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椿姫彩菜とセメンヤで考える、性について

995チバQ:2019/05/23(木) 21:26:27
https://mainichi.jp/articles/20190508/mog/00m/030/001000d
麗しの島から
台湾で急増する子育て中の同性カップル
2019年5月8日 14時09分(最終更新 5月8日 15時55分)

Texts by 福岡静哉
 台湾では5月24日から全土の行政機関で同性による婚姻届の受け付けが始まる。アジアの中では同性愛者を含めた性的少数者(LGBTなど)に対して寛容な社会だと言われている台湾だが、それでも同性愛に対する社会の偏見は根強く残る。そうした中で近年、人工授精や代理母という方法で子を授かる同性カップルが急増しているという。台湾で3組の同性カップルを取材した。


 「首飾りは英語で何と言うかな?」。台湾北部・桃園市のマンションの一室を訪れると、呉少喬さん(37)と邱明玓さん(36)が、長女靖苗ちゃん(7)に英語を教えていた。3人とも性別は女性だ。靖苗ちゃんは海外での人工授精で授かった一人娘。精子の提供者はデンマーク人という。

 2人はインターネット上での物品販売などで生計を立てながら子育てをしている。靖苗ちゃんを産んだ呉さんは「『子供は欲しいけど難しい』と思い、以前は将来にあまり希望が持てなかった。靖苗を授かって、本当にうれしくてたまらなかった」と振り返る。

 同性カップル家庭を支援する市民団体「台湾同志家庭権益促進会」(台北市)によると、この団体が把握しているだけでも300組の同性カップルが子育てをしている。大半は女性だが、代理母出産によって子を授かった男性カップルもいる。5月24日に同性婚の受け付けが始まると、こうした子供たちはさらに増える可能性が高い。米国では10万組以上の同性カップルが子育てをしているとの調査もある。

 アジアの中ではLGBTに対して比較的、寛容と言われる台湾社会。ただ、人口の多くが中国大陸からの移住者のため儒教の影響が色濃く残り、「男系の家系を後世に残すべきだ」との考えも根強い。伝統的に同性愛を許容しないキリスト教も一定の信者を擁し、いまだに激しい反対運動を展開している。

 呉さんが同性愛者であることを両親は受け入れているという。だが邱さんは、まだ母親から十分な理解を得られないままだ。邱さんは「台湾では、同性愛者は親不孝というイメージがある。でも私は両親のために生きているのではなく、自分のために生きている」と話す。

 つらい経験も絶えない。昨年11月14日、呉さん親子が街頭で同性婚を認めるよう求める宣伝活動をした際、同行取材した。「同性愛者にも異性愛者と同様の権利を!」。呉さんが訴えていた時、高齢男性が近づいてきてこう言った。「女どうしで結婚していたら100年後には人類が絶滅するぞ」。呉さんがそばにいた靖苗ちゃんを指さして「この子は人工授精で授かりました。同性カップルでも子を産めます」と説明すると、男性は「そんなの自然じゃない」と吐き捨てるように言って立ち去った。

 一方で激励する人たちもいた。通行人の若い男性は清涼飲料水が入った袋を手に親子に駆け寄り「頑張って」と肩をたたいた。しばらくすると今度は男性警察官が近寄ってきて「公務員という立場上、表だって応援できないけど応援しているよ」と声をかけた。呉さんは「勇気づけられる」と笑顔を見せた。

 台湾では9月に新学期が始まる。靖苗ちゃんは今年、小学校に入学する。呉さんは複数の小学校に入学を相談したが、多くは遠回しに断られたという。結局、校長や教師が同性カップル家庭に深い理解を示した学校への入学を決めた。居住地と異なる校区のため靖苗ちゃんの住民票を移す必要がある。呉さんはこう語気を強めた。「同性婚が実現することはとてもうれしい。でも同性愛者への偏見は依然として根強い。同性愛者や、同性カップルを親に持つ子供も、公平な待遇を得られる社会に早くなってほしい」


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