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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

1104荷主研究者:2011/03/22(火) 22:16:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110319t13054.htm
2011年03月19日土曜日 河北新報
ガス出荷設備が全壊 津波直撃、港工場内部を公開

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110319023jd.jpg
液化天然ガスを送るパイプ(手前)が断裂し、供給が停止している仙台市ガス局の港工場=19日午前10時33分、仙台市宮城野区港4丁目 ※奥にある緑色の建物は液化天然ガスのタンク

 都市ガスの供給を全面停止している仙台市ガス局は19日、東日本大震災による津波の直撃を受けた港工場(宮城野区)の内部を報道関係者に公開した。

 液化天然ガス(LNG)を貯蔵するタンクやガスホルダーは被害が少ないものの、ガスを気仙沼、石巻両市に送り出す出荷設備は全壊。2階建ての事務所は1階の窓ガラスが割れ、浸水で壊滅的な状態になっている。

 市ガス局によると、報道陣の立ち入りが認められなかったLNGを気化するためのコンプレッサーなどの設備の被害が大きく、復旧時期の見通しは立っていない。

 港工場の牧野実製造課長は「被害は甚大で、1カ月以内の復旧は難しい。1日でも早く36万戸に供給できるように全力で取り組んでいる」と述べた。

 市ガス局には現在、日本ガス協会などから復旧隊が派遣され、設備の被害状況の調査や復旧計画の策定を急いでいる。

 並行してガス局と復旧隊の要員約520人がガス導管の点検、メーターガス栓の閉栓を進めておいる。都市ガスを利用する約36万戸のうち、17日現在で約38%の閉栓作業を終え、25日の終了を目指している。

1105荷主研究者:2011/03/22(火) 22:19:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110319t13055.htm
2011年03月19日土曜日 河北新報
仙台城跡、石垣など一部崩落 市道通行止め

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110319029jd.jpg
地震で崩落した仙台城跡の石垣=18日

 東日本大震災で、仙台市青葉区の仙台城跡の石垣や復元した隅櫓(すみやぐら)の一部が崩落していたことが分かった。断続的に発生する余震でさらに崩れる可能性があるため、市は石垣沿いの市道を通行止めにしている。

 市によると、崩落箇所は、市バスの停留所「仙台城跡」の西側の2カ所。いずれも石垣の高さは5メートルほどで、幅は十数メートルと6、7メートル程度。崩れた石が市道の半分程度を埋めた。

 このため大手門から八木山橋を抜け、八木山ベニーランドに向かう区間が通行止めになっている。

 隅櫓も南側の軒先部分が地震で崩れた。市道を挟んだ土塀の一部もはがれ落ち、灯籠なども崩れたという。

 石垣の崩落部分は史跡ではなく、護国神社が管理している。同神社は「11日の地震後、見回ったときに気づいた。生活道路でもあるので、余震が収まり次第、修復の方法を考えたい」と話している。

1106荷主研究者:2011/03/22(火) 22:20:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110319t15053.htm
2011年03月19日土曜日 河北新報
「掲示板」大活躍 商店街などで張り出し 仙台市中心部

炊き出しや営業中の飲食店の情報を知らせるチラシなどが張られた掲示板=17日、仙台市青葉区一番町4丁目

 東日本大震災後の停電や通信規制で多くの市民が「情報過疎」に陥る中、仙台市中心部では、市民が手書きで情報を寄せる「掲示板」が役立っている。テレビを見ることができず、携帯電話がつながりにくい状況で、ITとは違うアナログな情報伝達手段が存在感を発揮している。

 青葉区の一番町4丁目商店街では、閉店中の飲食店前のコルクボードなどを活用。安否情報や炊き出しの場所、営業中の飲食店を知らせるチラシなどが張られた。

 震災翌日の12日、商店街有志が、通行人に被災者の安否情報を書いてもらい、張り出したのが始まり。飲食店の情報などを通行人が張っていくようになったという。情報を集めた青葉区の会社員斎藤悠さん(30)は「シャワーを浴びられるサウナ店など、情報が具体的でありがたい。手書きのチラシには人の温かみも感じる」と話した。

 青葉区本町のブックカフェ「火星の庭」のウインドーには、新聞と一緒に、被災生活に役立つ情報も掲示された。簡易トイレの作り方や重曹で髪を洗う方法などが紹介され、通行人らが立ち止まって読んでいた。

 発案者は、震災後、同店に一時避難している東北大大学院工学研究科の北野央さん(30)=青葉区=。「震災直後は停電などで情報を得にくかったが、翌朝の新聞を見るとさまざまな生の声や写真が載っていた。役立つと思った」と言う。

 通信状況が改善された後も、インターネットで入手した防災の心得などを印刷し、パソコンを使わない高齢者向けにも掲示した。

 「今回は、情報を得るのにツイッターも威力を発揮した」と北野さん。「それでも、ネット環境だけに頼らず、歩ける人は歩き、近くの人と情報を交換することも必要ではないか」と話す。

1107荷主研究者:2011/03/22(火) 22:21:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110319t15046.htm
2011年03月19日土曜日 河北新報
生活情報/バス

気仙沼発仙台行のバスに乗り込む乗客=18日午前9時ごろ

◎仙台―気仙沼間が再開/ミヤコー、石巻便はきょうから

 仙台―気仙沼を結ぶミヤコーバス(仙台市)の高速バスが18日、運行を始めた。離れて暮らす家族の安否の確認や自宅を目指す被災者らが乗り込んだ。当面、気仙沼市総合体育館と宮城県庁を1日1往復する。

 午前9時30分に市総合体育館前を出発した第1便の乗客は53人。

 「仙台で働く長男の安否を確認しに行く」と、バスに乗ったのは気仙沼高に避難していた小山江吏子さん(38)。早朝に避難所を歩いて出発。見知らぬ人の車に乗せてもらいながら、待望のバスに何とか滑り込んだ。

 市内に帰省していた大学生村上宗真さん(20)は、奨学金などの手続きのため20日まで岐阜県に戻らなければならないという。「とりあえず仙台まで行ってルートを確かめたい」と宗真さん。見送りに来た漁船員の父康浩さん(49)は「本当は行ってほしくないが、無事にたどり着いてほしい」と送り出した。
   ◇
 ●宮城交通とミヤコーバスは19日から、仙台―石巻間で高速バスの臨時便を4往復運行する。乗り場は「仙台駅前」(青葉通りさくら野前33番乗り場)、「大橋臨時発着場」(石巻消防署隣接地)の2カ所。発車予定時刻は仙台発便が午前8時52分、午後12時7分、午後3時7分、午後5時37分。石巻発便が午前7時40分、午前11時半、午後2時40分、午後5時40分。

 ●東日本急行(仙台市)は18日、高速バス「仙台駅前―一迫総合支所前線」の運行を中止した。燃料の確保が難しいため。「仙台駅前―栗原市金成庁舎前線」は燃料在庫が続く限り運行する。連絡先は022(218)3131。

 ●岩手県北バスは18日から、山田町(船越)―宮古を5往復、盛岡経由の宮古―東京を1往復運行するほか、19日からは盛岡―八戸を1往復運行する。

 ●岩手県交通は18日から、仙台―花巻・北上線を再開して1往復運行。盛岡―釜石は18日、盛岡発のみ運行し、19日からは2往復運行する。

 ●弘南バス(弘前市)は仙台―弘前間の高速バスを20日運行分から予約制に変える。問い合わせが殺到したためで、片道券のみ販売する。また、20日に上野―弘前・青森間、横浜・品川・浜松町―弘前・五所川原間、盛岡―弘前間の高速バスをいずれも再開する。盛岡―弘前間は1日1往復。ほかは1日3〜4往復で予約制。連絡先は同社予約センター0172(37)0022(午前9時〜午後6時半)。

1108荷主研究者:2011/03/22(火) 23:24:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110320t15028.htm
2011年03月20日日曜日 河北新報
小型タンカー接岸が可能に 塩釜港

 宮城県災害対策本部によると、塩釜港は22日、津波被害で港内に沈んだ漁網などの撤去作業を終え、小型タンカーが接岸できる見通しになった。東北の燃料油の供給拠点が本格的に動きだす。

 県と東北地方整備局、海上自衛隊、海上保安部などが作業船2隻で漁網や養殖いかだなどの撤去を18日に開始。支障物の有無の調査を行い、22日にも使用を再開する。

 同港には原油を精製した後のガソリン、灯油、重軽油を貯蔵するカメイや出光興産などの油槽所がある。国は同港を東北各県への燃料油の重要供給拠点と位置付けており、最優先で復旧作業を進めてきた。

1109荷主研究者:2011/03/22(火) 23:26:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110320t75018.htm
2011年03月20日日曜日 河北新報
生活情報/バス 仙台―白石、岩沼に臨時便

 ミヤコーバス(仙台市)は20日、仙台と白石、岩沼両市を結ぶ臨時バス2路線の運行を始める。白石方面は長町駅―城下広場間で2往復。片道1500円。岩沼方面は長町駅―岩沼駅間で5往復。片道600円。

 宮城交通は20日、仙台―秋田間の高速バスの運行を再開する。当面は1往復で、秋田行きは午前8時仙台駅前発、仙台行きは午後3時40分秋田バスターミナル発。片道4000円。

 さくら観光(白河市)は仙台駅―東京駅間で高速バスの臨時便を運行している。20、21の両日は1往復。22日は仙台行きのみ。片道4000円。
  ◇
 岩手県交通(盛岡市)は20日から、花巻―池袋(東京)、盛岡―横浜を1往復ずつ運行する。

 岩手県北バス(盛岡市)は20日から、被災地の山田町―大槌町で無料バスを3往復運行する。

1110荷主研究者:2011/03/25(金) 00:13:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110321t75055.htm
2011年03月21日月曜日 河北新報
生活情報/バス・列車

◎仙台―亘理間運行/ミヤコーバスはきょうから

 ミヤコーバス(仙台市)は21日に仙台市と宮城県亘理町、22日に仙台市と利府町を結ぶ臨時バスの運行を始める。亘理方面は長町駅―亘理駅間で4往復。片道1000円。利府方面は仙台駅―利府駅間で3往復。500円。

 弘南バス(弘前市)は仙台―弘前間の高速バスについて、26日運行分から、仙台発便の発車時刻を午後9時45分から午後2時半に変更する。乗り場は「宮交仙台高速バスセンター前」。予約制。連絡先は0172(37)0022(午前9時〜午後6時半)。

 秋田中央交通(秋田市)は21日、仙台―秋田間の高速バス「仙秋号」を3往復運行する。22日以降は未定。電話予約のみ。連絡先は同社高速バス予約センター018(823)4890。

 岩手県交通は20日、一関―気仙沼間の急行バスの運行を2往復で再開した。

 JR東日本は20日、震災で運行が止まっていた仙石線について、あおば通―小鶴新田間の運転を3月中に再開すると発表した。仙台支社によると、再開日、運転本数などは後日決定。暫定ダイヤで一部列車の運転となる見通し。

1111荷主研究者:2011/03/25(金) 00:28:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110322t15075.htm
2011年03月22日火曜日 河北新報
地下鉄・バス大混雑 通勤客、1時間待ちも 仙台

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110322016jd.jpg
地下鉄台原駅では代替バスからの乗り継ぎ客らが長蛇の列をつくった=22日午前9時50分ごろ、仙台市青葉区

 東日本大震災の発生から初の3連休明けとなった22日朝、仙台市内の交通機関は通勤客らで大混雑した。富沢―台原間のみで運行している市地下鉄のうち、青葉区の台原駅は乗車待ちの市民らでごった返し、トラブルも。乗客からは「交通の混乱はいつまで続くのか」といった声が相次いだ。

 台原―泉中央間が運休している市地下鉄。台原駅は泉中央駅発の無料代替バスからの乗り継ぎ客も加わり、市交通局によると待ち時間は最大約1時間に上った。震災から一定期間が経過し、通勤客が増えた影響とみられる。

 順番待ちをめぐる客同士のトラブルも起きたため、市交通局は出入り口を1カ所に制限。その結果、出入り口までの行列は午前9時前には500メートル近くに達した。

 泉中央駅発のシャトルバスで台原駅から地下鉄に乗り込んだ泉区の会社員庄司直子さん(43)は「泉中央駅でも並び、1時間半かかった」とうんざりとした表情。

 宮城県富谷町のアルバイト数馬千鶴子さん(58)は「勤務先がきょうから業務再開なのに」、泉区の男性会社員(60)は「交通の混乱はいつまで続くのか」と困り果てた様子で語った。地下鉄では、長町、長町南の両駅でも入場制限を行った。

 運行路線が増えた市バスも、不通となっているJR線各駅の停留所と市中心部などを結ぶ路線が混雑した。市交通局によると、仙石線陸前高砂駅ではバスの乗車待ちの客が駅前広場から国道45号まであふれたという。

1112荷主研究者:2011/03/25(金) 00:30:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110322t15051.htm
2011年03月22日火曜日 河北新報
ガス復旧1ヵ月半めど 仙台市、あすから順次

 東日本大震災で供給がストップしている仙台市ガス局の都市ガスについて、奥山恵美子市長は21日の記者会見で、23日から順次、供給を再開できるとの見通しを示した。津波の被害が大きい地区を除き、1カ月〜1カ月半程度で全面復旧させる。今後のスケジュールは22日に公表する。

 都市ガスの原料には、比較的損傷が少なかった新潟―仙台間のパイプライン(総延長261キロ)から供給される天然ガスを利用。設備の点検、修繕を終えた後、気化された天然ガスを市ガス局の港工場(宮城野区)で付臭し、供給する。

 23日は仙台オープン病院(宮城野区)と市立病院(若林区)の災害拠点病院2カ所へ供給を再開。一般家庭への供給は24日に始める。

 供給地区の仙台、多賀城、名取の3市と利府、富谷、大和の3町、大衡村を155ブロックに分け、メーターガス栓の閉栓を終えた地区で導管のガス漏れの有無を確認。ガス局職員らが再度、利用者宅を訪問し、開栓作業を行う。

 閉栓は20日現在、対象の35万8781戸のうち20万5082戸(57.2%)で終えており、25日までに完了する見込み。今後の作業は日本ガス協会などの応援を得て、約3000人態勢で進め、1日1万〜1万5000戸の供給再開を目指す。

 供給量のうち、約7割を占めていた液化天然ガス(LNG)を使ったガス製造は、港工場の設備が甚大な被害を受け、復旧のめどは依然、立っていないという。

 奥山市長は「市民には不便を掛けて申し訳なかった。一日も早い復旧に向けて全力で取り組む」と話した。

1113荷主研究者:2011/03/25(金) 00:30:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110322t15015.htm
2011年03月22日火曜日 河北新報
生活情報/バス

 仙台市交通局は22日、南、東、西方面で計5路線のバスの運行を再開する。これまで走らせてきた特別路線3線も同日、通常路線に戻す。運行路線数は計30。時間は午前6時半〜午後8時半で、30分〜1時間間隔。

 運行再開路線は次の通り。

 長町営業所―長町駅経由南仙台駅東口―四郎丸、岩切駅前―利府街道―東仙台営業所―原町経由仙台駅―交通局大学病院前、東高校入口―若林経由仙台駅―交通局大学病院前、青葉台―宮教大・工学部―青葉通経由仙台駅、作並温泉―白沢車庫―国道48号・八幡町経由仙台駅

 十和田観光電鉄(十和田市)などは22日、仙台―青森間の高速バスの運行を再開する。1日3往復で予約制。運賃は中学生以上片道5700円で、小学生以下は半額。連絡先は同社青森営業所高速バス予約センター017(787)1558(午前9時〜午後6時)。

 宮城交通は22日、仙台―弘前間の高速バスの運行を再開する。1日1往復で予約制。運賃は中学生以上片道5090円で、小学生以下は半額。同路線は既に運行を再開している弘南バスと合わせて1日2往復となる。連絡先は弘南バス予約センター0172(37)0022(午前9時〜午後6時半)。

 岩手県交通は22日、仙台―江刺間、盛岡―水沢・千厩間の急行バスの運行をそれぞれ2往復で再開する。

 JRバス東北は22日、盛岡―久慈間を3往復で全線運行する。これまで盛岡―葛巻の部分運行だった。

 県北バスは22日、盛岡―軽米・大野間を1往復で運行再開する。

1114荷主研究者:2011/03/25(金) 00:31:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110323t15016.htm
2011年03月23日水曜日 河北新報
月内から順次在来線を再開 JR・仙台圏

 JR東日本は22日、運転を見合わせている仙台圏の東北線について、月内に仙台―岩切間の運行を再開すると発表した。仙石線青葉通―小鶴新田も既に月内の再開方針を示しており、4月上旬には仙山線も一部再開する予定。仙台駅を中心に在来線の復旧が進みつつある。

 JR東日本仙台支社によると、東北線は4月上旬までに岩沼―利府間まで運行区間を拡大。仙山線も仙台―愛子間と山寺―山形間で折り返し運転を始める。仙台駅構内は配水管などの施設に被害が出ているが、各線の運転再開までに応急措置を施す。

 東北線郡山―本宮間、奥羽線福島―米沢間、陸羽西線新庄―余目間なども、それぞれ4月上旬には再開する見通し。いずれも暫定ダイヤで一部の列車の運行になる。

1115荷主研究者:2011/03/25(金) 00:32:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110323t13044.htm
2011年03月23日水曜日 河北新報
放置車両の撤去開始 多賀城

フォークリフトを使って放置された乗用車を撤去した=22日、多賀城市八幡

 宮城県多賀城市は22日、津波で流され、市内に放置された車両の撤去作業を始めた。

 一車線が放置車両でふさがっていた八幡地区の市道などで作業を実施。市の委託業者がフォークリフトで持ち上げて大型トラックに載せ、計42台を同市町前の一時保管場所に移した。

 保管場所に置かれた車両は、所有者との連絡が半年以上取れない場合、処分するという。

 市道路公園課の鈴木弘章課長は「作業した場所は国道45号から市役所につながる道路で、救援物資などを運ぶ重要な路線だった」と説明した。

 市によると、市内に放置された車両は市道上だけで少なくとも3000台、市全体では7000〜8000台に上る。市は1カ月以内に道路上の車両を移動させた後、私有地に放置された車両の撤去にも取り掛かる方針。

1116荷主研究者:2011/03/25(金) 00:33:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110323t11051.htm
2011年03月23日水曜日 河北新報
あすと長町に仮設用地確保 仙台市

 奥山恵美子仙台市長は22日の災害対策本部会議で、仮設住宅の建設用地として、大規模再開発が進むあすと長町地区(太白区)に約10ヘクタールを確保したことを明らかにした。

 市によると、同地区に大規模な更地を所有する都市再生機構から4.7ヘクタール、鉄道建設・運輸施設整備支援機構から5.5ヘクタールの提供をそれぞれ受ける。県と市は市内で必要な仮設住宅を3000戸と想定し、うち1000戸は県が建設する予定。

 奥山市長は「被災した他の自治体の分も含め、市内での仮設住宅の建設用地の確保に一定のめどがついた」と述べた。

 残りの2000戸については、既存の公営住宅や民間賃貸住宅を借り上げる形で用意する。

1117とはずがたり:2011/03/26(土) 01:11:46

磐城ネタも勿論東北スレの此処へ貼り付け。

[東日本大震災]福島県いわき市 「五重苦」に直面
http://news.livedoor.com/article/detail/5439664/
毎日新聞
2011年03月25日13時44分
提供:毎日新聞

 東日本大震災で地震と津波の被害に加え、福島第1原発事故に直撃された福島県沿岸部。最も南にあるいわき市は、中心部が原発から約40キロ離れており、原発周辺地区からの避難者を多数受け入れた。だが、人口1%強の最も北の地域が半径30キロの屋内退避区域にかかっただけにもかかわらず、いわき市は「危険」という根拠のない風評が首都圏などで広がり、物流が滞るなど市民生活に深刻な影響が出ている。23日には新たに農産物の出荷停止が加わり、「五重苦」に直面した街を歩いた。【森禎行、町田徳丈、松本惇】

 市役所から10キロ以上南の港町・小名浜地区。津波で流されひっくり返った乗用車が木造家屋に突っ込んだままの光景が、現在も多く見られる。

 3月は旬のメヒカリやカレイが出回る時期だが、停電で魚市場は閉じたまま。原発近くの海水から放射性物質が見つかり、漁師(68)は「魚取っても誰も買わねえっぺ」と、いら立つ。地元漁協は「昨年取ったサンマの加工品もキャンセルされた」と嘆く。

 22日朝には、ガソリンスタンドを起点に150台に及ぶ車列が延び、多くの市民がエンジンを切った車内で息を潜めていた。先頭にいた医療機関に勤める女性(42)は前日午後3時から車を止めて一夜を明かした。

 「勤務先では断水が続き衛生面が心配。おむつなども届かない。車がないと生死にかかわる」と訴えた。スタンドの店長(36)は「20日から、ようやく1日置きに油が届くようになった」と話し、殺到する客の対応に戻った。

 数少ない営業中の地元スーパーでは、100人以上が開店を待つ。「シミズストア」リスポ店の佐藤誠店長(33)によると、震災直後の顧客1人当たりの買い物額は5000円を超え、棚はすぐに空に。

 通常は商品全体の6〜7割を市内で仕入れていたが、現在は7〜8割を約130キロ離れた福島市で調達しなければならない。23日に営業再開したコンビニエンスストアは約2時間で品切れになった。

 常磐自動車道は東京からいわき市まで一般車も通行できたのに、物流は滞った。市内に24店舗をもつ地元スーパー、マルトの安島誠専務(50)は「米国政府が原発から半径80キロ圏内の米国人に避難勧告した影響がある。首都圏からの物資が茨城県内で止まっている」と話す。ガソリンも、約80キロ離れた郡山市へタンクローリー車を迎えに行く始末だった。

 鈴木英司副市長(59)は「地震、津波、原発、風評被害の四重苦。原発事故が終わらないと、地震と津波の対策に取り組めない」と訴えた。市と業者が先週末から「原発から遠く、安全です」と訴えて回った効果からか、物流は回復しつつある。22日まで5店舗しか開いていなかったマルトも24日には、11店舗が営業した。

 明るさが見え始めたようだが、福島県産農産物で出荷停止の品目が広がる。青果卸「平果」の岡部守利常務(63)は「政府が対策をとってくれないと、福島とつくだけで消費者から避けられてしまう」と、ため息をついた。

 いわき市は県内最多の人口34万人。そのうち、屋内退避区域の人口は約5000人。県が測定する放射線量も、県庁所在地である福島市の約3分の1前後にとどまっている。

1118とはずがたり:2011/03/26(土) 22:07:26
三陸海岸の僅かな平地に街を作ってきたけどそれを諦めるとなると土地あるのかな??

東日本大震災:被災跡地の買い取り検討 岩手・大船渡
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110327k0000m040084000c.html

 岩手県大船渡市の戸田公明市長は26日の会見で、低地の木造住宅を高台や内陸などに移転させ、跡地を市が買い上げる案を検討する意向を示した。戸田市長は「これから議論が必要だが、子や孫が同じ思いをしないように今回の教訓を生かしたい」と述べた。

 住宅を建てられるエリアを制限するには、市の都市計画審議会に諮り用途地域を変更する必要がある。市民の反応や買い上げにかかる費用など、現時点では不透明な点は多いが、戸田市長は「安全なまちづくりには避けられない。市民の皆さんも同感だろう」との見解を示した。大船渡市では、民家など約3600戸が津波で全半壊した。【銭場裕司】

毎日新聞 2011年3月26日 20時47分

1119荷主研究者:2011/03/27(日) 20:59:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110307t12015.htm
2011年03月07日月曜日 河北新報
ホテル仙台プラザ25日閉館 賃貸契約協議こじれる

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110307001jd.jpg
25日に閉館することが決まったホテル仙台プラザ=仙台市青葉区本町2丁目

 仙台市青葉区の老舗シティーホテル、ホテル仙台プラザを運営するホテル仙台プラザ(同市、青木昌敏社長)は今月25日で同ホテルの営業を終了し、閉館することを決めた。不況などで経営環境が悪化したのに加え、土地と建物を所有する東京海上ホールディングス(HD)のグループ会社との間で、賃貸借契約をめぐる協議がこじれ、営業継続が困難になった。近く法的整理に入るとみられる。

 同市中心部では、JR仙台駅前の仙台ホテルが2009年末で営業を終了。昨年11月末には仙台エクセルホテル東急も閉館しており、仙台の観光や経済を支えてきたシティーホテルがまた一つ、姿を消すことになる。

 プラザによると、青木社長が6日、従業員に対して閉館の方針などを伝えた。アルバイトを含む約230人は全員解雇する方向。会議や宴会の予約は2年先分も含め約400件あるといい、宿泊の予約者とともに早急に連絡を取るという。

 プラザは売上高の減少などから07年2月、東京海上HDの関連会社による特別目的会社(SPC)に対し、土地と建物を売却。プラザが借り受ける形で営業してきた。

 この賃貸借契約に関し、賃料設定などをめぐる訴訟に発展。その後、プラザ側の支払い延滞が続くなどし、SPC側の申し立てを受けた仙台地裁の決定に基づき、今月に入って債権が差し押さえられた。

 青木社長は取材に対し「運転資金が続かないと判断し、閉館を決めた。一時あった建て替え計画も不況などで実現できず、最悪の結果になってしまった。お客さまにおわびしたい」と説明。従業員については「再就職に向けた他ホテルへの働き掛けなど、できる限り対応したい」と話している。

[ホテル仙台プラザ] 1888年開業の陸奥別館青木ホテルが起源。戦災による焼失と再建、仙台セントラルホテルへの改称などを経て1975年に現在の場所と名称で開業。客室177室、収容人員は271人。仙台のシティーホテルの中でも有数の大宴会場を備え、地元政財界の大規模な会合にも使われてきた。運営会社のホテル仙台プラザは72年の設立で、資本金は1億円。

1120荷主研究者:2011/03/27(日) 21:01:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110308t13012.htm
2011年03月08日火曜日 河北新報
従業員180人全員解雇 閉館を正式発表 仙台プラザ

 仙台市青葉区の老舗シティーホテル、ホテル仙台プラザを運営するホテル仙台プラザ(同市、青木昌敏社長)は7日、今月25日での閉館を正式発表した。青木社長はホテル内で記者会見し、現在の従業員約180人について「4月6日付で全員を解雇する」と説明した。今後の法的整理の方向性では、破産以外の手法も含めて検討する考えを示した。

 青木社長は従業員への対応で「再就職に向けてできる限りのことをする。(今月分の)賃金は、取引業者への支払い分とともに、確保する道を模索したい」と述べた。

 プラザによると、年間売上高はピーク時の1993年に約33億円に上った。その後は約25億円(2005年)前後で推移したが、近年は経営環境が急速に悪化。09年には約15億円に落ち込み、赤字に転落したという。

 07年2月に土地と建物を売却した東京海上ホールディングス(HD)の関連会社との賃貸借契約をめぐる協議もこじれ、今月1、2日には仙台地裁に債権や動産を差し押さえられた。

 青木社長は「現金でしか仕入れができなくなった。血を止められてしまった」と語り、差し押さえによる運転資金の不足で閉館を最終決断したと説明した。

 プラザは7日、ホテル内で取引業者への説明会を開き、集まった77社の約110人に閉館の経緯などを報告した。従業員には同日までに解雇の方針を伝えた。

 土地と建物を今後どうするかについて、東京海上HDは取材に対し「今の段階では何も決まっていない」と話している。

1121荷主研究者:2011/03/27(日) 21:01:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110309t15015.htm
2011年03月09日水曜日 河北新報
宮城県美術館のレストランなど年度内営業継続へ 仙台プラザ

 今月25日で閉館するホテル仙台プラザ(仙台市青葉区)は8日、県美術館と市博物館=ともに同区=で運営するレストランと喫茶店の計3店について、本年度末まで営業する意向を県、市に示した。

 プラザの担当者が、両館を訪れて説明した。新年度も営業を継続するかどうかは今後、協議していく。

 県美術館のレストラン「サリックス」(約50席)と喫茶店「ゼルコバ」(10席)は1981年の開館当初から、市博物館のレストラン「三の丸」(約50席)は2007年2月からプラザが運営している。プラザは年度ごとに施設の使用許可を受け、使用料を毎月支払っている。

 県美術館の担当者は「レストランは来館者に好評だが、プラザが新年度に営業できない場合、速やかに後継を探さなければならない」と話している。

1122荷主研究者:2011/03/27(日) 21:04:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110309t11014.htm
2011年03月09日水曜日 河北新報
定禅寺・晩翠通、交差点歩車分離信号に 接触事故防止

 宮城県警は10日、仙台市青葉区の定禅寺通と晩翠通の交差点で、歩行者信号が青の間は車の信号を全て赤にする「歩車分離式信号」を導入する。従来の信号方式を午前10時に切り替える。歩行者が安全に横断歩道を渡れるようにするための措置で、県警は見切り発車などによる事故に注意するよう呼び掛けている。

 繁華街にある同交差点は歩行者、車両ともに通行量が多い。道路幅は定禅寺通が約30メートル、晩翠通が約20メートル。通常の信号では、横断する歩行者と車が接触する危険があったという。

 新しい方式では、定禅寺通の車両用、晩翠通の車両用、歩行者用の順で信号が青を表示する。歩行者が横断中、車両用信号は全て赤となるが、交差点を斜めに渡ることは禁止となる。

 従来の方式は、交差点で左折する車が歩行者の横断を待つため、朝夕は左折待ちの車で渋滞するケースが多かった。

 周辺では、毎年9月の定禅寺ストリートジャズフェスティバルや12月のSENDAI光のページェントなどイベントが多い。多くの観光客が詰め掛けると、渋滞に拍車が掛かっていた。

 県警交通規制課は「歩行者と車が交差点に進入するタイミングを別にすることで、事故の危険が減る。導入直後は戸惑うドライバーがいるかもしれない。信号をよく見て運転してほしい」と話している。

1123荷主研究者:2011/03/27(日) 21:51:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110323t75042.htm
2011年03月23日水曜日 河北新報
生活情報/バス・鉄道

 宮城交通(仙台市)は23日、JR仙台駅前―郡山駅前間の高速バスの運行を再開する。当面は1日2往復。仙台駅からは午前8時20分、午後2時10分発、郡山駅からは午前11時20分、午後5時50分発。片道2100円。回数券も利用できる。

 ミヤコーバス(仙台市)は23日、仙台駅前―本塩釜駅間で臨時バスの運行を始める。1日3往復で片道700円。仙台駅からは午前10時、午後2時半、午後5時半発。本塩釜駅からは午前8時、午前11時半、午後4時発。
 旅行会社タビックスジャパン(東京)は23日から、JR福島駅を経由し、仙台駅と郡山駅を結ぶ高速バスツアーを始める。福島市のバス会社、トランスパックが運行する。23日は2往復を設定。24日以降の便数は未定。料金はいずれも片道で仙台―郡山間2000円、仙台―福島間と福島―郡山間1000円。

 多賀城市と宮城交通は23日、JR仙石線多賀城駅前発仙台駅前行きの臨時バスを運行する。市の便は仙台直行便(片道500円)で、午前7時の始発から一日10便。宮城交通の便(同490円)は午前8時41分始発で一日18便。連絡先は市長公室022(368)1141。

 ミヤコーバスは22日、同バス塩釜営業所と利府町しらかし台を結ぶ「利府線」を再開した。当面の間、土日祝日ダイヤで運行する。
 仙南交通(仙台市)は22日、JR名取駅(名取市)と仙台市地下鉄長町南駅(太白区)を結ぶ臨時路線バスの運行を始めた。運休しているJR東北線が復旧するまで、平日のみ走らせる。長町方面は朝を中心に21便、名取方面は朝と夕方を中心に23便。

 はらまち旅行(南相馬市)は23日から、仙台市と角田市を結ぶ臨時バスを運行する。午前6時半の阿武隈急行角田駅発、午後6時半のJR仙台駅東口発の1日1往復。片道1000円。連絡先は角田市政策企画課0224(63)2112。

 会津乗合自動車(会津若松市)とJRバス東北(仙台市)は24日、会津若松市と仙台市を結ぶ高速バスの運行を再開する。臨時便として運行させ、乗降地は若松駅前バスターミナルと仙台駅東口のみ。片道2800円で予約不要。24日は若松駅からが午前7時40分発の1便、仙台駅からが午後1時発と同7時発の2便。25日以降は若松駅からが午前8時40分発を加えた2便となる。連絡先は会津乗合自動車0242(22)5560。

 ◇

 JR東日本は22日、東北線仙台―岩切間、郡山―本宮間について、今月中に運転を再開させる見通しを示した。東北線仙台―岩切間は、4月上旬に岩沼―利府間にまで運行区間を拡大する予定。また、4月上旬までに、仙山線仙台―愛子間と山寺―山形間、奥羽線福島―米沢間、陸羽西線新庄―余目間で、それぞれ運転を再開する。いずれも暫定ダイヤによる一部列車の運転になる。

1124荷主研究者:2011/03/27(日) 21:56:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110324t15031.htm
2011年03月24日木曜日 河北新報
生活関連/バス・鉄道
◎仙石線・あおば通―小鶴新田間/28日から運行再開

 ミヤコーバス(仙台市)は25日、宮城県山元町役場とJR仙台駅東口を結ぶ予約制臨時バスの運行を始める。1日3往復で途中の乗降はできない。山元発は午前9時、午後2時、同6時。仙台発は午前7時半、午後0時半、同4時半。片道1200円(子ども半額)。予約は利用日の前々日と前日の午前9時〜午後5時に山元町役場で受け付ける。連絡先は090(4755)0030。

 仙台―盛岡の高速バスは月〜木曜日は10往復、金〜日曜日は13往復で運行。盛岡―東京の高速バスは2往復で運行する。

 JRバス東北は23日、盛岡―二戸、盛岡―浄法寺をそれぞれ1往復で運行を再開した。24日には、運行している高速バスのうち、仙台―八戸間をこれまでの1往復から3往復に、仙台―福島間を10往復から19往復に、仙台―新宿間を3往復から4往復にそれぞれ増便する。新宿以外は他社との共同運行。同社は「詳細なダイヤはホームページで確認してほしい」と話している。



 JR東日本は23日、仙石線あおば通―小鶴新田間について28日から運転を再開すると発表した。ほかに運転再開日が決まった主な在来線区間は、磐越西線郡山―津川間(26日)、奥羽線新庄―院内間(27日)、左沢線北山形―左沢間(28日)。

1125荷主研究者:2011/03/27(日) 21:57:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110324t13011.htm
2011年03月24日木曜日 河北新報
石巻工業港、9岸壁復旧 救援物資船が陸揚げ

船から自衛隊のトラックに物資を積み込む乗組員ら=23日正午ごろ、石巻工業港

 東日本大震災で被災した石巻工業港は23日、31岸壁(バース)のうち9岸壁の利用が可能になり、救援物資を積んだ最初の船が寄港した。国土交通省東北地方整備局によると、東北の太平洋側の主要港湾全11港で緊急輸送物資の対応が可能になった。

 石巻工業港で使用を再開したのは中島埠頭(ふとう)の3岸壁、大手埠頭の4岸壁、日和埠頭の2岸壁。20日以降、クレーン付き台船が津波被害で沈んだがれきなどの撤去を続けてきた。

 23日は救援物資を積んだ巻き網漁船「第112福一丸」(静岡県焼津市)が入港、焼津市の企業などが寄付した食料や生活用品約25トンを陸揚げした。物資は自衛隊が各避難所に搬送する。伊藤幸造漁労長は「乗組員には宮城、岩手の出身者が多く、震災は人ごとではなかった」と話した。

 東北地方整備局は「これで海からの緊急輸送路は確保できた」(川嶋直樹企画部長)と強調、今後は物流機能の再興に向け、本格的な復旧作業を進める方針。

 宮城県内では気仙沼港が25日、石巻漁港、女川、志津川両港が26日の再開を目指し、物資受け入れの応急工事が進む。

 気仙沼港は23日、航路や岸壁近くに沈んだ漁具などを撤去する作業が終了。石巻漁港と女川、志津川両港も24日に終了する予定。塩釜漁港は作業を続けている。

1126荷主研究者:2011/03/27(日) 22:06:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110326t13026.htm
2011年03月26日土曜日 河北新報
ホームにひび、橋脚損傷 仙台地下鉄・八乙女駅周辺

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110325031jd.jpg
中央部のコンクリートが崩落し、ゆがんだ鉄筋が露出した七北田川の橋脚=25日、仙台市泉区

 仙台市交通局は25日、東日本大震災後初めて、地下鉄八乙女駅(泉区)周辺を公開した。橋脚は鉄筋の一部が露出、ホームのタイルは砕けるように割れていた。交通局は5月末の全面復旧を目指している。

 八乙女駅で観測された加速度は1149.9ガルで、「阪神大震災を上回る想定外の揺れの強さ」(市幹部)。駅周辺は地下区間よりもダメージを受けやすい高架区間で、駅の南端から泉中央駅近くまでの約1キロにある橋脚の2割程度、約50本が損傷した。

 八乙女駅の上屋を支える鉄柱46本全てで、基礎に固定するボルト(長さ50センチ、太さ2.4センチ)が折れたり、曲がったりするなどの被害を確認。ボルトが破断した17本は補強用の鉄骨を溶接し、応急処置を施した。

 ホームでは、駅出口への進路を表示する掲示板が落下。揺れのひずみに耐えきれなかったのか、ホームの継ぎ目に沿うようにタイルが砕け散っていた。

 ユアテックスタジアム仙台のそば、七北田川に架かる鉄橋の橋脚はコンクリートがはがれ落ち、鉄筋の一部がむき出しになった。市交通局の森研一郎建設課長は「橋脚は取り壊して造り直すしかない。地盤が軟弱で、このままでは重機が入れない」と説明した。

 地下鉄は現在、台原―泉中央駅間で運休し、代替の無料バスを運行中。交通局は5月末に富沢―泉中央駅間の全面復旧を目指し、作業を進めている。

1127荷主研究者:2011/03/27(日) 22:07:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110326t13024.htm
2011年03月26日土曜日 河北新報
仙台港にフェリー到着 震災後初、物流回復へ一歩

 仙台港(仙台市宮城野区)のフェリー埠頭(ふとう)が利用可能になり、太平洋フェリー(名古屋市)の大型フェリー「きたかみ」(1万3937トン)が25日、入港した。

 民間フェリーの仙台港入港は、東日本大震災の発生後初めて。海運による物流機能の回復に向けた大きな一歩となった。

 北海道の苫小牧港を出港した「きたかみ」は午前10時ごろ、仙台港に着岸。積載してきた10トントラック53台とトレーラーのシャシー(荷台)44台分の物資が次々と運び出された。積み荷には食料や医薬品などの支援物資もあった。

 旅客輸送や仙台―名古屋航路再開のめどは立っていないが、27日にも苫小牧港から仙台港に入る予定。太平洋フェリーの牧野敏明東北支店長は「2週間ぶりに海上交通路がつながり、物資の大量輸送が可能になった。必要物資を被災地に届けたい」と話した。

1128荷主研究者:2011/03/27(日) 22:08:25

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110326t15010.htm
2011年03月26日土曜日 河北新報
生活情報/バス・鉄道

 JR東日本は25日、28日に運転を再開する仙石線あおば通―小鶴新田間の運転計画を発表した。上下とも始発は午前5時台で、終発は午後11時台。通常の62%の運行で、1時間に2〜7本運転する。

 仙台空港鉄道は4月上旬、復旧見通しの立たない仙台空港アクセス線の代替輸送のため、バス代行を実施する。区間はJR名取駅と美田園駅間。杜せきのした駅を経由する。運行開始日、運行本数は決まり次第公表する。所要時間は美田園駅―名取駅間が20分(210円、小児110円)、杜せきのした駅―名取駅間は15分(170円、小児90円)。

 ◇

 JRバス東北(仙台市)は26日、仙台―会津若松間の高速バスを通常の8往復に戻す。28日には仙台―いわき間の運行を3往復で再開するほか、仙台―弘前、仙台―八戸間を3往復から4往復に、仙台―秋田を7往復から9往復に、仙台―福島を19往復から20往復にそれぞれ増便する。各便とも他社との共同運行。仙台―会津若松、福島以外は予約制。連絡先は仙台駅東口バス案内所022(256)6646。

 ミヤコーバス(仙台市)は26日、仙台駅と東松島市の矢本バス停を結ぶ臨時バスの運行を始める。1日2往復で片道700円(子ども半額)。途中の乗降はできない。仙台駅からは午後0時37分発と午後5時7分発、矢本からは午前9時発と午後2時40分発。

 東日本観光バス(岩沼市)と東洋交通(宮城県富谷町)は28日から当面の間、JR東北線の大河原駅前―仙台駅東口間で臨時バスを運行する。運賃は片道1000円。平日は大河原駅前午前7時発、仙台駅東口(ホテル仙台ガーデンパレス前)午後6時、6時15分、6時半、7時発。土日と祝日は大河原駅前午前7時発、仙台駅前は午後6、7時発。

 JR仙台駅と山形空港間の直行バスが27日から運行される。山形空港発着便のダイヤに合わせ、同空港発は1日12本、仙台駅前発は11本の運行。所要時間は1時間10分。料金は大人2000円、子ども1000円。被災証明書を提示すると、それぞれ半額。連絡先は近畿日本ツーリスト山形支店023(632)3210。

 仙台―鶴岡、酒田、本荘間の高速路線バスは28日、運行を再開する。仙台発、本荘発(一部酒田発)とも1日10本運行。予約制。連絡先は庄内交通高速バス予約センター0235(24)7600。

 京成バス(東京)は、JR仙台駅(宮交仙台高速バスセンター)―東京(上野)・千葉方面間の「緊急支援高速バス」を1日3往復運行している。仙台駅からは午前8、10時と午後10時発。東京・千葉方面からは千葉駅午前7時50分、新浦安駅同10時、成田空港午後9時15分発。いずれも京成上野駅(めぐりんバス乗り場)経由。片道・昼行4000円、夜行5000円(大人)。予約制。連絡先は03(3621)2430。

1129とはずがたり:2011/03/28(月) 12:58:35

仙石線、きょう一部再開 あおば通―小鶴新田間
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110328t13043.htm

 東日本大震災で運転を見合わせていたJR仙石線は28日、あおば通―小鶴新田間で運転が再開される。立ち入り禁止だった仙台駅も利用可能となり、駅構内の店舗も一部で営業を始める。仙台駅を通る在来線の運転再開は震災後初めて。
 仙石線は暫定ダイヤで運行され、始発は午前5時台、終発は午後11時台。JR東日本仙台支社によると、1時間に2〜7本で、本数は通常の6割程度になる。
 仙台駅は崩落した壁の補修や新幹線ホームの工事などが続くため、利用が制限される。
 東口の地下通路からの改札は従来通り利用できるが、西口の中央改札口の利用は2階の東西自由通路からと、1階の南側と中央の出入り口からの3カ所に限られる。駅2階につながるペデストリアンデッキは、31日の東北線仙台―岩切間の運転再開に合わせて利用できるようになる見込み。
 仙台駅では中央改札口付近に震災の影響で使えなくなった切符の払戻窓口を設けるほか、一部店舗が営業を再開する。
 JR東日本は27日、仙台駅の復旧状況を報道陣に公開した。渡辺英明駅長は「仙石線の場合、地下部分の被害はほとんどなかった。駅の利用制限で迷惑をお掛けするが、一日も早い全面復旧を目指す」と話した。

2011年03月28日月曜日

東北線、岩沼―仙台間4月2日再開
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110328t13042.htm

 JR東日本は27日、東日本大震災で見合わせていたJR東北線岩沼―仙台間の運転を4月2日に再開すると発表した。
 東北線は31日に仙台―岩切間で運転が始まり、運行区間は4月2日以降岩沼―岩切間に拡大される。

2011年03月28日月曜日

1130とはずがたり:2011/03/28(月) 13:01:24

2次避難 宮城沿岸10市町が関心
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110328t11039.htm

 宮城県が沿岸14市町に被災者の2次避難について意向調査した結果、10市町が避難の必要があるとの認識を示し、受け入れ先の情報提供を求めたことが27日、分かった。

 関心を示したのは仙台、石巻、気仙沼、東松島、名取、岩沼の6市と女川、南三陸、亘理、山元の4町。多賀城、塩釜両市と松島、七ケ浜両町は仮設住宅などで対応できるとして不要と答えた。
 さらに村井嘉浩知事が個別に各市町長の考えを聞き取りした結果、気仙沼市と石巻市、岩沼市が2次避難に前向きな姿勢を示したという。県は壊滅的な被害を受けた南三陸町を含む4市町を重点地区と決め、被災者への説明などに乗り出す。
 県災害対策本部によると、県内の避難者は27日現在、601カ所に8万1592人。県はこのうち「数千から1万世帯は2次避難が必要になる」と見込んでいる。


2011年03月28日月曜日

1131とはずがたり:2011/03/29(火) 21:33:55

632 名前:R774[sage] 投稿日:2011/03/25(金) 20:34:24.44 ID:B0sg7gRU
http://www.gsi.go.jp/kikaku/kikaku60003.html
東部道路は完全にダメだな。

1132とはずがたり:2011/03/30(水) 13:18:32
原町(南相馬市)も中村(相馬市)も内陸に位置してるんですねぇ。
http://www.gsi.go.jp/common/000059847.pdf
古くからの市街は津波だけとは限らないけど海からの災害を避けて成立してきたと云えるのかも。

岩沼・名取・中田(南仙台)・長町・仙台・多賀城なんかもそんな傾向が読み取れなくもない。
http://www.gsi.go.jp/common/000059845.pdf

1133荷主研究者:2011/03/31(木) 23:43:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110327t12038.htm
2011年03月27日日曜日 河北新報
操業一時停止相次ぐ 国道4号仙台バイパス周辺

深刻な被害は少ないとされる卸商団地でも、1階が完全につぶれた事業所も=25日、仙台市若林区卸町2丁目

 仙台港周辺の事業所や商業施設は、大津波で大きな被害を受けた。海岸から約5キロ以上離れ、流通や製造業の団地が集中する仙台市若林区の国道4号パイパス周辺では比較的、軽微な被害にとどまった企業もある。

 仙台港に近い仙台市宮城野区港の東洋水産東北支店仙台営業所は、インスタントラーメンなど加工食品販売の東北の営業拠点となっている事務所が津波で使用不能となった。28日にはJR仙台駅東口に仮事務所を設けることにした。

 商業施設「三井アウトレットパーク仙台港」は2階建て店舗の1階部分が浸水。現在は営業を停止している。運営する三井不動産は「目視の点検では大きな構造的被害はないが、営業再開までには当分時間がかかりそうだ」と説明している。

 4号バイパス西側の卸商団地は、食料品や機械・金属、繊維など多様な卸売会社を中心に、約270社が集積する東北の流通拠点。地震を受けて若林区が19〜21日に実施した応急危険度判定によると、立ち入ったり使用したりするのが「危険」と判定された建物は約18%となった。

 調査総数は団地の隣接地区も含め573。外壁が落ちそうになっている被害が多いという。同区は「構造にまでダメージが認められた深刻な被害は、危険判定の10%に満たない」とみる。

 4号バイパス東側の仙台印刷工業団地でも、建物や設備に被害が出た。食品向け包装材製造の常盤化工は変電設備が故障したため、2工場のうち1工場の操業を停止している。

 庄子幸夫工場長は「包装材がなければ、取引先の食品メーカーが被災地に物資を送れない。他社の協力を得て生産を続けているが、4月上旬には復旧させたい」と話す。

 鐘崎は仙台東部工場団地の本社工場の生産設備が、地震で一部損壊した。「被害は軽微。すり身など原料調達もある程度めどが立った」と3月中の操業再開を目指す。

 中小メーカー20社が立地する仙台工業団地でも、操業を一時停止する企業が相次いだ。ただ建物の壁やガラスが破損したり、機械がずれるなどした被害が多く、深刻なものは確認されていない。

 団地の協同組合の梶原功専務理事は「1978年の宮城県沖地震を受けて、耐震補強をした企業が多い。津波被害が届かなかったのが大きい」と話す。

(山形泰史、鈴木美智代、酒井原雄平)

1134荷主研究者:2011/03/31(木) 23:48:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110327t12039.htm
2011年03月27日日曜日 河北新報
生産再開見通せず 設備破損、燃料不足…、企業直撃

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110327003jd.jpg
工場が集積する仙台港周辺。大津波は事業所の業務機能も押し流した。仙台港の南側の工場集積地を西方向に望む=18日午後3時ごろ、仙台市宮城野区

 自転車で駆け付けた10人以上の従業員が、がれきと格闘する。仙台港(仙台市宮城野区)の工業団地にある工業用刃物製造の東洋刃物(仙台市)の本社と隣接の工場。津波で甚大な被害を受け、今も工場内にがれきがうずたかく積もる。

 敷地内にある工場は7棟。外壁には津波とともに押し寄せた大型トラック、コンテナが食い込み、どの棟の内部にも無数のがれきや乗用車が流れ込んでいる。

 浸水は2階建て本社の1階天井部分まで達した。敷地内にいた従業員は全員避難して無事だったものの、業務で外出中の女性1人が亡くなった。

 「2008年秋のリーマン・ショックの影響から、ようやく立ち直ったところだった」と肩を落とす庄子公侑社長。被害の大きさに「あまりにも痛い」と漏らす。

 ●「必ず復興を」
 7棟の生産額は全社の3分の1を占める。宮城県富谷町の工場に本社機能も移して増産するなどしているが、7棟が担うはずの受注量の半分を補うのがやっとという。

 いつ復旧と生産開始にこぎ着けられるのか。全て新調すれば数十億円かかる生産設備を、どう整えたらいいのか。庄子社長は「生産開始は見通せない」と途方に暮れる。

 ただ大阪府など各地の工場も含め、400人近くに上る従業員は再建を信じているという。「もう失うものはない」。庄子社長は懸命に働く従業員の姿に「みんなで一丸となり、必ず復興させてみせる」と誓う。

 ●製造ストップ
 仙台港近くのキリンビール仙台工場の津波被害も深刻だ。熟成用の貯蔵タンク15基のうち4基が倒壊。東北6県と新潟県に供給するビールの製造は完全にストップしている。

 約32万平方メートル。日本製紙クリネックススタジアム宮城にして約10個に相当する広大な敷地の中は安全性が確保できず、数人の従業員しか立ち入りが認められていない。

 「被害状況の確認を続けている。復旧のめどを検討できる状況にすらない」と同社東北統括本部は説明する。

 仙台工場は1983年、仙台市青葉区小田原の旧工場から移転する形で操業を始めた。その旧工場ができたのは23年7月。同9月には関東大震災で横浜工場が全壊し、仙台がビール製造を担う拠点になったという。

 「わが社にとって今回の震災は、関東大震災に匹敵する未曽有の危機。だが復興に向けて一歩一歩前進するしかない」

 旧工場の誕生から88年。人でいえば米寿の節目で直面した災害に、東北統括本部の従業員たちは立ち向かう覚悟でいる。(山形泰史、鈴木美智代)

1135荷主研究者:2011/03/31(木) 23:50:28

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110327t15022.htm
2011年03月27日日曜日 河北新報
生活情報/バス・鉄道

 宮城交通(仙台市)は28日、運行する仙台近郊の一般路線バスを休日ダイヤから土曜ダイヤに切り替える。午前7時〜午後8時半としていた運行時間の制限も取りやめる。高速バスでは仙台と上山、八戸、酒田、本荘を結ぶ各路線を再開。仙台―福島、郡山、盛岡間の各路線は通常運行に戻し、仙台―山形線は午後9時台の3本を除き通常運行する。

 ミヤコーバス(仙台市)は28日、仙台―石巻間の臨時バスを4往復から8往復に増便する。運賃は片道800円。仙台―大衡線は通常ダイヤで運行する。

 ◇

 JR東日本は26日、東北線仙台―岩切間を31日に再開すると発表した。仙台駅を通る在来線の再開は、28日再開予定の仙石線あおば通―小鶴新田に続き、2路線目。東北線では、29日に再開する郡山―本宮間は、4月上旬には安積永盛―福島間にまで運転区域が拡大される。また、陸羽東線小牛田―新庄間も4月上旬に運転を始める。

1136荷主研究者:2011/04/01(金) 00:17:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110328t13050.htm
2011年03月28日月曜日 河北新報
JR仙石線、一部再開 あおば通―小鶴新田間

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110328021jd.jpg
JR仙石線はあおば通―小鶴新田間で運転を再開した=28日午前8時すぎ、仙台駅

 東日本大震災の発生から18日目の28日、運転を見合わせていたJR仙石線あおば通―小鶴新田間(5.6キロ)が午前5時すぎ、運転を始めた。宮城県内の在来線としては震災後初めての再開。立ち入り禁止だったJR仙台駅も部分的に利用できるようになり、仙台圏の日常生活を支える主要な交通インフラがまた一つ動きだした。

 午前5時9分、上り始発が小鶴新田を出発した。通勤時間帯の午前7時から8時台に上下線で各4〜7本が運行され、通勤客らが利用した。石巻市で震度5弱を記録した同7時24分の地震によるダイヤへの大きな影響はなかった。JR東日本は当面、再開区間の運行本数を通常の6割程度とする。

 仙石線の一部再開に合わせて、仙台駅構内の店舗も部分的に営業を再開した。崩落した壁の補修などが続くため、構内の利用は制限されている。

 仙台市内などでは、避難所で暮らす被災者を受け入れる仮設住宅の建設も始まった。

 名取市では市内の小中学校16校のうち、被災した閖上小、閖上中、避難所となっている下増田小、館腰小を除く12校で授業が再開された。

 警察庁の28日午前10時現在のまとめによると、震災の死者は1万872人、家族が警察に届けた行方不明者は1万6244人で計2万7116人に上った。被害が大きい東北3県の死者は宮城6627人、岩手3213人、福島974人。

1137荷主研究者:2011/04/01(金) 00:18:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110328t13057.htm
2011年03月28日月曜日 河北新報
朝の日常、一歩前進 ホームに通勤の足音 仙石線一部再開

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110328026jd.jpg
再開を待ちわびた通勤客らで混雑したJR仙石線の小鶴新田駅=28日午前7時40分ごろ

 東日本大震災の影響で運転を見合わせていたJR仙石線が運転を再開した28日、ホームには久しぶりに通勤客らの足音が戻ってきた。仙台駅では駅構内の売店なども一部で営業を再開。少しだけ戻ってきた朝の日常風景に、利用客の安堵(あんど)の表情が広がった。

 上りの始発駅となる小鶴新田駅(宮城野区)には、午前7時ごろから利用客が増え始めた。同駅から東の未通区間の利用客らも押し寄せ、午前8時前後にはホームを埋め尽くすほど混み合った。

 被災後、太白区長町の職場にバスで2時間かけて通っていた宮城野区の会社員阿部美歩さん(33)は「これで通勤時間が半分になる」と喜んだ。

 震災によるガソリン不足で、初めて利用する人もいた。仕事の移動に車を使っていた会社員大賀雅博さん(32)=泉区=は「ガソリンが気がかりで、公共交通に切り替えた」と話した。

 午前7時24分には、仙台で震度3の地震があり、利用客にも一時、緊張が走った。仙石線は上下線に3本の列車が出ていたが、ほぼ暫定ダイヤ通り運行を続けた。

 仙台駅では、パンの売店なども営業を始めた。補修工事などで駅構内の利用制限は続くものの、商業施設としての顔も一部で取り戻した。

1138荷主研究者:2011/04/01(金) 00:28:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110329t13028.htm
2011年03月29日火曜日 河北新報
通勤客沿線から殺到 仙石線一部再開

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110329006jd.jpg
一部区間で運転を再開したJR仙石線。通勤客らで混雑したが、未開通区間が約9割残る=28日午前8時、JR仙台駅

 東日本大震災で運転を見合わせていたJR仙石線は28日、あおば通―小鶴新田間で運転を再開した。31日には東北線も仙台―岩切間で運転を始める予定で、仙台駅を中心に鉄路の復旧が進む。しかし、各路線の全面復旧には時間がかかりそうで、沿線住民は不便を強いられている。

 部分再開した仙石線は朝の通勤時間帯、久しぶりに通勤客らが各駅のホームに並んだ。小鶴新田駅には、さらに東側の未通区間の沿線住民らも押し寄せ、一時混雑した。

 被災後、仙台駅前の職場に自転車で通っていた仙台市宮城野区の会社員山口弘さん(22)は「震災で道路もでこぼこ。自転車で50分もかかっていた通勤時間が、15分で済む」と喜んだ。当面は暫定ダイヤで、通常の6割程度の本数で運行する。

 今回再開した区間は5.6キロで、仙石線全体の約1割。それ以外の再開日程は未定だ。小鶴新田から東に4駅目の多賀城駅には、同日も臨時バスを待つ通勤客ら200人以上が並んだ。

 多賀城市と宮城交通が運行する臨時バスの本数は1日上下計58本。それでも通勤時は混み合い、長い列は解消されない。同市の女性会社員(35)は「先週の何倍も乗客がいてびっくり。明日はもう少し早く家を出ないと」と驚いた様子だった。

 臨時バスは、仙台駅発の最終便が午後7時15分と早い。残業などで帰りに利用できない人もおり、仙石線の運行区域拡大を望んでいる。

 臨時バスに乗るため、宮城県七ケ浜町の自宅から多賀城駅に自転車で通う男性会社員(43)は、津波で車を流された。「仕事が遅い日は、タクシーで帰らなければならない。自転車で仙台方面まで通おうか迷っている」と打ち明ける。

 多賀城市は「多賀城駅の乗客数の多さは仙石線の中でも有数。臨時バスでは電車の10分の1程度の輸送能力しかない」と、進まない鉄路の復旧に頭を悩ませている。

1139荷主研究者:2011/04/01(金) 00:29:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110329t13027.htm
2011年03月29日火曜日 河北新報
石巻線女川など5路線16駅流失 JR東・在来線

 JR東日本は28日、東日本大震災による在来線の被害が、東北線など36線区で約4400カ所に上ると発表した。これまでに気仙沼線志津川、石巻線女川、常磐線坂元など、5路線の16駅の流失も確認された。

 被害の内訳は、レールのゆがみや損傷が約2200カ所、架線を支える電化柱の壊れが約1150カ所など。現在、原発事故の影響で常磐線いわき―亘理間の点検作業を見合わせていることから、被害箇所はさらに増えるとみられる。

1140荷主研究者:2011/04/01(金) 00:30:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110329t13031.htm
2011年03月29日火曜日 河北新報
都市型建物被害深刻 849棟「倒壊の恐れ」

倒壊の危険があると判定された市営住宅。作業員が落下したがれきの撤去に当たっていた=仙台市宮城野区

 東日本大震災の余震による二次被害を防ぐため、宮城県内で建築物の応急危険度判定が行われている。津波による甚大な被害にかき消されがちだが、内陸部の住宅・建築物も大きな地震被害を受け、仙台市ではマンションを中心とする都市型の建物被害が深刻だ。

 仙台市中心部のビルやマンション、住宅にも大きな被害が出ている。市は22日までに、被害の大きい地域を中心に6231棟の応急危険度判定を終え、849棟を倒壊の危険性が高い「危険」と判定した。全体の被害総数ははっきりせず、全容はつかめないままだ。生活再建や二次災害防止に向け、独自の対策に乗り出した住民もいる。

 宮城野区幸町の市営住宅高層棟(11階、約230世帯入居)は応急危険度判定で「危険」とされた。入り口に立ち入りを制限する赤い紙が貼られている。

 入居者の千田昌伸さん(54)は「今は友達の家でお世話になっているが、今後どこに住んだらいいのか」と話す。

 青葉区荒巻本沢のマンション・ハイネス荒巻(14階、119世帯入居)は、地震でビルの至る所でひび割れが発生し、コンクリートが落下した。市の応急判定の対象からは漏れた。住民や管理会社の社員らが自主的に立ち入りを制限、日中の荷物の持ち出しに限り立ち入りを許可している。

 このマンションは、ビルの所有者が震災前に行方をくらまし、裁判所の管理下にある。修繕や建て替えの見通しは全く立っていない。住民らは15日に急きょ自治会をつくり、行政の救済策に期待を寄せる。

 自治会長の青野佳智さん(46)は「7〜8人がまだ避難せずに残っている。避難所で暮らす人も多い。全員が今後に不安を抱えている」と話す。

 2009年1月に建築された宮城野区の賃貸マンション(14階、208世帯)は、1階エントランス内に「退去勧告」の張り紙を出している。

 管理人によると、梁(はり)や外壁のひび割れ、タイルのはく落、玄関ドア枠の変形によるドアの開閉不能などを確認。民間会社による建物診断の結果、「地震により建物全体が重大な損傷を受け、使用不能と判明した」として、入居者に安全な場所への避難を勧告しているという。

 損傷があるが立ち入りは可能とされた「要注意」は1453棟あった。

 市建築指導課は「建物に不安がある場合は、市や県建築士事務所協会に相談してほしい」と話している。(勅使河原奨治)

1141荷主研究者:2011/04/01(金) 00:32:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110330t72019.htm
2011年03月30日水曜日 河北新報
東北線 福島―岩沼 来月上旬再開

 JR東日本は29日、東日本大震災で運転を見合わせていたJR東北線の福島―岩沼間を4月上旬、常磐線の亘理―岩沼間を4月下旬に再開すると発表した。

 東北線は、主要駅の郡山と仙台が結ばれる。沿岸部を走る常磐線は「被災地復興のため早期の復旧が重要」(仙台支社)となる路線で、折り返し運行の起点となる亘理駅の修復工事を急いでいる。

 原発事故で調査を見合わせているいわき―亘理間については、復旧見通しが立っていない。

 仙山線の仙台―愛子間は4月4日に運行を始める。

1142荷主研究者:2011/04/03(日) 15:14:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110331t15009.htm
2011年03月31日木曜日 河北新報
生活情報/鉄道・バス
◎仙山線東北線来月中旬全面再開

 JR東日本は30日、JR仙山線と東北線を4月中旬に全面再開すると発表した。東北線は3月31日に運転を始める仙台―岩切間に続き、岩沼―仙台間を4月2日、岩切―松島間と岩切―利府間を4月5日、松島―小牛田間を4月上旬、小牛田―一ノ関間と黒磯―安積永盛間を4月中旬にそれぞれ再開する予定。常磐線岩沼―亘理間については運転再開を4月中旬に早める。仙石線小鶴新田―東塩釜間と石巻線小牛田―前谷地間も4月中旬に運転を始める。

 石巻、仙石両線の不通に伴い、4月5日から石巻―松島間、石巻―小牛田間で代行バスを走らせる。それぞれ1日4往復運行する予定。

 仙台空港鉄道は4月2日から、JR名取駅―美田園駅間でバスによる代替輸送を始める。杜せきのした駅を経由する。午前6時半〜午後10時半に30分間隔で32往復を運行。所要時間はJR名取駅―美田園駅間で20分。午前と午後に、JR名取駅―仙台空港駅間でも2往復運行する。連絡先は仙台空港鉄道総務部総務課022(707)2235。

 ◇

 仙台市交通局は4月1日から、地下鉄南北線運休区間の台原―黒松駅間で、新たに無料バスを走らせる。運行期間は地下鉄が全面復旧するまで(5月末を予定)。旭ケ丘駅を経由し、おおむね20分間隔で運行する。台原駅始発は午前6時50分、黒松駅始発は午前6時半で、最終はともに午後8時半。

 台原―泉中央駅間の無料バス(八乙女駅経由)は、台原駅乗り場を地下鉄南1出口付近に移し、交通渋滞を避けるために経路を変更した上で、これまで通り運行する。

 宮城交通(仙台市)は4月1日から、JR仙台駅前―大橋臨時発着場(石巻市)間で運行している臨時バスを、1日8往復から22往復に増やす。片道800円。

 ミヤコーバス(仙台市)は4月1日から、JR本塩釜駅―小鶴新田駅間で臨時バスを運行する。1日6往復。片道500円。仙台駅―本塩釜駅間の臨時バス運行は31日で終了する。

 また同社は4月2日から、JR岩沼駅と、城下広場(白石市)、山元町役場、大河原駅前をそれぞれ結ぶ臨時バス3路線の運行を始める。岩沼―白石間は1日4往復、片道800円。岩沼―山元間は5往復、700円。岩沼―大河原間は6往復、500円。仙台市と白石、岩沼の両市、亘理、山元の両町を結ぶ臨時4路線は4月1日で運行を終える。

1143荷主研究者:2011/04/03(日) 15:17:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110331t13054.htm
2011年03月31日木曜日 河北新報
仙台―岩切間、朝の通勤風景戻る JR東北線も部分開通

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JR仙石線に続いて東北線も一部で運転を再開。仙台駅は通勤客らで混雑した=31日午前7時40分ごろ

 東日本大震災の発生から21日目の31日午前、JR東北線は仙台―岩切間(8.1キロ)で運転を再開した。宮城県内では28日の仙石線あおば通―小鶴新田間に続く、在来線の区間復旧。雨の年度末となった朝の仙台駅は、通勤客らで混雑した。再開された路線や区間が限られているため震災前より利用者は少ないものの、ターミナル駅は少しずつ日常風景を取り戻し始めた。

 学校の修了式と先生の離任式に出席するため、岩切駅から仙台駅まで乗った仙台二華高2年高橋紗知さん(17)=多賀城市=は「車でガソリンを使うのはもったいないので、電車が動かなければ出席は諦めようと思っていた。友達に会えるのが楽しみ」と話した。

 仙台市若林区の会社員小座間善彦さん(25)は「仙台駅から宮城県利府町の職場まで会社の送迎バスで通っていたが、渋滞で1時間もかかっていた。きょうからは時間短縮ができる」と先を急いだ。

 午前10時現在の警察庁のまとめで震災の死者は宮城、岩手など12都道県の1万1417人となった。家族が警察に届けた行方不明者は宮城、岩手、福島など6県の1万6273人で、計2万7690人。

 宮城県警によると、県内の死者は6959人。宮城県災害対策本部によると、県内の避難者は約7万3300人。

1144荷主研究者:2011/04/03(日) 15:19:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110331t12029.htm
2011年03月31日木曜日 河北新報
仙石線 増える「通勤難民」小鶴新田―東塩釜間 運行は来月中旬

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仙台行きの臨時バスに乗るため、長蛇の列をつくる通勤客ら=29日午前8時ごろ、塩釜市の本塩釜駅前

 東日本大震災で停滞した経済活動が徐々に回復する中、宮城県塩釜市方面から仙台市中心部へ通勤する人の交通手段が十分に確保されていない。大動脈のJR仙石線は28日、あおば通―小鶴新田間で運転を再開したが、小鶴新田―東塩釜間の再開は4月中旬になる見通し。「通勤難民」からは、代替バスの大幅増便を求める声が上がっている。

 通常、1日約7000人が利用する本塩釜駅。29日朝、仙台駅行き臨時バスの乗り場には午前8時の始発に乗るため、大勢の会社員らが並んだ。

 先頭にいた塩釜市の団体職員柏静子さん(60)は「午前6時に来て並んだ」と言う。バスに乗れても到着まで約1時間半かかる。多賀城市の国道45号で被災車両と給油待ちの車が車線の半分をふさぎ、渋滞が慢性化しているためだ。

 「始業時間には間に合わない。帰りの最終便も仙台発午後5時半は早い。代替バスをもっと出してほしい」と求めた。

 臨時バスはミヤコーバスが23日、1日3往復の運行を始めた。始発便の乗客は日ごとに増え、30日は約340人が列を作った。4台を運行したが、20人ほどが乗れず、仕方なくタクシーに乗り込む人もいた。

 同社は4月1日から、臨時バスの行き先を仙台駅から小鶴新田駅に変更する。所要時間は45分を予定し仙石線に接続。1日6往復に増やして始発も午前6時55分に早めるが、通勤客は当面不便を強いられそうだ。

 JR東日本は「東塩釜駅―仙台駅間は利用者が多く、バスではカバーしきれない」として代替バスは運行しないという。

 多賀城駅から仙台までは、多賀城市と宮城交通が1日二十数往復の臨時バスを運行中。これだけ走らせても多賀城駅の通常の1日の利用者約1万4000人に照らすと、需要に追い付いていない。市は「これ以上の増便は難しい」としている。(阿部信男、加藤伸一)

1145荷主研究者:2011/04/03(日) 15:21:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110331t12030.htm
2011年03月31日木曜日 河北新報
仙台空港アクセス線、運転再開めど立たず「復旧には半年以上」

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倒壊した防護フェンスや流木などにふさがれたままの線路=30日、名取市下増田南原

 東日本大震災の津波で鉄道設備が浸水した仙台空港アクセス線(JR仙台駅―仙台空港)の被害状況の一部が30日、明らかになった。制御システムが全壊したほか、空港近くのトンネルは冠水したままで、被害の全容把握には相当な時間がかかるという。運行する仙台空港鉄道(名取市)は、全面復旧まで半年以上かかるとみている。

 高架駅の仙台空港駅はホームの浸水は免れたが、1階の運輸管理所と施設管理所が冠水し、運行を制御するシステムの機器類が破壊された。

 空港東側にあり、滑走路の下をくぐる570メートルの「空港トンネル」も全てが冠水。トンネル内は海水と土砂、流木などで埋まり、ポンプ車による排水作業が続いている。

 11日の震災発生時は、列車3本が運行中だったが、仙台、仙台空港の両駅に停車中だったため乗客にけがはなかった。

 空港の使用は現在、自衛隊や米軍による緊急物資輸送に限られる。空港側は国内線の一般旅客便の運行再開を見据え、応急的に1階を発着ロビーとして代用する方向で復旧作業を進めている。

 仙台空港鉄道は4月2日、代行バスの運行を始める。JR名取駅と美田園駅間で32往復、名取駅と仙台空港駅間で2往復を走らせる。

 仙台空港鉄道の斎藤進社長は「空港トンネル内の排水が完了しない限り、全体の被害状況が分からない。全線復旧まで半年以上はかかりそうだ」と話した。

 同日、アクセス線を視察した国土交通省東北運輸局の清谷伸吾局長は「被害の甚大さをあらためて認識した。一日も早い復旧のため、工事車両の燃料確保などを支援したい」と語った。

(橋本智子)

1146荷主研究者:2011/04/03(日) 15:23:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110331t12028.htm
2011年03月31日木曜日 河北新報
気仙沼―大島 航路再開

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/sinkansen_01k.jpg

 東日本大震災の影響で運航を見合わせていた気仙沼港と大島を結ぶ定期航路が30日、再開された。一部通行止めが続いていた宮城県内の高速道は規制が解除され、全ての車両が全線通行可能となった。大震災から20日目で、被災地と結ぶアクセスが大幅に改善、物資の輸送が加速する。

 大島航路は安全航行を確保するための航路調査や漂流物除去が済み、第1便が午前6時に大島を出港した。この日は8往復が運航され、島民らが荷物を抱えて乗り降りし、買い出しや親族らの安否確認に利用した。

 三陸自動車道の鳴瀬奥松島インターチェンジ(IC)―登米東和IC間(45.3キロ)は午前6時、一般車両の規制が解除された。補修工事のため通行止めとなっていた三陸道と仙台東部道路にまたがる利府ジャンクション(JCT)―仙台若林JCT間の上り線も、午後2時から全車両の通行が可能になった。

 JR東日本は30日、常磐線岩沼―亘理間の再開を、当初の4月下旬から4月中旬に早めると発表した。「復旧工事の資材調達のめどが立ったため」(仙台支社)という。

 東北のJR各線の復旧、復旧見込みは表の通り。東北新幹線は一ノ関―盛岡間が4月8日に、仙山線山寺―山形間が4月1日に再開される。

1147とはずがたり:2011/04/04(月) 19:08:37

福島県、校庭1428か所で放射線量測定
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110404-OYT1T00726.htm

 東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故を受け、福島県は4日、避難指示が出ている同原発の半径20キロ・メートル圏内を除く県内すべての小中学校などの校庭1428か所で放射線量の測定を実施すると発表した。

 新学期を控え、保護者や学校関係者から「子供を屋外で遊ばせても大丈夫か」などの問い合わせが相次いでいるのを受けた措置。

 測定は5〜7日、各校庭で高さ1メートル前後と地表近くの空間放射線量を測定する。高い放射線量が測定された場合は、土壌を採取して詳細な調査を行う予定。

 県は測定結果を基に、体育の授業など屋外活動の可否を判断する。子供の屋外活動について安全とされる放射線量の規定がないため、県は国に基準を示すよう求めている。
(2011年4月4日17時13分 読売新聞)

1148とはずがたり:2011/04/04(月) 21:15:19

飯館村に屋内退避を提言 京大助教ら、現地で放射線量調査
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011040490161402.html
2011年4月4日 16時14分

 福島第1原発事故で、屋内退避地域外にありながら高レベルの放射性物質が検出されている福島県飯館村で、支援にあたる糸長浩司日本大教授らが、子どもや妊婦を汚染の低い地域のコンクリート家屋に避難させることや、道路や建物を除染することなどを村に提言した。

 京都大の今中哲二助教や広島大の遠藤暁准教授ら研究チームが3月28、29の両日、現地で放射線量を調べたところ、大気中で1時間当たり30マイクロシーベルトの高い値を示す地点があった。村は原発から30〜50キロ離れている。

 調査では村南部の比曽川沿いで毎時10マイクロシーベルトを超える放射線量が観測され、最も高い地点では道路上で毎時24マイクロシーベルト、隣接する牧草地で毎時30マイクロシーベルト。この地点で1カ月間屋外にいた村民は、避難すべきだとされる計50ミリシーベルトの外部被ばくを受ける計算になる。

 周辺で採取した土壌からは、放射性のヨウ素やセシウムを検出。セシウム137は1平方メートルあたり218万8000ベクレルという高濃度だった。放射線量は、木造家屋の中では40%、車内で80%、コンクリートの建物の中では10%にまで遮蔽(しゃへい)されることも分かった。

 今中助教は「毎時10マイクロシーベルト以上の地点で生活している人もおり、驚いた。被災者への対策に役立ててもらいたい」と話した。

 飯館村では、国際原子力機関(IAEA)が1日、日本側が土壌から検出した放射性物質の数値を独自に分析し、政府に「平均値は避難基準を下回ったが、状況を注視してほしい」と伝えていた。

(中日新聞)

1149とはずがたり:2011/04/06(水) 14:59:56

ボランティア団体「相馬救援隊」立ち上げ 旧藩主子孫の兄弟
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000022-khk-l07
河北新報 4月6日(水)14時31分配信

 東日本大震災に伴う津波で沿岸部が壊滅的な被害を受けた福島県相馬市で、旧相馬藩主の子孫が地元のためにボランティア団体「相馬救援隊」を立ち上げ、食料や衣類を被災住民に届けている。

 救援隊は、北海道大樹町で牧場を経営する相馬行胤(みちたね)さん(36)と、陽胤(きよたね)さん(35)の兄弟が東京都内の友人らと結成した。インターネットなどで物資の提供や運搬協力を呼び掛け、トラック数台で東京都内の倉庫から相馬市まで運んだ。
 福岡市で会社を経営する陽胤さんは「震災報道を見て居ても立ってもいられず、相馬に戻った。何かできることはないかと救援隊を結成した」と話す。
 兄、行胤さんは34代目に当たる。毎年7月に開かれる国の重要無形民俗文化財「相馬野馬追」の総大将を務める家柄で、兄弟ともに地元で「若殿」と呼ばれ、親しまれている。
 北海道と相馬を行き来しながら、これまでに東京から4度、支援物資を集めた。事務所代わりの相馬中村神社に運び込んだ物資は、市内の避難所や隣の新地町や南相馬市にも配られた。
 物資不足はある程度解消されたものの、現在も相馬市内では、約1900人が避難生活を送る。救援隊は今後、沿岸部の復興など長期的な支援を視野に入れる。
 今年は相馬藩の居城、相馬中村城開城から400年。相馬野馬追は週末開催に変更されるなど、転機の年だ。「野馬追は飢饉(ききん)や太平洋戦争の時も中止しなかった。災害になんか負けない」と、陽胤さんは力強く前を見る。(加藤敦)

最終更新:4月6日(水)14時31分

麻生元首相が相馬市慰問 相馬家の縁で
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/7466

東日本大震災:麻生元首相、相馬市で地元産野菜を味わう /福島
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/1191-1195

1150とはずがたり:2011/04/06(水) 20:40:18
>>1147-1148

福島県の校庭放射線、浪江町と飯舘村で高測定値
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110406-OYT1T00904.htm

 東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、県内の小中学校などの校庭で放射線量を測定している福島県は6日、調査済みの結果を発表した。

 5日に測定した31市町村計537か所の速報値をまとめた。

 それによると、測定値が高かったのは浪江町と飯舘村。地面から高さ1メートルの地点では、浪江町で毎時23・0マイクロ・シーベルト、飯舘村で同14・0マイクロ・シーベルトが最高値だった。一般の人が自然界以外で浴びてもよいとされる年間許容量は1000マイクロ・シーベルト。

 測定は7日まで、県内55市町村1652か所で実施。県は、結果を基に子供たちの屋外活動の可否を判断する方針だが、現状では基準がないため、国に基準を示すよう求めている。
(2011年4月6日19時22分 読売新聞)

1151荷主研究者:2011/04/09(土) 17:16:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110401t75046.htm
2011年04月01日金曜日 河北新報
山形新幹線の運転再開 奥羽線、東北線一部区間も

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/tetsu/20110331028jd.jpg
福島―新庄間で運転を再開した山形新幹線つばさ。鉄路の復旧が進んでいる=31日、JR福島駅

 東日本大震災で運転を見合わせていた山形新幹線が31日、20日ぶりに福島―新庄間で運転を再開した。同区間の奥羽線も復旧した。4月中旬に全面再開を予定する東北線も同日、仙台―岩切間で運転を始めるなど、鉄路の復旧が進んでいる。

 山形新幹線の一番列車となった山形発のつばさ332号は午前10時16分、約20人を乗せて福島駅に到着。新幹線ホームがタイルなどが落下して使えないため、奥羽線のホームに滑り込んだ。

 暫定ダイヤだが、新幹線と奥羽線の復旧で福島から山形経由で青森までつながった。自宅のある山形市から、震災後初めて福島市に入った福島学院大短期大学部教授の沢井昭男さん(75)は「交通手段が復旧し安心した。学校の復興に頑張る職員や学生をねぎらいたい」と話した。

 宮城県内では、東北線の仙台―岩切間が、仙石線あおば通―小鶴新田間に続いて運転を再開。年度末とあって仙台駅は、久しぶりに改札を通る通勤客らで混雑した。

 普段は一駅先の陸前山王駅を利用するが、未通のため岩切駅から乗り込んだという多賀城市の会社員加藤ゆりさん(32)は「自宅から仙台市内の会社まで自転車で1時間かけていたので、くたくただった。部分的な開通でも助かる」と喜んだ。

 JR東日本によると、8日に一ノ関―盛岡間で運転を再開する東北新幹線は、4月下旬までに全面再開の予定で、仙山線も4月中旬に全線で運行を始める。常磐線岩沼―亘理間は4月中旬の再開を見込んでいる。

1152荷主研究者:2011/04/09(土) 17:17:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110402t75039.htm
2011年04月02日土曜日 河北新報
生活情報/鉄道・バス

 JR東日本は1日、東北線福島―岩沼間を7日に再開すると発表した。岩沼―仙台間が2日に再開し、いずれも暫定ダイヤでの運行になる。また、3日に全線復旧する陸羽東線はほぼ通常ダイヤでの運行。4日に再開する仙山線仙台―愛子間の運行本数は通常の7割程度になる。
   ◇
 宮城交通(仙台市)は4日、仙台―気仙沼間の臨時バスを1往復から6往復に増便する。運賃は片道1800円。仙台―釜石線も同日、岩手県交通との共同運行で再開する。2往復の通常運行で片道3200円。JR利府駅―岩切駅間の臨時バスはJR線の運転再開に伴って4日いっぱいで運行を終える。

 仙南交通(仙台市)とタケヤ交通(宮城県川崎町)は4日、JRの亘理駅西口(同県亘理町)と岩沼駅東口(岩沼市)間を結ぶ臨時バスの運行を始める。JR常磐線の運休が続いているのに伴う対応。岩沼方面行きは13便(土日・祝日6便)、亘理方面行きは16便(同6便)。JR東北線の復旧に伴い、名取駅(名取市)―仙台市地下鉄長町南駅(太白区)間で運行していたバスは1日で終了した。
   ◇
 三陸鉄道(盛岡市)は1日、臨時で3往復運行していた北リアス線の久慈―陸中野田間を5往復に増便した。無料運行は3月31日で終了し、当面は1〜2割引きの料金で運行する。

1153荷主研究者:2011/04/09(土) 17:18:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110402t72037.htm
2011年04月02日土曜日 河北新報
東北、製造業再興へ一歩 パナ仙台・旭化成石巻・関自工岩手

 東北の製造現場で、震災で停止していた生産を再開する動きが加速してきた。パナソニックは1日、宮城、福島両県の工場で生産を一部開始。東芝も同日、半導体製造子会社の岩手東芝エレクトロニクス(北上市)で、11日から生産を始める方針を発表した。

 パナソニックが再開したのは、デジタルカメラを組み立てる福島工場(福島市)と、ブルーレイディスクレコーダーの部品を製造する仙台工場(名取市)。

 震災で一部設備が壊れ、点検などをしていた。全面再開の見通しについて同社は「節電への協力もあり、まだめどは立っていない」と説明する。

 岩手東芝はシステムLSIの生産を開始する。建屋が震災で一部損壊、修復や製造設備の点検などを進めてきた。3月28日にはラインを動かし、最終チェックに入った。

 旭化成も4月5日から、携帯電話など搭載の集積回路の組み立てを担う子会社、旭化成パワーデバイス石巻事業所(石巻市)を部分的に稼働させる。

 停電、断水が一定程度解消され、破断した生産設備の配管の修理が終わったため。一部製品から手掛け「インフラの回復状況などを見ながら稼働範囲を広げていく」としている。

 トヨタ自動車グループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)も1日までに、交換用バンパーなどの製造を再開した。セントラル自動車も宮城県大衡村の本社工場で既にプレス部品の生産を始めている。

 いずれの企業も全面再開には取引先の被災による部品不足解消などが不可欠で「調達に向けて東北各地を回っている」(あるメーカー)などとしている。

1154荷主研究者:2011/04/09(土) 17:20:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110402t12053.htm
2011年04月02日土曜日 河北新報
仙台・塩釜・石巻の3港 一般船舶入港可能に

 宮城県は1日、東日本大震災で被災した仙台、塩釜、石巻3港で一般船舶の利用を再開したと発表した。震災後、3港の岸壁利用は緊急物資輸送船に限定されていた。仙台港では8日、自動車運搬船が入港する予定で、復興に向けた物流の活性化が期待される。

 県港湾課によると、仙台港は全12岸壁のうち高松、中野、雷神の各埠頭(ふとう)の計8岸壁で接岸可能になった。海上保安庁が1日、航路と停泊地の水深を確認した。

 同港の復旧作業で、県は海底に沈んだコンテナ154個を回収した。依然として330個が残っているとみられ、今月中旬までに撤去し、さらに深い水深を確保する。

 震災後第1号の一般船舶は、名古屋から入港する自動車運搬船となる見込み。メーカー各社の完成自動車を積み、8日午後2時に中野埠頭3号岸壁に接岸する。

 石巻港は、全17岸壁のうち13岸壁の利用を再開した。港内の海底では一部に隆起した場所があり、今後しゅんせつして水深を確保する。塩釜港は全21岸壁で一般船舶が入港可能になった。

 県港湾課は「海上物流網の再開は復興を後押しし、地元の経済を元気づけるはず。今後は一日も早いコンテナ船の再開が大きな課題になる」と指摘した。

1156荷主研究者:2011/04/09(土) 17:32:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110402t13054.htm
2011年04月02日土曜日 河北新報
コンテナ回収本格化 仙台港高砂埠頭の復旧急ぐ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110402001jd.jpg
コンテナの回収が進められている仙台港高砂コンテナターミナル=3月31日、仙台市宮城野区

 東日本大震災で使用が停止されている仙台市宮城野区の仙台港高砂埠頭(ふとう)の復旧作業が本格化している。津波の直撃で打ち上げられたり、海底に沈んだりしたコンテナの回収が急ピッチで進む。埠頭は自動車部品などのコンテナ輸送拠点で、東北の企業活動の復興を左右する。宮城県は「2、3カ月で暫定利用の開始にこぎ着けたい」としている。

 長さ12メートル、高さ3メートルほどのコンテナが無秩序に転がる。広さ約21万6000平方メートルの高砂コンテナターミナルでは、重機によるコンテナ回収作業が行われている。

 港湾輸送大手の三陸運輸(塩釜市)の担当者は「自社扱い分だけで5000〜6000個が津波に見舞われた。他社も含めると、1万個以上が影響を受けた」と言う。

 作業は比較的順調だ。海中に沈んだ200個以上のコンテナの引き揚げは今月上旬には終わるとみられる。

 埠頭は1、2号の二つがあり、県によると積載能力5万トン級の大型船が入港できる2号は一部で陥没するなど激しく損傷したが、3万トン級までの1号埠頭は比較的軽微な被害で済んだ。

 県は荷物の陸揚げ用大型クレーンの一部が稼働すれば、1号埠頭での港湾機能を確保できるとみて、クレーンの電源設備の復活を急ぐ考えだ。

 東北の企業は震災で生産を停止したものの、再開の動きが目立ち始めている。高砂埠頭は部品輸送などの拠点で、早期復旧への期待は大きい。

 県港湾課は「本格的な物流回復に向けて整備に力を入れたい」と話す。

1157荷主研究者:2011/04/09(土) 17:39:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110402t11050.htm
2011年04月02日土曜日 河北新報
新次元の防災都市構築 仙台市が復興方針

 仙台市は1日、「震災復興基本方針」を策定した。「絆」と「協働」を基礎に日常生活の「安心」、経済と地域、仙台と東北の「再生」を目指し、暮らしや仕事の在り方を含めた新しい次元の防災・環境都市を再構築するとしている。

 避難所生活を送る被災者の支援策として今月上旬に避難所を集約し、プライバシーの確保など住環境を改善。職員や医療関係者が巡回して総合的な支援に当たり、5月上旬に始まる応急仮設住宅の入居につなげる。失業した被災者の緊急的な雇用確保にも努める。

 ライフラインや公共交通の早期回復を図り、都市ガスは4月中、地下鉄と市バスは5月中の全面復旧を目指す。

 津波の被害を受けた東部沿岸地域では、がれきの撤去や農業支援、防災面を重視した農地や集落の再生に力を注ぐ。住宅や地盤の損壊が目立つ丘陵住宅地域は地質調査を行い、安全性の確保策を検討する。

 復興を加速させるため、市長を本部長とする「震災復興推進本部」を設け、実務を担う専門組織を5月に新設。仙台と東北の再生に向け、各分野の具体策を網羅した「復興計画」を速やかにつくり、骨組みとなる「復興ビジョン」を5月中に、本計画を年度内に策定する。

 財政面では事業の延期や中止を念頭に、本年度予算を再編成する。東北一丸となって財政措置を伴う強力な支援制度の創設を国に求める。

1158荷主研究者:2011/04/09(土) 18:00:41

http://www.minyu-net.com/news/news/0401/news7.html
2011年4月1日 福島民友ニュース
山形新幹線が再開 東北線は中旬までに全線開通

在来線ホームから出発する山形新幹線=31日午前10時40分ごろ、JR福島駅

 山形新幹線は31日、震災から約3週間ぶりに運転を再開した。震災の影響で新幹線ホームの施設の一部が壊れ復旧作業が進められていることから、在来線ホームが使われた。作業は4月中旬に終わる見込み。

 JR東日本は31日、東日本大震災の影響で止まっていた東北線が4月中旬までに全線で再開すると発表した。全線開通により、支援物資や燃料など輸送網が大幅に改善されることになる。

 県内の東北線は郡山―本宮間が運転を始めている。本宮―福島間は4月5日再開の予定。郡山以南は安積永盛―郡山間が同2日、黒磯(栃木)―安積永盛間が同中旬までに復旧する。

阿武急、上旬から一部再開

 東日本大震災の影響で全線運休中の阿武隈急行(伊達市)は31日、4月上旬から被害の少なかった駅間での運転を再開することを発表した。福島―瀬上駅間など再開の見通しが立っていない区間もあり、バスなどの公共交通機関に乗り継ぎやすい臨時ダイヤで対応する予定。

 同社によると、4月上旬に保原―梁川駅間、中旬に瀬上―保原駅間、角田―槻木駅間が再開する見通し。

1159荷主研究者:2011/04/09(土) 18:22:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110403t13016.htm
2011年04月03日日曜日 河北新報
仙台―岩沼、再開見合わせ JR東北線 沿線ビルに危険箇所

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110402022jd.jpg
JR東北線岩沼―仙台間の運転見合わせを受け、南仙台駅に向かう代替バスに列をつくる乗客=2日午前7時25分ごろ、岩沼市の岩沼駅

 JR東日本は2日、暫定ダイヤで運行再開を予定したJR東北線岩沼―仙台間の運転を始発から見合わせ、一部区間をバスの代替輸送に切り替えた。線路脇の建物に危険箇所が見つかったのが原因。JR東日本仙台支社は撤去工事を始めたが、3日も同区間の運転再開の見通しは立っていない。

 同区間は午前5時30分仙台発の始発列車から運行を再開する予定だった。名取市の館腰駅の南約200メートルの線路脇にあるビルの一部が、線路側に落ち掛かっているのを社員が発見。午前6時すぎに南仙台―仙台間の折り返し運転に切り替え、岩沼―南仙台間はバス輸送で代行した。午後には折り返し区間が名取―仙台になった。

 仙台支社は「1日の点検では安全と判断したが、崩落が進み、運転を取りやめた」としている。

 館腰駅から仙台市の勤務先に向かう途中だった名取市の派遣社員女性(52)は「3月はほとんど仕事に行けなかった。やっと職場に行けるようになると思ったのに」と語り、代替バスを待った。

 亘理町の避難所で暮らす両親に会うため、深夜バスで訪れた横浜市の細田明さん(49)は「仙台駅で電車に乗ったが、南仙台駅で降ろされ、タクシーで岩沼まで来た。こんなに混乱しているとは思わなかった」と話した。

1160荷主研究者:2011/04/09(土) 18:26:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110404t12072.htm
2011年04月04日月曜日 河北新報
仙山線、仙台―愛子間再開 JR通勤網が徐々に回復

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110404038jd.jpg
一部で運転が再開されたJR仙山線。愛子駅のホームには久しぶりに乗客の姿が戻った=4日午前8時ごろ、仙台市青葉区愛子

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110404-y1.jpg

 JR仙山線が4日、仙台―愛子間(15.2キロ)で運転を再開した。仙台駅を通る在来線は既に東北線が岩沼―岩切間で、仙石線があおば通―小鶴新田間で、それぞれ部分再開している。仙台圏の通勤通学網となっている在来線3線は、いずれも一部区間ながら機能が復活しつつある。

 久しぶりに乗客を迎え入れた仙山線愛子駅。いつもの平日より乗客は少なかったものの、窓口には運転休止期間中の定期券の払い戻しを受ける人の列ができ、駅員4人が対応に追われた。

 仙台三桜高3年の柴田純伶さん(17)=仙台市太白区秋保=は1日から、新入生歓迎式典の準備のために登校している。「ガソリン不足で家の車で送ってもらえず、バス停まで30分歩き、バスに1時間乗って登校していた。授業が始まる前に運転が再開されてよかった」と喜んだ。

 北仙台駅まで利用する会社員の岩渕孝司さん(39)=青葉区錦ケ丘=は「震災後は臨時バスを使っていたが、混雑で2時間かかることもあった。時間が読めるので電車は助かる」と話した。

 愛子駅では、臨時バスに分散したこともあってか、まだ乗客は平常時の半分以下。愛子駅の矢口康夫駅長は「学校が始まれば以前の状態に近づくのではないか」と話している。

 仙山線の運転再開で、仙台駅を通る在来線3線は、それぞれ一部区間ながらもネットワーク機能を回復しつつある。台原駅(青葉区)以北が不通で混雑が続く市地下鉄南北線も「(路線が重なる)在来線の復旧の影響で一部に若干の混雑緩和がみられる」(市交通局)という。

1161荷主研究者:2011/04/09(土) 18:30:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110405t75015.htm
2011年04月05日火曜日 河北新報
生活情報/鉄道・バス

 JR東日本は4日、常磐線岩沼―亘理間の運転を12日に再開すると発表した。合わせて亘理―相馬間で代行バスを走らせる。また、仙山線の全面再開予定を今月中旬から同下旬に変更した。盛り土流失に伴う復旧工事が難航しているため。東北線は福島―岩沼間が7日、松島―小牛田間が9日に再開する。

 ◇

 宮城交通(仙台市)は5〜8日、JR松島駅―大崎市鹿島台(鎌田記念ホール)、松山駅間に臨時バスを運行する。JR東北線松島―小牛田間の運転が再開されるまでの対応。鹿島台間は1日7往復で片道500円、松山間は4往復で片道600円。ダイヤなど詳細は同社のホームページに掲載する。連絡先は022(771)5310。 仙台市交通局は5日、折り返し運行していた市バス根白石線を、始発便から全区間で走らせる。根白石線は道路状況が悪く、金森橋―泉岳少年自然の家間の運行を見合わせていた。詳しい運行ダイヤは市交通局のホームページや各バス停の時刻表に掲示している。連絡先は交通局案内センター022(222)2256。

1164荷主研究者:2011/04/20(水) 00:18:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110407t13029.htm
2011年04月07日木曜日 河北新報
勝山ボウル10日閉鎖 施設、大きな被害

 飲食・不動産業の勝山企業(仙台市)が仙台市青葉区の勝山ボウリングクラブを10日付で閉鎖することが6日、分かった。東日本大震災で天井や壁など、施設が大きな被害を受けて営業継続を断念した。

 ボウリング場については、隣接するスケート場跡地を含む土地とともに住友不動産への売却が決まっていた。勝山企業によると、営業は2012年3月まで継続予定だったが、復旧に多額の費用と時間を要することから、閉鎖時期を早めたという。

 勝山ボウリングクラブは1972年6月、東北最大規模のボウリング場としてオープン。当初は1、2階合わせて88レーンあった。

 2002年からは1階にスーパーの西友がテナントとして入り、2階の60レーンで営業。震災後は営業を休止している。

1165荷主研究者:2011/04/20(水) 00:19:03

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110407t73037.htm
2011年04月07日木曜日 河北新報
JR東北線・福島―岩沼間再開 新幹線、12日福島に

 JR東北線は7日、東日本大震災で運転を見合わせていた福島―岩沼間が再開した。既に仙台―岩沼間は運行しており、仙台と福島を結ぶ在来線が復旧した。12日にも東北新幹線の那須塩原―福島間が再開する見通しで、仙台と東京が在来線と新幹線による鉄路で結ばれる。

 JR東日本仙台支社によると、東北線福島―岩沼間は快速も復活。福島―白石間は通常ダイヤで、白石―岩沼間は通常の95%の運行本数を確保する。仙台―岩沼間は通常運行。

 9日には仙台―岩沼間が他在来線の運休に伴う旅客増に対応し、一部列車を増便する。同日、松島―小牛田間も再開。4月中旬に黒磯―安積永盛間と小牛田―花泉間がそれぞれ運転を再開し、全線が復旧する見込み。

 東北新幹線も7日午後、運休区間のうち一ノ関―盛岡間で運転を再開。4月下旬の福島―一ノ関間の復旧で、全線再開となる見通しだ。
   ◇
 警察庁の7日午前10時のまとめで、震災の死者は宮城、岩手など12都道県で1万2596人、行方不明者は宮城、岩手、福島など6県で1万4747人となった。死者・不明者は計2万7343人。宮城県警によると、県内の死者は7680人。

 被害が大きい東北3県のうち宮城以外の死者は岩手3687人、福島1168人。

1166荷主研究者:2011/04/20(水) 00:22:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110407t11027.htm
2011年04月07日木曜日 河北新報
仙台地下鉄、29日全面再開 台原―泉中央 工事1ヵ月短縮

 仙台市交通局は6日、東日本大震災の影響で運休している地下鉄南北線台原―泉中央駅間の復旧工事を約1カ月間短縮できるめどが立ったとして、29日の始発から全線で運転を再開すると発表した。

 運行ダイヤはラッシュ時を除き、おおむね通常に戻る見通し。市郊外の泉区と都心を結ぶ交通の動脈がようやく正常化。泉中央駅が最寄り駅となるユアテックスタジアム仙台で、29日に行われるサッカーJ1仙台のホーム開幕戦(浦和戦)にも間に合う形となる。

 市交通局によると、地下鉄の被害は泉区の八乙女駅周辺から泉中央駅にかけての高架区間約1キロに集中。七北田川の橋脚と八乙女駅上屋の損壊が特に激しいため、当初は5月末の全線開通を見込んでいた。

 早期復旧を模索する市交通局は、東北運輸局とJR東日本に協力を打診。新幹線高架橋の震災復旧工事でノウハウを持つJR東日本から技術的な助言と業者の仲介も受け、短期間で十分な強度が得られる工法に変更したという。復旧事業費は概算で約11億円。

 全線運転再開に伴い、台原―泉中央駅間と台原―黒松駅間で代替運行する無料バスは28日で終了する。午後8時半発となっている最終バスの運行時間の延長は、乗務員が確保できないため不可能という。

1167荷主研究者:2011/04/20(水) 00:23:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110407t12021.htm
2011年04月07日木曜日 河北新報
車運搬船きょう仙台へ 販売店向け まずホンダ

 東日本大震災で被災し、民間の物流機能が停止していた仙台港(仙台市宮城野区)に7日、震災後初めて一般貨物船が入港する。

 入港するのは、ホンダ車約440台を積載した自動車運搬船「さやま2」(2926トン)。四日市港(三重県)から横浜港を経由して、7日正午ごろに仙台港に入る。

 8日にはトヨタ自動車、ダイハツ工業、スズキの完成車など約430台を積んだ自動車運搬船「清和丸」(1万5781トン)が午後2時に入港する予定。

 両船とも中野埠頭(ふとう)3号岸壁に接岸し、販売店向けの完成車を降ろす。

 宮城県港湾課によると、震災発生後、緊急支援物資以外の荷物を積んだ一般船舶が仙台港に入るのは「さやま2」が初めて。3月31日までは支援物資運搬船のみが入港可能だった。

 これまで、仙台港内の航路では、流出したコンテナや自動車などが海中の334カ所で確認された。5日までに322カ所で引き上げなどの作業が完了。14岸壁のうち、中野3号を含む9岸壁で接岸が可能になった。

 県港湾課は「定期航路の自動車運搬船が運航を再開することで、本格的な物流機能、企業活動の回復が期待できる」と見ている。

 松島港(宮城県松島町)では5日、海中に沈んだ養殖いかだや船の撤去作業が始まった。

 県は、航路や停泊水域の水深を早急に確保し、観光客受け入れに向けて、地元観光協会が求める20日までの作業終了を目指す。

1168荷主研究者:2011/04/20(水) 00:24:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110407t12020.htm
2011年04月07日木曜日 河北新報
県営工業用水道、月内全通 仙台港は中旬にも

 東日本大震災で被害を受けた宮城県営工業用水道が6日、今月中に企業への送水を全面再開できる見通しになった。操業が再開できない企業も多いが、県は「県経済の復興に向け、企業活動の再開を支援したい」と強調している。

 県は、復旧が遅れている仙台港以北の送水管約10キロの状態確認を急いでいる。広域上水道に比べ破損は少なく、完全復旧は仙台港地区が4月中旬、多賀城・七ケ浜・塩釜港地区で4月下旬となる見込み。県企業局によると、6日現在、契約企業73社中57社(78%)への送水が可能になった。使用を始めたのは態勢が整った43社(59%)。一部では当面、清掃用に使われているとみられる。

 大津波で被災した企業が多い多賀城・七ケ浜・塩釜港地区では契約15社のうち、送水できるのは2社。仙台港地区では、契約企業の8割に当たる14社への送水が可能になったが、既に使用しているのは5社にとどまっている。

 仙台卸商団地・名取地区では、漏水箇所の修復が5日に終わり、全面復旧した。これら以外の地区は既に送水可能になっていた。

 契約企業は、自動車や電子精密機器、飲料など業種が幅広い。伊藤直司公営企業管理者は「工業用水は、電気などと並ぶライフライン。企業活動のいち早い再開は、県経済の復興にもつながる」と全面支援する方針だ。

1169とはずがたり:2011/04/20(水) 17:22:45
被害を受けた野蒜と東名から駅が無くなるので無理とは思うけど野蒜のこの迂回を止めて山側に短絡して貰いたい。出来れば高架+複線で。やれば出来るヽ(`Д´)ノ
http://yj.pn/DiVb91

序でに,仙塩港に次ぎ仙石の中間点に重化学工業地帯を狙って大久保(利通)の野蒜築港を今一度復活させて東名・野蒜はその支線として存続させてもよいぉ(*´ー`*)

JR仙石線・小鶴新田―東塩釜再開 多賀城駅の通勤風景戻る
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110419t13035.htm

 東日本大震災で運転を見合わせていたJR仙石線の小鶴新田―東塩釜間が19日再開し、あおば通―東塩釜間での運行を始めた。沿線の多賀城駅や本塩釜駅も利用できるようになった。
 仙台市内を除いて沿線で最も利用者が多い多賀城駅。早朝から、定期券を払い戻したり、新たに購入したりする客が窓口に列をつくった。
 運行本数は暫定ダイヤで通常の85%程度だが、多賀城市の会社員佐藤真志さん(29)は「昨日までは30〜40分並んで仙台駅までの臨時バスに乗っていたので、やっと楽になった。余震で再び運休にならないことを願う」と話す。同市から通学する仙台白百合学園高2年の山王智世さん(16)と板宮千尋さん(16)も「きのうから学校が始まり、これまで通り一緒に通えるので良かった」と改札口をくぐった。
 仙石線全線50.2キロのうち、運転を再開したのは17.2キロ。残る東塩釜―石巻間33キロについてはレールなどの損傷が激しく「再開のめどは立っていない」(JR東日本仙台支社)という。


2011年04月19日火曜日

1170小説吉田学校読者:2011/04/23(土) 09:59:29
時事通信は「善意もありがたいが、ちょっと多すぎ」という趣旨で報じ、そういう側面もあると思うが、「ランドセルはやや余る程度きてしまったが、ランドセルが結果として必要なくなってしまったので、余りが増えた」という側面もあるのではないかと思いました。辛い記事です。

ランドセル大量に余る=全国から続々、行き場失う−「送る前に連絡を」・東北自治体
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2011042300024

 東日本大震災の被災地で、全国から贈られたランドセルが大量に余っている。食料や衣服と違い、通常1個を使い続けるランドセルは必要な数に限りがあり、自治体の担当者は「気持ちはありがたいが、善意を無駄にしたくないので、送る前に確認の連絡をしてほしい」と呼び掛けている。
 岩手県釜石市には、全国のNGOや小学校を卒業したばかりの個人から、2500個以上が届いた。津波でランドセルを失った児童ら約500人に配り終えたが、受け取りをやめた4月以降も車や宅配便での寄贈が後を絶たず、約2000個が行き場を失っている。
 譲渡を持ち掛けた他の市町村も間に合っており、反対に「譲りたい」と言われたことも。事前の連絡なしに届けられるランドセルもあり、市教育委員会学事総務課長補佐の菊池拓也さん(50)は、「どうしたらいいか」と頭を抱える。
 宮城県にも全国から約5000個が届き、県内市町村の求めに応じて計約4000個を分配。約1000個が余ったため、無償提供を受ける予定だった大手小売店に辞退を伝えた。
 県教育庁スポーツ健康課長補佐の千葉章さん(50)は「せっかく贈ってくれたのに非常に心苦しい」と繰り返し、「1個でも2個でも渡したい。不足している学校などがあれば連絡をほしい」と話している。

1171荷主研究者:2011/04/23(土) 13:56:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110409t12034.htm
2011年04月09日土曜日 河北新報
仙台空港34日ぶり再開 羽田と伊丹臨時便

 東日本大震災で被災した仙台空港が、13日に一部国内線で運航を再開することが8日決まった。就航するのは羽田、大阪(伊丹)の臨時便。東北の空の玄関口は、大津波から34日ぶりに民間航空機を迎え入れる。

 市村浩一郎国土交通政務官が8日、宮城県庁内で明らかにした。

 臨時便は羽田4往復、伊丹2往復。日本航空が羽田便1往復、伊丹便2往復、全日空は羽田便3往復を運航する。所要時間は羽田便が1時間、伊丹便が1時間20分。ともにボーイング737―800型機で約170席。

 仙台の出発時刻は羽田便が午前9時半、午後0時半、3時半、5時。伊丹便は午前11時と午後2時。1番機は日航4721便で、羽田を午前6時55分に離陸、仙台には同8時に到着する。

 両社は20日までの臨時便としてダイヤを設定した。21日以降の運航予定は別途発表する。

 空港の運用は日の出から日没まで。大量のがれきが流れ込んだターミナルビルは停電中のため、照明やエックス線検査の電源には小型発電機を使う。従来の1階到着ロビーで乗降手続きをする。断水のため仮設トイレを設置する。

 県バス協会の加盟各社は、仙台駅発のシャトルバスを運行する。仙台空港鉄道は運休中の仙台空港アクセス線の代行バスを名取駅との間で運行している。

 村井嘉浩知事は8日、「東北の拠点空港である仙台空港の再開は、本県復興の象徴として県民を勇気づける。迅速な復興を促す基盤になることを期待したい」と述べた。

 津波にのまれ、広範囲で浸水した滑走路は、米軍と自衛隊が共同でがれきを撤去し、国と県はターミナルビル内のシステム修復などを急いだ。

 仙台―羽田線は休止した1985年以来、26年ぶりの復活となる。

1172荷主研究者:2011/04/23(土) 14:20:18
>>270-271 >>329
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110406/bsc1104061924016-n1.htm
2011.4.6 19:22 Fuji Sankei Business i.
仙台の半導体工場を前倒し閉鎖 米フリースケールが震災で

 半導体メーカーの米フリースケール・セミコンダクタは6日、今年12月末で閉鎖する予定だった子会社「東北セミコンダクタ」の仙台工場(仙台市泉区)について、東日本大震災による損傷が深刻なため、復旧作業をせず、前倒しして閉鎖すると明らかにした。

 フリースケール社日本法人によると、工場の従業員は約750人。期間を延長して給与を支払うなどの対応を取るとしている。

 仙台工場は1987年、東芝と米通信機器大手モトローラの合弁で建設された。フリースケール社は2004年にモトローラから分離して誕生。主に自動車や産業機械向けの半導体などを生産していたが、09年に生産拠点再編のため閉鎖が発表されていた。

1173荷主研究者:2011/04/23(土) 14:58:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110412t11004.htm
2011年04月12日火曜日 河北新報
県土再構築目指す 宮城県知事、復興基本方針を公表

 村井嘉浩宮城県知事は11日、県議会大震災対策調査特別委員会で、住宅の高所移転、漁港の集約再編などを盛り込んだ復興基本方針(素案)を公表した。知事は「元の姿に戻す原形復旧では到底、復興は果たせない」と指摘し、県土のグランドデザインの再構築を目指す考えを強調した。

 素案によると、2020年度までの10年間で復興を達成する。最初の3年を復旧期、次の4年を再生期、最後の3年を発展期と区分し、再生期までに震災前の姿に戻す。

 知事は「復旧期の3年間が肝心。復興に大きなはずみをつけたい」と強調。「どの季節、時間帯に災害が起きたとしても、命は助かる環境づくりが大前提」と述べ、海岸から離れた山を切り崩し、住宅地を整備する方針を明らかにした。

 水産業再生に関しては、漁港の集約再編や集積拠点の再構築などの検討を表明し、「多くの漁港が地盤沈下し、元に戻すとなると膨大な経費がかかる。復興対象の取捨選択を考えざるを得ない」との認識を示した。

 農業の土地利用や営農計画を抜本的に見直し、稲作から施設園芸への転換、畜産の生産拡大を盛り込んだ。

 県は素案をたたき台に、新設する有識者懇話会、既設の富県宮城推進会議などで議論。被災地の市町長とも意見交換し、8月をめどに復興計画を策定、県議会9月定例会に議案として提出する。

1174荷主研究者:2011/04/23(土) 15:02:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110412t12048.htm
2011年04月12日火曜日 河北新報
東京―仙台間、鉄路復活 JR東北線・新幹線が運行を再開

 東日本大震災と余震の影響で運転を見合わせていた東北線の福島―仙台間が12日、運転を始めた。東北新幹線の東京―福島間も同日、運転を再開し、これに伴い山形新幹線も全線で復旧した。福島―仙台間では、東北、山形両新幹線に接続する臨時快速「新幹線リレー号」が運行を始め、東京と仙台を最短約3時間で結ぶ鉄路が復活した。

 宮城県内の在来線は7日深夜の余震以来、全線で運転を見合わせていた。12日は常磐線の仙台―亘理間も再開し、仙台駅には久しぶりに通勤客の姿が戻った。出張で東京に向かう大崎市の会社員南生清一さん(46)は「新幹線が復旧しなければ、山形からの空路を考えていた」と言いながら、新幹線に乗り継ぐためのリレー号に乗りこんだ。

 ただ、この日も午前8時すぎの地震で東北新幹線が一時、運転を停止するなど、余震の影響が心配された。新幹線と在来線を乗り継いで仙台まで来た横浜市の会社経営白木栄次郎さん(59)は「途中、トンネルの中で5分ほど停車した。余震でどうなるか分からないので、まだ時間に余裕を見ていないといけませんね」と話していた。

1175荷主研究者:2011/04/23(土) 16:03:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110413t53015.htm
2011年04月13日水曜日 河北新報
「日常戻ってきた感じ」 山形新幹線が全線復旧

上り一番列車のつばさ102号。福島駅からも首都圏へ向かう乗客らが乗り込んだ=12日午前7時30分ごろ

 東北新幹線東京―福島間の運行が再開した12日、山形新幹線も全線復旧し、震災から1カ月を経て福島、山形両駅が新幹線で東京と直結した。仙台駅から東京へ最短3時間でアクセスできるルートも確保され、鉄路の復旧が進んだ。

 上り一番列車となった山形新幹線つばさ102号は午前5時37分、新庄駅を出発。山形、福島を通って東京に向かった。

 法事で山形市を訪れていた茨城県牛久市の無職大宮勇二さん(70)は山形駅から乗車。「来る時はバスで8時間。ほっとした」と帰路に就いた。

 福島市の会社員小桧山英子さん(51)は通勤で郡山に向かうため福島駅から乗り込んだ。「震災後は車で1時間半かかっていた。日常が戻ってきた感じ」と話した。

 同日から東北線の臨時快速「新幹線リレー号」が福島―仙台間で運行を始めたこともあって、福島駅では乗り継ぎ客も目立った。東京に出張する仙台市泉区の会社員男性(34)は「やっと福島まで再開したので、まずは一安心」と先を急いだ。

 7日の余震以降、在来線全線が止まっていた宮城県内では、東北線に加え、常磐線亘理―仙台間も運転を再開。仙台駅に久しぶりに乗客の姿が戻った。岩沼―仙台間を利用した岩沼市の会社員森長力也さん(36)は「バスを利用していたが、通勤時間が3分の1に短縮される」と喜んだ。

1176荷主研究者:2011/04/23(土) 16:04:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110414t13040.htm
2011年04月14日木曜日 河北新報
生活情報/JR・バス/陸羽東線、16日全線再開

 陸羽東線は16日に全線再開し、小牛田―新庄間をほぼ通常通り運行する。石巻線小牛田―前谷地間は、17日に暫定ダイヤで運転を再開する予定。

 ◇

 宮城交通(仙台市)は14日、高速バス郡山線(郡山駅前―須賀川間)の運行を再開する。福島交通、JRバス東北もそれぞれ運行し、3社で計26往復の予定。

 宮城交通・ミヤコーバス(仙台市)は15日、JR本塩釜駅アクアゲート口とJR小鶴新田駅前を結ぶ臨時バスの運行を始める。1日6往復。連絡先は宮城交通022(771)5310。

 仙南交通(仙台市)は14日から仙台空港とJR仙台駅東口を結ぶ臨時シャトルバスを運行する。

 13日に運航が始まった20日までの国内線臨時便に合わせたダイヤで、1日6往復。連絡先は仙南交通022(242)1234。

1177荷主研究者:2011/04/23(土) 16:07:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110414t12030.htm
2011年04月14日木曜日 河北新報
「1ヵ月で運航とは」 仙台空港再開 社員ら感無量

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110414008jd.jpg
旅客機の運航が再開され、利用客で混み合うターミナルビル=13日午前8時10分ごろ、名取市の仙台空港

 仙台空港が再開した13日、ターミナルビルは航空関係者や利用客の歓喜の声に包まれた。東日本大震災の津波でがれきと泥で埋め尽くされ、誰もが早期復旧を諦めていた。万感の思いを乗せた旅客機が1カ月ぶりに復興の大地に着陸した。

 1番機が到着する15分前、駐機場には「ご搭乗ありがとうございます」の横断幕を掲げる約40人の日本航空社員が並んだ。流れる涙をぬぐいながら着陸を待つ女性スタッフの姿もあった。

 苦しい1カ月間を振り返り、多くの社員がこみ上げる思いをこらえた。日航仙台空港所の柴原雄太所長は早朝、従業員にげきを飛ばした。「お客さまを安心させるためにも笑顔で出迎えよう。泣き笑いでもいいから、にこやかに」。

 日航1番機の尾翼に刻まれたのは赤い鶴の「鶴丸」。JAL再生の象徴に、被災地復興の願いを込めた。機長の大川博之さん(44)は「経営再建中のわれわれも頑張る。東北の皆さんも頑張って」とエールを送った。

 利用客も感無量の様子だった。「1カ月で運航にこぎ着けたことに驚いた。自然は恐ろしいが、人間の力はもっとすごい」と仙台市泉区の無職佐藤松雄さん(69)。中国・瀋陽で国際交流協会顧問を務める吉田登美子さん(64)は「空から地上を見て、言葉もなかった。中国の方からは『日本の復興を信じている』と激励の言葉を受けた」と涙ながらに語った。

 がれきの撤去に携わった在日米軍第35兵站(へいたん)任務部隊司令官のステーシー・タウンゼンド中佐(43)は「1番機の到着は素晴らしい。日米で一丸となって働いたチームワークの結果だ」と声を弾ませた。
(藤本貴裕、神田一道)

1178名無しさん:2011/04/23(土) 22:03:43
>>1170
ランドセルに限らないと思いますが、黙って送りつけるという側は何を考えてるのでしょうかね?

1179荷主研究者:2011/04/24(日) 15:05:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110416t13011.htm
2011年04月16日土曜日 河北新報
知の拠点爪痕深く 東北大、理科系学部中心に甚大被害

 東日本大震災では、東北大も多くの建物や研究設備が損壊した。国内外の大学や研究機関が、設備の開放や留学生の受け入れを申し出るなど、支援の輪が広がっている。だが、被害規模があまりにも大きく、今後の研究活動に影響が出るのは避けられそうにない。

■火災またも
 なぎ倒された書棚、1メートル以上もずれ動き、横倒しになった実験設備や器具。東日本大震災で受けた東北大の被害は、実験設備を抱える理科系学部で特に大きかった。「地震のダメージは大学にとっても、学生にとっても計り知れない」と、東北大大学院理学研究科の福村裕史研究科長(理学部長)は言う。内部がぐちゃぐちゃになり、火災も発生した理学研究科の化学棟(1972年落成)に大震災の爪痕を見る。

 最上階の8階。そこで地震に遭遇した飛田博実教授(無機化学)は水素ボンベが倒れ、「シュー、シュー」と音を出して漏れるのを耳にしながら避難した。幸い爆発は免れたものの、身の毛のよだつ思いだった。

 78年の宮城県沖地震の際、化学棟では4階と7階の研究室から出火した。今回の震災でも7階が火事になった。

 「危険な薬品類を扱う化学の研究施設は低層階の建物にすべきだ」。それが、2度の大地震を経験した飛田教授が導き出した結論だ。

 1階や2階の低い階が火事になると、上の階は逃げられなくなる。そのため、危険物を扱う研究室ほど上層階に配置されがちだが、上層階ほど揺れは大きく、出火の可能性が高まるからだ。

■再開見えず
 火事になった7階西側、機能分子化学研究室の薬品室に足を踏み入れた。広さ20平方メートル余りの部屋は全体が黒こげになり、割れた瓶が散乱する。

 化学消火剤のものと思われる異臭は、地震から1カ月たっても残る。出火原因ははっきりしていないが、排気設備付近の燃え方が激しかった。

 「室内には1000種類ぐらいの試薬があったが、果たしてどれだけ使えるかは分からない」と清水宗治講師。5月になったら研究を再開する予定だったが、「今月7日の余震で振り出しに戻り、見通しが付かなくなった」と肩を落とす。

■2億5000万円
 「研究への影響という点では、停電で実験サンプルが壊滅した研究室や、測定機器が壊れた研究室の方が大変」と清水講師が連れて行ってくれたのは、有機分析化学研究室の5階にある装置室。

 「見てください。定価で言えば、あの核磁気共鳴装置(NMR)が5000万円ぐらい、こっちの質量分析計は8000万円ぐらいかな」と山下修治助教。研究室の被害はざっと2億5000万円に上るという。

 「抗がん剤の候補になる化合物を研究しているが、分子構造がきちんとできているかどうかを調べるのにはどちらの装置も欠かせない」と言う。

 NMRは化学棟に計8台あるが、1台は完全に壊れ、廃棄が決定。修理で数カ月以内に使える見通しなのが3台、半年ほどかかるのが4台だという。

■補助金暗雲
 山下助教は「この先、測定機器の使用が制約を受けるのだから、研究の質は3分の2でも妥協せざるを得ないかもしれない」と考え始めている。

 さらに、やりたい研究よりもやれる研究テーマ、あるいはお金の掛からない機器で実験できる研究テーマに修正することも、現実問題として必要になりそうだ。

 大震災が研究に与える影響は中長期的にも想定される。

 「研究成果を上げなければ、新たな科学研究費補助金の獲得が難しくなりかねない」と語るのは、理学研究科化学専攻長の美齊津(みさいづ)文典教授(理論化学)。被災地の大学には、大学設備の復興予算だけでなく、研究費配分の上でも配慮が求められる。(長谷川武裕)

1180荷主研究者:2011/04/24(日) 15:05:48
>>1179 続き

◎施設提供、共同研究 国内外支援の輪

 大震災による研究設備の破損や研究中断を心配して、東北大には国内外からさまざまな支援の申し出が寄せられている。

 国立大学協会(浜田純一会長)は3月30日、各大学に対し、被災した学生や大学院生が避難先の大学で履修した科目について、所属する大学の単位として認定するよう要請。さらに研究スペースの提供や機器の共用なども呼び掛けている。

 東北大大学院理学研究科の花輪公雄教授(地球物理学)は「避難のため宮城県外の実家などに帰った学生が勉強できるよう、全国の多くの大学が図書館などの施設を開放してくれている。この先、実験設備が壊れた研究室は、他の大学施設を借りたり、共同研究の形で支援を受けたりすることもあるだろう」と、広がる支援の輪に感謝する。

 海外の大学や研究機関からも数多くの支援が寄せられている。

 「研究室の被害で研究への影響を避けるため、急きょ、大学院博士課程2年の学生を米国の大学に留学させる方向で話を進めている」と言うのは理学研究科の寺田眞浩教授(反応有機化学)。「学費などの経費は米国側が負担してくれる。欧米の大学や研究機関は、災害支援に加え、この際、日本の優秀な研究者を招きたいという考えもあるようだ」とみる。

 工学研究科では、人間・環境系実験研究棟など3棟が立ち入り禁止となっている。大学側はプレハブの建設などで対応することにしているが、やはり研究へのダメージは避けられそうにない。

 大震災の余波は、東北大の問題だけではない。計画停電に象徴される電力不足で、膨大な電力を使う物理系の測定施設は稼働できない状態に陥っており、海外への「研究疎開」や「頭脳流出」は今後、他の大学にも広がり、かなりの規模で進む可能性がある。

1181荷主研究者:2011/04/24(日) 15:06:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110416t13020.htm
2011年04月16日土曜日 河北新報
東北大、770億円被害 28棟・7000機器損壊

 東北大は15日までに、東日本大震災による被害状況をまとめた。学生2人、入学予定者1人が津波で死亡、宮城県女川町の農学研究科付属施設など28棟が、建て替えが必要な状態となった。実験機器約7000台も損壊。被害総額は計770億円に及び、研究活動に大きな支障が出そうだ。

 亡くなったのは発生当時、名取市内にいた農学部4年と経済学部1年の女子学生。農学部に入学予定だった陸前高田市の女子高校生も死亡した。学生約500人が家屋流失の被害に遭った。

 研究施設など建物の被害額は約440億円。建て替えが必要な28棟のうち、女川町の農学研究科付属複合生態フィールド教育研究センターなど16棟は津波で全半壊した。

 仙台市青葉区の青葉山キャンパスの工学研究科人間・環境系実験研究棟、川内キャンパスの東北アジア研究センターなど12棟は応急危険度判定で危険と判定され、立ち入り禁止となった。ほかにも多くの施設で全面改修が必要になっている。

 研究機材では、仙台市太白区の電子光理学研究センターで、高速の電子線を発生させる粒子加速装置(約13億円相当)が損壊し使用不能となったほか、各研究科の電子顕微鏡や、大学病院の診療機器なども破損し、計330億円の被害が出た。

 調査を終えていない施設や7日の余震の被害が明らかになれば、被害額はさらに膨らむ可能性がある。今後、文部科学省の調査を経た上で、4月中にも建て替えや改修に着手する方針だが、復旧までには3年近くかかる見込み。

 研究活動を継続できるよう、仮設の実験棟を早期に整備するほか、他大学の施設の使用などに向けた調整を進めている。

 講義は被害を免れた施設を活用し、4月下旬から順次再開する。遅れた分は夏休みを短縮する形で対応する方針だ。

 東北大は「早急に復興計画をまとめ、施設の再建を進めたい。被災した学生への経済的支援や自宅を流された学生への寮のあっせんなどの対応も急ぎたい」としている。

1182荷主研究者:2011/04/24(日) 15:16:19
>一時期、佐大商店の敷地が仙台市の都市計画道路予定地に組み込まれた
これは「川内南小泉線」のことだろうか。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110416t12039.htm
2011年04月16日土曜日 河北新報
仙台「堤焼」登り窯無残 損傷激しく修復困難

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登り窯の被害状況を確認する佐藤さん=6日、仙台市青葉区

 東日本大震災では、300年以上の歴史を持つ仙台の伝統工芸「堤焼」の登り窯も損傷した。仙台市青葉区堤町に唯一現存する窯は、6基のうち3基が倒壊。旧仙台城下の庶民の暮らしを伝える貴重な遺産だけに、関係者は胸を痛めている。

 登り窯は1918(大正7)年築造。トンネルの形をした間口1.6メートル、奥行き5メートルの窯が階段状に連なる。上部の3基が崩れ落ち、残る3基にもひびが入った。窯の中に残されていた焼き物のかめや花びんも壊れた。

 窯元の佐大商店4代目佐藤はつみさん(80)は「崩れたれんがが脇の道路にまで散乱した。(1978年の)宮城県沖地震でも壊れなかったのに本当に残念だ」と肩を落とす。損壊が激しく、修復は技術的にも資金的にも難しいという。

 堤焼は、江戸時代に足軽たちの副業として始まり、最盛期の明治から昭和初期にかけて約60戸が携わっていた。

 戦後は都市化に伴って衰退。最後まで残った佐大商店の登り窯も78年に火を落としたが、はつみさんの夫で堤焼職人だった故達夫さんが「堤焼の文化を後世に伝えたい」として保存してきた。

 足軽町の歴史を伝える遺産として親しまれてきたが、一時期、佐大商店の敷地が仙台市の都市計画道路予定地に組み込まれた経緯もあり、文化財には指定されていない。

 市文化財課によると、指定文化財が損壊した場合は一定割合で修復費用の補助を受けられるが、佐大商店の登り窯は対象外だ。

 登り窯の保存や、堤町の歴史の伝承に取り組んできた市民団体「建築と子供たちネットワーク仙台」代表の渋谷セツコさん(59)は「旧城下町の暮らしを伝える市内では数少ない遺産だった」と惜しみ、「今後、地域の心のよりどころになるよう、少しでも修復して保存できる方法を模索したい」と話している。(菊池春子)

1183荷主研究者:2011/05/03(火) 01:18:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110419t12015.htm
2011年04月19日火曜日 河北新報
宮城に来月中全面集約 セントラル自が方針

セントラル新本社工場の敷地内で行われた朝礼。葛原社長らが製造再開への決意を語った=18日午前8時ごろ、宮城県大衡村

「品質の良い車の製造が宮城、東北復興の足掛かりの一つになる」と語るセントラルの葛原社長=18日午前、セントラル新本社工場

 セントラル自動車の葛原徹社長は18日、拠点だった相模原工場(相模原市)から宮城県大衡村の新本社工場への生産機能の全面集約を5月中に行う方針を明らかにし「(部品調達の回復を待ち)6月からフル生産体制に入りたい」と述べた。震災が東北の自動車産業に与える影響については「集積が加速することはあっても、後退はない」と強調した。同日、生産を再開した新本社工場で報道各社の取材に答えた。

 葛原社長によると、相模原工場で製造する小型2車種のうち「カローラアクシオ」は18日で製造を終え、19日に本社工場で生産準備に入る。従業員の勤務シフトの組み替えなどもあり、移管車種の生産開始は5月中旬となる見込み。

 残り1車種は4月いっぱいで生産自体を停止。同時に相模原工場を閉鎖し、同工場勤務の従業員400人の大半が大型連休中に宮城に異動する。

 葛原社長は工場の稼働状況について「5月中は5割程度」と説明。早期のフル稼働に関しては「部品供給の回復が前提となる」と語った。

 新本社工場の再稼働の意義について「品質の良い車を製造することが宮城、東北復興の足掛かりの一つになると思う」と話した。

 セントラルは震災後、トヨタ自動車から送られた大量の生活物資を被災地に届けてきた。18日からは社員10人以上をボランティアとして被災地に派遣しており「継続的に地域に貢献したい」としている。

◎「経済復興の希望」/部品メーカーも始動

 宮城県大衡村のセントラル自動車新本社工場と関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)が完成車の生産を18日再開したのに合わせ、トヨタ自動車系をはじめ東北の部品メーカーも動きだした。各社は「裾野の広い自動車産業の再開は、東北の経済復興につながる。二つの完成車工場が早くフル生産体制に入ってほしい」と期待を寄せる。

 ブレーキ関連部品などを製造するトヨタ東北(宮城県大和町)はこの日、愛知県のトヨタの工場で代替生産されていた部品を含め、全面的に生産を再開した。

 桜井幸三常務は「東北の経済復興という希望になると信じ、ラインの正常化に取り組んできた。震災により素材や部品工場が集まる東北の重要性が、世界に認識された。東北の関連産業は今後、さらに発展できるはずだ」とみる。

 完成車工場の生産再開を「待ちに待っていた」とシート製造のトヨタ紡織東北(北上市)。大衡村の同社宮城工場も18日に再稼働し、幹部は「動ける事業所などが経済を回し、被災地の復興を支援したい」と話す。

 地元企業の喜びも大きい。金属部品メーカーの岩機ダイカスト工業(宮城県山元町)は震災後の停電で操業を停止。自家発電で電力を確保し復旧を急ぐ一方、金型を取引先に預けて他社に生産を任せてまで供給責任を果たしてきた。

 横山広人常務は「完成車工場の再開で何百もの部品が動く。インパクトは大きい。東北への自動車産業集積の機運が再び高まる」と期待する。

 今後は5割にとどまる完成車工場の稼働率アップが鍵となる。車体部品などを手掛けるアイシン東北(金ケ崎町)の丹羽芳明常務は「まだ先は見えず、厳しい経営が続く。早くフル生産に戻ってほしい」と語る。

◎明るいニュース/宮城知事

 宮城県の村井嘉浩知事は18日の記者会見で、大衡村のセントラル自動車新本社工場の生産再開について「大変明るいニュースで、うれしく思う。一台でも多く車を造り、一人でも多く雇用してもらえるようにお願いしたい」と述べた。

 製造業振興を軸とした富県戦略の見通しに関しては「スピードが鈍る可能性はあるが、変更はない」と語り、企業誘致などに引き続き力を入れる考えを示した。

 岩手県の達増拓也知事も同日の記者会見で、関東自動車工業岩手工場(金ケ崎町)の操業再開について「待ちに待った再開で、非常に喜ばしい」と歓迎。達増知事は「地震の被害が岩手内陸部は小さくて済んだ。もっと部品工場を関自工の周辺に造ってもらえればいい」と強調した。

1185荷主研究者:2011/05/03(火) 01:24:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110421t73043.htm
2011年04月21日木曜日 河北新報
JR東北線が全線復旧 貨物の仙台―盛岡も再開

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全線で運転を再開したJR東北線。岩切駅にも通勤風景が久しぶりに戻った=21日午前8時40分ごろ

 東日本大震災と余震で運転を見合わせていたJR東北線は21日、仙台―一ノ関間と岩切―利府間が再開し、全線が復旧した。仙台駅に乗り入れる在来線の全線再開は震災後初。沿線の各駅は朝から通勤、通学客らで混雑した。

 ほぼ通常ダイヤで再開したが、復旧直後のため徐行運転を終日の予定で実施。JR東日本仙台支社によると、午前11時現在で上下線とも通常ダイヤより最大で約40分遅れ、計6本が運休した。

 利用客は身近な足の復活を歓迎した。岩切駅(仙台市宮城野区)から乗り込んだ同区の高校2年菊池成津美さん(16)は「きょうから新学期。再開はうれしい」と笑顔を見せた。

 東北線は震災後、安積永盛―松島間まで運転区間を広げたが、7日深夜の余震で再び運休。仙台まで通勤する宮城県利府町の会社員東條舞さん(37)は「2度目の運休はがっかりした。バス通勤は時間がかかり、再開は助かる。日常がだいぶ戻ってきた」と喜んだ。

 ほぼ同じ線路を使う貨物列車も21日、仙台貨物ターミナル―盛岡貨物ターミナル間が復旧。関東から北海道まで結ばれ、日本海側を迂回(うかい)していた貨物の輸送時間が大幅に短縮された。

 仙台圏では23日、仙山線が愛子―山寺間の運転を再開し、全線復旧する予定。

1186荷主研究者:2011/05/03(火) 01:25:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110421t13018.htm
2011年04月21日木曜日 河北新報
仙台空港アクセス線 名取―美田園7月に再開

 東日本大震災で大きな被害を受け、運休している仙台空港アクセス線について、宮城県は20日、7月末をめどに名取―美田園駅間で運行を再開させる方針を決めた。名取駅でJR東北線に乗り入れ、仙台まで直通運転する見込み。9月末までに仙台空港駅までの全線開通を目指す。

 県によると、仙台空港駅1階の運行司令室は、機械類が津波で壊滅的な被害を受けており、運営会社の仙台空港鉄道は美田園駅に運行管理設備を仮設する。

 海水が流れ込んだ空港敷地内のトンネルでは、がれき撤去が完了。21日には排水作業も終わる見通しになった。

 アクセス鉄道の復旧事業費をめぐり、宮城県は鉄道事業者の負担をゼロにし、国がほぼ全額負担するよう国土交通省に要望している。

 県土木部は「アクセス線は空港利用者のみならず、地域住民の足を担っている。空港鉄道会社の復旧作業を全面的に支援し、一日も早い運行再開を目指す」としている。

 仙台―仙台空港間では現在、代行バスが運行されている。

1187荷主研究者:2011/05/03(火) 01:26:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110421t13033.htm
2011年04月21日木曜日 河北新報
生活情報/鉄道・バス

 JR東北線は、乗り心地向上を図る線路整備のため23、24、28日に一部区間で運休する。23、24日は小牛田―瀬峰間で午後0時20分ごろから同5時20分ごろまで、28日は白石―大河原間で午前9時15分ごろから午後2時15分ごろまで。運休中はバスで代行輸送する。

 ◇

 仙台空港鉄道は21日、運行を見合わせている仙台空港アクセス線のバス代行のダイヤを変更する。JR名取駅―仙台空港駅間を1日9.5往復から13往復に増便。名取駅―美田園駅間は、1.5往復減らし29.5往復にする。期間は21日〜28日。

1188荷主研究者:2011/05/03(火) 17:57:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110422t11021.htm
2011年04月22日金曜日 河北新報
仙石線でも「トモダチ作戦」 日米合同復旧作業始まる

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自衛隊とともにがれき撤去作業を行う在日米軍の隊員=21日、東松島市のJR野蒜駅

 津波で甚大な被害を受けた東松島市のJR仙石線野蒜駅で21日、日米合同のがれき撤去が始まった。仙石線東塩釜―石巻間は膨大ながれきが残され、復旧のめどが立っていない。宮城県などが自衛隊に作業を要請し、米軍も加わった。

 初日は自衛隊の16人と在日米軍の約40人が作業に当たった。重機を用い人海戦術で、なぎ倒された樹木や電柱、がれきや泥を撤去していった。駅舎内では、作業開始時に1階天井近くまであったがれきが、1日でほとんど片付けられた。

 作業は10日間の予定で、野蒜駅と陸前小野駅の周辺で行われる。米軍側は魂を込めて作業を行おうと、今回の活動を「ソウル トレイン」作戦と命名した。

 作業を見守っていた宮城県松島町の会社員堺和敏さん(40)は「母の実家が野蒜駅近くにあったが、流されてしまった。仙石線は地域になくてはならない存在で、早く復旧してもらいたい」と話した。

 仙石線は、あおば通―東塩釜間で運行を再開している。

1189荷主研究者:2011/05/03(火) 17:57:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110422t11024.htm
2011年04月22日金曜日 河北新報
仙台市議会臨時会 300事業停止、復興へ充当

 仙台市議会は21日、臨時会を開き、奥山恵美子市長が東日本大震災の復旧復興費219億8500万円を増額する2011年度一般会計補正予算など12議案を提出し、質疑を行った。

 奥山市長は、津波で甚大な被害を受けた東部沿岸地区の復興を「仙台の新しい出発を象徴し、杜の都を全国に発信するもの」と強調。「防災機能をより高めた復旧、道路や緑地帯の整備のほか、安全な地域への集団的な移転を含め、総合的な見地から防災都市づくりを検討する」と述べた。

 福島第1原発事故への対応については「多くの市民が大きな関心を持っている。できる限りの情報を集めて迅速に提供し必要に応じて独自に検査したい」と言及した。

 中鉢裕財政局長は、11年度当初予算を見直した結果、現時点で約300事業、総額約177億円の執行を停止し、復興事業の財源に充てる考えを示した。

 地下鉄旭ケ丘駅前に整備する複合型公共施設に温水プールを設置する計画に関し、佐藤均市民局長は「震災で多くの施設に被害が生じた状況を考えると、極めて困難な状況にある」と述べ、プールの設置を中止し、施設自体の整備も再検討する方針を表明した。

1191小説吉田学校読者:2011/05/05(木) 19:24:35
港町の現実でもあるのですが、外国人研修生がいないと水産会社は経営がやっていけないという現状もあるのです。そして、東日本大震災はたしかに想定外だったかもしれませんが、我が国は台風もある。言葉の壁や災害に対する考えの壁を乗り越えて、災害時、避難させたり集団行動させるのが結構、大変なのだそうです。
この佐藤専務をはじめ、被災地ではこういう話がたくさんある。私が同じ立場になったら、同じ行動を取れただろうか。

東日本大震災 中国人研修生を誘導後、津波にのまれ死亡した水産会社専務の葬儀営まれる
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00198822.html

 東日本大震災による大津波で死亡し、「女川の誇り」とたたえられた水産会社の専務の葬儀が5日、しめやかに営まれた。
 5日、宮城・女川町で水産会社の専務をしていた佐藤 充さんの葬儀がしめやかに行われた。
 葬儀に参列した人は、「(最期は)充さんらしいっていうか。本当に女川のために一生懸命尽くしてくれた方」、「自分を捨てて人助けしたのは、誇りでもある」などと語った。
 「女川の誇り」とたたえられた佐藤さんの行動への感謝の思いは、海の向こう、中国からも聞かれた。
 中国人は「(佐藤さんの)英雄としての魂は、永遠にわれわれの心の中に生き続けると思います」と語った。
 水産業の町・女川を瞬く間にのみつくした大津波。
 ウニの加工などを行う、佐藤さんの工場も被災した。
 そして震災当時、ここにはおよそ20人の中国人研修生がいたが、全員避難することができた。
 この時、佐藤さんは寮に住んでいた中国人留学生たちを高台に避難させた。
 佐藤さんに「もっと高台へ」と促された中国人研修生たちが、その後見た光景は、屋根の上で行き場をなくした佐藤さんだった。
 佐藤さんは、研修生たちを高台に避難させたあと、家族を捜しに戻っていた。
 その後、研修生たちは全員無事が確認され、帰国した。
 帰国した研修生は「佐藤さんがいなければ、わたしたちも今どうなっているのか、まったくわからない。死んでいたかもしれません」と語った。
 佐藤さんの行動はその後、中国メディアによって、「佐藤 充さんは中国人の心の中の英雄である」などと大きく報じられた。
 大連にある派遣元の会社では、祭壇が設けられ、佐藤さんの遺影が飾られている。
 さらにおよそ1,000万円の義援金が集まり、4月下旬、水産会社の社長を務める佐藤さんの兄たちに直接手渡された。
 葬儀に参列した人は「(佐藤さんに)見守っていただいて、よくやったなと将来いわれるような町にしていけるよう、みんなで頑張っていきたい」と語った。

1192荷主研究者:2011/05/07(土) 16:44:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110423t11003.htm
2011年04月23日土曜日 河北新報
道路・鉄道に堤防機能 復興まちづくり方針 宮城県

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 宮城県は東日本大震災の復興まちづくりで、沿岸部の道路や鉄道を全て盛り土構造とし、堤防機能を持たせる方針を固めた。津波の再来を前提とした対策で住宅地は内陸側に移転する。堤防に囲まれた集落「輪中」に似た市街地を形成し、津波の防御効果を高める。(1面に関連記事)

 道路や鉄道を盛り土構造にするイメージは図(1)の通り。海側から防潮堤、国道・県道クラスの道路、高速道路、鉄道と幾重にも「堤防」を設け、市街地の手前で津波を食い止める。

 県は今回の津波で、盛り土構造だった仙台東部道路、常磐自動車道が堤防機能を発揮し、道路より内陸側の浸水が軽微だったことに注目。平野が広がる県南部を中心に輪中の形成が減災に効果があると判断した。

 まちづくりでは津波で浸水した区域は原則、住宅地としない方針も固めた。住宅地や病院、役所などの市街地機能は丘陵地などに移転。被災した鉄道はルートを見直し、新市街地への新駅設置も視野に入れる。

 住宅地を移転するイメージは図(2)の通り。水産地域は漁港近くに加工場を設けざるを得ないが、職場と住まいを可能な限り分ける「職住分離」を進める。被災鉄道のルート見直しは22日からJR東日本と協議に入った。

 農地は浸水や地盤沈下で復旧が困難で、国による土地の買い上げを提案し、緑地公園などの緩衝地帯にする。農業は稲作から施設園芸への転換のほか、畜産の生産拡大を図る。

 水産業は県内に大小約140カ所ある漁港を3分の1から5分の1に集約して再編し、新しい経営方式を導入する。

 「エコタウン」の形成も意識。家庭用蓄電池や燃料電池の普及を図り、環境配慮型のまちづくりを推進する。太陽光発電やバイオマスエネルギーを活用し、災害時の非常電源を確保する。

 村井嘉浩知事は23日、政府の復興構想会議に出席し、方針を説明する。

1193荷主研究者:2011/05/07(土) 16:53:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110426t13037.htm
2011年04月26日火曜日 河北新報
東北新幹線東京―仙台再開 復興へ期待広がる

JR仙台駅の新幹線ホーム。震災後初めて、乗客の姿が戻った=25日午前8時30分ごろ

 東北新幹線福島―仙台間が再開した25日、1カ月半ぶりに東京―仙台間が新幹線で直結した。震災で被害を受けた仙台駅の新幹線ホームも復旧し、乗客の姿が戻った。首都圏と結ぶ大動脈の復活に地元では震災復興への期待感も広がった。

 仙台駅の新幹線ホームには、朝から列車を待つ人の列ができた。静岡県に出張する名取市の会社員山本輝幸さん(32)は「運転再開が早まって新幹線を使える」と喜んだ。福島まで通勤する仙台市宮城野区の地方公務員山崎麻知子さん(30)は「不便だった生活が元に戻りつつある感じ」と、上り列車に乗り込んだ。下りの一番列車の乗車率は始発の東京駅で40%。出張で仙台を訪れた東京都港区の会社員関洋二郎さん(26)は「震災後は夜行バスで仙台まで2往復した。これからは日帰りできる」と再開を歓迎した。

 この日、上りの一番列車をホームから見送ったJR東日本の里見雅行仙台支社長は「震災後、仙台駅にとって一番うれしい日だ」と語った。

 東北新幹線は昨年12月4日に東京―新青森間が全線開業、3月5日に新型車両「はやぶさ」が投入された。交流人口の増加など経済効果への期待が膨らむ中、同11日の震災で出はなをくじかれただけに、地元経済界も再開を歓迎した。仙台商工会議所の間庭洋専務理事は「待望の再開だ。復興の原動力はヒト。ヒトが動けばモノ、カネも動く。経済的に大いにプラスで復興に弾みがつく」と全線復旧に期待した。

◎運休や遅れ/1万3000人に影響

 東北新幹線は25日、新白河―白石蔵王間で午後1時半ごろから断続的に停電が発生し、東京―仙台間で運転を停止。午後6時10分に運転を再開したが、運休や遅れが相次いだ。

 区間運休を含め上下線計21本が運休し、22本が最大3時間36分遅れ、約1万3000人に影響が出た。同区間では点検作業で、再開後の午後7時20分すぎにも約30分間、運転を一時休止した。

 JR東日本によると、福島駅北側で架線の一種の保護線がたるみ、通常の架線と接触し、ショートしたとみられる。震災で切れ、補修した箇所だったという。保護線は過電流などが流れた場合に逃がす役目がある。

 仙台駅では、駅員に事情説明を求める乗客の姿が見られた。横浜市の自宅に戻るという主婦野村貴子さん(48)は「飼い犬と一緒なので、車内に持ち込める新幹線で帰るしかない」と、うんざりした表情。大宮に出張する仙台市若林区の会社員吉田幸弘さん(31)は「再開初日なのでトラブルは仕方ない」と話した。

1194荷主研究者:2011/05/07(土) 16:56:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110426t13049.htm
2011年04月26日火曜日 河北新報
“震閑”仙台・国分町正念場 スナック・高級店直撃

人通りが戻り始めた国分町。スナックや高級店は震災の影響で苦戦を強いられている=25日午後10時30分ごろ、仙台市青葉区

 東日本大震災は、東北一の歓楽街・国分町(仙台市青葉区)にも打撃を与えた。スナックやバーは利用客の激減などで、閉店に追い込まれるケースが出ている。居酒屋といった一部店舗で食事をする復旧事業関係者が増えるなど、回復傾向も表れてきており、関係者は「ここ数カ月が踏ん張りどころ」とみている。

 3月末に営業を再開した国分町2丁目のスナック「ふらっと」は、来店客が震災前の2割程度にとどまる。

 オーナーの屋代恵子さん(56)は「常連客は震災後の仕事に奔走し、ほとんど来ない。賃料や光熱費はこれまでの蓄えで何とか不足分を補っている」と嘆く。

 入居するビル内では経営を諦めた店もある。屋代さんは「うちも閉めようかと悩むが、それではお客さんに申し訳ない」と必死だ。

 酒類卸売・不動産業のカネサ藤原屋(仙台市)も影響の大きさを痛感する。自社所有や管理を担うビル20棟に入るテナント約500軒のうち、10軒が閉店や半年後の解約を決めた。4月分家賃の全額免除など支援策を打ち出したが、「他にも約20軒が解約を視野に対応を検討している」という。

 自粛ムードや余震への不安、公共交通機関の復旧の遅れなどが客足に響いているとの見方が関係者には多い。バーなどのほか高級料理店も厳しいとされ、国分町で複数店を経営する銀たなべが25日、約5億円の負債を抱えて事業を停止した。

 地震の揺れで店内に大きなダメージを受け、再開できない店もあると言われる。

 先行きが全く見通せないわけでない。地元町内会関係者らでつくる一般社団法人「国分町街づくりプロジェクト」の荒川雅光副理事長は「(復興に携わる)応援組が食事には来ている。スナックや高級店はしばらく厳しいが、人通りは少なくない」と説明する。

 藤原屋も酒類など国分町向けの売り上げが震災前の7割程度まで回復した。佐藤裕司社長は「復興の本格化で建設関係者をはじめ大勢の人が宮城、仙台に流入する。今後2、3カ月で元に戻り、その後は震災前より良くなるだろう」と期待を込める。

1195荷主研究者:2011/05/07(土) 17:00:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110429t12025.htm
2011年04月29日金曜日 河北新報
仙台市地下鉄、きょう全線開通 通常ダイヤで運行

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28日まで運行していた無料代替バス。地下鉄に乗り継ぐ利用客で長蛇の列ができていた=仙台市青葉区の台原駅

 仙台市地下鉄南北線(14.8キロ)は29日、東日本大震災の影響で運休している台原―泉中央駅間4.3キロの運転を再開し、全線開通する。

 市の南北を貫く大動脈はようやく復活し、泉中央駅が最寄り駅となるユアテックスタジアム仙台で同日行われるサッカーJ1仙台のホーム開幕戦にも間に合った。

 27日未明に台原―泉中央駅間で試験運転を行い、安全を確認した。再開後は平日168本、休日145本の通常ダイヤで運行する。

 南北線は震災3日後の3月14日、富沢―台原駅間で運転を再開した。残る区間のうち、泉区の八乙女駅周辺から泉中央駅にかけての高架区間約1キロで高架橋の橋脚部分にひびが入ったり、八乙女駅の上屋を支える柱のボルトが損傷したりしたため、復旧に時間がかかっていた。

 当初は5月末の全線開通を目指していたが、JR東日本の技術協力を得て短期間で強度を得られる工法に変更したため、工期を大幅に短縮することができた。

 市交通局は28日まで、台原―泉中央駅間と台原―黒松駅間で代行輸送する無料バスを運行。宮城交通や愛子観光バス、みちのく観光の協力を得て、平日600便、休日300便を走らせた。

 市交通局の保科学交通事業管理者は「多くのお客さまにご迷惑を掛けたが、何とか早期復旧にこぎ着けた。JRや民間バス事業者の協力に感謝したい」と語った。

1196荷主研究者:2011/05/07(土) 17:04:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110429t13024.htm
2011年04月29日金曜日 河北新報
命懸け33台のバス守る 業務受託の宮交社員

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救出したバスを見つめる山家さん(右)ら=28日、仙台市若林区の霞の目営業所

 東日本大震災後に津波の直撃を受けた仙台市交通局岡田出張所(宮城野区)で、33台のバスが奇跡的に被災を免れた。運行業務を受託している宮城交通社員の所長らが、決死の覚悟でバスを内陸部に移動させたことが功を奏した。

 海岸から約3.5キロの距離にある岡田出張所は市東部路線の運行を担う。激しい揺れに襲われた3月11日、山家洋二所長(50)がまず命じたのは、バスを津波から守ることだった。

 運行中の27台は、霞の目営業所(若林区)に向かうよう指示。出張所にあった7台も内陸部へと走らせた。全てのバスが出張所を出たのは午後3時40分ごろ。その8分後、高さ約3メートルの濁流が平屋の出張所を襲った。

 中にいた山家さんら5人は首まで海水に漬かり、十数時間後に全員屋外へ脱出した。

 避難中のバス1台が津波に巻き込まれたものの、33台は助かった。代償として、出張所にあった社員の車44台は津波に流された。

 心を痛めた市交通局の保科学交通事業管理者は今月28日、霞の目営業所を訪れ、職員からカンパした200万円と感謝状を山家さんに手渡した。

 保科管理者は「命懸けで車両を守っていただいた。感謝の気持ちでいっぱいだ」と述べた。

 宮城交通は2008年度に市から運行業務を受託。出張所を起点とする10路線25系統の運転業務を請け負っている。

 山家さんは「公共交通を担う者として、どうしてもバスを流されたくなかった」と話した。(神田一道)

1197荷主研究者:2011/05/07(土) 17:07:15

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110429/bsc1104290503005-n1.htm
2011.4.29 05:00 Fuji Sankei Business i.
空港復旧、熊谷組の献身 慎重な作業、早期再開へ奮闘

仙台空港のがれき撤去は米軍や自衛隊も大きく貢献した=3月24日

 東日本大震災でターミナルビルや滑走路に甚大な被害を受けた仙台空港が今月13日、わずか1カ月あまりで国内線の就航再開にこぎ着けた。きょう29日からは就航時間が夜間にも拡大する。「復興のシンボルにしたい」。異例ともいえるスピード復旧の裏には、こうした思いで作業に打ち込んだゼネコンや空港関係者らの姿があった。

 就航再開まもない今月中旬、宮城県名取市と岩沼市にまたがる仙台空港に飛んだ。到着直前に窓から地上を見渡すと、家屋や自動車、がれきの山が目に飛び込んできた。予想以上の惨状だった。しかし降り立った滑走路と仮設のロビーは、1カ月前に大津波が襲ったとは思えないほど、整然としていた。

 「復旧をお願いしたい」

 3月12日未明、熊谷組東北支店に一本の電話がかかってきた。電話の主は仙台空港ビルの担当者。熊谷組は1997年に開業した空港ビルの施工を担当していた。被災状況が気がかりだった営業担当の水野賢司・お客様相談室長ら2人は、急いで空港に車を走らせた。

 夜明けとともに空港の惨状が明らかになった。滑走路と空港ビルの1階部分が水に没し、空港は完全な「陸の孤島」と化していた。

 水野室長らが空港内に入れたのは、ある程度水が引いた14日になってからだった。

 1階には大木や自動車、家屋が大量に流れ込んでいた。いつもの空港とあまりにもかけ離れた光景。われに返った2人は必要な資材の確認作業に取りかかった。

 「1日でも早く」。熊谷組と協力企業は、がれきなどの撤去と同時に、被害が大きくなかった国内線の到着口に臨時の発着ロビーを設置する作業に精力を注いだ。

 その作業は、照明がなく作業は日中に限られるなど、普段とは勝手が違った。現場責任者は作業者の士気の高さを頼もしく思いながらも「力みすぎると危険だ。2次被害があっては元も子もない」と繰り返した。作業は慎重かつ迅速に進められた。

 仙台空港は東北地方の拠点空港で、国内線と国際線を合わせた年間の利用客は約279万9000人、貨物取扱量は約1万3500トン(いずれも2009年)。名実ともに東北の要だ。

 それだけに滑走路などを管理する国の動きも速かった。緊急物資の輸送拠点にするため、自衛隊や米軍などが急ピッチでがれきなどの撤去にあたった。3月末には3000メートルの滑走路全体が使用可能になった。

                   ◇

 ■経済拠点 9月の全面復旧へ全力

 国土交通省東京航空局仙台空港事務所の大坪守仙台空港長は「米軍の力は大きかった」と振り返る。こうした尽力もあって民間機就航への道も大きく開ける。国交省は、空港ビルの復旧状況もみて、就航再開日を4月13日に決めた。

 「これならいけるぞ」

 全日本空輸仙台空港所の猪木康正所長は、がれきの山が撤去され、日に日に変わる空港の風景に、胸が高ぶった。

 猪木所長は3月下旬、本社から早期復旧の特命を帯びて現地入りした。「(復旧に)何が足りないか。わからなければ、新しい空港を作るつもりで対応しろ」。旅客、貨物、運航、整備などの各部門に指示を飛ばして回った。

 そして4月13日、国内線の一部で民間航空機の就航が再開した。全日空の旅客担当、佐口香奈さんは「やっと青い飛行機(全日空機)が仙台空港に来た」と熱くなる目頭を押さえつつ利用客を迎えた。

 現在、仙台空港は日本航空と全日空合わせて東京・羽田、大阪・伊丹間の計8往復の就航。国内線1日40往復と国際線週40往復という震災前の水準にはほど遠い。しかし、仙台空港ビルの伊藤克彦社長は「東北の復興のシンボルとして、一定の役割は果たせた」と、張りつめた顔を一瞬緩めた。

 発着ロビーで利用客に話を聞いた。鹿児島に単身赴任中の仙台市泉区の会社員、坂口憲人さん(58)は「あんなに被害が出たのに、1カ月間で復旧したのはすごい。がんばってくれている」と笑った。思いは通じていた。

 仙台空港では9月の完全復旧を目指し、懸命の作業が進められている。29日からは発着可能な時間帯が午後9時半まで拡大。就航便も計9往復に増える。

 現在、最優先なのは冠水した電源系統の復旧。同時に、今後の津波対策の検討も重ねられているところで、作業は着々と進められている。

 「空港は経済活動の拠点になる。1カ月間で暫定復旧できたことを糧に、半年といわず早期の全面復旧を目指す」(伊藤社長)。東北の戦いはまだ続く。(中村智隆)

1198荷主研究者:2011/05/07(土) 17:22:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110430t73017.htm
2011年04月30日土曜日 河北新報
大動脈 待望の復旧 一番列車エールで出迎え

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震災から50日目に全線復旧した東北新幹線。「はやぶさ」も運転を再開した=29日午前10時50分、JR仙台駅

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仙台市地下鉄の全線で運転が再開され、泉中央駅はサッカーの観戦客や買い物客らで混雑した=29日午後0時30分ごろ、仙台市泉区

 春の大型連休に合わせて東北の大動脈が帰ってきた。29日、東日本大震災で分断されたJR東北新幹線が全線復旧。乗客は歓迎し、沿線の観光地はにぎわいの復活に期待を膨らませた。

 新青森駅に午前11時9分、東京発の一番列車が到着。青森高の生徒がエールで出迎えた。東京から弘前市に帰省した横浜市の会社員須藤貴子さん(29)は「休日と全線再開が合って良かった」と語った。観光で来た東京都文京区の会社員鈴木達朗さん(29)は「弘前の桜が楽しみ」と笑顔を見せた。

 青森県では、大型観光宣伝活動「青森デスティネーションキャンペーン(DC)」が23日に始まった。青森DC推進委員会の林光男会長は「全線復旧でDCに弾みがつく」と期待をかけた。

 はやぶさも運転を再開し、仙台駅では親子連れらがカメラを構え、到着を待った。

 東京都杉並区の主婦山下香代子さん(50)は夫が仙台に単身赴任している。「震災後初めて仙台に来た。はやぶさに乗ったのも初めて。徐行の時もあったが、快適だ」と述べた。

 さいたま市の会社員男性(42)はサッカー観戦で訪れた。「観戦するかどうかは新幹線次第だったのでうれしい。宮城県松島町の友人宅もお見舞いに訪ねたい」と会場に向かった。

 東北新幹線は本震と余震で1750カ所の設備に被害が出た。JR東日本の清野智社長は運休区間として最後に残った仙台―一ノ関間を視察するため、仙台発の下り一番列車に乗った。「復旧作業に当たった人に感謝する。東北、日本を元気にしたい」と話した。

◎仙台市地下鉄も全線再開 始発ホーム乗客戻る

 仙台市地下鉄南北線が全線再開した29日、泉区の泉中央駅には49日ぶりに利用客の姿が戻った。市民は市北部と中心部とを結ぶ動脈の復活を喜び、地下鉄関係者はさまざまな思いを胸に始発列車を見送った。(1面に関連記事)

 同駅は午前5時すぎにシャッターが開き、十数人の利用客が切符を買ってホームに向かった。千葉県の実家に帰省する泉区の会社員大竹一也さん(51)は「大型連休に間に合って良かった。定時運行する鉄道の再開は助かる」と話した。

 29日はサッカーJ1仙台のホーム初戦があり、昼すぎの駅では黄色いユニホームを着たサポーターの姿が見られた。

 青葉区の会社員砂越貴之さん(37)は「車窓から(チーム本拠地の)ユアテックスタジアム仙台が見えた時、涙が出そうになった。地下鉄とサッカーがこんなに早く元に戻るとは思わなかった。うれしい」と感激した様子だった。

 勾当台管区駅長の桜田宏さん(53)は70人の駅務員とこの日を待ち望んだ。泉中央駅で午前5時35分の一番列車を見送り、「感慨無量だ。運休中、代替バスに我慢して乗っていただいたお客さま全員に感謝したい」と語った。

 始発列車は市交通局運転課の佐々木剛さん(50)が運転した。「身が引き締まる思いで運転した。地下鉄の再開で市民が元気づけられ、復興が早まってほしい」と述べた。

1199荷主研究者:2011/05/07(土) 17:24:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110430t13016.htm
2011年04月30日土曜日 河北新報
仙台地下鉄が全通 台原―泉中央の工事完了

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仙台市地下鉄が全線復旧し、J1仙台が本拠地開幕戦を迎えたユアテックスタジアム仙台の横を車両が行き交った=29日午前10時ごろ、仙台市泉区

 東日本大震災で被害を受け、区間運行していた仙台市地下鉄南北線は29日、台原―泉中央間で復旧工事が完了し、運転を再開した。地下鉄の運行再開で通勤・通学の手段は震災前の状態に戻り、市中心部と泉中央とを結ぶ幹線道路の渋滞緩和も期待される。

 この日は、休日の通常ダイヤで運行。昼すぎには、ユアテックスタジアム仙台(泉区)で行われたサッカーJ1仙台の本拠地開幕戦を観戦する大勢のサポーターや親子連れらで混雑した。

 南北線は、震災3日後の3月14日に富沢―台原間で運転を再開した。運休区間のうち、特に泉区の八乙女駅周辺から泉中央駅にかけての約1キロの被害が大きく、橋脚にひびが入ったり駅舎の柱のボルトが損傷したりしたため、復旧が手間取っていた。

 当初は5月末の全線開通を目指したが、JR東日本の技術協力を得て工期を大幅に短縮した。

 地下鉄で、J1仙台の観戦に訪れた奥山恵美子市長は「大型連休前の再開は難しいと思っただけにとてもうれしい。市民に不自由をかけ、バスの乗り換えに協力してもらったことに感謝している」と語った。

1200荷主研究者:2011/05/07(土) 17:24:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110430t13014.htm
2011年04月30日土曜日 河北新報
JR気仙沼線が一部再開 前谷地―柳津間

 東日本大震災で運転を見合わせていたJR気仙沼線の前谷地―柳津間(17.5キロ)が29日、3月11日の本震発生から49日ぶりに運転を再開した。

 当面は暫定ダイヤの運行で、午前6時台〜午後8時台に1日7往復する。通常の8割程度の運行本数となる。同区間の運転再開に伴い、涌谷―柳津間を走っていた代行バスは28日で運行を取りやめた。

 残る柳津―気仙沼間(55.3キロ)については、駅舎や線路が流失するなど被害が大きく、「再開のめどは立っていない」(JR東日本仙台支社)という。

1201荷主研究者:2011/05/07(土) 17:27:57
ほほぉ。どのような区間に走らせるつもりなのだろうか…。
>次世代型路面電車(LRT)を走らせるアイデア

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110430t11028.htm
2011年04月30日土曜日 河北新報
石巻、3ゾーンで被災地整備 宅地は堤防・盛り土で防御

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 宮城県石巻市は29日、市街地再整備の指針となる「新都市構想」を明らかにした。津波が直撃した海岸部や旧北上川河口付近に「公園」「工業」「水産加工」の3ゾーンを設定。宅地は移転した上で、堤防と盛り土した道路の二重の防御で被災を防ぐ考えを示した。

 復興基本計画作成に当たっての参考案として示した。市は5月中に被災者を対象にしたアンケートを実施し、転居希望など住民の意向を把握し、構想に反映させる。

 構想は石巻工業港周辺に「工業ゾーン」、石巻、渡波両漁港の背後地に「水産加工ゾーン」、旧北上川河口付近の南浜町・門脇町などに「公園ゾーン」を設けた。

 既存の中心商店街や蛇田地区は「商業ゾーン」、開成地区の総合運動公園周辺は「防災拠点」に位置付けた。海岸周辺は原則的に人が住まないエリアとし、防波堤と盛り土した道路を造って住宅や病院、学校がある「住居ゾーン」に津波が流れ込むのを防ぐ。

 各ゾーンを結ぶ避難路と緊急輸送路を整備し、太陽光発電など自家発電装置を備えた避難ビルを建設する。

 市街地には幼稚園と老人介護施設を併設する複合施設や、店舗と公共施設も兼ねた中層住宅などを整備し、地域コミュニティーの形成を促進する。次世代型路面電車(LRT)を走らせるアイデアも盛り込んだ。

1203荷主研究者:2011/05/07(土) 18:29:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110430t13037.htm
2011年04月30日土曜日 河北新報
仙台市地下鉄南北線 駅上の道陥没、渋滞深刻

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110430015jd.jpg
陥没で中央の車線を規制している地下鉄南北線五橋駅上の愛宕上杉通。歩道側の車線は、仙台市立病院の駐車場に入る車でふさがっている=27日午前10時、仙台市青葉区五橋

 東日本大震災によって、仙台市では中心部のあちこちで幹線道路が陥没した。とりわけ被害が大きかったのは、仙台市地下鉄南北線の駅や線路の上にある道路。震災から50日を過ぎて、今も交通規制が続く区間もある。

 大規模な陥没が発生したのは南北線の12の地下駅のうち勾当台公園、五橋(青葉区)、長町一丁目、長町、長町南(太白区)の5駅の地上。長町一丁目―長町間上の市道(旧国道4号)の被害も大きかった。

 五橋駅上の片側3車線の県道愛宕上杉通では、上下線とも中央車線に亀裂が入っている。この区間は上下線とも約100メートルが通行規制され、渋滞も深刻化。市交通局などはバスの運行ルートと停留所を規制区間から移動させたが、渋滞は解消していない。

 27日は午前9時すぎから仙台市立病院の駐車場利用者の車で歩道側車線が埋まり、1車線しか通行できず、渋滞は仙台駅まで1キロ近く続いた。

 宮城野区の特別養護老人ホームの女性職員(27)は「普段は30分かからないのに、1時間以上並んでいる。診察の予約時間を過ぎてしまった」といらだちを募らせた。

 仙台市は同区間の補修工事を25日から始め、工期は5月下旬までを予定しているという。

 長町一丁目―長町間上の市道は、100メートル以上にわたり道路が陥没した。応急的な補修は終わったが、道路は今もゆがんでおり混雑が続く。

 他に長町一丁目、長町両駅の地上にある歩道と車道の分離柵が、それぞれ50メートル以上陥没。勾当台公園駅の上でも、歩道の点字ブロックや勾当台公園の一部が陥没した。

 市交通局によると、1987年に開業した南北線の地下駅は、全て地表から掘り下げる工法で建設。長町一丁目―長町間なども同様の工法を採用した。他の区域は横穴を掘り進める工法だったという。

 道路の陥没について周辺住民からは「地下鉄工事で道路を掘っていた。(78年の)宮城県沖地震では被害がなく、地下鉄工事の影響ではないか」(長町の自営業者)と推測する声も上がる。

 市交通局は「建設から20年以上になるが、過去に大きな陥没があったという報告は聞いていない。共同溝などの埋設構造物もある。地下鉄建設との因果関係は現段階では分からない」と話している。(神田一道、門田一徳)


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