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旅客船・高速船・フェリー等のスレ

1とはずがたり:2009/02/01(日) 02:45:26
此迄鉄道スレを基本にやってたけど,独立させましょうか。

8とはずがたり:2009/02/01(日) 02:52:54

鉄道スレ

高速船を含むレス
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/?KEYWORD=%B9%E2%C2%AE%C1%A5
同じくフェリー
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/?KEYWORD=%A5%D5%A5%A7%A5%EA%A1%BC
連絡船
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/?KEYWORD=%CF%A2%CD%ED%C1%A5
船舶
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/?KEYWORD=%C1%A5%C7%F5
旅客船
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/?KEYWORD=%CE%B9%B5%D2%C1%A5

9千葉9区:2009/02/02(月) 23:33:25
新スレおめでとうございます。
陸(鉄道・バス・道路)・海・空と交通スレが揃いましたね。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901310032.html
週末・祝日は船の運賃値下げ '09/1/31

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 瀬戸内海汽船(広島市南区)は30日、広島、呉、松山を結ぶ高速船とフェリーの運賃を土、日曜日と祝日に値下げすると発表した。2月7日から4月29日までの期間限定。

 自動車は約26―38%値下げし、車体4―5メートルの乗用車で広島―松山間の片道1万1700円は8000円、呉―松山間は9900円から7000円となる。広島―松山間の片道の旅客運賃は、高速船で6900円から6500円、フェリーは3500円から3200円にする。

 自動料金収受システム(ETC)を搭載した自動車の高速道路の休日料金が、昨年9月から引き下げられた。このため、9―12月の乗用車の利用台数は前年比20―25%減ったという。

 今後も瀬戸内しまなみ海道(尾道―今治)の通行料金の引き下げが予定されており、運賃を値下げして利用状況を確認する。

10千葉9区:2009/02/05(木) 20:44:04
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20090204-OYT8T01076.htm
高速道値下げ フェリーに危機感
景気悪化減便に追い打ち 業界「公的支援が必要」
 国の景気対策に高速道路料金の大幅値下げが盛り込まれ、瀬戸内海などでフェリーを運航する業者が危機感を募らせている。景気悪化による輸送量減少や、昨年の燃料高騰で減便や値上げを余儀なくされており、土日祝日に本州四国連絡高速道路を普通車1000円とするなどの高速道路優遇は、フェリー会社にとって死活問題。業界団体は「海上輸送にも、高速道路並みの公的支援が必要」と訴えている。

 国の2008年度第2次補正予算には、ノンストップ自動料金収受システム(ETC)搭載車を対象に、都市部をのぞく高速道路や本四高速の休日の普通車料金を上限1000円とすることや、平日の大型車も3〜5割引きにすることなどが盛り込まれ、3月中にも実施される。

 今治市波方町と広島県竹原市を1日12往復する「中四国フェリー」は08年11月、高速値下げ方針発表を受けて、今年3月末での航路廃止方針を決めた。

 競合する瀬戸内しまなみ海道の通行料は普通車4550円と、割引なしでも2割以上安い。高速は車の燃料代がかかるため、辛うじて対抗できたが、通行料値下げが実現すると勝負にならないと判断した。

 東予地方と大阪・神戸を結ぶ「四国開発フェリー」は08年1月、運航経費削減のため、香川県内への寄港をやめるダイヤ改正に踏み切った。同社は「高速が値下げされれば、一層の合理化が必要」と警戒する。

 今治市の今治港と大島を結ぶ「協和汽船」は08年8月に28往復から21往復に減便。松山市と広島県呉市をつなぐ「呉・松山フェリー」もその翌月、13往復から9往復に減らした。

 航路短縮や減便を行うと、利便性が悪化して客離れを加速させかねないが、国土交通省四国運輸局が瀬戸内海などの定期航路を集計したところ、08年度に入ってすでに廃止8件、減便など11件に上り、前年度の廃止4件、減便など8件を大幅に上回っている。

 四国開発フェリーなど西日本の9社は08年12月末、金子一義国交相に、フェリー業界への国からの支援を訴える要望書を提出した。本田隆文・日本長距離フェリー協会理事長は「高速代だけを大幅に安くすれば、長年の陸上輸送との役割分担が崩れてしまう」と話している。

(2009年2月5日 読売新聞)

11千葉9区:2009/02/05(木) 20:45:11
>>6
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20090205-OYT8T00037.htm
天草―熊本の高速船に代わり新定期航路開設へ
シークルーズが申請

 遊覧船事業などを展開する上天草市のシークルーズが4月から、天草市の本渡港と宇城市の三角港とを結ぶ定期航路を開設することを決め、熊本運輸支局に許可申請を提出した。本渡港―熊本港(熊本市)の航路が3月末で事実上廃止され、天草と熊本とを結ぶ海路がなくなることになっていただけに、関係者や利用客に朗報となりそうだ。

 運航するのは、同社所有のクルーザー「マリソル号」(19トン、定員73人)と「セレナ号」(同、同50人)。上天草市松島町の遊覧船乗り場を経由し、本渡―三角間を約55分で結ぶ。1日4往復する計画で、運賃は未定。

 本渡―熊本航路で高速船を運航していた熊本フェリー(熊本市)が、利用客の減少や燃料高騰による経営難のため、3月末で撤退することを決定。シークルーズは、代替航路を設けることができないか検討していた。

 2011年春の九州新幹線鹿児島ルートの全線開業をにらみ、JR三角線の乗り換えを併用すれば、一定の利用客が見込めると判断した。

 同社は、年間4万人の利用客を見通し、瀬崎公介常務は「天草の観光と地域振興に貢献したい」と話している。

 安田公寛市長は「天草と熊本を結ぶ交通網が整備されて一安心した。利用促進をPRし、利便性がさらに向上するよう市としても出来る限りの協力をしたい」と歓迎した。

(2009年2月5日 読売新聞)

12千葉9区:2009/02/07(土) 12:11:05
>>9
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20090206ddlk38020658000c.html
広島・呉−松山航路:しまなみ海道に“対抗” 土日祝日に大幅割引、あすから /愛媛
 瀬戸内海汽船(広島市南区)と石崎汽船(松山市)が共同運航する広島・呉−松山航路の高速船とフェリー料金が、7日から土日祝日限定で大幅割引になる。昨年9月から始まった高速道路の通行料割引で、瀬戸内しまなみ海道との競争で劣勢に立っており、最大4割以上を割り引く。

 「ホリデー割引」と名付けたキャンペーン。高速船の料金(いずれも大人1人、広島−松山)は6900円を6500円(5・8%減)に割り引く。フェリーは旅客料金3500円を3200円(8・6%減)▽4メートル軽乗用車(運転手の旅客料金込み)9500円を6000円(36・8%減)▽5メートル未満普通車1万1700円を8000円(31・6%減)▽同乗者3500円を2000円(42・9%減)−−など。

 瀬戸内海汽船によると、しまなみ海道の通行料割引が始まった昨秋以降、乗用車のフェリー利用は4分の1程度落ち込んだという。【宇城昇】

毎日新聞 2009年2月6日 地方版

13千葉9区:2009/02/07(土) 19:10:59
>乗船していたのは車19台、乗客は計40人だった。
経営厳しいだろうな・・・
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090207-OYT1T00667.htm?from=main4
フェリー、乗ったのに下りない少年どこへ?和歌山〜徳島間
 和歌山―徳島間を航行中のフェリーで、小、中学生ぐらいの少年がいなくなってから7日で1か月になる。

 今も和歌山、徳島両海上保安部は行方を捜しているが、身元の特定につながる手がかりもないままだ。海への転落や家族らの車で下船したことも考えられるが、両保安部は「どこに行ってしまったのか。とにかく無事でいてほしい」と情報提供を呼びかけている。

 1月7日午後9時35分の和歌山港発南海フェリー「フェリーつるぎ」に、少年が1人で乗り込む姿が監視カメラに映っていた。身長1メートル50〜55、黒いダウンジャケット姿で短髪。改札係の職員も少年を覚えており、小学校高学年か、中学生に見えたという。

 フェリーが約2時間後、徳島港に到着し、乗客から乗船券の半券を回収すると1枚足りず、カメラに下船する少年は映っていなかった。乗船していたのは車19台、乗客は計40人だった。

 両保安部は翌8日、海に落ちた可能性もあるとみて、巡視船など4隻やヘリコプター2機を出動させ、航路を捜索。徳島、和歌山両県警も「子どもが1人で乗船するのは不自然」として、各府県警を通して家出人捜索願を調べたが、該当者はなかった。

 少年の行方については、別々に乗った家族と船内で合流したのか、また、船内で誰かと知り合って車に乗せてもらって船外に出たとも考えられるという。

 しかし、当時、新聞やテレビでも報道されたが、これまで問い合わせはなく、「子どもがいなくなった」などの届け出も全くないという。

 南海フェリーの担当者や和歌山海上保安部は「少年に何があったのか、確認できるまでは心配だ。情報があれば知らせてほしい」としている。

 南海フェリーは和歌山―徳島間を結ぶ唯一の航路で、年間約48万人が利用している。

 少年についての情報は、同保安部管理課(073・402・5850)まで。

(2009年2月7日17時26分 読売新聞)

14とはずがたり:2009/02/07(土) 22:38:19
>>13
>1月7日午後9時35分の和歌山港発南海フェリー「フェリーつるぎ」に、少年が1人で乗り込む姿が監視カメラに映っていた。身長1メートル50〜55、黒いダウンジャケット姿で短髪。改札係の職員も少年を覚えており、小学校高学年か、中学生に見えたという。
>フェリーが約2時間後、徳島港に到着し、乗客から乗船券の半券を回収すると1枚足りず、カメラに下船する少年は映っていなかった。
こえぇえ(゚Д゚;)
どっかの探偵小説みたいですな。。
ミステリファンの吉田学校さんどう推理します??

15千葉9区:2009/02/08(日) 20:13:21
>>13-14
吉田学校さんのレスが来る前に答えが出てしまいました。
>1人で乗船し、フェリー内で家族と合流して車に乗って下船したため
http://www.asahi.com/national/update/0208/TKY200902080117.html
フェリーから「消えた」男児、無事だった
2009年2月8日15時1分

 1月7日に和歌山港発徳島港行きの南海フェリー「つるぎ」に乗船したのに下船が確認できていなかった男児が、無事だったことが確認された。8日、和歌山海上保安部が発表した。同海上保安部によると、行方が分からなくなっていたのは香川県三豊市に住む小学5年生の男児(11)。1人で乗船し、フェリー内で家族と合流して車に乗って下船したため、乗船券の半券が回収されず、監視カメラにも映っていなかった。男児の母親が今月7日夜、インターネットで記事を見て自分たちのことだと気づき、同海上保安部に連絡したという。

16とはずがたり:2009/02/08(日) 21:19:15
>>15-16
ですね〜。
貼ろうとしたら千葉9区さんが貼られてましたけど読売版もはっときます。

フェリーの不明少年は無事、「乗ったのに下りない」真相は…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090208-00000020-yom-soci
2月8日12時29分配信 読売新聞

 和歌山−徳島間を航行していたフェリーで行方が分からなくなった少年が、別々に乗った家族と船内で合流し無事だったことが8日、わかった。

 家族は車でフェリーに乗船、少年は一人で乗船券を購入して乗ったといい、家族は「社会勉強として乗船券を買わせた。お騒がせして申し訳ありません」と話しているという。

 行方を捜していた和歌山、徳島両海上保安部が同日、発表した。それによると、少年は香川県内の小学5年生(11)。先月7日、家族5人で車で和歌山県を観光し、少年を除く全員は同日夜、和歌山港発徳島港行き南海フェリーに車で乗船。両親は少年に一人で券を買わせ、少年は一般客として乗船後、船内で家族の車に乗って下船した。

最終更新:2月8日12時38分

17千葉9区:2009/02/12(木) 21:47:14
http://kyushu.yomiuri.co.jp/nature/animalia/wild/20090212-OYS8T00542.htm
カモメウオッチング人気、有明フェリーの風物詩


カモメに「かもめパン」を投げる乗客 雲仙市国見町の多比良港と熊本県長洲町の長洲港を結ぶ有明フェリーで、目の前に飛んでくるカモメに餌を与える「カモメウオッチング」が乗客を楽しませている。

 「ギイ、ギイ」と鳴きながら船を追いかけるカモメにデッキから餌を投げると、見事にくちばしでキャッチ。中には乗客の手から直接、餌を取るカモメもいる。毎年11月初旬から5月初旬にかけて見られる光景で、同フェリーの名物にもなっている。

 フェリーを運航する「有明海自動車航送船組合」(雲仙市国見町)によると、約15年前に職員の餌付けをきっかけに始まった。船内ではカモメの餌として、「かもめパン」(1個100円)も販売、期間中、3万個が売れるという。

(2009年2月12日 読売新聞)

18千葉9区:2009/02/16(月) 23:34:30
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902130043.html
中四国フェリー4月末で廃止 '09/2/13

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 竹原市と愛媛県今治市波方を結ぶ中・四国フェリーの航路事業が4月末で廃止になることが12日、分かった。運航する竹原波方間自動車航送船組合の管理者で竹原市の小坂政司市長が、市議会全員協議会で説明した。

 航路事業の廃止後、一部事務組合の同組合も解散に向け5月から清算手続きに入る。小坂市長は「しまなみ海道に交通がシフトした。四国との産業、歴史面の交流といった公益的役割が薄れた」と説明した。

 両市と組合は昨年8月から運航継続や委託、譲渡の可能性を模索。新年度から4億円前後の赤字が続くとの試算が出たため、今年1月の会議で「存続は困難」と結論付けた。

19千葉9区:2009/02/21(土) 15:28:51
http://www.asahi.com/business/update/0221/HOK200902210001.html
「ナッチャン」、原油下がり再開検討 函館―青森高速船
2009年2月21日8時1分

 北海道・函館―青森間を約2時間で結び、注目を浴びながらも、昨年10月末で姿を消した高速船「ナッチャン」の運航再開が検討されていることが20日、明らかになった。ナッチャンを運航していた東日本フェリー(本社・函館市)は「まだ各方面に向けて調整している段階」としているが、早ければゴールデンウイーク前の再開を目指したいとしており、当面1日1往復程度を検討しているという。

 青函を結ぶ高速船は「ナッチャンレラ」が07年9月、2隻目の「ナッチャンワールド」が08年5月に導入され、最多で1日8往復運航。観光の起爆剤になるとして期待が集まった。

 しかし、原油価格の高騰や利用者の伸び悩みなどが響いて昨年9月、東日本フェリーが航路からの撤退を発表。高速船2隻は10月末で運航を取りやめ、グループ会社の道南自動車フェリー(本社・函館市)が在来船を引き継いだ。

 高速船は一時、売却やリースが取りざたされたが、現在は「レラ」が函館港に、「ワールド」は青森港に係留(現在は和歌山県のドックで定期検査中)されている。

 東日本フェリーでは「原油価格の高騰が収まり、地元からの要望が大きいことから地域貢献を考え、再開の検討に入った」としている。関係者によると、係留しているだけでも1隻当たり年換算で億単位の維持費がかかるとの指摘もある。同社では、今後関係方面の調整を進め、再開にこぎ着けたい考えだ。

 函館市では今年が開港150周年に当たることから、東日本フェリー側に運航再開を要請していた。「ワールド」は開港150周年記念事業の一環として、28日〜3月2日まで函館の「親善大使」として横浜港に入港、一般公開され、函館のPRを行う予定。

 西尾正範市長は「もし実現すれば青函物流の活性化につながり、非常に喜ばしい」と歓迎している。(芳垣文子)

21荷主研究者:2009/03/02(月) 01:39:46

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901200267.html
'09/1/20 中国新聞
柿浦・大君―呉の航路廃止
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 江田島市内の秋月、柿浦、大君の3つの港と呉港とを結ぶ小型旅客船を運航している大昭汽船(広島市南区)は、4月から秋月―呉間の運航だけを継続し、柿浦・大君―呉間の運航を休止する。

 大君・柿浦港の利用者が大幅に減っているためで、同社によると両港の乗降客数は、2007年5月のピーク時に比べて約4割減っている、という。手続き的には航路全体をいったん休止し、秋月航路を新設して存続する形をとる。既に中国運輸局の認可を受けた。

 一方で、秋月港の乗降客数は、05年4月の航路開設当初と比べて約1.8倍に増加している。存続する秋月―呉間については4月にダイヤ改正を実施。平日の夕方の便を1往復増やして14往復とし、利便性を高める。

22千葉9区:2009/03/03(火) 21:59:09
http://373news.com//modules/pickup/index.php?storyid=15567
大根占―谷山間に高速船 6日から運航/南九船舶
1日4往復
(2009 03/03 11:07)
 錦江町―指宿市間でフェリーを運航する南九船舶(今村勝博社長、錦江町)は6日から、同町の大根占港と鹿児島市の谷山港を結ぶ新たな高速船不定期航路を開設する。錦江町―鹿児島市航路は「錦江湾航路と陸路の交通ネットワーク促進協議会」(会長・野元良一錦江町長)が計画し、昨年10月に17日間、同社の高速船で無料試験運航していた。
 今村社長によると、今回は協議会から独立した単独事業。試験運航で使用した高速船を使い、大根占港と谷山港を約50分で結ぶ。片道1500円(小学生以下700円)。1日4往復。定員12人で、車は積載できない。
 定期航路化に向け同協議会が進めている国への事業申請が承認されれば、南九船舶は、あらためて運航事業者として申請する予定。国の認可を受ければ、運航による赤字の半額は最長3年間、国から補てんされる。今村社長は「試験運航で高速船へのニーズを感じた。やるからには採算の取れる航路になるよう努力する」と話した。
 予約制。同社=0994(22)1230。

23千葉9区:2009/03/05(木) 20:35:25
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009030590192829.html?ref=rank
フェリー苦境の航路 高速道路料金大幅値下げで
2009年3月5日 19時29分

3月から日曜運休に踏み切った太平洋フェリーの「きたかみ」=名古屋港で


 高速道路料金が春休み前にも大幅値下げされる見通しとなり、高速バスや鉄道など長距離公共交通網に影響を与えそうだが、とりわけ戦々恐々としているのはフェリー業界だ。燃料費の高騰や不況で貨物が減少する中、フェリー離れが加速するのは必至。名古屋−仙台−苫小牧の定期航路を持つ太平洋フェリー(名古屋市)が3月から減便に踏み切るなど、航路の運休や廃止も目立ち、業界に危機感が強まっている。

 「生き残りをかけた苦肉の策」。太平洋フェリーの岩田裕行常務はそう話す。同社は輸送需要の少ない日曜日の出発便を初めて全面休止することを決め、3月1日から実施。夏休み前の7月中旬にかけ運休する。

 隔日運航だった従来の片道週3−4便から週3便に減るが、1月の輸送量が前年を1割程度下回る中、岩田常務は「減便した方が経営的にプラス」と説明する。

 日本長距離フェリー協会(東京)によると、全国のフェリーの輸送実績は昨年10月から急速に悪化し、ことし1月は前年の約20%減。

 担当者は「不況に加え、すでに始まっている高速料金割引の影響も大きい」と言う。

 太平洋フェリーの日曜運休は一時的措置の予定だった。燃料費は下落に転じているが、昨秋以降の景気悪化や今後の高速料金値下げでフェリー輸送の需要減が見込まれるため、12月以降は再び日曜運休にする方針。

 業界では「高速だけを安くするのは不公平で、環境政策にも矛盾する」との主張から国に支援を求めており、国土交通省は「フェリーの港湾使用料の引き下げを自治体と協議している」(海事局内航課)と話している。

 高速料金の値下げは関東、関西の大都市圏以外の高速道路で平日の全時間帯を3割引き(昼間は100キロ分まで適用)にしたり、土日祝日に普通車以下を対象に上限料金を1000円としたりする内容。財源となる2008年度第2次補正予算関連法は4日の衆院本会議で成立した。

(中日新聞)

24千葉9区:2009/03/16(月) 22:40:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090316/lcl0903162055009-n1.htm
近畿圏知事がフェリー支援を要望
2009.3.16 20:54
 28日から始まる高速道路の通行料金引き下げでフェリーの利用客が減少する恐れがあるとして、近畿ブロック知事会(会長、仁坂吉伸和歌山県知事)は16日、安定的な運航確保に向けた支援策を求める要望書を国土交通省に提出した。

 要望書は、高速道利用者が極めて多くなった場合に「フェリーなどへの影響は経営努力で補える範囲を超えることが想定される」とし、「海上輸送の存続が危惧される」と指摘している。

25千葉9区:2009/04/02(木) 22:33:23
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090402-OYT1T01088.htm?from=top
フェリー輸送量3〜5割減、高速道路料金値下げ響く
 休日の高速道路料金値下げに絡み、日本旅客船協会は2日、東京湾アクアラインや本州四国連絡橋と競合するフェリーの輸送量が前年同期に比べて3〜5割減少したと発表した。


 本格的に値下げが始まった3月28、29日の乗用車輸送台数を2008年の同時期の週末(3月29、30日)と比較した。アクアラインと並走する東京湾フェリー(久里浜―金谷)は2841台から1958台へ31・1%減。

 本州と淡路島を結ぶ明石淡路フェリー(明石―岩屋)は2288台から1153台へ半減した。このほか高松―宇野間が48・8%減、松山―宇品(広島)間が31・5%減など。

 フェリー業界は国土交通省に高速料金値下げによる影響を軽減するよう対策を求めている。国交省は「より長期のデータを見極めて判断したい」としている。

(2009年4月2日21時40分 読売新聞)

26千葉9区:2009/04/03(金) 23:18:52
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200904020090.html
明石―小長航路を廃止へ '09/4/2


 山陽商船(竹原市)は1日、明石(広島県大崎上島町)―小長(呉市豊町)のフェリー航路を10月末までに廃止すると中国運輸局に届け出た。昨年11月の豊島大橋開通以降、利用が大幅に減った。

 大崎下島、大崎上島間で車両を渡す最短ルートが途絶える恐れがある。ミカン栽培で農業者たちの行き来があり、呉市、大崎上島町の対応が急がれる。

 山陽商船によると、利用の中心である車両輸送(12―2月)は前年度同期比で42.0%減の約1万400台に落ち込んだ。竹原港から大崎上島に渡り、同航路を使う車両も10分の1以下という。

 昨年は2300万円の赤字。今年の試算では赤字が5000万―6000万円に膨らむ見込み。同社は「橋に交通がシフトし需要が見込めなくなった」と理解を求め、事業譲渡などには協力するとしている。

27千葉9区:2009/04/06(月) 22:17:41
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20090331ddlk38040653000c.html
しまなみに生きる:海道開通10周年/1 航路廃止や減便 /愛媛
 本州と四国を結ぶ架橋の一つ、「しまなみ海道」(正式名=西瀬戸自動車道、約60キロ)が5月1日、開通10周年を迎える。島しょ部と陸地部をつなぐ“夢の架け橋”は沿線の暮らしや経済に大きな影響を与えた。「しまなみに生きる」人たちの思いから海道の10年を振り返る。【土本匡孝】

 ◇“海”に未練「でも便利に」−−元船長の藤本秀之さん(57)
 99年の開通を機に、競合する多くの航路が廃止、減便された。離職した船員らの再就職先の一つが広島、愛媛両県の船会社が出資する「瀬戸内しまなみリーディング」(今治市東鳥生町5、旧社名=しまなみバス開発)だった。

 同社は本州四国連絡高速道路(神戸市)から一部料金所の業務委託を受けており、来島海峡大橋の陸地部側にある「今治北料金所」(同市高部)の事務長、藤本秀之さん(57)=同市南日吉町2=は元船長。陸に上がり、5月で10周年を迎える。

 「夜中でも陸地部に渡れて便利になった。しまなみ海道への評価はずっと変わらない」と淡々と話す藤本さんだが、その人生は時代に翻弄(ほんろう)されてきた。

 藤本さんは石炭産業で栄えた福岡県鞍手町出身。両親は炭鉱関係の仕事をしていたが、エネルギー需要の変化もあり、小学校高学年ごろに炭鉱が閉山したという。「母は『申し訳ない』と言っていた」と藤本さん。高校進学をあきらめ、集団就職列車で因島市(現在の尾道市)の船会社を目指した。

 75年ごろ、今治港と尾道港を結ぶ別の船会社に転職。79年の大三島橋(大三島−伯方島間)を皮切りに、ほぼすべての架橋の完成を船上から見てきたという。「最後の橋が完成してきたころから徐々に『次の人生』への覚悟ができてきた。時代の流れ、仕方ない」

 開通の1年半ほど前から再就職先を探したが船の仕事に求人がなく、開通半年ほど前に今の仕事を選んだ。仕事が決まると、船長職の傍ら休日には国道に車を走らせ、車種を瞬時に見分ける練習を重ねた。料金所での仕事に役立てるためだった。99年5月上旬、初めて料金収受に立った日は、「何かを考える暇が無いくらいすごい人が押し寄せた。大渋滞でよく怒られた気がする」と懐かしげに振り返る。

 「お客さんの笑顔が一番」と頑張ってきた藤本さん。最近は自動料金収受システム(ETC)の普及で、お客さんと話す機会が減って少し寂しく感じている。料金所で働き始めた後も船の仕事に未練があったが、1年ほど前にあった船長の仕事の誘いは断った。「今更、命を預かる仕事をする気力がない」と。

 病気がちだった父は55歳で肝硬変で亡くなった。しまなみ海道開通10周年を迎え、父の年齢を超えても元気に働く自分がいる。「よく体がもったなと思う」と感慨深げ。「お客さんが増えたら働きがいもあるし、お話しする機会があれば大切にしたい。島の景観は素晴らしいので、楽しい旅行をしに来てほしい」と語った。

28千葉9区:2009/04/06(月) 22:18:30
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20090401ddlk38040626000c.html
しまなみに生きる:海道開通10周年/2 生活道 /愛媛
 ◇通院に不可欠「まだ高額」−−島嶼部橋通行料無料化を実現する会・今野道子さん(59)
 島民の「生活道」でもあり、開通当初から高い通行料の問題が指摘されてきたしまなみ海道。3月20日からの通行料大幅値下げで、開通10周年を目前に大きな転換期を迎えた。しかし、島民の反応はいま一つだ。

 「しまなみ海道からの恩恵も非常に大きい。でもそれ以上にたくさん払ってきた気がする」。しまなみ海道沿線の伯方島に暮らす主婦、今野道子さん(59)=今治市伯方町伊方=は、通行料大幅値下げが始まった3月20日以降も「通行料無料化」を求めて署名活動を続けている。身体障害を持つ三男晋さん(24)の存在が、今野さんの背中を押してきた。

 今野さんは、07年11月から約2万人分の署名を集めてきた「今治市島嶼(しょ)部橋通行料無料化を実現する会」(松岡妙子代表、16人)メンバーの一人。毎日新聞の記事で松岡代表らの活動を知って同会に連絡を取り、昨年2月から月に2〜10日間ほど、伯方島で一軒ずつ回るなどして署名を集めてきた。

 晋さんは04年6月、自宅近くの下り坂で自転車のブレーキが利かなくなり、木に衝突しけい髄を損傷した。しまなみ海道を通って同市陸地部の病院に救急車で運ばれ、その後松山市、伊予市の病院に移って計約11カ月入院した。今は自宅で車椅子を利用して生活しており、左半身はある程度動くまで回復したが右半身はほとんど動かない。

 伯方島から今治市陸地部までの普通乗用車の通行料は片道2000円余り。今野さんと夫恭治さん(62)は晋さんが退院するまでの間、夫婦で4日間ずつ交代で晋さんに付き添うため、40万円以上の通行料を払ったという。事故から約1年半後に障害者手帳が交付されて障害者割引(半額割引)が受けられるようになったが、今でもリハビリなどのため同市陸地部側と毎月10往復ほど(約2万4000円)する。「生活道としてはまだ高い」と今野さんは嘆く。

 国の経済対策として、3月20日から普通車以下「上限1000円」が目玉の休日終日割引、同23日から全車種50%オフの平日通勤割引など、大幅な通行料値下げがスタートした。しかし、障害者割引とは重複して適用されないため、今野さんらの交通費総額はほとんど変わらないという。

 夫婦は「しまなみ海道が無かったら、陸地部に引っ越していたか(晋さんの)リハビリをあきらめていた」と、しまなみ海道に感謝する。ただ本音は「料金を気にせず走れるようにしてほしい」。今野さんは何年かかっても根気よく、通行料無料化まで署名活動を続けていくつもりだ。【土本匡孝】=つづく

29千葉9区:2009/04/07(火) 22:20:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20090406-OYT8T01134.htm
高速割引 南海フェリー直撃
土、日利用3割減
 自動料金収受システム(ETC)搭載車の高速道路の割引制度がスタートした3月28日以降、南海フェリー(本社・和歌山市湊)の土曜、日曜の車の利用台数が、前年比で3割近く減少している。経済危機の影響でトラックの平日利用も不調といい、同フェリーでは「これまでにない危機。運賃を下げても戻るかどうか」と頭を抱えている。

 同フェリーは、和歌山港と徳島港を約2時間で結び、大阪、神戸、淡路島を経由する高速道路より、1時間程度所要時間が短い。これまで1万円近く必要だった高速料金が、今回の割引制度で3000円程度にまで下がった。フェリーの片道料金は9300円(車体長4メートル以上5メートル未満)で、割高感が生じている。

 同フェリーによると、割引制度が始まって最初の週末だった3月28、29両日のの乗用車、トラックなどの利用はともに約500台だった。いずれも昨年3月末の土曜、日曜より約3割少なかった。4月4日と5日も減少傾向だった。また、トラックが多い平日も、企業が生産・輸送を最小限に抑えたためか、前年比約15%減となっているという。

 燃料価格の高騰を受け、昨年12月に1往復を減便して1日8往復にしたばかり。これ以上の減便は利便性に影響が出るとして、当面は見送る方針。今後は、高速道路と組み合わせた旅行の魅力もアピールしていくが、西尾隆・営業部長は「高速道路との料金に開きがありすぎるので、多少の値引きでは効果が薄い。フェリー独自の価値を打ち出していかなければ」と話している。

(2009年4月7日 読売新聞)

30千葉9区:2009/04/11(土) 00:22:59
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000904100001


 新潟とロシア・トロイツァ、韓国・束草(ソクチョ)を結ぶ「日本海横断航路」開設への期待が高まっている。当初就航を予定していた07年9月から、遅れること1年半。1日には、トロイツァを出て新潟西港に寄港した船が束草に向け、準備運航を行った。増え続けるロシアや中国東北部の貨物を狙い、取り込むことによって、「北東アジアの玄関口」になれるのだろうか。県や地元経済界の熱い視線を浴びている。(奈良部健)


   ◇


 かつて「裏日本」とも呼ばれた日本海側。新潟港は、その日本海側で最大のコンテナ取扱量を誇る。それでも、「輸出入ともに貨物量を増やしたい」――。ターゲットとなったのは、経済発展の著しい中国東北部だった。


 吉林省琿春市は、日系企業の工業団地が多く、アパレル製品や家具装飾品、木製品などの製造が盛んだ。しかし、海に面していないことから、製品は遼寧省大連市まで約700キロ陸送された後、日本に輸送されている。環日本海経済研究所(新潟市)によると、琿春から大連を経由すると東京まで10日間程度、新潟までは13日間かかる。


 しかし、琿春からわずか60キロのロシア・トロイツァ港を経由すれば、新潟まで4日間。東京までも5日間に短縮される計算だ。こうした新ルートの利点を生かし、進出した日系企業の貨物輸送を取り込みたい考えだ。


 さらに、トロイツァはシベリア鉄道とも支線でつながっており、新車の部品を鉄道でヨーロッパ方面へ輸送する可能性も広がる。


 県港湾振興課の田村定文課長は「旅客は、韓国人やロシア人のポッタリ(代理輸送する買い出し人)や観光客、ビジネスマンを想定している。将来的には、中国からの修学旅行生も期待できる」と話している。


   ◇


●難題が次々と 交渉は長期化


 構想が本格化したのは、06年5月。ロシア・ザルビノで開かれた会議に、ロシア、中国、韓国、日本の関係者が、共同出資して会社を設立するため集まった。当時は06年秋の開設を目指していた。


 しかし、交渉は難航した。ロシアと中国が出資金の振込期限を守らなかったり、両国の出資会社が突然変更されたりして、就航予定日は幾度も延期された。現在も運航する船をどうするかさえ、決まっていない。日本の「北東アジアフェリージャパン」の五十嵐純夫社長は「多国間の協議は難しく、次々と難題が押し寄せた」と悩ましげだ。


 運航会社の本社は、新潟に置くことも検討されたが、結局、韓国・束草市に設置することになった。韓国側の出資会社「汎韓商船」の子会社で、従来から「束草―トロイツァ―ウラジオストク」間で運航していたフェリー会社「東春フェリー」の船を使うことを見込んだためという。


 日本側の出資者は、中越運送(新潟市)や富士運輸(同)、本間組(同)、新潟総合学院(NSG、同)、コメリ(同)、北越製紙(長岡市)など25社だ。


 運航は週に1回、新潟を起点にしてトロイツァと束草にそれぞれ向かう。五十嵐社長は「『V字航路』は新潟に止まる回数が多く、最も有利な形態」と喜ぶ。貨物の片道料金は1万5千円前後を検討。5月中の運航を目指す。


   ◇


●鳥取を秋田も食指をのばす


 世界的な金融不況や関税引き上げで、かつてのロシアの活況は落ち着いた。とはいえ、田村課長の危機感は消えない。「ロシアの物資を日本海側の港は、どこも食指をのばしている」からだ。


 鳥取県・境港と韓国・東海(トンヘ)市、ロシア・ウラジオストクを結ぶ定期フェリーの就航も準備が進む。


 一方、秋田港は、ロシアへの自動車輸出基地の座を狙う。岩手のトヨタ系列自動車工場から、製造した自動車部品を秋田港まで運び、船でロシア・ボストチヌイ港へ。同港はシベリア鉄道で、07年にトヨタが組み立て工場を稼働させたサンクトペテルブルクにつながる。太平洋側の仙台港から自動車部品を積んだコンテナを、JR東北線を経由して秋田港に運ぶ実証実験も行われた。ただ、秋田港には定期航路がないのがネックだという。


 一方、厳しい現実もある。昨年6月から運航していた金沢港(金沢市)と韓国・釜山港を結ぶ国際定期フェリーは同年10月、休止に追い込まれた。燃油高騰のほか、急激な円高ウォン安で韓国からの観光意欲の低下が懸念され、採算割れになる公算が大きくなったためだという。



   ◆◆◆

31千葉9区:2009/04/17(金) 23:06:28
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001829733.shtml
神戸-釜山フェリー休止 就航4カ月、不況響く 

神戸-釜山を結んだ「パンスター・サニー」。定期フェリーの神戸就航は4回に終わった=1月10日、神戸港

 今年一月、八年ぶりに復活した神戸と韓国・釜山の定期フェリーが無期限休止になることが十五日、分かった。世界同時不況や大幅な円高ウォン安で、収益の九割を占めていた韓国からの旅客や積み荷が激減したという。関係者は韓国からの観光客増に期待を寄せていたが、神戸港へ寄港したのは四回に終わった。

 韓国のフェリー会社「パンスターライン」が一月十日から運航。ラウンジや免税店などがある豪華船が土曜日に神戸港を発着していた。しかし、二月には、運航船二隻のうち一隻が故障、寄港を一時休止する事態に。船の修理が完了し、パン社は今月四日から神戸寄港を再開すると発表していたが、わずか二日後の六日、同航路廃止を決定した。

 パン社の総代理店「サンスターライン」によると「リーマンショック」などの影響が出始める昨年十月まで、旅客数が右肩上がりだったが、ウォン安で物量ともに激減。定員約六百八十人の旅客は、採算ラインの七割に届かず、最近は半分程度しか埋まっていなかったという。

 今後は神戸寄港を取りやめた上で、運航船を一隻に集約し、週五日運航していた大阪-釜山便も十三日から週三日に減便。「旅客や荷物が増えてくれば再開できるが、今のところは考えられない」といい、予約客はすべて大阪便に振り分けるという。

 誘致活動を行った神戸市みなと総局は「久しぶりに神戸港が沸いた明るい話題だった。残念でならない」。観光への影響は避けられそうになく、市観光交流課も「海外から最も多いのが韓国のお客さま。懸け橋として期待していたのだが」とショックを受けている。

(前川茂之)

(4/16 09:32)

32千葉9区:2009/04/20(月) 22:59:01
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090419k0000e040018000c.html
宇高連絡船:100年の歴史、存続の危機 ETC割引影響

宇野−高松航路が発着するフェリー乗り場。一部の業者は撤退、残る業者も苦戦している=岡山県玉野市の宇野港で、椋田佳代撮影 宇高連絡船として旧国鉄時代から約100年の歴史を誇る宇野(岡山県玉野市)−高松航路が、高速道路料金の割引により瀬戸大橋利用が増え、存続の危機にある。同区間を運航するフェリー3社のうち津国汽船(同市)は1日に撤退、他の2社も「歴史ある航路を残したいが、収支を見極めて」と先行きは不透明で、地元自治体は国へ支援を求めている。【椋田佳代】

 同航路は1910(明治43)年、旧国鉄宇野線の開通に合わせて開設された。津国汽船は59年から運航を始め、04年からは四国フェリー(高松市)との共同運航で、24時間往復50便を運航していた。

 津国汽船によると、燃料高騰に加え、昨年9月から顧客の約8割を占めるトラックが、高速料金が3〜5割引きになるETC割引で激減。昨秋以降1日40〜44便に減便して対応したが、利用者減は続き、平均積載率は5割未満に。マイカー客も、今年3月から休日の高速料金が1000円とフェリー運賃の約3分の1になり減少、経営圧迫に追い打ちをかけた。

 四国フェリーの堀川智司専務は「トラック割引の影響が大きい。営業しても、運賃割引を求められるので、八方ふさがり」と話す。同航路には国道フェリー(高松市)も就航するが、同社は「ゴールデンウイークごろまでに収支がどうなるかを把握して、対応を考えたい」としている。

 こうした事態を受け、黒田晋・玉野市長、大西秀人・高松市長は今月7日、国交省を訪れ、港湾使用料の減免などの支援策を求めた。瀬戸大橋完成時は、本四特措法が制定され、事業を廃止・縮小する海運業者に国から計119億円の交付金を支払ったことがある。

33千葉9区:2009/04/26(日) 22:21:09
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000000904250003
宇久・小値賀航路廃止へ
2009年04月25日

■美咲海送 赤字改善できず


 民事再生手続き中の旅客船運航会社美咲海送(平戸市、増山時光社長)が24日、佐世保―宇久・小値賀島航路を5月31日で廃止すると、九州運輸局長崎運輸支局佐世保海事事務所に届け出て受理された。赤字が改善できず、老朽化したフェリーの買い替えも難しいためという。
 同航路は6月以降、九州商船(長崎市)の高速船とフェリーの1日計3往復半のみとなる。一方、美咲海送は佐世保―有川、平戸―的山大島は運航を続けるという。
 同社は佐世保―宇久・小値賀航路に02年に参入。高速船とフェリーを、佐世保から1日に計3往復させている。再生債務者の弁護士によると、利用者は1日平均約100人。年間約2千万円の赤字が出ている。増山社長は「他の便を続けるために仕方なかった」と話した。
 増山社長らは24日午後、小値賀町と佐世保市を訪ね、航路の廃止を伝えた。町総務課は取材に対し、「町長が面会したが、正式な発表はないのでわからない」。市企画調整課も「寝耳に水」で、朝長則男市長が同日夜、「島民の生活に大きな影響が出ないよう、関係方面に働きかける」とコメントを出した。
 県新幹線・総合交通対策課は「九州商船だけの路線に戻れば、やめていた補助金を再開することもありうる」としている。

34千葉9区:2009/05/10(日) 14:36:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090509-00000047-maiall-soci
<神奈川県藤沢市>35年ぶり、伊豆大島へ船運航再開 漁協は事故懸念
5月9日15時55分配信 毎日新聞


 神奈川県藤沢市と市観光協会は、35年ぶりに伊豆大島への客船運航を再開する。高速ジェット船(281トン)=で江の島から片道約1時間で結び、日帰りツアーを年3回企画する。新たな観光資源にする狙いだが、地元の市漁協(葉山一郎組合長)は8日、市に対しシラス漁者との事故防止策を求めた。

 市観光課によると、ツアーは東海汽船(東京都港区)所有の高速ジェット船を借り上げて実施。海老根靖典市長は「東海汽船の自主運航につながるよう育てたい」とPRしている。江の島−伊豆大島間は、同社が65年に運航開始。最盛期の67年には年間約16万人が乗船したが、徐々に利用者が減少し、74年に休止した。

 市漁協は8日、「シラス漁約80業者との間で事故が生じる危険がある」として、市に漁業の実態把握や事故防止策の協議を求めた。市は14日に協議の場を設ける予定。

 再開第1弾は6月26日で、珍しい三原山裏砂漠とあじさい観賞▽小説「伊豆の踊り子」で知られる波浮港と5万点を集めた貝の博物館見学▽「御神火様」と呼ばれる三原山(標高764メートル)登山−−の3コース。午前9時に湘南港を出発し、午後4時半に帰港予定。

 料金は各コースとも大人1万4800円、小学生以下8800円(昼食代込み)。定員200人。申し込みは11日から。問い合わせ先は同社予約センター(03・5472・9999)。【永尾洋史】

35千葉9区:2009/05/11(月) 22:36:03
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000000905110005
たこフェリーGW半減
2009年05月11日


やはり影響は大きかった――。大型連休中、明石市と淡路島を結ぶ「たこフェリー」は、利用した車が前年より約半分に減った。同じ区間を結ぶ明石海峡大橋のETC割引のあおりをまともに受けた。同橋開通から11年。船員からは「橋と共存できたと思っていたのに……」とため息が漏れる。(小野大輔)
 「オールライン、レッコー」。4月29日、昭和の日。中野達也船長(43)のかけ声で岸壁の綱が外され、フェリーが明石港を出た。トラックや乗用車は定員の約半分。「例年なら、乗りきれずに港の駐車場に行列ができたのに」と中野船長が語った。
 昨年9月、神戸淡路鳴門自動車道でETCを付けた中型、大型、特大車を対象に夜間割引がスタート。そして今年3月20日には、乗用車が土日、祝日「上限千円」になった。一方、フェリーの乗用車の運賃は2050円だ。
 同社によると、4月25日から5月6日までの間、同フェリーを利用した乗用車、トラックなどの車は9256台で、前年同期より48%減。橋開通で約7割減った98年以来の打撃だ。
 社も手をこまぬいているわけではない。そもそも運賃値下げや、ゆるキャラ「パパたこ」によるPRで、客足は01年度以降7年連続で回復していた。
 4月から、橋を通行できない125cc以下の二輪車や自転車の2人組などを対象に、計1160〜2420円の運賃から380円を割り引く「たこでハッピーツーリング」を導入した。淡路島で下船せずにクルーズする「明石海峡遊覧きっぷ」(大人620円、子ども320円)で、日中だけでなく夜間も乗れるようにもした。だが、それもETC効果にかすんだ。
 国土交通省は4月、フェリーや離島航路への「地域交通の活性化」として、計414億円の補正予算案を国会に提出した。ただ、「省エネ設備の導入やバリアフリー化といった新しい取り組みに対する支援であって、単純な損失補填(ほ・てん)には認められない」(同省海事局)といい、たこフェリーがどれだけの恩恵を受けられるかは不透明だ。
 大麻一秀社長(56)は「橋の通行料が安くなるのは良いこと」としたうえで、「相手が国では価格競争に勝てっこない。運賃との差額分を穴埋めしてほしいのが本音」と話す。人件費削減にも乗り出し、社員の手当を減額、賞与も全額カットする方針だ。4月下旬からは希望退職を募っている。

36千葉9区:2009/05/11(月) 22:41:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090511-00000488-yom-soci
ETC割に便乗、佐渡フェリー便も1000円
5月11日12時50分配信 読売新聞
 新潟県の佐渡島と本州側を結ぶフェリーを運航している佐渡汽船(新潟県佐渡市)は11日、5月30日から7月26日までの土日・祝日の乗用車搬送代金を一律で片道1000円に値下げすると発表した。

 ETC(ノンストップ自動料金収受システム)装着車への高速道路料金割引を受けた措置で、観光振興が狙い。離島振興に関する調査・研究をしている日本離島センター(東京都千代田区)によると、全国313の離島航路(3月末現在)で、国の交付金を利用した割引措置は初めてという。

 新潟(新潟市)−両津(佐渡市)、直江津(上越市)−小木(佐渡市)の2航路で本州から佐渡へ渡る車が対象。渡航から4日以内に復路を利用する条件で値下げされる。通常、車長6メートル未満までの乗用車が片道約7800〜1万7800円で、値下げにより一律1000円となる。運転手や同乗者の旅客運賃は対象外。

37千葉9区:2009/05/16(土) 12:51:35
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000000905160003
呉・松山フェリー航路廃止を検討
2009年05月16日


◇しまなみ開通・ETC割引影響
 松山市「存続を」


  松山市の堀江港と広島県呉市の阿賀港を結ぶ「呉・松山フェリー」 (本社・呉市阿賀南7丁目) が航路廃止の検討を始めた。同社は「しまなみ海道(西瀬戸自動車道) の全線開通や燃料高騰、景気低迷と重なり、廃業も検討せざるをえない」と説明し、今月中に結論を出したいとしている。松山市は「航路は広島との物流面でも大きな役割を果たしており、廃止されれば経済的な影響が大きい」 として同社に航路の存続を求めている。(中川正美、林哲史)


  同フェリーは1964年から就航。しまなみ海道開通前のピーク時は一日18往復し、年間12万5千台の利用があった。06年の海道の全線開通から減少が目立ちはじめ、燃料代の高騰には減便などで経営努力を続けてきた。現在は一日9往復している。
 しかし、3月から景気対策で高速道路に導入されたETC(自動料金収受システム) 利用車への特別割引の影響で、決定的な打撃を受けたという。4月の利用台数は乗用車が約1640台で昨年同月に比べて半減。トラックは約1760台で同4割減だった。黄金週間中の利用も5〜6割減で「経費削減を進めた場合の採算ライン(年間8万台) にとうてい届かない」 状況だという。


  同社の従業員は60人余り。4月下旬に廃止の可能性を説明したという。森正樹常務(61) は「ETC(の特別割引) は、実際の影響を精査せずにやったという意見も出ているが、まさにその通り。国は補正予算で(航路業者などへの) 支援を検討するというが、まだ具体的なものは出ていない」 と話している。


  堀江港を管理する松山市空港港湾課は「航路は市民の交通手段として長年にわたって貢献してきた。現在、堀江港を発着する航路は同フェリーしかなく、廃止されると地元の活気にも影響する」 と懸念する。


  同市の中村時広市長は「ETC車の高速道路の割引制度は2年間の時限措置だ。その後、高速料金が元に戻った時に航路がなくなってしまったら、利用者はどうすればよいのか」 と政府の政策を批判。「松山だけでなく、海に囲まれた四国にとって船は重要な交通ルート。可能な限り存続を求めたい」 と話している。


  呉市は四国からの玄関口として埋め立て地の阿賀マリノポリス地区に約5億円を投じて公共桟橋と待合室を設け、昨年11月から同フェリーの阿賀マリノターミナルとして使用が始まったばかり。市港湾振興課は「同地区は高速道と直結する物流拠点として整備を進めており、本四間のフェリー航路が廃止されれば影響は大きい。何とか存続できるように願っている」 と衝撃を隠さない。

38千葉9区:2009/05/19(火) 21:39:06
>>34
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20090519ddlk14100120000c.html
海老根・藤沢市長:高速ジェット船、増便示唆 漁協は慎重なのに… /神奈川
 ◇「事故心配」漁協は慎重なのに…
 藤沢市が35年ぶりに復活させる江の島−伊豆大島高速ジェット船が人気を呼び、市は18日、抽選で50席を追加募集すると発表した。用意した200席が即時完売する人気ぶりを喜ぶ海老根靖典市長は9月にも前倒し運航する考えを表明し増便も口にしたが、海難事故を心配する市漁協の葉山一郎組合長は「(増便は)約束が違う。県漁協と連携し安全操業の確保を再度、市に申し入れる」とカンカンだ。

 発表によると、11日の受け付け開始と同時に予約電話は15回線が鳴りっぱなしで、わずか20分で埋まった。市はできるだけ希望に応えたい、と招待客・スタッフの乗船を極力減らし50席を確保した。応募は6月1日締め切り(消印有効)。往復はがきに、三原山ハイキング▽裏砂漠とあじさい▽大島周遊−−のうち希望コース、氏名などを書いて市役所観光課に申し込む。抽選結果は同5日に発送予定。問い合わせ先は同課(0466・50・3531)。

 市観光課は「増便は市長の夢で、決まっているのはあくまでもまだ年3回の運航だけ。関係漁協には納得していただくまで説明する」と言う。県漁協連の岡彬副組合長は「市漁協の不安を聞き14日の協議にも職員を派遣した。地元漁協と協力し、しっかり監視していきたい」と話す。【永尾洋史】

39千葉9区:2009/05/21(木) 21:02:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20090520-OYT8T00995.htm
日韓航路片道最安7900円に
旅客運賃正式に決定
 境港と韓国・東海(トンヘ)、ロシア・ウラジオストクを結ぶ貨客船の就航計画で、運航する韓国・DBSクルーズフェリーの金昌允(キムチャンユン)専務理事ら幹部3人が20日、知事公邸に平井知事を訪ね、旅客と貨物の運賃を正式に明らかにした。境港―東海間の片道旅客運賃は、最も安い2等船室の大部屋が1人7900円、最も高いロイヤルスイートは16万6600円(1室料金)で、幅広いニーズに応えるという。就航時期は「6月下旬」としか示されなかったが、平井知事は「料金決定で航路セールスをより具体的に進められる」と評価した。

 金専務理事らによると、船名は「イースタンドリーム」。約1万3000トンで、旅客定員は約500人。境港から東海まで8200円の2等船室(ベッド付き8人)、1万1600円の1等(ベッド付き4人)などもあり、レストランやサウナ、プールも備える。境港―ウラジオストクの最安運賃は2万1600円。

 貨物は通常のコンテナ(長さ約6メートル)が東海まで550ドル、ウラジオストクまで1100ドル。冷蔵コンテナや乗用車、大型バスなども運べるという。

 就航日については「船の改修に時間がかかっている。6月末までの就航には間に合う」とし、同月上旬に伝えるとした。

 平井知事は「低予算の旅行も、豪華な船旅も楽しめる。北東アジアの経済発展の原動力になる航路だ」と笑顔を見せていた。

 運賃について、韓国への日本酒輸出を検討している中井酒造(倉吉市)の中井秀雄常務(59)は「他港に荷を運ぶ時間が省け、一晩で届くようなので値頃感がある。あとは就航日など具体的なことを早く決めてほしい」と話していた。

(2009年5月21日 読売新聞)

40千葉9区:2009/05/25(月) 21:45:59
>>37
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090525-OYT1T00915.htm
ETC割引あおり、「呉・松山フェリー」廃止し会社清算へ
 広島県呉市と松山市を結ぶ「呉・松山フェリー」(本社・呉市)は25日、同航路を6月末で廃止し、会社を清算すると発表した。


 同フェリーは1964年に開業したが、本州と四国を結ぶ「しまなみ海道」の開通などで経営が悪化。

 ETC(ノンストップ自動料金収受システム)の特別割引が追い打ちをかけ、今年4月の乗用車利用台数は、昨年同期の半分の約1640台に落ち込んでいた。国土交通省によると、ETC割引が原因でフェリー航路が廃止されるのは初めて。

(2009年5月25日20時53分 読売新聞)

41千葉9区:2009/05/28(木) 20:39:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20090525-OYT8T01173.htm
「経営限界」関係者ら無念
呉・松山フェリー、来月末廃止

 高速道路の大幅値下げで利用が激減し、呉(阿賀港)と松山(堀江港)を結ぶ航路の6月末での廃止と会社の清算を発表した「呉・松山フェリー」(本社・呉市)。「経営努力も限界」と関係者は無念さをにじませた。決定で航路存続を支援してきた呉市や、利用客に波紋が広がった。

 呉・松山フェリーは阿賀―堀江間の約37キロを約1時間50分で結び、3隻で運航。1964年に開業し、ピーク時の95年には約15万台が利用したが、06年のしまなみ海道の全線開通後、赤字に転落。燃料費高騰もあって昨年9月、経費削減のため1日9往復に減便した。


 しかし、今年3月末、ETC利用車に対する高速道路の<休日1000円乗り放題>がスタート。4月の乗用車の利用台数は約1640台で前年同期の半分に、特に休日は6割減に。トラック、乗客数もともに、前年の4割減となった。

 同社は大型連休後に航路廃止を決定。5月末までに中国運輸局へ航路廃止を届け出る。回数券の払い戻しは9月30日まで行う。60人の従業員については、再就職の支援をするという。

 呉市役所で記者会見した同社の森正樹常務(61)は「利用者に申し訳ない。何の支援もないまま、国の施策で民間が窮地に追い込まれ、納得できない」と述べた。

 この日、阿賀港でフェリーを待っていた松山市の男性運転手(50)は「廃止になるとしまなみ海道経由になるので遠回り。移動距離が増え、睡眠時間も削られるのがつらい」と惜しんだ。堀江港で船を待った広島市の運送会社員越道憲司さん(40)は週3回は利用するといい、「フェリーがなくなれば、松山への配送を廃止にしようかという話も出ている。仕事がなくなるかも」と不安そうだった。

 呉・松山フェリーが利用する呉市の埋め立て地「阿賀マリノポリス地区」では市が昨夏、桟橋や待合ターミナルを約5億円かけて新設したばかり。呉市は年間約1400万円だった使用料を昨年11月から半額にするなど、支援していた。同市港湾振興課は「使用料の無料化も打診したが、予想以上に経営の落ち込みが急だった。厳しいが別業者を探したい」としている。

 県内の四国航路廃止は今年、中四国フェリー(竹原市)の竹原―今治便に続き2例目。

(2009年5月26日 読売新聞)

42千葉9区:2009/06/01(月) 22:39:29
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000906010005
割引フェリー離島に波紋
2009年06月01日


 佐渡汽船(佐渡市)のカーフェリーの乗用車搬送料を片道1千円に値下げ――。佐渡市の試みに全国の離島から注目が集まっている。海上運賃の高さはどの離島にとっても悩みの種だ。「ついに離島が声を上げた」「今後につなげていけるかが問題だ」など反響はさまざまで、追随を検討する自治体もでてきた。(高橋淳)


   ◇ ◇ ◇


 値下げ初日の5月30日、佐渡島・両津港には本土からのマイカーが続々と降り立った。


 佐渡汽船によると、値下げの発表以降、問い合わせが相次ぎ、6月の乗用車の予約台数は例年の5倍近くに。土曜日午前の出発の便はすでにほぼ満車の状態だという。


 佐渡島観光は、ピーク時の年間120万人から、昨年はついに60万人を割った。片道1万数千円の乗用車搬送料もネックとされ、佐渡市は5月、2カ月の期間限定で、佐渡汽船に対し値下げ分の差額約1億5千万円を補填(ほてん)することにした。国の緊急経済対策の交付金を充てる。


 これに続いて、粟島浦村でも村予算を投入して本土からの渡航費用を値下げすることを決めたほか、長崎県壱岐島では、市観光協会が「離島航路を1千円に」と国などへ求める署名活動を始めた。


 こうした動きのきっかけとなったのが3月に導入された高速道路のETC割引だ。離島ではないが広島、愛媛間を結ぶ呉・松山フェリー会社(広島県呉市)は5月25日、6月末での航路の廃止と会社の解散を発表。「ETC割引による利用者の減少が打撃だった」(同社)という。


 財団法人日本離島センターの大矢内生気・事務局次長は「離島航路は国道と同じ位置づけであるはずなのに、輸送格差の問題が放置されてきた。ETC割引は単純に従来の格差を拡大しているだけでは」と疑問を投げかける。一方で「佐渡市の取り組みは国などに対し離島の窮状に目を向けてもらうきっかけになる」と期待する。


 佐渡市は今回は国の交付金の活用を決めたが、多くの離島にとって、民間のフェリー代金を税金で補填(ほてん)するのは予算的にも厳しいのが現実だという。島根県隠岐の島町は「佐渡の取り組みはすばらしいと思うが、同じことをする予定はない」。長崎県対馬市は「フェリー代金の値下げに向けて庁内で調整を始めている」とした上で、「片道1千円はインパクトがある。とはいえ、これが将来につながる適正な金額なのかどうか、社会実験などで確かめていく必要があるのではないか」と、慎重だ。

43千葉9区:2009/06/17(水) 23:20:02
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000906170002
知事が発言、訂正/南海フェリー支援めぐり
2009年06月17日

 和歌山、徳島両県が南海フェリー(本社・和歌山市)に1億円ずつ支援して運賃を値下げする計画に関連し、仁坂吉伸知事は16日、南海フェリーが計画の一部への協力を渋っているとする質問を記者会見で受け、「渋る元気があったら国土交通省の前で割腹自殺でもしたらいい」と発言した。発言の直後に事務方から指摘を受け、会見の中で訂正した。(宮崎亮)


 この計画では、両県が国の補正予算を財源とした1億円をそれぞれ予算化。7月下旬から約半年間、両県いずれかに宿泊する人を対象に運賃を値下げし、陸路に対抗できるようにすると共に、観光振興にもつなげる狙い。実際の値下げ幅や差額の負担割合はこれから3者で話し合う。


 この日県庁で開かれた定例記者会見で記者の一人が「割引を宿泊者対象にするということについては、南海フェリー側はあまり乗り気ではない、渋っているような……」と質問すると、「渋る元気があったら国土交通省の前で割腹自殺でもしたらいい。これだけ条件面で不利になっていることに対してちゃんとした抗議をするのが正しい」と述べた。仁坂知事はその約1分半後、「広報室長が『割腹自殺』というのは『ちゃんとした抗議』にしろと言いましたので、訂正をさせていただきます」と話した。


 仁坂知事は朝日新聞の取材に対し、「公の場で乱暴な言葉を使ってはいけない。訂正する」とした上で、発言の意図について「業界も国に対して強く抗議すべきだと言おうとした」と釈明した。また、「国交省は所管する業界が困っているのに政治家への進言を怠っている。業界もおかしい。親会社の南海電鉄なんて何をしているんだと思う」と不満をぶちまけた。


 一方、南海フェリーの担当者は「計2億円の支援をもらえるのだから、非常に感謝している。『渋る』なんてことをうちの会社の人間が言うわけがない」と話している。

44とはずがたり:2009/06/17(水) 23:31:05
まあ柄の悪い大阪南部の更に南だし,これくらい発言も粗野でないと務まらないのかもw
なんにしろ旅田卓宗先生を産んだ土地柄だしな。

45千葉9区:2009/06/28(日) 15:28:07
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000906270004
ETC割引直撃 瀬戸内航路に「大波」
2009年06月27日

  国の景気対策が瀬戸内海に荒波を呼んだ。高速道路の通行料金割引で、中国地方と四国を結ぶフェリー会社が客を奪われ、苦境に陥っているのだ。航路廃止の動きも出ている。山口県など沿岸の自治体も支援に乗り出しているが、国に「海の足」を守るための本格的な措置を求めている。
(小暮純治)


  ◆ フェリー、売り上げ激減


  「突然、需要が消えた」。防予汽船(柳井市)の平井康生営業部次長がため息まじりに話す。


  同社のフェリーは柳井港と松山市を結ぶ。別の会社との共同で、毎日15便前後を24時間態勢で運航する使い勝手の良さが売り。運送トラックなどの大型車のほか、帰省や観光、仕事で使う乗用車の利用も多かった。だが、今年5月初旬、乗用車客の予約は一向に埋まらなかった。


  ゴールデンウイーク(GW)のある5月は、夏休みと重なる8月に次ぐかき入れ時。これまでは大半の便は4月中旬ごろから予約で埋まっていたが、今年5月の利用台数は4464台。昨年同月(6748台)の35%減で、売り上げも2割減。今年3月から始まった高速道路のETC割引が響いたようだ。


  競合する高速道路では、柳井市からの最寄りは山陽道玖珂インターチェンジ(岩国市)。広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「しまなみ海道」(西瀬戸自動車道)を経由して、松山市に至る最短ルートでの片道料金は1万50円だった。ETC割引後は2千円に下がった。同社のフェリーは、乗用車1台と運転者1人分も含め1万3千円。利用者からすれば、車のガソリン代を加えても割高感がある。


  フェリー業界にとって、ETC割引は、燃料費の高騰に続くダブルパンチとなった。


  昨年の燃料の重油価格は、10年ほど前に比べて最大で5倍超に跳ね上がった。防予汽船は昨年度、70年代のオイルショック以来の赤字経営に転落した。


  生き残りをかけて、6月から往復客の復路の料金を千円に割り引く対抗策をとった。これまでのところ、利用客は昨年の同じ時期の2割減程度で食い止めている。だが、平均単価の落ち込みで減収幅は5月より広がる見込みだ。8月に向けて、さらに大幅な値下げを考えているが、企業努力も限界にきている。


   ◇       


  ETC割引は、特に瀬戸内海のフェリー航路に影響を及ぼした。高速道路の中でも、「高い」と指摘されてきた本州と四国を結ぶ本州四国連絡橋(3ルート)の通行料金が一気に安くなったからだ。フェリー業界は、「航路が一変する」と危機感を募らせる。


  開通10年を迎えたしまなみ海道の通行料は4700円だったのが千円になった。本州四国連絡高速道路によると、今年のGWのピーク時(5月2〜6日)の通行量は12万321台。昨年同期(6万3805台)の9割増しだ。一方、中国5県のフェリー事業者など115社でつくる中国旅客船協会連合会(広島市)によると、広島県内では今年3〜5月、乗用車の客が前年の同じ時期より5割減った航路もあった。


  中国運輸局(同)によると、しまなみ海道の開通直前の99年4月から10年間で、管内の瀬戸内海の航路で、なくなったのは七つだった。だが今年4月以降でみると、広島県竹原市と今治市を結ぶ中・四国フェリーをはじめ、4航路が既に廃止したか、廃止が決まっているという。同連合会は、「橋の代替輸送機関として、フェリーが果たす社会的役割は大きい。航路の維持は不可欠だ」と訴える。

46千葉9区:2009/06/28(日) 15:28:35
   ◇  沿岸自治体「国も支援を」       


  こうした事態に、沿岸の自治体が次々、フェリー会社への支援を始めている。


  広島県では、定期航路を使った旅行会社に広告費などを助成。愛媛県はフェリー会社1社あたり最大1千万円を補助。総額1億2千万円。運賃割引やニーズ調査など集客アップに向けた対策にかかる経費に充ててもらう。


  それでも、「一時しのぎ」の感は否めない。山口県は、「あくまで応急処置。国の政策による影響であり抜本的な対策の責任は国側」と指摘。四国4県の知事会も、フェリー業界に対する支援強化を国に求める要望書を採択した。


  広島大地域経済システム研究センター長の伊藤敏安教授(地域経済学)は、「これまで、橋とフェリーは役割分担が進んできていた。政策で意図的な環境操作がされ、事業者は突如、不公平な競争にさらされた。県をまたぐ問題でもあり、国側の一定の支援は避けられない」と言う。


  ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


  【 山口県のフェリー会社支援策 】 


  県が管理する港を発着する航路を運営する防予汽船、周防大島松山フェリー(周防大島町)、周防灘フェリー(周南市)の3社に、港の施設使用料を6月から1年間免除する。岸壁などを使った場合にかかる係船料と、車両を乗降させる際の可動橋使用料が対象で、3社は昨年度、あわせて約3200万円を支払っている。減免措置は76年以来。

47千葉9区:2009/07/11(土) 00:46:13
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002111301.shtml
5航路廃止、減便も5 瀬戸内のフェリーに荒波 
 国が経済対策として実施した高速道路料金の一律1000円への値下げがフェリー業界を直撃し、航路の廃止や減便が相次いでいる。日本旅客船協会などによると、瀬戸内海では3月以降、4社5航路が廃止(11月実施を含む)し、減便が5社5航路に広がっている。8月のお盆シーズンは、割引が平日にも拡大されるため、地域の足を守ろうと単独で支援に乗り出す自治体も出ている。(前川茂之)


 「もはや航路廃止を考えざるを得ない状況。国策で損害を受けた以上、国がしっかり責任を取ってほしい」

 6月29日、明石淡路フェリー(愛称・たこフェリー)の大麻一秀社長は、国土交通省神戸運輸監理部に窮状を訴えた。

 たこフェリーは3月下旬の割引開始以来、売り上げが半減。全船員の3分の1に当たる15人が一斉に退職し、6月26日から日に16便の減便に踏み切った。「もはや企業努力を越えている」と大麻社長は肩を落とす。


【本州-四国間が深刻】

 とりわけ影響が深刻なのは、明石海峡大橋や瀬戸大橋などと競合する本州-四国間のフェリー。

 広島県の阿賀(呉市)-愛媛県の堀江(松山市)を結ぶ呉・松山フェリーは6月末で航路を廃止し、会社の解散も決定。また、神戸港を経由していた大阪-大分間の「さんふらわあ」は、6月から神戸と今治への寄港を取りやめ、神戸-高松間を結ぶジャンボフェリーも7月、1往復減便した。

 一方で本州四国連絡高速道路会社は値下げ後、交通量が1・5倍に増加。本州-四国間のフェリーは、夏休み中も苦戦が予想される。


【行政も支援に】

 苦境にあえぐ業界を支援するため、国交省は本年度補正予算で30億円を確保。省エネ対策として船体の改修などハード事業への補助を挙げるが、関西のフェリー会社の社員(54)は「対応が遅すぎる上に、新型インフルエンザなどで経営は悪化の一途。新たな投資ができる余裕などあるわけがなく、使い勝手が悪すぎる」と批判する。

 緊急事態にフェリー会社へ直接、税金を投入する自治体も。徳島と和歌山県は運賃割引のため、1億円ずつを支援する。

 明石市は、たこフェリーが始めたクルーズ事業に800万円を補助する。神戸市も総額4000万円の補助金支給制度を設立。市みなと総局は「神戸にとってフェリーは港町の象徴。若者にターゲットを絞ったキャンペーンへの補助などで各社のがんばりに報いたい」としている。


【長期的視野が必要】

流通科学大学の森隆行教授(国際物流論)の話

 景気対策とはいえ、高速道路だけに税金をつぎ込むのは競争原理からみてフェアではない。航路廃止が続けば、高速道が通れなくなった場合の代替措置が奪われるなど、安全上の問題が生じる。陸路だけでなく、海や空の交通網をどうとらえるか。長期的な視野で支援策を考える必要がある。

(7/10 10:40)

48荷主研究者:2009/07/12(日) 00:31:53

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200906050047.html
'09/6/5 中国新聞
三原―瀬戸田の2航路廃止へ
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 三原観光汽船(三原市)が、三原市と尾道市瀬戸田町を結ぶ2航路を11月末で廃止する届け出を中国運輸局に提出していたことが4日、分かった。高速道路料金の大幅値下げによる利用者減などが原因とみられる。

 フェリーが連絡する須波港(三原市)―沢港(尾道市瀬戸田町)と高速船が結ぶ三原港―瀬戸田港の2航路。1日18往復の須波〜沢間は他に運航会社がなく、行き来ができなくなる。三原―瀬戸田間(一部は沢港経由)は他の船会社と共同運航しているが、1日15往復の便数がほぼ半減する見通しという。

 三原市によると、両航路は瀬戸内しまなみ海道開通の影響などで須波―沢間が1997年の35万6000人から2007年には17万4000人に半減。三原―瀬戸田間の利用も減少していた。今春からの高速道路の料金値下げも利用者減に深刻な影響を与えていたという。

49荷主研究者:2009/07/12(日) 19:05:33

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/100087
大分ホーバーフェリー 商用客激減 旅行者狙い戦略転換 家族連れ割引導入 高齢者の同乗者も対象に
2009年6月4日 01:21 西日本新聞

家族や高齢者向けの割引運賃を導入した大分ホーバーフェリーのホーバークラフト

 大分空港と大分市をホーバークラフトで結ぶ大分ホーバーフェリー(大分市)が、家族や高齢者向けに割引運賃を導入した。景気の低迷で、空港から東京や大阪に向かうビジネス客を中心に利用者が大幅に減少したことから、時間や生活にゆとりのある高齢者や家族連れの旅行者を取り込むことで、活路を開く狙いがある。

 ホーバークラフトは、高速気流で艇体を地面や水面から押し上げ、プロペラで前進する水陸両用の高速船。大分ホーバーフェリーは、国内で唯一のホーバークラフト定期便だ。

 同社は、大分空港が大分市から国東市に移転したのに伴い、1970年に運航を開始。高速道路の整備やマイカー普及の影響を受け、各地で旅客輸送用が姿を消した中で孤軍奮闘している。

 乗客数は91年、約43万9000人に上ったが、出張客など空港利用者が落ち込み、2006年から3年連続で減少。08年は約30万5000人だった。昨秋からの世界同時不況が追い打ちを掛け、08年4−9月は前年同月比で1000人台の落ち込みだったが、08年10月−09年3月はさらに大きく落ち込み2000−5000人台の減少となった。

 こうした苦境を受けて同社は、中学生以下の子どもと大人が一緒に乗船すると大人を片道2000円、中学生以下を500円にした。大人(中学生以上)が2980円、子ども(4歳から小学生まで)が1490円の通常運賃から割り引きした。

 シルバー割引は、60歳以上の運賃を1500円にし、シルバー割引対象者の同乗者についても割引運賃を新たに設けて2000円とした。

 乗船体験や空港までの見送り客も増やそうと割引サービスを充実させた。往路便の到着から5時間以内に復路便に乗船すれば、大人は往復2800円、中学生以下は往復1000円で利用できる。

 7月には時刻表を変更し、乗船時間を30分から29分に縮める。わずか1分の短縮ながらも、マイカーの半分程度の時間で大分市と大分空港を結ぶ速さを印象づける狙いだ。

 同社は「全国に1つしかないホーバークラフトに、まず乗ってほしい」とPRしている。

=2009/06/04付 西日本新聞朝刊=

51荷主研究者:2009/07/12(日) 20:38:14

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200906110036.html
'09/6/11 中国新聞
広島港の港湾使用料を免除へ
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 広島市と松山市を結ぶフェリーの定期航路について、広島県は10日、運航会社が支払っている広島港(南区)の港湾施設使用料を免除する方針を固めた。高速道路と本州四国連絡橋の通行料大幅割引の影響で、利用客が急減したのを受けた支援策。当初は「国の責任で対応すべき問題」としていたが、県と四国を結ぶ唯一の航路として存続をバックアップする必要があると判断した。

 瀬戸内海汽船(南区)と石崎汽船(松山市)が共同運航する広島―松山港の航路が対象になる。免除額は4月にさかのぼった本年度1年間の係船料と可動橋使用料で、2千数百万円と想定。19日に開会する県議会定例会に提案する2009年度補正予算案に、相当額を計上する方向で最終調整している。

 瀬戸内海汽船によると、同航路の利用客は、自動料金収受システム(ETC)搭載車の土日祝日の通行量が上限1千円となった3月下旬から急減。利用客数で約2割減、乗用車の利用台数で約3割減った。10日も中国旅客船協会連合会などフェリー会社などでつくる5団体が支援策を県に要望した。

 県は今後、島しょ部を含めた航路のある市町とも連携し、広島―松山以外の航路への支援策を検討していく。

52荷主研究者:2009/07/12(日) 20:49:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090617t72024.htm
2009年06月17日水曜日 河北新報
フェリー泣き笑い ETC割引で東北発着に影響

名古屋に向けて仙台港を出発するフェリー。ETC割引の逆風を受ける

 自動料金収受システム(ETC)搭載車を対象に、3月末に始まった高速道路料金の休日割引制度が、東北発着のフェリー航路の客足に大きな影響を与えている。仙台と名古屋を結ぶ航路などは制度開始後、利用が大きく落ち込んだ。青森と北海道を結ぶ航路は、高速道とフェリーの利用を組み合わせる顧客増加の兆しが表れ、運航会社は「ETC割引を追い風にしたい」と期待している。

 仙台―苫小牧、名古屋を運航する太平洋フェリー(名古屋市)によると、名古屋線の乗用車の利用が5月は前年同月より30.4%減った。苫小牧線は7.3%減で、名古屋線の落ち込み幅の大きさが目立つ。

 5月に期間限定で通常料金より7000円安い2万3000円(大人2人)のプランを始めたにもかかわらず、苦戦した。同社東北支店は「陸続きの都市を結ぶ航路は、休日1000円のETC割引と料金で太刀打ちができない」と困り顔。10月にETC割引を意識した新商品を売り出す予定で、何とか反転攻勢しようと懸命だ。

 一方、青森、大間―函館を結ぶ津軽海峡フェリーを運航する道南自動車フェリー(北海道函館市)は、乗用車の利用が見込みと比べ、6月1〜14日の期間に約4%増加した。特に土日の利用が増えたという。

 4、5月は10%ほど予想を下回ったが、同社は「フェリー利用者は計画的に旅行日程を考える。ETC割引がスタートから一定期間経過して浸透するとともに、青森までETC割引を利用した車の利用が次第に増えてきた」と分析。週末限定割引プランを今月9日から始め、「夏休みにかけてさらに利用を伸ばしたい」と意気込んでいる。

53荷主研究者:2009/07/20(月) 23:24:38

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200906210044.html
'09/6/21 中国新聞
川尻―今治航路、来月増便
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 呉市の川尻港と今治市の今治港を高速船で結ぶ「せと観光ボート」(呉市)は7月1日以降、1日3往復の運航を土・日・祝日に限って1日4往復に増便する。

 中・四国フェリー(竹原市)の竹原―波方(今治市)航路の廃止で5月から利用者が増え始め、6月末には呉・松山フェリー(呉市)の阿賀―堀江(松山市)航路が廃止されるため、利用増に対応する。

 四国運輸局に船舶運航計画の変更を申請し、19日付で認可を受けた。

 せと観光ボートは高速船1隻を使い、川尻―今治間を午前中に1往復、午後に2往復運航。途中、呉市の豊島、久比、大長、御手洗を経由している。

 運航計画の変更後は土・日・祝日に限り、午前中を2往復に増やし、午後の最初の便を1時間遅らせる。

55荷主研究者:2009/08/11(火) 14:29:01

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=160279
2009年8月4日 新潟日報
割引制度の効果で約1万人増

 佐渡汽船カーフェリーの乗用車搬送料が片道千円となる割引期間(5月30日〜7月26日)に、佐渡汽船で佐渡を訪れた人は18万7155人と、前年同期に比べ1万1424人(6・5%)増えたことが4日までに分かった。佐渡市は「観光面での経済効果は3億円以上」と分析、割引制度の健闘ぶりをアピールしている。

 期間中の土日祝日だけでみると、来島者は9万8138人と、前年同期より1万8542人(23・3%)増加。乗用車の搬送台数は1万2934台と前年同期のほぼ4倍だった。

 同市観光課は、過去のアンケート調査などから観光客1人当たりが約3万円を支出すると仮定した上で、今回の経済効果を3億円と見込んでいる。

 期間中、割引制度の恩恵を受けた宿泊、観光施設は多い。同市小木地区の旅館は「6月の宿泊客は昨年に比べて3、4割増えた」と指摘する。土産物の販売などを行う「かもこ観光センター」(同市加茂歌代)も「土日に来るマイカーが昨年の3〜4倍に増えた。売店やレストランの売り上げも上がったようだ」と喜ぶ。

 一方で、割引が土日祝日の本土発便が対象だったため、観光客や帰省客が土日に集中。平日に限ると、来島者は前年同期に比べて7118人(7・4%)減少した。

 このため、割引の効果を実感できない宿泊施設もあった。同市両津地区のホテルは「土日はもともと宿泊客が多い。平日は前年に比べると1、2割程度落ちた」と明かした。

 また、「普段は車を搬送しない帰省客がカーフェリーに乗り換えた」(佐渡汽船)ことなどから、両津〜新潟間のジェットフォイルや寺泊〜赤泊間の高速船の利用者も減少した。

 今後は、割引制度を利用して来島した観光客がリピーターになってくれるかが鍵になる。同課は「県が秋から行う新たな割引やJRの観光キャンペーン『デスティネーションキャンペーン』のほか、トキめき新潟国体を生かして佐渡の食や芸能を売り込んでいきたい」と話している。

56荷主研究者:2009/08/12(水) 18:42:13

http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/economy/200908/20090806000124.htm
2009/08/06 10:05 四国新聞
乗用車利用が半減/高松―宇野間フェリー実績

メールで記事を紹介印刷する一覧へ 四国運輸局は5日、高松―宇野間を結ぶフェリーの4〜6月の輸送実績(速報値)を発表した。乗用車の利用が前年同期の約半分に落ち込むなど輸送台数、旅客人員ともに激減した。高速道路や瀬戸大橋の大幅値下げの影響が色濃く、大型連休後も本四航路の苦境が続いている。

 輸送実績は宇高航路を運航する2社の合計。それによると、旅客人員は前年同期比29・9%減の23万2361人、車両の輸送台数は同40・9%減の13万8799台だった。

 車両の内訳は、乗用車が同46・0%減の5万118台、トラックが同37・5%減の8万8306台、バスが同22・8%減の375台。「休日千円」と高速道路の値下げ幅が最も大きい乗用車の落ち込みが目立つ。トラックについては不況で物流の動きが鈍ったことも減少の要因という。

 今後、高速道路では8月の一部平日にも「上限千円」が適用されることなどから、同局は「航路は引き続き厳しい経営状況が予想される」とみる。

 利用減を受け、すでに宇高航路の2社はゴールデンウイーク前後にコスト削減のため休日便を減便。2社合わせた4〜6月の総便数は前年同期の84%だった。さらに2社は今月10日から平日にも減便を実施する。

 2社は「まったく先が見通せない状況。少しでもコストを削るほかない」(四国フェリー)、「企業努力は続けるが、このままでは事業を継続できない」(国道フェリー)としている。

57千葉9区:2009/08/13(木) 20:41:37
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/shimane/Ss09081101.html
観光・人口減で揺れる航路 島民の生活支える隠岐汽船 '09/8/11

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 ▽「現状維持へ国は支援を」

 本土と隠岐諸島を結ぶ隠岐汽船(隠岐の島町)の航路は、観光客や人口の減少という荒波にもまれている。「島の暮らしをどうやって守ればいいのか」―。島民生活の根幹とも言える離島航路の現状維持へ、国の支援を求める声は強い。

 航路は隠岐諸島四島と七類港(松江市)、境港(境港市)とを結ぶ。近年は燃料費高騰や利用者減などに直面し、2005年度には約6億8千万円の赤字を計上、経営難が表面化した。

 これを受け、県中小企業再生支援協議会は06年度、再生計画(10年度までの5カ年)を策定。計画は、同社のフェリー3隻と高速船1隻のうち、フェリーおき(2366トン)1隻を約20億円で広域連合が買い取った上で、無償で貸し付ける内容。同社はこれによる減価償却費の減や、人員削減、給与カットなどでコストダウンをはかり収支を改善する。

 計画が見込んだ通り同社は07年度から単年度黒字を達成した。08年度決算では経常利益3億700万円を計上し、債務超過の解消を実現。関係者はひとまず胸をなでおろした。

 ただ、不安材料は以前より増す。02年に16万6千人だった観光目的の乗船客は、格安の海外旅行に押され08年度10万3千人にまで減った。隠岐の島町の人口も04年9月の合併後、今年7月までに約1500人減少。公共事業削減でビジネス利用も減り、乗客減に歯止めはかからない。県交通対策課は「決して安心できる状況ではない」とみる。

 島民にとって、減便や縮小は死活問題。隠岐の島町小路の主婦柳原三千代さん(68)は「専門的な医療は島で受けられない場合があり、航路のない生活は考えれない」と重要性を語る。同町の松田和久町長も全国離島振興協議会などを通じて国に支援を働きかける。

 離島航路が赤字になった場合、国の補助制度があるが、隠岐汽船はこれまで適用対象外だった。昨年「離島航路改善協議会」が要件緩和を答申。国交省も見直しの構えだ。

 同社の木下典久社長は「経営だけを考えれば便数を減らせるが、われわれは島民の命を授かっている。現状の維持へ経営努力とともに、行政側の支援や観光振興策は欠かせない」と話している。(金山努、長久豪佑)

【写真説明】隠岐の島町の西郷港に到着した隠岐汽船のフェリーおき

58千葉9区:2009/08/13(木) 21:48:47
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/feature/matuyama1249569175069_02/news/20090807-OYT8T01197.htm
争点の現場 09衆院選 一覧

高速値下げ打撃深刻


住民らに見送られながら、最後の航海へ向かう呉・松山フェリー(6月30日、松山市の堀江港で)  6月30日の夕刻、松山市堀江町の堀江港に、「ボー」という汽笛の音が何度も響いた。45年間にわたって、同市と広島県呉市とを結んだ「呉・松山フェリー」の最終便の出港を、約100人の地元住民らが岸壁で見送った。

 「むなしい。高速道路値下げで泣いている人々がいることを、政治家に知ってほしい」。同フェリーの松中芳則・松山営業所長(57)がやりきれなさを募らせるのは、航路廃止の直接の原因が、国の政策による影響だったからだ。

 景気対策として3月に始まった高速道路の値下げで、瀬戸内しまなみ海道の交通量は、1000円で乗り放題となる週末には前年の2倍近くになるなどし、橋と競合するフェリー各社に深刻な打撃を与えた。

 4月30日に今治市と広島県竹原市を結ぶ中四国フェリーが廃止となり、翌日には、協和汽船が今治港と大島・下田水港のフェリーを大幅に減便した。

 下田水港の近くに住むパート店員の女性(56)は「減便で不便になり、車に乗れないお年寄りが特に困っている。高速が無料になったとしても、港周辺の活性化のためにフェリーは欠かせない」と訴える。

 フェリー会社や全日本海員組合などは、繰り返し国や自治体に航路への支援を申し入れてきた。衆院選の立候補予定者にも声は届いているはずだが、しまなみ海道の島々が含まれる愛媛2区ですら、その反応は芳しくない。

 自民前議員は「『本四架橋は1000円ではなくて1500円で』との国の方針を変えさせた」と、高速道路値下げでの実績を強調。マニフェストに高速無料化を明記している民主党から推薦を受ける社民陣営は「高速値下げによる航路の縮小によって離職者が相次いでいる以上、無料化推進とまでは言えない」とし、演説などでこの問題への姿勢を明言できていない。

 2年間の時限措置として行われている高速道路値下げが終わった時、島の人々の足となる航路は存続しているのか。高速無料化が実現したら、航路はどうなるのか。

 フェリー会社の関係者や航路利用者が不安を募らせる一方、今治市島嶼(とうしょ)部の住民からは、「しまなみ海道は生活道路して機能していない」として、この2年足らずで2万人分近い無料化要望署名を集めて市に提出した。

 利害が対立する様々な立場に配慮し、いかにバランス良く政策を打ち出せるかが問われる。

(2009年8月8日 読売新聞)

59千葉9区:2009/08/14(金) 18:49:29
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000500908110001
選択 −広島−


問う ETC割引/政治は地方見ていない
2009年08月11日


須波港で乗客を迎える三原観光汽船のフェリー。利用の多い平日夕方でも、乗客は最盛期の約半分に減った=三原市須波西町

 「車が5台しか待ちよらん。考えられんね」。平日夕方の須波港(三原市須波西町)で8年間、フェリーの乗降客の誘導などをしている野竹弘一さん(68)がぼやいた。同港に発着する三原観光汽船のフェリーは、尾道市瀬戸田町の生口島にある沢港と結ぶ生活航路だが、3月に麻生政権が導入した高速道路の自動料金収受システム(ETC)割引制度の影響で利用者が激減した。


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 生口島は人口約1万人。平山郁夫美術館、瀬戸田サンセットビーチなどの観光スポットがある。99年、しまなみ海道(西瀬戸自動車道)が開通して以降、利用客は減った。ただ、フェリーは須波港と沢港を約25分と短時間で結ぶことから、何とか営業を続けてきた。
 ところが、3月以降、海道を利用してETC搭載の乗用車で尾道市の本州側から生口島に行く場合、様々な割引が適用されるようになった。通行料は5メートル未満車のフェリー運賃1630円を大きく下回ったため、観光客だけでなく、地元客も多くが陸路に移ってしまった。三原観光汽船によると、フェリーを利用する車両は月約5千台。1年前より約4割、10年前より約7割減った。
 昨年からの燃料費高騰も響き、採算は急速に悪化。「運行すればするほど赤字になる」状態が慢性化し、同社は5月、中国運輸局に11月末での航路廃止を申請した。
 生活航路の危機に、利用者からは存続を求める声が上がる。三原市の造園会社員の男性(56)は「フェリーは生活の足だった。25分で渡ってきたものを、11月以降は車で1時間以上かけて通勤しないといけん」と嘆く。同市の造船会社に勤める瀬戸田町の男性(57)は「車のない人やお年寄りはどうするのか。通勤できんから、仕事を変えざるをえん同僚もいる」と憤った。
 こうした事態に、三原市は港の利用料を減免することを決めている。だが、年間約5千万円に上るとみられる三原観光汽船の赤字には「焼け石に水」。同社はこれまで、度々三原市や関係団体などに追加の支援を求めてきた。山本勝美社長は「経営責任を言われるが、国の政策で追い詰められ、企業努力だけでは正直どうすることもできない。政治は地方のことをまったく見ていない」と話す。


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 ETC割引は、高速道路の渋滞も深刻化させた。NEXCO西日本によると、今年のゴールデンウイーク(GW)期間中、山陽自動車道の志和IC(東広島市)―広島東IC(広島市)間の1日平均交通量は7万6700台で、昨年より1万台以上増えた。5キロ超の渋滞回数は72回で、昨年より51回増。10キロ超の渋滞は31回増えて41回発生した。
 このため、広島空港(三原市)と広島市中心部を結ぶ空港リムジンバスは、4月29日から5月6日に計183便が運休。利用客をJR山陽線に振り替え、空港に近い白市駅からバス輸送するなどして対応した。
 バス会社の担当者は「例年、事故渋滞で突発的な運休はあったが、今年は激増した。お盆の時期も渋滞が激しそうで、売り上げへの影響が心配だ」と話した。(鬼原民幸)


<メモ>
 県内の旅客船事情 中国5県の旅客船業者が加盟する中国旅客船協会連合会(広島市)によると、県内では48業者が四国や瀬戸内海の島々などを結ぶ63航路を運航している。しかし、4月に竹原市と愛媛県今治市を結ぶ中・四国フェリーを運営していた竹原波方間自動車航送船組合が、6月末には呉市と松山市を結んでいた呉・松山フェリー会社が廃止。ほとんどの航路で車の利用が5割、人が3割程度減少しているといい、多額の負債を抱える船会社もあるという。同連合会の森藤幹二事務局長は「瀬戸内海から旅客船が無くなる可能性がある」と危機感を抱く。

60千葉9区:2009/08/15(土) 10:36:56
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/national/20090815-OYT1T00019.htm
割引制度に無料化公約…高速優遇にフェリー悲鳴
 高速道路の利用料を巡り、政府が景気対策の一環で割引制度を導入し、民主党も衆院選の政権公約(マニフェスト)に無料化を盛り込む中、フェリー業界が悲鳴を上げている。

 すでに現行の割引で高速道に客を奪われ経営に影響が出ているだけに、「無料化されたらもたない」「高速道ばかり優遇するのは不公平」などと不満の声も上がっている。

 神奈川県横須賀市と千葉県富津市を結ぶ東京湾フェリー(横須賀市)。今夏は書き入れ時のお盆でも満船になることがほとんどない。「例年だと、2、3時間待ちになるのに」と島崎敏行・総務部長はため息をつく。

 自動料金収受システム(ETC)を着けた普通車を対象に、地方の高速道料金を土日祝日は上限1000円にする割引が3月に始まって以降、同社のフェリーを利用する車の台数は休日は3割減った。東京湾アクアラインに客を取られたためで、今月からは千葉県などの財源負担で、アクアライン通行料は平日も普通車だと800円に下がった。

 同社では、対抗策として次回利用の運賃を2割引きにするサービス券を配布。社員のボーナスも削減したが、「経費削減にも限界がある」と訴え、「フェリーは海の道路。同じように支援してほしい」と話す。

 「会社の存続にかかわる」と語るのは、和歌山、徳島両県を結ぶ南海フェリー(和歌山市)の滝本純治常務。先月からは両県の支援で地元ナンバーなどの乗用車と乗客の運賃を大幅値下げで1000円にする対抗措置に踏み切ったが、今月末までの期間限定。「1000円高速が続いたら、手の打ちようがない。無料化になったら壊滅」と話す。

 兵庫県明石市と淡路島を結ぶ「明石淡路フェリー」では6、7月、先行き不安で、全乗組員の3分の1の16人が退職。大麻一秀社長は「高速道だけなんて、行き当たりばったりの政策。自民が勝っても民主が勝っても、苦しみは続く」。

 日本旅客船協会によると、高速道が値下げされた3月以降、全国で3社の3航路が廃止された。国は今年度補正予算で、フェリー業界にも省エネ対策費などを盛り込んだが、現時点で高速道に対抗できるほどの効果は出ていないようだ。民主党のマニフェストには「競合交通機関への配慮を講じる」とあるが、具体策は示されていない。

(2009年8月15日07時11分 読売新聞)

61とはずがたり:2009/08/16(日) 01:04:14

<香川県>

燃料高 住民の足直撃<4>
船便値上げ 存続優先
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/feature/takamatu1249481938019_02/news/20090808-OYT8T01024.htm
多くの通勤、通学客が利用する小豆島航路(高松港で)

 高速船とフェリーが入港するたび、通勤のサラリーマンや通学の学生らで込み合う草壁港(小豆島町)。働き先や学校の選択肢が少ない島の住民にとって、船は欠かすことができない生活の足になっている。だが、昨年からの燃料高騰と景気低迷は島の暮らしに追い打ちをかけ、住民たちは悲鳴を上げている。

 「子どもを島外の学校に通わすには勇気がいるんよ」。小豆島町で観光関連の会社に勤める女性(43)は、フルート奏者を夢見る中学2年の次女(14)の高校進学で思い悩んでいる。夫は2年前から関東に単身赴任中。「島外か、島内か」。島外なら学費のほかに高松市までの船の定期代が月1万6080円。「子どもの才能を伸ばしてあげたい……」。揺れる気持ちは次第に次女にも伝わっていく。

 次女は、全国の音楽コンクールで毎年のように上位入賞する小学校のオーケストラで、首席フルートを務めていた。以来、クラシック音楽の魅力にとりつかれ、今でも週1回、フェリーで市内に通い、レッスンを受けている。

 4年前、長男(20)を市内の県立高校に進学させた。自宅から港までのバス代は月約1万4000円。定期代を節約するため、女性は毎朝午前5時に起きて長男の弁当を作り、自宅から約15キロ離れた港まで送った後、さらに20キロ先の職場に向かった。帰りも迎えに行くのが日課。そんな苦労を次女は知っていた。

 今年4月、「音楽を続けたいんなら島外の学校に行くしかないよ」と勧めたが、返ってきたのは「私は島を出ない」と力ない返事だった。家族と経済的な負担を気遣わせていたことを知り、ショックだった。「高松に住んでいればこんな悩みはなかったはず」。女性は、離島のハンデを改めて思い知らされた。



 国が離島航路整備法で補助航路に指定しているのは、県内の有人島24のうち、伊吹島(観音寺市)、粟島(三豊市)、本島(丸亀市)など生活航路が一つしかない12島。フェリー会社の赤字を国と市町が穴埋めするもので、定期航路のない島や、複数の航路がある小豆島、直島には適用されない。そこに燃料高騰が直撃した。

 昨夏、燃料価格が前年比約1・5倍に跳ね上がったことなどから、フェリー各社は2年半ぶりに運賃値上げに踏み切った。「島民の足として航路を存続させることが使命。値上げは苦渋の選択だった」。内海フェリー(小豆島町)の秋村善道社長(72)は明かし、「離島航路は島の住民にとって、国道であり県道。島を行き来するだけで金がかかり、不便な思いをして生活している住民に、国はもっと目を向けるべきだ」と憤りを隠さない。



 現状を憂うばかりではなく、〈自立〉を模索する動きが出始めている。

 島の商工会や観光業者、地元住民らは、全国から観光客を呼び込もうと、手延べそうめん作り体験やウミボタル見学ツアー、しょうゆ蔵巡りなど、島の特産、自然を生かした新たな魅力の発信を始めた。観光施設「二十四の瞳映画村」の有本裕幸専務理事(46)は「政治に期待はするが、国の政策を待っているうちに島は置き去りにされる。高い運賃を払ってでも行きたくなるような小豆島をつくることが先決だ」。島の生き残りをかける決意だ。

 小豆島 瀬戸内海で淡路島に次ぐ2番目に大きな島。約150平方キロに約1万3000世帯、約3万2000人が暮らす。しょうゆ、そうめん、オリーブなどの食品加工が主産業で、寒霞渓や銚子渓などの自然美、島出身の作家・壺井栄の代表作「二十四の瞳」、オリーブをテーマにした観光地に年間約100万人が訪れる。だが、観光は昨秋からの景気低迷などで減少傾向にある。
(2009年8月9日 読売新聞)

62とはずがたり:2009/08/20(木) 00:40:27
6/23の記事だが。

大分県が支援、フェリーの港湾使用料減免
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp2-20090623-509906.html

 大分県は23日、高速道路料金値下げで苦戦するフェリー会社を支援するため、同県発着の定期航路を持つ会社に対し、港湾施設の使用料を減免することを明らかにした。同日の県議会で広瀬勝貞知事が明らかにした。期間は7月1日から来年3月末まで。

 同県へは関西汽船(大阪市)など7社が別府−大阪間など8航路を運航しており、県内6カ所の港湾や漁港を利用している。減免対象は岸壁や待合室などの使用料で、高速道路値下げの影響の大きさに応じて50〜100%を免除する。減免は総額で7000万円程度になる見込み。

 県総合交通対策課によると、ETC装着車の高速料金値下げが始まった今年4月のフェリー各社の旅客数は前年同月比で約2割減少。同課は「影響は大きい。国の支援策を待っていられず、緊急対応として実施することにした」としている。(共同)

 [2009年6月23日20時44分]

63荷主研究者:2009/08/23(日) 21:26:46

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200908220029.html
'09/8/22 中国新聞
フェリー廃止で国が実態調査
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 中国、四国両運輸局は9月、広島港(広島市南区)―松山観光港(松山市)など瀬戸内海で運航する本四航路4航路を対象に、利用客の実態調査に乗り出す。高速道路料金を上限千円に引き下げる大幅割引制度が3月に導入されて以降、瀬戸内海ではフェリー航路の廃止が相次いでおり、支援策を検討する基礎データにする。政権を懸けた衆院選(30日投開票)で、民主党が「高速道無料化」を公約に掲げていることも視野に入れている。

 対象の4航路は、広島港―呉港(呉市)―松山観光港▽柳井港(柳井市)―三津浜港(松山市)▽柳井港―伊保田港(山口県周防大島町)―三津浜港▽宇野港(玉野市)―高松港(高松市)。

 調査は、仮に航路が廃止されると、どんな影響が出るかを中心に進める。具体的には、通院や通勤通学客で、代替の交通手段を持たない人や自家用車や運転免許を持たない人の数などを把握する。

 フェリーを利用している運送会社の数も調べる。運転手がフェリーに乗っている時間を休憩に利用している実態も考慮し、航路がなくなることに伴う経営面への影響も探る。フェリーを使えば、自動車の二酸化炭素(CO2)の排出量が抑えられる点も踏まえ、乗用車やトラックがしまなみ海道や瀬戸大橋に流れた場合の環境面への影響も試算する。

 高速道路料金は、30日投開票の衆院選で争点の一つに浮上する。景気対策で3月に大幅割引きを始めた自民、公明両党に対し、民主党は「無料化」をマニフェスト(政権公約)に打ち出している。

 両運輸局は年内に報告書をまとめ、国土交通省が練るフェリー会社への支援策や、衆院選後の高速道路料金をめぐる国会論戦の基礎データとする。

65荷主研究者:2009/09/06(日) 21:16:01

http://svr.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2009090512055570/
2009年9/5 12:05 山陽新聞
フェリー客に地域商品券配布始まる 宇高航路 瀬戸大橋割引に対抗

玉野市内で使える地域商品券を受け取るフェリー客=宇野港

 土日祝日の瀬戸大橋通行料金大幅割引に対抗し、宇高航路(宇野―高松間)のフェリー利用者に玉野市内で使える地域商品券を配布する事業が5日、宇野港と高松港で始まった。

 地域商品券事業は、玉野市が国の緊急経済対策を受け、経営が圧迫されているフェリー会社と地元商業者支援のために実施。対象は土日祝日に車で利用するフェリー客で、普通車は1500円分、軽自動車は1000円分の商品券を乗船時に渡される。同事業を受け、国道フェリー(高松市)と四国フェリー(同市)はこの日から運賃を引き下げた。商品券は直接運賃としては使えない。

 午前9時35分の便で高松港に向かった会社員河原徳明さん(33)=総社市井手=は「瀬戸大橋を渡るよりお得感がある。帰りには玉野で買い物してみます」と話していた。

 商品券は玉野市内の飲食店、スーパー、薬局など約400店で利用可能。フェリー会社は「買い物をキャッシュバックととらえてもらえれば、片道“実質980円”で乗船できる」とPRしている。市観光案内所の買い物客や玉野海洋博物館の入館者にも、購入額などに応じた商品券を配布している。

66荷主研究者:2009/09/06(日) 21:39:01

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200909030047.html
'09/9/3 中国新聞
明石―小長のフェリーは存続へ
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 山陽商船(竹原市)が10月末での撤退を決めている明石(広島県大崎上島町)―小長(呉市豊町)のフェリー航路について、しまなみ海運(三原市)が引き継ぐことが決まった。呉市が赤字補てんの支援策を実施することで交渉がまとまった。

 しまなみ海運によると、中断がないよう11月から運航し、1日12往復の現行ダイヤは変更しない。現在のフェリーに比べて小型の、普通車12台と大型車2台を運べる船を導入してコスト削減を図る。すでに中国運輸局への免許申請のための手続きを進めている。

 呉市は年間1800万円の支援を想定。今月の市議会定例会に提出する補正予算案に、本年度末までの5カ月分の経営支援として750万円を計上している。大崎上島町の支援策は未定という。

 明石―小長航路は、大崎上島と下島を車で移動するための最短ルート。かんきつ農家の出荷などでの利用もある。大崎下島に陸路で入ることが可能になった昨年11月の豊島大橋開通で利用が減少した。昨年12月〜2月の利用が約4割減となったため山陽商船は撤退を決定。呉市と大崎上島町が存続の方法を探っていた。

【写真説明】10月末で撤退する山陽商船のフェリー。11月から、しまなみ海運が航路を引き継ぐ(小長港)

67名無しさん:2009/09/14(月) 21:23:45
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002345395.shtml

民主の高速無料化 県内フェリーは「死活問題」 

高速無料化で存続が危ぶまれる明石淡路フェリー=明石海峡(撮影・宮路博志)

 「高速道路の無料化」を掲げる民主党政権の発足を控え、兵庫県内のフェリー会社が神経をとがらせている。すでに「高速1000円」の影響で経営は危機的状況。マニフェスト(政権公約)通りに無料化が実現すれば、破綻(はたん)の可能性が一層高まる。国民を沸かせた「目玉公約」だが、フェリー会社側は「瀬戸内のフェリーは全滅する」と反発。新政権に支援策を申し入れ、水際の攻防に臨む構えだ。(永田憲亮、前川茂之)


 明石港と淡路・岩屋港を結ぶ明石淡路フェリー(本社・明石市、愛称・たこフェリー)。「高速1000円」の導入以降、競合する明石海峡大橋に客足を奪われ続けている。高速値下げが始まった今年3月20日から8月末までの輸送台数(乗用車、トラック、バス)は約8万8700台で、昨年同期の半分にまで落ち込んだ。

 大麻一秀社長は「国策によってどこまで痛めつけられるのか。現在でも航路を維持できるかという状況なのに、高速が無料になればフェリーは全滅する」と嘆く。

 同社は高速値下げの影響で便数を減らし、今夏には船員ら15人が退職した。年間売上高の減少額は約4億円を見込んでおり、大麻社長は「経費圧縮ではとても追いつかない。民主党政権になれば、あらためて直接的な支援を強く求めたい」と話す。

 フェリー支援のため、本年度補正予算で確保された30億円の行方も注目される。省エネ対策として船体改修などのハード事業や、一時的な運賃値下げなどが対象となるが、具体的な支援先は決まっていない。

 神戸-高松間などを結ぶジャンボフェリー(本社・神戸市)は船体の整備やエンジン改修など十数項目で適用を申請中だが「国から何も聞かされていない。もし凍結されれば、まったく当てがはずれてしまう」と山神正義社長。高速無料化に対しても「マニフェストに書いたから、民主党は引くに引けないのだろうが、われわれには死活問題」と訴えている。

(9/14 12:00)

68チバQ:2009/09/23(水) 19:57:01
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20090923rky00m040001000c.html
那覇港泊ふ頭:大型旅客船岸壁完成 最大11万トン級 停泊可能
 沖縄総合事務局(竹沢正明局長)と那覇港管理組合(管理者・仲井真弘多知事)は22日、那覇港泊ふ頭地区に整備した県内初の大型旅客船バース(岸壁)の完成を祝い、那覇市若狭で完成供用式典を開いた。県選出・出身の国会議員や県知事、首長、港湾関係者ら約250人が参加し、大型クルーズ船の国際交流拠点化の実現に期待を寄せた。

 大型旅客船が接岸する延長340メートルの岸壁、岸壁と波之上臨港道路を結ぶ臨港道路若狭1号線が完成し、供用を開始。7万トン級の船を対象に、最大11万トンの船が停泊できる。21日にはクルーズ船「スーパースターリブラ」(スタークルーズ社)が、初めて寄港した。

 式典で竹沢局長は「アジア地域でクルーズ船の需要が高まる中、沖縄も海外から注目を集めている」と述べ、大型旅客船の入港増加に期待を寄せた。仲井真知事は「沖縄のクルーズ観光の活性化、県経済のさらなる発展を確信する」とあいさつした。

 総事業費は約70億円。マグニチュード8・0、震度6弱の地震に耐えられる耐震機能を有し、大規模災害時には物資の緊急輸送基地の拠点となる。2〜3年以内には、臨港道路若狭2号線の完成を予定。別事業で旅客ターミナルの建設も予定している。岸壁部の舗装は朱色に塗られ、琉球かすりを模したデザインが施されている。

 式典では、関係者によるテープカットやくす玉割り、地元の小中学生によるエイサーの演舞などが行われた。

(琉球新報)

2009年9月23日

70チバQ:2009/10/08(木) 22:05:03
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20091007ddlk01020246000c.html
ハートランドフェリー:奥尻、利礼航路で減便−−方針 /北海道
 ハートランドフェリー(札幌市)が▽奥尻島−江差、せたな間の奥尻航路▽利尻・礼文島−稚内間の利礼航路−−で来年4月以降、1隻ずつ減船し、減便する方針を地元自治体に打診していることが6日分かった。道議会予算特別委員会で民主党・道民連合の福原賢孝氏(檜山管内)の質問に、道側が明らかにした。

 道によると、奥尻航路は2隻体制、利礼航路は4隻体制で運航しているが、景気後退による観光客減少などで昨年度から全航路が大幅赤字となっている。このため同社は、耐用年数を経過した老朽船を航路から1隻ずつ減らし、運航にかかる経費を削減して経営改善を図る方針を固めた。

 離島航路減便には北海道運輸局の認可が必要。同社は来年度の減船・減便について国や地元自治体と協議を進めている。【鈴木勝一】

71とはずがたり:2009/10/11(日) 10:05:17

ダイヤモンドフェリーと関西汽船 経営統合へ新会社 
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002433395.shtml

ダイヤモンドフェリーと関西汽船が共同運航する「さんふらわあごーるど」=神戸市東灘区

 神戸と大分などを結ぶフェリー「さんふらわあ」を共同運航するダイヤモンドフェリー(大分市)と関西汽船(大阪市)は9日、将来的な経営統合を視野に新会社を設立すると発表した。高速道路料金の大幅値下げ以降、フェリー業界では航路廃止や運営会社の倒産が相次いでいる。2社も収支状況が悪化しており、航路の統廃合や人員削減を視野に、新会社設立で生き残りを懸ける。(前川茂之、三宅晃貴)

 今年3月に高速道路料金の大幅割引が始まってから、「さんふらわあ」の旅客数は約5〜18%減少した。6月からは大阪-大分便で神戸と今治への寄港を取りやめたが、乗客減に歯止めがかからず、両社の親会社の商船三井が経営統合の方針を示していた。

 新会社名は「フェリーさんふらわあ」。本社を大阪市北区に置き、2社の営業部門を統括し、11月1日から営業を開始する。2社は発行済み株式を新会社に取得させる「共同株式移転」で完全子会社となり、段階的に経営統合を進めていくという。

 航路や人員削減について、両社は「高速道路無料化が実現すれば、さらに厳しい経営状態となる。将来的に避けて通れない課題」としている。

 全日本海員組合神戸地方支部などによると、高速道路値下げの影響を受け、瀬戸内海航路では少なくとも4社が廃業、7社で航路廃止や減便が決定した。

(2009/10/10 10:09)

72とはずがたり:2009/10/18(日) 21:00:01

フェリー2隻の売却検討…ETCで業績悪化
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091018-OYT1T00450.htm

 北九州市と阪神地区を結ぶ長距離フェリーを運航している阪九フェリー(本社・北九州市)が、保有する大型フェリー(1万4988トン)2隻の売却を検討していることがわかった。


 同社は「高速道路の自動料金収受システム(ETC)割引や景気低迷で業績が悪化したため」と説明している。

 阪九フェリーによると、4月以降の輸送実績は前年と比べ車両が約3割、旅客が約2割それぞれ減少し、今後も大きな回復が見込めない状況という。このため今月から年末まで、新門司(北九州市)―泉大津(大阪府)間の運航を1日2往復から1往復に減便。これに伴い、保有する6隻のうち2隻が運航を休止している。

 対象は余剰となったこの2隻で、東南アジアなどの企業に売却する見通しだ。

 同社は9月末、従業員380人のうち派遣社員など50人との契約を更新しなかった。正社員も30人をグループ会社に出向させるなど合理化を進めている。
(2009年10月18日15時19分 読売新聞)

73荷主研究者:2009/10/19(月) 01:53:15

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200910150096.html
'09/10/15 中国新聞
三原―瀬戸田フェリー存続へ
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 三原観光汽船(三原市城町)が11月末での廃止を届け出ていた三原市と尾道市瀬戸田町間のフェリー航路を、新たな船会社が引き継ぐ準備を進めていることが14日、分かった。すでに中国運輸局に運航許可申請しており、12月以降も現在の1日14往復が継続される見通しになった。

 新会社は三原観光汽船の支配人(65)が社長に就任して6日に設立された「須波航路サービス」。中国運輸局に一般旅客定期航路事業の許可申請をすでに提出。許可されれば、廃止届が出ている須波港(同市須波西町)と生口島の沢港(尾道市瀬戸田町)を結ぶフェリー航路を運航する。

 関係者らによると、三原観光汽船は11月末までに従業員約20人を解雇し、解散手続きに入る。新会社は三原観光汽船のフェリー1隻を買い取り、新たに従業員を採用して運航を始めるという。

 三原観光汽船は高速道路の大幅値下げによる利用者減で経営が悪化。5月下旬、須波港―沢港間のフェリーなどを11月末で廃止することを中国運輸局に届け出ていた。フェリー航路はほかに運航会社がなく、通勤、通学客から存続を求める声が上がっていた。

【写真説明】新会社に引き継がれる見通しになった須波―沢港間のフェリー(三原市須波西町)

74カレンちゃん:2009/10/19(月) 16:26:40
ここって私しか知らないのかな?
↓    ↓    ↓
ttp://magiclien.com/?sk4

知ってる人が居れば情報ください!

75チバQ:2009/10/21(水) 20:09:10
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000910210001
フェリー業界荒波さらに
2009年10月21日

 フェリー業界が苦境に立たされている。3月下旬からETC搭載車限定で始まった土日・祝日「原則千円」で打撃を受けたうえ、鳩山新政権の政策の一つは「高速道路の無料化」。公的な支援なしでは県内の港に就航する7社8航路の減便、廃止が避けられない可能性も出ている。(黒川真里会)


 今年9月のある日曜の午後。国東市国見町の竹田津港から、山口県周南市の徳山港へ向けフェリーは出航した。最大で乗用車64台、トラック14台を収容できる船内には、乗用車7台、トラック6台、高速バス1台、マイクロバス1台、オートバイ2台、自転車1台。定員293人の客室もがらんとしていた。


 周防灘フェリー(本社・山口県)は、2隻で竹田津―徳山港(48キロ)を1日9往復する。トラックが主だが、片道2時間で本州と結ぶ航路とあって、乗用車やバスに乗った観光客にも親しまれてきた。


 しかし「高速千円」が始まって、状況は一変した。片道4時間前後かかるが、客足は料金の安い高速道に。同社の今年4〜8月のトラックや乗用車など車両の輸送実績は、前年同期比で約3割減った。運賃収入は同比で1億2千万円以上の減だ。


 「高速千円」が始まる前、すでに影響を予測し、社内では減便案も出たという。今は社員の給料カットなど経費削減の企業努力で1日9往復を何とか維持している。しかし、「無料化」となれば、影響の拡大は避けられない。


 フェリーに乗船していた大分市のトラック運転手(45)はこう話した。「航路が絶たれ、渋滞する高速道しか選択肢がなくなるとなれば、速さが求められる私たちにとっても困る」


 同社に限らず、県内に就航するフェリー会社は、一様に「高速千円」の大打撃を受けた。県によると、開始直後の4月だけで、フェリーの輸送実績は、前年同期比で乗用車約23%減、トラック約22%減、バス約14%減、旅客約20%減といずれも大幅に落ちた。


 今年2〜6月の間、フェリー各社や業界団体、労働組合などが計8回、支援を求めて県を訪れた。県は急きょ、今年7月〜来年3月まで港湾施設使用料など計7千万円の減免を打ち出した。それでも、「フェリー会社全体の損害に対し、1〜2%程度の支援にしかなっていないかもしれない」(県担当者)という。


 その上「無料化」となれば、財政的にも県が支援し続けることは難しい。県総合交通対策課は「フェリーの減便や航路の廃止は避けられないのではないか」とみている。

76チバQ:2009/10/22(木) 21:37:28
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-12071220091022
スーパー中枢港湾は1カ所に集中投資=国土交通政務官
2009年 10月 22日 12:56 JST
 [東京 22日 ロイター] 国土交通省の長安豊政務官は22日の定例会見で、国内港湾の国際競争力強化の一環として、現在東名阪の3カ所に指定されている「スーパー中枢港湾」のうち1カ所に重点投資する方針を明らかにした。取扱量で韓国・釜山や香港、シンガポールなどに対抗できる国際港の整備が狙い。
 スーパー中枢港湾は、水深15メートル以上など超大型船に対応した国際コンテナ埠頭を備え物流コストの低減を図る効率的な港湾で、現在は東京・横浜港エリア、名古屋・四日市港エリア、大阪・神戸港エリアの3カ所が指定されている。長安政務官は、「どこに重点投資するかは未定」としている。

 また穀物や鉄鋼原料の運搬に使われるバラ積み船でも、超大型船に対応した港湾の整備も進める方針。新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)などの鉄鋼メーカー側の提案を踏まえた上で、日本全体として適切な場所を選定するという。


http://www.asahi.com/business/update/1022/TKY200910220282.html
「スーパー中枢港湾」を絞り込み 国交省政務官が表明2009年10月22日13時54分


 国土交通省の長安豊政務官は22日の記者会見で、国際物流拠点として重点整備している「スーパー中枢港湾」について、現在の京浜港、伊勢湾、阪神港の3カ所から「二つか一つに絞り込む」との考えを表明した。羽田空港のハブ(拠点)空港化と同様にアジアの拠点港湾を育てる狙い。年度内にも選定する方針だが、難航が予想される。

 長安氏は3カ所の中枢港湾について「横並びで予算を付けていくことで効率が劣っている部分がある」と述べた。前原誠司国土交通相も21日の横浜港視察後、記者団に「バラマキ的な港湾行政を変える『選択と集中』が必要だ」と指摘していた。

 絞り込みの方法について長安氏は、拠点化を希望する地域に「手を挙げていただく」と述べた。各地域の提案を受けたうえ、周辺の道路整備や鉄道網との連携などを勘案して決める考えだ。

 東アジアでは、韓国・釜山港などが国際的なハブ港湾として急成長する一方、日本国内は3拠点の並行的な整備や、割高な港湾使用料を背景に航路数が伸び悩んでいる。

 公共事業費の総額削減により、10年度予算の港湾整備費の概算要求額は09年度当初比12%減。選考に漏れた港湾には十分な予算が回らなくなる可能性が高い。長安氏は「透明性があり、恣意(しい)的な選択をしていないことを示すことが重要」としているが、難航は必至だ。

77とはずがたり:2009/10/22(木) 21:40:14
>>76
絶対正しいけどアンチ東京としては京浜港が一番優位だろうから微妙だなぁ。。

78チバQ:2009/10/30(金) 00:53:49
>>76
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002478428.shtml
スーパー中枢港湾から外れるかも…神戸に危機感 

スーパー中枢港湾に指定されている神戸港。国の方針発表で関係者に波紋が広がる=神戸市中央区港島6

 神戸港を含む阪神港など3カ所を、競争力の高い国際物流拠点として整備する「スーパー中枢港湾計画」で、国土交通省が「来年度には投資先を1、2カ所に絞り込む」との方針を示したことが、神戸の港湾関係者に波紋を広げている。「切られるなら阪神か名古屋」との見方もあり、神戸港の復権を目指す関係者は危機感を募らせる。

(前川茂之、三宅晃貴)


 1977年、神戸港のコンテナ取り扱い個数は世界2位だった。しかし、その後は阪神・淡路大震災の影響などで低迷。回復傾向にあるものの2007年現在、44位にとどまる。

 06年以降、神戸港には本年度の補正予算も含め約860億円が投入され、水深16メートルの巨大バースの建設が進む。港湾管理者の神戸市は「中枢港湾は港復活への象徴。新政権の補正予算見直しもパスし、安心していたが…」と、突然の方針発表に驚きを隠せない。

 重点整備港の絞り込みについて、神戸に事業所を置く業者は「切られるなら阪神か名古屋」との見方でほぼ一致。首都圏にある京浜港は多くの海運大手が拠点を構え、横浜港は世界最大級のコンテナ船にも対応できる水深20メートルのターミナルの建設が進んでいるためだ。

 さらに「港の役割を考えると、阪神港が最も劣勢では」と大手海運会社の幹部は懸念する。名古屋は、自動車やその部品メーカーなどが集中し「国も将来的には外せないとみるだろう」と分析。「神戸が外されればサービスの質は低下し、物量コストも増大してしまう」と危惧(きぐ)する。

 重点整備港の選定方法について、前原誠司国交相は「われこそはという港に手を挙げてもらう」と述べたが、具体的な基準は示されていない。この手法に対し「国が地の利や形状を調査し、国際港としての道筋を示した上で戦略的に選ぶべきだ」(港湾運送大手幹部)との批判もある。

 しかし、PR合戦は既に始まっている。大阪府の橋下徹知事は「手を挙げさせてもらう」と表明。神戸市みなと総局も「今後、神戸港の利点をきっちりと盛り込んだ将来計画を策定し、国に提出する」と作業を急ぐ。


 スーパー中枢港湾計画 韓国・釜山港やシンガポール港の急速なハブ(拠点)化に対抗するため、2002年ごろから提唱された。国は04年、(1)神戸港と大阪港を含む阪神港(2)京浜港(東京港、横浜港)(3)伊勢湾(名古屋港、四日市港)の3カ所を指定し、国際競争力を高めるため、高規格コンテナターミナル整備へ重点的に予算を投じてきた。

(2009/10/29 14:37)

79チバQ:2009/10/31(土) 01:14:43
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_12567947388.html
「ブオー」重低音に名残 ホーバー乗船ルポ
[2009年10月29日 14:33]

乗船後、ホーバークラフト前で記念撮影する乗客=28日、国東市のホーバー空港乗り場
 大分空港(国東市)と大分市を結び、サラリーマンや観光客らに親しまれてきたホーバークラフト。今月いっぱいで運航が休止されるのを前に、「もう一度乗っておきたい」と思い出づくりに乗船する人たちでにぎわっている。28日午後、大分市西新地の乗り場を訪ねた。

 「ブオー」。エンジンの重低音が響くと、白と赤で彩った船体が一気に浮き上がった。平日にもかかわらず、背広姿の男性や家族連れで、座席の約7割が埋まっていた。
 午後0時50分。地面を滑るように動き始めた。間もなく、海に出て真っ白な水しぶきが上がると、子どもたちの歓声が飛び交った。
 大分市の実家で過ごし、千葉県柏市に戻る途中の会社員、中山純二さん(28)の長女真希ちゃん(5)は「エンジンの音が大きくてすごい」。
 太陽に照らされ、キラキラと輝く別府湾を進む。左側の窓の向こうに高崎山や別府の市街地が広がっていた。小さな漁船の間を抜けていくと、前方に大分空港が見えてきた。「間もなく到着します」のアナウンスが流れ、約30分の短い船旅の終わりを告げた。
 タラップを下りると、家族連れが船体下部の黒光りしているゴムに触れていた。岩間慶太君(5)=大分市牧=は「ゴムがすごく硬い」と驚いた様子。父文彦さん(37)=公務員=は「乗り物好きの息子がホーバーに乗ったことがなかったので乗船した」と話した。
 堤末子さん(52)=同市大道町・主婦=は「ホーバーは旅行の際に日常を離れることを意識させてくれる特別な存在だった」と名残惜しそうに船体に触れた。
 運航している大分ホーバーフェリーは、昨年から5時間以内の利用を条件に、往復2800円(大人)で乗れる「体験乗船」切符を販売している。同社によると、9月30日に運航休止を発表して以降、週末には1日に約千人の体験乗船客が訪れているという。
 (社会部・伊藤友仁)

80荷主研究者:2009/10/31(土) 18:32:58

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=14199&catid=352
2009年1月6日付 宮崎日日新聞
物流編1…細る輸送力
■翻弄される農畜産物

 神奈川県川崎市に宮崎県が持つ5800平方メートルの県有地がある。コンテナやシャーシが置かれ、かつて京浜航路で本県と関東を結んだカーフェリーが停泊していた川崎港の目と鼻の先。その中にJA物流みやざき(宮崎市)が所有する14フィート5トンの海上輸送用冷蔵コンテナを見つけた。農産物を同航路で関東へ直送するために配備したが、当初とは違う形での使用を余儀なくされている。

 2003―04年にかけて40基導入された。「京浜航路を強化するためだった」とJA宮崎経済連園芸販売課の内野宮由康課長は振り返る。コンテナの荷はこの県有地に一度集めて関東圏各地へと配送するが、一時は100基に増やす計画も持ち上がった。しかし、京浜航路は主力の貨物が安定せず05年6月には休止。代替ルートとして選んだ大分市の大在港発・横須賀行きでは輸送コストが増大し、計画は頓挫した。その大在港からの航路も07年9月には休止。本県農産物は度重なる海上航路変動の波間に翻弄(ほんろう)されてきた。

 現在は京浜航路をあきらめ、宮崎カーフェリー(宮崎市)の大阪航路で1日に5、6基を関西、関東方面へ運んでいる。内野宮課長は「安定した輸送手段の確保が必要だ。ベストは京浜航路の復活だが、季節波動をどうするか。これは農家の宿命」とクリアすべき課題を話す。

   ▼     ▼

 「運送会社は(フェリーの出発時間ではなく)到着時間を重視することを痛感した。そこにも京浜航路の輸送量が減った原因がある」。宮崎カーフェリーの山下省二総務部長は分析する。前身のマリンエキスプレスが1999年2月にダイヤ変更し、宮崎―細島、宮崎―川崎の出発を1時間遅くした時の記憶だ。

 宮崎港は午後8時発、細島港は同8時45分発となり、川崎港に着くのは翌日午後4時半。従来よりも1時間遅い時間になったため、首都圏ではラッシュアワーに重なった。到着時間が大幅に遅れ、荷受先の時間指定に応えることが難しくなるのだ。山下部長は「これによって大阪航路や陸送、他社フェリーに荷が流れた」と説明する。

 県が公表した「農畜水産物等の生産と流通対策資料」のカーフェリー農畜産物輸送量の推移によると、京浜航路は95年度で約18万5000トンだが、休止前年度の2004年度には約6万8500トンと減り、如実に数字として現れている。ここ数年は荷物の小口化が増え、一つを降ろすために陸送しなければならない状況もあるという。

 農産物収穫の季節変動も輸送量に影響する。県農産園芸課は「ハウス園芸は秋から冬にかけて多く出荷されるが、夏には生産量が減少する」と話す。このため7月から10月ごろまでフェリーの野菜輸送量は冬場と比べ半減する。海上航路拡大には輸送量を安定させることが必須だが、到着時間や季節変動など多くの課題が頭をもたげている。

   ×     ×

 本県農産物が大消費地で競争力を発揮するための物流充実は長年の課題だ。しかし地理的ハンディや輸送手段減少に加え、ここに来て輸送コスト増など以前に増して厳しい状況に見舞われている。そうした中、農工が連携し物流問題を共通認識としてとらえる動きも出てきた。本県の現状を「農」の視点から見詰め、これからの物流を考える。

【写真】初競りに並ぶ県産野菜。農業立県である本県の魅力を大消費地に余すところなく発信するには物流課題の解決が急務だ=5日午前、宮崎市中央卸売市場

81ももだぬき:2009/10/31(土) 19:12:16
北海道新聞によると、道南自動車フェリー函館‐大間の採算が持ち直しつつあるということです。

82とはずがたり:2009/10/31(土) 19:38:46
>>81
これですな。
青函間には高速どころか道路も無いから高速1000円はフェリーなのに追い風なんですねー。
本四連絡橋を3本も造れば瀬戸内のフェリー業界は潰滅するのは当然だわなぁ。

道南自動車フェリー 函館−大間の収支が改善 (10/31 08:05)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/197371.html

 【函館】道南自動車フェリー(函館)は30日までに、函館市と青森県大間町を結ぶフェリー航路の今年の運航収支が大幅に改善し、大間町と青森県からの補助金が不要になるとの見通しを明らかにした。高速道路料金の割引で首都圏からの車の利用が増加したことなどによる。同社は来年1月以降の暫定運航については、町側と協議を続けている。

 同社は昨年12月、同航路の運航を東日本フェリーから引き継いだ。今年12月までの暫定運航では赤字が出た場合に限り、県と町が1億2千万円を上限に補助する条件となっていた。

 同社によると今年の運航収支は、1〜6月は約2千万円の経常赤字だった。だが7〜9月に首都圏から訪れる車の利用が増えたほか、燃油価格も安定。このため通年では赤字額を大幅に圧縮でき、補助金は受けずに済む見通しという。

 同航路について、大間町は函館への通院などに利用する町民が多いため、運航継続を求めている。しかし老朽化した船の更新が必要なことから、同社は建造費の財政支援を町側に要請。大間町が建造費負担や来年の運航補助金について検討を続けている。

83とはずがたり:2009/10/31(土) 19:44:41
>>80
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036414563/869

宮崎〜京浜の航路が此処迄縮小してるとはねぇ。。
小学校低学年の社会科の教科書か資料集にも宮崎から野菜をフェリーで運ぶみたいなのが出てきてた印象だけど。

84チバQ:2009/11/01(日) 10:00:12
>>79
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/131832
さよならホーバー 大分空港への運航終了
2009年11月1日 01:45 カテゴリー:九州 > 大分 社会

別れを惜しみ手を振る人たち=31日午後5時ごろ、大分市 国内唯一のホーバークラフト航路として、38年間、大分市と大分空港(大分県国東市)を結んできた大分ホーバーフェリーの定期便が31日、最後の運航を終えた。乗り場は乗船券を求める客で埋まり、臨時便も運航。通常の土曜日の4倍となる計約2600人が最後の乗船を楽しんだ。運航を終えた船長らに家族から花束が手渡された。

 午後9時20分、空港発の臨時最終便に対し、見物客が手を振り、社員は敬礼して見送った。運航開始時から勤める一丸和生・大分空港事務所長は「ホーバーとともに歩んだ人生。感無量です」と振り返った。

 1971年に就航し、ピーク時の90年度には43万人が利用。しかし、不況による空港利用者の減少や高速交通網の整備で、2008年度の乗客は24万人にまで落ち込んでいた。

=2009/11/01付 西日本新聞朝刊=

85とはずがたり:2009/11/06(金) 23:22:40

ホーバー船体“消滅”の危機 買い手現れず
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_125740042739.html
[2009年11月05日 14:52]

 10月末で運航を休止したホーバークラフトが、スクラップにされる可能性が浮上している。出資している県は事業や船体の譲渡先を探しているが、今のところ名乗りを上げる買い手は現れていない。このままでは、ホーバーは解体されて売却され、債権者への支払いにあてられることになりそうだ。

 県は運航会社の「大分ホーバーフェリー」(大分市・木元智社長)が9月30日に清算に向けた民事再生手続きを申し立てたことを受け、国内唯一のホーバークラフト航路を存続させるため、県内企業を中心に譲渡先を探した。
 しかし(1)景気悪化で自社の経営自体が悪化し、余裕がない(2)空港への高速道路が整備された上、ETC割引の実施や今後無料化が検討されていることなどから、ホーバーの需要回復の可能性が不透明―などの理由で断られたという。
 さらに、ホーバーを今後も運用するためには、エンジン改修に高額な費用が必要になることも、大きな障害になっている。同社が現在所有している4隻のホーバーのうち、ドリームサファイア号以外のエンジンは、部品の製造が今年9月で終了。もし今後故障すれば、修理も不可能になる。
 エンジンを新造すれば、取り付けのために船体を一度切断する必要があることから、費用が計約4億2千万円かかる。これはホーバー1隻の新造に必要な費用とほぼ同じ金額。
 民事再生手続きの申立人代理人によると、「このまま買い手が現れなければ、船体は債権者にそのまま引き渡すか、解体してお金に変え、支払いにあてることになる」という。
 県総合交通対策課は「譲渡先が見つかる見込みは現時点ではない。しかし、なんとか航路を存続させたいという考えは変わらない。運航再開に関心を持ってくれるところがあれば、一緒に考えていきたい」と話している。

86チバQ:2009/11/08(日) 21:45:40
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091108/biz0911081802002-n1.htm
税金に駆逐される! 民主政権に怒りのフェリー業界 (1/2ページ)
2009.11.8 18:00
 「壊滅的な打撃になる」−。民主党政権が掲げる高速道路の原則無料化に対し、フェリー業界が怒りの声を上げている。それでなくとも今春から地方圏でマイカーが土日・祝日に「千円乗り放題」になったことで需要が急減。多額の税金投入で平日も、トラックも無料となればフェリーに対抗の術はない。「企業努力とは関係なく、税金に駆逐された最初の産業になってしまう」とフェリー業界は危機感を募らせている。

 

焼け石に水

 10月29日、関西と名古屋を発着するフェリー8社の社長らが大阪市内で記者会見を開き、怒りをあらわにした。高速道路の「千円乗り放題」でフェリー業界が今年度に210億円の減収要因になり、無料化が実現した場合には年間420億〜460億円の減収になることが明らかになったためだ。

 これに対し、国は今年度の補正予算で地方自治体に1兆円の地域活性化・経済危機対策の臨時交付金を支給。各自治体は運賃割引補助や港湾施設使用料の減免などフェリーに10数億円規模を支援している。

 だが、これは減収予測と比べると、とても釣り合わない規模だ。名門大洋フェリー(大阪市)の阿部哲夫社長は「自治体の補助はありがたいが、大阪市の場合は2億2千万円強で、就航各社で割って数千万円。当社の減収10億円を補うレベルではない」と表情を曇らせる。

 関西汽船の黒石眞社長は「日本航空にいくら公的資金が投入されるか知らないが、日本の交通体系を支えるフェリーが荒波を乗り越えるのに、その10分の1くらいは支援があってもおかしくない」と力説する。

 

豹変(ひょうへん)を期待

 「無茶はしません」

 関係者によると、10月8日に高速道路の無料化に断固反対する日本旅客船協会などの緊急要望を受け取った前原誠司国交相は、こう答えたという。

 前原国交相は「(フェリーなどに)実害が出てから補償するのではなく、事前に手を打ちながら進める」とも話したといい、大臣と副大臣2氏の間に無料化の是非について温度差があることを確認した。

 フェリー以外にも、鉄道やバスなど他の交通機関の業績にも打撃を与えることが予想され、JR旅客と貨物の計7社は「高速道路が無料化されれば、年間計830億円の減収になる」として、無料化の見送りを求める要望書を国交省に提出した。

 当事者でもある東日本、中日本、西日本の高速道路会社の3会長らも無料化には慎重な姿勢で一致。このように反対の声が相次ぐ状況で民主党が政権公約(マニフェスト)で掲げた高速道路無料化について、どう決断を下すかが注目を集める。

 四国開発フェリー(愛媛県)の瀬野恵三副社長は「野党時代の不十分な情報で政権公約を打ち出したのだろう。だが、与党で正確な情報に触れたからには“君子は豹変”してもらわないといけない。民主党が君子ならば」と期待を寄せる。

 

サバイバル

 利用者減にあえぐフェリー業界では生き残りをかけた企業努力が続くが、10月1日には防予汽船(山口県)が民事再生法の適用を申請。兵庫県の明石市と淡路島を結ぶ明石淡路フェリー(愛称・たこフェリー)は、給与削減を決めたことで社員の約3割が退職し、運航便数を3分の2に減らす事態に陥るなど、苦境が浮き彫りになっている。

 昭和43年に初めて長距離フェリーを運航した先駆者として知られる阪九フェリー(北九州市)でも10月から、1日2往復だった泉大津港〜新門司港間を1往復に減便した。関西汽船(大阪市)とダイヤモンドフェリー(大分市)は経営統合を視野に共同持ち株会社を設立して事業再編を進めている。

 フェリー業界は、高速道路との競争力が拮抗(きっこう)する水準まで、フェリー利用者にもインセンティブを支給することなどを求めるが、国に船舶を買い取ってもらって運航だけを請け負う形でないと経営が継続できないと主張する会社も。和歌山、徳島両県の支援で乗用車片道千円の割引料金を試行し、利用者を大きく伸ばした南海フェリー(和歌山市)の兜秀昭社長はこう話す。

 「条件が同じならば、高速道路にも競争力があると証明できた。ただ、支援は今年度限り。そうなると後1〜2年を持ちこたえる体力はない」(松岡達郎)

87チバQ:2009/11/13(金) 08:22:28
乗客が7人って・・・・
事故より乗客数が心配だ
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2009111300115
三重県沖でフェリー傾く=乗客7人を救助−海保
 13日午前5時20分ごろ、三重県沖を航行していた東京発沖縄行きのフェリー「ありあけ」から「船体が急激に傾斜している」と救助を求める118番通報があった。尾鷲海上保安部によると、ありあけには乗員21人、乗客7人が乗っており、巡視船艇9隻などが救助に向かった。
 ありあけを所有するマルエーフェリー(鹿児島県鹿児島市)には同5時半頃、船長から「横波を受けて右に36度傾いた」との連絡が入った。乗客7人はヘリコプターで救助されたという。(2009/11/13-08:00)

88とはずがたり:2009/11/13(金) 19:55:58
>>87
新聞読むと積み荷はそこそこあったみたいっすね〜。

89チバQ:2009/11/13(金) 20:43:48
http://www.asahi.com/national/update/1113/NGY200911130010.html
2009年11月13日17時50
 突然の横波が襲った、13日朝の三重県沖でのフェリー横転。大型船がなぜ、約4メートルの横波で一気に傾いたのか。

 船舶の所有者や運航業者らでつくる社団法人日本船主協会の担当者は「詳細は不明だが、横波を受けた場合、船内の車両やコンテナがずれて船全体がバランスを失い、傾きが戻らなくなることはありえる。輸出用の自動車運搬船は前後左右から固定するが、一般的には国内航路のフェリーではそこまではしない」と話した。

 マルエーフェリーによると、ありあけの積み荷は車38台や車台44両、衣料品などを積んだコンテナだった。通常はコンテナはワイヤで、車はタイヤを車止めで固定したり、車の四隅と船の柱などをワイヤで動かないようにする「4点張り」という方法で積載される。大型車の場合は「6点張り」になるという。

 今年の4月と9月に、担当者2人が実際に乗船して内部監査をした結果、運航マニュアルや設備保全に問題はなかったという。

 同社の竹原伸孝専務は「現場では船底まで降りて確認できる状態ではなかったらしいが、おそらく荷崩れで重心が傾いたためだと思う。これだけ大きな船だと、10メートルの高波でも1回で転覆する可能性は低い」と話した。

 東京海洋大学先端科学技術研究センターの大津皓平特任教授(造船学)は「船には本来、復元力があるが、傾きが戻らないところを見ると、荷崩れを起こしている可能性は高いだろう。波を受け、荷を固定していたロープや金具が外れた可能性が考えられる」と話した。

91チバQ:2009/11/14(土) 09:41:56
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091113-OYT1T00717.htm
乗客「転覆かと思った」、励まし合い1時間
 体が壁に向かって滑っていった――。13日早朝、三重県尾鷲市の沖合を航行中に突然、船体が傾いたフェリー「ありあけ」(7910トン)。乗員乗客計28人のうち、乗客7人と乗員の大半は海上保安庁のヘリコプターなどで救助され、乗員の一部は救命いかだで自力で脱出した。


 救助された乗客たちは「沈没すると思った」と表情をこわばらせた。

 尾鷲海上保安部(三重県尾鷲市)によると、「ありあけ」には男性6人、女性1人の乗客がいた。

 乗客の1人、沖縄県の無職天願栄順(てんがんえいじゅん)さん(51)は寝ていたところ、突然、体が滑っていった。何がなんだかわからず、「船が転覆したのか」と思った。床をはい上がるようにして廊下に出て、ほかの乗客と合流。「客室の窓から外を見ると海面や波がすぐ近くに見えたので、ぞっとした」と声を震わせた。

 別の客室で寝ていた鹿児島県湧水町、無職重信全宏(まさひろ)さん(74)も、船が急に傾き、右舷側の壁に転げるように滑り落ちた。部屋の出口は反対側にあり、はい上がろうと蛇のように体をくねらせ、なんとかたどり着いた。「周囲に乗員はいなかった。他の乗客と励まし合いながら約1時間以上待ったが、救助が始まると安心した」と振り返った。

 海上保安庁によると、救助のヘリコプターが現場に到着したのは午前7時4分。「ありあけ」の118番通報から、約1時間半が経過していた。フェリーは既に35度にまで傾き、赤く塗装された船底を見せながら、海上を移動していた。

 つり上げ救助を行う2人の「機動救難士」が船上に降り立ち、客室から避難してきた乗客たちを屋上デッキに誘導。黄色い救命胴衣を身につけた乗客は寒さを避けるように2人、3人と固まって座って救助を待った。頭からフードをかぶった女性とジーンズ姿の男性2人が同時にワイヤでつり上げられるなどして、午前7時40分ごろまでには、乗客全員が救出された。

 フェリーは沿岸近くで大きく傾き、座礁を避け、沖合に船を動かす作業のため、7人の乗員を残して、他の乗員を救出した。しかし、傾きは次第に大きくなり、さらに、船体が海岸付近で座礁。3人が船に搭載されていた救難ボートで脱出し、4人は一時、海に投げ出されたが、海保の救難ボートが救助した。乗船名簿によると、「ありあけ」には、天願さんと重信さんのほかに、軽い打撲で病院に搬送された東京都調布市の松本浩一さん(70)、品川区の男性(30)、宮崎県の男性(25)、川崎市多摩区の男性(40)、神奈川県相模原市の女性(41)が乗っていたという。

(2009年11月13日15時00分 読売新聞)

92チバQ:2009/11/14(土) 09:42:34
http://mainichi.jp/select/today/news/20091113k0000e040042000c.html?link_id=RTH05
フェリー事故:乗客「命の危険感じた」 窓からすぐ海面
2009年11月13日 11時21分 更新:11月13日 12時45分


傾いた船体のデッキで救助を待つ乗組員ら=三重県熊野市沖で2009年11月13日午前、本社ヘリから望月亮一撮影

海上保安庁のヘリコプターで三重県東紀州(紀南)防災拠点施設に到着したフェリーの乗員ら=三重県熊野市久生屋町で2009年11月13日午前撮影 傾きを増しながら流されるフェリー。海霧の中、ヘリコプターは乗客・乗員28人の救助を懸命に続けた−−。三重県熊野市沖の熊野灘で13日早朝起きたマルエーフェリー(本社・鹿児島県奄美市)のフェリー「ありあけ」の海難事故。横波を受けてから約2時間後、船は40度以上傾き、立っていられない状態に。ヘリで救出された乗客らは「生きた心地がしなかった」と青ざめた。【汐崎信之、七見憲一、福泉亮、大野友嘉子】

 午前5時半ごろ、三重県尾鷲市の尾鷲海上保安部に、フェリーが傾いたとの情報が入った。職員が慌ただしく対応に追われる。同9時40分には「3人が救命ボートに乗り移ったものの、3人が海に飛び込んだ」との情報が入り、一気に緊張が高まった。尾鷲海保によると、現場は天候が良い時は穏やかだが、13日は雨が降って海が荒れていたという。

 熊野市久生屋(くしや)町にある県東紀州防災拠点施設では、午前7時50分から乗員・乗客を運ぶ海保ヘリが発着を繰り返し、9時過ぎまでに21人が搬送された。

 消防署員から毛布を受け取り、施設内の倉庫で健康状態のチェックを受ける乗客ら。最初に運ばれてきた7人のうち、頭や脚にけがをした松本浩一さん(70)=東京都調布市=は病院で手当てを受け、移動した熊野市の保健福祉センターで「死ぬかと思った」と疲れ切った表情で話した。

 一方、乗客の一人で鹿児島県湧水町に帰省するため乗船していたという土木作業員の重信全宏(まさひろ)さん(74)は「寝ていたら、いきなり『ガタン』という音がして船が横倒しのようになった。窓から海面がすれすれに見え、転覆するのではないかと命の危険を感じた」。床が滑ったため、部屋の角に足をつけてはい上がり、乗員が用意したロープを伝って救助用デッキにたどりついたという。

 乗組員の淵脇樹徳(しげのり)さん(29)は「『ドーン』という音で目が覚めた。部屋が真っ暗になって何が起きたのか分からなかった。室内の物がぐちゃぐちゃになり、立っていられないくらいだった」と寒さで震えながら話した。

 尾鷲漁協によると、13日朝は波が高く、漁業者は仕掛けた定置網の引き上げを断念した。熊野漁協遊木浦支所では四つある定置網のうち三つを上げられなかったという。

 現場近くでは05年7月15日、尾鷲市の三木埼灯台沖南東約30キロの熊野灘でタンカー同士が衝突、1隻が炎上し乗組員6人が死亡、1人がけがをする事故が起きている。

94チバQ:2009/11/14(土) 09:44:23
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/091113/dst0911131356007-n1.htm
貨物3千トン固定に問題か 熊野灘フェリー事故、業界「あり得ない」
2009.11.13 13:54
 三重県熊野市沖の熊野灘で13日早朝、船体が大きく右傾し乗客乗員28人がヘリコプターで救助されたフェリー「ありあけ」。荷崩れを起こした貨物の固定方法に問題なかったか。有識者らに聞いた。

 ありあけの積載貨物は、コンテナやトレーラー車両など計約3千トン超。「貨物の積み込み作業で、しっかり固定できなかった可能性がある。きちんと固定したつもりでも船の揺れで緩むことはある」。古荘雅生神戸大教授(船舶安全学)が解説する。海上の気象にも触れ「航路の選定や操舵(そうだ)の方法に問題がなかったか、今後検証が必要」と指摘した。

 一方、同業者らは荷崩れに一様に首をかしげた。東京都のあるフェリー会社は「業界では荷崩れはまず起こり得ない。高波など予測を超えた外的な力が、急激に船体にかかった可能性がある」。愛知県の会社は「荒天時は手厚く荷物を固定する。乗客もいるので、安全には人一倍気を使っている」と話した。

95チバQ:2009/11/14(土) 09:45:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091114-00000004-mai-soci
<フェリー事故>横揺れ防止装置に異常の可能性も
11月14日2時31分配信 毎日新聞

 三重県熊野市沖の熊野灘で13日早朝、マルエーフェリー(鹿児島県)のフェリー「ありあけ」(7910トン)が座礁、横転した事故で、松元浩人船長(49)は会見で、波がぶつかり合うなどして起こる大波「三角波」で船が傾いたとの認識を示した。一方、事故後の船体は、左舷のフィンスタビライザー(横揺れ防止装置)が、船体を右に傾ける角度になっていたことが分かった。第4管区海上保安本部(名古屋市)は、大波による荷崩れに加え、フィンスタビライザーに異常があった可能性もあるとみて調べている。

【空撮写真特集】フェリー事故:三重県沖で急傾斜、座礁 28人全員救助

 国土交通省運輸安全委員会は、船舶事故調査官4人を派遣し、14日に調査を始める。

 松元船長によると事故直前の風は北東や東北東約15メートルで、波は高さ約4メートル。松元船長は「1発の三角波で傾斜し、その後荷崩れが起きた」と説明。荷積みについては「荒天に備えるよう指示した。午前4時の見回りでも異常はなかった」と述べた。同社によるとありあけは最大積載量5023トンに対し、コンテナ約150個、車両など計3318トンを積んでいた。4管は業務上過失往来危険容疑も視野に慎重に調べる。

 一方、フィンスタビライザーは、船底近くの両舷に魚のひれ(フィン)のように突き出した板で、角度を自動的に調整して揚力を発生させ、船の横揺れを抑える装置。接岸時や揺れの少ない時は船体に収容される。

 4管などの調べでは、ありあけの左舷のフィンスタビライザーは、前方が上向きの状態で、これは左に傾いた場合に船を右側に戻す角度だった。しかし、船は右側に傾いて座礁しており、修復のためには、フィンスタビライザーの前方が下向きにならなければならない。

 北海道大の芳村康男教授(船舶工学)は「フィンスタビライザーは少々の力で動くものではなく、船内の電気が止まった時点の角度を示していると考えられる。フィンスタビライザーの動きだけで転覆するとは考えられず、複合的な原因ではないか」と話している。

 4管によると、三重県御浜町下市木の沖合約500メートルから南6〜7キロにわたり燃料の重油が流出している。周辺自治体や漁協などは14日、熊野市の県熊野庁舎で対応を協議する予定。

 同社は6隻のサルベージ船を手配。数隻が13日夕、海域に着いた。【岡大介、七見憲一、平井桂月】

96とはずがたり:2009/11/20(金) 16:49:01
したらばから以下のような連絡を受けたので90と93を削除します。(91と92には何故か依頼無し)
事故の生々しい証言でもありますし,当該記事の個人情報を削除して再投下します。
問題でしたらまた連絡下さい。
===================================================================
名前:××
メールアドレス:××
お問合せ種別:削除依頼
問い合わせ内容:

旅客船・高速船・フェリー等のスレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1233423926/

にある 90 と 93 のレスを削除して下さい。

住所・氏名・年齢が記述されており、個人情報を発信しています。

各新聞社には記事の差し替えさせたので、ニュースソースからは該当の個人情報は削除されております。

97とはずがたり:2009/11/20(金) 16:49:37

フェリー事故:傾く船 28人、励まし合って脱出
ttp://mainichi.jp/select/jiken/news/20091114k0000m040133000c.html

傾いた船体から救助される乗組員ら=三重県御浜町沖で2009年11月13日午前、本社ヘリから望月亮一撮影 「大丈夫だ。頑張ろう」−−。三重県熊野市沖の熊野灘で13日早朝に発生したフェリー「ありあけ」の座礁、横転事故で、乗客7人と乗員21人は励まし合いながら、次第に傾斜が強まる船内からの脱出に成功した。消防用ホースをロープ代わりに使うなど機転を利かせ、たどり着いたデッキで海上保安庁のヘリコプターなどに救助された乗員乗客は、沈没の恐怖からの生還を喜び合った。

 ありあけの川崎一志事務長(58)によると、フェリーが傾いた時、乗員は5階、乗客は4階の客室にいた。事務長室では机やテレビなどが転がり落ちてドアをふさぎ、廊下へ出るのに5〜10分かかった。客室へ下りると、乗客たちは既に全員が冷静に救命胴衣を着け終わっていた。

 乗員が消火用ホースの端を5階の手すりに結び、片方を4階へ垂らした。乗客はこのホースを伝って屋上のデッキへ。川崎事務長が「必ず助かりますから」と言うと、乗客たちは「頑張ろう」と声を掛け合った。川崎事務長は「私自身、こんな経験は初めて。エンジンが最後まで動き、照明は通常通りだった。船内火災が起きなかったことが幸いだった」と振り返った。

 鹿児島県湧水町の自宅へ帰ろうとしていた乗客の××さん(××)の部屋では、「ドカーン」という衝撃音とともに、寝ていた3人全員が部屋の隅に滑り落ちた。船が傾いてなかなか起き上がれない。1人が壁を伝い、ドアを開けて脱出。重信さんたちも続いた。非常ベルが鳴り響く中、「頑張ろう。大丈夫だ。必ず助かるから」と励まし合った。

 ヘリから下ろされたロープを腰に巻いてつり上げられた重信さんは「無我夢中だった」。家族に電話すると「安心して帰ってきて」という声が聞こえ、涙があふれたという。また乗客の神奈川県相模原市、××さん(××)は、フェリーが傾いたため顔が壁に当たって目を覚ました。廊下に出ると別の乗客が「沈没するかもしれない」と話すのが聞こえた。「救助されて良かった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 ◇船長ら検査入院
 フェリーから最後に巡視船で救出された松元浩人船長(49)ら乗員7人は漏れた油を飲み、三重県尾鷲市内の病院に検査入院した。【汐崎信之、福泉亮】

98とはずがたり:2009/11/20(金) 16:50:05

突然の揺れ、床滑る 熊野灘フェリー座礁
2009年11月13日 14時13分
ttp://www.chunichi.co.jp/s/article/2009111390122648.html

座礁したフェリーから脱出し、海上保安庁のボートに救出される乗員ら=13日午前10時5分、三重県御浜町沖の熊野灘で、本社ヘリ「おおづる」から


 「どーん」という音とともに船が揺れ、立ち上がれないほど床が傾いた。13日明け方の熊野灘で起きたフェリー事故。救出された乗客たちは、海面が窓に迫ってくる恐怖の瞬間を生々しく語った。救命いかだでの脱出に失敗した乗組員らが、海に飛び込み、巡視船に助けられる間一髪の場面も。フェリー会社は乗員乗客の安否確認などに追われた。

 熊野灘で大きく傾いたフェリーから救助された乗客は、搬送先の三重県熊野市の東紀州防災拠点ヘリポートで毛布にくるまり、疲れ切った表情を見せた。

 乗客の××さん(××)=××=は眠っていたところを、「ドーン」という大音響と突然の揺れで起こされた。「何事か」と思って目を開けると、自分の体が床を滑っていた。船室の床ははい上がれないほど傾き、船尾からはガタンガタンという音が響いていた。

 荷物も持たずに、ロープを使って引っ張られるように甲板に上がり、救助のヘリを待った。「荷崩れと横波だと思うが、大きな船なので、こんなことは100パーセント起こらないと思っていた」と、ぼうぜんとした様子で話した。

 右足をねんざし、両ひざも打撲した××さん(××)=××=は「船室にも水が入ってきて閉じこめられるかと思った。最後は海に飛び込もうとも考えた」と、恐怖を口にした。

 沖縄に帰る途中だった××さん(××)=××=は「窓の外にすぐ海面があって、大きな波が見えた。とにかく不安だった」と振り返った。××さん(××)=××=は「何が起きたのか分からなかった。すぐに(傾きが)元に戻ると思ったが戻らず、船室のドアをどうにか開けて出ると、ほかの乗客の人が『沈没する』と叫んでいた」と話した。

 ヘリポートの倉庫で飲み物を渡された乗客は、自分たちがどこにいるのかさえわからず、消防職員から地図で現在地の説明を受けた。家族らと携帯電話で連絡を取り、「これからどうなるのか」とうつむき、冷えた体を温めた。

 救出された松元浩人船長(49)は「船が救えなかったのは残念だが、人命が守れてほっとした」と話した。

◆大きな事故歴なし

 フェリー「ありあけ」を所有するマルエーフェリー(本部・鹿児島市)は事故発生直後から、状況の把握や乗員乗客の安否などを確認しつつ、報道機関の問い合わせへの対応に追われた。

 同社によると、ありあけは12日午後5時に東京・有明埠頭(ふとう)を出航、鹿児島県の志布志港を経由して那覇市の那覇新港に向かう途中だった。1995年に製造され、これまでに大きな事故歴や修復歴はないという。

 乗員乗客全員が救助されたのを受け、同社の担当者は「人命第一なので、まずはひと安心です」とほっとひと息。ただ、今後の対応については「私からはコメントできない」と硬い声で話した。

(中日新聞)

99とはずがたり:2009/11/20(金) 17:20:54
91,92も個人情報除去して再投下しようかとも思いましたが,「削除依頼しなかった方のこの事故に遭ったことを国民に広く知っていたい希望」を奪う事にも成りかねないので慎重に判断した結果残すことにしました。
パブリックコメント(?)受付中です。

100チバQ:2009/11/22(日) 09:38:56
>>99
自分の貼り付けがこんなことになるとは!ビツクリです。
削除依頼が来たらはじめて考慮するで良いように思います。
じゃないとキリがないような・・・

101とはずがたり:2009/11/22(日) 14:11:25
>>100
俺も新聞記事などを蒐集して検討する"公益"を重視して文句が来たら速やかに対応する事を前提にあんま気にせずばんばん投下するし,変に萎縮して要求以上削除する事もないだろうと現段階では考えております。

102荷主研究者:2009/11/22(日) 20:48:23

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200911200043a.nwc
2009/11/20 Fuji Sankei Business i.
商船三井、大阪−大分フェリー休止へ 1月末で、松山寄港の2便

 商船三井系の「フェリーさんふらわあ」(大阪市)は19日、子会社2社が運航する松山経由で大阪と大分を結ぶ上下2便を、来年1月いっぱいで休止すると発表した。阪神地域と大分を結ぶ航路は現行の1日6便から4便に減便となる。景気低迷と高速道路料金の大幅割引で、旅客や貨物の輸送需要が低迷する中、効率化でコスト競争力を高める。

103荷主研究者:2009/11/29(日) 22:23:49

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/202521_all.html
2009年11/28 14:40 北海道新聞
室蘭−青森フェリー廃止から1年 航路再開めど立たず 地域経済の地盤沈下加速

 【室蘭】旧東日本フェリー(函館)の青森航路が廃止され、室蘭港からフェリーが消えて30日で1年になる。室蘭市を筆頭に港湾業者が、新たな船会社の誘致を進めているが、景気悪化の直撃で再開のめどは立っていない。先の見えない誘致活動に、関係者の疲労の色は日増しに濃くなっている。

 「航路再開」を悲願とする室蘭市。今年も例年同様、10月中旬に首都圏で船会社や商社などを管内の港湾業者と訪ね、就航を積極的に呼び掛けた。道内に航路を持つ太平洋フェリーや商船三井フェリーなどには社長に直談判したが、反応は芳しくなかった。

 昨秋以降の景気悪化で荷動きが落ち込んだ上、高速道路の料金が「上限千円」に割引された影響などで体力が奪われているためだ。国内に航路を持つ船社の半数が赤字とも言われる。市から就航要請を受けた会社の事業担当者は「航路維持で精いっぱい」とにべもない。

 室蘭市も決してあきらめたわけではない。今春、民間業者を交えた勉強会を開始。室蘭発着航路の採算性や、胆振から新たな荷物の開拓の可能性など、さまざまな角度から検討を重ねてきた。

 東日本フェリーの運航業務を引き継いだ道南自動車フェリー(現津軽海峡フェリー)の内部資料を基に、収支の抜本的な改善策も探った。だが、年間7億円も生じる赤字の解消策は見つからなかった。

 新たな問題も出てきた。フェリー航路の再開にはターミナルビルが不可欠で、市は旧東日本フェリーが所有するビルを年内をめどに無償で譲り受ける方針だが、ビルの活用策は定まっていない。

 「フェリーが将来、室蘭に戻る可能性は低いだろう」。室蘭の陸運会社の幹部はつぶやいた。かつて売上高の4割を東日本フェリー関連業務で稼いだが、ここ数年、大洗(茨城県)、八戸(青森県)、直江津(新潟県)と航路廃止のたびにフェリー関連業務の人員を縮小。現在は苫小牧に港湾業務の大半を移した。

 室蘭市港湾部の担当者は「行政ができる支援は何でもしたい」と、船会社には入港料や港湾関連費を限りなくゼロにすることをにおわす。しかし、最盛期に18万人を誇った室蘭市の人口は半減。現在も毎月数百人単位で減り続け、市場規模全体が縮小に向かう中、要の荷物を増やす展望は開けない。現状では、一筋の光明も見いだせない状況だ。(升田一憲)

104荷主研究者:2009/11/29(日) 22:40:05
>>102
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/135605
2009年11月20日 00:20 西日本新聞
さんふらわあ 2便減便 大分‐大阪 フェリー2隻売却へ 来年2月

 阪神地域と九州間のフェリーを運営する「フェリーさんふらわあ」(大阪市)は19日、3往復6便ある中九州(大分)航路を来年2月1日から2往復4便に減便する、と発表した。景気低迷と高速道路料金の休日割引制度「千円高速」に伴う旅客・貨物利用の低迷を受けた経営合理化策。現在運航している大型フェリー6隻のうち、余剰となる2隻は売却する方針。

 現在ある3航路のうち、大阪‐松山‐大分の1往復2便を運休する。残る神戸‐大分、大阪‐別府の各1往復2便は維持し、大阪‐別府の上りのみ松山に寄港する。

 同社によると、中九州航路の今年1−6月の旅客・貨物利用は前年同期比で20−30%減。松山寄港便については、瀬戸内海をまたぐ本四架橋を経由する陸路移動もできるため、高速道路料金割引による利用客の減少から、特に赤字が大きくなっていたという。

 井垣篤司取締役営業統括部長は「赤字航路の休止で出血(赤字)を止めることにした。合わせて割引プランの拡充で利用者増に取り組みたい」と話している。

 同社は、いずれも商船三井(東京)完全子会社の関西汽船(大阪市)とダイヤモンドフェリー(大分市)が今月1日付で事業統合し、設立した新会社。両社の営業体制を一本化し、将来の経営統合を念頭に事業再編を検討していた。

=2009/11/20付 西日本新聞朝刊=

105荷主研究者:2009/12/11(金) 00:18:50

http://kumanichi.com/news/local/main/20091207002.shtml
2009年12月07日 熊本日日新聞
広がるフェリーの運賃割引 ETC割引に対抗

運賃割引が実施されている熊本港のフェリー会社窓口=熊本市の同港フェリーターミナル

 高速道路のETC割引の影響で客離れが続く県内フェリー会社で、独自の運賃割引制度を導入する動きが広がっている。ドライバーらからは高速道とフェリー“二重”の料金割引を歓迎する声が上がるが、フェリー業界にとっては、厳しい経営環境の中で減収覚悟の対抗措置。利用客からは生活の足ともなっているフェリーの行く末を案じる声も出ている。

 熊本港〜島原外港(長崎県島原市)を結ぶ熊本フェリー(熊本市)は5日から、土日祝日の車両運賃を一律千円に割引した(6メートル未満の車)。

 同社は高速道路の割引が始まった今春以降、土日の車両利用が前年比15%程度減少した。ETC割引の対抗策として導入した独自の割引制度で「初日は7便中5便が満船と好評だった」(熊本フェリー)とし、正月三が日を除く来年1月31日まで続ける予定だ。

 6日、家族の日帰り旅行で利用した城南町の会社員、山内信博さん(55)は「割引を知って使った。以前より2500円ほど得した。高速で出掛ける機会が増えたが、フェリーは疲れないし、今後も利用したい」と喜ぶ。

 同じ有明海でフェリーを運航する会社では、九商フェリー(島原市)が11月末から車両と旅客運賃を土日祝日は半額とするキャンペーンを開始。長洲港−多比良港(長崎県雲仙市)を運航する有明フェリーも11月末までの2カ月間、復路運賃の割引を実施した。

 有明フェリーは「春以降利用台数は前年比20〜25%減少したが、割引期間中は10〜15%程度の回復効果があった」と話す。

 ただ、「高い割引率を継続するのは、現実的に困難」と同社。熊本、九商、有明の3社は今年5月以降、高速道路割引によるフェリーへの影響軽減のための支援などを国土交通省などへ訴え続けている。

 民主党は衆院選マニフェスト(政権公約)に高速道路の無料化を掲げており、政府が政権公約通りに実施に移せば、フェリー業界への打撃がさらに深刻化する懸念もある。

 6日、山都町の実家へ里帰り後、長崎県諫早市の自宅へ戻るため熊本港でフェリー待ちをしていた主婦、平古場房子さん(53)は「いつも利用しており、安い料金はありがたい。でも、フェリー会社の経営は大変ではないか」と話し、経営悪化による運航中止を危ぐしていた。(井上直樹)

106とはずがたり:2009/12/11(金) 00:41:57
>>104
分大での学会見物(実際黒川温泉泊まりに行ったり阿蘇山見に行ったり物見遊山気分やったw)に使った思いでの航路なんだけどなぁ(´・ω・`)>大阪〜松山〜大分

107とはずがたり:2009/12/11(金) 19:49:41

山川―根占フェリー撤退 岩崎グループ方針 来年2月末まで
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20091208-OYT8T00040.htm

 岩崎グループ(鹿児島市)は7日、指宿市・山川―南大隅町・根占間を結ぶフェリー運航事業から、来年2月末で撤退する考えを明らかにした。

 同グループは2002年9月、赤字を理由に同事業を中止したが、05年12月、暫定的に再開。06年11月以降は、県や指宿市、南大隅町が運航に関与する運航形態としていた。岩崎芳太郎・最高経営責任者(CEO)によると、06年度以降、原油高や景気悪化などの影響で、年間収入が目標の1億5000万円に届かず、これまで2億円近い持ち出しがあったという。さらに来年3月、フェリーのドック入りのため、3000万円の経費がかかることなどから撤退を判断した。

 佐多岬の施設 県に寄付へ

岩崎CEOは、岩崎グループが所有する佐多岬展望公園(南大隅町)の建物施設を、自然公園法の規制により整備が困難などとして、県に寄付する考えも示した。
(2009年12月8日 読売新聞)


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