏の批判は、野党にも向けられた。

 杉田氏の炎上騒動を受け、松浦氏はツイッターに《LGBTに差別的発言を行う議員は当然野党にもいる》《私は野党議員に「あなたは同性愛者なので、秋田県の代表にふさわしくない。候補者を降りるべきだ」という趣旨の発言をされたことがある》と書き込んだ。

 この点について、夕刊フジの取材に「詳細は控えたい」と答えながらも、「私の経験に限らず、野党議員が差別発言をしていた事例はたくさんある」と語った。

 問題の根は、深い。

931とはずがたり:2018/09/16(日) 22:32:36
>>930
そして藤岡や小川と杉田擁護特集に登場

杉田水脈氏への批判は「見当外れ」 新潮45が掲載へ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180916-00000032-asahi-pol
9/16(日) 19:06配信 朝日新聞デジタル
杉田水脈氏への批判は「見当外れ」 新潮45が掲載へ
杉田水脈衆院議員が「新潮45」に寄稿した文章
 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が同性カップルを念頭に「生産性がない」などと主張した問題で、きっかけとなった寄稿を掲載した月刊誌「新潮45」が「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」とする企画を10月号で掲載することがわかった。寄稿をめぐっては、人権侵害などとして撤回を求める声や批判があがっていた。

【写真】自民党の杉田水脈衆院議員への抗議を示す人たち=2018年8月5日、東京都渋谷区

 18日発売の10月号では、8月号に掲載された杉田氏の寄稿「『LGBT』支援の度が過ぎる」について、「見当外れの大バッシングに見舞われた」と説明。「特別企画」とうたった1ページ目に、「主要メディアは戦時下さながらに杉田攻撃一色に」染まったと書き、「LGBT当事者の声も含め、真っ当な議論のきっかけとなる論考」を届けるとしている。論考は、教育研究者・藤岡信勝氏の「LGBTと『生産性』の意味」、文芸評論家・小川栄太郎氏の「政治は『生きづらさ』という主観を救えない」、元参院議員・松浦大悟氏の「特権ではなく『フェアな社会』を求む」など7本。

 杉田氏は寄稿で、「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」などとしていた。世論の反発を受け自民党は8月、「問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現がある」として、杉田氏に今後注意するよう指導したとの見解をホームページに掲載した。新潮45編集部は、批判や掲載経緯などについてのこれまでの朝日新聞の取材に対し、「個別の記事に関して編集部の見解を示すことは差し控えさせて頂きます」と答えていた。(高久潤)

朝日新聞社

933チバQ:2018/09/19(水) 20:49:26
>>905
http://www.sankei.com/politics/news/180919/plt1809190021-n1.html
2018.9.19 19:48

LGBTパートナー証明へ 豊島区、来年条例提案 都内4区目

 東京都豊島区の高野之夫区長は19日の区議会で、性的少数者(LGBT)のカップルを結婚に相当するパートナーとして公認する「パートナーシップ宣誓制度」を導入する方針を明らかにした。年内に制度設計し、来年2月開会の区議会定例会に条例案を提案する方針。

 同様の制度は、渋谷区が平成27年に全国に先駆けて始め、現在では世田谷区、中野区、札幌市や大阪市、福岡市など全国9自治体が導入している。

 このうち渋谷区は条例を制定。それ以外の自治体は、議会の議決を必要とせず首長の判断で導入可能な「要綱」に基づく制度としている。豊島区は、議決が必要な条例改正での対応を検討しているという。

 高野区長は「できることを実現する段階に来た。性的少数者の日常生活の支援とともに、区民の理解につながるよう取り組みたい」と述べた。

934チバQ:2018/09/19(水) 20:52:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180918-00000052-mai-soci
<新潮45>杉田水脈議員擁護の特集 批判は「見当はずれ」
9/18(火) 18:00配信 毎日新聞
<新潮45>杉田水脈議員擁護の特集 批判は「見当はずれ」
杉田水脈氏
 性的少数者(LGBTなど)を「生産性がない」と否定する杉田水脈衆院議員の寄稿を掲載した月刊誌「新潮45」が、18日発売の10月号で「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」と題した特集を組んだ。杉田氏への批判は「見当外れの大バッシング」だとし、教育研究者の藤岡信勝氏や文芸評論家の小川栄太郎氏ら7人の寄稿を掲載している。企画の狙いを問う毎日新聞の取材に、同誌編集部は「誌面の内容が全て。多様な意見を掲載しているので精読してほしい」などと回答した。

 杉田氏の寄稿は同誌の8月号が掲載した。「LGBTカップルのために税金を使うことに賛同が得られるのか。彼ら彼女らは子どもを作らない、つまり生産性がない」などと主張。「ナチス・ドイツと同じ発想」「相模原障害者殺傷事件の植松聖被告と重なる」と批判が広がり、自民党本部前で抗議集会も開かれた。今回の特集について杉田氏の事務所は取材に「(杉田氏への)殺害予告の捜査に進展がなくコメントできない」と回答した。【宇多川はるか】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180919-00000045-dal-ent
新潮45批判を新潮社文芸が次々リツイート 「杉田論文」巡り…ネットも注視
9/19(水) 12:19配信 デイリースポーツ
新潮45批判を新潮社文芸が次々リツイート 「杉田論文」巡り…ネットも注視
杉田水脈議員
 新潮社出版部文芸の公式ツイッターが19日、同社が出版した文芸誌「新潮45」に対する批判ツイートを続々とリツイートし、ネットで話題を呼んでいる。「新潮45」は18日に10月号が発売されたが、表紙には「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」の文字が躍り、LGBTには生産性がないなどとした杉田水脈議員の論文を擁護しているとも取れる見出しとなっている。


 新潮社出版部文芸の公式ツイッターは固定されたツイートとして「良心に背く出版は、殺されてもせぬ事(佐藤義亮)」との言葉を掲載。その後、「新潮45」に掲載された「杉田水脈論文」について批判するツイートを次から次へとリツイートした。

 一時は全削除されたようだが、その後再開。その中には著名な作家のツイートも。平野啓一郎氏の「言葉には尽くせない敬愛の念を抱いている出版社だが、一雑誌とは言え、どうしてあんな低劣な差別に荷担するのか。わからない」のつぶやきもリツイートされた。

 その後、怒濤(どとう)の批判リツイートを応援するツイートも登場するなど、ネットでは新潮社内部の“争い”に熱い視線が。19日正午段階ではトレンドランク1位は固定ツイートの「佐藤義亮」、2位が「新潮社」、3位が「新潮45」となった。

 出版部文芸ツイッターの姿勢に、小説家の星野智幸氏、乃南アサ氏、村山由佳氏らも応援をつぶやくなど騒動は広がりを見せている。

935チバQ:2018/09/19(水) 20:53:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180919-00000064-mai-soci
<新潮45>最新号特集に批判拡大 「社内造反」に応援次々
9/19(水) 19:22配信 毎日新聞
<新潮45>最新号特集に批判拡大 「社内造反」に応援次々
自社の月刊誌に「造反」した「新潮社出版部文芸」のアカウント。創業者の言葉の投稿が固定されている=ツイッターより
 ◇自民・杉田議員の擁護特集めぐり

 月刊誌「新潮45」が最新号で、性的少数者(LGBTなど)を「生産性がない」と否定した自民党の杉田水脈衆院議員を擁護する特集を組んだ一件。版元のツイッター公式アカウントの一つ「新潮社出版部文芸」が特集を批判する投稿を次々にリツイート(拡散)し、他の出版社がこれを応援する異例の事態となっている。【宇多川はるか】

 同誌は18日発売の10月号の特集で「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」と題し、7人の寄稿を掲載。その中で文芸評論家の小川栄太郎氏は、LGBTが生きづらいなら痴漢も生きづらいなどと主張し、「彼らの触る権利を社会は保障すべきでないのか。触られる女のショックを思えというか」と記述した。ツイッター上には<慄然(りつぜん)とする>や<新潮も堕(お)ちるところまで堕ちた>など批判が渦巻いている。

 そんな中で「新潮社出版部文芸」が創立者佐藤義亮の言葉「良心に背く出版は、殺されてもせぬ事」を投稿し、特集への批判を次々に拡散。これに<社内からこういった行動をとるのはどんなに勇気がいることか>や<中の人頑張って>と共感が広がっている。

 さらには「岩波文庫編集部」のアカウントも19日に<新潮社出版部文芸さんの志、共有したいと思います>と投稿。「河出書房新社」も佐藤の言葉を引き<これは新潮社さんの社是>と投稿した。

 公式アカウント「新潮社出版部文芸」について、新潮社宣伝部は取材に「特定個人の発信ではなく複数の社員で共有している」と説明。今回の「造反」について「新潮45の記事には社内でもさまざまな意見がある。弊社は言論の自由を最大限に尊重する立場から各部署、社員の個人の意見表明に関して言論統制のようなことは従来より一切行っていない」と文書でコメントした。

 新潮社の「造反」への反応は称賛や応援が大半だ。しかし、中には<RT(リツイート)をみんな英雄視しているが茶番にしか見えない>や<やはり文芸書編集部としての意見をきちんと表明すべきだ>と批判的な意見も少数ある。

 ◇発端、杉田氏「『LGBT』支援の度が過ぎる」の寄稿

 問題の発端は、同誌が8月号に掲載した杉田氏の「『LGBT』支援の度が過ぎる」と題する寄稿だ。「LGBTカップルのために税金を使うことに賛同が得られるのか。彼ら彼女らは子どもを作らない、つまり生産性がない」と性的少数者を攻撃する内容。「ナチスの優生思想」「相模原障害者殺傷事件の植松聖被告と重なる」と批判が広がり、自民党本部前で辞職を求める抗議集会も開かれた。

 自民党内では「いろんな考えの人がいる」(二階俊博幹事長)と問題視しない空気が強かったが、批判の拡大に配慮し、党は最終的に杉田氏を指導。寄稿について公式サイトで「問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現がある」との党見解を公表した。

 杉田氏について安倍晋三首相は今月17日、TBS系の総裁選候補討論番組で「『お前もう辞めろ』ではなく、まだ若いですから、これからしっかり注意しながら仕事をしてもらいたい」と、今後への期待を表明した。

936とはずがたり:2018/09/20(木) 14:28:48
松浦氏は秋田1区で寺田氏とゴタゴタしたが参院比例か参院秋田で頑張って欲しいと思っていた。(とツイートにも書いた)
しかし直後に水田擁護の新潮45に小川や藤岡なんかと一緒に寄稿してると知って前言取り消し,松浦あかんわとツイート。
その直後に松浦氏からブロック判明。
問答無用でブロックらしい。んで,ブロックしてたから直接は見えなかったけど
>政治家として最後まで対話の努力を続けたいと思います
と云ってたらしい。LGBTヘイトの水田とは議論する価値があるけど一般人の批判ツイートには一切対話の努力,自分のツイートを見せることも,拒否らしい。
48年間人とつきあったことが無いと書いてて彼なりの闇がありそうだが政治家としての彼の一切を評価出来なくなった。
野党批判でカミングアウトを阻止されたとか偏見在るとか言い出したりなんか迷走してるけど,自民党へ逃げたいのかも知れない。

"そんなにおかしいか『杉田水脈』論文"を組んだ「新潮45」 読者のLGBT当事者らが疑問の声
自民党の杉田水脈衆議院議員は月刊誌「新潮45」に「(LGBTは)子供を作らない、つまり『生産性』がない」などとする文章を寄稿し、多くの批判を浴びていた。
https://www.buzzfeed.com/jp/kensukeseya/sugita-shincho-1
2018/09/19 19:05
Kensuke Seya
瀬谷健介 BuzzFeed News Reporter, Japan

937とはずがたり:2018/09/21(金) 15:54:50

もうテレビとか出しちゃあ行けないレベルなんちゃうの?ナチス信奉者がテレビ出てます的な。

「じっくり文章を読んでくれれば対話点は見つかる」杉田水脈議員″擁護″を「新潮45」に寄稿した小川榮太郎氏が生出演で語ったこと
http://news.livedoor.com/article/detail/15332879/
2018年9月20日 14時6分 AbemaTIMES

938チバQ:2018/09/21(金) 22:17:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000055-mai-soci
<新潮45>杉田氏擁護特集で社長コメント「常識逸脱した」
9/21(金) 17:32配信 毎日新聞
<新潮45>杉田氏擁護特集で社長コメント「常識逸脱した」
佐藤隆信社長名で出された「新潮45」の特別企画に関する新潮社のコメント
 月刊誌「新潮45」が性的少数者(LGBTなど)を「生産性がない」などと否定する杉田水脈衆院議員の寄稿を掲載し、更に最新10月号で擁護する特集を組んだ問題で、発行元の新潮社は21日、「あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現が見受けられた」と認める佐藤隆信社長名のコメントを発表した。この問題で社としての見解を公式に示したのは初めて。明確に謝罪はしていない。

 コメントでは「言論の自由、表現の自由、意見の多様性、編集権の独立の重要性などを十分に認識し、尊重してきた」と説明。その上で10月号の特別企画「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」の「ある部分」に問題があったと認め、「今後とも、差別的な表現には十分に配慮する所存です」と続けている。「ある部分」が何を指すかは明らかにしていない。

 杉田氏は同誌8月号に寄稿した。内容への批判を受け、最新号では擁護特集を企画。文芸評論家の小川栄太郎氏がLGBTが生きづらいなら痴漢も生きづらいなどと主張し、「彼らの触る権利を社会は保障すべきでないのか」などと書いていた。

 この問題を巡っては、新潮社と接点がある作家らからも「差別に加担している」と批判の声が上がり、また同社の文芸部署もインターネット上で「45」への否定的な見方を示唆するなど、社内でも異論が起こっていた。【大原一城】

 ◇「トップの認識」評価

 性的少数者を支援する全国組織「LGBT法連合会」の神谷悠一事務局長は、「常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現」と認めた点について「8月号、10月号と多くのLGBT当事者や家族らが傷つけられたので、トップの認識として示されたのは良かった」と評価した。一方で「紙媒体にはネットとは違う重みと信頼がある。その出版社内で多くの社員の目を通る過程を経て出版されたことにも傷ついた。その点はよく考えてほしい」と指摘した。【藤沢美由紀】

 ◇コメントのしようがない

 特集に寄稿した教育研究者の藤岡信勝・元東京大教授の話 新潮社が言う「ある部分」がどこなのか言ってもらわないと、コメントのしようがない。「新潮45」に掲載された論文を批判するのはいいが、出版社に圧力をかけたり、当該号の流通をストップしたりするようなことがあれば、言論の自由に反する許されない行為だ。新潮社がそうした動きに屈服することがないよう希望する。

 ◇新潮社 社長コメント全文

 弊社は出版に携わるものとして、言論の自由、表現の自由、意見の多様性、編集権の独立の重要性などを十分に認識し、尊重してまいりました。

 しかし、今回の「新潮45」の特別企画「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」のある部分に関しては、それらを鑑みても、あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現が見受けられました。

 差別やマイノリティの問題は文学でも大きなテーマです。文芸出版社である新潮社122年の歴史はそれらとともに育まれてきたといっても過言ではありません。

 弊社は今後とも、差別的な表現には十分に配慮する所存です。

 株式会社 新潮社

 代表取締役社長 佐藤隆信

941とはずがたり:2018/09/22(土) 16:49:12
「杉田発言に黙ってはいられなかった」 政治学者が自分はレズビアンだと明かした理由
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidosatoru/20180922-00097820/
石戸諭 | 記者 / ノンフィクションライター
9/22(土) 9:00

 「これは杉田水脈・衆院議員だけの問題ではない。彼女を国会議員として当選させている日本の政治、社会の問題なのだと言いたい」

 岡野八代・同志社大教授は静かに、しかし怒りで口を震わしながら、言葉を絞り出した。専門は政治思想、特にフェミニズム理論だ。

 彼女は杉田氏の論考に抗議するために、レズビアンであることを公表した。「カムアウトをしないと、幾度も自分で決めてきたのに」である。なぜ告白するに至ったのか。政治学者であり、問題の当事者である彼女はこの問題をどう捉えているのかを聞いた。



942とはずがたり:2018/09/25(火) 22:40:12
>>936
読みもしないで批判してた俺の方に非が有るのかも知れないけど,別に氏に向かってなにか発言した訳でもないのにブロックしてしかも政治家として対話は続けたいとツイートしてるのは一寸違和感ある。

俺個人としては政治家個人がLGBTであろうがなかろうがどっちでもよい。重要なのは自民党に与するかどうかなんだけど,やはり氏は自民党に魂売り渡したのであろう。残念だ。
>「カミングアウトする必要のない社会」を目指すという自民党の理解増進法案(まだ法文もできていないのですが)を評価する議論が、いささかわかりにくい。

「新潮45」で高評価だった「松浦大悟論文」をファクトチェックしてみた
「リベラルVS保守」の図式で見えなくなるもの
https://www.buzzfeed.com/jp/shibunnagayasu/daigomatsuura-factcheck
2018/09/25 19:44
Shibun Nagayasu
BuzzFeed Contributor

… その松浦さんの論考は、当事者として日本のLGBT運動はいかにあるべきかを問うたもので、ヒドい論考が寄せ集められた同特集のなかで一人「はきだめのツル」のような光彩を放ち、私も教えられた点はいろいろあります。

と同時に、再読すると、私との事実認識の違いは当然にしても、牽強付会やいささかの飛躍、そもそもこれは何を批判してるのだろうという、論点を歪めて相手が語ってもいない主張に対して反論する藁人形(ストローマン)論法に、頭をひねった点も少なくないのです。

松浦さんの文章が同誌「免罪」の護符にされたり、またマジョリティの側が当事者批判をためらう無意味なアイデンティティの政治に足をとられているなら、それは論外です。おなじゲイの視点から、私なりに松浦論考を読み直してみました。

LGBT予算・生産性・代弁者
まず、松浦さんの寄稿は他と異なり、杉田議員を擁護するものではありません。ゲイ当事者として彼女の知識不足を指摘するとともに、自治体のLGBT予算などほとんどないとの認識は、拙稿「杉田議員の『LGBT非難』の度が過ぎる」 とも共通します。

ところが、ここで唐突に、LGBT予算の例として「LGBTツーリズム」が持ち出され、生活再建に苦しむ人がいるなか復興予算の流用だと指弾するのです。

しかし、調べてみると、復興庁では「『新しい東北』交流拡大モテ゛ル事業」としてこの春10事業を採択し、その一つにLGBTの訪日外国人向け受け入れ整備事業が入っていました。復興予算流用というなら、他の9事業も問題視すべきでしょう。

それに続けて、例の「生産性」発言については、出生前診断と中絶をめぐる論争が続いていることや、LGBTの国際NGOが国連の公式オブザーバー団体になるとき(松浦さんは国連加盟と書いていますが)、少年愛の団体を切り捨てたことなどを挙げ、みずからのなかの優性思想や人権の線引きを問うべき、と述べます。

しかし、この「どっちもどっち」「罪なきもののみ石を投げよ」論で国会議員である杉田氏の公人としての発言を相対化してよいのか、私は疑問です。

松浦論考の眼目は、つづく「リベラルとLGBT」をめぐる記述にあります。

グローバル化と社会の二極分化のなか、LGBTがいくら政治的に正しくとも、にわかにはそれについていけない人びとがいる。自分は「ついていけない人」「地方・高齢の人」に寄り添い、急進ではなく漸進的改革を目指すーー松浦さんはそう吐露します。

943とはずがたり:2018/09/25(火) 22:40:34
その志には私も四国の田舎出身者として大いに共感しますが、「杉田議員もそうした人びとの気持ちを代弁している」とするには、私はこれまた大いに抵抗を感じます。代弁者のわりには、杉田氏は仲間内の気楽さで言いたいだけ言い捨て、そして騒ぎになるや、だんまりを続けているのですから。

LGBT運動は急進リベラルというのは正しいのか?
しかし、松浦さんの筆は今度は現状のLGBT運動が「急進的」であることの例を示そうと、自民党本部前で行なわれた杉田議員への抗議行動(デモと書いているがデモ行進は行なわれていない)へ向かいます。

そして、そこでは「反天皇制や安倍総理退陣のプラカードを掲げる」とか「過激な行動で知られるしばき隊が参加し、目立つ形でアクション」「暴力的な言葉が飛び交う」と記します。

松浦さんは当日、参加しておられないからこれらは伝聞によるものでしょうが、当日、私は自民党前に立ちました。「家父長制」に反対するプラカードは1枚見かけましたが、天皇制反対や安倍退陣といったプラカードは見かけず(こうした主張があっても私はいいと思っていますが)、登壇者がつぎつぎ自己の尊厳が公器上で公人により踏みにじられた怒りと政党の責任を心底からの言葉で語りました。

なお、松浦さんがいう「レイシストをしばき隊」は2013年に解散しているため参加しようがありませんが(創設者・野間易通さんの著書ほか)、ネット呼びかけに呼応し街頭行動を続ける人たちが当日参加していたようです。

しかし、私たちの集団とは道をへだてた遠くのほうで警察ともみ合いをしていただけで、とても抗議行動を主導していたとはいえません。見てない現場をここまで断言するのは、「松浦さん、どうしちゃったの?」という思いです。

続けて、「世間的にはLGBT=リベラルだと思われていますが、それはマスコミが作り上げた虚像で、そのために一般の保守の人びとが身構え、味方になってくれない」という指摘があります。ネット上にもこの指摘が新鮮だったなどの声を見かけますが、よくよく考えてみると、リベラル/保守とはなにを指しているのでしょう。

かくいう私は自分のことを「憂国保守」だと自認しており、日本を愛し、日本を憂うがゆえに、強権的な現政権への批判や、ネトウヨ諸氏のなんでも「反日」で片付ける単純排外思考に嫌悪感をもっており、人権と歴史(恣意的に捏造された「伝統」などではなく)にもとづく漸進的改良を志向していますが、はたして私はリベラルなりや、保守なりや?

いま、リベラルだ保守だと言ってもなにも言ってないに等しく、ただ人を分断するだけです。中島岳志先生の本もたくさんお読みになっているとツイートしている松浦さんには、それはおわかりだと思うのですが……。

野党法案への批判は「藁人形」論法
しかし、そのリベラル批判の真骨頂として、野党提出の「LGBT差別解消法」批判に全7ページ中の2ページが割かれます。ここで松浦さんは、「現在国政では自民党案と野党案の二つのLGBT法案が議論されており」と述べますが、

2016年5月の通常国会会期末に、民進党・共産党・社民党・生活の党と山本太郎となかまたち(当時)が、「LGBT差別解消法」を提出したが、そのまま廃案。その後、国会はモリカケ問題をはじめつぎつぎ議論が停滞し、LGBT法案にはとても順番が回ってくるどころではない。
自民党では、「性的指向・性自認に関する特命委員会」が「わが党の基本的な考え方」を取りまとめ、「LGBT理解増進法案」を検討するも、党内のさまざまな声に配慮してか、いまだ自民党案の成文は得られていない。

という現状で、すでに前提が違っています。

944とはずがたり:2018/09/25(火) 22:41:01

また、この野党案の「LGBT差別解消法」について、松浦さんはあるレポート記事を引き「自治体や企業に対して、罰則規定を設けて差別を解消していくことを目指して」いると特徴づけます。

同時に、同法案で除去すべき社会的障壁は「事物、制度、慣行、観念その他一切のものをいう」とあり、「心の中の状態にまで踏み込んでペナルティを科すのが野党案」、つまりLGBT差別解消法は国家による罰則つきの内面規制であるとして危険視します。

すでに流れた法案を振り返るのはなにやら死んだ子の年を数えるようですが、事実はどうなのでしょうか?(法案の概要や条文は、上記の旧民進党のウェブサイトにPDFで掲載されています)。

法案では、差別解消の実効性を確保するため、主務大臣(法務省の所管でしょうか)による事業者等に対する報告徴収、助言、指導、勧告(勧告に従わない場合には公表)の規定があります。これらはセクハラ防止関連法令にも見られる通常の規定であり、罰則規定とはいいません。

たしかに法案には「罰則」の規定があります。それは、差別解消の取り組みのために自治体ごとに設置される地域協議会の事務に従事していた人が、職務上知り得た秘密を漏洩した場合(1年以下の懲役または50万円以下の罰金)、そして上記の報告徴収に対し報告をしない、しても虚偽の報告をした場合(20万円以下の過料)、この2つだけです。この罰則はむしろ必要ではないでしょうか?

松浦さんは従来、表現規制をご自身のもう一つのテーマとしていますが、私見では、この「差別解消法」を材料にこれが表現規制だと主張するのはいささか無理があると思うのです。

しかし松浦さんは、解消法のもとではたとえば性別二元性にもとづくキャラクター(サザエさんさえ)も一部のLGBT当事者の訴えで規制される可能性があると煽り、LGBT運動が性別二元性の解体を目指しているかのごとき印象を与える記述が比較的長く続きます。

これは、野党案はあのジェンダーフリー派の残党であるという印象操作であり、自身の思い込みを勝手に投影して攻撃する藁人形(ストローマン)論法ではないでしょうか。

一方で「カミングアウトする必要のない社会」を目指すという自民党の理解増進法案(まだ法文もできていないのですが)を評価する議論が、いささかわかりにくい。

自民党の基本的な考え方では、一つのアイデンティティが強制される功罪に目配りされ、最新のクィア・スタディーズの問題意識とも重なるというのですが、その改憲案で「日本人として」の一つのアイデンティティを強制する自民党と整合性がとれるのか、気になるところです。

※念のために付け加えれば、私は自民案も、(そもそも罰則などない)野党案も、内容において大差なく、まずは国の施策の根拠となる法をどんなかたちであれ成立させることが肝要であると考えています。政争の具とせず、全会派一致での早急な検討、成立を望むものです。

日本のLGBT活動は本当にリベラル一辺倒か
すでに長文になっているので先を急ぎますが、最後に松浦さんは自身の米国でのLGBT研修の見聞を紹介します。

民主・共和にかかわらずLGBTにサポーティブな議員を増やすNGOの取り組み、「家族」のテーマのもとレズビアンの娘を受け入れると語る宗教系大学(当然、保守的でしょう)の教授(※)、同性愛者の入隊禁止を解除したオバマ政権下で誇りをもって兵役志願に列をつくるゲイたちーー。

「保守と革新の対立図式」を克服しようとする(と松浦さんが評価する)アメリカを例示するのは、もう一方で、日本では「リベラル」が急進的に引っ張り回し(LGBT活動家もそれに同調し)、人口的には多数を占める、ついていけない「保守」を置き去りにしている(と松浦さんが批判する)日本のLGBT運動への問題提起なのでしょうか。

945とはずがたり:2018/09/25(火) 22:41:41
>>942-945
しかし、私の見るところ、日本のロビーイング団体やプライドパレード主催団体も、つねに与野党に等距離に働きかけて特定政党を支持するわけでなく、レインボー国会といわれる院内集会もプライドパレードも、自民党から野党までほぼすべての党の議員が顔を揃えています(参加しないのは、日本のこころなど一部)。

また、日本の同性カップルは、私たちにも婚姻を認めて生活を安定させ、望む人には養子や里親、人工生殖など子どもをもち親となる権利を保障し、ささやかでも平穏な家族をつくらせてほしいと訴えています。

日本に国軍はなく自衛隊の対応はわかりませんが、企業対応の進展はLGBT社員の潜在力を発揮させ、国力の向上につながると評価する人もいるでしょう。

私見では、規模は小さくとも日本の運動も「保革」にとらわれず、定石通りのことをやっており、なにも隣の芝生ばかりが青いわけではないと思うのです。そのうえでなお日本のLGBTはリベラル一辺倒だ、これでは保守はそっぽを向くと言うのなら、結局なにをやっても保守はそっぽを向くと同義でしょう。

私の乏しいアイデアで保守の人に振り向いてもらうには、みずから自民党に入党し安倍内閣を支持し、野党とは手を切ったと態度表明でもせねばならぬのか、との思いなのですが……。

※この教授のエピソードは、おなじ研修に参加していた元民主党衆院議員の井戸まさえさんが、教授はあくまで松浦さんの仮定の質問に答えた、いわば米国の模範回答を示したまでで、自身がレズビアンの父というわけではない、なぜ新たな別のストーリーを作らねばならなかったのか、と記しています。

あとで「結局おなじことをしていたね」と笑い合える活動を
末尾で松浦さんは、秋田が性的マイノリティにとって苛酷である状況を紹介し、この地方の状況を変えたくて自分は政治家としてカミングアウトした、個別具体な法整備が大事だ、と語ります。制度に包摂されることで、「『LGBTであっても国民の一員』という承認が日本人としての矜持となると信じるから」と。

私自身はそういうナショナリズムの言葉は使いませんが、保守層の読者が多い媒体には、それに見合った語りがあってもいいでしょう。人を見て法を説け、です。しかし、そのために事実やその前提を変えたり、勝手な敵をでっちあげて叩き、それで関心や支持を集めることがあってはならないでしょう。

私は保守雑誌と言われる媒体に書いたから松浦はダメだ、などという中傷にはまったく与しません。願わくば、つぎは私がファクトチェックした「リベラル」への雑音的な批判を抜いて、純粋に保守言説だけで保守に訴えかけるLGBT論を発信し、保守の賛同を高めてほしいのです。

そのときは、稲田朋美さんのように、「サンフランシスコの慰安婦像設置にいち早く反対してくれたのはLGBT団体」(だから支援する)とか、現在、その秘書で元宝塚市議の大河内茂太さんが言う「LGBTの皆さんも等しく天皇陛下の大御宝(おおみたから)」という復古的な「一君万民」思考でない、より時代と世界に開かれた保守の語り口があるといいなと私は願っています。

おなじLGBT当事者でも一枚岩でいる必要はありません。それぞれの場で自分にできることをやり、あとで私たち、結局おなじことをしていたんだね、と笑い合えればいいなと思います。しかし、そっちのやることは自分の邪魔だ、妨害だ、止めてくれと言い始めたときには、「あんた、それ違うよ」と私は言うでしょう。

まずはそれぞれが互いに敬意をもち、フェイクな前提ではなく、より正確な理解にもとづいて活動を進めましょう。松浦さんなら、きっとそのアイデアと行動力をお持ちのはずです。

松浦さんのご健闘を、そして来る国政への復帰を、心から願っています。

【永易 至文(ながやす・しぶん)】NPO法人事務局長、ライター、行政書士
1966年、愛媛県生まれ。1980年代後半よりゲイコミュニティーの活動に参加。ライター/編集者。行政書士、NPO法人パープル・ハンズ事務局長。当事者の生活実感に即したゲイ/性的マイノリティーの暮らしや老後の法的・実践的サポートをライフワークとする。

946チバQ:2018/10/12(金) 09:23:12
https://www.asahi.com/articles/ASLBC736YLBCUHBI03K.html
同性婚ケーキ作り拒否は「差別でない」 英最高裁が判決
ロンドン=下司佳代子2018年10月12日06時32分
 同性婚を支持するメッセージが込められたケーキ作りをケーキ店が拒めるかが問われた裁判で、英国の最高裁判所は10日、拒むのは差別ではないとする判決を出した。言論や良心の自由を守る判断として店側は歓迎する一方で、原告の男性は同性愛者への悪影響を懸念している。

 英BBCによると、英領北アイルランドの家族経営のケーキ店に2014年、同性愛の活動家の男性が、砂糖の飾りで「同性婚に支援を」と書かれたケーキを注文したところ、店側は「店の宗教的信条と一致しない」として断った。男性は性的指向や政治的信条に基づく差別だとして提訴。下級審では店側が敗訴し、上告していた。

 最高裁は「(店の)異議はケーキに書かれるメッセージに対してであり、男性個人に対してではない」として、男性の性的指向に対する差別ではないと判断した。

 男性の訴訟費用約25万ポンド(約3700万円)は、人種や年齢、宗教、性をめぐる差別の撤廃や被差別者の保護に取り組む公的機関「北アイルランド平等委員会」が支払った。訴訟費用に巨額の公費が投じられたことについて、是非をめぐる議論も起きている。(ロンドン=下司佳代子)

947名無しさん:2018/10/17(水) 00:43:39
https://www.huffingtonpost.jp/2017/03/06/emma-watson_n_15180454.html

女優のエマ・ワトソンが、ヴァニティ・フェア誌のインタビューで撮影したセミヌード写真をめぐって勃発した「フェミニズム」論争。
この論争についてワトソンが「フェミニストの本質をはき違えている」とロイター通信のインタビューで語った。

議論の的になっているのは、ヴァニティ・フェア誌のInstagramに投稿された写真。ワトソンはシャツやブラジャーを付けずに白いボレロのみ着用している。

この写真が投稿されると、TwitterなどのSNS上で「体を見せ物にしながらフェミニストを名乗るのはおかしい」「偽善的だ」といった激しい反発の声が広がった。

こうした議論をめぐって、ワトソンは4日に公開されたロイター通信のインタビューで、「とにかく混乱しています」と発言した。

フェミニズムとは何かということに対して多くの誤解があり、本質をはき違えている人がたくさんいることをひしひしと感じました。
フェミニズムの本質は、女性に『選択肢を与える』ということなのです。
ワトソンはこう続けた。

フェミニズムは、他の女性たちを叩いたりする棒のようなものではありません。フェミニズムの本質とは、自由であり、解放であり、平等なのです。
私の胸とフェミニズムに、いったい何の関係があるのかわかりません。本当に混乱しています。
ワトソンの写真をめぐっては、非難の声が挙がる一方で、「フェミニストにドレスコードはない。女性の体は女性のもの」など、ワトソンを擁護する声も多数寄せられている。

ワトソンはこの写真撮影を非常に楽しんだといい、「フォトグラファーのティム・ウォーカーと一緒にクリエイティブな仕事をして、出来上がった写真の数々はとても美しかった」と話している。
その上で、「この写真って、そんなに論争の的になるようなものなの?」と困惑した様子で疑問を投げかけた。

948名無しさん:2018/10/22(月) 18:56:45
https://this.kiji.is/426895558893126753

共同通信
トピック
国際
米、トランスジェンダー排除へ
政権が検討と報道、保護に逆行
2018/10/22 11:5710/22 11:58updated
©一般社団法人共同通信社



トランスジェンダーの米軍入隊制限を発表したトランプ政権に抗議する市民=2017年7月、米ニューヨーク(ロイター=共同)
 【ワシントン共同】米紙ニューヨーク・タイムズは21日、トランプ政権が性の定義を生まれつきの性別に限定することを検討していると報じた。心と体の性が異なるトランスジェンダーの存在を行政上認めなくする措置で、実行されれば性的少数者(LGBT)の権利保護を進める世界の潮流に逆行することになり、国内外で批判を招くのは必至だ。

 同紙は「生まれつきとは異なる性を選んだ推定140万人が政府に存在を認められなくなる」と指摘した。

 厚生省を中心に、性の定義を「男性か女性かのどちらかで変更はできず、生まれ持った生殖器により決定される」として政府内での統一を検討しているという。

949チバQ:2018/11/06(火) 16:48:36
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181106-00246355-toyo-soci
1人でも「寂しくない」未婚者が増える背景
11/6(火) 5:10配信 東洋経済オンライン
1人でも「寂しくない」未婚者が増える背景
孤独は本当に悪なのでしょうか(写真:syolacan/iStock)
 「常に部外者だった。どこにも属したことがない」――。

 宇多田ヒカルさんの言葉です。今年6月に放送されたNHK『SONGSスペシャル』において、彼女の抱える「所属感のない孤独」が自身の口から語られていました。

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 藤圭子さんを母親に持つという特殊な家庭環境、両親の離婚、米国移住や度重なる転校など、少女だった彼女にとって、家庭も学校も「所属の安心を得られる居場所」ではなかった。それは、デビュー後多くのスタッフに囲まれた中においても同様だったようで、結局彼女は「所属感のない孤独」と常に向き合い続けてきたのかもしれません。

■所属を失うことで孤独を感じる

 こうした「所属感のない孤独」を感じている若者も多いのではないでしょうか?  いや、若者だけではありません。定年を迎えた高齢者も、フリーランスで働く人も、離婚や死別などでソロに戻った人も、今後多くの人たちが「所属を失うことでの孤独」を感じるようになるでしょう。それは、個々人の問題ではなく、もはやコミュニティというものが所属によって成立しえなくなるからです。

 かつて、地域・家族・職場といったコミュニティは、「人々の居場所」でした。そこに所属している人々は、「自分はこのコミュニティの一員だ」という安心感が得られます。

 だからこそかつてのコミュニティは「ウチとソト」の境界線を明確化して、ウチの安心を強固なものにしていたわけです。

 しかし、こうした安心できるコミュニティは、社会学者のジグムント・バウマン氏やウルリッヒ・ベック氏らの予言どおり融解し、不安定で流動的な「個人化する社会」に移行していきます。

 事実、地域のコミュニティは都市部ではほぼ消滅していますし、職場のコミュニティもかつてのような安心は提供してくれません。昭和的な大家族形態も少なくなり、そもそも非婚化で家族コミュニティを持たない人も増えています。所属の安心が失われていくわけです。だからといって、未来は「暗黒の孤独社会」になるのでしょうか? 

 イギリスが孤独担当大臣のポストを新設したというニュースが出て以来、「孤独は死に至る病」「孤独リスクはタバコや肥満より悪影響」などという記事も目にしますが、そもそも孤独というのは誰にとっても共通の悪なのでしょうか?  もちろん、1人でいることをストレスと感じる人もいますが、1人でいることを快適と感じる人もいます。

 2015年出生動向調査でも、35歳未満の未婚男女のうち「1人の生活を続けても寂しくないと思う」人は、男性48%、女性36%もいます。しかもこの数字は1997年と比べてかなり上昇しています。

1980年代まで日本は皆婚社会でした。そのため全員が結婚を希望していると考えがちですが、『「独身の9割が結婚したい」説の根本的な誤解』にも書いたように、実質結婚に前向きなのは30年以上前から男性4割、女性5割にとどまります。

 皆婚だった社会では可視化されなかった「1人を寂しいとは感じない層」も顕在化しています。また、結婚したところで、離別や死別でソロに戻る可能性は全員にあります。現に、婚歴のある独身者だけでも、すでに2015年国勢調査時点で、1500万人を突破しています。

950チバQ:2018/11/06(火) 16:50:11
■「人とつながる」=「友達作り」ではない

 孤独を「1人でいるかいないか」という物理的状態だけで考えてしまうと、「集団の中に所属させればいい」という短絡的な解決方法しか見いだせなくなります。むしろ、集団の中にいて、どこかに所属しているにもかかわらず、疎外感を感じてしまうことのほうが苦しいはずです。裏返せば、どんな状態であれ、心が1人ぼっちにならないためにどうするか? を考えていくことが大事です。

 結論から言うと、それは各個人が「ソロで生きる力」を身につけ、精神的に自立することだと考えます。「ソロで生きる力」とは、逆説的ですが「人とつながる力」でもあります。これは同時に「自分とつながる力」でもあります。

 「人とつながる」というと、どうしても「友達を作る」ことだと考えがちですが、決してそうではありませんし、どこかのコミュニティに所属したら安心だということでもありません。

 無理に所属しなくてもいいのです。所属することでの安心というのは、それと引き換えに、空気を読んだり、不本意ながら同調したりするという無理も伴います。所属とは、みんなと同じなら安心だ、という共同幻想を信じることです。

 今後大切になるのは、「所属しなくても得られる安心がある。誰かと一瞬接続することだけでも安心が得られるのだ」と気づくことだと思います。私は、それを「接続するコミュニティ」と表現しています。

 かつての家族、地域、職場は「所属するコミュニティ」でした。しかしこれからは、枠の中に自分を置いて群れの一員になるのではなく、個人と個人とがさまざまな形でゆるやかに接続する形になっていくと思います。

 人との関係性とは、同じ場所や同じ枠におさまっていることが重要なのではなく、いかに必要なときに接続することができるかが問われてきます。その接続はリアルでもネットでも、直接でも間接でもいい。人でなくても本と接続することでもいい。コミュニティは枠でも場所でもなく、神経伝達系のシナプスのような役割でいいのです。

 学校に居場所がない、職場に居場所がない、社会に居場所がない。そうした「場所に所属することでしか安心できない呪縛」から解き放たれましょう。友達がいない、恋人がいない、愛すべき子がない。自分の外側に何もないからといって、自分そのものまでなくしてしまわなくていいのです。

■「つながっている」のに孤独

 安心とは、自分の外側にあるアウトサイドコミュニティにしかないわけではありません。大事なのは、「安心な場所を探す」ということではなく、「いつでもつながれる誰かがいるって信じられる」ってことです。

 一方で、「リアルでもネットでもたくさんの人とつながっているのに孤独だ」という、いわゆる「つながり孤独」という状態に苦しむ若者も増えています。「人とつながる」それ自体を目的化して、「友達になればいい」「ネットでつながればOK」と考えてしまうと、「つながる」ことの意味を見失ってしまいます。

 「つながる」ことは単なる手段です。誰かと会ったり、話したり、行動したりすることは、それが目的ではなく、それを通じて「自分の中に生まれた新しい自分」と「つながる」ためです。言い換えれば、あなたがあなた自身を理解し、認めてあげるために「人とのつながり」があるのです。

951名無しさん:2018/11/06(火) 16:50:32
 自分で自分を認めて、信じられるようになれば、すでに自分の中に拠り所となるインサイドコミュニティができている証拠です。インサイドコミュニティとは、自分自身の中に「安心できるコミュニティ」を作り出すということです。所属するコミュニティは、あくまで自分の外側の枠に自分を置くことでした。

 しかし、接続するコミュニティでは、逆に自分の内面に安心できるコミュニティを築くことになります。たくさんの人とつながり、自分の中にたくさんの自分が生み出されるということは、いわば「八百万(やおよろず)のあなた」によってあなたの中が満たされるということ。それが、自分のインサイドコミュニティなのです。

■孤独を悪者にしても、孤独は解消されない

 宇多田ヒカルさんは歌詞作りの際に、私が「私ではない誰か」に伝えたいことを書くという話をしていました。「私ではない誰か」とは特定の誰かではない。かといって架空でもない。それは「私ではない私」でもあり、「誰かによって生まれた(私の中にいる)私」なのではないでしょうか。

 だからこそ、彼女が作り出す歌には自分への「願い・祈り・希望」が込められているのです。そして、それが多くの人の心の中にいる「宇多田ヒカルによって生まれたあなた」「同じように漠然と孤独を抱えているあなた」にも共鳴し、心を打つのでしょう。

 所属することで「集団の中にいる私」で安心していた時代から、「誰かと接続することで生まれる私の中の私」と付き合うことへ。それは個々人がバラバラに生きる世界ではなく、むしろたくさんの誰かと「新しく生まれた私同士がつながる」世界なのだと思います。

 孤独を悪者にしても孤独は解消されません。「誰かに傍にいてほしい」「誰かに理解してほしい」というように、自分の外側のアウトサイドコミュニティだけに依存してしまうから、孤独というものを極度に恐れたり、嫌悪したりするのです。それは孤独のせいではなく、「あなたの中のあなたが足りない」からです。

 宇多田ヒカルさんの「道」という曲には次のような意味の歌詞があります。「一人で歩いていたとしても、私は孤独ではない」。そう思えることが本当の「つながり」であり、自立なのだと思います。

952名無しさん:2018/11/25(日) 19:42:12

4883 :チバQ :2018/11/25(日) 19:40:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181125-00000003-jij_afp-int
台湾住民投票、同性婚反対派の提案2件が成立
11/25(日) 8:49配信 AFP=時事
台湾住民投票、同性婚反対派の提案2件が成立
台湾の住民投票で提案が不成立となったことを受けて台北で記者会見するLGBT(性的少数者)の人権活動家ら(2018年11月24日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】台湾で24日、統一地方選挙に合わせて行われた住民投票で、同性婚反対派の提案2件が賛成多数で成立した。

【関連写真】記者会見するLGBT活動家ら

 今回行われた10件の住民投票のうち、同性婚反対派の「民法で定める結婚は男女の間に限るべき」という提案は700万以上、「同性婚は民法以外の法律で規定すべき」という提案は600万以上の賛成票を集め、いずれも住民投票の結果に沿った措置を取ることが法律で政府に義務付けられる有権者の25%という基準を超えた。

 同性婚賛成派の「民法で同性婚カップルに異性婚と同様の権利を与えるべき」という提案は300万の賛成票しか得られなかった。

 台湾の最高司法機関、大法官会議は2017年5月に同性婚を支持する判断を下してアジア初となる同性婚合法化に道を開いたが、保守派の反発を受けた政府の動きは鈍い。政府は、住民投票結果は大法官会議が下した判断に影響を与えないとしているが、LGBT(性的少数者)活動家は、これまでに得た権利の後退を懸念している。【翻訳編集】 AFPBB News


4884 :チバQ :2018/11/25(日) 19:41:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181125-00000003-ftaiwan-cn
同性婚めぐる国民投票 5件全てで反対派が多数占める/台湾
11/25(日) 1:30配信 中央社フォーカス台湾
同性婚めぐる国民投票 5件全てで反対派が多数占める/台湾
中央選挙委員会に国民投票請求の署名簿を提出する同性婚反対派の人たち=資料写真
(台北 25日 中央社)同性婚をめぐる国民投票5件が24日実施され、5件全てで同性婚反対派の得票が容認派を上回った。

5件のうち、3件が同性婚反対派、2件が推進派から出された。成立には賛成票が有権者数の4分の1以上(約495万票)を獲得し、かつ反対票数を上回る必要があるが、反対派の3件全てが成立要件を満たし、推進派の2件は反対多数となった。

台湾では2017年、同性婚を認めない現行の法令を「違憲」だとする判断が憲法裁判所に相当する司法院大法官会議で下され、2年以内の法改正が要請されていた。同性婚支持を表明する蔡英文総統は期限内の成立に意欲を示しており、反対派はこれを阻止しようと国民投票を提案した。

(編集:名切千絵)

953チバQ:2018/12/02(日) 19:07:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181202-00000001-mantan-ent
<HUGっと!プリキュア>初の男の子プリキュア誕生に感動の声 男の子でもプリキュアになれる!
12/2(日) 11:21配信 まんたんウェブ
<HUGっと!プリキュア>初の男の子プリキュア誕生に感動の声 男の子でもプリキュアになれる!
テレビアニメ「HUGっと!プリキュア」の第42話「エールの交換!これが私の応援だ!!」の一場面(C)ABC-A・東映アニメーション
 人気アニメ「プリキュア」(ABC・テレビ朝日系)シリーズの第15弾「HUGっと!プリキュア」の第42話「エールの交換!これが私の応援だ!!」が2日に放送され、初の男の子プリキュアのキュアアンフィニが登場したことが話題になっている。第42話では、フィギュアスケーターの若宮アンリがキュアアンフィニに変身。2004年にスタートした同シリーズで男の子のプリキュアが登場するのは初めてで、今後もキュアアンフィニが登場するかは不明だが、SNSでは「泣けた」など感動の声であふれた。

【写真特集】まさに“神回” アンリがプリキュアになった第42話の名場面

 「HUGっと!プリキュア」のキャッチコピーは、「なんでもできる!なんでもなれる!輝く未来を抱きしめて!」で、SNSでは「男の子でもプリキュアになれる!!!」「男の子もプリキュアになれる時代がきた」「男の子プリキュア爆誕」などという声も見られた。

 キュアアンフィニに変身したアンリは、これまでも「男らしさ」「女らしさ」という価値観に対して疑問を呈したことも話題になっていた。実は「プリキュア」が、ジェンダーに向き合うのは「HUGっと!」が初めてではない。

 シリーズの生みの親とも言われる東映アニメーションの鷲尾天プロデューサーは「(初代『ふたりはプリキュア』を手がけた)西尾(大介)監督と最初から一致していたのは『男らしさ』『女らしさ』という言葉を使わないこと。ジェンダーを意識していた」と話したことがあり、その伝統が脈々と受け継がれ、キュアアンフィニが誕生したのかもしれない。

 「HUGっと!プリキュア」は、超イケてる大人のお姉さんになりたい中学2年生の野乃はなが、元気のプリキュア・キュアエールに変身し、みんなの未来や、赤ちゃんのはぐたん、大切なものを守るために戦う姿が描かれている。毎週日曜午前8時半に放送。

954チバQ:2018/12/05(水) 18:19:31
6649 :チバQ :2018/12/05(水) 18:18:49
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/nation/nishinippon-1000470680.html
熊本市がLGBTカップル公認 来年4月から証明書発行 市長発表
06:00西日本新聞

 熊本市は4日、性的少数者(LGBT)のカップルを公的に認める「パートナーシップ制度」を来年4月から導入すると発表した。同様の制度は全国の9自治体で導入されており、九州では福岡市に続き2例目となる見通し。ほかに、長崎市や北九州市も創設の方針を示している。

 熊本市によると、宣誓したLGBTのカップルに受領証(証明書)を発行。法的拘束力はないが、市営住宅の入居などに際し、受領証の所持者を夫婦同様に扱うよう要件を変えることも検討する。条例ではなく、新たに要綱を整備して運用するという。先行自治体では証明書を持つカップルに対し、手術の同意や携帯電話の家族向けサービス利用でも配慮を要請するなどしており、市も参考にする。

 制度は11月に再選した大西一史市長の選挙公約の一つ。この日の定例会見で、市長は「カップルの関係を公的に認めることで、市民の(LGBTへの)理解が深まると期待している」と話した。

=2018/12/05付 西日本新聞朝刊=

955名無しさん:2018/12/30(日) 18:55:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181229-00000042-mai-pol
立憲民主、同性婚容認へ法整備 支持層掘り起こし図る
12/29(土) 19:12配信 毎日新聞

 立憲民主党は同性婚に異性間の婚姻と同等の権利を保障するため、民法など関連法の改正案を来年の通常国会にも提出する方針を固めた。次期参院選で性的少数者(LGBTなど)の擁立を決めており、支持層の掘り起こしを図る。

 政府は「戸籍は夫婦と氏を同じくする子ごとに編製する」という戸籍法の規定などを根拠に同性婚を認めていない。ただ、「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」と定めた憲法24条は同性婚の法制化を禁じてはいないと指摘する憲法学者は多い。

 立憲民主党は(1)民法の「婚姻」の章に同性婚を認める規定を設ける(2)事実婚の同性カップルに婚姻と同等の権利を付与する「パートナーシップ制度」を創設する――の2案を軸に検討し、次期通常国会中に結論を出す。

 法制化が実現すれば、医療保険や遺族年金、相続などで同性カップルの法的地位は大きく向上する。立憲民主党プロジェクトチーム座長の西村智奈美衆院議員は「性的少数者に多様な選択肢を作ることが大事だ」と語る。

 参院選では同性愛を公表している石川大我東京都豊島区議(44)を比例代表、経済評論家の勝間和代氏のパートナー、増原裕子氏(41)を京都選挙区の候補予定者に決めた。さらに2人の擁立を目指している。「政策を体現する『顔』として多様な候補を擁立する」(長妻昭選対委員長)のが狙いだ。

 LGBTを巡っては、自民党の杉田水脈衆院議員が月刊誌への寄稿で「生産性がない」などと主張し、社会問題化した。

 これを受けて、立憲民主党など野党5党と衆院会派「無所属の会」は先の臨時国会に性的少数者に対する差別解消法案を提出した。一方、自民党は性的少数者への理解を増進する法案を次期通常国会に出す予定だ。

 民法改正まで視野に入れた立憲民主党の取り組みは、こうした動きのさらに先を目指すものだが、実現へのハードルは高い。【小田中大】

956名無しさん:2019/01/04(金) 13:38:47
https://www.reddit.com/r/justlegbeardthings/comments/a8lpx3/i_think_i_was_born_in_the_wrong_country_i_should/

https://i.redd.it/kfejjxjsmu521.jpg

「私は間違った国に生まれたと思う」
「私は日本に住むべき」
「ありのままの私を受け入れてくれる日本に」

957名無しさん:2019/01/05(土) 10:13:28
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20190104-00000059-nnn-pol
“LGBTばかりになったら国はつぶれる”
1/4(金) 18:49配信 日テレNEWS24

同性愛者を含む性的少数者いわゆるLGBTについて、自民党の平沢勝栄衆議院議員が「LGBTばかりになったら国はつぶれる」と発言し、今後、波紋を広げることになりそうだ。

自民党の平沢議員は3日、山梨県で開かれた集会であいさつし、「少子化問題」に触れた上で次のように述べた。

自民党・平沢勝栄議員「LGBTで同性婚で男と男、女と女の結婚。これは批判したら変なことになるからいいんですよ。もちろんいいんですよ。でもこの人(LGBT)たちばっかりになったら国はつぶれちゃうんですよ」

また、東京の渋谷区や世田谷区が同性婚について証明書を出していることに触れ、「先進区だとか自慢しているが、私にはその考え方はよくわからない」と述べた。

LGBTをめぐる発言では、自民党の杉田水脈議員が去年、LGBTのカップルは「生産性がない」と雑誌に寄稿し、党内外から批判が噴出したこともあり、今回の平沢議員の発言も波紋を広げることになりそうだ。

958名無しさん:2019/01/06(日) 11:42:43
>>957

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190106-00000003-kyodonews-pol
LGBTばかりでは「国つぶれる」と平沢氏
1/6(日) 0:33配信 共同通信
 自民党の平沢勝栄衆院議員が3日の山梨県内の集会で「性的少数者(LGBT)ばかりになったら国はつぶれる」との趣旨の発言をした。平沢氏が5日、取材に対し事実関係を認めた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190106-00000005-kyodonews-pol
LGBTばかりは「国つぶれる」
1/6(日) 0:42配信 共同通信
 自民党の平沢勝栄衆院議員は3日、山梨県内で開かれた集会で「性的少数者(LGBT)ばかりになったら国はつぶれる」との趣旨の発言をした。平沢氏が5日、取材に対し事実関係を認めた。

 平沢氏は取材に「日本の少子高齢化問題についての文脈で発言した。LGBTの方の権利を守るのは当然だと思っている。存在を否定する意図は全くない」と説明した。

 LGBTを巡っては、自民党の杉田水脈衆院議員が昨年「生産性がない」と月刊誌に寄稿し、批判を浴びた経緯がある。

959名無しさん:2019/01/08(火) 22:34:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190108-00010000-abema-soci
平沢議員「LGBTばかりなら国つぶれる」発言に柴田阿弥が苦言「こういう想像力の乏しい人ばかりの方が国がつぶれる」
1/8(火) 7:01配信 AbemaTIMES

 自民党・平沢勝栄衆議院議員のLGBTに関する発言が問題になっている。

 平沢議員は3日、山梨県の集会で「少子化問題」に触れた上で「性的少数者(LGBT)ばかりになったら国はつぶれる」と発言。その後の取材に対して「日本の少子高齢化問題についての文脈で発言した。LGBTの方の権利を守るのは当然だと思っている。存在を否定する意図は全くない」と釈明したという。

 平沢議員の発言を受けて柴田阿弥は「これを聞いてLGBTの方々がどう思うのか。相手への想像力が乏しい人ばかりになったら、それこそ国がつぶれると思う」とコメント。臨床心理士で明星大学准教授の藤井靖氏は「フォローが伝わらないくらい、最初の『国はつぶれる』という発言が大きい」と述べる。

 また、藤井氏は「『LGBTの人ばかりになる』という論理は理解できない」と指摘。「今後さらに社会的な認知が高まったり法的な整備が進んだからといって、LGBTの人が増える訳ではない。個人の性的指向はそう簡単に変わらないわけで、なぜそういう発言が出てくるかというと、結局はLGBTの方々の存在が生理的に受け入れられないんだと思う。でも反対に、LGBTの人たちも異性愛の人たちの感覚は共有しにくい。杉田水脈議員による論文の問題もあったが、自分の感覚では理解できない人を否定し、当事者がどう受け取るかということに思いを巡らせられない人が自民党内にそれなりにいるように見えてしまうことが、与党としてはちょっと心配。党が強く否定できないのは、執行部とかベテランの人に同じような考えや感覚を持っている人がいるのではないかと推測せざるを得ない。安倍総理は多様性を担保する明確なメッセージを発信するべきでは」とした。

 それを受けて柴田は「そういった価値観を人前で言えるような人であってほしくないと思うし、LGBTのことが理解できないのであれば黙っておけばいいのにと思う」と苦言を呈した。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

960名無しさん:2019/01/08(火) 22:46:19
面白い。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190107-00015332-nallabout-life
妻のことを「生理的に…」と言い出す男たち
1/7(月) 21:15配信 All About

◆男性も「生理的にイヤ」になることがある!?
「もうダメ、彼のことを生理的に受けつけなくなったの」というのは、女性が男性と別れるときの最後の切り札だった。だが最近は、男性からもそんな話を聞くことが増えた。


◆男は理屈で決断する……とは限らなくなった!?
「生理的にイヤになった」はかつて女性の専売特許だった。そう言われると男性は為す術がない。「どうして理屈でわかるように言ってくれないのか」と男たちは嘆いていたものだ。

ところが先日、「最近、離婚したばかり」という男性に会った。その理由を聞くと、「うーん、特に大きなケンカがあったわけではないんですが、なんとなく生理的に受けつけなくなって」という答え。これは女性のセリフではなかったのか、と驚いた。その後も、別の男性から同じような話を聞き、今は男性たちもこの言葉を使うのかと思い至っている。

3カ月前から家を出て別居しているシンゴさん(42歳)はこう言う。

「意見や価値観が違うのは当然だと思うんですよ。だけど妻はその溝を埋めようと努力してくれなかった。こちらの意見も認めてくれなかった。そういう妻を見ていると、このまま一緒に生活していく気力が失せたんです。家庭は彼女が好きにやってくれればいいとしばらくは放置していたんですが、そのうち、妻の顔を見ると具合が悪くなるようになって。もう生理的に無理だという結論に至りました」


◆妻は離婚に応じてくれない
結婚して12年、11歳のひとり娘もいるシンゴさんだが、疲れ果てて家を出た。娘とはときどき連絡をとっている。

「僕は離婚を見据えた別居だと考えていますが、妻は離婚する気はない、と。ただ、妻の顔を見なくなってから心身の不調はかなりおさまりました。本当は娘を引き取って離婚したいのですが、それは妻が許さないでしょうね。本当は話し合えればいいのですが、妻は自分の主張が通らないとだんまりを決め込んでしまう。今、どうしたらいいかわからないのが正直なところです」

娘には会いたいが、妻は会わせてくれない。今は携帯電話で娘と連絡がとれているが、妻は娘に自分の悪口を吹き込んでいるようだから、いずれ娘も感化される可能性が高い。シンゴさんは危機感を募らせる。

「それでももう妻とはやっていけないという気持ちが強いですね。彼女が悪いというわけではなく、相性がよくなかったんでしょう」

決定的なケンカや大きなできごとがあったわけではなくても、「この人から離れたい」という気持ちが生まれるのは、男女問わずあり得ることなのだ。今まで男性は、「そういう理不尽なことを言ってはいけないもの」と思い込んできたのかもしれない。

「たいした理由もなく、男が家庭を捨てるのは無責任だという常識がありますからね。僕自身も、そのあたりではつらい思いをしています」

男はこういうもの、という"常識"に男たちも苦しめられているのかもしれない。

亀山 早苗(恋愛ガイド)

961名無しさん:2019/01/11(金) 01:24:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190110-00000119-jij-soci
「自分はLGBT」8.9%=同性婚賛成は8割近く―電通調査
1/10(木) 20:11配信 時事通信
 電通は10日、「自分は性的少数者(LGBT)だ」と考える人の割合が8.9%に上ったとする調査結果を発表した。

 2015年調査の7.6%から上昇した。同社は「LGBTに関する情報の増加と理解の進展が背景にある」と分析している。

 欧米を中心に広がる同性婚の合法化には、78.4%が「賛成」または「どちらかというと賛成」と答えた。また、働いているLGBTに対し、同性カップルに配偶者手当を支給するといったサポート制度が職場にあるかどうかを聞いたところ、54.5%が「ない」と回答。「十分なサポート制度がある」は5.5%にとどまった。

 調査は昨年10月下旬、インターネットを通じ、全国の20〜59歳の6万人を対象に実施した。

962チバQ:2019/01/11(金) 10:29:18
>>961
これ、各属性の比率はどのくらいなんですかね

963とはずがたり:2019/01/15(火) 12:44:57
アセクシュアル…他人に恋愛感情も性的欲求を抱かない
ノンセクシュアル…他人に恋愛感情は抱くが性的欲求を抱かない
???…他人に恋愛感情は抱くが性的欲求は抱く。←こいつの名前は無いのか?普通すぎて範疇分けされてないだけ!?

LGBT基礎知識
アセクシュアル(無性愛)とは?ノンセクシュアル(非性愛)との違いも解説!
LGBT総合 アセクシュアル
2017.06.15
https://lgbt-life.com/topics/asexual/

LGBTという言葉を今では高頻度で使うようになりましたが、皆さんはLGBT以外のセクシュアルマイノリティについてご存知ですか?

例えば、「アセクシュアル」「Xジェンダー」「ノンセクシュアル」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ここではアセクシャルの意味についてご説明します。

アセクシュアル(無性愛)とは?

はてなキーワードでは、アセクシュアル(無性愛)を以下のように定義しています。

アセクシュアル(無性愛《むせいあい》とも)とは、『他者に対して恒常的に恋愛感情や性的欲求を抱かない』ことである。
無性愛の性質を持っている人のことを無性愛者、またはエイセクシュアル、ア・セクシュアル、Aセクシュアルともいう。略称として「Aセク」を使うこともある。”
出典:Hatena Keyword アセクシュアル)

つまり、アセクシュアルとは性別に関係なく、他者に対して恋愛感情や性的欲求を抱かないことです。

アセクシュアルって診断されるもの?

アセクシュアルは個人が自認しているセクシュアリティなので、基本的に他人が診断できるものではありません。

個人が恋愛感情や性的欲求を抱いているかどうかなんて本人にしかわからないし、もしかしたら一生確証が持てないセクシュアリティでもあります。

だから、あなたがアセクシュアルであるということを他の誰かが診断することなんてできないし、診断してもらう必要はありません。

「自分はアセクシュアルだ」と思うならあなたはアセクシュアルです。他の人がなんと言おうと、あなたのセクシュアリティはあなたのもの。外部からの診断なんて必要ありません。

アセクシュアル(無性愛)とノンセクシュアル(非性愛)の違い

アセクシュアルとよく混同される言葉として、ノンセクシュアルというものがあります。ノンセクシュアル(非性愛)は以下のように定義されています。

非性愛(ひせいあい)とは、他者に対しての恋愛感情は有り得たとしても、恒久的に他人への性的欲求を持たないことをいう。 非性愛の性質を持っている人のことを非性愛者、またはノンセクシュアルという。略称としてノンセクともいう。”
出典:Hatena Keyword ノンセクシュアル

上記の定義にも書いてある通り、アセクシュアルは「他者に恋愛感情や性的欲求を抱かない」ことです。

一方、ノンセクシュアルは「他者に性的な欲求を抱かない」ことであって、恋愛感情は抱きます。

つまり、アセクシュアルとノンセクシュアルの共通点は「他者に性的欲求を抱かない」ことであり、異なる点は「他者に恋愛感情を抱くかどうか」です。

「他者に恋愛感情も性的欲求も抱かない」という場合はアセクシュアルで、「他者に恋愛感情は抱くけれど、性的欲求は抱かない」という場合はノンセクシュアルになります。

964名無しさん:2019/01/20(日) 12:24:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190120-00010000-bfj-soci
「人を差別する言葉は、みんなの柔らかい所を傷つける」 尾辻かな子議員の14年
1/20(日) 11:33配信 BuzzFeed Japan
来月、日本で初めて、同性同士が結婚する自由や権利をめぐって争う集団訴訟が始まる。

電通が実施した調査で「同性婚に賛成」が約8割を占めるなど、LGBTへの理解が広がる一方、政治家などによる差別的な発言は後を絶たない。

LGBTを取り巻く環境はどのように変化し、どこへ向かっていくのか。BuzzFeed Newsは同性愛をオープンにした初めての国会議員の尾辻かな子議員に聞いた。【BuzzFeed Japan / 伊吹早織】

私がカミングアウトしたのは、2005年です。

当時、私は大阪府議会議員でしたが、性的マイノリティの課題に取り組むために国政を目指したいとなった時に、小選挙区で出馬するという選択肢はありませんでした。

小選挙区の候補者は、その地域におけるその政党の代表ですから。そこにマイノリティである、同性愛者の女性候補が来るという選択は当時、非常に困難でした。

同性婚やLGBTに対する差別への対策などについて話していても、取材に来た記者の方々に「どうやって記事を載せたら良いんだろう」と言われました。

LGBTの課題が、国が取り組むべき政治的な課題であることを、記者の上司に理解してもらうことが難しかったんです。

それが今では、1週間あればLGBTに関するニュースが複数報道され、私も小選挙区で選挙ができています。

私自身もオープンな議員として特別視されている感じはしませんし、私が国会で質問しなくても、誰かが当たり前にLGBTの問題について追及して、政治的課題として一緒に取り組んでくれます。

国会の議事録に「同性愛」や「LGBT」という言葉が出てくる数も、私が政治の世界に入った頃とは全然違うと思います。

そうした意味では、思ったよりも早く時代は変わったと感じます。その一方で、法制度はまだまだ追いついていません。

だからこそ、この変化の速度は、さらに加速させられるんじゃないかと思っています。

965名無しさん:2019/01/20(日) 12:25:02
>>964

「杉田さんは若いから」で済ますのか
2018年はLGBTをめぐるニュースが数多く報じられましたが、やはり自民党の杉田水脈議員が「新潮45」に寄せた寄稿「『LGBT』支援の度が過ぎる」は、大きな出来事だったと思っています。

今までも政治家が同じような言動をすることはありましたが、ここまで大きく社会的な問題として注目されることは、これまでなかったからです。

「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」という杉田さんの言葉に対して、当事者以外の方にも「これは問題だ」という意識が広がったこと、「性的指向や性自認に対する差別は許されない」と感じられるようになったことは、非常に重要だったと思います。

しかし、自民党や杉田さんからはこれまで、寄稿の内容に関する明確な謝罪はありません。

自民党は、平沢勝栄議員が「(LGBTの)人たちばっかりになったら国はつぶれちゃう」と発言したり、過去にも柴山昌彦文科相が「同性婚を制度化すると少子化に拍車がかかる」と述べたりして、批判されてきました。

豊田真由子さんの秘書に対するパワハラ問題が発覚したときは、あっという間に離党まで行ったのに、「杉田さんはまだ若いから」という言葉で済まされている。

その点に、自民党の中枢にいる方々が、問題を深刻に受け止めていないのではないかと感じます。

著名人のカミングアウト
2018年には、カミングアウトされた著名人の方も多くいらっしゃいました。

経済評論家の勝間和代さんに、同志社大学の岡野八代教授、日本文学者のロバート・キャンベルさん。岡野さんは、杉田さんの寄稿に対して抗議する街頭アクションで、カミングアウトされました。

これまでいくつもの街頭アクションでマイクを握って来られた岡野さんが、この日は、「泣かずに原稿を話し続けるのがすごく難しくて、何度も何度も練習したんだ」と仰っていたことがすごく印象に残っています。

自分自身の話をするときは感情が高ぶってしまって、涙が出るほど色んな気持ちが出てしまうこと。その、当事者が語ることの重さというか、カミングアウトすることの覚悟とかが、私もすごくわかる。

泣いちゃいそうになるのも、すごくよくわかるんです。

こうした人を差別する発言というのは、誰かの存在を、みんなの柔らかい部分をすごく傷つけているんだと日々感じています。

岡野さんがそんな思いをしてでも、自分のことを話さなければいけないんだと決意させたのが、杉田さんの文章だったということです。

966名無しさん:2019/01/20(日) 12:25:20
>>965

無関心でも、無関係ではいられない
他にもこの1年で、同性カップルを公的に認める「パートナーシップ制度」が各地の政令指定都市などに広がりました。

まず、札幌から始まって、福岡、大阪、熊本(今年4月から実施予定)が次々と後に続きました。政令指定都市は人口が大きいですから、こうした広がりを見せたことはすごく大きいなと思います。

さらには、「弟の夫」や「おっさんずラブ」など、ゲイ男性を主人公にしたドラマがテレビで見られるようになったことにも時代を感じますね。

東京レインボープライドのパレードに20人以上の国会議員が参加して、一緒に歩いたこともすごく印象的でした。

LGBTであるということと支持政党は様々ですが、法律の制定は議会の仕事です。

差別解消法を実現するなら、同性パートナーとの結婚を進めるなら、法律を改正したり、立法したりする必要があります。LGBTの権利獲得に、政治は避けて通れない部分があります。

民主主義社会はみなさんの投票で作られるものですから、全てにおいて生活は政治と関係しています。無関心でもいいけど、無関係ではいられません。

12月5日には、野党6党派で「LGBT差別解消法案」を衆院に提出しました。

この法案は、与野党で対決するものではないと思っています。自民党が対案を作っているのであれば、早く提出していただき、すり合わせをして、超党派で議論を進めていただきたいと思っています。


(おつじ・かなこ)1974年生まれ。大阪府議会議員だった2005年にカミングアウト。2013年の参議院選挙で当選し、日本で初めて同性愛をオープンにした国会議員に。現在は大阪2区選出の衆院議員(立憲民主党)。

967名無しさん:2019/01/20(日) 14:54:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190120-00000008-kobenext-soci
脱「男らしさ」社会 “依存しない”男女平等社会にするには?
1/20(日) 10:00配信 神戸新聞NEXT
 昨年、セクハラや医学部入試の差別的な扱いが次々と明るみに出て、女性への偏見が依然として根強いことが分かった。ガラスの天井で行く手を阻まれ、足元のはしごも外される女性たち。一方、「男らしさ」を求められる男性たちも息苦しい。ともに生きやすい社会にするにはどうすればいいのだろうか。男性学を研究し、兵庫県姫路市の男女共同参画審議会長を務める社会学者、伊藤公雄・京都産業大学教授に聞いた。(片岡達美)

 -医学部入試問題で順天堂大学は、女性を不利に扱ったのは「コミュニケーション力が高いから。補正が必要」と説明しました。

 「医師にとって患者や医療従事者との対話能力は極めて重要。だったら女性医師を増やそう、となるはずだが、全く逆行している」

 -昨年末には人権派とされるフォトジャーナリストが性暴力で告発されました。

 「政治的にはリベラルでも、男女関係では女性を支配・所有し、称賛されることで自分の力を確認したがる男性もいる」

 -被害を告発する「#MeToo」(「私も」の意)運動ですが、日本ではいまひとつな印象も。

 「確かにアジアで見ても韓国、台湾では大きなムーブメントになったが、日本は鈍かった。各組織の上層部の感度が鈍い。セクハラの福田元財務事務次官は、日本以外なら即刻クビにしただろう。メディアも男性主導だから、面白おかしく取り上げる傾向が強く、人権問題にまで踏み込んだ例は少なかった。この件では私も取材をたくさん受けたが、男性記者は全国紙の一人だけだった」

 -男性学の始まりはいつごろなのですか?

 「男性学の誕生は1970年代のこと。ウーマンリブ運動が盛んだった米国で、男性の視点からも性別役割を考えようとした。私は学生時代、リブ活動に触れ、イタリアのファシズムという『男性性』が過剰な思想の研究から始めた。日本では80年代後半から女性政策が広がる中で、男性の立場から男女平等を考察した。初めて『男性学』と付くゼミを京都大学で開講したのが91年だ」

 -そこで何が浮かび上がったのですか?

 「70年代まで欧米では女性の多くが専業主婦だったが、日本はずばぬけて女性が働く社会だった。その後、70〜80年代になって欧米では女性の労働参画が進む。これに対し日本は男性の長時間労働、女性の低賃金のパート労働と家事・育児が経済成長を支えた。これが『成功体験』となり、バブル崩壊とリーマンショック以降もしがみついている」

 「近い将来、経済が停滞し、少子高齢化が進むことは90年代初頭には分かっていたことだ。内閣府などの委員会でも声を大にして言い続けてきた。女性の社会参画がなければ日本はもたない、と」

 -世界経済フォーラム(WEF)の2018年報告書で、日本の男女格差は149カ国中110位でした。主要7カ国で最下位の状態が続いています。

 「世界では豊かな国ほど男女平等が浸透している。なのに、日本では『女性の活躍』=『安い労働力として人手不足を埋める』という考え方のままだ」

 -とはいえ時代は移り、男性の意識も変わってきました。

 「『男らしさ』に縛られていると過労死や自殺に至るケースがある。共働きでないと困ると考える若い男性は増えている。厚生労働省によれば、育休を取得した男性は18年度で5・14%。まだまだ低いが、調査を始めた1996年以来、最高となった」

 -流れをさらに進めるには?

 「政府や企業のトップ層が過去の失敗に気づき、男性中心の単一的な見方を変えて、女性という違う視点を取り入れることだ。意思決定の場に女性を一定割合入れるクオータ制度には意味がある。長時間労働を規制し、共働き家庭を支援する施策の充実も必須だ」

 「男性主導の職場を避け、専業主婦をしたいという若い女性も増えているが、他者に依存するのではなく、男女とも経済的、精神的に自立してもらいたい」

【いとう・きみお】1951年埼玉県生まれ。京都大大学院博士課程満期退学。神戸市外大助教授、京都大教授などを経て現職。日本ジェンダー学会会長など歴任。著書に「男性学入門」など。

968名無しさん:2019/01/24(木) 08:01:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190124-00000005-asahi-pol
女性カップル、札幌市に婚姻届 不受理の見通し、提訴へ
1/24(木) 3:46配信 朝日新聞デジタル
 札幌市に住む20代の女性と30代の女性のカップルが23日、同市に婚姻届を提出した。届け出は、同性同士であることを理由に不受理となる見通し。2人は、同性婚ができないのは法の下の平等を定めた憲法に違反するなどとして、2月14日に札幌地裁に提訴する。

 2人は23日午前、同市中央区役所を訪れ、窓口に婚姻届を手渡した。付き添った加藤丈晴弁護士によると、民法や戸籍法では男女間の婚姻を前提としているため、婚姻届は不受理になる見込みだという。30代女性は提出後、「異性間なら普通に出せるのに。やっぱりこれが現実なんだと思った」と話した。

 2人は付き合って10年超、一緒に住むようになって5年になる。いずれも会社員で、仕事の都合でなかなか時間は合わない。それでも、30代女性の手料理を一緒に食べられる夜は、幸せなひとときだ。互いの薬指には、指輪が光る。

 そんな2人には不安がある。どちらかが急病などで救急搬送されたとき、病院から連絡を受けられるのか。そして、面会できるのか。札幌市には性的少数者のカップルを公に認めるパートナーシップ宣誓制度がある。2人もこの制度を利用しているが、宣誓に法的な力はない。30代女性は「実際に困ったときに本当に助けてもらえるのか保証がない。結婚することで、解決できれば」と望む。

 2人は来月、札幌地裁に提訴する。性的少数者の支援活動にも携わっている20代女性は「これから大人になる若い当事者たちが将来像を描けるためにも、声をあげたい」と話した。

 原告弁護団の一員でもある加藤弁護士は「異性間で認められている権利が同性間で認められないのは不平等だ」と指摘する。現状では、同性カップルは遺産相続や所得税の配偶者控除なども認められない。「結婚は憲法が保障した基本的な権利であり、同性カップルにも保障されるのが重要」と話す。

 原告弁護団によると、2月14日は全国13組の同性カップルが一斉提訴する予定だ。このうち道内の原告は、今回の2人を含めた3組という。(白井伸洋)

朝日新聞社

969名無しさん:2019/01/27(日) 19:22:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190127-00010001-tokyomxv-soci
女性軽視、暴力性を指摘…“男らしさ”を問う広告動画に賛否
1/27(日) 11:31配信 TOKYO MX
TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月〜金曜7:00〜)。1月18日(金)の放送では、米ジレットの広告動画を発端とした“男らしさ”について、意見を交わしました。

カミソリ製品ブランドの「ジレット(Gillette)」が1月14日(月)に公開した広告動画がネット上で話題になっています。
その動画で描かれている一例では、殴り合いの喧嘩をする男の子たちと、“男とはそういうものだ”と喧嘩を止めない父親などが登場。“男にありがち”“男だから”と容認されてきた暴力性や、昨今相次ぐセクハラ問題、女性軽視を考え直すよう、男性たちに促す内容になっています。
ジレットは、今回の広告動画の主旨について「“男だから”という言い訳で見逃されるような“有毒な男らしさ”を象徴する問題行動を指摘すること」と説明しています。

このニュースを受けて、矢野経済研究所社長の水越孝さんは、「企業(法人)としての人格を表明することは良いことだと思うし、そうしたブランディングが有効な時代になってきていると感じた」と述べました。


◆“男らしさ”にはめるのは古いのでは?

元財務官僚でニューヨーク州弁護士の山口真由さんによると、公開された当初は支持する声が多かったものの、数日経過するにつれ不支持の声が上がり、五分五分の状態なのだそうです。

続けて、「“男らしさ”というもので1つのステレオタイプ(先入観や固定観念)にはめること自体、古いと思う」と意見。さらに、日本でも「『監督を男にする』とか『男だろ!』といった発言をすることが、今後はどんどんできなくなっていくのでは」と推測し、「時代の趨勢だし、悪いことではない」と述べました。

ファッションデザイナーの渋谷ザニーさんは、「本能的な性の格差や個性などがある。社会においてどのような形でその部分を保守し、活かしていくのか」と問いかけます。とりわけ、ファッション業界は女性だからこその表現力、男性ならではの行動力などで支えられている側面もあると話しました。


キャスターの宮瀬茉祐子は、「小さい頃から親に“女らしくしなさい”と言われてきた。その言葉は抽象的で、具体的に何を指すのかはわからなかった」と話します。これを受けて番組MCの堀潤は「“男らしさ”“女らしさ”ではなく“あなたらしさ”という言葉になっていけば」と考えを述べていました。

970 チバQ:2019/01/29(火) 08:15:16
6273 チバQ 2019/01/28(月) 14:01:57
https://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20190128000022
LGBTの候補、市議選トップ当選 「同じ境遇悩む人の希望に」印刷用画面を開く
支援者の用意したくす玉を割り、当選を喜ぶ赤坂氏(27日午後10時50分ごろ、亀岡市河原町の事務所)
支援者の用意したくす玉を割り、当選を喜ぶ赤坂氏(27日午後10時50分ごろ、亀岡市河原町の事務所)
 27日に投開票された京都府亀岡市議選(定数24)で、戸籍を男性から女性に変更した無所属新人、赤坂マリア氏(48)が2270票を得てトップ当選した。LGBT(性的少数者)を公表して選挙に臨み、「同じ境遇で悩む人たちの希望になりたい」と述べた。

 LGBT自治体議員連盟によると、全国の地方議員8人がLGBTを公表しており、赤坂氏は9人目。

 赤坂氏は大阪府高槻市出身。子どものころから男性であることに違和感を覚え、27歳の時に性別適合手術を受けた。大阪でタレント活動やクラブ経営をしてきたが、10年前に祖父母の介護のため亀岡市に移住。現在は、市内で高齢者向け住宅を経営する。

 選挙では自転車で市内一円を回りながら、高齢者や若者が楽しめるまちの実現を訴えた。

 午後10時40分ごろ、事務所で支持者に囲まれ、赤坂氏は「地盤が無いなか、みなさんのおかげで多くの支持をいただくことができた」と涙ぐんだ。「私はパワーもある。人脈もある。亀岡に人を呼び、できるだけ早く高齢者が楽しめる居場所をつくる。今日を亀岡の新しいスタートにしたい」と力強く語った。

【 2019年01月28日 08時44分 】

971チバQ:2019/01/31(木) 10:51:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201901/CK2019013002000258.html
茨城、LGBTカップル公認へ 都道府県で初

2019年1月30日 夕刊


 茨城県が、LGBTなど性的少数者のカップルを結婚に相当するパートナーとして公認する「パートナーシップ制度」の導入を検討していることが、県への取材で分かった。県によると、同様の制度は東京都渋谷区や札幌市、福岡市などが導入しているが、実現すれば都道府県では初となる。四月以降の運用開始を目指す。

 現在想定する仕組みは、県内に居住しているか、居住予定の二十歳以上を対象とし、名前や住所を書いた書類を提出するなどして申請。認めれば、公印の入った書類を交付する。LGBTカップルは、親族でないことを理由に病院でパートナーの病状説明を受けられないケースなどがあるとされ、県は公的書類の発行で状況改善を図る考えだ。 

 県は二月下旬から始まる県議会に、LGBTへの差別禁止を明文化する男女共同参画推進条例の改正案を提案する方針。パートナーシップ制度は可決後の具体的施策として位置付ける。

 同制度は渋谷区が二〇一五年に全国に先駆け導入した。県福祉指導課は「LGBTの方が少しでも生きづらさを感じないよう、環境整備の第一歩としたい」としている。

https://www.asahi.com/articles/ASLDT577YLDTUHNB00J.html
群馬)パートナー制度を1月開始 大泉町が全国町村で初
長田寿夫 2018年12月30日03時00分
群馬県大泉町は来年1月から、性的少数者のカップルを公的に認める「パートナーシップ制度」を施行する。東京都渋谷区や大阪市など全国9自治体が導入しているが、町によると県内では初めて。町村では全国初という。

 町は昨年3月、「あらゆる差別の撤廃をめざす人権擁護条例」を施行。パートナーシップ制度はその趣旨にのっとり、「すべての人の人権が尊重され、生きがいを持って暮らせる社会をめざす」として、条例に基づく要綱とする。

 20歳以上の町民らが対象。互いに配偶者がいないことを証明する戸籍謄本や住民票を添え、人生のパートナーであることを町長に書面で宣誓する。町は、町長名で証明書を交付する。

 パートナーに認定されると、町営住宅への入居などが認められるという。制度導入を公表した村山俊明町長は、「制度が悪用されないように調査研究もしていく」と話した。(長田寿夫)

972チバQ:2019/01/31(木) 10:51:43
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201901/CK2019013002000141.html
同性カップル「パートナー」制度で千葉市へ 「いない」から「いる」存在に

2019年1月30日


パートナーシップ宣誓証明書を交付された簗瀬竜太さん(左)と伊藤悟さん

写真
 千葉市は二十九日、LGBTなどの性的少数者や事実婚のカップルを「パートナー」として認め公的な証明書を交付する制度を始めた。市役所で宣誓をし、証明書を受け取った同性カップルの伊藤悟さん(65)とパートナーの簗瀬竜太さん(56)は「性的少数者への理解が進むきっかけになれば」と話した。 (黒籔香織)

 熊谷俊人市長が伊藤さんと簗瀬さんに「より良いパートナーとしてこれからも幸せになってください」と声を掛け、証明書を渡すと、職員からは拍手が湧き起こり、二人は笑顔を見せた。この日は、伊藤さんらを含むLGBTのカップル四組と事実婚カップル二組の計六組十二人が証明書を受け取った。

 伊藤さんと簗瀬さんは同性愛者の相談や交流の場をつくる団体「すこたんソーシャルサービス」を一九九四年から運営する。二人は千葉市でパートナーシップ制度が導入されると知り、昨年十一月に船橋市から千葉市に引っ越した。

 それ以前の家探しのたび、「男の二人暮らしはダメ」と十回以上、入居を断られた経験があった二人。今回、千葉市で新居を探す際、思い切って不動産会社の担当者に同性パートナーだと明かし、市が交付する証明書を申請する予定だと伝えた。

 担当者はその場で上司に電話で報告し、部屋を内見した翌日には入居の審査が通った。伊藤さんは「パートナーシップ制度の効果があると思った」と話す。

 二人が千葉市への転居を決めたきっかけは、二〇一一年に簗瀬さんが尿管結石で船橋市内の病院に緊急搬送された際、病院側から「親族しか入れない」と言われ、付き添った伊藤さんが診察室に入れなかった経験からだ。簗瀬さんは「危うい社会に住んでいると思った。パートナーをみとることもできないかもしれない」と当時を振り返る。

 二人が十〜二十代のころ同性愛者は「異常」「変態」と否定され、簗瀬さんは「いないことにされた中で生きてきた」と振り返る。「市が後ろ盾となっているパートナーシップ制度は、味方を背負っているよう。性的少数者が『いる』ことを知ってもらいたい」と簗瀬さんは期待する。

 今回の制度の導入を受け、証明書の交付を受けた人を対象に、千葉市立病院は二十九日から、これまでは親族や事実婚カップルに限定していた重症で意識のないパートナーとの面会について、LGBTのカップルも面会ができるようにした。四月からはLGBTのカップルも市営住宅の入居が可能になり、来年度からは法律婚と二親等内の血族に限られていた市営墓地の利用もできる。

 市は今後、市内の民間病院や不動産業者らに制度への理解を求めていく。

 パートナーシップ制度の現状 全国で10自治体が導入し、千葉市は11例目。2015年3月、全国で初めて東京都渋谷区で同性カップルにパートナーシップ証明書を発行する条例が成立し、同年11月に交付を始めた。

 政令市では札幌市が17年6月、LGBTなどの性的少数者のカップルを対象にした制度を開始。この他、同様の制度を東京都世田谷区や中野区、大阪市、福岡市などが、最近では今月1日から群馬県大泉町が導入した。

973チバQ:2019/02/01(金) 11:47:02
https://www.asahi.com/articles/ASM1Z46PTM1ZPPTB002.html
LGBT「パートナー宣誓制度」創設へ 堺市、4月から
LGBT

加戸靖史 2019年2月1日08時21分
大阪府堺市は30日、LGBTなど性的少数者のカップルをパートナーと公的に認める制度を4月から始める、と発表した。同様の制度は大阪市や札幌市、兵庫県宝塚市など11自治体で導入されている。

 堺市は制度開始に合わせ、市営住宅へのカップルの入居や、市立総合医療センターで手術をする際の同意をパートナーでもできるようにする。市職員の場合は結婚、介護、忌引などで配偶者と同等の休暇を取得することも認める。

 対象は成人で、いずれかが堺市内在住か転入予定の人。2人で宣誓すれば、市が宣誓書受領証を発行する。戸籍上の「同性」であるかどうかは問わず、受領証に記す名前は通名にすることもできる。

 竹山修身市長は記者会見で「制度の導入で、ありのままに自分らしく暮らせるまちづくりを進めたい」と述べた。(加戸靖史)

974チバQ:2019/02/21(木) 15:30:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-00000040-asahi-soci
LGBTや事実婚対象、岐阜県飛騨市でもパートナー制度
2/21(木) 11:58配信 朝日新聞デジタル
LGBTや事実婚対象、岐阜県飛騨市でもパートナー制度
岐阜県飛驒市のパートナーシップ宣誓書の書面案
 岐阜県飛驒市は、LGBTの当事者や事実婚のカップルを夫婦や家族として認定するパートナーシップ証明書を4月から発行する。

 証明書は、カップルが市役所で専用の様式に基づいて宣誓し、署名すれば、後日発行される。

 市は、現在は「夫婦」であることが要件の賃貸住宅の家賃補助や不妊治療費の助成制度なども4月以降、順次条例などを改正し、利用できるようにする予定だ。

 記者会見した都竹淳也市長は、当事者の気持ちに寄り添うことは自治体として「当たり前」とし、「多様なライフスタイルを分け隔てなく認めることで、市民生活を充実させたい」と話した。

 事実婚を含む証明書の発行は、千葉市でも例がある。(山下周平)

975チバQ:2019/02/21(木) 15:32:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190219-00000045-san-l13
女子もスラックスOK 中野と世田谷、全区立中で対応 23区で拡大
2/20(水) 7:55配信 産経新聞
女子もスラックスOK 中野と世田谷、全区立中で対応 23区で拡大
中野区立中学校でのこれまでの標準服(左)と今春から導入される女子用スラックスを含めた新たな標準服の1例=16日、中野区(吉沢智美撮影)
 中野区と世田谷区の全ての区立中学校で、この春から女子生徒がスカート以外にスラックスの制服を選べるようになる。23区では両区以外でも同様の動きが広がっており、性的少数者(LGBT)だけでなく、防寒や動きやすさといった面を考慮してスラックスを希望する女子生徒もいるという。(吉沢智美)

                   ◇

 中野区ではこれまで5つの区立中で、女子生徒がスカート・スラックスのいずれかの制服を自由に選択できていたが、残り5校は生徒から希望があった場合にのみスラックスを作成しており、積極的に選択肢を示していなかった。今春からは全10校で選択が可能になるため、新入生説明会などでスラックスの展示や説明を実施していく。

 同区では平成30年12月、小学6年の女子児童が「ズボンをはいて中学に通いたい」と酒井直人区長に要望書を提出。この児童がクラスの女子に行ったアンケートでは14人中「ズボンがはきたい」が6人、「どちらもはきたい」5人、「スカートがいい」3人-という結果になったという。酒井区長は「中野区は多様な生き方を受け入れる地域社会の実現を目指している。子供が行政に提案し、実現させることができるといういい事例にもなったのでは」と話している。

 世田谷区では30年3月の区議会で議員から要望が出るなどした経緯があり、区教育委員会が検討を進めていた。女子のスラックス制服を認めるかどうかについては、これまでは各校が個別に対応していたが、今春からは新入生に配布するカタログの制服に「男子用」「女子用」といった表記をせず、全29校で自由に選択できるようにする。

 担当者は「心のハードルを低くした。LGBTとは関係なく、寒いから、動きやすいからといった理由でスラックスを希望する場合もある」としている。

 23区内では、文京区、荒川区、目黒区などの区立中の一部でも、女子生徒がスラックス制服を選択できる。一部の板橋区立中では制服の案内に性別を明記していない。江東区の一部の区立中でも学校説明会の資料に「(女子生徒も)ズボン着用可」と明記するなど、新たな選択肢は広がりをみせている。

 文部科学省は27年、都道府県教委に対し、性同一性障害の児童・生徒にきめ細かい対応を取るよう通知を出していた。

976チバQ:2019/02/21(木) 15:32:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190219-00000108-kyodonews-soci
LGBTでパートナー制度、岡山 中四国で初
2/19(火) 16:43配信 共同通信
 岡山県総社市は19日、性的少数者(LGBT)などのカップルを結婚に相当するパートナーとして認める「パートナーシップ制度」を導入すると発表した。関連条例案を市議会に提出し、4月からの実施を目指す。市によると、中国四国地方では初めて。

 対象となるのは、市内在住か転入予定の成人。市によると、交付される登録証明書に法的効力はないが携帯電話料金の家族割引を利用できたり生命保険の受取人になれたりするという。市民にLGBTへの理解を深めてもらう広報活動にも取り組む方針。

 片岡聡一市長は「性別を隠して悲しむのではなく、容認して認められる社会にしていきたい」としている。

977チバQ:2019/02/21(木) 15:33:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190218-00010004-sanyo-l33
LGBTカップル結婚相当と認証 岡山・総社市 制度創設へ、事実婚も
2/18(月) 19:23配信 山陽新聞デジタル
LGBTカップル結婚相当と認証 岡山・総社市 制度創設へ、事実婚も
総社市役所
 岡山県総社市は、LGBTなど性的少数者や事実婚のカップルを結婚に相当する関係と認める「パートナーシップ認証制度」を導入する。市によると、中四国地方の自治体では初めて。2月定例市議会に関連条例案を提案した上で4月からの実施を目指す。

 ともに成人で市内在住者か市内に転入する予定があり、宣誓したカップルに「パートナーシップ登録証明書」を交付する。法的拘束力はないが、携帯電話の家族割引が使えたり、生命保険の受取人になれたりするケースがあるという。

 同市では昨年12月の市議会で、片岡聡一市長が認証制度の創設について検討する方針を示していた。市人権・まちづくり課は「市が認証することで、多様な生き方が認められ、誰もが暮らしやすい地域社会を実現したい」としている。

 同制度をめぐっては、東京都渋谷区が条例を制定し同性カップルを「結婚に相当する関係」と公的に認める証明書を発行しているほか、全国で検討が進んでいる。

978チバQ:2019/02/21(木) 15:35:57
飛騨市長 都竹淳也
twitterとかで少しバズった記事見つけた
https://ameblo.jp/shougaiji/entry-12440075863.html

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190216-00114642-gifuweb-l21

飛騨市がパートナーシップ証明制度 LGBTや事実婚対象
2/16(土) 8:41配信 岐阜新聞Web
 岐阜県飛騨市は、性的少数者(LGBT)や事実婚のカップルを認めるパートナーシップ証明制度を4月から始める。同市によると、LGBTに限定しないパートナーシップ証明制度は東海初になるという。

 パートナーになる2人が、独身で市内在住であることなどの条件を満たし、宣誓を行えば、市が証明書を発行する。

 新婚世帯に支給している家賃補助や、夫婦への不妊治療助成についての要件を順次改正し、パートナーと認めたカップルにも適用する。入居者を親族に限定している市営住宅の条件も変更し、カップルが入居できるようにする。

 市は「生きやすい社会の実現に向けた取り組みを進めていきたい」としている。

岐阜新聞社

979チバQ:2019/02/21(木) 15:37:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000036-asahi-soci
全ての人に結婚の自由を 同性カップル13組一斉提訴へ
2/13(水) 12:00配信 朝日新聞デジタル
全ての人に結婚の自由を 同性カップル13組一斉提訴へ
世田谷区役所支所に婚姻届の提出に向かう西川麻実さん(左)と小野春さん=2019年2月7日午後、東京都世田谷区、飯塚晋一撮影
 すべての人に結婚の自由を――。同性婚ができないことの違憲性を問う日本で初めての訴訟が14日、札幌、東京、名古屋、大阪の4地裁に一斉に提起される。世界では同性カップルの法的承認が進むが、政府・自民党内に同性婚を認める機運はない。弁護団は「訴訟を通してムーブメントを起こしたい」と世論喚起にも期待する。
 提訴するのは、8都道府県の20〜50代の同性カップル13組。弁護団は、国が同性同士の結婚を認めないのは憲法が保障する結婚の自由や法の下の平等に反し、違憲だと主張。国会が民法改正などの立法措置を怠ったとして、国家賠償法に基づき、1人あたり100万円の損害賠償を請求する。

 東京訴訟の共同代表、上杉崇子弁護士は「同性婚を認めない国は、同性カップルに『社会が承認しない関係性』との烙印(らくいん)を押している。同性を愛する人々の尊厳を回復したい」と言う。

 原告に加わる西川麻実(あさみ)さんと小野春さん=東京都世田谷区=は12日、先週出した婚姻届が不受理になったと連絡を受けた。理由は「不適法」だった。

 西川さんは欧米で同性婚を求める裁判が相次ぎ、法が変わっていく様を見て、いつか訴えを起こしたいと考えてきた。「長い間パートナーシップを築き、地域に根づいて暮らし、尊厳回復の願いを持っている人々が、この国には大勢いる」

 2人は40代で、14年連れ添ってきた。お互いに異性と結婚していた時の子がいる。1人は巣立ち、いまは高校生の子2人と4人で暮らす。どこにでもある家族の姿だが、結婚できず共同親権もない。地域や学校、職場でどう説明するか。両親が同性カップルと分かれば、わが子が偏見にさらされないか。「張りつめた思い」の中で生活してきた。

 小野さんは2016年に乳がんの手術を受けた。パートナーが告知に立ち会えるか、手術の同意書にサインできるか、不安がつきまとった。遺言がなければ相続できず、自分の死後に実子をパートナーに育ててもらえる確証もない。男性と結婚していた時は無自覚だったが、婚姻制度には様々な生活保障のパッケージがひも付けられ、異性カップルは幾重にも守られている。死と直面し、その落差を身をもって知った。

 小野さんは性的少数者の家族が緩やかにつながる「にじいろかぞく」の代表でもある。「子育てしているLGBTは都会だけでなく地方にもいる。すでに多様な家族が存在し、そこで育つ子どもがいるという現実に目を向けてほしい」と話す。

朝日新聞社

980チバQ:2019/02/21(木) 21:57:53
5053 :チバQ :2019/02/21(木) 21:57:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-00000078-asahi-soci
台湾で同性婚認める法案提出 成立ならアジア初の合法化
2/21(木) 18:14配信 朝日新聞デジタル
台湾で同性婚認める法案提出 成立ならアジア初の合法化
台北市で昨年10月にLGBTの人々らが行ったパレードでも、同性婚の法制化が呼びかけられた=西本秀撮影
 台湾の行政院(内閣)は21日、同性婚を認める特別法案を閣議決定し、立法院(国会)に提出した。民法にほぼ準じる形で、18歳以上の同性同士の婚姻の自由の保障や、互いの扶養義務、相続権などを定める。5月までの成立を目指しており、審議が順調に進めばアジアで初めて同性婚の合法化が実現する可能性がある。

 タイでも昨年12月、同性同士のパートナーシップを位置づける法案がまとまり、審議途中にある。

 台湾で憲法解釈を担う司法院大法官会議が2017年5月、同性婚を認めないことを「違憲」と判断し、2年以内の対応を当局に求めていた。だが、世論の反対が根強く、昨年11月の住民投票で、「民法の婚姻規定は男女に限る」という提案が同意多数で成立した。民法改正は見送り、特別法による対応となった。

 反対論に配慮して、法案の名称に「同性」「婚姻」といった言葉を盛り込まなかったが、条文には「同性の婚姻の自由の平等を保護する」と明記した。(台北=西本秀)

朝日新聞社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-00000574-san-cn
台湾、同性婚容認の法案 アジアで2例目、根強い反対
2/21(木) 17:53配信 産経新聞
台湾、同性婚容認の法案 アジアで2例目、根強い反対
台北の行政院で、同性婚法案の質問に答える蔡清祥法務部長(右)=田中靖人撮影
 【台北=田中靖人】台湾の行政院(内閣に相当)は21日、同性同士の婚姻を認める特別法案を立法院(国会)に送付した。5月下旬の施行を目指す。アジアではタイの内閣が昨年12月、同性婚を認めるパートナーシップ法案を議会に送付しており、法案提出は2例目となる。成立時期によっては台湾がアジア初となる可能性がある。

 台湾の憲法裁判所に相当する司法院大法官会議は2017年5月24日、同性婚を認めない現行の民法は違憲だとの憲法解釈を発表し、2年以内の立法措置を求めた。だが、昨年11月、民法改正による同性婚容認に反対する住民投票が成立し、蔡英文政権は3カ月以内の対応を迫られていた。

 特別法案では、原則18歳以上の同性2人に「婚姻関係」の戸籍登録を認め、財産についても民法の夫婦間の規定を準用する。ただ、どちらかの実子を除き養子縁組は認めない。

 蘇貞昌(そ・ていしょう)行政院長は法案を決めた行政院会議(閣議)で「この一歩は歴史に記録される」と評価したが、法案の名称から「同性婚」を除くなど、根強い反対派への配慮も伺わせた。

 台湾では2003年以降、毎年秋に台北でアジア最大の性的少数者(LGBT)パレードが開かれるなどしており、蔡総統も同性婚容認を表明してきた。ただ、17年の憲法解釈以降、賛成と反対の両派がデモを行うなど対立が深まり、昨年11月の住民投票では民法改正による同性婚容認案が否決された。

981チバQ:2019/02/27(水) 14:39:17
>>697-699
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190227-00000057-asahi-soci
一橋大の賠償責任認めず 同性愛の暴露被害後に転落死
2/27(水) 13:38配信 朝日新聞デジタル
 同性愛者であることを同級生に暴露される「アウティング」被害を受けた後、2015年8月に大学の建物から転落死した一橋大法科大学院生の男性(当時25)の遺族が、「被害を申告した後の対応が不十分だった」として同大に約8600万円の賠償を求めた訴訟の判決が27日、東京地裁であった。鈴木正紀裁判長は「安全や教育環境への配慮義務に違反したとは認められない」として遺族の請求を棄却した。

 訴状によると、男性は15年4月、同級生の男性に恋愛感情を伝えた。同級生は同年6月、男性と他の友人7人が入るLINEのグループに「おれもうおまえがゲイであることを隠しておくのムリだ。ごめん」と送信。男性が同性愛者であることを、勝手に明かした。

 男性は、翌7月以降に3回、大学のハラスメント相談室を訪れ、「同じクラスにいる同級生を見ると、吐き気がしたりパニックになったりする」と訴えた。転落死した8月24日は、相談員らと面談した後、「休むと留年になる」として出席した模擬裁判の授業を抜け出し、建物の6階から落ちた。

 遺族側は、「アウティングの被害を知った大学がクラス替えなどの適切な対応を取らなかった」と主張。大学側は「同性愛を苦にした、突発的な自殺で予想することは不可能だった」と反論していた。提訴は16年3月で、当初はアウティングをした同級生も被告として訴えていたが、18年1月に和解が成立した。(北沢拓也)

朝日新聞社

982チバQ:2019/03/28(木) 23:16:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190328-00000080-kyodonews-pol
LGBT法案骨子を自民委が了承 参院選にらみ多様性尊重アピール
3/28(木) 12:41配信 共同通信
 自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会(古屋圭司委員長)は28日、党本部で会合を開き、性的少数者(LGBT)への理解拡大を図る法案の骨子を示し、了承された。党内手続きを進め議員立法での今国会提出を目指す。参院選をにらみ、多様性を尊重する党の姿勢をアピールしたい考えだ。

 古屋氏は会合後、記者団に「まずは理解増進が重要だ。選挙の年なので、党の考え方をはっきり示す必要がある」と述べた。ただ党内には伝統的家族観を重んじる議員を中心に抵抗感も根強い。

 法案骨子は、性的指向・性同一性の多様性に寛容な社会の実現に資することが目的と明記している。

983チバQ:2019/05/13(月) 20:33:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190512-00050148-yom-soci
読売テレビ、情報番組で「不適切な取材行った」
5/12(日) 21:29配信 読売新聞
 読売テレビ(大阪市)は12日、関西地区で10日夕に放送された情報番組「かんさい情報ネットten.」で市民の性別を確認した場面について、「プライバシーに関して不適切な取材を行った内容があった。深くおわびする」と謝罪した。番組中に、コメンテーターで作家の若一光司氏が「個人のセクシュアリティーにこういう形で踏み込むべきじゃない」と指摘していた。

 問題の場面は、お笑いコンビ・藤崎マーケットの2人が、街頭で聞いた市民らの疑問について調べるコーナーの一部。大阪市内の飲食店で常連客の性別が分からないという話を聞き、本人に「性別はどちら」などと尋ねた。2人は保険証で性別を確認したり、本人の了解のもと、体に触れたりした。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190512-00000019-asahi-soci
出演者が苦言「よう平気で放送できるね」 TV企画物議
5/12(日) 16:01配信 朝日新聞デジタル
出演者が苦言「よう平気で放送できるね」 TV企画物議
番組では、保険証の性別欄を確認するシーンも放送された
 読売テレビ(大阪市)は10日、夕方の報道番組内のロケ企画で「男性か女性かどっち?」と一般客に確認するシーンを放送した。生放送中に、番組コメンテーターで作家の若一光司(わかいちこうじ)さんが「許し難い人権感覚の欠如」と指摘。同局総合広報部は「プライバシー情報に関する不適切な取材だった。視聴者並びに関係者の皆さまに深くおわびします。事態を重く受け止め、再発防止に向けて取り組む」と説明している。

 報道番組「かんさい情報ネット ten.」で放送されている、お笑いコンビ・藤崎マーケットが、街の人々の疑問を調査する「迷ってナンボ!」と題するコーナー。大阪市内の飲食店を訪ねた2人が「常連客の性別がわからない」との話を聞き、客本人に「性別はどちら」「彼女は?」と質問したり、保険証の性別欄を確認したりした。「おっぱいあります?」と尋ね、客が「ちょっと触ってみます?」と答えると、胸のあたりに触れる場面もあった。「正真正銘の男だった」「これで、疑問は解決。お兄さん、失礼なことを聞いてすみませんでした」というナレーションも入っていた。

 VTRを見た若一さんは「個人のセクシュアリティーにそういう形で踏み込むべきじゃないです。そんなものをよう平気で放送できるね。どういう感覚ですか、これは報道番組として」「ご本人がテレビに出ることを了解していたとしても、個人のセクシュアリティーに関してそういうアプローチをすること自体が、人権感覚、人権認識にもとります」などと批判した。(杢田光)

984チバQ:2019/05/13(月) 20:33:23

https://www.asahi.com/articles/ASM5D54FDM5DPTFC00K.html?ref=yahoo
性別確認の番組に疑問の声 「不愉快」「なぜ許された」
有料記事

杢田光 2019年5月13日05時08分
 読売テレビ(大阪市)が10日の報道番組内で「男性か女性かどっち?」と性別を確認する場面を放送したことにインターネット上などで疑問を投げかける書き込みが相次いでいる。
  ツイッターでは、「見ていて不愉快」「個人のセクシュアリティーに踏み込むのは、今の時代や人権感覚にそぐわない」「なぜこの企画が、放送にいたるまで許されたのか」などのコメントが並ぶ。一方、放送中に番組コメンテーターの若一光司さんが「許し難い人権感覚の欠如」などと厳しく批判したことには「生放送できっちり怒ってくれる人がいてよかった」「(自分は)笑いながら見ていたので、はっとした」という声も。

 ログイン前の続き性別に違和感を持つ人たちを支援する一般社団法人「gid.jp 日本性同一性障害と共に生きる人々の会」(東京都)の倉嶋麻理奈副代表は、「性別は大切な個人情報で、安易に聞くべきではない。性別を男女の二つに分けたがる世間の認識が、番組に反映されていると感じた」と話す。「まるで、見かけ上の性別がはっきりしないことが、悪いことなのかと思わされるような内容。興味本位で性別を取り上げられることで、嫌な思いをする人もいる。性的少数者がいるということは認識されつつあると思うが、人権の問題だという意識はまだ不十分なのでは」と指摘した。(杢田光)


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190513-00000067-dal-ent
読売テレビ「ten.」問題コーナーを当面休止と発表…番組で謝罪へ
5/13(月) 13:40配信 デイリースポーツ
読売テレビ「ten.」問題コーナーを当面休止と発表…番組で謝罪へ
読売テレビ
 読売テレビは13日、10日に放送し、性別を探る企画が問題となった、夕方ニュース「かんさい情報ネット ten.」(月〜金曜、後4・47)内のコーナー企画「迷ってナンボ!」に関して謝罪し、同企画を当面休止することを発表した。同局によると、この日夕方の番組内でも視聴者に謝罪を行う予定。

 問題となったロケ企画では、「常連客の性別が分からない」という店員の依頼で、客本人に取材。恋人の有無を確認したり、胸の辺りに触れたり、免許証を確認したりした。番組放送中にコメンテーターの作家・若一光司氏が番組で「許しがたい人権感覚の欠如」などと激怒。ネット上でも賛否両論となった。

 読売テレビはこの日、マスコミ各社へのリリースで「一般の方に対し性別を確認するなど、人権上、著しく不適切な取材を行い、その内容を放送致しました。視聴者及び関係者の皆様に深くお詫びします」と謝罪した。

 「人権に関して強く意識すべき放送局である当社がこのような事態を招いたことについて、当社としては、重く受け止めています。当該放送に至った経緯を詳細かつ徹底的に検証するとともに、今後はこのようなことが無いように再発防止に向けた具体的な対策に早急に取り組み、視聴者の皆様からの信頼回復に向けて努めてまいります。なお『迷ってナンボ!』につきましては、当面の間、放送を休止いたします」とした。

985チバQ:2019/05/13(月) 20:34:17
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201902/CK2019021702000147.html
<アウティングなき社会へ>(上)同性愛暴露され心に傷 転落死の男子学生「友人関係、苦しい」
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2019年2月17日 朝刊
 「LGBT」という言葉とともに性的少数者の存在は広く知られるようになってきた。一方で差別や偏見も根強く残り、性的指向などを他人が暴露する「アウティング」と呼ばれる行為で深く傷つけられる人々もいる。二〇一五年に一橋大(東京都国立市)のキャンパスで転落死した男子大学院生=当時(25)=もアウティングの被害を受けていた。遺族は大学を訴えており、二十七日に東京地裁の判決を迎える。言葉を凶器としないため、互いに何を理解するべきかを考える。

 男子学生が愛用したチェロが、実家の部屋の納戸にひっそりとしまわれていた。「自分は愛を語れないけれど、今からチェロで演奏します」。大学の集まりで学生はそう言って、自己紹介代わりに英国の作曲家エルガーの「愛の挨拶(あいさつ)」を披露したという。五歳から習い始め、中高ともオーケストラ部で活躍した。愛知県内に住む両親は、チェロを大事そうに出して懐かしんだ。

 一五年八月二十四日、弁護士を目指し一橋大法科大学院で学んでいた学生は、授業中に校舎から転落して亡くなった。二カ月前、告白した男子同級生にゲイ(男性同性愛者)であることを仲間内で暴露され、吐き気や不眠など心身に不調をきたし、心療内科にも通院していた。

 家族にはゲイであることを話していなかった。死後、大学側から伝えられた父親は「驚きはあったけど、だから何なのと。亡くなったことが何よりもショックで」。

 明るくて、頑張り屋だった。友人も多く、高校ではバンドを組んだり、新潟県中越地震の被災地へボランティアに出掛けたり。一人暮らしの部屋には、海外の珍しい調味料が並んでいた。

 様子がおかしいと母親が感じたのは、一五年七月上旬。電話口で泣いていた。理由は教えてくれなかった。心配で「ごはん食べた?」などと、たわいのないメールを毎日送った。

 八月中旬に帰省した時はほとんど外出しなかったが、一人だけ男性の友人(28)に会った。この友人には高校三年の時、恋愛感情を告白していた。友人は「今までと同じく、仲の良い友達でいよう」と答え、その通りの関係が続いていた。

 友人は、一緒にあんかけスパゲティを食べた後、学生に元気がないことに気付いた。「大丈夫か?」と聞くと、「友人関係に苦しんでいる」と答えたという。「あと半年でお互い卒業だから、もう少し頑張り抜こうと約束したんです」

 学生は当時、クラス替えなどを求めて担当教授や大学のハラスメント相談室に相談し、内容をパソコンに残していた。それを読んだ妹(26)は法廷で「兄は同性愛を苦にはしていなかった。アウティングをされて以降、目がうつろになり、理解を欠いた大学の対応で悪化した」と訴えた。

 母親には消えない後悔がある。息子が高校生の時、同級生の親から「ゲイ、ゲイってからかわれているよ」と教えられたが、気にせずそのままにした。「あの時、『ゲイって言われてもお母さんは気にしないよ、個性でしょう』と言ってあげられていたら」。弾き手のいなくなったチェロを触りながら、涙をこぼした。

 (この連載は奥野斐が担当します)

<一橋大アウティング裁判> 訴状などによると、一橋大法科大学院の男子学生は2015年6月、同級生約10人が参加する無料通信アプリ「LINE」のグループに同性愛者だと書き込まれ心身に不調をきたし、同年8月24日、校舎から転落死した。両親は16年に同級生と大学に損害賠償を求めて提訴。大学がセクハラ対策を怠ったほか、ハラスメント相談室の担当者が学生と面談して状況を把握しているのに、適切な対応をしなかったと訴えている。同級生とは昨年、和解が成立。大学側は「対応に落ち度はなかった」と主張している。

986チバQ:2019/05/13(月) 20:34:42
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201902/CK2019021802000109.html
<アウティングなき社会へ>(中)「彼は昔の自分」命守る制度を 退職し活動に専念「社会を変える」

2019年2月18日 朝刊
 二〇一六年夏、五輪の高揚感の真っただ中にあったブラジル・リオデジャネイロ。松中権(ごん)さん(42)は、ホテルで見たネットニュースに血の気が引いた。同性愛者であることを無料通信アプリ「LINE(ライン)」の同級生グループ内で明かされた後、校舎から転落死した一橋大の法科大学院の男子学生=当時(25)=の遺族が、大学などに損害賠償を求める訴訟を起こしていたのだ。同大は松中さんの母校である。「彼は、かつての自分だ」

 大手広告会社電通の日本政府首相官邸担当営業として出張中だった。同性愛をひた隠しにした大学時代がフラッシュバックする。過呼吸に襲われ、「東京五輪を(性の多様性を表す)レインボーに」と浮かれていた気分は吹き飛んだ。

 大学時代は「何とかつじつまを合わせ、ごまかし、うそをつき、笑い、楽しんでいるふりをした」。四年生の時、逃げるように留学したオーストラリアで男性同士が堂々と手をつないで歩く姿に励まされ、初めて周囲に打ち明けた。

 入社八年目、研修で半年間滞在した米ニューヨークでも、同性愛者が生き生きと働く姿を目の当たりにした。帰国後の一〇年、LGBTなど性的少数者を支援する団体を設立。そのころから徐々に職場で打ち明けた。

 LGBT団体では明るく楽しく、ポジティブに発信する一方、「人権問題」の面を強調するのは避けていた。しかし、男子学生の転落死で考えを改めた。「これは人権問題であり、命を守る法制度が必要だ」

 電通を退職し、LGBTの活動に専念。差別をなくす法制度を求める集会を国会で開いたり、困窮するLGBTの人が使えるシェルターの開設を支援したりした。「社会は勝手に変わってくれない」と覚悟する。

 異性を好きになるか、同性を好きになるかといった「性的指向」などを本人の意思に反して公表する「アウティング」は、男子学生の転落死をきっかけに社会問題化しつつある。

 遺族の提訴が報道された後、国際基督教大(東京都三鷹市)ジェンダー研究センターは、学生の不安を解消する努力を約束し、LGBTを含む少数者対応の見直しを学内外へ向けて呼び掛ける声明をホームページに掲載した。

 当時のセンター長、生駒夏美教授は「転落死は、差別意識が厳然と存在するのに、LGBTという言葉だけ表面上もてはやされる現状をあぶり出した」と振り返る。一七年三月には、人権についての学長宣言が発表され、「アウティングを含むセクシュアルハラスメントの根絶を目指す」との旨が明記された。

 一橋大の地元である東京都国立市は昨年四月、アウティングを禁じる全国初の条例を施行した。

 男子学生の父親は、松中さんの存在を関係者を通じて知った。「こうして動いてくれる人がいるのは心強い。もっと早く、息子と知り合ってくれていたら」と複雑な胸の内を明かす。母親は、報道などで見聞きした国際基督教大や国立市の動きに励まされたという。「少しでも世の中が変わっていくなら、息子は永遠に生きていると思えます」 (奥野斐)



この企画は上・中・下の3回連載です。全文はこちらで読めます。

987チバQ:2019/05/13(月) 20:35:00
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201902/CK2019021902000129.html
<アウティングなき社会へ>(下)善かれと思っても「暴露」 「打ち明けられたら対話を」

2019年2月19日 朝刊
 「自分の居場所や生活が脅かされる不安でいっぱいだったのだろう」。神谷悠一さん(33)は、同性愛者だと暴露される「アウティング」の被害を受け、校舎から転落死した一橋大法科大学院の男子学生=当時(25)=の心境を、そう思いやった。自身もアウティングされた一人だ。職場で、知人が幹部に、神谷さんがゲイ(男性同性愛者)であることを伝え「当事者だから守ってあげてほしい」と話してしまった。

 「足元が抜けるようだった」。善かれと思っての行動らしかったが、秘密を突然暴かれた神谷さんにとっては、恐怖でしかなかった。同性愛に対して、誰がどんな嫌悪や差別感を持っているか分からない世の中なのに。攻撃されるのではないか。排除されるのではないか-。職場で人とすれ違うたびに、びくびくした。

 レズビアン(女性同性愛者)の大路(おおじ)香里さん(33)も数年前、告白した女性にばらされ、共通の知人間で広まってしまった。「関係性を変えてしまう繊細なプライバシーだから、信頼し、心を許した相手にしか言わなかったのに。ショックでした」

 性的少数者の相談を受けてきたNPO法人「共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク」代表理事の原ミナ汰(た)さん(62)は、「この人ならと信頼して打ち明けた人にばらされるので、アウティング被害は、ショックが大きい」と語る。相手が親しい関係のために被害を言い出しにくく、周囲には当事者間の問題として距離を置かれやすい面が「性暴力に構造が似ている」と話す。

 恋愛話は男女間のことというのがまだまだ前提で、つい最近までLGBTなど性的少数者は笑いの定番のネタにもされていた。そんな空気の中では、意図的に傷つけようとするアウティングだけでなく、想定外だった同性愛をカミングアウトされて(打ち明けられて)戸惑い、誰かに話してしまうことも起こりがちだという。

 「打ち明けられたら、まず、信頼して話してくれたことに感謝を示してほしい。恋愛感情を告白されたら、遠慮せずに自分の好みや恋の対象になるかどうかをはっきり伝えていい」。一人で抱えきれない場合は、守秘義務のある専門窓口に相談することもできる。

 「男女間の異性愛も、同性愛も、基本は人と人との関係です。対話して、その中で自分の知られたくないことを他人に言われたらどうか、と考えてみることが大切だと思う」

 亡くなった一橋大の男子学生の両親は生前、息子から直接、ゲイだと聞くことはできなかった。アウティングという形ではなく、もし今、生きていてゲイだと話してもらえたら-。母親はちゃんと受け止め、声を掛けてあげたかった。「いいパートナーができたら、連れていらっしゃいね」と。 (奥野斐)

988チバQ:2019/05/13(月) 20:35:25
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201905/CK2019050602000173.html
LGBT支援検討会合 茨城県医師会副会長発言「多数派に戻る治療ないのか」

2019年5月6日 朝刊


 同性愛者ら性的少数者(LGBT)などへの支援策を検討する茨城県主催の会合で、県医師会の満川(みつかわ)元一副会長が「性的マイノリティー(少数派)の人に、マジョリティー(多数派)に戻ってもらう治療はないのか」と発言した。性的少数者の当事者らは「ショックだ」と不快感を示している。 (鈴木学)

 会合は、性的少数者のカップルを公認する「パートナーシップ制度」を含め県ができる支援策を検討する目的で、当事者や医師、弁護士など計十人の委員が六月まで四回開く予定。発言は四月二十五日の初回で、委員それぞれが考え方を述べていた際にあった。

 満川副会長は「性的マイノリティーの人に、性的マジョリティーに戻ってもらう治療はないのかという思いはある」と発言し、「少子高齢化の時代、産婦人科医としては一人でも多くの子どもをつくっていただきたい。戻っていただけないかと医者としての思いがある」とした。

 この発言に、当事者で、テレビ会議で出席していたNPO法人東京レインボープライド共同代表理事の杉山文野さんは「ショックだった。多数派が正しく、少数派は間違っているから直すべきだという考え」と指摘。「正しい知識を学んでもらえば『戻る』という言葉自体が出てこない。悪気はないでしょうが、この考え方が差別的と感じる」と指摘する。

 満川副会長は本紙の取材に「治療は医師として普通に使う言葉だが、あの場では使わない方が良かった。社会の潮流は知っているが、それを当たり前と受け止めるのは医師として引っかかる。戻ることは不可能なのか、そのまま男女の成長をしてもらうカウンセリングはいけないのか」と話す。一方で「私は専門家ではない。無理解な言動もあり得るが、文献や他の委員の意見を参考に考えを整理する」とも釈明した。

 世界保健機関(WHO)は一九九〇年に「国際疾病分類」から同性愛の項目を削除。「治療対象にはならない」とし、厚生労働省もこの見解を採用している。性同一性障害についても、WHOが昨年公表した同分類の最新版で精神疾患から外した。

 法務省は「性的指向や性自認を理由とする偏見や差別をなくし、理解を深めることが必要」として啓発活動を続けている。

989 チバQ:2019/05/17(金) 15:37:47
5186  チバQ sage 2019/05/17(金) 15:06:40
https://www.afpbb.com/articles/-/3225489
台湾立法院、同性婚認める法案を可決 アジア初


【5月17日 AFP】(更新)台湾の立法院(議会)は17日、同性婚を合法化する法案の採決を行い、賛成多数で可決した。同性婚合法化はアジアで初めて。
 法案は、同性カップルが「排他的で永続的なパートナーシップ関係」を築き、「婚姻届」を政府機関に提出することを認める内容。
 異性カップルと同等の結婚の権利を求めて何年も闘ってきた台湾のLGBT(性的少数者)コミュニティーにとっては、大きな勝利だ。
 保守派は「婚姻」に言及する箇所すべてを削除し、権利を制限した「シビルユニオン」に近い内容の改正案を、ここ数か月にわたり対案として提案していた。だが、土壇場まで続いた骨抜きの対案を通す試みは、失敗に終わった。
 立法院前では強い雨の中、大勢の同性カップルや支持者らが台湾を二分する法案審議の行方を見守った。(c)AFP

990チバQ:2019/05/20(月) 15:09:22

5187 :チバQ :2019/05/20(月) 15:08:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190518-00000013-jij-cn
同性婚、実現まで曲折=抵抗感なお根強く-台湾
5/18(土) 7:19配信 時事通信
 【台北時事】台湾で17日、同性婚を認める関連法が成立した。

 2016年5月に発足した蔡英文政権は、性的少数者(LGBT)を含むダイバーシティ(多様性)を尊重する社会の実現を目指し、同性婚の法制化を選挙公約に掲げた。しかし、伝統的家族観や信仰を背景に同性婚に対して根強い抵抗感を抱く人はなお多く、実現には曲折があった。

 「台湾にとってきょうほど誇らしい一日はない」。蔡総統は3年越しの関連法成立後、フェイスブックに投稿し、同性愛者らを祝福した。

 台湾では1986年に、男性が裁判所に同性パートナーとの結婚を認めるよう求めたのが、同性婚推進の始まりとされる。06年には民進党の立法委員(国会議員)が同性婚法案を立法院(国会)の委員会に提出したものの賛同が得られず、廃案となった。

 こうした中、蔡政権発足後の17年5月、憲法裁判所に当たる司法院大法官会議が、同性婚を認めない現行民法は「違憲」との判断を示したことで、事態が動きだした。

 同会議は2年以内の法改正か関連法制定を求めたが、与党・民進党の支持者らを含む各界の根強い反対もあり、法制化の動きは鈍化。昨年11月に反対派が推進した住民投票(国民投票に相当)で民法改正以外の方法で同性愛者の権利を保護することが決まり、関連法の整備にかじが切られた。

 民法改正による法制化を求めていた推進派は、妥協を強いられたものの、今回の関連法成立を「歴史的な一歩だ」と評価。一方の反対派は「台湾の民主主義の歴史上、最も暗い一日だ」と猛反発している。同性婚をめぐる台湾社会の対立解消には時間がかかりそうだ。

991チバQ:2019/05/21(火) 11:15:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190521-00000022-asahi-pol
「常軌を逸した言動」自公、丸山氏の譴責決議案を提出
5/21(火) 10:49配信 朝日新聞デジタル
「常軌を逸した言動」自公、丸山氏の譴責決議案を提出
向大野新治・衆院事務総長(中央)に、丸山穂高衆院議員に対する譴責(けんせき)決議案を提出する与党筆頭理事で自民党の菅原一秀氏(左)と公明党の佐藤英道氏(右)=2019年5月21日午前9時19分、国会内、岩下毅撮影
 自民、公明両党は21日、北方四島を戦争で取り返す是非に言及した丸山穂高衆院議員(日本維新の会から除名)に「猛省を促す」などとする譴責(けんせき)決議案を衆院に提出した。野党側は辞職勧告決議案を出しており、21日の衆院議院運営委員会理事会で両案の取り扱いを協議する。

 譴責決議案は、丸山氏の発言を「常軌を逸した言動」「憲法の平和主義をおよそ理解していない」と指摘。「北方領土返還に向けた交渉に多大な影響を及ぼし、我が国の国益を大きく損なうものと言わざるを得ない」と非難した。

 「議員の出処進退は自ら決すべきことが基本だ」と指摘。立憲民主党や維新など野党6党派が衆院に出した辞職勧告決議案には「議員の身分に関わることは慎重に取り扱う必要がある」と同調しない考えを示した。

 衆参両院の事務局によると、譴責決議案が提出された例は過去にない。

 自民の二階俊博幹事長は21日、党役員連絡会後の記者会見で、野党提出の辞職勧告決議案について「一刀両断のもと(議員の身分を)断ち切ることは慎重の上にも慎重であるべきだ」と語った。(永田大)


■自民・公明両党が提出した丸山穂高衆院議員に対する譴責(けんせき)決議案の要旨

 丸山氏の常軌を逸した言動は、元島民の方々のお気持ちを傷つけただけでなく、憲法の平和主義を理解していない戦争発言は、北方領土返還に向けた交渉に多大な影響を及ぼし、国益を大きく損なうものと言わざるを得ない。

 平和主義の認識を欠く議員の存在を国内外に知らしめ、衝撃を与えた事実は否めず、本院の権威と品位を著しく貶(おとし)める結果となった。

 他方、議員の身分に関わることは極めて慎重に取り扱う必要があり、これまで明白かつ重大な違法行為に当たる場合にのみ議員辞職勧告決議を行ってきており、問題発言を理由に同決議を行ったことはない。

 議員の出処進退は自ら決すべきことが基本。全国民の代表として議員となっている重みを自覚し、適切な判断を下すよう、猛省を促したい。

朝日新聞社

992チバQ:2019/05/23(木) 21:22:44
https://mainichi.jp/articles/20190521/mog/00m/030/005000c
麗しの島から
台湾がアジア初の同性婚を実現した理由
2019年5月21日 07時30分(最終更新 5月21日 07時30分)

Texts by 福岡静哉
 台湾の立法院(国会)で17日、同性カップルに結婚を認める特別法が賛成多数で可決、成立した。1980年代から当事者らが粘り強く運動を続けてきたことが、アジア初の同性婚を実現させる原動力となった。すでに多くの同性カップルが24日から始まる婚姻届の受け付けに向けて準備を進め、お祝いムードが広がっている。ただ、17日に成立した法律では、国際結婚などで異性婚との間に差別が残った。アジアでは同性婚に寛容な社会に数えられる台湾だが、保守層などからの反発も依然として根強いのが現実だ。

日本の議論を後押しするか?
 台湾各地の行政機関では、24日に同性婚の届け出をするカップルを対象に予約受け付けが始まっている。台湾メディアによると、台北市だけで15日までに少なくとも146カップルが予約を済ませた。25日には総統府前で多くの同性カップルが参加する合同披露宴も計画されている。

 台北市にある同性カップル向け写真館「尚典」には、2月に蔡英文政権が同性婚法案を立法院に提出したころから、結婚写真を撮影するカップルが増え始めた。記者が3月中旬に訪れると、台湾先住民の伝統衣装に身を包んだサキザヤ族のカイヨーさん(32)とアミ族のイゾーさん(20)が抱き合い、熱いキスを交わしていた。カイヨーさんは「同性婚ができない中国や日本でなく台湾に生まれて本当によかった。イゾーの誕生日に婚姻届を出したい」と笑顔で語った。

 NPO法人「EMA日本」(東京都)によると、これで台湾を含め26カ国・地域が同性婚を認めることになる。ただ世界全体で見れば同性婚容認はまだ少数派だ。イスラム圏を中心に同性愛行為を違法とする国・地域も残り、ブルネイでは4月からイスラム法に基づき、同性愛行為で有罪になった人に対し石を投げつけて死に至らしめる「石打ち刑」を含む刑法が施行された。

 アジアでは、タイで同性のパートナーシップ関係を認める法案が国会で提出されているが、条文に同性による「婚姻」と明記しておらず、EMA日本によると、同性婚とは言えない内容だ。このためアジアでは台湾を除けば同性婚の法制化に向けた動きはない。日本では2月に13組の同性カップルが同性婚を認めない法制度は違憲だとして国家賠償請求訴訟を起こしているが、国会で同性婚容認に向けた議論は進んでいない。日本人にとって身近な台湾で同性婚が実現することで、日本での議論を後押しする効果もありそうだ。

なぜ台湾がアジア初に?

 そもそも台湾でなぜ、他のアジアの国に先駆けていち早く同性婚が実現したのか。LGBTなど性的少数者で作る団体の代表を務める呂欣潔さん(35)は「80年代の民主化に伴う社会運動の波に乗り、当事者らが比較的早い段階から粘り強く運動を展開できたことが大きい」と説明する。


1986年にたった一人で同性婚を求める運動を始めた祁家威さん(前列中央の虹色のシャツを着た男性)。LGBTパレードで若者と一緒に記念撮影に応じていた=台湾南部・台南市で2019年4月13日、福岡静哉撮影
 台湾は戦後、蒋介石が率いる国民党による独裁体制が続き、多くの罪のない市民や反体制運動家らが拘束、処刑された。民主化の過程で、女性、労働者、先住民族など、独裁下で抑圧されてきた人々による権利獲得運動が爆発的に起きた。LGBTによる運動も女性運動と連携してこの波に乗り、90年代には当事者団体が相次いで発足。LGBTの権利は早くから人権課題の一つと位置づけられた。86年からたった一人で同性婚の実現を目指す運動を始めた祁家威氏(60)の存在も大きかった。

 民意は政治に変化を促した。後に総統になる馬英九氏(国民党)は台北市長時代(98〜2006年)、LGBT支援に積極的に取り組み、市当局の後押しもあって03年には台北で大規模なLGBTパレードが始まった。民主化運動の一翼を担った民進党の陳水扁政権(00〜08年)は自由や人権を重視する姿勢を鮮明にした。LGBT問題についても、04年に成立した「性別平等教育法」で、性的指向や性自認などの違いによる差別の禁止を規定した。これに基づき小中高校でLGBTに関する教育が始まった。

993チバQ:2019/05/23(木) 21:23:21
 06年には民進党の立法委員(国会議員)が同性婚を認める法案を立法院に提出し、廃案となったが社会の議論を促した。当時、同性婚を認めていた国は世界でもオランダなど4カ国だけで、台湾の取り組みは極めて先進的だった。同性婚の実現に尽力してきた民進党の尤美女・立法委員(64)は「陳政権が人権問題に積極的に取り組んだ背景には、中国との違いを際立たせ、国際社会で存在感を発揮する狙いもあったと思う。それが同性愛者の権利向上を後押しすることにつながった」と指摘する。

 だが保守層やキリスト教団体などに強い反発が起き、同性婚は次第に政治問題化した。国民党だけでなく民進党でも反対派が一定の勢力を占めた。同性婚法案は06年以降も議員立法で何度か立法院に提出されたが、いずれも反対派の抵抗で廃案となった。

 対立に決着をつけたのは司法だった。祁家威氏が15年、婚姻を異性間に限る現行民法は違憲として司法院大法官会議(憲法裁判所)に訴訟を起こした。大法官会議は17年5月24日、同性婚の法制化を立法院に求める判断を出した。反対意見を付けたのは大法官(裁判官)14人のうち2人だけ。これを受け、立法院は同性婚を認める特別法を成立させた。

 米連邦最高裁は15年6月、「同性同士の結婚の禁止は、憲法が保障する『婚姻の自由』や『法の下の平等』を侵害している」との判断を出し、これによって全米で同性婚が合法となった。台湾の大法官会議の判断はこれを引用した。台湾の法制度に詳しい鈴木賢・明治大教授(中国・台湾法)は「大法官会議の裁判官は欧米で学位を取得した進歩的な学者が多く、米国の司法動向に敏感に反応した。同性婚支持の蔡英文総統が任命した司法院長(裁判長)のリーダーシップも大きかった」と指摘する。

結婚できる相手は一部の国の国民だけ
 台湾は、アジアに住むLGBTの人たちにとって魅力的な場所となりつつある。だが異性婚との差別はまだ残る。


台湾に住む日本人のマエさんは同性婚法案の採決があった17日、「表決不能輸(採決で負けてはならない)」と書いたプラカードを手に、大雨の中、立法院前であった集会に駆けつけた=台北市の立法院前で2019年5月17日、福岡静哉撮影
 台北市でパートナーの男性と同居する30代の日本人男性、マエさん=仮名=は「日本では周囲に(同性愛者であると)明かせないことも多く悩んでいたが、台湾では自然とカミングアウト(公表)できた。台湾ではLGBTに理解や関心のある方が本当に多く、暮らしやすい環境が整っている」と話す。

 ただ台湾の現行法では、米国などと違い、同性婚を認めた国の国民としか結婚できない。立法委員5人を擁する台湾の野党「時代力量」は17日、同性婚を認めない国の国民とも結婚できるようにする修正法案を提案したが、賛成は6票にとどまり、否決された。

 台湾在住の日本人と台湾人のカップルの中には、5月24日に婚姻届を出せると信じて、結婚式の準備を進めていた人もいるという。マエさんは「好きになった相手が誰であっても自由に結婚できる権利があらゆる人に保障されるべきだ」と語気を強めた。


「国際結婚平等連盟」の頼凱俐代表(左)とパートナーでマレーシア華僑の陳美月さん。「同性間の国際結婚を全面的に合法化すべきだ」などと記したプラカードを手に取材に応じてくれた=台北市の立法院で2019年5月17日午後4時59分、福岡静哉撮影
 台湾には、どの国の国民とも同性婚ができるよう求めて活動を続ける団体「国際結婚平等連盟」(会員94人)がある。会員の大半は台湾人と外国人の同性カップル。代表を務める台湾人の頼凱俐さん(36)は、パートナーでマレーシア華僑の陳美月さん(38)と台北で同居している。頼さんは「私たちの夢は結婚すること。でも5月24日以降も私たちには認められない」と声を落とした。台湾の大学で学ぶ陳さんは「マレーシアでは同性愛行為は禁止されており、昨年もイスラム教徒の女性カップルがむち打ちの刑に遭った。同性婚が台湾で実現し、夢のようです。引き続き台湾当局に法改正を求めていきたい」と話した。

994チバQ:2019/05/23(木) 21:23:34
残る対立の火種
 台湾でも、中高年層や伝統的に同性愛を許容しないキリスト教徒らの間では同性婚への反発や戸惑いが根強い。民間団体・台湾民意基金会が法案採決前の5月13、14日に実施した世論調査では、蔡政権の同性婚法案に「不満」と答えた有権者は58・1%にのぼり、「満足」は33・6%にとどまった。蔡政権は支持率低下のリスクを抱えながらも法を成立させた。

 同性愛者を受け入れている「同光同志長老教会」(台北市)の黄国尭牧師(62)は「同性愛者は今も偏見に苦しみ、中には自殺に追い込まれる人もいる。同性婚法案を巡り反対派の運動が激しくなり、同性愛者が精神的にダメージを受ける機会が多くなったため、私のところに相談に来る人が増えた」と話す。

 反対派は街頭で激しい運動を展開した。「結婚は男女間に限るべきだ!」「家族の伝統を破壊するな!」。法案審議が大詰めを迎えた5月8日、立法院の周辺では反対派の市民ら約1000人がシュプレヒコールをあげた。キリスト教徒らでつくる団体の曽献瑩代表は「婚姻の定義が変わってしまうと家庭や社会、文化は混乱し、根本的な危機に直面してしまう」と厳しい口調で語った。

 曽氏は17日の同性婚法可決後に開いた記者会見で「私たちはあきらめない。(同性婚法を廃止する)努力を続ける」と強調し、同性婚法の賛否を問う住民投票に向けた署名活動を検討する意向を表明した。

 同性による「結婚の登記」と明記した条文の採決では、立法委員の出席者93人のうち27人が反対した。与党・民進党と野党・国民党を比べた場合、反対派は国民党の方が多い。今回、同性婚法案が立法院で可決されたのは、蔡総統が同性婚推進派だったことに加え、立法院で民進党が過半数を占めていることが大きい。しかし民進党の支持率は低迷を続けており、来年1月11日に同時に行われる総統選と立法委員選で国民党が勝利するとの観測も出ている。

 LGBTの人たちの間からは「国民党が政権を奪還したら、今回成立した特別法を改悪する修正案が成立し、同性婚ができなくなるのではないか」との懸念が出ている。北部・苗栗県に住む同性愛者の女性(38)は「選挙の前に婚姻届を出しておかないと、先々、どうなるか分からない」と焦る。同性婚をめぐり、激しい対立が再燃する恐れがある。【福岡静哉】

995チバQ:2019/05/23(木) 21:26:27
https://mainichi.jp/articles/20190508/mog/00m/030/001000d
麗しの島から
台湾で急増する子育て中の同性カップル
2019年5月8日 14時09分(最終更新 5月8日 15時55分)

Texts by 福岡静哉
 台湾では5月24日から全土の行政機関で同性による婚姻届の受け付けが始まる。アジアの中では同性愛者を含めた性的少数者(LGBTなど)に対して寛容な社会だと言われている台湾だが、それでも同性愛に対する社会の偏見は根強く残る。そうした中で近年、人工授精や代理母という方法で子を授かる同性カップルが急増しているという。台湾で3組の同性カップルを取材した。


 「首飾りは英語で何と言うかな?」。台湾北部・桃園市のマンションの一室を訪れると、呉少喬さん(37)と邱明玓さん(36)が、長女靖苗ちゃん(7)に英語を教えていた。3人とも性別は女性だ。靖苗ちゃんは海外での人工授精で授かった一人娘。精子の提供者はデンマーク人という。

 2人はインターネット上での物品販売などで生計を立てながら子育てをしている。靖苗ちゃんを産んだ呉さんは「『子供は欲しいけど難しい』と思い、以前は将来にあまり希望が持てなかった。靖苗を授かって、本当にうれしくてたまらなかった」と振り返る。

 同性カップル家庭を支援する市民団体「台湾同志家庭権益促進会」(台北市)によると、この団体が把握しているだけでも300組の同性カップルが子育てをしている。大半は女性だが、代理母出産によって子を授かった男性カップルもいる。5月24日に同性婚の受け付けが始まると、こうした子供たちはさらに増える可能性が高い。米国では10万組以上の同性カップルが子育てをしているとの調査もある。

 アジアの中ではLGBTに対して比較的、寛容と言われる台湾社会。ただ、人口の多くが中国大陸からの移住者のため儒教の影響が色濃く残り、「男系の家系を後世に残すべきだ」との考えも根強い。伝統的に同性愛を許容しないキリスト教も一定の信者を擁し、いまだに激しい反対運動を展開している。

 呉さんが同性愛者であることを両親は受け入れているという。だが邱さんは、まだ母親から十分な理解を得られないままだ。邱さんは「台湾では、同性愛者は親不孝というイメージがある。でも私は両親のために生きているのではなく、自分のために生きている」と話す。

 つらい経験も絶えない。昨年11月14日、呉さん親子が街頭で同性婚を認めるよう求める宣伝活動をした際、同行取材した。「同性愛者にも異性愛者と同様の権利を!」。呉さんが訴えていた時、高齢男性が近づいてきてこう言った。「女どうしで結婚していたら100年後には人類が絶滅するぞ」。呉さんがそばにいた靖苗ちゃんを指さして「この子は人工授精で授かりました。同性カップルでも子を産めます」と説明すると、男性は「そんなの自然じゃない」と吐き捨てるように言って立ち去った。

 一方で激励する人たちもいた。通行人の若い男性は清涼飲料水が入った袋を手に親子に駆け寄り「頑張って」と肩をたたいた。しばらくすると今度は男性警察官が近寄ってきて「公務員という立場上、表だって応援できないけど応援しているよ」と声をかけた。呉さんは「勇気づけられる」と笑顔を見せた。

 台湾では9月に新学期が始まる。靖苗ちゃんは今年、小学校に入学する。呉さんは複数の小学校に入学を相談したが、多くは遠回しに断られたという。結局、校長や教師が同性カップル家庭に深い理解を示した学校への入学を決めた。居住地と異なる校区のため靖苗ちゃんの住民票を移す必要がある。呉さんはこう語気を強めた。「同性婚が実現することはとてもうれしい。でも同性愛者への偏見は依然として根強い。同性愛者や、同性カップルを親に持つ子供も、公平な待遇を得られる社会に早くなってほしい」

996チバQ:2019/05/23(木) 21:26:46
孫が生まれ、両親の気持ちに変化
 洪采瑋さん(38)、パートナーの小小さん(39)は2人とも公務員。台湾北部・苗栗県で暮らす。4月21日、自宅マンションを訪れた。玄関のドアを開けると、居間で遊んでいた長女の瑄ちゃん(3)が恥ずかしそうに奥の部屋に隠れた。瑄ちゃんは、小小さんが人工授精で産んだ。

 2人は高等専門学校時代に知り合った。互いにひかれあい、付き合うようになった。でも2人とも両親には隠していた。反対されると分かっていたからだ。

 采瑋さんの両親は「結婚して子供を産むのが女性の幸せ」という考え方の持ち主。26歳のころ、お見合いを勧められたため、思い切って姉を通じて両親に同性愛者であることを打ち明けた。母は姉に「驚いて言葉もない。お父さんもとても悲しんでいる」と言って泣いた。

 小小さんも両親から「早く結婚をしなさい。そして子供を産みなさい」とよく言われていた。27歳の時、両親に打ち明けた。母親は体調を崩し、毎日泣いた。父親は口もきいてくれなくなった。母親は「あの子(采瑋さん)と一緒にいちゃいけない」「お見合いをしなさい」と繰り返した。

 采瑋さんと小小さんはその後、2人で一緒に暮らし始めた。采瑋さんは「以前はあまり子供のことは考えていなかった。でも周囲の友人たちに次々と子供が生まれ、私たちも『子供が欲しい』と強く思うようになった」と言う。人工授精に何度か失敗した後、瑄ちゃんを授かった。精子提供者は米国人男性だ。采瑋さんはその理由をこう説明する。「瑄は外見に特徴があるから『お父さんはどこの国の出身ですか?』とよく聞かれる。それがきっかけで、私たちの家族について説明することができる。多くの人に『こういう家族のかたちもある』と知ってもらいたい。子供は少し苦労するかもしれないけれど」

 うれしかったのは、瑄ちゃんが生まれてから2人の両親の態度が変わったことだ。小小さんは「両親は以前は100%、私たちの関係を拒否していた。孫が生まれて、今は50%ほどは認めてくれていると感じる」と話す。洪さん家族の居間には、家族3人が采瑋さんの両親、小小さんの両親とそれぞれ記念撮影した写真が飾られていた。いずれの両親も笑顔で写真に納まっていた。

997チバQ:2019/05/23(木) 21:27:07
家族にとって何より大事なのは愛情
 台南市に住む心理カウンセラーの李詣琦さん(37)と塗偉伶さん(46)も同性カップルで、長女莉軒さん(14)と次女嘉瑩さん(13)の子育てをする。2人の娘は塗さんと前夫との間に生まれた。

 李さんは小学生のころ、女性にひかれる自分に気づいた。李さんの一族は代々、キリスト教を信仰し、李さんも洗礼を受けた。だが家族で通う教会も同性愛には否定的だった。「神は同性愛者である私を受け入れてくれるのだろうか」。思春期、教会の教えと自身の性的指向の矛盾に悩み続けた。大学院生時代、インターネット上で同性愛者を受け入れている教会の存在を知った。足を運んでみると多くの同性愛者が祈りをささげていた。「神のあなたに対する愛は、あなたの性的指向によって変わるものではありません」。牧師の言葉に心を救われた。

 塗さんは、2003年に結婚した夫との間に莉軒さんと嘉瑩さんを産んだ。だがその後、夫と離婚した。李さんとは仕事を通じて知り合い、心ひかれた。女性との恋愛は初めてだったが、12年1月、同居することを決めた。まだ幼かった2人の娘も一緒に住むことになった。娘たちは李さんのことを「琦琦」、塗さんのことは「ママ」と呼ぶ。

 日本では昨年、男性との結婚や出産の経験がある経済評論家の勝間和代さんが同性愛者であると公表し、話題になった。勝間さんのように、同性愛者であると自覚しないまま男性と結婚する女性は一定数いると言われている。私がその点を問うと、塗さんは少し考えた後、「自分が異性愛なのか同性愛なのか、そうしたことは大切ではないです。大事なことは、私が琦琦を愛しているということ」と言い、琦琦さんをいとしそうに見つめた。

 2人の娘は、友達らに「琦琦とママはどんな関係なの?」と聞かれたら「パートナー」と説明しているという。莉軒さん、嘉瑩さんは異性愛者だ。嘉瑩さんは「『同性愛者に育てられたら同性愛者になるのではないか』と言う人がいるけど、それは違う。性的指向はもともと、その人が生まれ持っている特質だから」と言い、恥ずかしそうに付け加えた。「私は男の人が好き」

 新しい家族で暮らし始めて7年あまり。嘉瑩さんは力を込めた。「私たちの家族が変わっているとは思わない。家族にとって何よりも大切なことは愛情です。(父親よりも)琦琦の方が本当のお父さんのような感じがする。私たちを守ってくれるから」

 4人は取材の後、手をつないで仲むつまじく帰宅の途についた。【福岡静哉】

998チバQ:2019/06/24(月) 23:20:21
364 :チバQ :2019/06/24(月) 23:19:11
https://www.asahi.com/articles/ASM6S3DFSM6SUJHB006.html
茨城県がパートナーシップ制度 自民反対したが知事決断
有料記事 LGBT

2019年6月24日12時57分
 茨城県の大井川和彦知事は24日、同性同士など性的少数者のカップルに証明書類を発行する「パートナーシップ宣誓制度」を7月1日から導入すると発表した。同様の制度を都道府県で導入するのは初めて。

 県に「宣誓書」を提出した一方または双方が性的少数者のカップルに、県が「受領証」を交付。県営住宅への入居申請の受け付けや、県立病院などでの面会・手術同意などで家族と同等の扱いを認める。市町村にも、受領証を持つカップルに、公営住宅や公立病院などで同様に対応をするよう求めるという。

 同制度をめぐっては、県議会最大会派の自民党が「時期尚早」とする提言書を19日に執行部に提出し、事実上の反対を表明。このため、議会の同意なしに知事が独自で判断できる要綱として導入するという。

 同日の定例記者会見で、大井川…

999チバQ:2019/06/24(月) 23:21:04
1315: チバQ :2019/04/08(月) 18:44:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190408-00000004-htbv-hok
<北海道>道議選では初のLGBT候補が当選
4/8(月) 11:58配信 HTB北海道テレビ放送

HTB北海道テレビ

 北海道議会議員選挙では、男性として生まれ、戸籍上は女性に変更したトランスジェンダーの候補が初当選しました。
 立憲民主党の渕上綾子さん(44)は、性的少数者のための政策を訴え、札幌市東区で1万8千票以上を集め初当選しました。戸籍上の性を変更したトランスジェンダーの道議会議員は史上初です。支援者は「当選したことでいろんな声を届けてもらえる。嬉しい」と話していました。渕上さんは「これから頑張ろう、やっとスタートラインに立ったぞという感じです。パートナーシップ制度を全道に拡大してまいります」と話していました。

HTB北海道テレビ

1316: チバQ :2019/04/08(月) 19:04:04
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/294261?rct=n_unified_localelections
<初当選道議>札幌市東区・渕上さん LGBTの声反映
04/08 05:00
渕上綾子さん
渕上綾子さん
 性的少数者(LGBT)だと公表している道議が誕生した。札幌市東区(定数4)で当選した立憲民主党の新人渕上綾子さん(44)。「LGBTにフレンドリーな北海道を作れたら、世界の注目を浴びると思う」と笑顔がはじけた。

 佐賀県出身。男性として生まれたが、幼い頃から気楽に過ごせるのは女子、好きになるのは男子だった。北大大学院修了後、農業試験場職員などを経て、ススキノでダンサーとして働いた。戸籍も女性に変えた。客として店に訪れた道議に出馬を打診され、「生きづらさを解消したい」と決意した。

 万歳三唱には、選挙事務所に詰めかけたLGBT仲間らも加わった。「数カ月前はステージで踊ってたのに、こんな人生の転換があるなんて。マイノリティーの意見に耳を傾け、道政に反映したい」。次の舞台は道議会だ。(樋口雄大)

1000チバQ:2019/06/24(月) 23:27:41
https://www.outjapan.co.jp/lgbtcolumn_news/news/2019/4/12.html
統一地方選挙後半戦で、5名のLGBTの候補者が当選を果たしました
記事日付:2019/04/22
 4月21日、統一地方選挙の投開票が全国的に行われ、5名のLGBT候補のみなさんが当選を果たしました(おめでとうございます)
 
 世田谷区議の上川あやさんは、前回よりも得票数をさらに伸ばし、9740票(第2位)を得て、5期連続当選を決めました。
 
 中野区議の石坂わたるさんは、1771票(35位)を得て、無事に当選しました。
 
 2人のMtFトランスジェンダーの方が新人として立候補して注目を集めた新宿区議選は、よだかれんさんが2983票(4位)で当選(無所属新人の中ではトップだそうです)、高月まなさんが2125票(14位)で当選しました
 
 それから、水戸市議会議員選挙に立候補していたオープンリー・レズビアンのなめかわ友理さんが、3719票(5位)で初当選を果たしました。
 なめかわ友理さんは介護の仕事をしながら茨城県内の高校でLGBTについて講演をしたり、昨年1月からはNPO法人「RAINBOW茨城」の初代会長として活動してきました。先日、(都道府県では初めて)茨城県で同性パートナーシップ証明制度の導入が検討されることになったと発表されましたが、なめかわさんの活動も貢献しているようです。
 今回は同性愛者であることを前面に押し出した選挙戦だったそうですが、あいさつに行った際、「気持ち悪い」などと言われる場面もあったといいます。それでも、周囲の方たちの応援などもあり、着実に支持を厚くし、めでたく5位で当選することができて、本当によかったですね。(大阪府議時代にカミングアウトした尾辻さんを除くと)地方議員でレズビアンであることを前面に出して当選した方は初めてです。

 
 今回の統一地方選挙の結果、セクシュアルマイノリティであることを公にしている地方議員の方々は、以下の通りとなりました。(期数、当選日付順)
・上川あやさん 東京都世田谷区議 MtFトランスジェンダー 5期目
・小原明大さん 京都府長岡京市議 ゲイ 4期目
・石坂わたるさん 東京都中野区議 ゲイ 3期目
・細田智也さん 埼玉県入間市議 FtMトランスジェンダー 1期目
・東友美さん 東京都町田市議 アセクシュアル、Xジェンダー 1期目
・赤坂マリアさん 京都府亀岡市議 MtFトランスジェンダー 1期目
・渕上綾子さん 北海道議 MtFトランスジェンダー 1期目
・よだかれんさん 東京都新宿区議 MtFトランスジェンダー 1期目
・高月まなさん 東京都新宿区議 MtFトランスジェンダー 1期目
・なめかわ友理さん 茨城県水戸市議 レズビアン 1期目

1001チバQ:2019/07/01(月) 19:23:02
https://www.sankei.com/world/news/190701/wor1907010014-n1.html
NYで過去最大のLGBT行進 「反乱」から50年 日本の団体も
2019.7.1 16:32
 【ニューヨーク=上塚真由】同性愛者など性的少数者(LGBT)の権利と尊厳を訴える毎年恒例のパレードが6月30日、米ニューヨークの中心部で行われた。今年は、LGBTの権利擁護運動が広がるきっかけとなった「ストーンウォールの反乱」から50年の節目に当たり、主催団体によると過去最大規模の約15万人・約700団体が参加。日本の団体も初めてパレードに加わり、シンボルである虹色の旗や横断幕を掲げて連帯を訴えた。

 日本からはNPO法人「東京レインボープライド」の呼びかけで約200人が参加。コシノジュンコさんがデザインした法被を着て、沿道の人々に手を振りながら行進した。共同代表の杉山文野さん(37)は「日本ではまだ(同性婚などの)制度が足りていない。日本のLGBT活動が盛り上がっていることを伝えたい」と話した。

 「反乱」があったのは1969年6月28日。同性愛者への酒類提供を禁じた法律に基づき、ニューヨーク市警が同性愛者の集うバーを強制捜査して客らとの衝突に発展した。これを機に翌年6月からパレードが始まり、米国や世界各地に広まったとされる。

1002チバQ:2019/07/02(火) 00:23:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190701-00010000-kyt-soci
性別欄「その他」は差別? LGBT配慮、自治体が住民申請書類で表記
7/1(月) 10:30配信 京都新聞
性別欄「その他」は差別? LGBT配慮、自治体が住民申請書類で表記
老人クラブへの補助金申請の際、京都府城陽市に提出する名簿や集計用紙。本年度分には「その他」「他」との表記がある
 LGBT(性的少数者)に配慮するため、住民が自治体に提出する申請書類の性別欄を削除したり、「男」「女」の二つだった選択肢に「その他」「答えたくない」などの項目を加えたりする動きが、少しずつ広がっている。一方、「『その他』という表現は、差別につながるのでは」といった指摘もあり、各自治体は配慮のあり方を模索している。

【写真】「私は心も体も女です」トップ当選したLGBT市議

 京都新聞の双方向型報道「読者に応える」にメールを寄せた京都府城陽市の60代男性。高齢者クラブが市の補助金を受けるため提出する会員名簿の性別欄が「男」「女」「その他」となっていたことに、疑問を抱いたという。
 性別欄は、2018年度は「男」「女」のいずれかを選ぶ形式だったが、19年度は「男」「女」「他」に変更。別紙の集計用紙は「男性」「女性」「その他」となっていた。
 男性は「『他』という言葉からは『普通ではない』との印象を受ける」と話す。5月に民放テレビ番組が、飲食店客の性別を明らかにしようとして謝罪する事態になったことを例に、「『その他』という表記が、性別を面白おかしく扱うことにならないか」と懸念。「配慮のつもりが、逆に差別を生むのでは」と指摘する。
 同市では18年度、市男女共同参画支援センター(市民活動支援課男女共同参画係)が、市役所全体に、必要のない性別欄の削除や見直しを呼び掛けた。
 名簿の提出先となる市高齢介護課によると、性別欄を残したのは、府内各市町村の老人クラブ連合会を統括する府老人クラブ連合会への報告のためという。
 府連合会は毎年、男女共同参画の現状を把握するため会員数を性別に集計している。同課は城陽市高齢者クラブ連合会の事務局も担っており、「補助金申請には必要ないが、名簿とは別に性別だけをまとめてもらうのは手間になると考えた」という。
 「他」「その他」という表記にしたのはなぜか。市高齢介護課によると、自由記述にするなどの案も出たが、集計のしやすさなどを考えてこの形に決まったという。「指摘を真摯(しんし)に受け止め、クラブ側と話し合って検討したい」とする。
 申請書類の性別欄の見直しは、京都市や宇治市も進めている。京都市では18年度、231件の文書で欄を削除するか表記を工夫した。宇治市でも19件の文書で欄を削除した。
 京都市では職員向けのハンドブックを作り、表記の工夫の仕方を例示。自由記述できるようにしたり、「答えたくない」との選択肢を設けたりするよう勧める。ただ、担当者は「システムやスペースの問題で、自由記述にするのが難しい文書もあり、『その他』という表記だけになっている文書がある可能性はある」と話す。
 配慮の仕方に迷う自治体もある。現在、見直しの研究を進めているという自治体の担当者は「さまざまな方法が考えられ、これが正解とすぐ決めるのは難しい」と苦慮する。
■男性から女性への性別適合手術を受け、戸籍も変更した亀岡市議の赤坂マリアさんの話
 「他」は、排除されているようにも見える。「私たちは人間じゃないのか」と思う人がいるかもしれない。選択制なら、「男」や「女」ではない選択肢を記号にしたり、可能な限り自由記述にしたりしてほしい。

京都新聞社

1003チバQ:2019/07/03(水) 22:58:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190703-00000145-jij-asia
ガンジー家御曹司、党総裁辞任=総選挙大敗の引責-インド
7/3(水) 22:17配信 時事通信
ガンジー家御曹司、党総裁辞任=総選挙大敗の引責-インド
インドのラフル・ガンジー氏=5月25日、ニューデリー(EPA時事)
 【ニューデリー時事】4、5月のインド総選挙で最大野党・国民会議派を率いたラフル・ガンジー氏(49)が3日、会議派総裁を辞任した。

 ラフル氏は、首相3人が輩出した名家「ネール・ガンジー家」の御曹司。総選挙で会議派を中心とする野党連合は足並みがそろわず、与党インド人民党(BJP)に単独過半数を許す大敗を喫した責任から逃れられなかった。

 ラフル氏は3日、記者団に対し「私は辞任した。すでに総裁ではない」と述べた。ツイッターにも「総選挙敗北の責任を取った」と投稿した。総選挙の大勢が判明した5月末に一度、辞意を表明し、党執行部から慰留されたが、党内でも責任を問う声が強まったもようだ。

 2017年12月に総裁に就任したラフル氏は、モディ政権の経済成長の恩恵を受け切れていない農村部などを行脚して支持を呼び掛けてきた。地方選では党勢を回復させたものの、総選挙ではモディ首相に対抗する指導力を示せなかった。

1004とはずがたり:2019/07/11(木) 10:40:32

大手広告代理店のゲイの担当者がゲイをモチーフにしたCMを提案して拒否したら契約を更新せずとされて社会的な批判まで受けかねないとはなかなか世の中進みすぎていて着いて行けないなあ。。

同性愛差別でニベアとの契約打ち切り?──大手広告代理店FCB
Nivea Skincare Accused of Homophobia: 'We Don't Do Gay'
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/post-12449_1.php
2019年7月2日(火)17時25分
ダニエル・アベリー

1005チバQ:2019/07/26(金) 18:45:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190726-00000028-jij_afp-int
「LGBT禁止区域」ステッカー付き雑誌に一時差し止め命令、ポーランド
7/26(金) 15:49配信 AFP=時事
「LGBT禁止区域」ステッカー付き雑誌に一時差し止め命令、ポーランド
ポーランド週刊誌「ガゼタ・ポルスカ」の最新号と、付録の反性的少数者ステッカー(2019年7月24日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】 LGBT+(性的少数者)コミュニティーを象徴するレインボーカラーの上に大きくバツ印をつけたステッカーを付録につけた雑誌の最新号について、ポーランドの裁判所は25日、販売の一時差し止めを命じた。

【動画】初開催の「ゲイ・プライド」を反対派が妨害、ポーランド

 24日に発売されたニュース週刊誌「ガゼタ・ポルスカ(Gazeta Polska)」最新号の付録ステッカーには、「LGBT禁止区域」との文言も書かれている。ステッカーをめぐっては、野党や性的少数者の権利擁護団体だけでなく、駐ポーランド米大使からも非難の声が上がった。

 国民の大半が信心深いカトリック教徒で、10月に総選挙を控えるポーランドでは、性的少数者の権利をめぐり激しい議論が巻き起こっている。右派与党「法と正義(PiS)」の有力な指導者、ヤロスワフ・カチンスキ(Jaroslaw Kaczynski)党首は性的少数者を「脅威」と呼び、この問題を選挙公約の優先課題に掲げている。

 ポーランドの大手書店チェーンEMPIKと英石油大手BP系列のガソリンスタンドは、ステッカー付きの最新号を販売しない方針を表明した。

 ステッカーの文言は、地域社会のほとんどがPiS支持となっている地方自治体レベルで起きている現象を反映したものだ。各自治体はカチンスキ党首の発言を受けて、「LGBTというイデオロギーの禁止」を宣言する決議案を採択している。【翻訳編集】 AFPBB News

1006チバQ:2019/11/15(金) 09:33:45
止める人がいなかったのかよ・・・
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191114-00000082-asahi-soci
性的少数者を「珍 女性のような男性」 テレビ山口
11/14(木) 22:00配信朝日新聞デジタル
性的少数者を「珍 女性のような男性」 テレビ山口
テレビ山口本社=2019年11月14日午後3時23分、山口市大内千坊6丁目、伊藤宏樹撮影
 TBS系列のテレビ山口(山口市、tys)が今月放送した情報番組で、街頭で取材した性的マイノリティーの人を「珍 女性のような男性」として取り上げていたことがわかった。取材を受けた本人は「事前に何の説明もなく、こういう形で性別をさらされるとは思わなかった。偏見に満ちた放送でショックだ」と話している。

 取材を受けた人は、出生時の性と自認する性が一致しないトランスジェンダー。テレビ山口に対して、放送に至った経緯の説明を求めている。

 テレビ山口によると、山口県内向けの情報番組「週末ちぐまや家族」の中で、地域で珍しい名字の人や店などをアポなしで訪ねる企画のVTRで取り上げた。出演者のタレントが県内のある地域で作業着姿で車のオイル交換をしている人に出会い、「オイル交換?」「女性で?」「自分で自分の車を?」と話しかけ、「変わっているって言われませんか」と発言。「実はこの方にはある訳が」とナレーションが入った。

 CMを挟み、本人がいないところで親族とやりとりしたタレントが「わざとですか」「実は男性なんですか」「びっくりしたぁ」と話し、本人の映像に重ねて「(マル囲みで)珍 女性のような男性」というテロップを出した。

 本人は朝日新聞の取材に対し「女性として取材を受けたのに、私自身に確認せずにわざわざ男性だとさらされた。職場の同僚や取引先が放送を見たらと考えて一時は絶望的になった」と話した。

 テレビ山口の池田泰・総務局長は取材に、「放送前に細心の注意を払うべき内容で、ご指摘を真摯(しんし)に受け止めている。当初は女性だと思って取材をしたが、放送の可否を本人に確認すべきだったと反省している。字幕についても適切ではなかった」と答えた。本人に直接謝罪する意向という。取材には番組プロデューサーが同席していたといい、「プロデューサー本人が取材を担当しており、チェックが抜けてしまった可能性がある」という。改めて、弁護士による性や人権についての社員研修を行うとしている。

朝日新聞社

1007チバQ:2020/01/06(月) 19:00:17
https://www.afpbb.com/articles/-/3254918
子どもにどう話す? テレビ番組にLGBTQキャラが続々登場
2020年1月6日 11:30 発信地:カンヌ/フランス [ フランス ヨーロッパ ]
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子どもにどう話す? テレビ番組にLGBTQキャラが続々登場
テレビを見る子どもたち。PHOTONONSTOP提供(2014年1月7日撮影、資料写真)。(c)Catherine Delahaye / Photononstop
【1月6日 AFP】昔々、子ども番組では、カエルがキスをされると王子様になり、お姫様と結婚したものだった。だが、今どきの王子様はさっそうと馬にまたがり、男性と一緒に夕日の中へ去っていく――これは、動画配信サービス「Hulu(フールー)」の最新ヒットアニメ「ザ・ブレイベスト・ナイト(The Bravest Knight)」の一場面だ。

 番組制作者らは、番組の世界に現実の世界を忠実に反映させようと苦心しており、そのはじめの一歩として、非伝統的な家族やLGBTQ(性的少数者)のキャラクターを登場させている。


 ディズニー・チャンネル(Disney Channel)は、ティーンエージャー向けドラマ「アンディ・マック(Andi Mack)」で、同チャネル史上初めて同性愛者の恋愛を取り上げた。また、米児童番組専門チャンネル、ニコロデオン(Nickelodeon)は3年前、「ザ・ラウド・ハウス(The Loud House)」に人種の異なる同性カップルを登場させた。さらにアニメ専門チャンネルのカートゥーン・ネットワーク(Cartoon Network)は2018年、アニメ「スティーブン・ユニバース(Steven Universe)」で、女性同士の結婚をさりげなく取り上げた。

 専門家らは、番組に自分たちの住む現実の世界が映し出されているのを見るのは子どもにとって重要だと指摘する。だが、同性愛者のキャラクターを登場させたこれらの番組は激しい反発を招いた。

 米公共放送PBS傘下のアラバマ公共放送(Alabama Public Television)は今年、人気アニメ「アーサー(Arthur)」の同性カップルの結婚エピソードの放送を中止した。

■「こうやって進歩する」

「ザ・ブレイベスト・ナイト」は批評家から絶賛されたが、フェイスブック(Facebook)の公式ページでは、米国内の宗教上の権利を訴える人々と番組を擁護するリベラルとの間で激しい議論が巻き起こった。

 カナダの番組プロデューサー、シャブナム・レザエイ(Shabnam Rezaei)氏は、南仏コートダジュール(French Riviera、フレンチリビエラ)のカンヌ(Cannes)で開催された子ども向けテレビ番組制作者らが集まる世界最大の見本市「MIPJunior」でAFPの取材に応じ、「こうやって進歩する。どのように感じたかを示し、論拠が明確であるのなら、私たちを攻撃したいというのはいいことだ。そういう会話をしようじゃないか」とし、このような議論を歓迎すると語った。

 レザエイ氏は、そのことについては話したくないとか、人に知られないようにしたいとか、こっそり捨ててふたをしてしまいたいとかいうことは、明らかに間違っていると強調する。「それが自己嫌悪と自殺を引き起こす」

 だが、イラン出身のレザエイ氏は「世界には、私が売り込みにいかない地域もある」とも認める。また、中東のあるプロデューサーはAFPに、大半のイスラム教の国ではそのような微妙な話題を取り上げるのは絶対に不可能だと語った。

 アジアの放送局もLGBTQの登場人物や混合家族が出てくる話に抵抗感を示すことが多い。また、フィンランドのヘルシンキを拠点とするサッチャー・マインズ(Thatcher Mines)氏は、ロシアには「同性愛宣伝禁止法」があり、これが自己検閲やそれ以上に悪い風潮につながっていると指摘した。

 ケニアは2017年、子ども向けアニメを多数禁止し、物議を醸した。当局は禁止の理由として、「道徳的判断を故意に堕落させ」「国内でLGBTを推進するため突拍子もないメッセージ」を伝えようとしたことを挙げている。

 子ども向け製品の調査会社ドゥビット(Dubit)の調査によると、英国のテレビで放送されたりストリーミング配信されたりした子ども向け番組のうち、LGBTQの登場人物が出てきたのはわずか7%にとどまっている。また、両親が同性である話は一つもなかった。

 就学前の子どもや児童向け多様性番組を手掛ける英BBCのプロデューサー、サリアン・カイザー(Sallyann Keizer)氏は「子どもは偏見を持たずに生まれてくる」と話す。同氏は、番組プロデューサーやエンターテインメント業界には、番組にさまざまなキャラクターを登場させ、少数派が無視されないように配慮する大きな責任があると語った。(c)AFP/Fiachra GIBBONS

1008チバQ:2020/01/06(月) 19:01:48
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1816270/
MISIAのステージにレインボーフラッグ、紅白の新たな潮目か
記事投稿日:2020/01/02 15:13 最終更新日:2020/01/02 15:13
歌手のMISIA(41)が12月31日、「第70回NHK紅白歌合戦」に出場した。そのメッセージ性の強いパフォーマンスは多くの視聴者の胸に響いたようだ。



今回、紅組のトリを務めたMISIAは「アイノカタチメドレー」と題して「アイノカタチ」と「INTO THE LIGHT」、そして「Everything」のリミックスバージョンを披露した。



紅組司会・綾瀬はるか(34)に「年齢も性別も、国境さえも愛の力と音楽で越えていきたい。そんなMISIAさんの熱い思いが詰まったステージです」「様々な愛の形に素晴らしい未来が訪れることを祈って」と紹介され、歌い始めたMISIA。「アイノカタチ」では荘厳な雰囲気にふさわしい美声を披露した。



しかし「INTO THE LIGHT」では一転し、煌びやかな衣装に身を包んだダンサーが登場! ダンサブルな楽曲に合わせて賑やかなムードになったかと思うと、「Everything」に突入。LGBTQの象徴であるレインボーフラッグがステージ後方の中央に掲げられ、ドラァグ・クイーンがダンサーやコーラスとして登場した。そして、キラキラとした紙吹雪の舞う中でMISIAは最後までパワフルな歌声を披露した。



「MISIAさんは活動初期からステージにドラァグ・クイーンを起用し、LGBTQのイベントにもたびたび参加してきました。さらに、セクシャルマイノリティのファンも多い。そのため、MISIAさんは『恩返しがしたい』という気持ちでサポートを表明しているそうです。新しい元号となって初めての紅白でこうしたパフォーマンスをしたことは、新たな時代の始まりを感じますし、多くの人々を勇気付けたことでしょう」(音楽関係者)



MISIAのステージには19年5月にアジアで初めて同性婚が認められた台湾から、DJ Noodlesが参加。また紅白出場アーティストたちがレインボーフラッグを手に持ち、そのパフォーマンスを楽しむシーンも映し出されていた。TwitterではMISIAの打ち出したメッセージ性に感動の声が上がってる。



《MISIAが素晴らしすぎて涙が出た。令和になっても男女に分かれて勝負をする(という前提を崩せない)紅白の舞台にレインボーフラッグを広げて、会場中の人びとに振らせて、真にさまざまなひとが歌って、踊って、何よりあの圧巻の歌声!女神かと思った》
《我が国最高の視聴率を誇るテレビ番組のクライマックスでレインボーフラッグが登場した令和元年。後世にこの日はどう評価されるんだろうな。MISIAさん、ありがとう!》



また紅白歌合戦からのメッセージも話題となっている。



18年の紅白で、おげんさんに扮した星野源(38)は「紅白もこれからね、紅組も白組も性別関係なく混合チームで行けばいいと思う」と話して反響を呼んだ。そんな星野の、今回の衣装はピンク! また囲み取材で「もっと自分らしく」と意気込んだ氷川きよし(42)は本番で、紅バージョンと白バージョンにわかれた自身の姿がバックに映し出されるなか「大丈夫! 大丈夫!」と力強く歌っていた。



それぞれのアーティスト、ひいては紅白歌合戦のメッセージに新たな潮目を読み取るこんな声も上がっている。



《紅白歌合戦、赤と白半々の氷川きよしからのレインボーフラッグのMISIAの流れ、はっきりと言わなかったけどわかるようにメッセージを飛ばしてますよね》
《星野源が「これからの紅白は紅組も白組も性別関係なくいけばいいと思う」と言っていて、おお、これはすごいなと思ったが、今日の衣装はピンクだった。MISIAはレインボーフラッグを背にし、嵐は色とりどりのダンサーに囲まれる。いいですね》
《2020年が紅白を決めなくてもいい、白黒つけなくてもいい、どんな色も輝く年になりますように》

1009名無しさん:2020/01/22(水) 20:04:16
https://www.asahi.com/articles/ASN1Q65H5N1QUTFK02L.html
「だったら結婚するな」国会でヤジ 夫婦別姓で質問中に
三輪さち子

2020年1月22日 18時51分
 衆院代表質問で22日、国民民主党の玉木雄一郎代表が、選択的夫婦別姓の導入を求めたところ、議場からだったら結婚するな、という趣旨のヤジが飛んだ。終了後、玉木氏は記者団に「自民党席の女性議員から飛んできた」と語った。

 玉木氏は質問で、若い男性から「交際女性から『姓を変えないといけないから結婚できない』と言われた」と相談されたことを紹介したうえで、「夫婦同姓も結婚の障害になっている」と指摘した。この際、ヤジが飛んだという。

 玉木氏はすぐに「今、ヤジで『だったら結婚しなくていい』とあった」と取り上げ、「結婚数や結婚率を上げていくことが、国難突破の少子化対策になるんじゃないか」と訴えた。2017年の衆院解散の際、安倍晋三首相は、少子高齢化を「国難」の一つと位置づけ、自ら「国難突破解散」と名付けた。その言葉を引きつつ、選択的夫婦別姓導入に消極的な自民の姿勢を皮肉った。

 玉木氏は記者団に「自民に任せていたから、少子化が止まらなかったんだと改めて思った」とヤジを批判。一方、自民の二階俊博幹事長は記者団に問われ、「断片的にヤジで聞いて『どう聞いたか』と言われても、それほど重大な関心を寄せているわけではない」と述べるにとどめた。(三輪さち子)

1010チバQ:2020/02/19(水) 15:10:19
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%ef%bd%a2%e4%b8%8d%e5%bf%ab%e3%81%aa%e3%83%9d%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%82%92%e8%a8%b1%e3%81%9b%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bd%a3%e4%bf%9d%e5%ae%88%e5%8c%96%e3%81%99%e3%82%8b%e3%83%aa%e3%83%99%e3%83%a9%e3%83%ab%e3%81%ae%e6%9c%ab%e8%b7%af/ar-BB108BZj?ocid=ientp

1011名無しさん:2020/02/19(水) 21:44:19
https://president.jp/articles/-/32996
「不快なポスターを許せない」保守化するリベラルの末路
自分で自分の首を締めている
PRESIDENT Online
御田寺 圭
御田寺 圭
文筆家・ラジオパーソナリティー

昨年10月、マンガのキャラクターを起用した日本赤十字社のポスターに対し、「過度に性的だ」などの批判が寄せられた。文筆家の御田寺圭氏は「自分にとって許しがたいものも擁護するのがリベラリズムだったはずだ。これではリベラリズムが政治的に活力を取り戻すことは難しい」と指摘する――。

「過度に性的」と批判された献血ポスター
昨年10月、日本赤十字社が人気マンガ『宇崎ちゃんは遊びたい!』のキャラクターを用いたキャンペーンを行った。そのキャンペーンで作成されたポスターについて、一部の人びとから「過度に性的だ」などと批判を受ける騒動となった。

同作品のキャンペーンは本年2月に第2弾が開始され、報道によれば、日本赤十字社は批判を受けてガイドラインを新たに策定したという。

去年、日本赤十字社が胸の大きな女性の漫画キャラクターのポスターなどを作成して献血を募ったことに対し「過度に性的だ」といった批判が寄せられたことを受け、日本赤十字社は広告のガイドラインを策定したうえで、同じキャラクターを用いた新たなデザインの謝礼品を作り、今月から第2弾のキャンペーンを始めました。専門家は「広告が炎上すると、ただ謝罪して取り下げるケースが多かった中で、今回、批判を受け違う形を提示してきたことは問題解決の糸口となるのでは」と話しています。
(NHK NEWS WEB「日赤「宇崎ちゃん」献血キャンペーン 謝礼品変更し第2弾開始」(2020年2月6日)より引用)

第一弾を「性的だ」「セクハラだ」などときびしく批判していた人びとが、第二弾については「ガイドラインを遵守していて、内容がよくなった」と評価する向きも少なからずあったようだ。しかしながら、原作者のツイートによれば、ガイドラインの策定を受けて内容にレビューが入ったようなことはなく「批判を受けたので原作者が反省して表現を変更した」という筋書きではないようだ。

「保守的な風紀委員」になったリベラリストたち
今回のキャンペーンで、日本赤十字社に対して批判や非難の声を挙げた人びとの多くが、平時は人権――とりわけ女性の人権――を擁護する「リベラル」な人びとであったことはひじょうに興味深い。マンガやアニメのイラストレーションに反対したり苦言を呈したりするのは、ひと昔前なら「保守的な風紀委員的しぐさ」に過ぎなかったものであり、自由で先進的な立場をとる人びとがそれに抵抗してきたからだ。

ところが、現在はまるで立場が逆転しているように見える。「リベラル」な人びとは、こうしたイラストレーションを「けしからん」「公共の場にふさわしくない」「差別だ、人権侵害だ」と言い募り、圧殺しようとしているのである。国や権力からの「社会の道徳や風紀を乱す」といった圧力に対して「表現の自由」を守ってきた人びとが、同じ論理を振りかざすようになるのは、じつに皮肉な光景のようにも思える。

1012名無しさん:2020/02/19(水) 21:44:52
矛盾してきた「多様性」の主張
現代社会のリベラリストたちは「多様性」「寛容」「包摂」を掲げているが、実際の女性が性的な格好をさせられているわけでもないようなイラスト一枚に対して、断固として許さないかのような態度は、それらのスローガンからは程遠いものだろう。

実際のところ、リベラリストたちが現代社会で目指しているのは「だれもが自由にふるまうこと」ではなくて、まさに、「お前たちがこの社会に存在してよいのかどうかを決められるのはこっちだぞ」という「社会の規範を決定する権利の獲得」に他ならない。

リベラリストが掲げる「多様性」「寛容」「包摂」についても、そのことを踏まえればけっして矛盾しない。すなわち――「私たちの設定する規範に従うかぎりにおいて、多様性は尊重されて社会に寛容に迎え入れられるが、規範に沿わないものや従わないものは包摂されない」と。

「社会の規範」を、多数派の良識に基づいて振りかざし、少数者の表現や行動を抑圧してきたのは、元来としては保守的な人びとのふるまいだった。実際のところ、このやり方はきわめて強力であり、人びとの良識に基づいた共感を前にしては「不道徳」「不見識」とされたものが社会で居場所を獲得することは極めて困難だった。もっとも、そのためにリベラリストたちは「人権」を擁護してこの重要性を説き、どのような人であっても自由にふるまえる権利を主張してきたのだ。

「世間の良識」を理由に嫌いなものを排除
人びとの「素直な人情」にしたがってしまえば、けっして擁護されず、存在も認められないようなものにこそ人権があったことをリベラリストたちは熟知していた。だが、規範主義的な抑圧と対峙しているうちに、リベラリストたちも無自覚のうちに規範主義的な方法論を採用するようになってしまったのかもしれない。

自分の考えや立場に相容れないものを、「社会的に望ましくない」などと「世間の良識」に置換して排除を正当化しようとするのは、「規範を決める権利」を簒奪した者たちのふるまいにほかならない。もはや現代社会のリベラリズムは「自由と人権の擁護者」ではなく、「リベラルな規範の伝道者」――いうなれば「ネオ・パターナリズム」とでも形容すべき代物となっている。

自らの行いで「反リベラル」を生み出すエリートたち
いま、世界のいたるところで「リベラル」が政治的な逆風に苦しんでいる理由を考えるとき、この現象は大きなヒントとなる。自分の都合に悪いタイプの自由を目にすると「それをやめよう」と、道徳保守的なふるまいを隠そうともしない。「自分たちこそが『リベラル』の有効範囲を決定できる」と、自身の優越性を信じてやまない。

だが当の市民側には違和感が募る。自由や人権の重要性をつね日ごろから喧伝していたはずの人が、自分の嫌いなタイプの自由にはまったくその原則を覆すような言動をみせるのだから無理もない。「リベラル」なエリートたちに「自分たちの自由や権利を擁護してもらえなかった層」は、反リベラルになる。自分たちの権利を「後回し」にされた白人たち(必ずしも白人貧困層とはかぎらない)が、「白人のアイデンティティ(自由や権利)を守る」という文脈によって、トランプの支持者に合流するのもこの流れによって説明される。

ある献血ポスターを見て「これはセクハラだ。女性の人権を侵害している」などと言ったとしても、「これも原則的にはリベラルが守れと主張する自由の範疇に含まれるのでは?」と応じられてしまう。こうなると「リベラル」なエリートたちはしばしば逆上する。そのような「反転可能性」による意趣返しを想定していないからだ。「お前は自由や人権のなんたるかもわかっていない。勉強不足だ。これは自由や人権にはあたらない。なぜなら〜だからだ!」と、さまざまな理由を並べ立てる。

1013名無しさん:2020/02/19(水) 21:48:23
「不快なもの」をも認めるのがリベラル社会ではないか
「リベラル」な社会とは「私が快適かつ自由にふるまえること」ではなくて、相手もまた同じように勝手気ままにふるまってくることが含意されており、その際に生じる不快感や軋轢にも我慢することが要求される。「人権」とは「私が快適かつ自由にふるまえる権利」ではなくて、相手もまた同じように自由や権利が保障されるものであり、ときには自分にとっては許しがたい者の自由や権利をも擁護しなければならないものだ。

近頃のリベラリズムの退潮には「私にとって快適なものにかぎって自由であり、また存在する権利がある(そうでないものはリベラルの範囲に当てはまらない)」とナチュラルに考えている知識人たちの驕り高ぶりが無関係ではないだろう。そのような「知的鈍感・知的傲慢」に気づかないほど、一般大衆は愚かではない。

リベラリズムの「大衆化」がもたらした現実
「リベラル」なエリートたちにとっては、自らの「リベラルな規範」に大衆が共感し従うことが理想で、それは実際のところしばらくの間はうまくいっているように見えた。しかし、リベラリズムが広く社会に浸透して「大衆化」した結果、とても自分には歓迎できないようなものまで「多様性」として包摂しなければならなくなってしまった。

「私たちが築きあげてきたリベラリズムという理念は、お前たちの(低劣な)自由や権利を行使したり擁護したりするためにあるのではない」という本音を、とうとう隠し切れなくなってきているのだ。彼らの「ネオ・パターナリズム」は、おそらく、市井の生活者たちの表現や行動にも自分たちと同じレベルの自由と権利が付与される現実に耐えられなくなってきていることに由来しているのだろう。

2017年に米国のカリフォルニア大学バークレー校で、右派メディア編集者の講演が学生の抗議デモにより中止になった事件があった。学生の一部は暴徒化し、放火をしたという(BBC「米カリフォルニア大学、右派メディア編集者の講演中止 抗議デモ受け」2017年2月2日)。性的なイラストの自由を認めなかったり、右派のメディア編集者の講演を暴力によって中止させたりするなど、リベラルな人びとが敵対者の言論の自由を認めまいとするような出来事は、同じ延長上の現象である。

公正さを徹底しない限り、逆風は強くなる
リベラリズムの本懐はその「公正さ」にある。世間の人びとから支持や共感が集まりやすいものではなく、むしろ市民社会においてはその存在を肯定されたり擁護されたりしにくいようなものにも等しく自由や権利があることを主張する一貫性こそが、リベラリズムを今日まで存続させた原動力であった。

逆説的に思われるかもしれないが、リベラリズムが政治的に活力を取り戻すためには、敵に塩を送ることも辞さない、いわば「空気の読めない公正さ」が必要になる。世間の同情があつまるような存在に「より多くの権利や自由を」付与したくなるのは人情として当然ではあるだろうが、しかしそうすればするほど、かえってリベラリズムには「敵」が増え、逆風は強くなる。

1014チバQ:2020/05/17(日) 09:37:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad43fe6c5c8f2821818efb67a0bf908664f71d2d
男性カップル宿泊、ホテル2軒が断る 尼崎市が行政指導
5/16(土) 17:47配信

朝日新聞デジタル
 男性カップルの宿泊を断ったとして、兵庫県尼崎市が市内の二つのラブホテルに対して、旅館業法に基づく行政指導をしたことがわかった。同性カップルの宿泊拒否をめぐっては、厚生労働省が2018年、旅館業における衛生等管理要領を改正し、「性的指向、性自認等を理由に宿泊を拒否することなく、適切に配慮すること」と記している。

 同市内に住む30代の男性によると5日午後2時ごろ、同居するパートナーの30代の男性と市内にあるラブホテル2カ所を訪れたが断られたという。

 一つ目のホテルの担当者は取材に「会社として性的少数者の支援を掲げ、同性カップルを受け入れてきた。今回断った理由は同性同士だからではない」と説明。一方、二つ目の担当者は「業界では男女の利用を想定し、男性2人は断るのが通例だった」としたうえで、「法律や人権に関わる問題なので、今後の対応を検討する」と話した。

1015チバQ:2020/05/17(日) 09:38:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad43fe6c5c8f2821818efb67a0bf908664f71d2d
男性カップル宿泊、ホテル2軒が断る 尼崎市が行政指導
5/16(土) 17:47配信

朝日新聞デジタル
 男性カップルの宿泊を断ったとして、兵庫県尼崎市が市内の二つのラブホテルに対して、旅館業法に基づく行政指導をしたことがわかった。同性カップルの宿泊拒否をめぐっては、厚生労働省が2018年、旅館業における衛生等管理要領を改正し、「性的指向、性自認等を理由に宿泊を拒否することなく、適切に配慮すること」と記している。

 同市内に住む30代の男性によると5日午後2時ごろ、同居するパートナーの30代の男性と市内にあるラブホテル2カ所を訪れたが断られたという。

 一つ目のホテルの担当者は取材に「会社として性的少数者の支援を掲げ、同性カップルを受け入れてきた。今回断った理由は同性同士だからではない」と説明。一方、二つ目の担当者は「業界では男女の利用を想定し、男性2人は断るのが通例だった」としたうえで、「法律や人権に関わる問題なので、今後の対応を検討する」と話した。

1016チバQ:2020/06/30(火) 14:34:49

7192 :チバQ :2020/06/30(火) 14:34:09 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1146993.html
男女平等・多様性を尊重する条例を否決 主要与党「多様性の拡大解釈を懸念」 沖縄・宜野湾市議会 

2020年6月30日 10:42
 【宜野湾】宜野湾市議会(上地安之議長、定数26欠員1)は29日の6月定例会最終本会議で、松川正則市長提案の「市男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」案を、主要与党会派の反対多数(賛成11、反対12、欠席1)で否決した。条例案の名称や内容に議員から疑問の声が上がっていた。議会事務局によると、市提案の条例案を与党が否決するのは異例という。

 条例案には与党の絆クラブと絆輝クラブの議員が反対した。野党の結・市民ネットワークや社民党、中立の「共生の会」や「和みクラブ」、与党の公明党が賛成した。

 条例案は全ての人が性別などに関係なく平等で多様性を認め合い、人権の尊重などを目指す理念条例。市や市民、自治会などの責務を記し、DVやヘイトスピーチといった人権侵害を禁じる。罰則規定はない。条例案の採決前、反対と賛成の討論があり計6人が意見を交わした。

 主要与党の3人は、男女共同参画社会基本法を引き合いに反対討論した。

 3人は同法に「『多様性を尊重する社会』との文言は存在しない」として、案に形式的な不備があると指摘した。条例案に盛り込んだ「多様性」や「性別等」などの文言に「意図しない拡大解釈をされる」と懸念を示し、ほかの自治体と同じ「男女共同参画を推進する条例」の策定を求めた。

 野党と中立の議員3人は賛成討論で、市による条例案の策定手続きに問題はなかったとし「人権尊重の街の実現を図るため、条例の制定は必要だ」と訴えた。松川市長は議会終了後に「残念だが、否決は重く受け止める。意見や指摘を検証し、今後の方向性を検討したい」と述べた。

1017チバQ:2020/06/30(火) 17:24:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/815653884db7f2f5db10574ac6061aa5033c381a

女児1億4千万人が「消失」 男児選好、中印が8割




6/30(火) 13:23配信


共同通信


 【ニューヨーク共同】国連人口基金(UNFPA)は30日、2020年版「世界人口白書」を発表した。地域により過度な男児選好の考え方に基づく「性の選別」が行われている影響で、出生前後に「消失」した女児が20年に累計1億4260万人に達すると推定した。データが利用可能な1970年代から増え続けており、累計の8割超を中国とインドが占める。

 白書によると、出生前に胎児が女性と分かった段階での堕胎や、出生後の女児をネグレクト(育児放棄)で死なせる例などが含まれる。

1018チバQ:2020/07/06(月) 14:09:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0e3c08a684184b6e383be21ae315dceb05f08c4
オランダ、身分証明書の性別記載廃止へ

7/5(日) 18:17配信

【AFP=時事】オランダのイングリット・ファンエンゲルスホーフェン(Ingrid van Engelshoven)教育・文化・科学相は、身分証明書の性別記載は「不必要な」情報だとして、今後数年以内に廃止する方針を明らかにした。
 AFPが4日に確認した議会宛ての書簡によると、ファンエンゲルスホーフェン氏は「2024年か25年から」身分証明書の性別欄をなくすと表明。欧州連合(EU)の規定によりパスポートの性別欄は残されるが、「性別の不必要な記載を可能な限り限定」していく方針を示した。

 ファンエンゲルスホーフェン氏は、ドイツの身分証明書には性別欄がないことから、オランダは性別記載を廃止する初のEU加盟国ではないと指摘。国民は「自分自身のアイデンティティーを確立し、完全な自由と安全の中で生活する」ことが可能であるべきだと強調した。

 オランダのLGBTI(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、インターセックス)人権擁護団体は共同声明を発表し、「身分証明書のこうした区分をめぐる問題に日常的に直面している人々にとって素晴らしいニュースだ」と今回の動きを歓迎した。

 オランダは2018年、インターセックスの人々に出生証明書で男性か女性かを明示しない権利を認め、「第3の性」を認めることに一歩前進した。【翻訳編集】 AFPBB News

1019チバQ:2020/07/29(水) 11:14:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/00cc32a72c01baa3c40094391a0fd00b8cb4045d
マッチング男女の「ちょっと怖いけど大丈夫」…コロナ流行下で一時の快楽に
7/29(水) 6:00配信

高校のクラスの男子20人のなかで11番目……なのに
 未曾有の新型感染症の流行下でもマッチングアプリを介して出会いを重ねる男と女。この状況のなかで出会い、遊んでいるのはどのような人たちなのか。今回は“百発百中”と豪語する33歳の男性に取材し、その素顔をルポライターの安田峰俊氏が描き出した。

 ***

コロナ禍が荒れ狂うある日の夕方、落ち合う百太郎と女性。終わってからも意外と紳士的だ
 前回、「コロナ禍のなかでもマッチングアプリで遊び続け、『東京カレンダー』の表紙を飾りそうな女子ばかりとベッドインしている男性(通称、隅田川のイチロー」)を紹介した。

 だが、実はイチローに取材する過程で、私はもう1人の猛者(もさ)に出会っていた。打率4割を誇るイチローに対して、なんと彼はマッチングアプリ「T」を通じて出会った異性と、百発百中でベッドインに成功。コロナ流行をものともせず、今年1月から5月までに10人近くの女性と会ってきたという。

 毎回、渋谷の東急百貨店前で相手と待ち合わせて円山町のホテル街に消えるという33歳の彼を、ひとまず「東急百太郎」と呼ぶことにしよう。

 細身で筋肉質の爽やかイケメンだったイチローに対して、百太郎はビールが大好きで毛深めの体質。肌ケアやジム通いにもそこまで熱心ではなさそうで、良くも悪くもリアルな33歳の地方公務員という印象だ。取材当日も、職場帰りらしく白ワイシャツを汗でにじませて錦糸町にやってきた。

 コロナのなかで欲望に生きる彼が到達した境地とは。隅田川のイチロー以上に無軌道な日々を送っていた百太郎の話に耳を傾けてみたい。

 ***

失敗例。百太郎いわく「会ってから帰られるよりは事前にドタキャンされるほうがマシ」らしい
──百太郎さん、こう言っては失礼ですが、決してイケメンではないですよね。高校のクラスの男子20人のなかで11番目……という印象です。清潔感についても、大卒の男性社会人として日常生活が送れる水準はクリアしているけれど、爽やかとまでは言えない。

百太郎:ひどい言われようですねえ(笑)。確かにそうなんですが。

──その百太郎さんが、なぜ隅田川のイチローを上回る数字を上げているのか。念のため聞きますが、法的に問題がある手段を使ってはいないですよね。

百太郎:もちろんですよ。LINEなんかで事前にメッセージのやりとりを重ねていることが前提ですが、僕の場合は相手と会う前に「ホテル行くけどいいよね?」と尋ねていますね。

──面識がないのに? それでホテルに行く女性がいるわけですか? 

百太郎:はい。もし相手が「ちょっと食事してからがいい」と言ったときは「僕は飲むとできなくなるから」と言えばオーケーです。あとは東急百貨店の前で待ち合わせて、10分後には円山町のホテルに。

──それは女性側の自由意志に基づく行動なんですよね? なぜ誘いに応じるのか、私の理解の範囲をこえているんですが……。

百太郎:自由意志ですね。しかも、実はルックス面でも、外を一緒に歩くのを躊躇するような相手には当たったことがないんです。年齢も僕と同年代のアラサー女性なんですよ。

プロフィールを異性にしてみた
──なにからなにまで意味不明ですが、順を追って尋ねていきましょうか。まず、百太郎さんがマッチングアプリを使うコツから。

百太郎:コツはありますよ。僕は最初、事情を知るためにわざとプロフィールを女性にして登録してみたんです。それで、「キモい」と感じる男性側のメッセージ文体やプロフィールを調べて、自分はそれと同じことをしないように気をつけました。

女性設定でサイトに登録すると、気持ち悪い男性ユーザーを山ほど見ますよね。最初のメッセージから「やらせて」と書いてきたり、プロフィール写真が上半身裸で筋肉を見せつけていたり。

──前回登場した隅田川のイチローも「上半身裸の筋肉写真はウケが悪い」と同じことを言っていましたね。ところでイチローの場合、本人のプロフィール欄に顔写真を掲載していましたが、百太郎さんの場合は? 

百太郎:カピバラです。

──カピバラ? 南米に生息する齧歯類の? 

百太郎:はい。顔写真はカピバラ。あとは、うちの窓から撮った夜景とかです。それでいいんですよ。「カピバラかわいい」「景色きれい」で、充分にいけます。

1020チバQ:2020/07/29(水) 11:15:10
カピバラのリアリズム

見知らぬ相手と待ち合わせてから10分後に…
──確かに、カピバラの写真から悪い人を想像するのは難しいですよね。プロフィールの本文はどうするんですか? 

百太郎:こっちは割とこだわります。原文を見てください。

──どれどれ……。「暇つぶしだけじゃなく、Hな関係だけじゃなく、大人の関係を希望です」。えーと、なんですかこれは? 

百太郎:気になるでしょう? 「これってどういうこと?」って聞いてくる相手はイケるんです。そもそも「Hな関係だけじゃなく」と書いてあるわけですから、いつの間にか、実際に会えばHな関係があることは話の前提になっている。

──うわー。黒い一休さんみたいな悪知恵だ。

百太郎:こうしてマッチした相手のうち5分の1くらいは会えますから、あとは東急(以下略)です。会話は鮮度が命で、メッセージのレスポンスが10分開くのはNGですね。とにかく即レスでポンポンいく。会うのも「今週末」とか、そのくらい日程が近くないとダメです。

──女性の側も、寂しかったり暇だったりしてマッチングアプリをやっているんでしょうから、レスが早いのはいいんでしょうね。

百太郎:待ち合わせてから円山町に直行するのも、相手にじっくり考えさせないためです。イケメンだったらホテルの前に食事を挟んでも大丈夫だろうけれど、僕の場合はそんなことをすれば成功率を下げるだけ。不利な場所では戦わないんですよ。

汎用ユニットはよく振られる
──ところで、いよいよ百太郎さんが実際に会った相手の写真を見せてもらっていますが……。なるほど。隅田川のイチローが狙う『東カレ』モデルみたいな方は誰一人いませんが、明らかな不美人もゼロです。百発百中とすれば、こりゃすごいな。

百太郎:しかも、大卒でそこそこ普通の会社員なんですよ。この32歳の子なんか、なぜか社員証の写メを送ってきてくれたんですけど、○○○ロジスティクスっていう、某総合商社の子会社勤務なんです。

──ほんとだ。しかも、見た目はどう見ても普通です。なに考えてるんだろう……。

百太郎:その「普通」にポイントが隠れていそうです。これは僕が意識的に狙ったわけじゃないのですが、女性の顔写真をずらっと見て、気付くことはありませんか? 

──個人的な印象ですが、外見のよしあしとは無関係に、量産型汎用ユニットやNPC(ノンプレイヤーキャラクター)っぽい無個性な印象を受けます。

百太郎:その通りなんですよ。すごく無個性なんです。

──冷静になって顔写真をよく見ると、付き合いたいとか結婚したいとは思えない人たちですね。外見はあくまでも「普通」なのに、一緒に食事をしても旅行に行ってもつまらなさそう。お金や時間をかけてまで一緒にいたいという内面的魅力を感じない。不思議だ……。

百太郎:はい。実際に彼女たちに話を聞くと「よく振られる」っていう人が多いんです。しかも片思いで振られるんじゃなくて、一応は男性と付き合って、2〜3回デートしてから振られるパターンが非常に多いと。マッチングアプリで僕と会う理由も、「遊びたかったからだけど、いい人だったら恋愛や結婚したいなあ」という、目的が絞りきれていない感じです。

1021チバQ:2020/07/29(水) 11:15:25
百太郎、真理を悟る
──東急百太郎さんに百発百中されるのは、そういう無個性で流されやすいアラサー女性なんですね。

百太郎:そうです。ちなみに僕、そもそも会う前のメッセージのやり取りで、相手側から「写真送って」って言ってくる女性は全部、切っています。逆に言えば、東急前で会う女性たちはマッチングアプリで男性に顔写真を求めないタイプなんです。

男性の顔にこだわらないというより、自己評価が低くて言い出せないのかなとも思えますね。実際の顔がかわいいかとは関係なく、「心の中の自画像がブス」だから、男性に対してもルックスを要求できない。

──だから、10人以上と会って百発百中になる。前回の隅田川のイチローがメジャーリーグで4割を打つタイプなら、百太郎さんはバッティングセンターの時速80キロのボールを100%ホームランにするタイプですね……。それはそれで、常人にできることではありません。

百太郎:ありがとうございます。ただ、アプリを使いはじめたのは去年の年末からなんですが、実は今年6月ごろからほとんど使わなくなったんですよ。もういいかなって。

──なぜですか? 

百太郎:最初は「すげえ」と思っていたんですが、なんだか百発百中すぎて虚しくなって。相手の個性が薄いので、行為の後に会話をするとつまらないし、家に帰ったら顔を忘れてしまいますし……。

もしかしたら性風俗店のほうが、すくなくとも自分がお金を払っているぶんだけ相手の女性と真剣に向き合えるような気さえしてきて。僕は果たして何を求めて東急百貨店に向かうのだろうかと。

──哲学的な問題になってきました。

百太郎:ええ。

──最後にひとつ。百太郎さんは彼女らと、ほぼコロナ流行中(注.正確には日本国内のコロナ流行本格化は3月以降)に会っていますよね? 

百太郎:はい。会う前のメッセージの段階で「コロナが怖いからやめておく」と言っていた女性はいましたが、会うところまでいく子はコロナについては意識低いですね。

どの子ともコロナの話題は出ましたが「ちょっと怖いけど大丈夫だよねー」みたいな反応です。僕自身もほとんど気にしてないです。見知らぬ相手と東急前で待ち合わせてから10分後に、円山町で濃厚接触しているわけですし……。

 ***

 コロナ流行下に欲望を追求するなかで、謎の悟りに到達した百太郎。とりあえずコロナの拡散リスクが低くなったという点では、彼がマッチングアプリに飽きたことは朗報なのかもしれない。

安田峰俊
1982年、滋賀県生まれ。中国ルポライター。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』(KADOKAWA)が第五回城山三郎賞、第50回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。近著に『移民 棄民 遺民 国と国の境界線に立つ人々』(角川文庫)、『性と欲望の中国』(文春新書)、『もっとさいはての中国』(小学館新書)ほか。

週刊新潮WEB取材班編集

2020年7月29日 掲載

1022チバQ:2020/09/03(木) 10:15:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/524aefaaed1f321543d1be1497fe6088ed594303
「どうして、ほかの先生が」 元生徒 守られなかった性の秘密
9/2(水) 16:00配信
2049
「どうして、ほかの先生が」 元生徒 守られなかった性の秘密
9/2(水) 16:00配信
2049




「先生たちって、怖い」。健崎さんが生徒指導教諭と交わした約束は守られず、複数の教諭に知れ渡っていた=佐賀県内
 「どうして、ほかの先生が知っているの」
 高校の卒業式が終わって間もない2017年3月。佐賀県在住の健崎まひろさん=仮名、当時(18)=は、大学合格を報告するため母校を訪れた。しばらくして、偶然すれ違った教諭が意味深にこう声を掛けてきた。「今までいろいろ大変やったとね」
 その後に会った複数の教諭も、自分の「秘密」を知っていた。なぜ。
 健崎さんは男性として生まれた。性的指向(好きになる相手の性別)は男性で、性自認(自分の認識する性別)が明確ではなく、短髪と制服にずっと抵抗感があった。「もう髪を短く切りたくない。今までずっと我慢した。最後は自分らしい姿で卒業したい」。同年2月、心と体の性が一致しないトランスジェンダーであることを生徒指導教諭に告白(カミングアウト)した。教諭は淡々と「分かった」とだけ答え、卒業式前の頭髪検査は免除された。その際、健崎さんは「担任と学年主任の教諭以外には他言せず、話が広まらないようにしてほしい」と伝えた。だが、約束は守られず、複数の教諭が「秘密」を共有していた。
 怒りはなかった。ほかの教諭たちも同情し、気を使って声を掛けてくれたのだろうか。ただ当時の健崎さんは掛けられた言葉を「優しさ」と受け止められず、驚きと不安ばかりが募ったことを覚えている。
 「先生たちって、怖い。率直に、そう感じた」

◇5組が宣誓書

 長崎市が性的少数者(LGBTなど)のカップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」を開始して2日で丸1年。市によると1日現在、5組が宣誓書を提出した(1組は既に受領証を返還)。市の担当者は「性的マイノリティー(少数者)の生きづらさをどう解消するのか。学校現場が担う役割は大きく、今後も人権課題の一つとしてとらえ、市教委と連携を図り、教職員への啓発などを取り組みたい」と課題を挙げる。
 実際に性自認や性的指向で悩んでいる生徒に対し、学校側はどう向き合っているのか。教諭に告白した生徒と、複数の生徒から打ち明けられた教諭を県内外で取材した。

 高校卒業1カ月前の告白(カミングアウト)。心と体の性が一致しないトランスジェンダーの健崎さんは話が広まらないよう生徒指導教諭に要望したが、「秘密」は他の教諭に知れ渡っていた。
 「卒業間近で、まだ良かった。学校生活がまだ長く残っていたら、一体どうなっていたのか不安」

■理解示す大学

 幼少期は女の子と人形遊びをすることが多かった。小学生になりジャニーズに夢中になった。中学1年の時、陸上部の男子に初恋をした。「オカマ」「女っぽい」。周囲からの心ない言葉は、いつも陽気を装って笑い流した。
 高校で初めて同級生にカミングアウトし、その後も理解を示してくれる友人に恵まれた。卒業の半年前、生徒指導教諭より先に担任に性自認を明かし「校内でジャージーを着用したい」と相談したが、「卒業まで我慢した方が良い」と言われた。
 現在、大学4年の健崎さんは「女性」として生きている。化粧を楽しみ、髪は肩にかかるまで伸びた。大学側は理解を示してサポートしており、健崎さんは当事者団体のサークルをつくった。4年前の苦い経験をふり返り、こう訴える。「カミングアウトした相手には黙っていてほしいのが本音。学校がリスク管理のため情報共有するのは理解できるが、約束した共有範囲は絶対に守ってほしい」

1023チバQ:2020/09/03(木) 10:15:35
■信じてくれた

 「生徒からのカミングアウトはうれしい。自分を信じてくれたのだから。だからこそ、軽々しくほかの人には言えない」
 県内の公立中に勤務する保健体育科の40代女性教諭はこう語る。これまで3人の女子生徒からカミングアウトされた。
 3年前。性の多様性について考える特別授業をした後、生徒全員にワークシートを配布すると、2人の女子生徒がこう書いていた。
 「自分を男だと思っている。でも先生は『変じゃない』と言ってくれた。だからこのまま生きます」
 「私は女の子が好き。でも先生、それって変なことじゃないんですね」
 2人のことは、だれにも明かしていない。
 3人目の生徒は、2年前の個人面談で女性が好きだと告白した。さらに制服のスカートが苦痛で、「ジャージーで登校したい」と願い出た。許可するには学校の了承を得ないといけない。生徒に何度も念を押した。「どこまで、ほかの先生に話していい?」
 生徒はつぶやいた。「女性が好きなことは言わないで」
 女性教諭は事情を知るほかの教諭と話し合い、生徒の性的指向を隠した上で職員会議にかけ、ジャージーの登校は認められた。
 「性の問題に限らず、学校としては生徒から相談されたら全員で共有しようという雰囲気がある。ただし、共有範囲や必要性をきちんと生徒に話して確認する必要があるのでは」。女性教諭はそう声を上げる。
 2015年、一橋大の法科大学院の男子学生が同性愛者だと同級生に暴露された後に転落死した。女性教諭はニュースを見て衝撃を受けた。せめて自分の生徒には同じように苦しんでほしくない。「どんな人が好きで、どんな服が好きなのかは、その人の個性。生徒が自分らしく生きていくために学校現場も変わり、柔軟に対応しなければ」

■合意が大前提

 性的マイノリティー(少数者)の子どもの実態に詳しい宝塚大看護学部の日高庸晴教授は「学校側の情報共有は必要だが、生徒との合意形成が大前提。黙って情報共有するのは良くない。共有範囲を生徒と話せることが理想的」と指摘する。さらに「勝手に情報共有をしていることが生徒本人に漏れると、学校や教諭との信頼関係の構築が難しくなる。中高生期は初めてカミングアウトする人も多く、教諭側の対応の在り方が生徒の今後に決定的な影響を与える」と助言する。

1024名無しさん:2020/09/09(水) 20:24:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ca8bdb33c07c7e03ebb2b125ec60d32aa7e2f7f
同性婚、夫婦別姓…次期政権に取り組んでほしい課題は?「誰も不幸にならないし、損をしない」
9/9(水) 12:13配信

声優としても活躍中の鈴村健一(月〜木曜)と俳優の山崎樹範(金曜)、フリーアナウンサーのハードキャッスル エリザベスがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。9月8日(火)放送の「リポビタンD TREND NET」のコーナーでは、ジャーナリストで株式会社メディアコラボの代表・古田大輔さんに、「次期政権に取り組んでほしい課題」について話を伺いました。

菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長による自由民主党総裁選が9月8日(火)に告示されました。9月14日(月)の投開票に向けて3氏とも、国会議員や地方党員らの支持固めを急ぐ構えです。

*  *  *

鈴村:3人とも新型コロナウイルス対策を最重要課題として訴えています。今のところ、やはり菅さんが有力ということですか?

古田:そうですね。自民党には“派閥”という政治家のグループがあります。1955年に自由党と日本民主党の保守合同による「自由民主党」誕生以来、ずっとあるものです。

自民党の派閥で大きいところが、細田派、麻生派、竹下派、二階派。すべて“菅さん支持”を表明しました。

岸田さん、石破さんの派閥もありますが、それぞれ岸田さん、石破さんを推しても、数の上ではまったく勝てない。あと、「次のリーダーは誰がいいか?」という世論調査をおこなったところ、菅さんが4割近い数字を取ってトップに立ちました。今の情勢を見ると、菅さん有利は動かないかなという感じです。

鈴村:約8年にわたる長期政権・第2次安倍政権。改めて評価できる点、問題点をあげるとすると?

古田:これにかんしては、今いろんな方が評価していて、世界各国でもすごい数の記事が出ています。“日本がこんなに注目されたのは久しぶりだな”っていうぐらい。アメリカやイギリス、アジアの新聞などを見てみると、高く評価されているのは「安保・外交」。“米中対立がこれだけ極まってくるなかで、なんとかバランスを取ろうと頑張っていたよね”と。

もう1つが「経済・貿易」。これも、“トランプさんという誰も想像しない人が出てきて、もうぐちゃぐちゃにかき回して米中対立も高まるなか、自由貿易を維持する方向で粘り強くやっていたよね”と。8年近くやっているリーダーは今までそんなに多くないので、“どちらかというと、世界の大勢を安定させる方向でがんばっていたよね”と評価する声が大きいです。

一方、国内で見たときに課題として残るのは……「アベノミクス」で経済を復活させると言って、確かに株価は上がった。それは間違いない。それは評価すべきところですけど、経済格差問題や、日本がよりイノベーティブで成長率が高い国になったか? と言うと、なってはいないし、借金がすごく増えてしまった。そのあたりが課題です。

もう1つは、“法の支配”とか(森友・加計学園や自身が主催する「桜を見る会」をめぐる問題について)“説明責任”を果たしたか?……など、“透明性”の問題では、すごく大きな課題を残したと思います。

鈴村:なるほど。次の政権に取り上げてほしい課題は、どのようなものがあると思いますか?

古田:先ほどあげた、国の根幹にかかわる「安保・外交」「経済・社会保障」などは、もちろん引き続き頑張ってほしいですよね。

1025名無しさん:2020/09/09(水) 20:24:49
>>1024

でも、同時にずっと見過ごされてきたものがあると思います。僕は、“早くやっちゃえばいいじゃん”というものがあって、ずっとこだわっているのは“同性結婚の法制化”と“選択的夫婦別姓”。これは、世界のなかで日本がめちゃくちゃ遅れている。“欧米の真似をする必要ないし”などと言う人がいますが、欧米だけではなく、アジア、南米……どこの国でも進んでいます。

そのようななかで、“なんで幸せになる人が増えて、不幸せになる人が全然いない同性の結婚とか、選択的夫婦別姓とかが進まないのか?”ということに対して、僕はものすごく不満を持っています。やはり人間の平等とか、人権とかに対する目線が弱かったんじゃないですか? と思います。なので、次の政権には、ぜひ取り組んでもらいたいなと思います。

鈴村:これらが進まない理由はなんなんでしょうね? 誰も損しないんですよね。

古田:そうなんですよ! “選択的”夫婦別姓は、別姓にしたい人は別姓にして、同姓にしたい人は同姓にすればいい、ものすごく当たり前の話なんですよね。その当たり前の話が、“昔から同姓だったから”という謎の理由でできない。歴史や時代と共に世の中は変わっていくものなので、そこはやりましょうよと。今、先進国のなかで夫婦別姓がないのは日本だけですからね。同姓結婚もそうですけど。

鈴村:これは本当に“なんとなく”なんですか?

古田:……本当に怖いんですけど“なんとなく”なんですよね。

鈴村:同性婚も夫婦別姓も時代に合った人生の考え方の1つ。個人的には、認めないのは時代遅れなのでは……と思っています。文化は守るだけではなく、生み出さなければならないもの。次期政権でどうなるか注目したいと思います。

(TOKYO FMの番組「ONE MORNING」9月8日(火)放送より)

1026チバQ:2020/09/23(水) 21:15:39
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092300401&g=pol
同性婚法制化「議論を」 全国初、意見書採択へ―京都府長岡京市議会
2020年09月23日14時32分


 京都府長岡京市議会が、同性婚の法制化に向けた議論を進めるよう政府や国会に求める意見書を採択する方針であることが23日、分かった。同性婚の法制化の議論促進に関する意見書が地方議会で採択されるのは、全国初とみられる。同日午後の市議会本会議で可決される見通し。
同性婚、憲法は想定せず 政府答弁書

 同性カップルを公的に認める「パートナーシップ制度」を導入する自治体は全国的に増えている。しかし市議会は、この制度だけでは同性パートナーの財産相続に法的根拠がなく、養育里親で両親になれないなど、解決できない問題があると指摘。
 政府が同性婚について「現時点で導入を検討していない」などとする見解を示していることから、意見書案は「『議論する』へと進むことが今、求められている」と強調。国会で法制化の議論を進め、早期に結論を示すよう求めた。
 同性カップルをめぐる問題に詳しい大阪弁護士会の南和行弁護士は市議会の動きについて「自治体独自のパートナーシップ制度があるからこそ、浮かび上がる婚姻制度の不平等や不合理を正す国の責務を指摘している」と評価している。

1027チバQ:2020/09/30(水) 11:20:25
新しく付ける名前じゃないなあ
https://news.yahoo.co.jp/articles/67233d198d6a86459491b5321bff5a3f0ef45c90
DV対策の新組織、「男女間暴力」名称にネットで賛否
9/29(火) 22:22配信




内閣府と内閣官房が入る内閣府庁舎(手前)と中央合同庁舎8号館(奥)=2020年9月28日、東京都千代田区永田町1丁目、楢崎貴司撮影
 政府は家庭内暴力(DV)や性暴力への対策を強化するため、10月1日付で内閣府に「男女間暴力対策課」をつくる。名称に「男女間」とあることをめぐり、インターネット上で賛否の声が出ている。女性への暴力の根絶が主な狙いで、対策強化を歓迎する声の一方で、「同性間の被害などが無視されている」との批判もある。

 対策課は、DVや性暴力の問題に取り組んできた「暴力対策推進室」を格上げして発足する。性犯罪の被害者支援や相談体制の強化が狙いだ。担当する橋本聖子男女共同参画相は29日の閣議後会見で、「新設を契機に女性に対するあらゆる暴力の根絶に向けた取り組みを一層強化したい」と意気込む。

 課の名称に「男女間」とついたことには、ツイッター上で「同性間の性暴力に対応する気がないことがわかる名前だ」「男女限定とは時代錯誤」との投稿があった。「女性は男性に暴力をふるわない前提なのか」とする疑問の声も聞かれた。

 内閣府の担当者は朝日新聞の取材に「男女間がないと、暴力対策課になり、あらゆる暴力に対応するようにみえる問題があった」と話す。現状では男性が加害者、女性が被害者のケースが多いとしつつ、「同性間の暴力のケースなどを排除しているわけではなく、歯がゆいところではある」としている。

 加藤勝信官房長官は29日の会見で、「性暴力は性別を問わず人権を著しく踏みにじる決して許されない行為だ」とした上で、組織改編を機に政府全体として取り組む考えを示した。(菊地直己、小野太郎)

1028チバQ:2020/10/05(月) 19:31:19

7465 :チバQ :2020/10/05(月) 19:30:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a4f21dd2ecd5c2a9ae8c93591659ee29a27b5fd
足立区議「同性愛者、法律で守られたら区滅ぶ」批判続出
10/5(月) 11:00配信
 東京都足立区の白石正輝区議(78)=自民=が9月の区議会で、同性愛が広がると区が滅んでしまうという趣旨の発言をしていたことが分かった。ネット上で「差別発言だ」と批判する声が出ており、区議は取材に「少数派を特別に擁護する必要はない。性の多様化ばかりを教育で伝えるのは間違いで、子どもを産み育てる大切さを伝えるべきだ」と述べた。

 発言があったのは、9月25日の区議会定例会の一般質問。白石区議は、少子化問題を取り上げる中で、「本人の生き方に干渉しようと思わない」としつつ、「あり得ないことだが、日本人が全部L(レズビアン)、全部G(ゲイ)。次の世代、生まれますか」と発言。「LやGが足立区に完全に広まってしまったら、子どもは1人も生まれない」、「LもGも法律で守られているという話になっては足立区は滅んでしまう」と話し、教育の中でのLGBTの取り上げ方を質問した。区側は「結婚や子育ては、児童や生徒の発達段階に応じた指導をしている」と述べ、LGBTには特に触れなかった。

 区議は取材の中で、「人の生き方を批判するつもりはないが、LGBT(の権利)を法律で保護するのも反対だ」とも述べた。

 議会での区議の発言に、SNS上で「性指向は自分で決められるものじゃない」などの意見や批判が書き込まれた。ゲイであることを公言し、性的少数者に関連した政策情報を発信する一般社団法人fair代表理事の松岡宗嗣さん(26)は「臆測や偏見で少数者をおとしめる悪質な発言だ。当事者の多くはいじめを経験し、生きるのがしんどいと感じている子もいる。そういう子を肯定し、いじめをなくすためにも教育で性の多様性を扱うことは重要だ」と話した。(塩入彩)

朝日新聞社

1029チバQ:2020/10/07(水) 11:59:47
7466 :チバQ :2020/10/07(水) 11:59:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/41aed365f484dfa5c3fb0cfdd66e007a956f6c31
GBT差別的発言の足立区議、謝罪拒否「不快と思っても別に良い」
10/6(火) 22:26配信




足立区役所
 東京都足立区議会厚生委員長の白石正輝氏(78)=自民=によるLGBTなど性的少数者への差別的発言を巡る問題で、鹿浜昭議長と区議会自民党は6日、それぞれ白石氏に厳重注意をした。白石氏は「当事者が不快と思っても別に良い」と反発し、発言の撤回や謝罪をする意思はないという。

【ませこぜの社会をつくろう】

 鹿浜議長は、共産党区議団など3会派4議員から白石氏への厳重注意などを求められたという。「行き過ぎた発言なので注意したが、あとは本人の考え方。(白石氏に)謝罪や発言の撤回は求めなかった」と話した。区議会自民党の金田正幹事長は「当事者に不快な思いをさせた」と述べた。

 白石氏は毎日新聞の取材に対し「だから何。(発言は)人によって受け取り方が違う。私だって共産党の意見を聞いても全部不快だ」などと話した。

 白石氏は9月25日の区議会一般質問で「L(レズビアン)だってG(ゲイ)だって法律で守られているという話になれば足立区は滅んでしまう」と発言していた。【南茂芽育】

1030チバQ:2020/10/28(水) 09:43:52


986 :チバQ :2020/10/28(水) 09:41:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/c447c2575b564224d9d43fec2d681233bb04ed33
アジア初同性婚合法化の台湾、軍の合同結婚式に同性カップル初参加へ
10/27(火) 23:20配信
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結婚式の写真撮影に臨む、台湾軍兵士(左)とその同性パートナー。同軍提供(撮影場所・日不明、2020年10月27日公開)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】台湾軍は、30日に開催する合同結婚式に、自軍兵士とその同性パートナーのカップル2組が初参加すると発表した。アジアで初めて同性婚が合法化された台湾で、また一つ歴史に残る出来事となる。

【写真】結婚式の写真撮影に臨む、台湾軍兵士とその同性パートナー

 台湾軍は、関係者らのための合同結婚式を定期的に開催しているが、同性カップルの参加は前例がないとしている。

 軍がフェイスブック(Facebook)に2組の写真を投稿すると、「素晴らしい、軍がこの写真を投稿するとは」、「おめでとう、台湾の進歩を目の当たりにして本当にうれしい」といった祝福のメッセージが多数寄せられた。

 台湾では昨年、議会が同性婚を合法化する法律を成立させ、歴史的となるアジア初の同性カップルの結婚式が行われた。

 しかし同法には依然制約があり、パートナーが外国人の場合は出身国でも同性婚が認められている必要があり、また養子として迎えられるのはパートナーの生物学上の子に限られている。【翻訳編集】 AFPBB News

1031チバQ:2020/10/29(木) 23:03:09
50年前の価値観。。。
https://news.goo.ne.jp/article/dailysports/entertainment/20201029039.html
麻耶 志らくの「母親がいないと不幸」発言に涙で反論「私はそうは思わない」
2020/10/29 10:23デイリースポーツ

麻耶 志らくの「母親がいないと不幸」発言に涙で反論「私はそうは思わない」

小林麻耶

(デイリースポーツ)

 元TBSのフリーアナウンサー、小林麻耶が29日、TBS系「グッとラック!」で、MCの立川志らくが「母親がいないのは不幸」と語ったことに、涙をためて「私はそうは思いません」と切々と訴えた。

 番組では乳がん治療を中断し、不妊治療に取り組んでいるお笑い芸人のだいたひかるのインタビューを放送した。

 このVTRを見終えた志らくは「非常に難しい問題」と真剣な表情で切り出し、前日に妻とこの問題について話し合ったと明かし「母親がいないと子どもにとっては不幸なことじゃないですか、母親の責任放棄して良いのかという話になったが…」とコメントした。

 その後、やはり妹の麻央さんを乳がんで亡くしている麻耶は「考えは人それぞれで、否定するつもりはないですが」と切り出し「志らくさんが先ほど、母親がいないのは不幸だと仰ったのは、私はそうは思いません」と真っ直ぐ答えた。

 麻耶は「母親がいない人もたくさんいるし、母親に虐待を受けている人もいますし、母親がいない人が不幸っていう言い方は、私は、私はですよ、個人的には嫌いです」と目に涙を浮かべて訴え「母親がいなくても不幸だと思って欲しくないし、その分、周りの人が愛情を注げば良いと思うし、母親だけの愛情じゃない。そういう言い方について、私の気持ちをお話させていただきました」と語った。麻耶にとっての姪、甥となる麻央さんの子どもたちは母親がいないことから、より気持ちが入ったのかもしれない。

 これに志らくは「母親がいないのは不幸だっていうのは、麻耶さんの仰る通りで、本当に周りの愛情があれば、それは不幸ではなく幸せになれる」と答え「でも私はやっぱり母親がいてくれたらいいな、純粋に今、子どもいた時は母親がいなくなったらどうするんだろうという気持ちで出た言葉で、母親がいない子がすべて不幸だという意味ではありません」と説明。

 そして「言葉は非常に大事。言葉は時に凶器になる。気をつけないといけない」とも語っていた。

1032チバQ:2020/11/27(金) 22:17:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/aba60c06c86e64fdcac0ccf7037a1ec0d4cbaa09
選択的夫婦別姓、賛否両派の動き活発 自民党内で勉強会
11/26(木) 21:26配信
 選択的夫婦別姓をめぐり自民党内の議論が活発化している。12月の第5次男女共同参画基本計画の閣議決定を前に、橋本聖子男女共同参画相は推進に前向きな姿勢を見せる。反対派、賛成派ともに勉強会を開催するが、溝が埋まるかは不透明だ。

 自民党の議員連盟「保守団結の会」は26日に勉強会を開催。高市早苗元総務相が講演し、選択的夫婦別姓制度の問題点を指摘した。25日には自民党の保守系議員らでつくる議員連盟「『絆』を紡ぐ会」も発足。大学教授を招いて「夫婦別姓の問題点」について議論した。参加した議員の1人は「賛成派の動きが活発になってきた。巻き返しを図らないといけない」と語る。

 一方、賛成派の井出庸生衆院議員らは24日に勉強会を開き、事実婚夫婦の子どもの意見を聞いたり、選択的夫婦別姓に関する意識調査について報告を受けたりした。参加した約20人の議員からは「氏を変えた人がどれだけ苦労しているか考えなければならない」「(選択的夫婦別姓によって)日本の何かが壊れることはない」など、導入に前向きな発言が相次いだ。

 選択的夫婦別姓の実現に向けた動きは、これまでも繰り返し行われてきた。1996年、法制審議会が選択的夫婦別姓を認める民法改正案を法相に答申したが、保守派の反発が大きく、議論は進まなかった。2002年には「例外的」に夫婦別姓を認める法案をめざすグループが発足。野田聖子幹事長代行らが中心となり、家庭裁判所が許可した場合のみ夫婦別姓を認める案をまとめたものの、立ち消えになった。その後、民主党政権下だった10年の参院選では、自民党は選挙公約に夫婦別姓への「反対」を明記した。

 ただ、選択的夫婦別姓を支持する世論は高まりを見せている。朝日新聞が今年1月に実施した世論調査では、自民支持層でも63%が賛成を選んだ。橋本男女共同参画相は10月の記者会見で「積極的に第5次の基本計画にも盛り込んでいきたい」と選択的夫婦別姓の導入に前向きな姿勢を見せた。

朝日新聞社

1033チバQ:2020/12/08(火) 22:34:04
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20201208k0000m010242000c.html
「日本は日本。堂々と守ればよい」 自民、夫婦別姓巡り反対派から異論噴出
2020/12/08 19:39毎日新聞

「日本は日本。堂々と守ればよい」 自民、夫婦別姓巡り反対派から異論噴出

自民党本部=東京都千代田区で2019年5月16日、曽根田和久撮影

(毎日新聞)

 自民党は8日、内閣第1部会と女性活躍推進特別委員会の合同会議を開き、政府が今月18日の閣議決定を目指す「第5次男女共同参画基本計画」について議論した。その中で「選択的夫婦別姓」に関する記述で約2時間半にわたって紛糾。制度導入反対派からさらなる修正を求める声が上がり、了承は先送りされた。

 選択的夫婦別姓を巡っては、今月4日の合同会議で内閣府が「政府においても必要な対応を進める」など、導入に前向きな第5次計画原案を提示していた。これに対し反対派から「夫婦同氏が少子化の原因のような書きぶりになっている」などの指摘が相次ぎ、修正が求められていた。

 この日、内閣府は「子への影響や家族の一体感(きずな)に与える影響も含めて、国民各層の意見を踏まえる必要がある」などと反対派にも配慮した修文案を配布。結論部分こそ「必要な対応を行う」と原案を踏襲したが、夫婦同氏制を合憲と判断した2015年最高裁判決を大幅に引用するなどした。

 これに対し賛成派からは「政府として必要な対応を進めていくという部分はしっかり残すべきだ」(井出庸生衆院議員)、「さまざまな考え方に対応できる社会を作ることが国民政党の役割だ」(宮崎政久衆院議員)などと賛同する声が上がった。

 しかし反対派は「結論が先走りすぎている」(片山さつき前女性活躍担当相)などと猛反発。「国際社会において、夫婦の同氏を法律で義務づけている国は日本以外に見当たらない」などの記述に対しても、「日本は日本。家族単位の福祉も税もあり、堂々と守っていけばよい。削除すべきだ」(高市早苗前総務相)などの意見が出たため、冨岡勉・内閣第1部会長と森雅子特別委員長が再度修文案を作成することでその場を引き取った。【野間口陽、遠藤修平】

1034チバQ:2020/12/08(火) 22:35:56
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2012080044.html
自民、「夫婦別姓」再び結論見送り 男女共同参画基本計画案 修正案に賛否
2020/12/08 22:14産経新聞

 自民党は8日、内閣第1部会と女性活躍推進特別委員会の合同会議を開き、前回会合で選択的夫婦別姓制度の記述をめぐり異論が続出した政府の第5次男女共同参画基本計画案について議論した。政府側は修正案を提示したが、慎重派から「不十分」として再修正を求める声が相次ぎ、結論は再び持ち越しとなった。

 修正案をめぐり、慎重派は削除を求めていた「国際社会において、夫婦の同氏を法律で義務付けている国は日本以外に見当たらない」などの記述が残っていたことを問題視。高市早苗前総務相は記者団に「国際社会は関係なく、日本は日本だ。家族単位の福祉も税もある」と語った。

 また、慎重派の党ベテランは「過去の基本計画は(夫婦別姓などに関わる)家族の法制についての記述が4〜5行程度だったが、今回は4ページにわたる。推進派のバイアスがかかった書きぶりだ」と指摘した。

 一方、推進派の井出庸生衆院議員は記者団に「前回の議論を踏まえて両論併記になった部分もある。推進派もたくさんいるので、そういう声を上げていきたい」と強調。宮崎政久衆院議員も「さまざまな考え方に対応できる社会を作っていくことが自民党の役割ではないか」と語った。

 関係者によると、2時間半に及んだ今回の会合では19人が慎重意見を、18人が推進意見を述べた。議論が平行線をたどる中、冨岡勉部会長は「早急に結論を出すべきではない」と判断し、新たに衛藤晟一・党少子化対策特別委員長と中曽根弘文・党青少年健全育成推進調査会長を加え、修文作業を行う考えを示した。

 ただ、推進派の森雅子女性活躍推進特別委員長は記者団に「(衛藤、中曽根両氏の)意見は聞くが、内閣第1部会と女性活躍推進特別委で決めていく」と語るなど温度差が浮き彫りとなっている。(広池慶一)

1035名無しさん:2020/12/10(木) 22:46:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cd7904612e269b4d8e721d49f05fdf020016e44
同性カップルらと子の関係を公認 兵庫・明石市が新制度
12/10(木) 19:52配信

 兵庫県明石市は10日、性的少数者などのカップルの関係や、カップルとその未成年の子どもとの関係を公的に認める「パートナーシップ・ファミリーシップ制度」を、来年1月から始めると発表した。市によると、子どもとの関係を認めるのは全国で異例という。

 パートナーについては、20歳以上でいずれかが市内在住か転入予定であることが要件。同性間だけでなく、婚姻届を出していない異性間のカップルにも、2人の氏名を記した証明カードを発行する。

 法律上の効力はないため相続などはできないが、市営住宅での同居や、同じ市営墓地への埋葬などが可能になる。住民票の続き柄の表記は「同居人」から「縁故者」に変更できる。

 パートナーシップ制度は2015年に東京都渋谷区で導入され、全国に広がって約70の自治体が導入している。だが、同性カップルなどが育てる子どもも家族として認めるよう求める声があり、明石市は、未成年の子どもがいる場合は証明カードに氏名を記載できる「ファミリーシップ」制度にした。幼稚園や学校での送迎などで、血縁関係のない親も対応しやすくなることを期待するという。

朝日新聞社

1036名無しさん:2020/12/13(日) 01:23:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f49d6ba3d5e096957f2ea36a45c2d5b1d51c8ca
金沢市、同性パートナー制度導入へ 北陸初、来年度にも
12/12(土) 10:42配信

 金沢市は来年度にも、同性カップルを公的に認める「パートナーシップ制度」を導入する。北陸3県の自治体では初めてという。

 市によると、同性カップルが家族として、市営住宅に入居できたり、市立病院で面会できたりするよう検討する。今後、当事者や有識者、先行自治体などに聞き取りし、制度設計を進めるとしている。山野之義市長は「具体的にどういうサービスを提供できるのか精査し、前向きに検討していきたい」と述べた。

 市は2019年以降、性的少数者への配慮から、印鑑登録申請書など66の文書の性別欄について、廃止したり、記入を任意にするなどしている。

 パートナーシップ制度は15年、東京都渋谷区が初めて導入。市によると、現在は60以上の自治体に広がっている。(三井新)

朝日新聞社

1037名無しさん:2021/01/16(土) 12:08:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c785cab4c96f07f989f68542e0fbe288d548a94
同性愛者を受け入れる先住民の村 コロンビア
1/16(土) 8:03配信

【AFP=時事】南米コロンビアのアマゾン(Amazon)熱帯雨林にある先住民の村で育ったジュニオール・サンガマ(Junior Sangama)さん(27)は、自分が同性愛者であることをずっと隠して生きてきた。家族と対立し、出て行くことを選んだものの、結局、地元に戻って来た。ナザレ(Nazareth)は、1000人ほどが農業と手工芸で生計を立てる非常に保守的な村だが、サンガマさんを含め、約20人の同性愛者がここで居場所を見つけている。

 ナザレでは以前は、性的少数者(LGBT)が排除されていた。しかしこの20年ほど、首長らは同性愛者に対する残酷な罰をやめ、サンガマさん、サウル・オラルテ(Saul Olarte)さん(33)、ニルソン・シルバ(Nilson Silva)さん(23)らを条件付きで受け入れてきた。

 先住民の世界では、共同体で暮らす権利を得ることが極めて重要だ。そのため、サンガマさんらは自分たちで一定のルールを設けた。人前でキスをしない、同居もしない。一方で、地元の昔からの風習を守る役割を引き受け、お香をたきながら亀の甲羅をたたく音と共に始まる伝統的な舞踏を披露している。

 故郷に戻って来たサンガマさんら3人が慎重に振る舞うことにしたのは、チクナ(Tikuna)の人々が同性愛者にどのような仕打ちをしてきたかを知っていたからだ。

 チクナの評議会の広報を担当するアレクス・マセード(Alex Macedo)氏(40)によると、この地の言い伝えでは、キアリの一種にかまれた人は「考えを改め、(肉体的に)タフになって生まれ変わる」と信じられ、アリに同性愛者の体をかませることもあった。「男らしさ」を調べるとして、同性愛者に土地を耕作させ、カヌーを造らせることもあったが、マセード氏によると、こうした罰が与えられることもなくなった。

■いつか共同体の中で家庭を築ける日が来るはず
 21世紀になってから、「共同体の中で、どのような差別も行わない」とする動きがあり、以来ナザレは、他の先住民の村からやって来たLGBTの人々にとって、自分らしく生きられる場所になっている。

 マセード氏は、LGBTの若者たちは「先住民の文化、特に言語を保護するために」必要な存在と判断されたのだと説明した。

 アマゾンの先住民の多くの村は、性の多様性を認めているわけではなく、完全に受け入れているわけでもないが、暴力を振るうことなく対処してきたと、性的少数者の権利擁護団体、アファーマティブ・カリビアン・コーポレーション(Affirmative Caribbean Corporation)の代表、ウィルソン・カスタネダ(Wilson Castaneda)氏は言う。

 オープンなLGBTコミュニティーは地元の指導者らに受け入れられないであろうことを考えれば、ナザレはその典型的な例だ。

 今のように緩やかな集まりなら許されるが、とマセード氏は話し、「集団をつくることは許されないだろう」と続けた。

 しかし、さらに先を見据えているサンガマさんは、いつか自分たちが「パートナーを持ち、共同体の中で堂々と家庭を築き、本当の自分を自由に表現できる」日が来るはずだと語った。【翻訳編集】 AFPBB News

1038チバQ:2021/01/29(金) 20:02:43

1152 :チバQ :2021/01/29(金) 20:01:56
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3328943.html
同性愛の男性カップルに公開むち打ち刑 インドネシア・アチェ州
2021/01/29 01:22AFPBB News

同性愛の男性カップルに公開むち打ち刑 インドネシア・アチェ州

インドネシア・アチェ州のバンダアチェで、公開むち打ち刑を受ける男性(2021年1月28日撮影)。(c)CHAIDEER MAHYUDDIN / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】インドネシア・アチェ州で28日、同性愛の男性カップルに対する公開むち打ち刑が執行された。司法当局が明らかにした。人権団体は、同州での公開処刑を厳しく批判している。

 2人は同州のシャリア(イスラム法)で認められていない同性間の性交渉を持ったとして、それぞれ80回近くむちで打たれた。

 うち1人の母親は、息子が打たれる様子を目の当たりにして失神した。

 2人は昨年11月、借家の一室に半裸でいたところを所有者に目撃され、逮捕されていたという。

 同日にはさらに4人が、飲酒や異性との密会を理由に17〜40回のむち打ち刑に処された。

 インドネシアは世界最大のイスラム教国だが、国内で唯一シャリアが施行されているアチェ州以外の場所では、同性間性交渉は違法とはみなされない。

 公開むち打ち刑をめぐっては、人権団体は残酷だと非難し、ジョコ・ウィドド大統領も廃止を呼び掛けているが、アチェ州民は強い支持を示している。 【翻訳編集】AFPBB News

1039チバQ:2021/02/18(木) 13:39:39
https://www.asahi.com/articles/ASP2K52SCP2KUTFK01B.html
同性婚「根幹に関わる、極めて慎重な検討が必要」菅首相
2021年2月17日 15時30分


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 17日、衆院予算委員会の集中審議があり、菅義偉首相と与野党の間で論戦が交わされた。
 立憲民主党の尾辻かな子氏は、東京五輪・パラリンピックが理念の一つに掲げる「多様性と調和」を取り上げた。尾辻氏は2005年、自らが同性愛者であることを公表。日本で認められていない同性婚について菅義偉首相に「息子さんが同性のパートナーと一緒になりたいと言われたら何て答えるか」と尋ねた。

 首相は「仮に自分の家族がそういう状況にあったとしても、当事者双方の性別が同一である婚姻の成立を認めることはまだ我が国では憲法上想定されていない」と説明。同性婚を認めるか否かについて「我が国の家族のあり方の根幹に関わることなので、極めて慎重な検討をする必要がある」と答弁した。
 尾辻氏が「それは子供が同性愛者であるということを受け止めるということなのか、受け止めないということなのかどちらでしょう」と重ねて問うと、首相は「仮のことにお答えするのは控える」としつつ、「非常に複雑な心境の中で、検討に検討を重ねる立場になるだろうと思う」と述べるにとどめた。

1040チバQ:2021/02/18(木) 20:09:41
>>1039
もう少し好意的な表現して欲しかったなあ、安倍前総理じゃないんだから

1041名無しさん:2021/02/20(土) 12:32:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/f91f9f2e91df8adee1bea808a82052db3db757a3
戸籍は男女だけど同性婚? あるゲイカップルが問う「結婚の形」
2/19(金) 20:19配信
琉球新報
 沖縄で暮らすブライアント・レイさん(35)と船橋祐二さん(37)は付き合ってもうすぐ2年のカップル。現在婚約中で、今年には婚姻届を出すつもりで準備を進めている。

 見た目は2人とも男性。そして男性を愛するゲイ。だけど戸籍は女性と男性ーー。
 2人のストーリーから「結婚」の形について考えてみたい。

「間違って生まれた」
2人で手作りした婚約指輪

 レイさんは、出生時の性は女性で自認は男性のトランスジェンダーだ。幼い頃から「間違って女に生まれた」という思いを抱えていたという。中学生のときに「性同一性障害」という言葉を知り、「ああ、これだ」とすっきりした。

 自認が男性なら恋愛対象は当然女の子。そう思って生きてきたが、結婚の約束までした恋人との破局を機に考えてみた。なぜ相手が男性じゃ駄目なのか?
「理由が自分は男だからっていう固定観念しかなかったんです。あらためて男の人を意識し始めたら歯車がかみ合った感じがした」。そんな中、出会ったのが祐二さんだった。

 2年前の5月。東京のバーでたまたま隣り合い、すぐに互いの人柄にひかれた。

 レイさんは5年前に乳房を切除したが、子宮や卵巣を摘出する「性別適合手術」は受けていない。日本では戸籍の性別を変更するためには性別適合手術が要件の一つになっている。レイさんは男性として社会生活を送れていることもあり、体への負担が大きい適合手術は慎重に進めるつもりでいた。
 
 互いの両親にも理解され、順調に進んだ交際。「結婚は自然な流れだった」と2人は口をそろえる。しかし、ここで制度が壁になった。
 男性として生きていくために戸籍の性別も変更したい。だが、日本では同性婚が認められていない。戸籍変更を選べば婚姻できず、婚姻を選べば戸籍は女性のままとなる。

 全国の自治体で広がる「パートナーシップ制度」を利用する方法もあるが、2人は「保証が足りない」と選ばなかった。法的拘束力がないため、遺言がなければ相続できなかったり、パートナーが危篤でも面会を断られたりする可能性がある。

パートナーシップじゃだめ?
 日本では同性カップルの婚姻実現を国に求める訴訟も各地で起こされている。レイさんは「男女じゃないと結婚できないっていうのはおかしいと感じている」と言う。レイさんたちにとっての本来のベストアンサーは、トランスジェンダーとして戸籍を男性に変えた上で、結婚することだ。

 「僕たちのようなケースだけじゃなく、人によって望む形は違う。選択肢がほしいだけ」

(大城周子)

1042チバQ:2021/02/26(金) 12:07:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6cdb54704dc6909089eb6b112bc8b27817a19e6
5.6%がLGBT自認 若者では6人に1人 米世論調査
2/25(木) 14:21配信

米連邦最高裁前で、性的少数者(LGBT)の象徴である虹色の旗を掲げる市民=2020年6月、ワシントン(AFP時事)
 【ワシントン時事】米調査会社ギャラップは24日、米国の成人(18歳以上)の5.6%が自身を同性愛など性的少数者(LGBT)と回答したとする世論調査結果を公表した。

 2012年の3.5%、17年の4.5%から上昇しており、社会での認知が進む中、LGBTを自認する人が増えていることを示した。

 調査は20年、1万5349人を対象に電話で行われた。LGBTを自認したうち複数回答で54.6%はバイセクシャル(両性愛者)、24.5%は男性同性愛者、11.7%は女性同性愛者、11.3%は心と体の性が一致しないトランスジェンダーと回答した。

 男女別でLGBTを自認した割合は、女性が6.4%で男性の4.9%を上回った。年代によっても差が大きく、74歳以上で1.3%だったのに対し、18〜23歳では15.9%に上った。

1043名無しさん:2021/02/26(金) 15:27:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/782f33f362730722a997af5bbf5079a4b8e53618
「憲法は同性婚の法制化を禁止していない」衆議院法制局が示す→それでも国は「想定していません…」
2/26(金) 13:08配信
ハフポスト日本版
「憲法は同性婚の法制化を認めている」という考えを、2月25日に開かれた衆議院予算委員会の分科会で衆議院法制局が示した。

同性婚を認める法案に関する憲法解釈を述べたもので、「同性婚の法制度化は憲法上求められている」という考えが成り立つという。【Satoko Yasuda 安田 聡子・ハフポスト日本版】

同性婚の法制度化は憲法上の要請である
25日の委員会では、立憲民主党・尾辻かな子議員が「憲法24条は同性婚を禁止していないと解釈できるか」と質問。これに対し、衆議院法制局は次のように回答した。

「憲法24条1項と同性婚の関係については、論理的にいくつかの解釈が成り立ち得ると考えますが、結論から申しますと、少なくとも日本国憲法は同性婚を法制化することを禁止はしていない、すなわち認めているとの『許容説』は、十分に成り立ち得ると考えております」

尾辻議員らは2019年6月に、民法の一部を改正して同性間の婚姻ができるようにする法案(婚姻平等法案)を提出している。

法案成立のポイントの一つが、憲法24条「婚姻は両性の合意のみに基いて成立する」という規定が、同性婚を禁止していないかどうかだ。

同性婚に反対する人たちの中には、「24条の両性が男女を指しているため、同性婚は認められない」と主張する人もいる。

現在全国5地裁で行われている同性婚訴訟でも、国は「両性は男女を表しており、同性婚の成立は想定されていない」という主張している。

しかし憲法学者の木村草太氏は、両性は「結婚は本人たちの合意のみでできるということを示すもので、同性カップルの結婚を否定するものではない」という考えを示している。

25日の質疑で衆議院法制局は、「憲法24条の規範内容は近代的家族観を超えるものであり、同性婚も憲法上認められるとの見解もある」という考えを東京大学の宍戸常寿教授らが示していることも紹介。

このような学説から、「憲法13条(個人の尊重と幸福追求権)や14条(法の下の平等)等の他の憲法条項を根拠として、同性婚の法制度化は憲法上の要請であるとするような考えなどは、いずれも十分に成り立ち得る」と述べた。

1044名無しさん:2021/02/26(金) 15:27:36
>>1043

「通説である」→「通説であった」
委員会では、「同性婚は憲法で保障されていないという考え方が過去のものになっている」という見方も示された。

尾辻議員の質問に答えた国立国会図書館の専門調査員よると、代表的な憲法教科書「立憲主義と日本国憲法」の同性婚に関する記述は、この15年で変化している。

2005年刊行初版や2010年刊行第2版では、「結婚の自由については憲法24条が保障しているが、近年議論され始めた同性間の結婚まではカバーしていないというのが通説である」と書かれていた。

しかし2013年第3版では、その文章の後に「しかしヨーロッパ諸国やアメリカの州では、同性婚を認める例も増加してきている」という一文が加わったという。

さらに2017年第4版には、第3版で加わった文書の末尾にカッコ書きで「アメリカ合衆国最高裁は2015年6月26日判決で、同性婚を禁止した州法を違憲と判断した」という補足説明が付け加えられた。

そして最新の2020年第5版では、文言自体に変更があり「同性婚の結婚まではカバーしていないというのが通説である」の末尾が「通説であった」になったという。

「憲法は同性婚まで保障していない」という通説が、過去のものとして捉えられている表れと見ることができる。

実際過去20年の間に、オランダやアイルランドや、ニュージーランド、台湾、エクアドルなど、30近い世界の国と地域が、同性婚を法制化した。

25日の委員会でも、衆議院憲法審査会が「G7諸国で同性カップルへの法的保護がないのは日本だけだ」と回答した。

政府は「想定していない」繰り返す
「同性婚の法制度化は憲法上の要請」という考えが示されたものの、日本政府は「憲法は同性婚を想定していない」という説明を繰り返している。

25日の委員会で内閣法制局は、「憲法24条第1項は、婚姻は両性の合意のみに基づいて成立しと規定をしており、同性婚成立を認めることは想定されていない」「想定されていないので、同性婚を検討したことはない」と一貫して主張した。

「憲法は同性婚を禁止していると考えているのか?」という質問にも、「想定していない」と述べるだけで、禁止されていると考えているともいないとも述べなかった。

答弁に立った上川陽子法務大臣も、「政府は現時点で同性婚の導入を検討していないので、憲法に適合するかどうかの検討もしていない」と述べた。

同性同士の結婚を認める法律がないため、結婚できない多くのLGBTQ当事者が、法的保護を受けられない、パートナーと扱われないなどの不平等な扱いを受けている。  

同性婚訴訟の原告の佐藤郁夫氏が2021年1月に脳出血で倒れて入院した時には、長年連れ添ったパートナーが病状説明を受けるのを病院から拒否された。佐藤氏は同月、結婚の望みが叶わないまま亡くなった。

尾辻氏は「こういうことが起こるからこそ、今日本政府は、本来同性婚を認める議論を始めなければいけない」「この間にも多くの当事者の方々が結婚ができないために、不利益を被っております」と訴えた。

そして「導入を検討していないということが、あまりに不作為(法律を制定する義務を怠っていること)だ」と強く批判した。

これに対して上川大臣は、思いに寄り添いたいと答えたものの、「同性婚を認めるか否かについて、このことについては我が国の家族のあり方の根幹に関わる問題で、極めて慎重に検討を要する」と答えるにとどめた。

Satoko Yasuda 安田 聡子・ハフポスト日本版

1045名無しさん:2021/03/05(金) 08:48:33
人口問題・少子化・家族の経済学
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1148427444/2153

2153 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2021/03/05(金) 08:48:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/87637158f44f5060bac1d179bb29883c96ce8bb8
政治家のジェンダー意識改革を止めた?2000年代の「バックラッシュ」とは
3/5(金) 6:01配信
ダイヤモンド・オンライン

<山口智美さんプロフィール>
モンタナ州立大学教員。専門は文化人類学、フェミニズム。『社会運動の戸惑い フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』(斉藤正美、荻上チキとの共著/勁草書房)、『海を渡る「慰安婦」問題――右派の「歴史戦」を問う』(能川元一、小山エミ、テッサ・モーリス=スズキとの共著/岩波書店)など。2020年12月発売の「エトセトラVOL.4 特集 女性運動とバックラッシュ」にも寄稿している。

小川たまか

1046名無しさん:2021/03/17(水) 12:45:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0960f4f2548ce8a87c4135eb4fd866695e0c59d5
「同性婚不受理は違憲」 札幌地裁が初判断 賠償請求は棄却
3/17(水) 11:17配信
毎日新聞
 同性同士の法律婚を認めないのは「婚姻の自由」などを保障した憲法に反するとして、北海道内のカップル3組6人が慰謝料各100万円の支払いを国に求めた訴訟の判決で、札幌地裁(武部知子裁判長)は17日、違憲性を認めつつ、請求を棄却した。全国5地裁で争われている同種訴訟で初の判決。今回の違憲判断が他の訴訟に影響する可能性もある。

 原告は男性同士2組・女性同士1組。2019年2月、自治体に提出した婚姻届が受理されず精神的苦痛を受けたとして、違憲判断を求めて全国の同性カップルと共に一斉提訴した。札幌のほか、東京、名古屋、大阪、福岡も含め計5地裁で計28人が争っている。

 訴状などによると、原告側は「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立」すると定める憲法24条について、「婚姻の自由を定めた条文で、同性婚を禁じてはいない」と主張。しかし現行制度では、同性カップルの婚姻届は不適法として受理されず、婚姻の自由を侵害されているとした。

 また、婚姻届が受理されないことで税制や相続などで不利益になるのは、「法の下の平等」を定めた憲法14条にも反すると強調。近年、同性カップルを法律婚に準じた扱いとするパートナーシップ制度が自治体レベルで相次いで創設されるなど、社会の認識が変わりつつあるのに、国会が同性婚を認める法整備をしない「立法不作為」により、精神的損害を被っているとした。

 一方、国側は憲法24条が婚姻の当事者とする「両性」や「夫婦」は男女を表すとし、「憲法は同性婚を想定していない」と反論。男女間にのみ認める婚姻制度について、「子供を産み育てながら共同生活を送る関係に法的保護を与えるためで、合理性は明らか」としていた。【岸川弘明】

1047チバQ:2021/03/17(水) 20:02:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/d647c22c0b10452f40e37d7309e92003e7d076d1
「裁判長が差別だと言ってくれ…」原告ら涙 同性婚判決
3/17(水) 12:34配信

 愛する人と家族として共に人生を歩む権利を認めてほしい――。切なる願いを訴え続けてきた同性カップルの原告たちは、全国初の司法判断となる17日の札幌地裁判決を待ちわびてきた。判決が、同性カップルが婚姻の法的効果を受けられないのは法の下の平等を定めた憲法14条違反と認めたことに、「結婚の平等へ大きな一歩」と喜び合った。

 北海道帯広市の公立学校教諭の国見亮佑さんと会社員のたかしさん(いずれも40代、仮名)は交際を始めて18年。たかしさんが得意な料理を担当し、ほかの家事は分担しながら一緒に生活してきた。

 判決を受け、国見さんは「裁判長が差別だとはっきりいってくれ、涙が止まらなかった」、たかしさんは「胸にくる一生忘れられない光景」と話した。

 法廷で自分たちの暮らしぶりを証言し、たかしさんの両親らと2018年に旅行したときに撮った家族写真を証拠として提出した。昨年8月の尋問で、国見さんは訴えた。「彼は一緒に暮らしていきたい家族。私たちを結婚させてください。それだけです」

 2人の願いは、若い性的マイノリティーが希望を持てる社会だ。国見さんは「将来が見通せないから、関係が長続きしない同性カップルは多い。私もその一人でした」と話す。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/d6f659168631709555a71cd6d5dab5189dc9820d
加藤官房長官「同種の訴訟も注視」同性婚否定「違憲」判決に
3/17(水) 18:21配信

 加藤勝信官房長官は17日午後の記者会見で、国が同性婚を認めていないのは憲法に違反するとして、北海道に住む同性カップル3組が国に損害賠償を求めた訴訟で、札幌地裁が「違憲」との初判断を示したことについて「現時点で詳細は承知していない。現段階では確定前の判決であり、また他の裁判所に継続中の同種訴訟もある。そうした訴訟の判断も注視していきたい」と述べた。

 判決では違憲性を認めながらも、請求は棄却した。

 憲法24条は「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立」するとし、結婚に関する民法の規定では「夫婦」という用語が使われている。このため国側は当事者が「男女」であることが前提との法解釈をしている。加藤氏は「政府としては、婚姻に関する民法の規定が憲法に反するものとは考えていない」と反論した。

 一方、税制や相続面での不利益の是正に関しては「判決の詳細について承知していないと申し上げたが、今後、法務省などで精査することになる」と述べるにとどめた。

1048チバQ:2021/03/17(水) 20:05:21
同性婚認めないことで誰に不利益がある!?
誰もないんだから進めりゃいいでしょ 派です
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcfc55e09cd71afd439dd6251f77ae10175ac9b6
政府・自民、同性婚に慎重姿勢崩さす 野党歓迎、法整備に意欲
3/17(水) 19:57配信
 同性婚を認めないのは憲法に反するとの札幌地裁の判断について、政府・自民党は慎重姿勢を崩していない。

 一方、野党は「新たな一歩だ」と歓迎し、法整備などに取り組む考えを示した。

 加藤勝信官房長官は17日の記者会見で、地裁の判断について「政府としては婚姻に関する民法の規定が憲法に反するものとは考えていない」と反論。その上で「他の裁判所で係属中の同種訴訟の判断も注視していきたい」と述べた。

 自民党の下村博文政調会長も会見で「一足飛びに同性婚やパートナーシップ制度まで進めることは、かえって社会の混乱につながる」と指摘。性的マイノリティーに対する理解促進を優先すべきだと訴えた。 


モーリス・ウィリアムソン議員
ニュージーランド
https://www.youtube.com/watch?v=S1gca7hAwIM

1049名無しさん:2021/03/19(金) 18:45:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/696ba84487d2358df5187fd988cd0af2564b5946
同性カップル間でも内縁は成立 司法判断が最高裁で確定
3/19(金) 14:16配信
毎日新聞
 婚姻に準じた「事実婚(内縁)」が、同性カップルの間でも成立するかどうかが争われた慰謝料訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷(草野耕一裁判長)は17日付で不貞行為をした元交際相手の上告を棄却する決定を出した。

 小法廷は、同性カップル間でも内縁関係が成立すると認め、元交際相手に慰謝料の支払いを命じた2020年3月の2審・東京高裁判決を追認した。同性カップル間でも内縁関係が成立するとの司法判断が最高裁で確定したのは初とみられる。【近松仁太郎】

https://news.yahoo.co.jp/articles/8fef3fdfa20e50b6dfae0ca4754e2f3446cd6762
同性不倫も「不貞行為」東京地裁 妻の相手女性に賠償命令
3/17(水) 15:39配信
東京地裁
 妻と不倫した女性に対し、夫が550万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁が同性同士の場合でも「不貞行為に当たる」として、女性に慰謝料など11万円の支払いを命じる判決を言い渡したことが17日、分かった。判決は2月16日付。夫の代理人弁護士によると、同性同士の不倫を不貞行為と認めた司法判断は珍しい。

 従来は、婚姻関係にある男女の一方が同性と不倫をしても、不貞行為には当たらないとの見解が有力だった。

 女性側は「不貞行為は異性との間にのみ成立する」と主張したが、内藤寿彦裁判官は「異性に限らず、夫婦生活を破壊するような性的行為があれば不貞行為に当たる」と退けた。

1050名無しさん:2021/03/20(土) 19:09:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/1773abae5ad933abc9398a09eca775a51de34450
金平茂紀キャスター 今の政府のレベルを正直に物語っている…加藤長官の同性婚談話
3/20(土) 18:16配信
デイリースポーツ
 TBSの金平茂紀キャスターが20日、同局系「報道特集」(土曜、後5・30)に出演し、同性婚を認めていない民法などの規定が憲法に反するとの判断を示した札幌地裁の判決を「画期的」とし、判決についての加藤勝信官房長官のコメントを「今の政府のレベルを物語っている」と指摘した。

 金平氏は「同性同士の結婚が認められないのは法の下の平等を定めた憲法に違反すると認めた札幌地裁の判決、画期的です」と17日の判決を評価。続けて金平氏は「問題はその日の官房長官のコメントで、『政府としては民法の定めが憲法に反するとは考えておらず』だそうです。今の政府のレベルをなんとも正直に物語っていて本当にはずかしい限りです」と述べた。

 加藤長官は札幌地裁の判決をめぐり17日の会見で「婚姻に関する民法の規定が憲法に反するものとは考えていない」と述べた。

1051名無しさん:2021/03/23(火) 06:20:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab4ab7b51af4a0219ce2b5148dac103e8c10ea2c
J.フロント リテイリング、性別移行支援休暇の新設発表 就業規則を改定
3/22(月) 12:58配信
FASHIONSNAP.COM
 大丸松坂屋百貨店やパルコを展開するJ.フロント リテイリングが、3月から就業諸規則の一部を改定し、「同性パートナーシップ規則」を制定すると共に、「性別移行支援休暇」を新設したことを発表した。ダイバーシティ経営を推進するため、全ての従業員がそれぞれの個性を発揮し、活躍できる環境・仕組み作りの一環として、LGBTに関する取り組みも積極的に推進しているという。

 同社はグループヴィジョンの達成に向けてダイバーシティの推進を重要課題の一つとして定めており、従業員の基本的な行動指針を定めた行動原則において、性的指向や性自認への差別とハラスメントの禁止を明文化している。また、経営層や各事業会社の人事部門責任者に対し、外部講師による研修を実施。今後、より多くの従業員を対象としたEラーニング研修や社内啓発活動を予定するという。

 同性パートナーシップ規則では、会社指定の手続きを行うことにより、同性パートナーを婚姻に相当する関係として認定。現行規則において婚姻や配偶者に適用される就業規則や、その他の諸規則について適用の対象となる。

 性別移行支援休暇では、性同一性障害の従業員がホルモン治療や性別適合手術、術前術後の診察を受ける場合に、必要な日数を直近2年間に失効した年次有給休暇から取得できるようにする。

1052名無しさん:2021/03/26(金) 05:25:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/743ad3b8813904d4cd40f88c32b208368bfb54b9
東京ディズニーランド・シー園内アナウンスを変更。「Ladies and Gentlemen,Boys and Girls」廃止へ
3/25(木) 15:12配信
ハフポスト日本版
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーは3月18日から、園内アナウンスの「Ladies and Gentlemen, Boys and Girls」という文言を「Hello Everyone」などに変更した。【小笠原 遥/ハフポスト日本版】

運営するオリエンタルランドが3月25日、ハフポスト日本版の取材で明らかにした。

「Hello Everyone」などに変更。理由は?
オリエンタルランドの広報担当者の話によると、東京ディズニーランドとシーの園内アナウンスが変更になったのは2021年3月18日からで、変更の理由については「全てのゲストのみなさまに継続的に、より気持ちよくパークでお過ごし頂くため」と話している。

「Hello Everyone」など性別を特定しない文言に変更し、性的マイノリティーの来園者などにも配慮した表現となった。

担当者は「ダイバーシティなど、現在の社会状況などを含めまして鑑みた総合的な判断です」とした上で、「現在はパレードやショーに関する案内や、東京ディズニーランドのカントリーベア・シアターや魅惑のチキルームなど一部のアトラクションですでに変更となっています」と回答した。

すでにパークの一部ではアナウンス文言は変更されていたが、今後はアトラクション施設などでもアナウンスの文言が変わる。2つのパークでは今後も順次、アナウンスの変更をしていくという。

小笠原遥/ハフポスト日本版

https://news.yahoo.co.jp/articles/6d29a570ea1184d5aae75f5f4f250718af8c8436
「大きな一歩」自民青年局長、同性婚に賛意にじませる
3/25(木) 19:40配信
朝日新聞デジタル
同性婚の実現を求める緊急集会であいさつする自民党青年局長の牧島かれん衆院議員。多様性を象徴する虹色に、EQUALITY(平等)と書かれたマスクを着用していた=2021年3月25日、国会内、二階堂友紀撮影

 同性婚を認めていない民法などの規定は違憲と判断した札幌地裁判決を受け、同性婚の実現を求める緊急の集会が25日、国会内で開かれた。「結婚の自由をすべての人に」と銘打った院内集会は3回目だが、過去最多となる与野党の国会議員39人が参加した。

 同性婚について政府・自民党は具体的な検討を行っていないとの立場だ。立憲民主、共産、社民の3党は同性婚を可能にする民法改正案を提出している。

 こうしたなか、集会に参加した自民党青年局長の牧島かれん衆院議員は「皆さんのご苦労で大きな一歩が開かれた。私自身は家族のあり方は色々あっていいと思っている。政治がこうあるべきだと言うのは間違っていると強く思っている」と述べ、同性婚への賛意をにじませた。

朝日新聞社

1053チバQ:2021/05/10(月) 21:10:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9eceed81594f2bd65ac343807b340c98308910d
LGBT法案、自民の修正案判明 「差別は許されない」と明記
5/10(月) 7:00配信

朝日新聞デジタル
性的少数者の権利擁護を訴える「東京レインボープライド」のパレード。亡くなった自民党の宮川典子衆院議員(手前右から2番目)ら、与野党の国会議員も参加してきた=2017年5月7日、東京都渋谷区、二階堂友紀撮影

 LGBTなど性的少数者をめぐる「理解増進」法案の今国会成立をめざし、自民党の特命委員会が法律の目的に「差別は許されない」と明記する修正案をまとめ、野党側に提示したことが分かった。野党はすでに「差別解消」法案を提出しており、与野党は詰めの協議に入る。



 自民党は2016年に法案概要をまとめ、国政選挙の公約集でも「理解増進を目的とした議員立法の速やかな制定」を掲げてきた。五輪憲章が性的指向を含むいかなる差別も受けない権利と自由をうたっていることもあり、自民党の「性的指向・性自認に関する特命委員会」(委員長=稲田朋美・元防衛相)は今夏に予定する東京五輪前の成立をめざす。公明党も早期の成立を後押ししている。

 与野党協議は自民党と立憲民主党の実務者が先月から始めた。野党側は差別解消の目的を明確にし、行政機関と事業者については差別禁止規定を置くよう要求。理解増進を掲げる自民党が、野党案の差別禁止の趣旨をどこまで盛り込むかが焦点となっている。

 複数の与野党関係者によると、自民側は7日、法律の目的に「差別は許されない」などと記す修正案を野党側に示した。理解増進をうたう前段に「全ての国民が、その性的指向又(また)は性自認にかかわらず、等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであるとの理念にのっとり、性的指向及び性自認を理由とする差別は許されないものであるとの認識の下」と加える。野党の法案を一部引用し、差別解消のための理解増進との位置づけを示すものだ。

 自民党は16年に総務会で了承した「基本的な考え方」で、「必要な理解が進んでいない現状の中、差別禁止のみが先行すれば、意図せぬ加害者が生じたり、当事者がより孤立する結果を生む恐れもある」と主張している。党内の一部に「差別禁止を進めれば同性婚などにつながる」といった反対論があるため、野党の差別解消法案と一線を画してきた経緯もある。

 このため自民党関係者は「これがギリギリの案」と話す。合意に至らなければ、当初案のまま提出する構えもみせている。

朝日新聞社

1054チバQ:2021/05/10(月) 21:11:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5009647f2fa4e5444e6b56c1b00d4a43eed97fd
自民・立民、LGBT法案協議 差別記述に開き、調整継続
5/10(月) 20:41配信


共同通信
 LGBTなど性的少数者の課題解決を目指す超党派の議員連盟は10日、国会内で会合を開き、自民党特命委員会が策定した性的少数者への理解増進を図る法案の要綱について協議した。自民党は、新たに「差別は許されない」との表現を加える案を提示。一方、立憲民主党は性的少数者への差別や不利益な扱いの禁止規定を盛り込むよう求め、折り合わなかった。今後も調整を続ける。

 議連に出席した自民党の稲田朋美前幹事長代行は記者団に「今国会で法律を成立させたい」と意欲を強調。立民の西村智奈美元厚生労働副大臣は「自民党の案に差別との文言が入り、前進した」と述べ、今後の調整に期待感を示した。

1055チバQ:2021/05/10(月) 21:15:21
https://www.asahi.com/articles/ASP59659QP59UTFK001.html?oai=ASP5B636QP5BUTFK02J&ref=yahoo
LGBT法案で自民修正案 五輪終われば成立機運消滅も
有料会員記事

二階堂友紀2021年5月10日 7時00分

性的少数者の権利擁護を訴える「東京レインボープライド」のパレード。亡くなった自民党の宮川典子衆院議員(手前右から2番目)ら、与野党の国会議員も参加してきた=2017年5月7日、東京都渋谷区、二階堂友紀撮影

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 LGBTなど性的少数者をめぐる「理解増進」法案の今国会成立をめざし、自民党の特命委員会が法律の目的に「差別は許されない」と明記する修正案をまとめ、野党側に提示したことが分かった。野党はすでに「差別解消」法案を提出しており、与野党は詰めの協議に入る。

 自民党は2016年に法案概要をまとめ、国政選挙の公約集でも「理解増進を目的とした議員立法の速やかな制定」を掲げてきた。五輪憲章が性的指向を含むいかなる差別も受けない権利と自由をうたっていることもあり、自民党の「性的指向・性自認に関する特命委員会」(委員長=稲田朋美・元防衛相)は今夏に予定する東京五輪前の成立をめざす。公明党も早期の成立を後押ししている。

 与野党協議は自民党と立憲民主党の実務者が先月から始めた。野党側は差別解消の目的を明確にし、行政機関と事業者については差別禁止規定を置くよう要求。理解増進を掲げる自民党が、野党案の差別禁止の趣旨をどこまで盛り込むかが焦点となっている。

 複数の与野党関係者によると、自民側は7日、法律の目的に「差別は許されない」などと記す修正案を野党側に示した。理解増進をうたう前段に「全ての国民が、その性的指向又(また)は性自認にかかわらず、等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであるとの理念にのっとり、性的指向及び性自認を理由とする差別は許されないものであるとの認識の下」と加える。野党の法案を一部引用し、差別解消のための理解増進との位置づけを示すものだ。

 自民党は16年に総務会で了承した「基本的な考え方」で、「必要な理解が進んでいない現状の中、差別禁止のみが先行すれば、意図せぬ加害者が生じたり、当事者がより孤立する結果を生む恐れもある」と主張している。党内の一部に「差別禁止を進めれば同性婚などにつながる」といった反対論があるため、野党の差別解消法案と一線を画してきた経緯もある。

 このため自民党関係者は「これがギリギリの案」と話す。合意に至らなければ、当初案のまま提出する構えもみせている。

法案、棚上げ5年間 保守派の根強い反発
 日本には、好きになる性を示…

1056チバQ:2021/05/19(水) 19:40:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f8ad56c403aad6ed71d7e576704563c937250e8
自民・山谷氏「ばかげたこと起きている」 性自認めぐり
5/19(水) 15:22配信

朝日新聞デジタル
自民党の山谷えり子参院議員

 自民党の山谷えり子元拉致問題担当相は19日、党内の会議で、自分の性別をどのように認識しているかを意味する「性自認」をめぐり、「体は男だけど自分は女だから女子トイレに入れろとか、アメリカなんかでは女子陸上競技に参加してしまってダーッとメダルを取るとか、ばかげたことはいろいろ起きている」と発言した。

 性自認をめぐっては、戸籍上は男性だが女性として生きる性同一性障害の経済産業省職員が、女性トイレの使用を制限される差別を受けたなどとして国を訴えた。2019年12月の東京地裁では、経産省の対応は違法として国に132万円の賠償を命じた。判決は「トランスジェンダーが働きやすい職場環境を整える重要性が日本でも強く意識されるようになっている」と指摘した。その後、敗訴した国と勝訴した職員の双方が東京高裁に控訴している。

 LGBTなど性的少数者に関し、超党派の議員連盟が、「理解増進」法案の今国会での成立を目指しており、20日に自民党内で法案審査を予定している。

 これに対し、山谷氏は、法案の目的と基本理念で「性自認を理由とする差別は許されない」とされている点を問題視。「このまま自民党として認めるにはやっぱり大きな議論が必要。しっかりと議論することが保守政党としての責任だ」と語った。

朝日新聞社

1057チバQ:2021/05/20(木) 22:44:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/99a1ab2491b6510aef12a313d4c5ceb34b62fa3e保守派異論、了承見送り LGBT法案、「差別」表記などに警戒感
5/20(木) 21:47配信

産経新聞
合同会議で発言する性的指向・性自認に関する特命委員会の稲田朋美委員長=20日午前、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

 自民党は20日、「性的指向・性自認に関する特命委員会」(委員長・稲田朋美前幹事長代行)などの合同会議を党本部で開いた。与野党の実務者で合意した同性愛者など性的少数者(LGBT)への理解増進を図る法案を審査したが、保守派を中心に異論が相次ぎ、了承は見送られた。稲田氏らは今国会での成立を目指し週明けにも再度会合を開く方針だが、党内手続きは難航しそうだ。

 自民案が土台となった法案の要綱は14日の超党派「LGBTに関する課題を考える議員連盟」で合意に至った。LGBTへの理解増進に関する基本計画の策定といった政府の役割などが盛り込まれ、自民、立民、公明、共産、国民民主、維新、社民の各党が賛同した。

 「多様性を認め、寛容な社会を作ることができるのは保守政党の自民党だけだ」。立民との間で要綱の内容を調整してきた稲田氏は合同会議でこう法案に理解を求めたが、出席者からは反対意見も出た。

 問題視されたのは「性的指向および性自認を理由とする差別は許されない」とする法案の目的と基本理念だ。もともとの自民案は医学用語として使われる「性同一性」としていたが、公明や立民の要請でより概念の広い「性自認」に修正された。公明が「性自認」の表現を使ってきたことに加え、「性同一性」は「障害」として捉えられていることも踏まえた。

 また「差別は許されない」の一文は立民への配慮で追加された。ただ、「許されない」との表現では、これを元に訴訟が乱発する可能性もあるとして、自民党内には「差別はあってはならない」などに改めるべきだとの声がある。

 合同会議では心と身体の性が一致しないトランスジェンダーの課題も指摘された。山谷えり子元拉致問題担当相は「男性の身体で、心が女性だからといって女性の競技に参加してメダルを取ったり、そういう不条理なこともある」と記者団に語り、海外の事例を調査する必要性を訴えた。

 保守派内には、個人の判断に委ねる色彩が濃い「性自認」という言葉への違和感もある。ある中堅議員は、トイレや更衣室の利用で混乱が生じると懸念を示し「LGBTへの配慮は必要だが、全てを認めなければ『差別』となると、訴訟が乱発する社会になりかねない」と警鐘を鳴らした。

 保守派が警戒する背景には、民主党政権などで検討された人権擁護法案の苦い記憶もある。人権侵害の定義が曖昧で、恣意(しい)的な運用や「表現の自由」の規制などへの懸念が噴出して廃案となったが、自民ベテランは「LGBT法案も形を変えた人権擁護法案になりかねない。拙速な議論は避けるべきだ」と語った。(広池慶一)

1058チバQ:2021/05/20(木) 22:46:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8ee7741f0060f8ef1d88e59eb5fac93e9b8e91f
自民、LGBT法案の了承見送り 保守系議員から異論相次ぐ
5/20(木) 18:57配信

朝日新聞デジタル
「LGBTに関する課題を考える議員連盟」の総会であいさつする馳浩会長(中央)。LGBT法案の与野党協議は自民党の稲田朋美衆院議員(左から2番目)と、立憲民主党の西村智奈美衆院議員(左端)が担っている=2021年5月10日午後、国会内、二階堂友紀撮影

 LGBTなど性的少数者をめぐる「理解増進」法案について、自民党は20日、与野党の修正合意案の了承を見送った。「差別は許されない」などと盛り込まれたことに、保守系議員らから否定的な意見が相次いだためで、週明けにも再度議論する。

 法案をめぐっては自民、立憲、公明、共産、国民民主、維新、社民の各党が法律の目的と基本理念に「性的指向及び性自認を理由とする差別は許されないものであるとの認識の下」などと加えることなどで修正合意し、今国会での成立をめざしている。

 自民党はこの日、性的指向・性自認に関する特命委員会と内閣第1部会の合同会議を開き、修正案をはかったが、加筆された文言に対し、「差別だと訴える訴訟が増えて社会が混乱する」といった反対意見が相次いだ。「差別」への言及がなかった自民党の当初案に戻すべきだとの意見もあったという。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/10c9bb969792541aa130bb5b1c59c06f684912d9

LGBT法案、成立不透明に 「差別禁止」に保守派異論 自民
5/20(木) 18:20配信

時事通信
自民党の特命委員会などの合同会議であいさつする稲田朋美委員長=20日、東京・永田町の同党本部

 自民党は20日、LGBTなど性的少数者に対する理解増進法案の審査に着手した。

 今国会で成立させて、秋までの衆院選で多様性重視の姿勢をアピールするためだ。ただ、党特命委員会など合同会議では、野党との修正協議で盛り込んだ「差別は許されない」との文言に異論が相次ぎ、了承を見送った。6月16日の会期末までに成立できるかは不透明だ。

【写真】同性婚やパートナーシップ制度に関する高校教科書の記述

 特命委がまとめた原案は、国民の理解を促進するため基本計画策定を政府に義務付けることが柱。立憲民主党などの求めに応じ、法案の目的・基本理念に「性的指向および性自認を理由とする差別は許されないとの認識の下」との文言を盛った。

 約2時間にわたった20日の合同会議では、法案自体への明確な反対意見は出なかった。一方で、保守系議員を中心に「差別」と明記したことに懸念が集中。「差別の認識はそれぞれで違う。『不当な差別』としなければ駄目だ」「意図しない影響を社会に与える可能性がある」との声が続出した。

1059チバQ:2021/05/21(金) 23:32:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb05e0221f06e1e82bf696fb9f3606526ecf1500
「種の保存にあらがう」 自民議員のLGBT差別相次ぐ
5/21(金) 19:09配信

朝日新聞デジタル
報道関係者が詰めかけた自民党本部=2020年6月18日午後0時16分、東京・永田町、杉本康弘撮影

 LGBTなど性的少数者をめぐる「理解増進」法案を議論した20日の自民党会合で、差別や偏見に基づく発言があったことが分かった。自民党内の一部に残る差別意識を示すものだ。同会合では、法案の目的や基本理念に「差別は許されない」と加える修正をしたことなどに異論が相次ぎ、了承が見送られた。

 会合は非公開で開かれたが、複数の出席者によると、簗和生(やなかずお)・元国土交通政務官(42)=衆院栃木3区、当選3回=は「生物学的に自然に備わっている『種の保存』にあらがってやっている感じだ」と述べた。こうした主張を口にできなくなる社会はおかしい、との趣旨の発言もあったという。

 簗氏の発言中、同席者からは批判の声もあがった。だが、一部の議員は簗氏の発言をとがめる声が出たことを問題視し、「政治的に抹殺されるから言えないという状況が生まれつつある」「どんな発言をしても大丈夫な社会をつくるべきだ」などと擁護したという。

 性的少数者の存在は自然に反するとの主張は誤りであり、差別だ。簗氏は朝日新聞の取材に書面で「ご照会頂いた会議は非公開のため、発言についてお答えすることは差し控えさせて頂く」としたうえで、「性的少数者をめぐる理解の増進は必要なことだと考えている」とコメントした。

 また、西田昌司・党政務調査会長代理(62)=参院京都選挙区、当選3回=は「(性的少数者の当事者も非当事者も)お互い我慢して社会を守る受忍義務がある」と主張。こうした「道徳的な価値観」を無視し、「差別があったら訴訟となれば社会が壊れる」との趣旨の発言をしたという。

 差別や困難に直面した当事者が司法に訴える行為を批判するかのような発言だ。西田氏は朝日新聞の取材に「『受忍』とは寛容のこと。ちょっとした差別や違和感でも、法律の趣旨に従って社会全体が受け入れるべきだとなれば、みんなが窮屈になるのではないかという意味で発言した」と語り、修正前の法案に戻すよう訴えた。

朝日新聞社

1060チバQ:2021/05/24(月) 22:26:17
https://www.tokyo-np.co.jp/article/106330
自民、LGBT法案を了承 保守派から異論相次ぎ紛糾
2021年5月24日 21時50分

 自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会などは24日、党本部で会合を開き、与野党の実務者協議で合意したLGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案を了承した。保守派から異論が相次いで会合は3時間を超えるなど紛糾し、今後の党内手続きでさらにもめる可能性もある。

 法案は、政府に対して基本計画の策定や関係省庁による連絡会議の設置、企業や学校での啓発や相談活動の促進などを求める内容。与野党協議の結果、法案の目的と基本理念に「性的指向及び性自認を理由とする差別は許されないものであるとの認識の下」との文言が追加された。
 会合では、与野党が合意した法案の内容を評価する声があった一方で「差別」の文言が盛り込まれたことで、保守派からは行き過ぎた差別禁止の運動などにつながるとの懸念も出た。国会審議で法案の議論を深めることを確認して最終的に了承された。20日の前回会合では、保守派から「社会に与える影響が大きい」などの意見が噴出し、了承を見送っていた。
 LGBTなどを巡っては、自民党の山谷えり子元拉致問題担当相が「体は男だけど自分は女だから女子トイレに入れろとか、女子陸上競技に参加してメダルを取るとか、ばかげたことがいろいろ起きている」と発言。簗和生元国土交通政務官も「生物学上、種の保存に背く」といった趣旨の発言をしたとされ、批判が高まっている。(中根政人)

1061チバQ:2021/05/24(月) 23:29:51
>>1059
>西田昌司・党政務調査会長代理(62)=参院京都選挙区、当選3回=は「(性的少数者の当事者も非当事者も)お互い我慢して社会を守る受忍義務がある」と主張。こうした「道徳的な価値観」を無視し、「差別があったら訴訟となれば社会が壊れる」との趣旨の発言をしたという。

あまり報道されてませんが これもかなり問題ある=政治家としての資質を疑いたくなり様な発言ですね
青臭いこと言いますが、「あなたはなんのために政治家になったんですか?」と聞きたくなります

1062チバQ:2021/05/26(水) 10:25:17

>LGBT法案を成立させると衆院選に悪影響が及ぶとの指摘もある。首相周辺は「選挙前にやらない方がいい。コアな保守層が逃げる」と語り、参院幹部も「この法案で票は増えない。保守層を固めた方がいいに決まっている」と拙速を戒めた。 
これ、事実なんだろうなあ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/43431d4f682fc6f347d823afa9dfd7cc076a522e
LGBT法案、成立困難か 自民、集約見通せず
5/26(水) 7:17配信

時事通信
自民党の「内閣第一部会」、「性的指向・性自認に関する特命委員会」合同会議で発言する特命委の稲田朋美委員長(中央)=24日、東京・永田町の同党本部

 LGBTなど性的少数者に対する理解増進法案は、今国会での成立が難しい情勢になりつつある。


 自民党は党内審査を進めているが、保守系議員ら慎重派に異論が根強く、意見を集約できるかは見通せない。会期末が6月16日に迫り、党執行部は同25日告示の東京都議選(7月4日投開票)を見据え、会期を延長しない方針で、審議日程も窮屈だ。

 法案を担当する党特命委員会の稲田朋美委員長は25日、政調審議会に出席。24日の合同会議で党内手続きを進めることに了解を得たと報告した。異論に配慮してこの日の議論は見送った。稲田氏は27日の政審、28日の総務会で了承を得た上で、公明党や野党と共同で国会に提出したい考えだ。

 24日までの合同会議では、野党との修正協議を受けて、法案に「差別は許されない」と盛り込まれたことを懸念する声が続出。議論は2日間で計6時間近くに及んだ。全会一致が原則の政審、総務会ともにメンバーには慎重派が含まれており、賛同を得られるかは不透明だ。

 与野党が共同提出する法案では省略できる委員会質疑を慎重派が求めていることもネックだ。自民党の衆参国対幹部は「審議時間を取れないから、今国会での成立は無理だ」と口をそろえる。与党は、LGBT法案を審議する内閣委員会では安全保障上重要な土地の利用を規制する「重要土地等調査法案」が優先で、その処理が会期末ぎりぎりになる見込みのためだ。

 党内には、LGBT法案を成立させると衆院選に悪影響が及ぶとの指摘もある。首相周辺は「選挙前にやらない方がいい。コアな保守層が逃げる」と語り、参院幹部も「この法案で票は増えない。保守層を固めた方がいいに決まっている」と拙速を戒めた。

1063チバQ:2021/05/26(水) 10:33:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/20ceba9425bb59ffe2d4dbf90e4119583e60c974
LGBT法案、自民特命委了承も審議日程厳しく 週内了承が焦点に
5/25(火) 22:51配信

産経新聞
 自民党は25日の政調審議会で、同性愛者など性的少数者(LGBT)への理解増進を図る法案について協議した。法案は24日の「性的指向・性自認に関する特命委員会」(委員長・稲田朋美前幹事長代行)などの合同会議で了承されたが、6月16日に会期末を迎える今国会の日程は窮屈で早期に成立するかどうかは不透明だ。25日の政審では了承の手続きが取られず、自民にとっては、週内に政審や総務会といった党内手続きを終えられるかが焦点となる。

 二階俊博幹事長は25日の記者会見で「納得のいく結論が出るよう、大いに議論を深めていただきたい」と述べ、熟議が尽くされることに期待感を示した。

 法案をめぐっては「差別は許されない」という文言をめぐり、保守派が「訴訟の乱発を招きかねない」などと反発した。法案を了承する条件とした国会での十分な審議についても会期末まで3週間あまりに迫った今国会で、審議時間を確保するのは容易でない。7月4日には東京都議選の投開票を控え、会期延長は難しいとの見方も強い。

 法案の審議が想定される衆参の内閣委員会は、当面政府・与党が成立を目指す安全保障上重要な土地の利用を規制できる土地利用規制法案などの審議を抱えている。ただ、立憲民主党は規制法案に慎重な構えで、審議が滞れば、その後に控えるLGBT法案に影響する可能性がある。

 法案策定に従事した稲田氏は今月25日、国会戦略を担う森山裕国対委員長と面会し、「お願いします」などと頭を下げて会期内成立への後押しを求めた。

 だが、保守派への配慮もあり、同日の政審でLGBT法案は了承に至らなかった。党内手続きの足踏みは審議日程をさらに窮屈にしており、自民国対幹部は「やらないわけにはいかないが、本当に時間がない」と頭を抱えている。(永原慎吾)

1064チバQ:2021/05/27(木) 20:48:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/4716aab97cdebc6a0aeb249a936acd2073d783d4
職場のトイレ制限、二審は適法 性同一性障害の職員が逆転敗訴
5/27(木) 16:12配信

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共同通信
東京高裁の判決を受け、記者会見する経産省の職員=27日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 戸籍上は男性だが、性同一性障害で女性として働く経済産業省の50代職員が、職場の女性用トイレの自由な使用など処遇改善を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は27日、使用制限を違法とした一審東京地裁判決を変更し、職員の逆転敗訴とした。職員側は最高裁に上告するとしている。

 北沢純一裁判長は一審に続き、性自認に基づいた性別で生活するのは法律上保護された利益としたが、経産省は、他の職員の性的羞恥心や性的不安なども考慮して適切な職場環境を構築する責任を負うと指摘。「使用制限はその責任を果たすための判断であり、裁量を超えるとは言えない」と述べた。

1065チバQ:2021/05/27(木) 21:08:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6cefcf090df1f0691c3dcd7be2b51a959c3ce2d
LGBT法案、保守派抵抗で議論紛糾 自民政調審議会
5/27(木) 21:00配信


毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で

 自民党は27日の政調審議会で、LGBTなど性的少数者が尊重される社会を実現するための「LGBT理解増進法案」を了承した。ただ、保守派が抵抗したため議論は紛糾。28日に予定する最終的な党内手続きとなる総務会でも難航が予想される。

 同法案は、政府に理解促進のための基本計画策定を義務づけ、「性的指向及び性自認を理由とする差別は許されない」との文言を明記する。保守派は「差別」の定義を巡って反発を続け、国会で質疑を行うことを要求したが、法案が付託される可能性のある内閣委員会は別の法案審議が立て込んでおり日程の確保が難しい情勢だ。【遠藤修平】
https://mainichi.jp/articles/20210524/k00/00m/010/332000c?inb=ys
LGBT差別発言 自民保守派は確信犯? 党内からも「非常識」
イチオシ 田中裕之 遠藤修平 野間口陽
政治

速報

ダイバーシティー
毎日新聞 2021/5/24 21:59(最終更新 5/24 21:59)

 自民党は24日、党本部で内閣第1部会などの合同会議を開き、LGBTなど性的少数者が尊重される社会を実現するための「LGBT理解増進法案」の審査を行った。しかし、野党の賛成を得るための条文修正に保守派議員が猛反対し、会合は紛糾。最後はおおむね了承されたが、議論は約3時間半に及んだ。

 同法案を巡っては、自民党が作成した条文案の「目的」と「基本理念」に「差別は許されない」という文言を追加することで超党派議員連盟が合意。今国会中の成立を目指し、与野党が持ち帰って法案審査をしている。

 しかし自民党では「差別」の範囲が定かではないことなどを理由に、保守派が原案通りの国会提出を主張。この日の会合では超党派議連で交渉役を担った稲田朋美元政調会長が「理解増進という自民党らしい法案だ。寛容な保守として、傷ついている人たちが希望を見いだせるよう決断をお願いしたい」と懇願するなどして反対派を押し切った。

 国会では全会派が賛成する議員立法の場合、委員会審査を省略する慣例があるが、保守派は国会で自分たちの意見表明ができるよう党国会対策委員会に申し入れることを条件に、党内手続きを進めることを了解した。

 法案提出のめどが立つ一方で、党が頭を悩ませるのが…

1066チバQ:2021/05/27(木) 23:30:31
党議拘束はずして、賛否はっきりさせようぜ!

1067チバQ:2021/05/29(土) 00:08:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/de56881bbda54cdb39d9be4ee661887891e6abe3
自民、LGBT法案の提出断念 今国会で日程確保できず
5/28(金) 15:33配信

朝日新聞デジタル
自民党総務会に臨む所属議員ら=2021年5月28日午後1時31分、東京・永田町、上田幸一撮影

 LGBTなど性的少数者をめぐる「理解増進」法案について、自民党の佐藤勉総務会長は28日、今国会への提出を断念する意向を示した。国会会期末が6月16日に迫っており、28日開かれた党内手続きの最終関門である総務会で、審議日程が確保できないと結論づけた。党内では、同法案について保守系議員から否定的な意見が続出。今回の決定は、反対派議員への配慮もありそうだ。

 同法案をめぐっては、自民が2016年に法案概要をまとめ、国政選挙の公約集でも「理解増進を目的とした議員立法の速やかな制定」を掲げてきた。五輪憲章が性的指向を含むいかなる差別も受けない権利と自由をうたっていることもあり、党の「性的指向・性自認に関する特命委員会」(委員長=稲田朋美・元防衛相)は夏の東京五輪前の成立をめざす意向だった。

 これを受け、自民、立憲、公明、共産、国民民主、維新、社民の各党は、法律の目的と基本理念に「性的指向及び性自認を理由とする差別は許されないものであるとの認識の下」と加えることなどで修正合意。全会一致で今国会成立をめざすとしていた。

 しかし、24日の自民の同委員会と内閣第1部会の合同会議では、保守系議員から「差別だと訴える訴訟が増える」などと異論が続出。3時間半を超える議論のすえ、国会の法案審議の場で質疑を求めることを条件に同法案を了承した。27日の党政調審議会でも意見集約が難航し、了承はしたものの、28日の総務会に議論を委ねることにしていた。

朝日新聞社

1068チバQ:2021/05/30(日) 13:02:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e5e6ab50acaabb2012cfee6fa43540164f5ccd4
LGBT法案、稲田氏「私はまだ諦めない」 自民見送りでツイート
5/29(土) 20:30配信


毎日新聞
自民党総務会に臨む稲田朋美氏(中央)=東京都千代田区の同党本部で2021年5月28日午後1時32分、竹内幹撮影

 自民党が今国会への法案提出の見送りを決めた「LGBT理解増進法案」を巡り、自民党の稲田朋美元政調会長は29日、自身のツイッターに動画と文章を投稿し、「私はまだ諦めていない」と訴えた。稲田氏は党の「性的指向・性自認に関する特命委員会」委員長を務め、超党派議連で法案の交渉役を担った。野党議員からも「国会閉会まで2週間以上あり、諦めるのは早い」との声が上がっている。

 法案を巡っては、自民党が作成した条文案に「性的指向及び性自認を理由とする差別は許されない」との文言を追加することなどで超党派議連が合意。今国会成立を目指すとしていたが、自民党内で「訴訟が多発する」など反対意見が相次ぎ、議論が紛糾。28日の総務会では今国会の会期末が6月16日に迫っていることや、法案が付託される予定の衆参内閣委員会は別の法案審議が立て込んでいることから了承されず、「党三役預かり」となった。佐藤勉総務会長は記者会見で「今国会への提出は難しく、成立は不可能」などと述べた。

 稲田氏は29日午後2時過ぎに自身のツイッターに文章と動画を投稿。動画ではLGBT法案についてこれまでの経緯を説明した上で、「国会が終わるまであと2週間以上あり、まだ法案を提出するチャンスはあると思う。野党のみなさんも審議したいと言っており、与野党が合意して審議すれば成立させることができる」などと強調。「オリンピック、パラリンピックの年に、自民党で5年以上審議してきたLGBT理解増進法をぜひ成立させたい」と語った。

 与野党の国会議員からも同様の発信が相次いだ。超党派議連メンバーの公明党の谷合正明参院議員が29日、ツイッターで法案の条文を紹介した上で「私は法案の成立を諦めておりません」と投稿。立憲民主党の辻元清美副代表も28日夜にツイッターで「諦めるのは早い。残り2週間以上ある国会、立法府の知恵と工夫で十分通せる」などと訴えた。【藤沢美由紀/デジタル報道センター】

1069チバQ:2021/06/01(火) 18:30:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/309598a892831ed6a1cdd17950e1dbf526663871
LGBT法案、自民党三役が見送り合意 公明代表は苦言
6/1(火) 18:05配信

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朝日新聞デジタル
自民党本部前で、LGBTへの差別発言に抗議する人たち=2021年5月30日午後6時59分、東京・永田町、内田光撮影

 LGBTなど性的少数者をめぐる「理解増進」法案について、自民党の佐藤勉総務会長は1日、今国会への提出を見送ることで党三役で合意したと明らかにした。一方、公明党の山口那津男代表は「自民党も、今国会で成立を図るべくもう一歩ご努力をいただきたい」と苦言を呈した。

【写真】公明党の山口那津男代表

 自民の総務会は5月28日、法案の了承を見送り、佐藤氏と二階俊博幹事長、下村博文政調会長の党三役に対応を一任した。佐藤氏は、1日の記者会見で、党三役で話し合った結果、「今国会に提出しないと結論付けた」と述べた。

 1日の総務会では、法案に賛成の立場の出席者から、次回以降の国会を念頭に「機会があれば再度挑戦をしたい」との申し出があり、佐藤氏は「しっかりと国会の運営を見極めた上でお願いします」と応じる一幕もあったという。

 超党派の「LGBTに関する課題を考える議員連盟」会長の馳浩元文部科学相や稲田朋美元防衛相は1日、党本部で二階氏と会い、改めて今国会への法案提出をめざす考えを伝えた。

朝日新聞社

1070とはずがたり:2021/10/01(金) 22:56:32
「同性カップル宣誓1号になりたかったね」 訴え続けた53歳の死
会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASP9Z6KKQP9ZULUC00Y.html?ref=tw_asahi
二階堂友紀2021年10月1日 15時30分

 故郷の青森に根を下ろし、性的少数者や性暴力被害者を支援してきた宇佐美翔子さんが9月30日朝、死去した。53歳だった。「故郷を帰れる街にしたい」。そう訴え続け、パートナーとともに同性カップルやその家族の公認制度を求めてきた。最期まで県に導入を働きかけたが、実現に立ちあうことはかなわなかった。

 宇佐美さんは青森市に生まれ、短大進学を機に故郷を離れた。20代のころ、同性愛者であることを母にカミングアウト。母は娘の大好物をつくった後、「二度と帰って来るな」と言った。母が老いてからは、また顔を合わせるようになったが、同性愛の話はお互いふたをしたままだった。

衆院選を前に、同性婚や選択的夫婦別姓など「多様性と政治」について掘り下げる、無料のオンラインイベントを10月2日に開きます

 2013年秋に母が死去。宇佐美さんは14年春、パートナーの岡田実穂さん(37)と青森に越してきた。27年ぶりの帰郷だった。

自らが追われた故郷に居場所を
 母が残したJR青森駅近くの居酒屋を改装し、カフェバーを開いた。多様性を象徴する虹にちなみ、「Osora ni Niji wo Kake Mashita(お空に虹をかけました)」と名づけた。自らが追われた故郷に、だれもが安心できる居場所をつくりたいと願った。

 4月には市中心部で「レインボーパレード」を行った。性的少数者が誇りをもって歩くことで、その存在を目に見えるものに変えていく。東京などでは恒例のイベントだが、東北地方では初めてだった。岡田さんと仲間と、たった3人で一歩目を踏み出した。

 6月、宇佐美さんは岡田さんと市役所に婚姻届を提出する。東京都渋谷区が同性カップルを公認する全国で初めての条例制定を発表する前年のこと。なぜ同じ性別だと結婚できないのか、理由を知りたいと、不受理の証明書を求めた。市長名の書面には「日本国憲法第24条第1項により受理しなかった」と書かれていた。「その言葉は突き刺さるものがありました」

 宇佐美さんは胸を痛めたが…

1071チバQ:2021/12/20(月) 14:28:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c36ff6922b87379e9979b20765fb8113feca928
職場でLGBT告白、市幹部に「私的な発言控えて」と指導され依願退職
12/19(日) 15:51配信

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読売新聞オンライン
尼崎市役所

 兵庫県の尼崎市保健所の幹部職員が2019年、性的少数者(LGBT)であることを周囲にカミングアウト(告白)していた30歳代の男性職員に「公務中は私的な発言は控えるべきだ」と指導し、その後、職員が依願退職していたことがわかった。男性側は「LGBTを否定されたようでショックを受けた」としている。

 市によると、男性は市動物愛護センターに勤務。19年秋、担当の動物愛護団体が、上司である市幹部に「男性とのやり取りの中で性的指向を打ち明けられ、不快な思いをした」と訴えた。

 同年12月、幹部らとの面談で、男性は「団体の一人から結婚観を何度も聞かれたので、バイセクシュアル(両性愛者)であることを正直に話した」と説明。市幹部は「業務中は私的なことは差し控えるべきではないか」と伝えたという。

 これに対し、男性の支援者の一人は、読売新聞の取材に「LGBTの公表が悪いことかのように注意され、社会の無理解を行政が容認するようだった。男性はいけないことをしているのかと悩んだ」とした。男性は20年3月に退職した。

1072チバQ:2022/06/19(日) 10:06:03


1640 :チバQ :2022/06/19(日) 10:02:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/a90ba3232f529320b45b63c3d374a0b619e02564
立憲の山田七穂県議が発言を撤回して謝罪
6/18(土) 19:11配信
 山梨県議会の委員会で「LGBTQは治らない病気なのか」などと発言した立憲民主党の山田七穂県議(韮崎市選挙区)が発言を撤回し謝罪した。
 山田県議は17日の県議会の委員会で「LGBTQは治らない病気なのか。県が、普通に戻していこうという取り組みがみられない」などと発言していた。
 山田県議が副代表を務める立憲県連は18日に緊急の会合を開き、山田県議を厳重注意処分とした。
 会合後、山田県議は取材陣に「勉強不足、理解のなさで発言してしまった」などと釈明し、発言を撤回して謝罪した。


1641 :チバQ :2022/06/19(日) 10:05:21
無知過ぎる・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cc036949c14fd18745e23478fff200902b66714
性的マイノリティー「元に戻らないのか」 山梨県議が発言、謝罪
6/19(日) 7:50配信
朝日新聞デジタル
山梨県議会=甲府市

 山梨県議会が設置した性などの多様性を認め合う社会づくりのための委員会で17日、立憲民主党の山田七穂県議が「性的マイノリティーは元に戻らないのか」などと発言した。山田氏は18日、「当事者をはじめ県民に不信感、不快な思いを与えた。すべては私の勉強不足だった」と謝罪して発言を撤回した。

 委員会では新しい条例を作ることを目指し、17日に実質的な議論を始めた。複数の委員によると、山田氏は同日の会議で、「性的マイノリティーを認めることで犯罪が増えないよう慎重な議論を交わしてもらいたい」と発言。さらに性的マイノリティーの人たちについて「普通に戻すという取り組みがあまり見受けられない。元には戻らないのか」などと話したという。

 立憲民主党県連は18日、緊急の会議を開き、山田氏に厳重注意した。小沢雅仁代表は「党は綱領に、性的指向や性自認などで差別されない社会、共生社会を構築することを掲げている。発言は容認できない。県連として重く受け止め、差別のない社会作りにしっかり取り組む」と述べた。

 山田氏は「今後は共生社会の実現に向けて勉強し、活動する」と話している。(吉沢龍彦)

朝日新聞社

1073チバQ:2022/06/20(月) 17:27:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/3fa0a5e0ab06abd216a74576eb62cd62f028c252
「同性婚不受理」初の合憲判決 原告側請求を全て退ける 大阪地裁
6/20(月) 14:04配信
毎日新聞
判決を受けて、横断幕を掲げる弁護団=大阪市北区で2022年6月20日午後2時半、藤井達也撮影

 同性同士の結婚を認めていない民法や戸籍法の規定が憲法に違反するかが争われた訴訟で、大阪地裁=土井文美(ふみ)裁判長=は20日、規定に憲法違反はないと判断し、原告の同性カップルが求めた国の賠償責任は認めなかった。


 東京や福岡など全国5地裁に起こされた同種訴訟で2件目の地裁判決。札幌地裁は2021年3月に初の違憲判決を出しており、司法判断が分かれる形になった。原告側の請求が全て退けられるのは初めて。

 大阪訴訟の原告は京都や香川、愛知の3府県で暮らす3組6人の同性カップル。19年2月に提訴し、国に1人当たり100万円の損害賠償を求めた。

 原告側は、民法や戸籍法の規定に基づき婚姻届を受理しない国の現行制度が、憲法24条で保障される「婚姻の自由」を侵害し、14条の「法の下の平等」にも反すると主張。婚姻による法的・経済的な権利や利益を得られないことは不当な差別だとしたうえで、国会が立法措置を長期にわたり講じなかった違法性も訴えていた。

 憲法24条は「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立」すると定める。国側は「両性」は男女を意味し、憲法が同性間の結婚を想定していないと指摘。男女が子どもを産み育てながら共同生活を送る関係の保護が婚姻制度の目的だとして、差別には当たらないと反論していた。

 同性婚訴訟を巡っては、札幌地裁が21年3月、同性カップルが婚姻の法的効果の一部ですら受けられていないのは憲法14条に違反するとして、初の違憲判断を示した。一方で、24条は「異性婚を定めたもの」で合憲と指摘。立法府で同性婚の保護を巡る議論が始まったのは15年以降で、国会が直ちに違憲状態を認識するのは困難だったとして賠償請求も退けた。【安元久美子】

 ◇大阪地裁判決の骨子

・「婚姻の自由」を保障する憲法24条は異性間について定めたもので、同性婚を認めていない民法規定などは違憲ではない

・同性愛者が望み通り婚姻できない重大な影響が生じている。法的承認の制度導入などで公認の利益を実現することも可能だが、国民的な議論が尽くされていない

・異性婚が享受し得る利益との差異は解消、緩和されつつある。立法府の裁量権の範囲を超えていると認められず、「法の下の平等」を定める憲法14条にも反しない

1074チバQ:2022/06/21(火) 08:38:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/5aacc4accda594ddd7da1051fd4f37e2ce7a25be
進まぬ政府の同性婚法制化 「不受理」合憲判決が招く更なる停滞
6/20(月) 20:53配信

毎日新聞
判決後の記者会見に臨む原告の(左から)川田有希さん、田中昭全さん、テレサさん、坂田麻智さん、=大阪市北区で2022年6月20日午後6時3分、藤井達也撮影

 同性同士の結婚を認めない民法などについて大阪地裁判決が20日、「合憲」と結論付けたことで、政府・与党による同性婚法制化の動きは更なる停滞を余儀なくされそうだ。


 停滞の一因は、性的少数者の権利問題を「伝統的な家族のあり方」論と結び付け慎重意見を唱える自民党保守派の存在だ。各種世論調査では近年、同性婚の法制化に「賛成」との回答が「反対」を上回っており、公明党が6月22日公示、7月10日投開票の参院選公約に「(国民的議論を前提に)必要な法整備に取り組む」と記すなど、容認論は与党内にも広がりつつある。しかし「自民内の慎重派の声が大き過ぎ、建設的な議論ができる環境にない」(自民関係者)という。

 記憶に新しいのが、2021年通常国会会期中にあった「LGBT理解増進法案」騒動だ。当時、自民保守派の一部が野党有志との協議を経て、性的少数者への国民的理解を求める同法案をまとめた。差別への罰則規定などを伴わない緩やかな内容だったため、自民も容認するかに見えた。

 しかし党内の最終手続き段階で保守派の一部が「行き過ぎた訴訟につながるのでは」などと猛反発。「冷静な議論とはとても思えない激しい議論」(閣僚経験者)となり同法案は結局、国会提出が見送られた。

 性的少数者を巡る問題は党内を二分しかねない難題だとの認識が広がり、自民の参院選公約には「同性婚」を巡る党の見解すら記されなかった。

 岸田文雄首相(自民総裁)も同性婚の法制化について1月の衆院本会議で「我が国の家族のあり方の根幹に関わる問題であり、極めて慎重な検討を要する」と慎重に言葉を選んだ。首相は党内第4派閥の会長として党内融和を重視しており、同性婚問題から一定の距離を置いている。

 一方、野党は同性婚の法制化に積極的だ。立憲民主党、日本維新の会、共産党などが同性婚の法制化を参院選公約に掲げ、立憲の泉健太代表は20日、千葉県船橋市で記者団に「同性婚を認めるべきだと思う。国会としてできることは全力でやらなければならない」と明言した。

 もっとも、立憲は15日に閉会した通常国会に同性婚を可能にする民法改正案提出を模索したものの見送った。立憲内にも伝統的な家族観を重視する議員が一定程度いることが影響したとみられ、立憲の小川淳也政調会長は「党内の一部慎重論に配慮した」と語った。野党も一筋縄でいかない実情を抱えている。【高本耕太、宮原健太】

1075チバQ:2022/07/03(日) 09:18:40
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/984458
沖縄タイムス+プラス 共同通信 ニュース 同性婚の賛否、ウェブで可視化 参院選、候補者別に公開
共同通信 ニュース
同性婚の賛否、ウェブで可視化 参院選、候補者別に公開
2022年7月1日 16:47
 参院選の投開票を前に、同性婚の法制化を目指す公益社団法人「マリッジ・フォー・オール・ジャパン」(東京)は1日、候補者が同性婚に賛成か反対かを簡単に見ることができるウェブサイトを公開したと発表した。

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 記者会見する公益社団法人「マリッジ・フォー・オール・ジャパン」の松中権理事(右端)ら=1日、厚労省


 厚生労働省で記者会見した松中権理事(46)は「投票促進や政治参加につなげたい。候補者の公約や政策への立場が分かりにくい状況が変わればいい」と話した。

 サイトは法人のホームページの中の「マリフォー国会メーター」で閲覧できる。候補者の五十音順や都道府県選挙区、比例区ごとの検索が可能で、政党内での候補者の賛否割合も棒グラフで示した。(共同通信)

1076チバQ:2022/07/07(木) 21:24:04
https://kahoku.news/articles/20220625khn000004.html
LGBTカップル 当たり前の「結婚」まだ遠く <参院選・暮らしどこへ>
2022年6月25日 16:00

高橋さんも参加した「秋田プライドマーチ」=5月28日、秋田市
隠し続ける日々

 「結婚しました」。5月19日、秋田県横手市の会社員高橋直輝さん(45)=仮名=は長年の秘密を職場で打ち明けた。突然の告白に驚いた様子の上司たちに、こう付け加えた。「パートナーシップと言って、本当は結婚ではないんですけど」

 前日、秋田市の男性(46)と秋田市役所でパートナーシップ制度の申請をした。LGBTら性的少数者のカップルを婚姻に相当する関係として認める制度で、市と秋田県は今年4月に導入したばかり。2人は申請第1号だった。

 横手市で生まれ育った。中学生の頃、一緒に遊ぶ同性の友人に「どきっとする自分」に戸惑った。高校生の時、男性同性愛を描いたドラマを見て違和感は確信に変わる。偏見や差別を恐れ、隠し続ける日々が始まった。

 地方ではうわさが広まるのが早い。結婚して子を残すのが普通という風潮も根強い。一人息子で親族から結婚の話が出るたび、「自分の代で家が終わる」と責任を感じた。

 パートナーと出会ったのは8年前。初対面で「ビビッときた」。最期の瞬間に隣にいたい。だからこそ、家族と同様に公立病院の面会などが可能となる新しい制度は魅力的に映った。

 1時間の手続きの後、2人の名前が書かれた証明カードと受領証を受け取った。愛する人と「家族」になれた喜び。「生きていてもいいのかな」と長く抱いていた不安が、和らぐのを感じた。

政治に残る偏見
 公的に認められたのをきっかけに、性的少数者の存在を知ってほしいと思うようになった。上司に報告した際に返ってきた「おめでとう」は、縁が遠いと思っていた言葉。喜びよりも驚きが先だった。

 意外と偏見はないのかもしれない。5月末、性的少数者への差別のない社会を願う「秋田プライドマーチ」に参加したのは、そんな気付きがあったからだ。

 秋田市中心部を6色の虹が描かれた旗を振って歩くと、道行く親子が手を振り返してくれた。隣で一緒に歩いた岩手県の男性教師は「多様性を生徒に教えたい」と言った。社会は変わり始めている。

 性的少数者に対する国の動きは鈍い。パートナーシップ制度は200以上の自治体が導入しているが、法的拘束力はない。約30の国や地域で可能になっている同性婚も認められていない。

 政治家から「生産性がない」「LGBTばかりになったら国はつぶれる」といった言葉が漏れる。政治の世界に残る偏見と、進みつつある社会の理解。その間に大きなギャップがある。

 「結婚しました」の後に何も付け足さなくても良いのが理想。「好きな人と結婚する」。当たり前がまだ遠く感じる。
(秋田総局・三浦夏子)

1077チバQ:2022/07/22(金) 06:59:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd4e9a836dfc2ee9cc88291137bad1ac1f74713f
日台同性婚認める カップル勝訴、婚姻届受理命令 台北裁判所
7/21(木) 12:19配信

時事通信
21日、台北高等行政法院(裁判所)前で、勝訴を喜ぶ有吉英三郎さん(前列中央)と盧盈任さん(同右)

 【台北時事】日本と台湾の同性カップルが台湾当局による婚姻届の不受理処分取り消しと受理を求めた訴訟で、台北高等行政法院(裁判所)は21日、不受理処分の取り消しと受理を命じる判決を言い渡した。


 台湾で初めて日本人を相手とする同性婚が成立する見通しとなった。

 勝訴したのは、南部・屏東県在住の有吉英三郎さん(42)と盧盈任さん(34)。2人は昨年5月に婚姻届を提出したが、有吉さんの出身国である日本では同性婚が認められていないことを理由に受理されず、同12月に提訴に踏み切っていた。有吉さんは判決後の会見で「結婚はないと思っていた自分の人生に光が差す思いがした」と喜びを語った。

 判決文は「誰と結婚するか」を自分で決めることは台湾の憲法が保障する「重要な基本権」だと説明。有吉さんカップルの状況を踏まえ、日本の法律に基づき結婚を認めないことは不合理な差別的待遇になるなどと判断理由を示した。

 台湾は2019年にアジアで初めて同性婚を法制化したが、相手が外国人の場合には同性婚を認めている国の出身者に限定する規定が設けられた。結婚の自由を保障する憲法との整合性などから議論があり、昨年1月には司法当局が同規定を撤廃する関連法改正案をまとめた。

 台湾の同性国際結婚をめぐる行政訴訟でカップル側が勝訴するのは4例目。これまで控訴された例はなく、今回も勝訴が確定する可能性が高い。

 性的少数者の権利獲得運動に携わり、今回の訴訟を支援してきた明治大の鈴木賢教授は21日、「海外の裁判所で日本の法律が不平等と判断されたと言え、重く受け止めるべきだ」と指摘。判決を受け、日本での同性婚法制化をめぐる議論が加速することに期待を示した。

1078チバQ:2022/07/22(金) 17:43:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/807a765190f075252014836e1418409d3c3fdb0a
「帰国すれば終身刑」タンザニアから逃れた同性愛カップル 2度却下も難民申請を切望する理由
7/22(金) 12:18配信

神戸新聞NEXT
日本で難民認定を求めるタンザニア人のゲイカップル=5月2日、神戸市中央区

 法律で同性愛を取り締まるタンザニアから逃れてきた兵庫県在住のゲイカップルが、日本で難民認定を求めている。2人は「帰国すれば終身刑の可能性がある」と訴えるが、既に2回の申請を却下された。国内では2018年に初めて同性愛への迫害を理由にした難民認定が出たものの、同様の事例は少ない。専門家は「日本だと想像しにくいが、アフリカ諸国では同性愛者に対する政府や市民の迫害があり得る」と指摘する。(井沢泰斗)


 難民認定を求めているのは、「特定活動」の資格で日本に滞在する三木市の20代男性と稲美町の40代男性。2人は17年ごろ、タンザニアの都市ダルエスサラームで知り合い、交際を始めたという。

 2人や支援者らによると、三木市の男性は19年、別の男性と性交渉をした容疑で現地警察に逮捕された。タンザニアでは男性同士が性交渉した場合、終身刑か30年の懲役刑が科される。

 母親の助けで保釈された男性は仕事で取得していた短期商用ビザを使い、20年1月に日本へ逃れた。その後、同時期に来日した稲美町の男性とともに、名古屋出入国在留管理局(入管)と大阪入管神戸支局に難民認定を申請。しかし、タンザニア警察による捜査や政府の迫害を受ける恐れがあるとの訴えが「信ぴょう性が認められない」とされ、却下されたという。

 2人は知人を通じ、在留外国人らの支援に当たる「神戸移民連絡会」(神戸市中央区)に相談。同会は「彼らは同性愛者であり、タンザニア政府は同性愛者を取り締まっている。客観的に帰国すれば危険なことは明白だ」とし、3回目の申請に向けて準備を進める。

 専門家によると、アフリカ諸国では政府だけでなくLGBTなど性的少数者に対する市民の反発も強く、本人や家族が地域社会で迫害されるケースが実際にあるという。

 タンザニア研究で知られる立命館大大学院の小川さやか教授は、同性愛者が迫害を受けるだけでなく、「十分な捜査や適切な裁判が行われないまま収監される場合もある」と話す。その上で「いわゆる『偽装難民』でないことを慎重に判断するのは重要だが、発展途上国では証拠書類などで逮捕歴を証明するのは難しい。帰国することで危険にさらされる場合は難民として保護すべきで、入管は各国の事情を考慮して適切に判断してほしい」と求めた。

■同性愛者の難民認定、極めて少ない日本「国際基準に達せず」

 難民の認定手続きは、母国で人種や宗教、政治的意見などを理由に迫害を受けるおそれがある外国人を出入国在留管理庁が審査し、決定する。同庁が2021年に認定した難民は74人で、認定制度が始まった1982年以降で最多。ただ、年間1万人以上を認定する欧米各国と比べれば極めて少ないのが現状だ。

 LGBTなど性的少数者の難民申請を巡っては2018年に日本で初めて、同性愛行為を理由に出身国で逮捕され、保釈中に来日した外国人が難民認定された。出入国在留管理庁の公表資料によると、同性愛者であることが「迫害のおそれがある特定の社会的集団の構成員」だと認められたという。

 ただ、認定NPO法人難民支援協会(東京)によると、同様の認定事例は極めて少ない。担当者は「日本の場合、母国政府から個別に迫害のターゲットとして把握されていないと難民認定されず、国連難民高等弁務官事務所の求める基準に達していない。カミングアウトするだけで『ムラ社会』から迫害を受けるLGBTなど性的少数者のような申請者にはハードルが高すぎる」と指摘する。

1079チバQ:2022/12/01(木) 10:42:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/455f495f86592ec1301fe20311a35a1d346984cc
同性カップルが家族になれないのは「脅威」「障害」 踏み込んだ判決
12/1(木) 5:00配信
 同性カップルが「家族になる制度」がないのは違憲状態――。同性カップルの婚姻をめぐり、東京地裁はそう指摘した。先行する判決とは違う新たな判断に、喜びと戸惑いが交錯した。

 「違憲状態という判断が示されただけでも素晴らしい結果だ」。判決後、東京訴訟の弁護団の上杉崇子弁護士はこう述べた。

 東京地裁は「同性愛者は婚姻で生ずる様々な法的効果を受けられない」と述べた。先行した札幌地裁や大阪地裁も似たような現状認識を示し、札幌地裁は憲法14条の法の下の平等に反して「違憲」と認定した。

 東京地裁は、異性婚のみを想定した憲法24条1項に基づく区別で「合理性がある」として14条違反は認めなかった。他方、婚姻や家族に関する立法のあり方を定めた24条2項に着目し、「違憲状態」を導き出した。

 婚姻の本質とは何なのか。東京地裁は「親密な人と人が営む共同生活に、法的保護や社会的承認を与えるもの」と意義づけた。

 大阪地裁の判決が「自然生殖で子孫を残す関係に保護を与える」点を重視したのとは違い、同性愛者だからといってパートナーと生涯、家族になれないのは「脅威」「障害」と踏み込んだ。

朝日新聞社

1080チバQ:2022/12/01(木) 10:44:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc431e3890838e599a1c2524c45e7458e2487f2f
家族になる制度がないのは「違憲状態」 同性婚訴訟、結論は「合憲」
11/30(水) 14:35配信
朝日新聞デジタル
東京訴訟の原告の西川麻実さん(左)と小野春さん=2022年11月4日、東京都内、田中恭太撮影

 同性同士の結婚を認めていない民法や戸籍法の規定は憲法に違反するとして、全国の同性カップルらが国を訴えた一連の訴訟で30日、東京地裁の判決があった。池原桃子裁判長は、結論としては「合憲」としたが、同性カップルが家族になる法制度がない現状は「同性愛者への重大な脅威、侵害であり、憲法24条の2項に違反する状態にある」と言及した。賠償請求は棄却した。


 同種訴訟は札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5地裁で計6件起こされ、判決は今回で3件目。先行した札幌地裁は「違憲」、大阪地裁は「合憲」と判断が分かれていた。

 今回の東京訴訟の原告は、東京都などに住む30〜60代の男女8人。

 原告らは、婚姻を異性間に限っている民法や戸籍法の規定が、「法の下の平等」を定めた憲法14条や、「婚姻の自由」を保障した憲法24条に違反していると主張。国が立法措置を講じていないことに対する慰謝料の支払いを求めていた。

■札幌は「違憲」、大阪は「合憲」

 昨年3月の札幌地裁判決は、同性カップルは「婚姻で生じる法的効果の一部ですら享受できない」とし、憲法14条に照らして「合理的根拠を欠き、違憲」と判断した。

 一方、今年6月の大阪地裁判決は、異性カップルとの不平等は、契約や遺言などを使うことで「相当程度、解消・緩和されつつある」と指摘。同性婚は「議論の過程にある」とも述べて、現行法は合憲との判断を示していた。(田中恭太)

朝日新聞社

1081チバQ:2022/12/05(月) 17:06:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/fad0c92c6ca9f9ecd0d415cb03377a5054ddea92
「人格的生存に重大な脅威」 同性婚否定の根拠、失われて30年 東京地裁判決示す
12/1(木) 7:09配信



 同性愛を異常なものとするかつての認識の誤りは改善されつつあり、差別、偏見を克服しようとする動きがある―。

 同性婚を認めない民法などの規定が憲法違反かが争われた訴訟で、東京地裁判決は30日、同性カップルらを取り巻く状況をこう指摘した。戦後の一時期まで「精神疾患」とされた同性愛は、その医学的根拠が失われてから30年がたつ。地裁判決は同性婚を許さない現行制度を「人格的生存への重大な脅威、障害だ」とした。

 同性愛は長らく精神疾患と考えられていたが、1973年に米国精神医学会が精神障害分類から除外する決議を行ったのを機に知見が広まった。日本も例外ではなく、92年には世界保健機関(WHO)が疾病分類から同性愛を削除した。

 昨年3月の札幌地裁判決は、こうした歴史的経緯から「同性婚を否定した科学的、医学的根拠は失われた」と指摘した。「いかなる性的指向を有する者であっても享受し得る法的利益に差異はない」と強調し、法の下の平等を定める憲法14条に違反するとの結論を導いた。

 今回の東京地裁も同性愛、同性婚が置かれた経緯を検討し、「同性愛者を取り巻く社会状況に大きな変化がある」と言及。さらに「家族としての法的保護を受ける利益は個人の尊厳に関わる重要な人格的利益で、男女の夫婦と変わらない生活を送る同性愛者にとっても同様だ」とした。

 ただ、憲法制定や現行民法成立の47年は、同性愛が「疾患」とされた時代だ。「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」とした憲法24条に関しては、札幌地裁も含め各地の地裁は「異性」を指すとして、原告側の訴えを退けた。

 一方、多様性や共生社会への機運の高まりを受け、東京都も11月から同性カップルを公的に認めるパートナーシップ制度の運用を始めた。調査団体の調べでは、導入は242の自治体に及び、人口普及率は62%に達した。

 とはいえ、諸外国で2000年以降に同性婚の導入が広がる中、同性カップルの保護に関する国会議論は15年ごろに始まったばかりだ。東京地裁判決は「制度の構築方法は多様なものが想定され、立法裁量に委ねられている」としている。

1082OS5:2023/02/04(土) 11:28:46
8486:OS5:2023/02/04(土) 11:27:58
お?珍しく仕事が早い
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230204-567-OYT1T50089.html
性的少数者への差別発言、荒井首相秘書官を更迭へ…岸田首相「言語道断」
2023/02/04 08:20読売新聞

性的少数者への差別発言、荒井首相秘書官を更迭へ…岸田首相「言語道断」

荒井勝喜首相秘書官(右から3人目) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 岸田首相は4日、性的少数者(LGBT)や同性婚カップルを巡り、差別的な発言をした荒井勝喜首相秘書官(55)について、「今回の発言は、政府の方針とは全く相いれないものであり、言語道断だ。進退を考えざるを得ない」と述べ、更迭する方針を明らかにした。首相公邸で記者団に語った。

 首相は「厳しく対応せざるを得ない発言だ。至急、具体的な対応を考える」とも語った。

 荒井氏は3日夜、首相官邸で記者団の非公式取材に対し、同性婚カップルについて「隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ」と発言した。同性婚の合法化に関し、「認めたら、日本を捨てる人も出てくる」などと語った。同日深夜に公式に謝罪し、撤回した。

 荒井氏は経済産業省出身。2021年10月の岸田内閣発足時から首相秘書官を務めている。


https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-230204X178.html?_gl=1*1iiz7d8*_ga*MzQ0MzAyOTExLjE2NjY0MDI2MzY.*_ga_XJ5END643J*MTY3NTQ3NzU0Mi4xMTQuMS4xNjc1NDc3NjEzLjU4LjAuMA..
荒井秘書官、LGBTは「嫌」=岸田首相「言語道断」、更迭へ―政権打撃
2023/02/04 09:00時事通信

荒井秘書官、LGBTは「嫌」

経済産業省出身の荒井勝喜首相秘書官は3日夜、性的少数者(LGBTなど)や同性婚に関し、「見るのも嫌だ。隣に住んでいたらやっぱり嫌だ」と記者団に語った。発言はオフレコが前提で、その後に陳謝、撤回した。【時事通信社】

(時事通信)

 経済産業省出身の荒井勝喜首相秘書官(55)は3日夜、性的少数者(LGBTなど)や同性婚に関し、「見るのも嫌だ。隣に住んでいたらやっぱり嫌だ」と記者団に語った。発言はオフレコが前提で、その後に陳謝、撤回したが、岸田文雄首相は4日、荒井氏を更迭する考えを示した。首相秘書官の差別的な発言は政権に打撃を与えそうだ。

 荒井氏はまずオフレコの取材に応じ、「同性婚なんか導入したら、国を捨てる人も出てくる。首相秘書官室全員に聞いても同じことを言っていた」とも発言。同時に「LGBT(の人)も好きでなっているわけじゃない。サポートしたり、救ってあげたりしないといけない」と語った。

 この後、報道各社が問題視すると実名での取材を受け、「誤解を与えるような表現をして大変申し訳ない」と陳謝。「個人の意見」として発言をおおむね撤回したが、「見るのも嫌」に関しては「そういうふうには言っていない」と否定した。

 荒井氏は「慎重にあらゆる発言に気を付ける」と続投する意向を示したが、首相は4日朝、北陸地方出張を前に首相公邸で記者団に「政権の方針とは全く相いれず言語道断だ。進退をも考えざるを得ない。至急具体的な対応を考える」と述べ、更迭する考えを示した。

 首相は1日の衆院予算委員会で同性婚に関し、「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」として慎重に対応する考えを示した。荒井氏の問題発言は、この答弁に関する記者の質問に対して飛び出した。

1083OS5:2023/02/08(水) 15:59:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a737d06141328741c1240275d8db2b3aeaf9098
性的少数への「反差別」自民内から反発 法案論議始まる
2/8(水) 10:01配信

西日本新聞
自民党本部

 自民党は7日、LGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案について党内議論をスタートさせた。法案趣旨にはおおむね賛同だったが、論点の「反差別」明記には反発が相次いだ。議論の発端となった荒井勝喜(まさよし)前首相秘書官の差別発言に、なお世論や野党の怒りは収まらず、政府、与党は今国会での法制定で局面打開したい考え。ただ保守層離れへの懸念もあり、意見集約は難航が予想される。


 この日の総務会後、遠藤利明総務会長は「理解増進への反対は全くない。多様な意見があり、慎重に議論をしてもらいたいとの意見もあった」と説明した。

 自民は2021年5月、審議日程が確保できないことを理由に法案の提出を見送った経緯がある。ただ実際は、差別解消を重視する野党側に配慮し「差別は許されない」との文言を法案に加えたところ、「行き過ぎた運動や訴訟の根拠にされかねない」との自民保守派の強い反発を招いたことが根本要因だった。

 岸田文雄首相の法案提出準備の指示を受け、今後は萩生田光一政調会長を中心に議論を進める方針。ただ協議の土台を21年時点の法案にするか否かで、早くもさや当てが始まっている。

 党内は「強く反対する必要はない」(ベテラン)と容認意見もあれば、保守寄りの安倍派を中心に慎重論も根強い。同派の西田昌司政調会長代理は、法案をベースにすることに「いったん廃案(提出見送り)になっており反対だ」と言明。「野党に引きずられてしまえば、統一地方選にマイナスだ。地方の保守層の理解も得られない」(閣僚経験者)と危ぶむ声もある。片や、別の幹部は「法案の大枠はできており、ゼロベースにはならないのではないか」と意見が割れる。

 法案はあくまで理解増進が目的で、性的少数者らが求める同性婚や夫婦別姓制度などの是非に踏み込んだものではない。政府高官も「絶えず時代の価値観は変わりつつある。自民党の議論を注視するしかない」と理解を示す。だが法案見送りから2年近くになりながら理念法一本の制定に序盤から党内で足踏みした形で、「差別にノー」を言えない政権与党の実態を改めて浮き彫りにしたと言える。

 自民内の対立を横目に、野党は攻勢を強める。国民民主党の玉木雄一郎代表は「自民党が決めれば、できるという状況まで来ている」。立憲民主党の安住淳国対委員長は「自民党はお茶を濁しちゃだめだ」と真摯(しんし)な議論を求めた。 (金沢皓介、大坪拓也)

1084OS5:2023/02/08(水) 17:25:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e1e5b14bd64e1bfdc707259976760b520dea58c
首相「ネガティブなこと言ってない」 「社会変わる」発言めぐり釈明
2/8(水) 13:22配信

朝日新聞デジタル
岸田文雄首相=2023年2月8日午前9時5分、国会内、上田幸一撮影

 岸田文雄首相が出席した衆院予算委員会の集中審議が8日開かれ、性的少数者や同性婚に対する荒井勝喜・前首相秘書官の差別発言をめぐり論戦が繰り広げられた。


 立憲民主党の岡本章子氏は、同性婚の法制化をめぐり、1日の衆院予算委で「社会が変わってしまう課題」と答弁した首相の発言を取り上げた。岡本氏は「当事者からは非常にネガティブな表現として受け止められている」として、首相に謝罪と撤回を求めた。

 首相は「同性婚制度の導入は、国民生活の基本に関わる問題であり、国民一人ひとりの家族観とも密接に関わるものであり、その意味で全ての国民に幅広く関わる問題であるという認識のもとに申し上げた。決してネガティブなことを言っているのではなく、もとより議論を否定しているものではない」と説明した。

 また、「国民各層の意見、国会における議論、あるいは同性婚に関する訴訟の動向、また地方自治体におけるパートナーシップ制度の導入、運用の状況を注視していく必要がある。こうした慎重な検討が必要、議論が必要という意味で申し上げた」とも語った。

朝日新聞社

1085OS5:2023/02/08(水) 17:25:37
https://www.asahi.com/articles/ASR266JQ1R26UTFK00V.html?oai=ASR284CPZR28ULFA00K&ref=yahoo
同性婚で「社会変わってしまう」は首相のアドリブ 問われる人権感覚
有料記事岸田政権

安倍龍太郎 榧場勇太 伊木緑2023年2月6日 20時13分
 性的少数者や同性婚に対する荒井勝喜・前首相秘書官の差別発言につながった同性婚の法制化をめぐり、岸田文雄首相が「社会が変わってしまう」とした答弁は、首相自らの判断で答えていたことが分かった。同性カップルへの理解が深まっているのに、首相の認識はズレているとして、野党は政権の人権意識を追及した。

 松野博一官房長官が6日の衆院予算委員会で、立憲民主党の山岸一生氏の質問に明らかにした。松野氏は答弁案は法務省がつくり、首相はそれをもとに答弁したが、「社会が変わってしまう」という部分については「質疑者と質疑応答を繰り返す中で、発言があった」と説明。首相が自ら加えた文言だったと認めた。

 松野氏は、首相答弁の意味について「親族の範囲に含まれる方の間にどのような権利義務関係を認めるかといった国民生活の基本に関わる問題で、慎重な議論が必要との趣旨だ」とも説明した。

 しかし、首相自らの判断で同…

1086OS5:2023/02/11(土) 22:09:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8f92b46491c4619a6cbefabe45592b0033dcf02
「差別」文言で駆け引き激化 LGBT法案、成否不透明
2/11(土) 7:06配信

時事通信
LGBT当事者団体から要請書を受け取る立憲民主党の泉健太代表(左から3人目)ら=10日午前、東京・永田町

 前首相秘書官の差別発言を受けて今国会の焦点に浮上した性的少数者(LGBTなど)への理解増進法案を巡り、与野党の駆け引きが激化してきた。

 自民党は保守派の理解を得るため、超党派の議員連盟がまとめた法案にある「差別は許されない」との文言の修正を模索。立憲民主党は受け入れられないと反発する。保守派が修正要求のハードルを上げる可能性もあり、法案の行方は予断を許さない。

 「妥協に妥協を重ね、ようやく理解増進法案ができた。今の法案にも満足していないのに、さらに趣旨を弱めようという動きを許せるわけがない」。立憲民主党の泉健太代表は10日の記者会見で、法案修正の動きをけん制した。

 法案は性の多様性に関する国民の理解促進に向けて政府に基本計画策定を義務付けることが柱だ。自民党案をベースに超党派議連が2021年5月にまとめたが、野党の要求で加えられた「差別は許されない」との文言に自民党保守派が「訴訟乱発を招く」と反発。党内での激論の末、最終的に「執行部預かり」となり、了承が見送られた。

 法案は長くたなざらしの状態だったが、ここにきて機運が高まったのは、自民党内で「今国会で成立させなければ差別発言への批判が党に向かう」(閣僚経験者)との声が強まったためだ。

 旗振り役の稲田朋美元防衛相は7日、東京都内で記者団に「交渉の余地はある」と述べ、修正に応じる考えを表明。世耕弘成参院幹事長は10日の記者会見で「党内で議論してコンセンサスを得られればいい」と述べ、執行部として合意形成を後押しする考えを示した。公明党の山口那津男代表も同日、「文言には柔軟に対応していい」と記者団に語った。

 これに対し、立民は「議連の合意通り成立させるのが筋だ」(関係者)と修正の動きに冷ややかだ。党内には修正を容認する声も一部にあるが、衆院補欠選挙や統一地方選を控え、「意見集約できない自民党」(幹部)を印象付けた方が得策との計算が働いているようだ。

 保守派が「差別」文言の修正で首を縦に振るかも不透明だ。「『差別はあってはならない』と修正すれば賛同できる」との意見の一方、「ゼロベースで法案を作り直したい」との声も漏れる。

 仮に理解増進法案の成立にこぎ着けても、自民党はさらなる法整備の要求に直面しそうだ。立民の長妻昭政調会長は9日の会見で「理解増進法案は入り口にすぎない。本丸は差別解消法案だ」と強調。泉氏は10日、性的少数者の人権団体に同性婚の法制化を目指す考えを伝えた。与党の山口氏も同日、記者団に「差別を禁止する仕組みに最終的には至るべきだ」と語った。

 
 ◇理解増進法案の目的条項
 この法律は、全ての国民が、その性的指向または性自認にかかわらず、等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであるとの理念にのっとり、性的指向および性自認を理由とする差別は許されないものであるとの認識の下に、性的指向および性自認の多様性に関する国民の理解の増進に関する施策の推進に関し、基本理念を定め、ならびに国および地方公共団体の役割等を明らかにするとともに、基本計画の策定その他の必要な事項を定めることにより、性的指向および性自認の多様性を受け入れる精神をかん養し、もって性的指向および性自認の多様性に寛容な社会の実現に資することを目的とする。

1087OS5:2023/02/11(土) 22:14:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f0b50b3f64cde5b9759e06c66d4d75efc76b0b1
「種の保存に背く」と差別発言も 自民反発でLGBT法案頓挫の過去
2/7(火) 12:53配信

毎日新聞
岸田文雄首相(左)の記者団の取材対応に立ち会う荒井勝喜・元首相秘書官(右)=首相官邸で2023年2月3日午後6時16分、竹内幹撮影

 LGBTQなど性的少数者や同性婚のあり方を巡り、荒井勝喜元首相秘書官が差別発言で更迭されたことをきっかけに、2021年に国会提出が見送られた「LGBT理解増進法案」が再び注目されている。当時、法案は自民党の保守系議員の反発で頓挫したが、反対派の中には「種の保存に背く」などと差別的な発言をした議員がいた。【田中裕之】

 ◇簗和生副文科相、21年に差別的発言

 現在の岸田政権で教育行政を担う副文部科学相に起用されている簗(やな)和生衆院議員は、21年5月に同法案を審議した自民党の会合で、性的少数者について「生物学上、種の保存に背く」という趣旨の発言をした。

 会合は非公開だったが、毎日新聞を含む複数のメディアが発言を問題視して報じた。

 簗氏は当時、毎日新聞の取材に「会議は非公開のため、会議の内容や発言についてお答えすることは差し控えさせていただく」とのコメントを出しただけで、自身の発言に関する具体的な説明はなかった。

 ◇自民反対派の反発で議論紛糾

 同法案は、超党派の議員連盟で作られた罰則規定がない理念法だ。

 野党側は「差別解消」、自民党側は「差別禁止ではなく理解増進」の法案を求めて意見の隔たりがあったが、最終的に自民党が作成した条文案に「性的指向及び性自認を理由とする差別は許されない」との文言を追加することなどで合意した。

 自民党では議連の実務者だった稲田朋美元防衛相が法案提出に向けた党内手続きを進めたが、議論は紛糾した。

 当時、法案提出に反対していた山谷えり子元国家公安委員長は記者団に「米国で学校のトイレ(の使い方)で、いろんなPTA問題になったり、女子の競技に男性の体で心は女性だからと参加してメダルを取ったり、そういう不条理なこともある。社会運動化、政治運動化されると、いろんな副作用もあるのではないか」などと述べ、「議論が必要」と語っていた。

 国会会期末が迫っても反対派の反発は収まらず、自民党は最終的に「法案審議は難しい」などとして提出を見送った。

 ◇過激発言、背景に保守層へのアピール

 一部の議員が過激な発言を繰り返すのは、LGBTQや同性婚の制度化に慎重な宗教右派など保守層へのアピールもあるとみられる。

 自民党議員の多くが参加する「神道政治連盟国会議員懇談会」では22年6月に「同性愛は精神の障害、または依存症」などと差別的な記載のある冊子が配られた。

 自民党は「関係断絶」を打ち出しているものの、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)系の政治団体「国際勝共連合」も同性婚の法整備に反対している。

 ◇岸田政権はどう進めるのか

 一般社団法人「LGBT法連合会」は21年9月の自民党総裁選で、岸田文雄首相ら4人の候補者に法案への賛否を問うアンケートを実施した。

 首相は賛否を示さずに「性的少数者の方々への理解を増進するとの法案の意義は理解しており、引き続き丁寧に党内における合意形成に努めていく」と答えた。

 高市早苗経済安全保障担当相は唯一「反対」と回答し、「差別の定義が曖昧で、当事者を含め多くの懸念の声があった」との理由を示した。

 荒井元秘書官の差別発言に対する批判が強まる中、首相は今月6日に法整備の準備を指示。自民党の茂木敏充幹事長は記者会見で「我が党でも引き続き提出に向けた準備を進めていきたい」と語ったが、党内議論が順調に進む保証はない。

1088OS5:2023/02/18(土) 08:59:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/5db0cc13edf3675f067f37377e0191458f69e552
同性婚に慎重な岸田首相が「LGBT法案」成立は急ぐ裏事情、自民党の保守派は反発
2/18(土) 7:21配信
 岸田文雄首相が、LGBTなど性的少数者に対する「LGBT理解増進法」の今国会成立に動き出したことが、自民党内の保守派の反発などで「政局の新たな火種」(閣僚経験者)となりつつある。

 岸田首相は、2月3日の荒井勝喜元首相秘書官の「差別発言」による政権危機拡大を受け、6日にLGBT理解増進法案の国会提出に向けた準備を自民の茂木敏充幹事長に指示した。「悪い流れを変える狙い」(側近)とされ、官邸周辺からは「5月の広島G7サミット(先進7カ国首脳会議)前の成立を目指す」との声も漏れてくる。

■かつては保守派の反発で頓挫

 岸田首相の指示を受けた茂木氏は「自民として多様性を尊重し、包摂的な社会づくりにしっかりと取り組み、性的指向、性自認への理解増進を図っていきたい」と意欲を表明。ただちに、萩生田光一政調会長に党内調整を急ぐよう求めた。

 これを受けて推進派の超党派議連は15日に開いた総会で、「(広島G7サミットまでの成立に)全力を尽くす」と方針を確認。総会には与野党約30人が出席し、新会長に自民党の岩屋毅元防衛相を選出した。

 総会後、岩屋氏は成立に向けた課題について「最終的には文言調整になる」と指摘。併せて「(文言調整で)その精神がなくなることはあってはならない」として、差別禁止の趣旨は堅持すべきだとの考えを強調した。

 ただ、同法案は2021年に超党派議連によって立法化作業が進んでいたのに、当時の最大実力者だった安倍晋三元首相を中心とする党内「保守派」の反発で頓挫した経緯がある。

 これもあって、7日の自民総務会では「野党は夫婦別姓や同性婚と結びつけようとするが、切り離して慎重に議論すべきだ」などと、複数の議員から理解増進法案の取り扱いや具体的内容にくぎを刺す発言が続出。その中で「体は男でも心は女だからと女子トイレに入り、それをとがめたら『差別だ』では社会が混乱する」などの指摘も飛び出した。

 また反対派の有力議員の西田昌司政調会長代理(参院)は「差別の禁止や法的な措置を強化すると、人権侵害など逆の問題が出てくる。社会が分断されないような形で党内議論をすべきだ」と法案推進派を強く牽制した。

1089OS5:2023/02/18(土) 08:59:31
■党内議論を岸田首相は静観

 一方、岸田首相側近の林芳正外相は、7日の記者会見で「日本以外の先進7カ国(G7)各国には性的少数者(LGBT)に対する差別を禁止する法令や同性婚法、パートナーシップ制度がある」と説明。「性的指向や性自認を理由とする不当な差別や偏見はあってはならない」と力説した。

 さらに「G7議長を務める日本政府として、あらためて国内外に対して丁寧に説明していく努力を続けていかなければならない」とも語った。ただ、日本と各国の違いについては「各国を取り巻く事情が異なることから、一概に比較することは困難だ」とも指摘した。

自民内の保守派は、伝統的価値観を重視する立場から、「いったん法制化を許すと、夫婦別姓や同性婚の容認へと広がってしまう」との危機感をあらわにする。しかも、岸田首相が2月1日の衆院予算委で、同性婚について「きわめて慎重

に検討すべき課題」「社会が変わってしまう」と発言し、その真意を説明するために荒井氏が「差別発言」したとみられていることも状況を複雑化している。

 法案推進派は「G7で同性婚制度がないのは日本だけ」と主張するが、保守派有力議員は「日本には、婚姻は『両性の合意のみに基づく』と定めた憲法24条の規定があり、憲法上の制約があると説明すれば問題ない」と反論する。

 こうした党内の動きを踏まえ、岸田首相も昨年暮れの臨時国会で、自らの主導で成立させた旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の被害者救済法への対応と異なり、当面は党内議論の行方を静観する構えだ。

 ここにきて岸田首相は周辺に「今は理解増進法案以上のことをやるつもりはない。何事も段階的にやらないと党内が持たない」と漏らしているとされる。松野博一官房長官も「社会全体に影響を与えうる問題」と慎重姿勢を繰り返す。

 党内論議を仕切る立場の萩生田政調会長も、12日のNHK番組で、「差別は許されない」などの理解増進法案の文言について「どういう書きぶりであれば、みなさんが理解していただけるのか。党内のコンセンサス(合意)をしっかり得ていきたい」と文言修正もありうるとの考えを示唆した。

 安倍氏側近で安倍派の後継者を狙っているとされる萩生田氏だけに、周辺には「今は野党やマスコミが盛り上がっているので、少し冷却期間を置く。結論を急がずよく検討したい」と漏らしているとされる。

■したたかな岸田流作戦? 

 これに対し、岸田首相サイドは「多くの世論調査でも、圧倒的多数の支持がある。強硬な反対論者も自分の存在が目立てば次の選挙で不利になると考え、徹底抗戦は避けるはず」と、当初の思惑どおりの理解増進法の早期成立に期待と自信をにじませる。

 このため、党内でも一連の動きについて「自らへの批判は回避しつつ、世論の追い風を利用して党内保守派を抑え込むしたたかな岸田流作戦」(自民長老)との見方が広がる。

 ただ、統一地方選で自民退潮が際立てば「それどころでなくなる」(同)のは確実。それだけに、岸田首相にとっても「“作戦”の成否は、風任せというその日暮らしの状況」(閣僚経験者)が続くのは間違いなさそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

1090OS5:2023/02/21(火) 10:42:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/d10899419374bf1e8c6060da9dc6a4be9b5465d1
LGBT法案、自民着手見えず 統一選後へ先送り論も
2/21(火) 7:09配信


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時事通信
自民党役員会に臨む岸田文雄首相(右から2人目)ら=20日午後、東京・永田町の同党本部

 LGBTなど性的少数者に対する理解増進法案の行方が今国会の焦点に浮上する中、自民党が党内論議を始めるめどが立たない。

 かつて法案を巡って推進派と慎重派が激しく対立した経緯を踏まえ、執行部が開始のタイミングを慎重に探っているためだ。4月の統一地方選と衆院補欠選挙の後に先送りすべきだとの声も出ている。

 岸田文雄首相(自民党総裁)は20日の党役員会で、性的少数者の支援団体の代表らと17日に面会したことを報告。その上で「法案提出に向けた準備を進める。よろしくお願いする」と指示した。

 法案は性的少数者への理解増進のための基本計画策定を政府に義務付けるのが柱。超党派の議員連盟が自民党案をベースに2021年にまとめたものの、野党の主張で加わった「差別は許されない」との文言に自民党保守派が「訴訟が続発する」として反発し、お蔵入りになった。

 性的少数者を巡る前首相秘書官の差別発言をきっかけに当時の対応にも矛先が向き始めたため、首相が今月に入り議論進展を党執行部に促した。議連側は15日、5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)前の成立を目指すと確認した。

 ただ、執行部は議論の早期再開に慎重だ。統一地方選と衆院補選が迫る時期に推進、慎重両派の対立が再燃しかねないと懸念するからだ。茂木敏充幹事長は20日の記者会見で、サミット前成立を目指すか問われ、「なるべく早く法案を提出することが望ましい」と述べるにとどめた。

 党内には「差別」の文言に関し、「不当な差別はあってはならない」への修正で妥協を探る動きがあるものの、保守派からは「他の文言も問題」とハードルを上げる声も上がる。推進派の稲田朋美元政調会長らは17日、萩生田光一政調会長と協議したが、議論の開始時期は決まらなかった。

 閣僚経験者は「今は頭に血が上った状態。しばらく冷却期間を置く必要がある」と語った。党内では統一選・補選が終わった4月24日以降の議論着手が望ましいとの声も出ている。

 執行部は党内対立の表面化を避けるため、推進派と慎重派が受け入れ可能な修正案を水面下で探りたい考え。しかし、立憲民主党の岡田克也幹事長は20日のインターネット番組で「表現を変える必要は全くない」とけん制した。自民党内がまとまっても、与野党協議が難航する可能性があり、法案の成否は不透明だ。

1091OS5:2023/04/25(火) 20:56:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e5ed9eb5ccec4a58caaa748956280ef969171af
自民、LGBT法案28日から議論 拙速回避求める声も
4/25(火) 19:22配信
自民党は25日、党本部で「性的マイノリティに関する特命委員会」を開き、LGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案に関する党内議論を週内に再開する方針を決めた。公明党などは5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)前の成立を求めるが、条文の「性自認を理由とする差別は許されない」という表現については、当事者らからも異論が聞こえる。この日の会合でも、拙速な議論は避けるべきだとの意見が出た。

会合では28日に同委や関連部会の合同会議を開き、法案の議論を始める方針を確認した。高階恵美子委員長は冒頭、「理解増進のための取り組みや課題について復習したい」と述べた。

法案は令和3年に与野党の実務者間で合意したものの、自民の原案に「性自認」「差別は許されない」との文言が加わったことで、党内で賛否が割れた。定義が曖昧な「差別」を理由にした訴訟の乱発や、女子トイレなどでの性犯罪を誘発しかねないとの懸念が相次ぎ、国会提出が見送られた経緯がある。

25日の会合でも、推進派の岩屋毅元防衛相は「可及的速やかに結論を得るべきだ」と述べた。一方、保守系議員の間では「サミットがあるからというのは何の理由にもならない。もともとは一昨年の東京五輪までにといわれたが、法案を成立させなくても問題なかった」などと反発が根強い。

岸田文雄首相は元首相秘書官による性的少数者への差別的な発言を受け、法案の国会提出に向けた準備を進めるよう指示した。公明の山口那津男代表も25日、首相と面会し、「G7サミット前に与野党で合意し、法案を成立させることが望ましい」と改めて求めた。

ただ、法案には、トランスジェンダー女性(生まれつきの性別は男性、性自認は女性)に対し、トイレや更衣室など女性専用スペースの利用や競技スポーツへの参加の道を開きかねないとの懸念も示されている。

女性の人権とトランス女性の人権が衝突する可能性が指摘されるが、現状は十分に議論が尽くされたとは言い難い。性同一性障害の人たちでつくる「性別不合当事者の会」など4団体は今月、拙速な法案審議を避けるよう求める共同要請書を首相に送付している。

自民の世耕弘成参院幹事長は25日の記者会見で、「スケジュールありきで議論を拙速に進めるということは、この問題で亀裂を深めることになるのではないか」と述べた。(奥原慎平)

1092OS5:2023/05/17(水) 14:30:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/296ba7bddf9997ae017cc9d63df695cbe90a28b0
トランスジェンダーの受験、模索する女子大 「お茶の水」が門戸開いたが…
5/17(水) 8:40配信

西日本新聞
高校2年のレンさん。「受験する時に女子大の選択肢があるとうれしい」=4月(撮影・岡部拓也)

 トランスジェンダーのうち、戸籍上は男性で性自認は女性の受験者の扱いについて、女子大で模索が続いている。2020年にお茶の水女子大(東京)が先駆けて門戸を開き、検討中の学校はあるものの、受験資格として認めているのは1桁台とみられる。九州の全8校で受け付けはなく、現場レベルで「多様な性」と向き合う動きがあった。



【通称名で学生生活】
 <自身を女性と認識した経緯や現況について記入を>。同大は配慮を求める受験者用の願書を準備し、4項目で要望を聞き取る。出願前に入学後に必要な対応を話し合う。入試で不利に働くことはないという。

 入学すれば学生証を含め、通称名で学生生活を送れる。トイレや更衣室は多目的トイレなどを案内している。カミングアウトされた際など教職員の心がけについて指針もまとめた。

 「トランスジェンダーの学生が女子校・女子大に進学できないのは『学ぶ権利』の侵害に当たる」。日本学術会議による17年の提言後、同大を皮切りに奈良女子大(奈良市)、宮城学院女子大(仙台市)など少なくとも3校が続き、日本女子大(東京)が来年度からスタートさせる。検討中のところもあるが、約70校ある女子大では少数派だ。

【性自認の悩みは身近な話】
 九州でいち早く、19年から検討し始めたのは筑紫女学園大(福岡県太宰府市)。当事者を招いた講演会で教職員や学生への啓発に努めてきた。今のところ受け付けには至っておらず、中川正法学長は「付属の中学高校を含め学園全体の議論がまだ必要」と明かす。

 同大で環境整備を進める安恒万記(まき)教授(住環境デザイン)は「性自認で悩む学生は身近な話」と語る。15年ほど前から、年に数人が教職員に「性自認は男性」と明かすという。宿泊を伴う実習は個別に対応し、19年からは学生証や卒業証書を通称名で発行している。

 「今の学生は多様性への意識が高い」(安恒教授)。同年の学生アンケートでは、自分と異なる文化や価値観の人と接することについて、8割が「戸惑いを感じない」と回答した。

【否定する世論の影響懸念】
 九州ではこの他、福岡女子大(福岡市)が今月に検討委員会を発足させる。残る6校は検討しておらず、「先行例の情報がない」(北九州市の九州女子大)との声も聞かれた。

 門戸開放は、少子化で学生の確保にあえぐ各校にとって利点もありそうだが、現実は一筋縄ではいかないようだ。女子教育に詳しい武庫川女子大の安東由則教授は「トランスジェンダーの女性を否定する世論もあり、影響を懸念しているのではないか。学ぶ権利の確保に向け、各トップの意識が試される」と述べた。  (平峰麻由)

「普通の女性と同じ選択肢を」
女性自認の高校生
 福岡市内の高校に通うレンさん(17)=仮名=は、男性として生まれ、性自認は女性。2年生でこれから受験を控え、女子大の受験資格を巡る動きに注目する。「女子大に行けることは女性として学び、キャリアを積めるということ。普通の女子と同じように選択肢を認めてほしい」と話す。

 物心ついた頃から、女子との「おままごと」が好きだった。小学校ではシール交換をしているところを男子から「何で女子と遊んどると」とからかわれてモヤモヤ。男子と一緒にいても「しっくりこなくて落ち着かない感じ」だった。

 中学の学ランは嫌だったが、部活動に熱中して深く考えなかった。高校生になった昨春、ブレザーに袖を通した時のこと。違う-。ネクタイを巻いた瞬間に「抱いていた違和感が確信に変わった」と振り返る。

 「うちは男じゃない」「スカートをはきたい」。泣きながら中学時代のスクールカウンセラーに相談した。初めて人に打ち明けた。

 背中を押され、胸の内を告げた母親からは「いつか治る。普通に生きなさい」と返された。高校ではブレザーの代わりにパーカを着られるようになり、スカートについては「上層部の許可がいる」と認められていない。最近、教員から「夏服くらい普通の制服を着てよね」と言われたという。

 「うちみたいな当事者の声も聞き、大学は環境を整えてほしい」。周りに理解されない生きづらさを感じるのは自分だけじゃない、そう思うからだ。

1093OS5:2023/05/20(土) 04:44:10
https://mainichi.jp/articles/20230518/k00/00m/010/379000c
LGBT法修正案「より安定性の高い表現に」 自公、衆院に提出

ダイバーシティー
毎日新聞 2023/5/18 20:50(最終更新 5/18 20:50)  自民、公明両党は18日、LGBTQなど性的少数者への理解増進を目的とする議員立法「LGBT理解増進法案」の修正案を衆院に提出した。立憲民主、共産、社民の野党3党も同日、与党を含む超党派の議員連盟が2021年にまとめた法案を衆院に提出した。

 修正案は自民保守派の一部に配慮して、超党派議連がまとめた法案の文言などを変更。性的指向などを理由とした「差別は許されない」との文言を「不当な差別はあってはならない」と変更し、「性自認」についても「性同一性」との表現に置き換えた。19日から広島で開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)前に提出することで、日本が性的少数者の差別解消に消極的との国内外の批判をかわしたい狙いがある。


岡田憲治衆院事務総長(中央)に「LGBT理解増進法案」を提出する立憲民主党の青柳陽一郎氏(右から3人目)=国会内で2023年5月18日午後5時33分、竹内幹撮影拡大
岡田憲治衆院事務総長(中央)に「LGBT理解増進法案」を提出する立憲民主党の青柳陽一郎氏(右から3人目)=国会内で2023年5月18日午後5時33分、竹内幹撮影
 法案提出後、自民の新藤義孝政調会長代行は「元々の法案の目的、内容について大きな変更はないが、文言を巡りさまざまな懸念があった。(修正で)より安定性の高い表現を工夫したつもりだ。この国会で成立を目指すことは当然だ」と記者団に語った。共同提案を呼びかけた日本維新の会と国民民主党は加わらなかった。

 一方、立憲は修正案を「改悪」(岡田克也幹事長)などと批判。超党派議連の法案を共産、社民とともに衆院に共同提出し、対決姿勢を鮮明にした。提出後、立憲の大河原雅子衆院議員は「2年前に(超党派で)合意した内容からスタートしたい。(与党案は)むしろ後退した印象だ」と記者団に語った。【畠山嵩、中村紬葵】

https://news.yahoo.co.jp/articles/6b704d90ec517a035c57a0e534720f6c4def6fb8
LGBT法修正案、自公が衆院に提出 野党も超党派議連案提出へ
5/18(木) 15:02配信
 自民、公明両党は18日、性的少数者への理解増進を目的とする議員立法「LGBT理解増進法案」の修正案を衆院に共同提出した。

 修正案は自民党保守派の一部に配慮して、2021年に超党派議連がまとめた法案にある「差別は許されない」との文言を「不当な差別はあってはならない」に変更した。「性自認」との表現についても「性同一性」に置き換えた。

 立憲民主党はこうした修正を「改悪」(岡田克也幹事長)だと批判しており、18日中に超党派議連案を共産、社民両党と共同で国会に提出する方針。【畠山嵩、中村紬葵、高橋祐貴】

1094OS5:2023/05/23(火) 21:52:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/a28271ddddfda2054ca7095aafc177e92d46f8cf
LGBT法案 国民検討の「多数派への配慮規定」、当事者ら抗議
5/23(火) 20:53配信

毎日新聞
LGBT理解増進法案を巡り、記者会見でトランスジェンダーの立場から自身の経験や思いを話す当事者(右)ら=東京都内で2023年5月23日午後5時1分、藤沢美由紀撮影

 LGBTQなど性的少数者に関する理解増進法案を巡り、当事者らが23日、東京都内で記者会見を開き、シスジェンダーと呼ばれる戸籍の性別と自認する性別が一致している人への「配慮規定」を盛り込んだ独自案を国民民主党が検討していることに懸念を表明した。全国組織「LGBT法連合会」の神谷悠一事務局長は「新たな差別を作り出すもので、断固として容認できない」と訴えた。


 国民民主の榛葉賀津也幹事長は19日の記者会見で「シスジェンダーの権利の保護(の視点)が欠けていると指摘がある。シスジェンダーの女性がトイレや浴場で不快な思いをしたり、権利が尊重されなかったりすると問題」として、法案作りに着手する考えを示した。

 玉木雄一郎代表も23日、シスジェンダーへの「配慮規定」を法案に盛り込むことを議論していると会見で述べた。

 会見で神谷氏は「そもそも社会はシスジェンダー中心にできており(トランスジェンダーの)当事者は配慮を強いられている」と述べた。国民民主の案について「差別的状況にお墨付きを与えることになる」と話した。

 理解増進法案を巡っては、トイレや入浴施設の利用に関してトランスジェンダー当事者への中傷が広がっている。【藤沢美由紀】

1095OS5:2023/05/23(火) 21:52:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ff4064b2c9cf7753f55be4dc5f087932d20027e
自公がLGBT法案を提出 「学校の設置者の努力」削除 当事者ら反発「教育を軽視」
5/18(木) 20:41配信


自民、公明両党は18日、LGBTQなど性的少数者への理解増進法案の与党案を衆院に提出した。だがその内容は、自民党保守派に配慮した結果、超党派議員連盟を中心にまとめた法案(議連案)から大きく後退。議連案で独立項目だった「学校の設置者の努力」は削除され、事業主の項目と一体化された。当事者らは「学校を安全な場にするためにも、子どもたちにこそ性の多様性を教える必要がある」と反発する。

 与党案には、学校が環境整備を通じて理解増進に努めるとの条文は残った。削除は「子どもに教えると混乱する」などの意見を踏まえたとみられる。

 「法案の格を下げた」と受け止めるのは、当事者支援団体「fair」代表理事の松岡宗嗣さん。「学校での理解増進を妨げようとするのは本末転倒。教育を軽んじる自民党の姿勢が透けて見える」と批判する。

 性的少数者やそうかもしれない若者を対象にした交流の場「にじーず」を主宰する遠藤まめたさん(36)=横浜市=もその必要性を説く。「性的少数者の子どもが初めてカミングアウトする相手は同級生の場合が多い。言いふらされるなど深く傷つけられる事態を防ぐためにも、LGBTQに関する正しい知識を学校で教えることが重要」

 実際、当事者の子どもたちは既に傷ついている。「性的指向や性自認に基づく差別やいじめから誰も救ってくれなかった」「小学校の教室内で、ホモやオカマという言葉が日常的に笑いの対象になっている」-。「LGBT法連合会」(本部・東京都)が公表する、当事者が直面した「困難リスト」には悲痛な訴えが並ぶ。松岡さんは「本当に必要なのは理解増進ではなく差別禁止だ」と強調する。

神奈川新聞社

1096OS5:2023/06/01(木) 11:24:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/57131b5dbabcde97e51bdfdc5e470ed3f4c90e2c
LGBT法案「三すくみ」 こう着状態で成立見えず
6/1(木) 7:07配信


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時事通信
 LGBTなど性的少数者への理解増進法案の国会審議が進まない。

 自民党と公明党、立憲民主党と共産党と社民党、日本維新の会と国民民主党の3グループが、それぞれ独自案を衆院に提出。「三すくみ」のこう着状態に陥っている。会期末が6月21日に迫る中、与野党から「今国会成立は困難」との声が漏れる。

 「成立に最大限努力してほしい」。公明党の山口那津男代表は31日の党会合で、所属議員にこうハッパをかけた。

 理解増進法案は、2021年に超党派の議員連盟がまとめた。しかし、自民保守派が「性的指向および性自認を理由とする差別は許されない」との文言に反発。提出に至らなかった経緯がある。

 自民は今回、議連案の「性自認」を「性同一性」、「差別は許されない」を「不当な差別はあってはならない」に修正し、公明とともに与党案として提出した。

 立民、共産、社民3党は、与党案について「超党派合意をほごにした」と批判。議連案をそのまま提出した。維新、国民両党の案は、与党案をベースに、「性自認」「性同一性」を共通の英語訳「ジェンダーアイデンティティ」に置き換えた。

 議員立法は原則、全会派一致での議決が慣例。しかし、各党はそれぞれの案を譲る気配がなく、審議入りすら見通せない状況だ。

 自民保守派は、与党案にも難色を示す。仮に与野党間で3案の一本化が図られても、自民内の審査は紛糾必至だ。このため、党内では「国民の関心は薄れており、たなざらしにすればいい」(中堅)との声が強まっている。

 「政府の対応は一貫している」。岸田文雄首相は30日、法案成立に向けて「合意形成を進めたい」と迫る山口氏に、こう応じるだけだった。

 これに対し、法案を審議する衆院内閣委員会理事を務める立民の青柳陽一郎氏は、同日の党会合で「与党は全く審議する気がないと思わざるを得ない」と不満をあらわにした。

 一方、維新は「こう着状態こそ存在感発揮のチャンス」(幹部)とみて、各党に審議入りを働き掛ける構え。ただ、突破口が開ける兆しはなく、維新と足並みをそろえる国民からも「3案も出てしまうと動かない。(次の国会で)仕切り直した方がいい」(幹部)との声が上がっている。

1097OS5:2023/06/04(日) 20:41:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6552ac41740de1657b898b0b7c661a1c1fe7efb
LGBT法案 首相無関心? 審議入り見通せず 自民中堅「あんな法律は成立しなくていい」
6/4(日) 18:32配信



北海道新聞
LGBT理解増進法案を巡る経過と今後の日程

 LGBTなど性的少数者への理解増進法案の審議入りがいまだ見通せない。自民・公明、立憲民主・共産・社民、維新・国民民主の3案がそれぞれ衆院に提出され、三すくみの膠着(こうちゃく)状態に陥っているからだ。会期末が21日に迫る中、法案に否定的な自民保守派からは「そもそも成立させる必要はない」との声も上がる。先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)開幕前の提出に固執した岸田文雄首相も、閉幕後には関心を寄せるそぶりはない。


 「(自公案は)自民内のかんかんがくがくの議論でようやくまとまった。違う形では今国会成立は期待できない」。公明の石井啓一幹事長は2日の記者会見で、今国会中に自公案を成立させるべきだと強調し、野党側に歩み寄りを求めた。

 自公案は、伝統的家族観を重んじる自民保守派に配慮し、2021年に超党派の議員連盟がまとめた法案の表現を修正。「性自認」を「性同一性」に、「差別は許されない」を「不当な差別はあってはならない」に修正し、サミット開幕前日に駆け込み提出した。立憲は「理念が後退した」と反発し、同日、共産、社民両党と原案の超党派案を共同提出。維新・国民民主は自公案をベースに「性同一性」を「ジェンダーアイデンティティ」に改めるなどした法案を共同提出した。

 議員立法を巡り「理念法が3案出るのは例が少ない」(国会関係者)。3案を同時並行で審議する案や修正して一本化する案が浮上するが、与野党の協議は進まない。仮に一本化すれば自民保守派が反発するのは必至。立憲の泉健太代表は2日の会見で、今国会の成立を求めてきたとした上で「自民党自身が問われている」と述べ、審議入りは自民次第との見方を示した。

 法案審議が進まないまま会期末を迎えた場合、仮に継続審議となっても衆院解散があれば廃案となる。自民内には法案そのものへの不満もくすぶり、中堅は「あんな法律は成立しなくていい」と断言。参院幹部は「選挙をにらみ、保守層を意識して審議に積極的になれない人も多い」とみる。

 会期延長しない場合、国会閉会まで3週間足らず。参院では、外国人の収容・送還ルールを見直す入管難民法改正案や防衛費増額のための財源確保法案など重要法案の採決を控える。LGBT法案で自公案を押し通そうとすれば野党の反発を生み、日程がさらに窮屈になる懸念もある。衆院の自民国対幹部は「参院の日程が厳しいのに、衆院で法案を通しても仕方ない」と話す。

 首相もサミット閉幕後の国会審議では「国会で議論が進むことを期待する」などと述べるにとどめる。立憲幹部は「与党は全く審議する気がない」と不満をあらわにした。

1098OS5:2023/06/07(水) 21:37:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/c418fc7af3af33ee0a708aeefb50bc120580bc92
LGBT法案廃案を…「女性スペース守る会」、性同一性障害者らが与野党に要請
6/7(水) 12:01配信


女性の権利保護を目指す「女性スペースを守る会」や性同一性障害者らでつくる「性別不合当事者の会」など4団体は7日、自民、公明、日本維新の会、国民民主の各党に対し、LGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案について、廃案を求める要請書を送付した。与野党から提出されている3案が9日に審議入りすることが決まっているが、4団体は、法案を成立させる場合は3案のうち、維新・国民民主案をベースにした修正を訴えた。

要請書は、法案について「男性器があるが女性という認識を持つ人(=トランスジェンダー女性)につき、女子トイレの利用を勧める効果を持ち、性犯罪目的の男までも『トランス女性のふり』で済むことから入りやすくなってしまう」として、女性や女児の安全確保に懸念を示した。

法案は▽与党案▽立憲民主、共産、社民の3党案▽維新と国民民主案─が提出されている。維新などは与党案をベースに「全ての国民が安心して生活できるよう留意」との条文を新設し、女性の権利侵害に対する懸念に対応。「性同一性」「性自認」については、それぞれの英訳である「ジェンダーアイデンティティー」に改めた。

要請書は、維国案に一定の評価をした上で、「ジェンダーアイデンティティー」に対し、「あいまいかつ主観的に過ぎる『性自認』とも読め、不適切だ」と指摘し、「性同一性」への修正を求めている。

与党案は、自己申告で性別を決める「性自認」ではなく、医学的知見で定める性同一性障害者を指すと読める「性同一性」を採用した。

1099OS5:2023/06/07(水) 21:39:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/097f884811f09409b77c888c32e96306ebe19511
LGBT法案、9日に採決へ 与党は今国会に成立させる方針を確認
6/7(水) 20:14配信

朝日新聞デジタル
与党案の「LGBT理解増進法案」を提出する自民、公明の議員団=2023年5月18日午後5時31分、国会内、相場郁朗撮影

 性的少数者に対する理解を広めるための「LGBT理解増進法案」をめぐり、与野党は7日、衆院内閣委員会で9日に審議入りし、その日のうちに採決することで合意した。自民、公明両党の幹部は国会内で会談し、法案を今国会で成立させる方針を確認した。

 同法案をめぐっては、自民・公明党案のほか、野党から2案の計3案が国会に提出されている。与野党の担当者は7日の協議で、9日に3案を横並びで審議、採決することを確認した。自民は与党案を採決する構えのため、立憲民主党は与党案が成立することに備え、付帯決議をつけて主張を盛り込むことを求めている。

 15項目ある付帯決議案で、特に強調するのが「性自認」という表現だ。同趣旨の自民・公明党案では「性同一性」と置き換えられているが、すでに「性自認」を用いる地方自治体の条例があることなどから、それらの表現を書きかえる必要がないことの「周知徹底」を求めた。

 自民の高木毅国会対策委員長は公明との会談後の記者会見で、同法案について「成立に向けて最大限努力することを確認した」と明らかにした。(松山紫乃、里見稔)

朝日新聞社

1100OS5:2023/06/07(水) 21:39:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/975ffe0f45656fc93f11e158267c7706ffe2a002
LGBT法案、9日に衆院内閣委採決 立憲が付帯決議案、焦点に
6/7(水) 19:18配信
 衆院内閣委員会は7日の理事懇談会で、LGBTQなど性的少数者への理解増進を目的とする議員立法「LGBT理解増進法案」について、9日に与野党提出の3法案を一括で審議入りさせ、同日中に採決することで合意した。立憲民主党は付帯決議案を提示。自民、公明両党は、与党案の条文修正には応じない構えで、今後は付帯決議の扱いが焦点となる。

 関係者によると、立憲が示した決議案は15項目。与党案が「不当な差別はあってはならない」との表現にとどまっていることを踏まえ、差別を禁止する海外の法制度について研究を推進し「必要な法制上の措置を講ずる」と明記。また、与党案が「性自認」を「性同一性」との表現に置き換えたことに関し、同法の施行によって現行条例などで用いられている「性自認」の文言を、「性同一性」に変更する必要がないと「周知徹底」することも求めた。

 与党は与党案を可決し、13日に衆院を通過させる方針。【畠山嵩】

1101OS5:2023/06/07(水) 21:40:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/888ffcd4de005cf6dc339d096451d11ede291aa7
LGBT法案提出も成立不透明 当事者「周回遅れ」 同性婚訴訟
5/31(水) 7:04配信


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コメント88件


時事通信
 LGBTなど性的少数者を巡っては自民、公明両党が今月、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)開幕を前に、理解増進法案の修正案を衆院に提出した。

 立憲民主党などが修正に反発しており、今国会での成立は不透明だ。同性婚の法制化や差別禁止法の制定を求めるLGBT当事者や支援団体からは、理解増進法案では不十分との声も上がっている。

 理解増進法案は2021年、性的少数者への理解を深めることを目的に、超党派の議員連盟がまとめた。自公両党は自民党保守派に配慮して「性自認」を「性同一性」に変更するなど文言の一部を修正した案を提出。立憲民主などは「後退だ」と批判して原案を提出しており、審議の行方は見通せない。

 当事者で認定NPO法人「虹色ダイバーシティ」(大阪市)代表の村木真紀さん(48)はこうした現状について「他国に比べ周回遅れだ」と批判する。

 国際人権法に詳しい青山学院大の谷口洋幸教授によると、同性婚が認められているのは34カ国・地域に上る。80以上の国・地域では性的少数者に対する差別禁止が法律に明記されているという。

 谷口教授は「国内でも同性婚を認めるべきだとの意見が多数あるのに、国民の理解不足を理由に議論を進めないのは論理的に成り立たない。法整備が遅れている責任を国民に転嫁するものだ」と指摘する。

 村木さんは「とにかく早く理解増進法を成立させ、同性婚など次に進めてほしい。当事者にとって法律は命に関わる」と話している。

1102OS5:2023/06/08(木) 18:27:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ef48b45e25aae939dd342259da787327c89d24d
「LGBT理解増進法案」三つの迷走ぶり その違いは?当事者「現状より悪くなる」
6/8(木) 18:01配信
「LGBT理解増進法案」が迷走している。2年前に自民を含めた超党派議連でまとめた法案を、与党が修正。元の案は立憲・共産・社民が提出。さらに維新・国民による独自の案の3案が提出されているのだ。性的マイノリティーへの理解を広げることを目的にした法案だが、当事者らからは「これほどまでに後退するとは」と嘆く声が聞こえてくる。

【写真】レインボーフラッグは日本の各地でも

「外圧」で進むも党内保守派の反発で先送り
自民を含む超党派の「LGBTに関する課題を考える議員連盟」が法案をまとめたのは2016年にまでさかのぼる。

海外で同性婚の法制化の動きが次々と起きたことや、2015年に東京都の渋谷、世田谷区で初めてパートナーシップ宣誓制度が導入されるなどの流れを受けたものだ。

しかしこの法案はその後5年「棚上げ」されていた。東京オリンピック・パラリンピックを前にした2021年、法案提出の機運が高まった。五輪憲章が、性的指向を含むいかなる理由の差別も受けない権利と自由をうたっているためだ。さらにこの年の3月、札幌地裁で同性愛者らに対して、「同性婚を認めないのは差別にあたる」とする初の判決が出たことも後押しとなった。

だが結局このときも、「伝統的家族観」を重視する自民党内の保守派議員からの強力な反発があり、国会提出は見送られた。

今年になって再び法案提出の動きがあったのは、広島で開催したG7サミットという「外圧」のためだった。
5月の開催を控え、G7の中で唯一、同性カップルに対して国として法的な権利を与えず、LGBTQに関する差別禁止規定を持たない議長国日本の対応が注目されていた。

そんななかで2月には荒井勝喜首相秘書官(当時)の「(性的少数者が)隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」という差別発言があり、岸田文雄首相が同性婚の法制化で「社会が変わってしまう」という国会答弁も、世界中から批判や反発が起きた。4月にはエマニュエル駐日米大使が、日本の取り組みを「米国の大使として、個人として気にしている」と発言した。

岸田首相はサミット前に議長国としての体面を保とうと法案提出を急いだ。だが、中身は保守派議員らの反発を受けないよう修正された。

1103OS5:2023/06/08(木) 18:27:40
「差別は許されない」→「不当な差別はあってはならない」に
与党修正案の主な変更点は三つある。

2021年に超党派でつくった原案(立憲・共産・社民が提出)にあった「差別は許されない」という記述を修正案は「不当な差別はあってはならない」に変えた。

また、原案の「性自認」は与党修正案ではすべて「性同一性」に変更。「自認の性で権利を認めれば、トイレや風呂で性を都合良く使い分け、犯罪につながるケースもある」などの主張に対応したという。

また、原案にあった性的少数者への理解を促す「学校の設置者の努力」の文言が削除された。「性教育だって十分にできていない」「子どもが混乱する」と複数の反発意見が上がったことに対応したものだという。

維新・国民民主案は、与党の修正案をベースに、「性同一性」に改めた部分は、日本語に訳す前の「ジェンダーアイデンティティ」に修正して「折衷案」だと主張する。

そのほか維新・国民案には「全ての国民が安心して生活できるよう留意する」との条文が新設。学校でのLGBTに関する教育・啓発の規定を「保護者の理解と協力を得て行う心身の発達に応じた教育または啓発」と明記されている。

また支援団体が啓発の取り組みとして原案にあった「民間の団体等の自発的な活動の促進」を削除した。

そもそも不十分な「理解増進」法案 独自案の根拠は「フェイクニュース」?
当事者や支援団体などは修正案や独自案を批判している。

LGBT法連合会の神谷悠一事務局長は、「2年前にできた原案に対しては、不十分だが、それでも一歩だということでかろうじて評価できると声明を出しました」と話す。「まさかこの最終段階で与党案の議論がこれほど後退するとは」

同連合会では、そもそも就職時の差別やいじめの問題、ハラスメントによる自殺などを防ぐためには、単なる啓発をうたう「理解増進法」ではなく「差別禁止法」が必要だと訴えてきた。

だが原案で理念として掲げられた「差別は許されない」というごく当たり前の文章すら「不当な」がつき、「不当でない」差別、許される差別があるかのようだという批判が上がった。国民民主党からは「多数派への配慮」という言葉も出てきていて、神谷さんは「当事者の方を向いていない。現状の改善どころか悪くなるのでは」という懸念も抱く。

さらに議員とのやりとりでは、「トランスジェンダーがトイレや公衆浴場に無理やり入ることでトラブルが起きる」「アメリカではLGBTの教育で混乱が起きている」などの声があり驚いたという。

「トランスジェンダーと犯罪を結びつけるフェイクニュースやデマを根拠にしたり、アメリカでの極右のバッシングを社会混乱として議論しているんです」。その結果維新・国民案では「全ての国民の安心」という条文の新設や「保護者の理解と協力」といった文言が追加されたとみている。

また同案では啓発の取り組みとして原案にあった「民間の団体等の自発的な活動の促進」を削除したのは、「支援団体が利権団体であるかのような発想ではないか」と批判する。

名古屋地裁では30日、同性婚を認めないのは「憲法違反」との判決が出るなど、性的マイノリティーの権利に関して前向きな動きもある。

だが神谷さんは、「そもそもこの法案に賛成している議員は同床異夢も。権利擁護の動きが進む中で、逆に押さえ付けるためにこの法案を使おうという発想もあるのでは」と警戒している。

1104OS5:2023/06/09(金) 22:15:17
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_WSVSNMQPDBOANGI7L6YNG2CJKQ.html
LGBT法案、維新・国民案丸のみで保守系取り込み
2023/06/09 19:51産経新聞

LGBT法案、維新・国民案丸のみで保守系取り込み

LGBT法修正案が可決した衆院内閣委員会=9日午後、国会・衆院第1委員室(春名中撮影)

(産経新聞)

9日の衆院内閣委員会で可決されたLGBTなど性的少数者への理解増進法案の与党修正案は、日本維新の会と国民民主党の法案の要点を取り込み、自民内の議論で表出した懸念点を払拭する形を取った。

同法案を巡っては、以前から、申告で性別を決める「性自認」の法令化の是非が焦点となってきた。トランスジェンダー女性(生まれつきの性別は男性、性自認は女性)にトイレや浴場、更衣室など女性専用スペースの利用に道を開きかねず、不安視する声が女性団体から上がっていた。

修正案は女性の安全や権利保護に配慮するため、維国案にあった「全ての国民が安心して生活することができることとなるよう、留意」との文言を盛り込んだ。その上で、政府に対し「その運用に必要な指針を策定する」と明記した。急進的なLGBT条例が各地で制定される状況を念頭に、国として一定の指針を設ける狙いがある。

与党案の「民間の団体等の自発的な活動の促進」との表現は削除した。特定の団体が行政からの補助金を受け続けるといった事態を防ぐ狙いがありそうだ。

与党案は、学校でLGBT教育を促進する条文も問題視された。幼少期に「性の多様性」を教えることで、法案の本来の目的であるいじめの防止などとは別に性観念が不安定な子供を混乱させかねないためだ。

維国案は、保護者の理解と協力の必要性を明記していた。修正案はこれを参考に「家庭および地域住民その他の関係者の協力を得つつ」と記述した。

一方、与党案は医学的知見で定める性同一性障害者を指すと読める「性同一性」を採用したが、修正案は「ジェンダーアイデンティティー」に置き換えた。「性自認」とも訳せる英語のため、一部の自民議員は問題視している。(奥原慎平)

1105OS5:2023/06/11(日) 00:46:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5454fe37dc7165764411992399fc845cab5d0be
自民、異例の土壇場合意 造反懸念で方針転換 維新存在感、立民は猛反発・LGBT法案
6/10(土) 7:12配信



時事通信
衆院内閣委員会でLGBT理解増進法案について答弁する自民党の新藤義孝政調会長代行(手前)=9日、国会内

 LGBTなど性的少数者への理解増進法案を巡り、自民党は9日、衆院内閣委員会の採決直前という土壇場で日本維新の会、国民民主党と修正合意を交わした。

【図解】LGBT理解増進法の各党案

 「幅広い賛同」を得る狙いに加え、そのまま採決に突入すれば、造反が続出しかねないとの危機感からだ。維新は次期衆院選へ存在感をアピール。「蚊帳の外」となった立憲民主党は反発を強める。

 ◇ガラス細工の与党案
 「何とか協力してもらえないか」。採決前日の8日の衆院本会議後、自民の萩生田光一政調会長は国会内の控室で維新の馬場伸幸代表に要請。馬場氏は「われわれの案が中心でなければ協力は一切できない」と応じ、修正協議が始まった。

 議員立法は全会一致が原則にもかかわらず、自民は当初、協議に否定的だった。保守派の不満が渦巻く中、党内審査をようやく通したのが与党案だったからだ。保守派が2021年の超党派議員連盟案の大幅修正を求める一方、公明党は骨格堅持を要求。与党案は両者に配慮し、「性自認」を「性同一性」に改めるなど微修正にとどめた。

 関係者によると、約1週間前、維新の音喜多駿政調会長が協議を打診しても、自民の新藤義孝政調会長代行は「与党案はガラス細工だ」と拒否。7日には与党案、立民・共産・社民党案、維新・国民案の3案を一本化しないまま9日に採決することを決めた。

 空気が一変したのは採決を翌日に控えた8日。維国案は与党案にない「全ての国民が安心して生活できるよう留意する」などの文言を盛り込んでおり、自民保守派には「維国案が一番」との声が広がっていた。代議士会で党議拘束を外すよう求める声が上がるなど、党内は「採決すれば造反が出る」(関係者)との懸念が一気に強まった。

 自民と維新の修正協議は終始維新ペースで進んだ。岸田文雄首相も党幹部と電話で連絡を取り合う中、自民は9日朝までに維新の要求を「ほぼ丸のみ」(関係者)し、委員会開始の30分前の国対委員長会談で、公明と国民を交えて合意内容を確認した。自民の世耕弘成参院幹事長は「(保守派が)賛成しやすい内容になった」と語った。

 ただ、採決が合意直後となったため、党内審査をやり直す時間はなかった。採決後、手続きに瑕疵(かし)はないかと記者団から問われた新藤氏は「党内審査で了解を得た範囲だ」と苦しい説明に追われた。自民は9日の採決時に保守派の委員を交代させるなど、造反の懸念はなおくすぶる。

 ◇「まれにみる汚点」
 一方、次期衆院選で野党第1党の座を狙う維新は勢いづいている。遠藤敬国対委員長は記者団に「自民党は助かったのではないか。朝から連打で感謝のメールが来る」と胸を張った。「これが実のある国会だ。暴れて実があるのか」と述べ、岸田政権への対決姿勢を強める立民を当てこすった。

 立民は対抗意識をむき出しにする。泉健太代表は記者会見で「本当に残念だ」と修正案を批判。安住淳国対委員長は記者団に、修正案が「性同一性」を「ジェンダーアイデンティティ」としたことに触れ、「田舎のおじいちゃん、おばあちゃんが分かるのか。保守政治家のやることではない。日本の法律史上まれに見る汚点だ」と非難した。

1106OS5:2023/06/12(月) 20:12:33
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_VMKY3SUG4ZLVPJ2UQE6D2454EY.html
LGBT与党修正案 13日衆院本会議で可決見通し 造反可能性も
2023/06/12 20:09産経新聞

LGBT与党修正案 13日衆院本会議で可決見通し 造反可能性も

LGBT法修正案が可決した衆院内閣委員会=9日午後、国会・衆院第1委員室(春名中撮影)

(産経新聞)

LGBTなど性的少数者への理解増進を目的とした法案の与党修正案は13日、衆院本会議で採決され、自民、公明、日本維新の会、国民民主の4党などの賛成多数で可決される見通しだ。衆院通過後は、参院内閣委員会で15日に審議、採決が行われ、16日の参院本会議で成立する公算が大きい。ただ、自民内には修正案についても問題視する声があり、13日の採決で造反者が出る可能性がある。

修正案は日本維新の会と国民民主党が独自に提出していた法案を事実上、与党が「丸のみ」した。与党案で「性同一性」としていた用語を「ジェンダーアイデンティティー」(GI)に置き換えるなどの変更を加えた。

法案を巡る懸念として指摘されている女性の権利や安全の保護については、与党案よりも改善されたとの見方が一部にあるものの、自民内にはなお「細部が詰められていない欠陥法案」といった批判がある。

1107OS5:2023/06/25(日) 09:16:44

松浦大悟が載ってないなど、情報としてはいまいちな気がしますが。
この団体=尾辻かな子に好意的な人だけ載せてる感じですかね

https://lgbtjapan.org/blog/lgbt/600/
日本の選挙におけるトランスジェンダー等の候補者、議員
投稿日時: 2023年4月25日
日本の選挙においてトランスジェンダー(性同一性障害)等を公表した上で立候補された方々(LGBT政策情報センター調べ)
公認候補のみ政党名記載

2003 
世田谷区 上川あや(MTF) 当選 

2005 
衆議院 茨城3区 猿田玲 (FTM) 社民党 落選

2007 
世田谷区 上川あや(MTF) 再選(2)
四日市市 小路ゆかり (MTF)  落選
守口市 永瀬ユキ (MTF)  落選

2011 
世田谷区 上川あや(MTF) 再選(3)

2015 
世田谷区 上川あや(MTF) 再選(4)
名古屋市 安間ゆき(MTF)落選

2017 
入間市 細田智也 (FTM) 民進党 当選 

2017 
尼崎市 森村さやか(MTF)落選

2017 
根室市 保坂いずみ(MTF)当選 

2018 
根室市長選挙 保坂いずみ(MTF)落選
東松山市長選挙 安富歩(女性装)落選

2019
亀岡市 赤坂マリア(MTF) 当選  → 2023 市議選不出馬
北海道議(札幌市東区) 渕上綾子 (MTF)  立憲民主党 当選
新宿区 依田花蓮 (MTF)  当選
新宿区 高月真名 (MTF)  共産党 当選
世田谷区 上川あや(MTF) 再選(5)
生駒市 和泉美鈴 (MTF)  共産党 落選
参議院 全国比例 安富歩(女性装)れいわ新選組 落選

2021 
入間市 細田智也 (FTM) 再選(2) 

2022 
愛媛県松山市 渡邉啓之 (MTF)  当選 無所属で当選後、国民民主党追加公認★
参議院 全国比例 依田花蓮 (MTF) れいわ新選組 落選
新宿区長 依田花蓮 (MTF) 落選

2023  
京都府議(亀岡市) 赤坂マリア(MTF) 落選
埼玉県議(入間市) 細田智也(FTM)落選
北海道議(札幌市東区) 渕上綾子 (MTF)  立憲民主党 再選(2)★
旭川市 むつきもえ (MTF) 落選
春日井市 小嶋小百合(MTF)当選 ★
世田谷区 上川あや(MTF) 再選(6)★
新宿区 高月真名 (MTF)  共産党 再選(2)★
長崎市 都留 康敏(MTX)維新 当選 ★

★は現職(2023年4月25日現在)FTM 0名 MTF 5名 MTX 1名

1108OS5:2023/10/25(水) 18:23:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2bb016bcd4d0dc3c8494b0f972c823e74b06a81
性別変更の手術要件「違憲」 生殖不能求める規定「過酷な選択迫り無効」 二審に差し戻し・最高裁大法廷
10/25(水) 15:17配信
時事通信
性別変更裁判で弁論に臨む戸倉三郎最高裁長官(奥中央)ら=9月27日、最高裁大法廷

 戸籍上の性別を変更する際、生殖能力をなくす手術を事実上の要件とする性同一性障害特例法の規定は違憲かが争われた家事審判の特別抗告審で、最高裁大法廷(裁判長・戸倉三郎長官)は25日、「身体的侵襲が強い手術を受けるか、性別変更を断念するかという過酷な二者択一を迫るものだ」として規定を「違憲、無効」とする決定をした。

 裁判官15人全員一致の意見。最高裁が法規定を違憲とするのは戦後12例目で、国会は見直しを迫られる。

 同規定の外観に関する要件については二審に差し戻した。裁判官3人は「外観の要件も違憲で、申立人の性別変更を認めるべきだ」とする反対意見を述べた。今後、改めて申立人の性別変更を認めるかが審理される。

 申立人は出生時の性別と性自認が異なるトランスジェンダーで、女性として生活している。

 審判では、特例法が定める5要件のうち、「生殖腺がないか、生殖機能を永続的に欠く」(生殖不能要件)と、「移行する性別と外観が似ている」(外観要件)の2点が争われた。これらの要件は事実上、生殖腺除去手術と外観手術を求めているとされる。

 申立人は性同一性障害と診断され、長年のホルモン療法で生殖機能は低下し、外観も変化。2019年、「手術なしでも要件を満たしている」として家裁に女性への変更を申し立てたが、家裁と高裁支部は20年、生殖不能要件を「合憲」とし、外観要件については判断せずに退けた。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/06bfae7b4e60bb27fe4b505a4ddcd0b2d3251140
戸籍上の性別変更、認められたのは20年間で1万人超
10/25(水) 18:14配信

産経新聞
最高裁判所(伴龍二撮影)

戸籍上の性別を変更する際に生殖能力をなくす手術が必要だとする性同一性障害特例法法の規定について、最高裁は25日、規定を「違憲」と判断した。自認する性別が出生時と異なるトランスジェンダーの人が同法に基づき戸籍上の性別を変更するケースは、年々増加している。


最高裁によると、全国の家庭裁判所などで性別変更が認められたのは特例法の施行翌年の平成17年には229人だったが、令和元年は過去最多の948人に。その後も年間600〜800人台で推移し、令和4年までの累計で1万1919人にのぼっている。

一方、生殖機能をなくす手術要件を巡っては、2014(平成26)年に世界保健機関(WHO)などが手術の強要は人権侵害で、自己決定や人間の尊厳の尊重に反するとして廃絶を求める共同声明を発表。海外では要件としない国も増えている。

1109OS5:2023/10/25(水) 18:24:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/dba5f2252dd17b4a4c9d6cc4ab9f2e0a254919a3
生殖不能手術要件は「違憲」 性別変更規定巡り最高裁が初判断、4年前から変更
10/25(水) 15:28配信
産経新聞
最高裁

性同一性障害の人が戸籍上の性別を変更する際に生殖能力をなくす手術が必要だとする法律の規定の合憲性が争われた家事審判の特別抗告審で、最高裁大法廷(裁判長・戸倉三郎長官)は25日、規定を「違憲」と判断した。裁判官15人全員一致の結論。4年前に「合憲」とした最高裁判断を変更。国は規定の見直しを迫られることになる。最高裁が法令を違憲としたのは12例目。

性同一性障害特例法は、複数の医師から性同一性障害の診断を受けた上で、①18歳以上②結婚していない③未成年の子がいない④生殖腺がないか生殖機能を永続的に欠く状態⑤変更後の性別の性器に似た外観を備えている-の5つの要件を全て満たせば、性別変更できると定めている。

④を満たすには精巣や卵巣を摘出して生殖能力をなくす手術が欠かせず、⑤についても外観の手術が必要となるケースが多いとされる。

家事審判の申し立て人は、戸籍上は男性だが性自認は女性の社会人。手術は心身や経済的な負担が大きく、ホルモン治療などにより手術なしでも要件を満たしていると訴えた。1、2審段階では④の規定を理由に性別変更を認めず、⑤については判断していなかった。

大法廷は25日付の決定で、④の規定について違憲と判断。⑤については憲法適合性を判断せず、審理を2審に差し戻した。

④の規定を巡っては、最高裁第2小法廷が平成31年1月、手術せずに性別変更前の生殖機能で子が生まれると「社会に混乱を生じさせかねない」として「現時点では合憲」と指摘。ただ「社会の変化などに応じ変わりうる」としていた。

今月に入り、女性から男性への性別変更を求めた別の家事審判で静岡家裁浜松支部が④の規定を違憲とする初の司法判断を出していたが、下級審への拘束力はなく、15人の裁判官全員で審理する最高裁大法廷の判断が注目されていた。

1110OS5:2023/10/25(水) 18:24:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/8db818b69805a68e6690835cda6d4b97bad1d00f
「性別変更の条件に生殖不能手術」特例法は違憲 最高裁決定
10/25(水) 15:12配信
毎日新聞
最高裁判所=東京都千代田区隼町で、本橋和夫撮影

 生殖機能を無くす手術を性別変更の条件とする性同一性障害特例法の要件の憲法適合性が争われた家事審判で、最高裁大法廷(裁判長・戸倉三郎長官)は25日、生殖不能手術要件は個人の尊重を定めた憲法13条に反し、無効とする決定を出した。最高裁が法令を違憲とするのは史上12例目で、性的少数者(LGBTなど)の権利に関しては初めて。国会は特例法の見直しを迫られる。

【写真】性的少数者に差別的な冊子 自民に抗議署名5万筆

 最高裁は2019年1月、性別変更後に変更前の生殖機能で子どもが生まれれば、親子関係で社会に混乱が生じる恐れがあるとして生殖不能手術要件を合憲と判断していた。この際は裁判官4人の小法廷による決定だったが、裁判官全15人が審理に参加する大法廷で憲法判断を変更した。

 申立人は、戸籍上は男性で女性として日常生活を送るトランスジェンダーで、男性から女性への性別変更を求めた。申立人側は、生殖不能手術要件の他に、変更後の性別の性器に似た外観を備えると定めた外観要件も違憲、無効と主張した。

 大法廷は、外観要件については2審の審理が不足しているとし、憲法判断を示さないまま審理を2審に差し戻した。申立人の性別変更が認められるかは結論が持ち越された。

 下級審は最高裁の判断に拘束されるため、生殖不能手術を受けていない人が今後、性別変更を望んだ場合、他の要件を満たしていれば性別変更を認めることが可能となる。ただ、外観要件は維持されるため、変更後の性別の性器に近づける適合手術が必要となるケースは残るとみられる。【遠藤浩二】

 ◇性同一性障害特例法

 戸籍上の性別を変えるための手続きを定めた法律。複数の医師から性同一性障害と診断された上で家裁に審判を申し立て、①18歳以上②現在結婚していない③未成年の子どもがいない④生殖機能が無い⑤変更後の性別の性器に似た外観を備える――の5要件を全て満たせば性別変更が認められる。議員立法で2004年に施行され、22年までに約1万2000人が性別を変えた。

1111OS5:2024/02/16(金) 16:34:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/54eb8654ff41d7155a5b807d1d9b96d9d69a2ab7
ギリシャ、同性婚認める 正教国家で初めて
2/16(金) 10:05配信
共同通信
15日、ギリシャ議会の同性婚法案可決を喜ぶ人たち=アテネ(AP=共同)

 【ローマ共同】ギリシャ議会は15日、同性間の結婚や同性婚カップルの養子縁組を認める法案を賛成多数で可決した。欧米メディアによると、保守的な正教会が大きな影響力を持つ国で初めて同性婚が認められた。

 ギリシャでは、2015年に同性カップルにも相続や社会保障などで男女間の結婚に準ずる法的保障を与える制度が認められた。同性婚には抵抗が根強く、信者が人口の約9割を占めるギリシャ正教会も強硬に反対してきた。

 地元メディアによると、中道右派の与党、新民主主義党の一部議員が法案に反対や棄権票を投じたが、左派野党が賛成に回った。代理出産は反対の声が大きく、法案に盛り込まれなかった。

1112名無しさん:2024/03/15(金) 00:31:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/b38c182afb12b6b41f23d5e41893427c3962c01b
同性婚で定まらぬ司法、東京地裁判決は「違憲状態」 今後の上級審判断に注目
3/14(木) 21:31配信
同性同士の結婚を認めない民法などの規定が憲法違反になるかが争われた訴訟で、初の控訴審判決となった14日の札幌高裁判決は、規定を「違憲」と判断した。同日の東京地裁判決で出そろった1審判決は「合憲」1件、「違憲状態」3件、「違憲」2件と結論が分かれている。いずれも賠償請求は退けているが、同性カップルの家族の在り方を巡り、司法は難しい判断を迫られている。(滝口亜希)


一連の訴訟は、同性カップルなどが全国の5地裁に計6件起こした。

主に争われたのは、異性間の婚姻を前提とした民法や戸籍法の規定が、「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」とした憲法24条1項▽「婚姻や家族に関する法律は個人の尊厳に立脚して制定する」とした24条2項▽「法の下の平等」を定めた14条1項-に違反するかだ。

■「重要な人格的利益を剝奪する」

14日午前に言い渡された東京地裁判決は、同性カップルが婚姻と同様の利益を享受するための制度も設けられていないことは「自己の性自認や性的指向に即した生活を送るという重要な人格的利益を剝奪するものだ」と指摘し、24条2項に「違反する状態にある」と判断。一方、24条1項と14条1項に違反するとの主張は認めなかった。

これに対し同日午後の札幌高裁判決は、現行制度が3つの条文すべてに違反するとし、一連の訴訟では初めて24条1項についても違反を認定。踏み込んだ判断を示した。

■「両性」との文言のみにとらわれず

高裁は、24条1項にある「両性」との文言のみにとらわれるのではなく「個人の尊重がより明確に認識されるようになった背景のもとで解釈することが相当」と指摘。24条2項の趣旨や諸外国での同性婚の広がり、国民の意識調査なども検討。異性間にしか婚姻を認めず、同性カップルに代替措置も用意していない現行制度は「合理性を欠く」とした。

その上で、日々、不利益を受ける同性愛者らへの対策を急ぐ必要があり、異性間と同様の婚姻制度を適用することも含めて「早急に真摯な議論と対応をすることが望まれる」とした。

一連の訴訟は今後も上級審の判断が続くことになり、司法判断が注目される。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ff0198d3259c8f8d229bace08419f522ad8402a9

同性婚訴訟、高裁初の違憲判断 裁判長「異性間と同程度に保障」
3/14(木) 19:56配信

 同性同士の婚姻を認めていない現行制度が憲法に反するかどうかが争われた訴訟の控訴審判決で、札幌高裁は14日、違憲と判断した。平等原則を定めた憲法14条、婚姻の自由を定めた憲法24条1項、個人の尊厳と両性の平等に基づいた家族法の制定を求める24条2項に、いずれも反しているとした。全国5地裁に6件起こされた同種訴訟では初めての高裁判決で、憲法24条1項に違反するとの判断は地高裁を通じて初めて。

【図解】法律婚、事実婚、パートナー証明の違い

 高裁の斎藤清文裁判長は「同性間の婚姻の自由は個人の尊重にかかわる重要な法的利益」と述べた。ただし、現行制度が違憲であることが明白だったとは言えないとして、国会が立法措置を怠っていたとまでは認めず、1審・札幌地裁判決(2021年3月)と同様に、同性カップル3組6人が求めた国の賠償責任を否定した。

 控訴審で国側は、憲法24条1項に「両性」や「夫婦」といった文言が用いられていることから、1項が保障する婚姻の自由が及ぶのは、異性カップルのみだと主張していた。

 これに対して高裁は、1項について「人と人との自由な結びつきとしての婚姻も含むものであり、同性間の婚姻も異性間と同程度に保障している」と明言。さらに「現行制度によって同性愛者は婚姻による社会生活上の保障を受けられていない」と述べ、24条2項が定める「個人の尊厳」が損なわれているとし、現行制度は24条1項、2項のいずれにも反するとした。

 また、異性愛者は異性と婚姻できるのに、同性愛者は同性と婚姻できないため、婚姻によって得られるさまざまなメリットが受けられていないとし、これらは「合理性を欠く差別的な取り扱いだ」として憲法14条違反も認めた。

 14日は東京地裁でも同種訴訟で最後となる1審判決の言い渡しがあり、飛沢知行裁判長は「同性カップルは婚姻や類似制度がないことによって税、社会保障の優遇措置や、2人の関係を公に証明されるといった利益を一切受けられていない」とした。ただ、具体的な制度設計は国会の立法裁量だとし、24条2項に違反する状態だと判断した。賠償請求は棄却した。

 1審の憲法判断の内訳は、札幌、名古屋両地裁の2件が「違憲」、東京地裁の2件と福岡地裁の計3件が「違憲状態」、大阪地裁が「合憲」となった。【金将来、巽賢司】

1113OS5:2024/03/26(火) 23:42:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8405aa4b69be69fa07d3efb975883a824a32ceb
同性カップルの法的保護、広がるか 犯罪給付金で最高裁「対象」
3/26(火) 21:02配信


毎日新聞
同性カップルが犯罪被害者給付金を受給できるかが争われた訴訟の上告審判決を受け、「同性パートナーを犯罪被害者遺族と認める」と書かれた紙を掲げる原告の内山靖英さん(中央)と原告側弁護団ら=東京都千代田区で2024年3月26日午後3時52分、前田梨里子撮影

 犯罪被害者給付金の支給対象に事実婚状態の同性カップルも含まれるとの初判断を示した26日の最高裁判決は、犯罪被害者らの被害の軽減と、早期の生活再建を目的とした犯罪被害者等給付金支給法(犯給法)の立法趣旨を重視し、同性カップルも受給対象に含まれるとの解釈を導いた。同性カップルが性別を理由に不利益を受けている他制度でも今回と同様の解釈が可能か、国は検討を迫られそうだ。

【写真特集】判決を受け記者会見する原告

 国民年金法では、遺族基礎年金や寡婦年金の支給対象に事実婚パートナーを含むと規定。健康保険法や育児・介護休業法でも、保険給付や介護休業を申請できる対象に事実婚パートナーが含まれている。

 だが、民法や戸籍法は異性婚を前提としているため、行政の現場では、同性カップルが長年生活を共にしていたとしても事実婚とみなされず、法的保護の網からこぼれ落ちている現状がある。

 判決は、同性パートナーを犯罪被害者給付金の支給対象に含める理由として、犯罪被害のダメージの軽重は性別で変わらないとした。一方で、林道晴裁判長は補足意見で「あくまでも犯罪行為で不慮の死を遂げた遺族らの支援という特有の目的で支給される給付金についての解釈」と強調。他制度にも同様に適用できるかは制度ごとの検討が必要とする慎重姿勢も示した。

 京都産業大の渡辺泰彦教授(家族法)は今回の判決が与える影響について、「同性カップルが他の給付金を申請した場合、行政側が申請を認めないためには『犯給法とはここが違う』という合理的な説明をしなければならなくなる。同性カップルに法的保護を認める必要性は徐々に浸透しており、今後もこの流れは続くだろう」と話した。【遠藤浩二】

1114OS5:2024/03/26(火) 23:43:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/b531aad2aac6693f68c5914c62f044ef1c27a3d9
犯罪遺族給付「同性パートナーも支給対象」 最高裁が初判断、審理差し戻し
3/26(火) 19:44配信
産経新聞
最高裁判所=東京都千代田区

同性パートナーを殺害された内山靖英(やすひで)さん(49)が、遺族として「犯罪被害者給付金」を受給する資格があるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は26日、同性も「支給対象になり得る」との初判断を示した。同性は支給対象外とした2審名古屋高裁判決を破棄し、審理を差し戻した。内山さんが支給対象になるか、改めて審理される。

【写真】最高裁前で笑顔で垂れ幕を掲げる原告の内山靖英さんら

5人の裁判官のうち今崎幸彦裁判官は「同性は支給対象に含まれない」との反対意見を述べた。

犯罪被害者給付金支給法は、給付金の受給対象に「事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を含む」と規定。内山さんは約20年間同居したパートナーの男性を殺害されたが、愛知県公安委員会は給付金を不支給とした。

同小法廷は、制度の目的は「遺族の精神的、経済的打撃を早期に軽減すること」で、その必要性は異性カップルか同性カップルかで「ただちに異なるものではない」と指摘。同性だけを理由に支給対象外とすることは、同法の趣旨に照らして「相当でない」とした。

1115OS5:2024/03/28(木) 23:09:23


3004 :OS5 :2024/03/28(木) 23:08:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/55df94c6fa90a2e991f51a72f124ef2550a7627a
タイ国会下院、同性婚を認める法案可決 実現すればアジアで3例目
3/28(木) 18:30配信

朝日新聞デジタル
バンコクで2023年6月、性的少数者の行進で、シンボルカラーの巨大な旗を掲げる参加者ら=AP

 タイの国会下院は27日、同性婚を認める法案を賛成多数で可決した。同性カップルに男女の夫婦と同等の法的権利を認める内容。ロイター通信によると、上院の承認などを経て実現すれば、台湾、ネパールに続きアジアで3例目となる。


 地元紙によると、同性婚は原則18歳以上で、相続や税控除、社会保障などの面で従来の結婚と同様の権利が認められる。相手の不倫による離婚や、その場合の慰謝料支払いなども規定する。AP通信は、これまで「男性と女性」「夫と妻」としていた法律上の表現が「両個人」「婚姻パートナー」と言い換えられると報じた。

 この法律は「結婚平等法」と呼ばれ、賛成400、反対10の圧倒的多数で可決された。法の施行までには、上院での可決と国王の同意が必要となる。上院の任期は5月11日までで、その後に選挙が予定されているため、その前に可決できるかは見通せていない。

 タイはLGBTなどの性的少数者に寛容な国柄で知られ、LGBTの外国人を対象とした観光にも力を入れてきた。セター首相は27日、X(旧ツイッター)に投稿した声明で「法案可決はタイ社会の総意であり、誇りだ」と述べた。

 ただ、人口の5%弱を占めるイスラム系住民は法案に反発している。イスラム教徒が多い南部に地盤を置く政党は「この法律はイスラム教の原則に反し、イスラム教徒のタイ人の生活様式に影響を与える」との声明を出した。(バンコク=武石英史郎)

朝日新聞社

1116OS5:2024/04/22(月) 10:01:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c95a9ae7059cd2f9a92a1f7d0b4a00e231f636b
「変わるまで、あきらめない」30年の節目 東京レインボープライド
4/21(日) 19:00配信
 性的少数者(LGBTQ+)や支援者が集い、差別のない社会をめざす国内最大級のイベント「東京レインボープライド」が20、21の両日、東京・渋谷で催され、21日のメインイベントのパレードには性的少数者の象徴である虹色の旗を掲げるなどした約1万5千人(主催者発表)が参加した。

 米国で生まれた、性的少数者らによるパレードが日本で初めて東京で開かれて30年。同性婚を認めない民法などの規定について札幌高裁が3月に高裁初の違憲判断を示すなど、社会の価値観は大きく変化している。一方、差別や偏見はなお根強く、性的少数者をとりまく課題解決に向け、政治には後ろ向きな姿勢も目立つ。こうした状況もふまえ、今年は「変わるまで、あきらめない」をテーマに掲げた。(根岸拓朗)

朝日新聞社

1117OS5:2024/05/28(火) 20:04:09

8628 :OS5 :2024/05/28(火) 20:03:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c8d2a40ce607c5e38d5159e1da87b9c164f6a67
大村市長「自治体の裁量範囲内」 続柄「夫」と記載の住民票交付で
5/28(火) 17:45配信

共同通信
記者会見する長崎県大村市の園田裕史市長=28日午後、市役所

 男性カップルに、事実婚関係であることを示す「夫(未届)」と続柄欄に記載した住民票を交付した、長崎県大村市の園田裕史市長は28日、市役所で記者会見し、記載は「自治事務として市の裁量の範囲内で対応した」と説明した。一方で「一般的な事実婚と同様という認識はない」とも述べ、事実婚の異性カップルと同様に権利を保護するかどうかは、行政機関などごとに判断するとの考えを示した。

 市によると、男性カップルの関係は「内縁の夫婦に準ずる」と判断。昨年導入したパートナーシップ宣誓制度の受領証の所持を確認した上で2日、「夫(未届)」の続柄で世帯合併を受理した。

1118OS5:2024/06/22(土) 10:13:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/77afd383aa0060c66802ebb21afcdd6bda616f4d
女性同士の子にも「父子関係」 最高裁判決、ポイントは子の利益
6/21(金) 20:43配信

毎日新聞
姉妹の父子関係を巡る司法判断

 性同一性障害特例法に基づいて男性から性別変更した40代女性が、自身の凍結精子を使ってパートナーの30代女性との間にもうけた次女を認知できるかが争われた訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷は21日、認知を認める判決を言い渡した。尾島明裁判長は「血縁上の父子関係があるのに、性別を理由に認知が妨げられるのは、子の福祉や利益に反する」と述べた。裁判官4人全員一致の意見。

 ◇訴訟になるまでに何が

 40代女性は次女の法律上の父となった。男性から女性に性別変更した血縁上の父と、性別変更後に生まれた子の父子関係を認める司法判断は初めて。

 40代女性は2018年冬に性別を変更した。性別変更前に自身の凍結精子でパートナーが長女を出産し、性別変更後の20年に凍結精子で次女が生まれた。

 40代女性は子2人の父だとする認知届を自治体に出したが、受理されず、子2人が40代女性に認知するよう求める訴訟を起こした。

 ◇1審、2審判断を覆した最高裁

 1審・東京家裁判決(22年2月)は長女、次女のいずれも認知できないと判断。2審・東京高裁判決(22年8月)は40代女性の性別変更前に生まれた長女のみ認知できるとした。長女についての判断が確定し、次女が上告していた。

 小法廷は、認知の訴えが血縁上のつながりを要件として父子関係を認める制度であることに着目。血縁関係があるのに父子関係が認められなければ、子は監護や養育を受けられる法的立場を得られず、相続人にもなれないとした。

 ◇重視したのは「子の福祉」

 性同一性障害特例法は未成年の子がいないことを性別変更の要件としており、最高裁が判決との整合性をどう説明するかも注目されていた。小法廷は要件の目的は子の福祉への配慮で、要件を理由に次女を認知できないのはかえって子の福祉に反すると述べた。

 三浦守裁判官は補足意見で、03年の特例法制定時から、性別変更後に生殖補助医療で子が生まれる可能性は立法関係者の間で認識されていたとし、「法整備が必要な状況にありながら年月が経過し、既に現実が先行している」と指摘した。【巽賢司】

1119OS5:2024/10/02(水) 20:37:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/addfd928af7c04423b7f30150a9158d2601da6d0
賃貸物件に「LGBT不可」表示 不動産会社「人的過誤」修正対応へ
10/2(水) 10:00配信

朝日新聞デジタル
昨年に福岡市内で行われた性的少数者らの祭典「九州レインボープライド」でのパレードでは、多様性をうたって多くの旗が掲げられた(記事の内容とは関係ありません)

 福岡市内の不動産会社が扱う賃貸物件の紹介資料で、入居者の募集条件に「LGBT不可」という項目が表示されたケースが複数あることが確認された。性自認や性的指向により入居を受け入れないと読みとれるような表記に対して、当事者を中心に落胆や戸惑いの声があがっている。会社側は「不適切だった」として、対応に動いている。

【写真】「LGBT不可」と書かれた資料は当事者の手にも渡った。「ペット相談(犬)不可」と並び「LGBT不可」と書かれているのを見て「犬や猫と同じか」とショックを受けた

 昨年2月、福岡市内に住む30代の男性は、住まい探しで訪れた不動産会社の店舗で、賃貸物件の間取り図や賃料などを記した資料に「LGBT不可」と記されているのを見て、言葉を失った。

 男性は、同性のパートナーとの将来的な同居に向けた相談もできると思い、支援に熱心なこの会社を選んだ。「当事者の目に触れたらどう感じるか、考えてほしかった」と振り返る。

 この会社は朝日新聞の取材に対し、今年9月に初めて把握したとしたうえで、「LGBT不可」と物件資料に記載されていたことは「不適切で、誤解を招く事態だった」とコメントした。

 同社によると、大手不動産情報サイトが2017年ごろに導入した「LGBTフレンドリー」という検索条件に対応するため、数年前に自社の物件管理システムを改修した。

 物件の担当者がシステムに入力する際、オーナーからLGBTカップルの同居承認を得た物件は「可」とした。オーナーが否定的なところや、確認が取れていない物件は「不可」としていた可能性があるという。

 もともと、入力内容は客に提供する資料に記載の想定はないが、同社は「社内で取り扱いが十分に徹底されていなかった」ために今回の事態になったとみる。

 「人的過誤によるもので、LGBTを差別する意図は一切ない」としたうえで、同社は社内システムの改修を進めている。

朝日新聞社

1120OS5:2024/12/04(水) 12:57:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/d65af80c204dc63e88041e0bdc4ebd1130c27f84
「LGBTは家主に相談必要」沖縄の不動産会社、同意書に明記 差別の意図ないと説明しているが… 識者から疑問の声
12/4(水) 11:57配信


沖縄タイムス
「LGBTの方は家主への相談が必要になります」と書かれた契約申し込みの同意書

 沖縄本島中部の不動産会社が、契約申し込みの際の同意書で「LGBTの方は家主への相談が必要になる」と明記していることが分かった。同社は「差別の意図はなく問題はない」としているが、識者からは疑問の声が上がっている。(社会部・豊島鉄博)

妊婦、入居探し電話100回 外国人理由に契約拒否相次ぐ 大家の本音は

 本島中部の20代男性は11月、中部地域のアパートで内覧を終えて、同意書を受け取った。

 帰路の車内で読むと「外国人の方の入居は原則お断り」「精神疾患や健康状態に問題のある方は家主への相談が必要になる」といった項目と並んで、LGBTの人は家主への相談が必要と書かれていたことに、ショックを受けた。ゲイである男性は、契約しないことにした。

 男性は「なぜ入居する際にいちいち性自認を伝える必要があるのか」と疑問視。その上で「そもそも、LGBTQだから性格に影響があるとか、そういうことでは全くないはずだ」と指摘した。

 不動産会社によると、以前は同意書に「LGBTの方は原則お断り」と記していたが、数年前に複数のメディアで報道されたことを受けて、大家側とも調整し、現在の表現に変更した。大家側がLGBTを理由に、入居を断った事例は現時点ではないという。

 取材に対して「あくまでも、どういった方が入居するかを大家に報告するために明記しているもので、問題はない。差別や偏見の意図はない」と説明した。

 性的マイノリティーの情報を発信する一般社団法人「fair」代表理事の松岡宗嗣さん(30)は、同意書に明記することに対して「不当に入居を断られる可能性を示し、『LGBTの人を差別しても問題ない』というお墨付きを与える効果がある」として、紙などに文言として記載するべきではないとする。

 不動産業界内でLGBTへの差別や偏見は、今も根強いとして、理解を深める必要があると指摘。その上で、そもそも国内には不動産業界で差別をしてはいけないと禁止する法律はないとも強調。「根本的な法整備が必要だ」と訴えた。

■沖縄県、LGBTを賃貸住宅の「要配慮者」に指定せず 47都道府県で唯一
 国は誰もが安心して賃貸住宅に住める社会の実現を目指して「住宅セーフティーネット」制度を設け、高齢者や障がい者、外国人などを「住宅確保要配慮者」に指定している。各都道府県が定める住宅の供給促進計画で、LGBTを「要配慮者」に加えるかは各自治体に委ねられているが、47都道府県で指定していないのは沖縄だけとなっている。

 なぜ沖縄県は追加していないのか。県住宅課によると、県の計画を2021年度に改定した際、高齢者やひとり親家庭の支援拡充が主な議題となり、LGBTの議論が進まなかった。

 計画は5年ごとに見直されていて、次回は26年度に改定予定。外部の検討委員とも協議の上、追加指定するか検討するという。

 担当者は「意図的に追加しなかったわけではない。今後追加していく方向ではある」と強調。県や不動産関係団体などでつくる「県居住支援協議会」で、LGBTの対象者向けの相談も受け付けているとした。

 国交省は、LGBTの人の入居に関して、大家らに「正しい知識や理解の下、大切なお客さまとして受け入れていく姿勢が求められる」と、インターネット上などで理解を促している。

 ただ、昨年6月に施行されたLGBT理解増進法では、性的指向などを理由にした「不当な差別はあってはならない」ことが基本理念に据えられているものの差別の禁止規定はない。性的指向や性自認を理由に、民間賃貸住宅への入居を拒否することを直接禁止する法律がないのが現状だ。

 琉球大大学院教授の矢野恵美さん(ジェンダー法)は、基本的には包括的な差別禁止法が必要と指摘。その上で、県が性の多様性尊重宣言「美ら島 にじいろ宣言」を出している点も踏まえ、LGBTなどの性的少数者を要配慮者に指定していないことは「宣言の趣旨にも反する」と強調する。

 都道府県レベルで同様の宣言は多くはないといい、「沖縄から、社会を変えていける部分はある。県にはリーダーシップを取ってもらいたい」と話す。

1121OS5:2025/01/27(月) 22:05:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/88021254b1d94648e53e9eb4e3202f9e50ee90be
石破首相、夫婦別姓より旧姓通称使用も支持か…同姓・別姓「折衷案もあり得べし」
1/27(月) 21:28配信

読売新聞オンライン
石破首相

 石破首相(自民党総裁)は26日放送のインターネット番組で選択的夫婦別姓制度の導入を巡り、同姓維持と別姓容認の両論を挙げ、「どちらの考え方にも偏れないとすれば、折衷案もあり得べしと思っている」と述べた。旧姓の通称使用を拡大すべきだとの認識を示したものとみられる。

 「総裁になる前は夫婦別姓にすべきだと思っていたが、党をまとめる立場になると、『俺の考え方にみんなついてこい』という話にはならない」とも強調した。

 また、27日の国会答弁では、「国民の関心が極めて高いテーマで、いつまでも結論を先延ばししてよい問題とは考えていない」と改めて語った。

 立憲民主党の野田代表は代表質問で、首相は選択的夫婦別姓に賛成だったとして、「その立場から党内の意見集約にリーダーシップを発揮したらいかがか。総裁選中に言ったことの実現に一歩踏み出しては」と迫った。

1122OS5:2025/04/07(月) 09:45:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c001d6109ccc0c631ba1a3dfa5351c92bcf0210
選択的夫婦別姓制度の導入巡り議論に熱、野党は足並み揃わず…様子見の自民は「通称使用」根強く
4/7(月) 8:36配信

読売新聞オンライン
選択的夫婦別姓制度を巡る主要政党の動きと主張

 後半国会の焦点である選択的夫婦別姓制度の導入を巡る議論が熱を帯び始めている。導入を目指す立憲民主党は少数与党下の現状を好機とし、与野党の賛成派を糾合したい考え。自民党は「旧姓の通称使用」を求める声が根強いが、制度導入に前向きな意見もあり、集約は容易ではない。(佐藤竜一、鶴田瑛子)

【写真】なぜ妻の姓は嫌なの?…「妻氏婚」は5・5%

 立民の野田代表は4日の記者会見で制度導入にかける決意を率直に語った。「『野党の広がりがない』、『与党の理解も得られない』ではなく、今回は実現するところに意味がある」。他党の主張を一部取り入れてでも導入にこぎ着けたいとの思いを示したものだ。

 立民が想定するのは1996年に法制審議会(法相の諮問機関)が答申した民法改正案だ。夫婦は希望によって結婚前の姓を名乗れ、子の姓は同姓夫婦であれば「親の姓」、別姓であれば「婚姻の際に定めた姓」となる。経団連や自民の推進派が賛同しており、立民幹部は「参院選を前に自民を揺さぶることもできる」ともくろむ。立民が強気なのは、法案を審議する衆院法務委員会の委員長ポストを握っていることも理由の一つだ。

 これに対し、自民は「氏制度のあり方に関する検討ワーキングチーム(WT)」での党内議論をペースダウンさせた。週2回開くこともあったが、3月下旬以降は開催していない。森山幹事長は党内で方針が定まれば、関連法案の採決で「党議拘束」をかける必要があるとの考えだが、参院選を前に党内に禍根を残しかねないとの懸念もある。

 党内では、制度導入に反対の保守派を中心に、旧姓の通称使用を法律で認めるよう要求する声が強いが、導入に前向きな議員も一定数いる。ある幹部は「うちは立民が出してきたら対案を出すスタンスで、あくまで『専守防衛』。焦る必要はない」と漏らす。

 自民が様子見を決め込むのは、野党連携に難航する立民の足元を見ている面もある。日本維新の会の吉村代表(大阪府知事)は2日、府庁で記者団に「旧姓の通称使用に法的効力を認めることで目的は達成できる」と強調し、立民と一線を画した。導入賛成を掲げる国民民主党も「しっかりと議論して、国民の合意を得る努力が必要だ」として早期に結論を出すことには慎重だ。榛葉幹事長は4日の記者会見で、「氏の問題は政局の道具にすべきではない」と指摘し、自民への揺さぶりを強める立民をけん制した。

 一方、公明党は党としての案をまとめている段階で、自民との協議を経たうえで、政府として法案を国会に提出することを目指している。


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